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時令説の基礎的研究 

著者
久保田 剛 
シリーズ
 
助成
99年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
400 
定価
11,000円 (本体10,000円 )
発行日
2000年2月4日 
ISBN
ISBN978-4-87440-576-5/ISBN4-87440-576-2 
Cコード
C3011 
ジャンル
哲学・宗教 歴史・考古・民族/アジア
 
内容
戦国から秦・漢にかけての時令説個別の篇章の本文校訂に重点をおきながら、時令説の核心をなす天人相関思想、陰陽五行思想についての基本的側面、事実の究明を行う。
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序文
     前篇
第一章 夏小生について
一、欠落の所在と補填への試み
(一)経文の構成をめぐって(検討事象の模索)
(二)時候記事と七十二候
(三)七十二候的項目をめぐって
結語
二、経文についての問題個所の検討
(一)経、伝の識別
(二)経文の句読
(三)箸冰(十月)について
第二章 ひん風七月について
一、構成上の問題点――いわゆる「つきにかけて」を中心に――
二、七月流火について
はじめに
(一)流火について
(二)流火と七月
第三章 呂氏春秋十二紀と礼記月令篇
一、飭死事(月令篇、仲冬の月)をめぐって
二、時令の遵守と恩恵の記述
三、其性禮、其事視(十二紀、孟夏の月)をめぐって
(一)問題点の概略、検討の前に
(二)十二紀における五性、五事
(三)十二紀と月令篇との同一性と相違点
結語
第四章 管子幼官篇について
一、幼官篇と陰陽五行説
はじめに
(一)幼官篇の高世について
(二)幼官篇と陰陽五行説
二、本文の再検討
(一)本文の確定(その経過)
(二)時令記事の性格をめぐって
結語素へ―素
第五章 管子四時篇について
一、五行的校正とその特色
(二)五行的構成とその特色
二、五行的構成と陰陽
(一)「標準的な」陰陽について
(二)時令の段階における陰陽
(三)五行的構成と陰陽
結語
第六章 管子五行篇について
一、序論について
はじめに
(一)五行篇の概観
(二)序論の概要
(三)序論における問題個所について
結語
二、本論の構成上の特色
(一)本論の構成と五行
(二)五行的構成の性格
結語
     後編
第一章 時令の篇章における五行の色彩
はじめに
一、五行の色彩(表一・二・三を通して)
(一)表一・二・三について
(二)五行の色彩による文飾
二、五行の色彩・文飾の由来
第二章 時令の篇章における年間区分と五行――礼記月令篇の場合――
はじめに
一、五行の数をめぐって
二、五音をめぐって
三、十二律をめぐって
結語
第三章 礼記月令篇における四立の儀礼と五行――色彩と鸞をめぐって――
一、四立の儀礼
(一)四時~四郊~五行
(二)親帥、親迎
二、四立の儀礼と五行記事
三、四立における色彩・鸞
第四章 礼記月令篇における気について(1)――陰陽(陰気・陽気)をめぐって――
はじめに
陰陽、陰気・陽気
(一)二至、二分をめぐって
(二)四時、暖・暑・涼・寒をめぐって
1 全体の概観
2 四立
3 二至
4 霜降
5 難(災厄の祓除)
(三)2、3、4、5のまとめ
第五章 礼記月令篇における気について(2)――天地(天気・地気)をめぐって――
はじめに
天地、天気・地気
(一)A2・I1をめぐって
(二)生・長・殺・死をめぐって
初出一覧
あとがき
索引
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