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第二言語不安の理論と実態 

著者
元田 静 
シリーズ
 
助成
04年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
252 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2005年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-867-4/ISBN4-87440-867-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
言語学〈日本語〉 日本語教育
 
内容
日本における日本語学習者の第二言語不安を理論的・実証的に検討。理論的基盤形成をめざすとともに、実態調査で用いた全尺度を掲載、教育現場での情意要因の扱いに資する。
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まえがき

第1章 序論
第1節 研究の目的
第2節 研究の方法
 2-1 本研究の構成
 2-2 基本概念の定義

第2章 心理学における不安との接点
第1節 はじめに
第2節 臨床心理学における不安
 2-1 不安の概念
 2-2 自己成長と不安
第3節 実験心理学における不安
 3-1 不安動因説
 3-2 認知的妨害説
第4節 社会心理学における不安
 4-1 対人不安
 4-2 他者との比較
第5節 第2章のまとめ

第3章 第二言語不安研究の動向と課題
第1節 はじめに
第2節 第二言語不安の概念
 2-1 言語自我の観点
 2-2 認知的妨害作用の観点
 2-3 状況特定的不安の観点
 2-4 対人不安の観点
 2-5 第二言語不安の定義
第3節 第二言語不安の実証的研究
 3-1 模索期
 3-2 展開期
 3-3 分化期
第4節 第二言語不安研究の課題
第5節 第3章のまとめ

第4章 目標言語使用環境における第二言語不安の実態
第1節 はじめに
第2節 目標言語使用環境の観点
 2-1 教室内と教室外
 2-2 発話と聴解
 2-3 第二言語能力および学習者要因
第3節 初級日本語学習者の第二言語不安 ―調査―
 3-1 目的
 3-2 方法
 3-3 結果
 3-4 考察
第4節 第4章のまとめ

第5章 目標言語使用環境における第二言語不安尺度の作成とその検討
第1節 はじめに
第2節 項目の選定 ―予備調査―
 2-1 目的
 2-2 方法
 2-3 結果
第3節 日本語不安尺度の作成 ―調査1―
 3-1 目的
 3-2 方法
 3-3 結果
 3-4 考察
第4節 構成概念妥当性の検討 ―調査2―
 4-1 仮説の設定
 4-2 目的
 4-3 方法
 4-4 結果
 4-5 考察
第5節 第5章のまとめ

第6章 第二言語不安と自尊感情との関係
第1節 はじめに
第2節 自尊感情の概念規定
 2-1 自己概念と自尊感情,および自己評価
 2-2 自尊感情の特徴
第3節 第二言語教育・習得研究における自尊感情
 3-1 1970年代の理論
 3-2 実証的研究
第4節 第二言語不安研究における自尊感情
 4-1 理論的関係
 4-2 本研究の仮説
第5節 日本語不安と自尊感情との関係 ―調査―
第6節 第6章のまとめ

第7章 第二言語不安と動機づけとの関係
第1節 はじめに
第2節 心理学における動機づけ
 2-1 動機づけ
 2-2 内発的動機づけ
第3節 第二言語教育・習得研究における動機づけ
 3-1 Gardnerらの研究
 3-2 Gardnerら以降の研究
第4節 本研究における動機づけの枠組みと仮説
 4-1 動機づけの枠組み
 4-2 可能性予期の概念の導入
 4-3 本研究の仮説
第5節 日本語不安と動機づけとの関係 ―調査―

第8章 第二言語不安の軽減に対する教育的示唆
第1節 はじめに
第2節 不安軽減の意義
 2-1 不安の作用
 2-2 哲学的見解
 2-3 本研究の立場
第3節 不安軽減の基本理念
第4節 不安軽減の方策
 4-1 環境の観点
 4-2 自尊感情の観点
 4-3 動機づけの観点
第5節 第8章のまとめ

第9章 結論
第1節 本研究のまとめ
第2節 本研究の意義と課題
 2-1 本研究の意義
 2-2 本研究の課題

引用文献

資料
 1.第二言語不安尺度
 2.日本語能力の自己評定(4技能)尺度
 3.クローズテスト
 4.日本語不安(教室内・教室外)項目 ―調査1―
 5.日本語不安(教室内・教室内)尺度 ―JLAS―
 6.対人不安(相互作用不安・聴衆不安)尺度
 7.曖昧さを対する耐性尺度
 8.日本語の自信尺度
 9.日本語能力の自己評定(Can-do)尺度
 10.全体的な自尊感情尺度
 11.日本語での自尊感情(教室内・教室外)尺度
 12.可能性予期(日本語の上達見込み感)尺度
 13.動機づけの強さ(日本語の学習欲求・習得要求)尺度
 14.動機づけの内容(日本語や日本語学習に対する興味)尺度

謝辞
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