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インド鍵盤楽器考 ハルモニウムと電子キーボードの普及にみる楽器のグローカル化とローカル文化の再編
- 岡田恵美/2017年度日本南アジア学会賞
- 2015年度学術振興会助成
- A5
- 270
- 6,160円 (本体5,600円 )
- 2016年2月28日
- ISBN978-4-86327-317-7
- C3073
- 歴史・考古・民族/アジア 芸術・文化
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- はじめに
序 論
1.なぜインドの鍵盤楽器に注目するのか?
2.外来楽器の受容研究:論点と研究アプローチ
3.本書の構成と調査概要
第1部 北インドにおけるハルモニウムのローカル化
第1章 ハルモニウムの受容と変遷
1.フランスから波及したハルモニウム・リードオルガン産業
2.インドへのハルモニウムの伝播
3.インド国産ハルモニウム誕生
4.ハルモニウムの浸透と禁止論争
5.演奏家による貢献と新たな改良楽器の登場
第2章 国産ハルモニウム製作にみる都市単位でのローカル化
1.国産ハルモニウム製作の転換期
2.各都市のハルモニウム産業の特徴
3.事例:インド東部コルカタのドゥワルキン工房
4.事例:インド西部ムンバイのハリバウー工房
5.事例:インド北部デリーのビーナー工房
第1部 小結
第2部 電子キーボードの普及にみるグローカル化の諸相
第3章 インド国内における電子キーボードの需要拡大
1.電子キーボードが普及した社会・文化的背景
2.電子キーボードの需要拡大によるローカル文化の変容
第4章 インド市場における電子キーボードのグローカル化のプロセス
1.日系楽器メーカーによる本格的なインド市場参入
2.インド市場向け電子キーボードの登場
第2部 小結
第3部 インド鍵盤楽器考
第5章 ハルモニウムと電子キーボードの受容に関する比較考察
1.楽器のグローカル化と文化の再編についての考察
2.インド音楽文化がもつ楽器に対する寛容性
おわりに
参考文献
索 引