古代中国における結婚のカテゴリーと近親関係　

谷田孝之［Ｍ・グラネ著］ 

 

 

Ａ５ 

310 

13,200円 （本体12,000円 ）

1993年3月25日 

ISBN978-4-87440-283-2/ISBN4-87440-283-6 

C3011 

歴史・考古・民族／アジア
 

内親・外親、兄弟関係と男系王朝、言辞上の近親関係の制度、名（姓）の間の競争、世代間および隣人間における均等の制度、単一方向における結婚契約、ほか。

訳者序
凡例
序
１　結論
２　近親関係の伝統的組織
（１）内親（Proches inertnes）
「名」（性）の共有と祭祀の共有――結婚禁止に関する規則の二面――近親関係の測定、喪のカテゴリーの組織――近親関係のカテゴリー表――祭祀手段の近親関係の原理――親等と世代
（２）外親（Proches externes）
内親と外親――呼称組織――世代相互間の等価値の制度はいかなる条件において機能することができるか――世代傾斜の恐怖と呼称の永続の原理
３　近親関係の組織の古代形式
（１）兄弟関係と男系王朝
父権の革新――近親関係の範囲――カズン関係と兄弟関係――共同的規律の衰退――王朝原理による侵略
（２）言辞上の近親関係の制度
身分、階級および呼称――個人的呼称と世代の指定標――世代指定標と婚姻上の送り先定標――外婚の義務と結婚の宿命的行先
（３）「名」（姓）の間の競争
「名」（姓）と結婚契約の組織の理論的永続――名の発揚と顧客の微集――群の精神、ゲームの奇想と協約――補整的実施策の不謹慎な利用
（４）世代間および隣人間における均等の制度
徳と出生地――性の分離――四つのカテゴリー分割および交錯した送り出しの組織
４　別々の再帰の組織
（１）単一方向における結婚契約
（２）「巡回における配置」と「操作の自由」
中国の解決策とオーストラリアの解決策――結束の組織の複雑性
本論要旨（訳者補）
訳者後記