検索結果一覧

「体育」から逃走する子どもたち 

著者
石垣健二 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
246 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2024年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-663-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈保健・体育〉
 
内容
なぜ子どもたちは「体育」から逃走するのか。現代の体育の歪みについて分析し、「これからの体育(体の教育)」のあり方を模索する。付論では、具体的な体育授業について提案。最近の体育授業に違和感をもつ先生、体育教師を志す学生―必読の書。
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おもしろ・ふしぎ科学遊び 111選 子どもに伝えたい16の話付きPOD版

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著者
中山貴司 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
160 
定価
2,310円 (本体2,100円 )
発行日
2024年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-664-2 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈理科 算数・数学〉
 
内容
小学校教員としての経験もある著者が厳選した、大人も子どもも一緒に楽しめる魅力的で学びにあふれる111の科学遊びを紹介する。成長段階の児童生徒のために書き下ろした「子どもに伝えたい16の話」付き。
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はじめに
おもしろふしぎ科学遊び選の特徴

 ★重心で楽しむ!
  1.重心の見つけ方
  2.バランスオニヤンマ
  3.うちわ回し
  4.バランスフォーク
  5.つり合った針金を曲げると…
  6.物の重さは重心に!ホント?
  7.どんぐりやじろべえ
  8.椅子から立てない!
 
 ★慣性で楽しむ!
  9.ペットボトルの中に落ちる1円玉
  10.下敷き引き
 
 ★動きで楽しむ!
  11.思い通りに動くビー玉振り子
  12.ニュートンのゆりかご
  13.ペンデュラムウェーブに挑戦!
  14.手づくりニュートンビーズ
  15.ふしぎな動きをする丸いアルミホイル
  16.スティックドミノ
 
 ★回転で楽しむ!
  17.リングキャッチャー
  18.おもりで紙皿釣り
  19.色や模様を楽しむCDコマ
  20.ビー玉逆さコマ
  21.卵の立ちコマ
  22.高速で回るコマ
  23.マクスウェルのコマ
  24.ビーゴマ
  25.回転コップ飛ばし
  26.振動で回転する紙
  27.金魚鉢の中に金魚が入った!
  28.アヒルのダンス
 
 ★磁石で楽しむ!
  29.のぼり虫
  30.砂鉄で顔を完成させよう 
  31.鉄の中のフェライト磁石
  32.磁石に引き寄せられるお金
  33.磁石につく?つかない?
 
 ★光で楽しむ!
  34.浮かび出るクイズの答え
  35.水を入れると消えるシール
  36.絵の一部分が消えた!
  37.熊だぞ!逃げろ~
  38.浮かび出る応援メッセージ
  39.浮くビー玉オブジェ
  40.きらめく光万華鏡
  41.卵からかえるヒヨコ
 
 ★空気で楽しむ!
  42.逆さまにしても落ちないコップの水
  43.ペットボトルミニ空気砲
  44 ダンボール空気砲
  45.ダンボール空気砲
  46.大きくなるマシュマロ
  47.ペットボトルの中で膨らむゴム風船
  48.浮いたり沈んだりする魚-浮沈子-
  49.浮沈子でモール釣り
  50.発泡スチロール浮沈子
  51.かんたん!ストロー浮沈子
  52.ペットボトルで噴水
  53.ビンの上で動く10円玉
  54.吸い込まれる風船①
  55.吸い込まれる風船②
  56.にょろにょろおばけ
  57.風船ホバークラフト
  58.折り紙とボール,先に落ちるのは?
  59.欲張ったらジュースが落ちるコップ
  60.穴から水がこぼれない!
  61.雲をつくろう!
 
 ★水で楽しむ!
  62.ウォータートルネード
  63.コップからこぼれない水
  64.竹串を刺してもこぼれない袋の水
  65.5円玉虫メガネ
  66.にじみ絵
 
 ★静電気で楽しむ!
  67.動く空き缶と水
  68.宙に浮く発泡ビーズ
  69.宙に浮く電気クラゲ
  70.静電気ビリビリコップ
  71.静電気コップで光る蛍光灯
  72.静電気で動く1円玉
 
 ★電磁石で楽しむ!
  73.コイルモーター
  74.かんたん!ファラデーモーター
 
 ★物の性質で楽しむ!
  75.スプーン曲げ
  76.コップから落ちない水
  77.小麦粉バルーン
  78.コーンスターチバルーン
  79.水とき片栗粉バルーン
  80.小麦粉粘土づくり
  81.よく跳ねる風船ボール
  82.割れない風船
  83.びっくり!虫の標本
  84.ピョーン&くるくるピョーン
  85.紙コップロケット
  86.くねくね飛び跳ねるストロー
  87.イルカのジャンプ
  88.いろいろなスライム
  89.いつでもどこでも泥団子
  90.宙に浮くスティック!
  91.カラフルミョウバン結晶
  92.プラバンキーホルダー

★紙で楽しむ!
  93.折り紙リングひこうき
  94.よく飛ぶ紙ひこうき
  95.回りながら落ちる折り紙
  96.ドミノたおし折り紙
  97.1回切るだけで☆をつくる
  98.口をパクパク動かす折り紙
  99.折り紙インフィニティ―キューブ
  100.ペーパーブーメラン
  101.いろいろなメビウスの輪
  102.ゼムクリップ知恵の輪

★錯覚で楽しむ!
  103.いろいろな錯覚の絵
  104.上がったり下がったりするゴムボール
  105.ベンハムのびゅんびゅんコマ
  106.飛び出すサイコロ

★生き物のふしぎ!
  107.磁石のようになる鉛筆
  108.ビンの中の松ぼっくり
  109.虫に食われた葉の形
  110.野菜の側根の生え方

★斜面(安息角)で楽しむ!
  111.いろいろな図形に塩を盛る

≪子どもに伝えたい16 の話≫
大切にして欲しい8つの視点
 【視点1】そもそも
  1.サクラの花の下で花見をするわけ
  2.ヒトが直立二足歩行を始めたわけ
 【視点2】別の見方があるかも
  3.違っているように見えても,同じところがある
  4.鳴かぬなら それもまたよし
 【視点3】プロセスはどうだったのかな
  5.過程が人生の糧になります
  6.終わりは始まり
 【視点4】続けているかな
  7.憧れる人をもつこと,魅力的な人
  8.夢を叶える2つのコツ
 【視点5】見えていないものがあるかも
  9.タンポポの根っこ
  10.自分の中の神さま
 【視点6】楽しくできないかな
  11.笑った顔を見れば楽しくなる
  12.大切なのは,私が持っている物
 【視点7】自分が思っているだけかも
  13.事実を正しく捉えること
  14.働くことで得られる幸せ 
 【視点8】本当の意味って
  15.自分で決めたルール
  16.本当の正義とは

おわりに
引用・参考文献
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空の区別 中観派哲学と区別のシステム理論

著者
西菜穂子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
332 
定価
6,930円 (本体6,300円 )
発行日
2024年11月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-653-6 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教 
内容
この世界を生きる自己への問い――
認知科学、社会学、西洋哲学、東洋哲学の記述を、区別および仏教の「空」の思想を通して考察する。
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はじめに

第1章 『身体化された心』の問題提起

 第1節 身体化論提唱の背景
  1『身体化された心』の動機
  2 認知主義批判
  3 同書の仏教理解の問題点
  4 科学(学問)と日常の自己
 第2節 身体化論と仏教思想からの示唆
  1 心の科学と自己
  2 自己の根拠 無根拠性
  (1)自己の根拠
  (2)色の認知 行為からの産出
  (3)無根拠性
  3 エナクティブ・アプローチと自我のない状態

第2章 ルーマンの理論

 第1節 区別・観察
  1 システムと環境
  (1)差異理論としてのシステム理論
  (2)区別・観察
  (3)二値コード
  (4)オートポイエーシス
  (5)社会 意味 言語
  2 自己
  (1)「個人」の同一性と観察者
  (2)意識と
  3 世界
  (1)世界の観察とパラドックスのコミュニケーション
  (2)時間
  (3)世界と沈黙すること
  4 科学システム
  (1)科学システムという観察形式
   (a)Wissenschaft の規定
   (b)複雑性
   (c)偶然(Zufall)
  (2)基礎づけ可能性
   (a)観察の記述
   (b)科学の「説得性」
 第2節 神の区別
  1 宗教システム
  (1)ルーマンのアプローチ
  (2)宗教システムにおける意味
  (3)宗教のコミュニケーション
  2 内在と超越
  (1)内在と超越を扱うこと
  (2)宗教システムのコード「内在/超越」
  3 仏教哲学への関心
  (1)ルーマンの神概念
  (2)ルーマンの仏教観とキリスト教的コスモロジー
   (a)仏教についての記述
   (b)西谷の思想に対する理解
   (c)キリスト教的コスモロジー批判
  (3)ブラフマンについての言及

第3章 ナーガールジュナの哲学

 第1節 ヤスパース「ナーガールジュナ」
  1 西洋における中観派哲学の受容
  2 帰謬法の西洋哲学からの解説
  3 思惟と非思惟
  4 空性 die Leerheit
  5 東洋と西洋の自己
 第2節 中村元『龍樹』
  1 中観派の概略
  (1)歴史的背景と文献
  (2)論敵・説一切有部の思想
  (3)帰謬法
  2 空
  (1)「空」の受容
  (2)中道
  (3)縁起
  (4)空見
  (5)空と救済
  3 我 アートマン
  (1)行為主体
  (2)アートマン
  (3)アナートマン
  4 空と涅槃
  (1)我と涅槃
  (2)二諦と絶対的な智
  5 比較思想的考察
 第3節 ナーガールジュナ論の総括
  1 有と無の対立とその観察者
  2 空・縁起・中道 そして時間
  3 現象世界
 第4節 インド哲学とナーガールジュナ
  1 インド思想とギリシア思想
  2 ヴェーダーンタ思想 ブラフマン
  (1)シャンカラの不二一元論
  (2)時間という無明と世界の展開
  (3)至高のブラフマンと区別の統一
  3 アートマンとブラフマン
  (1)個人存在とアートマン
  (2)ヴェーダーンタと仏教のアートマン、そしてブラフマン
  4 自我のない行為

第4章 西洋の内在と超越・東洋の空と涅槃

 第1節 ニコラウス・クザーヌスの否定神学とナーガールジュナ
  1 否定神学の神
  2 神の観照
 第2節 ルーマン理論と仏教思想
  1 ルーマンの仏教理解
  2 「キリスト教の神」とルーマン
  (1)神の対概念
  (2)偶発性の定式
  (3)キリスト教とルーマン
 第3節 内在の営為と空
 第4節 伴われてあること 菩薩とイエス

おわりに
あとがき
文献
索引
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鳥のことばを語る 

著者
中林光生 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
200 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2024年11月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-658-1 
Cコード
C0045 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
好評既刊書『街なかのタマシギ』『柳林のヤマセミたち』続巻。自然に寄り添いながら長年観察により見えてきた、鳥たちのコミュニケーション行動と、そこから垣間見られるその内面について語る。
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まえがき
挿絵一覧

第1章 鳥のことばを語る
 生き物をじっと観察したい
 自然と一体化する
 鳥たちの内面に迫りたい
 観察と証明
 Signalling のこと

第2章 タマシギのSignalling(信号行動)
 実例1 若鳥たちのW.U.
 実例2 成鳥たちのW.U.
 実例3 雌のW.U.
 実例4 翼に白い羽根を出す
 実例5 雄のW.U.
 実例6 雌のW.U.(追加)
 実例7 雌が雄をなだめる場合
 実例8 雌が道具を使う

幕間(まくあい) 新しい環境・新しい観察

第3章 ヤマセミの棲む樹林

第4章 ヤマセミのSignalling(信号行動)
 実例1 雛の滑空、親の滑空
 実例2 つがいの「舞」
 実例3 巣立ちをひかえた親たちのフライト
 実例4 滑空飛行に没頭する
 実例5 抗議の気分をフライトで「表現」
 実例6 もう一つのつがいの語り合い
 実例7 足場での雄雌のいさかい
 実例8 雄が魚をプレゼントする

第5章 鳥たちは「表現」する
 性格の違いがもたらす行動の違い
 ナリマサとオハルの場合
 ナリマサが新しいことを始めた
 オハルも杭を使いだした

付録
 トシイエのつがいに変化
 新しい雄(ヤマブキの君)が出現
 縄張りの主の交代を時間の経過で見る

引用文献
あとがき
索引
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「鍛える国語教室」の教材研究 ―『海の命』を例に野口芳宏の教材研究法を解明する―POD版

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著者
冨樫忠浩[柳谷直明監修] 
シリーズ
 
助成
 
判型
菊 
ページ
160 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2024年10月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-661-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
野口芳宏はなぜ「授業名人」と言われるのか――。現役教員である著者が野口の「教材研究」を分析。「学習用語」指導の必要性について再考し国語科授業の改善を提案する。
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【取扱い不可】
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監修の言葉 【柳谷直明】
序【冨樫忠浩】
「鍛える国語教室」の教材研究 / 本書の構成について

第一章 「文学的な文章の教材研究」とは何か
 1 柳谷直明 紙上講座 「到達研究を踏まえた教材研究」【柳谷直明】
 2 冨樫忠浩 紙上講座 「教材研究から焦点精査の授業を考える」 【冨樫忠浩】

第二章 野口芳宏の教材研究       
 1 野口芳宏 「教材研究ワークシート」の提案 【野口芳宏】
 2 野口芳宏 紙上講座 「素材研究」―「なぜ、教えるのか。」(目的)【野口芳宏】
 3 野口芳宏 紙上講座 「教材研究」―「何を教えるか。」(内容) 【野口芳宏】
 4 野口芳宏 紙上講座 「指導法研究」―「どう教えるか。」(方法) 【野口芳宏】
 5 実物で見る野口芳宏の学習指導(案)【冨樫忠浩】
 6 実物で見る野口芳宏の教材研究メモ 【冨樫忠浩】

第三章 『海の命』を焦点精査で授業する【冨樫忠浩】
 1 『海の命』の研究的「リレー授業」提案 【冨樫忠浩】
 2 「海の命」とは何か―第一時 【柳谷直明】
 3 「悲しみを背負う」とは?―第二時 【冨樫忠浩】
 4 なぜ「泣きそう」になったのか―第三時 【野口芳宏】
 5 「残さなければいけない命」―第四時 【冨樫忠浩】
 6 指導者の比較から共通項を見出す
 7 「焦点精査」による研究的リレー授業を終えて【野口芳宏】

第四章 なぜ今、「学習用語」指導が必要なのか 【冨樫忠浩】
 1 「学習用語」の選定と指導法の普及が課題である 
 2 文学的文章の教材研究を汎用化する
 3 「焦点精査」で主題読みを実現する
 4 教材研究ワークシート(簡略版)【活用例】

第五章 文学作品の価値に迫る五つの「学習用語」 【冨樫忠浩】
 1 「主題」
 2 「題名」
 3 「場面」
 (1)「時」
 (2)「場所」
 (3)「登場人物」①「登場人物」②「主人公」③「対人物」④「人物像」
 4 「構成」
 5 「語り手」

参考文献一覧
跋 【冨樫忠浩】
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University L2 English for Self-Maturity and Language Maturity (Twin Maturities) Theory, Practice, Textbook DevelopmentPOD版

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編者
金岡正夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
菊 
ページ
394 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
2024年9月14日 
ISBN
ISBN978-4-86327-659-8 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
大学英語(外国語)の存在意義と普遍的価値は人格形成にある。言語運用能力と学習実践をそこに定めて信念、価値観、世界観、人生観を明らかにしていく。それが叡智(ウィズダム)学習となり、結実する。このベクトル(自己成熟&言語成熟)実現に向けて学際性(倫理学、公共哲学、スピリチュアリティetc.)を重視し、教授法を立ち上げ、授業実践とテキスト開発に至る取り組みを紹介。(本文英文)
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【取扱い不可】
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Abbreviations
Author Biography
Preface
Acknowledgments
Introduction and Overview

【PART I College English:Educational,Spiritual,Philosophical Foundations】
Chapter 1 Higher Education:Its Authentic Traditional Values
Chapter 2 The Value of Spiritual Education in the Contemporary University
Chapter 3 Issues of Character for Successful Self-Growth
Chapter 4 Teaching Wisdom for Spirituality,Character,and Public Philosophy

【PART II L2 Motivation Aimed at Maturities of Self,Language Use,and Learning Experience】
Chapter 5 Critical Insights on Traditional L2 Motivation
Chapter 6 L2 Motivation:Repositioning its Raison D’etre Toward Authenticity
Chapter 7 Ushioda’s L2 Motivation Theory (1):Its Core Values
Chapter 8 Ushioda’s L2 Motivation Theory (2):Two Hallmark Concepts
Chapter 9 Ushioda’s L2 Motivation Theory (3):Glossary of Key Terms and Visual Summary

【PART III Status Quo of English Learning and Teaching:In Case of a Japanese University】
Chapter 10 Anatomy of L2 Learners (1):A Survey Covering Inner and Outer L2 Domains
Chapter 11 Anatomy of L2 Learners (2):A Survey of Language Learning and Teaching Styles and Current Linguistic Capability
Chapter 12 Anatomy of L2 Learners (3):A Survey Focusing on What Authentic College English Ought to be,Current Linguistic Capability and Self-Image as an L2 Learner

【PART IV English Teaching and Learning Practices at a Japanese University】
Chapter 13 The Effects of Self-Orienting L2 Context:Seeking Accomplishment,Efficacy,Satisfactory Language Use,and Self-Directed Learning
Chapter 14 The Effects of PCRV-Exemplified L2 Context:Seeking Well-Integrated L2 Practice and Real Life Aphorism Creation
Chapter 15 New Directions of College English (1):Well-Balanced Character,Well-Perceived Spiritual Growth,Well-Integrated L2 Practice
Chapter 16 New Directions of College English (2):EMP Aimed at Well-Rounded Character and Matured Language Use with the Spirit of Public Philosophy

【PART V Future Goal of College English:Interdisciplinarity and Organic Amalgamation of Various Domains】
Chapter 17 A PCRV-CDST-HELP Pedagogical Model:L2 Teaching Styles,L2 Learning Styles,L2 Use Capabilities,and L2 Task Interest Aimed at Self-Maturity and Language Maturity
(Twin Maturities)

【PART VI Textbook Development:Theoretical and Pedagogical Challenges and Approaches】
Chapter 18 Concrete Model of a College English Textbook (1):Reading-Oriented Learning Context
Chapter 19 Concrete Model of a College English Textbook (2):Writing-Oriented Learning Context
Chapter 20 Concrete Model of a College English Textbook (3):English for Medical Professionals (EMP)-Oriented Learning Context

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Subject Index
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映画文化史講義 日本の戦後からバブル時代まで あるいは『リンゴの唄』から『クリスマス・イブ』までPOD版

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著者
長谷川功一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
208 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2024年9月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-655-0 
Cコード
C1074 
ジャンル
芸術・文化 
内容
戦後から1990年代までの映画を取り上げて、20世紀後半の日本文化の諸相に迫った映画文化史の研究書。作品や俳優を正面から取り上げて論じているだけではなく、流行歌・教会結婚式・クリスマス・インターネットと映画の関係に着目した考察もあり、スクリーンを通して、現代の日本社会が意外な角度から見えてくる。テーマ別に探究した10編の論考から成る。
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 はじめに

第1章 日本映画における流行歌『リンゴの唄』使用の歴史とその考察
 はじめに
 1.戦後に流行した『リンゴの唄』
 2.時代指標としての『リンゴの唄』
 3.『リンゴの唄』・ヤクザ映画・闇市
 4.女性応援歌としての『リンゴの唄』
 おわりに

第2章 美空ひばりの“ 男女二役映画” の考察
 はじめに
 1.『悲しき口笛』と『東京キッド』に見られる男女二役の萌芽
 2.ひばりの男役と女性二役
 3.ひばりの男女二役映画
 4.他の二役映画との比較
 5.ジェンダー境界の越境
 おわりに

第3章  結婚しない信念の断念と変容―『晩春』(1949)・『麦秋』(1951)・『東京物語』(1953)の“ 紀子三部作”の考察
 はじめに
 1.戦前から戦後の映画における原節子の女優像
 2.『晩春』と『麦秋』における結婚しない信念の断念
 3.『東京物語』における紀子の再婚をめぐる場面
 4.家制度の崩壊という『東京物語』の主題
 5.結婚しない信念の変容
 おわりに

第4章  戦勝映画としての『ゴジラ』(1954)
―東宝戦争映画とハリウッドSF 映画の文脈による作品構造の考察
 はじめに
 1.戦争映画としての『ゴジラ』
 2.東宝戦争映画に連なる『ゴジラ』
 3.特撮における東宝戦争映画と『ゴジラ』の連続性
 4.『ゴジラ』のハリウッド映画的起源
 5.『ゴジラ』の持つハリウッド映画の構造
 6.ゴジラ打倒の意味
 おわりに

第5章 『 伊豆の踊子』6 回の映画化をめぐって
―吉永小百合主演作品と団塊の世代
 はじめに
 1.『伊豆の踊子』映画化の系譜(1933 ‐ 1974 年)
 2.松田聖子主演の幻の『伊豆の踊子』
 3.映画化で原作は読まれるようになるか
 4.吉永小百合の『伊豆の踊子』と団塊の世代
 おわりに

第6章  映画『男はつらいよ』シリーズ(1969-1995)と下町ノスタルジア
 はじめに
 1.『男はつらいよ』シリーズの世界
 2.『 男はつらいよ』の下町ノスタルジア
 3.下町ノスタルジアの同時代性
 4.地方のノスタルジアとDISCOVER JAPAN キャンペーン
 おわりに

第7章  映画『プルメリアの伝説 天国のキッス』(1983)論
―アイドル歌手・松田聖子から見えてくる1980 年代
 はじめに
 1.若い女性にヒットした『プルメリアの伝説』
 2.ハワイ映画としての魅力
 3.縁談(家制度)と恋愛の対立
 4.ハワイ映画の“ アメリカ的な日系脇役”
 5.ハワイ映画の“ 日本的な日系ヒロイン”
 6.お見合いを批評的に見る日系ヒロイン
 おわりに

第8章 教会結婚式と日本映画
 はじめに
 1.ハリウッド映画の影響
 2.芸能人による教会結婚式の影響
 3.日本映画の中の教会結婚式
 4.挙式中の逆転劇
 おわりに

第9章  銀幕のクリスマス革命
―山下達郎『クリスマス・イブ』(1983)と映画『君は僕をスキになる』(1989)
 はじめに
 1.1980 年代後半のクリスマス革命
 2.『クリスマス・イブ』によるクリスマス革命
 3.『恋人がサンタクロース』と雑誌のクリスマス特集
 4.クリスマス革命以前のクリスマス映画
 5.銀幕のクリスマス革命とその後の日本映画
 おわりに

第10章  文通とインターネット
―映画『Love Letter』(1995)の回想場面の考察
 はじめに
 1.文通の映画
 2.前半と後半における文通の形態の相違
 3.一人二役によるコミュニケーション
 4.パソコン・インターネットの普及と映画の動向
 5.文通とインターネットの比較
 6.インターネットから考える回想場面
 おわりに

 おわりに
 あとがき
 参考文献一覧
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児童生徒の学校適応感がUPする PBAODによる道徳プログラム実践集 POD版

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編者
森川敦子 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
190 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2024年10月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-656-7 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈道徳教育〉
 
内容
SSTと道徳、学級活動の3ステップを学級経営のカギの時期(4月と9月)に実施するシンプルなプログラム、PBAOD。本書はPBAODの効果、つくり方、ポイント、実践例を分かりやすく解説。本書を読めば誰でも簡単に取り組めます。学級経営に悩む先生方、研究者必読の一冊。
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はじめに
第1章 PBAOD(ピーバオッド)とは何か〈理論編〉
 1.なぜ,PBAOD が必要なのか
 2.PBAOD の特長
 3.PBAOD の効果 ― 効果検証の結果から ―
 (1)研究1:道徳科授業の順序だけを変えた2つのプログラムの検討
 (2)研究2:PBAOD と通常授業の比較(小学校5 年生,4月プログラム,全4時間)
 (3)研究3:PBAOD と通常授業の比較(小学校5 年生,9月プログラム,全4時間)
 4.教育学からみたPBAOD の魅力 ― 子供が変わる、教師が変わる ―
 5.心理学からみたPBAOD の魅力
 6.学校におけるPBAOD の活用
 (1)PBAOD と道徳教育
 (2)PBAOD と生徒指導
 (3)PBAOD とカリキュラムマネジメント
 7.誰でも簡単にできるPBAOD のつくり方
 (1)ステップ1
 (2)ステップ2
 (3)ステップ3

     【コラム1】小学校でのPBAOD 実践1―「自ら伸びる意思」を形成するためのPBAOD の必要性―

第2章 小学校56年生のPBAOD 例〈実践編〉
 1.小学校5年生4月用PBAOD 例

【こうすればできる! 道徳授業ワンポイント①】
  道徳の授業づくりで大切なこと~ 3つの出会いのある授業に~
【こうすればできる! 道徳授業ワンポイント②】
  道徳授業の“ 失敗あるある” ~やってしまった経験はありませんか~

 2.小学校5年生9月用PBAOD 例

     【コラム2】小学校でのPBAOD 実践2―小学校でのPBAOD 実践―
【こうすればできる! 道徳授業ワンポイント③】
  発問はどうやって決める? ~心情曲線の意外な活用術~

【こうすればできる! 道徳授業ワンポイント④】
  切り返しやゆさぶりがよいと言うけれど… 正直難しい…

 3.小学校6年生4月用PBAOD 例

【こうすればできる! 道徳授業ワンポイント⑤】
  効果的な板書方法とは? ~心情曲線の意外な活用術~
【こうすればできる! 道徳授業ワンポイント⑥】
  導入はなぜ大切?

4.小学校6年生9月用PBAOD 例

     【コラム3】中学校でのPBAOD 実践
【こうすればできる! 道徳授業ワンポイント⑦】
  子どもの心にささる魅力的な終末例!
【こうすればできる! 道徳授業ワンポイント⑧】
  こうすればうまくいく! 誰でもできる!役割演技のコツ

第3章 中学校1年生のPBAOD 例〈実践編〉
 1.中学校1年生4月用PBAOD 例

【こうすればできる! 道徳授業ワンポイント⑨】
  ワークシートの活用方法いろいろ
【こうすればできる! 道徳授業ワンポイント⑩
  話し合いを盛り上げる裏技~「考え,議論する道徳」授業の基盤づくり~

2.中学校1年生9月用PBAOD 例

【こうすればできる! 道徳授業ワンポイント⑪】
  道徳科の評価と授業づくり
【こうすればできる! 道徳授業ワンポイント⑫】
  まとめにかえて 子どもの本音を大切に~子どもとともに考える道徳授業を目指して~
     【コラム4】保育現場や家庭から見たPBAOD

おわりに
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技術者の転職意欲とその影響要因 

著者
王嬌 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
208 
定価
3,190円 (本体2,900円 )
発行日
2024年7月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-652-9 
Cコード
C3036 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
技術者転職の意思決定を規定する要因を明らかにすることを目的として、転職による賃金上昇の期待値、教育訓練、仕事特性と、転職意欲との関係について、理論的・実証的に考察する。
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謝辞

序章 本書の目的
 1. 1 社会的背景
 1. 2 学術的背景
 1. 3 問題意識
 1. 4 研究の手法
第2章 日本における技術者の概況と特徴
 2. 1 技術者教育と労働市場への参入
 2. 2 技術者の実態
 2. 3 技術者を取り巻く労働環境について
 2. 4 まとめ
 2. 5 今後の課題
第3章 先行研究のレビュー
 3. 1 転職に関する諸概念
 3. 2 技術系人材の転職意欲に関する先行研究
 3. 3 労働市場構造の特性と転職意欲の関係
 3. 4 課題の整理
 3. 5 本書で取り組む課題
 3. 6 まとめ
第4章 転職の意思決定の理論的フレームワーク
 4. 1 研究の理論的枠組み
 4. 2 モデル
 4. 3 仮説
 4. 4 使用するデータ
第5章 実証分析Ⅰ:技術者の転職意欲に影響を与える要因―職種比較
 5. 1 研究目的と仮説
 5. 2 分析方法と使用するデータ
 5. 3 分析結果
 5. 4 考察
 5. 5 今後の課題
第6章 実証分析Ⅱ:ソフトウェア技術者の転職意欲に影響を与える要因―日米比較
 6. 1 ソフトウェア技術者に注目する理由
 6. 2 日米のソフトウェア技術者に関する比較
 6. 3 分析方法と使用するデータ
 6. 4 分析結果
 6. 5 考察
 6. 6 今後の課題
第7章 実証分析Ⅲ:技術者の転職意欲に影響を与える要因―擬似パネル分析
 7. 1 問題意識
 7. 2 使用するデータ
 7. 3 分析方法と使用するデータ
 7. 4 分析結果
 7. 5 考察
 7. 6 今後の課題
第8章 本書の成果
 8. 1 発見事実の整理
 8. 2 分析結果の整理
 8. 3 総合考察
 8. 4 本書の理論的インプリケーション
 8. 5 本書の実践的インプリケーション
第9章 課題と展望
 9. 1 本書の限界と課題
 9. 2 今後の展望
 9. 3 おわりに

参考文献及びURL
索引
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わらべうた保育 はじめのいっぽ ―保育者をめざすみなさんへ―POD版

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著者
本岡美保子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
100 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
2024年7月12日 
ISBN
ISBN978-4-86327-654-3 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈幼児・児童教育〉
 
内容
保育者をめざす学生、現役の保育者、保護者に向け、「わらべうた」の魅力、保育への有効な取り入れ方をイラストとともに分かりやく紹介する。
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はじめに

《理論編》
わらべうたって何でしょう
乳児保育にわらべうたを取り入れる良さは何でしょう
わらべうたを感じるために そして感じてもらうために

《実践編》
実践編の構成
〈あそびのはじめ〉
  ♪ てぃんくてぃんく
  ♪ にぎにぎ
〈おむつ替えのときに〉
  ♪ ぷうー
  ♪ のーびのーび
  ♪ おいちにのだるまさん
  ♪ いちりにりさんり

【コラム:発達段階に合わせた工夫】

〈午睡のときに〉
  ♪ おやゆびねむれ
  ♪ まめがいっこ
  ♪ ねんねんねやまの
  ♪ ねんねんねっこのけつ
〈食事のときに〉
  ♪ おちょうだい
  ♪ かんこかんこかんこ
〈抱っこのときに〉
  ♪ ゆっさんゆっさんもものき
  ♪ このこどこのこ

【コラム:抱っこ神話】

〈なみだが出るときに〉
  ♪ あいにさらさら
  ♪ あかちゃんあかちゃんなぜなくの
〈あそびの中で〉
  ♪ れろれろれろ
  ♪ だるまさんだるまさんにらめっこしましょ
  ♪ だるまさんだるまさんあっちむいてもころころ
  ♪ いないいないばあ
  ♪ じーじーばあ
  ♪ ごろんごろん
  ♪ まてまてまて
  ♪ ぎっこんばっこん
  ♪ おうまさんのおけいこ
  ♪ てってのねずみ
  ♪ とんぼとんぼ
  ♪ どんどんばしわたれ
  ♪ なこかいとぼかい
  ♪ どうどうめぐり
  ♪ ぺったらぺったん
  ♪ べんけいが
  ♪ なみなみわんわちゃくり

【コラム:わらべうたを書き留めてみませんか】

おわりに
作成にあたって
引用文献
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親と教師のための 思春期のメンタルヘルス〈改訂第4版〉 POD版

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著者
神野美智男 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
304 
定価
2,530円 (本体2,300円 )
発行日
2024年4月20日 第4版 
ISBN
ISBN978-4-86327-649-9 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
子どもが思春期に入ると、親子関係は大きく変化し、わが子との接し方に親の戸惑いは膨らむばかり。本書では思春期の心理から、発達障害、精神疾患、自殺関連行動、ゲーム依存、不登校に至るまで幅広くカバーし分かりやすく解説。思春期の子を持つ親御さん、教師の皆さんに向けての至高の一冊。
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第Ⅰ章 青年期と思春期
 第1節 人間の成長と心理的発達
  1 青春とは
  2 人生の各時期と思春期
  3 思春期とその心理的特徴
  4 思春期と親子関係
  5 思春期と友人関係
  6 思春期と仲間集団
  7 思春期と自己解放性
  8 思春期と死,異界
  9 思春期と挫折
  10 死生観
 第2節 思春期と性
  1 日本の性教育の現状
  2 性行動と発達障害の問題5
  3 恋愛とその心理

第Ⅱ章 性格と認知
 第1節 性格
  1 性格の構造
  2 性格を変える
 第2節 認知
  1 認知とは
  2 思春期と認知の歪み
   2-1全か無か思考
   2-2 過度の一般化
   2-3 心のフィルター
   2-4 マイナス化思考
   2-5 結論への飛躍
   2-6 拡大視と縮小視
   2-7 感情的決めつけ
   2-8 すべき(ねばならない)思考
   2-9 レッテル貼り
   2-10 個人化
  3 認知バイアス
   3-1 バンドワゴン効果
   3-2 内集団バイアス
   3-3 単純接触効果
   3-4 バーナム効果
   3-5 ツァイガルニク効果
   3-6 現在志向バイアス
   3-7 フレーミング効果
   3-8 気分一致効果
   3-9 ダニングクルーガー効果
   3-10 認知的不協和
 第3節 発達と問題行動
  1 発達過程と子どもの問題行動
  2 思春期の発達障害や精神疾患等
  3 何科を受診するか
  4 心の病気と診断基準
   4-1 精神疾患の診断・統計マニュアル(通称,DSM)
   4-2 国際疾病分類(通称,ICD)
  5 心の病気と治療
   5-1 精神療法(心理療法)
   5-2 薬物療法
   5-3 心理教育(治療教育)
  6 思春期の問題行動の特徴
  7 問題発生とその予防

第Ⅲ章 発達に伴う障害
 第1節 発達障害とは
  1 発達障害と現在
  2 発達障害の原因
  3 発達障害の理解
 第2節 発達障害各論
  1 注意欠如・多動症(ADHD)
  2 限局性学習症(SLD・LD)
  3 自閉スペクトラム症(ASD)
  4 発達障害の重複による不適応
  5 発達障害と就労
 第3節 発達障害のような子どもたち
  1 劇的に増えた発達障害者数
  2 発達障害のような子どもたち
  3 子どもたちと脳の発達
  4 子どもたちの生活改善と睡眠
  5 発達障害の受診から診断まで
 第4節 知的障害(ID)
  1 知的障害とは
  2 知的障害の症状と診断
  3 知的障害の治療と予後・教育のあり方
   3-1 特別支援学校
   3-2 特別支援学級
   3-3 通級指導教室
 第5節 HSC/HSP
  1 HSCとは
  2 HSCの特徴
  3 HSCへの接し方や対応
  4 HSCと発達障害の類似点と相違点
 第6節 愛着障害
  1 愛着障害とは
  2 愛着障害の捉え方と定義
  3 愛着障害の原因
  4 愛着障害の医学的分類と症状
   4-1 反応性アタッチメント障害
   4-2 脱抑制型愛着障害
  5 愛着障害の治療
  6 愛着障害の克服と対処法
  7 愛着障害と間違えられやすい発達障害
  8 大人の愛着障害

第Ⅳ章 種々の精神疾患等
 第1節 統合失調症
  1 統合失調症とは
   1-1 破瓜型(解体型)
   1-2 緊張型
   1-3 妄想型
  2 統合失調症の原因
  3 統合失調症の症状
   3-1 陽性症状
   3-2 陰性症状
   3-3 認知機能障害
  4 統合失調の症状の経過
  5 統合失調症の治療
  6 精神科リハビリテーション
   6-1 社会生活技能訓練(SST)
   6-2 デイケア
   6-3 作業療法
   6-4 心理教育
  7 統合失調症と再発
  8 統合失調症と福祉制度
   8-1 自立支援医療(精神科通院)制度
   8-2 精神障害者手帳
   8-3 障害年金
   8-4 生活費の保証
   8-5 生活保護,受給資格(障害者加算)
 第2節 うつ病
  1 うつ病とは
  2 うつ病の原因と性格
  3 うつ病の症状と診断
  4 うつ病と医療機関
  5 うつ病の治療
  6 子どものうつ病
 第3節 不安症(不安障害)
  1 不安症とは
  2 強迫症(強迫性障害)
  3 社交不安症(社交不安障害)
  4 広場恐怖症
  5 パニック症(パニック障害)
  6 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
 第4節 摂食障害
  1 摂食障害とは
  2 摂食障害の症状
   2-1 神経性食欲不振症(拒食症)
   2-2 神経性過食症(過食症)
   2-3 過食性障害
  3 摂食障害の原因
  4 摂食障害の治療
 第5節 思春期で気になる他の病気など
  1 自律神経失調症
  2 思春期早発症
  3 思春期妄想症
  4 チック症
  5 恐怖症
  6 睡眠障害・ナルコレプシー
  7 抜毛症(抜毛癖)
  8 選択制緘黙(場面緘黙)
  9 吃音症
  10 過敏性腸症候群
  11 起立性調節障害
  12 過換気(過呼吸)症候群
  13 月経前症候群・月経前不快気分障害
  14 適応障害
  15 発達性協調運動症
  16 燃え尽き症候群
  17 解離性障害
  18 アレルギー
  19 思春期の頭痛
  20 いじめ 
  21 ひきこもり
  22 非行
  23 ヤングケアラー
  24 デートDV
  25 児童虐待
 第6節 その他の障害
  1 パーソナリティ障害
  2 性別違和(性同一性障害)

第Ⅴ章 自殺関連行動
 第1節 自殺行為と自傷行為
  1 自傷行為とは
  2 自傷行為の現状
  3 自傷行為の目的とその作用
  4 自傷行為への対応の仕方
  5 自傷行為の防止
 第2節 自傷行為と医療
  1 自傷行為と医療機関
  2 自傷行為と精神疾患等
  3 セルフコンパッション
  4 ストレスコントロール

第Ⅵ章 ゲーム症(依存)
 第1節 ゲーム症の実態と診断
  1 ゲーム症とその実態
  2 ゲーム症の診断
 第2節 ゲーム症の誘発要因と負の影響
  1 ゲーム症の誘発要因
  2 ゲーム症と負の影響
 第3節 ゲーム症への対応
  1 ゲーム症とフロー
  2 ゲーム症と発達障害等
  3 ゲーム症への対応方法

第Ⅶ章 不登校
 第1節 不登校の歴史と定義
  1 不登校の歴史
  2 不登校の定義とその分類
 第2節 不登校のタイプ別分類
  1 不登校7タイプの再分類
  2 不登校と4つの時期
 第3節 不登校と支援
  1 不登校の実態
  2 不登校と支援のあり方
  3 不登校支援の留意点
  4 不登校と医療機関
  5 登校刺激と改善のカギ
 第4節 不登校とタイプ別対応
  1 母子分離不安型
  2 情緒混乱型
  3 混合型 
  4 無気力型
  5 人間関係型
  6 ストレス・神経症型
  7 発達障害・学習障害型

【定義・チェックリストなど】
・ボウルビィによる「悲哀の4段階」
・ルビンの壺
・文部科学省による「ADHD」の定義
・文部科学省による「学習障害」の定義
・文部科学省による「高機能自閉症」の定義
・脳の構造
・文部科学省と厚生労働省による「知的障害」の定義
・知能検査(心理検査)
・HSC 自己診断テスト
・HSP 自己診断テスト
・マズローの欲求5段階説
・うつ病セルフチェック
・不安チェックリスト
・マインドフルネスによる瞑想法
・インターネット依存度テスト
・文部科学省による「不登校」の定義
・不登校のタイプ分けセルフチェック
・不登校と支援の手順
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地域に生きる女性たち POD版

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著者
中島美那子・塩原慶子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
288 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2024年4月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-651-2 
Cコード
C1036 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
ライフ・ヒストリーの手法の下、茨城県北部に暮らす女性11名の人生を取り上げ、その生き方やまなざしを通して浮かび上がる地域社会の姿を記す。
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【取扱い不可】
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はじめに
年表

第一章 「農」と共に生きていく
   飯田愛子さん
   石川元子さん

第二章 「公」の中で生きていく
   武藤ふみさん
   伊藤紀子さん
   川上英子さん

第三章 「商」と共に生きていく
   西野睦子さん
   立川澄子さん

第四章 「芸」と共に生きていく
   木村夫伎子さん
   大豆生田博子さん

第五章 「つながり」の中で生きていく
   塩原慶子さん
   佐藤幸子さん

おわりに
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言語技術教育33 POD版

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編者
日本言語技術教育学会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
190 
定価
2,090円 (本体1,900円 )
発行日
2024年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-647-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
言語学〈日本語〉
 
内容
日本言語技術学会第32回大会紀要。テーマは「言語技術が見える授業づくり」。
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【取扱い不可】
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日本言語技術教育学会第三三回研究大会・群馬大会の成果と課題の想定
【柳谷直明】

一 特集 私が主張する「言語技術教育論」

 言語技術教育解明試論二 ――宇佐美寬論文の検討を例として―― 【柳谷直明】
 〈学習の手引き〉で言語技術を可視化する―大村はまの「てびき」を手がかりに― 【大内善一】
 言語技術教育を支える人間としての在り方 【野口芳宏】
 言語技術教育と国語教科書 【中村孝一】
 「学習規律」の一部は言語技術である 【渥美清孝】
 「事実」と「考え」を区別して表現できるようにする授業の提案 【今井 東】
 論文の形式を重視した論理的文章の読み方指導(中学校) 【長谷川祥子】

二 授業一 「話すこと・聞くこと」領域での言語技術指導
 教材名『子供学芸員になろう――対話による絵画の鑑賞を通して――』(小四、自作教材)

 国語科学習指導案『子供学芸員になろう――対話による絵画の鑑賞を通して――』 【京野真樹】
 対話による鑑賞の内容を即座に再構成して解説する醍醐味を味わう 【京野真樹】
 提案授業に期待したいこと 【開田晃央】
 ことばの引き出しを「開ける」・「増やす」手立て 【中村麻里那】
 教科内容に関わる指導の充実を 【渥美清孝】
 「話すこと・聞くこと」の学習の基本はスピーチと話し合い(討論) 【長谷川祥子】
  否定、修正、変容のある授業を期待する 【野口芳宏】
 相手を尊重する心が起点となる 【岩﨑 淳】
 根拠を基に理由を明確にする「引用」の技術 【大渕康孝】
 基礎的な言語技術を繰り返し指導する 【田邉 泰】
 扱う作品は学習者に選ばせればよい 【大貫眞弘】 
 対話を通して、考えを深化・形成させる 【冨樫いずみ】
 「探究マップ」で論文発表をする――「思考」から「表現」(話すこと)へ―― 【池田尚子】
 作品鑑賞を話材とした具体的指導事項と伝達内容理解のポイントは何か 【三浦 弘】
 対話を核にした創造的な鑑賞学習――若冲「動植綵絵」の解釈・考察を通して―― 【左近妙子】

三 授業二 「書くこと」領域での言語技術指導
 教材名『ミニ芥川賞作家になろう』――テキスト生成AI(ChatGPT)の選択を通して――(小六、自作教材)

 国語科学習指導案『ミニ芥川賞作家になろう』――テキスト生成AI(ChatGPT)の選択を通して―― 【山本裕貴】
 AI時代を生きる子供たちへの作文指導の在り方 【山本裕貴】
 言語技術教育にとって文章生成AIは有効か 【大内善一】
 「書く」技術を提示して、指導・評価する責任を果たす 【西山明人】
 テキスト生成AIはどのような言語技術を見出すのか 【安 暁彦】
 小学六年生にChatGPTを用いて指導する意義は何か 【國府田祐子】
 文種の見出し語の理解、使用(選択、具体化による詳述)が言語技術である 【柳谷直明】
 書く「材料」を自分で集めるのは大変である 【上原秀一】
 生成AⅠを活用して物語を「書くこと」の目的と意図 【篠原京子】
 言語活動と生成AI 【井上善弘】
 芥川賞(純文学)的作品を書く言語技術――BingとBardの活用比較―― 【塚田直樹】
 生成AIを活用する際の留意点 【渡辺真由美】
 子どもの作品の「評価」の問題をどう明確にするか 【井上敬夫】
 言語技術の習得に向けた「言語活動」の工夫 【坂本 要】
 試行錯誤……トライ&エラーで創作する 【川又智子】

四 授業三 「読むこと」(説明的文章)領域での言語技術指導
 教材名 『固有種が教えてくれること』(小五、光村)

 図表等がある論理的文章を読む学習~小学五年生国語科学習指導案~ 【瀧沢葉子】
 図表等がある論理的文章を読む学習――文章と図表等を関連づけて読む言語技術―― 【瀧沢葉子】
 言語活動は言語技術で上達させる――言語技術を観点にして批評させる―― 【冨樫忠浩】
 言い換えと比較に着目して読む――「言語技術Ⅰ」の検討を通して―― 【髙木輝夫】
 文章内容理解のための基本的な言語技術 【山中伸之】
 「文章と図表を照応させて」読み解く 【照井孝司】
 他教科の学習活動を支える言語技術を身に付ける 【髙橋秀一】
 論理的文章の特質を理解させる 【大木真智子】
 図や表を用いた文章読解 【藤原かおり】
 論理的文章を、図・表・グラフ等の資料と関連させて読む 【西山悦子】

五 授業四 「読むこと」(文学的文章)領域での言語技術指導
 教材名 谷川俊太郎『うんとこしょ』(小三)

 野口流小出し方式による詩の授業~小学三年生国語科学習指導案~ 【岩下 修】
 野口流小出し方式による詩の指導法の継承と発展を【岩下 修】
 詩を読むことから創ることへの「橋渡し」となる教材 【今井 東】
 素材研究から発問作りへ 【松澤正仁】
 「うんとこしょ」と「どっこいしょ」――言葉の実態を糸口に――  【河内昭浩】
 谷川俊太郎の詩に魅了されて――生きることと言葉の関係をとらえ直す―― 【佐藤洋一】
 詩「うんとこしょ どっこいしょ」の群読指導 【神部秀一】
 詩の楽しみ方を教える言語技術 【増田 泉】
 「どのように音読するか」を考えるための言語技術指導 【斉藤美智子】
 詩が伝えるメッセージを発見・創造する読みを楽しむ学習指導を期待する 【平河 力】
 詩に対する積極的な見方を育てる指導 【小川智勢子】
 「小出し方式」で言語技術指導――楽しみながら―― 【伊藤孝之】
 韻律とイメージを読み味わう詩の学習指導――どう「読む」かを考える―― 【小泉尚子】
 文学的文章の学びは実用性に根拠を求めるべき 【佐野一機】
 野口芳宏氏の小出し方式による詩の授業法――『うとてとこ』の応用を探る―― 【櫻井智雄】

六 宇佐美寬氏追悼の辞

 教育界の至宝 【柳谷直明】
 追悼・宇佐美寛先生――宇佐美寛先生と言語技術教育―― 【大内善一】
 巨星落つ寂寥敬慕眠る山 糸朗 【野口芳宏】

七 第32回研究大会(静岡・ハイブリッド大会)の報告
【渥美清孝】

編集後記 【柳谷直明】
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「黙示の解除条件」の研究 ―仏日契約解除基礎理論・要件論等に関する著作集―

著者
福本 忍 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
544 
定価
9,900円 (本体9,000円 )
発行日
2024年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-645-1 
Cコード
C3032 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
2016年債務法改正前フランス民法1184条が定めていた「黙示の解除条件」を分析した諸論考に加え、わが国の解除の基礎理論に関する論説・判例評釈をも載録した著作集。
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はしがき
凡例


《第Ⅰ部 債務法改正前フランス法》

第1 論文  フランス債務法における法定解除の法的基礎(fondement juridique)と要件論
  ── 19 世紀の学説・判例による「黙示の解除条件」構成の実質的修正に着目して──

序 章
 一 本稿の目的
 二 フランス民法典 第1184 条の構造とそこから生じる問題の確認──分析基軸の設定──
第1章 フランス民法典制定までの解除論史
 一 ローマ法
 二 中世ローマ法およびカノン法
 三 慣習法時代
 四 ドマ、ポティエの解除理論
 五 フランス民法典起草者の立場
 六 小括
第2章  19 世紀における「黙示の解除条件」の理解および法定解除の要件論
 一 19 世紀註釈学派による「黙示の解除条件」の理解
 二 19 世紀註釈学派における法定解除の要件論
 三 19 世紀の判例における法定解除の法的基礎と要件論
 四 小 括
終 章
 一  19 世紀における法定解除法的基礎論と法定解除要件論との関係
 二 結 論
 三 結びに代えて──残された課題──
 第Ⅰ部 第1 論文【解題】

第2 論文 現代フランス債務法における法定解除の法的基礎(fondement juridique)の構造変容
 はじめに
 一 「 黙示の解除条件」の特殊性の認識──「解除条件」の枠組みのなかでの1183 条との理論上の峻別──
 二 コーズ(cause)理論への依拠
 三 コーズ理論からの脱却と双務契約における両給付の交互関係ないし両債務の履行上の均衡・牽連性への依拠
 四 賠償(reparation)の一方式ないし民事責任訴権の特別適用としての1184 条
 五 既存の法的基礎の批判的・複合的受容
 まとめと今後の課題
 第Ⅰ部 第2 論文【解題】

第3 論文  19 世紀初頭のフランス民法学における解除条項理論の一断面
 はじめに
 一  起草者の解除条項理論──民法1184 条の規範を起点とする解除条項の理解──
 二  当然解除の拡張── mode 概念の導出とpacte commissoire の限定的理解──
 三 解除条項理論の対立構造についての若干の考察
 むすびに代えて
 第Ⅰ部 第3 論文【解題】

第4 論文  近時のフランス債務法における契約解除規定改正動向の一断面
 ──いわゆるテレ草案の規定の分析を通じて──
 はじめに
 一 テレ草案における契約解除規定
 二  改正草案規定に関する報告書(Rapports)の検討──現行法との差異に着目して──
 三  若干の考察──解除の法的基礎(fondement juridique)をめぐる議論の変容──
 むすびに代えて
 第Ⅰ部 第4 論文【解題】

第5 論文  ボワソナード旧民法典草案(Projet)における法定解除の法的基礎(fondement juridique)の一素描 ──『プロジェ・初版』を分析素材として
 一 はじめに
 二  フランス民法旧1184 条およびわが国旧民法典財産編421 条の構造
 三 『プロジェ・初版』草案441 条および対応邦訳 355
 四 『 プロジェ・初版』註釈における法定解除の法的基礎についての検討
 五 ボワソナードが示した「黙示の解除条件」の法的基礎の特質
 六 むすびにかえて
 第Ⅰ部 第5 論文【解題】


《第Ⅱ部 債権法改正と解除・危険負担》


第1 論文  危険負担と契約の解除──霧に霞む解除と危険負担の地平?
 一 はじめに
 二 解除制度の「考え方」の変容
 三 危険負担制度の「考え方」の変容
 四 おわりに──“霧”に霞む「地平」の見通しを良くするためには?
 第Ⅱ部 第1論文【解題】

第2 論文  民法(債権法)改正のコンテクストにおける危険負担と解除の関係の変容
 ──債務者主義危険負担における契約の帰すうを分析基軸として──
 一 はじめに
 二  債務者主義危険負担(民536 条1 項)における契約の帰すう──契約の当然(自動的)消滅構成と存続構成
 三  民法(債権法)改正作業の各段階における危険負担と解除の関係──改正法536 条1 項への転回の軌跡
 四  債務者主義危険負担における契約の帰すうへの無自覚が産み出したもの
 五 むすびにかえて
 第Ⅱ部 第2 論文【解題】

第3 論文 「 解除条件付双務契約における危険負担」に適用される規律についての一考察
 ──大正期の代表的学説における議論と債権法改正後の解釈論──
 一 はじめに
 二 「 解除条件付双務契約における危険負担」と大正期の代表的学説による応接  
 三 「 解除条件付双務契約における危険負担」論の衰退と民法(債権法)改正
 四 残された課題と今後の展望
 第Ⅱ部 第3 論文【解題】


《第Ⅲ部 解除関連判例評釈》

第1 評釈  生命保険約款における失効条項の消費者契約法10 条該当性判断枠組み
  ──契約締結後の個別事情の積極的考慮 最高裁第二小法廷 平成24年3月16日判決
   はじめに
 一 事 実
 二 判 旨
 三 研究
 第Ⅲ部 第1 評釈【解題】

第2 評釈 債務の不履行の軽微性と解除
 最高裁第二小法廷 昭和43年2月23日判決
 はじめに
 一 事実の概要
 二 判旨
 三 解説
 第Ⅲ部 第2 評釈【解題】

あとがき
索引
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西尾実国語教育論の生成と展開 

著者
松崎正治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
600 
定価
11,550円 (本体10,500円 )
発行日
2024年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-648-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
言語生活論によって日本の国語教育の実践・理論に大きな影響を与えた西尾実。本書では西尾の国語教育論成立過程を跡づけること、教育史上に位置づけることを試みる。
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はじめに

【第1部 近代国語教育史研究―西尾実国語教育論の研究―】

序 章 研究の主題と方法および各章の要旨
 第1節 研究の主題と方法
  第1項 研究の対象
  第2項 西尾実国語教育論の研究史
  第3項 研究の主題と方法
 第2節 各章の要旨
  第1項 戦前の西尾実国語教育論
  第2項 戦後の西尾実国語教育論

第1章 行的認識の教育論
 第1節 研究の対象と目的
 第2節 行的認識の教育論の成立過程
  第1項 時期区分
  第2項 第1期・準備期
  第3項 第2期・発展期
  第4項 第3期・完成期
 第3節 行的認識の教育論の歴史的な特色と意義
  第1項 明治期の伝統主義と教育
  第2項 行的認識の教育論の時代的な特色と意義

第2章 読方教育論の構築
 第1節 初期の読方教育論―『国語国文の教育』まで―
  第1項 研究の対象と目的
第2項 「主題・構想・叙述」概念の成立過程
  第3項 結論
 第2節 読方の教材論、学習指導論―岩波『国語』の編集―
  第1項 研究の対象と目的
  第2項 岩波『国語』の分析
  第3項 『国語 学習指導の研究』に見られる学習指導観
  第4項 西尾実の学習指導観の特色

第3章 綴方教育の共同研究―実証的国語教育研究―
 第1節 研究の対象と目的
 第2節 共同研究のあゆみ
 第3節 作文力発達の研究・系統案の研究の流れ
 第4節 西尾実の綴方教育論の成立
  第1項 綴る働きの類型論の成立過程
  第2項 類型調査の考察
  第3項 作文力発達の壁をのりこえるものとしての推敲と写実
  第4項 作文教育の領域の拡大
 第5節 西尾実の綴方教育論の実践化
 第6節 西尾実の綴方教育研究の意義と課題

第4章 言語活動主義の提唱
 第1節 時期区分
 第2節 問題提起の時期
  第1項 時代状況
  第2項 国語教育界の転回点と西尾実の問題提起
 第3節 新領域提唱の時期
  第1項 昭和初期における話しことば教育の状況
  第2項 西尾実の新領域提唱と言語活動主義
 第4節 言語活動主義充実の時期
  第1項 話しことば教育の昂揚
  第2項 国民学校国民科国語と西尾実
 第5節 言語活動主義の戦前の一応の完成期
  第1項 日本語教育と西尾実
  第2項 言語活動主義の到達点
  第3項 山口喜一郎からの影響

第5章  国語教育における教育課程近代化
  ―小倉金之助による数学教育の教育課程近代化と西尾実による国語教育の教育課程近代化―
 第1節 研究の対象と目的
 第2節 小倉金之助による数学教育の教育課程近代化
  第1項 明治大正期における日本の数学教育
  第2項 小倉金之助の数学教育改造論
 第3節 西尾実による国語教育の教育課程近代化
  第1項 西尾実の近代国語教育史把握と国語教育の改造論
  第2項 西尾実の国語教育改造論の果たした役割
 第4節  小倉金之助・西尾実両者の改造論の比較考察による史的位置づけ
  第1項 比較の観点
  第2項 両者の近代化の内実
  第3項 時代とのかかわり
  第4項 史的意義と限界
  第5項 近代化論の継承のされかた

第6章 言語生活主義の成立
 第1節 言語活動主義が戦後の言語生活主義に結実した時期
  第1項 敗戦後の占領軍の国語政策と西尾実
  第2項 『言葉とその文化』と1947 年版学習指導要領
 第2節 西尾・時枝論争と国語教育学への志向
  第1項 第一次西尾・時枝論争―言語観をめぐって―
  第2項 第二次西尾・時枝論争―言語教育か文学教育か―
  第3項 『国語教育学の構想』(1951 年)
 第3節 西尾実国語教育論の現場への浸透
  第1項 文学教育への志向
  第2項 文学教育の方法論の構築
  第3項 文学科独立論

第7章 文学教育論の展開―個性伸長論の深化の過程―
 第1節 時期区分
 第2節 文学教育論の展開
  第1項 白樺派的個性絶対主義から新しい鍛練主義へ
  第2項 大衆教育の時代へ
  第3項 新しい文学機能の発見へ

第8章 書くことの教育論の成立と展開
 第1節 研究の対象と目的
 第2節 書くことの教育論の成立過程
  第1項 戦前における西尾実の作文・綴方教育論
  第2項 戦後における西尾実の作文教育論
 第3節 書くことの教育論の展開―創作指導論の発展―
  第1項 創作指導論の発展
  第2項 1960 年代以前の西尾実の創作指導論
  第3項 創作指導論の転換
 第4節 戦後作文教育史における西尾実の書くことの教育論の位置
  第1項 「 生活綴方か作文教育か」論争と西尾実の書くことの教育論
  第2項 書くことの教育論の史的意義

第9章 西尾実国語教育学の構築
 第1節 研究の対象と目的
 第2節 戦前における国語教育学構築の動き
  第1項 概観
  第2項 国語教育学の提唱・試論
  第3項 垣内松三の国語教育科学論
第4項 講座の刊行
  第5項 国語教育学会の結成
  第6項 戦前の国語教育学の到達点
 第3節 戦後教員養成制度の改革と国語教育学樹立への志向
  第1項 概観
  第2項 戦後の教員養成制度の改革
  第3項 全国大学国語教育学会の結成と活動
  第4項 教育指導者講習
 第4節 西尾実国語教育学の成立過程
  第1項 概観
  第2項 第1期『言葉とその文化』(1947 年3 月)まで
  第3項 第2期『国語教育学の構想』(1951 年1 月)まで
  第4項 第3期『国語教育学序説』(1957 年4 月)まで
  第5項 第4期『国語教育学序説』(1957 年4 月)以後
  第6項 成立過程の要点
 第5節 西尾実国語教育学の特色と意義
  第1項 国語教育史上における西尾実国語教育学の特色と意義
  第2項 教育史上における西尾実国語教育学の特色と意義

第10章 西尾実国語教育論の教育史上の位置づけ
 第1節 日本教育史上の位置づけ
  第1項 明治教学体制批判―伝統教育の観点からの批判―
  第2項 教育課程の近代化
  第3項 教科教育学構築の先駆け
 第2節 国語教育史上の位置づけ
  第1項 領域ごとの成果
  第2項 国語教育の全体像の成果
 第3節 残された課題

【第2部 補論 西尾実国語教育論の探究】

第11章 西尾実の行的認識の教育論の史的検討
 第1節 問題の所在
 第2節 行的認識の教育論
 第3節 行的認識の教育論の成立
  第1項 行的認識の教育論の成立構造
  第2項 近代化批判
  第3項 修養論
  第4項 〈実践的・行為的真実〉への目覚め
 第4節 西尾実の行的認識の教育論の原理
  第1項 二つの教育観
  第2項  行的認識の教育論の特質
 第5節 結論

第12章 西尾実の国語教育思想における言語観―フィヒテの言語哲学を媒介として―
 第1節 問題の所在
 第2節 西尾実の言語観とフィヒテ
 第3節 フィヒテの言語哲学
  第1項 ドイツ観念論とフィヒテ
  第2項 ドイツ語の研究と国家
  第3項 日本におけるフィヒテの受容
 第4節 「始源的な言語」という装置
 第5節 「根元的な民族」概念
 第6節 西尾実の言語活動主義とソシュール
 第7節 「根元的な民族」概念と日本語教育
 第8節 おわりに

西尾実略年譜
おわりに
索引
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親鸞聖人の教え ~その基本構造について~

著者
末田紘 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
144 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
2024年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-646-8 
Cコード
C1015 
ジャンル
哲学・宗教 
内容
多くの人を導き続ける親鸞聖人の教え。複雑難解と思われるその教えを丁寧に読み解くことで、精密機械のごとく論理的で説得力のあるその教えの構造を浮き彫りにする。
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戦後初期国語教育改革 

編著
吉田裕久 
シリーズ
 
助成
2023年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
272 
定価
5,940円 (本体5,400円 )
発行日
2024年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-644-4 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
戦後初期、敗戦という極度の混乱の中、加えて占領下という特殊な状況にあって、日本の教育・国語教育はどのような過程を経て再出発・再建することになったのか。日米双方当事者の協力・努力の足跡を、当時の文書(とりわけアメリカ側資料―GHQ/SCAP文書など)を読み解くことにより、その解明を試みる。
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まえがき―問題の所在―

序 章 本研究の目的・方法と特色・意義
 1.本研究の目的・方法
 2.本研究の特色・意義

第1章 戦後初期国語教育の模索―GHQ-CIE への質問―
 1.課題の所在
 2.「33 項目の質問」の実際
 3.「33 項目の質問」の内容
 4.「33 項目の質問」の英訳,専門家の依頼
 5.ラウンドテーブル
 6.「33 項目の質問」の影響
 7.まとめ

第2章  国語科再生の指針―『学習指導要領 国語科編(試案)』の編纂―
 1.課題の所在
 2.日本側原案について
 3.アメリカ側CIE 案の提示
 4.単元学習はアメリカ側CIE の押しつけか?
 5.『 学習指導要領 国語科編(試案)』の位置・特色・意義

第3章  国語科改革協議の結節点―アメリカ側の提案を日本側で修訂―
 1.問題の所在
 2.資料A「国語課学習指導の手引」の分析と解釈
 3.資料B「二 目標(案)」の分析と解釈
 4.まとめ―アメリカ側の提案を日本側で修訂―

第4章 入門期国語教育・入門期国語教科書の改革
 1.課題の所在
 2.「?昭和二十四年度 こくご一(修正原案)」
 3.『まことさんはなこさん』へ
 4.『いなかのいちにち』・『いさむさんのうち』
 5.入門期国語教科書の発行・参考・示唆関連・影響等
 6.まとめ

第5章 検定国語教科書の登場
 1.課題の所在
 2.検定制度の導入と仕組み
 3.国語教科書検定の実態
 4.まとめ

第6章 地方版国語教科書の発行―北海道版『小学国語』―
 1.課題の所在
 2.北海道版『小学国語』(初版)の実態と特色
 3.北海道版『改訂小学国語』(改訂版)の実態と特色
 4.北海道版『小学国語』(三訂版)の実態と特色
 5.まとめ

第7章  国語科副読本・参考書等の充実―サブカルチャーの実態―
 1.課題の所在
 2.プランゲ文庫の実地調査
 3.国語教科書
 4.副読本
 5.国語教科書準拠の学習参考書・問題集等
 6.児童文学
 7.まとめ

終章 研究の総括と課題
 1.研究の総括
 2.研究の課題

あとがき
索引
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国際紛争解決論 ―理論と政策の橋渡し―POD版

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編著
古澤嘉朗・田辺寿一郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
222 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2024年2月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-642-0 
Cコード
C3031 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
どうすれば紛争を「解決」できるのか、その試行錯誤の軌跡が国際紛争解決論という学問である。紛争解決/紛争後の復興の政策と紛争に対する私たちの認識は連動している。政策に幅をもたせるという観点においても、平和学に端を発する紛争解決論という視座に目を向ける意味はあるのではないだろうか。
オンライン書店で購入する Amazonプリントオンデマンドで買う   三省堂書店オンデマンドPayPayモール店で買う 楽天プリントオンデマンドで買う
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【取扱い不可】
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はしがき【古澤嘉朗】


《第I 部 紛争解決の理論》


第1章  紛争の「解決」とは 【田辺寿一郎】
 第1節 平和研究と紛争解決論
  (1)平和研究の歴史/(2)平和研究の特徴 
 第2節 「紛争」「暴力」「平和」概念についての考察 
  (1)紛争(conflict)/(2)暴力(violence)/(3)平和(peace)
 第3節 紛争解決論に関係する概念
 むすびにかえて

第2章  ジョン・バートンとベーシック・ヒューマン・ニーズ論【田辺寿一郎】
 第1節 ジョン・バートンとは?
 第2節 ベーシック・ヒューマン・ニーズ論と紛争解決論
 第3節 BHN 論と紛争ダイナミズム
 第4節 ベーシック・ニーズと紛争解決論
 第5節 バートンとBHN 論の示唆すること
 むすびにかえて

第3章 紛争解決論と「社会心理学」【田辺寿一郎】
 第1節 なぜ社会心理学が紛争解決論に必要なのか?
 第2節 社会心理学と紛争ダイナミズム研究 
  (1)社会的アイデンティティの特徴/(2)社会的アイデンティティと紛争ダイナミズム
 第3節 社会心理学からみた紛争解決論 
  (1)接触理論(contact hypothesis)/(2)相互交流型紛争解決(Interactive Conflict Resolution:ICR)
 第4節 社会心理学的アプローチへの批判と今後の課題 
 むすびにかえて
 コラム1:子どもの心を支える教育―パレスチナ教育支援(今村沙絵)

第4章 紛争解決と「文化」【田辺寿一郎】
 第1節 文化とは何か?
 第2節 ポール・サレムによる批判
 第3節 平和構築と文化を巡る議論1
  (1)ポスト冷戦期における平和構築論/(2)自由主義的平和構築論(liberal peacebuilding)/(3)自由主義的平和構築論への批判/(4)ポスト自由主義的平和構築論(post-liberal peacebuilding)
 むすびにかえて


《第II部 紛争解決の政策》


第5章 武力紛争に関するデータと理論【古澤嘉朗】
 第1節 どこで・どのような武力紛争が起きているのか?
  (1)武力紛争の推移(1946-2022年)/(2)非国家主体による地域紛争(1989-2022年)/(3)戦闘死者数(1989-2022年)/(4)締結された和平合意の数(1989-2018年)
 第2節 武力紛争はどのように理解できるのか?
  (1)前近代的なのか?/(2)新しいのか?
 第3節 「最も平和な時代」なのか?
 コラム2:一瞬にして消えた日常(永遠瑠マリールイズ)

第6章 調停【スンヨン・リー(訳:青木健太)】
 第1節 和平交渉における4 つの段階
  (1)事前協議(信頼醸成)/(2)和平交渉/(3)合意/(4)合意の履行
 第2節 調停人のタイプ
  (1)国際機関/(2)国家/(3)準国家主体 
 第3節 調停の方法
  (1)非威圧的調停(non-coercive)/(2)威圧的調停(coercive)
 第4節 和平調停の成功の促進 121
コラム3:アフガニスタンにおける非合法武装集団の解体(DIAG)【青木健太】

第7章 平和維持活動【古澤嘉朗】
 第1節 伝統的な平和維持活動―憲章第6 章半の活動
 第2節 どう「ハトを檻から出す」のか―多様化するPKO
  (1)多様化するPKO の機能と構成/(2)PKO への部隊派遣
 第3節  どう「タカを檻に入れる」のか―ローバストPKO への軌跡
  (1)挫折した平和強制/(2)不偏性と文民の保護/(3)ローバストPKO と介入旅団
 第4節 「進化する概念」としてのPKO
コラム4: 国連特別政治ミッション―「守るための平和」のない中での国連による平和支援活動【山口正大】

第8章 平和構築【古澤嘉朗】
 第1節 紛争後社会と平和構築支援
  (1)人道支援と開発援助の「ギャップ」/(2)マルチトラック・アプローチ/(3)「法の支配」という戦略
 第2節 平和構築を取り巻く国際情勢の変化
  (1)安全保障の「開発化」/(2)開発の「安全保障化」/(3)平和構築の力学
 第3節 揺れる振り子の針
 コラム5:ウガンダ北部の元子ども兵士社会復帰支援【小川真吾】

第9章 和解と正義のジレンマ【田辺寿一郎】
 第1節 現代の紛争と和解・正義 
 第2節 人間関係修復の方法としての和解
 第3節 紛争解決における正義
  (1)懲罰的正義(retributive justice)/(2)修復的正義(restorative justice)/(3)社会的正義(social justice)
 むすびにかえて
コラム6:ルワンダで目撃した赦しと和解【佐々木和之】

あとがき【古澤嘉朗】
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学級づくりの工夫のたからばこ ―教師としての信念・ビリーフをかたちにして―POD版

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著者
細恵子・中島義和・紀村修一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
162 
定価
2,090円 (本体1,900円 )
発行日
2024年1月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-643-7 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
若手教師や教師を目指す学生、困難な課題に悩む中堅教師に向け、学級づくりのヒントを多角的に提示。教員養成の専門家である3人の著者が、それぞれの専門性と小学校・中学校での実践経験を基に、その方法を具体的に紹介する。
オンライン書店で購入する Amazonプリントオンデマンドで買う   三省堂書店オンデマンドPayPayモール店で買う 楽天プリントオンデマンドで買う
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【取扱い不可】
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はじめに

第1章  関係づくり・環境づくりを意識する学級づくり・学級経営の工夫
 第1節 学級経営の基礎・基本
  1.学級開きの仕事内容
   (1)自己紹介
   (2)教育理念(先生がみんなを叱るとき)
   (3)配布物と提出物の確認
   (4)学級での約束の共有
   (5)集合写真の撮影(時間に余裕があれば是非やってほしいこと)
  2.朝の板書メッセージ
  3.学級掲示の工夫
  4.読みたくなる学級通信
  5.授業参観の工夫
  6.保護者会の工夫
 第2節 子どもへの関わり方と子ども同士の関わり方の指導
  1.教師の子どもへの関わり方
   (1)教師の子ども理解
   (2)子どもと関わる時間と場
   (3)変容の捉え方とほめ方
  2.友達への関わり方の指導
   (1)友達同士の支え合い
   (2)関わり合う班づくり
   (3)学級内での関わり方の指導
  3. 学習規律づくり
   (1)人の話を聞くこと・話すこと
   (2)話し合うこと
  4.学び合うための環境づくり
   (1)教室の掃除・整理整頓
   (2)掲示・展示
 第3節 「自主・自律・自治」を目指す中学校での学級づくり
  1.「自主・自律・自治」のある学級づくり
   (1)理想と現実の狭間で―失敗を原動力に
   (2)「自主・自律・自治」の学級づくりの工夫の具体
  2.よりよい学級づくりのために教師が向き合う対象
   (1)保護者と向き合う―三者面談での工夫
   (2)同僚と向き合う―「潤滑油」的立場の工夫

第2章  学級・学年集団を育てる・伸ばす授業・活動づくりの工夫
 第1節 集団の成長を促す学級経営・授業づくりの工夫
  1.めざせ全校1 位
  2.ミニ先生の任命
  3.フリートークの進め方
  4.子どもによる評価の行い方
   (1)子どもが教師に対して行う評価
   (2)子どもが子どもに対して行う評価
   (3)子どもが自分自身に対して行う評価
  5.体育授業のポイント
   (1) あ:「安心・安全な体育」
   (2) か:「簡単な体育」、「考える体育」
   (3) さ:「最後までやり切る体育」
   (4) た:「楽しい体育」、「達成感を味わえる体育」
   (5) な:「何度もできる体育」、「仲間と共に取り組む体育」
   (6) は:「発達の段階に合った体育」
   (7) ま:「またやりたい体育」
 第2節 学び合い高め合う学級づくり
  1.教科等における多様なグループ活動
   (1)教え合い学び合う活動
   (2)作品について対話する活動
   (3)検討し合い伝え合う活動
   (4)同じ興味・関心に基づく活動
   (5)同じ本を読んだ子ども同士の活動
  2.リーダーを中心に協力する教科学習
   (1)第6 学年国語科の学習
   (2)第5 学年体育科の学習
  3.工夫してつくっていく係・委員会等の活動
  4.自分たちで話し合う学級活動
  5.主体的に取り組む学校行事
   (1)学習発表会
   (2)運動会
 第3節 教師としての「信念/ビリーフ」をもつ
  1.授業・活動づくりにつながる「信念/ビリーフ」
  2.あらゆる教育につながる「信念/ビリーフ」
   (1)子どものそれまでの経験を活かす
   (2)授業・活動を通してリーダーを育てる
  3.「信念/ビリーフ」を具現化する授業や活動
   (1)本実践の概要
   (2)本活動のねらい
   (3)活動設定における教師の意識事項
   (4)本活動で見られた子どもの姿
   (5)本活動を振り返って

第3章 個を支え・伸ばすための様々な工夫・支援・指導
 第1節 個の成長を促す学級経営・授業づくりの工夫
  1.毎日テストの実施
  2.何か発言したら(書いたら)80点!
  3.子どもをほめる際の注意点
  4.気付きと行動の一体化
  5.時間を守ることが苦手な子どもへの対応
  6.片付けをすることが苦手な子どもへの対応
  7.忘れ物が多い子どもへの対応
  8.友達と関わることが苦手な子どもへの対応
  9.意欲的に運動することができない子どもへの対応
 第2節 個を伸ばす支援・指導
  1.教師・保護者との連携
  2.モデルとなる行動の共有化
  3.書く時間の保障
  4.得意なことに取り組む活動
  5.読書を通した友達関係づくり
  6.表現する力を身に付けさせるための指導
  7.優しさと厳しさをもって粘り強く向き合う取組
 第3節 「 個」を見つめる中学校での学級づくり
  1.「個」を輝かせる学級づくり―10 のエピソードとともに
   (1)Episode1:「個」をほめる!「個」が伸びる・変わる!のスパイラル
   (2)Episode2:学級に遊びの要素を!―そこから「個」の自主性が育つ
   (3)Episode3:役割が「個」を変える!―あるリーダーたちの成長
   (4)Episode4:互いに照らし合う、輝き合う「個」がつくるクラス
   (5)Episode5:「個」の主体的な働きに感謝―学級への貢献
   (6)Episode6:昆虫博士が伝える命の尊さ―「個」をスペシャリストに
   (7)Episode7:「個」がぶつかることで新たな学級文化が生まれる
   (8)Episode8:「個」の“ よいとこ見つけ” で自信と自己肯定感向上を
   (9)Episode9:「個」の成長、時に漢方薬のごとく、焦ることなかれ
   (10)Episode10:「個」の変わるもの・変わらないもの―3年間を見つめて
  2.「個」への「3 つのづけ」を
   (1)「動機づけ」
   (2)「意味づけ」
   (3)「価値づけ」
  3.「個」を意識できる教師を目指して

おわりに
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英語教育とその社会的課題 ―小学校英語教育を主軸に―

著者
戸谷敦子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
88 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2024年1月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-641-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
英語教育
 
内容
主体的な学びを育てるための小学校英語教育を主軸に、海外における教育事情等を考慮しながら英語教育をめぐる社会的課題について考察する。
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初出一覧
【第1部 指導の工夫】
1 小学校英語教育における音声指導についての予備的研究
2 小学校英語の教育方法―子ども達を効果的な学習者に導く指導について―
3 小学校英語の教育方法―主体的な学びを育てるために―
4 小学校英語の教育方法―体験的学びと英語村の活用について―

【第2部 社会的課題】
5 社会経済的背景と学齢期の英語学力―全国学力・学習状況調査報告書からの示唆―
6 地方分権化のフィンランドの教育評価に関する考察―高い教育水準と少ない学力格差、そして特別なニーズを支える仕組みについて―
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「コロナ」を教師はどう捉えたか 広島県学校教員意識調査の分析POD版

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編著
丸山恭司・滝沢潤・草原和博・森田愛子・木下博義・尾川満宏・吉田成章・安藤和久[広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI)] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
170 
定価
2,090円 (本体1,900円 )
発行日
2023年12月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-639-0 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育
 
内容
広島県の学校教員を対象とした意識調査をもとに、「コロナ」に対峙した学校の教師たちの苦悩と努力に迫った一冊。広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI)の研究プロジェクト「ポストコロナの学校教育を提起する」の集大成となるシリーズ四冊目の著作である。

→関連書籍: 教育の未来デザイン ポスト・コロナの学校教育 「コロナ」から学校教育をリデザインする

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はじめに

第1章 「コロナ」による教育への影響とそれをめぐる調査

 第1節 「コロナ」と教育をめぐる調査・研究の動向
 第2節 「コロナ」による教員への影響の調査の動向
 第3節 広島大学教育ヴィジョン研究センターによる意識調査の射程

第2章 広島県学校教員意識調査の概要と収集したデータの分析

 第1節 調査の概要と収集データ
 第2節 「COVID-19 の影響による問題についての教員の認識」の記述統計
 第3節 教員の属性からみたCOVID-19 の影響

第3章 「コロナ」の影響と学校教員のリデザイン意識
 第1節 本章の目的と分析課題
 第2節 学校リデザイン意識と教員属性
 第3節 COVID-19 の影響と学校リデザイン意識の関連
 第4節 おわりに:結果と考察

第4章 学校リデザインをめぐる教師の記述
 第1節 はじめに
 第2節 学校リデザイン意識に応じた「学校」をめぐる記述
 第3節 教師にとってコロナより重視される「問題」とは何か?
 第4節 おわりに

第5章 教師が記述するコロナ禍の学校
 第1節 はじめに
 第2節 コロナ問題の具体的諸相:教師の困り感に着目して
 第3節 コロナ禍においてICT が学校教員にもたらした影響
 第4節 養護教諭の記述から見るコロナ禍の問題
 第5節 おわりに

第6章 「コロナ」に対する学校教師の認識をどう捉えるか
第1節 現場感覚から学校教員の意味の考察と研修に関わる工夫と実際
第2節 グローバル・リスクとしてのコロナ禍が照射した課題:広島県学校教員意識調査によせて

おわりに
執筆者一覧
編者一覧
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環境を美学する 

著者
金田晉 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
284 
定価
2,530円 (本体2,300円 )
発行日
2023年12月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-638-3 
Cコード
C1070 
ジャンル
生命・環境・自然
 
内容
月刊誌「環境ジャーナル」に2013年から10年間連載されたコラム「新カンキョウ」が一冊に。環境をめぐる諸々の事柄について、美学の観点からしなやかな筆致で読者に語りかける。
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はじめに

二〇一三(平成二五)年
  「環境美学」の原点に立って(4月)
  日本美術に額縁がないこと-環境と融け合う(5月)
  おいしいコメは環境が決める(6月)
  鯉のぼり、そして七夕の夜(7月)
  緑蔭は哲学の行われるところ(8月)
  「人間学(ジンカンガク)」としての新しい環境論へ(9月)
  環境科学は人間(ジンカン)科学である。(10月)
  環境は歴史の襞-朝鮮通信使再現行列に思う(11月)
  小さな美術館がコラボして、大きな展覧会を立ち上げる(12月)

二〇一四(平成二六)年
  今年の元日は日のはじまり、月のはじまり。(1月)
  文化は、「時」と「処」に立って、グローバルになる。(2月)
  有難う、宇田誠ひろしま美術館第三代館長(3月)
  「臨床美術」―見当識は生きるための出発点(4月)
  ことばには声の住む環境が要る(5月)
  声、生き物たちの願望が聞こえる(6月)
  声-コトバと大地をつなぐ(7月)
  中国山地は神話の故郷(8月)
  たたらのある風景(9月)
  自然と芸術の饗宴、初秋の環境芸術(10月)
  土を耕す、天国への通い路(11月)
  対馬の空は青く、広かった。(12月)

二〇一五(平成二七)年
  一人が一本の木を植える(1月)
  『園芸家十二ヵ月』に環境芸術を読む(2月)
  たたらは中国山地の誇り(3月)
  三・一四新幹線改正ダイヤに物申す(4月)
  地方が生きるダイヤを組んでほしい(5月)
  対馬を語って、日本海を思った。(6月)
  「私たちの畑をたがやさなければならない。」(『カンディード』)(7月)
  「私たちの畑を耕さなければならない」(その2)(8月)
  ヒロシマを歌う(9月)
  下蒲刈島の「全島庭園化」事業 サントリー地域文化賞を受賞(10月)
  「小さいことは美しい」(シューマッハー)(11月)
  「縄文文明はカンキョウの手本である」(12月)

二〇一六(平成二八)年
  「小」の美意識は、今「国作り」に生きる(1月)
  再度、「美学の原理が社会を動かす」の弁(2月)
  「ブローデル『地中海』を読む」(3月)
  「近代の向こうに海があり、山があった」(4月)
  斜面は大切である。再びブローデル『地中海』に学ぶ。(5月)
  水田の季節を思う(6月)  
  名古屋ボストン美術館開館の頃を思う(7月)
  東広島市、そして広島大学マスターズ(8月)
  天文台、中国山地は宇宙が近い。(9月)
  花は嗅覚でも味わおう(10月)
  映像発信、ネット受発信の時代へ(11月)
  暗さがあって、明るさが輝く(12月)

二〇一七(平成二九)年
  新年を思う(1月)
  神田日勝展を見る(2月)
  「光-身近に潜む科学とアート」展によせて(3月)
  芸術を『天狗芸術論』から学ぶ(4月)
  「歴史環境」が都市に厚みを与える(5月)
  沙羅の花は、清楚。梅雨の気塞ぎを払ってくれる(6月)
  ウッドワン美術館に倉本聰「樹」展を見る(7月)
  五官の活性化の勧め―中動態を生きる(8月)
  オデュッセイアの「眼差し」(9月)
  「襤褸」展で時間を考えた(10月)
  「地域創造」と道(11月)
  のどかな晩秋に、来年の豊かな土壌を思う。(12月)

二〇一八(平成三〇)年
  西条の酒蔵が二十世紀遺産に選ばれる。(1月)
  対馬のレジームシフトは深刻、だが他人事でない。(2月)
  文化の多様性 旧暦の併用をススメたい(3月)
  土も空気も和らいできた。(4月)
  猫ブームは、美術館にも(5月)
  老人パワー、食い意地が畑を作る。(6月)
  世界の六月を思い 梅雨期を乗り切ろう。(7月)
  災難は突然やってくる。西日本大水害の一寸景。(8月)
  演劇の力について思う-鎮魂と再生のために-(9月)
  秋を思う(10月)
  芸術の秋に、文化のアゴラを思う(11月)
  環境は、器として芸術である。(12月)

二〇一九(平成三一・令和一)年
  新しい年を迎えて(1月)
  「迎春」は「寒中」を乗り越えて、がよく似合う(2月)
  歴史に立ち向かう姿勢(3月)
  稲・「猪槽」・水田風景(4月)
  水田の風景、「豊葦原瑞穂の国」(5月)
  ハイブリッド車、ブレーキ踏むのがたのしい(6月)
  「わが欲りし雨は降り来ぬ」(7月)
  〇・二二ルクス以下の明かりを信じたい(8月)
  国連決議「家族農業の十年」が将来を照らす(9月)
  秋、月を想う(10月)
  現代暦学への視座(その一)(11月)
  暦と天文学 現代暦学への視座その二(12月)

二〇二〇(令和二)年
  新年、庚子の年、来い。(1月)
  オーストラリアの森林火災、環境問題である。(2月)
  コロナウィルス、人は国を超えて連帯せねば。(3月)
  グローバリズムを考え直す(4月)
  「四月は残酷極まる月だ」(5月)
  距離の中の「近さ」を考える(6月)
  生活の近さ、授業の近さがいい。(7月)
  「近さ」を、広島で再考する(8月)
  お盆雑感(9月)
  対面式授業、大学が帰ってくる。(10月)
  対馬の『デカメロン(十日物語)』(11月)
  新美術館開館、生活と文化を「つなぐ」。(12月)

二〇二一(令和三)年
  恭賀新年(1月)
  賀旧暦正月元旦、でも警戒を怠るな(2月)
  春ははじまっている。(3月)
  コロナの教え。感染者数は二週間前の数値である。(4月)
  民主主義には議論の熟成が必要だ(5月)
  呉でバレエ「瀕死の白鳥」に魅せられた。(6月)
  「脱炭素」は循環のシステムを忘れてならない。(7月)
  「循環」がSDGsの基本である。(8月)
  海を守るSDGsは豪雨の壁となるか。(9月)
  アフガニスタンを思う(10月)
  「環境」注視が地球温暖化を救う(11月)
  一年を振り返って。地に命を取り戻そう(12月)

二〇二二(令和四)年
  恭賀新年、地球の将来も考えよう。(1月)
  旧暦の元旦、老いて挑戦する。(2月)
  春、SDGsをぼくは生きている。(3月)
  桜の季節がたのしい(4月)
  戸外に出て、五月の爽風に身を置こう。(5月)
  対馬、東アジアの文化交流の「へそ」に(6月)
  梅雨が始まる、水雑感。(7月)
  パブリックカラーのこと(8月)
  「環境産業」を知って、環境を考える(9月)
  JRローカル線は生き続けてほしい。(10月)
  旬をたのしみ、SDGsに貢献する(11月)
  グレーゾーンはいのちの楽園(12月)

二〇二三(令和五)年
  恭賀新年、ほんとうの防衛力が求められている(1月)
  賀春、旧暦で再度おめでとう(2月)
  花の季節へ 新コラム「カンキョウ」十年をふりかえって(3月)
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国語科学習用語辞典【作文指導編】 テキスト生成AI時代に対応する小・中学生作文指導例・文例POD版

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著者
柳谷直明 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
144 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2023年12月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-640-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
「国語科授業で学習者が理解し、使用する言葉」すなわち「国語科学習用語」についてまとめた日本初の辞典(作文指導編)。扱わせたい文種と文種ごとに有効な学習用語258語に加え、指導例、文例は(索引掲載分で)141例を採録。学習用語とその定義、解説、具体例、構成例、活動例、指導例、文例を記述した。
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入院手術を四回 でも生きている 声に支えられて POD版

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著者
長谷川滋成 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
228 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2023年10月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-637-6 
Cコード
C0023 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
2年5ヶ月の間に4回の入院、手術を乗り越え、健康を取り戻した著者が、回復の支えとなった周囲の人々からの声を拾い、一冊に収める。
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国語科授業の実践的考究 

著者
米田 猛 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
356 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2023年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-636-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
著者が試みた多くの授業実践の記録とともに、それらを理論化することにより、それらの実践の一般性、汎用性を高めることを企図。
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第一章 「話すこと・聞くこと」の授業論
一 スピーチ(独話・感話)
二 聞き手意識を聞き手分析に高める―情報伝達型スピーチの指導―
三 スポーツマンシップとは何か―フリートーキングにおける論題の選び方―
四 古田拡の「聞くことの教育」論―「能動的にきく」とはどうすることか―
五 主体的な聞き手を育てる

第二章 「書くこと」の授業論
一 作文指導のための語彙指導研究
二 表現の「効果」を考える授業づくり
三 情報の創造・伝達としての作文教育
四 「説得」という言語活動の本質
五 「第三の書く」「学習作文」の理論と「読みを支える書く活動」
六 説明表現を支える思考力・感性・表現力
七 「説明文」の文章表現能力分析
八 「課題学習」・「調べる学習」の現状と間題点
九 反省と助言と励ましとを
十 評価の本質的な価値を考える―作文の評価の在り方―
十一 子どもの自己評価を中心に―「国語への関心・意欲・態度」の評価を考える―
十二 形成的評価を取り入れた意見文の指導

第三章 「読むこと」の授業論
一 読みの目的に合う能力育成の必要性
二 「読むこと」は「自己を表現すること」
三 これからの時代に必要な読みの力を育てるための学習材開発を
四 情報読みで課題解決力をつける
五 筆者の論理と読者の論理
六 中学生の読解力・分析力を調査する観点
七 音読・朗読の苦手な子への助言―説明文教材の場合―
八 授業に生きる教材研究 「言葉の力」―筆者の発想と主張とを読む―
九 授業に生きる教材研究 「日本語の特色」―内容理解と読解技能育成との関連を図る―
十 文学的文章で育てる言語力
十一 重要語句に着目した文学教材の授業
十二 「相互触発」で読みを深める―「最後の一句」・読みを深める「話し合い」の進め方―
十三 主題把握のための教材研究と授業「夜の果物屋」(杉みき子)―子どもの考えと言語表現と―
十四 小説・物語教材の授業展開―「少年の日の思い出」の場合―
十五 「走れメロス」の教材研究と授業
十六 授業に生きる教材研究 「オツベルと象」―人物像対比から「さびしい笑い」へ

第四章 「国語の特質」の授業論
一 語句の辞書的な意味と文脈上の意味に注意する
二 質的個人差と個に応じた語句の集積
三 「辞書」の多様な活用法を考える
四 和語・漢語・外来語
五 「直感」と「洞察」との往還が「感性的思考力」を磨く
六 文法指導(文節・単語)における評価について

第五章 国語科授業のための基礎論
一 「言語能力」の明確化を図る
二 自ら学ぶ子どもを育てる基礎・基本の力
三 実生活での活用を目指す国語力育成のための教科指導の在り方〔国語〕
四 指導事項精選のための三つの視点
五 新学習指導要領を読む
六 国語科教育における「活用」と「探究」
七 個を生かす一時間の授業の組み立て方
八 授業に生きるノートを作る
九 書くことが好きになるノート指導のアイディア―多様な内容を工夫する
十 読解力を高める「わかる板書」の工夫
十一 授業改善に生きる評価
十二 国語科の本質を踏まえた「連携」を考える

あとがき
索引
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アストロラーベに関する論文 POD版

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訳者
地村彰之・笹本長敬[ジェフリー・チョーサー著]  
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
86 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2023年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-633-8 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学
 
内容
英語で初めて書かれた天文学関係書と言われる、ジェフリー・チョーサー著『アストロラーベ(天体観測儀)に関する論文』(1391年)翻訳。
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大学英語の初動体制づくりと新たな授業展開の枠組み ―成長する大学生と成熟した英語学習に向けてPOD版

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著者
金岡正夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
390 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2023年8月18日 
ISBN
ISBN978-4-86327-634-5 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
自己成熟と言語成熟―この双子の成熟なくして大学での英語学習の正統化はあり得ない。英語力とは内面的成熟とそれを示す人格、さらには文化、公共哲学、叡智といった普遍的価値に踏み込んだ大局観と学際的思考を提示・昇華していける英語使用にある。ここにこだわり続けた調査の軌跡と新たな英語教育・学習の実践を本書は取り上げている。調査・実践に協力した学生たちの反応も掲載する。
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まえがき

【第1部 大学英語の初動体制づくり】
第1章 大学教育、英語教育、そしてカリキュラムをめぐる問題
 第1節 日本の大学が抱える課題と英語教育
 第2節 カリキュラムに関する基本知識
 第3節 英語カリキュラムの基本的な理解といくつかの考察モデル
 第4節 英語教育メソッドの歴史―基本的なふり返りと考えてみたい方向性

第2章 初年次英語の世界―授業と学習に関する基本調査
 第1節 30 大学の1年生を対象にしたアンケート調査
 第2節 高偏差値難関大学・学部に所属する学習者の特徴
 第3節 英語に関する知識を習得していない学習者の特徴
 第4節 まとめと示唆

第3章 初年次英語の世界―学習状況と学習到達に関する包括調査
 第1節 4 大学1 年生を対象にしたアンケート調査
 第2節 英語授業スタイルの比較(3つの観点から)
 第3節 学習パフォーマンスの実態
 第4節 自己説明英語力の実態
 第5節 学習課題の興味度
 第6節 まとめと示唆

第4章 大学英語の編み直し―初動体制づくりにむけて
 第1節 自分を見つめ直し、育てる―自己対峙言語力の重要性
 第2節 リベラルアーツと「守、破、離」の一体化
 第3節 一般英語から専門英語への系統立った構築

【第2部 新たな授業の枠組み】
第5章 新たな授業づくりにむけて―重要な視点と確認しておきたい視点
 第1節 動機づけ研究の視点と授業づくりの発想転換
 第2節 21 世紀のグローバル能力と学士力
 第3節 英語教育の問い直し

第6章 初年次英語授業の1 つのモデル―パイロットスタディによる検証
 第1節 1 つの大学での取り組み
 第2節 授業実践の概要
 第3節 効果の検証1― 学習課題の内容(興味度)の変化
 第4節 効果の検証2― 自己説明英語力(自己評価)の変化
 第5節 効果の検証3― 英語学習行動(方略を含む)の変化
 第6節 効果の検証4― 英語授業スタイルの変化
 第7節 効果の検証5― 自身の英語力(自己評価)の変化
 第8節 効果の検証6― 授業体験をふまえたフィードバック
 第9節 まとめと考察、本格的なテキストづくりへの示唆

第7章 初年次英語のテキストづくりと授業への導入―活用と受講体験を経た検証
 第1節 英語リーディングテキスト―作成にむけた留意点と特徴
 第2節 英語ライティングテキスト―作成にむけた留意点と特徴
 第3節 実際の活用を終えて―評価と授業に対する反応
 第4節 まとめと考察

【第3部 まとめにかえて―振り返りとこれからの課題】
第8章 鷹の目の大学英語をめざして―ホリスティックな視点と叡智を求めて
 第1節 文明 vs. 文化の問題―西欧化と明治期の日本人が抱えた課題
 第2節 文明の教育 vs. 文化の教育―現代日本が抱える課題
 第3節 コミュニケーションとリテラシーの意味をめぐって
 第4節 叡智<ウィズダム>を教えようとする米国の大学教育

第9章 まとめにかえて
 第1節 見えてきた課題
 第2節 大学英語の新たな挑戦とこれからの英語教員の役割



資料 アンケート調査
 2011 年度(平成23 年度)実施アンケート調査(30 大学対象)
 2014 年度(平成26 年度)実施アンケート調査(4 大学対象)
 2018 年度(平成30 年度)実施アンケート調査(1 大学対象)
 2022 年度(令和4 年度)実施アンケート調査(1 大学対象

参考文献
参考情報
あとがき
索引
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フィンランドにおけるCLIL(内容言語統合型学習)とその成功要因に関する調査研究 POD版

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著者
伊東治己 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
192 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2023年8月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-635-2 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
CLIL先進国フィンランドに着目し、現地調査をまじえ、CLILの発展と拡大に寄与した要因を明らかにするとともに、その過程で生まれてきた課題についても考察。日本におけるCLILのさらなる発展にむけた指針を提案する。
オンライン書店で購入する Amazonプリントオンデマンドで買う   三省堂書店オンデマンドPayPayモール店で買う 楽天プリントオンデマンドで買う
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【取扱い不可】
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第1章 序論
 1.問題の所在
 2.研究の目的
 3.フィンランドのCLIL に注目する理由
 4.研究の背景

第2章 CLIL とは何か
 1.CLIL の定義
 2.CLIL の誕生とその背景
 3.CLIL の多様性
 4.CLIL の弁別的特徴
 5.まとめ

第3章 CLIL の主張とその検証
 1.CLIL の理論的基盤
 2.指導の枠組と指針
 3.期待される効果
 4.有効性検証の試み
 (1)外国語(英語)能力
 (2)教科内容の理解度
 (3)母語の発達への影響
 (4)認知面への効果
 5.有効性検証の評価(問題点・課題)
 (1)検証の遅れと不備
 (2)外国語(英語)能力への影響に集中
 (3)外国語能力の伸長の原因特定が進んでいない
 6.まとめ

第4章 フィンランドにおけるCLIL の実際
 1.CLIL 実施校への訪問調査のあらまし
 2.クラス編成
 (1)コルテポヒアン小学校(Kortepohjan koulu)の場合
 (2)シグナエウクセン小学校(Cygnaeuksen koulu)の場合
 3.入学条件
 (1)コルテポヒアン小学校(Kortepohjan koulu)の場合
 (2)シグナエウクセン小学校(Cygnaeuksen koulu)の場合
 4.カリキュラム
 (1)コルテポヒアン小学校(Kortepohjan koulu)の場合
 (2)スビラーデン小学校(Suvilahden koulu)の場合
 5.教科書・教材
 (1)コルテポヒアン小学校(Kortepohjan koulu)の場合
 (2)シグナエウクセン小学校(Cygnaeuksen koulu)の場合
 6.指導者
 7.指導法
 (1)プオララン学校(Puolalan koulu)の場合
 (2)コルテポヒアン小学校(Kortepohjan koulu)の場合
 8.評価
 9.まとめ

第5章 フィンランドにおけるCLIL の成功要因と今日的課題
 1.成功を支えた教育的要因
 (1)CLIL 担当教員の高度な英語力と教育力
 (2)教育内容選定における自由裁量
 (3)教員を取り巻く労働環境
 2.成功を支えた制度的要因
 (1)学校教育の正規の選択肢としての位置づけ
 (2)戦略的配置と校種間の連携
 3.成功を支えた社会的要因
 (1)英語の社会的ニーズの高まり
 (2)フィンランド社会の国際化
 4.フィンランドにおけるCLIL の今日的課題
 (1)CEIL とEMI への傾斜
 (2)英才教育への傾斜
 (3)平等性を重視する教育哲学との整合性
 5.まとめ

第6章 日本におけるCLIL の現状と今後の方向性
 1.現状
 (1)外国語教育の枠内でのCLIL が主流
 (2)内容を扱えばCLIL とみなす風潮
 (3)キャッチコピーとしてのCLIL
 2.CLIL 推進ガイドライン(英語CLIL を前提として)
 (1)カリキュラムとしてのCLIL と指導法としてのCLIL を区別
 (2)カリキュラムとしてのCLIL の推進に力点を
 (3)公立学校での教育の選択肢の1 つとして
 3.CLIL の発展にむけての条件整備
 (1)CLIL 担当教員の育成
 (2)CLIL 用の教科書の準備
 (3)校種間の接続
 4.具体的提案:大学レベルからの開始
 (1)第1の理由:校種間の接続を考慮する必要がない
 (2)第2の理由:学習指導要領に縛られない
 (3)第3の理由:教員の確保が比較的容易
 (4)第4の理由:受験勉強へのプレッシャーがない
 5.大学レベルでの英語CLIL の類型案
 6.まとめ

第7章 結論
 1.研究のまとめ
 2.CLIL と賢明に付き合うための方向性
 3.慎重な議論が必要とされる問題
 4.おわりに

引用文献
資料
索引
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子ども主体の造形表現への変革 ―宮武辰夫の〈生きもの〉思想を土台とした方法論〈全身のスクリブル〉と実践―

著者
大須賀隆子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
348 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2023年8月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-632-1 
Cコード
C3037 
ジャンル
音楽・美術
 
内容
1950年代、子どもに型通りの描き方作り方を教え込んでいた大人中心の美術教育を、子ども主体の創造的な造形表現へと変革した宮武辰夫。子どもの自由で全身的な遊びから生れる感情や想像力を、創造的な造形表現へと導いた方法論と実践は、生成AIにはできない、生きものである子ども主体の保育へのヒントに溢れている。
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序 章 本研究の背景と目的
 第1節 問題の所在
  1 1950 年前後の保育の状況
  2 1950 年代の幼児美術教育の実態
  3 幼児美術教育に「革命」を起こした宮武辰夫
 第2節 先行研究
  1 二つの先行研究
  2 宮武がもたらした六つの新しい視点
 第3節 本研究の目的と構成

第1章 宮武の青年期以降の美術教育思想
 第1節 東京美術学校時代の〈生きもの〉思想の萌芽
  1 明治期末から大正期にかけて
  2 自由画教育へ
 第2節 戦前と戦後を貫く思想
  1 原始芸術探検から幼児美術教育実践へ
  (1)原始芸術と幼児美術との共通点
  (2)平和で民主的な社会実現への願い
  2『 アラスカに原始藝術を探る』から『アラスカ探検 少年探検小説』へ
  (1)アラスカ先住民族のトーテムポール
  (2)アラスカ名物「海狸のお城」
 第3節 幼児美術教育実践と〈白い生きものシャートレー〉
  1 〈白い生きもの〉
  2 幼い野性の求める遊び場
  3 媒体としての《シャートレー》
 第1章の結論

第2章 宮武の幼児美術教育方法論の背景にある美術教育論
 第1節 フィンガー・ペインティングとの出会い
  1 芸術基礎教育と精神衛生
  2 フィンガー・ペインティングが思想の中心
 第2節 創案者ルース・F・ショウとフィンガー・ペインティング
  1 子ども自身の体験から学ぶショウ・スクール
  2 子ども自身の体験の表現
  (1)「私が教えることを私に教えてくれた子どもたちへ」
  (2)「指は筆より前からあった」
  (3)教師の役割
  3 創造的表現手段としてのフィンガー・ペインティング
  (1)創造的表現手段
  (2)表現の特徴
  4 精神衛生とフィンガー・ペインティング
  (1)情緒的な障害の表現と消失
  (2)子どもの教師への信頼感
  (3)臨床心理学とフィンガー・ペインティング
 第3節 スクリブル論
  1 グレツィンゲルの身体感覚記憶としてのスクリブル論
  (1)「子どもに一層役立つものを」
  (2)水棲動物の地上体験
  (3)スクリブルと言語世界
  (4) 両手描きと心身の解放
  2 フローレンス・ケインのスクリブル運動論
  (1)子ども中心主義と深層心理学
  (2)身体と創造的過程
  (3)無意識の軌跡
  (4)無意識のスクリブルと自己への信頼感
  (5)スクリブル運動から生まれる〈生きもの〉感
 第2章の結論

第3章 宮武の幼児美術教育方法論の開発と展開
 第1節 ニイディング〈こねくり〉の重視
  1 「伝統派と正反対のフインガー・ペインテング」
  2 「背中の真中で描く」
  3 〈こねくり〉と足さばきで造る粘土工作
  4 「全身をぶっつけた工作の肉体化」
 第2節 スクリブル〈ぬたくり〉論の着手と展開
  1 スクリブルと精神衛生
  (1)筋肉運動と精神生活の始まり
  (2)アーティスティック・プロセスの始まり
  (3)「命名期」における想像力と無意識領域
  (4)生活のなかのスクリブル
  (5)〈生きもの〉と型の模倣
  (6)スクリブルに適した素材と描画環境
  2 感覚をひらく〈全身のスクリブル〉
  (1)眼で描くスクリブル
  (2)感覚をひらく〈全身のスクリブル〉
  3 生活の必然性から生まれる〈全身のスクリブル〉
  (1)遊びと一体になった〈全身のスクリブル〉事例
  (2)図鑑の模写を救ったスクリブル事例
  (3)蟻の巣の〈全身のスクリブル〉事例
 第3節 子ども主体の造形表現への変革と〈全身のスクリブル〉
  1 〈全身のスクリブル〉によって紙の外に出た造形表現
  2 子ども主体の造形表現への変革と精神分析
  第3章の結論

第4章 宮武の幼児美術教育方法論の成果
     ─ 1959 年刊行『児童画評価シリーズ1』に着目して─
 第1節 『児童画評価シリーズ』の背景
  1 1950 年代後半の児童画をめぐる「混乱」
  2 感覚・感情主義派と認識主義派
  (1)価値体系の混乱という時代背景
  (2)子どもの「美」的認識は生得的か後天的か
  (3)子どもの絵と無意識の深層心理
 第2節 宮武の幼児美術教育方法論の成果
  1 認識主義派の選出画と感覚・感情主義派の評価
  2 宮武指導の児童画に対する評価の実際
  3 『児童画評価シリーズ1』から見えてくるもの
  (1)宮武の幼児美術教育方法論の特質
  (2)感覚・感情主義派の宮武と認識主義派の交差
 第4章の結論

終 章 本研究の結論と意義
 第1節 本研究の結論
 第2節 本研究の意義
 第3節 今後の課題

補 論 三歳未満児の絵を通した保育カンファレンス
    ─宮武辰夫の実践についての新たな視点─
  1 はじめに
  2 「絵を見る会」の記録から
  3  日々の保育実践と「絵を見る会」と「夢を織る会」 【勝亦陽子】
  4  子どもの絵の中に融合する社会 【浜口順子】
  5 おわりに

 注
 宮武辰夫の年譜と関連年表
 あとがき
 文献一覧
 人名索引
 事項索引
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フレーヴォ,カポエイラ,パッソ ―ブラジル,ペルナンブーコの民衆芸能研究―

訳者
神戸周[ヴァウデマール・ヂ・オリヴェイラ(Valdemar de Oliveira)著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
248 
定価
4,290円 (本体3,900円 )
発行日
2023年7月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-628-4 
Cコード
C3039 
ジャンル
芸術・文化 
内容
“Frevo, Capoeira e ’Passo’, Recife:Companhia Editora de Pernambuco, 1971.” 全訳。2012年にユネスコの人類無形文化遺産に登録されたブラジル、ペルナンブーコの民衆芸能「フレーヴォ」。1971年に刊行された原書では、50年以上に渡りフレーヴォを観察してきた著者が、その民衆芸能を構成する音楽とダンスについて、発生からの歴史的経緯およびその形態を解き明かすとともに、往時の社会的状況を考察している。
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序 文

【第1部 フレーヴォ】
第1章 
 ペルナンブーコのフレーヴォ
 洗礼名
 クルーベ・ヂ・ルア
 トロッサ
 ブローコ
 クルーベ・ヂ・ルアの構成
第2章
 フレーヴォの源泉
 モヂーニャ
 ドブラード
 クァドゥリーリャ
 マシーシ
 ポルカ
 歌詞の付いたフレーヴォ
 フレーヴォ・ヂ・ルア
第3章
 フレーヴォの作曲家たち
 表現の要素
第4章
 フレーヴォの形態論
 ペルナンブーコの血
 フレーヴォの移植

【第2部 カポエイラ】
第5章
 音楽とダンスの同時発生
 パッソの起源
 カポエイラ術
 アンゴラの“ン・ゴーロ”
 ダンスから格闘術へ
第6章
 カポエイラたち
 経 緯
 奴隷制度撤廃と共和政
 レシーフェのカポエイラ
 バイーアにおけるカポエイラの独特な展開
 カポエイラ術の打撃動作

【第3部 “パッソ”】
第7章
 ペルナンブーコの“パッソ”
 “パッソ”の身体動作
 民衆の発明
 典型的な“パッソ”の身体動作
 腕の動き
 足の動き
 傘について
第8章
 官能性
 宗教性
 音の刺激
 視覚的刺激
 抗議の様相か?
 “パッソ”の様式化

フレーヴォの衰退

 あとがき
 原 注
 訳 注
 
 ヴァウデマール・ヂ・オリヴェイラとその著作『フレーヴォ,カポエイラ,パッソ』(解説:リタ・ヂ・カッスィア・バルボーザ・ヂ・アラウージョ)
 訳者あとがき
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国語科教育学研究の成果と展望Ⅲ POD版

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編者
全国大学国語教育学会 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
580 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2023年6月25日 第2刷 
ISBN
ISBN978-4-86327-629-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
2002年と2013年に続く第三の『成果と展望』。基礎論・歴史からアクション・リサーチ、インクルーシブ教育まで、多彩な声の響き合う研究と実践の海図である。最新の研究動向をもとに対話と共生の時代の国語科教育学研究をデザインする。
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【取扱い不可】
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 まえがき(甲斐雄一郎)

Ⅰ 国語科教育基礎論に関する研究の成果と展望
 序 国語教育基礎論に関する研究の概観と展望(府川源一郎)
 1 国語科学力・目標論に関する成果と展望 (竜田 徹)
 2 国語教育カリキュラム論に関する研究の成果と展望 (吉田裕久)
 3 国語科評価論に関する研究の成果と展望 (間瀬茂夫)
 4 国語教育思想論に関する研究の成果と展望 (難波博孝)

Ⅱ 話すこと・聞くことの学習指導に関する研究の成果と展望
 序 話すこと・聞くことの学習指導に関する研究の概観と展望 (山元悦子)
 1 話すこと・聞くことの目標・カリキュラムに関する研究の成果と展望 (北川雅浩)
 2 話すこと・聞くことの学習内容・方法に関する研究の成果と展望 (長田友紀)
 3 話すこと・聞くことの教材・教材開発に関する研究の成果と展望 (若木常佳)
 4 話すこと・聞くことの評価に関する研究の成果と展望 (上山伸幸)
 5 話すこと・聞くことの発達論に関する研究の成果と展望 (山元悦子)

Ⅲ 書くこと(作文)の学習指導に関する研究の成果と展望
 序 書くこと(作文)の教育に関する研究の概観と展望 (田中宏幸)
 1 書くこと(作文)の教育の理論史・実践史に関する研究の成果と展望 (大内善一)
 2 書くこと(作文)の学習指導の目的,目標と内容に関する研究の成果と展望(小川雅子)
 3 書くこと(作文)の学習指導過程・方法に関する研究の成果と展望 (児玉 忠)
 4 書くこと(作文)の学習指導の計画・教材・評価に関する研究の成果と展望(成田雅樹)
 5 書くこと(作文)の教育の発達・認識に関する研究の成果と展望(村井万里子)
 6 書くこと(作文)の教育の比較教育学的研究に関する成果と展望(佐渡島紗織)
 7 書くこと(作文)の学習指導研究の成果と展望(文種別)
  1)「説明文・意見文」作成指導に関する研究の成果と展望(井口あずさ)
  2)「創作」指導に関する研究の成果と展望(中西 淳)

Ⅳ 読むことの学習指導に関する研究の成果と展望
 序 読むことの学習指導に関する研究の概観と展望(上谷順三郎)
 1 読むことの指導内容・過程に関する研究の成果と課題
  1)読むことの指導内容論に関する研究の成果と展望(植山俊宏)
  2)読むことの指導過程論に関する研究の成果と展望 (寺田 守)
 2 読むことの教材に関する研究の成果と展望
  1)読むことの教材論に関する研究の成果と展望 (松本 修)
  2)教科書教材史に関する研究の成果と展望 (幸田国広)
 3 読むことの学習指導実践に関する研究の成果と展望
  1)読むことの学習指導実践史研究(藤井知弘)
  2)文学的文章の領域における実践に関する研究の成果と展望(丹藤博文)
  3)説明的文章の領域における実践に関する研究の成果と展望(吉川芳則)
  4)古典領域における実践研究 (内藤一志)
 4 読むことの学習に関する研究の成果と展望
  1)読むことの学習・学習者に関する研究の成果と展望(住田 勝)
  2)発達論的アプローチ(河野順子)
  3)理解方略指導に関する研究の成果と展望 (古賀洋一)
  4)読むことの学習に関する評価研究の成果と展望 (本橋幸康)
 5 読書研究の成果と展望
  1)読書心理学・読書社会学の成果と展望(塚田泰彦)
  2)読書に関する学力調査に関する研究の成果と展望(足立幸子)
  3)読書指導の理論・実践に関する研究の成果と展望(髙木まさき)

Ⅴ 日本語基礎事項の学習指導に関する研究の成果と展望
 序 日本語基礎事項の学習指導に関する研究の概観と展望 (山室和也)
 1 発声・発音の学習指導に関する研究の成果と展望(山田敏弘)
 2 仮名文字・ローマ字・表記の学習指導に関する研究の成果と展望 (長岡由記)
 3 漢字の学習指導に関する研究の成果と展望 (棚橋尚子)
 4 書写の学習指導(書写教育)に関する研究の成果と展望(鈴木慶子)
 5 語句・語彙の学習指導に関する研究の成果と展望
  1)体系的指導の内容と方法(鈴木一史)
  2)理解学習・表現学習の中での指導の内容と方法 (中村和弘)
  3)国語科学習基本語彙研究の成果と展望(河内昭浩)
 6 文法論・文章論・談話論の学習指導に関する研究の成果と展望(森田真吾)
 7 言葉遣いの学習指導に関する研究の成果と展望(渡辺通子)
 8 言語感覚の育成に関する研究の成果と展望(浅田孝紀)
 9 日本語研究に関する研究の成果と展望(森 篤嗣)

Ⅵ  メディア・リテラシー,マルチモーダル・リテラシー,デジタル・リテラシーの学習指導に関する研究の成果と展望
 序  メディア・リテラシー,マルチモーダル・リテラシー,デジタル・リテラシーの学習指導に関する研究の概観と展望 (奥泉 香)
 1 リテラシー観の拡張に関する研究の成果と展望(中村敦雄)
 2  メディア・リテラシー, マルチモーダル・リテラシー, デジタル・リテラシーの学習指導に関する理論研究の成果と展望(砂川誠司)
 3  メディア・リテラシー, マルチモーダル・リテラシー, デジタル・リテラシー学習指導のカリキュラム・評価に関する研究の成果と展望(中村純子)
 4  メディア・リテラシー, マルチモーダル・リテラシー, デジタル・リテラシーの教材化・学習指導方法に関する研究の成果と展望(羽田 潤)
 5  メディア・リテラシー、マルチモーダル・リテラシー、デジタル・リテラシー
 ―学習指導に関する実践研究の成果と展望 (町田守弘)
 6  デジタル・リテラシー,ICT,プログラミングの学習指導に関する研究の成果と展望(上田祐二)
 7  国語科教育における社会文化的テクスト・SNS に関する研究の成果と展望(松山雅子)

Ⅶ 国語科教師教育に関する研究の成果と展望
 序 国語科教師教育に関する研究の概観と展望(鶴田清司)
 1 大学・大学院における国語科教師教育に関する研究の成果と展望(細川太輔)
 2 教育行政における国語科教師教育に関する研究の方向性と課題(大滝一登)
 3 教師の実践知・省察に関する研究の成果と展望(丸山範高)
 4 教師の成長に関する研究の成果と展望(松崎正治)
 5 関連諸学会における教師教育研究の成果と展望(山崎準二)

Ⅷ 国語科教育学研究方法論に関する研究の成果と展望
 序 国語科教育研究方法論の成果と展望(山元隆春)
 1 国語科歴史研究に関する成果と展望(菊野雅之)
 2 比較国語教育学研究に関する成果と展望(山元隆春)
 3 国語科教育学の理論的研究に関する成果と展望(森 美智代)
 4 関連諸科学と国語科教育学に関する研究の成果と展望
  1)社会学・教育社会学と国語科教育学研究(石田喜美)
  2)心理学と国語科教育学研究(濱田秀行)
  3)コミュニケーション・情報の科学と国語科教育研究(澤口哲弥)
 5 国語科授業研究・学習者研究に関する成果と展望
  1)国語科授業研究に関する成果と展望(迎 勝彦)
  2) 国語科学習者研究に関する成果と展望(藤森裕治)
 6 国語科インクルーシブ教育に関する研究の成果と展望(原田大介)

附録 学位取得者一覧
あとがき(山元隆春)
索  引
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神の名の語源学 POD版

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著者
川村悠人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
184 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2023年6月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-630-7 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教 
内容
古代インドのサンスクリット学者が残した語源考と神々への思索の跡。原典資料の丹念な読み解きから、未知の思想体系を発掘していく。アグニ(火天)やインドラ(帝釈天)といった日本でお馴染みの神々も議論の俎上にのせられる。語源とはなにか。神々の名にはどんな意味がこめられているのか。古の人々は神々の名にどのような神の姿を見てとったのか。言語と神話が交差する異国の世界。そんなまだ見ぬ世界へと読者をいざなう意欲作である。
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緒言

序章
 一 本書の目的
 二 サンスクリット語
 三 ヤースカと『語源学』及び『用語集』
 四 ヤースカの神界観と本研究の射程
 五 『語源学』の原典について
 六 語源学という学問について
 七 語源学という用語と語源学の現代的意義
 八 サンスクリット文法学について
 九 語源説明の方法論
 一〇 現代における言語分析との比較
 一一 他文化における語源説明の諸例
 一二 語源説明とかばん語
 一三 語源学の目的
 一四 語源説明の指針と学習資格

第一章 地上の主神
 一 ヴェーダ祭式と火
 二 アグニと語源説明
 三 火神に対する他の呼称
 四 ジャータヴェーダス
 五 ヴァイシュヴァーナラ

第二章 中空の主神
 一 英雄神インドラ
 二 ヴリトラと語源説明
 三 インドラと語源説明
 四 ヤースカの火の思想
 五 インドラの役割
 六 「雷霆神インドラ」の起源

第三章 天の主神
 一 太陽神について
 二 アディティとアーディティヤ
 三 太陽の主要な役割
 四 ヤースカの語源説明とアーディティヤ観
 五 太陽が主たる賛美を受けるときの名

第四章 世界の唯一神
 一 根源的存在への思索
 二 神々の数
 三 一元論への動き
 四 ヤースカのアートマン論とアグニ
 五 アグニ一元論の背景
 六 宇宙我としての祭火

結論

『語源学』第七章の科文

刊本情報

参考文献
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言語技術教育32 POD版

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編者
日本言語技術教育学会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
170 
定価
2,090円 (本体1,900円 )
発行日
2023年6月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-627-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
言語学〈日本語〉
 
内容
日本言語技術学会第31回大会紀要。テーマは「言語技術が見える授業づくり」。
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はじめに【柳谷直明】

一 特集 私が主張する「言語技術教育論」
 言語技術教育解明試論 ――「鍛える国語教室」研究会(略称、「鍛国研」)空知ゼミを例として ――【柳谷直明】
 言語技術と新しいレトリック理論【大内善一】
 言語人格の向上に培う言語技術教育を【野口芳宏】
 教科内容としての「言語技術」をどう教えるか ――二つのカリキュラム観の統合 ――【鶴田清司】
 言語技術の段階的・螺旋的指導で国語の学び方を教える【中村孝一】
 「学習者への対応の技術」の検討【渥美清孝】
 大学生に「説明」の技術を身に付けさせる授業の提案【今井 東】
 小学校国語科・論理的思考の壁を乗り越えるための論理的文章の授業提案【長谷川祥子】

二 授業一 「話すこと・聞くこと」領域での言語技術指導――教材名『他者の発言に心傾けて』(自主教材・小六) ――
 国語科学習指導案『対応の言語技術を陶冶する「話すこと」の指導』小学六年生【中村麻里那】
 「聞き取る・比べる・考えを述べる」の3ステップで対応の言語技術を陶冶する【中村麻里那】
 他の人の発言に心を傾けて聞き取る言語技術の指導【大内善一】
 他者の発言をよく聞き、理解し、自分の考えを述べる【西山悦子】
 スモールステップで無理なく指導する【篠原京子】
 「心傾けて聞く」言語技術【渥美清孝】
 読み上げる原稿の利点を生かした言語技術の育成【國府田祐子】
 習得と活用を意識した授業づくり【坂本 要】
 「論理的な対話力」はスモールステップで育成する【瀧沢葉子】
 論理的に「聞いて、話す」ための言語技術【渡辺真由美】 
 【話すこと・聞くこと】領域での言語技術とその指導法【太田 等】
 「キーワード」に着目させて「話すこと・聞くこと」指導を行う【大木真智子】

三 授業二 「書くこと」領域での言語技術指導――教材名『根拠を明確にして意見・感想を述べる』(中一) ――
 国語科学習指導案『根拠を明確にして意見・感想を述べる』中学一年生【西山明人】
 一貫性がある論理的文章を組み立てたとき「根拠が明確である」といえる【西山明人】
 非連続テキストと言葉をつなぐ問いの生成技術【京野真樹】
 論理的文章を書くための基礎となる言語技術を指導する【小川智勢子】
 小学校での学びを活かし、根拠を明確にして意見・感想を述べる言語技術【増田 泉】
 「理由」の言語化と「理由」の内容の吟味を習慣化させる【今井 東】
 根拠を明確にして書くときの留意点―「根拠・理由・主張の三点セット」の重要性― 【鶴田清司】
 根拠を明確にして書くための「引用」の技術【大渕康孝】
 根拠が明確な文章を書くための三つの言語技術【田邉 泰】
 書くまでの指導が大事 ――自分・対象・相手への問いかけを重視する ――【平河 力】
 優れた描写力をつけることで、根拠に説得性を持たせる【小泉尚子】
 根拠を明確にして意見・感想を述べるための構成を示す【伊藤孝之】
 二種類の根拠を設定する言語技術【藤原かおり】
 説明的な文章の授業づくり ――育成すべき資質・能力とその評価 ――【松山宜申】
 「明確な根拠とは何か」【佐野一機】

四 授業三 「読むこと」(説明的文章)領域での言語技術指導――教材名『笑うから楽しい』(光村小六) ――
 国語科学習指導案『書き手の「述べたいこと」を理解するために「読む」』小学六年生【安 暁彦】
 「述べたいこと」を理解するために「読む」【安 暁彦】
 本教材で学ばせたいこと【開田晃央】
 言語技術指導の材料が豊かな教材【照井孝司】
 「叙述を基に正確に捉え」させよ【上原秀一】
 説明的文章の授業づくりと言語技術【井上善弘】
 因果関係や具体と抽象の関係を読む【中村孝一】
 「笑うから楽しい」における合文脈音読の指導【神部秀一】
 筆者の主張を捉える言語技術 ――一般論と対立させる ―― 【池田尚子】
 読みの系統性を意識した説明文教材の学習【德山大輔】
 説明文はリライトすべし【井上敬夫】
 「笑うから楽しい」二つの疑問【松澤正仁】
 視覚化で協働的な学びを実現する言語技術【川又智子】
 「事例の考察」と「主張」とが区別されていない【大貫眞弘】

五 授業四 「読むこと」(文学的文章)領域での言語技術指導――教材名『高浜虚子の俳句を読み味わおう』(小学高学年) ――
 国語科学習指導案『高浜虚子の俳句を詠み味わおう』小学高学年【野口芳宏】
 言語人格の向上に培う言語技術教育を【野口芳宏】
 「作品に固有に内包する価値」に迫るための言語技術【冨樫忠浩】
 俳句の素材研究・教材研究の一方法 ――できるだけ簡便な方法を ――【山中伸之】
 俳句に名前をつけ、気に入った俳句を選ぶ【長谷川祥子】
 野口芳宏詩歌鑑賞指導研究序説【柳谷直明】
 俳句の鑑賞と伝統文化、言葉による「見方・考え方」 ――高浜虚子を例に ――【佐藤洋一】
 十分な教材研究に基づいた「言語技術」の見える授業【冨樫いずみ】
 季節の移ろいを味わう【岩﨑 淳】
 作者の感動を理解するための「言語技術」の指導【斉藤美智子】
 対比と類比で形象化させる【岩下 修】
 野口芳宏の鑑賞指導を追う ――作者の感動に近づける的確な内容理解 ――【塚田直樹】
 五・七・五のリズムに乗せた感動の表現【髙橋秀一】
 国語学力形成を明確かつ具現化する鑑賞指導~中心テーマ(季題)の検討を通して~ 【三浦 弘】

六第31回研究大会(栃木・ハイブリッド大会)報告【渥美清孝】
編集後記
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親と教師のための 思春期のメンタルヘルス〈改訂版〉 POD版

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著者
神野美智男 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
262 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2023年4月15日 第3版 
ISBN
ISBN978-4-86327-595-9 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
子どもが思春期に入ると、親子関係は大きく変化し、わが子との接し方に親の戸惑いは膨らむばかり。本書では思春期の心理から、発達障害、精神疾患、自殺関連行動、ゲーム依存、不登校に至るまで幅広くカバーし分かりやすく解説。思春期の子を持つ親御さん、教師の皆さんに向けての至高の一冊。
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第Ⅰ章 青年期と思春期
 第1節 人間の成長と心理的発達
 第2節 思春期と性

第Ⅱ章 性格と認知
 第1節 性格
 第2節 認知
 第3節 発達と問題行動

第Ⅲ章 発達に伴う障害
 第1節 発達障害とは
 第2節 発達障害各論
 第3節 知的障害
 第4節 HSC/HSP
 第5節 愛着障害

第Ⅳ章 種々の精神疾患等
 第1節 統合失調症
 第2節 うつ病
 第3節 不安症(不安障害)
 第4節 摂食障害
 第5節 その他の障害

第Ⅴ章 自殺関連行動
 第1節 自殺行為と自傷行為
 第2節 自傷行為と医療

第Ⅵ章 ゲーム症(依存)
 第1節 ゲーム症の現在と診断
 第2節 ゲーム症の誘発要因と負の影響
 第3節 ゲーム症への対応

第Ⅶ章 不登校
 第1節 不登校の歴史と定義
 第2節 不登校のタイプ別分類
 第3節 不登校と支援
 第4節 不登校とタイプ別対応

◎定義・診断基準・チェックテストなど◎
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いじめ、不登校をなくす 中学・高校 ポジティブ生徒指導 PBS ―指導者のための実践ガイド―POD版

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著者
エリー・ヤング、ポウル・カルデラ、マイケル・リチャードソン、リチャード・ヤング[宇田光監訳・渡邉賢二、市川哲訳] 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
158 
定価
3,190円 (本体2,900円 )
発行日
2023年5月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-626-0 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
世界で注目されている最新の指導方式、ポジティブ生徒指導(PBS)。わが国で深刻な教育問題となっているいじめや不登校の予防・解決のための新たな生徒指導法として注目を集めている。中学・高校での実践のための手引書として書かれている本書では、多くの実践事例を取り上げ、現場の教員が手に取るようにわかりやすく、その手法を紹介する。
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【取扱い不可】
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序文
訳者前書き

第1章 基本的な考え方
 指針となる原則
 ニーズと行動
 問題行動から置き換えること
 変化を促す信念
 秩序を維持する指導方法
 受け入れられる行動を指導する
 強制の副作用
 環境を整える
 ポジティブな行動支援
 SWPBS の鍵となる要素
 3層(ティア)からなるアプローチ
 まとめ

第2章 中学高校での青年のニーズについて
 発達上の変化
 身体的
 認知的
 社会的
 発達的な相互作用
 自律と責任
 アイデンティティーと自己概念
 道徳的な気づきと機能
 中学高校教育の場での強みと難題
 機会と選択
 不適応と葛藤
  学校や地域と青年の絆
まとめ

第3章 学校の風土を重要視する
 学校の風土を理解する
 健全な学校環境の特徴
 事後対応的・懲罰的な方法はうまくいかない
 学校に健全な風土があることの利点
 健全な学校風土を醸成する
 ポジティブな個人的関係
 ポジティブな学級経営
 質の高い指導
 学校のリーダーシップ
 コミュニティの関与
 学校風土を測定する
 プロセス
 適用可能なデータ
 全校のPBS と学校風土
 予防に目を向ける
 中学高校での事例研究
 まとめ

第4章 実施計画を立てる
 実施に向けて弾みをつける
 企画委員会やチームを結集する
 委員会の目標と仕組みをつくる
 研修の担当を決める
 役割と責任を確立する
 校内のリソースを用いる
 人的資源
 物的資源
 教師や他の関係者の賛同を得る
 データを用いる
 学校区の管理職と力を合わせる
 親や地域と力を合わせる
 生徒とともに取り組む
 現職教育によって資質向上をはかる
 すり合わせる
 協働する
 時間をかける
 重要な諸要素を入れていく
 まとめ

第5章 すべての生徒への指導 ティア1
 期待行動の重要性
 中学高校で期待行動を創り上げる
 全生徒に社会的技能を指導する
 社会的技能の性質
 社会的技能を査定する
 社会的技能を指導する
 社会的技能の根拠
 指導手順
 全校で励まして褒めていく
 全校トークンエコノミーの手立て
 管理職による取り組み
 まとめ

第6章 データを用いて実践と成果を見守る
 意思決定にデータを重要視する
 データによる意思決定の仕組みを確立する
 さまざまなデータを用いる
 システムを生産的に使う
 ODR を使う
 ODR の手立てを実践する
 ODR データを用いて指導を見守る
 ODR データの弱みと強みを知る
 実践の実効性に目を向ける
 実践の実効性の意味すること
 実践の実効性を評価する
 社会的妥当性を理解する
 社会的妥当性を測定する
 まとめ

第7章 全校でのスクリーニング
 スクリーニングのあらまし
 スクリーニングの目的
 スクリーニングする
 通常教育でスクリーニングの果たす役割
 精神的、情動的な健康問題を予防するスクリーニングの役割
 優れたスクリーニングの特徴
 すべての範囲で
 繰り返し、連続して
 技術的に見て的確に
 多面的に
 指導と一体化する
 スクリーニングに向けて必要となる同意
 生徒の権利保護に関する法律
 PPRA の例外
 意思決定の指針となる質問
 スクリーニングの尺度例
 測定用具
 すでにあるデータ
 まとめ

第8章 的を絞った指導 ティア2
 自己管理
 ニーズを査定する
 行動目標を設定する
 指導をする
 成果を見守る
 まとめ

第9章 個別指導 ティア3
 問題解決の枠組み
 問題をつかむ
 計画を立てて実践する
 評価する
 個別指導をする
 社会的技能の指導
 目標設定
 社会的、情動的学習
 奉仕学習
 メンタリング
 管理部門による指導
 行動契約
 地域の資源とともに包括的に働きかける
 まとめ

第10章 持続可能にしていく
 持続可能性
 教職員の賛同をえる
 絶えずデータ分析と問題解決をする
 現職教育を進める
 リーダーシップ

まとめ
参考文献
索引
著者・訳者紹介
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中学校対象 中学校国語科学習指導の創造 ―学校図書館と学習者を結んで―POD版

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著者
伊木 洋 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
288 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2023年3月14日 
ISBN
ISBN978-4-86327-620-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
学習者一人一人をすぐれた言語生活者として育成し、社会的存在としてことばを使って幸せに生きる力を育てたいという願いに基づき、国語単元学習の理念を生かして取り組んだ実践の記録。
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【取扱い不可】
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まえがき      広島大学名誉教授・安田女子大学教授 田中宏幸

Ⅰ 国語学習記録指導の実際

  はじめに
  一 国語学習記録の意義と価値
  二 国語学習記録指導の内容と方法
  三 国語学習記録指導の実際
  四 成果と今後の課題
  おわりに

Ⅱ 学習のてびきを生かして話し合う
   ―単元 台本による話し合い 家族について考える―

  はじめに
  一 単元をはじめるまで
  二 学習指導の実際
  三 成果と今後の課題
  おわりに

Ⅲ 「うた」に託して思いを伝える
   ―単元 俳句を楽しむ この一句をあの人に―

  はじめに
  一 単元をはじめるまで
  二 学習指導の実際
  三 成果と今後の課題
  おわりに

Ⅳ 公共図書館と学習者をつなぐ
   ―単元 アンソロジーを編む わたしの詩集―

  はじめに
  一 単元をはじめるまで
  二 学習指導の実際
  三 成果と今後の課題
  おわりに

Ⅴ 図書館資料と学習者を結ぶ
   ―単元 体験記録を書く 鳥取県西部地震を風化させないために―

  はじめに
  一 単元をはじめるまで
  二 学習指導の実際
  三 成果と今後の課題
  おわりに

Ⅵ 世界へのまなざしを育てる
   ―単元 フォトストーリーを書く 伝え合おう 世界の子どもたちのことを―

  はじめに
  一 単元をはじめるまで
  二 学習指導の実際
  三 成果と今後の課題
  おわりに

Ⅶ 言語文化への関心を深める
  ―単元 和歌を受け継ぐ 万葉集・古今和歌集・新古今和歌集―

  はじめに
  一 単元をはじめるまで
  二 学習指導の実際
  三 成果と今後の課題
  おわりに

あとがき

(巻末に寄せて      元鳴門教育大学教授 橋本暢夫)

初出一覧

索引
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プロソディを重視した英語音声指導入門 ―指導の枠組と教科書の活用法―POD版

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

著者
大和知史・磯田貴道 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
138 
定価
1,430円 (本体1,300円 )
発行日
2023年4月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-621-5 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
英語のアクセント・リズム・イントネーションを教室でどう指導するか、「3つの原則」に基づいたプロソディ指導の入門書。音声学の知識がなくても取り組め、普段の検定教科書を使用してできる活動例や指導例を豊富に紹介する。
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【取扱い不可】
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行動する詩人 栗原貞子 ―平和・反戦・反核にかけた生涯―

著者
松本滋恵 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
306 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2023年4月3日 
ISBN
ISBN978-4-86327-608-6 
Cコード
C1023 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
詩人栗原貞子は「原爆被爆者も加害者である」と明言、反戦・反核と平和運動に92年の生涯をかけた。その作品と思想を、74歳で大学院に入学、77歳で博士論文をものした著者が、柔らかな筆致で評釈する。「一度目はあやまちでも/二度目は裏切りだ/死者たちを忘れまい」(第五章)が今きびしく私たちに問いかける。

第27回日本自費出版文化賞部門賞(研究・評論)受賞

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まえがき
第一部
 序 章
 第一章 詩歌集『黒い卵』と「黒い卵」論―時代に翻弄された『黒い卵』と戦時下で詠まれた「黒い卵」―
  はじめに
  第一節 詩「黒い卵」の時代背景
  第二節 『中国文化』(原子爆弾特集号)創刊号と詩歌集『黒い卵』の刊行
  第三節 詩歌集『黒い卵』において検閲で削除された作品と自ら削除した作品
  第四節 詩「黒い卵」を読む
  第五節 詩歌集『黒い卵』の意義
  第六節 貞子の固有性
  おわりに
  
 第二章 「生ましめんかな」論―栗原貞子の原点として「原爆創世記」を視野にいれて―
  はじめに
  第一節 詩人としての姿勢が確立された背景
  第二節 詩「生ましめんかな」について
  第三節 詩「原爆で死んだ幸子さん」について
  第四節 詩「私は広島を証言する」について
  おわりに

 第三章 詩集『ヒロシマというとき』と詩「ヒロシマというとき」論―個人史としての『ヒロシマというとき』と被爆者も加害者と提唱した「ヒロシマというとき」―
  はじめに
  第一節 詩「ヒロシマというとき」の課題設定
  第二節 時代背景としてのベトナム戦争
  第三節 「ヒロシマというとき」詩作の直接的な契機
  第四節 「序詞」について
  第五節 詩の注釈
  第六節 詩「ヒロシマというとき」を読み解く
  おわりに

 第四章 『詩集 未来はここから始まる』論―貞子の苦悩を視野に入れて―
  はじめに
  第一節 「一度目はあやまちでも/二度目は裏切りだ/死者たちを忘れまい」について
  第二節 「孤立と傷心」について
  第三節 「孤立と傷心」からの脱却、そして未来へ
  第四節  詩「未来はここから始まる」への土壌
  第五節 詩「未来はここから始まる」を読み解く
  第六節 『詩集 未来はここから始まる』においての「未来」、「ここ」について
  おわりに

第二部
 第五章 「一度目はあやまちでも/二度目は裏切りだ/死者たちを忘れまい」について
  はじめに
  第一節 「フレーズ」が詠まれている詩群
  第二節 「一度目はあやまちでも/二度目は裏切りだ/死者たちを忘れまい」の意義
  

 第六章 原爆文学論争
  はじめに
  第一節 第一次原爆文学論争
  第二節 第二次原爆文学論争
  おわりに

 第七章 詩人・運動家としての栗原貞子―平和・反戦・反核を訴え続けて―
  はじめに
  第一節 議員夫人としての奔走
  第二節 平和運動への展開
  第三節 原水爆禁止世界大会への関わりとそれに関する詩
  第四節 ベトナム反戦運動への関わり
  第五節 日本YWCA「ひろしまを考える旅」への関わりから「書くことから語ることへ」とそれに関する詩
  第六節 署名活動と座り込みの実践とそれに関する詩
  第七節 海外での活動と国内での活動とそれに関する詩
  第八節 核の問題への関わりとそれに関する詩
  第九節 詩人として運動家として
  おわりに

 終 章
  栗原貞子年譜
  著書(編集)
  参考文献
  あとがき
  索引
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ひとの発達を支える 教育の原理・課程・方法 

著者
石橋修・藪内聰和・山岸治男・山本義史・吉本圭一郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
224 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2023年4月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-622-2 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
大学・短大・専門学校で学ぶ「教育原理」「教育課程」「教育方法」等の教職課程について、「ひとの発達を促す教えと学び」の視点から総合的に論ずる。
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はじめに

《第Ⅰ編 教育の原理・原論―ひとの発達/自律/共生の基礎理論―》
第1章  教育の本質と目的・目標―ひとと社会の成り立ちから― 【山岸治男】
 第1節 教育の本源
 第2節 教育の目的と目標
 第3節 民主主義と教育

第2章  教育思想の展開―教育の哲学的・思想史的基礎― 【藪内聰和】
 第1節 古代・中世の教育思想
 第2節 近世・近代の教育思想
 第3節 現代の教育思想

第3章 道徳教育の目的と理念 【藪内聰和】
 第1節 道徳教育の歴史
 第2節 我が国の道徳教育の目標
 第3節 我が国の道徳教育の内容
 第4節 道徳性の発達

第4章 ひとの発達過程と教育―教育の発達心理学的基礎― 【山本義史】
 第1節 ひとと発達・教育環境
 第2節 子ども観
 第3節 発達を規定する要因
 第4節 発達の原理
 第5節 発達段階
 第6節 発達の理論
 第7節 発達への特別な教育的支援

《第Ⅱ編 教育の計画・課程―発達を促す教育の設計―》
第5章  発達を促す教育の探求―家庭/地域の伝承から学校教育まで― 【石橋 修】
 第1節  村落共同体における子ども観?―産育習俗から学ぶ―
 第2節 村落共同体における人間育成のしくみ
 第3節 子どもの社会化過程と教育することへの自覚

第6章  教育目標の達成と教育課程―潜在的教育課程から学校の顕在的教育課程へ― 【石橋 修】
 第1節 近代公教育制度の確立と教育内容
 第2節 我が国における教育課程の変遷
 第3節 教育課程と学習指導要領

第7章 教育課程の実施―学校教育の学習心理学的基礎― 【山本義史】
 第1節 学習の基礎理論
 第2節 教授―学習過程
 第3節 学習の最適化
 第4節 教育評価
 第5節 学力

《第Ⅲ編 教育の方法・技術―子ども/学級/文化と関わる教育臨床―》 
第8章 学校教育の臨床―教科指導/特別活動/生徒指導の実際― 【山岸治男】
 第1節 授業;教員の本業
 第2節 教科の授業
 第3節 特別活動の「授業」
 第4節 生徒指導;成長/発達を支える一斉指導/個別指導

第9章 授業実践の技術―認識の深化/拡大の促進― 【山岸治男】
 第1節 授業の要件
 第2節 子どもとの関係づくり
 第3節 認識の変容を促すために
 第4節 子ども相互の関係改善と学習意欲
 第5節 社会資源を活用する授業

第10章 学習指導案の作成―手順と実際―
 第1節 小学校「算数」の場合 【山岸治男】
 第2節 中学校「社会」(地理的分野)の場合 【山岸治男】
 第3節 中学校「道徳」の場合 【藪内聰和】
 第4節 高等学校「商業」の場合 【吉本圭一郎】

おわりに
索引
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学習用語活用による国語授業の革新 小学校三・四年生に有効な実践編POD版

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

編著
「鍛える国語教室」研究会[柳谷直明編著] 
シリーズ
『鍛える国語教育』23 
助成
 
判型
A5 
ページ
136 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2023年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-624-6 
Cコード
C3082 
ジャンル
国語教育
 
内容
学習用語活用で言語活動が充実し、主体的・対話的で深い学びが実現する。その結果、国語学力が向上し、子供は国語が好きになる。学習用語活用で、明日の国語授業を革新する事例が収録されている。
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はじめに 【野口芳宏】

第一章 学習用語の活用で言語技術を前進させる 【野口芳宏 】

第二章 〔知識及び技能〕
 一 ローマ字を習得させるタイピングの早期指導事例  【柳谷直明】
 二 漢字を習得させる指導事例  【柳谷直明】
 三 伝統的な言語文化、俳句の語彙、音読、鑑賞の指導事例  【照井孝司】
第三章 〔思考力、判断力、表現力等〕A「話すこと・聞くこと」
 一 豊かな心を育てる友達PRスピーチの指導事例  【太田 等】
 二 各教科等での対話力を育てるポスター・セッションの指導事例 【冨樫いずみ】
 三 深い学びを実現する論破の指導事例――『わすれられないおくりもの』(教出小三上)を用いて――【大谷和明】

第四章 〔思考力、判断力、表現力等〕B「書くこと」
 一 自らの考えを主体的に表現できる夢作文の指導事例  【関田聖和】
 二 小学一年生から各教科等で有効な新聞制作の指導事例  【柳谷直明】
 三 各教科等の課題解決で活用できる課題解決作文の指導事例  【岩澤正和】

第五章 〔思考力、判断力、表現力等〕C「読むこと」
 一 読解力向上の指導事例―― 『読解力マスターカード』を用いて――  【鎌田憲明】
 二 説明文教材での読解の指導事例―― 『ありの行列』(光村小三下)を用いて―― 【山中伸之】
 三 文学教材での鑑賞の指導事例―― 『おにたのぼうし』(教出小三下)を用いて―― 【冨樫忠浩】

 シリーズ『国語科学習用語指導実践集』編集の意図 【柳谷直明】
 跋 本研究で報告された国語科学習用語一覧
 教材出典一覧
 柳谷直明編著『鍛える国語教室』一覧(企画・編集代表)
 柳谷直明 著書目録 一 単独著書 二 共著(国語、言語)
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授業研究を軸とした学習集団による学校づくり 

編者
深澤広明・吉田成章 
シリーズ
学習集団研究の現在 vol. 4( vol. 1 vol. 2 vol. 3 ) 
助成
 
判型
A5 
ページ
192 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2023年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-623-9 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
「一人一台タブレット」の授業研究に直面するいま、あらためて「学校教育とは何か」「授業とは何か」といった「教育の在り方そのものを見つめなおす」ような研究へと深化せざるをえない時代を迎えている。本書はそうした「現在」への理論的、実践的な応答の書である。
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序 授業研究を軸とした学習集団による学校づくりが提起する三つの視点【吉田成章】

《第1部 学習集団から見た学校論の展望と課題》
第1章 現代学校論の展開と学習集団研究の課題 【山本敏郎】
第2章 教員の働き方改革の課題と学習集団づくり 【長澤憲保】
第3章 GIGA スクール構想とICT 活用による集団的な学びの組織化【小柳和喜雄】
第4章 地域づくりと学校づくりの展望と課題
     ― 震災復興後の地域と学校間の連携― 【田代高章】
第5章 子どもの抱える課題に学校はどう応えるか
     ― 高等学校における授業研究の困難と展望―【谷口知美】

《第2部 授業研究と学校づくりの現在》
第1章 学校づくりと学習集団 【早田雅彦+樋口裕介】
第2章 生徒と教師に寄り添う授業研究
     ― 生徒の「学び(経験)」と教師の「教育的タクト」―【相川悟司+深澤広明】
第3章 高等学校における授業研究を軸とした学校づくり【金山卓史+松尾奈美】
第4章 学習集団の授業研究の今日的展開と課題
     ― 小学校のフィールドワークを事例に―【阿蘇真早子・藤原由佳・松浦悟史・竹内 元】

《第3部 学習集団研究の最前線》
第1章 批判理論と学習集団 【松田 充・佐藤雄一郎】
第2章 体育科教育と学習集団 【加登本 仁】

跋「学習権の自覚」と「わからない」発言― 源流を尋ね展望をひらく【深澤広明】
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Hiroshima and Peace Studies From the First Atomic Bombing to the Treaty on the Prohibition of Nuclear Weapons

編著
Yoshiaki Furuzawa・Yasuhiro Inoue・Michael Gorman 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
288 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2023年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-619-2 
Cコード
C3036 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
What lessons can we draw from the case of Hiroshima? How can the link between Peace Studies and Hiroshima be illustrated? Messages of peace from Hiroshima can be diverse depending on the angle Hiroshima is analyzed from. This book is composed of chapters written by scholars of the International Relations, International Law, History, Media Studies, Sociology, Literary Studies, Area Studies, and Anthropology. Short essays written by survivors of the bomb dropped on Hiroshima and practitioners are also incorporated in the book. Hiroshima and Peace Studies does not claim to cover everything, but hopefully it will be a good starting point for readers’ further study. 広島と平和学の深い結びつき、そして、広島から得ることのできる多様な知見と教訓についてまとめた一冊。国際関係論、国際法、歴史学、メディア学、社会学、文学、地域研究や人類学などの研究者による11章、被爆者や実務家らによるコラム4本を収録する。
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List of contributors
Acknowledgements

Introduction 1【Yoshiaki Furuzawa】

■PART I:Hiroshima and Nuclear Weapons
Chapter 1 Contributions of Hibakusha Testimonies toward Banning Nuclear Weapons:The 1996 ICJ Advisory Opinion, the 2015 Humanitarian Pledge, and the 2017 TPNW 【Ikuko Ota】

 Perspective 1:Remembering Hiroshima 【Keiko Ogura】
 Perspective 2:Tracking Down American Servicemen Killed by the Atomic Bomb and President Obama’s Visit to Hiroshima 【Shigeaki Mori】

Chapter 2 A Conceptual Approach to Realize the Non-use ofNuclear Weapons 【Shiro Sato】

 Perspective 3:Treaty on the Prohibition of Nuclear Weapons and Japan’s Choice 【Akira Kawasaki】

Chapter 3“To Save Lives and End the War” ? Cause or Coincidence 【Brien Hallett】

Chapter 4 International Perspectives on the Atomic Bombing of Hiroshima:Moral Act or War Crime? 【Yasuhiro Inoue, Javier Sauras, Yubi Fujiwara, Yeongho Kim,Takafumi Yoshie, and Aoe Tanami】

Chapter 5 The New York Times:Transition from Accomplice to Questioner of the Atomic Bombing 【Yasuhiro Inoue】

■PART II:Hiroshima and Its Various Narratives
Chapter 6 What We Talk About When We Talk About Hiroshima【Mariko Nagai】
Chapter 7 Inheriting“Hiroshima Heart”:Imaginary and Institution in Cornelius Castoriadis’ Social Theory 【Masae Yuasa】

Chapter 8 Hiroshima, Nagasaki, and the Environmental Age 【Toshihiro Higuchi】

Chapter 9 Layered Landscapes, Transplanted Tragedies:Kibei Hibakusha Experience in Naomi Hirahara’s Mas Arai Mystery Series 【Michael Gorman】

Chapter 10 (Post)Colonial Atomic Bomb Literatures:Reimagining the Mining Narrative in Han Su-san’s Battleship Island 【Kyoko Matsunaga】

Chapter 11 Space and Time of Atomic Bomb Memorials and Monuments in Urban Hiroshima 【Gen Tagawa】

 Perspective 4:Forgotten Cannon Emplacement Sites on Miyajima 【Yoshiaki Furuzawa】

Appendix:Chronological Table 【Yu Takeda】

Index
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Society5.0時代を拓く 学校教育の挑戦 POD版

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編著
兵庫教育大学 先端教職課程カリキュラム開発センター/大学・附属共同研究チーム 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
174 
定価
1,870円 (本体1,700円 )
発行日
2023年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-618-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育
 
内容
教員養成フラッグシップ大学の指定を受けて展開された実践研究。STEAM教育、プログラミング教育、ICT活用、PBL、キャリア教育など、幼稚園、小・中学校でのバリエーション豊かな教育実践から読み解く教育改革の具体像。
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はじめに

第Ⅰ章 「未来を拓く学び」へのビジョン
 Ⅰ-1 Society5.0 時代を拓く新たな教育への挑戦
 Ⅰ-2 関連する基礎知識の整理

第Ⅱ章 附属幼稚園の挑戦
 Ⅱ 幼稚園におけるSTEAM 教育の取り組み―「遊び」をティンカリングの視点から捉え直す―

第Ⅲ章 附属小学校の挑戦 29
 Ⅲ-1 PBL 的な学びを基盤とする意義 30
 Ⅲ-2 児童の問いを結ぶ国語科授業づくり 31
 Ⅲ-3 協働的問題解決による社会科授業づくり 35
 Ⅲ-4 算数科における問題解決の「問題」とは? 43
 Ⅲ-5 問題解決のために再実験を取り入れた授業実践-小学校第3学年「風とゴムの力のはたらき」を例に―
 Ⅲ-6 自然事象に驚くことが問題解決の原動力-小学校第6学年「土地のつくりと変化」を例に―
 Ⅲ-7 総合領域における未来デザインとプログラミングの学び 58
 Ⅲ-8 物語文の学習におけるロイロノートの活用―小学校第2 学年「スーホの白い馬」―
 Ⅲ-9 国語科の学習を深めるICT の活用 74
 Ⅲ-10 「学びの道具」としてのICT-算数科における実践- 78
 Ⅲ-11 算数科授業におけるICT を活用した授業実践 82
 Ⅲ-12 英語科授業におけるICT 活用の実践 86
 Ⅲ-13 英語科授業における効果的なICT 活用 90
 Ⅲ-14 道徳科授業での効果的なICT 活用の実践 94
 Ⅲ-15 オンライン授業の実際から見る課題とポイント 100

第Ⅳ章 附属中学校の挑戦
 Ⅳ-1 各教科におけるGIGA 端末の活用
 Ⅳ-2 学習者用デジタル教科書の活用
 Ⅳ-3 GIGA スクール環境を最大限活用した「学びを止めない」教育実践
 Ⅳ-4 技術科におけるプログラミングによる統合的な問題解決の実践
 Ⅳ-5 探究総合を主軸とした教科等横断的な学びとSTEAM 教育の実践
 Ⅳ-6 未来を切り拓き、生き抜く資質・能力の育成-クエストエデュケーションからミライの学校プロジェクトへ-
 Ⅳ-7 探究学習×キャリア教育=キャリア探究総合-子どもと大人が共に学ぶ教育活動の実践-

編著者
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戦後国語教育を歩み拓く ―浜本純逸初期論集―

編著
浜本純逸初期論集編集委員会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
364 
定価
3,520円 (本体3,200円 )
発行日
2023年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-614-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
1962(昭和37)~1987(昭和62)年の26年間にわたる浜本純逸の論稿を掲載。文学教育論の源流、国語教育論の源流、平和教育への希求、ソビエト教育学に学ぶ、の四本柱を軸にまとめる。
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はじめに 【松崎 正治】

第一章 文学教育論の源流  
 第一節 古典理解の方法―本文批判・注釈・解釈―・〈抜萃〉(一九六二年/二○○四年) 
 第二節 坂口安吾研究―準備と形成―(一九六三年) 
 第三節 武田泰淳小論(一九六八年) 
 第四節 安吾の第二次大戦期の作品―『波子』『古都』『真珠』を中心に―(一九七三年) 
〔解説〕 【幾田 伸司】

第二章 国語教育論の源流  
 第一節 ある対話(一九六六年)
 第二節 国語科教育の課題と新しい一つの方向(一九七一年)
 第三節 「国語通信」「こくご通信」について―戦後国語教育史におけるその位置―(一九七三年)
 第四節 国語教育と言語観(一九七四年)
 第五節 意識の変革から認識力の育成へ(一九七五年)
 第六節 子どもの表現と自己解放(一九八○年)
 第七節 連句のおもしろさ(一九八四年)
 第八節 言語化能力の教育(一九八七年)
〔解説〕 【田中 宏幸】

第三章 平和教育への希求
 第一節 戦争体験の継承(一九六五年)
 第二節 被爆体験の継承と教育(一九七二年)
 第三節 原爆教育は広がる(一九七三年)
 第四節 平和教育の展望(一九七八年) 
 第五節 井伏鱒二/『黒い雨』 ―庶民の目で見た戦争と原爆への告発―(一九七七年)
〔解説〕 【幸田 国広】

第四章 ソビエト教育学に学ぶ  
 第一節 ウシンスキーの「母語」について(一九六八年) 
 第二節 ソビエトにおける学び方学習の動向(一九七四年) 
 第三節  〔翻訳〕 スホムリンスキー「少年期の教育―市民誕生―」
 第七章「情緒教育と美育」・〈抜萃〉(一九八一年) 
 第四節 文学読 みの提唱と深化―ルイブニコワの文学教育論―・〈抜萃〉(一九八四年/二○○八年) 
〔解説〕 【藤原 顕】

(附録1) 火焚きの翁―清水文雄先生に捧げる―  
(附録2) 竹本千万吉先生を読む  

おわりに 【村上 呂里】
跋 研究以前 【浜本 純逸】
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教育と福祉が出会う支援 ―子ども・教師・専門職がつながる学校・地域をめざして―

編者
山本理絵・望月彰、愛知県立大学「教育福祉学研究会」 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
232 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2023年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-613-0 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉 労働・福祉・生活
 
内容
子ども達の困難やつらさの背景をソーシャルワークの視点で読み解き、学校・地域・福祉が連携・連関してそれを改善する道筋を探る。
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まえがき

序章 学校教育への福祉的視点の導入
-スクールソーシャルワーカーとの連携に向けて-

第1部 学校における問題をソーシャルワークの視点からとらえる
 第1章 ソーシャルワークとは
 第2章 スクールソーシャルワークとは
 第3章 スクールソーシャルワーカーを生かす学校と学校経営

第2部 子どもの困難をとらえる視点と対応方法
 第1章 子どもの権利とインクルーシブ保育・教育
  【実践事例1】発達障害事例
 第2章 早期発達支援の考え方と支援体制
 第3章 身近な人の死に直面した子どものグリーフサポート
  【実践事例2】いじめ・不登校・非行事例
  【コラム1】起立性調節障害の子どものサポート
 第4章 「子どもの貧困」の見方
  【実践事例3】こどもの貧困・虐待事例
 第5章 子どもの心身をめぐる問題状況と貧困
  -生活困難と子どもの健康格差―
  【実践事例4】リストカットと家族関係の事例
 第6章 子ども虐待のとらえ方と児童相談所における対応

第3部 地域における教育福祉のアプローチ
 第1章 学校と地域との連携による保護者・家庭の支援
 第2章 政策としての「開かれた学校」のルーツ
 第3章 夜間中学から「学び」を考える
  -学習権の保障と主体形成―
  【コラム2】移民社会ドイツにおける学校づくり
 第4章 福祉教育の広がりと地域福祉の役割
 第5章 ひきこもり状態にある人への理解と支援
 第6章 音楽によるつながり
 第7章 社会と市民からの忘却と無関心にあらがう
  -精神障害者への医療・福祉に関する住民理解-

あとがき
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在韓米軍と韓国地域社会 ―米軍の基地運営と民軍関係政策 1945-1971―

著者
琴普云[成田千尋監訳・大村一浩・沖本富貴子・孫長煕・望月智共訳] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
360 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
2023年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-617-8 
Cコード
C3031 
ジャンル
政治・経済・法律 
内容
安全保障のため当然視・絶対視されてきた在韓米軍について、その存在が駐屯地周辺の地域社会に与えた影響を分析する。
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序文

はじめに
 1 問題提起
 2 研究対象と概念
 3 研究史の検討
 4 構成と資料

1. 米軍の駐屯地と権限の確定
 1 米軍の駐屯と駐屯地における対民関係の形成
 (1) 長期駐屯以前の米軍駐屯地の変動と対民関係
 (2) 米軍の長期駐屯と民間の米軍権限に対する認識
 2 韓国政府の米軍基地権限の牽制と合意
 (1) 李承晩政権の米軍駐屯地回収の試みと失敗
 (2)「駐屯軍地位協定」の締結と権限適用範囲の拡張

2. 米軍の基地安全維持の強調と地域社会統制
 1 米軍の基地運営政策の適用範囲の設定
 (1) 米軍の地域社会の設定と東アジア駐屯政策
 (2) 在韓米軍基地に隣接する地域社会と安保脅威認識
 2 米軍の地域社会管理と統制
 (1) 地域社会に対する警戒と米軍に対する教育
 (2) 米軍憲兵の地域社会統制と取り締まり

3. 米軍基地地域社会構成員の包摂と生活圏の形成
 1 米軍―住民の相互交流と生活空間の形成
 (1) 米軍―住民間の紐帯形成と生活環境の造成
 (2)「米軍・民・官」合同疎通機構の設立と地域社会の管理
 (3) 米軍基地の費用削減政策と地域社会生活の連係
 2 韓国人基地雇用者の米軍任務共有と遂行
 (1) 基地雇用者教育と韓国人管理任務の付与
 (2) 基地雇用者の地域社会における対民活動

4. 米軍の地域社会政策の亀裂と変化
 1 米軍―住民の地域社会認識と米軍政策の亀裂
 (1) 米軍の地域社会経験と地域住民認識
 (2) 地域社会住民の経験と地域アイデンティティ認識
 2 米軍の基地運営政策の変化と地域社会の疎外
 (1) 在韓米軍の削減と朴正熙政権の地域社会に対する政策対応
 (2) 基地の安全維持に対する脅威管理中心の「地域社会関係」の縮小

おわりに
あとがき
付録
参考文献
解説
索引
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高等学校における古典教育の創造的展開 

著者
世羅博昭 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
924(上巻:540/下巻384) 
定価
14,300円 (本体13,000円 )
発行日
2023年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-612-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈古文・古典教育〉
 
内容
高校古典教育実践研究に捧げた著者畢生の集大成。「古典の読解力を育てる指導法」の開発・実践論と独自の「目標の二重構造化」論を提唱。
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【上巻】
〈上巻〉
まえがき

序 章 高等学校における古典教育実践研究の課題
 第一節 高等学校における古典教育実践研究の課題(一)
     ─ 学習者の側から見た課題 ─
 第二節 高等学校における古典教育実践研究の課題(二)
     ─ 実践者の側から見た課題 ─

第一章 高等学校における古典教育の目標
 第一節 古典観と古典教育観の諸相
 第二節 古典教育の目標観─ 時枝誠記と増淵恒吉の場合 ─
 第三節 高等学校における古典教育の目標

第二章 学習者と古典との対話を図る読みの視点と方法
 第一節 学習者と古典との対話を図る読みの視点
 第二節 古典そのものを読む視点と方法
 第三節 古典を読む人を読む視点と方法

第三章 古典教材化と教材編成の視点と方法
 第一節 古典教材化の視点と方法
 第二節「傍注資料」の作成とその意義
 第三節 「学習の手引き」の作成とその意義
 第四節 「学習テーマ」を軸とした古典教材化と教材編成の試み
     ─ 単元「説話文学を読む」の場合

第四章 古典指導法開発の視点と方法
 第一節 「目標の二重構造化」を図った国語科授業
 第二節 「目標の二重構造化」を図った古典指導法の開発
 第三節 学習者と古典との出合いを演出する古典指導法の開発

第五章 古典単元の教材編成と指導法の開発(その一)
     ─ 一つの古典作品を取り上げた学習指導の実際 ─
 第一節 「枕草子」学習指導の試み
     ─ 学習者一人ひとりに応じた古典指導を目指して ─
 第二節 「平家物語」学習指導の実際
     ─ 「一の谷の合戦」場面を取り上げて ─
 第三節 「源氏物語」学習指導の実際
     ─ 「明石の上物語」と「浮舟物語」を取り上げて

【下巻】
第六章 古典単元の教材編成と指導法の開発(その二)
     ─ 「古典(古文・漢文)」と「現代文」の総合化を図った学習指導の実際 ─
 第一節 「古文」と「漢文」と「現代文」の総合化を図った学習指導の実際
 第二節 「古文」と「漢文」の総合化を図った学習指導の実際
     ─ 中国の漢詩文の摂取・受容に着目して ─

第七章 古典語句・語彙指導と古典文法指導
 第一節 古典語句・語彙指導と古典文法指導の視点
     ─ 学習者と古典語との対話を図ることを目指して ─
 第二節 古典語句・語彙指導
 第三節 古典文法指導

結 章 私の古典教育実践研究が切り拓いたもの
 第一節 発問応答型の一斉授業における古典授業展開法の開発
 第二節 「学習テーマ」を軸とした古典単元の教材編成と指導法の開拓
 第三節 私の古典教育実践研究の意義

附 章 私の古典学習と古典教育実践の歩み
 第一節 高校・大学時代における古典学習の歩み
 第二節 高校における古典教育実践の歩み(年表)
 第三節 クラブ活動における古典読書指導の歩み

あとがき
索引
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おもしろ・ふしぎ科学遊び 83選 ~幼児・小学生から大人まで楽しめる~POD版

著者
中山貴司 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
106 
定価
1,760円 (本体1,600円 )
発行日
2023年2月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-616-1 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈理科 算数・数学〉
 
内容
たくさんある科学遊びの中から小学校教員としての経験もある著者が厳選した、大人も子どもも一緒に楽しめる魅力的で学びにあふれる83の科学遊びを紹介する。
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【品切】
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はじめに
おもしろ・ふしぎ 科学遊び 83 の特徴

【重心で楽しむ!】
1.バランスオニヤンマ
2.うちわ回し
3.バランスフォーク
4.つり合った針金を曲げると…
5.椅子から立てない!

【慣性で楽しむ!】
6.ペットボトルの中に落ちる1円玉
7.下敷き引き

【動きで楽しむ!】
8.思い通りに動くビー玉振り子
9.手づくりニュートンビーズ
10.ふしぎな動きをする丸いアルミホイル

【回転で楽しむ!】
11.リングキャッチャー
12.おもりで紙皿釣り
13.長い時間回り続ける CD コマ
14.高速で回るコマ
15.回転コップ飛ばし
16.ビー玉逆さコマ
17.卵の立ちコマ

【石で楽しむ!】
18.のぼり虫
19.砂鉄で顔を完成させよう
20.鉄の中のフェライト磁石
21.磁石に引き寄せられるお金

【光で楽しむ!】
22.浮かび出るクイズの答え
23.水を入れると消えるシール
24.浮かび出る応援メッセージ
25.浮くビー玉オブジェ
26.きらめく光万華鏡

【空気で楽しむ!】
27.逆さまにしても落ちないコップの水
28.ペットボトルミニ空気砲
29.音の出るストローロケット
30.大きくなるマシュマロ
31.ペットボトルの中で膨らむゴム風船
32.浮いたり沈んだりする魚-浮沈子-
33.浮沈子でモール釣り
34.発泡スチロール浮沈子
35.かんたん!ストロー浮沈子
36.にょろにょろおばけ
37.ビンの上で動く10円玉
38.風船ホバークラフト
39.折り紙とボール,先に落ちるのは?
40.欲張ったらジュースが落ちるコップ
41.穴から水がこぼれない!

【水で楽しむ!】
42.ウォータートルネード
43.コップからこぼれない水
44.竹串を刺してもこぼれない袋の水
45.5円玉虫メガネ

【静電気で楽しむ!】
46.動く空き缶と水
47.宙に浮く発泡ビーズ
48.宙に浮く電気クラゲ
49.静電気ビリビリコップ
50.静電気コップで光る蛍光灯
51.静電気で動く1円玉

【電気で楽しむ!】
52.簡易モーター

【物の性質で楽しむ!】
53.スプーン曲げ
54.コップから落ちない水
55.小麦粉バルーン
56.コーンスターチバルーン
57.水とき片栗粉バルーン
58.水と粉の入った容器を持ち上げる
59.小麦粉粘土づくり
60.よく跳ねる風船ボール
61.割れない風船
62.びっくり!虫の標本
63.ピョーン&くるくるピョーン
64.紙コップロケット
65.イルカのジャンプ
66.いろいろなスライム

【紙で楽しむ!】
67.1回切るだけで☆をつくる
68.折り紙リングひこうき
69.よく飛ぶ紙ひこうき
70.回りながら落ちる折り紙
71.ドミノたおし折り紙
72.口をパクパク動かす折り紙
73.ペーパーブーメラン
74.ペーパーフェンシング
75.いろいろなメビウスの輪
76.ゼムクリップ知恵の輪

【錯覚で楽しむ!】
77.いろいろな錯覚の絵
78.上がったり下がったりするゴムボール
79.ベンハムのびゅんびゅんコマ

【生き物のふしぎ!】
80.磁石のようになる鉛筆
81.虫に食われた葉の形
82.野菜の側根の生え方

【斜面(安息角)で楽しむ!】
83.いろいろな図形に塩を盛る

おわりに
参考文献
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〈詩による評伝〉被爆作家が描き告げる 林京子の反核世界 

著者
天瀬裕康 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
112 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
2023年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-615-4 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/文芸評論
 
内容
長崎出身の被爆作家、林京子。その生い立ちや人生、作品や評価を叙事詩という斬新な形式で纏め上げた評伝。林京子の生い立ちから作家デビューまでをまとめた1章、作品のいくつかを周辺の状況とともに取り上げた2章、アメリカの影響や原発小説に触れ、評価について論じた3章に、全30篇を収録する。
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まえがき

第一章 作家になるまで
 上海の少女
 長崎にて
 八月九日の惨禍
 戦後の生活
 長崎の詩的活動と検閲
 祈りの長崎?
 証言者でなく作家を
 作家への道

第二章 多くの作品から
 祭りの場
 デビュー作の評価
 ギャマン ビードロ・十二連作
 上海もの
 無きが如き
 三界の家
 家族を描く
 アメリカに移住
 アメリカ生活の影響
 やすらかにねむる
 ドラマと戯曲
 長い時間をかけ……
 別の上海『予定時間』

第三章 原爆作家を超える
 国立原子力博物館にて
 ロス・アラモス国立研究所
 トリニティ・サイトでは
 原発への想い
 『希望』という本
 全集の刊行
 再びルイへ。
 柳川雅子は石田雅子
 影響を受けた人々

あとがき

主な参考文献
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構造図からはじめる国語科授業デザイン 

著者
三根直美 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
144 
定価
1,870円 (本体1,700円 )
発行日
2023年2月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-603-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
著者が継続的に実践してきた構造図を用いた授業デザインについて、その概要を解説し、中学・高等学校の定番教材、特徴的な教材を取りあげて具体的な授業デザインを提示する。
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はじめに
1 構造図からはじめる国語科授業デザインの方法
2 「形」(菊池寛)の授業デザイン[中学3年生]
3 「技術が道徳を代行するとき」(池内了)の授業デザイン[高等学校1年生]
4 「少年の日の思い出」(ヘルマン・ヘッセ)の授業デザイン[中学1年生]
5 「クリスマスの仕事」(田口ランディ)の授業デザイン[中学2年生]
6 「小さな手袋」(内海隆一郎)の授業デザイン[中学2年生]
7 「握手」(井上ひさし)の授業デザイン[中学3年生]
8 「ディズニーランドという聖地」(能登路雅子)の授業デザイン[中学3年生]
9 「坊ちゃん」(夏目漱石)の授業デザイン[中学2・3年生]
10 「羅生門」(芥川龍之介)の授業デザイン[高等学校1年生]
11 「山月記」(中島敦)の授業デザイン[高等学校2年生]
12 「『である』ことと『する』こと」(丸山正男)の授業デザイン[高等学校3年生]
13 和歌の特徴を考慮した系統的な授業デザイン[高等学校1~3年生]
14 「花山天皇の出家」(大鏡)の授業デザイン[高等学校2年生]
おわりに
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岡田(永代)美知代著作集 

編者
有元伸子・府中市上下歴史文化資料館[岡田美知代著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
260 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2022年12月26日 
ISBN
ISBN978-4-86327-611-6 
Cコード
C1093 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉 一般書/小説・童話
 
内容
岡田(永代)美知代(1885-1968)は広島県府中市上下町出身の小説家・翻訳家。田山花袋『蒲団』の女弟子のモデルとしてスキャンダルに巻き込まれた。本書は美知代の代表的な小説に加えて、習作や師・花袋への恩と怨みを表白する評論、若い世代にエールを送る少女小説、晩年の原稿と新発掘の新聞連載小説も収録。いま読んでも新しい、格闘と共感に満ちた作品世界。
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刊行の辞…(府中市教育委員会 教育長)荻野雅裕

Ⅰ 『蒲団』前後
 耶蘇校長
 亀さ
 御おとづれ
 その月その日
 小夜子
『蒲団』について
 老嬢
 侮辱

Ⅱ 新聞連載小説(推定・美知代作)
 女子大学英文科出身 新夫人の打明話

Ⅲ 小説・評論
 ある女の手紙
 里子
 岡澤の家
 一銭銅貨
 蛙鳴く声
『蒲団』、『縁』及び私

Ⅳ 少女小説
 まあちゃんの御看病
 揺籃の丘
 大火の後
 英文のお手紙
 サマー、ハウス
 国なまり
 長い指短い指
 少女島

Ⅴ 著書・翻訳
『花ものがたり』(抄)
(翻訳)『奴隷トム アンクル・トムス・ケビン』(抄)

Ⅵ 晩年
 私は「蒲団」のモデルだった
 国木田独歩のおのぶさん(抄)
 デツカンシヨ(抄)

岡田(永代)美知代 略年譜…守本祐子

解説…有元伸子
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小学校対象 中学校対象 高校対象 書くことの力をはぐくむマルチモーダル・アプローチ ―自己認識としてのメディア・リテラシーをめざして―POD版

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編著
松山雅子 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
316 
定価
2,915円 (本体2,650円 )
発行日
2022年11月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-610-9 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉 〈作文・表現教育〉
 
内容
言葉による見方・考え方をはぐくむ国語科の基本に視座を置き、読む・書く・話す・聞く・見る・演じるが輻輳し、異なるモードのかかわりのうちに意味を創り成す言語経験の場を、その具体的な思考過程を構想。教科書の定番教材・プログラミング的思考の国語科への援用・映像表現の語りを核とした単元実践編の第1部と、理論編の第2部を軸に、写真・美術・色彩等の専門家群によるコラムや現場からのメッセージで彩を添える。

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書評

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はじめに   松山雅子
文種表/データバンク内容リスト(松山雅子)

第1部 書く力をたがやすマルチモーダル・アプローチ単元の提案

第1章 国語科の学習指導に生きるプログラミング的思考(竹内義典・羽田 潤)
はじめに
スクラッチ活用マニュアル―実際にプログラミング(スクラッチ)できること
 1 スクラッチで物語をあそぼう―低学年教材をもとに
 2 スクラッチで筋道を立てて説明しよう

第2章 物語・小説の創造的・対話的なマルチモーダル・アプローチ
はじめに (増田ゆか)
 1 異なるモードが拓く「ごんぎつね」の読みの楽しさ(増田ゆか)
 2 「なってみる」読みと「いかに見せるか」という読みが生む物語読解指導―「注文の多い料理店」の学習指導提案(髙井大輔)
 3 絵本が語り出す賢治童話―小学高学年~中学三年の発展単元・高校1年の基礎単元(松山雅子)
 4 「故郷」の仕掛け〈空所〉をよむ ―世界が多義的になるとき(松尾澄英)
 5 寓話のどのような仕掛けが人を説得するのだろう―小学高学年~高校一年の発展単元(松山雅子)

第3章 言葉と映像のかかわりに着目した説明的文章のマルチモーダル・アプローチ
はじめに(野中拓夫)
 1 小学校から中学校への指導の体系性を意識した説明的文章教材の学習指導(野中拓夫)
 2 すごいね!たんぽぽ―六年生から二年生へ「たんぽぽ」を説明しよう(粟野志保・松岡礼子)
 3 写真で国語!―小学中高学年~高校一年の発展単元(松山雅子)


第2部 国語科マルチモーダル・アプローチの可能性

1 テクストを読む・観る・触れる・演じる・真似る・創る―初等段階のこころみ
 1 「遊ぼう!写真はことば(二〇一七)」を活用したマルチモーダルリテラシー育成の指導過程と児童の反応分析(辻本祥宏)
 2 映画の予告映像からひらかれる児童の読みの可能性―映画『ズートピア』実践における学習者反応分析(粟野志保)
 3 視覚的アプローチを活用した物語創作の可能性と課題―小学校二年生「お話のさくしゃになろう」を軸に(髙木麻里)
 4 国語教育の視座から見た演劇的手法の可能性―学習者の「いかに見せるか」という意識に着目して(髙井大輔)
 5 イギリス初等国語科教育におけるマルチモダリティ論に基づいた学習指導の実際(波尻晋弥)
 6 詩の創作活動の可能性―イギリス初等国語科教育を手がかりに(増田ゆか)

2 テクストと対話する・学びを記録する・シミュレーションする・教材を開発する―中等学校のこころみ
 1 中学校第3学年の定番教材「故郷」の教材的価値(松尾澄英)
 2 プロの翻案を活用した文学の学習指導と評価の考察:創作モデルとしての源氏絵と漫画表現の可能性(松岡礼子)
 3 リアルコンテクストで設定する「話すこと」・「書くこと」の活動(羽田 潤)
 4 国語科教材としての「言語地図」(野中拓夫)

3 ジャンルを学ぶ・読書のすそ野を拡げる・教師による評価の言葉を探る
 1 寓話というジャンルのおもしろさ(畠山兆子)
 2 「国語科」に生きる読書活動の可能性(土居安子)
 3 今日的コミュニケーション状況と〈書くこと〉の学習内容の再構築―イギリス現職教育のめざした指導者の説明言語(松山雅子)


コラム
 1 写真の歴史―絵画から写真へ、そしてフィルムからデジタルカメラへ(小林裕幸)
 2 写真の行方(中野 裕)
 3 絵画をみるということ(佐藤賢司)
 4 色の発見!いつも見ている色だけど、色のイメージを探ってみよう!(前田明美)

現場からの声 2020
 1 コロナ禍が変えた学びの姿―中学校1年生の国語教室から― 中学校(森 恭子)
 2 休校下における動画授業の試み―新1年生 古典学習導入期の自宅学習の一例として 高等学校(佐野陽子)

おわりに―謝辞にかえて
もう少し学んでみたい人のために
索引
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問いが鼓動するまで。 探究は偶然に・ ・ ・ は始まらない! 創造的問いを育む3×3 プログラム

著者
池田文人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
168 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2022年12月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-609-3 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
「私がより遠くを見渡せるのは巨人の肩に乗っているからだ」とニュートンが言ったように、真の創造の源泉は既存の知識の深い理解である。本書では身近な知識から創造する思考力を手に入れ、探究力を高める具体的な方法を解説する。
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プロローグ

第1 章なぜ「問い」なのか?
 1.1 問いが組織の生産性を左右する
 1.2 フィンランドとの出会い
 1.3 問う力(QI)を評価する
 1.4 QI を測定する

第2 章何を問うのか?
 2.1 探究は偶然に・ ・ ・ は始まらない
 2.2 問うべき知識
 2.3 知識を構成する言葉

第3 章どのように問うのか?
 3.1 問うとは何か?
 3.2 知の継承に基づく知の創造モデル
 3.3 創造的問いを育む3×3 プログラム

第4 章創造的問いを育む3×3 プログラム
 4.1 ①理解フェーズ
 4.2 ②予測フェーズ
 4.3 ③仮説フェーズ

第5 章3×3 プログラムを体験しよう
 5.1 ①理解フェーズ
 5.2 ②予測フェーズ
 5.3 ③仮説フェーズ

第6 章なぜ問うのか?
 6.1 言葉によって失われた世界を取り戻す
 6.2 「問う」ことは「生きる」こと
 6.3 「変わる」とは何か?
 6.4 問いが鼓動するまで

エピローグ
索引
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広島藩の歴史 ―江戸時代が現代の広島に繋がる―

著者
木本 泉 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
292 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2022年11月17日 
ISBN
ISBN978-4-86327-602-4 
Cコード
C1021 
ジャンル
一般書/紀行・歴史読み物 歴史・考古・民族/日本
 
内容
徳川300年の間、広島藩は他の地域からやってきた幕府寄りの藩主によって支配され、藩民の関係は希薄だった。この政治体制は藩民の性格形成だけでなく各地の文化や産業など多くの分野に渡って影響を及ぼす。現代にまで引き継がれるその影響とは――。
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1.福島広島藩の始まりから改易へ

天下分け目の戦い
≪徳川家康の台頭≫/≪関ケ原の戦い≫

徳川幕府の成立
≪領地没収≫/≪領地の配分≫/≪幕藩体制≫
≪外様大名への配分≫/≪家康の天下人への布石≫
≪家康の幕藩体制≫/≪検地≫/≪領民への課税≫
≪身分制度≫/≪街道整備≫/≪毛利氏の動向≫ 

福島正則の広島藩運営
≪福島正則とは≫/≪広島藩領≫/≪広島城≫ 
≪広島城下の整備≫/≪家臣の支配体制≫/≪検地≫
≪農村支配≫/≪街道の整備≫/≪水上交通の整備≫
≪旧毛利家臣への対応≫/≪寺社の支配≫/≪厳島神社≫
≪キリスト教対応≫

家康の大御所政治
≪幕府の対外政策≫/≪幕府の宗教政策≫/≪豊臣家の滅亡≫
≪家康の統治仕上げ≫/≪朝廷対応≫/≪家康の死≫

福島正則の改易
≪福島正則の改易≫/≪改易時の広島≫/≪移封後の福島家≫


2.浅野広島藩の始まり

徳川秀忠の政治
≪徳川御三家と紀州藩≫/≪新しい広島藩≫/≪豊臣家対策≫
≪対外政策とキリスト教対応≫/≪狩野派の活躍≫/≪徳川秀忠の大御所政治≫
≪朝廷との関係≫/≪奢侈禁止令≫/≪キリシタン対応≫

浅野長晟(ナガアキラ)と広島藩
≪浅野家と浅野長晟≫/≪浅野長晟の治世≫/≪藩の支配体制≫
≪知行地での家老≫/≪藩士の階級≫/≪農村の支配≫
≪城下の整備≫/≪鉄穴(カンナ)流しと干拓事業≫/≪新しい産業≫
≪街道整備≫/≪水上交通の整備≫/≪能楽と幕府対応≫
≪寺院対応≫/≪厳島神社と遊郭≫/≪キリスト教対応≫

徳川家光の政治
≪大名支配の強化と参勤交代≫/≪江戸城下の整備≫/≪通貨制度の変更≫
≪朝廷との関係≫/≪島原の乱≫/≪寛永の大飢饉≫
≪対外政策と鎖国≫/≪思想政策≫/≪大奥の始まり≫

2代目浅野光晟の前半
≪参勤交代への対応≫/≪幕府対応≫/≪三次支藩≫
≪地詰≫/≪家臣の処遇変更≫/≪藩内の統制≫
≪物流政策と大阪蔵屋敷≫/≪街道と水運の整備≫/≪製塩業≫
≪災害対策≫/≪干拓事業≫/≪厳島神社≫/≪キリスト教対応≫

徳川家綱の文治政治
≪武断政治から文治政治へ≫/≪農村に対する施策≫/≪武士や町人への施策≫
≪明暦の大火≫/≪本朝通鑑と寛文印知≫/≪宗教対応と檀家制度≫
≪家綱政治の終結≫

浅野光晟の後半治世
≪統制強化と幕府対応≫/≪寛文印知による郡名変更≫/≪経済≫
≪藩の文化振興≫/≪災害≫/≪干拓事業と塩田≫
≪檀家制度≫/≪広島仏壇の始まり≫/≪厳島神社とお陰参りの始まり≫
≪光晟晩期≫

徳川綱吉の政治
≪天和(テンナ)の治≫/≪廻船航路の開拓≫/≪生類憐みの令≫
≪経済の悪化≫/≪元禄文化≫

4代目藩主浅野綱長
≪文治政治≫/≪北前船と街道運送≫/≪経済政策≫
≪藩札発行≫/≪鉄産業≫/≪農業関連産業≫
≪広島牡蠣≫/≪干拓事業と自然災害≫/≪赤穂事件≫
≪三次支藩の状況≫/≪厳島神社≫/≪綱長の末期≫

徳川綱吉の後継
≪家宣の政治≫/≪徳川家継の時代≫/≪新井白石≫
≪徳川宗家の断絶≫


3.江戸中期の広島藩

徳川吉宗の継承
≪徳川吉宗とは≫/≪吉宗の幕府体制≫
≪享保の改革≫/≪元文(ゲンブン)の改鋳≫/≪支配強化≫
≪公事方御定書≫/≪皇室との関係≫/≪参勤交代の変化≫/≪文化≫

広島藩5代目の浅野吉長
≪浅野吉長の政治≫/≪藩内の体制改革≫/≪郡制改革≫
≪三次藩の終焉と青山浅野家創設≫/≪享保の一揆≫/≪芸州政基と地概(ジナラシ)≫
≪藩札発行と財政悪化≫/≪御手洗の発展と運輸交通≫/≪新しい産業≫
≪湯の山温泉≫/≪文教政策≫/≪災害の頻発≫
≪社倉の検討≫/≪干拓の継続≫/≪厳島神社とお陰参り≫
≪吉長の後半≫

9代目将軍の徳川家重の時代
≪家重の治世≫

浅野宗恒の政治
≪宝暦の改革≫/≪自然災害≫/≪宝暦の大火≫
≪藩札発行の停止≫/≪城絵図≫/≪厳島神社≫/≪宗恒の隠居≫

徳川家治と田沼意次の時代
≪田沼意次の政治≫/≪天明の大飢饉≫/≪田沼意次時代の終焉≫
≪宝暦・天明文化≫

7代目浅野重晟の前半
≪浅野重晟の政治≫/≪災害による財政の変転≫/≪産業の状況≫
≪運輸交通状況≫/≪文教政策≫/≪厳島神社とお砂返し≫


4.江戸後期の広島藩

徳川家斉の前半・寛政の改革
≪重農主義への転換≫/≪武士の救済≫/≪寛政異学の禁と治安対策≫
≪松平定信の対外政策≫/≪松平定信から松平信明へ≫/≪松平信明の対外政策≫
≪徳川家斉の生活≫/≪皇室との関係≫/≪伊能忠敬と日本地図≫

浅野重晟の後半と浅野斉賢の前半
≪重晟後半の経済状況≫/≪産業政策≫/≪文教政策≫
≪縮景園の復旧≫/≪長州藩との境界争い≫/≪浅野斉賢への継承≫
≪斉賢時代の藩政≫/≪農村の状況≫/≪藩士の頼杏坪(ライキョウヘイ)≫
≪広島藩での伊能忠敬≫/≪文教政策≫/≪三業(サンゴウ)惑乱≫
≪災害≫/≪厳島神社と旅行≫

徳川家斉の後半・文化文政時代
≪賄賂政治≫/≪国際状況と蘭学≫/≪化政文化≫
≪天保の大飢饉と大塩平八郎の乱≫/≪徳川家斉の引退≫

浅野斉賢の後半
≪幕府との関係≫/≪藩の政策≫/≪広島城下の状況≫
≪西洋医学≫/≪産業奨励と竹屋窯・江波窯≫/≪御手洗港の強化≫
≪『済美録(セイビロク)』と『芸藩通志』の編纂≫/≪厳島神社≫

徳川家慶(イエヨシ)と天保の改革
≪天保の改革≫/≪水野忠邦から阿部正弘へ≫/≪外交政策≫
≪当時の文化≫

浅野斉粛の時代
≪将軍家から降嫁≫/≪天保の大飢饉≫/≪家祖祭神の神社建設≫
≪関忠親による藩政≫/≪今中大学の財政政策≫/≪広島城下の状況≫
≪広島藩の産業≫/≪教育文化行政≫/≪厳島神社≫


5.幕末の広島藩の活躍

徳川家定と開国への動き
≪徳川家定の就任≫/≪阿部正弘のペリー対応≫/≪勅許なしで通商条約の締結≫
≪広島藩の攘夷意識≫/≪将軍の後継者争い≫

攘夷と開国の対立
≪孝明天皇の反撃≫/≪安政の大獄≫/≪皇女和宮の降嫁≫
≪徳川慶喜の登場≫/

薩長の対立と広島藩の進出
≪浅野斉粛から息子の慶熾へ≫/≪浅野長訓の藩主就任≫/≪広島藩の軍備強化≫
≪薩摩藩の状況≫/≪長州藩の状況≫/≪土佐藩の状況≫
≪広島藩と薩長両藩の関係≫/≪薩長の対立≫/≪蛤御門の戦いと下関戦争≫
≪第1次長州征伐≫

薩摩藩と長州藩の接近
≪薩長同盟≫/≪幕府の決断≫/≪第2次長州征伐の開始≫
≪芸州口の戦い≫/≪長州征伐の終結≫/≪徳川家茂から徳川慶喜へ≫

大政奉還と広島藩
≪広島藩と薩摩藩≫/≪三藩同盟≫/≪大政奉還への動き≫
≪大政奉還≫/≪薩長芸の動き≫/≪王政復古≫

幕末の社会状況
≪開国による混乱≫/≪ええじゃないか≫/≪幕末の文化≫
≪広島藩の学問≫/≪広島藩の産業≫/≪広島藩の災害≫/≪宮島の産業≫


6.明治維新と広島藩の終焉

明治政府の成立
≪王政復古と戊辰戦争≫/≪三職の見直し≫/≪江戸城無血開城≫
≪五か条の御誓文≫/≪廃仏毀釈≫/≪戊辰戦争の終結≫
≪東京遷都と明治改元≫

戊辰戦争後の新政府
≪新政府の布陣≫/≪版籍奉還≫/≪廃藩置県≫

広島藩の終焉
≪新政府の中の広島藩≫/≪情報の隠蔽≫/≪広島藩の神機隊≫
≪広島藩における廃仏毀釈≫/≪広島藩主交代≫/≪武一騒動≫/≪広島藩の終焉≫

広島藩が明治維新で消えたわけ
≪広島藩の伝統≫/≪広島藩の命運≫
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文学教育の思想 POD版

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著者
西田谷 洋 
シリーズ
イミタチオ叢書 
助成
 
判型
A5 
ページ
270 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2022年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-604-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
文学教育を広義の文学に関わる教育とする立場から、Ⅰでは指導要領の創作観と異なるアダプテーションとしての創作を模索し、Ⅱではイデオロギー批評のモデルを探り、権力による実用性のキャンセル/付与や思想統制を検討し、Ⅲでは物語教材の論理と構造を考察することで、文学教育の可能性を模索した。
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はじめに
Ⅰ 創作×読解
1 テクスト論の理論的背景と物語創作
2 物語の創作指導
3 文学国語における創作観の背景
4 創作作法書における読書と心
5 アダプテーションとしての物語創作
コラム① 小学校古典文学教育における音声中心主義

Ⅱ 論理と実用性、イデオロギー
1 説明文教材の論理と読解
2 論理国語と合理性のレトリック
3 教材のイデオロギーを読解する
4 演劇教育の実用性とコミュニケーション
5 フィクションを現実にするとき
6 ある文学教育学派のコスモロジー

Ⅲ 教材論とその周辺
1 地域の昔話の教材化
2 ひだみよこ「山のとしょかん」における交流
3 小林豊「世界一美しいぼくの村」の順序と論理
4 あまんきみこ『あるひあるとき』の語りとメッセージ
5 「若紫」における行為・出来事の複数性と複合的な話法
6 梶井基次郎「路上」のパースペクティブと書くこと
コラム② 黄表紙を教材化してみたら

初出一覧
あとがき
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自治体庁舎の行政学 

著者
田村 秀 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
232 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2022年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-606-2 
Cコード
C3031 
ジャンル
政治・経済・法律 
内容
自治体庁舎、それは地域のシンボルであり権威の象徴でもある。本書は庁舎に行政学の立場から向き合い、制度、政策、管理、財政そして国際比較の視点でその真の姿を明らかにしたものであり、庁舎に関わる職員必携の書である。
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はじめに

第1章 庁舎の制度学
 第1節 庁舎とは
  1 庁舎という言葉
  2 庁舎と地方自治法
  3 庁舎とまちづくり関連法
  4 庁舎の呼称
  5 青森県八戸市の事例
  6 庁舎の位置条例
  7 区域外の庁舎
 第2節 庁舎と財政制度
  1 明治初期の枠組み
  2 明治中期から第二次世界大戦前まで
  3 戦後の地方自治制度における庁舎に関する財政制度
  4 平成の市町村合併と財政制度
 第3節 自治体庁舎の状況
  1 1993年時点における都道府県庁舎
  2 現在の都道府県庁舎(北海道・東北)
  3 現在の都道府県庁舎(関東)
  4 現在の都道府県庁舎(中部)
  5 現在の都道府県庁舎(近畿)
  6 現在の都道府県庁舎(中国・四国)
  7 現在の都道府県庁舎(九州・沖縄県)
  8 市区町村庁舎の状況
  9 明治、大正期の市町村庁舎の状況
  10 昭和期の市区町村庁舎の状況
 第4節 庁舎と文化財保護法
  1 庁舎の歴史的価値
  2 文化財保護法と庁舎
  3 庁舎の保存を巡って

第2章 庁舎の政策学
 第1節 はじめに
 第2節 庁舎に関する直接請求
  1 直接請求制度の概要
  2 直接請求の状況
  3 青森県むつ市の事例
  4 東京都小金井市の事例
  5 兵庫県南あわじ市の事例
  6 宮城県加美町の事例
  7 新潟県佐渡市の事例
  8 滋賀県近江八幡市の事例
  9 このほかの事例
  10 直接請求の事例から明らかになったこと 
 第3節 庁舎建設と住民投票
  1 住民投票について
  2 法律に基づかない住民投票
  3 庁舎建設を巡る住民投票
  4 鳥取県鳥取市の事例
  5 三重県伊賀市の事例
  6 滋賀県高島市の事例
  7 長崎県壱岐市の事例
  8 愛知県新城市の事例
  9 大阪府和泉市の事例
  10 沖縄県竹富町の事例
  11 沖縄県石垣市の事例
  12 山梨県南アルプス市の事例
  13 鹿児島県垂水市の事例
  14 10の住民投票の類型化
  15 庁舎を巡る住民投票からみえてくるもの
  16 住民投票とマスコミの報道
 第4節 市町村合併と庁舎
  1 市町村合併の歴史
  2 平成の市町村合併
  3 平成の市町村合併と庁舎の方式
  4 合併後の本庁舎の位置
  5 人口が少ない旧市町村に本庁舎が置かれた事例
  6 合併後、本庁舎が旧市町村の区域を越えて移動した事例
 第5節 庁舎の新築
  1 平成の市町村合併までの庁舎の新築
  2 平成の市町村合併後における庁舎の新築
  3 平成の市町村合併で誕生した市町村における庁舎の新築
 第6節 都道府県庁舎の位置の変更
  1 はじめに
  2 東京都庁の事例
  3 大阪府庁の事例

第3章 庁舎の管理学
 第1節 はじめに
 第2節 庁舎の位置づけ
  1 庁舎をどのようにとらえているのか
  2 国が求めた府県庁舎像
  3 戦前の建築家が求めた庁舎像
  4 戦後の建築家が求めた庁舎像
  5 「豪華」庁舎に対する批判と建築家などからの声
 第3節 様々なタイプの庁舎
  1 庁舎の役割
  2 シンボルとしての庁舎
  3 複合施設の中の庁舎
  4 新潟県長岡市の事例
  5 設計における国とのかかわり
  6 国庁舎と自治体庁舎の合築
  7 都道府県出先機関庁舎と市区町村庁舎の合築
  8 民間施設との合築
  9 既存施設のコンバージョン
  10 災害と庁舎
  11 庁舎の内部
 第4節 庁舎とまちづくり
  1 まちづくりに果たす庁舎の役割
  2 山梨県甲府市のまちづくり
  3 新潟県新潟市のまちづくり
  4 甲府市と新潟市の比較
  5 商業施設と庁舎
  6 千葉県木更津市の事例
 第5節 庁舎建設のプロセスと手法
  1 一般的な庁舎建設のプロセス
  2 庁舎建設の手法
  3 PFI方式
  4 リース方式
  5 その他

第4章 庁舎の財政学
 第1節 庁舎の基準
  1 はじめに
  2 地方債制度の概要
  3 地方債制度の変遷
  4 一般単独事業債における枠組み
  5 1959年度地方債査定基準表における庁舎の基準
  6 1964年度及び1970年度地方債査定基準表における庁舎の基準
  7 1970年度地方債査定基準表と新営一般庁舎面積算定基準の比較
  8 その後の動き
  9 庁舎に関する一般単独事業債の充当率と償還年限
  10 地方債査定基準表廃止後の標準面積と新営基準の比較
  11 地方債制度の変化と庁舎建設面積に関する根拠の拠り所
  12 自治体の庁舎面積積算算定例
 第2節 合併推進債等有利な地方債
  1 市町村合併の枠組み
  2 新たな地方債の枠組み
  3 合併推進債の内容
  4 合併特例債の内容
  5 合併特例債の上限額
  6 合併特例債の発行期限
  7 公共施設等適正管理推進事業債
  8 緊急防災・減災事業債
  9 災害復旧事業債
 第3節 その他の枠組み
  1 宝くじ
  2 社会資本整備総合交付金
  3 東日本大震災関連
  4 その他
 第4節 自治体の事例
  1 宮城県気仙沼市の資料から
  2 合併特例債を活用した事例
  3 適正管理債や緊急防災・減災事業債を活用した事例
  4 小括

第5章 庁舎の国際比較
 第1節 はじめに
 第2節 ヨーロッパの自治体庁舎
  1 イギリスの自治体庁舎
  2 GLAの庁舎
  3 ヨーロッパ大陸の自治体庁舎
  4 ストックホルム市庁舎
 第3節 アメリカの自治体庁舎
  1 州庁舎
  2 市庁舎
 第4節 庁舎の国際比較からの示唆
  1 欧米と日本の自治体庁舎の比較
  2 庁舎保全に関する提案

おわりに
索引
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国語科教育学研究の成果と展望Ⅲ 

編者
全国大学国語教育学会 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
580 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2022年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-607-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
2002年と2013年に続く第三の『成果と展望』。基礎論・歴史からアクション・リサーチ、インクルーシブ教育まで、多彩な声の響き合う研究と実践の海図である。最新の研究動向をもとに対話と共生の時代の国語科教育学研究をデザインする。

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 まえがき(甲斐雄一郎)

Ⅰ 国語科教育基礎論に関する研究の成果と展望
 序 国語教育基礎論に関する研究の概観と展望(府川源一郎)
 1 国語科学力・目標論に関する成果と展望 (竜田 徹)
 2 国語教育カリキュラム論に関する研究の成果と展望 (吉田裕久)
 3 国語科評価論に関する研究の成果と展望 (間瀬茂夫)
 4 国語教育思想論に関する研究の成果と展望 (難波博孝)

Ⅱ 話すこと・聞くことの学習指導に関する研究の成果と展望
 序 話すこと・聞くことの学習指導に関する研究の概観と展望 (山元悦子)
 1 話すこと・聞くことの目標・カリキュラムに関する研究の成果と展望 (北川雅浩)
 2 話すこと・聞くことの学習内容・方法に関する研究の成果と展望 (長田友紀)
 3 話すこと・聞くことの教材・教材開発に関する研究の成果と展望 (若木常佳)
 4 話すこと・聞くことの評価に関する研究の成果と展望 (上山伸幸)
 5 話すこと・聞くことの発達論に関する研究の成果と展望 (山元悦子)

Ⅲ 書くこと(作文)の学習指導に関する研究の成果と展望
 序 書くこと(作文)の教育に関する研究の概観と展望 (田中宏幸)
 1 書くこと(作文)の教育の理論史・実践史に関する研究の成果と展望 (大内善一)
 2 書くこと(作文)の学習指導の目的,目標と内容に関する研究の成果と展望(小川雅子)
 3 書くこと(作文)の学習指導過程・方法に関する研究の成果と展望 (児玉 忠)
 4 書くこと(作文)の学習指導の計画・教材・評価に関する研究の成果と展望(成田雅樹)
 5 書くこと(作文)の教育の発達・認識に関する研究の成果と展望(村井万里子)
 6 書くこと(作文)の教育の比較教育学的研究に関する成果と展望(佐渡島紗織)
 7 書くこと(作文)の学習指導研究の成果と展望(文種別)
  1)「説明文・意見文」作成指導に関する研究の成果と展望(井口あずさ)
  2)「創作」指導に関する研究の成果と展望(中西 淳)

Ⅳ 読むことの学習指導に関する研究の成果と展望
 序 読むことの学習指導に関する研究の概観と展望(上谷順三郎)
 1 読むことの指導内容・過程に関する研究の成果と課題
  1)読むことの指導内容論に関する研究の成果と展望(植山俊宏)
  2)読むことの指導過程論に関する研究の成果と展望 (寺田 守)
 2 読むことの教材に関する研究の成果と展望
  1)読むことの教材論に関する研究の成果と展望 (松本 修)
  2)教科書教材史に関する研究の成果と展望 (幸田国広)
 3 読むことの学習指導実践に関する研究の成果と展望
  1)読むことの学習指導実践史研究(藤井知弘)
  2)文学的文章の領域における実践に関する研究の成果と展望(丹藤博文)
  3)説明的文章の領域における実践に関する研究の成果と展望(吉川芳則)
  4)古典領域における実践研究 (内藤一志)
 4 読むことの学習に関する研究の成果と展望
  1)読むことの学習・学習者に関する研究の成果と展望(住田 勝)
  2)発達論的アプローチ(河野順子)
  3)理解方略指導に関する研究の成果と展望 (古賀洋一)
  4)読むことの学習に関する評価研究の成果と展望 (本橋幸康)
 5 読書研究の成果と展望
  1)読書心理学・読書社会学の成果と展望(塚田泰彦)
  2)読書に関する学力調査に関する研究の成果と展望(足立幸子)
  3)読書指導の理論・実践に関する研究の成果と展望(髙木まさき)

Ⅴ 日本語基礎事項の学習指導に関する研究の成果と展望
 序 日本語基礎事項の学習指導に関する研究の概観と展望 (山室和也)
 1 発声・発音の学習指導に関する研究の成果と展望(山田敏弘)
 2 仮名文字・ローマ字・表記の学習指導に関する研究の成果と展望 (長岡由記)
 3 漢字の学習指導に関する研究の成果と展望 (棚橋尚子)
 4 書写の学習指導(書写教育)に関する研究の成果と展望(鈴木慶子)
 5 語句・語彙の学習指導に関する研究の成果と展望
  1)体系的指導の内容と方法(鈴木一史)
  2)理解学習・表現学習の中での指導の内容と方法 (中村和弘)
  3)国語科学習基本語彙研究の成果と展望(河内昭浩)
 6 文法論・文章論・談話論の学習指導に関する研究の成果と展望(森田真吾)
 7 言葉遣いの学習指導に関する研究の成果と展望(渡辺通子)
 8 言語感覚の育成に関する研究の成果と展望(浅田孝紀)
 9 日本語研究に関する研究の成果と展望(森 篤嗣)

Ⅵ  メディア・リテラシー,マルチモーダル・リテラシー,デジタル・リテラシーの学習指導に関する研究の成果と展望
 序  メディア・リテラシー,マルチモーダル・リテラシー,デジタル・リテラシーの学習指導に関する研究の概観と展望 (奥泉 香)
 1 リテラシー観の拡張に関する研究の成果と展望(中村敦雄)
 2  メディア・リテラシー, マルチモーダル・リテラシー, デジタル・リテラシーの学習指導に関する理論研究の成果と展望(砂川誠司)
 3  メディア・リテラシー, マルチモーダル・リテラシー, デジタル・リテラシー学習指導のカリキュラム・評価に関する研究の成果と展望(中村純子)
 4  メディア・リテラシー, マルチモーダル・リテラシー, デジタル・リテラシーの教材化・学習指導方法に関する研究の成果と展望(羽田 潤)
 5  メディア・リテラシー、マルチモーダル・リテラシー、デジタル・リテラシー
 ―学習指導に関する実践研究の成果と展望 (町田守弘)
 6  デジタル・リテラシー,ICT,プログラミングの学習指導に関する研究の成果と展望(上田祐二)
 7  国語科教育における社会文化的テクスト・SNS に関する研究の成果と展望(松山雅子)

Ⅶ 国語科教師教育に関する研究の成果と展望
 序 国語科教師教育に関する研究の概観と展望(鶴田清司)
 1 大学・大学院における国語科教師教育に関する研究の成果と展望(細川太輔)
 2 教育行政における国語科教師教育に関する研究の方向性と課題(大滝一登)
 3 教師の実践知・省察に関する研究の成果と展望(丸山範高)
 4 教師の成長に関する研究の成果と展望(松崎正治)
 5 関連諸学会における教師教育研究の成果と展望(山崎準二)

Ⅷ 国語科教育学研究方法論に関する研究の成果と展望
 序 国語科教育研究方法論の成果と展望(山元隆春)
 1 国語科歴史研究に関する成果と展望(菊野雅之)
 2 比較国語教育学研究に関する成果と展望(山元隆春)
 3 国語科教育学の理論的研究に関する成果と展望(森 美智代)
 4 関連諸科学と国語科教育学に関する研究の成果と展望
  1)社会学・教育社会学と国語科教育学研究(石田喜美)
  2)心理学と国語科教育学研究(濱田秀行)
  3)コミュニケーション・情報の科学と国語科教育研究(澤口哲弥)
 5 国語科授業研究・学習者研究に関する成果と展望
  1)国語科授業研究に関する成果と展望(迎 勝彦)
  2) 国語科学習者研究に関する成果と展望(藤森裕治)
 6 国語科インクルーシブ教育に関する研究の成果と展望(原田大介)

附録 学位取得者一覧
あとがき(山元隆春)
索  引
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作文授業づくり・新生面の開拓 多様な作文ジャンルの活用と新題材の開発

著者
大内善一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
256 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2022年8月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-599-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
多様な作文ジャンルと新題材に基づいて創造的な思考を陶冶する作文授業の実践理論の創出を目指す。授業研究に資する授業記録三篇を収録。
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 まえがき

一 「コピー作文」の授業づくり
 1「コピー作文」提唱に至る背景
 2「コピー」は説得的・創造的表現です
 3 広告・宣伝コピー表現の基本原則
 4「コピー作文」に関する先行研究・実践事例
 5 大学での「コピー作文」の授業
 6「コピー作文」の授業づくりの実際
 7「コピー作文」の授業づくりの意義

 ◎ストップモーション方式による授業記録  京野真樹教諭による「コピー作文」の授業
  「竿灯の見どころはココだ! ―竿灯おすすめポイントをコピー作文で―」(小三・国語)

二 「一行詩」アラカルト作文の授業
 1 コピー感覚で「一行詩」作文
 2「ナンセンス一行詩」の実践から
 3「父よ母よ」から「息子よ娘よ」へ
 4 一行詩」アラカルト作文の意義

三 虚構の要素を取り入れた「手紙文」作文
   ―「恋文」は死語ではなかった!―
 1「手紙文」作文の新生面
 2「恋文」は死語ではなかった!
 3「恋文にお断りの返事を」という実践
 4 虚構という要素を取り入れる
 5 虚構の要素を取り入れた手紙文作文の意義

四 「行事作文」の授業づくり
 1 行事作文のメリット・デメリット
 2「物語じたて」の行事作文
 3 俳句・短歌でつづる行事作文
 4「物語じたて」「俳句・短歌でつづる」行事作文の意義

五 俳句から物語を作る作文の授業―「俳句物語」づくり―
 1「子ども俳句」の教材化
 2 単元「俳句の国からの贈りもの」―「天国はもう秋ですかお父さん」―
 3「俳句から物語を作る作文の授業」の意義

 ◎ストップモーション方式による授業記録  大内善一氏による「書き替え作文」の授業
  単元「俳句の国からの贈りもの―天国はもう秋ですかお父さん―」(小5・国語)

六 フィクション俳句づくりの授業
 1 作文ジャンルの変換
 2「物語を読んで俳句を作る」授業 ―「物語俳句」づくり―
 3 「小倉付」の方法で俳句を作る ―「他者のことば」を介入させて―
 4 フィクション俳句づくりの意義

七 「フォト俳句」づくりの授業
 1 写真映像による題材の限定
 2 単元「デジカメフォト映像から俳句を創ろう―『秋風がめくる心の一ページ』―」
 3 「フォト俳句」づくりの授業の意義

八 小学校全学年での短歌づくりの授業 ―「だれにでも易しい」短歌づくりの証明―
 1 小学校全学年で行われた短歌づくりの実践
 2 小学一年生が「ルンルン」と短歌を作った
 3 他者の「伝記的事実」の教材化による題材の掘り起こし ―他者の生活・人生に自分の生活実感や願いを投影させる―
 4 短歌創作学習の参考教材としての「歌集『小さな歌人たち』」
 5 小学校全学年での短歌づくりの授業の意義

九 「パロディ短歌」づくりの授業
 1 「百人一首」からパロディ短歌を作る
 2 「近代短歌」からパロディ短歌を作る
 3 「パロディ短歌」づくりの指導の意義

十 「虚構の詩」づくりの授業
 1 「虚構の詩」づくり
 2 「ウソの中の真実」
 3 「虚構の詩」づくりの授業の実際
 4 「虚構の詩」づくりの授業の意義

十一 「連詩」づくりの授業
 1 「連詩」とは何か
 2 単元「連詩に挑戦」の構想 ―想像の翼を広げて共同で詩を創ろう―
 3 「連詩」づくりの模擬授業の実際
 4 「連詩」づくりの授業の意義

十二 「方言詩」づくりの授業
 1 「表情豊かな方言」で詩を作ろう
 2 「方言詩」づくりの授業
 3 全国の大学の教員に「単元 方言詩を書こう」の実践を依頼する
 4 「方言詩」づくりの授業の意義

十三 「鑑賞文」と「批評文」を書くことの指導にどう対応するか
 1 学習指導要領における「鑑賞」と「批評」という用語の位置づけ
 2 「鑑賞」及び「批評」という用語の概念規定
 3 「鑑賞」活動と「批評」活動との区別
 4 「鑑賞文」指導の先行実践事例
 5 文章ジャンルの変換による「鑑賞文」指導の提案
 6 「批評文」を書くことの指導に関する先行実践事例
 7 情理を尽くして「批評文」を書くことの指導の提案
 8 「鑑賞文」及び「批評文」を書くことの指導の意義

 ◎ストップモーション方式による授業記録  中村麻里那教諭による「批評文を書く」授業
  単元「写真メディアの批評文を書く―写真コンクールの審査員になろう―」(中三)

十四 双方向型作文学習の授業づくり
 1 双方向型作文学習の構想
 2 現在の作文学習指導に見られる〈双方向型〉の指導事例 ―リレー形式で〈お話〉や〈意見文〉を書く学習― 
 3 従来型の作文学習を双方向型に変える ―四コマ漫画をリレー形式で〈お話〉に書き替える―
 4 双方向型作文学習の創造 ―「ラジオドラマのシナリオ」づくりで双方向型作文学習―
 5 双方向型作文学習の意義

あとがき
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Voluntary Subordination The Logic and Psychology of the U.S.-Japan Security System

著者
松田 武 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
240 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2022年8月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-601-7 
Cコード
C3031 
ジャンル
政治・経済・法律 
内容
「自発的隷従」の日米関係史について、日米安保体制の歴史的構造を多角的な観点から明らかにし、日米関係の新たな構図を描き出す。
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Preface
Part I   U.S.-Japan Relations and U.S. History
 Chapter 1 The History of U.S.-Japan Relations Approaches and Basic Perspectives
 Chapter 2 What Kind of Country is the U.S.?
 Chapter 3 American Culture - The More Things Change,The More They Stay the Same
Part II  Forced Voluntary Servitude Chapter 4 A New Start in U.S.-Japan Relations
 Chapter 5 The 1950s as seen from Japan and the U.S.

Part III  Embracing Voluntary Servitude
 Chapter 6 Ambassador Reischauer and the Dawn of a New Era
 Chapter 7 CULCON as Cultural Diplomacy
 Chapter 8 The GARIOA-EROA Repayment Problem
 Chapter 9 1964 as a Symbol of Reconstruction
 Chapter 10 The Return of Okinawa and the Development of Bilateral Relations

Conclusion
Bibliography and References
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戦時戦後の留学生政策に関する研究 南方特別留学生からインドネシア賠償留学生、原爆で犠牲となった留学生の記憶POD版

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著者
平野裕次 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
244 
定価
3,520円 (本体3,200円 )
発行日
2022年7月23日 
ISBN
ISBN978-4-86327-600-0 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育史〉
 
内容
戦後の留学生政策の原型は、戦時体制下に形成されたのではないのか。また原爆で犠牲となった南方特別留学生は戦後の日本社会でどのように記憶されてきたのか。戦時戦後を代表する留学生受入れ事業を分析対象としてその史的考察を行う。
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序 章 本稿の課題と構成
第1節 本稿の課題
第2節 分析の対象事業、時期および地域
第3節 本稿の構成

第 1章 戦時期の留学生政策―南方特別留学生事業を中心として―
はじめに
第1節 戦前の留学生政策の概観
第2節 戦時期の留学生政策の展開
第3節 南方特別留学生事業の実施
おわりに

第2章 戦後の留学生政策の形成―国費外国人留学生制度の創設をめぐって―
はじめに
第1節 占領期の留学生政策―在日留学生の戦後処理―(1945~51年)
第2節 国費外国人留学生制度の創設
1.日本のユネスコ加盟と文部省の国際組織体制の整備(1951~52年)
2.文部省における留学生受入事業の検討(1952~53年)
3.ユネスコ国内委員会からの建議(1953年)
4.国費外国人留学生制度の発足(1954年~)
5.国費外国人留学生制度の展開
第3節 国際学友会の監督・指導をめぐる外務省内での葛藤
1.国際学友会の監督部署の移管
2.国際学友会の監督・指導をめぐる外務省内での葛藤
3.その後の留学生政策の展開
おわりに

第3章 インドネシア政府派遣留学生の受入れ
はじめに
第1節 インドネシア政府派遣留学生の受入れの経緯
第2節 インドネシア政府派遣事業の概要
1.復員学生の海外留学
2.インドネシア政府派遣留学生の内訳
第3節 インドネシア政府派遣留学生の受入れの諸課題
1.事業実施体制
2.日本語教育
3.大学への進学
4.宿舎の確保
5.学生補導
おわりに

第4章 インドネシア賠償留学生の受入れ
はじめに
第1節 インドネシア賠償留学生の受入れの経緯
第2節 インドネシア賠償留学生事業の概要
1.賠償留学生の受入れに関する協議の展開
2.賠償留学生受入れに関する閣議了解
3.インドネシア賠償留学生の進学先
第3節 インドネシア賠償留学生の受入れの諸課題
1.事業実施体制
2.日本語教育
3.宿舎の確保
4.大学への進学
おわりに

第5章 被爆した南方特別留学生と戦後の日本社会
―1950 年代半ばから1960 年代半ばまでの時期を中心として―
はじめに
第1節 広島大学における想起の過程
1.京都大学への照会
2.当時の教職員・学生への照会
3.アルサゴフへの回答
第2節 被爆死した南方特別留学生の墓の建立と遺族の墓参
1.牛島健次による墓碑建設および遺族招待計画
2.アジア学生文化協会による墓碑の調査
3.サイド・オマールの墓の再建
4.遺族の来日準備
5.遺族の来日と墓参
おわりに

終 章 総括と今後の課題
第1節 まとめ
第2節 戦時戦後の留学生政策の変容とその現代的意義
第3節 今後の課題

参考文献
索引
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ドイツ中世後期のスポーツ 

訳者
楠戸一彦[K.ヴァスマンスドルフ著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
180 
定価
2,970円 (本体2,700円 )
発行日
2022年7月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-596-6 
Cコード
C3075 
ジャンル
教育〈保健・体育〉
 
内容
19世紀後半のドイツで活躍したK.ヴァスマンスドルフ(1821-1906)によるドイツ中世後期における貴族・市民・農民のスポーツ(馬上槍試合、剣術、射撃、水泳、走跳投など)に関する論文を邦訳。
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はじめに

第1章 ドイツの騎士と市民と農民の身体運動
 第1節 A.フォン・ケラーの『古ドイツの写本からの物語』より
 第2節 15 世紀の謝肉祭劇より
 第3節 16 世紀の職匠歌より
 第4節 H.ザックスの職匠歌より
 注

第2章 ヴィッテルスバッハ家出身の君主の身体運動
 第1節 ヴィッテルスバッハ家のルードヴィッヒとフリードリヒの体育
 第2節 バイエルン公クリストフの体育
 第3節 選帝侯フィリップの体育
 注

第3章 マルクス兄弟と羽剣士の6 つの剣術興行
 第1節 剣術写本と射撃大会における剣術興行
 第2節 マルクス兄弟と羽剣士
 第3節 羽剣士について
 第4節 剣術興行における禁止事項
 注

第4章 道化師フレクセルによるハイデルベルク弩射撃大会(1554)の詩
 第1節 中世都市の射手制度
 第2節 ハイデルベルクの射手制度
 第3節 ハイデルベルクの射撃堀
 第4節 道化師フレクセルによる射撃に関する記述
 注

第5章 A.デューラーによる格闘術
 第1節 本書で取り扱う剣術写本の特徴
 第2節 A.デューラーの剣術書
 第3節 デューラーとオットの写本に関する補足
 第4節 本書における表現と術語
 注

第6章 N.ヴィンマンの水泳教本
 第1節 水泳書のライデン版
 第2節 N.ヴィンマンの生涯
 第3節 N.ヴィンマンの体育経験
 第4節 教本『コリンベーテス』の内容
 注

第7章 珍しい身体運動
 第1節 壁走り
 第2節 棒投げ
 第3節 綱引き
 第4節 穴の中での格闘
 注

第8章 K.ヴァスマンスドルフのドイツ中世後期のスポーツ史研究
 第1節 生涯と文筆活動
 第2節 ドイツ中世後期のスポーツ史に関する業績
 第3節 K.ヴァスマンスドルフの歴史研究への評価
 注

おわりに
本訳書の出典
図の出典
参考文献
事項索引
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教育の未来デザイン 「コロナ」からこれからの教育を考えるPOD版

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

編著
草原和博・吉田成章[広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI)] 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
214 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2022年6月17日 
ISBN
ISBN978-4-86327-598-0 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育
 
内容
「コロナ」は学校教育の何を変えたか、変えなかったのか、何を変える契機となりうるのか。子どもと教師、教育に関心を持つ専門家らの声に基づき、教育の未来デザインを提案し、学校のあり方の再定位を試みた一冊。

→関連書籍: ポスト・コロナの学校教育 「コロナ」から学校教育をリデザインする

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序 章 マスクをしていたころの想像と創造

   【第1部 「コロナと教育」の教育研究・実践の動向】

第1章 2020 年上半期はいかなるエポックか
    ―その後2年の生活と教育と社会の足跡から―
 第1節 パンデミックの 2020年上半期とその後の 2年間
 第2節 世界の動向 世界は,そして,世界との関わり方はいかに変化したか
 第3節 日本社会は変容した? 未知なるものと向き合ったとき,私/たちは
 第4節 学校生活の変化 「失われたと感じるものを埋める」思考を乗り越えるために
 第5節 私たちは 2020年上半期をいかなるエポックとするのか
    ―教育の未来をデザインするために/する前に―
第2章 コロナを契機とした教育関連 書籍 の動向
 第1節 「コロナ×教育」関連書籍が捉えてきた射程とは
 第2節 「コロナ×教育」関連書籍の動向
 第3節 「コロナ×教育」関連書籍がデザインする教育の未来

第3章 コロナを契機とした教育関連雑誌の動向
 第1節 コロナを契機とした教育関連雑誌における特集と連載の動向
 第2節 規範化を許さない,子どもの生の充実に向けた支援
 第3節 子どもの参加を問うコロナ禍のカリキュラム
 第4節 ICT化・オンライン化で問われる「教える」と「学ぶ」
 第5節 実践と研究の動向からの EVRI版マトリックスの再検討

   【第2部 コロナが教育に与えたインパクト 教師,子ども,関係者の声を聞く】

第4章 コロナを契機とした学校教育のリデザインに向けた研究機関の社会的責任とは
 第1節 学校教育のリデザインに向けてアンケート調査結果が示唆すること
 第2節 京都大学大学院教育学研究科 E.FORUMの取組
 第3節 広島大学教育ヴィジョン研究センターの取組

第5章 想像を起点とした学校カリキュラムの創造
 第1節 コロナ 禍 での特別活動・学校行事の構想
 第2節 なぜ合唱祭を中止しなかったか
 第3節 コロナが浮き彫りにした学校行事や部活動の本筋
 第4節 学校行事と特別活動の現状と課題
 第5節 学校カリキュラムづくりの意義と課題

第6章 コロナ下の子どもの声を聴く
 第1節 「 子どもの声を聴く」ということ
 第2節 子どもの声から見えてくること
 第3節 子どもの声から広がる思考と議論
 第4節 子どもの声を聴いたことで見えてくる教育の未来デザイン

第7章 地域・学校・社会を「教育」でつなぐ視点 「学校休業」からの 2 年間を振り返る
 第1節 地域・家庭から教育を考える
 第2節 学校・地域から教育というシステムを考える
 第3節 公共圏としての社会から教育を考える
 第4節 地域・学校・社会からインクルーシブな教育を考える

   【第3部 コロナ下の教育の可能性と教育による未来のデザイン】

第8章 地域と学校をつなぐ遠隔教育の試み
 第1節 広域交流型オンライン社会科地域学習の取組
 第2節 保小中高大連携による地域と学校との協働の取組
 第3節 対面とオンラインで学びをつなぐ高等学校の取り組み
 第4節 オンデマンドと対面・同時双方向のハイブリッド授業

第9章 オンライン活用による国際教育学研究・教育実践支援の取組
 第1節 日本語教育支援としての HUGLIの取組
 第2節 体育科授業研究を通したペルーに対するスポーツ教育支援
 第3節 カンボジアにおける教師教育支援の取組
 第4節 コロナ禍の授業研究とその研究交流
第10章 2020-2022,平和と教育を考える
 第1節 コロナが閉ざしたもの/コロナが開いたもの
 第2節 広島叡智学園中学校・高等学校での平和学習
 第3節 PELSTE 他者の「声」に開く/拓く
 第4節 平和教育者アーカイブ構築の取り組み
 第5節 平和教育の大きな転換の小さな始まり

終章 「教育」が描く未来デザイン
 第1節 「教育」に求められるものは何だったか
 第2節 「教育」をいかに描こうとしてきたか
 第3節 教育はいかに「社会」の未来をデザインしうるか

あとがき
執筆者一覧
編者紹介
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親と教師のための 思春期のメンタルヘルス〈改訂版〉 POD版

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著者
神野美智男 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
208 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2022年6月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-595-9 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
子どもが思春期に入ると、親子関係は大きく変化し、わが子との接し方に親の戸惑いは膨らむばかり。本書では思春期の心理から、発達障害、精神疾患、自殺関連行動、ゲーム依存、不登校に至るまで幅広くカバーし分かりやすく解説。思春期の子を持つ親御さん、教師の皆さんに向けての至高の一冊。
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第Ⅰ章 青年期と思春期
 第1節 人間の成長と心理的発達
 第2節 思春期と性

第Ⅱ章 性格と認知
 第1節 性格
 第2節 認知
 第3節 発達と問題行動

第Ⅲ章 発達に伴う障害
 第1節 発達障害とは
 第2節 発達障害各論
 第3節 知的障害
 第4節 HSC/HSP
 第5節 愛着障害

第Ⅳ章 種々の精神疾患等
 第1節 統合失調症
 第2節 うつ病
 第3節 不安症(不安障害)
 第4節 摂食障害
 第5節 その他の障害

第Ⅴ章 自殺関連行動
 第1節 自殺行為と自傷行為
 第2節 自傷行為と医療

第Ⅵ章 ゲーム症(依存)
 第1節 ゲーム症の現在と診断
 第2節 ゲーム症の誘発要因と負の影響
 第3節 ゲーム症への対応

第Ⅶ章 不登校
 第1節 不登校の歴史と定義
 第2節 不登校のタイプ別分類
 第3節 不登校と支援
 第4節 不登校とタイプ別対応

◎定義・診断基準・チェックテストなど◎
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言語技術教育31 POD版

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編者
日本言語技術教育学会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
178 
定価
2,090円 (本体1,900円 )
発行日
2022年6月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-594-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
言語学〈日本語〉
 
内容
日本言語技術学会第31回大会紀要。テーマは「言語技術が見える授業づくり」。
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はじめに(柳谷直明)

一 特集 私が主張する「言語技術教育論」

◆研究者と実践者が共有する「研究論文執筆のための言語技術」試論 (柳谷直明)
◆言語技術教育からみた生きたことば、死んだことば (大内善一)
◆国語教育は「言語技術教育」と考え、その振興をこそ (野口芳宏)
◆国語科固有の「見方・考え方」と言語技術教育 (鶴田清司)
◆言語技術を「方」と「学習用語」で捉え、系統的に指導する (中村孝一)
◆論理的文章を「書く」ために、教科書教材を「読む」授業の提案 (長谷川祥子)
◆言語技術を駆使できる学習過程の構築 (岩下 修)

二 授業一 「話すこと・聞くこと」領域での言語技術指導
――『聞き上手になろう 質問で相手の思いに迫る』(光村中三)――

◆引用を用いた質問の技術を身に付けさせる指導~中学三年国語科学習指導案~ (渥美清孝)
◆引用を用いた質問の技術を身に付けさせる (渥美清孝)
◆基礎学習(国語科)と実践学習(他教科等)で言語技術の向上を図る (篠原京子)
◆「質問で相手の思いに迫る」ために (髙木輝夫)
◆目指すべき「聞き上手」とは何か (松澤正仁)
◆なぜ「聞き上手」「質問で相手の思いに迫る」のか―資質・能力育成へ― (佐藤洋一)
◆【話すこと・聞くこと】領域での言語技術とその指導法 (太田 等)
◆ 言語技術を価値付ける教師の対応の技術 (大渕康孝)
◆一人一端末を活用する (川又智子)
◆インタビューで相手の思いや考えを引き出すには (斉藤美智子)
◆信頼性を担保して質問するための言語技術 (安 暁彦)
◆「合意形成」に必要な言語技術(帰納論理と演繹論理) (井上敬夫)
◆螺旋的・反復的な学習で言語技術を高める (髙橋秀一)

三 授業二 「書くこと(作文)」領域での言語技術指導
――図や表を活用して書く作文指導(小五)――

◆図や表を活用して書く~小学五年国語科学習指導案~ (京野真樹)
◆図や表の解釈と表現の関係を意識付ける (京野真樹)
◆非連続型テキストの妥当性を吟味し論述する (大内善一)
◆グラフや表から「問い」を立てる (池田尚子)
◆非連続型テキストを用いて書く言語技術 (増田 泉)
◆非連続型テキストを根拠とした語彙選択や表現の指導 (開田晃央)
◆図や表の活用は応用的な書き方指導である (國府田祐子)
◆各教科等の言語活動を充実させるための言語技術抽出法研究 (柳谷直明)
◆統計資料を引用して論理的に書く力をつける指導 (小川智勢子)
◆言語技術を明確化した授業づくり(教材研究) (坂本 要)
◆情報を文章化する言語技術 (井上善弘)
◆グラフや表を使った作文を論理作文の構成で書かせる (伊藤孝之)
◆データを詳細に、考察を簡潔に書く技術を学ぶ (西山明人)
◆「グラフや表を用いて書こう」(光村小五)の教材検討 (大貫眞弘)

四 授業三 「読むこと」(説明的文章)領域での言語技術指導
――『メディアと人間社会』(光村小六)――

◆論理的に「書くこと」の手本にするために「読む」~小学六年国語科学習指導案~ (渡辺真由美)
◆論理的に「書くこと」の手本にするために「読む」 (渡辺真由美)
◆教材文の是非を授業にどう生かすのか (照井孝司)
◆わかったつもりにさせるな (上原秀一)
◆「メディアと人間社会」は論理的文章を「書く」ために適した教材 (長谷川祥子)
◆「メディアと人間社会」(池上彰)の授業構想―「根拠・理由・主張の三点セット」を使って― (鶴田清司)
◆シンプルな読み方の指導を繰り返し行う (田邉 泰)
◆「読む」指導から、「なか」の内容を豊かにする文章力をつける指導へ (小泉尚子)
◆教科書という「メディア」を読み解く言語技術 (塚田直樹)
◆論理的文章の読み書きの力がつく授業を期待する (大木真智子)
◆教材の「見方・考え方」を生かし質の高い深い授業をつくる (有田弘樹)
◆三つの視点から読む「メディアと人間社会」 (左近妙子)
◆論説文の典型モデルを見つける作業に (岩下 修)

五 授業四 「読むこと」(文学的文章)領域での言語技術指導
――教材名『走れメロス』(中二)――

◆文学的文章「走れメロス」を読む~中学二年国語科学習指導案~ (平河 力)
◆「読むこと」(文学的文章)領域での言語技術指導 (平河 力)
◆「描写」と「人物像の変化」を読み味わわせるための言語技術を (今井 東)
◆文章中からいろいろなパッケージを読み取る力を育てる (山中伸之)
◆文学的文章の指導では、言語技術四項目を教える (西山悦子)
◆よりよい生き方に貢献する言語技術指導 (冨樫忠浩)
◆文学作品「走れメロス」で教えるべき「言語技術」私案 (野口芳宏)
◆文学的文章を読む言語技術 あらすじの名付け・登場人物の変化・描写の読み方 (瀧沢葉子)
◆小学校で学んだことを活用する場を―系統的・段階的、螺旋的・反復的な指導― (德山大輔)
◆「読むこと」(文学的文章)領域での言語技術指導とは何か (駒井康弘)
◆「語り手の位置」と「特徴的な表現」から読みを深める (中村麻里那)
◆描写の効果を読み取る (藤原かおり)
◆生涯を通じて小説を楽しめる言語技術を指導する (岩井信康)
◆「走れメロス」で朗読指導を (神部秀一)
◆「走れメロス」の学習指導 (岩﨑 淳)

六 第三〇回クラウド大会の報告 (柳谷直明)

編集後記 照井孝司
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瀬戸内レモン ~ブームの到来と六次産業化・島おこし~POD版

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著者
川久保篤志 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
144 
定価
1,870円 (本体1,700円 )
発行日
2022年6月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-597-8 
Cコード
C1036 
ジャンル
労働・福祉・生活 一般書/歴史読み物
 
内容
需要の拡大やブランド価値向上を目指す取り組みから始まった「瀬戸内レモン」ブーム。行政による取組後もブームが熱を保ち続け拡大を続ける背景について、現状を分析し、今後の展望を探る。書評
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序章 レモンブームの到来と瀬戸内

第1章 カリフォルニアレモンの今
 1. カリフォルニアのレモン栽培
 2. カリフォルニアのレモン消費
 3. 対日輸出の展望

第2章 国産レモンの復活とブームへの道のり
 1. 国産レモン生産の復活
 2. レモンブームへの道のり

第3章 加工品にみる瀬戸内レモンブーム
 1. 多種多様なレモン加工品
 2. 広島県におけるレモン加工品開発

第4章 瀬戸内レモンブームとともに成長する地場産業
 1. まるか食品とイカ天瀬戸内レモン味
 2. ヤマトフーズと瀬戸内レモン農園
 3. とびしま柑橘工房と「愛とレモンで島おこし」
 4. 島ごころ~香りと旨みのレモンケーキ~
 5. 地場企業の成長の意義

第5章 小売・飲食店にみる瀬戸内レモンブーム
 1. 土産物店におけるレモンブーム
 2. 飲食店におけるレモンブーム
 3. 瀬戸内レモンブームの日本的特徴

第6章 レモンの島々を訪ねて
 1. 芸予諸島のレモン栽培
 2. 生口島~レモンを柱とした農業の六次産業化~
 3. 岩城島~青いレモンの島~
 4. 大三島~伸び悩むレモン栽培と加工業~
 5. 大崎上島~レモンの島構想~
 6. 大崎下島~レモンに託す産地再生への道~

第7章 レモン栽培の停滞打破に向けた新たなアプローチ
 1.  JAによる新規就農者支援
 2. ポッカ社との包括連携とレモン産地振興
 3. 島外からの人材・資本の受け入れと

終章 瀬戸内レモンブームと島々の将来
 1. レモンブームのもたらしたもの
 2. 柑橘栽培史の中のレモン
 
 あとがき
 参考文献
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リセット POD版

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著者
早瀬さと子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
102 
定価
1,361円 (本体1,238円 )
発行日
2022年5月28日 
ISBN
ISBN978-4-86327-592-8 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書
 
内容
初詩集から20年、過去と未来、死と生を見つめ続けてきた著者の研ぎ澄まされた感性で紡ぐ絶望と希望の第4作。
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光の響き

「光」
「戯言」
「橙」
「続き」
「浅はかな未来」
「浮遊」
「氷点下」
「ベッドの中で」
「迷子」
「バックアップ」
「一筋」
「夜明けの前、深夜の後」
「紅」
「zero」
「show」
「鐘の音」
「equal」
「天」
「息」
「面影」
「始発」
「尖」
「Easter」
「白夜」
「真夜中」
「約束」


音の響き

「音叉」
「余罪」
「プリン」
「one more」
「夢中」
「鬼」
「朔日」
「縋」
「棲」
「薄紅の未来」
「豪雨注意報」
「惑溺」
「難詰」
「黙想」
「伝言」
「浄」
「水溜まり」
「却」
「オセロ」
「クロス」
「丑三つ時」
「発」
「押し花」
「寸前」
「春時雨」
「planet」
「派手な背中」
「篩」


風の響き

「ambivalence」
「砂漠」
「黒糖」
「己を問う」
「居残り」
「余震」
「包帯」
「あなた、を書く」
「弱さの隙」
「卑怯なカラス」
「風鈴」
「うつつ」
「書置き」
「遵守」
「他人事」
「クレヨン」
「憶」
「てるてる坊主を捨てる朝」
「てるてる坊主を作る朝」
「明日の事情」
「散々」 
「真の泥濘」
「平常」
「Palm Sunday」
「蚊」
「筋違い」


追伸
リセット
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ナチュラル・ヒストリーのよろこび ―「田舎」に遊び、歴史に学ぶ―

著者
中林光生 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
256 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2022年5月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-593-5 
Cコード
C0045 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
大学で教鞭をとる傍らG.ホワイトの書簡に打たれ自らナチュラリストとして自然とそこに生きる物たちの生態を観察し続けた心の記録。
既刊書好評発売中→「街なかのタマシ」「柳林のヤマセミたち」
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まえがき
挿絵一覧
第1章 ナチュラリストの肩書
    1 山の小道
    2 先達ギルバート・ホワイト
    3 ナチュラリストの資質
    4 スコットランドのナチュラリスト
    5 ビーグル号のダーウィン
第2章 身近な自然に旅をする
    1 山腹の自然
    2 不思議の日本庭園
    3 タマシギの田んぼ
第3章 生き物をそっと見る
    1 自分の目で見る
    2 レンズを通してみる
      2-1 レンズ越しに凝視する
      2-2 雄と雌の振る舞いを見た
          タマシギの場合
          ヤマセミの場合
           動作・表情
           つがいの状況
           声による表現
    3 そっと覗くよろこび
       ハイドを用意する
第4章 思いは時空をこえて
    1 遠くを見る
       山腹の楽しみ
    2 山を下りて人々と活動
       新たな仲間と出発
       シギ・チドリを調べ始めた
    3 三本の柱が立った
第5章 情緒的な観察者
    1 絵のような山小屋
    2 アナグマの森
    3 ツミが来た
    4 科学と心
       ギルバート・ホワイトの場合
       ダーウィンの場合
       フィリップス・ゴスの反応
第6章 河原の自然はものがたる
    1 道ができた
    2 年中この河原にいる鳥たち
       ホオジロが見得を切る
       ウグイスはノイバラのなか
       黒い眼帯をしたモズ
       小さく快活なエナガ
    3 春と秋の鳥たち
       ノビタキが来た
       エゾビタキが来た
    4 この河原で冬を越すものたち
       チョウゲンボウと遊ぶ
       河原にも歌い手がいる
       冬空に響くルリビタキの囀り
    5 昆虫たち
       乱舞するウラギンシジミ
       静かな赤とんぼ
       蝶が河原で冬を越す
    6 獣
       音もなくシカは現れた
    7 花の咲く草と木
       ツメレンゲが咲いていた
       スイカズラが咲きだした
       マユミが咲いた
       サクラソウが咲いた
引用文献
あとがき
索引
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星のことづて第三集 御伽草子の再話集

著者
畠山美恵子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
208 
定価
990円 (本体900円 )
発行日
2022年5月6日 
ISBN
ISBN978-4-86327-591-1 
Cコード
C0093 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉 一般書/小説・童話
 
内容
室町時代に生まれた短編物語「御伽草子」の数々。頼朝の娘大姫の悲しい物語など12編を選りすぐり、分かりやすい現代語で再話する。
シリーズ→「星のことづて」「星のことづて第二集」
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第 一 話 大悦物語

第 二 話 恵比須大黒合戦

第 三 話 雪女物語

第 四 話 土蜘蛛

第 五 話 付喪神

第 六 話 秋夜長物語

第 七 話 千手女

第 八 話 判官都話

第 九 話 秋道

第 十 話 常盤の姥

第十一話 木曽義高物語

第十二話 三人法師
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地域に生きる女性たち 

著者
中島美那子・塩原慶子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
288 
定価
2,090円 (本体1,900円 )
発行日
2022/3/ 
ISBN
ISBN978-4-86327-590-4 
Cコード
C1036 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
ライフ・ヒストリーの手法の下、茨城県北部に暮らす女性11名の人生を取り上げ、その生き方やまなざしを通して浮かび上がる地域社会の姿を記す。
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はじめに
年表

第一章 「農」と共に生きていく
   飯田愛子さん
   石川元子さん

第二章 「公」の中で生きていく
   武藤ふみさん
   伊藤紀子さん
   川上英子さん

第三章 「商」と共に生きていく
   西野睦子さん
   立川澄子さん

第四章 「芸」と共に生きていく
   木村夫伎子さん
   大豆生田博子さん

第五章 「つながり」の中で生きていく
   塩原慶子さん
   佐藤幸子さん

おわりに
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企業分析と価値評価 POD版

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著者
石戸修 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
218 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2022年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-588-1 
Cコード
C1034 
ジャンル
政治・経済・法律 
内容
企業について適切に理解するうえで、定性と定量の両方の観点での分析が重要になる。本書では、利益を上げるための企業の行動や財務分析について、企業分析の初学者にも分かりやすいように解説する。
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【取扱い不可】
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はじめに

第1章 企業の目標と行動
1. 利益を上げるための企業の行動
  1 売上の増加に繋がる行動
   (ア) 縦の事業拡大
   (イ) 横の事業拡大
   (ウ) 多角化戦略
  2 コスト削減に繋がる行動
  3 資産売却等の一時的な行動
  4 企業の行動と意図
2. 組織における非効率な行動(目標を阻害する行動)
  1 経営者・役員レベルでの非効率
  2 従業員レベルでの非効率
  3 組織・制度上の非効率
  4 経営の効率性と持続可能な成長に関する論点
3. 事業環境および経営戦略と企業の行動
  1 5つの競争要因
   (ア) 既存企業間の競合
   (イ) 供給者の交渉力
   (ウ) 顧客の交渉力
   (エ) 新規参入の脅威
   (オ) 代替品・サービスの脅威
  2 3つの基本戦略
   (ア) コスト・リーダーシップ戦略
   (イ) 差別化戦略
   (ウ) 集中戦略

第2章 財務データの理解
1. 貸借対照表(B/S)の内容
  1 流動と非流動(固定)の分類
  2 B/Sと事業の特徴
  3 B/S表示の違い
2. 損益計算書(P/L)の内容
  1 取引計上のタイミング
  2 売上高
  3 利益の種類
   (ア) 売上総利益
   (イ) 営業利益
   (ウ) 税引前当期純利益
   (エ) 当期純利益
3. キャッシュ・フロー計算書(C/F)の内容
  1 営業活動によるキャッシュ・フロー
  2 投資活動によるキャッシュ・フロー
  3 財務活動によるキャッシュ・フロー
4. B/SとP/Lの期間比較(増減分析)
  1 売上の増減
  2 利益の増減
  3 B/S項目の増減
  4 制度的要因による増減
5. 標準化した財務諸表(Common-Size Statements)

第3章 財務比率分析
1. ROE(Return on Equity)
  1 自己資本に関する論点
  2 ROE分解
   (ア) 利益率
   (イ) 資産回転率
   (ウ) 財務レバレッジ
  3 ROEを使用するうえでの注意点
2. その他の指標
  1 ROA(Return on Asset)
  2 ROIC(Return on Invested Capital)
3. ROEと持続可能な成長(Sustainable Growth)
  1 有利子負債による調達
  2 株式による調達
  3 内部調達

第4章 マルチプル分析と価値評価
1. PBR(Price Book-Value Ratio)
2. PER( Price Earnings Ratio)
3. PSR(Price Sales Ratio)
4. EV/EBITDA
5. DDM(Dividend Discount Model )
  1 Required Return (要求利益)
   (ア) Capital Asset Pricing Model(CAPM)
   (イ) Arbitrage Pricing Theory(APT)
   (ウ) Bond Yield Plus Risk-Premium Method(BYPRP)
  2 DDMの修正
   (ア) Gordon Gordon Model(GGM)
   (イ) Multistage Growth Model
   (ウ) Half Model (H-Model)
  3 Terminal Value (残存価値)の推定
   (ア) 永久成長率モデル(GGM)
   (イ) マルチプルモデル
  4 DDMを使用するうえでの注意点
6. Justified Multiples(理論的マルチプル)
  1 Justified PER
  2 Justified PBR

第5章 DCF法による価値評価
1. DCF法の概要
2. フリー・キャッシュ・フロー(FCF)への調整
3. 事業計画作成の際の前提条件
4. DCF法で用いるその他の前提条件
  1 Terminal Valueerminal Value(残存価値)の推定
  2 加重平均資本コスト(WACC)
5. 最適資本構成に関する議論
6. β値の推定
7. 事業価値と株式価値

第6章 企業統治と価値の向上
1. 企業統治体制の強化
2. 企業による価値向上への取り組みに関する論点
  1 経営資源の確保
  2 投資の選択
  3 組織構造
  4 財務・その他

参考文献

索引
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医療安全のためのゲーミングシミュレーション ―ヒューマンエラーの流れを体感で学ぶ―POD版

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

著者
兵藤好美・田中共子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
252 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2022年3月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-589-8 
Cコード
C2047 
ジャンル
生命・環境・自然
 
内容
医療安全教育に使える「シミュレーションゲーム」を紹介。失敗が許されない医療者も、ゲームならエラーやその防止を繰り返し体験できる。教室で出来る簡単な12章のゲーム手順と学習者の反応を解説する。
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はじめに―本書の趣旨、特徴、使い方

第1章 医療安全とゲーミングシミュレーション
 1.医療安全教育へのゲーミングシミュレーションの導入
 2.準拠モデルとしての医療事故生成プロセス防御モデル
 3.ゲーミングシミュレーションによる医療安全教育の特徴
 4.ゲーミングシミュレーションにおける肯定面への注目
 5.ゲームの分類枠組み
 6.本書が提供するもの

第2章 ゲームの反応と教育効果に関する実証研究
 1.伝言ゲーム【特性ゲーム・対人間】
 2.Wチェックゲーム【特性ゲーム・対人間】
 3.借り物ゲーム【特性ゲーム・個人内】
 4.薬剤選択ゲーム【特性ゲーム・個人内】
 5.作業中断ゲーム【状況ゲーム・対人間】
 6.物品選択ゲーム【状況ゲーム・個人内】
 7.対応選択ゲーム【状況ゲーム・集団内】
 8.先輩後輩ゲーム【状況ゲーム・集団内】
 9.薬品指示ゲーム【状況ゲーム・集団内】
 10.サバイバルゲーム【状況ゲーム・集団内】
 11.9種のゲームシリーズ
 12.その他の小型ゲーム

第3章 教育の実践に向けて
 1.準備から総括までの手順
 2.ゲーミングシミュレーションを用いた医療安全教育の可能性

引用文献

謝辞

学会発表

附表

索引
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湖東三山西明寺 国宝本堂内陣柱絵の研究 

著者
安嶋紀昭・髙間由香里 
シリーズ
 
助成
 
判型
A4 
ページ
96 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2022年4月8日 
ISBN
ISBN978-4-86327-587-4 
Cコード
C3015 
ジャンル
哲学・宗教 芸術・文化
 
内容
赤外線写真によって可視化した西明寺国宝本堂柱絵の様式的分析により、これが飛鳥時代に遡る日本最古の柱絵であることを論証。その前身は古代豪族犬上氏の氏寺と想定される。建築史をも塗り替える研究成果を、新発見の画像とともに刊行。
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本文篇 Consideration

はじめに

一 図像の現状と復元

二 表現と技法
(一)南柱の諸菩薩
(二)西柱の諸菩薩
(三)当初の面貌表現
(四)耳介の特徴
(五)体型の特徴
(六)掌の特徴
(七)雲塊
(八)柱頭部の文様帯
(九)衣裳の文様

三 絵画史的位置

むすび



Preface

1. Current Condition of the Paintings and Restoration

2. Expressions and Techniques
(1) Bodhisattvas on the South Pillar
(2) Bodhisattvas on the West Pillar
(3) Original Facial Expressions
(4) Characteristics of the Ears
(5) Characteristics of the Body Shapes
(6) Characteristics of the Palms
(7) Cloud Mass
(8) Patterns of the Pillar Tops
(9) Patterns of the Clothes

3. Orientation of the Paintings within History

Postface

End Notes

図版篇 Photographs

あとがき
Postscript
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「対日二分論」と対中ODA 歴史と経済のはざまの日中関係

著者
梅竹 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
192 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2022年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-585-0 
Cコード
C3031 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
日中国交正常化の際、中国側が戦争賠償金を放棄した理由として「対日二分論」があった。本書は、この「対日二分論」の政治論理をめぐる日中両国の深刻な意見の相違など、日中関係史上の重要な視点を提示する。
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はじめに

第一章 靖国神社問題の発生
 第一節 中曽根総理の靖国神社公式参拝
  1. 公式参拝の決定と中国側の対応
  2. 事態のエスカレート
  3. 緩和への動き
 第二節 反日デモの勃発
  1. 国交正常化以後初めての反日デモ
  2. 日本の対応
  3. 反日デモの背景

第二章 靖国問題と「対日二分論」
 第一節 靖国問題の本質
  1. 靖国問題に対する認識の不足
  2. 靖国問題のキーポイント
  3. A 級戦犯はB、C 級と違うのか
 第二節 「対日二分論」について
  1.「対日二分論」の登場
  2.「対日二分論」の構造
  3.「対日二分論」の役割
 第三節 日本の対応
  1. 日本に拒否された「対日二分論」
  2.「対日二分論」の限界
 第四節 「対日二分論」の現状
  1.「対日二分論」の失効
  2. 中国側の動揺
  3.「対日二分論」は本当に失効したのか
  4. 放棄されない「対日二分論」

第三章 「対日二分論」と日本人民
 第一節 「対日二分論」と国交正常化
  1.「階級闘争論」から発展した「対日二分論」
  2. 国交正常化における「対日二分論」
  3. 中国にとって満足できる歴史認識とは
 第二節 日本人民に対する「対日二分論」
  1.「日本人民」とは
  2. 戦犯から日本人民へ
  3. 反米が必要不可欠
  4. 反ソへの転換
  5. 中ソの隙間にある日本外交
  6.「反軍国主義」と「対中友好」への復帰

第四章 「対日二分論」と対中ODA
 第一節 日中両国の経済問題
  1. 対中ODA の確立
  2. 中国のプラント契約保留と反日デモ
  3. 鄧小平の対日批判と「雲の上の人」
 第二節 日本の対アジア戦後処理外交
  1. アジア諸国に対する戦後処理
  2. 日本の対中戦後処理
 第三節 対中ODA と戦後処理外交
  1. 対中ODA に対する日本の認識
  2. 対中ODA に対する中国の認識
  3. 対中ODA から見る日中関係

おわりに
参考文献一覧
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CAN-DOリストによる教育成果の可視化 

編者
中西大輔・大澤真也  
シリーズ
広島修道大学学術選書77 
助成
 
判型
A5 
ページ
224 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2022年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-581-2 
Cコード
C3082 
ジャンル
教育〈教育学〉 英語教育
 
内容
教育によって学生や生徒の学力がどの程度伸びたか、その到達度を客観的に評価する指標として、CAN-DOリストの有効性を探る。
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はじめに 【中西大輔】

第1章 教育成果の可視化とCAN-DO リスト【中西大輔】

第2章 英語教育におけるCAN-DO リストの展開【大澤真也】

第3章 中・高等学校教員養成課程における外国語(英語)コアカリキュラム【大澤真也】

第4章 TILTとしての通訳訓練へのCEFRの活用【石塚浩之】

第5章 異文化間能力を測定するCAN-DO リスト開発のための調査と検証 【竹井光子】

第6章 広島大学英語CAN-DO リストを用いた教養教育英語科目の実践例 【鬼田崇作】

第7章 心理学専攻・心理学科におけるCAN-DO リストの作成【中西大輔】

第8章 心理学CAN-DO リストを用いた教育成果と自己調整学習方略の関連【鈴木亜由美】

第9章 心理学CAN-DO リスト短縮版の妥当性検証【西野泰代・徳岡 大】

おわりに 【大澤真也】

索引
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Denkbereich des Deutschen Idealismus :Entwicklung und Tragweite der philosophischen Reflexion

著者
Masahiro Yamaguchi 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 Paper Size 
ページ
488 pages 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
15 Feb. 2022 
ISBN
ISBN978-4-86327-586-7 
Cコード
C3010 
ジャンル
 
内容
Eine kubische Darstellung des reiẞenden Gedankenstroms vom Deutschen Idealismus aus der Sicht der Reflexionstheorie.
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【取扱い不可】
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「鍛える国語教室」研究会創立三〇周年記念 野口芳宏「国語学力」形成史 POD版

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編著
「鍛える国語教室」研究会[柳谷直明編著] 
シリーズ
『鍛える国語教育』32 
助成
 
判型
A5 
ページ
342 
定価
2,970円 (本体2,700円 )
発行日
2022年2月17日 
ISBN
ISBN978-4-86327-584-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
「鍛える国語教室」研究会(略称,「鍛国研」)創立者、野口芳宏。現役教員を惹きつけてやまない野口の国語指導について、その実践を分析し、到達点と課題までを追究することにより、野口の「国語学力」形成の解明に挑む。
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序 〈柳谷直明〉

凡例 〈柳谷直明〉

第一部 野口芳宏「国語学力」形成史

第1章 野口芳宏「国語人」生成過程 〈松澤正仁〉
  1 「国語人」という言葉
  2 「国語人」の始まりと広がり
  3 野口の国語人としての修業
  4 野口の国語人への思い
  5 野口の国語人

第2章 野口芳宏教材研究実践史 〈山中伸之〉
  1 教材研究の到達点と課題
  2 野口の教材研究実践史
  3 野口の教材研究実践の課題改善の可能性
  4 本研究の成果と課題

第3章 野口芳宏「学習用語」指導実践史 〈柳谷直明〉
  1 「学習用語」研究、「学習用語」指導の到達点と課題
  2 野口の「学習用語」指導実践史
  3 野口の「学習用語」指導実践事例とその価値と課題改善の可能性
  4 本研究の成果と課題

第4章 野口芳宏漢字指導実践史 〈柳谷直明〉
  1 漢字研究、漢字指導の到達点と課題
  2 野口の漢字指導実践史
  3 野口の漢字指導による漢字研究、漢字指導課題の克服
  4 野口の漢字指導実践の課題改善の可能性
  5 本研究の成果と課題

第5章 野口芳宏「伝統的な言語文化」指導実践史 〈冨樫いずみ〉
  1 「伝統的な言語文化」の概要
  2 教科書教材の実際
  3 「伝統的な言語文化」指導研究、「伝統的言語文化」指導の到達点と課題
  4 野口の「伝統的な言語文化」実践史
  5 実践が期待される「伝統的な言語文化」のモデル授業

第6章 野口芳宏古典指導実践史 〈神部秀一〉
  1 古典指導研究・古典指導の到達点と課題
  2 野口の古典指導実践史
  3 野口の古典指導実践事例とその価値と課題改善の可能性
  4 本研究の成果と課題

第7章 野口芳宏話し方指導実践史 〈渥美清孝〉
  1 話し方指導研究、話し方指導の到達点と課題
  2 野口の話し方指導実践史
  3 野口の話し方指導実践事例とその価値と課題改善の可能性
  4 本研究の成果と課題

第8章 野口芳宏作文指導実践史 〈伊藤孝之〉
  1 作文指導研究、作文指導の到達点と課題
  2 野口の作文指導実践史
  3 野口の作文指導実践事例とその価値と課題改善の可能性
  4 本研究の成果と課題

第9章 野口芳宏説明文指導実践史 〈照井孝司〉
  1 説明文指導研究、説明文指導の到達点と課題
  2 野口の説明文指導実践史
  3 野口の説明文指導実践事例とその価値と課題改善の可能性
  4 本研究の成果と課題

第10章 野口芳宏物語文指導実践史 〈駒井康弘〉
  1 物語文指導研究、物語文指導の到達点と課題
  2 野口の物語文指導実践史
  3 野口の物語文指導実践事例とその価値と課題改善の可能性
  4 本研究の成果と課題

第11章 野口芳宏詩歌指導実践史 〈平河 力〉
  1 詩歌指導研究、詩歌指導の到達点と課題
  2 野口の詩歌指導実践史
  3 野口の詩歌指導実践事例とその価値と課題改善の可能性
  4 本研究の成果と課題

第12章 「鍛える国語教室」研究会発達史 〈冨樫忠浩〉
  1 「鍛える国語教室」研究会の旗上げ
  2 「鍛える国語教室」研究会七つの主張
  3 「鍛える国語教室」研究会の歩みと各ゼミの概要

第二部 野口芳宏の功績

第1章 野口芳宏授業哲学一 〈横山験也〉
      野口芳宏授業哲学二 〈瀧澤真〉

第2章 貢献
  1 法則化運動以降からの学びの数々 〈大谷和明〉
  2 教師人生パラダイス 〈小林智〉
  3 模擬授業の名人的実演者としての貢献 〈塚田直樹〉
  4 出合い・修業・探究 〈冨樫忠浩〉
  5 野口芳宏先生の授業技術を学んで 〈原部剛〉
  6 AL型授業と野口芳宏 〈堀裕嗣〉
  7 模擬授業という教師修業法~上達の条件はできるかできないかでない。望むか望まないかだ。~ 〈三浦弘〉
  8 鍛国研/空知ゼミへの貢献 〈柳谷直明〉
  9 仰げば尊し 〈山本裕貴〉
  10 教師道の師 〈和嶋康彦〉

跋 〈柳谷直明〉
謝辞 第一線一級の仲間に導かれて 〈野口芳宏〉
作品価値の観点を取り入れた【「学習用語」の区分】 〈柳谷直明〉

私家版『鍛える国語教室』バックナンバー一覧 〈柳谷直明〉
「鍛える国語教室」研究会(略称、「鍛国研」/空知ゼミ 著書目録 〈柳谷直明〉
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相互行為能力の諸相 共構築・ナラティヴ・自己形成

著者
佐川祥予 
シリーズ
 
助成
2021年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
264 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2022年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-583-6 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉 言語学〈日本語〉 
 
内容
互いに言葉を交わしコミュニケーションするとき、どのような影響を与え合いながら、意味を形成しているのだろうか。日本語教育の現場をフィールドに、自己のストーリーを語る学習者に焦点を当て、複層的な相互行為能力を浮き彫りにする。
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序論
 1 本研究の背景
 2 言語教育のための相互行為研究
 3 本研究の目的

第1章 相互行為能力
 1.1  第二言語教育における能力観と言語観の変遷
      ─ C.クラムシュの相互行為能力
 1.2 相互行為能力に関する研究の蓄積と本研究のアプローチ
   1.2.1 会話分析による相互行為研究の蓄積と問題点
   1.2.2 新たな相互行為研究のアプローチ
 1.3 小括

第2章 関係性の言語観
 2.1 言語論的転回
 2.2 社会構築主義の言語観─第二の言語論的転回へ
   2.2.1 言語ゲーム─言語実践の中のことば
   2.2.2 現実・自己・物語
 2.3 小括

第3章 バフチンの言語哲学
 3.1 関係性の言語観とM.M.バフチンの言語哲学
   3.1.1 言語の本質─客観主義批判
   3.1.2 言語の本質─経験と表現に共通する社会的性質
   3.1.3 言語の本質─発話を規定する状況
   3.1.4  言語ゲームとゲーム内の相互行為の様態─言語ゲームとことばのジャンル
   3.1.5  言語ゲームとゲーム内の相互行為の様態─ジャンルにおける補足の連鎖
   3.1.6  言語ゲームとゲーム内の相互行為の様態─ジャンルにおける一時的達成物としての意味
 3.2 自己について語ることが自己を形成する
   3.2.1 語りによる自己形成へのアプローチ
   3.2.2 自己と他者の知覚に関する基本原理と物語行為
   3.2.3 語りと自己形成
 3.3 小括

第4章 物語行為
 4.1  人間の認識機能としての物語行為
      ─J.S.ブルーナーを中心として
   4.1.1 経験の解釈機能
   4.1.2 現実の構成
   4.1.3 フォークサイコロジー
   4.1.4 2つの語り
   4.1.5 物語行為の発達
 4.2 2つの語りのスタイル
      ─M.ブーバーの対話論による語りの循環構造
 4.3 ナラティヴ・セラピーにおける物語行為
 4.4 小括

第5章 授業実践
 5.1 大学における初級・上級日本語クラスでの実施概要
   5.1.1 日本とタイの大学の日本語クラスにおける実践
   5.1.2 研究協力者について
 5.2 自己について語る自己表現活動の可能性と意義

第6章 相互行為場面の分析手法
 6.1 3 つの観点からの分析
 6.2 分析手法① E.ゴフマンの「フレーム」
   6.2.1 関係性の言語観を具体化する─実際の相互行為という次元へ
   6.2.2  フレームの形成
         ─メタコミュニケーション・レヴェル、役割距離
 6.3  分析手法②
  W.ラボフの物語の分析とK.G.ヤングの物語行為の分析
   6.3.1 物語の6つの要素
   6.3.2 TaleworldsとStoryrealms
 6.4 分析手法③語りの循環構造

