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国語科授業論考
- 広瀬節夫
- A5
- 1024
- 19,800円 (本体18,000円 )
- 2016年3月25日
- ISBN978-4-86327-315-3
- C3081
- 国語・漢文教育〈総論〉
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- _________________1巻
まえがき――本研究の序説
1 研究の目的・課題
2 研究の方法
3 研究の意義
1 国語科授業の開拓と創造
第一部 小学校における国語科授業の探究
第一章 青木幹勇国語教室の生成と発展
第一節 国語科授業創成への基盤づくり―模索期を支えた先行実践―
はじめに
一 木村寿氏の生活綴り方教育から
二 芦田恵之助氏の七変化教式から
三 古田拡氏の授業法から
おわりに
第二節 国語科授業実践理論の生成―開拓期における読解指導体系の構築―
一 読解指導論の展開
二 読解指導における「発問」論
三 読解指導体系の構築
第三節 国語科授業実践理論の確立―熟成期における実践体系の樹立―
一 青木先生の国語教室
二 「書きながら読む」の実践体系の樹立
第四節 国語科授業評価の視角―読心を育んだ青木教室―
はじめに
一 現代詩人・石川逸子の詩の世界
二 青木教室の回想記
三 国語教室の実際
四 学習者の受けとめ方
五 授業評価の枠組み
おわりに
第五節 国語科授業原論構築への志向―『生きている授業・死んだ授業』の場合―
はじめに
一 国語科授業の機微
二 国語教師の基本能力
三 教材研究の契機
四 授業展開の段落
五 書きながら読む
六 作文指導の重要性
七 音読指導の工夫
おわりに
第二章 国語科授業実践史における定位
第一節 「授業研究開花期」における「実践的研究」
はじめに
一 斎藤喜博氏の読み方授業における「組織学習」
二 東井義雄氏の「体で読む」授業の探究
第二節 創成された国語科授業論の特質
一 斎藤喜博氏の授業論
二 東井義雄氏の授業論
三 青木幹勇氏授業論
おわりに
第二部 中学校における国語科授業の創造―大村はま国語教室の成立と展開―
第一章 大村はま国語教室の基礎的理論
―西尾実氏の言語生活論・言語文化論・国語学習指導論―
はじめに
一 基礎的理論としての言語生活論・言語文化論と実践的指標としての国語学習指導論
二 言語生活教育としての国語単元学習の創出
おわりに
第二章 国語単元学習創造への道程
一 ひとりひとりが認められる場
二 学習法としての「書くこと」の発見
三 「子どもを知る」ことから
四 「文化志向」の単元学習へ
第三章 生きた学習活動を営ませるために―国語の学習・指導形態の多様化を―
一 学習活動の改革
二 学習活動の整理
三 単元「読書」の学習指導
四 多様な学習形態を駆使した学習活動の展開
五 多様な学習形態を活用した学習活動の成果
六 生きた学習活動を営ませるための国語の学習形態の多様化
第四章 国語教室を変える工夫
第五章 国語教室を「生きた場」にする方法
一 教師であること
二 「実の場」をつくる教師の仕事
三 グループ指導の方法
四 ひとりひとりを育てる
第六章 「読み浸らせる」授業の創造
一 ことばの学習の「生きた場」をつくる
二 読み浸る「生きた場」をつくる
三 「重ね読み」の発見
四 「鑑賞のための朗読」
五 文学作品を読み味わう方法
六 みずから求めて読ませる方法
七 「ほんとうに読ませる」ことを求めて
第七章 大村はま氏の読むことの指導の実践理論
一 国語科授業の実践的課題
二 文学の単元学習のための基礎学力
三 文学鑑賞にふさわしい教材
四 個人差に即した文学鑑賞
五 単元「詩の味わい方」
六 「重ね読み」の発見
七 文学鑑賞のための朗読の指導
八 生活的に学ばせる実践的理論の確立
第三部 高等学校における国語科授業の開拓
第一章 国語単元学習の展開―増淵恒吉氏の場合―
一 自主的学習の開拓
二 国語単元学習の展開
三 国語学習の課題設定の方法
四 「読解力」の分析
五 課題究明による精読の方法
六 国語科授業理論としての特質
第二章 「問題意識喚起」の文学の授業―荒木繁氏の場合―
一 生活と文学を結ぶ
二 民族教育としての文学教育
三 文学の教育的機能
四 「問題意識喚起」の文学教育の方法
五 文学の授業としての特質
第三章 「状況認識」の文学の授業―大河原忠蔵氏の場合―
一 「状況認識」の文学教育を生み出した背景
二 「状況認識」を育てる文学教育の内容
三 「状況認識」を育てる文学教育の方法
四 「状況認識」を育てる文学の授業の実際
