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国語教師・青木幹勇の形成過程
- 大内善一
- A5
- 402
- 6,600円 (本体6,000円 )
- 2015年5月1日
- ISBN978-4-86327-291-0
- C3081
- 国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
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- まえがき
第1部 国語教師・青木幹勇の形成過程
第1章 生活綴り方教師・木村寿との関わり
一 青木幹勇と生活綴り方教師・木村寿との出会い―先輩・同僚との出会い―
二 木村寿の綴り方教育実践及び綴り方教育観
三 青木幹勇による木村寿の受容と超克
第2章 国語教育の先達・芦田恵之助との関わり
一 青木幹勇と芦田恵之助との出会い―国語教育の先達との出会い―
二 「芦田教式」への傾倒と「芦田一辺倒の授業」からの脱却
三 青木幹勇が芦田恵之助から受容したもの
四 芦田恵之助への批判的視点とその実践的超克
五 芦田恵之助に対する実践的超克の成果―「第三の書く」の理論的・実践的展開として―
第3章 国語教育の先達・古田拡との関わり
一 青木幹勇と古田拡との出会い
二 古田拡の「国語科授業創造への心がけ」「国語科授業創造へのくふう」との関わり
三 青木幹勇による古田拡からの受容―「授業好き」「授業に憑かれた」人への共感―
第4章 NHK「ラジオ国語教室」との関わり
一 NHK「ラジオ国語教室」への出演・指導担当
二 「ラジオ国語教室」研修会を通して
三 放送台本(=教材)の自主制作を通して
四 「ラジオ国語教室」の反省を通して
第5章 昭和戦前期における授業研究
一 「授業ひとすじ」に生きた国語教師
二 教員かけだしの頃の授業との出会い
三 宮崎県師範学校附属小学校での授業研究
四 東京高等師範学校附属国民小学校での授業研究
第6章 昭和戦後期における授業研究
一 長編童話「五十一番目のザボン」の読書指導
二 学校外の研究会における出張授業
三 東京教育大附属小学校内での授業研究
四 全国国語教育研究協議会での「実験授業」
第7章 退職後の飛び入り研究授業
一 研究授業論
二 実践的授業記録論
三 国語授業の基本的な在り方の提案
第8章 詩「花いろいろ」の公開授業
一 教材の開発
二 授業の構想
三 授業の展開
四 授業後の反省
第9章 詩を書く「風をつかまえて」の公開授業
一 公開授業に向けた心構え
二 授業の構想
三 授業の展開
四 授業後の反省
第10章 俳句の鑑賞・創作指導に関する発想の転換
一 俳句授業観の転換
二 子どもの俳句を読む授業
三 物語を読んで俳句を作る指導
四 青木幹勇における俳句授業観の転換の意義
第11章 国語科教材開発への志向とその実際
一 青木幹勇の教材開発への志向とその実際に関する先行研究
二 教材開発への志向
三 教材開発の実際
第12章 俳句の創作活動と国語教師の専門的力量の形成
一 創作活動と教師としての成長
二 青木幹勇と俳句との出会い
三 青木の昭和戦中期の俳句指導と作句活動の始まり
四 昭和戦後期における俳句の指導
五 青木の俳句創作活動
六 国語教師としての青木の俳句創作体験による桎梏と効用
第13章 研究サークル「青玄会」の主宰活動―同人誌『国語教室』誌の発刊・編集―
一 「青玄会」創設と同人誌『国語教室』発刊の動機・意図
二 「青玄会」の主な活動
三 『国語教室』誌の誌面構成
四 「授業本然のすがた」を求めて
第14章 「青玄会」の主宰活動における国語教育研究者・実践家との交わり
一 『国語教室』誌の誌面構成
二 『国語教室』執筆陣の主な顔ぶれと執筆内容の分類
三 青木幹勇の志を支えた国語教育研究者
四 国語教育研究者から学んだこと
五 国語教育実践家から学んだこと
六 俳句研究者、詩人との交流
第2部 青木幹勇国語教育論
第1章 青木幹勇国語教室における「第三の書く」提唱までの展開
一 考察への視点
二 読解学習に「書くこと」の活動を導入した動機・意図
三 「書きながら読むこと」の指導の実際
四 「読み広げるための作文」指導の実際
五 「読み深めるための作文」指導の実際
六 「書きながら読む学習」の副次的効果
第2章 青木幹勇国語教室における「第三の書く」の提唱
一 「第三の書く」提唱の背景
二 「第三の書く」のネーミングとその概念化・体系化
三 「第三の書く」の基礎過程としての「視写」
四 「読み手」から「書き手」への転回としての「書替え」
五 「書くこと」の活動を導入した国語科学習指導の意義
第3章 「フィクション作文」の魅力を探る
一 「フィクション作文」の発想の原点
二 「フィクション作文」の展開
三 フィクション俳句としての「物語俳句」
四 教師と子どものための俳句創作入門の授業
五 「想像―変身のシチュエーション」に立たせる「虚構の詩」の授業
六 「ウソの中の真実」をのびやかに表現させる
七 「読み広げる」ための「書き足し作文」
八 「読み深める」ための「書き足し作文」
九 ジャンルの変換という〈ひねり〉を加えた「書き替え作文」
十 表現機能の変換による思考の屈折・思考の集中
第4章 青木幹勇の文章表現指導観の変遷―「生活綴り方」から「フィクション作文」への転回過程―
一 青木幹勇の国語教育実践研究史研究から見えてきた事実
二 青木幹勇と戦前「生活綴り方教育」との出会い
三 昭和二十年代―子どもの生活体験を重視する指導観
四 昭和三十年代―読むことと書くことの連合による〈思考力〉の陶冶
五 昭和四十年代―題材観及び子どもの生活実態の捉え方の転換
六 昭和五十年代~六十年代
七 「書くこと(作文)」指導実践研究への今後の展望
あとがき