第7章 相互行為場面の分析
 7.1 分析手法①による分析データ
   7.1.1 学生I
   7.1.2 学生Y
   7.1.3 学生M
   7.1.4 学生G
   7.1.5 分析のまとめ
 7.2 分析手法②による分析データ
   7.2.1 学生I
   7.2.2 学生Y
   7.2.3 学生M
   7.2.4 学生G
   7.2.5 分析のまとめ
 7.3 分析手法③による分析データ
   7.3.1 学生I
   7.3.2 学生Y
   7.3.3 学生M
   7.3.4 学生G
   7.3.5 分析のまとめ

第8章(補論) 活動を通じた学び─実践コミュニティ型言語教育
 8.1 実践コミュニティの背景
   8.1.1 最近接発達の領域と協働の意味
   8.1.2 最近接発達の領域の解釈と実践コミュニティ
 8.2 Wenger(1991)の学習観とその影響
 8.3 実践コミュニティ
   8.3.1 Wenger(1998)における実践コミュニティ
   8.3.2 Wenger et al.(2002)における実践コミュニティ
   8.3.3  実践コミュニティの見取り図
        ─Wenger et al.(2002)の多重成員性
 8.4 教育分野への応用─実践コミュニティ型の言語教育
 8.5 結びにかえて

終章 まとめと今後の展望

参考文献
索引
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保育者論 

編者
西川ひろ子・中原大介 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
114 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2022年2月28日 
ISBN
ISBN978-4-86327-579-9 
Cコード
C2037 
ジャンル
教育〈幼児・児童教育〉
 
内容
保育者の社会的位置づけや意義、キャリア形成、家庭・地域社会・保育者間の連携・協働といった専門職として果たすべき役割などについて、具体的な職務内容とともに解説する。
★テキスト採用見本対象書籍 ≫見本請求専用フォームはこちら
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戦後古典教育実践史の研究 古典(古文)教材の授業活性化の展開

著者
渡辺春美 
シリーズ
 
助成
2021年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
584 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2022年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-578-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈古文・古典教育〉
 
内容
戦後の古典教育実践の展開の内実をとらえ、その成果と課題とを明らかにし、史的に位置づけることで、求めるべき古典教育の展望の解明を試みる。
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まえがき

序章 研究の目的と意義
 第1節 研究の目的と意義
   第1項 目的
   第2項 意義
 第2節 研究の方法
   第1項 実践史研究の基底
   第2項 研究対象
   第3項 方法
   第4項 先行研究の検討
   第5項 研究の課題と仮説
 第3節 概要

第1部 戦後における古典教育課程と古典教育論の展開

第1章 古典教育課程の展開
 第1節 経験主義の時期
   第1項 高等学校学習指導要領前史
   第2項 経験主義に基づく古典教育─1951年版学習指導要領
 第2節 能力主義の時期
   第1項 能力主義古典教育の始発─1956年版学習指導要領
   第2項 能力主義古典教育の展開─1960年版学習指導要領
   第3項 能力主義古典教育の行き詰まり─1970年版学習指導要領
 第3節 言語活動主義の時期
   第1項 親しむ古典教育への転換─1978 年版学習指導要領
   第2項 国際化の中の古典教育の重視─1989年版学習指導要領
   第3項 国際化の中の古典教育の拡充─1999年版学習指導要領
 第4節 古典教育課程の概括

第2章 戦後古典教育論の展開
 第1節 西尾実の古典教育論─古典教育方法としての段階的鑑賞論を中心に─
   第1項 西尾実の文学教育論展開の概観
   第2項 西尾実の古典観
   第3項 西尾実の古典教育の方法
   第4項 考察のまとめ
 第2節 荒木繁の古典教育論─古典鑑賞指導の構造─
   第1項 荒木繁の古典観
   第2項 荒木繁の古典鑑賞指導の構造
   第3項 考察のまとめ
 第3節 益田勝実の古典教育論─「関係概念」としての古典教育論─
   第1項 益田勝実の古典観
   第2項 益田勝実の古典教材化と構成の基本
   第3項 益田勝実の古典教育の方法
   第4項 考察のまとめ
 第4節 西郷竹彦の古典教育論─関係認識・変革の古典教育論─
   第1項 西郷文芸学の概観
   第2項 西郷竹彦の古典観
   第3項 西郷竹彦の古典教育観
   第4項 考察のまとめ
 第5節 時枝誠記の古典教育論─言語過程説に基づく古典教育論─
   第1項 時枝誠記の古典観
   第2項 時枝誠記の古典教育の目的
   第3項 時枝誠記の古典教育の方法
   第4項 考察のまとめ
 第6節 増淵恒吉の古典教育論─班別課題学習の展開─
   第1項 増淵恒吉の国語科教育の構造
   第2項 増淵恒吉の古典教育観
   第3項 増淵恒吉の古典教育の方法
   第4項 考察のまとめ

第2部 戦後古典教育実践史の展開

第1章 古典教育における学習者の発見─経験主義の影響(1945─1959年)―
 第1節 問題意識喚起の古典文学教育─荒木繁の古典教育実践─
   第1項 荒木繁の授業の基盤
   第2項 荒木繁「民族教育としての古典教育」の成立
   第3項 「民族教育としての古典教育─万葉集を中心に─」の授業
   第4項 考察のまとめ
 第2節 問題意識喚起の古典文学教育の終息─石村正二・藤原正義・伊藤博之の古典教育実践─
   第1項 石村正二の実践
   第2項 藤原正義の実践
   第3項 伊藤博之の実践
   第4項 考察のまとめ
 第3節 主体的学習活動を生かす古典単元学習の試行─野宗睦夫の古典教育実践(1)─
   第1項 野宗睦夫の略歴
   第2項 野宗睦夫のカード法
   第3項 単元「私たちの生活と古典とのつながり」の実践
   第4項 単元「私たちの生活と古典のつながり」の学習指導の考察)
   第5項 考察のまとめ
 第4節 古典単元学習による主体的学習の追求─岩島公の古典教育実践を中心に─
   第1項 岩島公の『源氏物語』の学習指導の考察
   第2項 考察のまとめ

第2章 学習者に結ぶ古典教育方法の追求─能力主義の始発(1960─1969年)―
 第1節 課題学習による古典教育─『国語教育研究』誌を中心に─
   第1項 『国語教育研究』誌掲載古典教育実践論稿
   第2項 古典教育実践の考察
   第3項 考察のまとめ
 第2節 古典単元学習の生成─岩島公の古典教育の形成と実践の展開─
   第1項 岩島公の略歴と業績
   第2項 岩島公の古典教育の形成の時期区分
   第3項 岩島公の古典教育の形成
   第4項 岩島公の古典教育の達成
   第5項 考察のまとめ

第3章 学習者に結ぶ古典教育の創成─能力主義の展開(1970─1977年)―
 第1節 主体的学習を促す古典教育の展開─世羅博昭の古典教育実践(1)─
   第1項 世羅博昭の略歴
   第2項 『平家物語』の学習指導の概要
   第3項 『平家物語』学習指導の考察
   第4項 考察のまとめ
 第2節 考える主体を育成する古典教育─坂本英一の古典教育実践─
   第1項 坂本英一の略歴
   第2項 最初の授業─新1年生の第1限の授業
   第3項 「『かげろふ日記』─父の旅立ち─」の読解指導
   第4項 考察のまとめ
 第3節 「読解の三段階法」による古典教育─伊東武雄の古典教育実践─
   第1項 伊東武雄の略歴
   第2項 伊東武雄の古典教育実践─1960年代の場合
   第3項 『蜻蛉日記』学習指導の実際
   第4項 考察のまとめ
 第4節 状況を生きる力に培う古典教育の希求─野宗睦夫の古典教育実践(2)─
   第1項 1970 年代の野宗睦夫の古典指導目標の変化
   第2項 「虫めづる姫君」の学習指導
   第3項 枕草子「上にさぶらふ御猫」の学習指導
   第4項 「歎異抄」の学習指導
   第5項 考察のまとめ
 第5節 地域の古典教材に基づく古典教育─沖縄の古典教育実践─
   第1項 『沖縄の文学』の刊行
   第2項 琉歌実践の展開─模索期(1970─1977年)
   第3項 琉歌実践の展開─発展期(1978─1989年)
   第4項 考察のまとめ
 第6節 地域の古典教育実践の展開─『高等学校国語科授業実践記録集 古典編』(北海道)の場合─
   第1項 『高等学校国語科授業実践記録集 古典編』刊行の意図
   第2項 『高等学校国語科授業実践記録集 古典編』の構成
   第3項 『高等学校国語科授業実践記録集 古典編』の古典教育観
   第4項 『高等学校国語科授業実践記録集 古典編』の授業の概観
   第5項 『高等学校国語科授業実践記録集 古典編』授業実践の考察
   第6項 考察のまとめ

第4章 学習者の主題意識に培う古典教育の展開─言語活動主義の始発(1978─1988年)―
 第1節 主体的学びを支える作業学習─浮橋康彦の古典教育実践─
   第1項 浮橋康彦の略歴
   第2項 浮橋康彦の古典教育論
   第3項 古典学習指導の方法─古典学習の作業化
   第4項 考察のまとめ
 第2節 古典単元学習の充実─世羅博昭の古典教育実践(2)─
   第1項 学習指導の概要
   第2項 『源氏物語』学習指導の教材化
   第3項 学習指導のねらい
   第4項 学習指導の方法
   第5項 考察のまとめ
 第3節 主題に基づく総合単元学習─広島大学附属高等学校の試行─
   第1項 広島大学附属高等学校の主題単元学習の契機
   第2項 広島大学附属高等学校の主題単元学習の展開
   第3項 広島大学附属高等学校による主題単元学習の実践的研究の特色
   第4項 考察のまとめ
 第4節 主題単元学習の構築─加藤宏文の主題意識に培う単元学習─
   第1項 加藤宏文の略歴
   第2項 加藤宏文の主題単元学習の概観
   第3項 主題単元学習の実際─「文明は、何をもたらしたか。」の場合─
   第4項 考察のまとめ

第5章 学び手を育てる古典教育の展開─言語活動主義の展開(1989─1998年)―
 第1節 ことばの力に培う古典単元学習─片桐啓恵の古典教育実践─
   第1項 片桐啓恵の略歴
   第2項 国語教育観
   第3項 片桐啓恵の古典学習指導の展開
   第4項 考察のまとめ
 第2節 学び手を育てる古典教育活性化の探求─渡辺春美の古典教育実践─
   第1項 古典教育実践研究の展開
   第2項 古典教育論
   第3項 古典教育実践
   第4項 考察のまとめ
 第3節 文学体験の内面化を目指す古典単元学習─北川真一郎の古典教育実践─
   第1項 古典教育観
   第2項 古典教育の実際
   第3項 高等学校3 年間の古典(古文)教育の実際
   第4項 考察のまとめ
 第4節 主体確立を求めるひびきあう古典教育の創造─牧本千雅子の古典教育実践─
   第1項 牧本千雅子の国語教育実践
   第2項 「ひびきあう」国語教育の創造
   第3項 単元「王朝人の愛と美のかたちを探る」の実践
   第4項 実践の考察
   第5項 考察のまとめ

第6章 古典教育実践史の概括
 第1節 学習者の定位と古典教育方法の模索
 第2節 学習者を主体とする古典教育方法の追求
 第3節 学習者を主体とする古典教育の創成
 第4節 学習者を主体とする古典教育の展開
 第5節 古典教育の新たな展開

第3部 作品別古典教育実践史の展開

第1章 『伊勢物語』教育実践の展開
 第1節 『伊勢物語』受容の概観
 第2節 『伊勢物語』学習指導の展開
   第1項 学習指導の模索─経験主義から能力主義への転換(1945─1969年)
   第2項 読む力に培う単元学習の試行─能力主義の展開(1970─1977年)
   第3項 表現に拓く読みの学習指導─言語活動主義の始発(1978─1988年)
   第4項 単元学習の進展─言語活動主義の展開(1989─1998年)

第2章 『枕草子』教育実践の展開
 第1節 『枕草子』の実践論稿
 第2節 『枕草子』研究の動向
 第3節 『枕草子』学習指導実践事例の考察
   第1項 学習者の感覚やことばに結ぶ学習指導─経験主義から能力主義への転換(1945─1969年)
   第2項 読解を重視した学習指導─能力主義の展開(1970─1977年)
   第3項 個に応じた学習指導─言語活動主義の始発(1978─1988年)
   第4項 単元学習の進展─言語活動主義の展開(1989─1998年)

第3章 『源氏物語』教育実践の展開
 第1節 『源氏物語』研究の動向
 第2節 先行研究
 第3節 『源氏物語』学習指導の展開
   第1項 学習指導の模索─経験主義から能力主義への転換(1945─1969年)
   第2項 課題による読解指導─能力主義の展開(1970─1977年)
   第3項 単元学習による学習指導─言語活動主義の始発(1978─1988年)
   第4項 主体形成を求める学習指導─言語活動主義の展開(1989─1998年)

第4章 『平家物語』教育実践の展開
 第1節 『平家物語』研究の動向
 第2節 『平家物語』教育実践の展開
   第1項 課題による学習指導─経験主義から能力主義への転換(1945─1969年)
   第2項 主体的に取り組ませる学習指導の模索─能力主義の展開(1970─1977年)
   第3項 音声表現を取り入れた多様な学習指導の展開─言語活動主義の始発(1978─1988年)
   第4項 主題を軸にした学習指導の充実─言語活動主義の展開(1989─1998年)

第5章 『徒然草』教育実践の展開
 第1節 『徒然草』研究の動向─教育的価値の把握─
 第2節 『徒然草』実践史の先行研究
 第3節 『徒然草』の実践論稿一覧
 第4節 『徒然草』実践の考察
   第1項 学習者の定位と学習指導の模索─経験主義から能力主義への転換(1945─1969年)
   第2項 学習者に結ぶ学習指導の推進─能力主義の展開(1970─1977年)
   第3項 学習者の主題意識に培う学習指導─言語活動主義の始発(1978─1988年)
   第4項 学び手を育てる学習指導の創成─言語活動主義の展開(1989年─1998年)

結章 研究の総括と成果
 第1節 研究の総括
   第1項 戦後における古典教育課程と古典教育論の展開
   第2項 戦後古典教育実践史の展開
   第3項 作品別古典教育実践史
 第2節  研究の成果─仮説の検証─
   第1項 戦後古典教育実践の展開
   第2項 研究仮説の検証
   第3項 研究の課題

あとがき
参考文献
索引
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連歌と国語教育 ――座の文学の魅力とその可能性――POD版

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

著者
黒岩 淳 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2022年1月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-582-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
日本の伝統文芸である「連歌」を見直し、中・高校生の国語の授業に取り入れてきた実践と研究。悪戦苦闘しながらも、生徒の自由で生き生きとした作品に感動。
オンライン書店で購入する Amazonプリントオンデマンドで買う   三省堂書店オンデマンドPayPayモール店で買う 楽天プリントオンデマンドで買う
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【取扱い不可】
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 はじめに

序 章 連歌の魅力

第一章 連歌の創作指導
 第一節 連歌創作の指導方法
 第二節 一斉授業における連歌創作指導
 第三節 俳諧連歌を理解させる「奥の細道」――芭蕉の発句をもとに「表八句」創作――
 第四節 脇句創作を取り入れた発句の鑑賞指導
 第五節 学級日誌を活用した連歌創作
 第六節 全国連歌大会における中学生・高校生の連歌創作
 第七節 国民文化祭 連歌大会における中学生・高校生の連歌創作
 第八節 県民文化祭 連歌大会における中学生・高校生の連歌創作
 第九節 県民文化祭練習会 連歌講評
 第十節 連句の創作指導――歌仙への挑戦――
 第十一節 付句の指導――多様な表現活動を取り入れた授業の構築――
 第十二節 連歌と語彙指導――和語を習得して表現を豊かにする――

第二章 連歌に関する古典の指導
 第一節 『水無瀬三吟』の指導
 第二節 二条良基『連理秘抄』の指導
 第三節 俳諧文学と「おくの細道」の指導

第三章 短詩型文学の指導
 第一節 「言葉遣い」の意識化をはかる短詩型文学の指導――言葉の比較を通して――
 第二節 短歌創作を取り入れた古文の指導
     ――『伊勢物語』第六段「芥川」の女となって歌を詠む――
 第三節 生徒の疑問を重視した短歌・俳句の授業
     ――短詩型文学に興味・関心を持たせるための試み――
 第四節 詩の共同創作指導

第四章 連歌雑感

終 章 連歌の可能性と課題

 初出一覧
 連歌実作に関する参考文献
 あとがき
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教員人生十か条 厳しい教育現場を生き抜く50の知恵POD版

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

著者
山﨑直人 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
176 
定価
1,342円 (本体1,220円 )
発行日
2022年1月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-580-5 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育
 
内容
「是非、自分なりの、こだわりの十か条をつくってみませんか。」小学校校長である著者が自身の教員人生を振り返り、自分自身を見つめ、その人生の教訓と感謝からつくられた十か条とそれにまつわる思い。若手教員、中堅教員、教頭、そして校長。すべての教員と新たなライフステージにのぞむ人たちへの激励と十か条のススメ。
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【取扱い不可】
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はじめに~ 「あたりまえ十か条」をつくってみて~

第1章 若手教員十か条
第一条 全校児童を惹きつけて話す力をもとう
第二条 挑戦しよう
第三条 悩み、失敗し、不甲斐なさを自覚しよう
第四条 働き方を工夫しよう
第五条 指導記録簿を有効利用しよう
第六条 先輩教員からたくさん盗んで真似しよう
第七条 研究協議会で発言しよう
第八条 得意分野の「芯」を持とう
第九条 仕事の中に「楽しみ」を見つけよう
第十条 師をもとう

第2章 中堅教員十か条
第一条 まず動き、動きながら考えよう
第二条 守りに入らないで、攻めよう
第三条 甘え上手になろう 第四条 先輩風を吹かそう
第五条 教え上手になろう
第六条 とうてい敵わない相手と付き合おう
第七条 名指しの仕事は引き受けよう
第八条 自分の考えを発信しよう
第九条 学校を動かそう
第十条 師に迫ろう

第3章 教務主任十か条
第一条 見える世界が変わったことを楽しもう
第二条 全体像を示してから伝えよう
第三条 「不安」が「不満」に変わる前に手を打とう
第四条 支えることの面白さを学ぼう
第五条 引き受けよう
第六条 子供の名前を出して語ろう
第七条 教育環境づくりのエキスパートになろう
第八条 管理職の仕事を知っておこう
第九条 ナンバー3ではなく、教員リーダーになろう
第十条 「いい学校には、いい教務主任がいる」と自負しよう

第4章 教頭十か条
第一条 「子供のためになるか」を判断基準にしよう
第二条 「校長先生は気持ちのいい状態か」を心がけよう
第三条 「先生方が仕事をしやすい環境をつくっているか」に心を砕こう
第四条 まずは「聴くこと」に徹しよう
第五条 校長の経営方針を翻訳して、具体的な取組として伝えよう
第六条 仕事の軽重を見極め、仕組化で効率的に処理しよう
第七条 「伝えたこと」ではなく「伝わったこと」を大事にしよう
第八条 報連相は素早く、且つ、必ず案を持って臨もう
第九条 保護者や地域や外部の方などのマンパワー活用をプロデュースしよう
第十条 得意分野を生かして学校を活性化しよう

第5章 校長十か条
第一条 夢を語ろう
第二条 「新任であること」を強みであると勘違いしよう
第三条 「学校の顔」であることを利用しよう
第四条 矢面に立とう
第五条 つながり、つなげよう
第六条 「伝わる言葉」で語ろう
第七条 子供と本気で向き合おう
第八条 仕事以外のことをしよう
第九条 ひとりになって思いを巡らそう
第十条 畏れをもとう

おわりに ~自分の十か条をつくる、ということ~
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Denkbereich des Deutschen Idealismus :Entwicklung und Tragweite der philosophischen Reflexion

著者
山口祐弘 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
488 
定価
9,350円 (本体8,500円 )
発行日
2022年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-571-3 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教 
内容
カント哲学を源とするドイツ観念論の流れを、若い思想家たちの相互批判と影響関係の経緯を解きほぐし、哲学的反省の交流を通して開拓された思想的境位を明らかにする。直線的一方的発展史観をとらず多角的立体的に思想史を構成。『ドイツ観念論の思索圏―哲学的反省の展開と広袤』のドイツ語篇。
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Einleitung

Das Bedürfnis der philosophischen Reflexion in der Gegenwart
 1.Die Forderung der Selbstbesinnung
 2.Die Krise des Homozentrismus
 3.Die Aufgabe der neueren Philosophie
 4.Streben nach dem Absoluten
 5.Die innere Diskussion im deutschen Idealismus und das Heute
 Anmerkungen

1.Teil Idee des philosophischen Systems

1.Kapitel Die Selbstbeleuchtung der menschlichen Vernunft
   ―Von der Möglichkeit der kritischen Philosophie bei Kant―
 Vorrede
 1.Die Problematik der Idee des Systems
 2.Der Akt des diskursiven Verstandes
 3.Die reflektierende Bewegung in der Gegenstandserkenntnis
 4.Der Verlauf des Selbstwissens
 Anmerkungen
2.Kapitel Prinzip und Möglichkeit des systematischen Wissens
   ―Die Aufgabe der Wissenschaftslehre bei Fichte―
 Vorrede
 1.Prinzip und System der Wissenschaftslehre
 2.Die Methode der Wissenschaftslehre
 3.Der Weg zu den Grundsätzen
 4.Die Grenze der intellektuellen Anschauung
 Anmerkungen
3.Kapitel Stufen zur Identitätsphilosophie
   ―Schellings Systemkonzeption―
   (A) Engpa&beta der Transzendentalphilosophie
    Vorrede
    1.Die Aufgabe der Lehre vom Ich
    2.Die Veränderung der intellektuellen An- schauung
    3.Die Struktur des Selbstbewu&betatseins im „System des transzendentalen Idealismus“
    4.Die Aporie der Reflexionsgeschichte
    Anmerkungen
   (B) Die Systematik der Naturphilosophie
     ―Diagnose und Postulat der Reflexion―
    Vorrede
    1.Die Aufgabe der Naturphilosophie in der Neuzeit
    2.Sackgasse und Methode der Natur- philosophie
    3.Die spekulative Betrachtung der Natur und ihr Gesamtbild
    4.Die ursprüngliche Entzweiung der Natur
    Anmerkungen

2.Teil Überwindung der Reflexionsphilosophie

1.Kapitel Hegels Kritik des Zeitalters und Zusammen arbeit mit Schelling
 Vorrede
 1.Hegels Kritik seiner Zeit
 2.Die Herrschaft der Reflexion in Fichtes System
 3.Das System des Absoluten
 4.Der Keim der Schelling-Kritik
 Anmerkungen
2.Kapitel Der Scheideweg der Reflexionskritik
   ―Jacobi und Hegel―
 Vorrede
 1.Kritik des Wissens
 2.Die Philosophie des Nichtwissens
 3.Das Paradox der Unmittelbarkeit
 4.Jacobi und Hegels Philosophie
 Anmerkungen
3.Kapitel Der Bedeutungswandel des Begriffs der „Reflexion“ in Hegels Jenaer Zeit
 Vorrede
 1.Die Reflexion im „Systemfragment von 1800“
 2.Der Begriff der Unendlichkeit in der Schrift „Glauben und Wissen“
 3.Die Selbstzerstörung der Reflexion und der absolute Widerspruch
 4.Die Reflexion als die Bewegung der wahren Unendlichkeit
 Anmerkungen

3.Teil Die spekulative Wahrheit und die Reflexionsphilosophie
   ―Hegels Ansicht von der Wahrheit―


1.Kapitel Die sprachtheoretische Betrachtung des Wahrheitsgedankens
 Vorrede
 1.Das Darstellungsproblem
 2.Das Urteil und der Substanzbegriff
 3.Der spekulative Satz und die Hemmung des Herumirrens
 4.Antinomie und Reflexion
 Anmerkungen
2.Kapitel Die Bewegung des Begriffs im Licht der Reflexionsbestim mungen
 Vorrede
 1.Die Bewegung des Begriffs
 2.Das Hervortreten des Unterschieds als der ersten Negation
 3.Die Vollendung des Unterschieds und der Rückgang in den Grund
 4.Exkurs: Hegels Begriff des Widerspruchs und die traditionelle Logik
 Zusammenfassung
 Anmerkungen
3.Kapitel Die Bedeutung der Spekulation in der Gegenwart Vorrede
 1.Ursprung der Spekulation und ihr Wandel
 2.Spekulation und Reflexion
 3.Die Selbstbezüglichkeit der Reflexion
 4.Das spekulative Denken in der Gegenwart
 Anmerkungen

4.Teil Die Konkurrenz des Ideal=Realismus

1.Kapitel Systematik der Wissenschaftslehre
   ―Zirkel der Wahrheits- und Erscheinungslehre―
 Vorrede
 1.Aufgabe und Problem der späteren Wissenschaftslehre bei Fichte
 2.Der Weg zur Wahrheit
 3.Beschreibbarkeit des Seins
 4.Die Voraussetzung der Erscheinungslehre
 Anmerkungen

2.Kapitel Triade des Ideal=Realismus im Deutschen Idealismus
   ―Fichte, Schelling, Hegel―
 Vorrede
 1.Bedeutung und Schätzung der absoluten Indifferenz
 2.Schellings Ideal=Realismus
 3.Hegel-Kritik
 4.Begriff und Sein in Hegels Philosophie
 Anmerkungen

3.Kapitel Metaphysik des Begriffs
   ―Idee und Übernahme der Kantischen Philosophie―
 Vorrede
 1.Die Aufgabe der Kant-Übernahme
 2.Der Standpunkt des transzendentalen Erkennens
 3.Die Unendlichkeit des Gedankens vom Begriff
 4.Die Beziehung des Begriffs auf sich
 5.Subjekt und Gegenstand der Philosophie
 Anmerkungen

Rück- und Ausblick

Die Tragweite des reflexiven Denkens im Deutschen Idealismus
 Vorrede
 1.Reflexion und Reflexionsphilosophie
 2.Selbstnegation und Umwandlung der Reflexion
 3.Die Bewegung des Begriffs und die Reflexionsbestimmungen
 4.Die Tragweite des reflektierenden Denkens
 Anmerkungen

―――――――――
緒論

第1部 哲学体系の理念と可能性
  第1章 人間理性の自己照明―カントにおける批判哲学の可能性
  第2章 体系知の原理と可能性―フィヒテにおける知識学の課題
  第3章 同一性哲学への階梯―シェリングの体系構想

第2部 反省哲学の克服
  第1章 転換期の精神状況―ヘーゲルの哲学的課題
  第2章 反省批判の岐路―ヤコービとフィヒテ
  第3章 反省の意味転換

第3部 思弁的真理と反省理論
  第1章 真理観の言語論的考察
  第2章 概念の運動と反省規定―ヘーゲルにおける体系の理念と方法
  第3章 思弁の動態と現代性

第4部 観念=実在論の競合
  第1章 知識学の体系性―真理論と現象論の循環
  第2章 観念=実在論の鼎立―同一観念論の内部論争
  第3章 概念の形而上学―カント哲学の理念と継承

総括と展望 ドイツ観念論における反省的思惟の射程
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「介護者の会」の援助特性 ―介護者支援の社会化をめぐって―

著者
尹 一喜 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
208 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2022年1月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-577-5 
Cコード
C3036 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
なぜ介護者は「介護者の会」に集うのか。介護者をとりまく現状をふまえ、介護者支援グループとしての機能の独自性や介護終了者の役割を明らかにする。
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序章 研究の背景と目的
 第1節 研究の背景および問題意識
     1.介護者支援は社会の課題
     2.介護者に焦点をあてた研究の必要性
     3.「介護者の会」に着目した経緯
 第2節 研究の目的と仮説
 第3節 研究デザイン
 第4節 本書の構成
 補節 用語の定義

第1部 介護者像と介護者支援の現状

第1章 高齢者扶養と介護者像の変化
 第1節 高齢者扶養の変化
     1.高齢者扶養と家族形態の変化
     2.高齢者扶養の役割と意識の変化
 第2節 介護者像の変化と介護者の現状
     1.介護者像の変化
     2.介護者の現状

第2章 介護者支援に関する取り組みの現状
 第1節 国・自治体による取り組み
     1.介護保険制度
     2.高齢者虐待防止法
     3.介護休業制度
     4.家族介護支援事業
 第2節 民間団体による取り組み
     1.公益社団法人 認知症の人と家族の会
     2.NPO 法人 介護者サポートネットワークセンター・アラジン
     3.一般社団法人 日本ケアラー連盟

第3章 介護者と介護者支援に関する先行研究の検討
 第1節 はじめに
 第2節 介護者の実態および働く介護者の実態に関する研究
     1.介護者の実態に関する研究
     2.働く介護者の実態に関する研究
 第3節 介護の概念化・理論化に関する研究
     1.介護の否定的側面に関する研究
     2.介護の肯定的側面に関する研究
     3.介護者の生活ならびに介護体験に関する研究
 第4節 介護者支援および支援プログラムの開発に関する研究
     1.介護者支援に関する研究
     2.介護者支援プログラムの開発に関する研究
     3.介入に関する研究
     4.レスパイトケアに関する研究
     5.介護者支援の政策的検討に関する研究
 第5節 考察
     1.介護者への支援に関する研究の現状
     2.介護者支援の意味についての視点

第2部 「介護者の会」による支援の実証分析

第4章 「介護者の会」がもつグループ機能についての分析枠組みの検討
 第1節 本研究で対象としている「介護者の会」
 第2節 グループ機能の検討
     1.相互援助グループとは何か
     2.セルフヘルプグループとは何か
     3.サポートグループとは何か
 第3節 相互援助グループに関する先行研究の検討
     1.福祉領域における相互援助グループの検討
     2.高齢者介護の領域における相互援助グループの検討
 第4節 グループとしての「介護者の会」

第5章 「介護者の会」の支援に関する質問紙調査
 第1節 はじめに
 第2節 調査方法
     1.対象
     2.調査の内容
     3.本調査で用いた尺度
     4.調査の手続きおよび分析方法
     5.倫理的配慮
 第3節 結果
     1.対象者の概要
     2.「介護者の会」参加による変化
     3.ケアマネジャーからの支援と「介護者の会」からの支援との比較
     4.介護現役者と介護終了者との比較
     5.介護者が望む支援
 第4節 考察
     1.「介護者の会」参加者の概要
     2.「介護者の会」による支援の特性
     3.介護者が望む介護者への支援とは

第6章 「介護者の会」の支援に関する自由記述分析
 第1節 はじめに
 第2節 研究方法
     1.調査対象者と調査方法
     2.分析対象および内容
     3.分析方法
     4.倫理的配慮
 第3節 結果
     1.現在介護中の人の分析結果
     2.介護終了者の分析結果
 第4節 考察
     1.介護中の人と介護終了者の自由記述の共通点と相違点
     2.介護終了者特有のサブカテゴリー
     3.「介護者の会」における相互援助過程

第7章 介護終了者へのインタビュー調査
 第1節 はじめに
 第2節 研究方法
     1.調査対象
     2.調査期間および方法
     3.調査項目
     4.分析の手続き
     5.倫理的配慮
 第3節 結果
     1.対象者の概要
     2.語りの分析
 第4節 考察

終章
 第1節 総括
 第2節 「介護者の会」の援助特性
 第3節 「介護者の会」の新たなとらえ方
 第4節 本研究の課題と今後に向けて 

引用・参考文献リスト

あとがき

索引
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小学校の先生へ 

著者
石川律子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
276 
定価
1,870円 (本体1,700円 )
発行日
2021年12月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-576-8 
Cコード
C0037 
ジャンル
教育〈幼児・児童教育〉 教育〈教育エッセイ・記録〉
 
内容
自分の在り方や生き方をも求め人間形成をめざす―「時代と社会と学校と」。学校でこそ教え得る大事なこととは、を考える―「学校教育とはなにか」。教師と子どもの生身の人間の相互作用で育まれる―「先生と子どもの関係」―退職し一社会人となって振り返る学校教育
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 まえがき

その一 時代と社会と学校と
 応答する
 多種多様
 モノの名前
 あいさつ
 対人関係
 いじめ
 波照間島

その二 学校教育とはなにか
 自分の名前
 任された仕事
 きまり
 教室に落ちていたライター
 偏見と差別
 コミュニケーション
 話を聞くこと

その三 先生と子どもの関係
 無心に
 先生の言葉
 言い訳
 テストの丸つけ
 ひとりひとりを大事にする
 葛藤して育っていく

 あとがき 
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小さな歌人たち 短歌はだれにでも易しい

著者
柳原千明/第53回博報賞・功労賞受賞 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
336 
定価
2,970円 (本体2,700円 )
発行日
2021年11月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-566-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
短歌は「易しい」「誰にでも作れる」「教えられる」という師・望月善次氏の理念を具現化した実践記録。石川啄木、宮沢賢治を学んで一年生から六年生まで生き生きと作歌をし、歌会をする姿が描かれる。「歌集 小さな歌人たち」の章に児童作品626首を掲載。第53回博報賞・功労賞を受賞。
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巻頭短歌
はじめに

1 短歌はだれにでもつくることができる

一 短歌
 1 短歌は黄金詩型
 2 短歌は易しい
  (1)短歌の定義
  (2)五音七音の必然性
  (3)短歌・俳句指導の留意点
 3 短歌は自由自在
 4 短歌はだれにでもつくることができるのか

二 一年生がルンルン短歌をつくる
 1 一年生は並べるのが好き
 2 一年生は、いつ、短歌作品に出会うとよいのか

三 短歌をつくる三つの段階
 1 短歌の下地をつくる段階(音読・暗唱で短歌の韻律(厳密には律)を体感する段階)
  (1)一年生にも合う口承性
  (2)一年生が暗唱した二十首
 2 短歌をつくる段階
   六つの手立て 100分でつくる
 3 短歌を読み味わい、歌会をする段階
  (1)一年生もできる歌会のすばらしさ
  (2)歌会をする場合の留意点
  (3)一年生にもだれにでも易しい五七五七七

四 伝記的事実で短歌をつくる
 1 「宮沢賢治」でつくる
  (1)半未知・半既知情報
  (2)「クイズ」と「本物」で 気づいて 見て つくる
 2 「石川啄木」でつくる
 啄木の伝記を読んでつくる

五 クリヤファイルのやり取りで短歌をつくる―100人の子どもたちと―
 1 ワークシート「五・七・五・七・七で遊ぼう」
 2 題材と創作過程

六 歌集をつくる

七 歌集「小さな歌人たち」の前に

2 歌集「小さな歌人たち」

一 賢治の扉
  扉一
  扉二
  扉三
二 啄木の窓
  窓一
  窓二
三 それぞれの道
  道一
  道二
  道三

3 「小さな歌人たち」と会う

 一 座談会「小さな歌人たち」が話す

 二 「小さな歌人たち」のアンケートから

4 短歌はだれにでもつくることができる 再び

5 今 子どもたちと

おわりに

【解説】画期的短歌指導本の出現
~短歌三原則【「易しい」、「作れる」、「教えられる」】を具体化した待望の書~ 望月善次

参考文献一覧

児童短歌索引

キーワード索引
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悲運の峪 POD版

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著者
木屋五雨 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
276 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2021年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-574-4 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書
 
内容
時は1970年代初頭、60年代に華々しい活動を見せた学生運動は赤軍派の蒙挙となって消滅していた。大阪の安アパートで下宿する「わたし」は、ひょんなことから階下に両親と暮らす小学生、絢子に勉強を教えることになる。広島の貧村出身の両親の死を発端に、中学卒業まで両親の出身地のその村にある「金親」宅に身を寄せることとなった絢子。彼女から「わたし」宛てに送られてくる手紙に綴られる、ダム建設下の寒村での連死と衰運の真相とは――。敗戦から立ち直った新しい時代に迷妄し模索する若者の小群像を描く。

★Kindle版★

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一 少女絢子

二 故地よりの手紙

三 ダム計画下の村

四 妻と子

五 悲運

エピローグ
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安全と繁栄のディレンマ ―米中関係にみる両用技術の政治経済学―

著者
髙木 綾 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
376 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2021年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-570-6 
Cコード
C3031 
ジャンル
政治・経済・法律 
内容
「安全と繁栄のディレンマ」とは、国家が繁栄(すなわち経済的利益)を追求しようとして採る政策によって、国家の安全が阻害される帰結がもたらされるような、両者がトレード・オフの状態におかれている状況を指す概念である。本書では、国家がそのディレンマを解決するパターンはどのようなものであるかを、米中関係を事例として観察・分析する。書評
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はじめに
 1.問題の所在
 2.セレクティヴ・グローバリゼーション
 3.分析方法
 4.本書の構成

第1部 問題領域間の優先順位

第1章 安全保障、経済、人権
 1.問題領域と2国間関係
 2.国際政治学研究における本書の位置
 3.安全保障と経済
 4.仮説

第2章 3つの問題領域間の優先順位
     ―対中最恵国待遇(MFN)を事例として―
 1.安全保障優先の冷戦期
 2.問題領域のディリンク化をもたらした冷戦終結
 3.問題領域のディリンク化によって政治問題化した最恵国(MFN)待遇延長問題
 4.MFN延長問題をめぐる政策形成過程
 5.小結

第2部 貿易における安全保障と経済

第3章 貿易と安全保障
 1.問題の所在
 2.安全保障要因が貿易に及ぼす影響―先行研究と仮説
 3.選好形成のプロセス
 
第4章 高性能コンピューターの貿易政策(冷戦期)
 1.問題の所在
 2.歴史
 3.事例分析
 4.小結

第5章 商用人工衛星の貿易政策(冷戦後)
 1.問題の所在
 2.歴史
 3.事例分析
 4.小結

第3部 投資における安全保障と経済

第6章 金融のグローバル化と国家安全保障
 1.問題の所在
 2.歴史
 3.海外直接投資へのグローバルな対応の限界
 
第7章 FDIの受け入れ政策の国家間比較分析(冷戦期)
     ―同盟国同士のIFDI―
 1.問題の所在
 2.グローバル・レベルの変化と国家の対応―先行研究と仮説
 3.事例分析― 1970-80年代の各国の反応
 4.金融のグローバル化と国家の新たな役割
 5.小結

第8章 FDIの相手国別受け入れ政策の比較分析(冷戦後)
     ―同盟国及び非同盟国からのFDI―
 1.グローバリゼーションの国内的帰結
 2.米国における対内直接投資(IFDI)に対する安全保障上の規制の変遷
 3.米国におけるIFDIの実態
 4.海外直接投資受け入れに関する国家の対応―先行研究と仮説
 5.事例分析
 6.グローバリゼーションによる安全保障化
 7.小結

第9章 米国における中国からの対内直接投資
     ―受け入れの成否に影響を及ぼす安全保障要因に関する考察―
 1.中国資本の動向
 2.事例分析
 3.議論
 4.小結

結論
1.分析結果
2.仮説検証
3.トランプ政権及びバイデン政権における展開
4.安全と繁栄のディレンマ

 おわりに
 参考文献
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小学校対象 児童の読書力を形成する読書日記 ―読書指導法の改善と個の変容を目指して―

著者
細 恵子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2021年11月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-573-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
年間を通して書く「読書日記」が、児童の幅広い読書力の形成を可能にした。小学校での7年間にわたる筆者の読書日記指導の実際と児童の変容の記録。これまでの読書指導の課題を改善するための具体的な取り組みを紹介し、日常の読書につなげていくために「読書日記」が有効なものであることを示している。書評
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はじめに

第1章 読書日記指導に向けて
 第1節 読書力の定義
   第1項 リテラチャー・サークルの話題
   第2項 大村はまの「読書生活の記録」
   第3項 先行研究における「読書力」の検討
   第4項 読書指導で身に付けさせたい「読書力」
 第2節 読書日記の考案
 第3節 小学校教育における「読書日記指導」
   第1項 読書日記指導の構想
   第2項 読書日記指導の目的と方法

第2章 読書日記の実践理論
 第1節 4つの視点による指導
   第1項 指導方法
   第2項 国語科単元と読書日記
   第3項 個の変容
   第4項 成果と課題
 第2節 自分との関連づけ
   第1項 実践の概要
   第2項 分析方法
   第3項 結果と考察(学級と個の変容)
   第4項 成果と課題
 
第3章 低学年の読書日記の実践
 第1節 読書日記の導入、国語科との関連(第1学年)
   第1項 読書日記導入までの実践(4月~6月)
   第2項 国語科単元「くりかえしのあるほんをよもう『おおきなかぶ』」の実践(6月~7月)
 第2節 感想の質を向上させるための比べ読み―読書日記・自己評価活動と関わらせて―(第2学年)
   第1項 実践の方法
   第2項 実践の概要
   第3項 実践の結果
   第4項 考察
   第5項 成果

第4章 中学年の読書日記の実践
 第1節 児童同士の交流(第3学年)
   第1項 交流の方法
   第2項 交流の実際
   第3項 考察
 第2節 学級での交流による読書力の形成(第3学年)
   第1項 児童Aの読書感想文から児童Bの読書日記、新聞へ
   第2項 読書だよりを読むことから自分の考えを書く読書日記へ
   第3項 学級に良い影響を与える児童の変容
   第4項 児童が実感した、自分の身に付いた読書力
   第5項 考察

第5章 高学年の読書日記の実践
 第1節 読書日記と国語科の言語活動
   第1項 第5学年の実践
   第2項 第6学年の実践
 第2節 児童と共に行う読書環境づくり
 第3節 日常の読書日記の書き方
 第4節 児童の変容

第6章 読書日記指導プログラムの構想
 第1節 読書日記指導プログラムの在り方
   第1項 読書の目標
   第2項 読書日記の指導方法
   第3項 読書日記の内容
 第2節 読書日記指導プログラム

おわりに

引用・参考文献
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風のかたち2 子どもたちはこうして大きくなった~教育現場からのヒント~

著者
新田哲之 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
276 
定価
1,430円 (本体1,300円 )
発行日
2021年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-569-0 
Cコード
C0037 
ジャンル
教育〈教育エッセイ・記録〉 一般書/随筆
 
内容
学校と子どもを取り巻く教育環境について折々の感想を綴った校長通信「風のかたち」、3年間に発行の85篇を収録する。→風のかたち1

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はじめに

【シーズン4】
春が来た
子どもは生きる本質を知っている―アンパンマンから学ぶ―
話すことの指導
伸びる子ども―失敗しても遊ぶ―
「ていねい」の指導
1年生を迎える
5年生は6年生を見ている
誰かがわかってくれる
チャレンジの積み重ね
期待と希望
1年生の秋のしつけとルール作り
みんなが主役
行事で育つ
泣く力から国語力へ
大人の姿勢
俳句を作る
教師の喜び
お初
いてもらいたい人
良い悩み方と悪い悩み方
思考をことばに
受けとめて考える
苦手の取り扱い
「ありがとうございます」の指導
読み聞かせ(1)―とっておきの話―
読み聞かせ(2)―教室文化が生まれる―
読み聞かせ(3)―読み聞かせの心得その1―
読み聞かせ(4)―読み聞かせの心得その2―
読書で育つ力
新しい人


【シーズン5】
式を行う意味
社会で育てる
プログラミング教育 
あいまいなことば、ていねいなことば
ご飯、家族、話す声
ことばと健康―不安を持つ子どもの見立てと対応―
さなぎの時期
本物になる
自分の意思で行動する子ども
人のために汗を流す
自分で考える
値打ちが違います
考えることが好きな子ども
うっかり忘れ
学びの時を逃さない
「学び」の発想
肯定と否定
舞台をつくる
自分のことばに責任を持つ
想像するということ
春になれば
心に区切りを

【シーズン6】
ぼくのノートも見てください
目覚めた体
未来は自分で決めることができる
ほめているんですけど……
助けられた対等関係
明日への希望が持てるところ
6年生の美しい姿
ぼくは無理しなくてもできる
ことばで人間力を育てる
身近な植物から学べること
光を見いだす人
正しいアドバイスは役に立たない
あなたにスマイル
子どもが伸びるとき
たくさんの出会い
教育の質
よかったね うれしいね
学校のヒーロー
行事で子どもは育つ
朝は「ていねい」の学習の時間
ものを大切にする
大人の勇み足
苦労したぶんだけ学びになる
話さない体操服
よいことがあります
授業を考える(1)―考えに光をあてる―
授業を考える(2)―考えれば豊かになる―
授業を考える(3)―自分のことばに責任を持つ―
授業を考える(4)―主体性は育てるもの―
授業を考える(5)―子どもを信じる―
こころを整える
遊びと学び
情熱の子ども

おわりに
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知られざる教育から知られざる教育へ ―上田薫の経験主義と問題解決学習―POD版

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

著者
田上良江 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
202 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2021年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-572-0 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育
 
内容
戦後初期の経験主義社会科を創設した、上田薫の動的相対主義を中心として、上田の思想に大きな影響を与えた祖父西田幾多郎等の哲学を踏まえ、日常世界で生きる人間のために理論的な思索を重ねた小論集。「力を込めた原稿はおそらくこれが人生最後になる」と言う上田の「序にかえて」を巻頭に、その原稿を巻末に掲載。
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【取扱い不可】
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序にかえて ここに一つの生ありて言う 上田薫

1 『知られざる教育』から知られざる教育へ―上田薫の経験主義とは何か―
2 問題解決学習の原理と知識形成
3 想定外の想定への対応―問題解決学習の意味と意義―
4 カルテの構造原理―背景にある教師の否定的自覚の観点から―
5 教育とは何か―個の知識形成の立場から―
6 知識の獲得について―個の認識作用を中心に―
7 弁証法的経験主義―「動的相対主義」とはなにか―
8 上田薫の動的相対主義における「動的調和(動的バランス)」
9 知識について―動的・具体的視点からの考察―
10 カルテ再考―弁証法の立場から―
11 問題解決学習における知識形成と自己形成―個と集団の観点から― 9
12 自らを知ること(自覚)についての一考察
13 社会構成主義的枠組みと人間が生きることについて―個の基準に視点をおいて―
14 『R.R.方式 子どもの思考体制の研究』(Relativistic Relation Research Method 相対主義的関係追究方式)についての一見解
15 道徳教育について―倫理・秩序に焦点をあてて―
16 社会科が目指すものはなにか―倫理学的視点から―
17 矛盾を追究する―「自ら考える子ども」を育てる―
補遺 「思考過程図」について

おわりに
初出
付 「動的相対主義」の関連図(田上良江作成・上田薫加筆)
付 上田薫「序にかえて ここに一つの生ありて言う」原稿
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小学校対象 中学校対象 高校対象 書くことの力をはぐくむマルチモーダル・アプローチ ―自己認識としてのメディア・リテラシーをめざして―

編著
松山雅子 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
316 
定価
2,915円 (本体2,650円 )
発行日
2021年8月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-567-6 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉 〈作文・表現教育〉
 
内容
言葉による見方・考え方をはぐくむ国語科の基本に視座を置き、読む・書く・話す・聞く・見る・演じるが輻輳し、異なるモードのかかわりのうちに意味を創り成す言語経験の場を、その具体的な思考過程を構想。教科書の定番教材・プログラミング的思考の国語科への援用・映像表現の語りを核とした単元実践編の第1部と、理論編の第2部を軸に、写真・美術・色彩等の専門家群によるコラムや現場からのメッセージで彩を添える。

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書評

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【品切】
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はじめに   松山雅子
文種表/データバンク内容リスト(松山雅子)

第1部 書く力をたがやすマルチモーダル・アプローチ単元の提案

第1章 国語科の学習指導に生きるプログラミング的思考(竹内義典・羽田 潤)
はじめに
スクラッチ活用マニュアル―実際にプログラミング(スクラッチ)できること
 1 スクラッチで物語をあそぼう―低学年教材をもとに
 2 スクラッチで筋道を立てて説明しよう

第2章 物語・小説の創造的・対話的なマルチモーダル・アプローチ
はじめに (増田ゆか)
 1 異なるモードが拓く「ごんぎつね」の読みの楽しさ(増田ゆか)
 2 「なってみる」読みと「いかに見せるか」という読みが生む物語読解指導―「注文の多い料理店」の学習指導提案(髙井大輔)
 3 絵本が語り出す賢治童話―小学高学年~中学三年の発展単元・高校1年の基礎単元(松山雅子)
 4 「故郷」の仕掛け〈空所〉をよむ ―世界が多義的になるとき(松尾澄英)
 5 寓話のどのような仕掛けが人を説得するのだろう―小学高学年~高校一年の発展単元(松山雅子)

第3章 言葉と映像のかかわりに着目した説明的文章のマルチモーダル・アプローチ
はじめに(野中拓夫)
 1 小学校から中学校への指導の体系性を意識した説明的文章教材の学習指導(野中拓夫)
 2 すごいね!たんぽぽ―六年生から二年生へ「たんぽぽ」を説明しよう(粟野志保・松岡礼子)
 3 写真で国語!―小学中高学年~高校一年の発展単元(松山雅子)


第2部 国語科マルチモーダル・アプローチの可能性

1 テクストを読む・観る・触れる・演じる・真似る・創る―初等段階のこころみ
 1 「遊ぼう!写真はことば(二〇一七)」を活用したマルチモーダルリテラシー育成の指導過程と児童の反応分析(辻本祥宏)
 2 映画の予告映像からひらかれる児童の読みの可能性―映画『ズートピア』実践における学習者反応分析(粟野志保)
 3 視覚的アプローチを活用した物語創作の可能性と課題―小学校二年生「お話のさくしゃになろう」を軸に(髙木麻里)
 4 国語教育の視座から見た演劇的手法の可能性―学習者の「いかに見せるか」という意識に着目して(髙井大輔)
 5 イギリス初等国語科教育におけるマルチモダリティ論に基づいた学習指導の実際(波尻晋弥)
 6 詩の創作活動の可能性―イギリス初等国語科教育を手がかりに(増田ゆか)

2 テクストと対話する・学びを記録する・シミュレーションする・教材を開発する―中等学校のこころみ
 1 中学校第3学年の定番教材「故郷」の教材的価値(松尾澄英)
 2 プロの翻案を活用した文学の学習指導と評価の考察:創作モデルとしての源氏絵と漫画表現の可能性(松岡礼子)
 3 リアルコンテクストで設定する「話すこと」・「書くこと」の活動(羽田 潤)
 4 国語科教材としての「言語地図」(野中拓夫)

3 ジャンルを学ぶ・読書のすそ野を拡げる・教師による評価の言葉を探る
 1 寓話というジャンルのおもしろさ(畠山兆子)
 2 「国語科」に生きる読書活動の可能性(土居安子)
 3 今日的コミュニケーション状況と〈書くこと〉の学習内容の再構築―イギリス現職教育のめざした指導者の説明言語(松山雅子)


コラム
 1 写真の歴史―絵画から写真へ、そしてフィルムからデジタルカメラへ(小林裕幸)
 2 写真の行方(中野 裕)
 3 絵画をみるということ(佐藤賢司)
 4 色の発見!いつも見ている色だけど、色のイメージを探ってみよう!(前田明美)

現場からの声 2020
 1 コロナ禍が変えた学びの姿―中学校1年生の国語教室から― 中学校(森 恭子)
 2 休校下における動画授業の試み―新1年生 古典学習導入期の自宅学習の一例として 高等学校(佐野陽子)

おわりに―謝辞にかえて
もう少し学んでみたい人のために
索引
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連語を用いたカテゴリー化による語彙学習  POD版

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著者
三好裕子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
286 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2021年7月26日 
ISBN
ISBN978-4-86327-564-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
言語学
 
内容
“覚えるだけ”の従来の語彙学習に対し、語の使い方を“考える”ことによる、語彙と文法の垣根を越えた学びを提案する。背景となる理論と、効果の検証から教育現場での実践に至るまでの過程を紹介し、教案や教材例とともに示す。
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はじめに

第1章 背景

第1節 現状の語彙の学習・指導の問題点
 1.1 点としての語の意味の理解
 1.2 語彙知識の深さの側面における指導の不十分さ
第2節 自由結合の学習の必要性
 2.1 語と語の結びつきの学習・指導の必要性
 2.2 語と語の結び付きの種類と語彙の学習・指導における扱い
 2.3 自由結合を学習の対象とする必要性
第3節 カテゴリー化の過程を含んだ語彙学習の可能性

第2章 学習における連語の有効性

第1節 実験の概要
 1.1 実験の目的
 1.2 実験仮説
第2節 実験の方法
 2.1 協力者
 2.2 実験計画
 2.3 実験材料
   2.3.1 対象語
   2.3.2 連語
 2.4 実験の手順
 2.5 学習の方法
   2.5.1 〈連語指導〉の手続き
      2.5.1.1 例文による学習 /2.5.1.2 練習問題
   2.5.2 〈意味指導〉による学習の手続き
      2.5.2.1 例文による学習 /2.5.2.2 練習問題
   2.5.3 ポストテスト
第3節 実験結果
 3.1 ポストテストの結果
   3.1.1〈仮説1〉の検証
   3.1.2〈仮説2〉の検証
   3.1.3〈仮説3〉の検証
 3.2 アンケート調査の結果
 3.3 練習問題に対する評価
第4節 考察
 4.1 連語に注目して学ぶことの効果
   4.1.1 動詞の意味の理解における効果
   4.1.2 記憶における効果
   4.1.3 チャンクで覚えることによる自然な言語使用の効果
 4.2 協力者間の効果の比較
第5節 まとめ

第3章 連語指導クラスにおける学び

第1節 連語指導と調査の方法
 1.1 調査の概要
 1.2 連語指導を行った授業
   1.2.1 クラスと連語指導の概要
   1.2.2 指導した連語の選定方法
 1.3 インタビュー調査
   1.3.1 調査協力者
   1.3.2 調査方法
第2節 インタビュー調査の結果
 2.1 連語の覚え方について
 2.2 学習時の母語への意識
   2.2.1 中国語母語話者の場合
   2.2.2 韓国語母語話者の場合
   2.2.3 非漢字圏学習者の場合
 2.3 宿題をする際の意識
 2.4 重要語の説明と提示する例について
   2.4.1 重要語の説明について
   2.4.2 どんな連語の例がいいか
   2.4.3 提示してほしい例の数
第3節 宿題における連語の誤り
 3.1 連語内部の問題
   3.1.1 共起する名詞が不適切な連語
   3.1.2 格助詞が不適切な連語
   3.1.3 連語の用い方の誤り
 3.2 宿題における誤りからの示唆
第4節 まとめ
 4.1 調査結果から示唆されること
   4.1.1 連語による語彙学習の意義を認識させる必要性
   4.1.2 語が使える範囲を求める学習者
   4.1.3 多様なニーズへの対応の必要性
 4.2 まとめ

第4章 CA法による語彙学習の概要

第1節 CA法とは
 1.1 カテゴリーとカテゴリー化
 1.2 CA法の着想
 1.3 動詞が作る自由結合のカテゴリー学習
第2節 CA法の理論的背景
 2.1 認知言語学の理論
 2.2 カテゴリーとその形成に関する理論
   2.2.1 カテゴリーの構造
   2.2.2 カテゴリー形成における〈差異化〉〈一般化〉〈典型化〉
   2.2.3 学習者による選択学習
 2.3 心理学からの知見
   2.3.1 記憶に関する理論
      2.3.1.1 処理水準仮説 /2.3.1.2 符号化方略
   2.3.2 ワーキングメモリにおける処理資源の制約
 2.4 帰納的学習に関する理論
第3節 なぜ連語を用いるのか
第4節 CA法に期待される効果
 4.1 文法習得における効果
 4.2 動詞の意味理解の促進による類義語の使い分けにおける効果
 4.3 自然で流暢な言語使用を可能にする効果
 4.4 記憶における効果

第5章 CA法の効果に関する実験

第1節 実験の概要
 1.1 実験の目的
 1.2 実験の構成
 1.3 実験仮説
第2節 実験
 2.1 協力者
 2.2 実験方法
   2.2.1 実験計画
   2.2.2 実験の流れ
   2.2.3 CA法とME法の手順
      2.2.3.1 CA法の手順 /2.2.3.2 ME法の手順
 2.3 材料
   2.3.1 対象語
   2.3.2 連語
   2.3.3 ポストテスト
   2.3.4 アンケート
 2.4 実施方法
第3節 結果
 3.1 当日テスト〈提示無〉の結果
 3.2 当日テスト〈提示有〉の結果
 3.3 遅延テストの結果
 3.4 アンケートの結果
第4節 結果のまとめ

第6章 現場への適用に向けての検討

第1節 CA法の有効性の実験結果の分析
 1.1 語による効果の差
   1.1.1 効果が顕著だった語
   1.1.2 効果が見られなかった問題
 1.2 学習者による差
 1.3 練習問題とポストテストの結果の関係
 1.4 共起語選択の練習問題の際に考えていたこと
第2節 遅延テストの結果について
第3節 分析結果のまとめ
 3.1 対象語について
 3.2 学習方法の指導の必要性

第7章 CA法の試行調査

第1節 クラスにおける試行
 1.1 クラスでの実施に向けた修正
 1.2 クラスでの試行の目的
   1.2.1 現場への適用可能性の検討
   1.2.2 指導方法の改善に向けての検討材料
 1.3 実施概要
   1.3.1 実施したクラスと参加者
   1.3.2 対象語
   1.3.3 指導の流れ
 1.4 非漢字クラスでの実践
   1.4.1 参加者
   1.4.2 授業の様子
 1.5 漢字圏クラスでの実践
   1.5.1 参加者
   1.5.2 授業の様子
 1.6 指導内容の理解度
   1.6.1 非漢字クラスのポストテスト結果
   1.6.2 漢字圏クラスのポストテスト結果
 1.7 指導法に対する参加者の評価
   1.7.1 アンケートにおける評価
   1.7.2 インタビューでのコメント
 1.8 考察
   1.8.1 対象とする動詞について
   1.8.2 指導方法について
 1.9 クラスにおける試行のまとめ
第2節 独習者用教材の試用調査
 2.1 独習者用教材の試作
 2.2 独習者用教材の試用調査
   2.2.1 協力者WI への調査
   2.2.2 協力者AN への調査
 2.3 独習者用教材の試用調査のまとめ

第8章 CA法のための指導試案

第1節 指導の枠組み
 1.1 CA法による語彙学習の対象語
 1.2 CA法による語彙学習の材料となる連語
 1.3 基本的な流れ
第2節 クラスにおける指導の試案
 2.1 クラスにおける指導の目的
 2.2 クラスにおける指導の方法
   2.2.1 クラスにおける指導の対象語
   2.2.2 クラスにおける指導の流れ
   2.2.3 クラスにおける指導案
      2.2.3.1 「冷める」の指導案 /2.2.3.2 「流れる」の指導案

第9章 CA法を取り入れた授業実践

第1節 総合教科書の新出語の練習問題作成とその指導
 1.1 背景
 1.2 「ことばの使い方の問題」の目的
 1.3 問題の作成
   1.3.1 「ことばの使い方の問題」の概要
   1.3.2 問題の作成過程
 1.4 クラスにおける使用
   1.4.1 クラスでの使用時の様子
   1.4.2 クラスにおけるやりとり
   1.4.3 クラスにおける使用のまとめ
 1.5 学生アンケートにおける評価
   1.5.1 調査方法
   1.5.2 結果
      1.5.2.1 問題による気づきについて /1.5.2.2 各問題に対する評価
 1.6 教師へのインタビューにおける評価
 1.7 まとめと今後の課題
第2節 初級におけるCA法を取り入れた授業実践
 2.1 実践の概要
 2.2 「ことばのネットワークシート」とは
 2.3 連語を用いた助詞のカテゴリー化
 2.4 実施したクラス
 2.5 授業の内容
 2.6 学生の反応
 2.7 まとめと今後の課題

第10章 CA法による語彙学習の提案

第1節 CA法とその効果
 1.1 CA法とは
 1.2 CA法の効果
第2節 CA法による語彙学習の方法
 2.1 CA法による動詞の学習の方法
   2.1.1 基本的な流れ
   2.1.2 具体的な方法についての補足
 2.2 CA法による動詞と格助詞の学習
第3節 CA法による語彙学習のための指導および支援
 3.1 CA法の導入のためのクラスにおける指導
 3.2 新出語の指導でのCA法の導入
 3.3 体系的な格助詞の指導
 3.4 自習用教材の作成
第4節 日本語教育におけるCA法の可能性
 4.1 考える語彙学習の方法としてのCA法
 4.2 表現力の向上に資する可能性
 4.3 文法学習としての可能性
第5節 CA法の短所と今後の課題
 5.1 CA法の短所
 5.2 今後の課題
   5.2.1 方法に関する更なる検討の必要性
   5.2.2 体系的指導の方法と教材の開発

謝辞
参考文献
資料
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神の名の語源学 

著者
川村悠人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
184 
定価
3,190円 (本体2,900円 )
発行日
2021年8月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-565-2 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教 
内容
古代インドのサンスクリット学者が残した語源考と神々への思索の跡。原典資料の丹念な読み解きから、未知の思想体系を発掘していく。アグニ(火天)やインドラ(帝釈天)といった日本でお馴染みの神々も議論の俎上にのせられる。語源とはなにか。神々の名にはどんな意味がこめられているのか。古の人々は神々の名にどのような神の姿を見てとったのか。言語と神話が交差する異国の世界。そんなまだ見ぬ世界へと読者をいざなう意欲作である。

→POD版

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【品切】
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緒言

序章
 一 本書の目的
 二 サンスクリット語
 三 ヤースカと『語源学』及び『用語集』
 四 ヤースカの神界観と本研究の射程
 五 『語源学』の原典について
 六 語源学という学問について
 七 語源学という用語と語源学の現代的意義
 八 サンスクリット文法学について
 九 語源説明の方法論
 一〇 現代における言語分析との比較
 一一 他文化における語源説明の諸例
 一二 語源説明とかばん語
 一三 語源学の目的
 一四 語源説明の指針と学習資格

第一章 地上の主神
 一 ヴェーダ祭式と火
 二 アグニと語源説明
 三 火神に対する他の呼称
 四 ジャータヴェーダス
 五 ヴァイシュヴァーナラ

第二章 中空の主神
 一 英雄神インドラ
 二 ヴリトラと語源説明
 三 インドラと語源説明
 四 ヤースカの火の思想
 五 インドラの役割
 六 「雷霆神インドラ」の起源

第三章 天の主神
 一 太陽神について
 二 アディティとアーディティヤ
 三 太陽の主要な役割
 四 ヤースカの語源説明とアーディティヤ観
 五 太陽が主たる賛美を受けるときの名

第四章 世界の唯一神
 一 根源的存在への思索
 二 神々の数
 三 一元論への動き
 四 ヤースカのアートマン論とアグニ
 五 アグニ一元論の背景
 六 宇宙我としての祭火

結論

『語源学』第七章の科文

刊本情報

参考文献
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地球酷似惑星Uにおけるコロナ禍類似の大事件 ―天埜迪哉の夢物語と随想(その3)―POD版

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

著者
天埜迪哉 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
156 
定価
1,870円 (本体1,700円 )
発行日
2021年7月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-568-3 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書
 
内容
世界を騒がすコロナ禍での人々の対応は果たしてこれで良いのか―。地球によく似た惑星Uで発生したウィルス禍にその顛末を描く。
オンライン書店で購入する Amazonプリントオンデマンドで買う   三省堂書店オンデマンドPayPayモール店で買う 楽天プリントオンデマンドで買う
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【取扱い不可】
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夢物語
地球酷似惑星Uにおけるコロナ禍類似の大事件

 はじめに
 X氏に見える惑星Uの国々とは
 C国による新型コロナウイルスの拡散状況
 C国の新型コロナウイルス防止策が世界モデルへ
 J国とN国の新型コロナウイルスに対する対応
 J国の新型コロナウイルス禍までの状況
 J国の新型コロナウイルス禍対策
 N国の新型コロナウイルス禍までの状況
  *N国のリーダー達
  *N国の国策と社会状況
 N国の新型コロナウイルス禍対策
  *新型コロナウイルスへの対処の仕方
  *PCR 検査、N国とJ 国の比較
  *N国のコロナ禍第3 波への備え
 A国やC国などのコロナ禍進行状況
 第3波のコロナ禍に対するJ 国、N国などの対応
 惑星Uの超能力者G 氏と地球の超能力者X 氏の出会い
 おわりに
-------------------------------------------------
随想(その3)
私の伝えたい話と願望

 はじめに
 常識と科学
  *PCR 検査陽性無症状者の他者への感染力
  *コロナウイルスが休眠状態で生き残る可能性
  *風邪などについての常識
 科学の力と政策
  *コロナ禍と政治
 科学と宗教について
  *コロナ禍と温故知新
  *霊長類の人(ホモサピエンス)と宗教
  *科学の力と"天"の力
  *インスピレーション(霊感)とセレンディピティ(偶然の発見)
  *人の心の良心と非良心
  *人の心とAI(人工知能)
 「良心」的生き方と希望
  *コロナ禍時代の人同士の交わり
  *医・科学と人の命
  *自然の摂理とバランス感覚
 おわりに
-------------------------------------------------
附録(参考資料=小冊子にしていた随想(その1~2)):
高齢者天埜迪哉の新型コロナウイルスに対する考え方と対処の仕方に関する意見

序に変えて

その1 新型コロナウイルスに関連して考えてきたことの表明
 はじめに
 中国武漢の状況
 PCR 検査をやればコロナ禍が解決する訳ではない
 新型コロナウイルスはどのようなウイルスか
 テレビでの恐怖心の煽り
 新型コロナウイルスが「指定感染症」に指定されたことによる問題
 全国一律休校は間違いではなかったか
 緊急事態宣言も出さなくて済んだのではないか
 我が国の死亡者数が少ないのは何故か
 コロナ防戦に各自の免疫力も重要
 新型コロナウイルスに対する対策
 おわりに

その2 後期高齢者天埜迪哉のコロナ騒動に対する意見
 はじめに
 新型コロナウイルスのとらえ方:新型コロナウイルスのモンスター化
 新型コロナウイルスと人の命
 PCR 検査の必要度:感染症法とPCR 検査のあり方
 PCR 検査の評価
 PCR 検査の特異性
 医療崩壊を起こさないために必要なこと:新型コロナウイルスの感染症法上の位置付 け
 医療従事者の安全確保の装備など
 免疫機構の重要性:新型コロナウイルスの防衛のための免疫と心身

おわりに:老爺の雑感

後書き擬き
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Fantasia POD版

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著者
まるん 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
292 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2021年7月12日 
ISBN
ISBN978-4-86327-561-4 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書
 
内容
「GIFTED まひろと開花ミッション」「TRIO PER UNO 不揃いトリオのミラクルセッション」「COACH 遥かなる青き空の輪舞(ロンド)」の三部立て。先着20名に天座飛翔学校公認ピンバッジプレゼントの特典付き。

チラシ(1.7MB)ダウンロードする

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【取扱い不可】
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第1部 GIFTED まひろと開花ミッション
代々魔法使いの血を受け継ぐ主人公まひろ。蓬莱魔法学校入学を目指す彼女。目の前に立ちはだかる様々な試練。その冒険での奮闘を通して、けなげな彼女はミッションコンプリートできるのか――。

第2部 TRIO PER UNO 不揃いトリオのミラクルセッション
田舎出身で世間知らずでゲーム好きの少年「呂布殿」が、迦葉山天狗学校でちょっと変わった仲間たちと繰り広げるドタバタだけど面白い日常を描く。

第3部 COACH 遥かなる青き空の輪舞ロンド
時は23世紀、かつて日本と呼ばれた連邦国、USJ。この国には人体に専門装置を付けて飛翔する技術を教える名門校がある。このコーチの目を通して繰り広げられる、個性豊かな生徒たちの、悲喜こもごもの青春群像。
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Pedagogy of Cooperative and Inclusive Learning in Japan :Notes on the classroom culture and lesson study in schools

編著
湯浅恭正・新井英靖  
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
156 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2021/7/ 
ISBN
ISBN978-4-86327-563-8 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
協働学習の観点から、授業計画について論じる。“Curriculum Management and Effective Evaluation for Cooperative Learning”, “Group Constructing through Classroom Management”, “Creating Teaching-Learning Process and Teacher's Direction”の三部構成。(欧文)
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Preface ……………………………………………………………Takamasa Yuasa

PartⅠ Curriculum Management and Effective Evaluation for Cooperative Learning

Chap.1 Children’s learning processes and teachers’ teaching skills
-A case study using an arithmetic lesson in a primary school-……………Hideyasu Arai

Chap.2 Creating a curriculum that encourages children to learn…………Yusuke Higuchi

Chap.3 Assessing children’s learning …………………………………Takeshi Kitagawa

PartⅡ Group Constructing through Classroom Management

Chap.4 Developing classroom with group formation
-Examples of classroom development in elementary schools- ………………Koto Arai

Chap.5 Classroom development and understanding children ……………Sakura Uemori

Chap.6 The core components of classroom development ……………………Atsushi Fukuda

PartⅢ Creating Teaching-Learning Process and Teacher's Direction

Chap.7 Developing teaching materials to make children excited about learning…Kazuo Ueda

Chap.8 Encouraging learning in schoolchildren through lesson …………Takamasa Yuasa

Chap.9 Teaching techniques that stimulate collaborative thinking
-Encouraging inquiry question and collaborative learning-…………………Shigetaka Yoshida

Chap.10 Diversification of the learning process and lesson planning………………Rie Imai

Index
Contributing authors
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「コロナ」から学校教育をリデザインする 公教育としての学校を捉える視点POD版

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

編著
草原和博・吉田成章[広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI)] 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
160 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2021年6月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-562-1 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育
 
内容
新型コロナ感染症によるパンデミックは、既存の学校教育の枠組みに何を投げかけたのか。ポスト・コロナの学校と教育者の取組を素描するとともに、これを契機とした学校教育のリデザインの様々な可能性とそのパノラマ図を描き出した一冊。

→関連書籍: ポスト・コロナの学校教育

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【取扱い不可】
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巻頭言

序 章 ポスト・コロナの学校教育を問う
 第1節 コロナからEVRIをリデザインする
 第2節 コロナから学校教育をリデザインする

第1章 ポスト・コロナの学校教育を巡る教育研究の動向
 第1節 ポスト・コロナの学校教育関連出版物の動向と課題
 第2節 コロナ禍の学校教育への影響の調査
 第3節 “コロナ対応”から“教育のリ・デザイン”へ
     ― EVRI刊の2冊のコロナ著作から何を読むか ―
 ――コラム1-1 『ポスト・コロナの学校教育』をどう読むか
 ――コラム1-2 『ポスト・コロナの学校教育』をどう読むか

第2章 学校におけるコミュニケーションのリデザイン
 第1節 「ポスト・コロナの学校」におけるコミュニケーション問題
 第2節 withコロナ/afterコロナのコミュニケーションを考える
 第3節 コロナ下でのソーシャルスキルの発達を考える
 第4節 学校におけるコミュニケーションはどのように変化したか

第3章 教師はどのようにCOVID-19を授業化したか
 第1節 問題の所在
 第2節 COVID-19は授業をどう変えたか―「共同性」「身体性」を軸に―
 第3節 2人の教師によるゲートキーピングの実際
 第4節 2人の教師のゲートキーピングの特質
 第5節 結語―2人の教師の実践が示唆するもの

第4章 ICTを活用した授業づくり,学校づくりを考える
 第1節 一人1台PCによるICTを活用した授業づくり
 第2節 ICTを活用した学校づくり
 第3節 大学教員養成課程におけるポスト・コロナの授業づくり
 第4節 ICT活用による「新しい学校づくり」への示唆

第5章 パンデミックと学校教育
     ―社会的緊張下における学校教育の相対化―

 第1節 コロナ禍のシンポジウム/セミナーの開催
 第2節 心理学から見た社会的緊張の議論
 第3節 西洋教育史から見た社会的緊張の議論
 第4節 今,改めて社会的緊張を問い直す意味

第6章 コロナ禍に対する世界の教育システムの対応事例
     ―日本の制度的・組織的レジリエンスを構築するために―

 第1節 問題の所在―パンデミックと教育に関する世界の教育論議―
 第2節 海外から見たパンデミック下の日本と教育システムの対応
 第3節 INEIの国際パネル・ディスカッションにおける海外の教育研究者からの示唆
     ―教師の役割の変容―
 第4節 スロベニアの対応事例―子どもと教師を支える制度的・組織的な取り組み―
 第5節 パンデミックが高等教育の国際化動向に与えた影響と今後
 第6節 日本の構造的問題の考察からグローバルな教育論議へ
 ――資料:INEI「コロナウィルスの世界的蔓延に関する声明(仮訳)」2020年7月10日

第7章 これからの学校教育に求められる数理的思考
 第1節 数理的思考へのさらなる期待
 第2節 数理的思考の政策的側面
 第3節 学校数学における数理的思考とその育成
 第4節 これからの時代における数理的思考

第8章 多様なニーズのある子どもを支える人々を孤立させない支援ネットワーク
 第1節 なぜ「支える側を支える」なのか
 第2節 コロナ禍の特別支援教育における支える側への支援
     ―ニューヨークを中心に―
 第3節 特別支援教育に携わる先生や学校を支えていくために
     ―東京都における取組から―
 第4節 支援者を支援する仕組みの構築―ICT活用と地域資源との連携―
 第5節 支える側を支えるための3つの事項

第9章 ポストコロナ社会における「三実」(実技・実習・実演)のゆくえ
 第1節 「三実」の視点から「プラクティス」と遠隔授業を考える
 第2節 遠隔授業による美術/デザイン教育
 第3節 遠隔での実践指導:幼稚園での取り組みと大学での音楽実技指導の実例
 第4節 オンラインツアーで広がる自己探求学習の可能性
 第5節 家庭科住生活分野の実習指導者の立場から
 第6節 子どもの学びを保障する「プラクティス」の可能性

終 章 学校教育のこれまでとこれから
 第1節 EVRIが描く学校教育のこれまでとこれから
 第2節 「ポスト・コロナの学校教育」の挑戦とその後
 ――コラム終-1 子どもたちと共に向き合い続けたこれまでとこれから
 ――コラム終-2 目の前の課題に挑戦しつづける「2年目の教員」
 ――コラム終-3 教える側から学ぶ側へ変わったことで見えてきたもの
 第3節 学校教育には何が求められるか

執筆者一覧

編者紹介
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星のことづて第二集 御伽草子の再話集

著者
畠山美恵子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
202 
定価
990円 (本体900円 )
発行日
2021年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-560-7 
Cコード
C0093 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉 一般書/小説・童話
 
内容
前著「星のことづて」続編。室町時代に生まれた短編物語「御伽草子」作品の中から12編を選りすぐり、分かりやすい現代語で再話する。
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はしがき

第一話 青葉の笛

第二話 唐糸草子

第三話 小敦盛

第四話 中将姫

第五話 宝満長者

第六話 ささやき竹物語

第七話 おようの尼

第八話 みしま

第九話 むらまつの物語

第十話 天狗の内裏

第十一話 自剃り弁慶

第十二話 稚児今参り

参考文献等
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観光学入門 

著者
李 良姫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
176 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2021年5月31日/2021年10月15日第2刷 
ISBN
ISBN978-4-86327-559-1 
Cコード
C1036 
ジャンル
政治・経済・法律 労働・福祉・生活
 
内容
観光とは何か、人々はなぜ観光するのか、また、現在実施されている様々な形態での観光について解説。観光立国の実現や、観光振興を通して地域を活性化できる人材の育成について考える。また、ポストコロナ社会における新たな観光スタイルの提示を試みる。

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まえがき

第1章 持続可能な観光と観光教育
 はじめに
 1. 持続可能な観光と観光の目的
 2. 観光の構成要素
 3. 観光学と観光教育
 4. 本書の構成
 おわりに

第2章 地域イベントと観光教育
 はじめに
 1. イベントの定義と効果
 2. 大学生の地域イベントへの参加類型
 3. 大学生の地域イベント参加の効果
 4. 大学生の地域イベント参加の課題
 おわりに

第3章 インターンシップと観光教育
 はじめに
 1. 大学生のインターンシップの現状
 2. 韓国における観光教育とインターンシップ
 3. インターンシップの効果
 4. インターンシップの課題
 おわりに

第4章 地域資源の観光資源化
 はじめに
 1. 観光資源とは何か
 2. 地域資源の観光資源化過程
 3. 祭りの観光資源化の成功要因
 4. 地域資源の観光化の課題
 おわりに

第5章 伝統文化の観光化
 はじめに
 1. 観光化による伝統文化の変化
 2. 伝統文化の創造
 3. 伝統文化の創造の背景
 4. 伝統文化の観光化の課題
 おわりに

第6章 エスニックの観光化
 はじめに
 1. エスニック・ツーリズムの定義
 2. 日本におけるエスニック・ツーリズム
 3. 海外のエスニック・ツーリズム
 4. エスニック・ツーリズムの課題
 おわりに

第7章 ノスタルジアの観光化
 はじめに
 1. ノスタルジアの定義
 2. 日本におけるノスタルジアの観光化
 3. 韓国におけるノスタルジアの観光化
 4. ノスタルジアの観光化の課題
 おわりに

第8章 エコ・ツーリズム
 はじめに
 1. エコ・ツーリズムの定義および誕生背景
 2. 日本におけるエコ・ツーリズムの現状
 3. 韓国におけるエコ・ツーリズムの現状
 4. エコ・ツーリズムの課題
 おわりに

第9章 ヘルス・ツーリズム
 はじめに
 1. ヘルス・ツーリズムの定義および歴史
 2. 日本のヘルス・ツーリズムの現状
 3. アジアのヘルス・ツーリズム
 4. ヘルス・ツーリズムの課題
 おわりに

第10章 フード・ツーリズム
 はじめに
 1. フード・ツーリズムの定義
 2. 日本のフード・ツーリズム
 3. フード・ツーリズムイベント
 4. フード・ツーリズムの課題
 おわりに

第11章 ロングステイ・ツーリズム
 はじめに
 1. ロングステイ・ツーリズムの定義
 2. 日本のロングステイ・ツーリズム
 3. 海外のロングステイの現状
 4. ロングステイ・ツーリズムの課題
 おわりに

第12章 人口減少・少子高齢化と観光
 はじめに
 1. 人口減少・少子高齢化が観光に与える影響
 2. 人口減少・少子高齢化を克服するための地域の取り組み
 3. 観光振興の成功要因および効果
 4. 人口減少・少子高齢化社会における観光振興の課題
 おわりに

第13章 観光危機と新たな観光スタイル
 はじめに
 1. 観光危機が観光活動に与える影響
 2. 観光危機を克服するための湯村温泉の取り組み
 3. 新たな観光スタイル
 4. 観光危機を克服するための課題
 おわりに
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「近代化」の反復と多様性 ―「東と西」の知の考古学的解体―

編者
伊勢芳夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
424 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2021年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-558-4 
Cコード
C3090 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉 歴史・考古・民族/欧米
 
内容
グローバル化が進む非西欧世界においても、それぞれの国は独自の「近代化の顔」をもっている。本書は横断的な言語文化研究により、東アジアを中心にポストコロニアル期の「近代化」の反復と多様性を鮮やかに描き出している。

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はじめに

第1部

第1章 序論
 1.1.「近代化」について
   1.1.1.「 反抗者」と「反復者」―「反復者」を再生産する社会メカニズム―
   1.1.2. 大川周明の『新インド、もしくは移行期のインド』の「理解」と「無理解」
   1.1.3.「反復者」再生産の亜種について
   1.1.4.儚い夢
 1.2. 文化の拘束力についての一考察―「キャノン」と「ポピュラー」―
   1.2.1.「規制された反復」の増殖
   1.2.2.言語、及び、文化について
   1.2.3.文学におけるキャノンとポピュラーについて
   1.2.4.キプリングとヘンティについて
   1.2.5.反復と差異
 1.3. 文学作品を読むのは誰か?―読者論と間テクスト性―

第2章 「帝国主義」と間テクスト性
 2.1.「帝国主義」という語の変遷について
 2.2.キプリング作品への「帝国主義」の反響
 2.3.アンビギュアス性
 2.4.「 反復」、間テクスト性、そして言説形成=編成の関係性

第3章 「西の視点」と「東の視点」
 3.1.「亥の年」に来日したアメリカ人
 3.2.日本の「東」創造とその拡張の試み
   3.2.1. 言説形成と歴史性―「意味」の変質のメカニズム―
   3.2.2.「 オリエンタリズム(東洋研究)」から「反オリエンタリズム」へ
   3.2.3.「大東亜戦争」から「太平洋戦争」へ
 3.3.情報操作と言語空間―二つの軍事裁判―
   3.3.1.新興帝国主義国家としてのアメリカ
   3.3.2.インドと日本の言語風土の違い
   3.3.3.単一言語と情報操作
   3.3.4.情報操作によるグローバリズムの可能性と限界
   3.3.5.複数の「価値の源泉」

第2部
 
第4章  占領下日本における人口・優生政策の展開
       ―GHQ およびアメリカ人口学者・産児制限運動家の影響―

 4.1.はじめに
 4.2.日本占領の特徴
   4.2.1.経済分野の非軍事化
   4.2.2.占領下の検閲
   4.2.3.占領下の世論調査
 4.3. 人口問題・産児制限に関する世論調査へのGHQの関与
 4.4. 産児制限および人口・優生政策に対するGHQの関与
 4.5.日米の人口学者・産児制限運動家の連携
   4.5.1.日本の産児制限運動家の思想と行動
   4.5.2.アメリカ人口学者・産児制限運動家との連携
 4.6.日本政府および国会における人口・優生政策の変化
 4.7.産児制限から家族計画へ

第5章  戦勝国の「反抗者」から見た日本占領
      ―ヘレン・ミアーズとトレーシーから見た日本占領政策―

 5.1. 勝者の歴史言説と「反抗者」―『アメリカの鏡・日本』の2 重の敗北
 5.2.流通する「日本・日本人」イメージ
 5.3.「日本」言説に対する「反抗者」としてのミアーズ
 5.4.対抗言説のための戦略
   5.4.1.西欧列強の「優等生」としての日本イメージ
   5.4.2.経済的「弱者」としての日本イメージ
   5.4.3.ダブル・スタンダードとしての占領政策
   5.4.4.ミアーズの警告
 5.5.トレーシーの見方

第6章  ポストコロニアル現在と、その後のインドとバングラデシュのナショナル・アイデンティティ形成
 6.1.はじめに
 6.2. インドのナショナル・アイデンティティ形成におけるイギリス植民地主義の影響
 6.3.分離独立の後遺症
 6.4. インドにおける単一アイデンティ構想:多様性を維持した合一
 6.5.領土統合とアイデンティティ・ポリティクス
 6.6.言語の多様性とインドのアイデンティティ形成
 6.7.アイデンティティ・ポリティクスの経済的側面
 6.8. アイデンティティ形成における宗教的側面:インドのアイデンティティについての競い合うビジョン
 6.9.ダリット問題
 6.10.インドのナショナル・アイデンティティの方向性
 6.11. バングラデシュのナショナル・アイデンティティ形成
 6.12.バングラデシュのイスラム教の地域的特徴
 6.13. 植民地期のベンガルにおけるアイデンティティを巡っての緊張
 6.14.分離独立の人口動態論的結果
 6.15.民族・言語的なベンガル・アイデンティティの形成
 6.16. 1971年以降のベンガルもしくはバングラデシュのナショナル・アイデンティティ形成
 6.17.おわりに

第7章  台湾社会の言語状況を反映した台湾人アイデンティティ形成と変容
 7.1.はじめに
 7.2.エスニックグループと言語
 7.3.2つの国語教育
   7.3.1.日本統治時代(1895-1945)
   7.3.2.国民党政府統治時代(1945-1990)
 7.4.多元性のもつ学校言語教育(1990 年代以降)
   7.4.1.台湾古来の母語の教育の推進
   7.4.2.新住民言語教育の導入
 7.5.「 母語」と「華語/中国語」の変質―若い世代の言語観により―
 7.6.おわりに

第8章  少年時代の断片化された記憶、そして<原体験>
      ―三木卓の『ほろびた国の旅』を読む―
 8.1.はじめに
 8.2.『ほろびた国の旅』を書くこと
 8.3.五族協和と「あのころのふつうの日本人のこども」
 8.4.引揚げと「あのころのふつうの日本人のこども」
 8.5.おわりに

第9章 ロシアの「東」と「西」
 9.1.ロシアにおける近代化
   9.1.1.現代ロシアの近代化と国際関係
   9.1.2.ロシアはヨーロッパかアジアか
 9.2.ソビエト・ロシア映画にみるロシア社会
   9.2.1.『スチリャーギ(Стиляги)』に見る若者文化の対立
   9.2.2.スチリャーギの定義
   9.2.3.流れる音楽と映像効果
   9.2.4. 《Человек и кошка》「人間とネコ」と《Моя маленькая бейба》「僕の可愛いベイベー」
   9.2.5. 《Прощение Чувих (Ему не нужна американская жена)》「娘たちの別れ(アメリカ人妻は必要ない)」
   9.2.6. 《Восьмиклассница》「8 年生」と 《Скованные одной цепью》「一つの鎖で繋がれた者たち」
   9.2.7.Мэлс(メルス)、Полина(ポリーナ)の運命
   9.2.8.コムソモールとスチリャーギ
   9.2.9.「本物の」アメリカとは
   9.2.10.新しい価値観の受容と拒否
 9.3.『 職場恋愛(Служебный роман)』に見る 34 年の生活の変化
   9.3.1. ソ連版『職場恋愛(Служебный роман)』に見る市民の生活
   9.3.2. ロシア版『職場恋愛 僕たちの時代(Служебный роман.Наше время)』に見る市民の生活
   9.3.3.ヨーロッパからアジアへの関心
 9.4.ソ連・ロシア社会における女性像
 9.5.ロシアの目指す「近代化」とロシアの意識

第10章 結語

参考文献
あとがき
索引
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よい学級経営のそもそも ―教師の「基本姿勢」をつくる20の「行動様式」―POD版

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著者
丹生裕一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
164 
定価
1,760円 (本体1,600円 )
発行日
2021年5月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-557-7 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育
 
内容
学級担任が週末をたよりに毎日を凌いでいる必要などない。解決の鍵は、よい学級経営の発端である教師の基本姿勢を身に付けること。その具体的な方法と意義を示した、自身の経験に基づく小編集。筆者は小学校教諭経験の長い、教育学部教授。
---児童文学作家・岡野薫子氏推薦のことば---
28年に及ぶ小学校教諭生活を経て、現在、大学で将来の教師を育てる著者が、様々な試行錯誤の末に辿り着いた“教育”の貴重な記録。自らの体験を物語として再構成するというユニークな二重構造で展開する。後半で、著者は自らの失敗や疑問を赤裸々に語りながら「本当によい教師とは何か」に迫っていく。
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【取扱い不可】
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序 章

第一章 集団の風土を豊かにするために、子どものよい部分に目を向けようとする行動様式

行動様式1 子どもが当たり前のことをできなくてもなじらない。
行動様式2 子どもが過ちをおかしたら、まず「なぜ、そうしたくなったのか?」と問う。
行動様式3 具体的に褒める。
行動様式4 仕掛けておいて褒める。
行動様式5 拾って褒める。
行動様式6 全員の子どもが相手の顔を見て聞くようになるまであきらめない。
行動様式7 授業中に子どもたちの集中が切れることの九割は教師のせいと考える。
行動様式8 子どもたちの次の行動への取りかかりが鈍ければ、すぐやり直させる。
行動様式9 掃除は、一番きつい仕事を自分がやって見せ続ける。
行動様式10 全員の子どもがのびのびと声を響かせて歌うように、特別な褒め方をする。
行動様式11  日記には、書いた子ども、またはその子どもが大切にしているもののよい所を見つけてコメントを書く。
行動様式12 全校児童の前で何か発表するときは、繰り返し練習させておく。
行動様式13 その学習活動に子どもが慣れていない姿を公開授業で見せない。

第二章 問題をうまく解決するために、油断なく細部まで心を配ろうとする行動様式

行動様式14 たとえクラスの中の問題でも、チームで対処する。
行動様式15 教室に小さなトラブルが続いたら、それを偶然とは思わない。
行動様式16  保護者を巻き込む可能性のあるトラブルの一報が入ったら、小さなことでもすぐに上司に報告する。
行動様式17 トラブルの事実確認は、できるだけ早いうちに、一人ずつ別々に話を聞く。行動様式18 トラブルの事実確認は、いちいち必ず記録する。
行動様式19 トラブルのいきさつや事情の全容をつかんでから、保護者に教師が自分で説明する。
行動様式20 子どもが出血や嘔吐で服を汚したら、着替えさせてから保護者に引き渡す。

第三章 学級担任への応援歌(筆者の経験談)

「基本姿勢」を身に付けることのもう一つの意義 エピソード1
よい学級経営をしようと努力することのもう一つの意義 エピソード2

終 章
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銀幕の松田聖子 伊豆の踊子・ハワイ・東京ディズニーランド・教会結婚式から見えてくる一九八〇年代

著者
長谷川功一 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
152 
定価
2,090円 (本体1,900円 )
発行日
2021年4月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-554-6 
Cコード
C0074 
ジャンル
芸術・文化 
内容
松田聖子がアイドル歌手として活躍した1980年代前半に主演した4本の映画、『野菊の墓』(1981年)、『プルメリアの伝説 天国のキッス』(1983年)、『夏服のイヴ』(1984年)、『カリブ・愛のシンフォニー』(1985年)を、同時代の文脈上で取り上げ、彼女の演じたヒロイン像、物語の内容と構造、批評家や観客の受け取り方などに、当時の時代性がどのように刻印されているのか、あるいは、それらの作品の考察から、彼女の活躍した1980年代がどのような時代として見えてくるのかを考察する映画研究書。

書評

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はじめに

第一章 松田聖子の登竜門―映画『伊豆の踊子』の系譜(一九三三年-一九七四年)と映画『野菊の墓』(一九八一年)―
 一.映画『伊豆の踊子』の系譜(一九三三年-一九七四年)
 二.松田聖子主演の幻の『伊豆の踊子』
 三.『野菊の墓』における松田聖子の演技
 四.松田聖子の登竜門 

第二章 日系ヒロインの見たお見合い―戦後のハワイ映画と『プルメリアの伝説』(一九八三年)における日系女性像の比較―
 一.若い女性を中心にヒットした『プルメリアの伝説』
 二.若い女性に人気のハワイ
 三.『プルメリアの伝説』のお見合いと家制度
 四.ハワイ映画の「アメリカ的な日系脇役」
 五.ハワイ映画の「日本的な日系ヒロイン」
 六.お見合いを批評的に見る日系ヒロイン 

第三章 テーマパーク体験化される恋愛―東京ディズニーランド(一九八三年開園)から考える映画『夏服のイヴ』(一九八四年)―
 一.映画の作品構造
 二.秀和と宗方という対照的な組み合わせ
 三.仲良し家族のテーマ
 四.子どもたちのテーマパーク体験
 五.テーマパーク体験化される恋愛
 六.テーマパーク体験としての恋愛と一九八〇年代の家制度

第四章 教会結婚式と一九八〇年代日本映画―映画『カリブ・愛のシンフォニー』(一九八五年)を代表例にして―
 一.教会結婚式と一九八〇年代の日本映画
 二.教会結婚式の増加の時代背景 
 三.父親不在の恋愛映画『カリブ・愛のシンフォニー』
 四.父親の不在と家制度の衰退
 五.ハリウッド映画『卒業』と松田聖子の教会結婚式 

おわりに
あとがき
参考文献一覧
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英語教育の歴史に学び・現在を問い・未来を拓く 江利川春雄教授退職記念論集POD版

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編著
辻伸幸 ・上野舞斗・青田庄真・川口勇作・磯辺ゆかり 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
482 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2021年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-555-3 
Cコード
C3082 
ジャンル
教育
 
内容
英語教育のあり方を歴史・政策・授業の3観点から考察し、未来の指針となる画期的な論集。英語教育界を代表する超一流の研究者と新進気鋭による珠玉の論考28篇を集録。
オンライン書店で購入する Amazonプリントオンデマンドで買う   三省堂書店オンデマンドPayPayモール店で買う 楽天プリントオンデマンドで買う
渓水社で購入する
【取扱い不可】
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はしがき……………………………………辻 伸幸

第1部 英語教育史

日本の外国語教育史における「一外国語主義」の採用とその結果…………… 下 絵津子
戦前期における英語音声教育の大衆化―独習用テキストの分析から―……… 上野 舞斗
日本英語音声教育史―R. H. Gerhard の事績―……………………………… 田邉 祐司
海軍兵学校と受験生たち…………………………………………………………… 田中 正道
新制高等学校発足期の入学者選抜における英語の位置
  ―広島県の公立高等学校を例に―…………………………………………… 河村 和也
伊藤和夫の「受験英語」教育における英文解釈法の特徴とその変遷
  ―「構文主義」の歩みを辿る―……………………………………………… 藤村 達也
戦後英語教育実践史研究ノート
  ―長谷川清『学校に灯をともせ』(1973)を手がかりとして―………… 惟任 泰裕

第2部 英語教育政策

クリティカルな言語教育研究―「3価アプローチ」を目指して―…………… 久保田竜子
英語教育政策研究の理論と方法―政策過程の記述的分析を中心に―………… 寺沢 拓敬
英語教育政策に見る歴史の忘却と歪曲―大学入試改革を事例として―……… 鳥飼玖美子
大学英語入試改革における政策決定過程の多元性
  ―センター試験へのリスニングテスト導入過程に着目して―…………… 青田 庄真
東京都中学校英語スピーキングテスト事業とは何か
  ―歴史の批判・検証に耐えるだけの記録の蓄積を―……………………… 久保野雅史
日本人にとって英語とは何か
  ―改めて「日本人は世界一の英語下手」論を考察する―………………… 寺島 隆吉
真のグローバル化と日本の言語教育の未来像……………………………………… 三浦 孝
世界の外国語教育政策から見た日本の外国語教員養成制度
  ―香港,オランダ,スウェーデン,フィンランドの外国語教員養成を踏まえて―… 林 桂子
日本型複言語主義についての覚え書き…………………………………………… 大津由紀雄

第3部 英語授業学

書き手のライティング方略は語数の増え方に反映されるのか………………… 川口 勇作
高校英語教科書における批判的思考力育成の内実
  ―社会問題に関する設問分析を中心に―…………………………………… 孫工 季也
「兵庫版基本CAN-DO リスト」の開発
  ―学習到達目標の設定による英語力向上の取組―………………………… 桂 敦子
協同学習が英語レベルの異なる学習者に与える影響…………………………… 村上 加奈
大学英語授業におけるアクティブ・ラーニングの試み
  ―World Adventures シリーズテキストを使用した実践報告―…………… 松田 佳奈
コロナ禍における大学英語遠隔教育の試み………………………………………… 辻 伸幸
アフリカでの協同学習の実践
  ―180人クラスで全員の学びを保障―………………………………………… 大西 里奈

第4部 エッセイ・創作

江利川春雄先生から学んだこと
  ―「希望の英語教育」を受け継ぐ―………………………………………… 胡子美由紀
江利川さんのこと…………………………………………………………………… 山内 啓子
フランスと日本の教育を比較して
  ―木だけではなく、森も見る教育へ―………………………… エデルマン,ロマン
An Allegorical Short Story
Designed on the Basis of Creative Stylistics and Written
in Celebration of Professor Erikawa’s Retirement……………… SAITO,Yoshifumi
協同と平等の英語教育を求めて―私的英語教育史―………………………… 江利川春雄

江利川春雄教授 略年譜と業績

感謝のことば………………………………………………………………………… 江利川春雄

論文審査報告

あとがき……………………………………………………………………………… 磯辺ゆかり

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芸道におけるフロー体験《増補改訂版》 POD版

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著者
迫 俊道 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
220 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2021年3月18日 
ISBN
ISBN978-4-86327-408-2 
Cコード
C3011 
ジャンル
教育
 
内容
チクセントミハイのフロー理論に関して、芸道における身体教育の段階性、芸道のフロー体験の特質を考察することによって、「フロー体験の深化」のプロセスにある「待つ」という行為を見い出し、新たな「フロー階梯モデル」を構築する。、心が融通無碍に動く精神的境地である、芸道(能、剣術、弓道、神楽)におけるフロー体験、その滞ることのない瑞々しい流れの具体層を紹介する。
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【取扱い不可】
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第1章 フロー理論における「フロー体験の深化」 
 第1節 チクセントミハイのフロー研究
   フローという用語について
   楽しさと快楽
   フロー体験を構成する7要素
   フローモデル
 第2節 フロー体験のプロセスにおける行為者の知覚
   苦行におけるフロー
   待つ行為における知覚
 第3節 「フロー体験の深化」のプロセス
   これまでのフロー研究
   「フロー体験の深化」と不安・退屈
   フロー理論における「複雑さ」
   芸道に関する文献および芸道の位置づけ

第2章 芸道における身体教育の「段階性」
 第1節 段階性と非段階性
   生田の考える「段階性」について
 第2節 芸道において潜在化した段階性
   世阿弥の稽古論
   ヘリゲルの弓道の体験
   西郷の神楽のフィールド・ワーク
   模倣の中に潜在化した段階性
 第3節 指導者による新たな段階への橋渡し
   芸道における身体教育の段階性の意義

第3章 芸道におけるフロー体験のパラドクス
 第1節 剣術、弓道、能におけるフロー体験
   剣術におけるフロー体験
   心の置き所
   弓道におけるフロー体験
   ヘリゲルの修行過程
   矢を放つ段階
   正しい精神の現在
   能におけるフロー体験
   目前心後・離見の見
 第2節 「環境に対する支配能力」と「支配感覚の消失」のパラドクス
 第3節 個人の意識における「差異化」と「統合化」の結合
   芸道のフロー体験のプロセスにおける「待つ」行為

第4章 芸道における社会的行為とフロー体験
 第1節 相互作用とフロー体験
   能における課題
 第2節 芸北神楽の概要
   全国の神楽と広島の神楽
   芸北神楽
   面接調査対象の神楽団
 第3節 芸北神楽におけるフロー体験
   舞手・楽人のフロー
   舞手と楽人との相互関係とフロー
   舞手と楽人のフロー感覚
   観客とフロー
   観客のフロー体験
   「待つ」という「社会的行為」

第5章 フロー階梯モデルと芸道におけるフロー体験の特質 
 第1節 芸道における「そっ啄同時」
   弟子と師範の関係
   神楽の稽古の過程
   指導者と団員の関係
   世阿弥の指導観における「社会的行為」
   そっ啄同時
 第2節 「待降的構造」とフロー階梯モデル
   「不要の要」
   「フロー体験の深化」と「待つ」行為
   芸道における「待降的構造」
   フロー階梯モデル
   芸道とフロー階梯モデル
 第3節 芸道におけるフロー体験の特質
   「瑞流」というフロー体験

引用・参考文献

補論 集団におけるフロー体験の生成過程に関する研究
     ―神楽の相互作用のパフォーマンス分析から―


あとがき
POD版あとがき
索 引
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小学校対象 中学校対象 対話を通してことばを深く学ぶ主体の形成 ―神戸大学附属住吉小学校・中学校の国語科総合単元学習の軌跡―

編者
松崎正治・藤原 顕・目黒 強[浜本純逸監修] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
328 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2021年5月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-556-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
神戸大学附属住吉小・中学校における国語科総合単元学習の1984年からおよそ30数年間にわたる実践と理論を明らかに。実践発表会の詳細な年表付き。
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 序文………………………………………………………………………………齋木俊城
 監修者のことば―国語教育変革の模索………………………………………浜本純逸

第一章 附属住吉小学校・中学校における国語科総合単元学習の軌跡……浜本純逸

第二章 国語科総合単元学習の実践─小学校
 第一節 あつまれ さっかたち(1年・2008年度)………………………………御前礼子
 第二節 CMのしかけをさぐろう
―わたしたちにシリーズ九作目は作れるか!?(3年・2004年度)……………勝見健史
 第三節 世界に目を―働く・暮らす・学ぶ・遊ぶ(4年・1993年度)……………松田敦美
 第四節 シンボルシアターと句集づくり
―『ごんぎつね』ワールドの展開(4年・2000年度)………………………………西 勝巳
 第五節 『私の読み方虎の巻』をつくろう(4年・2001年度)……………………今宮信吾
 第六節 ノベライズに挑戦(5年・2006年度)…………………………………小林秀平

第三章  対話を通して主体的にことばを深く学ぶ学習の生成
 ―附属住吉小学校における国語科総合単元学習の達成点と課題…………藤原 顕

第四章 国語科総合単元学習の実践─中学校
 第一節 書のギャラリートーク(1年・2009年度)………………………………小嵜麻由
 第二節 もう一つの世界
―『千と千尋の神隠し』の扉を開く(1年・2002年度)……………………………遠藤瑛子
 第三節 自然を想う(2年・1991年度)…………………………………………櫻井圭一
 第四節 阪神・淡路大震災―そのとき、私は(3年・1995年度)………………唐﨑雅行

第五章  自律的な学習者を協同で行う探究的な深い学びで育てる
―附属住吉中学校における国語科総合単元学習の達成点と課題……………松崎正治

第六章 国語科総合単元学習とメディア・リテラシー……………………………目黒 強

第七章 附属住吉小学校・中学校における国語科総合単元学習年表……目黒 強・小嵜麻由

 あとがき…………………………………………………………………………松崎正治
 索引 (事項・人名)
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総合的な学習/探究の時間の実践研究 

編者
吉田卓司・長谷川精一 ・奥野浩之 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
128 
定価
2,090円 (本体1,900円 )
発行日
2021年3月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-552-2 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈社会〉
 
内容
2000年の導入から制度的な変遷をたどりながら取り組まれている「総合的な学習/探究の時間」について、授業の企画、実践、評価の在り方について検討し、その材料と到達点の提示を試みる。
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はじめに(本書の主旨)

第一部 理論編
 第1章「総合的な学習/探究の時間」とは何か…………長谷川精一・奥村旅人
 第2章「総合的な学習/探究の時間」と教育課程…………奥野浩之
 第3章「総合的な学習/探究の時間」の実践上の留意点
     ―計画・実施・評価―…………吉田卓司
 第4章「総合的な学習/探究の時間」の課題と展望…………沼田 潤

第二部 実践編
 第5章 【国際理解】全教員でかかわる小学校の英語活動
      ―6年間を通じた国際理解・多文化共生教育の挑戦―…………引山大士
    ■本実践の特徴と意義…………福澤隆治
 第6章 【情報】相手を意識して主体的に情報を活用しようとする子の育成
      ―情報活用能力を育成するメディア・コミュニケーション科の実践から―
     ………………………………………………………………………………井上美鈴
    ■本実践の特徴と意義…………池田恭浩
 第7章 【環境】伏見を題材にした環境教育…………溝部卓司
    ■本実践の特徴と意義…………田中曜次
 第8章 【地域の歴史と伝統文化】地域と歩む「伝統文化学習」
      ―伝統文化体験を活用した「探究的な学び」のあり方―…………田華 茂
    ■本実践の特徴と意義…………和崎光太郎
 第9章 【 キャリア教育】企業や大学と連携した課題解決型学習を取り入れたキャリア教育
     ………………………………………………………………………………菊井雅志
    ■本実践の特徴と意義…………栗山和大
 第10章 【医療・健康】看護系高等学校の総合的な探究学習
      ―実践的な演習を通じた新たな医療科学教育への挑戦―
     ………………………………………月見茂雄・平山朋子・本田寛人・兼清健志
    ■本実践の特徴と意義…………志熊博忠
 第11章 【福祉・人権】より深い学びを求めて
      ―障がい者問題から総合的な学習の可能性を探る―…………杉山 雅
    ■本実践の特徴と意義…………永井章夫
 第12章 【防災】防災・減災 災害に強い地域コミュニティづくり
      ―高校生にできること―…………福田秀志
    ■本実践の特徴と意義…………佐藤光友
 参考文献一覧
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コロナ禍の言語教育 広島大学外国語教育研究センターによるオンライン授業の実践

編著
森田光宏・榎田一路 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
340 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2021年3月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-553-9 
Cコード
C3037 
ジャンル
英語教育
 
内容
「コロナ禍」にあった激動の2020年度、広島大学外国語教育研究センターで行われたオンライン授業の実践報告。授業方針と成績評価、英語受容系技能、産出系技能、ドイツ語における各実践において得られた知見を1冊に。
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はじめに

第1部:2020 年度の授業方針と成績評価の考え方
第1章 2020 年度広島大学語学教育オンライン授業の道のり
                 ………………森田光宏・榎田一路・岩崎克己
第2章 オンライン授業における単位修得条件と成績評価の工夫:
    基本的な考え方と2020 年度前期の実践例
                      ………………森田光宏・天野修一

第2部:英語受容系技能
第3章 広島大学教養教育英語科目の受容系クラスにおけるオンライン授業の概要
                      ………………高橋有加・榎田一路
第4章 コロナ禍の非同期型オンライン授業に求められる機能とその実装例
                      ………………草薙邦広・阪上辰也
第5章 非同期型オンライン授業のための音声・動画教材の作成
                           ………………榎田一路
第6章 非同期型オンライン授業における問い合わせフォームの活用
                       ………………中川篤・鬼田崇作
第7章 ログデータの利活用:基本と実践
                 ………………阪上辰也・草薙邦広・榎田一路

第3部:English Productive Skills(英語産出系技能)
Chapter 8 Using a Learning Management System for English Productive-skills Courses
           ………………Walter DAVIES, Simon FRASER, Julia TANABE
Chapter 9 Using Zoom and M-Learning Methods for a Productive Skills Course
                         ………………Jaime SELWOOD

第4部:ドイツ語
第10章 ドイツ語の非同期型オンライン授業における教材ビデオ:その作成と受容
                           ………………吉満たか子
Kapitel 11 Erfahrungen mit dem Einsatz von Zoom im universitären Deutschunterricht in Japan                    ………………Axel HARTING
第12章 ZoomとBb9を利用したオンライン同期型初修 ドイツ語授業の試み
                            ………………岩崎克己
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風のかたち1 子どもたちはこうして大きくなった~教育現場からのヒント~

著者
新田哲之 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
308 
定価
1,430円 (本体1,300円 )
発行日
2021年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-551-5 
Cコード
C0037 
ジャンル
教育〈教育エッセイ・記録〉 一般書/随筆
 
内容
学校と子どもを取り巻く教育環境について折々の感想を綴った校長通信「風のかたち」、3年間に発行の90篇を収録する。→風のかたち2

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発刊に寄せて
はじめに

【シーズン1】
子どもを本当に見ているのか
しつけと思考力と国語力
自己の確立とグローバル人材育成
授業が変われば子どもが変わる
しつけから道徳へ ―自ら考え、判断し、行動する力を―
ていねいに的確に話すということ
1学期を振り返って
2学期の始まりにあたって
2学期の指導目標 
チャレンジ ―目標に向かってひたむきに―
自ら学ぶ力を4年生からつける
チャレンジ ―なりたい自分を見つける―
創造する学校文化
損か、得か
夢・希望プロジェクト(1)
夢・希望プロジェクト(2)
汚れた体操服
体験から広がる想像力
遊びで学ぶ ―努力や苦労をして遊ぶことは子どもの学びにつながる―
リーダーシップ ―自分の価値判断で行動する―
「さん、くん、です、ます」
奮い立つことば
母のことば「自己肯定感」
子どもを見つめる目
広いことば
子どもが輝くとき ―未来を思考する―
「あと少し」と「いいぞ」
道徳性は授業で育つ
卒業する6年生
希望を持つ

【シーズン2】
学校の始まりに
一輪車を買ってください
ていねいをキーワードに
チャレンジのしかけ ―夢や希望を持ってチャレンジする―
リーダーシップ ―自ら考え行動すること―
ていねいに聞くということ
伝統文化体験学習
1学期の終わりに
宿泊学習
2学期の初めに ―礼儀・国語力・チャレンジ―
2学期の始まり
大切なことは家庭で教わっている
どうすれば芽が出るのか
話し合いとじゃんけん
書くということ
ピアニストを目指した子ども
ほめて育てているのですが……
家読(うちどく)
国際人
子どもを伸ばす
上がらない成績
新年の目標と自ら学ぶ力 
誇り ―創立記念日にあたって―
あきらめない子、立ち向かう子
みんなで育つ
無駄な夢はない
国語の勉強
俳句を作る
ことばで育つ
大切なことはすべて学んだ

【シーズン3】
笑顔の種
くすのきのように
1年生からのチャレンジ
ペア活動から学ぶ
陰口
世界のために何を成すか
本質を見失ってはならない
国語の授業
プロ棋士の映像から
思考する子ども
考えを前に向ける(1)
考えを前に向ける(2)
高慢な心
対話力
感謝という学びの場
発想のおもしろさ
謙虚な心
バスの中の上級生
新年を迎える ―子どもの俳句から―
新学期を迎える
自分を知る
主体的に読み、考える
笑顔とチャレンジとリーダーシップ
線を引く
ことばの確かさ
聞く力
見えない主役
豊かなことば
前を向いて歩く
春を迎える
おわりに
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内省的フィードバックを取り入れた効果的な英語ライティング指導 

著者
仲川浩世 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
108 
定価
2,640円 (本体2,400円 )
発行日
2021年3月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-550-8 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
学習者のライティング活動に教員が気づきを促すコメントである「内省的フィードバック」を提供し、指導前後のライティングの能力の伸びと意識にどのような影響を与えるのかについて分析する。

書評

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はじめに

第1章 序論
 第1節 研究の目的
 第2節 問題の所在
 第3節 本著の構成

第2章 先行研究
 第1節 定義
 第2節 英語ライティング・フィードバック研究の動向
  第1項 ライティング訂正フィードバックの定義
  第2項 第二言語(L2)ライティング指導
  第3項 WCFの背景
   3.1.第1期(1980年代から2003年まで)
   3.2.第2期(2005年以降から近年まで)
   3.3.第3期(今後の流れ)
  第4項 FerrisとTruscottの論争
  第5項 L2ライティング研究とSLAにおけるWCFの比較
  第6項 焦点化と非焦点化
  第7項 まとめ
 第3節 学習者の内省
 第4節 研究課題

第3章 予備研究
 第1節 中級未満の日本人大学生のライティング学習に対する意識調査
  第1項 研究の目的と背景
   1.1.はじめに
   1.2.ニーズ分析
  第2項 調査協力者
  第3項 研究方法
   3.1.質問紙調査
   3.2.手順
   3.3.結果
    3.3.1.質問紙調査の結果
    3.3.2.自由記述の結果
  第4項  考察
   4.1.研究課題の考察
   4.2.ライティング学習のニーズを基にした3つの指導法
    4.2.1.ライティング学習に付随した語彙の補強
    4.2.2.スピーキングの実践
    4.2.3.専門性に見合う教材の開発
  第5項  まとめ
 第2節 高校教科書と大学教材内のパラグラフ・ライティングタスクの比較分析
  第1項 研究の目的と背景
   1.1.研究の目的
   1.2.研究の背景
   1.3.パラグラフ・ライティングタスク
  第2項 分析資料
   2.1.高校と大学ライティングの教科書分析
   2.2.分析対象教科書
  第3項 研究手法と結果
   3.1.パラグラフ・ライティングタスクの分析観点
   3.2.パラグラフ・ライティングタスクの分析結果
   3.3.パラグラフ・ライティングタスクの質的分析
   3.4.結果
  第4項  考察
  第5項  まとめ

第4章 内省的な書き手育成を目指した英語ライティング指導モデルの探求
 第1節 研究の目的と背景
  第1項 研究の目的
  第2項 英語ライティング指導モデル
 第2節 調査協力者
 第3節 研究方法と結果
  第1項 研究方法
  第2項 手順
  第3項 結果
 第4節 考察
 第5節 まとめ

第5章 短期大学生の英語ライティングにおける内省的フィードバックの効果
 第1節 研究の目的と背景
 第2節 調査協力者
 第3節 研究方法と結果
  第1項 研究方法
  第2項 結果
 第4節 考察
 第5節 まとめ

第6章 結論
 第1節 総合的考察
 第2節 教育的示唆
 第3節 これからの英語ライティング・フィードバック研究の方向性

参考文献
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小学校対象 小学校国語科における話し合い学習指導論の構築 ―メタ認知を促す授業とカリキュラムの開発をめざして―

著者
上山伸幸 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
322 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2021年3月16日 
ISBN
ISBN978-4-86327-547-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
近年の研究動向を踏まえ、方法知のメタ認知を促す話し合い学習指導論を構想。指導方法の検証を行い、有効性と課題を明らかにしたうえでカリキュラムの提示を試みる。

書評

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序章 研究の目的と方法
第1節 研究の目的
第2節 研究の方法

第1章 話し合い学習指導研究の成果と課題
第1節 話し合い学習指導研究史の概観
 第1項 昭和期と平成前期の話し合い学習指導研究
 第2項 2000 年前後以降の話し合い学習指導研究
 第3項 話し合いにおけるメタ認知への着目
第2節 対象化する活動を取り入れた話し合い学習指導の分析
 第1項 考察対象とする先行実践の概要
 第2項 学習内容と記録媒体との関係
 第3項 先行実践の成果と課題
第3節 話し合いの教材開発に関する先行研究の検討
 第1項 指導時期に応じた教材の開発
 第2項 事後に用いる教材開発の視点
 第3項 開発された教材の分析
 第4項 話し合いの教材開発に関する成果と展望
第4節 話し合い学習指導研究の成果と課題

第2章 メタ認知を促す話し合い学習指導論の検討
第1節 方法知概念とその具体
 第1項 方法知の定義
 第2項 話し合いを推進する方法知の整理
 第3項 学習内容としての方法知の類型化
第2節 メタ認知研究と話し合い学習指導
 第1項 メタ認知的知識としての方法知
 第2項 話し合いのメタ認知を促す学習活動
 第3項 メタ認知的経験を活かす話し合い学習指導
第3節 指導方法としての対象化する活動
 第1項 対象化を促す観点
 第2項 学習活動の導出
 第3項 対象化する活動における学習活動のまとめ
第4節 話し合いを評価する営みとしての対象化する活動
 第1項 話し合いを評価する力の構造
 第2項 話し合いを評価する観点
 第3項 「評価指標」の援用可能性の検討
第5節 方法知のメタ認知を促す教材としての文字化資料
 第1項 話し合いの振り返り教材の種類
 第2項 全体凝縮型文字化資料の特性

第3章 メタ認知を促す話し合いの指導方法の検証
第1節 自覚化が起こる際の認知過程の分析
 第1項 自覚化を促す学習指導の仮説
 第2項 授業の概要
 第3項 量的分析
 第4項 質的分析
 第5項 自覚化が起こる際の認知過程の解明
第2節 方法知の自覚化を促す授業過程と教材の分析
 第1項 教師の働きかけの分析
 第2項 文字化資料を教材とした授業過程の提案
 第3項 開発した教材の効果
第3節 方法知の活用を促す授業の分析
 第1項 「困難点」を取り入れる際の考慮点
 第2項 授業の概要
 第3項 量的分析
 第4項 質的分析
 第5項 「困難点」を起点とする学習活動の導出

第4章 メタ認知を促す話し合いの授業開発
第1節 低学年におけるメタ認知を促す授業の開発
 第1項 低学年における話し合い指導の考慮点
 第2項 授業の概要
 第3項 量的分析
 第4項 質的分析
 第5項 低学年におけるメタ認知を促す教師の働きかけ
第2節 高学年における文字化活動を取り入れた授業の開発
 第1項 文字化活動を取り入れた授業の構想
 第2項 授業の概要
 第3項 話し合い活動と授業の分析
第3節 自律的に話し合う力を育成するための授業の開発
 第1項 自律的な話し合いとメタ認知
 第2項 授業の概要
 第3項 授業の分析
 第4項 高学年における話題や論点に関する学習の成果と課題

第5章 国語科における話し合い学習指導のカリキュラム開発
第1節 小学校における実践されたカリキュラムの分析
 第1項 カリキュラム開発という視点
 第2項 カリキュラム開発のための分析
第2節 国語科における話し合い学習指導のカリキュラム(試案)の構想
 第1項 カリキュラムと指導の段階
 第2項 本カリキュラムの特徴
 第3項 本カリキュラムの意義

終章 研究の成果と課題
第1節 研究の総括
第2節 研究の成果と課題

補助資料
引用・参考文献一覧
初出一覧
あとがき
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「国語力」観の変遷〈下巻〉 ―戦後国語教育を通して―Kindle版

著者
桝井英人 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
388(2487 KB) 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2021年1月23日 
ISBN
B08TVBQ8SB 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
戦後日本における、小・中・高等学校「学習指導要領」国語科編の改訂を軸とした国語教育関係論者の言説を社会動向を含めて分析。各時代における「国語力」観の実像に迫る。

→POD版

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【取扱い不可】
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凡  例

     第二部 経済総力戦と「国語力」

第一章 能力主義の実像(昭和33年版)
 第一節 昭和33・35年版の概観
  1昭和33・35年版の目標/2昭和33・35年版の目標分析―理解と表現/3昭和33・35年版をめぐる議論
 第二節 経験主義からの離脱
  1経験主義の否定/2「能力」への点火
 第三節 能力主義の確立
  1昭和33年版成立の経緯/2能力観の形成/3読解力という名の能力―沖山光/4経験主義の終わり――昭和35年版高校/5能力への賛同と抵抗
 第四節 能力主義概念の転換
  1経済成長と能力/2国語力の「技術革新」/3スキル学習とテスト学力/4受験学力としての国語力

第二章 能力から人間へ――主体・思考・表現(昭和43年版)
 第一節 能力主義の完成と反省
  1昭和43・44・45年版における「能力」/2目標の中心化/3国民性の育成/4学習指導要領の言語的疎外/5国語の愛護と国民性/6言語生活の消滅/7主体性と創造/8能力主義の否定
 第二節 表現と評価
  1思考の評価と表現/2高校生の実像/3高校紛争とことば
 第三節 人間主義への志向
  1経済界の人間化提言/2国語教育における人間主義

第三章 表現による思考/言語感覚(昭和52年版)―覚醒と浸潤―
 第一節 表現による思考
  1昭和52・53年版目標の分析/2改訂の震源/3「国語表現」の意義/4学習指導要領の立っている場所/5自己構成力と自己把握力/6表現と主体性
 第二節 言語感覚
  1言語感覚の概観/2覚醒か浸潤か


     第三部 社会と「国語力」の危機

第一章 生活概念のゆらぎと言語(平成元年版)
 第一節 主体性の変質
  1参加と非参加/2改訂の経緯――臨教審/3平成元年版の目標観/4対応という名の主体性
 第二節 論理と心
  1二種類の生活概念/2豊かな心/3言語技術教育の提唱/4高校新設科目「現代語」

第二章 伝え合うことの危機(平成10年版)
 第一節 「心」という力
  1平成10年版の目標観/2夢の断念と生きる力/3「心」の参戦/4臨床心理学と国語
 第二節 主題化する「他者」
  1他者の受容/2他者と非参加
 第三節 声の力
  1音声への期待/2発信から受信へ/3声と場/4声と人格


     結  論
1「国語力」観の変遷の概観/2変遷のダイナミズム/3「国語力」の課題のために


付録
 参考資料一覧
 国語科学習指導要領関連年表
 学習指導要領目標一覧(高等学校国語科)
 主要人物略歴一覧

おわりに
索  引
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「国語力」観の変遷〈上巻〉 ―戦後国語教育を通して―Kindle版

著者
桝井英人 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
237(1442 KB)  
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2021年1月23日 
ISBN
B08TV6NVGP 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
戦後日本における、小・中・高等学校「学習指導要領」国語科編の改訂を軸とした国語教育関係論者の言説を社会動向を含めて分析。各時代における「国語力」観の実像に迫る。

→POD版

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【取扱い不可】
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序  文 (広島大学大学院教育学研究科助教授 山元隆春)
はじめに
凡  例

     序  論

1主題/2対象/3方法/4概念図式/5先行研究/6意義/7構成


     第一部 敗戦と試案の時代

第一章 国語科単元学習の受容(昭和22~26年版)
 第一節 昭和22年版の目標観
  1「学習指導要領」概観/2昭和22年版の目標分析/3昭和22年版、その他の特徴/4昭和22年版をめぐる議論
 第二節 昭和前期、敗戦までの国語教育
  1結果責任にたいする態度/2日本語教育と国民科国語
 第三節 戦後教育改革
  1改革の経緯と『新教育指針』/2新教育と単元学習
 第四節 米国の単元学習
  1単元学習とは/2四つの系譜
 第五節 新教科書と学習指導要領作成
  1原理の混交/2作成過程/3昭和22年版に内在する問題/4単元の再構成/5昭和26年版へ
 第六節 単元学習実践の諸相
  1先進的な試み/2単元学習の浸透をはばんだもの
 第七節 単元学習思想の線状
  1「思想」としての大村はま/2倉澤栄吉の「方法」

第二章 言語生活という考え方(昭和26年版)
 第一節 「言語生活」の登場
  1昭和26年版の目標観/2昭和26年版をめぐる議論/3学習指導要領のことば/4「言語生活」と「経験主義」の接続
 第二節 「言語生活」の基底
  1「生活」概念の変遷/2言語生活の拡張性/3桑原の「言語生活」理解/4言語生活主義の批判性/5言語生活の底
 第三節 西尾と時枝――伝達の可能性
  1「ことばの実態」論争/2時枝と「国語」/3ことばは通じない
 第四節 時枝の「言語生活」
  1反転の根底/2言語生活に関する科学的調査研究/3時枝にとっての言語生活/4言語感覚と国語規範論

第三章 文学教育の意味(昭和31年版高校)
 第一節 文学という戦略
  1言語か文学か/2文学の力/3現場からの点火
 第二節 文学教育を支えるもの
  1連帯という名の国語力/2「国民文学論」と国語教育/昭和31年版高校の目標観

索  引
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「物語の創作」学習指導の研究 

著者
三藤恭弘 
シリーズ
 
助成
2020年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
332 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2021年2月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-541-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
国語科教育における「物語の創作」学習(物語を書く学習・物語づくり)が、どのような教育的有用性を持ち、その有用性を機能させるためにいかなる指導方法やカリキュラムが有効なのか、原理・実践の両面から検討・考察、提案する。

書評

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はじめに

序章 研究の目的と方法
1節 研究の目的
 1項 研究の目的
 2項 研究のテーマ
 3項 研究の範囲
2節 研究の方法
3節 研究で用いる概念の規定
 1項 本研究で用いる「物語」という用語の規定
 2項 本研究における「「物語の創作」学習」の規定


第1章 「物語の創作」学習指導の課題と研究で取り組む問題
1節 「物語の創作」学習指導研究の到達点と残された課題
 1項 戦前期
 2項 戦後期/昭和中期
 3項 昭和後期/平成前期
 4項 平成後期
 5項 到達点と残された課題
2節 指導者の意識から明らかになった課題
-多数の指導者を対象とした意識調査より-
 1項 「物語の創作」学習への興味
 2項 「物語の創作」学習に対する有用性の実感
 3項 「物語の創作」学習に感じる有用性の内訳
 4項 有用性を感じない点
 5項 学習指導上の悩み
3節 児童の意識調査から明らかになった課題
-多数の児童を対象とした意識調査より-
 1項 2005年度生調査の考察
 2項 2010-11年度生調査の考察
 3項 2012年度生調査の考察
4節 「物語の創作」学習指導の課題の整理
 1項 「物語の創作」学習指導の必要性に関する課題
 2項 「物語の創作」学習指導の指導方法に関する課題
5節 本研究で取り組む問題


第2章 「物語の創作」学習指導の構成要素に関する検討
1節 「物語」の学習の必要性
2節 「文学的文章創作」学習の指導原理
-波多野完治の論を手がかりにして-
 1項 はじめに
 2項 人間と「文」の関係
 3項 人間生活における「創作」の意味
 4項 「創作/創造」の本質
 5項 創作過程における4つの要因
 6項 着想とインスピレーション
 7項 文学的文章の創作過程(作家の創作過程より)
 8項 レトリックの現代的意義
 9項 まとめ
3節 「物語の創作」学習の指導原理
-内田伸子の論を手がかりにして-
 1項 はじめに
 2項 「物語の創作」学習が発達を促す子どもの能力
 3項 「物語の創作」学習指導のカリキュラム化へ向けた試論
 4項 まとめ
4節 「物語の創作」学習と「物語の読解」学習の関連性
 1項 はじめに
 2項 先行研究の検討、考察
 3項 論考の方法
 4項 「物語の読解」学習と「物語の創作」学習を螺旋的・連関的に配置した学習指導の構想
 5項 授業の検証と考察
  1.検証の視点
  2. 検証と考察
    2.1. 検証場面について
    2.2. 「物語の読解」学習の検証(1)「注文の多い料理店」
    2.3. 「物語の読解」学習の検証(2)「やまなし」
    2.4. 「物語の創作」学習の検証 Aくんの創作
    2.5. 考察
 6項 まとめ
5節 ストーリー構築の指導方略とその教育的有用性
-推論的思考力を育てる「事件-解決」の枠組み-
 1項 はじめに
 2項 論考の方法
 3項 「物語の創作」学習指導に関する先行研究の検討や指導者の意識調査から浮かび上がる問題点
 4項 推論的思考力に関する先行研究の概観
 5項 授業の検証と考察
  1.1年生の授業
    1.1. 授業の概要
    1.2. 学習指導の詳細
    1.3. 授業の検証、考察
     1.3.1. 全体傾向の量的分析
     1.3.2. 推論の質的分析
  2.4年生の授業
    2.1. 授業の概要
    2.2. 学習指導の詳細
    2.3. 授業の検証と考察
     2.3.1. 全体的傾向の量的分析
     2.3.2. 推論の質的分析
  3.2本の授業の考察
 6項 まとめ


第3章 「物語の創作」学習指導体験モデルの提案と検証
-国語科教員養成・教師教育にも関連させて-

1節 はじめに
2節 「物語の創作」学習指導体験モデルの提案
 1項 「体験モデル」 構想のポイント
 2項  構想
3節 「物語の創作」学習指導体験モデルの検証と考察
 1項 「体験モデル」の検証方法
  1.対象者
  2.検証の実施時期と時間数
  3.検証の実施計画の概要
  4.アンケート用紙
 2項 全体的傾向の量的分析
 3項 個別的意見の質的分析
 4項 <事前創作>と<事後創作>の比較から見た全体的傾向の量的分析
 5項 個別作品における<事前創作>と<事後創作>の比較による質的分析
 6項 <事前創作>と<事後創作>の比較による考察
4節 まとめ
 1項 「体験モデル」についての成果と課題
 2項 国語科教員養成・教師教育への提言


第4章 国語科教育における「物語の創作」学習指導の有用性と方法、カリキュラム
1節 有用性
2節 指導原理
3節 指導方法とモデル
4節 カリキュラム


終章 研究の総括
1節 研究の成果
2節 研究の課題と展望


主要参考文献
あとがき
索引
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日本企業のグローバル事業展開 

著者
石戸 修 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
220 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2021年2月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-548-5 
Cコード
C1034 
ジャンル
政治・経済・法律 
内容
人口減少により国内市場の規模縮小が見込まれるなか、多くの日本企業にとってグローバルな事業展開の重要性が増すと考えられる。本書では、リスクや進出方法など、グローバル事業展開に関する様々な論点について解説する。
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はじめに

第1章 企業経営に関する前提
 1.経営資源に関する前提
 2.リスクに関する前提

第2章 企業戦略とグローバル事業展開
 1.業界内における競争環境
 2.競争の優位性
 3.企業による縦・横・多角化の戦略

第3章 経済と政治の状況
 1.対象国の経済状況
 2.政治的状況の変化

第4章 競合他社の状況
 1.業界の特徴と既存の競合関係
 2.競合関係の変化
 3.競合関係に関する他の検討事項

第5章 規制と税制
 1.規制
 2.税制

第6章 文化と環境的要因
 1.商品投入の選択肢
 2.特定業界における影響
 3.事業展開方法への影響

第7章 進出方法
 1.持分割合別にみた進出方法
 2.グリーンフィールド投資
 3.買収
 4.資本業務提携
 5.ジョイント・ベンチャー(JV)
 6.非資本取引

おわりに
参考文献
索引
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広島の中世城館を歩く 

著者
表 邦男 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
292 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2021年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-549-2 
Cコード
C0020 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本 一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
著者が足掛け約40年をかけて踏査した広島県内の中世城跡(山城や豪族居館跡)を写真や地図とともに紹介。県内に確認されているおよそ1300のうち、100の城跡を地域ごとに取り上げる。
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はじめに


広島市・廿日市市

中山城/毛木城/尾首城/神宮寺山城/七曲城/七郎城/藤加勢城

安芸高田市

田屋城/日下津城/長見山城/風越山城/タヌケガ城/篝ヶ城/松尾城/猪掛城・高橋城/牛首城

三次市

福原城/福山城/亀山城/比熊山城/重広城/勝山城/比叡尾山城/ハチが壇城/南山城/茶臼山城/六郎山城/高八山城/大笹山城/旗返山城/中山城/溝口山城/赤城山城/友永城/平松山城/陣山城(鍛冶屋陣・馬場陣)/陣山城/萩原城

庄原市

釜峰山城/御所陣山城/大仙山城/迫城/堀越城・保賀山城/御所地山城/丸原山城/広峰山城/大富山城/高取城/雲井城/山王山城/笹丸城/国平城/城山城/向城/岡ノ壇城/小倉山城/五品嶽城

神石高原町

宮の城/小野山城/新庄城/高子山城/九鬼城/高木城

府中市・福山市

高鉢山城/楢崎城/要害山城/銀山城/利鎌山城/殿奥城/大場山城/一乗山城

世羅町

鳶が丸城/高山城/田屋丸城/茶臼山城/中村屋敷/松本土居屋敷/堀の岡城

尾道市・三原市

阿草城/大町山城/中山城/古宮山城/牛の皮城/上田城/福丸城/茶臼山城/医王山城/前土井山城/大陣/岡井城/新高山城/梨羽城・丸子山城

竹原市・東広島市

木村城/御薗宇城/茶臼山城/杉城/瀬賀山城/栃木城/金明山城/殿様屋敷


主な参考文献
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高校対象 高等学校国語科授業の探究 ― 短歌の創作・鑑賞指導を求めて ―

著者
青木雅一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
428 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
2021年2月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-537-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
短歌の創作指導を軸に、相互評価、自己表現と他者理解、小説教材指導への導入、読みの交流など裾野を広げる、著者の約40年にわたる国語科授業実践の記録。

書評

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第1部 短歌の創作指導を求めて

第一章 短歌の創作指導 その一 -相互評価を取り入れて-
 1.はじめに
 2.全体計画
 3.創作短歌集ができるまで
 4.創作短歌の相互評価
 5.反省・評価・今後の課題
 6.おわりに

第二章 短歌の創作指導 その二 -自己表現と他者理解の試み-
 1.はじめに
 2.対象生徒
 3.指導目標
 4.指導計画
 5.指導の実際
 6.生徒作品抄
 7.反省と課題

第2部 短歌の鑑賞指導を求めて

第一章 否定から始める短歌鑑賞-貶してちょっとカタルシス-
 1.はじめに
 2.設定の経緯
 3.全体の構想とねらい
 4.目標
 5.指導計画
 6.実際の展開
 7.生徒作品例
 8.評価と考査
 9.まとめ
 10.おわりに

第二章 古典短歌の鑑賞指導-「万葉」歌人の日記を書こう-
 1.はじめに
 2.発展学習としての鑑賞
 3.自宅学習としての作文  
 4.表現学習としての鑑賞
 5.学習者の作品と講評
 6.おわりに

第3部 短歌の創作・鑑賞指導を求めて

第一章 短歌の創作→鑑賞指導-「光ることば」との出会いを求めて-
 1.はじめに
 2.前任校の状況
 3.目標
 4.対象生徒
 5.年間計画
 6.第一回実践
 7.第二回実践
 8.第三回実践
 9.第四回実践
 10.第五回実践
 11.まとめ
 12.おわりに

第二章 短歌の創作指導の工夫-創作から鑑賞ヘ-
 1.はじめに
 2.勤務校の状況
 3.目標
 4.対象生徒
 5.年間計画
 6.第一回実践
 7.第二回実践
 8.第三回実践
 9.第四回実践
 10.第五回実践
 11.反省と課題
 12.おわりに 
 《章末資料》

第三章 短歌創作の授業から-「書くこと」「創ること」から始まる読みの指導-
 1.はじめに
 2.日常的な「読み」の工夫
 3.「書く」「創る」から始まる「読み」の指導
 4.短歌創作の授業を振り返って
 5.短歌鑑賞の授業を振り返って
 6.おわりに

第四章 帯単元による短歌教育の試行-短歌を学ぶ・短歌で学ぶ-
 1.はじめに
 2.全体の構想 
 3.先行理論の検討
 4.研究仮説
 5.実践考察
 6.今後の課題

第4部 短歌創作指導の可能性

第一章 短歌創作指導の可能性 その一 -小説教材の指導への導入- 
 1.楚歌創作指導の三位相
 2.小説教材と短歌創作
 3.実践と考察
 4.補足
 5.おわりに

第二章 短歌創作指導の可能性 その二 -読解+短歌創作の提案-
 1.はじめに
 2.小説教材の現状と考察 
 3.「伝え合う」ことと「読みの交流」
 4.短歌創作による授業の活性化の実践-一九九九年度実践報告-
 5.今後の実践に向けて
 6.おわりに 
 《板書概要》1~3

第三章 短歌創作指導の可能性 その三 -小説致材の読みの交流への活用-
 1.はじめに
 2.短歌創作学習の意義
 3.実践考察
 4.全体の考察と課題
 5.おわりに

あとがき
口頭発表・初出一覧
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Lesson Study in Japan 

編者
National Association for the Study of Educational Methods (NASEM) (Editor) 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 Paper Size 
ページ
476 pages 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
15 Dec. 2020 
ISBN
ISBN978-4-86327-527-0 
Cコード
C3037 
ジャンル
 
内容
Part1 History of Lesson Study and Teacher Education/Part2 Methods and Styles of Lesson Study
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【取扱い不可】
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Contents
Preface ………【Kazumitsu Nakano】
Introduction…【Catherine Lewis, Professor of Mills College, Oakland, California】

     Part 1
     History of Lesson Study and Teacher Education

Chap. 1 What is Lesson Study? :Historical Background…【Yoshikazu Usui】
Chap. 2 Origin of Lesson Study and Post-war Education…【Hisaki Toyoda】
Chap. 3 Development of Lesson Study Movement……………【Yukio Fujiwara】
Chap. 4 Nongovernment Site of Lesson Study
 (1) Education for Language…………………………………【Seiji Tsuruda】
 (2) Education for Sciences…………………………………【Katsuhiko Suda and Eizo Ohno】
 (3) Child-Centered Education………………………………【Satoru Tanoue】
 (4) Education for Actual Life………………………………【Jun Koyasu】
 (5) Physical Education ………………………………………【Seiichiro Kihara】
 (6) Education for Art and Music
  (6)-1. Lesson Study of School Music Education………【Naomi Katsura】
  (6)-2. Education for Art…………………………………【Asahiko Yamaki】
Chap. 5 Contemporary Lesson Study
 (1) Present Stage of Lesson Study…………………………【Souji Katakami】
 (2) Trend of Reform:contemporary Inovation of lesson study…【Manabu Sato】
Chap. 6 Teacher Education in University
 (1) From Perspective of the National University………【Hatsuo Mitsuishi】
 (2) From Perspective of the Private University………【Kazunori Mimura】
Chap. 7 Lesson Study as In-service Teacher Education
 (1) Lesson Study on Job………………………………………【Junji Yamazaki】
 (2) Establishment of Graduate Course for Teacher Training and Associate Issues
……………………………………………………………………【Hiromi Ueno】
Chap. 8 Lesson Study in University
 (1) Improving Lesson in University………………………【Makoto Asano】
 (2) Research on Lesson Study………………………………【Masatoshi Yamashita】

     Part 2
     Methods and Styles of Lesson Study

Chap. 9 Structure of Lesson and Lesson Study in Japan
   :From the Perspective of Three American Researchers…【Kazumitsu Nakano】
Chap.10 Curriculum Studies and Lesson Study in Japan……【Tadahiko Abiko】
Chap.11 Teaching Materials and Textbook……………………【Yoshimatsu Shibata】
Chap.12 Improvement of Subject Teaching through Lesson Study
   Introduction…………………………………………………【Norio Ikeno】
 (1) Teaching Material-Oriented Approach…………………【Norio Ikeno】
 (2) Child-Centered Approach…………………………………【Hiroshi Ichikawa】
 (3) Group Formation based Approach…………………………【Hiroaki Fukazawa】
 (4) Objective-Based Approach…………………………………【Koji Tanaka】
 (5) Method-Focused Approach…………………………………【Kazuo Otsuki】
 (6) An Approach Based on the Way of Life…………………【Katsuo Mikami】
Chap.13 Classroom Management and Lesson Study……………【Toshihiko Hisada】
Chap.14 Educational Assessment and Lesson Study…………【Kanae Nishioka】
Chap.15 Lesson Study as a Core Activity of a School-Based Action Research
…………………………………………………………………【Toshiyuki Kihara】
Chap.16 Pilot Study School and Lesson Study ………………【Hiroyuki Kuno】
Chap.17 Lesson Study and Innovation of Educational Media…【Toshiaki Honda】
Chap.18 Lesson Study for Special Needs Education…………【Takamasa Yuasa】
Chap.19 Study on Early Childhood Education and Care and Lesson Study
…………………………………………………………………【Kiyomi Akita】
Chap.20 Lesson Study Perspective………………………………【Masami Matoba】

Afterword……【Hiroshi Ichikawa】
Contributing authors
Index
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〈教育〉をつくる ―子供の生活に準拠点を置くカリキュラム開発と実践―

編者
琉球大学教育学部・附属小学校[小嶋季輝・辻雄二監修]  
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
132 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2020年12月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-544-7 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
琉球大学教育学部と同附属小学校による2017~2019年度、3年間の共同研究の成果を1冊に。子供の生活に準拠点を置くことにより、一人一人の子供の学びと育ちを支え、一人一人の資質・能力を伸ばすための汎用性のある教育のあり方を提案する。
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ご挨拶―刊行の辞にかえて― 【萩野敦子】

はじめに 【島袋 優】

第1部 理論編

研究の経緯 ―教育学部と附属小学校の共同研究をめぐって―【辻 雄二】
琉球・学教育学部附属・学校の「教育=研究」の意義と今後への期待【小嶋季輝】
琉球大学教育学部附属小学校の共同研究のあゆみ【伊藤正紀】
外部評価の視点① 琉球大学教育学部附属小学校「学びを結びつける力の育成」への期待
  と県次期学力向上推進施策について【天願直光】
外部評価の視点② 琉球大学教育学部附属小学校「学びを結びつける力の育成」の研究活動
  評価【甲斐達二】

第2部 実践編

実践編の読み方【伊藤正紀】

第1章 1年生
 算数科 既習と未習を統合する【新城喬之】
 健康 身近な生活から課題を見つけ主体的に解決に取り組む【田場かおり】

第2章 2年生
 国語科 言語や対話から深まる文学の世界【伊藤正紀】
 図工科 遊びから広がる造形の世界【友寄隆継】
 体育科 ドキドキワクワクのある遊びで深まる学び【山里拓哉】

第3章 3年生
 算数科 学びをつなげ,学びを豊かにする【鵜澤つとむ】
 理科 主体的で探究的な学習【德村良磨】

第4章 4年生
 国語科 意識化・焦点化によって紡がれていく学び【我那覇翔太】
 外国語科 メッセージを大切にした言語活動【寺尾太地】
 音楽科 自分なりの価値をつくり出し,よりよい表現を目指す【小宮輝子】

第5章 5年生
 算数科 「比較する力」を鍛える【金子健一】
 社会科 視点・根拠をもとにつなぎ合う学びの姿【照屋則和】
 外国語科 比較する力の発揮による外国語科における深い学びの探究【山中隆行】
 音楽科 生活や社会の中の音や音楽と豊かに関わる資質・能力の育成を目指して【赤嶺絹代】

第6章 6年生
 外国語科 やり取りから学ぶ【神村好志乃】
 理科 観察・実験から自分の考えを決定する力の育成【平良和雅】
 特別活動 互いのよさを生かし合い生活改善に向かう学級づくり【與座優太】
 家庭科 「生活の課題を解決する力」を育む授業づくり【知念智美】

おわりに【大城 賢】
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中学校対象 語り合う力を育て、深い学びを実現する国語科の授業 POD版

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

著者
大日方信康 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
246 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2020年12月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-545-4 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
メタ認知や協同学習などの理論を取り入れた、中学校国語科の実践集。主体的・対話的に学ぶ力を育て、深い学びを実現する授業づくりを目指す。学び方学習から一言感想ラベル、文学体験する授業、ロールプレイや身体感覚、相互説明の授業、マッピング、ブレインライティング等々、若い先生に是非試してもらいたい実践事例、教育に役立つコラムを満載。
オンライン書店で購入する Amazonプリントオンデマンドで買う   三省堂書店オンデマンドPayPayモール店で買う 楽天プリントオンデマンドで買う
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【取扱い不可】
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主体的・対話的に深く学ぶ人 群馬大学大学院教育学研究科教授/専門職学位課程教授 博士(学術) 佐藤 浩一

はじめに 元城南小学校教頭/国語科授業方法研究会副主宰 田中 詠

◆「学び方」に着目した授業実践
発表会を取り入れた学び方授業(中2) 文学教育(課題解決型の学習/グループ学習)
学び直しに着目した学び合い授業(小6) 文学教育(グループ学習)
文学教材における学び方学習の実践(中2) 文学教育(課題解決型学習)
「学び方学習」と「分析批評授業」の融合1(中3) 伝統的な言語文化
「学び方学習」と「分析批評授業」の融合2(中2) 説明的文章読解/クリティカル・リーディング
「学び方」の変革から「読むこと」の「評価基準」を検証する(中2/中3) 読解指導
「ブレインライティングシート」の活用(中2) 読みを深める学習
どんな言語能力を育成するのかを意識するようになりつつある(中学全学年) 国語科の評価について
コース別学習で調べ方を究める(中2) 情報収集/総合的な学習との連携
【コラム】国語の到達度を明確にした「授業びらき」(中1) 国語科の評価について

◆「一言感想ラベル」を活用した授業実践
ラベル感想から子どもの学習実態をとらえ、支援評価をする読みの学習(小6/中3) 文学教育(到達度評価)
「一言感想ラベル」から「虚構の小説」創作へ(中3) 文学教育(一言感想ラベル)
「ラベル感想交流」で明確にし「コース別学習」で支援する(中1) 読解指導(文学教育/協同学習)
【コラム】担任の子どもたちの実力を見抜く(中学全学年) 国語科の評価について

◆「文学体験する」授業
「文学体験する」板書で読解力を身につける(中3) 文学教育(魅力的な板書づくり)  
「文学体験する」授業で身に付ける(中2) 読書指導(文学教育)
「文学体験する」授業で多読の礎を築く(中3) 読書指導(文学教育)
文学体験支援教材「なりきり君」の作成と電子掲示板の活用(中2) 読解指導(文学教育)

◆「読む力」を育てる授業実践
批判読み、一つの試論(中3) 読解指導(クリティカル・リーディング)
既習事項の想起を駆使する循環の中で(中3) 読解指導(活用力)
「生活に生きて働く」読解力の向上(中3) メディア・リテラシー
論理展開を習得し、伝えたいことを再構成する(中1) 説明的文章読解/ウェブマッピングを活用した読解指導
その生徒ならではの読みの形成をコンピューターで支援する(中2) 読書指導(文学教育)
関心・意欲・態度を高め、読みの変容を見えるようにする(中1) 読書指導(文学教育)
現代文学教材の一覚え書き(中3) 読解指導(文学教育)
「思想言語」獲得のための文学教材の指導〈理論編〉(中1) 読解指導(文学教育)
「思想言語」獲得のための文学教材の指導〈実践編〉(中1) 読解指導(文学教育)
【コラム】読み場面で“主題を書かせる”指導の勘所(中3) 読解指導

◆「相互説明」を取り入れた授業実践
「相互説明」で読みを形成する(中2) 読解指導(メタ認知)
「相互説明」による思考の変容(中2) 読解指導(文学教育/メタ認知)
「相互説明」の文学作品への適用(中2) 読解指導(文学教育/メタ認知)
マップを「相互説明」する(中2) 説明的文章読解/ウェブマッピングを活用した読解指導
ウェビング・マップで「聞き取り」、自己内対話させる(中3) 聞くことの指導・対話による学習
六人寄れば、一人の脳(中3) 読解指導(メタ認知と協同学習)
【コラム】日本語教育の視座から(中学全学年) 敬語の指導

◆「身体感覚」に着目した授業実践
『身体感覚』を生かした読みの学習1〈理論篇〉(中2) 文学教育/伝統的な言語文化
『身体感覚』を生かした読みの学習2〈実践篇〉(中2) 文学教育/一言感想ラベル
『身体感覚』その後(中1) 読解指導(文学教育)
【コラム】評価や通知表をめぐる親の不信感にどう対応するか(中学全学年) 国語科の評価について

◆表現する力を育てる授業実践
「自己との対話」による記述力の向上(中3) 作文指導
「メタ認知」を促す意見文作成(中2) 作文指導(意見文指導/メタ認知)
「なりきり作文」の客観的視点で自己を見つめる学習(中2) 作文指導(文学的文章を書く学習)
書評と社説から論説の書き方を学ぶ(中3) 作文指導(意見文指導)
「ブレインライティング」による意見文生成(中3) 書くことの指導(意見文)
【コラム】矛盾は矛盾している(中学全学年) 故事成語

あとがき
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相剋の日韓関係史 

著者
井上厚史 
シリーズ
 
助成
2020年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
308 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2020年12月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-543-0 
Cコード
C3031 
ジャンル
政治・経済・法律 歴史・考古・民族/アジア
 
内容
近年彼我の著作が確実に増大する中で日韓関係がなぜ誹謗中傷の言説で塗りつぶされてしまうのか。出口の見えない相互不信のスパイラルからの脱出を目指して綴る相剋の現代史。
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   はじめに

第一章 日韓関係における蔑視観の変容
 一 「唐人」から「チョーセン」
 二 一六世紀前後の相互認識
 三 一七・一八世紀の相互認識
 四 近代の相互認識
 五 在日韓国・朝鮮人の位置
 六 結語
 
第二章 山崎闇斎と李退渓
 一 『日本朱子学と朝鮮』創り上げたストーリー
 二 山崎闇斎とはいかなる思想家か
 三 朱子学、退渓学の位相
 四 朱子学と垂加神道の関係 
 五 結語
 
第三章 新井白石の朝鮮観と「国体」
 一 新井白石のテキストが持つ特異性
 二 江戸時代初期の朝鮮観
 三 新井白石の朝鮮蔑視観
 四 国王と「国体」
 五 「国体」の実体化
 六 結語

第四章「伝統的朝鮮観」はいつ誕生したか
 一 一八世紀日本の言説編成
 二  他者をめぐる言説
 三 いかにして「日本」は表象されたか
 四 表象された「朝鮮像」
 五 近世から近代へ

第五章 李芸と石見(いわみ)をめぐる日朝関係
 一 漂流民が生み出した言説
 二 李芸とは
 三 「石見州」と李芸のつながり(その1)─大内氏との関係─
 四 「石見州」と李芸のつながり(その2)─世宗の思い─
 五 江戸時代の朝鮮と石見のつながり
 六 結語

第六章 「一視同仁」というはてしなき旅路
 一 月刊誌『朝鮮』
 二 「一視同仁」というスローガンの誕生
 三 画期としての一九三二年
 四 言語と祭礼
 五 「日本精神」と国家
 六 結語

第七章 戦時広告資料に表象された「朝鮮」
 一 朝鮮像の変容
 二 明治初期新聞資料に表象された「朝鮮」
 三 欧米人によって表象された「朝鮮」
 四 雑誌『朝鮮』に表象された「朝鮮」
 五 フランク・ヘッジ「満州における朝鮮人問題」
 六 結語

第八章 近代日本社会における在日韓国・朝鮮人の自己認識
 一 「自己のテクノロジー」
 二 近代日本の差別の論理
 三 協和会事業と翼賛文化運動
 四 文化国家論と自己批判
 五 「第三国人」と「招かざる客」
 六 通名と本名
 七 結語

第九章 韓国人の反日感情と大衆心理
 一 「酷評する楽しみ」
 二 「もはや戦後ではない」
 三 対立と相互作用
 四 「万歳・明治五十二年」
 五 「棘」
 六 結語

終章  国家(ネーション)と言説編制
 一 日韓相互認識における新たな断層
 二 相克する国家意識
 三 「死」とナショナリズム
 四 国家と指令語
 五 結語

あとがき
索引
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ハーマン・メルヴィルの中編小説・短編小説およびスケッチ 

著者
道永周三 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
208 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2020年12月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-542-3 
Cコード
C1098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
人を惹きつけてやまない内面描写の技巧を凝らす中・短編小説と遺稿作、再構築された講演ほか多くの読者には初見となるような作品群を連ねてメルヴィルの魅力に迫る好エッセイ。
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まえがき


第一章 『ピアザ物語』
“The Piazza”(1856)
“Bartleby, the Scrivener: A Story of Wall-Street”(1853)
“Benito Cereno”(1855)
“The Lightning-Rod Man”(1854)
“The Encantadas, or Enchanted Isles”(1854) “The Bell-Tower”(1855)

第二章 未収集の作品
“Fragment”(1924)
“Fragments from a Writing-Desk No. 1”(1839)
“Fragments from a Writing-Desk No. 2”(1839)
“Etchings of a Whaling Cruise”(1847)
“Authentic Anecdotes of Old Zack”(1847)
“Mr Parkman’s Tour”(1849)
“Cooper’s New Novel”(1849)
“A Thought on Book-Binding”(1850)
“Hawthorne and His Mosses: By a Virginian Spending July in Vermont”(1850)
“The Happpy Failure: A Story of the River Hudson”(1854)
“The Fiddler”(1854)
“Cock-A-Doodle-Doo!:Or, The Crowing of the Noble Cock Beneventano”(1853)
“Poor Man’s Pudding and Rich Man’s Crumbs”(1855)
“The Two Temples”(1924)
“The Paradise of Bachelors and the Tartarus of Maids”(1855)
“Jimmy Rose”(1855)
“The ’Gees”(1856)
“I and My Chimney”(1856)
“The Apple-Tree Table: Or, Original Spiritual Manifestations”(1856)

第三章 再構築された講演
“Statues in Rome”(1857-58)
“The South Seas”(1858-59)
“Traveling: Its Pleasures, Pains, and Profits”(1859-60)

第四章 作家の作品と思しきもの
“The Death Craft”(1839)
“On the Sea Serpent”(1847)
“On the Chinese Junk”(1847)
“A Short Patent Sermon: According to Blair, the Rhetorician”(1847)
“The New Planet”(1847)
“View of the Barnum Property”(1847)
“Report of the Committee on Agriculture”(1850)

第五章 遺稿作と見なされるもの
“Story of Daniel Orme”(1924)
“Under the Rose”(1924)
“Jack Gentian: Portrait of a Gentleman”(1924)
“The Marquis de Grandvin”(1924)
“To Major John Gentian: Dean of the Burgundy Club”(1924)
“For a Character: Jack Gentian”(1924)
“Major Gentian and Colonel J. Bunkum”(1924)
“The Cincinnati”(1924)


引用文献

索引

初出誌と作品集について

あとがき
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星のことづて 御伽草子の再話集 

著者
畠山美恵子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
184 
定価
990円 (本体900円 )
発行日
2020年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-535-5 
Cコード
C0093 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉 一般書/小説・童話
 
内容
室町時代に生まれた短編物語「御伽草子」の数々。渋川版には未収録の作品の御伽草子作品の中から十編を選りすぐり、分かりやすい現代語で再話する。→第二集
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はじめに

第一話 ルシ長者

第二話 俵藤太物語

第三話 たなばた

第四話 鶴の草子

第五話 花世の姫

第六話 明石の三郎

第七話 甲賀三郎物語

第八話 厳島の本地

第九話 小夜姫の草子

第十話 小栗物語

おわりに
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「国語力」観の変遷〈下巻〉 ―戦後国語教育を通して―POD版

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

著者
桝井英人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
334 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2020年10月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-540-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
戦後日本における、小・中・高等学校「学習指導要領」国語科編の改訂を軸とした国語教育関係論者の言説を社会動向を含めて分析。各時代における「国語力」観の実像に迫る。

→Kindle版

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凡  例

     第二部 経済総力戦と「国語力」

第一章 能力主義の実像(昭和33年版)
 第一節 昭和33・35年版の概観
  1昭和33・35年版の目標/2昭和33・35年版の目標分析―理解と表現/3昭和33・35年版をめぐる議論
 第二節 経験主義からの離脱
  1経験主義の否定/2「能力」への点火
 第三節 能力主義の確立
  1昭和33年版成立の経緯/2能力観の形成/3読解力という名の能力―沖山光/4経験主義の終わり――昭和35年版高校/5能力への賛同と抵抗
 第四節 能力主義概念の転換
  1経済成長と能力/2国語力の「技術革新」/3スキル学習とテスト学力/4受験学力としての国語力

第二章 能力から人間へ――主体・思考・表現(昭和43年版)
 第一節 能力主義の完成と反省
  1昭和43・44・45年版における「能力」/2目標の中心化/3国民性の育成/4学習指導要領の言語的疎外/5国語の愛護と国民性/6言語生活の消滅/7主体性と創造/8能力主義の否定
 第二節 表現と評価
  1思考の評価と表現/2高校生の実像/3高校紛争とことば
 第三節 人間主義への志向
  1経済界の人間化提言/2国語教育における人間主義

第三章 表現による思考/言語感覚(昭和52年版)―覚醒と浸潤―
 第一節 表現による思考
  1昭和52・53年版目標の分析/2改訂の震源/3「国語表現」の意義/4学習指導要領の立っている場所/5自己構成力と自己把握力/6表現と主体性
 第二節 言語感覚
  1言語感覚の概観/2覚醒か浸潤か


     第三部 社会と「国語力」の危機

第一章 生活概念のゆらぎと言語(平成元年版)
 第一節 主体性の変質
  1参加と非参加/2改訂の経緯――臨教審/3平成元年版の目標観/4対応という名の主体性
 第二節 論理と心
  1二種類の生活概念/2豊かな心/3言語技術教育の提唱/4高校新設科目「現代語」

第二章 伝え合うことの危機(平成10年版)
 第一節 「心」という力
  1平成10年版の目標観/2夢の断念と生きる力/3「心」の参戦/4臨床心理学と国語
 第二節 主題化する「他者」
  1他者の受容/2他者と非参加
 第三節 声の力
  1音声への期待/2発信から受信へ/3声と場/4声と人格


     結  論
1「国語力」観の変遷の概観/2変遷のダイナミズム/3「国語力」の課題のために


付録
 参考資料一覧
 国語科学習指導要領関連年表
 学習指導要領目標一覧(高等学校国語科)
 主要人物略歴一覧

おわりに
索  引
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「国語力」観の変遷〈上巻〉 ―戦後国語教育を通して―POD版

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著者
桝井英人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
218 
定価
2,530円 (本体2,300円 )
発行日
2020年10月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-539-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
戦後日本における、小・中・高等学校「学習指導要領」国語科編の改訂を軸とした国語教育関係論者の言説を社会動向を含めて分析。各時代における「国語力」観の実像に迫る。

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【取扱い不可】
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序  文 (広島大学大学院教育学研究科助教授 山元隆春)
はじめに
凡  例

     序  論

1主題/2対象/3方法/4概念図式/5先行研究/6意義/7構成


     第一部 敗戦と試案の時代

第一章 国語科単元学習の受容(昭和22~26年版)
 第一節 昭和22年版の目標観
  1「学習指導要領」概観/2昭和22年版の目標分析/3昭和22年版、その他の特徴/4昭和22年版をめぐる議論
 第二節 昭和前期、敗戦までの国語教育
  1結果責任にたいする態度/2日本語教育と国民科国語
 第三節 戦後教育改革
  1改革の経緯と『新教育指針』/2新教育と単元学習
 第四節 米国の単元学習
  1単元学習とは/2四つの系譜
 第五節 新教科書と学習指導要領作成
  1原理の混交/2作成過程/3昭和22年版に内在する問題/4単元の再構成/5昭和26年版へ
 第六節 単元学習実践の諸相
  1先進的な試み/2単元学習の浸透をはばんだもの
 第七節 単元学習思想の線状
  1「思想」としての大村はま/2倉澤栄吉の「方法」

第二章 言語生活という考え方(昭和26年版)
 第一節 「言語生活」の登場
  1昭和26年版の目標観/2昭和26年版をめぐる議論/3学習指導要領のことば/4「言語生活」と「経験主義」の接続
 第二節 「言語生活」の基底
  1「生活」概念の変遷/2言語生活の拡張性/3桑原の「言語生活」理解/4言語生活主義の批判性/5言語生活の底
 第三節 西尾と時枝――伝達の可能性
  1「ことばの実態」論争/2時枝と「国語」/3ことばは通じない
 第四節 時枝の「言語生活」
  1反転の根底/2言語生活に関する科学的調査研究/3時枝にとっての言語生活/4言語感覚と国語規範論

第三章 文学教育の意味(昭和31年版高校)
 第一節 文学という戦略
  1言語か文学か/2文学の力/3現場からの点火
 第二節 文学教育を支えるもの
  1連帯という名の国語力/2「国民文学論」と国語教育/昭和31年版高校の目標観

索  引
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紀貫之とカミヨの歌 ヲシテを知って! 

著者
上領達之 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
248 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2020年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-538-6 
Cコード
C0091 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本 文学・語学/日本〈文学〉 一般書/随筆
 
内容
『古今和歌集』仮名序の例歌四首までがヲシテ文献中の歌と酷似している。長歌と短歌の組み合わせた和歌形式はヲシテ文の様式そのものである。これらの知見を基にして「漢字渡来以前の日本に文字はなかった」という常識に挑む。

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まえがき

第1章 ヲシテ文字とヲシテ文献
(1)ヲシテ文字
アワウタで基本のヲシテ文字を/四十八音の並び方/「ヰ」、「ヱ」、「ン」のこと/ヲシテ図象/態図象(五要素)/相図象/助詞の使い方が分かりやすい/変則表記/表敬体/特別な例/数詞
(2)三種類のヲシテ文献
ホツマツタヱの再発見/*共通紀元/ホツマツタヱの完本/*奉呈文から紀貫之へ/著者の一族/*ムラクモとクサナギ/ミカサフミはホツマツタヱと一対/ミクサタカラ(三種神器)/フトマニとモトアケ/百二十八首のウタ/六十五番目のウタ

第2章 ヲシテ文献がニセモノとされる理由
(1)漢字文化の威光
「無文字」の呪縛/*奈良時代までの妄想/神代文字は国学が誘い出した?/阿比留文字とハングル/*なぜ「訓民正音」なのか/「和字考」という書物/ヲシテ文献は写し継がれてきた
(2)アカデミズムの功罪
上代八母音仮説/日本語の音/石塚龍磨/橋本進吉/イロハ歌/「ン」の出現/万葉仮名で人麻呂の一首を/万葉仮名の作り手/戻し訳は原作と違う/上代八母音仮説の揺らぎ/合理性と稀少性/土器/仮名文字

第3章 ニセモノ説を覆す根拠
(1)贋作しても労多くして益なし
贋作者の心理/ピルトダウン人化石/永仁の壺/日本の旧石器捏造/ヲシテを贋作できるか/贋作ヲシテ文の例/贋作は人間の所業/記紀に潜む陰謀/*アマテルの十二妃/アマテルと天照大神/日本書紀の「一書曰」/ヲシテ文献改竄の利益
(2)紀貫之の手元にあった(はず)
古今和歌集の仮名序/新資料に出会う/ヲシテ文献は平安時代に存在していた/*三文字の例外/「君が代」について/*本歌取り/「君が代」の三番/「君が代」とヲシテ文献/仮名序の示唆/*六歌仙/ソエウタと反歌/創成期の反歌(短歌)/第3章の結論

第4章 ヲシテ文献の周辺
孤立した文献ゆえの問題/ヲシテは半ば他国語/消えたホンツワケ/ヲシロワケ時代の推定/*干支とヱトは別物/共通紀元では/弥生時代末期/*日本列島史の見直し/ヲシテ文字を染める/記録媒体としての絹布/重要な保留

第5章 ホツマツタヱについての疑問
成立の経緯と要点/大政変の隠蔽/タケヒトからミマキまで/「ハツクニシラス」/イクメイリヒコの時代/タジマモリの派遣/*お菓子の神さま/カグとトコヨ/ヲヲタタネコに貶されたヲシロワケ/ヲウスとコウス/ホツマ討ち/ヤマトタケの言挙げ

第6章 ヲシテ研究への期待
松本善之助から今日まで/記紀との三書比較/大仙陵古墳の調査/新しい流れ

余 章 学知の害は宗教の害より小さい
知識は力なり/ヒトの繁栄/個人の不幸/タブーも人間を不幸にする/ヲシテへの誘い/正史的文書の宿命/*建国の事情と万世一系の思想(序文)/日本上代史の解明へ

あとがき   
参考資料   
索 引
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善女列伝・短詩集 POD版

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訳者
地村彰之・笹本長敬[ジェフリー・チョーサー著]  
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
276 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2020年9月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-534-8 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学
 
内容
Larry D.Benson(gen.ed.), “The Riverside Chaucer”, 3rd Edition(Based on “The Works of Geoffrey Chaucer” edited by F. N. Robinson)(Boston:Houghton Mifflin,1987) を底本とした翻訳書。
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【取扱い不可】
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 凡例

善女列伝――性愛に殉じた聖女伝集――
    プロローグ
  1 クレオパトラ伝
  2 ティスベ伝
  3 ディド伝
  4 ヒュプシピュレ伝とメデイア伝
  5 ルクレティア伝
  6 アリアドネ伝
  7 フィロメラ伝
  8 ピュリス伝
  9 ヒュペルムネストラ伝

短詩集
  エー・ビー・シー
  〈憐憫〉への哀訴
  かの君への哀訴
  マルスの哀訴
  ウェヌスの哀訴
  ロザモンドへ
  女としての気品
  お抱え写字生アダムへチョーサーの苦言
  空財布へチョーサーの恨み節

写本においてチョーサーのものとされていない詩
  不実な女たちに異を唱えて
  愛の哀訴(コンプライント・ダムール)
  つれない麗人
  哀訴のバラード

訳注
  『善女列伝』注
  『短詩集』注

訳者解説
  『善女列伝』
  『短詩集』
  ジェフリー・チョーサーの生涯
  ジェフリー・チョーサーの年譜と歴史的事件

 参考文献
 あとがき
 索引
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あたらしい国語科教育学の基礎 

著者
山元隆春・難波博孝・山元悦子・千々岩弘一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
360 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2020年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-536-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
平成29年版学習指導要領対応。国語科教育における「書くこと」「文学教育」「説明的文章教育」「読書教育」「話す・聞く・話合いの教育」「言語要素・言語文化」の各分野それぞれの目標と内容、指導法と研究方法について記す。

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はじめに

一 国語科教育の目指すもの
 1 「国語科」の目指すもの
 2 平成二九年版小学校学習指導要領(国語)の仕組み
 3 平成二九年版小学校学習指導要領(国語)の示す国語科授業像
 (1)暗記・復唱や語り直しに替わる、生きて働く〔知識及び技能〕の学び方を探る
 (2)〔知識及び技能〕を「使う」成果としての〔思考力・判断力・表現力等〕の育成
 (3)読み・書きをいかした人生を送るヴィジョンを持つこと

二 書くことの教育
 1 〈書く〉という行為を見つめてみよう
 2 書くことはどのように教えられてきたか
 3 小学校学習指導要領国語編の変遷にみる書くことの学習内容
 4 書くことの指導方法
  (1)年間の指導を見据えた全般的なカリキュラムデザインを描く
  (2)単元構成や学習活動を構想する際のポイントを踏まえる
  (3)文種(ジャンル)の特性に応じて、効果的な単元展開を構想し、指導し得るスキルはなにか、それをどのようなタイミングで教えるかを決める
  (4)事例紹介
 5 書く力をどう評価するか
  (1)評価のための枠組例
  (2)評価の方法
 6 書くことの教育のこれから―ネット社会の中で、書く行為の意味はどう変わっていくか
  (1)表現媒体の多様化の中で
  (2)グローバル社会をよりよく生きるために
  (3)外に向かうことば、内に向かうことば
 7 書くことの教育研究を深めるために―論文作成の手引き―
  (1)研究の対象と研究の方法
  (2)基本資料一覧
  (3)論文題目例

三 文学教育
 1 概観
 2 文学教育の目標
 3 文学教育の内容
  (1)学習指導要領において求められている文学を読む能力
  (2)文学作品を読む力の発達
 4 文学教材研究法
  (1)題名や冒頭部に注目すること
  (2)登場人物の形象の検討
  (3)視点の検討
  (4)会話部分の働きの検討
  (5)作品のことばを吟味するための観点
  (6)主題の概念とその把握
 5 文学教育の方法
  (1)文学の指導過程
  (2)文学教材の指導方法
 6 文学教育の研究を深めるために―論文作成への手引き―
  (1)研究の対象と研究の方法
  (2)論文題目例
  (3)基本資料一覧

四 説明的文章教育
 1 はじめに―説明文教材に関わる3つの課題―
 2 説明文教材とはなにか―1つ目の課題―
 3 説明文教材で何を教えるか―2つ目の課題―
  (1)説明文自体の内部構造
  (2)説明文の外部構造
 4 説明文教材をどう教えるか―3つ目の課題―
  (1)学習目標(指導事項)
  (2)教材、言語活動、手立て
  (3)具体的な教材で考える単元づくり―中学年教材で考える―
  (4)各学年における単元づくり

五 読書教育
 1 読書教育・読書指導の概観
 2 読書教育の目標
 3 読書教育の内容
 (1)読書能力論
  (2)読書教材論
 4 読書教育の方法
  (1)読書教育の方法にはどのようなものがあるか
  (2)読書教育の実際―ブックトークを中心に―
  (3)記録することの価値を教える方法
  (4)読みを交流する方法―ブッククラブ、リテラチャー・サークル、集団読書
  (5)情報取集のために読むこと
 5 読書教育の研究を深めるために―論文作成の手引き―
  (1)研究の対象と研究の方法
  (2)論文題目例
  (3)基本資料一覧

六 話す・聞く・話合いの教育
 1 話す・聞く・話合いの指導目標
 2 話す・聞く・話合いの指導領域
  (1)基盤領域
  (2)第一領域 基礎技能の習得―音読活動を通して―
  (3)第二領域 独和(スピーチ)
  (4)第三領域 対話
  (5)第四領域 会話(話合い)
 3 指導の実際
  (1)聞きあう関係作りの方法
  (2)学級のコミュニケーション文化作りの方法
  (3)技能(スキル)の取り立て指導
 4 音声言語指導のための教材
 5 コミュニケーション能力をどう評価するか
 6 指導事例集
  (1)独話の指導例 独話活動(川崎市 笠原登教諭の実践)
 7 話す・聞く・話合いの指導研究を深めるために―論文作成の手引き―
  (1)研究の対象と研究の方法
  (2)論文題目例
  (3)基本資料一覧

七 「言語要素・言語文化」の指導
 1 概観
  (1)「言語要素・言語文化」の範疇
  (2)学習指導要領における「言語要素・言語文化」の位置づけの変遷
  (3)「言語要素・言語文化」に関する指導の基本的性格
 2 「言語要素・言語文化」に関する指導の目標
 3 「言語要素・言語文化」に関する指導の内容
 4 「言語要素・言語文化」の教材研究法
 5 「言語要素・言語文化」に関する指導の方法
  (1)書写指導における指導過程
  (2)書写指導の構想
 6 「言語要素・言語文化」に関する指導の研究を深めるために―論文作成の手引き―
  (1)研究の対象分野と研究の内容・課題
  (2)論文題目例
  (3)基本資料一覧

資料 小学校学習指導要領・国語(平成29年3月告示)
   中学校学習指導要領・国語(平成29年3月告示) 

索引
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国語教師が教える 大学生の長作文練習 楽しく身につく豊かな文章表現:書評・評論・随筆・小説・レポート

著者
金子泰子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
194 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2020年10月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-531-7 
Cコード
C1081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
書評、評論、随筆、小説、レポートを課題として取り上げ、長文を制作する際の構想、記述、推敲の各過程を丁寧に学習する。

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まえがき

ステップを踏み出す前に
 一 長作文とは
 二 これまでの学習 
 三 これからの学習の進め方 

ステップ1 書評で読み手を誘おう
 一 どんな作品を取り上げるか
  1 課題と条件の確認
  2 これまでの学生が選んだ書籍および書評につけた題、ならびに参考書評
   班活動1  読書情報の交換
  3 書評の目の付けどころ
 二 構想はアウトラインを作りながら
  1 「型」を参考に構想を練る 
  2 アウトライン作成  
   班活動2 書評アウトラインの合評会
 三 記述と推敲
   1 草稿の作成(宿題)
    班活動3 書評草稿の合評会
   2 提出稿 
 
ステップ2 評論で読み手を説得しよう
 一 何を論題にするか
  1 課題と条件の確認
  2 これまでの学生による論題および参考評論
   班活動1 論題の意見交換
 二 アウトライン(「型」)で、取材、配列、主張の可視化を
  1 構成モデルを使って構想を練る
  2 アウトライン作成
   班活動2 評論アウトラインの合評会 
 三 記述と推敲
  1 草稿の作成
   班活動3 評論草稿の合評会
  2 提出稿

ステップ3 随筆でそれぞれの感性を楽しもう
 一 書く目はものをつかむ目
  1 課題と条件の確認
  2 これまでの学生による随筆の題目および参考随筆
   班活動1 随筆のための意見交換 
 二 構成上の注意
  1 随筆の書き方
  2 アウトライン作成
   班活動2 随筆アウトラインの合評会
 三 記述と推敲
  1 表現の工夫 
  2 草稿作成(宿題)
   随筆草稿の評価規準
   班活動3 草稿を基に合評会の開催

ステップ4 小説で創作経験を共有しよう
 一 創作する経験
  1 課題と条件の確認」
  2 これまでの学生による小説の題目
   班活動1  小説のアイデアの意見交換
 二 物語の構造
  1 ナラティブ・ストラクチャー
  2 アウトライン作成
   班活動2 小説のアウトラインの合評会
 三 記述と推敲
  1 小説の書き方あれこれ
  2 草稿の合評会
   班活動3 草稿の合評会

ステップ5 レポートで一年間の文章表現学習を振り返ろう
 一 探求すべき問い
  1  課題と条件の確認
     文章表現学習の成果と課題を明らかに
  2 これまでの学生による学年末レポートの題目例
   班活動1 「問い」は何か、学年末レポートのための意見交換
 二 問いにどう答えるか
  1 小論文・レポート・論文の違い
  2 学年末レポートをまとめるにあたっての手引き 
  3 アウトライン作成
   班活動2 学年末レポートアウトラインの合評会
 三 記述と推敲
  1 レポートの記述のために 
  2 草稿の作成 
   班活動3  学年末レポート草稿の合評会
  3 提出稿
 四 評価の問題
  

あとがき 

巻末資料
№1 意見交換報告書 /№2 書評アウトライン /№3 書評アウトライン合評 /№4 書評草稿合評 /№5 評論アウトライン /№6 評論アウトライン合評 /№7 評論草稿合評 /№8 随筆アウトライン /№9 随筆アウトライン合評 /№10 随筆草稿合評 /№11 第一次小説アウトライン /№12 第二次小説アウトライン /№13 小説草稿合評/ №14 学年末レポートアウトライン/ №15 学年末レポートアウトライン合評用紙 /№16 学年末レポート草稿合評

参考文献
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祖谷山舊記・忌部神・予章記考 ― 四国の近世社会からみた中世・古代 ―

著者
丸山幸彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
384 
定価
7,920円 (本体7,200円 )
発行日
2020年9月23日 
ISBN
ISBN978-4-86327-526-3 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
吉野川上流域の四国山地周辺〈ソラの世界〉に広く存在する由緒書について『祖谷山奮起』を中心に由緒書内の虚飾と虚飾を必要とした理由と背後にある歴史の実態に光を当てる。

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はじめに

第一編 ソラの世界と『祖谷山舊記』―四国山地における中世惣村の変貌―
序 章  四国山地の中世と近世
第一章 二つの『祖谷山舊記』―延享本と宝暦本―
第二章 由緒書からみた転換期の四国山地―惣村・惣村連合と近世大名―
第三章 祖谷山における二つの検地―天正検地と慶長検地ー
第四章 祖谷山元和一揆と喜多家の権力確立
第五章 近世祖谷山における材木年貢の変遷―桧宍料と「山共に請込」―

第二編 南朝年号文書の世界と条里の世界―在村国学者・儒学者の地域史研究―
序 章 近世阿波国学・儒学の潮流ー榲邨前史ー
第一章 伝承の世界から史実の世界へ―忌部神・阿陽記・南朝文書―
第二章 近世において再編された中世三木家文書―南朝年号文書と御殿人集団―
第三章 吉野川下流域地帯の郡界変遷―条里界線上の郡界移動―
第四章 戦国末期の条里にもとづく郡再編―篠原長房とのかかわりで―
第五章 忌部神社論争と古代麻植郡忌部郷―在村国学者・儒学者らと小杉榲邨―

第三編 近世『予章記』を通してみた伊予の中世
第一章 近世『予章記』の成立とその構造 ―長福寺本を中心に―
第二章 築山本『予章記』の考察―近世『予章記』分析の一環として―

あとがき
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生活科・総合的学習事典 POD版

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編者
日本生活科・総合的学習教育学会 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
224 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2020年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-502-7 
Cコード
C3537 
ジャンル
教育
 
内容
生活科・総合的学習の教科化の背景や経緯等、概要の振り返りと、キーワードの網羅的な解説を1冊に。
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【取扱い不可】
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発刊に寄せて 日本生活科・総合的学習教育学会 第9期会長 野田敦敬
本書の構成


第1章 生活科・総合的学習の源流と基礎理論

第1節 教育思想の歴史
 1 近代の子ども観と教育論
 2 欧米における新教育運動の思想と歴史
 3 大正自由教育の思想と実践
 4 戦後教育の理念・カリキュラム
 5 現代の自由学校
第2節 学習指導要領と学校における教育課程
 1 生活科の誕生と学習指導要領の変遷
 2 総合的な学習の時間の誕生と学習指導要領の変遷
 3 生活科・総合的学習とカリキュラム・マネジメント
 4 総合的学習の研究校の教育課程と実践
第3節 生活科・総合的学習の学習論
 1 探究的な学習
 2 協働的な学習
 3 参加型学習・プロジェクト型学習・サービスラーニング
 4 発達課題から見た生活科・総合的学習
 5 学習科学から見た生活科・総合的学習
第4節 生活科・総合的学習と学力論
 1 コンピテンシー・ベースの学力論
 2 メタ認知と生活科・総合的学習
 3 ポリティカル・リテラシーと生活科・総合的学習
 4 クリティカル・シンキングと生活科・総合的学習

第2章 生活科のカリキュラムと授業

第1節 カリキュラム
 1 目標と内容の構造
 2 子ども・学校・地域の実態に応じたカリキュラム
 3 2年間を見通した年間指導計画
 4 幼小の連携・接続とスタートカリキュラム
 5 生活科暦と生活科マップの作成と活用
第2節 ねらいと評価
 1 生活科で育てる学力と評価
 2 思考力・判断力・表現力と生活科
 3 自分とのかかわりの意味と意義
 4 対象への気付きと自分自身への気付き
第3節 内容と学習材
 1 自分自身の生活や成長に関する内容
 2 小学校低学年の体験に関する内容
 3 生活圏としての環境に関する内容
 4 生命尊重と生活科の飼育活動
 5 生活科における食育と栽培活動
 6 地域への愛着を育む町探検活動
第4節 授業構成と環境設定
 1 生活科の単元づくり
 2 子どもの多様性を生かす生活科の授業
 3 生活科における体験と諸感覚
 4 思考と表現を生かした気付きの質の高まり
 5 生活科における教科書や絵本等の活用
 6 生活科における学習カードの活用
 7 生活科の学習環境づくり
 8 生活科と学級経営
 9 生活科における保護者・地域との連携

第3章 総合的学習のカリキュラムと授業

第1節 カリキュラム
 1 目標と内容の構造と設定
 2 総合的な学習と各教科との関係づくり
 3 総合的学習における校長の役割と校内体制
 4 総合的な探究の時間
第2節 ねらいと評価
 1 21世紀型学力・汎用性と総合的学習
 2 総合的な学習で期待される探究的な学び
 3 総合的学習で期待される協同的な学習
 4 スキル・コンピテンシー
 5 総合的学習における児童生徒の学習状況の評価
 6 全体計画・年間指導計画の評価と改善
第3節 内容と学習材
 1 児童の興味・関心に基づく課題
 2 地域や学校の特色に応じた課題
第4節 授業構成と環境構成
 1 総合的な学習の時間の単元づくり
 2 探究的な学習における学習指導のポイント
 3 総合的な学習の学習環境づくり
 4 総合的学習と学級経営
 5 総合的学習における保護者・地域との連携

第4章 生活科・総合的学習の拡がりと未来

第1節 他の教科・領域等とのつながり
 1 生活科・総合的学習と道徳教育
 2 生活科・総合的学習と特別活動
 3 生活科・総合的学習と理科教育
 4 生活科・総合的学習と社会科教育
 5 生活科・総合的学習に生きる特別支援教育の理論と実践
第2節 地域社会への拡がり
 1 生活科・総合的学習とまちづくり学習
 2 生活科・総合的学習における子どもの社会参画
 3 生活科・総合的学習と学社連携
第3節 現代的な教育課題・学校改革の諸動向との関係
 1 社会的公正を目指す教育と総合学習
 2 「学力低下」論争と生活科・総合的学習
 3 オルタナティブな教育と生活科・総合的学習
 4 生活科・総合的学習とキャリア教育
 5 生活科・総合的学習と法教育
 6 生活科・総合的学習とICT
 7 学校建築の変化と生活科・総合的学習
第4節 学び続ける教師と学校の成長
 1 生活科・総合的学習を担う教員養成
 2 生活科・総合的学習を核とした校内研究
 3 生活科・総合的学習の教員研修

【資料】
1 生活科関係
  平成元年 小学校学習指導要領  第2章 各教科 第5節 生活
  平成10年 小学校学習指導要領  第2章 各教科 第5節 生活
  平成20年 小学校学習指導要領  第2章 各教科 第5節 生活
  平成29年 小学校学習指導要領  第2章 各教科 第5節 生活
2 総合的な学習の時間・総合的な探究の時間関係
  平成10年 小学校学習指導要領  第1章 総則 第3 総合的な学習の時間の取扱い
  平成15年 小学校学習指導要領  第1章 総則 第3 総合的な学習の時間の取扱い
  平成20年 小学校学習指導要領  第5章 総合的な学習の時間
  平成29年 小学校学習指導要領  第5章 総合的な学習の時間
  平成10年 中学校学習指導要領  第1章 総則 第4 総合的な学習の時間の取扱い
  平成15年 中学校学習指導要領  第1章 総則 第4 総合的な学習の時間の取扱い
  平成20年 中学校学習指導要領  第4章 総合的な学習の時間
  平成29年 中学校学習指導要領  第4章 総合的な学習の時間
  平成11年 高等学校学習指導要領 第1章 総則 第4款 総合的な学習の時間
  平成15年 高等学校学習指導要領 第1章 総則 第4款 総合的な学習の時間
  平成21年 高等学校学習指導要領 第4章 総合的な学習の時間
  平成30年 高等学校学習指導要領 第4章 総合的な探究の時間


索引
執筆者一覧
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ドイツ中世後期の剣術と剣士団体 

著者
楠戸一彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
268 
定価
3,960円 (本体3,600円 )
発行日
2020年9月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-529-4 
Cコード
C3075 
ジャンル
教育〈保健・体育〉
 
内容
昨今欧米で研究関心の高まるドイツ中世後期剣術について、歴史的事実の解明を目指す。「ドイツ中世後期の剣術師範と剣術技法」「剣士団体『マルクス兄弟団』の組織と活動」の二部構成。
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まえがき

序章
 第1節 本書における基本的用語
  1.ドイツ語の「Fechten」の意味
  2.日本語の「剣術」の意味
  3.本書における用語について
 第2節 先行研究の概観と今日の研究動向
  1.ドイツ中近世の剣術に関するF. L.ヤーンの業績
  2.剣士団体と剣術興行に関する先行研究
   1)K.ヴァスマンスドルフの業績
   2)K.ヴァスマンスドルフ以後の研究
  3.剣術に関する先行研究
   1)第二次世界大戦までの先行研究
   2)第二次世界大戦以後の先行研究
  4.剣術に関する今日の研究動向
   1)ドイツにおける研究
   2)欧米におけるドイツ中近世剣術の研究
  5.日本におけるドイツ中近世剣術の研究
 注

第1部 ドイツ中世後期の剣術師範と剣術技法

第1章 ドイツ中世後期の剣術写本
 第1節 剣術写本の出現と内容
  1.剣術写本の出現
  2.15・16世紀の剣術写本の内容
 第2節 印刷された剣術書の内容
 注

第2章 ドイツ中世後期の剣術師範の身分と任務
 第1節 剣術師範の身分と任務
  1.剣術写本に見られる剣術師範
  2.剣術師範の社会的地位と任務
   1)M.イエーンズの見解
   2)G.アイスとM.ヴィールシンの見解
   3)H.-P.ヒルズの見解
 第2節 剣術師範の経歴
  1.J.リーヒテナウエルの経歴
  2.貴族身分の武術師範
   1)概観
   2)L. vonアイプ
   3)S.リンゲック
  3.市民身分の武術師範
   1)H.タールホファー
   2)P.カル
   3)H.レックヒナー
  4.市民身分の剣術師範
   1)P.ファルクナー
   2)A.ラスト
   3)J.ヴィルハルム
 注

第3章 ヨハン・リーヒテナウエルの剣術技法
 第1節 写本Nとヨハン・リーヒテナウエルの剣術
  1.写本Nの成立年と内容
  2.写本Nの作者
  3.写本Nにおける武器
 第2節 ヨハン・リーヒテナウエルの剣術技法
  1.剣術に関する一般的序言
   1)H.デープリンガーによる序言
   2)宮廷術としての騎士的剣術
   3)剣術に関する一般的な教え
  2.剣術の技法
   1)4つの隙と4つの構え
   2)5つの攻撃
   3)攻防の技法
 注

第4章 P. H.マイル(1517-1579)の剣術論
 はじめに
 第1節 史料について
 第2節 剣術の堕落
  1.悪徳と享楽主義
  2.軽薄な剣士の出現
  3.飛び道具の出現
 第3節 剣術の有用性
  1.剣術の起源
  2.剣術と「人間の徳」
  3.祖国防衛
 おわりに
 注

第2部 剣士団体「マルクス兄弟団」の組織と活動

第1章 剣士団体「マルクス兄弟団」の成立
 第1節 剣士団体の登場
  1.J.リーヒテナウエルの剣術写本(写本N)における剣士団体
  2.H.タールホファーの剣術写本(写本H)における剣士団体
  3.P.カルの剣術写本(写本K)における剣士団体
 第2節 「マルクス兄弟団」の成立
  1.マルクス兄弟団の出現
  2.特権状の獲得
   1)特権状の内容
   2)特権状の取得者
 第3節 特権状の更新
  1.皇帝による特権状の更新
  2.特権状の更新内容
   1)マクシミリアン1世の特権状(1512)
   2)カール5世の特権状(1521)
 第4節 特権状の都市による「謄本」
  1.フランクフルトa.M.による年月不明の謄本
  2.フランクフルトa.M.による1575年
 注

第2章 マルクス兄弟団の規約と活動目的
 第1節 マルクス兄弟団の規約に関する史料
  1.写本A(Hs. I. 6. 2o. 5)の内容
  2.フランクフルトa. M.の都市史研究所が所蔵する規約
 第2節 規約に見られるマルクス兄弟団の活動目的
  1.ドイツ中世後期の都市における「兄弟団」
   1)宗教的相互扶助団体としての兄弟団
   2)ツンフトとしてのマルクス兄弟団
  2.1491年の規約に見られる活動目的
   1)規約内容の概要
   2)1491年の規約の抄訳
  3.1536年の規約に見られる活動目的
   1)規約内容の概要
   2)1536年の規約の抄訳
  4.1566年の規約に見られる活動目的
   1)規約内容の概要
   2)1566年の規約の抄訳
  5.1583年の規約に見られる活動目的
   1)規約内容の概要
   2)1583年の規約の抄訳
 注

第3章 マルクス兄弟団の組織と団員構成
 第1節 マルクス兄弟団の組織
  1.団員の資格と義務
   1)団員の資格(入団手続き)
   2)団員の義務
  2.団長の選出と義務
   1)団長の選出
   2)団長の義務
  3.誓約した師範と師範証書
   1)誓約した師範と師範証書
   2)1634年の師範証書の抄訳
 第2節 マルクス兄弟団の団員と団長の職業と出身
  1.職業に関する従来の見解と史料
   1)従来の見解
   2)史料
  2.写本A(1530-1566年)に基づく師範たちの職業と出身地
   1)叙任された師範の総数
   2)叙任された師範の職業
   3)叙任された師範の出身地
  3.記録F(1583-1716年)に基づく師範たちの職業と出身地
   1)叙任された師範の総数
   2)叙任された師範の職業
   3)叙任された師範の出身地
  4.写本Aと記録Fにおける「団長」の職業と出身地
   1)写本A(1530-1566年)における団長の職業と出身地
   2)記録F(1583-1686年)における団長の職業と出身地
 注

第4章 剣術興行の開催と都市当局による規制
 第1節 剣術興行の開催と禁止事項
  1.剣術興行の開催
   1)剣術写本に見られる剣術興行
   2)15世紀における剣術興行
   3)16世紀における剣術興行
  2.剣術興行における禁止事項
   1)K.ヴァスマンスドルフ著『マルクス兄弟と羽剣士の6つの剣術興行』(1870)
   2)剣術興行における禁止事項
 第2節 剣術興行の規制
  1.「自由剣士」の出現
  2.剣術興行の開催規制に関する請願状
   1)マルクス兄弟団によるフランクフルトa. M.への請願状の概観
   2)マルクス兄弟団によるフランクフルa. M.への請願状の内容
  3.アウグスブルクの参事会による「剣士規定」の制定
   1)剣士規定の制定年
   2)剣士規定の邦訳
 注

あとがき

図の出典
引用史料
辞書など
参考文献
事項索引
人名索引
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親と教師のための 思春期のメンタルヘルス 

著者
神野美智男 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
208 
定価
2,310円 (本体2,100円 )
発行日
2020年9月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-532-4 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
子どもが思春期に入ると、親子関係は大きく変化し、わが子との接し方に親の戸惑いは膨らむばかり。本書では思春期の心理から、発達障害、精神疾患、自殺関連行動、ゲーム依存、不登校に至るまで幅広くカバーし分かりやすく解説。思春期の子を持つ親御さん、教師の皆さんに向けての至高の一冊。
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【品切】
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はじめに

第1章 青年期と思春期

第1節 人間の成長と心理的発達
 1 青春とは
 2 人生の各時期と思春期
 3 思春期とその心理的特徴
 4 思春期と親子関係
 5 思春期と友人関係
 6 思春期と仲間集団
 7 思春期と自己解放性
 8 思春期と死、異界
 9 思春期と挫折
 10 死生観
第2節 思春期と性
 1 日本の性教育の現状
 2 発達障害と性行動の問題
 3 恋愛とその心理

第2章 性格と認知

第1節 性格
 1 性格の構造
 2 性格を変える
第2節 認知
 1 認知とは
 2 思春期と認知の歪み
 3 認知バイアス
第3節 発達と問題行動
 1 発達過程における子どもの問題行動の特徴
 2 精神科と思春期の精神疾患等
 3 何科を受診するか
 4 心の病気と診断基準
 5 心の病気と治療
 6 思春期にみられる問題行動の特徴
 7 適応障害とは
 8 問題発生とその予防

第3章 発達に伴う障害

第1節 発達障害とは
 1 発達障害と歴史
 2 発達障害の今
 3 発達障害の原因
 4 発達障害の一般的理解
第2節 発達障害各論
 1 注意欠如・多動症
 2 限局性学習症
 3 自閉スペクトラム症
 4 発達障害の重複による不適応
第3節 知的障害
 1 知的障害とは
 2 知的障害の症状と診断
 3 知的障害の治療と予後
 4 知的障害・発達障害と就労
第4節 HSC/HSP
 1 HSCとは
 2 HSCの特徴
 3 HSCへの接し方や対応
第5節 愛着障害
 1 愛着障害とは
 2 愛着障害の捉え方と定義
 3 愛着障害の原因
 4 医学領域での愛着障害
 5 愛着障害の治療
 6 愛着障害の克服、対処法
 7 愛着障害と間違えられやすい発達障害
 8 大人の愛着障害

第4章 種々の精神疾患

第1節 統合失調症
 1 統合失調症とは
 2 統合失調症の原因
 3 統合失調症の症状
 4 統合失調の症状の経過
 5 統合失調症の治療
 6 精神科リハビリテーション
 7 統合失調症と再発
 8 統合失調症と制度
第2節 うつ病
 1 うつ病とは
 2 うつ病の原因と性格
 3 うつ病の症状と診断
 4 うつ病と医療機関
 5 うつ病と治療
 6 児童・思春期のうつ病
第3節 不安障害
 1 不安障害とは
 2 強迫性障害
 3 社交不安障害
 4 広場恐怖
 5 パニック障害
 6 選択性緘黙
 7 心的外傷後ストレス障害
第4節 摂食障害
 1 摂食障害とは
 2 摂食障害の症状
 3 摂食障害の原因
 4 摂食障害の治療
第5節 その他の障害
 1 パーソナリティ障害
 2 性同一性障害

第5章 自殺関連行動

第1節 自殺行為と自傷行為
 1 自傷行為とは
 2 自傷行為の現状
 3 自傷行為の目的とその作用
 4 自傷行為への対応の仕方
 5 自傷行為とその防止
第2節 自傷行為と医療
 1 自傷行為と医療機関
 2 自傷行為と精神障害

第6章 ゲーム依存

第1節 ゲーム依存の現在と診断
 1 ゲーム依存とその実態
 2 ゲーム依存の診断
第2節 ゲーム依存の誘発要因と負の影響
 1 ゲーム依存の誘発要因
 2 ゲーム依存と負の影響
第3節 ゲーム依存への対応
 1 ゲーム依存と発達障害等
 2 ゲーム依存への対応方法

第7章 不登校

第1節 不登校の歴史と定義
 1 不登校の歴史
 2 不登校の定義とその分類
第2節 不登校のタイプ別分類
 1 不登校と4つの時期
 2 不登校7つのタイプ
第3節 不登校と支援
 1 不登校の実態
 2 不登校と支援のあり方
 3 不登校支援の留意点
 4 不登校と医療機関
 5 登校刺激と改善のカギ
第4節 不登校とタイプ別対応
 1 母子分離不安型
 2 情緒混乱型
 3 混合型
 4 無気力型
 5 人間関係型
 6 ストレス神経症型
 7 発達障害・学習障害型

謝辞、参考引用文献


<コラム>
田舎での生活
ウサギとカメ
わが子は外国からの留学生
心の発達と幼児教育
過保護は大事
心のドア
何が言いたいの
あなたのためを思って
自由の本質
ゾウの思い込み
アリとキリギリス
キツネとブドウ
どうせ叱るなら1
どうせ叱るなら2
せっかく励ますなら
母性と父性
うつは心のカゼ
おかげさま


【定義・診断基準・チェックテスト等】
ボウルビィによる悲哀の4段階
ADHDの診断基準
文部科学省による「注意欠陥/多動性障害」の定義
ADHDと薬の副作用
ADHDとパーソナルスペース
文部科学省による「学習障害」の定義
ディスグラフィアの具体的症状
文部科学省による「自閉症」の定義
自閉スペクトラム症の診断基準
知能検査(心理検査)その1
知能検査(心理検査)その2
HSCチェックリスト
HSPチェックリスト
マズローの欲求5段階説
うつ病のセルフチェック
うつ病の診断基準
マインドフルネスによる瞑想法のやり方
パニック発作の診断基準
インターネット依存度テスト
不登校タイプ分けセルフチェック
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読むという抗い 小説論の射程

著者
千田洋幸 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
304 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2020年9月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-533-1 
Cコード
C1095 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
規範的な意味の要請に「抗う」ことによって、新たな解釈可能性が開かれる。近代小説をクリティカルに読み解く行為を通じて、テクストの強度を浮かびあがらせる試み。
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1〝語り〟への抵抗と異化
読むことの差別──島崎藤村『破戒』──
過去を書き換えるということ──夏目漱石『門』における記憶と他者──
転位する語り──森鷗外『雁』──
自壊する「女語り」──太宰治「千代女」の言説をめぐって──
自己物語の戦略──中島敦「山月記」を読み直す──

2 社会的・文化的文脈のなかで
モデル問題、受難から策略へ──島崎藤村の場合──
告白・教室・権力──『破戒』の構図──
戦争と自己犠牲のディスクール──宮沢賢治「烏の北斗七星」──
哄笑する〝細部〟──島田雅彦『ロココ町』──

3 ジェンダー/セクシュアリティへの視点
「作者の性」という制度──宮本百合子『伸子』とフェミニズム批評への視点──
性/「書く」ことの政治学──島崎藤村『新生』における男性性の戦略──
氾濫―反乱するシニフィアン──有島武郎『或る女』の物語言説をめぐって──
父=作者であることへの欲望──島崎藤村「嵐」の自伝性を読む──

4 テクストを生きる
  ──ロラン・バルトとエクリチュールの理念──

読むことの偶発性・一回性・有限性
  ──ロラン・バルト「作者の死」「作品からテクストへ」についてのノート──
エクリチュールの痕跡
  ──古市憲寿「百の夜は跳ねて」・北条裕子「美しい顔」と現代小説のオリジナリティ──
テクストを歩く──アニメ聖地巡礼と「還元不可能な複数性」をめぐって ──

あとがき
初出一覧
索引
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高校対象 連歌を楽しむ 鑑賞と創作入門

著者
黒岩 淳 
シリーズ
 
助成
 
判型
新書 
ページ
224 
定価
1,100円 (本体1,000円 )
発行日
2020年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-530-0 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/文芸評論 国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
日本の伝統文芸である「座の文学」の連歌。その楽しさを感じてもらうことを目的に、連歌の作品のほか連歌論や連歌に関する話なども紹介し、連歌の理解を深められるようにした。巻末付録に連歌創作時に役立つ事項を掲載。連歌の奥深さを知る好著。
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はじめに

第一章 連歌とは―「水無瀬三吟百韻」を例として
 1 連歌とは 
 2 「水無瀬三吟百韻」表八句を読む
 3 式目について

第二章 連歌を巻く―高校生が連歌に挑戦

第三章 連歌論を読む
 1 二条良基「連理秘抄」の一節―連歌の学び方
 2 宗長「連歌比況集」の一節―句の付け方・連歌会に参加する心構え
 3 里村紹巴「至宝抄」の一節―恋の本意 

第四章 連歌の禁制―会席廿五禁制之事

第五章 読本「絵本太閤記」に描かれた連歌―愛宕百韻

第六章 「醍睡笑」の連歌関連咄

第七章 連歌師の紀行―「筑紫道記」と「博多百韻」

第八章 連歌の魅力
 1 「座の文学」である連歌の特性に関して
 2 連歌の用語に関して
 3 その他

第九章 連歌を鑑賞し、連歌を詠むための参考文献

おわりに

(付録)
連歌用語集
連歌懐紙
句材表
季語集
連歌を詠むために知っておきたい言葉と表現
 1 使ってみたい大和言葉
 2 使ってみたい感覚表現
 3 使ってみたい文語表現
水無瀬三吟百韻 句材
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考古学から探る郡山城 ―城館が語る安芸の中世―

著者
小都 隆 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
160 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2020年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-522-5 
Cコード
C0020 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本 一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
戦国大名毛利氏の居城であった郡山城は、その歴史的背景や保存状態の良さから西国を代表する城の一つとされている。しかしその実態は必ずしも明らかになったとは言い難い。本書では、考古学的調査の成果をまとめ、史料調査や安芸の城館との比較を行って郡山城の構造と変遷をたどり、性格と意義を明らかにすることを目指す。
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はじめに
巻頭図版
 郡山城と城下・郡山城遠景・郡山城測量図・郡山城赤色立体図

第1章 これまでの調査
 1 廃城から幕末まで
 2 明治から戦前
 3 現代

第2章 郡山城の現状
 1 遺構の概要
 2 郡山城の郭の名称
 3 各郭の概要
 4 遺構の特色

第3章 残された遺構
 1 郭と切岸
 2 堀切
 3 土塁と石塁
 4 石垣と虎口
 5 通路
 6 建物と庭園・井戸
 7 残された遺構

第4章 採集された遺物
 1 陶磁器
 2 土師質土器
 3 瓦
 4 その他
 5 採集遺物から見た郡山城

第5章 郡山城の発掘調査
 1 大通院谷遺跡
 2 伝御里屋敷跡
 3 酉谷遺跡
 4 興禅寺周辺遺跡
 5 千浪郭群
 6 発掘調査から見た郡山城

第6章 史料から見た郡山城
 1 郡山城以前
 2 初期の郡山城
 3 拡張された郡山城
 4 郡山城の改修
 5 史料から見た郡山城

第7章 安芸の城館から見た郡山城
 1 安芸の城館
 2 室町期以前の城館
 3 戦国前期の城館
 4 戦国後期の城館
 5 織豊期の城館
 6 安芸の城館と郡山城

第8章 郡山城の性格と意義
 1 郡山城の構造
 2 郡山城の遺構の特色
 3 郡山城の変遷
 4 郡山城の性格と意義
 5 郡山城の価値

参考文献
おわりに
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ポスト・コロナの学校教育 教育者の応答と未来デザインPOD版

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編著
草原和博・吉田成章[広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI)] 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
182 
定価
2,178円 (本体1,980円 )
発行日
2020年7月17日 
ISBN
ISBN978-4-86327-528-7 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育
 
内容
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるパンデミックは、既存の学校教育の枠組みに何を投げかけたのか。「ポスト・コロナ」の学校教育の模索の中で、わたしたち教育に関わる者は、子ども、教師、保護者、地域の声にいかに「応答」しながら、どのような学校教育と社会の未来を描いていくのかを問うた一冊。

→関連書籍: 「コロナ」から学校教育をリデザインする

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【取扱い不可】
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巻頭言

第 1 章 コロナ・ショックに対する教育学研究者の応答責任
 第1節 教育ヴィジョン研究センターと学校休業問題
 第2節 コロナ・ショックをめぐる幾つかのエピソード
 第3節 ポスト・コロナにおける学校教育の課題と教育学研究者の責任

第2章 「コロナ・ショック」にどう向き合うか
 第1節 緊急アンケートの実施とその分析から見えてきた課題
 第2節 コロナ・ショックを振り返り、ショック後を展望する
 第3節 「ショック」への教育学的応答のこれまでとこれから

第3章 コロナ・ショック下の実践課題を捉える EVRI フェーズ
 第1節 コロナ・ショックにおいて迫られる授業実践の変容
 第2節 コロナ・ショック後の授業のあり方を考える
 第3節 EVRI フェーズの先にあるもの

第4章 コロナ問題の学校教育への影響と EVRI 版マトリックスの提案
 第1節 OECD レポートの概要
 第2節 OECD レポートにおける対策チェックリストの検討
 第3節 三つの時間的視点と三つのテーマ的視点からなる EVRI マトリックス
 ――コラム1 「教員の新一年生」と生徒とのコミュニケーションから学ぶ教育的関係
 ――コラム2 「新しい「学校生活」様式」の展望

第5章 コロナ・ショック下の実践的挑戦と教育学的応答
 第1節 コロナ・ショック下の実践的挑戦
  (1) 【小学校・遠隔学習支援】小学校発!「今,私たちにできること」探究記
  (2) 【小学校・社会】子どもどうしのつながりと学びの保障を求めて
  (3) 【小学校・特別活動】子どもと共にコロナウイルスにどう向き合うか
  (4) 【教育行政】教師と子どもに対する教育行政支援としての指導計画の作成と教育行政 の課題
  (5) 【中学校・社会】オフライン下での探究的な学びの展開
  (6) 【中学校・理科】自学自習と仲間との学び
  (7) 【中学校・社会】探究への意欲を生む!? 3つのスイッチ
  (8) 【中学校・音楽/初任者研修】音楽の授業を「楽しく」するために
 ――コラム3「中学校・高等学校<音楽科新任教員>からみた 2020 年 4~6 月」
  (9) 【日本人学校】北京日本人学校の取り組み
  (10) 【高等学校・マネジメント】
      COVID-19 パンデミックの学校教育における対応マトリックスの活用
  (11) 【高等学校・研修】分散勤務中の校内研修
  (12) 【高等学校・国語】まずはやってみた「評論文」オンライン解説
  (13) 【高等学校・英語】ピンチをチャンスに
  (14) 【高等学校・社会】オンラインにおける探究的・双方向的な社会科授業
 ――コラム4 オンライン教員研修の実践からポスト・コロナの教師教育を考える
  (15) 【高等学校・英語】はじめてのオンライン英語授業実践
  (16) 【高等学校・数学】 空間を共有できない授業だからこそみえた「多様な価値観」の大切さ
  (17) 【高等学校・総合】生徒と生徒・学年と学年をつなぐ「田舎主義」
 第2節 EVRI フェーズから見た授業実践の可能性と課題
 第3節 EVRI マトリックスから見た教育実践の可能性と課題
 ――コラム5 「コロナ・ショック」という窓を通して見る福祉
 ――コラム6 休校による受験生問題

第6章 コロナ・ショックに教育学はどう向き合うか
 第1節 学校マネジメントの視点から見た課題
 第2節 カリキュラムと教科教育の視点から見た課題
 第3節 特別支援教育の視点から見た課題
 第4節 日本語教育の視点から見た課題
 ――コラム7 大学で授業をするということ:ドイツでの非対面式授業の経験から
 ――コラム8 フランスの大学生:これまでとこれから
 第5節 校内研修と教員研修の課題
 ――コラム9 コロナ・ショック下のタイにおける日本人学校教師の経験
 ――コラム10 「with-after コロナ」における部活動の再開に潜む光と影
 第6節 教育行政学の視点から見た教育(行政)実践と展望
 ――コラム11 一年生問題:各一年生の語りから共通して見えてきたもの
 ――コラム12 オンライン授業に“授業らしさ”を織り込むには?:大学における事例報告
 ――コラム13 大学におけるオンライン授業の形態と大学教員の意識

第7章 ポスト・コロナの学校教育の課題と展望
 ―「応答」と「つながり」を軸とした教育の世界へ―
 第1節 「学校」という視角:多様な応答を「公的」に受け止める場
 第2節 「カリキュラム」という視角:多様な応答を「公的に」可視化する場
 第3節 「授業」という視角:多様な応答を「公的」に組織化する場

執筆者一覧
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小学校対象 もうやめて。“国語の力”を育てない国語の授業 「やりたい!」「できた!」「もっとできる!」が聞こえる授業のつくり方

著者
丹生裕一 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
128 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2020年6月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-524-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
日本の国語科教育の欠点克服の鍵をイギリスのLiteracy教育に見つけた!この分野の研究者であり元小学校教諭でもある筆者が開発し練り上げてきた、二つの国の教育の強みを生かした新たな国語の授業づくりの理論と新版教科書に準じた授業展開例を公開。
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はじめに

第1章 日本中で長く続く空回りの国語科指導
育たない国語の力
日本の国語科指導の二つの欠点
現場に届かない研究者たちの提言
国語能力を育てる国語の授業

第2章 国語能力を育てる授業のつくり方
1 授業づくりの基盤―日本型教育のよさを生かす
2 授業づくりのフェイズ(段階的局面)
  ―機能を持たせエネルギーを産む

第3章 文学的文章を読むスキルをトレーニングする
1 授業づくりの手順
2 具体事例
「スイミー」(レオ・レオニ)/「モチモチの木」(斎藤隆介)/「一つの花」(今西祐行)/「海の命」(立松和平)

第4章 説明的文章を読むスキルをトレーニングする
1 授業づくりの手順
2 具体事例
「じどう車くらべ」/「たんぽぽ」(ひらやまかずこ)/「アップとルーズで伝える」(中谷日出)/「ヤドカリとイソギンチャク」(武田正倫)/「時間の時計と心の時間」(一川誠)/「イースター島にはなぜ森林がないのか」(鷲谷いづみ)

第5章 文学的文章を書くスキルをトレーニングする
1 授業づくりの手順
2 具体事例
「お話しのさくしゃになろう」/「絵を見てお話を書こう」/「たから島のぼうけん」/「山場のある物語を書こう」/「冒険の物語を書く」

第6章 説明的文章を書くスキルをトレーニングする
1 授業づくりの手順
2 具体事例
「しらせたいな、見せたいな」/「この人を しょうかいします」/「もしものときにそなえよう」/「『ふるさとの食』を伝えよう」/「グラフや表を用いて書こう」/「反対の立場を考えて意見文を書こう」

第7章 話す・聞くスキルをトレーニングする
1 授業づくりの手順
2 具体事例
「これは、なんでしょう」/「うれしく なる ことばを あつめよう」/「クラスみんなで決めるには」「学校についてしょうかいすることを考えよう」/「グループ討論をする」

おわりに
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学習集団づくりが育てる「学びに向かう力」 授業づくりと学級づくりの一体的改革

編者
深澤広明・吉田成章 
シリーズ
学習集団研究の現在 vol. 3( vol. 1 vol. 2 ) 
助成
 
判型
A5 
ページ
192 
定価
2,090円 (本体1,900円 )
発行日
2020年6月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-492-1 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
今期の学習指導要領のキーワード「学びに向かう」力を主題に据え、学級経営の動向、道徳教育、幼児教育や特別支援教育、ジェンダー/セクシュアリティの分野をも視野に、学習集団の在り方、また教師の教育への「向かい方」を問い直す。

→学習集団研究の現在 vol. 1 vol. 2

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第1部 「学級で教える」からこそ育つ子どもの学力

第1章 授業の成立にとって学級とは何か〔熊井将太〕
第2章 子ども集団づくりの行方〔船越 勝〕
第3章 批判的リテラシー研究におけるリテラシ―概念の特徴と教育実践の展開―〔黒谷和志〕
第4章 「学びに向かう力」を育てる学習集団の指導
  ――「道徳科」授業への提案――〔折出健二〕
第5章 「学び」を強調した幼小接続をどうとらえるか
  ――学習集団づくりの立場から――〔豊田和子〕

第2部 学習集団づくりによる教育実践の記録と解説

第1章 子どもの主体性と多様性を大切にする保育
  ――やりたいことの実現を通しての創造的な学び――〔横井 生/古賀さゆり+渡邉眞衣子/山本理絵〕
第2章 大阪府・御幸幼稚園における「かがく遊び」の記録と解説
  ――「思考力の芽生え」をはぐくむ実践――〔長瀬美子〕
第3章 子どもたちの関係をつくりかえるために〔吉田聖史+髙木 啓〕
第4章 「かかわり」ながら、全員で学びを楽しむ学級づくり〔早田雅子+八木秀文〕
第5章 特別支援教育における生徒との出会いとかかわりづくり〔溝上大輔+湯浅恭正〕

第3部 学習集団研究の最前線

第1章 ジェンダー/マイノリティ研究と学習集団づくり〔山田 綾〕
第2章 経験主義の社会科における個と集団の問題〔田上 哲〕
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小学校対象 中学校対象 高校対象 国語科教育におけるメディア・リテラシー教育の研究 マルチモーダル・テクストの活用を中心に 

著者
羽田 潤 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
360 
定価
4,290円 (本体3,900円 )
発行日
2020年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-518-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
イギリスのメディア教科書を対象に、写真、短編映画、ドキュメンタリー、広告、CMなどを使った授業の方法を考察。われわれの日常にあふれているマルチモーダル・テクスト(メディア・テクスト)を教材にすることで課題解決型授業が可能になることを提案。国語科的思考を活性化させるためには、多様なインプットが必要であり、そのためには社会的メディアを多く採用することが最適であることを提唱する。
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序章 研究の目的・方法

第1節 研究の目的
 第1項 社会構造の変化
 第2項 我が国のメディア・リテラシー教育における現状と課題
 第3項 諸外国のメディア・リテラシー教育における現状と課題(2012年当時)
 第4項 本研究の位置
第2節 研究の方法

第1章  イギリスの国語科カリキュラムにおけるメディア・リテラシー教育

第1節 ナショナル・カリキュラムにおけるメディア・リテラシー教育
 第1項 ナショナル・カリキュラム(1988)と6つの基本アスペクト
 第2項 ナショナル・カリキュラム(1999)と動画テクスト(moving image texts)
 第3項 ナショナル・カリキュラム(2007)とマルチモーダル・テクスト(multimodal text)
第2節 English & Media Centre におけるメディア・リテラシー教育
 第1項 メディア・エデュケーションの12の導入ポイント
 第2項 4つの基本概念に基づくカリキュラム
 第3項 国語科に位置づけるメディア・エデュケーション
第3節 英国映画研究所(BFI)におけるメディア・リテラシー教育
 第1項 英国映画研究所の設立背景と活動内容
 第2項 シネリテラシー(Cineliteracy)とメディア・リテラシー教育
 第3項 『授業における動画テクストの活用とその指導』が目指したもの
 第4項 マルチモーダル・リテラシー育成のための「基本教授テクニック」
 第5項 「基本教授テクニック」が育むマルチモーダル・リテラシー
第4節 国語科とマルチモーダル・リテラシー
 第1項 国語科と「基本教授テクニック」
 第2項 「国語科における動画を使った授業」

第2章 イギリスの教科書におけるメディア・リテラシー教育

第1節 イギリスの教科書における多様なメディア活用
 第1項 国語科総合教科書“New Oxford English”シリーズの単元構成
 第2項 国語科メディア教科書“Mixed Media”の単元構成
第2節  国語科リテラシー教科書におけるメディア・リテラシー教育─“The Media Book”
 第1項 “The Media Book”(English & Media Centre KS3シリーズ)の概要
 第2項 短編映画と幼児番組で育むマルチモーダル・リテラシー(第7 学年)
 第3項 アニメーション番組を活用した学習活動─大単元4「『シンプソンズ』(テレビアニメ番組)を研究する─テレビ文化」の学習活動
 第4項 CMを活用した学習活動─大単元5「Selling You(th)─若者に向けた広告活動」
 第5項 写真を活用した学習活動─大単元6「Photo─You」
 第6項 雑誌とドキュメントバラエティを活用した学習活動で象徴性を読む
 第7項 中編映画を活用した学習活動─大単元9「Patterns」
 第8項 “The Media Book”で育むリテラシー
第3節 メディア教科書におけるメディア・リテラシー教育─Doing Ads
 第1項 “Doing Ads”の概要
 第2項 セクション「1スターティング・ポイント」
 第3項 セクション「2広告を読む(Reading an Ad)」
 第4項 セクション「3重要なメッセージ」の学習活動
 第5項 セクション「5コカ・コーラのある生活(The Coke Side of Life)」
 第6項 “Doing Ads”で育むリテラシー─メディア教材の教材化の観点
第4節 メディア・スタディズ教科書におけるメディア・リテラシー教育─Teaching TV News
 第1項 “TEACHING FILM AND MEDIA STUDIES”シリーズの概要
 第2項 “Teaching TV News”の概要
 第3項 “Teaching TV News”の教授法
 第4項 ニュース分析の具体
 第5項 ニュース番組で育むリテラシー
第5節 教科書で育むリテラシー

第3章 イギリスの授業におけるメディア・リテラシー教育

第1節 MIL2010 におけるメディア・リテラシー教育
第2節 国語科で行われるメディア・リテラシーの授業実践 Rosendale Primary School
第3節  メディア・スタディズで行われるメディア・リテラシーの授業実践─“Moving Image Arts”の授業:Caludon Castle School(総合制中等学校・シックスフォーム併設)
 第1項 “Moving Image Arts”の概要
 第2項 “Moving Image Arts”の授業の実際
 第3項 メディアについて学ぶことで育まれるリテラシー
第4節 国語科メディア学習とメディア・スタディズ

第4章 日本におけるメディア・リテラシー教育

第1節 動画を軸としたマルチモーダル・リテラシー教育カリキュラム
 第1項 カリキュラムの目的と順序性
 第2項 マルチモーダル・リテラシーとマルチモーダル・テクストで育むリテラシー
 第3項 学習指導要領とマルチモーダル・リテラシー
第2節 授業実践開発─「基本教授テクニック」等を踏まえた学習プログラムの開発
 第1項 自己認識としてのメディア・リテラシー
 第2項 学習プログラムの開発
 第3項 「基本教授テクニック」を踏まえた授業の展開─「フォトストーリー制作」
 第4項 「基本教授テクニック」を踏まえた授業の展開─「ひな鳥の冒険」の予告編制作
第3節 マルチモーダル・テクストで育むリテラシー

終 章 研究の総括と展望

第1節 総括
 第1 章 イギリスの国語科カリキュラムにおけるメディア・リテラシー教育
 第2 章 イギリスの教科書におけるメディア・リテラシー教育
 第3 章 イギリスの授業におけるメディア・リテラシー教育
 第4 章 日本におけるメディア・リテラシー教育
第2節 展望

参考・引用文献
あとがき
索引
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中学校対象 協働して学びに向かう力を育てる 中学校 国語科教育実践集 POD版

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著者
宮﨑潤一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
242 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2020年5月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-525-6 
Cコード
C1081 
ジャンル
国語教育
 
内容
3回の学習指導要領の改訂を経る20数年間にわたる著者の実践を、系統分類してまとめた一冊。学習者がこれからの社会を生き抜いていく力を身に付け、協働性、学びに向かう力を育む国語科の授業展開を提案する。
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■読み深めの学習

 わたしの『しろばんば』をつくろう―読み手主体の読書指導と読書環境(中1)
 『大人になれなかった弟たちに・・・』―表現技法から読みを深める学習(中1)
 御伽草子『むかしむかしうらしまは』―生徒が楽しむ古典学習の工夫(中1)
 「故事成語」のシナリオづくり―意味と成立過程を理解するペープサート劇の実践(中1)
 漢詩群読を通して考えることばの表現力―アクティブラーニングの実践(中2)
 万葉風和歌をつくろう―古典和歌の特徴を楽しむ学習(中3)
 俳句を味わう―鑑賞から、創作まで/俳句の読まれた地を訪れて(中3)
 「故郷」のシナリオづくり―段階を意識した学習(中3)
 『阿Q正伝』から学ぶもの―「故郷」で習得した知識を活用して(中3)


■情報整理・発信の学習

 メディアの特性を知ろう―コマーシャルに着目した学習(中2)
 ビデオ教材をみてメモにまとめよう―情報を整理し構造化する力を養う学習(中3)
 レポートを書こう―マッピングを用いて思考・情報を整理する学習(中1)
 キーワードを意識した音声情報の整理―情報の本質をつかみ取る力を養う学習(中3)
 考えて、まとめて、発信する―テーマのある情報収集と要約学習(中3)
 話し合いを通して仲間と取り組む新聞づくり―メディアの特性に気づいて表現する(中1)
 楽しく話し合うキャプションづくり―ワークシートを使って評価につなげる(中1)
 次への学習の基礎とするための新聞づくり―理解した情報を加工して表現する(中1)
 「記述力」を高めるための授業改革―心・技・体の新聞づくりを通して(中全)
 「短歌虎の巻コンテスト」から考える新聞表現―遊びの発達段階を意識した学習(中2)
 パネルディスカッションで伝える力を高めよう―発問の工夫(中1)
 ディスカッションをしよう―先輩の体験に学ぶ(中1)
 フロアーの意見を通して自ら伝える力を高める―スピーチ評価カードで評価力を培う(中2)
 学習者の討論力を鍛えるための支援―討論力の獲得道場の実践(中3)


■表現・伝達の学習

 手紙を書こう―職場体験活動での感謝の気持ちを伝える(中2)
 意見文を書こう―構想・推敲にパソコンソフトを活用して(中2)
 相手を想定した伝え方を考える―地域活動・国際理解を深める活動/中間報告(中1)
 課外活動を通して適切な伝え方を考える―言語への理解を深める学習(中1・中3)
 二つのサプライズで思考・判断を見る―クイズから話し合いの場をつくる学習(中3)

■特別支援教育

 「書くこと」の指導―関係性を理解し思考する力を育てる学習(中1)
 「聞く力」「伝える力」をつける―自立活動から「レジリエンス」を鍛える学習


■実践の工夫

 「伝統的言語文化」教材の特性を生かした指導
 中学校三年間を通して考える学習意欲を高める言語活動―どう開発し、工夫するかプレゼンテーション学習指導のポイント―三年間の段階を考えて
 司会の言葉遣いについての指導方法の工夫―パネルディスカッション活動を通して
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英語心理動詞と非対格動詞の習得はなぜ難しいのか ―動詞の項構造の習得をめぐって―POD版

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著者
佐藤恭子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
88 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2020年5月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-523-2 
Cコード
C1082 
ジャンル
教育
 
内容
日本人英語学習者の心理動詞と非対格動詞習得の実態を、誤用例の紹介や学習の実験データによって究明。動詞の項構造の習得について実証的に解明する。
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はしがき
はじめに

1 動詞の項構造の習得とは
2 心理動詞とは
 2.1 日本語の心理動詞
 2.2 学習者コーパスにみる心理動詞の使用実態
 2.3 実験
 2.4 考察
 練習問題A
3 心理形容詞
 3.1 学習者コーパスにみる心理形容詞の使用実態
 3.2 日本語の心理形容詞
 3.3 実験
 3.4 考察
 練習問題B
4 心理動詞と主語の有生性(animacy)
 4.1 実験
 4.2 考察
 資料
 練習問題C
5 非対格動詞とは
 5.1 自動詞の2分類
 5.2 学習者の誤用の実態
 5.3 受身文の誤用と使用文脈の影響
 5.4 誤用に対する仮説
 5.5 非対格動詞の習得過程
 5.6 習得順序の傾向
 5.7 学習へのヒント
 練習問題D

参考文献
終わりに
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研究授業の単元も作れるようになる!道徳科のカリキュラム・マネジメントを実現する年間指導計画作り 

著者
中野真悟 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
120 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2020年5月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-520-1 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈道徳教育〉
 
内容
道徳科のカリキュラム・マネジメントを実現するため、評価をふまえた年間指導計画の作成法について紹介する。児童生徒の実態に合った単元を作るための方法として、「ストーリー配列法」を提案している。単元を作る練習問題やその詳しい解説もあり、実際にチャレンジすることで、理解を深めながら単元や年間指導計画の作成法に習熟できる。研究授業や実践研究で、複数時間の単元を作ることになったり、各教科等の教育活動と関連づけた実践を行うことになったりした場合にも、本書で紹介されたやり方が活用できる。

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第1章 道徳科の年間指導計画とは
1 道徳科の年間指導計画作成と教科書
2 教科書カリキュラムとカリキュラム・マネジメント
3 道徳科の年間指導計画作りの土台となるもの
 (1)学校の道徳教育の重点目標
 (2)道徳教育の全体計画
 (3)道徳科と道徳教育の違い
4 道徳科の年間指導計画を作るうえで考慮すべきこと
 (1)主題の性格を考慮する
 (2)他の教育活動(各教科等、体験活動)との関連を考慮する
 (3)季節的変化を考慮する
 (4)複数時間の関連を図る
 (5)重点的指導を工夫する

第2章 主題の配列や単元構成のやり方
1 ストーリー配列法
2 主題の配列法
 (1)主題同士のつなげ方を考えましょう
  1直列型配列
  2並列型配列
  3同心円型配列
 (2)重点指導項目と関連項目との関係を考えましょう
  1帰納型配列
  2演繹型配列
  3複合型配列
 (3)主題の流れにおける重点指導項目の位置づけを考えましょう
  1導入型配列
  2終末型配列
  3回帰型配列
  4発展型配列
  5イベント型配列
 (4)各教科等と関連付けましょう
  1実感型配列
  2展開型配列
  3深化型配列
3 単元の構成法
 (1)年間指導計画の逆向き設計
 (2)各学年の目指す児童生徒像作り
  1各学年の児童生徒の道徳性に係る実態の把握
  2各学年の道徳科の重点指導項目の選定
  3各学年の目指す児童生徒像の設定
  4発展性を考慮した大単元の構成法
 (3)単元作りと主題選び
  1大単元の作り方
  2中単元の作り方
  3主題の選び方
  4主題の並べ方

第3章 主題の配列や単元の構成にチャレンジしてみよう!
レベル1 ユニット学習
 (1)ユニット学習の作り方
 (2)ユニット学習の構成にチャレンジしてみよう
レベル2 総合単元的な道徳学習
 (1)総合単元的な道徳学習の作り方
 (2)総合単元的な道徳学習の構成にチャレンジしてみよう
レベル3 発展的な年間指導計画
 (1)発展的な年間指導計画の構成とは
 (2)発展的な年間指導計画の構成にチャレンジしてみよう

第4章 年間指導計画のカリキュラム・マネジメント
1 カリキュラム・マネジメントと評価
 (1)カリキュラム・マネジメント
 (2)道徳科の評価
2 年間指導計画の弾力的な取り扱い

[付録1]特別の教科道徳の目標・内容項目
[付録2]内容項目一覧表
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戦後台湾の日本語文学 黄霊芝小説選 POD版

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著者
黄霊芝[下岡友加編] 
シリーズ
 
助成
 
判型
菊 
ページ
288 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2020年4月13日 
ISBN
ISBN978-4-86327-521-8 
Cコード
C0097 
ジャンル
文学・語学/アジア〈文学〉
 
内容
2006年旭日小綬章受賞者、黄霊芝の日本語小説10編、書き下ろし1編を収める。その殆どを1940年後半~60年代の戒厳令下の台湾社会を作品背景とし、また人物の思いこみやユニークな思考が作り出す、独創的な世界へと読む者を引き込む。
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古稀
「金」の家
紫陽花
天中殺

仙桃の花
輿論
蟇の恋(短歌小説)
董さん

違うんだよ、君―私の日文文芸―(評論)

黄霊芝略年譜
解説…【下岡友加】
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教員人生十か条 厳しい教育現場を生き抜く50の知恵

著者
山﨑直人 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
176 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
2020年4月24日 
ISBN
ISBN978-4-86327-508-9 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈教育エッセイ・記録〉
 
内容
「是非、自分なりの、こだわりの十か条をつくってみませんか。」小学校校長である著者が自身の教員人生を振り返り、自分自身を見つめ、その人生の教訓と感謝からつくられた十か条とそれにまつわる思い。若手教員、中堅教員、教頭、そして校長。すべての教員と新たなライフステージにのぞむ人たちへの激励と十か条のススメ。
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【品切】
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はじめに~ 「あたりまえ十か条」をつくってみて~

第1章 若手教員十か条
第一条 全校児童を惹きつけて話す力をもとう
第二条 挑戦しよう
第三条 悩み、失敗し、不甲斐なさを自覚しよう
第四条 働き方を工夫しよう
第五条 指導記録簿を有効利用しよう
第六条 先輩教員からたくさん盗んで真似しよう
第七条 研究協議会で発言しよう
第八条 得意分野の「芯」を持とう
第九条 仕事の中に「楽しみ」を見つけよう
第十条 師をもとう

第2章 中堅教員十か条
第一条 まず動き、動きながら考えよう
第二条 守りに入らないで、攻めよう
第三条 甘え上手になろう 第四条 先輩風を吹かそう
第五条 教え上手になろう
第六条 とうてい敵わない相手と付き合おう
第七条 名指しの仕事は引き受けよう
第八条 自分の考えを発信しよう
第九条 学校を動かそう
第十条 師に迫ろう

第3章 教務主任十か条
第一条 見える世界が変わったことを楽しもう
第二条 全体像を示してから伝えよう
第三条 「不安」が「不満」に変わる前に手を打とう
第四条 支えることの面白さを学ぼう
第五条 引き受けよう
第六条 子供の名前を出して語ろう
第七条 教育環境づくりのエキスパートになろう
第八条 管理職の仕事を知っておこう
第九条 ナンバー3ではなく、教員リーダーになろう
第十条 「いい学校には、いい教務主任がいる」と自負しよう

第4章 教頭十か条
第一条 「子供のためになるか」を判断基準にしよう
第二条 「校長先生は気持ちのいい状態か」を心がけよう
第三条 「先生方が仕事をしやすい環境をつくっているか」に心を砕こう
第四条 まずは「聴くこと」に徹しよう
第五条 校長の経営方針を翻訳して、具体的な取組として伝えよう
第六条 仕事の軽重を見極め、仕組化で効率的に処理しよう
第七条 「伝えたこと」ではなく「伝わったこと」を大事にしよう
第八条 報連相は素早く、且つ、必ず案を持って臨もう
第九条 保護者や地域や外部の方などのマンパワー活用をプロデュースしよう
第十条 得意分野を生かして学校を活性化しよう

第5章 校長十か条
第一条 夢を語ろう
第二条 「新任であること」を強みであると勘違いしよう
第三条 「学校の顔」であることを利用しよう
第四条 矢面に立とう
第五条 つながり、つなげよう
第六条 「伝わる言葉」で語ろう
第七条 子供と本気で向き合おう
第八条 仕事以外のことをしよう
第九条 ひとりになって思いを巡らそう
第十条 畏れをもとう

おわりに ~自分の十か条をつくる、ということ~
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ことばの授業づくりハンドブック 探究学習 授業実践史をふまえて

編者
幸田国広[浜本純逸監修] 
シリーズ
ことばの授業づくりハンドブック 
助成
 
判型
A5 
ページ
256 
定価
2,530円 (本体2,300円 )
発行日
2020年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-510-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
児童・生徒が課題解決や物事の本質理解のために日常の各分野で能動的に展開する探究型の学習。これを遂行するために不可欠なことばの力を着実に育てる指導について、実例に学びながら授業づくりのヒントを示す。
より詳しくご紹介
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先行研究をレビューする変な序文……………………………………… 浜本 純逸

総 論 探究学習とは何か―ことばの教育の視座から―…………… 幸田 国広

第一章 自分が住む地域を調べる・発信する………………………… 首藤 久義

第二章 読書の世界 ―読書生活を創造する―……………………… 稲井 達也

第三章 サブカルチャー(若者文化)を学習に取り入れる………… 森 美智代

第四章 キャリアのデザイン…………………………………………… 島田 康行

第五章 環境問題を考え、この星の未来を切り拓く………………… 佐野  幹

第六章 日本語の不思議………………………………………………… 牛山  恵

第七章 メディアで探究し、メディアを探究する…………………… 中村 敦雄

第八章 足元の暮らしから迫る「伝統的な言語文化」……………… 村上 呂里

第九章 戦争・暴力を無くし、人権を守る…………………………… 草野十四朗

第十章 わたしの存在・わたしの自由、他者とわたし……………… 坂口 京子

展 望 国語科の「探究学習」はどこへいくのか…………………… 府川源一郎

あとがき…………………………………………………………………… 幸田 国広

索引
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19世紀「鉄と蒸気の時代」における帆船 

著者
吉田 勉/日本産業技術史学会学会賞 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
256 
定価
3,190円 (本体2,900円 )
発行日
2020年4月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-519-5 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
産業革命における機械化の時代を経てなお物資の輸送が帆船によって担われ続けた要因について、船舶における技術的変遷を基礎に、貿易統計その他の史料より分析する。
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はしがき

序章 問題の所在、及び課題と検証方法
1 帆船から蒸気船への移行時期に関するこれまでの論点
2 本書の課題と検証方法
3 Lloyd’s Registerについて
序章の注

第1章 19世紀における造船技術と海運
1.1 19世紀に至るまでの造船技術の進歩の概要
 1.1.1 科学的な造船業
 1.1.2 船型研究
 1.1.3 船体強度に関する研究
 1.1.4 帆船の建造技術
 1.1.5 木造帆船の建造手順
 1.1.6 帆船の船型について
1.2 蒸気船の登場
 1.2.1 実用蒸気船の始まり
 1.2.2 鉄船の建造と鉄製蒸気船の建造
 1.2.3 19世紀における造船研究
1.3 海運
 1.3.1 貿易航路の進展
 1.3.2 帆船の航路と風及び海流
 1.3.3 船舶需要の増大
  (1)貿易額の拡大
  (2)部門別輸出入額の変遷
  (3)再輸出額の変遷
 1.3.4 輸送量
  (1)輸入量
  (2)輸出量
 1.3.5 新造船舶の建造
 1.3.6 人口の都市集中による
食料輸入の増加と船舶需要
1.4 船舶建造と造船用木材の不足
 1.4.1 造船用木材不足の主要因
 1.4.2 造船用木材不足に対する対応とその問題点
 1.4.3 造船用森林資源の保護対策とその結果
 1.4.4 造船用木材不足に対する対策
  (1)外国木材の輸入
  (2)造船用木材保管方法による損失対策
  (3)造船部材としての鉄の使用
  (4)船舶不足に対する応急的対策
第1章の注

第2章 舶用蒸気機関の開発の遅れ
2.1 19世紀前半期の舶用蒸気機関の実情
 2.1.1 舶用蒸気機関の問題点
 2.1.2 なぜ蒸気船は大型化したのか
 2.1.3 舶用蒸気機関の利用範囲の拡大
2.2 外車 からスクリュ-・プロペラへの推進方法の変更
2.3 単気筒蒸気機関の種類
 2.3.1 外車推進蒸気船用単気筒蒸気機関
  (1)ビ-ム・エンジン
  (2)サイドレバ-・エンジン
  (3)オッシレ-ティング・エンジン
  (4)スティ-プル・エンジン
  (5)ダブルシリンダ・エンジン
  (6)ダイアゴナル・エンジン、及び
ホリゾンタル・エンジン
 2.3.2 スクリュ-・プロペラ
推進蒸気船用単気筒蒸気機関
(1)トランク・エンジン、及び
    リタ-ン・コネクティング・ロッド・エンジン
(2)倒置縦型機関
第2章の注

第3章 物資輸送手段としての蒸気船と帆船
3.1 蒸気船による大西洋横断
3.2 クリッパ-の登場とその発展
 3.2.1 アメリカの帆船建造技術の進歩
 3.2.2 アメリカのクリッパ-による中国交易への参入
3.3 木鉄交造船の登場
 3.3.1 英国の帆船建造技術の停滞
 3.3.2 木鉄交造船の建造
3.4 造船部材の変遷
 3.4.1 船体材料の変遷
 3.4.2 帆船における鉄及び鋼材の使用
 3.4.3 蒸気船における鉄及び鋼材の使用
第3章の注

第4章 帆船の優位を継続させた他の要因
4.1 省人化の推進による運賃の低減
4.2 船底への銅板被覆技術と電食の防止
4.3 海洋に関する科学的研究の進歩
4.4 移民の急増と金鉱の発見
4.5 イギリス造船技術の停滞と法・条例の問題点
 4.5.1 トン税測定法の変遷
 4.5.2 航海条例の制定と廃止までの経緯
 4.5.3 商船法の制定
4.6 蒸気船と郵便補助金政策
 4.6.1 郵便輸送における帆船から蒸気船への移行
 4.6.2 郵便輸送蒸気船の進歩の遅れ
 4.6.3 郵便補助金政策への疑問と変質
 4.6.4 郵便補助金政策の弊害
第4章の注

第5章 スエズ運河の開通とそのインパクト
5.1 2段膨張機関の発明
 5.1.1 2段膨張機関とは
 5.1.2 Holt 社の快挙と2段膨張機関装備の一般化
5.2 スエズ運河開通の意義
 5.2.1 スエズ運河の竣工
 5.2.2 スエズ運河が海運業に与えた影響
 5.2.3 航海距離の短縮とその影響
5.3 スエズ運河開通後の蒸気船と帆船
 5.3.1 蒸気船に与えた影響
―いわゆる「スエズ・マックス」問題―
 5.3.2 帆船に与えた影響
5.4 帆船の延命とインフラストラクチュアの整備
 5.4.1 給炭基地の整備
 5.4.2 給炭基地への石炭輸送
 5.4.3 港湾設備の整備
 5.4.4 輸送手段に対する海運業者の選好
 5.4.5 帆船の側での経営努力
第5章の注

第6章 帆船から蒸気船への移行時期の再考
6.1 帆船と蒸気船の技術的進歩の概要
6.2 造船と製鉄業の進歩
6.3 造船と工作機械の進歩
6.4 技術複合体としての帆船
6.5 技術複合体としての蒸気船
 6.5.1 船体と推進器
 6.5.2 ボイラの進歩
 6.5.3 復水器の進歩
 6.5.4 19世紀最後の25年間における蒸気機関の進歩
6.6 技術複合体的見地からの移行時期
第6章の注

おわりに

付図1 物資輸送用蒸気船への道のり(1)
付図2 物資輸送用蒸気船への道のり(2)

参考文献

索引

あとがき
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Asymmetries in the Distribution of Power in the Multicultural Workplace :Reducing the Imbalances with Intercultural CompetencePOD版

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著者
田北冬子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
216 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2020年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-517-1 
Cコード
C3082 
ジャンル
教育
 
内容
Cross-Cultural Communication Strategy-Language and Power/ Issues of English as a Lingua Franca (ELF)/ Developing Intercultural Competence/ Power Relations and Interactional Dominance/ Implications for Balancing Power Relations in the Multicultural Workplace(本文英文)
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Abstract
Table of contents
Abbreviation Used in This Study
Acknowledgements

Chapter 1 Introduction
 1.1 Background
 1.2 Power Relations in the Workplace Across Culture
 1.3 Problem of English as Dominant Language
 1.4 Ideology and Power
 1.5 Goal of the Research Project
 1.6 Dissertation Overview

Chapter 2 Literature Review
 2.1 Introduction
 2.2 Language and Power
 2.3 Issues of English as a Lingua Franca (ELF)
 2.4 Conversational Styles and Dominance
 2.5 Problems of NNS and NS Interaction
 2.6 Strategic Competence and Communication Strategies
   2.6.1 Theory by Canale and Swain
   2.6.2 Bachman’s model
   2.6.3 Taxonomy of CSs of Tarone’s
   2.6.4 Definition and Taxonomy of CS by Færch and Kasper
   2.6.5 The Nijmegen project
   2.6.6 Issues and limitations of previous CS research
 2.7 Developing Intercultural Competence

Chapter 3 Pilot Study
 3.1 Introduction
 3.2 Research Questions
 3.3 Methodology
 3.4 Results
   3.4.1 Silence
   3.4.2 Talk Distribution
   3.4.3 Questioning Strategies
   3.4.4 Directness/Indirectness Strategies
   3.4.5 Survey of Japanese Observers’ Perceptions
 3.5 Discussion

Chapter 4 This Study
 4.1 Introduction
 4.2 Research Questions of This Study
 4.3 Data Collection Methods
   4.3.1 Participan
   4.3.2 Data Collection Procedure
   4.3.3 Ethnographic Descriptions of the Meeting
   4.3.4 Data Analysis of the Meetings
 4.4 Interview Data Analysis

Chapter 5 Power Relations and Interactional Dominance in Department Meetings
 5.1 Introduction
 5.2 Distribution of Interactional Dominance
 5.3 IRF (Initiation, Response, and Follow-ups) as Indication of Dominance
 5.4 Interruptions as Indication of Dominance
 5.5 Types of IRF and Interactional Patterns of Dominance
 5.6 Intercultural Competence in Meeting Interaction
 5.7 Intercultural Communication Strategies in the Meetings

Chapter 6 Conflicting Perceptions of Power Relations and Professional Accumulation
 6.1 Themes Identified and Participants’ Perceptions of Power Relations
 6.2 Conflicting and Shared Perceptions of Power Relations in the Meetings
 6.3 Acculturation and Construction of Professional Identity
 6.4 Development of Intercultural Competence
 6.5 Comparison between Meeting Interaction and Reported Perceptions
 6.6 Conclusion

Chapter 7 Conclusion
 7.1 Summary of Findings
 7.2 Implications for Balancing Power Relations in the Multicultural Workplace
   7.2.1 Need to Create an Inclusive Work Environment for More Equal Power Relations
   7.2.2 Recognizing English as a Dominant Language Creating Unequal Power Relations
   7.2.3 Learning to Use English as a Lingua Franca (ELF) and an International Language (EIL)
   7.2.4 Employing Some Effective Communication Strategies Collaboratively to Balance Power Relations
   7.2.5 Adapting to Different Cultural Communication Styles
   7.2.6 Importance of Being Aware of Our Own ‘Ideologies’ across Culture   
   7.2.7 Mutual Efforts for Adaptation and Developing Intercultural Competence
 7.3 Significance of This Study
 7.4 Limitations of This Study
 7.5 Future Research

References

Appendices
 Appendix 1
 Appendix 2
 Appendix 3
 Appendix 4
 Appendix 5
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職業教育研究の諸相 POD版

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編著
佐々木英一・吉留久晴 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
148 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2020年3月24日 
ISBN
ISBN978-4-86327-516-4 
Cコード
C3036 
ジャンル
教育
 
内容
日本や欧米諸国の職業教育に関する研究に携わってきた研究者7名による論文集。ドイツのデュアルシステム、アメリカのハイスクールにおける職業教育、日本の工業高校や専門学校等に関する興味深い論文を収録。
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【取扱い不可】
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序章 約半世紀にわたる職業教育研究の軌跡
―自己の研究史を振り返る―

 第1節大学院生時代(1973年4月~1979年3月)
 第2節岩手大学時代(1979年4月~1984年9月)
 第3節鹿児島大学時代(1984年10月~1998年3月)
 第4節追手門学院大学時代(1998年4月~2019年3月)
 おわりに

第1章 ドイツにおけるデュアルシステムの新展開
―支援付き職業訓練の導入―

 はじめに
 第1節大要
 第2節導入過程・内容
 第3節導入当初の状況
 おわりに

第2章 アメリカのハイスクールにおける「進学とキャリアの双方に備える」職業教育改革
―NYC P―TECHを事例として―

 はじめに
 第1節アメリカにおける「進学とキャリアの双方に備える」改革
 第2節P-TECH 9-14モデルによるハイスクール改革
 第3節NYC P-TECHの特徴
 おわりに

第3章 米国カリフォルニア州におけるハイスクールのカリキュラム開発
―職業教育における「レリバンス(relevance)」を手がかりに―

 はじめに
 第1節職業教育改革の動向
 第2節職業教育モデル・カリキュラム基準
 第3節「質の高い職業教育システムの11要素」の特徴
 第4節「関連づけられた学習」の認証要件
 おわりに

第4章 工業高校におけるインターンシップの実態
―関西O市域の4校を事例として―

 はじめに
 第1節高校段階のインターンシップ
 第2節調査結果
 おわりに

第5章 専門学校教員のキャリア形成の類型化に関する予備的検討
―「専門学校教員になる」までに焦点をあてて―

 はじめに
 第1節新規学卒参入について
 第2節関連職歴参入について
 第3節異業種転職を経て教員へ
 おわりに

第6章 専門学校における職業教育の基本的特徴
―職業教育の水準・分野に着目して―

 はじめに
 第1節学校制度上の位置づけ
 第2節教育プログラムの水準
 おわりに

あとがき

著作目録

執筆者一覧
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深澤清治先生退職記念 英語教育学研究 

編著
鬼田崇作・山内優佳 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
336 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2020年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-512-6 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
英語教育研究の専門家22名による共著。4技能、語彙・コーパス、小学校英語、指導法、学習デザイン、英語教育史の各分野から論じる。
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まえがき …………………………………………………………………………… 山内 優佳

4技能

中学校・高等学校で指導された英語リスニング方略
─質問紙自由記述欄への回答の分析─ …………………………………………… 山内優佳

中学生の英語スピーキング音声に対する英語母語話者,
非英語母語話者の主観的評価の比較 ……………………………………………… 猫田英伸

日本人大学生における英語多読教材としての絵本の有効性─NIRS を用いた脳科学的見地からの検証─ ………………… 大下晴美

Effects of Extensive Reading on Motivation in Japanese EFL University Students
……………………………………………………………………………………… Yukiko Taki

大学英語教育におけるサイトラ研究の概観と展望……………………………… 辰己明子

内省的な書き手育成を目指した英語ライティング指導モデルの探求………… 仲川浩世

外国語として英語を学ぶ学習者の読む力と書く力の関係性に関する研究…… 浅井智雄

インプットを重視したライティング活動………………………………………… 達川奎三

語彙・コーパス

第二言語の視覚的単語認知における語彙競合
─SOA 500 ミリ秒での実験的検討─ ………………………………………………鬼田崇作

日本人EFL学習者における学習課題形式による語彙学習方略の変容…………… 田頭憲二

英語学習者による関係節の産出状況の計量的分析とその課題 ………………… 阪上辰也

小学校英語

深澤・松宮(2007)論文が見た「児童が求める教科書像」と
『We Can!』が可能にする学び…………………………………………………… 松宮奈賀子

小学校外国語教育の本格化に向けて意義や課題を考える ……………………… 篠村恭子

指導法

関係代名詞学習におけるブロック教材の効果性
─符号化特定性原理の観点から─ ………………………………………………… 近山和広

英語初級学習者に対するコミュニケーションにおける適切性の指導
─「気持ちを伝える」働きに焦点をあてて─……………………………………… 又野陽子

英文法例文の提示時期を考慮に入れた質的条件に関する研究…………………… 中住幸治

習熟度を加味した混成クラスの効果─新学部での英語教育の取り組み─……… 階戸陽太

学習デザイン

中等教育の外国語(英語)科教育におけるプロジェクト型学習………………… 藤居真路

アクティブラーニングの一環としての多読教育の実践…………………………… 田中博晃

形成的フィードバックが学習者の自己調整学習に及ぼす作用
─英語苦手意識を持つ学習者に焦点を当てて─………………………………… 土屋麻衣子

日本の英語教育に対する財界要求の特徴
─求められる人材像にみられる英語教育観─……………………………………… 平本哲嗣

英語教育史

大学教養英語文法教材の変遷一考
─琉球大学の3 英文法教材の事例紹介─……………………………………………上原 義徳

深澤清治先生略年譜

深澤清治先生・著作一覧

お礼のことば─『英語教育学研究』刊行にあたって─…………………………… 深澤清治

あとがき …………………………………………………………………………………鬼田崇作

執筆者一覧
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メタ認知と読解方略 説明文教材の読解指導を中心として

著者
片岡 実 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
112 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2020年4月3日 
ISBN
ISBN978-4-86327-514-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
McNamaraらが作成した読解方略使用モデルとメタ認知活動とを関連付け、読解方略を精緻化するための指導を段階的に行うことで、生徒に表れた読解力の変化を紹介する。
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1.問題の所在と研究の目的
 1.1.問題の所在
  1.1.1.メタ認知の必要性(メタ認知知識,モニタリング,コントロールの関係)
  1.1.2.メタ認知と学習
  1.1.3.読解とメタ認知
  1.1.4.従来の読解におけるメタ認知訓練の研究と問題点
 1.2.研究の目的

2.研究1「モニタリングの段階を視覚化する手法を用いて」
 2.1.目的
 2.2.方法
 2.3.結果
 2.4.考察

3.研究2「メタ認知活動を活性化するための学習段階(言葉に関する知識を活用する・自分の知識を活用する・文の構造を理解することを活用する)を設定して」
 3.1.目的
 3.2.方法
 3.3.結果
  3.3.1.テスト得点の変化
  3.3.2.方略の変化
  3.3.3.考察

4.総合考察「学習の目的を意識しながら学ぶこと」を中心に

おわりに
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中学校対象 《類似》でつなぐ力を育てる中学校国語科授業の研究 

著者
齋藤隆彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
454 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
2020年2月27日 
ISBN
ISBN978-4-86327-513-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
抽象・具体などの概念操作の知見や、言語記号の配列様式である統辞・範列の知見もふまえ、国語科において《類似》でつなぐことをどう位置づけ、問題解決のための力として、どのように《類似》でつなぐ力を伸ばしていくのかを考察する。
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はじめに
凡例

序章 研究の目的と方法
 第1節 研究の目的
 第2節 研究の方法

第1章 《類似》でつなぐ力に関する言説の検討
 第1節 問題の所在
 第2節 《類似》への評価の概観
 第3節 《類似》の構造
   1 「抽象化・具体化」と《類似》の関係
   2 《類似》と《差異》の関係
 第4節 《類似》と思考
   1 《類似》と認識・思考
   2 《類似》と言語と創造性
 第5節 《類似》と「問題解決」
 第6節 結論

第2章 国語科教育における《類似》でつなぐ力の位置
 第1節 問題の所在
 第2節 国語科教育と《類似》でつなぐ力に重なる言葉
   1 国語科教育と「レトリック」
    1.1 「レトリック」の日本における盛衰
    1.2 「レトリック」の復活
   2 国語科教科教育関係の辞典類と《類似》でつなぐ力    
2.1 『国語教育指導用語辞典』
2.2 『文芸研 国語教育事典』『文芸研・新国語教育事典』
2.3 『 国語科重要用語 300 の基礎知識』(野地潤家編)『国語科重要用語300 の基礎知識』(大槻和夫編)『国語科重要用語事典』(髙木まさき他編)
2.4 『 国語科教育学の成果と展望』『国語科教育学の成果と展望Ⅱ』
2.5 国語科教育と《類似》でつなぐ力に重なる言葉のまとめ

 第3節 国語科系統指導と《類似》でつなぐ力
   1 西郷竹彦「認識と表現の力を育てる系統指導」と《類似》でつなぐ力
   2 浜本純逸「国語科で育てたい思考力」と《類似》でつなぐ力
   3 国語科系統指導と《類似》でつなぐ力のまとめ
 第4節 先行する実践・研究と《類似》でつなぐ力
   1 「読むこと」の活動と《類似》でつなぐ力
    1.1 文学(詩)の授業と《類似》でつなぐ力
      1.1.1 「 《類似》でつなぐことで読む」(「諷喩」として読む)実践 
      1.1.2  諷喩として読む「ぼろぼろな駝鳥」実践(岩田道雄の実践)
      1.1.3  諷喩としても読む「ぼろぼろな駝鳥」実践(無着成恭の実践)
      1.1.4  作品内に空欄を設け、《類似》でつなぐ力で空欄を補充させる実践
      1.1.5 「つづけよみ」「重ね読み」と《類似》でつなぐ力
      1.1.6 「 十人十色を生かす文学教育」と《類似》でつなぐ力
      1.1.7 文学を読むことの研究と《類似》でつなぐ力
    1.2 「説明的文章」の授業と《類似》でつなぐ力
      1.2.1 「読解指導」と《類似》でつなぐ力
        1.2.1.1 「 読解指導」(類推して読む)と《類似》でつなぐ力
        1.2.1.2 「 読解指導」(要旨にまとめる)と《類似》でつなぐ力
      1.2.2 「 認識の力」を育てるための「説明的文章」の授業と《類似》でつなぐ力
      1.2.3 「吟味して読む」と《類似》でつなぐ力
    1.3 「読むこと」の活動と《類似》でつなぐ力のまとめ
   2 「書くこと」の活動と《類似》でつなぐ力
    2.1 詩を書くことと《類似》でつなぐ力
      2.1.1 山際鈴子の詩創作指導と《類似》でつなぐ力
    2.2 「説明的文章」を書くことと《類似》でつなぐ力
      2.2.1  櫻本明美「説明的表現」の指導と《類似》でつなぐ力
    2.3 レトリック(発想) 「枠組み活用作文」と《類似》でつなぐ力
    2.4  レトリック(発想) 「トピカ」と《類似》でつなぐ力
      2.4.1 「類似による正義原則」
      2.4.2 「譬え」
      2.4.2 レトリック式作文練習法と《類似》でつなぐ力
      2.4.3 香西の実践の特徴
    2.5 「似たもの探し」と《類似》でつなぐ力
    2.6  思考力の構造化・育成の系統化と《類似》でつなぐ力
    2.7 「書くこと」の活動と《類似》でつなぐ力のまとめ
   3 「見ること」の活動と《類似》でつなぐ力
    3.1 国語科と「見ること」
    3.2 「見ること」と《類似》でつなぐこと
    3.3 看図と《類似》でつなぐ力
    3.4 「韓滉『五牛図』を用いた授業」
      3.4.1 ステップ2 現在の自己分析
      3.4.2 ステップ3 五牛の性格分析
      3.4.3 ステップ4 将来の自己分析
      3.4.4 Bの文章の特徴とそこから考える本実践の特徴
      3.4.5 Aの文章の特徴とそこから考える本実践の特徴
      3.4.6 「 韓滉『五牛図』を用いた授業」と他の「看図」授業の違い
      3.4.7 看図と《類似》でつなぐことのまとめ
    3.5 「見ること」の活動と《類似》でつなぐ力のまとめ
   4 《類似》でつなぐ力の育成を支える「多数性」「飛躍」の保障の文化
 第5節 結論
 第6節 課題

第3章 《類似》でつなぐ力の育成の実践仮説の構築
 1 多様な場面で多様な内容に関して多様な活動で繰り返し取り組む
 2 抽象化と具体化の意識化とその力の育成
 3 「 多様な活動」の構造化:《類似》の構造をもとにした活動内容の相の分類
 4 「 多様な活動」の構造化:《類似》の起動形態をもとにした活動内容の相の分類
 5 《類似》の性格(「雑草のような多数性」)を考慮した活動形態
 6 「自立した《類似》の使い手」育成のための意識と振る舞い
 7 《類似》でつなぐ力の育成の実践仮説の整理

第4章 《類似》でつなぐ力の育成の実践的提案(1)
    ―「抽象・具体概念の学習」の考察

 第1節 問題の所在
   1 「抽象のハシゴ」の昇降の力
   2 「抽象・具体の力」をつける先行実践
   3 「抽象・具体を見分ける力」の現状
   4 問題の所在
 第2節 「抽象・具体の力」をつける国語科授業の概要
   1 活動の目標
   2 目標達成のための具体的方法
   3 実践の概要(平成23年度、24年度)
 第3節 「抽象・具体の力」をつける国語科授業の実際
   1 「二つに分ける」活動
    1.1 単語レベルで「二つに分ける」
    1.2 文レベルで「二つに分ける」
    1.3 段落レベルで「二つに分ける」
   2 文章の構造を読み取るための「ツリー」
    2.1  単語レベルでツリー(「抽象・具体のツリー」(空欄補充))
    2.2 文レベルでツリー
    2.3 段落レベルでツリー
   3 定期試験による段落ツリー問題の連続化
   4 「読んでみて」(5連続)
   5 「プレゼン演習」 テーマ「好きな○○」
 第4節 結論
   1 本実践の構造
   2 生徒の変容
   3 「抽象・具体の力」をつける実践の新しい姿
 第5節 課題

第5章 《類似》でつなぐ力の育成の実践的提案(2)
    ― 《類似》でつなぐ力と「話す」「聞く」「書く」「読む」「見る」活動(基礎編)

 第1節 問題の所在
 第2節 「《類似》指示あり・テクスト提示あり」の具体的活動
   1 実践例の提示とその考察
    1.1 「初恋」(尾崎翠)をもとに不思議な国へ行って帰る物語探し(2年時)
    1.2 夏休みの課題「不思議な世界に行って帰る物語」探し
    1.3 「不思議な世界へ行って帰る物語」の授業を越えて
    1.4 「水もれタンクと日本の教育」(3年時)
     1.4.1 実践の概要
     1.4.2 実践の内容
    1.5 「文章カスタマイズ」
    1.6 「成方の笛」の《似てる》をつくる(3年時)
     1.6.1 実践の概要
     1.6.2 実践の内容
 第3節 具体的な活動を通しての考察
   1 「《類似》指示あり・テクスト提示あり」の活動の特徴
    1.1 教材のジャンルの多様さ
    1.2 活動の多様さ
   2 生徒が自分たちがつなぐ《類似》の多様性に気づく
 第4節 結論
 第5節 課題

第6章 《類似》でつなぐ力の育成の実践的提案(3)
    ― 《類似》でつなぐ力と「話す」「聞く」「書く」「読む」「見る」活動(応用編)

 第1節 問題の所在
 第2節 「《類似》明示あり、テクスト・対応関係提示なし」の活動で可能性として想定されるものとその特徴
   1 授業形態の考察
    1.1 個別指導
    1.2 一斉授業(問答形式)
    1.3 班活動
    1.4 単元学習
   2 「《類似》明示あり、テクスト・対応関係提示なし」の活動で可能性として想定されるものとその特徴のまとめ
 第3節 「プレゼン演習」の形態とその特徴
   1 「プレゼン演習」の特徴
   2 展開の概略(実施したテーマ)
 第4節 「話すこと・聞くこと」の活動に関する先行研究の知見
   1 「話すこと・聞くこと」の力を「所与の力」と考える弊害
   2 「産出」と「受容」の関係
   3 「話すこと・聞くこと」の意義と「コミュニケーションについてのかまえ」
   4 教室における「話し手」「聞き手」の実態
   5 「話すこと・聞くこと」の先行研究のまとめと「プレゼン演習」との関係
 第5節 「プレゼン演習」と《類似》でつなぐ力
   1 生徒の作品とその分析・考察
    1.1 《類似》でのつなぎ方
    1.2 範列性の広がり
    1.3 「プレゼン演習」と生徒の《類似》でつなぐ力の関係
 第6節 結論
 第7節 課題

第7章 《類似》でつなぐ力の育成の実践的提案(4)
    ― 《類似》でつなぐ力と「話す」「聞く」「書く」「読む」「見る」活動(発展編)

