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大阪大学 ・学術的言語文化学習教材「阪大メソッド」開発プログラム 上級ウルドゥー語読本
- 松村耕光・山根 聡・北田 信
- B5
- 426
- 3,300円 (本体3,000円 )
- 2014年3月20日
- ISBN978-4-86327-257-6
- C3087
- 言語学〈英語・その他〉
- 研究者が編纂した名作選や、ウルドゥー文学研究および南アジアのイスラーム研究の深化のために必要と考えられるウルドゥー語資料を加えた、高度な学習教材として編纂されたウルドゥー語文献資料集。
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- 本書の目的
翻字について
ウルドゥー文学史概説
文字価(abjad)について
ウルドゥーの語彙について
ウルドゥー語文学のはじまり――ダカニー・ウルドゥー語の文学伝統
ダカニーという名称について
ウルドゥー語最初期の作品――ニザーミー作『カダムラーオ・パダムラーオ』
クリー・クトゥブ王 享楽の生活
ワジュヒー『サブ・ラス』
恋愛物語チャンダルバダンとマフヤール ――ビージャープルの人ムキーミー
ヌスラティー『愛の花園』
ダカニー語の軍記物――カマール・ハーン・ルスタミー
イブラーヒーム・アーディル・シャー2世『9つの美的情感の書』より
ダカニー・ウルドゥー語版『鳥の言葉』
レーフタ詩人――ジャアファル・ザタッリー
デリーでのウルドゥー詩揺籃の祖――ワリー
アウランガーバードの人スィラージュ
最も愛される古典詩人ミール・タキー・ミール
頌詩と諷刺――ミルザー・サウダー
スーフィズムとウルドゥー詩――ハージャ・ミール・ダルド
デリー黄金期の詩人――ミール・ソーズ
物語詩の金字塔――ミール・ハサン『叙法の魔術』
ムガル皇帝の物語文学――シャー・アーラム2世
希代の奇才――インシャー・アッラー・ハーン・インシャー
フォート・ウィリアム・カレッジの散文――ミール・アンマン『四人の托鉢僧の物語』
アフソース『宴の飾り』
人間の弱さへの共感 ――ナズィール・アクバラーバーディー
ウルドゥー・ガザルの伝統美の確立――シャー・ナスィール
ラクナウーの物語文学――スルール『不可思議な物語』
ラクナウー詩派の祖――ウルドゥー語改革者ナースィフ
哀歌の詩人――ミール・アニース
ダビールの哀歌
ラクナウーの物語詩――ナスィーム『ナスィームの花園』
デリー第2期の詩人――モーミン・ハーン・モーミン
古典最後の輝き――ガーリブ
ウルドゥー語ならではのリアリズム――ガーリブ書簡
囚われの身の苦しみ――ムガル朝最後の皇帝バハードゥル・シャー・ザファルのガザル
デリーへの哀悼詩
ナワーブ・ミルザー・ダーグ・ディヒラヴィー、サーリク
マンゴーへの感謝――ダーグ・ディヒラヴィー
ラーホールにおけるウルドゥー文学および出版の飛躍的発展
インド・ムスリム啓蒙運動の父――サイイド・アフマド・ハーン
アリーガル運動の文人たち
学者の太陽――ムハンマド・フサイン・アーザード
アルターフ・フサイン・ハーリーによる新体詩運動
シブリー『アニースとダビールの比較』
ロマンと政治と――ハスラト・モーハーニー
ウルドゥー最初の近代小説家――ナズィール・アフマド『時の申し子』
ムガル文化最後の繁栄――インド大反乱前後のラクナウー
ウルドゥー最長の小説――サルシャール『アーザード物語』
南アジアの遊郭文化、ラクナウーの芸者たち
遊女の奢り――ミルザー・ハーディー・ルスワー『ウムラーオ・ジャーン・アダー』
ムガル宮廷の栄華の記録――『最後の宴』
ウルドゥー語訳『ラーマーヤナ』 「ラーマ、母に別れを告げる」
西洋の模倣を嗤う――アクバル・アラーハーバーディー
インド・ムスリムの政治思想と詩想――イクバール
エッセイスト――ミルザー・ファルハットゥッラー・ベーグ
都市文化への追慕――アブドゥル・ハリーム・シャラル『ラクナウーの過去』
ジャアファリー『いにしえのラクナウーの最後の春』
ウルドゥーの父アブドゥル・ハク
南アジアのイスラーム史――シャイフ・ムハンマド・イクラーム著『天国の水』
