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近世瀬戸内海地域の労働社会 

著者
森下 徹 
シリーズ
 
助成
03年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
330 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2004年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-801-8/ISBN4-87440-801-X 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
萩藩における直属奉公人のあり方や島嶼部の労働の特殊性を考察し、地域の所有や労働組織のあり方を浮き彫りにすることで瀬戸内海地域の特性を究明する。
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 序 章 身分的周縁論と労働史研究
  一 近世身分論の確立
  二 身分制の変容説と身分的周縁論
  三 異端論としての身分的周縁論
  四 近世労働史研究の課題

     第一編 武家奉公人論

 第一章 武家奉公人の身分意識
   はじめに
  一 萩藩直属奉公人の概要
  二 直属奉公人の労働観と身分意識
  三 藩との対抗
   おわりに
 第二章 萩藩庁の手子と中間
   はじめに
  一 藩庁機構における手子の位置
  二 手子を勤めるもの
  三 手子の利害
  四 中間の地位
   おわりに
 第三章 萩藩の江戸奉公人確保
   はじめに
  一 代役の発生
  二 代役の性格
   おわりに
 第四章 武家奉公人の徴発と雇用労働
   はじめに
  一 地下夫徴発の開始
  二 地下夫徴発の変容
  三 地下夫徴発の廃止
   おわりに
 補 論 萩藩の奉公人徴発
   はじめに
  一 出人徴発の開始と変容
  二 出人の性格
   おわりに

     第二編 出稼ぎ職人論

 第五章 出稼ぎ大工と地域社会
   はじめに
  一 岡山藩領への出稼ぎ大工
  二 萩藩領の出稼ぎ大工
   おわりに
 第六章 萩藩の大工編成と出稼ぎ大工
   はじめに
  一 近世前期の大工編成
  二 近世中期の動向
  三 田舎大工と町大工
   おわりに
 第七章 防長地域の新田開発と石工
   はじめに
  一 石材産出地の動向
  二 石材需要地の動向
   おわりに
 補 論 福田新田開発と瀬戸内の石工
   はじめに
  一 石船勘定帳の分析―その1
  二 石船勘定帳の分析―その2
   おわりに
 第八章 倉橋島の造船業と船市
   はじめに
  一 一八世紀半ばの衰微
  二 衰微の理由と振興策
  三 船市の開催要求
  四 地域的な需要への対応
   おわりに

あとがき
初出一覧
索  引
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