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価値哲学〈増補改訂版〉 ――「私」の解体と再構成にむけて――

著者
和佐谷維昭 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
284 
定価
1,760円 (本体1,600円 )
発行日
2007年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-966-4 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
生きることと考えること/人間と価値(人間存在の層的構造・他)/言語と価値(脳死論議におけることばの問題・他)/教育と価値(教科主義教育と知の再構成)/死刑と生命倫理
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序論 生きることと考えること
1 生きること
2 人・人間として生きること
(1)人間の本質についての議論
(2)考えること

第一章 人間と価値
第一節 人間と価値
 1 人間生活と価値
(1)日常生活での価値実践
(2)価値について
 2 価値哲学
(1)価値哲学――わたくしの立場――
(2)層理論について
(3)価値界における法則性
第二節 人間存在の層的構造――世界における人間の位置――
 1 人間存在の層的構造について
(1)無生物的存在層
(2)有機的存在層
(3)動物あるいは心的なもの
(4)人間あるいは制と―心的存在
(5)人間よりもいっそう尊いもの
 2 層構造間の相互関係について
(1)範疇的層法則
(2)範疇的依存の法則

第二章 言語と価値
第一章 言語と価値(その一)――ことばの作用について――
 1 はじめに
 2 言語というメガネ
(1)ことばの固定化作用
(2)ことばの異化作用
(3)万物は流転する
 3 ことばの定義から言語の用法へ
第二節 言語と価値(その二)――言語と実在との関係について――
 1 注意すべきいくつかの問題点
(1)判断の真偽の意味と真偽の基準について
(2)定義について
(3)ことばと実在
 2 躓きの石
(1)文章について
(2)言語の用法の吟味へ
第三節 脳死論議におけることばの問題――「脳死臨調報告」について――
 1 脳死に関する諸問題
 2 「人の死」について
(1)「しかし」の用法――文章の論理性――(2)「人の死」」の認識とことば
 3 脳死論議におけるリアリズムとノミナリズム
第四節 「人の死」は実在するか
 1 問題の所在
(1)realismとrelativism
(2)「人の死」について
 2「人の死」は実在するか
(1)「人の死」から「人」および「死」へ
(2)「人の死」は実在するか、またそのことを問うことについて
 3 今後の課題――結論にかえて――
(1)個体としての死
(2)「個」の解体

第三章 教育と価値
第1節 教科主義教育と知の再構成
 1 教科主義教育の批判的評価
 2 知の再構成
(1)知のありよう
(2)知のはたらく場
 3 決断
第二節 人は自らの身体を処分できるか――現代的課題としての自由について――
 1 自由の諸相
(1)語源
(2)自由の諸相
 2 自由の根拠
(1)理性的人間における自由
(2)カレン事件
 3 自由を制限しうるもの
(1)カレン事件の再構成
(2)「人格の社会的概念ないしは人格の社会的役割」という考え方について
 4 人は自分の身体を処分できるか
(1)「人」・「自らの身体」・「処分できる」について
(2)人は自分の身体を処分できるか――「私」の解体と再構成
第三節 ゴミと人間――人間の存在論的規範――
 1 ゴミ問題――ゴミは人間の生活を映し出す――
(1)生活スタイル
(2)モラル
 2 人間と自然
(1)自然に対する人間の態度
(2)自然の回復の試み――結語にかえて――

補論 死刑と生命倫理
 1 問題提起
 2 法と倫理
(1)法と倫理
(2)近代国家の理念
 3 死刑と生命倫理
(1)主体性の理論
(2)生命価値・人格価値・死刑
(3)生命倫理の可能性


資料1 患者の権利宣言(案)
資料2 脳死及び臓器移植に関する重要事項について
資料3 臓器の移植に関する法律
あとがき
増補改訂版あとがき
初出一覧
人名索引
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