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境目・広島県の古墳文化 ―前方後円墳が語る地域史―
- 脇坂光彦
- A5
- 144
- 1,485円 (本体1,350円 )
- 2018年1月22日
- ISBN978-4-86327-422-8
- C0020
- 歴史・考古・民族/日本 一般書/紀行・歴史読み物
- 広島県の古墳文化が、"交通・交流の境目"という基軸によってどのように形成されていったのか、古墳の実態や地域色から考察、探究する。
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- はじめに
巻頭図版
三ッ城古墳 墳丘の全景
第1章 広島県の地理・歴史的環境
1 境目の広島県
2 古墳時代以前の地域文化
(1)県南部の動向
(2)県北部(江の川支流域)の動向
(3)弥生時代の三地域文化
第2章 前方後円墳の時代
1 前方後円墳の分布と地域性
(1)分布域の傾向
(2)築造時期の傾向
2 広島県の三大前方後円墳
第3章 甲立古墳の造営
1 古墳の位置と環境
2 発掘調査の成果
(1)墳丘の特色
(2)後円部墳頂(頂部平坦面)の発掘
3 発掘調査内容の評価
4 4世紀後半の各地域の主な前方後円墳
5 甲立古墳の地理的環境
6 石見地域西部の古墳と特徴
7 甲立古墳造営の背景・被葬者像
8 甲立古墳の整備・活用
第4章 三ッ城古墳の造営
1 三ッ城公園として復元・整備
2 発掘調査によって確認された内容
3 三ッ城古墳造営の前段階
(1)西条盆地東部の前期古墳
(2)丸山神社1号古墳の実態と築造意義
(3)西条盆地の中期古墳
4 造営の歴史的背景と被葬者像
(1)被葬者像を探る要点
(2)墳丘の形態が示す意味
(3)歴史的背景を探る地域の動向
第5章 いわゆる帆立貝形古墳の造営
1 帆立貝形古墳の墳形と呼称
2 広島県のいわゆる帆立貝形古墳
(1)造出し付円墳の実態
(2)造出し付円墳と大型円墳との関係
3 三次地域の前方後円墳の動向
4 馬洗川中・下流域における前・中期古墳の動向
(1)首長墓の形態
(2)「中期群集墳」の様相と造営の背景
(3)中期の地域の動向
第6章 二子塚古墳の造営
1 発掘調査による新事実の確認
2 特記事項の整理
3 横穴式石室の評価
4 運ばれてきた竜山石製石棺
5 双龍環頭柄頭大刀の副葬
6 吉備品治国の王(国造)墓
7 二子塚古墳造営の契機
(1)山の神古墳の特徴
(2)服部川流域と屯倉
第7章 終末期古墳の造営
1 終末期古墳とは
2 いわゆる畿内の様相
3 山陽道を中心とした終末期古墳
4 広島県の終末期古墳
(1)発掘調査・測量報告小史
(2)県内全体の分布状況
(3)芦田川下流域の主体部の形態・特色
(4)芦田川下流域に集中する横口式石槨墳
(5)沼田川下流域の終末期古墳
あとがき