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修辞的思考を陶冶する教材開発 

著者
大内善一 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
200 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2018年5月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-438-9 
Cコード
C3082 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
レトリカルな思考の陶冶を目指し、〈読本的な性格〉がまとわりつく国語科読解教材に代わる〈読解スキル〉指導のための教材を開発する。
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まえがき

1 文章の表現方法を理解させる教材
 一 語り(「ごんぎつね」小四、「生きている土」小六、「やまなし」小六、
   「手ぶくろを買いに」小三)
 二 説明( 「一つの花」小四、「わらぐつの中の神様」小五、「サロマ湖の変化」小五、
   「ビーバーの大工事」小二)
 三 描写( 「田中正造」小六、「わらぐつの中の神様」小五、「やまなし」小六、
   「大造じいさんとがん」小五)
 四 会話・内話( 「わらぐつの中の神様」小五、「大造じいさんとがん」小五、
   「モチモチの木」小三、「白いぼうし」小四)

2 文章の表現技法を理解させる教材
 一 比喩法
  1 直喩(「スイミー」小二)
  2 隠喩(「雪わたり」小五)
  3 擬人法(「川とノリオ」小六)
  4 声喩(「かさこ地ぞう」小二)
 二 対比法(「たんぽぽの ちえ」小二、「どろんこ祭り」小六)
 三 反復法(「どうぶつの赤ちゃん」小一、「一つの花」小四)
 四 倒置法(「ゆずり葉」小六、「川とノリオ」小六)
 五 省略法(「大人になれなかった弟たちに……」中一)
 六 設疑法(誘いかけ法)(「大陸は動く」小五)

3 文末表現の技法を理解させる教材
 一 現在形止めと過去形止め( 「とびうお」小三、「生きている土」小六、
   「サロマ湖の変化」小五、「手ぶくろを買いに」小三、「あの坂をのぼれば」中一)
 二 断定形止め(「自然を守る」小六)
 三 推量形止め(「貝塚が教えるなぞ」小六、「カブトガニ」小四、「キョウリュウの話」小四)
 四 否定形止め( 「カブトガニ」小四、「『知る』ということ」小六、
   「ニホンザルのなかまたち」小三、「はまちょっきりのゆりかご」小五)

4 語句の役割を理解させる教材
 一 色彩語(「やまなし」小六)
 二 象徴語(「にじの見える橋」中一、「やまなし」小六)
 三 接続語(「どちらが生たまごでしょう」小三、「かさこ地ぞう」小二)
 四 指示語(「たんぽぽの ちえ」小二、「白いぼうし」小四)
 五 漢語・和語・外来語
  1 漢語と和語(「赤い実」中一)
  2 外来語(「クロスプレー」中二)
 六 慣用句(「田中正造」小六)
 七 方言・俗語(「かさこ地ぞう」小二)
 八 品詞―副詞・数詞・助詞―
  1 副詞(「せんこう花火」小六)
  2 数詞(「天気を予想する」小五)
  3 助詞―格助詞「が」と副助詞「は」―(「くるみ割り」中二)

5 句読法・表記法の役割を理解させる教材
 一 句読法―句読点・ダッシュ・リーダー―
  1 句読点(「小さな旅」小六)
  2 ダッシュ(―)(「夜の果物屋」中一)
  3 リーダー(…)(「鼓くらべ」中一)
 二 表記法―漢字・ひらがな・カタカナ―( 「春」小六、「イナゴ」小五、「海雀」小五、
   「大人になれなかった弟たちに……」中一)

6 さし絵・写真・図表の役割を理解させる教材
 一 さし絵(「かさこ地ぞう」小二)
 二 写真(「天気を予想する」小五)
 三 図表(「ねむりについて」小五)

7 文章の構成・筋を理解させる教材
 一 構成・筋(プロット)
 二 額縁構成(「くるみ割り」中二)
 三 筋(プロット)(「白いぼうし」小四)
 四 対比の筋・反復の筋( ※絵本から『ちびくろ・さんぼ』、『わらしべ長者』、『さるかに』、
   『おおきなかぶ』、『三びきのくま』、『走れメロス』)
 五 伏線(ほのめかし)(「白いぼうし」小四)
 六 主筋・伏線・対比の筋・反復の筋(「鼓くらべ」中一)
 七 文章題( 「わらぐつの中の神様」小五、「しっぽのやくめ」、「体を守る皮ふ」、
   「サロマ湖の変化」小五、「どろんこ祭り」小六、「春先のひょう」小五、「やまなし」小六)
 八 視点
  1 視点の意味
  2 書き手、語り手、作中人物、読み手(「太郎こおろぎ」小三、「ごんぎつね」小四) 
  3 視点の設定
   (1)一人称(限定)視点(「太郎こおろぎ」小三)
   (2)三人称限定視点(「モチモチの木」小三、「手ぶくろを買いに」小三)
   (3)三人称全知視点(「ろくべえまってろよ」小二)
   (4)三人称客観視点(「一つの花」小四) 
  4 視点の転換(「ごんぎつね」小四)

8 書き手の〈発想〉を理解させる教材
 一 文章制作へのきっかけ・意図
  1 文学教材の場合(「わらぐつの中の神様」小五、「一つの花」小四)
  2 説明文教材の場合(「たんぽぽの ちえ」小二、「すがたをかえる大豆」小三、
   「ウミガメの命をつなぐ」小四、「幻の魚は生きていた」中一)
 二 題材・素材の選び方、とらえ方
  1 文学教材の場合(「わらぐつの中の神様」小五)
  2 説明文教材の場合(「ありの行列」小三、「すがたをかえる大豆」小三、
   「ウミガメの命をつなぐ」小四、「幻の魚は生きていた」中一)
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