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カント超越論的論理学の研究
- 山口修二
- 04年度学術振興会助成
- A5
- 260
- 8,250円 (本体7,500円 )
- 2005年2月28日
- ISBN978-4-87440-861-2/ISBN4-87440-861-3
- C3010
- 哲学・宗教
- 「超越論的論理学」の学の理念が十分な「根拠」を持ち、この理念が「形而上学的演繹」から「原則論」に至る「分析論」の多様な議論を一貫する内的な問題連関を形成することを確証。
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- 序 〔隈元忠敬〕
凡 例
序 論
第一章 超越論的論理学の理念
第一節 1762-64年における<内包的論理学>
1 判断論
2 学問の方法―「分析」と「総合」
3 真理の根拠
4 思考の対象の可能性
5 <内包的論理学>の限界
第二節 1770年の「就任論文」における「外延的論理学」
1 形而上学の革新
2 知性の消極的規定―知性の感性からの区別
3 純粋直観としての時空―感性の知性からの区別
4 感性と知性の関係―外延的論理学の方法
5 『純粋理性批判』へ―オルガノンからカノンへ―
第三節 『純粋理性批判』における「論理学の限界」
1 「一般論理学」と真理問題
2 「一般論理学」の役割―論理的形式と内容
3 「超越論的論理学」の構想
第二章 超越論的論理学の着手―形而上学的演繹
第一節 形而上学的演繹の「問題」
第二節 問題解決のプログラム
第三節 思考一般の機能としての判断
第四節 「判断表」の掲示
第五節 カテゴリーの導出
第六節 形而上学的演繹の成果
第三章 超越論的論理学の正当化―超越論的演繹
第一節 超越論的演繹の問題
第二節 第二版演繹の論証構造
1 演繹の第一段階
2 第二段階への移行
3 演繹の第二段階
第三節 超越論的演繹の成果
第四章 超越論的論理学の展開―図式論の問題
第一節 「判断力」の規則
第二節 カテゴリーへの「包摂」の問題
第三節 総合と図式
第四節 図式と諸原則
第五章 超越論的論理学の体系
第一節 感覚的経験の客観性
1 問題の所在―感覚の主観性と客観性―
2 感覚と直観形式
3 感覚とその対象―「知覚の予科」―
4 結び
第二節 時間経験の客観性―「経験の類推」―
1 時間的経験の主観性と客観性
2 実体の持続性
3 継起と因果性
4 同時性と交互作用
結 び
註
文 献
索 引
あとがき