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夏目漱石を読む
- 安宗伸郎
- A5
- 440
- 3,850円 (本体3,500円 )
- 2018年11月26日
- ISBN978-4-86327-455-6
- C3081
- 文学・語学/日本〈文学〉
- 著者が2004年~2016年の間に発表した、漱石文学に関する論考をまとめた一冊。6年がかりでまとめ上げた「夏目漱石の大正五年」ほか。
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- お延と清子の結婚―『明暗』に描かれた二つの指輪から―
はじめに
一、お直(『行人』)からお住(『道草』)へ
二、二つの指輪―お延の場合と清子の場合―
三、まとめ
漱石の英国留学と子規
一、出発までの準備と経済事情
二、留学する漱石・子規それぞれの思い
三、子規への長い手紙『倫敦消息』
四、『墨汁一滴』での漱石批判
五、池田菊苗との運命的出会い
六、義父への手紙「文学とは何か」と体調悪化
七、神経衰弱治療
八、「ピトロクリ」への招待
九、子規の訃報
一〇、東京帝国大学での講義
『満韓ところどころ』と夏目漱石の新発見資料
一、『満韓ところどころ』の「差別的表現」について
二、旅行の出立前後の体調と日程
三、旅行に関係して発表された作品
四、漱石が韓国で感じ思ったこと―旅行中の日記から
五、夏目漱石の新発見資料とその意義
最近の漱石研究(二〇〇一~二〇〇七年四月)とそこから見えてくるもの
一、夏目漱石研究文献(二〇〇一年以降)で収集できたもの
二、これまでに注目してきた漱石研究
三、最近の漱石研究についての紹介
四、まとめ―漱石研究の現状とわたくしの姿勢―
『三四郎』覚え書き
一、『三四郎』の位置
二、『三四郎』執筆前後の漱石
三、『三四郎』の構成
『三四郎』断想
一、美禰子と「イブセンの女」
二、広田先生の夢
三、美禰子の描いた画
四、美禰子の描かれた画
『それから』を読む(その一)
一、『それから』の位置
二、『それから』の冒頭部分から読みとれること
三、『それから』の語り手の批判意識
『それから』を読む(その二)
四、代助と三千代の出会い
五、父親の勧める縁談
六、代助の不安
七、代助の見合い
八、見合い後の代助
九、代助の決断
一〇、二人の今後の運命
『門』研究の流れ管見(その一)
はじめに
一、『門』の中を流れる時間と場所
二、同時代評とその受け止め方
三、西垣氏の反論
四、重松氏の再反論
五、『門』前・後半分裂論とそれへの反論
六、まとめにかえて
『門』研究の流れ管見(その二)
初出一覧
あとがき