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巧みさを発達させる幼小体育
- 乾 信之
- B5
- 112
- 1,980円 (本体1,800円 )
- 2016年3月10日
- ISBN978-4-86327-332-0
- C3075
- 教育〈保健・体育〉
- 認知科学や神経科学の新知見を取り入れ、学習・記憶に関わる“動作を伴う情報処理”を中心に、基本的な動作の発達と幼小体育の教育手順を考察する。
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- はじめに
序 章 ‘巧みさ’とは何か
1.人間の発達からみた幼少年期体育の位置づけ
1-1 ヒトの動作の特徴からみた幼少年期体育
1-2 幼小教師のもつべき動作の発達観
1-3 胎児から乳児への動作の連続性からみた幼少年期の体育
1-4 発達における9・10歳の節から少年期の体育を考える
1-5 少年期は複数のスポーツ種目を経験しよう
2.神経系の発達からみた動作の発達と教育
2-1 神経系の発達からみた動作の発達
2-2 器用さの脳内機構
2-3 幼少年期に必要な運動記憶の促進
2-4 脳の可塑性からみた特別支援教育と生涯教育
2-5 生育環境からみた認知,言語,対人関係の発達
2-6 社会性の発達を促す‘遊び場’としての学校
2-7 直接経験の重要性:能動的な動作の意義
2-8 動作による認識の促進
2-9 動作によるコミュニケーションの促進
3.動作を伴う情報処理の発達
3-1 情報からみた動作
3-2 新生児と乳児における2つの視覚系
3-3 子どものミラー・ニューロン・システム
3-4 見た目に影響される子どもの重さの感覚
3-5 複合的な感覚によって形成・更新される身体イメージ
3-6 身体部位により身体イメージの発達時期は違う
3-7 動作を介して物が道具になり,身体イメージに取り込まれる
3-8 系列動作の発達
3-9 予測動作の発達
4.基本的動作の発達とその考え方:歩走跳投泳
4-1 ヒトの足は歩行に適しているが,走行には不向きである
4-2 ヒトの歩き方と走り方
4-3 歩行の発達
4-4 短距離走と持久走の考え方
4-5 跳躍動作の発達
4-6 投動作の発達
4-7 水泳の考え方
5.運動学習からみた幼少年期の体育
5-1 運動スキル学習と体力トレーニングの相違点
5-2 運動の学習段階からみた指導の留意点
5-3 スポーツの練習に重要な変動学習
5-4 運動経験を豊富にする:動作の多様性と変動性
5-5 練習方法
5-6 タイミングの習得が先か力のコントロールが先か
5-7 発達障害児のタイミングと力の制御
6.教師のみる目を育てる
6-1 動作結合からみた運動スキルの評価の視点
6-2 自由度の凍結と解放からみた運動スキルの評価の視点
6-3 見越反応からみた運動スキルの評価の視点
6-4 体育授業での‘力を抜くこと’を評価する視点
6-5 発達の最近接領域からみた動作の発達水準の評価の視点
6-6 学習集団の形成を評価する視点
引用文献
さらに深く知りたい人へ
おわりに
事項索引
人名索引