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フィンランドの大学における小学校英語担当教員養成システム ―小学校英語教科化への対応策をもとめて―
- 伊東治己
- A5
- 200
- 2,750円 (本体2,500円 )
- 2018年8月25日
- ISBN978-4-86327-452-5
- C3082
- 英語教育
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- 第1章 序論
1.問題の所在
2.フィンランドの小学校英語担当教員養成制度に注目する理由
3.本書の目的と背景
第2章 外国語教育制度
1.教育制度
2.外国語教育の基本的枠組み
3.学校英語教育の特質
(1)多様な選択肢
(2)少ない授業時間数
(3)バランス感覚
(4)充実した教科書
(5)徹底した学習支援
(6)学習者の間での高い成功実感
4.小学校での英語教育
(1)カリキュラムでの位置づけと授業時間数
(2)教科書
(3)指導形態
(4)評価
5.まとめ
第3章 教員養成制度
1.フィンランド社会における教員
(1)尊敬と信頼の対象
(2)あこがれの職業としての教職
2.教員になるための二つの流れ
3.大学入学への高いハードル
(1)倍率
(2)入学試験
(3)大学入学資格試験(Matriculation Examination)
4.養成される教員の種類
5.教員養成機関(大学)
6.教員養成の目的
7.フィンランドの教員養成の強み―研究志向―
8.まとめ
第4章 小学校英語担当教員の養成
1.小学校英語担当教員の種類
2.カリキュラムの概要
(1)基本構成
(2)ユバスキュラ大学(University of Jyvaskyla)の場合
3.カリキュラムにおける学部間連携
4.カリキュラムの実際
(1)オウル大学(University of Oulu)の場合
(2)東フィンランド大学(University of Eastern Finland)の場合
(3)ユバスキュラ大学(University of Jyvaskyla)の場合
(4)タンペレ大学(University of Tampere)の場合
(5)ヘルシンキ大学(University of Helsinki)の場合
(6)トゥルク大学(University of Turku)の場合
5.充実した教育実習
(1)目的
(2)種類
(3)実施時期と期間
(4)指導内容
6.まとめ
第5章 フィンランドから学べること
1.教科ジェネラリスト構想の推進
(1)教科ジェネラリストとは
(2)教科ジェネラリストの養成方法
(3)教科ジェネラリスト構想の利点と懸念
(4)教科ジェネラリスト構想への懸念への対処
2.専科教員養成の修士化
(1)なぜ修士化が必要なのか
(2)英語専科教員養成の修士化の具体像と意義
(3)教員養成の修士化を巡るこれまでの動きとの相違点
3.外国語教員養成制度の抜本的改革
(1)我が国の外国語教育の問題点
(2)求められる外国語教育の充実と多様化
(3)指導者の養成をどうするか
4.今後の課題
(1)担任中心主義からの脱却
(2)教師に対する尊敬と信頼の回復
5.まとめ
第6章 結論
引用文献