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中学校対象 学ぶよろこびを国語教室に 中学校国語科教育の活性化と創成を求めて

著者
谷木由利 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
434 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2007年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-959-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
教室が学習者中心の学びの場となることを願い、生徒の実態に即した緻密な学習計画のもと、段階的に言語能力・学力を育てていくことを目指した中学校国語科授業実践実例。
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まえがき(橋本暢夫)

1 国語科教育の活性化を求めて
 1 国語科授業の活性化をいかに図るか――入門単元学習指導の試み――
  一 入門単元指導のくふう
  二 入門単元指導の実際
  三 今後の課題
 2 成就感に支えられた国語教室を
  一 はじめに
  二 一学期の実践から
  三 二学期の実践から
  四 おわりに
 3 学習者把握からの出発――学習記録と音声表現を核として――
  一 はじめに
  二 単元「シンポジウムをしよう」(中学三年)の場合
  三 おわりに
 4 伝え合い、高め合う国語教室を求めて――中学校入門期の場合――
  一 はじめに
  二 単元「わたしの神話的時間」(中学一年)の場合
  三 おわりに
 5 「国語教室」における現状と課題――一九九八年度を振り返って――
  一 現状と課題
  二 三年生の学習指導を通して――単元学習の精神を生かして
 6 「伝え合う力を高める」国語教室を求めて――研究の内容と方法――
 7 「伝え合う力を高める」国語科学習指導の展開
  一 「伝え合う力」をいかに育てるか
  二 「伝え合う力を高める」国語教室とは
  三 「伝え合う力を高める」ための方策
  四 「伝え合う」よろこびに培う国語科学習指導の展開――単元「○○○の神様について考える」(中学一年)の場合
  五 「総合的な学習の時間」と教科学習との関連
 8 「未来総合科」から「総合的な学習の時間」へ――新教育課程開発の意図するもの――
  一 本校(鳴門教育大学学校教育学部附属中学校)の教育課程
  二 「総合的学習」のカリキュラム評価と新教育課程の開発
  三 今後の課題――教科教育との連携
 9 特別活動の指導を求めて――第二学年の取り組み――
  一 これまでの取り組み
  二 今年度(一九九四年度)の実践
  三 関連する教科の学習:国際理解学習――国語科二年生の場合
 10 個を生かし、意欲的に学習に参加させるために
  一 はじめに
  二 学習指導および評価の実際――単元「吉中の環境を考える」(中学一年)の場合

2 国語科授業の創成を求めて
 1 一つの単元をめぐって――「世界子どもフォーラム」(中学二年)の場合――
  一 はじめに
  二 単元「世界子どもフォーラム」
  三 おわりに
 2 話し合う楽しさを教室に――中学校三年間における話し合いの学習指導を中心に――
  一 はじめに
  二 話し合いの学習指導を進める力
  三 三年間の学習指導の概略
  四 話し合いの学習指導の進め方に関する省察
  五 単元「『出会い』について考える」(中学三年)の場合
  六 おわりに
 3 「野原はうたう」朗読発表会
  一 単元「『のはらうた』の朗読発表会をしよう」
  二 学習者の実態――新鮮な気持ちで
  三 学習指導目標――学習力の育成をめざして
  四 学習指導計画
  五 導入時・指導の実際
  六 「のはらうた」朗読発表会――学習の実際
  七 学習指導の評価と考察
 4 「総合的な学習の時間」に生きる国語科の展開
  一 はじめに
  二 「総合的な学習の時間」に生きる国語科の展開
  三 単元「人は言葉で生きている」(中学三年)の場合
 5 学習者の主体性に培う説明的文章の学習指導――単元「異文化交流を考える」(中学三年)の場合――
  一 はじめに
  二 単元「異文化交流を考える」(中学三年)の場合
  三 学習指導の成果と今後の課題
 6 古典単元学習の試み――単元「旅と私」(中学三年)の場合――
  一 はじめに
  二 単元「旅と私」(中学三年)の場合
  三 おわりに
 7 国語科学習指導案 その一――単元「人は言葉で生きている」――
 8 国語科学習指導案 その二――単元「ことば=わたしの心」――

3 読書指導への取り組み
 1 読書のひらめきをカードに その一
  一 はじめに
  二 単元「二一世紀へのメッセージ」(中学三年)の場合
  三 おわりに
 2 読書のひらめきをカードに その二
  一 情報カードを導入して
  二 カード指導の実際――実践事例その1 単元「二一世紀へのメッセージ」(中学三年)
  三 カード指導の実際――実践事例その2 入門単元におけるカード指導
  四 おわりに
 3 読書生活に培う国語科単元学習の展開――中学二年の場合を中心に――
  一 はじめに
  二 読書指導の目標および実践計画
  三 読書指導の実際――実践事例その1 単元「世界子どもフォーラム」
  四 読書指導の実際――実践事例その2 単元「古典新聞を作ろう」
  五 おわりに
 4 教科書の周辺を読む――二つの単元を中心に――
  一 はじめに
  二 単元「世界子どもフォーラム」(中学二年)の場合
  三 単元「戦争の加害について考える」(中学三年)の場合
 5 学校図書館に調べ読む楽しさを
  一 はじめに
  二 図書館利用の実際
  三 おわりに
 6 NIEで意見を育てる――中学一年の場合――
  一 はじめに
  二 単元「徳島の自然を守る」(中学一年)の場合
  三 おわりに――NIEの実践を通して
 7 新聞で育てたい情報活用能力
 8 読書生活指導と新聞

4 国語科指導へのくふうを求めて
 1 二年古典学習指導のくふう――朗読と古典新聞づくりを通して古典に親しむ――
 2 発表会を目標として
 3 今、中学生と
 4 朗読を求めるよろこび――生徒とともに――
 5 阿波方言の分布と特徴
 6 一人一人が課題を胸に
 7 学ぶよろこびを教室に――学習記録を核として――
  一 国語を学ぶよろこびとは?
  二 学ぶよろこびを支える学習記録
  三 年間を見通した単元学習を
  四 二年間を振り返って
 8 生活的に語彙を学ばせるくふう――中学一年の場合――
 9 『教育話法入門』の示唆するもの
 10 謝恩のことば――退官される野地潤家先生へ――

あとがき
跋  文(野地潤家)
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