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山里からの伝言 ――中国山地2010~2012

著者
島津邦弘 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
270 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2012年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-187-6 
Cコード
C0036 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
中国山地周辺の人々の暮らしや産業の移り変わりを、ルポ形式で報告する。ある地域では消滅し別の地域では逞しく再生した。中国山地に連綿と続く人々の営みの記録。益田市匹見町・島根県邑智郡・奥出雲地域・三次・庄原北部地域・芸北地域。書評

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はじめに

第一章 過疎対策の実験台――益田市匹見町
 第一節 過疎町長との再会
 第二節 「広見」顛末記(1)
 第三節 「広見」顛末記(2)
 第四節 「広見」顛末記(3)
 第五節 もう一つの集落移転「日の里」
 第六節 炭窯「夢ファクトリー」
 第七節 ツバメ型ライフ
 第八節 「みどりの工場」
 第九節 「木工の里」の試練
 第一〇節 「木工の里」を守る
 第一一節 ワサビ再興の夢
 第一二節 ワサビIターン

第二章 新しい血――島根県邑智郡
 第一節 「香木の森」の二〇年
 第二節 「第二の故郷」
 第三節 「第二の故郷」の記憶
 第四節 「新石見人」の田舎発見
 第五節 「地域おこし協力隊」の若者たち
 第六節 「郡都」川本の苦悩と光明

第三章 「御三家」からの自立――奥出雲地域
 第一節 「出雲御三家」の陰り
 第二節 「御三家」のいま
 第三節 「鉄の歴史村」吉田の迷走
 第四節 鑢「世界遺産化」への道のり
 第五節 「道の駅」の憂鬱
 第六節 「木次乳業」の軌跡

第四章 備北の模索――三次・庄原北部地域
 第一節 牛と別れる日
 第二節 ワニ料理とネット情報
 第三節 建設会社とイチゴ工場
 第四節 「あとつぎ会」の心意気
 第五節 高速道とリンゴ農家
 第六節 第三セクター「㈱君田21」
 第七節 川根「自治」の実践

第五章 大都市のとなりで――芸北地域
 第一節 恐羅漢山の麓
 第二節 山仕事と木工
 第三節 和牛飼育の異端「見浦牧場」
 第四節 圃場整備の誤算
 第五節 私学の灯火を守る
 第六節 どんぐり村(1)――そばの里
 第七節 どんぐり村(2)――芝生ビジネス

終 章 総括編
 第一節 人口政策としての過疎対策
 第二節 里山復権
 第三節 高速道の悲哀
 第四節 学校が消える
 第五節 土建業の盛衰
 第六節 価値観転換のとき

主な参考文献
おわりに
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