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古典教育の創造 ――授業の活性化を求めて――
- 渡辺春美
- A5
- 315
- 4,950円 (本体4,500円 )
- 2016年3月20日
- ISBN978-4-86327-344-3
- C3081
- 国語・漢文教育〈古文・古典教育〉
- 古典教育論・古典教材論・古典教育課程・古典教育実践に関する歴史的研究に基づいて、古典教育活性化のための実践理論の構築を試みる。
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- はじめに
序 章
第一章 古典教育の現状と課題
第一節 古典学習指導の問題点――学ぶ意味への疑問に答えぬ学習指導――
はじめに
一 学ぶ意味への疑問に応えぬ学習指導
二 素朴な学力観に基づく機械的学習指導
三 典型概念としての古典観に基づく学習指導
四 創意工夫に乏しい学習指導
おわりに
第二節 「伝統的な言語文化」の教育の課題――創造的価値発見の教育を求めて――
一 伝統的な言語文化の教育の展開
二 伝統的な言語文化の教育の特色
三 伝統的な言語文化の教育の課題
第三節 歴史と実態に基づく暗唱指導の必要性――中等教育を中心に――
はじめに
一 教育課程における「暗唱」の歩み――戦後を中心に
二 暗唱指導の実態
三 暗唱指導の問題点
おわりに
第四節 史的展望に基づく古典教育の創造――国語科教育実践学の構築
はじめに――研究の意義
一 研究の対象
二 研究の方法
三 研究の仮説
おわりに――史的展望に基づく古典教育の構想
第二章 古典教材の開発と編成
第一節 古典教材の研究方法
はじめに
一 戦後における教材研究展開の概観
二 古典教材研究の方法
おわりに
第二節 教材の開発・編成と音読・朗読・暗唱指導の系統化
一 音読・朗読・暗唱指導の展開
二 学習指導要領二〇〇八年版の音読・朗読・暗唱指導の特色
三 「解説」による伝統的言語文化の指導
四 教材の開発・編成と指導の系統化
五 音読・朗読・暗唱の評価の留意点
第三節 古典学習材開発・編成の観点
――古典学習材の開発・編成個体史を手がかりに――
はじめに
一 学習テーマに基づく学習材の開発と編成
二 指導過程に応じた学習材の開発・編成
三 学力育成を求める学習材の開発と編成
おわりに――古典学習材の開発・編成の観点――
第三章 古典教育史の展開
第一節 戦後古典教育論の展開
はじめに
一 戦後古典教育論の展開
二 古典教育の構想――考察のまとめとして
第二節 戦後における古典教育課程の検討
――高等学校学習指導要領の変遷を中心に――
はじめに
一 高等学校学習指導要領前史
二 経験主義の時期
三 能力主義の時期
四 言語活動主義の時期
おわりに――考察のまとめ
第三節 古典教育実践個体史――大阪府立高等学校教諭Aの場合――
はじめに
一 古典教育実践研究の展開
二 古典教育論
三 古典教育実践
おわりに
第四節 「古典」の授業実践史――戦後の古典教育の展開と授業実践に学ぶ――
はじめに
一 戦後古典教育実践の展開
二 古典教育実践の実際
おわりに――古典(古文)指導の構想
第四章 古典教育実践論の構築
第一節 古典(古文)教材の授業活性化
一 古文学習の意義
二 古文指導の実際
三 古文指導の構想
第二節 古典に対する興味・関心喚起の方略
はじめに
一 創造的読みの原動力――興味・関心
二 古典への興味・関心喚起の方略
三 古典への興味・関心喚起の実際
おわりに
第三節 発見に導き、学び手を育てる古典教育
――古典観の見直しと授業改善を中心に――
はじめに――切実な課題としての古典教育
一 古典教育の意義と目標
二 古典を読む力の構造的把握
三 古典教育の方法
おわりに――古典の学び手の育成を求めて
第四節 古典教育実践の基礎論
はじめに
一 古典の学習指導の意義
二 古典学習指導の問題点と学習指導の改善
三 古典の授業活性化の方法
おわりに――豊かな古典(古文)の学習指導の探究
第五節 内化を目指す古典教育の創造
はじめに
一 古典観の転換
二 古典(古文)教育の方法
おわりに
第五章 古典教育の実践と構想
第一節 俳句の鑑賞――色・ようす・気持ちを観点として――
一 教材テキスト
二 学習指導計画
三 学習指導の実際
四 成果と課題
第二節 小・中学校の古典教育の充実――古典教育の豊かな創造を求めて――
はじめに
一 古典教育の基礎
二 古典教育の目標の系統化
三 教材の開発
四 古典教育の実際
おわりに
第三節 場面をとらえ読みを深める古典の学習指導
――『伊勢物語』(初冠)を中心に――
はじめに
一 『伊勢物語』学習指導計画
二 「初冠」の学習指導――研究授業
三 授業に関する生徒の感想文
おわりに――考察のまとめ――
第四節 説話文学を読む――説話に生きる人々――
一 単元観
二 授業のねらい
三 授業計画
四 授業の展開と考察
第六章 授業力を自主的に伸長させる研修プログラムの開発
――古典(古文)の授業力伸長のための研修プログラムの場合――
はじめに
一 古典教育の研修プログラムの基本方針
二 研修プログラム
三 古典教育研修プログラム
四 古典研修プログラムの実際
おわりに――今後の研究の課題――
結 章
一 古典教育の現状と課題
二 古典教材の開発と編成
三 古典教育史の展開
四 古典教育実践論の構築
五 古典教育の実践と構想
六 授業力を自主的に伸長させる研修プログラムの開発
あとがき
初出一覧
索引