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教授学と心理学との対話 これからの授業論入門

編者
ハンナ・キーパー・吉田成章 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
214 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2016年9月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-365-8 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
教育のグローバル化やエビデンスに基づく教育改革の推進といった経済論理優先の教育論議の中で、カリキュラム論と授業論の大きな転換点にたつ日本とドイツ。両国の教授学者の対話により「PISAショック」が与えてきたカリキュラム論・授業論・教師教育論への影響を描き出し、教育学が示す「理想的な規範性を押しつけられる教育」でもなく、心理学が示す「実証的なデータに安易に追随する教育」でもない、教育研究と教育実践の本来のあり方の提示を試みる。書評

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 まえがき

第1章 PISA後の教授学的思考
 1 教員養成改革と学校改革
 2 教授学的思考を巡る論点と課題
 3 教育的知識と教育的行為

第2章 PISA後のカリキュラム改革と教育実践の課題
 1 日本とドイツにおける「PISAショック」と教育政策の展開
 2 「PISAショック」後のカリキュラム改革の焦点と課題
 3 PISA後の授業理論と授業実践の課題

第3章 教授学モデルと授業理論の展開
 1 ドイツにおける教授学モデル
 2 日本における授業研究の展開:「日本版教授学モデル」として
 3 教授学モデルと統合的教授学

第4章 統合的教授学に基づく授業づくり
 1 授業における行為
 2 指導案の構想
 3 学習と学習の基礎モデル
 4 学習アレンジメント、足場かけ、モニタリング
 5 授業計画の事例:4年数学「立方体の展開図」

第5章 授業づくりと学校づくりにとっての授業分析の意義
 1 授業研究と授業分析
 2 同僚による授業参観と研修による授業分析と授業改善
 3 教師の専門性と学校開発の一部としての授業づくり

第6章 教授学と心理学の接点としての授業研究
 1 授業の観察、記録と解釈:論点と課題
 2 授業研究における心理学的アプローチの動向と課題
 3 個々の子どもの学びの「見とり」と授業分析:個別的診断の意義と課題

 あとがき:やや長い解説と今後の展望と課題について


 参考文献一覧
 本書の概要(ドイツ語版・英語版)
 索引
 編者・執筆者・訳者紹介
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