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相互行為能力の諸相 共構築・ナラティヴ・自己形成
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- 序論
1 本研究の背景
2 言語教育のための相互行為研究
3 本研究の目的
第1章 相互行為能力
1.1 第二言語教育における能力観と言語観の変遷
─ C.クラムシュの相互行為能力
1.2 相互行為能力に関する研究の蓄積と本研究のアプローチ
1.2.1 会話分析による相互行為研究の蓄積と問題点
1.2.2 新たな相互行為研究のアプローチ
1.3 小括
第2章 関係性の言語観
2.1 言語論的転回
2.2 社会構築主義の言語観─第二の言語論的転回へ
2.2.1 言語ゲーム─言語実践の中のことば
2.2.2 現実・自己・物語
2.3 小括
第3章 バフチンの言語哲学
3.1 関係性の言語観とM.M.バフチンの言語哲学
3.1.1 言語の本質─客観主義批判
3.1.2 言語の本質─経験と表現に共通する社会的性質
3.1.3 言語の本質─発話を規定する状況
3.1.4 言語ゲームとゲーム内の相互行為の様態─言語ゲームとことばのジャンル
3.1.5 言語ゲームとゲーム内の相互行為の様態─ジャンルにおける補足の連鎖
3.1.6 言語ゲームとゲーム内の相互行為の様態─ジャンルにおける一時的達成物としての意味
3.2 自己について語ることが自己を形成する
3.2.1 語りによる自己形成へのアプローチ
3.2.2 自己と他者の知覚に関する基本原理と物語行為
3.2.3 語りと自己形成
3.3 小括
第4章 物語行為
4.1 人間の認識機能としての物語行為
─J.S.ブルーナーを中心として
4.1.1 経験の解釈機能
4.1.2 現実の構成
4.1.3 フォークサイコロジー
4.1.4 2つの語り
4.1.5 物語行為の発達
4.2 2つの語りのスタイル
─M.ブーバーの対話論による語りの循環構造
4.3 ナラティヴ・セラピーにおける物語行為
4.4 小括
第5章 授業実践
5.1 大学における初級・上級日本語クラスでの実施概要
5.1.1 日本とタイの大学の日本語クラスにおける実践
5.1.2 研究協力者について
5.2 自己について語る自己表現活動の可能性と意義
第6章 相互行為場面の分析手法
6.1 3 つの観点からの分析
6.2 分析手法① E.ゴフマンの「フレーム」
6.2.1 関係性の言語観を具体化する─実際の相互行為という次元へ
6.2.2 フレームの形成
─メタコミュニケーション・レヴェル、役割距離
6.3 分析手法②
W.ラボフの物語の分析とK.G.ヤングの物語行為の分析
6.3.1 物語の6つの要素
6.3.2 TaleworldsとStoryrealms
6.4 分析手法③語りの循環構造
第7章 相互行為場面の分析
7.1 分析手法①による分析データ
7.1.1 学生I
7.1.2 学生Y
7.1.3 学生M
7.1.4 学生G
7.1.5 分析のまとめ
7.2 分析手法②による分析データ
7.2.1 学生I
7.2.2 学生Y
7.2.3 学生M
7.2.4 学生G
7.2.5 分析のまとめ
7.3 分析手法③による分析データ
7.3.1 学生I
7.3.2 学生Y
7.3.3 学生M
7.3.4 学生G
7.3.5 分析のまとめ
第8章(補論) 活動を通じた学び─実践コミュニティ型言語教育
8.1 実践コミュニティの背景
8.1.1 最近接発達の領域と協働の意味
8.1.2 最近接発達の領域の解釈と実践コミュニティ
8.2 Wenger(1991)の学習観とその影響
8.3 実践コミュニティ
8.3.1 Wenger(1998)における実践コミュニティ
8.3.2 Wenger et al.(2002)における実践コミュニティ
8.3.3 実践コミュニティの見取り図
─Wenger et al.(2002)の多重成員性
8.4 教育分野への応用─実践コミュニティ型の言語教育
8.5 結びにかえて
終章 まとめと今後の展望
参考文献
索引