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入門期のコミュニケーションの形成過程と言語発達 ――実践的実証的研究――

著者
河野順子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
312 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2009年3月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-064-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
入門期の言語発達を、コミュニケーションの形成と説明的文章の学習指導における論理的思考力の発達、および書くことの指導原理に渡って、主に社会的アプローチから明らかに。
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 序 章

     第一部 入門期の学習指導に関する先行実践の検討

 第1章 土田茂範の入門期指導
  第1節 土田茂範の入門期の学習指導に見られる社会的文化的相互行為の分析
  第2節 継時的、縦断的視点から分析した子どもの言葉の学び
  第3節 土田実践から導かれる入門期学習指導の原理
 第2章 小西健二郎、三上敏夫の入門期指導
  第1節 小西、三上実践における話し合い活動の意義と実際
  第2節 入門期の話し合い活動を促す学習環境のデザイン
  第3節 小西、三上実践から導かれる入門期学習指導の原理
 第3章 先行実践の考察のまとめ

     第二部 入門期の学習指導に関する臨床的研究

 第4章 保幼小を見通したコミュニケーション能力の育成
  第1節 コミュニケーション能力の育成に関する理論的背景
  第2節 保幼小をつなぐコミュニケーション能力の発達
 第5章 コミュニケーション能力の形成―橋本学級の参与観察から―
  第1節 入門期のコミュニケーション能力育成のためのカリキュラム
  第2節 橋本学級の朝の会における言語発達
  第3節 コミュニケーション能力(レベル1・2)の育成のための足場づくり

     第三部 論理的思考力の発達―説明的文章の読みの授業を通して―

 第6章 入門期の説明的文章の授業の現状と課題
  第1節 なぜ説明的文章教材を学ぶのか
  第2節 説明的文章教材の学びを成立させる学習者論
  第3節 説明的文章教材の学びを成立させる教材論
  第4節 説明的文章教材の学びを成立させる目標論
  第5節 入門期の説明的文章指導の現状
  第6節 入門期の説明的文章の授業改革の視点
 第7章 「〈対話〉による構成活動」による「世界・論理を捉える技能」の形成―「とりとなかよし」と「どうぶつの赤ちゃん」の実践から―
  第1節 「〈対話〉による構成活動」の年間活動
  第2節 「〈対話〉による構成活動」の実際1「とりとなかよし」
  第3節 「〈対話〉による構成活動」の実際2「どうぶつの赤ちゃん」
 第8章 「じどう車くらべ」の授業(橋本須美子)とその考察―論理的思考力としての「理由付け」の発達―
  第1節 研究の目的
  第2節 研究の方法
  第3節 理由付けの論理的思考の発達に関する先行研究
  第4節 足場づくりとしての教師の役割に着目した子どもの「世界・論理を捉える技能」の形成
  第5節 子どもの側から「世界・論理を捉える技能」を形成するための教師の役割
 第9章 「どうぶつの赤ちゃん」の授業(橋本須美子)とその考察―論理的思考力としての「比較(対比)」の発達―
  第1節 研究の目的
  第2節 研究の方法
  第3節 「どうぶつの赤ちゃん」の先行実践・先行研究から見える課題
  第4節 授業の実際
  第5節 「比較(対比)」の発達の条件

     第四部 書くことの指導原理―「一次的ことば」から「二次的ことば」への移行―

 第10章 濱本竜一郎実践―「間接的対話」を通して「書くこと」へ―
  第1節 はじめに
  第2節 先行研究および先行実践の成果と課題
  第3節 濱本実践の概要とその考察
  第4節 「二次的ことば」としての「書くこと」を導く入門期の学習指導の原理と方法
 第11章 橋本須美子実践―異学年交流「6年生にありがとうの手紙を書こう!」―
  第1節 はじめに
  第2節 研究方法と研究対象
  第3節 「6年生にありがとうの手紙を書こう!」における異学年交流から見えてきた入門期の言語発達の要因
  第4節 考察―「二次的ことば」を誘発する要因―
 第12章 共通する学習指導の原理

 終 章

 引用・参考文献一覧
 索 引
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