インド・ムスリム女性の指南書――ターナヴィー『天国の装身具』
ムガル皇子の恋 戯曲『アナールカリー』
ダカニー・ウルドゥーについて――シーラーニー『パンジャーブにおけるウルドゥー語』
ヒラーファト運動――アブル・カラーム・アーザードの演説
ヒラーファト運動期におけるウラマー党のファトワー
マウドゥーディーのイスラーム復興運動
進歩主義文学運動――プレームチャンド
小説、小説、小説――クリシャン・チャンダル
エッセイの達人――パトラス・ブハーリー
アブル・ライース・スィッディーキー――『ラクナウー詩派』
ハフィーズ・ジャーランダリーの「ギート」
現代詩の息吹き ミーラージー
よりリズムカルに――フィラーク・ゴーラクプーリー
近代ウルドゥー散文の成立とアーザード――アービド・アリー・アービドの評論
現代ウルドゥー短編小説とサアーダト・ハサン・マントー
官僚と作家の両立――クドゥラットゥッラー・シハーブ
女性を描いた女流作家イスマット・チュグターイー
ラクナウーの短編作家 ラーム・ラアル
ウルドゥー出版文化の歴史
ラクナウーへの郷愁――アフサン・ファールーキー『アワドの黄昏』
歴史を織り込む――クッラットゥル・アイン・ハイダル
ウルドゥー語での宗教議論―デーオバンド学派の意見書
ユーナーニー医学による蒸し風呂の効用
都市の回顧録――ユーナス・アディーブ『わが町ラーホール』
ウルドゥー言語学――ラシード・ハサン・ハーン
欺瞞を笑う―― グラーム・アッバース
ラージェンダル・スィング・ベーディーの短編『君の痛みを僕におくれ』
抵抗する知識人――ファイズ・アフマド・ファイズ
反逆の詩人――ヌーン・ミーム・ラーシドの現代詩
生来の詩人――カティール・シファーイー
パンジャーブの大地で移ろいを謳う――マジード・アムジャド
「ジョーシュ・サーヒブ」の歌
カウワーリーの真髄――ヌスラト・ファテ・アリー・ハーン
映画「ウムラーオ・ジャーン」挿入歌――シャハリヤール
アフマド・ファラーズの繊細なガザル
パンジャーブ社会の深層を描く――ムムターズ・ムフティー
現代ウルドゥー小説最大のヒット作――ターラル『愛の最初の町』
現代ウルドゥー散文の手本――ダーウード・ラフバル
孤独を描く抽象小説――マズハルル・イスラーム
パキスタン女性の社会的自立を目指して――キシュワル・ナーヒード自伝『悪女の物語』
アムジャド・イスラーム・アムジャドの詩想
アシュファーク・アフマドが描く現代生活
パキスタン短編小説の重鎮――アフマド・ナディーム・カースミー
評論家ハサン・アスカリー
軽妙な笑い――シャフィークル・ラフマーン
ユーモアあふれるエッセイ――ムシュターク・アフマド・ユースフィー
アブドゥッラー・フサイン『悲しき世代』
過去と現在をつなぐ――インティザール・フサイン
インド現代ウルドゥー心理小説の旗手 ――ナイヤル・マスウード
柘榴の効用――伝統医学書
チキン・コールマーのレシピ
さまざまな護符
ギヤーン・チャンド『ウルドゥー散文物語研究』
ミール評論 ――シャムスル・ラフマーン・ファールーキー
ウルドゥー語の成立の文化的背景――ムハンマド・ハサン
「絹のハンカチ運動」――ムイーヌッディーン・アキール『独立運動におけるウルドゥーの役割』
ユング派の文芸理論――スハイル・アフマド・ハーン
ウルドゥー文芸時評――ムシュフィク・ハージャのエッセイ
諧謔エッセイスト、アターウルハク・カースミー
ムニール・ニヤーズィーの求める「まごころ」
静寂のガザル――ナースィル・カーズミー
女性詩人パルヴィーン・シャーキル
ワジュヒー作『クトゥブ・ムシュタリー』論――タバッスム博士
ウルドゥー語で描いた日本の風景――タバッスム・カーシュミーリー
ウルドゥー短編小説作家論――アヌワール・アフマド
フルシード・リズヴィーの哀しみ
インドのウルドゥー文学界の牽引者――ゴーピーチャンド・ナーラング
ロンドンから届けるウルドゥー――ラザー・アリー・アービディー
インド映画界の重鎮――グルザール
ナワーズ・シャリーフ首相によるパキスタンの核実験後の演説
ウルドゥー文学最大の出版社創立者ニヤーズ・アフマドへの追悼文――ムスタンサル・ターラル