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戦後における中学校古典学習指導の考究 

著者
渡辺春美 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
352 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2007年3月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-973-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
戦後の中学校古典学習指導の試行と軌跡を、実践報告・論文等の資料に即してとらえる。1947-1998年の学習指導要領の変遷、諸指導者の実践、作品ごとに捉えた指導の展開など。
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まえがき(野地潤家)

序 章
 一 研究の目的と意義
 二 研究の方法
 三 本書の構成

第一章 戦後中学校学習指導要領の展開――古典の取扱いを中心に――
 はじめに
 一 先行研究
 二 新たな古典教育の始発
 三 古典教育の模索
 四 古典教育の重視
 五 古典教育の拡充
 六 古典教育の適正化
 七 文化・伝統を志向する古典教育
 八 文化・伝統を志向する古典教育の持続

第二章 戦後中学校古典学習指導の展開
 一 大村はま氏の昭和20年代の実践――「古典入門」――
  はじめに
  一学習指導の実際
  二学習指導の基盤
  三「古典に親しむ」学習の成立要件――生き生きとした学習成立の要件――
  おわりに
 二 大村はま氏の昭和30年代の実践――「古典へのとびら―古典に親しむ―」――
  はじめに
  一授業の概要
  二先行研究
  三単元「古典へのとびら」の構造と展開
  おわりに――考察のまとめ――
 三 規工川佑輔氏の昭和40年代の実践――「古典教育における読書指導―芭蕉の場合―」――
  はじめに
  一規工川佑輔氏の紹介
  二規工川佑輔氏の古典教育の背景
  三規工川佑輔氏の古典教育観
  四「古典教育における読書指導―芭蕉の場合―」の考察
  おわりに――考察のまとめ――
 四 大村はま氏の昭和40年代の実践――「日本語の改良のために―古典に学ぶ―」――  はじめに
  一「日本語の改良のために―古典に学ぶ―」の学習指導の実際
  二学習指導の考察――授業生成の構造
  おわりに
 五 昭和40年代の実践――長谷川孝士氏編著『中学校 古典の授業―全国実践事例―』の場合――
  はじめに
  一『中学校 古典の授業―全国実践事例―』編纂のねらい
  二古文学習指導実践事例の概要
  三古典学習指導の実際
  おわりに――考察のまとめ――

 六 大村はま氏の昭和50年代の実践
  はじめに
  一朗読による古典に親しむ学習指導の展開
  二朗読による古典に親しむ学習指導の展開――単元「古典のなかに見つけた子ども」
  三朗読による古典に親しむ学習指導の発展
  おわりに

 七 小山清氏の古典学習指導――平成年代を中心に――
  はじめに
  一小山清氏の紹介
  二小山清氏の古典学習指導観
  三小山清氏の中学校古典教育実践関係論文一覧
  四小山清氏の古典学習指導の実際
  おわりに――考察のまとめ――

 八 中学校における古典単元学習の実際――森谷留美子・遠藤瑛子・後藤弘子の三氏の場合――
  はじめに
  一森谷留美子氏の古典単元学習
  二遠藤瑛子氏の古典単元学習
  三後藤弘子氏の古典単元学習
  おわりに

第三章 中学校古典作品別学習指導の展開
 一 中学校における『枕草子』の学習指導
  はじめに
  一『枕草子』学習指導の問題意識と中心目標
  二『枕草子』学習指導実践事例の考察
  おわりに――考察のまとめと課題――

 二 中学校における『平家物語』の学習指導
  はじめに
  一『平家物語』学習指導論
  二『平家物語』学習指導の考察
  おわりに

 三 中学校における『奥の細道』の学習指導
  はじめに
  一先行研究
  二中学校における『奥の細道』実践論考一覧
  三中学校における『奥の細道』の学習指導の考察
  おわりに――考察のまとめ――

 四 中学校における『万葉集』・『古今和歌集』・『新古今和歌集』の学習指導
  はじめに
  一1947~1969年
  二1969~1977年
  三1977~1989年
  四1989~1998年
  おわりに――考察のまとめ――

結 章
 一 研究のまとめ
 二 研究の課題

あとがき
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