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リットの人間学と教育学 人間と自然の関係をめぐって
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- はじめに
凡例
序 論 リット研究の視座
第1部 哲学的人間学の構想と展開
第1章 リット哲学的人間学の成立過程
第1節 「人間の自己問題性」と哲学的人間学の成立
第2節 人間の自己認識
第3節 ペスタロッチの人間学
第4節 生物界における人間の特殊地位
第2章 「人間の世界意義」への問い
第1節 人間学をめぐる知の状況
第2節 人間の非全体性
第3節 人間と世界の相互性
第4節 「精神」概念とゲーレン人間学批判
第3章 自然との関係における人間の自己生成
第1節 人間と自然の関係
第2節 対象としての自然と自己生成
第3節 印象としての自然と自己生成
第4節 意味の担い手としての自然と自己生成
第4章 人間存在の両義性
第1節 人間世界における両義性
第2節 自然との関係における両義性
第3節 両義性と自由
第4節 両義性の克服
第5章 人間と思考
第1節 「人間と世界」と「思考と存在」
第2節 科学的思考の段階構造
第3節 形成力としての思考――思考照明説批判
第4節 思考の自立――思考存在様態説批判
第6章 人間学としての科学論
第1節 自己認識と哲学的人間学
第2節 認識論と科学論
第3節 精神論的省察
第4節 科学論の陶冶論的意義
第2部 人間陶冶論の新構築
第1章 フマニテート理念と近代世界
第1節 ドイツ運動とフマニテート理念
第2節 フマニテート思想家たちの文化批判
第3節 ゲーテにおける人間と世界の関係
第4節 フンボルトにおける人間と世界の関係
第2章 人間陶冶の二律背反
第1節 リットと弁証法
第2節 調和 vs 二律背反
第3節 「二律背反」概念の特徴
第4節 二律背反の自覚――リットと田辺元
第3章 自然科学と人間陶冶
第1節 現代文化における自然科学
第2節 自然科学批判の諸相
第3節 方法と陶冶価値
第4節 ラサーンのリット批判をめぐって
第4章 技術と人間陶冶
第1節 技術の光と影
第2節 自然科学と技術
第3節 技術の陶冶価値と手段の魔力
第4節 技術時代における「注意深さへの教育」
第5章 職業・専門陶冶と「合理化」の問題
第1節 職業陶冶と一般陶冶
第2節 専門陶冶と人間陶冶
第3節 合理化とラティオの監視
第4節 「合理化」「理性」論議にかかわって
あとがき