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企業分析と価値評価
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- 石戸修
- A5
- 218
- 2,200円 (本体2,000円 )
- 2022年3月10日
- ISBN978-4-86327-588-1
- C1034
- 政治・経済・法律
- 企業について適切に理解するうえで、定性と定量の両方の観点での分析が重要になる。本書では、利益を上げるための企業の行動や財務分析について、企業分析の初学者にも分かりやすいように解説する。
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- はじめに
第1章 企業の目標と行動
1. 利益を上げるための企業の行動
1 売上の増加に繋がる行動
(ア) 縦の事業拡大
(イ) 横の事業拡大
(ウ) 多角化戦略
2 コスト削減に繋がる行動
3 資産売却等の一時的な行動
4 企業の行動と意図
2. 組織における非効率な行動(目標を阻害する行動)
1 経営者・役員レベルでの非効率
2 従業員レベルでの非効率
3 組織・制度上の非効率
4 経営の効率性と持続可能な成長に関する論点
3. 事業環境および経営戦略と企業の行動
1 5つの競争要因
(ア) 既存企業間の競合
(イ) 供給者の交渉力
(ウ) 顧客の交渉力
(エ) 新規参入の脅威
(オ) 代替品・サービスの脅威
2 3つの基本戦略
(ア) コスト・リーダーシップ戦略
(イ) 差別化戦略
(ウ) 集中戦略
第2章 財務データの理解
1. 貸借対照表(B/S)の内容
1 流動と非流動(固定)の分類
2 B/Sと事業の特徴
3 B/S表示の違い
2. 損益計算書(P/L)の内容
1 取引計上のタイミング
2 売上高
3 利益の種類
(ア) 売上総利益
(イ) 営業利益
(ウ) 税引前当期純利益
(エ) 当期純利益
3. キャッシュ・フロー計算書(C/F)の内容
1 営業活動によるキャッシュ・フロー
2 投資活動によるキャッシュ・フロー
3 財務活動によるキャッシュ・フロー
4. B/SとP/Lの期間比較(増減分析)
1 売上の増減
2 利益の増減
3 B/S項目の増減
4 制度的要因による増減
5. 標準化した財務諸表(Common-Size Statements)
第3章 財務比率分析
1. ROE(Return on Equity)
1 自己資本に関する論点
2 ROE分解
(ア) 利益率
(イ) 資産回転率
(ウ) 財務レバレッジ
3 ROEを使用するうえでの注意点
2. その他の指標
1 ROA(Return on Asset)
2 ROIC(Return on Invested Capital)
3. ROEと持続可能な成長(Sustainable Growth)
1 有利子負債による調達
2 株式による調達
3 内部調達
第4章 マルチプル分析と価値評価
1. PBR(Price Book-Value Ratio)
2. PER( Price Earnings Ratio)
3. PSR(Price Sales Ratio)
4. EV/EBITDA
5. DDM(Dividend Discount Model )
1 Required Return (要求利益)
(ア) Capital Asset Pricing Model(CAPM)
(イ) Arbitrage Pricing Theory(APT)
(ウ) Bond Yield Plus Risk-Premium Method(BYPRP)
2 DDMの修正
(ア) Gordon Gordon Model(GGM)
(イ) Multistage Growth Model
(ウ) Half Model (H-Model)
3 Terminal Value (残存価値)の推定
(ア) 永久成長率モデル(GGM)
(イ) マルチプルモデル
4 DDMを使用するうえでの注意点
6. Justified Multiples(理論的マルチプル)
1 Justified PER
2 Justified PBR
第5章 DCF法による価値評価
1. DCF法の概要
2. フリー・キャッシュ・フロー(FCF)への調整
3. 事業計画作成の際の前提条件
4. DCF法で用いるその他の前提条件
1 Terminal Valueerminal Value(残存価値)の推定
2 加重平均資本コスト(WACC)
5. 最適資本構成に関する議論
6. β値の推定
7. 事業価値と株式価値
第6章 企業統治と価値の向上
1. 企業統治体制の強化
2. 企業による価値向上への取り組みに関する論点
1 経営資源の確保
2 投資の選択
3 組織構造
4 財務・その他
参考文献
索引