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近代移行期の日朝関係 ――国交刷新をめぐる日朝双方の論理――
- 石田 徹
- 2013年度学術振興会助成
- A5
- 324
- 4,950円 (本体4,500円 )
- 2013年12月15日
- ISBN978-4-86327-234-7
- C3031
- 政治・経済・法律 歴史・考古・民族/アジア
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- 凡 例
序 論
一 問題状況
二 先行研究の整理と問題意識
三 課題設定
四 本書の構成
第一章 「西欧の衝撃」への対応比較――幕末期の征韓思想と「内修外攘」論
はじめに
第一節 危機意識の諸相
一 キリスト教の脅威
二 交易の脅威
三 武力侵略の脅威
第二節 日本の対応
第三節 朝鮮の対応
おわりに
第二章 開港期前後朝鮮政府の日本政策
はじめに
第一節 事大交隣体制
一 二つの「交隣」
二 「事大」と西洋
第二節 交隣関係の動揺と再確認(一)認められた「格外」
第三節 交隣関係の動揺と再確認(二)交隣関係への挑戦
一 八戸順叔の征韓論
二 「戎器之互相交貿」・「莱府面議」
三 丙寅洋擾幕府仲裁案
第四節 癸酉政変と日本政策
おわりに
第三章 明治初期外務省の朝鮮政策と朝鮮観
はじめに
第一節 朝鮮外交の前提(一)環境
一 諸外交政策の中での朝鮮外交の位置
二 朝鮮外交をめぐる国際環境
第二節 朝鮮外交の前提(二)万国公法秩序
一 「万国公法」の受容
二 万国公法秩序への移行
第三節 朝鮮外交の方針と朝鮮観
一 方針①「侵略型征韓論」
二 方針②「万国公法下での国交樹立」
三 宮本小一の「朝鮮論」と朝鮮観
第四節 朝鮮外交の方法と朝鮮観
一 強硬策――「抗議型征韓論」
二 穏健策――「政府等対論」・「宗氏渡韓論」
おわりに
第四章 明治初期日朝交渉における書契の問題――書契の「書き手」と書契観
はじめに
第一節 戊辰書契をめぐって
一 対馬藩の論理
二 明治政府の論理
三 朝鮮政府の論理
第二節 壬申書契をめぐって
一 明治政府の論理
二 朝鮮政府の論理
おわりに
補論 明治八年書契(外務大丞書契)の作成過程の一端
一 五つの外務大丞書契案
二 各書契案に対する修正
三 外務大丞書契案の成立
四 まとめ
第五章 明治初期日朝交渉における儀礼の問題――服制観と日本観
はじめに
第一節 倭洋一体観
第二節 宴饗儀礼問題(一)「衣服変改」――服制観
第三節 宴饗儀礼問題(二)「正門出入」――再び「覊縻交隣」について
おわりに
結 論
註
参考文献目録
あとがき
索 引