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脱欧入近代 

著者
外村直彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
234 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2003年8月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-761-5/ISBN4-87440-761-7 
Cコード
C1000 
ジャンル
哲学・宗教 一般書/随筆
 
内容
西洋の物まねから脱して、わが国の伝統と文化に根ざした近代化を考えようと主張――日本アルプスを改名しよう・日本再見・帰属心と近代、ほか。
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序 文

第1章 「日本アルプス」を改名しよう
    はじめに
    「日本アルプス」はガウランドが命名した
    小島烏水とウェストンが「日本アルプス」を喧伝した
    ウェストンとは何者か
    近代的登山と宗教的登山
    日本の登山史
    江戸時代における近代的登山のはじまり
    ヨーロッパの山岳観と登山史
    日本登山界の体質
    幸福な錯覚がえられる?
    おわりに

第2章 近代洋風建築の保存をやめよう
    はじめに
    なぜ保存するのか
    珍妙なとりあわせ
    洋風建築の種類と歴史
    いくつかの具体例
    日本建築学界の不見識
    新しい保存基準を
    現代建築を賞揚する
    建築家への要望
    おわりに

第3章 英文学科への疑問
    英文学科への疑問
    イギリス英語でなくアメリカ英語を
    日本人は聞き、話すことが苦手
    英語教育をどう変えていくか
    フランクルの意見
    滑稽な英語公用語論
    文化の崩壊を招く
    小学校からの英語教育
    英文学科を発展的に解体する
    地域学への期待

第4章 脱欧入近代
    近代化と西欧化
    西欧文明普遍主義
    上滑りに滑る
    「近代の超克」会議
    振子運動
    永井荷風の悩み
    別物ではないか
    近代認識のおくれ
    近代を分析する
    近代科学
    近代資本主義
    近代官僚制
    都  市
    読み書き能力
    個人主義、自由主義、民主主義
    一つの運動
    近代の本質
    伝統的社会と近代社会
    文明の同心円
    有機文明と無機文明
    和魂近代才でいこう
    ある海外企業リーダーの悩み
    近代の超克
    脱欧入近代

第5章 日本再見
    真似上手の国
    アメリカ日本史学者の評価
    世界史教科書の比較
    文化要素の借用について
    砂漠の文化
    まちがいではないか
    独創の文明

第6章 帰属心と近代
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