 第1節 問題の所在
 第2節 実践の概要
   1 「不完全なテクスト」をもとに既知の事物に《類似》を探す
    1.1 「なんのこっちゃ?(クイズ作り)」(1年生)
    1.2 「 誰の手紙(「竹取物語」かぐや姫の手紙)」(1年生)
    1.3 「 なんのこっちゃ?(「ディズニーランドという聖地」を伏せ字で読む)」(3 年生)
   2 「完全なテクスト」をもとに既知の事物に《類似》を探す
    2.1 「どんな写真・何の写真」
      2.1.1 《類似》の認識を「写真」で経験させる授業について
      2.1.2 授業の構想
      2.1.3 授業の実際
    2.2 「読んでみて」(5連続)
    2.3 「 突然ですが『クリスマスの仕事』をなぜ今読もうとしたのか」
    2.4 「突然ですが『テニス少年相談』の活動の意図は?」
 第3節 考察
   1 特徴
   2 「現前の事物」を《類似》でつなぐ対象とする構え
   3 「問題解決」と「何かに気づく前の状態」という構え
 第4節 結論
 第5節 課題

第8章 《類似》でつなぐ力の育成の実践的提案(5)
    ― 《類似》の授業を支える環境の条件と生徒の反応の評価

 第1節 問題の所在
 第2節 《類似》と「学力」
   1 《類似》の授業と生徒の反応の評価
    1.1 《類似》でつなぐことと「正解」の関係
    1.2 《類似》と教師の評価の関係と望まれる授業の形
   2 学習観と授業の考察
    2.1 教師と生徒と知識の関係
    2.2 「探求のレトリック」と「奴隷のレトリック」
    2.3 「できる」と「わかる」、「分かち合う」
    2.4 「 社会構成主義学習観」による授業 「ワークショップ」の思想と方法
    2.5 「探求の共同体」は可謬主義
    2.6 「変化の激しい社会」が求める「学力」
    2.7 評価について デューイの単元学習
   3 《類似》でつなぐことと授業と評価
 第3節 「全員発表」という方法「創造的選択活動」について
   1 「全員発表活動」の構造と具体的展開
    1.1 「全員発表活動」(一言自己紹介、空欄補充活動など)
    1.2 「全員意見プリント」
    1.3 「プレゼン演習」
   2 「全員発表活動」の先行実践・先行研究
   3 「全員発表活動」のまとめ
 第4節 「創造的改変活動」~「文章カスタマイズ」
 第5節 結論
 第6節 課題

第9章 《類似》でつなぐ力の育成の国語科実践理論
 第1節 問題の所在
 第2節  考察 「中学生に《類似》でつなぐ力を育成する授業」の実際と理論
   1 3年間の実践の概要
   2 3年間の実践終盤時における生徒の反応    
2.1  国語科の授業内で、教師による《類似》の明示とテクストの提示ありの場合において《類似》でつなぐ力を発揮した例
2.2  国語科の授業の一環であり、教師による《類似》の明示はあるが、テクストの提示はなく、授業外において生徒自身で《類似》でつなぐ力を発揮した例
2.3  国語科の授業外において、教師による《類似》の明示もテクストの提示もなしに《類似》でつなぐ力を発揮した例
  3 3年間の実践の特徴と実践理論
    3.1 《類似》の活動の繰り返しが活動を保障する
    3.2 繰り返しによって得られること
    3.3 生徒自身が活動を組む力 自立につなぐ教師の存在のフェイドアウト
    3.4 教室における圧力を取り払う
    3.5 実践理論の整理
    3.6 本研究の国語科教育学への貢献
 第3節 結論
 第4節 課題

結 章 研究の成果と課題
 第1節 研究の成果
1 《類似》でつなぐ力に関する言説の検討
2 国語科教育における《類似》でつなぐ力の位置
3 《類似》でつなぐ力の育成の実践仮説の構築
4 《 類似》でつなぐ力の育成の実践的提案(1)-「抽象・具体概念の学習」の考察
5 《類似》でつなぐ力の育成の実践的提案(2)-《類似》でつなぐ力と「話す」「聞く」「書く」「読む」「見る」活動(基礎編)
6 《類似》でつなぐ力の育成の実践的提案(3)-《類似》でつなぐ力と「話す」「聞く」「書く」「読む」「見る」活動(応用編)
7 《類似》でつなぐ力の育成の実践的提案(4)-《類似》でつなぐ力と「話す」「聞く」「書く」「読む」「見る」活動(発展編)
8 《類似》でつなぐ力の育成の実践的提案(5)-《類似》の授業を支える環境の条件と生徒の反応の評価
9 《類似》でつなぐ力の育成の国語科実践理論
 第2節 研究の課題
 
参考文献
おわりに
索引
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「侵攻小説」というプロパガンダ装置の誕生 

著者
深町 悟 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
228 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2020年3月27日 
ISBN
ISBN978-4-86327-511-9 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉 歴史・考古・民族/欧米
 
内容
1871年に英国で誕生した「侵攻小説」。その後世界に広まったこのジャンルは「未来戦記」、「架空戦記」、「IF戦記」などの名称で日本でも親しまれている。本書はそのオリジナルとして知られる『ドーキングの戦い』に加え、未だ研究のなされてこなかった数々の作品を取り上げ、そのジャンルの英国での受容を論じる。
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序章
 1 ヴィクトリア朝後期の民衆へのプロパガンダと「侵攻小説」
 2 「ドーキングの戦い」と「侵攻小説」について
 3 「ドーキングの戦い」以降の一八七〇年代の「侵攻小説」について
 4 「海峡トンネル危機」と侵攻小説について

第一部「ドーキングの戦い」(“The Battle of Dorking ”)

第一章「ドーキングの戦い」(“The Battle of Dorking ”) ―前編―
 はじめに
 1 「ドーキングの戦い」のプロットについて
 2 アラーミズムを利用する作者
 3 メディアの批判と作者の弁明
 4 軍事演習とアラーミズムの収束
 おわりに

第二章「ドーキングの戦い」(“The Battle of Dorking ”) ―後編―
 はじめに
 1 批判対象の設定
 2 揺れる批判対象
 3 無視された抑止力
 4 作品のコメディーとしての側面
 5 改変前と改変後の作品の比較
 6 見えない侵攻軍
 おわりに

第二部「ドーキングの戦い」以降、一八七〇年代の「侵攻小説」作品

第三章『五十年が過ぎ』と『トルコの分割』(Fifty Years Hence and The Curving of Turkey)
 はじめに
 1 両作品のプロットについて
 2 問題にされない英国の軍備
 3 『五十年が過ぎ』に登場する二種類の悪
 4 『トルコの分割』における倒すべき悪
 5 両作品の異なるトルコへの見方
 おわりに

第四章『一八八三年の侵攻』(The Invasion of 1883)
 はじめに
 1 作品のプロットについて
 2 改革の主役である読者
 3 防衛力の主力になる得るボランティア隊
 4 皆を不幸にする戦争
 おわりに

第五章『海峡トンネル、つまり英国の破滅』(The Channel Tunnel; or, England’s Ruin)
 はじめに
 1 作品のプロットについて
 2 効果的に使われる「議題設定」
 3 無理に始まる仏独の戦争
 おわりに

第三部 一八八二年の「海峡トンネル危機」における「侵攻小説」作品

第六章『いかにジョン・ブルはロンドンを失ったか』(How John Bull Lost London)
 はじめに
 1 作品のプロットについて
 2 敵意を隠すフランス
 3 賛成派と反対派の立場
 4 責任を負わされる民衆
 おわりに

第七章「海峡トンネルの話」(“The Story of the Channel Tunnel”)
 はじめに
 1 作品のプロットについて
 2 登場回数の少ない作品のヒーロー
 3 敵国ではなく英国内に存在する悪役
 4 資本家ワトキンへの個人攻撃
 5 トンネル建設における議論
 おわりに

第八章『ブローニュの戦い』(The Battle of Boulogne)
 はじめに
 1 作品のプロットについて
 2 否定される反対派の言説
 3 正義の英国軍と不義をはたらくフランス軍
 4 英仏の国民性の違いから喚起される愛国心
 おわりに

結章
 はじめに
 第一部「ドーキングの戦い」のまとめ
 第二部「ドーキングの戦い」以降、
 一八七〇年代の「侵攻小説」作品のまとめ
 第三部 一八八二年の「海峡トンネル危機」における「侵攻小説」作品のまとめ
 おわりに


参考文献
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国語科教育における能力主義の成立過程 輿水実と近代化の精神、1931-1977 

著者
中村敦雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
752 
定価
9,900円 (本体9,000円 )
発行日
2020年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-509-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
小学校国語科の読むことの授業を支える概念や理論は,戦前期から戦後期にかけて変化を遂げた。現在では能力重視のあり方が多くの教師に受け入れられている。本書はその成立過程について,基盤を成す関係諸科学との連関を踏まえて多角的な切り口から解明した。
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序章 課題の設定と研究方法
 1 本書において設定した課題
 2 本書で取り上げた主要概念の定義
  (1)能力主義
  (2)近代化の精神
  (3)セオリーとパラダイム
 3 研究方法
  (1)セオリーの解明
  (2)研究者のライフヒストリーへの接近
 4 先行研究の概要
  (1)能力主義に関する先行研究
    ①能力主義そのものに関する先行研究
    ②能力主義を実体として機能させている諸現象に関する先行研究
  (2)研究者や、その研究成果に関する先行研究
 5 本書の構成
 6 本書における用語・表記について

     第1部 「力」のみなもと─戦前期における模索

 1 新任教師の驚き
 2 戦前・戦中期の言論状況
 3 国語科教育学の状況

第1章 『国語の力』における二つの「力」
 1 「なぞ」
 2 問題の所在
 3 『国語の力』の意義
 4 『国語の力』に込められた二つの力
 5 活動(エネルゲイア)としての言語
 6 『国語教育学』の誕生
 7 「動力としての国語」観との出会い
 8 ミト・アルバイターとしての輿水実の貢献
 9 『言葉は伸びる』の革新
 10 『言葉は伸びる』における「力」
 11 言葉はどこまで「伸びる」のか
 12 戦後期における「国語の力」
 13 まとめ

第2章 語法の発見
 1 素読解釈併行主義による授業
 2 問題の所在
 3 読むことの学習指導における「文段法」
 4 解釈学の導入とその受容
 5 形象理論実践上の困難
 6 『小学国語読本解釈学演習第一学年用』の意義
 7 国語科教育に関する定期刊行物の充実
 8 語法指導への関心の高揚
 9 西原慶一による系統的語法指導の探究
 10 語法指導への関心の広がり
 11 輿水実による「大綱」の提案
 12 国民科国語の誕生
 13 国民科国語をめぐる論争
 14 形象理論における「形式」の機能不全
 15 国民科国語をめぐる論争の背後にあった知見
 16 国民科国語における「読解力」の登場
 17 まとめ

     第2部 分節化された「力」─戦後期における萌芽

 1 墨塗りという不条理
 2 占領期評価の諸相

第3章 経験主義へのサゼッションと伝統の切断
 1 敗戦の日
 2 問題の所在
 3 占領下における「サゼッション」
 4 占領初期の日本教育界の進展
  (1)墨塗り教科書の衝撃
  (2)アメリカ教育使節団来日
  (3)『新教育指針』の発行
 5 進歩主義教育からの影響
 6 進歩主義教育とデューイの教育理論との関係
  (1)日本におけるデューイの教育理論の受容
  (2)CIE 係官のデューイ理解
 7 社会科の誕生
 8 「学習の範囲」の表(経験表)
 9 いいこ読本の登場
  (1)孤軍奮闘の編修作業
  (2)単元への対応
  (3)入門期教科書の作り直し
 10 昭和22年版学習指導要領に向けた「石森案」
  (1)コース・オブ・スタディー編纂委員会の立ち上げ
  (2)バージニア・プランとの軋轢
  (3)幻の「石森案」の概要
    ①石井庄司の証言から
    ②垣内松三に関する証言・資料から
    ③有光次郎の日記から
  (4)「石森案」の棄却
 11 まとめ

第4章 Language Arts をめぐるせめぎあい
 1 ヘファナンのサゼッション
 2 問題の所在
 3 ヘファナンの対応
  (1)社会科に対するヘファナンの対応
  (2)国語科に対するヘファナンの対応
  (3)日本側専門家の対応
  (4)「経験を与えること」の重み
 4 「作業単元」をめぐる混乱
  (1)作業単元とは何か
  (2)「 われわれの意見は、 他人の意見によって、どんな影響をこうむるか」
  (3)作業単元導入の経緯
  (4)作業単元への危惧
  (5)作業単元と教科書
  (6)急進的な変革への声とCIE 係官の反応
  (7)学校現場の実態
 5 教員再教育指導者養成協議会
  (1)輿水による「作業単元」の説明
  (2)「国語科の三段飛」
 6 「生活カリキュラム」の諸相
  (1)「生活の国語学習化」
  (2)「生活」概念の限界
 7 輿水実の「三段飛」のゆくえ
 8 コア・カリキュラムをめぐる攻防
  (1)コア・カリキュラム希求の声
  (2)コア・カリキュラムへの反発
  (3)文部省との抗争
 9 学力低下の声と教師への不信感
 10 昭和26年版学習指導要領の成立
 11 単元学習をめぐる論戦
  (1)教育科学研究会の復活
  (2)『単元学習の理解のために』
  (3)輿水の述懐から
 12 「表面の空々しい明るさ」
 13 まとめ

第5章 技能・能力の分節と編制
 1 老教師の信念
 2 問題の所在
 3 合衆国における淵源の解明
  (1)教育心理学の研究成果
  (2)研究成果としての教科書
  (3)プロジェクト・メソッドからの影響
 4 カリキュラム研究の研究成果
  (1)『イングリッシュの経験カリキュラム』における達成
  (2)バージニア・プランの能力表における達成
  (3)『現代生活のためのカリキュラム開発』における達成
 5 昭和22年版学習指導要領と『小学校国語学習指導の手びき』における技能・能力
  (1)昭和22年版学習指導要領
  (2)文部省国語教育研究会(1949)『小学校国語学習指導の手びき』
 6 輿水実による「国語科学習構成単位」の提案
 7 合衆国における研究成果の受容
 8 明石附小プランにおける「能力表」の登場
 9 能力表に関する問題意識の深まり
 10 読むことの「系統」に関する諸提案
  (1) 東京高等師範学校附属小学校内初等教育研究会(1949)『学習目標分析表』
  (2) 東京学芸大学附小五校連合国語研究会(1950)『単元による国語学習の展開 一学年』
  (3)長野県教育委員会(1950)『長野県カリキュラム試案1950 国語編』
  (4)輿水実(1950b)『国語科概論』
  (5)昭和26 年版学習指導要領
 11 「目標」「能力」一本化を支えるフォーク・セオリーの誕生
 12 まとめ

第6章 紐帯としての機能文法
 1 時枝誠記の独創
 2 問題の所在
 3 国語科における文法の位置
 4 合衆国の母語教育における文法の位置づけの変遷
 5 昭和22年版学習指導要領における文法の位置
 6 機能文法の登場
 7 戦前・戦中期と、戦後期との紐帯としての機能文法
 8 機能文法に対する反応
 9 機能文法をめぐる議論
  (1)座談会「中学校での文法教育の考え方・教え方」
  (2)公開座談会「文法教育の諸問題」
 10 「文法ブーム」の発生
 11 旧国語学との訣別
 12 まとめ

     第3部 系統化された「力」─能力主義の生成発展

 1 読書発表についての教師の省察
 2 パラダイムとセオリーの相互作用

第7章 経験主義の衰勢と能力主義の登場
 1 問題の所在
 2 能力主義提唱者としての飛田隆
 3 時枝誠記「国語科学習指導要領試案」
 4 経験主義への懐疑
 5 経験主義との訣別
 6 能力主義の萌芽
 7 解釈学への回帰
 8 第7回全日本国語教育協議会における協議
 9 協議会後の対立と、対立の消滅
 10 時枝誠記における能力主義のゆくえ
 11 合衆国における思潮の変化
 12 まとめ

第8章 昭和31年度文部省全国学力調査とその波及効果
 1 全国第2位躍進の秘訣
 2 問題の所在
 3 昭和31年度調査の概要
 4 低正答率問題(小学校⑦)の出題内容とその検討
 5 低正答率問題(小学校⑧(中学校⑥))の出題内容とその検討
 6 読解に関する調査の意義とその社会的機能
 7 その後の調査における「読解」の正答率
 8 波及効果としての「説明文ブーム」の諸相
 9 波及効果としての「分析的方法」の諸相
 10 波及効果が発生した教育政策上の背景
 11 まとめ

第9章 コンポジションの導入とその最適化
 1 問題の所在
 2 レトリックとコンポジション
 3 先行研究検討上の留意点
 4 話し方教育論の出発
 5 国語科教育学の基盤としてのコンポジションの位置づけ
 6 段落指導への進展
 7 国語科教育理論としてのコンポジション
 8 森岡健二によるコンポジション翻案の功罪
 9 まとめ

第10章 再発見としての読解・スキル
 1 問題の所在
 2 読解(Reading Comprehension)への接近
 3 日本における読解の台頭
 4 目標観・能力観をめぐる輿水実の迷走
 5 『国語スキルのプログラム学習』
 6 情報化社会に対する国語科教育学の対応
 7 国語科教育学における「情報」の布置
 8 まとめ

第11章 学習指導要領の記述にあらわれた変遷の諸相
 1 問題の所在
 2 輿水実(1954)『国語学力』
 3 昭和33年版学習指導要領成立の背景
 4 系統への期待
 5 昭和33年版学習指導要領とその特徴
 6 「系統」における記述についての分析
  (1)文章ジャンルの変遷
  (2)読むことの方略・プロセスの変遷
 7 輿水実による「基本的指導過程」の提案
 8 昭和43年版学習指導要領とその特徴
 9 昭和52年版学習指導要領とその特徴
 10 「国語教育道一すじ」
  (1)価値目標の衰退
  (2)輿水実の逝去
 11 まとめ

終章 結論
 1 経験主義から遠く離れて
 2 本書で掲げた課題にとってのコンテクスト
 3 本書で掲げた課題に対する結論
  (1)第1部
  (2)第2部
  (3)第3部
  (4)能力主義の問題点
 4 本研究の限界

あとがき

文献

付録 読みかた/読むこと/理解における「技能/技術・能力」「目標」「事項」一覧表
索引
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フィンランドの大学における小学校英語担当教員養成システム ―小学校英語教科化への対応策をもとめて―POD版

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著者
伊東治己 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2020年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-515-7 
Cコード
C3082 
ジャンル
教育
 
内容
学校教育と教員養成において多大な成果を上げているフィンランドに着目し、小学校英語担当教員が同国の大学においてどのように養成されているのか、現地調査を踏まえ詳細に検討する。
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第1章 序論
1.問題の所在
2.フィンランドの小学校英語担当教員養成制度に注目する理由
3.本書の目的と背景

第2章 外国語教育制度
1.教育制度
2.外国語教育の基本的枠組み
3.学校英語教育の特質
 (1)多様な選択肢
 (2)少ない授業時間数
 (3)バランス感覚
 (4)充実した教科書
 (5)徹底した学習支援
 (6)学習者の間での高い成功実感
4.小学校での英語教育
 (1)カリキュラムでの位置づけと授業時間数
 (2)教科書
 (3)指導形態
 (4)評価
5.まとめ

第3章 教員養成制度
1.フィンランド社会における教員
 (1)尊敬と信頼の対象
 (2)あこがれの職業としての教職
2.教員になるための二つの流れ
3.大学入学への高いハードル
 (1)倍率
 (2)入学試験
 (3)大学入学資格試験(Matriculation Examination)
4.養成される教員の種類
5.教員養成機関(大学)
6.教員養成の目的
7.フィンランドの教員養成の強み―研究志向―
8.まとめ

第4章 小学校英語担当教員の養成
1.小学校英語担当教員の種類
2.カリキュラムの概要
 (1)基本構成
 (2)ユバスキュラ大学(University of Jyvaskyla)の場合
3.カリキュラムにおける学部間連携
4.カリキュラムの実際
 (1)オウル大学(University of Oulu)の場合
 (2)東フィンランド大学(University of Eastern Finland)の場合
 (3)ユバスキュラ大学(University of Jyvaskyla)の場合
 (4)タンペレ大学(University of Tampere)の場合
 (5)ヘルシンキ大学(University of Helsinki)の場合
 (6)トゥルク大学(University of Turku)の場合
5.充実した教育実習
 (1)目的
 (2)種類
 (3)実施時期と期間
 (4)指導内容
6.まとめ

第5章 フィンランドから学べること
1.教科ジェネラリスト構想の推進
 (1)教科ジェネラリストとは
 (2)教科ジェネラリストの養成方法
 (3)教科ジェネラリスト構想の利点と懸念
 (4)教科ジェネラリスト構想への懸念への対処
2.専科教員養成の修士化
 (1)なぜ修士化が必要なのか
 (2)英語専科教員養成の修士化の具体像と意義
 (3)教員養成の修士化を巡るこれまでの動きとの相違点
3.外国語教員養成制度の抜本的改革
 (1)我が国の外国語教育の問題点
 (2)求められる外国語教育の充実と多様化
 (3)指導者の養成をどうするか
4.今後の課題
 (1)担任中心主義からの脱却
 (2)教師に対する尊敬と信頼の回復
5.まとめ

第6章 結論

引用文献
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成長するアジアにおける教育と文化交流 

編著
石井由理・熊井将太 編集責任[国立大学法人 山口大学大学院東アジア研究科 編著] 
シリーズ
山口大学東アジア研究叢書5 
助成
 
判型
A5 
ページ
208 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2020年3月23日 
ISBN
ISBN978-4-86327-503-4 
Cコード
C3036 
ジャンル
教育〈教育学〉 労働・福祉・生活
 
内容
国際社会において目覚ましい成長を続けるアジア。本書では、中国、韓国、タイ国、台湾、日本の研究者が、各国・各地域の大学教育、学校教育における国際的な文化交流活動の実情・課題・可能性について、それぞれの専門領域の見地から論じる。
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はじめに…………………………………………………………………………葛 崎偉

第一章 韓国の大学国際化とハングルの教育………………………………金 鍾徳

第二章 中国の日本研究 変化・特色と課題 冷戦後を中心に…………胡 令遠

第三章 タイの大学の国際交流 タマサート大学理工学部を事例として……ソムチャイ・チャカタカーン

第四章 「東アジア」で言語教育の果たし得る、まだ果たせていない貢献……山本冴里

第五章 アジアのICT教育………………………………………………………鷹岡 亮

第六章 越境する“授業研究―Lesson Study”の行方……………………熊井将太

第七章 原点回帰 理科、特に基礎生物教育について日本とアジアを視点に一考する
…………………………………………………………北沢千里・山中 明・赤星 冴

第八章 外国人散在地域の小学校における日本語教室の役割と課題……田中理絵

第九章 日本精神・台湾魂 キリスト教ナショナリズムを例として……林 呈蓉

第十章 教育と近代化 香港におけるキリスト教諸教会の役割…………陳 慎慶

第十一章 東アジアのなかの近世日本………………………………………森下 徹

第十二章 音楽教育を通して見たアジアの近代化と文化交流……………石井由理

おわりに…………………………………………………………………………有元光彦

執筆者紹介
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柳林のヤマセミたち 

著者
中林光生 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
232 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2020年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-504-1 
Cコード
C0045 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
間もなく激しいキャラキャラ・・・・と叫ぶ鳴き声に取り囲まれた。それは絶対に許さないという迫力に満ちていた。――ナチュラリストである著者が克明に記す、一組のつがいとの劇的な遭遇を基端とする13年間のヤマセミたちの記録。

書評


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まえがき
挿絵一覧

第1章 川辺の楽しみ―川風に背をおされて―
 川に棲む鳥、川を渡る鳥
 暗がりに目を凝らす
 12キロメートル地点の生きものが見せる多様性
 付表:太田川河原観察に関する覚書

第2章 ヤマセミを観る―観察したくてたまらない―
 劇的な出会い
 1.遠く離れて観る
  300メートル・ポイントを決める
  夜明けごろ河原に座る
  ヤマセミのなじみの道
  人工のもの
  河原も姿を変える
 2.近くでそっと観る
  ゴミ山ハイドを思いつく
  土の穴にもぐる
  水中に足場をつくる
  人工の止まり木をつくる
 3.ヤマセミの食べ物を探る
  ペレットを拾う
 4.飛ぶ姿は意識の「小舟」だ
 付表:ヤマセミの観察を支えた主な事柄

第3章 ヤマセミの雄と雌―頼り合い支え合う―
 1.朝ヤマセミが出現するころ
  雌がにじり寄る
  祈りのポーズ
  ナリマサとおハルの場合
  雄の心・雌の心
 2.巣穴は誰がえらぶのか
  ヤマセミを観ること・気を配ったこと
  雌のにじり寄りと巣の補修  
  雄の熱意
  雌の熱意
 3.何故プレゼントをするのか
  プレゼントは交尾に結び付くのか
  プレゼントをする雄の態度
 4.ヤマセミが縄張りを守る
  自分の居場所をとりもどす
  雄はしきりに見張に出向く
  雄は侵入個体と戦う

第4章 思いは姿に表れる―楽しみ・共感するヤマセミたち―
 1.生得の行動と遊び
  葉っぱで遊ぶ
  親も葉っぱ遊びをする
  ヤマセミは道具を使う
  ヤマセミは小石遊びをする
 2.ディスプレイ・フライトとヤマセミの思い
  ヤマセミは滑空する
  2羽によるディスプレイ・フライト
  1羽によるディスプレイ・フライト
   ①充足感に導かれたディスプレイ・フライト
   ②いらだちの表明と思われるフライト
   ③釣り人を威嚇するディスプレイ・フライト
   ④フライトのためのフライトと思われるもの
 3.鳴き声で思いを表明する
   ①鳴き交わしの声
   ②つぶやき
   ③緊張の度合いを映し出す鳴き声
   ④強い興奮状態にある時の声

第5章 ヤマセミの親と若鳥たち
 1.抱卵の始まるころ
  雄と雌は交代して卵を抱く
 2.孵化を迎えるころ
 3.巣だちまでの日々
  小さい魚を運び始める
  「おあずけ」は早くから始まる
  巣だちを迎えるころ
  ヤマセミの一年

第6章 ヤマセミの林の生きものたち
 冬  スズメ、キツネ、トラフズク、カシラダカ
 春  アオジ、キジ、チョウゲンボウ、クサノオウ、柳林、キシツツジ
 夏  カジカガエル、セッカ、ヒゲコガネ、オナガサナエ
 秋  センニンソウ、リスアカネ、ショウドウツバメ、ムラサキツバメ


引用文献
あとがき
Contents
Summary
索引
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造形的イメージ操作の分析による思考の解明と造形教育カリキュラムへの適用 

著者
佐藤史子 
シリーズ
 
助成
2019年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
396 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
2020年2月28日 
ISBN
ISBN978-4-86327-507-2 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉 音楽・美術
 
内容
創造的な活動には、学習者が「イメージ」を操作する力が関与するが、造形教育では「イメージ」を豊かにする方法論の追究が主流である。本書は、学習者の「造形的なイメージ操作」を分析する。実験研究では「造形的なイメージ操作」の構造や諸原理を発達的に考究する。次に、イメージ操作が造形過程に伴う思考であることの理論研究と、思考力を育成する美術批評学習を呈示する。
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序章 問題提起と研究の目的
 第1節 問題提起
  1.イメージ研究の必要性
  2.本論におけるイメージの概念
  3.造形的みたてと造形的イメージ操作の関係
  4.造形的みたてとアナロジー的思考による問題解決
  5.造形的イメージ操作としての思考と問題解決の構え理論
  6.造形教育における思考研究の意義
 第2節 論文構成

第1部 造形的イメージ操作と描画表現

第1章  直接的経験と間接的経験が幼児期の描画に及ぼす影響
 第1節 問題の所在と本章の目的
 第2節 実験方法と手続き
 第3節 結果及び考察
  1.身体図式の変化
    (1)「手を着いたところ(静止姿勢)」の身体図式
    (2)「回るところ(回転姿勢)」の身体図式
  2.動きに関する表現
  3.腕部・脚部の空間関係
  4.身体図式(全身像)と部位(頭部・胴部・腕部・脚部)
  5.情意的表現
 第4節 全体の考察

第2章 言語的刺激が描画に及ぼす影響
 第1節 問題の所在と本章の目的
 第2節 実験方法と手続き
  (1)実験手続きと対象
  (2)実験方法
 第3節 結果及び考察
  1.かぶの葉と登場人物の関係
    (1)登場人物の表現
    (2)かぶの葉と登場人物の表現
  2.画面上の視点
  3.かぶの位置
  4.主題の捉え方
  5.人物・動物・かぶの表現
 第4節 全体の考察
  1.意識的構えと言語活動
  2.認識の発達

第2部 造形的みたてと造形的イメージの操作

第3章 造形的みたての構造と発達 ―幼児対象の実験から―
 第1節 問題の所在と本章の目的
 第2節 造形的みたての契機と構造
  1.実験方法と手続き
  2.結果及び考察
    (1)造形遊びにおけるみたての契機
    (2)造形遊びにおけるみたての構造
 第3節 造形的みたての展開構造
  1.実験方法と手続き
  2.結果及び考察
    (1)造形遊びにおける造形的みたての展開構造
    (2)造形的みたての類型と展開構造
 第4節 造形的みたての発達的考察
  1.実験方法と手続き
  2.結果及び考察
    (1)造形的みたての契機と出現数に関する発達的考察
    (2) 造形的みたての類型に関する発達的考察-類型の出現数にみる発達的推移-
    (3) 造形的みたての類型に関する発達的考察-類型の特徴にみる発達的差異-
    (4)造形的みたてと同一の主題にみる表現形体の発達的考察
    (5)造形的みたての展開構造に関する発達的考察
    (6)造形的みたての展開様式に関する発達的考察
 第5節 造形的みたての量の推移と造形傾向
  1.実験方法と手続き
  2.結果及び考察
    (1)造形的みたての量の推移傾向
    (2)造形的みたての量の推移傾向と造形タイプ
    (3)造形的みたての量の推移とみたての構造
 第6節 全体の考察

第4章  造形的みたてを視点とした造形的イメージの操作
     ―幼児と成人を対象にした実験比較―
 第1節 問題の所在と本章の目的
 第2節 造形的みたての契機と構造
  1.形を契機にした造形的みたて
    (1)図の全体像を契機にした造形的みたて
    (2)図の部分を契機にした造形的みたて
    (3)「地」の形を契機にした造形的みたて
    (4)移動した図を契機にした造形的みたて
  2.形を契機にした造形的みたての出現数
  3.立体的な造形的みたて
 第3節 造形的みたての量と造形タイプ
  1.造形的みたての量と造形タイプ
  2.造形的みたての量の推移傾向と造形タイプ
 第4節 造形タイプにおける造形的イメージ操作
  1.造形的イメージ操作と造形タイプ
    (1)作品志向型における造形的イメージ操作
    (2)行為志向型における造形的イメージ操作
  2.造形タイプにおける造形志向と造形的イメージ操作
    (1)作品志向型における造形的イメージ操作
    (2)行為志向型における造形的イメージ操作
  3. 造形タイプにおける「造形的みたて」の構造とイメージの操作過程
 第5節 全体の考察

第3部 造形活動における造形的イメージ操作

第5章 造形活動における創造的中断と造形的飛躍
 第1節 問題の所在と本章の目的
 第2節 創造的中断と造形的飛躍
  1.幼児の「造形遊び」における創造的中断と造形的飛躍
    (1)被験児-M の「造形遊び」
    (2)被験児-R の「造形遊び」
  2.成人の「みたて遊び」における創造的中断と造形的飛躍
 第3 節 造形的飛躍の分類
  1.造形的飛躍:A
  2.造形的飛躍:B
  3.造形的飛躍:C
 第4節 造形的飛躍の契機
 第5節 造形的飛躍に関わる造形的イメージの操作方法
 第6節 造形的イメージ操作の類型
  1.造形的飛躍が多い群
  2.造形的飛躍が普通の群
  3.造形的飛躍が少ない群
  4.造形的飛躍を認めない群
 第7節 全体の考察

第6章 造形的飛躍の成立過程
 第1節 問題の所在と本章の目的
 第2節 造形活動における創造性と造形的飛躍
  1.創造過程
    (1)Wallas の学説
    (2)Poincaré の学説
  2.造形活動における創造的な過程
    (1)幼児の「造形遊び」にみる創造的な過程
    (2)成人の「みたて遊び」にみる創造的な過程
 第3節 造形的飛躍と創造的な過程
  1.造形的飛躍と思考過程
  2.造形タイプと造形的飛躍
  3.造形的イメージ操作と造形的飛躍
 第4節 全体の考察

第7章 造形的イメージ操作と問題解決における構え
 第1節 問題の所在と本章の目的
 第2節 問題解決における構え
  1.構えの定義
  2.構え理論の系譜
    (1)ヴュルツブルク学派と構え研究
    (2)ゲシュタルト心理学派と構え研究
    (3)グルジヤ学派と構え研究
 第3節 造形的イメージ操作と問題解決における構え
  1.造形的イメージ操作と構え理論
  2.構えの硬さと造形的イメージ操作
    (1)幼児の「造形遊び」にみる造形的イメージ操作
    (2)成人の「みたて遊び」にみる造形的イメージ操作
  3.構えの柔軟性と造形的イメージ操作
    (1)幼児の「造形遊び」にみる造形的イメージ操作
    (2)成人の「みたて遊び」にみる造形的イメージ操作
 第4節 全体の考察
  1.造形タイプと構え
  2.造形的イメージ操作とプレイフルな構え
  3.視点の移動と造形的イメージ操作
  4.造形的イメージ操作と認知

第4部 本研究の総括と造形教育への発展的適用

第8章 本研究の総括
 第1 節 基礎的実験の総括
  1.描画実験〈イメージと描画表現〉
  2.造形遊びの実験〈五感による知覚とイメージ〉
  3.みたて遊びの実験〈視覚による知覚とイメージ操作〉
    (1)みたて遊び①
    (2)みたて遊び②
 第2節 基礎的実験が提起した内容
  1.造形的イメージ操作と構え理論
    (1)構え感受性と構えの克服力
    (2)造形的イメージ操作と客観化行為
  2.造形的イメージ操作とアナロジー的思考
    (1)造形的みたての構造とアナロジー
    (2)造形的飛躍に伴う造形的イメージ操作とアナロジー的思考
  3.造形的イメージ操作と知覚理論
    (1)伝統的な知覚理論
    (2)Gibson の知覚理論
  4.その他の知覚理論と「自己」

第9章 思考の分析が示す造形教育カリキュラムへの示唆
 第1 節 問題の所在と本章の目的
 第2 節 造形教育における思考
  1.造形教科における問題解決の思考
  2.造形活動に伴なう思考力
  3.思考力とその教授可能性
    (1)知識の手続き化と知的操作力
    (2)メタ認知
 第3節 美術批評学習における思考力の育成
  1.美術批評学習の実践
    (1)Feldman の美術批評と思考過程
    (2)美術専攻の大学生を対象にした美術批評学習
    (3)美術専攻以外の大学生を対象にした美術批評学習
    (4)小学生を対象にした美術批評学習
    (5)直観的思考力の育成
  2.授業構造に関わる試論:その1〈道具の見直し〉
    (1)小学生を対象にした美術批評学習の分析
  3. 授業構造に関わる試論:その2〈相互批評によるメタ認知的教授法〉
    (1)メタ認知と造形教育
    (2)メタ認知的教授法と美術批評シート
  4. 授業構造に関わる試論:その3〈教える内容を視点として依拠する心理学的立場を再考する〉
    (1)心理学に基づく学習理論と造形教育
    (2)美術批評学習(小学生)の解説

終章  造形教育における思考研究の今日的意義と発展的検討
 第1節 造形教育における思考研究の今日的意義
  1.心理学に基づく学習理論
    (1)行動主義的学習理論
    (2)認知科学と学習理論
    (3)状況主義的学習理論
    (4)構成主義的学習理論
  2.造形教育における思考研究の今日的意義と特徴
    (1)心理学に基づく学習理論と本論の実験構造と理論的考察
    (2)造形教育における思考研究の必要性
 第2節 造形教育における思考研究の今後の課題と発展的検討
  1.知性と感性
    (1)知的教育としての造形教育
    (2)認知心理学における知性と感性
    (3)感性の思考
  2.直観
    (1)知的操作としての直観
    (2)概念と直観
    (3)造形的飛躍と直観

あとがき

参考文献
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説明的文章の読解方略指導研究 ―条件的知識の育成に着目して―

著者
古賀洋一 
シリーズ
 
助成
2019年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
564 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2020年2月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-501-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
児童・生徒が読みの方略を柔軟に活用し、自力で文章を読みとけるようになるためには、条件的知識(「その方略はいつ、何のために使えば良いのか」に関する知識)についての学びが欠かせない。本書は、説明的文章の読みの授業を研究領域とし、育てたい条件的知識の系統性や、その学習過程、指導方法、カリキュラムについて、理論と実践の両面から考究した。
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序章 研究の目的と方法

 第1節 研究の目的
 第2節 研究の方法
 第3節 研究の意義

第1章 読解方略指導の観点から見た説明的文章指導研究と授業実践の成果と課題

 第1節 読解方略の概念規定
  第1項 読解方略を構成する知識
  第2項 読解方略の階梯的性質
  第3項 読解方略の概念規定

 第2節 読解方略指導の観点から見た説明的文章指導研究の成果と課題
  第1項 読解方略概念から導き出される検討の観点
  第2項 説明的文章の読み方の拡張とその背景
  第3項 主体的な読みを重視する説明的文章指導論の提唱
  第4項 心理学の知見を援用した説明的文章指導研究の現在的展開
  第5項 説明的文章の読みのカリキュラム研究を取り巻く問題状況
  第6項 読解方略指導の観点から見た説明的文章指導研究の成果と課題

 第3節 説明的文章の読みの授業実践における読解方略指導の展開
     -2000年以降を中心に-
  第1項 分析の枠組みと手順の設定
  第2項 分析対象の選定と分析例の提示
  第3項 「指導目標」と「読解方略の階梯的性質」の観点からの分析
  第4項 「読解方略の階梯的性質」と「学年段階」の観点からの分析
  第5項 指導過程上における学習活動の位置づけの分析
  第6項 読解方略指導を観点とした授業実践の成果と課題
 
 第4節 説明的文章指導研究と授業実践の検討を通した研究課題の設定


第2章 中学校説明的文章教材の論証の方略的読みの系統性

 第1節 説明的文章の読み方の読解方略としての捉え直し
  第1項 説明的文章の読み方を方略として捉え直すための枠組み
  第2項 分析対象の選定と分析の手順の設定
  第3項 文章読解過程における読み方の位置
  第4項 「読解前」の読み方の捉え直し
  第5項 読みの目的との関係を観点とした「読解中」の読み方の捉え直し
  第6項 「読解前」「読解中」との関係を観点とした「読解後」の読み方の捉え直し
  第7項 説明的文章の読解方略の類型

 第2節 論証の読解方略の拡張-「物語」による論証の観点から-
  第1項 「物語」による論証に着目する理由
  第2項 「物語」の構造と説得的機能
  第3項 教材分析-「壁に残された伝言」を対象として-
  第4項 読解方略の導出

 第3節 論証の方略的読みにおける条件的知識の記述
  第1項 方略的行為の諸水準
  第2項 文章読解過程における条件的知識の機能とその記述
  第3項 論証の方略的読みにおける条件的知識の記述

 第4節 中学校説明的文章教材の論証の方略的読みの系統性
  第1項 分析対象の選定と分析の手順の設定
  第2項 単独の論証から階層的な論証構造への発展-中学校一年生段階-
  第3項 論証と修辞、説得的定義の「統合」-中学校二年生段階-
  第4項 イデオロギー批評への発展-中学校三年生段階-
  第5項 中学校説明的文章教材の論証の方略的読みの系統性

第3章 〈説明的文章の読解方略の自己調整学習モデル〉の構築

 第1節 自己調整学習モデルの検討
  第1項 心理学における方略研究の成果と課題
  第2項 自己調整学習理論に着目することの意義
  第3項 情報処理理論にもとづく自己調整学習モデルの検討
  第4項 社会的認知理論にもとづく自己調整学習モデルの検討
  第5項 社会構成主義にもとづく自己調整学習理論の検討

 第2節 〈説明的文章の読解方略の自己調整学習モデル〉の構築
  第1項 自己調整学習理論を援用するうえでの課題
  第2項 読解方略における条件的知識の学習モデルとしての捉え直し
  第3項 〈説明的文章の読解方略の自己調整学習モデル〉の構築

 第3節 〈説明的文章の読解方略の自己調整学習モデル〉の有効性を検証する観点

第4章 条件的知識の学習過程の解明-授業観察を通して-

 第1節 中学校の読解方略指導における条件的知識の学習過程の解明
  第1項 授業実践の分析の観点
  第2項 分析事例の選定と授業実践の概要
  第3項 条件的知識の学習を促進する授業の構成
  第4項 条件的知識の学習を促進する協同的過程
  第5項 条件的知識の学習過程における「読みの困難」と手続き的知識の結合
  第6項 中学校の読解方略指導における条件的知識の学習過程

 第2節 小学校高学年の読解方略指導における条件的知識の学習過程
  第1項 授業実践の分析の観点
  第2項 分析事例の選定と授業実践の概要
  第3項 各授業実践における条件的知識の学習の深まり
  第4項 小学校5年生の授業実践における条件的知識の学習過程
  第5項 小学校6年生への展開
  第6項 小学校高学年の条件的知識の学習可能性とカリキュラムへの示唆

 第3節 〈説明的文章の読解方略の自己調整学習モデル〉の再構成

第5章 条件的知識の指導方法の検証-中学生への実験授業を通して-

 第1節 階層的な論証構造を読解することの難しさ

 第2節 〈二種類の「文脈」の配列〉の有効性の検証-実験授業Ⅰを通して-
  第1項 〈二種類の「文脈」の配列〉の提案と仮説の設定
  第2項 実験授業Ⅰの概要
  第3項 量的分析を通した仮説の検証
  第4項 条件的知識の学習過程の事例的分析
  第5項 実験授業Ⅰの成果と課題

 第3節 〈自己調整学習過程を反映した指導過程モデル〉の有効性の検証
     -実験授業Ⅱを通して-
  第1項 〈自己調整学習過程を反映した指導過程モデル〉の提案と仮説の設定
  第2項 実験授業Ⅱの概要
  第3項 指導過程の有効性の検証
  第4項 条件的知識の学習過程の事例的分析
  第5項 実験授業Ⅱの成果と課題

 第4節 単独の論証から階層的な論証の読解への移行-実験授業Ⅲを通して-
  第1項 実験授業Ⅲの概要
  第2項 学習者の記述に見る階層的な論証の読解状況
  第3項 単独の論証から階層的な論証の読解への協同的な移行過程
  第4項 単独の論証から階層的な論証の読解への移行を促す授業の要件

第6章 論証の読解方略指導のカリキュラムの構築-中学校を対象に-

 第1節 授業観察と実験授業から得られるカリキュラムへの示唆
  第1項 論証の読解方略指導の段階性-意見の産出を目的とした指導に向けて-
  第2項 レトリックの読解方略指導と論証の読解方略指導の接続

 第2節 論証の読解方略指導のカリキュラム

終章 本研究の成果と課題

引用・参考文献一覧
あとがき
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子どもの規範意識の育成と道徳教育 ―「社会的慣習」概念の発達に焦点づけて―POD版

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

著者
森川敦子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
180 
定価
2,640円 (本体2,400円 )
発行日
2020年1月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-506-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育
 
内容
非行や犯罪の抑止、社会意識の向上には道徳教育の充実が有効との視点から、規範意識育成に特化した道徳教育プログラムを提案する。
オンライン書店で購入する Amazonプリントオンデマンドで買う   三省堂書店オンデマンドで買う 楽天プリントオンデマンドで買う
渓水社で購入する
【取扱い不可】
この本の目次を見る
第1章 研究の背景および目的
  第1節 研究の背景
  第2節 領域特殊理論における「社会的慣習」と「道徳」の定義
  第3節 領域特殊理論に基づく先行研究の検討と本研究の目的
   1  「社会的習慣」と「道徳」との概念区別に関する基準判断の研究
   2 基準判断の正当性判断と「社会的慣習」概念の発達に関する研究
   3 基準判断における文化普遍性の検討
   4 本研究の目的

第2章 「社会的慣習」概念の発達過程に関する実証的研究
 第1節 「社会的慣習」概念と「道徳」概念とを区別する基準判断の検討(研究1)
   1 目的
   2 方法
   3 手続き
   4 結果
   5 考察
  第2節 「状況依存性」の正当性判断の発達的検討(研究2)
   1 目的
   2 方法
   3 手続き
   4 結果
   5 考察
  第3節 「状況依存性」の正当性判断の根拠の検討(研究3)
   1 目的
   2 方法
   3 手続き
   4 結果
   5 考察

第3章 「社会的慣習」概念の発達モデル(研究4)
   1 目的
   2 方法
   3 手続き
   4 結果と考察
   5 日本の子どもの「社会的慣習」概念の発達段階における各段階の特徴
   6 日本の子どもの「社会的慣習」概念の発達モデル(森川モデル)とTurielモデルとの比較
   7 全体的考察

第4章 総括
  第1節  総合考察
  第2節  規範意識を育成する道徳教育への示唆と規範意識の育成に特化した道徳教育プログラムモデル
   1 「社会的慣習」と「道徳」との相違を明確に区別して構成される道徳教育
   2 「社会的慣習」概念の発達に基づく規範意識の育成に特化した道徳教育
   3 「社会的慣習」概念の発達に基づく規範意識の育成に特化した道徳教育プログラムモデル
第3節 今後の課題

 引用文献

資料編
 資料1-1 「社会的慣習」概念と「道徳」概念との区別及び
        「状況依存性」に関する質問紙(研究1、研究2、研究3)
 資料1-2 「社会的慣習」概念の発達モデル調査における質問内容(研究4)
 資料2 規範意識を育成するための道徳授業の実際

 謝辞
 索引
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アルフォンシーナ・ストルニの詩の道程 ―モデルニスモから前衛、アンティソネットの創造へ― POD版

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

著者
駒井睦子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
384 
定価
3,960円 (本体3,600円 )
発行日
2020年1月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-505-8 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学
 
内容
1920~30年代のアルゼンチンで活動した詩人アルフォンシーナ・ストルニ。当時珍しい女性の詩人だったストルニは、女性や非嫡出子の権利擁護を訴えたフェミニストでもあった。本書は、近代詩の発展に寄与したストルニの詩世界の変遷を、創作の背景や同時代の作家たちとの比較とともに論じた本邦初の研究書である。
オンライン書店で購入する Amazonプリントオンデマンドで買う   三省堂書店オンデマンドで買う 楽天プリントオンデマンドで買う
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【取扱い不可】
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序章 アルフォンシーナ・ストルニの生涯と研究史

0.1. 詩人の生涯と詩作時期について
 0.1.1. 生涯
 0.1.2. ストルニの詩作時期の区分
0.2. 研究史
 0.2.1. 同時代人の評価
 0.2.2. 伝記的批評
 0.2.3. 1970年代の作品研究、ニュークリティシズム
 0.2.4. フェミニズム・ジェンダー批評:1980年代から現在まで
 0.2.5. 底本について
0.3. 本書の構成

第1章  最初の詩集における模索
     ―白鳥・貧しい人々・「雌狼」―


1.1.  出版の背景:20世紀初頭のラテンアメリカとアルゼンチン文学の傾向
1.2. モデルニスモの影響
 1.2.1. ルベン・ダリオと白鳥
 1.2.2. ストルニの白鳥
1.3.  テーマの模索:社会的弱者を描いた連作
 1.3.1. 貧しい家の子供
 1.3.2. 貧しい人々へ向けた嘆きの声
 1.3.3. 生の価値を問う
1.4. 女性の自立を強い口調でうたう
1.5. ストルニの散文
 1.5.1. 新聞や雑誌に掲載されたコラム
  1.5.1.1. フェミニズム
  1.5.1.2. 社会現象の分析
 1.5.2. 短編小説
1.6.  最初の詩集におけるモデルニスモの影響、散文との関係

第2章 前期作品における語りの特徴と変化
     ―同時代のラテンアメリカの女性詩人たちと比較して―


2.1. 先駆者アグスティーニ
 2.1.1. アグスティーニの恋愛詩にみる官能性
 2.1.2. ストルニとアグスティーニ
2.2. 2冊目の詩集とイバルブルーの二つの声
 2.2.1. 『甘美な苦痛』における女性の様々な声
  2.2.1.1.  恋する女性の多様性:心ときめかせて待つ女性、したたかな女性
  2.2.1.2. 愛に苦しむ女性
  2.2.1.3. 男性批判か、男女間の融和か
 2.2.2. イバルブルーの1 冊目の詩集『ダイヤモンドの舌』
  2.2.2.1. 『ダイヤモンドの舌』第1部「内なる光」より
  2.2.2.2. 『ダイヤモンドの舌』第2部「黒いアンフォラ」
2.3. 3冊目の詩集とガブリエラ・ミストラル
 2.3.1. 『逃れようもなく……』に聴く繊細な女性の声
  2.3.1.1. 従順な女性たちの声
  2.3.1.2. 従順さの中に隠されたゆらぎ
  2.3.1.3. ユーモラスな批判
 2.3.2. ミストラルの最初の詩集『荒廃』より
  2.3.2.1. ミストラルの恋愛詩
  2.3.2.2. 子供、母性、ストルニとの交流
2.4. 4冊目の詩集にみる詩作の変化の兆し
 2.4.1. 「主観的な詩の放棄」の宣言
 2.4.2. 女性の視点における変化
 2.4.3. 新たな視点、新たな語り手
 2.4.4. 死者への呼びかけ:幻想的な詩へ
2.5. アグスティーニ、イバルブルー、ミストラルとストルニ

第3章 中期作品とブエノスアイレスの前衛運動

3.1.  アルゼンチンにもたらされた前衛運動ウルトライスモ
3.2. 文芸誌『マルティン・フィエロ』
 3.2.1. 『マルティン・フィエロ』誌の特徴
 3.2.2. 『マルティン・フィエロ』誌とストルニ
 3.2.3. マルティンフィエリスタが認めた詩
 3.2.4. フロリダ派とボエド派
3.3.  5冊目の詩集に描かれる、観察する主体がもつ語りの特徴
 3.3.1. 物語の外から皮肉にみる語り手
 3.3.2. 自分を観察する女性
 3.3.3. 移動する視座、皮肉、循環的構造
3.4. 散文詩集『愛の詩集』Poemas de amor
 3.4.1. 『愛の詩集』の女性の語り
 3.4.2. プラトニックな愛と幻想
3.5. 『黄土』と『愛の詩集』

第4章  後期作品と前衛文学運動の関係
     ―『七つの井戸の世界』を中心に―


4.1. 戯曲と詩作:1927年から1930年
 4.1.1. 『この世の主(あるじ)』上演の顛末
  4.1.1.1. あらすじ
  4.1.1.2. 批判的な劇評
  4.1.1.3. ストルニの反論
  4.1.1.4. 不評の影響
 4.1.2. 自由形式と伝統的形式
  4.1.2.1. 都会を舞台にした自由詩
  4.1.2.2. 「私」の心中を描いた詩
 4.1.3. ヨーロッパ旅行
4.2. 7冊目の詩集『七つの井戸の世界』
 4.2.1. 新しい詩作へ
  4.2.1.1. 五感をつかさどる「頭」の詩
  4.2.1.2.  幻想的な物語の中で、世界を作り変える意志
 4.2.2. ストルニの詩における海のモチーフ
  4.2.2.1. 現実と非現実の世界を移動する「私」の視点
  4.2.2.2. 海から想像する死後の世界
  4.2.2.3. 幻想的な海
  4.2.2.4. ヨーロッパ旅行の「航海日誌」と海の主題
 4.2.3. 「都会のモチーフ」
  4.2.3.1.  冷たく不気味な都市の描写
  4.2.3.2. 1930年代の文学的・社会的状況
  4.2.3.3. 『アルゼンチン最新詩』La novísima poesía argentina
  4.2.3.4.  ストルニの後期におけるアルゼンチン前衛文学運動の影響
 4.2.4. セクション「ソネット」における愛の死
4.3. 1927年以降のストルニ作品について

第5章 アンティソネットの創造

5.1.  最後の詩集『デスマスクとクローバー』Mascarilla y trébol
 5.1.1. 新しい詩形式:無韻の11音節のソネット
 5.1.2. アンティソネットが書かれた背景
5.2. 講演で語られた創作の背景
 5.2.1. 夕暮れの川岸の情景「コローニアのラ・プラタ川岸壁」
 5.2.2. 「月夜の蝉」
 5.2.3. 「薄い砂色のラ・プラタ川」
5.3. その他のアンティソネット
 5.3.1. 隠喩による絵画的表現:「ラ・プラタ川」連作
 5.3.2. 愛の神の捕殺
 5.3.3. 復讐の女神の復活
 5.3.4. 生と死の対比
5.4.  自伝的要素が盛り込まれた作品
 5.4.1. 死後の世界と幼少期の思い出
 5.4.2. 最後のアンティソネット「私は眠りにつく」
5.5.  アンティソネットに至る創作の歩み
5.6. ストルニにとってアンティソネットとは

終章

参考文献
 1 .欧文文献
   ( 1 )ストルニの作品
   ( 2 )ストルニに関する文献
   ( 3 )その他
 2 .邦文文献
   ( 1 )ストルニに関する文献
   ( 2 )その他
あとがき
索引
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ステキな神様 POD版

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著者
まるん 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
142 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2019年12月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-500-3 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書
 
内容
子どもの頃には誰もが信じていた「神様」をテーマにした、大人も楽しめる7編の童話。オリジナル曲「まるんのテーマソング」「心の奥の神様たち」ダウンロードコードの特典付き。
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童話1 エリちゃんとスキーの神様

童話2 だいちゃんと海の神様

童話3 エリちゃんと空の神様

童話4 かずちゃんと神様になったトラック

童話5 ター坊と山の神様

童話6 りくくんとギターの神様

童話7 ママと神様
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都市を編集する川 ―広島・太田川のまちづくり― 

著者
北村眞一・岡田一天・田中尚人[中村良夫/企画・構想] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
192 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2019年12月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-498-3 
Cコード
C1051 
ジャンル
労働・福祉・生活 一般書/歴史読み物
 
内容
人はなぜ都市をつくるのか。本書は、この問いを心に秘め、広島市民にとって人生の至福の舞台、太田川と対話しつつ、水辺のデザインに取り組んだ風景学創始者とその弟子たちの記録であり、まちづくりの冒険譚である。

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はじめに ―都市を編集する川 中村良夫

第1章 山紫水明の記憶【近世末期~1976年】 北村眞一
 (1)山紫水明のふるさと
 (2)戦前の広島と太田川
 (3)原爆から戦後

第2章 水辺都市広島の自画像―設計思想を探る【1976~1983年】北村眞一
 (1)太田川整備の課題
 (2)太田川の現状と市民の抱く太田川
特別寄稿 都市の中の川「太田川」 山本高義(元太田川工事事務所所長)

第3章 都市デザインの新領域に挑む―社会工学の思想・発想・構想【1976~1990年】
       北村眞一・岡田一天
 (1)太田川基町護岸のデザイン
 (2)太田川河岸テラスのデザイン 
 (3)太田川から生まれたデザインの手法と理論

第4章 水の都整備構想―胎動する水辺のまちづくり【1990~2003年】
   田中尚人・岡田一天
 (1)広島の都市づくり 
 (2)水の都整備構想
 (3)水の都整備構想における水辺デザイン
 (4)景観整備からまちづくりへ

第5章 水の都ひろしま―水辺デザインの広がり【2003~】田中尚人・岡田一天
 (1)水の都ひろしまづくり
 (2)市民による水辺のカスタマイズ
 (3)再びの太田川高潮堤整備
 (4)コモンズとしての水辺

第6章 水辺を使うというデザイン―創意する水辺の市民たち  田中尚人編
 寄稿1 太田川の水辺の計画づくり(松波龍一)  
 寄稿2 活き活きと動き続けることで街の風景となりたい(山﨑学)
 寄稿3 デルタの街広島の水辺に物語をつくる(新上敏彦)
 寄稿4 もっと水辺が好きになる。(氏原睦子)
 寄稿5 水辺の1本ポップラ「ポップラ・ストーリー」(隆杉純子)
 寄稿6 日本一の護岸に集う(北村浩司)
 寄稿7 映画と街と人と(西﨑智子)

おわりに 北村眞一
参考文献

資料 年表
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マツダ最強論 

著者
迫 勝則 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
296 
定価
1,760円 (本体1,600円 )
発行日
2019年12月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-499-0 
Cコード
C0034 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
世界で一番愛される自動車会社――。創立100周年を迎えたマツダ。それを支えていたのは愚直と独創の経営力だった。マツダ株式会社元ブランド戦略マネージャーで「ブランドシンボル生みの親」が、マツダと自動車の未来を語る珠玉の1冊。書評

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はじめに

プロローグ

序 章 自動車はどこに向かうのか?

自動車が創った生活スタイル
ダイムラーとベンツ
炭素社会のはじまり
ガソリン自動車への道
自動車の3大機能

第1章 松田家3代が築いた土台―ロータリーエンジンの光と影―

バタンコからのスタート
運命の8月6日
中興の祖
夢のエンジン
クルマの主流を変えるロータリーのマツダ 
なぜ第一次経営危機がやってきたのか 
蘇ったマツダ 

第2章 世界の自動車会社が合従連衡する

ヨーロッパからアメリカへ
日本にやってきた大きな波
CMに見る日本社会
日米自動車戦争
烏合のせめぎ合い
覚えきれなかった相関図
世紀の大合併
世紀の主役を務めた自動車

第3章  フォードから学んだマツダ、ルノーから学べなかった日産

4人の外国人社長
フィールズという男
フォードから学んだ3つの主義
カルロス・ゴーンの登場
日産リバイバルプラン
日産のV字回復、マツダのU字回復
長すぎたゴーン体制
令和の大リストラ

第4章 自動運転技術の限界点

MADE
6つの段階
二つの機器
超えられない人間の壁
許せる「レベル4」
自動運転車の必要性
謙虚に、そして大胆に

第5章 いまなぜ電気自動車なのか―次世代カーの構図―

各国の法規制
バッテリーを制する会社がEVを制する?
次世代カーの種類
ハイブリッド車
競争の構図
バラエティ化する自動車社会
2つの方向

第6章 スカイアクティブとマツダイズム

大気汚染
先行しすぎたマツダの独自技術
環境シンポジウム
帝国ホテルでの講演
水素ロータリー車
マツダの論調
理屈でクルマを買わない
スカイアクティブだけで勝負はできない
広報の果たす役割

第7章 マツダに遺しておきたいブランドの話

歩きはじめたブランドシンボル
魂動デザイン 
マツダ3の意味 
どんなブランドを目指すのか?
マツダ博物館 
なぜ若者はクルマに興味をもたないのか
ブランドの希薄化 
自動車の未来(コト消費の限界)

第8章 愚直さと独創力―マツダの美学―

育まれる企業風土
夢を追ったル・マン
ル・マンは燃費レース
生まれてきた精神的支柱
ロードスターが生まれた訳
ライトウェイトスポーツ
ロードスターの名前
マツダ車を先導する
マツダを支える広い裾野
高まるメディア評価
マツダの3つの特性

終 章 大海原でトヨタの船に乗る

EV技術の共同開発
トヨタのタコ足経営
予測しにくい一〇~二〇年先
変わる業界図
次の一〇〇年

おわりに
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ヒロシマで考えたこと 

著者
宇野久光 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
168 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2019年12月2日 
ISBN
ISBN978-4-86327-495-2 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
ヒトは過去から学び、記録と記憶を未来のために再生する。ヒロシマに住むようになると、ときには平和とか核ということを考える。想いは、広島にゆかりのある先人のことなどにも広がり、さらに、人類の歴史や文化などに自由奔放に広がった。
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1 ヒロシマ

  宇品港からの被爆風景
  ヒロシマの医師たちの記録と記憶
  オバマ大統領の広島演説を読む
  核兵器とノーベル平和賞
  被爆の交響詩『句集広島』の再発行を

2 大震災

  陽はまた昇る――東日本大震災
  東日本大震災から一年半
  東日本大震災から一〇〇〇日――石巻再訪
  広島と福島――フクシマの医師からの手紙(前)
  広島と福島――フクシマの医師からの手紙(後)

3 先人を想う

  広島でのシーボルト
  京の吉益東洞
  長州藩医 青木周弼のこと
  東京メトロ『解体新書』巡礼
  『解体新書』の解剖図を描いた男
  日野原重明先生へのオード
  多賀庵風律のこと

4 日々想念

  日本人の基層としての縄文人
  地球気候変動と生物、そしてヒト
  論文疑惑騒動に想う
  ヒトは歌うサルである
  ヒトの長寿考
  小豆島小文学旅行
  米国内科学会(ACP)のこと

5 青麦の道

  わが医療原風景
  ベトナム人留学生のこと
  「大をさ」の時代
  スライドのこちら側 
 
参考・引用文献
初掲誌一覧     
あとがき
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国語科クリティカル・リーディングの研究 

著者
澤口哲弥 
シリーズ
 
助成
2019年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
480 
定価
6,930円 (本体6,300円 )
発行日
2019年12月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-493-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
テクストが個からの産物ではなく社会的な産物であることを前提とし、内在する文脈や思想を読み解く新しいクリティカル・リーディングの指導理論を提案。小中高の教科書教材の改編を通し、実践の場での可能性を探る。
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序章 研究の動機・目的・方法
1.研究の動機
2.研究の目的
3.研究の方法
 3.1.理論構築の方法と指導理論の措定
 3.2.各章の概要
  3.2.1.目的①のための方法(第1章)
  3.2.2.目的②のための方法(第2章)
  3.2.3.目的③のための方法(第3章)
  3.2.4.目的④のための方法(第4章、第5章、第6章)
  3.2.5.目的⑤のための方法(第7章)

第1章 国語科における「クリティカルな読み」の理論と実践
1.はじめに
2.問題の所在
3.先行研究の検討
 3.1.言語論理教育
 3.2.評価読み
 3.3.メディア・リテラシー教育
 3.4.PISA型「読解力」における熟考・評価
 3.5.批判的思考
4.5つの指導の系列のまとめ
5.国語科における「クリティカルな読み」の指導理論の分布マトリクス
6.第1章のまとめ

第2章 C.WallaceのCritical Reading理論
1.Criticalの概念
2.なぜWallaceなのか
3.C.Wallaceの目標論
 3.1.社会的・文化的コンテクストに着目した読みを目指す
 3.2.批判的言語意識を育む
 3.3.批判的教育学の理念をCritical Readingに活かす
 3.4.複眼的な視点から読むことを目指す
4.Wallaceの教材論
 4.1.コミュニティ・テクストの活用
5.Wallaceの授業論
 5.1.ハリデーの理論をふまえた授業方略
 5.2.ハーバーマスの理論をふまえた授業方略
 5.3.シラバスとタスク方略
  5.3.1.シラバス
  5.3.2.タスク方略
  5.3.3.授業者の役割
6.インタビュー調査による理論の整理
 6.1.Wallaceの文献整理で明らかになったこと
 6.2.インタビューの目的
 6.3.インタビューの概要
 6.4.文献とインタビューから見たWallaceのCritical Reading理論
  6.4.1.Critical Readingの研究動機と経緯、背景理論
  6.4.2.Critical Readingと文字テクストの関係性
  6.4.3.Critical Readingと他の指導理論との関係性
  6.4.4.Critical Readingとタスクとの関連性
 6.5.成果と課題、及び示唆
7.Wallaceの理論と国語科教育
8.第2章のまとめ

第3章 国語科CRの指導理論
1.はじめに
2.国語科CRの目標論
 2.1.Wallaceの「5つの問い」のフレームワーク
 2.2.新しい学習指導要領の方向性
 2.3.PISAの「読解力」の概念
 2.4.国語科CRの目標の措定
3.国語科CRのカリキュラム論
 3.1.国語科CRの指導理論における読解プロセスとフレームワーク
 3.2.国語科CRの指導における段階性
 3.3.国語科CRのカリキュラムの措定
  3.3.1.国語科CRの読解プロセス
  3.3.2.国語科CRのフレームワーク
4.国語科CRの教材論・授業論の方向性
 4.1.国語科CRの教材論の方向性
 4.2.国語科CRの授業論の方向性
5.第3章のまとめ

第4章 国語科CRの観点による教科書教材の検討(小学校)
1.はじめに
2.研究の方法
3.東京書籍版「読み比べ」教材
 3.1.教材の配列と目標の設定、及び学習指導要領との関係性
4.教材・手引きの検討の方法
5.各教材と手引きの分析
 5.1.「ふろしきは、どんな ぬの」(2年・上)
 5.2.「『ほけんだより』を読みくらべよう」(3年・上)
 5.3.「広告と説明書を読みくらべよう」(4年・上)
 5.4.「新聞記事を読み比べよう」(5年)
 5.5.「新聞の投書を読み比べよう」(6年)
6.分析のまとめ
7.教材及び手引きの改編
 7.1.改編の方向性
 7.2.改編教材、手引きの検証
 7.3.調査結果と考察
  7.3.1.第5学年「新聞記事を読み比べよう」の調査と分析・考察
 7.3.1.1.改編した手引き
   7.3.1.2.解答の傾向と分析
   7.3.1.3.担当教諭からのコメント
   7.3.1.4.改編案修正の方向性
 7.3.2.調査の結果から見えた全体的傾向
 7.4.改編した教材・手引きの修正
  7.4.1.改編した手引きの修正(第2学年)
  7.4.2.改編した手引きの修正(第3学年)
  7.4.3.改編した手引きの修正(第4学年)
  7.4.4.改編した手引きの修正(第5学年)
  7.4.5.改編した手引きの修正(第6学年)
8.第4章のまとめ

第5章 国語科CRの観点による教科書教材の検討(中学校)
1.はじめに
2.中学校教材への連接
3.教材・手引きの検討
4.手引き改編の理論構成
5.教材・手引きの改編
 5.1.教材について
 5.2.手引きについて
 5.3.手引きにおける問題の所在
 5.4.手引きの提案
6.他学年の手引き改編
 6.1.「オオカミを見る目」と「『常識』は変化する」(第1学年)
  6.1.1.手引きについて
  6.1.2.手引きにおける問題の所在
  6.1.3.手引きの提案
 6.2.「鰹節-世界に誇る伝統食」と「白川郷-受け継がれる合掌造り」(第2学年)
  6.2.1.手引きについて
  6.2.2.手引きにおける問題の所在
  6.2.3.手引きの提案
7.改編手引きの検証
 7.1.調査の方法と分析
 7.2.第1学年改編手引きの調査-中学生対象
 7.3.授業者のコメント
 7.4.調査結果の考察
 7.5.高等学校における調査
  7.5.1.学習者の選択した設問の傾向
  7.5.2.各設問における解答傾向
  7.5.3.解答傾向の考察
  7.5.4.授業者のコメント
 7.6.改編手引きの修正の方向性―第1学年教材
 7.7.第3学年改編手引きの調査―高校生対象
  7.7.1.調査の方法
  7.7.2.調査の結果A(B高校)
  7.7.3.調査の結果B(C高校)
  7.7.4.解答傾向の考察
  7.7.5.授業者のコメント
8.改編手引きの修正
 8.1.第1学年教材
 8.2.第2学年教材
 8.3.第3学年教材
9.教材文改編への展望
10.第5章のまとめ

第6章 国語科CRの観点による教科書教材の検討(高等学校)
1.はじめに
2.高等学校における学習の手引きの活用度
3.手引きの分析
 3.1.「読み比べ」教材の継承
 3.2.高等学校「国語総合」の概況
 3.3.手引きの分析
  3.3.1.分析の方法
  3.3.2.分析結果
 3.4.学習指導要領との関連性と今後の展望
4.手引きの改編1
 4.1.教材について
  4.1.1.現行の手引きとその問題点
  4.1.2.手引きの改編案
5.改編した手引きの検証
 5.1.各設問に対する反応
 5.2.設問の考察と改善案
6.手引きの改編2
 6.1.教材について
  6.1.1.現行の手引きとその問題点
  6.1.2.手引きの改編案
  6.1.3.改編した手引きの修正
7.第6章のまとめ

第7章 新しい教育状況と国語科CRの可能性
1.はじめに
2.新しい教育状況の検討
 2.1.新学習指導要領にみられる理念
 2.2.新学習指導要領をめぐる学力観
 2.3.全国学力テストの成果と課題
  2.3.1.全国学力テストB問題が及ぼした影響
  2.3.2.全国学力テストB問題の分析
   2.3.2.1.中学校第3学年の問題分析
   2.3.2.2.小学校第6学年の問題分析
   2.3.2.3.全国学力テストB問題の傾向と課題
  2.3.3.全国学力テストの改善の方向性と国語科CR
   2.3.3.1.実社会に関わりのある題材を用いた問題
   2.3.3.2.文学的文章を用いた問題
   2.3.3.3.古典的題材を用いた問題
 2.4.大学入学共通テストに見られる新しい学力観
  2.4.1.記述式問題のモデル問題例の検討
  2.4.2.マークシート式問題のモデル問題例の検討
  2.4.3.大学入学共通テストのモデル問題例から見た国語科CRの可能性
 2.5.国語科に関わる新しい学力測定の動向
  2.5.1.民間による新しいテスト開発
  2.5.2.民間による新しい問題集開発
3.新しい教育状況における国語科CRの可能性
4.第7章のまとめ

終章 研究の成果と課題・今後の展望
1.研究の成果
 1.1.国語科教育における「クリティカルな読み」の先行研究の整理(目的①)
 1.2.内外の先行研究による国語科CRの理論的な土台の構成(目的②)
 1.3.国語科CRの指導理論の構築(目的③)
 1.4.国語科CRの指導理論の実践の場での検証(目的④)
 1.5.新しい教育状況における国語科CRの可能性と展望(目的⑤)
2.研究の課題
3.今後の展望

参考引用文献

資料
1.第2章 資料―Wallaceへのインタビュー記録
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ブラジルの民衆舞踊パッソの文化研究 

著者
神戸 周 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
264 
定価
4,290円 (本体3,900円 )
発行日
2019年12月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-496-9 
Cコード
C3039 
ジャンル
芸術・文化 歴史・考古・民族/欧米
 
内容
2012年ユネスコの人類無形文化遺産に登録されたブラジル北東部ペルナンブーコ州の民衆芸能フレーヴォ。その中でパラソルを手に軽快に演じられるパッソというダンスに焦点を当てた、わが国初の専門書。長年に渡る現地調査を踏まえ、過去から現在へと至るその実像に迫る。

書評

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謝辞
掲載図表一覧
凡例

序 章

第1節 研究の背景と目的
第2節 先行研究の検討
第3節 研究の方法と本書の構成
序章 注
序章 引用および参考資料

第1章 フレーヴォの誕生

第1節 レシーフェのカルナヴァルにおける祝祭形態の変遷
 第1項 エントゥルード─秩序無き祝祭
 第2項 仮面舞踏会と仮装行列─経済的富裕層のカルナヴァル
 第3項 フレーヴォ─民衆のカルナヴァル
第2節 フレーヴォという音楽
第3節 パッソと呼ばれるダンス
第4節 本章のまとめ
第1章 注
第1章 引用および参考資料

第2章 ナシメント・ド・パッソとフレーヴォ

第1節 ナシメント・ド・パッソの経歴
 第1項 その少年時代そしてフレーヴォとの出会い
 第2項 パスィスタとしての経歴─街頭から舞台まで
 第3項 指導者としてのナシメント・ド・パッソ
第2節 ナシメント・ド・パッソの指導法
 第1項  パッソの演技を構成する身体動作の収集とそれぞれの身体動作への名称の付 与
 第2項 基本的な身体動作で構成されるルーティンの考案
 第3項 ダンスクラスの参加者すべてが行う即興演技
 第4項  フレーヴォの音源とパッソの身体動作のみで構成されるダンスクラス
第3節  フレーヴォに及ぼしたその他の影響と2003 年以降の動向
 第1項 パスィスタの衣装の考案
 第2項 ソンブリーニャの製作
 第3項  カルナヴァル団体の街頭行進におけるパスィスタの位置付けの変化
 第4項 2003 年以降のナシメント・ド・パッソの指導法の動向
第4節 パッソの実際
 第1項 パッソの演技を構成する身体動作
 第2項 パッソの演技の実際
第5節 本章のまとめ
第2章 注
第2章 引用および参考資料

第3章 フレーヴォの市立学校の活動実践

第1節 学校設立の目的とその運営目標
第2節 学校の施設と運営スタッフ
第3節 学校の活動実践
 第1項 ダンスクラスにおけるパッソの指導
 第2項 学校内に設置された舞踊団の活動
 第3項 各種イベントにおけるパッソの実演
第4節 本章のまとめ
第3章 注
第3章 引用および参考資料

第4章  フレーヴォの継承に向けた「パッソの戦士たち」の取り組み

第1節 組織結成の経緯
第2節 組織の活動目標
第3節 組織の活動実践
 第1項 一般市民に対するパッソの指導
 第2項 ダンスグループとしての活動
 第3項 フレーヴォに関する研究活動
 第4項 カルナヴァル団体としての活動
第4節 本章のまとめ
第4章 注
第4章 引用および参考資料

終 章

第1節 結論
第2節 残された課題

引用および参考資料一覧
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漱石と広島 POD版

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

著者
冨沢佐一 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
296 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2019年10月29日 
ISBN
ISBN978-4-86327-497-6 
Cコード
C1091 
ジャンル
一般書
 
内容
「中国新聞」の別媒体「セレクト」に連載された「漱石と広島」を補足、再編し一冊に。これまで知られてこなかった漱石と広島の関係に光を当てた。(POD版)

書評

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まえがき

おことわり

第1章 足 跡 (上)〈友人を訪ね「大手町」へ〉
第2章 足 跡 (下)〈高浜虚子と宮島に一泊〉
第3章 中根重一〈秀才の岳父 波乱の生涯〉
第4章 中村是公〈生涯の親友 旅行に招待〉
第5章 鈴木三重吉〈心が響き合う師弟関係〉
第6章 加計正文〈教え子 蓄音機に声録音〉
第7章 新原敏三〈芥川の父 幕府軍と戦う〉
第8章 弘中又一〈『坊っちゃん』のモデル〉
第9章 山脇敏子〈勝ち気で強烈な存在感〉
第10章 大谷繞石〈八雲の教え子 親交結ぶ〉
第11章 田中菊雄〈小説に傾倒 手紙送り文通〉
第12章 妹尾福松〈書簡4通を表装 家宝に〉
第13章 龍口了信〈『こころ』のKのモデルか〉
第14章 呉秀三〈精神科医師として診断〉
第15章 尼子四郞〈『猫』に登場する家庭医〉
第16章 富士川游〈依頼され新聞に寄稿〉
第17章 金子健二〈講義の感想 率直に記す〉
第18章 井原市次郎・斗作兄弟〈房総半島の旅 兄同行か〉
第19章 土屋達太郎〈「謎の友人」裏付けなく〉
第20章 小山内薫〈『猫』をいち早く演劇化〉
第21章 青木健作〈三重吉から感化受ける〉
第22章 教え子たち (上)〈各地で学校の基礎築く〉
第23章 教え子たち (下)〈学びの輪 学科を超えて〉
第24章 さまざまな縁 (上)〈異例の後任 世評の的に〉
第25章 さまざまな縁 (中)〈名文の遺書に強く共感〉
第26章 さまざまな縁 (下)〈幼なじみの祖父を調査〉
第27章 愛読者たち (上)〈輪読59年 教師などの会〉
第28章 愛読者たち (下)〈足跡や人脈掘り起こす〉
第29章 研究者たち〈比較考察 膨大な関連本〉
第30章 夏目鏡子〈「病気」の夫を見捨てず〉
第31章 中根家〈三方ヶ原で討ち死に?〉

関連年表

参考文献

あとがき

索引
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やさしい道徳授業のつくり方〈改訂版〉 

編者
鈴木由美子・宮里智恵 
シリーズ
心をひらく道徳授業実践講座1 
助成
 
判型
B5 
ページ
208 
定価
2,090円 (本体1,900円 )
発行日
2019年9月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-494-5 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈道徳教育〉
 
内容
心をひらく道徳授業実践講座第1巻―理論編。道徳授業の歴史、学校教育の中での位置づけ、教材の特徴、学習指導案の書き方、板書の仕方などを具体的事例をあげ論述。改訂版

書評



→心をひらく道徳授業実践講座2

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第1章 道徳授業の成り立ち
 1.前史としての修身科の時代
 2.特設時間としての「道徳」設置以降

第2章 道徳授業での学び
 ■コラム1 子ども達が輝く瞬間

第3章 学校教育の中での道徳授業の位置づけ
 1.学校教育における道徳授業と道徳の時間
 2.学校教育における道徳教育の内容と指導計画

第4章 子どもの道徳性と発達的特徴
 1.道徳性の発達理論
 2.子どもの道徳性の発達的特徴をふまえた支援
 ■コラム2 特別支援と道徳教育

第5章 学習指導案作成の考え方
 1.学習指導案を書くまで
 2.基本的な学習指導案作成の流れと考え方
 3.学習指導案の構成
 ■コラム3 私と道徳授業

第6章 評価の仕方
 1.授業の評価
 2.評価の実際
 ■コラム4 K君との出会い

第7章 教科や体験活動との関連
 1.主題解釈と教材解釈―教材研究の方法―
 2.心情曲線による道徳教材分析―教材分析の方法―
 3.心情タイプの道徳授業
 4.心情ジレンマタイプの道徳授業
 5.プログラムタイプの道徳授業

第8章 心情タイプの学習指導案―価値に深く迫る授業の学習指導案と授業展開―
 1.心情教材の特徴とねらい、留意点
 2.「B 親切、思いやり」の道徳授業(小学校第5学年)
 3.「A 正直、誠実」の道徳授業(小学校第3学年)
 4.「B 相互理解、寛容」の道徳授業(中学校第3学年)
 ■コラム5 心に残る授業、心に響く資料

第9章 心情ジレンマタイプの学習指導案―多様な考えを活かす授業の学習指導案―
 1.心情ジレンマ教材の特徴とねらい、留意点
 2.「A 善悪の判断」の心情ジレンマ(小学校低学年)
 3.「C 規則の尊重」の心情ジレンマ(小学校第6学年)
 4.「D 生命尊重」の心情ジレンマ(中学校第2学年)

第10章 プログラムタイプの学習指導案―教科や体験活動と連携した道徳学習プログラムの展開―
 1.道徳学習プログラムの特徴とねらい、留意点
 2.心情ジレンマ教材を取り扱う際の留意点
 3.心情ジレンマ教材の授業展開
 ■コラム6 私と道徳授業

第11章 発問構成の工夫
 1.学習指導過程の構想
 2.「考え、議論する道徳」の指導方法と発問づくり
 3.教材の活用と発問構成
 4.実践参考例―「考え、議論する道徳」を目指して(小学校第4学年、中学校第3学年)
 ■コラム7 道徳と私

第12章 板書構成の仕方
 1.板書の役割
 2.道徳の時間の板書構成
 3.板書の実際

第13章 家庭や地域との連携
 1.道徳科と授業における効果的な連携
 2.家庭との連携の具体例(小学校第5・6学年)

参考資料 道徳科の評価文例
小学校学習指導要領
中学校学習指導要領
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理性と道徳 

訳者
式部 信[アラン・ゲワース著]  
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
544 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2019年10月4日 
ISBN
ISBN978-4-86327-491-4 
Cコード
C3012 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
1960年代から2004年の死に至るまで、一貫して、普遍主義・平等主義・合理主義に基づく独自の道徳原理と、そうした原理によって基礎づけられた人権理論や倫理学理論を提唱し続けたアメリカ人哲学者=アラン・ゲワース。本書は、人間の行為者性の分析から「類的一貫性の原理」と称する道徳原理を導出するとともに、その種々の応用について解説した彼の主著であり、ゲワースの著書の初邦訳である。

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まえがき

凡例

第1章 正当化の問題

 道徳哲学の中心問題
 最高道徳原理の正当化は不必要であるか
 最高道徳原理の正当化は不可能であるか
 最高道徳原理は帰納的に正当化できるか
 理性と行為の類的特徴
 弁証法的必然的方法

第2章 行為の規範的構造

 目的性と善
 類的権利と権利要求
 関連類似性の規準

第3章 類的一貫性の原理

 原理の導出
 類的一貫性原理の形式的必然性
 類的一貫性原理の実質的必然性
 分析的真理と道徳
 動機づけと合理性

第4章 類的一貫性原理の直接適用

 適用の種類と種々の道徳原理
 類的権利の平等
 共通善と基本的善に関する義務
 救助の義務
 非減算的善に関する義務
 加算的善に関する義務
 自由に関する義務

第5章 類的一貫性原理の間接適用

 社会的規則と社会制度
 社会的規則の随意的-手続き的正当化――自発的組織
 社会的規則の静態的-手段的正当化――最小限国家
 社会的規則の必然的-手続き的正当化――同意の順序
 社会的規則の動態的-手段的正当化――支援的国家
 類的一貫性原理の完全性
 義務の対立
 おわりに



訳者あとがき

索引
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言語生活の拡張を志向する説明的文章学習指導 ─「わからないから読む」行為を支えるカリキュラム設計─ 

著者
舟橋秀晃 
シリーズ
 
助成
2019年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
434 
定価
6,820円 (本体6,200円 )
発行日
2019年9月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-487-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
小学校では易しく高等学校では難解な説明文教材。その差を「社会的文脈」に着目して均すカリキュラム・モデルを提案する。言語生活から遊離しがちな中学校以降の教科書教材には、別の文章を加え議論を発見させるのが効果的であることを、理論・実践両面から提示する。

書評

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まえがき ─解題─

序章 研究の目的と方法

第1節 研究の目的

第2節 研究の方法

第3節 研究の意義

第1章 先行研究の検討

第1節 国語科カリキュラム研究の主要な動向と課題
   第1項 教育と学習のカリキュラムの相互関係と国語科の位置
   第2項 国語科カリキュラム検討の3観点から見る戦後の動向
   第3項 国語科カリキュラム研究の現在の到達点と課題

第2節 国語科説明的文章学習指導における論理観の整理と課題
    ─筆者・読者それぞれの論理に着目して─
   第1項 論理観をめぐる混乱
   第2項 整理の対象とする先行研究の範囲
   第3項 論理観整理の枠組みとあるべき論理観
   第4項 論理観の整理と検討
1 筆者の論理を偏重するもの/2 読者の論理を偏重するもの/3 筆者の論理中の「表現の論理」と「認識の論理」との関係を見誤っているもの
   第5項 論理観の整理から見出せる課題

第3節 小中学校国語科「読むこと」教科書外教材の位置の変遷と議論
    ─よき典型から練習教材への教材概念拡張の動きと異論─
   第1項 教科書教材重視の経緯への着目
   第2項 検討の対象とする先行研究の範囲
   第3項 小中学校学習指導要領に見られる教材の記述の変遷
1 1947(昭和22)年版試案の場合/2 1951(昭和26)年版試案の場合/3 1958(昭和33)年版の場合/4 1968-69(昭和43-44)年版の場合/5 1977(昭和52)年版の場合/6 1989(平成元)年版の場合/7 1998(平成10)年版の場合/8 2008(平成20)年版の場合
   第4項 教科書教材と教科書外教材をめぐるこれまでの主要な論点
1 各教員の力量が及ぶか/2 多読か精読のどちらを重視するか/3 文章以外が教材になり得るか/4 誤りや問題をどの程度取り除き,系統性にどの程度配慮するか
   第5項 国語科「読むこと」教材をめぐる議論から見出せる課題

第4節 国語科説明的文章学習指導における諸課題の整理と課題の再設定

第2章 言語生活の拡張を志向する説明的文章の読みの能力とその系統

第1節 社会的文脈を扱う理論の必要性と課題  
    ─トゥールミン・モデルの限界を超えるために─
   第1項 トゥールミン・モデル導入の有効性と限界
   第2項 社会的構成主義において強調される説明的文章の読みの側面
   第3項 論理観整理の枠組みから規定される説明的文章の読みの能力

第2節 エンゲストロームの拡張的学習理論の検討
    ─内容・形式両立のための水平・垂直2方向での捉え直し─
   第1項 エンゲストローム「拡張的学習」の概要
   第2項 エンゲストローム「探究的学習」の概要
   第3項 ヴィゴツキー理論の解釈に向けられた批判と本研究の立場

第3節 社会的文脈を扱う理論の国語科説明的文章学習との対応
   第1項 社会的構成主義に立つこと自体に由来する意義
   第2項 エンゲストローム「拡張的学習」の意義
   第3項 エンゲストローム「探究的学習」の意義
1 学習者/2 対象/3 知識,道具/4 動機づけ/5 その他─垂直と水平─

第4節 読みの能力の垂直次元と水平次元における系統性の検討
    ─「個人の認識論」と「間テクスト性」を踏まえて─
   第1項 「個人の認識論」から得られる示唆
   第2項 読みの能力の垂直系統の概念規定
   第3項 「間テクスト性」の議論から得られる示唆
   第4項 読みの能力の水平系統の概念規定

第3章 小中学校国語教科書教材の系統性と補助教材との関係

第1節 説明的文章の教科書教材分析に関する先行研究概観
    ─教科書と言語生活をつなぐ非形式論理学的知識への着目─
   第1項 非形式論理学的な論理性を観点とする教科書教材分析の意義
       ─説明書き・修辞性・典型性・カプセル化との関係─
   第2項 教科書教材の教材性に関する分析研究の動向

第2節 先行研究から小学校教科書教材に見出される系統性
    ─論理的思考の発達と社会的文脈からの距離─

第3節 分析から中学校教科書教材に見出される系統性
   第1項 先行研究との関係
   第2項 第1学年の場合
       ─事実ならびに主張の質とその変化─
1 光村図書の場合/2 東京書籍の場合/3 「事実」の種類とその順序
   第3項 第2学年の場合
       ─理由づけの質とその変化─
1 光村図書の場合/2 東京書籍の場合/3 「理由づけ」の種類とその順序/4 「理由づけ」の構造とその順序
   第4項 第3学年の場合
       ─主張の質と社会的文脈への接近─
1「主張」と社会的文脈との関係/2 光村図書の場合/3 東京書籍の場合/4 「主張」の種類とその順序/5 「主張」と社会的文脈の間の距離

第4節 教科書教材の実態と垂直・水平系統性仮説との対応
   第1項 主教材の実態にみる系統性
       ─事実から価値への移行─
   第2項 補助教材の果たす役割と教科書外教材に求める役割
       ─国語科学習の日常への適用という観点から─

第4章 言語生活の拡張を志向する説明的文章学習活動の構造

第1節 拡張の観点から見た小中学校説明的文章学習活動の類型
    ─社会的文脈への接続の方途としての読解指導と読書指導との連関の可能性─
   第1項 教科書教材に他の教材を組み合わせて読む学習活動への着目
   第2項 検討の対象とする先行実践の範囲と検討の観点
1 期間/2 対象/3 観点
   第3項 各要素を含む先行実践とその学習活動の類型の整理
1 概況/2 A[内容]の要素を含む実践例/3 B[形式]の要素を含む実践例/4 C[論理]の要素を含む実践例/5 D[情報]の要素を含む実践例/6 E[表現]の要素を含む実践例
   第4項 学年段階ごとの単元編成傾向から得られる示唆
1 小学校低・中学年─言語素材の区別─/2 小学校高学年・中学校─構成と論理の区別─
   第5項 存在が予見された事例と実際との照合から得られる示唆

第2節 個人の文脈と社会的文脈とを相補的に扱う学習活動の類型
   第1項 「自らのテクスト表現過程」を先行させる実践例(1)
      ─これまでの自分の読み方を問う導入─
1 両実践の位置/2 本実践の構想/3 単元名・対象・授業担当者・時期/4 教材/5 単元目標/6 学習指導計画[5時間]/7 学習の様子から[2年C組の場合]
   第2項 「自らのテクスト表現過程」を先行させる実践例(2)
      ─これから自分が読む意義や価値を問う導入─
1 本実践の構想/2 単元名・対象・授業担当者・時期/3 教材/4 単元目標/5 学習指導計画[4時間]/6 学習の様子から[3年A組の場合]
   第3項 読書個体史上の位置を自覚する〈仮想的状況〉設定の可能性
      ─状況論的アプローチからの「実の場」概念の再解釈と拡張─
1 両実践開発の当初の目的と「実の場」概念との関係/2 両実践の開発に至る経緯─対照的事例の存在─/3 対照的事例の概要/4 対照的事例との比較から浮上する特徴─「実の場」概念を拡張する〈仮想的状況〉─/5 国語科における状況論的アプローチと〈仮想的状況〉との関係/6 「自らのテクスト表現過程」を先行させる学習活動の類型

第3節 社会的文脈を教材文のみから想起させる方法としての〈書かれなかったこと〉吟味の可能性 
    ─情報科での実践例を踏まえて─
   第1項 社会的文脈を教材文から想起させる必要性
   第2項 実践「論理的に理解しよう」(情報科)の概要
1 「情報科」設置の経緯/2 対象・時期/3 各時の目標/4 学習指導過程(筆者担当分,第5~8時の場合)/5 学習の様子から
   第3項 本実践から国語科に得られる示唆
1 「言われなかったこと」をも吟味する指導が有効であること/2 生徒の抽象的思考(形式操作)の実態に沿う教材開発が必要であること
   第4項 国語科に得られる示唆と説明的文章学習活動との対応

第4節 垂直・水平2方向での系統的な学習活動の展望と課題

第5章 言語生活の拡張を志向する説明的文章学習指導の国語科カリキュラム

第1節 言語生活の拡張を志向するカリキュラム理論の整理
   第1項 能力の発達の系統
1 「説明的文章を読む」という行為の規定/2 「説明的文章を読む」という行為に必要な能力(読みの能力)/3 読みの能力①・②の発達と垂直次元・水平次元の方向性との関係/4 読みの能力の発達段階
   第2項 教材と学習活動の系統的配置
1 学習活動を教科書教材と教科書外教材とで構成する有効性/2 「作業仮説」としての教材に求める「典型性」とそれ以外の要素/3 国語教科書教材の主教材に内包されている系統性/4 中学校国語科における補助教材の必要性とその系統/5 学習活動構造の基本設計─個人の文脈と社会的文脈との相補的学習活動─/6 社会的文脈を学習者に意識させ学習者のコンフリクトを引き出す〈仮想的状況〉/7 複数教材の組み合わせに依らず社会的文脈を学習者に意識させるMECE手法
   第3項 説明的文章学習指導の中学校カリキュラム・モデル
1 カリキュラムの骨格/2 中学校段階のカリキュラム・モデル(試案)

第2節 カリキュラムの観点から見た説明的文章学習指導実践個体史の検討
   第1項 実践前半期における個体史
      ─論理をたどらせる指導からトゥールミン・モデルの導入へ─
1 対象と記述方法/2 第1期(1~5年目)における実践開発の文脈/3 第2期(6~11年目)における実践開発の文脈/4 前半期の総括
   第2項 実践後半期における個体史
      ─トゥールミン・モデルの指導から社会的文脈の重視へ─
1 後半期当初の課題/2 第3期前半(12~16年目)における実践開発の文脈/3 第3期後半(16~20年目)における実践開発の文脈/4 後半期の総括
   第3項 カリキュラム理論と個体史との照合
1 個体史における「実施したカリキュラム」/2 カリキュラム理論から説明される「実施したカリキュラム」の問題点/3 「実施したカリキュラム」に見出される実践上の課題

第3節 課題解決のための実験授業とその検討
   第1項 授業仮説の設定
   第2項 実験授業の単元設計
1 条件─協力校と対象学級─/2 前提─実施時期と主たる教科書教材─/3 主たる教科書教材に組み合わせる教科書外教材の選定/4 使用する2教材の構造/5 〈状況〉の設定/6 学習活動の構想/7 学習指導計画(計6時間前後)/8 学習指導後の調査
   第3項 実施した実験授業の概要
1 単元名/2 学習指導過程/3 調査
   第4項 授業仮説の検証とカリキュラム・モデルとの照合
1 仮説1検証/2 仮説2の検証/3 仮説3の検証/4 カリキュラム・モデルとの照合

終章 研究の総括と展望

第1節 研究成果の総括

第2節 今後の展望
1 読解指導からメディア・リテラシーへの接続に課題があること(①)について/2 説明的文章教材の論理の捉え方に関し混乱が続いてきたこと(③)について/3 中学校段階での系統性になお不明確な部分があること(②)について

あとがき ─謝辞─
巻末注
参考文献
索引
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まるんの語る「どっひゃー!」ワールド ―平成異文化体験物語―

著者
宮﨑潤一 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
200 
定価
1,760円 (本体1,600円 )
発行日
2019年9月14日 
ISBN
ISBN978-4-86327-489-1 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
行動的で冒険好きなキャラクター「まるん」の語る平成時代の異文化体験を、著者の宮﨑氏が聞き書きしたエッセー。
★購入者には「まるんのテーマソング」ダウンロードURLの特典付き★

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はじめに

前編【大空と大地、海そして観音様のお話(平成前期)】
1 空〈紅の豚編〉
  ・まるんのラーメン談義 其の1 新潟編
2 海〈漁師編〉
  ・まるんのラーメン談義 其の2 新潟以外の国内編
3 陸〈猟師編〉
  ・まるんのラーメン談義 其の3 海外編
4 みかえり阿弥陀〈俺の数少ない師匠、いまはなきS師匠に捧げる〉
  ・まるんのラーメン談義 其の4 山頂編
 

後編【中国でのお話(平成後期)】
1 中国での情けない話 異文化体験
 初日からのズッコケ
 恐怖の「ネーガー…」
 ゴミ箱にペットボトルを捨てたらおばあちゃんににらまれた
 西安のおばちゃんたち
 夫婦げんか
 夜のダンス大会
 ニイハオトイレ
  ・まるんの散文詩1 「住所不定・無職」まるん復活1
2 西安のお寺での出来事
  ・まるんの散文詩2 A long time ago, in China far, far away...
3 「はら」
4 馬将軍、現る。
  ・まるんの散文詩3 「詩 スターフライト」
5 鴻門之会について
6 西安探検
  ・まるんの散文詩4 「詩 女子大生」

番外編【デザートラビッツ物語】
  先生と信者
  コラム まるん軍曹の『ジーザス』、『闇のイージス』独断解説
  コラム 『拳児』もう一つの藤原作品

あとがき
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祖国のために死ぬこと 第一次世界大戦の<英国>の文学と文化

著者
荒木映子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
284 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2019年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-486-0 
Cコード
C1022 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉 歴史・考古・民族/欧米
 
内容
一発の砲弾で数十人もの兵を殺しながらも、殺人行為の結果も見えず何も感じない初めての大戦、WW1。大戦中最大の会戦とされるソンムの戦いでは初めて戦車が使用され英・仏・独合わせて110万人余が戦死、絶望と虚無をもたらした。戦争と祖国と個人の栄誉と――大量破壊戦争から生まれた英国・アイルランドの文学と文化。
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はじめに
    戦死は美しいか?
    変遷する「祖国」、持続する「名誉」
     注

序章 「戦争詩」の歴史
    古代の戦争文学
    中世から一七世紀へ
    18世紀
    19世紀から第一次世界大戦へ
     注

第一部 祖国のために戦った詩人たち

第1章 祖国を愛する
─ジュリアン・グレンフェル、ルーパート・ブルック、エドワード・トマス

 一 「高尚な言葉遣い」から「大げさな言葉」へ
    生き残った騎士道
    大戦と騎士道
 二 ソンムの戦いまでの戦争詩
    ジュリアン・グレンフェルと「戦いの喜び」
    ルーパート・ブルックと「小イングランド主義」「ジョージアン」
    エドワード・トマス─イギリスの自然を守る
 三 ソンムの戦い
    戦争の真実
     注

第2章 戦争を憎む
─シーグフリード・サスーン、ウィルフレッド・オーウェン、ロバート・グレイヴズ

 一 ソンムの戦いを生きぬいた詩人たち
    シーグフリード・サスーン─ガラハッドとの決別
    ウィルフレッド・オーウェン─愛国主義からその否定へ
    ロバート・グレイヴズ─感傷よりパロディ
 二 その他の戦争詩人たち
     注

第3章 「血と音と数限りない詩」 ─もう一つの大戦文学『ワイパーズ・タイムズ』
 一 「文学的戦争」
 二 トレンチ・ジャーナルとは?
 三 『ワイパーズ・タイムズ』とは?
    発端から
    記事の特徴
 四 似たり寄ったりのトレンチ・ジャーナル
 五 消された大戦文学
    注


第二部 アイルランドと「祖国」

第1章 一九一六年 ─復活祭蜂起とソンムの戦い
 一 第一次世界大戦が起こった時
    北と南
    「オレンジ」と「緑」のイギリス兵
 二 復活祭蜂起起こる
 三 第一次世界大戦と復活祭蜂起
    北にとっての第一次世界大戦と復活祭蜂起
    南にとっての第一次世界大戦と復活祭蜂起
 四 第一次世界大戦とアイルランドの記憶
    注

第2章 アイルランドの「戦争詩人」たち
 一 「平和の詩人」、フランシス・レドウィッジ
    レドウィッジにとっての大戦
    復活祭蜂起を知る
    ダンセイニ卿
    『最後の歌』
    兵士の心、詩人の技
 二 トマス・ケトル
    リクルーターにして兵士
    ヨーロッパの中のアイルランド
    詩人としてのケトル
 三 その他の詩人たち
 四 アイルランドの戦争詩人たち
     注

第三部 祖国のために死んだ人たちを弔う

    戦争文化
     注

第1章 死者の顕彰 ─戦争墓地と戦争記念碑をつくる
 一 埋葬の民主化
 二 名前のない兵士と遺体のない兵士
 三 祖国に眠る戦死者たち
 四 「パブリック・モニュメント」をつくる
    英雄像の終焉
    戦死者崇拝─イギリス
    フランスとドイツのモニュメント
     注

第2章 なぜ戦場ツアーか? ─追悼、ゴシック、サブライム
 一 巡礼か観光か?
    ヴェラ・ブリテンと聖地への巡礼
    トマス・クックの戦場ツアー
    なぜ戦場へ行くのか?
 二 戦場ゴシック
    観光化の予測
    戦場視察
    戦場フィーバー
 三 戦場のイギリス人観光客
    一七世紀から一八世紀
    ワーテルロー来訪
    ゴシック趣味
     注

おわりに



あとがき

索 引
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Representations of Aggression and Their Dynamics in D.H.Lawrence’s Fiction 

著者
大山美代 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
256 
定価
3,520円 (本体3,200円 )
発行日
2019年9月13日 
ISBN
ISBN978-4-86327-488-4 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
停滞を嫌い、変化を求め続けた作家、D・H・ロレンス。内なる攻撃性を人間愛へと昇華させた、彼の人生を貫く思想を解く。(本文英文)


In this study,Miyo Oyama shows how D.H.Lawrence,an English Modernist novelist,devoted himself to revealing the positive value of aggression,which he considered as a vital energy of ‘dynamic consciousness’in the bodies of human beings.
Lawrence by no means wished to create an offensive society.The aggressiveness which he encourages his readers to awaken is a reaction against what he regarded as the vicious practices of modernized society,and its energy enables human beings to live by their bodily instinct or intuition instead of mind.Lawrence’sunique works are thus filled with the dynamism of conflicts and regeneration which work to realize a new form of connection in human relationships paralyzed by class hierarchy.To replace stability with motion was crucial to recreating relationships with a new recognition and acceptance of the other, and this was what Lawrence attempted through his works.
Oyama analyzes approximately twenty essays and works of fiction by Lawrence,including minor short stories as well as novels,and reveals his thinking by comparing it with the ideas of a wide range of 20th-century philosophers and psychoanalysts.
The study further shows that the dynamic energy which fills the text operates as a reaction against the existing cognitive framework,which was rationally and historically constituted,and thus produces a contrastingly radical approach toward peace and humanity.
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Acknowledgements
Dedicated to Yone Okuura
List of Abbreviations

INTRODUCTION

CHAPTER ONE: UNREPRESENTABLE EXPERIENCES IN THE EARLY WORKS
1. Bridging Social Differential by Dynamic Consciousness
2. The Psychodynamics of Affect
3. Transmitting Epiphany by Affect: The Effect of Ecstasy
4. The Symbolical Gap between Death and Resurrection

CHAPTER TWO: THE AMBIGUITY OF ‘STILLNESS’ AND FINDING A REMEDY IN ‘AGGRESSION’
1. Conflicting Texts ?? Desirable or Undesirable Inertia?
2. Stillness in Islands: The Abandonment of External Desire
3. Islands and Regression
4. The Introversion of Aggression and Necessity of the Other

CHAPTER THREE: FACING THE ‘EXTERNAL’ OTHER IN THE LATE WORKS
1. The Heroines’ Quests and the Mystic Figure of the External Other
2. Conflicting Desires and Identities between Racial Others
3. Ressentiment or the Natural Life Competition
4. Friction and Reconciliation in The Plumed Serpent

CHAPTER FOUR: DISCOVERING THE ‘INTERNAL’ OTHER AND A NEW VISTA ON HUMAN RELATIONSHIPS
1. The Return to the Interior
2. Encountering the Pan, or the Internal Other
3. The Pure Animal Man
4. ‘Be tender to it, and that will be its future’

CONCLUSION

Endnotes
Works Cited
Index
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7世紀後半から8世紀の東部ユーラシアの国際情勢とその推移 ――唐・吐蕃・突厥の外交関係を中心に―― POD版

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著者
菅沼愛語 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
396 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2019年8月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-490-7 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・民俗
 
内容
大唐帝国、吐蕃、北方遊牧帝国という三勢力を中心とした、東部ユーラシアの歴史展開の全体像を提示する。書評
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まえがき
序 論 
註(序論)

第1章 7世紀後半の東部ユーラシア諸国の自立への動き
   ―「唐・吐蕃戦争」と新羅の朝鮮半島統一・突厥の復興・契丹の反乱・渤海の建国との関連性―                     
 1.1節 唐・吐蕃戦争以前の唐をとりまく国際情勢
 1.2節 第一次唐・吐蕃戦争(670年)と唐・新羅戦争の関連性
 1.3節 第二次唐・吐蕃戦争と「唐・新羅戦争の終結」及び「突厥の復興」の関連性
 1.4節 第三次唐・吐蕃戦争(687~696年3月)
 1.5節 第三次唐・吐蕃戦争の周辺諸国への余波と唐の外交政策の転換
 まとめ(第1章)
 註(第1章)

第2章 8世紀前半の東部ユーラシアの国際情勢―多様な外交関係の形成とその展開―
 2.1節 8世紀前半の吐蕃と突厥および唐の外交戦略の概観
 2.2節 唐と吐蕃の和睦(神龍会盟・公主降嫁)と唐による突厥包囲作戦:神龍2年(706)~景龍4年(710)
 2.3節 唐・突厥戦の展開と終結、その後の唐による吐蕃への集中攻撃:開元2年(714)~開元18年(730)
 2.4節 唐と北方連合(突厥・契丹・奚・渤海)との戦争および唐の対吐蕃融和策(開元会盟と赤嶺碑文):開元18~21年〔730~733〕
 2.5節 北方情勢の沈静化と西方情勢の悪化:開元22年(734)~開元26年(738)
 まとめ(第2章)
 註(第2章)

第3章 安史の乱以前の2つの唐・吐蕃会盟:神龍会盟・開元会盟
 3.1節 神龍会盟(神龍2年〔706年〕)
 3.2節 開元会盟(開元18年~開元21年〔730~733〕)と赤嶺碑文
 まとめ(第3章)
 註(第3章)

第4章 唐と突厥第二可汗国の和戦
 4.1節 キョル・テギン碑文に見られる唐の外交姿勢―玄宗「御製御書」の闕特勤碑文漢文面を中心に―
 4.2節 契丹の帰属をめぐる唐と突厥の対立
 まとめ(4.2節:突厥第二可汗国の興亡と契丹)
 註(第4章)

第5章 安史の乱直前の唐の外征及び対外政策
   ―751年の3つの大敗に象徴される唐の内政・外政の異常化の様相―
 5.1節 700年代~730年代の唐の外交戦略と周辺国家の動向
 5.2節 開元末(741年)頃~天寶9載(750年)の外征と内政
 5.3節 天寶10載(751)の唐軍の3つの大敗:南詔での大敗、タラス河畔の戦い、契丹での大敗
 5.4節 天寶11載(752)~12載(753)の権力闘争:阿布思の乱、王鉷の反逆事件、李林甫への糾弾
 まとめ(第5章)
 註(第5章)

第6章 東部ユーラシアの大戦としての「安史の乱」における周辺諸国の動向
   ―ウイグル・吐蕃・于テン(もんがまえに眞)・抜汗那・吐火羅・大食・南蛮・契丹・奚・南詔・党項・渤海・新羅・日本―
 6.1節 安史の乱が勃発する直前と乱勃発直後の唐の対外政策
 6.2節 安史の乱の経過と周辺諸国の寄与―ウイグルを中心に―
 6.3節 安史の乱におけるウイグル・吐蕃以外の周辺諸国の動向
 6.4節 安史の乱の時の吐蕃の動向(南詔・党項の動向も含む)
 まとめ(第6章)
 註(第6章)

第7章 安史の乱後の内治のための外交
   ―徳宗時代の三つの唐・吐蕃会盟(建中会盟・奉天盟書・平涼偽盟)―
 7.1節 建中会盟に至るまでの唐を取り巻く国内外の情勢
 7.2節 建中会盟とその歴史背景
 7.3節 奉天盟書
 7.4節 平涼偽盟とその後の国際情勢
 7.5節 徳宗時代の3つの唐・吐蕃会盟のまとめ
 7.6節 周辺諸国による反乱支援―吐蕃・ウイグルの僕固懐恩支援、ウイグルの朱滔支援、吐蕃と朱泚の取引―
 7.7節 安史の乱以前の会盟と以後の会盟の類似点と相違点:開元会盟と建中会盟の比較
 7.8節 8世紀の唐・吐蕃会盟全体の総括
 7.9節 8世紀の唐の外交事例の後世への影響
 まとめ(第7章)
 註(第7章)

結 論
あとがき
参考文献および略号
年代対応表(1 670~700年、2 701~730年、3 731~763年、4 770~800年)
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地方自治法と憲法上の権利 ―多選制限制度の導入をめぐって― POD版

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著者
東川 玲 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
78 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2019年7月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-485-3 
Cコード
C1031 
ジャンル
社会・自然科学
 
内容
これまでの統一地方選挙の結果から、多選が投票率や無投票に与える影響を分析し、多選制限導入国との比較を踏まえながら、わが国での法律による制度上の強い多選制限を図ることの必要性について検討する。最新の2019年統一地方選挙の結果から、無投票当選の増加や投票率の低下を分析し、米国の多選制限の歴史と我が国の立法経緯を概観。憲法上の被選挙権等の資格要件や地方自治との関係を法制化に向けて検討する。

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はじめに -法と政治領域における新たな秩序の構築-

第1章 統一地方選からみた地方公共団体の長の多選と投票率の低下

 1.地方選挙の投票率の低下と無投票の増加にみる多選との関係
 2.町村長及び町村議会選挙の状況
 3.政令指定都市を除く市長選および市議会議員選挙の状況
 4.都道府県知事及び政令指定都市の選挙の状況
 5.統一地方選の投票率の推移について
    
第2章 米国大統領、連邦議員等に対する多選制限導入の議論と憲法上の論点

 1.各国の統治機構と多選制限規定の比較検討
 2.米国で進展した多選制限制度の法秩序化
 3.連邦議員資格の制限と憲法上の資格要件の争点
 4.各州の知事及び議員等の任期制限の合憲性
 5.米国自治体の首長及び議員の任期制限の合憲性
 6.英国における多選制限のこれまでの取組
  
第3章 日本政府や国会等における多選制限をめぐる議論と憲法上の権利

 1.日本国憲法の規定と多選制限をめぐる議論の状況
 2.国会及び政府における多選制限をめぐる検討経緯
 3.日本国憲法の選挙権に関する学説と被選挙権との関係
 4.基本的人権としての立候補の自由との関係

第4章 地方自治法による多選制限導入と法制化に向けて

 1.国と地方の分権構造からみた多選制限
 2.地方自治の憲法学説と多選制限の整合性
 3.地方自治法による多選制限導入と法制化に向けた課題

おわりに
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ハイデガーと時間性の哲学 根源・派生・媒介

著者
峰尾公也 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
296 
定価
4,620円 (本体4,200円 )
発行日
2019年8月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-484-6 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
ハイデガーの哲学を「時間性(Zeitlichkeit)」という主題への一貫した取り組みとして明らかにすることで、この哲学の根本問題を「根源」と「派生」の問題として浮き彫りにし、その問題の解決を「媒介」という概念を用いて提示する。

書評

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序論 時間性の哲学――存在と時間の連関の解明

【第一部 ハイデガーの時間性の哲学】

第一章 時間性と時間内部性

 第一節 時間性と通俗的時間概念
 (1)時間性とその脱自的‐地平的性格
 (2)通俗的時間概念との対比
 第二節 時間内部性の派生
 (1)時間性と時間内部性の区別
 (2)派生についての二種類の説明
 第三節 世界時間と自然時間
 (1)世界時間の三つの本質性格
 (2)世界時間への自然時間の還元――ミシェル・アールの批判の検討
 第四節 時間内部性の派生の限界――根源的自然による抵抗

第二章 時間性と歴史性

 第一節 本来性と非本来性
 (1)基本的定義の明確化
 (2) 誤解の防止
 (3) 無差別相の問題
 (4) 実存様態の二者択一性の問題
 第二節 気遣いの意味としての時間性
 (1) 根源的で本来的な時間性
 (2) 自己性(自立性)と時間性
 第三節 本来的時間性と非本来的時間性
 (1) 三つの脱自態
 (2) 瞬間の問題
 (3) 将来の優位
 第四節 歴史性の演繹とその限界
 (1) 時間性と歴史性の関係の曖昧さ
 (2) 歴史性と時間内部性
 (3) 語りの歴史的性格――根源的歴史による抵抗
 第五節 『存在と時間』の挫折と転回

第三章 時間性と時性

 第一節 存在論の存在者的基礎の探究としてのメタ存在論
 第二節 超越と時間性
 (1) 超越の問題
 (2) 超越・時間性・志向性
 (3) 世界進入
 第三節 時性の問題圏
 (1) 時間性と時性の関係
 (2) 三つの地平的図式の規定
 (3) 三つの地平的図式の連関――時間性と時性とのあいだの隙間
 第四節 カント哲学の現象学的解釈
 第五節 超越論的構想力と根源的時間性
 (1) 純粋綜合(構想力)と時間性
 (2) 純粋直観(時間)と時間性
 (3) 純粋思考(統覚)と時間性
 第六節 自己触発としての時間

第一部総括――ハイデガーの時間性の哲学の成果と課題

【第二部 フランスの哲学者たちによる時間性の哲学との対決】

第一章 ハイデガーとレヴィナス

 第一節 「ハイデガーと存在論」
 (1) レヴィナスの『存在と時間』読解
 (2) 存在論主義
 第二節 存在・存在者・イリヤ
 (1) 存在論的差異の批判的継承
 (2) 不安の無と恐怖のイリヤ
 第三節 一九四七/四八年のレヴィナスの時間論
 (1) ハイデガーとレヴィナスそれぞれの出発点と課題
 (2) 超越の二つの形態――脱自と実詞化
 (3) 他人からの働きかけ
 第四節 レヴィナスのハイデガー解釈の検討

第二章 ハイデガーとリクール

 第一節 『存在と時間』と『時間と物語』
 (1) リクールの『存在と時間』読解
 (2) 時間性のアポリア論
 第二節 根源か媒介か――リクールの構想力解釈
 (1)『過ちやすき人間』の構想力解釈
 (2)『時間と物語』の構想力解釈
 第三節 自立性と物語的自己同一性
 (1)『他者のような自己自身』のハイデガー解釈
 (2) 他性の第三様態――ハイデガーとレヴィナスとのあいだで
 第四節 リクールのハイデガー解釈の検討

第三章 ハイデガーとデリダ

 第一節 解体と脱構築
 (1) ハイデガーにおける解体と克服
 (2) デリダにおける脱構築
 第二節 根源的時間と根源的歴史
 (1) デリダの『存在と時間』読解
 (2) 自己触発と自己伝承
 第三節 現前性の形而上学
 (1) 現前性の問題と時間のアポリア
 (2) アリストテレスとヘーゲルの時間論に関する註とその再解釈
 (3) デリダのハイデガー解釈
 (4) 時間性と差延
 第四節 デリダのハイデガー解釈の検討

第二部総括――それぞれの対決の共通点と相違点

結論――根源・派生・媒介

文献表

索引
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安芸国の中世をゆく 郷土の歴史を解き明かす

著者
木本 泉 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
296 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2019年7月18日 
ISBN
ISBN978-4-86327-482-2 
Cコード
C0021 
ジャンル
一般書/紀行・歴史読み物 歴史・考古・民族/日本
 
内容
激動の中世日本の中で安芸の国はどう動いたか。源頼朝の鎌倉幕府旗揚げから関ヶ原の戦いまで、西に大内氏、東に信長・秀吉勢…日本史を俯瞰して安芸の国を描く。

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まえがき

1.源頼朝と厳島神社(鎌倉時代初期)

 平家滅亡と源頼朝
 宝剣探索
 源頼朝の厳島信仰
 平家落人
 鎌倉幕府の始まり
 源頼朝の体制固め
 安芸国の状況
 安芸国の支配者
 厳島神社の火災
 北条執権政治へ
 東アジアの状況
 鎌倉初期の経済
 鎌倉初期の文化
 承久の乱

2.東国武士の安芸国進出(鎌倉時代中期)

 承久の乱の後処理
 守護地頭制の確立
 安芸国の守護地頭
 厳島神社
 武士を取り巻く環境変化
 経済の発展
 新しい仏教
 鎌倉文化
 東アジアの状況
 モンゴルと日本
 文永の役
 弘安の役

3.元寇後の停滞(鎌倉時代末期)

 元寇後の社会情勢
 元寇後の経済
 鎌倉幕府の変化
 元寇後の安芸国
 厳島神社の状況
 後醍醐天皇
 元弘の変
 銀山城と桜尾城
 黄金の国ジパング
 元寇以降の鎌倉文化
 鎌倉幕府の滅亡

4.南北朝争乱と安芸国混乱(南北朝時代)

 建武の新政
 足利尊氏の離反
 尊氏の天下奪取
 安芸国の状況
 足利政権
 南北朝時代の始まり
 南北争乱と安芸国
 守護大名の成立
 観応の擾乱
 南北対立の再開
 安芸武田氏と大内氏
 海賊衆の拡大
 南北朝時代の厳島神社
 足利義満による安定化
 南北朝問題
 今川了俊の『道行きぶり』
 九州での南北争乱
 義満の厳島神社参詣
 中国明王朝と李氏朝鮮の成立
 義満の対明政策
 安芸国の変化
 南北朝時代の経済
 南北朝時代の宗教
 南北朝時代の文化
 南北朝時代の終焉

5.大内氏の安芸国進出(室町時代)

 南北朝統一後の室町幕府
 対明貿易の地ならし
 足利義満と勘合貿易
 足利義満の後継将軍
 室町幕府の内政
 安芸国の守護と国人
 安芸国人領主連合の結成
 安芸国気質の形成
 大内氏の安芸進出
 藤原神主家と大内氏
 足利家の混乱
 応仁の乱
 応仁の乱における安芸国
 厳島神社の変化
 明と李朝朝鮮
 室町時代の経済
 室町時代の宗教
 室町時代の文化
 応仁の乱後の状況
 明応の政変

6.毛利元就の制覇(戦国時代)

 足利政権の没落
 大内氏の勢力拡大
 戦国大名
 安芸国での大内氏勢力拡大
 毛利元就の登場
 藤原神主家の滅亡
 将軍を巡る争い
 安芸武田氏の滅亡
 毛利元就の台頭
 大内氏と厳島神社
 厳島の変貌
 大内氏の滅亡
 陶晴賢の安芸国支配
 厳島合戦
 毛利輝元の守護就任
 毛利氏の石見銀山獲得
 毛利元就の晩年
 鉄砲伝来
 織田信長の登場
 戦国時代の経済
 戦国時代の仏教
 国際状況
 キリスト教の伝来
 戦国文化
 室町時代の終焉

7.毛利輝元の挫折(安土桃山時代)

 織田信長による天下統一
 任助親王
 毛利輝元と顕如
 大阪石山合戦
 毛利氏の攻勢
 秀吉の兵糧攻め
 中国大返し
 本能寺の変
 秀吉による天下統一
 秀吉による政治
 広島城築城
 厳島神社の状況
 国際状況とキリスト教
 日本のキリスト教対応
 秀吉の危機感
 朝鮮出兵
 豊臣秀頼の誕生
 再出兵と秀吉の死
 安土桃山時代の貿易と産業
 安土桃山文化
 毛利一族と徳川家康
 関ヶ原の戦いへ
 中世安芸国の終焉

あとがき

参考文献

索引
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韓国語の事態把握と日本語学習に及ぼす影響 ―受動表現の産出を中心に―POD版

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著者
鄭 在喜 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
274 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2019年6月14日 
ISBN
ISBN978-4-86327-483-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
言語学
 
内容
日本語・韓国語それぞれの母語話者の事態把握の傾向を明らかにし、韓国語を母語とする学習者が自然な日本語を習得する方法について検討する。
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第1章 序

 1.1 研究の背景と目的
 1.2 事態把握とは
 1.3 本書の構成

第2章 先行研究および研究課題

 2.1 事態把握に関する言語類型論的研究
 2.2 日本語母語話者と韓国語母語話者の事態把握の実証研究
 2.3 事態把握の習得に関する研究
 2.4 残された課題
 2.5 本研究における研究課題

第3章 受動表現に現れている事態把握に関する研究

 3.1 文献を用いた言語類型論的分析【研究1】
  3.1.1 日本語の受動表現
  3.1.2 韓国語の受動表現
  3.1.3 英語の受動表現
  3.1.4 本研究における受動表現の認定範囲

 3.2 産出データを用いた実験的分析【研究2】
  3.2.1 調査方法
  3.2.2 調査対象者
  3.2.3 分析場面及び分析方法

 3.3 結果
  3.3.1 全場面における受動表現の測定結果
  3.3.2 場面毎の結果

 3.4 考察
  3.4.1 日本語母語話者における考察
   3.4.1.1 「場面②」の考察
   3.4.1.2 「場面③」の考察
   3.4.1.3 「場面⑥」の考察
   3.4.1.4 「場面⑧」の考察
   3.4.1.5 「場面⑨」の考察
   3.4.1.6 まとめ
  3.4.2 韓国語母語話者における考察
   3.4.2.1 「場面②」の考察
   3.4.2.2 「場面③」の考察
   3.4.2.3 「場面⑥」の考察
   3.4.2.4 「場面⑧」の考察
   3.4.2.5 「場面⑨」の考察
   3.4.2.6 まとめ
  3.4.3 英語母語話者における考察
   3.4.3.1 「場面②」の考察
   3.4.3.2 「場面③」の考察
   3.4.3.3 「場面⑥」の考察
   3.4.3.4 「場面⑧」の考察
   3.4.3.5 「場面⑨」の考察
   3.4.3.6 まとめ

 3.5 小括

第4章 事態把握の異同が習得に及ぼす影響に関する研究【研究3】

 4.1 研究方法
  4.1.1 調査方法
  4.1.2 調査対象者
  4.1.3 分析場面及び分析方法

 4.2 結果
  4.2.1 全場面における受動表現の測定結果
  4.2.2 場面毎の結果

 4.3 考察
  4.3.1 「場面②」の考察
  4.3.2 「場面③」の考察
  4.3.3 「場面⑥」の考察
  4.3.4 「場面⑧」の考察
  4.3.5 「場面⑨」の考察
  4.3.6 まとめ

 4.4 小括

第5章 総合的考察

 5.1 【研究1】~【研究3】の考察のまとめ
  5.1.1 【研究1】文献を用いた言語類型論的分析
  5.1.2 【研究2】産出データを用いた実験的分析
  5.1.3 【研究3】韓国語を母語とする日本語学習者の事態把握の分析

 5.2 【研究1】~【研究3】の総合的考察

第6章 結び

 6.1 本研究の目的
 6.2 本研究の意義と教育的示唆
 6.3 今後の課題

【参考文献リスト】

【資料】JNS、KNS、ENS、KLJ(日)、KLJ(韓)の産出文

謝辞

索引
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漱石と広島 

著者
冨沢佐一 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
282 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2019年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-481-5 
Cコード
C1091 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉 一般書/文芸評論
 
内容
「中国新聞」の別媒体「セレクト」に連載された「漱石と広島」を補足、再編し一冊に。これまで知られてこなかった漱石と広島の関係に光を当てた。→POD版

書評




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まえがき

おことわり

第1章 足 跡 (上)〈友人を訪ね「大手町」へ〉
第2章 足 跡 (下)〈高浜虚子と宮島に一泊〉
第3章 中根重一〈秀才の岳父 波乱の生涯〉
第4章 中村是公〈生涯の親友 旅行に招待〉
第5章 鈴木三重吉〈心が響き合う師弟関係〉
第6章 加計正文〈教え子 蓄音機に声録音〉
第7章 新原敏三〈芥川の父 幕府軍と戦う〉
第8章 弘中又一〈『坊っちゃん』のモデル〉
第9章 山脇敏子〈勝ち気で強烈な存在感〉
第10章 大谷繞石〈八雲の教え子 親交結ぶ〉
第11章 田中菊雄〈小説に傾倒 手紙送り文通〉
第12章 妹尾福松〈書簡4通を表装 家宝に〉
第13章 龍口了信〈『こころ』のKのモデルか〉
第14章 呉秀三〈精神科医師として診断〉
第15章 尼子四郞〈『猫』に登場する家庭医〉
第16章 富士川游〈依頼され新聞に寄稿〉
第17章 金子健二〈講義の感想 率直に記す〉
第18章 井原市次郎・斗作兄弟〈房総半島の旅 兄同行か〉
第19章 土屋達太郎〈「謎の友人」裏付けなく〉
第20章 小山内薫〈『猫』をいち早く演劇化〉
第21章 青木健作〈三重吉から感化受ける〉
第22章 教え子たち (上)〈各地で学校の基礎築く〉
第23章 教え子たち (下)〈学びの輪 学科を超えて〉
第24章 さまざまな縁 (上)〈異例の後任 世評の的に〉
第25章 さまざまな縁 (中)〈名文の遺書に強く共感〉
第26章 さまざまな縁 (下)〈幼なじみの祖父を調査〉
第27章 愛読者たち (上)〈輪読59年 教師などの会〉
第28章 愛読者たち (下)〈足跡や人脈掘り起こす〉
第29章 研究者たち〈比較考察 膨大な関連本〉
第30章 夏目鏡子〈「病気」の夫を見捨てず〉
第31章 中根家〈三方ヶ原で討ち死に?〉

関連年表

参考文献

あとがき

索引
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幼・小・中・高の発達を視野に入れた国語単元学習の展開 ―「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指して―

編著
世羅博昭 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
496 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2019年5月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-478-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
幼稚園から高校まで「ことばの発達」を視野に入れた、国語単元学習の理論と実践の統合を目指す画期的な実践研究書。幼小の連携、特別支援教育をも含む、今日的課題に応える必読の書である。
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まえがき………………………………………………………………………………世羅博昭

第一部【理論編】

 学習者が主体的に活動する過程で学力が育つ国語科授業の創造………………世羅博昭
  ――目標の二重構造化を図った授業づくりを目指して――

第二部【実践編】

 第一章 幼稚園と小学校の連携・接続を図った実践例

   はじめに…………………………………………………………………………世羅博昭
  1 幼小の接続/楽しくつくる幼小の合同活動プロジェクト………………佐々木晃
  2 幼小の連携を図る小学校第一学年のカリキュラム開発…………………横山武文
     ――生活学習の中に国語科を融合させた単元の展開――

 第二章 小学校における国語科授業実践例

  1 幼小の接続を意識した国語科学習指導の研究……………………………清水 愛
     ――単元「ようこそ『ゆめのタウンふぞく』へ」(小一)を取り上げて――
  2 単元「『生きものことばワールド』を作ろう」(小二)の実践報告……長谷美穂
  3 国語科・社会科・学校行事の総合化を図った単元学習の実際(小三)…米田直紀
     ――大単元「ぼく・わたしの一二二年史を作ろう」(小三)の場合――
  4 主体的・協働的に学ぶ学習者を育成する学習指導の実際………………森 美帆
     ――物語教材「ごんぎつね」(小四)をとりあげて――
  5 小学校高学年における伝記の学習指導……………………………………森本広江
     ――単元「この人がこんな生き方を、こんなことばを」(小五)の場合――
  6 学習者のことばをはぐくみ、認識を深める「読むこと」の指導……藤島小百合
     ――単元「わたしがつくる未来『二十一世紀に生きる君たちへ』」(小六)を取り上げて――
  7 ICTと学習の手引きを活用した遠隔合同授業の実践……………………野口幸司
     ――単元「戦争といのち―歌に込められた思いを受け止めよう――」(小六)を取り上げて――
  8 小学校特別支援学級〈かもめ学級〉における指導の実際…………岡田美紀子他
     ――学習者一人ひとりの自立を目指して

 第三章 中学校における国語科授業実践例

  1 中学一年生における「話し合い」学習指導の実際………………………福島卓子
      ――単元「『ことばの探検』発表会をしよう」の実践を中心に――
  2 単元「『おとぎ話』から『古典』へ」(中一)学習指導の実際…………西原利典
     ――「古典」との出会い『竹取物語』――
  3 生徒が主体的に読み深める学習指導の実際(中二)……………………渡邊博之
     ――ディベートで『走れメロス』を読む――
  4 単元「ことばへの旅」(中二)の実践報告…………………………………岡田志麻
     ――生徒の個性的な読みと内容を的確に読み取る読みとを同時に成立させる指導を目指して――
  5 読書会活動を通して読みの深化・拡充を図る授業の展開……………齋藤美智代
     ――単元「みんな同じ地球の子」(中二)の場合――
  6 単元「兼好の人間を見つめる眼は?」(中二)の指導の実際……………瀧川靖治
     ――「学習テーマ」にもとづく古典の教材編成と指導法の開拓を目指して――
  7 国語科・音楽科の横断的合科的な学習指導の実際……………和田雅博
     ――単元「合唱コンクールで最高の合唱を」(中二)の場合――
  8 学び合いかかわり合う「書くこと」の授業……………………………木村千佳子
     ――単元『編集して伝えよう―広島のガイドブック』(中三)の実践――
  9 一年間を通して古典に親しませる指導の実際……………………………生長まち
     ――帯単元『古典に親しむ―生活から古典へ、古典から生活へ―』(中三)の場合――

 第四章 高等学校における国語科授業実践例

  1 高等学校における読書生活指導の実際……………………………………岩永克子
     ――単元「私たちの読書会」(高一)の場合――
  2 小説「こころ」の学習指導の試み(高二)………………………………福伊利江
     ――他者との交流による読みの拡充・深化を目指して――
  3 単元「ふるさと五島の小冊子を作ろう」(高二)学習指導の実際……川浪玲子
     ――「国語表現」における単元学習の試み――
  4 単元「同級生・語り部・記念館―他者理解から文化参加まで」(高二)の授業
     ――社会参加を前提とした単元学習の創造を目指して――…………草野十四朗
  5 ろう学校高等部における「国語表現」の指導の実際…中村陽子
     ――単元「私の二十年の歴史」(専攻科二年)を中心に――
  6 読みに「深まり」を生み出す古文の授業…………………………………西村尚久
     ――「徒然草」(高二)の場合――
  7 単元「私と世界と平和」(高二・三)学習指導の実際…………………片桐啓恵
      ――「被爆五〇年のナガサキ」を取り上げた新聞記事を多様な視点から読む――
  8 読みの交流を中心にした『鞄』学習指導の実際(高三)………………黒瀬直美
     ―ワールドカフェ方式を取り入れて――

あとがき…………………………………………………………………………………西原利典
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科学の森の猿 POD版

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著者
木村奎五 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
84 
定価
990円 (本体900円 )
発行日
2019年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-480-8 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書
 
内容
子どもにも大人にも楽しめるショートストーリー3篇収録。表題作ほか「じろうくんの天国」「ごんぞのなみだ」。
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じろうくんの天国
ごんぞのなみだ
科学の森の猿
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社会科を好きになる教育への手立て ―混迷を切り開く学力の育成―POD版

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編者
社会科の初志をつらぬく会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2019年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-479-2 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育
 
内容
授業進行や教材選定の難しさから敬遠されがちな社会科を先生自身が好きになり、楽しく授業を展開するためにはどうすべきか―。他教科との連携や評価、保護者対応等までも視野に入れた総合的な社会科実践の取組を提示する。
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はじめに

序 論 混迷する現代社会に生きる「社会科の初志」の意義

第1章 カルテを生かして授業をどう構想し、展開するか
 第1節 カルテをとり、生かす生活科の授業
 第2節 カルテをとり、生かす社会科の授業
 Q & A カルテとポートフォリオはどこが違うのでしょうか

第2章 一人ひとりの問題をみんなの問題とし、どう授業を展開するか
 第1節 一人ひとりの問題をみんなの問題とし、展開する社会の授業
 第2節 一人ひとりの問題をみんなの問題とし、展開する算数や理科の授業
 Q & A 問題解決学習はアクティブ・ラーニングとどこが違うのでしょうか

第3章 子どもにとって身近な教材をどう見いだし、生かしていくか
 第1節 地域教材をどのように発掘し、授業に生かしていくか
 第2節 子どもにとって遠い教材をどのように身近な教材にするか
 Q & A デジタル教材の意義・活用・問題点はどこにあるのでしょうか

第4章 主体的に考え、行動できる道徳の授業をどう展開するか
 第1節 道徳科の中で道徳の授業をどう展開していくか
 第2節 各教科の中で道徳の授業をどう展開していくか
 Q & A いじめ問題を道徳の問題として、どのように展開できるのでしょうか

第5章 一人ひとりの学びをどう評価し、次にどう生かすか
 Q & A 関心・意欲をどこでどのようにとらえ評価するのでしょうか

第6章 個が生き、みんなで学びあえる学級をどうつくるか
 Q & A 問題解決学習は言語活動とどのように関係するのでしょうか

第7 章 普通級の中で、特別な支援を要する子どものニーズをどうとらえ、どう支援するか
 Q & A 保護者からの批判をどう受け止め、どう対応していけばよいのでしょうか

付 言 社会科初志の流れとその奥にあるもの

わたくしたちの主張
各地区研究部
社会の初志をつらぬく会の出版物
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明治英語教授理論史研究 中学校英語教授の制度化

著者
西原雅博 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
264 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2019年3月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-477-8 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育 教育〈教育史〉
 
内容
中学校英語教授制度化の過程研究から、子どもが学習主体・自立的判断力を持つ市民としての能力を獲得するための英語教育を追求する。
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はしがき

序 章
 第一節 本研究の背景と目的
 第二節 先行研究の検討
 第三節 研究の方法と本書の構成
 参考文献

第一章 一九〇二年「中学校教授要目」(英語科)の制定過程
 第一節 はじめに
 第二節 明治期中学校制度改革の展開
  1 「アカデミズム」対「実業教育」
  2 井上毅による実業化策の推進と挫折
 第三節 「尋常中学校ニ於ケル各学科ノ要領」及び「尋常中学校教科細目調査報告」の制度的性格
  1 アカデミズム・カリキュラムの復活
  2 「山県系官僚体制」による中学校の改造
 第四節 中学校英語教授の近代的整備
  1 統一的教授
  2 音声と文字の統一
  3 帰納的思考の導入
  4 評価法としての「書取」
 第五節 西洋近代語教授理論との関連
 第六節 結論
 参考文献

第二章 一九〇二年「中学校教授要目」(英語科)の性格
 第一節 はじめに
 第二節 「改正中学校令」の性格
 第三節 「中学校令施行規則」の改正
  1 澤柳政太郎普通学務局長のカリキュラム編成案
  2 菊池大麓文相の再修正
 第四節 対立する英語教授観
  1 澤柳の英語教授観
  2 菊池の英語教授観
 第五節 「中学校教授要目」(英語科)の性格
  1 教授内容と学年配当の分析
  「了解」と「運用」への統一と分化
  「音声第一主義」(speech primacy)による方法の構造化
  「文法」教授の後退
  「平易ナル文章」と「普通ノ文章」
  2 「教授上ノ注意」の分析
  「習熟」
  「事物教授」(object teaching)による英文理解
  「正シキ国語」による「風物」(Realien)教授
 第六節 西洋近代語教授理論の摂取
  1 「事物教授」
  2 「風物」
 第七節 結論―「中学校教授要目」(英語科)における英語教授実践―
 参考文献

第三章 帝国教育会英語教授法研究部の成立
 第一節 はじめに
 第二節 帝国教育会と機関誌『教育公報』
 第三節 帝国教育会の性格
  1 明治政府の翼賛的性格
  2 地方教育会に対する主導的性格
  3 教育改革的性格
 第四節 英語教授法研究部の成立
  1 中等教員養成制度の整備と英語教授法改革問題  
  2 英語教授法研究部成立の経緯
  3 英語教授法研究部設立をめぐる反応
 第五節 結論
 参考文献

第四章 「新教授法」の摂取と変容
 第一節 はじめに
 第二節 英語教授法研究部の活動
 第三節 「新教授法」摂取に対する慎重論
 第四節 「ナチュラル・メソッド」の摂取による構造的再編
  1 模倣による習慣形成
  2 直観的、帰納的、開発的教授過程
 第五節 教授技術の合理的適用
  1 所与の手続きとしての「方法」観
  2 伝統的教授法による「新教授法」の拒否
  3 「新教授法」の「付加」的摂取
  発音教授
  英習字教授
 第六節 結論
 参考文献

第五章 「中等学校ニ於ケル英語教授法調査委員報告」の性格
 第一節 はじめに
 第二節 中等教育の実態調査
 第三節 文部省英語教授法調査会の設置
 第四節 「中等学校ニ於ケル英語教授法調査委員報告」の英語教授理論の特質
  1 教授内容における応用主義英語教授
  基礎教授の強調
  分科の機能的再編
  帰納的思考による文法教授
  「必修語彙」による進度指標
  2 教授方法における応用主義英語教授
  「音声第一主義」(speech primacy)の浸透
  「書方」教授の発展
  帰納法による機能的言語知識の獲得
  3 生徒、教員の管理
  「復習」・「予習」の習慣形成
  組織的指導体制の構築
 第五節 結論
 参考文献

第六章 牧野伸顕文相期の外国語教育政策
 第一節 はじめに
 第二節 日露戦役争の高等学校外国語教授問題
  1 高等学校長会議答申
  2 高等学校外国語主任会議
  3 高等学校外国語対策の展開:「問題」としての中学校英語教授法
 第三節 修業年限短縮問題と高等学校外国語教授問題
  1 修業年限短縮問題と高等学校外国語問題のリンク
  2 牧野案と抵抗保守勢力
 第四節 牧野伸顕の教育思想と外国語教授観
  1 牧野の外国語問題観
  「時代の要請」としての英語と学生の無自覚
  「高等遊民」への注視
  国家主義的実業教育の推進
  2 牧野の英語必要論と制度的対策
  「日常の実用」英語論
  「普通の学級」と「特別級」
 第五節 結論
 参考文献

第七章 東京高等師範学校附属中学校における英語教授改革
 第一節 はじめに
 第二節 「四十三年附中細目」の内容
 第三節 教授の目的・価値
  1 「普通の中学生」に対する「読書力」養成
  2 「直読直解」の基礎としての音声英語
  3 教授事項の機能的再編成
  4 「心的陶冶」という教育的価値―帰納による抽象―
 第四節 教授の方法
  1 「ナショナル読本」と副読本の連携
  2 帰納法による英語教授
  発音と綴字の統一的教授
  文法教授
 第五節 教授の内容
  1 「ナショナル読本」の言語教育観
  会話体と記述体―話し言葉の重視―
  帰納的文法教授
  事物教授
  2 「ナショナル読本」の題材内容観
  言語スタイルと題材の内的連関
  アメリカ・ナショナリズムの摂取
 第六節 結論
 参考文献

第八章 明治英語教授国家基準の性格
 第一節 これまでの経緯
 第二節 小松原英太郎文相期における中学校制度改革の構造
  1 小松原英太郎文相の中等教育観
  2 「高等中学校」構想
 第三節 「改正中学校令施行規則」の志向
  1 「中等国民教育」の再構築
  2 「実際的教育」の強化
  3 「体育教育」の刷新
 第四節 「改正中学校令施行規則」の改正点
 第五節 「改正英語科要目」の性格
  1 「改正英語科要目」における変更点
  2 「改正英語科要目」の特質
  第六節  結論―明治英語教授国家基準の性格―
  1 英語教授の目的・価値
  2 英語教授の内容的特質
  3 英語教授の方法的特質
 参考文献

結 章
 第一節 明治期中学校英語教授制度の展開
 第二節 明治期中学校英語教授制度の特質
 第三節 総括
 参考文献

初出一覧

あとがき
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英語学習者のモチベーションを高めるための授業実践とその効果  オーセンティックな教材を用いて Motivating EFL Learners with Authentic Materials

著者
林 千代 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
96 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2019年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-475-4 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
「自律性」「興味」の高さが外国語学習者のモチベーションに与える影響を英語授業実践・実証的研究から読み解く。
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CHAPTER 1
 序章:研究の概観
 オーセンティックな教材を用いた統合的な英語授業実践

  1. 研究目的
  2. モチベーションの重要性
  3. 自己決定理論
  4. 動機付けが高まる条件
  5. 動機付けを高めるための英語授業デザイン
   5.1 方法
   5.2 授業実践
   5.3 結果と考察
   5.4 結論と示唆

CHAPTER 2
 Motivating EFL Learners through TED Talks
 TED Talksを使ったモチベーションを高めるための英語授業

  1. Introduction
  2. Motivation in Language Learning
  3. A Self-Determination Approach to Motivation
  4. Content-Based Instruction (CBI)
  5. Objective of the Study
  6. Method
   6.1 Participants
   6.2 Research Design
   6.3 Instruments of the Study
  7. Content-Based Instruction with TED Talks on Music
  8. Teaching Procedures
  9. Data Collection and Analyses
  10. Results and Discussion
  11. Conclusion

CHAPTER 3
 Using Songs in EFL Classrooms
 英語の歌を教材として使用した内容重視型授業

  1. Introduction
  2. Content-Based Language Instruction (CBI)
  3. The Study
  4. Method
   4.1 Participants
   4.2 Instrument of the Study
  5. Content-Based Intervention
   5.1 Phase 1: Studying English Songs
   5.2 Phase 2: “My Favorite Song” Presentation
  6. Students’ Perceptions of the Content-Based Instruction with Songs
  7. Conclusion

CHAPTER 4
 Using Children’s Literature in EFL Classrooms
 絵本・児童文学を使用した英語授業

  1. Introduction
  2. Children’s Literature in Adult Education
  3. Special Features of Children’s Books for Adult Language Learners
  4. Criteria for Book Selection
  5. Teaching Children’s Literature in the L2 College Classroom
   5.1 Context of Teaching
   5.2 Teaching Procedures
   5.3 Book Selection Criteria
   5.4 Picture Books, Synopses, Students’ Reactions
   5.5 Students’ Perceptions of Reading Picture Books
  6. Conclusion

CHAPTER 5
 “Choice” in EFL Classrooms
 英語の授業における「チョイス」

  1. Introduction
  2. Literature Review
   2.1 Self-Determination Theory
   2.2 Autonomy Support in Classrooms
   2.3 Choice and Intrinsic Motivation
   2.4 Cross-Cultural Views on Autonomy and Choice
   2.5 Studies on Choice
  3. Purpose of the Study
  4. Method
   4.1 Participants and Instrument
   4.2 Project: “Talk Like a TED Speaker”
  5. Results and Discussion
   5.1 Topics Students Chose
   5.2 Questionnaire Results
  6. Conclusion

 索引
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小学校・幼稚園 教育実習の手引き〈新版〉 

著者
安田女子大学教育学部児童教育学科 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
116 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2019年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-476-1 
Cコード
C2037 
ジャンル
教育〈幼児・児童教育〉
 
内容
幼稚園教育要領・小学校学習指導要領の改訂を踏まえ、刷新。事前・事後指導等含めた教育実習全体の要点をおさえて解説する。保育の歴史的変遷から、現代日本の保育に関する法制度、子どもと保護者、保育者等をとりまく実情と課題等、保育の基礎を学ぶ。
★テキスト採用見本対象書籍 ≫見本請求専用フォームはこちら
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まえがき

第1部 小学校実習

第1章 教育実習に臨む
 第1節 教育実習の意義と目的
 第2節 実習に臨む心構え

第2章 児童期の発達的特質
 第1節 幼児期から児童期へ
 第2節 児童期の発達段階とそれぞれの特質

第3章 特別支援教育について
 第1節 特別支援教育における発達障害児への関わり
 第2節 発達障害児への教育的支援
 第3節 教育的支援における留意点
 第4節 親支援

第4章 実習中の心得
 第1節 小学校の一日
 第2節 学級経営案
 第3節 守秘義務
 第4節 子供との関わり
 第5節 教職員との関わり
 第6章 保護者との関わり

第5章  授業をつくる
 第1節 〈授業〉とは何か?
 第2節 「教える=説明する」「評価=成績判定」ではない
 第3節 〈学習指導案〉とは何か?
 第4節 各教科の授業

 国語   道徳          音楽
 算数   総合的学習の時間  図画工作
 社会科  特別活動       家庭科
 理科   体育科        児童の考えやりとりの見える板書  
 生活科  外国語活動・外国語


第6章 実習の記録
 第1節 なぜ書くのか? 誰のために書くのか?
 第2節 何を書くのか?
 第3節 実習記録の例

第7章 実習後の学び
 第1節 実習の振り返りと学びの整理
 第2節 実習後の挨拶とお礼状
 教職に就き学び続ける(読んでおくべき図書・読むと必ず得する図書・読むと元気が出る図書)

第2部 幼稚園実習

第1章 幼稚園教育の実際
 第1節 幼稚園教育の目的と教育課程
 第2節 幼児期の発達的特質
 第3節 新しく求められる幼稚園教諭の資質と能力

第2章 幼稚園教育実習の目的と方法
 第1節 幼稚園教育実習の意義と目的
 第2節 幼稚園教諭に求められる専門性と適性
 第3節 幼稚園教育実習の事前指導
 第4節 幼稚園教育実習の事後指導

第3章 幼稚園教育実習の内容と展開
 第1節 幼稚園教育実習の形態
 第2節 幼稚園教育実習の記録の書き方
 第3節 幼稚園教育実習指導案の作成
 第4節 幼稚園教育実習中の健康管理

あとがき
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「弱きもの」から抵抗者への変容 アリス・ウォーカーの長編小説を読み解く 

著者
光森幸子  
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
272 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2019年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-473-0 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
アメリカの黒人女性作家、アリス・ウォーカー(Alice Walker)。その作品は、白人男性中心社会の中で「弱きもの、価値なきもの、声なきもの」と否定されている黒人登場人物たちが、厳しい自己省察を経て自らを解放し、次世代の命を守るための「抵抗者」へ変容する姿を生き生きと描き、すべての人の中に成長の可能性があることを切々と訴える。本書では彼女の長編小説全てを読み解き、先行研究では深く論じられてこなかったウォーカーの「全てのものとの一体」(oneness)の真意を、「ウーマニスト」という言葉に託された彼女独自の定義と「非暴力思想」との総合から考察する。

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まえがき

第1章 <新しい奴隷制度>の下での「一つの命」に向けた闘い
   ―『グレンジ・コープランドの第三の人生』から『メリディアン』への発展―
 はじめに
 第1節 メムからグレンジに伝えられる暴力を超える視点
 第2節 グレンジからルスに託された自己責任の認識
 第3節 メリディアンに示された伝統の真意と抵抗の継承
 第4節 メリディアンからトゥルーマンに託された共同体再生の役割
 おわりに

第2章 女性のセクシュアリティを否定する家庭内暴力への挑戦
   ―『カラーパープル』と『父の微笑みに照らされて』を相互補完的性質から読み解く―
 はじめに
 第1節 父権制と女性のアイデンティティ喪失
 第2節 父権制に抵抗する女性の<痛みの共感>
 第3節 父権制に挑戦する男性の<痛みの共感>
 第4節 父権制を克服するウォーカーの宗教観
 おわりに

第3章 FGM廃絶へ向かって
   ―『喜びの秘密をもつこと』における「普遍的自己アイデンティティ」獲得の重要性―
 はじめに
 第1節 FGMを強いるアフリカが深めてゆく父権制
 第2節 キリスト教とアフリカの父権制に共通する性差別主義
 第3節 西洋フェミニズムに内在する人種主義
 第4節 西洋をアフリカとつなぐ「普遍的自己アイデンティティ」
 第5節「普遍的自己アイデンティティ」とアメリカの民主主義のつながり
 第6節 タシに託されたウォーカーの希望
 おわりに

第4章 敵対する<他者>のいない世界
   ―『わが愛しきものの神殿』と『今こそ心を開くとき』で希求される帝国主義・植民地主義を超えた未来―
 はじめに
 第1節 親とのつながりの認識
 第2節 新しい自己アイデンティティの認識
 第3節 共通する歴史的体験を通したつながり
 第4節 <他者>のいない世界の構築
 おわりに

あとがき
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保育原理 

編者
西川ひろ子・山田修三・中原大介 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
136 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2019年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-470-9 
Cコード
C2037 
ジャンル
教育〈幼児・児童教育〉
 
内容
保育の歴史的変遷から、現代日本の保育に関する法制度、子どもと保護者、保育者等をとりまく実情と課題等、保育の基礎を学ぶ。
★テキスト採用見本対象書籍 ≫見本請求専用フォームはこちら
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第1章 「保育」とは何か
 第1節 「保育」の理念とは何か
 第2節 「保育」「教育」「養護」との相違点
 第3節 子どもの最善の利益と「保育」
 第4節 子ども家庭福祉と「保育」
 第5節 「保育」の社会的役割と責任

第2章 保育の基礎としての子ども観
 第1節 子ども観とは何か
 第2節 保育者の子ども観を形成するもの
 第3節 子ども観と保育の内容・方法との関連

第3章 保育の質の向上のための乳幼児の発達と子ども理解
 第1節 乳幼児の発達の原理・原則
 第2節 乳幼児期の年齢別の発達の特徴
 第3節 乳幼児の発達を捉える保育者のまなざしと子ども理解

第4章 保育に関する法令及び制度
 第1節 幼児教育及び子ども家庭福祉の法体系における保育の位置づけと関連法
 第2節 子ども・子育て支援新制度
 第3節 保育の実施体系である「幼稚園」「保育所」「認定こども園」

第5章 幼稚園教育要領における保育
 第1節 幼稚園教育の基本
 第2節 幼稚園教育において育みたい資質・能力及び幼児期の終わりまでに育ってほしい姿
 第3節 幼稚園教育のねらいと内容
 第4節 幼稚園教育時間終了後等に行う教育活動

第6章 保育所保育指針における保育
 第1節 保育所保育指針の概要
 第2節 保育所保育に関する基本原則
 第3節 保育における養護と教育
 第4節 保育所保育の目標
 第5節 保育所保育の内容
 第6節 保育所保育の環境と方法

第7章 幼保連携型認定こども園教育・保育要領における保育
 第1節 幼保連携型認定こども園における教育及び保育の基本
 第2節 幼保連携型認定こども園における教育及び保育の目標
 第3節 幼保連携型認定こども園として特に配慮すべき事項

第8章 保育の計画
 第1節 カリキュラムの意味と必要性
 第2節 全体的な計画・教育課程・指導計画
 第3節 保育の質を向上させるための保育の計画と評価

第9章 世界における保育思想と歴史的変遷
 第1節 保育思想を支えた人たち
 第2節 諸外国の保育
 第3節 世界の保育の最前線

第10章 日本における保育思想と歴史的変遷
 第1節 日本の保育を支えた人たち
 第2節 幼稚園と保育所の始まり
 第3節 戦前における日本の保育
 第4節 戦後における日本の保育

第11章 現代における保育の現状と課題
 第1節 子育て支援の必要性と具体的な展開
 第2節 国際化・情報化に対応する保育
 第3節 保育の質の向上と保育者の研修の必要性
 第4節 保育を観察・記録する方法
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中井正文と『広島文藝派』 或る郊里の地方文壇史

著者
天瀬裕康 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
184 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2019年3月6日 
ISBN
ISBN978-4-86327-474-7 
Cコード
C0095 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉 一般書/文芸評論
 
内容
旧制第五高等学校一年で五校寮歌を作詞、東大独文科時代壇一雄、織田作之助、太宰治等と親交を深めた。戦後広島大学で独文学を講じる傍ら同人誌『広島文藝派』を主宰。その足跡をたどる。

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はじめに

第一章 出生と戦前の足跡

 第1節 生い立ち
  中井家という名門/広島郊外と広島 
 第2節 学生時代に
  旧制五高の頃/『新文学派』の周辺/東大独文と同人誌
 第3節 禍福は糾える縄の如し
  「神話」の運命/「阿蘇活火山」のこと
 第4節 先生と呼ばれる人
  兵役の前後/戦争末期と原爆

 【註1】

第二章 昭和戦後の長い日々

 第1節 作家志望の教育者
  教育者としての中井/作家への再稼動
 第2節 広島図書㈱での仕事
  名画鑑賞/偉大なるゲェテの生涯/「みずうみ物語」
 第3節 同人誌は花盛り
  広島文学協会の軌跡/短詩型文学と小節
 第4節 『広島文藝派』の創刊と休刊
  創刊当時の内容/当時の周辺事項

 【註2】

第三章 平成における復刊と盛衰

 第1節 『広島文藝派』復刊
      復刊当初/若干の変更
 第2節 深いふところ
      SFを拒まず/ミステリも認める/特異なケースも 
 第3節 その後の創作と翻訳
      単行本にならないか/翻訳という文学
第4節 蹉跌のエッセイ
      文芸にこだわる手記/恩讐の彼方のこだわり

 【註3】

第四章 創刊者の死と同人誌の終刊

 第1節 背後に潜むもの
  大田洋子の影/辞意洩れる
 第2節 創刊者逝去の前後
  最後のインタビュー/代表再交代と中井先生仙遊
 第3節 評価・顕彰・追想
  地方文壇のこと/思い出の検討
 第4節 終刊号と最後の合評会

 【註4】

おわりに

《付1》 中井正文年譜
《付2》 『広島文藝派』総目次
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ポストコロニアル台湾の日本語作家 黄霊芝の方法 

著者
下岡友加/ICAS Book Prize受賞 
シリーズ
 
助成
2018年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
248 
定価
5,060円 (本体4,600円 )
発行日
2019年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-467-9 
Cコード
C3095 
ジャンル
文学・語学/アジア〈文学〉
 
内容
正岡子規国際俳句賞受賞者であり、台北俳句会を45年牽引してきた日本語作家・俳人の黄霊芝の方法を詳らかにする書。作家との対話三篇も収める。

書評




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序 黄霊芝とは誰か?
 一 黄の履歴
  黄霊芝の主な文芸活動表
 二 黄の言語観
  『黄霊芝作品集』内容一覧表

第一部 小説と俳句の諸相

総論 黄霊芝文学におけるブラック・ユーモア
 一 笑いの戦略―奇想天外な発想とどんでん返し―
 二 自嘲のなかの本音―小説「ユートピア」の方法―

第一章 小説「董さん」
 一 不条理の連鎖―二・二八事件と西来庵事件―
 二 民族・国籍・血縁の越境―語りの方法―
   (1)時間構成
   (2)名称、言語
   (3)人物設定、配置

第二章 小説「蟹」
 一 他者を食べる、他者に食べられる―世界の循環―
 二 なぜ蟹か?―新しい蟹物語の創出―
 三 乞食の「おい」に託された役割

第三章 小説「紫陽花」
 一 聴覚(声)を信奉する主人公
 二 おそるべき妄想の力
 三 淋しさの所以

第四章 小説「豚」
一 天邪鬼「私」の挫折
二 喜劇の装置―妻と娘という他者―
三 知識人/芸術家批判

第五章 小説「仙桃の花」
 一 愛の不条理という主題
 二 錯誤の所以
   (1)誘導する語り手と詩―愛はそこにあったのか?―
   (2)反復構造―永遠性と夢の世界の形成―
 三 聖なる人物の愛は実るか?

第六章 俳句「自選百句」
 一 「自選百句」の出自
 二 リズム―破調の所以―
 三 季語―台湾+日本という複眼―
    「自選百句」季語表
 四 音調重視、会話体の活用―自由自在へ―
    「自選百句」初出・既出一覧表

第二部 作家との対話

第一章 二〇一一年八月二八日の記録
 一 台北俳句会のこと
 二 ジャンルと言語の越境について
 三 作品を書く理由

第二章 二〇一二年五月二〇日の記録
 一 小学校時代の記憶
 二 交通事故のこと
 三 戦後の生活
 四 俳句と彫刻の相似

第三章 二〇一二年七月一五日、同年九月一六日の記録
 一 呉濁流の思い出
 二 台北俳句会成立事情
 三 ペンネームについて

結 黄霊芝研究のこれまでと今後
   台湾に於ける主な日本語文芸グループ一覧表

あとがき

初出一覧

付 黄霊芝略年譜
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ブルーナーの方法 

著者
横山草介 
シリーズ
 
助成
2018年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
288 
定価
5,060円 (本体4,600円 )
発行日
2019年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-469-3 
Cコード
C3011 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
「人が他者とともに平穏な生活を営んでいくために心が果たす役割とは何か。これこそ心理学の探求すべき問いである」。20世紀のアメリカを代表する心理学者の1人、ジェローム・ブルーナーのテクストを丁寧に読み解き、彼の心理学の方法論を明らかにする。「意味の行為とは?」、「ナラティヴとは?」、「彼が心理学の探究の先に見ていたものは?」。ブルーナー心理学の真髄に迫る。

書評

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凡例

序論
0. 1. 序
0. 2. 現代のナラティヴ心理学が抱える課題
0. 3. 本書の構成

第1部  ナラティヴ心理学の展開と「行為の意味」の研究

第1章 物語への転回
 1. 1. 文脈独立的な「法則」の解明から、文脈依存的な「意味」の理解へ
 1. 2. ナラティヴターンの一つの道標としての「二つの思考様式」
 1. 3. 精神の理解に向けた文脈主義アプローチの台頭
 1. 4. ナラティヴ心理学の展開における三つの理論的立場
 1. 5. ナラティヴ心理学の草創期の議論
 1. 6. 物語の語り手は誰か
 1. 7. ナラティヴ心理学の今日的展開
 1. 8. ナラティヴ心理学の臨床への展開
  1. 8. 1. Roy Schaferの精神分析理論への物語概念の導入
  1. 8. 2. White, M. & Epston, D.(1990)の書き換え療法
  1. 8. 3. Anderson, H. & Goolishian, H.(1988)の会話/対話療法
 1. 9. ナラティヴ心理学の展開とは何であったか
 1. 10. ナラティヴ心理学の閉塞と今日的危機

第2部  JEROME BRUNERと「意味の行為」の照準

第2章 「意味の行為」とは何か
 2. 1. Brunerの「意味の行為」論をめぐる受容の転倒
 2. 2. Brunerが「意味の行為」に至るまで
 2. 3. 解釈学的心理学の構想
  2. 3. 1. 思考の一様式としての物語
  2. 3. 2. 行為の中の諸理論(Theories in action)
 2. 4. 解釈学的心理学の構想
 2. 5. Brunerの「意味」とは何か?
 2. 6. Brunerの「意味の行為(acts of meaning)」とは何か?
 2. 7. Brunerの「物語(narrative)」、それは何を捉える方法なのか?

第3章 通奏する「意味の行為」の方法論
 3. 1. 「意味の行為」を問う方法論
 3. 2. 方法論のない心理学者、Bruner
 3. 3. 心理学者 Jerome Bruner の研究略史
 3. 4. 反転実験
 3. 5. 子どもとことば
 3. 6. 物語のダイナミズム

第3部  「意味の行為」の方法的展開

第4章 「意味の行為」の心理学
 4. 1.  「行為の意味」の研究と「意味の行為」の研究との違いは何か
 4. 2. 希求する精神のダイナミズム
 4. 3. 精神、文化、ナラティヴ
 4. 4. 「意味の行為」の先にあるもの

第5章 物語という行為
 5. 1. 行為としての物語
 5. 2. 方法論と結びついた方法としての物語
 5. 3. 物語と「混乱と修復のダイナミズム」
 5. 4. 物語を通して問う「意味の行為」と「行為の意味」

第6章 結論
 6. 1. 本書が明らかにしたこと
 6. 2. 残された課題
 6. 3. 結語

文献

謝辞
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グローバル人材育成のための英語ディベート 

著者
三上貴教 
シリーズ
広島修道大学学術選書74 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2019年2月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-471-6 
Cコード
C3037 
ジャンル
英語教育
 
内容
問題解決のために対話が出来る人材、地球的課題を話し合う場に参加して建設的な貢献が出来る人材を輩出するために、大学英語教育では何を行うべきか―。グローバル人材育成における英語ディベートの有効性を、細分化した仮説によって検証していく。
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序言

第1部 グローバル人材と英語ディベートをめぐる概念的な議論

1.国会審議のなかの英語教育
 1.1 問題意識の所在
 1.2 「英語教育」の登場回数
 1.3 国会審議のなかの「英語教育」の分析
 1.4 新聞社説のなかの「英語教育」の分析
 1.5 KWIC分析
 1.6 おわりに

2.大学が目指すグローバル人材育成――スーパーグローバル大学を素材にして
 2.1 はじめに
 2.2 分析方法と先行研究
 2.3 国会審議のなかのスーパーグローバル大学
 2.4 学長式辞
 2.5 クロス集計分析
 2.6 結語

3.グローバル人材育成における英語ディベートについて
 3.1 はじめに
 3.2 グローバル人材とは
 3.3 ディベートとは
 3.4 ディベート批判
 3.5 有用性を考察する概念枠組み
   3.5.1 ディベートとアカウンタビリティ
   3.5.2 ディベートとクリティカル・シンキング
   3.5.3 ディベートと英語力
 3.6 背景にある危機感
 3.7 今後の課題―おわりに代えて―

4.ディベートとプラグマティズム
 4.1 「わからない」からの脱却
 4.2 民主主義を支える市民の育成

5.国際政治学科における英語教育
 5.1 国際政治学科の中でのディベート
 5.2 社会科学の使命としての良き市民の育成
 5.3 専門教育とESP

6.国際社会における基盤的競争力
 6.1 ふるわないTOEFL、TOEICスコア
 6.2 IMDによる国際競争力
 6.3 大学教育の質
 6.4 グローバル人材を求めているのか誰か
 6.5 目指す人物像

7.「使える」から「使う」へのパラダイムシフト
 7.1 「使える英語」の喧伝
 7.2 「使える」という発想の問題点
 7.3 「使う」ことの有用性
 7.4 「使う」場としてのディベート


第2部 アクション・リサーチとしての英語ディベート実践

8.英語ディベート実践の成果
 8.1 アクション・リサーチとしてのディベート
 8.2 大学アンケート・フォーマットに基づく勉強時間の差異
 8.3 2012担当者個別質問に対する回答
 8.4 2012学習時間の差異の図示
 8.5 2012の個別質問の比較対象
 8.6 2012アンケートの統計的な検定のための仮説
 8.7 2012時間の差についての統計的検定
 8.8 2012考える力についての統計的検定
 8.9 2012他の学生たちと学び合う力についての統計的検定
 8.10 2012調べる力についての統計的検定
 8.11 2012国際的事柄への関心についての統計的検定
 8.12 2015ディベート勉強時間
 8.13 2015担当者設定質問
 8.14 2015講義科目勉強時間
 8.15 2015講義科目とディベートの担当者質問アンケート比較
 8.16 2015講義科目とディベートの担当者質問アンケート比較のグラフ化
 8.17 2015講義科目とディベートの担当者質問アンケート比較の統計的検定

9.シティズンシップ涵養の視点
 9.1 他者理解のために
 9.2 アンケートの分析
 9.3 社会問題に関する英文論述量の変化
 9.4 社会問題に関する英語語彙数の変化
 9.5 ディベート論題
 9.6 ディベートにおける自説と異なる主張

10.アカウンタビリティの能力の伸長――結語と共に

Appendix

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教員養成を担う 「先生の先生になる」ための学びとキャリア

編者
丸山恭司・尾川満宏・森下真実 
シリーズ
 
助成
2018年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
220 
定価
4,290円 (本体3,900円 )
発行日
2019年2月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-468-6 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
「先生の先生になる」、つまり「教員養成を担う大学教員の養成」を目的に「Ed.D型大学院プログラムの開発と実践」としてスタートし、現在も「教職課程担当教員養成プログラム」として継続する取組みについて、その10年間の成果と今後の展望について論述する。

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はじめに

本書の構成について

第1部 現代教員養成制度における教職課程担当教員の力量形成の課題

 第1章 現代教員養成の基盤
  第1節 教員養成の歴史と現状
  第2節 教職課程の編成原理
 第2章 教職科目の授業論
  第1節 教職科目の授業の特性と構造
  第2節 教職科目の授業づくりをめぐる論点の整理
 第3章 実践的力量の形成と評価
  第1節 教職科目の授業実践と授業改善
  第2節 教職課程担当教員としての省察

第2部 教職課程担当教員としての初期キャリア形成にみる「教員養成を担う」課題

 第4章 若手教員として大学の教壇に立つ
  第1節 「先生の先生になる」途上での振り返り
  第2節 「先生」を目指す学生とともに育つ「先生の先生」
  第3節 「独り大学」ではたらく
  第4節 若手大学教員のライフストーリーを読む
 第5章 学校現場での経験を教員養成に活かす
  第1節 小学校教員から大学教員になる
  第2節 高等学校教員から大学教員になる
  第3節 中学校校長から大学教員になる
  第4節 学校教員から大学教員への転身:大学におけるペダゴジカル・コンテント・ノレッジの重要性

第3部 「先生の先生になる」教育プログラムの取組:その意義と課題

 第6章 「先生の先生になる」ための教育プログラム:Ed.D型教育プログラムの革新性
  第1節 教員養成をめぐる現代的課題
  第2節 「Ed.D型」教育プログラムの内容と導入過程:広島大学大学院教育学研究科のアプローチの枠組み
 第7章 「先生の先生になる」ための教育プログラムの現状と課題
  第1節 事前検討会における目標―内容―方法―評価の明確化と授業構想の共有
  第2節 プラクティカムの実施、およびその記録と解釈
  第3節 事後検討会における「省察」を意味づける枠組み
  第4節 「プラクティカム」を軸とした実践の意義と課題
 第8章 Ph.D型プログラムとEd.D型プログラムとの交差:その意義と課題
  第1節 プログラムで大学院生は何を学ぶのか
  第2節 プログラムにおける共同研究の意義
 第9章 三つの視点からみたプログラムの評価と課題
  第1節 教員養成の観点からみたプログラムの意義と課題
  第2節 プレFDの観点からみた「教職授業プラクティカム」の意義と課題
  第3節 教職課程担当教員としての学び・変容をどうとらえるか

おわりに 「先生の先生」から日本型教師教育者へ

編者・著者一覧


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小学校対象 ことばの授業づくりハンドブック 小学校 「物語づくり」学習の指導 実践史をふまえて

編者
三藤恭弘[浜本純逸監修] 
シリーズ
ことばの授業づくりハンドブック 
助成
 
判型
A5 
ページ
220 
定価
2,090円 (本体1,900円 )
発行日
2019年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-472-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
子どもの想像力を掻き立て、思考力・判断力・表現力を育成する総合的な言語活動「物語づくり」。その指導方法を多角的に提示する。
より詳しくご紹介
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はじめに―「物語内容」の学習から「物語行為」の学習へ― 三藤恭弘

1 「物語づくり」学習の指導及び研究のあゆみ 三藤恭弘

2 「物語づくり」学習における読み書きの関連 塚田泰彦

3 小学校における「物語づくり」学習の実践
 第1章 見立てから創作へ・「登場人物」を決めて物語をつくる 青木伸生
 第2章 「書く力」「読む力」が身につく物語作文の実践 尾崎夏季
 第3章 「見方・考え方」を広げる「場面絵の並び替え」の実践 成田雅樹
 第4章 書き換えによる「物語づくり」の指導 佐藤明宏
 第5章 「物語の構造」に着目した「物語づくり」の学習指導
      ―ストーリーマップとカードの活用―  山本茂喜
 第6章 作品理解から諸能力を育てるための「物語づくり」へ
      ―変身作文・視点・書き換え・思考往還― 松崎正治

4 社会文化的実践としての創作
    ―「創作文集」・「ライティング・ワークショップ」― 住田勝

5 アメリカにおける「物語」創作
   ―「ものの見方・考え方」を育てる内省と対話― 山元隆春

6 展望
   ―ことばで理想世界を想像し創造する力― 浜本純逸

おわりに―人類の文化的財産「物語」の魅力を「書くこと」に生かす― 三藤恭弘
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「勧誘に対する断り」談話の対照研究 ―日本語/マナド語母語話者の比較から― POD版

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

著者
吉田好美  
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
210 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2019年1月19日 
ISBN
ISBN978-4-86327-464-8 
Cコード
C3080 
ジャンル
言語学
 
内容
日本人とインドネシア人は文脈的依存の高い言語文化を持つという点について類似しているが、それぞれに社会文化的背景をもとにした「話し方のルール」は存在する。本書では「話し方のルール」が表出しやすい「断り」談話を取り上げ、日本語母語話者とマナド語母語話者との構造の相違を詳細に比較する。
オンライン書店で購入する Amazonプリントオンデマンドで買う   三省堂書店オンデマンドで買う 楽天プリントオンデマンドで買う
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【取扱い不可】
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はじめに

第1章 序論
 1.1 研究動機
 1.2 異文化間コミュニケーションの難しさ
 1.3 断りの難しさ
 1.4 日本人とインドネシア人のコミュニケーションについて
 1.5 インドネシアについて
  1.5.1 インドネシアの多様性について
  1.5.2 インドネシア語について
  1.5.3 マナド語母語話者について
  1.5.4 マナド語について
 1.6 本研究の出発点
 1.7 本研究の目的
 1.8 断りの定義
 1.9 本書の構成

第2章 先行研究
 2.1 断りの研究の枠組
 2.2 日本語とマレー語を祖語とした言語の対照研究
 2.3 日本語の断りについて
  2.3.1 談話完成テスト
  2.3.2 ロールプレイ、電話、テレビドラマなど
 2.4 断り発話の前後に着目した研究
 2.5 先行研究で残された課題と本研究での立場
  2.5.1 意味公式について
  2.5.2 断りの出現について
  2.5.3 断りに至るまでの心理的負担
  2.5.4 断り発話において着目する分析観点
  2.5.5 研究方法について
 2.6 本研究の分析観点

第3章 研究方法
 3.1 調査方法
  3.1.1 データ収集地と期間
  3.1.2 調査対象者
  3.1.3 調査手順
  3.1.4 ロールプレイの内容
  3.1.5 分析対象とするデータ
 3.2 文字起こしと翻訳
 3.3 コーディング手順
 3.4 分析枠組
  3.4.1 断りの分析枠組
  3.4.2 再勧誘の分析枠組

第4章 断りに至るまでの言語行動についての研究(研究1)
 4.1 研究背景
 4.2 研究目的と研究課題
 4.3 分析手順
 4.4 研究1結果
  4.4.1 課題1 断りに至るまでの言語行動の有無について
  4.4.2 課題2 断りに至るまでの言語行動に見られる意味公式
 4.5 結果のまとめと考察

第5章 「第1の断り」に着目した研究(研究2)
 5.1 研究背景
 5.2 研究目的と研究課題
 5.3 分析手順
 5.4 研究2結果
  5.4.1 課題1 意味公式使用数
  5.4.2 課題2 初出意味公式
    5.4.2.1 課題2-1 初出意味公式カテゴリー
    5.4.2.2 課題2-2 初出意味公式の種類
  5.4.3 課題2-3 意味公式出現パターン
    5.4.3.1 課題2-3-1 カテゴリー別の出現パターン
    5.4.3.2 課題2-3-2 意味公式別の出現パターン
 5.5 結果のまとめと考察

第6章 「第2の断り」以降に着目した研究(研究3)
 6.1 研究背景
 6.2 研究目的と研究課題
 6.3 分析手順
 6.4 研究3 結果
  6.4.1 課題1 「第2の断り」以降の出現の有無について
  6.4.2 課題2 「第2の断り」について
    6.4.2.1 課題2-1 意味公式使用数
    6.4.2.2 課題2-2 初出意味公式
     6.4.2.2.1 課題2-2-1 意味公式カテゴリー
     6.4.2.2.2 課題2-2-2 「第2の断り」の初出意味公式の種類
    6.4.2.3 課題2-3 「第2断り」意味公式出現パターン
     6.4.2.3.1 課題2-3-1 カテゴリー別の出現パターン
     6.4.2.3.2 課題2-3-2 意味公式別の出現パターン
    6.4.2.4 課題2 「第2の断り」のまとめ
  6.4.3 課題3 「第3の断り」について
    6.4.3.1 課題3-1 意味公式使用数
    6.4.3.2 課題3-2 初出意味公式
     6.4.3.2.1 課題3-2-1 意味公式カテゴリー
     6.4.3.2.2 課題3-2-2 「第3の断り」の初出意味公式の種類
    6.4.3.3 課題3-3 「第3の断り」意味公式出現パターン
     6.4.3.3.1 課題3-3-1 カテゴリー別の出現パターン
     6.4.3.3.2 課題3-3-2 意味公式別の出現パターン
    6.4.3.4 課題3 「第3の断り」のまとめ
  6.4.4 課題4 「第4の断り」「第5の断り」について
    6.4.4.1 課題4-1  意味公式使用数
    6.4.4.2 課題4-2  初出意味公式
     6.4.4.2.1 課題4-2-1 初出意味公式のカテゴリー
     6.4.4.2.2 課題4-2-2 初出意味公式の種類
    6.4.4.3 課題4-3 意味公式出現パターン
     6.4.4.3.1 課題4-3-1 カテゴリー別の出現パターン
     6.4.4.3.2 課題4-3-2 意味公式別の出現パターン
    6.4.4.4 「第4の断り」「第5の断り」のまとめ
 6.5 結果のまとめと考察

第7章 断りの連鎖に着目した研究(研究4)
 7.1 研究背景
 7.2 研究目的と研究課題
 7.3 分析手順
 7.4 研究4 結果
   7.4.1 課題1 断りの連鎖のパターン
   7.4.2 課題2 断りの連鎖の変化
 7.5 結果のまとめと考察

第8章 断りの展開パターンについての研究(研究5)
 8.1 研究背景
 8.2 研究目的と研究課題
 8.3 分析手順
 8.4 研究5 結果
  8.4.1 課題1 JNSとMNSの断りの展開パターン
  8.4.2 課題2 MNSの断りの展開パターン
 8.5 結果のまとめと考察

第9章 総括
 9.1 本研究のまとめ
 9.2 総合的考察
 9.3 本研究の意義
 9.4 言語教育への応用
 9.5 今後の課題

参考文献及び参考ウェブサイト

おわりに

索引
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瀬戸内レモン ~ブームの到来と六次産業化・島おこし~

著者
川久保篤志 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
144 
定価
1,870円 (本体1,700円 )
発行日
2018年12月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-465-5 
Cコード
C1036 
ジャンル
労働・福祉・生活 一般書/歴史読み物
 
内容
需要の拡大やブランド価値向上を目指す取り組みから始まった「瀬戸内レモン」ブーム。行政による取組後もブームが熱を保ち続け拡大を続ける背景について、現状を分析し、今後の展望を探る。書評
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序章 レモンブームの到来と瀬戸内

第1章 カリフォルニアレモンの今
 1. カリフォルニアのレモン栽培
 2. カリフォルニアのレモン消費
 3. 対日輸出の展望

第2章 国産レモンの復活とブームへの道のり
 1. 国産レモン生産の復活
 2. レモンブームへの道のり

第3章 加工品にみる瀬戸内レモンブーム
 1. 多種多様なレモン加工品
 2. 広島県におけるレモン加工品開発

第4章 瀬戸内レモンブームとともに成長する地場産業
 1. まるか食品とイカ天瀬戸内レモン味
 2. ヤマトフーズと瀬戸内レモン農園
 3. とびしま柑橘工房と「愛とレモンで島おこし」
 4. 島ごころ~香りと旨みのレモンケーキ~
 5. 地場企業の成長の意義

第5章 小売・飲食店にみる瀬戸内レモンブーム
 1. 土産物店におけるレモンブーム
 2. 飲食店におけるレモンブーム
 3. 瀬戸内レモンブームの日本的特徴

第6章 レモンの島々を訪ねて
 1. 芸予諸島のレモン栽培
 2. 生口島~レモンを柱とした農業の六次産業化~
 3. 岩城島~青いレモンの島~
 4. 大三島~伸び悩むレモン栽培と加工業~
 5. 大崎上島~レモンの島構想~
 6. 大崎下島~レモンに託す産地再生への道~

第7章 レモン栽培の停滞打破に向けた新たなアプローチ
 1.  JAによる新規就農者支援
 2. ポッカ社との包括連携とレモン産地振興
 3. 島外からの人材・資本の受け入れと

終章 瀬戸内レモンブームと島々の将来
 1. レモンブームのもたらしたもの
 2. 柑橘栽培史の中のレモン
 
 あとがき
 参考文献
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中学校対象 協働して学びに向かう力を育てる 中学校 国語科教育実践集 

著者
宮﨑潤一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
240 
定価
2,530円 (本体2,300円 )
発行日
2018年12月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-463-1 
Cコード
C1081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
3回の学習指導要領の改訂を経る20数年間にわたる著者の実践を、系統分類してまとめた一冊。学習者がこれからの社会を生き抜いていく力を身に付け、協働性、学びに向かう力を育む国語科の授業展開を提案する。
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■読み深めの学習

 わたしの『しろばんば』をつくろう―読み手主体の読書指導と読書環境(中1)
 『大人になれなかった弟たちに・・・』―表現技法から読みを深める学習(中1)
 御伽草子『むかしむかしうらしまは』―生徒が楽しむ古典学習の工夫(中1)
 「故事成語」のシナリオづくり―意味と成立過程を理解するペープサート劇の実践(中1)
 漢詩群読を通して考えることばの表現力―アクティブラーニングの実践(中2)
 万葉風和歌をつくろう―古典和歌の特徴を楽しむ学習(中3)
 俳句を味わう―鑑賞から、創作まで/俳句の読まれた地を訪れて(中3)
 「故郷」のシナリオづくり―段階を意識した学習(中3)
 『阿Q正伝』から学ぶもの―「故郷」で習得した知識を活用して(中3)


■情報整理・発信の学習

 メディアの特性を知ろう―コマーシャルに着目した学習(中2)
 ビデオ教材をみてメモにまとめよう―情報を整理し構造化する力を養う学習(中3)
 レポートを書こう―マッピングを用いて思考・情報を整理する学習(中1)
 キーワードを意識した音声情報の整理―情報の本質をつかみ取る力を養う学習(中3)
 考えて、まとめて、発信する―テーマのある情報収集と要約学習(中3)
 話し合いを通して仲間と取り組む新聞づくり―メディアの特性に気づいて表現する(中1)
 楽しく話し合うキャプションづくり―ワークシートを使って評価につなげる(中1)
 次への学習の基礎とするための新聞づくり―理解した情報を加工して表現する(中1)
 「記述力」を高めるための授業改革―心・技・体の新聞づくりを通して(中全)
 「短歌虎の巻コンテスト」から考える新聞表現―遊びの発達段階を意識した学習(中2)
 パネルディスカッションで伝える力を高めよう―発問の工夫(中1)
 ディスカッションをしよう―先輩の体験に学ぶ(中1)
 フロアーの意見を通して自ら伝える力を高める―スピーチ評価カードで評価力を培う(中2)
 学習者の討論力を鍛えるための支援―討論力の獲得道場の実践(中3)


■表現・伝達の学習

 手紙を書こう―職場体験活動での感謝の気持ちを伝える(中2)
 意見文を書こう―構想・推敲にパソコンソフトを活用して(中2)
 相手を想定した伝え方を考える―地域活動・国際理解を深める活動/中間報告(中1)
 課外活動を通して適切な伝え方を考える―言語への理解を深める学習(中1・中3)
 二つのサプライズで思考・判断を見る―クイズから話し合いの場をつくる学習(中3)

■特別支援教育

 「書くこと」の指導―関係性を理解し思考する力を育てる学習(中1)
 「聞く力」「伝える力」をつける―自立活動から「レジリエンス」を鍛える学習


■実践の工夫

 「伝統的言語文化」教材の特性を生かした指導
 中学校三年間を通して考える学習意欲を高める言語活動―どう開発し、工夫するかプレゼンテーション学習指導のポイント―三年間の段階を考えて
 司会の言葉遣いについての指導方法の工夫―パネルディスカッション活動を通して
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読者反応を核とした「読解力」育成の足場づくり POD版

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著者
山元隆春 
シリーズ
 
助成
2013年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
344 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
2018年11月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-456-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
児童・生徒の「読解力」育成のための「読むこと」の授業における足場づくりの取り組みを検討し、原理、教材・学習材、指導法、教師教育・教員養成・学習支援といった多角的な視点から考察。書評
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序章 「読解力」育成と読むことの教育の課題

第1章「読解力」を育成するための理論
第1節 読者反応理論の新しい展開と「読解力」育成の課題
  1「反応中心」から「読者を核とした」へ
  2『読者』誌43号にみる「読者反応理論」についての展望
  3「読者反応理論」の新展開からみた読むことの教育の課題
 第2節「読解力」育成の基礎を問う「交流理論」
  1「情報を取り出す読み」と「喜びを味わう読み」
  2 情報を取り出す‐喜びを味わう連続体
  3「交流理論」の批判的継承―シンシア・ルイスの議論を中心に―
  4「喜びを味わう読み」の意義と価値
 第3節「読解力」育成の理論――「生きた回路」の生成と要点駆動の読み
  1「読解力」育成の核―「生きた回路」を育むこと
  2 読みにおける三つの様式と作品の「評価構造」に目を向ける読みの重要性
  3 要点駆動の読みを促すために

第2章「読解力」を育てる学習開発論
 第1節 絵本の受容理論――ローレンス・サイプを中心に
  1 はじめに
  2 リテラシー教育で絵本を用いる意義
  3 文学的理論における五つの面:理論的モデル
  4 リテラシー教材としての絵本の可能性
 第2節 喜びを味わう理解とヴィジュアル・リテラシー
  1 はじめに
  2 絵本に対する反応とリテラシー
  3 世界を理解する場面としての絵本
  4 絵本に対する言語反応をとらえる「記述的フレームワーク」
  5 絵本『リリィのさんぽ』(きたむらさとし)に対する反応
  6「見ること」と「読むこと」とのジレンマ
 第3節 ポストモダン絵本論からみた文学教育の可能性
     ――マコーレイ『白黒』に関する議論を手がかりとして――
  1 新しいリテラシー教育の求める「理解」
  2 ポストモダン絵本の仕掛け
  3 ポストモダン絵本と文学教育
  4 ポストモダン絵本論にみる文学教育の可能性
 第4節 リテラシー教育におけるグラフィックノベルの役割
     ――米国における事例を手がかりとして――
  1 学習における「相互関連性」の喚起
  2 米国におけるグラフィックノベル教材論・学習論の検討
  3 リテラシー育成の足場としてのグラフィックノベル
  4 おわりに―残された課題

第3章「読解力」の足場づくり――「理解のための方法」指導の探究
 第1節 理解するとはどういうことなのか
  1 はじめに
  2「自立した読者」という概念
  3「理解のための方法」指導とメタ認知
  4「理解のための方法」とはどのようなものか
  5「理解のための方法」指導に求められること
  6「自立した読者」を育てるための足場づくり
 第2節 長編小説を核としたリテラシー教育
     ――『テラビシアにかける橋』を用いたブッククラブ実践の検討――
  1 はじめに
  2 ブッククラブ実践とはなにか
  3 ラファエルのブッククラブ実践構想―8週間(2ヶ月)計画―
  4 ラファエルのブッククラブ実践構想―ブッククラブの授業の実際―
  5 考察のまとめ

第4章「読解力」を育てるための支援
 第1節 国語学習のためのリテラシーと「コーチング」
  1 児童・生徒の読みの力を育てるための「コーチング」の役割
  2「リテラシー・コーチ」が設けられる理由
  3「リテラシー・コーチ・スタンダード」について
  4「リテラシー・コーチ」は何をおこなうのか
  5「リテラシー・コーチ」について動きが教えるもの
 第2節「読解力」育成のために――ワークショップ・モデルの学習開発――
  1 文学ワークショップ
  2 ブッククラブとリテラチャー・サークル
  
終章 研究の成果と展望――「自立した読者」を育てる学びのために
 第1節 読むことへの「取り組み(engagement)」を促す理論の探求 
 第2節 読むことへの「取り組み」をいざなう作品の学習材化
     ――子どもの欲求と相互関連性――
 第3節 読者の内省と相互交流を可能にする「状況」の創出
 第4節 読者が自立・協働して意味をつくり出すための学習支援

あとがき
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めざせ!情熱英語教師 生徒の心に火をつけよう

著者
上西幸治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
192 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2018年12月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-466-2 
Cコード
C1037 
ジャンル
英語教育
 
内容
(英語)教師として、多忙な状況の中で教育に対しどのような姿勢や心構えでいどむべきか、また授業内外で目の前の生徒への指導方法や生徒と向き合う際のヒントなどを、教師経験と恩師の教えをもとに具体的に記述。
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はじめに

第1章 (英語)教師とは
  生徒の心に火をつける教師
  Role model(人生の師)としての教師
  (英語)指導力を磨く教師
  心に残る教師
  人としての礼節を知る教師
  信頼される教師(英語力)
  明朗・快活な教師
  勇気を与えられる教師
  感動を与えられる教師
  教師の原点を念頭に置く教師
  人の生き方を語れる教師
  情熱のある教師
  信念のある教師

第2章 (英語)教師としての心がけ
  教えることは学ぶこと
  夜寝る前はプラスのイメージで快眠
  周囲の人たちへの感謝をもって!
  学習者の悩みに耳を傾けよう!
  自分を勇気づける言葉を持とう!
  体力を維持しよう!
  自己研鑽しよう!
  アンテナを広げて!
  海外で見聞を広めよう!
  生徒からの評価を肥やしに!
  生徒のRole modelであることを意識して!
  校外研修に参加しよう!
  英語力の土台作りから!
  同僚と励まし合おう(協力し合おう)!
  教員相互の授業研究(観察)
  海外体験を英語で記録として残そう!
  アウトプット活動を心がけて!
  人生に関わる知識を持とう!
  楽しく仕事をしよう!
  自らの英語体験を語ろう!

第3章 生徒理解と教師発話
  生徒への激励(授業外)
  生徒への激励(授業内)
  英語学習の意義
  教師の声かけ・話を聞く姿勢
  学習者個々の(思いへの)理解
  発話練習の必要性
  英語学習の困難性
  言葉以外も大切に!
  発問の工夫
  日々の観察からの対話

第4章 英語指導の実際
 第1節 英語授業前
     学年最初の授業
     クラス実態を知る
     よりよい発音に向けた努力
     英語に興味を持たせる工夫
     英語を楽しませる工夫
     プラスのイメージを持って(授業に臨もう)!
     分からせる工夫
     時間経過の早い授業を目指して!
     生徒の質問予測
     英語を使わせる工夫
     積極的にActivityを取り入れよう!
     授業内容の焦点化
     Virtual Teaching(仮想練習)
     実践を形にして残そう!

 第2節 英語授業中
     最初が肝心
     褒めることの効用
     成功体験をさせよう!
     とにかく注意(声かけ)をしよう!
     積極的にClassroom Englishを使おう!
     板書の仕方を考えよ!
     演技者になろう!
     インタラクションを重視
     心に余裕を!(完璧を課さない)
     机間指導の活用
     アクセントをつけた授業
     タイミングを大切に!
     生徒を引きつけよう!
     明るい表情で!

 第3節 英語授業後
     授業をモニターしよう!
     教案と実際の授業
     教材について考える!
     生徒の発話量は?
     生徒からの授業アンケート評価
     教師の視点では?
     プラス思考で次へ
     発信力を踏まえた英語指導?
     楽しい授業?

第5章 演習編
  目標に向けた指導工夫
  授業内容の焦点化
  人の生き方を語ろう!
  Activityを積極的に活用
  英語の誤りの指摘は?
  やる気にさせる工夫

付録 楽しいと思える授業に向けて!
参考文献
おわりに
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ことばの授業づくりハンドブック 中学校・高等学校 文学創作の学習指導 実践史をふまえて

編者
武藤清吾[浜本純逸監修] 
シリーズ
ことばの授業づくりハンドブック 
助成
 
判型
A5 
ページ
288 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2018年12月13日 
ISBN
ISBN978-4-86327-443-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
中学校・高等学校国語科における文学的文章創作の授業づくりについて、過去の実践を振り返り、近年の魅力的な実践事例と授業づくり・評価のヒントを示す。
より詳しくご紹介
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本書の使い方

1 文学創作の学習指導のために
 第一章 創作指導の目的・内容・方法―創作指導第一期の遺産―   浜本純逸
 第二章 総合単元学習、年間指導計画と文学創作   武藤清吾

2 文学創作の学習指導(中学校)
 第一章 小説・物語を書く   山下 直 
 第二章 詩を創る   平野孝子 
 第三章 短歌・俳句を創る   小林一貴 
 第四章 文学創作の教科書教材   木本一成 

3 文学創作の学習指導(高等学校)
 第一章 小説・物語をつくる   佐野比呂己 
 第二章 劇・脚本を創る 浅田孝紀
 第三章 詩・俳句・連句・漢詩を作る   寺島 徹 

4 文学創作の学習指導(中学校・高等学校)
 第一章 絵本・児童文学を創る、絵本・児童文学から創る   林 美千代 
 第二章 沖縄における俳句の授業づくり   田場裕規 
 第三章 単元学習の中の創作活動―文学の周辺的分野を題材にして―   草野十四朗

5 海外の文学創作の学習指導
 第一章 イギリスの創作指導   中井悠加 
 第二章 ベトナムの中等学校における創作指導   グュェン ド アン ニェン 
 【補説】ベトナムの言語文化の歴史と文芸創作教養―六八体詩を中心に   村上呂里・那須 泉 
 第三章 中国における創作指導の新動向―「材料作文」を中心に―   李 軍 

6 これからの文学創作の学習指導(展望)   山元隆春

むすびにかえて―評価をどうするか―   武藤清吾 

索引
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マルチモダリティ ―今日のコミュニケーションにせまる社会記号論の試み―

訳者
松山雅子[ギュンター・R・クレス著]  
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
400 
定価
3,960円 (本体3,600円 )
発行日
2018年12月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-461-7 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉 国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
21世紀のイギリス国語科教育改革を担う主要理論の一つ、マルチモーダル社会記号論の邦訳。多様化するコミュニケーション状況の「最前線に立つ学校教育」において、モードの概念から、子どもの意味を創り出す過程に新たな着眼を試みた。
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【品切】
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原著序文
資料・図版

第1章 意味はどこから生成されるか
 1 マルチモダリティ(multimodality)という視座、すなわち社会記号論の必要性 ─本書のねらい
 2 システムとしての記号からリソース(resource)としての記号へ
 3 文化の多様性とコミュニケーション ─理論の「適用範囲」とモード(mode)の「適用範囲」
 4 名づけの政治学
 5 言語を俯瞰する

第2章 今日的コミュニケーションの社会状況
 1 コミュニケーションに対する倫理的な捉え方
 2 仮説
 3 コミュニケーションを成り立たせる環境因子 ─社会的枠組みと許容されるコミュニケーション
 4 力関係、権威、オーサーシップ
 5 社会的、理論的成果 ─参加、デザイン、制作物の支配的メタファー
 6 選択主体 ─参加の質とかかわり方による存在不安もしくは意味生成母体のありよう
 7 コミュニケーションと意味 ─流動的で、暫定的で、不確定なもの
 8 コミュニケーション理論のこれから ─レトリック、デザイン、制作
 9 言語と文法から記号論的リソースへ
 10 可動性(mobility)と携帯性(portability)
 11「速さ」という言葉の意味するもの
 12 妥当なメタファーの必要性

第3章 コミュニケーション ─意味の領野を形づくる
 1 記号行為としてのコミュニケーション理論の概要
 2 「テクスト読解」と読者による意味のデザイン
 3 コミュニケーションの暫定性 ─新たに組み立てられたレトリックとデザイン
 4 コミュニケーション環境 ─史的展望
 5 社会的記号的領域の再編成 ─レトリックとデザイン

第4章 マルチモダリティの視座に立つ社会記号論
 1 言語学から、意味とコミュニケーションのマルチモーダル社会記号論へ
 2 表象に対する言語学的、語用論的、社会記号論的アプローチ
 3 適材適所 ─適切な理論、有用な枠組み
 4 有契記号
 5 日々の身近な有契記号
 6 興味関心と表象の断片性
 7 ミメーシス(模倣)、記号、そして身体化(具現化)された経験

第5章 モード
 1 素材性とアフォーダンス ─社会的に形成されるモード
 2 モードの「範囲」
 3 モードとは何か
 4 レイアウトはモードなのか
 5 モード、意味、テクスト ─「定着させること(fixing)」と「枠づけること(framing)」
 6 転写(transcription)の技術としてのモード

第6章 リソースとしての意味 ─マルチモーダル社会記号論における「名づけ」
 1 名づけの適合性
 2 新たな枠組み、新たな名称
 3 記号生成 ─リソース、記号過程、記号生成主体
 4 意味
 5 リソース  ─その「名づけられ方」
 6 ディスコース(discourse)
 7 ジャンル
 8 モード ─意味のリソースを組織、形成するモード
 9 行為と過程
 10 意味生成の主要リソースとしての連携(linking)
 11 過程(processes)と過程力(effects) ─意味の生成と意味の再生成
 12 記号現象(semiosis)の過程
 13 修辞上の過程
 14 枠づけ
 15 過程と変化
 16 組分け(classification)
 17 解釈(translation) ─越境による意味の再生
 18 置換(transduction)
 19 変形(transformation)
 20 状態と過程の特性

第7章 デザインと(利用可能な)組合せ(arrangement)─意味生成と素材のかかわり
 1 テクスト形成にかかわる今日的条件に応じたデザイン
 2 デザイン ─どこを焦点化するか、再照準を当てるか
 3 デザインとは何か ─家庭内に材を拾って
 4 社会記号的環境下におけるデザイン
 5 デザインにおける変化 ─近年の概略史
 6 状況を設定するということ ─意味の形象化
 7 状況設定
 8 テクスト
 9 枠組み
 10 枠組みの発展的可能性
 11 モード
 12 関係性、その関係性構築の過程
 13 メタファー
 14 存在論的・認識論的枠組みとしてのディスコース

第8章 意味を織りなすマルチモーダル・オーケストレーションとアンサンブル
 1 わたしが設え、わたしのために設えられる世界
 2 わたしが設定した世界とわたしのために設定された世界─アンサンブルの編成(orchestration)、動的営み(movement)の土壌、動き、「テンポ」
 3 マルチモーダル・アンサンブルにおける美学、文体、倫理学

第9章 理論の応用 ─学習と評価 ─アイデンティティと学問知
 1 コミュニケーション状況下における学習とアイデンティティ
 2 デザインとしての読むこと
 3 記号論・意味生成と学習
 4 「認識する」ということ
 5 「認知」とその評価基準と原理

第10章  多機能統合型(convergent)モバイル機器の社会記号論
─文法の新形式とハビトゥスの変化(Elizabetta Adami and Gunther Kress)

 1 記号分析の社会性
 2 スマートフォンのアフォーダンス;社会記号的評価(account)
 3 ハードウエアのアフォーダンス
 4 「形状」 ─デザイナーの意図と社会的受容
 5 表象のアフォーダンス
   5の1 ソフトウエアのアフォーダンス 
   5の2 サムネイル「カルーセル」と「双方向の作用美学」の問題 
 6 諸機能
   6の1 画像生成
 7 モバイル機器のウェブアクセスとユーザビリティ ─ハビトゥスの変化
   7の1 電子メール 
   7の2 位置情報 
   7の3 電話とメッセージ
   7の4 ブログ 
   7の5 多機能性の特徴としてのアフォーダンス 316
 8 示唆すること
 9 得るものと失うもの ─今後の課題

原著掲載参考文献

【著者文献の解題 ─国語科教育の視座から】
今、求められる「言語能力」観に立った国語教育を進めるために
─ Kress, G. R. & van Leeuwen, T. (2006) Reading Images: The Grammar of Visual Design. Routledge (G・クレス/T・ヴァン・ルーエン『イメージを読む─視覚デザインの文法』)の基本的視座からの学び (増田 ゆか)

国語科における社会的成果物としての『登場人物』(‘The social production of character as an entity of school English’)という視座
─ Kress, G. R. (ed.) English in Urban Classrooms? A multimodal Perspective on teaching and learning, London,RoutledgeFalmer. (G・クレス編著『現代イギリス都市部の国語教室─指導と学習へのマルチモーダルな視座』)第7章を軸に (松尾 澄英)

小説の学習指導におけるマルチモーダルな再創造活動の可能性
─ Kress, G. R. (2009) ‘What is Mode?’ in Jewitt, C.(ed.) Handbook of Multimodal Analysis, London, RoutledgeFalmer. (G・クレス「モードとは何か?」[C・ジューイット編著『マルチモーダル分析ハンドブック』第4章])を読む (松岡 礼子)


「問題提起」の書としての「挑戦」 ─訳を終えて 松山 雅子

索引

著者・訳者紹介
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The Pleasure of English Language and Literature 

編者
大野英志・水野和穂・今林 修  
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
416 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2018年12月14日 
ISBN
ISBN978-4-86327-462-4 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈語学〉
 
内容
元広島大学大学院文学研究科教授・地村彰之先生退職記念論文集。国内外の英米文学者26名が寄稿。(英文)
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Preface

List of contributors

Tabula gratulatoria

Towards the division of the Round Table in the Morte Darthur
                                        Manabu Agari

A pragmatic study of tag questions in Shakespeare
                                        Hiroji Fukumoto

Charles Dickens’s personification and style: With a special focus on the first-person narrative perspectives
                                        Saoko Funada

Modal auxiliaries of obligation in the Paston Letters: With special reference to shall
                                        Naoki Hirayama

Chronological study of English collocations of -ly adverbs
                                        Masahiro Hori

Notes on the tenses in The Romaunt of the Rose-A and the original text
                                         Tomoko Iwakuni

Interpreting different types of linguistic variation: hit and it in Middle English
                                        Yoko Iyeiri

High feasts in Anglo-Saxon calendars: Contexts for the Menologium
                                        Kazutomo Karasawa

The medieval vision through “bodily” and “ghostly” in English
devotional prose
                                        Akio Katami

James Joyce and a freer flow of consciousness
                                        Shigeo Kikuchi

A study of Matthew Bramble’s language and epistolary style in The Expedition of Humphrey Clinker
                                        Hironobu Konishi

Sound symbolism of feminine rhymes in Spenser’s Faerie Queene Book V
                                        Masaru Kosako

Mirrors, reflection and language in Hamlet
                                        Fusako Matsuura

The world of Kyng Alisaunder: A comparison with the Hereford Mappa Mundi
                                        Eri Shimamoto Matsuzawa

Stylistic analysis of Mansfield’s A Cup of Tea
                                        Yumi Mizuno

Negative declarative I not say and negative imperative Not say in Modern English
                                        Fujio Nakamura

The semantics of Chaucer’s speech/thought presentation in Troilus and Criseyde: The emergence of conceptual blending
                                        Yoshiyuki Nakao

On the use of lief in Chaucer
                                        Hideshi Ohno

Reading text analysis tools
                                        Geoffrey Rockwell

Some Americanisms in Marryat’s land-based novels and other English authors’ works
                                        Motoko Sando

The usage of intensive adverbs in John Evelyn’s Diary
                                        Akemi Sasaki

The Clerk’s Tale: Rewritten Griselda story
                                        Hisayuki Sasamoto

Authenticity and consciousness representation in Defoe’s Moll Flanders and Roxana
                                        Eri Shigematsu

Palaeographical researches into the Macregol Gospels: the scribe of folio 126r, marginal notes and drawings
                                        Kenichi Tamoto

How Caxton translated French verbs of composite predicates by their English equivalents in Paris and Vienne: A study on the semantics of verbs along with their collocability with nouns
                                        Akinobu Tani

On the adjectives modifying knights in Chaucer: With special references to Troilus
                                        Yue Zhou

Curriculum vitae of Akiyuki Jimura
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被爆者の人生を支えたもの ―臨床心理士によるインタビューから―

編者
被爆者の心の調査プロジェクト 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
486 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2018年11月28日 
ISBN
ISBN978-4-86327-460-0 
Cコード
C0036 
ジャンル
一般書/歴史読み物 
内容
臨床心理士による被爆者10名へのインタビューにより、各自の被爆時の状況とその後歩んだ人生、それぞれの人生観を調査。原爆投下が人々の生き方に及ぼした影響について探る。

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【品切】
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はじめに                        倉永恭子

「もう過去を言ってもしょうがない、前へ向いて行くだけよ」植村利昭さん(八十二歳)

「何のための人生だったのかと思って・・・」大草節郎さん(八十歳)

「安芸門徒として生きる」大谷満江さん(七十八歳)

「馬小屋で出会ったおばあさんの笑顔が忘れられない」岡田市惠さん(七十六歳)

「割と生きるということに執着心がないというか、たくさんの死体を見たせいかもしれません」加藤博道さん(七十五歳)

「もし母が生きていたら、親孝行をしてあげられたのに・・・」川口弘子さん(七十五歳)

「お父さんがいたらなぁと今でも思うことがあります」佐藤利枝さん(八十一歳)

「家族に支えられてきたから、今日まであると思います」髙橋 茂さん(七十九歳)

「前を見て歩かにゃ、後ろを向いたら、もうだめですけんねえ」高橋美行さん(七十六歳)

「原爆のことはしかたがない 生け花が私の使命」外谷昌子さん(八十二歳)

あとがき                         一丸藤太郎

引用・参考文献

臨床心理士による被爆者の心の調査プロジェクト
メンバー紹介
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夏目漱石を読む 

著者
安宗伸郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
440 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2018年11月26日 
ISBN
ISBN978-4-86327-455-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
著者が2004年~2016年の間に発表した、漱石文学に関する論考をまとめた一冊。6年がかりでまとめ上げた「夏目漱石の大正五年」ほか。
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お延と清子の結婚―『明暗』に描かれた二つの指輪から―
 はじめに
 一、お直(『行人』)からお住(『道草』)へ
 二、二つの指輪―お延の場合と清子の場合―
 三、まとめ

漱石の英国留学と子規
 一、出発までの準備と経済事情
 二、留学する漱石・子規それぞれの思い
 三、子規への長い手紙『倫敦消息』
 四、『墨汁一滴』での漱石批判
 五、池田菊苗との運命的出会い
 六、義父への手紙「文学とは何か」と体調悪化
 七、神経衰弱治療
 八、「ピトロクリ」への招待
 九、子規の訃報
 一〇、東京帝国大学での講義
 
『満韓ところどころ』と夏目漱石の新発見資料
 一、『満韓ところどころ』の「差別的表現」について
 二、旅行の出立前後の体調と日程
 三、旅行に関係して発表された作品
 四、漱石が韓国で感じ思ったこと―旅行中の日記から
 五、夏目漱石の新発見資料とその意義

最近の漱石研究(二〇〇一~二〇〇七年四月)とそこから見えてくるもの
 一、夏目漱石研究文献(二〇〇一年以降)で収集できたもの
 二、これまでに注目してきた漱石研究
 三、最近の漱石研究についての紹介
 四、まとめ―漱石研究の現状とわたくしの姿勢―

『三四郎』覚え書き
 一、『三四郎』の位置
 二、『三四郎』執筆前後の漱石
 三、『三四郎』の構成

『三四郎』断想
 一、美禰子と「イブセンの女」
 二、広田先生の夢
 三、美禰子の描いた画
 四、美禰子の描かれた画

『それから』を読む(その一)
 一、『それから』の位置
 二、『それから』の冒頭部分から読みとれること
 三、『それから』の語り手の批判意識

『それから』を読む(その二)
 四、代助と三千代の出会い
 五、父親の勧める縁談
 六、代助の不安
 七、代助の見合い
 八、見合い後の代助
 九、代助の決断
 一〇、二人の今後の運命

『門』研究の流れ管見(その一)
 はじめに
 一、『門』の中を流れる時間と場所
 二、同時代評とその受け止め方
 三、西垣氏の反論
 四、重松氏の再反論
 五、『門』前・後半分裂論とそれへの反論
 六、まとめにかえて

『門』研究の流れ管見(その二)

初出一覧

あとがき
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芭蕉句碑で巡る安芸・備後 

著者
宇野久光 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
154 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2018年11月26日 
ISBN
ISBN978-4-86327-450-1 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
広島県内の芭蕉句碑25基を丹念に踏査し建立者と結社の模様を調べる。全国に散らばる句碑と同様、その地域の経済・文化度がしのばれる。

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口絵 芭蕉塚および関連塚

まえがき

凡例

第一章 芭蕉と芭蕉句碑
 芭蕉の旅と生涯
 芭蕉死後
 芭蕉塚・句碑について
 諸国翁墳記について

第二章 芸備の俳諧
 芸備の初期俳諧
  貞門系俳諧/談林系俳諧/蕉風俳諧/各務支考/士太野坡/五升庵蝶夢/高桑闌更/長月庵若翁

第三章 西国街道に沿って
 福山市
  王子神社/賢忠寺/薬師寺
 尾道市
  千光寺
 三原市
  西福寺/三原八幡宮
 広島市
  失われた芭蕉句碑/長遠寺の篤老墓/教傳寺の風律墓
 廿日市市
  住吉神社の湖春句碑
 大竹市
  小方の西国街道/薬師寺

第四章 石州街道(銀山街道)に沿って
 庄原市
  法福寺跡/宝蔵寺
 府中市
  専教寺
 世羅郡世羅町
  今高野山龍華寺

第五章 北前船航路に沿って
 福山市鞆の浦
  円福寺
 尾道市生口島
  向上寺
 竹原市忠海町
  床浦神社傍
 竹原市本町
  西方寺・普明閣
 呉市大崎下島御手洗
  満舟寺/栗田樗堂の墓
 呉市川尻町
  薫風塚
 呉市仁方
  柳家/臥亀の句碑
 呉市広
  白糸の滝の行方不明の芭蕉句碑/芭蕉句碑

参考図書

あとがき
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国語教師が教える 二百字作文練習 楽しく身につくシンプルな文章表現―短文から長文まで―

著者
金子泰子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
192 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2018年11月15日/2021年3月20日第2刷 
ISBN
ISBN978-4-86327-451-8 
Cコード
C1081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
作文用紙のマス目ぴったりに作成する二百字作文。段階を踏んだステップで学習者を上達にいざなう。上級用に長文編も。
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ステップを踏み出す前に
 一 二百字作文とは
 二 練習を始める前に
        課題1 「これまでの作文学習を振り返る」
 三 課題条件法によって

ステップ1 例えばこんなふうに
 一 自分を見つめて自己紹介
        課題2 「自己紹介を二百字作文で書く」
 二 勧めてみよう、あんなもの、こんなこと
        課題3 「勧誘文・推薦文を書いてみる」
 三 好きな味をことばで
        課題4 「『わたしの大好物』を伝える」

ステップ2 よく観て、ことばでスケッチする
 一 風景をことばでスケッチしよう
        課題5 「風景を描写する」
 二 身近な人物を観察しよう
        課題6 「人物を描写する」
 三 出来事を描いてみよう
        課題7 「『ある日の出来事』を描く」
 四 二百字作文練習を終えて
        課題8 「二百字作文練習を振り返る」

ちょっとひと休み
 一 二百字で描く春夏秋冬
    1 春 2 夏 3 秋 4 冬
 二 日常生活にひそむ豊かな題材
    1 味わい 2 家族 3 日々の暮し
 三 二百字を超えて
    1 連作の試み 2 二百字を重ねてみたら 3 文章表現の世界へ

ステップ3 短文から長文へ ―二百字を積み重ねて思考を深めよう―
 一 書評で読み手を誘おう
        課題9 「書評を書いて、お気に入りの本を友達に勧める」
 二 評論で日ごろの考えをまとめよう
        課題10 「時事評論文を書く」
 三 随筆で自由に思いを語ってみよう
        課題11 「感性に従って随筆を楽しむ」

ステップ4 おさらいの学習
 一 文章表現学習のまとめに向けて
        課題12 「センテンス・アウトラインを作る」
 二 推敲は文章表現の要(かなめ)
        課題13 「推敲して書き直す」
 三 発表に向けて
        課題14 「校正作業をしてみる」
 四 練習を終えて
        最終課題15 「文章表現学習を振り返る」

あとがき
 巻末資料
 参考文献
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ディケンズ寄稿集 

訳者
田辺洋子[チャールズ・ディケンズ著]  
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
720 
定価
8,140円 (本体7,400円 )
発行日
2018年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-457-0 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/小説・童話
 
内容
The Dent Uniform Edition of Dickens’ Journalism. 4vol. eds. by Michael Slater and John Drew (London:Dent, 2000) を原典に、初訳の寄稿を収録。
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第一稿  「グレイ祭」準備を巡るエディンバラからの報道
第二稿  グレイ卿を祝すエディンバラ正餐会報道
第三稿  劇評:「洗礼式」
第四稿  「始まりのない物語」(ボズによるドイツ語からの翻訳)
第五稿  コルチェスターにおけるトーリー党
        勝利を巡る報道
第六稿  一大コロセウム祭
第七稿  コロセウム再開
第八稿  劇評:『海上の夢』
第九稿  ハットフィールド・ハウス火災に関す報道
第十稿  ノーサンプトンシャー選挙報道
第十一稿 劇評:『ピエール・ベルトラン』
第十二稿 書評:「ロックハート著『サー・ウォルター・スコット准男爵の生涯』
         ・・・誤謬と誹謗に対す論駁」
第十三稿 書評:フッド『一八三九年版滑稽年報』
第十四稿 演劇的『イグザミナー』誌
第十五稿 書評:「『鉱山・炭鉱法案』に係る国会議員アシュレー卿への書簡」
第十六稿 万人のための鼾掻き
第十七稿 劇評:ベネディック役マクレディ
第十八稿 オクスフォード大学に様々な形で関与する人物の状況を調査すべく任ぜれた
        委員会報告
第十九稿 農業界
第二十稿 トーマス・フッド宛、往古の殿方からの脅迫状:チャールズ・デイケンズに託して
第二十一稿 ウェストミンスター会館における「騎士道精神」
第二十二稿 書評:『自然界の夜の側、或いは幽霊とその遭遇者』
第二十三稿 無学と犯罪
第二十四稿 無学とその犠牲者
第二十五稿 中国ジャンク
第二十六稿 画評:『酔っ払いの子供達』。『酒瓶』続篇
第二十七稿 書評:『英国政府によりて一八四一年、ニジェール川へ派遣されし・・・
         遠征隊の物語』
第二十八稿 「真に英国的判事」
第二十九稿 書評:『科学の詩情』
第三十稿  アメリカ流回転画
第三十一稿 裁判官特別抗弁
第三十二稿 画評:『次代を担う若人』
第三十三稿 トゥーティングの楽園
第三十四稿 劇評:『ウィルギニア』『黒い瞳のスーザン』
第三十五稿 風紀紊乱と絶対禁酒
第三十六稿 劇評:リア王役マクレディ
第三十七稿 宮廷儀礼
第三十八稿 諸言
第三十九稿 庶民の娯楽(一)
第四十稿  とある鳥瞰図の完璧な至福
第四十一稿 庶民の娯楽(二)
第四十二稿 世にも稀なる旅人の物語
第四十三稿 猫っ可愛がられ囚人
第四十四稿 新のランプの代わりに古ランプを
第四十五稿 日曜螺子
第四十六稿 削り屑:汽車の個性
第四十七章 活きのいいカメ
第四十八稿 ブル夫人によりて子供達に審らかにされし、ジョン・ブル氏の御家庭の事情の
         由々しき局面
第四十九稿 十二月の幻影
第五十稿  旧年の臨終の言葉
第五十一稿 鉄道ストライキ
第五十二稿 仕上げ学校教師
第五十三稿 途轍もない受難の物語
第五十四稿 丸ごとの豚
第五十五稿 豚の子
第五十六稿 ハッと夢から日覚める如く
第五十七稿 削り屑:オーストラリアにおける造形芸術
第五十八稿 賭屋
第五十九稿 「死」を商う
第六十稿  我らが大人になるを止めし所
第六十一稿 後裔を愉しますのススメ
第六十二稿 家無き女のための「憩いの家」
第六十三稿 お化け屋敷
第六十四稿 道に迷って
第六十五稿 妖情に対す欺瞞
第六十六稿 有り得べからざる事
第六十七稿 炎と雪
第六十八稿 ストライキ決行中
第六十九稿 一般には知られていないが
第七十稿  法的かつ衡平法的軽口
第七十一稿 労働者に告ぐ
第七十二稿 腰の座らぬ界隈
第七十三稿 ブル氏の夢遊病者
第七十四稿 行方不明の北極探検隊員
第七十五稿 くだんの他方の「大衆」
第七十六稿 ガス灯妖精
第七十七稿 「犬」にくれられる
第七十八稿 千一戯言
第七十九稿 おべっか使いの木
第八十稿  ケチな愛国心
第八十一稿 どデカい「赤子」
第八十二稿 我らが委員会
第八十三稿 僅かな貨幣価値下落
第八十四稿 島国根性
第八十五稿 ロンドンの一夜景
第八十六稿 ライオンの馴染み
第八十七稿 何故?
第八十八稿 『国民笑話集』への提言
第八十九稿 鉄道夢幻
第九十稿  殺人犯の挙動
第九十一稿 ノーボディ、サムボディ、エヴリボディ
第九十二稿 危められた人物
第九十三稿 殺人的極端
第九十四稿 最高権威
第九十五稿 『エディンバラ・レヴュー』誌の興味深き誤植
第九十六稿 おスミ付のラッピング
第九十七稿 どうか雨傘を置いてお行きを
第九十八稿 私事
第九十九稿 元旦
第百稿  貧乏人とビール
第百一稿 刑法の新五箇条
第百二稿 レイ・ハント。諫言
第百三稿 『タトルスニヴェル・ブリーター』誌
第百四稿 啓発されし司祭
第百五稿 生半ならず強かな一服
第百六稿 W・M・サッカレーを悼みて
第百七稿 故スタンフィールド氏
第百八稿 『ランドー伝』
第百九稿 フェッチャー氏の演技について

訳注

解説

訳者あとがき
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「言語文化」の学習指導考究 

著者
米田 猛 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
452 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2018年9月23日 
ISBN
ISBN978-4-86327-454-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
「言語文化」を「言語そのもの」「言語生活」「言語による生産物」と措定し、これを継承し、創造していく学習者に寄り添う形での指導方法実践と研究。
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まえがき

第一部 「言語単元」の学習指導研究

 第一章 「言語単元」基礎論
  第一節 「言語単元」の可能性(付・「言語単元」系統表)
  第二節 「国語の特質」をどう教えるか―国語科教育学研究と日本語学研究との連携―

 第二章 「言語単元」開発のための基礎論
  第一節 戦後中学校国語科教科書における「日本語の特質」に関する教材の史的展開―「方言と共通語」に関する教材の場合―
  第二節 「語感」指導のための基礎的研究―「国語科教育学」と「日本語学」との連携―

 第三章 「言語単元」開発のための研究論
  第一節 中学校国語科における言語単元の開発研究―「オノマトペ」を扱う単元の場合―
  第二節 中学校国語科における言語単元の開発研究―「方言」を扱う単元の場合―

 第四章 「言語単元」の教材開発と実践的展開
  第一節「ニギル」と「ツカム」はどう違う?―類義語の違いを説明する文章を書く―
  第二節 感情表現辞典を作る
  第三節 作文指導に活かす語彙指導試論―感情表現の場合―
  第四節 ちょっと気になるこんな日本語―わかりやすく話す―
  第五節 擬音語・擬態語の不思議な世界―現代の文化を話し合う―
  第六節 「ら抜きことば」を考える―パネル・ディスカッションをしよう―

第二部 「言語文化」の学習指導研究

 第一章 「言語文化」学習指導の基礎論
  第一節 中学校〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕の指導
  第二節 〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕指導研究の領域と課題
  第三節 「言語文化」の継承・創造へ
  第四節 「言語文化」の指導で育てる国語学力
  第五節 「伝統的な言語文化」の教材研究のポイント
  第六節 「伝統的な言語文化」の特質を生かすアクティブ・ラーニング

 第二章 古典指導の研究的実践論
  第一節 「古典に親しませる」とはどうすることか
  第二節 文章の展開に即して「人間像」をとらえる指導―徒然草・神無月のころ―
  第三節 書くことを通して古典に親しませることの指導―徒然草・つれづれなるままに 堀池の僧正高名の木のぼり―
  第四節 教材解釈と授業―徒然草・仁和寺にある法師―
  第五節 万葉びとのこころ―放送劇をつくる―
  第六節 国語科教員のための古典指導基礎知識

 第三章 郷土の「言語文化」に関する教材開発と実践的展開
  第一節 郷土教材開発と教材化論―連作「二上万葉」の場合―
  第二節 郷土教材の開発と授業論―「越中万葉」の場合―
  第三節 国語科教科書に描かれた「奈良」―郷土教材開発試論―
  第四節 郷土教材を生かした総合単元学習―単元「ふるさとを見つめる―奈良 現在・過去そして未来―」の試み―

初出一覧

あとがき
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一九三三年の大学対抗ディベート 彼らは何を目指したのか

著者
熊谷芳郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
304 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2018年9月28日 
ISBN
ISBN978-4-86327-446-4 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉 国語・漢文教育〈総論〉 一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
1933年から2.26事件の前年1935年まで、雑誌『雄弁』主催による大学対抗ディベートが13回開催された。本書はこの試みを明治から戦後へと続くディベート移入史に位置づけることを試みたものである。
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はじめに

凡例

1 大学対抗討論会とは
 1 雑誌『雄弁』と大学対抗討論会
 2 大学対抗討論会のルール
 3 「指導者」と呼ぶ人々

2 弁論冬の時代のディベート
 1 昭和戦前期はどんな時代だったのか
 2 弁論から討論へ――師岡淳也が明らかにしたこと―

3 大学対抗討論会の実際
 1 それまでの討論会はどんなものだったか
  (1) 法律解釈としての討論会
  (2) 政策討論としての討論会
 2 ディベート式討論法をどのように広めようとしたか
  (1) 討論方法・ルールの示し方
  (2) きめ細かな指導の仕方
  (3) 普及への意識
 3 冒頭部分を比較する
  (1) 第一回「自殺は果して是か否か」――区々別々の弁論――
  (2) 第五回「政党政治を排撃す」――役割分担した反駁――
  (3) 第一一回「国際結婚を排撃す」――定義を踏まぬ反駁――
 4 第五回の最終部分――反駁と最終弁論―

4 ディベート論の深化――関連記事に描かれたディベート――
 1 三名代表の討論会形式
 2 肯定・否定の折衷はディベートか
 3 反論に対する視野
 4 ディベートは雄弁の真髄である
 5 反駁しあうことによって真相の発見を
 6 演説と討論との違い

5 ディベート層の拡大――青年団員への普及――
 1 青年団員を中心とする『話し方』研究座談会
 2 『雄弁』の購読層としての青年団員
 3 青年団員による討論会

6 戦後ディベートの先蹤としての大学対抗討論会
 1 ディベート運動の組織論
 2 ディベートの基礎理論
  (1)野次対策としてのディベート
  (2)「弁論練習」としてのディベート
  (3)「楯の両面を観る」指導
 3 ディベート教育に示唆するもの

まとめ
 1 編輯部・指導者たちが目指したこと
 2 ディベート移入史における意味

巻末年表

引用文献 

あとがき 

索引
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民族分断と観光 金剛山観光から見る韓国・北朝鮮関係 

著者
李 良姫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
228 
定価
2,970円 (本体2,700円 )
発行日
2018年10月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-449-5 
Cコード
C3036 
ジャンル
政治・経済・法律 労働・福祉・生活 歴史・考古・民族/アジア
 
内容
同じ民族ゆえに共有する統一への願いと敵対関係。その両面が混在する金剛山観光を通して分断された状況下での観光の実態を明らかにする。
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序章 民族分断と観光人類学
 1. はじめに
 2. 本書の構成

第1章 高麗から朝鮮王朝までの金剛山観光
 1. 金剛山の歴史的位置付け
 2. 高麗末期から朝鮮王朝における金剛山観光
 3. イザベラ・バード・ビショップの金剛山観光
 4.景勝地としての金剛山イメージの形成

第2章 日本植民地と金剛山観光開発
 1. 鉄道と金剛山観光開発
 2. 観光施設の整備
 3. 金剛山紀行文
 4. 植民地統治政策としての観光

第3章 北朝鮮における金剛山観光
 1. 体制維持と観光政策
 2. 北朝鮮における金剛山観光の意義
 3. 韓国の対北朝鮮政策と金剛山観光
 4. 現代グループと北朝鮮

第4章 金剛山観光の観光類型
 1. 金剛山観光にに関わる諸条件
 2. 現代グループの金剛山観光施設と運営
 3. 韓国人観光客にとっての金剛山観光の意味

第5章 軍事境界線と観光
 1. 金剛山の陸路観光
 2. 観光客の北朝鮮に対するイメージの変化
 3. 陸路観光の意義

第6章 民族分断と安保観光
 1. 観光商品としての安保観光
 2. 教育の場としての観光
 3. 教育の場から観光化へ

結章 観光人類学的側面から見る民族分断と金剛山観光
 1. 観光類型の特異性
 2. ホストとゲスト論から見る金剛山観光
 3. 金剛山観光における植民地記憶
 4. 政治戦略としての金剛山観光
 5. 安保と統一の両面性

引用・参考文献一覧
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続佐伯区本 

著者
河浜一也 
シリーズ
 
助成
 
判型
A4 
ページ
100 
定価
1,018円 (本体926円 )
発行日
2018年8月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-453-2 
Cコード
C0039 
ジャンル
一般書/紀行・歴史読み物 
内容
佐伯区本の続編。広島市西部に位置する佐伯区の自然、歴史、文化、ひとの魅力を、地元目線で紹介。

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手紙
ハレルヤ、ぼくらのふるさと
写真と言葉 桜
写真と言葉 樹・実り
忘却は眼からやってくる
任助法親王の宝篋印塔
任助法親王、二つの墓
圓明寺と半跏像
残影
写真と言葉 黄
写真と言葉 白
マルゴ醤油のお母さん
大八のたこ焼きがおいしい
正覚寺の所在地
光乘寺と幕末
広島工業大学と学び1 
広島工業大学と学び2
写真と言葉・祭
写真と言葉・神楽
高井神楽団
かげともの道
西国街道
石内を愛する者として
臼山八幡神社
浄安寺と薬師
菅原道真伝説
源氏大休の段
範頼伝説と供養塔
石内と嚴島神社
永井建子と加藤友三郎
新藤兼人と石内小学校
写真と言葉 ことば集1
写真と言葉 ことば集2 
地域デビューの居酒屋 ルビー アラレちゃん
シンガーソングライターあんでぃ・十九歳
映画に主演  信永美香
田舎タレント 吉田峻
プロの店・トケイファクトリーⅡ 
プロの店・小田表具店
演歌歌手 尾本喜代美・沢けいこ・瀬戸香月
写真と言葉 黄色い彼岸花 ワサビの花
写真と言葉 ミヤマエンゴサク キバナノアマナ
写真と言葉 イヌタデ イワカガミ
写真と言葉 ミヤコグサ
白川神社とイチョウの木
八幡川の付け替え工事と古川
湯葢道空社と塩屋神社
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フィンランドの大学における小学校英語担当教員養成システム ―小学校英語教科化への対応策をもとめて―

著者
伊東治己 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2018年8月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-452-5 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
学校教育と教員養成において多大な成果を上げているフィンランドに着目し、小学校英語担当教員が同国の大学においてどのように養成されているのか、現地調査を踏まえ詳細に検討する。

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第1章 序論
1.問題の所在
2.フィンランドの小学校英語担当教員養成制度に注目する理由
3.本書の目的と背景

第2章 外国語教育制度
1.教育制度
2.外国語教育の基本的枠組み
3.学校英語教育の特質
 (1)多様な選択肢
 (2)少ない授業時間数
 (3)バランス感覚
 (4)充実した教科書
 (5)徹底した学習支援
 (6)学習者の間での高い成功実感
4.小学校での英語教育
 (1)カリキュラムでの位置づけと授業時間数
 (2)教科書
 (3)指導形態
 (4)評価
5.まとめ

第3章 教員養成制度
1.フィンランド社会における教員
 (1)尊敬と信頼の対象
 (2)あこがれの職業としての教職
2.教員になるための二つの流れ
3.大学入学への高いハードル
 (1)倍率
 (2)入学試験
 (3)大学入学資格試験(Matriculation Examination)
4.養成される教員の種類
5.教員養成機関(大学)
6.教員養成の目的
7.フィンランドの教員養成の強み―研究志向―
8.まとめ

第4章 小学校英語担当教員の養成
1.小学校英語担当教員の種類
2.カリキュラムの概要
 (1)基本構成
 (2)ユバスキュラ大学(University of Jyvaskyla)の場合
3.カリキュラムにおける学部間連携
4.カリキュラムの実際
 (1)オウル大学(University of Oulu)の場合
 (2)東フィンランド大学(University of Eastern Finland)の場合
 (3)ユバスキュラ大学(University of Jyvaskyla)の場合
 (4)タンペレ大学(University of Tampere)の場合
 (5)ヘルシンキ大学(University of Helsinki)の場合
 (6)トゥルク大学(University of Turku)の場合
5.充実した教育実習
 (1)目的
 (2)種類
 (3)実施時期と期間
 (4)指導内容
6.まとめ

第5章 フィンランドから学べること
1.教科ジェネラリスト構想の推進
 (1)教科ジェネラリストとは
 (2)教科ジェネラリストの養成方法
 (3)教科ジェネラリスト構想の利点と懸念
 (4)教科ジェネラリスト構想への懸念への対処
2.専科教員養成の修士化
 (1)なぜ修士化が必要なのか
 (2)英語専科教員養成の修士化の具体像と意義
 (3)教員養成の修士化を巡るこれまでの動きとの相違点
3.外国語教員養成制度の抜本的改革
 (1)我が国の外国語教育の問題点
 (2)求められる外国語教育の充実と多様化
 (3)指導者の養成をどうするか
4.今後の課題
 (1)担任中心主義からの脱却
 (2)教師に対する尊敬と信頼の回復
5.まとめ

第6章 結論

引用文献
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ヘーゲルの媒介思想 

著者
大田孝太郎 
シリーズ
広島経済大学研究双書第45冊 
助成
 
判型
A5 
ページ
392 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
2018年3月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-440-2 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
ヘーゲル哲学の核心にある「媒介」の思想の成立過程を、当時の時代状況と思想史的背景から新たに読み解くことによって、「弁証法」の復権をはかる。
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まえがき

序 章

第一章 ヘーゲルの媒介思想
 一 「反省」(あるいは「悟性」)と「媒介」
 二 「民族宗教」の構想と「回り道」(=媒介)の教義としてのキリスト教の批判
 三 『キリスト教の既成性』――イエスの「権威」を媒介とするキリスト教の批判
 四 『信仰と存在』(一七九八年)――フランクフルト期のヘーゲルにおける「信仰」と「理性」
 五 「生」と「愛」
 六 「愛」と「反省」
 七「批判的」理性から「弁証法的」理性へ
 八 イェーナ期――媒介概念の成立

第二章 若き日の理想の展開
 一 思想的出発点
 二 テュービンゲン期(一七八八~一七九三)――「媒介」としてのキリストの批判
 三 ベルン期(一七九三~一七九六)――「媒介」としてのイエスの「権威」の発生史論的批判
 四 フランクフルト期(一七九七~一八〇〇)――「愛」(直接性)と「反省」(媒介)との相剋

第三章 経済学研究への道――「反省形式」としての「所有」から全体的な「生」(=「理想」)へ
 一 若きヘーゲルを取り巻く政治的・宗教的状況
 二 「私的宗教」としてのキリスト教批判と「民族精神」の形成
 三 キリスト教と「所有」の問題
 四 「所有」の批判から「運命」としての「所有」へ
 五 ドイツ国家の現状と「ユダヤ教の精神」
 六 古代ギリシアの民とユダヤの民――「所有」権の制限が生み出す対極的な民族
 七 「所有」の運命とイエスの「愛」の宗教
 八 「死せるもの」(「所有」)の世界から「生けるもの」の世界へ
 九 「所有と法の体系」としての近代市民社会への内在――「政治経済学」研究へ

第四章 「生」(Leben )概念の帰趨――「生」「反省」「愛」
 一 「生」と「概念」の間はざまで
 二 若き日の「理想」――「生」概念の源泉
  (a)「一にして全」
  (b)「理性と自由」を具現した「神の国」
 三 「民族宗教」論――「生」概念の生成
  (a)「感性」と「理性」の調和としての「民族宗教」
  (b)悟性的「啓蒙」の批判
  (c)生き活きとした(lebendig)宗教としての「主体的宗教」
 四 『キリスト教の精神とその運命』――「生」概念の成立
  (a)「一にして全」から「生」の概念へ
  (b)ヘルダーリンとヘーゲル――「生」と「愛」をめぐって
  (c)「愛」―「反省」(「所有」)―「生」
 五 「生」の認識への道
  (a)『信仰と存在』(一七九八年)――「悟性」(「概念」)・「アンチノミー」・「信仰」
  (b)「個」と「生」を媒介するものとしての「反省」(「悟性」)概念の成立
  (c)「反省」(「悟性」)・「アンチノミー」・「理性」

第五章 イェーナ初期のヘーゲル――「媒介」概念の成立過程
 一 「媒介」概念成立に至るヘーゲルの思想的道程
 二 カント哲学――「媒介」の主観化
  (a)「先験的演繹論」とヘーゲルの解釈
  (b)「先験的弁証論」とヘーゲルの解釈
 三 ヤコービ哲学――「媒介」の有限化
 四 フィヒテ哲学――「媒介」の悪無限化
 五 「媒介」概念の構想

第六章 『精神現象学』の成立と方法の問題
 一 『精神現象学』成立の時代背景
 二 思想史的背景――思想史の三段階把握
 三 「反省文化」批判
 四 「有限性の実在論」批判
 五 「媒介」の立場
 六 「叙述」の方法
 七 「限定された否定」(bestimmte Negation)

第七章 『精神現象学』「序文」(Vorrede) の考察――「媒介」概念の生誕
 一 同時代認識と「哲学の要求」
  (a)「反省文化」と哲学の課題
  (b)フランス革命とヘーゲルの時代認識
  (c)「絶対自由」と「無限判断」
  (d)新しい「精神」の出現と「哲学の要求」
 二 同時代の哲学に対する批判
  (a)時代の産物としての「反省哲学」
  (b)『信と知』における「反省哲学」の批判
  (c)『精神現象学』「序文」における「反省哲学」の位置づけ
  (d)「反省文化」のパラダイム――啓蒙とロマン主義の対立
 三 「媒介」の体系としての『精神現象学』の生成
  (a)「反省哲学」批判から体系的な知へ
  (b)新しいパラダイム論としての「精神」の現象学
  (c)媒介知としての「悟性」=「反省」
  (d)「実体」=「主体」――「媒介」の体系の成立

第八章 媒介概念を手引きとする『精神現象学』の解明
 一 「反省」と媒介
 二 「自我」と媒介
 三 「生成」と媒介

第九章 媒介としての「言語」
 一 言語――「精神の定在」
 二 「直観」(直接的なもの)の否定としての言語
 三 「思惟の身体」としての言語
 四 感覚的な「このもの」と言語――『精神現象学』冒頭章の解釈
 五 言語の三つの性格――「記号」「名称」「ロゴス」
 六 ヘーゲルの言語観から見た『精神現象学』理性章「頭蓋論」の解釈
 七 「意識の定在」から「精神の定在」へ
 八 「精神の定在」としての言語の歴史
 九 「分裂した言語」から「良心の言語」へ

第十章 媒介としての「教養」
 一 ゲーテとヘーゲルの教養観――人間の「自然性」の克服
 二 ヘーゲルの教養観を貫くもの――共同的な主体への自己形成
 三 シラーの教養観とヘーゲルへの影響
 四 教養の主体的条件――ギムナジウム校長時代のヘーゲルの教養観
 五 教養がめざすもの――独立不羈の社会的主体の形成
 六 ヘーゲル教養論の核心――「疎遠なもの」(「隔離壁」)を媒介とする自己形成

終 章

初出一覧

索引
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授業研究と授業の創造 POD版

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編者
的場正美・柴田好章 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
368 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2018年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-448-8 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育
 
内容
授業研究を持続させる基礎となる授業分析の原理と性格、豊かな授業の創造の実践と教師の成長、歴史的にみた授業研究を論じる。授業研究の基礎と具体的応用と展開に役立つ。書評
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【取扱い不可】
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第1部 教育学の基礎理論構築のための授業の研究
 第1章 授業分析の方法と課題 (的場正美)
 第2章 授業分析による理論構築と授業過程の可視化手法 (柴田好章)
 第3章 比較授業分析によるティーチング・スクリプトの解明 (サルカール アラニ・モハメッド レザ) 
 第4章 授業分析を通しての子どもの思考の究明 (杉本憲子)
 
第2部 授業の研究と教師の成長
 第5章 校内授業研究を通した教師の学び (副島 孝)
 第6章 授業分析の原理に基づく参加型授業研究会 (柴田好章・毛利隆宏)
 第7章 教員養成における授業研究 (安達仁美)
 第8章 教員免許状更新講義における授業記録検討による教師の気づき (山川法子)
 第9章 授業研究による学校カリキュラムの編成と改訂 (久野弘幸)
 第10章 韓国における授業研究の展開  (千 鎬誠)
 
第3部 豊かな授業の創造
 第11章 協同的な学びの創造 (水野正朗)
 第12章 書くことの教育の充実 (清水亜都子)
 第13章 小学校算数「長さの学習」における概念的な理解と操作活動 (中島淑子)
 第14章 高等学校における総合社会科にもとづく授業開発研究 (堀田貴之)
 第15章 構成的音楽表現活動による音楽教育の創造 (横山真理)

第4部 教育実践の歴史から学ぶ
 第16章 授業研究の起源と歴史 (的場正美)
 第17章 日本における複式学級における授業研究 (深谷圭助)
 第18章 愛知県における戦後新教育実践の展開 (酒井宏明)
 第19章 生活綴方教師の教育観と宗教 (北島信子)


【執筆者】(所属は2013年3月31日現在)
的場 正美(まとば まさみ) 名古屋大学大学院教育発達科学研究科・教授
柴田 好章(しばた よしあき)名古屋大学大学院教育発達科学研究科・准教授
サルカールアラニ・モハメッド レザ 帝京大学教育学部・准教授
杉本 憲子(すぎもと のりこ) 茨城大学教育学部・准教授
副島 孝(そえじま たかし) 愛知文教大学人文学部・教授
毛利 隆宏(もうり たかひろ) 愛知県大府市立大府西中学校・校長
安達 仁美(あだち ひろみ) 信州大学教育学部・助教
山川 法子(やまかわ のりこ) 愛知文教大学人文学部・講師
久野 弘幸(くの ひろゆき) 愛知教育大学・准教授
千 鎬誠(ちょん ほそん) 韓国 全州教育大学校・副教授
水野 正朗(みずの まさお) 名古屋市立桜台高等学校
清道 亜都子(せいどう あつこ) 名古屋女子大学短期大学部・講師
中島 淑子(なかしま よしこ) 名古屋大学大学院教育発達科学研究科・博士後期課程
堀田 貴之 (ほった たかゆき)名古屋大学大学院教育発達科学研究科・博士後期課程,愛知県立刈谷工業高等学校・教諭
横山 真理(よこやま まり) 名古屋大学大学院教育発達科学研究科・博士後期課程,岐阜県 関市立小金田中学校・教諭 
深谷 圭助(ふかや けいすいけ) 中部大学現代教育学部・准教授
酒井 宏明(さかい ひろあき) 愛知教育大学・非常勤講師
北島 信子(きたじま のぶこ) 桜花学園大学保育学部・准教授
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小学校対象 「読み」の交流で育てるコミュニケーション力 「くじらぐも(小1)」から「やまなし(小6)」まで 

著者
脇坂幸光 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
256 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2018年7月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-447-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉〈読みの指導〉
 
内容
「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」とは、新しい概念ではない。本書ではコミュニケーション力を『他者の気持ちを読む力や他者と考えを交流し共有し合う力』ととらえ、コミュニケーションという側面から、実際の授業実践を考察する。

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まえがき

はじめに

1 理論編

 一 文学教材を「読む」こととコミュニケーション
  文学教材学習の今日的課題
  今、求められるもの
  気持ちを読める子に
  読むことの「交流」
  「真正のコミュニケーション」を求めて
  「読み」は子どもによって違う
  「読む」ことは、作品や登場人物とのコミュニケーション
  「読み」の交流はコミュニケーションの場
  「読み」の交流というコミュニケーションの意義
  個々が自分の「読み」を持っていることがコミュニケーションを可能にする「読み」の交流を行うための場の設定
  単元を貫く言語活動と「読み」の交流
  文学教材を「読む」ことと学力

 二 「読み」の交流でのコミュニケーションの実際 ― F男の学びから―
  F男のとらえと願い
  F男の学びの実際
  示唆されたこと

 三 個々の「読み」の傾向性をさぐる
  学習者研究の改善
  「読み」の傾向性を予測すること
  「読み」の傾向性をさぐる観点
  「読み」の傾向分析の実際 「ごんぎつね」(小4)

2 実践編

 一 小学校一年生が 友達とともに 文学的文章を楽しく読む学習を目指して
    「くじらぐも」、「ずうっと、ずっと、大すきだよ」(小1)
 二 子どもたちの「不思議」から出発した二者択一の話題を設定して
    「かたつむりくんに手紙をわたしてよかったのかな」「お手紙」(小2)
 三 個々の「読み」を交流するための場面設定のあり方
    「おじいさんが病気になったのは、どうしてだろう」「三年とうげ」(小3)
 四 子どもの学びをとらえて
    「豆太に話をするじさまの気持ちを考えよう」「モチモチの木」(小3)
 五 個の「読み」の傾向を生かした課題学習の実践
    「ゆみ子に対する父親の願い」「一つの花」(小4)
 六 「読み」の交流を通して、自らの「読み」を確かめたり発展させたりすることを目指して
    「このお話の『神様』とは、どういうものなのだろう」「わらぐつの中の神様」(小5)
 七 「読み」の交流を通して、分かる喜びを
    「なぜ『やまなし』という題名なのだろう」「やまなし」(小6)

 あとがき
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カーチェイス表象の探究 ――ハリウッド最大のスペクタクルの映画史―― POD版

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著者
長谷川功一 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
188 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2018年7月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-444-0 
Cコード
C1074 
ジャンル
芸術・文化
 
内容
映画のカーチェイスはなぜ、ハラハラ・ドキドキするのか?ハリウッドお得意のカーチェイスがスリル満点でおもしろい理由を、映画史初期の素朴な短編から、CGを駆使した現代のスペクタクル映画まで、時代ごとに論じた異色のアメリカ映画論。
オンライン書店で購入する Amazonプリントオンデマンドで買う   三省堂書店オンデマンドで買う 楽天プリントオンデマンドで買う
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【取扱い不可】
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序 章

第1章 映画史初期の自動車のスペクタクル
 1-1 映画史初期の3本の自動車映画
 1-2 自動車の運動というスペクタクル

第2章 サイレント喜劇のカーチェイスⅠ
    ――マック・セネットの機械運動

 2-1 ドタバタ警官隊による救出カーチェイス
 2-2 セネットの警官像
 2-3 物体化されたコップスの表象
 2-4 フローとショックの表象メカニズム

第3章 サイレント喜劇のカーチェイスⅡ
    ――バスター・キートンとハロルド・ロイド

 3-1 『忍術キートン』における無人バイクの救出チェイス
 3-2 不可視で巨大な機械の作動
 3-3 『猛進ロイド』の乗り継ぎチェイス
 3-4 チェイスの人間化と人間のような自動車

第4章 ハリウッド古典期のカーチェイス表象
 4-1 リア・プロジェクションと自動車の運動表象
 4-2 『ハイ・シエラ』の西部劇的なカーチェイス
 4-3 『横丁』における迷宮運動としてのカーチェイス

第5章 臨場感の誕生――『ブリット』のカーチェイス
 5-1 『ブリット』のカーチェイスの革新性
 5-2 ショットとモンタージュの考察
 5-3 臨場感と身体的反応
 5-4 自動車という視覚メディア
 5-5 現代的カーチェイス特有の車載カメラの配置形式
 5-6 仮想の同乗者として表象される観客
 5-7 バーチャルリアリティ(VR)成立の可能性

第6章 デジタル期におけるカーチェイス表象
 6-1 実写のリアリティとCGI
 6-2 カーチェイス表象の4タイプ
 6-3 CGI における2つの美学形式
 6-4 『マトリックス・リローデッド』のカーチェイス表象
 6-5 視覚的真実性と経験的真実性
 6-6 拡張される実写のリアリティ

終 章

 註
 参考文献一覧
 あとがき
 索引(事項・人物・作品名)
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広島を元気にした男たち ――明治・大正期の財界人群像――POD版【販売終了】

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著者
田辺良平 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
396 
定価
3,190円 (本体2,900円 )
発行日
2018年6月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-445-7 
Cコード
C0021 
ジャンル
社会・自然科学
 
内容
金融・商業・産業に限らず政治・教育・社会事業等各方面で活躍、時代を生きぬいて広島の基礎を打ち立てた人物20人の記録。
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発刊によせて《広島大学名誉教授 経済学博士 高橋 衞》

はじめに
 「財界人物群像」執筆のねらい
 明治期の広島実業界の状況
 日清・日露戦争による発展

慈善事業に利益をつぎ込んだ 井東幸七
 猫屋町と井東家の由来
 井東家の存在
 地域への奉仕活動
 広島商業銀行の設立

広島の渋沢栄一と言われた 海塚新八
 新八の経歴
 広島貯蓄銀行の経営
 電気会社・紡績会社に関与
 金融恐慌の鎮静に奔走

広島商業会議所の設立育成に奔走 桐原 恒三郎
 広島商業会議所の設立
 桐原家の家業
 商業会議所会頭としての活躍
 市議会議長に就任

日清・日露戦争時に活躍 熊谷 栄次郎
 栄次郎の家系
 熊谷組の設立
 「栄橋」架橋の経緯
 電灯会社社長に就任

マッチ製造の先駆者・商業会議所会頭 高坂 萬兵衛
 マッチ製造の経緯
 商業会議所会頭に就任

学校・銀行・鉄道など多方面で活躍 高木幹吾
 安村における高木家
 崇徳教社・闡教部に関与
 広島県農工銀行の設立
 八田貯蓄銀行の整理に関与
 可部軌道の社長に就任
 「移民県広島」の推進
 広島県地主会の設立
 幹吾の子孫

税務官吏から財界・政界に転身 高束康一
 税務官吏から銀行役員に
 広島市長に就任
 電灯会社の常務に
 芸備鉄道の専務に就任

備北財界の重鎮、広島でも活躍 田部香蔵
 庄原における田部家
 農工銀行設立に関与
 田部銀行を経営
 芸備鉄道の設立
 衆議院議員に
 農工銀行頭取に就任
 香蔵以後の田部家

陸・海軍のご用達として成功 谷 口 節
 下級武士の出身
 軍のご用商人に
 中国商業銀行頭取に

広島株式界の先駆者 永井 幸兵衛
 十六歳で米問屋開業
 米綿取引所の会員に
 銀行合併を陰で推進

神機隊参謀から実業界に転身 長沼鷺蔵
 神主家の出身から武士へ
 神機隊の重鎮として活躍
 長沼旅館開業
 米綿取引所の設立に関与
 電気工事の設立

広島財界に融合できなかった大物 野 口 遵
 大阪から広島への移住
 カーバイトの製造
 化学肥料会社の設立
 芸備銀行の大株主に
 広島から宮崎県延岡へ
 株主総会紛糾の原因
 県知事による斡旋
 大番頭金田の弁
 広島における野口の存在

わが国古来の製鉄技法を守りとおした 野島 国次郎
 中国山地のたたらの歴史
 たたら吹き製鉄技法の改良
 たたら製鉄技法による鉄の生産
 次々と製鉄会社設立
 野島国次郎の人物評
 帝国製鉄の設立
 帝国製鉄の盛衰
 子息福太郎の活躍
 安浦工場の建設
 国次郎の一族

広島ガスなどの設立に参画 松浦 泰次郎
 泰次郎の経歴
 瓦斯会社の設立
 商業会議所会頭に就任
 芸備銀行の大株主に
 銀行合併を巡っての紛争
 愛媛県三銀行合併の経緯
 県知事らの斡旋で円満解決
 愛媛県三銀行合併のその後
 
広島における電力事業の生みの親  松本清助
 広島における電気事業の沿革
 広島水力電気の発足
 闡教部を通じての地域奉仕

広島高等師範学校誘致などに尽力 森川脩蔵
 森川家の由来
 脩蔵の生き方
 高等師範学校の誘致

広島財界の大御所的存在 保田 八十吉
 銀行への援助要請
 保田家の経歴
 貯蓄銀行設立の経緯
 米綿取引所の設立
 新聞記事に見る義挙の一部

広島米綿取引所の設立し育成した  山 科 幹 三
 米綿取引所の設立
 取引所理事長に就任
 株式取引所設置への執念

広島に新しい風を吹き込んだ  山田 吉左衛門
 山田家の由緒
 新しいものへの挑戦
 市議会議員としての活動
 吉左衛門の子孫

産業組合誕生の産婆役・芸備鉄道の初代社長  和田 彦次郎
 産業組合法の制定
 彦次郎の経歴
 芸備鉄道社長に就任

あとがき
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民法基本原則解釈 誠信原則の歴史、実務及び法理の研究 

訳者
矢澤久純・李偉群[徐国棟 著] 
シリーズ
 
助成
2015年中国国家社会科学基金中華学術外訳項目助成図書 
判型
A5 
ページ
800 
定価
9,900円 (本体9,000円 )
発行日
2018年5月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-420-4 
Cコード
C3032 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
中国国家社会科学基金中華学術外訳項目助成図書。 2004年版『民法基本原則解釈:誠実信用原則の法理分析を中心に(再造版)』(北京大学出版社刊)日本語版。 中国における民法基本原則、誠信原則について、その歴史的成り立ちと実務・法理について論究する。
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 凡 例

 原著者による日本語版への序言(中国語原文)

 原著者による日本語版への序言(日本語訳)

 再造版序言

第一章 民法基本原則略述

 第1節 民法基本原則研究の概観
  一 我が国の民法基本原則の確立
  二 我が国学術界における民法基本原則研究についての概要
  三 我が国の民法基本原則理論の研究成果に対する評価
  四 我が国の民法基本原則理論に欠けている方法論的原因
  五 本書の方法と構成

 第2節 民法基本原則の概念と機能
  一 原則の語義の考察
  二 民法基本原則の概念
  三 民法基本原則の機能

 第3節 民法基本原則の立法技術特性
  一 民法基本原則は非規範的規定である
  二 民法基本原則は不確定(曖昧)規定である
  三 民法基本原則は衡平性規定である
  四 民法基本原則は強行規定である

 第4節 民法基本原則と類似の法現象との区別
  一 民法基本原則と民法規範の区別
  二 民法基本原則と民法の具体的原則との区別
  三 民法基本原則と民事活動の基本原則との区別

第二章 誠信原則の理論の研究

 第1節 誠信原則に関する域外の学説と立法例の概要
  一 一般的な誠信研究の概観
  二 主観的誠信研究の概観
  三 客観的誠信研究の概観
  四 二つの誠信の関係及びその統一

 第2節 誠信原則に関する国内の学説の概要
  一 文献の存在状況の叙述
  二 主観的誠信の研究成果の概要
  三 客観的誠信の研究成果の概要
  四 小括

 第3節 本書の誠信原則理論
  一 誠信原則は主観的誠信と客観的誠信という二つの面を含んでいる
  二 誠信と悪信の二分は倫理学の善悪二分の法的形式である
  三 主観的誠信と主観的悪信の間に中間地帯が存在する
  四 誠信原則は弱者保護機能を有している
  五 誠信原則は財産法の規則に止まらない
  六 中華文化における誠信理論は中国式誠信原則理論の基礎を築くものと
    見ることができる
  七 社会契約論が主観的誠信と客観的誠信を統一する基礎である

第三章 誠信原則のローマにおける起源の研究

 第1節 略述
  一 ローマ人は「信」という語を文学的及び法的にどう用いたか
  二 ローマのストア哲学者による、「善」と「悪」という語についての倫理学的使用
  三 ローマ法及びローマ人は「善」と「信」の合成語を文学的及び法的にどう用いたか
  四 ローマ人の誠信の分類

 第2節 ローマ法における主観的誠信
  一 ローマ法における主観的誠信の発生時期と類型
  二 《アティニウス法》による、取得時効の主観的誠信要件の定礎
  三 プブリキウス訴権による、主観的誠信概念の拡張適用
  四 主観的誠信概念の添附法への拡張
  五 主観的誠信概念の相続法への拡張
  六 主観的誠信概念の家族法への拡張
  七 小括

 第3節 ローマ法における客観的誠信
  一 客観的誠信の発生条件
  二 誠信訴訟の類型
  三 誠信訴訟の目的の一:要物契約
  四 誠信訴訟の目的の二:合意契約
  五 誠信訴訟の目的の三:いくつかの準契約
  六 誠信訴訟の目的の四:いくつかの物権関係
  七 四つの目的の共通性
  八 誠信訴訟と厳格法律訴訟の区別
  九 誠信訴訟の消失
  十 誠信訴訟と類似するその他の制度
  十一 各種の誠信制度の間の関連

 第4節 ローマの誠信原則を最も理論的に仕上げたと考え得るクイントゥス・ムキウスと
     その時代
  一 クイントゥス・ムキウス・スカエウォラその人
  二 クイントゥス・ムキウス・スカエウォラの理論面での貢献
  三 クイントゥス・ムキウス・スカエウォラがローマ法の誠信原則の型を造る可能性
  四 ローマ法の誠信原則を育んだ経済的条件

第四章 誠信原則の大陸法系における歴史的発展の研究

 第1節 中世法における誠信
  一 略述
  二 中世の法学者の、一般的誠信に関する論述
  三 中世の法学者の、主観的誠信に関する論述
  四 中世の法学者の、客観的誠信に関する論述
  五 小括

 第2節 近代民法における誠信
  一 誠信の要求と裁判官の自由裁量権の分離
  二 誠信という用語の廃止、並びに客観的誠信及び主観的誠信の用語上の分裂

 第3節 現代民法における誠信
  一 誠信の要求と裁判官の自由裁量権の再結合
  二 誠信原則の普遍的確立
  三 誠信原則から派生するいくつかの派生原則
  四 ドイツ:両種の誠信を異なる用語で表すことを開始
  五 オランダ:客観的誠信の非誠信化
  六 ロシア:伝統への回帰と新奇性受入れのはざまで
  七 ラテン法族諸国又は地域:統一的誠信原則の維持
  八 小括

 第4節 公法諸部門への誠信原則の拡張
  一 憲法への誠信原則の拡張
  二 行政法への誠信原則の拡張
  三 刑法への誠信原則の拡張
  四 税法への誠信原則の拡張
  五 刑事訴訟法への誠信原則の拡張
  六 民事訴訟法への誠信原則の拡張
  七 誠信原則の、国際公法における再現あるいは拡張
  八 小括

第五章 英米法系における誠信原則の研究

 第1節 略述

 第2節 英米法系の主観的誠信9
  一 イギリス法における主観的誠信の表現
  二 アメリカ法における主観的誠信の
  三 英米法における主観的誠信の意味
  四 英米法における敵対的占有制度中の誠信要件の欠落に対する分析

 第3節 イギリス法における客観的誠信

 第4節 アメリカ法における客観的誠信
  一 アメリカ法の、客観的誠信の継受
  二 アメリカ法における客観的誠信の特徴
  三 客観的誠信の意味に関するアメリカの学者の論争
  四 アメリカ法における誠信原則の適用に際する若干の問題

 第5節 小括

第六章 中国における誠信原則の実務の研究

 第1節 誠信原則の立法実務の研究
  一 我が国の主要民事単行法における誠信原則の分布と存在形態
  二 我が国の民事単行法における誠信規定についての分析
  三 我が国の、誠信原則規定がない七つの民事単行法に誠信原則を補充する必要性
  四 小括

 第2節 誠信原則の司法実務の研究
  一 我が国の裁判所の判決書中における、誠信原則の一般的使用状況
  二 主観的誠信の裁判例とその分析
  三 客観的誠信の裁判例とその分析
  四 小括

第七章 民法基本原則が法律の限界性を克服する機能の研究(上)

 第1節 法律の限界性
  一 法律の技術性という特徴
  二 法律の限界性
  三 法律の価値選択の二律背反

 第2節 絶対的自由裁量主義
  一 成文法出現前の状況
  二 古代の絶対的自由裁量主義
  三 近現代における絶対的自由裁量主義

 第3節 絶対的厳格規則主義
  一 絶対的厳格規則主義の立法における実践
  二 絶対的厳格規則主義の経済的基礎
  三 絶対的厳格規則主義の政治的基礎
  四 絶対的厳格規則主義の哲学的基礎
  五 絶対的厳格規則主義に対する初歩的な批判

 第4節 厳格規則と自由裁量の結合
  一 厳格規則と自由裁量を相互に結合せよという主張の登場
  二 ローマ法モデル
  三 英米法系モデル

第八章 民法基本原則が法律の限界性を克服する機能の研究(下)

 第1節 20世紀の大陸法系モデル
  一 大陸法系における経済基盤の変化
  二 大陸法系の政治体制の変化
  三 大陸法系の国家哲学の変化

 第2節 大陸法系における立法-司法関係の変化
  一 概念法学の勃興
  二 自由裁量主義の諸流派
  三 誠信原則の勃興
  四 大陸法系の立法-司法関係の現状

第九章 民法基本原則の、法的な構成-機能モデルの中での働き

 第1節 法律の諸価値とその衝突
  一 法律の諸価値
  二 法律諸価値の相互の関係
  三 従来の思考
  四 従来の思考に対する評論

 第2節 法の諸価値を同時に考慮する方法:法的構成-機能モデル
  一 序言
  二 現代民法典の構成
  三 民法基本原則の機能

第十章 余論

 第1節 十の結論
 第2節 我が国の将来の民法典のモデル選択
 第3節 原則立法に関する検討
 第4節 裁判官による自由裁量権の濫用をいかにして防止するか


 原 注

 訳 注

 附 録 誠信原則研究の欧文著作概観

 補 遺 中国における《民法総則》制定(2017年3月)に関する原著者による補遺

 解説及び訳者あとがき
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国語科教育における動画リテラシー教授法の研究 POD版

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著者
羽田 潤 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
238 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2018年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-436-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
日常的言語環境に結びつきのある国語教育において、多様なメディア環境に対応したテクストの必要性を示唆。動画テクストの分析・実践をもとに動画リテラシー教授法を探究する。
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序 文(中西一弘)
   (松山雅子)


第1章 英国映画研究所編『授業における動画テクストの活用とその指導』における動画リテラシー教授法の研究

1-1 『指導書』の成立背景
1-2 『指導書』の目的
1-3 『指導書』の構成
1-4 基本教授テクニックの構成
1-5 「動画の言語」の教授方法
 1-5-1 「①静止画像」(Freeze Frame)テクニックの教授方法
 1-5-2 「②音と画像」(Sound and Image)テクニックの教授方法
 1-5-3 「③ショットの位置」(Spot the Shots)テクニックの教授方法
 1-5-4 基本教授テクニックにおける「動画の言語」学習
1-6 商品としてのメディア・テクストアプローチ法
 1-6-1 「④最初(タイトルシークエンス)と最後(エンドロール)(Top and Tail)」の教授法
 1-6-2 「⑤視聴者意識(Attracting Audiences)」の教授法
 1-6-3  <商品としての動画>が育むリテラシー
1-7 <メディアとしての動画>における教授法
 1-7-1 「⑥再話(Generic Translation)」の教授法
 1-7-2 「⑦メディアの相関比較(Cross-media Comparisons)」の教授法
 1-7-3 「⑧シミュレーション(Simulation)」の教授法
 1-7-4 <メディアとしての動画>が育むリテラシー
1-8 「基本教授テクニック」が育む動画リテラシー
1-9 国語科と動画リテラシー
 1-9-1 国語科と「基本教授テクニック」
 1-9-2 「国語科における動画を使った授業」


