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対話を用いた英語ライティング指導法 ―ダイアローグ・ジャーナル・ライティングで学習者をサポートできること―
- 佐藤雄大
- 2014年度学術振興会助成
- A5
- 230
- 4,840円 (本体4,400円 )
- 2015年2月28日
- ISBN978-4-86327-285-9
- C3082
- 英語教育
- 学習者のライティング・プロセスに教員が介入し、はたらきかけを行うことで学習者の能力がどのように変化するかを量的に分析する。
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- はじめに
第1章 序論
1.1 本研究の位置づけ
1.2 本研究の目的
1.3 本研究の構成
第2章 ダイアローグ・ジャーナル・ライティング(DJW)の先行研究
2.1 L2ライティングとプロセス・アプローチ
2.1.1 L2ライティング略史
2.1.2 プロセス・アプローチ
2.1.3 認知的ライティング・プロセス研究
2.2 DJWの概要
2.2.1 DJW研究のはじまり
2.2.2 DJWの特色
2.3 DJW研究
2.3.1 海外におけるDJW研究
2.3.2 日本におけるDJW研究
2.4 先行研究における問題点
2.4.1 ライティング・プロセスへの介入
2.4.2 ライティング・プロダクトの言語指標
2.4.3 テキストレベルの分析
2.4.4 動機づけ分析について
2.4.5 対象者数
2.4.6 分析手法
2.5 第2章のまとめ
第3章 本研究の仮説
3.1 ライティング・プロセスへの介入とテキストレベルの分析について
3.2 ライティング・プロセスとDJW
3.2.1 ライティング・プロセスと「課題環境(Task environment)」
3.2.2 ライティング・プロセスとレトリック的状況
3.2.3 ライティング・プロセス・モデルとDJW
3.3 DJWの教育的意味
3.3.1 最近接発達の領域(Zone of Proximal Development)
3.3.2 交流的足場かけ(Interactional scaffolding)
3.3.3 DJWの具体例
3.3.4 教員レスポンスにおけるリキャスト
3.3.5 語彙の多様性について
3.4 DJWによる動機づけ
3.4.1 学習者のDJWに対する感想
3.4.2 相互作用と有能感
3.5 理論的仮説
3.6 第3章のまとめ
第4章 本研究の方法
4.1 文レベルまでの指標
4.1.1 言語指標の問題点
4.1.2 ライティングの発達指標
4.1.3 平均語数(ANW)
4.1.4 節の長さ(CL)
4.1.5 T-unit複雑性(TC)
4.1.6 異なり語割合(TTR)
4.1.7 先行研究との比較
4.2 テキストレベルの分析
4.2.1 Kintschの構築・統合モデル(Construction-Integration Model)
4.2.2 結束性
4.2.3 首尾一貫性
4.2.4 潜在意味解析(Latent Semantic Analysis:LSA)
4.2.5 Coh-Metrixの利用
4.2.6 トピックの分割について
4.2.7 まとめ
4.3 質問紙
4.3.1 質問紙法
4.3.2 質問紙
4.3.3 質問項目と順番
4.4 自由英作文との比較
4.4.1 自由英作文(Free writing:FW)
4.4.2 DJWとFWとの違いと活動上の配慮
4.5 その他の留意事項
4.6 第4章のまとめ
第5章 ライティング・プロダクトの分析
5.1 DJW・FWの実施について
5.1.1 実施対象者とその学習者群
5.1.2 各学習者群の英語力
5.1.3 学習者群の習熟度の差
5.2 実施方法
5.2.1 両活動に共通した事項
5.2.2 両活動で異なる事項
5.3 分析方法について
5.3.1 ライティング・プロダクトのテキストファイル化
5.3.2 文レベルまでとテキストレベルの指標の算出方法
5.3.3 分析に使用したコンピュータソフト・プログラム
5.3.4 習熟度の扱いについて
5.4 文レベルまでの指標分析
5.4.1 統計の分析方法
5.4.2 平均語数(ANW)の比較分析
5.4.3 節の長さ(CL)の比較分析
5.4.4 T-unit複雑性(TC)の比較分析
5.4.5 異なり語割合(GI)の比較分析
5.4.6 文レベルまでの指標分析のまとめ
5.5 テキストレベルの指標分析
5.5.1 アーギュメント重複(AO)の比較分析
5.5.2 潜在意味解析(LSA)の比較分析
5.6 第5章のまとめ
第6章 質問紙調査の分析
6.1 質問紙調査の概要
6.1.1 目的
6.1.2 質問紙調査の制約
6.1.3 実施方法・対象者
6.1.4 質問項目
6.2 記述統計量
6.2.1 事前調査の記述統計量
6.2.2 事後調査の記述統計量
6.3 事前・事後調査の回答分布変化
6.3.1 「有能感」の質問群
6.3.2 「意欲」の質問群
6.3.3 「方略」の質問群
6.4 事前・事後の分散分析
6.4.1 「有能感」の質問群
6.4.2 「意欲」の質問群
6.4.3 「方略」の質問群
6.5 第6章のまとめ
第7章 結果
7.1 文レベルまでの指標分析について
7.1.1 ANWの分析結果について
7.1.2 GIの分析結果について
7.1.3 TCの分析結果について
7.1.4 CLの分析結果について
7.1.5 文までのレベルの指標分析のまとめ
7.2 テキストレベルの指標分析について
7.2.1 AOの分析結果について
7.2.2 LSAの分析結果について
7.2.3 テキストレベルの指標分析のまとめ
7.3 質問紙調査分析の結果
7.4 第7章のまとめ
第8章 考察
8.1 仮説1と2と文までのレベルの指標について
8.1.1 仮説1のDJWの平均語数の向上について
8.1.2 仮説2のDJWにおける多様な語彙使用
8.1.3 T-unit複雑性について
8.2 仮説3のテキストレベルの発達について
8.2.1 DJWとAO・LSAについて
8.2.3 「書く活動」と「その他の活動」の時間の割合
8.3 仮説4の有能感と意欲について
8.4 DJWはどんなライティング活動か-ライティング教育への示唆-
8.5 第8章のまとめ
第9章 結論
9.1 本研究のまとめ
9.2 本研究の限界
9.2.1 学習者群について
9.2.2 DJWプロセスの研究について
9.2.3 指標の妥当性
9.2.4 質問紙調査
9.3 今後の展望
参考文献
資料
資料1:トピック数一覧
資料2:FWで教員が提示したテーマ一覧
あとがき