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中国の近代化と政治的統合 

著者
横山 英 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
300 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
1992年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-271-9/ISBN4-87440-271-2 
Cコード
C0022 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア 政治・経済・法律
 
内容
孫文における国民統合の論理構造、国民革命期における中国共産党の政治的統合構想、路線転換期における中国共産党の根拠地構想、中華民国の成立と臨時参議院、ほか。
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まえがき(横山 英)

     第1部 統合構想の研究
孫文における国民統合の論理構造(中山 義弘)
はじめに
1 国民統合の論理
2 国民統合の象徴――三民主義と五権憲法
おわりに
国民革命期における中国共産党の政治的統合構想(横山 英)
まえがき
1 民主連合政府論の採用
2 国民会議の提唱
3 国民会議促成会の展開
4 地域民主化闘争と国民の政治的統合
5 北伐戦争と政治的統合構想
あとがき
路線転換期における中国共産党の根拠地構想(田中 仁)
はじめに
1 東征と統一戦線工作
2 三方面軍の合流と西安の新情勢
3 西安事変と陜甘寧辺区の成立
おわりに
1940年代後半期における中国民主派知識人の国家統合をめぐる論調(水羽 信男)
問題の所在
1 民主派知識人の政権構想
2 民主派知識人の民主主義観と“国民”像
結びにかえて――民主派知識人の国家統合論の限界と可能性

     第2部 統合政策の研究
清末の産業行政をめぐる分権化と集権化(曽田 三郎)
はじめに
1 商部の設置と産業行政の方針
2 商部設置前の地方産業行政機関の活動
3 集権的産業行政の試み
4 集権的産業行政の挫折
おわりに
「北洋新政」体制下における地方自治性の形成――天津県における各級議会の成立とその限界――(貴志 俊彦)
はじめに
1 地方有力者による公共組織の再編と地方自治制の導入
2 天津県議事会・董事会の活動とその意義
3 地方自治制改正による各級議会の成立
おわりに
中華民国の成立と臨時参議院(楠瀬 正明)
はじめに
1 南京臨時参議院改造事件の経過と背景
2 臨時省議会改革の動向
3 北京臨時参議院の政治的統合機能
おわりに
張作霖による在地懸案解決策と吉林省督軍孟恩遠の駆逐(松重 充浩)
はじめに
1 孟恩遠の吉林省支配と在地有力諸団体の対応
2 張作霖の吉林省進出の要因
おわりに
1920年代前半,北京政府の「地方自治」政策と省自治風潮問題の所在(金子 肇)
1 北京政府「勢力圏」諸省の省自治風潮
2 北京政府内務部の「地方自治」政策構想
3 地方行政会議をめぐる〈中央〉と〈地方〉
結語
南京国民政府成立期の農村土地政策と地主層――浙江省の「二五減租」と「土地陳報」――(笹川 裕史)
はじめに
1 浙江省農村社会と地主層
2 浙江省「二五減租」の実施と計骸化
3 浙江省「土地陳報」の実施と失敗
おわりに
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