五 「状況認識」の文学の授業の特質
第四章 「現実認識」の文学の授業―益田勝実氏の場合―
一 高校国語科教育の問題点
二 文学の授業の内容
三 文学の授業の方法
四 文学の授業の実際
五 「現実認識」の文学の授業の特質
第五章 戦後における文学教育への模索
一 読み手にとっての文学概念
二 国語教育における言語と文学
三 文学教育の機能の発見
四 文学の授業の開拓
_________________2巻
2 国語科授業方法の生成と進展
第一章 国語科授業方式論の系譜
一 国語科授業研究の視点
二 国語科授業方式の歴史的検討
三 国語科授業過程の構造
四 「国語単元学習」の開拓
五 国語科学習における「系統学習」
六 「プログラム方式」による授業改造
七 国語科授業の「システム化」
八 国語科における「練習学習」
九 「学習課題」設定による授業展開
十 国語科授業論構築のために
第二章 国語科授業方式の成立と展開
第一節 昭和二十年代の「国語単元学習」論
はじめに
一 輿水実氏の「国語単元学習」論
二 倉澤栄吉氏の「国語単元学習」論
三 大村はま氏の「国語単元学習」
おわりに―研究の成果と課題
第二節 国語科における「系統学習」論
はじめに
一 言語能力の分析に基づく系統学習
二 言語生活の体系化による系統学習
三 言語発達に即した基礎能力の系統学習
おわりに
第三節 昭和四十年代の「国語単元学習」論
一 倉澤栄吉氏の「新単元学習」論
二 大村はま氏の「読書生活の指導」
第四節 国語科における「練習学習」
一 国語単元学習と練習学習
二 「練習」の概念
三 「練習学習」の対象
四 「練習学習」の方法
五 「練習学習」の展開
六 国語科における「練習学習」の特質
第五節 「学習課題」設定による授業展開
一 「学習課題」設定による授業展開
二 「学習課題」の機能と成立条件
三 「学習課題」の生成過程と構造化
四 「学習課題」に盛り込まれる内容
五 「学習課題」づくりの方法
六 「学習課題」解決の課程
七 「学習課題」設定による授業方式の成果と課題
第六節 国語科における「指導過程」論
一 国語教室における二つの指導方法
二 「国語基礎学習」における指導過程
三 「国語単元学習」における指導過程
四 指導過程の多様化への工夫
3 国語科授業論の拠点と視角
第一章 国語教育方法論としての視野
一 戦後における国語科授業の変遷
二 学習価値を発見する教材研究
三 個を生かす授業形態
四 自己学習力を育てる授業過程
五 学習技術を育てる指導技術
六 学習方式としての授業方式
七 教育方法を生かす学習技術
第二章 国語科授業内容の再生と創造
第一節 授業内容の再生―ことばを育てる―
一 子どもたちのことば
二 子どもたちのことばの背景
三 ことばの習得の過程
四 ことばを育てる授業
第二節 授業内容の創造―情報化社会を生きる―
一 「発見し創造する」国語の授業
二 情報選択力を育てる
三 時代にふさわしい学習環境を
第三章 国語科授業過程における言語活動
第一節 教育における言葉の働き
一 子どもを育てる言葉
二 言葉のもつ人間的機能
三 「教育話法」と「学習話法」
四 対話的な関係のなかで
第二節 「聞くこと」の位相と機能
一 「聞く力」の退行現象
二 音声言語指導の内容としての「聞くこと」
三 言葉の意味を聞き取る
四 「聞くこと」の位相と機能
第三節 「聞きわけ」・「聞きひたり」から「沈黙」へ
一 「聞きほれる」と「聞きひたる」
二 創造的な営みとしての「沈黙」
第四節 正しく聞き取る力を育てる
一 すべての学力の基礎となる「聞くこと」
二 創造としての「聞くこと」
三 言葉とその意味との関係
四 「聞くこと」の指導体系
第五節 話し合いに誘う教材
一 問題を投げ掛ける文章・「あいさつの力」
二 単元「『あいさつ発見物語集』を作ろう」(四年)
三 話し合い指導のための教材化研究の視点
第六節 話し合いから学び合いへ
一 教師と子どもの言語的相互作用
二 コミュニケーション技術としての話表力
三 「話し合う」こころと「話し合い」の種
四 「話し合い」のなかで「学び合い」を育てる
第七節 板書とノートの有機的関連を図る
一 板書機構と学習帳の相関
二 板書と学習ノートへの新視点
三 学習活動の「場」として
四 板書から学習記録へ
五 新しい機構の発見へ
第四章 国語科授業における評価
第一節 学習評価としての「自己評価」・「相互評価」
一 「学習意欲」の自己評価
二 「国語学習記録」が生み出す自己評価と相互評価
第二節 授業記録による授業評価
一 実践報告をまとめる観点
二 研究課題の設定
三 授業過程の分析・考察
四 授業の評価
あとがき――本研究の結説
1 研究の成果
2 研究の総括