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西洋近代における個と共同性
- 友田卓爾(代表)
- A5
- 286
- 4,950円 (本体4,500円 )
- 2006年3月10日
- ISBN978-4-87440-916-9/ISBN4-87440-916-4
- C3022
- 哲学・宗教 歴史・考古・民族/欧米
- 国家にみる強制的な共同性と中間領域・中間諸団体にみる選択的な共同性との相互関係のもとを生きる個人の共同性・アイデンティティの変容を歴史的・多角的に考察。
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- 序 西洋近代における個と共同性
1部 個の解放と社会化
第1章 近世イギリスにおける議会課税の政治学
―10分1税・15分1税の問題を中心として―(井内太郎・広島大学大学院文学研究科)
第2章 イギリス革命期の「大衆請願」にみる革新的共同性(友田卓爾・広島大学総合科学部)
第3章 ジョン・ロック『寛容論』における「個」と「共同性」(山田園子・広島大学大学院社会科学研究科)
第4章 アメリカ独立革命とタヴァン
―共同性を育む市民社会の空間―(岡本 勝・広島大学総合科学部)
2部 社会の分節化と個
第5章 ヴィクトリア朝女性のpublic sphere
―女たちの「個」と「共同性」―(東田雅博・金沢大学文学部)
第6章 初期チュートリアル・クラス労働者成人学生のオックスフォード進学と奨学金問題
―個人の上昇か集団としての向上か―(安原義仁・広島大学大学院教育学研究科)
第7章 1911年カーディフ港湾争議
―「中国人問題」をめぐる共同性―(久木尚志・北九州市立大学外国語学部)
3部 個の揺らぎと国民化
第8章 フランス革命の共同性と公共性
―宗教・教会史を軸に―(岡本 明・広島大学大学院文学研究科)
第9章 19世紀フランス・ユダヤ人の「個」と「共同性」(加藤克夫・島根大学法文学部)
第10章 ビスマルク帝国期の共同性と労働者保護
―職業協同組合を中心にして―(田中 優・岡山大学教育学部)
第11章 ヴァイマル共和国とナチス時代における自然治癒医療の一側面
―「個」の揺らぎから「民族の共同体」を求めてナチズムへ―(田村栄子・佐賀大学文化教育学部)
あとがき