第2章 動画リテラシー教授法の具体―教科書・副読本研究

2-1 オックスフォード大学出版局刊のメディア・ミックス型国語教科書“Mixed Media”の考察その1
 2-1-1 “Mixed Media”の概要
 2-1-2 “Mixed Media”の全体的特徴
 2-1-3 “Mixed Media”の単元構成からみられる特徴
 2-1-4 「TAPE発問」と教材選択にみられる本書の特徴
 2-1-5 「2段階読解」を用いた学習活動
 2-1-6 <ノンフィクション>の学習活動の具体―小単元「(6)報道写真の衝撃」
 2-1-7 大単元「4書記言語と静止画像」の学習活動の具体
 2-1-8 大単元1から大単元4のまとめ
2-2 オックスフォード大学出版局刊のメディア・ミックス型国語教科書“Mixed Media”の考察その2
 2-2-1 動画リテラシー育成の最終段階としての大単元6
 2-2-2 大単元「6動画のコード」の学習展開
 2-2-3 動画テクストの読解活動の学習構成
 2-2-4 動画テクストの読解活動の具体例(1)―読解活動(1)―①『ウォレスとグルミット』のシークエンス1(冒頭)分析活動
 2-2-5 動画テクストの読解活動の具体例(2)―読解活動(2)―①映画『マクベス』のシークエンス1(冒頭)分析活動
 2-2-6 体系化された教材構成
 2-2-7 表現活動の具体例―小説を映画に再話する
 2-2-8 “Mixed Media”が育むリテラシー
2-3 再話を活用した文学の読解学習の研究―単元「『ヘンリー五世』の解釈」(“New Oxford English”シリーズ)
 2-3-1 物語への誘い
 2-3-2 “New Oxford English”とは
 2-3-3 単元「『ヘンリー五世』の解釈」における読解学習
 2-3-4 メディア・リテラシーの観点から行う文学教育
2-4 広告を活用したリテラシー学習の研究―単元「メディア・テクスト」(“New Oxford English”シリーズ)
 2-4-1 “New Oxford English”における単元「メディア・テクスト」の位置づけ
 2-4-2 「ノンフィクション」における単元「メディア・テクスト」の位置づけ
 2-4-3 単元「メディア・テクスト」の基礎、応用(Book1,Book2)
 2-4-4 大単元「4メディア・テクスト」(Book2)の構成と学習プログラム
 2-4-5 大単元「4メディア・テクスト」(Book2)の各小単元の学習活動
 2-4-6 小単元「1イメージを創る」の学習活動
 2-4-7 小単元「2コカ・コーラ物語」の学習活動
 2-4-8 小単元「3広告:いまむかし」の学習活動
 2-4-9 ノンフィクションにおけるリテラシー教授法


第3章 教材分析としてのCM研究

3-1 ブランド企業CMの仕掛けを読み解く国語科授業の構想をめざして
3-2 コカ・コーラCMというブランド力
3-3 「アイスダンス篇」―台詞のない物語が織りなす〈渇き〉の演出―
 3-3-1 巧みな構成による時間の創造
 3-3-2 音楽によって語られる物語
 3-3-3 商品カットではない商品の登場
 3-3-4 〈渇き〉の共有を生かした教材化の可能性
3-4 「春が来た篇」―歌と笑顔と字幕のコラボレーションがもたらす爽快感の演出
 3-4-1 文字情報が導く語りの視点
 3-4-2 “ココロが踊りだす”キャンペーン(1999年)の枠組み
 3-4-3 5つのエピソードが紡ぎ出す商品ブランド
 3-4-4 “ココロが踊りだす”とコカ・コーラ
3-5 「バーベキュー篇」(1987年)―90年代CMとの比較,歌と笑顔の変化をよむ
 3-5-1 “I feel Coke. ”キャンペーンの枠組み
 3-5-2 「バーベキュー篇」と「春が来た篇」
3-6 国語科教材としてのコカ・コーラCMの可能性
 3-6-1 ブランド戦略の変化にみる社会経済状況の反映としての国語科教材 160
 3-6-2 祝祭表現としてのCM分析とその学習
 3-6-3 商品価値を演出する心理描写を文字言語で読む
 3-6-4 多様な構成要素の関係性の中で文字言語を読む


第4章 表現活動で育むメディア・リテラシーの研究

4-1 段階的メディア・リテラシー教授法の開発
4-2 単元「鉄腕アトムで公共広告」
4-3 2005年度前期A女子大学「メディア教育論」における実践
 4-3-1 「メディア教育論」(2005前)の概要
 4-3-2 象の写真を読む
 4-3-3 花の写真で4コマ物語
 4-3-4 動物番組のディレクター体験
4-4 鉄腕アトムで公共広告(2005前)
 4-4-1 学習活動のねらいと評価
 4-4-2 「鉄腕アトム」というテクスト
 4-4-3 制作までの流れ
 4-4-4 ソフト「アトム1.5」の内容
 4-4-5 完成CMの考察
4-5 2006年度前期A女子大学「メディア教育論」における実践
 4-5-1 「メディア教育論」(2006前)の概要
 4-5-2 ドキュメンタリーとは何か―『情熱最前線』をよむ
 4-5-3 写真物語
 4-5-4 携帯電話の広告・CMを作る
4-6 鉄腕アトムで公共広告(2006前)
 4-6-1 CMの種類
 4-6-2 完成CMの考察
4-7 表現活動で育まれるメディア・リテラシー
おわりに
初出一覧
索 引
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土偶 ―鶴田こと句集―

編者
鶴田清司 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
240 
定価
2,970円 (本体2,700円 )
発行日
2018年6月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-441-9 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
編者の母が二十年以上にわたり続けてきた山梨日日新聞「山日文芸」や俳誌『雲母』『白露』への投句をまとめた句集。俳句をめぐるエピソードや編者による作品鑑賞も掲載。
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まえがき

1 母と俳句

 『雲母』初入選
 初期の作品 
 廣瀬直人先生、会心の添削 
 「新春文芸」特選 
 「山日文芸 うたこころ」 
 選句の思い出 
 土偶のことさん 
 燕の句 
 小学生の句 

2 『雲母』『白露』掲載作品

あとがき
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チョーサーの言語と認知 「トパス卿の話」の言語とスキーマの多次元的構造 

著者
中尾佳行 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
248 
定価
4,070円 (本体3,700円 )
発行日
2018年6月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-439-6 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
チョーサーのテクストを読んでいて、テクストの意味はあるのではなく生まれてくるものだと教えられた。現象であれ言語理解であれ、客観的にそのままにあるのではなく、「主体」(subjectivities)を介してダイナミックに意味付けられていく。本書は、この問題意識の解明、チョーサーの言語の意味を構造化する試みである。「構造化」と言うのは、結果としての意味、というのではなく、その意味がどのようにまた何故生み出されていくのか、そのプロセスを再建することである。『カンタベリー物語』の一つ、チョーサー自身が話す「トパス卿の話」に焦点を当て、「縮減」(diminution)のスキーマがテクストのマクロからミクロまで種々層に通底し、各層の意味とその融合を動機付け、同時に多次元的に高次化していくことを、記述・説明した。

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前書き

Abstract & Contents

1.はじめに:問題の所在
 1.1.先行研究
 1.2.研究課題

2.研究の視点と方法
 2.1.スキーマの多次元構造
 2.2.「主体」の入れ子構造
 2.3.「縮減」の拡張事例化の検証手順

3.検証
 3.1.RQ 1
 3.2.RQ 2
 3.3.RQ 3
  3.1.1.入れ子構造
  3.1.2.入れ子構造1、2、3、4の下位区分

4.[1]物語(Tale)の「縮減」
 4.1.[1-1] スキーマの三次元構造:「主体」の入れ子構造
 4.2.[1-2] テイルライム
 4.3.[1-3] 表現モード的スキーマと記述的スキーマ:状態と動作
 4.4.[1-4] 写本レイアウト
 4.5.[1-5] 「縮減」の三次元構造:物語の循環性

5.[2]断章(Fit)の「縮減」
 5.1.[2-1] 断章の連数
 5.2.[2-2] 断章の境界線
  5.2.1.[2-2-1] 断章の初め
  5.2.2.[2-2-2] 断章の終わり
 5.3.[2-3] 断章の結束構造

6.[3]連(Stanza)の「縮減」
 6.1.[3-1] 連の行数
 6.2.[3-2] 尾韻
 6.3.[3-3] ボブ(bob)

7.[4]詩行(Verse line)の「縮減」
 7.1.[4-1] 動詞の相と法
 7.2.[4-2] 統語関係
 7.3.[4-3] イディオム
 7.4.[4-4] 句跨り
 7.5.[4-5] レジスター
 7.6.[4-6] 多義性
 7.7.[4-7] 韻構造
 7.8.[4-8] 語形:final-e の揺らぎ(単音節形容詞と名詞の場合)

8.結論
 8.1.研究課題への答え
 8.2.課題点

Appendixes

参考文献

索引

後書き
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戦争はもういやだ! ―ギリシア少年が見たもの―

訳者
川野美智子ほか[パノス・カロス著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
232 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2018年5月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-434-1 
Cコード
C0097 
ジャンル
一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
世界中の人々が苦しんだあの戦争は何だったのか?同世代を生きたギリシア少年の回顧とその後の人生を、独自のユーモアを交えて語る物語。豊かなギリシア神話の造詣を土台に、彼は西欧諸国、特に英国で文学修行をしたが、その間貧しかった母の薫陶を忘れることなく、「詩」への、やがては広く文学への憧憬を実現していった。ギリシアの島から発信された愛のメッセージである。
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序 文

   第一部 ナチ占領時代の物語

第一章  イタリア軍によるギリシア侵攻
第二章  アクロポリスの上のカギ十字
第三章  コメノ村の虐殺
第四章  「リンギアデス村は灰になった」
第五章  元ドイツ兵の手紙
第六章  メソホラの焼き打ち
第七章  エラソン――感謝して
第八章  馬の抵抗
第九章  パン一つ
第一〇章 ギリシアにいたユダヤ人の運命
第一一章 アウシュヴィッツにいたギリシアの女性
第一二章 七二年後・・・

   第二部 ギリシア内戦時代の物語

第一三章 チャルキスからの人質
第一四章 キャプテン・アリスの贈物
第一五章 元裁判官に対するパルチザンの正義
第一六章 とても柔らかい枕
第一七章 窃盗犯とニワトリ
第一八章 ユリシーズの策略
第一九章 西瓜
第二○章 ダブリン出身のエルナ
第二一章 呪い
第二二章 独裁的な司教
第二三章 ハンガリーから来た友人
第二四章 もう一人のアンティゴネ

   第三部 私の自伝的物語

第二五章 私の母
第二六章 リヒテンシュタインからの切手
第二七章 ドイツでのレスリング
第二八章 最高のクリスマス・プレゼント
第二九章 出稼ぎ外国人労働者
第三〇章 アクロポリスを素足で
第三一章 スイスにて
第三二章 一八回目の夏を迎えるリリアン
第三三章 高校生の授業評価
第三四章 一夜のマイ・オデュッセイア
第三五章 パクソス島のエイレネ
第三六章 ある勇士の骨
第三七章 逆戻り
第三八章 カナダでの授業
第三九章 犬の正義
第四○章 若き日の詩

   読者からの感想
   著者略歴
   あとがき(監訳者)
   訳者と担当 
   監訳者略歴
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Wordsworth’s Vocabulary in The Prelude 

著者
中川 憲 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
212 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2018年4月26日 
ISBN
ISBN978-4-86327-437-2 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
『序曲』を構成する語彙がどのようなネットワークを呈しているか、また語彙同士がどのように結びついているかを精査することでワーズワスの長編詩の核心に迫る語学的研究。(本文英文)
A linguistic study of the vocabulary that constitutes The Prelude, Wordsworth’s longest poem, in terms of its unique combination and stratificational network
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List of Tables

List of Figures

List of Charts

Acknowledgements

Introduction

Chapter 1
Vocabulary that Constitutes The Prelude
 1.0 Introduction
 1.1 Noun class
  1.1.1 Nouns under Division 1.1 and Division 1.5
  1.1.2 Nouns under Division 1.2
  1.1.3 Nouns under Division 1.3
 1.2 Verb class
 1.3 Adjective class
 1.4 Other word classes
 1.5 Summary

Chapter 2
Words Combined with ‘Weight’ in The Prelude
 2.0 Introduction
 2.1 Purpose
 2.2 Categorization of the examples of ‘weight’ in The Prelude
  2.2.1 How to read the chart
  2.2.2 Fourteen extracts
 2.3 Examples of (A) Negative Value
 2.4 Examples of (B) Positive Value
  2.4.1 How to intensify the degree of ‘pleasure’
  2.4.2 Finite verbs used in citation (3)
  2.4.3 ‘Even’ prefixed to ‘with-phrase’
  2.4.4 Brief mention of citations (9), (10), and (11)
 2.5 Example of (C) Neutral Value
 2.6 Observation
 2.7 Summary

Chapter 3
Verbs of Perception and Cognition in The Prelude
 3.0 Introduction
 3.1 Verbs appearing more than ten times in The Prelude
 3.2 Verbs of visual perception
 3.3 Objects of verbs of visual perception
 3.4 Adverbial modifiers around verbs of visual perception
  3.4.1 The poet’s persistent attitude toward objects
  3.4.2 The poet’s emotional state while seeing
 3.5 Modifiers of ‘eye’ and ‘eyes’
 3.6 Verbs of auditory perception
 3.7 Objects of verbs of auditory perception
  3.7.1 The poet’s keen interest in obscure ‘sound’ and ‘voice’
  3.7.2 ‘Sound (s)’ and ‘voice’ tend to be qualified
  3.7.3 The poet’s feeling while hearing
 3.8 Modifiers of ‘ear’ and ‘ears’
 3.9 Co-occurring pattern of verbs of perception and cognition:
  ‘saw’→‘heard’→‘felt’
 3.10 Summary

Chapter 4
‘Mighty’ in The Prelude
 4.0 Introduction
 4.1 Adjectives in the comparative and superlative degrees
 4.2 Polarized adjectives
 4.3 Rearrangement of adjectives
 4.4 Mirror-image relation between ‘in’ and ‘out’
 4.5 Close adhesion of ‘mighty’ and ‘mind’
  4.5.1 How close ‘mighty’ and ‘mind’ stand to each other
  4.5.2 Sound structure of ‘mighty mind’
 4.6 Summary

Chapter 5
‘Through’ in The Prelude
 5.0 Introduction
 5.1 Unusual rank order of ‘through’ in The Prelude
 5.2 Distribution of objects for occurrences of ‘through’
  5.2.1 Abstract nouns or concrete nouns?
  5.2.2 “Abstract locative” nouns
 5.3 Co-occurrence of ‘through’ with verbs
  5.3.1 Combination of ‘roam’ with other words
  5.3.2 Combination of other verbs of motion with ‘through’
  5.3.3 Semantic components of verbs of motion
  5.3.4 Other similar examples of verbs of motion
  co-occurring with ‘through’
  5.3.5 Example of a verb of visual perception
  co-occurring with ‘through’
 5.4 Image schema of ‘through’
 5.5 Further observations of ‘through’
 5.6 Reasons for the frequent use of ‘through’
 5.7 ‘Through’ in the Snowdon passage
 5.8 Summary

Chapter 6
Multi-Layered Structure of Expression in The Prelude
 6.0 Introduction
 6.1 Threefold structure
 6.2 Enhancing
 6.3 Deepening
 6.4 Introduction to the Snowdon passage
 6.5 First half of the Snowdon passage
  6.5.1 Triple-layered structure representative of ‘crack’
  6.5.2 Co-referential double structure
  6.5.3 Subtle difference of meaning in “isotopy”
 6.6 Second half of the Snowdon passage
  6.6.1 Nominal equivalent structure
  6.6.2 Verbal equivalent structure
 6.7 Summary

Conclusion

Works Cited

Select Bibliography

Appendix
 List 1.1 Alphabetical frequency list for The Prelude
 List 1.2 Rank frequency list for The Prelude

Subject Index

Personal Name Index
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わたくしの「白」の世界 導かれ、学び深めて

著者
安宗和子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
452 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2018年5月2日 
ISBN
ISBN978-4-86327-430-3 
Cコード
C0037 
ジャンル
教育〈教育エッセイ・記録〉 国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
著者が八十余年の人生を振り返り、自らの支えとなった恩師の教え、家族との思い出、教師としての日々を綴る。
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学びの日々
  清水先生にお教えいただいたこと
  返事―清水先生、松永先生、宏兄さんへ
  「源平桃」を拝読して(1)
  「源平桃」を拝読して(2)
  わたしの皆実高校
  時間割
  たくましい伴東っ子一年生をめざして
  最後の授業
  俳句四十句

家族への思い
  母への詫び状
  雨音
  はがき
  義母の米寿を祝って
  姉の死を悼む
  門田京子詩文集「旅」編集のあとがき
  門田宏遺稿集「道」編集のあとがき
  「愚公移山」への返信

日々の暮らしから
  わたしの「白」の世界
  時間割
  日々の暮らしの中で
  日々の暮らしの中で その二

旅の記録
  イタリアの旅
  カナダの旅

平和への願い
  安宗おばあちゃんのお話

童話
  たっちゃん
  ゆかちゃん

初出一覧
あとがき
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修辞的思考を陶冶する教材開発 

著者
大内善一 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
200 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2018年5月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-438-9 
Cコード
C3082 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
レトリカルな思考の陶冶を目指し、〈読本的な性格〉がまとわりつく国語科読解教材に代わる〈読解スキル〉指導のための教材を開発する。
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まえがき

1 文章の表現方法を理解させる教材
 一 語り(「ごんぎつね」小四、「生きている土」小六、「やまなし」小六、
   「手ぶくろを買いに」小三)
 二 説明( 「一つの花」小四、「わらぐつの中の神様」小五、「サロマ湖の変化」小五、
   「ビーバーの大工事」小二)
 三 描写( 「田中正造」小六、「わらぐつの中の神様」小五、「やまなし」小六、
   「大造じいさんとがん」小五)
 四 会話・内話( 「わらぐつの中の神様」小五、「大造じいさんとがん」小五、
   「モチモチの木」小三、「白いぼうし」小四)

2 文章の表現技法を理解させる教材
 一 比喩法
  1 直喩(「スイミー」小二)
  2 隠喩(「雪わたり」小五)
  3 擬人法(「川とノリオ」小六)
  4 声喩(「かさこ地ぞう」小二)
 二 対比法(「たんぽぽの ちえ」小二、「どろんこ祭り」小六)
 三 反復法(「どうぶつの赤ちゃん」小一、「一つの花」小四)
 四 倒置法(「ゆずり葉」小六、「川とノリオ」小六)
 五 省略法(「大人になれなかった弟たちに……」中一)
 六 設疑法(誘いかけ法)(「大陸は動く」小五)

3 文末表現の技法を理解させる教材
 一 現在形止めと過去形止め( 「とびうお」小三、「生きている土」小六、
   「サロマ湖の変化」小五、「手ぶくろを買いに」小三、「あの坂をのぼれば」中一)
 二 断定形止め(「自然を守る」小六)
 三 推量形止め(「貝塚が教えるなぞ」小六、「カブトガニ」小四、「キョウリュウの話」小四)
 四 否定形止め( 「カブトガニ」小四、「『知る』ということ」小六、
   「ニホンザルのなかまたち」小三、「はまちょっきりのゆりかご」小五)

4 語句の役割を理解させる教材
 一 色彩語(「やまなし」小六)
 二 象徴語(「にじの見える橋」中一、「やまなし」小六)
 三 接続語(「どちらが生たまごでしょう」小三、「かさこ地ぞう」小二)
 四 指示語(「たんぽぽの ちえ」小二、「白いぼうし」小四)
 五 漢語・和語・外来語
  1 漢語と和語(「赤い実」中一)
  2 外来語(「クロスプレー」中二)
 六 慣用句(「田中正造」小六)
 七 方言・俗語(「かさこ地ぞう」小二)
 八 品詞―副詞・数詞・助詞―
  1 副詞(「せんこう花火」小六)
  2 数詞(「天気を予想する」小五)
  3 助詞―格助詞「が」と副助詞「は」―(「くるみ割り」中二)

5 句読法・表記法の役割を理解させる教材
 一 句読法―句読点・ダッシュ・リーダー―
  1 句読点(「小さな旅」小六)
  2 ダッシュ(―)(「夜の果物屋」中一)
  3 リーダー(…)(「鼓くらべ」中一)
 二 表記法―漢字・ひらがな・カタカナ―( 「春」小六、「イナゴ」小五、「海雀」小五、
   「大人になれなかった弟たちに……」中一)

6 さし絵・写真・図表の役割を理解させる教材
 一 さし絵(「かさこ地ぞう」小二)
 二 写真(「天気を予想する」小五)
 三 図表(「ねむりについて」小五)

7 文章の構成・筋を理解させる教材
 一 構成・筋(プロット)
 二 額縁構成(「くるみ割り」中二)
 三 筋(プロット)(「白いぼうし」小四)
 四 対比の筋・反復の筋( ※絵本から『ちびくろ・さんぼ』、『わらしべ長者』、『さるかに』、
   『おおきなかぶ』、『三びきのくま』、『走れメロス』)
 五 伏線(ほのめかし)(「白いぼうし」小四)
 六 主筋・伏線・対比の筋・反復の筋(「鼓くらべ」中一)
 七 文章題( 「わらぐつの中の神様」小五、「しっぽのやくめ」、「体を守る皮ふ」、
   「サロマ湖の変化」小五、「どろんこ祭り」小六、「春先のひょう」小五、「やまなし」小六)
 八 視点
  1 視点の意味
  2 書き手、語り手、作中人物、読み手(「太郎こおろぎ」小三、「ごんぎつね」小四) 
  3 視点の設定
   (1)一人称(限定)視点(「太郎こおろぎ」小三)
   (2)三人称限定視点(「モチモチの木」小三、「手ぶくろを買いに」小三)
   (3)三人称全知視点(「ろくべえまってろよ」小二)
   (4)三人称客観視点(「一つの花」小四) 
  4 視点の転換(「ごんぎつね」小四)

8 書き手の〈発想〉を理解させる教材
 一 文章制作へのきっかけ・意図
  1 文学教材の場合(「わらぐつの中の神様」小五、「一つの花」小四)
  2 説明文教材の場合(「たんぽぽの ちえ」小二、「すがたをかえる大豆」小三、
   「ウミガメの命をつなぐ」小四、「幻の魚は生きていた」中一)
 二 題材・素材の選び方、とらえ方
  1 文学教材の場合(「わらぐつの中の神様」小五)
  2 説明文教材の場合(「ありの行列」小三、「すがたをかえる大豆」小三、
   「ウミガメの命をつなぐ」小四、「幻の魚は生きていた」中一)
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私たちの心づもり 71年目の原子爆弾被爆者の心 

著者
有田健一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
232 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2018年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-425-9 
Cコード
C1036 
ジャンル
一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
被爆二世であり呼吸器科医でもある筆者が自身の親族の看取りをきっかけとして、自分らしく生きる生き方とはどういうことか、20人の被爆者の証言とともに探求を行う。

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はじめに

第一章 自分らしく生きるということ
 (1)自分らしく主体的に生きるために
 (2)伝えるべきことを伝える
 (3)吉田章枝の被爆証言
 (4)被爆証言者との面談

第二章 被爆者の人生の語りを聴くために
 (1)被爆者の語りに執着するわけ
 (2)面談への参加と対話内容の扱い
 (3)被爆前後の社会情勢
   ① 被爆直前の「廣島市」
   ② 被爆時の医療体制
   ③ 被爆による人的被害
   ④ 被爆情報の隠蔽
   ⑤ 生活環境の破壊や被爆後の家庭崩壊
   ⑥ 被爆者医療の芽生え
   ⑦ 国の支援の開始
   ⑧ 感染症の推移

第三章 話し始めた被爆者
 (事例1)世の中の人に知ってもらいたい(被爆時年齢十七歳、女性
 (事例2)とにかく老衰のように、そのまま自然に(被爆時年齢十七歳、女性
 (事例3)パステルカラーが似合う場所(被爆時年齢十七歳、女性
 (事例4)家族の絆から離れつつ、一人で旅立つ日のために(被爆時年齢十四歳、女性)
 (事例5)自分に打ち勝つしかない(被爆時年齢二歳、男性)
 (事例6)苦しい時には泣く以外なかった(被爆時年齢八歳、女性)
 (事例7)ドナドナの眼(被爆時年齢十七歳、女性)
 (事例8)自然に逝くはずよ(被爆時年齢十八歳、女性)
 (事例9)優柔不断な性格と不安のかたまり(被爆時年齢十三歳、男性)
 (事例10)思わぬ不幸(被爆時年齢十七歳、男性)
 (事例11)望んではいけない医療(被爆時年齢十四歳、女性)
 (事例12)何度も死にかけたんじゃ(被爆時年齢十六歳、男性)
 (事例13)原爆は何をもたらしたのか(被爆時年齢十七歳、女性)
 (事例14)周囲の人たちに苦労させた(被爆時年齢十一歳、男性)
 (事例15)あの世はある(被爆時年齢二十歳、女性)
 (事例16)普通で平凡な生活(被爆時年齢十四歳、女性)
 (事例17)姉がいたから今がある(被爆時年齢十三歳、男性)
 (事例18)本当はとてもよく似た二人(妻:被爆時年齢五歳、女性 夫:被爆時年齢九歳、男性)
 (事例19)生きられるだけ生きてみたい(被爆時年齢十四歳、女性)
 (事例20)原爆で一度は死んだのだから ―老後を迎えた叔父の悩み(被爆時年齢十八歳、男性)
 事例の総括

第四章 前を向いて、自分の人生は自分で決める
 (1)よみがえる被爆者の思い
 (2)アドバンス・ケア・プランニングへの期待
 (3)被爆者の語りから受け取るもの

おわりに
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ナラティヴ・リテラシー ―読書行為としての語り―

著者
丹藤博文 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
256 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2018年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-427-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
言語論的転回によりつつ、物語論を参照しながら、小・中学校国語教科書に掲載される文学教材の方法を分析的に読み解き、その行為を可視化する試み。読みを深めることで教材価値を追究する。
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はしがき――ナラティヴ・メソッドへ――

第一部 ナラティヴ・リテラシーの理論

第一章 教室における「読むこと」の課題
 1 言語の教育としての文学の読み
 2 文学の教材研究
 3 文学の授業研究

第二章 国語教育における言語の問題
 1 国語科における言語観
 2 言語論的転回とは何か
 3 言語論的転回とその展開

第三章 物語の理論/語りの方法
 1 なぜ物語なのか
 2 物語とは何か
 3 物語の理論
 4 語りの方法
 5 分析と行為

第四章 国語教科書における物語分析――フランスにおける中学校を例として――
 1 物語論と語り論
 2 フランス学校教育と国語教科書
 3 フランス語教科書における語りの扱い
 4 「<学び方>を学ぶ」

第五章 教室で読むための語り分析の方法
 1 語り手の登場
 2 語りの指導事項
 3 物語分析指導過程試案

第二部 ナラティヴ・リテラシーの実践

第一章 『おにたのぼうし』(あまんきみこ)――存在の<内>と<外>――
 1 あまんきみこ作品の教材化
 2 分裂する『おにたのぼうし』論
 3 『おにたのぼうし』の語り分析
 4 『おにたのぼうし』の行為性

第二章 『ごんぎつね』(新実南吉)――語り分析による読みの深まり――
 1 大学における『ごんぎつね』の授業
 2 『ごんぎつね』分析の以前と以後
 3 『ごんぎつね』講義
 4 「子どもに教えたい」

第三章 『大造爺さんと雁』(椋鳩十)――語りの無意識――
 1 『大造爺さんと雁』という問題
 2 語ること/語らぬこと

第四章 『雲』(あまんきみこ)――戦争児童文学の読み方――
 1 教科書における戦争児童文学
 2 戦争児童文学の読まれ方と読み方
 3 『白鳥』と『雲』
 4 テクストの<外部>へ
 5 「風化」に抗う読みを求めて

第三部 ナラティヴ・リテラシーの展開

第一章 詩教材と物語
 1 「作文と詩の違い」
 2 反物語としての詩

第二章 物語としての説明文
 1 「説明文」はどこにあるのか?
 2 説明文の語り手



参考文献

初出一覧

あとがき

事項索引
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企業の社会貢献と現代アートのまちづくり POD版

著者
三浦典子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
274 
定価
3,564円 (本体3,240円 )
発行日
2018年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-435-9 
Cコード
C3034 
ジャンル
社会・自然科学
 
内容
主に山口県を中心に、企業の経済活動や文化芸術活動の支援が地域に及ぼす影響や活性化の実状を、豊富な調査資料をもとに研究。人と企業とのありかたを模索する。
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【品切】
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はじめに  ネットワーク型社会における企業の社会貢献


     第1部 地方都市における企業の社会貢献活動

第1章 企業の社会貢献活動の現状
 1.はじめに
 2.日本の企業の社会貢献活動の現況
 3.企業メセナの進展

第2章 山口県企業にみる社会貢献活動の現状
 1.山口県における企業の社会貢献活動
 (1)調査の概要と調査結果にみる山口県企業の特徴
 (2)従業員の福利厚生制度の概要
 (3)企業の果たす役割の概要
 (4)山口県企業の社会貢献活動
 2.事業所別にみた従業員のための福利厚生制度
 3.地域社会における企業の役割と社会貢献活動
 (1)企業の地域社会に果たす役割
 (2)社会貢献活動の実施状況
 4.社会貢献活動の連携団体
 5.社会貢献活動についての志向

第3章 山口県企業にみる社会貢献活動の推移
 1.比較企業調査の概要
 2.山口県企業のプロフィール
 3.従業員に対する福利厚生制度
 4.地域社会における企業の社会的役割と貢献活動
 5.福利厚生制度と社会貢献活動との関連
 6.社会貢献活動のネットワーク化
 7.NPO・NGOとの関連
 8.事業所の経営方針
 9.企業の考える地域社会とのかかわり

第4章 山口県企業ボランティア活動促進モデル事業所の活動
 1.山口県企業ボランティア活動促進モデル事業所の概要
 2.企業ボランティア活動促進モデル事業所の活動事例
  マックスバリュ西日本(株)ザ・ビッグ大内店
  (株)トクヤマ徳山製造所
  (株)NTT西日本山口支店
  防府信用金庫
  (株)中電工山口支店
  (株)イズミゆめタウン山口
  (株)フジ フジグラン山口
  富士ゼロックス山口(株)
  小郡郵便局
  中国電力(株)山口支店
  新日本石油精製(株)麻里布製油所
 3.企業の社会貢献活動と地域社会との連携
 (1)清掃活動
 (2)寄付活動
 (3)工場見学・施設開放、インターンシップ
 (4)企業間の連携
 (5)地域イベントへの参加

第5章 企業の社会貢献活動に対する住民評価
 1.はじめに
 2.防府市の工業化とマツダ株式会社
 3.企業の地域政策
 (1)マツダの防府市への進出
 (2)愛情防府運動の誕生と発展
 (3)愛情防府運動の現況
 4.地域住民の企業活動評価
 (1)住民調査の概要
 (2)地域住民の企業評価の推移
 (3)コミュニティ・モラールと企業評価
 5.住民のオールタナティブな方向性
 6.まとめと課題

第6章 地方都市におけるUターン者の地域参加と企業評価
 1.問題の所在
 2.調査対象者の選定
 3.地方都市の高校卒業生のプロフィール
 (1)高校卒業生の市内在住状況
 (2)高校卒業生の大学進学状況
 4.調査回答者にみる高校卒業後在住者の特徴
 (1)性別一時他出者
 (2)年齢別一時他出者
 (3)学歴別一時他出者
 (4)職業別一時他出者
 5.一時他出者の生活構造
 (1)インフォーマルな社会関係
 (2)フォーマルな団体加入
 6.一時他出者のコミュニティ意識
 (1)コミュニティ・モラール
 (2)コミュニティ意識<開放性-閉鎖性>
 (3)コミュニティ意識<主体性-客体性>
 (4)コミュニティ意識<コミュニティ志向-自己中心志向>
 (5)生活環境評価
 7.地域住民の企業・事業所に対する期待と評価
 (1)企業や事業所への期待
 (2)企業の社会貢献活動への期待と評価
 (3)企業の社会貢献の方向性
8.まとめ  影響者への期待と現実


     第2部 企業メセナと現代アートのまちづくり

第7章 企業メセナと地域メセナ
 1.はじめに
 2.地域メセナ組織の概況
 3.地域メセナ組織の活動概要
 (1)特定非営利活動法人 伊達メセナ協会(北海道)
 (2)地域の文化を支援する企業と個人の会(喜多方プラザを支援する会)(福島県)
 (3)社団法人 企業メセナ群馬(群馬県)
 (4)特定非営利活動法人 大田まちづくり芸術支援協会(ASCA)(東京都)
 (5)社団法人 企業メセナ協議会(東京都)
 (6)よこはま市民メセナ協会(神奈川県)
 (7)長坂メセナの会(山梨県:休会中)
 (8)特定非営利活動法人 山梨メセナ協会(山梨県)
 (9)社団法人 松本芸術文化協会(長野県)
 (10)財団法人 新潟県文化振興財団(新潟県)
 (11)東海メセナ研究会(愛知県)
 (12)財団法人 八尾市文化振興事業団(大阪府)
 (13)出雲メセナ協会(島根県)
 (14)山口メセナ倶楽部(山口県)
 (15)メセナ八幡浜(愛媛県)
 (16)佐賀県企業メセナ協議会(佐賀県)
 (17)くまもと文化アシスト会議(熊本県)
 4.山口メセナ倶楽部の設立
 5.山口メセナ倶楽部の現状
 (1)支援事業の概要
 (2)山口メセナ大賞
 (3)全国メセナネットワーク山口大会――メセナがつなぐ町づくり――
 6.まとめ  企業メセナと地域メセナ

第8章 過疎山村における大地の芸術祭
 1.はじめに 
 2.越後妻有地域の概要
 3.「ニューにいがた里創プラン」と越後妻有アートネックレス整備事業
 4.「大地の芸術祭」越後妻有アートトリエンナーレ
 5.越後妻有のまちづくり

第9章 現代アートの島 直島
 1.直島町とまちづくりの概要
 2.企業城下町からエコタウン事業による循環型社会へ
 3.現代アートによるまちづくり
 4.住民参加への展開
 5.まちづくりの比較考察

第10章 企業メセナと現代アートのコラボレーション
 1.アサヒビールのメセナ活動
 (1) アサヒビールとアサヒビール芸術文化財団
 (2) アサヒ・アート・フェスティバル
 2.WATARASE Art Project 2007によるわたらせ渓谷鐵道沿線
 (1) 足尾銅山の閉山と足尾町
 (2) WATARASE Art Project(WAP)2007
 (3)アートプロジェクトへの市民のかかわり

第11章 アートのまちづくりを支えるアートNPO
 1.工場閉鎖とまちづくり
 (1) 洲本市とカネボウ洲本工場
 (2) カネボウ洲本工場の地域貢献
 (3) 淡路島アートフェスティバル
 2.NPO法人淡路島アートセンター

第12章 観光都市別府市の活性化
 1.別府市の概要
 2.ONSENツーリズム推進プロジェクト
 3.市民によるまちづくり
 4.NPO法人BEPPU PROJECTによる中心市街地再開発の試み
 5.アサヒ・アート・フェスティバルへの参加
 6.企業メセナと現代アートのまちづくり

総括と展望

あとがき
参考資料
 1.企業の社会貢献活動に関する調査 2005年
 2.ふるさとまちづくりアンケート 2007年
索  引
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学習集団づくりが描く「学びの地図」 

編者
深澤広明・吉田成章 
シリーズ
学習集団研究の現在 vol. 2(vol. 1 vol. 3 ) 
助成
 
判型
A5 
ページ
164 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2018年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-433-4 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
「学びの地図」としての役割が期待される新指導要領。その活用には進むべき方向を示す「羅針盤」が必要である。本書では、地域や子どもたちに根ざした教育の実現を目指す指針(羅針盤)としての学習集団のあり方を示す。

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「教育方針(羅針盤)」としての学習集団づくり――序にかえて――    深澤広明

第1部 学習指導要領の改訂と学校づくり・授業づくりの課題

1.授業研究が支える学校づくりと学級づくり     白石陽一
2.学習集団研究からみた「カリキュラム・マネジメント」の課題   北川 剛・樋口裕介
3.インクルーシブ教育時代の校内授業研究と学校づくり     吉田茂孝

第2部 学習集団づくりによる教育実践の記録と指針

1.授業で子ども相互が理解し合うために     永江隼人/福田敦士
2.気になる子どもを中心にした授業づくり
(解説:「しなやかさ」を基盤とした気になる子どもに対する教師の「まなざし」)                                 玉城明子/森 久佳
3.学習集団づくりをモデルとする教職員集団の形成
  ――まなざしの共有から真理・真実の共有へ――     久保田みどり/深澤広明
4.個と集団にドラマを引き起こす教育的タクト――算数科授業から――
(解説:主体―主体の弁証法から「教育的タクト」を問い直す)  福田恒臣/吉田成章
5.地域とのつながりを生かし未来を創る人を育てる学校づくりと授業づくり
  ――学びを生き方につなぐ学校づくりは地域づくり――    近藤 毅/八木秀文

第3部 学習集団研究の最前線

1.臨床教育学からみた学習集団研究の課題     庄井良信
2.理科の授業における認識形成と集団指導     大野栄三

学習集団づくりが描く「学びの地図」――結びにかえて――
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大規模バイリンガルエッセイコーパスの構築とデータ分析のための各種システムの開発 

編者
山西博之 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
284 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2018年3月26日 
ISBN
ISBN978-4-86327-432-7 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
複数の大学でのライティング指導実践で収集したデータにより構築された、日本人大学生によるバイリンガル(英語・日本語)エッセイコーパスについて、その研究例と各種システムを解説する。
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はしがき

第1部【理論編】

第1章 関西大学バイリンガルエッセイコーパスプロジェクト
    ――その概要と教育研究への応用に関する展望――
    山西 博之・水本 篤・染谷 泰正 

第2章 The Design, Development and Research Potential of Kansai University
    Bilingual Essay Corpus
    Miho Yamashita

第3章 英文エッセイの「構造・論理分析ツール」の開発
    染谷 泰正

第2部【実践・研究編】

第4章 バイリンガルライティング授業に対する学生の認識
    ――「振り返りアンケート」のテキスト分析結果から――
    山西 博之

第5章 関西大学バイリンガルエッセイコーパス (KUBEC) の可能性を探る
    ――分析のための下準備のプロセスとデータの概略――
    今尾 康裕

第6章 統語・形態素の習得を探る手段としての学習者コーパスの可能性
    浦野 研

第7章 バイリンガルエッセイコーパスに見るproblem(s)とのコロケーションの比喩表現と
    意味拡張
    鎌倉 義士

第8章 自由英作文におけるBecause誤用の分類とその原因の検討
    ――英日パラレルコーパスにおける英語文と日本語文の比較から――
    石原 知英

第9章 バイリンガルエッセイツールを活用したライティング教育
    ――母語を活かした英語力の育成――
    阿久津 純恵

第10章 学生の書く英語論証文の論理構造を探る
    ――分析的枠組みの援用・開発を目指して――
    山下 美朋

第3部【資料編】

資料1 基盤研究(B)研究計画調書
資料2 バイリンガルエッセイ投稿管理システム 使用説明書
資料3 バイリンガルエッセイ投稿管理システム 追加機能
資料4 教員用投稿管理インターフェース
資料5 エラータグエディタ 使用説明書
資料6 構造・論理タグエディタ 使用説明書
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街なかのタマシギ 

著者
中林光生 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
252 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2018年3月26日 
ISBN
ISBN978-4-86327-428-0 
Cコード
C0045 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
変わりゆく環境の中で衰亡していくタマシギに寄り添い見守り続けてきた著者が6年間の観察を記した、ナチュラリストの記録。
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まえがき

挿絵一覧

第1章 牛田のタマシギたち
―草むらの平穏な生活者―

 タマシギのすみか
 稲田のタマシギたち
 農作業とタマシギ

第2章 夜の暗がりとタマシギたち
―人工のプールを独占する雌がいた―

 夕方の集合
 喜びのダンス
 プールを作った
 プールを一羽の雌が独占した
 食べ物の偏在が独占を際立たせる
 夜中の雌を撮影
 リーダーと群れの関係
 プールを増やす
 タマシギの社会に順位があった
 にじり寄る雄が順位を確立した
 独占に雌の適応の跡をみた

第3章 タマシギたちの言葉
―草むらの声・体の動き―

 1 草むらの声
  1)音によるコミュニケーション
  2)グワウという基本になる声がある
  3)雄と雌はつぶやき合う
  4)威嚇となだめ
  5)雌は歌う
  6)雌はなぜ歌う
 2 体の動き
  1)防御の動作を多用する
  2)翼の動きに物言わせる
  3)尻の動きで語り合う
  4)首の動きに威嚇を込める
  5)交尾に伴う儀式がある

第4章 タマシギの男時・女時
―雄と雌は互いの立場をすり合わせる―

 1 牛田の雄と雌
  1)群れは活動場所をD田に移した
  2)雄と雌の役割は入れ代る
  3)雌が雄をさりげなく誘導する
  4)雌がつがいの形を受け入れ始める
  5)巣作りの気配を見せる
 2 中山で見たつがいのでき方
  1)中山の田んぼ
  2)名前をつけた三羽がいた
  3)一郎に変化が見えた
  4)二郎が一郎を苛み始める
  5)新たに一羽の雌が現れた
  6)巣作りは同時に進む
 3 そりの合わない雄と雌
  1)雌が入れ代る
  2)雌の長い辛抱の日々が続く
  3)変則的つがいについてのまとめ

第5章 タマシギたちの縄張り
―群れて生きるものたち―

 1 集合場所の雌たち
  1)雌の間で挨拶が交わされる
  2)雌たちが隠れていた力を見せた
 2 春先のもう一つの集合場所
 3 つがいが守る空間
  1)つがい同士が集まりたがる
  2)集まって巣を作りたがる
  3)軟弱な地面か仲間か
 4 「縄張り」は動いていく
  中山のつがいたちを振り返る

第6章 命をつなぐタマシギたち
―巣作り・抱卵・育雛―

 1 雄と雌が巣作りをする
  1)繁殖活動の気配が現れる
  2)巣作り始まる
 2 卵を抱くのは雄の正成
  1)抱卵を覗き見する若雌がいた
  2)お福が新たなつがい相手を見つけた
 3 雛を育てるのは雄の正成
  1)雛は早朝に巣を出た
  2)子別れの儀式がある
  3)雛たちの食べ物
 4 記憶に残る繁殖期の出来事
  1)道具を使う雌がいた
  2)産卵期のイザコザ
  3)子別れのもう一つの例
  4)見放された一羽の雛
  5)雛が混ざり合う

引用文献

あとがき

Contents

Summary

索引
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Japanese College Students’ Motivation for Reading English  

著者
林 千代 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
112 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2018年3月26日 
ISBN
ISBN978-4-86327-431-0 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
日本人大学生の英文読解に関する調査研究に基づき、英語でのリーディング・モチベーションにおける「内発的動機」と「自信」の重要性を説く。(英文)
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まえがき

CHAPTER 1 INTRODUCTION
  The Background of the Issue
  Statement of the Problem
  Purposes and Significance of the Study
  Theoretical Perspectives
  The Organization of the Book

CHAPTER 2 REVIEW OF THE LITERATURE
  Motivation Defined
  Theories of Motivation Applied to the L1 Reading Doman
    Expectancy-Value Theory
    Self-Efficacy Theory
    Self-Determination Theory
  Research on Motivation for L1 Reading
    The Background of the Research on L1 Reading Motivation
    Reading Motivation Defined
    Components of L1 Reading Motivation
    The Development of the Motivation for Reading
    Questionnaire
  The Relationship Between Reading Motivation and Reading Performance
  Children’s Reading Motivation, Reading Amount, and Text Comprehension
  Summary of L1 Reading Motivation Research

CHAPTER 3 L2 READING MOTIVATION RESEARH
  Research on Motivation for L2 Reading
  Summary of L2 Reading Motivation Research
  The Gaps in the Literature
  Purposes of the Study and Research Questions

CHAPTER 4 METHODS
  Participants
  Instrumentation
  The Reading Motivation Questionnaire
  Procedures
  Analysis
  Chapter Summary

CHAPTER 5 COMPONENTS OF L2 READING MOTIVATION
  Results
  The Relationships among the Factors
  Discussion
    Intrinsic and Extrinsic Motivations for L2 Reading
    Intrinsic Motivation for L2 Reading
      L2 Intrinsic
      Desire to Read
    Extrinsic Motivation for L2 Reading
      Instrumental
      Importance
      Recognition
      Compliance
    L2 Specific Factors
  Summary of the Findings

CHAPTER 6 L2 READING MOTIVATION MODEL
  L2 Reading Motivation Model
    Creating the L2 Reading Motivation Model
    Results
    Discussion
  Chapter Summary

CHAPTER 7 PEDAGOGICAL IMPLICATIONS
  Fostering Intrinsic Motivation for L2 Reading
  Instrumental Orientation for L2 Reading
  Self-Confidence in L2 Reading Ability
  Content-Based Reading Instruction for L2 Classrooms
  Concept Oriented Reading Instruction
  Chapter Summary

CHAPTER 8 CONCLUSION
  Summary of the Findings
  Limitations
  Suggestions for Future Research 85
  Final Conclusion

REFERENCES
APPENDIXES
  The Final L2 Reading Motivation Questionnaire (Japanese)
  The Final L2 Reading Motivation Questionnaire (English)
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The Structure of Defoe's Phrasal Verbs :An Exploration into Defoe's Language of Fiction

著者
村田和穂 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
328 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2018年3月26日 
ISBN
ISBN978-4-86327-426-6 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
「イギリス小説の父」とも称されるダニエル・デフォーの小説言語を分析。デフォーの鮮烈でリアルな描写の鍵を握る「句動詞」の構造を実証的に解明する。(英文)
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Introduction

Chapter 1: The Syntactic Structure of Intransitive Phrasal Verbs

 1.1 The Simple Pattern “Verb + Particle”
  1.1.1 Fronting of the Particle
 1.2 Adverbial Insertion: the “Verb + Adverbial + Particle” Pattern
 1.3 The Composite Pattern “Verb + -ing (Present Participle) + Particle”
 1.4 Towards a “Phrasal-prepositional Verb”: the Structure of “Verb + Particle + Preposition”
  1.4.1 The Use of Upon in Defoe’s fiction
  1.4.2 Idioms or Set Phrases
  1.4.3 Hybrid Formation
 1.5 Gerunds
  1.5.1 Groups with a Determiner
  1.5.2 Groups Lacking a Determiner
 1.6 Conversion of Intransitive Phrasal Verbs into Nouns (or Adjectives)

Chapter 2: The Syntactic Structure of Transitive Phrasal Verbs

 2.1 The Pattern “Verb + Particle + Object”(VPO)
  2.1.1 The Simple Pattern
  2.1.2 Phrasal Verbs as a Reporting Verb
 2.2 The Pattern “Verb + Object + Particle”(VOP)
  2.2.1 The Pattern “Verb + Personal Pronoun + Particle”
  2.2.2 The Pattern of “Verb + Reflexive Pronoun + Particle”
  2.2.3 The Pattern “Verb + Non-personal Pronouns + Particle”
  2.2.4 The Division of Object by the Particle: As Special Cases of the VOP Pattern
 2.3 The Fronting of the Particle: the Pattern “Particle (+ Subject) + Verb + Object”(PVO)
 2.4 The Pattern “Object (+ Subject or To) + Verb + Particle”(OVP)
  2.4.1 The OVP in the Main Clause
  2.4.2 The OVP in the Subordinate Relative Clause
  2.4.3 The OVP in the To-Infinitive Construction
 2.5 The Pattern of “Verb + (Indirect) Object + Particle + (Direct) Object”(VOPO)
  2.5.1 The VOPO Pattern
  2.5.2 Additional Patterns: VOOP, VPOO and OVOP
 2.6 Passive Construction
  2.6.1 With Be-Verbs
  2.6.2 The Passive Progressive
  2.6.3 Without Be-Verbs
  2.6.4 Adjectival Use
 2.7 Gerunds
  2.7.1 The VPO Pattern
  2.7.2 The VOP Pattern
  2.7.3 The OVP Pattern
  2.7.4 Passive Construction
  2.7.5 The Pattern Distribution in the Gerund Construction: Statistical Summary
 2.8 Adverbial Insertion: the “VP [adv] O” and “VO [adv] P” Patterns
  2.8.1 The “VP [adv] O” Pattern
  2.8.2 The “VO [adv] P” Pattern and the “V [adv] P” Pattern
 2.9 The Composite Pattern of “V and VPO” or “V and VOP”
 2.10 Distribution of Syntactic Patterns in Transitive Phrasal Verbs
  2.10.1 Choice between VPO and VOP

Chapter 3: Semantic and Stylistic Analysis of Phrasal Verbs: Six Aspects

 3.1 Coordinated Use with Other Verbs: the “A and B (and C . . .)” Pattern
  3.1.1 Cohesive Relation in the “A and B” Coordination
  3.1.2 Synonymous Relation in the “A and B” Coordination
  3.1.3 Coordinated with Words or Phrases of Different Word Class
 3.2 Inversion and Particle Fronting for Stylistic Effect
 3.3 The Function of Particles in Psychological Contexts
  3.3.1 The Function of Particles in Intransitive Phrasal Verbs
  3.3.2 The Function of Particles in Transitive Phrasal Verbs
  3.3.3 Orientational Metaphors: Down and Up
 3.4 Descriptions of the Sea: With Special Reference to Nautical Terms
  3.4.1 Descriptions of Navigation
  3.4.2 Descriptions of Scenery
  3.4.3 The Role of Absolute Participial Construction
 3.5 The “Redundant” Use of Particles
 3.6 Repetition and Synonym: the Case of Shut Up
  3.6.1 Repetition of Shut Up
  3.6.2 Synonyms for Shut Up

Conclusion

References

Appendix
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中学校対象 中学校国語科学習指導の創造 ―学校図書館と学習者を結んで―

著者
伊木 洋 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
288 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2018年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-424-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
学習者一人一人をすぐれた言語生活者として育成し、社会的存在としてことばを使って幸せに生きる力を育てたいという願いに基づき、国語単元学習の理念を生かして取り組んだ実践の記録。
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まえがき      広島大学名誉教授・安田女子大学教授 田中宏幸

Ⅰ 国語学習記録指導の実際

  はじめに
  一 国語学習記録の意義と価値
  二 国語学習記録指導の内容と方法
  三 国語学習記録指導の実際
  四 成果と今後の課題
  おわりに

Ⅱ 学習のてびきを生かして話し合う
   ―単元 台本による話し合い 家族について考える―

  はじめに
  一 単元をはじめるまで
  二 学習指導の実際
  三 成果と今後の課題
  おわりに

Ⅲ 「うた」に託して思いを伝える
   ―単元 俳句を楽しむ この一句をあの人に―

  はじめに
  一 単元をはじめるまで
  二 学習指導の実際
  三 成果と今後の課題
  おわりに

Ⅳ 公共図書館と学習者をつなぐ
   ―単元 アンソロジーを編む わたしの詩集―

  はじめに
  一 単元をはじめるまで
  二 学習指導の実際
  三 成果と今後の課題
  おわりに

Ⅴ 図書館資料と学習者を結ぶ
   ―単元 体験記録を書く 鳥取県西部地震を風化させないために―

  はじめに
  一 単元をはじめるまで
  二 学習指導の実際
  三 成果と今後の課題
  おわりに

Ⅵ 世界へのまなざしを育てる
   ―単元 フォトストーリーを書く 伝え合おう 世界の子どもたちのことを―

  はじめに
  一 単元をはじめるまで
  二 学習指導の実際
  三 成果と今後の課題
  おわりに

Ⅶ 言語文化への関心を深める
  ―単元 和歌を受け継ぐ 万葉集・古今和歌集・新古今和歌集―

  はじめに
  一 単元をはじめるまで
  二 学習指導の実際
  三 成果と今後の課題
  おわりに

あとがき

(巻末に寄せて      元鳴門教育大学教授 橋本暢夫)

初出一覧

索引
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〈まなざし〉の教育学 

著者
中村麻由子 
シリーズ
 
助成
2017年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
256 
定価
4,620円 (本体4,200円 )
発行日
2018年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-429-7 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
教師が子どもに向けるまなざしは、個々の子どもの自己形成のみならず、教室の子ども同士の態度やまなざしにも大きな作用を生む。モノサシをあてがい資質や能力を計測するような支配的なまなざしが浸透する状況下で、子どもの苦しみの底にある葛藤や願望に目を向けた教育の可能性を探る。
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序章
 第1節 問題意識
 第2節 まなざしと見るということ
 第3節 先行研究の検討―おとなが子どもを見ることに関する理論的研究の意義と限界
 第4節 課題設定と研究の方法
 第5節 本書の構成

第Ⅰ部 教師が子どもを共感的・ケアリング的に見るということ
    ―ロングスパンのおとなと子どもの関係的出来事としてのまなざしの練り上げ―


第1章 おとなが子どもを共感的・ケアリング的に見るということ
 第1節 教師と子どものあいだに生起する共感関係とそれぞれの人格形成
 第2節 子どもの経験の再構成を見つめなおすおとなの共感的理解
 第3節 おとなと子どものケアリング関係の生成におけるおとなのまなざしの質的変容
 第4節 おとなが子どもを共感的・ケアリング的に見るということ

第2章 教師の共感的・ケアリング的なまなざしの練り上げのプロセス
 第1節 実践事例の特徴と考察の視点
 第2節 教師の共感的・ケアリング的なまなざしの連続的な再構成
 第3節 教師の共感的・ケアリング的なまなざしの多角的な再構成

第Ⅰ部をふりかえって

第Ⅱ部 子どもを見るということの文化的・政治的な意味
    ―まなざしの媒介作用が生み出す権力作用や再編作用に着目して―


第3章 まなざしの媒介作用、まなざしの権力作用、まなざしの再編作用
 第1節 まなざしの媒介作用に着目する諸理論
 第2節 まなざしの権力作用、まなざしの再編作用

第4章 現代社会における支配的なまなざしとの向かい合い
 第1節 クリティカル・ペダゴジーにおける支配的なまなざしとの向かい合い
 第2節 ナラティヴ・セラピーにおける支配的なまなざしとの向かい合い
 第3節 日本における支配的なまなざしとの向かい合い

第5章 学校というトポスにおけるまなざしの諸連関
 第1節 学校という場の内側のまなざしの作用連関
 第2節 学校におけるまなざしの作用連関と社会におけるまなざしの作用連関

第6章 文化的・政治的実践の媒介としての教師の共感的・ケアリング的なまなざし
 第1節 実践事例の選択の理由と検討の方法
 第2節 子どもの支配的なまなざしの内面化の過程とその底にある行為主体性を探る
     教師たちの共感的・ケアリング的なまなざし
 第3節 教室で教師がひとりの子どもに共感的・ケアリング的なまなざしを向けること
     の意味の広がりと深まり
 第4節 教室という場における文化的再編成を支える教師のまなざし

第Ⅱ部をふりかえって

第Ⅲ部 共感的・ケアリング的なまなざしを土台にした学校の教育実践の再編成

第7章 ノディングスにおける学校教育へのケアリングの位置づけ
 第1節 学校および教職におけるケアリングの位置づけ
 第2節 ノディングスが示すケアリングの本質
 第3節 ノディングスによるケアリングを土台にした学校教育の再編の構想

第8章 ケアリングを土台にした教師の実践知研究

第9章 学校における共感的・ケアリング的なまなざしを土台にした教育実践の再編
 第1節 教室を中心とした教師と子どもたちや保護者たちのまなざしの再編の場面
 第2節 教師たちの実践知が交流され共有される共同探求の場面

第Ⅲ部をふりかえって

終章
 第1節 総合考察
 第2節 今後の課題
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「関係概念」に基づく古典教育の研究 ―古典教育活性化のための基礎論として―

著者
渡辺春美 
シリーズ
 
助成
2017年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
424 
定価
5,720円 (本体5,200円 )
発行日
2018年2月28日 
ISBN
ISBN978-4-86327-423-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈古文・古典教育〉
 
内容
古典教育の活性化を求め、新たに構想することを目的に、カリキュラムの編成と古典教育の構想について多角的・具体的に考究する。
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まえがき


序 章
 
 第1節 研究の目的と方法
  第1項 研究の目的
  第2項 研究の意義
 第2節 研究の課題と方法
  第1項 研究の課題と方法
  第2項 論文の概要

第1章 古典教育論の展開―「典型概念」から「関係概念」に基づく古典教育へ―

 第1節 「典型概念」に基づく古典教育論
  第1項 読解重視の古典教育論
  第2項 文学経験重視の古典教育論
 第2節 「典型概念」を相対化する古典教育論
 第3節 「関係概念」に基づく古典教育論
  第1項 関係認識・変革の古典教育論
  第2項 「関係概念」に基づく古典教育論
 第4節 「典型概念」から「関係概念」への移行―昭和40年代の古典教育論を中心に
  第1項 昭和40年代の「典型概念」に基づく古典教育論
  第2項 昭和40年代の「関係概念」に基づく古典教育論
  第3項 古典教育論の検討
 第5節 「関係概念」に基づく古典教育の可能性
  第1項 「関係概念」に基づく古典教育を支える理論状況
  第2項 関係概念に基づく古典教育の可能性

第2章 「関係概念」に基づく古典教育の基礎

 第1節 「関係概念」に基づく古典教育の目標
  第1項 「関係概念」に基づく古典教育の目標観
  第2項 「関係概念」に基づく古典教育の目標設定
 第2節 古典を読む力の把握
  第1項 形象理論に基づく読む力
  第2項 読解の三段階法における読む力
  第3項 古典の読解力
  第4項 文芸学による読む力
  第5項 言説論に基づく読む力
 第3節 「関係概念」に基づく古典を読む力の措定
  第1項 「関係概念」に基づく古典を読む力の観点
  第2項 「関係概念」に基づく古典を読む力の措定
 第4節 「関係概念」に基づく古典教育方法の基底
  第1項 「関係概念」に基づく古典教育の構想
  第2項「関係概念」に基づく古典教育方法の基底
 第5節 内化を求める古典の読みの過程
  第1項 読みの過程論
  第2項 内化に至る読みの過程
  第3項 内化を目指す古典教育の構造

第3章 古典教育史における学習者の定位

 第1節 戦後古典教育史における学習者の定位
  第1項 学習者の定位と古典教育方法の模索
  第2項 学習者を主体とする古典教育方法の追究
  第3項 学習者を主体とする古典教育の創成
  第4項 学習者を主体とする古典教育の展開
 第2節 古典教育の構造における学習者の定位
  第1項 経験主義単元学習における学習者の定位
  第2項 主題単元学習における学習者の定位
 第3節 学習者の主体的学び―問題意識喚起の古典教育
  第1項 問題意識への着目動向
  第2項 問題意識の意味と機能
  第3項 「民族教育としての古典教育」(荒木繁)の授業構造
  第4項 問題意識喚起による古典教育の構造

第4章 古典の教材研究と開発・選定・編成

 第1節 古典教材研究方法史
  第1項 戦後における教材研究の展開
  第2項 古典教材の研究方法
 第2節 古典教材化の視点と開発・編成の実際
  第1項 先験的価値に基づく古典教材化
  第2項 文学史の再構築のための古典教材化
  第3項 興味・関心・問題意識を重視した古典教材化
  第4項 主題に基づく古典教材化
  第5項 世界的視野に基づく古典教材化
 第3節 「関係概念」に基づく古典教材開発
  第1項 教材開発の観点
  第2項 教材開発の実際

第5章 古典教育実践の検討―「関係概念」に基づく古典教育の観点から―

 第1節 問題意識に基づく主題単元学習
  第1項 主題単元学習論の追究
  第2項 主題単元学習の実際
 第2節 学力育成を目指す古典教育
  第1項 国語教育観
  第2項 古典教育の実際
 第3節 文学体験重視の古典単元学習
  第1項 古典教育観
  第2項 古典教育の実際
 第4節 複合的対話による古典単元学習
  第1項 古典教育観
  第2項 古典単元学習の実際
 第5節 学びの「場」の創造

第6章 「関係概念」に基づく高等学校古典教育の構想

 第1節 「関係概念」に基づく古典教育の方法
  第1項 古典教育観
  第2項 高等学校における古典を読む力の系統化
  第3項 学習者の主体的学び―問題意識喚起の古典教育
  第4項 主題に基づく古典教材の開発・選定・編成
  第5項 古典教育の基本モデル
 第2節 古典教育カリキュラムの構想
 第3節 第1学年の古典教育の構想
  第1項 『伊勢物語』の教材研究
  第2項 指導計画
 第4節 第2学年の古典教育の構想
  第1項 方丈記』・『徒然草』の教材研究
  第2項 指導計画
 第5節 第3学年の古典教育の構想
  第1項 『大鏡』の教材研究
  第2項 指導計画
 第6節 古典教育の構想のまとめ

結 章 研究の総括と成果

 第1節 研究の総括
 第2節 研究の成果

参考文献
 1 書籍
 2 論文

あとがき
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境目・広島県の古墳文化 ―前方後円墳が語る地域史―

著者
脇坂光彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
144 
定価
1,485円 (本体1,350円 )
発行日
2018年1月22日 
ISBN
ISBN978-4-86327-422-8 
Cコード
C0020 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本 一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
広島県の古墳文化が、"交通・交流の境目"という基軸によってどのように形成されていったのか、古墳の実態や地域色から考察、探究する。
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【品切】
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はじめに

巻頭図版
 三ッ城古墳 墳丘の全景

第1章 広島県の地理・歴史的環境
  1 境目の広島県
  2 古墳時代以前の地域文化
    (1)県南部の動向
    (2)県北部(江の川支流域)の動向
    (3)弥生時代の三地域文化

第2章 前方後円墳の時代
  1 前方後円墳の分布と地域性
    (1)分布域の傾向
    (2)築造時期の傾向
  2 広島県の三大前方後円墳

第3章 甲立古墳の造営
  1 古墳の位置と環境
  2 発掘調査の成果
    (1)墳丘の特色
    (2)後円部墳頂(頂部平坦面)の発掘
  3 発掘調査内容の評価
  4 4世紀後半の各地域の主な前方後円墳
  5 甲立古墳の地理的環境
  6 石見地域西部の古墳と特徴
  7 甲立古墳造営の背景・被葬者像
  8 甲立古墳の整備・活用

第4章 三ッ城古墳の造営
  1 三ッ城公園として復元・整備
  2 発掘調査によって確認された内容
  3 三ッ城古墳造営の前段階
    (1)西条盆地東部の前期古墳
    (2)丸山神社1号古墳の実態と築造意義
    (3)西条盆地の中期古墳
  4 造営の歴史的背景と被葬者像
    (1)被葬者像を探る要点
    (2)墳丘の形態が示す意味
    (3)歴史的背景を探る地域の動向

第5章 いわゆる帆立貝形古墳の造営
  1 帆立貝形古墳の墳形と呼称
  2 広島県のいわゆる帆立貝形古墳
    (1)造出し付円墳の実態
    (2)造出し付円墳と大型円墳との関係
  3 三次地域の前方後円墳の動向
  4 馬洗川中・下流域における前・中期古墳の動向
    (1)首長墓の形態
    (2)「中期群集墳」の様相と造営の背景
    (3)中期の地域の動向

第6章 二子塚古墳の造営
  1 発掘調査による新事実の確認
  2 特記事項の整理
  3 横穴式石室の評価
  4 運ばれてきた竜山石製石棺
  5 双龍環頭柄頭大刀の副葬
  6 吉備品治国の王(国造)墓
  7 二子塚古墳造営の契機
    (1)山の神古墳の特徴
    (2)服部川流域と屯倉

第7章 終末期古墳の造営
  1 終末期古墳とは
  2 いわゆる畿内の様相
  3 山陽道を中心とした終末期古墳
  4 広島県の終末期古墳
    (1)発掘調査・測量報告小史
    (2)県内全体の分布状況
    (3)芦田川下流域の主体部の形態・特色
    (4)芦田川下流域に集中する横口式石槨墳
    (5)沼田川下流域の終末期古墳

あとがき
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すべての子どもに本との出会いを POD版

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著者
正井さゆり[広島県立図書館監修] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
288 
定価
2,970円 (本体2,700円 )
発行日
2017年12月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-421-1 
Cコード
C0037 
ジャンル
教育
 
内容
広島県立図書館による「子どもの自主的な読書」への支援活動の実践報告集。特に外部からの働きかけに慎重を要する児童自立支援施設、児童相談所矯正施設等の子どもに配慮した準備・実践・手法など具体的な活動内容を記す。書評
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はじめに

第1部 広島県立図書館の実践
 第1章 はじめに
  第1節 本取組みの背景
  第2節 広島県立図書館について
 第2章 各施設への読書活動支援の実践例
  第1節 広島県立広島学園
   一 初めての訪問からおはなし会まで
   二 お薦め本のポップ作り授業
  第2節 東部こども家庭センター一時保護所
   一 おはなし会を行うことになったきっかけ
  二 ボランティアによるおはなし会
  第3節 西部こども家庭センター一時保護所
   一 西部こども家庭センターでもおはなし会を!
    二 「おはなしのたね」としての活動
   第3節ー2 こども家庭センターで活動するボランティアの情報交換会
  第4節 貴船原少女苑
   一 連携の始まりからブックトークの実施まで
   二 ブックトーク,親子参加型授業「読書会」,保護者向けの講話
   三 【考察1】 ブックトークによる読書意欲の高まりと自分自身の振返り
   四 【考察2】 読書会による自分と家族に関する気付
  第5節 広島少年鑑別所
   一 職員が行う絵本の読み聞かせに関する相談
   二 職員との情報交換
   三 少年へのブックトークと講話
  第6節 広島少年院
   一 職員への情報提供
   二 初めての図書の貸出しから図書館見学まで
 第3章 取組みを広げるために
  第1節 平成24年度全国公共図書館児童・青少年部門研究集会
  第2節 雑誌等への掲載
 第4章 読書活動ボランティアの立場から
   1 ひろしま子どもの読書活動団体等ネットワーク協議会代表幹事
   2 東部こども家庭センター読書ボランティア代表
   3 西部こども家庭センター「おはなしのたね」代表
   4 前広島県子どもの読書連絡会会長
※ コラム ボランティアとの連携

第2部 読書活動の支援を行う際の留意点
 第1章 施設と連携する際に配慮したいこと
  第1節 図書館の在り方
  第2節 施設への理解とニーズに沿った支援
  第3節 取組みを継続していくために
  第4節 子供への理解と対応
  第3節 ボランティアとの連携
  第6節 取組みについての報告等
 第2章 読書活動支援のポイント
   1 「図書室」についての助言
   2 図書に関する情報提供
   3 団体貸出し
   4 図書の譲与
   5 レファレンス(調査・相談)
   6 おはなし会
   7 施設の職員が行う読み聞かせについての支援
   8 お薦め本のポップ作り
   9 ブックトーク
   10 読書会
   11 読書や図書館の利用に関する質問タイム
  12 図書館見学
   13 保護者を対象とした読書に関する講演
 第3章 今後の取組みに向けて
  第1節 各施設への支援と期待される成果
  第2節 読書行事を体験することの意味(仮説)
  第3節 課題と今後の展望

  結び
    資料
  A  お薦め本のポップ作り配布資料(広島学園実施)
  B 西部こども家庭センター「おはなしのたね」会則抜粋
  C 読書会シート(貴船原少女苑実施)

  参考文献
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高校国語教師個体史 

著者
野宗睦夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
274 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2018年1月19日 
ISBN
ISBN978-4-86327-412-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
教育〈教育エッセイ・記録〉 国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
昭和25年に高校の教諭に就任後、国語科学習指導の実践を重ね、時代と共に変化する教育現場の中で教師として歩んできた著者の、34年間の記録。書評
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一 広島尾道東高等学校(1950年4月-1961年3月)
 1 20歳の新成人新米教師(昭和25年度:1950年4月-1951年3月)
 2 迷いつつも(昭和26年度:1951年4月-1952年3月)
 3 生徒は卒業した(昭和27年度:1952年4月-1953年3月)
 4 学習指導の記録を(昭和28年度:1953年4月-1954年3月)
 5 実践者としての自覚が(昭和29年度:1954年4月-1955年3月)
 6 学習指導記録三年目(昭和30年度:1955年4月-1956年3月)
 7 実践者としての歩みが(昭和31年度:1956年4月-1957年3月)
 8 三つの実践報告(昭和32年度:1957年4月-1958年3月)
 9 新たな踏みだし(昭和33年度:1958年4月-1959年3月)
 10 オルゴールが(昭和34年度:1959年4月-1960年3月)
 11 さらば青春(昭和35年度:1960年4月-1961年3月)

二 広島県立三原高等学校(1961年4月-1962年3月)
 12 所変われば(昭和36年度:1961年4月-1962年3月)
 13 初心に帰る思い(昭和37年度:1962年4月-1963年3月)
 14 親分の強気気力(昭和38年度:1963年4月-1964年3月)
 15 実践報告集の出版(昭和39年度:1964年4月-1965年3月)
 16 忙殺の瀬戸を渡る(昭和40年度:1965年4月-1966年3月)
 17 うねる沖つ波が(昭和41年度:1966年4月-1967年3月)
 18 波にゆさぶられ(昭和42年度:1967年4月-1968年3月)
 19 変革の渦中で(昭和43年度:1968年4月-1969年3月)
 20 もう一度青春が(昭和44年度:1969年4月-1970年3月)
 21 変幻する春(昭和45年度:1970年4月-1971年3月)
 22 悲しみのかげ(昭和46年度:1971年4月-1972年3月)
 23 しばしもやまずに(昭和47年度:1972年4月-1973年3月)
 24 本邦初公開「野宗睦夫伝」(昭和48年度:1973年4月-1974年3月)
 25 去り行く者の(昭和49年度:1974年4月-1975年3月)

三 広島県立福山誠之館高等学校
 26 母校とはいうけれど(昭和50年度:1975年4月-1976年3月)
 27 伝統くずしの槌音が(昭和51年度:1976年4月-1977年3月)
 28 至福の帽子(昭和52年度:1977年4月-1978年3月)
 29 誠之館分会冬景色(昭和53年度:1978年4月-1979年3月)
 30 嵐は過ぎたが(昭和54年度:1979年4月-1980年3月)
 31 菊に包まれ(昭和55年度:1980年4月-1981年3月)
 32 思いもしないことが(昭和56年度:1981年4月-1982年3月)
 33 縁の下の舞(昭和57年度:1982年4月-1983年3月)
 34 裏切り(昭和58年度:1983年4月-1984年3月)
 35 われこそ実験者(昭和59年度:1984年4月-1985年3月)
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笑いの攻撃性と社会的笑いの発達 

著者
伊藤理絵/日本笑い学会賞佳作受賞 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
3,520円 (本体3,200円 )
発行日
2017年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-409-9 
Cコード
C3011 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
人に向けた笑いの発達を攻撃性の観点から検討することで、人間の笑いを親和性・攻撃性の両面から捉え、その意義と今後の課題を示す。

日本笑い学会賞佳作受賞(→賞状画像)。

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序論
 1.笑いの親和性と攻撃性
 2.なぜ、笑いの攻撃性に焦点を当てるのか
 3.本書における笑いの定義
 4.本書の目的と構成

【第Ⅰ部 笑いとは何か】

第1章 笑いの理論:笑いはどのように語られてきたか
 1.1 笑いを両面(親和・攻撃)から捉える意義
 1.2 笑いの理論と笑いの攻撃性
 1.2.1 優越感情理論と笑いの攻撃性
 1.2.2 不適合理論と笑いの攻撃性
 1.2.3 覚醒理論および放出理論と笑いの攻撃性
 1.2.4 本研究の立場

第2章 社会的笑いの発達
 2.1 乳児期における笑いの発達
 2.2 幼児期における笑いの発達
 2.3 児童期以降の笑いの発達
 2.4 社会的笑いの構成要素

【第Ⅱ部 幼児期における笑いの攻撃性】

第3章 幼児期に見られる笑い
 3.1 目的
 3.2 観察1(幼児期にみられる笑いの分類)
 3.2.1 目的
 3.2.2 方法
 3.2.3 結果
 3.2.4 考察
 3.3 観察2(笑いの頻度差による笑いの種類の検討)
 3.3.1 目的
 3.3.2 方法
 3.3.3 結果
 3.3.4 考察
 3.4 総合考察

第4章 幼児期に見られる攻撃的笑い
 4.1 観察3(攻撃行動に伴う幼児の笑い)
 4.1.1 目的
 4.1.2 方法
 4.1.3 結果
 4.1.4 考察
 4.2 観察4(幼児の笑いの攻撃性)
 4.2.1 目的
 4.2.2 方法
 4.2.3 結果
 4.2.4 考察
 4.3 総合考察

第5章 大人に受け入れられない幼児の笑い(観察5)
 5.1 目的
 5.2 方法
 5.3 結果と考察
 5.4 今後の課題

【第Ⅲ部 笑いの不愉快さを語る】

第6章 幼児は笑いの不愉快さを説明できるのか
 6.1 目的
 6.2 方法
 6.3 結果
 6.4 考察

第7章 笑いの不愉快さの経験と「笑い」のイメージ
 7.1 「笑い」のイメージのカテゴリー化
 7.1.1 目的と方法
 7.1.2 結果
 7.2 「笑い」のイメージと不快な笑いの経験との関係
 7.2.1 目的
 7.2.2 方法
 7.2.3 結果
 7.2.4 考察

第8章 不愉快な笑いは不愉快か:笑いの攻撃性のポジティブな働き
 8.1 目的
 8.2 方法
 8.3 結果
 8.4 考察

第9章 結論:笑いの攻撃性がもたらすもの
 9.1 総括と成果
 9.2 今後の課題

あとがき

文献
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しんじゅがい  講演・講話・講義集

著者
藤原凡人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
240 
定価
1,018円 (本体926円 )
発行日
2017年12月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-419-8 
Cコード
C0037 
ジャンル
教育〈教育エッセイ・記録〉 一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
生前、八百回余りの講演、講義を行ってきた著者が遺した録音テープの中から、教職員研修会での講話、保護者や地域の皆様への講演、大学生への講義、6年生への送る言葉の4章9編を文字におこし編集。ユーモアを交え、やさしい笑顔で語りかけた著者の声を一冊に集約。
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はじめに

1 .教職員研修会での講話
 学童期の人間関係
 平成14年度 学校経営方針
 西部地区教頭研修会

2 .保護者や地域の皆様への講演
 みんなで育てよう地域の子
 子どもが育つ土壌づくり
 教育に思う
 6 年生の保護者への講話

3 .大学生への講義
 「初等理科教育」講義

4 . 6 年生への送る言葉
 6 年生のみなさんへ

おわりに
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中国地方における鉄穴流しによる地形環境変貌 POD版

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著者
貞方 昇 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
452 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2017年12月6日 
ISBN
ISBN978-4-86327-416-7 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・民俗
 
内容
大正期まで長く行なわれたタタラ製鉄のための鉄穴流しによって生じた地形環境の変貌を実証的に調査・究明。各種図版・地図により具体的な全体像を描き出す。
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まえがき

図・表・写真題目一覧

序論

1.研究の目的、視点、枠組みとその意義

 1.研究の目的
 2.研究の立場、枠組み
  1)自然環境論的立場
  2)鉄穴流しによる地形改変研究の枠組み
  3)研究の意義と特色
 注・文献

2.従来の研究

 1.鉄穴および鉄穴流しの始期とその変遷
 2.明治期以後の鉄穴流しの方法についての記録
 3.鉄穴流しによる地形改変に関する従来の研究
 注・文献

3.研究方法

 1.山地流域の地形改変についての研究方法
  1)跡地分布に関する文献調査
  2)空中写真の判読による鉄穴流し跡地区分予察図の作成
  3)地形測量を含む現地調査
  4)鉄穴流し跡地面積の計測と土量算定
 2. 平野部の地形変化についての研究方法
  1)平野の新田開発、洪水の概観を得るための文献調査
  2)空中写真判読による平野地形分類予察図の作成
  3)簡易試錐による堆積物の採取と分析
  4)既存試錐資料の収集と鉄穴流しに由来する物質の土量算定
 注・文献


本論 A. 中国山地における鉄穴流しによる地形改変

1.斐伊川・神戸川・飯梨川流域の鉄穴流しによる地形改変

 1.地域の概観
 2.鉄穴流し跡地の地形的特徴
  1)鉄穴流しと微地形
  2)鉄穴流し跡地の地形と採掘土厚
   (1)山頂緩斜面上の鉄穴流し跡地一仁多郡三成町雑家鉄穴跡
   (2)山腹斜面上の鉄穴流し跡地一仁多郡横田町大呂桂谷鉄穴跡
   (3)山麓緩斜面上の鉄穴流し跡地 1 仁多郡横田町稲原
   (4)山麓緩斜面上の鉄穴流し跡地 2 一能義郡広瀬町西比回
 3. 鉄穴流し跡地の分布と面積
  1)鉄穴流し跡地の分布
  2)鉄穴流し跡地の面積
 4.鉄穴流しによる廃土量の算定
 5.小括
 注・文献

2.日野川流域の鉄穴流しによる地形改変

 1.地域の自然概観と鉄穴の所在日
 2.鉄穴流し跡地の地形と採掘土厚
  1)山頂緩斜面上の鉄穴流し跡地 l 一日南町上菅捌谷鉄穴跡地
  2)山頂緩斜面上の鉄穴流し跡地 2 一日南町印賀宿道ノ子鉄穴跡地
  3)分離丘陵上の鉄穴流し跡地一日南町茶屋大内谷
 3.鉄穴流し跡地の分布とその特色
  1)鉄穴流し跡地の分布
  2)鉄穴流し分布の自然的条件
 4.鉄穴流しによる廃土量の検討
 5.小括
 注・文献

3.高梁川流域の鉄穴流しによる地形改変

 1.地域の自然概観と鉄穴の所在日
 2.鉄穴流し跡地の地形的特徴と採掘土厚
  1)山腹緩斜面上の鉄穴流し跡地一東城町小奴可持丸、二斗五升鉄穴跡地
  2)山麓緩斜面上の鉄穴流し跡地一東城町小奴可栃木地区の鉄穴跡
 3.鉄穴流し跡地の分布と面積
 4.地形学的方法よりみた廃土量
 5.小括
 注・文献

4.江川流域の鉄穴流しによる地形改変

 1.地域の自然概観
 2.文献からみた鉄穴の所在日
 3.鉄穴流し跡地の地形的特徴
  1)山腹緩斜面上の跡地一比和町森脇上八川山
  2)山麓緩斜面・分離丘陵上の跡地一石見町中野
 4.鉄穴流し跡地の分布と面積
 5.鉄穴流しによる廃土量の推定
 6.小括
 注・文献

5.中国山地における鉄穴流しによる地形改変についてのまとめ

 1.鉄穴流し跡地の地形的特徴
 2.鉄穴流し跡地の分布とその自然的条件
  1)鉄穴流し跡地と地質的条件の対応
  2)鉄穴流し跡地と侵食小起伏面の対応
  3)鉄穴流し跡地と水利条件
 3.平均採掘土厚と廃土量
 4.鉄穴流し跡地の土地利用
 5.まとめ
 注・文献


本論 B. 中園地方臨海平野における鉄穴流しの影響

1.弓が浜半島における鉄穴流しの影響

 1.地域の自然概観
 2.現海浜と三浜堤群の表層堆積物の特徴
  1)現海浜の堆積物
  2)外浜の堆積物
  3)中浜の堆積物
  4)内浜の堆積物
 3.外浜堆積物の構造
  1)外浜堆積物の区分
  2)外浜堆積物の地域的変化
 4.浜堤形成に関与した鉄穴流し堆積物の役割と土量
  1)外浜の形成過程
   (1)岩石・鉱物組成にみる外浜の特異性
   (2)外浜の形成
  2)鉄穴流しと関係する堆積物の土量
   (1)火山岩類片の割合をもとにした評価
   (2)外浜堆積物の土量
 5.小括
 注・文献

2.江津平野における鉄穴流しの影響

 1.地域の自然概観
 2.平野堆積物の特徴
  1)江津海岸平野の堆積物の分析結果
  2)自然堤防堆積物の分析結果
 3.地形形成への鉄穴流しの影響とその土量
  1)鉄穴流しの影響
  2)海岸平野における鉄穴流しによる廃土の土量
 4.小括
 注・文献

3.岡山平野西部における鉄穴流しの影響

 1.地域の自然概観
 2.干拓・洪水の歴史
 3.地形と堆積物の特徴
  1)微地形構成
  2)堆積物の特徴
 4.沖積平野形成に関与した鉄穴流し堆積物の役割と土量
  1)鉄穴流しに関連する堆積物の分布
  2)沖積平野の地下構造にみる花闘岩類卓越堆積物と地形形成
  3)土量評価
 5.小括
 注・文献

4.出雲平野における鉄穴流しの影響

 1.地域の自然概観
 2.平野拡大の経緯と洪水
 3.平野の微地形と堆積物の特徴
  1)微地形構成
  2)平野堆積物の特徴
   (1)扇状地下の沖積層堆積物
   (2)平野東部の堆積物
   (3)平野西部の堆積物
 4.鉄穴流し関連堆積物の平野形成への影響とその土量
  1)平野形成への影響
   (1)地形環境変遷への鉄穴流し関連堆積物の位置づけ
   (2)地形形成に果たした鉄穴流しによる廃土の意義
   (3)鉄穴流し関連堆積物の土厚と土量
 5.小括
 注・文献

5.中園地方の臨海平野における鉄穴流しの影響についてのまとめ

 1.問題点の所在
 2.臨海平野の微地形構成
 3.歴史的にみた海岸線変化
 4.堆積物にみる鉄穴流しの影響
  1)浜堤の堆積物における鉄穴流しの影響
  2)三角州、干拓地の堆積物における鉄穴流しの影響
 5.鉄穴流しに由来する堆積物の土量
 6.まとめ
 注・文献

結論

 1.研究の立場と方法論
 2.鉄穴流しによる地形改変の実態と自然的な条件
 3.主要河川流域における鉄穴流しによる地形環境の変化
 4.結語
 文献

あとがき

英文要旨

索引

付属資料1:中園地方の砂鉄採取場
付属資料2:鉄穴流し跡地区分図
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国語科指導法の理論と実践 ――〈消失点〉と〈文学サウンドマップ〉を起点に―― 

著者
大國眞希 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
232 
定価
2,530円 (本体2,300円 )
発行日
2017年12月6日 
ISBN
ISBN978-4-86327-413-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
空間性や色彩、光、音などの概念を取り入れ、「消失点」と「サウンドマップ」を活用した、高等学校国語科における文学の読みの授業実践。
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はじめに

第一章 文学教材における小説空間を考える
 一.小説空間と〈消失点〉
 二.国語教室のなかでの〈消失点〉
 三.授業展開例―「あとかくしの雪」を題材に―


第二章 〈消失点〉を利用した授業実践①――金子みすゞ「いい眼」――
 一.文学教材と〈消失点〉
 二.金子みすゞの「いい眼」を読む
 三.「鳩の眼」を〈消失点〉として「いい眼」を読む
 四.学習者の反応

第三章 〈消失点〉を利用した指導法②――木下順二「あとかくしの雪」――
 一.物語の構造から読む
 二.学習者たちは何を〈消失点〉と考えたか
 三.「雪」という語句と「雪」という語句がつくりあげる世界の語感
 四.「貧乏」と「なんともかとも貧乏」の相違
 五.感覚を生かして〈消失点〉を探す
 六.〈消失点〉を基にして物語を再構築する
 七.発展学習として結末の二行を考えてみる

第四章 〈消失点〉を利用した指導法③――村上春樹「1963/1982のイパネマ娘」――
 一.学生たちは何を〈消失点〉として挙げたか
 二.個性的な読みの根拠として本文
 三.学生たちの〈消失点〉の根拠、あるいは学生は本文をどのように味わったのか
 四.形而上学的な深淵と〈消失点〉
 五.水平線とエクリチュール

第五章 〈消失点〉を利用した指導法④――映画「マトリックス」――
 一. デカルトの疑いと「仮想現実」
 二.映像での繰り返しと詩のリフレイン
 三.細部の映像が結びあうイメージの韻
 四.「救世主」の物語と〈消失点〉
 五.学生たちはどのようなものを〈消失点〉を考えたか
 六.色彩からのアプローチ――「赤」という〈消失点〉
 七.三つの世界と〈消失点〉としての「ザイオン」
 八.電話・プラグ系列を〈消失点〉とする意見
 九.なぜ〈消失点〉を考えるのか

第六章 教材作品と〈消失点〉
 一. テクスト論と〈消失点〉
 二.言語と小説における水平線モデル
 三.浮かび上がる虹あるいは小説のハーモニー

第七章 自己反省としての風景と音

第八章 〈文学サウンドマップ〉を利用した指導法①――芥川龍之介「ピアノ」――
 一.はじめに
 二.授業展開
 三.結果と考察
 四.おわりに

第九章 〈文学サウンドマップ〉を利用した指導法②――「にじの見える橋」「アイスキャンディー売り」――

第十章 文学空間に〈聞こえない音〉を聞く授業の理論と実践
 一.届かない〈音〉、聞こえない〈音〉が響く文学空間
 二.授業展開
 三.〈いま―ここ〉にある〈主体〉

初出一覧

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明治初期和文教科書の生成 ―『本朝文範』における「普通文」への歩み― 

著者
信木伸一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
400 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2017年12月7日 
ISBN
ISBN978-4-86327-418-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
中学校国語教科書における「普通文」展開の諸相を概観し、『本朝文範』における、近世言語文化からの継承と近代教育の教科書としての創出を明らかにする。
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はじめに

序 「普通文」と『本朝文範』をめぐる問題設定

 (1)本研究の主題――「普通文」と『本朝文範』
 (2)国語教育研究における『本朝文範』
 (3)文体史研究における「普通文」
 注

第一章 「普通文」をめぐる言語文化状況と国語教科書

 第一節 明治初期の「普通文」をめぐる言語文化状況
 第二節 明治期中学校国語教科書における「普通文」
  一 明治期における中学校国語教材の範囲
  二 教育制度における「普通文」
  三 中学校読本教科書における「普通文」
  四 中学校作文教科書における「普通文」
 注

第二章 『本朝文範』所収教材概観

 第一節 教材選定の思想
 第二節 教材選定における近世叢書との関連性
  一 叢書における『本朝文範』教材の分布
  二 叢書からの教材選定
 第三節 教材の文章ジャンルと配列
  一 文類の定義
   ①「辭類」②「序類」③「記類」④「論類」⑤「評類」
   ⑥「説類」⑦「辯類」⑧「教諭類」⑨「訓誡類」⑩「消息類」
  二 文類別編集のねらい
 注

第三章 『本朝文範』教材本文の検討

 第一節 本文の決定
  一 『本朝文範』と『源氏物語』諸本の本文
  二 『本朝文範』と『源氏物語』近世注釈書の本文
  三 『本朝文範』本居宣長教材と『鈴屋集』、『扶桑残葉集』・『文苑玉露』の本文 第二節 教材化にともなう改訂
  一 『本朝文範』の『枕草子』教材と依拠本文
   1 本文校訂
   2 段落
   3 仮名表記・漢字表記
   4 仮名遣い
   5 句読点
 第三節 仮名遣いの統一
 注

第四章 『本朝文範』教材化の創意1――「読むこと」を教える教科書として

 第一節 文章理解のための「標」の工夫
  一 『源氏物語評釈』の標
  二 『本朝文範』の標
   1 内容のまとまりを示す標
   2 表現の構造を示す標
   3 省略語句を補う標
   4 表現の要となる語句を示す標
   5 和歌の修辞を教える標
   6 音読上の読み方を示す標
 第二節 漢字を利用した注
  一 『本朝文範』の傍注漢字の機能
  二 『本朝文範』と『源氏物語評釈』の傍注漢字
  三 『本朝文範』と『源氏物語湖月抄』の傍注漢字
 注

第五章『本朝文範』教材化の創意2――「書くこと」を教える教科書として

 第一節 要語への注目――近世から明治教科書へ
 第二節 書くための要語――同時代教科書との位相
  一 漢文教科書における"旨趣"の標
  二 和文教科書における"旨趣"の標
 第三節 文章ジャンルに即した要語
  1 「辭類」の「◎」標
  2 「序類」の「◎」標
  3 「記類」の「◎」標
  4 「論類」の「◎」標
  5 「評類」の「◎」標
  6 「説類」の「◎」標
  7 「辯類」の「◎」標
  8 「教諭類」の「◎」標
  9 「訓誡類」の「◎」標
  10 「消息類」の「◎」標
 第四節 文章の方法――『本朝文範』と『源氏物語評釈』の文章法
 第五節 文章の規範
  一 『本朝文範』における文章批評
  二 規範の要素
 注

第六章 『本朝文範』の位相
 
 第一節 稲垣千穎編集教科書の変遷――『本朝文範』から『和文読本』、『読本』へ
  一 教材選定と配列
   1 『和文読本』の教材選定
   2 『読本』の教材選定
  二 教材化の工夫
   1 『和文読本』の教材化の工夫
   2 『読本』の教材化の工夫
 第二節 『本朝文範』の位相――後の中学校教科書へ
  一 読本教科書における『本朝文範』からの継承と変容
   1 稲垣教科書教材の読本教科書への継承と変容
   2 稲垣教科書と同時期の読本教科書の教材選定
  二 作文教科書における『本朝文範』からの継承と変容
   1 文類
   2 文例
   3 要語への着目
   4 文体変換における継承と変容
 第三節 「普通文」論と『本朝文範』
   1 矢野文雄(龍渓)『日本文体文字新論』
   2 新保磐次『日本普通文如何』
   3 荻野由之『和文ヲ論ズ』・関根正直『國語ノ本體并ヒニ其價直』
 注

結 言語文化教育史としての教科書研究
 注

参考文献
  資料 『本朝文範』教材一覧
      『和文読本』教材一覧

おわりに
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学級の教授学説史 ―近代における学級教授の成立と展開―

著者
熊井将太 
シリーズ
 
助成
2017年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
392 
定価
6,380円 (本体5,800円 )
発行日
2017年11月28日 
ISBN
ISBN978-4-86327-417-4 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
「教師中心―子ども中心」といった理論的二分法から脱し、歴史的文脈に立ち返って学級組織に付与されてきた教育的意図の漸進的発展の諸相や内在する課題を考察する。
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まえがき

序 章 研究の目的および構成

 第一節 本研究の目的、対象、方法

 第二節 先行研究の検討と課題


第一章 近代教授学説史における学級組織の理念的原型

 第一節 近代以前における学級組織の実態的発展
  第一項 群的学級の成立と個別授業
  第二項 「パリ様式」にもとづく学級制度の整備と拡大
  第三項 中世的教育観における学級教授の位置―イエズス会学校を中心に―

 第二節 近代教授学の生成と学級教授の理論的展開
      ―ラトケを中心に―
  第一項 17世紀の教育課題と近代教授学運動
  第二項 ラトケの学校構想における学級組織の位置
    1.ラトケの教授学における学級観―ケーテンの事例を中心に―
    2.一般教育の構想における学級組織の位置づけ
  第三項 一斉教授としての学級の基礎づけ

 第三節 近代教授学説史における学級教授思想の成立
      ―コメニウスにおいて―
  第一項 学級編成原理の転換
    1.コメニウスにおける学級像
    2.年齢別学年制学級の基礎づけ
  第二項 コメニウスにおける学級教授の方法論
  第三項 「学級」の教授学的意味への着目
    1.「遊戯」の要件としての集団
    2.生徒相互の教え合いの意味づけ
    3.学級教授論における二つの転換

第二章 国民教育制度下における学級組織の制度的拡大

 第一節 中等教育における学級組織の展開
  第一項 教科学級組織の成立と拡大
    1.フランケによる教科学級組織の成立―コメニウス以後の授業組織―
    2.教科学級組織の理念的基礎
  第二項 新人文主義的改革と学年制学級組織の成立
    1.ギムナジウムにおける学年制学級組織の成立
    2.学級組織の導入を支えた二つの意図

 第二節 民衆学校における学級組織の萌芽
  第一項 19世紀前中期における民衆学校の教育現実
    1.反動期における民衆学校をめぐる動向
    2.「三規程」下における学校教育
  第二項 都市部の民衆学校における学級組織の萌芽

 第三節 近代学校の確立と学級組織の拡大
  第一項 「一般諸規程」による民衆学校の近代化 
    1.「一般諸規程」の公布
    2.「一般諸規程」の教授学的特質
  第二項 第二帝政期ドイツにおける民衆学校の動向

第三章 教育学的問題としての「学級」を巡る議論の展開
       ―ヘルバルトおよびツィラーを中心に―


 第一節 ヘルバルトによる「学級についての教育学的所見」
  第一項 固定担任制をめぐる議論
    1.興味論の観点から見た学級組織の問題性
    2.ヘルバルトによるグラフ提案への批判
  第二項 ヘルバルトにおける学級改造の提案
  第三項 ヘルバルト教育学における学校・学級の忌避
    1.ヘルバルトにおける教育と社会との関係
    2.ヘルバルト教授理論における学習の個人的性格

 第二節 「ヘルバルト派」教授理論による学年制学級の基礎づけ
      ―ツィラーを中心に―
  第一項 「ヘルバルト派」の生成と拡大
  第二項 学級組織の教科課程論的基礎づけ
    1.ツィラー教育学の基礎原理
    2.ツィラーにおける教科課程論と学級組織との関連
  第三項 一斉教授としての学級教授論の構築
    1.一斉教授の方法論の体系化
    2.学級集団の管理
  第四項 ヘルバルト教育学の転用とその帰結

第四章 社会的観点からの学級教育の把握と再編

 第一節 社会的観点からの教授学の再編
      ―ヘルバルト教育学の相対化の起点としてのマーガー―
  第一項 社会的教育学の生成と陶冶概念の拡張
  第二項 「発生」原理にもとづく教授理論の構想とその帰結
    1.マーガーにおける「発生」原理
    2.マーガーの発生的方法の教授学的帰結
  第三項 マーガーによるヘルバルト教育学の捉え直し

 第二節 シャイベルトによる学級観の転換と学級教授の再編
  第一項 学校観の転換と陶冶概念の再編―一般陶冶と職業陶冶との関連から―
  第二項 シャイベルトにおける学級教授の改造
    1.「自由な授業形態」による授業方法論の転換―大量一斉教授批判として―
    2.学校生活による学級共同体の形成
    3.学年制学級組織の発達論的意義
  第三項 「ヘルバルト派」教授理論におけるシャイベルトの位置と役割

 第三節 デルプフェルトによる学年制学級教授への批判と複式学級教授論
  第一項 学年制学級に対する批判的視座と複式学級教授論の展開
       ―単級および多級学校を巡る議論から―
    1.多級学校をめぐる言説に対する批判的視座
    2.四級制(複式学級制)学校の十の利点
  第二項 「教授上の唯物主義」との闘争における複式学級の位置
    1.複式学級における授業の構成とその特質
    2.生活に根ざした教科課程編成と教科担任制への批判
    3.一斉教授と個別教授の結合としての複式学級教授
  第三項 マーガーの学校共同体のイデーの継承と変容

第五章 学年制学級の改革と授業指導論の展開
       ―イエナ大学附属学校を中心に―


 第一節 「生活空間」としての学校改革―シュトイにおいて―
  第一項 シュトイにおける学校生活の理論的基礎
    1.一般教育学における教授と訓練(指導)との相関
    2.「訓育的教授」の成立契機としての学校生活
  第二項 附属学校(ヨハン・フリードリヒ・シューレ)の成立史と構造的特質
  第三項 シュトイの教授理論の特質
       ―ヨハン・フリードリヒ・シューレにおける教育実践から―
    1.学校生活の実践とその教育的意図
    2.生活の視点からの学級教授の改造
    3.「ヘルバルト派」におけるシュトイ教授理論の特質

 第二節 「訓育学校」としての学校改革―ラインにおいて―
  第一項 附属学校の継承と改編―ペーターゼンとの論争を通して―
    1.「教授学実験」の場としての附属学校の再編
    2.附属学校を巡るペーターゼンとの論争
  第二項 ラインの教授理論における学級組織の位置と役割
    1.ツィラー教授理論の継承としての学級教授
    2.シュトイ指導論の理論的整理と学校生活の継承
  第三項 ラインの教授理論の進歩性と限界
    1.「改革教育学」への媒介項としてのライン―リーツへの影響を中心に―
    2.「ヘルバルト派」教授理論の統合過程と変質

 第三節 「教育共同体」としての学校改革―ペーターゼンにおいて―
  第一項 イエナ・プランにおける学年制学級への批判とその再編の視点
  第二項 イエナ・プランにおける学級教育の改造
  第三項 イエナ・プランにおける「ヘルバルト派」教授理論の批判的継承と発展
    1.「ヘルバルト派」に対するペーターゼンの評価
    2.イエナ・プランにおける伝統と革新―学級組織に焦点を当てて―

終 章 近代教授学説史における学級組織の構造と特質

 第一節 各章で得られた知見

 第二節 本研究の成果と課題

主要参考文献

あとがき

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歳とともに歩んで 

著者
文沢隆一 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
272 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2017年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-411-2 
Cコード
C1095 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉 一般書/随筆
 
内容
『安藝文学』80~86号に掲載された、著者による「『日本語の空間』おぼえ書き」「原爆に関するおぼえ書き」を収録。
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『歳とともに歩んで』刊行によせて

その一 『日本語の空間』おぼえ書き 1
 はじめに
 一 人類種の転換
 二 原人の拡散
 三 「アフリカのイブ」
 四 渡来した日本人
 五 縄文人と弥生人
 六 邪馬台国と大和朝廷

その二 『日本語の空間』おぼえ書き 2
 一 日本語の源流
 二 語彙(ごい)の伝来
 三 比較言語学の手法
 四 神話の話
 五 日本語の構成

その三 原爆に関するおぼえ書き 1
 一 福島第一原発の破滅によって知りえたこと
 二 エネルギーの発生と原理
 三 広島投下の原爆について
 四 核分裂と電磁波
 五 ヒロシマの電磁波
 六 被災についての再考
 七 被爆者への影響
 八 放射能について

その四 原爆に関する覚えがき 2

その五 『日本語の空間』おぼえ書き 3 
 一 日本人の精神的改変
 二 民主主義社会につながる具体的な契機
 三 日本の伝統的な風習「神社神道」
 四 明治維新から

その六 『日本語の空間』おぼえ書き 4 
 一 「ヒロシマ」思い出の記
 二 日本本土爆撃の概要と敗戦へのあゆみ
 三 被爆前の消防署態勢について
 四 「原爆広島消防史」の体験記
 五 まぼろしの世界

付記

参考文献
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対話的コミュニケーションが生まれる国語 

著者
坂本喜代子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
212 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2017年10月27日 
ISBN
ISBN978-4-86327-414-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
対話的コミュニケーションの特徴を明らかにし、子どもにその力を育てる授業を提案しその効果を検証する。TAEの理論を用いて。

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第1章 対話的コミュニケーションの特徴

 第1節 対話的コミュニケーションの定義
  1 対話とは何か
  2 対話的コミュニケーションとは何か
 第2節 能動的聞き手
  1 聞くこと
  2 能動性
 第3節 「聞くこと」の能力
  1 内容を理解する力
  2 反応する力
  3 聞きとり過程を意識する力
  4 聞く態度
 第4節 対話的コミュニケーションの分析方法
  1 ヴィゴツキーの最近接発達領域からみる相互作用
  2 談話分析による相互作用分析
  3 国語科教育における発話機能からの相互作用分析の研究
 第5節 対話的コミュニケーションの特徴分析
  1 特徴分析の目的・方法
  2 分析対象
  3 特徴の分析
  4 考察

第2章 対話的コミュニケーションを育てる授業

 第1節 能動的な聞き手を育てる授業の構想
  1 音声言語教育実践
  2 実践授業の構想
 第2節 実践授業
  1 実践の概要
  2 実践授業の内容と子どもの姿
 第3節 対話的コミュニケーションを育てる実践授業の効果分析
  1 効果分析の目的と方法
  2 実践授業の効果の分析
  3 考察
  4 結論

第3章 対話的コミュニケーションを育む教師の信念

 第1節 教師の信念
  1 対話的コミュニケーションを教師がどう見るか
  2 教師の信念研究
 第2節 TAEの理論と質的研究
  1 TAEの理論
  2 TAE質的研究法
 第3節 対話的コミュニケーションをめざす教師の信念の分析
  1 分析の目的と方法
  2 TAEステップによる分析過程
  3 対話的コミュニケーションから見る教師の信念

第4章 授業に埋め込まれた対話的コミュニケーション

 第1節 教師の信念のTAE分析
  1 研究の目的と方法
  2 TAEステップによる分析
  3 考察
  4 結論
 第2節 教師の信念とその実践における投影の様相
  1 分析の目的と方法
  2 授業実践への投影の様相Ⅰ
  3 授業実践への投影の様相Ⅱ
  4 考察
  5 結論
 第3節 実践に埋め込まれた子どもの対話的コミュニケーション
  1 分析の目的と方法
  2 発話機能の特徴
  3 他者と自己との協働の発話の構築
  4 予測不可能事象への対応
  5 沈黙と認識の深化
  6 考察
  7 結論
 第4節 実践に埋め込まれた教師の対話的コミュニケーション
  1 分析の目的と方法
  2 分析結果
  3 考察
  4 結論

第5章 対話的コミュニケーションが生まれる国語

 第1節 みえているがだれもみていないものをみえるようにする
 第2節 志向性
 第3節 身体性
 第4節 共通了解
 第5節 まとめ
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北方民族文化誌〈下巻〉 POD版

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

訳者
谷口幸男[オラウス・マグヌス著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
698 
定価
11,000円 (本体10,000円 )
発行日
2017年7月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-401-3 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・民俗
 
内容
1555年版ラテン語原本よりの初訳。ウプサラの司教オラウスが北欧の地理・文化の全般を図説したもので、481枚の木版画と解説より成る。博物自然・生活・教育・信仰・軍事・法律等、自身の経験と観察にもとづいて描述した北欧民族の生活文化誌。
オンライン書店で購入する Amazonプリントオンデマンドで買う   三省堂書店オンデマンドで買う 楽天プリントオンデマンドで買う
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【取扱い不可】
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第13巻 農業と人の生活
第14巻 北方の人々のさまざまな状態
第15巻 さまざまな人間の訓練
第16巻 教会の規則
第17巻 家畜
第18巻 野生の動物
第19巻 鳥
第20巻 魚
第21巻 怪魚
第22巻 昆虫
付録
解説
索引
戻る

北方民族文化誌〈上巻〉 POD版

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訳者
谷口幸男[オラウス・マグヌス著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
660 
定価
11,000円 (本体10,000円 )
発行日
2017年7月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-400-6 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・民俗
 
内容
1555年版ラテン語原本よりの初訳。ウプサラの司教オラウスが北欧の地理・文化の全般を図説したもので、481枚の木版画と解説より成る。自然・風習・迷信・信仰・戦争・鉱山と金属、ほか。
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第1巻 北欧の風習、自然、軍事
第2巻 北方の驚くべき自然
第3巻 北方の人々の迷信と悪魔崇拝
第4巻 森の異教徒およびその隣人の戦いと習俗
第5巻 巨人
第6巻 鉱山と金属
第7巻 武器、戦争の習慣、原因、戦闘の用心
第8巻 支配者の身分と官吏と軍制
第9巻 野戦
第10巻 海戦
第11巻 氷上の戦い
第12巻 北方の建築
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中世神功皇后言説 日本人の精神文化の一側面

著者
上嶌真弓 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
224 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2017年10月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-410-5 
Cコード
C1021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
お腹に子を身ごもりながらも、神の命により外国に攻め入った仲哀天皇の妻、神功皇后。天照大神と並ぶほどの神威を持つ女神の敬愛の軌跡をたどる。
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はしがき

第一部 中世における神功皇后の認識と評価
はじめに
第一章 中世では神功皇后はどう認識されていたか
 第一節 女帝としての認識
 第二節 神としての認識
第二章 中世における神功皇后の評価
 第一節『日本書紀』注釈などからみる皇后の評価
 第二節 神功皇后の評価から見た応神天皇
おわりに

第二部 日本書紀注釈にみる神功皇后
はじめに
第一章 東海女国・東海姫氏国
 第一節 『釋日本紀』
 第二節 『日本書紀纂疏』・『日本書紀神代巻抄』・『日本書紀聞書』
第二章 『釋日本紀』の神功皇后観
 第一節 『日本書紀私記』からの考察
 第二節 『釋日本紀』は女帝としていたか
第三章 神功皇后は何故「中興」なのか
おわりに

第三部 「第二の宗廟」と神功皇后
はじめに
第一章 「第二の宗廟」への行程
 第一節 新羅に対峙する「神」の希求
 第二節 八幡神の律令国家中心部への進出
 第三節 神功皇后と香椎廟
第二章 八幡神の神格の決定
 第一節 宇佐八幡への神功皇后合祀の意義
 第二節 八幡神が応神天皇に確立した時点
第三章 石清水八幡宮への勧請
 第一節 「第二の宗廟」への移徒
 第二節 法皇・上皇・天皇たちの石清水八幡宮
おわりに

第四部 聖母・神功皇后
はじめに
第一章 神功皇后と日本
 第一節 継体天皇と神功皇后
 第二節 神功皇后と女帝達の統治観
第二章 日本独自思想の象徴としての神功皇后
 第一節 天照大神をめぐる異朝思想への対抗
 第二節 神功皇后と女人政治
おわりに

あとがき
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佐伯区本  

著者
河浜一也 
シリーズ
 
助成
 
判型
A4 
ページ
98 
定価
1,018円 (本体926円 )
発行日
2017年10月8日 
ISBN
ISBN978-4-86327-415-0 
Cコード
C0039 
ジャンル
一般書/紀行・歴史読み物 
内容
広島市西部に位置する佐伯区の自然、歴史、文化、ひとの魅力を、地元目線で紹介。

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あいさつ
高台から




江戸時代、岡岷山という絵師が通った
八幡神社 石灯篭の「稔」の文字
八幡神社 右三つ巴紋の合祀の様子
店 「OKOじゃ」がおいしい
店 王楽の里、美味い酒と九州料理店に舌鼓
「五日市城」五日市で繰り広げられた戦国の興亡
削られた「有井城」石内弁に高知の影響が?
「八幡城山物語1」池田氏と池田城
「八幡城山物語2」高木氏と池田城
クィーンエリザベスがやってくる街
地域おこし推進課が大車輪の活躍!
星空を見上げる
写真とことば 切り取る
写真とことば 夏草と風景
写真とことば 秋から冬へ
店 佐谷株式会社・空口ママのみるく工房
皇太子殿下後播種松の碑 昭和天皇が八幡に?
広電楽々園駅と楽々園
楽々園と西国街道を歩く
佐伯区で音楽を聴く……ライブハウス情報
  ワンナイト、オクトパス、まーくる。ラ・カスエラ
店 石内ぺノン
なぎさスタイル なぎさ公園小学校
なぎさ中高の教育が素晴らしい
店 キンカンの工作室、ミヤカグ
店 一休庵
人 甲斐さゆみ(漫画家)
人 廣川数明・宮本成之
写真とことば 桜・ほたる
写真とことば 花を知る
写真とことば 八幡川の鳥たち
西広島タイムス フリーペーパーでにぎわい創出
宮島街道ふれあい祭り 山根隼人(はにまるず)
佐伯区のミュージシャン
  楽々らっきーず・soula・高橋一之・寺本隆・ラブラロッソ
  レッドアイ・藤岡恵理子・隣雅夫・ムカイダーメイ
店 湯来温泉 湯来ロッジ
店 藤利食品 こんにゃくがうまい!
八幡貯蓄銀行はどこにあったのか?
公聚館の写真を見る
大人神輿が復活した観音神社
けんか神輿も復活。五日市八幡神社
大杉伝説の仏像たち
    八幡の保井田薬師・正楽寺薬師如来坐像
    田中寺の大仏さん・田中寺阿弥陀如来坐像
八幡本通りと「原民喜」
中村憲吉の仮寓と山口塾
紡績工場と川坂の町
三戦役記念碑の三戦とは?
重すぎる、坪井将藍の力石
おわりに
編集後記
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少年刑法研究序説 

著者
吉中信人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
280 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2017年10月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-407-5 
Cコード
C3032 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
少年法制誕生の史的経緯を辿りながら、歴史的産物である少年司法制度の現代的意義を問い、その持続可能性を追究する。保護主義の陰に隠れている刑罰権の視角から、少年法を少年刑法として限定的に把握し、その理論を展開しながら、児童福祉法等との協働を模索する。
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はしがき

論文初出一覧

プロローグ ―少年法を語ることの悩み

序章 本書の特徴と構成

第1部 少年法制の誕生
 第1章 少年法の現代的意義
 第2章 わが国少年司法の史的考察
 第3章 パレンス・パトリエ思想の淵源

第2部 非行少年処遇法としての少年法
 第4章 少年非行と少年法
 第5章 非行少年処遇における保護処分の意義
 第6章 少年保護観察の理論
(第6章補論) ドイツ少年保護観察制度についての小論

第3部 少年刑法の基礎理論
 第7章 少年の共犯となる成人刑事事件の事物管轄
 第8章 少年法の起訴強制手続
 第9章 少年の刑事裁判
 第10章 少年刑法の理論
 第11章 少年刑法における責任概念

第4部 少年法の展開
 第12章 改正少年法と被害者の権利拡大
 第13章 わが国少年司法の最近の改正

終章  少年処遇制度のデザイン

エピローグ-少年法を語ることの難しさ

謝辞
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宮本輝作品研究 ―その出発と展開―

著者
藤村 猛 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
192 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2017年9月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-405-1 
Cコード
C3095 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
初期作品を中心に読む巧みな人物造形・情景描写・語りで描かれる生・死・悪の姿と宮本輝文学の特徴と魅力。
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序 ―宮本輝の初期作品について―

一    「泥の河」
二    「蛍川」
三    「道頓堀川」
四    「夜桜」
五    「こうもり」
六    「西瓜トラック」
七    「不良馬場」
八    「星々の悲しみ」
九    「北病棟」
十    「小旗」
十一  「五千回の生死」
十二  「幻の光」
十三  「錦繍」
十四  「寝台車」
十五  「トマトの話」
十六  「力」
十七  初期作品と「死」
十八  女性たちと恋愛
十九  まとめ

初出論文

あとがき
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「説明表現能力」育成のための学習指導論 

著者
萩中奈穂美 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
300 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2017年9月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-406-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
小・中学生を主たる研究対象として、主に文章で「説明する力」を育てる学習指導を追究。学習者の実態調査をもとに育成すべき能力を明らかにし、授業の構築方法を提案する。
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はじめに

第1章 研究の意義・目的・方法
 第1節 研究の意義
  第1項 説明する能力の必要性
  第2項 説明する能力を育成する必要性
  第3項 思考や作文能力の発達的段階や作文能力の系統に関する先行研究
  第4項 説明に焦点を当てた先行研究
 第2節 研究の範囲と目的
  第1項 研究の範囲
  第2項 研究の目的
 第3節 研究の方法
  第1項 説明という言語行為の整理
  第2項 学習者の実態把握のための調査
  第3項 指導者の意識や指導の実態把握のための調査
  第4項 教材や指導法の開発と検証授業の実施

「説明表現能力」解明編

第2章 説明とそれを支える能力
 第1節 説明という言語行為
  第1項 説明の定義
  第2項 説明という言語行為の特性
  第3項 望ましい説明
 第2節 説明のプロセス
  第1項 説明の4段階
  第2項 説明の3要素と4段階との関係
 第3節 4つの説明する能力
  第1項 4つの説明する能力とその必要性
  第2項 説明の4段階と4つの説明する能力との関係

第3章 問いを把握・想定する能力-説明する能力1-
 第1節 説明における問いの把握・想定とその必要性
  第1項 問いとは
  第2項 問いを把握・想定する必要性
 第2節 問いの把握・想定のプロセス
  第1項 問いの把握・想定のプロセスの概略
  第2項 問いの把握・想定の各プロセス
 第3節 問いの把握・想定に関する学習者の実態と育成すべき能力
  第1項 問いの把握・想定に関する学習者のつまずきや困難
  第2項 問いの把握・想定に関して育成すべき能力
 第4節 問いを把握・想定する能力の育成のために理解しておきたい事項
  第1項 問いの重要視
  第2項 問いの把握と問いの形式
  第3項 問いの想定とその手がかり
  第4項 問いに応じた説明のポイント

第4章 対象認識する能力-説明する能力2-
 第1節 説明における対象認識とその必要性
  第1項 認識すべき説明対象
  第2項 対象認識する必要性
 第2節 対象認識に至るプロセス
  第1項 対象認識に至るプロセスの概略
  第2項 対象認識に至る各プロセス
 第3節 対象認識に関する学習者の実態と育成すべき能力
  第1項 対象認識に関する学習者のつまずきや困難
  第2項 対象認識に関して育成すべき能力
 第4節 対象認識する能力の育成のために理解しておきたい事項
  第1項 対象認識と思考法
  第2項 言語化による対象認識
  第3項 図解メモのかき方

第5章 言語表現する能力-説明する能力3-
 第1節 説明における言語表現とその困難性
  第1項 言語で説明するとは
  第2項 説明を文章表現することの特性と限界
 第2節 文章表現のプロセス
  第1項 文章表現のプロセスの概略
  第2項 文章表現の各プロセス
 第3節 文章表現に関する児童の実態と育成すべき能力
  第1項 文章表現に関する学習者のつまずきや困難
  第2項 文章表現に関して育成すべき能力
 第4節 文章表現する能力の育成のために理解しておきたい事項
  第1項 文章で説明する難しさ
  第2項 文章表現の適切さを吟味する観点
  第3項 説明の分かりやすさに関わって求められる文章表現の適切さ
  第4項 説明における順序付け
  第5項 説明における関係性の言語化

第6章 自己批正する能力-説明する能力4-
 第1節 説明における自己批正とその重要性
  第1項 自己批正するとは
  第2項 説明における自己批正の重要性
  第3項 自己批正する能力の特性
 第2節 自己批正のプロセス
  第1項 自己批正のプロセスの概略
  第2項 説明のプロセスと自己批正の対象
  第3項 場合別の具体的な自己批正
 第3節 自己批正に関する学習者の実態と育成すべき能力
  第1項 自己批正に関する学習者のつまずきや困難
  第2項 自己批正に関して育成すべき能力
 第4節 自己批正する能力の育成のために理解しておきたい事項
  第1項 自己批正を支える論理的な直感力
  第2項 自己批正を可能にするメタ認知能力

「説明表現能力」育成編

第7章 指導の現状と課題
 第1節 国語科で育成すべき説明する能力
 第2節 系統的な指導に関する実態
  第1項 学習の積み重ねに関する学習者の実態
  第2項 「B書くこと」領域の「言語活動例」に挙げられている「説明」
  第3項 系統的な指導のための手がかりの不足
 第3節 説明への指導者の意識や理解に関する課題
  第1項 説明やその指導への意識に見られる問題
  第2項 説明という言語行為についての理解
  第3項 説明における「分かりやすさ」についての捉え
 第4節 授業における指導の現状と課題
  第1項 指導の希薄さ
  第2項 学習者の実態と指導内容との齟齬
  第3項 指導内容の不明瞭さ
  第4項 指導の偏り
 第5節 指導者が捉えた学習者の実態と指導上の課題との関連

第8章 問いを把握・想定する能力の育成
 第1節 問いを把握・想定する能力を高める授業
  第1項 授業構想
  第2項 授業の実際と学習者の反応
 第2節 問いを把握・想定する能力を高める指導の成果と課題
  第1項 成果
  第2項 課題

第9章 対象認識する能力の育成
 第1節 対象認識する能力を高める授業
  第1項 授業構想
  第2項 授業の実際と学習者の反応

第10章 文章表現する能力の育成
 第1節 文章表現する能力を高める授業
  第1項 授業構想
  第2項 授業の実際と学習者の反応
 第2節 文章表現する能力を高める指導の成果と課題
  第1項 成果
  第2項 課題

第11章 自己批正する能力の育成
 第1節 自己批正する能力を高める学習活動
  第1項 自己批正のための活動の構想
  第2項 活動の実際と学習者の反応
 第2節 自己批正する能力を高める指導の成果と課題
  第1項 成果
  第2項 課題

第12章 研究のまとめ
 第1節 解明されたこと
  第1項 分かりやすい説明を支える4つの説明する能力
  第2項 4つの説明する能力を高める指導のあり方
 第2節 説明する能力の系統的な育成の構想
  第1項 説明する能力の指導系統案
  第2項 説明する能力の育成のための題材案
  第3項 説明する能力を高める単元構想の方法
 第3節 今後の課題
  第1項 効果的な題材や指導法の開発・指導系統案の検討
  第2項 音声による「説明表現能力」(話す能力)の解明と指導のあり
  第3項 説明的な文章を「読むこと」の指導との関連方の追究
  第4項 他の言語活動の中での「説明する能力」の育成の可能性の追究

参考文献一覧

おわりに

索引
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放射線被曝と甲状腺がん ―広島、チェルノブイリ、セミパラチンスク― POD版

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著者
武市宣雄・星 正治・安井 弥[佐渡敏彦監修] 
シリーズ
シリーズ 甲状腺・広島から vol.1 
助成
 
判型
195×278mm 
ページ
150 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2017年8月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-377-1 
Cコード
C3047 
ジャンル
社会・自然科学
 
内容
被爆地・広島と、原発事故発生地域での現地調査から専門家がみる、甲状腺がんの発生状況とその対応。書評
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【取扱い不可】
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監修者からのことば(佐渡敏彦)
著者からのことば
 放射線と甲状腺がんの因果関係を詳説(星正治)
 被曝後の甲状腺がんの発生を病理面から(安井弥)
 本書作成の意義と放射線被曝後の甲状腺異常:甲状腺がんを中心に(武市宣雄)
 
1.はじめに

2.甲状腺がんの治療
1)被曝者甲状腺がん治療の状況
 (1)ヨード(ヨウ素)
 (2)小児の甲状腺手術
 (3)1991年の広島でのチェルノブイリ公開報告会
2)被曝者の甲状腺がん手術
 (1)甲状腺全摘術
 (2)小児の甲状腺穿刺診

3 原爆被爆と甲状腺
1)原爆被爆者の甲状腺がん
 (1)広島の原爆被爆当時の状況と、被曝者の小児甲状腺がん
  a.原爆被爆者
  b.放射線被曝と小児甲状腺がんの報告
 (2)広島・長崎の原爆被爆者の疫学調査
  a.臨床的甲状腺がん(臨床がん)
  b.潜伏がん(微小がん)
  c.潜伏がん(微小がん)と臨床がんの放射線量、被曝時年齢、性差との関係
2)原爆被爆者甲状腺に関するその他の関連情報
 (1)被曝直後の甲状腺組織変化
 (2)原爆被爆者の慢性甲状腺炎(橋本病)
 (3)原爆被爆者の甲状腺機能
 (4)原爆被爆者の低分化がん、未分化がん
  a.広島大学第2外科症例
  b.武市甲状腺クリニック症例
  c.RERF-LSS集団,1983年の報告から
 (5)原爆被爆者甲状腺がんの腺内多発性
  a.広島大学第2外科症例
  b.チェルノブイリ症例
3)バセドウ病へのI-131治療
 (1)I-131投与後の甲状腺組織変化,1976年報告
 (2)I-131投与後の甲状腺がん,1978年の調査結果
4)最初の“原爆被爆者の甲状腺がん発生過程の仮設,1993年”

4 チェルノブイリ原子力発電所の事故(写真1)と甲状腺
1)はじめに
 (1)放射能汚染
 (2)周辺住民の避難
 (3)IAEA報告:放射線量と甲状腺
 (4)I-131汚染地図と低ヨード地域(ベラルーシ,ウクライナ)
2)広島からの第1回チェルノブイリ現地調査報告,1991年
 (1)チェルニゴフ第2病院(ウクライナ)での初回甲状腺検診
 (2)硬化性甲状腺腫
 (3)硬化型甲状腺がんと低分化型甲状腺がん
 (4)小児甲状腺がん手術例
 (5)小児甲状腺がんの疫学調査に関して
 (6)1991年に考えられたチェルノブイリ原発事故、
    放射線汚染住民の“甲状腺がん発生率推移の仮説”
 (7)第1回チェルノブイリ現地での甲状腺調査報告書
3)チェルノブイリで我々の行ってきた初期(1991~1995年の間)の
  甲状腺検診と甲状腺がん関連情報の集収
 (1)はじめに
 (2)チェルノブイリでの小児甲状腺がん発生数と発生率の報告,
    1992年まで,ウクライナでの小児甲状腺がん発生率の初めての報告を含めて
  a.ウクライナ(小児甲状腺がん発生率を含む)
  b.ベラルーシ
 (3)長崎シンポジウム(ベラルーシでの小児甲状腺がん発生率の初めての
    報告も含めて),1994年
 (4)ウクライナ(1981~1994年)とベラルーシ(1986~1993年)両国の、
    州別の小児甲状腺がんの発生数と発生率(I-131線量別の情報を加えて)
  a.ウクライナ
  b.ベラルーシ
 (5)ウクライナのドニエプル川沿いの小児甲状腺がん発生率,1994年まで,
    上流から下流に向かって(上流程、発生率は高い)(文献11)
 (6)チェルノブイリでの小児甲状腺がんの外科的所見,1986~1993年
  a.小児甲状腺がんの臨床,1986~1992年
  b.小児甲状腺がん例の病理組織所見:がん部と非がん部,1990~1993年
 (7)我々の1992年のウクライナの小児甲状腺検診結果
  a.ウクライナの小児甲状腺(小児甲状腺腫)の大きさと硬さ
  b.ウクライナの小児における甲状腺機能検査(FT3,FT4,TSH)と甲状腺自己抗体
  c.ウクライナの小児甲状腺がんの穿刺吸引細胞診(穿刺診)所見
  d.ウクライナの小児の尿中ヨード量,1992年
 (8)ウクライナの小児の尿中ヨード量,1993年
 (9)ウクライナと日本(広島市)の小児(学校児童)の尿中ヨード量の比較,
    1994年(広島市の小児の尿中ヨード量が入る)
 (10) ウクライナのドニエプル川沿いに住む小児(児童)の尿中ヨード量(学校検診),
    1993~1995年
 (11)関係各国(ウクライナ、ベラルーシ、カザフスタン、日本)の食塩中のヨード量,
    1993~1995年
4)最初の“チェルノブイリ原発被災小児の甲状腺がん発生過程の仮説,1993年”
5)2004年までのベラルーシとウクライナの甲状腺がん発生:
  事故後の経年的な発生率の動向(1986~2004年)
 (1)ベラルーシの小児甲状腺がん発生率と、被曝後最短潜伏期間,1986~2003年
  a.ベラルーシ全体
  b.小児期被曝者の甲状腺がん発生までの“最短潜伏期間”,2003年までを見て
  c.州別
 (2)ベラルーシの15-18歳の青年期甲状腺がん発生率と、被曝後最短潜伏期間
  a.発生率
  b.最短潜伏期間
 (3)ウクライナの小児甲状腺がん発生率
 (4)チェルノブイリでの原発事故後の小児甲状腺がんの発生時期
 (5)原発事故時の1986年にウクライナで18歳以下の者(0-14歳の小児期と5-18歳の
    青年期を加えた若者)に、1986~2001年の間に発生した甲状腺がんの症例数
 (6)ベラルーシの成人(19-39歳の青壮年期の者)での甲状腺がん発生率,
    1986~2003年
6)チェルノブイリ原発事故被災者の甲状腺に関するその後(2001年以後)の関連情報,
  広島の情報も一部加えて
 (1)甲状腺の組織変化、チェルノブイリと広島の被曝者の違い
 (2)チェルノブイリの小児甲状腺がんと、そのRETがん遺伝子
 (3)チェルノブイリ、甲状腺検診での硬化性甲状腺腫

5 広島とチェルノブイリで得られたその後の甲状腺の情報
1)広島の原爆被爆60年(2005年)を経過して分ってきたこと
 (1)広島の10-18歳の16人の若者の尿中ヨード量,2002年
 (2)広島の原爆被爆者甲状腺のRETがん遺伝子
  a.チェルノブイリ甲状腺がんのRET
  b.広島の原爆被爆者のRETがん遺伝子異常(浜谷ら)の報告,2008年
  c.広島(手術例)での報告
  d.放射線被曝後の甲状腺がん発生とRET
 (3)甲状腺のTSH受容体(TSH-R)の感受性
  a.甲状腺正常部のTSH感受性
  b.甲状腺がんのTSH感受性
 (4)甲状腺の女性ホルモン量と、エストロゲン受容体(E-R)の感受性
 (5)甲状腺のTSH-R感受性とE-R感受性の相関関係,
    甲状腺がんのTSH-RとER感受性の相乗効果
 (6)甲状腺のER量
 (7)甲状腺非腫瘤部(正常部)甲状腺の細胞診所見
 (8)広島の原爆被爆者と末梢血リンパ球の染色体異常
 (9)日本人(小児を含めた)の甲状腺腫の大きさに関しての報告
 (10) 新しい“原爆被爆者の甲状腺がん発生過程の仮説,2010年”
2)ベルラーシからもたらされた、チェルノブイリ原発事故後の甲状腺に関する
   最新情報,2008年まで
 (1)ベラルーシとその国内・全6州と首都(ミンスク市)の甲状腺がん発生状況,
    1985~2008年
  a.全人口中
  b.14歳以下(小児)
  c.15-18歳(青年期)
  d.ブレスト州の甲状腺がん発生数,期間別
  e.甲状腺がん発生率を見る時の注意
 (2)我々が甲状腺検診を続けているブレスト州の推定甲状腺被曝線量と
    甲状腺がん発生率,1996~2004年
  a.推定甲状腺被曝線量
  b.14歳以下(小児の甲状腺がん)
  c.15-18歳(青年期)の甲状腺がん
  d.15-18歳(青年期)被曝者の甲状腺がん発生までの最短潜伏期間,2004年までを見て
 (3)ブレスト州の甲状腺がん.2005~2007年の症例を加えて
  a.ブレスト州の甲状腺がん発生率の推移,1985~2007年
  b.ブレスト州と対照非汚染地域のビチェブスク州との比較,1985~2007年
  c.ブレスト州の甲状腺がん手術例(1986~2008年)の臨床と病理(全年齢)
3)ブレスト州での甲状腺検診(対照非汚染地域としてのビチェブスク州も含めて),
  1997~2006年
 (1)ブレスト州内の(地区別)累積甲状腺がん発生数と推定甲状腺被曝線量
 (2)甲状腺検診の対象と甲状腺がん、甲状腺機能、慢性甲状腺炎,1997~2006年
 (3)甲状腺検診における尿中ヨード量,997~2000年
4)ウクライナでの甲状腺検診中の尿中と食塩中のヨード量,1995年以後
 (1)ウクライナの検診における尿中ヨード量,1995~2008年
 (2)ウクライナの小児(14歳以下)の尿中ヨード量,“ヨード入り食塩”使用の効果,
    2002年
5)ベラルーシとウクライナで入手した食塩中のヨード量(ug/g・食塩),
  ヨード入り食塩に含まれるヨード量も含めて,1993~2001年

6 チェルノブイリでの被曝者甲状腺がん発生過程のまとめ(2010年)
1)放射線被曝からがんの芽・微小がんの発生まで
2)がんの芽・微小がんから臨床がんへ
3)チェルノブイリでの被災者甲状腺がんの特徴のまとめと今後
  (甲状腺がんの誘発因子と増殖因子を含めて)
4)最新の国連科学委員会によるチェルノブイリ原発事故後の
  甲状腺がんの報告(2008年)から
 (1)チェルノブイリ原発事故後の甲状腺がん発生
  a.チェルノブイリ(ベラルーシ,ウクライナの全土,とロシアの4州)被災者の、
   被曝時に小児(14歳以下)・青年期(15-18歳)だった者に発生した甲状腺がんと、
   甲状腺がんによる死亡例,1991~2005年
  b.被曝時年齢18歳以下の致死的甲状腺がん(死亡)症例
  c.広島の40歳未満の被曝例中で甲状腺がんで死亡した症例
 (2)甲状腺がん発生の性と年齢に関して

7 セミパラチンスク核実験の被災者
1)セミパラチンスクの被曝状況
2)セミパラチンスクでの甲状腺検診,1999~2008年
 (1)セミパラチンスクでの末血リンパ球の染色体異常と甲状穿刺診
  a.放射線による末梢血リンパ球の染色体異常と、甲状腺非腫瘤部(所謂正常部)の
    穿刺診による甲状腺濾胞上皮細胞の“著明な核異常(ANA),2001~2002年”
  b.2008年の甲状腺検診での甲状腺濾胞上皮細胞核の、著明な核異常(ANA)
 (2)セミパラチンスクの甲状腺がんの疫学調査の報告

8 広島、チェルノブイリ、セミパラチンスクの被曝3地域別の、
    放射線被災状況と甲状腺がん発生のまとめ


9 広島の原爆被爆者の甲状腺がん:“被曝後の空白の10年”をふり返って

10 広島の原爆被爆者に発生した甲状腺以外の頚部臓器の腫瘍

11 追加:福島原発事故が発生して
1)チェルノブイリと福島の原発事故と放射性ヨード(I-131)
2)福島のI-131による甲状腺への影響と問題点
3)(食卓用)味附け海苔を食べてのヨード量に関して
4)ヨードの摂り方
5)チェルノブイリ原発事故後の現地での甲状腺の検診,調査等から、福島原発事故にあたって
6)福島第一原発事故(日本)でのⅠ-131汚染による甲状腺がん発生

おわりに
謝  辞
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免・免相・土免の成立と展開 ――近世年貢徴収方法の原則―― POD版

著者
青野春水 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
124 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2017年8月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-404-4 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
近世土地制度の研究において太閤検地に対応するもう一つの年貢徴収方法「免、免相、土免」について、信長、秀吉の時代に遡ってその成り立ちを考察する。
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【品切】
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はじめに

1 永禄期(一五五八~一五六九)年貢の下行から分配へ
 一 越前国における土免の存在
 二 若狭国における下行、下行分、免、免相、損免、損免分の存在
 三 近江国における損免、免、下行の存在
 四 山城国における損免の存在

2 織田信長の年貢徴収方法の改革

3 近世年貢徴収方法の成立――越前国における近世的年貢徴収方法――
 一 柴田勝家の場合
 二 丹羽長秀の場合

4 豊臣秀吉の年貢徴収方法の改革
 一 秀吉の知行状にみる年貢徴収方法
 二 天正十四年秀吉の年貢徴収方法――知行方法度→所務事条々――
 三 五大老連署御定書追加第三条
 四 原長頼の年貢徴収方法
 五 秀吉家臣の免、免相史料の検討
  1 播磨国蔵入地の年貢徴収につき秀吉五奉行浅野長吉、増田長盛連署状写
  2 秀吉の腹心であった駒井益庵が近江国高島郡百姓中宛に出した文禄元年(一五九二)の置目
  3 文禄四年八月三日付前田玄以、増田長盛、長束正家連署起請文第二条
  4 摂津国にある秀吉直轄領(蔵入地)の慶長二年(一五九七)「摂州闕郡内御蔵米算用状」(長束大蔵、増田右衛門尉、徳善院)の奥書
  5 文禄五年五奉行の一人で佐和山城主石田三成が給知の落村に出した「掟」

5 近世年貢徴収方法の展開
 一 初期諸大名の年貢徴収方法
  1 福島正則
  2 池田輝政
  3 池田利隆
   (1)備前国(岡山藩)の監国
   (2)姫路藩
  4 本田康重
  5 山内忠義
  6 細川忠利
 二 浅野家広島藩の年貢徴収方法
  1 蔵入地、明知の土免、免相(免合・免)
  (1)初代長晟の場合
  (2)二代光晟の場合
  (3)五代吉長の場合
  (4)幕末の合穂(舂法)
    イ 向島西村の合穂
    ロ 向島東村の合穂
  2 給知の知行免、免相(免合・免)
  (1) 給知の知行免
  (2)給知の免相(免合・免)
    イ 小給知の免相(免合・免)
    ロ 家老給知(三原浅野氏)の免相(免合・免)
  3 代官支配期給知の知行ならし免(免相・免合)
  (1) 四代綱長の場合
  (2)五代吉長の場合
  4 結 言 
  (1)蔵入地、明知の場合
  (2)給知の場合

6 山鹿素行の定免、土免について

おわりに

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物語を読む力を育てる学習指導論 ――もう一つの“読解力”を拓く――POD版

著者
辻村敬三 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
186 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2017年7月12日 
ISBN
ISBN978-4-86327-402-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
<物語を読む力>を心理学的・文学的研究から掘り下げ明らかにし、PISA型読解力に並ぶ文学的文章の「読解力」育成に重点をおいた実践教育を提案する。
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【品切】
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序 京都教育大学教授 位藤紀美子
はしがき

第一部 <読む>とはどのような行為か――関連分野の研究に学ぶ――

 第一章 認知心理学から学ぶ<読書行為>
  第一節 トップダウン型とボトムアップ型の二つの情報処理システム
  第二節 理解の枠組みとしての<スキーマ>
  第三節 文章理解の枠組み=<スクリプト>
  第四節 物語理解の枠組み=<物語文法>
  第五節 物語の学習指導に生かす視点

 第二章 文学研究から学ぶ<読書行為>
  第一節 イーザーの<読者論>から学ぶ視点
  第二節 テクストの機能
  第三節 読者の理解行為
  第四節 テクストと読者の相互作用
  第五節 イーザーの読者論から学ぶべきこと

第二部 <物語を読む力>を育てる理論と実践

 第一章 <物語を読む>とはどのよな行為か
  第一節 物語の読みの特性――虚構体験――
  第二節 虚構体験と<イメージ>の働き
  第三節 物語の読みの特性――読者によむ“意味産出”――
  第四節 <読書行為>の二つの側面――虚構体験と意味産出――

 第二章 <物語を読む力>の具体像
  第一節 物語の<読書行為>の具体的モデル
  第二節 <物語を読む力>と発達の見通し

 第三章 <物語を読む力>を育てる学習指導
  第一節 <物語を読む>学習指導で大事にすべきこと
  第二節 <物語を読む>学習指導過程

 第四章 学習指導の具体例
  第一節 低学年の学習指導例――『お手紙』(アーノルド・ローベル作/三木卓訳)第二学年――
  第二節 中学年の学習指導例――『ごんぎつね』(新美南吉作)第四学年――
  第三節 高学年の学習指導例――『海の命』(立松和平作)第六学年――
  第四節

あとがきにかえて――物語の学習指導に新たな地平を拓く――
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特別支援教育論  POD版

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

著者
佐藤隆也 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
164 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2017年7月18日 
ISBN
ISBN978-4-86327-403-7 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈特別支援教育〉 
内容
特別支援教育に至った変遷をふまえて、特別支援学校・学級の在り方や、障害の特性や個のニーズに応じた指導、支援、教育方法を具体的に提案する。
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【取扱い不可】
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1 特別支援教育の基礎
 (1)特別支援教育とは
 (2)教育におけるICFの理解
 (3)障害児教育の歴史
 (4)特別支援教育の対象
 (5)個別の教育支援計画および個別の指導計画
 (6)学習指導要領と教育課程

2 特別支援学校の教育
 (1)特別支援学校の概要
 (2)特別支援学校の指導
 (3)自立活動
 (4)特別支援教育コーディネーター
 (5)センター的機能とその役割

3 特別支援教育とインクルーシブ教育システム
 (1)特別支援教育とインクルーシブ教育システムの構築
 (2)小学校・中学校等における特別支援教育

4 通常の学級における指導の実際・学習支援
 (1)通常の学級で支援を必要としている児童生徒-全国調査の結果から-
 (2)支援を必要としている児童生徒の特徴
 (3)指導の形態・場
 (4)指導の実際

5 ADHD児・者およびLD児の理解と教育
 (1)ADHD児・者の理解と教育
 (2)LD児の理解と教育

6 言語障害の理解と支援
 (1)言語障害
 (2)構音障害
 (3)吃音
 (4)言語障害のある児童生徒の教育的ニーズ
 (5)言語障害のある児童生徒の教育の場
 (6)言語障害のある児童生徒の指導
 (7)合理的配慮の観点

7 知的障害教育
 (1)知的障害とは何か
 (2)特別支援学校(知的障害)の教育課程及び各教科の段階別内容構成
 (3)知的障害のある児童生徒の指導
 (4)特別支援学級-知的障害学級
 (5)合理的配慮
 (6)キャリア教育と職業教育
 (7)情報機器などの活用
 (8)知能検査

8 情緒障害の理解と支援
 (1)情緒障害の理解
 (2)情緒障害のある児童生徒の教育の場
 (3)情緒障害のある児童生徒の指導
 (4)合理的配慮の観点

9 視覚障害教育
 (1)視覚障害のとらえ方
 (2)視覚障害の特性
 (3)視覚障害のある児童生徒に応じた教育課程の編成・実施
 (4)視覚障害のある児童生徒に応じた指導・教育
 (5)自立活動の指導
 (6)合理的配慮と環境整備
 (7)職業教育
 (8)情報機器などの活用
 (9)視覚検査

10 肢体不自由教育
 (1)肢体不自由と脳性まひ
 (2)脳性まひ児の特性
 (3)特性に応じた指導

11 重複障害教育
 (1)重複障害の概念
 (2)重複障害のある児童生徒の特性
 (3)重複障害のある児童生徒の実態把握
 (4)重複障害のある児童生徒へのかかわり方
 (5)重複障害のある児童生徒への教育の意義
 (6)教育課程の編成
 (7)重複障害のある子どもの指導
 (8)キャリア教育と進路指導
 (9)自立活動の指導と実際

12 重複障害者の支援機器の活用 
 (1)AAC(補助代替コミュニケーション)
 (2)スイッチ・トイ

13 視覚障害と聴覚障害を有する児童生徒の指導
 (1)盲ろうとは
 (2)盲ろうの特性
 (3)盲ろうの特性に応じた指導
 (4)具体的なコミュニケーションの手法

引用・参考文献
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高等学校における文学の単元構想の研究 『こゝろ』(夏目漱石)の教材解釈と実践事例の検討を通して POD版

著者
井上孝志 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
226 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2016年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-382-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
20余年間実績をあげつつもより確かなものを求め続けた著者が、過去の実践研究の成果・課題をふまえて再度全篇の教材研究を行い、新たな文学読解・鑑賞の授業構想を提案。
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【品切】
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大航海時代における異文化理解と他者認識 スペイン語文書を読む POD版【販売終了】

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

著者
染田秀藤 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
280 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2017年6月12日 
ISBN
ISBN978-4-86327-399-3 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・民俗
 
内容
16-7世紀の記録文書の中から代表的作品8篇を選び、ヨーロッパ近代思想の原点として分析、支配者・被支配者の異文化理解や他者認識の在り様を解明する。
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【取扱い不可】
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世界諸言語の地理的・系統的語順分布とその変遷 POD版

著者
山本秀樹 
シリーズ
 
助成
03年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
566 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2017年5月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-396-2 
Cコード
C3087 
ジャンル
言語学
 
内容
約3000におよぶ世界諸言語の基本言語データを抽出・収集し、各地域の語順分布表を作成。地理的および系統的分布から世界の基本語順類型を提示、考察を試みる。
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【品切】
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はしがき

第1章 序 論
 1.0 序
 1.1 基本語順および語順データ
 1.2 節の基本語順
 1.3 語順類型と語順の整合性
 1.4 従来の研究と本研究の位置づけ
 1.5 まとめ
【注】

第2章 地域別に見た世界諸言語の語順の地理的分布 
 2.0 序
 2.1 印欧諸語地域
 2.2 ウラル諸語地域
 2.3 アルタイ諸語地域
 2.4 南アジア
 2.5 東アジア
 2.6 東南アジア
 2.7 オセアニア
 2.8 アフリカ大陸
 2.9 アメリカ大陸
 2.10 その他の地域
 2.11 まとめ
【注】

第3章 過去における語順分布
 3.0 序
 3.1 地域別の検証
  3.1.1 印欧、ウラル諸語地域から西アジア
  3.1.2 アルタイ、旧シベリア諸語地域および南アジア
  3.1.3 東アジアおよび東南アジアからオセアニア
  3.1.4 アフリカ大陸
  3.1.5 アメリカ大陸
 3.2 語順の地理的分布の変遷
 3.3 言語蝟集の可能性および言語斉一説
 3.4 過去におけるSOV型語順の優勢に対する理由づけ
 3.5 まとめ
【注】

第4章 結論および展望

【参考文献】
【言語別語順データ】
【系統別語順分布表】
【世界語順分布図】
【言語・言語グループ名索引】
【人名索引】
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オーストラリアの政党政治 

著者
陶山宣明 
シリーズ
 
助成
豪日交流基金助成出版 
判型
A5 
ページ
196 
定価
3,190円 (本体2,900円 )
発行日
2017年6月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-398-6 
Cコード
C1031 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
二大政党の一つとして一貫して勢力を保ち続けるALP。労働党対保守陣営の図式を描いてきた同国の政党政治で、現在は第三政党が勢いを強めている。建国以来、政党が大きな存在感を持つ同国の政治を、多角的に分析する。
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はじめに

第1章 政党とは何か?
  政党の起源/社会的亀裂/政党が果たす機能と衰退論/政党衰退論/最新の有力な政党衰退説/結語

第2章 オーストラリアの政党制度 ~ 安定か、変革か? ~
  オーストラリアの国会議員の選挙/政党制度の類型/政党の立ち位置の理論的な考察/結語

第3章 連邦制と政党
 連邦制の理論的考察/中央州の政治/それ以外の地域の政治/連邦制の政権交代の法則/なぜ連邦選挙と州選挙に連動関係があるのか?/結語

第4章 オーストラリア政党の党内政治
  議会外組織/政党党首の決め方/党員数の減少現象と党財政/結語

第5章 政党と選挙民
  果たして投票者の意思は選挙結果に反映されるのか/オーストラリア連邦選挙の争点/2大政党制以外の第3党を支持する層/結語

第6章 国会の中の政党
  オーストラリアの国会の特色/法案の成立/委員会活動/クエスチョンタイム/国会の中での党会議/結語

第7章 政府に変身する政党
  責任政府の歴史的発展と議員内閣制度の確立/オーストラリアの首相/オーストラリアの主張のパワーの源/結語

第8章 2016年オーストラリア連邦選挙の分析
  連邦制の政権交代の法則/保守連合が辛勝して与党として生き延びた下院/恒常的にねじれをもたらす上院/結語

第9章 結章

付表1 オーストラリアの歴代首相/付表2 オーストラリアの下院選挙結果/付表3 オーストラリア上院選挙結果/付表4 オーストラリア上院議員の政党構成  

参考文献
あとがき
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しんじゅがい ブログ「つぶやき」 藤原凡人の人生旅日記

著者
藤原凡人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
146 
定価
1,018円 (本体926円 )
発行日
2017年4月27日 
ISBN
ISBN978-4-86327-394-8 
Cコード
C0095 
ジャンル
教育〈教育エッセイ・記録〉 一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
平成21年(2009年)3月1日から平成27年(2015年)10月29日までの約6年半書き綴ったブログ集。教育・講演会のこと、家族、自身のこと。
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小学校国語科における説明的文章の授業開発とその評価 論理的に読み、考え、伝え合う学習指導過程を通して

著者
春木憂 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
150 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2017年6月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-395-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
児童の論理的思考の育成を目標に、「学年に応じた段階を設定しての指導」「伝え合いの場の設定」の2点を意識した学習指導過程を開発し、検証授業を実施。分析・検討のうえ改善を提案する。
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はじめに
序章
  1 問題の所在
  2 研究目的
  3 研究仮説
  4 研究方法

第1章 小学校国語教育における論理的思考と伝え合い
 第1節 論理的思考の定義
  1 小学校学習指導要領にみる論理的思考
  2 先行研究にみる論理的思考
  3 小括
 第2節 伝え合いの定義
  1 小学校学習指導要領にみる伝え合い
  2 先行研究にみる国語教育における伝え合い
  3 小括
 第3節 論理的思考を活用させるための伝え合い
  1 先行研究にみる国語教育における論理的思考と伝え合いの関係
  2 小括

第2章 論理的思考を目指す学習指導過程
 第1節 論理的思考を目指す説明的文章の授業における課題
  1 先行研究で指摘される説明的文章の授業における課題
  2 小括
 第2節 論理的思考を目指す説明的文章の学習指導過程の要件
  1 対象に応じた論理的思考の指導段階
  2 論理的思考の必然性が意識される場
  3 学習の連続性を生かした授業構成
  4 学習意欲を高め、論理的思考を促す題材
  5 小括
 第3節 学習指導過程の要件に基づく先行実践の分析
  1 分析の視点
  2 分析の方法
  3 分析の対象
  4 分析の結果
  5 小括

第3章 論理的思考を目指した学習指導過程の実際と分析
 第1節 実験授業1
  1 授業の内容
  2 授業の分析
  3 小括
 第2節 実験授業2
  1 授業の内容
  2 授業の分析
  3 小括

終章
  1 本研究の意義
  2 今後の課題

資料
参考文献
おわりに
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近世日本の国際関係と言説 

編者
荒野泰典 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
524 
定価
6,930円 (本体6,300円 )
発行日
2017年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-384-9 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
「対外関係」「共生」「アイデンティティ」をキーワードに、17~20世紀における日本の歴史的認識や変遷を様々な角度から論じる。

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総 説――本書の刊行に向けて――………荒野 泰典
一 現在の私の研究上の立場と四つのキーワード
  ―「近世日本」・「国際関係」・「日本型小帝国」・「鎖国・開国」言説―
二 近世日本の国際関係と言説


第一部 一七~一八世紀の地域社会とアイデンティティ

秀吉の朝鮮侵略に見るポルトガルの参戦………申 東 珪
 はじめに
一 ポルトガルに対する中国征服表明の意味
二 ポルトガル宣教師への援助要請
三 明軍所属のポルトガル傭兵「海鬼」の参戦
 おわりに

東インド会社の苦い敗北――鄭成功による台湾征服――(一六六一~一六六二)
  ………パトリツィア・カリオティ〈翻訳 渡辺真由美〉
 侵略への恐れ
 バタヴィアからの客
 内部の論争
 敵の出現
 降伏

台湾漢人アイデンティティーの形成と媽祖信仰………赤井 孝史
 はじめに
一 清代初期の台湾と媽祖信仰
二 林爽文の乱における媽祖霊験譚と台湾海峡の海洋民
三 地域の守護神としての媽祖
 おわりに

「郡方毎日記」にみる近世対馬の突き取り捕鯨………及川 将基
 はじめに
一 一七世紀の対馬の突き取り捕鯨
二 対馬への捕鯨業の展開と海民
三 対馬藩と捕鯨業
 おわりに

糸割符再考―糸割符増銀と生糸現物配分について―………西垣 昌欣
 はじめに
一 糸割符増銀をめぐる議論
二 生糸の現物と増銀の配分
三 寛永期の生糸取引をめぐって
四 近世中期の割符糸
 おわりに

近世海域アジア世界とオランダ東インド会社の日本貿易………島田 竜登
一 問題の所在
二 オランダ東インド会社の組織構造と日本商館
三 バタヴィアとオランダ東インド会社
四 日本行き航路と日本貿易
五 日本発航路と日本銅
六 おわりに

近世初期対外関係の伝承とその利用―松浦静山の収集史料を中心に―………吉村 雅美
 はじめに
一 異国船来航地としての平戸と松浦家の自己認識
二 谷村友山と松浦静山の対外認識
 おわりに


第二部 一九~二〇世紀の変革と言説

「蘭学」を腑分けする………大島 明秀
 はじめに
一 板沢武雄の腑分け
二 解体される「蘭学」
三 「西夷視」される「蘭学」
四 浸透する「蘭学」
五 オリエンタリズムとしての「蘭学」
 おわりに

「よしの冊子」諸写本の比較………橋本 佐保
 はじめに
一 「よしの冊子」成立の流れ
二 松平定信老中退任・将軍補佐解任に関する周囲の反応
 おわりに

一九世紀における藩認識と国家認識・対外認識―三河田原藩家老渡辺崋山を事例に―
  ………矢森小映子
 はじめに
一 「藩」認識の形成過程
二 「天下」の「小藩」田原藩―対外的危機意識の中で―
 おわりに

ペリー来航時の贈答のかわら版にみる対外認識………田中 葉子
 はじめに
一 ペリー来航とかわら版の板行
二 日米間での贈り物の授受
三 贈答のかわら版の内容
四 贈答のかわら版が意味するもの
 おわりに

後期幕領期におけるアイヌ同化政策と在地の動向………濱口 裕介
 はじめに
一 幕府の蝦夷地直轄支配と同化政策
二 支配人・番人と改俗政策―イシカリ場所の事例から―
三 役付アイヌの「村役人」化について―アツケシ場所の事例から―
 おわりに

嘉永・安政期における幕府火薬製造の変遷―水車動力の導入を中心に―………福田 舞子
 はじめに
一 日本における火薬製造
二 水車動力の利用
三 西洋流砲術への期待
 おわりに

漂流民救助と送還の近代化………上白石 実
 はじめに
一 海難救助における費用負担の状況
二 海難救助に関する条約改正
 おわりに

「女大学」言説の変遷とその評価―「女大学」研究をめぐって―………安田千恵美
 はじめに
一 「女大学」の研究
二 明治期の女子教育論―旧弊な道徳廃すべきか―
三 大正期の「女大学」評価―古き良き「女大学」―
四 昭和期の「女大学」―派生作品の時代―
五 戦後~現代の「女大学」―沈黙の「女大学」―
 おわりに

ソメイヨシノをめぐる言説とその実像………秋山 伸一
 はじめに
一 ソメイヨシノをめぐる言説
二 ヨシノザクラからソメイヨシノへ
三 通信販売カタログにみるソメイヨシノの特徴
四 ソメイヨシノの伝播と植樹~むすびにかえて~

現在日本の国境問題を近世国際関係論から考える………荒野 泰典
 はじめに―「領土」問題への関心―
一 問題点の整理―米国の「あいまい」政策・「固有の領土」言説・係争地域からの視点―
二 近世日本の国際関係と平和維持システム
 おわりに―境界地域の可能性の掘り起し―

A Bitter Defeat for the VOC:The Conquest of Taiwan by Zheng Chenggong, 1661-1662……… Patrizia Carioti
 Fears of invasion
 Guests from Batavia
 Internal disputes
 The enemy’s appearance
 The surrender

あとがき
執筆者一覧

執筆者一覧(掲載順)

荒野 泰典(あらの やすのり) 一九四六年生まれ 立教大学名誉教授
申東珪(シン ドンギュ) 一九六六年生まれ 東亜大学校・中国日本学部副教授
Patrizia Carioti(パトリツィア・カリオティ) 一九六〇年生まれ ナポリ東洋大学教授
渡辺真由美(わたなべ まゆみ) 一九四二年生まれ
赤井 孝史(あかい たかし) 一九六八年生まれ 園田学園女子大学短期大学部教授
及川 将基(おいかわ しょうき) 一九七一年生まれ 東京大学史料編纂所学術支援専門職員・豊島区立郷土資料館臨時職員
西垣 昌欣(にしがき まさよし) 一九六五年生まれ 筑波大学附属桐が丘特別支援学校副校長
島田 竜登(しまだ りゅうと) 一九七二年年生まれ 東京大学大学院人文社会系研究科准教授
吉村 雅美(よしむら まさみ) 一九八二年生まれ 日本女子大学文学部史学科講師
大島 明秀(おおしま あきひで) 一九七五年生まれ 熊本県立大学文学部准教授
橋本 佐保(はしもと さほ)一九八四年生まれ 学習院大学史料館EF共同研究員
矢森 小映子(やもり さえこ) 一九七八年生まれ 東京大学史料編纂所学術支援専門職員
田中 葉子(たなか ようこ) 一九七二年生まれ 東京都北区教育委員会文化財専門員濱口 裕介(はまぐち ゆうすけ) 一九八〇年生まれ 札幌大学女子短期大学部助教
福田 舞子(ふくだ まいこ) 一九八三年生まれ 大阪大学適塾記念センター特任研究員
上白石 実(かみしらいし みのる) 一九六四年生まれ 盛岡大学文学部准教授
安田 千恵美(やすだ ちえみ) 一九八四年生まれ 立教大学大学院文学研究科博士課程後期課程在学中
秋山 伸一(あきやま しんいち) 一九六一年生まれ 豊島区立郷土資料館学芸員
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すべての子どもに本との出会いを 児童自立支援施設・児童相談所・矯正施設への読書活動の支援

著者
正井さゆり[広島県立図書館監修] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
288 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2017年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-392-4 
Cコード
C0037 
ジャンル
教育〈教育エッセイ・記録〉 一般書/随筆
 
内容
広島県立図書館による「子どもの自主的な読書」への支援活動の実践報告集。特に外部からの働きかけに慎重を要する児童自立支援施設、児童相談所矯正施設等の子どもに配慮した準備・実践・手法など具体的な活動内容を記す。

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はじめに

第1部 広島県立図書館の実践
 第1章 はじめに
  第1節 本取組みの背景
  第2節 広島県立図書館について
 第2章 各施設への読書活動支援の実践例
  第1節 広島県立広島学園
   一 初めての訪問からおはなし会まで
   二 お薦め本のポップ作り授業
  第2節 東部こども家庭センター一時保護所
   一 おはなし会を行うことになったきっかけ
  二 ボランティアによるおはなし会
  第3節 西部こども家庭センター一時保護所
   一 西部こども家庭センターでもおはなし会を!
    二 「おはなしのたね」としての活動
   第3節ー2 こども家庭センターで活動するボランティアの情報交換会
  第4節 貴船原少女苑
   一 連携の始まりからブックトークの実施まで
   二 ブックトーク,親子参加型授業「読書会」,保護者向けの講話
   三 【考察1】 ブックトークによる読書意欲の高まりと自分自身の振返り
   四 【考察2】 読書会による自分と家族に関する気付
  第5節 広島少年鑑別所
   一 職員が行う絵本の読み聞かせに関する相談
   二 職員との情報交換
   三 少年へのブックトークと講話
  第6節 広島少年院
   一 職員への情報提供
   二 初めての図書の貸出しから図書館見学まで
 第3章 取組みを広げるために
  第1節 平成24年度全国公共図書館児童・青少年部門研究集会
  第2節 雑誌等への掲載
 第4章 読書活動ボランティアの立場から
   1 ひろしま子どもの読書活動団体等ネットワーク協議会代表幹事
   2 東部こども家庭センター読書ボランティア代表
   3 西部こども家庭センター「おはなしのたね」代表
   4 前広島県子どもの読書連絡会会長
※ コラム ボランティアとの連携

第2部 読書活動の支援を行う際の留意点
 第1章 施設と連携する際に配慮したいこと
  第1節 図書館の在り方
  第2節 施設への理解とニーズに沿った支援
  第3節 取組みを継続していくために
  第4節 子供への理解と対応
  第3節 ボランティアとの連携
  第6節 取組みについての報告等
 第2章 読書活動支援のポイント
   1 「図書室」についての助言
   2 図書に関する情報提供
   3 団体貸出し
   4 図書の譲与
   5 レファレンス(調査・相談)
   6 おはなし会
   7 施設の職員が行う読み聞かせについての支援
   8 お薦め本のポップ作り
   9 ブックトーク
   10 読書会
   11 読書や図書館の利用に関する質問タイム
  12 図書館見学
   13 保護者を対象とした読書に関する講演
 第3章 今後の取組みに向けて
  第1節 各施設への支援と期待される成果
  第2節 読書行事を体験することの意味(仮説)
  第3節 課題と今後の展望

  結び
    資料
  A  お薦め本のポップ作り配布資料(広島学園実施)
  B 西部こども家庭センター「おはなしのたね」会則抜粋
  C 読書会シート(貴船原少女苑実施)

  参考文献
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「語り直す力」を育てる文学教育の構想 ――ナラティブを援用して―― 

著者
佐々原正樹 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
362 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2017年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-393-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
物語世界を見直す、捉え直すことを通して、現実世界の「見方・考え方」を「語り直す力」の育成を主体に、小学生を対象とした深い学びに至るための文学の授業を構想する。
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序 章 研究の目的と方法
 1 問題の所在
 2 研究の目的と方法
  2-1 研究の目的
  2-2 研究の方法
   2-2-1 各部の構成
   2-2-2 各章の研究の方法

第1部 理論的研究
第1章 「語り直す力」育成の必要性とその捉え直し 
 1 「語り直す力」育成の必要性
  1-1 学習指導要領と「生きる力」
  1-2 「生きる力」とキー・コンピテンシー
  1-3 「語り直す力」育成の必要性
   1-3-1 学習指導要領の「生きる力」の問題点
   1-3-2 DeSeCoプロジェクトと「思慮深さ/省察力」(reflectiveness/reflectivity)
   1-3-3 メタ認知の変容
 2 方法論としてのナラティブ(narrative)
  2-1 ナラティブの定義
  2-2 ナラティブの概観
   2-2-1 「物語」から「語り」へ
   2-2-2 「論理・実証モード」に対置する研究方法としてのナラティブ
   2-2-3 臨床分野における実践方法としてのナラティブへ
   2-2-4 「語り」から「語り直し」へ
   2-2-5 ナラティブの特徴と効果
   2-3 「ナラティブ」を理論的枠組みとする意義
 3 「語り直す力」の捉え直し
  3-1 自己物語論
  3-2 「自己物語」の特徴
  3-3 自己を「物語」として捉えるよさ――「自己物語」を理論的枠組みとする意義――
  3-4 「自己の語り直し」から「自己物語の語り直し」へ

第2章 「語り直す力」を育成するための理論構築1――ナラティブ・アプローチを検討して――
 1 人生において語り直しが生じる時
  1-1 出来事と「自己物語」のズレ(タイプ1のズレ)
  1-2 「自己物語」と「外部の物語」のズレ(タイプ2のズレ
 2 内部に起こっているズレ――出来事と出来事のズレ――
 3 「語り直す力」を育成するための知見――ナラティブ・アプローチを検討して――
  3-1 基本的な考え
  3-2 〈位置づけられた場〉の「権力関係」に注目して――〈出来事と「自己物語」のズレ(タイプ1のズレ)〉の場合――
   マイケル・ホワイト,デビット・エプストン
  3-3 〈語られた場〉の「権力関係」に注目して――〈「自己物語」と「外部の物語」のズレ(タイプ2のズレ)〉の場合――
   3-3-1 ハロルド・グーリシャン, ハーレーン・アンダーソン
   3-3-2 トム・アンデルセン
  3-4 「相互作用」と「道具」に注目して――〈「自己物語」と「外部の物語」とのズレ(タイプ2のズレ)〉の場合、定義的祝祭―
  3-5 ナラティブ・アプローチから得られた知見
  3-6 総合考察

第3章 「語り直す力」を育成するための理論構築2――「語り直す力」を育てる文学の授業の理論構築――
 1 「語り直す力」育成の視点からみた先行研究の検討1
  1-1 教育学とナラティブ・アプローチの共通点――物語としての自己――
  1-2 ナラティブ・アプローチから得られた知見を教育に援用する際の課題
   1-2-1 子どもの内部に,「揺らぎ」「ズレ」を生じさせることの必要性
   1-2-2 教育における非対称性という「教育関係」を乗り越える必要性
  1-3 公共性と他者
   1-3-1 時代が抱える「困難性」を乗り越える必要性
   1-3-2 子どもを「他者」とみる
 2 「語り直す力」育成の視点からみた先行研究の検討2
  2-1 綴り方・生活綴り方の検討
  2-2 文学教育の検討
   2-2-1 二つの軸
   2-2-2 四つの実践・理論の特徴と課題
 3 文学教育と「語り直す力」の育成
  3-1 国語科教育と物語的行為
  3-2 なぜ 文学教育で「語り直す力」を育成するのか
   3-2-1 なぜ, 文学作品を媒介とするのか
 4 「語り直す力」を育てる文学の授業の理論構築
  4-1 「語り直す力」を育てる文学の授業の理論構築――「作品世界」の「聴き手」と「現実世界」の「語り手」を接続するために――
   4-1-1 文学体験を起こすための授業理論【課題1,課題⑥を乗り越えるために】
   4-1-2 「脱中心化」【課題2,課題3を乗り越えるために】
   4-1-3 自己を生成過程の「物語」と捉えることで【課題4,課題5を乗り越えるために】
   4-1-4 学習者に「現実世界」と「作品世界」をどのように接続させるか【課題6を乗り越えるために】
  4-2 「語り直す力」を育てる文学の授業について
  4-3 「語り直す力」について

第2部 実践的研究 「語り直す力」を育てる文学の授業理論の提案
第4章 「語り直す力」を育てる文学の授業理論の検証――中学年を事例として――
 1 「教室という場」と「登場人物の自己像・世界像」の語り直しとの関わり
  1-1 実験授業1 「引用」方略を導入した授業の特徴,及び「引用」方略の「登場人物の自己像・世界像」の語り直しに及ぼす効果の検討
   1-1-1 はじめに
   1-1-2 方法
   1-1-3 結果と考察
   1-1-4 総合考察
  1-2 実験授業2 「引用」方略の継続が「聴くこと・発言形成」に関わる方略の習得,及び,「登場人物の自己像・世界像」の語り直しに及ぼす効果の検討
   1-2-1 はじめに
   1-2-2 方法
   1-2-3 結果と考察
   1-2-4 総合考察
 2 「道具」,「コミュニケーション過程」と「登場人物の自己像・世界像」の語り直し
  2-1 実験授業3 「対話的ディスカッション」と「他者モニタリング」との関係,及び「対話的ディスカッション」の語り直しに及ぼす効果の検討
   2-1-1 問題の所在
   2-1-2 目的と方法
   2-1-3 授業の結果
   2-1-4 社会的過程の「メタ認知」を考慮した「語り直す力」を育てる文学の「読み」の授業
   2-1-5 総合考察
  2-2 実験授業4 集団で形成された「外部の物語」が立ち上がる状況の中で,「対話的ディスカッション」の語り直しに及ぼす効果の検討
   2-2-1 問題の所在
   2-2-2 「解釈の偏り」を形成するしくみ
   2-2-3 「解釈の偏り」を前提とした授業の構想
   2-2-4 総合考察
 3 「位置づけられた場(言論の場)」と「読み手の自己物語」の語り直し
  3-1 実験授業5「言論の場」の変化が「読み手の自己物語」の語り直しに及ぼす効果の検討
   3-1-1 問題の所在
   3-1-2 「読み」の語り直しを形成するしくみ
   3-1-3 「語り直す力」を育てる授業の構想と実際
   3-1-4 総合考察

第5章 「語り直す力」を育てる文学の授業の構想
 1 実践から得られたこと及び理論の修正
  1-1 文学体験の発達
  1-2 三つの視点と発達段階
   1-2-1 〈コミュニケーション過程〉と発達段階
   1-2-2 場と発達段階
   1-2-3 道具と発達段階
 2 「語り直す力」を育てるための授業の構想――低学年――
  2-1 低学年の「語り直し」体験
   2-1-1 「入る過程」→「なる過程」
  2-2 三つの視点〈コミュニケーション過程〉〈場〉〈道具〉
   2-2-1 〈コミュニケーション過程〉
   2-2-2 〈場〉
   2-2-3 〈道具〉
  2-3 「語り直す力」を育てる文学の授業の構想――教材「ニャーゴ」(2年)を事例に――
   2-3-1 教材について
   2-3-2 目標について
   2-3-3 指導の工夫について
   2-3-4 指導計画について
 3 「語り直す力」を育てるための文学の授業の構想――中学年(3年生)――
  3-1 中学年(3年生)の「語り直し」体験
   3-1-1 「入る過程」→「なる過程」→「みる過程」
  3-2 三つの視点〈コミュニケーション過程〉〈場〉〈道具〉
   3-2-1 〈コミュニケーション過程〉
   3-2-2 〈場〉
   3-2-3 〈道具〉
  3-3 「語り直す力」を育てる文学の授業の構想――教材「おにたのぼうし」(3年)を事例に――
   3-3-1 教材について
   3-3-2 目標について
   3-3-3 指導の工夫について
   3-3-4 指導計画について
 4 「語り直す力」を育てるための文学の授業の構想――中学年(4年生)――
  4-1 中学年(4年生)の「語り直し」体験
   4-1-1 「入る過程」→「なる過程」→「みる過程」→(イメージ化)→「引き出す過程」
   4-2 三つの視点〈コミュニケーション過程〉〈場〉〈道具〉
   4-2-1 〈コミュニケーション過程〉
   4-2-2 〈場〉
   4-2-3 〈道具〉
 5 「語り直す力」を育てるための文学の授業の構想――高学年――
  5-1 高学年の「語り直し」体験
   5-1-1 「入る過程」→「なる過程」→「みる過程」→(イメージ化)→「引き出す過程」→「意味づける過程」
  5-2 三つの視点〈コミュニケーション過程〉〈場〉〈道具〉
   5-2-1 〈コミュニケーション過程〉
   5-2-2 〈場〉
   5-2-3 〈道具〉
  5-3 「語り直す力」を育てる文学の授業の構想――教材「海のいのち」(6年)を事例に――
   5-3-1 教材について
   5-3-2 目標について
   5-3-3 指導の工夫について
   5-3-4 指導計画について
終 章 本研究の成果と課題
 1 成果
  1-1 「語り直す力」育成の必要性及び「語り直す力」の捉え直し(目的1)
  1-2 「語り直す力」を育てる文学の授業の理論構築(目的2)
  1-3 「語り直す力」を育てる文学の授業理論の有効性の検証(目的3)
  1-4 「語り直す力」を育てる文学の授業の構想(目的4)
 2 課題
  2-1 理論の精緻化
  2-2 中学・高校生における「語り直す力」の育成
  2-3 「語り直す力」を育てる授業と読書教育

 参考文献
 おわりに
 事項索引
 人名索引
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ランキングに見る日本のソフトパワー 

著者
三上貴教 
シリーズ
広島修道大学学術選書67 
助成
 
判型
A5 
ページ
372 
定価
3,520円 (本体3,200円 )
発行日
2017年3月16日 
ISBN
ISBN978-4-86327-391-7 
Cコード
C1036 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
ランキングを通して世界の中の日本の針路を考究する。日本が大切にすべき価値や規範は何なのか。世界ランキングに対するリテラシーを高め、目標設定に活用し、さらに日本のソフトパワーの増進につなげる方途を探る。
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『ランキングが照射する日本のソフトパワー』
第1章 国際政治学的にランキングを研究する意義
 (1)ランキング化の進展
 (2)ランキングによる目標の明確化
 (3)ランキング・リテラシー
 (4)ひろレポの可能性
 (5)ランキングの規範形成力
 (6)国会審議の中のランキング
 (7)ランキングと地球文化

第2章 外交青書の中のランキング
 (1)日本外交の基調
 (2)第1号と近刊
 (3)1960年代と1970年代
 (4)1980年代と1990年代
 (5)2000年代
 (6)2010年代
 (7)ランキング的分析

第3章 民主主義を測るランキング
 (1)民主主義のランキング化
 (2)民主主義指数の方法論
 (3)日本の評価
 (4)諸外国の評価

第4章 幸福度ランキング
 (1)社会の中の幸福
 (2)情けは人のためならず
 (3)幸福度ランキングについて
 (4)日本国内の幸福度ランキング
 (5)第2回目の発表
 (6)OECDによる幸福度調査
 (7)より良い社会とするために

第5章 国際観光に関するランキング
 (1)ソフトパワーとしての観光
 (2)観光競争力ランキング
 (3)受入れ観光客ランキング
 (4)観光と安全保障
 (5)日本の観光政策に向けて

第6章 腐敗認識指数
 (1)腐敗認識指数とは
 (2)ソフトパワーとしての腐敗認識指数
 (3)日本にとっての課題

第7章 平和度ランキング
 (1)平和は測れるか
 (2)GPIの第1部
 (3)GPI第2部
 (4)GPI第3部と評価項目
 (5)OECD諸国の中で

第8章 人間開発指数ランキング
 (1)日本の順位の変動
 (2)教育の評価
 (3)2013年版のレポート
 (4)指数の算出方法
 (5)日本社会における存在感

第9章 「ひろしまレポート」に基づくランキング
 (1)ひろしまレポートに対する期待
 (2)図表分析
 (3)記念式典への参加を促す

第10章 「良い影響」調査に基づくランキング
 (1)与える影響に関するアンケート調査
 (2)日本に対する評価
 (3)諸外国の自国に対する評価
 (4)日本社会における浸透度

第11章 「教育力」ランキング
 (1)教育再生と大学ランキング
 (2)大学ランキング創出の試み
 (3)英語力ランキング
 (4)教育のコスト
 (5)大学教育の現状
 (6)海外留学生数
 (7)日本人の英語力

第12章 オリンピック・メダル数ランキング
 (1)ソフトパワーとしてのオリンピック・メダル数
 (2)夏季オリンピック(1976モントリオール・オリンピック以降)
 (3)夏季オリンピック(1972年ミュンヘン・オリンピック以前)
 (4)日本のメダル数
 (5)冬季ソチ・オリンピックを終えて
 (6)冬季1980年レークプラシッド以降
 (7)冬季1976年インスブルック以前

第13章 NGO・シンクタンク・ランキングと日本の市民社会の課題
 (1)NGOとシンクタンク
 (2)NGOランキング
 (3)シンクタンクのランキング

第14章 ソフトパワーによる民主主義の強化
 (1)ソフトパワーの相互認証
 (2)Monocleのソフトパワーランキング
 (3)ソフトパワーの重要要素である民主主義を競う
 (4)日本アカデメイア
(5)ソフトパワーを高める
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Can Do で示す英語文法指導 文法能力の習得実態調査を中心に

著者
佐藤恭子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
76 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2017年3月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-390-0 
Cコード
C1082 
ジャンル
英語教育
 
内容
CEFRの教育ツールである能力記述文(can do statement)に焦点を当て、学習者の自己評価における活用法や、実用の際の必要事項について、実際の調査に基づいて検討する。
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はしがき

1.はじめに
 1.1.ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)
 1.2.CEFRと英検およびTOEICとの対応

2.「清泉アカデミックCan-Do尺度」を用いた自己評価
 2.1.Can-Doチェックリストによる自己評価
 2.2.結果
 2.2.1.自己評価
  2.2.1.1.スピーキング
  2.2.1.2.リスニング
  2.2.1.3.リーディング
  2.2.1.4.ライティング
  2.2.1.5.まとめ
 2.2.2.これまでの学習経験
  2.2.2.1.スピーキング
  2.2.2.2.リスニング
  2.2.2.3.リーディング
  2.2.2.4.ライティング
  2.2.2.5.まとめ
 2.2.3.学習ニーズ
  2.2.3.1.スピーキング
  2.2.3.2.リスニング
  2.2.3.3.リーディング
  2.2.3.4.ライティング
  2.2.3.5.まとめ
 2.3.まとめ

3.段階的な英語文法指導を目指した習熟実態の検証
 3.1.予備調査
 3.2.調査方法
 3.3.本調査
 3.3.1.調査方法
 3.3.2.調査結果
 3.3.3.文法項目の再分類
  3.3.3.1.否定文・疑問文
  3.3.3.2.原級、比較級、最上級
  3.3.3.3.代名詞
  3.3.3.4.現在完了と過去
  3.3.3.5.would like toを用いた願望表現
  3.3.3.6.助動詞 (must, might)
  3.3.3.7.所有格
  3.3.3.8.項構造に関するもの
 3.3.4.文法指導におけるCEFRの資料
  3.3.4.1.Core Inventory for General English
  3.3.4.2.English Profile Programme
 3.3.5.段階的な文法能力を示す「能力記述文」の作成
 3.3.6.まとめ

4.ニューラルテスト理論を用いた分析
 4.1.調査方法
 4.2.分析方法
 4.2.1.調査結果
 4.2.2.項目参照プロファイル
 4.2.3.ランク別習得状況
 4.3.まとめ

参考文献
参考資料
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施設実習の手引き 

編者
西川ひろ子・山田修三・中原大介 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
124 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2017年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-388-7 
Cコード
C2037 
ジャンル
教育〈幼児・児童教育〉
 
内容
実習の概要、各施設についての解説から、オリエンテーション、実習の準備と実際、実習記録の書き方、実習施設へのかかわり方、施設でのトラブル回避について、評価まで、実習についての具体を解説する。
【2024/9/15出荷分より定価2,200円に変更となります】
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第1章 施設実習の概要
 第1節 保育実習の体系
 第2節 施設実習の意義と目的
 第3節 施設保育士の職務内容
 第4節 保育士の資質と倫理

第2章 児童福祉施設の理解と概要
 第1節 施設利用児(者)の現状と課題
 第2節 施設利用児(者)へのかかわり方
 第3節 施設の種類と特徴及び利用児(者)理解

第3章 障害者支援施設の理解と概要
 第1節 障害者支援施設等の概要
 第2節 障害者支援施設等に配置される職員
 第3節 障害者支援施設・障害福祉サービスの対象者
 第4節 障害者支援施設・障害福祉サービス事業所における支援内容
コラム1 施設での宿泊が不安

第4章 施設実習オリエンテーション
 第1節 実習施設の決定
 第2節 事前学習
 第3節 実習施設でのオリエンテーション

第5章 施設実習前の準備
 第1節 健康管理
 第2節 実習の持参物の確認
 第3節 施設実習に向けての自己学習の確認
 第4節 実習課題の設定と実習計画の確認
コラム2 家族再統合とは

第6章 施設実習の実際
 第1節 実習の日程(流れ)と日課
 第2節 実習内容
 第3節 自分を知るために

第7章 実習計画の作成
 第1節 実習計画とは
 第2節 実習計画の構成
 第3節 実習計画の留意点
 第4節 実習計画案の実際例

第8章 実習記録の書き方
 第1節 実習記録の目的
 第2節 実習記録の内容
 第3節 実習記録文章の基本
 第4節 記録の実際例

第9章 施設実習中のトラブル
 第1節 利用児(者)とのトラブル
 第2節 利用児(者)とのかかわり方
 第3節 実習後の利用児(者)及び実習施設とのかかわり方
 第4節 守秘義務
 第5節 安全の配慮事項

第10章 施設実習後の実際
 第1節 各種書類の提出
 第2節 礼状の作成
 第3節 実習記録の反省と評価
 第4節 実習施設との実習後のかかわり方

第11章 施設実習の評価
 第1節 評価の意義と目的
 第2節 評価項目とその内容
 第3節 実習体験報告会の開催と活用
 第4節 実習終了後の振り返り
コラム3 QOL(quality of life)について

引用・参考文献
索引
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説明的文章の読みの学力形成論 

著者
間瀬茂夫 
シリーズ
 
助成
2016年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
356 
定価
6,490円 (本体5,900円 )
発行日
2017年2月27日 
ISBN
ISBN978-4-86327-387-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
説明的文章教材の構造、学習者、教師の持つ学力観、学習者同士の協同的過程の四つの観点に沿って、説明的文章の推論的な読みの学力形成過程について論究。国語学力形成への提言を行う。書評
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序 章 研究の目的と方法

 第1節 研究の目的
 第2節 研究の方法
 第3節 研究の意義

第1章 説明的文章の読みの学力形成論の課題

 第1節 学力形成論の課題
  第1項 戦後学力論争史における学力概念批判論の検討
  第2項 高次の学力形成論の展開
 第2節 説明的文章の読みの学習指導研究の課題
  第1項 国語学力論の展開
  第2項 説明的文章の読みの学習指導研究の革新と課題
 第3節 説明的文章の読みの学力形成論の枠組み

第2章 推論的読みを軸とした説明的文章の読みの学力モデルの構想

 第1節 説明的文章の読みの目的と推論・論証
  第1項 説明的文章の読みの目的と「文章の論理」の理解
  第2項 説明的文章の文章構造と文章理解モデル
 第2節 説明的文章の理解モデルの検討
  第1項 ヴァン・ダイクとキンチュによる一般的文章の理解モデルの検討
  第2項 B. J. F. マイヤーによる説明的文章の理解モデルの検討
  第3項 説明的文章の読みにおける読み手の用いる推論と知識の種類
 第3節 説明的文章における知識と論証の階層的枠組み
  第1項 説明的文章における「説明」の階層性と論証の種類
  第2項 トゥールミンによる論証モデルの検討―汎用的な論証―
  第3項 説明的文章における科学的説明の検討―学問的知識の論証―
  第4項 説明的文章におけるレトリックによる論証―価値の論証―
 第4節 推論的読みを軸とした説明的文章の読みの学力モデルの構想
  第1項 説明的文章における知識空間の階層性と推論的読み
  第2項 国語科授業における推論的読みの協同性
  第3項 推論的読みを軸とした説明的文章の読みの学力モデルの構想

第3章 推論的読みを観点とした中学校説明的文章教材の文章構造の分析

 第1節 中学校説明的文章教材の文章構造の分析の観点
 第2節 中学校説明的文章教材の文章構造の分析
  第1項 中学校説明的文章教材の整合性の分析―「自然のシステムに学ぶ」(中3)を事例として―
  第2項 中学校説明的文章教材の論証構造の分析―「モアイは語る」(中2)を事例として―
  第3項 説明的文章の文章構造に関する学習指導への示唆
 第3節 中学校説明的文章教材の文章構造と読み手の推論の相互作用の分析
  第1項 説明的文章教材の理解過程における推論
  第2項 モダリティ表現に注目した説明的文章教材の理解過程の分析―「シンデレラの時計」(中2)を事例として―
 第4節 中学校国語教科書における説明的文章教材の系統性の分析
  第1項 中学校説明的文章教材の説明構造の系統性の分析―学校図書中学校国語教科書における説明的文章教材の分析を通して―
  第2項 中学校説明的文章教材における説明・主張と知識の系統性

第4章 中学校段階における説明的文章の推論的読みの発達と学習可能性

 第1節 学習者に対する説明的文章の読みの調査の枠組み
 第2節 中学校段階における説明的文章の読みの過程―読みの調査1を通して―
 第3節 中学校段階における説明的文章の推論的読みの発達―読みの調査2と調査3を通して―
  第1項 中学校2年生における説明的文章の推論的読みの過程―読みの調査2による分析と考察―
  第2項 小学校高学年から中学校にかけての説明的文章の推論的読みの発達―読みの調査3による分析と考察―
 第4節 中学校段階における説明的文章の論理的関係に関する理解方略の学習可能性―読みの調査4を通して―
  第1項 説明的文章の論理的関係に関する理解方略の教授
  第2項 中学校3年生における説明的文章の論理的関係に関する理解方略の学習可能性―読みの調査4による分析と考察―
  第3項 説明的文章の論理的関係に関する理解方略教授への示唆

第5章 教師の持つ説明的文章の読みの学力観と指導理論の検討

 第1節 教師の持つ説明的文章の読みの学力観と授業のあり方をとらえる枠組み
  第1項 国語科授業と教師の持つ国語学力モデルとの関わり
  第2項 国語科教師の持つ説明的文章の読みの学力モデルの問題
 第2節 中学校段階における国語科教師の持つ説明的文章の読みの学力観と指導理論の分析―教師への調査1と調査2を通して―
  第1項 中学校国語科教師の持つ説明的文章の読みの学力観―教師への調査1による分析―
  第2項 中学校国語科教師の持つ説明的文章の読みの指導理論にける推論的読みの位置―教師への調査2による分析―
  第3項 中学校国語科教師の持つ説明的文章の読みの学力観と指導理論の授業方法との関係
 第3節 米国における説明的文章の読みの指導観の検討
  第1項 米国における読みの理解方略の指導方法の類型と指導過程
  第2項 我が国における説明的文章の読みの学力形成論への示唆

第6章 中学校段階における協同的過程による説明的文章の推論的読みの形成

 第1節 学力モデルの拡張による授業仮説の設定
  第1項 説明的文章の読みの授業における学習者と教師の課題
  第2項 協同的論証としての話し合い過程のモデル―中学生の小集団による話し合い過程の分析を通して―
  第3項 説明的文章の読みの授業仮説の設定
 第2節 小グループの話し合いによる説明的文章の推論的読みの形成過程の分析―授業観察1と授業観察2を通して―
  第1項 論証の批判的理解―授業観察1における協同的な論証理解の過程―
  第2項 論証の推論的理解―授業観察2における協同的な論証理解の過程―
 第3節 協同的過程を通した説明的文章の推論的読みの形成
  第1項 協同的過程を通した説明的文章の推論的読みの授業の展開
  第2項 協同的過程を通した説明的文章の推論的読みの形成論

結 章 説明的文章の読みの学力形成論の展開
 第1節 前章までの研究成果の総括
 第2節 説明的文章の読みの学力形成論の展開

参考文献
おわりに
索  引
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旧約聖書ヘブライ語における気象語彙の研究 POD版

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著者
三上宗一 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
422 
定価
7,150円 (本体6,500円 )
発行日
2017年2月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-389-4 
Cコード
C3087 
ジャンル
言語学
 
内容
旧約聖書のヘブライ語部分を対象とした語彙論的研究。気象現象を雨、雪、雹、露、霜、雲、風、寒さ、暑さ、乾燥、雷、その他に大別し、それぞれが旧約聖書ヘブライ語テキストにおいてどのような言語形式により表現されているのかについて、種々の翻訳も参照しつつ豊富な実例をもとに分析。巻末に気象関連語彙リスト並びにギリシャ語訳・ラテン語訳との対照表を添付する。
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【取扱い不可】
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小学校の子ども ――学びの基礎をみつめて――

著者
石川律子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
256 
定価
1,760円 (本体1,600円 )
発行日
2017年2月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-385-6 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈幼児・児童教育〉 教育〈教育エッセイ・記録〉
 
内容
学校生活の一コマ、子どもと親との対話、地域とのつながりなど、子どもを見守り支えてきた著者の記録ノートから、社会で生きぬく力の基礎を考える。

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はじめに

〔1〕学びの場

1 小学校で学ぶ
  学校生活の始まり/保護者の手紙/N君の満足感/目標
  〈チャイムのあとで・1〉
2 先生と出会う
  エンチョーセンセイ/先生たち/共感する/つながる
  〈チャイムのあとで・2〉
3 学校とその周辺
  保護者を学習に引き込む/うちの子を叱らないでください/参観日/お金を拾いました
4 小学生の今を生きる
  ジャンボかるた集会/燃焼の仕組み/自習の日/家庭科/トイレ掃除
  〈チャイムのあとで・3〉

〔2〕知識・技能を習得する

1 学習の基礎基本
  心を動かされたこと/やる気を引き出す/跳び箱/音楽の学習/一年生を振り返って
2 道徳にかかわって
  机と椅子/動物にふれる/二わのことり/かくしたボール/落書き/ブランコ乗りとピエロ
  〈チャイムのあとで・4〉
3 健康と体の学習
  体の学習/いのち/体育の学習/校長先生との会食
4 平和学習
  平和学習/ヒバク証言/伝える/被害加害を超えて
5 安全・防災の学習
  避難訓練/やめてください!/安全管理と危険予知
  〈チャイムのあとで・5〉

〔3〕社会性を身につける

1 学校生活のようす
  バカ!/友だち/自分に折り合いをつける/障害のある人
  チャイムのあとで・6〉
2 社会の構成員
  オンリーワン/学級委員/一年生との出会い/一番ダメなクラス
  〈チャイムのあとで・7〉
3 いじめ・喧嘩・問題行動
  のけ者/いじめの逆転/発表できない/弱い者いじめ/遊びの約束/S君
  〈チャイムのあとで・8〉
4 社会で担う役割
  習慣化/見学調査/家族について/つまらなかった遠足
  〈チャイムのあとで・9〉
5 世界とかかわる
  帰国子女/ボルゴグラード市への募金活動/スリランカの子どもに文具を送る
  〈チャイムのあとで・10〉

〔4〕共有社会をつくる

1 気持ちを伝える
  先生へ/バレンタインデー/媚びる/母の日
  〈チャイムのあとで・11〉
2 会話でつながる
  話し合い/阻害語/ソーシャルスキル/待つ
3 文字で深まる
  欠席した人へ/敬語で書いた日記/とびうおのぼうやはびょうきです
  〈チャイムのあとで・12〉
4 今、そしてこれからを
  三年生の終りに/児童名簿/好きなひと

あとがき
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しんじゅがい・続編 

著者
藤原凡人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
226 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2017年2月27日 
ISBN
ISBN978-4-86327-381-8 
Cコード
C0095 
ジャンル
教育〈教育エッセイ・記録〉 一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
前著『しんじゅがい』完成間近で他界した著者の自身で綴った入院記録と家族、知人へのメッセージ。講演・講師記録、故人を偲んだ寄稿文も掲載。

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【品切】
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 はじめに

一、入院記録

二、家族への遺言
 息子への手紙
 家族への遺言1
 家族への遺言2
 妻、秀子さんへ
 わが妻、秀子へ 
 「人生観について」病床で語る
 入院中に書いた恩師への手紙
 孫への年賀状

三、藤原凡人「人生訓」――「書」を通して――

四、講演・研修講師の記録

五、故人を偲んで――『しんじゅがい』を読んで
 「しんじゅがい」を読んで……村上昭造
 教育に一生を傾けた藤原先生へ……松田岑夫
 中学生時代の思い出……住山恭子
 藤原凡人君との想い出……溝田武人
 「真の珠」を宿した人……丸子英明
 「自分を育てる」……平田はつみ
 藤原凡人先生、安らかに……後藤ひとみ
 藤原先生 ありがとうございました……橋本義政
 義父の思い出……藤原亜紀子
 大好きなじいじへ……竹田小雪
 寄稿者の紹介

六、個人の年譜

 あとがき
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明治期大日本教育会・帝国教育会の教員改良 資質向上への指導的教員の動員

著者
白石崇人 
シリーズ
 
助成
2016年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
680 
定価
9,790円 (本体8,900円 )
発行日
2017年2月27日 
ISBN
ISBN978-4-86327-386-3 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育史〉
 
内容
明治期、教育行政と教育社会との結節点において展開された二教育会の教員改良を取り上げ、そこにおける指導的教員の動向に着目。教員改良の内実や展開過程を実証的に明らかにする。
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序 章
 一.本研究の目的
 二.先行研究の整理
 三.本研究の課題と方法


     第1部 教員改良の原点

 はじめに

第一章 「師匠から教員へ」の過程における教員改良問題の発生
 一.「教員」の誕生
 二.地域教育改革の主体としての教員―自由民権運動のなかで
 三.明治一〇年代前半の教員改良政策の展開―「政治」から「学理」へ

第二章 東京教育会における官立師範学校卒業生の動員―東京府教育の改良―
 一.東京教育会の組織構造
 二.東京教育会の活動実態
 三.「自由」教育令期における小学試験法改正への関与
 四.教育令期における小学教則編成への関与

第三章 明治一三年東京教育会における教師論―普通教育の擁護・推進への視点―
 一.東京教育会における教師論の出発点
 二.普通教育の擁護者を求めて―明治一三年夏
 三.普通教育の推進者を求めて

第四章 東京教育学会から大日本教育会へ―全国教育の進歩を目指して―
 一.東京教育学会の活動実態
 二.大日本教育会結成の背景
 三.大日本教育会結成に対する期待

第五章 明治期大日本教育会・帝国教育会と指導的教員
 一.明治期大日本教育会・帝国教育会の組織
 二.明治期大日本教育会・帝国教育会の幹部組織
 三.明治期大日本教育会・帝国教育会の組織における指導的教員

第1部の小括

     第2部 国家隆盛を目指した教員資質の組織的向上構想

はじめに

第一章 大日本教育会結成期における教員改良構想―教職の専門性への言及―
 一.結成期の『大日本教育会雑誌』における教員関係記事
 二.理学・教育学の知識習得と教授法の熟達
 三.教員像の転換の兆し
 四.教員資質と人件費削減との関係
 五.教員の専門性への言及

第二章 明治二三年前後における教員改良構想―教職意義の拡大と深化―
 一.明治二一~二四年の『大日本教育会雑誌』における教員関係記事
 二.教員の人格的資格および協同
 三.「教育者」の一員としての教員
 四.教職意義の拡大・深化の試み

第三章 大日本教育会末期の教員改良構想―単級教授法研究組合報告と高等師範学校附属学校編『単級学校ノ理論及実験』との比較から―
 一.単級教授法研究組合報告の基本的特徴
 二.単級教授法論の特徴―高師経由ヘルバルト派教授法の応用
 三.単級教授法の担い手としての教員―高度な専門性の要求

第四章 明治期帝国教育会の教員改良構想―日清・日露戦間期の公徳養成問題に注目して―
 一.公徳とは何か
 二.公徳養成教材の開発
 三.公徳養成指導の資質

第五章 教育勅語解釈に基づく教員改良構想―国家・社会改良のための臣民育成を目指して―
 一.『聖諭略解』における教育勅語解釈
 二.『訂正増補聖諭略解』における教育勅語解釈

第2部の小括

     第3部 教員講習による学力向上・教職理解の機会提供

はじめに

第一章 夏季講習会による教員講習の開始
 一.明治二四~二六年における夏季講習会の開催
 二.高等教育機関の学者による最先端の講習内容
 三.夏季講習会の本当のねらい

第二章 大日本教育会による教員講習の拡充―年間を通した学力向上の機会提供―
 一.「講義」から「学術講習会」へ
 二.明治二七~二九年の夏期講習会の実態
 三.学校教員対象の各種講義の開講

第三章 帝国教育会結成直後の教員講習―教員の学習意欲・自律性への働きかけ―
 一.「学術講習会」から「学術講義会」へ
 二.夏期講習会の展開

第四章 明治期帝国教育会における教員講習の展開―帝国大学卒・高等師範学校卒の学者による小学校教員に対する中等教員程度の学力向上機会の提供―
 一.会員の期待に支えられた教員講習の拡充
 二.教員講習の拡充・展開
 三.講習内容の概要―教育学講師に注目して

第五章 帝国教育会による教員講習の拡充―中等教員講習所に焦点をあてて―
 一.中等教員講習所の設置と運営
 二.中等教員講習所における講習内容とその結果

第3部の小括

     第4部 輿論形成・政策参加による自己改良への教員動員

はじめに

第一章 討議会における教員の動員―「討議」の限界性―
 一.大日本教育会における討議会開催の準備
 二.討議会「児童ニ銭ヲ持タシムル利害如何」
 三.討議会「小学ニ於テ男女共学ノ可否」

第二章 「研究」の事業化過程―輿論形成体制の模索―
 一.「研究」の規定背景
 二.明治二一年五月改正規則の「研究」規程
 三.部門会議における「研究」の方法

第三章 「研究」の事業化における西村貞の理学観―教育の理学的研究組織の構想―
 一.西村貞の大日本学術奨励会構想
 二.西村貞の理学観
 三.西村貞と大日本教育会改革

第四章 研究組合の成立―教育方法改良への高等師範学校教員の動員―
 一.教育学術研究と高等師範学校
 二.明治二六年一二月における大日本教育会改革
 三.大日本教育会研究組合の成立過程
 四.研究組合における構想の実現

第五章 全国教育者大集会の開催背景―輿論形成体制への地方教育会の動員―
 一.明治二〇年代初頭の教育社会における輿論形成体制
 二.大日本教育会の輿論形成体制の問題
 三.大日本教育会の方針転換―地方教育会との連携

第六章 学制調査部の「国民学校」案―輿論形成・政策参加への教員動員―
 一.結成期帝国教育会の研究調査組織
 二.学制調査部における「国民学校」案の成立
 三.初等教育改革案としての「国民学校」案

第七章 全国小学校教員会議の開催―指導的教員による専門的輿論形成・政策参加―
 一.全国小学校教員会議の開催
 二.小学教育調査部と全国小学校教員会議
 三.第一回全国小学校教員会議の実態とその意義

第4部の小括


結 章 明治期大日本教育会・帝国教育会の教員改良とは何か
 一.本研究の結論
 二.残された課題


【主要史料・主要参考文献】
【写真史料出典】
【論文初出】
あとがき
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古代メソアメリカ周縁史 ――大都市の盛衰と大噴火のはざまで――

著者
市川 彰 
シリーズ
 
助成
2016年度学術振興会助成 
判型
B5 
ページ
233 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2017年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-380-1 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
主として今日のエルサルバドル共和国に位置する諸遺跡を研究対象とし、社会的文明的に遅れた存在いわゆる「周縁」と位置付けられた地域に焦点を当てることにより、古代メソアメリカ文明史の新たな側面を浮き彫りにする。書評
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はじめに
図表目次

序 章 古代メソアメリカ文明研究の動向
 第1節 メソアメリカとその自然環境
 第2節 編年
 第3節 研究動向と現在残されている課題
 第4節 本書の構成

第1章 メソアメリカ周縁史研究の視座 ―周緑からの挑戦―
 第1節 本書の視座と意義
 第2節 メソアメリカ南東部と研究略史
 第3節 チャルチュアパ遺跡と本書における論点

第2章 歴史の運続性 ―チャルチュアパ遺跡編年の再考―
 第1節 チャルチュアパ遺跡建造物群の変遷過程
 第2節 炭素14年代
 第3節 土器編年
 第4節 チャルチュアパの変遷過程の特徴

第3章 噴火災害との対峙 ―イロパンゴ火山噴火をめぐる諸問題―
 第1節 完新世最大規模の噴火「イロパンゴ火山の噴火」
 第2節 噴火の年代
 第3節 噴火のインパクト
 第4節 噴火災害からの復興

第4章 先古典期から古典期への胎動 ―社会変化の画期―
 第1節 物質文化の変化
 第2節 墓からみた社会階層化の過程
 第3節 チャルチュアパにおける社会変化の画期

第5章 周縁と中心が接触する時 ―周縁の主体性と独自性―
 第1節 メソアメリカ南東部における外来要素の出現とその背景
 第2節 人の移動:自然科学的アプローチから
 第3節 「戦い」 の痕跡
 第4節 周縁社会の主体性と独自性

終 章 メソアメリカ周縁社会の特賀
 第1節 連綿とつづく長期の社会活助
 第2節 周縁なるものの戦略
 第3節 今後の課題と展望

おわりに
参考文献
初出一覧
欧文要旨
謝  辞
索  引
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接続助詞ケドの発話解釈過程と談話展開機能 

著者
永田良太 
シリーズ
 
助成
2016年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
185 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2017年1月26日 
ISBN
ISBN978-4-86327-376-4 
Cコード
C3081 
ジャンル
言語学〈日本語〉 日本語教育
 
内容
接続助詞ケドについて、用法間の関係、各用法を規定する接続関係の談話展開への反映のされ方を考察し、談話における接続助詞の機能について論ずる。
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序 章
0.1 研究の目的
0.2 本書の構成
0.3 本書における会話例の表記

第1章 接続助詞ケドに関する先行研究
1.1 接続助詞ケドの用法
 1.1.1 先行研究における用法の分類
 1.1.2 逆接用法
 1.1.3 対比用法
 1.1.4 前置き用法
 1.1.5 提題用法
 1.1.6 挿入用法
 1.1.7 終助詞的用法
1.2 接続助詞ケドのバリエーション
 1.2.1 「書き言葉的-話し言葉的」観点から見た使い分け
 1.2.2 「改まり度」から見た使い分け
1.3 接続助詞ケドの用法間の関係に関する先行研究
 1.3.1 松本(1989),Itani(1996)の考察
 1.3.2 山崎(1998)の考察
 1.3.3 尾谷(2005)の考察
 1.3.4 伊藤(2005)の考察
1.4 本章のまとめと接続助詞ケドに残された問題

第2章 接続助詞ケドの用法間の関係
2.1 関連性理論―発話解釈に関する語用論的枠組み―
 2.1.1 文と発話
 2.1.2 関連性理論
2.2 発話場面から見た接続助詞ケドの用法間の連続性
 2.2.1 発話場面から見た各用法の解釈過程
 2.2.2 解釈過程から見た接続助詞ケドの用法間の関係
2.3 接続助詞ケドによる「抑制」の特徴―接続助詞カラとの比較を通して―
 2.3.1 「理由を表さない」カラと接続助詞ケドの共通点
 2.3.2 「理由を表さない」カラの特徴
 2.3.3 カラによる「抑制」とケドによる「抑制」の違い
2.4 本章のまとめ

第3章 談話のトピック展開と接続助詞ケドの関わり
3.1 談話におけるトピックの特徴
 3.1.1 文のトピックと談話のトピック
 3.1.2 トピック内の語彙の意味的連関性
 3.1.3 トピックの開始と終結に見られる言語表示
 3.1.4 談話におけるトピックの展開構造
3.2 「自由談話(話し言葉)」のトピック展開と接続助詞ケドの関わり
 3.2.1 分析資料
 3.2.2 自由談話におけるトピックの展開構造と接続助詞ケドの出現位置
 3.2.3 接続助詞ケドと自由談話のトピック展開との関わり
3.3 「社説(書き言葉)」のトピック展開と接続助詞ケドの関わり
 3.3.1 分析資料
 3.3.2 社説におけるトピックの展開構造と接続助詞ケドの出現位置
 3.3.3 接続助詞ケドと社説のトピック展開との関わり
 3.3.4 接続助詞ケドと社説の構成要素との関わり
3.4 本章のまとめ

第4章 聞き手の言語的反応と接続助詞ケドの関わり
4.1 発話に対する聞き手の反応
4.2 接続助詞ケドの従属節末と主節末における聞き手の言語的反応―カラ,タラと比較して―
 4.2.1 従属節末と主節末における聞き手の言語的反応の比較
 4.2.2 接続助詞別の比較
4.3 接続助詞ケドの発話解釈過程と聞き手の言語的反応との関わり
 4.3.1 接続助詞ケドの各用法の従属節末における聞き手の反応
 4.3.2 接続助詞ケドの各用法の主節末における聞き手の反応
4.4 接続助詞ケドの挿入用法および終助詞的用法と聞き手の言語的反応
 4.4.1 挿入用法,終助詞的用法におけるケド節後の言語的反応の有無と種類
 4.4.2 終助詞的用法とターン・テーキング
4.5 本章のまとめ

終 章

用例出典・参考文献
謝辞
索引
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学習集団の論争的考察 

著者
高田 清 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
257 
定価
3,960円 (本体3,600円 )
発行日
2017年1月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-371-9 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
教育分野における実践記録や実践分析の意義やあり方、学習集団の指導性や共同性にかんする論考など、過去の教育論争を振り返り全体像を把握しつつ考察する。

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 まえがき

1.実践記録と実践分析

 第1章 授業研究における「実践記録」の役割は何か
    ――「出口・ゆさぶり論争」にみる読み方の対立点――
  一 宇佐美寛氏における「実践記録」
  二 大西氏における「実践記録」
  三 教育実践における「良い教育」の理念
  四 実践記録のあり方

 第2章 授業研究における実践記録の意義と方法
  一 授業研究と授業実践
  二 授業の実践記録が備えるべき基本的要素
  三 授業実践記録における意識的内面的過程の記録の方法

 第3章 授業のおける「教師の指導性」の検討
    ――斎藤喜博・島小学校の実践記録と授業指導観の検討――
  はじめに
  一 実践記録の形
  二 島小学校の実践記録
  三 島小学校の授業実践の特質
  四 新しい授業論と教師の指導性の相対化

 第4章 現代学校における教師の実践的指導力
    ――教育実践記録づくりと実践分析の意義――
  一 実践的指導力の形成と研修
  二 実践的指導力とは
  三 教育実践研究と実践分析
  四 教育実践記録と分析
  五 実践記録づくりの作業と実践的指導力の獲得
  六 教育実践分析の指標

2.学習集団を巡る論争

 第1章 学習集団における教師の指導性
    ――『学級集団づくり入門・第二版』の分析と批判1――
  一 集団づくり―科学的訓育論の確立
  二 「学習集団」指導にかんする若干の問題点

 第2章 自治集団づくりと学習集団の指導
    ――『学級集団づくり入門・第二版』の分析と批判2――
  一 学習主体形成の論理の欠如
  二 教科的力量と組織的力量との規定の仕方をめぐって

 第3章 戦後授業理論の再検討
    ――学習集団論をめぐる論争を中心に――
  はじめに
  一 学習集団における「教師の指導性」
  二 学習集団における「自治」について
  三 「知的対決」か「伝達におけるヘゲモニー」か

 第4章 学習集団の歴史と学びの「共同性」
  はじめに
  一 「授業」の成立と「集団」
  二 学びの「集団」と経済性・効率性、管理・支配の追求
  三 生徒集団の教育的意味への着目
  四 戦後の授業における集団の研究
  五 「学習集団」をめぐる論争
  六 学びの共同性の追究

3.学習集団の基礎研究

 第1章 集団思考の本質
  一 陶冶=訓育過程と集団思考
  二 集団思考を組織する授業=学習過程
 
 第2章 学習の規律と集団思考

 第3章 自治的集団づくりにおける規律について
  一 規律の概念について
  二 規律の形成

 第4章 指導的評価活動概念の再検討
  はじめに
  一 「評価」概念と社会的機能
  二 教育活動における評価の役割・機能
  三 指導的評価活動

4.基礎理論研究

 第1章 科学的訓育論における「生活」概念の検討
    ――戦前の生活指導運動を中心に――
  一 研究意図
  二 戦前の生活指導運動における「生活」のとらえ方
  三 戦後の生活指導運動への展望

 第2章 学習動機づけ論の再検討
    ――ローゼンフェルトにおける学習動機づけ論批判――
  一 ブルーナーの内発的動機づけ論
  二 ロートの第一次的欲求
  三 ローゼンフェルトの学習動機づけ論
  おわりに

 初出一覧
 索引
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ビートルズが分かる本 4人が語る 自身とビートルズ

著者
小林七生 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
246 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2017年1月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-378-8 
Cコード
C0076 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
リバプールの少年たちがビートルズとなり世界を熱狂させ、各自で旅立つまでの経緯を、4人のメンバー自身が語る。

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まえがき  リバプールの少年4人に天命が下され、そして世界へ


第1章 出生からクオリーメン(ビートルズの前身)まで
“学校の勉強はあまり好きじゃなかった”――ジョージ・ハリスン

ジョン・レノン(John Lennon)
 出生 生まれ育った街(都市)・リバプール
 家庭 家族
 学校 勉強 成績
 テディ・ボーイ;不良少年
 出会い・ビートルズへの道
 以下、ほぼ同じ項目
ポール・マッカートニー(Paul McCartney)
ジョージ・ハリスン(George Harrison)
リンゴ・スター(Ringo Starr)


第2章 ハンブルク・ビートルズの成立(1960~1962)
“私を育ててくれたのはリバプールじゃないハンブルクだ”――ジョン・レノン


第3章 有名になった:ビッグ・バン、膨張・爆発
“緊張しつつ興奮していた”――ポール・マッカートニー

 第3章 付説 作品点描  青春の爆発・彼女をゲット
  LOVE ME DO、   ビートルズです よろしく
  PLEASE PLEASE ME、   彼女に告白
  SHE LOVES YOU、   二人にさざ波
  I FEEL FINE   二人は仕合せ


第4章 アメリカと世界
“アメリカでビートルズがエド・サリバン・ショーに出てた時、
  犯罪がゼロかゼロに近かったそうだ”――ジョージ・ハリスン


第5章 変化のきざし
“いろんな影響が反映されるようになって歌詞も
  初期の頃とは違ってきた”――リンゴ・スター
 第5章 付説 作品点描 生活感 内省 失恋
  HELP   つらい毎日
  YESTERDAY   昨日と今日
  TICKET TO RIDE   彼女と乗車券


第6章 東京 受難マニラ・アメリカ ツアーに疑問
“キャンドル・スティック・パーク公演で曲の変わり目に観客に背を向けて
  4人の写真を撮った。これが最後のツアーだ。”――ジョージ・ハリスン


第7章 スタジオ・アーティスト、新生ビートルズ
 “ステージの変わりがテレビだった。単純明快だった。”――ジョン・レノン

 第7章 付説 作品点描  新たな出発  やさしさ・友情
  SGT. PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND  戦争しないペッパー軍曹のバンド
  WITH A LITTLE HELP FROM MY FRIENDS   友だちがいてくれる


第8章 各人の作風 ヨーコ
“みんな自分の道を歩み始めていた。
  ヨーコはその状況を促進させる触媒に過ぎなかった。”――ジョージ・ハリスン


第9章 ビートルズ 4人の旅立ち
 “ケンカしてた訳じゃないから、とげとげしいムードではなかった。もう十分だ。
  私はこっちがやりたい。そういうことだった。”――リンゴ・スター
 第9章 付説 作品点描 旅立ちに見る各々の作品
  ジョン REVOLUTION   非暴力・革命
  ポール GET BACK   ビートルズに帰ろう
  ジョージ SOMETHING   彼女に畏敬
  リンゴ OCTPUSS’S GARDEN   ブルーの世界・自由


終 章 私のビートルズ
 “ホテルの中でワンフロア貸切だったけど、結局一つの部屋に集まってしまう。
  一緒にいたかったのさ。あの頃はつねにプレッシャーがあった。私たちは互いに
  正直で、音楽に対しても正直だった。”――リンゴ・スター
 終章 付説 作品点描
  LET IT BE   祝福・心の平安
THE LONG AND WINDING ROAD   ビートルズを送る


あとがき  “やっぱりボクたちだった”
その後の4人
著者 profile
THE BEATLES original NUMBER 200songs
参考文献・資料
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ことばの授業づくりハンドブック 中学校・高等学校 漢文の学習指導 実践史をふまえて

編者
冨安慎吾[浜本純逸監修] 
シリーズ
ことばの授業づくりハンドブック 
助成
 
判型
A5 
ページ
256 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2016年12月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-368-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈漢文教育〉
 
内容
戦後のわが国での漢文教材史を概観したうえで、先進的な実践について、その目的・内容(教材)・方法・評価法を要約・解説。生徒の自発的な学習を促す漢文授業づくりのヒントを提供する。
より詳しくご紹介
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 序 ―漢文教育の授業デザインのために―……浜本純逸

1 国語科教育における漢文教育の意義……冨安慎吾

2 漢文教育の歴史……冨安慎吾

3 国語科教育としての漢文教育実践

 第一章 思想教材を用いた実践……植田 隆
 第二章 史伝教材を用いた実践……菊地隆雄
 第三章 漢詩教材を用いた実践……阿部正和
 第四章 日本漢文教材を用いた実践……冨安慎吾
 第五章 漢文と古文・現代文の総合化を図った指導……世羅博昭
 第六章 漢文教育における言語活動……大村勅夫
 第七章 漢文を中心とした創作活動……岡本利昭
 第八章 中学校・高等学校における漢字・語彙指導の工夫
     ―未来に生きる授業のデザイン―……李  軍

4 展望――これからの漢文教育の授業づくり……安居總子

 おわりに
 索引


執筆者一覧(執筆順)

浜本 純逸(はまもと じゅんいつ) 神戸大学名誉教授・元早稲田大学特任教授
冨安 慎吾(ともやす しんご)   島根大学准教授
植田 隆 (うえだ たかし)    海星中学高等学校教諭
菊地 隆雄(きくち たかお)    元鶴見大学客員教授
阿部 正和(あべ まさかず)    福岡県立鞍手竜徳高等学校教諭
世羅 博昭(せら ひろあき)    鳴門教育大学・四国大学名誉教授
大村 勅夫(おおむら ときお)   北海道旭川東高等学校教諭
岡本 利昭(おかもと としあき)  神戸大学附属中等教育学校教諭
李 軍  (り じゅん)      早稲田大学非常勤講師
安居 總子(やすい ふさこ)    元岐阜大学・元大正大学教授
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構想力を育む国語教育 POD版

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著者
竜田 徹 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
282 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2017年1月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-383-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
構想力という概念を手がかりに、対話的で生成的な国語教育目標論のあり方について論じる。
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【取扱い不可】
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 序

第1章 国語教育目標論の成果と課題

 第1節 国語教育目標論の成果
 第2節 言語主体形成論の検討
 第3節 国語教育目標論の課題
 第4節 言語生活者の育成に向けて

第2章 構想力の本質と目標論的可能性

 第1節 構想力とはなにか
 第2節 国語教育において構想力はどうあるか
 第3節 構想力を国語教育目標論へ

第3章 着想すること

 第1節 着想することの位置と意義
 第2節 ことばの実態把握論の検討
 第3節 ことばの実態把握論の発展性
 第4節 言語生活単元の探究
 第5節 着想する学びから言語生活の探究へ

第4章 予期すること

 第1節 予期することの位置と意義
 第2節 予期する学びを生み出すアフォーダンス
 第3節 アフォーダンス理論にもとづく国語教育実践
 第4節 アフォーダンス理論がひらく国語教育
 第5節 言語活動の相補性と探索性の学び

第5章 省察すること

 第1節 省察することの位置と意義
 第2節 学習の意義についての自己評価に関する検討
 第3節 目標の二重性に着目した国語科授業組織論の検討
 第4節 言語活動を振り返る学習過程の創造
 第5節 振り返ることばの向上が育むもの

第6章 希望すること

 第1節 希望することの位置と意義
 第2節 ポートフォリオ評価法の考え方
 第3節 国語教育におけるポートフォリオ評価法の可能性
 第4節 あとがきの学習指導の対話性
 第5節 国語学習への希望の創造

第7章 結――構想力を育む国語教育

 第1節 国語教育が育てる構想力の構造連関
 第2節 構想力を育む国語教育の意義と展望

 参考文献
 あとがき
 索  引
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アメリカ探訪 イタリア小景 

訳者
田辺洋子[チャールズ・ディケンズ著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
479 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2016年12月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-373-3 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/小説・童話
 
内容
チャールズ・ディケンズ作American Notes for General Circulation and Pictures from Italy 訳。
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     アメリカ探訪

  廉価版初版序文
第一章 出航
第二章 渡航
第三章 ボストン
第四章 アメリカ鉄道。ローウェルとその工場体制
第五章 ウスター。コネチカット川。ハートフォド。ニューヘイヴン。ニューヨークへ
第六章 ニューヨーク
第七章 フィラデルフィアとその独房監禁制
第八章 ワシントン。立法府。大統領官邸
第九章 ポトマック川夜行汽船。ヴァージニア街道と黒人御者。リッチモンド。ボルティモア。ハリスバーグ郵便馬車と街のあらまし。運河船
第十章 運河船追記。その家政と乗客。アレゲニー山脈を越えてピッツバーグへ。ピッツバーグ
第十一章 西部汽船にてピッツバーグからシンシナティへ。シンシナティ
第十二章 別の西部汽船にてシンシナティからルイヴィルへ。また別の西部汽船にてルイヴィルからセントルイスへ。セントルイス
第十三章 鏡面大草原(プレーリー)への遠出と帰途
第十四章 再びシンシナティへ。くだんの街からコロンバス、さらにはサンダスキーへと駅伝馬車にて。かくてエリー湖伝(づて)ナイアガラの滝へ
第十五章 カナダにて。トロント、キングストン、モントリオール、ケベック、セント・ジョンズ。再び合衆国にて。レバノン、シェーカー村、ウェストポイント
第十六章 帰航
第十七章 奴隷制
第十八章 結び
後記

     イタリア小景

  読者の旅券
第一景 フランスを抜けて
第二景 リヨン、ローヌ川、アヴィニョンの鬼婆
第三景 アヴィニョンからジェノヴァへ
第四景 ジェノヴァとその近郊
第五景 パルマ、モデナ、ボローニャへ
第六景 ボローニャとフェラーラを抜け
第七景 イタリアの夢
第八景 ヴェローナ、マントヴァ、ミラノ伝(づて)シンプロン峠を越え、スイスへ
第九景 ピサとシエナ伝(づて)ローマへ
第十景 ローマ
第十一景 目眩く幻視画(ジオラマ)

訳注
作品解題
訳者あとがき
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美しい願いごとのように 

著者
河野順子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
148 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2016年12月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-375-7 
Cコード
C0037 
ジャンル
教育〈教育エッセイ・記録〉 国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
著者が熊本大学教育学部附属小学校の校長兼任時代に綴ったブログ、折々の行事等での校長講話など、児童や保護者へ向けた生き生きとしたメッセージをまとめた1冊。コミュニケーション能力育成、「根拠」「理由づけ」「主張」の3点セットなど、同校での取り組みも合わせて紹介する。
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はじめに

1 行事を通して伝えたかったこと
  一 入学式の式辞に込めたこと
  二 水泳大会で伝えたかったこと
  三 六年年生一学期終業式
  四 臨海学校で
  五 二学期始業式
  六 二学期 体育祭
  七 オープンスクールを終えて―国語教育サロン開催―
  八 三学期始業式の言葉
  九 三学期行事 どんどやき
  十 卒業を祝う会(保護者の皆さんへ向けて)
 十一 卒業式式辞

2 校長ブログの中で紡いだ言葉
  一 命をつなぐ
  二 六年の子どもたちと見上げた普賢岳からの青空
  三 校長先生、まだ解決していないから、納得できるように解決したい!
  四 先生方の熱き戦い―見果てぬ夢、授業研究―
  五 教師の涙、子どもの涙
  六 論理的思考力育成の重要性
  七 「音読」の重要性
  八 子どもの側からの学びを立ち上げる帯単元の考え
  九 学びを創造する(1)
  十 学びを創造する(2)
 十一 対話型スピーチで生み出された感動
 十二 対話力の育成を!
  1 他者のまなざしを得ることの重要性(1)
  2 他者のまなざしを得ることの重要性(2)
  3 生きて働く力としてのコミュニケーション能力育成の重要性
 十三 生きて働く力を育む学び方の獲得
 十四 学びを支える体験の大切さ!
 十五 本校附属小学校教員の挑戦
 十六 自立した学びを育てるために(1)
 十七 学んだ知識・技能を生きて働く力に~批評的な読み方の育成~
 十八 私のことば

3 保護者と学校をつなぐ学校通信「絆」に込めた思い

4 仲良し集会での校長講話
  一 「きく」ということ
  二 論理的思考力育成へ向けて(1)サンタさんからのプレゼント
  三 論理的思考力育成へ向けて(2)「雨にも負けず」を読み深めよう
  四 論理的思考力育成へ向けて(3)思考方略を学ぶことの大切さ!
  五 三年次実習を通して
  六 「命」の大切さ
  七 本を通して世界と出会う
  八 附属小学校の皆さんと過ごした三年間の思いを込めて―平成二十六年度終了式―

おわりに
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華開く英国モダニズム・ポエトリ 

著者
風呂本武敏 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
246 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2016年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-379-5 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
アイルランドとスコットランドを加えた英国詩人たちの人物背景と創作、独自の鑑賞を論述する。

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1 エミリ・ブロンテのモダニストへの貢献
   ――C. Day-Lewisの場合

2 ハーディ・オーデン・ラーキン――論述詩の系譜

3 エズラ・パウンド――イマジズムの伝統

4 W. B. イェイツ――シンボリズムからモダニズム
  1)一心になること
  2)大江とイェイツ
  3)イェイツとロレンスのオカルト

5 戦争詩――第1次大戦・スペイン市民戦争・第2次大戦・北アイルランド

6 T. S. エリオット――イマジズムから瞑想詩

7 D. H. ロレンスのモダニティ――T. S. エリオットの批判の後に

8 W. H. オーデン――T. S. エリオットの後に

9 ヒュー・マクダーミッド
   ――モダニストからポストモダーンへの架橋

10 エドウイン・ミュアーとジョン・ノックス
   ――Edwin Muir:John Knox:Portrait of a Calvinist を読んで

11 シェイマス・ヒーニー
  1)観照の時『モノを見る』詩集
  2)二つの詩論集――『プリオキュペイションズ』/『言葉の力』
  3)追悼 大きく費やされたエネルギーは大きな持続性と同義である

12 補遺 イーグルトンのポストモダニズム論
   ――テリー・イーグルトン『ポストモダニズムの幻想』によせて

あとがき
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ありふれたこと 

訳者
橘川寿子[クリスティーナ・ロセッティ 著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
134 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
2016年12月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-374-0 
Cコード
C0097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/小説・童話
 
内容
Commonplace and Other Short Stories(1870)の表題作の翻訳。海辺の町ブロンプトン・オン・シーと都会ロンドンを舞台に描かれる三人の姉妹の結婚をめぐる物語。
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*Commonplace and Other Short Stories(1870)の表題作の翻訳

第 一 章
第 二 章
第 三 章
第 四 章
第 五 章
第 六 章
第 七 章
第 八 章
第 九 章
第 十 章
第十一章
第十二章
第十三章
第十四章
第十五章
第十六章
第十七章
第十八章

あとがき
主な参考文献
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ヒロシマのグウエーラ ――被爆地と二人のキューバ革命家―― 

著者
林 立雄[相原香織 編] 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
240 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2016年12月14日 
ISBN
ISBN978-4-86327-367-2 
Cコード
C0030 
ジャンル
一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
二人のキューバ革命家が1959年と2003年に広島原爆慰霊碑に献花し資料館を見学した。その両方の場に居合わせた元新聞記者の実録と、その後注目してきた世界と核問題。エルネスト・チェ・ゲバラ、フィデル・カストロ、二人の革命家が見た被爆地・ヒロシマの歴史的意義を考察する。
書評


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序 文

   1 「記憶の場」被爆地でのゲバラ――1959年7月25日
1.記者室
2.「グウエーラ」
3.原爆慰霊碑に敬礼
4.原爆資料館
5.県庁知事室
6.「アデュー」
7.「原爆慰霊碑へ花束 キューバ使節団長と駐日大使」

   2 執拗低音(抗米)、そして高音(反核)の記録
1.親善使節団の出発
2.東京から広島へ
3.『原爆の悲劇から立ち直った日本』
 【概説1】キューバ革命と核問題

   3 カストロの日本訪問
1.カストロの外遊
2.1995年の日本訪問
3.2003年、再び日本へ
4.念願の広島訪問
5.その後のフィデル・カストロと核問題

   4 ゲバラが撮った原爆慰霊碑の写真

   5 キューバと核をめぐる近況

 【概説2】1970年代以降のキューバ国際主義


参考資料1 キューバ核問題関連年表
 【概説3】冷戦と原水禁運動
参考資料2 原水爆禁止世界大会におけるキューバ代表の発言集

編集後記
参考文献
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長崎遊学者事典 POD版

著者
平松勘治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
466 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2016年10月24日 
ISBN
ISBN978-4-86327-372-6 
Cコード
C1021 
ジャンル
歴史・民俗
 
内容
江戸時代長崎に遊学し爾後の事績の判明した者1,052名を出身地により都道府県別に50音順に配列。生没年・遊学時の年齢・事績を詳細に記録。出身地別・目的別等の統計を付す。
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娘二人を東大に合格させた家庭教育実践報告 

著者
山碕雄一 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
236 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2016年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-366-5 
Cコード
C0036 
ジャンル
教育〈教育エッセイ・記録〉 一般書/随筆
 
内容
東大合格が目的ではない。目的は、人生を自分で選び取る力をつけること。高校で自他ともに認めた進路指導のベテランによる家庭教育と学校教育の実践報告と教育論。

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(注・ドキュメント=劇的状況の描写/コーラス=家族四人の反省とまとめ/レビュー=娘の作文)

ドキュメント 一 静かな喜びの日
1 父の肩車
2 へたな答案が恥ずかしい

コーラス 一 常識への反論――まえがき
1 平凡な人間が合格できる証明
2 偏見からの解放
3 どこの大学進学にも、男子にも通用する方法

第一章 万全への挑戦――受験手続きの過程で
1 国公立大学共通第一次入試への出願
2 数学の仕上がりを秋深く引っぱる
3 第二次入試への出願

第二章 苦境からの誕生――火の車の新婚生活
1 父母の系譜
2 父と母の結婚

ドキュメント 二 懐妊中の子宮筋腫手術
1 子宮ごと摘出する?
2 手術すれば百人でも産める!

第三章 性格は三歳までに決まる――その地盤としての家庭
1 母がつききりの子育て
2 テレビを置かない家庭
3 とりとめのない話題

コーラス 二 素人の体験的幼児教育論
1 母の語りかけ
2 絵本の読み聞かせ
3 童謡の歌い聞かせとレコード

第四章 善を責める――遊びの中で自己をきたえる
1 わが子は教育できない
2 父の叱り方
3 幼稚園は三年保育
4 ピアノの日課
5 遊びの中で自己をきたえる

ドキュメント 三 幼時のエピソード
1 万国共通語の猫語
2 小学校入学のころ

第五章 学力とは何か――学力のメドは小学三年生でつく
1 学力とは何か
2 学力形成の構造
3 小学三年生までの「学力形成」に有効な手段

レビュー 一 姉の小学校時代の作文集
1 モンキー・センターの秋
2 くま野から走って帰ったこと
3 白石先生さようなら

第六章 表現力の養成――感じ考えたままを書いてはいけない
1 日記は付けない
2 読書感想文に取り組む
3 読者がどう思って読むかをねらう
4 体験の幅を拡げる

コーラス 三 児童教育論
1 教えるとはわからせることである
2 論理的思考力を身につける

第七章 英語の導入――英語に強くなる出発点
1 ひと月前から集中して始める
2 テープを徹底的に聞かせる
3 大学附属学校の性格

第八章 クラブ活動の推奨――体力と人格の錬磨
1 クラブ活動の効用
2 勉強とクラブ活動とを両立させる条件
3 目標と方法とを明確に
4 クラブを途中でやめるのはよくない

ドキュメント 四 宣言!
1 ピアノをやめて東大へ行く!
2 この感想文、かなりいける!

第九章 高校交友録――連帯の基盤の上に
1 主体的親友は高校時代にできる
2 生徒会活動はたいくつしのぎ
3 女がほれたら学業はつぶれる
4 親衛隊おおいにはびこる

コーラス 四 高校教育論
1 まず生徒指導の充実
2 幅広い文化創造の体験
3 職業観の確立と進路の展望

第十章 塾・予備校論――無用論あるいは頼りにしない使い方
1 塾ばやりの弊風は止まらない
2 勉強習慣がある者を行かせるな
3 問題集や参考書の欠陥
4 家庭教師も気休めに終わる
5 模擬試験の功罪
6 塾・予備校の有効な使い方

レビュー 二 『法隆寺を支えた木』を読んで

終章 進学指導論――ベテランの実践から
1 志望校・志望学科の決定を早く
2 志望決定の前提と条件
3 学習習慣と計画性
4 模試実態と不得意科目の克服
5 進学指導担当教師の哀歓

コーラス 五 今ひとつの主題――あとがき
1 結果論ではない
2 今ひとつの主題
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大学における文章表現指導 ――実践の記述と考察から指導計画の提案まで――

著者
金子泰子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
364 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2016年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-370-2 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
文章表現指導の現状と課題、米・英・仏における比較研究、先行実践研究を中心とした理論編と、自身の実践事例を通して検証と成果をまとめる実践編。学習者の意識や能力を指導の基盤とした「学習者主体」の指導を提案する。

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序………早稲田大学 教育・総合科学学術院 町田守弘
凡例

序 章 大学における文章表現指導研究の課題
 第1節 研究課題
 第2節 作文指導理論の問題点
 第3節 内容と構成
 第4節 研究の方法

     第1部 理論編:文章表現指導の現状と課題

第1章 大学における文章表現指導概観
 第1節 日本の学校における文章表現指導
  第1項 大学における「国語」教育の存在
  第2項 高校における作文指導の不振
  第3項 初等・中等教育における作文指導史点描
    ――二項対立からPISA型読解力まで――
 第2節 比較国語教育学の視点
  第1項 アメリカにおける言語教育
  第2項 米・英の高等教育事情
  第3項 日・米・仏、思考表現のスタイル比較

第2章 先行実践研究と残された課題
 第1節 高校および中学校における作文指導
  第1項 長崎南高等学校国語科編著(1983)『高等学校「国語1」における作文指導』
  第2項 奈良国語教育実践研究会編(1990)『課題条件法による作文指導』
  第3項 町田守弘(1990)「『国語表現』における単元学習の試み」
 第2節 大学における文章表現指導
  第1項 木下是雄の言語技術
  第2項 井下千以子の認知心理学に基づく研究
  第3項 佐渡島紗織の学術的文章作成指導
  第4項 石塚修の「国語」教育

第3章 関連諸科学からの示唆
 第1節 認知科学が明らかにした文章産出モデル
  第1項 人はどのように書いているのか
  第2項 熟達者と初心者のモデルの違い
  第3項 書き手の声の創造
 第2節 実践研究のための方法論
  第1項 授業研究と授業様式のパラダイム転換
  第2項 実践の記述
  第3項 国語教育学における先行研究
 第3節 大学における文章表現指導のための評価
    ――新たに生みだし、将来に生きるために――
  第1項 評価の教育的意義と変遷
  第2項 最近の評価の特徴と文章表現指導
  第3項 単元学習と評価

     第2部 実践編:事例研究から見る大学生における文章表現指導とその展開

第4章 短期大学における指導経緯
 第1節 実践研究に至る「国語教育個体史」の試み
  第1項 書くことによる発見の喜び
  第2項 二百字作文との出会い
  第3項 評価の問題
 第2節 学習者主体の授業運営
  第1項 学び合う文章表現学習
  第2項 主体的に取り組む学習の実際
  第3項 相互評価とまとめ

第5章 大学における文章表現指導計画の開発に向けて
 第1節 短期大学における指導計画
  第1項 実践の背景と経緯
  第2項 二つの研究と指導の改善
 第2節 指導計画の詳細
  第1項 前半期の学習指導
  第2項 後半期の学習指導
 第3節 まとめの考察と今後の課題
  第1項 各期の考察
  第2項 まとめと課題

第6章 評価を活用した指導計画の検証
 第1節 メタ認知活性化方略の有効性
  第1項 メタ認知活性化方略
  第2項 指導計画の概略
  第3項 メタ認知活性化方略の機能
  第4項 学習効果の検証
  第5項 まとめ
 第2節 再履修生の学習実態から
  第1項 目的と方法
  第2項 分析結果
  第3項 まとめと今後の課題
 第3節 表現技術、学習意欲、思考力

第7章 大学初年次生を対象とした基礎文章表現法
   ――単元「書くことによる発見の喜びと共有」――
 第1節 新たに単元を提案する意図
 第2節 大学初年次生のための単元学習の試み
  第1項 単元「書くことによる発見の喜びと共有」の概略
  第2項 単元の具体的展開方法
  第3項 学習コミュニティの実際
  第4項 単元化の成果と展望
 第3節 単元実施上の留意点
  第1項 評価による指導の更新
  第2項 二つの指導法
  第3項 推敲の指導

終 章 研究の総括
 第1節 研究の成果
  第1項 実質的成果
  第2項 実践の価値
  第3項 本研究の意義
 第2節 今後の課題
  第1項 大学における文章表現指導計画の作成
  第2項 理論研究の継続
  第3項 実践を記述する意義の検証
  第4項 文章表現の指導者自身の学習について

おわりに
初出一覧
資料編  資料1/資料2
主要参考文献一覧
事項索引
人名索引
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広島藩の地域形成 

著者
土井作治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
588 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2016年10月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-362-7 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
城下町・芸北・備北・瀬戸内沿海部の一部地域を対象に、広島藩の領域支配のもと領民の生産・流通・生活・文化意識など、それぞれの創成から展開まで固有の地域形成が成り立った軌跡についての解明を試みる。
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  はしがき

第一章 広島藩の検地と城下町
 一 検地と貢租
  1 毛利氏の検地と貢租
  2 福島氏の検地と貢租
  3 浅野氏の地詰と地概し
 二 広島城下町の形成と町組
  1 町組の形成過程
  2 町人役の負担
 三 町人町の支配と町構成
  1 町役人制と自治
  2 町人の町構成と機能

第二章 財政改革と国益政策
 一 宝暦改革と大坂市場
  1 一八世紀前半の藩財政
  2 宝暦改革の内容
  3 大坂市場との対抗
 二 藩財政の収支記録
  1 「古今増減秘録」の性格
  2 藩米収支の状況
  3 金銀貨収支の状況
  4 藩借銀の性格
 三 一八世紀後半国益政策の実施
  1 宝暦・天明期の国益政策
  2 化政期の国益政策と開地
  3 国産奨励
  4 国産自給論と「他国金銀出入約メ」
  5 「大坂置為替」の仕法

第三章 近世の鉄山経営と鉄穴流し
 一 藩営鉄山の形成
  1 広島藩の鉄山政策
  2 鉄の藩専売統制
  3 藩営鉄山の成立と構造
 二 江川流域の鉄穴分布と藩営鉄山の鉄穴経営
  1 江川流域の採鉱地分布
  2 鉄穴経営の諸形態
  3 藩営下山県郡口筋の鉄穴経営
 三 東城川流域の近世鉄山と鉄穴流し
  1 近世鉄山の系譜
  2 鉄山経営と流通
  3 鉄穴流しの特徴

第四章 芸備国産と交通の開発
 一 広島牡蠣と大坂市場
  1 広島牡蠣仲間の成立
  2 大坂表の販売形態
  3 国益政策と大坂牡蠣商事
 二 扱苧専売制と太田騒動
  1 麻苧の生産と流通
  2 専売統制と反対闘争
 三 芸北中山駅と石見路
  1 領域市場の形成
  2 中山駅の成立とその機能
  3 流通機構の変化
 四 安芸太田川のひらた船開発
  1 太田川ひらた船の開拓
  2 船改めと通船仕法
  3 幕末期のひらた船輸送
 五 瀬戸内の廻船と地域市場
  1 瀬戸内の人口増加
  2 産業開発と商品生産
  3 廻船業と地域市場

第五章 藩の医療制と地域医療
 一 広島藩の医療制
  1 藩登用の医師群
  2 町・在村医の医事組織
 二 地域(在村医)の医療
  1 芸北地域の医療活動
  2 大朝村保生堂の医師たち
  3 診療記録「回生録」の特徴

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  あとがき
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近世後期朱子学派の研究 POD版

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著者
頼 祺一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
602 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2016年9月21日 
ISBN
ISBN978-4-86327-321-4 
Cコード
 
ジャンル
歴史・民俗
 
内容
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教授学と心理学との対話 これからの授業論入門

編者
ハンナ・キーパー・吉田成章 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
214 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2016年9月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-365-8 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
教育のグローバル化やエビデンスに基づく教育改革の推進といった経済論理優先の教育論議の中で、カリキュラム論と授業論の大きな転換点にたつ日本とドイツ。両国の教授学者の対話により「PISAショック」が与えてきたカリキュラム論・授業論・教師教育論への影響を描き出し、教育学が示す「理想的な規範性を押しつけられる教育」でもなく、心理学が示す「実証的なデータに安易に追随する教育」でもない、教育研究と教育実践の本来のあり方の提示を試みる。書評

ドイツ語文章のダウンロードが可能です

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 まえがき

第1章 PISA後の教授学的思考
 1 教員養成改革と学校改革
 2 教授学的思考を巡る論点と課題
 3 教育的知識と教育的行為

第2章 PISA後のカリキュラム改革と教育実践の課題
 1 日本とドイツにおける「PISAショック」と教育政策の展開
 2 「PISAショック」後のカリキュラム改革の焦点と課題
 3 PISA後の授業理論と授業実践の課題

第3章 教授学モデルと授業理論の展開
 1 ドイツにおける教授学モデル
 2 日本における授業研究の展開:「日本版教授学モデル」として
 3 教授学モデルと統合的教授学

第4章 統合的教授学に基づく授業づくり
 1 授業における行為
 2 指導案の構想
 3 学習と学習の基礎モデル
 4 学習アレンジメント、足場かけ、モニタリング
 5 授業計画の事例:4年数学「立方体の展開図」

第5章 授業づくりと学校づくりにとっての授業分析の意義
 1 授業研究と授業分析
 2 同僚による授業参観と研修による授業分析と授業改善
 3 教師の専門性と学校開発の一部としての授業づくり

第6章 教授学と心理学の接点としての授業研究
 1 授業の観察、記録と解釈:論点と課題
 2 授業研究における心理学的アプローチの動向と課題
 3 個々の子どもの学びの「見とり」と授業分析:個別的診断の意義と課題

 あとがき:やや長い解説と今後の展望と課題について


 参考文献一覧
 本書の概要(ドイツ語版・英語版)
 索引
 編者・執筆者・訳者紹介
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いま求められる授業づくりの転換 

編者
広島大学教育方法学研究室(深澤広明・吉田成章 責任編集) 
シリーズ
学習集団研究の現在 vol. 1(vol. 2 vol. 3 ) 
助成
 
判型
A5 
ページ
154 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2016年9月29日 
ISBN
ISBN978-4-86327-364-1 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
アクティブラーニングの重要性が叫ばれる中、対話的、協同的な学び、集団思考が求められる一方で、それらの基盤となる集団のあり方自体が問われている。本書は、エビデンス思考の言説が求められる今日にあって、教育学的根拠となりうる新たな教育研究をデザインするところから、学習集団研究の現在を問い直す。

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→学習集団研究の現在 vol. 2 vol. 3

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 刊行の辞にかえて
   ―いま、なぜ、「学習集団研究の現在」なのか…… 深澤広明

第1部 グローバル時代の教育改革で求められる学習集団による授業

第1章 コンピテンシーによる教育のスタンダード化の中の
     学習集団研究の課題…… 中野和光
第2章 生成的学習集団への転換…… 子安 潤
第3章 インクルーシブ授業としての学習集団……湯浅恭正
第4章 アクティブ・ラーニングと学習集団研究……久田敏彦

第2部 学習集団づくりによる授業の改造―実践記録とキーワードの再定義

第1章 子どもたちが出会い直すための指導的評価活動
     :「評価」の再定義…… 長谷川清佳・八木秀文
第2章 子どもたちと達成感を共有する班づくり
     :「班」の再定義…… 山口 隆・宮原順寛
第3章 魅力ある発問づくりにつながる教材研究
     :「発問」の再定義…… 小泉 靖・佐久間敦史
第4章 子どものニーズをふまえた全員参加の授業づくり
     :「全員参加」の再定義…… 竹内 元

第3部 学習集団研究の最前線

第1章 教育実践史研究のなかの学習集団…… 豊田ひさき
第2章 教科教育と学習集団:国語の授業と集団の指導
     ―教科内容が求める学習集団という見方で再検討する…… 阿部 昇

 あとがきにかえて
   ―学習集団研究の「現在」に向けて…… 吉田成章


〈執筆者一覧〉

深澤広明(ふかざわ ひろあき)広島大学
中野和光(なかの かずみつ)美作大学
子安 潤(こやす じゅん)愛知教育大学
湯浅恭正(ゆあさ たかまさ)中部大学
久田敏彦(ひさだ としひこ)大阪青山大学
長谷川清佳(はせがわ きよか)広島県公立小学校
八木秀文(やぎ ひでふみ)安田女子大学
山口 隆(やまぐち たかし)長崎県公立小学校
宮原順寛(みやはら のりひろ)北海道教育大学
小泉 靖(こいずみ やすし)大阪府公立小学校
佐久間敦史(さくま あつし)大阪教育大学
竹内 元(たけうち げん)宮崎大学
豊田ひさき(とよだ ひさき)中部大学
阿部 昇(あべ のぼる)秋田大学
吉田成章(よしだ なりあきら)広島大学
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山本一義の一球談義 POD版

著者
山本一義 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
240 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2016年8月22日 
ISBN
ISBN978-4-86327-363-4 
Cコード
C0075 
ジャンル
一般書
 
内容
広島カープの中心打者としてリーグ初優勝に貢献。現在日刊スポーツ野球評論家。温情豊かな恩師・監督、名選手たち、厳しくも優しい両親。野球を生きた男の懸命の心と応援歌。
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【取扱い不可】
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まあ子の小さな童話集 

著者
阿部雅子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
214 
定価
1,430円 (本体1,300円 )
発行日
2016年11月3日 
ISBN
ISBN978-4-86327-359-7 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
阿部雅子による子ども向け文学作品集。楽しいイラストとともに「手づくりおやつ」感覚で楽しめる、友情、きょうだい・家族の温かさ、やさしさや笑顔のつまった童話集。

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はじめに
阿部雅子さんとその世界……小野和子(民話採訪者)


1 たくじのなつまつり
2 まなちゃんとピーター
3 あかちゃんにないしょ
4 チョコ、ごめんね
5 よわむしこっぺ
6 ひみつの基地
7 小さいお墓
8 「坊ちゃん」がおよいだ温泉
9 イワシの味、知ってますか
10 そろばんの町
11 カープにも赤ちゃんのときがあった
12 ピッコロのなかま
13 白いつえのともだち

おわりに
著者紹介
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江田島物語 

著者
湊 義秋 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
104 
定価
1,100円 (本体1,000円 )
発行日
2017年2月11日2刷 
ISBN
ISBN978-4-86327-369-6 
Cコード
C0020 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
昭和18年12月1日入校から終戦までの江田島海軍兵学校での学業、訓練の様子。第二次世界大戦に突き進み終わるまでの江田島を追想する。
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国語・日本語教育基礎論研究 POD版

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著者
村井万里子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
306 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
2016年8月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-360-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
国語教育基礎論の構築を目指し、「読むこと(読書)の教育」、「日本語教育」の分野で、それぞれ原論的探究を行った芦田恵之助、山口喜一郎等の業績を取り上げ考察する。
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まえがき(野地潤家)
はじめに

第1部 読むことの教育の基礎的研究
 一 読むことの教育における基礎的実践課題――「読む」とはどういうことか――
 二 主題読書法を頂点とする読書技術の体系――アドラー『本を読む本』を拠点に――
 三 対話としての読み――「分析読書」の技術――
 四 「虚構読み」の仕組みと作用の意義づけ
 五 読書生活個体史の一例――『戦争と平和』との出会いと恩沢――
 六 「読書個体史」記述の意義と機能の考察
 七 読みに働く二つの信頼
 八 国語科音読指導の意義と可能性――伊藤経子氏の実践を通して――
 九 読み方教授の考察――芦田恵之助「松阪の一夜」を手がかりに――

第2部 日本語教育の原論的・歴史的考察――山口喜一郎の日本語教授研究――
 一 山口喜一郎の日本語教授法――その体系と展開――
 二 山口式直接法のカリキュラムと指導案
 三 山口式直接法の原理・教材・授業の実際
 四 明治期台湾日本語教育の生成過程――「グアン法」から「新公学校規則」まで――
 五 明治期台湾における山口喜一郎の日本語教授――『国民読本参照国語科話方教材』を手がかりに――
 六 開かれた言語活動機構の形成――「読本」と生活に関連させた「話方教材」の組織――

おわりに

初出一覧
索  引
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Motivational Model of English Learning among Elementary School Students 

著者
カレイラ松崎順子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
4,070円 (本体3,700円 )
発行日
2016年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-358-0 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
英語学習に対する動機づけに影響を与える要因が小学校中学年と高学年においてどのように異なるのかを、自己決定理論の観点からのモデル作成により検討する。(本文欧文)
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Chapter 1:Introduction

Chapter 2:SLA Motivation Study
 2.1. Recent Trends in SLA Motivation Study
 2.2. Summary

Chapter 3:Children’s Language Learning Motivation
 3.1. Research on Integrativeness and Instrumentality
 3.2. Research on Antecedents of Motivation for L2 Learning
 3.3. Research on Consequences of Motivation for L2 Learning
 3.4. Research on Developmental Trends
 3.5. Likes and Dislikes During English Classes
 3.6. Summary

Chapter 4:Developmental Trends in Intrinsic Motivation
 4.1. Definition of Intrinsic and Extrinsic Motivation
 4.2. Developmental Trends in Intrinsic and Extrinsic Motivation
 4.3. What Causes Developmental Decline in Intrinsic Motivation?
 4.4. What Can be Done about Developmental Decline in Intrinsic Motivation?
 4.5. Pedagogical Considerations for English Education
 4.6. Summary

Chapter 5:Self-Determination Theory
 5.1. Motivational Orientations
 5.2. Autonomy-Supportive Environments
 5.3. Psychological Needs
 5.4. Consequences of Motivation
 5.5. Hierarchical Model of Intrinsic and Extrinsic Motivation
 5.6. Cultural Differences in SDT
 5.7. Applications of Self-Determination Theory to SLA Research
 5.8. Summary

Chapter 6:Background of the Present Study
 6.1. History of Elementary School English Education in Japan
 6.2. Motivational Research on Elementary School English Education in Japan
 6.3. Summary

Chapter 7:Purposes of the Present Study
 7.1. Study 1
 7.2. Study 2
 7.3. Study 3

Chapter 8:Study 1
 8.1. Purposes of Study 1
 8.2. Method
  8.2.1. Participants
  8.2.2. Instruments
 8.3. Analysis
 8.4. Results
  8.4.1. Motivational Orientations for Learning English
  8.4.2. Perceived Teacher Autonomy Support
  8.4.3. Psychological Needs
  8.4.4. Correlations Between Motivational Orientations and Perceived Teacher Autonomy Support
  8.4.5. Correlations between Motivational Orientations and Psychological Needs
 8.5. Discussion
  8.5.1. Research Hypothesis 1
  8.5.2. Research Hypothesis 2
  8.5.3. Research Hypothesis 3
 8.6. Summary

Chapter 9:Study 2
 9.1. Purposes of Study 2
 9.2. Method
  9.2.1. Participants
  9.2.2. Materials
  9.2.3. Data Analysis
 9.3. Results
  9.3.1. Descriptive Statistics
  9.3.2. Testing a Motivational Model
  9.3.3. Multi-Group Invariance Analysis
 9.4. Discussion
  9.4.1. Research Hypothesis
  9.4.2. Research Questions
 9.5. Summary

Chapter 10:Study 3
 10.1. Purposes of Study 3
 10.2. Method
  10.2.1. Participants
  10.2.2. Materials and Analysis
 10.3. Results
  10.3.1. What do You Like the Most in English Classes?
  10.3.2. What do You Dislike the Most in English Classes?
 10.4. Discussion
  10.4.1. What do the Participating Students Like Most in English Classes? How Different Are the Answers Between Middle and Higher Grade Students?
  10.4.2. What do the Participating Students Dislike Most in English Classes? How Different Are the Answers Between Middle and Higher Grade Students?
 10.5. Summary

Chapter 11:General Discussion and Pedagogical Implications
 11.1. Perceived Teacher Autonomy Support
 11.2. Student Perceptions of Autonomy
 11.3. Student Perceptions of Competence
 11.4. Student Perceptions of Relatedness
 11.5. Summary

Chapter 12:Limitations and Future Research

Chapter 13:Conclusions

References
Appendix A:Consent
Appendix B:Original Questionnaire (Study 1)
Appendix C:Motivational Orientations for Learning English
Appendix D:Perceived Teacher Autonomy Support
Appendix E:Psychological Needs
Appendix F:Original Questionnaire (Study 2)
Appendix G:Psychological Needs (Study 2)
Appendix H:Syllabus for Third Grade
Appendix I:Syllabus for Fourth Grade
Appendix J:Syllabus for Fifth Grade
Appendix K:Syllabus for Sixth Grade
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島の地図 

著者
鈴木正道[竹本三郎 絵] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2016年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-361-0 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
新任の先生を迎えに港へ行った子どもたち、船から降りてきたのはお坊さんの格好をした人で…(新しい先生)。海に囲まれてのびのびと育つ子どもたちと、それを見守る魅力的な大人たち。写生大会やてんぐの噂など、子どもたちの毎日は瑞々しくいつも冒険が溢れている。中国小学生新聞(中国新聞社 昭和29年7月12日~12月31日)に掲載された連載小説計171回の書籍化。
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大事件(全十三回)
新しい先生(全十九回)
バッター(全十四回)
てんぐ山(全十四回)
夜のけしき(全十回)
朝のけしき(全九回)
しゃせい(全十回)
てがみ(全十七回)
天外さん(全十一回)
てんぐのうた(全十五回)
お父さん(全十二回)
みやげ(全七回)
紙芝居(全二十回)
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学習効果をあげる生活環境 ――学校と連携する家庭・地域――

著者
山岸治男・山本義史・藪内聰和 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
182 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2016年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-356-6 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
学力や経済的格差が拡大する今日、学校はどのように家庭・地域と連携し、学習環境の「改善」を図るべきか。学校内・外での学びを元に子どもたちのよりよい発達環境を構想する。

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はじめに………………………山岸 治男

第一章 子どもの発達と教育………山本 義史

1、人間とは 
2、遺伝と環境
3、学校と教育
   古典的条件づけ 道具的条件づけ 社会的学習(観察学習)
   学習結果の保存―記憶の過程 記憶と理解
4、発達段階と学習・教育
   発達段階 エリクソンの生涯発達 
   ピアジェの思考の発達 言語的コミュニケーションの発達
5、発達・学習と教育環境
引用・参考文献

第二章 発達をささえる新しい教育制度と学習・教職の意義
 ~イリイチ『脱学校化社会』を参照して~………藪内 聰和


1、「脱学校化」と隠れたカリキュラム 
   「学校化」の現状 社会の「学校化」 隠れたカリキュラム
2、イリイチの学校批判
   イリイチの学校批判 義務的就学 社会的役割の配分 
   学習は偶然に起こる 技能の反復練習
3、学校の現象学
   学校の現象学 年齢 教師と生徒 フルタイムの出席
4、新しい教育制度
   新しい教育制度の構想 教育的対象へのレファレンスサービス 技能交換
   仲間遊び 教育者全体へのレファレンスサービス
5、脱学校化社会の「教職の意義」
   技能の伝達と三つのタイプの特別な教育的能力 技能の伝達 ネットワークの運営
   ネットワーク利用に関する助言 師弟関係での指導性
引用文献

第三章 社会と学校制度
 ~デューイの民主主義社会論と学校制度論を参照して~………藪内 聰和


1、政治的民主主義とその起源
   理想的民主主義と政治的民主主義 政治的民主主義実現の原動力
   調整の結果としての政治的民主主義 政治的民主主義を実現した運動
   共同社会の破壊としての「大社会」
2、理想的民主主義社会とその形成
   理想的共同社会としての民主主義社会 理想的民主主義が実現された大共同社会
   公衆の失墜 コミュニケーションによる大共同社会の形成 探究と芸術
3、理想的民主主義を実現する学校制度
    理想的民主主義を目指す教育学
   (1)小型の共同社会としての学校と「仕事」の導入
   (2)教育のコペルニクス的転回と衝動・興味
   (3)学校制度の孤立と統一

引用文献

第四章 家庭・地域の生活体験と学習………山岸 治男

1、生活体験と学習
   生活と学習 学習効果と生活体験 生活体験の展開
2、環境と子どもの生活体験
   興味と活動 活動と生活体験 生活体験と学習 学習と関心の拡大・深化
3、家庭環境と子どもの生活体験
   家庭環境 家庭環境と興味・関心・体験 体験の意味解釈と学習
4、地域の社会環境と子どもの生活体験
   地域の社会環境 自然・人・文化との接触と学習 学習成果の評価
5、学校の改善を目指す生活体験の検討
   生活体験の意義 生活環境の改善と学習 生活環境の改善主体


第五章 主体的な授業参加と学習………山岸 治男
1、授業参加と学習
   授業参加の態様 参加意欲と態度 意欲的授業参加の要件と参加技術
   学習集団の風土
2、授業参加の過程
   小学校から始まる「授業」教師との関係 仲間(ピア)集団 学級集団
   教科への興味・関心 成績
3、授業参加と学習態度の変容
   授業に参加する意欲と規範 学習成果と意欲・規範の向上 学習成果と態度の変容
4、主体的な授業参加を目指す学習体験の検討
   家庭との連携 地域社会との連携 学校段階間の連携
   自覚の促進社会(関係)資本との連携 社会資源との連携 教師間の連携


第六章 学校で体験する諸活動の意義………山岸 治男

1、「学習指導要領」に見る学校で体験する諸活動
   学習指導要領とは 教科と教科以外の学習活動 学校が行う生徒支援諸活動
2、学校で行う道徳の目標と内容
   社会規範としての道徳 学校で行う道徳教育 学校の道徳教育と家庭・地域の連携
3、総合的な学習の時間の意義
   総合的な学習時間を設定した背景 総合的な学習の時間の目標と内容
   総合的な学習の内容と実際 総合的な学習を進めるための連携
4、特別活動の意義
   特別活動とは 特別活動の目標と内容 特別活動の意義と諸連携
5、人間・社会関係の結節機能から見た学校
   学校文化の広がり クラス会 同窓会 学校評議員制度
   PTA ボランタリーな学校支援集団


第七章 教育・学習の課題と展望~子どもの発達から~………山本 義史

1、効果的な学習
   記憶を促進するスキーマ 理解と記憶
2、発達・学習環境を整える 
   発達・学習環境と教師の資質・子供の学力形成
   学び方の学習―LTD話し合い学習法
3、発達・学習環境としての自然
4、教育評価
   教育評価とは 通知票の役割 評価の心理的影響
引用・参考文献

第八章 生活環境の改善と教育・学習効果………山岸 治男

1、生活環境としての自然・社会・ひと
   ひとの発達と環境 自然環境 社会環境 ひと環境
2、発達環境から見た教育課程
   二つの教育課程 地域や家庭の教育課程 学校の教育課程
3、教育・学習効果を上げる生活環境の改善
   教育課程としての環境 地域の環境改善 家庭の環境改善 学校の環境改善
   生活習慣の改善と学習効果



おわりに………山岸 治男



〈著者紹介〉

山岸治男(やまぎし はるお)
1947年新潟県生まれ。
日本文理大学教授、大分大学名誉教授(教育社会学、社会教育学)

山本義史(やまもと よしふみ)
1956年長崎県生まれ。
日本文理大学教授(教育心理学、発達心理学)

藪内聰和(やぶうち としかず)
1970年大阪生まれ。
日本文理大学講師(教育学、教育哲学)
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連歌の息吹 ――つながり、ひろがる現代の連歌――

著者
黒岩 淳 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
218 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2016年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-354-2 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/文芸評論
 
内容
数人で五七五の長句と七七との短句を交互に付けていく日本の伝統文芸である「連歌」に魅せられ25年。著者の参加した連歌会を中心に、座の報告から実作方法、関連図書の紹介まで、連歌の魅力に迫る。
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 はじめに

序 章 連歌の魅力
 一 「座の文学」である連歌の特性に関して
 二 連歌の用語に関して
 三 その他

第一章 現代の連歌

 第一節 須佐神社(福岡県行橋市)の百韻連歌
  はじめに
  一 百韻連歌
  二 祇園祭の奉納連歌
  三 奉納連歌シンポジウム
  四 連歌の会
  終わりに

 第二節 今井祇園連歌の会
  一 連歌会に初めて参加して
  二 ある日の連歌会(1)
  三 ある日の連歌会(2)

 第三節 第三回全国連歌大会(大阪杭全神社)
 
 第四節 山口連歌大会
  はじめに
 一 山口と連歌
 二 菜香亭
 三 ギャラリー座
 四 防府天満宮
 五 光田座の連歌
 終わりに

 第五節 博多百韻の会
  一 平成二十二年 連歌会
  二 平成二十四年 連歌会
  三 平成二十七年 連歌会

 第六節 国民文化祭・京都連歌大会
  はじめに
  連歌大会
  終わりに

 第七節 北九連歌会――高校教員で巻いた連歌――
  一 第一回(平成二十五年)
  二 第二回(平成二十六年)

 第八節 山口祗園会奉納連歌会
  一 第一回(平成二十六年)
  二 第二回(平成二十七年)

 第九節 高辻安親宗匠を偲んで
  一 高辻安親宗匠十年祭(平成二十六年)
  二 高辻安親宗匠の思い出
  三 高辻安親宗匠の付句

 第十節 参加した各地の連歌会
   1 古今伝授の里連歌会(岐阜県郡上市)
   2 瑞巌寺法楽連歌会(岐阜県揖斐川郡揖斐川町)
   3 にぎたつ連歌会(愛媛県松山市)
   4 国民文化祭・京都プレ大会
   5 神縁連歌会(福岡県太宰府市)
   6 今井祗園連歌の会
   7 月影連歌(メール連歌)

第二章 連歌雑感
  一 宗因「いさ桜 われもそなたの 夕嵐」の句
  二 『去来抄』の「作者心を知らざりける」話
  三 狸に笑われた連歌する男――建部綾足『折々草』の一節――
  四 里村玄川墓詣記
  五 土岐善麿の父、善静と連歌
  六 寺山修司の「マッチ擦る……」の連歌的要素
  七 光の海を思い浮かべつつ

第三章 図書紹介
  1 『よみがえる連歌――昭和の連歌シンポジウム――』(海鳥社)
  2 『平成の連歌 第二集』今井祇園連歌の会(編)
  3 『連歌集 竹林の風』筒井紅舟(編)
  4 『あなたが詠む連歌』東山茜(著)
  5 『連歌と国語教育――座の文学の魅力とその可能性――』黒岩 淳(著)
  6 連歌を「よむ」ための読書案内

第四章 連歌実作のために――連歌とは――
  一 連歌会の形式と参加者
  二 式目
  三 句の詠み方
  四 句の出し方
  五 句の貼り出し
  六 句上
 
 参考文献
 初出一覧
 あとがき
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生理学 ――人体のメカニズム――POD版【販売終了】

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著者
入内島十郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
190 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2016年7月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-357-3 
Cコード
C1047 
ジャンル
社会・自然科学
 
内容
生理学基礎テキスト。1.血液 2.呼吸 3.循環 4.脳 5.腎 6.消化 7.内分泌 8.体温調節 9.生殖
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1 血 液
  ヘマトクリット
  浸透圧
  血漿
  血球
  血液型
  血液凝固
  エリトロポエチン

2 呼 吸
  ガス交換
  呼吸運動
  肺のコンプライアンス
  肺換気
  死腔
  呼気
  肺胞気
  血液ガス
  酸素結合曲線
  二酸化炭素結合曲線
  ヘンダーソン・ハッセルバルヒの式
  base excess
  呼吸中枢
  呼吸運動の調節
  頚動脈体
  延髄化学受容域
  異常呼吸
  意識的呼吸
  Ondine's curse

3 循 環
  循環系のモデル
  血圧とは何か
  血圧の測定法
  時々刻々の血圧測定
  血圧の間接測定
  血圧の発生
  心周期
  心電図
  循環系の圧分布
  心拍出量
  心仕事
  スターリングの法則
  血管の自己調節
  steal phenomenon
  活動性充血
  反応性充血
  筋ポンプ
  呼吸ポンプ
  心臓神経
  血管運動神経
  内分泌性調節
  循環系の感覚受容器
  循環中枢
  高位中枢
  循環反射
  引越反応
  高血圧
  脈波

4 脳
  神経系概観
  脳への入力
  脳からの出力
  ニューロン
  脳の機能
  インパルス
  シナプス
  大脳皮質
  視覚経路
  右脳・左脳
  総合理解の中枢
  前頭葉
  中脳網様体
  大脳基底核
  小脳
  辺縁系
  反射
  錘体路障害でなぜ腱反射が亢進するか
  固定行動パタン
  感覚点
  感覚経路
  最終共通路
  筋収縮
  心筋と平滑筋の収縮
  筋紡錘
  神経の活動電位
  跳躍伝導
  記憶
  視覚
  聴覚
  前庭感覚
  嗅覚と味覚
  内臓感覚
  自律神経系
  脳波

5 腎
  腎のはたらき
  濾過と再吸収
  GFR
  RPF
  クリアランス
  NaC1の再吸収
  集合管における尿の濃縮
  尿素
  ブドウ糖の再吸収
  アミノ酸の再吸収
  尿細管における分泌
  排尿
  人工腎臓

6 消 化
  消化管内の輸送
  腸管平滑筋
  胃腸管の神経系
  腸管運動
  そしゃく
  嚥下
  胃の運動
  小腸の運動
  回盲弁
  結腸の運動
  排便
  消化管の分泌
  消化と吸収

7 内分泌
  ホルモンの作用
  下垂体
  甲状腺
  副腎皮質
  膵臓のホルモン
  副甲状腺ホルモン
  性ホルモン

8 体温調節
  核心温度と表面温度
  生体の断熱材料
  皮膚血流
  熱平衡
  熱喪失
  衣服
  発汗
  あえぎ呼吸
  体温調節中枢
  遠心性機構
  行動による体温調節
  局所皮膚温度反射
  発熱
  寒気
  熱射病
  適応
  低温の影響
  人工冬眠

9 生殖
  女性生殖器
  男性生殖器
  性交
  妊娠
  分娩
  乳腺
  新生児
  更年期
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文学教育基礎論の構築 ―読者反応を核としたリテラシー実践に向けて―POD版

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著者
山元隆春 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
750 
定価
7,150円 (本体6,500円 )
発行日
2016年6月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-305-4 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
学習者とテクストの相互作用に働く要因を、論理的・実証的に論究。学習者の文学を読み解く力の発達をうながす、文学教育のあり方を探究する。
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【取扱い不可】
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  はじめに
  凡  例

     序 章 文学教育基礎論の諸課題

第1節 テクストの受容における<読者>の役割
第2節 <読者>の役割を問う理論の展開
第3節 文学作品の形式・構造の分析を問う理論の展開

     第1章 戦後日本における文学教育論の検討

第1節 読者の行為へのいざない―問題意識喚起の文学教育を中心に―
 1 <問題意識喚起の文学教育>論争の起点
 2 荒木繁による「万葉集」の実践報告
 3 <問題意識喚起の文学教育>論争の意義
第2節 文学の授業における認識の成立
 1 大河原忠蔵<状況認識の文学教育論>の検討
 2 文芸認識論の構築と文学教育―熊谷孝の場合―
第3節 戦後日本の読者論と文学教育
 1 桑原武夫の<読者論>の検討―『文学入学』を中心に―
 2 外山滋比古の<読者論>の検討―『近代読者論』を中心に―
 3 西郷竹彦の文芸学における<読者>論
第4節 学習者の読みを生かす授業の思想と方法―太田正夫の理論を中心に―
 1 <十人十色を生かす>という発想
 2 立論の前提としての<問題意識喚起の文学教育>論争
 3 自己を相対化する方法の探究
 4 太田理論における<作品>概念
 5 <十人十色を生かす文学教育>の思想と方法
第5節 文学教育基礎論構築のための課題
 1 テクストと読者との相互作用を促す条件
 2 文学教育基礎論構築のための課題

     第2章 読者反応理論の検討―文学教育のための基礎論として―

第1節 読者反応理論の形成と展開
 1 読むことの教育に果たす現代批評理論の役割
 2 読者反応理論の形成と展開
第2節 読者反応理論の諸相と文学教育
 1 受容理論と文学教育―イーザー『行為としての読書』を中心に―
 2 交流理論と文学教育―ローゼンブラットの理論の検討―
 3 感情的文体論・解釈共同体論と文学教育―フィッシュの理論の検討―
 4 <主観批評>論・<ダブル・パースペクティヴ>論と文学教育―ブライヒの理論の検討―
第3節 読者反応理論に基づいた文学の授業
 1 ランガー編『文学の授業』の内容
 2 学習者の反応を中心とするアプローチの背景
 3 学習者の反応を中心とする文学教育方法論―パトリック・ディアスの試みを中心に―
 4 文学教育において反応中心の方法論が持つ価値

     第3章 文学の読みの動的構造の解明

第1節 読むという行為の推進力
第2節 「注文の多い料理店」におけるテクスト・ストラテジーの検討
 1 テクスト・ストラテジー
 2 対偶性―読むという行為を喚起する母胎―
 3 対照・反転の構造
 4 ことばの機能の多層性―テクストの内から外への伝達形態―
 5 「注文の多い料理店」の<否定性>
 6 「注文の多い料理店」を読むことの意味
第3節 「オツベルと象」における対話構造の検討
 1 <対話>という概念
 2 「オツベルと象」の語りの構造
 3 <暗黙の聞き手>と<実際の読者>
 4 <賛辞>というレトリックの<対話喚起性>
 5 語り手<牛飼ひ>の沈黙―結末部分の<対話喚起性>―

     第4章 読みの方略と読者による意味構成過程の検討

第1節 読みの<方略>に関する基礎論の検討
 1 読みの<方略>研究の課題
 2 <方略>という概念
 3 読みの<方略>の諸相
 4 読みの<方略>の組織化―文学の指導の場合―
 5 読むことの教育における読みの<方略>の役割
第2節 読者の読みに及ぼすテクストの機能―「オツベルと象」の場合―
 1 <言語尺度>を用いた読者反応分析
 2 調査の概要
 3 「オツベルと象」に対する読者反応の分析1―<言語尺度>法による分析―
 4 「オツベルと象」に対する読者反応の分析2―書きことばによる反応の検討―
第3節 読者とテクストとの相互依存性―「注文の多い料理店」の場合―
 1 読者・テクスト間の<相互依存性>の探究―読者反応研究の中心課題―
 2 反応分析による学習者把握―「注文の多い料理店」に対する小学校5年生の反応―
 3 <像>形成過程の分析
 4 文学の授業のための学習者研究の方法―読者反応の研究が提起するもの―
第4節 読者の一貫性を組織化する条件―「野の馬」に対する児童の反応を手がかりとして―
 1 読者による一貫性の組織化―テクストを読み・理解する営み―
 2 「野の馬」というテクストの方略
 3 児童たちの「野の馬」に対する反応の諸様態
 4 読者の一貫性を組織化する条件

     第5章 文学の読みの発達論的検討―学童期を中心に―

第1節 文学の読みに関する発達論的研究の概観
 1 現代米国における読者反応の発達論的研究の源
 2 文学テクストに対する子どもの反応の発達を捉えるための視座
第2節 虚構テクストを読む力の発達―「きつねの窓」に対する読者反応の分析―
 1 虚構テクストを読む力とは何か―読者の体験と文学的約束事―
 2 虚構テクストを読む力の発達のすじみちを捉えるための調査
 3 虚構テクストを読む力の発達のすじみち
第3節 読者のスタンスから見た読みの発達―「おにたのぼうし」に対する読者反応の分析―
 1<参加者>と<見物人>
 2 読者のスタンスと読みの能力の発達との関係に関する仮説と調査の方法
 3 調査で得られたデータの分析
 4 読者のスタンスの発達と授業のための課題
第4節 読みの個人的構成の発達―「あんず林のどろぼう」に対する読者反応の分析―
 1 テクスト解釈の発達を捉えるための理論
 2 テクスト解釈の発達に関する調査とその分析―「あんず林のどろぼう」の場合―
 3 テクスト解釈の発達に関する試論
第5節 文学を読む力の発達のすじみち―読者反応の発達論的研究から得られた知見―
第6節 文学を読む力の発達構造モデル

     第6章 文学教育におけるリテラシー実践の構築

第1節 文学の授業における対話の成立―「やまなし」の授業分析をとおして―
 1 文学の授業の<核>―<発見>と<対話>
 2 文学の授業における<対話>成立の理論的考察
 3 「やまなし」における<対話喚起性>
 4 「やまなし」の授業における<対話>の諸相
 5 物語の授業において<対話>を成立させるための諸条件
第2節 文学反応の交流による<脱中心化>と<内省>―大学生による「愛のサーカス」の読みを中心に―
 1 読むことの理論と<メタ認知>
 2 文学の学習における<対話>
 3 読みにおける<対話>と<内省>
 4 「愛のサーカス」というテクスト
 5 「愛のサーカス」を読むプロセス
 6 「愛のサーカス」の読みの交流―大学1年生の場合―
 7 他者との対話と自己の脱中心化―リテラシー実践の契機―
第3節 コミュニケーション行為としての文学教育―読書行為の三極構成に着目して―
 1 コミュニケーション行為としての読むこと
 2 話し手・受け手・立ち会い人の三極構成による行為状況の生成
 3 読書行為の三極構成とコミュニケーション行為
 4 テクストを読んで話しあうというコミュニケーション過程の分析
 5 文学教育の担うコミュニケーション行為としての意義
第4節 リテラシー実践の場としての文学の授業
 1 意味の社会的構成の場としての教室
 2 リテラシー実践としての国語科授業を導く要因
 3 国語科授業の社会的構成と学習者の読みの発達

     結 章 研究の総括と展望

第1節 読むという行為の解明
第2節 学習者の読みを誘うテクストの機構を学びの契機とすること
第3節 学習者の読みの方略及び意味構成過程
第4節 学習者の読みのモデルの想定
第5節 文学を読む力の発達のすじみちの解明
第6節 読者反応を核としたリテラシー実践

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国語科教師の専門的力量の形成 ―授業の質を高めるために―POD版

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著者
鶴田清司 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
434 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
2016年6月24日 
ISBN
ISBN978-4-86327-355-9 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語教育
 
内容
日本の教育の発展を目指すために教師に求められるものとは何か。大学での著者自身の教師教育への取り組みも紹介しながら、教師の専門的な力量形成に係わる問題を検討する。
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まえがき

 序 章 国語科教育学と国語科教師教育
  第1節 国語科教師としての力量形成
    1 人間としての知識や教養を深める
    2 自分の国語力を高める
    3 授業研究を通して専門的力量を高める
    4 教師としての視野を広げる
  第2節 国語科教育学はどんな教師像の実現をめざすべきか
    1 国語科教師教育をめぐる基本的な問題―教職志望学生と現職教師の両面から―
    2 国語科教師教育の目標
    3 大学での私の実践―「国語科教育学」教育の事例―

第1部 国語科教師教育論

 第1章 国語科教師教育は専門的力量の形成にどう取り組むべきか
       ―「学び続ける・学び合う」教師を育てる―
  第1節 問題の前提
    1 「教師の専門的力量」研究の困難さ
    2 「実践的な学」として国語科教育学はこの問題を避けては通れないこと
    3 一般論の提示でなく具体的な取り組みが問われること
  第2節 国語科教師の専門的力量とは何か
  第3節 国語科教師の専門的力量をどう高めるか
    1 養成教育での力量形成
    2 現職教育での力量形成―フォーマルな場で―
    3 自己研修による力量形成―インフォーマルな場で―
    4 オープンエンドな問いかけと絶えざる追求

 第2章 教師の授業力を高める
  第1節 教材研究の力量を高める―文学教材を中心に―
    1 〈解釈〉と〈分析〉の概要
    2 〈解釈〉と〈分析〉の実際
    3 〈解釈〉と〈分析〉を生かした教材研究―「かさこじぞう」を例に―
  第2節 授業展開の力量を高める
    1 教科書を教える基礎技術
    2 全員参加のための授業技術
    3 読みを深める発問づくりの技術
    4 子どもの思考を活性化する板書の技術
  第3節 教育評価の力量を高める
    1 教育評価とは何か
    2 絶対評価の規準(基準)としての言語技術
    3 絶対評価の限界とその補充
    4 「教育鑑識眼」による評価の方法
    5 まとめ

 第3章 現職教育における専門的力量の形成
  第1節 大学院における現職研修
    1 都留文科大学大学院臨床教育実践学専攻の趣旨
    2 修論構想検討会を中心とした研究交流
    3 共通科目「教育実践学演習1」の計画と実際
  第2節 民間教育研究団体のあり方
    1 民間レベルの教育研究
    2 文芸研・読み研合同研究会における「学び合い」
  第3節 自主的な教育研究サークルのあり方
    1 「都留ことばの会」の歩み
    2 「都留ことばの会」の成果と課題

第2部 国語科授業研究論

 第4章 国語科授業研究の新しい方法
  第1節 授業を研究することの意味
    1 授業における教師の技量
    2 教師の専門的力量を高める
  第2節 授業のカンファレンス―多様な見方の交流―
    1 「授業のカンファレンス」の提唱
    2 「授業のカンファレンス」の事例
    3 「授業のカンファレンス」の可能性
  第3節 ストップモーション方式による授業研究―VTRの新しい利用法―
    1 「ストップモーション方式」の提唱
    2 「ストップモーション方式」の展開
  第4節 これからの授業研究の課題
    1 授業研究における理論と実践の関係
    2 教師の自己形成史という観点

 第5章 授業記録と教師の成長
  第1節 授業記録をどう書くか―教師の力量を高めるために―
    1 授業記録のタイプ
    2 記録方法の比較・検討
    3 授業記録のあり方―「教師の資質としての表現力」を高めるために―
  第2節 武田常夫の授業記録の特徴と意義―「一人称で語ること」の意味―
    1 「反省的実践」としての授業記録
    2 武田常夫が授業を語る言葉
    3 授業における〈沈黙〉をどう記録するか
    4 武田常夫の授業記録の意義
    5 今後の課題

 第6章 教師教育における「介入授業」の意義と問題
       ―斎藤喜博の事例から―
  第1節 「介入授業」とは何か
    1 斎藤喜博の存在と功績
    2 「介入授業」に着目する理由
  第2節 「介入授業」の意味
    1 すぐれた授業のための「手入れ」
    2 教師教育における実地訓練
  第3節 「介入」における「たとえばなし」の検討
    1 「たとえばなし」の目的と方法
    2 〈解釈〉を促す「たとえばなし」の実際

 第7章 「教育技術法則化運動」の検証
       ―「追試」という方法論を中心に―
  第1節 授業研究の方法論としての「教育技術法則化運動」
    1 「教育技術法則化運動」とは何であったか
    2 「追試」の意義と問題
  第2節 「向山型国語」の授業の検討
    1 「春」(安西冬衛)の授業
    2 「やまなし」(宮沢賢治)の授業
  第3節 教師の専門的力量としての教育技術
    1 「技術主義」「マニュアル主義」という批判
    2 「追試が力量形成につながらない」という批判
    3 斎藤喜博の教育技術論
    4 「教育技術法則化運動」の成果と課題

第3部 大学教育論

 第8章 養成教育における卒業論文の指導
       ―研究方法論の教育という視点から―
  第1節 卒業論文の意義と指導方法
    1 なぜ卒業論文に注目するか
    2 基本的な立場と方法
    3 論文指導のための手引きの例
  第2節 卒業論文指導の実態―他大学の事例を中心に―
    1 卒論指導の運営と形態
    2 卒論指導の内容と方法
  第3節 卒業論文指導の改善
    1 アンケートの結果に基づく考察
    2 個人的な体験に基づく考察
    3 卒論指導の原点は平素の授業にある

 第9章 大学における授業改革の試み
  第1節 研究的立ち会い講義の試み
    1 研究のねらい
    2 授業の概要
    3 研究の中間まとめと今後の課題
  第2節 研究的模擬授業の試み
    1 研究のねらい
    2 須貝の模擬授業
    3 鶴田の模擬授業
    4 総括と課題
  第3節 研究的立ち会い講義と研究的模擬授業の教師教育的な意味
    1 教えること・学ぶことの捉え直し
    2 討論に参加するという体験型学習
    3 大学教員としての専門的力量の形成

あとがき
初出一覧
事項索引
人名索引
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校長職と学校経営 

著者
上岡 仁 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
112 
定価
1,870円 (本体1,700円 )
発行日
2016年6月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-353-5 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
リーダー(校長)として、フォロワー(教職員)と良い関係を築き、全職員を一つのチームとして結集し、また、児童・生徒の健全な成長を導くための、「和」を理念とした学校経営のあり方について。書評
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はじめに

第1章 学校経営の理念をもつ ~「和」ということ
第2章 リーダーとしての資質を高める
第3章 目標を見直す
第4章 目標を共有する
第5章 ソーシャルサポートの機能を活かし,組織の活性化と教職員の育成を図る
第6章 教職員間のコミュニケーションの活性化を図り,人間関係づくりをする
第7章 校内研究・校内研修を充実させる
第8章 学校を開く
第9章 目標管理を活かす
第10章 学校評価を学校改善に活かす

おわりに
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社会科教育の課題と方法 POD版【販売終了】

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著者
笹尾省二・相馬伸一 
シリーズ
広島修道大学テキストシリーズ 
助成
 
判型
A5 
ページ
186 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2016年5月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-352-8 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育
 
内容
小・中学校の社会科教師をめざす大学生のための、目標・方法・内容の概略テキスト。社会科の成立から変遷、授業の基本からこれからの教育について段階的に論述。
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はしがき

第1章 社会科は何をめざすか
  この章のねらい
 1.学校教育と社会科
  公教育の成立/第二次世界大戦後の公教育体制と社会科
 2.社会科がめざすのも
  学習指導要領の意義/公民的資質/社会認識の深化を図ること

第2章 社会科の原理~「子どもカリキュラム」を読む~
  この章のねらい
 1.新教育と社会科
  新教育とデューイ/アメリカにおける社会科の誕生
 2.子ども「対」カリキュラム
  問題としても「子ども」と「カリキュラム」/児童中心主義
 3.興味の指導としての教育
  二分法的思考からの脱却/興味の指導

第3章 社会科前史~国民教育の成立と大正期の公民教育論~
  この章のねらい
 1.戦前の学校における「修身」、「歴史」、「地理」
  天皇制国家と教育/「修身」、「歴史」、「地理」
 2.大正期の公民教育論
  社会科の源流/「公民科」の性格

第4章 社会科の成立と変遷~戦後教育改革と学習指導要領の変遷~
  この章のねらい
 1.社会科の出発
  「社会科」の誕生/初期社会科
 2.系統学習の社会科へ
  系統主義への転換/教育内容の現代化
 3.社会科教育の見直しへ
  豊かな社会へと向かうなかで/「ゆとり」と「生きる力」/新学習指導要領へ

第5章 教育課程と社会科
  この章のねらい
 1.教育課程行政とその構造
  教育に求められる計画性/教育課程行政の変遷/教育課程行政の四層構造
 2.教育課程・教科書・社会科
  国民教育と教科書/第二次世界大戦後の教科書政策をめぐって/教科書中心主義の問題/社会科教科書の構造

第6章 学校教育のなかの社会科
  この章のねらい
 1.他教科との連携
  他教科との連携の必要性/生活科と社会科/各教科と社会科/中学校社会科との接続
 2.他領域との連携
  他領域と社会科/特別活動と社会科/道徳と社会科/総合的な学習の時間と社会科

第7章 社会科で求めれる学力
  この章のねらい
 1.戦後教育の学力論争
  経験主義教育とその批判/系統主義教育への回帰/ゆとり教育と生きる力
 2.社会科でつけるべき力
  社会科=暗記科目?/教育内容の科学科の困難/研究する教科としての社会科/暗記は悪いことか?

