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中学校国語科教育の実践像
- 加留部謹一
- A5
- 324
- 3,080円 (本体2,800円 )
- 2006年1月19日
- ISBN978-4-87440-897-1/ISBN4-87440-897-4
- C3081
- 国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
- 国語科教師の使命である「言語の教育」に力点をおいた実践研究報告30編をジャンル別に分類・収録。生徒の疑問や関心を反映させ、学習者が学びの主体となる授業を展開する。
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- 序(浜本純逸)
前書き
1 国語科教師の仕事――国語の学習を学習する
対話
2 話し言葉の練磨――音声言語
1 音読・朗読で話し言葉のリズムとイメージと論理を磨く
2 「聞く」態度と能力を育てる――中学生の「聞くこと」に関する意識調査から――
3 文脈の中で生きてはたらく言葉――言語事項
1 語のはたらきに関すること
2 意味を文脈の中で正しくとらえる(報道・記録)
4 学習反応を生かす――説明的文章
1 説明文教材の読みの学習反応のとらえ方――「1たす1は2にならない」(三浦つとむ)――
2 生活記録教材「『うつ』の経験」(国分一太郎)
3 読解学習の場を生かす課題と発問と作業――「説得ということ」(渡辺実)の場合――
5 見えないものの世界にふれる――文学的文章
1 見えないものの世界にふれる授業――授業改善の方向を探る――
2 授業展開のくふう「問いを生み、問いを残す文学教育」
3 「少年の日の思い出」(ヘルマン・ヘッセ)の授業の「まとめ」方の工夫
4 悲しみから憤りへの体験――戦争文学「川とノリオ」(いぬいとみこ)の場合――
5 「問い」を軸に理解と表現を関連づけた文学教育――武田泰淳の「信念」を中心に――
6 「夕鶴」(木下順二)の授業
7 現実を見るモデルとしての「坊っちゃん」(夏目漱石)との出会い
8 「サーカスの馬」(安岡章太郎)を読む――「団長の親方」の意味を求めて――
9 作家を読むしるべ
6 人間を考えさせてくれる――古典の価値と学習材化
1 古典教材における子どもの学習反応・感想
2 「徒然草」(吉田兼好)――知識人を裁く兼好の筆――
3 「枕草子」(清少納言)――「いと」を読む「をかし」の文学――
4 「おくのほそ道」(松尾芭蕉)――テーマを探る――
7 認識力を育てる――作文教育
1 詩に表れた中学校一年生の心模様――一つの発想指導と作品――
2 認識力を育てる作文教育
3 作文に表れた「ケンカの諸相」――中学校一年生の場合――
4 文のつなぎ――「接続詞」の使用状況――をさぐる〈教科書と児童生徒作文〉
8 進んで学習に取り組ませる――授業技術
1 問題解決の見通しを持たせる板書
2 知的好奇心と授業技術の工夫
3 生きぬく力をつける学習活動
9 自ら学ぶ力を育てる――評価
1 形成的評価(テスト)の活用〈同一問題の個別的な学習〉
2 鑑賞の評価法――生の実体としての享受の診断――
後書き