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チョーサーの英語の世界 

著者
地村彰之 
シリーズ
 
助成
2011年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
250 
定価
4,620円 (本体4,200円 )
発行日
2011年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-161-6 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
詩人ジェフリー・チョーサーの英語の世界を総合的に鳥瞰し「異」なるもの「同」なるもののとらえ方やアプローチの多様性を知り、現代における異文化接触の問題を考える手がかりとする。
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 はしがき

第1章 古期英語の伝統と刷新
 1.頭韻における伝統と刷新
 2.統語における伝統と刷新
 3.語彙における伝統と刷新

第2章 チョーサーの写本とテクスト
 1.チョーサーとカンタベリー大司教
 2.写字生アダムに対するチョーサーの不満
 3.『鳥たちの議会』の一写本(ディグビー写本)と諸刊本との共通点と相違点について
 4.『カンタベリー物語』のテクスト伝達について

第3章 チョーサーの英語にみる異文化
 1.北部方言の浸透
 2.「家扶の話」における方言の効果
 3.上流階級とフランス語―クリセイデの言語

第4章 チョーサーの英語における多元性
 1.今日の英語の多様性と中期英語について
 2.複合語
 3.合成語
 
第5章 チョーサーの英語と格言的表現
 1.文学にみる楽しみとモラル
 2.チョーサーにおけるモラルの提示の仕方
 3.チョーサーのモラルの内容
 
第6章 チョーサーの英語と旅
 1.マンデヴィルの旅について
 2.チョーサーの旅
 3.『カンタベリー物語』における東方への旅
 4.『名声の館』における旅

第7章 チョーサーの英語と言葉遊び
 1.不眠症の詩人
 2.ケユスク王とアルキュオネー妃
 3.鹿狩りのシーン
 4.黒衣の騎士の苦しい心臓
 5.黒衣の騎士の心の告白
 6.美しい白夫人(ホワイト)

第8章 チョーサーの英語にみる女と男
 1.チョーサーにおける女と男――グリセルダとワルテル
 2.チョーサーの新しい女――バースの女房
 3.「貧しさ」と「豊かさ」

第9章 チョーサーの英語と笑い
 1.読者・聴衆の笑い――「粉屋の話」、「家扶の話」など
 2.登場人物の笑い――『トロイルスとクリセイデ』
 3.作者の笑い『カンタベリー物語』「総序の歌」の人物描写

第10章 チョーサーの英語と祝宴
 1.『カンタベリー物語』「総序の歌」に登場する郷士(The Franklin)について
 2.『カンタベリー物語』における酒の表現について
 3.『カンタベリー物語』における宿屋の主人の役割について

 おわりに
 主要参考文献
 索  引
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