第8章 社会生活の理解
  この章のねらい
 1.社会生活の理解をめぐる課題
  社会生活とその理解/社会構造を理解するための課題
 2.社会生活の変化への対応
  生きる力の背景/都市化/少子高齢化/産業構造の変化/価値観の多様化/自然環境の変化

第9章 愛国心と国際化
 この章のねらい
 1.郷土愛・愛国心の教育をめぐる動向
  社会科の暗い側面/教育基本法における位置づけ/グローバル化・国際化/学習指導要領における位置づけ
 2.教育実践における課題
  知的アプローチの重要性/グローバル化と国家/限られた学習内容/開かれた郷土愛と愛国心へ

第10章 社会科授業の基本
  この章のねらい
 1.教材研究
  教材研究と社会科/素材の収集・選択・解釈/NIE(教育に新聞を)/地域との連携/指導案の作成
 2.発問と板書
  発問/板書

第11章 学習活動の活性化
  この章のねらい
 1.調べ学習・話し合い活動・表現活動
  社会科における学習活動/調べ学習とその意義/話し合い活動・表現活動
 2.学習活動を活性化させる手段
  ディベート/ロールプレイング/ポスターセッション

第12章 メディアの活用
  この章のねらい
 1.社会科と教育メディア
  地図と地球儀の活用/地図・地球儀を用いた授業/歴史的分野の学習と年表
 2.ICTの活用
  学習指導要領における方針/コンピュータを用いた社会科授業/情報の吟味と再構成/情報モラル・情報リテラシーへの配慮

第13章 これからの社会科教育
  この章のねらい
 1.社会科教育の現状
  意見の出ない授業/社会科のイメージ/社会科と主体性
 2.「主体性」を育てるために
  「中立」をめぐって/社会科のテーマをどう扱うか
 3.社会科教育の可能性
  シティズンシップ教育/スウェーデンの中学校教科書の事例
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戦後作文・綴り方教育の史的研究 

著者
菅原 稔 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
272 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2016年6月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-351-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
新しい法制に基づき数多くの教育組織や研究団体が結成され、多くの機関誌、同人誌が刊行された昭和20・30年代の国語科教育に見いだされる作文・綴り方教育の胎動から発展・到達の歩みを歴史的展開によって考察。書評
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まえがき

第1章 戦後作文・綴り方教育の胎動

 第1節 「国語創造」誌の創刊
  1.「国語創造」誌の刊行経過と構成・内容
  2.「国語創造」誌所収論考にみる「書くこと(作文・綴り方)」教育理論・実践
  3.おわりに
 第2節 作文・綴り方教育誌の地方的展開―『綴方実践への道』―
  1.『綴方実践への道』の目次・構成と、「推奨のことば」にみる飯田廣太郎の作文・綴り方教育(論)
  2.『綴方実践への道』所収論考に見る作文・綴り方教育(論)
  3.おわりに
 第3節 昭和22年度・昭和26年度「学習指導要領」と戦後作文・綴り方教育の再出発
  1.「学習指導要領」前史(1)―「小学校令」(「国民学校令」)と「書くこと(作文・綴り方)」―
  2.「学習指導要領」前史(2)―『合衆国教育使節団報告書』と「書くこと(作文・綴り方)」―
  3.「昭和22年度学習指導要領・国語科編」と「書くこと(作文・綴り方)」
  4.「昭和26年度学習指導要領・国語科編」と「書くこと(作文・綴り方)」
  5.おわりに
 第4節 同人誌「つづり方通信」と戦後生活綴り方教育復興の一側面
  1.「つづりかた通信」誌刊行の背景
  2.「つづりかた通信」誌刊行の目的および経過
  3.「つづりかた通信」誌の構成と内容
  4.「つづりかた通信」誌所収論考の考察
  5.おわりに

第2章 新教育運動の中の作文・綴り方教育

 第1節 コア・カリキュラム運動と作文・綴り方
  1.戦後作文・綴り方教育とコア・カリキュラム
  2.大学を中心とした研究的立場からのコア・カリキュラム研究と作文・綴り方
  3.附属学校を中心とした実践的立場からのコア・カリキュラム研究と作文・綴り方
  4.新教育・学力低下を問題にする立場からのコア・カリキュラム批判と作文・綴り方
  5.おわりに
 第2節 単元学習の草創と作文・綴り方教育
  1.「昭和22年度指導要領」にみる単元学習と作文・綴り方
  2.飛田多喜雄の単元学習論と作文・綴り方
  3.倉澤栄吉の単元学習論と作文・綴り方
  4.「26年度指導要領」にみる単元学習と作文・綴り方
  5.おわりに
 第3節 作文・綴り方復興の契機としての『新しい綴り方教室』
  1.『新しい綴方教室』の刊行とその反響
  2.『新しい綴方教室』刊行当時の作文・綴り方教育
  3.『新しい綴方教室』の成立
  4.『新しい綴方教室』の作文・綴り方教育論に対する評価
  5.『新しい綴方教室』の作文・綴り方教育論
  6.おわりに
 第4節 「書くこと(作文)」と「つづり方(つづること)」の位置と意義
       ―「生活文」指導をめぐる作文・綴り方論争―
  1.作文・綴り方教育の隆盛と「書くこと」「作文」「綴り方」
  2.A「『つゞり方』か“作文”か―学校作文への反省―」の内容、特質と反響、反論
  3.B「混乱する綴方教育 生活文か、作文か『指導要領』に教師の悩み」の内容、特質と反響、反論
  4.C「社説 教育の観念化を恐れる」の内容、特質と反響、反論
  5.おわりに

第3章 作文・綴り方教育の展開と拡大・発展

 第1節 学校文集『山びこ学校』の刊行とその評価・反響
  1.戦後作文・綴り方教育における『山びこ学校』
  2.『山びこ学校』の成立とその背景
  3.文集「きかんしゃ」の内容と特質
  4.『山びこ学校』に対する昭和20年代の評価と反響
  5.『山びこ学校』に対する昭和30年代以降の評価と反響
  6.おわりに
 第2節 「第1回 作文教育全国協議会(中津川大会)」に見る戦後作文・綴り方復興の到達点
  1.「第1回 作文教育全国協議会(中津川大会)」の意義
  2.「中津川大会」開催にいたる経過
  3.「中津川大会」の概要と性格
  4.戦後の作文・綴り方教育における「中津川大会」
  5.「中津川大会」の内容と特質
  6.おわりに
 第3節 生活綴り方批判の「受容」と「反批判」
  1.「生活綴り方批判」「反批判」の概要
  2.「生活綴り方による生活指導」をめぐって
  3.「生活綴り方と教育の科学化・系統化」をめぐって
  4.おわりに

第4章 戦後作文・綴り方教育の到達点と課題

 第1節 野名・田宮論争とその背景としての「1962年度活動方針」(日本作文の会)
  1.「野名・田宮論争」の背景―戦後作文・綴り方教育への評価―
  2.「野名・田宮論争」の経過
  3.「野名・田宮論争」の前提
  4.第1次「野名・田宮論争」の展開とその内容
  5.第2次「野名・田宮論争」の展開とその内容
  6.「野名・田宮論争」の成果と課題
 第2節 倉澤栄吉の「書くこと(作文=綴り方)」教育論
  1.戦後作文・綴り方教育論の成立・展開と倉澤栄吉
  2.倉澤栄吉の「書くこと(作文)」教育論の展開1
    ・「実作主義」・《単元学習》の中での「書くこと(作文)」を中心とした時期
  3.倉澤栄吉の「書くこと(作文)」教育論の展開2
    ・「言語主義」・書く活動の中での《言語・表現》の機能を中心とした時期
  4.倉澤栄吉の「書くこと(作文)」教育論の展開3
    ・「活動主義」・書かれた作品よりも《書く活動・書く過程》を中心とした時期
  5.倉澤栄吉の「書くこと(作文)」教育の意義・目的論
       ―「書くこと(綴り方・生活綴り方)批判」を視点として―
  6.倉澤栄吉の「書くこと(作文)」教育の内容・方法論
  7.おわりに
 第3節 児童文の特性に着目した「文章表現形体」論の誕生
  1.「文章表現形体」論の成立
  2.「文章表現形体」論の成立―国分一太郎の論考を中心に―
  3.「文章表現形体」論をふまえた実践―「作文と教育」誌所収論考を中心に―
  4.「文章表現形体」論の展開と変容―「表現形体」論から「定式化」論へ―
  5.おわりに

あとがき
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小学校対象 物語の確かな読みの力を育てる ―感性を育てる指導―POD版

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著者
神谷キヨ子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
272 
定価
2,530円 (本体2,300円 )
発行日
2016年5月11日 
ISBN
ISBN978-4-86327-349-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
かさこ地ぞう・つり橋わたれ・三年とうげ・モチモチの木・白いぼうし・やまなし・ごんきつね・わらぐつの中の神様・海の命の学習指導と俳句作りを通して基本力と感性を養う。
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序 (位藤紀美子)
はじめに

第一章 物語の確かな読みの力
 第一節 物語の読みの基礎・基本
 第二節 三つの基本の力
  一 想像する(イメージする)力
  二 内容を理解する力
  三 感想・意見を持つ力
 第三節 感性を生かす読みを育てる

第二章 一つの学級における物語の読みの力についての実践――二年生から三年生にかけて――
 第一節 二年生における実践――内容を理解する力――
  一「かさこ地ぞう」 1教材について/2単元の目標/3児童について/4指導に当たり重点化していきたいこと/5学習計画/6授業後の考察/7授業の成果と課題/8子どもの学習後の様子/参考文献
 第二節 三年生における実践――想像する力――
  一「つり橋わたれ」 1教材について/2単元の目標/3学習計画/4学習の経過/5学習後の感想/6「つり橋わたれ」成果と課題
  二「三年とうげ」(二学期)――感想・意見を持つ力―― 1教材について/2指導目標/3児童について/4指導の重点/5学習計画/6授業実践/7学習後の考察/8成果と課題/9学習後の取り組み/参考文献
  三「モチモチの木」(三学期)――内容を理解する力―― 1教材について/2児童について/3教材の目標/4学習計画/5指導の重点/6学習の課題/7学習後の感想/8学習の経過と課題/参考文献
 第三節 読みにおける児童の成長と変容
 ○内容を読み取ることに抵抗が見られる児童
 ○内容を読み取る力が大体ついている児童
 ○本を読むことが好きで、内容を読み取る力が十分ついている児童
 ※考察

第三章 物語の読みの基本の力1――想像する力――
 第一節 「白いぼうし」四年 1教材について/2単元の目標/3児童について/4単元の評価基準/5学習計画/6指導の手立て/7学習の経過/8成果と課題/9学習のまとめ・感想/参考文献
 第二節 「やまなし」六年――場面の様子や人物の様子を想像豊かに読む―― 1教材について/2単元の目標/3児童について/4指導の重点/5学習計画/6学習の経過/7「やまなし」発表の取り組み後の考察/8「やまなし」学習後の成果と課題/9学習後の児童の感想/参考文献

第四章 物語の読みの基本の力2――内容を理解する力――
 第一節 「ごんきつね」四年――場面の様子や人物の気持ちを想像して内容を理解する―― 1教材「ごんぎつね」について/2単元の目標と評価基準/3児童について/4指導について/5学習計画/6学習の経過/7学習の指導より/8児童の感想――「ごんぎつねを学習して」/9成果と課題/10学習後、俳句で思いや考えを表現/参考文献
 第二節 「わらぐつの中の神様」五年 1教材について/2児童について/3単元の目標/4単元の評価基準/5学習計画/6学習の経過/7学習後思いや考えを俳句で発表/8俳句での表現を他学年に発表/9成果と課題/参考文献

第五章 物語の読みの基本の力3――感想・意見を持つ力――
 第一節 「海の命」六年――生き方や考え方を読み取ろう―― 1教材について/2指導の重点/3単元の目標/4児童について/5学習計画/6学習の経過/7学習後、俳句形式で自分の思いや考えを表現/8成果と課題/9学習の成果/参考文献


第六章 ことばの感性を育てる俳句づくり
 第一節 「俳句づくり」のねらい
 第二節 各学年の俳句づくりの取り組み
  一 四年生「ごんぎつね」 1四年生の俳句づくりの学習/2「ごんぎつね」の学習から「俳句づくり」/3学習の成果
  二 五年生「わらぐつの中の神様」 1五年生の俳句づくりの学習/2「わらぐつの中の神様」の学習から「俳句づくり」/3学習の成果
  三 六年生「海の命」 1「海の命」の学習から「俳句づくり」/2六年生の俳句づくり/3/他校児童との俳句交流
 第三節 俳句づくりの成果と課題

初出一覧
あとがき
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言葉で広がる知性と感性の世界 ――英語・英語教育の新地平を探る――

編者
柳瀬陽介・西原貴之 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
328 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2016年5月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-345-0 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育 文学・語学/欧米〈語学〉 言語学〈英語・その他〉
 
内容
内容学、教育方法学、文学的手法等、多角的な観点から英語教育学、英語学を論じた共著。
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まえがき

コーパス言語学の言語理論への貢献
 :semantic prosody及びphraseologyをめぐって………石井達也

メディア・リテラシーを育てる英語教育のために
 ―新聞記事を批判的に読むための試案―………石原知英

The Tale of Melibeeouenについて………大野英志

O. Henry作“After Twenty Years”の語り手と焦点化
 ―英語教育における文学の可能性を求めて―………小野 章・中尾佳行・柿元麻理恵

文学テクストを会話分析の観点から指導する………菊池繁夫

空間表現に基づく身体を通した文学的な読み………熊田岐子

A Computer-Assisted Textual Comparison among the Manuscripts and the Editions of The Canterbury Tales
 :With Special Reference to Caxton’s Editions………Akiyuki Jimura・Yoshiyuki Nakao・Noriyuki Kawano・Kenichi Satoh

Determination of the Countability of English Nouns According to Generality of Concept………Toshiaki Takahashi

教師の実践共同体における言語教師認知変容プロセス記述の試み
 ―ある教職大学院生の事例―………中川 篤

ワーズワスの“The Solitary Reaper”の精読………中川 憲

日本人英語学習者による英語詩読解中の辞書使用………西原貴之

典型的な構文と動詞………能登原祥之

『パストン家書簡集』におけるsince………平山直樹

初期近代英語期における付加疑問文について………福元広二

Emmaにおける登場人物の内面を描く語彙:Mindを中心に………松谷 緑

Old Bailey Corpusによる後期近代英語研究………水野和穂

英語教師志望者の「英文和訳」と「翻訳」
 ―トリビアル・マシンとノントリビアル・マシン―………守田智裕

「訳」に関する概念分析………柳瀬陽介

英文法は「分ければ分かる」か?
 語彙的アスペクトに基づく動詞分類を教える試み………山岡大基

「英語のプロソディ指導における3つの原則」の提案とその理論的基盤………大和知史

自己調整可能な書き手/直し手の育成を目指した英語ライティング指導………山西博之

プラニングに焦点を当てた英語パラグラフ・ライティングの指導
 ―プロダクトとアンケートの結果について―………吉留文男

Teachers’Responses to the Implementation of the Task-Based Language Teaching (TBLT) in Junior High Schools in China………Jing Wang・Jun Mao

コミュニケーションの「ツール」を超えて
 ―人文学的「知」からの問いかけ―………中尾佳行

執筆者一覧
あとがき
中尾佳行先生略年譜
中尾佳行先生著作一覧
お礼のことば………中尾佳行


〈執筆者一覧〉――目次順・敬称略
石井達也  広島大学大学院教育学研究科院生
石原知英  愛知大学経営学部准教授
大野英志  倉敷芸術科学大学産業科学技術学部准教授
小野 章  広島大学大学院教育学研究科教授
柿元麻理恵 広島大学大学院教育学研究科院生
菊池繁夫  関西学国語大学英語キャリア学部教授
熊田岐子  奈良学園大学人間教育学部講師
地村彰之  広島大学大学院文学研究科教授
川野徳幸  広島大学平和科学研究センター教授
佐藤健一  広島大学原爆放射線医科学研究所准教授
高橋俊章  山口大学教育学部教授
中川 篤  広島大学大学院教育学研究科院生
中川 憲  安田女子大学文学部教授
西原貴之  県立広島大学人間文化学部准教授
能登原祥之 同志社大学文学部准教授
平山直樹  尾道市立大学芸術文化学部准教授
福元広二  広島修道大学商学部教授
松谷 緑  山口大学教育学部教授
水野和穂  広島修道大学人文学部教授
守田智裕  広島大学大学院教育学研究科院生
柳瀬陽介  広島大学大学院教育学研究科教授
山岡大基  広島大学附属中・高等学校教諭
大和知史  神戸大学大学教育推進機構准教授
山西博之  関西大学外国語学部准教授
吉留文男  徳山工業高等専門学校一般科目教授
Jing Wang  Associate Professor at Xi’an International Studies University
Jun Mao  Lecturer at Ben Niu Senior High School
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日本と台湾におけるボランタリズムとボランティア活動 

編者
三浦典子・林寛子 
シリーズ
山口大学東アジア研究シリーズ2 
助成
 
判型
A5 
ページ
327 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2016年5月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-347-4 
Cコード
C3036 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
社会問題の解決策や民間ボランティア団体の役割、ボランティア意識の実態などについて日本と台湾を比較分析。東アジア特有のボランタリズムを明確にしていく。
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はじめに

第1章 研究の目的・方法と研究成果の概要【三浦典子・林 寛子】
 1.研究の目的
 2.研究の方法と調査研究の概要
 3.研究成果の概要
第2章 東アジアにおけるボランタリズムと公共性【三浦典子】
 1.問題の所在
 2.台湾と日本の近代化と東アジア的価値規範 
 3.台湾と日本の大学生にみるボランティア活動とボランティア意識
 4.台湾におけるボランタリズムの基層構造
 5.東アジアにおける公共性
第3章 東アジアにおけるボランタリズムの形成と発展【三浦典子】
 1.問題の所在
 2.日本における慈善救済活動
 3.中国における善挙(福祉活動)
 4.台湾における社会事業とボランティア活動
 5.まとめ:東アジアにおけるボランティア活動の基層構造に関する考察
第4章 台湾におけるボランタリズムの基層構造に関する一考察―愛愛寮(院)を手がかりに【三浦典子】
 1.はじめに
 2.創設者施乾の思想的背景
 3.日本統治下(1895-1945)の台湾における社会事業
 4.中華におけるボランタリズムの基礎構造
 5.まとめ
第5章 台湾におけるボランティア活動支援団体【王 美玲】
 1.台湾におけるボランティア支援団体の現況
 2.協会と基金会
 3.協会と基金会の差異
 4.行政機関のボランティア団体に関する支援
 5.まとめ
第6章 台湾のボランティア団体に関する基礎的分析【王 美玲】
 1.調査対象団体の概要
 2.団体創設の経緯と会員
 3.会則と役員
 4.活動内容と活動拠点
 5.仲間意識と理念の実現
 6.問題点と課題
 7.まとめ
第7章 台湾と日本のボランティア団体とボランティア活動【三浦典子】
 1.はじめに
 2.台湾におけるボランティア団体(社会服務自然団体)
 3.日本のボランティア団体と台湾のボランティア団体
 4.台湾のボランティア団体の地域間比較
 5.ボランティア活動の事例
 6.まとめ 台湾におけるボランティア活動の特徴と課題
第8章 日本のボランティア団体
    ―山口県と福岡市のボランティア団体―【林 寛子・三浦典子】
 1.問題の所在
 2.日本のボランティア団体の自立の実態
 3.子育て支援団体の構造分析
 4.ボランティア団体の理想と現実
 5.総括 日本のボランティア団体
第9章 台湾の子育て支援―台北、高雄の調査から―【王 珮瑜】
 1.はじめに
 2.台湾の子育て支援の社会背景
 3.台湾における子育て支援の事業と質
 4.まとめ
第10章 地域社会における子育て支援活動【林 寛子】
 1.はじめに
 2.子育て家庭の現状と子育ての変容
 3.子育て支援の施策と展開
 4.おわりに―子育て支援活動の課題―
第11章 地域における社会的ネットワークとボランティア活動
    ―ファミリーサポートセンター会員調査を手がかりとして―【林 寛子】
 1.はじめに
 2.山口市ファミリーサポートセンター事業の現状
 3.山口市ファミリーサポートセンター会員のボランティア活動規定要員
 4.まとめ
第12章 日本におけるボランティア意識の現状とボランティア活動への期待【三浦典子】
 1.はじめに
 2.調査と調査対象者の概況
 3.ボランティア活動の実態と活動契機
 4.ボランティア意識の構造
 5.ボランティア活動とボランティア意識
 6.まとめ
第13章 台湾の大学生のボランティア意識【范 (くさかんむりに)倍怡】
 1.はじめに
 2.調査と調査対象の特徴
 3.大学生のボランティア活動への参与度及び活動のきっかけ
 4.コミュニティモラール
 5.ボランティア意識・アノミー意識・コミュニティーモラール
 6.まとめ
第14章 総括―東アジア社会にみられるボランタリズム―【三浦典子】
 1.はじめに
 2.東アジアにおけるボランタリズム
 3.渋沢栄一と張謇
 4.企業の社会貢献活動
 5.台湾企業の社会貢献活動
 6.宗教団体の貢献活動
 7.社会資本の多様化と官民の協働

参考資料
 ・台湾調査研究記録
 ・ボランティア団体調査票(日本語・中国語)
 ・ボランティア意識調査票(日本語・中国語)

____________

執筆者

三浦典子(みうら のりこ)
山口大学名誉教授

林 寛子(はやし ひろこ)
山口大学大学教育機構アドミッションセンター准教授

王 美玲(おう びれい)
淡江大学日本語学科助理教授

范[くさかんむりに]倍怡(はん ぺいい)
真理大学応用日本語学科助理教授

王 珮瑜(おう はいゆ)
長栄大学応用日本語学科助理教授
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現実を読み解くための国語教育 ――記号論・現象学を観点として―― 

著者
首藤至道 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
170 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2016年5月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-346-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
先人の記号論と現象学に基づいて得た国語教育実践を分析するための言語観を提示。言語によって織りなす「現実」を読む解く力を培う。
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はじめに

第一章 記号論・現象学に基づく言語観

 第一節 PISA2000年の「落書き」
 第二節 現実認識を作り出すもの――言語――
  一 現実認識の基盤――フッサールの現象学――
   1 事象と認識を一致させるもの――原的な直観――
   2 現実と言語の不可分離性――本質直観――
   3 現実認識を創り出すもの――相互主観性――
  二 言語による意味・価値の創造――ソシュールの記号論――
   1 一般的言語観と記号論の相違
   2 話者の意識を支えるコード――ラング――
   3 意味・価値を創り出す関係構造
 第三節 認識を浮き彫りにするもの――文学――
  一 現実を明視する――異化――
  二 文学のシステム――『行為としての読書』――
   1 自己解明の文学理論
   2 意味・価値システムの意識化
   3 自動化を打ち破る装置――空所・否定――
 第四節 記号論・現象学を観点とした国語教育の枠組み
  一 枠組みの概要と着眼点
  二 教科指導上の枠組み――複数の他者の言葉をつなぐ――

第二章 記号論・現象学を観点とした国語教育実践

 第一節 実践に関する予備考察――詩のリレー創作――
 第二節 教材『羅生門』『水の東西』の授業実践
     ――キーワード探し・キーワードつながり探し――
 第三節 教材『アラスカとの出会い』の授業実践
     ――キーワードによる写真作品の物語化――
 第四節 虚構テクスト構造を使って現実を読み解く――他教科への応用――

おわりに
引用・参考文献
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思考力・表現力・協同学習力を育てる ――主体的な学びをつくる国語科総合単元学習――

著者
遠藤瑛子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
402 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2016年5月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-319-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
ことばを見つめ、書く力や考える力を生きる力につなげる5つの単元記録と、これまでの総合単元学習の学習材と研究のまとめ。
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  序 …………元早稲田大学特任教授 神戸大学名誉教授 浜本純逸

第一章 単元「自然の不思議――クジラから考える――」(第一学年・十六時間)
    協同学習を通して、考える力・伝え合う力を育てる

  はじめに――協同学習をとり入れる
一、単元の構成
  1 用意した学習材
  2 単元の意義とねらい
  3 生徒の実態
  4 協同学習力、伝え合う力、考える力を育てるための手だて
  5 単元の計画カリキュラム
  6 この単元で育てたい言語能力や見る力など
二、指導の実際
  1 感想が書けない
  2「クジラたちの音の世界」を読み解く
  3 文字情報と映像情報がひとつに
  4 協同学習とテーマ設定
  5 意見交換会「クジラから考える」(パネルディスカッション・私たちはこう考える)
  おわりに――実践の成果と今後の課題

  ≪参考1 その後の和歌山県太地を訪れる≫

第二章 単元「もうひとつの世界
    ――『千と千尋の神隠し』の扉を開く――」(第一学年・十六時間)

    中学校における動画リテラシー教育

  はじめに――この実践に至るまで
一、単元の構成
  1 使用した学習材――主たる学習材と補助学習材
  2 単元の意義とねらい
  3 生徒の実態
  4 動画を読み解く能力や伝え合う力、協同学習力を育てるための手だて
  5 単元の展開と評価
  6 この単元で育てたい言語能力や見る力など
二、指導の実際――『千と千尋の神隠し』を読み解く――
  1 目的を説明する
  2 小集団のテーマと個人の役割を決める
  3 「友だちからたくさん学ぶ」で動画を読み解く
  4 『千と千尋の神隠し』を見た四十人の目
  5 私たちが選んだ四シーンをプレゼンテーション
  6 創作詩を楽しむ
   おわりに――実践の成果

  ≪参考2 私の単元学習とフィールドワーク≫

第三章 単元「ことばの力」(第二学年・十二時間)
    中学生の「むかつく」考

  はじめに――研究の目的と動機
一、単元の構成
  1 背景
  2 単元のねらいと学習材
  3 生徒の実態
  4 計画カリキュラム
  5 指導の手だて
  6 この単元で育てたい主たる言語能力等
二、指導の実際
  1「むかつく」考まで
  2“むかつく”と私――「むかつく」考
  まとめにかえて――「むかつく」その後

  ≪参考3 学習記録―考える力(思考力)・書く力(表現力)を育てるために―≫

第四章 単元「おくのほそ道を歩く」(第三学年・十五時間)
    一生徒の質問から生まれた実践

  はじめに――この単元の背景
一、単元の構成
  1 背景
  2 単元のねらいと単元名の変更
  3 単元の展開
  4 他の分野(領域)との関連
  5 新しい単元名と実施カリキュラム
  6 この単元で育てたい言語能力や見る力など
  7 実施カリキュラムにおける指導の手だて
二、指導の実際
  1 私の旅――かなえたい夢の旅・時空を超えて
  2 江戸時代の生活ぶり 浮世絵からわかったこと
  3 「おくのほそ道」行程図に俳句を書き込む
  4 調べ学習における俳句
  5 調べ学習のための資料
  6 調べ学習の小集団への個別指導例と調べ学習中の感想
おわりに――まとめ

  ≪参考4 協同学習との出会い――言語活動の充実――≫

第五章 単元「人 あり」(第三学年・十二時間)
    中学校における聞き書き

  はじめに
一、単元の構成
  1 背景
  2 単元のねらいと学習材
  3 生徒の実態
  4 計画カリキュラム
  5 指導の手だて
  6 この単元で育てたい主たる言語能力等
二、指導の実際
  1 増田明美さんに学ぶ――「快走!増田明美…」のVTR視聴の感想
  2 私の選んだ人を紹介
  3 私を変えたあの一言
  4 聞き書きの方法
  5 でき上がった聞き書き「人 あり」三編
  おわりに

  ≪参考5 演劇指導と単元学習≫

第六章 「見ること・観ること」を取り入れた単元と学習材開発の変遷

  はじめに
  1 原体験
  2 「見ること・観ること」を取り入れた総合単元学習のすべてと学習材
  おわりに

  ≪参考6 私の単元づくり・授業づくり≫


初出誌一覧
あとがき
参考資料(神戸大学発達科学部附属住吉中学校53回生 三年間の実施カリキュラム)
索  引
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歌集 川辺にて 

著者
松井博文 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
56 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2016年4月11日 
ISBN
ISBN978-4-86327-350-4 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
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言語活動を支える論理的思考力・表現力の育成 ―各教科の言語活動に「根拠」「理由づけ」「主張」の三点セットを用いた学習指導の提案―POD版

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編者
河野順子・熊本大学教育学部附属小学校 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
294 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2016年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-348-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
対話や討論を適宜導入して授業を進める「論理科カリキュラム」の開発と実践。熊本大学教育学部附属小学校、附属中学校への実践から考える思考力・表現力の育成への取り組み。
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【取扱い不可】
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はじめに…………………筑波大学監事・お茶の水女子大学名誉教授 内田伸子

第1章 言語活動を支える論理的思考力・表現力育成重視の背景……河野順子
 1 新学習指導要領改訂の要点
 (1)基本的な知識及び技能の習得とその活用
 (2)学習における「言語活動」の具体化
 (3)PISA型読解力の育成
 (4)指導事項としての教科内容の具体化
 2 論証能力を支える論理的思考力の発達に関する調査
 (1)研究の目的と方法
 (2)調査結果の分析
 (3)補論
 (4)論理的コミュニケーション能力育成のためのカリキュラム案

第2章 論理的コミュニケーション能力育成のための指導例……河野順子
(河野)言語活動を支える論理的思考力・表現力の育成
 1 論理的コミュニケーション能力育成のための教材開発
 (1)話し合いの手引き①(小学校高学年から中学校へかけて活用)
 (2)話し合いの手引き② 
 (3)話し合いの手引き③(状況的場の設定)
 2 論理的コミュニケーション能力育成のための発達に応じた手引き例
 (1)低学年の台本型手引きの例
 (2)中学年の台本型手引きの例
 (3)高学年の台本型手引きの例

第3章 論理的思考力育成のための学びのデザイン例
 1「いろいろなくちばし」1年の実践構想(玉名市立大野小学校 高山裕子実践)
 2「いろいろなくちばし」1年の学びのデザインの特性

第4章 言語活動を支える論理的思考力・表現力育成のための実践事例
 1 国語科実践
 (1)「冬眠する動物たち」3年……下中一平
 (2)「平和のとりでを築く」6年……井上伸円
(河野)はじめに
 (3)文学的文章の読みの指導における思考力・判断力・表現力の育成
   ―三角ロジックを用いた授業の効果と指導について―……有田勝秋
 (4)複数教材を用いて複雑な論証過程を読み取る説明的文章の学習指導……古賀洋一
 2 算数科実践
 (1)グラフや表で伝えよう、私の考え(ぼうグラフと表)……水上洋平
 (2)バラバラってどういうこと?(5年「資料の調べ方」)……余宮忠義
(河野)言語活動を支える論理的思考力・表現力の育成
 3 社会科実践
 (1)「全国統一への働き」6年……島田一仁
 4 理科実践
 (1)「物がとける」とは(5年「物の溶け方」)……原口淳一
 5 体育科実践
 (1)切実な思いから出発し、論理的に思考することで解決へ向かう
     キックベースボールの学習指導……西村正之
 (2)学びに夢中になる台形フラッグフットボール……豊田誠一郎
 6 生活科実践
 (1)「おたずね」により論理的思考・表現を促す生活科学習……藤本裕人
(河野)はじめに
 7 道徳実践
 (1)道徳学習における思考力・判断力・表現力……坂口一成
 8 外国語実践
 (1)小学校外国語活動で「ことば」を意識化させるアプローチ
    ―メタ言語意識を促進するために―……前田陽子


おわりに……河野順子
索  引
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朝鮮の開国と近代化 POD版【販売終了】

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著者
原田 環 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
390 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2016年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-330-6 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・民俗
 
内容
近代朝鮮がウエスタン・インパクトの下でどのように開国近代化していったかを明らかにする。清と朝鮮の宗属関係、朴珪寿の対日開国論、朝鮮の鎖国攘夷論、ほか。
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【取扱い不可】
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話し合う力を育てる授業の実際 系統性を意識した三年間POD版

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

著者
若木常佳 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
254 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2016年1月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-331-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
中学1年生では話し合いの基礎として対話指導を細やかに行い、2、3年生では話し合いの段階へステップアップ。学ぶ意欲を引き出す工夫と細やかな配慮に溢れた実践記録。
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【取扱い不可】
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峰地光重の教育実践 ――学習者主体教育への挑戦――

著者
出雲俊江 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
340 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
2016年4月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-339-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
戦前期、私立池袋児童の村小学校などで行われた峰地光重の「学習者主体」教育の実践と理論を、当時の研究資料をもとに考察する。
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 はじめに

序 章 主体としての学びを求めて
 第1節 問題のありか
 第2節 研究の課題
 第3節 研究の方針

第1章 峰地光重と学習者主体
 第1節 学習者主体と学習者中心
 第2節 峰地光重について
   1.峰地光重について
   2.先行研究概観
第2章 「生活の記録」―『文化中心綴方新敎授法』―
 第1節 主体的表現としての「写生」
  1.主体としての書き手
  2.認識主体と生活主体
  3.主体的表現のための「課題」
 第2節 鈴木三重吉『赤い鳥』綴方における「写生」―認識を言葉にする取り組み―
  1.先行研究
  2.『赤い鳥』綴方とその指導
  3.『赤い鳥』綴方の特徴
  4.『赤い鳥』綴方が目指したもの
 第3節 『文化中心綴方新敎授法』の実践―認識を形成する取り組み―
  1.綴方学習の枠組み
  2.綴方指導の実際
  3.『赤い鳥』綴方との比較
 第4節 『文化中心綴方新敎授法』の理論―それぞれにとっての価値の記録―
  1.「生活の記録」としての綴方
  2.綴方学習の方法論7
 第5節 『文化中心綴方新敎授法』綴方のまとめ―児童に目覚めた教育―

第3章 「生活学習」―池袋児童の村小学校―
 第1節 池袋児童の村小学校の教育構想としての学習者主体
  1.教育の世紀社と児童の村
  2.教育の世紀社と児童の村の教育構想にみる学習者主体教育実践化の要件
 第2節 「生活学習」の確立―『教育の世紀』掲載記事の変遷―
  1.赴任1年目(1924(大正13)年9月~1925(大正14)年8月)
  2.赴任2年目(1925(大正14)年9月~1926(大正15)年8月)
  3.赴任3年目(1926(大正15)年9月~1927(昭和2)年3月)
  4.まとめと考察
 第3節 「生活学習」の理論と実践―『文化中心国語新教授法』―
  1.「生活学習」の理論
  2.「生活学習」としての国語実践
  3.まとめと考察
 第4節 篠原助市の「教育即生活」論
  1.篠原助市について
  2.篠原助市「教育即生活論」とデューイ「教育即生活論」
  3.「生活学習」の特徴―篠原・デューイ「教育即生活論」との比較から―
 第5節 『デューイ実験学校』実践
  1.『デューイ実験学校』のカリキュラムと言葉に関わる実践
  2.峰地「生活学習」における学習指導案
  3.『デューイ実験学校』カリキュラムと峰地学習指導案
  4.テーマ別の実践比較
  5.まとめ
 第6節 考察―目的と価値の内在―
  1.「生活学習」のまとめ
  2.学習者主体教育成立の要件

第4章 「新郷土教育」―上灘小学校・東郷小学校―
 第1節 峰地郷土教育に関する先行研究の整理と本章の課題
 第2節 郷土教育前夜―『綴方生活』地方児童考―
  1.地方児童の思想
  2.思想の構成
  3.イデオロギーと教育
  4.まとめ
 第3節 『新鄕土敎育の理論と實際』の理論
  1.「新郷土教育」の理論
  2.「郷土研究」新たな郷土の見方
  3.まとめと考察
 第4節 郷土教育実践(1)―科学的認識―
  1.綴方作品の記述における科学的認識
  2.科学的態度と情緒
 第5節 郷土教育実践(2)―「郷土室」実践―
  1.「郷土室」実践
  2.考察
 第6節 郷土教育実践(3)―新課題主義―
  1.興味と課題
  2.目的としての「見る」こと
  3.竹内利美「川島村小学校『鄕土誌』」実践における「課題」
  4.まとめ「課題」に見る峰地「郷土教育」
 第7節 郷土教育実践(4)―郷土化―
  1.読方実践
  2.「郷土化」という思想
  3.まとめ
 第8節 郷土教育実践(5)―生産教育―
  1.生産教育の理論
  2.生産教育論争
  3.考察「生産教育」もう一つの学校世界
 第9節 考察―「概念なき認識」-

終 章 学習者主体教育への挑戦
 第1節 峰地光重教育実践の変遷
  1.「写生文」としての綴方
  2.「生活学習」
  3.「郷土教育」
  4.目的としての「見る」こと
 第2節 学習者主体教育のありか

 おわりに
 主要引用参考文献
 事項索引
 人名索引
 書名索引
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LANGUAGE AND STYLE IN ENGLISH LITERATURE 

編者
中川憲・地村彰之・今林修 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
230 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2016年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-343-6 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈語学〉
 
内容
Pronominal Variation and Grammaticalization of look-forms in Early Modern English/I preye/biseche (yow/thee) in the Late Fourteenth Century:With Special Reference to Chaucer/The Reporting Clause in Dickens’s Works/etc.(英文)
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PREFACE
CONTENTS
CONTRIBUTORS

1 The Reflexivization and Intransitive Verbs in the Language of the Cursor Mundi
  Yoshihiro Shinoda

2 Reading the Linguistic Profiles of the Auchinleck Scribes
  Kisei Sakemi

3 Historical Development of the Meaning of Chaunce in Sir Gawain and the Green Knight
  Fumiko Yoshikawa

4 I preye/biseche (yow/thee) in the Late Fourteenth Century:With Special Reference to Chaucer
  Hideshi Ohno

5 Will/Would + Nominal Clause in the Paston Letters
  Naoki Hirayama

6 Well as a Discourse Marker in Romeo and Juliet
  Shigenobu Fuami

7 Pronominal Variation and Grammaticalization of look-forms in Early Modern English
  Hiroji Fukumoto

8 The Language of Quantity in King Lear
  Fusako Matsuura

9 Double Object Construction in John Evelyn’s Diary
  Akemi Sasaki

10 Some Aspects of Adjectives in The Prelude
  Ken Nakagawa

11 Negative Expressions in Jane Austen’s Novels
  Eiko Tatsumoto

12 A Corpus-Based Sociolinguistic Study on the Use of look-forms in the 19th Century
  Osamu Imahayashi

13 The Reporting Clause in Dickens’s Works
  Miyuki Nishio

14 Similes in David Copperfield:With Special Reference to Dehumanisation
  Saoko Funada

15 The Framework of Performative Hypothesis for the Analysis of Literary Discourse
  Shigeo Kikuchi

16 Sentences as Interaction:The Function of Conditional Clauses and its Implication in Dialogic Discourse
  Etsuko Yoshida


CONTRIBUTORS

Yoshihiro SHINODA  Professor Emeritus, Prefectural University of Hiroshima
Kisei SAKEMI  Formerly, Associate Professor, Hiroshima Institute of Technology
Fumiko YOSHIKAWA  Professor, Hiroshima Shudo University
Hideshi OHNO  Associate Professor, Kurashiki University of Science and the Arts
Naoki HIRAYAMA  Associate Professor, Onomichi City University
Shigenobu FUAMI  Professor, Osaka Ohtani University
Hiroji FUKUMOTO  Professor, Hiroshima Shudo University
Fusako MATSUURA  Associate Professor, Okayama Shoka University
Akemi SASAKI  Associate Professor, Oita University
Ken NAKAGAWA  Professor, Yasuda Women’s University
Eiko TATSUMOTO  Part-time Lecturer, Yasuda Women’s University
Osamu IMAHAYASHI  Professor, Hiroshima University
Miyuki NISHIO  Lecturer, Kinki University
Saoko FUNADA  Lecturer, Beppu University
Shigeo KIKUCHI  Professor, Kansai Gaidai University
Etsuko YOSHIDA  Professor, Mie University
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幼稚園・保育所・認定こども園への 教育・保育実習の手引き 

編者
西川ひろ子・杉山直子 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
141 
定価
2,310円 (本体2,100円 )
発行日
2016年2月24日初版/2019年3月29日第2版 
ISBN
ISBN978-4-86327-335-1 
Cコード
C2037 
ジャンル
教育〈幼児・児童教育〉
 
内容
制度・環境・政策・各施設の概要と任務の専門性を踏まえて、保育者を目指す学生に指導・実習計画、内容、記録、評価法を示す。具体的事例を多く入れて、学習者の理解促進を促す編集となっている。
【2024/9/15出荷分より定価2,310円に変更となります】
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第1章 保育をめぐる社会事情
  第1節 保育制度改革と子育て支援
  第2節 社会環境の変化と人口動向
  第3節 保育政策上の課題と内容
第2章 幼稚園・保育所・認定こども園の概要
  第1節 幼稚園の概要
  第2節 保育所の概要
  第3節 認定こども園の概要
第3章 保育者の専門性
  第1節 対人支援・援助職としての保育者に求められること
  第2節 自己覚知という作業
  第3節 対人支援・援助職としての視点
  第4節 信頼と個人情報
第4章 保育者が行う子育て支援
  第1節 親支援と保育者の役割
  第2節 入所している子どもの保護者のための子育て支援
  第3節 地域における子育て支援
  第4節 幼稚園・保育園・認定こども園の社会的役割
第5章 実習の意義と目的
  第1節 実習の意義と目的
  第2節 実習生としての心構え(守秘義務と個人情報への配慮)
  第3節 実習生としての準備と事前訪問
第6章 あなた自身がつくる実習計画
  第1節 実習の日程と準備
  第2節 学内オリエンテーション
  第3節 自分を知るために
第7章 実習の内容
  第1節 学外オリエンテーションの意義と確認事項
  第2節 保育所・幼稚園・認定こども園のデイリープログラム
  第3節 観察実習の内容と意味
  第4節 部分実習の内容と意味
  第5節 指導実習の内容と意味
第8章 実習の記録と日誌
  第1節 実習記録の意義と方法
  第2節 子どもの理解と観察
  第3節 実習園及び教職員の職務を理解する
  第4節 保育を観察・記録する方法と日誌の書き方
第9章 指導計画の作成手順と部分指導計画
  第1節 「子どもの姿」を捉える―一人一人の育ちと集団の育ち―
  第2節 保育の「ねらい」と「内容」を設定する
  第3節 教材研究と環境の構成
  第4節 予想される子どもの活動と保育者の支援
  第5節 本時の保育の省察と評価
  第6節 週案と日案の関連性
第10章 発達や遊びに応じた指導計画
  第1節 0, 1, 2歳児の保育指導計画の例
  第2節 3, 4, 5,歳児の保育指導計画の例
  第3節 手遊び等の導入の保育指導計画の例
  第4節 給食指導の保育指導計画の例
  第5節 絵本の読み聞かせの保育指導計画の例
  第6節 造形活動の保育指導計画の例
  第7節 集団遊びの保育指導計画の例
第11章 実習にしっかり向き合うために
  第1節 日々の保育活動における留意点
  第2節 配慮の必要な子どもへの対応
  第3節 実習生としての責任と自己課題
  第4節 自分の実習テーマとレポートの関連性
  第5節 日頃の生活における自己評価と反省
第12章 評価の方法と意義
  第1節 評価の意義と目的
  第2節 評価項目とその内容
  第3節 実習の振り返り
  第4節 実習体験報告会の開催と活用

引用/参考文献
索引



執筆者一覧(執筆順)

加藤美帆  広島女学院大学人間生活学部 ……第1章(第1節)
中村勝美  広島女学院大学人間生活学部 ……第1章(第2、3節)
黒木貴人  広島文化学園短期大学保育学科 ……第2章(第1、3節)
上村加奈  広島文教女子大学 ……第2章(第2節)、第8章(第1節)
中原大介  福山平成大学福祉健康学部 ……第3章
島田美城  エリザベド音楽大学音楽学部 ……第4章
樋野本順子 トリニティカレッジ ……第5章
森川敦子  比治山大学現代文化学部 ……第6章(第1節)
児玉理紗  比治山大学短期大学部 ……第6章(第2節)、第7章(第1節5~7)
福伊 智  比治山大学現代文化学部 ……第6章(第3節)
佐々木尚美 広島文化学園大学学芸学部 ……第7章(第1、4、5節)
錦 通由子 広島文化学園短期大学 ……第7章(第2、3節)
永田彰子  安田女子大学教育学部 ……第8章(第2、3、4、5節)
光本弥生  鈴峯女子短期大学 ……第9章(第1、2、3節)
深澤悦子  広島都市学園大学子ども教育学部 ……第9章(第4、5、6節)
西川ひろ子 安田女子大学教育学部 ……第10章(第1、2、3、6、7、8節)
川上みどり 比治山大学現代文化学部 ……第10章(第4節)
菊野秀樹  比治山大学短期大学部 ……第10章(第5節)
小坂哲也  広島国際大学医療福祉学部 ……第11章(第1節)
光盛友美  広島国際大学医療福祉学部 ……第11章(第2節)
田野慎二  広島国際大学医療福祉学部 ……第11章(第3節)
岡本晴美  広島国際大学医療福祉学部 ……第11章(第4節)
下西さや子 広島国際大学医療福祉学部 ……第11章(第5節)
杉山直子  広島都市学園大学子ども教育学部 ……第12章(第1、3、4節)
森下真実  広島都市学園大学子ども教育学部 ……第12章(第1、2、4節)
米澤希紀  イラスト
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しんじゅがい ――教育随想・講演記録――

著者
藤原凡人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
374 
定価
2,037円 (本体1,852円 )
発行日
2016年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-341-2 
Cコード
C0095 
ジャンル
教育〈教育エッセイ・記録〉 一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
小学校教諭・校長を務めあげて綴る教育エッセイと講演記録。教師と学校教育、親と家庭教育、子どもの育成と教師の成長など、幅広くユーモラスに語り、綴る。書評
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【品切】
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「師道」を貫く――序に替えて
  …… 中央教育審議会元副会長・奈良学園大学学長 梶田叡一

 はじめに
  「しんじゅがい」について
  出版の動機

(一)私の生いたち
 1 私の生いたち
   幼少期・小学校時代
   中学・高校時代
 2 大学進学
   広島大学教育学部進学の理由
 3 人生の生活科
 4 反省と教職への覚悟
   苦い体験から 
   「母親の魂」に触れた貴重な体験
 5 人生観をつくる
 6 教育観の確立 評言の重要性

(二)広島県 義務教育改革シンポジュウム「活力ある広島県の教育の実現をめざして」
     パネラーとして提言 平成10年11月21日(中国新聞社ホール)
  教師の豊かさを子どもたちに
  自分のフィルターを通して考えよう
  教育目標・めあての大切さ
  根っこを育てる
  後始末の中での教育
  教師の指導力
  自分を育てるのは自分
  活力ある教育の実現をめざして

(三)ショートエッセイ集

〔1〕 教育の現場で
授業づくり
 1 授業というもの
 2 授業を創る
 3 『表現』と『評言』
 4 校内研修は今
 5 二つの教育作用――「指導力」と「影響力」――
 6 灯りを消して
教師の姿
 7 教育における情熱
 8 青年教師に学ぶ
 9 教職に就くということ
 10 「指導」は「始動」
 11 古い卒業文集より
学校というところ
 12 学校は「人生の小劇場」
 13 出会いと別れの人間模様
 14 『よく遊び よく学べ』
 15 学校支援ボランティア・コーディネーターとしての実践報告
 16 “根っこ”が育つ土壌づくり
自分を育てる
 17 自分を育てるのは自分です
 18 自ら伸びる
 19 自分は自分の運転手
 20 ほんとうの自分と一生つき合う
 21 自分を育てるのは自分の努力です
 22 育つのは子ども自身
 23 姿で育てる
 24 西洋的価値観

〔2〕 家庭教育のあり方
子育て
 1 子育ては愛情と熱意をもって
 2 子育てに法則はないけれど……
 3 おばあちゃんの教育力
 4 ある秋のできごと
 5 自分の心が決める
親としての姿勢
 6 よい『教育ママ』に
 7 模範と模倣の教育原理
 8 「さすが」というもの
 9 愛情を伝える
 10 ことばは「心の表現」
 11 「育児」は「育自」から
 12 『好き』でなければ
しつけ
 13 「しつけ」三か条
 14 身につけたい生活習慣
 15 人生に必要な智恵は……
 16 「ありがとう」と「ごめんなさい」
保護者会から
 17 授業参観に思う
 18 「あゆみ」渡しの懇談会――「評価する」ということ
PTA活動のねらい
 19 PTAの一番の存在価値とは
 20 自ら輝く子どもを育てる
 21 自己を律して
 22 人間性を高める

〔3〕 想い・思い出
親としての想い
 1 娘への手紙
 2 夏の思い出
 3 色紙(著者筆)
 4 息子からの手紙(広島市中山小学校六年生の時)
 5 娘からの手紙
 6 参観日
 7 「親・おや?」
 8 絆
思い出 1
 9 水玉模様のビニール包み
 10 顔
 11 教師づら
 12 思いやりの心を育てる
 13 一枚の写真
 14 嘘
 15 他人のまなざし
 16 プロフェッショナル

〔4〕 教育雑感
 1 見えないものをみる
 2 駅伝ランナーのように
 3 「おいしく」食べる
 4 「健康病」にならないように
 5 『待つ』ことの効用
 6 プラシーボ効果
 7 心のセンサー調節を
 8 まさに「しんじゅがい」のような人
 9 しなやかな『たくましさ』を
 10 心豊かに暮したい
 11 愛の言葉は活力源
 12 自分を育てる
 13 自分の“心の主”でありたい
 14 まずは“自分の為すべきことから為す”
 15 食生活と教育
 16 生きがい
 17 子どもと『遊び』
 18 教育制度を変えても……
 19 異見会と学校教育の現状

(四)講演記録

「みんなちがって みんないい」平成8年11月15日(北海道本室蘭小学校自主公開研究会)
「子どもを育むということ」平成19年5月15日(広島県連合小学校長会)
「生きる根っこを育てる」平成23年6月11日(東広島市小谷小学校PTA講演会)

(五)個人の年表

 おわりに
 あとがき
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古典教育の創造 ――授業の活性化を求めて――

著者
渡辺春美 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
315 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2016年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-344-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈古文・古典教育〉
 
内容
古典教育論・古典教材論・古典教育課程・古典教育実践に関する歴史的研究に基づいて、古典教育活性化のための実践理論の構築を試みる。
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はじめに

序 章

第一章 古典教育の現状と課題
 第一節 古典学習指導の問題点――学ぶ意味への疑問に答えぬ学習指導――
   はじめに
   一 学ぶ意味への疑問に応えぬ学習指導
   二 素朴な学力観に基づく機械的学習指導
   三 典型概念としての古典観に基づく学習指導
   四 創意工夫に乏しい学習指導
   おわりに
 第二節 「伝統的な言語文化」の教育の課題――創造的価値発見の教育を求めて――
   一 伝統的な言語文化の教育の展開
   二 伝統的な言語文化の教育の特色
   三 伝統的な言語文化の教育の課題
 第三節 歴史と実態に基づく暗唱指導の必要性――中等教育を中心に――
   はじめに
   一 教育課程における「暗唱」の歩み――戦後を中心に
   二 暗唱指導の実態
   三 暗唱指導の問題点
   おわりに
 第四節 史的展望に基づく古典教育の創造――国語科教育実践学の構築
   はじめに――研究の意義
   一 研究の対象
   二 研究の方法
   三 研究の仮説
   おわりに――史的展望に基づく古典教育の構想

第二章 古典教材の開発と編成
 第一節 古典教材の研究方法
   はじめに
   一 戦後における教材研究展開の概観
   二 古典教材研究の方法
   おわりに
 第二節 教材の開発・編成と音読・朗読・暗唱指導の系統化
   一 音読・朗読・暗唱指導の展開
   二 学習指導要領二〇〇八年版の音読・朗読・暗唱指導の特色
   三 「解説」による伝統的言語文化の指導
   四 教材の開発・編成と指導の系統化
   五 音読・朗読・暗唱の評価の留意点
 第三節 古典学習材開発・編成の観点
     ――古典学習材の開発・編成個体史を手がかりに――
   はじめに
   一 学習テーマに基づく学習材の開発と編成
   二 指導過程に応じた学習材の開発・編成
   三 学力育成を求める学習材の開発と編成
   おわりに――古典学習材の開発・編成の観点――

第三章 古典教育史の展開
 第一節 戦後古典教育論の展開
   はじめに
   一 戦後古典教育論の展開
   二 古典教育の構想――考察のまとめとして
 第二節 戦後における古典教育課程の検討
     ――高等学校学習指導要領の変遷を中心に――
   はじめに
   一 高等学校学習指導要領前史
   二 経験主義の時期
   三 能力主義の時期
   四 言語活動主義の時期
   おわりに――考察のまとめ
 第三節 古典教育実践個体史――大阪府立高等学校教諭Aの場合――
   はじめに
   一 古典教育実践研究の展開
   二 古典教育論
   三 古典教育実践
   おわりに
 第四節 「古典」の授業実践史――戦後の古典教育の展開と授業実践に学ぶ――
   はじめに
   一 戦後古典教育実践の展開
   二 古典教育実践の実際
   おわりに――古典(古文)指導の構想

第四章 古典教育実践論の構築
 第一節 古典(古文)教材の授業活性化
   一 古文学習の意義
   二 古文指導の実際
   三 古文指導の構想
 第二節 古典に対する興味・関心喚起の方略
   はじめに
   一 創造的読みの原動力――興味・関心
   二 古典への興味・関心喚起の方略
   三 古典への興味・関心喚起の実際
   おわりに
 第三節 発見に導き、学び手を育てる古典教育
     ――古典観の見直しと授業改善を中心に――
   はじめに――切実な課題としての古典教育
一 古典教育の意義と目標
   二 古典を読む力の構造的把握
   三 古典教育の方法
   おわりに――古典の学び手の育成を求めて
 第四節 古典教育実践の基礎論
   はじめに
   一 古典の学習指導の意義
   二 古典学習指導の問題点と学習指導の改善
   三 古典の授業活性化の方法
   おわりに――豊かな古典(古文)の学習指導の探究
 第五節 内化を目指す古典教育の創造
   はじめに
   一 古典観の転換
   二 古典(古文)教育の方法
   おわりに

第五章 古典教育の実践と構想
 第一節 俳句の鑑賞――色・ようす・気持ちを観点として――
   一 教材テキスト
   二 学習指導計画
   三 学習指導の実際
   四 成果と課題
 第二節 小・中学校の古典教育の充実――古典教育の豊かな創造を求めて――
   はじめに
   一 古典教育の基礎
   二 古典教育の目標の系統化
   三 教材の開発
   四 古典教育の実際
   おわりに
 第三節 場面をとらえ読みを深める古典の学習指導
     ――『伊勢物語』(初冠)を中心に――
   はじめに
   一 『伊勢物語』学習指導計画
   二 「初冠」の学習指導――研究授業
   三 授業に関する生徒の感想文
   おわりに――考察のまとめ――
 第四節 説話文学を読む――説話に生きる人々――
   一 単元観
   二 授業のねらい
   三 授業計画
   四 授業の展開と考察

第六章 授業力を自主的に伸長させる研修プログラムの開発
     ――古典(古文)の授業力伸長のための研修プログラムの場合――

   はじめに
   一 古典教育の研修プログラムの基本方針
   二 研修プログラム
   三 古典教育研修プログラム
   四 古典研修プログラムの実際
   おわりに――今後の研究の課題――

結 章
   一 古典教育の現状と課題
   二 古典教材の開発と編成
   三 古典教育史の展開
   四 古典教育実践論の構築
   五 古典教育の実践と構想
   六 授業力を自主的に伸長させる研修プログラムの開発

あとがき
初出一覧
索引
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広島の歴史と被爆体験記 

著者
國分良徳 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
62 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2016年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-342-9 
Cコード
C0023 
ジャンル
一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
広島城の鬼門を守護する第19世住職までつづく寶勝院の歴史と、お寺と人びとが体験した原爆の惨状を記録する。

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 まえがき

広島の地名の始まり
江戸時代
寶勝院図面
広島城鬼門守護の寺
長州戦争と広島城と埋蔵金
大正4年に誕生 100歳
日中戦争が始まる
物資が不足,金属回収令が出る
大東亜共栄圏
勤労動員が強化される
近くに敵の飛行機が
小学生の集団疎開
爆撃機B24を撃墜
宣伝ビラ合戦
落ち着かない夜明け
8時15分 ピカドン
きのこ雲の下を右往左往
やかんの水
黒い雨
神田川鉄橋で爆風で脱線した山陽本線の貨車
山陽本線神田川鉄橋での復旧作業
被爆した諸物品(1)
被爆した諸物品(2)
罹災証明書や死亡届等
被爆した印と墓石や墓地
原爆作家大田洋子さんとの出会い
大田洋子被爆の地
爆心地から900mの場所で被爆した妹
原子爆弾被災状況 広島市街説明図
8日の近所での出来事
現在の平和記念資料館あたりをめざして
歩兵第十一連隊の軍旗祭
招魂祭と広島護国神社
西練兵場の西側付近
被爆直後の相生橋付近の様子
終戦になり復興が始まる
枕崎台風
香川県の伯母の家で療養
中学校に通学を始める
進駐軍
復興に向かって
願望の本堂完成
本堂落成記念写真
原爆慰霊碑と原爆供養塔
被爆菩提樹2本
平和の灯について
皇室と記念樹
原爆の子の像と町内会の慰霊碑
広島復興大博覧会
被爆70年,誕生100年
広島城の今昔
鬼門の寺の現状

 あとがき
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増補改訂版 SF・科学ファンタジー句集 

編著
天瀬裕康 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
165 
定価
1,760円 (本体1,600円 )
発行日
2016年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-337-5 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
SF俳句は存在するのか? 様々な俳句から見える科学や宇宙、SFの世界をのぞく。
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 旧版の「まえがき」
 増補改訂版の「まえがき」

第1部 斜視的な俳句史とSF
 A 俳諧の独立
 B 明治以後――多様性の俳句
 C 文芸家たちと俳句 
 D 特殊なジャンルで
 E 戦後の展開
 F 科学俳句とファンタジー俳句
 G 海外俳句、ハイク、サイファイク
 H SF俳句への道

第2部 若干の実作
 A 俳句もSFもあまり詳しくない人へ
    SF(エスエフ)とは?
    作家と作品
    出版物とイベント
    ☆間奏曲Ⅰ:季語、分ち書き・切字
 B SFは知っているが俳句はNО!の人へ
    口語俳句もなめらかに
    SF周辺句
    科学俳句も
    ☆間奏曲Ⅱ:多行俳句と句読点、SFテーマ
 C 俳句は知っているがSFはNО!の人へ
    多行俳句
    SFもどき
    連作風に
    ☆間奏曲Ⅲ:連作・群作と詩的展開
 D SFも俳句も知っている人へ
    口語・新仮名遣い
    有季・新仮名遣い・文語
    有季・旧仮名遣い・文語
    形象埴輪・象形文字

第3部 同好の句を求めて
 A 『鴉』とその後
 B 『新青年』研究会の会員
 C 佐伯文芸クラブのこと
 D 広島県現代俳句協会
 E 宇宙船句会、会報と句集
 F 俳誌『太陽』
 G 西広島ペンの多様性
 H 夕凪社の社是
 I 『未定』と第2次『未定』
 J 横道にそれて川柳など
 K 別冊と人の繋がり
 L SF俳句に挑む人々

 増補改訂版「あとがき」
 参考文献
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ことばの授業づくりハンドブック 中学校・高等学校「書くこと」の学習指導 ―実践史をふまえて―

編者
田中宏幸[浜本純逸監修] 
シリーズ
ことばの授業づくりハンドブック 
助成
 
判型
A5 
ページ
272 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2016年3月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-340-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
「話すこと・聞くこと」・「読むこと」との関連指導、論理的な文章、手紙、短作文、詩歌、物語・小説・脚本を書かせる授業など、過去の優れた実践を振り返りながら、生徒の創作意欲を喚起し、書く喜びと達成感を味わえる魅力的な授業づくりを提案する。
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 はじめに 本書編集のねらいと使い方[田中宏幸]


序 章 「書くこと」の授業デザインのために[浜本純逸]
 一 着想と構想とレトリック
 二 佐々政一の視点論とコンポジション論―大正期の作文指導―
 三 「書くこと」と思考力の育成
 四 思考力の内容の解明
 五 単元的展開からアクティブ・ラーニングへ―指導方法の究明―
 六 漱石の三層表現と思考力育成の帯単元

第一章 「書くこと」の授業づくりの基本的考え方[田中宏幸]
 一 「書くこと」の授業づくりがもたらすもの
 二 「書くこと」の機能と指導の意義
 三 「書くこと」の授業づくりの現代的な意義―学習指導要領の改訂を踏まえて―
 四 現代中等教育における「書くこと」の指導の問題点
 五 「書くこと」の学習指導過程に沿って

第二章 文章表現の基礎力を高める[金子泰子]
 一 はじめに―実践上の課題と考察対象選定の理由
 二 書き慣れるために
 三 短作文から始めよう
 四 高校一年生を対象とした単元学習「書くことの喜びを共有する」
 五 単元計画と学習指導の実際
 六 おわりに―これからの課題―

第三章 「話すこと・聞くこと」との関連指導[坂口京子]
 一 はじめに
 二 スピーチと「書くこと」との関連指導
 三 聞き書きにおける関連指導
 四 授業づくりのヒントとこれからの課題

第四章 実用的文章としての手紙の指導とその形式の活用[三浦和尚]
 一 はじめに
 二 「手紙」の指導の多様性
 三 実用的文章としての手紙の内容の指導
 四 手紙の形式を用いた学習指導
 五 おわりに

第五章 「読むこと」との関連指導―中学校―[藤井知弘]
 一 「読むこと」と「書くこと」をつなぐ実践上の問題意識
 二 授業実践例
 三 結語
 四 「読むこと」と「書くこと」をつなぐ取り組み

第六章 「読むこと」との関連指導―高等学校―[高山実佐]
 一 はじめに―実践上の課題と考察対象(実践事例)選定の理由
 二 実践事例について
 三 授業づくりのヒントとこれからの課題

第七章 論理的な文章(意見文)を書く―中学校―[五十井美知子]
 一 はじめに―実践上の課題と考察対象(実践事例選定の理由)
 二 実践事例について
 三 授業作りのヒントとこれからの課題

第八章 論理的な文章(意見文・小論文)を書く―高等学校―[井上雅彦]
 一 はじめに
 二 実践事例について
 三 授業づくりのヒントとこれからの課題

第九章 詩歌を創る(詩・短歌・俳句)[児玉 忠]
 一 授業実践上の課題
 二 創作指導の目標と授業実践例の選択
 三 実践事例
 四 これからの課題

第十章 小説・物語・脚本を書く[武藤清吾]
 一 はじめに
 二 小説を読んで続き物語を書く指導(中学校)
 三 創作文を作成して批判し合う学習指導(中学校)
 四 生活言語をもとに脚本を作成して演出する指導(高等学校)
 五 授業作りのヒントとこれからの課題

第十一章 年間指導計画を立てる[伊木 洋]
 一 年間指導計画の作成にあたって
 二 授業実践史に見る年間指導計画の実際
 三 「書くこと」の年間指導計画作成のヒントとこれからの課題

結 章 これからの表現指導(展望)[田中宏幸]
 一 生徒たちが抱える課題と指導改善のポイント
 二 本書における提案


 資料 中学校国語教科書(平成28年度版)における「書くこと」の課題一覧
 索引


執筆順(平成28年3月時点)

浜本純逸(はまもと じゅんいつ) 神戸大学名誉教授・元早稲田大学特任教授
田中宏幸(たなか ひろゆき) 広島大学大学院教育学研究科教授
金子泰子(かねこ やすこ) 元長野大学・早稲田大学非常勤講師
坂口京子(さかぐち きょうこ) 静岡大学教育学部教授
三浦和尚(みうら かずなお) 愛媛大学教育学部教授
藤井知弘(ふじい ともひろ) 岩手大学教育学部教授
高山実佐(たかやま みさ) 國學院大學文学部准教授
五十井美知子(いかい みちこ) 元文教大学非常勤講師
井上雅彦(いのうえ まさひこ) 立命館大学文学部教授・京都教育大学連合教職実践研究科教授
児玉 忠(こだま ただし) 宮城教育大学教授
武藤清吾(むとう せいご) 琉球大学教育学部准教授
伊木 洋(いぎ ひろし) ノートルダム清心女子大学文学部准教授
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わたしの考える日本語教育 

編者
許夏玲 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
118 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2016年3月18日 
ISBN
ISBN978-4-86327-338-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
日本語教育
 
内容
日本語学・日本語教育学研究者による共著。現代日本語の授受表現の使用実態に関する研究、中国人日本語学習者の聞き手行動の研究、ほか。
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まえがき


第1章 現代日本語の授受表現の使用実態に関する研究………荒井 直美
 1 日本語母語話者の授受表現の使用変化
  1.1 授受表現の研究
  1.2  本研究の仮説
 2 授受表現の使用に対する年代別と職業別の調査
  2.1 調査時期と対象
  2.2 調査方法
 3 授受補助動詞「~てやる、~てあげる、~てさしあげる」の使用分析
  3.1 話し言葉の「~てやる」の分析
  3.2 話し言葉の「~てあげる」の分析
  3.3 話し言葉の「~てさしあげる」の分析
 4 結論と今後の課題
 参考文献
 付録 日本語母語話者を対象にした授受表現の使用調査の結果


第2章 中国人日本語学習者の聞き手行動の研究………何 丹芝
 1 日本語学習者の聞き手行動
 2 聞き手行動の定義および枠組み
 3 研究方法と研究データ
 4 聞き手行動の分類および使用例
  4.1 「相づち」
  4.2 「応答」
  4.3 「繰り返し」
  4.4 「聞き返し」
  4.5 「先取り」
  4.6 「言い換え」
  4.7 「頷き」
  4.8 「笑い」
 5 会話データに見る学習者の聞き手行動の特徴
  5.1 来日直後の会話
  5.2 留学終了前の会話
 6 来日直後と留学終了前の聞き手行動の変化
 7 今後の課題
 参考文献


第3章 トルコ人日本語学習者の用いる格助詞「に」と「で」の誤用分析
                 ………DALKIRAN Ayse Nur

 1 トルコ人学習者の日本語学習の困難点
 2 格助詞の研究
  2.1 日本語の格助詞について
  2.2 トルコ語の格形式について
 3 格助詞の使い分けに関する調査
  3.1 調査対象者
  3.2 分析目的及び分析方法
  3.3 調査項目の作成
 4 質的分析と量的分析
  4.1 質的分析の結果
   4.1.1 「で」格
   4.1.2 「に」格
   4.1.3 「場所」を表す格形式の種類の相違
   4.1.4 「時間」を表す格形式の種類の相違
   4.1.5 日本語の「に」格と「から」格の意味用法の相違による誤用
  4.2 量的分析の分析結果
   4.2.1 第一部の質問項目の分析結果
   4.2.2 第二部の作文の分析結果
   4.2.3 第三部の選択肢問題及び第四部の穴埋め問題の誤答の分析結果
   4.2.4 第三部の問題別及び学生別クラスター分析の結果
 5 まとめ
  5.1 分析結果について
  5.2 日本語教育現場への一提案
  5.3 今後の課題
 参考文献


第4章 中国人日本語学習者の文末「って」の習得研究………潘  蓉
 1 引用表現「って」に関する研究
 2 教材調査および学習者対象の調査
 3 結果分析
  3.1 アンケートの調査結果
  3.2 日本と中国の日本語教材の調査結果
   3.2.1 中国国内の日本語教材
   3.2.2 日本国内の日本語教材
 4 まとめ
 5 今後の課題
 参考文献
 付録 アンケート調査


第5章 語用論の観点から見た否定疑問文と配慮行動の研究………許 夏玲
 1 否定疑問文の命題
 2 勧誘場面の否定疑問文
 3 否定疑問文の機能
 4 命題内容に対する確信度
 5 語用論に基づく解釈
  5.1 二人称と三人称の相手の違い
  5.2 ポライトネス・ストラテジー
  5.3 中国語と英語の表現との対照比較
 6 勧誘や依頼の「~ませんか」に見るポライトネス
 7 まとめと今後の課題
 参考文献

索  引
著者紹介
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国語科授業論考 

著者
広瀬節夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
1024 
定価
19,800円 (本体18,000円 )
発行日
2016年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-315-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
典型的な国語科授業を対象に、国語教師として生きた人の成長過程を実践個体史としてとらえ国語科授業方式を分析。国語教師として身につける必要条件を探る。書評
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_________________1巻

まえがき――本研究の序説
  1 研究の目的・課題
  2 研究の方法
  3 研究の意義

     1 国語科授業の開拓と創造

第一部 小学校における国語科授業の探究

第一章 青木幹勇国語教室の生成と発展
 第一節 国語科授業創成への基盤づくり―模索期を支えた先行実践―
     はじめに
  一 木村寿氏の生活綴り方教育から
  二 芦田恵之助氏の七変化教式から
  三 古田拡氏の授業法から
     おわりに
 第二節 国語科授業実践理論の生成―開拓期における読解指導体系の構築―
  一 読解指導論の展開
  二 読解指導における「発問」論
  三 読解指導体系の構築
 第三節 国語科授業実践理論の確立―熟成期における実践体系の樹立―
  一 青木先生の国語教室
  二 「書きながら読む」の実践体系の樹立
 第四節 国語科授業評価の視角―読心を育んだ青木教室―
     はじめに
  一 現代詩人・石川逸子の詩の世界
  二 青木教室の回想記
 三 国語教室の実際
  四 学習者の受けとめ方
  五 授業評価の枠組み
 おわりに
 第五節 国語科授業原論構築への志向―『生きている授業・死んだ授業』の場合―
 はじめに
  一 国語科授業の機微
  二 国語教師の基本能力
  三 教材研究の契機
  四 授業展開の段落
  五 書きながら読む
  六 作文指導の重要性
  七 音読指導の工夫
     おわりに

第二章 国語科授業実践史における定位
 第一節 「授業研究開花期」における「実践的研究」
 はじめに
  一 斎藤喜博氏の読み方授業における「組織学習」
  二 東井義雄氏の「体で読む」授業の探究
 第二節 創成された国語科授業論の特質
  一 斎藤喜博氏の授業論
  二 東井義雄氏の授業論
  三 青木幹勇氏授業論
 おわりに

第二部 中学校における国語科授業の創造―大村はま国語教室の成立と展開―

第一章 大村はま国語教室の基礎的理論
    ―西尾実氏の言語生活論・言語文化論・国語学習指導論―
     はじめに
  一 基礎的理論としての言語生活論・言語文化論と実践的指標としての国語学習指導論
  二 言語生活教育としての国語単元学習の創出
 おわりに
第二章 国語単元学習創造への道程
  一 ひとりひとりが認められる場
  二 学習法としての「書くこと」の発見
  三 「子どもを知る」ことから
  四 「文化志向」の単元学習へ
第三章 生きた学習活動を営ませるために―国語の学習・指導形態の多様化を―
  一 学習活動の改革
  二 学習活動の整理
  三 単元「読書」の学習指導
  四 多様な学習形態を駆使した学習活動の展開
  五 多様な学習形態を活用した学習活動の成果
  六 生きた学習活動を営ませるための国語の学習形態の多様化
第四章 国語教室を変える工夫
第五章 国語教室を「生きた場」にする方法
  一 教師であること
  二 「実の場」をつくる教師の仕事
  三 グループ指導の方法
  四 ひとりひとりを育てる
第六章 「読み浸らせる」授業の創造
  一 ことばの学習の「生きた場」をつくる
  二 読み浸る「生きた場」をつくる
  三 「重ね読み」の発見
  四 「鑑賞のための朗読」
  五 文学作品を読み味わう方法
  六 みずから求めて読ませる方法
  七 「ほんとうに読ませる」ことを求めて
第七章 大村はま氏の読むことの指導の実践理論
  一 国語科授業の実践的課題
  二 文学の単元学習のための基礎学力
  三 文学鑑賞にふさわしい教材
  四 個人差に即した文学鑑賞
  五 単元「詩の味わい方」
  六 「重ね読み」の発見
  七 文学鑑賞のための朗読の指導
  八 生活的に学ばせる実践的理論の確立

第三部 高等学校における国語科授業の開拓

第一章 国語単元学習の展開―増淵恒吉氏の場合―
  一 自主的学習の開拓
  二 国語単元学習の展開
  三 国語学習の課題設定の方法
  四 「読解力」の分析
  五 課題究明による精読の方法
  六 国語科授業理論としての特質
第二章 「問題意識喚起」の文学の授業―荒木繁氏の場合―
  一 生活と文学を結ぶ
  二 民族教育としての文学教育
  三 文学の教育的機能
  四 「問題意識喚起」の文学教育の方法
  五 文学の授業としての特質
第三章 「状況認識」の文学の授業―大河原忠蔵氏の場合―
  一 「状況認識」の文学教育を生み出した背景
  二 「状況認識」を育てる文学教育の内容
  三 「状況認識」を育てる文学教育の方法
  四 「状況認識」を育てる文学の授業の実際
  五 「状況認識」の文学の授業の特質
第四章 「現実認識」の文学の授業―益田勝実氏の場合―
  一 高校国語科教育の問題点
  二 文学の授業の内容
  三 文学の授業の方法
  四 文学の授業の実際
  五 「現実認識」の文学の授業の特質
第五章 戦後における文学教育への模索
  一 読み手にとっての文学概念
  二 国語教育における言語と文学
  三 文学教育の機能の発見
  四 文学の授業の開拓

_________________2巻

     2 国語科授業方法の生成と進展

第一章 国語科授業方式論の系譜
  一 国語科授業研究の視点
  二 国語科授業方式の歴史的検討
  三 国語科授業過程の構造
  四 「国語単元学習」の開拓
  五 国語科学習における「系統学習」
  六 「プログラム方式」による授業改造
  七 国語科授業の「システム化」
  八 国語科における「練習学習」
  九 「学習課題」設定による授業展開
  十 国語科授業論構築のために

第二章 国語科授業方式の成立と展開
 第一節 昭和二十年代の「国語単元学習」論
     はじめに
  一 輿水実氏の「国語単元学習」論
  二 倉澤栄吉氏の「国語単元学習」論
  三 大村はま氏の「国語単元学習」
 おわりに―研究の成果と課題
 第二節 国語科における「系統学習」論
 はじめに
  一 言語能力の分析に基づく系統学習
  二 言語生活の体系化による系統学習
  三 言語発達に即した基礎能力の系統学習
 おわりに
 第三節 昭和四十年代の「国語単元学習」論
  一 倉澤栄吉氏の「新単元学習」論
  二 大村はま氏の「読書生活の指導」
 第四節 国語科における「練習学習」
  一 国語単元学習と練習学習
  二 「練習」の概念
  三 「練習学習」の対象
  四 「練習学習」の方法
  五 「練習学習」の展開
  六 国語科における「練習学習」の特質
 第五節 「学習課題」設定による授業展開
  一 「学習課題」設定による授業展開
  二 「学習課題」の機能と成立条件
  三 「学習課題」の生成過程と構造化
  四 「学習課題」に盛り込まれる内容
  五 「学習課題」づくりの方法
  六 「学習課題」解決の課程
  七 「学習課題」設定による授業方式の成果と課題
 第六節 国語科における「指導過程」論
  一 国語教室における二つの指導方法
  二 「国語基礎学習」における指導過程
  三 「国語単元学習」における指導過程
  四 指導過程の多様化への工夫


     3 国語科授業論の拠点と視角

第一章 国語教育方法論としての視野
  一 戦後における国語科授業の変遷
  二 学習価値を発見する教材研究
  三 個を生かす授業形態
  四 自己学習力を育てる授業過程
  五 学習技術を育てる指導技術
  六 学習方式としての授業方式
  七 教育方法を生かす学習技術
第二章 国語科授業内容の再生と創造
 第一節 授業内容の再生―ことばを育てる―
  一 子どもたちのことば
  二 子どもたちのことばの背景
  三 ことばの習得の過程
  四 ことばを育てる授業
 第二節 授業内容の創造―情報化社会を生きる―
  一 「発見し創造する」国語の授業
  二 情報選択力を育てる
  三 時代にふさわしい学習環境を
第三章 国語科授業過程における言語活動
 第一節 教育における言葉の働き
  一 子どもを育てる言葉
  二 言葉のもつ人間的機能
  三 「教育話法」と「学習話法」
  四 対話的な関係のなかで
 第二節 「聞くこと」の位相と機能
  一 「聞く力」の退行現象
  二 音声言語指導の内容としての「聞くこと」
  三 言葉の意味を聞き取る
  四 「聞くこと」の位相と機能
 第三節 「聞きわけ」・「聞きひたり」から「沈黙」へ
  一 「聞きほれる」と「聞きひたる」
  二 創造的な営みとしての「沈黙」
 第四節 正しく聞き取る力を育てる
  一 すべての学力の基礎となる「聞くこと」
  二 創造としての「聞くこと」
  三 言葉とその意味との関係
  四 「聞くこと」の指導体系
 第五節 話し合いに誘う教材
  一 問題を投げ掛ける文章・「あいさつの力」
  二 単元「『あいさつ発見物語集』を作ろう」(四年)
  三 話し合い指導のための教材化研究の視点
 第六節 話し合いから学び合いへ
  一 教師と子どもの言語的相互作用
  二 コミュニケーション技術としての話表力
  三 「話し合う」こころと「話し合い」の種
  四 「話し合い」のなかで「学び合い」を育てる
 第七節 板書とノートの有機的関連を図る
  一 板書機構と学習帳の相関
  二 板書と学習ノートへの新視点
  三 学習活動の「場」として
  四 板書から学習記録へ
  五 新しい機構の発見へ

第四章 国語科授業における評価
 第一節 学習評価としての「自己評価」・「相互評価」
  一 「学習意欲」の自己評価
  二 「国語学習記録」が生み出す自己評価と相互評価
 第二節 授業記録による授業評価
  一 実践報告をまとめる観点
  二 研究課題の設定
  三 授業過程の分析・考察
  四 授業の評価

あとがき――本研究の結説
  1 研究の成果
  2 研究の総括
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巧みさを発達させる幼小体育 

著者
乾 信之 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
112 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2016年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-332-0 
Cコード
C3075 
ジャンル
教育〈保健・体育〉
 
内容
認知科学や神経科学の新知見を取り入れ、学習・記憶に関わる“動作を伴う情報処理”を中心に、基本的な動作の発達と幼小体育の教育手順を考察する。
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 はじめに

序 章 ‘巧みさ’とは何か

1.人間の発達からみた幼少年期体育の位置づけ
 1-1 ヒトの動作の特徴からみた幼少年期体育
 1-2 幼小教師のもつべき動作の発達観
 1-3 胎児から乳児への動作の連続性からみた幼少年期の体育
 1-4 発達における9・10歳の節から少年期の体育を考える
 1-5 少年期は複数のスポーツ種目を経験しよう

2.神経系の発達からみた動作の発達と教育
 2-1 神経系の発達からみた動作の発達
 2-2 器用さの脳内機構
 2-3 幼少年期に必要な運動記憶の促進
 2-4 脳の可塑性からみた特別支援教育と生涯教育
 2-5 生育環境からみた認知,言語,対人関係の発達
 2-6 社会性の発達を促す‘遊び場’としての学校
 2-7 直接経験の重要性:能動的な動作の意義
 2-8 動作による認識の促進
 2-9 動作によるコミュニケーションの促進

3.動作を伴う情報処理の発達
 3-1 情報からみた動作
 3-2 新生児と乳児における2つの視覚系
 3-3 子どものミラー・ニューロン・システム
 3-4 見た目に影響される子どもの重さの感覚
 3-5 複合的な感覚によって形成・更新される身体イメージ
 3-6 身体部位により身体イメージの発達時期は違う
 3-7 動作を介して物が道具になり,身体イメージに取り込まれる
 3-8 系列動作の発達
 3-9 予測動作の発達

4.基本的動作の発達とその考え方:歩走跳投泳
 4-1 ヒトの足は歩行に適しているが,走行には不向きである
 4-2 ヒトの歩き方と走り方
 4-3 歩行の発達
 4-4 短距離走と持久走の考え方
 4-5 跳躍動作の発達
 4-6 投動作の発達
 4-7 水泳の考え方

5.運動学習からみた幼少年期の体育
 5-1 運動スキル学習と体力トレーニングの相違点
 5-2 運動の学習段階からみた指導の留意点
 5-3 スポーツの練習に重要な変動学習
 5-4 運動経験を豊富にする:動作の多様性と変動性
 5-5 練習方法
 5-6 タイミングの習得が先か力のコントロールが先か
 5-7 発達障害児のタイミングと力の制御

6.教師のみる目を育てる
 6-1 動作結合からみた運動スキルの評価の視点
 6-2 自由度の凍結と解放からみた運動スキルの評価の視点
 6-3 見越反応からみた運動スキルの評価の視点
 6-4 体育授業での‘力を抜くこと’を評価する視点
 6-5 発達の最近接領域からみた動作の発達水準の評価の視点
 6-6 学習集団の形成を評価する視点

 引用文献
  さらに深く知りたい人へ
 おわりに
 事項索引
 人名索引
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日本人の心くばり 

著者
小林正治 
シリーズ
 
助成
 
判型
新書 
ページ
200 
定価
1,100円 (本体1,000円 )
発行日
2016年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-334-4 
Cコード
C3081 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
正確な情報伝達が成立するためには話し手と聞き手の間に何が働いているのか。日本古典文学作品から日本人の心を導き出す。
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まえがき

一 心の通じ合い
 心くばり

二 ほのめかし
 ほのめかしの様式
 ほのめかしの五つの様式

三 おしはかり
 おしはかりの様式
 疑い・問い
 仮想
 言いさし

四 そらし
 そらしの様式
 話題そらし
 視点そらし
 打消し

五 ながめ
 ながめの様式

六 映 し
 映しの様式

七 見たて
 見たての様式

結  び
 ひそやかな心くばり
 許しの心
 現代人の「心くばり」
戻る

発達モデルに依拠した言語コミュニケーション能力育成のための実践開発と評価 

著者
山元悦子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
458 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
2016年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-327-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
言語コミュニケーション能力育成の道筋を幼児・児童の発達の実態調査から実証的に立ち上げ、発達モデルに基づいた実践および評価指標を提案する。書評
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序 章 研究の意義・目的・方法
 1 言語コミュニケーション研究の動向
 2 研究の意義
 3 研究の目的と方法

第1章 言語コミュニケーション能力の考究
 1 言語コミュニケーション能力の定義
 2 言語コミュニケーション能力の発達

第2章 言語コミュニケーション能力の発達調査
 1 幼稚園年長児(5歳児)を対象とした調査1
     ―絵本『はなのみち』をめぐる発話の調査―
 2 幼稚園年長児(5歳児)を対象とした調査2
     ―絵本『ハリス・バーディックの謎』をめぐる発話の調査―
 3 小学1年生を対象とした調査
    ―絵本『じいじのさくら山』をめぐる5歳児発話との比較調査―
 4 小学2・3・4・5年生を対象とした「課題追究型話し合い」の調査
 5 発達調査の成果

第3章 発達モデルに基づいた言語コミュニケーション能力を育てる実践開発
 1 幼稚園5歳児の保育実践
 2 小学校入門期の実践
 3 小学校低学年の実践―2年生―
 4 小学校中学年の実践―4年生―
 5 小学校高学年の実践―6年生―
 6 中学校の実践―中学3年生―
 7 実践からの知見をふまえた発達モデルの検証および指導の指針
 
第4章 言語コミュニケーション能力の評価
 1 評価に関するアプローチの前提
 2 評価指標の開発
 3 調査結果に基づいた評価指標の有効性の検証
 4 評価指標開発の成果と課題

結 章 言語コミュニケーション能力の育成に関する研究の成果

おわりに

引用・参考文献
索引
初出一覧
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8つの知能を生かした教科横断的な英語指導法 MI(多重知能)とCLIL(内容言語統合型学習)の視点より

著者
二五義博 
シリーズ
 
助成
2015年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
208 
定価
4,290円 (本体3,900円 )
発行日
2016年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-333-7 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
CLILをはじめとする教科横断的指導を日本の小・中学校の英語教育で実践した場合、主に動機づけやコミュニケーション能力育成の視点からいかなる効果があるのかを探り、さらにMI理論を活用して“二刀流”英語教育成功の鍵を示唆する。

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刊行に寄せて……林 桂子
謝辞

第1章 はじめに

第2章 理論的背景
 2.1 コミュニケーション能力育成のための指導
 2.2 4技能統合の必要性
 2.3 内容重視の英語指導
 2.4 教科横断的な英語指導
 2.5 多重知能理論

第3章 小学校英語教育
 3.1 現状と課題
 3.2 ひろしま型カリキュラムの概要
 3.3 子どもの8つの知能を生かす活動に対する希望調査
    ―広島市立早稲田小学校の事例より―
 3.4 多重知能や教科横断的指導を取り入れた英語学習の成果(1)
    ―広島市立早稲田小学校の事例より―
 3.5 多重知能や教科横断的指導を取り入れた英語学習の成果(2)
    ―広島市立祇園小学校の事例より―
 3.6 多重知能や教科横断的指導を取り入れた英語学習の成果(3)
    ―広島市立祇園小学校の事例より―
第4章 中学校英語教育
 4.1 現状と課題
 4.2 理解度を高めるための教科横断的指導
    ―私立加藤学園暁秀中学校の事例より―
 4.3 コミュニケーション能力、4技能統合や多重知能を生かす教科横断的指導
    ―AICJ中学校(広島)の事例より―
 4.4 身体運動的知能を生かした英語指導法
 4.5 対人的知能を生かした英語指導法
 4.6 英語使用と学習者の動機づけ
    ―イマージョン校と公立中学校の比較検証―
第5章 おわりに

参考文献
索  引
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HAROLD PINTER AND THE SELF :Modern Double Awareness and Disguise in the Shadow of Shakespeare

著者
細川 眞 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
148 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2016年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-336-8 
Cコード
C3098 
ジャンル
芸術・文化 文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
This book explores the self in ten plays of the Nobel laureate, Harold Pinter, The Birthday Party, The Caretaker, The Collection, The Lover, The Homecoming, No Man’s Land, Ashes to Ashes, One for the Road, Party Time, and Celebration from the perspective of modern double awareness and of disguise in the shadow of Shakespeare.
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Acknowledgements
Introduction

1. Stanley's Ambiguous Self and Destiny:From the Modes of Representation and the Disguise Motif in The Birthday Party

2. Davies's Disguise in The Caretaker:From the Views of Modernist Negation and the Tradition of Disguise

3. Double Awareness and the Self in The Collection and The Lover

4. Unity and Division of the Self in The Homecoming:Against Two Kinds of Realism

5. The“New”Modernity and Doubles in No Man's Land

6. The Meaning of Rebecca's Disguise as a Dispossessed Mother in Ashes to Ashes

7. One for the Road, Party Time, Celebration and Power's Invisibility:From Shakespearian Disguise to Postmodern Subject

Works Cited

Index
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インド鍵盤楽器考 ハルモニウムと電子キーボードの普及にみる楽器のグローカル化とローカル文化の再編 

著者
岡田恵美/2017年度日本南アジア学会賞 
シリーズ
 
助成
2015年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
270 
定価
6,160円 (本体5,600円 )
発行日
2016年2月28日 
ISBN
ISBN978-4-86327-317-7 
Cコード
C3073 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア 芸術・文化
 
内容
インド古典音楽文化における西洋楽器や電子楽器への許容範囲の広さに着目し、特にハルモニウムと電子キーボードの浸透の過程を辿ることによりインドにおける異文化適応の特質や音楽観を探る。

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はじめに

序 論
 1.なぜインドの鍵盤楽器に注目するのか?
 2.外来楽器の受容研究:論点と研究アプローチ
 3.本書の構成と調査概要

   第1部 北インドにおけるハルモニウムのローカル化
第1章 ハルモニウムの受容と変遷
 1.フランスから波及したハルモニウム・リードオルガン産業
 2.インドへのハルモニウムの伝播
 3.インド国産ハルモニウム誕生
 4.ハルモニウムの浸透と禁止論争
 5.演奏家による貢献と新たな改良楽器の登場

第2章 国産ハルモニウム製作にみる都市単位でのローカル化
 1.国産ハルモニウム製作の転換期
 2.各都市のハルモニウム産業の特徴
 3.事例:インド東部コルカタのドゥワルキン工房
 4.事例:インド西部ムンバイのハリバウー工房
 5.事例:インド北部デリーのビーナー工房

 第1部 小結


   第2部 電子キーボードの普及にみるグローカル化の諸相
第3章 インド国内における電子キーボードの需要拡大
 1.電子キーボードが普及した社会・文化的背景
 2.電子キーボードの需要拡大によるローカル文化の変容

第4章 インド市場における電子キーボードのグローカル化のプロセス
 1.日系楽器メーカーによる本格的なインド市場参入
 2.インド市場向け電子キーボードの登場

 第2部 小結


   第3部 インド鍵盤楽器考
第5章 ハルモニウムと電子キーボードの受容に関する比較考察
 1.楽器のグローカル化と文化の再編についての考察
 2.インド音楽文化がもつ楽器に対する寛容性

おわりに
参考文献
索  引
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中世城館跡の考古学的研究 POD版

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著者
小都 隆 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
356 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2016年1月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-323-8 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・民俗
 
内容
中世における西日本を中心とした防御施設を持った軍事・住居施設跡を「城館跡」とし、考古学的方法で改めて分類・編年を行い中世社会研究のための有力な歴史資料化を試みる。
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はじめに
例言

序 章 中世城館跡分類研究の現状と課題
  1 中世城館跡研究のあゆみ
  2 型式分類研究の現状

第1章 西日本の中世城館跡
 第1節 中世城館跡の分類と編年―広島県を例として―
  1 広島県の中世城館跡の概要
  2 分類の方法と内容
  3 中世城館跡の型式分類
  4 中世城館跡の編年
  5 広島県の中世城館跡
 第2節 中国地方の中世城館跡
  1 分布と立地・規模
  2 中国地方の発掘資料
  3 中国地方の分類と編年
  4 中国地方の中世城館跡
 第3節 四国地方の中世城館跡
  1 分布と立地・規模
  2 四国地方の発掘資料
  3 四国地方の分類と編年
  4 四国地方の中世城館跡
 第4節 近畿地方西部の
  1 分布と立地・規模
  2 近畿地方西部の発掘資料
  3 近畿地方西部の分類と編年
  4 近畿地方西部の中世城館跡

第2章 中世城館跡の機能と実態
 第1節 中世城館跡の分類と編年
  1 中世城館跡の型式分類
  2 中世城館跡の編年
 第2節 中世城館跡の地域性
  1 分布調査に見る地域性
  2 発掘調査に見る地域性
 第3節 中世城館跡の機能と実態
  1 政治的状況と中世城館跡
  2 地域社会と中世城館跡
  3 中世城館跡の機能と実態

第3章 中世城館跡の考古学的個別研究
 第1節 郡山城跡の構造的研究
  1 郡山城跡の位置
  2 文献史料から見た郡山城跡
  3 郡山城跡の遺構
  4 郡山城跡の構造と性格
 第2節 毛利氏とその本拠城
  1 毛利氏の歴史
  2 毛利氏(総領家)の城
  3 家臣団の城
  4 毛利氏の支配と城の変遷
 第3節 高杉城跡の再検討
  1 高杉城跡の位置
  2 高杉城跡の記録
  3 高杉城跡の遺構
  4 高杉城跡の検討
 第4節 吉川元春館の構造
  1 吉川元春館跡の概要
  2 遺構の検討
  3 文献史料との比較
  4 吉川元春館の構造
  5 他遺跡との比較
 第5節 小倉山城跡の鍛冶遺構
  1 小倉山城跡の概要
  2 小倉山城跡の鍛冶遺構
  3 鍛冶遺構の検出例
  4 文書に現れた鍛冶
 第6節 芸備地方の砦
  1 村落・民衆と城との関わり
  2 芸備地方の砦の実態

終 章 中世城館跡研究の課題と展望
  1 中世城館跡研究の現状
  2 中世城館跡研究の課題
  3 中世城館跡研究の展望

あとがき
図版・挿図出典一覧
遺跡索引
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シュプランガー教育学の研究 ―継承・発展過程と本質理論をたずねて―POD版【販売終了】

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著者
山崎英則 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
452 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2016年1月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-324-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育
 
内容
わが国の教育に影響を与えたシュプランガーの思想を、教育学はもとより宗教論、安心立命論、人間教育論など幅広い視点から分析。シュプランガー思想の全体像を究明する。
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国語科教師の実践的知識へのライフヒストリー・アプローチ 遠藤瑛子実践の事例研究POD版

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共著
藤原 顕・遠藤瑛子・松崎正治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
244 
定価
2,530円 (本体2,300円 )
発行日
2016年1月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-322-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
遠藤瑛子の授業実践を対象に、その教師としての力量形成の軌跡を実践的知識の形成と変容という観点から探究。教師と研究者の共同研究により新たな力量形成研究を提示する。
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序 ……【浜本純逸】

序 章 教師の実践的知識とライフヒストリー――研究の目的と方法……【藤原 顕】
  一 問題設定
  二 教師の実践的知識へのライフヒストリー・アプローチ
  (一)研究対象としての教師の実践的知識
  (二)実践的知識に迫るためのライフヒストリー・アプローチ
  三 研究の手続きと本書の構成

第一章 ライフヒストリーを観点とした遠藤瑛子実践の把握
  一 遠藤瑛子のライフヒストリーと授業実践……【松崎正治・藤原 顕】
  (一)研究の対象と方法
  (二)ライフヒストリーの記述・解釈
  (三)結び――実践的知識を特徴づける基本的カテゴリー
  二 解釈へのコメント……【遠藤瑛子】

第二章 遠藤瑛子実践における単元生成の文脈
  一 五回の三年間継続担当回生において実践された諸単元の関連……【藤原 顕】
  (一)研究の対象と方法
  (二)単元生成の文脈の記述・解釈
  (三)結び――国語科総合単元学習の授業にかかわった実践的知識を特徴づけるカテゴリー
  二 解釈へのコメント……【遠藤瑛子】

第三章 カリキュラム経験を通した授業スタイルの変容……【藤原 顕】
  一 本章の概要
  二 単元「風―自然とともに生きる」・「あれから一年 強く生きる」における授業スタイルの変容……【松崎正治・藤原 顕】
  (一)研究の対象と方法
  (二)単元「風―自然とともに生きる」の場合
  (三)単元「あれから一年 強く生きる」の場合
  (四)結び――二つの単元にかかわった授業スタイル変容の共通点
  三 単元「現代を読む」の生成と授業スタイルの変容……【藤原 顕】
  (一)研究の対象と方法
  (二)単元「現代を読む」における遠藤のカリキュラム経験(その1)―単元構想
  (三)単元「現代を読む」における遠藤のカリキュラム経験(その2)―授業実践
  (四)結び――国語科総合単元学習の授業にかかわる実践的知識変容の契機
  四 解釈へのコメント……【遠藤瑛子】

第四章 結論……【藤原 顕】


文  献
資  料 遠藤瑛子授業実践関係年譜【松崎正治】
あとがき
索  引
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生徒の読んだ「羅生門」 ――新しい解釈を求めて――POD版

著者
高橋良久 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
166 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2016年1月7日 
ISBN
ISBN978-4-86327-329-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
教科書教材への理解を深めるため、ことばを一語一語吟味しながら、作品を丁寧に読み進め、生徒とともにたどりついた「羅生門」の独自の解釈。高校国語科授業実践のまとめ。
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【品切】
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 ことばにこだわりながら読む

1 下人について
 1.育っていくにきび
 2.下人は下人ではない
 3.下人のうそ
 4.死人と過ごす
 5.失望しない答えとは

2 老婆について
 1.猿のような
 2.鴉のあとに
 3.形容の順序

3 羅生門について
 1.羅生門のかたちと構造
 2.羅生門の誇張
 3.羅生門の梯子

4 情景描写
 1.時刻と天候
 2.下人を追いつめるもの
 3.夕闇の持つ意味

5 いくつかの表現から
 1.男女か女男か
 2.光によってわかること
 3.これも伏線?
 4.段落について
 5.一文で意味すること
 6.「も」の表す意味
 7.過去形と現在形
 8.聖柄の太刀と藁草履
 9.二種の「そこで」
 10.直接話法と間接話法
 11.「抜け毛」のこと
 12.下人のことば・老婆のことば

6 教科書本文について
 1.本文の異同
 2.相違点

 あとがき
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意見文指導の研究 POD版【販売終了】

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著者
大西道雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
364 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2016年1月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-326-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
意見を論理的に構築し的確に伝えるための認識と表現の指導研究。意見文における創構指導の系統的目標設定、中学生・高校生の課題意見文の指導など。
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【取扱い不可】
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イェイツ アングロ・アイリッシュのディレンマ POD版【販売終了】

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著者
藤本黎時 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
314 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2015年12月22日 
ISBN
ISBN978-4-86327-325-2 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学
 
内容
イェイツの民族意識の多面性と矛盾面を検証。作品の詳細な分析を通してその人間像に肉迫、民族的・宗教的・言語的に二極化した社会の言語文化の特質を明らかにする。
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はじめに
第1章 アングロ・アイリッシュの詩人の出発
第2章 アイルランドの文芸復興運動と神秘思想――薔薇の象徴をめぐって――
第3章 大衆と農民――アングロ・アイリッシュの社会的ディレンマ――
第4章 夢と責任――アングロ・アイリッシュの社会的応答――
第5章 「恐ろしい美」の誕生――ロマンティック・アイルランドの復活――
第6章 詩における神話化――復活祭蜂起の英雄像の完成――
第7章 史実と神話の間――劇『クフーリンの死』をめぐって――
第8章 歴史と啓示の幻想――「1919年」――
第9章 荒れ果てた心――「内乱時の暝想」――
第10章 ルネッサンス的人間像――グレゴリー・エレジ――
第11章 黄昏の栄光――クール・パーク哀歌――
第12章 愛と青春への悔恨――「若くまた老いた男」――
第13章 愛の逆説――「超自然の歌」

主要参考文献
索引
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英語の語彙指導 ―理論と実践の統合をめざして―POD版【販売終了】

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著者
林 洋和 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
408 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2015年12月9日 
ISBN
ISBN978-4-86327-320-7 
Cコード
C3082 
ジャンル
教育
 
内容
「語を知っている」とは?、どうすれば語彙力はアップするかを訳語、同意語・反意語、パラフレイズ、コロケーション、文化等の視点から考える。豊富な用例文でより具体的に。
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中間言語研究 ―日本語学習者による指示詞コ・ソ・アの習得―POD版

著者
迫田久美子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
488 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
2015年12月9日 
ISBN
ISBN978-4-86327-318-4 
Cコード
C3081 
ジャンル
教育
 
内容
韓国・中国の男女及び日本人児童を対象に学習指導をし、その習得状況を分析。第一言語と第二言語の習得過程、教室学習と自然習得など、習得の実状と問題が明るみに。
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文章を作る過程の指導 POD版【販売終了】

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

著者
浦上博文 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
180 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2015年11月26日 
ISBN
ISBN978-4-86327-310-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
文章を作る過程を指導する教科書教材の実例と教材の条件ほか、著者が開発した教材とそれを用いた説明、論説、読書案内、読書感想、紀行の文章を作る過程の指導の実際を詳述。
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医学英語文例集 改訂第3版

編著
入内島十郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
716 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2016年1月5日 
ISBN
ISBN978-4-86327-299-6 
Cコード
C3047 
ジャンル
英語教育 生命・環境・自然
 
内容
元広島大学医学部教授の著者が、英米にわたる幅広い医学論文から重要単語を選出し例文を紹介する。
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知的障害児の指導における課題遂行の促進 

著者
村中智彦 
シリーズ
 
助成
2015年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
188 
定価
4,290円 (本体3,900円 )
発行日
2015年12月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-312-2 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈特別支援教育〉
 
内容
知的障害児の個別指導と小集団指導において、対象児の課題遂行を促すための手続きを明らかにし、指導プログラムの在り方について提案。

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まえがき

第1章 知的障害児の課題遂行の促進に関わる指導
 第1節 知的障害児に対する課題学習の内容
 第2節 課題学習の指導形態
  1 個別指導における課題内容と手続き
  2 小集団指導における課題内容と手続き

第2章 課題遂行の促進に関わる先行操作
第1節 先行操作とその関連概念
  1 先行操作
  2 状況事象と弁別刺激
  3 確立操作
  4 先行操作と結果操作
 第2節 先行操作に基づく指導の特徴
  1 課題遂行の促進と問題行動の予防
2 課題への動機づけと嫌悪性の低減
 第3節 先行操作に関する研究の成果
  1 研究成果の概要
2 反応における先行操作の効果

第3章 問題の所在及び本研究の目的
 第1節 課題遂行を促進する先行操作
 第2節 個別指導における先行操作
1 試行間間隔の設定
2 セット間の設定
  3 課題の選択機会の設定
 第3節 小集団指導における先行操作
  1 物理的環境の設定
2 係による課題遂行機会の設定
3 対象児同士のやりとり機会の設定
 第4節 本研究の目的

第4章 個別指導における先行操作
 第1節 試行間間隔の設定(研究1-1)
  1 目的
  2 方法
  3 結果
  4 考察
 第2節 最適な試行間間隔の設定(研究1-2)
  1 目的
  2 方法
  3 結果
  4 考察
 第3節 セット間の設定(研究2)
  1 目的
  2 方法
  3 結果
  4 考察
 第4節 課題の選択機会の設定(研究3)
  1 目的
  2 方法
  3 結果
  4 考察

第5章 小集団指導における先行操作
 第1節 課題遂行機会の設定(研究4)
  1 目的
  2 方法
  3 結果
  4 考察
 第2節 やりとり機会の設定(研究5)
  1 目的
  2 方法
  3 結果
  4 考察

第6章 総合考察
 第1節 個別指導における先行操作と課題遂行に及ぼす効果
 1 試行間間隔の設定とその効果
  2 セット間の設定とその効果
  3 課題の選択機会の設定とその効果
 第2節 小集団指導における先行操作と課題遂行に及ぼす効果
  1 課題遂行機会の設定とその効果
  2 やりとり機会の設定とその効果
 第3節 先行操作に基づく指導プログラム
  1 個別指導のプログラム
  2 小集団指導のプログラム

第7章 結論と今後の課題
第1節 結論
 第2節 今後の課題

引用文献
あとがき
事項索引
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異文化コミュニケーション教育 ―他者とのコミュニケーションを考える教育―POD版

著者
青木順子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
380 
定価
3,190円 (本体2,900円 )
発行日
2015年11月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-316-0 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育
 
内容
個々人が文化の限界を超えてコミュニケーションを深めるための教育カリキュラム研究。文化、知覚、自己概念、言語、非言語コミュニケーション、価値観、異文化教育、ほか。
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【品切】
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はじめに
第1章 文 化
 文化とは何か/自文化と異文化の比較/視点の変換/文化の重層性/ほか
第2章 コミュニケーション
 ―とは何か/―の分析/―の理由・諸相/―の問題/―と異文化コミュニケーション
第3章 知 覚
 ―とは何か/自己と知覚/異文化コミュニケーションと知覚
第4章 自己概念
 ―とは何か/自己実現/ジョハリの窓/アイデンティティ/異文化コミュニケーションと自己
第5章 言 語
 ―とは何か/―の問題/異文化コミュニケオションと言語/―と文化/翻訳/ほか
第6章 非言語コミュニケーション
 非言語コミュニケーション/言語コミュニケーションと非言語コミュニケーション/異文化と非言語コミュニケーション
第7章 価値観
 ―とは何か/異文化コミュニケーションと価値観/価値分類システム/価値志向/ほか
第8章 ステレオタイプ
 ―とは何か/―の小話/―の調査/日本人・アラブ人・黒人・女性のステレオタイプ/―と科学調査/ほか
第9章 偏 見
 ―とは何か/―の理由/―の表出/ステレオタイプ・偏見・戦争・敵のイメージ・教育
第10章 異文化トレーニング
 ―とは何か/ロールプレイ・シミュレーション・ゲーム/異文化能力
第11章 異文化教育
 ―とは何か/―の目標/―における発達モデル/―のリスク/未来志向の教育/大学生の異文化教育の問題点/最終目標としての人間像
第12章 大学生の異文化教育カリキュラム――実践・評価・課題
  あとがき/参考文献
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テクストと教育 ―『読むこと』の変革のために―POD版

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著者
千田洋幸 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
282 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2015年11月17日 
ISBN
ISBN978-4-86327-309-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語教育
 
内容
授業において扱われる「テクスト」が学習者と教師によって再構築され、どのように社会性・政治性を踏まえた実践となっていくのか。教材と教育現場の実情を論究する。
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1 文学教材論の転回

  文学教材論の前提――三つの「サーカス」に触れながら――
  欲望と他者――ヘルマン=ヘッセ「少年の日の思い出」への視点――
  他者のいない言葉――木下順二「夕鶴」論――
  「夕鶴」の受容と「戦後」
  「教える」ことの差別――魯迅「故郷」の言説をめぐって――
  教科書が生み出す「鴎外」――「舞姫」の位置を中心に――

2 「読むこと」の社会性・政治性をめぐって

  「読むこと」の知的領野――説明文・評論教材を中心に――
  文学教材のジェンダー・ポリティクス――名木田恵子「赤い実はじけた」・三田誠広「いちご同盟」を中心に――
  「平和教材」の物語規範
  学ぶことと読むことの間――「戦争を語ることば」の教材化から――
  ナウシカはなぜ空を飛ぶのか――ポップカルチャーと戦争の表象――
 
3 国語教育・教科書・教材をめぐる状況――1997年~2007年――

  文学教育からの解放――中学・高校国語教室における「文学」の定位――
  国語教育研究の歴史認識――忘却される戦争、その他――
  「国語」と表象の政治
  従順な身体
  コミュニケーション能力と国語教育――あるいは、「伝え合う」というイデオロギーをめぐって――
  詩と教室
  教育を語ることの病
  「日本語」という情念装置
  検定教科書というメディア
  教育の場に要請される「社会性」とは何か
  リテラシー概念の変容

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おわりに
索  引
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ひろしまべん100話 POD版

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著者
町 博光 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2015年10月27日 
ISBN
ISBN978-4-86327-311-5 
Cコード
C0070 
ジャンル
一般書
 
内容
広島方言の特徴と用語例――広島弁の概説(名詞・動詞・形容詞・形容動詞・副詞・助詞・助動詞・成句)、広島弁の発想(方言のなかの人・動物・植物・色・数・味・漢語・方言の語源)
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一 広島弁の特徴
二 広島弁の概説
名詞―マンマンサン・ノークリ・キントト・ゴザネブリなど
動詞―ミテル・オドロク・ハブテル・サゲルなど
形容詞・形容動詞―ミヤスイ・モテン・イタシー・イビセーなど
副詞―エット・イジリイッカ・エータイ・テレーグレなど
助詞・助動詞―ガンス・ワシャー・ト抜け・ノーなど
成句―ナンジャワイノー・カマートーサギニカーテモなど
三 広島弁の発想
方言の中の人―カバチタレ・ハブ・ヨメノナミダ・ジンバラーガーカクなど
方言の中の動物―ウシコロシ・トラヤンマ・ツキッポ・カラスノヘなど
方言のなかの植物―トーガキ・キンカイモ・イモヒキ・ホーソバリなど
方言のなかの色―アカチョコベー・アオゴチなど
方言のなかの数―イジリイッカ・ナナバケなど
方言のなかの味―ミソオケ・スイキョシなど
方言のなかの漢語―ネンダーホリ・ムサンコーニなど
方言の語源解釈―オコトイー・アジモスッポモナイなど
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第二言語使用におけるコミュニケーション方略 POD版

著者
岩井千秋 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
276 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2015年10月27日 
ISBN
ISBN978-4-86327-307-8 
Cコード
C3082 
ジャンル
教育
 
内容
第二言語使用とコミュニケーション方略、コミュニケーション方略研究の理論背景、理論的問題点、実証研究、研究事例、コミュニケーション方略と第二言語教育、将来的展望と課題
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中世瀬戸内海の仏教史 ――村上水軍の本拠地芸予諸島を主として―― POD版

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著者
堤 勝義 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
196 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2015年10月8日 
ISBN
ISBN978-4-86327-304-7 
Cコード
C1021 
ジャンル
一般書
 
内容
小早川氏の庶家の水軍や村上水軍が活動していた中世時代、尾道から今治を中心とした芸予諸島に点々と存在した寺院、諸宗派、歴史について文書・文献より読み解く。
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序 論

   中世瀬戸内海の要津尾道の仏教諸宗派について

一、はじめに
二、尾道浦の諸寺院
 (1)西國寺
 (2)浄土寺
 (3)天寧寺
 (4)仏通寺派
 (5)天台宗
 (6)時宗の諸寺院
 (7)浄土宗西山派
 (8)日蓮宗
 (9)浄土真宗
 (10)修験道
 (11)神社について
 (12)向島の仏教
 (13)まとめ

   村上水軍と真言宗・曹洞宗

一、はじめに
二、村上氏と真言宗
 (1)大島の高龍寺
三、村上氏と曹洞宗
 (1)大内氏と曹洞宗
 (2)今治の曹洞宗
 (3)伯方島の曹洞宗
 (4)福島正則と曹洞宗
四、まとめ

   石山本願寺戦争と村上水軍
   ――中世の芸予諸島の浄土真宗――

一、はじめに
二、石山本願寺戦争と村上水軍の動向
三、竹原長善寺と大三島の藤原氏
 (1)竹原長善寺のこと
 (2)岡村島の善照寺
四、まとめ

   中世芸予諸島への仏通寺派の進出

一、はじめに
二、千畝周竹と一笑禅慶
 (1)千畝周竹と浦氏
 (2)一笑禅慶と生口氏
 (3)その他
三、一笑禅慶と宮地氏
四、仏通寺派の芸予諸島への進出
五、おわりに

   中世の時代の瀬戸内と山間の禅宗
   ――仏通寺派の笠木山高松寺と関係ある寺院と雪舟の死没寺院についても考える――

一、はじめに
二、高松寺の本寺について
三、高松寺から常喜寺に至る交通路について
四、瀬戸内の千畝派の寺院について
五、その他の事について
 (1)丹後、京都の住持について
 (2)長命の事について
 (3)気候の変遷について
六、雪舟の死亡地について
七、まとめ

中世瀬戸田の仏教
一、はじめに
二、生口島の寺院
 (1)光明寺
 (2)向上庵
三、高根島の寺院
 (1)長全寺・長善寺
四、まとめ

中世岩城島の仏教
一、はじめに
二、岩城島の寺院
三、おわりに

中世芸予諸島の建造物・石塔
  ――国宝・国の重要文化財――


あとがき
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海の道 ―瀬戸内海― 

著者
杉原耕治 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
354 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2015年11月22日 
ISBN
ISBN978-4-86327-308-5 
Cコード
C1021 
ジャンル
一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
遣新羅使の行程をたどりながら、人・物・文化の大動脈であった瀬戸内海の歴史を詩情豊かに追う。「大陽新聞」で隔週掲載された〈海の道 瀬戸内海〉を編集収録。書評

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『海の道――瀬戸内海―』刊行に至る経緯……福山市立大学教授 田渕五十生

 序――瀬戸内海と地中海

1 難波津から神島へ
 1 運ばれた巨木と巨石
 2 遣新羅使のこと
 3 新羅への旅立ち
 4 難波津を出航する
 5 難波津から家島へ
 6 印南都麻から玉の浦へ
 7 吉備穴海(児島湾)を行く
 8 玉の浦と玉島の海
 9 玉島物語――そして神島へ
 10 神島はカシマ、いやコウノシマ
 11 神島の磯廻の浦(1)
 12 神島の磯廻の浦(2)
2 遣唐使と遣新羅使
 1 遣唐使の話(1)
 2 遣唐使の話(2)
 3 遣唐使の話(3)
 4 遣唐使の話(4)
 5 遣唐使の話(5)
 6 遣唐使の話(6)
3 潮待ちの港・鞆の浦
 1 神島から鞆の浦へ
 2 鞆物語――むろの木の話(1)
 3 鞆物語――むろの木の話(2)
 4 鞆物語――鞆ゆかりの人々(古代)
 5 鞆物語――鞆ゆかりの人々(中世・1)
 6 鞆物語――鞆ゆかりの人々(中世・2)
 7 鞆物語――鞆ゆかりの人々(中世・3)
 8 鞆物語――鞆ゆかりの人々(中世・4)
 9 鞆物語――鞆ゆかりの人々(近世・1)
 10 鞆物語――鞆ゆかりの人々(近世・2)
 11 鞆物語――鞆ゆかりの人々(近世・3)
 12 鞆物語――鞆ゆかりの人々(近世・4)
 13 鞆物語――鞆ゆかりの人々(近世・5)
 14 鞆物語――鞆ゆかりの人々(近世・6)
4 鞆の浦から長門の浦へ
 1 鞆から長井浦へ
 2 長井浦と糸碕神社
 3 長井浦から風早の浦へ
 4 風早物語
 5 海の記憶(1)
 6 海の記憶(2)
 7 海の記憶(3)
 8 海の記憶(4)
 9 風早の浦から長門の浦へ
 10 倉橋島物語(1)
 11 倉橋島物語(2)
5 長門の浦から分間の浦へ
 1 長門浦から麻里布浦へ
 2 麻里布の浦の物語
 3 岩国物語
 4 麻里布浦から大島の鳴門へ
 5 大島の鳴門
 6 周防大島(屋代島)物語
 7 旅する巨人・宮本常一
 8 宮本常一の話――そして熊毛の浦
 9 熊毛の浦物語(室津と上関)
 10 熊毛の浦と祝島…そして難破
 11 分間の浦

初出一覧
おわりに
参考文献
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ボズの素描滑稽篇 物臭徒弟二人のなまくら膝栗毛他 

訳者
田辺洋子[チャールズ・ディケンズ著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
543 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2015年10月19日 
ISBN
ISBN978-4-86327-306-1 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/小説・童話
 
内容
原典は Sketches of Young Gentlemen / Sketches of Young Couples / The Mudfog and Other Sketches / The Lazy Tour of Two Idle Apprentices / The Life of Our Lord / Complete Plays and Selected Poems。
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ボズの素描滑稽篇
 若き殿方の素描
  照れ屋の若き殿方・ズブの若き殿方・めっぽう気さくな若き殿方・軍人風の若き殿方・政治家跣の若き殿方・家庭的な若き殿方・アラ探し屋の若き殿方・剽軽者の若き殿方・芝居かぶれの若き殿方・詩人肌の若き殿方・口から出まかせの若き殿方・若き御婦人向きの若き殿方・結論

若き夫妻の素描
  初々しき夫妻・杓子定規な夫妻・お熱の夫妻・ソリの合わぬ夫妻・子煩悩の夫妻・冷めた夫妻・舌先三寸の夫妻・ステキに小さな夫妻・独り善がりな夫妻・我と我が身を猫っ可愛がりする夫妻・老夫妻・結論

マドフォグ・ペーパーズ他
  元マドフォグ町長、タルランブル氏の公生活
  マドフォグ万事復興協会―第一回大会全報道
  マドフォグ万事復興協会―第二回大会全報道
  人生の無言劇
  ライオンを巡る一考察
  「報道関係の殿方」ロバート・ボールトン氏
  とある親から二歳二か月の子へ宛てた私信

物臭徒弟二人のなまくら膝栗毛
 第一章  出立と椿事
 第二章  カンバーランドの医師の昔語り
 第三章  アロンビーと乗換え駅
 第四章  ランカスターの亡霊
 第五章  ドンカスター競馬

イエスの生涯
 第一章  誕生
 第二章  洗礼
 第三章  十二使途
 第四章  パリサイ人
 第五章  奇跡
 第六章  変容
 第七章  寓話
 第八章  ラザロの復活
 第九章  最後の晩餐
 第十章  ローマ総督ピラト
 第十一章 磔刑-復活-昇天

戯曲
 見知らぬ殿方
 村の婀娜娘
 あの女、ヤツの女房?
 ナイチンゲール氏の日記


 古き善き英国紳士・如何様医者の口上・画家のための主題・『総督の娘』前口上・季節の言葉・英国獅子・ウィルトシャー労働者の讃美歌・ハイラム・パワーのギリシア奴隷・高きを望め!・『灯台』前口上/難破船の歌・『凍える海』前口上・「金髪のメアリー号の難破」子供の讃美歌・鍛冶屋

訳注
作品解題
訳者あとがき
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佐伯みち ―古代の謎を歩く―

著者
木本 泉 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
222 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2015年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-303-0 
Cコード
C1021 
ジャンル
一般書/紀行・歴史読み物 歴史・考古・民族/日本
 
内容
古くから存在する広島県南西部の「佐伯」という地名。編入、合併により「佐伯区」を残すのみとなる。古代から続いてきた由緒ある名称の謎を古代史的観点から迫る。
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まえがき

1.佐伯のおこり
  『日本書紀』の中の佐伯
  佐伯部とは
  景行天皇の頃の日本列島
  佐伯部の置かれたわけ
  “サエキ”から“佐伯”へ
  蝦夷について
  その後の佐伯

2.日本への旅(旧石器時代以前)
  人類の起源
  ミトコンドリアDNA
  世界への旅
  東の果ての日本
  日本人のDNA研究
  旧石器時代の佐伯

3.宮島が島になった日(縄文時代)
  氷河期の終り
  縄文海進
  日本人の宗教観
  神の島の誕生
  縄文時代の佐伯周辺

4.瀬戸内海の海人族(弥生時代前半)
  弥生時代の始まり
  水稲の渡来
  刺青の風習
  長江下流からの渡来人
  海人族の安曇・住吉・宗像
  稲作伝播
  縄文人と渡来人の同化
  金属器の伝来
  日本語の源流
  徐福伝説
  弥生時代前半の佐伯

5.地域国家への発展(弥生時代後半)
  集落から地域国家に
  弥生時代の有力勢力
  原始信仰
  中国の歴史書
  『漢書』の中の日本
  『後漢書』と金印
  『魏志倭人伝』
  邪馬台国の位置
  邪馬台国の状況
  『記紀』の中の卑弥呼
  文字の伝来
  弥生時代後半の佐伯
  弥生時代の終焉

6.神武東征と安芸(古墳時代前半)
  古墳時代の始まり
  前方後円墳とは
  神武東征
  神武天皇の道程
  神武東征の背景
  神武東征と安芸
  『神武天皇聖蹟誌』
  神武東征の時期
  筑紫と大和の地名
  大和の発展
  佐伯部の置かれた時期
  氏姓制度の始まり
  神武の去った筑紫
  倭の五王
  安芸国のおこり
  安芸国の古墳

7.厳島神社の創建(古墳時代後半)
  波乱の国際情勢
  磐井の乱
  仏教伝来
  寺院から神社
  安曇から宗像へ
  宗像三女神の社
  厳島神社創建
  創建時の伝承
  『平家物語』の中の鞍職
  神社の位置
  創建時期
  九州年号
  厳島神社と速谷神社
  古墳時代の終焉

8.筑紫と大和の狭間(飛鳥時代)
  飛鳥時代の始まり
  隋による中国統一 
  遣隋使
  『日本書紀』における遣隋使
  隋から唐へ
  筑紫と大和の関係
  大化改新
  波乱の東アジア情勢 
  白村江の戦い 
  敗戦後の筑紫
  唐占領軍に対する大和
  海人族の盛衰
  経小屋山の烽火台
  壬申の乱と天武天皇
  律令制のさきがけ

9.行基と極楽寺(奈良時代)
  日本国の成立
  律令制の完成
  律令下の佐伯
  古代山陽道
  行基と極楽寺
  『古事記』・『日本書紀』の編纂
  卑弥呼と神功皇后
  宇佐神宮の特命
  『風土記』の編纂
  漢字の使用
  大和の海外交流
  奈良時代の終焉

10.空海による弥山開山(平安時代前期)
  平安時代の始まり 
  祟りと密教
  空海の出自
  最澄と空海
  長安での空海 
  帰国後の最澄と空海
  空海と宮島
  気比神社と厳島神社
  厳島神社と仏教
  平安時代初期の佐伯
  律令制の終焉

11.佐伯から佐西へ(平安時代中期)
  藤原摂関政治
  地方支配構造の変化
  佐伯から佐西へ
  摂関政治の終焉

12.厳島神社の建設(平安時代後期)
  院政の始まり
  武士の台頭
  平忠盛による平家勃興
  平清盛の安芸守就任
  平家への接近 
  保元と平治の乱 
  清盛と日宋貿易
  佐伯景弘の実像
  清盛の厳島神社参詣
  海上神殿の建設
  厳島神社への招待作戦
  舞楽と内侍
  平家滅亡
  佐伯景弘から学ぶこと

あとがき
索引
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日本の都市YMCAにおけるスポーツの普及と展開 ―大正期から昭和期(戦前)を中心としたYMCAの「体育事業」―

著者
服部宏治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
290 
定価
4,620円 (本体4,200円 )
発行日
2015年8月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-302-3 
Cコード
C3075 
ジャンル
教育〈保健・体育〉
 
内容
昭和戦前期までの日本の都市YMCAによる体育事業の展開過程を読み解く。
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序 章
 第1節 本研究の目的と意義
  第1項 本研究の目的
  第2項 研究の意義
 第2節 先行研究の検討と本研究の課題
  第1項 YMCA体育事業に関する先行研究
  第2項 本研究の考察と対象
  第3項 本研究の構成と課題
 第3節 本研究の史料と用語
  第1項 本研究の史料
  第2項 本研究の用語

第1章 日本におけるYMCA設立と活動
 第1節 欧米におけるYMCAの設立と活動
  第1項 ロンドンYMCAの設立
  第2項 北米におけるYMCA活動の始まり
  第3項 北米YMCAにおける「体育事業」の始まり
 第2節 日本におけるYMCAの設立と活動
  第1項 日本におけるYMCAの設立
  第2項 YMCAの全国への普及

第2章 「体育事業」の黎明期
 第1節 「会館」建設とYMCA活動
  第1項 「会館」建設と社団法人認可
  第2項 「会館」建設後のYMCA活動
 第2節 日本YMCA同盟の結成と「体育事業」の開始
  第1項 日本YMCA同盟の結成
  第2項 「日本YMCA同盟」総会と「体育事業」の推進

第3章 「体育事業」の普及期
 第1節 「屋内スポーツ施設」設置と「体育事業」
  第1項 「屋内スポーツ施設」の設置
  第2項 初期の「体育事業」
 第2節 体育指導者の育成
  第1項 YMCAの体育指導者
  第2項 外部指導者の育成
  第3項 「外部(YMCA会員外)指導」の展開

第4章 「体育事業」の発展期
 第1節 「体育事業」の展開とクラブ発足
  第1項 体育部の「屋内スポーツ施設」利用実態
 第2節 競技大会の開催と参加
  第1項 東京YMCA
  第2項 大阪YMCA
  第3項 横浜YMCA
  第4項 神戸YMCA
  第5項 京都YMCA
 第3節 体育大会と実演会の開催
  第1項 東京YMCA
  第2項 大阪YMCA
  第3項 横浜YMCA

終 章
 第1節 本研究のまとめ
  第1項 ロンドン・北米におけるYMCAの設立状況と体育重視の方針
  第2項 日本におけるYMCA(東京、大阪、横浜、神戸、京都)の設立経緯
  第3項 日本のYMCA初代会館建設と法人化の経緯、並びに体育事業の重点化
  第4項 日本のYMCAにおける初期(大正期)体育事業
  第5項 昭和期(戦前)を中心とする体育事業の展開
 第2節 日本の近代スポーツの普及と展開に対するYMCA「体育事業」の意義
 第3節 今後の課題

 史料及び参考文献
 あとがき
 索  引
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神道教育研究の課題と展望 ―生き方としての神道を探求した先人の軌跡―

著者
中道豪一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
254 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
2015年10月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-301-6 
Cコード
C3014 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
神道を教え伝えてきた人々の人物像を描き出し、個別事例の分析と類型化を試みた神道教育事例の研究。書評
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第一章 神道教育研究の課題と展望
 1 「神道教育」という研究領域の必然性について
 2 類型化について
 3 神道教育に関する先行研究一 ―入澤宗壽の事例から―
 4 神道教育に関する先行研究二 ―杉村環の事例から―
 5 神道教育に関する先行研究三 ―岸本義雄の事例から―
 6 神道教育に関する先行研究四 ―神道神学の事例から―
 7 神道教育に関する先行研究五 ―神道教化の事例から―
 8 神道教育に関する先行研究六 ―教育を論じた事例から―
 9 神道教育に関する先行研究七 ―教育実践に即した事例から―
 10 神道教育に関する先行研究八 ―神道関係者を中心とする実践を支える提言から―
  おわりに
第二章 直接型の事例
 第一節 河野省三 ―神道を生活に根ざしたものへ―
  はじめに
 1 河野省三について ―神職・教師の側面―
 2 河野省三について ―研究者の側面―
 3 河野による神道の説き方 ―「日本民族の伝統的信念」を切り口に―
 4 河野による神道の説き方 ―嗜みと日本心―
 5 神々の事績の読み方 ―国民生活化にむけてのポイント―
 6 国民道徳・日本精神など ―国民生活化への取り組み―
  おわりに  
 第二節 筧克彦 ―人の心を練る神ながらの道―
  はじめに
 1 筧克彦に関する先行研究・文献史料
 2 筧の人物像について
 3 筧の神道論
 4 日本体操について
  おわりに

第三章 間接型の事例
 第一節 西晋一郎 ―天地開闢を今日に見る―
  はじめに
 1 神道教育研究の対象とする理由と孝について
 2 西の方向性 孝と神道
 3 西の具体的神道論の概略
 4 天地開闢の意味1 ―人間が認識できる天地の始まり―
 5 天地開闢の意味2 ―天地の始を今日見ることができる―
 6 天地開闢の意味3 ―永遠の存在―
 7 天地開闢の展開
 8 昭和六年以降の西に関して ―批判と考え方―
 9 広島文理科大学と国体学教室について
 10 西に関するエピソードと評価
  おわりに
 第二節 小林健三 ―根源に立返り現代を生きる四次元の神道―
  はじめに
 1 小林の経歴について
 2 昭和三〇年代の小林を考える前提
 3 四次元の神道の概略と分析
 4 四次元の神道の現代的展開 ―危機感と「変身」と「分身」―
 5 四次元の神道への批判
  おわりに 
 第三節 入澤宗壽 ―神道を発展させる思考を培う文化教育学―
  はじめに
 1 田島小実践の概要と時代背景
 2 入澤宗壽とその立場について
 3 入澤における神道教育の構造
 4 入澤の神道観
 5 教育実践の姿
  おわりに
 第四節 山崎博 ―よき日本人をよき個性の中に育む体験教育―
  はじめに
 1 田島小学校についての先行研究
 2 山崎博と田島小の実践について
 3 田島小の背景について ―就職―
 4 体験を支える理論について
  おわりに 
 第五節 近代石門心学 ―天地開闢を事例とした神道の説き方と皇室とのつながり―
  はじめに
 1 近現代を対象とする石門心学研究と視点
 2 石門心学における神道について
 3 川尻寶岑について
 4 山田敬斎について
 5 皇室との関わり
  おわりに

あとがき
索  引
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Towards Effective Teaching Methods in EFL Listening for Intermediate Learners 

著者
上田眞理砂 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
211 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
2015年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-300-9 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
日本人英語学習者の中でも特に層の厚い中層を対象に、効果的なリスニング指導法について論じる。
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Japanese Abstract
Abstract
Acknowledgement
Table of Contents


Chapter 1:Introduction
1.1 Background of the Study
 1.1.1 Teaching of EFL listening in Japan during the late 1970s
 1.1.2 The ratio of listening in communication
1.2 Definitions of Terms
1.3 Purpose
1.4 Overview of the Chapters


Chapter 2:Literature Review
2.1 What has Become Clear
 2.1.1 Controlled and automatic human information processing
 2.1.2 Cognitive psychology theory
 2.1.3 Mental process in listening comprehension and cognitive psychology theory
 2.1.4 Differences in the listening comprehension strategies by proficiency levels
2.2 Previous Research Arguments
 2.2.1 Teachability and effectiveness of explicit strategies instruction
 2.2.2 Lack of a standardised test to measure participants' proficiency and compare results
 2.2.3 Lack of studies about the intermediate level


Chapter 3:Experiment I Dictation Training and Listening Strategy Training
3.1 Hypotheses
3.2 Method
 3.2.1 Participants
 3.2.2 Materials
 3.2.3 Procedure
3.3 Results
3.4 Discussion
 3.4.1 Discussion about the pre- and post-data for the CG, DTG and LSTG
 3.4.2 Discussion about the two-way ANOVA, multiple comparison, effect size and scatter plot
 3.4.3 Discussion about the DTG and LSTG participants whose scores increased in Week 15
 3.4.4 Discussion about the DTG and LSTG participants whose scores decreased in Week 15
3.5 Summary


Chapter 4:Experiment II Combined Training with the MALQ
4.1 Hypotheses
4.2 Method
 4.2.1 Participants
 4.2.2 Materials
 4.2.3 Procedure
4.3 Results
4.4 Discussion
 4.4.1 Discussion about the pre-and post-data for the CG and D+LSTG
 4.4.2 Discussion about the two-way ANOVA, effect size and scatter plot
 4.4.3 Discussion about the D+LSTG participants whose scores increased and decreased in Week 15
 4.4.4 Discussion about the MALQ
4.5 Summary


Chapter 5:Experiment III Dictation Training and Listening Strategy Training with MALQ
5.1 Hypotheses
5.2 Method
 5.2.1 Participants
 5.2.2 Materials
 5.2.3 Procedure
5.3 Results
5.4 Discussion
 5.4.1 Discussion about the pre-and post-data for the CG, DTG and LSTG
 5.4.2 Discussion about the two-way ANOVA, multiple comparison, effect size and scatter plot
 5.4.3 Discussion about the DTG and LSTG participants whose scores increased in Week 15
 5.4.4 Discussion about the DTG and LSTG participants whose scores decreased in Week 15
 5.4.5 Discussion about the MALQ
5.5 Summary


Chapter 6:Summary, Implications and Suggestions
6.1 Overview of the Experiments
6.2 Overview of the Findings
6.3 Implications of the Study
6.4 Suggestions for Future Research

 References

 Appendix A Schedule of Experiment I
 Appendix B Materials for Dictation Training Group
 Appendix C Materials for Listening Strategies Training Group
 Appendix D Raw data for Experiment I
 Appendix E Schedule of Experiment II
 Appendix F The MALQ
 Appendix G Raw data for Experiment II
 Appendix H Schedule of Experiment III
 Appendix I Raw data for Experiment III
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ことばの授業づくりハンドブック メディア・リテラシーの教育 ―理論と実践の歩み―

編者
奥泉 香[浜本純逸監修] 
シリーズ
ことばの授業づくりハンドブック 
助成
 
判型
A5 
ページ
280 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2015年5月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-298-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
教育〈教育学〉 国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
1990から2014年までの刊行書によってメディア・リテラシー教育の実践を考察、これからのあり方を展望する。国語科におけるメディア教育の定義・内容・指導方法・評価の観点の大体を把握できる編集とした。
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  序―メディア・リテラシー教育の授業デザインのために― …浜本純逸

1 メディア・リテラシー教育の実践が国語科にもたらしたもの

第1章 メディア・リテラシー教育の実践が国語科にもたらした地平 …奥泉 香
 はじめに
 1.検討対象文献の範囲と収集方法
 2.文献にみる実践の検討
 3.まとめと今後への展望

第2章 国語科にメディア・リテラシーを位置づけた教育理論
    ―カナダ・オンタリオ州における国語科「メディア領域」の生成過程― …近藤 聡
 はじめに
 1.「言語で世界を認識する」という言語教育観の継承(1960~1980年代)
 2.メディアを「言語」としてとらえる言語観の成立(1980年代)
 おわりに カナダのメディア・リテラシー教育の教育思想

第3章 教科書教材史から見える実践と今後への展望
    ―21世紀、メディア・リテラシー導入以降の教科書教材の分析― …中村純子
 はじめに 21世紀から展開したメディア・リテラシー教育
 1.1期:2002~2005年度 メディアを活用するワークショップから展開した批判的分析の模索期
 2.2期:2005~2011年度 メディア・リテラシー概念の定着と洗練されたワークショップ型授業
 3.3期:2011~2015年度 メディア活用、映像編集シミュレーション、比較の観点の深まり
 4.4期:小学校 2015年度~ デジタル・メディアへの対応と新たな批判的分析の観点
 おわりに 国語科教科書教材の今後の課題

第4章 国語科でメディア・リテラシー教育を充実させるための枠組み
    ―言語のはたらきへの自覚を促すメディアの活用という視点― …砂川誠司
 はじめに
 1.国語科においてメディアを扱う必要性
 2.メディアを活用して言語の文化的はたらきへの自覚を促すこと
 3.おわりに

第5章 リテラシーの変遷と国語科教育の課題 …中村敦雄
 1.はじめに―広義のリテラシー
 2.リテラシーの変遷
 3.機能的リテラシー
 4.クリティカル・リテラシー
 5.対立から調整へ
 6.国語科教育におけるリテラシー受容
 7.国語科におけるメディア・リテラシー受容
 8.おわりに―国語科教育の課題

第6章 国語科における教科内容の再構築 …松山雅子
 はじめに
 1.直視すべき国語科としての課題
 2.マルチモーダル・テクストの読解・分析・反応にかかわる小学校の体系的発達モデル
 3.「B学習途上の読み手/視聴者」の学びのモデル 一分析的観点の意識化と体験
 おわりに―(ア)テクストの質的価値判断の力と(イ)同化と異化の重層的な読みの力

2 国語科教育としてのメディア・リテラシー教育実践


第1章 絵図を活用した授業実践
    ―多様な言葉をうみ出す絵図メディア― …鹿内信善
 はじめに
 1.絵図によって言葉を創る
 2.未来に生きる授業実践
 3.授業づくりのヒントと今後に向けた課題・展望
 おわりに

第2章 写真を扱った授業実践
    ―静止画を読む観点を活用した言語活動― …羽田 潤
 はじめに
 1.写真によって言葉を創る
 2.未来に生きる授業実践
 3.授業づくりのヒントと、今後に向けた課題・展望

第3章 広告・CMを扱った授業実践
    ―広告制作者という立場からの広告学習― …瀧口美絵
 はじめに
 1.未来に生きる授業
 2.広告小学校
 3.学校放送における広告の実践
 おわりに

第4章 新聞(紙媒体/Web媒体)を活用した授業実践
    ―新聞に使用されている多様な文種の表現特性を踏まえて― …大内善一
 1.新聞メディアを活用した国語科授業の展開とその特質
 2.新聞メディアを活用した未来に生きる国語科授業の実践
 3.授業づくりのヒントと今後に向けた課題・展望

第5章 テレビを使った授業実践
    ―多メディア時代での役割をふまえて― …草野十四朗
 1.主体的に判断する力を育てる
 2.未来に生きる授業実践
 3.授業づくりのヒントと今後に向けた課題・展望

第6章 インターネットを扱った授業実践
    ―ネット・コミュニティ、コミュニケーションへの参加に向けて― …上田祐二 はじめに
 1.情報の海を生きる
 2.未来に生きる授業実践
 3.授業づくりのヒントと、今後に向けた課題・展望
 おわりに

第7章 携帯電話/タブレット端末を扱った授業実践
    ―参加型文化に生きるための言葉を育む― …石田喜美
 1.はじめに
 2.未来に生きる授業実践
 3.授業づくりのヒントと、今後に向けた課題・展望
 
第8章 アニメーションを使った授業実践
    ―アニメーションをことばの学びに活用する三つの条件― …藤森裕治
 はじめに
 1.アニメーションを制作する
 2.長編アニメーション作品を読み解く
 3.アニメーション映画からことばを紡ぐ
 おわりに

第9章 映画を扱った授業実践
    ―学習者の興味・関心喚起のために― …町田守弘
 はじめに
 1.映画と国語教育をどう結ぶか
 2.未来に生きる授業実践
 3.授業づくりのヒントと今後に向けた課題・展望


特別寄稿 未来に向けたメディア実践のリテラシー …湯口隆司
 はじめに
 1.マスメディアとメディア・リテラシー教育
 2.インターネットとメディア理論
 3.時間と空間を含めたメディア・プラクティスによるメディア・リテラシー

  あとがき―本書の編集にあたって― …奥泉 香
  索  引



【執筆者一覧】

浜本純逸(はまもと じゅんいつ)元早稲田大学特任教授・神戸大学名誉教諭
奥泉 香(おくいずみ かおり) 日本体育大学児童スポーツ教育学部教授
近藤 聡(こんどう さとし)  東京都立小松川高等学校主任教諭
中村純子(なかむら すみこ)  東京学芸大学准教授
砂川誠司(すながわ せいじ)  愛知教育大学講師
中村敦雄(なかむら あつお)  明治学院大学心理学部教授
松山雅子(まつやま まさこ)  大阪教育大学教育学部教授
鹿内信善(しかない のぶよし) 福岡女学院大学人間関係学部教授
羽田 潤(はだ じゅん)    兵庫教育大学大学院学校教育研究科准教授
瀧口美絵 (たきぐち みえ)  広島都市学園大学子ども教育学部准教授
大内善一(おおうち ぜんいち) 茨城キリスト教大学特任教授・茨城大学名誉教授
草野十四朗(くさの としろう) 活水高等学校教諭
上田祐二(うえだ ゆうじ)   北海道教育大学教育学部旭川校教授
石田喜美(いしだ きみ)    横浜国立大学教育人間科学部准教授
藤森裕治(ふじもり ゆうじ)  信州大学教育学部教授
町田守弘(まちだ もりひろ)  早稲田大学教育・総合科学学術院教授
湯口隆司(ゆぐち たかし)   活水中学・高等学校校長
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アメリカの看護師と派遣労働 ――その歴史と特殊性――

著者
早川佐知子/第22回社会政策学会学会賞奨励賞・2016年日本労働社会学会奨励賞(著書の部)・労務理論学会学術賞 
シリーズ
 
助成
公益財団法人アメリカ研究振興会助成出版 
判型
A5 
ページ
380 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2015年5月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-297-2 
Cコード
C3036 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
アメリカという土壌が生んだ、専門性を殺さずに派遣労働を行っている看護師たちの働き方と歴史的な背景を分析する。
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まえがき

序 章 本研究の目的
 1.はじめに-本研究の目的および課題と方法
 2.アメリカにおける派遣看護師の概略
 3. 本研究の構成

第1章 アメリカにおける看護師の派遣労働
 1.はじめに-本章の位置づけ
 2.アメリカの看護師制度
 3.アメリカの派遣労働全体から見た派遣看護師
  (1)アメリカの派遣労働と人材派遣業の歴史
  (2)アメリカにおける医療派遣労働の位置づけ
 4.派遣看護師に関する先行研究
 5.派遣看護師の歴史
 6.現在の派遣看護師
 7.派遣看護師の役割とその変化
  (1)医療需要の増加による人手不足と派遣看護師
  (2)マネジドケアによる合理化戦略と派遣看護師
 8.おわりに-派遣看護師の歴史的考察とRNの位置づけ

第2章 アメリカにおける医療政策と病院経営の変遷
 1.はじめに
  (1)本章の位置づけ
  (2)アメリカの医療政策と病院経営に関する主な先行研究
 2.医療政策と病院経営
  (1)現在の医療提供体制
  (2)歴史的変遷
 3.おわりに-医療政策と病院経営からみた派遣看護師  

第3章 Registered Nurseと専門職化
 1.はじめに-本章の位置づけ
 2.自律性とRNの専門職化
  (1)RNの起源からの萌芽
  (2)科学的知識を伴う自律性への志向
  (3)第二次世界大戦後の指針決定
 3.科学的知識の重視と専門分化―RNの場合
  (1)州法に見るRNの養成課程
  (2)RN養成課程のカリキュラムに見る専門性と自律性
  (3)労働協約より見るRNの処遇
 4.科学的知識の重視と専門分化―上級RNの場合
  (1)RNの専門分化とその背景
  (2)4つのAPRN(上級看護師)
  (3)学会等の認定による専門看護師
 5.おわりに-現在のRNの相対的地位と派遣看護師
  (1)アメリカの看護師と専門職化
  (2)派遣看護師と専門職化

第4章 看護職種の分業システム
 1.はじめに-本章の位置づけ
 2.分業体制の変遷
  (1)職務ごとの分業システム-Team Nursing
  (2)患者ごとの分業システム-Private Duty NurseとPrimary Nursing
 3.RNの自律性と専門性を支える看護補助職
  (1)RNの職務からの考察
  (2)LPN/LVN
  (3)看護補助者
 4.おわりに-派遣看護師と分業システム
  (1)看護方式との関係からの分析
  (2)RNの職務からの分析

第5章 医療の標準化とRegistered Nurseの職務
 1.はじめに-本章の位置づけ
 2.職務と作業プロセスの標準化
  (1)科学的管理法が作った基盤
  (2)1980年代以降の標準化の背景
 3. おわりに-作業プロセスの標準化とRNの職務
  (1)重層的な標準化システム
  (2)医療における人的・物的な標準化と派遣看護師

第6章 テクノロジーと看護労働
 1.はじめに-本章の位置づけ
 2.医療テクノロジーと看護労働
  (1)医療テクノロジーの発展と人事労務管理の変遷
  (2)医療テクノロジーが人事労務管理にもたらしたもの
  (3)医療テクノロジーの進化とRNの分断
 3.テクノロジーと派遣看護師-手術室看護の場合
  (1)テクノロジーの進化と派遣看護師
  (2)アメリカの病院における手術室看護の特殊性
 4.おわりに-医療テクノロジーと派遣看護師
  (1)職業別労働市場と外部機関による教育訓練
  (2)職務の明示化と分業体制
  (3)医療の標準化

終 章 日本における看護師の人事労務管理への示唆-専門職種としての看護師とは-
 1.本研究における議論を振り返って
  (1)問題意識と課題設定
  (2)アメリカのケースから得られた知見
  (3)結論-派遣看護師の成立要件
 2.日本の看護労働への示唆
  (1)日本の派遣看護師に関する検証
  (2)看護師不足問題に対する提言
 3.今後の課題

引用・参考文献一覧
索引
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国語教育学研究の創成と展開 

編者
『国語教育学研究の創成と展開』編集委員会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
534 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2015年3月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-295-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
吉田裕久先生のご退任によせて国語教育にたずさわる41名による論理・実践研究の成果。
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【品切】
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序……幾田伸司
吉田裕久先生
 1 略歴
 2 著書・論文等目録
 3 社会的活動
 4 論稿「私の国語教育研究」

     第1部 理論的研究

 第1章 国語教育史研究

[明治]
『ウイルソン・リーダー』の背景と構想
 ――“Marcius Willson Notebook ”(1865?) に基づいて――……西本喜久子

[大正]
池袋児童の村小学校における学習者主体教育
 ――教育の世紀社の教育構想に見る学習者主体――……出雲俊江

[昭和]
国民学校令「基礎的錬成」についての考察……河野智文

秋田県版『ことばの本』の実際
 ――昭和28年版と昭和36年版の比較をとおして――……原田大樹

漢文教育思潮における昭和30 年代から昭和40年代にかけての問題状況
 ――江連隆のとらえた問題状況の場合――……冨安慎吾

大村はまの「学習の手びき」が示すもの
 ――〈発掘のための教育〉への手がかり――……若木常佳

大村はま氏の話しことば学力論
 ――『やさしい国語教室』を手がかりにして――……前田眞證

『古事記』の教材化に関する研究――戦後小学校の場合――……棚田真由美

1970年代以降の小学校国語教科書における「宮沢賢治」
 ――「注文の多い料理店」を中心にして――……幾田伸司

 第2章 国語教育理論研究

[目標・評価]
「言語生活者としての私の理想」の育成……竜田 徹

〈自立した読者〉の育成を支える教育評価
 ――〈探究・理解重視の教育評価〉としての「考え聞かせ」を中心に――……高瀬裕人

[各領域]
「批評読みとその交流」に関する一考察
 ――メタ認知的知識としての条件的知識に着目して――……河野順子

認知言語学への期待から
 ――廣松渉「もの・こと・ことば」論へ――……村井万里子

説明的文章の読みにおける知識と推論……間瀬茂夫

説明的文章の要旨の把握に関する考察
 ――教材における一人称“私”に着目して――……守田庸一

コミュニケーションにおける論理に関する考察……寺田 守

 第3章 教材研究

国語教科書教材研究基礎論
 ――「山へ行く牛」の考察を通して――……大塚 浩

読み・書きの学習における絵本の役割
 ――フランク・セラフィニの議論を手がかりとして――……山元隆春

物語の学習指導の系統化の試み――「プロット構造」を中心として――……住田 勝

非連続型テキストを含む説明的文章の教材研究に関する考察
 ――「シカの「落ち穂拾い」―フィールドワークの記録から」の原典比較を手がかりとして――……籔田知子

初等国語科教科書における非共通語形をめぐって
 ――国語科教科書に見るステレオタイプ化――……又吉里美

『土佐日記』小論――「日記」という形式に注目して――……武久康高

国語教科書における古文の現在――国語総合における説話教材を中心に――……井浪真吾

 第4章 授業研究

読書教材としての記録文の授業づくりの視点と方法
 ――「碑」(東京書籍・中学校1年)を事例として……井口あずさ

読むことの学習における教師の役割
 ――指導言によって形成される読みの多様性と学習の深まり――……宮本浩治

『枕草子』を用いた「書くこと」の授業づくり
 ――日本語史から見た教育内容論の構築に向けて――……森美智代・山下頼子

 第5章 比較研究

メディア・リテラシーを学ぶ学習者の行為解釈について
 ――「女子20 番」論文が提起する問題の検討――……砂川誠司

メディアを活用した国語科教育の研究
 ――単元「Selling You(th)-若者に向けた広告活動」(“The Media Book”,EMC,2001)を中心に――……羽田 潤

     第2部 実践的研究

国語科および課外活動におけるディベート指導の実際……渡邊博之

要約方略の学習指導に関する研究――個の認識過程に着目して――……早野賢謙

協働でことばの意味を掘り下げる国語学習
 ――学習法としての「俳句甲子園」の可能性――……池田匡史

年間テーマを通して読み、書き、考える現代文
 ――主題単元「私たちが立っている『場所』」の試み――……茅野克利

入門期における説明的文章の指導
 ――イメージとことばとをつなげる力を育てるために――……松坂由美

呼びかけ語の学習指導――ことばの体系性、位相差、暴力性を学ぶ――……小川俊輔

     第3部 学習個体史

20数年前の記憶から 平田顕久
吉田先生に関する思い出 福島浩介
きこえてくる言葉たち
 ――言葉の、教育の、研究の、実践家としての吉田先生にふれて――……鈴木愛理
わたしの国語学習史から……竜田 徹
先生からいただいたもの
 1 「?」を「!」に……松坂由美
 2 歴史に学ぶことのおもしろさと重要性……植田 隆
 3 何がおもしろい授業なのかを考える基礎……北川昌生
 4 温かい言葉……矢羽田真理
吉田裕久先生に学びて――2014 年夏、伊予路における吉田裕久先生――……池田匡史

跋……棚田真由美

_________________

執筆者一覧(*編集委員)

*幾田伸司 (いくた しんじ) 鳴門教育大学
井口あずさ (いぐち あずさ) 比治山大学
池田匡史 (いけだ まさふみ) 広島大学大学院院生
出雲俊江 (いづも としえ) 筑紫女学園大学
井浪真吾 (いなみ しんご) 神戸龍谷中学校高等学校
植田 隆 (うえだ たかし) 私立海星高等学校
大塚 浩 (おおつか ひろし) 静岡大学
小川俊輔 (おがわ しゅんすけ) 県立広島大学
茅野克利 (かやの かつとし) 徳島県立脇町高等学校
河野順子 (かわの じゅんこ) 熊本大学
河野智文 (かわの ともふみ) 福岡教育大学
北川昌生 (きたがわ まさお) 兵庫県立福崎高等学校
鈴木愛理 (すずき えり) 弘前大学
砂川誠司 (すながわ せいじ) 愛知教育大学
住田 勝 (すみだ まさる) 大阪教育大学
高瀬裕人 (たかせ ゆうじん) 広島大学附属小学校
武久康高 (たけひさ やすたか) 高知大学
*竜田 徹 (たった とおる) 佐賀大学
*棚田真由美 (たなだ まゆみ) 元・就実大学
寺田 守 (てらだ まもる) 京都教育大学
*冨安慎吾 (とみやす しんご) 島根大学
*西本喜久子 (にしもと きくこ) 広島大学大学院修了生
*羽田 潤 (はだ じゅん) 兵庫教育大学
早野賢謙 (はやの まさあき) 岐阜総合学園高等学校
*原田大樹 (はらだ ひろき) 鹿屋市立野里小学校
平田顕久 (ひらた あきひさ) 広島市立広島工業高等学校
福島浩介 (ふくしま こうすけ) 関西学院千里国際中等部・高等部
前田眞證 (まえだ しんしょう) 福岡教育大学
間瀬茂夫 (ませ しげお) 広島大学
又吉里美 (またよし さとみ) 岡山大学
松坂由美 (まつさか ゆみ) 三原市立本郷小学校
村井万里子 (むらい まりこ) 鳴門教育大学
*宮本浩治 (みやもと こうじ) 岡山大学
*守田庸一 (もりた よういち) 三重大学
*森美智代 (もり みちよ) 福山市立大学
矢羽田真理 (やはた まり) 福岡市立野間中学校
籔田知子 (やぶた ともこ) 広島市教育センター
山下(井元)頼子(やました(いもと)よりこ) 吹田市立千里丘中学校
*山元隆春 (やまもと たかはる) 広島大学
吉田裕久 (よしだ ひろひさ) 広島大学
*若木常佳 (わかき つねか) 福岡教育大学
渡邊博之 (わたなべ ひろゆき) 福山市立城南中学校
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戦後台湾の日本語文学 黄霊芝小説選2 

著者
黄霊芝[下岡友加編] 
シリーズ
 
助成
 
判型
菊 
ページ
224 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2015年6月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-294-1 
Cコード
C0097 
ジャンル
文学・語学/アジア〈文学〉
 
内容
2006年旭日小綬章受賞者、黄霊芝の日本語小説集第2編。小説7編、童話4編、書き下ろし俳句「自選百句」を収録。
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 はじめに

竜宮翁戎貝
ふうちゃん
台湾玉賈伝

喫茶店「青い鳥」
花子(童話「こいものがたり」より)
五郎の日記(童話「こいものがたり」より)
名画(童話「こいものがたり」より)
聖(童話「こいものがたり」より)
男耕女織
ユートピア
俳句自選百句

 解  題
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子どもが問題をつくり合い答え合う授業 ―理科における作問指導を通した思考力育成と評価に関する実践的研究―

著者
平田豊誠 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
120 
定価
2,860円 (本体2,600円 )
発行日
2015年4月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-292-7 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈理科 算数・数学〉
 
内容
学習した知識を活用して学習者自身が問題をつくり合い、相互に答え合い、採点まで行うという授業展開の学習効果とその評価方法について論じる。
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はじめに
 引用文献

第1章 問題の所在と研究目的
 第1節 問題の所在
 第2節 現行学習指導要領との関連
 第3節 学習指導における評価との関連
 第4節 学習者が問題を作成するという授業
 第5節 本研究の目的
 引用文献

第2章 場面解決型問題
 第1節 場面解決型問題の特徴
 第2節 授業実践の目的
 第3節 授業の構成
 第4節 授業の指導過程
 第5節 場面解決型問題の授業の推敲時において想定される思考
 引用文献

第3章 作問指導の学習効果
 第1節 本実践の目的
 第2節 調査方法および結果
 第3節 学習効果の検討
 第4節 作問指導の学習効果
 引用文献

第4章 作問における思考過程(1分野における例)
 第1節 本章実践研究の目的
 第2節 場面解決型問題の作問指導
 第3節 実践の手順
 第4節 思考過程の検証
 第5節 学習者の思考力・判断力・表現力を育成することについての検討
     および評価対象としての可能性
 第6節 本実践研究のまとめ
 -注-
 引用文献

第5章 作問における思考過程(2分野における例)
 第1節 本実践の目的
 第2節 授業実践
 第3節 思考過程の検証
 第4節 学習者の思考力・判断力・表現力を育成することについての検討
     および評価対象としての可能性
 第5節 本実践研究のまとめ
 引用文献

第6章 本研究の結論および今後の展望
 第1節 本研究における結論
 第2節 今後の課題

附録章 場面解決問題データベース-中学校力学分野-
 第1節 データベース作成のねらい
 第2節 作成された場面解決問題のデータベース
 第3節 まとめと今後の課題

附記
あとがき
資料
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国語教師・青木幹勇の形成過程 

著者
大内善一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
402 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2015年5月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-291-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
昭和期から平成期に及ぶ30年の歳月を費やして持続的・継続的に続けられてきた青木幹勇の実践研究の構築を明らかに。

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 まえがき

  第1部 国語教師・青木幹勇の形成過程

第1章 生活綴り方教師・木村寿との関わり
 一 青木幹勇と生活綴り方教師・木村寿との出会い―先輩・同僚との出会い―
 二 木村寿の綴り方教育実践及び綴り方教育観
 三 青木幹勇による木村寿の受容と超克

第2章 国語教育の先達・芦田恵之助との関わり
 一 青木幹勇と芦田恵之助との出会い―国語教育の先達との出会い―
 二 「芦田教式」への傾倒と「芦田一辺倒の授業」からの脱却
 三 青木幹勇が芦田恵之助から受容したもの
 四 芦田恵之助への批判的視点とその実践的超克
 五 芦田恵之助に対する実践的超克の成果―「第三の書く」の理論的・実践的展開として―

第3章 国語教育の先達・古田拡との関わり
 一 青木幹勇と古田拡との出会い
 二 古田拡の「国語科授業創造への心がけ」「国語科授業創造へのくふう」との関わり
 三 青木幹勇による古田拡からの受容―「授業好き」「授業に憑かれた」人への共感―

第4章 NHK「ラジオ国語教室」との関わり
 一 NHK「ラジオ国語教室」への出演・指導担当
 二 「ラジオ国語教室」研修会を通して
 三 放送台本(=教材)の自主制作を通して
 四 「ラジオ国語教室」の反省を通して

第5章 昭和戦前期における授業研究
 一 「授業ひとすじ」に生きた国語教師
 二 教員かけだしの頃の授業との出会い
 三 宮崎県師範学校附属小学校での授業研究
 四 東京高等師範学校附属国民小学校での授業研究

第6章 昭和戦後期における授業研究
 一 長編童話「五十一番目のザボン」の読書指導
 二 学校外の研究会における出張授業
 三 東京教育大附属小学校内での授業研究
 四 全国国語教育研究協議会での「実験授業」

第7章 退職後の飛び入り研究授業
 一 研究授業論
 二 実践的授業記録論
 三 国語授業の基本的な在り方の提案

第8章 詩「花いろいろ」の公開授業
 一 教材の開発
 二 授業の構想
 三 授業の展開
 四 授業後の反省

第9章 詩を書く「風をつかまえて」の公開授業
 一 公開授業に向けた心構え
 二 授業の構想
 三 授業の展開
 四 授業後の反省

第10章 俳句の鑑賞・創作指導に関する発想の転換
 一 俳句授業観の転換
 二 子どもの俳句を読む授業
 三 物語を読んで俳句を作る指導
 四 青木幹勇における俳句授業観の転換の意義

第11章 国語科教材開発への志向とその実際
 一 青木幹勇の教材開発への志向とその実際に関する先行研究
 二 教材開発への志向
 三 教材開発の実際

第12章 俳句の創作活動と国語教師の専門的力量の形成
 一 創作活動と教師としての成長
 二 青木幹勇と俳句との出会い
 三 青木の昭和戦中期の俳句指導と作句活動の始まり
 四 昭和戦後期における俳句の指導
 五 青木の俳句創作活動
 六 国語教師としての青木の俳句創作体験による桎梏と効用

第13章 研究サークル「青玄会」の主宰活動―同人誌『国語教室』誌の発刊・編集―
 一 「青玄会」創設と同人誌『国語教室』発刊の動機・意図
 二 「青玄会」の主な活動
 三 『国語教室』誌の誌面構成
 四 「授業本然のすがた」を求めて

第14章 「青玄会」の主宰活動における国語教育研究者・実践家との交わり
 一 『国語教室』誌の誌面構成
 二 『国語教室』執筆陣の主な顔ぶれと執筆内容の分類
 三 青木幹勇の志を支えた国語教育研究者
 四 国語教育研究者から学んだこと
 五 国語教育実践家から学んだこと
 六 俳句研究者、詩人との交流

  第2部 青木幹勇国語教育論

第1章 青木幹勇国語教室における「第三の書く」提唱までの展開
 一 考察への視点
 二 読解学習に「書くこと」の活動を導入した動機・意図
 三 「書きながら読むこと」の指導の実際
 四 「読み広げるための作文」指導の実際
 五 「読み深めるための作文」指導の実際
 六 「書きながら読む学習」の副次的効果

第2章 青木幹勇国語教室における「第三の書く」の提唱
 一 「第三の書く」提唱の背景
 二 「第三の書く」のネーミングとその概念化・体系化
 三 「第三の書く」の基礎過程としての「視写」
 四 「読み手」から「書き手」への転回としての「書替え」
 五 「書くこと」の活動を導入した国語科学習指導の意義

第3章 「フィクション作文」の魅力を探る
 一 「フィクション作文」の発想の原点
 二 「フィクション作文」の展開
 三  フィクション俳句としての「物語俳句」
 四 教師と子どものための俳句創作入門の授業
 五 「想像―変身のシチュエーション」に立たせる「虚構の詩」の授業
 六 「ウソの中の真実」をのびやかに表現させる
 七 「読み広げる」ための「書き足し作文」
 八 「読み深める」ための「書き足し作文」
 九 ジャンルの変換という〈ひねり〉を加えた「書き替え作文」
 十 表現機能の変換による思考の屈折・思考の集中

第4章 青木幹勇の文章表現指導観の変遷―「生活綴り方」から「フィクション作文」への転回過程―
 一 青木幹勇の国語教育実践研究史研究から見えてきた事実
 二 青木幹勇と戦前「生活綴り方教育」との出会い
 三 昭和二十年代―子どもの生活体験を重視する指導観
 四 昭和三十年代―読むことと書くことの連合による〈思考力〉の陶冶
 五 昭和四十年代―題材観及び子どもの生活実態の捉え方の転換
 六 昭和五十年代~六十年代
 七 「書くこと(作文)」指導実践研究への今後の展望

 あとがき
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実践的指導力を育む大学の教職課程 

編者
渡邊洋子・池内耕作・大内善一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
220 
定価
2,310円 (本体2,100円 )
発行日
2015年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-290-3 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
茨城キリスト教大学と常磐大学初等教育コース(小学校)の教職課程が取り組んできた、実践的指導力を育むカリキュラムの方法論と実際。
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はしがき…………渡邊洋子 池内耕作 大内善一

第1章 実践的指導力を育む教職課程
 1 「実践的指導力」をめぐる議論
 2 大学における教養と「実践的指導力」
 3 茨城キリスト教大学における「実践的指導力」の捉え
 4 本学における教職課程実践の一端~教育原理で最初に扱う事項~

第2章 学生の自律的な成長を保障する教職課程
 1 効率化の中で学生の自律的な成長を保障する取り組み
 2 科目群の配置と担当教員の配置
 3 「初等教育実習」
 4 理論と実践の両輪を大事にする授業編成

第3章 大学教育の一環としての教育実習――事例報告その1――
 1 「小学校教育実習」の概要
 (1)3年次教育実習に向けての「2年次秋、小学校教育実習事前指導」
 (2)「3年次春、小学校教育実習の事前・事後指導」
 (3)4年次教育実習に向けての「3年次秋、小学校教育実習事前指導
 (4)「4年次春、小学校教育実習の事前・事後指導」
 (5)小学校教育実習の依頼内容
 (6)「小学校授業参観」と「初等教育実習反省会」
 2 「初等教育実習」による取り組み1
  ~第3学年「かけ算のしかたを考えよう」「なかよく分けよう」の模擬授業を通して~
 (1)本授業の概要
 (2)実践事例
 (3)算数の模擬授業の成果と今後の課題
 3 「初等教育実習」による取り組み2
  ~三人グループによるリレー式模擬授業を通して~
 (1)三人グループによる模擬授業
( 2)教材分析
 (3)授業の構想と展開

第4章 大学教育の一環としての教育実習――事例報告その2――
 1 教育実習に向けた準備と課題
 (1)勤務の体験を通して、教育作用の全般的な認識を深めること
 (2)教師として必要な知識と技能を習得すること
 (3)教師としての自覚のもと、積極的に教育活動を展開し、教育者としての使命を体得すること
 (4)自己のよさと不備を知り、自己の研究課題の発見とその解決に向かって努力すること
 (5)大学において修得した教育の理論や原理を、教育活動に適用し、主体的に経験を再構成する能力を養うこと
 (6)新しい将来の教育問題に深い関心を持ち、先を見て教育活動を展開しようとする態度を養うこと
 2 特別な支援を必要とする児童の看取りと対応
 (1)「一番困っているのは“誰?”」
 (2)“一次障害”と“二次障害”による気になる行動
 (3)一次障害に対する支援
 (4)二次障害に対する支援
 (5)学級の仲間づくりへの配慮
 3 理論を教育実践に活かすには?~心理学的視点からのアプローチ~
  はじめに
 (1)知能のPASS理論とは
 (2)PASS理論を基にした学習支援
  おわりに

第5章 教材研究・学習指導法の研究と模擬授業
 1 「初等国語科教育法」~授業の構想力を育む~
 (1)「初等国語科教育法」の授業概要
 (2)詩「すいっちょ」・「朝のリレー」・「ふるさとの木の葉の駅」を読む
 (3)「にじの見える橋」
 (4)「ちょっと立ち止まって」
 (5)俳句物語づくり
 2 「社会科」~問題解決的な学習の確立を目指して~
 (1)「社会科教育法」の授業概要
 (2)社会科の成立と教科の特性を調べる
 (3)社会科の役割を考える
 (4)教科書の役割とその活用を考える
 (5)問題解決的な学習の進め方~調べ方・学び方の指導~
 (6)模擬授業と実践上の課題
 3 「算数科教育法」~算数的活動の効果的な指導法を求めて~
  はじめに
 (1)算数科指導の価値
 (2)算数科の目標の史的変遷
 (3)算数的活動を通しての指導
 (4)図形指導で効果的な数学的な考え方
 (5)模擬授業の実践に向けて
 (6)模擬授業づくりの手順
 (7)演習:授業構想と模擬授業

第6章 教職論・教育実践研究並びに学級経営の研究とその実際
 1 「教職論」~教職や教員の専門性についての理解を深める~
 (1)「教職論」の授業概要
 (2)教育の根源としての関わり合い~ほめること・叱ることの教育~
 (3)表現の教育~表現することばと身体を育む~
 (4)自分の声で説得力のある話をしよう~プレゼンテーション~
 (5)子どもの心が見える教師~子どもをみる〈目〉を養う~
 (6)「いじめ」を防ぐための手立て
 2 「教育実践研究」~教師の専門的力量を支える諸要素の理解~
 (1)「教育実践研究」の授業概要
 (2)燃える授業・やる気の出る授業
 (3)学びと出会い~ほめること・叱ることの教育的意義~
 (4)教える授業から追究し発見する授業へ
 (5)「語り合い・聴き合い」の授業を創る
 (6)教師の教育観・授業観
 3 学級経営論~実践的な学級経営力を身につけるために~
 (1)学級とは何か
 (2)学級経営とは何か
 (3)学級教育目標と学級経営案
 (4)学級経営の実践~学級づくりのための組織と活動~
 (5)学級を取り巻く諸問題とその対応
 4 「特別活動論」~話し合い活動を重視した学級活動の指導法を求めて~
  はじめに
 (1)特別活動の特質と教育的意義
 (2)戦後の特別活動の変遷と改訂の要点
 (3)演習 話し合い活動を重視した学級活動

第7章 「教職実践演習」――事例報告その1――
 1 「教職実践演習」の概要
 (1)「教職実践演習」のシラバス
 (2)「教職実践演習」(小学校)の特色
 2 指導の実際と課題
 (1)「道徳の時間」の指導
 (2)教師の話、学級経営案づくり、学級会の進め方を通して
 (3)「学級通信」の役割と意義

第8章 「教職実践演習」――事例報告その2――
 1 授業概要と教職課程全体との関わりを踏まえた実施計画
 (1)授業の到達目標と基本的な展開方針
 (2)第1回オリエンテーションの内容とその様子
 (3)第2回から第9回までの内容とその様子
 (4)第10回から第15回までの内容とその様子
 2 指導の実際と課題



【執筆者】
渡邊 洋子(常磐大学准教授)
池内 耕作(茨城キリスト教大学教授・同大学副学長)
大内 善一(茨城キリスト教大学特任教授・茨城大学名誉教授)
阿久津一成(常磐大学非常勤講師)
土門 能夫(常磐大学非常勤講師)
介川 文雄(常磐大学非常勤講師)
石田 隆雄(茨城キリスト教大学特任教授)
細川美由紀(茨城キリスト教大学准教授)
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イギリス初等教育における国語科教育改革の研究 ―Centre for Language / Literacy in Primary Education の取り組みを中心に―

著者
松山雅子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
542 
定価
8,580円 (本体7,800円 )
発行日
2015年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-289-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
イギリスにおける初等教育改革の推移をふまえ、小学校国語(英語)科教育センター(CPLE 1)とその発展形であるCPLE 2について、その40年余にわたる教師教育の取り組みを、生成期、拡張期、充実期の三段階の推移と捉えて考察する。書評
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掲載表リスト

序 章 研究の目的と方法
  第1節 研究の目的と方法
  第2節 研究の位置と意義 
第1章 教科教育センターの設立とその諸活動(1960 ~)
  第1節 教育改革の史的状況
  第2節 教科教育センターの設立と基本指針
  第3節 教科教育センターの諸活動
第2章 理論的基盤の生成期
    観察記録法(Primary Language Record, 1988)の開発
  第1節 専門的力量の向上をめざす観察記録法
  第2節 観察記録法の目的・方法・意義
  第3節 観察記録法に対する評価観と志向した学習指導環境
第3章 理論的基盤の拡張期
    文学を核とするリテラシー教授モデル(1996)の考案と検証
  第1節  段階別読本ではなく「現実にある本」(a real book)によるリテラシー教授の提案
  第2節 Core Book の編纂によるリテラシー教授法の開発
  第3節 学習者実態調査によるリテラシー教授モデルの検証
第4章 発展的実地検証による充実期
    読書力向上プロジェクト(Power of Reading Project,2005-2011)の学習指導構想と実際
  第1節 読書力向上プロジェクトの骨子
  第2節  国語科カリキュラムにおけるプロジェクトの位置―小学校事例の考察から
  第3節  読書力向上プロジェクトの単元構成―体系性と柔軟な運用
  第4節  読書力向上プロジェクトの実際―現職研修・授業の実際とアンケート調査
結 章 センターがめざしたイギリス国語科教育改革
 参考文献

資料編
1 CLPE 主催の現職研修プログラム(1987年~1999 年資料入手分)
2 著者(松山)が行った研修参加者対象アンケート(2012.3.27/ 5.18)
 著者が行ったアンケート調査集計基礎表 ケンブリッジ研修(2012/3/27)ロンドン研修(2013/5/18)
3 機関紙Language Matters(1975 ~ 2002)総目次

あとがき
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非対格動詞の受動化の誤用はなぜ起こるのか ――An accident was happened. をめぐって――

著者
佐藤恭子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
80 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2015年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-288-0 
Cコード
C1082 
ジャンル
英語教育
 
内容
受動文が適切でない場合に使ってしまう「過剰般化」の現象について、実践デザインなど具体的な研究手法も示しながら論じる。
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はしがき 

1.はじめに 

2.非対格動詞とは 
 2.1 意味役割と文法機能の結びつけ
 練習問題
 
3.これまでに行われてきた研究
 3.1 Hirakawa(1995)
3.2 Oshita(2000)
 3.3 Montrul(2000,2001)
 3.4 Ju(2000)
 3.5 Kondo(2005)
 練習問題
 
4.佐藤(2013)
4.1 実験方法
 4.2 グループ別結果
 4.3 語彙別結果
 4.4 考察
 4.5 まとめ

5.Ju(2000)の追実験
 5.1 仮説と実験参加者
 5.2 テスト文
 5.3 結果
 5.4 まとめ
 5.5 語彙別分析(自他両用)
 5.6 語彙別分析(自動詞のみ)
 5.7 考察

6.まとめ

(参考資料)
参考文献
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論理的思考力・表現力育成のためのカリキュラム開発 ―教科間連携、幼・少・中連携を視野に入れて―

編者
熊本大学教育学部・四附属学校園 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
306 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2015年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-287-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
教科間連携と幼小中連携を視野に入れた論理的思考力・表現力育成のためのカリキュラム開発を目的とした5年間の連携事業成果。
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はじめに
 ……………熊本大学長・谷口 功
 ……………熊本大学教育学部長・登田龍彦

第1部 論理的思考力・表現力育成のためのカリキュラム開発がめざしたこと
 ……………河野順子

第2部 論理的思考力・表現力育成のためのカリキュラムの実際
第1章 教科を貫くコミュニケーション能力および思考力の育成
 第1節 教科を貫くコミュニケーション能力の育成―国語科教育の取り組み―
 ……………河野順子・井上伸円・下中一平・坂崎慎太郎・田上貴昭・沖田史佳
 ……………城音寺明生・有田勝秋

 第2節 教科の学びの根底としてのコミュニケーション能力の育成
  ―特別支援教育の取り組み―……髙原朗子・前田忠彦・澤僚久
 第3節 教科の学びの根底としての思考力・表現力の芽生え―幼稚園教育の取り組み―
 ……………柴山謙二・浅尾理恵子・大塚桂子・松並弘子・吉永真理子・志柿洋子

第2章 各教科等における論理的思考力・表現力の育成
 第1節 生活科教育…………………中山玄三・藤本裕
 第2節 社会科教育…………………藤瀬泰司・西澤剛・佐伯綱義
 第3節 算数・数学科教育
 ……………佐々祐之・山本信也・余宮忠義・水上洋平・増藤孝成
 ……………宮脇真一・日方和光・坂口隆義・澤田昌宏・松永憲治
 第4節 理科教育
 ……………渡邉重義・飯野直子・正元和盛・原口淳一・井上竜作・谷口哲也・岩永 聡
 ……………野村恒平・坂田孝久・二子石将顕・田代博士・大山寛・楠本功一
 第5節 音楽科教育…………………山﨑浩隆・西 美穂・合志るみ子
 第6節 図画工作・美術科教育……緒方信行・北野宏政・島﨑桂一郞・村田崇
 第7節 体育・保健体育科教育……坂下玲子・西村正之・豊田誠一郎・岩根元・前田路子
 第8節 技術科教育…………………田口浩継・西本彰文・三浦寿史・萩嶺直孝
 第9節 家庭科教育…………………八幡(谷口)彩子・恒松真穂子・廣瀬文子・松原三也子
 第10節 英語科教育…………………Stan Pederson・前田陽子・栗原佳代・島谷浩
 第11節 道徳教育……………………八幡英幸・坂口一成・宮原大輔

第3部 論理的思考力・表現力育成のためのカリキュラム開発の成果と課題

第1章 学部附属連携事業の意義と課題………………………………山本信也
第2章 学力向上に向けた熊本県教育委員会の取り組み……………熊本県教育委員会
第3章 熊本市における思考力・表現力育成に向けた取り組み……熊本市教育委員会

あとがき
 ……………附属幼稚園副園長・川野智子
 ……………附属小学校副校長・志波典明
 ……………附属中学校副校長・宮本哲也
 ……………附属特別支援学校副校長・齋藤純人

索引
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英語教育の実践的探究 

編者
中野美知子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
510 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2015年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-286-6 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
英語教育に従事する教員や研究者、学生、現職教員を対象に、英語教育に関連する様々な専門分野の知識や技術に焦点をあて、英語教育の全体像を概観する。
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はじめに

第1章 大学院における英語教育学及び教育実践からみる英語教育観の変化
  【中野美知子】
1.1 大学院における英語教育学への私的な道のり
1.2 学会の設立と大学院生との共同研究
1.3 変貌を続ける英語教育と早稲田大学での実現
1.4 教育に貢献する研究
1.5 英語の未来と教育の未来
1.6 基本的な姿勢
 謝辞

第2章 小・中・高等学校における英語教育の動向
  【中野美知子・阿野幸一】
 概要
2.1 小・中・高等学校における英語教育の動向
2.2 今後の英語教育の方向性
2.3 2016年からの英語教育の方向性
2.4 CEFRに基づいた授業改革案(伊勢崎市への提案を例に)
2.5 小・中での大まかな目標
2.6 CEFRに基づいた教材配列案とCan-doによる学年別目標
2.7 まとめ

第3章 コミュニケーションのための英文法指導
  【阿野幸一】
 概要
3.1 英文法指導の視点―「使う」を意識する―
3.2 文法学習で「できること」を増やす―Can-doの活用―
3.3 使用場面の対比で気づきを促す
3.4 段階的に「できること」を積み上げる
3.5 英文法指導―教科書を活用して―
3.6 言語活動を軸とする英文法指導

第4章 リーディングとリスニングの指導
  【藤永史尚】
 概要
4.1 リーディングに関する理論
4.2 リーディング指導の諸側面
4.3 リーディング指導法
4.4 リスニングに関する理論
4.5 リスニング指導の諸側面
4.6 リスニング指導法
4.7 リーディング指導とリスニング指導の接点

第5章 ライティングの評価法
  【杉田由仁】
 概要
5.1 ライティング評価法の背景
5.2 テスト開発の基本的手順
5.3 ライティング・テストの開発事例

第6章 スピーキングの評価法
  【根岸純子】
 概要
6.1 コミュニケーション能力とは何か
6.2 スピーキング評価の妥当性と信頼性
6.3 評価
6.4 スピーキング・データの種類と先行研究
6.5 スピーキング・データ
6.6 グループ・インタラクションの分析例

第7章 第二言語の語彙の習得と指導
  【上田倫史】
 概要
7.1 はじめに
7.2 語彙数とは
7.3 語彙知識とは
7.4 語彙習得
7.5 語彙の学習
7.6 語彙指導への示唆
7.7 語彙の測定(語彙テスト)

第8章 英語の音声
  【北川 彩】
 概要
8.1 発音を指導するために
8.2 文節音
8.3 発話の中での音
8.4 韻律的特徴
8.5 文節音の習得モデル
8.6 母音の習得に関する研究
8.7 まとめ

第9章 統語論と日英語比較
  【大矢政徳】
 概要
9.1 統語論とは何か
9.2 Lexical-Functional Grammar (LFG) の理論的背景
9.3 構成要素構造と機能構造の対応関係
9.4 言語間の違いと機能構造
9.5 機能構造の適格性条件
9.6 文法機能と意味役割の対応関係
9.7 動詞の意味と構文
9.8 語彙規則と構文の変化
9.9 まとめ

第10章 英語動詞の分類―5文型を出発点として―
  【大和田和治】
 概要
10.1 動詞の型
10.2 動詞の分類
10.3 自動詞の分類
10.4 自動詞の第二言語習得
10.5 まとめ

第11章 学習者要因とL2動機づけ研究
  【吉田諭史】
 概要
11.1 はじめに
11.2 学習者個人差研究
11.3 第二言語(外国語)学習動機づけ
11.4 個人差研究としての動機づけ調査方法
11.5 まとめ

第12章 CALL:ICTを活用した英語教育
  【筒井英一郎】
 概要
12.1 CALLとは
12.2 CALLとICTの歩み
12.3 四技能とICT
12.4 実践例:CALL教員の役割
12.5 まとめ

第13章 英語学習者を対象とした発話自動採点システム
  【近藤悠介】
 概要
13.1 はじめに
13.2 発話自動採点システムの開発と英語教育学の接点
13.3 発話自動採点システムにおいて使用されている技術
13.4 発話自動採点システムの例
13.5 発話自動採点システムの今後の課題
13.6 おわりに

 索引


【執筆者一覧】
中野美知子 早稲田大学教育・総合科学学術院教授
阿野 幸一 文教大学国際学部国際理解学科教授
藤永 史尚 早稲田大学系属早稲田実業学校教諭
杉田 由仁 山梨県立大学看護学部准教授
根岸 純子 鶴見大学文学部英語英米文学科准教授
上田 倫史 駒澤大学准教授
北川 彩  慶應義塾高等学校第一外国語科教諭
大矢 政徳 目白大学外国語学部英米語学科准教授
大和田和治 東京音楽大学准教授
吉田 論史 早稲田大学グローバルエデュケーションセンター助教
筒井英一郎 広島国際大学講師
近藤 悠介 早稲田大学グローバルエデュケーションセンター准教授
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20世紀メキシコにおける農村教育の社会史 ―農村学校をめぐる国家と教師と共同体―

著者
青木利夫 
シリーズ
 
助成
2014年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
272 
定価
4,730円 (本体4,300円 )
発行日
2015年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-281-1 
Cコード
C3022 
ジャンル
教育〈教育学〉 歴史・考古・民族/欧米
 
内容
20世紀のメキシコにおいて国家が学校教育に求めた役割、また国家と住民あるいは共同体間の緊張関係のなかで学校教育に果した機能について、国家と共同体のはざまに立たされた教師に注目して検討する。書評



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序 章 メキシコの農村教育をめぐる国家と教師と共同体
 1.問題の所在
 2.メキシコにおける学校教育普及の歴史的背景
 3.先行研究と本書の課題
 4.本書の構成

     第1部 メキシコにおける「混血化」の思想

第1章 ホセ・バスコンセロス「混血」思想の形成過程
 はじめに
 1.西欧中心主義批判としての「混血」論
 2.「ラテン」と「アングロサクソン」
 3.「文明」と「野蛮」
 おわりに

第2章 マヌエル・ガミオの人類学研究と「混血」
 はじめに
 1.インディオの「発見」
 2.インディオを知る
 3.インディオの救済/メキシコの救済
 おわりに

第3章 モイセス・サエンスの「インディオ」統合のための実験
 はじめに
 1.「死せるインディオ」から「生きるインディオ」へ
 2.「幼子」インディオから「メスティーソ」へ
 3.「混血化」の実験
 おわりに

     第2部 「農村教育」のはじまりとその役割

第4章 公教育省の再建と教育の「連邦化」
 はじめに
 1.教育の中央集権化の試み
 2.バスコンセロスの公教育省設置計画
 3.公教育省の権限拡大
 おわりに

第5章 農村地域独自の教育と「農村教師」の養成
 はじめに
 1.教員養成の開始
 2.「農村教育」と「農村教師」の誕生
 3.農村師範学校と農民地域学校
 おわりに

第6章 社会改良運動としての「農村教育」
 はじめに
 1.「村の家」と「文化伝道団」
 2.文化伝道団の活動とその機能
 3.家庭・村・国家
 おわりに

     第3部 学校をめぐる国家と住民の関係史

第7章 農村教師となるまで
 はじめに
 1.農村教師の訓練不足と不安
 2.勤務地に到着するまで
 3.勤務先での教師の位置
 おわりに

第8章 農村教師の戦略
 はじめに
 1.村の価値と農村教師
 2.学校にたいする住民の対応
 3.助言者または仲介者としての農村教師
 おわりに

第9章 村の学校
 はじめに
 1.学校施設の建設
 2.教師にたいする住民の協力
 3.住民による教師交代要求
 おわりに

終 章 メキシコにおける教育社会史研究に向けて
 1.あらたな「公共空間」としての農村学校
 2.「公共空間」をめぐる住民と教師の生きられた歴史
 3.今後の課題

補 論 統合主義から多文化主義へ―成長する農村教師―

史料および引用・参考文献一覧
資料1 メキシコ合州国憲法第3条
資料2 統計
資料3 住民の請願書・公教育省の公文書

あとがき
事項索引
人名索引
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聴くことと対話の学習指導論 

著者
植西浩一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
190 
定価
3,520円 (本体3,200円 )
発行日
2015年2月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-279-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈話し言葉教育〉
 
内容
国語科を中心として「聴くこと」と「話すこと」を併せて考えることによって得られる効果的学習指導論の構築理論と実践。
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まえがき

第一章 問題の所在と「きくこと」の指導実践史
 第一節 学習者の実態と「きくこと」
 第二節 調査結果にみる学習者のきく力
 第三節 音声言語教育実践史の中の「きくこと」
――増田信一『音声言語教育実践史研究』を拠り所として――
 第四節 時代の要請と「きくこと」の指導の発展

第二章 「聴くこと」の理論
 第一節 ハーバーマスの「了解」と「きくこと」による知の構築
 第二節 能動的行為としての「聴く」
――斎藤美津子『きき方の理論』に学ぶ――
 第三節 バフチンの対話理論にみる聴くことの意味

第三章 聴くことの指導の系統化
 第一節 聴くことのモデルの作成
 第二節 「聴くことの能力表(試案)」と聴くことの系統的指導

第四章 「対話」の概念規定と対話指導の構想
 第一節 「対話」の概念規定
 第二節 対話指導の構想

第五章 対話指導の実践
 第一節 ノートを軸にした聴くことの継続的指導
 第二節 対話入門
 第三節 詩を題材に保護者を交えて話し合う
 第四節 阿修羅との対話
 第五節 「模擬市民会議」を通して見方を広げ考えを深める
     ――コンビニエンスストアの深夜営業見直しを題材に――
 第六節 異文化との対話

第六章 対話指導に関する文献の検討
 第一節 対話指導系統化の試み
 第二節 対話指導の展開と深化

参考文献
あとがき
事項索引
人名索引
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キリシタン遺物の考古学的研究 ――布教期におけるキリシタン遺物流入のプロセス――

著者
後藤晃一 
シリーズ
 
助成
2014年度学術振興会助成 
判型
B5 
ページ
364 
定価
7,920円 (本体7,200円 )
発行日
2015年2月27日 
ISBN
ISBN978-4-86327-283-5 
Cコード
C3020 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
キリシタンが身につけた道具「メダイ」「コンタツ(ロザリオ)」「十字架」を中心に、発掘調査によって出土したキリシタン遺物を考古学的に検証していく。

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序 章

第1章 研究史

第2章 メダイ論
 第1節 メダイについて
 第2節 メダイの資料概要
  1.出土メダイ一覧
  2.伝世メダイ一覧
 第3節 考察
  1.メダイの年代について
  2.府内型メダイ
  3.メダイの形態分類
  4.ヴェロニカのメダイについて
  5.西洋のメダイ
 第4節 小結
  1.メダイの形態分類
  2.府内型メダイ
  3.ヴェロニカのメダイ
  4.西洋のメダイ

第3章 コンタツ論
 第1節 コンタツについて
 第2節 コンタツの資料概要
 第3節 考察
  1.コンタツの材質について
  2.出土事例から見るコンタツの数について
 第4節 小結

第4章 十字架論
 第1節 十字架について
 第2節 十字架の資料概要
 第3節 十字架の形態と流入ルート
 第4節 小結

第5章 結語――布教期におけるキリシタン遺物の流入形態――
 第1節 布教期のメダイの形態
 第2節 布教期のメダイの時期認定
 第3節 府内型メダイ
 第4節 ヴェロニカのメダイ
 第5節 フロイスの『日本史』に見られるメダイ
 第6節 素材から見た布教期メダイの様相
 第7節 メダイ以外のキリシタン遺物
 第8節 布教期のキリシタン遺物の流入形態

第6章 参考文献一覧

巻末資料
1キリシタン資料一覧 メダイ
 キリシタン資料一覧 コンタ
 キリシタン資料一覧 十字架
 キリシタン資料一覧 聖遺物入
2史料一覧表
3理化学分析データ一覧[キリシタン遺物の化学組成(蛍光X線分析法)]
 理化学分析データ一覧[キリシタン遺物の鉛同位体比値]

あとがき
索  引
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明日の保育・教育にいかす 子ども文化 

編者
田中卓也・藤井伊津子・橋爪けい子・小島千恵子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
184 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2015年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-284-2 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈幼児・児童教育〉
 
内容
子ども文化の歴史と理論、具体的な実践方法を簡潔にまとめた書。紙芝居、お話、人形劇、パネルシアターなどの活用方法やポイント等、保育実習などでも活用できるよう紹介。
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第1章 子ども観の形成と児童文化の歴史【雲津英子】
第2章 児童文化財とその周辺【田中卓也】
第3章 伝承遊び・うた遊び・ごっこ遊び【橋爪けい子】
第4章 お 話【藤井伊津子】
第5章 絵本【桑名惠子】
第6章 紙芝居【溝手恵里】
第7章 人形劇【浅野泰昌】
第8章 ペープサート【福井晴子】
第9章 パネルシアター【秀真一郎】
第10章 エプロンシアター(R)【木本有香】
第11章 子どもと楽しむ遊び・レクリエーション【山西香織】
第12章 児童文化をめぐる諸問題とこれからの展望【小島千恵子】

おわりに―児童文化から「子ども文化」へ【小島千恵子】
索引
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対話を用いた英語ライティング指導法 ―ダイアローグ・ジャーナル・ライティングで学習者をサポートできること― 

著者
佐藤雄大 
シリーズ
 
助成
2014年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
230 
定価
4,840円 (本体4,400円 )
発行日
2015年2月28日 
ISBN
ISBN978-4-86327-285-9 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
学習者のライティング・プロセスに教員が介入し、はたらきかけを行うことで学習者の能力がどのように変化するかを量的に分析する。
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はじめに

第1章 序論
 1.1 本研究の位置づけ
 1.2 本研究の目的
 1.3 本研究の構成

第2章 ダイアローグ・ジャーナル・ライティング(DJW)の先行研究
 2.1 L2ライティングとプロセス・アプローチ
  2.1.1 L2ライティング略史
  2.1.2 プロセス・アプローチ
  2.1.3 認知的ライティング・プロセス研究
 2.2 DJWの概要
  2.2.1 DJW研究のはじまり
  2.2.2 DJWの特色
 2.3 DJW研究
  2.3.1 海外におけるDJW研究
  2.3.2 日本におけるDJW研究
 2.4 先行研究における問題点
  2.4.1 ライティング・プロセスへの介入
  2.4.2 ライティング・プロダクトの言語指標
  2.4.3 テキストレベルの分析
  2.4.4 動機づけ分析について
  2.4.5 対象者数
  2.4.6 分析手法
 2.5 第2章のまとめ

第3章 本研究の仮説
 3.1 ライティング・プロセスへの介入とテキストレベルの分析について
 3.2 ライティング・プロセスとDJW
  3.2.1 ライティング・プロセスと「課題環境(Task environment)」
  3.2.2 ライティング・プロセスとレトリック的状況
  3.2.3 ライティング・プロセス・モデルとDJW
 3.3 DJWの教育的意味
  3.3.1 最近接発達の領域(Zone of Proximal Development)
  3.3.2 交流的足場かけ(Interactional scaffolding)
  3.3.3 DJWの具体例
  3.3.4 教員レスポンスにおけるリキャスト
  3.3.5 語彙の多様性について
 3.4 DJWによる動機づけ
  3.4.1 学習者のDJWに対する感想
  3.4.2 相互作用と有能感
 3.5 理論的仮説
 3.6 第3章のまとめ

第4章 本研究の方法
 4.1 文レベルまでの指標
  4.1.1 言語指標の問題点
  4.1.2 ライティングの発達指標
  4.1.3 平均語数(ANW)
  4.1.4 節の長さ(CL)
  4.1.5 T-unit複雑性(TC)
  4.1.6 異なり語割合(TTR)
  4.1.7 先行研究との比較
 4.2 テキストレベルの分析
  4.2.1 Kintschの構築・統合モデル(Construction-Integration Model)
  4.2.2 結束性
  4.2.3 首尾一貫性
  4.2.4 潜在意味解析(Latent Semantic Analysis:LSA)
  4.2.5 Coh-Metrixの利用
  4.2.6 トピックの分割について
  4.2.7 まとめ
 4.3 質問紙
  4.3.1 質問紙法
  4.3.2 質問紙
  4.3.3 質問項目と順番
 4.4 自由英作文との比較
  4.4.1 自由英作文(Free writing:FW)
  4.4.2 DJWとFWとの違いと活動上の配慮
 4.5 その他の留意事項
 4.6 第4章のまとめ

第5章 ライティング・プロダクトの分析
 5.1 DJW・FWの実施について
  5.1.1 実施対象者とその学習者群
  5.1.2 各学習者群の英語力
  5.1.3 学習者群の習熟度の差
 5.2 実施方法
  5.2.1 両活動に共通した事項
  5.2.2 両活動で異なる事項
 5.3 分析方法について
  5.3.1 ライティング・プロダクトのテキストファイル化
  5.3.2 文レベルまでとテキストレベルの指標の算出方法
  5.3.3 分析に使用したコンピュータソフト・プログラム
  5.3.4 習熟度の扱いについて
 5.4 文レベルまでの指標分析
  5.4.1 統計の分析方法
  5.4.2 平均語数(ANW)の比較分析
  5.4.3 節の長さ(CL)の比較分析
  5.4.4 T-unit複雑性(TC)の比較分析
  5.4.5 異なり語割合(GI)の比較分析
  5.4.6 文レベルまでの指標分析のまとめ
 5.5 テキストレベルの指標分析
  5.5.1 アーギュメント重複(AO)の比較分析
  5.5.2 潜在意味解析(LSA)の比較分析
 5.6 第5章のまとめ

第6章 質問紙調査の分析
 6.1 質問紙調査の概要
  6.1.1 目的
  6.1.2 質問紙調査の制約
  6.1.3 実施方法・対象者
  6.1.4 質問項目
 6.2 記述統計量
  6.2.1 事前調査の記述統計量
  6.2.2 事後調査の記述統計量
 6.3 事前・事後調査の回答分布変化
  6.3.1 「有能感」の質問群
  6.3.2 「意欲」の質問群
  6.3.3 「方略」の質問群
 6.4 事前・事後の分散分析
  6.4.1 「有能感」の質問群
  6.4.2 「意欲」の質問群
  6.4.3 「方略」の質問群
 6.5 第6章のまとめ

第7章 結果
 7.1 文レベルまでの指標分析について
  7.1.1 ANWの分析結果について
  7.1.2 GIの分析結果について
  7.1.3 TCの分析結果について
  7.1.4 CLの分析結果について
  7.1.5 文までのレベルの指標分析のまとめ
 7.2 テキストレベルの指標分析について
  7.2.1 AOの分析結果について
  7.2.2 LSAの分析結果について
  7.2.3 テキストレベルの指標分析のまとめ
 7.3 質問紙調査分析の結果
 7.4 第7章のまとめ

第8章 考察
 8.1 仮説1と2と文までのレベルの指標について
  8.1.1 仮説1のDJWの平均語数の向上について
  8.1.2 仮説2のDJWにおける多様な語彙使用
  8.1.3 T-unit複雑性について
 8.2 仮説3のテキストレベルの発達について
  8.2.1 DJWとAO・LSAについて
  8.2.3 「書く活動」と「その他の活動」の時間の割合
 8.3 仮説4の有能感と意欲について
 8.4 DJWはどんなライティング活動か-ライティング教育への示唆-
 8.5 第8章のまとめ

第9章 結論
 9.1 本研究のまとめ
 9.2 本研究の限界
  9.2.1 学習者群について
  9.2.2 DJWプロセスの研究について
  9.2.3 指標の妥当性
  9.2.4 質問紙調査
 9.3 今後の展望

参考文献
資料
 資料1:トピック数一覧
 資料2:FWで教員が提示したテーマ一覧
あとがき
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ハンフリー親方の時計 御伽英国史 

訳者
田辺洋子[チャールズ・ディケンズ著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
552 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2015年2月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-277-4 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/小説・童話
 
内容
田辺洋子による、ディケンズ翻訳書。原典は、「Master Hunphrey's Clock」「A Child's History of England」訳本。
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     ハンフリー親方の時計

第 一 巻序
第 一 章 ハンフリー親方、炉隅なる時計側より
      時計ケース
      巨人年代記序
      巨人年代記第一夜
     寄稿
第 二 章 ハンフリー親方、炉隅なる時計側より
      時計ケース
      寄稿
第 三 章 ハンフリー親方の客人(まろうど)
      ピクウィック氏の物語
      ピクウィック氏の物語第二章
      ハンフリー親方の客人(まろうど)のさらなる詳細
第 四 章 時計
第 五 章 ウェラー氏の懐中時計
第 六 章 ハンフリー親方、炉隅なる時計側より
      ハンフリー親方、炉隅なる時計側より
      ハンフリー親方、炉隅なる時計側より
      耳の遠い御仁、御自身の貸間より

     御伽英国史

第 一 章  古代イングランドとローマ人
第 二 章  初期サクソン人治下の古代イングランド
第 三 章  善きサクソン人、アルフレッド大王とエドワード長兄王治下のイングランド
第 四 章  アセルスタンと六少年王治下のイングランド
第 五 章  デーン人クヌート治下のイングランド
第 六 章  兎足王ハロルド、ハーディクヌート、懺悔王エドワード治下のイングランド
第 七 章  ハロルド二世治下のイングランド。ノルマン人による征服
第 八 章  ノルマン征服王ウィリアム一世治下のイングランド
第 九 章  赤毛王ウィリアム二世治下のイングランド
第 十 章  博学王ヘンリー一世治下のイングランド
第十一章  マティルダとスティーヴン治下のイングランド
第十二章  ヘンリー二世治下のイングランド
第十三章  獅子心王リチャード一世治下のイングランド
第十四章  欠地王ジョン治下のイングランド
第十五章  ヘンリー三世、又の名をウィンチェスターのハリー治下のイングランド
第十六章  長脛(ながすね)王エドワード一世治下のイングランド
第十七章  エドワード二世治下のイングランド
第十八章  エドワード三世治下のイングランド
第十九章  リチャード二世治下のイングランド
第二十章  ヘンリー四世、又の名をボリングブルク治下のイングランド
第二十一章 ヘンリー五世治下のイングランド
第二十二章 ジャンヌ・ダルクの物語とヘンリー六世治下のイングランド
第二十三章 エドワード四世治下のイングランド
第二十四章 エドワード五世治下のイングランド
第二十五章 リチャード三世治下のイングランド
第二十六章 ヘンリー七世治下のイングランド
第二十七章 ヘンリー八世、又の名を突っけんどんなハル王、
      ぶっきらぼうなハリー王治下のイングランド
第二十八章 ヘンリー八世治下のイングランド
第二十九章 エドワード六世治下のイングランド
第三十章  メアリー女王治下のイングランド
第三十一章 エリザベス女王治下のイングランド
第三十二章 ジェイムズ一世治下のイングランド
第三十三章 チャールズ一世治下のイングランド 
第三十四章 オリバー・クロムウェル治下のイングランド
第三十五章 陽気なスチュアート、チャールズ二世治下のイングランド
第三十六章 ジェイムズ二世治下のイングランド
第三十七章 結び

訳注
作品解題
訳者あとがき
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大正新教育と〈読むこと〉の指導 ――奥野庄太郎の国語科教育―― 

著者
秋保惠子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
466 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2015年1月24日 
ISBN
ISBN978-4-86327-282-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
大正新教育期の影響を受けた奥野の理論や実践の軌跡をめぐりつつ、現代の小学校国語科とりわけ読むことに関する教育について考える。書評
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はしがき
凡  例

  序 論 奥野庄太郎の〈読むこと〉の教育を問う意味
はじめに
1.一訓導、奥野庄太郎
2.奥野庄太郎の言語観・言語教育観の今日的課題

  序 章 奥野庄太郎の〈読むこと〉の教育をめぐる課題と先行研究
第1節  研究の目的と方法―〈読むこと〉の教育をめぐる課題―
 第1項 時代と環境と奥野庄太郎の志向との接点に注目して
 第2項 「読方」教育ではなく、〈読むこと〉の教育の追究
第2節 先行研究
 第1項 奥野庄太郎の著作に関する研究
 第2項 奥野庄太郎の理論や実践に関する研究
 第3項 奥野庄太郎や「聴方科」に言及している研究
 第4項 成城小学校関連の研究
第3節 本書の構成

  第1章 大正新教育と成城小学校
第1節 開校当初の成城小学校における新教育
 第1項 「私立成城小学校創設趣意」に見る創立時の理念
 第2項 背景としての澤柳政太郎
 第3項 小原國芳主事の赴任と成城小学校の展開
第2節 成城小学校の国語科教育の取り組み
 第1項  成城小学校国語科のカリキュラムと『尋常小学国語読本の批評』
 第2項 1924年文部次官通牒と成城小学校の〈読むこと〉の教育
第3節 成城小学校の研究体制

  第2章 奥野庄太郎の人物像
第1節 奥野庄太郎像の輪郭
 第1項 奥野庄太郎の著作の概観
 第2項  研究的学校同人としての自負―『教育問題研究』の編集と澤柳校長の存在―
 第3項 教育ジャーナリズム上の奥野庄太郎
第2節  英米視察の意義―『英米小学教育の実際 附 世界一周旅行』の検討―
 第1項 視察のあらまし
 第2項 英米視察から得た新見解
第3節 奥野庄太郎の児童観と低学年教育
 第1項 知ることは愛すること
 第2項 低学年の指導という新観点
第4節 本章のまとめ

  第3章 奥野庄太郎の聴方教育と言語観
第1節 本章の目的と先行研究
第2節 聴方教育誕生の背景
 第1項 成城小学校の語彙調査
 第2項 言語の構造の理解
第3節 聴方教育の理論の誕生
 第1項 児童の特性―「お噺」好き―
 第2項 児童の発達と言語の構造の接続
第4節 「大きな意味の言語」とは何か―奥野庄太郎の言語観の特徴―
第5節 聴方教育の授業の実際
 第1項 「問答」による内容の獲得
 第2項 文字への接続と語彙(群)形成
 第3項 「聴方」の授業の定型
第6節 聴方教育と話方教育
 第1項 「話す」行為の特徴と意義
 第2項 「心理学」の知見と話方教育の接点
 第3項 話方教育の実際
第7節 本章のまとめ

  第4章 奥野庄太郎における読方教育論の形成過程と「ライフメソツド/生活的読方」―垣内松三のセンテンスメソッドへの批評を手がかりとして―
第1節 本章の目的と先行研究
 第1項  奥野庄太郎による垣内松三のセンテンスメソッド批判に言及している先行研究
 第2項 「ライフメソツド/生活的読方」に関する先行研究
第2節 垣内松三著『国語の力』の概要
 第1項 『国語の力』と国語教育
 第2項 『国語の力』の構成と内容―本書との関連から―
 第3項 垣内松三のセンテンスメソッドと「冬景色」の分析
第3節 奥野庄太郎による垣内松三への「批評」の展開
第4節 垣内松三への賛意と異論
 第1項 「読方」と、「解釈」「批評」の分離
 第2項 センテンスメソッドの解釈
 第3項 「冬景色」の授業分析
第5節 「批評」から見える奥野庄太郎の読方教育
 第1項 「区分」重視の「読方」
 第2項 「読方」の使命
第6節 「読方」の実際と「ライフメソツド/生活的読方」
 第1項 多様な読方教授法と「ライフメソツド/生活的読方」
 第2項 授業の実際とその考察
 第3項 「読書科」の構想
第7節 本章のまとめ

  第5章 奥野庄太郎の「心理的読方」
第1節 本章の目的と先行研究
第2節 「心理的読方」提唱の背景
 第1項 奥野庄太郎が捉えた当時の読方教育の問題点
 第2項 奥野庄太郎の依拠した文献
第3節 「心理的読方」の理論
 第1項 「文学的研究」を等閑にしない
 第2項 「心的過程」と「読方」の接点
 第3項 「アイムーブメント」とは
 第4項 「連想活躍」とは
第4節  「モノサシ」の指導に見る奥野庄太郎の「読方」指導観
 第1項 平田華蔵による「モノサシ」指導法
 第2項 奥野庄太郎による「モノサシ」指導法
 第3項 両者の比較から見える奥野庄太郎の言語指導観
第5節 「心理的読方」の指導の実際
 第1項 アイムーブメントの指導方法
 第2項 「連想活躍」の指導方法
 第3項 「心理的読方」と測定法
第6節 本章のまとめ

  第6章 奥野庄太郎の教材観
第1節 本章の目的と先行研究
 第1項 大正時代の教材観との関連
 第2項 成城小学校の国語科教材との関連
 第3項 大正時代の副読本、補充教材との関連
第2節 『尋常小学国語読本』と補充教材
 第1項 『尋常小学国語読本』と批判の状況
 第2項  「国語読本改善号」(1927)の概要と「補充教材号」(1929)との関連
 第3項  「国語読本改善号」における論点―主幹保科孝一の場合―
 第4項 国定教科書制度の副産物としての補充教材
 第5項 雑纂読本か文学化か
 第6項 補充教材論の多様な視点
第3節 補充教材に見る奥野庄太郎の教材観
 第1項 奥野庄太郎の「教材」に関する論稿
 第2項 「国語読本改善号」における奥野庄太郎の視点
 第3項 「補充教材号」に見る奥野庄太郎の補充教材観
 第4項  奥野庄太郎の補充教材の実際―他の論者との比較から―
第4節 聴方教育の教材としての「お噺」
 第1項 なぜ「お噺」を教材とするのか
 第2項 なぜ児童は「お噺」を好むのか
 第3項 「お噺」の価値――諸説の比較――
 第4項  「お噺」の内容―修身との関係及び「お噺」選択の観点―
第5節 奥野庄太郎の児童読物
第6節 本章のまとめ

  終 章 奥野庄太郎の〈読むこと〉の教育からの問題提起―〈読むこと〉の教育の本質を求めて―
1.語彙教育と国語科教育の問題
2.多様な「読み」の必要性の問題
3.教師の「理論」と「方法」の問題
4.「 奥野庄太郎の〈読むこと〉の教育」が投げかけた、「〈読むこと〉の教育の本質」という問題

引用・参考文献
1.奥野庄太郎の著作
 1 著書
 2 雑誌掲載論文
 3 『教育問題研究』『教育問題研究・全人』誌上の著述・論文・記事
 4 児童用図書
2.奥野庄太郎の著作以外の引用・参考文献

あとがき
索  引
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中島敦論 ――習作から「過去帳」まで――

著者
藤村 猛 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
242 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2015年2月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-280-4 
Cコード
C3095 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
彼の文学がどのように出発し、いかに展開していったのか。習作から昭和十三年頃までの作品を考察する。「下田の女」「D市七月叙景(一)」「斗南先生」
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 序―― 中島敦文学について
一  習作
二  「下田の女」
三  「ある生活」
四  「喧嘩」
五  「蕨・竹・老人」
六  「巡査の居る風景――一九二三年の一つのスケッチ――」
七  「D市七月叙景(一)」
八  卒業論文 ――「谷崎潤一郎論」――
九  昭和十年前後と「北方行」
十  「斗南先生」
十一 「虎狩」
十二 「プウルの傍で」
十三 「過去帳」
十四 「無題」と「断片十五」
十五 「断片十七」と「断片十八」

初出一覧
 あとがき
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教頭先生の遺言 ――平和日本の教育のあり方――

著者
久保正彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
356 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2015年1月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-278-1 
Cコード
C0037 
ジャンル
教育〈教育エッセイ・記録〉 一般書/随筆

 
内容
教頭時代の教員向け通信に理論的考察と社会科との関係を加え、平和学を根拠とした新しい平和教育をひろく提案する。
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まえがき

1 平和教育の視点で日々の教育活動を見る

  【PEACE N0TE66】
1  一年の計
2  安芸の宮島へ初詣
3  新年のスタートはラストのスタート
4  成木責め
5  一・一七阪神・淡路大震災
6  極限状態で発揮される人間性
7  アンテナの感度をよくして教材化
8  社会科の自主教材を作ろう
9  「死」と向き合う 1
10 「死」と向き合う 2
11 PEACE NOTE 66?
12 野外活動記録1
13 野外活動記録2
14 野外活動から学ぶ1
15 野外活動から学ぶ2
16 以前プール開きで話したこと(子どもに希望をもたせる)
17 水泳指導から(スモールステップの大切さ)
18 水泳指導も子どもの立場を大切に
  【PEACE N0TE67】
19 興味関心を大切に
20 伝統と革新
21 自分を生かす
22 東日本大震災に思う1
23 東日本大震災に思う2(ヒロシマの心を)
24 東日本大震災に思う3(ヒロシマの心を)
25 東日本大震災に思う4(ヒロシマの心を)
26 平和と暴力
27 平和教育と運動会練習
28 教育の場と服装
29 児童・生徒と共感できる先生に
30 学習発表会によせて(教師の主体性を)

2 平和学を基盤とした平和教育

31 構造的暴力
  【PEACE N0TE68】
32 今を大切に
33 電気エネルギーと構造的暴力
34 経済成長と人間の尊厳
35 睡眠時間と構造的暴力1
36 睡眠時間と構造的暴力2
  【PEACE N0TE69】
37 ガルトゥングが広島に来た(教育と構造的暴力)
38 これまでの平和教育の課題と衰退1
39 これまでの平和教育の限界と衰退2
40 今の平和についても考えよう
41 教育亡国
42 林竹二と平和教育
43 平和教育と平和的教育
44 平和的教育へ
45 問題は「学びからの逃走」
46 基礎は深いい
47 私の小・中・高校時代
  【PEACE N0TE70】
48 脱学校?
49 型から入る教育と「守・破・離」の思想
50 教師のスーパー権能
51 子どもの誕生
52 資本主義的価値観と学校
53 学校は無くとも和算は世界トップレベル
54 制度依存による構造的暴力の例
55 制度依存から制度利用へ
56 国定教科書時代でも
57 Howの教育と同調圧力

3 平和教育と社会科

58 社会科の誕生
59 (試案)は構造的暴力脱却の書
60 旧教育基本法も構造的暴力脱却の法
61 昭和二〇年代版学習指導要領作成者の考え
62 占領軍と文部省の方向性は同じ?
63 戦後平和教育は消えた?
64 学習指導要領の転換
65 昭和二〇年代教育方針が挫折した要因
66 「逆コース」の後
67 大きな政治的圧力
68 今、あなたの生き方が問われている
69 今だからこそ平和的教育を
70 これだけは押さえておこう
71 平和研究における平和価値
72 社会科の価値と平和研究の価値
73 生命の尊重について
74 願いで授業が変わる
75 夜空を見る余裕
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ミャンマーの社会科 

著者
小島文英 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
216 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2014年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-267-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈社会〉
 
内容
ミャンマーの社会科は、どのような内容・形態をとりどのように展開したのか。ミャンマーのカリキュラム改訂に携わった筆者による比較研究と活動を再検証する。
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 はじめに

序 章 問題設定
 第1節 先行研究の検討
 第2節 グローバリゼーションとカリキュラム要件
 第3節 学校教育の発展段階,分業,そして児童中心主義
 第4節 方法および本書の構成
 注

     第1部 社会科の国際事例比較

第1章 イギリス
 第1節 1995年ナショナルカリキュラム
 第2節 イギリスにおける中等教育の伝統
 第3節 新・社会科
 第4節 新種のカリキュラム問題
 第5節 「価値ある」知識と公的試験
 第6節 イギリスにおける社会科衰退の社会学的意味―境界維持志向
  
第2章 ニュージーランド
 第1節 1997年ナショナルカリキュラム「社会科」
 第2節 社会科の導入とカリキュラム論争
 第3節 ニュージーランドにおける社会科成立の社会学的環境―形成的葛藤

第3章 タイ
 第1節 社会科導入の背景:1999年国家教育法
 第2節 2001年基礎教育カリキュラム「社会科・宗教・文化」
 第3節 タイにおける社会科の特色
 小括 社会構造・社会変動と社会科
 注

     第2部 ミャンマーと社会科

第4章 ミャンマーの教育的基盤―伝統・植民地・ビルマ式社会主義
 第1節 教育に関する伝統
 第2節 植民地時代(1886~1947)
 第3節 ビルマ式社会主義と教育(1962~1987)
 第4節 ビルマ式社会主義体制下の教育
 第5節 ミャンマーの教育的基盤

第5章 ミャンマーの教育事情
 第1節 1998年当時
 第2節 教育改革の概要
 第3節 メディエータたち

第6章 「資質価値」の析出―分析枠組の検討
 第1節 「資質価値」
 第2節 「教科学力」と「生成学力」
 第3節 「分類」と「枠づけ」
 第4節 「資質価値」の分析枠組

第7章 ミャンマーの社会科
 第1節 公式カリキュラムに見られる特徴
 第2節 コンポーネントごとの配分時間
 第3節 知識「内容」・知識「形態」―学習目標のなかの名詞と動詞の分析
 第4節 「習熟度チェック」の分析
 第5節 グローバル・カリキュラムの要件という観点から
 小括
 注

第8章 1998年カリキュラムの歴史社会的文脈
 第1節 外来文化の「つまみ食い」
 第2節 ナショナリズム運動と独立
 第3節 AFPFL内部抗争と議会政治の混乱
 第4節 ネーウィン体制下
 第5節 「緩やかな連結」
 注

第9章 総括的分析と考察:境界維持志向社会における児童中心主義―緩やかな「断絶」

結 び 本研究の貢献と残された課題―国際教育協力,カリキュラム,そして異文化理解
 あとがき
 参考文献 
 索  引
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三浦梅園とアダム・スミス ~比較思想史的見地からの一試論~

著者
橋尾四郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
140 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2014年11月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-276-7 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
自然哲学者の三浦梅園、経済学者のアダム・スミス。同時代に生きたふたりの思想(理論)について、比較思想史的見地から詩論的考察を行う。

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序 章

第一章 「天人之弁。学者之急務也。」――人間的自然の認識と肯定――

第二章 梅園における「観―察」の論理とスミスにおける客観的分析と同感の原理

第三章 梅園とスミスにおける教育思想
  第一節 自由主義的教育の思想
      ――人間的自然の肯定とその人格への発展――
  第二節 身分制社会秩序(各業)と分業とにおける人格形成

第四章 梅園とスミスの社会・経済思想
  第一節 「富(宝)」について
  第二節 「社会」観について
  第三節 「農―工―商」および「士」について――附、遊手・遊民――
  第四節 「義 」と「利」について――「経済」と「乾沒」、正義と利益追求――

終 章

要 約
補 論 三浦梅園における教育――思想(理論)と実践(構造)――
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広島のものづくり先進企業2 ――次世代へのメッセージ――

編者
渡辺昌彦・村山秀次郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
92 
定価
880円 (本体800円 )
発行日
2014年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-266-8 
Cコード
C1036 
ジャンル
労働・福祉・生活 一般書/歴史読み物
 
内容
広島経済大学講義「広島地域ものづくり事情」の講義録続編。現在の広島市西区横川周辺地域が創業の地、または本拠地として長く続いている企業を取りあげている。
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はじめに

広島の味を世界へ
   オタフクソース株式会社 佐々木 茂喜

味噌は健康食品
   新庄みそ株式会社 山本 弘樹

縫い針からセキュリティソリューション企業へ
   株式会社三宅 三宅 正光

広島・金紙物語――金紙を通じて日本文化を世界へ――
   株式会社歴清社 久永  洪
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Financial Regulation in China 

著者
孫軍(Jun Sun) 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
314 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2014年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-275-0 
Cコード
C3033 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
1.Theoretical Framework of Financial Regulation/2.Purposes and Principles of China’s Financial Regulation/3.Institutional Structure and Models of China’s Financial Regulation
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Abstract
Abbreviations
Introduction
 1.1. Profiles of Financial Regulation
 1.2. Background for and Significance of China’s Financial Regulation
 1.3. Research Structure

Chapter 1 Theoretical Framework of Financial Regulation
 1.1. What is financial regulation?
 1.2. Are banks particular in perspective of financial regulation?
 1.3. Is demand-supply theory applicable in financial regulation?
 1.4. Is cost-benefit analysis compatible with financial regulation?
 1.5. Is principal-agent relation adaptable to financial regulation?
Chapter 2 Purposes and Principles of China’s Financial Regulation

 2.1. Risks in and Fragility of China’s Financial Systems
 2.2. Stability and Efficiency-Which principle should financial regulation adhere to?
 2.3. External Regulation and Internal Regulation

Chapter 3 Institutional Structure and Models of China’s Financial Regulation
 3.1. Criteria for Financial Regulatory Structure
 3.2. What role shall the Central Bank play in financial regulation?
 3.3. Is there an optimal model for financial regulation?
 3.4. How shall China’s institutional structure of financial regulation be framed?

