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大学における文章表現指導 ――実践の記述と考察から指導計画の提案まで――
- 金子泰子
- A5
- 364
- 4,950円 (本体4,500円 )
- 2016年12月1日
- ISBN978-4-86327-370-2
- C3037
- 国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
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- 序………早稲田大学 教育・総合科学学術院 町田守弘
凡例
序 章 大学における文章表現指導研究の課題
第1節 研究課題
第2節 作文指導理論の問題点
第3節 内容と構成
第4節 研究の方法
第1部 理論編:文章表現指導の現状と課題
第1章 大学における文章表現指導概観
第1節 日本の学校における文章表現指導
第1項 大学における「国語」教育の存在
第2項 高校における作文指導の不振
第3項 初等・中等教育における作文指導史点描
――二項対立からPISA型読解力まで――
第2節 比較国語教育学の視点
第1項 アメリカにおける言語教育
第2項 米・英の高等教育事情
第3項 日・米・仏、思考表現のスタイル比較
第2章 先行実践研究と残された課題
第1節 高校および中学校における作文指導
第1項 長崎南高等学校国語科編著(1983)『高等学校「国語1」における作文指導』
第2項 奈良国語教育実践研究会編(1990)『課題条件法による作文指導』
第3項 町田守弘(1990)「『国語表現』における単元学習の試み」
第2節 大学における文章表現指導
第1項 木下是雄の言語技術
第2項 井下千以子の認知心理学に基づく研究
第3項 佐渡島紗織の学術的文章作成指導
第4項 石塚修の「国語」教育
第3章 関連諸科学からの示唆
第1節 認知科学が明らかにした文章産出モデル
第1項 人はどのように書いているのか
第2項 熟達者と初心者のモデルの違い
第3項 書き手の声の創造
第2節 実践研究のための方法論
第1項 授業研究と授業様式のパラダイム転換
第2項 実践の記述
第3項 国語教育学における先行研究
第3節 大学における文章表現指導のための評価
――新たに生みだし、将来に生きるために――
第1項 評価の教育的意義と変遷
第2項 最近の評価の特徴と文章表現指導
第3項 単元学習と評価
第2部 実践編:事例研究から見る大学生における文章表現指導とその展開
第4章 短期大学における指導経緯
第1節 実践研究に至る「国語教育個体史」の試み
第1項 書くことによる発見の喜び
第2項 二百字作文との出会い
第3項 評価の問題
第2節 学習者主体の授業運営
第1項 学び合う文章表現学習
第2項 主体的に取り組む学習の実際
第3項 相互評価とまとめ
第5章 大学における文章表現指導計画の開発に向けて
第1節 短期大学における指導計画
第1項 実践の背景と経緯
第2項 二つの研究と指導の改善
第2節 指導計画の詳細
第1項 前半期の学習指導
第2項 後半期の学習指導
第3節 まとめの考察と今後の課題
第1項 各期の考察
第2項 まとめと課題
第6章 評価を活用した指導計画の検証
第1節 メタ認知活性化方略の有効性
第1項 メタ認知活性化方略
第2項 指導計画の概略
第3項 メタ認知活性化方略の機能
第4項 学習効果の検証
第5項 まとめ
第2節 再履修生の学習実態から
第1項 目的と方法
第2項 分析結果
第3項 まとめと今後の課題
第3節 表現技術、学習意欲、思考力
第7章 大学初年次生を対象とした基礎文章表現法
――単元「書くことによる発見の喜びと共有」――
第1節 新たに単元を提案する意図
第2節 大学初年次生のための単元学習の試み
第1項 単元「書くことによる発見の喜びと共有」の概略
第2項 単元の具体的展開方法
第3項 学習コミュニティの実際
第4項 単元化の成果と展望
第3節 単元実施上の留意点
第1項 評価による指導の更新
第2項 二つの指導法
第3項 推敲の指導
終 章 研究の総括
第1節 研究の成果
第1項 実質的成果
第2項 実践の価値
第3項 本研究の意義
第2節 今後の課題
第1項 大学における文章表現指導計画の作成
第2項 理論研究の継続
第3項 実践を記述する意義の検証
第4項 文章表現の指導者自身の学習について
おわりに
初出一覧
資料編 資料1/資料2
主要参考文献一覧
事項索引
人名索引