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中井正文と『広島文藝派』 或る郊里の地方文壇史

著者
天瀬裕康 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
184 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2019年3月6日 
ISBN
ISBN978-4-86327-474-7 
Cコード
C0095 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉 一般書/文芸評論
 
内容
旧制第五高等学校一年で五校寮歌を作詞、東大独文科時代壇一雄、織田作之助、太宰治等と親交を深めた。戦後広島大学で独文学を講じる傍ら同人誌『広島文藝派』を主宰。その足跡をたどる。

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はじめに

第一章 出生と戦前の足跡

 第1節 生い立ち
  中井家という名門/広島郊外と広島 
 第2節 学生時代に
  旧制五高の頃/『新文学派』の周辺/東大独文と同人誌
 第3節 禍福は糾える縄の如し
  「神話」の運命/「阿蘇活火山」のこと
 第4節 先生と呼ばれる人
  兵役の前後/戦争末期と原爆

 【註1】

第二章 昭和戦後の長い日々

 第1節 作家志望の教育者
  教育者としての中井/作家への再稼動
 第2節 広島図書㈱での仕事
  名画鑑賞/偉大なるゲェテの生涯/「みずうみ物語」
 第3節 同人誌は花盛り
  広島文学協会の軌跡/短詩型文学と小節
 第4節 『広島文藝派』の創刊と休刊
  創刊当時の内容/当時の周辺事項

 【註2】

第三章 平成における復刊と盛衰

 第1節 『広島文藝派』復刊
      復刊当初/若干の変更
 第2節 深いふところ
      SFを拒まず/ミステリも認める/特異なケースも 
 第3節 その後の創作と翻訳
      単行本にならないか/翻訳という文学
第4節 蹉跌のエッセイ
      文芸にこだわる手記/恩讐の彼方のこだわり

 【註3】

第四章 創刊者の死と同人誌の終刊

 第1節 背後に潜むもの
  大田洋子の影/辞意洩れる
 第2節 創刊者逝去の前後
  最後のインタビュー/代表再交代と中井先生仙遊
 第3節 評価・顕彰・追想
  地方文壇のこと/思い出の検討
 第4節 終刊号と最後の合評会

 【註4】

おわりに

《付1》 中井正文年譜
《付2》 『広島文藝派』総目次
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