Chapter 4 Regulatory Measures and Techniques of China’s Financial Regulation
 4.1. Mandate-ruled Traditional Regulation
 4.2. Market-based Prudential Regulation
 4.3. Financial Safety Net

Chapter 5 International Financial Regulation and Its Implications for China
 5.1. New Trends in International Financial Regulation
 5.2. International Cooperation of Financial Regulation
 5.3. Implications for China’s Financial Regulation

Conclusion
Acknowledgements
References
Index
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地方政府と自治会間のパートナーシップ形成における課題 ―「行政委嘱員制度」がもたらす影響―

著者
森 裕亮 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
160 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2014年8月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-256-9 
Cコード
C3031 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
地方政府と地縁組織との間に形成されている「行政委嘱員制度」に着目し、地方政府・自治会間関係にいかなる課題があるのかを考察する。
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序 章 研究の背景と意義

 1 本研究の問題点―「行政委嘱員制度」とパートナーシップ
  1.1 自治会とパートナーシップ形成
  1.2 課題としての「行政協力」・「行政委嘱員」
 2 本研究の意義
 3 リサーチクエスチョン
 4 本書の構成

第1章 自治会の特性―組織特性と地方政府との関係特性を中心に―

 1 はじめに
 2 自治会の組織特性
  2.1 組織性の有無について
  2.2 非営利組織性と自治会
  2.3 自治会の組織特性―「ストラドラー(straddler)組織性」
  2.4 小括
 3 地方政府と自治会の密接な関係―ストラドラー組織性の効果
  3.1 「地域統制ブロック」の形成
  3.2 特有の資源交換関係
 4 おわりに

第2章 分析の視覚

 1 はじめに
 2 組織間関係と資源依存アプローチ
  2.1 組織間関係
  2.2 組織間関係形成の理由
  2.3 資源依存アプローチ
 3 研究の仮説
  3.1 地方政府と自治会間関係のパターンと類型
  3.2 仮説の提示
 4 おわりに

第3章 行政委嘱員制度の形成と現状

 1 はじめに
 2 行政委嘱員とその歴史的展開
  2.1 行政委嘱員の特質
  2.2 行政委嘱員方式の浸透
  2.3 行政委嘱員をめぐる資源交換
 3 地方政府・自治会間関係と行政協力の現状
  3.1 調査の概要
  3.2 行政協力の内容

第4章 地方政府・自治会間の資源依存・パワー関係

 1 はじめに
 2 研究の方法
  2.1 仮説とリサーチデザイン
  2.2 調査対象の選定
  2.3 調査方法
  3.1 各町の状況
 3 地方政府と自治会間の資源依存とパワー関係
  3.1 委嘱型の資源依存・パワー
  3.2 制度の制約と自治会
  3.3 発見と結果の考察
 4 おわりに

終 章 研究のまとめと課題

 1 本研究の発見と結論
 2 研究から得られる示唆とこれからの改革必要性
 3 研究における諸課題


参考文献
あとがき
索  引
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英語の習得と使用 ―バイリンガリズムの視点から―

著者
高垣俊之 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
3,520円 (本体3,200円 )
発行日
2014年8月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-273-6 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
日本人の英語の習得と使用について、バイリンガリズムつまり複数の言語が個人の中や社会の中に共生している状態を意識して広く分析し考察を試みる。
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はじめに

     第1部 個人的バイリンガリズムの視点から

〈英語の習得に関する考察〉
第1章 スピーキングとリスニング―短期語学留学の事例を通して―
 1.はじめに
 2.留学の種類と留学生活の時間配分
 3.英語の質と認知的負荷
 4.英語の習得とコミュニケーション能力
 5.大学生の短期語学留学
 6.おわりに

第2章 リーディングとライティング―ナラティブを通して―
 1.Introduction
 2.Literacy in Childhood
 3.Literacy in Adolescence
 4.Academic Writing
 5.Connection between English and Japanese Writing
 6.Conclusion

〈英語の使用に関する考察〉
第3章 スピーキング―バイリンガル小説の登場人物の会話分析を通して―
 1.はじめに
 2.美苗及び奈苗が英語を使用している会話
 3.美苗と奈苗の英語の特徴
 4.考察
 5.おわりに

第4章 スピーキングとリスニング―地域社会の多言語化現象を通して―
 1.はじめに
 2.中学、高校の外国語教育
 3.スピーキング
 4.リスニング
 5.コミュニケーション方略
 6.おわりに

第5章 ライティング―推敲過程の分析を通して―
 1.Introduction
 2.Method
 3.Findings
 4.Discussion and Conclusion

     第2部 社会的バイリンガリズムの視点から

〈英語の習得に関する考察〉
第6章 言語教育政策―日本とカナダの比較を通して―
 1.はじめに
 2.日本の行動計画
 3.カナダの行動計画(The Next Act)とPlan 2013
 4.日本とカナダの行動計画及びPlan 2013の比較
 5.考察
 6.おわりに

第7章 英語教育―小学校の英語教育案を通して―
 1.はじめに
 2.多言語主義と外国語教育
 3.小学校英語教育案について
 4.外国語=英語
 5.英語=母語話者の英語
 6.おわりに

〈英語の使用に関する考察〉
第8章 英語の教科書―高校教科書の分析を通して―
 1.Introduction
 2.Method
 3.Findings
 4.Discussion
 5.Conclusion

第9章 言語サービス―福山市の事例を通して―
 1.はじめに
 2.福山市における言語サービスに対する取り組み
 3.「やさしい英語」
 4.おわりに

資料
付章 1.Raising Students' Awareness of the Varieties of English
 1.Introduction
 2.The Importance of Sociolinguistics in Language Education
 3.Workshops to Increase Students’ Sociolinguistic Awareness
 4.Conclusion

付章 2.Students' Responses to Content-based Instruction Conducted in Non-native Varieties of English at a Japanese Public High School (with Naoko Tanabe)
 1.Introduction
 2.Method
 3.Findings
 4.Discussion
 5.Conclusion


あとがき
参考文献
初出一覧
索引
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広島のロートレックと呼ばれた男 山路商略伝 

著者
塩谷篤子・藤崎 綾 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
196 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2014年9月16日 
ISBN
ISBN978-4-86327-270-5 
Cコード
C0023 
ジャンル
一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
大正時代後期から第二次世界大戦末期にかけて広島市内で人目を引いた画家・詩人がいた。身体的特徴や創作生活からフランス画家ロートレックになぞらわれた。同時代の著作や遺稿、証言、資料から彼の人物像と生きた時代をふりかえる。書評
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プロローグ
 馬にのる商サン
 松の花粉
 二十歳の商

第一部

第一章 生い立ち
 誕生
 両親
 満州への移住
 幼少の頃
 小学生の頃
 満州での暮らし
 絵を習う
 広島へ

第二章 広島の文学青年たち
 画家をめざして
 軍都広島
 広島の詩人達
 夜店「ピエロ」
 『東洋鬼』創刊
 山本春二の偽死亡通知
 白鳥座公演
 大道アトリエ
 立体造型詩と『萬國旗』
 新聞文芸欄

第三章 山路アトリエ
 山路画材店
 アトリエの仲間たち
 ゴリさんのこと
 喫茶店にて
 市電にて
 「モンマルトルの丘」にて
 音楽三昧
 読書三昧
 広島のロートレック
 「広島市山路商様」
 名井屋と「比治山風景」
 百貨店と活動写真館
 岸麗子への恋文
 画業一途に
 山路の「枯れもの」

第四章 芸術遍歴
 ダダイスト宣言
 美術グループ広土社結成
 シュールレアリスムの受容
 全関西展、二科展入選
 広島洋画協会の創立
 県美展への抗議行動

第五章 シュルレアリスム事件
 山路番の特高警察
 焚書事件
 治安維持法違反
 官憲側の見解
リズム文学研究会
 釈放後、晩年の商

第六章 知人の語る山路
 弟、監の俳句より
 綱島竜生氏からの手紙
 焦土の遺作展
 船田玉樹氏の語る思い出
 幼い甥から見た山路
 現代の画家から見た山路
 
第二部 山路商の作品と解説(広島県立美術館主任学芸員 藤崎綾)

 山路商 作品図版
 作品と解説
 山路商の美術活動

年  譜
エピローグ
参考文献
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詩集 ただ一度 

著者
松井博文 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
56 
定価
1,540円 (本体1,400円 )
発行日
2014年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-274-3 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
20篇を収める個人詩集。
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果樹園
あの大空の彼方に
早春

春の信頼
山々

空と雲

逝く夏の妹
垂乳根の母
息子よ


明日
芸術

羊雲
おい 小僧
秋の日
椰子の実


あとがきに代えて ただ一度
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外国語コミュニケーション力に情動が及ぼす影響 ――CEFR自己評価に基づく分析から――

著者
荒木史子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
234 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2014年8月18日 
ISBN
ISBN978-4-86327-271-2 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
学習者の感情的、心理的側面に焦点を当て外国語習得との間にどのような関連性があるのかを独自の調査方法を試みることで明らかにする。
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序文 慶應義塾大学及び明海大学名誉教授・大学英語教育学会名誉会長……小池生夫
謝辞

第1章 序論
 1.1 研究の目的と意義
 1.2 日本人学習者の現状
 1.3 コミュニケーションが不得手な背景
 1.4 これまでの研究
 1.5 調査方法
 1.6 調査結果

第2章 理論的背景
 2.1 情動とは何か
 2.2 コミュニケーションとは何か
 2.3 情動に関する先行研究
 2.4 8つの情動要素の特徴と定義
 2.5 CEFRとは何か
 2.6 まとめ

第3章 情動とコミュニケーション力に関する事例研究
 3.1 グローバル社会で必要とされるコミュニケーション力
 3.2 コミュニケーション力と情動との関係
 3.3 情動、態度、動機づけの関係
 3.4 外国語学習における年齢と情動の視点から
 3.5 小学校英語教育における年齢と情動の視点から
 3.6 まとめ

第4章 情動と外国語学習の関連性についての調査
 4.1 本調査の目的
 4.2 情動と外国語学習の関連性についての国際比較調査
 4.3 調査方法
 4.4 調査対象者
 4.5 調査手順
 4.6 分析方法
 4.7 まとめ

第5章 調査結果
 5.1 調査の概要
 5.2 調査結果
 5.3 調査結果に対する考察
 5.4 調査結果の補足
 5.5 まとめ

第6章 結論
 6.1 本研究の成果
 6.2 まとめ
 6.3 日本の英語教育への示唆
 6.4 今後の課題
 
参考文献

付録
 付録1(社会人・大学学部1回生用)
  Part1 アンケート:英語学習に関する設問(選択&自由記述)
  Part2 8つの情動要素に関連する40の設問
  Part3 CEFR〔欧州言語共通参照枠〕自己評価表

 付録2(留学経験ありの学部3回生用)
  Part1 アンケート:英語学習に関する設問(選択&自由記述)
  Part2 8つの情動要素に関連する40の設問(留学前&留学後)
  Part3 CEFR〔欧州言語共通参照枠〕自己評価表(留学前&留学後)

 付録3(高校2年生用)
  Part1 アンケート:英語学習に関する設問(選択&自由記述)
  Part2 8つの情動要素に関連する40の設問
  Part3 CEFR〔欧州言語共通参照枠〕自己評価表

 付録4(中学2年生用)
  Part1 アンケート:英語学習に関する設問(選択&自由記述)
  Part2 8つの情動要素に関連する40の設問(初級学習者用に調整)
  Part3 CEFRを基に初級学習者用に再編集自己評価表(到達最高レベルA2用)

 付録5(小学6年生用)
  Part1 アンケート:英語学習に関する設問(中学生とは多少変更)(選択&自由記述)
  Part2 8つの情動要素に関連する40の設問(初級学習者用に調整)
  Part3 CEFRを基に初級学習者用に再編集自己評価表(到達最高レベルA2用)

 付録6(在日外国人留学生用)
  Part1 アンケート:日本語学習に関する設問(選択&自由記述)
  Part2 8つの情動要素に関連する40の設問
  Part3 CEFR〔欧州言語共通参照枠〕自己評価表

事項別索引
人名索引
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増淵恒吉国語教室の実際 DVD ―都立日比谷高等学校時代の国語学習記録―

編者
山本義美・世羅博昭 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5判トールケース入りDVD-ROM 
ページ
pdf 1778 
定価
16,500円 (本体15,000円 )
発行日
2014年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-263-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
生徒が分担して毎時間の授業を記録した「国語学習記録」24冊、全1778ページを画像化。昭和28年度~31年度4年間の国語科授業の実際を網羅。  増淵恒吉DVD紹介特設ページ
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【品切】
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増淵恒吉国語教室の実際 DVD-ROM 1枚
増淵恒吉国語教室の実際 解説書(A5判仮製本・縦組・78頁) 1部

・DVD-ROMには、増淵恒吉都立日比谷高等学校国語学習記録を画像化したデータと「増淵恒吉著作論文目録」が収録されています。
・解説書の目次
 第一章「国語学習記録」活用のための手引き
  一、 増淵恒吉氏の略歴と業績
  二、「国語学習記録」の内訳
  三、「国語学習記録」活用のための手引き
  四、「国語学習記録」の活用を願って
 第二章 増淵恒吉先生を偲ぶ(転載)
 第三章 増淵恒吉文献目録(転載)
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増淵恒吉国語教室の実際 プリント版 ―都立日比谷高等学校時代の国語学習記録―

編者
山本義美・世羅博昭 
シリーズ
 
助成
 
判型
A4横 
ページ
1850 
定価
33,000円 (本体30,000円 )
発行日
2014年8月1日 
ISBN
ISBN18 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
「増淵恒吉国語教室の実際 DVD」内の「国語学習記録」全24冊分PDFをプリントし2冊に簡易製本いたします。受注販売のためお届けは約3週間後です。  増淵恒吉DVD紹介特設ページ
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【品切】
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〈1冊〉昭和28~30年度、950ページ 〈2冊〉昭和31年度、900ページ
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特別支援教育と国語教育をつなぐ ことばの授業づくりハンドブック ―小・中・高を見とおして―

編著
難波博孝・原田大介[浜本純逸監修] 
シリーズ
ことばの授業づくりハンドブック 
助成
 
判型
A5 
ページ
210 
定価
2,310円 (本体2,100円 )
発行日
2014年7月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-272-9 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈特別支援教育〉 国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
特別支援学級・学校および通常学級における子どもたちのことばの力を伸ばすための授業づくりの実践と理論。
より詳しくご紹介
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はじめに ―特別支援とことばの授業―………浜本純逸

第1部 特別支援とことばの授業づくりの考え方

 第1章 学習者のコミュニケーションの実態とことばの授業の可能性
     ――「伝え合う」をより深く獲得していくために――【原田大介】
 第2章 教師の話し方を考え直す
     ――特別支援教育に必要な教育話法を探る――【難波博孝】

第2部 特別支援学校におけることばの授業づくり

 第1章 小学部1 こどもが「わかる」を大切にした授業づくり【高井和美】
 第2章 小学部2 重複障害のある子どものことばの指導【古山 勝】
 第3章 中学部・高等部 想像世界で自由に表現する力を育てる
     国語の授業【新井英靖】
  コラム1 肢体不自由児へのことばの授業【藤井明日香】
  コラム2 言語障害児へのことばの授業【伊藤伸二】
  コラム3 視覚障害児へのことばの授業【氏間和仁】

第3部 特別支援学級におけることばの授業づくり

 第1章 小学部1 特別支援学級におけることばの授業の創意と工夫【高橋浩平】
 第2章 小学部2 自分の生活につながる国語の授業づくり【三寺美穂】
 第3章 中学校・高等学校 思春期の育ちを支えることばの授業【小林 徹】
  コラム4 聴覚障害児へのことばの授業【中野聡子】
  コラム5 重複障害児へのことばの授業【高野美由紀】
  コラム6 ダウン症児へのことばの授業【菅野和恵】

第4部 通常学級におけることばの授業づくり

 第1章 小学校1 コミュニケーションを学ぶことばの授業づくり
     ――特別支援学級と通常学級との連携を想定して――【原田大介】
 第2章 小学校2 スイミーのオリジナル絵本をつくって、
     1年生に読み聞かせよう【稲田八穂】
 第3章 中学校・高等学校 中学校国語科におけるコミュニケーションの授業
     ――特別支援学校/学級に学ぶ通常学級での取り組み――【永田麻詠】
  コラム7 院内学級のことばの授業【平賀健太郎】
  コラム8 生活単元学習とことばの授業づくり【湯浅恭正】
  コラム9 発達障害とは何か【落合俊郎】
  コラム10 ことばの授業と保護者・教育との連携【山下恵子】

おわりに ―取り上げられた教材と本書の使い方―………難波博孝



【新井英靖】(あらい ひでやす)茨城大学教育学部准教授
【伊藤伸二】(いとう しんじ)日本吃音臨床研究会会長
【稲田八穂】(いなだ やほ)筑紫女学園大学人間科学部准教授
【氏間和仁】(うじま かずひと)広島大学大学院教育学研究科准教授
【落合俊郎】(おちあい としろう)大和大学教育学部教授(広島大学名誉教授)
【菅野和恵】(かんの かずえ)東海大学健康科学部准教授
【小林 徹】(こばやし とおる)郡山女子大学短期大学部准教授
【高井和美】(たかい かずみ)香川県立香川中部養護学校教諭
【高野美由紀】(たかの みゆき)兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授
【高橋浩平】(たかはし こうへい)杉並区立桃井第一小学校副校長
【永田麻詠】(ながた まよ)梅光学院大学子ども学部講師
【中野聡子】(なかの さとこ)広島大学アクセシビリティーセンター特任講師
【難波博孝】(なんば ひろたか)広島大学大学院教育学研究科教授
【原田大介】(はらだ だいすけ)福岡女学院大学人間関係学部講師
【平賀健太郎】(ひらが けんたろう)大阪教育大学教育学部准教授
【藤井明日香】(ふじい あすか)高松大学発達科学部講師
【古山 勝】(ふるやま まさる)千葉県立佐原高等学校教諭
【三寺美穂】(みてら みほ)広島県教育委員会事務局教育部特別支援課指導主事
【山下恵子】(やました けいこ)北九州市立田原小学校指導教諭
【湯浅恭正】(ゆあさ たかまさ)大阪市立大学大学院文学研究科教授
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構想力を育む国語教育 

著者
竜田 徹 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
268 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2014年7月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-268-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
構想力という概念を手がかりに、対話的で生成的な国語教育目標論のあり方について論じる。書評
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 序

第1章 国語教育目標論の成果と課題

 第1節 国語教育目標論の成果
 第2節 言語主体形成論の検討
 第3節 国語教育目標論の課題
 第4節 言語生活者の育成に向けて

第2章 構想力の本質と目標論的可能性

 第1節 構想力とはなにか
 第2節 国語教育において構想力はどうあるか
 第3節 構想力を国語教育目標論へ

第3章 着想すること

 第1節 着想することの位置と意義
 第2節 ことばの実態把握論の検討
 第3節 ことばの実態把握論の発展性
 第4節 言語生活単元の探究
 第5節 着想する学びから言語生活の探究へ

第4章 予期すること

 第1節 予期することの位置と意義
 第2節 予期する学びを生み出すアフォーダンス
 第3節 アフォーダンス理論にもとづく国語教育実践
 第4節 アフォーダンス理論がひらく国語教育
 第5節 言語活動の相補性と探索性の学び

第5章 省察すること

 第1節 省察することの位置と意義
 第2節 学習の意義についての自己評価に関する検討
 第3節 目標の二重性に着目した国語科授業組織論の検討
 第4節 言語活動を振り返る学習過程の創造
 第5節 振り返ることばの向上が育むもの

第6章 希望すること

 第1節 希望することの位置と意義
 第2節 ポートフォリオ評価法の考え方
 第3節 国語教育におけるポートフォリオ評価法の可能性
 第4節 あとがきの学習指導の対話性
 第5節 国語学習への希望の創造

第7章 結――構想力を育む国語教育

 第1節 国語教育が育てる構想力の構造連関
 第2節 構想力を育む国語教育の意義と展望

 参考文献
 あとがき
 索  引
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主婦の読む 源氏物語の女性たち 

著者
岡本桂子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
154 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2014年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-265-1 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
恋心も愛情も母性も持ち合わせた一専業主婦の視点から読む20人の女性の人物評。書評
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まえがき……世羅博昭

1  桐壺の更衣―命はかない源氏の生母―
2  藤 壺―罪の子を産み弱い女から強い母へ―
3  葵の上―生霊に殺される源氏の正妻―
4  空 蝉―誇りとたしなみで源氏を魅了―
5  六条御息所―嫉妬から怨霊となる貴婦人―
6  夕 顔―覆面の貴公子に熱愛され怪死した女性―
7  紫の上―十歳の美少女は超理想の妻へ―
8  末摘花―あっと驚く深窓の姫君の容姿―
9  朧月夜―美貌と情熱の肉食系姫君―
10 花散里―平凡でも大きな幸せを手にした人生の達人―
11 明石の君―父と心を合わせて夢の大願成就―
12 朝顔の姫君―源氏の求婚を拒否した唯一の姫君―
13 雲居の雁―引き裂かれても信じ続け初恋を貫いた姫君―
14 玉 鬘―平安のシンデレラ物語―
15 真木柱―ハッピーな子連れ再婚のお手本―
16 女三の宮と女二の宮―数奇な運命に翻弄される異腹の姉妹―
17 宇治の大君―結婚拒否を貫く薄命の姫君―
18 宇治の中君―宇治三姉妹で一人だけ幸せに―
19 浮 舟―恋と義理に苦しんだ姫君の決断―

参考文献
あとがき……岡本桂子
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幕末・明治期の日仏交流 ――中国地方・四国地方篇(二)山口・広島・愛媛――

著者
田中隆二 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
272 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2014年5月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-262-0 
Cコード
C3085 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本 文学・語学/欧米〈語学〉
 
内容
文献からみる幕末、明治期に渡仏した3県出身者の概略と解説。関係する訪仏者の業績、ほか。

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はしがき[田中隆二]

第一章 山口県
 一、山口県出身・渡仏(含渡欧)者の概略
 二、山口県出身の渡仏(含渡欧)者のプロフィル
 三、伝記資料等により滞仏時の記録が見出される山口県出身の訪仏者
 四、特集「小国磐――事績と資料――」
 五、お雇いフランス人教師・コロゼ

第二章 広島県
 一、広島県出身・渡仏(含渡欧)者の概略
 二、広島県出身の渡仏(含渡欧)者のプロフィル
 三、「漫遊日誌」等資料により滞仏時の記録が見出される訪仏者
 四、特集「渡正元――事績と資料――」
 五-一、広島とフランス人
 五-二、比治山・陸軍墓地に眠るフランス軍人


第二章 愛媛県
 一、愛媛県出身・渡仏(含渡欧)者の概略
 二、愛媛県出身の渡仏(含渡欧)者のプロフィル
 三、伝記等史料により滞仏時の記録が見出される愛媛県出身の訪仏者
 四、特集「加藤恒忠(拓川)――事績と資料――」
 五、住友・別子銅山・お雇い鉱山技師・ラロック

刊行にそえて[田中律子]
人名索引
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宮島学 

編者
県立広島大学 宮島学センター 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
210 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2014年7月23日2刷 
ISBN
ISBN978-4-86327-260-6 
Cコード
C0021 
ジャンル
一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
平清盛と厳島神社との緊密な結びつきとは?厳島に伝わる謎の供物「ぶと」「まがり」って何?「厳島神社」(宮島)の歴史的・文化的価値について理解を深めるための概説書。
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【品切】
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  はしがき  【秋山伸隆】

1 厳島神社史における平清盛の幻像  【松井輝昭】
   はじめに
 一 厳島神社の海に浮かぶような社殿と平清盛の関わり
 二 厳島神社の舞楽や十七夜船管絃などと平清盛の関わり
 三 平氏一門滅亡後も厳島に祀られていた平清盛の霊
   結びにかえて

2 王朝文化の継承者としての平家の人々  【西本寮子】
   はじめに
 一 平家納経見返絵に見る女性へのまなざし
 二 平家納経奉納前後、清盛を取り巻く状況
 三 もうひとつの画期、安元二年の出来事
 四 『源氏物語』の享受史との関わり
 五 道長と清盛、文化的営みに見る二つの時代の接点
   おわりに――『源氏物語』に憧れる人々の系譜

3 厳島に伝わる左方舞楽とその来源  【柳川順子】
   はじめに
 一 厳島に奉納される舞楽
 二 散楽に由来する舞楽(1)――「蘭陵王」――
 三 散楽に由来する舞楽(2)――「抜頭」――
 四 唐王朝の散楽と日本の舞楽
 五 燕楽に由来する舞楽(1)――「万歳楽」――
 六 燕楽に由来する舞楽(2)――「太平楽」――
 七 唐王朝の燕楽と日本の舞楽
 八 辺境の新楽に由来する舞楽――「甘州」「還城楽」――
   おわりに

4 厳島合戦再考  【秋山伸隆】
   はじめに
 一 両軍の戦力
 二 陶晴賢の戦略
 三 宮之城の攻防
 四 警固衆(水軍)の動向
   おわりに

5 中世の厳島と能楽――能役者の厳島訪問と島内の能座について――  【樹下文隆】
   はじめに
 一 毛利氏時代以前における能役者の厳島訪問
 二 毛利氏時代における能役者の厳島訪問
 三 毛利氏領内の演能と厳島
 四 元亀三年遷宮能
 五 厳島での行事と能
   おわりに

6 「厳島八景」文芸と柏村直條  【柳川順子】
   はじめに
 一 「厳島八景」とは何か
 二 柏村直條の記す「厳島八景」の成立経緯
 三 風早公長の「厳島八景和歌」跋
 四 「厳島社奉納和歌」二十首と「客人社奉納和歌」
 五 柏村の更なる働きかけ(1)――里村家への発句の勧進
 六 柏村の更なる働きかけ(2)――公家及び黄檗宗僧侶への漢詩の勧進
 七 柏村直條の埋もれた足跡と再評価
   おわりに

7 嚴島神社の唐菓子――「ぶと」「まがり」の献上――  【大知徳子】
   はじめに
 一 唐菓子「ぶと」「まがり」
 二 嚴島神社の「ぶと」
 三 嚴島神社の「まがり」
 四 伏兎まがり供御の手順
 五 伏兎まがり供御の変遷

8 厳島神社の神仏分離について
   ――神社の宝物や歴史を守り伝えること――  【松井輝昭】
   はじめに
 一 厳島神社の神仏習合期における僧侶の役割
 二 神仏分離令後の厳島神社の変革の進み方
 三 神仏分離令の破壊から神仏習合文化を守る
   結びにかえて

9 外国人が見た明治・大正時代の宮島  【天野みゆき】
   はじめに――日本旅行事情
 一 宮島への旅
 二 旅行記が語る宮島
 三 大正時代の宮島

 参考文献
 図版所蔵・提供者一覧
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教師の学習を見据えた国語科授業実践知研究 ――経験に学ぶ国語科教師たちの実践事例からのアプローチ――

著者
丸山範高 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
230 
定価
4,290円 (本体3,900円 )
発行日
2014年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-261-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
国語科の「読むこと」の授業に関わる、教育実習生を含む初任教師から熟練教師に至るまでの多様な国語科教師の実践事例を集積・分析。授業実践知とその構築過程の諸相を解明する。
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まえがき

第1章 問題の所在と理論的背景
 1.1 国語科教師研究の現状と本書の目的
 1.2 研究対象としての国語科教師の授業実践知
 1.3 研究方法としてのナラティヴ・アプローチ
 1.4 研究の手続きと本書の構成

第2章 初任教師から熟練教師に至る国語科授業実践知の諸相
 2.1 熟練教師と初任教師の国語科授業実践知の対照性
 2.2 教育実習生が授業観察で機能させる国語科授業実践知の課題
 2.3 教育実習生が授業研究で機能させる国語科授業実践知の課題

第3章 研究授業経験を通じて構築される国語科授業実践知の諸相
 3.1 指導過程に関わる授業実践知の構築
 3.2 授業展開技術に関わる授業実践知の構築
 3.3 学習目標と発問構成との関連に関わる授業実践知の構築
 3.4 教科内容観に関わる授業実践知の構築
 3.5 授業スタイルに関わる授業実践知の構築

第4章 実践でのつまずきを解消することによって構築される国語科授業実践知の諸相
 4.1 発問技術を支える授業実践知
 4.2 学習者の世界観の深化・拡充を図る授業実践知
 4.3 主体的に教材文へ向き合う学習者を育てる授業実践知

第5章 国語科授業実践知研究によって開かれる教師の学習のあり方
 5.1 初任教師から熟練教師までの多様な事例についての記述スタイル
 5.2 事例の意義としての省察のためのてがかり
 5.3 国語科教師研究としての本書の意義
 5.4 各章の概要

あとがき
索  引
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翻刻掌篇集 ホリデー・ロマンス他 

訳者
田辺洋子[チャールズ・ディケンズ著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
470 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2014年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-259-0 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/小説・童話
 
内容
原典はThe Uncommercial Traveller and Reprinted Pieces 。『翻刻掌篇集』と「街灯点灯夫の物語」「ホリデーロマンス」のほか短編4篇を収録。
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翻刻掌篇集
 第一章  長き航海
 第二章  無心書簡の差出し人
 第三章  とある星に纏わる幼子の夢
 第四章  我らが祖国の海水浴場
 第五章  我らがフランスの海水浴場
 第六章  ビラ貼り
 第七章  出産。ミーク夫人、男児
 第八章  まんじりともせず
 第九章  芸術の亡霊
 第十章  首都(みやこ)外れ
 第十一章 季節外れ
 第十二章 特許を巡る貧しき男の物語
 第十三章 気高き未開人
 第十四章 一っ飛び
 第十五章 刑事警察
 第十六章 「刑事」秘話三篇
 第十七章 フィールド警部補との夜巡り
 第十八章 潮と共に下る
 第十九章 救貧院における散策
 第二十章 ブル王子。妖精物語
 第二十一章 鍍金(めっき)品
 第二十二章 我らが映えある幼馴染み
 第二十三章 我らが学舎
 第二十四章 我らが教区総会
 第二十五章 我らが鼻摘み男
 第二十六章 フランス流愚昧の金字塔

街灯点灯夫の物語
日暮れて読まれたし
日曜三題
袋のネズミ
ホリデー・ロマンス
ジョージ・シルヴァマンの釈明

訳注
作品解題
訳者あとがき
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歎きの河 ――片柳寛詩集――

著者
片柳 寛[木村逸司編] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
164 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2014年3月3日 
ISBN
ISBN978-4-86327-248-4 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
借曲集『愛と赦し』『愛と悲しみ』『愛といのち』『あのねのうた』四部作の歌詞集。
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愛と悲しみ

 そらの想い
 恋人よ
 春のわかれ
 悲しみの母
 ヒロシマ
 かなしみ鳥
 泣く人形
 さようなら
 ほおむり
 夢のあなた
 あねおとと
 風のうた
 ふしぎな涙
 荊のかむり
 おやすみなさい
 祈るこども
 のぞみ
 道
 ポプラの四季
 愛の悲しみ
 死ぬ小鳥
 泣き虫太郎
 いのちのかたみ
 河
 仔犬の天国
 春を待つ
 あなたのうた

愛と赦し

 望郷
 こころざし
 旅人よ
 ひとのなさけ
 子供のくに
 若きつわもの
 海の思い
 愛と赦し
 友よ
 小さなお母さん
 船出
 雪
 君は眠れり
 逝きしひとよ
 優しき眠り
 おもかげ
 声のひとびと
 祈りのうた
 愛といのち
 いこい
 花のあわれ
 眠りのつばさ
 祈るこども
 清きやすらぎ
 愛のまこと
 歌のよろこび

愛といのち

 いのちとこころ
 秋
 子守うた
 神いずこなりし
 大好きなあなた
 朝
 死の辣
 君いまさず
 夕鶴
 母にましし
 さだめ
 君ゆえに
 追い付けない
 あなたの住まい
 訣別
 眠れぬ夜は
 あなたの思い
 星の王子さま
 いのちのいま
 ユダのうた
 憶いのうちそと
 ジローちゃん
 いのちなりき
 友よ遙かに
 岸辺にて
 愛の歌

あのねの、うた

 あのねのね
 人が行きます
 子どものくに
 姉ちゃん
 夢のお舟
 我が愛の日よ
 わかんない
 凧あげ
 散るぼたん
 小さなお母さん
 ミーコ
 不思議な小道
 ごきげんむし
 お見舞い
 遠い空
 負けるもんか
 妹よ
 祈るこども
 やーだもん
 れんげ路
 しらんぞ しらんぞ
 チビ公の賦
 星の王子さま
 塚
 お母さんてば
 まあるい世界
 ジローちゃん
 のんきなもんさ
 椿
 いま泣いたからす
 せんせすきや
 タンタンタヌキ
 へのへのもへの
 友よ遥かに
 あそびましょ
 チョン・ケグリ
 子守うた
 英雄
 ゆびきり
 とんでもないこと
 今日はテンキ
 僕の番
 なにしてあそば
 としつき
 むかしのこと
 人形のおさと
 まぼろし
 はちがさした
 さようなら
 いもうと
 よかったな
 わらべうた
 悲しみ鳥
 かえろ かえろ
 花のいのち
 大好きなあなた
 いのちのたたかい
 ふしぎな涙
 地のすべてより
 Umi Yukaba


原曲対照表
あとがき
作者略歴
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往生の理念 

著者
髙間由香里 
シリーズ
 
助成
 
判型
A4 
ページ
222 
定価
33,000円 (本体30,000円 )
発行日
2014年3月3日 
ISBN
ISBN978-4-86327-089-3 
Cコード
C3015 
ジャンル
哲学・宗教 一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
4つの絵画について伝来から表現技法まで細部にわたる観察・研究をまとめる。美しい原色図版掲載。限定300部。
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刊行に寄せて 【広島大学大学院教授 安嶋紀昭】

原色図版
 阿弥陀三尊像 蓮華三昧院
 山越阿弥陀図 禅林寺
 阿弥陀二十五菩薩来迎図 知恩院
 山越阿弥陀図及び地獄極楽図 金戒光明寺

第一章 三論・真言系の絵画
 第一節 蓮華三昧院所蔵阿弥陀三尊像について
  はじめに
  一 現状と伝来
  二 表現と技法
  三 絵画史上の意義
  おわりに
 第二節 禅林寺所蔵山越阿弥陀図について
  はじめに
  一 現状と従来の研究
  二 表現と技法
  三 様式上の特徴について
  四 絵画史上の意義
  おわりに
第二章 天台系の絵画
 第一節 知恩院所蔵阿弥陀二十五菩薩来迎図について
  はじめに
  一 現状と伝来
  二 表現と技法
  三 絵画史的考察
  四 思想的背景
  おわりに
 第二節 金戒光明寺所蔵山越阿弥陀図及び地獄極楽図について
  はじめに
  一 先行研究
  二 両図の現状と当初形態
  三 両図の表現と技法
  四 地獄極楽図の図様
  おわりに
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デンマーク語で四季を読む ――デンマーク文化を学ぶための中・上級テキスト集――

著者
田辺欧・大辺理恵 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
296 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2014年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-258-3 
Cコード
C3087 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米 言語学〈英語・その他〉
 
内容
デンマーク語で書かれたフィクション、ノンフィクションの興味深いテキストを教材に、デンマークの文化と言語を理解するテキスト集。 掲載作品一覧
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【品切】
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(*マークはフィクション)

まえがき
本書利用の手引き
本テキスト集における正書法について
綴りの違いに関する注意点

     第1部 自然の四季

プロローグ
*Arstiderne「四季」(Benny Andersen ベニ・アナスン)

第1章 Forar 春
De fire arstider:Ida「四季・イーダの場合」
Gron transport「地球に優しい交通手段」
Paskedag「ポースケの日」
Gakkebrev「騙し手紙」
*Sommergjakken「夏もどき」(H.C. Andersen アンデルセン)
*Forarsnat「春の夜」(Tove Ditlevsen トーヴェ・ディトリウスン)
*Paskeliljer「ラッパスイセン」(Kirsten Thorup キアステン・トーロプ)
*Vilhelm Hammershoi「ヴィルヘルム・ハマスホイ」
(Sophus Claussen ソーフス・クラウスン)
*Foraarets Horisont「春の地平線」
(Morten Nielsen モーデン・ニルスン)
Danmarks befrielse d.5. maj 1945
「1945年5月5日・デンマークの解放記念日」
Danmarks befrielse:Line Norgaard, forfatter
「デンマークの解放記念日・作家リーセ・ナアアゴーのインタビュー」
Danmarks befrielse:Toger Seidenfaden, chefredaktor, Politiken
「デンマークの解放記念日・日刊紙ポリティーケンの編集長トゥーヤ・サイデンフェーデンのインタビュー」

第2章 Sommer 夏
De fire arstider:Malthe「四季・マルデの場合」
*Envoi「献辞」(Johannes V. Jensen ヨハネス・ヴィー・イェンスン)
*Solsort「クロウタドリ」(Halfdan Rasmussen ハルフダン・ラスムスン)
*Sommetider「時として」(Klaus Rifbjerg クラウス・リフビェア)
Sct. Hans aften「夏至祭」
Roskilde Festival「ロスキレ・フェスティバル」
*Globryllup「ウェディングゲスト」(Helle Helle ヘレ・ヘレ)
*Den sidste aften「最後の晩」(Herman Bang ヘアマン・バング)

第3章 Efterar 秋
De fire arstider:Sofie「四季・ソフィーイの場合」
Kulturnatten i Kobenhavn「コペンハーゲンのカルチャーナイト」
Kartoffelferien var vad, kold og modbydelig「ジャガイモ休暇は、ずぶ濡れになるし、寒いし、そして気持ち悪いものでした」
*Genfortalling「語り直し」(Anders Bodelsen アナス・ボーデルスン)
Efterarsmorgen ved Sortedamssoen「ソアテダムスーウンの秋の朝」
*Lovtale over Efteraaret「秋の讃歌」
(Soren Aabye Kierkegaard キェルケゴール)
*Vildgaasen. Et billede.「雁」(Soren Aabye Kierkegaard キェルケゴール)
*Aret har 16 maneder「一年は十六ヶ月」
(Henrik Nordbrandt ヘンレク・ノアブラント)
*Hullet i kalderen「地下室の穴」
(Henrik Nordbrandt ヘンレク・ノアブラント)

第4章 Vinter 冬
De fire arstider:Anders「四季・アナスの場合」
Jul「クリスマス」
Nyt i den gamle jul「古来のユールに取り入れられてきたもの」
*Ingeborg「インゲボー」(H.C. Branner ホー・スィー・ブラナ)
Gronne indkob「地球に優しいお買い物」
*Nissehuen「ニッセ帽」(Henning Mortensen ヘニング・モーデンスン)
*Den lille pige med Svovlstikkerne「マッチ売りの少女」
(H.C. Andersen アンデルセン)
Fastelavn「ファステラウン」

     第2部 人生の四季

プロローグ
*Evig og uden Forandring「永遠にして不変」
(Jens Peder Jacobsen イェンス・ピーダ・ヤコプスン)

第5章 Barndom-Ungdom 幼年期ー青年期
*Danmarks Engel「デンマークの天使」(N.F.S. Grundtvig グロントヴィ)
Anna, 8, Taastrup「アナ,8歳,トストロプ」
Bornepasning「保育制度」
Barndommen i Danmark「デンマークの幼年期」
*Den blomstrende have「花ざかりの庭」
(Naja Marie Aidt ナヤ・マリーイ・アイト)
Konfirmation「堅信礼」
Hvor er jeg dog trat af at vare lakker
「魅力的でいることなんてもうウンザリ!」
*Ude af sit gode skind「惑乱」
(Svend Age Madsen スヴェン・オーウ・マスン)
*Agget「たまご」(Villy Sorensen ヴィリ・サアアンスン)
Drengen, der ikke vidste hvad han ville「やりたいことが分からなかった男の子」(Kim Fupz Aakeson キム・フォプス・オーケソン)
Kald mig bare Ledige Louis「どうぞ僕を職なしのルイと呼んでくれ」

第6章 Ungdom-Midaldrende 青年期ー壮年期
*Levende「生きている」
(Soren Ulrik Thomsen セーアン・ウルレク・トムスン)
Familie, samlivsformer og singlekultur
「家族、共生のかたち、シングルライフ」
”De sidder der endnu!”「彼らはまだあそこに座ってる!」
Stakkels single「可哀想なシングルたち」
Det moderne arbejdsliv「現代の仕事と生活」
Kristen og homoseksuel:Al karlighed kommer fra Gud
「クリスチャンでありそしてゲイであること:全ての愛は神から」
*En sang til hans soster「アイツの妹に捧げる歌」
(Pia Juul ピア・ユール)
*Vibeke「ヴィーベケ」(Ida Jessen イーダ・イェスン)
*Det ubeskrevne Blad「空白の一枚」
(Karen Blixen カーアン・ブリクスン)

第7章 Midaldrende-Alderdom 壮年期ー老年期
Karriere eller born - skal du virkelig valge?「キャリアそれとも子ども?本当に選ぶ必要はあるの?」
50 ar「50歳」
Jeg vil ikke kalde det panik eller lobe fra alderdommen「僕はそれをパニックと呼びたくもないし、老いから逃げることもしたくない」
Ud af krisen, mand「危機から抜け出そう」
*Idyl「安閑」(Carl Erik Soya カール・イーレク・ソイア)
*Muldskud「もぐら塚」(Henrik Pontoppidan ヘンレク・ポントピダン)
*Patienten「患者」(Peter Seeberg ピーダ・スィーベア)

第8章 Alderdom 老年期
En alderdom vi kan leve med「老年期とともに生きる」
Ole Lykke, 66 ar「オーレ・ルゲさん,66歳」
*Min oldemor「私のひいおばあちゃん」
(Hanne Marie Svendsen ハネ・マリーイ・スヴェンスン)
Det er hardt at miste sin far, mens han stadig er her
「自分の父親がまだここにいるのに、彼を失ってしまうのは辛いこと」
*Fodselsdagen「誕生日」(Finn Soeborg フィン・スボー)
*Roden「根っこ」(Martin A. Hansen マーティン・エー・ハンスン)

     エピローグ

*Sommerfugledalen「蝶の谷」
(Inger Christensen インガ・クレステンスン)

テキスト一覧
編著者略歴
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大阪大学 ・学術的言語文化学習教材「阪大メソッド」開発プログラム 上級ウルドゥー語読本 

編者
松村耕光・山根 聡・北田 信 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
426 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2014年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-257-6 
Cコード
C3087 
ジャンル
言語学〈英語・その他〉
 
内容
研究者が編纂した名作選や、ウルドゥー文学研究および南アジアのイスラーム研究の深化のために必要と考えられるウルドゥー語資料を加えた、高度な学習教材として編纂されたウルドゥー語文献資料集。
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【品切】
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本書の目的
翻字について
ウルドゥー文学史概説
文字価(abjad)について
ウルドゥーの語彙について
ウルドゥー語文学のはじまり――ダカニー・ウルドゥー語の文学伝統
ダカニーという名称について
ウルドゥー語最初期の作品――ニザーミー作『カダムラーオ・パダムラーオ』
クリー・クトゥブ王 享楽の生活
ワジュヒー『サブ・ラス』
恋愛物語チャンダルバダンとマフヤール ――ビージャープルの人ムキーミー
ヌスラティー『愛の花園』
ダカニー語の軍記物――カマール・ハーン・ルスタミー
イブラーヒーム・アーディル・シャー2世『9つの美的情感の書』より
ダカニー・ウルドゥー語版『鳥の言葉』
レーフタ詩人――ジャアファル・ザタッリー
デリーでのウルドゥー詩揺籃の祖――ワリー
アウランガーバードの人スィラージュ
最も愛される古典詩人ミール・タキー・ミール
頌詩と諷刺――ミルザー・サウダー
スーフィズムとウルドゥー詩――ハージャ・ミール・ダルド
デリー黄金期の詩人――ミール・ソーズ
物語詩の金字塔――ミール・ハサン『叙法の魔術』
ムガル皇帝の物語文学――シャー・アーラム2世
希代の奇才――インシャー・アッラー・ハーン・インシャー
フォート・ウィリアム・カレッジの散文――ミール・アンマン『四人の托鉢僧の物語』
アフソース『宴の飾り』
人間の弱さへの共感 ――ナズィール・アクバラーバーディー
ウルドゥー・ガザルの伝統美の確立――シャー・ナスィール
ラクナウーの物語文学――スルール『不可思議な物語』
ラクナウー詩派の祖――ウルドゥー語改革者ナースィフ
哀歌の詩人――ミール・アニース
ダビールの哀歌
ラクナウーの物語詩――ナスィーム『ナスィームの花園』
デリー第2期の詩人――モーミン・ハーン・モーミン
古典最後の輝き――ガーリブ
ウルドゥー語ならではのリアリズム――ガーリブ書簡
囚われの身の苦しみ――ムガル朝最後の皇帝バハードゥル・シャー・ザファルのガザル
デリーへの哀悼詩
ナワーブ・ミルザー・ダーグ・ディヒラヴィー、サーリク
マンゴーへの感謝――ダーグ・ディヒラヴィー
ラーホールにおけるウルドゥー文学および出版の飛躍的発展
インド・ムスリム啓蒙運動の父――サイイド・アフマド・ハーン
アリーガル運動の文人たち
学者の太陽――ムハンマド・フサイン・アーザード
アルターフ・フサイン・ハーリーによる新体詩運動
シブリー『アニースとダビールの比較』
ロマンと政治と――ハスラト・モーハーニー
ウルドゥー最初の近代小説家――ナズィール・アフマド『時の申し子』
ムガル文化最後の繁栄――インド大反乱前後のラクナウー
ウルドゥー最長の小説――サルシャール『アーザード物語』
南アジアの遊郭文化、ラクナウーの芸者たち
遊女の奢り――ミルザー・ハーディー・ルスワー『ウムラーオ・ジャーン・アダー』
ムガル宮廷の栄華の記録――『最後の宴』
ウルドゥー語訳『ラーマーヤナ』 「ラーマ、母に別れを告げる」
西洋の模倣を嗤う――アクバル・アラーハーバーディー
インド・ムスリムの政治思想と詩想――イクバール
エッセイスト――ミルザー・ファルハットゥッラー・ベーグ
都市文化への追慕――アブドゥル・ハリーム・シャラル『ラクナウーの過去』
ジャアファリー『いにしえのラクナウーの最後の春』
ウルドゥーの父アブドゥル・ハク
南アジアのイスラーム史――シャイフ・ムハンマド・イクラーム著『天国の水』
インド・ムスリム女性の指南書――ターナヴィー『天国の装身具』
ムガル皇子の恋 戯曲『アナールカリー』
ダカニー・ウルドゥーについて――シーラーニー『パンジャーブにおけるウルドゥー語』
ヒラーファト運動――アブル・カラーム・アーザードの演説
ヒラーファト運動期におけるウラマー党のファトワー
マウドゥーディーのイスラーム復興運動
進歩主義文学運動――プレームチャンド
小説、小説、小説――クリシャン・チャンダル
エッセイの達人――パトラス・ブハーリー
アブル・ライース・スィッディーキー――『ラクナウー詩派』
ハフィーズ・ジャーランダリーの「ギート」
現代詩の息吹き ミーラージー
よりリズムカルに――フィラーク・ゴーラクプーリー
近代ウルドゥー散文の成立とアーザード――アービド・アリー・アービドの評論
現代ウルドゥー短編小説とサアーダト・ハサン・マントー
官僚と作家の両立――クドゥラットゥッラー・シハーブ
女性を描いた女流作家イスマット・チュグターイー
ラクナウーの短編作家 ラーム・ラアル
ウルドゥー出版文化の歴史
ラクナウーへの郷愁――アフサン・ファールーキー『アワドの黄昏』
歴史を織り込む――クッラットゥル・アイン・ハイダル
ウルドゥー語での宗教議論―デーオバンド学派の意見書
ユーナーニー医学による蒸し風呂の効用
都市の回顧録――ユーナス・アディーブ『わが町ラーホール』
ウルドゥー言語学――ラシード・ハサン・ハーン
欺瞞を笑う―― グラーム・アッバース
ラージェンダル・スィング・ベーディーの短編『君の痛みを僕におくれ』
抵抗する知識人――ファイズ・アフマド・ファイズ
反逆の詩人――ヌーン・ミーム・ラーシドの現代詩
生来の詩人――カティール・シファーイー
パンジャーブの大地で移ろいを謳う――マジード・アムジャド
「ジョーシュ・サーヒブ」の歌
カウワーリーの真髄――ヌスラト・ファテ・アリー・ハーン
映画「ウムラーオ・ジャーン」挿入歌――シャハリヤール
アフマド・ファラーズの繊細なガザル
パンジャーブ社会の深層を描く――ムムターズ・ムフティー
現代ウルドゥー小説最大のヒット作――ターラル『愛の最初の町』
現代ウルドゥー散文の手本――ダーウード・ラフバル
孤独を描く抽象小説――マズハルル・イスラーム
パキスタン女性の社会的自立を目指して――キシュワル・ナーヒード自伝『悪女の物語』
アムジャド・イスラーム・アムジャドの詩想
アシュファーク・アフマドが描く現代生活
パキスタン短編小説の重鎮――アフマド・ナディーム・カースミー
評論家ハサン・アスカリー
軽妙な笑い――シャフィークル・ラフマーン
ユーモアあふれるエッセイ――ムシュターク・アフマド・ユースフィー
アブドゥッラー・フサイン『悲しき世代』
過去と現在をつなぐ――インティザール・フサイン
インド現代ウルドゥー心理小説の旗手 ――ナイヤル・マスウード
柘榴の効用――伝統医学書
チキン・コールマーのレシピ
さまざまな護符
ギヤーン・チャンド『ウルドゥー散文物語研究』
ミール評論 ――シャムスル・ラフマーン・ファールーキー
ウルドゥー語の成立の文化的背景――ムハンマド・ハサン
「絹のハンカチ運動」――ムイーヌッディーン・アキール『独立運動におけるウルドゥーの役割』
ユング派の文芸理論――スハイル・アフマド・ハーン
ウルドゥー文芸時評――ムシュフィク・ハージャのエッセイ
諧謔エッセイスト、アターウルハク・カースミー
ムニール・ニヤーズィーの求める「まごころ」
静寂のガザル――ナースィル・カーズミー
女性詩人パルヴィーン・シャーキル
ワジュヒー作『クトゥブ・ムシュタリー』論――タバッスム博士
ウルドゥー語で描いた日本の風景――タバッスム・カーシュミーリー
ウルドゥー短編小説作家論――アヌワール・アフマド
フルシード・リズヴィーの哀しみ
インドのウルドゥー文学界の牽引者――ゴーピーチャンド・ナーラング
ロンドンから届けるウルドゥー――ラザー・アリー・アービディー
インド映画界の重鎮――グルザール
ナワーズ・シャリーフ首相によるパキスタンの核実験後の演説
ウルドゥー文学最大の出版社創立者ニヤーズ・アフマドへの追悼文――ムスタンサル・ターラル
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自己学習力を育てる国語教室 ―言語活動を生かす授業の考え方と実践例―

著者
上月敏子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
220 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2015年10月10日2刷 
ISBN
ISBN978-4-86327-255-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
子ども自らが課題に取り組み、考え、表現する「自己学習力」=「生きる力」を育てることを目標に、周囲と協働しつつ主体的に学ぶ力を育む国語教育の実践記録。
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第一章 自己学習力を育てる国語科と国語教室
 第一節 自己学習力育成の重要性 
 第二節 主体的に学ぶことの大切さ
 第三節 思考力・判断力・表現力をはぐくむ言語活動

第二章 自己学習力と連携させた言語活動
 第一節 学校図書館の改善
 第二節 学級文庫
 第三節 市全体で取り組む「子ども読書の街づくり」
 第四節 教育委員会の支援と連携

第三章 自己表現力を育てる国語教室と授業
 第一節 話す力・聞く力を育てる授業
 第二節 書く力を育てる国語教室と授業

第四章 読む力を育てる国語教室と授業
 第一節 文学的な文章を読む
 第二節 説明的な文章を読む
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英語学習者はe-learningをどう使っているのか ―自律学習におけるメタ認知ストラテジー能力の養成へ向けて―

著者
佐藤恭子・権瞳・アラン・ベセット・有馬淑子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
76 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2014年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-251-4 
Cコード
C1082 
ジャンル
英語教育
 
内容
効果的なe-learningには何が必要なのか、そして学習が思うように進まない時にはどのような問題が関わっているのかを、学習者要因としての学習観(ビリーフ)と学習ストラテジー(学習方略)の調査により考察。また、自律学習に必要とされるメタ認知ストラテジー能力を高める方法の一つとして、学習記録の実践を提案する。
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はじめに

1.学習ビリーフと学習ストラテジー 
 1.1 学習ビリーフ:学習者は英語学習に対してどのような考えを持っているか
 1.2 学習ストラテジー:学習者はどのような方法で英語を学習しているか
2.e-learningにおける学習行動:学習者はどのように教材を使っているか
 2.1 ビデオキャプチャーソフトウェアによる学習行動の分析
 2.2 調査項目
 2.3 結果
 2.4 考察とまとめ
3.e-learningを心理学の立場から考える
 3.1 学習行動の分析
 3.2 学習行動過程のモデル
 3.3 まとめ
4.英語学習および授業のためのウェブサイト
 4.1 ウェブサイト紹介
 4.2 評価とストラテジー
 4.3 お薦めウェブサイト一覧
5. 実践編:学習者は自分の学習に対してどのように考えているか
 5.1 e-learningで用いた記録
 5.2 学習方法に焦点を当てた記録
 5.3「学習日記」と「単語ノート」
 (1)「学習日記」の使い方
 (2)「単語ノート」の作り方

参考文献

資料編
 資料1.英語学習ビリーフ:Horwitz(1987)
     The Beliefs About Language Learning Inventory(BALII)を参考に
 資料2.学習ストラテジー:Oxford (1990)を参考に
 資料3.学習記録その1
 資料4.学習記録その2
 資料5.Learning Journal
 資料6.英語学習自己評価シート
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子どもが変わる道徳授業 ―小中学校タイプ別授業事例集―

編者
鈴木由美子・宮里智恵・森川敦子 
シリーズ
心をひらく道徳授業実践講座2 
助成
 
判型
A5 
ページ
240 
定価
2,310円 (本体2,100円 )
発行日
2014年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-252-1 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈道徳教育〉
 
内容
道徳教育で子どもが変わる――。心情曲線を用いた道徳教育の授業展開を学年別に紹介。学習指導案、板書、発問の工夫など、授業を変えるたくさんのヒントを提供する。

→心をひらく道徳授業実践講座1

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第1章 タイプ別道徳授業とは
第1節 心情タイプの道徳授業
第2節 心情ジレンマタイプの道徳授業
第3節 プログラムタイプの道徳授業
コラム1 道徳的思考と価値観 

第2章 小学校低学年の道徳授業
解説 
第1節 心情タイプの道徳授業の展開
第2節 心情ジレンマタイプの道徳授業の展開
第3節 プログラムタイプの道徳授業の展開 
コラム2 あなたにもありませんか?道徳授業の困りごと(>_<)

第3章 小学校中学年の道徳授業
解説
第1節 心情タイプの道徳授業の展開 
第2節 心情ジレンマタイプの道徳授業の展開 
第3節 プログラムタイプの道徳授業の展開
コラム3 役割演技の活用法

第4章 小学校高学年の道徳授業
解説
第1節 心情タイプの道徳授業の展開 
第2節 心情ジレンマタイプの道徳授業の展開
第3節 プログラムタイプの道徳授業の展開
コラム4 「道徳授業」ってどんな色?

第5章 中学校の道徳授業
解説
第1節 心情タイプの道徳授業の展開1 
第2節 心情タイプの道徳授業の展開2
コラム5 「道徳授業における常識&タブー」の思わぬ落とし穴
第3節 心情ジレンマタイプの道徳授業の展開1
第4節 心情ジレンマタイプの道徳授業の展開2
第5節 プログラムタイプの道徳授業の展開
コラム6 教科と道徳教育

参考資料 小学校学習指導要領
     中学校学習指導要領

用語解説
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近代沖縄教育と「沖縄人」意識の行方 ―沖縄県教育会機関誌『琉球教育』『沖縄教育』の研究―

著者
照屋信治 
シリーズ
 
助成
2013年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
336 
定価
4,730円 (本体4,300円 )
発行日
2014年2月28日 
ISBN
ISBN978-4-86327-253-8 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育史〉 歴史・考古・民族/日本
 
内容
「同化」「皇民化」と評されてきた近代沖縄教育。そこに携わった沖縄人教師の歴史観・将来構想の変化を『琉球教育』、『沖縄教育』の分析によって辿り、「沖縄人」意識の変容を探る。書評
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序 章
一.本書の課題
二.研究の対象
三.先行研究の検討と本書の視点
四.本書の構成、限界、用語

第一章 日清戦争後における沖縄教育論の形成
   ―『琉球教育』における新田義尊の編集とそれへの対応―
はじめに
第一節 新田義尊の沖縄教育論とその役割
 (一)新田義尊の沖縄教育論
 (二)新田義尊の論と現実との乖離、およびその役割
第二節 新田義尊への対応
 (一)「読み替え」
 (二)「ズラシ」(親泊朝擢)
第三節 『琉球教育』の構成とその変化
第四節 「彙報」欄に映し出された沖縄社会
第五節 「学術」「教授と訓練」欄における沖縄の歴史・文化・言語
 (一)その概要
 (二)「学術」「教授と訓練」欄での沖縄の歴史・文化の扱い
 (三)「教授と訓練」欄における沖縄の言葉の扱い
小括

第二章 一九〇〇年前後の沖縄県教育会の内と外
   ―太田朝敷の「新沖縄」構想―
はじめに
第一節 「クシャミ発言」の背景
第二節 『琉球教育』誌上の太田朝敷
第三節 太田朝敷の「新沖縄」と新たな「共同」性・「公共」性
第四節 琉球樽金(『琉球新報』)と「沖縄太郎金(おちなはたるがにー)」
    (『琉球教育』)の論争
小括

第三章 一九一〇年代の『沖縄教育』誌上の「新人世代」の言論
   ―親泊朝擢の編集期を中心に―
はじめに
第一節 一九一〇年代の沖縄教育をとりまく状況
第二節 親泊朝擢の編集担当就任の経緯
 (一)親泊朝擢の就任
 (二)『沖縄教育』への改題と代議員制の議論
第三節 親泊朝擢の編集担当期の『沖縄教育』
 (一)全般的論調
 (二)「沖縄民族」意識と歴史教育の強調
 (三)普通語の励行をめぐる問題
 (四)親泊朝擢の「辞職」とその後
小括

第四章 一九二〇年代から一九三〇年代初頭における「県文化運動の機関」誌への志向
   ―又吉康和・国吉眞哲・比嘉重徳の編集期を中心に―
はじめに
第一節 法制的次元の同一化の完了と沖縄人の参入
第二節 誌面の概観
第三節 編集担当者時期ごとの動向と特徴
 (一)又吉康和・国吉真哲編集期
 (二)比嘉重徳・島袋源一郎編集担当期
第四節 新たな教育思想の流入とその展開
 (一)大正自由教育と沖縄の言葉の取扱
 (二)プロレタリア教育とソテツ地獄
小括

第五章 一九三〇年代における「郷土」の把握
   ―島袋源一郎の編集期を中心に―
はじめに
第一節 島袋源一郎の編集と活動
 (一)国語問題特集号
 (二)改姓改名運動
第二節 郷土教育の先行研究と沖縄における争点
第三節 『沖縄教育』郷土史特集号と様々な議論
第四節 豊川善曄の「魂のルネッサンス」と沖縄救済論
第五節 様々な沖縄救済策と豊川の独自性
第六節 豊川の「沖縄人」意識と「同化」観
小括

第六章 総力戦体制下における「沖縄方言論争」とその帰結
   ―有銘興昭の編集期を中心に―
はじめに
第一節 各論者の主張
第二節 標準語励行の方法をめぐる議論とその政治的意味合い
第三節 「混用」による「公」「私」の解体と新たな秩序の渇望
第四節 方言論争にみる「沖縄人」意識の様態
第五節 方言論争以降の展開
小括

終 章
一.「編集権」に着目した本書の要約
二.歴史認識をめぐる抗争
三.言語認識をめぐる抗争
四.今後の課題

【文献目録】
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現代フランスの前期中等物理・化学教育改革に関する研究 

著者
三好美織 
シリーズ
 
助成
2013年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
256 
定価
6,380円 (本体5,800円 )
発行日
2014年2月28日 
ISBN
ISBN978-4-86327-254-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈理科 算数・数学〉
 
内容
「科学的教養」をキーワードに、統一コレージュ成立以降のフランスの前期中等物理・化学教育の展開の特質を分析し、科学的教養の内実とその育成方法を明らかにする。
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序 章 研究の目的と方法
 第1節 研究の目的と意義
 第2節 フランス前期中等物理・化学教育に関わる先行研究
 第3節 研究の視点と方法
  1 研究の視点
  2 研究の方法
 序章 注及び文献

第1章 統一コレージュにおける一般普通教育としての物理・化学教育の導入

 第1節 「実験科学(sciences experimentales)」新設に至る経緯
  1 前期中等教育段階における科学教育の位置付け
  2 前期中等教育段階への教科「テクノロジー(technologie)」の導入
  3 前期中等教育段階における理化教育の実施に向けた検討
 第2節 統一コレージュ教育課程への物理・化学教育の導入
  1 アビ改革による統一コレージュの成立
  2 「実験科学」の目標
  3 「実験科学」理化分野の学習内容
 第3節 「実験科学」の教科書にみる学習指導の方法
    ――Hachette社『Collection Libres Parcours 理化』の事例――
  1 『Collection Libres Parcours 理化』の性格
  2 「実験科学」理化分野実施のための準備
  3 生徒用教科書の構成 
  4 実験の取扱いと指導上の留意点
 第4節 まとめ
 第1章 注及び文献

第2章 多様化した生徒に対応する物理・化学教育の模索
 第1節 生徒の学力の多様化に対応する方策の検討
  1 コレージュ改革に向けた提案――ルグラン委員会報告
    『民主的なコレージュのために(Pour un college democratique)』
  2 学校教育の問題点と未来のあるべき学術・教育・教養に対する考え方の提示
    ――コレージュ・ド・フランス教授団『未来の教育のための提言
    (Propositions pour l'enseignement de l'avenir)』
  3 1985年度の初等・中等学校の教育施策に関する国民教育大臣通達
  4 教育内容刷新の方向性
    ――通達「コレージュの教科別教育内容方法の刷新(Renovation des colleges)」
 第2節 教育プログラムにおける学習内容の刷新
  1 コレージュにおける教育目標
  2 「理化」の性格と目標
  3 「理化」の学習内容
  4 横断的テーマの設定とその取扱い
 第3節 教科書にみられる「理化」の特色
  1 「理化」教科書の構成
  2 特色ある学習内容
  3 学習活動の展開事例
 第4節 まとめ
 第2章 注及び文献

第3章 生徒を中心に据えた物理・化学教育の実現
 第1節 教育内容・方法の検討と教育基本法
  1 教育内容・方法の根本的再検討
  2 「教育基本法(Loi d'orientation sur l'education)」の制定
  3 「教育プログラム憲章(Charte des programmes)」の制定
  4 初等・中等教育段階の科学教育に関わる提言
 第2節 「理化」設置学年の変更
  1 第6・5級における理化教育の廃止
  2 第4・3級における「物理・化学」の展開
  3 物理・化学教育の評価の観点
 第3節 第5級からの「物理・化学」の実施
  1 「学校改革のための新しい契約(Nouveau contrat pour l'ecole)」
  2 「物理・化学」の目標
  3 「物理・化学」において育成されるコンピテンス
  4 「物理・化学」の学習内容
 第4節 教科書にみられる「物理・化学」の特色
  1 教科書に対する考え方
  2 「物理・化学」教科書の構成
  3 単元の展開事例
 第5節 まとめ
 第3章 注及び文献

第4章 科学的教養の具体化とその習得に向けた物理・化学教育の新たな潮流
 第1節 新教育基本法と共通基礎の具体化
  1 2000年代に向けたコレージュの改革
  2 EU(European Union)における教育改革の動向
  3 新教育基本法「学校の未来のための基本・計画法
    (Loi d'orientation et de programme pour l'avenir de l'ecole)」の制定
  4 政令「共通基礎知識技能(Socle commun des connaissances et des competences)」
 第2節 教育プログラムにおける共通基礎の取扱い
  1 「物理・化学」の目標
  2 探究の手続き(demarched'investigation)
  3 「物理・化学」の学習内容
 第3節 共通基礎習得に向けた「物理・化学」の学習指導と評価
  1 教科書にみられる共通基礎の取扱い
  2 共通基礎習得に向けた授業構成
  3 科学的テクノロジー的教養の評価規準
  4 「物理・化学」における評価
 第4節 まとめ
 第4章 注及び文献

終 章 総合的考察
 第1節 生徒を中心に据えた物理・化学教育カリキュラムへの転換
 第2節 義務教育段階で求められる科学的教養に対する考え方
 第3節 前期中等物理・化学教育における科学的教養の育成
 終章 注及び文献

あとがき
索  引
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沖縄から考える「伝統的な言語文化」の学び論 

編者
村上呂里・萩野敦子 
シリーズ
 
助成
2013年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
290 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
2014年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-250-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
『おもろさうし』や海にまつわる伝承、組踊、方言詩など多様な学びの提案とともに、国際化時代に「生きる場所としての言葉」をいかに子どもたちに育みうるかを問う。書評
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 序(教育学博士・浜本純逸)

序 章 「伝統的な言語文化」の学び論―沖縄から考える―(村上呂里)
 はじめに――グローバル化と〈伝統〉
 一、「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」の新設をめぐって
 二、先行研究について
 おわりに

第一章 「伝統的な言語文化」と地域
    ―国語教科書の実際と沖縄における学びの可能性(萩野敦子)
 はじめに
 一、学習指導要領(同解説)における「地域」
 二、小学校国語教科書における「地域」
 三、「地域の伝統的な言語文化」教材の提案~いま二〇一〇年代
 おわりに
 【参考】現行小学校国語教科書(三社)の「伝統的な言語文化」教材一覧表

第二章 昔話の学びの創造―「物言う魚」を教材とした学びの提案として―(辻 雄二) はじめに
 一、「物言う魚」
 二、「物言う魚たち」の展開と洪水伝説
 三、「物言う魚」と人魚伝説
 おわりに

第三章 国語科における沖縄古典芸能の教材化の視点と意義
    ―「伝統的な身体文化」と「伝統的な言語文化」―(田場裕規)
 はじめに―沖縄における国語科副読本の検討
 一、問題の所在
 二、「伝統的な身体文化」から「伝統的な言語文化」へ―〈古典芸能〉教材化の視点
 三、沖縄古典芸能の教材化・授業展開例
 おわりに

第四章 伝統と記憶の交差する場所
    ―文学表現にみられる記憶の言葉と伝統文化の力―(大城貞俊)
 はじめに
 一、記憶の言葉の持つ力
 二、「伝統的な言語文化」と地域
 三、〈言葉の力〉の波及力
 四、地域の言語文化を育む学びの試み
 おわりに
 【参考】実践例の紹介

第五章 沖縄の「伝統的な言語文化」の教材化の歴史
    ―『おもろさうし』を中心に―(村上呂里)
 はじめに
 一、『おもろさうし』教材化前史
 二、『おもろさうし』教材化の歴史
 三、オモロ歌謡を学習材とした学びの提案
 おわりに
 【参考】沖縄の「伝統的な言語文化」の教材化前史略年表

終 章 〈根〉から〈普遍〉への道を求めて(村上呂里)

 参考文献一覧
 人名索引
 事項索引
 執筆者一覧
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読者反応を核とした「読解力」育成の足場づくり 

著者
山元隆春 
シリーズ
 
助成
2013年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
330 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2014年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-249-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
児童・生徒の「読解力」育成のための「読むこと」の授業における足場づくりの取り組みを検討し、原理、教材・学習材、指導法、教師教育・教員養成・学習支援といった多角的な視点から考察。書評


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序章 「読解力」育成と読むことの教育の課題

第1章「読解力」を育成するための理論
第1節 読者反応理論の新しい展開と「読解力」育成の課題
  1「反応中心」から「読者を核とした」へ
  2『読者』誌43号にみる「読者反応理論」についての展望
  3「読者反応理論」の新展開からみた読むことの教育の課題
 第2節「読解力」育成の基礎を問う「交流理論」
  1「情報を取り出す読み」と「喜びを味わう読み」
  2 情報を取り出す‐喜びを味わう連続体
  3「交流理論」の批判的継承―シンシア・ルイスの議論を中心に―
  4「喜びを味わう読み」の意義と価値
 第3節「読解力」育成の理論――「生きた回路」の生成と要点駆動の読み
  1「読解力」育成の核―「生きた回路」を育むこと
  2 読みにおける三つの様式と作品の「評価構造」に目を向ける読みの重要性
  3 要点駆動の読みを促すために

第2章「読解力」を育てる学習開発論
 第1節 絵本の受容理論――ローレンス・サイプを中心に
  1 はじめに
  2 リテラシー教育で絵本を用いる意義
  3 文学的理論における五つの面:理論的モデル
  4 リテラシー教材としての絵本の可能性
 第2節 喜びを味わう理解とヴィジュアル・リテラシー
  1 はじめに
  2 絵本に対する反応とリテラシー
  3 世界を理解する場面としての絵本
  4 絵本に対する言語反応をとらえる「記述的フレームワーク」
  5 絵本『リリィのさんぽ』(きたむらさとし)に対する反応
  6「見ること」と「読むこと」とのジレンマ
 第3節 ポストモダン絵本論からみた文学教育の可能性
     ――マコーレイ『白黒』に関する議論を手がかりとして――
  1 新しいリテラシー教育の求める「理解」
  2 ポストモダン絵本の仕掛け
  3 ポストモダン絵本と文学教育
  4 ポストモダン絵本論にみる文学教育の可能性
 第4節 リテラシー教育におけるグラフィックノベルの役割
     ――米国における事例を手がかりとして――
  1 学習における「相互関連性」の喚起
  2 米国におけるグラフィックノベル教材論・学習論の検討
  3 リテラシー育成の足場としてのグラフィックノベル
  4 おわりに―残された課題

第3章「読解力」の足場づくり――「理解のための方法」指導の探究
 第1節 理解するとはどういうことなのか
  1 はじめに
  2「自立した読者」という概念
  3「理解のための方法」指導とメタ認知
  4「理解のための方法」とはどのようなものか
  5「理解のための方法」指導に求められること
  6「自立した読者」を育てるための足場づくり
 第2節 長編小説を核としたリテラシー教育
     ――『テラビシアにかける橋』を用いたブッククラブ実践の検討――
  1 はじめに
  2 ブッククラブ実践とはなにか
  3 ラファエルのブッククラブ実践構想―8週間(2ヶ月)計画―
  4 ラファエルのブッククラブ実践構想―ブッククラブの授業の実際―
  5 考察のまとめ

第4章「読解力」を育てるための支援
 第1節 国語学習のためのリテラシーと「コーチング」
  1 児童・生徒の読みの力を育てるための「コーチング」の役割
  2「リテラシー・コーチ」が設けられる理由
  3「リテラシー・コーチ・スタンダード」について
  4「リテラシー・コーチ」は何をおこなうのか
  5「リテラシー・コーチ」について動きが教えるもの
 第2節「読解力」育成のために――ワークショップ・モデルの学習開発――
  1 文学ワークショップ
  2 ブッククラブとリテラチャー・サークル
  
終章 研究の成果と展望――「自立した読者」を育てる学びのために
 第1節 読むことへの「取り組み(engagement)」を促す理論の探求 
 第2節 読むことへの「取り組み」をいざなう作品の学習材化
     ――子どもの欲求と相互関連性――
 第3節 読者の内省と相互交流を可能にする「状況」の創出
 第4節 読者が自立・協働して意味をつくり出すための学習支援

あとがき
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後漢魏晋史論攷 ――好並隆司遺稿集――

著者
好並隆司 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
334 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2014年2月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-230-9 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア
 
内容
前著『前漢政治史研究』につづく後漢魏晋期の政治史に関する論文と、中国の被差別民や水利史に関する社会史研究を収録。
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前  文………佐川英治

第一部 後漢・魏晋史研究

 伝国璽再考
 「皇帝と天子」称号の考察
 後漢期、皇帝・皇太后の政治と儒家思想
 皇太后称制の統治機構
 後漢期、皇太后・宦官の支配様式
 曹魏王国の成立
 魏・晋代、司馬・曹両氏の浮華・老荘思想をめぐる政争
 後漢・魏代における天・人思想の展開
 「浮華」論考
 魏朝における曹爽専権の時代

第二部 社会史研究

 楽戸以前
 楽戸をめぐって
 漢籍史料よりみた中国の被差別民
 山西省の碑刻に見える水利祭祀と灌漑

あとがき………好並 晶
事項索引
人名索引
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民事帰責範囲研究 ―不法行為法における損害賠償の範囲画定に関する考究―

著者
矢澤久純 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
280 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2013年12月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-243-9 
Cコード
C3032 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
不法行為法における帰責の根拠の確定、及び損害賠償の範囲の画定基準の定立を目指して検討を行う。
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第1章 序論
 第1節 出発点
 第2節 外国法の参照と、法比較の方法の確認

第2章 評価の対象としての行為
 第1節 評価の対象と対象の評価
 第2節 行為とは

第3章 帰責の根拠をめぐる検討――規範違反性
 第1節 序説
 第2節 違法性の本質
 第3節 前田説の検討
 第4節 規範定立
  第1款 総論
  第2款 各論

第4章 損害賠償の範囲
 第1節 序説
 第2節 事実的因果関係
 第3節 水野説の検討
 第4節 相当因果関係説の検討
 第5節 第一次侵害――違法性連関論/規範の保護目的の理論
  第1款 序説――賠償範囲画定のための基礎的視座
  第2款 違法性連関論・規範の保護目的の理論
   第1項 諸外国における違法性連関論の成立・発展過程
   第2項 オランダ法
   第3項 違法性連関論の内容
   第4項 保護法規(取締法規)違反類型と違法性連関論
  第3款 違法性連関論と相当因果関係説との関係
第6節 第一次損害

第5章 後続侵害論
 第1節 後続侵害――総論
  第1款 後続侵害の法的性格
   第1項 問題の所在
   第2項 私見――過失責任と無過失責任(危険責任)
  第2款 解決の方法
 第2節 後続損害
 第3節 後続侵害――各論
  第1款 類型化基準1――A直接危険類型
  第2款 類型化基準2――(1)人の行態の介入
   第1項 (第一次侵害の)被害者自身の行態の介入
   第2項 第三者の行態の介入
  第3款 基準2――(2)自然的・社会的事象の介入
   第1項 基準4――a自然現象の介入
   第2項 基準4――b社会的異常事象の介入
   第3項 基準4――c潜在的危険源(素因)の存在

第6章 結語
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続古典学習個体史 ――わたくしが学んだ古典(二)――

著者
伊東武雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
211 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
2014年1月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-247-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈古文・古典教育〉
 
内容
高校国語教師の小・中・高校・大学、研究会で学んだ古典の授業と学習の記録、続編。金子金治郎先生の堤中納言物語 拾遺/斯波六郎先生の「戦国策」購読/斯波六郎先生の中国文学史 杜甫/野地潤家先生の国語教育演習 ほか。
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まえがき

第一章 金子金治郎先生の堤中納言物語 拾遺

 堤中納言物語解説
 注
 各巻の巻頭と内容
 参考文献
 参考一 藤岡作太郎の国文学全史(平安朝編)
   二 浅野家旧蔵広島大学蔵本
 池田亀鑑 短編小説集としての堤中納言物語

第二章 斯波六郎先生の「戦国策」購読

 一 蛇足
 二 土偶と桃梗
 三 長鋏歸來乎
 四 借虎威狐
 五 鄭シュウの奸策
 六 不死之薬
 七 天下合從
 八 その他

第三章 斯波六郎先生の中国文学史 杜甫

 杜甫の家系
 杜甫の時代
 杜甫の生涯
 杜甫の詩
 第一期「望獄」
 第二期
 参考文献
 高校生と学んだ杜甫の詩
 杜甫年譜抄
 杜甫関係地図

第四章 野地潤家先生の国語教育演習――作業プリントの翻刻――

 演習の全容
 (2)国語科教育の実践構造――奥の細道について
 (3)作品解釈の方法――徒然草について――
 (4)解釈文法の研究――枕草子について――
 (6)カード生活法――「萬葉」「古今」「新古今」について――
 (8)書くことの探究――「源氏物語」「文学史」その他について
 参考資料 作業その2 増渕恒吉“俳人芭蕉”
      作業その3 西尾 実 徒然草第四十五段解釈例
      作業その4 「奥の細道」のカード例
      作業その6 「~~旅心定まりぬ」のカード
 演習の反省

第五章 大和物語“あしかり”を読む――女子高校生の受容の実態と反省――

 はじめに
 一 “あしかり”の内容
 作品分析
 二 あしかりの要約・感想
 三 受容の実態
 四 授業についての反省
 参考文献
 あしかり(続)国政美恵子

第六章 高校生と読んだ古典(古文)

 使用教科書 四八冊
 学習した古文教材三十八
 一 古事記/二 万葉集/三 竹取物語/四 伊勢物語/五 大和物語
 六 古今和歌集/七 土佐日記/八 蜻蛉日記/九 紫式部日記
 一〇 和泉式部日記/十一 枕草子/十二 源氏物語/十三 更級日記
 十四 今昔物語/十五 大鏡/十六 宇治拾遺物語/十七 新古今和歌集
 十八 山家集金槐和歌集/十九 平家物語/二〇 方丈記/二十一 建礼門院右京大夫集
 二十二 徒然草/二十三 十訓抄/二十四 古今著聞集/二十五 沙石集
 二十六 十六夜日記/二十七 謡曲・狂言/二十八 花伝書/二十九 梁塵秘抄
 三〇 奥の細道/三十一 西鶴の作品/三十二 近松の作品/三十三 蕪村 春風馬堤曲
 三十四 雨月物語/三十五 みとり日記/三十六 花月草紙/三十七 玉勝間・源氏物語玉の小櫛
 三十八 近世俳句
 ■授業展開・高校古典(古文)学習の目的・留意点六つ 反省点三つ
  学習の方法・西尾実 主題・構想・叙述
       ・藤原与一先生 読解の三段階法――素材読み・文法読み・表現読み――
 高校生と読みたい古典(古文) 30
 ・久保田淳「日本の古典50選」

付 章 高校古典(古文)教育のために――基本文献私記――

1 基本文献
 一 事典/二 テキスト・校注書/三 口語訳・鑑賞/四 図版・図説
 五 啓蒙書/六 注釈書/七 入門書一/八 一般書/九 入門書二
 一〇 研究書一/一一 講座一/一二 文学史/一三 学習参考書など
 一四 古語/一五 文法/一六 助動詞・助詞/一七 敬語/一八 日本語
 一九 文法・国語学/二〇 文法二/二一 国文学研究/二二 古典論
 二三 研究書二/二四 その他
2 講座二(作品別・作家別・ジャンル別)
3 辞典
 その他
 索引
4 古典(古文)教育

 あとがき
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島めぐり人めぐり 歴史のかたわらを懸命に生きた人たち 広島編 厳島・江田島・似島など

著者
三島孝次 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
288 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2013年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-237-8 
Cコード
C0021 
ジャンル
一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
広島県内の島々を取り上げ、歴史や地誌に登場するゆかりの人物の足跡をまとめる。
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 はじめに

その1 厳島  ザビエル
陶隆房
厳島の戦い
陶氏滅亡

その2 江田島 江田内の海
海軍兵学校
加藤友三郎

その3 似島 日独戦争
似島収容所
ユーハイム
日本での菓子作り

その4 広島市内の山々
広島デルタ
黄金山
元宇品
比治山
江波山
 
その5 しまなみ海道
しまなみの島々
栄力丸の漂流
黒船に乗った日本人
漂流者たちの軌跡

 おもな参考文献等
 索 引
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ひろしま弁「論語」 

著者
下見隆雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
311 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2013年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-244-6 
Cコード
C0012 
ジャンル
一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
「論語」の口語訳をひろしま弁でつづる。先生がいいんさった、「他人が、わしの(思いの、いよいよの、ほんまのところん)ことぅ認めてくれんのんを、わしゃぁ、情け無ぁじゃの思やぁせん。(そぅじゃぁのぅて、)わしが、他人の(真情や品格や実力やら)を見落としとったり、評価できる力が無かっつりゃぁ、(そん時ゃぁ、)わしゃぁ、この己ちゅうもんが(恥ずかしぅて)情け無ぁでえ。」
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はじめに

学而篇  第一
為政篇  第二
八(にんべんに八と月)イツ篇  第三
里仁篇  第四
公冶長篇 第五
雍也篇  第六
述而篇  第七
泰伯篇  第八
子罕篇  第九
郷党篇  第一〇
先進篇  第一一
顔淵篇  第一二
子路篇  第一三
憲問篇  第一四
衛霊公篇 第一五
季氏篇  第一六
陽貨篇  第一七
微子篇  第一八
子張篇  第一九
尭曰篇  第二〇

各章の表題
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文章の内容・形式を一体的に読み取る国語科授業の創造〈中学校編〉 

編者
大内善一・渡邊洋子・茨城・秋田の国語教育架け橋の会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
150 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2013年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-240-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
文章の叙述・記述形式面と叙述・記述内容面とを一体的に指導していく国語科授業創りの提案を行う。
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まえがき

《提 言》文章 の内容・形式を一体的に読み取る授業
   ――第三学年「故郷」【大内善一】

 一 「坊ちゃん」――複式一・二学年――【遠藤直美】
 二 「麦わら帽子」「内気な海」――第一学年――【芦沢雅子】
 三 「少年の日の思い出」――第一学年――【佐藤顕太郎】
 四 「走れメロス」――第二学年――【開田晃央】
 五 「卒業ホームラン」――第二学年――【斉藤美智子】
 六 「風の唄」――第三学年――【草間大史】
 七 「絶滅の意味」――第三学年――【結解一憲】
 八 「形」――第三学年――【矢崎寛子】

《教材分析》内容 ・形式を一体的に読み取る着眼点
   ――第一学年「ちょっと立ち止まって」【渡邊洋子】

あとがき

編著者
 大内善一 茨城キリスト教大学特任教授、茨城大学名誉教授
 渡邊洋子 常磐大学人間科学部教育学科准教授
 茨城・秋田の国語教育架け橋の会

実践原稿執筆者(50音順)*( )内は現所属
 芦沢雅子  秋田県立横手清陵学院中学校・高等学校
 遠藤直美   茨城県高萩市立下君田中学校(茨城県立日立第一高等学校・附
属中学校)
 開田晃央  茨城大学教育学部附属中学校
 草間大史  茨城県古賀市立総和北中学校
 結解一憲  茨城県笠間市立友部第二中学校(水戸市立石川小学校)
 斉藤美智子 茨城県牛久市立下根中学校
 佐藤顕太郎 茨城大学教育学部附属中学校(水戸市立双葉台中学校)
 矢崎寛子  茨城大学教育学部附属中学校
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文章の内容・形式を一体的に読み取る国語科授業の創造〈小学校編〉 

編者
大内善一・渡邊洋子・茨城・秋田の国語教育架け橋の会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
246 
定価
2,530円 (本体2,300円 )
発行日
2013年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-239-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
文章の叙述・記述形式面と叙述・記述内容面とを一体的に指導していく国語科授業創りの提案を行う。
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まえがき

《提 言》文章 の内容・形式を一体的に読み取る授業
    ――第二学年「ビーバーの大工事」【大内善一】

 一 「どうやってみをまもるのかな」――第一学年――【小林睦美】
 二 「かさこじぞう」――第二学年――【秋元道恵】
 三 「スイミー」――第二学年――【飯村真由美】
 四 「かくれんぼ」――第二学年――【下村佳織】
 五 「海をかっとばせ」――第三学年――【加藤勢津子】
 六 「春の子ども」――第三学年――【太田 孝】
 七 「ゆうすげ村の小さな旅館」――第三学年――【大谷栄子】
 八 「自然のかくし絵」――第三学年――【坂本 要】
 九 「うさぎのさいばん」――第三学年――【高橋 勲】
 十 「ありの行列」――第三学年――【田中隆志】
十一 「ヤドカリとイソギンチャク」――第四学年――【勝村桂子】
十二 詩「われは草なり」――第五学年――【石井 淳】
十三 「のどがかわいた」――第五学年――【川又智子】
十四 「生き物は円柱形」――第五学年――【佐藤詩輝】
十五 「百年後のふるさとを守る」――第五学年――【高木輝夫】
十六 「海の命」――第六学年――【大渕康孝】
十七 「ばらの谷」――第六学年――【下村 徹】

《教材分析》内容 ・形式を一体的に読み取る着眼点
    ――第四学年「ウナギのなぞを追って」【渡邊洋子】

あとがき


編著者
 大内善一 茨城キリスト教大学特任教授、茨城大学名誉教授
 渡邊洋子 常磐大学人間科学部教育学科准教授
 茨城・秋田の国語教育架け橋の会

実践原稿執筆者(50音順)*( )内は現所属
 秋元道恵  茨城県鉾田市立旭東小学校
 飯村真由美 茨城県ひたちなか市立那珂湊第三小学校
 石井 淳  秋田県秋田市立勝平小学校(秋田市立川尻小学校)
 太田 孝  茨城県竜ヶ崎市立大宮小学校
 大谷栄子  茨城県大洗町立磯浜小学校(大洗町立夏海小学校)
 大渕康孝  秋田県北秋田市立合川北小学校(北秋田市立鷹巣中学校)
 勝村桂子  茨城県取手市立宮和田小学校
 加藤勢津子 茨城県水戸市立三の丸小学校(水戸市立寿小学校)
 川又智子  茨城県ひたちなか市立市毛小学校
 小林睦美  茨城県常陸太田市立機初小学校(日立市立大久保小学校)
 坂本 要  茨城県日立市立坂本小学校(水戸市立河和田小学校)
 佐藤詩輝  秋田県横手市立朝倉小学校
 下村佳織  茨城県つくば市立松代小学校(稲敷郡阿見町立吉原小学校)
 下村 徹   茨城県稲敷郡河内町立金江津小学校(竜ヶ崎市立中根台中学校)
 高木輝夫  茨城大学教育学部附属小学校(茨城県城里町教育委員会)
 高橋 勲  秋田県由利本荘市立尾﨑小学校
 田中隆志  秋田県秋田市立港北小学校
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ジョン・ロックの教会論 

著者
山田園子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
230 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2013年11月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-241-5 
Cコード
C3014 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
オックスフォードのボードリアン・ライブラリーが所蔵するMS Locke c.34を土台に、1683年以前、オランダ亡命前のロックの教会論を解明する。書評
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凡例

序 章 本書の課題と構成

第1章 復古体制危機と国教会
 1 本章のねらい
 2 復古体制危機
 3 イングランド教会の旋回
 4 ロックの神授権主教制批判
 5 ロックにつき付けられた課題

第2章 ロックのフランス旅行
 1 本章のねらい
 2 ロックのフランス旅行に関する研究史
 3 フランス旅行の概要と課題
 4 ロックのフランス観察
 5 ロックの反聖職者支配

第3章 エドワード・スティリングフリートの教会論
 1 本章のねらい
 2 研究史上のスティリングフリート
 3 分離の災い
 4 分離の不当性
 5 スティリングフリートが残したもの

第4章 ロックの教会論
 1 本章のねらい
 2 ロックとスティリングフリート―研究史―
 3 スティリングフリートの教会論概要
 4 ロックのスティリングフリート論
 5 結論と課題

結 章 『統治二論』へ

資料編 MS Locke c.34「ジョン・ロックの教会論稿」抜粋日本語版
 1 資料編の概要
 2 手稿の概要
 3 手稿活字化の歴史
 4 編集方針と凡例
 5 抜粋日本語版

あとがき

索引
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イギリス初等教育における英語(国語)科教育改革の史的展開 ――ナショナル・カリキュラム制定への諸状況の素描――

著者
松山雅子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A4 
ページ
227 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
2013年11月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-238-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
イギリスの「1988年教育法」を軸に、1970年代~2010年を視座として初等教育における英語(国語)科教育の史的経緯を展望。史的展開の資料として文学の学習指導の具体例も付す。書評
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序  文…………中西 一弘

まえがき

第1章 初等教育改革のはじまり―60年代から70年代へ―

 第1節  プローデン・レポートChildren and their Primary Schools (England)(通称 Plowden Report)の提言
 第2節 バロック・レポート Language for Life(通称 Bullock Report, 1975)の提唱する言語政策
  2・1 70年代―教育改革のきざし―
  2・2 Bullock Report の構成と基本的性格
  2・3 就学前から小学校入門期の児童のリテラシー学習指導環境
  2・4 就学前教育における家庭および社会的機関との連携
  2・5 初等教育における読みの入門期指導―全語法的アプローチの推奨―
  2・6 入門期に適した読みの教材と指導法―折衷型の実態―
  2・7 読むことの学習指導にかかわる提唱―文学を軸とした学校図書の拡充と教師の意識改革―

第2章 イギリス初のナショナル・カリキュラム制定(1989)への胎動期―70年代から80年代へ―

 第1節 学習者実態の把握に始まる全国的英語(国語)科カリキュラム・モデルの模索  1・1  70年代の学習者実態把握調査―小学校教室ドキュメント調査『小学校児童の言語(The Language of Primary School Children)』(1973年)―
  1・2 1976年10月「教育大討論」会の基本方針と事後の提唱―学力低下実態評価の反応―
  1・3  75年度・76年度の本格的な言語教育実態調査『イギリスの小学校教育(Primary Education in England(1978))』
  1・4 1970年代中盤の読むことの実態調査『入門期読書の展開(Extending Beginning Reading(1981))』
 第2節 調査結果を踏まえた初の英語(国語)科カリキュラム
  2・1  『5歳から16歳の英語(国語)(English for 5 to 16(1984))』にみる英語(国語)科カリキュラムへの提言
  2・2 「言語についての学習指導」―Kingman Report(1988)への流れ―
  2・3 小学校7歳児、11歳児の読むことと書くことの学習指導目的の提案

第3章 ナショナル・カリキュラム制定(1989)と実施後の動向―90年代から2010年へ―
 第1節 1989年NC 導入期
  1・1  NC 第一次草案English for ages 5 to 11(1988.11)、第2次草案English for ages 5 to 16(1989.6)にみる学習対象領域・到達レベル・標準英語と言語学習
  1・2 標準英語と言語学習
 第2節 1999年改訂版NC とリテラシー指針導入期
  2・1 就学前教育から義務教育終了後までを統括するカリキュラム構造
  2・2  語・文・テクストレベルの相関にみる「リテラシー指針」―第1教育段階における「フィクション・詩」領域を中心に―
  2・3  語・文・テクストレベルの相関にみる「リテラシー指針」―第2教育段階における「フィクション・詩」領域を中心に―
 第3節 2000年代の動向―問い直された「98年指針」と創造性の希求―
  3・1 めざされた創造性
  3・2 2000年代の英語(国語)科教育の枠組みの拡張
  3・3 「98年指針」の成果と課題

第4章 英語(国語)科教材における文学の学習指導の具体例

 第1節 文学の学習指導
  1・1  イギリスにおける読みの教材―入門期における物語の活用:L.Waterland の実践(1985年)を中心に―
  1・2  イギリス初等教育における読みの学習指導―オックスフォード小学校教科書(1992年・1993年)の対比法を軸にした物語単元の体系化―
  1・3  イギリスの文学教育―文学を核としたGCSE 国語科カリキュラム(第4・5学年、1988年9月~1989年6月)―
  1・4 イギリス英語(国語)科教育におけるメディア解釈―新たなよみの教育の模索(1992年)―
 第2節 シェイクスピア(イギリスの古典(伝統的言語文化))作品の学習指導
  2・1  イギリス初等教育における音声表現指導―シェイクスピア・プロジェクト(1989年4 月20日)の一例―
  2・2 イギリス中等教育における文学体験の可能性―テキスト『マクベス』(1981年)の試み―

掲載図表リスト
参考文献
あとがき
索  引
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7世紀後半から8世紀の東部ユーラシアの国際情勢とその推移 ――唐・吐蕃・突厥の外交関係を中心に――

著者
菅沼愛語 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
382 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2013年12月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-235-4 
Cコード
C3022 
ジャンル
政治・経済・法律 歴史・考古・民族/アジア
 
内容
大唐帝国、吐蕃、北方遊牧帝国という三勢力を中心とした、東部ユーラシアの歴史展開の全体像を提示する。書評
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まえがき
序 論 
註(序論)

第1章 7世紀後半の東部ユーラシア諸国の自立への動き
   ―「唐・吐蕃戦争」と新羅の朝鮮半島統一・突厥の復興・契丹の反乱・渤海の建国との関連性―                     
 1.1節 唐・吐蕃戦争以前の唐をとりまく国際情勢
 1.2節 第一次唐・吐蕃戦争(670年)と唐・新羅戦争の関連性
 1.3節 第二次唐・吐蕃戦争と「唐・新羅戦争の終結」及び「突厥の復興」の関連性
 1.4節 第三次唐・吐蕃戦争(687~696年3月)
 1.5節 第三次唐・吐蕃戦争の周辺諸国への余波と唐の外交政策の転換
 まとめ(第1章)
 註(第1章)

第2章 8世紀前半の東部ユーラシアの国際情勢―多様な外交関係の形成とその展開―
 2.1節 8世紀前半の吐蕃と突厥および唐の外交戦略の概観
 2.2節 唐と吐蕃の和睦(神龍会盟・公主降嫁)と唐による突厥包囲作戦:神龍2年(706)~景龍4年(710)
 2.3節 唐・突厥戦の展開と終結、その後の唐による吐蕃への集中攻撃:開元2年(714)~開元18年(730)
 2.4節 唐と北方連合(突厥・契丹・奚・渤海)との戦争および唐の対吐蕃融和策(開元会盟と赤嶺碑文):開元18~21年〔730~733〕
 2.5節 北方情勢の沈静化と西方情勢の悪化:開元22年(734)~開元26年(738)
 まとめ(第2章)
 註(第2章)

第3章 安史の乱以前の2つの唐・吐蕃会盟:神龍会盟・開元会盟
 3.1節 神龍会盟(神龍2年〔706年〕)
 3.2節 開元会盟(開元18年~開元21年〔730~733〕)と赤嶺碑文
 まとめ(第3章)
 註(第3章)

第4章 唐と突厥第二可汗国の和戦
 4.1節 キョル・テギン碑文に見られる唐の外交姿勢―玄宗「御製御書」の闕特勤碑文漢文面を中心に―
 4.2節 契丹の帰属をめぐる唐と突厥の対立
 まとめ(4.2節:突厥第二可汗国の興亡と契丹)
 註(第4章)

第5章 安史の乱直前の唐の外征及び対外政策
   ―751年の3つの大敗に象徴される唐の内政・外政の異常化の様相―
 5.1節 700年代~730年代の唐の外交戦略と周辺国家の動向
 5.2節 開元末(741年)頃~天寶9載(750年)の外征と内政
 5.3節 天寶10載(751)の唐軍の3つの大敗:南詔での大敗、タラス河畔の戦い、契丹での大敗
 5.4節 天寶11載(752)~12載(753)の権力闘争:阿布思の乱、王鉷の反逆事件、李林甫への糾弾
 まとめ(第5章)
 註(第5章)

第6章 東部ユーラシアの大戦としての「安史の乱」における周辺諸国の動向
   ―ウイグル・吐蕃・于テン(もんがまえに眞)・抜汗那・吐火羅・大食・南蛮・契丹・奚・南詔・党項・渤海・新羅・日本―
 6.1節 安史の乱が勃発する直前と乱勃発直後の唐の対外政策
 6.2節 安史の乱の経過と周辺諸国の寄与―ウイグルを中心に―
 6.3節 安史の乱におけるウイグル・吐蕃以外の周辺諸国の動向
 6.4節 安史の乱の時の吐蕃の動向(南詔・党項の動向も含む)
 まとめ(第6章)
 註(第6章)

第7章 安史の乱後の内治のための外交
   ―徳宗時代の三つの唐・吐蕃会盟(建中会盟・奉天盟書・平涼偽盟)―
 7.1節 建中会盟に至るまでの唐を取り巻く国内外の情勢
 7.2節 建中会盟とその歴史背景
 7.3節 奉天盟書
 7.4節 平涼偽盟とその後の国際情勢
 7.5節 徳宗時代の3つの唐・吐蕃会盟のまとめ
 7.6節 周辺諸国による反乱支援―吐蕃・ウイグルの僕固懐恩支援、ウイグルの朱滔支援、吐蕃と朱泚の取引―
 7.7節 安史の乱以前の会盟と以後の会盟の類似点と相違点:開元会盟と建中会盟の比較
 7.8節 8世紀の唐・吐蕃会盟全体の総括
 7.9節 8世紀の唐の外交事例の後世への影響
 まとめ(第7章)
 註(第7章)

結 論
あとがき
参考文献および略号
年代対応表(1 670~700年、2 701~730年、3 731~763年、4 770~800年)
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近代移行期の日朝関係 ――国交刷新をめぐる日朝双方の論理――

著者
石田 徹 
シリーズ
 
助成
2013年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
324 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2013年12月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-234-7 
Cコード
C3031 
ジャンル
政治・経済・法律 歴史・考古・民族/アジア
 
内容
1860年代後半~1870年代前半までの、日本と朝鮮の外交秩序と、西欧起源の外交秩序との衝突を両国がどのように捉え、それが両国関係などにどのような影響を与えたのかを明確にし、日本の朝鮮政策に内在していた問題点を考察する。

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凡 例

序 論
  一 問題状況
  二 先行研究の整理と問題意識
  三 課題設定
  四 本書の構成

第一章 「西欧の衝撃」への対応比較――幕末期の征韓思想と「内修外攘」論
  はじめに
  第一節 危機意識の諸相
   一 キリスト教の脅威
    二 交易の脅威
    三 武力侵略の脅威
  第二節 日本の対応
  第三節 朝鮮の対応
  おわりに

第二章 開港期前後朝鮮政府の日本政策
  はじめに
  第一節 事大交隣体制
    一 二つの「交隣」
    二 「事大」と西洋
  第二節 交隣関係の動揺と再確認(一)認められた「格外」
  第三節 交隣関係の動揺と再確認(二)交隣関係への挑戦
    一 八戸順叔の征韓論
    二 「戎器之互相交貿」・「莱府面議」
    三 丙寅洋擾幕府仲裁案
  第四節 癸酉政変と日本政策
  おわりに

第三章 明治初期外務省の朝鮮政策と朝鮮観
  はじめに
  第一節 朝鮮外交の前提(一)環境
    一 諸外交政策の中での朝鮮外交の位置
    二 朝鮮外交をめぐる国際環境
  第二節 朝鮮外交の前提(二)万国公法秩序
    一 「万国公法」の受容
    二 万国公法秩序への移行
  第三節 朝鮮外交の方針と朝鮮観
    一 方針①「侵略型征韓論」
    二 方針②「万国公法下での国交樹立」
    三 宮本小一の「朝鮮論」と朝鮮観
  第四節 朝鮮外交の方法と朝鮮観
    一 強硬策――「抗議型征韓論」
    二 穏健策――「政府等対論」・「宗氏渡韓論」
  おわりに

第四章 明治初期日朝交渉における書契の問題――書契の「書き手」と書契観
  はじめに
  第一節 戊辰書契をめぐって
    一 対馬藩の論理
    二 明治政府の論理
    三 朝鮮政府の論理
  第二節 壬申書契をめぐって
    一 明治政府の論理
    二 朝鮮政府の論理
  おわりに

 補論 明治八年書契(外務大丞書契)の作成過程の一端
   一 五つの外務大丞書契案
   二 各書契案に対する修正
   三 外務大丞書契案の成立
   四 まとめ

第五章 明治初期日朝交渉における儀礼の問題――服制観と日本観
  はじめに
  第一節 倭洋一体観
  第二節 宴饗儀礼問題(一)「衣服変改」――服制観
  第三節 宴饗儀礼問題(二)「正門出入」――再び「覊縻交隣」について
  おわりに

結 論

参考文献目録
あとがき
索 引
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Effectiveness of Negative Evidence and Positive Evidence in English Classes 

著者
渡辺清美 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
130 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2013年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-242-2 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
Universal Grammar and the Second Language Acquisition/Target Grammar Structure/English and Japanese passives/CONCLUSION AND PEDAGOGICAL IMPLICATIONS
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CHAPTER 1 INTRODUCTION

 1.1 Purpose of the Present Study
 1.2 Summary of the Present Study

CHAPTER 2 THEORETICAL BACKGROUND

 2.1 Universal Grammar and the Second Language Acquisition
 2.2 Learnability Problem
  2.2.1 Previous studies
 2.3 Subset Principle
  2.3.1 Previous studies
 2.4 Negative Evidence and Positive Evidence
  2.4.1 Previous studies
 2.5 Positive Evidence and Learnability Problem

CHAPTER 3 EXPERIMENT 1

 3.1 Introduction
 3.2 Target Grammar Structure
  3.2.1 Relative pronouns
  3.2.2 Reflexives
 3.3 Method
 3.4 Results
  3.4.1 Relative pronouns
  3.4.2 Reflexives
 3.5 Discussion

CHAPTER 4 EXPERIMENT 2

 4.1 Introduction
  4.1.1 English and Japanese passives
 4.2 Method
 4.3 Results
  4.3.1 Reflexives
  4.3.2 Passives
  4.3.3 Questionnaire
 4.4 Discussion

CHAPTER 5 EXPERIMENT 3

 5.1 Introduction
 5.2 Method
 5.3 Results
 5.4 Discussion

CHAPTER 6 EXPERIMENT 4

 6.1 Introduction
 6.2 First Experiment
  6.2.1 Method
  6.2.2 Results
  6.2.3 Discussion
 6.3 The Second Experiment
  6.3.1 Method
  6.3.2 Results
  6.3.3 Discussion
 6.4 Overall Discussion

CHAPTER 7 CONCLUSION AND PEDAGOGICAL IMPLICATIONS
 7.1 Major Findings
 7.2 Pedagogical lmplications
 7.3 Remaining Issues and Future Directions for Research

BIBLIOGRAPHY
APPENDECIES
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ドイツ中世スポーツ史研究入門 

著者
楠戸一彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
326 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2013年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-233-0 
Cコード
C3075 
ジャンル
教育〈保健・体育〉
 
内容
スポーツ史研究における歴史認識の方法論を論究し、スポーツ概念の意味分析行うとともに「ドイツ中世スポーツ史研究」に関する研究と資料の解説を論述する。

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まえがき

     第1章 スポーツ史研究の方法論的前提

第1節 問題の所在と論点
 1.問題の所在
 2.本章の論点
第2節 歴史の意味と意義
 1.歴史の客観的意味
 2.歴史への主観的意味の付与
 3.観点の多様性と歴史の意義
第3節 歴史の記述と説明
 1.歴史の記述と概念
 2.歴史的説明(因果的説明)
 3.歴史研究の客観性
 まとめ

     第2章 研究対象としての「スポーツ」

第1節 定義の方法論的前提
 1.「実質定義」と「唯名定義」
 2.「唯名定義」と「約定的定義」
 3.「概念」の定義
第2節 「スポーツ」概念の意味
 1.「スポーツ」概念の歴史的意味
 2.「sport」の歴史的意味
 3.「体育」から「スポーツ」へ
第3節 「スポーツ」概念の専門的意味
 1.「遊戯」論に基づく「スポーツ」概念の定義
 2.スポーツ史研究者における「スポーツ」の意味
第4節 「スポーツ」概念の定義
 1.「運動」概念の多義性
 2.現象学的運動学における身体運動の分類
 3.「スポーツ」概念の定義

     第3章 競技と体育

第1節 「スポーツ」における「競争」
 1.古代ギリシャにおける「競技」と「競争」
 2.G. ジンメルとM. ヴェーバーによる「競争」概念の説明
第2節 「 スポーツ」における「規則」
    ─ M. ヴェーバーを手掛かりにして─
 1.『シュタムラー論文』におけるヴェーバーの意図
 2.「規則」概念の意味
 3.規則の評価的考察
 4.規則の経験的考察
第3節 古代ギリシャにおける「体育」
 1.J. ユットナーによる「Gymnastik」概念の説明
 2.E. メールによる「Gymnastik」概念の説明

     第4章 ドイツ中世スポーツ史研究の歴史

第1節 実証主義に基づく研究─19世紀─
 1.概観
 2.J. ビンツ(1880)の研究
 3.K. ヴァスマンスドルフの研究
第2節 民族史観に基づく研究─20世紀前半─
 1.概観
 2.E. ノイエンドルフとE. メールとの中世スポーツ史論争
 3.M. ハーンの研究
第3節  文化史観と唯物史観に基づく研究─1970年代まで─
 1.概観
 2.G. ルカスの研究
 3.K.C. ヴィルトの研究
第4節 多様な歴史観に基づく研究─1970年代以降─
 1.概観
 2.スポーツ史学会の設立と学術誌の刊行
 3.学術誌における「中世スポーツ史」研究
第5節 日本におけるドイツ中世スポーツ史研究
 1.第二次世界大戦以前の「体育史」研究
 2.第二次世界大戦以後の「スポーツ史」研究
 3.学術誌における「中世スポーツ史」研究

     第5章 ドイツ中世スポーツ史研究の史料

第1節 「トーナメント」関係史料
 1.「トーナメント」関係史料
 2.G. リュクスナーの『トーナメント書』(1530)の刊行と内容
第2節 「射撃」関係史料
 1.「公開射撃大会」関係史料
 2.P.H. マイル(1517-1579)の射撃に関する年代記
第3節 「剣術」関係史料
 1.「剣術」関係史料
 2.剣士団体「マルクス兄弟団」の規約(1566年)


あとがき
参考文献
事項索引
人名索引
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本を読んで語り合う リテラチャー・サークル実践入門 

訳者
山元隆春[ジェニ・ポラック・デイ/ディキシー・リー・シュピーゲル/ジャネット・マクレラン/ヴァレリー・B・ブラウン著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
191 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2013年10月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-236-1 
Cコード
C2037 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
「自立した読者」を育てるリテラチャー・サークル活動の理論と効果、教室での実践方法を分りやすく解説。
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まえがき…………………リチャード・アーリントン
はじめに 本書について


第1章 リテラチャー・サークルの条件をととのえ、開始する
 話し合いの実際
 リテラチャー・サークルの効果
 リテラチャー・サークルを組み立てる

第2章 リテラチャー・サークルのために子どもたちを準備させる
 私たちの5段階の計画:子どもたちを準備させるために
 計画を実行する
  第1段階:クラス全体での話し合いに子どもたちを取り組ませる
  第2段階:子どもたちを小グループでの話し合いへ
  第3段階:子どもたちを自由読書に向かわせる
  第4段階:読んだり、話し合うために、本を自分で選ぶ
  第5段階:子どもたちに責任を持たせる
 おわりに

第3章 ほんものの話し合いを促す
 話し合い:何が話し合いであって何が話し合いでないのか
 文学に対する反応における話し合いの重要性
 リテラチャー・サークルの話し合い:理想、現実、解決策
 おわりに

第4章 リテラチャー・サークルにおける書くことと思考と
 リテラチャー・サークルの前後における書くことの価値
 読書ノートの諸相
 子どもたちの反応の二つの実例
 子どもたちが書いたものに対して反応する
 話題:子どもたちにより深く考えさせるための鍵
 おわりに

第5章 話し合いを評価する
 評価の目的
 評価の内容
 リテラチャー・サークルを評価する:何をどのように
 データを収集する、記録をつける、そして結果を解釈する
 おわりに
 
第6章 多様なニーズをかなえる
 リテラチャー・サークルと多様な学習者たち:これまでの研究で明らかにされてきたこと
 四人の子どもを詳しく観察する
 介入:すべての子どもの成功を支えるために
 介入のタイミングと程度を決める
 おわりに

資料(読書ノートやログの記録用紙等)
訳者解説
リテラチャー・サークルで使える本
参考文献一覧
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東アジアの持続的な経済発展と環境政策 ―中国、日本、韓国を中心に―

著者
王 鵬飛 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
220 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2013年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-232-3 
Cコード
C3033 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア 政治・経済・法律
 
内容
CO2の排出問題に焦点を当て、中国・韓国・日本三国間の輸出入貿易はどのような影響を与えているかを明らかにし、汚染削減と経済発展を両立する方法を探る。書評
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第1部 中国・日本・韓国のCO2排出量の特徴と環境クズネッツ曲線

 第1章 中国を中心とする東アジアの持続的発展
  第1節 東アジアにおける中国の環境問題
  第2節 東アジアと中国の地域経済格差
  第3節 中国の地域経済と日本・韓国の貿易関係
 第2章 中国各地域及び日本・韓国のCO2排出量変化とその要因分析
  第1節 排出量の要因分析と先行研究
  第2節 CO2排出量の推計と要因分析
  第3節 地域別の一人あたりCO2排出量変化の要因分解
  第4節 日中韓一人当たりCO2排出量変化の比較
  第5節 まとめ
 第3章 中国各地域環境クズネッツ曲線の推定
  第1節 環境と成長の両立と環境クズネッツ曲線
  第2節 データと回帰分析の結果
  第3節 環境クズネッツ曲線の回帰分析
  第4節 まとめ
 第4章 中国各地域CO2限界削減費用の推定
  第1節 汚染の限界削減費用
  第2節 さまざまの限界削減費用の推定方法
  第3節 中国政府の温暖化対策目標と限界削減費用
  第4節 まとめ

第2部 中国を中心とする東アジア日中韓の貿易構造と
     持続的な経済発展のための環境政策について

 第5章 中国のCO2排出推移と対日対韓輸入貿易の時系列分析
  はじめに
  第1節 CO2排出量の動向と単位根検定
  第2節 中国各地域のCO2排出量と輸入貿易の因果関係の分析
  第3節 先行研究との比較
 第6章 中国のCO2排出量の日本・韓国からの輸入に対する回帰分析
  第1節 CO2排出関数と共和分検定
  第2節 CO2排出量のその他の構造分析
  第3節 中国各地域パネルデータの分析
 第7章 日中韓の貿易動向の分析
  はじめに
  第1節 中国の対日本・韓国の貿易動向
  第2節 輸出入関数推計の先行研究とモデルの選択について
  第3節 中国各地域相手国別輸出入金額の予測結果
 第8章 自由貿易と持続可能性
  第1節 自由貿易と環境
  第2節 輸入貿易がCO2削減に与える影響の地域別分析

おわりに
参考文献
索  引
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書くことの教育における理論知と実践知の統合 

著者
清道亜都子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
450 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
2013年10月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-229-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
書くことの教育に関する理論研究の成果を初等・中等国語科教育の指導実践に活用する方法を明らかにし、その研究過程において得られた知見をもとに新たな理論-実践モデル構築を目指す。
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【品切】
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はじめに


序 章 問題と目的
 1 書くことの教育における問題
 2 書くことの教育に関する認知心理学の研究動向
 3 書くことの教育に関する国語教育学の研究動向
 4 本研究の枠組みと目的

     第1部 教材編

第1章 初等教育における教科書教材の検討
 1.1 小学校国語教科書における意見文作成教材の分析
 1.2 小学校国語教科書における「書くこと」教材の分析(1)
     ―昭和60年代~平成10年代・光村図書の場合―
 1.3 小学校国語教科書における「書くこと」教材の分析(2)
     ―学習指導要領改訂による変化を中心として―
第2章 中等教育における教科書教材の検討
 2.1 中学校国語教科書における意見文作成教材の分析
 2.2 中学校国語教科書における「書くこと」教材の分析
 2.3 高等学校国語教科書における「書くこと」教材の分析
第3章 日米初等教育における教科書教材の検討
 3.1 アメリカの小学校国語教科書における「書くこと」教材の分析
 3.2 日米小学校国語教科書における「書くこと」教材の比較分析(1)
     ―「考えや思いを書くこと」に注目して―
 3.3 日米小学校国語教科書における「書くこと」教材の比較分析(2)
     ―個別事例に注目して―

第1部のまとめ

     第2部 指導法編

第4章 文章作成に影響を及ぼす要因の検討
 4.1 作文課題の質問文が高校生の文章構成に及ぼす効果
 4.2 課題状況が高校生の意見文に及ぼす効果
 4.3 推敲時期の違いが高校生の作文に及ぼす効果
第5章 文章作成における介入指導プログラムの検討
 5.1 高校生の意見文作成における方略指導の効果
 5.2 高校生の意見文作成における「型」指導の効果
 5.3 高校生の意見文作成における「紙上交流」の効果(1)
     ―量的分析を中心として―
 5.4 高校生の意見文作成における「紙上交流」の効果(2)
     ―個別事例に注目して―
第6章 文章作成指導事例における理論知と実践知の検討

第2部のまとめ

終 章 本研究のまとめと今後の課題
 1 本研究のまとめ
 2 今後の課題


参考文献
引用文献
付録:小学校・中学校・高等学校学習指導要領(国語科)の記載内容一覧
おわりに
索引
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現代英詩を読む ―エリオット、オウェン、ラーキンの作品を中心に―

著者
中元初美 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
180 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2013年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-231-6 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
英国詩人T.S.エリオット、フィリップ・ラーキン、ウィルフレッド・オウェン、3人の詩人についての小論集。
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前書き

第一章 T.S.エリオット
 1-1.エリオットと言葉の錬金術―Fragments of Mad Poetics―
 1-2.エリオットのヴィジョンとサンボリスム―マラルメへの帰還―
 1-3.詩形のエチュード―エリオットのフランス詩とフォーム―
 1-4.T. S. Eliot's Journey of the Magi―Journey of the Soul to the Still Point―
 1-5.Recognition and Ambivalence in Marina

第二章 ウィルフレッド・オウェン
 2-1.Wilfred Owen's War Poetry―Pity, Beauty and Horror of the Transitional Poet―
 2-2.Wilfred Owenの戦争詩と"the Instant Maturity Legend"

第三章 フィリップ・ラーキン
 3-1.ANOTHER MASK―In the Case of Philip Larkin―

後書き
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オセアニアの言語的世界 

編者
岡村徹・Apoi Yarapea 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
274 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2013年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-228-6 
Cコード
C3087 
ジャンル
言語学〈英語・その他〉
 
内容
オーストロネシア諸語、パプア諸語、ピジン語、クレオール語の研究。ポリネシアからミクロネシアまでの南太平洋地域を網羅した最前線の言語研究。
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 まえがき……岡村 徹

 序 論 …… アポイ・ヤラペア

     第1章 在来言語の世界

1-1 タヒチ語数詞の変遷 …… 塩谷 亨
1. 序 論
 1.1. ポリネシア諸語の数詞
 1.2. 本稿の目的
 1.3. 数詞の基本的用法
 1.4. 今回の分析に用いた言語資料
2. 三桁以上の数を表す数詞の用例の分析
 2.1. どのような数詞語彙が用いられているか
 2.2. 数詞語彙をどのように組み合わせて三桁以上の数を表しているか
 2.3. どれだけ具体的な数が表されているか
 2.4. 度量句の表し方
3. まとめ

1-2 パプア諸語の音韻とスタイル
    …… フィリップ・タマ/ローレンス・ゲーリー 訳:永次健人/菅沼健太郎
1. 序 論
2. 子音群
 2.1. 子音の特徴
 2.2. 音節構造
3. 母 音
 3.1. 母音の特徴
 3.2. 母音交替
 3.3. 母音融合
 3.4. 声門閉鎖音qと母音融合
 3.5. 母音調和
 3.6. 人称によって交替する母音調和
 3.7. 強母音による母音調和
 3.8. 声門閉鎖音と母音調和
4. ヌブニ語のスタイル
5. 成果と議論
 5.1 日常的なレジスターとその用法
 5.2 簡略レジスター
 5.3 親密レジスター

     第2章 ピジンとクレオールの世界

2-1 メラネシアとハワイのピジン英語の同祖性
    …… クレイグ・フォルカー 訳:土屋智行
1. 導 入
2. インタビューからの再構成
 2.1. 語 順
 2.2. 名詞句
 2.3. 動詞句
 2.4. 前置詞
 2.5. 接続詞
3. 分 析
4. 結 論

2-2 トク・ピシンの無生物主語構文 …… 岡村 徹
1. 序 論
2. トク・ピシンの無生物主語構文
3. ピジン語話者の直感
 3.1. 面接調査
 3.2. 無生物主語構文の許容度
4. 無生物主語構文と文体
 4.1. 新聞の政治・経済欄
 4.2. 物語文
5. 名詞句階層の制約について
6. 範疇詞と名詞句階層
7. 結 論

     第3章 日本語の世界

3-1 ハワイ日系人の日本語 …… 島田めぐみ
1. はじめに
2. 背 景
3. データについて
 3.1. 会話データ
 3.2. 日本語新聞のデータ
4. 分析結果
 4.1. データの概要
 4.2. 各会話データの分析
 4.3. まとめ
5. おわりに

3-2 ヤップ及びパラオの高齢層が用いる日本語における言語間借用
    …… 甲斐ますみ
1. はじめに
2. 南洋群島の歴史と教育背景
3. 先行研究と定義
4. インフォーマントとデータ収集方法
5. 結 果
 5.1. 言語切り替えと数字
 5.2. 借用の品詞
 5.3. 能動的語彙と受動的語彙
 5.4. 名詞の借用のタイプ
 5.5. 述語位置の借用
 5.6. 借用の統語
6. 語彙の習得
7. まとめ

3-3 パラオ日本語の語用論的変異と変化 …… 松本和子
1. はじめに
2. 背 景
3. 調査分析方法
 3.1. サンプルの属性と抽出
 3.2. 「デショ」と「ダロ」の用法と機能
 3.3. データ
 3.4. 「デショ」と「ダロ」の定量分析に関する留意点
4. 分析結果
 4.1. 「デショ」と「ダロ」の用法的・社会的分布
 4.2. 「デショ」と「ダロ」の新用法の起源と動機
5. むすび

 あとがき
 索  引

【執筆者】
(編者)Apoi Yarapea(アポイ・ヤラペア)
 元パプアニューギニア工科大学上級講師

塩谷 亨(しおのや とおる)
 室蘭工業大学ひと文化系領域教授

Philip Tama(フィリップ・タマ)
 豪ニューイングランド大学大学院博士課程在籍,ゴロカ大学講師

Lawrence K. Gerry(ローレンス・ゲーリー)
 ゴロカ大学講師

Craig Alan Volker(クレイグ・アラン・フォルカー)
 元岐阜聖徳学園大学外国語学部教授

(編者)岡村 徹(おかむら とおる)
 帝塚山学院大学教授

島田 めぐみ(しまだ めぐみ)
 東京学芸大学教授

甲斐 ますみ(かい ますみ)
 グアム大学人文社会科学学部准教授

松本 和子(まつもと かずこ)
 東京大学大学院准教授

【訳者】
永次 健人(ながつぐ けんと)
 九州大学人文科学府博士課程在籍

菅沼 健太郎(すがぬま けんたろう)
 九州大学人文科学府博士課程在籍

土屋 智行(つちや ともゆき)
 国立国語研究所非常勤研究員
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国語教育の遺産と創造 

著者
野地潤家 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
170 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2013年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-222-4 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
小学館『教育学全集5言語と思考』(S43)の「国語教育の遺産」と国土新書68(S57)『国語教育の創造』の2書をまとめる。
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 はじめに

一 国語教育の創造

  まえがき
1 国語教育への視野と方法
   一 国語教育への視野 
   二 国語教育探究の根本
   三 話し手としての修練
   四 読み手としての修練
   五 “実践即研究”
   六 実践過程・実践様式の確立
   七 国語科教育・国語教育の自己確立
   八 実践者・研究者としての道程
2 国語教育理論の成立と発展――西尾実先生の実践・研究・創造
   一 西尾理論の成立過程――その出発点
   二 西尾理論の展開過程
   三 西尾理論の発展系流
   四 西尾理論の形成過程
3 授業創造へのひとすじの道――古田拡先生の国語教育遍路
   一 古田拡先生との出あい
   二 「読方教授体系」との出あい
   三 古田拡先生の把握と摂取
   四 古田拡先生の読声の論
   五 古田拡少年の読書体験
   六 古田拡先生の国語科授業把握
   七 古田拡先生の国語科授業参観事例
   八 国語科授業創造への心がけ
   九 国語科授業創造のくふう
  一〇 国語教育遍路
4 国語教育論の生成と深化――石森延男先生と国語教育
   一 石森国語教育論の原郷
   二 石森国語教育論の原型
   三 石森国語教育論の骨組み
   四 戦後における石森国語教育論の展開
   五 石森国語教育論の求めたもの
   六 石森国語教育論における先達
   七 石森国語教育論の特質と役割
5 国語教育学構築への軌跡――倉澤栄吉教授のばあい
   一 国語教育研究への道程
   二 倉澤教授の人と業績
   三 学習期・成長期における個性的な歩み
   四 実践期における試行と創造
   五 国語教育学構築への歩み
  あとがき

二 国語教育の遺産

1 国語教育における思考力
   一 近代国語教育の史的展開
   二 思考力把握の視点
2  明治前期における思考力の特性
   一 学習回想に見られる記憶力の重視
   二 福沢諭吉の話すことの教育
   三 発問法の重視
3 作文教育における創造的営為
   一 佐々政一の作文教育
   二 芦田恵之助の綴方教授
4 大正・昭和期における思考力の探究
   一 大正・昭和期における形象的思惟
   二 戦後国語教育における思考力の重視
5 国語教育の創造のために
   一 国語教育の遺産の実相
   二 国語教育の遺産の再評価
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生理学 ――人体のメカニズム――

著者
入内島十郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
178 
定価
3,190円 (本体2,900円 )
発行日
2013年8月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-227-9 
Cコード
C1047 
ジャンル
生命・環境・自然
 
内容
生理学基礎テキスト。1.血液 2.呼吸 3.循環 4.脳 5.腎 6.消化 7.内分泌 8.体温調節 9.生殖
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【品切】
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1 血 液
  ヘマトクリット
  浸透圧
  血漿
  血球
  血液型
  血液凝固
  エリトロポエチン

2 呼 吸
  ガス交換
  呼吸運動
  肺のコンプライアンス
  肺換気
  死腔
  呼気
  肺胞気
  血液ガス
  酸素結合曲線
  二酸化炭素結合曲線
  ヘンダーソン・ハッセルバルヒの式
  base excess
  呼吸中枢
  呼吸運動の調節
  頚動脈体
  延髄化学受容域
  異常呼吸
  意識的呼吸
  Ondine's curse

3 循 環
  循環系のモデル
  血圧とは何か
  血圧の測定法
  時々刻々の血圧測定
  血圧の間接測定
  血圧の発生
  心周期
  心電図
  循環系の圧分布
  心拍出量
  心仕事
  スターリングの法則
  血管の自己調節
  steal phenomenon
  活動性充血
  反応性充血
  筋ポンプ
  呼吸ポンプ
  心臓神経
  血管運動神経
  内分泌性調節
  循環系の感覚受容器
  循環中枢
  高位中枢
  循環反射
  引越反応
  高血圧
  脈波

4 脳
  神経系概観
  脳への入力
  脳からの出力
  ニューロン
  脳の機能
  インパルス
  シナプス
  大脳皮質
  視覚経路
  右脳・左脳
  総合理解の中枢
  前頭葉
  中脳網様体
  大脳基底核
  小脳
  辺縁系
  反射
  錘体路障害でなぜ腱反射が亢進するか
  固定行動パタン
  感覚点
  感覚経路
  最終共通路
  筋収縮
  心筋と平滑筋の収縮
  筋紡錘
  神経の活動電位
  跳躍伝導
  記憶
  視覚
  聴覚
  前庭感覚
  嗅覚と味覚
  内臓感覚
  自律神経系
  脳波

5 腎
  腎のはたらき
  濾過と再吸収
  GFR
  RPF
  クリアランス
  NaC1の再吸収
  集合管における尿の濃縮
  尿素
  ブドウ糖の再吸収
  アミノ酸の再吸収
  尿細管における分泌
  排尿
  人工腎臓

6 消 化
  消化管内の輸送
  腸管平滑筋
  胃腸管の神経系
  腸管運動
  そしゃく
  嚥下
  胃の運動
  小腸の運動
  回盲弁
  結腸の運動
  排便
  消化管の分泌
  消化と吸収

7 内分泌
  ホルモンの作用
  下垂体
  甲状腺
  副腎皮質
  膵臓のホルモン
  副甲状腺ホルモン
  性ホルモン

8 体温調節
  核心温度と表面温度
  生体の断熱材料
  皮膚血流
  熱平衡
  熱喪失
  衣服
  発汗
  あえぎ呼吸
  体温調節中枢
  遠心性機構
  行動による体温調節
  局所皮膚温度反射
  発熱
  寒気
  熱射病
  適応
  低温の影響
  人工冬眠

9 生殖
  女性生殖器
  男性生殖器
  性交
  妊娠
  分娩
  乳腺
  新生児
  更年期
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『大村はま 国語教室 全15巻別巻1』巻別内容総覧 

編者
橋本暢夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
234 
定価
3,960円 (本体3,600円 )
発行日
2013年8月14日 
ISBN
ISBN978-4-86327-226-2 
Cコード
C3080 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
索引のなかった「大村はま国語教室」の内容を巻別に総覧し、大村はまの探求し続けた「二十一世紀の発動的自己学習力、読書生活力、生きて働く生活文化語」の具体を浮び上らせた書。第Ⅱ部の後半は、目標の設定、評価のありよう、「実の場」の工夫、学力を「生活的に」身につけさせていく大村教室の精髄が縮約されている。
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 はじめに
 凡  例
1 巻別事項通覧
2 巻別内容総覧
 第1巻  国語単元学習の生成と深化
 第2巻  聞くこと・話すことの指導の実際
 第3巻  古典に親しませる指導
 第4巻  読むことの指導と提案
 第5巻  書くことの計画と指導の方法
 第6巻  作文指導の展開
 第7巻  読書生活指導の実際(一)
 第8巻  読書生活指導の実際(二)
 第9巻  ことばの指導の実際
 第10巻 国語教科書とともに
 第11巻 国語教室の実際
 第12巻 国語学習記録の指導
 第13巻 国語学習のために
 第14巻 ことばの力を伸ばす
 第15巻 ことばの勉強会
 第16巻 (別巻)Ⅰ自伝 Ⅱ実践・研究目録

附 大村はま著作一覧
 おわりに
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長州藩教育の源流 ―徂徠学者・山県周南と藩校明倫館― 

著者
牛見真博 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
190 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2013年8月29日 
ISBN
ISBN978-4-86327-223-1 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
萩生徂徠の高弟であり、長州藩校明倫館の二代目学頭である山県周南の功績と長州の教育風土を詳細に分析。書評
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【品切】
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まえがき

序 章 本書の目的

第一章 師・荻生徂徠との邂逅
 一 本章の目的
 二 荻生徂徠への入門と徂徠学
 三 荻生徂徠の教育論
  三-一 士君子育成の重視
  三-二 個性の尊重
  三-三 自学の重視
 四 結び

第二章 山県周南の教育論と明倫館
 一 本章の目的
 二 師説の継承と明倫館教育への反映
  二-一 士君子育成の重視――「民の父母」語を中心に――
  二-二 個性の尊重――「達材成徳」語を中心に――
  二-三 自学の重視
 三 山県周南の教育論の独自性
 四 結び

第三章 山県周南による明倫館の命名
 一 本章の目的
 二 荻生徂徠の孟子観
 三 命名に込められた教育理念
 四 「明倫」語の採用意図
 五 結び

第四章 山県周南と明倫館の蔵書
 一 本章の目的
 二 明倫館創設と山県周南による集書
 三 国書の収集傾向
  三-一 随叢・漢文・詩文の領域に関する集書の特徴
  三-二 徂徠学の詩文観の反映
  三-三 徂徠学の音楽観の反映
  三-四 徂徠学の歴史観の反映
 四 結び

第五章 山県周南と小倉尚斎――学統学派をこえた親交――
 一 本章の目的
 二 文学者としての小倉尚斎
 三 山県周南の詩文にみる親交
 四 学統学派をこえて
 五 結び

第六章 山県周南撰文「長門国明倫館記」――明倫館教育の精神的支柱――
 一 本章の目的
 二 「長門国明倫館記」訳注
 三 解題――撰文の意義について――

第七章 山県周南から吉田松陰へ――幕末長州藩への遺産――
 一 本章の目的
 二 松陰と徂徠学の接点
 三 徂徠学の教育論と松陰
  三-一 個性の尊重について
  三-二 学習形態について
  三-三 英才教育について
 四 山県周南の教育論と松陰 
 五 結び

結 語

附 章 長州の藩学概観
 一 毛利家好学の伝統
 二 藩校明倫館
 三 重建明倫館
 四 支藩の藩校・郷学・私塾
 五 山口明倫館と萩明倫館
 六 結び


あとがき
索  引
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百聞よりも一見 探訪・広島県の考古学 

編者
脇坂光彦・小都 隆 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
260 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2013年8月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-224-8 
Cコード
C0020 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本 一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
広島県内の魅力的な遺跡・文化財を選出し、現地探訪のためのガイドと考古学に基づく基礎資料や最新情報を紹介。書評

より詳しくご紹介
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   【巻頭カラー図版】

1 花岡岩切石の石室に家形石棺―国史跡・御年代古墳(終末期)
2 沼田川下流域に運ばれてきた兵庫県竜山石(凝灰岩)製の家形石棺
3 分散している組合せ式家形石棺(竜山石製)―貞丸2号古墳のものか
4 国史跡再発見―歴史公園として整備が進む安芸国分寺跡
5 国史跡再発見―実態がつかめてきた鏡山城跡の堀切・畝状竪堀群
6 「石つき之もの共」による立石を配した独特の石垣
7 近代の戦争関係遺跡―大久野島の要塞跡
8 近代の戦争関係遺跡―大久野島の毒ガス遺跡

   【本文】

1 旧石器・縄文・弥生時代
  木の宗山遺跡(広島市)
  恵下山遺跡群(広島市)
  西願寺山墳墓群(広島市)
  西ガガラ遺跡(東広島市)
  帝釈寄倉岩陰遺跡(庄原市)
  帝釈観音堂洞窟遺跡(神石高原町)
  矢谷墳墓(三次市)
  花園遺跡(三次市)
  佐田谷墳墓群(庄原市)
 
2 古墳時代
〈西部・中部地域〉
  宇那木山2号古墳(広島市)
  湯釜古墳(広島市)
  畝観音免古墳群(海田町)
  給人原古墳群(広島市)
  中馬八ッ塚古墳群(安芸高田市)
  山部大塚古墳(安芸高田市)
  戸島大塚古墳(安芸高田市)
  甲立古墳(安芸高田市)
  三ッ城古墳(東広島市)
  横大道1・2号古墳(竹原市)
  梅木平古墳(三原市)
  御年代古墳(三原市)
  貞丸1・2号古墳(三原市)
  溜箭古墳(三原市)
  黒谷(黒谷暮坪1号)古墳(三原市)
  神田2号古墳(世羅町)
〈北部地域〉
  辰の口古墳(神石高原町)
  八鳥塚谷横穴墓群(庄原市)
  唐櫃古墳(庄原市)
  旧寺古墳群(庄原市)
  粟屋高塚古墳(三次市)
  岩脇古墳(三次市)
  浄楽寺古墳群(三次市)
  七ッ塚古墳群(三次市)
  三玉大塚古墳(三次市)
〈東部地域〉
  迫山1号古墳(福山市)
  大坊古墳(福山市)
  石鎚山1号古墳(福山市)
  猪の子1号古墳(福山市)
  掛迫6号古墳(福山市)
  山の神古墳(福山市)
  二子塚古墳(福山市)
  大迫金環塚古墳(福山市)
  大佐山白塚古墳(福山市)
  尾市1号古墳(福山市)
  曽根田白塚古墳(福山市)
  南山1号古墳(府中市)

3 古代
  安芸国分寺跡(東広島市)
  下本谷遺跡(三次市)
  寺町廃寺(三谷寺)跡(三次市)
  宮の前廃寺跡(福山市)

4 中世
〈西部地域〉
  小倉山城跡(北広島町)
  吉川元春館跡(北広島町)
  万徳院跡(北広島町)
  抻束製鉄遺跡(北広島町)
  今田氏城館跡(北広島町)
  高松城跡(広島市)
  鏡山城跡(東広島市)
  御薗宇城跡(東広島市)
  木村城跡(竹原市)
  郡山城跡(安芸高田市)
  五龍城跡(安芸高田市)
〈北部・東部地域〉
  五品嶽城跡(庄原市)
  大富山城跡(庄原市)
  甲山城跡(庄原市)
  比熊山城跡(三次市)
  高杉城跡(三次市)
  万福寺跡の石塔群(世羅町)
  高山城跡(三原市)
  新高山城跡(三原市)
  浄土寺の石塔(尾道市)
  相方城跡(福山市)
  草戸千軒町遺跡(福山市)
  神辺城跡(福山市)
  一乗山城跡(福山市)

5 近世
  六の原製鉄遺跡(庄原市)
  古家真屋敷跡(庄原市)
  堂々川砂留群(福山市)
  金名の郷頭(福山市)
  坊地峠の藩境碑(尾道市)
  福山城跡(福山市)
  三原城跡(三原市)
  亀居城跡(大竹市)
  広島城跡(広島市)

6 近代
  三高山要塞跡(江田島市)
  大久野島戦争遺跡(竹原市)

〈見学施設〉考古資料見学のための博物館・資料館等
〈概論〉知っておきたい考古学から見た地域相
〈附編〉広島県の中世城館跡の分類と編年
〈略年表〉主要な遺跡の略年表
詳しく知る参考文献
広島県の主要河川と代表的遺跡などの略位置
あとがき
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言語活動を支える論理的思考力・表現力の育成 ―各教科の言語活動に「根拠」「理由づけ」「主張」の三点セットを用いた学習指導の提案―

編者
河野順子・熊本大学教育学部附属小学校 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
276 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2013年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-225-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
対話や討論を適宜導入して授業を進める「論理科カリキュラム」の開発と実践。熊本大学教育学部附属小学校、附属中学校への実践から考える思考力・表現力の育成への取り組み。
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はじめに…………………筑波大学監事・お茶の水女子大学名誉教授 内田伸子

第1章 言語活動を支える論理的思考力・表現力育成重視の背景……河野順子
 1 新学習指導要領改訂の要点
 (1)基本的な知識及び技能の習得とその活用
 (2)学習における「言語活動」の具体化
 (3)PISA型読解力の育成
 (4)指導事項としての教科内容の具体化
 2 論証能力を支える論理的思考力の発達に関する調査
 (1)研究の目的と方法
 (2)調査結果の分析
 (3)補論
 (4)論理的コミュニケーション能力育成のためのカリキュラム案

第2章 論理的コミュニケーション能力育成のための指導例……河野順子
(河野)言語活動を支える論理的思考力・表現力の育成
 1 論理的コミュニケーション能力育成のための教材開発
 (1)話し合いの手引き①(小学校高学年から中学校へかけて活用)
 (2)話し合いの手引き② 
 (3)話し合いの手引き③(状況的場の設定)
 2 論理的コミュニケーション能力育成のための発達に応じた手引き例
 (1)低学年の台本型手引きの例
 (2)中学年の台本型手引きの例
 (3)高学年の台本型手引きの例

第3章 論理的思考力育成のための学びのデザイン例
 1「いろいろなくちばし」1年の実践構想(玉名市立大野小学校 高山裕子実践)
 2「いろいろなくちばし」1年の学びのデザインの特性

第4章 言語活動を支える論理的思考力・表現力育成のための実践事例
 1 国語科実践
 (1)「冬眠する動物たち」3年……下中一平
 (2)「平和のとりでを築く」6年……井上伸円
(河野)はじめに
 (3)文学的文章の読みの指導における思考力・判断力・表現力の育成
   ―三角ロジックを用いた授業の効果と指導について―……有田勝秋
 (4)複数教材を用いて複雑な論証過程を読み取る説明的文章の学習指導……古賀洋一
 2 算数科実践
 (1)グラフや表で伝えよう、私の考え(ぼうグラフと表)……水上洋平
 (2)バラバラってどういうこと?(5年「資料の調べ方」)……余宮忠義
(河野)言語活動を支える論理的思考力・表現力の育成
 3 社会科実践
 (1)「全国統一への働き」6年……島田一仁
 4 理科実践
 (1)「物がとける」とは(5年「物の溶け方」)……原口淳一
 5 体育科実践
 (1)切実な思いから出発し、論理的に思考することで解決へ向かう
     キックベースボールの学習指導……西村正之
 (2)学びに夢中になる台形フラッグフットボール……豊田誠一郎
 6 生活科実践
 (1)「おたずね」により論理的思考・表現を促す生活科学習……藤本裕人
(河野)はじめに
 7 道徳実践
 (1)道徳学習における思考力・判断力・表現力……坂口一成
 8 外国語実践
 (1)小学校外国語活動で「ことば」を意識化させるアプローチ
    ―メタ言語意識を促進するために―……前田陽子


おわりに……河野順子
索  引
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英語授業のEFL的特性分析 ――タイの中等学校におけるケース・スタディ――

著者
立花千尋 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
342 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
2013年7月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-201-9 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
タイのアユタヤ地区の中等学校における英語授業分析や談話分析、教師の授業言語の使い方を通してEFL授業の特質を明らかにし、EFL環境に適する授業のモデルの提案を試みる。
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概 要

序 章
1 研究の動機
2 コミュニケーション志向の英語教育の現状

第1章 研究の理論的背景
 はじめに
1 タイと日本の英語教育
 1.1 EFL環境の視点と日本の英語教育政策
  1.1.1 日本の公教育における英語教育政策の諸問題
  1.1.2 日本のEFL環境に適した英語教育仮説
 1.2 タイの英語教育の歴史的変遷
  1.2.1 タイの言語政策
  1.2.2 タイの外国語教育史の概観
  1.2.3 タイの言語教育
  1.2.4 タイの小学校英語教育
  1.2.5 タイの中等学校英語教育
2 英語教育におけるESL環境とEFL環境
 2.1 ESLとEFLの定義
 2.2 英語教育におけるESLとEFLの概念規定
  2.2.1 ESL環境とEFL環境における英語教育のねらい
  2.2.2 日本におけるバイリンガリズム
3 コミュニカティブ・ランゲージ・ティーチングの歴史的背景と指導理念
 3.1 コミュニカティブ・ランゲージ・ティーチングの歴史的背景
 3.2 コミュニカティブ・ランゲージ・ティーチングの基本的理念と批判
 3.3 EFL環境におけるコミュニカティブ・ランゲージ・ティーチングの適合性
4 英語教室の談話構造とクラスルーム・リサーチ

第2章 教師ことば(teacher talk)研究と先行研究の知見
 はじめに
1 教師ことば(teacher talk)の基本概念
 1.1 外国人ことば(フォリナー・トーク)
 1.2 赤ちゃんことば(ベビー・トーク)
 1.3 教師ことば(ティーチャー・トーク)
2 教師ことば(ティーチャー・トーク)の主な特徴
 2.1 教師ことばの修正(モディフィケーション)
  2.1.1 修正(モディフィケーション)の分類
  2.1.2 修正(モディフィケーション)の問題点
 2.2 教師ことばの質問(クエスチョン)
  2.2.1 教師の質問(クエスチョン)の重要性
  2.2.2 教師の質問(クエスチョン)の分類
  2.2.3 教室で用いる質問(クエスチョン)のタイプ
 2.3 教師ことばのフィードバック(フォローアップ)
  2.3.1 内容に関するフィードバック
  2.3.2 形式に関するフィードバック
  2.3.3 フィードバックの問題点
 2.4 外国語(EFL)教授における教師の母語使用の役割
  2.4.1 ティーチャー・トークとしての目標言語(TL)使用の限界
  2.4.2 EFL環境におけるティーチャー・トークとしての母語(L1)使用の可能性
 2.5 本研究におけるティーチャー・トークの意義と展望
  2.5.1 英語授業におけるティーチャー・トークの重要性
  2.5.2 EFL授業におけるティーチャー・トークの着眼点(有効性)
  2.5.3 ティーチャー・トークと教師教育

第3章 研究のリサーチ・デザイン
1 研究目的
2 研究仮説
3 研究の方法
3.1 授業分析
 3.1.1 定量的授業分析
  3.1.2 定性的授業分析(記述分析)
 3.2 談話分析
  3.2.1 定量的談話分析
  3.2.2 定性的談話分析(記述分析)
 3.3 母語(タイ語)使用に関する分析方法
  3.3.1 定量的母語使用分析
  3.3.2 定性的母語使用分析
4 分析対象
 4.1 教授者と学習者
 4.2 抽出学習者の様子
5 データ収集と分析手順
 5.1 データ収集の方法
 5.2 データの分析手順

第4章 タイの英語授業の予備的研究(調査1)
1 タイの英語授業観察(調査1)の背景
2 分析方法(調査1)
 2.1 分析観点
  2.1.1 授業分析観点
  2.1.2 談話分析観点
 2.2 分析対象
  2.2.1 分析対象授業
  2.2.2 分析対象者
3 授業言語データ
 3.1 教師Aの場合
 3.2 教師Bの場合
4 分析データと結果
 4.1 授業分析(調査1)
  4.1.1 定量的授業分析データ
  4.1.2 定量的授業分析の結果
  4.1.3 考察
 4.2 談話分析(調査1)
  4.2.1 定性的談話分析結果
  4.2.2 考察
  4.2.3 定量的談話分析結果
  4.2.4 考察
5 談話分析考察のまとめ(調査2への示唆)
 5.1 データの再構成
 5.2 予備的研究からの示唆
 5.3 本研究への展望

第5章 タイの英語授業の本格的観察(調査2)
1 タイの英語授業の予備的研究から本研究へ
 1.1 タイの英語授業観察(調査2)の背景
2 調査2への研究の枠組みの再構成
 2.1 授業分析
  2.1.1 授業分析方法
 2.2 談話分析
  2.2.1 談話分析観点
3 分析対象
 3.1 分析対象授業
 3.2 分析対象者
4 分析の実際
 4.1 授業分析の実際
  4.1.1 授業分析マトリックス
  4.1.2 定量的授業分析データ処理(言語比率の算出式)
  4.1.3 定量的授業分析結果
  4.1.4 定量的授業分析の解釈
  4.1.5 考察
 4.2 談話分析の実際
  4.2.1 Modified Input / Modified Interactionの定量的談話分析
  4.2.2 SETT処理の定量的談話分析
  4.2.3 Modified Input / Modified Interactionの定性的談話分析
  4.2.4 SETT処理の定性的談話分析
5 英語授業でのタイ語(母語)使用
 5.1 タイ語使用分析のための観点づくり
  5.1.1 〔A〕言語指導に用いたタイ語の抜粋
  5.1.2 〔B〕学習活動や言語活動の説明に用いたタイ語の抜粋
  5.1.3 〔C〕教室管理・運営に用いたタイ語の抜粋
 5.2 定量的タイ語使用分析の実際と結果
  5.2.1 定量的タイ語使用分析結果
  5.2.2 定量的タイ語使用分析結果の考察
  5.2.3 定性的タイ語使用分析

第6章 考察のまとめとEFL環境の共通項
 はじめに
1 タイの英語授業に関する諸分析の考察のまとめ
 1.1 授業分析について
 1.2 談話分析について
  1.2.1 Modified input / Modified interactionの場合
  1.2.2 SETT処理の場合
  1.2.3 母語(L1)使用の場合
 1.3 考察の総合的見解
2 日本の英語教育の視点から見たタイの英語授業
 2.1 日本の英語教師の授業観
 2.2 日本との対比的見地から見たタイの英語授業
3 EFL環境におけるタイと日本の英語授業に共通する特性

第7章 EFL授業での母語(L1)使用の意義
 はじめに
1 英語授業における母語(L1)使用の理論的背景
 1.1 タイの英語授業での母語使用の実態
 1.2 日本の英語授業での母語使用に関する考え方
2 EFL環境における英語授業での母語(L1)使用の意義

第8章 EFLコンテクストに適した授業モデルの可能性 母語の有効な活用の視点から
 はじめに
1 EFL型授業観の構築
2 EFL環境における英語授業での母語使用の条件
3 EFL型授業モデルの可能性(母語の有効な活用の視点から)

終 章 研究成果と今後の課題
1 本研究でなしえたこと
2 今後の課題

参考文献
謝  辞
索  引
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窪田次郎 ――美しき明治人――

著者
有元正雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
194 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2013年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-220-0 
Cコード
C1023 
ジャンル
哲学・宗教 歴史・考古・民族/日本
 
内容
富も名誉も求めることなく地方民衆の教育に尽くし、民権活動、医療結社と病気治療に生涯をかけた窪田次郎の人間史をたどる。
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第一章 生まれた村・家と修学
 一 生まれた村と家
 二 修学と就業

第二章 藩政末期の活動
 一 民政についての建言
 二 医院二等教授の辞任
 三 啓蒙所の設立
 四 報国両替社の設立
 五 粟根村代議人制の設置
 六 廃藩置県と上京

第三章 小田県時代の思想形成と活動
 一 人間論の深化
  1 政教一致論/2 生素説
 二 啓蒙的諸活動
  1 細謹社の創設/2 粟根村博聞会の開設/3 養蚕伝習組織の結成
 三 諸種の建議と方策
  1 若連中・講中の禁止/2 賞賜局開設と大麻につき建言・演説
 四 医療関係の活動
 五 議会構想と民権活動
  1 下議員結構の議案提出/2 小田県臨時議院の開設/3 蛙鳴群の結成と活動/4 衡量算社の結成
 六 夢物語と戯文
  1 夢物語の意味/2 老鉄艦への戯文

第四章 地租改正反対の闘争
 一 小田県時代
 二 岡山県時代
 三 広島県時代
 四 租税改革論の特徴

第五章 広島県移管から岡山移住まで
 一 医師免許の取り上げ
 二 続・人間論の深化―文明の三大件
 三 精神の動揺
  1 政治と社会観/2 問鼎社の組織/3 恩師阪谷朗盧の死
 四 医療結社と医業
  1 医会の結成と活動/2 衛生会の結社と活動/3 コレラ・麻疹(はしか)対策/4 共同治療と解剖/5 医学研究上の業績(照影望診法・片山病・バセドウ病)/6 日常的な医療活動

第六章 岡山移住以後
 一  岡山移住
 二  医療・衛生活動
 三  最後の政治論
 四  晩年と死

第七章 終章
 一 窪田家の家計
 二 次郎の日常生活
 三 医師としての特性
 四 行動のパターン
 五 人間論の特徴
 六 明治の国家観
 七 窪田次郎とは

  参考文献
  あとがき
  事項索引
  人名索引
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逍遥の旅人 

訳者
田辺洋子[チャールズ・ディケンズ著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
425 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2013年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-219-4 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/小説・童話
 
内容
『オール・ザ・イヤー・ラウンド』誌掲載の随筆や素描をまとめたものと、その後の廉価版、全集版、ギャズヒル版に収録した作品、合計37篇を一冊にまとめた The Uncommercial Traveller 全訳。
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第一章  商いのあらまし
第二章  難破
第三章  ウォッピング救貧院
第四章  とある安劇場の二様の眺め
第五章  哀れ、商船船乗り
第六章  旅人用軽食
第七章  外つ国への旅
第八章  「グレイト・タスマニア号」の船荷
第九章  ロンドン・シティーの教会
第十章  照れ屋の界隈
第十一章 流浪人
第十二章 ダルバラ・タウン
第十三章 夜半の散策
第十四章 貸間
第十五章 乳母の物語
第十六章 アルカディア風ロンドン
第十七章 イタリア囚人
第十八章 カレー行き夜行郵便船
第十九章 死すべき運命に纏わる記憶
第二十章 誕生日の寿ぎ
第二十一章 半日制学童
第二十二章 グレイト・ソルト湖行き
第二十三章 不在者の街
第二十四章 懐かしの駅馬車旅籠
第二十五章 新生イングランドの茹で牛肉
第二十六章 チャタム造船所
第二十七章 フランス領フランドル地方にて
第二十八章 文明世界の呪い師
第二十九章 ティトゥブル養老住宅
第三十章  破落戸
第三十一章 船上にて
第三十二章 東方の小さな星
第三十三章 一時間でささやかなディナーを
第三十四章 バーロゥ先生
第三十五章 素人巡回中にて
第三十六章 人生の遊び紙
第三十七章 絶対禁止への訴え

訳注
付録:デント・ユニフォーム版序説抄訳
解説:『逍遥の旅人』の「旅」の行方
訳者あとがき
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SF・科学ファンタジー句集 

編著
天瀬裕康 
シリーズ
 
助成
 
判型
新書 
ページ
146 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2013年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-221-7 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
SF俳句は存在するのか? 様々な俳句から見える科学や宇宙、SFの世界をのぞく。
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 まえがき

第1部 異端的な俳句史とSF
A 俳諧の独立
B 明治以後――多様性の俳句
C 文芸家たちと俳句
D 特殊なジャンルで
E 戦後の展開
F 海外俳句、ハイク、サイファイク
G 科学俳句とSF俳句

 第2部 若干の実作 
A 俳句もSFもあまり詳しくない人へ
  SF(エスエフ)とは?
  作家と作品
  出版物とイベント
 ☆間奏曲1:季語、分ち書き・切字

B SFは知っているが俳句はNo!の人へ        
  口語俳句もなめらかに
  SF周辺句
  科学俳句も
 ☆間奏曲2:多行俳句と句読点、SFテーマ

C 俳句は知っているがSFはNo!の人へ
  多行俳句
  SFもどき
  連作風に
 ☆間奏曲3:連作・群作と詩的展開

D 俳句もSFも知っている人へ
  口語・新仮名遣い
  有季・新仮名遣い・文語
  有季・旧仮名遣い・文語

 第3部 同好の句を求めて
A 『鴉』の人たち
B 『新青年』研究会の会員から
C 佐伯文芸クラブのこと
D 広島県現代俳句協会
E 宇宙船句会、会報と句集
F 俳誌『太陽』
G 個人的繋がりによって
H SF俳句に挑む人々

<付>川柳について

 あとがき
 参考文献
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続・広島の文学碑めぐり 

著者
西紀子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
352 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2013年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-217-0 
Cコード
C0091 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
広島県内の原爆文学碑・句碑・歌碑・詩碑・文学碑を訪ねあるく第二弾。作品の背景から現地の様子までみつめ綴る。書評

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まえがき

  1 原爆文学の碑めぐり

1 鎮魂の文学碑(一)――湯川秀樹博士の碑・旧市女の慰霊碑・旧二中の慰霊碑――
2 鎮魂の文学碑(二)――草野心平の碑・中曽根康弘氏の碑・旧産業奨励館職員の碑――
3 鎮魂の文学碑(三)――被爆動員学徒慰霊慈母観音像の碑・慈母の像の碑――
4 永井隆博士の碑
5 峠三吉 広島YMCA玄関の碑
6 原民喜 原爆65周年追憶碑
7 原民喜 茶臼山城址の碑
8 大田洋子 広島宝勝院の碑
9 大田洋子 廿日市・玖島の碑

  2 句碑めぐり

1 江見水蔭の碑
2 尾道・瀬戸田向上寺の碑
3 山頭火のふすま絵と新しい碑
4 山頭火句碑の前で
5 山頭火 竹原と広島・井口の碑
6 山頭火 安芸高田・上根峠の碑
7 正岡子規 呉の新しい碑
8 高浜虚子 広島本照寺の碑
9 鷹羽狩行の碑に出会って
10 芭蕉の碑

  3 歌碑めぐり

1 中村憲吉 国境の碑
2 近藤芳美 世羅郡・世羅町の碑
3 近藤芳美 広島妙詠寺の碑
4 広島・上瀬野の万葉歌碑
5 廿日市・大野の万葉歌碑
6 呉海軍墓地の万葉歌碑
7 広大附属福山の万葉歌碑
8 大伴旅人 福山・鞆の浦の新しい碑
9 今川了俊 廿日市・大野の碑
10 今川了俊 尾道・向島の碑

  4 詩碑めぐり

1 菅茶山 尾道の碑
2 葛原しげる 福山・神辺の童謡碑

  5 文学碑めぐり

1 田山花袋 府中・上下の碑
2 火野葦平 庄原の碑
3 広島“広高の森”の碑
4 尾道・因島“つれしおの石ぶみ”
5 尾道・因島その他の碑
6 三原の文学碑

あとがき
引用・参考文献
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綴ると解くの弁証法〈増補改訂版〉 ――教育目的論を考える――

著者
中内敏夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
202 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2013年6月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-218-7 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
『赤い鳥』誌の読者・投稿者層、それにともなう選・評文に起きた微妙な変化を読み解き、綴方教師たちが直面してきた現状と歴史を考察。増補を加えた改訂増補版。
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序論

一 『赤い鳥』綴方における「ありのまま」の論理

 1 鈴木三重吉における唯美主義と写生主義
  (一)唯美主義
  (二)漱石の「内発・外発」論
  (三)方法としての「ありのまま」に
 2 『赤い鳥』綴方運動の実情
  (一)課題と自由
  (二)学級でのかたちと社会過程
   ア よい作品のためのよい経験
   イ 教育過程の跛行
   ウ ピラミッド型学級構造
  (三)ひろがりの社会階層
二 菊池知勇の日本綴方教育研究会
  (一)準会誌『綴方教育』と自然主義作家および民衆詩派詩人
  (二)日本綴方教育研究会運動の実情
  (三)「ありのまま」の階層性と書き綴ることの変貌
   ア 土の綴方
   イ 村の綴方
三 小砂丘忠義の『鑑賞文選』と『綴方読本』選評の性格
  (一)在郷時代の小砂丘忠義  
  (二)自由民権運動を継ぐ人びと
  (三)「人民ノ元気」と子どもの元気――綴方指導の目的と方法
  (四)目的論再考――小砂丘忠義における「転向」問題
  (五)もうひとつの「ありのまま」に綴ること
  (六)『続・山びこ学校』と到達度評価
  
四 「ありのまま」にという方法の新しいかたち
  (一)中原克巳という人材
  (二)長帖とオレンジ・パンフ
  (三)両者の異同
  
付論 日本における教育方法近代化の構造
   ――「書くこと」による人格形成から「読むこと」による
     人格形成への転回の表層と深部
 1 問題の設定
 2 「書くこと」による人格形成の発生
 3 「読むこと」による指導の成立
 4 近世学校の方法に現われた近代化の萠芽
 5 むすび
  
あとがき
〔増 補〕教育目的論を考える
索 引
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呉天竺三蔵康僧会旧雑譬喩経 全訳 壺の中の女 

訳者
西村正身・羅黨興 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
240 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2013年5月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-214-9 
Cコード
C1014 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
『旧雑譬喩経』全61話日本語初翻訳。文学世界のなかにおける説話という観点に立って仏教説話を見直す。
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凡 例

(数字は通し番号)

巻 上

1  商人と人喰い鬼
2  孔雀王
3  燃える服
4  借金の報い
5  悔いた兄嫁
6  龍に生まれ変わった沙彌
7  月女
8  三人の酔っ払い
9  比丘尼に生まれ変わった犬
10 比丘への布施
11 教えを少し理解した夫婦と比丘
12 釜の中の金
13 出家僧と人喰い鬼の距離
14 七宝を埋める
15 斎戒の功徳
16 淫らな沙門
17 正妃を救った若い沙門
18 欲深な伊利沙をこらしめる帝釈天
19 妻と王妃の不貞
20 鳥に育てられた娘
21 壺の中の女
22 わずかな手掛かりからの推理
23 持ち逃げされた女と狐
24 雄羊の忠告――動物の言葉
25 買った禍
26 山火事を消す鸚鵡
27 道端の大金を巡る殺し合い
28 偽りの誓い
29 最も立派に振舞ったのは誰か?
30 戻ってきた指環
31 小さな泥の住まいの功徳
32 悟りの機縁は人さまざま
33 真昼に松明をかざす梵志
34 化粧をする沙門
35 一粒の種
36 屠殺を生業としていた男の報い
37 眠り込んだ妻の落とした剣で死んだ夫
38 魚身と屈強な男

巻 下

39 仏陀が教えを説こうとしなかった男
40 金の釜を盗もうとした男
41 女になった若者
42 食べ物を少し残すようになった理由
43 よけいなことをして墜落死した亀
44 沙門に生まれ変わった男
45 人喰い鬼との約束
46 心を入れ替えた太子
47 大便を布施して地獄に落ちた女
48 成し難い四つのこと
49 親しむべきは何か
50 満足を知ることと満足してしまってはいけないこと
51 小便をもらした比丘がそしられるのを見て
52 三回の精進の功徳
53 海で大雨を降らせる龍
54 わが身を供養する兎
55 逃げた人喰い鬼
56 国を棄てて沙門になった王
57 仏塔を巡る王と退却する敵
58 獣の頭と人間の頭
59 馬車から下りて沙門に挨拶する王
60 自分の遺骨をいとおしむ魂
61 鬼に動じぬ沙門
62 日月も私を見ている
63 同じ地獄の釜に落ちた六人の男

羅漢にまつわる七篇

64 手に入れた宝は鉛や錫
65 仏陀にたしなめられた目連
66 天神になった龍王
67 誉められて改心した人々
68 仏陀の愁いが喜びに変わる
69 仏陀に捧げ物をする少年
70 仏陀の教えに従って豚の身に生まれ変わるのを免れた天人


用語・人名・国名等
既訳・類話・文献
書誌(索引を兼ねる)

解説
 一 康僧会の伝記
 二 『旧雑譬喩経』のタイトルと訳者問題
 三 注目すべき類話について
あとがき
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授業研究と授業の創造 

編者
的場正美・柴田好章 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
359 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2013年4月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-216-3 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
授業研究を持続させる基礎となる授業分析の原理と性格、豊かな授業の創造の実践と教師の成長、歴史的にみた授業研究を論じる。授業研究の基礎と具体的応用と展開に役立つ。書評
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第1部 教育学の基礎理論構築のための授業の研究
 第1章 授業分析の方法と課題 (的場正美)
 第2章 授業分析による理論構築と授業過程の可視化手法 (柴田好章)
 第3章 比較授業分析によるティーチング・スクリプトの解明 (サルカール アラニ・モハメッド レザ) 
 第4章 授業分析を通しての子どもの思考の究明 (杉本憲子)
 
第2部 授業の研究と教師の成長
 第5章 校内授業研究を通した教師の学び (副島 孝)
 第6章 授業分析の原理に基づく参加型授業研究会 (柴田好章・毛利隆宏)
 第7章 教員養成における授業研究 (安達仁美)
 第8章 教員免許状更新講義における授業記録検討による教師の気づき (山川法子)
 第9章 授業研究による学校カリキュラムの編成と改訂 (久野弘幸)
 第10章 韓国における授業研究の展開  (千 鎬誠)
 
第3部 豊かな授業の創造
 第11章 協同的な学びの創造 (水野正朗)
 第12章 書くことの教育の充実 (清水亜都子)
 第13章 小学校算数「長さの学習」における概念的な理解と操作活動 (中島淑子)
 第14章 高等学校における総合社会科にもとづく授業開発研究 (堀田貴之)
 第15章 構成的音楽表現活動による音楽教育の創造 (横山真理)

第4部 教育実践の歴史から学ぶ
 第16章 授業研究の起源と歴史 (的場正美)
 第17章 日本における複式学級における授業研究 (深谷圭助)
 第18章 愛知県における戦後新教育実践の展開 (酒井宏明)
 第19章 生活綴方教師の教育観と宗教 (北島信子)


【執筆者】(所属は2013年3月31日現在)
的場 正美(まとば まさみ) 名古屋大学大学院教育発達科学研究科・教授
柴田 好章(しばた よしあき)名古屋大学大学院教育発達科学研究科・准教授
サルカールアラニ・モハメッド レザ 帝京大学教育学部・准教授
杉本 憲子(すぎもと のりこ) 茨城大学教育学部・准教授
副島 孝(そえじま たかし) 愛知文教大学人文学部・教授
毛利 隆宏(もうり たかひろ) 愛知県大府市立大府西中学校・校長
安達 仁美(あだち ひろみ) 信州大学教育学部・助教
山川 法子(やまかわ のりこ) 愛知文教大学人文学部・講師
久野 弘幸(くの ひろゆき) 愛知教育大学・准教授
千 鎬誠(ちょん ほそん) 韓国 全州教育大学校・副教授
水野 正朗(みずの まさお) 名古屋市立桜台高等学校
清道 亜都子(せいどう あつこ) 名古屋女子大学短期大学部・講師
中島 淑子(なかしま よしこ) 名古屋大学大学院教育発達科学研究科・博士後期課程
堀田 貴之 (ほった たかゆき)名古屋大学大学院教育発達科学研究科・博士後期課程,愛知県立刈谷工業高等学校・教諭
横山 真理(よこやま まり) 名古屋大学大学院教育発達科学研究科・博士後期課程,岐阜県 関市立小金田中学校・教諭 
深谷 圭助(ふかや けいすいけ) 中部大学現代教育学部・准教授
酒井 宏明(さかい ひろあき) 愛知教育大学・非常勤講師
北島 信子(きたじま のぶこ) 桜花学園大学保育学部・准教授
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中国対外経済貿易体制史(上) 

著者
片岡幸雄 
シリーズ
広島経済大学研究双書第40冊 
助成
 
判型
A5 
ページ
484 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2013年3月29日 
ISBN
ISBN978-4-86327-215-6 
Cコード
C3033 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
建国から1978年の中国共産党第11期中央委員会第3回全体会議までを中心とする、中国の対外経済貿易の計画・管理体制を系統的に整理。体制の整合性と問題点を実体をもとに考察する。
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まえがき

序 章 本篇の構成

     第一部 対外経済貿易体制の構築過程

第一章  建国当初期の貿易体制とソ連を中心とした相互経済援助
 第一節 建国当初の貿易機構――新中国貿易機構の構築――
 第二節 社会主義国との相互援助の形による外国資本

第二章  計画経済体制の確立と貿易計画・管理体制の形成――貿易の国家独占制の確立と計画・管理体制――
 第一節 貿易政策の基本構造――貿易計画の基礎前提――
 第二節 経済計画機構の確立――国家計画委員会の創設――
 第三節 対外貿易部と系統機構
 第四節 貿易の国家独占制の確立と税関任務の変化
 第五節 商品検査機構
  補論 対外貿易運輸機構

第三章 貿易計画と管理
 第一節 貿易計画の全体構成
 第二節 貿易計画
 第三節 貿易計画の財務的基礎と財務計画
  補論 貿易営業活動に対する流動資金管理
 第四節 協定計画貿易――ソ連との貿易を中心として――

第四章  外国為替管理と社会主義国間相互援助形態資本交流の断絶
 第一節 外国為替管理
 第二節 社会主義国間の相互援助の形の資本交流と断絶

     第二部  集権的計画経済体制の見直しと新たな発展戦略の展開の下における貿易計画と管理体制の変容

第五章  超計画経済発展戦略への傾斜と対外貿易計画の整備・改編
 第一節 超計画経済発展戦略への傾斜
 第二節 計画管理の下放と計画体制の改編
 第三節 貿易計画管理機構整備・改変と再編成
  補論 対外貿易運輸機構

第六章  輸出入商品計画管理体制の確立と管理権下放下の財務体制の改編
 第一節 輸出入商品計画管理体制の確立
 第二節 管理権下放と財務体制の改編

第七章 集権的外貿計画管理体制の回復と機構調整
 第一節 “大躍進”政策の影響と対ソ関係の悪化
 第二節 対外貿易計画管理体制の再集権化と機構調整
 第三節 輸出入商品国内流通体制の改革と再編
 第四節 財務計画管理制度の改革と再編
 第五節 為替管理と内在する問題

     第三部 プロレタリア文化大革命・“四人組”期の対外経済貿易関係

第八章  プロレタリア文化大革命・“四人組”期の対外経済貿易関係
 第一節  資本主義殲滅(掃滅)闘争と社会主義経済建設への狂奔・散華
 第二節  プロレタリア文化大革命・“四人組”期の経済計画管理体制
 第三節  プロレタリア文化大革命・“四人組”期の対外貿易管理体制
 第四節 貿易計画管理・実務担当機構
 第五節 貿易決済と為替管理機構
 第六節 貿易財務
 第七節 貿易金融機構と貿易金融
  補論 貿易商品検査機構と対外貿易運輸機構

     第四部  プロレタリア文化大革命・“四人組”期の混乱収束から改革・開放政策への転回過程における対外経済貿易体制の再編

第九章  プロレタリア文化大革命・“四人組”期の混乱収束から改革・開放政策への転回過程における対外経済貿易体制の再編
 第一節 改革・開放政策探索の二つの源流
 第二節  プロレタリア文化大革命・“四人組”期の混乱収束直後からの経済運営と党第11期3中全会後の新たな指向
 第三節  プロレタリア文化大革命・“四人組”期の混乱収束直後からの対外経済貿易体制と党第11期3中全会後の新たな指向
  補論 輸出促進と価格体系、税制問題

巻末付表
初出一覧
索  引
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朝鮮語教程 

著者
小西敏夫・岸田文隆・酒井裕美 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
124 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2013年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-213-2 
Cコード
C3087 
ジャンル
言語学〈英語・その他〉
 
内容
中級レベルの学習者を対象したテキスト。代表的な歴史的文献に触れ、語学の勉強を通して将来本格的な文献購読を行うための基礎を養成する。
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まえがき

第1課  訓民正音
第2課  月印釈譜
第3課  高麗歌謡
第4課  時調
第5課  小児論
第6課  朝鮮語訳
第7課  惜陰談
第8課  漂民対話
第9課  従政年表
第10課  西遊見聞
第11課  独立新聞
第12課  
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原文で読むスウェーデン社会 ―スウェーデン社会を学ぶ者のための資料集―

著者
高橋美恵子・古谷大輔・ウルフ・ラーション 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
176 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2013年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-212-5 
Cコード
C3087 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米 言語学〈英語・その他〉
 
内容
スウェーデンの社会・文化に関するエッセイ、公刊物等の主要部分を抜粋し、適切な解説による語学学習と社会研究を兼ねた格好の原語資料集。大学生向きテキスト。
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 まえがき
 本書利用の手引き

1章 中世のスウェーデン社会 Det svenska samhallet under medeltiden

 現代のスウェーデン人歴史学者による中世スウェーデン社会の概観
 ダーラナ法(1300年頃)より
 自由の特許状(1319年)より
 マグヌス・エーリックソン国法(1350年頃)より
【コラム スウェーデンの歴史に関する基本文献】

2章 近世のスウェーデン社会 Det svenska samhallet under den tidiga moderna tiden

 現代のスウェーデン人歴史学者による近世スウェーデン社会の概観
 ヴェステルオース議会におけるグスタヴ1世ヴァーサの演説(1527年)より
 『家の図』より
 王国議会におけるグスタヴ2世アードルフの演説(1630年)より
【コラム スウェーデン語の史料を読むための参考資料】

3章 近代のスウェーデン社会 Det svenska samhallet under modern tid

 現代のスウェーデン人歴史学者による近代スウェーデン社会の概観
 王国議会におけるJ.A.グリーペンステットの演説(1857年)より
 王国議会におけるP.A.ハーンソンの演説(1928年)より
 サルトシュバーデン協定(1938年)より
【コラム スウェーデン語の綴りの変化】

4章 福祉国家、民主主義 Valfardsstat, demokrati

 1930年代の福祉国家理念の誕生とその後の変遷:社会学者著書
 ミュールダール夫妻による少子化社会への警鐘:1934年出版『人口問題の危機』の一節
 エスピン・アンデルセンによる福祉国家の三類型
 スウェーデン型福祉モデルの特徴:社会省報告書
 スウェーデン・モデルの特徴:歴史学者共著書
 個人の福祉と潜在能力:社会学者の論文
 国民負担に対する意識と福祉国家への信頼感:社会学者の報告書(国会社会保険調査)
 民主主義の理念と政体:国会ホームページ
 スウェーデンの基本法・地方分権―外国人向け生活の手引き:ユーテボリ市・西ユータランドレエーン府発行

5章 社会的公平、男女平等 Jamlikhet, jamstalldhet

 社会的公平と男女平等―人権の視点から:地方行政府ホームページ
 社会階層:社会学者共著書
 男女同権に向けて―女性解放運動:経済史学者共著書
 1970年代の男女平等政策の発展と課題:歴史学者共著書
 ジェンダー・システム:歴史学者(ジェンダー論)著書
 男性と平等―諸領域での男女格差の是正にむけて:政府委員会指令
 あらゆる差別の撤廃にむけて:差別オンブズマン・ホームページ

6章 教 育Utbildning

 就学前教育・初等中等教育において提供されるプログラム:学校庁ホームページ
 教育制度の変遷と高等教育機関の拡充:社会学者著書
 教育政策の特徴:社会人類学者と政治学者による共著書
 学校教育におけるキャリアプラン:国際経済学者の報告書(財務省)
 学校教育の特徴と意義:国の学校監査機関による報告書
 教育における男女格差の是正:労働ジャーナリストの報告書より、国際経済学者の議論をまとめた一節
 学校におけるいじめ問題と対策:学校庁報告書
 就学前クラスと学童保育の意義:学校庁報告書

7章 労働 Arbete

 スウェーデンの労使関係の特徴:社会学者共著書
 雇用政策の目標:雇用省発行のガイドブック
 労働時間法―所定労働時間:労働環境庁報告書
 ジェンダー分業と女性の就労:経済史学者著書
 労働とジェンダー ―男女賃金格差:経済史学者著書
 就職活動と社会関係資本:社会人類学者著書
 失業給付制度:公共職業安定所ホームページ
 所得税率:外国人向け生活の手引き(イエーテボリ市・西ユータランドレーン府発行)
 公的年金制度の仕組み:国際経済学者報告書
 スウェーデン人の夢の職業:Dagens Nyheter紙

8章 家族 Familj

 家族政策の特色―子どものいる家族への経済的・社会的支援:政府報告書
 家族の変容と多様性:社会心理学者の著書
 離別後の親子関係と居住状況:中央統計局発行のジャーナル論文
 稼得役割の変化―新しい父親像:ジェンダー歴史学者と社会心理学者の共著書
 カーリング・ペアレントの実態と問題点―育児指南の変遷:児童臨床心理士とジャーナリストの共著
 行為者としての子ども―子どもの権利の視点から:家族社会学者の著書
 家庭における子どもへの暴力:子どもオンブズマン報告書
 家族動向―子どもの居住状況:中央統計局報告書
 性的マイノリティの親をもつ子どもの実態:ジェンダー学者の共著書

9章 高齢者福祉 Aldreomsorg

 高齢者政策の理念とその変遷:地方自治体連合の報告書
 高齢者向け公的サービス:社会福祉庁発行のガイドブック
 家族介護―インフォーマル・ケアに関する考察:社会福祉学者の報告書
 家族介護の実態:社会福祉庁ホームページ
 高齢者の生活実態:社会福祉庁報告書
 高齢者による介護サービスの評価:中央統計局発行のジャーナル論文

10章 住居 Bostad

 住宅政策の理念と意義:住宅庁報告書
 住宅政策による居住水準の変化と居住格差・居住地分離:文化地理学者の研究報告書
 居住水準の向上:中央統計局発行のジャーナル論文
 親元からの独立年齢:住宅庁報告書
 住居の探し方:住宅庁・消費者庁提供のホームページ Om boende.se (住居について)
 住宅契約形式(4種類):住宅庁ホームページ
 住宅形態:中央統計局
 住宅広告―居住権付きマンション

11章 余暇、生活文化 Fritid, vardagskultur

 野外活動の意義:文化・経済地理学者の著書
 自然享受権:自然保護庁ホームページ
 国民の文化的活動調査の結果:文化省報告書
 若者の文化的活動の理念と変遷―ストックホルムを例として:社会学者(若者・音楽文化論)の論文(青少年庁発行
 余暇活動・環境:LO(ブルーカラー労働組合連盟)の研究員による報告書
 食生活の変化:食品庁報告書

12章 多様性と変容 Mangfald och forandring

 移民・難民受け入れの変遷、コミューンが管轄する外国人入国者への生活支援:政府報告書
 社会保障を支える現役世代としての高齢者と外国人労働者:中央統計局発行のジャーナル論文
 外国人の労働問題と賃金格差にみる社会的排除:文化人類学者と社会学者による共著書
 外国人排斥活動への政治勢力の影響:社会学者の共著論文
 子育て家族の貧困問題と家族政策の課題:社会福祉学者の調査報告書(セーブ・ザ・チルドレン・スウェーデン発行)
 ホモセクシュアル、バイセクシュアル、トランスジェンダーに関する就学前学校における人権啓発・教育(学校庁)
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海軍兵学校英学文献資料の研究 ――広島大学転用図書に基づく、目録の作成、英学と福音・言語教育と平和への望み――

編著
寺田芳徳 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
408 
定価
11,000円 (本体10,000円 )
発行日
2013年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-208-8 
Cコード
C3037 
ジャンル
英語教育
 
内容
海軍兵学校英学資料に基づいて旧帝国海軍における諸問題を英学の視点から考察。長州藩の洋学・英学研究、広島の英学資料等によって戦前の英学、英語教育を基礎とする英学文化検証する。
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推薦のことば…………… 伊藤弘之
祈念と追悼のことば…… 森岡祐二
推薦のことば…………… 五十嵐二郎
序文……………………… 寺田芳徳

第1編 海軍兵学校旧蔵図書資料が広島大学に転用された英学文化史上の意義について

 第1章 英書に見る広島の英学―庄原英学校、海軍兵学校、加計隅屋文庫を主に―
 〔1〕英学文献資料の調査・研究・展示の経緯
 〔2〕調査研究資料1〈庄原英学校関係〉
 〔3〕調査研究資料2〈海軍兵学校関係〉
 〔4〕調査研究資料3〈広島県山県郡加計町加計家第12代主 故加計正文所蔵英学関係〉
  <加計隅屋文庫関係>

 第2章 旧海軍兵学校英学文献資料の研究(一)―広島大学転用図書に基づく―
 〔1〕はじめに―文化史上重大な変革期における図書文献資料の価値について―
 〔2〕広島文理科大学・広島高等師範学校の戦後復興期及び学制改革後の新制度―広島大学発足期における附属図書館蔵書の整備と拡充の推移―
 〔3〕教育・学術研究の再興と創造への梃子として海軍兵学校旧蔵図書の搬出許可、広島大学受け入れ・転用の過程
 〔4〕『海軍兵学校旧蔵転用図書目録―人文・社会科学篇(洋書)』の作成・編集と内容について

 第3章 旧海軍兵学校英学文献資料の研究(二)―英和對譚袖珍辭書他注目図書について―
 〔1〕はじめに―調査・研究の内容と方向―
 〔2〕研究の概要と課題―報告―
 〔3〕『英和對譚袖珍辭書』他注目の図書について
 〔4〕前章二つの拙論『旧海軍兵学校英学文献資料の研究(一)―広島大学転用図書に基づく―』及び同上『旧海軍兵学校英学文献資料の研究(二)―英和對譚袖珍辭書他注目図書について―』において、転用図書目録の作成と諸文献資料の研究に資する参考諸資料・文献の片影

第2編 英学の目的と根本価値―長州藩の事例に見る「海軍と英学の視点と福音伝道の道について―

 第4章 「海軍兵学校」英学教育の一つの源流―長州藩における英学発達過程と三田尻海軍学校の成立―<萩を中心とする蘭・英学関係資料の概要>
 〔0〕はじめに―研究の概要―
 〔1〕緒言―海軍と英学の視点―
 〔2〕長州藩三田尻設置の海軍学校使用洋学書目と西洋学所の沿革―近代海軍教育の形成(調査原資料・文献を基に)―
 〔3〕萩・山口・三田尻を軸とする英学の発達過程―初期の段階について―

 第5章 英語教育の目的論と価値論―制度史的基礎研究(序)英語教育学成立の源流考―
 〔1〕緒言―言語教育の根底にある言語と精神形成のはたらき、日本における外国語教育の始まり、特に英語教育の主軸化に関する問題の提起とその意義―
 〔2〕明治初期の文部省布達に見る英語教育の濫觴―諸教則に窺える英学原型の制度史的な生成に関する検証と論考―
 〔3〕明治初期及び中期における英語教育のCurriculum の発達過程を示す―資料の検証と考証について―
 〔4〕英語教育の目的と価値について―英語教育学成立の基盤となる英語教育文化論の試み―

 第6章 服部章蔵の生涯―長州英学の視点・回心と福音伝道の道―
 〔1〕はじめに―研究の目的と概要―
 〔2〕序言―維新の英学論における福音の奥義について―
 〔3〕服部章蔵牧師の生涯
 〔4〕英学に練達のキリスト者服部章蔵、澤山保羅、成瀬仁蔵三名の生涯をめぐる略歴と解説
 〔5〕新しい「英学論」が確立する基盤―「服部章蔵の生涯」に関する研究の意義再考―
 〔6〕結語―本論考をとおして啓示される英語の本質と福音の奥義―

 第7章 海軍教育における英学書籍の運命
 〔1〕「英学」の本質と特性についての思考の経緯と帰趨
 〔2〕日本の英学史の研究規範と海軍教育の視点
 〔3〕海軍教育及び英学書籍の運命という言葉が研究面で示唆するアポリア的な意味合い
 〔4〕「アポリア的な意味合い」と言う自縛から脱出し、問題の解明へ導く参考資料の事例
 〔5〕海軍教育における英学書籍の運命を示唆する若干の事例―調査研究と収集文献資料が実証する意味と方向性を探ねて―

第8章 海軍教育における英学書籍の運命再考―旧海軍兵学校から広島大学への転用図書及び「海上保安大学校蔵」・東郷文庫の視点による文化資源考証の事例―
 〔1〕研究の経緯・目的・概要
 〔2〕維新期の時代背景の一端及び英学史研究目的と視野の拡大に資する諸要因の考察
 〔3〕文化資源学の興隆を示唆する参考文献資料
 〔4〕海軍教育における英学書籍の運命再考―考証・検証への具体的事例―

第3編 文部科研奨励研究

 第9章 研究題目「海軍兵学校旧蔵英学文献資料の研究―広島大学転用図書に基ずく―」
   その研究成果報告資料:目録の作成について
   (冊子形態の内容)
   目録の作成
   題名『海軍兵学校旧蔵転用図書目録 人文・社会科学篇(洋書)広島大学附属図書館 昭和56年3月』の内容

第4編 拾遺(一)温故知新―広島の英学統、海兵教育の源泉、言語教育の平和の理念をめぐって―

 第10章 広島高師の教えるもの―思い出をとおして(英学の光彩を主に)―
 〔1〕「広島高等師範学校設立100周年記念シンポジュウム」における提言の意義
 〔2〕広島高等師範学校の歴史と伝統の再考について
 〔3〕広島高等師範学校の創設と教育精神
 〔4〕広島高等師範学校の教授陣容の一端と授業の思い出
 〔5〕広島高等師範学校有終の美に見る新しい草創―新教育立国の理想―
 〔6〕恩師・学友・附属のことなど点描―将来展望へ―

 第11章 『広島言語計画』に見る「英語教育」の位置づけ―言語教育学構想の歴史的意義と広島平和文化都市建設の理念―
 〔1〕本研究の経緯と概要
 〔2〕『広島言語計画』(基本資料)の内容について
 〔3〕第1部 Language Center 設立の構想
 〔4〕補遺と展開
 〔5〕基本資料『広島言語計画』第2部 Language Center 計画総案の大要の一部について、重要と考えられる諸節と項目に対する管見
 〔6〕本研究の論稿の基となった研究発表〔日本英語教育史学会第21回全国大会(於和歌山大学)2005年5月15日〕に際して、筆者の心に去来した思い・考えと言葉の片影
 〔7〕何故にこの『広島言語計画』は実現できなかったのか。雄渾なヴィジョンの新生を希って
 補 遺
 
第5編 拾遺(二)「温レ故而知レ新、可二以為一レ師矣」(論語)「古い事柄も新しい物事もよく知っていて初めて人の師となるにふさわしい意」―漢学から英学へ、国語を基に「国際理解と英語の教育」への展開―

 第12章 J.F.Davis著 中村正直訓点『英訳 漢土(、)訓語 天』の基礎研究―基本資料・文献について―
 〔1〕根本資料『英訳 漢土(、)訓語 天』と原著へのアプローチ
 〔2〕基本資料・文献『英訳 漢土(、)訓語 天』巻頭部の提示
 〔3〕ジョン・フランシス・デェイヴィス原著 中村正直訓点『英訳 漢土(、)訓語 天』のテキスト(本文)の開示―英学史研究に占める近現代英語教育史的意義―
 〔4〕本論執筆者による調査資料の拾遺

 第13章 A Foundation Study of the Progress of the National Economy in Modern America ―From the Viewpoint of Fiscal and Monetary Policy and Cross-Cultural Relations―
  FOREWORD
  【PART 1】
  CHAPTER 1 INTRODUCTION TO THE PROBLEM
  CHAPTER 2 BACKGROUND AND SCOPE OF THE AMERICAN ECONOMY
  【PART 2】
  CHAPTER 3 MONETARY AND FISCAL CONTROL
  CHAPTER 4 CONCLUSION:THE IMPORTANCE OF RECOGNIZING THE ROLE OF MONEY IN FISCAL POLICY

要約 近代アメリカにおける国民経済の発展に関する基礎研究―財政・金融政策と国際文化交流の視点より―
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日本数学教育の形成 

著者
伊達文治 
シリーズ
 
助成
平成24年度上越教育大学学術研究成果出版助成 
判型
A5 
ページ
250 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2013年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-210-1 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈理科 算数・数学〉
 
内容
数学の多世界性・歴史展開とそれらの相互連関を問題に、わが国における西洋数学受容の過程及びその実態を究明。「数学教育における文化的価値」を基本理念として考察する。
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 出版に寄せて……… 広島大学大学院教育学研究科教授 岩崎秀樹
 まえがき

   第1章 研究の目的と方法

第1節 研究の目的
 1.本研究のはじめに
 2.研究の目的と研究課題の設定
第2節 先行研究と本研究の意義
第3節 研究の方法

   第2章 文化的視座からみる数学の多世界性と歴史展開

第1節 世界の数学史の全体構造
第2節 世界の数学の展開系列
第3節 文化性に着目した世界の数学,その歴史展開の概観

   第3章 近代日本の数学教育の原点への遡及

第1節 和算の特質と西洋数学の受容
 1.和算の概要
 2.和算の特質と西洋数学の特質
 3.和算と西洋数学の受容状況
 4.学校数学に残されなかった和算
 5.和算における帰納的方法
 6.本節のまとめ
第2節 幕末における西洋数学の導入
 1.柳河春三(1857)『洋算用法』
 2.長崎海軍伝習所と西洋数学
 3.幕末における西洋数学の受容
第3節 明治の初等算術教育における和算と洋算
 1.本節のはじめに
 2.「実質としての和算」(珠算)
 3.「役割としての和算」(洋算の和算化)
 4.本節のまとめ

   第4章 日本の数学教育が形をなす時代の「受容」

第1節  日本の数学教育が形をなす時代における西洋数学の「輸入」と「受容」
 1.本章のはじめに
 2.日本の数学教育が形をなす時代の様態概要
 3.長崎海軍伝習所にみる西洋数学伝習の様態
 4.幕末における西洋数学輸入の道
 5.明治初期における西洋数学導入の様態
第2節 算術・初等代数学の「受容」
 1.明治中期における初等代数学の受容様態
 2.日本の数学教育が形をなす時代の「算術」と「代数
 3.本節のまとめ
第3節 三角法・対数の「受容」
 1.「三角法」の発生と展開
 2.「対数」の発生と展開
 3.和算における「三角法」
 4.和算における「対数」
 5.「幾何」の受容
 6.「対数」を含む「三角法」の受容
 7. 西洋数学の「輸入」から「対数」を含む「三角法」の「受容」に至る過程概要

   第5章 文化的価値からみた中等教育を中心とする数学教育内容の批判的考察

第1節 高校数学の基盤をなす 代数表現とその文化性からの考察
 1.本節のはじめに
 2.高校数学の基盤をなす代数表現の歴史的背景
 3.西洋における代数の展開
 4.中国,日本における代数
 5.日本における洋算の受容
 6.代数表現の展開
第2節 算術・代数学分野の「受容」と現行の学校数学
 1. 日本の数学教育が形をなす時代の「算術」と「代数」とその後
 2.板垣(1985)「形式不易の原理」考
 3.日本の数学教育の初等代数的基盤
 4.西洋数学受容による数量概念の変容
 5.比と比例の指導に関する歴史的考察
第3節 解析基礎分野の「受容」と現行の学校数学
 1.ユークリッド幾何学の受容
 2.「幾何学の受容」のその後
 3. 明治の「初等数学」と幾何分野,その後の解析基礎分野の状況
 4.「三角法」「対数」に関わる現行の高校数学教育内容
 5.本節のおわりに

   第6章 研究のまとめと今後の課題

第1節 研究のまとめ
第2節 学校数学の将来的展望の俯瞰
 1.初等教育における算数
 2.算数と数学の接続
 3.中等教育における数学
 4.学校数学の将来的展望の俯瞰
第3節 今後の課題

 引用・参考文献
 あとがき
 索  引
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『蒙求和歌』校注 

著者
章 剣 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
512 
定価
10,450円 (本体9,500円 )
発行日
2012年10月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-206-4 
Cコード
C3092 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
『蒙求和歌』001~250全編の校注。原文・説話文・和歌の併記。
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序  文  広島大学大学院文学研究科教授 富永一登
まえがき
凡  例


 真名序
 仮名序

第一 春部
〇〇一 漢祖竜顔立春/〇〇二 丁固生松子日/〇〇三 孔光温樹霞
〇〇四 干木富義鶯/〇〇五 安国国器梅/〇〇六 張敞画眉柳
〇〇七 史丹青蒲花/〇〇八 汲黯開倉早蕨/〇〇九 戴封積薪春雨
〇一〇 斉景駟千春駒/〇一一 王粲覆碁帰雁/〇一二 龔勝不屈喚子鳥
〇一三 伯成辞耕苗代/〇一四 李広成蹊桃/〇一五 麋竺収資雉
〇一六 壷公謫天菫菜/〇一七 済叔不痴躑躅/〇一八 霊運曲笠藤花
〇一九 劉寵一銭款冬/〇二〇 薊訓歴家暮春

第二 夏部
〇二一 辛毘引裾更衣/〇二二 孟嘗還珠卯花/〇二三 漆室憂葵葵
〇二四 樊会排闥水鶏/〇二五 漂母進食郭公/〇二六 時苗留犢菖蒲
〇二七 常林帯経早苗/〇二八 高鳳漂麦晩立/〇二九 陸績懐橘盧橘
〇三〇 車胤聚蛍蛍/〇三一 卞和泣玉蝉/〇三二 田単縦牛蚊遣火
〇三三 黄香扇枕扇/〇三四 西施捧心夕顔/〇三五 魏顆結草夏草

第三 秋部
〇三六 張翰適意立秋/〇三七 郝隆曬書七夕/〇三八 季倫錦障萩
〇三九 袁盎却座女郎花/〇四〇 廉頗負荊荻/〇四一 楊修捷対薄
〇四二 息躬歴詆刈萱/〇四三 廉范五袴蘭/〇四四 蘇武持節雁
〇四五 五鹿岳岳鹿(片仮名本)/〇四五 鳴鶴日下士竜雲間鹿(平仮名本)
〇四六 楊宝黄雀露/〇四七 公超霧市霧/〇四八 顔駟蹇剥槿
〇四九 鄭荘置駅駒迎/〇五〇 真長望月月/〇五一 伯瑜泣杖擣衣
〇五二 軻親断機虫/〇五三 桓景登高菊/〇五四 離朱明目紅葉
〇五五 秦彭攀轅暮秋

第四 冬部
〇五六 盛吉垂泣初冬/〇五七 震畏四知落葉/〇五八 原憲桑枢時雨
〇五九 閔損衣単霜/〇六〇 鍾離委珠霰(片仮名本)
〇六〇 斉后破環霰(平仮名本)/〇六一 孫康映雪雪/〇六二 趙勝謝躄寒蘆
〇六三 蒼頡制字千鳥/〇六四 王霸氷合氷/〇六五 羅含呑鳥水鳥
〇六六 羊続懸魚網代/〇六七 郅都蒼鷹鷹狩/〇六八 陰方祀竈炭竈
〇六九 阮孚蠟履祖約好財埋火/〇七〇 虞延尅期歳暮

第五 恋部
〇七一 紀瞻出妓/〇七二 宿瘤採桑/〇七三 誥汾興魏
〇七四 楚荘絶纓/〇七五 無塩如漆/〇七六 文君当鑪
〇七七 雍伯種玉/〇七八 盧充幽婚/〇七九 衛后髪鬒
〇八〇 飛燕体軽/〇八一 班女辞輦/〇八二 大真玉台
〇八三 董永自売/〇八四 買妻恥醮/〇八五 龐倹掘井
〇八六 陳平多轍/〇八七 孟光荊釵/〇八八 韓寿窃香
〇八九 斉后破環/〇九〇 宋女愈謹

第六 祝部
〇九一 王戎簡要裴楷清通/〇九二 落下暦数/〇九三 于公高門
〇九四 曹参趣装/〇九五 陸凱貴盛/〇九六 春申珠履
〇九七 王濬懸刀/〇九八 相如題柱/〇九九 張氏銅鉤
一〇〇 黄覇政殊

第七 羈旅部
一〇一 袁宏泊渚/一〇二 博望尋河/一〇三 郭文遊山
一〇四 子猷尋戴/一〇五 管仲随馬/一〇六 李陵初詩
一〇七 広徳従橋/一〇八 呂望非熊/一〇九 郝廉留銭
一一〇 長房縮地

第八 閑居部
一一一 范蠡泛湖/一一二 於陵辞聘/一一三 許由一瓢
一一四 厳陵去鉤[釣]/一一五 孫敬閉戸/一一六 仲連蹈海
一一七 顔回瓢箪[簟]/一一八 楊雄草玄/一一九 蒋詡三径
一二〇 張湛白馬

第九 懐旧部
一二一 王道公忠/一二二 東平為善/一二三 魏儲南館
一二四 華歆忤旨陳郡慼容/一二五 宋弘不諧/一二六 劉阮天台
一二七 何武去思/一二八 季札掛剣/一二九 王脩輟社
一三〇 子路負米

第十 述懐部
一三一 梁鴻五噫/一三二 秉去三惑/一三三 屈原沢畔漁父江浜
一三四 陸玩無人/一三五 賈詡非次/一三六 范冉生塵
一三七 孫晨藁席/一三八 君平売卜/一三九 孔伋縕袍
一四〇 田方簡傲/一四一 郤詵一枝/一四二 田豫倹素
一四三 晏嬰脱粟/一四四 叔敖陰徳/一四五 柳下直道
一四六 季布一諾/一四七 荘周畏犠/一四八 伍倫十起(片仮名本)
一四八 鍾離委珠(平仮名本)/一四九 子罕辞宝/一五〇 朱家脱急

第十一 哀傷部
一五一 墨子悲糸/一五二 楊朱泣岐/一五三 仲文照鏡
一五四 陵母伏剣/一五五 紀信詐帝/一五六 隠之感隣
一五七 王褒柏惨/一五八 羊祜[祐]識環/一五九 臨江折軸
一六〇 史魚黜殯/一六一 酈寄売友/一六二 范張鶏黍
一六三 扁鵲起虢/一六四 謝敷応星/一六五 張華[花]台坼
一六六 庶女振風/一六七 緑珠墜楼/一六八 鋤倪触槐
一六九 王果石崖/一七〇 董奉活燮

第十二 管絃部
一七一 女媧補天/一七二 簫史鳳台/一七三 向子聞笛
一七四 蔡邕倒屣/一七五 蔡琰弁琴/一七六 巫馬戴星密賤弾琴
一七七 師曠清耳/一七八 荀勗音律/一七九 伯牙絶絃
一八〇 戴逵破琴

第十三 酒 部
一八一 杜康造酒/一八二 欒巴噀酒/一八三 阮宣杖頭
一八四 陳遵投轄/一八五 楚元置醴/一八六 山簡倒載
一八七 左慈擲坏/一八八 泉明把菊/一八九 叔夜玉山
一九〇 盧植音鍾[鐘]/一九一 玄石沈湎/一九二 劉伶解酲[醒]
一九三 広客蛇影/一九四 陶侃酒限/一九五 文伯羞鼈
一九六 孝伯痛飲/一九七 畢卓甕下/一九八 勾践投醪
一九九 阮籍青眼/二〇〇 文挙座満

第十四 雑 部
二〇一 燕昭[照]築台/二〇二 司馬称好/二〇三 蒼舒秤象
二〇四 丙[邴]吉牛喘/二〇五 陳寔遺盗/二〇六 魯恭馴翟
二〇七 劉昆反火/二〇八 広漢鉤距/二〇九 陳重送金
二一〇 袁安倚頼/二一一 秦密論天/二一二 黄琬対日
二一三 荀陳徳星/二一四 任座直言/二一五 孫綽才冠
二一六 戴馮重席/二一七 韋賢満籝/二一八 安世三篋
二一九 子房取履/二二〇 大叔弁給摯仲詞翰/二二一 管寧割席
二二二 周公捉髪(片仮名本)/二二二 伯英草聖(平仮名本)
二二三 鄒陽長裾/二二四 夏侯拾芥/二二五 黄向訪主
二二六 南風擲孕/二二七 彦倫鶴怨/二二八 孟宗寄鮓
二二九 王承魚盗/二三〇 毛宝白亀/二三一 養由号猿
二三二 鄒衍降霜/二三三 不疑誣金/二三四 檀卿沐猴
二三五 辺韶経笥/二三六 嵆紹不孤/二三七 文翁興学
二三八 優旃滑稽/二三九 悪来多力飛廉善走/二四〇 蘇章負笈
二四一 孔愉放亀/二四二 西門投巫/二四三 郭伋竹馬
二四四 劉寛蒲鞭/二四五 黄尋飛銭/二四六 馮煖折券
二四七 何曾食万/二四八 婁敬和親/二四九 王陽囊衣馬援薏苡
二五〇 董遇三余/二五一 桓温奇骨

巻 末
藤原孝範跋
源光行跋

あとがき
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「反抗者」の肖像 ――イギリス・インド・日本の近代化言説形成=編成――

著者
伊勢芳夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
575 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2013年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-205-7 
Cコード
C3090 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉 歴史・考古・民族/欧米
 
内容
今日流通する世界の歴史は「真実」なのか――?イギリス小説と旅行記を主として英語・日本語資料をも多用して、英語言説における「西洋と東洋」「アジア表象」を分析し、植民地インドと自立日本の近代化を比較研究。イギリスの「近代化言説」の猛威の中で様々な「反抗者」の抗うインドと日本の姿を、文化論的方法で再現を試みる。
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序 論
 0.1 本書のテーマとその背景について
 0.2 研究の方法について
 0.3 本書の構成
 0.4 付記 (マムヌール・ラハマン)

第1章 「東洋」の知識化の理論的考察
 1.1 ミッシェル・フーコー再考と敷衍――文化研究の方法について
 1.2 言説形成=編成について
 1.3 近代化の歴史
 1.4 メタ言語、もしくは方法論
 1.5 複数の言説形成=編成について
 1.6 認識の問題について
 1.7 「反抗者の肖像」――言説形成=編成の単位について
 1.8 第1章のまとめ

第2章 「東洋」の知識化の歴史的考察(1)
 2.1 イギリスの「近代化」言説形成=編成とインド植民地化
  2.1.1 インド植民地化の大義 
  2.1.2 アングリシストとオリエンタリストの系譜 
  2.1.3 被支配者の視点から見た植民地インドの歴史と発展
     ――19 世紀以前の英領インド 
  2.1.4 被支配者の視点から見た植民地インドの歴史と発展
     ――19 世紀の英領インド 
 2.2 19 世紀のインド表象と「近代化」言説形成=編成
  2.2.2 アングロ・インディアン小説
  2.2.3 W・D・アーノルドとF・A・スティールの英領インド
  2.2.4 ラドヤード・キプリング
  2.2.5 『キム』:「他者」の認識と主体の位置
  2.2.6 キプリングにおけるモダニズム性
  2.2.7 キプリングの東洋理解――『キム』とチベット仏教について
  2.2.8 「反抗者」キムの文化越境
 2.3 西欧から見た日本――流通する「日本」表象
  2.3.1 「日本の近代化」表象――キプリングとハーンの視点から

第3章 「東洋」の知識化の歴史的考察(2)
 3.1 近代化言説形成=編成の不協和音
  3.1.1 新しき「インド人反抗者」の登場
  3.1.2 日本における「東」と「西」
  3.1.3 暴走する「国体」と二つの「反抗者」
  3.1.4 「近代の超克」の逆行性――遅れた近代化の悲劇
  3.1.5 日本語による東アジアマッピング――(大)アジア主義
  3.1.6 F機関とINA――大東亜共栄圏
 3.2 マレー作戦――「西」と「東」の逆転
  3.2.1 日本による英領の読み替え
  3.2.2 インパール作戦――インド人の第2の反乱
 3.3 日本の植民地主義言説形成=編成の総括
  3.3.1 日本文学における認識の境界
 3.4 大英帝国の終焉
 3.5 英領インドの内と外の「反抗者」たち

第4章 揺らぐ語り
 4.1 小説技巧における過剰・過小コード化
 4.2 転換期の作家――キプリング、ジョイス、コンラッド
 4.3 全知から個人の視点へ――ヴァージニア・ウルフ

第5章 多層化する小説構造
 5.1 フォード・マドックス・フォード
  5.1.1 小説における印象主義
  5.1.2 複数の視点と価値
 5.2 ジョセフ・コンラッド
  5.2.1 『ロード・ジム』の語りの断層
  5.2.2 言語空間の向こうに(beyond)――ジムとクルツ

第6章 新近代化言説形成=編成の時代に
 6.1 旧植民地言説の解体
  6.1.1 英領インドの解体――独立までのインド(1900-1947)
 6.2 サルマン・ラシュディ――「インド」の解体
 6.3 『パキスタンへの列車』――「インド・インド人」の脱神話主義
 6.4 植民地政策の残像
  6.41 アメリカを中心とする新近代化言説形成=編成

第7章 結 論

 あとがき
 使用文献
 参考文献
 索引
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説明的文章の学習活動の構成と展開 

著者
吉川芳則 
シリーズ
 
助成
2012年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
534 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2013年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-211-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
教材論、学力論、教授方法論の観点から一覧できる多様な学習活動を設定するための「要素構造図」の提示と、それを活用した説明的文章の学習活動、学習指導過程の開発について考究する。書評
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序 章
 第1節 研究の目的
 第2節 研究の方法
 第3節 論文の構成

第1章 先行研究の検討
 第1節 説明的文章教材の特性
  第1項 説明的文章の特質とジャンル
  第2項 説明的文章の自律性
  第3項 文体的特徴
  第4項 学習者の側からの教材把握
 第2節 説明的文章の学習内容
  第1項 論理的思考力・認識力
  第2項 類推・想像する力
  第3項 情報活用力
  第4項 スキーマ 
 第3節 説明的文章の学習活動のあり方
  第1項 筆者想定法
  第2項 説得の論法
  第3項 筆者の工夫を評価する読み
  第4項 レトリック認識の読み
  第5項 「筆者」概念についての批判的考察
  第6項 読みの能力を高める学習者活動の組織
  第7項 構造、要約、要旨を読む学習指導過程
  第8項 表現形式を変換して読む学習活動
  第9項 教材の特性を生かした読み
 第4節 先行研究から得られた成果と課題

第2章 説明的文章の学習指導過程における学習活動の実態
 第1節 1980年―1996年の実態について
  第1項 実態分析の方法
  第2項 実態分析の結果と考察
  第3項 1980年―1996年の実態分析から得られた学習活動改善の要件
 第2節 1997年―2006年の実態について
  第1項 学習活動の多様性とその特徴
  第2項 実態分析の方法 
  第3項 学習指導過程の各段階における学習活動の特徴
  第4項 学習活動改善に向けての観点

第3章 説明的文章の学習活動を構成するための仮説的枠組み
 第1節 説明的文章教材の特性に応じた多様な学習活動を設定するための要素構造図
  第1項 「説明的文章教材の特性」セクション
  第2項 「学習内容」セクション 
  第3項 「学習者が夢中で取り組む活動類型」セクション
  第4項 「具体教材言語活動」セクション
 第2節 「要素構造図」の構想基盤となった実践
  第1項 文章をイラスト化する学習活動の構成と展開
  第2項 推理する力に培う学習活動の構成と展開
  第3項 関連性が複合的な学習活動の構成と展開
 第3節 「要素構造図」を活用した実践
  第1項 教材と文章の距離を縮小することを意図した学習活動の構成と展開
  第2項 教材のイメージ性に着目した学習活動の構成と展開
  第3項 叙述の順序性に着目した学習活動の構成と展開
  第4項 筆者・読者・文中人物に着目した学習活動の構成と展開
 第4節 「要素構造図」を活用することの成果と課題
  第1項 成果
  第2項 課題

第4章 「要素構造図」の改善と新たな実践の方向性
 第1節 「要素構造図」の改善
  第1項 「説明的文章教材の特性」セクション
  第2項 「学習内容」セクション
  第3項 「説明的文章の学習活動を多様にする視点」セクション
  第4項 「具体的言語活動」セクション
 第2節 「要素構造図」の改善に寄与する先行研究の検討
  第1項 メタ認知
  第2項 批判的思考・批判的読み
  第3項 自立した読者
 
第5章 「要素構造図」の改善内容に寄与する実践
 第1節 説明的文章の学習指導におけるメタ認知
 第2節 中学年における論理の展開構造に着目した学習指導
  第1項 授業づくりの考え方
  第2項 学習指導の実際
  第3項 中学年における基本的な論理の展開構造の段階的、継続的な把握
 第3節 高学年における論理の展開構造のメタ認知を促す学習活動
  第1項 各実践におけるメタ認知活動の構想
  第2項 実践におけるメタ認知活動のありよう
  第3項 展開構造のメタ認知能力育成の観点から構想するカリキュラム
 第4節 自己の考えを形成する読みを促進する学習指導―批判的読みの観点から―
  第1項 自己の考えを形成する説明的文章の読み
  第2項 実践の方法 
  第3項 実践の結果と考察 
  第4項 既有知識の想起・活用による新たな読みの形成
 第5節 自立した読者を育成する学習指導
  第1項 説明的文章の読みの学習指導における自立した読者
  第2項 授業づくりについて
  第3項 実践の方法
  第4項 学習指導過程における読みの様相・特徴ならびに考察
  第5項 読者の立場と筆者の立場を相互交流させることによる自立的な読者主体の育成

第6章 「要素構造図」と説明的文章教材の開発
 第1節 教材開発の拠り所としての「要素構造図」
  第1項 説明的文章教材の開発上の留意点
  第2項 国語科教育における教材開発の先行研究
 第2節 教材開発の実際
  第1項 4年生教材文案「ジャンケンの仕組み」について
  第2項 「説明的文章教材の特性」セクションの観点から
  第3項 「学習内容」セクションの観点から
  第4項 「説明的文章の活動を多様にする視点」セクションの観点から
  第5項 「具体的言語活動」セクションの観点から

第7章 説明的文章の授業論
 第1節 学習指導過程における「目標―内容―方法」の整合性
 第2節 学習指導過程の改善に向けて
  第1項 目的性・必然性
  第2項 学習活動の流れ、順序性
  第3項 説明的文章の基本的な学習指導過程
 第3節 説明的文章の単元の学習指導過程における終末段階の学習活動設定の要件
  第1項 説明的文章の単元の終末段階における学習活動の問題
  第2項 実践事例についての考察
  第3項 情報活用、情報生産の観点からの学習活動の位置づけ
 第4節 説明的文章の学習活動としての図表化活動の意義と可能性
  第1項 説明的文章の学習活動としての図表化活動
  第2項 教科書の学習の手引きに見られる図表化活動の特徴
  第3項 効果的な図表化活動の設定・活用方法
  第4項 読む力に培う多様な図表化活動の開発
 第5節 説明的文章の学習指導における複数教材活用の視点
  第1項 説明的文章の学習指導における複数教材の活用
  第2項 分析・考察の対象とする実践事例
  第3項 実践事例についての考察
  第4項 複数教材活用に向けての示唆

第8章 他教科における説明的文章と国語科説明的文章の連携を図る学習活動の設定に向けて
 第1節 教育課程における説明的文章の学習指導
 第2節 他教科教科書における説明的文章の検討
  第1項 社会科教科書における説明的文章の検討
  第2項 算数科教科書における説明的文章の検討
  第3項 理科教科書における説明的文章の検討

終 章

 引用・参考文献一覧
 おわりに
 索引
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英語心理動詞と非対格動詞の習得はなぜ難しいのか ―動詞の項構造の習得をめぐって―

著者
佐藤恭子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
80 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2013年1月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-209-5 
Cコード
C1082 
ジャンル
英語教育
 
内容
日本人英語学習者の心理動詞と非対格動詞習得の実態を、誤用例の紹介や学習の実験データによって究明。動詞の項構造の習得について実証的に解明する。
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はしがき
はじめに

1 動詞の項構造の習得とは
2 心理動詞とは
 2.1 日本語の心理動詞
 2.2 学習者コーパスにみる心理動詞の使用実態
 2.3 実験
 2.4 考察
 練習問題A
3 心理形容詞
 3.1 学習者コーパスにみる心理形容詞の使用実態
 3.2 日本語の心理形容詞
 3.3 実験
 3.4 考察
 練習問題B
4 心理動詞と主語の有生性(animacy)
 4.1 実験
 4.2 考察
 資料
 練習問題C
5 非対格動詞とは
 5.1 自動詞の2分類
 5.2 学習者の誤用の実態
 5.3 受身文の誤用と使用文脈の影響
 5.4 誤用に対する仮説
 5.5 非対格動詞の習得過程
 5.6 習得順序の傾向
 5.7 学習へのヒント
 練習問題D

参考文献
終わりに
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中小企業の経営管理者養成講座 事業機会と付加価値の拡大を実現する 経営管理の実践入門 

著者
六角 清 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
300 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2013年1月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-207-1 
Cコード
C2034 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
マツダで管理会計業務・システムの構築にあたり、退社後㈱ビービーシーを設立。経営コンサルタントとしての経験と学識理論から生まれた経営管理の実践的入門書。
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     第一部 事業機会と経営業績の管理

第一章 経営計画の作成と実行管理

 一.年度事業計画の策定と実行管理
   過年度の経営業績の把握・評価/本年度の経営環境の分析/年度事業目標・方針の設定/重点施策の決定/開発・技術計画の策定/販売計画の策定/生産計画の策定/資材調達計画の策定/組織・要員計画の策定/設備計画の策定/損益・資金計画の策定/年度事業計画の実行管理
 二.中期事業計画の位置づけ・役割
   経営の現状と問題点の把握/経営環境の変化による影響の評価/当面する経営課題の抽出/中期経営目標・方針の設定/重点的取組み施策の決定/中期事業採算と財務の計画策定
 三.戦略経営計画の必要性と計画内容
   戦略プロジェクトの編成/自社を窮地に陥れるリスクの回避/自社の経営基盤の評価/経営環境とその変化の認識/経営ビジョン(会社の将来像)の策定/戦略課題の抽出/戦略目標・方針の設定/戦略計画の策定/戦略経営計画の承認/第一章の終わりに

第二章 経営業績の管理と財務管理

 一.事業活動と管理会計
 二.利益計画(損益・資金計画)の策定と実行管理
   利益計画と年度事業計画/過年度の経営業績の分析(自社評価)/事業年度の経営環境の予測/利益計画目標・方針の設定/損益計画の策定と管理/限界利益の計画1(継続受注品)/限界利益の計画2(個別受注品)/直接工の工数・要員計画/製造・販管、労務費の計画/製造・販管、経費の計画/営業外収益・費用の計画/改善折り込み前、損益計算書の作成/資金計画の策定と管理/改善折り込み前、資金計画書の作成/損益・資金、改善計画の策定/予定貸借対照表の作成/キャッシュ・フロー(資金収支)計算書の作成
 三.経営資源の配分と予算管理
   予算編成方針・目標の設定/業務の現状と問題点(課題)の分析/業務目標・方針の設定/業務計画と資源(人・物・金・情報)計画の策定/予算の申請と折衝/実行予算の締結/予/実管理月報の作成及び予/実差異の管理
 四.原価標準と原価の管理(cost management)
   原価標準の設定/原価の管理(原価標準の維持、引下げ)/費目別原価の管理/部門別原価の管理/製品別原価の管理
 五.取引実績の把握と会計処理
   財務会計と管理会計/会計処理の方法(仕組み)/会計処理規準(規定)の作成とその運用管理/会計取引と処理(仕訳)要領/営業取引と会計処理/購買取引と会計処理/労務取引と会計処理/経費取引と会計処理/資産取引と会計処理/金融取引と会計処理/税務取引と会計処理/月次決算と試算表の作成/管理資料の作成と分析/決算財務諸表及び営業報告書の作成
 六.原価計算(原価会計)
   原価計算の目的/原価計算の方法と原価計算手続き/費目(要素費目)別原価の計算/部門別原価の計算/製品(工事)別原価の計算/棚卸資産の評価方法/標準原価の設定方法/第二章の終わりに

     第二部 事業機会と付加価値の管理

第三章 付加価値経営と技術革新

 一.自社製品と保有技術・ノウハウの評価
   自社製品の商品競争力の評価/保有技術とノウハウの評価
 二.経営環境の変化と技術動向の把握
 三.新製品・技術の開発と管理
   新製品・技術の開発ニーズの把握/新製品の開発と管理/製品ライフサイクルの管理/新材料・技術の開発・導入と管理/既存の材料・技術の自社への新たな導入と管理
 四.技術と技術情報の活用
   事業機会の拡大への活用/付加価値の拡大への活用/技術情報の管理/品目・構成・工程情報/第三章のおわりに

第四章 市場・顧客と付加価値の管理

 一.市場調査(マーケット・リサーチ)
 二.市場競争力と付加価値の管理
   市場競争力の管理/付加価値の管理
 三.新たな市場と販売方法の開拓
   潜在的市場・顧客の開拓/新たな販売方法の開拓
 四.受注・納品活動と販売数量/価格の管理
 五.売上収益と売上債権の管理
   第四章のおわりに

第五章 工場運営と付加価値・採算の管理

 一.生産能力と操業度の管理
 二.設備・要員負荷と総労働時間の管理
 三.納期・品質・コストの管理
 四.付加価値と工場採算の管理
   第五章のおわりに

第六章 資材の安定調達と付加価値の管理

 一.調達市場と調達体制の管理
 二.調達資材の品質・納期・コストの管理
 三.資材の発注と在庫の管理
 四.仕入高と仕入債務の管理
   第六章の終わりに

     第三部 経営資源の管理

第七章 人的資源と組織の管理

 一.人材の確保・育成と活用の管理
   必要な人材・欠けている能力を見極める/即戦力の人材の確保と活用/社内の人材の育成と活用/新卒者の採用と育成・活用
 二.事業目的の実現と組織の管理
   市場(顧客)特性・事業特性の確認/事業規模と管理単位/トップマネジメントの組織と役割・責任/全社的スタッフ組織の役割・責任/ライン組織の役割・責任/組織の運営管理
 三.人事管理制度の設計と運用・管理
   教育訓練と能力開発の制度/従業員格付け制度/人事考課制度/第七章の終わりに

第八章 資産の取得と活用の管理

 一.設備投資計画と実行管理
   本社・事務所設備への投資/研究開発設備への投資/販売・流通設備への投資/生産設備への投資/福利厚生設備への投資/設備投資計画の立案/設備投資の実行管理
 二.設備の保守(メンテ)・補修、更新の管理
   設備の保守・メンテ(maintenance;維持)・補修/設備の更新
 三.保有資産の有効活用と除却・廃棄管理
   保有資産の現在価値・能力(性能)と活用状況の把握/保有資産の除却・廃棄/第八章の終わりに

第九章 事業資金の調達と運用の管理

 一.創業資金の調達
   創業時の必要資金/創業資金の調達
 二.自己資本に拠る事業資金の確保
   内部留保による自己資本の充実/疑似資本による自己資本の補完/株式の公開・上場(IPO;Inicial Public Offering)/増 資
 三.他人資本の活用
   公的融資/制度融資/金融機関からの借入/社債(corporate bond)の発行
 四.資本(資金)の運用管理
   資金繰り表の作成/資金繰り予定と実績の予/実比較・管理/第九章の終わりに

第十章 情報通信技術(ICT)の活用と情報の管理

 一.経営管理へのICT(情報通信技術)の活用
   全社的な業務体系の理解/経営管理の視点での情報ニーズの把握
 二.経営管理業務支援システムの構築
   ユーザー自身によるシステムの要件定義
 三.システムの開発と導入の計画・管理
   経営管理業務支援システムの開発対象領域の確定/経営管理業務支援システムの開発における留意点
 四.システムの運用と情報の活用
   経営企画・管理部門による経営管理業務支援システムの運用/経営管理業務支援システムの運用リスク/第十章の終わりに

【補 講】

第十一章 起業(新規事業開発)と経営管理

 一.起業(新規事業開発)の基本的な考え方
   企業の社会的責任の自覚/「志」のある経営の実践/「経営理念」の明文化/競争相手や事業リスクの認識
 二.事業構想(案)の作成
   事業化への取組みの可否の決定/事業の全体像を描写/冷静で説得力のある事業目的・事業方針を/事業の概要を解りやすく要約/事業環境を明らかにする/市場と扱う商品(サービス)及びその提供方法/事業採算と資金計画/事業の成功に必要な要件/事業のリスクとリスクの回避
 三.事業化の可能性評価
   市場ニーズと市場規模の調査/商品(製品・サービス)提供の担い手の確保/会社の組織と人事労務管理体制/事業の採算性の確保と必要な資金の調達可否/FS実施結果の報告書の作成
 四.事業計画書の作成と実行管理
   経営理念の設定/経営環境の予測/経営基本方針・目標の設定/経営活動の各領域の計画策定/創業(操業)準備計画の策定/損益・資金計画の策定/非常事態対応計画の策定/具体的な実行計画の策定と管理/創業(操業)準備詳細業務計画/各活動領域の詳細業務計画/第十一章の終わりに

 あとがき
 参考文献
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学校外芸術教育指導者が開く教育の可能性 ――個人指導による音楽教育がもたらす生成と発達――

著者
山本洋瑚 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
146 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2012年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-128-9 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈音楽・美術〉
 
内容
学校外での芸術教育の個人指導(とくに音楽)および指導者が、子どもの生成と発達にとってどのような意味があるのかについて考察する。
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序 章

第1章 教育と教師の二つのタイプ
 第1節 「発達としての教育」と「生成としての教育」という二つのタイプ
 第2節 「教え込み型」と「滲み込み型」という二つのモデル
 第3節 「教師」と「同行者」という二つのタイプ

第2章 個人指導における教育的タクトの展開
 第1節 教育的タクトの概念および日本でのタクト論の展開
 (1)教育的タクトの概念
 (2)日本でのタクト論の展開
 第2節  ヘルバルト教育的タクト論の音楽的側面と個人指導的側面
 (1)ヘルバルト教育的タクト論の音楽的側面
 (2)ヘルバルト教育的タクト論の個人指導的側面
 第3節 教育的タクトと個人指導

第3章 学校外芸術教育における教育的タクト養成の可能性
 第1節 学校教育における教育的タクトの必要性
 第2節 個人指導における教育的タクトの必然性
 第3節 教育的タクト養成の可能性

第4章  学校外芸術教育における教える―学ぶ関係のダイナミズム
 第1節  技術伝達における身体模倣から言語を媒体にした模倣へ
 (1)身体を用いた技能の模倣
 (2)言語を媒介にした技術と知識の模倣
 第2節 芸術性の高さをめざす模倣行為
 第3節 言葉を超えるものを伝える芸術教育の指導法

第5章 学校外芸術教育における師―弟子関係の人間学的諸相
 第1節 師との出会いと師を選ぶこと
 (1)師との出会いと目覚め
 (2)師を選ぶセンスの必要性
 第2節 師弟関係における関係のダイナミズム
 (1)長期間の師弟関係における情誼の深化
 (2)師弟間における関係のダイナミズム
 第3節 師弟関係における模倣のダイナミズム

終 章 学校外芸術教育指導者が開く教育の可能性

 註
 引用参考文献
 索引
 あとがき
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モンゴル説話集 シッディ・クール 

編者
西脇隆夫 
シリーズ
名古屋学院大学総合研究所研究叢書25 
助成
 
判型
A5 
ページ
300 
定価
7,150円 (本体6,500円 )
発行日
2013年1月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-197-5 
Cコード
C0039 
ジャンル
哲学・宗教 文学・語学/アジア〈文学〉
 
内容
インドからモンゴルに伝わり土着化し13世紀に成立したとされるモンゴルの仏教説話集の訳本。
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はじめに

発 端
第一話   金持ちの息子
第二話   カメの人身御供になった王子
第三話   ヤローバという人
第四話   豚の占い師
第五話   ナランゲレルトとその弟
第六話   汗を制圧した若い計略者
第七話   鶏身の人
第八話   木工のアーナンダと画工のアーナンダ
第九話   夫の心臓を奪い返した妻
第十話   鼻をかみ切られた兄嫁
第十一話  アルタン・ダリーと呼ばれる娘の物語
第十二話  賢い人
第十三話  王さまになった婆羅門の息子
第十四話  二人の兄弟
第十五話  アブリーシカ
第十六話  陽光夫人の物語
第十七話  ある年より夫婦の話
第十八話  愚かな夫と賢い妻
第十九話  シヤンガスバの息子
第二十話  ライオンと牛
第二十一話 賢い兎
第二十二話 ロバ耳の汗
第二十三話 馬鹿な息子
第二十四話 袋を背負ったエレツグレチと水桶を背負った人
第二十五話 マラヤ山から魔法を授かった四人
第二十六話 賢良修行汗の功績

類話資料
参考資料
解  説
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サンフランシスコ平和条約の盲点 ―アジア太平洋地域の冷戦と「戦後未解決の諸問題」―

著者
原 貴美恵 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
320 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2011年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-204-0 
Cコード
C3031 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア 政治・経済・法律
 
内容
北方領土、竹島、尖閣列島等の主権帰属や海峡問題などが、なぜ未解決なのか。サンフランシスコ平和条約で未処理におかれた経緯を詳細に検討、その体制の現代的意味と日本の未来を考察。《新幀版》
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はじめに

序 章 アジア太平洋地域の「冷戦」再考

    アジア太平洋地域における「冷戦の終焉」?/アジア太平洋における冷戦の出現と展開-ヤルタ構想からサンフランシスコ体制へ/欧米における「冷戦の終焉」とアジア太平洋の「デタント」?/サンフランシスコ平和条約と地域紛争

第一章 「朝鮮」処理―朝鮮半島問題と竹島

 ヤルタ構想からサンフランシスコ体制へ
    戦時国際合意/ヤルタ構想/ポツダム/一般命令第一号/モスクワ外相会議/二つの朝鮮政府設立/朝鮮戦争
 「未解決の諸問題」へ―対日平和条約における「朝鮮」と竹島(独島)処理
    米国による対日領土処理初期検討/平和条約初期草案/条約の起草再開とシーボルド意見書/ダレスと平和条約草案/英国草案/英米共同草案/朝鮮の地位/大韓民国政府による草案修正要請/サンフランシスコ講和会議/「李ライン」宣言
 サンフランシスコ講和後
    朝鮮の地位/竹島―資源開発、国際法、問題の複雑性
 総括

第二章 「台湾」処理―台湾海峡問題

 ヤルタ構想からサンフランシスコ体制へ
    戦時国際合意/ヤルタ構想/二つの中国/「非介入」から「封じ込め」へ/英国の中国政策
 「未解決の諸問題」へ―対日平和条約における「台湾」処理
    米国による初期検討/平和条約初期草案/条約の起草再開とシーボルド意見書/ダレスと平和条約草案/英国草案/米英共同草案/サンフランシスコ講和会議
 サンフランシスコ講和後
    台湾の地位/尖閣列島問題
 総括

第三章 「千島」処理―北方領土問題

    二国間国境線画定の歴史的変遷
 ヤルタ構想からサンフランシスコ体制へ
    ヤルタ構想―強調と代償/ポツダム/一般命令第一号―占領を巡る駆け引き/降伏文書/モスクワ外相会談/サンフランシスコ平和条約
 「未解決の諸問題」へ―対日平和条約における「千島列島」処理
    日本の講和準備/米国による初期検討/千島列島とミクロネシアの信託統治/平和条約初期草案/条約の起草再開とシーボルド意見書/ダレスと平和条約草案/英国草案/米英共同草案/サンフランシスコ講和会議
 サンフランシスコ講和後
 総括

第四章 ミクロネシア処理―「アメリカの湖」へ

 ヤルタ構想からサンフランシスコ体制へ―冷戦とミクロネシア
    ヤルタ構想―国連信託統治/サンフランシスコ体制の中のミクロネシア―戦略的信託統治
 「未解決の諸問題」へ―対日平和条約におけるミクロネシア処理
    米国による初期検討―ヤルタ構想の舞台裏/国連発足の舞台裏で/「アメリカの湖」へ―関係国の反応と米国の対応/平和条約草案準備とミクロネシア処理
 サンフランシスコ講和後―信託統治の終焉
 総括

第五章 南極

    日本と南極大陸―探査、捕鯨及び領土的関心
 ヤルタ構想からサンフランシスコ体制へ―冷戦と南極
    ヤルタ構想と南極/サンフランシスコ体制と南極
 「未解決の諸問題」―対日平和条約における南極処理
    米国による初期検討/平和条約初期草案/条約の起草再開/ダレスと平和条約草案/英国草案/オーストラリアとニュージーランド/米英共同草案
 サンフランシスコ講和後
 総括

第六章 「南沙及び西沙諸島」処理―南海諸島係争

    第二次大戦前と後での南海諸島係争の違い
 ヤルタ構想からサンフランシスコ体制へ
    戦時国際合意/ヤルタ構想と南海諸島/終戦と東南アジア/終戦後の南海諸島
 「未解決の諸問題」へ―対日平和条約における南沙及び西沙諸島処理
    米国による初期検討/平和条約初期草案/条約の起草再開/ダレスと平和条約草案/一九五一年四月英案、五月英米草案/フランスによる南沙及び西沙諸島条項の掲載要請/インドシナ連合三国の国際承認/サンフランシスコ講和会議
 サンフランシスコ講和後
 総括

第七章 「琉球」処理―沖縄と尖閣列島問題

    ヤルタ構想からサンフランシスコ体制へ―冷戦と沖縄・尖閣
 「未解決の諸問題」へ―対日平和条約における沖縄・尖閣処理
    米国による初期検討/平和条約初期草案/条約の起草再開/ダレスと平和条約草案/英国草案/英米共同草案/サンフランシスコ講和会議―ダレスの「潜在主権」発言
 サンフランシスコ講和後
    「ダレスの脅し」/沖縄返還と基地問題/日中の領土係争―沖縄から尖閣列島問題へ/米国と尖閣列島問題/国連海洋法と尖閣―「沖縄問題」の再燃
 総括

終 章 サンフランシスコ体制と地域紛争

    地域冷戦/リンケージ/多国間枠組み・国際化/歴史と未来

あとがき
参考文献
索  引

原 貴美恵(はら きみえ)
オーストラリア国立大学博士課程修了(国際関係論Ph.D 1997年)。カルガリー大学助教授(1997-2000年)同大学准教授(2000-2004年)を経て、現在、ウォータールー大学教授、及び同大学レニソン校東アジア研究所長。その間、ロシア科学アカデミー東洋学研究所、イースト・ウエスト・センター(米国)、東京大学、東京外国語大学、京都大学、アムステルダム大学にて客員研究員。アジア太平洋地域の国際関係が専門。
著書に Japanese-Sussian Relations since 1945:A Difficult Peace (London/NewYori:Routledge, 1998) など英文著作多数。カナダ在住。
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近世イングランドの年季奉公人 ――出自の社会経済史研究――

著者
石井 健 
シリーズ
 
助成
2012年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
274 
定価
5,720円 (本体5,200円 )
発行日
2011年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-199-9 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
17世紀、イングランドからアメリカへの移住者のうち、年季奉公人として渡った人々に焦点を当て、その出自について実証的に論及。これまで通説が看過してきた同時代文献の史料評価を徹底し、地域史の手法と様々な史資料を駆使することにより、従来とは異なった年季奉公人像を提示する。書評
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凡例
略語一覧

序章 問題の所在
 第一節 先行研究の整理
 第二節 先行研究の評価と問題の所在
 第三節 課題の設定と本書の構成
 補 論 移民の規模

第一章 年季奉公契約書と年季奉公人
 第一節 年季奉公契約書史料群
 第二節 年季奉公人の特徴
 第三節 奉公人と年季奉公人
 補 論 年季奉公契約書史料郡の史料解釈

第二章 同時代文献の奉公人像:ホイッスラー「西インド遠征日誌」
 第一節 「日誌」の史料学
 第二節 史料の作為性
 補 論 西インド遠征艦隊と「艦隊一覧」
  
第三章 地域社会の構造
 第一節 農村社会の人口動態
 第二節 農村の社会構造
 第三節 農村の経済構造
 第四節 消費社会の実態

第四章 地域社会と移住
 第一節 移住発生の構造
 第二節 婚姻と移住
 第三節 徒弟と移住
 第四節 定住と再移住

第五章 新聞のなかのアメリカ像
 第一節 17世紀イングランドの新聞と民衆
 第二節 新聞のなかのアメリカ植民地像

おわりに 近世イングランドの年季奉公人


参考文献一覧
あとがき
索引
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明日への旅のつれづれに 

著者
渡辺玲子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
200 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
2012年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-200-2 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
喜寿の境に見るもろもろの過去といささかの未来。書評
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 はじめに

1 記憶の中の旅
  ベルリン“ヒロシマ通り”と周辺
  龍馬の隠れ宿と海から
  エルミタージュ美術館ふたたび
  青の洞窟とヴェスヴィオ火山
  プリンスエドワード島記
  地球のへそ
  幻のサンタ・カリダ教会
  虚実の泉州紀行
  太平洋最果て列車に乗って
  慶州の仏たち
  国際ソロプチミスト ヘルシンキ大会に参加して
  国際ソロプチミスト連盟大会・台湾
  韓のくに紀行
  法人会もまた楽し

2 作家たちの残照
  梶山季之と山口県と悲録
  ある人脈探訪のこと
  原民喜における童話の概念
  〈渡辺啓助先生を偲ぶ会〉印象記
  お母さん童話と挿絵
  外国のお母さん童話、そして……
  升田徳一と『歌の新聞』
  少女小説作家・佐伯千秋のこと
  壷井栄と『銀の鈴』の周辺
  横山美智子追想
  文壇落穂拾い・昭和三十年代
  ジョン・スタインベック
  原発をめぐる文学面からの話
  我がふるさと 石本美由起
  大竹と海軍と小説

3 つれづれの足跡
  ジュノー博士の足跡
  被爆と被曝と身辺事情
  二つの被爆写真
  ある秋の想い
  新世紀への年越しは……
  お母さん童話と理科教育
  戦後の子ども文化について
  ラジオドラマ、いまなお
  デンマーク大使とのひととき
  昭和二十四年当時の出版状況
  鴉の会・周辺記
  遠くて近い水の世界に
  怖い、奇妙な、哀しい芝居
  青ひげ、赤ひげ、何のひげ
  リユニオン・喜寿の会
  ミニ卓話

4 幻想・未来論・宇宙 
  ミレニアムと世紀越え
  中欧迷宮回路  カフカや民喜の幻影をまじえて
  二〇〇一年・マイ宇宙への旅
  冬のミステリー
  未来への手帳
  
 おわりに
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昭和戦前期の綴り方教育にみる「形式」「内容」一元論 ――田中豊太郎の綴り方教育論を軸として―― 

著者
大内善一 
シリーズ
 
助成
2012年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
536 
定価
7,480円 (本体6,800円 )
発行日
2012年11月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-202-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
田中豊太郎の20年に及ぶ綴り方教育論を克明辿りつつ、彼が究明していった「表現」という概念の解明を試みる。
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 まえがき

序 章 綴り方・作文教育論における「形式」「内容」一元論に関する先行研究史の概観
 第一節 研究の目的・課題及び方法
 第二節 綴り方・作文教育論における「生活」「表現」一元論に関する先行研究
 第三節 綴り方・作文教育史における「内容か形式か」の対立図式及び「生活」と「表現」概念を巡る問題に関する大内善一による考察
 第四節 綴り方・作文教育論における「生活」「表現」概念を巡る先行研究に関する検討

第1部 国語教育・綴り方教育書及び諸雑誌等にみる「表現」概念の位相

第1章 明治期の作文教授論にみる「内容」「形式」一元論の萌芽
 第一節 上田萬年著『作文教授法』の場合
 第二節 佐々木吉三郎著『国語教授撮要』の場合
 第三節 豊田八十代・小関源助・酒井不二雄共著『実験綴方新教授法』の場合
第2章 大正期の『国語教育』誌にみる「表現」概念の位相
 第一節 『国語教育』誌の性格
 第二節 五味義武の綴り方教育論にみる「表現」概念の位相
 第三節 主要な執筆陣にみる「表現」概念の位相
 第四節 「児童文研究」にみる「表現」概念の位相
第3章 大正・昭和期の『赤い鳥』誌にみる「表現」概念の位相
 第一節 『赤い鳥』誌の性格
 第二節 『赤い鳥』誌における文章表現指導運動に関する先行研究
 第三節鈴木三重吉『綴方読本』にみる「表現」概念
 第四節 『赤い鳥』誌の初期における三重吉の綴り方文章観
 第五節 『赤い鳥』誌の綴り方選評にみる「表現」概念の位相
     ―選評を通しての三重吉の文章表現指導の実際―
 第六節 復刊後の選評指導にみる「表現」概念の位相
第4章 『綴方教育』誌にみる「表現」概念の位相
 第一節菊池知勇の綴り方教育論に関する先行研究
 第二節 菊池知勇の綴り方教育論における「生活」と「表現」の一元化への志向
第5章 『綴方生活』誌にみる「表現」概念の位相
 第一節 『綴方生活』誌の性格
 第二節 第一次『綴方生活』(昭和四年十月~昭和五年八月)における「表現」概念の位相
 第三節 第二次『綴方生活』(昭和五年十月~昭和十二年十二月)における「表現」概念の位相
第6章 『北方教育』誌にみる「表現」概念の位相
 第一節 『北方教育』誌の性格
 第二節 形象理論に基づく「形式」「内容」一元化の提唱
 第三節 主要な執筆陣にみる「表現」概念の位相
 第四節 「児童作品の研究」による実践的研究
第7章 『教育・国語教育』誌にみる「表現」概念の位相
 第一節 『教育・国語教育』誌の性格
 第二節 「児童文の観方」論にみる「表現」概念の位相
 第三節 「調べる綴方」「科学的綴方」論にみる「表現」概念の位相
 第四節 主要な執筆陣にみる「表現」概念の位相
 第五節 児童詩教育論にみる「表現」概念の位相
 第六節 「表現指導」論及び「表現技術指導」論の台頭にみる「表現」概念の位相
 第七節 「綴方指導案」及び「研究文」の検討にみる「表現」概念の位相
第8章 『実践国語教育』誌にみる「表現」概念の位相
 第一節 『実践国語教育』誌の性格
 第二節 「調べる綴方」「科学的綴方」批判にみる「表現」概念
 第三節児童詩の表現形態への着眼
 第四節 表現学的綴り方の実践的研究にみる「表現」概念
 第五節 「児童作品共同研究」及び「綴方指導実践案」による実践的研究にみる「表現」概念
第9章 『工程』・『綴方学校』誌にみる「表現」概念の位相
 第一節 『工程』・『綴方学校』誌主幹・百田宗治の立場
 第二節 文学と綴り方との相互交渉
 第三節 「児童生活詩」にみる〈生活性〉と〈芸術性〉との拮抗
 第四節 「生活綴り方」への反省期
 第五節 「生活」と「表現」一体化論への志向
第10章 昭和戦前期『国語教育』誌にみる「表現」概念の位相
 第一節 『国語教育』誌の性格
 第二節 主幹・保科孝一にみる内容主義批判
 第三節 主要な執筆陣にみる「表現」概念の位相
 第四節 「教授の実際」にみる「表現」概念に関する考察
 第五節「児童文合評」にみる「表現」概念の位相

第2部 田中豊太郎の綴り方教育論にみる「生活」「表現」概念の統一止揚への軌跡

第1章 田中豊太郎という人物とその著書・論文にみる「表現」概念の位相
 第一節 「表現」概念を巡る問題の所在
 第二節 田中豊太郎の綴り方教育論に関する著書・論文にみる「表現」概念の位相
第2章 田中豊太郎の初期綴り方教育論にみる「表現」概念の位相
 第一節 田中豊太郎における綴り方教育研究の始発
 第二節 「観照作用」への着眼と「観照生活」の深化
 第三節 「生活指導」と「表現指導」との循環的な考え方の萌芽
 第四節 「観方の指導」という発想
第3章 田中豊太郎の綴り方教育論にみる「児童の生活の表現」
 第一節 児童の「生活の表現」に関する考え方
 第二節 「生活指導」と「表現指導」の循環的な考え方
 第三節「生活指導」と「表現指導」とを結びつける題材の取り上げ方の指導
 第四節 児童の生活実感と表現形式
第4章 田中豊太郎の綴り方教育論にみる「表現」概念の広がりと具体化
 第一節 「観照的態度」の指導
 第二節 「表現」概念の広がりと段階的な把握
 第三節 「表現」概念の具体化
 第四節 「生活」概念を包み込む「表現」概念
第5章 田中豊太郎の綴り方教育論にみる「生活」「表現」概念の統一止揚
 第一節綴り方指導過程上における「生活」と「表現」との一元化の方向
 第二節 文章観と「表現」概念との密接な関わり
 第三節 「生活主義の綴り方」に対する批判
 第四節 「生活の指導」と「表現の指導」の統一止揚
 第五節 田中豊太郎綴り方教育論にみる広義の「表現」概念への発展的展開
終 章 本研究の総括と今後に残された課題
 第一節 国語教育・綴り方教育諸雑誌等にみる「形式」「内容」一元論の総括
 第二節 田中豊太郎の綴り方教育論にみる「形式」「内容」一元論の総括
 第三節 今後に残された課題

 参考文献
  A 本研究テーマに直接関わる先行研究(著書・論文)
  B 本研究において直接取り上げた国語教育・綴り方教育書及び諸雑誌
  C 田中豊太郎の綴り方教育論に関する著書・論文
  D 田中豊太郎と田中豊太郎の綴り方教育論に関する関連文献

 資料編
  第2章 大正期『国語教育』誌における綴り方教育関係の主要論文一覧
  第5章 『綴方生活』誌における主要論文一覧
  第6章 『北方教育』誌における主要論文一覧
  第7章 『教育・国語教育』誌における主要論文一覧
  第8章 『実践国語教育』誌における綴り方教育関係の主要論文一覧
  第9章 『工程』・『綴方学校』誌における特集名・主要論文一覧
  第10章 昭和戦前期『国語教育』誌における綴り方教育関係の主要論文一覧

  あとがき
  索  引
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峠三吉バラエティー帖 ――原爆詩人の時空における多次元的展開――

著者
天瀬裕康 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
214 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2012年11月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-198-2 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/文芸評論
 
内容
『原爆詩集』で名を残した峠三吉は、絵を描き音楽を愛したマルチな芸術家だったが、戦前はSF的とも言えそうな俳句も詠んでいた。
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まえがき

第一章 年譜の行間(大正六年二月~昭和二十年七月)
 第1節 生い立ちと周りの状況
 第2節 俳句を始める
 第3節 短歌の世界で
 第4節 詩人の出発

第二章 日記の行間(昭和二十年八月~二十八年三月)
 第1節 被爆という現実
 第2節 音楽と絵と言語芸術
 第3節 被爆後の詩
 第4節 幻視の跡

第三章 愛と奉仕と病気と死
 第1節 文化的社会活動
 第2節 詩人と芸術家たち
 第3節 『原爆詩集』とその周辺
 第4節 峠三吉の疾病と医師たち
 第5節 演劇『ゼロの記録』

第四章 天瀬裕康の著述から
 第1節 エッセイとシナリオ
 第2節 掌編の抄録等
 第3節 創作「ブルガトリオふみ」
 第4節 ある絵の背景

第五章 没後の状況(昭和二十八年三月十日~平成時代)
 第1節 批判・評価・顕彰
 第2節 演劇『河』のこと
 第3節 峠三吉残照
 第4節 再び俳句について

 あとがき
 主な参考文献
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小学校の教師〈改訂版〉 ――子どもを育てるしごと――

著者
石川律子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
260 
定価
1,760円 (本体1,600円 )
発行日
2012年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-203-3 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈幼児・児童教育〉 教育〈教育エッセイ・記録〉
 
内容
失敗もあった数多くの経験を通して綴る小学校教師のプロとしての仕事。子どもをしっかりみることからはじまる教師という専門職の意味を考える。改訂版
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 刊行に寄せて――プロの教師の本当の姿とは―― ……木村博一

 はじめに

     1 子どもをみる視点

1 教師がみる子ども
  新米先生/すんなりいかない/ベテランになっても――
2 教師の多様な視点
  遠足のおやつ/お弁当忘れ/担任には言わない
3 子どもがみる子ども
  隣の席の子/席替え/友だち
4 子どもがみる教師
  先生、おしゃれして/きらいになったん?/授業はまあまあです/先生がきた日
5 教師がみる教師
  生活のために/春日の局/いろいろな教師

     2 個と集団と教師の育ち合い

1 学級の多様な子どもたち
  Kくんのこと/多様な個性の集まり
2 子どもに寄りそう
  人間としてつながる/下着がなくなった/子どもの可能性を引き出す/子どものみえ方
3 学級の風土づくり
  ゆくえ不明になった本/新しい学級で/要領がよい子・悪い子
4 組織の協働的活動
  組織の構成/組織の機能/教材研究
5 保護者とかかわる
  保護者とのかかわり/参観日/受験生/学校評価
6 評価という仕事
  評価の不完全性/子どもの意欲/オール1先生/評定「1」の悲哀

     3 他者関係を育てる

1 他者を知る
  自分探し/やさしさの両義性/障害のある人とのかかわり/自分自身を知る
2 他者との距離の取り方
  Nさんのこと/他者との距離/自立と依存
3 他者への共感
  プール指導/納豆焼き/さびしいでしょ/Kさんのこと/キャンプファイア
4 人間関係と自己の行動
  心理的対等性と相互作用/「行動の記録」について
5 他者排除を超えて
  Fくんの自覚/Aさんの自尊感情/交流学級のYくん/Mくんと指導技術

     4 次世代を育てる

1 世代を引き継ぐということ
  命の教育/世代の継承/個人と社会/学校教育における世代の継承
2 人とのかかわりのなかで
  意味ある他者/理不尽を引き受ける
3 私を育ててくれた恩師
  教師になる/外国をみる/管理職になる理由
4 学校と家庭・地域社会との連携
  子どもの発達と多様な経験/子どものための連携/学びとなる交流
5 育っていく教え子たち
  教え子たち/教師を超える/次世代が育つ

 あとがき
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童謡が響く国語教室 

著者
谷 亮子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
260 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2012年9月11日 
ISBN
ISBN978-4-86327-191-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
唱歌・童謡を使って伝統的な言語文化や生活の様子や物の見方、考え方を知り、親しませ、ワークシートを活用することで書くことの学習を活性化させて国語教育の充実を図ることを目指す。
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 はしがき

     第Ⅰ部 童謡と国語教育

序 章 研究の意義と目的
第1章 唱歌と童謡
第2章 童謡の歴史―詩人を中心に―
第3章 童謡の今日的な意義
 第1節 唱歌作品について
 第2節 唱歌作品についての考察
 第3節 童謡作品について
 第4節 童謡作品についての考察
 第5節 唱歌と童謡の作品比較を通して
第4章 国語科における童謡の活用
 第1節 童謡の国語教育的意義
 第2節 「リライト」、「翻作法」で童謡の活用
 第3節 童謡で俳句や短歌の創作
 第4節 なぜ、俳句や短歌の創作か
終 章 第Ⅰ部のまとめと今後の課題

     第Ⅱ部 童謡を活用した国語教育の実際

序 章 童謡の魅力
第1章 童謡に親しもう
第2章 小学校低学年での実践
 第1節 作文ギャラリィー「童謡の世界を絵と物語に」―小学2年生―
 第2節 童謡の主人公とお話をしよう―小学2年生―
第3章 小学校中学年での実践
 第1節 童謡カルタで遊ぼう―小学3年生――
 第2節 童謡で表現活動〈続き話&音読発表会〉―小学3年生―
 第3節 童謡ガイドブックを作ろう―小学4年生―
第4章 小学校高学年での実践
 第1節 童謡の世界を想像して創作活動をしよう―小学校5年生―
 第2節 童謡の世界を想像して俳句や短歌に―小学6年生―
 第3節 「なりきり作文」で童謡を味わう―小学6年生―
資 料
 〔資料1〕好きな童謡を選んだ理由
 〔資料2〕童謡を聴く前・聴いた後の作品
 〔資料3〕第1時 授業後の児童の感想
 〔資料4〕第2時 授業後の児童の感想
 〔資料5〕第3時 授業後の児童の感想
 〔資料6〕童謡ワークシート編
終 章 童謡実践で確信したこと

 参考文献
 あとがき
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クリスマス・ブックス 

訳者
田辺洋子[チャールズ・ディケンズ著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
580 
定価
7,150円 (本体6,500円 )
発行日
2012年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-188-3 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/小説・童話
 
内容
ディケンズの「クリスマス・キャロル」「鐘の精」「炉端のこおろぎ」「人生の戦い」「憑かれた男」の5作を完訳収録。
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廉価版初版序文
チャールズ・ディケンズ版序文

クリスマス・キャロル
 序
 第一連 マーリの亡霊
 第二連 過去の精霊
 第三連 現在の精霊
 第四連 未来の精霊
 第五連 とどの詰り

鐘の精
 第一点鐘
 第二点鐘
 第三点鐘
 第四点鐘

炉端のこおろぎ
 第一鈴
 第二鈴
 第三鈴

人生の戦い
 第一部
 第二部
 第三部

憑かれた男
 第一章 授けられた贈り物
 第二章 撒き散らされた贈り物
 第三章 翻された贈り物


訳注
付録:エヴリマン・ディケンズ版序説抄訳
解説:「憑かれた男」における憑依・蘇生の反復
訳者あとがき
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Development of English Listening :A Longitudinal Study of Japanese Learners

著者
安部規子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
180 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2012年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-193-7 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
日本人学習者の英語リスニング能力の発達に関する縦断的研究。1 INTRODUCTION/ 2 OVERALL RESEARCH DESIGN/ 3 PRELIMINARY STATISTICAL ANALYSIS OF THE RESULTS/ 4 STUDY 1/ 5 STUDY 2/ 6 STUDY 3/ 7 STUDY 4/ 8 CONCLUSION
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ACKNOWLEDGEMENTS
TABLE OF CONTENTS
LIST OF FIGURES AND TABLES

CHAPTER 1 INTRODUCTION
1.1 Purpose of the Present Study
1.2 Background
1.2.1 English listening and its component variables
1.2.2 English listening and English proficiency
1.2.3 English listening and L1 transfer
1.2.4 English listening and metacognitive abilities

CHAPTER 2 OVERALL RESEARCH DESIGN
2.1 Objective
2.2 Method
2.2.1 Participants
2.2.2 Instruments
2.2.2.1 English listening test
2.2.2.2 English tests excluding English listening test
2.2.2.3 Japanese tests
2.2.2.4 Questionnaire on metacognitive abilities in listening
2.2.3 Procedure

CHAPTER 3 PRELIMINARY STATISTICAL ANALYSIS OF THE RESULTS
3.1 Test Results
3.2 Questionnaire Results
3.3. Factor Analysis Results
3.3.1 English factors
3.3.2 Japanese factors

CHAPTER 4 STUDY 1
4.1 Research Questions
4.2 Method
4.3 Results
4.3.1 Multiple regression analysis results
4.3.2 Path analysis results
4.4 Summary of Findings

CHAPTER 5 STUDY 2
5.1 Research Questions
5.2 Method
5.3 Results
5.3.1 Multiple regression analysis results (English tests)
5.3.2 Path analysis results (English tests)
5.3.3 Multiple regression analysis results (Japanese tests)
5.3.4 Path analysis results (Japanese tests)
5.4 Summary of Findings

CHAPTER 6 STUDY 3
6.1 Research Questions
6.2 Method
6.3 Results
6.3.1 Multiple regression analysis results (English factors)
6.3.2 Path analysis results (English factors)
6.3.3 Multiple regression analysis results (Japanese factors)
6.3.4 Path analysis results (Japanese factors)
6.4 Summary of Findings

CHAPTER 7 STUDY 4
7.1 Research Questions
7.2 Method
7.2.1 Participants
7.2.2 Procedure
7.3 Results
7.4 Summary of Findings

CHAPTER 8 CONCLUSION
8.1 Overall Discussion
8.2 Major Findings
8.3 Pedagogical Implications
8.4 Limitations and Directions for Future Research

REFERENCES
APPENDIX A Test Questions and Questionnaire Items
APPENDIX B Two-year English Education for the Participants
APPENDIX C A Replication Analysis
APPENDIX D Follow-up Study
APPENDIX E The Development of English Reading Ability of
      Japanese High School Students:Focusing on Explanatory Factors

index
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遺伝子工学と社会 ――学際的展望――

訳者
粟屋剛・岩崎豪人ほか訳[Susanne Lundin・Malin Ideland 編] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
190 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2012年12月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-190-6 
Cコード
C3045 
ジャンル
生命・環境・自然
 
内容
専門分野の研究者による共訳。遺伝子工学の発達とその可能性、危険性について、特に倫理・道徳の面から論じる。
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緒言 Mats G. Hansson /品川信良 訳

1.序論 ―遺伝学、遺伝子工学、日常の倫理―
Susanne Lundin & Lynn Akesson /岩崎豪人 訳

2.世界観と遺伝子学
Carl Reinhold Brakenhielm & Katarina Westerlund /大林雅之 訳

3.人間と動物の遺伝子導入について ―ギリシアにおける(不)完全性のイメージ―
Eleni Papagaroufali /篠原駿一郎 訳

4.消費者は遺伝子組み換え食品を受け入れるか?
L. J. Frewer, C. Howard, R. Shepherd /谷本光男 訳

5.社会的産物としての自然 ―遺伝子技術、身体、新たなジレンマ―
Alberto Melucci /村岡潔 訳

6.身体の展望
Susanne Lundin /粟屋剛 訳

7.物語を通して遺伝子技術を解釈する
Malin Ideland /柘植あづみ 訳

8.臨床から見た遺伝子技術の価値
Maria Anvret /江崎一朗 訳

9.現代バイオテクノロジー ―持続可能性と統合性― ノルウェイの現代バイオテクノロジー規制にみる法、世論、政治
Torben Hviid Nielsen /石原理 訳

10.バイオテクノロジーとヨーロッパ市民
Bjoron Fjostad /樫則章 訳

11.価値観の国際比較 ―ヨーロッパ価値観研究からの経験―
Loek Halman /谷田憲俊 訳

12.バイオテクノロジーへの態度を読み解く ―認知・道徳・情動から―
Wim Heijs & Cees Midden /旗手俊彦 訳

訳者付記 粟屋剛
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地名で考える沖縄語の移り変り ――例えば、「ぜりかく」(勢理客)が「じっちゃく」になるまで――

著者
多和田眞一郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
126 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2012年7月28日 
ISBN
ISBN978-4-86327-192-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
言語学〈日本語〉
 
内容
沖縄の言葉(沖縄語)について、変化する言語の変容を現存する文献資料を分析し考察。身近な馴染みのある地名「経塚」「勢理客」「添石」「保栄茂」等を主な例とする。
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 はじめに

第1章 共通理解を得るための予備知識
    (音声・音韻)(声門閉鎖音)(口蓋化、破擦音化)

第2章 「きやうづか」(経塚)が「ちょうじか」になるまで
    (口蓋化、破擦音化)(二重母音の変化)

第3章 「ぜりかく」(勢理客)が「じっちゃく」になるまで
    (促音化)(口蓋化、破擦音化)

第4章 短母音の変化

第5章 「そへいし」(添石)が「しいし」になるまで(二重母音の変化)

第6章 「ぼえも」(保栄茂)が「びん」になるまで(二重母音の変化)(撥音化)

第7章 分析対象資料

 主な参考文献
 索  引
 おわりに
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連歌と国語教育 ――座の文学の魅力とその可能性――

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著者
黒岩 淳 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
198 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2012年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-189-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
日本の伝統文芸である「連歌」を見直し、中・高校生の国語の授業に取り入れてきた実践と研究。悪戦苦闘しながらも、生徒の自由で生き生きとした作品に感動。
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 はじめに

序 章 連歌の魅力

第一章 連歌の創作指導
 第一節 連歌創作の指導方法
 第二節 一斉授業における連歌創作指導
 第三節 俳諧連歌を理解させる「奥の細道」――芭蕉の発句をもとに「表八句」創作――
 第四節 脇句創作を取り入れた発句の鑑賞指導
 第五節 学級日誌を活用した連歌創作
 第六節 全国連歌大会における中学生・高校生の連歌創作
 第七節 国民文化祭 連歌大会における中学生・高校生の連歌創作
 第八節 県民文化祭 連歌大会における中学生・高校生の連歌創作
 第九節 県民文化祭練習会 連歌講評
 第十節 連句の創作指導――歌仙への挑戦――
 第十一節 付句の指導――多様な表現活動を取り入れた授業の構築――
 第十二節 連歌と語彙指導――和語を習得して表現を豊かにする――

第二章 連歌に関する古典の指導
 第一節 『水無瀬三吟』の指導
 第二節 二条良基『連理秘抄』の指導
 第三節 俳諧文学と「おくの細道」の指導

第三章 短詩型文学の指導
 第一節 「言葉遣い」の意識化をはかる短詩型文学の指導――言葉の比較を通して――
 第二節 短歌創作を取り入れた古文の指導
     ――『伊勢物語』第六段「芥川」の女となって歌を詠む――
 第三節 生徒の疑問を重視した短歌・俳句の授業
     ――短詩型文学に興味・関心を持たせるための試み――
 第四節 詩の共同創作指導

第四章 連歌雑感

終 章 連歌の可能性と課題

 初出一覧
 連歌実作に関する参考文献
 あとがき
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戦後台湾の日本語文学 黄霊芝小説選 

著者
黄霊芝[下岡友加編] 
シリーズ
 
助成
 
判型
菊 
ページ
282 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2012年6月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-186-9 
Cコード
C0097 
ジャンル
文学・語学/アジア〈文学〉
 
内容
2006年旭日小綬章受賞者、黄霊芝の日本語小説10編、書き下ろし1編を収める。その殆どを1940年後半~60年代の戒厳令下の台湾社会を作品背景とし、また人物の思いこみやユニークな思考が作り出す、独創的な世界へと読む者を引き込む。
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古稀
「金」の家
紫陽花
天中殺

仙桃の花
輿論
蟇の恋(短歌小説)
董さん

違うんだよ、君―私の日文文芸―(評論)

黄霊芝略年譜
解説…【下岡友加】
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対話による文章表現指導の研究 ―〈個に即した支援〉の理論と方法―

著者
吉田茂樹 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
166 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2012年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-174-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
認知心理学の知見を援用し、学習者個々の思考の道筋に教師が寄り添いながら、対話を用いて行う文章表現指導の実践研究成果。
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まえがき……鳴門教育大学名誉教授 四国大学名誉教授 世羅博昭
はじめに

序 章 研究の目的と方法
 第1節 研究の目的
  1 自己の実践から実感した問題点
  2 研究の目的
 第2節 研究の方法
  1 研究の方法
  2 本書の構成
第1章 現代の高校生が書く文章の特徴と課題―実態調査の結果を中心に―
 第1節 調査の目的と方法
  1 調査の目的
  2 調査の方法
 第2節 調査の結果と考察
  1 主語と述語のねじれ
  2 表現の重複
  3 俗語やくだけた口語表現
  4 調査のまとめ
 第3節 「書くこと」の今日的課題
  1 「書くこと」が苦手な現代の学習者が抱える問題点
  2 「思いつくまま」に書かれた文章の限界性
第2章 対話による〈個に即した支援〉の理論
 第1節 学習者の思考の筋道に寄り添う対話の重要性
  1 個別化・個性化教育からのアプローチ
  2 カウンセリングからのアプローチ
  3 国語科教育からのアプローチ―倉澤栄吉の表現過程研究に焦点をあてて―
 第2節 認知心理学による作文過程の内的分析
  1 認知心理学からの視座―国語科教育との関係を中心に―
  2 Hayes & Flower の文章生成過程モデル
  3 内田伸子による発展的な実証研究
  4 Bereiter & Scardamalia の作文産出過程モデル
  5 自己内対話から相互作用へ
第3章 対話による〈個に即した支援〉の方法
 第1節 対話による支援方法の探究
  1 認知心理学を援用した先行研究の概略
  2 実践研究のねらいと課題
  3 対話による〈個に即した支援〉の基本的な構造
  4 対話による〈個に即した支援〉の具体的な方法
 第2節 対話による〈個に即した支援〉の実験授業例
  1 実験授業の趣旨
  2 対話により調整過程を支援した実験授業例
第4章 対話による〈個に即した支援〉の実際
 第1節 短歌創作における対話支援の実際(授業実践1)
  1 実践の概略
  2 対話により短歌創作の推考を支援した実践例
 第2節 俳句創作における対話支援の実際(授業実践2)
  1 実践の概略
  2 対話により俳句創作の推考を支援した実践例
 第3節 作文記述における対話支援の実際(授業実践3)
  1 実践の概略
  2 実践分析の視点と方法
  3 表現修正過程における対話の分析
  4 表現修正を支援する対話構造―カウンセリング技法との共通点・相違点からの考察―
  5  研究のまとめ
 第4節 書くことを支える教師の役割―対話記録を根拠とした実践の考察―
  1 「書きたいもの」や「書きたいこと」はあらかじめ存在しない
  2 「書きたいもの」や「書きたいこと」は対話の中から生まれる
  3 教師が生徒の文章表現生成過程に直接関わる意義
結 章 研究の成果と課題

 参考文献
 資  料
 あとがき
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山里からの伝言 ――中国山地2010~2012

著者
島津邦弘 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
270 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2012年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-187-6 
Cコード
C0036 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
中国山地周辺の人々の暮らしや産業の移り変わりを、ルポ形式で報告する。ある地域では消滅し別の地域では逞しく再生した。中国山地に連綿と続く人々の営みの記録。益田市匹見町・島根県邑智郡・奥出雲地域・三次・庄原北部地域・芸北地域。書評

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はじめに

第一章 過疎対策の実験台――益田市匹見町
 第一節 過疎町長との再会
 第二節 「広見」顛末記(1)
 第三節 「広見」顛末記(2)
 第四節 「広見」顛末記(3)
 第五節 もう一つの集落移転「日の里」
 第六節 炭窯「夢ファクトリー」
 第七節 ツバメ型ライフ
 第八節 「みどりの工場」
 第九節 「木工の里」の試練
 第一〇節 「木工の里」を守る
 第一一節 ワサビ再興の夢
 第一二節 ワサビIターン

第二章 新しい血――島根県邑智郡
 第一節 「香木の森」の二〇年
 第二節 「第二の故郷」
 第三節 「第二の故郷」の記憶
 第四節 「新石見人」の田舎発見
 第五節 「地域おこし協力隊」の若者たち
 第六節 「郡都」川本の苦悩と光明

第三章 「御三家」からの自立――奥出雲地域
 第一節 「出雲御三家」の陰り
 第二節 「御三家」のいま
 第三節 「鉄の歴史村」吉田の迷走
 第四節 鑢「世界遺産化」への道のり
 第五節 「道の駅」の憂鬱
 第六節 「木次乳業」の軌跡

第四章 備北の模索――三次・庄原北部地域
 第一節 牛と別れる日
 第二節 ワニ料理とネット情報
 第三節 建設会社とイチゴ工場
 第四節 「あとつぎ会」の心意気
 第五節 高速道とリンゴ農家
 第六節 第三セクター「㈱君田21」
 第七節 川根「自治」の実践

第五章 大都市のとなりで――芸北地域
 第一節 恐羅漢山の麓
 第二節 山仕事と木工
 第三節 和牛飼育の異端「見浦牧場」
 第四節 圃場整備の誤算
 第五節 私学の灯火を守る
 第六節 どんぐり村(1)――そばの里
 第七節 どんぐり村(2)――芝生ビジネス

終 章 総括編
 第一節 人口政策としての過疎対策
 第二節 里山復権
 第三節 高速道の悲哀
 第四節 学校が消える
 第五節 土建業の盛衰
 第六節 価値観転換のとき

主な参考文献
おわりに
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講演記録 国語科教育の創造を求めて ――国語教育の聖地、長野に学ぶ――

著者
野地潤家 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
288 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2012年6月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-185-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
1999年10月23日信州大学国語教育学会で行なわれた、質疑応答、資料1~5を含む講演記録。国語科教育、『徒然草』教育指導、西尾実先生、芦田恵之助先生、ほか。
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 講演記録
 一九九九年十月二十三日 信州大学国語教育学会
国語科教育の創造を求めて――国語教育の聖地、長野に学ぶ――

資 料

 1 西尾実先生との出会い
資料1 道標としての国語教育理論――西尾実先生に学ぶ――
資料2 国語教育理論の形成と発展――西尾実先生の実践・研究・創造――
資料3 国語愛の問題――西尾実先生のばあい――
資料4 回想・この一冊、西尾実著『国語国文の教育』

 2 西尾実先生の望まれ、めざされたもの
資料5 徒然草教育問題史――戦前の旧制中学校・女学校などを中心に――
資料6 明治三〇年代の話しことばの教育――與良熊太郎氏のばあい――
資料7 「三心」を目ざめさせる実態記録
資料8 『幼児期の言語生活の実態』(全四巻)

 3 芦田恵之助・大村はま両先生との出会い
資料9 芦田恵之助の綴り方の授業――長野市城山小学校における――

 4 島崎藤村、金原省吾両氏に学ぶ
資料10 語句・語彙指導の課題と方法――語句・語彙学習史の事例を中心に――
資料11 後の世にこの悲しみを残す外に

 5 国語教育個体史の構想と記述
資料12 国語教育個体史の試み その一
資料13 国語教育個体史の試み その二
資料14 国語教育実習個体史
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中世アルメニア寓話集 

訳者
谷口伊兵衛[Mkhitar Gosh/Vardan Aygektsi 著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
86 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2012年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-184-5 
Cコード
C0098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/小説・童話
 
内容
アルメニアのキリスト教徒のあり方を世間・日常風景を織り交ぜながら描写する、独特の世界観がにじみ出る寓話集。
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蜜蜂のひとしずく
雄牛と馬
去勢雄牛
雌鳥と飼い主
けんか早い男
教会と水車
樹木と賢人

ヤマウズラと猟師
獅子の毛皮を着たロバ
医者の蛙
神と、神の被造物たち
フクロウと母ウズラ
鳩のおとなしさ
カラスの賢い雛たち
トビと鷲
狼と子羊
クモ
狼とロバ
農夫とニンニク
不具になった獅子
雄牛
獅子と狐
アラマズドと蛇
ラクダと狼と狐
獅子と狼と狐
寡婦と僧侶
ヒマワリ
熊と蟻
瀕死のラクダ
ヤツガシラ
ハリネズミとテン
砂糖大根とニンジン
フクロウと鷲
鷹と鳩

鷹とヒバリ
土地測量技師の水牛
愚か者と医者
羊と狼
泥棒
熊と狐
獅子と狐
猿と猟師
告解
継母の祈り
狼と羊
寡婦と息子
商人の祈り
雄の子牛と、雄牛
溺れたロバ
信じやすい狼
モグラ
債務者のベッド
狐とえさ
黄鹿と犬
オンドリたち
嫉妬深い人
豚と王
プラトンと象
山羊と狼
オンドリと王
狼の子と手紙
ムクドリと僧侶
けんか早いラクダ
海狸
コウノトリと小鳥たち
太陽
カニと狐
蝶ちょう
オンドリと怠け者たち
雄牛たち
カニとその幼な子たち
手綱を外れた馬
気前よさ
魚たちと王
貧乏人と狼
甘い実のなる木と愚か者
鍛冶屋と大工
婚礼に招かれたロバ
鍛冶屋と銅細工師
ノミと王子
スイカと世間知らずな男
魚なのか、猫なのか
ならず者と僧侶
狐とヤマウズラ
ラバ
ラクダの子と子馬

大胆な軍人
哲人と宴会
野ブタと狐
勇敢な老戦士
猫とハツカネズミたち
老いぼれロバ
雄ヒツジ
カメと軍馬
羊たちと山羊たち
キャベツ

 訳者あとがき
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日中韓の伝統的価値観の位相 ――「孝」とその周辺――

編者
欒 竹民・飯島典子・吉 沅洪 
シリーズ
広島市立大学国際学部叢書4 
助成
 
判型
A5 
ページ
350 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2012年3月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-181-4 
Cコード
C3039 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア 労働・福祉・生活
 
内容
第1部は言語・文化に立脚して伝統的価値観、特に「孝」を巡って論述。第2部は心理学の観点から変貌する東アジアの価値観を中心に論考。「孝」の現代的多様化と日・中・韓三地域の差異を解明する。

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刊行辞……広島市立大学国際学部長 岩井千秋
はじめに……欒 竹民

     第一部 グローバル化による言語・文化の変容

中国の「孝」の位相
 ――日本現代社会における「孝」との比較を試みて――……欒 竹民
中国語の新語における性向語彙に見られる「孝」の位相について
 ――日本語の新語を兼ねて――……常 志斌
言語行動における伝統的価値観についての日中対照研究
 ――「あいさつ」及び「敬老行為」を中心に――……施  暉
「孝」に関する日中韓の比較――性向語彙を通して――……李 成浩
外来語から見る日中両国の外来文化の受容意識の相違について……秀  茹
台湾客家の「美徳」とその視覚化……飯島典子

     第二部 変貌する価値観

韓国と日本の若者における価値観の比較……金 愛慶
中日大学生の価値観、家族観、国民意識と鬱に関する比較研究……張 平
九分割統合絵画法のタイトルによる青年期在日韓国・朝鮮人の自己イメージの研究
 ――韓国・日本人の大学生との比較調査も含めて――……徐 明淑
動的家族画からみる日中韓大学生の家族関係……吉 沅洪
_____________________

執筆者一覧(執筆順)

欒 竹民(ラン チクミン)
広島市立大学国際学部教授

常 志斌(ジョウ シヒン)
上海大学外国語学院日本語学部専任講師

施  暉(シ キ)
蘇州大学外国語学院日本語学部准教授

李 成浩(リ セイコウ)
北京第二外国語学院日本語学部専任講師

秀  茹(シュウ ル)
広島市立大学大学院国際学研究科博士後期課程

飯島典子(イイジマ ノリコ)
広島市立大学国際学部准教授

金 愛慶(キム エキョン)
名古屋学院大学スポーツ健康学部准教授

張  平(チョウ ヘイ)
国際関係学院心理教育センター准教授

徐 明淑(ソ ミョンシュク)
広島市立大学大学院国際学研究科博士後期課程修了

吉 沅洪 (キツ ゲンコウ)
広島市立大学国際学部准教授
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やさしい道徳授業のつくり方 

編者
鈴木由美子・宮里智恵 
シリーズ
心をひらく道徳授業実践講座1 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2016年4月1日3刷 
ISBN
ISBN978-4-86327-182-1 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈道徳教育〉
 
内容
心をひらく道徳授業実践講座第1巻―理論編。道徳授業の歴史、学校教育の中での位置づけ、教材の特徴、学習指導案の書き方、板書の仕方などを具体的事例をあげ論述。
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【品切】
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第1章 道徳授業の成り立ち
  1.前史としての修身科の時代
  2.特設時間としての「道徳」設置以降
第2章 道徳授業での学び
■コラム1 子ども達が輝く瞬間
第3章 学校教育の中での道徳授業の位置づけ
  1.学校教育における道徳授業と道徳の時間
  2.学校教育における道徳教育の内容と指導計画
第4章 子どもの道徳性と発達的特徴
  1.道徳性の発達理論
  2.子どもの道徳性の発達的特徴をふまえた支援
第5章 学習指導案作成の考え方
  1.学習指導案を書くまで
  2.基本的な学習指導案の構成
  3.本書における学習指導案の構成
■コラム2 私と道徳授業
第6章 評価の仕方
  1.授業の評価
  2.評価の実際
■コラム3 K君との出会い
第7章 教科や体験活動との関連
第8章 タイプ別学習指導案のつくり方
  1.心情曲線による道徳教材分析
  2.心情タイプの道徳授業
  3.心情ジレンマタイプの道徳授業
  4.プログラムタイプの道徳授業
■コラム4 心に残る授業、心に響く資料
第9章 心情タイプの学習指導案
  1.心情教材の特徴とねらい
  2.心情教材を取り扱う際の留意点
  3.心情教材の授業展開
第10章 心情ジレンマタイプの学習指導案
  1.心情ジレンマ教材の特徴とねらい
  2.心情ジレンマ教材を取り扱う際の留意点
  3.心情ジレンマ教材の授業展開
■コラム5 私と道徳授業
第11章 プログラムタイプの学習指導案
  1.道徳学習プログラムを活かした教材の特徴とねらい
  2.道徳プログラムを活かした教材の授業展開
第12章 発問構成の工夫
  1.発問と授業づくり
  2.道徳の時間における発問とは
  3.資料の活用と発問構成
  4.読み物資料を活用した道徳授業の発問構成
  5.実践例―心に響く発問の工夫―
■コラム6 道徳と私
第13章 板書構成の仕方
  1.板書の役割
  2.道徳の時間の板書構成
  3.板書の実際
第14章 家庭や地域との連携
  1.学校・地域・家庭のかかわり
  2.家庭・地域との連携を生かした多様な連携のあり方

参考資料 小学校学習指導要領
     中学校学習指導要領
用語解説
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絵のまえ本のうしろ 

著者
大井健地 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
168 
定価
1,540円 (本体1,400円 )
発行日
2012年3月22日 
ISBN
ISBN978-4-86327-180-7 
Cコード
C0070 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
機関誌やニュースレターに連載されたコラム49編。芸術家、教育者、エッセイスト…。複数の顔をもつ著者のパワフルメッセージ集。書評
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aQ直伝
 1 「モスコミュール」と「キューバリブレ」
 2 家庭教師とパソコン教師
 3 カラスが一斉に飛びたつ
 4 フィレンツェ、アテネ、エディンバラ、ワルシャワからの葉書
青春文学
 1 芸術学部長賞授与
 2 三四郎と純一の対決
 3 ドリンク・アリス、イート・アリス
 4 ハムをはさんだライ麦パン
恋の文学
 1 この女の美的感覚は
 2 イーデン、エデン、楽園
 3 鼻を噛み切る熱愛に応える
 4 接吻と愛の誓い
裏切り訳話
 1 月の船 星の林に
 2 オートマチック訳マニュアル
 3 大小説Pride and Prejudice


樹上図会
 1 不思議だなあの天使――《聖シストの聖母子》
 2 木に登る聖人――《明恵上人像》
 3 幽鬼が飛行自在の術で宮廷へ――《吉備大臣入唐絵巻》
 4 核兵器所有の畜獣を憶え――原民喜《ガリヴァの歌》
周一四方
 1 秋のパリ・ほんとうの恋人であるために
 2 夏の信濃追分高原・過ぎ去らぬ者
イタリア美術
 1 MAXXIなど三新美術館見参
 2 ピエロ・デルラ・フランチェスカの探究
 3 ロレンツォ・ロットの面妖な眼
 4 ブロンツィーノの両面矮人図
 5 シニョレルリの地獄責め


 松山のタルト、広島のヤスリ
 バブ話・ペのない子規
 バブ話・「ぽ」か「ぼ」か
 バブ話・のっぺらぽう講釈
 バブ話・パスする
 バブ話・バグ・あぶ・バブ
 ソンタグの苦悩と悪夢
 ソンタグのキャンプ、いかがかな。


 言の葉の新緑
 第三の画家ベーコンの芸術に触れて
 世界にひらくナラティヴ
 アウトグロー、エラボレート、ヴァルネラブル、――
 ブレイクの夢、イーヨーの夢
 再度、人間に
 戦争を見る投票法
 映画『飼育』を長い時を経て見た
 五〇年前の孤独
 ヒロシマと沖縄、核と基地
 ふくやま文学館のひとつの資料
 ミヒャエル・コールハースのこと


 重宝大切な友・図書館友の会のために1
 輝く書物の力・図書館友の会のために2
 シローニ・森の樹の呼びかけ

うしろがき
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楠戸一彦先生退職記念論集 体育・スポーツ史の世界 ―大地と人と歴史との対話―

編者
楠戸一彦先生退職記念論集刊行会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
506 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2012年2月29日 
ISBN
ISBN978-4-86327-179-1 
Cコード
C3075 
ジャンル
教育〈保健・体育〉
 
内容
国内外を代表するスポーツ史学者楠戸一彦先生の退職を記念しての寄稿論文22編。第1部「西の大地との対話」=欧州やアメリカにかかる論文/第2部「東の大地との対話」=東アジアと日本の論文/第3部「人と大地の交流についての対話」=東西の交流や人物史に焦点を当てた研究。書評
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まえがき………大久保 英哲


   第1部 西の大地との対話

古代ローマのスポーツ文化に関する考察………桶谷敏之

カール・フェルカーの体操とロンドン体操クラブの設立(1826年)
 ―1820年代後半のロンドンにおけるドイツ式体操事情―……榊原浩晃

スポーツカタログにみるアイルランドの近代スポーツ
 ―Handbook of Cricket in Ireland 1865/66-80/81を手がかりに―………榎本雅之

「トゥルネン= スポーツ抗争」の帰結に関する研究
 ―統合組織における運動種目の統轄権を中心として―………都筑 真

1914年以前のイングランドにおける企業内ホッケークラブの活動について
 ―コールマン社の工場、キャロウ・ワークスを事例として―………秋元 忍

1968年グルノーブル冬季五輪における性別確認検査導入の経緯
 ―国際オリンピック委員会史料の検討を中心に―………來田享子


   第2部 東の大地との対話

朝鮮時代の騎馬撃毬実施方法に関する記事について
 ―テキスト比較の観点から―………村戸弥生

薩摩のハマ投げ―その形態と文化的意義―……… 山田理恵

明治期から大正期の長崎YMCAにおける「体育事業」の普及と展開………服部宏治

活動フィルム「日本のテニス」(昭和8年)作製の経緯と歴史的考察………後藤光将

太平洋戦争下の国民体育と体操
 ―東京帝国大学における鍛錬部の設置と「全学鍛錬体操」の実施―………佐々木浩雄

戦前日本のスポーツ外交
 ―1940年第12回オリンピック競技大会の招致に着目して―………田原淳子

日帝強占期学校体育の武道に関する研究
 ―柔道と剣道の教科目導入を中心に―………朴 貴順

戦後初期の国立大学附属小学校における学校体育の構想………崎田嘉寛


   第3部 人と大地の交流についての対話

オリンピックの用語史
 ―江戸後期から明治前期にかけて出版された英和辞典に注目して―………和田浩一

汎愛派J.H.カンペの育児論―若者のための育児論―………西村美佳

ドイツ人医師エルヴィン・フォン・ベルツと日本の伝統的武術との………BITTMANN Heiko

女子教育のパイオニア下田歌子の体育奨励について………藤坂由美子

金井勝三郎の普及活動からみたスキー技術の変化について………新井 博

日系新聞にみるハワイ日系移民のスポーツ活動に関する研究
 ―異種格闘技試合とプロ・レスリング―………梶 孝之

篠原助市の「心身一体の教育」(1941)について―戦時下における心身再考―………鈴木明哲

ドイツ再統一後の旧東ドイツスポーツジャーナリストK.フーンの言説
 ―2つの自叙伝的著作とインタビューで語られたことを中心に―………寳學淳郎

 参考文献
 索  引

楠戸一彦先生の履歴と研究実績
あとがき………崎田嘉寛
_____________________________

執筆者(五十音順)

秋元 忍(あきもと しのぶ) 神戸大学大学院人間発達環境学研究科 准教授
新井 博(あらい ひろし) びわこ成蹊スポーツ大学生涯スポーツ学科 教授
榎本雅之(えのもと まさゆき) 星稜女子短期大学経営実務科 助教
大久保英哲(おおくぼ ひであき) 金沢大学大学院人間社会環境研究科 教授
桶谷敏之(おけや としゆき) 筑波大学大学院人間総合科学研究科 博士後期課程
梶 孝之(かじ たかゆき) 尚美学園大学総合政策学部 講師
後藤光将(ごとう みつまさ) 明治大学政治経済学部 准教授
榊原宏晃(さかきばら ひろあき) 福岡教育大学教育学部 教授
崎田嘉寛(さきた よしひろ) 広島国際大学工学部 講師
佐々木浩雄(ささき ひろお) 龍谷大学文学部 講師
鈴木明哲(すずき あきさと) 東京学芸大学 准教授
田原淳子(たはら じゅんこ) 国士舘大学体育学部 教授
都筑 真(つづく まこと) 福山平成大学福祉健康学部 講師
西村美佳(にしむら みか) 名古屋学芸大学ヒューマンケア学部 講師
朴 貴順(ぱく きすん) 霊山大学東洋武芸学科 教授
服部宏治(はっとり こうじ) 広島国際大学保健医療学部 准教授
Bittman Heiko(びっとまん はいこ) 金沢大学留学生センター 教授
藤坂由美子(ふじさか ゆみこ) 長野県短期大学幼児教育学科 助教
寳學淳郎(ほうがく あつろう) 金沢大学保健管理センター 准教授
村戸弥生(むらと やよい) 石川工業高等専門学校 非常勤講師
山田理恵(やまだ りえ) 鹿屋体育大学体育学部 教授
來田享子(らいた きょうこ) 中京大学スポーツ科学部 教授
和田浩一(わだ こういち) 神戸松蔭女子学院大学人間科学部 准教授
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進む中央アジアとの出会い ――文化交流と国際協力と――

