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幼・小・中・高の発達を視野に入れた国語単元学習の展開 ―「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指して―
- 世羅博昭
- A5
- 496
- 3,850円 (本体3,500円 )
- 2019年5月15日
- ISBN978-4-86327-478-5
- C3081
- 国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
- 幼稚園から高校まで「ことばの発達」を視野に入れた、国語単元学習の理論と実践の統合を目指す画期的な実践研究書。幼小の連携、特別支援教育をも含む、今日的課題に応える必読の書である。
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- まえがき………………………………………………………………………………世羅博昭
第一部【理論編】
学習者が主体的に活動する過程で学力が育つ国語科授業の創造………………世羅博昭
――目標の二重構造化を図った授業づくりを目指して――
第二部【実践編】
第一章 幼稚園と小学校の連携・接続を図った実践例
はじめに…………………………………………………………………………世羅博昭
1 幼小の接続/楽しくつくる幼小の合同活動プロジェクト………………佐々木晃
2 幼小の連携を図る小学校第一学年のカリキュラム開発…………………横山武文
――生活学習の中に国語科を融合させた単元の展開――
第二章 小学校における国語科授業実践例
1 幼小の接続を意識した国語科学習指導の研究……………………………清水 愛
――単元「ようこそ『ゆめのタウンふぞく』へ」(小一)を取り上げて――
2 単元「『生きものことばワールド』を作ろう」(小二)の実践報告……長谷美穂
3 国語科・社会科・学校行事の総合化を図った単元学習の実際(小三)…米田直紀
――大単元「ぼく・わたしの一二二年史を作ろう」(小三)の場合――
4 主体的・協働的に学ぶ学習者を育成する学習指導の実際………………森 美帆
――物語教材「ごんぎつね」(小四)をとりあげて――
5 小学校高学年における伝記の学習指導……………………………………森本広江
――単元「この人がこんな生き方を、こんなことばを」(小五)の場合――
6 学習者のことばをはぐくみ、認識を深める「読むこと」の指導……藤島小百合
――単元「わたしがつくる未来『二十一世紀に生きる君たちへ』」(小六)を取り上げて――
7 ICTと学習の手引きを活用した遠隔合同授業の実践……………………野口幸司
――単元「戦争といのち―歌に込められた思いを受け止めよう――」(小六)を取り上げて――
8 小学校特別支援学級〈かもめ学級〉における指導の実際…………岡田美紀子他
――学習者一人ひとりの自立を目指して
第三章 中学校における国語科授業実践例
1 中学一年生における「話し合い」学習指導の実際………………………福島卓子
――単元「『ことばの探検』発表会をしよう」の実践を中心に――
2 単元「『おとぎ話』から『古典』へ」(中一)学習指導の実際…………西原利典
――「古典」との出会い『竹取物語』――
3 生徒が主体的に読み深める学習指導の実際(中二)……………………渡邊博之
――ディベートで『走れメロス』を読む――
4 単元「ことばへの旅」(中二)の実践報告…………………………………岡田志麻
――生徒の個性的な読みと内容を的確に読み取る読みとを同時に成立させる指導を目指して――
5 読書会活動を通して読みの深化・拡充を図る授業の展開……………齋藤美智代
――単元「みんな同じ地球の子」(中二)の場合――
6 単元「兼好の人間を見つめる眼は?」(中二)の指導の実際……………瀧川靖治
――「学習テーマ」にもとづく古典の教材編成と指導法の開拓を目指して――
7 国語科・音楽科の横断的合科的な学習指導の実際……………和田雅博
――単元「合唱コンクールで最高の合唱を」(中二)の場合――
8 学び合いかかわり合う「書くこと」の授業……………………………木村千佳子
――単元『編集して伝えよう―広島のガイドブック』(中三)の実践――
9 一年間を通して古典に親しませる指導の実際……………………………生長まち
――帯単元『古典に親しむ―生活から古典へ、古典から生活へ―』(中三)の場合――
第四章 高等学校における国語科授業実践例
1 高等学校における読書生活指導の実際……………………………………岩永克子
――単元「私たちの読書会」(高一)の場合――
2 小説「こころ」の学習指導の試み(高二)………………………………福伊利江
――他者との交流による読みの拡充・深化を目指して――
3 単元「ふるさと五島の小冊子を作ろう」(高二)学習指導の実際……川浪玲子
――「国語表現」における単元学習の試み――
4 単元「同級生・語り部・記念館―他者理解から文化参加まで」(高二)の授業
――社会参加を前提とした単元学習の創造を目指して――…………草野十四朗
5 ろう学校高等部における「国語表現」の指導の実際…中村陽子
――単元「私の二十年の歴史」(専攻科二年)を中心に――
6 読みに「深まり」を生み出す古文の授業…………………………………西村尚久
――「徒然草」(高二)の場合――
7 単元「私と世界と平和」(高二・三)学習指導の実際…………………片桐啓恵
――「被爆五〇年のナガサキ」を取り上げた新聞記事を多様な視点から読む――
8 読みの交流を中心にした『鞄』学習指導の実際(高三)………………黒瀬直美
―ワールドカフェ方式を取り入れて――
あとがき…………………………………………………………………………………西原利典