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日本近代女性運動史 広島県を中心にして

著者
今中保子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
282 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2002年11月11日 
ISBN
ISBN978-4-87440-725-7/ISBN4-87440-725-0 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本 政治・経済・法律
 
内容
大正デモクラシー昭和初期の社会民主化の波涛の中、県内女性運動がどのように起こり成長し、政府・地方庁当局にどう統合され、女性たちが15年戦争に翼賛したかを明かに。
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 まえがき
第一章 新婦人協会広島支部と女性教師
 はじめに
 一 大正期広島県女性教師の地位
  1女性教師受難時代/2職場における男女教師の差別待遇
 二 全国小学校女教員大会と新婦人協会
  1全国小学校女教員大会/2新婦人協会と女性教師
 三 三原女子師範事件
  1新婦人協会広島支部の設置/2広島県当局の圧迫/3県当局の圧迫に対する女性教師の抗議
4県当局の圧迫に対する世論
 四 新婦人協会広島支部その後の活動
 おわりに
第二章 女性教師と女性解放思想の発展
 はじめに
 一 女性教師の自主組織・全国小学校連合女教員会
 二 女性教師と母性保護
  1産前産後の休養/2「部分勤務」問題
 三 女性教師と男女平等の要求
 四 女性教師と勤労権
 五 女性教師と政治的覚醒
 おわりに
第三章 婦人参政権運動の発展
 はじめに
 一 広島県婦人参政権運動の社会的背景
  1県内無産政党結成と無産「婦人同盟」/2県内女性労働者の争議/3女人芸術連盟広島支部結成
 二 婦選獲得同盟広島支部結成と活動
 三 婦人参政権の世論と運動の不統一
 おわりに
第四章 母子保護法制定運動
 はじめに
 一 大正後期の既婚女性労働問題
  1既婚女性労働者の割合/2女性労働者の母子保護問題/3保育所問題<BR> 二 市民的女性運動と母子扶助法
  1母子保護要求の高まり/2婦女新聞社の母子扶助法制定促進会
 三 無産女性運動と母子扶助法
  1無産女性諸団体と母子保護問題/2社会民衆婦人同盟と母子扶助法制定運動
 おわりに
第五章 広島県女給同盟と生活擁護運動
 はじめに
 一 勤労女性としての女給
  1昭和恐慌と女給の増加/2女給の労働実情
 二 広島県女給同盟の結成と活動
  1女給同盟と無産女性団体/2広島県女給同盟と女給税反対運動
 おわりに
第六章 広島娼運動
 はじめに
 一 広島県における公娼制度の特質
 二 娼妓の抵抗と女性・子供の保護問題
 三 広島県廃娼期成同盟会結成と婦人参政権
 おわりに
第七章 地域女性団体の形成、発展と屈折
 はじめに
一 1920年代女性政策と地域女性団体の形成と発展
  1広島県農村女子青年団の育成と再編成/2広島県農村婦人会の組織づくり/3広島県全関西婦人連合会の活動
 二 1930年代官製女性団体のファッショ化
  1広島県連合婦人会と選挙粛正運動/2広島県国防婦人会と愛国婦人会広島県支部/3広島社会事業婦人会の活動
 おわりに
 あとがき/索引
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