著者
米田 博 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
286 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2012年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-175-3 
Cコード
C1036 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア 一般書/歴史読み物
 
内容
ウズベキスタン日本人材開発センターで共同所長として活動してきた著者の、現場報告と記録。ビジネス人材の育成、中央アジアの開発、国と国との文化交流からみえてくる現状と未来を考察する。
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 まえがき

1章 新しいフロンティア
  たいへんな入国手続き
  一難去ってまた一難
  やっかいな滞在許可証
  四季のある国での仕事は想定外
  ソ連崩壊と中央アジア
  九・一一同時多発テロから世界の経済危機

2章 各国文化センターは競う
  こんにちは、日本センター
  活動の中身はなに
  踏みとどまるロシア文化
  力強い独仏の文化進出
  昇竜のインド
  洗練のブリティッシュ・カウンシル
  文化センターにビジネス分野があっていい
  開発援助と文化交流の融合

3章 ウズベキスタンに日本文化が息づく
  ブラハ支所の責任者
  支所とはどんなところ
  砂漠のなかのささやかな食事会
  高まる日本語熱
  成果をあげる日本語協力隊員
  日本語教育をどのように確保していくか
  オリガミ・センターの異名
  発見、日本とヨーロッパの文化活動のちがい
  成功のギター演奏会
  市民と市民のふれあい

4章 ビジネス人材の需要に応える
  成果を報告せよ
  ビジネスのPMPコースとは
  卒業生は大手企業に就職しているのか
  ターゲットは中小企業
  社長は卒業生
  小さな体の大きな指導者
  同業他社はどうなっているのか
  タシケント・ウエストミンスター国際大学
  報告、高いPMPコースの入学倍率

5章 なぜ中小企業振興なのか
  中小企業にこだわる
  当国経済事情
  会場に入れてもらえなかった経済セミナー
  古い家はこわさない
  誇り高い国民
  経済政策としての中小企業振興

6章 人材育成は日本に任せて
  日本留学フェア
  日本の法律を日本語で学ばせる名古屋大
  進化するビジネス教育
  静かな熱血日本人講師
  希望に輝く卒業生の顔
  ジョブ・フェアが開催される

7章 平和の国、ウズベキスタン
  なぜ「平和」がキーワードなのか
  辺境のデビス・カップ戦
  サッカー、日本-ウズベキスタン戦
  長いお付き合いの福岡
  日本人抑留者の墓地
  地域コミュニティーは人間の安全保障
  目に見えにくい中央アジアの経済や社会の変化

8章 新しいシルクロード
  見直される陸路
  天然ガスのトルクメニスタン
  カザフスタンの原油に走る中国
  道路建設につよい関心を寄せる中国
  日本も協力する道路整備
  中央アジア地域経済協力(CAREC)
  ユーラシアの鉄道構想
  ビジネス学院卒業式でのスピーチ

9章 なぜ、日本は中央アジアの開発にかかわるのか
  ふるわない日本との貿易
  大使館等の設置ラッシュ
  対中央アジア援助実績
  目を離せないアフガニスタン情勢
  日本の生き残りのために
  二国間の友好の懸け橋

 あとがき
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チュルク諸語研究のスコープ 

編者
吉村大樹 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
182 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2012年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-169-2 
Cコード
C3087 
ジャンル
言語学〈英語・その他〉
 
内容
大阪大学世界言語研究センター研究成果。チュルク諸語に関する研究論文をまとめる。トルコ語、キルギス語、サハ語、ウズベク語など、中央アジア地域を含めたユーラシア大陸の広範囲に分布するチュルク諸語についての言語学の枠組みによる研究。
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 巻頭言  【山根 聡】
 はじめに 【吉村大樹】

チュルク諸語動詞の形態的派生の方向性について
【栗林裕】

チュルク語動詞受動形の受動以外の用法について
 ――キルギス語類義語動詞の意味用法の比較から――
【大崎紀子】

トルコ語と日本語における主観的な把握と丁寧さ
【アイシェヌール・テキメン】

トルコ語の否定文におけるアスペクトとモーダル的な特徴
 ――日本語との対照分析――
【アイドゥン・オズベッキ】

「属格の痕跡」とされるサハ語の形式について
【江畑冬生】

トルコ語とウズベク語の疑問接語mI/miの文法的ふるまいについて
【吉村大樹】

トルコ語における疑問詞を含む文のピッチパターンと韻律範疇の形成
【佐藤久美子】

文理解の観点からみたトルコ語の二重目的語構文の基本語順
【カフラマン・バルシュ】

_______________

 執筆者

吉村大樹(よしむら・たいき)大阪大学世界言語研究センター特任助教。

栗林 裕(くりばやし・ゆう)岡山大学大学院社会文化科学研究科教授。

大崎紀子(おおさき・のりこ)京都大学大学院文学研究科附属ユーラシア文化研究センター研究員。京都大学・大阪大学非常勤講師。

TEKMEN Ayse Nur(テキメン,アイシェヌール)アンカラ大学言語歴史地理学部日本語日本文学科長・教授。

OZBEK AydIn(オズベッキ,アイドゥン)トルコ・チャナッカレ・オンセキズ・マルト大学助教授。

江畑冬生(えばた・ふゆき)日本学術振興会特別研究員(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)。

佐藤久美子(さとう・くみこ)長崎外国語大学外国語学部国際コミュニケーション学科講師。

KAHRAMAN BarIs(カフラマン,バルシュ)チャナッカレ・オンセキズ・マルト大学教育学部日本語教育学科研究助手。
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アフリカ諸語文法要覧 

編者
塩田勝彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
316 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2012年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-170-8 
Cコード
C3087 
ジャンル
言語学〈英語・その他〉
 
内容
大阪大学世界言語研究センターおよびアフリカ諸語研究サークル(AFLANG)研究成果。アフリカで用いられる言語を20を取り上げ、発音、記述、語順、方言、歴史、多角的に調査・研究をまとめる。
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【品切】
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 巻頭言【小森淳子】
 まえがき【塩田勝彦】
 言語分布地図
 略号一覧

アカン語【古閑恭子】

エヴェ語【ポール・コフィ・アグベド、折田 奈甫】

ヨルバ語【塩田勝彦】

アムハラ語【岩月真也】

シダーマ語(シダモ語)【河内一博】

ウォライタ語【若狭基道】

クプサビニィ語【河内一博】

アラビア語エジプト方言【榮谷温子】

アラビア語トリポリ(リビア)1のユダヤ教徒方言【依田純和】

ジュバ・アラビア語【仲尾周一郎】

マダガスカル語タンルイ方言【西本希呼】

バントゥ諸語概説【米田信子・小森淳子・神谷俊郎】

テンボ語(JD531)【梶 茂樹】

ケレウェ語(JE24)【小森淳子】

ルヮ語(E61)【品川大輔】

ベンデ語(F12)【阿部優子】

スワヒリ語トゥンバトゥ方言(G43)【竹村景子】

ニハ語(M23)【角谷征昭】

マテンゴ語(N13)【米田信子】

ヘレロ語(R31)【米田信子】

ズールー語およびングニ諸語(S40)【神谷俊郎】

 参考文献

_______________

執筆者紹介

阿部優子(あべ ゆうこ)JICA 青年海外協力隊 語学訓練スーパーバイザー。

岩月真也(いわつき しんや)名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程。

折田奈甫(おりた なほ)メリーランド大学言語学科博士課程。

梶 茂樹(かじ しげき)京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授。

角谷征昭(かどや まさあき)早稲田大学非常勤講師。

神谷俊郎(かみや としろう)大阪大学世界言語研究センター特任研究員、大阪女学院大学非常勤講師。

河内一博(かわち かずひろ)防衛大学校総合教育学群准教授、総合情報図書館情報システム活用研究部門員。

古閑恭子(こが きょうこ)高知大学人文学部教員。

小森淳子(こもり じゅんこ)大阪大学世界言語研究センター准教授。

榮谷温子(さかえだに はるこ)東京外国語大学外国語学部非常勤講師。

塩田勝彦(しおた かつひこ)大阪大学世界言語研究センター特任助教。

品川大輔(しながわ だいすけ)香川大学経済学部地域社会システム学科准教授。

竹村景子(たけむら けいこ)大阪大学世界言語研究センター教員。

仲尾周一郎(なかお しゅういちろう)京都大学大学院文学研究科博士後期課程、日本学術振興会特別研究員(DC)。

西本希呼(にしもと のあ)京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、日本学術振興会特別研究員(PD)。

ポール・コフィ・アグベド(Paul Kofi Agbedor)ガーナ大学言語学科講師(Senior Lecturer)。

依田純和(よだ すみかず)大阪大学世界言語研究センター特任助教。

米田信子(よねだ のぶこ)大阪大学世界言語研究センター教授。

若狭基道(わかさ もとみち)明星大学非常勤講師他。
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アラビア語エルサレム方言文法研究 

著者
依田純和 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
288 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2012年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-171-5 
Cコード
C3087 
ジャンル
言語学〈英語・その他〉
 
内容
大阪大学世界言語研究センター研究成果。現地調査をもとに、エルサレムで話されているアラビア語現代方言(エルサレム方言)の記述文法をまとめる。
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 巻頭言
 はじめに

0. 序 章

0.1. 本書の研究対象
0.2. JA の話者人口
0.3. アラビア語方言におけるJA の位置づけ
 0.3.1. シリア・パレスチナ方言
 0.3.2. パレスチナ地域での方言分布
0.4. 転写方法
 0.4.1. 音素表記
 0.4.2. 転写文字
0.5. グロス
0.6. 略語

1. 音韻論

1.1. 子音
 1.1.1. 音素
 1.1.2. 最少対立
 1.1.3. 異音
1.2. 母音
 1.2.1. 音素
 1.2.1. 最少対立
 1.2.2. 異音
 1.2.3. 語境界の長母音
1.3. 通時的・共時的音変化
 1.3.1. 子音の起源
 1.3.2. 子音の音変化
 1.3.3. 母音の起源
 1.3.4. 母音の音変化
1.4. 音節構造とアクセント
 1.4.1. 音節構造
 1.4.2. アクセント
 1.4.3. 補助母音

2. 形態論

2.1. 代名詞
 2.1.1. 指示代名詞
 2.1.2. 人称代名詞
 2.1.3. 指示詞
 2.1.4. 関係代名詞
 2.1.5. 不定代名詞
 2.1.6. 疑問代名詞
2.2. 動詞
 2.2.1. 動詞の構成
 2.2.2. 動詞の種類
 2.2.3. 活用形式
 2.2.4. 基本形と派生形
 2.2.5. 活用接辞
 2.2.6. 命令形
 2.2.7. 分詞
 2.2.8. 動名詞
 2.2.9. 活用
 2.2.10. 疑似動詞
 2.2.11. 動詞前辞
2.3. 名詞
 2.3.1. 定冠詞
 2.3.2. 名詞の曲用
 2.3.3. 名詞パターン
 2.3.4. 複数形のパターン
2.4. 数詞
 2.4.1. 基数詞
 2.4.2. 序数詞
 2.4.3. 分数
 2.4.4. 数詞の限定
 2.4.5. 時間・曜日・月の表現
2.5. 前置詞
 2.5.1. 1 語からなる前置詞
 2.5.2. 複合前置詞
2.6. 副詞
 2.6.1. 時を表す副詞
 2.6.2. 場所を表す副詞
 2.6.3. 方法・様態を表す副詞
 2.6.4. 量・程度を表す副詞
 2.6.5. その他
2.7. 接続詞
2.8. 間投詞

3. テキスト

3.1. テキスト1
3.2. テキスト2
3.3. テキスト3
3.4. テキスト4
3.5. テキスト5
3.6. テキスト6
3.7. テキスト7
3.8. テキスト8
3.9. テキスト9
3.10. テキスト10

4. 引用文献

5. 語彙集
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旧ユーゴ研究の最前線 

編者
百瀬亮司[柴宜弘監修] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
2,970円 (本体2,700円 )
発行日
2012年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-172-2 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米 政治・経済・法律
 
内容
大阪大学世界言語研究センター研究成果。バルカン半島について歴史学・政治学・文学といった様々な研究分野の知見を総合し、現地に生きる人々の共生と対立の背景にある多様な構造を提示。
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【品切】
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 巻頭言 【古谷大輔】

序文にかえて
 ――「 旧ユーゴ」をめぐる地域概念に関する一考察――
【百瀬亮司】

ハプスブルク帝国治下ボスニアの進歩的ムスリム(Napredni Muslimani)
 ――機関紙『オグレダロ(Ogledalo)』の言説をめぐって――
【米岡大輔】

国家のセルフポートレイト
 ――プロパガンダ誌『 ユーゴスラヴィア』 の芸術史における位置づけ――
【亀田真澄】

ボスニア社会におけるイスラーム
 ――1945年から1970年代まで――
【長島大輔】

ユーゴスラヴィア解体期のセルビア共和国
 ――政治勢力の差異化とナショナリズム――
【鈴木健太】

マケドニア共和国におけるオフリド枠組み合意実施
 ――地方分権化と民族間関係の政治力学(2001-2011年)――
【大庭千恵子】

歴史教科書の中のクロアチアと日本
【石田信一】

セルビアにおける民主主義の質
 ――国家制度、政党、社会による公職者の抑制と監視を中心として――
【久保慶一】

 あとがき 【柴 宜弘】

___________________

 執筆者一覧(50音順)

石田信一 跡見学園女子大学文学部 教授

大庭千恵子 広島市立大学国際学部 教授

亀田真澄 東京大学大学院人文社会系研究科 博士課程(現代文芸論専攻)

久保慶一 早稲田大学政治経済学術院 准教授

鈴木健太 東京大学大学院総合文化研究科 博士課程(地域文化研究専攻)

長島大輔 東京経済大学 非常勤講師

百瀬亮司 大阪大学世界言語研究センター 特任助教

米岡大輔 日本学術振興会 特別研究員(PD)
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小学校対象 小学校国語科授業の創造を求めて 

著者
上田正純 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
370 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2012年2月29日 
ISBN
ISBN978-4-86327-173-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
授業目標を明確にしたことで見えてきた、書くこと(作文)を中心とした授業実践記録。平成六年から平成二十三年までの論考。
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はじめに 〔元鳴門教育大学大学院教授 橋本暢夫〕

 

1 主体的に取り組む書くことの指導の工夫――記録報告文指導の場合――
2 書くことの指導の基礎に培う四学年の指導――先達 蘆田恵之助の「綴り方教室」に学んで――
3 自己の確立をめざす作文指導――書くことによって「いじめ」に立ち向かう――
4 自己を見つめさせる教育としての作文指導――生活をみつめ豊かな意見を育てる――

 

1 生涯学習に生きる読書生活の指導――読書生活を見つめ向上させる工夫――
2 外国文学に親しむ――指導者の翻訳を読む・手伝う――

 

楽しく学ぶ語句・語彙の指導――単元・発表会「覚えてください私の漢字」――

 

生きる力に培う総合的な学習指導を求めて――古典に親しみ修学旅行と結んで書く――

 

小学校における古典に触れ・親しむ指導
 はじめに
 (1)古典を原文のまま読む 班対抗「百人一首」
 (2)原文の音読は難しいが内容のおもしろさに惹かれる「今昔物語」
 (3)今までに聞いたことのあるお話が古典だったという気づきがある「竹取物語」

 

教育に新聞を――NIE学習の実践と課題――
 (1) ヨーロッパ・北欧におけるNIE学習の目的・目標
 (2) NIEの実践とその課題

あとがき
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小学校対象 論理的思考を鍛える国語科授業方略〈小学校編〉 

編者
井上尚美・大内善一・中村敦雄・山室和也 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
228 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2012年3月3日 
ISBN
ISBN978-4-86327-176-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
「論理的思考力」「批判的思考力」を育てる授業づくりを、具体的な授業実践事例編と理論編で分りやすく解説。広い世界に発信できる能力を育成する国語教育を目指す。小学校編。 →より詳しくご紹介
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はじめに 井上尚美

[実践編]――――――――――――――――――――
◎ 読むこと
 1 文章パズルに挑戦しよう
  ――文章の構造や表現の特徴についての理解を深め、自分の文章に用いる(小2)――【新井正樹】
  1 同じ生き物の絵や写真を見付けて、並べ替えてみよう
  2 文章に合う絵や写真と、その証拠を見付けよう
  3 文章パズルのコツは?
  4 書き方の秘密を使って、別の文章パズルに挑戦しよう
  5 書き方の秘密を使って、文章を書いてみよう
  6 達成基準を踏まえた学習の評価
  7 実践の反省と今後の課題

 2 文章の大事なことばを階段の図で表そう
  ――重要語句を上位語・下位語で整理する(小3)――【高木輝夫】
  1 大事なことばを段階の図で表すとスッキリ分かるね
  2 段階メモをもとに文章を書いてみよう
  3 達成基準を踏まえた学習の評価
  4 実践後の反省と今後の課題

 3 「先生、わかるって楽しいね。モヤモヤしていたものがスッキリしたよ」
  ――重ね読みや身近な例を通して、実感を伴いながら思考を深め想像を広げていく(小5)――【加藤勢津子】
  1 宇宙にいった気持ちわかる?
  2 「地球はいろいろなものがつながっている」って本当かな?
  3 受け止めたメッセージを検証しよう!
  4 毛利さんのメッセージがここにも、あそこにもあるね
  5 わかった、わかったよ、先生!わからないことがすっきりしたよ
  6 達成基準を踏まえた学習の評価
  7 実践後の反省と今後の課題

◎ 書くこと
 1 二十年後、もしもわたしが○○○になっていたら……
  ――過去・現在・未来の文の違いを理解し、表現する(小3)――【小野瀬雅美】
  1 文の終わりの言葉は、どれがいい?
  2 二十年後、もしもわたしが○○○になっていたら……
  3 達成基準を踏まえた学習の評価
  4 実践後の反省と今後の課題

 2 わたしたちの生活っておもしろいね! 生活調査探偵団からのレポート
  ――アンケートをもとに調査報告文を書いて知らせよう(小4)――【飯村真由美】
  1 生活調査探偵団結成~調査の作戦アイテムを作ろう~
  2 取材した結果をグラフにまとめよう!生活調査探偵団の報告書を作り
  3 できた調査報告文を発表し、意見交換をしよう!!
  4 達成基準を踏まえた学習の評価
  5 実践後の反省と今後の課題

 3 例えてみたら――自分もびっくり!
  ――家族のことをみつめて、ぴったりのものに例えて俳句を作る(小5)――【関根京子】
  1 家族の秘密をみつけちゃおう!
  2 例えてみたら……○○だった!
  3 こんな理由で例えたよ!「理由を明確にしよう」
  4 俳句作りに挑戦!
  5 俳句の紹介文を書こう!
  6 俳句を発表し合おう!
  7 達成基準を踏まえた学習の評価
  8 実践後の反省と今後の課題

◎ 話すこと・聞くこと
 1 言葉を集めて「○○の木」にまとめよう
  ――「広い言葉」から「せまい言葉」へ分類する(小3)――【高橋美保】
  1 「○○物」の付く言葉を考え、班のテーマを決めよう
  2 付箋紙に言葉を書いて、ツリー図にまとめよう!
  3 「○○の木」を発表して、みんなの意見を聞いてみよう!
  4 達成基準を踏まえた学習の評価
  5 実践後の反省と今後の課題

 2 オリエンテーリングの準備は大丈夫?
  ――情報を解釈しながら論理的に聞き、意見をまとめる(小4)――【熊谷崇久】
  1 相手が伝えたいことを聞き取ってメモしよう
  2 目的に応じてメモを活用するためには?
  3 オリエンテーリングの準備は大丈夫?
  4 同じ話から考えたのに、準備の姿が全然違う!
  5 達成基準を踏まえた学習の評価
  6 実践後の反省と今後の課題

 3 新聞広告の写真を読んで、見つけた秘密を話し合う
  ――新聞広告の教材化の工夫と付箋紙の活用で全員参加の話し合いを(小5)――【品川孝子】
  1 新聞広告の秘密を見つけ、新聞広告から連想しよう
  2 新聞広告にふさわしい題名を決めよう
  3 新聞広告と題名のマッチング!
  4 新聞広告の特徴や説得するための工夫を考えよう
  5 達成基準を踏まえた学習の評価
  6 実践後の反省と今後の課題

◎ 国語の特質に関する事項
 1 きみの文には『あたま』と『からだ』はある?
  ――文の主部と述部を意識させる系統的構文指導から作文へ(小1)――【山岡寛樹】
  1 「あたま」がないと、わからないよ。
  2 自分のしたこと、見たことを話すように書いてみよう
  3 文章の中に「あたま」と「からだ」を見つけよう
  4 自分たちがしたこと「説明」してみよう
  5 「あたま」がないよ。「からだ」が二つあるよ
  6 達成基準を踏まえた学習の評価
  7 実践後の反省と今後の課題

 2 「言葉って、おもしろいな」
  ――寸劇活動を通して、言葉の使い方を工夫しよう(小5)――【村上智樹】
  1 「おはよう」と「こんにちは」はどう違う
  2 お礼、謝罪、依頼等の言葉はどのように使い分けられているか
  3 TPOに応じて宇宙人へのメッセージを書き直そう
  4 TPOを予想して言葉を再現してみよう
  5 「私は○○へ行きました」という答えが自然に聞こえる聞き方とは
  6 達成基準を踏まえた学習の評価
  7 実践後の反省と今後の課題

[調査・研究編]―――――――――――――――――
 一 入門期説明文から始める論理的思考の指導【岩永正史】
  1 説明文を巡る学力の状況
  2 説明文の学習は中高学年のものか?
  3 多用に用いられる「論理」、どうとらえるべきか
  4 一年生に「論理的思考」は可能か?
  5 国語科の説明文で育てる論理的思考とは
  6 入門期説明文教材での論理的思考の指導

 二 小学生に身につけさせたい「語」の力
  ――こんなことから始めてみませんか―― 【渡邊洋子】
  実践例一 『子どもの「学び方」を鍛える』(佐藤康子・大内善一著)
  実践例二 『力のつくことばの学習五十のアイディア』(教育文化研究会編)
  実践例三 「論理を使って分かりやすく表現する」(崎田朋子先生)
  おわりに

 三 論理的思考力を育てる文学的文章の学習指導【大江実代子】
  1 授業分析の方法
  2 授業分析の結果と考察
  3 論理的思考力育成の可能性
  4 今後の課題

[基礎理論編]――――――――――――――――――
 一 言語論理教育の目指すもの【井上尚美】
  1 問題意識を持たせる
  2 授業の言語空間
  3 言語論理教育の目指すもの

 二 「批評文」の指導で説得力を育む【大内善一】
  1 説得の文章表現技術
  2 説得を目指す文章表現の典型
  3 「批評文」を書くことで説得力を育む
  4 説得力を育むための「批評文」指導への一視点

 三 「見える化」を主軸とした「話すこと・聞くこと」の授業改善【中村敦雄】
  1 「話すこと・聞くこと」の大事さ
  2 「話すこと・聞くこと」の進展
  3 「話すこと・聞くこと」の課題
  4 「話すこと・聞くこと」における言語論理教育
  5 「話すこと・聞くこと」のゴール
  6 第一の方向性――音声言語独自の特徴について考える――
  7 第二の方向性――「見える化」を取り入れる――
  8 「見える化」による話合い・討論の授業改善
  9 本書所収の各実践のポイント

 四 「言葉のつながり」を意識化する授業づくり
  ――言葉の様々なつながりに着目した言語活動の積み重ね――【山室和也】
  1 「国語の特質」は言葉のつながりから
  2 語や文のレベルでのつながり
  3 言葉が使われる場面や状況(文脈)との関係
  4 「国語の特質」をどのように学習活動に具体化するか
  5 文の骨組を意識化する学習を継続的に行う――山岡実践から
  6 言葉の使い方(使われ方)に目を向ける力を育成する――村上実践から
  7 表現を豊かにする修飾語、文をつなぐ指示語・接続語に着目する――言葉のつながりから広がりへ
  8 国語の特質を意識した実践の積み重ねを


おわりに 井上尚美

「言語論理教育」指導の手引(小学校編) 井上尚美
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中学校対象 論理的思考を鍛える国語科授業方略〈中学校編〉 

編者
井上尚美・大内善一・中村敦雄・山室和也 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
216 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2012年3月3日 
ISBN
ISBN978-4-86327-177-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
「論理的思考力」「批判的思考力」を育てる授業づくりを、具体的な授業実践事例編と理論編で分りやすく解説。広い世界に発信できる能力を育成する国語教育を目指す。中学校編。 →より詳しくご紹介
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はじめに 井上尚美

[実践編]――――――――――――――――――――
◎ 読むこと
 1 キーワードは「なぜ?」
  ――根拠になる言葉を手がかりに筆者の着想・構想を読む(中1)――【遠藤直美】
  1 ようこそ!ビセイブツワールドへ
  2 微生物は地球を「掃除」してるって、ほんと?
  3 微生物が地球を救う!
  4 なぜ「利用」が「活用」に変化した?
  5 題名に込められた思いとは……
  6 達成基準を踏まえた学習の評価
  7 実践後の反省と今後の課題

 2 比べよう 二つの記事と自分の考え
  ――記事を分析・比較し、意見をまとめる(中1)――【開田晃央】
  1 結論と根拠をとらえよう
  2 記事の分析をしよう
  3 情報を共有しよう
  4 比べよう 記事と自分の意見
  5 達成基準を踏まえた学習の評価
  6 実践後の反省と今後の課題

 3 ようこそ 北斎ワールドへ!
  ――絵や写真を説明する表現の方法や工夫をとらえる(中2)――【結解一憲】
  1 筆者の視点の動きは?
  2 工夫された表現は?
  3 自分の解説文と比べてみよう!
  4 絵や写真の魅力を伝えよう!
  5 達成基準を踏まえた学習の評価
  6 実践後の反省と今後の課題

◎ 書くこと
 1 新入生の皆さん、安心して我が部へどうぞ
  ――宣伝文句のあいまいさを見抜き、説得力ある勧誘文を書く(中1)――【木村真理】
  1 この表現、信用できるかな?
  2 新入生を上手に勧誘してみよう
  3 達成基準を踏まえた学習の評価
  4 実践後の反省と今後の課題 

 2 僕の思い、君に届け!
  ――根拠を明らかにした主張文で、後輩にアドバイスする(中3)――【岩上賀子】
  1 説得力のある主張文でアドバイスするには、型も必要!
  2 体験を基に熱く語れ!
  3 反論の先どりは、主張を補強する
  4 題名で、後輩の気持をキャッチ!
  5 僕の思い、届いたかな?
  6 達成基準を踏まえた学習の評価
  7 実践後の反省と今後の課題

◎ 話すこと・聞くこと
 1 話し言葉(音声言語)の特徴を考えよう
  ――クイズを楽しみながら、分析的に聞く力を育てる(中1)――【神部秀一】
  1 周辺言語の存在に気づく
  2 語順の問題に気づく
  3 論理・非論理・感覚語の問題に気づく
  4 座標軸を使って整理する
  5 達成基準を踏まえた学習の評価
  6 実践後の反省と今後の課題

 2 一人の発言のよさを共有する
  ――見える話合いを通して(中1)――【佐藤康・中村一城】
  1 論題について、個人で立論を考える
  2 グループ・ディスカッションを通して、班としての立論をまとめる
  3 学級全体でパネル・ディスカッションをしよう
  4 意見文を書こう
  5 達成基準を踏まえた学習の評価
  6 実践後の反省と今後の課題

 3 「見える化」を踏まえた効果的な話合い
  ――進行の仕方を工夫し、課題の解決に向けて互いの考えを生かし合う話合いを実現するための方策――(中3)【今井 靖】
  1 パネルディスカッションの学習活動全体へのイメージを持とう
  2 論題に対する自分の立場を決めよう
  3 パネルディスカッションに向けて情報を収集し、整理・分類しよう
  4 情報の適否を考えて、弁論のためのメモを作ろう
  5 「見える化」の発想による司会者への指導
  6 パネルディスカッションをしてみよう
  7 達成基準を踏まえた学習の評価
  8 実践後の反省と今後の課題

◎ 国語の特質に関する事項
 1 日本語の文の組み立てを考えよう
  ――言葉遊びを用いて文法学習を進める試み(中1)――【松崎史周】
  1 日本語の文の区切り方を考えよう
  2 文の成分の働きを考えてみよう
  3 修飾語の種類を考えてみよう
  4 到達基準を踏まえた学習の評価
  5 実践後の反省と今後の課題

 2 逆接の表現のつながりから主人公の心情をとらえる
  ――文学の読みにおいて、言葉のつながりの意味・役割を考える(中3)――【作田昌史】
  1 初読の感想を交流し自分の考えを持とう
  2 逆接の表現を手がかりに、主人公の人物像をとらえよう
  3 なぜ、逆接の表現が続いているのか考えよう
  4 逆接の表現の変化から、主人公の変容について考えよう
  5 到達基準を踏まえた学習の評価
  6 実践後の反省と今後の課題

[調査・研究編]―――――――――――――――――
 一 論理的思考力・説明力の育成を小学校から見通す【岩永正史】
  1 説明文を巡る学力の状況
  2 論理的思考力、説明的表現力をどうとらえるか
  3 小学校の説明文教材からどんな教科内容が見出せるか
  4 見えてくる教科内容の系統性と実践の方向

 二 先行実践研究から可能性を捉える【栗原裕一】
  1 はじめに
  2 メディアを活用した情報の吟味・分析と文章構成の理解(読むこと)
  3 論理的な表現をするために(書くこと)
  4 論理的な話し合いをするために(話すこと・聞くこと)
  5 おわりに

 三 読みの方略は転移するのだろうか
  ――作品を解釈する読みの方略が他の読みの場面で活用される条件――【佐藤佐敏】
  1 はじめに
  2 読みの方略
  3 読みの方略の転移を促す授業の提案
  4 授業実践とその考察
  5 仮定スキルが転移する条件
  6 今後の研究課題とまとめ

[基礎理論編]――――――――――――――――――
 一 言語論理教育の目指すもの【井上尚美】
  1 問題意識を持たせる
  2 言語論理教育の目指すもの

 二 「批評文」の指導で説得力を育む【大内善一】
  1 説得の文章表現技術
  2 説得を目指す文章表現の典型
  3 「批評文」を書くことで説得力を育む
  4 説得力を育むための「批評文」指導への一視点

 三 「見える化」を主軸とした「話すこと・聞くこと」の授業改善【中村敦雄】
  1 「話すこと・聞くこと」の大事さ
  2 「話すこと・聞くこと」の進展
  3 「話すこと・聞くこと」の課題
  4 「話すこと・聞くこと」における言語論理教育
  5 「話すこと・聞くこと」のゴール
  6 第一の方向性――音声言語独自の特徴について考える
  7 第二の方向性――「見える化」を取り入れる
  8 「見える化」による話合い・討論の授業改善
  9 本書所収の各実践のポイント

 四 「言葉のつながり」を意識化する授業づくり
  ――言葉の様々なつながりに着目した言語活動の積み重ね――【山室和也】
  1 「国語の特質」は言葉のつながりから
  2 語や文のレベルでのつながり
  3 言葉が使われる場面や状況(文脈)との関係
  4 「国語の特質」をどのように学習活動に具体化するか
  5 言語直感を活かした学習活動を通して言葉のまとまりを意識する――松崎実践から
  6 文章全体の中での言葉のつながりを読みに活かす――作田実践から
  7 表現を豊かにする比喩や反復表現、複雑な文の読みとり
  8 国語の特質を意識した実践の積み重ねを


おわりに 井上尚美

「言語論理教育」指導の手引(中・高等学校編) 井上尚美
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文学教育基礎論の構築 改訂版《CD-ROM》 ―読者反応を核としたリテラシー実践に向けて―

著者
山元隆春 
シリーズ
 
助成
 
判型
CD-ROM 
ページ
752 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2011年11月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-163-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
学習者とテクストの相互作用に働く要因を、論理的・実証的に論究。学習者の文学を読み解く力の発達をうながす、文学教育のあり方を探究する。PDF収録CD-ROMのみ。【動作条件―CD-ROMドライブ搭載PC・PDF閲覧ソフト】
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  はじめに
  凡  例

     序 章 文学教育基礎論の諸課題

第1節 テクストの受容における<読者>の役割
第2節 <読者>の役割を問う理論の展開
第3節 文学作品の形式・構造の分析を問う理論の展開

     第1章 戦後日本における文学教育論の検討

第1節 読者の行為へのいざない―問題意識喚起の文学教育を中心に―
 1 <問題意識喚起の文学教育>論争の起点
 2 荒木繁による「万葉集」の実践報告
 3 <問題意識喚起の文学教育>論争の意義
第2節 文学の授業における認識の成立
 1 大河原忠蔵<状況認識の文学教育論>の検討
 2 文芸認識論の構築と文学教育―熊谷孝の場合―
第3節 戦後日本の読者論と文学教育
 1 桑原武夫の<読者論>の検討―『文学入学』を中心に―
 2 外山滋比古の<読者論>の検討―『近代読者論』を中心に―
 3 西郷竹彦の文芸学における<読者>論
第4節 学習者の読みを生かす授業の思想と方法―太田正夫の理論を中心に―
 1 <十人十色を生かす>という発想
 2 立論の前提としての<問題意識喚起の文学教育>論争
 3 自己を相対化する方法の探究
 4 太田理論における<作品>概念
 5 <十人十色を生かす文学教育>の思想と方法
第5節 文学教育基礎論構築のための課題
 1 テクストと読者との相互作用を促す条件
 2 文学教育基礎論構築のための課題

     第2章 読者反応理論の検討―文学教育のための基礎論として―

第1節 読者反応理論の形成と展開
 1 読むことの教育に果たす現代批評理論の役割
 2 読者反応理論の形成と展開
第2節 読者反応理論の諸相と文学教育
 1 受容理論と文学教育―イーザー『行為としての読書』を中心に―
 2 交流理論と文学教育―ローゼンブラットの理論の検討―
 3 感情的文体論・解釈共同体論と文学教育―フィッシュの理論の検討―
 4 <主観批評>論・<ダブル・パースペクティヴ>論と文学教育―ブライヒの理論の検討―
第3節 読者反応理論に基づいた文学の授業
 1 ランガー編『文学の授業』の内容
 2 学習者の反応を中心とするアプローチの背景
 3 学習者の反応を中心とする文学教育方法論―パトリック・ディアスの試みを中心に―
 4 文学教育において反応中心の方法論が持つ価値

     第3章 文学の読みの動的構造の解明

第1節 読むという行為の推進力
第2節 「注文の多い料理店」におけるテクスト・ストラテジーの検討
 1 テクスト・ストラテジー
 2 対偶性―読むという行為を喚起する母胎―
 3 対照・反転の構造
 4 ことばの機能の多層性―テクストの内から外への伝達形態―
 5 「注文の多い料理店」の<否定性>
 6 「注文の多い料理店」を読むことの意味
第3節 「オツベルと象」における対話構造の検討
 1 <対話>という概念
 2 「オツベルと象」の語りの構造
 3 <暗黙の聞き手>と<実際の読者>
 4 <賛辞>というレトリックの<対話喚起性>
 5 語り手<牛飼ひ>の沈黙―結末部分の<対話喚起性>―

     第4章 読みの方略と読者による意味構成過程の検討

第1節 読みの<方略>に関する基礎論の検討
 1 読みの<方略>研究の課題
 2 <方略>という概念
 3 読みの<方略>の諸相
 4 読みの<方略>の組織化―文学の指導の場合―
 5 読むことの教育における読みの<方略>の役割
第2節 読者の読みに及ぼすテクストの機能―「オツベルと象」の場合―
 1 <言語尺度>を用いた読者反応分析
 2 調査の概要
 3 「オツベルと象」に対する読者反応の分析1―<言語尺度>法による分析―
 4 「オツベルと象」に対する読者反応の分析2―書きことばによる反応の検討―
第3節 読者とテクストとの相互依存性―「注文の多い料理店」の場合―
 1 読者・テクスト間の<相互依存性>の探究―読者反応研究の中心課題―
 2 反応分析による学習者把握―「注文の多い料理店」に対する小学校5年生の反応―
 3 <像>形成過程の分析
 4 文学の授業のための学習者研究の方法―読者反応の研究が提起するもの―
第4節 読者の一貫性を組織化する条件―「野の馬」に対する児童の反応を手がかりとして―
 1 読者による一貫性の組織化―テクストを読み・理解する営み―
 2 「野の馬」というテクストの方略
 3 児童たちの「野の馬」に対する反応の諸様態
 4 読者の一貫性を組織化する条件

     第5章 文学の読みの発達論的検討―学童期を中心に―

第1節 文学の読みに関する発達論的研究の概観
 1 現代米国における読者反応の発達論的研究の源
 2 文学テクストに対する子どもの反応の発達を捉えるための視座
第2節 虚構テクストを読む力の発達―「きつねの窓」に対する読者反応の分析―
 1 虚構テクストを読む力とは何か―読者の体験と文学的約束事―
 2 虚構テクストを読む力の発達のすじみちを捉えるための調査
 3 虚構テクストを読む力の発達のすじみち
第3節 読者のスタンスから見た読みの発達―「おにたのぼうし」に対する読者反応の分析―
 1<参加者>と<見物人>
 2 読者のスタンスと読みの能力の発達との関係に関する仮説と調査の方法
 3 調査で得られたデータの分析
 4 読者のスタンスの発達と授業のための課題
第4節 読みの個人的構成の発達―「あんず林のどろぼう」に対する読者反応の分析―
 1 テクスト解釈の発達を捉えるための理論
 2 テクスト解釈の発達に関する調査とその分析―「あんず林のどろぼう」の場合―
 3 テクスト解釈の発達に関する試論
第5節 文学を読む力の発達のすじみち―読者反応の発達論的研究から得られた知見―
第6節 文学を読む力の発達構造モデル

     第6章 文学教育におけるリテラシー実践の構築

第1節 文学の授業における対話の成立―「やまなし」の授業分析をとおして―
 1 文学の授業の<核>―<発見>と<対話>
 2 文学の授業における<対話>成立の理論的考察
 3 「やまなし」における<対話喚起性>
 4 「やまなし」の授業における<対話>の諸相
 5 物語の授業において<対話>を成立させるための諸条件
第2節 文学反応の交流による<脱中心化>と<内省>―大学生による「愛のサーカス」の読みを中心に―
 1 読むことの理論と<メタ認知>
 2 文学の学習における<対話>
 3 読みにおける<対話>と<内省>
 4 「愛のサーカス」というテクスト
 5 「愛のサーカス」を読むプロセス
 6 「愛のサーカス」の読みの交流―大学1年生の場合―
 7 他者との対話と自己の脱中心化―リテラシー実践の契機―
第3節 コミュニケーション行為としての文学教育―読書行為の三極構成に着目して―
 1 コミュニケーション行為としての読むこと
 2 話し手・受け手・立ち会い人の三極構成による行為状況の生成
 3 読書行為の三極構成とコミュニケーション行為
 4 テクストを読んで話しあうというコミュニケーション過程の分析
 5 文学教育の担うコミュニケーション行為としての意義
第4節 リテラシー実践の場としての文学の授業
 1 意味の社会的構成の場としての教室
 2 リテラシー実践としての国語科授業を導く要因
 3 国語科授業の社会的構成と学習者の読みの発達

     結 章 研究の総括と展望

第1節 読むという行為の解明
第2節 学習者の読みを誘うテクストの機構を学びの契機とすること
第3節 学習者の読みの方略及び意味構成過程
第4節 学習者の読みのモデルの想定
第5節 文学を読む力の発達のすじみちの解明
第6節 読者反応を核としたリテラシー実践

  文献一覧
  おわりに
  索  引
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綴ると解くの弁証法 ――「赤い鳥」綴方から「綴方読本」を経て――

著者
中内敏夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
192 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2012年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-167-8 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
『赤い鳥』誌の読者・投稿者層、それにともなう選・評文に起きた微妙な変化を読み解き、綴方教師たちが直面してきた現状と歴史を考察。書評
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【品切】
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序 論

1 『赤い鳥』綴方における「ありのまま」の論理
 鈴木三重吉における唯美主義と写生主義
 (一)唯美主義
 (二)漱石の「内発・外発」論
 (三)方法としての「ありのまま」に
 『赤い鳥』綴方運動の実情
 (一)課題と自由
 (二)学級でのかたちと社会過程
 (三)ひろがりの社会階層

2 菊池知勇の日本綴方教育研究会
 (一)準会誌『綴方教育』と自然主義作家および民衆詩派詩人
 (二)日本綴方教育研究会運動の実情
 (三)「ありのまま」の階層性と書き綴ることの変貌

3 小砂丘忠義の『鑑賞文選』と『綴方読本』選評の性格
 (一)在郷時代の小砂丘忠義
 (二)自由民権運動を継ぐ人びと
 (三)「人民ノ元気」と子どもの元気――綴方指導の目的と方法
 (四)目的論再考――小砂丘忠義における「転向」問題
 (五)もうひとつの「ありのまま」に綴ること
 (六)『続・山びこ学校』と到達度評価

4 「ありのまま」にという方法の新しいかたち
 (一)中原克巳という人材
 (二)長帖とオレンジ・パンフ
 (三)両者の異同
  
〔付論〕日本における教育方法近代化の構造
    ――「書くこと」による人格形成から
    「読むこと」による人格形成への転回の表層と深部
  問題の設定
  「書くこと」による人格形成の発生
  「読むこと」による指導の成立
  近世学校の方法に現われた近代化の萠芽
  むすび

 あとがき
 索  引
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国語科授業改革への実践的提言 

著者
大内善一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
294 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2013年9月20日2刷 
ISBN
ISBN978-4-86327-168-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
平成13~23年度「茨城県国語指導者筑波研修会」において11回を数える講演記録の中から9回分を収録。国語科授業づくりに関しての思いや実践をつづる。
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まえがき

第1章 国語科教育における「形式」「内容」一元論の探究
    ――国語科の「教科内容」を巡る問題――

 一 国語科教育における「形式」偏向と「内容」偏向の元凶
    ――教員養成のシステムの問題――
 二 綴り方・作文教育史における「表現指導か生活指導か」という対立・論争
 三 作文教育において「生活(=内容)」と「表現(=形式)」を一元化する理論的根拠
    ――大田堯「生活綴方の根本問題としての『生活と表現』」――
 四 国語科教育における「形式」「内容」一元論の理論的根拠
    ――波多野完治の「緊張体系」論が示唆するもの――
 五 〈読み〉の領域において「形式」と「内容」を一体的に読み取らせる授業
    ――教材分析から授業の構想までの実演を通して――

第2章 国語科授業づくりの方法と課題

 一 国語科授業づくりの方法と課題
 二 「書くこと」の授業づくりの方法と課題
 三 話し〈合う〉ことの難しさ――「関わって話す」という方法――
 四 「読むこと」の授業づくりの方法と課題――事例「白いぼうし」の授業を基に――
 五 グループ学習の在り方

第3章 「読むこと」の領域の授業力を高める

 一 国語科「読解力」の定位とその育成のための具体策
 二 「やまなし」(小学六年)の授業の構想
 三 「故郷」(中学三年)の授業の構想

第4章 追究と発見、そして遊び心のある国語科授業の創造
    ――授業技術の意義を見直しつつ――

 一 「追究と発見」そして「遊び心」、「授業技術」というキーワード
 二 児童生徒の〈語り合い・聴き合い〉による「追究」の授業
    ――教えないで教える方法――
 三 教材からの言語的発見・知的発見を促す授業
 四 教師自身が教材から〈教科内容〉を抽出するための教材分析
 五 遊び心のある授業――ゲーム的要素を取り入れる――
 六 もう一度見直したい授業技術

第5章 国語科教育における表現人格の形成

 一 国語科教育で育成する「表現人格」とは
 二 見る力・発想力(=対象を認識する力)の陶冶
 三 語り合い・聴き合いという学習の場の形成
 四 想像的・創造的な表現能力、実証・論証・説得的な表現能力を育成する「書くこと」の指導
 五 文章の内部から想定される〈書き手〉に迫る読みの指導
 六 国語科メディア表現能力の育成――これからの時代に求められる国語力――

第6章 国語教室における対話的実践を求めて
    ――ことばにおける対話性と身体性の回復――

 一 ベストセラー『声に出して読みたい日本語』(齋藤孝著)の背景にあるもの
 二 ことばにおける対話性の回復
 三 他者との出会いと対話を保障する国語教室
    ――聴く・語る・聴き合い・語り合い・書き合い・読み合い――
 四 自己との出会いと対話
 五 国語教室における演劇的空間の創造――「言葉の身体性を教室にとりもどす」――

第7章 「詩や短歌、俳句、物語や随筆」等の創作文指導にどう対応するか

 一 新学習指導要領における創作文の位置づけ
 二 創作文は〈想像力〉〈思考力〉を陶冶する
 三 先行する主要な実践事例に学ぶ

第8章 国語科学習指導改善に活きる評価の在り方

 一 評価の問題を考える際の原則の確認
 二 評価を巡る最近の気になる事態
 三 国語科教育実践の中から評価理論を立ち上げる
    ――授業の中でのダイナミックな評価を!――
 四 国語科評価に関する優れた実践・研究事例
 五 アメリカにおける新しい国語科評価の方法


あとがき
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国語科授業づくりの理論と実際 

著者
大西道雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
450 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2012年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-154-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
教室における授業をとおして目標が実現される国語科教育。教師と学習者と教材とが相互に交流してこそ豊かな実りをもたらす。生きて働く国語科授業づくりの調査と研究。
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はじめに

     第一部 理論編

第一章 国語科授業のトポス論
 第一節 大村はま氏の「実の場」の提起しているもの
  第一項 大村はま氏の「実の場」の意義
  第二項 「実の場」の授業論的検討
 第二節 授業の「場」としての「実の場」の系譜
  第一項 大村はま氏の「実の場」の源泉と胚胎
  第二項 芦田恵之助氏の「境遇」論
  第三項 樋口勘次郎氏の「統合主義新教授法」と単元学習法
  第四項 F.W.パーカー氏の「中心統合法」と樋口勘次郎氏の「統合主義新教授法」
  第五項 「ホール・ランゲージ」運動の「オーセンティシティ」
 第三節 国語科授業における「表現」の問題
  第一項 問題の所在
  第二項 教育における「表現」の意義
  第三項 国語科授業における目標・方法としての「表現」

第二章  機能的活動主義に立つ国語科授業構築のための基礎的考察
 第一節  これまで考えていた機能的活動主義に立つ国語科教育に関する見解
  第一項 言語の機能
  第二項 言語活動の場と言語機能の発現の関係性に関する考察
 第二節  M.A.K.ハリデー機能論の立場から見た国語科における言語能力・技能の検討
  第一項 ハリデーの機能文法論の概要
  第二項  機能的活動主義に立つ国語科教育としての言語能力・技能を検討するための拠り所とするハリデー理論の柱
 第三節  ハリデー理論からの国語科教育における言語能力・技能の検討――大西の短作文技能の場合――
  第一項 「場」の条件に関する検討
  第二項 短作文技能についての検討
 第四節  現行学習指導要領・国語が提示している「伝え合う力」に関する考察
  第一項 問題の所在
  第二項 「伝え合う力」措定に至るまでの経緯と「伝え合う」ということの意味
  第三項 コミュニケーションの視点からの「伝え合う力」の討究
  第四項 まとめ
 第五節 これからの時代が要求する学力
  第一項 中央教育審議会答申(平20.1.17)が提示した教育の将来像
  第二項 レトリカル・コミュニケーション能力としての学力
  第三項 マルチメディアリテラシーとしての学力

第三章  国語科教育における指導の「システム化」の問題
 第一節  国語科における学習のシステム化に関する先行研究
  第一項  昭和40年代末から50年代にかけての「教育のシステム化」の動向
  第二項 輿水実氏による「国語学習のシステム化」の提唱
  第三項  「文章」は一つのシステムをなすとする、樺島忠夫氏の見解について
 第二節  今日的な教育課題に対応するための「システム化」の考え方
  第一項 現代の国語科に求められている実践的課題
  第二項  国語科教育実践の今日的課題に応える教育のシステム化の方法
 第三節 書くこと・読むことのシステム化のためのサブシステムとしての基本的指導事項の策定
  第一項 書くことのサブシステムとしての基本的指導事項の視点
  第二項 読むことのサブシステムとしての基本的指導事項の視点
  第三項  書くことのサブシステムとしての基本的指導事項策定の実際例
  第四項  読むことのサブシステムとしての基本的指導事項策定の実際例
 第四節  「読むこと」「書くこと」のサブシステムとしての基本的指導事項策定の
     拠り所とした言語の理論
     ―― 「文章構成要素(コンポジション)的技能系」・「一般意味論的技能系」・
     「レトリック・表現論的技能系」の三類のそれぞれについて――
 第五節  「書くこと」「読むこと」のシステムの核をなすキーワードに関する考察
  第一項 キーワードの問題点
  第二項 キーワードの機能に関する諸説の検討
  第三項  理解思考(想)・表現思考(想)を組織するキーワードの機能の仮説的整理
  第四項  理解と表現をつなぐインベンションにおけるキーワードの問題
  第五項 集 約

第四章 国語科授業づくりの理論的考究
 第一節 国語科授業の構成方法
  第一項 目的的言語活動をユニットとする授業の構造
  第二項 授業の「場」の備えるべき条件
 第二節 「読むこと」と「書くこと」の授業の理論的基礎
  第一項 「読むこと」の授業の理論的考察
  第二項 「書くこと」の授業の理論的考察
 第三節  「読むこと」と「書くこと」とを関連づけた授業の理論的基礎
  第一項 文章理解指導におけるインベンションの問題
  第二項  「読むこと」と「書くこと」との関連的活動における「場」の力動性
  第三項 「読むこと」と「書くこと」との関連的活動を発現させる「読むこと」の媒材の機構的特質と状況的場の設定
  第四項  「読むこと」と「書くこと」との関連的活動の授業の単元的展開
 第四節 国語科授業展開の方法――「学習の手引き」を中心に――
  第一項 「学習の手引き」の実践的探求
  第二項 「学習の手引き」の理論的考究
 第五節 国語科の評価に関する考究
  第一項 学習指導要録の評価の観点に認められる学力観
  第二項 現代における学力観・授業観・評価観の問題
  第三項 教育評価と評価教育
  第四項 人間的学力の評価方法

     第二部 実際編

第五章 国語科授業づくりの実際
 第一節 教材研究の方法
  第一項 教材研究とは
  第二項 国語科教材の種類
  第三項 教材研究の手順
 第二節 教材研究の基礎作業――「読むこと」の教材を中心に――
  第一項 目的別ジャンル別の読みの方法と技術
  第二項 「読むこと」の教材としての論理的文章材
  第三項 「読むこと」の教材としての文学的文章材
 第三節 「読むこと」の授業づくり
  第一項 「読むこと」の授業づくりの実際
 第四節 「書くこと」の授業づくり
  第一項 「書くこと」の授業づくりの基本的な指導法
  第二項 「書くこと」の授業づくりの実際
 第五節 「話すこと・聞くこと」の授業づくり
  第一項 話し言葉による内容の構成と表現の特質
  第二項 話し言葉の授業づくりの基本的方法
  第三項 話し言葉のジャンル別の授業づくりの留意点

第六章 国語科授業研究の理論と実際
 第一節 国語科授業研究法の理論的考究
  第一項 国語科授業研究の目的と方法
  第二項 誌学的方法による授業研究
  第三項 個体史的方法による授業研究
  第四項 臨床的実験的方法による授業研究
  第五項 結論と課題
 第二節 国語科授業力向上のための授業研究の実際
  第一項 福山ことのは研究会・岡田久仁子先生による授業研究例
  第二項 授業力向上のための授業研究例についての考察
 第三節 国語科の授業方法開発を意図した授業研究
     ――実践的調査を基本とした場合――
  第一項 研究の目的
  第二項 研究の仮説と検証の方法
  第三項 実験的調査のための授業の実施とその経過の概略
  第四項 実験的調査結果の分析と考察
  第五項 実験的調査結果の分析・考察のまとめ
  第六項  授業方法開発のための臨床的実験的授業研究に関する考察

 おわりに
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読むという行為を推進する力 

著者
寺田 守 
シリーズ
 
助成
2011年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
400 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2012年1月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-165-4 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
教室で文学を読むという行為にはどのような力が働いているのか。読者やテクストに相互に作用する力を解明し、読者の反応を生かす文学の授業を構想するための知見を探究する。書評
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【品切】
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序 論
 一 読むという行為を推進する力とは何か


1 小集団で文学を読む

 二 読者反応理論――ルイーズ・ローゼンブラット『探究としての文学』の考察――
  1 『探究としての文学』について
  2 生徒自身が文学の個人的な意味を見いだすということ
  3 言葉を理解することは文脈の中の言外の意味を理解することであるということ
  4 人間は生まれた場所の文化的影響の下で不可避的に陶冶されるということ
  5 教室で文学を読む〈意味〉

 三 なぜ小集団で読むのか――リテラチャー・サークルの考察――
  1 なぜ小集団で読むのか
  2 リテラチャー・サークルとは何か
  3 学習者は小集団の中でどのような反応を示すのか
  4 小集団討議における教師の役割
  5 小集団討議の意義

 四 学習者はどのように読むのか
   ――「クジャクヤママユ」および「トロッコ」の授業分析――
  1 なぜ小集団討議を問題とするのか
  2 小集団討議における反応の諸相1
  3 小集団討議における反応の諸相2
  4 小集団討議における反応の諸相3
  5 読むことの学習における小集団討議の役割

 五 小集団で一文を読む授業――「デューク」の実験授業――
  1 問題の所在
  2 一文の意味を読むということ
  3 小集団で読むということ
  4 中学二年生に対する「デューク」の授業
  5 小集団で一文を読む授業の成果


2 間テクスト性という視点

 六 間テクスト性とは何か
  1 間テクスト性とは何か
  2 読むという行為の発達と間テクスト性
  3 教室の社会的構築物としての間テクスト性
  4 コンピュータ・ハイパーテクストの間テクスト性
  5 間テクスト性概念の整理

 七 類似性に基づいた推論
  1 類似性に基づいた推論とは何か
  2 間テクスト性概念に注目した調査研究の達成水準
  3 類推の果たす役割
  4 間テクスト性を促す学習環境
  5 類似性に基づいた推論の意義

 八 間テクスト性に関する調査
  1 調査の目的と方法
  2 中学生の関連づけの考察
  3 読む力の相関分析
  4 大学生の関連づけの考察
  5 関連づける力と読む力

 九 学習者が編む間テクスト性――「きつねの窓」の実験授業――
  1 「きつねの窓」(安房直子)の反応分析
  2 数量化による「きつねの窓」の反応分析
  3 読者反応に見られるテクスト間の関連性の分析
  4 抽出生徒に見られる読書経験の連続性の分析
  5 読むという行為を推進する力


3 読者の反応とテクストの仕掛け

 一〇 読むという行為を促す学習活動の条件――「スイミー」の教材分析――
  1 なぜ学習活動に注目するのか
  2 学習活動が引き出す教材の魅力
  3 教材価値をめぐる問題点
  4 スイミーの知恵の秘密
  5 読むという行為を促す学習活動の条件

 一一 学習者の反応方略――「アイスキャンデー売り」の授業分析――
  1 「アイスキャンデー売り」(立原えりか)の授業分析
  2 授業者の発言と学習者の反応との関わり
  3 反応の交流と学習者の反応との関わり
  4 「アイスキャンデー売り」の表現と学習者の反応との関わり
  5 読みが変化する局面に立ち現れる反応方略

 一二 教材解釈に内包される学習者像――「トロッコ」の教材分析――
  1 教材解釈に内包される学習者像とは何か
  2 「トロッコ」の教材解釈
  3 解釈する主体としての語り手
  4 「トロッコ」の提起する問い
  5 教材解釈上の葛藤をどのように取り扱うか

 一三 読むという行為に働く社会文化的な力――「故郷」の教材分析――
  1 なぜ「故郷」に注目するのか
  2 「故郷」の教材解釈に見られる葛藤
  3 教材解釈に内包された学習者像
  4 「故郷」が投げかけてくる意味
  5 「故郷」の教材価値

 一四 映像を〈読む〉メディア・リテラシー教育
    ――「父と娘 Father and Daughter」のナレーション作りの考察を中心に――
  1 メディア・リテラシー教育研究の動向
  2 講義科目「メディア・リテラシー」について
  3 「父と娘」による取り組み
  4 コマーシャル分析
  5 映像を〈読む〉学習の意義と課題


結 論
 一五 読者の反応を生かす文学の授業を求めて
  1 読者論
  2 言語行為論
  3 読者の反応を生かす文学の授業の原理

あとがき
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クリスマス・ストーリーズ 

訳者
田辺洋子[チャールズ・ディケンズ著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
830 
定価
8,250円 (本体7,500円 )
発行日
2011年12月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-162-3 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/小説・童話
 
内容
原典はエヴリマン・ディケンズ版。チャールズ・ディケンズが書いた部分をのみ訳出。「クリスマス・ツリー」「七人の貧しき旅人」「柊亭」「お化け屋敷」「誰かさんの手荷物」「マグビー・ジャンクション」ほか。「エヴリマン版序説抄訳」「訳者解説」付
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第一章 クリスマス・ツリー(1850)
第二章 歳経る毎のクリスマス(1851)
第三章 クリスマスの炉端物語の輪(1852)
 第一環 貧しき縁者の物語
 第二環 幼子の物語
第四章 クリスマスの炉端物語の輪、再び(1853)
 第一環 寄宿学校生の物語
 第九環 名も無き男の物語
第五章 七人の貧しき旅人(1854)
 第一里 第一の旅人(リチャード・ダブルディックの物語)
 第八里 道
第六章 「柊亭」(1855)
 第一枝 客(私自身)
 第三枝 靴磨き
 第七枝 勘定書き
第七章 「ゴールデン・メアリー号」の難破(1856)
 第一波 難破
 第二波 波間の気散じ
 第三波 救出
第八章 英国囚人の危難、並びに彼らの女性、子供、銀、宝石なる至宝(1857)
 第一艇 シルヴァー・ストア島
 第三艇 川面の筏
第九章 空き家(1858)
 第一階 お向かい
 第二階 社交界に打って出る
 第四階 とうとう借り手がつく
第十章 お化け屋敷(1859)
 第一室 屋敷の幽霊ならざる面々
 第六室 B坊ちゃんの部屋の幽霊
 第八室 角部屋の幽霊
第十一章 海からの伝言(1860)
 第一報 村
 第二報 金
 第三報 倶楽部の宵
 第五報 償い
第十二章 トム・ティドラーの陣地(1861)
 第一石 煤と燃え殻を拾う
 第六石 キミーンズ嬢を拾う
 第七石 鋳掛け屋を拾う
第十三章 誰かさんの手荷物(1862)
 第一荷 留置き
 第二荷 誰かさんの長靴
 第七荷 誰かさんの褐色紙包み
 第十荷 どんでん返し
第十四章 リリパー夫人の下宿家(1863)
 第一間 如何にリリパー夫人は下宿家を切り盛りせしか
 第七間 如何に茶の間は二言三言付け加えしか
第十五章 リリパー夫人の遺産(1864)
 第一間 リリパー夫人は如何に日々恙無く過ごし、トントン拍子に行きしか審らかにす
 第七間 リリパー夫人は如何にジェミーがゴキゲンな落ちをつけしか審らかにす
第十六章 ドクター・マリゴールドの処方箋(1865)
 第一服 直ちに服用さる可し
 第六服 眉にツバして服用さる可し
 第八服 あの世へ行くまで服用さる可し
第十七章 マグビー・ジャンクション(1866)
 第一条 バーボックス・ブラザーズ
 第二条 バーボックス・ブラザーズ商会
 第三条 幹線。マグビーの給仕
 第四条 第一支線。信号手
第十八章 行き止まり(1867)
 序
 第一幕 幕開き/家政婦登場/家政婦は語る/新たな登場人物/ワイルディング退場
 第二幕 ヴァンデールは愛の種を蒔く/ヴァンデールは禍の種を蒔く
 第三幕 渓谷にて/山上にて
 第四幕 時計錠/オーベンライザーの凱歌/幕切れ

訳注
付録:エヴリマン版序説抄訳
解説:『クリスマス・ストーリーズ』における孤独な旅人
訳者あとがき
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高天の原神アマテラスの研究 

著者
堀川真希 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
310 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2011年12月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-164-7 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
ウケヒ神話と天の岩屋戸神話から見る高天の原の女神像研究。第一章 高天の原神話/第二章 出雲神話と日向神話/第三章 皇祖神交替神話。
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第一章 高天の原神話
 序 節
 第一節 ウケヒ神話を考える
  一 ウケヒ概要
  二 「勝敗」への問題提起
  三 「物実交換」
  四 「詔り別け」
  五 「詔り直し」
  六 「正勝吾勝勝速日天忍穂耳之命」
  七 「ウケヒ」から「勝さび」へ
  八 「勝さび」の解釈
  九 成立時期
 第二節 天の石屋戸神話
  一 「イハヤト神話」
  二 黄泉の国神話との比較
  三 「見畏」と「死穢」
  四 天の石屋戸の意義
  五 「大嘗きこしめす」とアマテラス

第二章 出雲神話と日向神話
 序 節
 第一節 出雲神話
  一 スサノヲと出雲
  二 オホクニヌシと出雲
  三 カミムスヒと出雲
  四 出雲の姿
 第二節 日向神話
  一 「日向」の名称
  二 「日向神話」と隼人族
  三 高天の原と日向
  四 他界観統一神話

第三章 皇祖神交替神話
 序 節
 第一節 「高天の原」の重層性――創世神話から――
  一 「隠身」について
  二 「別天つ神」の示す範囲
  三 「独神」について
  四 「日本書紀」の創世神話と神世七代
  五 ムスヒの神の作用
 第二節 天孫降臨神話――ムスヒとアマテラス――
  一 ムスヒの神について
  二 アマテラスとタカミムスヒの日神的要素
  三 「魂」の表記について
  四 「皇祖」と「御祖」
  五 アマテラスと「皇祖」
  六 皇祖神の移行――タカミムスヒからアマテラスへ
  七 降臨神交替について
  八 「高天の原」の意義
  九 国史編纂事業とアマテラス

 参考資料
 語句解釈・文献
 記紀対応表
 先代旧事本紀対応表
 出雲国造神賀詞
 文武即位宣命

参考文献一覧
あとがき
索  引
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チョーサーの英語の世界 

著者
地村彰之 
シリーズ
 
助成
2011年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
250 
定価
4,620円 (本体4,200円 )
発行日
2011年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-161-6 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
詩人ジェフリー・チョーサーの英語の世界を総合的に鳥瞰し「異」なるもの「同」なるもののとらえ方やアプローチの多様性を知り、現代における異文化接触の問題を考える手がかりとする。
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 はしがき

第1章 古期英語の伝統と刷新
 1.頭韻における伝統と刷新
 2.統語における伝統と刷新
 3.語彙における伝統と刷新

第2章 チョーサーの写本とテクスト
 1.チョーサーとカンタベリー大司教
 2.写字生アダムに対するチョーサーの不満
 3.『鳥たちの議会』の一写本(ディグビー写本)と諸刊本との共通点と相違点について
 4.『カンタベリー物語』のテクスト伝達について

第3章 チョーサーの英語にみる異文化
 1.北部方言の浸透
 2.「家扶の話」における方言の効果
 3.上流階級とフランス語―クリセイデの言語

第4章 チョーサーの英語における多元性
 1.今日の英語の多様性と中期英語について
 2.複合語
 3.合成語
 
第5章 チョーサーの英語と格言的表現
 1.文学にみる楽しみとモラル
 2.チョーサーにおけるモラルの提示の仕方
 3.チョーサーのモラルの内容
 
第6章 チョーサーの英語と旅
 1.マンデヴィルの旅について
 2.チョーサーの旅
 3.『カンタベリー物語』における東方への旅
 4.『名声の館』における旅

第7章 チョーサーの英語と言葉遊び
 1.不眠症の詩人
 2.ケユスク王とアルキュオネー妃
 3.鹿狩りのシーン
 4.黒衣の騎士の苦しい心臓
 5.黒衣の騎士の心の告白
 6.美しい白夫人(ホワイト)

第8章 チョーサーの英語にみる女と男
 1.チョーサーにおける女と男――グリセルダとワルテル
 2.チョーサーの新しい女――バースの女房
 3.「貧しさ」と「豊かさ」

第9章 チョーサーの英語と笑い
 1.読者・聴衆の笑い――「粉屋の話」、「家扶の話」など
 2.登場人物の笑い――『トロイルスとクリセイデ』
 3.作者の笑い『カンタベリー物語』「総序の歌」の人物描写

第10章 チョーサーの英語と祝宴
 1.『カンタベリー物語』「総序の歌」に登場する郷士(The Franklin)について
 2.『カンタベリー物語』における酒の表現について
 3.『カンタベリー物語』における宿屋の主人の役割について

 おわりに
 主要参考文献
 索  引
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ドイツ作文教育受容史の研究 ―シュミーダー説の摂取と活用― 

著者
前田眞證 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
上530下562 
定価
22,000円 (本体20,000円 )
発行日
2011年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-150-0 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
明治40年代・大正期の綴り方教材組織論の展開に焦点をあて、なかでも影響を与えたシュミーダーとの関わりを探り、日本への移入・摂取の経緯を明らかにしてその歴史的意義を考究する。書評

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     【上巻】

まえがき  広島大学名誉教授鳴戸教育大学名誉教授 野地 潤家
はじめに

序 章 本研究の目的・課題と方法・意義
  一 研究の目的・課題
  二 研究の方法
  三 研究の意義

第一章 シュミーダー作文教材組織論を取り上げる必要性
 第一節 先行研究における課題から
    はじめに
  一 シュミーダー作文教材組織論の歴史的位置づけと内容
  二 シュミーダー作文教材組織論摂取の経緯
  三 シュミーダー作文教材組織論からの摂取と創造
  四 峰地光重がシュミーダー説に着目したゆえん
 第二節  大正前期における綴り方教材組織論の史的展開における課題から
    はじめに
  一 明治40年代における綴り方教材組織論の動向
  二 大正前期における綴り方教材組織論の展開

第二章 シュミーダー作文教材組織論の構造
 第一節 シュミーダー作文本質観と作文教授の目的
    はじめに
  一 アルノ・シュミーダーの文章観(作文本質観)の形成
  二 シュミーダーにおける作文教授の究極的目的
    おわりに
 第二節 作文教授系統化の原理
  第一項 心理学から見た思考力の発展
  第二項 絵画制作との照応、書こうとする思想の自覚の有無にかかわる系統化
  第三項 文種の配列にかかわる系統化
  第四項 詩の活用にかかわる系統化

第三章 シュミーダー作文教材組織論の移入
 第一節 槇山榮次におけるシュミーダー説の移入
    はじめに
  一 『教授法の新究』における綴り方教育研究の概要
  二 シュミーダー移入の特色―ドイツ語原典との比較を通して―
    おわりに―槇山榮次の訳出・紹介の意味―
 第二節 シュミーダー説を取り入れる歴史的背景
     ―槇山栄次の心理学・教育学研究に関する個体史に基づいて―
  第一項 槇山榮次の教育学研究・教育実践個体史において
  第二項 心理学研究における思考領域の配列の進展から
     〈補説〉ヘルバルト心理学の基調
  第三項 教授学研究における教授段階論の進展において
  第四項 先行の綴り方教材組織論との比較・検討を通して

  おわりに


     【下巻】

第四章 シュミーダー作文教材組織論の実践的展開
 第一節 綴る態度に着目し綴文能力を養う思潮の生成と展開
  第一項 駒村徳寿における綴り方教材組織論成立への営為
  第二項 五味義武における綴り方教材組織論構築への営為
  第三項 写生主義綴り方教材組織論の成立
      ―『寫生を主としたる綴方新敎授細案』において―
  第四項 写生主義綴り方教材組織論の展開
 第二節 友納友次郎の綴り方教材組織論の提起
  第一項 友納友次郎の綴り方教材組織論提案の経緯
     〈補説〉友納友次郎の綴り方の授業を受けた学習者の回想から
  第二項 友納友次郎における綴り方教材組織論の構造
     〈補説〉 児童作品として掲載された文例がどこまで信用できるかという問題
 第三節 シュミーダーの11段階を明記した綴り方教材組織論の登場
  第一項 花田甚五郎における綴り方教材組織論提案の経緯
  第二項 前川宇吉を中心とする綴り方教材組織論提出の経緯
 第四節 大正中期・後期における綴文能力の練磨をはかる綴り方教材組織論の展開
    はじめに
  一 文章観(綴り方本質観)
  二 綴り方教授の目的
  三 発達段階をふまえた初等綴り方教授への展望
  四 綴り方教授系統化の原理
    おわりに

第五章 シュミーダーを淵源とする作文(綴り方)教材組織論の再検討
    ―実践による裏づけと6年間に及ぶ実証の有無を中心に―
 第一節 シュミーダーの作文教材組織論において
    はじめに
  一 文章観(作文本質観)
  二 作文教授の目的
  三 発達段階をふまえた初等作文教授の展望
  四 作文教授系統化の原理
  五 作文教材の配列
  六 作文授業実践による提案の裏づけ
  七 以後の継続的な作文教育実践を通しての仮説の検証
    おわりに
 第二節 綴文能力の練磨をはかる綴り方教材組織論において
    はじめに
  一 文章観(綴り方本質観)
  二 綴り方教授の目的
  三 発達段階をふまえた初等綴り方教授への展望
  四 綴り方教授系統化の原理
  五 綴り方教材の配列
  六 綴り方教育実践における提案の裏づけ
  七 以後の継続的な綴り方教育実践を通しての検証
    おわりに

結 章 本研究の総括と結論
  一 本研究の総括
  二 結論

あとがき
索  引
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ファルスの世界 ―15~16世紀フランスにおける「陽気な組合」の世俗劇―

著者
川那部和恵 
シリーズ
 
助成
2011年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
330 
定価
4,620円 (本体4,200円 )
発行日
2011年11月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-160-9 
Cコード
C3076 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
15~16世紀フランスにおける特徴的な「社会的な芸術」性のある世俗劇6作品に焦点をあて、時代との関係性の中で総合的な視点から読み解き、その全体像を論述。
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はじめに

1 概説

 一 ファルスとは何か
  (一)世俗劇とファルス
  (二)世俗劇の五つのジャンル
  (三)ジャンルにまつわる問題
 二 世俗劇の起源と成立
  (一)「新生の諸ジャンル」
  (二)ファルスの起源
  (三)その他のジャンルの起源
 三 ファルスの笑いと時代
  (一)三つの笑い
  (二)ルネサンスの祝祭的笑い
  (三)ルネサンス知識人と笑い
  (四)笑いと「救済」
 四 ファルスの上演現場
  (一)資料について
  (二)上演の機会
  (三)上演の場所
  (四)役者と作者
  (五)観客
 五 上演集団「陽気な組合」
  (一)バゾッシュ(高等法院職員組合)王国 Royaume de la Basoche(パリ)
  (二)呑気な子どもたちEnfants-sans-Souci(パリ)
  (三)阿呆の母とその歩兵隊Mere Folle et son lnfanterie Dijonnaise(ディジョン)
  (四)コナールの僧院Abbaye des Conards(ルーアン)
 六 世俗劇のテキスト
  (一)一六世紀の四大選集
   1 『トレップレル選集』/2『大英博物館選集』/3『コーアン選集』/4『ラ・ヴァリエール写本』
  (二)現代の校訂版選集


2 作品と解題

 一 『市価で/にタマゴをわたすマユエ』
  解題
  (一)二つのテキスト
  (二)登場人物について
   1 人物定型バダン/2 愚か息子と母/3 町のごろつき
  (三)笑いの技法
   1 身振りによる笑い/2 意味のとり違いの笑い/3 構造的な笑い「だました奴がだまされる」
 二 『洗濯桶』
  解題
  (一)テキスト
   1 古版/2 現代版
  (二)成立の背景
   1 あらすじ/2 『洗濯桶』は写実劇か/3 素材の問題
  (三)作品の意図
   1 父権的社会のただ中で/2 妻の抵抗とフェミニズムの芽/3 母の平和主義
  (四)洗濯桶と巻紙
   1 巨大な洗濯桶/2 二部構成の中で
 三 『全世界のモラル』
  解題
  (一)テキスト
   1 写本・校訂本/2 制作年代/3 作者と上演団体
  (二)登場人物・ジャンル
   1 人物名の訳語について/2 ジャンルの曖昧さ
  (三)作品の解釈をめぐって――寓意劇を読み解く
   1 変装劇/2 社会批判/3「全世界」の意味するもの
 四 『地獄の悪魔に魂をもっていかれた粉屋』
  解題
  (一)テキスト
   1 写本・校訂本/2 アンドレ・ド・ラ・ヴィーニュ(一四五七頃─一五二七頃)
  (二)セール市における初演
   1 「上演報告書」/2 『盲人とびっこのモラリテ』
  (三)農夫から粉屋へ
   1 ファブリオーの伝統/2 なぜ粉屋か
  (四)幕間劇として
   1 聖と俗/2 悪魔狂言
 五 『酒盛りの陽気な説教』
  解題
  (一)テキスト
  (二)「分割された」説教
  (三) 饗宴と聖なるもののパロディ
  (四) パロディ説教の構造
 六 『三人のギャランと一人のバダン』
  解題
  (一)テキスト
   1 写本・校訂本/2 作品のジャンル/3 作・上演/4 制作年
  (二)バダンと「阿呆」の王国
  (三)道化裁判
  (四)「コカーニュの国」構想
  (五)ユートピア世界への旅

 おわりに
 主要参考文献
 初出一覧
 索  引
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中学生の意見文作成過程におけるメタ認知方略指導に関する研究 ―自己評価を取り入れた指導過程の検討―

著者
井口あずさ 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
174 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2011年11月13日 
ISBN
ISBN978-4-86327-155-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
国語科教育の分野において心理学研究の方法と知見を援用し、自己学習力を高める論理的な文章作成の指導方法を考案。その指導の効果を認知面と情意面、自己学習力の点から明らかにする。
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【品切】
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まえがき
図表目次

第1章 研究の目的と方法

  第1節 研究の目的
  第2節 研究の方法
   第1項 研究の構成
   第2項 基本概念の定義

第2章 文章作成過程の指導に関する課題

  第1節 文章作成過程における評価指導の課題
   第1項 評価の視点と求められる評価の内容
    1.総合的・継続的な評価の要請
    2.文章作成と自己評価
   第2項 文章作成過程における自己評価の意義と問題点
    1.自己教育力・自己学習力の育成と自己評価
    2.文章作成過程における自己評価の問題
   第3項 自己評価を取り入れた文章作成の指導過程の検討
    1.形成的評価としての自己評価
    2.自求的評価
    3.モニタリングとしての自己評価
   第4項 第1節のまとめ
  第2節 文章作成過程の実態把握に関する課題
   第1項 理論研究
   第2項 調査研究
    1.作品の分析
    2.書く過程の分析
    3.調査研究の成果と課題
   第3項 自己評価項目・他者評価項目
   第4項 第2節のまとめ
  第3節 問題の所在と本研究の位置

第3章 自己評価を取り入れたメタ認知方略指導の考案

  第1節 自己評価活動の実態
   第1項 文章の質と自己評価活動【研究1】
    1.問題と目的
    2.方 法
    3.結 果
    4.考 察
   第2項 自己評価活動の検討【研究2】
    1.問題と目的
    2.方 法 
    3.結果と考察 
   第3項 第1節のまとめ
  第2節 指導の考案とメタ認知方略の使用を測定するための尺度の作成
   第1項 メタ認知方略尺度の作成【研究3】
    1.予備調査
    2.本調査
   第2項 メタ認知方略尺度の教育的妥当性の検討【研究4】
    1.目的と方法
    2.結果と考察
   第3項 第2節のまとめ

第4章 自己評価を取り入れたメタ認知方略指導の効果の検討

  第1節 自己評価を取り入れたメタ認知方略指導【研究5a】
   第1項 目的と方法
   第2項 結果と考察
    1.単元の指導過程
    2.毎時の指導過程(第二次)
  第2節 自己評価を取り入れたメタ認知方略指導の効果【研究5b】
   第1項 目的と方法
    1.目 的
    2.方 法
   第2項 結果
    1.認知面と情意面に関する効果
    2.自己学習力に関する効果
   第3項 考察
    1.指導仮説
    2.認知面と情意面に関する効果
    3.自己学習力に関する効果
    4.メタ認知方略指導後の方略の転移が少ない学習者
    5.第3項のまとめ
  第3節 第4章のまとめ
   第1項 単元の指導過程
   第2項 毎時の指導過程

第5章 総合考察

  第1節 研究の総括
   第1項 本研究の成果
   第2項 教育的示唆
   第3項 本研究の意義
  第2節 今後の課題
   第1項 メタ認知方略の指導に関する課題
    1.指導方法の工夫とその効果の検討
    2.メタ認知方略の指導に関する実践的枠組みの検討
   第2項 指導者の育成に関する課題

 引用文献
 資料
 あとがき
 語句索引
 人名索引
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文集・源平桃 

著者
野地潤家 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5変形 
ページ
108 
定価
1,100円 (本体1,000円 )
発行日
2011年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-159-3 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
折々の随想を1000字に纏めた100編。復刻版
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1  夏の花
2  読書は少年の時にあり
3  “随筆王国”
4  風水害実記
5  絵はがき文化
6  水戸黄門展
7  顔・顔・顔
8  言語治療士育成を
9  高校生の学力
10 “論文”越冬隊
11 自作朗読
12 おみくじ
13 批評の極意
14 源氏物語絵巻展
15 今いずこ
16 微笑
17 対話―The Sound of Music から―
18 ひぐらし
19 漫画漫想
20 昼の月
21 大役―司会―
22 散髪先生
23 読書の年輪
24 雪の日
25 若さ―欣豫―
26 “白雲無盡時”
27 “ほたる合戦”
28 源平桃
29 苔博士のこと
30 小話
31 “染井吉野”
32 指揮棒
33 出版記念祝賀会
34 民話一つ
35 いたずら
36 靴のひも
37 意解と事解
38 涙
39 旧友
40 海
41 古今堂書店―旭川―
42 虹
43 蒐集
44 宍道駅
45 巴旦杏
46 墓参
47 領布振りしより
48 最上川舟唄
49 山頭火
50 波のおと
51 書庫
52 序文攷
53 競走
54 吉備津神社
55 “アカシヤの花ふみしだき”
56 ざぼん売り
57 三歳児
58 “鑑真おばさん”
59 寅彦邸址
60 せんだん祭
61 話しことばの教育の確立のために
62 ある祝詞
63 白雲悠々―清水文雄先生のお人柄―
64 理恵ちゃん
65 “パーマ先生”
66 四月馬鹿
67 磐姫陵
68 秋篠寺
69 石山寺
70 余韻
71 明治期話しことば教育の源流
72 欅
73 原爆ドーム
74 山の色・空の色
75 バナナ
76 草刈り
77 暗誦
78 ふけ
79 お祝い
80 選者
81 “たらちねの母をうしなふ”
82 “偶然性の問題”
83 祝詞
84 豆まき
85 東西南北
86 個展
87 ねむの花樹
88 函館
89 陋居
90 棒飛びこみ
91 導入二つ
92 朗読
93 陥穽
94 悪友は
95 “作文教育のすすめ”
96 ひまわり
97 蜂のこと
98 “母よいづこ”
99 “東京文学院講本”
100 ちいさき母
101 弥彦山
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Archaism in Tottel's Songes and Sonettes 

著者
Masahiko Agari 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
124 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2011年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-157-9 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
英国最初の秀歌集における詩語の伝統と継承。Notes on the Archaic Verbal Suffix-en/Formation on the Archaisms of the Songes and Sonettes/Transmission of the Archaisms of the Songes and Sonettes etc.(英文)
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1. Intoroduction
  Abbreviations

2. Notes on the Archaic Verbal Suffix-en

3. A List of Poetic Archaisms in Five Groups
 1. Obsolete Words Revived
  1 Wyatt:1-59
  2 Surrey:1-39
  3 Grimald:1-40
  4 Uncertain Authors:1-61
 2. Poetic Archaisms
  1 Wyatt:1-27
  2 Surrey:1-31
  3 Grimald:1-38
  4 Uncertain Authors:1-77
 3. Pseudo Anglo-Saxonisms
  1 Wyatt:0
  2 Surrey:1
  3 Grimald:1-17
  4 Uncertain Authors:1
 4. Pseudo Archaisms
  1 Wyatt:1-10
  2 Surrey:1-7
  3 Grimald:1-2
  4 Uncertain Authors:1-9
 5. Dialectal Archaisms
  1 Wyatt:1-7
  2 Surrey:1-6
  3 Grimald:1-10
  4 Uncertain Authors:1-13
  Summing Up

4. Formation on the Archaisms of the Songes and Sonettes
 4.1 The Presence of Chaucer
  4.1.1 Chaucer in Groups 1-5
  4.1.2 Chaucer and Each Poet
  4.1.3 Chaucer and Early Modern Poets
  4.1.4 Among the New Poets
 4.2 Archaisms on Old English Origin
  4.2.1 Group 1
  4.2.2 Group 2
  4.2.3 Group 3
  4.2.4 Group 4
  4.2.5 Group 5:Archaisms and Dialects
  4.2.6 Anglo-Saxonisms
 4.3 Creation and Englishness
 4.4 Rubel and Archaisms

5. Transmission of the Archaisms of the Songes and Sonettes
 5.1 Songes and Sonettes (SS or Tottel) and The Shepheardes Calender (SC)
 5.2 Songes and Sonettes and Spenser
 5.3 The Shepheardes Calender and Spenser
 5.4 Chronology of Non-Spenserian Archaisms in Songes and Sonettes
 5.5 E.K.'s Glosses
 5.6 On Speght's Glossing

6. Conclusion - English Eloquence

Notes
Bibliography
Index of Archaisms
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戦時司法の諸相 ―翼賛選挙無効判決と司法権の独立―

著者
矢澤久純・清永聡 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
390 
定価
8,140円 (本体7,400円 )
発行日
2011年7月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-148-7 
Cコード
C3032 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本 政治・経済・法律
 
内容
国政選挙で唯一、鹿児島二区の選挙が無効となった戦争末期の翼賛選挙。どのような干渉・妨害があり、なぜ鹿児島二区だけが無効になったのか。五人の大審院判事に迫りながら判決に至る過程、判決後について紹介・検討する。書評
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 序に代えて……元最高裁判所判事・弁護士  泉 徳治
 はしがき
 文献一覧

     第一部 本論

第一章 はじめに

第二章 時代背景
 第一節 太平洋戦争開始と総選挙
 第二節 選挙結果

第三章 翼賛選挙に対する議会における議員の反応
 第一節 はじめに
 第二節 大河内輝耕
 第三節 水谷長三郎
 第四節 薩摩雄次と笹川良一
 第五節 発言の特徴
 補 論 敗戦後の安藤正純

第四章 鹿児島第二区――冨吉栄二とその周辺――
 第一節 鹿児島第二区の状況
 第二節 霧島市に残されている史料

第五章 他の選挙区の状況と二つの大審院判決
 第一節 長崎第一区
 第二節 福島第二区
 第三節 鹿児島第一区、第三区他

第六章 第三民事部の裁判官
 第一節 はじめに
 第二節 吉田久
  一 吉田久の系譜/二 生まれてから裁判官になるまで/三 戦前の司法官制度/
  四 吉田の日常/五 戦後の吉田――日本自由党憲法改正要綱との関連で――/
  六 最後に
 第三節 第三民事部の陪席裁判官
  一 はじめに/二 松尾實友/三 武富義雄/四 梶田年/五 森田豊次郎

第七章 鹿児島出張訊問

第八章 選挙無効訴訟の進行経過――『斎藤隆夫日記』から――
 第一節 三訴訟の審理経過
 第二節 鹿児島第一区と第三区の判決

第九章 無効判決
 第一節 無効判決の検討
 第二節 吉田の辞職
 第三節 判決原本の数奇的漂泊
  一 移管された判決原本/二 原本に関する論点/
  三 判決原本の発見時期と発見に関する問題
 補 論 尾崎末吉の訪問

第十章 再選挙
 第一節 再選挙の様子
 第二節 冨吉は「勝利」したのか
 補 論 尾崎末吉による追悼演説

第十一章 戦時司法論――『法律新報』を中心として――
 第一節 はじめに
 第二節 前提問題としての『法律新報』の変遷
  一 発刊から太平洋戦争開戦まで/二 開戦後の変化/三 日本法理研究会/
  四 戦争末期/五 戦後と『法律新報』の最後
 第三節 戦前、戦中期の司法省、裁判所幹部らによる発言から見た裁判所
 第四節 翼賛選挙と選挙無効訴訟に関する記事
 第五節 戦争末期の発言から見た裁判所
 第六節 「戦時司法」の結末――最高裁判所発足と追放を受けなかった裁判所幹部――

第十二章 司法権の独立論と無効判決の意義
  一 本書の目的/二 司法権の独立論との関係/三 本判決の意義

     第二部 資料

資料1 大判昭和20年3月1日・鹿児島第二区無効判決
資料2 大判昭和18年10月29日・長崎第一区の判決
資料3 大判昭和18年10月29日・福島第二区の判決
資料4 第21回総選挙結果(全国)
資料5 第21回総選挙結果(鹿児島第二区)
資料6 五回の総選挙での棄権率(鹿児島県および全国)
資料7 鹿児島第二区再選挙結果
資料解題

 写真一覧
 人名索引
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チャールズ・ディケンズの「クリスマス・ストーリーズ」 

訳者
篠田昭夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
186 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2011年9月13日 
ISBN
ISBN978-4-86327-147-0 
Cコード
C1097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/小説・童話
 
内容
『クリスマス・ストーリーズ』に収められた二十篇の中短篇作品群から三篇「柊屋」「英国人捕虜の危険」「幽霊屋敷」を選び出し訳出。
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 序  文

「柊屋」(The Holly-Tree)
 第一章 私自身
   (第二章省略)
 第三章 勘定書


「英国人捕虜の危険」(The Perils of Certain English Prisoners)
 第一章 シルヴァー・ストア島
   (第二章の概要)
 第三章 河を流れる二隻の筏


「幽霊屋敷」(The Haunted House)
 第一章 屋敷の人間群像
 第二章 マスター・B.の部屋の幽霊

 あとがき
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QUALITATIVE RESEARCH WITH TAE STEPS THINKING AT THE EDGE:Theory and Applications

訳者
木田満里代[得丸智子著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
250 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2011年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-145-6 
Cコード
C3011 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
This advocates efffectiveness of applying TAE
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【品切】
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   SECTION1:Applying TAE to Qualitative Research

Chapter 1:Qualitative Research and TAE
 1. Qualitative Research and Creation of Meaning
  1.1 Qualitative research is interested in meaning
  1.2 Qualitative research is a field of research to create meaning
  1.3 Qualitative Research and Sensitizing Concepts
 2. Why TAE?
  2.1 What is TAE?
  2.2 Define a Felt Sense clearly
  2.3 Steps are specific to visualize the process
  2.4 Clearly linked to the underlying theory
  2.5 What does TAE pursue?
  2.6 TAE principles
  2.7 Compatible with other methods
 3. What TAE Can Do
  3.1 To create meaning systematically from experience
  3.2 Particulars participate in universals (IOFI)
  3.3 Widely applicable from daily review to research
  3.4 Applicable to the type of data that are mediated via felt sense
   3.4.1 When working on one’s own experience as the subject matter
   3.4.2 When working on another person’s experience
Chapter 2:TAE and Gendlin’s Theory of the Creation of Meaning
 1. Moving back and forth between entitizing and universalization
 2. Experiencing is always more complex than form
 3. Functions of a felt sense
  3.1 A felt sense calls forth symbols
  3.2 A felt sense is progressing with selected symbols
  3.3 Dealing with symbols operationally, separately from the felt sense
Chapter 3:Applying TAE to Qualitative Research
 1. Overview of TAE STEPS
  14 STEPS
  Characteristics of the Three Parts
 2. Before starting Part 1
 3. Part 1
  STEPS 1-5:SPEAKING FROM THE FELT SENSE
  Step 1:Let a felt sense form
  Step 2:Find what is more than logical in your felt sense
  Step 3:Notice that you don’t mean the standard definitions of the words
  Step 4:Write a sentence or fresh phrase to say what you wanted each keyword to mean
  Step 5:Expand what you wanted each word to mean by writing fresh, linguistically unusual sentences
 4. Part 1:Summary
 5. Before Starting Part 2
 6. Part 2
  STEPS 6-9:FINDING PATTERNS FROM FACETS (INSTANCES)
  Step 6:Collect Facets
  Step 7:Allow the facets to contribute detailed structure
  Step 8:Cross the facets
  Step 9:Write freely
 7. Part 2:Summary
 8. Before Starting Part 3
 9. Part 3
  STEPS 10-14:BUILDING THEORY
  Step 10:Choose terms and link them
  Step 11:Inquire into the inherent relations between the terms
  Step 12:Choose permanent terms and interlock them
  Step 13:Apply your theory outside your field
  Step 14:Expand and apply your theory in your field
 10. Part 3:Summary
Chapter 4:Reading a Literary Work with TAE
 1. Part 1
  STEPS 1-5
 2. Part 2
  STEPS 6-8
  STEP 9
 3. Part 3
  STEP 10
  STEP 11
  STEP 12:1st Half
  STEP 12:2nd Half
  STEP 13
  STEP 14

   SECTION2:Gendlin’s Theory on the Creation of Meaning in the Background of TAE

Chapter 5:Gendlin’s Theory of the Creation of Meaning
 1. The body is a concrete mass in process
  1.1 B-EN process
  1.2 Occurring into implying
  1.3 Implicit ‘type-a’ and first universals
 2. Direct reference is minimal symbolization
  2.1 Human beings can perceive experiencing through direct reference
  2.2 Direct Reference
  2.3 Felt Sense
  2.4 Second universals (1) “as such”
 3. Patterns are the most primitive symbols
  3.1 Humans have the capacity to find patterns
  3.2 Doubling
  3.3 Separation of patterns
  3.4 Patterns function by means of implicit intricacy
  3.5 Second Universals:Pattern (2)
 4. Language develops from Patterns
  4.1 Mesh
  4.2 Beginning of symbols
  4.3 Three types of carrying-forward
  4.4 Cluster and lateral crossing
  4.5 Collective crossing and category
  4.6 Collective crossing by using words
  4.7 Third universals
 5. Seven modes of functional relationship between felt sense and symbol
  5.1 Direct Reference
  5.2 Recognition, and Explication
  5.3 Metaphor, and Comprehension
  5.4 Relevance, and Circumlocution
  5.5 The act of having a conversation
 6. Creative Regress, and Direct Referent
  6.1 Creative Regress
  6.2 Versioning
  6.3 Monad-Diafil Development
 7. Responsive Order

Exercises
 Exercise 1. Relaxing
 Exercise 2. Straw Dance
 Exercise 3. Expressing Yourself Using Colors
 Exercise 4. Analogy
 Exercise 5. Finding a Favorite Place
 Exercise 6. Finding a Pattern from Fables and Crossing
 Exercise 7. What is Important
 Exercise 8. Working with a Short Story
 Theory Columns
  Column 1. Direct Reference and Creative Regress
  Column 2. Creating a Likeness
  Column 3. Constructing a common organization
  Column 4. Constructing a logic

Notes
References
Appendix:TAE-based analysis of qualitative research data

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高等学校国語科の教科構造 ―戦後半世紀の展開―

著者
幸田国広 
シリーズ
 
助成
2011年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
334 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2011年9月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-158-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
文部省の通達・刊行物、学習指導要領及びその解説、各種雑誌等を対象に、教科構造の観点から、戦後の高等学校における国語科教育の歴史的把握を試みる。書評
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【品切】
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序 章 研究の目的・意義・方法
 第1節 研究の目的と意義
 第2節 研究の方法
 第3節 本書の構成

第1章 新制高等学校発足期の「国語科」像
 第1節 新制高等学校発足期における「国語科」の位置
     ――共通必修の根拠に関する考察――
   1 戦後教育改革の柱としての〈6・3・3〉制
   2 新制高等学校発足期のカリキュラム
   3 新制高等学校「国語科」の位置付けと任務
 第2節 新制高等学校発足期の国語教科書と「単元」観
     ――『高等国語』に見られる「単元」の位相――
   1 国語教科書における「単元」
   2 編集方針と「単元学習」
   3 『高等国語』における「単元」の位相
   4 原理の根底にあるもの
 第3節 新制高等学校発足期における国語科学習指導の検討
     ――増淵恒吉単元学習を視座に――
   1 教材単元への志向――先行研究の検討――
   2 増淵恒吉の単元学習観
   3 新制高等学校における国語科単元学習の指針
 第4節 新制高等学校発足期における国語科カリキュラムの考察
     ――『東京都高等学校教育課程(第一次案)国語科の部』の検討――
   1 『東京都高等学校教育過程(第一次案)国語科の部』の資料的価値
   2 「第一次案」の概要と特徴
   3 各学校における「国語科」カリキュラム案
   4 国語科カリキュラムの可能性/不可能性
 小括

第2章 戦後転換期の「国語科」像――「文学編」「言語編」分冊教科書の研究――
 第1節 1950年代の国語教育関連論争をめぐる問題史的考察
   1 1950年代の国語教育関連論争の概括――問題の所在――
   2 〈西尾―時枝論争〉
   3 文学科独立論の提唱
   4 作文・綴り方論争
   5 論争に潜む「国語科」像のゆらぎ
 第2節 「文学編」「言語編」分冊教科書のねらいと発行状況
   1 「文学論」「言語論」分冊教科書の登場
   2 発行のねらい――『昭和26年版学習指導要領(試案)』との関連――
   3 分冊教科書の発行状況と編集原理
 第3節 「文学編」「言語編」分冊教科書の内容と特徴
   1 「文学編」と「言語編」の具体的内容――光村版を中心に――
   2 「総合編」の具体的内容
   3 分冊教科書の問題点――開隆堂版からの逆照射――
 第4節 「文学編」「言語編」分冊教科書を現場はどう受け止めたか
     ―雑誌『実践国語』(1952~1955)を中心に―
   1 どのような実践が期待されていたか
   2 雑誌『実践国語』にみられる現場の反応と実践の特色
   3 分冊教科書を効果的に用いるための条件
 第5節 「文学編」「言語編」分冊教科書の消滅要因に関する考察
   1 これまでの整理
   2 新教育批判の中からの出発――消滅の社会的背景――
   3 消滅の内在的要因
   4 戦後中等教育国語教科書の展開過程
 小括

第3章 高度経済成長期の「国語科」像――益田勝実国語教育論を視座に――
 第1節 「現代国語」設置による高校必修科目二分化の問題点
     ―益田勝実「現代国語」観の機能―
   1 科目二分化の時代へ
   2 「現代国語」の新設とその批判
   3 益田勝実「現代国語」観の検討
   4 筑摩書房『現代国語』の特性
   5 必修科目二分化の問題点――益田勝実「現代国語」観の実質的機能――
 第2節 益田勝実「現代国語」論の特質(1)
     ――もう一つの「国語」としての「清光館哀史」――
   1 「現代国語」教科書における単元構成と教材の傾向
   2 「清光館哀史」について
   3 単元のねらいと教材観
   4 学習指導構想の検討
   5 「清光館哀史」の実践例
   6 「清光館哀史」教材化の変遷
   7 教材化の歴史的意義
 第3節 益田勝実「現代国語」論の特質(2)
     ――読解指導論と「思考力」への着眼――
   1 戦後国語教育における読解指導論の隆盛
   2 「思考力」のクローズアップ
   3 「原子の火ともる」の読解指導
   4 「科学の現代的性格」の教材化
   5 体系的読解指導への志向と教材化の意義
 第4節 高度経済成長下の古典教育
     ― 切り離された「古典」―
   1 戦後古典教育論の概観
   2 「古典」科目独立の意味
   3 益田勝実古典教育論の特徴
   4 二分化批判の根拠
 小括

第4章 精選と多様化の中の「国語科」像
 第1節 高等学校国語科教育課程における「精選」の実相
    ―二領域一事項は何をもたらしたか―
   1 「精選」の時代へ
   2 「精選」の具体化――領域構成の変更と新科目構成――
   3 「活動」の削除が意味するもの
   4 教科書「国語1」の実態
   5 本節のまとめ
 第2節 二領域一事項の中の「国語表現」
   1 「国語表現」の登場
   2 「国語表現」の性格――「文章研究」に着目して――
   3 教科書から浮かび上がる「国語表現」の姿
   4 「国語表現」に対する現場の反応
   5 「国語表現」の明暗
   6 本節のまとめ
 第3節 「現代語」の問題点と意義
―〔言語事項〕の科目化という隘路―
   1 「現代語」の登場
   2 科目としての特徴
   3 科目イメージの形成に寄与する教科書の実態
   4 「現代語」実践の様相
   5 教科構造上の問題点と意義
 小括

終章 高等学校「国語科」における教科構造史の試み
 第1節 領域構成の変遷からみえるもの 
 第2節 科目分化とその構造
 第3節 教科構造を映す鏡としての国語教科書
 第4節 「国語科」像の変遷から見えるもの

主要参考文献
あとがき
事項索引
人名索引
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Lesson Study in Japan 

編者
日本教育方法学会[中野和光・臼井嘉一・佐藤学 他著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
460 
定価
7,480円 (本体6,800円 )
発行日
2013年10月1日2刷 
ISBN
ISBN978-4-86327-156-2 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
英文。日本教育方法学会所属の38人の研究者による授業研究論集。Part1 History of Lesson Study and Teacher Education/Part2 Methods and Styles of Lesson Study
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Contents
Preface ………【Kazumitsu Nakano】
Introduction…【Catherine Lewis, Professor of Mills College, Oakland, California】

     Part 1
     History of Lesson Study and Teacher Education

Chap. 1 What is Lesson Study? :Historical Background…【Yoshikazu Usui】
Chap. 2 Origin of Lesson Study and Post-war Education…【Hisaki Toyoda】
Chap. 3 Development of Lesson Study Movement……………【Yukio Fujiwara】
Chap. 4 Nongovernment Site of Lesson Study
 (1) Education for Language…………………………………【Seiji Tsuruda】
 (2) Education for Sciences…………………………………【Katsuhiko Suda and Eizo Ohno】
 (3) Child-Centered Education………………………………【Satoru Tanoue】
 (4) Education for Actual Life………………………………【Jun Koyasu】
 (5) Physical Education ………………………………………【Seiichiro Kihara】
 (6) Education for Art and Music
  (6)-1. Lesson Study of School Music Education………【Naomi Katsura】
  (6)-2. Education for Art…………………………………【Asahiko Yamaki】
Chap. 5 Contemporary Lesson Study
 (1) Present Stage of Lesson Study…………………………【Souji Katakami】
 (2) Trend of Reform:contemporary Inovation of lesson study…【Manabu Sato】
Chap. 6 Teacher Education in University
 (1) From Perspective of the National University………【Hatsuo Mitsuishi】
 (2) From Perspective of the Private University………【Kazunori Mimura】
Chap. 7 Lesson Study as In-service Teacher Education
 (1) Lesson Study on Job………………………………………【Junji Yamazaki】
 (2) Establishment of Graduate Course for Teacher Training and Associate Issues
……………………………………………………………………【Hiromi Ueno】
Chap. 8 Lesson Study in University
 (1) Improving Lesson in University………………………【Makoto Asano】
 (2) Research on Lesson Study………………………………【Masatoshi Yamashita】

     Part 2
     Methods and Styles of Lesson Study

Chap. 9 Structure of Lesson and Lesson Study in Japan
   :From the Perspective of Three American Researchers…【Kazumitsu Nakano】
Chap.10 Curriculum Studies and Lesson Study in Japan……【Tadahiko Abiko】
Chap.11 Teaching Materials and Textbook……………………【Yoshimatsu Shibata】
Chap.12 Improvement of Subject Teaching through Lesson Study
   Introduction…………………………………………………【Norio Ikeno】
 (1) Teaching Material-Oriented Approach…………………【Norio Ikeno】
 (2) Child-Centered Approach…………………………………【Hiroshi Ichikawa】
 (3) Group Formation based Approach…………………………【Hiroaki Fukazawa】
 (4) Objective-Based Approach…………………………………【Koji Tanaka】
 (5) Method-Focused Approach…………………………………【Kazuo Otsuki】
 (6) An Approach Based on the Way of Life…………………【Katsuo Mikami】
Chap.13 Classroom Management and Lesson Study……………【Toshihiko Hisada】
Chap.14 Educational Assessment and Lesson Study…………【Kanae Nishioka】
Chap.15 Lesson Study as a Core Activity of a School-Based Action Research
…………………………………………………………………【Toshiyuki Kihara】
Chap.16 Pilot Study School and Lesson Study ………………【Hiroyuki Kuno】
Chap.17 Lesson Study and Innovation of Educational Media…【Toshiaki Honda】
Chap.18 Lesson Study for Special Needs Education…………【Takamasa Yuasa】
Chap.19 Study on Early Childhood Education and Care and Lesson Study
…………………………………………………………………【Kiyomi Akita】
Chap.20 Lesson Study Perspective………………………………【Masami Matoba】

Afterword……【Hiroshi Ichikawa】
Contributing authors
Index
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素描集 清掃の具 

著者
ガタロ 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
104 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2013年4月22日2刷 
ISBN
ISBN978-4-86327-153-1 
Cコード
C0071 
ジャンル
一般書/実用・趣味
 
内容
清掃業務に必要な愛すべき相棒たち。棒ずり、雑巾、長靴、何気ない道具たちを力強く、魂こめて描きだす。広島の橋や川、出会った人々、食べる姿への関心。他に類をみない独特な視点が光る。
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「評価読み」による説明的文章の教育 

著者
森田信義 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
140 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2011年8月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-149-4 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
児童・生徒の多様な反応に対応する「評価読み」の教材研究法と指導方法の考察。読みの構造と評価読み/「分かる」とはどういうことか/「評価読み」の指導方法/ほか。
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 まえがき

第一章 読みの構造と評価読み――読みという能動的な活動

第二章 「分かる」とはどういうことか
  1 「分かる」の諸相
  2 「モデル」を持つということ
  3 「評価読み」とPISA型読解力

第三章 「確認読み」と「評価読み」
  1 「確認読み」
  2 「評価読み」
  3 「評価読み」の呼称――「確認読み」と「評価読み」の関係

第四章 「評価読み」の能力構造
  1 『学習指導要領 国語編』に見る読みの能力(読解基礎、基本能力)の仕組み
  2 「認識諸能力」と読むこと

第五章 評価読みによる教材研究法
  1 教材研究と「評価読み」
  2 教材研究の観点

第六章 「評価読み」の指導方法
  1 説明的文章教材の学習指導過程構築の前提
  2 学習指導過程モデル
   (1) 題名読みの効果
   (2) 二つの「通読」
   (3) 第二次、第三次の学習活動
   (4) 第四次の活動――学習の到達点

補 章 児童は、「評価読み」をどう受け止めているか

資料編
 資料1 教材文「どうぶつの 赤ちゃん」(光村図書、一下)
 資料2 教材文「いろいろな ふね」(東京書籍、一下)
  資料3 教材文「じどう車くらべ」
  資料4 「たんぽぽ」(東京書籍、二上)
  資料5 「たんぽぽの ちえ」(光村図書、二上)
  資料6 教材文「イースター島にはなぜ森林がないのか」(東京書籍、六上)

 参考文献(著書、論文)について
 あとがき
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放射線被曝と甲状腺がん ―広島、チェルノブイリ、セミパラチンスク―

著者
武市宣雄・星 正治・安井 弥[佐渡敏彦監修] 
シリーズ
シリーズ 甲状腺・広島から vol.1 
助成
 
判型
A4 
ページ
150 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2011年8月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-152-4 
Cコード
C3047 
ジャンル
生命・環境・自然
 
内容
被爆地・広島と、原発事故発生地域での現地調査から専門家がみる、甲状腺がんの発生状況とその対応。
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監修者からのことば(佐渡敏彦)
著者からのことば
 放射線と甲状腺がんの因果関係を詳説(星正治)
 被曝後の甲状腺がんの発生を病理面から(安井弥)
 本書作成の意義と放射線被曝後の甲状腺異常:甲状腺がんを中心に(武市宣雄)
 
1.はじめに

2.甲状腺がんの治療
1)被曝者甲状腺がん治療の状況
 (1)ヨード(ヨウ素)
 (2)小児の甲状腺手術
 (3)1991年の広島でのチェルノブイリ公開報告会
2)被曝者の甲状腺がん手術
 (1)甲状腺全摘術
 (2)小児の甲状腺穿刺診

3 原爆被爆と甲状腺
1)原爆被爆者の甲状腺がん
 (1)広島の原爆被爆当時の状況と、被曝者の小児甲状腺がん
  a.原爆被爆者
  b.放射線被曝と小児甲状腺がんの報告
 (2)広島・長崎の原爆被爆者の疫学調査
  a.臨床的甲状腺がん(臨床がん)
  b.潜伏がん(微小がん)
  c.潜伏がん(微小がん)と臨床がんの放射線量、被曝時年齢、性差との関係
2)原爆被爆者甲状腺に関するその他の関連情報
 (1)被曝直後の甲状腺組織変化
 (2)原爆被爆者の慢性甲状腺炎(橋本病)
 (3)原爆被爆者の甲状腺機能
 (4)原爆被爆者の低分化がん、未分化がん
  a.広島大学第2外科症例
  b.武市甲状腺クリニック症例
  c.RERF-LSS集団,1983年の報告から
 (5)原爆被爆者甲状腺がんの腺内多発性
  a.広島大学第2外科症例
  b.チェルノブイリ症例
3)バセドウ病へのI-131治療
 (1)I-131投与後の甲状腺組織変化,1976年報告
 (2)I-131投与後の甲状腺がん,1978年の調査結果
4)最初の“原爆被爆者の甲状腺がん発生過程の仮設,1993年”

4 チェルノブイリ原子力発電所の事故(写真1)と甲状腺
1)はじめに
 (1)放射能汚染
 (2)周辺住民の避難
 (3)IAEA報告:放射線量と甲状腺
 (4)I-131汚染地図と低ヨード地域(ベラルーシ,ウクライナ)
2)広島からの第1回チェルノブイリ現地調査報告,1991年
 (1)チェルニゴフ第2病院(ウクライナ)での初回甲状腺検診
 (2)硬化性甲状腺腫
 (3)硬化型甲状腺がんと低分化型甲状腺がん
 (4)小児甲状腺がん手術例
 (5)小児甲状腺がんの疫学調査に関して
 (6)1991年に考えられたチェルノブイリ原発事故、
    放射線汚染住民の“甲状腺がん発生率推移の仮説”
 (7)第1回チェルノブイリ現地での甲状腺調査報告書
3)チェルノブイリで我々の行ってきた初期(1991~1995年の間)の
  甲状腺検診と甲状腺がん関連情報の集収
 (1)はじめに
 (2)チェルノブイリでの小児甲状腺がん発生数と発生率の報告,
    1992年まで,ウクライナでの小児甲状腺がん発生率の初めての報告を含めて
  a.ウクライナ(小児甲状腺がん発生率を含む)
  b.ベラルーシ
 (3)長崎シンポジウム(ベラルーシでの小児甲状腺がん発生率の初めての
    報告も含めて),1994年
 (4)ウクライナ(1981~1994年)とベラルーシ(1986~1993年)両国の、
    州別の小児甲状腺がんの発生数と発生率(I-131線量別の情報を加えて)
  a.ウクライナ
  b.ベラルーシ
 (5)ウクライナのドニエプル川沿いの小児甲状腺がん発生率,1994年まで,
    上流から下流に向かって(上流程、発生率は高い)(文献11)
 (6)チェルノブイリでの小児甲状腺がんの外科的所見,1986~1993年
  a.小児甲状腺がんの臨床,1986~1992年
  b.小児甲状腺がん例の病理組織所見:がん部と非がん部,1990~1993年
 (7)我々の1992年のウクライナの小児甲状腺検診結果
  a.ウクライナの小児甲状腺(小児甲状腺腫)の大きさと硬さ
  b.ウクライナの小児における甲状腺機能検査(FT3,FT4,TSH)と甲状腺自己抗体
  c.ウクライナの小児甲状腺がんの穿刺吸引細胞診(穿刺診)所見
  d.ウクライナの小児の尿中ヨード量,1992年
 (8)ウクライナの小児の尿中ヨード量,1993年
 (9)ウクライナと日本(広島市)の小児(学校児童)の尿中ヨード量の比較,
    1994年(広島市の小児の尿中ヨード量が入る)
 (10) ウクライナのドニエプル川沿いに住む小児(児童)の尿中ヨード量(学校検診),
    1993~1995年
 (11)関係各国(ウクライナ、ベラルーシ、カザフスタン、日本)の食塩中のヨード量,
    1993~1995年
4)最初の“チェルノブイリ原発被災小児の甲状腺がん発生過程の仮説,1993年”
5)2004年までのベラルーシとウクライナの甲状腺がん発生:
  事故後の経年的な発生率の動向(1986~2004年)
 (1)ベラルーシの小児甲状腺がん発生率と、被曝後最短潜伏期間,1986~2003年
  a.ベラルーシ全体
  b.小児期被曝者の甲状腺がん発生までの“最短潜伏期間”,2003年までを見て
  c.州別
 (2)ベラルーシの15-18歳の青年期甲状腺がん発生率と、被曝後最短潜伏期間
  a.発生率
  b.最短潜伏期間
 (3)ウクライナの小児甲状腺がん発生率
 (4)チェルノブイリでの原発事故後の小児甲状腺がんの発生時期
 (5)原発事故時の1986年にウクライナで18歳以下の者(0-14歳の小児期と5-18歳の
    青年期を加えた若者)に、1986~2001年の間に発生した甲状腺がんの症例数
 (6)ベラルーシの成人(19-39歳の青壮年期の者)での甲状腺がん発生率,
    1986~2003年
6)チェルノブイリ原発事故被災者の甲状腺に関するその後(2001年以後)の関連情報,
  広島の情報も一部加えて
 (1)甲状腺の組織変化、チェルノブイリと広島の被曝者の違い
 (2)チェルノブイリの小児甲状腺がんと、そのRETがん遺伝子
 (3)チェルノブイリ、甲状腺検診での硬化性甲状腺腫

5 広島とチェルノブイリで得られたその後の甲状腺の情報
1)広島の原爆被爆60年(2005年)を経過して分ってきたこと
 (1)広島の10-18歳の16人の若者の尿中ヨード量,2002年
 (2)広島の原爆被爆者甲状腺のRETがん遺伝子
  a.チェルノブイリ甲状腺がんのRET
  b.広島の原爆被爆者のRETがん遺伝子異常(浜谷ら)の報告,2008年
  c.広島(手術例)での報告
  d.放射線被曝後の甲状腺がん発生とRET
 (3)甲状腺のTSH受容体(TSH-R)の感受性
  a.甲状腺正常部のTSH感受性
  b.甲状腺がんのTSH感受性
 (4)甲状腺の女性ホルモン量と、エストロゲン受容体(E-R)の感受性
 (5)甲状腺のTSH-R感受性とE-R感受性の相関関係,
    甲状腺がんのTSH-RとER感受性の相乗効果
 (6)甲状腺のER量
 (7)甲状腺非腫瘤部(正常部)甲状腺の細胞診所見
 (8)広島の原爆被爆者と末梢血リンパ球の染色体異常
 (9)日本人(小児を含めた)の甲状腺腫の大きさに関しての報告
 (10) 新しい“原爆被爆者の甲状腺がん発生過程の仮説,2010年”
2)ベルラーシからもたらされた、チェルノブイリ原発事故後の甲状腺に関する
   最新情報,2008年まで
 (1)ベラルーシとその国内・全6州と首都(ミンスク市)の甲状腺がん発生状況,
    1985~2008年
  a.全人口中
  b.14歳以下(小児)
  c.15-18歳(青年期)
  d.ブレスト州の甲状腺がん発生数,期間別
  e.甲状腺がん発生率を見る時の注意
 (2)我々が甲状腺検診を続けているブレスト州の推定甲状腺被曝線量と
    甲状腺がん発生率,1996~2004年
  a.推定甲状腺被曝線量
  b.14歳以下(小児の甲状腺がん)
  c.15-18歳(青年期)の甲状腺がん
  d.15-18歳(青年期)被曝者の甲状腺がん発生までの最短潜伏期間,2004年までを見て
 (3)ブレスト州の甲状腺がん.2005~2007年の症例を加えて
  a.ブレスト州の甲状腺がん発生率の推移,1985~2007年
  b.ブレスト州と対照非汚染地域のビチェブスク州との比較,1985~2007年
  c.ブレスト州の甲状腺がん手術例(1986~2008年)の臨床と病理(全年齢)
3)ブレスト州での甲状腺検診(対照非汚染地域としてのビチェブスク州も含めて),
  1997~2006年
 (1)ブレスト州内の(地区別)累積甲状腺がん発生数と推定甲状腺被曝線量
 (2)甲状腺検診の対象と甲状腺がん、甲状腺機能、慢性甲状腺炎,1997~2006年
 (3)甲状腺検診における尿中ヨード量,997~2000年
4)ウクライナでの甲状腺検診中の尿中と食塩中のヨード量,1995年以後
 (1)ウクライナの検診における尿中ヨード量,1995~2008年
 (2)ウクライナの小児(14歳以下)の尿中ヨード量,“ヨード入り食塩”使用の効果,
    2002年
5)ベラルーシとウクライナで入手した食塩中のヨード量(ug/g・食塩),
  ヨード入り食塩に含まれるヨード量も含めて,1993~2001年

6 チェルノブイリでの被曝者甲状腺がん発生過程のまとめ(2010年)
1)放射線被曝からがんの芽・微小がんの発生まで
2)がんの芽・微小がんから臨床がんへ
3)チェルノブイリでの被災者甲状腺がんの特徴のまとめと今後
  (甲状腺がんの誘発因子と増殖因子を含めて)
4)最新の国連科学委員会によるチェルノブイリ原発事故後の
  甲状腺がんの報告(2008年)から
 (1)チェルノブイリ原発事故後の甲状腺がん発生
  a.チェルノブイリ(ベラルーシ,ウクライナの全土,とロシアの4州)被災者の、
   被曝時に小児(14歳以下)・青年期(15-18歳)だった者に発生した甲状腺がんと、
   甲状腺がんによる死亡例,1991~2005年
  b.被曝時年齢18歳以下の致死的甲状腺がん(死亡)症例
  c.広島の40歳未満の被曝例中で甲状腺がんで死亡した症例
 (2)甲状腺がん発生の性と年齢に関して

7 セミパラチンスク核実験の被災者
1)セミパラチンスクの被曝状況
2)セミパラチンスクでの甲状腺検診,1999~2008年
 (1)セミパラチンスクでの末血リンパ球の染色体異常と甲状穿刺診
  a.放射線による末梢血リンパ球の染色体異常と、甲状腺非腫瘤部(所謂正常部)の
    穿刺診による甲状腺濾胞上皮細胞の“著明な核異常(ANA),2001~2002年”
  b.2008年の甲状腺検診での甲状腺濾胞上皮細胞核の、著明な核異常(ANA)
 (2)セミパラチンスクの甲状腺がんの疫学調査の報告

8 広島、チェルノブイリ、セミパラチンスクの被曝3地域別の、
    放射線被災状況と甲状腺がん発生のまとめ


9 広島の原爆被爆者の甲状腺がん:“被曝後の空白の10年”をふり返って

10 広島の原爆被爆者に発生した甲状腺以外の頚部臓器の腫瘍

11 追加:福島原発事故が発生して
1)チェルノブイリと福島の原発事故と放射性ヨード(I-131)
2)福島のI-131による甲状腺への影響と問題点
3)(食卓用)味附け海苔を食べてのヨード量に関して
4)ヨードの摂り方
5)チェルノブイリ原発事故後の現地での甲状腺の検診,調査等から、福島原発事故にあたって
6)福島第一原発事故(日本)でのⅠ-131汚染による甲状腺がん発生

おわりに
謝  辞
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国語教育研究への旅立ち ―若き日の自主研究、卒業論文―

著者
野地潤家 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
260 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2011年7月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-146-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
広島高師在学中の卒論とレポート。研究の出発点。「戰記文學と我が國民性」「言靈信仰の回想と光華並びにその護持」
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まえがき

     一 戰記文學と我が國民性

第一編 戰記文學概論

 第一章 戰記文學總論
  第一節 戰記文學の概念
   一 意 義
   二 範 圍
   三 源 流
   四 發 展(その一)
   五 發 展(その二)
  第二節 戰記文學の本質
   一 時代展望
   二 戰記文学の組織
   三 戰記文學の本質
 第二章 戰記文學各論
  第一節 先行戰記文學の横顔
   その一、記紀歌謠戰爭詩雑観
   その二、將門記
   その三、今昔物語
   その四、陸奥話記
   その五、奥州後三年記
  第二節 鎌倉室町期戰記文學の概観
   その一、保元物語
   その二、平治物語
   その三、平家物語
   その四、源平盛衰記
   その五、太平記
   その六、義經記
   その七、曾我物語
  第三節 軍記類群落の瞥見
   その一、承久記
   その二、源平軍物語
   その三、頼朝最後物語
   その四、八島壇浦合戰記
   その五、泰衡征伐物語
   その六、源平盛衰記補闕(一卷)
   その七、源平拾遺(二卷)
   その八、辨慶物語(貳卷)
   その九、政宗公軍記(二卷)
   その一〇、土岐齋藤由来記(一卷)
   その一一、備前軍記(五卷附録一卷)
   その一二、備前常山軍記(一卷)
   その一三、肥後隈本戰記(一卷)
   その一四、黑田長政記(一卷)
   その一五、島津貴久御軍記(一卷)
   その一六、筑紫軍記
   その一七、石田軍記
  第四節 近世戰記文學の諸相
   その一、西鶴と武家物
   その二、近松と時代物
   その三、その他
  第五節 肉彈その他と近代戰爭
  第六節 日支事変と新戰爭文學の創建

第二編 戰記文學と我が國民性
 
 第一章 戰記文學の我が國民性顕示
  序 説 我が國民性と文學
  第一節 まことと叙事詩的精神
  第二節 美と人間性(もののふの一面)
  第三節 ことあげと時代と戰記文學
  第四節 戰記文學に顕著なる我が國民性
   その一、敬神崇祖
   その二、忠君愛國
   その三、家の尊重
  第五節 河野博士の三性説
  第六節 武士道と戰記文學
   その一、武士道概説
   その二、太平記と武士道
   その三、義經記と武士道
  第七節 判官贔屓と曾我贔屓
 第二章 戰記文學の我が國民性鍛鑄
  第一節 直接的影響鍛鑄
  第二節 間接的影響鍛鑄
   その一、各作品の後世文學に及ぼせる影響

     二 言靈信仰の回想と光華並びにその護持

序 論 探究から思慕へ
本 論
 第一章 言靈信仰の回想
  (1)諸 説
(一)記念抄
(二)近世の諸説
(三)現代の諸説
  (2)源 流
(一)記念抄
(二)言靈の源流
(三)やまとをぐなのみこと
  (3)御 杖
(一)境 涯
(二)御杖と宣長――立場について――
(三)神道論
(四)歌道論
(五)神道と歌道――本末相関論――
(六)言靈論
(七)結 語
 第二章 言靈信仰の光華
  (1)神 勅
  (2)やまとことば
  (3)やまとうた
(一)和 歌
(二)發 想
(三)國 風――生成
(四)絶 唱
 第三章 言靈信仰の護持
  (1)畏 敬
(一)信受――護持
(二)寡 默
(三)畏 敬
  (2)使 命
(一)柄と分
(二)國語即國心
(三)古典と今日
(四)大東亜開闢
(五)無 窮
  (3)体 現
(一)体 現
(二)悲 願

結 論 思慕から悲願へ
あとがき
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〈実践=教育思想〉の構築 ―「話すこと・聞くこと」教育の現象学―

著者
森 美智代 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
330 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2011年7月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-139-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉 国語・漢文教育〈話し言葉教育〉
 
内容
授業実践が構築されるところには一教師の教育思想が反映される。特に「話すこと・聞くこと」に焦点をあて、学習者の「今」が結びついた授業構想の思想を研究する。書評
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序 章 授業構想のための教育思想研究を目指して

第1章 「話すこと・聞くこと」の教育研究における教育思想の検討

 第1節 従来の「話すこと・聞くこと」の教育研究に何が欠けていたのか
  1 実践を説明するための理論という罠
  2 客観的な実証性以外の普遍性を求めて
  3 経験知の受容
  4 諸学問の知の受容
  5 経験知と諸学問の知と一人の人間という3つの要素
 第2節 実践的研究における教育思想の抽出
  1 教育思想の抽出のための方法
  2 実践的研究の分析のための観点――平成元年版学習指導要領から――
  3 実践的研究の分類
  4 実践に影響を与える理論の存在(高橋俊三理論を例として)
  5 理論と実践独自の目標との関係
  6 実践的研究に影響を与える学習指導要領と諸理論
 第3節 理論的研究における教育思想の抽出
  1 教育思想の抽出のための方法
  2 理論的研究の分類
  3 理論的研究を支える諸理論の見取り図
 第4節 理論的研究における諸理論援用の課題
  1 理論的研究における諸理論援用の課題を明らかにするために
  2 藤森「目標論」
  3 甲斐・長田「教育課程論」
  4 基礎論的研究としての教育思想研究の必要性と課題

第2章 「話すこと・聞くこと」の教育研究における思想的背景の検討
     ――マルティン・ブーバーの「対話」論の受容と限界――

 第1節 マルティン・ブーバーの「対話」論とは
  1 ブーバーの「対話」論とは
  2 「他者」と「他人」という区別
 第2節 ブーバーの「対話」論の思想的背景への変容
  1 「それ」/「なんじ」の明確な区別という受容
  2 「われ-それ」の関係性の形成をゴールとする受容
  3 「自己生成」のための「それ」への着目と「なんじ」の重視という受容
 第3節 ブーバーの「対話」論の限界
  1 ブーバーの「対話」論の受容の成果
  2 ブーバーの「対話」論の受容の問題点
  3 ブーバーの「対話」論の可能性

第3章 「聞くこと」の教育における思想的背景の構想
     ――エマニュエル・レヴィナスの「他者」論の検討――

 第1節 エマニュエル・レヴィナスの「他者」論とは
  1 臨場性、即時性を重視した現象学の必要
  2 レヴィナスの「他者」論が現象とするもの
  3 理論と実践の関係
  4 他者によって生きること
 第2節 「聞くこと」の教育思想の構想
  1 教室で「晒される」「私」と子ども
  2 「他人」の「心」に対する態度
  3 「他者」の存在
  4 レヴィナスの「他者」
  5 「ルスポンサビリテ」としての「聞くこと」
  6 「対面」について
  7 「聞くことの学び」のために
  8 「聞くこと」の教育思想の課題
 第3節 「話すこと・聞くこと」の教育思想の構想のために
  1 2つの〈対話〉
  2 「他人」と「他者」
  3 一つの事例
  4 「反省の対話」
  5 「対面の対話」
  6 「他者」との出会いを起こすために
  7 「聞くこと」の教育の思想的背景としてのレヴィナスの「他者」論

第4章 「話すこと・聞くこと」の教育思想を支える諸実践の検討

 第1節 「話すこと・聞くこと」の教育思想を支える諸実践とは
 第2節 「関係」論
  1 同一化してしまいたい欲望
  2 内側から知ること
  3 フィールドワークの評価を左右する「ラポール」
  4 「ラポール」の無効化
  5 シュッツ論とガーフィンケルの偏向
  6 自らの「自明性を疑う」
  7 適度な距離をもった関係性をこえて
 第3節 「語り」論
  1 弱者として語ること
  2 表象化を問題とする(岡真理の場合)
  3 神話作用への着目(レイ・チョウの主張)
  4 トリン・T・ミンハの試み
  5 ミンハを理解する人
  6 「語り」の問題性
 第4節 「証言」論
  1 「生きづらさ」に直面すること
  2 苦しみを伴った「立ち位置」 
  3 「ヴィクティムズ・オリンピック」と「本国の植民地化」
  4 サイードの立ち位置
  5 両方からの「責め」
  6 ランズマンの試み
  7 ランズマンの実践
  8 「知的理解」を通じて人の心に到達する
  9 「証言」行為としての「話すこと・聞くこと」
 第5節 〈実践=教育思想〉というあり方

第5章 「話すこと・聞くこと」の〈実践=教育思想〉の構築

 第1節 「話すこと・聞くこと」の〈実践=教育思想〉のための目標論
  1 「証言」論から「証人」論へ
  2 岡真理理論における「目撃証人」
  3 コンパッションの原風景
  4 理性ではなく知的理解へのアクセス
  5 「心に到達する」ための「知的理解」
 第2節 「話すこと・聞くこと」の〈実践=教育思想〉のためのカリキュラム論
  1 学習者の「今」を授業にする
  2 レヴィナスの「他者」論について
  3 「他者」としての学習者
  4 「知的理解」へと向かう
  5 「他者」の「享受」を実現する授業へ
  6 学びを支えるカリキュラムづくり
  7 「文章表現」の授業を支えた他の授業
  8 「知的理解」と関係性の構築
  9 カリキュラムの構築と授業の構想
 第3節 学習者とともにつくる〈実践=教育思想〉
  1 〈実践=教育思想〉という試み
  2 意図された学習者への負荷
  3 教師の取り組み
  4 授業という出来事の分有
  5 「密室」の役割
 第4節 教材化のプロセスから見た〈実践=教育思想〉
  1 ランズマンの目的
  2 「知的理解をつうじて人々の心に到達する」という教育目標
  3 教材化のプロセスと授業の実際
  4 学習者が「今」必要とする力と結びつけるための方法
 第5節 「話すこと・聞くこと」の〈実践=教育思想〉の構築
  1 「現前」する「顔」との隔たりから
  2 「享受」にともなう幸福

終 章 〈実践=教育思想〉の探究



引用参考文献
おわりに
初出一覧
事項索引
人名索引
書名索引
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中学校、高等学校国語科の教材研究と教材の扱い方 

著者
菅原敬三 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
370 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2011年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-144-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
生徒が認識主体として育つための教師の教材への取り組み方・考え方。板書の構造化を薦めつつこれからの授業形態を問う。
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はじめに

1 教材研究

  教材研究の誤解
  教材研究は誰のものか
  教師にとっての教材研究
  感動は実感レベルの通じ合い
  教材を深く読み、そこから課題を発見する
  授業を受ける生徒の味わう醍醐味は「発見と解決」にある
  国語科とは、何を教える教科か
  試案 1 ――「三十五億年の命」冒頭の二文の場合
  発問、板書を工夫する
  試案 2 ――「幼年時代」(柏原兵三)の場合

2 教材研究と教材の扱い方

 小 説
  高等学校「物と心」(小川国夫)
  高等学校「清兵衛と瓢箪」(志賀直哉)
  高等学校「海の方の子」(山田詠美)
  高等学校 理解領域における「表現」の指導―「赤西蠣太」の場合―
  高等学校「舞踏会」(芥川龍之介)
  高等学校「赤い繭」(安部公房)
  高等学校『山月記』(中島 敦)
 詩
  高等学校「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」(石垣りん)
  中学校「空に小鳥がいなくなった日」(谷川俊太郎)
  中学校「最初の質問」(長田 弘)
  中学校「永久欠番」(中島みゆき)
 評 論
  高等学校「感激ということ」(高見 順)―一高生へ―
  高等学校「ミロのヴィーナス」(清岡卓行)
  高等学校「ガリヴァーとアリス」(外山滋比古)
  高等学校「水の東西」(山崎正和)
  高等学校「あのクジラのこと」(池澤夏樹)
  中学校「動物の文化的行動」(河合雅雄)
  中学校「ガイアの知性」(龍村 仁)
  中学校「クジラの飲み水」(大隈清治)国語科学習指導案 具体例
 古 文
  高等学校『伊勢物語』(第四段、第五段)―単元「恋のゆくえ」または「ならぬ恋」―
  高等学校「中納言参り給ひて」(『枕草子』第九十八段)
  高等学校「五月の山里」(『枕草子』第二百二十三段)
  中学校「扇の的」(『平家物語』)

論文初出一覧
おわりに
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原爆を伝える子どもの文学 ―ヒロシマからの発信―

共著
阿部真人・阿部雅子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
560 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
2011年5月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-142-5 
Cコード
C1095 
ジャンル
一般書/歴史読み物 一般書/文芸評論
 
内容
広島に生まれ、あるいは広島とかかわりをもった7人の作家、大野允子・山口勇子・竹田まゆみ・山下夕美子・吉本直志郎・中澤晶子・那須正幹の、児童文学作品の紹介とその解説。書評

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まえがき

          第一部 創 作

1 『つるのとぶ日 ヒロシマの童話』(子どもの家・同人)の誕生

 一、成立事情
 二、収録作品の紹介
  1、被爆当日のことを中心とした作品
  「川のほとり」/「夜のくすの木」/「雪のふる日のこと」
  2、後遺症をめぐる作品
  「グリーンの車」/「カッパは死んだ」
  3、原爆被災地に不死鳥のようにたちあがる人々の姿をえがいた作品
  「三郎のきょうのできごと」/「洋子の旗」/「つるのとぶ日」
 三、反響と反省

2 大野允子の世界

 1 『海に立つにじ ある広島の少女の物語』
  一、あらすじ
  二、内容
   1、被爆の悲惨さの描写
   2、「にじ」の象徴しているもの
  三、まとめ
   1、被爆を戦争との関わりの中で
   2、現代の読者と重ね合わせて
   3、これからの道
 2 『ヒロシマの少女』と『見えないトゲ』
  A『ヒロシマの少女』
  一、あらすじ
  二、内容
   1、原爆の悲惨さと生き残った人たち
   2、焼きつくせなかった部落差別
   3、家族への愛
  三、まとめ
  B『見えないトゲ』
  一、あらすじ
  二、内容
   1、フサコを通しての発見
   2、フサコの家族を通しての発見
   3、タモツを通しての発見
  三、まとめ
 3 『夕焼けの記憶』
  一、あらすじ
  二、内容
   1、「ある少女の像」の絵について
   2、夕焼けの記憶とは
  三、まとめ
 4 『げんさん』と『まめたんばあさん』
  一、あらすじ・内容
  二、まとめ
 5 『虹をみた日 ヒロシマ、少女あきの物語』
  一、あらすじ
  二、内容
   1、シマ子さんを通しての発見
   2、道子さんを通しての発見
  三、まとめ

3 山口勇子の世界
 
 1 『スカーフは青だ』
  一、あらすじ
  二、内容
   1、行動する子どもたち
   2、原爆にめざめる子どもたち
  三、まとめ
 2 『かあさんの野菊』『おこりじぞう』
  一、あらすじ・内容
  二、まとめ

4 竹田まゆみの世界

 1 『あしたへげんまん』
  一、あらすじ
  二、内容
   1、「戦争」という名の汽車
   2、汽車はとまった
  三、まとめ
 2 『ガラスびんの夏』
  一、あらすじ
  二、内容
   1、おじいちゃんと原爆
   2、良太とおじいちゃん
   3、おじいちゃん逝く
  三、まとめ
 3 『るいるいと るいるいと~~~1945・8・6 広島の川~~~』
  一、あらすじ・内容
   1、カツトシの名は勝利
   2、みどりが歩いた
   3、つめたい麦茶
   4、こっくりさんは左に
   5、松葉杖とダリヤ
  二、まとめ

5 その他の作品

 1 『二年2組はヒヨコのクラス』山下夕美子
  一、あらすじ・内容
   「だけど数学はきらいだ*山下和雄の話*」
   「ひろしまのオデット*三木久美子の話*」
   「あおい車*福本道子の話*」
  二、まとめ
 2 『青葉学園物語』シリーズ 吉本直志郎
  一、あらすじ・内容
   「すばらしい一日」(『飛ぶんだったら、いま!』より)
   「精霊流し」(『まっちくれ、涙』より)
  二、まとめ
 3 『1983年 熱い秋のノート』中澤晶子
  一、あらすじ
  二、内容
   1、ふたつのなぞ
   2、パパの変革
  三、まとめ

          第二部 ノンフィクション

 1 大野允子の五部作
  一、概観
  二、内容
   1、『ひーちゃんは いった――広島の少女たちの遺書――』
   2、『八月の少女たち――ヒロシマ・1945』
   3、『あなたへ[1945年ヒロシマ・8月6日のない日記]』と『ミナのあした』
   4、『夏服の少女たち――広島・昭和20年8月6日――』
  三、まとめ
 2 『いしぶみ(碑)』広島テレビ放送編
  一、概観
  二、内容
  三、まとめ
 3 『折り鶴の子どもたち 原爆症とたたかった佐々木禎子と級友たち』那須正幹
  一、概観
  二、内容
  三、まとめ
 4 『かあさんと呼べた日』山口勇子
  一、概観
  二、内容
   1、国内精神養子運動の立ちあげ
   2、精神養子運動の展開
   3、「あゆみグループ」の成立
  三、まとめ
   1.11年間の回顧
   2、精神養子たちのその後
   3、「再び原爆孤児をつくるな」の叫び

 作品本文の引用について
 本文の注解説
 考察作品の作者紹介

あとがき
 長かったヒロシマへの道のり【阿部真人】
 芝生の下【阿部雅子】
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原爆と日常 ――聴覚的面のデジタル化――

著者
今石元久 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
148 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
2011年4月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-138-8 
Cコード
C0036 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
CD-ROM付き。著者は方言研究者である。被爆者の口述記録に含まれる方言の現実的・実感的伝達力に着目して音声保存に心血を注いできた。本書はその纏めであり後世への託言である。書評

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私の研究と原爆
マンモスの牙
2010年の平和宣言について
日常的な言葉がまざった被爆証言(ヒロシマ)――新田篤実さんの場合――
被災体験談資料のリアリティー
日常的な表現への特化
 (1)ピカドン(原子爆弾)
 (2)ピカ(原子爆弾)
 (3)きのこ雲(原子雲)
小説『黒い雨』と広島弁
 (1)作品における「がんす」表現
 (2)作品における「なんだ」表現
『ヒロシマ日記』と岡山弁

結びにかえて
余滴

後記
参考文献
索引
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日本人英語初学者のための基本動詞選定に関する研究 

著者
土岸真由美 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
170 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2011年4月11日 
ISBN
ISBN978-4-86327-133-3 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
日本人英語初学者が英語の基本構造を習得するために必要な語彙はなにか。語彙に関する知識や備えるべき特性、過去からみた「必修語」から語彙選定の一基準を提案する。書評
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  謝 辞
  はじめに

第1章 語を「知っている」とは:語の持つ情報
 1.1 諸家の論
 1.2 語を「知っている」と言うために必要な知識

第2章 語彙リストの歴史的概観
 2.1 Basic English
 2.2 A General Service List of English Words
 2.3 「現代英語のキーワード」
 2.4 『大学英語教育学会基本語リスト』
 2.5 The Longman Defining Vocabulary
 2.6 まとめ

第3章 動詞の捉え方
 3.1 The British component of the International Corpus of English
 3.2 Longman Grammar of Spoken and Written English
 3.3 Longman Lexicon of Contemporary English

第4章 外国語としての英語の学習と語彙に関する調査
 4.1 調査資料
 4.2 調査対象
  4.2.1 必修語とその中の動詞の数および割合
  4.2.2 学習指導要領の動詞のclause type
  4.2.3 学習指導要領の動詞の意味領域
 4.3 調査結果
  4.3.1 必修語とその中の動詞の数および割合
  4.3.2 学習指導要領の動詞のclause type
  4.3.3 学習指導要領の動詞の意味領域
 4.4 考察
  4.4.1 必修語とその中の動詞の数および割合について
  4.4.2 学習指導要領の動詞のclause type について
  4.4.3 学習指導要領の動詞の意味領域について

第5章 日本人英語初学者のための基本動詞リスト

  おわりに
  参考文献

付録
 付録1 .ICE-GBの動詞
 付録2 .中学校学習指導要領の必修語として共通する動詞
 付録3 .Fries and Fries(1961)の動詞
 付録4 .LDOCEの定義語内の動詞
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〈修道〉――その軌跡と展望 ―広島修道大学五〇周年記念学術シンポジウム―

著者
相馬伸一・落合功・藤井隆・松田克進・ハンス ユーゲン・マルクス 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
66 
定価
523円 (本体476円 )
発行日
2011年3月22日 
ISBN
ISBN978-4-86327-140-1 
Cコード
C0037 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
修道学園創立50周年にあたってその軌跡を振り返り未来展望をした、大学教員5人によるシンポジウムの記録。
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  はじめに

趣旨説明…………………………相馬伸一

広島修道大学と〈修道〉………落合 功

思想史のなかの〈修道〉………藤井 隆

〈修道〉を哲学する……………松田克進

パネル・ディスカッション

コメンテーターから……………ハンス ユーゲン・マルクス

報告とコメントをうけて………相馬伸一

  注
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古典情報様式論 

著者
小林正治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
270 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2011年3月22日 
ISBN
ISBN978-4-86327-134-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈古文・古典教育〉
 
内容
心の通じ合いを願うという人間の本性に基づく情報伝達の基本原理を、古典文学の日記、詩歌、贈答歌、消息、物語、論説において解析、発想様式と情報伝達の実際を追う。
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  まえがき

序 章 情報伝達の基本構造

 第一節 情報発信の視点
  1 「日記」・「随筆」の視点
  2 「詩歌」の視点
  3 「贈答歌」・「消息」の視点
  4 「物語」の視点
  5 「論説」の視点
 第二節 情報空間
  1 視点空間
  2 認識空間
  3 親疎空間
 第三節 情報網

第一章 情報の発信

 第一節 聞き手の立場・心情などを認識して情報を伝える発想様式
  1 聞き手の立場・心情などを尊重して情報を伝える発想様式
  2 聞き手の立場・心情などを無視して情報を伝える発想様式
 第二節 聞き手の認識を変えるために情報を伝える発想様式
  1 聞き手を納得させるために情報を伝える発想様式
  2 聞き手の翻意を促すために情報を伝える発想様式

第二章 情報が共有されていない場合の情報伝達

 第一節 話し手の解説や補完的な描写によって情報を伝える発想様式
  1 話し手の解説・批評・感想などを差し挟んで情報を伝える発想様式
  2 補完的な描写によって情報を伝える発想様式
 第二節 種々の構成をとることによって情報を伝える発想様式
  1 場面を描写することによって情報を伝える発想様式
  2 対偶様式をとることによって情報を伝える発想様式
  3 人物を登・退場させることによって情報を伝える発想様式
  4 事態の展開を再構築することによって情報を伝える発想様式
  5 夢幻を組み込むことによって情報を伝える発想様式

第三章 情報が共有されている場合の情報伝達

 第一節 古歌・古詩・故事を引用することによって情報を伝える発想様式
  1 古歌・古詩を引用することによって情報を伝える発想様式
  2 故事を引用することによって情報を伝える発想様式
  3 既往の作品をふまえて情報を伝える発想様式
 第二節 同一の場面を共有することによって情報を伝える発想様式
  1 背景となる事態を共有することによって情報を伝える発想様式
  2 同一の主題・話題によって情報を伝える発想様式

第四章 情報の受信

 第一節 話し手の情報に対して何らかの返信を意図する発想様式
  1 話し手の真意が理解できずに話し手からの情報を黙止・無視する発想様式
  2 話し手の情報に対して容認・曲解・歪曲・反論する発想様式
 第二節 何らかの情報を受けて新しい行動を起こす発想様式
  1 新しい情報に触発されて今までとは違った行動をとる発想様式
  2 男女がそれぞれ相手の真情に触発されて愛を確かめるという発想様式

終 章 心の通じ合い
  1 理に訴えるよりも情に訴える
  2 相手に対する思いやり・敬いの心を忘れずに心情に訴える
  3 自己の心情を抑えて相手をそのまま受容する
  4 多彩な機知に富んだ情報を取り交わす

  あとがき
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新訂国語科教育学の基礎 

著者
森田信義・山元隆春・山元悦子・千々岩弘一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
362 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2016年4月1日5刷 
ISBN
ISBN978-4-86327-099-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
平成20年3月公布『学習指導要領』対応。意義と目標と構造、表現教育の研究、文学教育の研究、説明的文章教育の研究、読書教育の研究、音声言語教育の研究、〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕の指導に関する研究の7章で構成。

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【品切】
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はじめに

     一 国語科教育の意義・目標と構造

1 国語科教育の意義・目標
 (1)国語科教育と国語教育
 (2)国語科教育の意義・目標
2 戦後国語科教育の構造『学習指導要領』の歴史と課題
 (1)1947年(昭和22年)版『学習指導要領試案』
 (2)1951年(昭和26年)版『学習指導要領試案』
 (3)1957年(昭和33年)版『学習指導要領』
 (4)1968年(昭和43年)版『学習指導要領』
 (5)1977年(昭和52年)版『学習指導要領』
 (6)1989年(平成元年)版『学習指導要領』
 (7)1998年(平成10年)版『学習指導要領』
 (8)2008年(平成20年)版『学習指導要領』

     二 表現(「書くこと」)教育の研究

1 概 観
 (1)明治期の作文教育
 (2)大正期の作文教育
 (3)昭和初期
 (4)昭和後期
 (5)平成期
2 表現教育の目標
 (1)表現の意義
 (2)表現教育の目標
3 表現教育の内容
 (1)表現能力
 (2)文種
4 表現の指導過程
 (1)表現の過程
 (2)表現の指導過程
5 表現の指導方法
 (1)記述前指導の方法
 (2)記述中指導
 (3)記述後指導
6 表現教育の研究を深めるために―論文作成の手引き―
 (1)研究の対象と研究の方法
 (2)基本資料一覧

     三 文学教育の研究

1 概 観
2 文学教育の目標
3 文学教育の内容
 (1)学習指導要領において求められている文学を読む能力
 (2)文学作品を読む力の発達
4 文学教材研究法
 (1)題名や冒頭部に注目すること
 (2)登場人物の形象の検討
 (3)視点の検討
 (4)会話部分の働きの検討
 (5)作品のことばを吟味するための観点
 (6)主題の概念とその把握
5 文学教育の方法
 (1)文学の指導過程
 (2)文学教材の指導方法
6 文学教育の研究を深めるために―論文作成の手引き―
 (1)研究の対象と研究の方法
 (2)論文題目例
 (3)基本資料一覧

     四 説明的文章教育の研究

1 概 観
 (1)説明的文章の定義
 (2)説明的文章教育の歴史と現状
 (3)説明的文章の読みの目的
 (4)説明的文章の読みの構造
2 説明的文章教育の目標
3 説明的文章教育の内容
 (1)学習指導要領に見る指導内容(指導事項)の構造
 (2)認識能力と指導内容
 (3)認識能力と読解力の統合
4 説明的文章の教材
 (1)文種と発達段階
 (2)教材の内容
 (3)教材の論理を支える認識方法への着目
 (4)教材の編成
5 説明的文章教材研究法
 (1)教材研究の観点
 (2)教材研究の実際
6 説明的文章教育の方法
 (1)説明的文章の学習指導過程
 (2)説明的文章の指導方法
7 説明的文章教育の研究を深めるために―論文作成の手引き―
 (1)研究の対象と研究の方法
 (2)論文題目例
 (3)基本資料一覧

     五 読書教育の研究

1 概 観
2 読書教育の目標
3 読書教育の内容
 (1)読書能力論
 (2)読書教材論
4 読書教育の方法
 (1)読書教育の方法にはどのようなものがあるか
 (2)読書教育の実際―ブックトークを中心に―
 (3)記録することの価値を教える方法
 (4)読みを交流させる方法―ブッククラブ、リテラチャー・サークル、集団読書―
 (5)情報収集のための読み
5 読書教育の研究を深めるために―論文作成の手引き―
 (1)研究の対象と研究の方法
 (2)論文題目例
 (3)基本資料一覧

     六 音声言語教育の研究

1 音声言語教育の目標
2 音声言語教育の内容・領域
 (1)基盤領域
 (2)第一領域基礎技能の習得―音読活動を通して―
 (3)第二領域独話(スピーチ)
 (4)第三領域対話
 (5)第四領域会話(話し合い)
3 音声言語教育の実際
 (1)聞きあう関係作り
 (2)学級のコミュニケーション文化作り
 (3)取り立て指導
4 音声言語教育のための教材
5 コミュニケーション能力をどう評価するか
6 指導事例集
 (1)独話の指導例独話活動
 (2)対話の指導例
7 音声言語教育の研究を深めるために―論文作成の手引き―
 (1)研究の対象と研究の方法
 (2)基本資料一覧

     七 〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕の指導に関する研究

1 概 観
 (1)〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕の性格
 (2)〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕に関する指導の歴史と現状
 (3)〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕に関する指導の基本的性格
2 〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕指導の目標
3 〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕指導の内容
4 〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕の教材研究法
 (1)教材研究の観点
5 〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕指導の方法―書写指導のばあい―
 (1)書写指導における指導過程
 (2)書写指導の実際
6 〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕指導の研究を深めるために―論文作成の手引き―
 (1)研究の対象と研究の方法
 (2)論文題目例
 (3)基本資料一覧


資 料
中学校学習指導要領・国語(平成20年3月告示)
小学校学習指導要領・国語(平成20年3月告示)
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大いなる遺産 

訳者
田辺洋子[チャールズ・ディケンズ著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
600 
定価
7,150円 (本体6,500円 )
発行日
2011年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-135-7 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/小説・童話
 
内容
孤児ピップは、莫大な遺産の相続人としてふさわしい紳士の教養を身につけるべく、ロンドンへと向った。そこで彼を待ち受けていた奇妙な運命とは……。代表傑作の完全新訳。
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第一章 墓地の囚人
第二章 ジョー・ガージャリーと上さん
第三章 もう一人の囚人
第四章 パンブルチュックとクリスマスの一座
第五章 追跡
第六章 帰途
第七章 ビディー
第八章 ハヴィシャムさんとエステラ
第九章 忘れ難き一日
第十章 「三人の陽気な艀船頭亭」
第十一章 生っ白い若き殿方
第十二章 小康
第十三章 年季契約
第十四章 煩悶
第十五章 老いぼれオーリック
第十六章 病床のジョーの上さん
第十七章 ビディーの変化
第十八章 ジャガーズ弁護士
第十九章 上京
第二十章 ぼくの後見人と事務員
第二十一章 バーナーズ・イン
第二十二章 ハーバートとポケット家
第二十三章 ポケット家のさらなる詳細
第二十四章 対の塑像
第二十五章 ウェミックの「城」
第二十六章 ジャガーズ邸における晩餐会
第二十七章 ジョーの上京
第二十八章 帰省と囚人
第二十九章 エステラの再会
第三十章 ハーバートの恋
第三十一章 ハムレット役のウォプスルさん
第三十二章 ニューゲイト巡り
第三十三章 リッチモンドのエステラ
第三十四章 「鎮守の森の花鶏」
第三十五章 姉の葬儀
第三十六章 ぼくは成年に達す
第三十七章 スキフィンズ嬢
第三十八章 エステラとドラムル
第三十九章 嵐の訪問者
第四十章 プロヴィス
第四十一章 ハーバートとぼくの大きなお荷物
第四十二章 プロヴィスの昔語り
第四十三章 ドラムルとの鍔迫り合い
第四十四章 最後通牒
第四十五章 逼迫
第四十六章 オールド・バーリー
第四十七章 第一の鉢合わせ
第四十八章 第二の鉢合わせ
第四十九章 火の手
第五十章 手当と種明かし
第五十一章 ペテン師御両人
第五十二章 二通の手紙
第五十三章 罠
第五十四章 ガレー船
第五十五章 ハーバートの出立とウェミックの結婚
第五十六章 マグウィッチの最後
第五十七章 ジョーの訪問と看病
第五十八章 ビディーの祝言
第五十九章 廃墟の人影

訳注
付録(一)破棄された結末
付録(二)ペンギン・クラシクス版序説抄訳
訳者あとがき
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私はラテン語 

著者
石川勝二 
シリーズ
椙山女学園大学研究叢書41 
助成
 
判型
A5 
ページ
144 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2011年2月28日 
ISBN
ISBN978-4-86327-136-4 
Cコード
C1087 
ジャンル
言語学〈英語・その他〉
 
内容
CD-ROM付き。大学テキスト。初級学習者向け。語彙・文法の解説を簡明にして親しみやすく分かりやすくしている。
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【品切】
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私はラテン語(まえがきにかえて)
 はじめに
 ラテン語を学ぶ意義
 本書の目的と特色
 付録CDについて
 参考書

初級のラテン語
1 アルファベット
2 名詞の格変化を学ぶ
  はじめに
  第1・第2格変化名詞の格変化
  ギリシア語起源の名詞(1)
3 第3格変化名詞の格変化を学ぶ
  はじめに
  第3格変化名詞(1)
  第3格変化名詞(2)
  ギリシア語起源の名詞(2)
4 第4・第5格変化名詞の格変化を学ぶ
5 形容詞の格変化を学ぶ
  形容詞の格変化
  形容詞の派生語:副詞
6 代名詞とその格変化を学ぶ
7 数詞とその格変化を学ぶ
8 動詞の活用を学ぶ
  はじめに
  現在の活用:直接法の能動相と受動相
  未完了過去の活用:直説法の能動相と受動相
  完了の活用:直説法の能動相と受動相
  不規則動詞sumの直説法・能動相の現在・未完了過去・完了の活用
《演習》ラテン語でローマの歴史を読む
 ラテン語を読むために
  不規則動詞sumの用法
  主語と動詞
  ラテン語の語順
  格の用法
  ラテン語の訳の際に注意すべきこと
  《演習と応用問題》
   《演習》1トロヤ戦争
   《応用問題》2トロヤの占領/3アエネアスのトロヤ脱出/4ロームるすとレムス/5ロームルスとレムス(続き)/6最後の王の追放

中級のラテン語
9 再び動詞の活用を学ぶ
10 命令法と不定法を学ぶ
11 分詞・動名詞・動形容詞を学ぶ
12 特殊な活用をする動詞を学ぶ
  不規則動詞
  デポネンティア動詞
  準デポネンティア動詞
  不完全動詞
  非人称動詞
13 名詞の文章法を学ぶ
  格の用法
14 動詞の文章法
15 不変化詞の文章法
16 ラテン語の造語法を学ぶ
  語幹/接頭辞/接尾辞
17 ラテン語起源の英語を学ぶ
  はじめに
  英羅逆引き辞書

付録(1)
 ローマ人の名前
 男の個人名
 家族の名称
 親族の名称
 年齢による人の呼び方
 暦と月の名称
 建築関係の用語
付録(2)
 格変化練習表
 動詞活用練習表
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芥川龍之介編『近代日本文芸読本』と「国語」教科書 教養実践の軌跡 

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

著者
武藤清吾 
シリーズ
 
助成
2010年度学術振興会助成/第35回日本児童文学学会特別賞受賞 
判型
A5 
ページ
810 
定価
10,450円 (本体9,500円 )
発行日
2011年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-137-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
芥川の個性的な編集になる『読本』に採録の作品の題材と文体を分析、彼が中学生に何を体験させ感じ・考えさせようとしたかを明らかにし、「文芸的教育論」の目論見を解明する。書評
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【品切】
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序文 神戸大学名誉教授 元・早稲田大学教授 浜本純逸
序  早稲田大学教授 千葉俊二


序 章 研究の目的と方法
 第一節 研究の目的と課題
 第二節 研究の方法
 第三節 構成の概要と研究の意義

第一章 芥川龍之介編『近代日本文芸読本』と文芸実践
 第一節 『近代日本文芸読本』というカノン
 第二節 第一集の特徴
 第三節 第二集の特徴
 第四節 第三集の特徴
 第五節 第四集の特徴
 第六節 第五集の特徴
 第七節 『近代日本文芸読本』の教養実践

第二章 文芸読本と文芸実践
 第一節 文芸実践家 菊池寛と芥川龍之介
 第二節 菊池寛編『新文芸読本』の文芸実践
 第三節 『赤い鳥』実践の教養観

第三章 垣内松三の「国語」読本
 第一節 垣内松三「創造的読方」論と「国語」読本
 第二節 垣内松三編『国文選』の特色

第四章 岩波編輯部編『国語』の教養実践
 第一節 西尾実の教養論と教材論
 第二節 岩波編輯部編『国語』の特色
 第三節 松尾芭蕉の教養実践に学ぶ認識的実践論の意義と課題
 第四節 教養実践としての紀行と叙景

結 章 研究の総括と展望
 第一節 研究の総括
 第二節 研究の展望

あとがき
初出一覧
対象文献一覧
参考文献一覧
資料編
 1 芥川龍之介編『近代日本文芸読本』総目次、収録作家と
   作品名、収録作品の主題、縁起・序・凡例、初出と梗概
 2 菊池寛編『新文芸読本』総目次、収録作家と作品名、
   文種別収録数、菊池寛編『現代文章軌範』総目次、序文、収録作家と作品名
 3 垣内松三編『国文学大系 現代文学』(改訂七版・初版)総目次、「例言」及び
  「目次」(改訂七版・初版)、作家と作品一覧(改訂七版・初版)
 4 垣内松三編『国文選』総目次、作家と作品一覧(現代文・古典)
 5 岩波編輯部編『国語』総目次
 6 一九世紀・二〇世紀前半の「国語」読本、副読本一覧
 7 二〇世紀前半の「国語」科に関する諸法令(抄)
 8 年表

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観て歩き 石州の文化財 

著者
小寺雅夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2011年2月3日 
ISBN
ISBN978-4-86327-132-6 
Cコード
C0021 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
絵画、彫刻、工芸品、書籍、考古資料、史跡、天然記念物等数々の文化財を大田、大森銀山、江津、浜田、益田、津和野の地域ごとに区分して紹介する初の総合案内書。書評観て歩き石州の文化財
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  序 文

カラーでみる石見国(絵図)
 日本国地理測量之図
 石見国天保国絵図懸紙改切絵図
 『諸国居城之図集』中「石州浜田城図」
 『諸国居城之図集』中「石州津和野城図」
 津和野城下絵図
 雪舟筆「紙本著色益田兼堯像一幅」
 石見銀山清水谷精錬所跡
 龍源寺間歩
 横相と呼ばれる開削方法の跡
 間歩(坑道)内作業図
 灰吹き法による精錬図
 石見銀山御料大森町年寄遺宅熊谷家一所
 石造五百羅漢坐像群 付石窟3所ほか
 沖泊の鼻ぐり岩
 三瓶小豆原埋没林公園の巨大地底林
 合体木根株
 埋没樹の根株(樹種はスギ)
 黄長石霞石玄武岩 一所
 松代鉱山の霰石(球果状)
 霰石(繊維状)
 浄土宗岩谷山心覚院 木造阿弥陀如来立像
 美濃地屋敷(旧割元庄屋)
 紙本墨書新勅撰和歌集
 太刀銘直綱付糸巻太刀拵
 石州半紙

大田市編
 1 長福寺 木造著色地蔵菩薩立像
 2 波根西の珪化木
 3 掛戸松島
 4 心光院 銅鐘
 5 ハマナス自生地
 6 静之窟
 7 喜多八幡宮
 8 鶴岡南八幡宮
 9 大願寺
 10 物部神社
 11 鬼村の鬼岩
 12 姫逃池 カキツバタ群落
 13 崇福寺 雲板
 14 三瓶山 自然林
 15 円城寺
 16 定めの松
 17 本宮神社 大杉
 18 ハマビワ群落
 19 沖蛇島
 20 沖泊恵比須神社
 21 龍沢寺 釈迦牟尼如来坐像
 22 大元神社 カツラ
 23 願林寺の鐘楼門
 24 高野寺のアカガシ林
 25 井戸家のキャラボク
 26 願楽寺の紫白庭

大森銀山編
 1 勝源寺
 2 竹村丹後守墓所
 3 東照宮
 4 城上神社拝殿
 5 井戸神社
 6 岡家
 7 青山家
 8 旧河島家
 9 柳原家
 10 三宅家
 11 阿部家
 12 宗岡家
 13 金森家
 14 西本寺
 15 豊栄神社
 16 清水寺
 17 高橋家

江津市編
 1 岩瀧寺の滝
 2 石見人名録
 3 石見人名録 版木
 4 俳書「雲雀塚集」
 5 清泰寺 木造阿弥陀如来立像
 6 蓑亀
 7 多鳩神社
 8 福泉寺聖観音坐像
 9 甘南備寺

浜田市編
 1 石州浜田城下図
 2 紙本著色石見国絵図
 3 錆朱塗横矧菱綴二枚胴具足廻鉢兜
 4 刀剣
 5 伊甘神社
 6 多陀寺
 7 浜田 厳島神社
 8 紙本著色仏涅槃図 一面
 9 宝福寺
 10 洞泉寺
 11 天上岡八幡宮
 12 絹本著色仏涅槃図
 13 大麻山神社
 14 三隅大平桜
 15 正法寺
 16 龍雲寺
 17 長安本郷の八幡宮
 18 常磐山八幡宮

益田市編
 1 木造薬師如来坐像
 2 天然記念物
 3 高津町 柿本神社
 4 大喜庵
 5 泉光寺
 6 萬福寺
 7 妙義寺
 8 暁音寺
 9 染羽天石勝神社
 10 医光寺
 11 河内神社 椋の木
 12 金谷城山桜
 13 笹倉八幡宮の美術工芸
 14 笹利山根家長屋門
 15 双川峡・養戸の滝
 16 宇津川新宮神社
 17 和田寺
 18 匹見神楽
 19 総社匹見八幡宮
 20 戸田町 柿本神社

津和野町編
 1 津和野城図
 2 紙本著色正保二年石見国絵図
 3 大元神社のクスノキ
 4 三渡八幡宮
 5 弥栄神社
 6 森鴎外旧居
 7 鷲原八幡宮
 8 旧堀氏庭園
 9 岡熊臣旧宅

  参考文献
  あとがき
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国語教育学史研究 

著者
野地潤家 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
630 
定価
10,450円 (本体9,500円 )
発行日
2011年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-127-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
戦前戦後における国語教育学の史的展開、国語教育学会の役割と業績、「国語の力」の成立過程と展開。昭和31年(1956)5月から昭和41年(1966)までの考察をまとめる。
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まえがき

第一章 国語教育学の史的展開―戦前―
 第一節 国語教育学の成立と展開
 第二節 国語教育学の内容と方法

第二章 国語教育学の史的展開―前後―

第三章 「国語教育学会」の役割・業績

第四章 「国語の力」の成立過程
 第一節 「国語の力」の研究課題
 第二節 「国語の力」の成立過程

第五章 国語教育学の展開事例
 第一節 「マリーのきてん」について
 第二節 「サクラ読本」研究について
 第三節 「実践の技術学」について
 
 国語教育学年表

あとがき
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近代国語教育史研究 

著者
野地潤家 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
574 
定価
10,450円 (本体9,500円 )
発行日
2011年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-126-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
垣内松三の国語教育学史研究と芦田恵之助の国語教育実践史研究の考察。国語教育実践の過程、様式、基本問題。事例研究。
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まえがき

序 説 研究の目的・方法と論述の計画

第一章 国語教育実践の深化過程

第二章 国語教育実践の様式確立
 第一節 読方「教式」の成立・展開
 第二節 読方「教式」の成立・深化

第三章 国語教育実践の基本問題
 第一節 芦田「教式」における話法の問題
 第二節 芦田「教式」における静坐の問題
 第三節 芦田国語教育の一源流――「試験やすみ」について――

第四章 国語教育実践の事例研究――「冬景色」を中心に――
 芦田恵之助研究文献目録

第五章 国語教育実践の展開事例

あとがき
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ラピタ人の考古学 

著者
石村 智 
シリーズ
 
助成
2010年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
272 
定価
4,290円 (本体3,900円 )
発行日
2011年1月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-119-7 
Cコード
C3020 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア
 
内容
オセアニア人の祖先と考えられているラピタ人の起源説、ラピタ土器、言語、食文化、生活史等を現地調査を基に分析、オセアニアの海洋世界に初めて拡散し適応したラピタ人の生態を明らかにする。書評
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 はじめに

第一章 ラピタ人とは何か
 オセアニアの住人の起源をめぐって
 ヘイエルダールとコンティキ号
 ラピタ人の発見
 ラピタ研究の進展と「台湾起源説」
 「メラネシア自生説」とラピタ・ホームランド・プロジェクト
 ラピタ研究の近年の動向

第二章 ラピタ人の起源とオーストロネシアンの拡散
 言語学的見地
  オーストロネシアン台湾起源説
  語彙復元による起源地推定
 考古学的見地
  台湾
  フィリピン
  マリアナ諸島
  マレーシア
  インドネシアおよび東ティモール
  ニューギニア島
  ラピタ土器の起源
 自然人類学的見地
  ラピタ人骨の分析
  原生民族の形質人類学的比較
  遺伝学
 総合的シナリオ

第三章 ラピタ人の文化と社会
 ラピタ人の生きた環境
 ラピタ人の物質文化
  土器
  土製品
  石斧
  剥片石器
  貝斧
  貝製装飾品
  釣針
  その他の貝製品
  骨製品
 ラピタ人のセトルメント
 ラピタ人の墓制
 ラピタ人の生業
 ラピタ人の言語
 ラピタ人の社会組織

第四章 ラピタ文化の編年
 文様の編年的検討:型式学的分析
  これまでの文様研究
  これまでの方法論の問題点
  型式学的方法の有効性
  人面文の分析
  剣菱文の分析
  扇状文の分析
  型式の並行関係と時期区分
 器形の編年的分析
  器台・高坏の編年的検討
 装飾技法の編年的分析
  沈線文土器の編年的検討
  叩目文土器の編年的検討
 土器の変化とラピタ文化の解体


第五章 フィジー・モツリキ島の考古学的研究
 モツリキ島・ナイタンバレ遺跡における調査の背景
 古地形復元とセトルメント・パターン
 ナイタンバレ遺跡出土土器の分析
 ナイタンバレ遺跡の年代
 胎土分析による産地分析
 動物遺存体の分析
  脊椎動物遺存体の分析
  貝類遺存体の分析
 ラピタ人骨「マナ」の分析
  形質人類学的分析
  安定同位体分析による食性分析
 まとめ

第六章 フィジー・ボウレワ遺跡の考古学的研究
 ボウレワ遺跡における調査の背景
 ボウレワ遺跡出土土器の分析
 ボウレワ遺跡の年代
 古地形復元とセトルメント・パターン
 ボウレワ遺跡の意義とラピタ人の拡散スピード

第七章 適応としてのラピタ人の拡散戦略
 ラピタ人の拡散パターン
 r戦略とK戦略
 島嶼環境への適応
  魚類
  貝類
  陸棲動物資源
  植物資源
 ホームランド効果と威信財システム
 まとめ―「海の社会」からの視点

 あとがき

 初出論文一覧
 引用文献

 遺跡名索引
 人名索引
 地名索引
 事項索引
 Summary
 Table of Contents
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小学校の教師 ――子どもを育てるしごと――

著者
石川律子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
260 
定価
1,760円 (本体1,600円 )
発行日
2011年1月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-130-2 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈幼児・児童教育〉 教育〈教育エッセイ・記録〉
 
内容
退職後、失敗もあった数多くの経験を通して綴る小学校教師のプロとしての仕事。子どもをしっかりみることからはじまる教師という専門職の意味を考える。
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 刊行に寄せて――プロの教師の本当の姿とは―― ……木村博一

 はじめに

     1 子どもをみる視点

1 教師がみる子ども
  新米先生/すんなりいかない/ベテランになっても――
2 教師の多様な視点
  遠足のおやつ/お弁当忘れ/担任には言わない
3 子どもがみる子ども
  隣の席の子/席替え/友だち
4 子どもがみる教師
  先生、おしゃれして/きらいになったん?/授業はまあまあです/先生がきた日
5 教師がみる教師
  生活のために/春日の局/いろいろな教師

     2 個と集団と教師の育ち合い

1 学級の多様な子どもたち
  Kくんのこと/多様な個性の集まり
2 子どもに寄りそう
  人間としてつながる/下着がなくなった/子どもの可能性を引き出す/子どものみえ方
3 学級の風土づくり
  ゆくえ不明になった本/新しい学級で/要領がよい子・悪い子
4 組織の協働的活動
  組織の構成/組織の機能/教材研究
5 保護者とかかわる
  保護者とのかかわり/参観日/受験生/学校評価
6 評価という仕事
  評価の不完全性/子どもの意欲/オール1先生/評定「1」の悲哀

     3 他者関係を育てる

1 他者を知る
  自分探し/やさしさの両義性/障害のある人とのかかわり/自分自身を知る
2 他者との距離の取り方
  Nさんのこと/他者との距離/自立と依存
3 他者への共感
  プール指導/納豆焼き/さびしいでしょ/Kさんのこと/キャンプファイア
4 人間関係と自己の行動
  心理的対等性と相互作用/「行動の記録」について
5 他者排除を超えて
  Fくんの自覚/Aさんの自尊感情/交流学級のYくん/Mくんと指導技術

     4 次世代を育てる

1 世代を引き継ぐということ
  命の教育/世代の継承/個人と社会/学校教育における世代の継承
2 人とのかかわりのなかで
  意味ある他者/理不尽を引き受ける
3 私を育ててくれた恩師
  教師になる/外国をみる/管理職になる理由
4 学校と家庭・地域社会との連携
  子どもの発達と多様な経験/子どものための連携/学びとなる交流
5 育っていく教え子たち
  教え子たち/教師を超える/次世代が育つ

 あとがき
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国語科教育総論 

著者
浜本純逸 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
260 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2016年4月1日3刷 
ISBN
ISBN978-4-86327-129-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
「国語科教育論 改訂版」を大幅改訂。3つの章を割愛、4つの章を追加――第二章 問題と方法の歴史/第八章 世界認識の履歴を学ぶ古典学習/第十一章 学びを励ます評価/第十二章 国語科教育研究の意義。書評
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まえがき

第一章 国語科教育の目標
 一 学習の道具としての母語
 二 国民の紐帯としての母国語
 三 読み書き能力と智徳の啓発
 四 言語活動の経験
 五 言語の教育

第二章 問題と方法の歴史
 一 国語科教育の国語とは何か
 二 教授法と学習者の認識力
 三 随意選題論争
 四 言語活動主義の提唱
 五 標準語国語と方言(生活語)教育
 六 総合的学習(単元学習)か、分節学習(領域ごとの系統学習)か
 七 大村はまにおける単元学習の成立
 八 「言語教育か文学教育か」論争
 九 問題意識喚起の文学教育
 十 言語文化とは何か、なぜ学ぶか
 十一 PISA型読解リテラシーを超える

第三章 国語科教育の学習材
 一 学習材の機能
 二 学習材の条件
 三 学習材体系
 四 学習材研究

第四章 国語科で育てる学力
 一 言語化能力の教育
 二 学力問題としての「つまずき」
 三 学力の構造
 四 自己学習力とその育成

第五章 話し言葉の学習指導
 一 「話すこと・聞くこと」学習指導の意義
 二 話し言葉の特質
 三 話し言葉学習指導の内容
 四 話し言葉学習指導の方法

第六章 読書リテラシーを育てる
 はじめに
 一 子ども時代の読書体験
 二 読むことの種類
 三 文学作品の学習指導
 四 説明的文章の学習指導
 五 読書リテラシーの指導
 六 映像(テキスト)を読む指導
 七 読書生活の指導

第七章 作文の学習指導
 一 書き表すことと思考力
 二 文書表現の種類
 三 表現力の発達
 四 作文指導の方法
 おわりに

第八章 世界認識の履歴を学ぶ古典学習
 一 国際化という言語環境の変化
 二 「世界の古典」という学習材化
 三 世界認識の履歴を学ぶ古典学習

第九章 教育基本語彙の選定
 一 教育基本語彙選定の四方向
 二 論理語彙の選定
 三 感情語彙の選定
 四 教育基本語彙表
 おわりに――今後の課題

第十章 新単元学習
 一 学校再生への願い
 二 新単元学習とは
 三 経験学習批判の学力観
 四 自己学習力を育てる場としての新単元学習
 五 年間指導計画と評価
 おわりに

第十一章 学びを励ます評価
 一 相対評価から絶対評価への歩み
 二 一人ひとりの学びを励まし交流する実践
 三 本当の評価を求める協同検討

第十二章 国語科教育研究の意義
 一 国語科教育研究の意義
 二 国語科授業の反省的研究
 三 修士論文と博士論文
 四 国語科教育遺産の蓄積と継承
 五 国語科教育政策への提言

 付録
  一 国語科教育の課題と新しい一つの方向
  二 説明的文章の構造と文学作品の構造
  所収論考の初出詩一覧

あとがき
索  引
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浜田城炎ゆ ―長州戦争と松平武聰― 

著者
小寺雅夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
220 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2010年12月25日3刷改訂 
ISBN
ISBN978-4-86327-027-5 
Cコード
C0021 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
水戸烈公・徳川斉昭の十男であり、15代将軍徳川慶喜の弟でありながら、対長州戦争に敗れ自焼退城した悲運の将松平武聰。浜田藩最後の城主である彼の治世の実態と人間像に迫る。
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はじめに


一、松平武聰と浜田藩
  松平武聰公の生い立ち
  右近将監家
  当時の国情

二、浜田城と城下町
  浜田城下町
  浜田城  構造/歴史/家臣
  当時の武士の生活

三、藩の財政と文化
  藩の財政
  倹約令
  殖産興業  鉄/銅/長浜人形/石州陶窯
  その他の諸施策
  倹約下の参勤交代  格式と装備/参勤交代の道程
  三人の補佐役  河鰭監物/野島左仲太/河上甚九郎
  文化  諸芸/藩校
  武聰公の国家観

四、長州戦争
  長州藩との交流
  長州藩の軍備
  長州戦争  奇兵隊/石州口の戦い/不幸重なる武聰公
  寿子の悲壮な決意と益田口の戦い  益田口の戦い
  浜田城退城前の各人の駆引き  大村益次郎
  自焼退城  尾関長門/生田 精/寿子の手紙

五、退 路
  松江から鳥取そして作州へ
  鶴田藩の設立

六、鶴田藩時代
  道学館
  鶴田騒動
  鳥羽伏見の戦い
  勇猛果敢だった伊藤梓
  上野戦争
  維新前夜の活動

七、版籍奉還
  藩主と藩邸
  藩士とその家族
  江戸移住
  継承者

参考文献
あとがき
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紀元前4世紀ギリシア世界における傭兵の研究 

著者
小河 浩 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
354 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
2010年12月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-107-4 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
紀元前4世紀ギリシア史における傭兵の諸問題と歴史的位置づけ、そしてそれらが古典期からヘレニズム記への移行において果たした独自の役割を考察する。書評
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A Study on the Mercenaries of the Greek World in the Fourth Century BC

序 章 問題の所在および研究方法

第1章 活動期間から見たアルカディア人傭兵
 はじめに
 第1節 最古のアルカディア人傭兵の事例?
 第2節 前5世紀前半のシケリアの僭主とアルカディア人傭兵
 第3節 アルカディア人の傭兵活動を慣習的に捉える史料
 第4節 アルカディア人傭兵の活動状況
 小 結

第2章 東方世界におけるギリシア人重装歩兵傭兵
 はじめに
 第1節 ペロポネソス戦争期およびキュロスの反乱における重装歩兵傭兵
 第2節 前4世紀前半の重装歩兵傭兵
 第3節 前4世紀後半の重装歩兵傭兵
 小 結

第3章 馬上のギリシア人傭兵
 はじめに
 第1節 騎馬傭兵の数的増加
 第2節 騎馬傭兵の実態
 第3節 放浪者と騎馬傭兵
 小 結

第4章 イソクラテスと前4世紀のギリシア人傭兵活動の展開
 はじめに
 第1節 『パネギュリコス』における傭兵
 第2節 『平和について』における傭兵
 第3節 ピリッポスへの公開書簡における傭兵
 小 結

第5章 アケメネス朝ペルシアと前4世紀東地中海世界におけるギリシア人傭兵の活動
 はじめに
 第1節 ペルシアにおける常駐傭兵隊
 第2節 ペルシアと反乱諸勢力およびギリシア人傭兵
 第3節 ギリシア本土における傭兵の雇用とペルシアの資金
 第4節 シケリアにおけるギリシア人傭兵
 小 結

第6章 ピリッポス2世の王国体制整備と傭兵
 はじめに
 第1節 ピリッポス以前のマケドニア
 第2節 ピリッポスの軍制改革と傭兵
 第3節 王国体制整備と贈与による人的結合
 小 結

第7章 傭兵活動における人的結合関係――指揮官と兵士との関係を中心に――
 はじめに
 第1節 軍事指揮官と兵士との私的結合
 第2節 軍事指揮官と金品の分配
 第3節 結合の永続性
 小 結

第8章 傭兵徴募に関わる人的結合とポリス
 はじめに
 第1節 徴募者の有効
 第2節 徴募者の実態と人的結合
 第3節 徴募者の得た利益
 第4節 傭兵徴募とポリス
 小 結

終 章 結 論

参考文献
文献略語表
後書き
索 引
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教育文法的観点による日本人英語学習者への冠詞指導 

著者
高橋俊章 
シリーズ
 
助成
2010年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
190 
定価
4,840円 (本体4,400円 )
発行日
2010年12月24日 
ISBN
ISBN978-4-86327-125-8 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
定冠詞・不定冠詞・ゼロ冠詞を対象に、教育文法的観点から単純な規則で効率的な指導を調査・研究。実際に行なった冠詞指導、可算・不可算の指導のPowerPointCD-ROM附属。
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第1章 目的と構成

 第1節 研究の背景と問題の所在
 第2節 本研究の目的と意義
 第3節 本研究で扱う範囲
 第4節 本論文の構成

第2章 教育文法的観点から冠詞の指導を行う際の一般的な原則について

 第1節 チャンクや慣用的な表現と冠詞使用の関係について
 第2節 冠詞教授の枠組み
 第3節 総称的用法の扱いについて
 第4節 定・不定の区別の教授について
 第5節 状況的唯一性と定冠詞選択の正確性との関係
 第6節 可算・不可算の区別の教授について
 第7節 冠詞の選択と意味の変化との関係に注意を向ける必要性

第3章 先行研究における問題点

 第1節 冠詞指導に関する先行研究の概要
 第2節 必ずしも冠詞の教授効果を明確に示していない
 第3節 教授順序に関する比較調査が行われていない
 第4節 教授する規則が単純ではなく、教授に要する時間が長い
 第5節 指導方法の問題点
 第6節 事前・事後テストで冠詞全般の使用について測定していない
 第7節 ピグマリオン効果の問題
 第8節 練習効果など調査実施上の問題
 第9節 冠詞の教授に用いた規則の言語記述上の正確さに問題がある
 第10節 まとめ

第4章 教育文法的観点から冠詞指導を行う効果

 第1節 調査の概要
 第2節 事前・事後テスト作成のための基礎調査について
 第3節 本調査について
 第4節 結果
 第5節 考 察

第5章 本研究で得られた示唆と今後の課題

 第1節 まとめ
 第2節 教育的示唆
 第3節 研究の独自性
 第4節 今後の課題


参考文献
資  料
 Appendix 1:調査①に使用したテスト (A)(93問)
 Appendix 2:調査①のテスト (A)(93問)の解答
 Appendix 3:調査①に使用したテスト (B)(97問)
 Appendix 4:調査①のテスト (B)(97問)の解答
 Appendix 5:事前テスト
 Appendix 6:事後テスト1
 Appendix 7:事後テスト2
 Appendix 8:定・不定の区別の練習用ワークシート(調査③と⑤で使用)
 Appendix 9:定・不定の区別の練習用ワークシート(新方式用)(調査③と⑤で使用)
 Appendix 10:定・不定の区別の練習用ワークシート(旧方式用)(調査③と⑤で使用)
 Appendix 11:項目別 事前・事後テスト正解率および標準偏差


あとがき
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古典学習個体史 ――わたくしが学んだ古典――

著者
伊東武雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
376 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
2010年11月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-124-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈古文・古典教育〉
 
内容
高校国語教師の小・中・高校・大学、研究会で学んだ古典の授業と学習の記録。小・中・高校で学んだ古典/2つの古典学習個体史 万葉集と徒然草/大学で学んだ古典/卒業論文/王朝文学の会
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まえがき………野地潤家

第一章 小・中・高校で学んだ古典

1 小学校・国民学校で学んだ古典――文部省サクラ読本、アサヒ読本の古典
2 中学校(旧制)で学んだ古典――文部省「中等國語」の古典
3 高校で学んだ古典――文部省「高等國語」の古典
  参考文献
   ■小学校国語国定教科書

第二章 二つの古典学習個体史 万葉集と徒然草

1 万葉集
 一 国民学校で学んだ万葉集――「御民われ」・「万葉集」
 二 中学校で学んだ万葉集――“富士の高嶺”・“水江浦島子”
 三 高校で学んだ万葉集――「万葉集抄」四七首
   ■レポート万葉集にあらわれた無常観
   ■澤潟久孝萬葉集講話
 四 大学で学んだ万葉集
 (一)岩佐正先生の万葉集講読
   ■レポート万葉集にあらわれた星――七夕歌を中心に――
 (二)岡本明先生の万葉集講義 巻二
   ■大学時代の万葉集の受容
   ■万葉旅行

2 徒然草
 一 国民学校で学んだ徒然草――障子張り(184段を原據)
 二 中学校で学んだ徒然草高名の木のぼり(109段)・或人弓射る事を(92段)
 三 高校で学んだ徒然草――錦織節先生の高一国語乙徒然草
 四 大学で学んだ徒然草――土井忠生先生の古典文法徒然草
   ■今後のとりくみ

第三章 大学で学んだ古典

1 広島大学教養部で学んだ古典
 一 教養部国語国文の先生たち
 二 岩佐正先生の万葉集
 三 中川徳之助先生のお伽草子
 四 手塚良道先生の論語

2 広島大学文学部で学んだ古典
 一 文学部での履修
 二 金子金治郎先生の堤中納言物語・花伝書
 三 岩佐正先生の新古今和歌集
   ■レポート新古今集女流歌人の世界
 四 真下三郎先生の近世の文学――永代藏・油地獄・江戸文学史
 五 岡本明先生の芭蕉七部集演習――ひさご・猿蓑
 六 清水文雄先生の王朝女流文学史
 七 土井忠生先生の源氏物語演習――桐壺冒頭の読み

第四章 卒業論文蜻蛉日記の基礎研究――心情語を中心に――

 一 とりくみの経緯と内容
   ■卒論発表会資料
 二 参考文献蜻蛉日記関係・日記文学関係
 三 内容紹介「蜻蛉日記の基礎研究――心情の文学として――」
 四 蜻蛉日記研究今後の課題
   ■堀辰雄『かげろうの日記』
   ■卒論日誌抄
   ■蜻蛉日記の心情語
   ■蜻蛉日記論考抄

第五章 王朝文学の会で学んだ古典

 一 和泉式部日記
 二 伊勢物語
 三 源氏物語

おわりに
あとがき
人名索引
事項索引
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芸道におけるフロー体験 

著者
迫 俊道 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
192 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2010年11月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-123-4 
Cコード
C3011 
ジャンル
哲学・宗教 教育〈保健・体育〉
 
内容
チクセントミハイのフロー理論に関して、芸道における身体教育の段階性、芸道のフロー体験の特質を考察することによって、「フロー体験の深化」のプロセスにある「待つ」という行為を見い出し、新たな「フロー階梯モデル」を構築する。、心が融通無碍に動く精神的境地である、芸道(能、剣術、弓道、神楽)におけるフロー体験、その滞ることのない瑞々しい流れの具体層を紹介する。書評
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第1章 フロー理論における「フロー体験の深化」 
 第1節 チクセントミハイのフロー研究
   フローという用語について
   楽しさと快楽
   フロー体験を構成する7要素
   フローモデル
 第2節 フロー体験のプロセスにおける行為者の知覚
   苦行におけるフロー
   待つ行為における知覚
 第3節 「フロー体験の深化」のプロセス
   これまでのフロー研究
   「フロー体験の深化」と不安・退屈
   フロー理論における「複雑さ」
   芸道に関する文献および芸道の位置づけ

第2章 芸道における身体教育の「段階性」
 第1節 段階性と非段階性
   生田の考える「段階性」について
 第2節 芸道において潜在化した段階性
   世阿弥の稽古論
   ヘリゲルの弓道の体験
   西郷の神楽のフィールド・ワーク
   模倣の中に潜在化した段階性
 第3節 指導者による新たな段階への橋渡し
   芸道における身体教育の段階性の意義

第3章 芸道におけるフロー体験のパラドクス
 第1節 剣術、弓道、能におけるフロー体験
   剣術におけるフロー体験
   心の置き所
   弓道におけるフロー体験
   ヘリゲルの修行過程
   矢を放つ段階
   正しい精神の現在
   能におけるフロー体験
   目前心後・離見の見
 第2節 「環境に対する支配能力」と「支配感覚の消失」のパラドクス
 第3節 個人の意識における「差異化」と「統合化」の結合
   芸道のフロー体験のプロセスにおける「待つ」行為

第4章 芸道における社会的行為とフロー体験
 第1節 相互作用とフロー体験
   能における課題
 第2節 芸北神楽の概要
   全国の神楽と広島の神楽
   芸北神楽
   面接調査対象の神楽団
 第3節 芸北神楽におけるフロー体験
   舞手・楽人のフロー
   舞手と楽人との相互関係とフロー
   舞手と楽人のフロー感覚
   観客とフロー
   観客のフロー体験
   「待つ」という「社会的行為」

第5章 フロー階梯モデルと芸道におけるフロー体験の特質 
 第1節 芸道における「そっ啄同時」
   弟子と師範の関係
   神楽の稽古の過程
   指導者と団員の関係
   世阿弥の指導観における「社会的行為」
   そっ啄同時
 第2節 「待降的構造」とフロー階梯モデル
   「不要の要」
   「フロー体験の深化」と「待つ」行為
   芸道における「待降的構造」
   フロー階梯モデル
   芸道とフロー階梯モデル
 第3節 芸道におけるフロー体験の特質
   「瑞流」というフロー体験

引用・参考文献
あとがき
索 引
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子どもの規範意識の育成と道徳教育 ―「社会的慣習」概念の発達に焦点づけて―

著者
森川敦子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
178 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2010年10月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-122-7 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈道徳教育〉
 
内容
非行や犯罪の抑止、社会意識の向上には道徳教育の充実が有効との視点から、規範意識育成に特化した道徳教育プログラムを提案する。
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第1章 研究の背景および目的
  第1節 研究の背景
  第2節 領域特殊理論における「社会的慣習」と「道徳」の定義
  第3節 領域特殊理論に基づく先行研究の検討と本研究の目的
   1  「社会的習慣」と「道徳」との概念区別に関する基準判断の研究
   2 基準判断の正当性判断と「社会的慣習」概念の発達に関する研究
   3 基準判断における文化普遍性の検討
   4 本研究の目的

第2章 「社会的慣習」概念の発達過程に関する実証的研究
 第1節 「社会的慣習」概念と「道徳」概念とを区別する基準判断の検討(研究1)
   1 目的
   2 方法
   3 手続き
   4 結果
   5 考察
  第2節 「状況依存性」の正当性判断の発達的検討(研究2)
   1 目的
   2 方法
   3 手続き
   4 結果
   5 考察
  第3節 「状況依存性」の正当性判断の根拠の検討(研究3)
   1 目的
   2 方法
   3 手続き
   4 結果
   5 考察

第3章 「社会的慣習」概念の発達モデル(研究4)
   1 目的
   2 方法
   3 手続き
   4 結果と考察
   5 日本の子どもの「社会的慣習」概念の発達段階における各段階の特徴
   6 日本の子どもの「社会的慣習」概念の発達モデル(森川モデル)とTurielモデルとの比較
   7 全体的考察

第4章 総括
  第1節  総合考察
  第2節  規範意識を育成する道徳教育への示唆と規範意識の育成に特化した道徳教育プログラムモデル
   1 「社会的慣習」と「道徳」との相違を明確に区別して構成される道徳教育
   2 「社会的慣習」概念の発達に基づく規範意識の育成に特化した道徳教育
   3 「社会的慣習」概念の発達に基づく規範意識の育成に特化した道徳教育プログラムモデル
第3節 今後の課題

 引用文献

資料編
 資料1-1 「社会的慣習」概念と「道徳」概念との区別及び
        「状況依存性」に関する質問紙(研究1、研究2、研究3)
 資料1-2 「社会的慣習」概念の発達モデル調査における質問内容(研究4)
 資料2 規範意識を育成するための道徳授業の実際

 謝辞
 索引
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難しい親への対応 ――保護者とのより良い関係の築き方――

監修
栗原慎二・バーンズ亀山静子訳[スザンヌ・カペック・ティングリー著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
192 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2010年10月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-120-3 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈学校教育〉 一般書/実用・趣味
 
内容
アメリカで保護者対応に悩む教師たちに好評を博したベストセラーの翻訳版。教師が「難しい親」と付き合うための実用的なアドバイスを満載。書評
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日本語版の刊行によせて(監修著者)
日本語版の出版にあたって(著者)

親とうまくやっていくための初級講座
 ◆それは「難しい親」とうまく付き合う準備ができていないからです。
 ◆教師には保護者マネージメントスキルを学ぶことが必要とされています。
 ◆どんな教師も効果的に親に対応する方法を学べる。
親に関する簡潔で主観的な歴史
 ☆昔
 ◆このような10年も終わりを告げました。
 ☆現代
 ◆期待度を低くすれば、自尊感情が高まるわけではありません。
 ◆親たちも自尊感情を大切にしようという動きに賛同するようになりました。
 ◆ふりこが振り戻ったのです。
 ◆教育には、変化しやすいものと変化しないものがあります。
どんぐりは木からそれほど遠くには落ちない

問題のある親
 ピノッキオの母親
 マントを着た正義の味方
 「うちの子をいじめないで」型の母親
 脅迫する親
 ステルス戦闘機型の親
 失礼な自由主義者
 サボりOKの父親
 ヘリコプター・ママ
 対戦型の親

みんなに公正なのはだれだ?
効果的な保護者面談の秘訣
何も効果がない時には
おさらいテスト

 付章 保護者との協働関係を築くために(栗原慎二)
  はじめに
  1 今日の教師と保護者の関係
   1)増え続ける教師の精神疾患
   2)データにみる「無理難題」を言う親
   3)「無理難題」の二つの側面
  2 問題の構造
   1)社会の背景
   2)クレームをいう保護者の特徴
  3 対応の原則としての信頼関係
  4 チームとして係わる
  5 信頼関係では対応できないケース
  6 保護者の本音を探る
  7 終わりに
   1)クレームは期待の裏返し?
   2)できることとできないこと
   3)教育は学校と家庭と地域が協力して創造するもの
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問題解決の基礎的能力を育成する新時代の総合的な学習 ―学校・企業・大学のコラボレーション―

編著
朝倉淳・池本よ志子・広島大学附属東雲中学校 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
132 
定価
1,540円 (本体1,400円 )
発行日
2010年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-121-0 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
インタビュー、アンケート、プレゼンテーションなどの能力に焦点をあて、能力向上への取り組み、自ら成果を実感できるような学習を目指し、学校・企業・大学のコラボレーションで生まれた教育実践の実際とその構築のためのノウハウを提案。
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はしがき

「新時代の総合的な学習」本書の構成と活用法
 1 本書の構成と特長
 2 本書の活用法

第1章 鼎 談――どんな人材が求められるのか? どのように育てるのか?――
 1 社会は何を必要としているのでしょうか
 3 どのようにすれば自己成長が実感できる総合的な学習になるでしょうか
 4 企業とのコラボレーションをどのようにつくればよいでしょうか
 5 キャリア教育とはどのような関係があるのでしょうか

第2章 東雲中学校の「総合的な学習の時間」

第1節 東雲中学校の「総合的な学習の時間」のカリキュラム
 1 各学校におけるカリキュラム編成
 2 カリキュラムの全体構造
 3 外部との連携とコーディネーター
 4 カリキュラム・マネジメント
第2節 新学習指導要領と東雲中学校の「総合的な学習の時間」
 1 新学習指導要領における「学び方やものの考え方」
 2 「学び方やものの考え方」を学ぶ講座学習

第3章 総合的な学習:講座学習の展開

第1節 講座学習の構想
 1 講座学習の考え方
 2 講座学習の構成
 3 各講座の構成
第2節 インタビュー講座
 1 インタビュー講座の概要と実施計画
 2 インタビュー講座の展開
 3 聞き方の向上を意図したトレーニング:アクティブ・リスニング
 4 質問の仕方の向上を意図したトレーニング:たくさん聞く・深く聞く
 5 実践的なトレーニング:インタビューをしよう
第3節 プレゼンテーション講座
 1 プレゼンテーション講座の概要と実施計画
 2 プレゼンテーション能力の向上を意図したトレーニング
 3 プレゼンテーション講座のワークシート例
第4節 リスニング講座
 1 リスニング講座の概要と実施計画
 2 リスニング能力の向上を意図したトレーニング:傾聴トレーニング
 3 自分のリスニング能力に気づかせることを意図したトレーニング
第5節 アンケート講座
 1 アンケート講座の概要と実施計画
 2 アンケートの基礎
 3 「この商品を売ろう!」
 4 「テーマについて、アンケートをとろう!」
第6節 講座学習の可能性と課題
 1 講座学習に対する生徒のふりかえり
 2 教員の受けとめと展望

 参考文献一覧

 付  録
 平成20年文部科学省告示「中学校学習指導要領」第4章 総合的な学習の時間
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エドウィン・ドゥルードの謎 

訳者
田辺洋子[チャールズ・ディケンズ著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
328 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2010年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-117-3 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/小説・童話
 
内容
長閑な大聖堂の町でクリスマス前夜に起きた失踪事件、果たしてエドウィンは生きているのか殺されたのか? 真実の究明を通し、人間の心の悲しみと愛憎の機微を明るみに出すディケンズ絶筆の新訳。
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第1章 黎明
第2章 首席司祭、並びに大聖堂参事会
第3章 尼僧の館(やかた)
第4章 サプシー氏
第5章 ダードルズ氏と馴染み
第6章 小キャノン・コーナーなる博愛
第7章 一つならざる打ち明け話
第8章 抜かれた匕首
第9章 藪の鳥
第10章 地均し
第11章 肖像画と指輪
第12章 ダードルズとの一夜(ひとよ)
第13章 いっとうまっとうなる二人
第14章 この三人、いつまた出会う?
第15章 糾弾
第16章 全身全霊
第17章 博愛――専門的、並びに非専門的――
第18章 クロイスタラムの新参者
第19章 日時計の影
第20章 逃避行
第21章 再会
第22章 ザラっぽい事態と相成る
第23章 再び黎明

訳注
付録(一):サプシー断章
付録(二):ワールド・クラシクス版序説抄訳
訳者あとがき
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ギャスケルで読むヴィクトリア朝前半の社会と文化 ――生誕二百年記念――

編著
松岡光治 
シリーズ
 
助成
2010年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
720 
定価
8,250円 (本体7,500円 )
発行日
2010年9月29日 
ISBN
ISBN978-4-86327-109-8 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
「社会」「時代」「生活」「ジェンダー」「ジャンル」「作家」の6部構成。ギャスケルとヴィクトリア朝の研究者たちが、その時代精神と社会思潮を検証する。
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巻頭言(J・ヒリス・ミラー)
まえがきに代えて

序 章 歴史――ヴィクトリア朝前半の時代とギャスケル(村岡 健次)
 第1節 十九世紀ヴィクトリア朝の概観
 第2節 初期ヴィクトリア朝の社会
 第3節 中期ヴィクトリア朝の社会
 第4節 ギャスケルと慈善

     第1部【社会】

第1章 教育――その変革の波のなかで(アラン・シェルストン/猪熊恵子訳)
 第1節 ギャスケル一家と教育
 第2節 産業小説のなかの教育
 第3節 変わりゆく地方社会と知のあり方
 第4節 新しい時代に向かう大学

第2章 貧富――マンチェスターの〈二つの国民〉(松村昌家)
 第1節 マンチェスターの変容
 第2節 貧富のコントラスト
 第3節 製造業者批評家の反駁
 第4節 貧困と「大社会悪」

第3章 階級――理想と現実(新井潤美)
 第1節 複雑な階級制度
 第2節 さまざまなワーキング・クラス
 第3節 使用人という階級
 第4節 上昇志向のもたらす脅威

第4章 国家――自由貿易主義の帝国のなかで(玉井史絵)
 第1節 ギャスケルと帝国
 第2節 自由貿易主義のはてに
 第3節 移動する人々
 第4節 国家アイデンティティの構築

第5章 自然――牧歌から農耕詩へ(大田美和)
 第1節 ロマン主義と小説における自然描写
 第2節 旅とマンチェスターと自然描写
 第3節 牧歌とヴィクトリア前半の朝社会
 第4節 女性と労働者の農耕詩

     第2部【時代】

第6章 科学――その光と陰(荻野昌利)
 第1節 科学信仰と科学教育
 第2節 科学技術の勝利
 第3節 もうひとつの世界
 第4節 「進歩」か「進化」か

第7章 宗教――なぜ宗教小説にならないのか(富山太佳夫)
 第1節 異種混在
 第2節 結ばない焦点
 第3節 宗教小説になりそこねて
 第4節 宗教は何処に

第8章 郵便――鉄道と郵政改革が見せた世界(宮丸裕二)
 第1節 鉄道普及と郵便改革の時代
 第2節 鉄道にみる区分けされゆく世界
 第3節 手紙にみる結びつけられゆく世界
 第4節 変わりゆく小説の関心と人間の関心

第9章 子供時代――天国と地獄の子供たち(石塚裕子)
 第1節 子供観の変遷
 第2節 ギャスケルと児童文学
 第3節 児童労働
 第4節 捨てられた子と、子を亡くした母と

第10章 レッセ・フェール――楽観主義には楽観主義を(松岡光治)
 第1節 自助の精神と相互扶助
 第2節 労働組合における個人と集団
 第3節 不作為の罪としての無関心
 第4節 現状の道徳的改善

     第3部【生活】

第11章 衣――ワーキング・クラス女性の個性(坂井妙子) 
 第1節 衣服の観相学
 第2節 モラリティーの符牒としての女性服
 第3節 モラルとドレスコード
 第4節 ショールが示すキャラクター

第12章 食――書簡が語る食と生(宇田和子)
 第1節 生活習慣病と食生活
 第2節 飢えと渇望と
 第3節 足りてなお
 第4節 不足と過剰の結果

第13章 住――住環境にみる産業革命の痕跡(三宅敦子)
 第1節 光を遮断されて
 第2節 光を集めて
 第3節 コンフォートという概念
 第4節 「家具の備え付け」の文化的意味合い

第14章 娯楽――明日も働くために(中田元子)
 第1節 都市労働者と娯楽
 第2節 学問・園芸
 第3節 散歩・ピクニック
 第4節 鉄道旅行

第15章 病気――工業都市の危険因子(武井暁子)
 第1節 貧困、不衛生、病の連鎖
 第2節 マンチェスター労働者階級の貧困と病
 第3節 大気汚染と病
 第4節 貧困と依存症

     第4部【ジェンダー】

第16章 女同士の絆――連帯するスピンスターたち(田中孝信)
 第1節 女同士の間に友情は存在するのか?
 第2節 十九世紀半ばのスピンスター観
 第3節 女だけの町
 第4節 寄り添う女たち

第17章 女性虐待――監禁、凍死、餓死、抑圧的な女子教育(鈴木美津子)
 第1節 女性の女性による女性のための歴史小説
 第2節 不従順、監禁、狂気、凍死
 第3節 自己犠牲、忍従、餓死
 第4節 精神的虐待としての女子教育

第18章 売春――混迷のボディ・ポリティクス(市川千恵子)
 第1節 ドメスティック・イデオロギーの闇
 第2節 都市の迷宮
 第3節 「英国の母たち」の政治的欲望
 第4節 浮遊するセクシュアリティ

第19章 ミッション――女性の使命と作家の使命(田村真奈美)
 第1節 女性の使命
 第2節 作家とミッション
 第3節 宗教作家の影響
 第4節 芸術と聖なる仕事

第20章 父親的温情主義――レディー・パターナリストの変容(波多野葉子)
 第1節 父親的温情主義の復権
 第2節 女性の領域
 第3節 マーガレット・ヘイルとその変容
 第4節 ギャスケルの模索

     第5部【ジャンル】

第21章 ゴシック小説――ヴィクトリア朝のシェヘラザード(木村晶子)
 第1節 ゴシック小説とは
 第2節 ヴィクトリアン・ゴシック
 第3節 女性のゴシック
 第4節 家庭という牢獄と幽霊物語

第22章 恋愛小説――牧師の娘たちの信仰告白(大野龍浩)
 第1節 信仰
 第2節 永続
 第3節 疑念
 第4節 ヴィクトリア朝小説の恋愛

第23章 歴史小説――歴史の時代への反応(矢次 綾)
 第1節 歴史の時代としての十九世紀
 第2節 ギャスケルの歴史への関心
 第3節 名もない個人が受容した歴史
 第4節 歴史を伝えるストーリー・テラー

第24章 推理小説――群衆の悪魔(梶山秀雄)
 第1節 センセーション・ノヴェルにおける眠り
 第2節 〈群衆の人〉ジョン・バートン
 第3節 収集家と秘密の部屋
 第4節 〈新しい女〉の系譜

第25章 演劇的要素――メアリ・スミスは何を観たのか(金山亮太)
 第1節 メロドラマの文法
 第2節 リスペクタブルとは何か
 第3節 メタ・シアターとしての『クランフォード』
 第4節 メアリ・スミスは何を観たのか

     第6部【作家】

第26章 自己――「自伝」とその虚構化をめぐって(新野 緑)
 第1節 リアリズムと自伝
 第2節 虚構化の試み
 第3節 「見る人」ファニー
 第4節 ギャスケルにおける分裂する「自己」

第27章 言語――ギャスケルの方言使用とディケンズへの影響
      (パトリシア・インガム/松岡光治訳)
 第1節 ギャスケル以前の産業小説
 第2節 ギャスケルの方言使用における新リアリズム
 第3節 『ハード・タイムズ』の方言へのギャスケルの影響
 第4節 『ハード・タイムズ』でのリアリズムの試み

第28章 出版――女性の職業作家としての人生
     (ジョウアン・シャトック/小宮彩加訳)
 第1節 ジャーナリズムの寵児、M・オリファント
 第2節 エヴァンズから作家エリオットへ
 第3節 初期のギャスケルと大衆的ジャーナリズム
 第4節 後期のギャスケルと中産階級向け文芸誌

第29章 ユーモア――二つの系譜の継承と円熟(大島一彦)
 第1節 ギャスケル文学におけるユーモアの位置
 第2節 表に現れるユーモアと背後に潜むユーモア
 第3節 善意のユーモアと共鳴の笑いと涙
 第4節 円熟せるオースティン流のユーモア

第30章 同時代作家――ギャスケルとの交流を通して(長瀬久子)
 第1節 強き父なる編集長ディケンズ
 第2節 C・ブロンテと挑戦するヒロイン
 第3節 描かれたC・ブロンテ
 第4節 G・エリオットの正体をめぐって


あとがき
年  表
文献一覧
図版一覧
執筆者一覧
索  引
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漱石を読む ――読書会「桐の会」とともに―― 

著者
北岡清道 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
220 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2010年9月26日 
ISBN
ISBN978-4-86327-112-8 
Cコード
C1090 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
「桐の会」会報に寄せた文章を纏めた遺文集。一 漱石作品を読む/二 漱石以外の作家・作品を読む――グリム童話・トルストイ・芥川龍之介/三 追悼
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まえがき……………… 北岡弘子
「桐の会」三十年……………… 北岡清道

     一 漱石作品を読む

1 「道草」を読む
2 「道草」を読む2 ――子供から見た漱石、鏡子から見た漱石――
 ○「道草」2 あとがき
3 「思ひ出す事など」「硝子戸の中」を読む
4 「思ひ出す事など」の再読
5 「明暗」を読む
6 「明暗」を読む2 ――これからの予定(「桐の会」最後のレジメ)――
7 「我が輩は猫である」を読む――「猫」の中のスピーチ――
8 「草枕」「文鳥」などを読む
9 「三四郎」を読む
10 「それから」を読む――代助の美意識――
11 「それから」の再読について
 ○「それから」2 あとがき
12 「門」を読む――「門」の題名について――
13 「門」の再読――「あとがき」にかえて――
14 「行人」を読む
 ○ お直と「それから」の梅子
15 「行人」の再読――第一部「友達」、第二部「兄」、第三部「帰ってから」、第四部「塵労」について――
16「行人」を読む2――直と一郎――
17「こころ」を読む――病床の二人(漱石と「父」と)――

     二 漱石以外の作家・作品を読む――グリム童話・トルストイ・芥川龍之介

1 「グリム童話」を読む
2 「アンナ・カレーニナ」を読む――小西増太郎の見たトルストイ――
3 「アンナ・カレーニナ」を読む――トルストイの結婚・家出(日記と手紙から)――
4 「アンナ・カレーニナ」を読む――四年間の経過――(串田ハルミ)
5  北岡先生と「桐の会」・文集について――「アンナ・カレーニナ」をめぐって――(佐々木靖子)
6  芥川龍之介を読む
 ○ 芥川龍之介を読む(一)(二)(三)

 ○「桐の会」三十周年記念文集「資料編」・同「記念文集」について

     三 追悼

・ありし日の北岡清道
・弔辞(桐の会)
・会員名簿
・「桐の会」レコードコンサートの記録
・お礼のことば

 あとがき……………… 北岡弘子
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万葉集歌人大伴家持の表現 

著者
森 斌 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
312 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2010年9月21日 
ISBN
ISBN978-4-86327-110-4 
Cコード
C3092 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
大伴家持の和歌表現を「風流」「越中」「愛別離苦」に分けて考察。参考資料として、家持の略伝、雪歌・月歌・植物分類番号・山の歌・川の歌・鶯歌の各一覧表を付す。
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第一章 風流――花鳥風星――
 序 節
 第一節 花香の歌
  一 香・薫・芳・馥
  二 にほふ
  三 たちばな
  四 ふぢ
  五 あしび
  六 花香の庭
  結 び
 第二節 ホトトギスの歌
  一 ホトトギス歌
  二 習作時代
  三 亡弟
  四 亡妾挽歌の影響
  五 鄙と都
  結 び
 第三節 風の歌
  一 習作時代
  二 越中時代
  三 少納言時代
  結 び
 第四節 七夕歌
  一 天平十年(二十一歳)
  二 天平勝宝元年(三十二歳)
  三 天平勝宝二年(三十三歳)
  四 天平勝宝六年(三十七歳)
  五 家持と七夕歌
  結 び

第二章 越中――山川異域――
 序 節
 第一節 越中国守
  一 赴任
  二 宴席
  三 越中詩歌
  四 帰任
  結 び
 第二節 山川異域
  一 「山の歌」と「川の歌」
  二 習作時代(十五歳から二十九歳)
  三 越中風土(二十九歳から三十四際)
  四 越中の山
  五 越中の川
  結 び
 第三節 立山賦
  一 家持立山賦
  二 池主立山賦
  三 万葉五賦
  四 伝統の庶幾
  結 び
 第四節 天平二十年出挙の諸郡巡行
  一 越中の出挙
  二 能登の出挙
  三 望郷歌
  結 び

第三章 愛別離苦
 序 節
 第一節 亡妾挽歌
  一 悲傷の歌群(四六二から四六四)
  二 悲傷の歌群(四六五から四六九)
  三 悲傷の歌群(四七〇から四七四)
  四 亡妾挽歌の影響
  結 び
 第二節 防人の心情を述べる長歌三首
  一 悲別の対象
  二 「東をのこ・東をとこ」の「妻別れ」
  三 防人の悲別
  四 「うつせみの世の人」
  結 び


 参考資料
  大伴家持の略伝
  万葉の雪歌
  万葉の月歌
  大伴家持植物分類歌番号
  大伴家持「山の歌」と「川の歌」
  万葉の鶯歌

 あとがき
 引用和歌索引
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ソネット集 髪飾り 

著者
松井博文 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
58 
定価
1,047円 (本体952円 )
発行日
2010年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-118-0 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
もし詩にも許される細部があるとするなら、神と歴史の道を巡礼する少女の髪に揺れる飾りのようなものとしてかもしれません。(本文より)
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【品切】
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立原道造に

早春
五月の風



懸命
冬の海
ボート
高原の町
島人
島の果物

耳環
夕日


訣別
労働
梅の花びら
歴史

若緑
光源
旅立ち
秋の空

あとがきに代えて
 髪飾り
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中世ヨーロッパの祝宴 

著者
水田英実・山代宏道・中尾佳行・地村彰之・原野 昇 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
184 
定価
2,090円 (本体1,900円 )
発行日
2010年9月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-115-9 
Cコード
C3022 
ジャンル
哲学・宗教 歴史・考古・民族/欧米 文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
「祝宴」をテーマに思想・歴史・文学・語学の観点から論述。バイユー=タペストリーと祝宴/祭りの中の宴/フランス中世文学にみる祝宴/ガウェイン詩人とチョーサーに見る祝宴と罠/チョーサーの酒と『カンタベリー物語』書評
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 まえがき

バイユー=タペストリーと祝宴――多様性の共演――……山代宏道

祭りの中の宴――ミサ聖祭の場合――……水田英実

フランス中世文学にみる祝宴――作品中における祝宴場面の果たす役割――……原野 昇

ガウェイン詩人とチョーサーに見る祝宴と罠……中尾佳行

チョーサーの酒と『カンタベリー物語』――ワインとエールを中心に――……地村彰之

 あとがき
 Contents
 著者紹介
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幼小中一貫で育てる「かかわり力」 ―広島大学附属三原学園での12年間―

編著
広島大学附属三原学校園 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
216 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2010年9月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-114-2 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
完全連結の幼少中一貫教育を行う広島大学附属三原学園で学ぶ子どもたちが、12年間の在学中に人と関わり合う力をどのように伸ばすかを分析、「かかわり力」の育成を捉え直す。書評
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【品切】
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まえがき……広島大学附属三原学校園長 中尾佳之

エピソード 現在の学園の風土

第1章 かかわり学習の歴史
 一 三原学園の風土を培ってきたもの
 (一)教育の基本となる三信条
 (二)三信条の具現化をはかるための幼小中一貫教育
 二 「自己表現力の開発」と「集団づくり」の二つの柱
 (一)高度経済成長の社会的要請と教育的課題
 (二)本学園の「集団づくり」の成立とその基本的性格
 (三)一人ひとりの人格の調和的発達と自己表現力
 三 「自己表現力」を育むために
 (一)個を大切にする保育
 (二)自己表現力の開発
 (三)歌のつどい
 四 集団づくり「個が生きる集団」を育むために
 (一)幼稚園での集団づくり
 (二)さわやか班活動
 (三)リーダーを育てる取り組み
 五 かかわり力を育む異学年異校種の活動
 (一)伝統種目である「椿」
 (二)伝統種目である「若い力」
 (三)幼小中合同運動会(最近のこと)

第2章 現在のかかわり学習
 一 幼小中合同種目『お兄さんお姉さんといっしょ』ができあがるまで
 (一)見通しをもったペア決め
 (二)出会いの活動に向けて
 (三)どきどきの出会い
 (四)幼小中合同運動会練習のスタート
 (五)いよいよ幼稚園児に振り付けを教えに行く
 (六)幼小中合同による練習
 (七)さあ!予行演習と本番
 二 宏・三年間の軌跡――時間をかけて育てることの意味を問う――
 (一)一年目の交流(四年生と年長児の交流)
 (二)二年目の交流(五年生と一年生)
 (三)三年目の交流(六年生と二年生)
第3章 未来に向けて
 一 大切に守り続ける「かかわり力」
 二 十二年間附属三原学園で過ごした卒業生のその後
 三 未来に向けて

 あとがき
 研究者一覧


【研究者一覧】
幼小中学校校園長
 中尾 佳之
幼稚園副園長
 金岡 美幸
小学校副校長
 宮里 智恵
中学校副校長
 木本 一成

幼稚園教員
 池田 明子
 吉原智惠美
 井上 由子
小学校教員
 青原 栄子
 藤原 由弥
 長野 由知
 川﨑 正盛
 石原 直久
 村上 良太
 石井 信孝
 大橋美代子
 福田 佳世
中学校教員
 八澤  聡
 佐伯 育伸
 村上 直子
 實谷 富美
 藤井 志保
 桑田 一也
 荒谷美津子
広島大学共同研究者
 越智  貢
 衛藤 吉則
 林   孝
 神山 貴弥
 金丸 純二
運営指導委員
 吉賀 忠雄
 西田 光也
 檜山 哲雄
 天笠  茂
 北  俊夫
 加藤 繁美
 田中 博之
 小原 友行
 深澤 清治
表紙絵・イラスト
 大和 浩子
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オスマン外交のヨーロッパ化 ―片務主義外交から双務主義外交への転換―

著者
尾高晋己 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
528 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2010年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-116-6 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
伝統的な片務主義外交が、とりわけ18世紀末ロシアとの関係史を軸にいかにして双務主義外交へ変容するか。講和交渉・講和条約の内容や書式の点からその過程を明らかにする。書評
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【品切】
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 はしがき
 凡  例
 略語一覧

     

 第1節 オスマン帝国とヨーロッパ国家系の関係
  1 オスマン帝国とヨーロッパ国家系とのかかわりについて
  2 オスマン帝国とヨーロッパとの国際関係の時代区分
 第2節 イスラームの世界観
  1 「イスラームの家」dar al-islamと「戦争の家」dar al-harb
  2 ムスタミン
  3 ズィンミー
 第3節 オスマン帝国の外交方式と外交原則
  1 不対等性の原則
  2 占有物保留(ラテン語ではuti possidetis,オスマン語ではala halihi)の原則
  3 国境画定の方法
  4 書記官長レイス=エフェンディreis efendi,レイスユルキュッターブreisu’l-kuttab
  5 通訳(ドラゴマンdoragomann,テルジュマンtercuman)
  6 「条約」文書の種類


     第1部 片務主義外交


第1章 片務主義外交前期──ジトヴァトロク条約(1606年)について──
  1 ジトヴァトロク条約締結までのハプスブルク=オスマン関係
  2 ジトヴァトロク条約についての学説
  3 Bayerle, G.発見の史料

第2章 片務主義外交後期──第一次ロシア=オスマン戦争(1768~1774年)──

 第1節 戦争の経過と講和交渉
  1 戦争の勃発
  2 戦争の経過
  3 イエルギョギイ休戦条約
  4 フォクシャンFoksan交渉
  5 ブカレストBukres交渉
  6 戦争再開
  7 キュチュク=カイナルジャ交渉
   結  び
 第2節 キュチュク=カイナルジャ条約(1774年)について
  1 オスマン語条約文
  2 イタリア語条約文
  3 ロシア語条約文
  4 仏語訳の条約文
  5 英語訳条約文
  6 独語訳条約文
  7 その他
   結  び
 第3節 キュチュク=カイナルジャ条約の書式と主な条項
 第4節 キュチュク=カイナルジャ条約の第13条についての一考察
  1 オスマン帝国の外交原則
  2 ヨーロッパの諸君主への称号
  3 第13条の内容
  4 18世紀のヨーロッパの国際関係とロシアの台頭
  5 オスマン語史料において使用されたロシア君主の称号の事例
  結  び
 第5節 キュチュク=カイナルジャ条約の第7条及び第14条に見られるオスマン領内のキリスト教徒に対するロシアの保護権について
  1 第7条・第14条についての研究史
  2 第7条の内容
  3 第14条の内容
  4 なぜ拡大解釈が生まれたのか
  5 フランスに与えられたキリスト教徒(教会)の保護権
  6 オーストリアに与えられた保護権
   結  び

第3章 オスマン帝国とロシアの通商・航海条約(1783)について
  1 締結にいたる過程
  2 条約文の形式的特徴
  3 条約文の内容上の特徴
   結  び

第4章 片務主義外交後期──第二次ロシア=オスマン戦争(1787~1792年)──
 第1節 戦争の経過と講和交渉
  1 戦争の勃発
  2 1787~1788年の戦い
  3 1789年の戦争と外交
  4 1789~1790年の国内情勢
  5 プロイセンとの同盟(1790年)
  6 1790年のオスマン帝国の内外の情勢
  7 ライヘンバッハ協約(1790年)
  8 1790~1791年の講和交渉
  9 1790~1791年の戦い
  10 1791年の戦いとオーストリアとの講和交渉
  11 ヤシ交渉
   結  び
 第2節 ヤシ条約(1792年)について
  1 条約文の内容
   結  び


     第2部 双務主義外交への転換


第1章 セリム3世(在位1798~1807年)の外交改革
  1 最初の常駐使節派遣
  2 第二代英国大使イスマイル=フェルフ=エフェンディ
  3 フランスへの常駐使節の派遣
  4 プロイセンへの常駐使節派遣
  5 オーストリアへの常駐使節派遣
  6 常駐使節の補充
  7 大使館員の給与と諸手当
  8 イスタンブルにおける在外公館への,オスマン政府による補助金の打ち切り
   結  び
第2章 カンポ=フォルミオの和約(1797年10月)以後における対ロシア政策の変化
  1 フランス革命の展開
  2 フランス革命へのオスマンの対応
  3 カンポ=フォルミオの和約(1797年10月17日)とオスマン帝国
  4 ロシア使節コチュベイと書記官長メフメット=ラーシド=エフェンディMehmet Rasid Efendiとの会談(ヒジュラ暦1212年ジェマズィエルアヒル月15日,西暦1797年12月5日)
  5 書記官長アティフ=エフェンディの覚書
  6 ボナパルトのエジプト侵略(1798年5月)
  7 パリ駐在アリー大使とタレーラン
  8 書記官長アティフ=エフェンディとフランス代理大使ルフィンとの会談
  9 アリー大使とタレーランの会談(1798年7月21日)
  10 フランス軍のエジプト侵略,帝都に伝わる
  11 フランスへの最初の対抗策
  12 フランスと国交断絶
  13 フランスへの宣戦布告
  14 オスマンの書記官長とイギリス・ロシア両国使節との会談(1798年9月10日)
  15 オスマンの書記官長とロシア使節との会談(1798年9月24日,9月27日)
  16 オスマンの書記官長とロシア使節との会談(1798年10月1日,10月4日)
  17 対仏ロシア=オスマン同盟条約(ヒジュラ暦1213年レジェブ月26日,西暦1799年1月3日)
   結  び

     結  語


資  料
1 イスタンブル駐在ロシア使節とオスマンの書記官長との会談(1797年12月4~5日)
  転写相違対照表
2 イスタンブル駐在ロシア使節およびイギリス使節とオスマンの書記官長との会談(1798年9月10日)
2 イスタンブル駐在ロシア使節とオスマンの書記官長との会談(1798年9月24日,9月27日)
4 イスタンブル駐在ロシア使節とオスマンの書記官長との会談(1798年10月1日,10月4日)
地名表記
地  図

 史料及び参考文献
 あとがき
 トルコ語要旨
 索  引
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子どもが良さを発揮する 改訂版 ――親と教師の見方と言葉――

著者
小川雅子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
158 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2010年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-111-1 
Cコード
C2081 
ジャンル
教育〈幼児・児童教育〉 教育〈教育エッセイ・記録〉 国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
問題点と見えることから良さを見つけて育てる観点と体験例、古典の思想が生きた現代の事例を紹介。子ども独自の良さが発揮される教育を追求する。
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まえがき

第1部 隠れた良さの見つけ方・育て方

 遊びと学び
 脳を育てる基本原理
 音読を楽しむ
 晴れて良し曇りても良し雨も良し
 羨ましいと思う心
 ライバルを見る目
 ほめることをめぐる問題
 カブトムシじゃないクワガタ!
 幼児にとっての環境
 親や祖父母を否定する心
 「這えば立て立てば歩め」の親心
 子どもの能力を左右する習慣的なことば
 幼小交流で突然変わった一年生
 切実な気持ちを共有する
 人相を観るのではなく
 おまけの経験
 十一献心
 広いのうきれいだのう
 経験による意見の違い
 手づくりのあたたかさで感覚を育てる
 誓うなかれ
 すでに成就せり

第2部 事例に生きる先人のことば

 宮本武蔵の「観の目」と「見の目」
 宮本武蔵の「上段の兵法」
 世阿弥の「心のままにせさすべし」
 世阿弥の「時分の花」
 世阿弥の「一期の境ここなり」
 徒然草の「負けじ」と「四重・五逆」
 シンデレラの翻案「おしん物語」
 古事記の「袋を負へども」
 古事記の「千五百の産屋を立てむ」
 あくしゅ昔話サロン

あとがき
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Further Investigation into the Scansion of Chaucer's Troilus and Criseyde :Revising the Scansion Dictionary of Chaucer's Troilus and Criseyde

著者
西村政人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
570 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2010年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-104-3 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
A Reconsideration of Previous Studies on Chaucer's Prosody/Specific Examples of the Various Feet Found in Chaucer's Troilus and Criseyde/Discussion about the Verse Structure in Chaucer's Troilus and CriseydeChapter/etc
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     Part 1

Chapter 1 Introduction
 1.1. Purpose
 1.2. Why a Scansion Dictionary?
 1.3. Validity of Metrical Analysis
 1.4. The Terms Used in This Study
 1.5. Conclusion

Chapter 2 A Reconsideration of Previous Studies on Chaucer's Prosody
 2.1. Introduction
 2.2. Chronological List of Books and Evaluation
 2.3. Answer to the Questions from 2.1
 2.4. A Reconsideration of the Traditional Rules of Scansion
 
Chapter 3 Specific Examples of the Various Feet Found in Chaucer's Troilus and Criseyde
 3.1. Basic Principles of My Scansion
 3.2. Instances of Various Feet
 3.3. Conclusion

Chapter 4 Discussion about the Scansion in Chaucer's Troilus and Criseyde with Special Reference to Different Texts
 4.1. Introduction
 4.2. Method
 4.3. Results and Discussion
 4.4. Changes Across Editions
 4.5. Conclusion

Chapter 5 Recension and Cp Manuscript
 5.1. Recension and Cp Manuscript

Chapter 6 Discussion about the Verse Structure in Chaucer's Troilus and Criseyde with Special Reference to Boccaccio's Il Filostrato
 6.1. Introduction
 6.2. Previous Study
 6.3. Method
 6.4. Results and Discussion
 6.5. Rhyme Words
 6.6. Conclusion

Chapter 7 The Scansion and Appreciation of Chaucer's Troilus and Criseyde with our Ears
 7.1. Introduction
 7.2. This Troilus
 7.3. Monosyllabic Interjection
 7.4. Vocative Expression
 7.5. Adverb
 7.6. Anaphora
 7.7. The Structure of a Stanza and Reading
 7.8. Conclusion

Final Remarks

Appendix 1~13

Texts and References
Index
     Part 2

A Scansion Dictionary of Chaucer's Troilus and Criseyde
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ジュノー記念祭 ――ヒロシマからのルポとエッセイ―― 

著者
天瀬裕康 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
200 
定価
2,409円 (本体2,190円 )
発行日
2010年8月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-113-5 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
物的精神的支援に尽したマルセル・ジュノー博士の紹介と第21回(2010年)までの感謝祭記録書評
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【品切】
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 はじめに

   第一章 マルセル・ジュノーと赤十字
第1節 マルセル医師となる
  生い立ち/西の国々にて
第2節 赤十字の旗のもとに
  国際赤十字というもの/日本への道
第3節 広島へ、そして広島で
  八月六日の悲劇/ビルフィンガーの打電/ジュノー博士の活躍/記録と文学
第4節 再来日とその後
  再来日の関蓮事項/戦後の活躍と逝去

   第二章 ジュノー博士の顕彰へ
第1節/忘れなかった人びと
  竹内喜三郎の投稿/松永勝博士の熱意
第2節 書き連ねた人たち
  追い続けた記者魂/翻訳書と写真展
第3節 顕彰碑の建立
  世話人会始まる/発起人会の発足/除幕式の前後
第4節 記念祭の前夜と挙行
  『廣島特報』発行さる/昭和から平成へかけて/記念祭の挙行

   第三章 ジュノー記念祭は続く
第1節 ジュノー没後三十年
  継続への出発/第二回記念祭
第2節 第三回、第四回、音楽祭
  ボルゴグラードからも/南米の里帰り治療者も/顕彰音楽祭
第3節 第五回、六回、映画完成
  第五回記念祭/第六回記念祭/映画と墓参のこと
第4節 七回、八回、九回の記念祭
  第七回記念祭/教科書に登場した年/第九回記念祭
第5節 一九九九年の出来事
  ペン誌のジュノー博士/第十回記念祭/ジュノー記念音楽祭/二つの市での足跡展

   第四章 次の十年間
第1節 世紀越えと新世紀
  ニューミレニアム(新千年紀)/第十一回記念祭/新世紀の初めに
第2節 二〇〇二、〇三、〇四年
  新しい担当理事/スイス放送ジュノー取材/第十四回記念祭の前後/
  生誕百周年と『赤十字新聞』/ジュノー広場
第3節 二〇〇五年から〇七年にかけて
  二〇〇五年の変更と付記/意義ある紙芝居/リーフレット刊行
第4節 二〇〇八年と翌年
  二〇〇八年の出来事/ジュノー一家、そして音楽祭

   第五章 回顧と展望
第1節 冬のあいだに
  三箇日、宮島、互礼会/佐野常民と広島支部/宝塚の赤十字劇
第2節 いろんなアプローチ
  あるキリスト者の場合/救済の実践/モーストの会
第3節 意外な情報
  「災害との遭遇」/バレット氏/『広島文藝派』の二人
第4節 第二十一回記念祭の前後
  第二十一回記念祭へ向けて/疑問と確信

 おわりに
 マルセル・ジュノー博士に関する文献目録
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飛田多喜雄先生に学ぶ 

編著
国語教育実践理論研究会 飛田多喜雄先生記念論文集編集委員会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
470 
定価
11,000円 (本体10,000円 )
発行日
2010年7月29日 
ISBN
ISBN978-4-86327-108-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
戦後国語科授業論史の先駆的研究者、故飛田多喜雄先生の理論と実践を引き継いできた研究会の節目となる論考集。略歴と著作目録、ゆかりのあった方々の思い出を収録。書評
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 はじめに 【澤本和子】

特別寄稿 国語教育史上の位置と業績 【野地潤家】

第1部

 理論を中心に

 飛田多喜雄論 【安藤修平】
 「作文・表現指導」研究活動の足跡 【巳野欣一】
 KZRにおける「第一次国語科教材研究」の展開 【澤本和子】
 飛田多喜雄先生の学力論 【植西浩一】
 語句指導・語彙指導を再考する 【米田猛】
 説明的文章ジャンル確立のための実用的文章の史的役割について
  ――飛田多喜雄の「実用的文章」観を中心に―― 【長崎秀昭】
 初期「実践国語」の考察 【河合章男】
 『続・国語教育方法論史』の考察
  ――「昭和戦後期・国語教育史年表」を中心に―― 【益地憲一】
 「子どもの実態」の把握についての一考察 【相原貴史】
 国語科教師論に学ぶ
  ――不屈の研修と精進で実践理論の確立をめざして―― 【花田修一】
 読書指導・総合学習・そして教師としての成長を 【増田信一】

 実践を中心に

 豊かに想像し、筋道立てて書く能力をはぐくむ指導の一試み
  ――「お話を作る」(森のなかま)―― 【佐田壽子】
 からだにリズムを刻み言語感覚を育てる学習 【阿部藤子】
 詩の教育についての飛田多喜雄先生のお考え 【清水左知子】
 「これまで」の正確な理解が「これから」を生み出すこと 【岡田一伸】
 国語の力とロゴス・パトス・エトス
  ――「国語科教育方法論大系5理解教育の理論」を読んで―― 【貴戸紀彦】
 「少年の日の思い出」の読みの指導について
  ――意見の交流を通して読みを深める―― 【川畑惠子】
 理解教材の学習と結んだ短作文の指導 【八尋薫子】
 郷土にまつわる古典の教材化の試み――奈良県葛城市に関わる
  芭蕉の作品及び書簡、孝女伊麻伝承を用いて―― 【井上昌典】
 『万葉集』の単元開発を支える教材研究
  ――大伴家持を導入単元とした例―― 【森顕子】
 今も、色褪せることなく
  ――『国語教育方法論大系6文学教育の方法論』に学ぶ―― 【宇都宮紀雄】
 「実験的・先導的な」構成の指導方法を求めて
  ――『国語教育方法論史』に学ぶ指導原理―― 【牟田泰明】
 未来を望み、無限の可能性を持つ学び手に与える教材の価値内容を考える 【富永保】
 「温故知新」を体感する――電子黒板導入顛末記―― 【宮嵜信仁】
 評論文引用文から始める理解学習
  ――小林秀雄「平家物語」(高校二年生)の場合―― 【野田光子】
 大学における講義 【小坂茜】
 絵画的表現をもとに言語的表現を行うための基礎的視点 【宝代地まり子】

 地区活動を中心に

 機能的読解指導論の今日的意義とこれからの読解指導の課題
  ――現場教師の問題意識への投影の視点から―― 【むさし野会】
 『国語教育方法論史』『続・国語教育方法論史』に学ぶ 【飛火野会】
 「竹取物語」を用いた古典指導の研究――昔話「かぐやひめ」から中学校の
  古典学習へつなぐ基礎的・指導的教材研究―― 【うずしおの会】
 飛田多喜雄先生に学ぶこと 【はまなす会】
 学習者に確かな国語の力をつけるために 【こゆるぎ会】
 私が実践してみたい文学の指導方法
  ――『創造力を伸ばす文学指導法の開発』に学ぶ―― 【希見の会】
 「実践国語」の考察 【千葉波の会】

第2部 資料編

 飛田多喜雄先生略歴と著作目録
 飛田多喜雄先生の思い出
  国語教育実践理論の開拓者飛田先生 【江部満】
  飛田多喜雄先生の思い出 【北川茂治】
  「うん、そうか、そうか」 【紀伊萬年】
 
 編集後記 【益地憲一】
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比べ読みの可能性とその方法 

著者
船津啓治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
290 
定価
2,618円 (本体2,380円 )
発行日
2012年6月25日2刷 
ISBN
ISBN978-4-86327-092-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
複数のテキスト活用によるクリティカルな読書法を提案。比べ読みの意義、文章を比べて読んだ子どもの反応の分析、単元開発と実践の報告など。書評
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 読書力を高める比べ読みの意義と可能性  井上一郎

 はじめに

序 章 研究の目的と方法

 第一節 研究の目的
 第二節 研究の方法

第一章 各調査にみる日本の子どもの比べ読みの能力

 第一節 小中学校教育課程実施状況調査における比べ読みの意識
  第一項 質問紙調査における国語の内容項目
  第二項 質問紙調査における子ども・教師の比べ読みの意識
 第二節 全国学力・学習状況調査における子どもの比べ読みの実態
  第一項 読書感想文を対象とした比べ読み
  第二項 質問紙調査における教科関連項目
 第三節 PISA調査における生徒の比べ読みの実態
  第一項 PISA調査における読解力
  第二項 PISA調査の意見文を対象とした比べ読み
 第四節 三つの調査を通した日本の子どもの比べ読みの実態
  第一項 三つの調査から分かったことと課題
  第二項 調査が示し、浮き彫りにしたことに対しての対策

第二章 比べ読みという読書行為

 第一節 読者の楽しみ
  第一項 読者の論理・楽しみ
  第二項 育てたい読者像
 第二節 比べ読みを通した読書行為の比較――井上一郎・大村はま――
  第一項 比べ読みを比較する観点の産出――『本を読む本』(講談社)より――
  第二項 井上一郎の比べ読み
  第三項 大村はまの比べ読み
  第四項 井上一郎・大村はまの比べ読みの比較
 第三節 比べ読みにおけるテクストと読者の相互作用
  第一項 テクストと読者の相互作用
  第二項 読者主体の比べ読みの機能

第三章 発達段階からみた比べ読みの能力

 第一節 比べ読みにおけるテクスト・ストラテジー
  第一項 文学のテクスト・ストラテジー『ガンピーさんのドライブ』
 第二節 文学における比べ読みの発達調査
  第一項 文学テクストにおける比べ読みの発達調査
 第三節 説明的文章における比べ読みの発達調査
  第一項 目的を設定した説明的文章における比べ読みの発達調査
  第二項 説明的文章を表に書き表す
 第四節 二つの調査を通して見えるもの

第四章 比べ読みを生かした実践と単元開発

 第一節 比べ読みの先行実践の整理
  第一項 雑誌における比べ読みの先行実践の整理
  第二項 比べて読む観点・目的の抽出
 第二節 比べ読みを生かした実践
  第一項 同一作者に注目する比べ読みの実践
  第二項 一単位時間における比べ読みの実際――成果と課題――
 第三節 比べ読みの単元開発
  第一項 比べ読みのテクスト開発
  第二項 比べ読みに生かす学習資料開発
 第四節 比べ読みの単元構想とアイデア
  第一項 比べ読みテクストの単元構想
  第二項 映画批評から書評へ転換を図る単元構想
  第三項 テレビメディアを生かして音読する単元構想

結 章 比べ読みの研究の成果と今後の課題

 第一節 比べ読みの研究の成果
  第一項 三つの調査からの課題意識
  第二項 読者主体の比べ読み学習指導
  第三項 比べ読みの反応の実態調査が与えるもの
  第四項 実践の教え
  第五項 授業構想と教師の主体性
 第二節 今後の課題
  第一項 比べ読みの現状
  第二項 理論・実践研究
  第三項 他の目的を設定した比べ読みの発達調査
  第四項 他国の情報を参考に
  第五項 メディア・リテラシー

 跋 文   村井万里子

 おわりに
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自信・人信・天信 ――信を貫いた企業家の半生――

著者
森田繁昌 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
374 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2010年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-102-9 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
マツダの前身・東洋工業を創立し広島に一大自動車産業の基礎を築き上げた松田重次郎翁をモデルに、易学の深い知識をもとに描いた企業小説。書評
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第一章 突然の逮捕
第二章 わしは向洋もんのせがれじゃ
第三章 不思議な縁
第四章 渡り鳥いずこへ
第五章 機械小僧の挑戦
第六章 人生七転び八起き
第七章 街のざわめきを聞け
第八章 天馬空をかける
第九章 自信・人信・天信
終 章 それぞれの戦後
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沖縄語音韻の歴史的研究 

著者
多和田眞一郎 
シリーズ
 
助成
2010年度学術振興会助成 
判型
B5 
ページ
950 
定価
17,050円 (本体15,500円 )
発行日
2010年6月26日 
ISBN
ISBN978-4-86327-105-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
言語学〈日本語〉
 
内容
今の沖縄語に到達するまでの1500年前後から1970年代までの史的な音韻の変化を、50音ごとに、母音、半母音、子音を分析。膨大な文献資料(ハングル資料、漢字資料、アルファベット資料、仮名資料)を駆使し総合的に解明する。書評
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巻頭言
はじめに

序 章 『沖縄語音韻の歴史的研究』分析対象資料一覧及び 用例の示し方

第1章 15世紀以前の沖縄語音韻及び 沖縄語音韻の変化過程

第2章 16世紀の沖縄語の音韻
2-1 母音
 2-1-(1)短母音
 2-1-(2)母音連続(二重母音・長母音)
2-2 半母音
 2-2-(1)ヤ行音
 2-2-(2)ワ行音
2-3 子音
 2-3-(1)カ行の子音
 2-3-(2)ガ行の子音
 2-3-(3)タ行の子音
 2-3-(4)ダ行の子音
 2-3-(5)ハ行の子音
 2-3-(6)バ行の子音
 2-3-(7)サ行の子音
 2-3-(8)ザ行の子音
 2-3-(9)マ行の子音
 2-3-(10)ナ行の子音
 2-3-(11)ラ行の子音
2-4 その他
 2-4-(1)撥音
 2-4-(2)促音
 2-4-(3)口蓋化と破擦音化

第3章 17世紀の沖縄語の音韻
3-1 母音
 3-1-(1)短母音
 3-1-(2)母音連続(二重母音・長母音)
3-2 半母音
 3-2-(1)ヤ行音
 3-2-(2)ワ行音
3-3 子音
 3-3-(1)カ行の子音
 3-3-(2)ガ行の子音
 3-3-(3)タ行の子音
 3-3-(4)ダ行の子音
 3-3-(5)ハ行の子音
 3-3-(6)バ行の子音
 3-3-(7)サ行の子音
 3-3-(8)ザ行の子音
 3-3-(9)マ行の子音
 3-3-(10)ナ行の子音
 3-3-(11)ラ行の子音
3-4 その他
 3-4-(1)撥音
 3-4-(2)促音
 3-4-(3)口蓋化と破擦音化

第4章 18世紀の沖縄語の音韻
4-1 母音
 4-1-(1)短母音
 4-1-(2)母音連続(二重母音・長母音)
4-2 半母音
 4-2-(1)ヤ行音
 4-2-(2)ワ行音
4-3 子音
 4-3-(1)カ行の子音
 4-3-(2)ガ行の子音
 4-3-(3)タ行の子音
 4-3-(4)ダ行の子音
 4-3-(5)ハ行の子音
 4-3-(6)バ行の子音
 4-3-(7)サ行の子音
 4-3-(8)ザ行の子音
 4-3-(9)マ行の子音
 4-3-(10)ナ行の子音
 4-3-(11)ラ行の子音
4-4 その他
 4-4-(1)撥音
 4-4-(2)促音
 4-4-(3)口蓋化と破擦音化

第5章 19世紀の沖縄語の音韻
5-1 母音
 5-1-(1)短母音
 5-1-(2)母音連続(二重母音・長母音)
5-2 半母音
 5-2-(1)ヤ行音
 5-2-(2)ワ行音
5-3 子音
 5-3-(1)カ行の子音
 5-3-(2)ガ行の子音
 5-3-(3)タ行の子音
 5-3-(4)ダ行の子音
 5-3-(5)ハ行の子音
 5-3-(6)バ行の子音
 5-3-(7)サ行の子音
 5-3-(8)ザ行の子音
 5-3-(9)マ行の子音
 5-3-(10)ナ行の子音
 5-3-(11)ラ行の子音
5-4 その他
 5-4-(1)撥音
 5-4-(2)促音
 5-4-(3)口蓋化と破擦音化

第6章 20世紀の沖縄語の音韻
6-1 母音
 6-1-(1)短母音
 6-1-(2)母音連続(二重母音・長母音)
6-2 半母音
 6-2-(1)ヤ行音
 6-2-(2)ワ行音
6-3 子音
 6-3-(1)カ行の子音
 6-3-(2)ガ行の子音
 6-3-(3)タ行の子音
 6-3-(4)ダ行の子音
 6-3-(5)ハ行の子音
 6-3-(6)バ行の子音
 6-3-(7)サ行の子音
 6-3-(8)ザ行の子音
 6-3-(9)マ行の子音
 6-3-(10)ナ行の子音
 6-3-(11)ラ行の子音
6-4 その他
 6-4-(1)撥音
 6-4-(2)促音
 6-4-(3)口蓋化と破擦音化

第7章 分析の纏めと更なる考究
7-1 母音
 7-1-(1)短母音
 7-1-(2)母音連続(二重母音・長母音)
7-2 半母音
 7-2-(1)ヤ行音
 7-2-(2)ワ行音
7-3 子音
 7-3-(1)カ行の子音
 7-3-(2)ガ行の子音
 7-3-(3)タ行の子音
 7-3-(4)ダ行の子音
 7-3-(5)ハ行の子音
 7-3-(6)バ行の子音
 7-3-(7)サ行の子音
 7-3-(8)ザ行の子音
 7-3-(9)マ行の子音
 7-3-(10)ナ行の子音
 7-3-(11)ラ行の子音
7-4 その他
 7-4-(1)撥音
 7-4-(2)促音
 7-4-(3)口蓋化と破擦音化
 7-4-(4)声門閉鎖と非声門閉鎖
 7-4-(5)無気音
 7-4-(6)有声子音の前の鼻音


<「並存」あるいは「共存」について>
参考文献
索  引
おわりに
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フランスで出版された女性のための知的啓蒙書(1650~1800年)に関する一研究 ―その特徴及び時代背景から19世紀への継承まで―

著者
小山美沙子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
500 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2010年6月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-093-0 
Cコード
C3020 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米 文学・語学/欧米〈文学〉 教育〈教育史〉
 
内容
17-18世紀のフランスにおける教育制度、女子の公教育を概観し、女性の知的啓蒙を促す社会的背景と知育擁護論の諸相、啓蒙書出版の意義と限界を検討する。書評
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グラヴィア

はじめに


第1章 17-18世紀の女子の公教育
 1.教育制度史から見た女子教育の遅れ
 2.慈善学校による教育
 3.寄宿学校(修道院)での教育
 4.フランス革命時代
 5.教育制度の枠外での知育の問題から女性のための知的啓蒙書の研究に向けて
 註

第2章 17-18世紀における女性の知への接近と女子の知育擁護論
 1.女性達における学問熱
 2.サロンと教養の必要性
 3.反女学者の風潮
 4.女子の知育擁護
 5.女子の知育擁護の論拠
 6.女子の知育のカリキュラム
    男性と同等の学習―プーラン・ド・ラ・バール、リバリエとコッソン・ド・ラ・クレッソニエール
    節度あるしっかりした学習―ミルモン、ランベール、デスピナッシー
    女性の役割重視の学習(17世紀)―フルリー、フェヌロン
    女性の役割重視の学習(18世紀)―カステル・ド・サン=ピエール、ル・グロワン・ラ・メゾヌーヴ
    女性の役割重視と百科全書的な学習プラン―ジャンリス
 7.女子の知育に求められるレベル
 註

第3章 17-18世紀の女性のための知的啓蒙書
 1.書物の出版のおおよその状況
 2.求められる知識の重要な普及要因としての書物
 3.世俗の知識の普及書の出版
 4.版型と挿絵
 5.整理統合と簡明さ
 6.普及書に見られる様々な叙述スタイル
    教理問答集と模倣した問答形式/文学的な形式
 7.男女用の知的啓蒙書の存在
 8.17-18世紀の女性用の知的啓蒙書一覧
 9.『婦人百科文庫』について
    文庫シリーズ出版の意図とその構想/執筆陣について/叢書の規模と構成
    明確な女性啓蒙の意図/啓蒙の時代認識の中での女性啓蒙の意図
    啓蒙の時代精神の顕現/普及書としての在り方/再版と反響について
 10.女性のための知的啓蒙書の特色
    書物の規模/執筆者達/読者対象/啓蒙書の分野/女性の知育擁護と啓蒙の意図
    具体的な学問の奨めとその効用/献辞/叙述スタイル/啓蒙書が対象とする知識の性格
    「総覧の野心」を持つ啓蒙書の存在/整理統合の精神/簡明さへの配慮
    女性用の啓蒙書の持つ限界/懸け橋としての啓蒙書/啓蒙の時代の反映/反響と再版の問題
 11.女性と読書の重要性
 註

第4章 18世紀から19世紀へ―女性のための知的啓蒙書の再版とふたつの時代の連続性―
 1.女性の時代の継承
    女性の黄金時代は失われたか?/ふたつの時代の連続性/サロンの復活
    18世紀精神の刻印を受けた女性達の活躍/女子の知育擁護論の再版
 2.啓蒙の時代の書物と知識の普及書の再版
    啓蒙の時代の書物の再版/知識の普及書の再版
 3.19世紀に再版された18世紀の女性のための知的啓蒙書
    再版された女性のための知的啓蒙書一覧/19世紀に継承された女性のための知的啓蒙書の概況
    18世紀精神と女子啓蒙の意図の継承/科学の分野の啓蒙書/語学・文学の啓蒙書
    総合学習書/女子教育の手引書
 4.前世紀を継承する19世紀前半の女性のための知的啓蒙書
 註

 むすび
 註


参考文献

(編)著者名・タイトル索引

Resume(要旨)
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文学の授業づくりハンドブック 第1巻 授業実践史をふまえて 小学校低学年編/特別支援編

編著
難波博孝[浜本純逸監著] 
シリーズ
ことばの授業づくりハンドブック 
助成
 
判型
A5 
ページ
186 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2010年6月18日 
ISBN
ISBN978-4-86327-076-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
章ごとに作品を取り上げ、その授業実践史と今後の課題と授業づくりのヒントを提案。ロシア民謡「大きなかぶ」/中川季枝子「くじらぐも」/岸なみ「たぬきの糸車」/レオ・レオニ「スイミー」/岩崎京子「かさこじぞう」/あまんきみこ「きつねのおきゃくさま」他書評

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【品切】
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監修者緒言  浜本純逸

第1巻の編集にあたって  難波博孝


序 章 文学の授業デザインのために 小学校低学年――『くまとやまねこ』(湯本香樹実)――〔浜本純逸〕
 一 感動から認識力へ
 二 教材との出会い
 三 文学の特質
 四 文学の授業の内容
   1 文学を読んで感動体験を成立させる
   2 文学の方法を習得させること
   3 文学的認識力を育てること
 五 学習指導計画と学習指導案


第一章 「大きなかぶ」の授業実践史〔稲田八穂〕
 一 作者と作品について
   1 再話者について(教科書教材として掲載されている再話者)
   2 訳者について(教科書教材として掲載されている訳者)
   3 作品が創られた状況と履歴
   4 作品の評価
 二 教材について
   1 教科書掲載状況
   2 教材の分析と評価
 三 授業の歴史
   1 田近洵一・新井啓子編(2003)『子どもと創る国語科 基礎・基本の授業1年』国土社「〈読みを広げる〉「大きなかぶ」――お話のおみせやさんを開こう」
   2 藤田慶三/2006年『読解力を高める文学的文章の指導』東洋館出版
   3 言語技術教育の授業
   4 文芸研の授業
 四 これからの課題と授業づくりのヒント
   1 ねらい
   2 単元計画(総時数八時間)
   3 授業の実際」

第二章 「くじらぐも」の授業実践史〔酒井晶代〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 作品が創られた状況と履歴
   3 作品の評価
 二 教材について
 三 授業の歴史
   1 この教材でどのような授業を取り上げるか
   2 個別の授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント

第三章 「たぬきの糸車」の授業実践史〔目黒 強〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 作品について
 二 教材について
 三 授業の歴史
   1 授業実践史
   2 授業実践の特徴と授業づくりの視点
 四 これからの課題と授業づくりのヒント

第四章 「スイミー」の授業実践史〔今井美都子〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 作品が創られた状況と履歴
   3 作品の評価
 二 教材について
   1 教材の分析と評価
 三 授業の歴史
   1 この教材でどのような授業を取り上げるか
   2 個別の授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント

第五章 「お手紙」の授業実践史〔森 美智代〕
 一 作者と作品について
   1 作者について アーノルド・ローベル
   2 作品が創られた状況と履歴
   3 作品の評価
 二 教材について
   1 教材の分析と評価
 三 授業の歴史
   1 この教材でどのような授業を取り上げるか
   2 個別の授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント

第六章 「かさこじぞう」の授業実践史〔武藤清吾〕
 一 作者と作品について
   1 作者・岩崎京子について
   2 作品が創られた状況と履歴
   3 作品の評価
 二 教材について
   1 教材の分析と評価
 三 授業の歴史
   1 「かさこじぞう」の授業
   2 個別の授業など
 四 これからの課題と授業づくりのヒント
   1 民話の学習で育てる学力
   2 何を学ぶか
   3 子どもたちの生活文化を豊かにする

第七章 「きつねのおきゃくさま」の授業実践史〔寺田 守〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 作品が創られた状況と履歴
   3 作品の評価
 二 教材について
 三 授業の歴史
   1 この教材でどのような授業を取り上げるか
   2 個別の授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント

第八章 特別支援教育における文学教育〔難波博孝〕
 一 はじめに
   1 「特別支援教育」を取り上げる意味
   2 特別支援教育の近年の歩みと現状
   3 特別支援教育から見える文学教育の意義
 二 特別支援教育における文学の授業を見る観点
 三 授業の実際
   1 読むことの基礎学習
   2 文学を読むことの実践
   3 劇遊びを取り入れた実践
   4 文学の授業作りの全体像――三原小学校の実践
 四 障害(者・児)理解教育
   1 ブックガイドの紹介
   2 障害(者・児)理解教育の実践
   3 障害(者・児)理解教育の今後
 五 最後に

索 引



【執筆者一覧】(50音順)

稲田 八穂(いなだ やほ) 北九州市立朽網小学校
今井美都子(いまい みつこ) えほんのいえ・バムセ
酒井 晶代(さかい まさよ) 愛知淑徳大学文化創造学部
寺田  守(てらだ まもる) 京都教育大学教育学部
難波 博孝(なんば ひろたか) 広島大学教育学部
浜本 純逸(はまもと じゅんいつ)神戸大学名誉教授
武藤 清吾(むとう せいご) 広島経済大学経済学部
目黒  強(めぐろ つよし) 神戸大学発達科学部
森 美智代(もり みちよ) 鈴峯女子短期大学
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キーツのオードを読む 

著者
藤田眞治 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
230 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2010年6月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-096-1 
Cコード
C1098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
1820年刊行の Lamia,Isabella,The Eve of St Agnes and Other Poemsの5つのオードをこの詩集の核と見て、全体を六つの章に分けて、思索が作品として表現されて行く過程を辿り、キーツがロンドと呼んだ四つの作品の役割を検討する。
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【品切】
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はじめに

1.「永遠なる幸福」を求めて
 1.‘happy’, ‘happiness’ と Endymion の「幸福論」
 2.「見えない鳥」と「聞こえない調べ」
2.「感覚」と「思索」の間
 1.感覚か思索か
 2.感覚的経験の想像力による再構成“Ode to Psyche”
 3.胸の痛みの感覚から始まる“Ode to a Nightingale”
 4.魂に向かって奏でる笛の音を聞く“Ode on a Grecian Urn”
3.「幸福な鳩」の正体
 1.‘Happy,happy dove’ と ‘His Psyche true’
 2.三つのオードにおける対象の持つ意味の変遷
4.「夢見る目」から「覚めた目」へ
 1.「夢見る目」と「覚めた目」の分岐点、
    二つのオード群を分かつものと繋ぐもの
 2.両オード群に介在する四つの詩の役割
 3.“Ode on Melancholy” への道
5.“Ode on Melancholy”「死なねばならぬ美」
 1.“Ode on Melancholy” の特徴
 2.第一連「忘却の河レテに向かってはならぬ」
 3.第二連「比類なき目を深く見つめよ」
 4.第三連「ヴェールを着けた憂鬱」
6.“To Autumn”「霧と豊潤な実り」
 1.対立から調和へ “To Autumn” の位置付けと構成
 2.第一連 実りの秋
 3.第二連 収穫の秋
 4.第三連 秋の調べ
 5.“To Autumn” の構造的特徴

むすび
 1.「安らぎの自然」と「移ろいの自然」逃避から受容へ
 2.『1820年詩集』の中のオード
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山紫水明 ――頼山陽の詩郷―― 

著者
池田明子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
266 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2010年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-100-5 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/文芸評論
 
内容
多島海の風景美を表現する「山紫水明」は頼山陽の造語である。この言葉の背景をたずね、漢学者・詩人頼山陽の大和心と日本美の世界にせまる。書評
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【品切】
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グラビア
「山紫水明」の刊行に寄せて…………道坂昭廣

序章 海で生まれた「山紫水明」
 知的自由人のさきがけ
 「山陽伝」の流行
 忘れ去られた文豪
 「山紫水明」との出逢い
 「山紫水明」は本当に漢籍にないのか

一章 「游忠海記」――瀬戸内の港町、竹原から
 祖父 又十郎の志
 神童三兄弟
 学問の武者修行

二章 春水南軒――浪華へ
 青山社
 安芸男と浪華女
 「大日本史」写本
 山陽誕生
 帰郷の旅

三章 夜鶴草――広島へ
 春水、広島藩儒に
 静の嘆き
 広島暮らし
 春水の栄転
 大坂へ里帰り

四章 春秋去ること水のごとし――問題児
 春水の単身赴任
 癇癖の症
 杉の木小路の屋敷拝領
 十有三春秋

五章 山紫水白 継ぐに蒼然の色を以ってす――廃嫡の身
 癒しの地、竹原
 早婚から脱藩へ
 竹原舟遊

六章 「山紫水明」初見――神辺から京都へ、そして鞆で
 水明山紫 春暉藹たり
 山陽をめぐる三人の女性――玉蘊、細香、梨影
 山紫水明処に於いて撰し書す

七章 水天髣髴 青一髪――西遊
 訃報
 酒と詩
 耶馬溪

八章 山紫水明の比――癒しの時
 再び、山紫水明処
 水西荘

九章 山紫水明居士――京都に没す
 残夜水明楼
 山紫水明 指顧に在り
 節酒の誓い
 最も佳きは山紫水明の間

十章 言霊――山陽の思い入れ
 「山紫水明」の構成
 なぜ漢籍にないか
 後世の「山紫水明」と山陽
 日本の感性「山紫水明」
 既成概念に縛られない心

 付  竹原舟遊記
    対仙酔楼記
    頼家略系図
    主要参考文献

あとがき
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看図作文指導要領 ――「みる」ことを「書く」ことにつなげるレッスン――

著者
鹿内信善・渡辺聡・伊藤公紀・石田ゆき・栗原裕一・兒玉重嘉・伊藤裕康 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
230 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2010年5月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-101-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
中国生まれの看図作文をアレンジしてPISA型学力の育成に貢献できる現代の教育的ニーズに応える方法を独自に提案。多段階動機づけシステムを背景に、絵図テキストを読み解く力、取り出した情報を総合する力、新しい情報を創り出し発信する力を育む。
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第1章 やる気をひきだす看図作文

1.1 看図作文とは
 1.1.1 「みる」ことの力
 1.1.2「みる」ことと国語教育
 1.1.3 看図作文で用いられる絵図
 1.1.4 看図作文の授業理論
 1.1.5 絵図を読み解く活動
1.2 やる気の扉をひらく
 1.2.1 発見がうまれる
 1.2.2 疑問がうまれる
 1.2.3 達成感がうまれる
 1.2.4 拍手して喜ぶ
1.3 「驚き」を「やる気」につなげる看図作文
 1.3.1 絵図の工夫をいかす
 1.3.2 絵図「浦島」を使った5年生の授業
1.4 協同学習ツールとしての看図作文
 1.4.1 活発な話し合い
 1.4.2 考え方が広がるおもしろさ

第2章 創造性を高める看図作文

2.1 インプット・アウトプット法
 2.1.1 インプット・アウトプット法とは
 2.1.2 インプット・アウトプット法の授業
2.2 疑問点列挙法
 2.2.1 疑問点列挙法とは
 2.2.2 疑問点列挙法の授業
2.3 オリエンテーション変更法
 2.3.1 オリエンテーション変更法とは
 2.3.2 オリエンテーション変更法の授業(絵図「箸」を用いて)
 2.3.3 オリエンテーション変更法の授業2(絵図「茶碗」を用いて)
 2.3.4 オリエンテーション変更法の授業3(写真「落花生」を用いて)

第3章 活用力を高める看図作文

3.1 自己をふりかえり未来を探る看図作文
 3.1.1 大切な発達課題
 3.1.2 「ギター少年」絵図を使った中学生用授業
 3.1.3 「ギター少年」絵図を使った小学生用授業
3.2 見通す力を育てる看図作文
 3.2.1 1時限目の授業
 3.2.2 取材活動の位置づけ
 3.2.3 作文の記述
 3.2.4 2時限目の授業
 3.2.5 3時限目の授業
 3.2.6 4時限目の授業
 コラムA
3.3 意見文指導ツールとしての看図作文
 3.3.1 学習指導要領との関連
 3.3.2 授業の展開
3.4 行事作文を活性化させる看図作文
 3.4.1 楽しく書ける行事作文
 3.4.2 授業モデル
 3.4.3 授業モデルのステップ
 3.4.4 その他の感想文例
 コラムB

第4章 低学年でできる看図作文

4.1 簡単にできる「順序よく書く」指導
 4.1.1 学習指導要領との関連づけ
 4.1.2 授業の展開
4.2 楽しくできる「順序よく書く」指導
 4.2.1 多段階動機づけシステム
 4.2.2 授業の展開

第5章 看図作文のさまざまな技法

5.1 クローズ法
 5.1.1 クローズ法とは
 5.1.2 「村まつり」を用いたクローズ法
 5.1.3 「だがし屋さん」を用いたクローズ法
 5.1.4 クローズ法からの発展
5.2 問答法
 5.2.1 問答法とは
 5.2.2 授業の実際
 5.2.3 作文を書く
 5.2.4 推敲指導について
 5.2.5 予防指導
 5.2.6 問答法に使える他の教材
5.3 キャラクター設定法
 5.3.1 キャラクター設定法とは
 5.3.2 授業の展開
5.4 メルヘンスケープ法
 5.4.1 メルヘンスケープ法とは
 5.4.2 材料
 5.4.3 授業の概要
 コラムC

