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「介護者の会」の援助特性 ―介護者支援の社会化をめぐって―
- 尹 一喜
- A5
- 208
- 3,850円 (本体3,500円 )
- 2022年1月20日
- ISBN978-4-86327-577-5
- C3036
- 労働・福祉・生活
- なぜ介護者は「介護者の会」に集うのか。介護者をとりまく現状をふまえ、介護者支援グループとしての機能の独自性や介護終了者の役割を明らかにする。
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- 序章 研究の背景と目的
第1節 研究の背景および問題意識
1.介護者支援は社会の課題
2.介護者に焦点をあてた研究の必要性
3.「介護者の会」に着目した経緯
第2節 研究の目的と仮説
第3節 研究デザイン
第4節 本書の構成
補節 用語の定義
第1部 介護者像と介護者支援の現状
第1章 高齢者扶養と介護者像の変化
第1節 高齢者扶養の変化
1.高齢者扶養と家族形態の変化
2.高齢者扶養の役割と意識の変化
第2節 介護者像の変化と介護者の現状
1.介護者像の変化
2.介護者の現状
第2章 介護者支援に関する取り組みの現状
第1節 国・自治体による取り組み
1.介護保険制度
2.高齢者虐待防止法
3.介護休業制度
4.家族介護支援事業
第2節 民間団体による取り組み
1.公益社団法人 認知症の人と家族の会
2.NPO 法人 介護者サポートネットワークセンター・アラジン
3.一般社団法人 日本ケアラー連盟
第3章 介護者と介護者支援に関する先行研究の検討
第1節 はじめに
第2節 介護者の実態および働く介護者の実態に関する研究
1.介護者の実態に関する研究
2.働く介護者の実態に関する研究
第3節 介護の概念化・理論化に関する研究
1.介護の否定的側面に関する研究
2.介護の肯定的側面に関する研究
3.介護者の生活ならびに介護体験に関する研究
第4節 介護者支援および支援プログラムの開発に関する研究
1.介護者支援に関する研究
2.介護者支援プログラムの開発に関する研究
3.介入に関する研究
4.レスパイトケアに関する研究
5.介護者支援の政策的検討に関する研究
第5節 考察
1.介護者への支援に関する研究の現状
2.介護者支援の意味についての視点
第2部 「介護者の会」による支援の実証分析
第4章 「介護者の会」がもつグループ機能についての分析枠組みの検討
第1節 本研究で対象としている「介護者の会」
第2節 グループ機能の検討
1.相互援助グループとは何か
2.セルフヘルプグループとは何か
3.サポートグループとは何か
第3節 相互援助グループに関する先行研究の検討
1.福祉領域における相互援助グループの検討
2.高齢者介護の領域における相互援助グループの検討
第4節 グループとしての「介護者の会」
第5章 「介護者の会」の支援に関する質問紙調査
第1節 はじめに
第2節 調査方法
1.対象
2.調査の内容
3.本調査で用いた尺度
4.調査の手続きおよび分析方法
5.倫理的配慮
第3節 結果
1.対象者の概要
2.「介護者の会」参加による変化
3.ケアマネジャーからの支援と「介護者の会」からの支援との比較
4.介護現役者と介護終了者との比較
5.介護者が望む支援
第4節 考察
1.「介護者の会」参加者の概要
2.「介護者の会」による支援の特性
3.介護者が望む介護者への支援とは
第6章 「介護者の会」の支援に関する自由記述分析
第1節 はじめに
第2節 研究方法
1.調査対象者と調査方法
2.分析対象および内容
3.分析方法
4.倫理的配慮
第3節 結果
1.現在介護中の人の分析結果
2.介護終了者の分析結果
第4節 考察
1.介護中の人と介護終了者の自由記述の共通点と相違点
2.介護終了者特有のサブカテゴリー
3.「介護者の会」における相互援助過程
第7章 介護終了者へのインタビュー調査
第1節 はじめに
第2節 研究方法
1.調査対象
2.調査期間および方法
3.調査項目
4.分析の手続き
5.倫理的配慮
第3節 結果
1.対象者の概要
2.語りの分析
第4節 考察
終章
第1節 総括
第2節 「介護者の会」の援助特性
第3節 「介護者の会」の新たなとらえ方
第4節 本研究の課題と今後に向けて
引用・参考文献リスト
あとがき
索引