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第二言語としての日本語の発音とリズム 

著者
鶴谷千春 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
162 
定価
2,090円 (本体1,900円 )
発行日
2008年5月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-013-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
日本語教育
 
内容
第二言語としての日本語の発音習得過程、発音習得に関する疑問をあげ、学習者の誤りを参照しながら、第二言語の音韻的・韻律的特徴を解説。方法、教材、教授法などを提供。
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はじめに

1.第二言語の発音の習得
 1-1.発音の訛り――言語が持つ音韻体系、音素の違い――
 1-2.外国語訛りの正体
 1-3.大人になって正しい発音をすることは無理なのか

2.言語のリズム
 2-1.リズムを構成するもの
  2-1-1 韻律階層/2-1-2 韻律の単位/2-1-3 韻律構成
 2-2.リズムのカテゴリー
  2-2-1強勢アクセント基準リズムvs.音節基準リズム再考/2-2-2分節音がリズムに与える影響
 2-3.まとめ

3.日本語のリズム
 3-1.日本語におけるモーラの重要性――単にカナの影響ではない?――
  3-1-1 音声学的根拠/3-1-2 音韻論的根拠/3-1-3 心理学的根拠/3-1-4 結論
 3-2.日本語のフット
  3-2-1 音韻論的考察/3-2-2 教育的考察/3-2-3 結論
 3-3 日本語のアクセント――日本語は音調言語か?――

4.日本語のリズムに関する習得研究
 4-1.発話の分節に使われるユニット
  4-1-1 表記と分節単位の関係/4-1-2 日本語表記と分節の関係
 4-2.分節に関する言語心理学的研究
  4-2-1 混成語形成に関する過去の研究/4-2-2 混成語形成に働く制約
 4-3.英語を母語とする日本語学習者を使った混成語形成による習得研究
  4-3-1 実験方法/4-3-2 刺激語/4-3-3 被験者と刺激語提示方法/4-3-4 結果
 4-4.まとめ

5.第二言語としての日本語の発音
 5-1.第二言語に困難な発音
 5-2.英語話者の日本語の発音誤りの音韻的要因
 5-3.英語話者の誤りやすい日本語の音素
 5-4.日本語のモーラ時間の制約に関する発音の問題点
  5-4-1 長母音、短母音/5-4-2 促音/5-4-3 撥音/5-4-4 拗音

6.第二言語学習者による日本語の発音習得研究
 6-1.分節音に関する研究
 6-2.モーラ時間に関する研究
  6-2-1 母音長とアクセント/6-2-2 その他の母音長に関する研究/6-2-3 子音長とアクセント/6-2-4 その他の子音長に関する研究
 6-3.拗音に関する研究
  6-3-1 実験/6-3-2 結果
 6-4.まとめ

7.第二言語の発音学習
 7-1.発音教授法――発音上達、矯正のために――
  7-1-1 母語の表記は使わない/7-1-2 言語リズムの習得/7-1-3 クリティカルリスニング
 7-2.発音教材と使用法
  7-2-1 過去に開発された教材/7-2-2 発音自動評価システムの開発/7-2-3 CAPTA教材開発の意義
 7-3.発音学習のこれから

参考文献
索  引
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