検索結果一覧
米国都市学区における学校選択制の発展と限界 ――ウィスコンシン州ミルウォーキー市学区を事例に――
- 成松美枝
- 09年度学術振興会助成
- A5
- 248
- 4,180円 (本体3,800円 )
- 2010年1月28日
- ISBN978-4-86327-081-7
- C3037
- 教育〈学校教育〉
渓水社で購入する | |
---|---|
オンライン書店で購入 |
- 序 章 本研究の課題と対象及び方法
第1節 本研究の目的
1.問題の所在
2.先行研究の検討
第2節 本研究の対象と方法
1.対象の設定
2.分析の方法と視点
3.各章の構成
第1章 学校選択導入以前の伝統的公教育制度:近隣学校制
第1節 市教委と近隣学校制度の成立
第2節 1920年代から50年代まで:義務教育体系の整備期
第3節 学区拡張と児童生徒の過密化への対応:1950年代から70年代まで
1.黒人児童の激増と学区内の人種分離
2.1960年代の補償教育の高まり
3.人種統合と近隣学校制
第2章 1970年代における学校選択制度の導入
第1節 人種統合のための学校選択:チャプター220とマグネットスクール
第2節 チャプター220プログラム:州管轄による人種統合プログラム
第3節 マクマリン教育長のマグネットスクールの構想
1.制限のない高校
2.オプションズ・フォー・ラーニング
第4節 連邦司法裁判所による人種統合命令
第5節 マグネットスクールの開始
1.選択制プログラムの開始
2.緊急学校援助法資金
3.マグネットスクールの成果
第6節 1980年代におけるマグネットスクールの危機
第7節 現在のマグネットスクールの実践
1.1999-2000年度のマグネットスクール
2.現在のMSのプログラム
3.MSの実践事例:エルム・クリエイティブアーツ小学校
4.MSの実践事例2:ゴルダマイヤー小学校
第8節 教育の質の担保:教育課程におけるスタンダード設定とアカウンタビリティーのシステム
第9節 まとめ
第3章 1990年代:学校選択制のさらなる展開
第1節 ミルウォーキー・ペアレンタル・チョイスプログラム:
ミルウォーキー・ヴァウチャープログラム
1.人種統合政策の限界と私学選択案の登場
2.「ヴァウチャー案:の登場」導入と発展
3.基準・スタンダード設定とアカウンタビリティー
4.ヴァウチャー制参加校の事例
5.分析:ミルウォーキー市のヴァウチャー制の特徴
6.まとめ
7.成果
第2節 チャータースクール
1.歴史と導入まで
2.ミルウォーキー市公立学校のチャータースクールの開設申請
3.MPSチャータースクールのスタンダードとアカウンタビリティー
4.チャータースクールの革新性
5.ミルウォーキー市学区CSの獲得した自治
6.チャータースクールの学力向上効果
7.まとめ
チャータースクールのガイドライン
第3節 オープン・エンロールメントプログラム:
競争原理導入のための学区間学校選択
1.歴史と導入の背景
2.オープン・エンロールメント制のスタンダード
3.考察とまとめ
第4章 学校選択制の意義と限界
第1節 学校選択制の意義と限界
1.限界
2.意義
第2節 公立学校の近隣学校政策への進化
1.ミルウォーキー市の学校選択の特徴:負の要因
2.ミルウォーキー市公立学校の近隣学校政策への進化
第5章 ミルウォーキー市公立学校の近隣学校計画
はじめに
第1節 ミルウォーキー市学区の新しいパラダイム:教育行政の分権化推進
1.学校を基礎にした教員雇用
2.学校を基礎にした予算
3.チャータースクール化
第2節 ミルウォーキー市公立学校近隣学校計画
1.「近隣学校計画」の導入まで:ミルウォーキー近隣学校案
2.近隣学校計画の内容
3.近隣学校の事例
第3節 「近隣学校計画」の様相
第4節 まとめ
終 章 総括と展望
資料 Mapping Out:ミルウォーキー市の学校選択の位置
1.チャプター220プログラム
2.マグネットスクール
3.ヴァウチャー制:私立学校選択
4.オープン・エンロールメント制
5.チャータースクール
参考文献リスト
あとがき
索引