第6章 看図作文の発展可能性

6.1 自分で絵も描く看図作文
 6.1.1 キャラクター設定法のシリーズ化
 6.1.2看図作文の最終目標
6.2 看図作文からデジタル絵本へ

あとがき
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文学の授業づくりハンドブック 第2巻 授業実践史をふまえて 小学校中学年編/詩編

編著
松崎正治[浜本純逸監著] 
シリーズ
ことばの授業づくりハンドブック 
助成
 
判型
A5 
ページ
208 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2010年5月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-077-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
章ごとに作品を取り上げ、その授業実践史と今後の課題と授業づくりのヒントを提案。あまんきみこ「ちいちゃんのかげおくり」/斉藤隆介「モチモチの木」/木村裕一「あらしの夜に」/あまんきみこ「白いぼうし」/新美南吉「ごんきつね」/谷川俊太郎の「詩」他書評


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監修者緒言  浜本純逸

第2巻の編集にあたって  松崎正治


序 章 文学の授業デザインのために――『雪わたり』(宮澤賢治)、『蜂と神さま』(金子みすゞ)――〔浜本純逸〕
 一 感動から認識力へ
 二 文学の特質
 三 文学の授業の内容
   1 文学を読んで感動体験を成立させること
   2 文学の方法を習得させること
   3 文学的認識力を育てること
 四 学習指導計画と学習指導案

第一章 あまんきみこ「ちいちゃんのかげおくり」の授業実践史〔上谷順三郎〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 作品が創られた状況と履歴
   3 作品の評価
 二 教材について
   1 教材の分析と評価
 三 授業の歴史
   1 この教材でどのような授業を取り上げるか
   2 個別の授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント
   1 作者~「一 1」「一 2」
   2 作品~「一 2」「一 3」
   3 テクスト~「二」
   4 読者~「三」

第二章 齋藤隆介「モチモチの木」の授業実践史〔東 和男〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 作品が創られた状況と履歴
   3 作品の評価
 二 教材について
   1 教材の分析と評価
 三 授業の歴史
   1 この教材でどのような授業を取り上げるか
   2 個別の授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント
   1 「やさしさ」をどう教えるか
   2 音読を大事に
   3 表現にひらく学習へ

第三章 長崎源之助「つり橋わたれ」の授業実践史〔赤木雅宣〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 作品が創られた状況と履歴
   3 作品の評価
 二 教材について
   1 教材の分析と評価
   2 教科書への掲載状況
 三 授業の歴史
   1 この教材でどのような授業を取り上げるか
   2 個別の授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント
   1 作品について新鮮な感想をもつ過程
   2 読みの課題をつかませる過程
   3 課題に則し、作品を読む過程

第四章 木村裕一「あらしの夜に」の授業実践史〔林 美千代〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 作品が創られた状況と履歴
   3 作品の評価
 二 教材について
 三 授業の歴史
   1 この教材でどのような授業を取り上げるか
   2 個別の授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント

第五章 あまんきみこ「白いぼうし」の授業実践史〔住田 勝〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 『車のいろは空のいろ』の構成と「白いぼうし」の位置づけ
 二 教材について
   1 教科書教材への採録
   2 四年生教材としての教材価値――「なる」ことと「みる」ことの滑らかな循環運動
 三 授業について――「白いぼうし」の構造分析と授業実践の検討
   1 呪縛――「やさしい松井さん」という思考停止
   2 冒頭と結末の首尾照応関係
   3 挑発する視点構造――「落ちているぞ」と「置いてあります」の仕掛け
   4 〈白いぼうし〉という交差点――〈ちょう〉と〈夏みかん〉は交換可能か?
   5 「ふしぎな女の子」と「ほりばたで乗せたしんし」――2人のお客、2つの乗車シーン
 四 これからの課題と授業づくりのヒント――「白いぼうし」の学習指導が目指すもの

第六章 今西祐行「一つの花」の授業実践史〔山元隆春〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 作品が創られた状況と履歴
   3 作品の評価
 二 教材について
   1 教材の分析と評価
 三 授業の歴史
   1 この教材でどのような授業を取り上げるか
   2 個別の授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント
   1 「参加者」の立場と「見物人」の立場――表現の二重性への着目――
   2 文学の授業で「戦争」をどのように問題化するか
   3 感想の変容を誘い、深めていくこと

第七章 新美南吉「ごんぎつね」の授業実践史〔鶴田清司〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 作品が創られた状況と作品の履歴、評価
   3 作品の評価
 二 教材について
   1 教材の分析と評価
 三 授業の歴史
   1 この教材でどのような授業を取り上げるか
   2 最終場面の仕掛けを読むこと
   3 誰がなぜ語ってきたのか――伝承の物語として読むこと――
 四 これからの課題と授業づくりのヒント
   1 伝承の物語として読むこと
   2 作品を批評すること

第八章 谷川俊太郎の詩教材の授業実践史〔幾田伸司〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 作品について
 二 教材について
 三 授業の歴史
   1 どのような授業を取り上げるか
   2 授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント

第九章 工藤直子の詩教材の授業実践史〔村上呂里・田中千花〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 作品の評価
 二 教材について
   1 教科書における位置づけ
   2 工藤作品の教材的価値
 三 授業の歴史
   1 どのような授業を取り上げるか
   2 授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント

第一〇章 まど・みちおの詩教材の授業実践史〔松崎正治〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 まどの詩作品が創られた状況と履歴
   3 まどの詩作品の特徴と評価
 二 教材について
 三 授業の歴史
   1 どのような授業を取り上げるか
   2 個別の授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント
   1 これからの課題
   2 授業づくりのヒント

索 引


【執筆者一覧】(50音順)

赤木雅宣(あかぎ まさのぶ)  ノートルダム清心女子大学人間生活学部
幾田伸司(いくた しんじ)  鳴門教育大学学校教育学部
上谷順三郎(かみたに じゅんざぶろう) 鹿児島大学教育学部
住田 勝(すみだ まさる)  大阪教育大学教育学部
田中千花(たなか ちか)  沖縄市立美里小学校
鶴田清司(つるだ せいじ)  都留文科大学文学部
浜本 純逸(はまもと じゅんいつ)神戸大学名誉教授
林 美千代(はやし みちよ)  愛知県立大学ほか講師
東 和男(ひがし かずお)  福岡教育大学教職大学院
松崎正治(まつざき まさはる)  同志社女子大学現代社会学部
村上呂里(むらかみ ろり)  琉球大学教育学部
山元隆春(やまもと たかはる)  広島大学大学院教育学研究科
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サントクロワ修道院異変 ――狼を率いる王女――

訳者
秋山知子[Regine Deforges著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
420 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2010年5月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-095-4 
Cコード
C0097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/小説・童話
 
内容
賊に襲われて後しばし狼に育てられたヴァンダ。元フランク王妃の養女となったが、脱走・反乱を起こした修道女たちのリーダーとなり狼の一群を率いて戦う。史実に材を得た稀有の物語。
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  メロヴィング朝系図(一部)
  主な登場人物

第1章 引き起こされた石―576年12月5日

第2章 洗礼

第3章 ウリオン

第4章 580年 ガリア全土の疫病と天変地異、フレデゴンドの罪

第5章 580年 バシナ来る

第6章 582年 ヴァンダとオオカミのアヴァがいなくなる

第7章 584年 新たな疫病ヴァンダ、ロムルフの家に滞在する

第8章 585年 キルペリク王の死 ヴァンダ、修道院に戻る

第9章 プラエテクスタトゥスの暗殺 奇跡 オオカミたちポワチエを襲う

第10章 587年 ヴェネランドの逃亡 ラドゴンドの死

第11章 588年 森の中の遭遇

第12章 ヴァンダの病気 母オオカミの死

第13章 母オオカミの毛皮 ヴァンダ、トゥールへ行く

第14章 グレゴリウス、ヴァンダに会う 修道女たちが脱走を決意する

第15章 修道女の反乱 誘拐未遂 グントラム王の宮廷

第16章 サクソン人クルデリク 森の中の待ち伏せ 暴行と一人の修道女の死

第17章 ポワチエへの帰還 クロディエルド、ウリオンの真実を知る

第18章 590年 ルボヴェールの誘拐 アルビンの帰還
    ならず者ポリュークトの恐ろしい死 審判

第19章 バシナ修道院に帰る マロヴェに囚われたヴァンダがその出生の真実を知る
    ロムルフの死 アルビンの旅立ち

  解  説
  付録 参考資料
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借曲集 SAD SONGS :set to Japanese Melodies

著者
片柳 寛 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
76 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2010年5月15日3刷 
ISBN
ISBN978-4-87440-722-6/ISBN4-87440-722-6 
Cコード
C0073 
ジャンル
一般書/実用・趣味
 
内容
日本の童謡・唱歌を原曲とし、編者自らが英詞した歌詞と楽譜を載せた借曲集。楽譜があるので原曲を知らない外国人でも楽しめる。『夕焼小焼』『さくら』『戦友』など。(英文)
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 Greeting
 Introduction
 Foreword
  Notes
 
 Title ――First line, original
 
 ・Starry Sky ――Yuuyake Koyake-de Hi-ga kurete
 ・Simple Song ――Yurikago-no Uta-wo
 ・Lullaby ――Ame-ga furimasu
 ・Soldier Dying ――(no verse)
 ・Dirge ――Aoge-ba toutoshi Waga-shi-no On
 ・Spring Sorrows ――Furuki miyakowo
 ・To The War Dead ――Umi yuka-ba mizuku Kabane
 ・Dear Shadow ――Usagi oishi Ano-yama
 ・Sad Songs ――Haru-no Ogawa-wa sarasara nagaru
 ・Le Petit Prince d'Etoile ――Michi-wa Hitosuji Tambomichi
 ・Vessel of Sorrows ――Koko-wa Okuni-wo nan-byakuri
 ・Mother Eternal ――Haru-ga kita, Haru-ga kita Doko-ni kita
 ・Wings ――Shabondama tonda Yane-made tonda
 ・Resigned? ――Koganemushi-wa Kanemochi-da
 ・Easter Promise ――Are, Tennin-ga Hagoromo-no
 ・A Song to Teach ――Somatsuni suna-to Hahaue-ga
 ・Battle Won ――Shichiri-ga Hama-no Isozutai
 ・Innocent Tears ――Sakura, Sakura, Yayoi-no Sora-wa
 ・Happy Tale ――Sora-mo, Minato-mo Yo-wa harete
 ・Child's Prayer ――Kono Michi-wa Itsu-ka kita Michi
 ・Far Call ――Tsuki-no Sabaku-wo harubaru-to
 ・Lone Voyager ――Hana-yorimo medenishi Waga-ko yo
 ・Shy Reunion ――Ryojun Kaijyoo Yaku narite
 ・One That Goes ――Kokoro takeku-mo Onigami naranu
 ・Lonely Doll ――Kinran Donsu-no Obi shimenagara
 ・Empty Dream ――Mate-do kurase-de konu Hito-wo
 ・Dream ――Yuuyake Koyake-no Akatombo
 ・Friend Departing ――Todoroku Tsutsuoto tobikuru Dangan
 ・Come Home! ――Nanohanabatake-ni Irihi usure
 ・Eternity ――Haru Kooroo-no Hana-no En
 
  Postscript
  IndexA by original titles
  IndexB by composers
  Reference
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Hiroshima & Peace 

編著
Carol RINNERT・Omar FAROUK・INOUE Yasuhiro 
シリーズ
Hiroshima City University Faculty of International Studies Book Siries:Volume3 
助成
 
判型
A5 
ページ
340 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2010年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-103-6 
Cコード
C1031 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
「平和」をテーマに、広島に直接的、間接的に関連した戦争・人権・政治などについて論述。Atomic Bombing and Hiroshima's Legasy, Wartime Legacies, Situated Peace Efforts, Resources for Constructing Peace の4部・22章構成。(英文)
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 Acknowledgments
 Introduction Omar FAROUK

1.Atomic Bombing and Hiroshima's Legasy
 1.Indiscriminate Bombing and Mass Killing:The Road to the Atomic Bombing of Hiroshima and Nagasaki Yuki TANAKA
 2.The Manhattan Project and the American Narrative of the Bombings of Hiroshima and Nagasaki Robert JACOBS
 3.Some Reflections on the Urban and Architectural Legacy Hiroshima’s Post-war Reconstruction Nassrine AZIMI
 4.The Danger of Nuclear Weapons and Justification of Atomic Bombing in the U.S. MIZUMOTO Kazumi
 5.Remembering the Atomic Bombings Brien HALLETT
 6.Nuclear Culture in Cold Wer America:Events and Impacts Robert JACOBS
 7.Remembering the Hiroshima Bombing:International Newspaper Coverage 60 Years Later INOUE Yasuhiro & Carol RINNERT

2.Wartime Legacies
 8.Democracy and Pacifism in Post-war Japan MOMOSE Hiroshi
 9.Japanese Comfort Women, and the Need to Contextualize Victimhood Ulrike WOHR
 10.Memory and Reconciliation:Culturally Embedded Memories of Japan and Korea KIM Mikyoung
 11.Memory, Identity and Images of “Other”:Japanese POWs in the Soviet Union Yulia MIKHAILOVA

3.Situated Peace Efforts
 12.Remembering Peace in Palestine and Hiroshima YUASA Masae
 13.Peace, Pacifism and Peace Movements in Germany during the First Half of the 20th CenturyTAKEMOTO Makiko
 14.U.S.-Japan Alliance and Japanese Nuclear Disarmament Policy:Leverage or Constraints? KAMIMURA Naoki
 15.Competent Analyst but Modest Peace-Broker? The EU’s Involvement in the ‘Frozen Conflict’ Problems in Georgia HIGASHINO Atsuko
 16.DU (Depleted Uranium) Problem as the Nuclear Shadow:Iraq War as Seen from Hiroshima KAZASHI Nobuo

4.Resources for Constructing Peace
 17.Inner Peace Experience in Literature Christian LE DIMNA
 18.Communication Style and Cross-cultural (Mis) understanding:Implications for Effective Interaction across Cultures Carol RINNERT
 19.Media’s Role in Peace Building INOUE Yasuhiro
 20.Promoting Users’ Access to Natural Resources in Developing Countries:Institutional Reform of Irrigation Management NAKASHIMA Masahiro
 21.Islam and Human Rights Omar FAROUK
 22.Democracy and Peace FUKUI Haruhiro

 Contributors
 Index
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文学の授業づくりハンドブック 第4巻 授業実践史をふまえて 中・高等学校編

編著
田中宏幸・坂口京子[浜本純逸監著] 
シリーズ
ことばの授業づくりハンドブック 
助成
 
判型
A5 
ページ
286 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2014年3月31日2刷 
ISBN
ISBN978-4-86327-079-4 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
章ごとに作品を取り上げ、その授業実践史と今後の課題と授業づくりのヒントを提案。森鴎外「舞姫」/井伏鱒二「黒い雨」/ヘルマン・ヘッセ「少年の日の思い出」/太宰治「走れメロス」/向田邦子「字のないはがき」/芥川龍之介「羅生門」/夏目漱石「こころ」他書評

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監修者緒言  浜本純逸

第4巻の編集にあたって  田中宏幸・坂口京子


序 章 文学の授業デザインのために 中・高等学校――「黒い雨」(井伏鱒二)、「舞姫」(森鴎外)、創作――〔浜本純逸〕
 一 感動から認識へ
 二 物語・小説の特質
 三 文学の授業の内容
   1 文学を読んで感動体験を成立させること
   2 文学の方法を習得させること
   3 文学的認識力を育てること
 四 学習指導計画と学習指導案
   1 『黒い雨』を中核学習材にする単元例
   2 『舞姫』を中核学習材にるす単元例

第一章 「少年の日の思い出」(ヘッセ)の授業実践史〔三浦和尚〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 作品が創られた状況と履歴
   3 作品の評価
 二 教材について
 三 授業の歴史
   1 この教材でどのような授業を取り上げるか
   2 個別の授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント

第二章 「走れメロス」(太宰治)の授業実践史〔熊谷芳郎〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 作品が創られた状況と履歴
   3 作品の評価
 二 教材について
   1 教材の分析と評価
 三 授業の歴史
   1 この教材でどのような授業を取り上げるか
   2 個別の授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント
   1 単なる道徳教材として読み取らない
   2 小説の読み取りに必要な基礎技能を整理する
   3 作品世界を想像体験として読ませる

第三章 「字のないはがき」(向田邦子)の授業実践史〔甲斐利恵子〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 作品が創られた状況と履歴
   3 作品の評価
 二 教材について
   1 教材の分析と評価
 三 授業の歴史
   1 授業分析
   2 個別の授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント

第四章 「握手」(井上ひさし)授業実践史〔坂口京子〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 作品が創られた状況と履歴
   3 作品の評価
 二 教材について
   1 教科書掲載状況と原文との比較
   2 教材の分析と評価
 三 授業の歴史
   1 この教材でどのような授業を取り上げるか
   2 個別の授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント

第五章 「故郷」(魯迅)の授業実践史〔中西一彦〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 作品が創られた状況と履歴
   3 作品の評価
 二 教材について
   1 教材の分析と評価
 三 授業の歴史
   1 この教材でどのような授業を取り上げるか
   2 個別の授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント
<参考>魯迅「故郷」の新訳(坂口京子)

第六章 「羅生門」(芥川龍之介)の授業実践史――『羅生門』の行方は誰も知らない――〔丹藤博文〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 作品が創られた状況と履歴
   3 作品の評価
 二 教材について
   1 教材の分析と評価
 三 『羅生門』の授業成立のために
   1 〈読み〉をめぐって
   2 〈語り〉を読む授業
 四 これからの課題と授業づくりのヒント
   1 読みの三角形
   2 教材『羅生門』の行方は誰も知らない
<参考>芥川龍之介の「羅生門への弁明」(田中宏幸)

第七章 「こころ」(夏目漱石)の授業実践史〔高山実佐〕
 一 作者と作品について
   1 夏目漱石
   2 「こゝろ」の成立状況
   3 作品『こゝろ』
 二 教材について
   1 教科書採録状況
   2 教材「こころ」
 三 授業の歴史
 四 これからの課題と授業づくりのヒント
   1 採録箇所の問題――『こゝろ』のどこを読むのか――
   2 さまざまな〈読み〉――『こゝろ』をどのように読むことができるのか――
   3 さまざまな言語活動――『こゝろ』でどのようなことばの力をつけることができるのか――
   4 生涯を通しての読書

第八章 「山月記」(中島敦)の授業実践史〔渡辺通子〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 作品が創られた状況と履歴
   3 作品の評価
 二 教材について
   1 教材化の背景
   2 教材採録状況
 三 授業の歴史
   1 教材としての「山月記」が抱える課題
   2 教科書の「学習の手引き」に示された問い
   3 個別の授業について――この教材でどのような授業を取り上げるか
 四 これからの課題と授業づくりのヒント
   1 今後の課題と改善への提案
   2 授業づくりのヒント

第九章 「七番目の男」(村上春樹)の授業実践史〔幸田国広〕
 一 作者と作品について
   1 作者について
   2 作品が創られた状況と履歴
   3 作品の評価
 二 教材について
   1 教材の分析と評価
 三 授業の歴史
   1 この教材でどのような授業を取り上げるか
   2 個別の授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント

第一〇章 「詩」の授業実践史――「ぼろぼろな駝鳥」及びアンソロジー型の授業――〔田中宏幸〕
 一 詩教材の教科書採録状況
 二 詩の学習指導の意義と学習指導法
   1 詩の特性と学習指導の意義
   2 詩の学習指導法の類型
 三 「単独作品鑑賞型」の授業――「ぼろぼろな駝鳥」を中心教材として
   1 朗読の指導
   2 読解の指導(1)――「読み研」の授業
   3 読解の指導(2)――「語句」に着目した読み方指導
   4 「感じ方」の指導
   5 「見方」の指導
 四 アンソロジー型の指導
   1 詩の収集・編集と中心とした「詩の味わい方」――大村はまの場合(中学)
   2 「手作り詩集」の編集――野地潤家の場合(中学)
   3 「詩の分類」による分析と多読の学習――中谷雅彦の場合(高校)
   4 「主語単元学習」としての詩の指導――小室善弘の場合(高校)
 五 これからの課題と授業づくりのヒント

第一一章 「古典」の授業実践史――戦後の古典教育の展開と授業実践に学ぶ――〔渡辺春美〕
 一 戦後古典教育実践の展開
   1 学習者の定位と古典教育方法の模索
   2 学習者を主体とする古典教育方法の追究
   3 学習者を主体とする古典教育の創成
   4 学習者を主体とする古典教育の展開
   5 古典教育の発展
 二 古典教育実践の実際(1985年以後)
   1 中学校における古典教育実践
   2 高等学校における古典教育実践
 三 これからの古典(古文)指導の課題と授業づくりのヒント
   1 中学校古典(古文)指導の構想
   2 高等学校古典(古文)指導の構想

第一二章 文学を学習材とした「単元学習」〔浜本純逸〕
 一 はじめに――文学教育を実現し、発展させるために――
 二 単元的展開の前提
   1 授業開きの単元
   2 ミニ単元・帯単元による学習
 三 主題探究を軸とした単元
 四 読書生活指導の探究
 五 総合単元学習の実践……生き方を考える実践

索引(事項索引・人名索引・教材名・作者名・書名索引)


【執筆者一覧】(50音順)

甲斐利恵子(かい りえこ)    東京都港区立赤坂中学校
熊谷 芳郎(くまがい よしろう) 聖学院大学人文学部
幸田 国広(こうだ くにひろ)  東洋大学文学部
坂口 京子(さかぐち きょうこ) 常葉学園大学教育学部
高山 実佐(たかやま みさ)   東京都立広尾高等学校
田中 宏幸(たなか ひろゆき)  広島大学大学院教育学研究科
丹藤 博文(たんどう ひろふみ) 愛知教育大学教育学部
中西 一彦(なかにし かずひこ) 関西国際大学教育学部
浜本 純逸(はまもと じゅんいつ)神戸大学名誉教授
三浦 和尚(みうら かずなお)  愛媛大学教育学部
渡辺 春美(わたなべ はるみ)  高知大学教育学部
渡辺 通子(わたなべ みちこ)  東北学院大学教養学部
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台湾の都市高齢化と社会意識 

編著
三浦典子 
シリーズ
山口大学東アジア研究シリーズ1 
助成
 
判型
A5 
ページ
250 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2010年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-097-8 
Cコード
C3036 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
台湾における高齢化の現状および高齢者施設や社会制度の推移、高齢者をとりまく集団構造や高齢者の意識や将来を規定する若者の意識などを実証的に分析。九名による共著。
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 はじめに

序章 東アジアにおける近代化と都市高齢化………三浦典子
 1.はじめに――問題の所在と研究の経緯
 2.若者の意識にみる家族変化
 3.若者の生き方と生きがい
 4.ボランティア活動への期待
 5.高齢社会東アジアの社会関係資本

1章 台湾における高齢化………林 顕宗
 1.問題提起
 2.高齢化の実態
 3.青壮年層の家族責任
 4.高齢者の生活状況
 5.家族力の低下
 6.政府の役割
 7.活発な宗教ボランティア
 8.結 論

2章 台湾における高齢者福祉政策の推移と発展
   ――介護保険制度の構築に向けて――………荘 秀美
 1.はじめに
 2.高齢者福祉政策の展開
 3.新しい政策の展開
 4.高齢者福祉サービスの現状
 5.台湾の高齢者福祉政策の動向
 6.結びに代えて――介護保険法の制定に向けて

3章 台湾における高齢者の社会福祉政策と日本の経験………柳澤 旭
 1.はじめに
 2.台湾における福祉政策の展開
 3.高齢者福祉の現段階
 4.台湾の社会福祉政策の課題
 5.展望――台湾における制度展開と日本の経験

4章 台湾における高齢者給食サービスの実施と課題………頼 明俊
 1.はじめに
 2.台湾における高齢者給食サービスの発展と形態
 3.高齢者給食サービス実施の成果と課題
 4.高齢者給食サービスの発展趨勢
 5.まとめ

5章 高齢化社会台湾における宗教団体の活動………三浦典子
 1.はじめに
 2.台湾における高齢者施設運営の多様化
 3.教会が主体となった農村地域の福祉コミュニティ形成活動の事例
 4.仏教教団の社会貢献活動
 5.仏教団体による高齢者施設の委託運営の事例――仏光山――
 6.台湾最大の仏教ボランティア団体――慈済会――
 7.慈済会の組織
 8.まとめ――宗教団体と地域団体の連携

6章 台湾における高齢者の就労意識………苑 (くさかんむりに)倍 怡
 1.はじめに
 2.屏東市における高齢者調査の概要
 3.高齢者の就労状態と就労意欲類型
 4.高齢者の価値意識と就労意識
 5.価値意識の相互連関
 6.まとめ

7章 台湾における高齢者差別意識………辻 正二
 1.問題意識
 2.敬老精神の存在と老人差別の認知
 3.棄老類型の構成
 4.老人への差別感情
 5.まとめ

8章 台湾の大学生にみる高齢者意識………頼 明俊・荘 秀美
 1.はじめに
 2.先行研究の検討
 3.「若者の高齢者像に関する調査」の概要
 4.大学生の高齢者意識
 5.まとめ

9章 台湾における若者の規範意識………王 美玲
 1.はじめに
 2.規範意識をめぐる論議
 3.台湾の若者の価値意識:社会観・恋愛観・教育観
 4.欠席理由にみる規範意識
 5.非行観にみる規範意識
 6.おわりに

10章 台湾から日本への留学と留学意識
   ――日本統治時代から現代へ――………王 珮瑜
 1.台湾から日本への留学
 2.日本統治時代の内地留学
 3.今日の台湾における留学意識
 4.異なる社会的コンテキストにおける留学意識

終章 高齢社会台湾の将来展望………辻 正二
 1.はじめに
 2.台湾社会の人口の高齢化
 3.台湾の高齢者問題
 4.若者の高齢者への親密性と扶養観
 5.将来の展望
 6.結 語

付録 「東アジアプロジェクト研究」台湾調査記録
執筆者紹介
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スウィンバーン研究 

著者
上村盛人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
216 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
2010年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-094-7 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
ヴィクトリア時代の代表的詩人・文人スウィンバーンの個人的神話に基づいて展開する詩の世界を中心に、ラファエル前派主義および審美主義の芸術家や文人たちとのかかわりについて論じる。
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 まえがき

第一章 海の詩人スウィンバーン
第二章 スウィンバーンの世界観と詩学
第三章 スウィンバーンと〈ファム・ファタル〉神話
第四章 『チャペルの子供たち』
第五章 『詩とバラード』(第一集)
第六章 『日の出前の歌』
第七章 『詩とバラード』(第二集)
第八章 スウィンバーンとペイター
第九章 ラファエル前派詩人スウィンバーン
第十章 スウィンバーンと現代

 スウィンバーン年譜
 参考文献
 あとがき
 索  引
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小学校・幼稚園 教育実習の手引き〈改訂版〉 

編著
安田女子大学児童教育学科 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
240 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2013年4月1日2刷 
ISBN
ISBN978-4-86327-098-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈幼児・児童教育〉
 
内容
平成20年3月公示の幼稚園教育要領・小学校学習指導要領に準拠した教育実習の内容・方法の検討に加え、実習の事前・事後指導、展開の実際や各教科の授業ほか、教育実習・教育活動についての基本事項をより具体的に。
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まえがき

     第1部 小学校の教育実習

第1章 教育実習の目的と方法
 1 教育実習の意義と目的
 2 教師の資質・能力
 3 小学校教育の構造と機能の理解
 4 教育実習の計画と準備
 5 教育実習の事前学習
 6 教育実習の事後学習
 7 教育実習に参加するために

第2章 小学校教育実習の内容と展開
 1 教育実習の内容
 2 教育実習の形態
 3 教育実習の要点
 4 授業観察・実地指導の進め方
 5 実習記録
 6 教育実習中の健康管理
 7 教育実習の具体的活動

第3章 小学校教育の実際
 1 小学校の教育目標と教育課程
 2 学校経営計画と校内組織
 3 子どもの発達と教育
 4 小学校教育における実践課題
 5 充実した教育活動のために
 6 授業づくりと指導技術
 7 子どもたち相互のかかわり合い

第4章 各教科等の指導
 1 学習指導案の作成
 2 学習指導案の評価
 3 授業の展開
 4 各教科の指導
   国語科/社会科/算数科/理科/生活科/音楽科/
   図画工作科/家庭科/体育科
 5 教科以外の授業
   道徳/外国語活動/総合的な学習の時間/特別活動


     第2部 幼稚園の教育実習

第1章 幼稚園教育実習の目的と方法
 1 幼稚園教育実習の意義と目的
 2 幼稚園教諭の求められる専門性と適正
 3 幼稚園教育実習の計画と準備
 4 幼稚園教育実習の事後学習
 5 幼稚園教育実習参加規定

第2章 幼稚園教育実習の内容と展開
 1 幼稚園教育実習の形態
 2 幼稚園教育実習の記録
 3 幼稚園教育実習指導案の作成
 4 幼稚園教育実習中の健康管理

第3章 幼稚園教育の実際
 1 幼稚園教育の目的と健康課程
 2 幼児期の発達の特徴
 3 新しく求められる幼稚園教諭の資質と能力


資 料 編
 1 教育実習・保育実習予定表
 2 児童教育学科 教育実習(1・2・3)参加資格
 3 広島市立学校 教育実習実施要項
 4 呉市教育委員会 教育実習取扱要領
 5 教育実習履修の手続き
 6 教育実習・保育実習希望調査について
 7 教育実習3・保育実習 最終確認表
 8 教育実習・保育実習 事前指導資料
 9 教育実習成績評定尺度表(小学校)・(幼稚園)
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授業学 ――社会システムとしてみる「体育授業」と「指導案」――

著者
松岡重信 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
220 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2010年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-090-9 
Cコード
C0037 
ジャンル
教育〈保健・体育〉
 
内容
システム論的思考からとらえる体育授業と、ネパール・ブータン・チベットの教育事情。社会システムとしてみる体育授業/教科の教育は如何なる関連性を/途上国の教育・体育教育
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 まえがき

序 論
 第1章 体育の「授業評価研究」を語ると
  第1節 問題にしたい事
  第2節 教育と評価
  第3節 体育授業の評価
  第4節 教育の世界の目標・目的・評価
  第5節 目標の「所有制・人称性」
  第6節 体育授業にかかわる「全体像」と「物差し」としての評価法
  第7節 人間の生活の全体
  第8節 体育科の授業評価を巡る問題
  第9節 授業を対象にした研究のあり様
  第10節 授業のアセスメント評価は成立するか
  第11節 「授業評価」の情報の使い方
  第12節 まとめてみると
 文 献

 第2章 問題こそが問題だ……!
  第1節 出発点と問題の範囲の概略
  第2節 社会システムという世界の眺め方
  第3節 学校体育や学校スポーツの研究にかかわって
  第4節 手間・空間・仲間・時間の4間とスポーツ
  第5節 問わねばならない子ども達の学校生活
  第6節 「正当性の訴え」と「言い訳……懺悔」の連鎖
  第7節 スポーツ界の「常識」と「非常識」
  第8節 教育の世界・体育の世界
 文 献


本 論 第一部

 第3章 社会システムとしてみる体育授業
  第1節 はじめの問題意識
  第2節 社会システム論の示唆と適用
  第3節 ここでも目的と議論の仕方
  第4節 学校教育の記述研究
  第5節 体育授業における諸関係の記述
 文 献

 第4章 体育科教育における「運動単位」と『学習指導案」
  第1節 学習指導案≒実践仮説という発想
  第2節 「運動単位」を考える前提理解
  第3節 「運動単位」の提案
  第4節 授業の実践/授業の予測研究
  第5節 学習指導案の理論的把握
  第6節 学習指導案の構成
  第7節 終わりに
 文 献

 第5章 いくつかの実践例と考え方
  第1節 バレーボールの初心者指導
  第2節 水泳指導の場合
  第3節 「愛のテニス」と「殺し合いのテニス」
  第4節 人間の運動の見直しと体育授業
  第5節 本当の要素は何
 文 献

 第6章 教科の教育は如何なる関連性を
  第1節 はじめに
  第2節 学校教育システムの「内」と「外」とフラクタル
  第3節 社会システムとしての教科活動
  第4節 日本型スポーツシステムと体育科
  第5節 そこでの提言
 文 献

 第7章 日本の生涯スポーツ構想に関するシステム論的考察
  第1節 はじめに問題と思うこと
  第2節 研究対象とシステム観
  第3節 「システム」と「環境」と幾つかの概念
  第4節 経験や学習に例えて言えば
  第5節 体育授業の記述
  第6節 生涯スポーツ社会への構想
  第7節 ここでの結論
 文 献

 第8章 教育職能の形成と高度化に関する議論
  第1節 この調査の経験と目的
  第2節 海外調査の日程と訪問先
  第3節 ネパールの社会事情と教育状況
  第4節 ブータンの教育と教員養成
  第5節 チベットの教育
  第6節 三ヶ国の教育状況の記述
  第7節 調査のまとめ
 文 献


本 論 第二部

 第9章 途上国(Nepal)の教育・体育教育
  第1節 はじめに
  第2節 ネパールの政治情勢の変化
  第3節 教育情勢の変化
  第4節 ネパールをまとめていえば
 文 献

 第10章 ネパールの教育支援の効果について
  第1節 はじめに
  第2節 NGO東広島ユネスコ協会の支援活動の概略
  第3節 10年プロジェクトの追加事業内容と評価
  第4節 モデル校の生徒数の変化から
  第5節 地域支援や学校支援と「自立」への課題
  第6節 NGO支援活動にかかわる懸念材料
  第7節 まとめ
 文 献

 第11章 ブータンの体育教育と教員養成システム
  第1節 ブータンを訪問して
  第2節 ブータンの教育制度および教員養成制度
  第3節 ブータンの国民性と教育
  第4節 まとめ
 文 献


結 論
 
 第12章  終わりに
  第1項 意識をどうつなぐ?
  第2項 あとがき
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日英関係経営史 ―英国企業の現地経営とネットワーク形成―

著者
山内昌斗 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
216 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2010年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-087-9 
Cコード
C3034 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
英国企業サミュエル商会、バブコック・アンド・ウィルコックス、ダンロップ、リーバ・ブラザーズの4社を主に研究対象とした、第二次大戦前の対日投資と経営の実態。
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はしがき

第1章 問題提起
1.「日英関係経営史」に取り組む理由
2.研究の展開

第2章 第二次大戦前における英国企業の日本進出
1.居留地貿易体制下の英国企業
    開国前の日英関係/英国におけるグローバル化のあゆみ/英国企業と海外市場
    日英交流の再開/巨大商社と日本市場/ジャーディン=マセソン商会の対日ビジネス
    グラバー商会のビジネス活動/英国貿易商社による鉱工業分野の開発
    金融通貨制度の確立と英国系銀行
2.協調体制下の英国企業
    英国の衰退と日英関係の強化/日本における外資政策の転換
    居留地制度の廃止と鉱工業分野における対日ビジネスの本格化
    日英関係の深化と軍需産業/現地企業によるキャッチアップとその対応
    ライセンシングによる市場参入
3.対立関係下の英国企業
    協調関係の終焉と対日ビジネス/日本市場における競争力の低下
    ナショナリズムの高揚と企業活動
要 約

第3章 サミュエル商会の対日投資と現地経営
1.英国サミュエル商会の成立および発展
    企業家サミュエルの誕生/サミュエル商会の海外展開と事業体制
2.新市場の出現と貿易活動の拡大
    サミュエル商会の日本進出/日本における商会ビジネスの展開/日本における商取引上のトラブル
    商会ビジネスの停滞
3.石油事業への進出
    スタンダード・オイルと石油市場/ロシアにおける油田開発/スタンダード・オイルへの挑戦
    日本市場における灯油の流通・販売体制
4.石油事業の拡大
    ロイヤル・ダッチの台頭/サミュエル商会の新たな試み
    極東市場における石油ビジネスの新展開/日本における流通・販売網の再編
    居留地制度の廃止と企業/日本国内における製油事業の展開/重油需要の増加
    ガソリン需要の増加
5.外資への圧力の高まりとライジングサン石油
    国内企業による石油ビジネスへの参入/国内外における石油カルテルの成立
    石油業法の制定とライジングサン石油
要 約

第4章 英国B&Wの対日投資と現地経営
1.B&Wの成立と発展
    発明家バブコックとウィルコックス/ボイラー技術の動向と水管式ボイラーの発明
    水管式ボイラーに秘められた可能性/米国B&Wとシンガー・ミシン
    米国B&Wの英国進出/英国子会社の独立と国際戦略
2.英国B&Wの日本進出
    間接輸出から直接輸出へ/日本総支社と三井物産/大量販売体制の確立と日本市場
    汽罐保険会社の特徴/第一機関汽罐保険株式会社の創設/工場設備の獲得
    禅馬鉄工所における労使関係/事業の合弁計画
3.国際情勢の変化と事業
    日本におけるボイラー業界の動向/国際情勢の変化とその対応
    日英関係の悪化と市場からの一時的な撤退/戦後の現地経営
要 約

第5章 ダンロップの対日投資と現地経営
1.ダンロップの成立と発展
    空気入りタイヤの発明と事業化への試み/外部からの特許技術の導入
    企業規模の拡大/ダンロップの海外展開
2.ダンロップの対日戦略
    日本市場の開拓/ダンロップの日本進出/ダンロップ護謨(極東)日本支店の事業展開
    対日ビジネスの拡大/対日ビジネス体制の変化
3.タイヤ市場の拡大と競争の激化
    国内タイヤ市場を巡る攻防/国内市場における競合企業の台頭
    日英関係の悪化とダンロップの対応/対日ビジネスの停滞
4.現地経営の再開と競争力の低下
    本国本社における組織能力の低下と現地経営の苦悩/日本市場からの撤退とダンロップの消滅
要 約

第6章 リーバ・ブラザーズの対日投資と現地経営
1.リーバ・ブラザーズの成立と発展
    創設者リーバ/石鹸販売の展開/川上への垂直的統合
    生産拠点としてのポートサンライト/リーバ・ブラザーズの成立
2.リーバ・ブラザーズの初期の国際展開
    市場志向型投資/供給志向型投資
3.対日投資の決断
    日本市場の開拓/輸出戦略の転換/対日投資の狙い
4.日本における事業展開
    工場立地の選択と建設への着手/リーバ・ブラザーズ尼崎工場の生産能力と経営
    事業の展開
5.対日投資の失敗と撤退
    現地経営の苦悩と硬化油事業の問題/国内企業との競争関係/労使の対立
    日本市場からの撤退
要 約

第7章 英国企業のネットワーク――比較分析――
1.新興市場におけるネットワークの構築
2.ネットワークの構築と企業の競争力
    現地市場における競争とイノベーション/ネットワークの構築と対日投資
3.グローバル経済の変化とネットワークの再構築
    日英関係の変化とネットワーク/ネットワークの再構築
要 約

第8章 研究の到達点と残された課題


参考資料
参考文献
索  引
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企業の社会貢献と現代アートのまちづくり 

著者
三浦典子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
272 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2010年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-088-6 
Cコード
C3034 
ジャンル
政治・経済・法律 労働・福祉・生活
 
内容
主に山口県を中心に、企業の経済活動や文化芸術活動の支援が地域に及ぼす影響や活性化の実状を、豊富な調査資料をもとに研究。人と企業とのありかたを模索する。
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【品切】
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はじめに  ネットワーク型社会における企業の社会貢献


     第1部 地方都市における企業の社会貢献活動

第1章 企業の社会貢献活動の現状
 1.はじめに
 2.日本の企業の社会貢献活動の現況
 3.企業メセナの進展

第2章 山口県企業にみる社会貢献活動の現状
 1.山口県における企業の社会貢献活動
 (1)調査の概要と調査結果にみる山口県企業の特徴
 (2)従業員の福利厚生制度の概要
 (3)企業の果たす役割の概要
 (4)山口県企業の社会貢献活動
 2.事業所別にみた従業員のための福利厚生制度
 3.地域社会における企業の役割と社会貢献活動
 (1)企業の地域社会に果たす役割
 (2)社会貢献活動の実施状況
 4.社会貢献活動の連携団体
 5.社会貢献活動についての志向

第3章 山口県企業にみる社会貢献活動の推移
 1.比較企業調査の概要
 2.山口県企業のプロフィール
 3.従業員に対する福利厚生制度
 4.地域社会における企業の社会的役割と貢献活動
 5.福利厚生制度と社会貢献活動との関連
 6.社会貢献活動のネットワーク化
 7.NPO・NGOとの関連
 8.事業所の経営方針
 9.企業の考える地域社会とのかかわり

第4章 山口県企業ボランティア活動促進モデル事業所の活動
 1.山口県企業ボランティア活動促進モデル事業所の概要
 2.企業ボランティア活動促進モデル事業所の活動事例
  マックスバリュ西日本(株)ザ・ビッグ大内店
  (株)トクヤマ徳山製造所
  (株)NTT西日本山口支店
  防府信用金庫
  (株)中電工山口支店
  (株)イズミゆめタウン山口
  (株)フジ フジグラン山口
  富士ゼロックス山口(株)
  小郡郵便局
  中国電力(株)山口支店
  新日本石油精製(株)麻里布製油所
 3.企業の社会貢献活動と地域社会との連携
 (1)清掃活動
 (2)寄付活動
 (3)工場見学・施設開放、インターンシップ
 (4)企業間の連携
 (5)地域イベントへの参加

第5章 企業の社会貢献活動に対する住民評価
 1.はじめに
 2.防府市の工業化とマツダ株式会社
 3.企業の地域政策
 (1)マツダの防府市への進出
 (2)愛情防府運動の誕生と発展
 (3)愛情防府運動の現況
 4.地域住民の企業活動評価
 (1)住民調査の概要
 (2)地域住民の企業評価の推移
 (3)コミュニティ・モラールと企業評価
 5.住民のオールタナティブな方向性
 6.まとめと課題

第6章 地方都市におけるUターン者の地域参加と企業評価
 1.問題の所在
 2.調査対象者の選定
 3.地方都市の高校卒業生のプロフィール
 (1)高校卒業生の市内在住状況
 (2)高校卒業生の大学進学状況
 4.調査回答者にみる高校卒業後在住者の特徴
 (1)性別一時他出者
 (2)年齢別一時他出者
 (3)学歴別一時他出者
 (4)職業別一時他出者
 5.一時他出者の生活構造
 (1)インフォーマルな社会関係
 (2)フォーマルな団体加入
 6.一時他出者のコミュニティ意識
 (1)コミュニティ・モラール
 (2)コミュニティ意識<開放性-閉鎖性>
 (3)コミュニティ意識<主体性-客体性>
 (4)コミュニティ意識<コミュニティ志向-自己中心志向>
 (5)生活環境評価
 7.地域住民の企業・事業所に対する期待と評価
 (1)企業や事業所への期待
 (2)企業の社会貢献活動への期待と評価
 (3)企業の社会貢献の方向性
8.まとめ  影響者への期待と現実


     第2部 企業メセナと現代アートのまちづくり

第7章 企業メセナと地域メセナ
 1.はじめに
 2.地域メセナ組織の概況
 3.地域メセナ組織の活動概要
 (1)特定非営利活動法人 伊達メセナ協会(北海道)
 (2)地域の文化を支援する企業と個人の会(喜多方プラザを支援する会)(福島県)
 (3)社団法人 企業メセナ群馬(群馬県)
 (4)特定非営利活動法人 大田まちづくり芸術支援協会(ASCA)(東京都)
 (5)社団法人 企業メセナ協議会(東京都)
 (6)よこはま市民メセナ協会(神奈川県)
 (7)長坂メセナの会(山梨県:休会中)
 (8)特定非営利活動法人 山梨メセナ協会(山梨県)
 (9)社団法人 松本芸術文化協会(長野県)
 (10)財団法人 新潟県文化振興財団(新潟県)
 (11)東海メセナ研究会(愛知県)
 (12)財団法人 八尾市文化振興事業団(大阪府)
 (13)出雲メセナ協会(島根県)
 (14)山口メセナ倶楽部(山口県)
 (15)メセナ八幡浜(愛媛県)
 (16)佐賀県企業メセナ協議会(佐賀県)
 (17)くまもと文化アシスト会議(熊本県)
 4.山口メセナ倶楽部の設立
 5.山口メセナ倶楽部の現状
 (1)支援事業の概要
 (2)山口メセナ大賞
 (3)全国メセナネットワーク山口大会――メセナがつなぐ町づくり――
 6.まとめ  企業メセナと地域メセナ

第8章 過疎山村における大地の芸術祭
 1.はじめに 
 2.越後妻有地域の概要
 3.「ニューにいがた里創プラン」と越後妻有アートネックレス整備事業
 4.「大地の芸術祭」越後妻有アートトリエンナーレ
 5.越後妻有のまちづくり

第9章 現代アートの島 直島
 1.直島町とまちづくりの概要
 2.企業城下町からエコタウン事業による循環型社会へ
 3.現代アートによるまちづくり
 4.住民参加への展開
 5.まちづくりの比較考察

第10章 企業メセナと現代アートのコラボレーション
 1.アサヒビールのメセナ活動
 (1) アサヒビールとアサヒビール芸術文化財団
 (2) アサヒ・アート・フェスティバル
 2.WATARASE Art Project 2007によるわたらせ渓谷鐵道沿線
 (1) 足尾銅山の閉山と足尾町
 (2) WATARASE Art Project(WAP)2007
 (3)アートプロジェクトへの市民のかかわり

第11章 アートのまちづくりを支えるアートNPO
 1.工場閉鎖とまちづくり
 (1) 洲本市とカネボウ洲本工場
 (2) カネボウ洲本工場の地域貢献
 (3) 淡路島アートフェスティバル
 2.NPO法人淡路島アートセンター

第12章 観光都市別府市の活性化
 1.別府市の概要
 2.ONSENツーリズム推進プロジェクト
 3.市民によるまちづくり
 4.NPO法人BEPPU PROJECTによる中心市街地再開発の試み
 5.アサヒ・アート・フェスティバルへの参加
 6.企業メセナと現代アートのまちづくり

総括と展望

あとがき
参考資料
 1.企業の社会貢献活動に関する調査 2005年
 2.ふるさとまちづくりアンケート 2007年
索  引
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近世日本における「学び」の時間と空間 

編者
幕末維新期学校研究会[高木靖文編著] 
シリーズ
 
助成
09年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
486 
定価
6,270円 (本体5,700円 )
発行日
2010年2月28日 
ISBN
ISBN978-4-86327-084-8 
Cコード
C3021 
ジャンル
教育〈教育史〉 歴史・考古・民族/日本
 
内容
江戸後期から明治前期の生涯学習システムの成立と発展を多角的に考察。近代化への転換期の特徴的な世界観、人生観、学習観を実証的・全体論的に究明する。11名による共著。
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【品切】
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はじめに     【高木靖文】


総 説 近世日本における生涯学習システムの特質

 近世日本における成人の学習活動――その史的考察の課題と方法―― 【入江 宏】
 近世「教育論」における時間と空間 【高木靖文】


1 近世学校と成人教育

 近世学校の成人学習機能――佐賀本藩の文武課業法及び医術課業法をめぐって―― 【生馬寛信】
 郷学論 【入江 宏】
 明治初年・武相郷学校の学習形態 【神辺靖光】
 手習い師匠番付から見える学びの拡がり――天保期・江戸(地域)の見立番付を通して―― 【関山邦宏】


2 学習サークルとしての社・連

 一八世紀後半期西播磨の詩文会の動向 【竹下喜久男】
 近世後期城下町における文芸社中――土佐藩士楠瀬六太の日記から―― 【入江 宏】
 一茶社中の形成と俳諧指導の特質――「長沼連」を中心に―― 【渡邊 弘】


3 武家社会の勤番・役と学習活動

 江戸時代の武士にとっての学習経歴の重みについて――幕臣の次男三男等の事例から―― 【橋本昭彦】
 城中という学習空間の一考察 【高木靖文】
 金沢に洋算を伝えた 戸倉伊八郎 【蔵原清人】
 対馬藩田代領における地役人層の教育・文化と成人学習 【生馬 寛信】


4 特 論

 伊勢国溝口幹の「日乗」にみる生涯学習主体の形成過程 【松尾由希子】
 明治前期における「学び」を支える人脈――青少年教育に関連する民間施設としての漢学塾をめぐって―― 【池田 雅則】


  あとがき     【高木靖文】
  執筆者一覧
  索  引
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日本語の空間〈下〉 ―庶民階級のめばえ―

著者
文沢隆一 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
308 
定価
2,095円 (本体1,905円 )
発行日
2010年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-999-2 
Cコード
C0081 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉 一般書/文芸評論
 
内容
南北朝以降の社会の変化と文芸・芸能・庶民文化――南北朝から室町時代へ/中世文化の胎動/戦国から江戸時代へ/江戸時代から現代へ書評
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序 章 現代をはぐくむ近代

第十章 南北朝から室町時代へ
 一、鎌倉幕府の滅亡
 二、異形の王権
 三、武家社会の変遷
 四、悪党と海賊
 五、足利幕府のめばえ
 六、朝廷の儀式

第十一章 中世文化の胎動
 一、源流との出あい
 二、文書のことはじめ
 三、リテラシィ
 四、文芸から芸能へ
 五、猿楽と能
 六、連歌と俳諧

第十二章 戦国から江戸時代へ
 一、中世国家の崩壊
 二、織豊の政権
 三、文化の空白

終 章 江戸時代から現代へ
 一、幕藩体制
 二、生きぬよう、死なぬよう
 三、商品経済の担い手
 四、近世の文化
 五、江戸から東京へ

 引用・参考文献
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社会科教育の課題と方法 

著者
笹尾省二・相馬伸一 
シリーズ
広島修道大学テキストシリーズ 
助成
 
判型
A5 
ページ
174 
定価
1,738円 (本体1,580円 )
発行日
2010年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-091-6 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈社会〉
 
内容
小・中学校の社会科教師をめざす大学生のための、目標・方法・内容の概略テキスト。社会科の成立から変遷、授業の基本からこれからの教育について段階的に論述。
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はしがき

第1章 社会科は何をめざすか
  この章のねらい
 1.学校教育と社会科
  公教育の成立/第二次世界大戦後の公教育体制と社会科
 2.社会科がめざすのも
  学習指導要領の意義/公民的資質/社会認識の深化を図ること

第2章 社会科の原理~「子どもカリキュラム」を読む~
  この章のねらい
 1.新教育と社会科
  新教育とデューイ/アメリカにおける社会科の誕生
 2.子ども「対」カリキュラム
  問題としても「子ども」と「カリキュラム」/児童中心主義
 3.興味の指導としての教育
  二分法的思考からの脱却/興味の指導

第3章 社会科前史~国民教育の成立と大正期の公民教育論~
  この章のねらい
 1.戦前の学校における「修身」、「歴史」、「地理」
  天皇制国家と教育/「修身」、「歴史」、「地理」
 2.大正期の公民教育論
  社会科の源流/「公民科」の性格

第4章 社会科の成立と変遷~戦後教育改革と学習指導要領の変遷~
  この章のねらい
 1.社会科の出発
  「社会科」の誕生/初期社会科
 2.系統学習の社会科へ
  系統主義への転換/教育内容の現代化
 3.社会科教育の見直しへ
  豊かな社会へと向かうなかで/「ゆとり」と「生きる力」/新学習指導要領へ

第5章 教育課程と社会科
  この章のねらい
 1.教育課程行政とその構造
  教育に求められる計画性/教育課程行政の変遷/教育課程行政の四層構造
 2.教育課程・教科書・社会科
  国民教育と教科書/第二次世界大戦後の教科書政策をめぐって/教科書中心主義の問題/社会科教科書の構造

第6章 学校教育のなかの社会科
  この章のねらい
 1.他教科との連携
  他教科との連携の必要性/生活科と社会科/各教科と社会科/中学校社会科との接続
 2.他領域との連携
  他領域と社会科/特別活動と社会科/道徳と社会科/総合的な学習の時間と社会科

第7章 社会科で求めれる学力
  この章のねらい
 1.戦後教育の学力論争
  経験主義教育とその批判/系統主義教育への回帰/ゆとり教育と生きる力
 2.社会科でつけるべき力
  社会科=暗記科目?/教育内容の科学科の困難/研究する教科としての社会科/暗記は悪いことか?

第8章 社会生活の理解
  この章のねらい
 1.社会生活の理解をめぐる課題
  社会生活とその理解/社会構造を理解するための課題
 2.社会生活の変化への対応
  生きる力の背景/都市化/少子高齢化/産業構造の変化/価値観の多様化/自然環境の変化

第9章 愛国心と国際化
 この章のねらい
 1.郷土愛・愛国心の教育をめぐる動向
  社会科の暗い側面/教育基本法における位置づけ/グローバル化・国際化/学習指導要領における位置づけ
 2.教育実践における課題
  知的アプローチの重要性/グローバル化と国家/限られた学習内容/開かれた郷土愛と愛国心へ

第10章 社会科授業の基本
  この章のねらい
 1.教材研究
  教材研究と社会科/素材の収集・選択・解釈/NIE(教育に新聞を)/地域との連携/指導案の作成
 2.発問と板書
  発問/板書

第11章 学習活動の活性化
  この章のねらい
 1.調べ学習・話し合い活動・表現活動
  社会科における学習活動/調べ学習とその意義/話し合い活動・表現活動
 2.学習活動を活性化させる手段
  ディベート/ロールプレイング/ポスターセッション

第12章 メディアの活用
  この章のねらい
 1.社会科と教育メディア
  地図と地球儀の活用/地図・地球儀を用いた授業/歴史的分野の学習と年表
 2.ICTの活用
  学習指導要領における方針/コンピュータを用いた社会科授業/情報の吟味と再構成/情報モラル・情報リテラシーへの配慮

第13章 これからの社会科教育
  この章のねらい
 1.社会科教育の現状
  意見の出ない授業/社会科のイメージ/社会科と主体性
 2.「主体性」を育てるために
  「中立」をめぐって/社会科のテーマをどう扱うか
 3.社会科教育の可能性
  シティズンシップ教育/スウェーデンの中学校教科書の事例
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タイ国家と文学 

著者
吉岡みね子 
シリーズ
 
助成
09年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
340 
定価
3,960円 (本体3,600円 )
発行日
2010年2月14日 
ISBN
ISBN978-4-86327-083-1 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/アジア〈文学〉
 
内容
社会、思想、作家たちの活動に焦点をあて、王国の成立から現在に至るタイ近・現代文学の展開と変遷を論究。タイ文学の全体像を国家統治という視座から把握する。
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図版一覧

     1 タイ近・現代文学の「今」と「はじまり」

 はじめに

第1章 東南アジア文学賞(SEA Write)
 1 “細やかな人間観察を詩的風刺の豊かなスープに融合させて”
 2 「20世紀」の詩1篇:SEA Write詩人 アンカーン・カンラヤーナポン
第2章 近・現代文学の礎
 1 礎:生誕100周年、4人のタイ作家たち
 2 モザイク模様の近・現代文学

     2 国家統治とタイ古典文学

第1章 宗教、文学、統治(スコータイ時代):「王は人民の父」
第2章 リリット詩『誓忠飲水の儀の詞』(アユッタヤー時代)
第3章 「サクディナー文学」をめぐって
 1 古典批判「サクディナー文学」
 2 国家統治変革と詩

     3 近・現代文学黎明期と国家近代化

第1章 ラーマ6世の文学とイギリス、ナショナリズム
 1 ラーマ6世(1881-1925、治世1910-1925)
 2 ラーマ6世の作品全貌と特異性
 3 ラーマ6世の「イギリス」
 4 演劇とナショナリズム
 5「過去」への回帰 : 英雄、歴史、古典文学
 6 ラーマ6世のナショナリズム
第2章 文学と国家建設
     「文学君主」ラーマ6世
     「文学司令官」ピブーンソンクラーム首相
 1 ナショナリズムにおける共通性と相違
 2 ピブーンソンクラーム首相のナショナリズムと国家建設
第3章 近・現代文学の発展と新聞、文芸誌

     4 イデオロギーの相克

第1章 政治イデオロギー:共産主義
 1 立憲革命と政治小説『幻想の国』 
 2 作家M.R.ニミットモンコン・ナワラットの時代と作品
 3 ジャーナリスト、作家たちの社会的役割   
第2章 文芸誌の存在
     国家の代弁者:文学勝利記念塔『ワンナカディーサーン』
     国民の口:思想・言論の自由:『アクソーンサーン』
 1 創刊に至る背景
 2 特質とその後の展開
 3 変化と批判
第3章 国家主義の政策とタイ社会、文学界
 1 「文化」統制下の作家と作品

     5 文学の力

第1章 現代文学、<その後>の展開、発展
 1 経済、社会の変化と文芸思想の変化
 2 作家の政治、社会活動と民衆の意識
 3 タイ文芸思想、ジャンルの変容、1973年学生革命~1976年軍事クーデタ
 4 「澱んだ文学」
 5 「白い危機」、性文学、政治小説
第2章 戦争、社会、人間:セーニー・サオワポン
 1 萌芽『敗者の勝利』
 2 大東亜共栄圏、自由・平等、美
    『死の上の生』『アユッタヤーの勇者』『地、水そして花』『ワンラヤーの愛』『妖魔』
第3章 The World of Seni Saowaphong


資料編
 作家と作品  オー・ウダーコーン「タイの大地の上で」
 作家リスト
 タイ文学概史

引用・参考文献
あとがき
事項索引
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子どもが良さを発揮する ――親と教師の見方と言葉――

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【品切】
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まえがき

第1部 隠れた良さの見つけ方・育て方

 遊びと学び
 脳を育てる基本原理
 音読を楽しむ
 晴れて良し曇りても良し雨も良し
 羨ましいと思う心
 ライバルを見る目
 ほめることをめぐる問題
 カブトムシじゃないクワガタ!
 幼児にとっての環境
 親や祖父母を否定する心
 「這えば立て立てば歩め」の親心
 子どもの能力を左右する習慣的なことば
 幼小交流で突然変わった一年生
 切実な気持ちを共有する
 人相を観るのではなく
 おまけの経験
 十一献心
 広いのうきれいだのう
 経験による意見の違い
 手づくりのあたたかさで感覚を育てる
 誓うなかれ
 すでに成就せり

第2部 事例に生きる先人のことば

 宮本武蔵の「観の目」と「見の目」
 宮本武蔵の「上段の兵法」
 世阿弥の「心のままにせさすべし」
 世阿弥の「時分の花」
 世阿弥の「一期の境ここなり」
 徒然草の「負けじ」と「四重・五逆」
 シンデレラの翻案「おしん物語」
 古事記の「袋を負へども」
 古事記の「千五百の産屋を立てむ」
 あくしゅ昔話サロン

あとがき
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メソアメリカ先古典期文化の研究 

著者
伊藤伸幸 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
290 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2010年2月3日 
ISBN
ISBN978-4-86327-082-4 
Cコード
C3020 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
建造物・石彫・生業・権力と信仰から先古典期文化の特徴を解明。先古典期文化を構成している集落や都市に暮らす人々の姿をうつし出す。
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まえがき
図表・写真一覧


序 章 メソアメリカ先古典期文化研究と方法

 第1節 メソアメリカの範囲と自然
  第1項 メソアメリカの定義
  第2項 メソアメリカの自然
 第2節 メソアメリカ考古学史
  第1項 第1期(1790-1913年)
  第2項 第2期(1913-1942年)
  第3項 第3期(1943-1963年)
  第4項 第4期(1964年~現在)
  第5項 小結
 第3節 メソアメリカにおける先古典期編年
  第1項 メソアメリカ各地方の編年
 第4節 先古典期におけるメソアメリカ各地方の文化
  第1項 先古典期文化
  第2項 メソアメリカ各地方の先古典期文化調査
  第3項 先古典期文化研究の現状
  第4項 先古典期文化研究における問題点
 第5節 先古典期文化研究の目的と方法

第1章 メソアメリカ先古典期の建造物

 第1節 先スペイン期の都市の特徴
 第2節 メソアメリカにおける建築技法
  第1項 マヤ地方の建築様式
  第2項 先古典期における建築様式
 第3節 先古典期の初期建造物-土製建造物について-
  第1項 メソアメリカ
  第2項 メソアメリカ以外の古代アメリカ土製建造物
 第4節 メソアメリカ南東部太平洋側の建造物
  第1項 メソアメリカ南東部太平洋側建造物調査史
  第2項 建造物を構成する材料
  第3項 建築材からみたメソアメリカ南東部太平洋側の建造物の特徴
  第4項 小結
 第5節 メソアメリカにおける特殊な建築材
  第1項 軽石が使用された建造物
  第2項 軽石の壁と充填材
  第3項 小結

第2章 メソアメリカ先古典期における生業

 第1節 遺構からみた農耕
  第1項 チャルチュアパ カサ・ブランカ地区における調査
  第2項 メソアメリカにおける耕地に関する研究
  第3項 メソアメリカで検出された耕地に関する遺構
  第4項 チャルチュアパからみた都市と集落と耕地
  第5項 小結
 第2節 遺跡出土の植物遺存体
  第1項 植物遺存体が出土した遺跡
  第2項 メソアメリカにおける植物遺存体
  第3項 植物遺存体が出土した遺物・遺構
  第4項 先古典期の耕地と都市化
  第5項 先古典期有用植物利用史研究の問題点
  第6項 小結
 第3節 遺跡出土のフラスコ状貯蔵穴
  第1項 メソアメリカ出土のフラスコ状ピット
  第2項 カミナルフユ出土フラスコ状ピット
  第3項 メソアメリカ地域におけるフラスコ状ピット
  第4項 小結
 第4節 考古資料に表現される動物
  第1項 動物が表現される遺物
  第2項 表現される動物
  第3項 小結

第3章 メソアメリカ先古典期における権力と信仰

 第1節 先古典期における文字資料
  第1項 文字資料がみられるメソアメリカの地方
  第2項 マヤ文字研究史
  第3項 先古典期における文字資料
 第2節 王権の起源
  第1項 先古典期中期における玉座
  第2項 玉座としての四脚付テーブル状台座
 第3節 メソアメリカ南東部太平洋側の権力と抗争
  第1項 建造物からみたカミナルフユ
  第2項 権力を表現する石彫
  第3項 遺物・遺構からみたカミナルフユの権力と抗争
  第4項 小結
 第4節 先古典期における精神文化
  第1項 ジャガー信仰研究の現状
  第2項 ジャガー信仰に関する遺物・遺構
  第3項 ジャガーに関連する遺物・遺構
  第4項 ジャガーとその他の動物
  第5項 小結

終 章 メソアメリカ先古典期文化の特徴

 第1節 先古典期文化の特質に関する一考察
  第1項 建造物
  第2項 石彫
  第3項 生業
  第4項 権力と信仰
  第5項 先古典期の都市と集落
 第2節 先古典期文化から古典期文化への移行
  第1項 建造物
  第2項 石彫
  第3項 生業
  第4項 権力と信仰
  第5項 先古典期から古典期への継承
 第3節 先古典期文化研究の今後の課題と展望
  第1項 オルメカ文化
  第2項 建造物
  第3項 石彫
  第4項 生業
  第5項 権力と信仰
  第6項 おわりに

引用文献
あとがき
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English in Ireland :Beyond Similarities

著者
Tamami Shimada(嶋田珠巳) 
シリーズ
 
助成
09年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
314 
定価
3,520円 (本体3,200円 )
発行日
2010年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-086-2 
Cコード
C3082 
ジャンル
文学・語学/欧米〈語学〉 言語学〈英語・その他〉 英語教育
 
内容
イングランド英語との相違の向こうにみえてくるアイルランド英語独自の文法体系――。主に情報構造とテンス・アスペクトに関する考察から、アイルランド英語の自律性とダイナミズムを探求する。(英文)
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ACKNOWLEDGEMENTS
MAP OF IRELAND
PREFACE


CHAPTER 1. INTRODUCTION
1.1.English in Ireland:what is Hiberno-English?
1.2.Two languages in Ireland
1.3.The Irish language and its importance
1.4.Speakers' attitude:“English”or“Irish English”?
1.5.Development of Hiberno-English
1.6.“Dialectal discontinuity”:cross-dialectal misapprehension
1.7.Focus on unexpected mismatches
1.8.Southwest Hiberno-English:data and materials


CHAPTER 2. HIBERNO-ENGLISH VIS-A-VIS STANDARD ENGLISH
2.1.The study of Hiberno-English
2.2.Descriptions of Hiberno-English
2.3.Vocabulary
2.4.Phonology
2.5.Morphology and Syntax
2.6.Pragmatics
2.7.Dialectal variations in Hiberno-English


CHAPTER 3.'TIS(-IT IS)... SENTENCES:A “NON-CLEFT”ANALYSIS

3.1.Introduction:“dialects”and apparent similarities
3.2.Preliminaries:'tis(-it is) and cleft
3.3.Data to be examined
3.4.“Non-cleft”analysis
3.5.Characteristics:why a “non-cleft”analysis?
3.6.A description:'tis(-it is)...sentences in Hiberno-English
3. 7. Summary


CHAPTER 4. ON TENSE AND ASPECT

4. 1. Introductions to the tense / aspect system of Hiberno-English
4. 2. Hiberno-English “Perfect”
4. 3. The be plus durative AdvP pattern
4. 4. The be after V-ing / NP construction
4. 5. The do be form
4. 6. Summary


CHAPTER 5. CONCLUSIONS

5. 1. Beyond similarities
5. 2. A grammatical system
5. 3. Dynamism of Hiberno-English


APPENDIX:JOHN B. KEANE AND THE KEANE CORPUS
REFERENCES
INDEX
INDEX OF SELECTED EXAMPLES
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米国都市学区における学校選択制の発展と限界 ――ウィスコンシン州ミルウォーキー市学区を事例に――

著者
成松美枝 
シリーズ
 
助成
09年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
248 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2010年1月28日 
ISBN
ISBN978-4-86327-081-7 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
米国で進められてきた教育改革「学校選択制」について、実証的な調査・分析に基づき検討。公立学校の改革において同制度が果たす役割と機能を明らかに。書評
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序 章 本研究の課題と対象及び方法
 第1節 本研究の目的
  1.問題の所在
  2.先行研究の検討
 第2節 本研究の対象と方法
  1.対象の設定
  2.分析の方法と視点
  3.各章の構成

第1章 学校選択導入以前の伝統的公教育制度:近隣学校制
 第1節 市教委と近隣学校制度の成立
 第2節 1920年代から50年代まで:義務教育体系の整備期
 第3節 学区拡張と児童生徒の過密化への対応:1950年代から70年代まで
  1.黒人児童の激増と学区内の人種分離
  2.1960年代の補償教育の高まり
  3.人種統合と近隣学校制

第2章 1970年代における学校選択制度の導入
 第1節 人種統合のための学校選択:チャプター220とマグネットスクール
 第2節 チャプター220プログラム:州管轄による人種統合プログラム
 第3節 マクマリン教育長のマグネットスクールの構想
  1.制限のない高校
  2.オプションズ・フォー・ラーニング
 第4節 連邦司法裁判所による人種統合命令
 第5節 マグネットスクールの開始
  1.選択制プログラムの開始
  2.緊急学校援助法資金
  3.マグネットスクールの成果
 第6節 1980年代におけるマグネットスクールの危機
 第7節 現在のマグネットスクールの実践
  1.1999-2000年度のマグネットスクール
  2.現在のMSのプログラム
  3.MSの実践事例:エルム・クリエイティブアーツ小学校
  4.MSの実践事例2:ゴルダマイヤー小学校
 第8節 教育の質の担保:教育課程におけるスタンダード設定とアカウンタビリティーのシステム
 第9節 まとめ

第3章 1990年代:学校選択制のさらなる展開
 第1節 ミルウォーキー・ペアレンタル・チョイスプログラム:
     ミルウォーキー・ヴァウチャープログラム
  1.人種統合政策の限界と私学選択案の登場
  2.「ヴァウチャー案:の登場」導入と発展
  3.基準・スタンダード設定とアカウンタビリティー
  4.ヴァウチャー制参加校の事例
  5.分析:ミルウォーキー市のヴァウチャー制の特徴
  6.まとめ
  7.成果
 第2節 チャータースクール
  1.歴史と導入まで
  2.ミルウォーキー市公立学校のチャータースクールの開設申請
  3.MPSチャータースクールのスタンダードとアカウンタビリティー
  4.チャータースクールの革新性
  5.ミルウォーキー市学区CSの獲得した自治
  6.チャータースクールの学力向上効果
  7.まとめ
  チャータースクールのガイドライン
 第3節 オープン・エンロールメントプログラム:
     競争原理導入のための学区間学校選択
  1.歴史と導入の背景
  2.オープン・エンロールメント制のスタンダード
  3.考察とまとめ

第4章 学校選択制の意義と限界
 第1節 学校選択制の意義と限界
  1.限界
  2.意義
 第2節 公立学校の近隣学校政策への進化
  1.ミルウォーキー市の学校選択の特徴:負の要因
  2.ミルウォーキー市公立学校の近隣学校政策への進化

第5章 ミルウォーキー市公立学校の近隣学校計画
 はじめに
 第1節 ミルウォーキー市学区の新しいパラダイム:教育行政の分権化推進
  1.学校を基礎にした教員雇用
  2.学校を基礎にした予算
  3.チャータースクール化
 第2節 ミルウォーキー市公立学校近隣学校計画
  1.「近隣学校計画」の導入まで:ミルウォーキー近隣学校案
  2.近隣学校計画の内容
  3.近隣学校の事例
 第3節 「近隣学校計画」の様相
 第4節 まとめ

終 章 総括と展望


 資料 Mapping Out:ミルウォーキー市の学校選択の位置
  1.チャプター220プログラム
  2.マグネットスクール
  3.ヴァウチャー制:私立学校選択
  4.オープン・エンロールメント制
  5.チャータースクール

 参考文献リスト
 あとがき
 索引
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文学の授業づくりハンドブック 第3巻 授業実践史をふまえて 小学校高学年編/単元学習編

編著
藤原 顕[浜本純逸監著] 
シリーズ
ことばの授業づくりハンドブック 
助成
 
判型
A5 
ページ
194 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2010年1月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-078-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
章ごとに作品を取り上げ、その授業実践史と今後の課題と授業づくりのヒントを提案。また、単元学習において文学作品が学習材としてどのような意味を持つのかを検討する。椋鳩十「大造じいさんとがん」/杉みき子「わらぐつの中の神様」/宮澤賢治「注文の多い料理店」/いぬいとみこ「川とノリオ」/宮澤賢治「やまなし」/重松清「カレーライス」他書評


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監修者緒言  浜本純逸

第3巻の編集にあたって  藤原 顕


序 章 文学の授業デザインのために――小学校高学年の授業と単元学習――(浜本純逸)
 一 感動から認識力へ
 二 文学の特質
 三 文学の授業の内容
   1 文学を読んで感動体験を成立させること
   2 文学の方法を習得させること
   3 文学的認識力を育てること
 四 学習指導計画と学習指導案――「すべぼんさn」(重松清)と「うそ」(谷川俊太郎)を素材に――
 五 実践史に学ぶ

第一章 椋鳩十「大造じいさんとがん」の授業実践史(小笠原 拓)
 一 作者と作品について
  1 作者について
  2 作品について
 二 教材について
 三 授業について
  1 取り上げる実践とその理由
  2 各実践の概要
  3 授業の実際
 四 これからの課題と授業づくりのヒント

第二章 杉みき子「わらぐつの中の神様」の授業実践史(浮田 真弓)
 一 作者と作品について
  1 作者について
  2 作品が創られた状況と履歴
  3 作品の評価
 二 教材について
 三 授業の歴史
  1 この教材でどのような授業と取り上げるか
  2 個別の授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント

第三章 宮澤賢治「注文の多い料理店」の授業実践史(守田 庸一)
 一 作者と作品について
  1 作者について
  2 作品が創られた状況と履歴
  3 作品の評価
 二 教材について
 三 授業の歴史
  1 この教材でどのような授業を取り上げるか
  2 個別の授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント

第四章 いぬいとみこ「川とノリオ」の授業実践史(上田 祐二)
 一 作者と作品について
  1 作者について
  2 作品が創られた状況と履歴
  3 作品の評価
 二 教材について
  1 教科書の掲載状況と本文について
  2 教材分析のポイント
 三 授業の歴史
  1 取り上げる授業
  2 各実践の特色とその考察
 四 これからの課題と授業づくりのヒント

第五章 立松和平「海の命」の授業実践史(河野 順子)
 一 作者と作品について
  1 作者について
  2 作品が作られた状況と作品の履歴・評価
 二 作品の評価
  1 渋谷孝の評価
  2 林廣親の評価
 三 授業の歴史
  1 横山迦葉子の実践
  2 船津啓治の実践
  3 二瓶弘行の実践
  4 河野順子の実践
  5 萩谷和代の実践
  6 永橋和行の実践

 四 これからの課題と授業づくりのヒント

第六章 宮沢賢治「やまなし」の授業実践史(藤井 知弘)
 一 作者と作品について
  1 作者について
  2 作品が創られた状況と履歴
  3 作品の評価
 二 教材について
  1 教材の表記
  2 作品の分析(文章表現上の特質)
 三 授業の歴史
  1 この教材でどのような授業を取り上げるか
  2 個別の授業について
 四 これからの課題と授業づくりのヒント
  1 これまでの授業実践史の総括
  2 今後の授業づくりの方向性へのヒント

第七章 重松清「カレーライス」の授業実践史(藤森 裕治)
 一 作者と作品について
  1 作者について
  2 作品が創られた状況と履歴
  3 作品の評価
 二 教材の分析と評価
  1 登場人物
  2 物語の展開と「ぼく」の心理
  3 視点
  4 ポイントとなる表現等
 三 授業の実際とその特質
  1 『カレーライス』を主教材とした先行実践
  2 到達水準としての実践事例
 四 これからの課題と授業づくりのヒント

第八章 単元学習と文学作品(一)――主題探究を軸とした授業実践を中心に(藤原 顕)
 一 目的・対象・方法
 二 文学そのものにかかわって主題が設定される単元
  1 作者像の探究
  2 作品ジャンルの探究
 三 作品世界と手掛かりとして主題が設定される単元
  1 自然や社会の事象の探究
  2 人間の生き方の探究
 四 まとめ

第九章 単元学習と文学作品(二)――読書生活指導を視野に入れた実践を中心に(山元 悦子)
 一 なぜ文学作品を単元学習方式で扱うのか
 二 読書生活をどう捉えるか
  1 読書生活の定義
  2 読書生活指導の構造
  3 文学を読むころは読書生活のどこに位置づくか
  4 文学作品と対象にした読者反応レベル―児童の発達を見据えて、児童に与える読書行為の質の適時性を捉えるために
 三 単元学習実践事例にみる読書生活指導
 四 文学を扱った授業は単元学習と出会ってどのように変容したか

第一〇章 単元学習と文学作品(三)――言語活動によって展開する授業実践史を中心に(河野 智文)
 一 「言語活動によって展開する授業実践」の規定と諸相
 二 「声を出す」単元
 三 「書き換える」単元
 四 「創作する」単元
 五 授業づくりのために
  1 「単元学習」として成立させるために
  2 「文学の授業」として成立させるために
  3 「言語活動」の発達段階
  4 「学び」をうむ「活動」のために
索引

【執筆者一覧】(50音順)

上田祐二(うえだ ゆうじ) 北海道教育大学教育学部旭川校
浮田真弓(うきた まゆみ) 静岡大学教育学部
小笠原拓(おがさわら たく) 鳥取大学地域学部
河野順子(かわの じゅんこ) 熊本大学教育学部
河野智文(かわの ともふみ) 福岡教育大学教育学部
浜本純逸(はまもと じゅんいつ) 神戸大学名誉教授
藤井知弘(ふじい ともひろ) 岩手大学教育学部
藤森裕治(ふじもり ゆうじ) 信州大学教育学部
藤原 顕(ふじわら あきら) 兵庫県立大学看護学部
守田庸一(もりた よういち) 三重大学教育学部
山元悦子(やまもと えつこ) 福岡教育大学教育学部
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日本上代の生死観 

著者
熊谷保孝 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
322 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2009年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-073-2 
Cコード
C1014 
ジャンル
哲学・宗教 歴史・考古・民族/日本
 
内容
日本上代の人々の信仰・宗教を通して、上代の人々の「生命観」「生死観」を明らかにする。
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     第一編 古事記の生死観

第一章 天地初発
はじめに
天地初発
「別天つ神」とは
「ムスヒ」の神
「成る神」
「ムスヒ」と魂
アシカビの神
おわりに

第二章 イザナキ・イザナミの国生み
はじめに
神代七代
「天つ神もろもろの命」
「ヒルコ」と「淡島」の誕生
「いのち」としての天地自然
「うむ」ことの意味
人間の誕生
おわりに

第三章 イザナミの命の神避りと祓・禊
はじめに
イザナミの命の神避(去)り
「葦原の中国」の登場
イザナキの「大神」
アハギハラでの禊
永遠の命
おわりに

第四章 三貴子の誕生
はじめに
三貴子の誕生
三貴子の分治
「妣の国」
修理固成の完成
葦原の中国の統治者は?
おわりに

第五章 アマテラスとスサノヲ
はじめに
清き心、きたなき心
うけひ
スサノヲの「勝さび」
天の石屋戸籠もり
罪と祓
おわりに

第六章 ヤマタノヲロチ
はじめに
神やらひ
スサノヲの辛苦
スサノヲと五穀の起源
ヲロチ退治
草薙の剣
須賀の宮
おわりに

第七章 オホクニヌシの神
はじめに
因幡の白兔
オホナムチの受難
根の堅州国訪問
「葦原の色許男命」
根の堅州国での試練
生きる力
オホナムチの「国作り」
「作り堅め」
「国の作り成し」
おわりに

第八章 オホクニヌシの「国譲り」
はじめに
国譲りの経緯
「国譲り」は史実の反映か
「タカムスヒ」の登場
「八十(つちへんに)同手に隠りて」
おわりに

     第二編 上代の人々の生死観

第一章 縄文時代の生死観
はじめに
縄文時代の「釣手土器」
壊された土器
土偶破棄の理由
おわりに

第二章 玉虫厨子「捨身飼虎図」にみる生死観
はじめに
玉虫厨子「捨身飼虎図」の特徴
脱衣とイザナキの祓禊
「ミソギ」と「ハラヘ」
脱衣を描く意義
宝搭、描かず
神話にみる「神の死」と捨身飼虎図
おわりに

第三章 日本仏教の土壌
はじめに
国生み神話
最澄の思想
聖徳太子と仏教
空海と天地自然
おわりに

第四章 死の国としての「根の堅州国」
はじめに
「根の堅州国」とは黄泉国
スサノヲの神格
「根」は草木の根
オホナムチの根の堅州国訪問
根の堅州国の意義
常世国について
死の意味
根の堅州国と出雲
おわりに

結びにかえて
索引
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ドイツにおける通信簿の歴史 ――システム論的機能分析――

著者
卜部匡司 
シリーズ
 
助成
09年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
220 
定価
3,960円 (本体3,600円 )
発行日
2009年11月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-074-9 
Cコード
C3022 
ジャンル
教育〈教育史〉
 
内容
ドイツ社会および教育制度の機能的分化とともに発達してきたと想定される通信簿の歴史的展開を体系的に明らかにし、ルーマンのシステム論を手がかりとして理論的に分析する。
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序 章 研究の目的と方法
 第1節 研究の目的
 第2節 先行研究の検討
 第3節 研究の方法論
 第4節 研究の構成

第1章 ドイツ最初の通信簿(1559~1788年)
 第1節 慈善証明書
 第2節 イエズス会系学校の慈善証明書
 第3節 機能分析

第2章 通信簿の定着(1788~1858年)
 第1節 成熟証明書
 第2節 民衆学校の通信簿
 第3節 機能分析

第3章 通信簿の分化(1858~1938年)
 第1節 中等教育修了資格証明書
 第2節 女子中等学校の通信簿
 第3節 学年末・学期末の通信簿
 第4節 機能分析

第4章 独裁国家における通信簿(1938~1990年)
 第1節 国家社会主義における通信簿
 第2節 旧東ドイツにおける通信簿
 第3節 機能分析

第5章 現代の通信簿
 第1節 通信簿の標準化
 第2節 記述式評価の通信簿
 第3節 近年の動向:態度に関する評点の再導入
 第4節 機能分析

終 章 研究の総括
 第1節 通信簿の歴史的展開
 第2節 通信簿の機能に関する理論的解釈
 第3節 通信簿の社会的機能に関する議論
 第4節 本研究の限界と今後の課題


付 録 … 通信簿の歴史的展開に関連する年表

 出典一覧
 参考文献
 あとがき
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横山邦治先生叙勲ならびに喜寿記念論文集 日本のことばと文化 ―日本と中国の日本文化研究の接点―

編者
横山邦治先生叙勲ならびに喜寿記念論文集編集委員会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
638 
定価
10,450円 (本体9,500円 )
発行日
2009年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-071-8 
Cコード
C3090 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本 文学・語学/アジア 文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
日本と中国の研究者による日本語・日本文化に関する論文集。近世文学、日本語、歴史・文化研究41論文。
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【品切】
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 献 辞………発起人代表 広島文教女子大学長 角重  始


   第一部 近世文学

『西鶴諸国はなし』試論――「大晦日はあはぬ算用」の趣向について――……島田大助

日本における「二十四孝」享受の一展開――西鶴『本朝二十不孝』の創意をめぐって――……杉本好伸

中国「三言」の初期読本『繁野話』への影響――主に『杜十娘』と『江口』の主題の相違点を再考――……顔 景義

尼子経久物語としての「菊花の約」……飯倉洋一

雨月物語(卷之二)上田秋成作……高(中国新字体の)曉華

〈鶉居〉をめぐって――秋成・蘭洲・履軒――……山本綏子

大田南畝の『日本風土記』享受……久保田啓一

上方初期〈稗史もの〉読本の様式的検討――『月華惟孝』に即して――……大高洋司

蘭山作読本『[報讐/奇話]那智の白糸』論……藤沢 毅

中国白話小説『水滸伝』の曲亭馬琴の翻案小説への影響――発端部分の活用を中心に――……董 微

馬琴中編読本における中国古代小説の幻術譚受容の様相――『四天王剿盗異録』と『五雑俎』『古今説海』――……崔 香蘭・夏  然

父と子――『八犬伝』一面――……稲田篤信

八犬伝、親兵衛論序説……井上啓治

『南総里見八犬伝』の文体について……播本眞一

『南総里見八犬伝』稿本に見る挿絵画工……板坂則子

八犬伝の後裔……高木 元

読本の〈近代〉……山本和明

肖像画入咄本『連中似顔噺廼当婦利』……服部 仁

『昔笠博多小女郎手』――翻刻と影印――……佐藤 悟

松江藩士妻敵討事件の小説化について……田中則雄

秩序への回帰――許嫁婚姻譚を中心として――……浜田啓介


   第二部 近世文学以外の分野

「あかうそ」と「まっかなうそ」と――近世のことばに見る「うそ」の強調形――……山内洋一郎

「舌内入声音」……柳田征司

感動詞の日中対照研究に向けて……友定賢治

「高山寺明恵上人行状(仮名行状)」の編纂事情――敬語表現の若干例から――……古田雅憲

中国文学の菅原道真の「喜雨」詩作への影響――主に詩意、詩趣、技巧と措辞の諸点より考察――……張 士傑

徳富蘆花『自然と人生』の風景――日本的漢語・漢文学世界の一視角――……槇林滉二

木村荘八手簡一束――〈繁昌記もの〉の楽屋うら――……塩崎文雄

「悟浄歎異」における真・善・美……孫 樹林

松本清張『無宿人別帳』――社会派ミステリーと連続する時代小説――……綾目広治

宮沢賢治と中国……押野武志

堀辰雄の人生観の完璧像――運命の肯定・淡白・従順への試論――……朱 琳

魯迅と芥川龍之介との関連をめぐって……張 蕾

太宰治における「反俗」精神と「道化」意識の相互作用――混乱・平和・混乱を生涯の主軸とした諸因――……李 捷

中日・日中同時通訳教育と実践の回顧とその展望について……宋 協毅

相互作用における意見展開のパターンについて――日本人大学生の親しい女性同士の議論の会話をもとに――……肖(女へんに)亭(女へんに)亭

中国朝鮮族、中国漢民族の日本語の格助詞習得に見られる異同点――韓国(朝鮮)語・中国語母語話者に対する日本語教育の観点から――……崔 松子

厳島神社の祭祀と毛利元就……岸田裕之

民衆の政治・社会批判――幕末・維新期の福井藩を素材に――……隼田嘉彦

オナリ神信仰とその起源についての考察……賀 静彬・李 鳳娟

顔真卿撰「天台智者大師画讃」について……宮崎洋一


 執筆者一覧(掲載順)(所属は2009年9月末現在)

島田大助  豊橋創造大学情報ビジネス学部教授
杉本好伸  安田女子大学文学部教授
顔 景義  大連水産学院外国語学部講師
飯倉洋一  大阪大学文学研究科教授
高(中国新字体の)曉華  大連外国語学院 雑誌「日語知識」教授
山本綏子  藤女子大学准教授
久保田啓一 広島大学大学院文学研究科教授
大高洋司  国文学研究資料館教授
藤沢 毅  尾道大学芸術文化学部教授
崔 香蘭  大連水産学院外国語学部教授
董  微  大連外国語学院 雑誌「日語知識」講師
夏  然  大連大学日本語言文化学院大学院生
稲田篤信  首都大学東京大学院教授
井上啓治  就実大学人文科学部教授
播本眞一  大東文化大学文学部教授
板坂則子  専修大学文学部教授
高木 元  千葉大学文学部教授
山本和明  相愛大学人間発達学部教授
服部 仁  同朋大学文学部教授
佐藤 悟  実践女子大学文学部教授
田中則雄  島根大学法文学部教授
浜田啓介  花園大学・京都大学名誉教授・大連外国語学院名誉教授
山内洋一郎 奈良教育大学名誉教授
柳田征司  東洋文庫研究員
友定賢治  県立広島大学保健福祉学部教授
古田雅憲  西南学院大学人間科学部教授
張 士傑  大連外国語学院外国語学部講師
槇林滉二  尾道大学芸術文化学部教授
塩崎文雄  和光大学表現学部教授
孫 樹林  島根大学外国語教育センター特別嘱託講師
綾目広治  ノートルダム清心女子大学文学部教授
押野武志  北海道大学大学院文学研究科准教授
朱  琳  浙江大学城市学院講師
張  蕾  大連海事大学外国語学部副教授
李  捷  大連理工大学外国語学部講師
宋 協毅  大連大学日本語言文化学院教授
肖(女へんに)亭(女へんに)亭  大連外国語学院日本語学院准教授
崔 松子  大連水産学院外国語学部副教授
岸田裕之  龍谷大学文学部教授・広島大学名誉教授
隼田嘉彦  福井大学名誉教授
賀 静彬  大連外国語学院外国語学部教授
李 鳳娟  大連外国語学院日本語学院講師
宮崎洋一  広島文教女子大学人間科学部教授
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心に残る国語教育 ――若き日の実践――

編者
ひろしま国語教育太河の会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
242 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2009年10月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-069-5 
Cコード
C0037 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
かつて広島市小学校国語教育研究会に所属し、ひたむきに実践に努めてきた同志たちによる、エネルギーに満ちた実践記録と『湯の山合宿』の思いでを綴る。
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まえがき 【向井信之】

第一章 『心に残る国語教育』――若き日の実践――

 一  読む意欲を高める物語文指導の在り方………藤原路子
 二  確かで豊かに読ませる文学教材の指導………増田義法
 三  低学年の教材研究・二つの工夫………吉永正憲
 四  読解・読書論に取り組んだころ………梶矢文昭
 五  一人ひとりの文章表現力を高めるために………神田和正
 六  障害児学級における作文指導――事例――………綿崎英之
 七  児童作文にみられる漢字使用の実態と考察………中村誠延
 八  言語事項の基礎的展開………生信勇荘
 九  こんな子どもに――「生活ノート」から――………細井迪
 十  態度の変容を目指す「テーマ日記」………竹内浩二 
 十一 「書くこと」で育む心と学級づくり………三島幸枝
 十二 俳句指導の道………藤井秀昭
 十三 わたしたちが選んだ詩集『もうひとつの目』………坪井千代子
 十四 私の国語科指導の歩み………平山威
 十五 私のひとりごと………棟本満喜恵
 十六 あかあかと一本の道をとほりたり………向井信之

第二章 『湯の山合宿研究会の思い出』

 一  「かがり火」が果たした役割と変遷………馬野和道
 二  心に残る「かがり火」………神田和正
 三  湯の山学校――国語教育夏季合宿研究会――………宮崎定
 四  国語教師の支えとして………増田義法
 五  国語教育への情熱………竹内浩二 
 六  作文への道を………細井迪
 七  湯の山の思い出………綿崎英之
 八  湯の山湯学湯楽十二………詠奈我人(向井信之)
 九  学ばせてもらった忘れえぬ湯の山………平岡豊恵
 十  湯の山を想う………桑田嘉子
 十一 ブラームスはお好きですか………梶矢文昭
 十二 湯の山あれこれ………藤井秀昭
 十三 「湯の山」から「宮浜」への発展的会場移行………中村誠延
 十四 基調提案………阿川淳信

あとがき 【中村誠延】
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教科書を中心に見た 国語教育史研究 

著者
井上敏夫[野地潤家序・浜本純逸編] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
596 
定価
10,450円 (本体9,500円 )
発行日
2009年9月21日 
ISBN
ISBN978-4-86327-015-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
国語科教育の実践学と歴史研究に力をそそがれた井上敏夫先生の成果を集成。明治・大正・昭和前・後の教科書の変遷、学力観、人物史論。書評
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【品切】
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  まえがき …… 野地潤家

第一章 国語教科書の歴史
 1 国語教科書の変遷
 2 国語教科書の変遷 明治期
 3 国語教科書の変遷 大正期
 4 国語教科書の変遷 昭和戦前期
 5 国語教科書の変遷 昭和戦後期
 6 明治初期国語教科書に見える句読法
 7 国語読本  拾穂帖
 8 国語教科書・教材 研究の変遷

第二章 作文教育の歴史
 1 明治期における作文教育の内容
 2 作文教授四階級説の系譜――明治期の作文指導法――
 3 作文と遠足の関係――明治期作文題材の変遷考――
 4 随意選題思想の成立
 5 戦後の作文教育

第三章 国語学力観の歴史
 1 国語学力観の変遷――戦前の国語学力――
 2 戦後国語学力観の変遷
 3 時代の推移と国語学力
 4 国語科学習内容への追究

第四章 国語教育通史の試み
 1 明治期師範学校における国語教育
 2 大正期の中等国語科教育の変遷
 3 国語教育と大正デモクラシー
 4 昭和戦前期の中等国語科教育の変遷
 5 昭和戦中期の中等国語科教育の変遷
 6 文法教育の変遷
 7 輿水理論における否定的契機
 8 単元学習からプログラム学習まで――国語教育戦後20年史――
 9 戦後中学校国語科の変遷
 10 戦後教科教育史 国語科編

第五章 国語教育人物史
 1 種蒔く人、垣内先生
 2 石山脩平先生の『教育的解釈学』のころ
 3 敬仰 西尾先生
 4 鳥山榛名氏をしのぶ
 5 追慕 山口喜一郎先生
 6 追慕 古田擴先生
 7 滑川道夫氏――国語科的教養の典型――
 8 解説 大村はま先生
 9 敬仰 石井庄司先生
 10 名コックス 倉澤先生

  所収論考初出一覧
  井上敏夫先生 年譜
  井上敏夫先生 業績一覧

  あとがき …… 浜本純逸
  索 引
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石州の歴史と遺産 ――石見銀山領・浜田藩・津和野藩――

著者
小寺雅夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
228 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2009年9月18日 
ISBN
ISBN978-4-86327-072-5 
Cコード
C0021 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
多くの人材を輩出、石見銀山を有し、古田騒動、鏡山事件などで知られる石見・浜田・津和野地方。その歴史や文化、遺すべき遺産を著者自ら取り貯めた写真と未公開の図版で紹介。
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グラビア

はじめに


      石見銀山領

一、石見銀山の歴史
 1 銀山の発見と発掘
 2 銀山の争奪
 3 毛利元就の銀山運営
 4 秀吉の支配
 5 家康による直轄化
 6 世界史の中の石見銀山


二、採掘と銀山経営
 1 荷分け方式
 2 採鉱と運搬
 3 労働環境と報酬
 4 採掘の状況
 5 採銀
 6 多量の材木・木炭消費
 7 品位鑑定と運上

三、銀の運送路
 1 温泉津沖泊道
 2 鞆ヶ浦道
 3 尾道道

四、鉱山の開拓
 1 主な鉱山
 2 個人経営の鉄山

五、銀山発展に貢献した人物
 1 井戸平左衛門
 2 竹村丹後守

六、銀山遺跡
 1 釜屋間歩
 2 大久保間歩
 3 龍源寺間歩
 4 山吹城跡
 5 清水寺
 6 佐毘売山神社
 7 勝源寺
 8 熊谷家住宅
 9 旧河島家遺宅
 10 羅漢寺五百羅漢
 11 大久保長安逆修墓
 12 井戸神社


      浜田藩

一、浜田藩の歴史
 1 古田氏と築城
 2 松平周防家
 3 本多家と明和の宗論
 4 松平周防守家帰藩
 5 松平右近将監家
   救民政策としての社倉

二、お家騒動
 1 古田騒動
 2 鏡山事件
 3 仙石騒動

三、竹島事件
 1 概要
 2 竹島事件と間宮林蔵

四、益田氏の誕生と終焉
 1 益田七尾城の築城と益田の形成
 2 三隅・福屋・周布三家の誕生

五、浜田藩の殖産興業
 1 柿木山の薪炭材
 2 匹見町の木材と漁業
 3 遠田の畳表
 4 製鉄業
 5 長浜刀工・出羽刀工直綱
 6 石見半紙
 7 産紙の発展
 8 石見陶窯
 9 石央の石造美術
 10 石西の石造美術
 11 美術的な庭園の数々
 12 妙好人伝


      津和野藩

一、歴代の城主
 1 能登の豪族吉見氏
 2 一代で断絶した板崎直盛
 3 幕末まで続いた亀井氏

二、地勢と城の概要

三、城下町の形成
 1 城主の居館
 2 津和野藩の江戸の所有地
 3 大阪蔵屋敷
 4 津和野藩御船屋敷

四、殖産興業
 1 多胡兄弟による産業開発
 2 抄紙の奨励と紙業発展

五、教育投資と天保の改革
 1 人材育成
 2 天保の改革
 3 文教改革

六、津和野街道と乙女峠
 1 津和野街道
 2 乙女峠に関する悲話

七、津和野藩の文化遺産
 1 文化遺産
 2 津和野の石造文化財

八、津和野藩を代表する人材

九、津和野藩の歴代藩主と主な年代事項


付・貢献のあった人物
参考文献
あとがき
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中世ヨーロッパにおける伝統と刷新 

著者
水田英実・山代宏道・中尾佳行・地村彰之・原野 昇 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
200 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2009年9月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-070-1 
Cコード
C3022 
ジャンル
哲学・宗教 歴史・考古・民族/欧米 文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
中世ヨーロッパを考えるとき、どのような「伝統と刷新」を想定することができるであろうか。文学・歴史・語学に表れる「伝統」とその「刷新」を論究する。
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 まえがき

中世キリスト教思想にみる伝統と刷新
 ――トマス・アクィナス『神学大全』の場合――…水田英実

中世イングランドにおける伝統と刷新
 ――刷新は異文化接触から――………………………山代宏道

フランス中世文学にみる伝統と刷新
 ――トリスタン伝説と『狐物語』を例に――………原野 昇

「トパス卿の話」に見る伝統と刷新
 ――ロマンスの言語の解体と創造――………………中尾佳行

古期英語の伝統と刷新
 ――「海ゆく人」の継承――…………………………地村彰之

 あとがき
 Contents
 著者紹介
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シンジケートローン市場構造と市場型間接金融 

著者
小谷範人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
192 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2009年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-067-1 
Cコード
C3033 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
市場型間接金融システムの中でも、近年急速な拡大傾向を示すシンジケートローン市場に焦点を当て、金融機関のリスク分散化がいかに図られるかを分析する。
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 まえがき


第1章 わが国のシンジケートローン市場

  はじめに
 第1節 シンジケートローンの仕組みと特徴
  1.1シンジケートローンの仕組み
  1.2シンジケートローンの特徴
  1.3シンジケートローンと社債の比較
 第2節 シンジケートローン市場の拡大と要因
  2.1シンジケートローン市場拡大の要因
  2.2最近のシンジケートローン市場発展の状況
 第3節 シンジケートローン転売市場の現状と今後
  3.1シンジケートローン転売市場の意義
  3.2三菱商事が発行した高流動性シンジケートローンの特徴
  3.3転売市場の流動性を高める試み
  3.4米国の転売市場拡大の要因
  おわりに

第2章 シンジケートローンに関する先行研究

  はじめに
 第1節 シンジケートに関する先行研究
  1.1シンジケートの歴史と定義
  1.2シンジケートのリスクシェアリング機能とモラルハザード低減機能

  1.3情報の非対称性と金融仲介機関によるシンジケーションの役割
 第2節 シンジケートローンに関する先行研究
  2.1シンジケートローンの実務的な仕組み
  2.2シンジケートローンとローンセール
  2.3シンジケートローンの情報の非対称性に関する理論分析
 第3節 シンジケートローンの実証研究
  3.1(1993)と(2000)の実証研究
  3.2(1993)と(2000)の結論
  おわりに

第3章 シンジケートローンのアレンジャー比率に関する分析

  はじめに
 第1節 シンジケートローンのアレンジャー比率に関するデータ分析
  1.1形態別アレンジャー比率決定要因の分析
  1.2参加金融機関数とアレンジャー比率についての分析
  1.3多年度のデータ分析
 第2節 シンジケートローンのアレンジャー比率に関する計量経済分析
  2.1回帰分析によるアレンジャー比率の分析
  2.2アレンジャー比率の回帰分析結果と先行研究との比較
  2.3多年度の回帰分析
 第3節 メインバンク制の観点からのアレンジャー比率のデータ分析
  3.1メインバンクのアレンジャー就任とアレンジャー比率の分析
  3.2クラブ方式とジェネラル方式におけるアレンジャー比率の分析
  3.3その他アレンジャー比率に関する注目すべき案件事例
  おわりに

第4章 間接金融と直接金融の中間形態としての市場型間接金融
     ――シンジケートローンを中心として――

  はじめに
 第1節 市場型間接金融の定義と概念
  1.1市場型間接金融の定義
  1.2市場型間接金融の概念
  1.3市場型間接金融が注目を集める背景
 第2節 間接金融と直接金融の機能の分析と市場型間接金融
  2.1間接金融と直接金融の機能の比較優位性
  2.2モニタリング活動
  2.3資産の質的変換機能
  2.4負債のリストラ
  2.5資本市場のフィードバック機能
 第3節 間接金融と直接金融の中間形態としての市場型間接金融
  3.1間接金融と直接金融の代替性
  3.2間接金融と直接金融の補完性
  3.3市場型間接金融はいかなる意味で両金融システムの中間形態であるのか
  おわりに

第5章 市場型間接金融のリスク分散化効果
     ――のポートフォリオ選択論を応用した分析――

  はじめに
 第1節 ポートフォリオ投資によるリスク分散化の効果
  1.1リスク分散化の歴史的経緯
  1.22資産の分散化、相関、およびリスク
 第2節 銀行と証券の2資産の組み合わせによるリスク分散化効果
  2.12資産を銀行と証券とした場合のリスク分散化の分析
  2.2分析内容
  2.3分析結果
 第3節 銀行と証券の総体の組み合わせによるリスク分散化効果
  3.1(2004)によるリスク分散化効果の分析
  3.2間接金融(銀行)と直接金融(証券)の資産の分散化効果
  おわりに


 あとがき
 参考文献
 索  引
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戦後初期学校体育の研究 ―広島県の小学校を手掛かりとして―

著者
崎田嘉寛 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
272 
定価
5,830円 (本体5,300円 )
発行日
2009年8月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-050-3 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈保健・体育〉
 
内容
戦後初期の広島県小学校の実例を基に、地方教育行政の取り組みと各学校の対応の実態、学校における体育教育の形成と展開を分析する。
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  序 章 本研究の目的と課題

第1節 本研究の目的
第2節 本研究の課題と方法
第3節 本研究で使用する資料

  第1章 軍国主義学校体育の形成と展開

第1節 学校体育行政の戦争体制への傾倒
 第1項 学校体育の軍国主義化と教練の重視
 第2項 学校体育の国家主義化と武道の重視
 第3項 「学校体操教授要目」(1936年)の方針
 第4項 教育審議会答申(1938年)における体錬科の創設
 第5項 「国民学校令」と「国民学校体錬科教授要項」の公布
 第6項 戦時訓練としての体錬科

第2節 広島県における軍国主義学校体育の実施
 第1項 「国民学校体錬科教授要項」の普及徹底
 第2項 安芸郡瀬野尋常高等小学校
 第3項 広島高等師範学校附属国民学校
 第4項 賀茂郡西条町立西条国民学校
 第5項 広島市立大河国民学校

  第2章 敗戦直後の学校体育

第1節 文部省とによる軍国主義学校体育の撤廃
 第1項 敗戦直後における学校体育に関する行政処置
 第2項 学校体育界における敗戦直後の新体育構想

第2節 広島県における軍国主義学校体育の清算
 第1項 敗戦直後の広島県における教育状況
 第2項 敗戦直後の広島県における学校体育をめぐる状況
 第3項 広島県内の学校体育行政と現場教師の対応
 第4項 敗戦直後の広島県内における国民学校の学校体育実践

  第3章 戦後初期における学校体育の形成

第1節 戦後学校体育改革の理念と枠組み
 第1項 学校体育の「民主化」構想
 第2項 『学校体育指導要綱』の理念と内容

第2節 広島県における戦後学校体育改革の受容
 第1項 広島県における『学校体育指導要綱』体制の展開
 第2項 広島県における「新体育」の理論化

  第4章 戦後初期における学校体育の展開

第1節 IFEL保健体育部門の活動と影響
 第1項 IFEL保健体育部門の活動
 第2項 IFEL保健体育部門への広島県からの参加者

第2節 小学校教員研究集会における地域リーダーの育成
 第1項 小学校教員研究集会の概要
 第2項 小学校教員研究集会の特徴
 第3項 小学校教員研究集会における保健体育に関する内容
 第4項 小学校教員研究集会への広島県からの参加者

第3節 広島県における小学校体育教員の育成
 第1項 『小学校体育の実際指導』(広島県 1949.4)の伝達講習会
 第2項 広島県における小学校体育教員の育成

  第5章 戦後初期広島県における小学校体育の実践

第1節 小学校カリキュラムにおける体育科の位置づけ
 第1項 広島県における小学校カリキュラムの動向
 第2項 広島県の小学校カリキュラムにおける体育科の位置づけ

第2節 広島県における小学校体育科の実践
 第1項 広島県下小学校の体育科の方針と内容
 第2項 広島県下小学校の体育科の授業実践

  終 章

第1節 戦後初期広島県における小学校体育の特色
第2節 本研究のまとめ

補遺「エスキーテニス」の成立と普及

あとがき
資  料/参考文献/事項索引/人名索引/書名索引
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たたら製鉄業史の研究 

著者
野原建一/09年森嘉兵衛賞B賞受賞 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
228 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2008年3月1日初版・2009年7月20日2刷 
ISBN
ISBN978-4-86327-003-9 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本 政治・経済・法律
 
内容
近世から近代にかけて発達し、日本の多くの産業を支えてきたたたら製鉄業の歴史的な発達過程を明らかにし、近代以降の基幹産業である製鉄業の歴史的意義を明らかにする。
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     第一部 移行過程におけるたたら製鉄業

第一章 製鉄技術の推移
 はじめに
 一、研究史上の諸論点
 二、生産技術の推移
 三、生産工程
 四、たたら製鉄業の経営
 五、近代期の技術改良
 六、小 括

第二章 たたら製鉄業の生産構造
 はじめに
 一、生産構造
 二、たたら製鉄業の衰退
 三、中国地方の諸鉄山
   1たたら経営の状況と需要の変化/2技術改良上の問題/3鉄鋼労働力の生成

第三章 移行過程の産鉄市場
 はじめに
 一、近世後期の産鉄市場
 二、幕末期の産鉄市場
 三、明治初期の産鉄市場
 むすび

     第二部 近代以降のたたら製鉄業の展開

第一章 明治前期のたたら製鉄業の危機
 はじめに
 一、たたら製鉄業の状況
 二、諸特権の解体
 三、「洋鉄」の圧迫
 四、むすびにかえて

第二章 明治中期のたたら製鉄業
 はじめに
 一、中期のたたら製鉄業
 二、外圧下の絲原家
 三、近藤家の経営

第三章 広島県備後地方の製鉄業
 はじめに
 一、備後製鉄業史をめぐって
 二、石田家文書
 三、官営広島鉱山の経営
 四、製鉄業と地域社会――結びにかえて

第四章 たたら製鉄業の史的意義
 はじめに
 一、たたら製鉄業の移行過程における評価
 二、近世のたたら製鉄業
 三、近世の産鉄市場の拡大
 四、近代のたたら製鉄業

 あとがき
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中国の中小企業信用保証制度 

著者
呉 明璽 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
280 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2009年7月7日 
ISBN
ISBN978-4-86327-068-8 
Cコード
C3033 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
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絶版
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『中国の中小企業信用保証制度』絶版廃棄処分のお知らせ
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テクストと教育 ―『読むこと』の変革のために―

著者
千田洋幸 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
267 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2009年6月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-063-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
授業において扱われる「テクスト」が学習者と教師によって再構築され、どのように社会性・政治性を踏まえた実践となっていくのか。教材と教育現場の実情を論究する。
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1 文学教材論の転回

  文学教材論の前提――三つの「サーカス」に触れながら――
  欲望と他者――ヘルマン=ヘッセ「少年の日の思い出」への視点――
  他者のいない言葉――木下順二「夕鶴」論――
  「夕鶴」の受容と「戦後」
  「教える」ことの差別――魯迅「故郷」の言説をめぐって――
  教科書が生み出す「鴎外」――「舞姫」の位置を中心に――

2 「読むこと」の社会性・政治性をめぐって

  「読むこと」の知的領野――説明文・評論教材を中心に――
  文学教材のジェンダー・ポリティクス――名木田恵子「赤い実はじけた」・三田誠広「いちご同盟」を中心に――
  「平和教材」の物語規範
  学ぶことと読むことの間――「戦争を語ることば」の教材化から――
  ナウシカはなぜ空を飛ぶのか――ポップカルチャーと戦争の表象――
 
3 国語教育・教科書・教材をめぐる状況――1997年~2007年――

  文学教育からの解放――中学・高校国語教室における「文学」の定位――
  国語教育研究の歴史認識――忘却される戦争、その他――
  「国語」と表象の政治
  従順な身体
  コミュニケーション能力と国語教育――あるいは、「伝え合う」というイデオロギーをめぐって――
  詩と教室
  教育を語ることの病
  「日本語」という情念装置
  検定教科書というメディア
  教育の場に要請される「社会性」とは何か
  リテラシー概念の変容

初出一覧
おわりに
索  引
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原爆の声 

編著
今石元久 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
170 
定価
1,100円 (本体1,000円 )
発行日
2009年6月11日 
ISBN
ISBN978-4-86327-065-7 
Cコード
C0036 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
原爆被災者3人の手記と語り、当時の実状を詳細かつ正確な永久的保存の提言。三山氏と横田氏の肉声CDつき。解説・索引付。
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はじめに

原爆被災
 手記などの現状
 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の中の手記
 ある家族の受難を思う

原爆被災者の声

 三山甲子さんの手記
 三山甲子さんの声(CDの文字化)
  ピカッ、ガラガラードシャン
  急いでみんなで避難
  兄と再会
  母や兄嫁と再会
  父発見
  父の死
  兄の死

 横田 勝さんの手記
 横田 勝さんの声(CDの文字化)
  原爆の絵
  被爆の状況
  お母さんはお父さんを捜しに
  原爆(ピカドン)

 今井恵子さんの手記
 今井恵子さんの声
  爆発の瞬間
  避難
  黒い雨
  下級生の残酷な死

歌集『柿照葉』など

原爆被災者の叫びについて

おわりに
  温暖化対策、原爆ミュージアムの建設を
  肉声のデジタル化
  肉声の文字化
  生命の危機


編集後記
主要参考文献
索引
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広島の文学碑めぐり 

著者
西紀子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
420 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2009年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-057-2 
Cコード
C0091 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
広島県内にある詩碑・句碑・文学碑を訪ね、文学作品や作者のエピソードなどとともに綴る。

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まえがき……野地潤家

  1 原爆文学の碑めぐり

1 大木惇夫の碑
2 大木惇夫比治山の碑
3 大田洋子の碑
4 原民喜の碑
5 正田篠枝の碑
6 峠三吉の碑
7 峠三吉「河のある風景」の碑
8 再び峠三吉「河のある風景」の碑
9 栗原貞子の碑
10 井伏鱒二『黒い雨』の碑

  2 句碑めぐり

1 正岡子規広島と呉の碑
2 正岡子規宮島の碑
3 正岡子規尾道の碑
4 水原秋櫻子の碑
5 牧野富太郎の碑
6 三頭火瀬野の碑
7 山頭火仏通寺の碑
8 山頭火大崎上島の碑
9 木下夕爾の碑

  3 歌碑めぐり

1 倉橋島の万葉歌碑
2 白華寺と鞆の万葉歌碑
3 中村憲吉尾道の碑
4 中村憲吉ふるさとの碑
5 中村憲吉“入会の森”の碑
6 中村憲吉三次の碑
7 中村憲吉上根峠の碑
8 若山牧水の碑
9 近藤芳美の碑

  4 詩碑めぐり

1 頼山陽広島の碑
2 頼山陽竹原の碑
3 頼山陽下蒲刈の詩碑
4 唄歌「港」の碑
5 「音戸の舟唄」の碑

  5 文学碑めぐり

1 倉田百三広島の碑
2 倉田百三ふるさとの碑
3 林芙美子“文学のこみち”の碑
4 林芙美子母校の碑
5 志賀直哉の碑
6 鈴木三重吉の碑
7 鈴木三重吉「千鳥」の碑
8 吉川英治の碑
9 井伏鱒二ふるさとの碑
10 梶山季之の碑
11 宮島の文学碑
12 三滝寺の文学碑
13 三滝寺郷土作家の碑


あとがき
引用・参考文献
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生活綴方実践史研究 

著者
北岡清道 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
338 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2009年5月8日 
ISBN
ISBN978-4-86327-062-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
生活綴方実践史について、著者が学会誌等に発表した昭和33年~55年まで約20年間の論考18編をまとめた1冊。
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 序文 【野地潤家】
 はじめに

1 生活綴方実践史研究(その一)――鳥取県のばあい――
 一 鳥取県の生活綴方運動(一)――谷口友好氏の文集活動を中心に――
 二 鳥取県の生活綴方運動(二)――文集「漁り火 第一輯」を中心に――
 三 鳥取県の生活綴方運動(三)――学校文集「いかり」(東伯郡赤碕小学校)を中心に――
 四 鳥取県の生活綴方運動(四)――日野郡・吉岡敬氏の文集活動を中心に――
 五 鳥取県の作文教育――文集「ひえづの子」(西伯郡日吉津小学校)のばあい――
 六 調べる綴方――峰地光重氏を中心に――

2 生活綴方実践史研究(その二)――広島・岡山・山口・島根県のばあい――
 七 広島県の生活綴方運動――昭和10年代における県東部地区の運動を中心に――
 八 広島県の生活綴方運動の実態――深安郡「児童文集」の分析を通して――
 九 広島県の作文教育の考察――「芸備教育」のばあい・前田倭文雄氏を中心に――
 一〇 岡山県の生活綴方運動(一)――「岡山県初等教育研究録第一輯」を中心に――
 一一 岡山県の生活綴方運動(二)――時本堅氏のばあいを中心に――
 一二 山口県の生活綴方運動――師井恒男氏のばあいを中心に――
 一三 島根県の生活綴方運動――戦前の研究体制を中心に――

3 生活綴方実践・思潮史研究
 一四 生活綴方における社会意識と実践の問題――村山俊太郎のばあいを中心に――
 一五 生活綴方と時局綴方との接点――「綴方教育の諸問題」(山形県・昭和一三年)を中心に――
 一六 昭和初期の綴方教育研究――「長野県小学校 児童綴方」を中心に――
 一七 鈴木三重吉の綴方教育論――生活綴方の方法の源流としての――
 一八 「赤い鳥」綴方の実践記録――「綴方の書」(木村不二男著、昭和一三年)を中心に――

 あとがき
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聖徳太子の運命学 ――日本国家創建の理念と魂のメッセージ――

著者
北條路山 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
370 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2009年5月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-060-2 
Cコード
C0010 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
冠位十二階、十七条憲法に込められたメッセージとは。聖徳太子の理念を東洋科学によって解読することで、日本国家、文化、日本人の意識の新たな発見をめざす。
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序 章 未来からのメッセンジャー聖徳太子

第一章 聖徳太子入門
   一 皇太子・摂政の始まり
   二 冠位十二階
   三 十七条憲法

第二章 東洋科学の概要
   一 東洋科学の定義
 コラム 東洋科学総説
   二 東洋科学の基礎知識
   三 東洋科学の性質論と方向論
   四 東洋科学の伝来
   五 常識の形成

第三章 日本国家創建の東洋科学
   一 冠位十二階の紫の暗号
   二 冠位十二階の構成
   三 十七条憲法の原理
   四 十七条憲法を読む
   五 十七条憲法の秩序構造
   六 五常による憲法条文解説
   七 五方向理論による憲法分析

第四章 聖徳太子から魂のメッセージ
   一 男の人生へのメッセージ
   二 人生を楽しむメッセージ
   三 運命の仕組みとメッセージ
   四 結婚・運命へのメッセージ
   五 出会い・運命のメッセージ
   六 運命へのメッセージ
   七 成功へのメッセージ(1)
   八 成功へのメッセージ(2)
   九 成功へのメッセージ(3)
   一〇 仕事へのメッセージ
   一一 社員を育てるメッセージ
   一二 組織教育へのメッセージ
   一三 子供を育てるメッセージ
   一四 官僚へのメッセージ
   一五 会社組織へのメッセージ
   一六 時期をつかむメッセージ
   一七 会話のメッセージ

第五章 聖徳太子の未来記
   一 聖徳太子の未来予言
   二 聖徳太子の未来記
   三 太平記の未来記

第六章 聖徳太子の運命学
   一 聖徳太子の神通力
   二 方術の奥儀と聖徳太子
   三 聖徳太子の観相学
 コラム 顔色診断
   四 聖徳太子の天文占星学
 コラム 五惑星占星術
   五 中国の天文暦術
   六 聖徳太子の讖緯説
   七 聖徳太子の風水地理学
コラム 四神相応の実践

第七章  日本文化の深層意識
   一 日本の常識は、世界の非常識
   二 聖徳太子と天皇号
   三 天皇の暗号
   四 天皇大帝の宇宙観
   五 陛下の意味
   六 伊勢神宮の易学思想
   七 日本国号の成立
   八 日本の心の深層
   九 聖徳太子の理想に見る神様からのメール
 
 参考文献
 あとがき
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自分史味の昭和・断片 ――真珠湾からポプラまで――

著者
松永 仁 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
536 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2009年4月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-055-8 
Cコード
C0031 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
被爆直後の広島でジャーナリストとして生きた著者が半生を振り返る。
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     自分史味の 昭和・断片

第一部 開戦

1 村の九軍神
2 定と捕虜第一号
3 東條英機の戦陣訓

第二部 天皇制

1 さつきの火星ちゃん
2 「独白録」にみる昭和天皇
3 天皇は憂鬱である
4 「独白録」の成立
5 憲法第九条

第三部 原 爆

1 広島に生きる
2 統一の触媒は女性である


     指の鳴る音

第一部

1 建物疎開
2 学徒報国隊
3 ティニアンからの発進
4 火種を逃れて
5 伝言のはじまり
6 袋町国民学校 八月六日
7 最初の発見
8 藤木喬と西村福三
9 瓢 文子
10 恵尼と瑤子
11 皮をはぐ
12 ふたりの姉
13 急性白血病
14 叔父の来訪

第二部

15 足立山行まで
16 足立二丁目
17 瓢さんに会う
18 推理の落ち着いたところ
19 伝言の書かれた順番
20 カメラマン菊地俊吉
21 瓢文子 山を越える

第三部

22 集団疎開
23 むらに暮らす
24 空 腹
25 いっぱつの爆弾
26 旅役者
27 生き残ったひと
28 ある疎開児童の手記
終章


     スウィニー始末記

1 スウィニーのしたこと
2 皇居そして三発目の核
3 スウィニーの憂鬱
4 異質な509群団
5 回想録の穴
6 そして男たちは長崎を見た
7 海浜旅館
8 同行者はだれ
9 宝の倉・原医研
10 霧は晴れていく
11 心はナガサキに


     ポプラが語る日

1 あやの恋
2 親友宣言
3 老醜も消えた
4 ある朝、ポプラを探して
5 ポプラ舞う
6 ポプラのブーム
7 原爆スラム
8 相生の女
9 大 火
10 人間、恥ずかしいないか
11 太郎の系譜
12 移植の経験十一年


あとがき
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大村はま「国語教室」の創造性 

著者
橋本暢夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
556 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2009年4月17日 
ISBN
ISBN978-4-86327-052-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
考える力と話し合う力を基底に、語彙を豊かにし読書生活を拓き、学習のすべてを学習記録に収斂させることによって「自己評価力」を育ててきた大村はま「国語教室」の研究。書評
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はじめに【野地潤家】

   1

1 大村はま「国語教室」の創造性――波多野完治博士からの書簡をてがかりに――
  資料1 波多野完治博士から大村はま先生への書簡
  資料2 波多野・大村対談から
  資料3 大村はま『授業を創る』「巻末に寄せて」から――波多野完治
  資料4 『大村はま国語教室』、『大村はまの国語教室』、『教室をいきいきと』など
2 二一世紀の国語教育への提言――「優劣のかなた」をめざした単元――
3 「大村はま文庫」を活用するために――「学習の記録」にどう学ぶかを中心に――
4 国語科教師論

   2

1 新聞による学習の創造
2 大村はま国語教室におけるメディアリテラシー教育――紅葉川中学校における「新聞学習」を中心に――
3 NIEの先駆者大村はま――単元「新聞」による「自己学習力」の育成――
4 対話力の育成――優劣を意識させない授業――

   3

1 個に応じ みずから学ぶ意欲に培う教育を求めて
2 これからの単元学習のために
3 国語科教育の現状と課題――大村はま「国語教室」に学んできたこと――
4 ことばを育て、人を育てる
5 自己学習力の育成のために

   4

1 テストで測れない力の育成を
2 大村はま先生と鳴門1
3 大村はま先生と鳴門2
4 大村はま先生と鳴門3
5 大村はま先生と鳴門4
6 大村はま先生と鳴門5
7 大村はま先生と鳴門6


   補 章

大村はまの教育・国語教育観――波多野完治書簡への註――
大村はま・波多野完治『22年目の返信』「巻末に寄せて」
  ――『大村はま国語教室』の各巻に寄せられた波多野書簡――
『大村はま国語教室の実際』(溪水社)あとがき
大村はま先生を悼む 自己学習力育成の先駆け
  ――「自己評価力」の育成を実践によって――


あとがき
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現代社会とスピリチュアリティ ――現代人の宗教意識の社会学的探究――

著者
伊藤雅之 
シリーズ
愛知学院大学文学会叢書1 
助成
 
判型
A5 
ページ
206 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2009年4月10日4刷 
ISBN
ISBN978-4-87440-737-0/ISBN4-87440-737-4 
Cコード
C3039 
ジャンル
哲学・宗教 労働・福祉・生活
 
内容
ニューエイジの宗教文化をはじめ、インド系の新宗教運動である和尚ラジニーシ・ムーブメント、さらにネット恋愛といった多様な文化現象と現代のスピリチュアリティ文化の特徴を解き明かす。
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はじめに
1部 現代宗教への理論的アプローチ

1章 現代のスピリチュアリティ文化―「精神世界」とニューエイジを中心として―
 1 「精神世界」の生成と発展
 2 「ニューエイジ」概念の対象領域
 3 ニューエイジの3つの構成要素
  世界観/実践形態/担い手の意識
 4世界観の2つの局面
  ニューエイジは功利主義的か/ニューセイジの新しさ
 5日本の「精神世界」研究の課題
2章 世俗化論のゆくえ―現代イギリスの宗教状況を手がかりとして―
 1 近代化と宗教
 2 イギリスにおける世俗化論争
  世俗化論の拒否派/世俗化論の肯定派・中立派/世俗化論争への見解
 3 1980年代以降の宗教性の動向
 4 世俗社会における宗教性
3章 入信の社会学―当事者の価値観の持続と変容をめぐって―
 1 欧米と日本における入信研究
 2 入信の社会学の対象と2つのパラダイム
  社会学的入信研究の対象/伝統的パラダイムと新しいパラダイム/
  2つのパラダイムの比較
 3 ロフランド=スターク・モデル
  L-Sモデルの概観/L-Sモデルの評価
 4 新しいモデルをめざして
  7つの条件の必要不可欠性、および累積性に関する問題/
  信者の意味・解釈世界に対するアプローチの問題/
  7つの条件には含まれていない要因をめぐる問題
 5 現代社会における入信モデル

2部 フィールドへの接近―和尚ラジニーシ・ムーブメントの事例―

4章 和尚ラジニーシ・ムーブメントの歴史的展開
 1 ニューエイジと反ニューエイジの連続性
 2 ラジニーシの世界観
 3 具体的アプローチ―瞑想とグループ・セラピー―
 4 ORMの担い手の特徴
 5 ORMの実践形態の歴史的変遷
  初期(1973年以前)/第1プーナ期(1974-1981)/オレゴン期(1982-1985)
  第2プーナ期(1986-1989)/ポスト・ラジニーシ期(1990-現在)
 6 ニューエイジの理想と現実のはざまで
5章 宗教の暴力性―信者の心が揺れるとき―
 1 脱会しない信者へのアプローチ
 2 ORMのオレゴン期の状況説明
 3 ラジニーシへの信頼を支える2つの理由
  光明を得たラジニーシの存在/自己変容の重視、あるいは他者への無関心
 4 宗教的解釈のあり方の特質
  ユートピア社会が幻想と化したとき/ラジニーシの隠された意図を探して
  スピリチュアル化が行われないとき
 5 世俗と宗教世界を別ける解釈のあり方
6章 イニシエーション前後の価値観の変化―当事者への聞き取り調査から―
 1 当事者への内面世界へのアプローチ
 2 入信プロセスⅠ―背景的な状況―
  悩み/パースペクティブ/探求行為
 3 入信プロセスⅡ
  本との出会いと人生の転機/メンバーおよびラジニーシとの関係/
  信者以外との人間関係/徹底した相互交流と意識変容の体験
 4 ORMメンバーの特異性と今後の課題

3部 新しいスピリチュアリティ研究へむけて

7章 ネット恋愛のスピリチュアリティ―オンライン上の「特別な存在」との交感をめぐって―
 1 「本当の自分」を理解してくれる存在
 2 ネット恋愛にみる新しい〈つながり〉のかたち
  擬似宗教としての恋愛ブーム/ネット恋愛とは何か/出会いサイトの実態
 3 ネットのむこう側にいる神
  ネット恋愛の事例/オンライン上での会話/急激な親密性が形成されるメカニズム
 4 ネット恋愛と宗教における「特別な存在」
  ネット恋愛と宗教の共通項/ネット恋愛と宗教の相違
8章 宗教・宗教性スピリチュアリティ―21世紀の宗教社会学への提言―
 1 宗教社会学の現在
 2 現代宗教の変容―宗教から宗教・宗教性・スピリチュアリティへ―
 3 現代宗教へのアプローチ
  社会の宗教的次元へのアプローチ/制度宗教から文化資源としての宗教研究へ/
  当事者の選択性・能動性―「道具箱」としての宗教
 4 コンテクストとしてのグローバル化
  社会・文化的な統合と差異化/宗教の脱-埋め込み
 5 現代社会の宗教性・スピリチュアリティ研究にむけて


あとがき
文献リスト/項目索引/人名索引
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梶山季之の文学空間 ――ソウル、広島、ハワイ、そして人びと――

著者
天瀬裕康 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
296 
定価
2,970円 (本体2,700円 )
発行日
2009年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-059-6 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/文芸評論
 
内容
梶山の生い立ちから親交・師弟関係、ライフワークとした三大テーマと作品にまつわる論考を資料をもとに論述。幅広く活躍し多くの人びとに影響を与えた彼の本質に迫る。
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まえがき

第一章 作家以前――梶山季之をめぐる人びと

 第1節 ソウルから広島へ
     半島育ち/京中と地御前/広島と二中・芸陽

 第2節 高師時代と異色の恩師たち
     高師と広大/体育教師!?/羽白の『点心帖』/真下と卒論の嘉村礒多

 第3節 文壇と同人雑誌――中央と広島
     「戦後の文学」論/広島の商業雑誌/学生たちの動き

 第4節 縁の下の力持ちと先人のこと
     広島ペンクラブと広島文学協会/原民喜の短く強烈な影響/金井利博と揺れる梶山の心

 第5節 背水の陣を布いて
     有難い文学仲間/ノンフィクションと梶季彦/大宅壮一と恩人、友人/付「五期分類」

第二章 朝鮮半島についての作品――良心の問題
  
 第1節 三つの「族譜」を中心に
     朝鮮小説群の始まり/広島での「族譜」/上京後の「族譜」/視聴覚化と韓雲史

 第2節 「霓のなか」と「李朝残影」
     確信犯と美女/小説「李朝残影」/映画「李朝残影」と周辺

 第3節 朝鮮半島と日本で 
     朝鮮小説群の掘り下げ/戦前の話/終戦当時/出稼ぎ型と在日・在韓

 第4節 エッセイ・研究・パフォーマンス
     歴史の断片/梶山等の記述/日韓基本条約への切り込み/談話、グラビア等

 第5節 創氏改名と「族譜」の諸批判
     「創氏改名」批判と韓雲史/宮田・他の『創氏改名』/小説「族譜」への批判

 第6節 事実と真実、良心の問題
     民族の血、贖罪の範囲と理解の限界/演劇「族譜」とその周辺/梶山「朝鮮小説」の総括

第三章 被爆後の広島と原爆文学

 第1節 日本ペンクラブと『広島文学』批判
     日本ペンマン被爆地へ/その後の一行と残像/山本健吉の意見

 第2節 同人雑誌と周辺
     梶山たちの反応/第一次原爆文学論争/幻の「原爆の文学」公募

 第3節 梶山の初期原爆小説
     習作と秀作/小説「実験都市」の粗筋/ある「実験都市」批判/「実験都市」の続編と関連事項

 第4節 後期の原爆小説
     広島と岩国/ショッキングな状況/「ケロイド心中」の粗筋/原爆と心中・不倫

 第5節 創作以外の作品と仕事
     ドラマと背後/無署名の記事で/伝記と匿名の寄付/エッセイその他

 第6節 社会小説・政治小説
     「振興外貨」と「地面師」/『小説GHQ』/その後の出来事

第四章 ハワイと移民――社会小説、経済小説

 第1節 名声確立と流行作家  
     スターダムに向けて/『黒の試走車』とその後/『赤いダイヤ』のこと

 第2節 ハワイ移民と作業唄
     ハワイ大学の図書館へ/小説「ホレホレ節」/〈ホレホレ節〉考/日本人移民の資料

 第3節 太平洋という舞台  
     ハワイと太平洋民族/広範囲の交流/島々の話/太平洋大学

 第4節 アメリカ合衆国 
     スパイがいっぱい/アメリカ東南部/北米をまたにかけて/「めりけん無宿」

 第5節 中南米を行く 
     メキシコ移民/『稲妻よ、奔れ』/勝ち組の背後/ブラジル一〇〇年とペルー

 第6節 移民・出張・流行作家
     第四期とヨーロッパと日本/「お待ちなせえ」の粗筋/大宅壮一の死/その他の仕事

第五章 月刊『噂』と夢の《積乱雲》
 
 第1節 月刊『噂』と周辺 
     発端と開始/終刊までの概略/『噂』の時代背景/『噂』とユダヤ問題

 第2節 ユダヤ関連事項
     梶山のユダヤ人論/放浪と望郷の民/シオン議定書とフリーメーソン/ユダヤ人観の推移

 第3節 第五期と梶山ユダヤ小説 
     ユダヤ作品瞥見/「日本人ここにあり」/ユダヤ小説群/せどり男爵にも

 第4節 『噂』の中の本音
     自選作品集など/ライフワークの夢/国民文学になるか/一つのサンプル

 第5節 夢の《積乱雲》 
    金井利博の死後に/創作ノートなど/梶山の文質・文体/梶山の思想と行動

 あとがき

付「資料編」 
【資料1】アンケート回答(『天邪鬼』通巻第二号所収)
【資料2】田辺良平宛 梶山季之書簡
【資料3】金井利博宛 梶山季之書簡及び葉書
【資料4】統計的事項
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入門期のコミュニケーションの形成過程と言語発達 ――実践的実証的研究――

著者
河野順子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
312 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2009年3月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-064-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
入門期の言語発達を、コミュニケーションの形成と説明的文章の学習指導における論理的思考力の発達、および書くことの指導原理に渡って、主に社会的アプローチから明らかに。
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 序 章

     第一部 入門期の学習指導に関する先行実践の検討

 第1章 土田茂範の入門期指導
  第1節 土田茂範の入門期の学習指導に見られる社会的文化的相互行為の分析
  第2節 継時的、縦断的視点から分析した子どもの言葉の学び
  第3節 土田実践から導かれる入門期学習指導の原理
 第2章 小西健二郎、三上敏夫の入門期指導
  第1節 小西、三上実践における話し合い活動の意義と実際
  第2節 入門期の話し合い活動を促す学習環境のデザイン
  第3節 小西、三上実践から導かれる入門期学習指導の原理
 第3章 先行実践の考察のまとめ

     第二部 入門期の学習指導に関する臨床的研究

 第4章 保幼小を見通したコミュニケーション能力の育成
  第1節 コミュニケーション能力の育成に関する理論的背景
  第2節 保幼小をつなぐコミュニケーション能力の発達
 第5章 コミュニケーション能力の形成―橋本学級の参与観察から―
  第1節 入門期のコミュニケーション能力育成のためのカリキュラム
  第2節 橋本学級の朝の会における言語発達
  第3節 コミュニケーション能力(レベル1・2)の育成のための足場づくり

     第三部 論理的思考力の発達―説明的文章の読みの授業を通して―

 第6章 入門期の説明的文章の授業の現状と課題
  第1節 なぜ説明的文章教材を学ぶのか
  第2節 説明的文章教材の学びを成立させる学習者論
  第3節 説明的文章教材の学びを成立させる教材論
  第4節 説明的文章教材の学びを成立させる目標論
  第5節 入門期の説明的文章指導の現状
  第6節 入門期の説明的文章の授業改革の視点
 第7章 「〈対話〉による構成活動」による「世界・論理を捉える技能」の形成―「とりとなかよし」と「どうぶつの赤ちゃん」の実践から―
  第1節 「〈対話〉による構成活動」の年間活動
  第2節 「〈対話〉による構成活動」の実際1「とりとなかよし」
  第3節 「〈対話〉による構成活動」の実際2「どうぶつの赤ちゃん」
 第8章 「じどう車くらべ」の授業(橋本須美子)とその考察―論理的思考力としての「理由付け」の発達―
  第1節 研究の目的
  第2節 研究の方法
  第3節 理由付けの論理的思考の発達に関する先行研究
  第4節 足場づくりとしての教師の役割に着目した子どもの「世界・論理を捉える技能」の形成
  第5節 子どもの側から「世界・論理を捉える技能」を形成するための教師の役割
 第9章 「どうぶつの赤ちゃん」の授業(橋本須美子)とその考察―論理的思考力としての「比較(対比)」の発達―
  第1節 研究の目的
  第2節 研究の方法
  第3節 「どうぶつの赤ちゃん」の先行実践・先行研究から見える課題
  第4節 授業の実際
  第5節 「比較(対比)」の発達の条件

     第四部 書くことの指導原理―「一次的ことば」から「二次的ことば」への移行―

 第10章 濱本竜一郎実践―「間接的対話」を通して「書くこと」へ―
  第1節 はじめに
  第2節 先行研究および先行実践の成果と課題
  第3節 濱本実践の概要とその考察
  第4節 「二次的ことば」としての「書くこと」を導く入門期の学習指導の原理と方法
 第11章 橋本須美子実践―異学年交流「6年生にありがとうの手紙を書こう!」―
  第1節 はじめに
  第2節 研究方法と研究対象
  第3節 「6年生にありがとうの手紙を書こう!」における異学年交流から見えてきた入門期の言語発達の要因
  第4節 考察―「二次的ことば」を誘発する要因―
 第12章 共通する学習指導の原理

 終 章

 引用・参考文献一覧
 索 引
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Repetition in Dickens's A Tale of Two Cities :An Exploration into His Linguistic Artistry

著者
高口圭轉 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
220 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
2009年3月21日 
ISBN
ISBN978-4-86327-058-9 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
ディケンズを特徴づける反復用法の精査と分析。1.Repetition of Participant Items/2.Repetition of Words for Character Description/3.Distinctive Use of Repetition
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List of Tables
List of Figures
Acknowledgements

Introduction

Chapter 1 Repetition of Participant Items

1.0 Introduction
1.1 Proper names
1.1.1 Madame Defarge’s case
1.1.2 Sydney Carton’s case
1.1.3 Lucie’s case
1.2 Personal pronouns
1.2.1 Darnay’s case
1.2.2 Doctor Manette’s case
1.2.3 Repetition of personal pronouns in the dialogue
1.3 Other lexical expressions

Chapter 2 Repetition of Words for Character Description

2.0 Introduction
2.1 Repetition of“head”and“hair”
2.1.1 Repetition of Lucie’s“head”and“hair”
2.1.2 Repetition of Dr. Manette’s“head”and“hair”
2.1.3 Repetition of other characters’“head”and“hair”
2.2 Repetition of“eye”and“eyebrows”
2.2.1 Repetition of Lucie’s“eye”and“eyebrows”
2.2.2 Repetition of Mr. Lorry’s“eye”and“eyebrows”
2.2.3 Repetition of Dr. Manette’s“eye”and“eyebrows”
2.2.4 Repetition of Madame Defarge’s“eye”and“eyebrows”
2.2.5 Repetition of a seamstress’s“eye”and“eyebrows”
2.3 Repetition of“head”and“finger”
2.3.1 Repetition of Lucie’s“head”and“finger”
2.3.2 Repetition of Carton’s“head”and“finger”
2.3.3 Repetition of Jacques Three’s“head”and“finger”
2.3.4 Repetition of a seamstress’s“head”and“finger”
2.3.5 Repetition of Jerry Cruncher’s“head”and“finger”
2.4 Key words in A Tale of Two Cities
2.5 Repetition of“business”and“knit”
2.5.1 Repetition of“business”
2.5.2 Repetition of“knit”

Chapter 3 Distinctive Use of Repetition

3.0 Introduction
3.1 Repetition of“wine,”“red,”and“blood”
3.1.1 Use of“wine”in the French scenes
3.1.2 Use of“wine”in the English scenes
3.2 Repetition of“footstep,”“foot,”“tread”, and“echo”
3.3 Repetition of words indicative of“light”and“dark”
2.4 Distinctive use of repetition among characters or scenes
3.5 Repetition of“plane-tree”and“fountain”

Final Remarks
Select Bibliography
Index of Names and Subjects
Index of Words
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モンテレー半島日本人移民史 ――日系アメリカ人の歴史と遺産1895-1995――

著者
石田孝子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A4変形 
ページ
280 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2009年3月3日 
ISBN
ISBN978-4-86327-053-4 
Cコード
C0020 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本 歴史・考古・民族/欧米 一般書/歴史読み物
 
内容
モンテレー半島で過ごした日本人の生活を移民一世、二世の記憶と回想をもとに記述した歴史移民史の完全翻訳。成功と挫折、戦争と差別、夢と忍耐を持って生きた日本人の記録。
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 感謝のことば
 序文

一 一世:移民第一波
二 一世:移民第二波と第三波
三 陸地職業
四 漁  業
五 強制収容
六 地域社会:その1
七 地域社会:その2
八 アメリカンドリーム
九 過去と将来

 参考文献
 訳者あとがき
 Index
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第二言語におけるリーディングと語彙学習 ――付随的語彙学習における注の効果――

著者
吉井 誠 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
160 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2009年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-056-5 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
英語を第二言語とする被験者への研究結果を踏まえ、リーディングを通しての語彙学習における言語情報と視覚情報の組み合わせから、教材中の注の効果を検証する。
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はじめに

第1章 本研究の背景
 1.1 語彙学習の概要
 1.2 注を用いた研究の概要
 1.3 注の研究の現状と問題点

第2章 付随的語彙学習における注の研究の背景
 2.1 第二言語における付随的語彙学習
 2.2 付随的語彙学習における注の研究
  2.2.1 印刷物を使用した注の研究
  2.2.2 コンピュータを使用した注の研究
 2.3 二重符号化仮説とマルチメディア学習生成理論
 2.4 マルチメディア学習生成理論における学習者要因
 2.5 これまでの研究のまとめ

第3章 付随的語彙学習における注の効果に関する実験
 3.1 本研究の目的
 3.2 本研究のリサーチクエスチョン
 3.3 本研究の仮説
 3.4 本研究の研究領域
 3.5 本研究の枠組み
 3.6 予備実験とその結果
  3.6.1 予備実験の被験者
  3.6.2 予備実験の手順
  3.6.3 予備実験の結果
  3.6.4 予備実験の考察
 3.7 本研究の実験デザイン
  3.7.1 被験者
  3.7.2 独立要因
   (1)注のタイプ/(2)言語熟達度/(3)その他の要因
  3.7.3 従属要因
  3.7.4 実験材料
   (1)アンケート/(2)事前テスト/(3)読解教材/(4)目標単語/(5)読解テスト/(6)語彙テスト
  3.7.5 実験手順
  3.7.6 分析方法

第4章 実験結果
 4.1 事前語彙テスト
 4.2 学習者の単語検索頻度
 4.3 語彙テスト
  4.3.1 絵認識テスト
  4.3.2 語彙認識テスト
  4.3.3 語彙記入テスト

第5章 実験結果のまとめと考察
 5.1 実験結果のまとめ
  5.1.1 直後テストにおける注の種類の効果
  5.1.2 遅延テストにおける注の種類の効果
  5.1.3 直後テストにおける注の種類と言語熟達度の間の交互作用
  5.1.4 遅延テストにおける注の種類と言語熟達度の間の交互作用
  5.1.5 時間の経過に伴う変化
 5.2 実験結果に基づく考察
  5.2.1 注の種類の短期的な効果
  5.2.2 注の種類の長期的な効果
  5.2.3 単語検索頻度を考慮した分析
 5.3 本研究から示唆されること
 5.4 今後の研究課題
 5.5 結論

参考文献

APPENDIX
1.注の種類
2.アンケート
3.事前語彙テスト
4.読解教材
5.読解問題
6.語彙記入テスト
7.絵認識テスト
8.語彙認識テスト
9.コンピュータ使用に関するアンケート
10.語彙記入採点基準
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広島のものづくり先進企業 ――次世代へのメッセージ――

編者
渡辺昌彦・村山秀次郎・広田堅志 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
356 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2009年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-054-1 
Cコード
C1036 
ジャンル
労働・福祉・生活 一般書/歴史読み物
 
内容
広島経済大学講義「広島地域ものづくり事情」の2007年度講義録。各企業の経営者や技術者の生きた話を収録。学生のみならず社会人や企業家にも感動と感銘を与える。
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【品切】
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 推薦のことば………[財団法人ひろぎん経済研究所] 理事長 藤原昭典

 はじめに
  1 生産拠点の拡充
  2 新製品の積極的な開発と相次ぐヒット商品
  3 広島における製造業の状況
  4 新たな講義科目「広島地域ものづくり事情」の設置
  5 本書発行について
  6 謝辞

最も有望な産業“農業”へのチャレンジ………[有限会社平田観光農園] 平田克明

 1 私の生活信条「為せば成る、成らざるは為さざるなり」
 2 私の夢
 3 第三の夢「日本一のブドウ研究者を目指す」
 4 脱サラUターン四四歳で帰農
 5 私の一日の生活
 6 学生時代こそ、自分を磨くとき
 7 二一世紀の最大の産業は農業
 8 現在六四億人を養えない地球の食糧事情
 9 日本の食料事情
 10 通年果物狩りのできる農園にした理由
 11 会社経営にとって最も大切なことは
 12 これからの農業・農村の進むべき道
 13 最近の観光の変化――食べる観光から、学びや体験型に移行――
 14 農村は子育ての揺籃の地
 15 最後に

プラスチックに夢を懸けて………[ダイキョーニシカワ株式会社] 菅 武春

 1 会社概要
 2 樹脂について
 3 技術開発と生き残り戦略
 
ロータリーエンジンの開発………[マツダ株式会社] 新井栄治

 1 ロータリーエンジンの歴史
 2 ロータリーエンジンの基本構造
 3 新型ロータリーエンジンの狙い
 4 RENESIS
 5 水素ロータリーエンジン
 6 質疑応答

サタケのものづくり――挑戦し続けること………[株式会社サタケ] 造賀和成

 1 サタケについて(ビデオの主要内容)
 2 サタケの製品開発について
 3 海外戦略
 4 新しい分野への進出
 5 就職活動への助言

筆は道具なり………[株式会社白鳳堂] 高本 光

 1 会社概要
 2 会社のあゆみ
 3 製造工程
 4 筆は道具なり
 5 熊野筆の歴史
 6 白鳳堂の設立と創業当初
 7 さまざまな試み
 8 会社の方向性
 9 試みに対する反応、成果
 10 自社ブランド展開
 11 「ものづくり」について
 12 人材育成
 13 今後の展開について
 14 最後に

面倒なことを探そう………[株式会社アスカネット] 福田幸雄

 1 アスカネット起業
 2 新しい分野への展開
 3 株式公開
 4 起業について
 5 アスカネットの企業経営
 6 私の思っていること

プラズマに思いをこめて………[株式会社アドテックプラズマテクノロジー] 藤井修逸

 1 ノウハウが武器
 2 主力製品について
 3 創業からの変遷
 4 販売戦略を練る
 5 バブル崩壊――捨てる神あれば、拾う神あり――
 6 陽はまた昇る
 7 半導体産業について
 8 生き残るために――更なる戦略――
 9 ベンチャー企業へのおもい
 10 日米のビジネスのちがい
 11 先人にまなぶ――備後地方の経営者たち――
 12 若者へのエール
 13 私のベンチャー論
 14 夢と目標をもとう

もの造りは、人創り………[アヲハタ株式会社] 廿日出郁夫

 1 製品について
 2 参考書について
 3 アヲハタについて

持続的な変革(イノベーション)で新しい価値の創造を………[ヒロボー株式会社] 松坂敬太郎

 1 変革の必要性と若い人への期待
 2 挑戦し続けること

マツダのモジュール化への取り組み………[マツダ株式会社] 唐澤正人

 1 モジュールの定義・分類
 2 マツダのモジュール戦略
 3 自動車業界におけるモジュール化の現状
 4 マツダにおけるモジュール化の現状
 5 モジュール化の効果
 6 おわりに

広島県経済の現況とものづくりの歴史………[財団法人ひろぎん経済研究所] 吉川 満

 1 広島県の経済の概況
 2 広島県の産業構造
 

 著者略歴
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精工舎懐中時計図鑑 

著者
流郷貞夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
175 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2009年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-051-0 
Cコード
C0020 
ジャンル
一般書/実用・趣味
 
内容
明治・大正・昭和、戦前戦後の精工舎製懐中時計をカラー図版入りで紹介。軍用時計、鉄道時計、製造年月日の解読方など。
本商品は【代金引換】のみの扱いとなっております。
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明治の精工舎懐中時計
 20型シリンドル TIME KEEPER
 18型シリンドル TIME KEEPER
 14サイズ AMERICAN SYSTEM
 12サイズ AMERICAN SYSTEM
 12サイズ EXCELLENT
 17型シリンドル TIME KEEPER
 16型 EMPIRE
 16型 PUBLIC
 16型 GREAT EMPIRE

大正の精工舎懐中時計
 12型 LAUREL
 12型 LOFTY
 16型 WORLD
 13型 MERCY
 薄手10サイズ EXCELLENT
 14型 RULER
 17型 RIGHT
 16型 新EMPIRE

昭和、戦前戦後の精工舎懐中時計
 17型 高級懐中時計SEIKOSHA
 17型 SEIKOSHA RIGHT
 16/17型 MINISTER
 9年式 EMPIRE
 19型 SEIKOSHA 鉄道時計
 電話交換機用時計
 軍用時計
  甲板時計 乙(DECK WATCH)
  戦前15石 SEIKOSHA PRECISION
  93式以前の飛行時計
  19/23型 自動車時計
  19/23型 レバー式航空時計(海軍)
  19型 SEIKOSHA 盲人用懐中時計
  17/23型 SEIKOSHA chronograph
  93式 飛行時計
  100式 飛行時計
  天測航法について
  天測時計(ウイームス)
  天測時計(精工舎)
  秒時計
 17型 SEIKOSHA八九式活動写真銃改二
 17形 SEIKOSHA EXTRA FLAT
 16型 ZELMA

添付資料 1 陸軍経理学校卒業証書授与式
添付資料 2 精工舎懐中時計の製造年月の解読
添付資料 3 新聞記事 他
添付資料 4 精工舎工場の変遷
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近世讃岐の藩財政と国産統制 

著者
木原溥幸 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
294 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
2009年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-049-7 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
地方文書の「御用日記」を中心とした史料を元に、高松藩の砂糖流通の実態、丸亀藩の幕末期の藩札流通や国産との関係を究明。藩財政のあり方の分析を試みる。
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     1部 高松藩

第一章 高松藩の砂糖流通統制
  はじめに
 一 文政二年の砂糖会所
 二 加島屋・天王寺屋「七歩金掛込」
 三 天保元年の砂糖引請人
 四 天保六年の砂糖問屋
 五 林田浦砂糖会所の積出状況
  おわりに

第二章 高松藩の砂糖為替金
  はじめに
 一 文政・天保初期の砂糖為替金
 二 天保六年の「船中為替」
 三 「別段為替」と「肥代貸付」
 四 林田浦砂糖会所の砂糖為替金
  おわりに

第三章 高松藩の藩札と流通
  はじめに
 一 藩札発行と流通
 二 商品の流通と藩札
 三 砂糖統制と藩札
 四 藩札の回収
   1年貢米の「永年売」/2「御林」・「御用地作徳米」の売払
 五 天保札の発行
  おわりに

第四章 高松藩砂糖統制と久米栄左衛門
  はじめに
 一 文政期藩財政と砂糖統制
 二 「口上書」と「砂糖仕込銀」・「冥加」引替
 三 「砂糖車元割当金」
 四 「砂糖車株調達金」と「砂糖代前貸」
  おわりに

     2部 丸亀藩

第五章 丸亀藩の藩札と国産統制
  はじめに
 一 藩札の発行と流通
 二 安政二年の「封札」
 三 藩札と国産
 四 綛糸寄会所の設置
 五 「砂糖大坂積登趣法」
  おわりに

第六章 丸亀藩の御用銀と「直支配」・「会釈」
  はじめに
 一 大喜多家の調達金
 二 「人別高掛り」
 三 近世後期の御用銀
 四 「直支配」と「会釈」
 五 郷中帯刀人と「固メ出張」
  おわりに

第七章 丸亀藩財政と中井家・長田家
  はじめに
 一 丸亀藩掛屋中井家
 二 幕末の中井家調達金
 三 丸亀藩と長田家
 四 「物産方」と長田作兵衛
 五
  おわりに

附論 福岡藩「生蝋為替仕組」と広瀬久兵衛
  はじめに
 一 幕末期の藩財政
 二 財政改革と広瀬久兵衛
 三 広瀬久兵衛の「生蝋為替仕組」計画
 四 「生蝋為替仕組」の実施
  おわりに

あとがき
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自由主義社会科教育論 

著者
尾原康光 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
272 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2009年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-040-4 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈社会〉
 
内容
社会科教育を社会問題科と位置づけ、日常的思考も科学的思考も同一構造で展開するべきという社会科教育の変革を求めるとともに、権力からの自由を優先し個人の権利を守る学習を提起する。
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 まえがき

第1章 社会科における認知の研究
 第1節 一般化の主体的学習
  1 はじめに
  2 授業における一般化習得の要件
  3 一般化習得のための操作
  4 一般化学習の基本構造
  5 おわりに
 第2節 知識成長過程の分析
  1 問題の設定
  2 知識成長過程の分析
  3 知識成長の論理
  4 「子どもの思考を育てる」社会科授業の再評価
 第3節 価値判断指導の構造と原理
  1 はじめに
  2 授業「私たちの時代」と価値判断
  3 価値判断の基本的構造
  4 価値判断正当化のための諸操作
  5 価値判断正当化の過程
  6 おわりに

第2章 社会科における批判的思考の研究
 第1節 思考育成としての概念形成
  1 はじめに
  2 社会科における概念形成
  3 概念形成を行う社会化授業の教授方略
  4 概念形成を行う社会化の授業構成
  5 おわりに
 第2節 オレイリーの批判的思考育成原理
  1 はじめに
  2 『アメリカ史における批判的思考』の全体構成と批判的思考育成の方法
  3 単元構成の分析――第四分冊第三単元「冷戦」を事例として――
  4 批判的思考育成原理
  5 おわりに
 第3節 判断力育成の再検討

第3章 社会問題学習の研究
 第1節 アメリカ社会問題学習の研究――Issues-Centered Curriculumの分析――
  1 問題の設定
  2 “Issues Series”の目的
  3 “Issues Series”の各ユニットにおける単元設定
  4 “Issues Series”の各ユニットにおける単元展開
  5 “Issues Series”における実践的育成の論理
  6 “Issues Series”の特質と限界
 第2節 社会問題科としての社会科授業の原理と構造
  1 問題の所在――社会問題科の定義と問題点――
  2 社会問題科の類型化
  3 社会問題科の単元構造
  4 まとめ
 第3節 社会問題学習の単元開発
  1 はじめに
  2 授業「『ちびくろサンボ』絶版問題~差別とは何か~」(試案)
  3 授業の目的と過程
  4 おわりに

第4章 自由主義社会科教育論の探求
 第1節 リベラルな市民を育成するカリキュラム・単元構成の原理と方法――ハーバード社会科――
  1 本研究の全体像と本発表の位置づけ
  2 カリキュラム構成
  3 小結――カリキュラム構成の特質――
  4 単元構成
  5 結びにかえて――『AEP公的論争問題シリーズ』にみる単元構成――
 第2節 成熟社会の社会科
  1 成熟社会とは
  2 現在の社会科とその問題点
  3 成熟社会の社会科
 第3節 自由主義社会科教育論の位相
  1 はじめに
  2 1998年版学習指導要領社会科における「愛国心」育成――「心の授業」としての「愛国心」教育――
  3 「『心の教育』としての『愛国心』教育」批判
  4 社会形成科における「愛国心」育成――政治体制(民主制)への参加動機としての「愛国心」教育――
  5 「政治体制(民主制)への参加動機としての『愛国心』教育」批判
  6 「愛国心」教育論の類型化
  7 おわりに
 第4節 自由主義社会科授業の位置と構造
  1 はじめに
  2 「心の教育」としての「愛国心」育成――安達弘『人物学習でつくる歴史授業』の場合――
  3 『心の教育』としての『愛国心』教育」批判――山本典人「召集令状と日の丸」の場合――
  4 社会形成科における「愛国心」育成――池野範男・渡部竜也・竹中伸夫「選挙制度から民主主義社会のあり方を考える」の場合――
  5 自由主義社会科における態度形成――桑原敏典他「人身の自由――代用監獄制度の是非を問う――」の場合――
  6 授業レベルにおける「愛国心」教育論の類型化
  7 おわりに

 初出論文一覧
 尾原康光年譜・論文目録
 解説 自由主義社会科教育論の探求への道(池野範男)
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視線のロマネスク ――スタンダール・メリメ・フロベール――

著者
横山昭正 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
380 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2009年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-061-9 
Cコード
C1097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉 一般書/文芸評論
 
内容
代表作に描かれる登場人物の眼と視線の意図を読む。スタンダール『パルムの僧院』『赤と黒』、メリメ『カルメン』、フロベール『ボヴァリー夫人』。
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序 詩 眼差しについてのノート


第一章 スタンダールと視線のロマネスク
    ――『パルムの僧院』と『赤と黒』をめぐって――


 はじめに――目と視線

1 高所の幸福
 1 パルム公国――高みと低みの関係
 2 『パルムの僧院』の高所
   (1)コモ湖――地上の楽園/(2)幼年期の楽園/(3)ファルネーゼの塔
 3 崇高な人/見下ろす視線
 4 『赤と黒』の高所
   (1)理想郷――ヴェルジー村/ジュラの洞窟/(2)梯子/(3)天守閣

2 目のなかを読む
 1 目の変幻
 2 さまざまな眼
   (1)父と子の眼/(2)レナール夫人とマチルドの眼
 3 天上性と地上性
   (1)涙に濡れる眼/(2)暗い眼

3 特異さと高貴さ
 1 天使のような美・天上の美
 2 堕天使
 3 山賊詩人フェランテ・パラ

4 倦怠の宿る眼
 1 倦怠の世紀
 2 さまざまな倦怠
  (1)ラ・モール家の社交界――「豪奢と倦怠」/(2)レナール家/(3)パルムの宮廷
 3 倦怠の想像力――ジーナ、エンマ、マチルド

5 自意識
 1 世間の目と義務
 2 恋愛における義務
 3 偽善

6 芝居
 1 『パルムの僧院』における芝居
 2 『赤と黒』における芝居
  (1)十九世紀パリ――「虚言の劇場」/(2)タルチュフとドン・ジュアン/(3)情熱と滑稽
 3 眼差しの演技
  (1)アグドゥの司教/(2)ジュリヤンとマチルド/(3)ファブリス

7 視線の恋
 1 城塞屋上の恋人たち
  (1)小鳥の楽園/(2)赤くなるクレリア
 2 視線の恋と障害
  (1)日よけ――第二の窓/(2)恋と障害――「大いなる情熱」
 3 闇のなかの視線・視線のなかの闇

8 眼の圧制
 1 フェティシスム
  (1)手と腕/(2)衣服など
 2 窃視
 3 眼のサディスム
  (1)パルム大公とサンセヴェリナ夫人/(2)女王か奴隷か

9 眼の色――青と黒
 1 スタンダールの作中人物
 2 メリメ『カルメン』

10 詩と音楽
 1 パトラルカ
 2 モーツァルト――「軽やかに歩むかなしみ」

 おわりに
 註


第二章 『カルメン』における視線のドラマ
    ――小説と歌劇の比較をとおして――


 はじめに

1 黒い眼と青い眼
2 悪魔の色
3 ミカエラと故郷の楽園
4 定住と流浪
5 野獣の目・悪魔の目
6 「黒い瞳がお前を見てる」

 おわりに
 註

第三章 ボヴァリー夫人エンマ――馬と視線――

 はじめに――馬車から汽車へ

1 騎士への憧れ
2 見下ろす視線
3 倦怠と情熱
4 ボックとティルビュリー
5 馬上のジュリヤン
6 青――飛翔の色
7 上昇と落下
8 貴族の視線と群衆
9 駅馬車〈ツバメ〉と乞食
10 盲人の詩

 おわりに
 註

あとがき
人名索引
書名・作品名索引
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愛、裏切り、美しい人生 ――シェイクスピアの心――

著者
熊谷次紘 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
490 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2009年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-029-9 
Cコード
C1097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉 一般書/文芸評論
 
内容
新しい現代的視点から、『ハムレット』『オセロー』『リア王』『夏の夜の夢』『お気に召すまま』の愛と人生の模様とその意味について解き明かす。
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 はじめに
 挿絵一覧

第一章 『ハムレット』の悲劇性――ハムレットと二人の女性の愛と悲劇の意味

 序 節 ハムレットと生の輝き
 第一節 ハムレットの「狂気」の謎
 第二節 悲劇の美しきヒロイン像――オフィーリアの真価
 第三節 魂に黒い汚点を隠す女――ガートルードの悲劇 ――ハムレットの母親はどこまで「罪深い」か

第二章 苦悩する愛――『オセロー』の悲劇の意味
 第一節 愛の倫理と言葉――高潔なオセローの愛の退廃
 第二節 『オセロー』は人種差別主義の劇か

第三章 パラドックスと真理の在りか――『リア王』の悲劇 ――コーディリアの愛と死の意味

第四章 『夏の夜の夢』における三界と愛
 第一節 愛の主題と「夢」、「変身」、「取り違え」
 第二節 想像力と躍動する文体の美学

第五章 『お気に召すまま』の光と影――美しい人生と愛とは

 引用言及文献一覧
 注
 あとがき
 索  引
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ヒロシマ 消えた鳥屋町 ――81才の追憶――

著者
寺西正子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
318 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2009年2月11日 
ISBN
ISBN978-4-86327-047-3 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
本通りから道一本入った元安橋のほとりに戦前存在した「鳥屋町」。爆心直下で消えた町並みと人々の暮しの回想録。
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 はじめに

原爆ドームとわたし
 1遊び場だった物産陳列館
 2美しい らせんかいだん
 3戦争の絵
 4ガイコツになってしまって

  原爆ドームの写真

鳥屋町の位置と町並み

鳥屋町の子供の四季
 1お正月
 2節分の豆まき
 3四月三日の雛祭り
 4夏休みの早起会
 5亥の子祭り
 6浜ゑびす

兵隊さんとわたし そして戦争
 1十一連隊
 2一年生の教科書
 3羽田別荘の兵隊コント
 4満州パン
 5義兄の出征
 6兵隊さんの町になった鳥屋町
 7三日間、逗留した兵隊さん
 8母
 9戦死者の慰霊式
 10一九三九年(昭和14年)の頃
 11義兄が帰って来た
 12灰色の小学校六年生
 13女学校の勤労奉仕
 14挫折から充実した生活へ
 15戦争末期の師範学校

原子爆弾を落とされて
 1三原から向洋へ
 2やはり広島は焼けていた
 3ひとりぽっち
 4星のシャンデリア
 5原子砂漠を横切って
 6井口町から五日市町へ

鳥屋町をたずねて
 1鳥屋町にたどりつくまで
 2消えた鳥屋町
 3鳥屋町の人はどうなったのか

ヒロシマの持つ苦しみの特殊性

 あとがき
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イスラエルのアラブ人キリスト教徒 ――その社会とアイデンティティ――

著者
菅瀬晶子 
シリーズ
 
助成
08年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
240 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2009年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-044-2 
Cコード
C3039 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
アラブ人市民であるメルキト派カトリック信徒について、ガリラヤ地方での2年余の調査と歴史的、社会的、宗教的背景から考察。アイデンティティの形成と様相を研究する。
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はじめに
図・表・写真リスト
本書における留意点

序 章
 第一節 本書の目的とその論点
  1-1 本書の目的
  1-2 イスラエル国内におけるアラブ人市民研究
  1-3 マイノリティのエスニック・アイデンティティ論
 第二節 調査の概要と構成
  2-1 調査の概要
  2-2 本書の構成

第一章 イスラエルのアラブ人市民、メルキト派カトリック概論
 第一節 調査地の概要と歴史的背景
  1-1 イスラエル国について
  1-2 イスラエルのアラブ人市民について
   1-2-1 「イスラエル・アラブ」か「イスラエルのパレスチナ人」か
   1-2-2 ハイファのアラブ人市民
 第二節 メルキト派カトリック概論
  2-1 宗派の成立と発展
  2-2 ガリラヤ地方とメルキト派カトリック
   2-2-1 アラブ・ナショナリズムの萌芽
   2-2-2 ジョルジュ・ハキーム司教の功罪
   2-2-3 カプッチ事件とその余波
  2-3 イスラエル国内における信徒の現状
 小活 周縁にとどまる人びと

第二章 村落とその社会――F村の事例――
 第一節 F村の概観
  1-1 F村の置かれた環境
  1-2 メルキト派村としてのF村の歴史と現状
 第二節 血縁の力とその影響
  2-1 ダールとは
  2-2 ダールの歴史と序列
   2-2-1 F村における各ダールの分類と序列
   2-2-2 F村墓地の配置にみるダールの序列
 第三節 村落における行政システムとダールの影響力
  3-1 有力ダールが村議会に与える影響
  3-2 村議会制に残る旧制度の名残
  3-3 有力ダールの婚姻関係と村議会制
   3-3-1 ダール内婚姻
   3-3-2 ダール外・村落内婚姻
 第四節 労働シオニズム政党、メルキト派カトリック教会とダールの関係
  4-1 労働シオニズム政党の影響力
   4-1-1 シャベル・フーリーのマパイ入党
   4-1-2 村民の意識の変化
  4-2 超越されるダール
   4-2-1 ダールへの帰属意識を超える身内概念
   4-2-2 「メルキト派信徒であること」がもたらすひろがり
  小活 F村村民のアイデンティティとは

第三章 村落から都市へ
 第一節 ハイファにおけるアラブ人社会
  1-1 ワーディ・ニスナース
   1-1-1 ナクバ以前
   1-1-2 ナクバの衝撃とその後
  1-2 ワーディ・ニスナースにおけるメルキト派信徒
 第二節  移住者メルキト派カトリック信徒の生活
  2-1 集う同郷の人びと
   2-1-1 ウンム・イブラーヒームと近隣のF村出身者たち
   2-1-2 移住の理由と都市での暮らし
  2-2 親族の紐帯に守られる
   2-2-1 「コーヒーを飲もうよ」
   2-2-2 葬儀と婚姻にみる村との紐帯
   2-2-3 「ローマ・カトリックのほうが『近い』」?
 第三節 メルキト派カトリック信徒と他者の関係
  3-1 F村出身以外のメルキト派信徒
   3-1-1 F村以外からの移住者
   3-1-2 ハイファ在来者
  3-2 ギリシャ正教徒
  3-3 ムスリム
  3-4 ユダヤ人市民
  小活 帰属意識の重心移動

第四章 都市ハイファにおけるメルキト派カトリック信徒の帰属意識
 第一節 移住者と在来者、メルキト派カトリック教会とローマ・カトリック教会
  1-1 どの聖堂へ通うか
  1-2 なぜ通うか
 第二節 依存か協力か
  2-1 一般信徒と教会の関係
   2-1-1 教会上層部と一般信徒の乖離
   2-1-2 教会から離れる人心、その理由
  2-2 学校教育
   2-2-1 カルメル、カルメリート両校
   2-2-2 学校設立の目的と現在の役割
   2-2-3 学校関係者のローマ・カトリック観
  2-3 福祉活動
  2-4 それでもメルキト派信徒であるために
 第三節 祭礼の役割
  3-1 マール・エリヤス祭
  3-2 聖母巡礼祭
  3-3 「巨大な容れ物」としてのローマ・カトリック
  小活 メルキト派信徒としてのアイデンティティ、移住者の場合

第五章 複合的・重層的アイデンティティの形成
 第一節 メルキト派カトリック信徒のアイデンティティ
  1-1 身内概念の変遷
   1-1-1 村落における身内概念
   1-1-2 都市における身内概念
  1-2 複合的・重層的アイデンティティの諸相
 第二節 自己表象の語りにみるアイデンティティの分裂と救済
  2-1 メルキト派カトリック信徒自身による自己表象の語り
  2-2 引き裂かれるアイデンティティ
   2-2-1 自己表象の語りに隠された意味
   2-2-2 「アラブ」、「パレスチナ」、「イスラエル」のはざまで
  2-3 イスラエルのメルキト派カトリック信徒の特質
 結 論 融合し、収斂されるアイデンティティ


あとがき
引用文献一覧
付属資料
 1 第二章第二節第二項 F村のシャンマースは何人いるか
 2 第二章第三節第三項 ダール内婚姻の事例
 3 第四章第二節第二項 カルメル、カルメリート両校の関係者たちのローマ・カトリック観

関連年表
索  引
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物語を読む力を育てる学習指導論 ――もう一つの“読解力”を拓く――

著者
辻村敬三 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
186 
定価
2,090円 (本体1,900円 )
発行日
2009年1月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-048-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
<物語を読む力>を心理学的・文学的研究から掘り下げ明らかにし、PISA型読解力に並ぶ文学的文章の「読解力」育成に重点をおいた実践教育を提案する。
渓水社で購入する
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序 京都教育大学教授 位藤紀美子
はしがき

第一部 <読む>とはどのような行為か――関連分野の研究に学ぶ――

 第一章 認知心理学から学ぶ<読書行為>
  第一節 トップダウン型とボトムアップ型の二つの情報処理システム
  第二節 理解の枠組みとしての<スキーマ>
  第三節 文章理解の枠組み=<スクリプト>
  第四節 物語理解の枠組み=<物語文法>
  第五節 物語の学習指導に生かす視点

 第二章 文学研究から学ぶ<読書行為>
  第一節 イーザーの<読者論>から学ぶ視点
  第二節 テクストの機能
  第三節 読者の理解行為
  第四節 テクストと読者の相互作用
  第五節 イーザーの読者論から学ぶべきこと

第二部 <物語を読む力>を育てる理論と実践

 第一章 <物語を読む>とはどのよな行為か
  第一節 物語の読みの特性――虚構体験――
  第二節 虚構体験と<イメージ>の働き
  第三節 物語の読みの特性――読者によむ“意味産出”――
  第四節 <読書行為>の二つの側面――虚構体験と意味産出――

 第二章 <物語を読む力>の具体像
  第一節 物語の<読書行為>の具体的モデル
  第二節 <物語を読む力>と発達の見通し

 第三章 <物語を読む力>を育てる学習指導
  第一節 <物語を読む>学習指導で大事にすべきこと
  第二節 <物語を読む>学習指導過程

 第四章 学習指導の具体例
  第一節 低学年の学習指導例――『お手紙』(アーノルド・ローベル作/三木卓訳)第二学年――
  第二節 中学年の学習指導例――『ごんぎつね』(新美南吉作)第四学年――
  第三節 高学年の学習指導例――『海の命』(立松和平作)第六学年――
  第四節

あとがきにかえて――物語の学習指導に新たな地平を拓く――
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現代日本語における名詞文の時間表現 

著者
田村澄香 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
220 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2008年12月22日 
ISBN
ISBN978-4-86327-045-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
言語学〈日本語〉 日本語教育
 
内容
現代日本語の名詞述語文の時間表現を、多種の時間的性格を有する名詞文を例にとり、体系的に整理・研究。日本語非母語者にも理解できるような基盤研究を構築する。
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【品切】
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序 論 

 1 研究の目的
  1-1 名詞および名詞文に関する先行研究と課題
  1-2 時間表現に関する先行研究と課題
  1-3 研究の目的
 2 研究の方法
  2-1 名詞文分析の観点
  2-2 検討対象と資料
 3 論文の構成および用語の説明
  3-1 論文の構成
  3-2 用語の説明

     第一部 名詞文の時間表現の体系

第1章 特定の時間位置に位置付けのない名詞文

 1 〈超越時〉を表す名詞文
  1-1 名詞文が表す〈超越時〉の特徴
  1-2 同値・包含関係の名詞文
  1-3 X項の特性を表す名詞文
 2 〈時間性不問〉を表す名詞文
  2-1 名詞文が表す〈時間性不問〉の特徴
  2-2 「時制形式の交替現象」のダを承接した名詞文
  2-3 過去の仮定
  2-4 歴史的現在

第2章 特定の時間位置に位置付けのある名詞文

 1 〈現在〉を表す名詞文
  1-1 名詞文が表す〈現在〉の特徴
  1-2 現在の状態と動きを表す名詞文
  1-3 トキ副詞やトキ名詞などによって現在を表す名詞文
  1-4 発話場面にしばられた名詞文
  1-5 現在の存在や所在などを表す名詞文
 2 〈未来〉を表す名詞文
  2-1 名詞文が表す〈未来〉の特徴
  2-2 トキ副詞やトキ名詞などによって未来を表す名詞文
 3 〈過去〉を表す名詞文
  3-1 名詞文が表す〈過去〉の特徴
  3-2 基本的な過去
  3-3 現在を含んだ過去
  3-4 体験にとりこまれた過去
  3-5 「不確かな認識の判明」
  3-6 「想起」

     第二部 時制形式の選択に関する考察

第3章 話し手の発話時以前の認識の考察
   ―「不確かな認識の判明」とは何か―

 1 はじめに
 2 先行研究
  2-1 「不確かな認識の判明」に関して
  2-2 「話し手の発話時以前の認識」に関して
 3 「XハYダッタ」
  3-1 通常の過去表現における「話し手の発話時以前の認識」
  3-2 「不確かな認識の判明」における「話し手の発話時以前の認識」
  3-3 「XハYダッタ」における話し手の認識
 4 「XハYダ」 
 5 まとめ

第4章 「XハY」の時間的内容の考察
  ―「時制形式の交替現象」および「想起」とは何か―

 1 はじめに
 2 先行研究と本研究の立場
  2-1 「時制形式の交替現象」に関して
  2-2 「想起」に関して
  2-3 直示および直示語に関して
 3 考察の前提
  3-1 名詞文の種類
  3-2 時制の作用域
  3-3 名詞文と他の述語文との異なり
  3-4 名詞の時間性
  3-5 特定の時間位置に位置付けのない名詞文
 4 分析―「XハY」の時間的内容
 5 「時制形式の交替現象」
  5-1 「時制形式の交替現象」のメカニズム
  5-2 「時制形式の交替現象」を引き起こす条件
  5-3 「昨日は月曜日だ」の時間構造
 6 「想起」
  6-1 「想起」のメカニズム
  6-2 「想起」を引き起こす条件
  6-3 周辺的な「想起」
  6-4 「きょうはエープリルフールでしたね」の時間構造
 7 「XハY」の時間的内容と時制形式が表す文法的意味との間の相関関係
 8 まとめ

結 論
 1 本研究のまとめ
  1-1 名詞文の時間表現の体系
  1-2 時制形式の選択に関する考察
 2 日本語教育に向けて
  2-1 「不確かな認識の判明」
  2-2 「想起」
  2-3 「時制形式の交替現象」

巻末資料(アンケート1・2)
引用出典
参考文献
あとがき
索  引
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近代日本の建築活動の地域性 ―広島の近代建築とその設計者たち―

著者
李 明 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
220 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2008年12月12日 
ISBN
ISBN978-4-86327-046-6 
Cコード
C1052 
ジャンル
労働・福祉・生活 一般書/歴史読み物
 
内容
地方都市広島における建築家活動の全体像を解明し、近代日本における地方の近代建築の特徴と建築家の活動の地域性について論じる。
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まえがき

序 章 戦前広島の近代建築とその設計者の把握
  はじめに
 第1節 戦前広島の近代建築の建設過程
 第2節 建築家の活動類型
  小 結―建築家の活動形態 

第1章 広島に見る建築家増田清の設計活動
  はじめに
 第1節 増田清の経歴
 第2節 増田清の主要な建築活動
 第3節 増田清の広島における建築活動
 第4節 広島における建築活動の主要な傾向
 小 結

第2章 広島に見る建築家佐藤功一の建築活動
  はじめに
 第1節 日本赤十字社広島支部病院の沿革概要
 第2節 日本赤十字社広島支部病院の建設経緯
 第3節 設計者佐藤功一
 第4節 日本赤十字社広島支部病院の建築特徴
  小 結

第3章 広島逓信診療所と逓信省の建築家山田守
  はじめに
 第1節 広島逓信診療所の沿革及び建築概要
 第2節 山田守と広島逓信診療所との係わり
 第3節 広島逓信診療所の建築特徴
 第4節 広島逓信診療所と東京・大阪逓信病院建築の意匠関連
 第5節 逓信病院建築における広島逓信診療所の位置付け
  小 結

第4章 広島に見る逓信省の建築家上浪朗の作品
  はじめに
 第1節 逓信省の建築家上浪朗
 第2節 広島郵便局電話分室と広島逓信局舎の建築
 第3節 上浪朗と逓信局舎建築
  小 結

第5章 三井銀行広島支店建築の変遷とその設計にかかわる建築家たち
  はじめに
 第1節 長野宇平治による設計
 第2節 山下寿郎設計事務所による改修計画
 第3節 タカキベーカリーによる買収と大成建設による改築計画
 第4節 広島総合設計事務所(木村設計事務所)による増改築計画
  小 結

終 章 地方都市広島における建築家の活動特徴
  はじめに
 第1節 国の営繕組織の建築家の活動
 第2節 民間建築家の活動
 第3節 広島の近代建築のデザイン特徴
  小 結―地方都市広島における建築家活動の実像

写真・図面の出典
参考文献
あとがき
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文法教育における構文的内容の取り扱いの研究 

著者
山室和也 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
314 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2008年12月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-042-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
戦後の文法教育の中で、構文教育がどのように行われてきたかを教科書の記述及び文法研究の立場から分析し、その実態における問題点を考察。
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  まえがき

序 章 なぜ構文の教育に着目するのか

第一章 「文」そのものの取り扱い

 一節 学習指導要領における「文」の取り扱い
 二節 戦後中学校国語教科書における「文」の説明
 三節 文の構造についての教科書の記述
  1.はじめに
  2.東京書籍の場合
  3.学校図書の場合
  4.三省堂の場合
  5.光村図書の場合
  6.教育出版の場合
  7.日本書籍の場合
  8.主要六社の動きとその他の教科書の動きの関係
  9.おわりに
 四節 文の構成単位認定の問題
  1.はじめに
  2.言語の単位の考え方
  3.教科書文法の問題
  4.文の構成単位をどうとらえるか
  5.おわりに

第二章 文の成分の取り扱い

 一節 戦後中学校国語教科書における文の成分の取り扱い概説
 二節 文の成分論の問題
  1.はじめに
  2.文の成分のヒエラルキー
  3.文の組み立てに必要な成分の問題…必須成分
  4.文の骨組みを周辺から支える成分の問題…任意成分
  5.二次的成分の問題
  6.文の成分論の課題
 三節 主語の取り扱い
  1.はじめに
  2.主語否定論
  3.伝統文法の考え方
  4.主語肯定論
  5.文の成分としての「主語」のとらえ方
 四節 連用修飾語の取り扱い
  1.はじめに
  2.文の成分としての連用修飾語をめぐる問題――なぜ連用修飾語か――
  3.教科書における連用修飾語の扱い――中学校教科書を素材として――
  4.児言研と教科研の文法教育理論における連用修飾語
  5.文法論における連用修飾語の位置づけ
  6.必須成分の確立を――連用修飾語からの独立――
  7.おわりに
 五節 接続語の取り扱い
  1.はじめに――問題の所在――
  2.現行中学校教科書における取り扱い
  3.中学校教科書における「接続語」の扱いの歴史的変遷
  4.背景としての文法研究と文法教育論
  5.「接続語」の文法上の問題点の整理
  6.今後の課題――文法教育において「接続語」をどうとらえ扱うか――
 六節 文末表現(述語部分)の取り扱い
  1.はじめに――なぜ文末か――
  2.教科書における「文末」
  3.文法教育理論における文末
  4.文法研究の教科書への影響
  5.今後の文末の扱いについて
  6.おわりに
 七節 その他の成分、文の成分に関するその他の問題
  1.はじめに
  2.その他の成分の問題
  3.文の成分に関するその他の問題
 八節 平成年間における構文の取り扱い
  1.はじめに
  2.これまでの構文の扱い――戦後昭和年間の取り扱い――
  3.平成年間における構文の扱いの概要――文法色の強弱――
  4.記述の変化
  5.おわりに

第三章 文の取り扱いをめぐる問題

 一節 複雑な文の取り扱い
  1.はじめに
  2.教科書に見られる複雑な文に対する説明
  3.文法学説に見る複雑な文の扱い
  4.文法学説の問題点と文法教育への応用の可能性
  5.複雑な文のとらえ方
 二節 教材文の文構造との関わり
  1.はじめに――問題の所在――
  2.学習指導要領に見られる構文の扱い
  3.教科書における構文の扱い――取り立て事項――
  4.教科書の教材文の文構造
  5.考察と問題点
  6.おわりに
 三節 教科書における構文の取り扱いと文法学説
  1.はじめに
  2.文の構造の扱いの変遷と橋本文法
  3.学校文法における時枝文法
  4.三省堂教科書における佐伯文法
  5.おわりに
 四節 文法意識の確立との関わり
  1.はじめに
  2.絵本を対象とすることについて
  3.先行研究
  4.絵本の構文の分析
  5.おわりに――今後の課題――
 五節 独立語構文の取り扱い
  1.はじめに
  2.名詞止めの文とは
  3.学生の文章の実例から
  4.何が問題か――考察と課題――
  5.独立語構文にも目を

第四章 今後の文法教育における構文指導のあり方

 一節 構文論を中心とした枠組みの構想
  1.はじめに
  2.文を構成する言語の単位について
  3.文全体の構造の把握について
  4.文の骨組みを構成する成分…述語成分
  5.文の骨組みを構成する成分…必須成分
  6.文の骨組みを周辺から支える成分…任意成分
  7.成分を構成する成分…二次的成分
  8.その他の成分
  9.おわりに――今後の課題――
 二節 文末の表現機能を重視した指導の構想
  1.はじめに
  2.教科書における文末のとらえ方
  3.日本語教育における文末のとらえ方
  4.文と文、文章全体への広がり
  5.文末に着目した研究例
  6.文章表現教育の中の文末
  7.文末の重要性と可能性
  8.おわりに
 三節 これからの構文指導のあり方
  1.はじめに
  2.学習内容(教育内容)の問題
  3.指導者・指導法の問題
  4.学習者の問題
  5.おわりに

初出・原題一覧

資料
資料1 戦後中学校国語教科書検定年度及び使用年一覧
資料2 主要六社における構文教材の取り扱いの変遷
資料3 主要六社における文の構成要素の取り扱いの変遷

  あとがき
  索  引
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作文カンファレンスによる表現指導 

著者
木村正幹 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
162 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2008年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-034-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
作文カンファレンスの理論と方法を整理し、高校生の文章生成過程の観察を行い作文カンファレンスのモデル図を作成、さらにそのモデル図に従って授業実践を行った成果と研究。
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はじめに

序 章 作文カンファレンスとは

第1章 作文カンファレンスの理論

 第1節 文章生成過程と作文指導
  1 プロセス・アプローチ
  2 文章生成過程のモデル図
  3 作文カンファレンスのモデル図
 第2節 検 証
  1 リハーサル過程
  2 推考過程
  3 検証のまとめ

第2章 作文カンファレンスの方法

 第1節 グレーブスの作文カンファレンス
  1 リハーサル過程のカンファレンス
  2 文章化過程のカンファレンス
  3 推考過程のカンファレンス
  4 作文カンファレンスの特徴
 第2節 記録と評価
  1 生徒の観察の方法
  2 スキルとカンファレンスの記録
  3 評価のためのカンファレンス
  4 作文カンファレンスにおける評価方法
 第3節 作文カンファレンスの展開
  1 多様な作文カンファレンス
  2 作文カンファレンスの実践例
  (1)アトウェル
  (2)ロマノ
  (3)シルビア
  (4)ドュライ
  (5)ウエアー 
  (6)ホワイト&アーンド
  (7)実践例のまとめ

第3章 作文カンファレンスの実践

 第1節 「私の将来」(授業実践1)
  1 授業の概要
  2 グループ・カンファレンスの構造
  3 個人カンファレンスの構造
  4 授業実践(1)のまとめと課題
 第2節 「人と自然のかかわり」(授業実践2)
  1 授業の概要
  2 授業の量的分析
  3 授業の質的分析
  4 授業実践(2)のまとめと課題

終 章 作文カンファレンスを行うために

  文  献
  あとがき
  索  引
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呪われたセイレム ――魔女呪術の社会的起源――

著者
山本 雅 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
350 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2008年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-026-8 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米 文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/歴史読み物
 
内容
1692年のセイレム魔女呪術事件はどうして起きたのか。アメリカの植民地時代を背景に、セイレムの歴史、嘆願書などの資料・記録からみえる社会的真相を究明。完全翻訳。
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序文
17世紀におけるセイレム村―年代記
本書の注に使用されている略語

プロローグ 1692年に起こったこと
第一章 1692年―魔女呪術事件への新しい見方
第二章 共同体を求めて―1639-1687年
第三章 魔女呪術に冒された村―1688-1697年
第四章 セイレム町とセイレム村―派閥対立の力学
第五章 二つの家族―ポーター一族とパトナム一族
第六章 ジョウゼフと彼の兄妹たち―パトナム一族の物語
第七章 サミュエル・パリス―ベツレヘムの巡礼
第八章 魔女呪術と社会的アイデンティティー
エピローグ 18世紀に向けて

原注
訳者による「あとがき」にかえて―セイレム魔女呪術事件とナサニエル・ホーソーンの文学―
索引
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授業への反応を通して捉える英語学習者の動機づけ 

著者
磯田貴道 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
340 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2008年11月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-037-4 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
学習者の「授業への反応」という視点を動機づけ研究に位置づけて、データに基づいて英語学習者の動機づけを分析。学習意欲を引き出す方策についての基盤を研究する。
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まえがき

     第一部 研究の目的と理論的背景

第1章 序論
 1.1 本研究の目的
 1.2. 本研究の背景と視点
  1.2.1 動機づけ研究への期待
  1.2.2 教師と研究のギャップ
  1.2.3 「授業への反応」から見る理由
  1.2.4 動機づけを研究するとは
  1.2.5 分析の単位:階層という視点
  1.2.6 特性と状態の水準の区別
  1.2.7 本研究における分析の視点
 1.3 各章の概要

第2章 理論的背景――認知的評価と動機づけ――
 2.1 本章の目的
 2.2 第二言語学習における動機づけ研究
  2.2.1 1990年代以前:社会心理学的研究
  2.2.2 1990年代以降:動機づけを捉える視点の拡大
  2.2.3 特定状況下での研究の起こり
  2.2.4 特定状況下での研究に共通する枠組
  2.2.5 研究例
  2.2.6 先行研究の限界
 2.3 本研究での枠組
 2.4 他分野との接点
  2.4.1 Learner Beliefs研究とのつながり
  2.4.2 学習方略メタ認知研究とのつながり
  2.4.3 感情の研究とのつながり
  2.4.4 不安WTC研究とのつながり
  2.4.5 共通のプラットフォームとしての認知的評価

第3章 授業と動機づけの関係についての先行研究
 3.1 本章の目的
 3.2 授業に対する認知の影響
 3.3 異なる教授条件間の比較
 3.4 動機づけの経時的変化を追った分析
 3.5 研究を概観した考察

     第二部 認知的評価を中心とした動機づけプロセスの検証

第4章 動機づけのプロセスの検証
 4.1 本章の目的
 4.2 研究1:パス解析による検証
  4.2.1 対象者と学習課題
  4.2.2 データ収集
  4.2.3 分析方法
  4.2.4 結果
  4.2.5 考察

第5章 認知的評価の検証
 5.1 本章の目的
 5.2 クラスター分析の利用
 5.3 研究2:認知的評価の検証(1)
  5.3.1 分析方法と結果
  5.3.2 考察
 5.4 研究3:認知的評価の検証(2)
  5.4.1 対象者,学習課題,およびデータ収集
  5.4.2 分析方法
  5.4.3 結果
  5.4.4 考察
 5.5 総合考察

第6章 学習方略使用に影響する要因
 6.1 本章の目的
 6.2 研究4:方略の使用頻度と有効性の認知の関係
  6.2.1 目的
  6.2.2 対象者と授業
  6.2.3 明示的な文法学習の役割
  6.2.4 質問紙の作成
  6.2.5 質問紙の実施
  6.2.6 分析方法
  6.2.7 結果
  6.2.8 考察
 6.3 研究5:方略を使用しない理由
  6.3.1 目的
  6.3.2 データ収集
  6.3.3 自由記述の分類方法と結果
  6.3.4 考察
 6.4 総合考察

     第三部 授業が学習者の動機づけに与える影響

第7章 授業の何に反応するのか
 7.1 本章の目的
 7.2 研究6:認知的評価に影響する授業の側面
  7.2.1 目的
  7.2.2 対象者
  7.2.3 データ収集
  7.2.4 分析方法
  7.2.5 結果
  7.2.6 考察

第8章 特性の変化――学習活動に対する認識――
 8.1 本章の目的
 8.2 変化を捉える分析方法
 8.3 研究7:文章構成の重要性の認識の変化
  8.3.1 目的
  8.3.2 対象者と授業の概要
  8.3.3 データ収集
  8.3.4 分析方法
  8.3.5 結果
  8.3.6 考察
 8.4 研究8:音読についての認識の変化
  8.4.1 目的
  8.4.2 対象者と授業の概要
  8.4.3 データ収集
  8.4.4 分析方法
  8.4.5 結果
  8.4.6 考察
 8.5 総合考察

第9章 特性の変化――英語でのスピーキングに対する抵抗感――
 9.1 研究の目的
 9.2 スピーキングの抵抗感を軽減させることの必要性
 9.3 研究9:スピーキングに対する抵抗感の軽減(1)
  9.3.1 研究の目的
  9.3.2 対象者
  9.3.3 授業方法
  9.3.4 データ収集
  9.3.5 分析方法
  9.3.6 結果
  9.3.7 考察
 9.4 研究10:スピーキングに対する抵抗感の軽減(2)
  9.4.1 目的
  9.4.2 対象者
  9.4.3 授業方法
  9.4.4 データ収集
  9.4.5 分析方法
  9.4.6 結果
  9.4.7 考察
 9.5 総合考察

     第四部 総合考察

第10章 本研究のまとめ
 10.1 認知的評価を想定し分析することについて
 10.2 状態(state)と特性(trait)を区別することについて
 10.3 状態としての動機づけを高めることについて
 10.4 特性の変化について
 10.5 今後へ向けて259資料編 付章 同一タスクにおける学習行動の個人差
   1. 本章の目的
   2. 研究/2.1 対象者と授業/2.2 データ収集方法/2.3 分析方法/2.4 結果   2.4.1  1回目の結果/2.4.2  2回目の結果/2.4.3  1回目から2回目への変化/2.5 考察

引用文献

資料 資料1 音読についての認識尺度
 資料2 音読時の動機づけ尺度
 資料3 文法の練習問題における動機づけ尺度
 資料4 文法学習方略
 資料5 文章構成の重要性尺度
 資料6 パラグラフ学習課題に対する認知的評価尺度
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A HISTORY OF ENGLISH LANGUAGE TESTING IN JAPAN 

著者
田中正道 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
136 
定価
1,760円 (本体1,600円 )
発行日
2008年11月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-036-7 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
英語能力評価の変遷と各種のテスト形式を考察。Changes in the Concept of Proficiency in English/Varieties of Test Types/.etc (英文)
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Acknowledgements
Introduction

Chapter1 Development of Educational Evaluation and Assessment of English Language Proficiency

1.1 Establishment of Educational Evaluation as a Discipline
1.2 Development of Measurement and Evaluation in ELT in Japan

Chapter2 Changes in the Concept of Proficiency in English

2.1 Proficiency in English Envisaged in the Meiji Era
2.2 Proficiency in English Envisaged in the Taisho Era
2.3 Proficiency in English Envisaged in the Early Showa Era
2.4 Proficiency in English Envisaged in the Late Showa Era

Chapter3 Varieties of Test Types

3.1 Varieties of Tests/Quizzes Appearing in Authorized English Textbooks
3.2 Varieties of Tests/Quizzes Used in Students’ Study Books
3.3 Varieties of Tests/Quizzes Used in Year-End Examinations

Chapter4 Entrance Examination and Students' Abilities in English

4.1 The Status Quo in Entrance Examinations to Higher and Specialized Schools in the Meiji Era
4.2 Criticism of Examinees’ Abilities in English on the Higher School Side in the Taisho and Early Showa Eras
4.3 Complaints by Middle Schools about Entrance Examinations to Higher and Specialized Schools in the Early Showa Era

Chapter5 Evaluation of Communicative Competence

5.1 Overview
5.2 Future Outlook

References
Index
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21世紀型教育への提言 ――幼小中一貫で育つ子どもたち――

著者
広島大学附属三原学校園 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
234 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2008年11月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-043-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
幼小中連携による学園独自の「三原学園プラン」のもと、一貫教育の中で子どもたちにどのような力が育まれたのか。「個」の変容に着目した実践研究の記録と研究。
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まえがき  広島大学附属三原校園長  中尾佳之

第1章 三原学園の研究構想を研究の歩み
 1、ユニバーサル・シティズンシップを育むカリキュラム
  1、幼小中一貫教育の11年の成果
  2、カリキュラム開発のコンセプト
 2、21世紀を切り拓く「三原学園プラン」の三つの特質
  1、幼小中一貫の目標としての「21世紀型学力」で重視している三つの力
  2、幼小中一貫型のカリキュラム開発
  3、幼小中一貫の教育力を生かした保育・授業開発
 3、幼小中一貫の21世紀型学校カリキュラムの幸造

第2章 国際コミュニケーション科(学習)で育った子どもたち
 1、国際コミュニケーション科(学習)で育った子ども
 2、国際的コミュニケーション能力を発揮する子どもを育てる
  1、めざしている子ども
  2、身につく四つの力
  3、カリキュラムとその特質
 3、国際コミュニケーション科(学習)の保育・授業実践例
  1たのしいね~! (3歳年少)
  2、学校の不思議を伝えよう (4年)
  3、広大へ行こう (6年)
  4、平和公園へ行こう (7年)
  5、エスコートプロジェクト (9年)

◆コラム 心に二つの物差しを【広島大学教授 深澤清治】
     キー・コンピテンシーを育てる国際コミュニケーション学習のすすめ【大阪教育大学教授 田中博之】

第3章 発見科・表現科(学習)で育った子どもたち
 1、「発見・表現の時間」で育った子ども
 2、発見し表現することを楽しむ子どもを育てる
  1、発見科・表現科学習開発部会のめざすもの
  2、取り組みの概要
  3、発見科、表現科及び「発見・表現の時間」の概要
 3、発見科・表現科(学習)の保育・授業実践例
  1、みんなでこま回しをしよう! (5歳年長)
  2、音であそぼう (1年)
  3、しかけをつなげよう! (2年)
  4、世界で一つだけのオリジナル花火を作ろう (2年)

◆コラム 「発見」と「表現」の発達過程を「実践の事実」はどこまで明らかにできたか【山梨大学教授 加藤繁美】

第4章 協同的創造学習で育った子どもたち
 1、協同的創造学習で育った子ども
 2、自分たちで新たな文化を創造する子どもを育てる
  1、「協同的創造力」を育む「協同的創造学習」
  2、めざすこども像とつけたい力
  3、単元モデルの開発
  4、単元配列表
  5、成果と課題
 3、協同的創造学習の授業実践例
  1、わたしの夢をあなたの笑顔に~「幸せの使い」の劇をつくろう!~ (5・6年)
  2、みんなが笑顔になる新バレーボール~ミラクル計画共同体 ぼくたちのゲームを創ろう!~ (5・6年)
  3、ようこそ「カフェ・オーシャン」へ (7年)
  4、バイオエタノールとその利用を考えよう (9年)
  5、クレイアニメーションに挑戦! (9年)
  6、読み聞かせに挑戦しよう!(9年)

◆コラム 学校研究の英知の結晶【国士舘大学教授 北 俊夫】
     「協同的創造力」を考えていたあの時【広島大学教授 小原友行】

第5章 かかわり学習で育った子どもたち
 1、かかわり学習で育った子ども
 2、他者や集団と豊かにかかわる子どもを育てる
  1、「かかわり学習」の理論
  2、これまでの具体的な取り組み
  3、かかわり学習の目標
  4、取り組みの評価
  5、今後にむけて
 3、かかわり学習の保育・授業実践例
  1、「お兄さんお姉さんと一緒」(ダンス・団体競技)(年中・年長・4年・8年)
  2、山の生活パート1・パート2 (6・7年)
  3、小中合同クラブ (6年・7~9年)

◆コラム 附属学校の強みを生かしたカリキュラム・マネジメントへの期待【千葉大学教授 天笠 茂】

第6章 三原学園からのメッセージ
 1、幼小中一貫教育の11年
  1、一貫教育をスタートさせるにあたって
  2、幼小中一貫教育を推進していく原動力になったもの
  3、幼小中一貫教育をさらに充実させるには
 2、幼小中一貫教育の今
  1、校園務分掌
  2、施設の共同利用
  3、教育実習
  4、危機管理
  5、学園開放日(保護者参観)
  6、PTA組織
  7、具体的なPTA活動の例
  8、ロゴマーク
 3、幼小中連携の研究と資料づくり
  1、資料づくりを通して得たこと
  2、資料の修正とこれからの研究に向けて
 <資料>

研究者一覧
あとがき




<研究者一覧>

幼小中学校校園長 中尾佳之
幼稚園副園長 金岡美幸
小学校副校長 金丸純二
中学校副校長 木本一成

幼稚園教員
 掛 志穂  吉原智惠美 池田明子  中山芙充子
 君岡智央  井上由子  弓場奈穂子

小学校教員
 藤原由弥  石井信孝  金田敏治  大橋美代子
 川崎正盛  加藤秀雄  中島敦夫  長野由知
 村上良太  岡 芳香  石原直久  小早川善伸
 宮里智恵  杉川千草  三田幸司  青原栄子
 福田佳世 

中学校教員
 佐伯育伸  村上直子  風呂和志  實谷富美
 藤井志保  八澤 聡  松尾砂織  桑田一也
 簑島 隆  柳生大輔  妹尾進一  大和浩子
 荒谷美津子

広島大学共同研究者
 朝倉 淳  井上 弥  山元隆春  佐々木 勇
 池野範男  木村博一  棚橋健治  植田敦三
 松浦武人  山崎敬人  松浦伸和  恒松直美
 平川幸子  黒瀬基郎  權藤敦子  三村真弓
 濱本恵康  若元澄男  菅村 亨  内田雅三
 中村和世  長松正康  山本 透  田結庄順子
 伊藤圭子  松田泰定  松尾千秋  木原成一郎
 越智 貢  衛藤吉則  林  孝  神山貴弥
 東川安雄

転出された研究同人
 洲濱美由紀 久原有貴  見藤孝二  徳本光哉
 吉原健太郎 下野素文  魚谷 香  加藤桂子
 谷川佳万  藤井雅洋  神重修治  門長 充
 居川あゆ子 藤田敬子  矢藤真二郎 山崎裕昌

運営指導委員
 小原友行  天笠 茂  北 俊夫  加藤繁美
 田中博之  深澤清治  牧原明人  西田光也
 二見吉康  松村智由  植木章弘  檜山哲雄
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小学校対象 児童の文章表現力の発達に関する研究 

著者
有冨 洋 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
360 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
2008年11月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-041-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
児童の文章表現力の発達に関する先行研究から基本問題を明らかにし、飯田恒作氏、蒲池文雄氏、国立国語研究所それぞれの研究を細密に考察。問題点や今後の課題を指摘する。
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序 文 ……野地潤家
『児童の文章表現力の発達に関する研究』に寄せて ……大槻和夫

 まえがき

序 章 児童の文章表現力の発達に関する調査研究上の基本問題

第一章 児童の素材の観方と現し方の発達――飯田恒作氏のばあい――
 第一節 同一文題による調査のねらいと方法
 第二節 綴る力としての素材の観方と現し方
 第三節 児童の綴る力の学年的発達
 第四節 綴る力の学年的発達と綴り方の指導要項

第二章 児童の認識力と文章表現力の発達――蒲池文雄教授のばあい――
 第一節 個人文集『わたしは小学生』の資料的価値
 第二節 認識力と文章表現力
 第三節 一児童の文章表現力の学年的発達
 第四節 家庭的要因と文章表現力の発達

第三章 児童の作文スキルの発達――国立国語研究所のばあい――
 第一節 作文スキルの発達に関する調査研究の仕組み
 第二節 作文スキルの構造
 第三節 児童の作文スキルの学年的発達
 第四節 各学年の見本作文

結 章 児童の文章表現力の発達に関する調査研究の成果と課題

 参考文献
 あとがき
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中世瀬戸内海の仏教史 ――村上水軍の本拠地芸予諸島を主として――

著者
堤 勝義 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
196 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2008年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-039-8 
Cコード
C1021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本 一般書/歴史読み物
 
内容
小早川氏の庶家の水軍や村上水軍が活動していた中世時代、尾道から今治を中心とした芸予諸島に点々と存在した寺院、諸宗派、歴史について文書・文献より読み解く。
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序 論

   中世瀬戸内海の要津尾道の仏教諸宗派について

一、はじめに
二、尾道浦の諸寺院
 (1)西國寺
 (2)浄土寺
 (3)天寧寺
 (4)仏通寺派
 (5)天台宗
 (6)時宗の諸寺院
 (7)浄土宗西山派
 (8)日蓮宗
 (9)浄土真宗
 (10)修験道
 (11)神社について
 (12)向島の仏教
 (13)まとめ

   村上水軍と真言宗・曹洞宗

一、はじめに
二、村上氏と真言宗
 (1)大島の高龍寺
三、村上氏と曹洞宗
 (1)大内氏と曹洞宗
 (2)今治の曹洞宗
 (3)伯方島の曹洞宗
 (4)福島正則と曹洞宗
四、まとめ

   石山本願寺戦争と村上水軍
   ――中世の芸予諸島の浄土真宗――

一、はじめに
二、石山本願寺戦争と村上水軍の動向
三、竹原長善寺と大三島の藤原氏
 (1)竹原長善寺のこと
 (2)岡村島の善照寺
四、まとめ

   中世芸予諸島への仏通寺派の進出

一、はじめに
二、千畝周竹と一笑禅慶
 (1)千畝周竹と浦氏
 (2)一笑禅慶と生口氏
 (3)その他
三、一笑禅慶と宮地氏
四、仏通寺派の芸予諸島への進出
五、おわりに

   中世の時代の瀬戸内と山間の禅宗
   ――仏通寺派の笠木山高松寺と関係ある寺院と雪舟の死没寺院についても考える――

一、はじめに
二、高松寺の本寺について
三、高松寺から常喜寺に至る交通路について
四、瀬戸内の千畝派の寺院について
五、その他の事について
 (1)丹後、京都の住持について
 (2)長命の事について
 (3)気候の変遷について
六、雪舟の死亡地について
七、まとめ

中世瀬戸田の仏教
一、はじめに
二、生口島の寺院
 (1)光明寺
 (2)向上庵
三、高根島の寺院
 (1)長全寺・長善寺
四、まとめ

中世岩城島の仏教
一、はじめに
二、岩城島の寺院
三、おわりに

中世芸予諸島の建造物・石塔
  ――国宝・国の重要文化財――


あとがき
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漱石作品を読む ――「二七会」輪読五十年――

編者
二七会編集委員会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
357 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2008年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-038-1 
Cコード
C3000 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
野地潤家先生と子弟による漱石作品の読書会50年間の研究と集成。『三四郎』『明暗』『坊ちゃん』、国語科教育の実践、二七会の思い出など。
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 まえがき 中谷雅彦
 序  文 野地潤家

第一章 漱石作品の輪読

1 『三四郎』の三つの世界――二七会輪読会を担当して――【福伊利江】
2 漱石作品の叙述の深さ――『三四郎』の7の1~7の3の中で――【白川朝子】
3 『三四郎』における美子と野々宮の態度【梅下敏之】
4 『明暗』を読む――162章~166章・167章前半を担当して――【大西道雄】
5 『明暗』55~58章の読解――お延の眼を通して見る『明暗』の小説世界――【安宗伸子】
6 「事実其物に戒飭される」津田――『明暗』167~170章の担当を通して――【西紀子】

第二章 漱石作品の教材化・実践

1 中等国語教材史からみた漱石の作品【橋本暢夫】
2 表現教本『我輩は猫である』【中洌正堯】
3 『それから』における植物に関する一考察【三浦和尚】
4 『三四郎』(第二章)を読む――書くことを軸としての実践――【伊東武雄】
5 主体的読み手を育てる小説学習の一試み――『三四郎』を二七会輪読会方式で――【中谷雅彦】
6 小説『こころ』の学習指導――主体的な読みを促すために――【小川満江】
7 後近代の『こころ』の読み――06'年度高二の『こころ』授業報告――【飯野知恵子】
8 漱石作品の教材化と実践――書きことばと話しことばの特性に気づく――【白石寿文】
9 56年間の漱石作品の学習指導【野宗睦夫】

第三章 漱石作品の考究

1 『二百十日』(一)を読む【広瀬節夫】
2 教材研究試論――「坊っちゃん」における「おれ」の「清」像の変化に着目して――【植山俊宏】
3 『三四郎』の二人の女――美子とよし子――【川野純江】
4 『明暗』の「清子」像についての考察【安宗伸郎】
5 漱石の文章批評眼――「艇長の遺書と中佐の詩」から――【小田迪夫】
6 夏目漱石の俳句――松山中学校・熊本第五高等学校時代を中心に――【世羅博昭】

第四章 漱石文学への誘い

1 ロンドン塔巡り【宇根聰子】
2 漱石作品の舞台となった地を訪ねて【坪井千代子】
3 「天声人語」と夏目漱【石脇康治】
4 『行人』を読む――直と一郎――【北岡清道】
5 言葉のちから【井上孝志】
6 二七会のこと【平野嘉久子】
7 二七会での奇跡【大田トミ子】
8 二七会のおかげで【中西一弘】

 あとがき【坪井千代子】

〈付録〉漱石作品の輪読の記録(一九五六年五月から二〇〇五年末まで)
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国語科教育の未来ヘ ――国語科・日本語科・言語科――

著者
浜本純逸 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
460 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
2008年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-018-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
各教科の学習を支えている「国語」の実際と展望、言語能力を育てるための学びのあり方、総合学習のなかで培われたことばの力などについて考察。
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【品切】
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 まえがき

第一章 全教科の学びを支えることばの力

 一 いま、 なぜ総合的学習か
 二 総合的学習と国語科との関係(一)
 三 総合的学習と国語科との関係(二)
 四 国語科における総合的学習の歴史(一)―山路兵一の実践を中心に―
 五 国語科における総合的学習の歴史(二)―1950年前後―
 六 国語科における総合的学習の歴史(三)―1970年以後―
 七 指導内容の重点(一)―言葉の力―
 八 指導内容の重点(二)―インタビューする力―
 九 指導内容の重点(三)―調べる活動―
 十 指導内容の重点(四)―まとめる力―
 十一 指導内容の重点(五)―報告・発表する力―
 十二 国語科教師のあり方

第二章 学びの可能性の探索

 一 学校ごとにカリキュラムづくりを始めよう
 二 言語活動をとおして言語能力を育てる
 三 読み手を育てる国語学習は、どうあるべきか
 四 学習価値の発見と授業の想定
 五 理解と表現の関連指導
 六 課題学習について
 七 生への問いを育てる
 八 個人を育てる国語教室の創造
 九 基本としての思考力、基礎としての論理的表現力
 十 考える力と表現する力とを育てる国語教育
 十一 文学教育の復権―感性を豊かにし、思考力を育てる文学教育へ―

第三章 総合的学習の展開とことばの教育
 
 一 誘導の原理に立つ「ことばの教育」構想
   ―1950年前後の福岡第二師範附属小倉小学校教育課程―
 二 『昭和24年長野県カリキュラム実験試案 国語科編』について
 三 コアカリキュラムを支えることばの力と育つ言語能力
   ―熊本県「隈府プラン」(1941~51)を手がかりとして―
 四 1950年前後の教育課程編成における文学の位置
   ―『教育計画 熊本県基底カリキュラム』を中心に―
 五 教育課程編成(1950年前後)における地域の自立
   ―東京都・埼玉県「基準教育課程」構想とことばの教育―
 六 戦後新教育の実際と展開への模索
   ―『第二回中央研究発表集録』(1951年茨城県)における新教育と国語科教育―
 七 『東京都中央区中学校国語教育課程(試案)』(1952年)の成立過程と内容
   ―新教育国語科カリキュラムの一到達点―
 八 「経験主義単元学習」論争とは―いつ、どのような経験を与えるか―
 九 西尾・時枝論争が提起したもの
 十 子どもからの学習材―倉澤栄吉の教材論―
 十一 1980年代の国語教育を方向づけたもの―岩淵悦太郎国語教育論・覚え書き―

第四章 国語科から日本語科・言語科へ
 
 一 文学教育実践史研究の意義
 二 世界認識の履歴を学ぶ古典学習
 三 国語科教育学研究の課題と方法
 四 私の国語科教育研究の課題と方法
 五 国語学力をこのように考えてきた
 六 国語科教育研究の過去・現在・未来

  所収論考初出誌一覧
  執筆文献一覧
  あとがき
  索引
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文補語標識「こと」「の」の意味的相違に関する研究 

著者
渡邊ゆかり 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
210 
定価
3,520円 (本体3,200円 )
発行日
2008年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-031-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
言語学〈日本語〉 日本語教育
 
内容
中古語から現代語における文補語標識「こと」「の」の意味的相違の変遷を豊富な表現例文をもとに研究。通時的な分析から共時的な意味相違の分析を試みる。
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 序

第1章 研究課題

第2章 文補語標識「こと」「の」の文法範疇
 第1節 はじめに
 第2節 国語学における文法範疇
 第3節 生成文法における文法範疇
 第4節 文補語標識「こと」「の」の「体言性(nouniness)」

第3章 先行研究
 第1節 はじめに
 第2節 補文の叙実性と「こと」「の」
   2.1 論理的に導かれる補文の叙実性と「こと」「の」
   2.2 語用論的に導かれる補文の叙実性と「こと」「の」
 第3節 従来の意味論的アプローチの限界

第4章 中古語における文補語標識「こと」
 第1節 はじめに
 第2節 中古の日記、随筆における「こと」
   2.1 調査内容
   2.2 コト止主格文補語を取る述語文
   2.3 コト止対格文補語を取る述語文
   2.4 第2節のまとめ
 第3節 『源氏物語』における「こと」
   3.1 調査内容
   3.2 心情述語が取る文補語の補文末形式
   3.3 未然のコトガラを取る「おもふ類」「おぼゆ類」
   3.4 巳然のコトガラを取る「おもふ類」「おぼゆ類」
   3.5 「おもふ類」「おぼゆ類」が文補語を選択する認知プロセス
   3.6 「知る」
   3.7 第3節のまとめ

第5章 中世語、近世語における文補語標識「こと」
 第1節 はじめに
 第2節 調査内容
 第3節 「聞く」を語基とする動詞述語文の場合
 第4節 「知る」を語基とする動詞述語文の場合
 第5節 「忘れる」を語基とする動詞述語文の場合
 第6節 「やめる」を語基とする動詞述語文の場合
 第7節 「聞く2-やめる」の場合
   7.1 普遍的・慣例的・教義的・教訓的コトガラ
   7.2 述語動詞の表す動作時現在において未然のコトガラ
   7.3 述語動詞の表す動作時現在において巳然のコトガラ
 第8節 調査結果の総合的分析

第6章 近代語における文補語標識「こと」
 第1節 はじめに
 第2節 調査内容
 第3節 「聞く」が取るコト止文補語の出現率
   3.1 近代語の「聞く」が取る文補語
   3.2 「聞く2」が取るコト止文補語の出現率の推移
 第4節 「知る」が取るコト止文補語の出現率
   4.1 近代語の「知る」が取る文補語
   4.2 「知る2」が取るコト止文補語の出現率の推移
 第5節 「忘れる」が取るコト止文補語の出現率
   5.1 近代語の「忘れる」が取る文補語
   5.2 「忘れる2」が取るコト止文補語の出現率の推移
 第6節 「やめる」が取るコト止文補語の出現率
   6.1 近代語の「やめる」が取る文補語
   6.2 「やめる」が取るコト止文補語の出現率の推移
 第7節 調査結果の総合的分析

第7章 用言後接型準体助詞「の」の成立と拡張
 第1節 はじめに
 第2節 成立背景に関する先行研究
 第3節 統語的使用領域の拡張に関する先行研究
 第4節 考察
   4.1 用言後接型準体助詞「の」の統語的類型
   4.2 連体形準体句の意味変化
   4.3 Aとその他との派生関係
   4.4 Bとその他との派生関係
   4.5 Cとその他との派生関係
 第5節 本章のまとめ

第8章 現代語におけるヲ格文補語標識「こと」「の」
 第1節 はじめに
 第2節 「こと」「の」の意味的相違
 第3節 知覚動詞
   3.1 「見る」
   3.2 「聞く」
 第4節 動作動詞
   4.1 「手伝う」「じゃまする」
   4.2 「待つ」「防ぐ」
   4.3 「やめる」「始める」
 第5節 認識・記憶動詞
   5.1 「知る」
   5.2 「忘れる」
   5.3 「思い出す」
 第6節 思考動詞
 第7節 感情動詞
   7.1 「喜ぶ」「楽しみにする」
   7.2 「恐れる」「心配する」
 第8節 願望動詞
   8.1 「願う」「望む」
   8.2 「期待する」
 第9節 伝達動詞
 第10節 要請動詞
   10.1 「命じる」
   10.2 「押し付ける」「任せる」
 第11節 意志動詞
 第12節 本章のまとめ

第9章 現代語におけるガ格文補語標識「こと」「の」
 第1節 はじめに
 第2節 「こと」「の」の意味的相違
 第3節 Ⅰ型―具現性述語―
   3.1 「ある」「ない」
   3.2 「多い」「少ない」
   3.3 「できる」
 第4節 Ⅱ型―知覚・認識述語―
   4.1 「見える」「聞こえる」
   4.2 「わかる」
 第5節 Ⅲ型―心的状態述語―
   5.1 「うれしい」「悲しい」「悔しい」「恐ろしい」
   5.2 「嫌だ」「おっくうだ」
   5.3 「気持ちいい」「気持ち悪い」「おもしろい」「つまらない」
 第6節 Ⅳ型―視覚的印象述語―
 第7節 Ⅴ型―価値判定述語1―
   7.1 「うれしい」「悲しい」「悔しい」「恐ろしい」
   7.2 「嫌だ」「おっくうだ」
   7.3 「気持ちいい」「気持ち悪い」「おもしろい」「つまらない」
   7.4 「好きだ」「嫌いだ」
 第8節 Ⅵ型―価値判定述語2―
   8.1 「お似合いだ」「似つかわしい」
   8.2 「不似合いだ」「時期尚早だ」
   8.3 「上手だ」「下手だ」
   8.4 「難しい」「容易い」
   8.5 「必要だ」「重要だ」「不要だ」
   8.6 「可能だ」「不可能だ」「無理だ」
 第9節 Ⅶ型―価値判定述語3―
   9.1 「当たり前だ」「普通だ」「自然だ」「道理だ」
   9.2 「不自然だ」「おかしい」「うかつだ」
   9.3 「無理がない」「仕方がない」
   9.4 「確かだ」「確実だ」「明らかだ」「事実だ」
 第10節 本章のまとめ
 
第10章 本研究のまとめ
 

 参考文献
 第8章、第9章で使用した現代語の用語出典
 索  引
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小学校対象 ぼくとわたしの詩の学校 

著者
武西良和 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
270 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2008年9月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-030-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
教育〈教育エッセイ・記録〉 国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
小学校校長としての2校4年間で続けた作詩と子どもたちの感想記録。毎月の詩に子どもたちの飾らない真っ直ぐな感想が寄せられる。春・夏・秋・冬・別れの詩の5部構成。
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 まえがき

1 春の詩

 1 四月の詩
 (1)四月の詩①「春の畑」(三田小学校)
 (2)四月の詩②「春」(三田小学校)
 (3)四月の詩③「新学期」(有功東小学校)
 (4)四月の詩④「春」(有功東小学校)
 2 五月の詩
 (1)五月の詩①「友だち」(三田小学校)
 (2)五月の詩②「池」(三田小学校)
 (3)五月の詩③「虹」(有功東小学校)
 (4)五月の詩④「畑」(有功東小学校)

2 夏の詩

 1 六月の詩
 (1)六月の詩①「雨」(三田小学校)
 (2)六月の詩②「雨」(三田小学校)
 (3)六月の詩③「霧」(有功東小学校)
 (4)六月の詩④「川」(有功東小学校)
 2 七月の詩
 (1)七月の詩①「夏」(三田小学校)
 (2)七月の詩②「プール」(三田小学校)
 (3)七月の詩③「夏の太陽」(有功東小学校)
 (4)七月の詩④「夏」(有功東小学校)

3 秋の詩

 1 九月の詩
 (1)九月の詩①「九月」(三田小学校)
 (2)九月の詩②「秋の庭」(三田小学校)
 (3)九月の詩③「門」(有功東小学校)
 (4)九月の詩④「しんがっき」(有功東小学校)
 2 十月の詩
 (1)十月の詩①「みのり」(三田小学校)
 (2)十月の詩「深呼吸」(三田小学校)
 (3)十月の詩③「かけっこ」(有功東小学校)
 (4)十月の詩④「秋」(有功東小学校)
 3 十一月の詩
 (1)十一月の詩①「トイレ」(三田小学校)
 (2)十一月の詩②「秋」(三田小学校)
 (3)十一月の詩③「秋」(有功東小学校)
 (4)十一月の詩④「ボール」(有功東小学校)

4 冬の詩

 1 十二月の詩
 (1)十二月の詩①「冬」(三田小学校)
 (2)十二月の詩②「冬」(三田小学校)
 (3)十二月の詩③「冬」(有功東小学校)
 (4)十二月の詩④「冬」(有功東小学校)
 2 一月の詩
 (1)一月の詩①「新年」(三田小学校)
 (2)一月の詩②「新年」(三田小学校)
 (3)一月の詩③「二〇〇六年」(有功東小学校)
 (4)一月の詩④「初夢」(有功東小学校)
 3 二月の詩
 (1)二月の詩①「梅」(三田小学校)
 (2)二月の詩②「梅」(三田小学校)
 (3)二月の詩③「二月」(有功東小学校)
 (4)二月の詩④「なわとび」(有功東小学校)

5 別れの詩

 1 卒業生に贈ることば
 2 三月の詩
 (1)三月の詩①「窓」(三田小学校)
 (2)三月の詩②「なわとび」(三田小学校)
 (3)三月の詩③「シロの三月」(有功東小学校)
 3 詩はそれぞれの場所へ
 (1)広報原稿の詩①
 (2)広報原稿の詩②
 (3)地域新聞の詩
 (4)文集の詩
 (5)祝詞としての詩①
 (6)祝詞としての詩②
 (7)祝詞としての詩③

あとがき
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中世ヨーロッパにおける笑い 

共著
水田英実・山代宏道・中尾佳行・地村彰之・原野 昇 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
186 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2008年9月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-032-9 
Cコード
C3022 
ジャンル
哲学・宗教 歴史・考古・民族/欧米 文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
笑いの諸相/中世イングランドにおける笑い/フランス中世文学にみる笑い/チョーサーのファブリオに見る笑い/チョーサーの英語と笑い
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まえがき

笑いの諸相――いま泣いているあなたたちは幸い―― ……水田英実
中世イングランドにおける笑い――修道士は静かに笑う―― ……山代宏道
フランス中世文学にみる笑い――笑いの社会性―― ……原野 昇
チョーサーのファブリオに見る笑い――「船長の話」における言葉遊び再考―― ……中尾佳行
チョーサーの英語と笑い……地村彰之

あとがき
Contents
著者紹介
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古代史家よりみた万葉集 

著者
大久保一郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
350 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2008年8月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-028-2 
Cコード
C1021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本 文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
万葉集から読み解く柿本人麻呂の刑死と、記紀に基づいて神話がつくられた意味をさぐり日本国家の成立事情を明らかにし、古事記の系図をもとに古代氏族の出自を追う。
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はじめに


     第一部 柿本人麻呂の刑死

 柿本人麻呂の死/柿本人麻呂の刑死の原因/死へのタブーになった言挙げの言葉
 『古事記』にのる言挙げ/白猪氏のこと


     第二部 日本歴史の始まり

 序 章
   石上神宮のこと/地名と丹後国の関係/銅鐸の配布/日矛の系図
 第一章 神代上の話
   神々の生成/火神押殺
 第二章 黄泉の国
   伊弉諾尊の禊祓
 第三章 天照大神と素戔嗚尊の誓約
   素戔嗚尊の勝さび/天の岩屋戸
 第四章 素戔嗚尊の出雲下り
   八岐の大蛇退治/大国主神のこと/大己貴神と少彦名命
 第五章 神代下の話
   葦原中国の平定/誉津別皇子のこと/崇神天皇の崩年/大己貴神は誰であったか
   天穂日命の子孫/誉津別皇子の従者の出自/再び誉津別皇子のこと/味耜高彦根神のこと
   鳥取部のこと/鳥取の地名
 第六章 国譲りの考古学
   荒神谷遺跡/鉛同位体による分析/崇神天皇以前の天皇系譜/狗奴国が大和政権の証拠
 第七章 皇孫の天降り
   猿田彦と猿女君のこと
 第八章 山幸・海幸の話
 第九章 景行天皇(大足彦忍代別天皇)の事蹟
   中臣氏の出自/景行軍に従った氏族/景行西征の大分より日向までの記事
   日向国における景行天皇/景行天皇の筑紫への巡幸
 第十章 景行西征の考古学上の知見
 第十一章 仲哀天皇と神功皇后
   天皇即位の紀年/猿田彦と猿女君の話/神功皇后の東征/神武天皇より開化天皇までの天皇系譜
 第十二章 三角縁神獣鏡の謎
   三角縁神獣鏡の分布1〔赤塚古墳・桜井茶臼山古墳・メスリ山古墳〕
   景行天皇陵 崇神天皇陵の成立
   三角縁神獣鏡の分布2〔佐味田宝塚古墳・家屋文鏡・直弧文鏡〕
   金石文の解釈〔大彦命のこと・稲荷山古墳出土の画文帯神獣鏡の分布・紀伊隅田八幡宮所蔵の人物画像鏡〕/鉛同位体比法による青銅器の研究
 第十三章 大物主神のこと
   播磨国風土記/伊和大神の敗北/大田田根子のこと/穴師兵主神社のこと/薦枕と薦
 第十四章 応神天皇政権のこと
   〔応神天皇・仁徳天皇・履中天皇・反正天皇・允恭天皇・安康天皇・雄略天皇
   清寧天皇・顕宗天皇・仁賢天皇・武烈天皇〕
 第十五章 倭の五王
   平群氏のこと/倭の五王
 第十六章 『隋書』たい(にんべんに妥)国伝について
   遣隋使/たい(にんべんに妥)国の制度
 第十七章 たい(にんべんに妥)国の終焉・大倭国による併合
   『書記』『続紀』にみえる九州の国への対策/八幡宮に関係する氏族
   船瀬の法鏡/宇佐君法蓮のこと/北辰社のこと/陽侯史麻呂の氏族/陽侯史氏と藤原氏のこと
 第十八章 宇佐氏の出現
   薦枕のこと/宇佐氏の出現/大己貴神の子孫/出雲大社の創建/神験の薦枕/行幸会
 第十九章 宇佐氏の変遷
   安曇氏と宇佐八幡宮の関係
 第二十章 法蓮と八幡大菩薩の話し合い
 第二十一章 辛島氏のこと
   香春神社のこと/麻剥のこと/猿田彦神社の成立/猿田彦と猿女君の出自
   斎明天皇の話/神楽歌のこと/漢詩による二王朝の存在
 終 章 出雲と豊国の交流、大倭直・多臣の祭神、天日槍の話
   大倭直氏のこと/多臣の祖の話/宇佐氏の祖の話/卑弥呼のこと/天日槍の出自のこと
 補 遺
   机のこと/埼玉県稲荷山古墳出土の鉄刀銘のこと/東大寺山古墳のこと
   猿田彦の氏族のこと/六人部姓のこと

おわりに
参考文献
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野口雨情そして啄木 

著者
井上信興 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
220 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2008年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-022-0 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/文芸評論
 
内容
雨情の生涯と童謡「青い眼の人形」「赤い靴」の解説、札幌・小樽時代の石川啄木との交流から見えてくる雨情の人物像にせまる。
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はしがきに代えて―論考解説―

【論考】
「野口雨情」断章
啄木と野口雨情
童謡「青い眼の人形」と「赤い靴」
啄木と函館
小説「漂泊」の原風景は「住吉海岸」と「新川河口」のどちらが正解か
我が愛唱歌集『一握の砂』より

【書評】
三枝昴之氏の「東海歌」について
「東海歌」に関する「三枝説」と「李説」
西脇巽著『石川啄木東海歌二重歌格論』

あとがき
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カラガンダ第八分所 

著者
川堀耕平 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
282 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2008年6月21日 
ISBN
ISBN978-4-86327-019-0 
Cコード
C0023 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
昭和20年9月カラガンダに抑留。4年余にわたる重労働と赤化教育を経て24年9月帰国。戦争末期の日本軍と抑留生活の赤裸々な実態の回想記録。
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 はじめに

第一章 徴兵から敗戦
    軍国少年/甲種合格/おじじの格言/生きて戻れ/しゃもじ/行軍・南京から漢口/
    初年兵訓練/満州へ/ハンカチ精勤賞/敗戦・軍旗奉焼/藤部隊の戦歴

第二章 行先不明の列車
    武装解除/布ベルトとマンドリン銃/輸送列車

第三章 捕虜収容所
    捕虜収容所/第一夜/身体検査/所持品検査/炭坑へ/ハラキリ/カラガンダ/飢餓/
    食券/キャベツ/じゃがいも

第四章 収容所の生態
    ダワイ ダワイ/マルーシャのランプ/乳房/風のかたまり/壁新聞

第五章 民主運動
    劇団誕生/「友の会」と「壁新聞」/オ・カ渡部一等兵/反軍闘争/ダモイ/
    民主グループ「新潮会」/「いけにえの花」事件/「地区政治講習会」へ/ポルシチ/
    スパースク/地区講習会/板垣論/将軍たちへの講義/「ヘソの話」と「花」/雪かき/右か左か

第六章 民主運動燃える
    アカチョコベ/ニコライ/民主運動/ブッチキ/青年宣伝隊/美術展覧会/隠匿物資摘発闘争/
    青年行動隊/二度目の民主委員会改選/横山操のこと/不敬罪/ダモイ

第七章 帰 国
    スコーラ、ダモイ/ダモイ列車、ナホトカ着/舞鶴湾/天皇島上陸/
    アクチブ隔離・拘禁/托雁

第八章 故郷に帰って
    赤旗/帰省/観音崎の女/共産党事務所/父のこと

(付)死体解剖実習室

 おわりに
 あとがき
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陶淵明幻視 

著者
長谷川滋成 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
246 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2008年6月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-024-4 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/アジア〈文学〉
 
内容
時代の世相や思想を背景に、陶淵明の生涯を振り返る。淵明は何を見、何を感じて人生を送ったのか、現実と幻想に思いを馳せる。
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序 言 ――わしはだれなん
桃 林 ――《別天地》へ誘う
世 相 ――内憂外患の日々
家 族 ――続く身内の死
貧 乏 ――《自然》を貫く
風 景 ――感慨にふける
思 想 ――《道》を求めて
生 命 ――死にたくない
濁 酒 ――憂いを忘れる
跋 語 ――迷い惑う淵明
追 記 ――淵明跡に遊ぶ
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アメリカ連邦政府の思想的基礎 ―ジョン・アダムズの中央政府論―

著者
石川敬史 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
292 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2008年6月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-021-3 
Cコード
C1031 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
建国期におけるジョン・アダムズの進めた政治行動と思想を分析し、中央政府思想を歴史的に論証することで、アメリカ連邦政府形成の思想的基礎を明らかにする。
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はじめに――問題の所在――

序 章 先行研究におけるアダムズの研究の方法
 第一節 アダムズ研究の視角
 第二節 「保守主義者」ジョン・アダムズ
 第三節 アダムズの政治思想を内在的に理解しようとする研究
 第四節 政治家ジョン・アダムズの研究

第一章 18世紀における政府理論の胎動
 第一節 聖界政府から世俗政府へ
 第二節 ジョン・アダムズの思想形成期およびその宗教観
 第三節 ジョン・アダムズの道徳哲学

第二章 イギリス帝国論からみたジョン・アダムズ抵抗の論理
 第一節 植民地統治体制の変化と植民地議会の自立
 第二節 英国国制をめぐる帝国論争と反英抗争理論の形成

第三章 ジョン・アダムズの革命の論理
 第一節 英国国制の急進的解釈と革命理論の形成
 第二節 立憲主義の転換と革命理論の完成
 第三節 コンスティテューショナル・コンヴェンションという立法者

第四章 ジョン・アダムズの建国の論理
 第一節 『アメリカ諸邦憲法擁護論』の政治哲学
 第二節 永続的共和国の原理
 第三節 連邦制と主権に関する混合政体論的解釈

第五章 米仏同盟解消交渉と大統領権力の確立
 第一節 アメリカ外交における中立という国是
 第二節 総裁政府のアメリカ情勢認識の錯誤とXXZ事件
 第三節 「連邦分裂の危機」とアメリカン・コンセンサス
    1 ハミルトン派フェデラリスツの攻勢/2 ワシントンとアダムズのアメリカ――アメリカン・パーティという概念
 第四節 第二次和平特使派遣にいたる米仏両国の政治状況
 第五節 政策目標の達成と政治的敗北

第六章 アメリカン・ダイアローグ
 第一節 アダムズとジェファソンの亀裂の始まり
 第二節 人間本性と統治原理――アメリカにおける貴族とは
 第三節 合衆国の統合と政党政治――アメリカ政党制の起源

おわりに
あとがき
Bibliography
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縄文時代の植物採集活動〈増訂版〉 ―野生根茎類食料化の民俗考古学的研究―

著者
山本直人 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
254 
定価
7,150円 (本体6,500円 )
発行日
2008年6月15日 
ISBN
ISBN978-4-86327-025-1 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
民俗・民具調査を行い、根茎類や堅果類を食料化するときの敲打製石製品が出現する背景を明らかにし、社会組織と精神文化を考察する。「その後の進展と展望」を加筆。
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 まえがき


     第1部 生態考古学の方法と研究史

第1章 生態考古学の方法
第2章 生態学的方法論による縄文時代研究史
 第1節 研究史
 第2節 生態考古学の現状と課題


     第2部 縄文時代の植物採集活動の民俗考古学的研究

  序 論 植物採集活動研究の目的と方法

第1章 植物採集活動の研究史
 第1節 研究史
 第2節 研究の所在
第2章 研究の方法と目的
 第1節 研究の目的
 第2節 研究の方法

  本 論 根茎類食料化に関する民俗調査と事例研究

第3章 根茎類の植物遺体と食料化が想定される根茎類
 第1節 遺跡出土の根茎類植物遺体
 第2節 食料化が想定される根茎類
第4章 クズ食料化に関する民俗調査
 第1節 クズ粉生産地の地理的分布
 第2節 調査事例の報告
 第3節 調査事例の分析
 第4節 まとめ
第5章 ワラビ食料化に関する民俗調査
 第1節 ワラビ粉生産地の地理的分布
 第2節 調査事例の報告
 第3節 調査事例の分析
 第4節 まとめ
第6章 ヤマノイモ食料化に関する民俗調査
 第1節 調査事例の報告
 第2節 調査事例の分析
 第3節 まとめ
第7章 その他の根茎類食料化に関する民俗調査
 第1節 調査事例の報告
 第2節 調査事例の分析
 第3節 まとめ

  結 論 根茎類食料化の民俗考古学的研究

第8章 クズ・ワラビ食料化に関する民俗モデルの構築と比較
 第1節 民俗調査の留意点と問題点
 第2節 クズ・ワラビ食料化に関する共通点と相違点
 第3節 クズ・ワラビ食料化の工程と関連用具
 第4節 クズ・ワラビ食料化における民具資料と考古資料の比較
 第5節 考察

第9章 根茎類食料化の地域性と季節性
 第1節 民俗モデルの構築
 第2節 縄文時代の遺物の検討
 第3節 考察

第10章 敲打製石製品出現の技術的背景
 第1節 研究の目的と方法
 第2節 敲打製石製品の製作技術
 第3節 野生植物の食料化技術
 第4節 考察

第11章 今後の課題と展望
 第1節 今後の課題
 第2節 その後の進展と展望

 あとがき
 引用文献
 索  引
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まいちゃん、それから 

著者
武谷田鶴子 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
188 
定価
1,047円 (本体952円 )
発行日
2008年6月4日 
ISBN
ISBN978-4-86327-023-7 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
前著「愛を失ったとき」の反応、メディアが行う不誠実な報道、旅行の記録、それらに対する心中を飾らない素直な言葉でつづる。
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【品切】
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Eさんからのメール
原爆資料館
拝啓 NHK広島放送局殿
北欧の旅
しとしと雨が降るように
それから

 あとがき
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第二言語としての日本語の発音とリズム 

著者
鶴谷千春 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
162 
定価
2,090円 (本体1,900円 )
発行日
2008年5月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-013-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
日本語教育
 
内容
第二言語としての日本語の発音習得過程、発音習得に関する疑問をあげ、学習者の誤りを参照しながら、第二言語の音韻的・韻律的特徴を解説。方法、教材、教授法などを提供。
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はじめに

1.第二言語の発音の習得
 1-1.発音の訛り――言語が持つ音韻体系、音素の違い――
 1-2.外国語訛りの正体
 1-3.大人になって正しい発音をすることは無理なのか

2.言語のリズム
 2-1.リズムを構成するもの
  2-1-1 韻律階層/2-1-2 韻律の単位/2-1-3 韻律構成
 2-2.リズムのカテゴリー
  2-2-1強勢アクセント基準リズムvs.音節基準リズム再考/2-2-2分節音がリズムに与える影響
 2-3.まとめ

3.日本語のリズム
 3-1.日本語におけるモーラの重要性――単にカナの影響ではない?――
  3-1-1 音声学的根拠/3-1-2 音韻論的根拠/3-1-3 心理学的根拠/3-1-4 結論
 3-2.日本語のフット
  3-2-1 音韻論的考察/3-2-2 教育的考察/3-2-3 結論
 3-3 日本語のアクセント――日本語は音調言語か?――

4.日本語のリズムに関する習得研究
 4-1.発話の分節に使われるユニット
  4-1-1 表記と分節単位の関係/4-1-2 日本語表記と分節の関係
 4-2.分節に関する言語心理学的研究
  4-2-1 混成語形成に関する過去の研究/4-2-2 混成語形成に働く制約
 4-3.英語を母語とする日本語学習者を使った混成語形成による習得研究
  4-3-1 実験方法/4-3-2 刺激語/4-3-3 被験者と刺激語提示方法/4-3-4 結果
 4-4.まとめ

5.第二言語としての日本語の発音
 5-1.第二言語に困難な発音
 5-2.英語話者の日本語の発音誤りの音韻的要因
 5-3.英語話者の誤りやすい日本語の音素
 5-4.日本語のモーラ時間の制約に関する発音の問題点
  5-4-1 長母音、短母音/5-4-2 促音/5-4-3 撥音/5-4-4 拗音

6.第二言語学習者による日本語の発音習得研究
 6-1.分節音に関する研究
 6-2.モーラ時間に関する研究
  6-2-1 母音長とアクセント/6-2-2 その他の母音長に関する研究/6-2-3 子音長とアクセント/6-2-4 その他の子音長に関する研究
 6-3.拗音に関する研究
  6-3-1 実験/6-3-2 結果
 6-4.まとめ

7.第二言語の発音学習
 7-1.発音教授法――発音上達、矯正のために――
  7-1-1 母語の表記は使わない/7-1-2 言語リズムの習得/7-1-3 クリティカルリスニング
 7-2.発音教材と使用法
  7-2-1 過去に開発された教材/7-2-2 発音自動評価システムの開発/7-2-3 CAPTA教材開発の意義
 7-3.発音学習のこれから

参考文献
索  引
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スカートをはいた猫 ――古谷清刀 短編集――

著者
古谷清刀 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
200 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2008年4月26日 
ISBN
ISBN978-4-86327-002-2 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
粉屋の息子を婿入りさせるため、はき慣れぬスカートをはいて縁結びに励む猫の奮闘記ほか、多彩な言葉のパレットで描く妖かしパロディ絵巻!
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スカートをはいた猫
青撫子
白雪彦
茨 彦
衣通彦
アダムと蛇
天使礼詞
赤ずきんくん
小さな兄と弟
露夜話
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高校対象 伝え合いを重視した高等学校国語科カリキュラムの実践的研究 

著者
井上雅彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
324 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2008年3月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-011-4 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
多面的に検討した学習指導計画をもとに長期的なカリキュラム開発の重要性を提示。高等学校における伝え合いを重視した国語科カリキュラムの構想を実践的に検討・研究する。
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はじめに

第1章 研究課題と方法
 第1節 国語科教育の今日的課題
  1 伝え合う力が求められる背景
  2 学習観の変化と伝え合い
 第2節 研究の方法
  1 カリキュラム概念の広がり
  2 学校に基礎を置くカリキュラム開発
  3 学校に基礎を置くカリキュラム開発の研究アプローチ
  4 学校に基礎を置くカリキュラム開発のモデル(理論)の形成
  5 本研究の方法
 第3節 先行研究、先行実践の検討
  1 高等学校国語科カリキュラムの先行研究、先行実践の検討
    ――主題単元学習を中心に
  2 高等学校国語科カリキュラムの先行研究、先行実践の検討
    ――表現領域を中心に
  3 高等学校国語科カリキュラムの先行研究、先行実践に残された課題

第2章 伝え合う力を高める高校3年間の学習指導計画
 第1節 「伝え合い」を重視した国語科学習指導の定義
  1 西尾実の「通じあい」の概念
  2 伝え合い・伝え合う力の定義
 第2節 伝え合う力を高める国語科学習指導の方向性
 第3節 3年間の学習指導計画と系統性

第3章 伝え合う力を高める高校1年生の学習指導の実際
 第1節 高校1年生の学習指導の概略
  1 1年生1学期の実践
  2 1年生2学期の実践
  3 1年生3学期の実践
  4 1年間の学びの振り返り
 第2節 学びの実際――単元「人と自然」を中心に
  1 人間中心主義から脱人間中心主義へ
  2 人と自然との理想的関係(小十郎と熊)の把握
  3 人と自然との理想的関係(小十郎と熊)を壊すものの発見
  4 「なめとこ山の熊」で捉えたことの一般化
 第3節 学びを育む評価――1年間の学習指導を通して
  1 学習者が求める国語科授業と評価
  2 評価観の変遷と個を生かす評価
  3 言葉の学びを振り返る場を充実した学習指導
  4 ある学習者の1年間の変容
  5 学びの過程に寄り添う評価
  6 個性を生かした評価の在り方

第4章 伝え合う力を高める高校2・3年生の学習指導の実際
 第1節 高校2・3年生の学習指導の概略
  1 2年生1学期の実践
  2 2年生2学期の実践
  3 2年生3学期・3年生1学期の実践
  4 3年間の学びの振り返り
 第2節 文学の学習指導における伝え合いの組織化
  1 文学の学習指導における伝え合い組織化のための観点
  2 学習指導の実際と読みの量的変容
  3 読みの量的変容――K子の場合
 第3節 文学の課題探求型授業における課題の選択と配列
  1 何をどの順で伝え合うのか
  2 伝え合いの形態
  3 学びの様相
 第4節 伝え合いを重視した複眼的評価――単元「近代と脱近代」を例として
  1 単元目標と評価基準
  2 複眼的評価の実際
  3 学びの過程を重視した複眼的評価
 第5節 3年間のカリキュラム評価――文学の学習指導を中心に
  1 文学の学習指導の要件
  2 新しい文学教材を求める声
  3 定番教材(近代小説)を指示する指導者の実践知
  4 定番教材(近代小説)の教材価値
  5 文学的認識を深める学習指導過程

第5章 国語科と「総合的な学習の時間」との連携
 第1節 「総合的な学習の時間」を支える言語技能の育成
  1 「総合的な学習の時間」を支える力
  2 「総合的な学習の時間」を支える力と3年間の国語科学習指導計画
  3 「総合的な学習の時間」(全校読書会)で活用された言語技能
 第2節 「総合的な学習の時間」と国語科主題単元
  1 N子の高校入学後の学習経験
  2 N子の学びの足跡
  3 国語科と「総合的な学習の時間」との連携の在り方

第6章 学習者の視点に立つカリキュラムデザイン――生活背景と学びとの関連から
 第1節 学びと生活背景の関連把握のための手続き
 第2節 A子の言葉の学びと生活背景との関連
 第3節 A子の学びを生成した国語科授業の特色
 第4節 学習者の視点に立つ国語科カリキュラムデザインの在り方

終 章

おわりに
初  出
引用文献一覧
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国語科教育における動画リテラシー教授法の研究 

著者
羽田 潤 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
236 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2008年3月31日 
ISBN
ISBN978-4-86327-009-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
日常的言語環境に結びつきのある国語教育において、多様なメディア環境に対応したテクストの必要性を示唆。動画テクストの分析・実践をもとに動画リテラシー教授法を探究する。
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序 文(中西一弘)
   (松山雅子)


第1章 英国映画研究所編『授業における動画テクストの活用とその指導』における動画リテラシー教授法の研究

1-1 『指導書』の成立背景
1-2 『指導書』の目的
1-3 『指導書』の構成
1-4 基本教授テクニックの構成
1-5 「動画の言語」の教授方法
 1-5-1 「①静止画像」(Freeze Frame)テクニックの教授方法
 1-5-2 「②音と画像」(Sound and Image)テクニックの教授方法
 1-5-3 「③ショットの位置」(Spot the Shots)テクニックの教授方法
 1-5-4 基本教授テクニックにおける「動画の言語」学習
1-6 商品としてのメディア・テクストアプローチ法
 1-6-1 「④最初(タイトルシークエンス)と最後(エンドロール)(Top and Tail)」の教授法
 1-6-2 「⑤視聴者意識(Attracting Audiences)」の教授法
 1-6-3  <商品としての動画>が育むリテラシー
1-7 <メディアとしての動画>における教授法
 1-7-1 「⑥再話(Generic Translation)」の教授法
 1-7-2 「⑦メディアの相関比較(Cross-media Comparisons)」の教授法
 1-7-3 「⑧シミュレーション(Simulation)」の教授法
 1-7-4 <メディアとしての動画>が育むリテラシー
1-8 「基本教授テクニック」が育む動画リテラシー
1-9 国語科と動画リテラシー
 1-9-1 国語科と「基本教授テクニック」
 1-9-2 「国語科における動画を使った授業」


第2章 動画リテラシー教授法の具体―教科書・副読本研究

2-1 オックスフォード大学出版局刊のメディア・ミックス型国語教科書“Mixed Media”の考察その1
 2-1-1 “Mixed Media”の概要
 2-1-2 “Mixed Media”の全体的特徴
 2-1-3 “Mixed Media”の単元構成からみられる特徴
 2-1-4 「TAPE発問」と教材選択にみられる本書の特徴
 2-1-5 「2段階読解」を用いた学習活動
 2-1-6 <ノンフィクション>の学習活動の具体―小単元「(6)報道写真の衝撃」
 2-1-7 大単元「4書記言語と静止画像」の学習活動の具体
 2-1-8 大単元1から大単元4のまとめ
2-2 オックスフォード大学出版局刊のメディア・ミックス型国語教科書“Mixed Media”の考察その2
 2-2-1 動画リテラシー育成の最終段階としての大単元6
 2-2-2 大単元「6動画のコード」の学習展開
 2-2-3 動画テクストの読解活動の学習構成
 2-2-4 動画テクストの読解活動の具体例(1)―読解活動(1)―①『ウォレスとグルミット』のシークエンス1(冒頭)分析活動
 2-2-5 動画テクストの読解活動の具体例(2)―読解活動(2)―①映画『マクベス』のシークエンス1(冒頭)分析活動
 2-2-6 体系化された教材構成
 2-2-7 表現活動の具体例―小説を映画に再話する
 2-2-8 “Mixed Media”が育むリテラシー
2-3 再話を活用した文学の読解学習の研究―単元「『ヘンリー五世』の解釈」(“New Oxford English”シリーズ)
 2-3-1 物語への誘い
 2-3-2 “New Oxford English”とは
 2-3-3 単元「『ヘンリー五世』の解釈」における読解学習
 2-3-4 メディア・リテラシーの観点から行う文学教育
2-4 広告を活用したリテラシー学習の研究―単元「メディア・テクスト」(“New Oxford English”シリーズ)
 2-4-1 “New Oxford English”における単元「メディア・テクスト」の位置づけ
 2-4-2 「ノンフィクション」における単元「メディア・テクスト」の位置づけ
 2-4-3 単元「メディア・テクスト」の基礎、応用(Book1,Book2)
 2-4-4 大単元「4メディア・テクスト」(Book2)の構成と学習プログラム
 2-4-5 大単元「4メディア・テクスト」(Book2)の各小単元の学習活動
 2-4-6 小単元「1イメージを創る」の学習活動
 2-4-7 小単元「2コカ・コーラ物語」の学習活動
 2-4-8 小単元「3広告:いまむかし」の学習活動
 2-4-9 ノンフィクションにおけるリテラシー教授法


第3章 教材分析としてのCM研究

3-1 ブランド企業CMの仕掛けを読み解く国語科授業の構想をめざして
3-2 コカ・コーラCMというブランド力
3-3 「アイスダンス篇」―台詞のない物語が織りなす〈渇き〉の演出―
 3-3-1 巧みな構成による時間の創造
 3-3-2 音楽によって語られる物語
 3-3-3 商品カットではない商品の登場
 3-3-4 〈渇き〉の共有を生かした教材化の可能性
3-4 「春が来た篇」―歌と笑顔と字幕のコラボレーションがもたらす爽快感の演出
 3-4-1 文字情報が導く語りの視点
 3-4-2 “ココロが踊りだす”キャンペーン(1999年)の枠組み
 3-4-3 5つのエピソードが紡ぎ出す商品ブランド
 3-4-4 “ココロが踊りだす”とコカ・コーラ
3-5 「バーベキュー篇」(1987年)―90年代CMとの比較,歌と笑顔の変化をよむ
 3-5-1 “I feel Coke. ”キャンペーンの枠組み
 3-5-2 「バーベキュー篇」と「春が来た篇」
3-6 国語科教材としてのコカ・コーラCMの可能性
 3-6-1 ブランド戦略の変化にみる社会経済状況の反映としての国語科教材 160
 3-6-2 祝祭表現としてのCM分析とその学習
 3-6-3 商品価値を演出する心理描写を文字言語で読む
 3-6-4 多様な構成要素の関係性の中で文字言語を読む


第4章 表現活動で育むメディア・リテラシーの研究

4-1 段階的メディア・リテラシー教授法の開発
4-2 単元「鉄腕アトムで公共広告」
4-3 2005年度前期A女子大学「メディア教育論」における実践
 4-3-1 「メディア教育論」(2005前)の概要
 4-3-2 象の写真を読む
 4-3-3 花の写真で4コマ物語
 4-3-4 動物番組のディレクター体験
4-4 鉄腕アトムで公共広告(2005前)
 4-4-1 学習活動のねらいと評価
 4-4-2 「鉄腕アトム」というテクスト
 4-4-3 制作までの流れ
 4-4-4 ソフト「アトム1.5」の内容
 4-4-5 完成CMの考察
4-5 2006年度前期A女子大学「メディア教育論」における実践
 4-5-1 「メディア教育論」(2006前)の概要
 4-5-2 ドキュメンタリーとは何か―『情熱最前線』をよむ
 4-5-3 写真物語
 4-5-4 携帯電話の広告・CMを作る
4-6 鉄腕アトムで公共広告(2006前)
 4-6-1 CMの種類
 4-6-2 完成CMの考察
4-7 表現活動で育まれるメディア・リテラシー
おわりに
初出一覧
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心を育てる美術教育 ―小学校教師の37年の実践から―

著者
奥原球喜 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
184 
定価
1,870円 (本体1,700円 )
発行日
2008年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-86327-006-0 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈音楽・美術〉
 
内容
図画工作科教師として37年間。時には間違った指導に気づけずにいた、同僚教師と衝突した、子どもの姿に喜びを得た。「美術教育で優しい心を育む」という目標に向かった教師の歩み。
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【品切】
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はしがき

1.美術教育に目覚める
 (1)教師としての出発(昭和45~46年度 庄原市立庄原小学校・本小学校)
 (2)学級づくり(昭和47~53年度 広島市立戸坂小学校)
 (3)作品づくりからの脱却(昭和54~62年度 広島市立亀山小学校)

2.美術による教育
 (1)写生からの出発
  1 写生のねらい/2 写生の実践/3 写生にまつわる先人の論/4 デザインにつなぐ

3.学年を結ぶ美術教育(昭和63~平成6年度 広島市立亀崎小学校)
 (1)動植物と語る
 (2)共同版画

4.全校で取り組む美術教育(平成7~11年度 広島市立亀山南小学校)
 (1)全校造形
 (2)総合的な学習と結ぶ
 (3)全校合同学習
  1 学校美術館/2 野焼き
 (4)造形環境整備
 (5)教員の育成

5.地域とつくる学校(平成12~14年度 広島市立伴東小学校)
 (1)法面の芝桜
 (2)土曜サークル

6.平和教育と美術教育(平成15~18年度 広島市立本川小学校)
 (1)本川小学校の使命
 (2)命と向き合う美術教育
  1 平和資料館/2 全校平和学習/3 被爆体験集/4 被爆樹木 ニワウルシ
  5 灯ろう/6 原爆ドームと向き合う/7 学校環境を創る
  (a)緑の広場/(b)ビオトープ/(c)花いっぱい
 (3)学校づくりに結ぶ平和教育と美術教育
  1 学力向上/2 基本的姿勢づくり(a)話を聞く(b)あいさつをする
  3 教師の努力/4 朝掃除ボランティア/5 道徳学習と結ぶ/6 特別支援教育と結ぶ
  7 支援される学校
 (4)造形教育研究全国大会
  1  授業提案/2  全校平和音楽劇
 おわりに

参考文献
あとがき
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ロシア・ソビエト文学教育史研究 

著者
浜本純逸 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
332 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2008年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-86327-017-6 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
帝政ロシアから社会主義ソ連邦への変貌時期における文学教育を、諸研究者による文学論・文学教育理論などに焦点を合わせて考察。文学教育の特色と過程を歴史的に解明する。
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まえがき

序 章 ロシア・ソビエトにおける文学教育の成立と発展に関する研究の課題と方法
 第一節 課題意識
 第二節 ソビエトにおける文学教育の内容と方法
  一 教育課程と国語教育
  二 文学教育の目的
  三 文学教育の特色
 第三節 本研究の課題
  一 文学教育重視の論理
  二 特色の生成過程
  三 一貫しているもの
 第四節 研究の視点と方法
  一 視点
   1.教師の社会意識/2.文学の機能/3.文学教育の目標/
   4.文学教育の内容/5.文学教育の教材/6.文学教育の方法
  二 対象
  三 文学教育研究史
  四 方法
   1.時代状況/2.教育観・教育制度/3.教育実践/4.学習者の反応

第一章 革命前の文学教育(その1)――目標論とその試行――
 第一節 文学教育論の基盤としての文学論――ベリンスキーの文学論――
  一 芸術論――形象による思考――
  二 文学の機能――感情に働きかけて人間・社会に目ざめさせる――
  三 歴史主義
  四 児童文学観
 第二節 文学教育の試行――ブスラエフによる国民意識涵養のための文学教育――
  一 文学教育観
  二 授業計画と教材研究の例
  三 ブスラエフ文学教育論の位置
 第三節 ギムナジア(中等学校)制度の歴史と教育課程の変遷
  一 1804年「大学管下の諸教育機関に関する規定」とギムナジア
  二 1833年「教授要目規定」と当時の学校
  三 1864年「中学校及び準中学校に関する規定」
  四 1871年「中学校及び準中学校に関する規定」

第二章 革命前の文学教育(その2)――方法論とその展開――
 第一節 文学教育方法の探究(1)――スタユーニンによる対話法――
  一 スタユーニンの教育観と文学教育観
  二 作品解釈作業いおける知育・徳育・美育の統一
  三 作品分析法の探究
  四 批判的対話による学習
  五 スタユーニンの授業とオストロゴルスキーへの影響
 第二節 文学教材の拡大――ヴォドヴォーゾフによる「読本」作成と「課外読書の指導
」――
  一 初等教育のための「読本」の作成
  二 古典語教育の否定
  三 ロシア語・ロシア文学の必要性
  四 文学理論の学習
  五 作品解釈の方法
  六 作文学習で終わる
  七 課外読書への発展
 第三節 文学教育方法の探究(2)――オストロゴルスキーによる「表現読み」――
  一 美育としての文学教育
  二 世界に開かれた教材観
  三 美的感受性を育てるために――文学教育の内容――
  四 表現読み
  五 授業の実際
 第四節 民衆に開かれた文学教育――ブナコーフによる初等教育における文学教育――
  一 ロシア初等教育と文学教育
  二 ブナコーフの教育観と文学教育
  三 解明読みの論
  四 ものの見方・感じ方を育てる文学教育
 第五節 社会主義思想と文学教育――レーニンの思想と文学教育――
  一 レーニンの自己形成と文学
  二 文学の党派性についての論
  三 文学の歴史的・社会的理解
  四 文学史の時代区分
  五 文化遺産の継承
 第六節 革命直前の文学教育――第一回ロシア語・文学教師全ロシア大会――
  一 まれに見る大集会
  二 決議事項
  三 社会派と唯美派の対立

第三章 革命直後の文学教育
 第一節 混乱期における旧課程の継承――否定されるものと継承されるもの―ー
  一 新しい教育制度
  二 革命直後の文学教育の実際
  三 文学科樹立の試み――1921年「教授要目」――
 第二節 労働教育論と文学教育――ルナチャルスキーによる文学教育の構想――
  一 労働教育論と文学教育の位置
  二 文学教育観
 第三節 総合科教育の試行と文学科の消滅――1923年「コンプレックス・プログラム」――
  一 クループスカヤのコンプレックス「教授要目」案
  二 1923年コンプレックス「教授要目」
  三 1927年「教授要目」
 第四節 社会主義社会における文学教育の構想
  一 クループスカヤ講演「共産主義教育と文学」
  二 ルナチャルスキー講演「文学とマルクス主義」
  三 ゴループコフ講演「学校におけるマルクス主義学習の実際」
  四 1929年プロジェクト「教授要目」

第四章 社会主義体制確立期の文学教育
 第一節 文学科の確立――1931年党決定「小学校と中学校について」、1932年党決定「小学校及び中学校の教授要目と学校の生活規則について」――
  一 1932年決定「小学校及び中学校の教授要目と学校の生活規則について」
  二 1933年「教授要目」と文学科
  三 1934年教育課程
 第二節 人間理解の文学教育――クループスカヤにおける教育課程観の形成と文学教育目標論――
  一 文学教育観の源泉
  二 全面的発達論と文学教育
  三 歴史認識のための文学教育から人間認識のための文学教育へ
  四 文学教育の内容と方法
 第三節 文学読みの提唱と深化――ルイブニコワの文学教育論――
  一 文学教育の構想
  二 文学理論の教育
  三 文学読みの授業
 第四節 文学教育方法論の体系化――ゴループコフの文学教育論――
  一 文学教育論の内容と構造
  二 文学読みの内容と指導方法
 第五節 感情教育としての文学教育――スホムリンスキーの文学教育実践――
  一 言葉による世界への参入
  二 文学教育の目的――自己を尊ぶ心を育てる――
  三 幼年期の文学教育――空想を媒介にして世界を認識させる――
  四 少年期の文学教育――世界と人間を認識させる――
 第六節 文学教育方法の多様化――「問題的教授=学習」論争――
  一 「文学の教授の有効性について」の要旨
  二 クドリャーシェフ提案に対する意見と実践
  三 クドリャーシェフ提案の再確認と研究課題の確認
  四 1970年代の文学教育論としての「問題的教授=学習」論争

結 語

付録「八年生学校と中学校の教授要目抄」1976/77学年度用 文学科

少し長い「あとがき」

初出誌一覧
参考文献
事項索引
人名索引
書名(作者・筆者)索引
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ヴァージニア・ウルフ ――変貌する意識と部屋――

著者
土井悠子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
288 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2008年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-86327-016-9 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
ウルフの生涯と生きた時代背景をめぐりながら、ユングの夢に出てきた部屋を物差しとし、ウルフの各作品に描かれる「部屋」についての主要人物の意識描写を考察。
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第一部 序章
 第一章 部屋とユング
 第二章 ウルフとユング

第二部 作品について
 第三章 『船出』――表向きの部屋と背後の部屋
 第四章 『夜と昼』――女性の三つの部屋
 第五章 『ジェイコブの部屋』――男性の部屋
 第六章 『ダロウェイ夫人』――空間と意識の階層
 第七章 『燈台へ』――空間の意識から意識の空間へ
 第八章 『オーランドウ ある伝記』――樫の木と木曜日にみる集合的無意識
 第九章 『波』――花と木みにる意識と無意識
 終 章 『私自身の部屋』――四つの部屋


引用・参照文献
ヴァージニア・ウルフ年譜
あとがき
索引
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アテナイの前411年の寡頭派政変と民主政 

著者
堀井健一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
512 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2008年3月14日 
ISBN
ISBN978-4-87440-996-1 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
テラメネスの政治行動に焦点をあて古代民主政期アテナイの前411年の400人の寡頭派政変と5000人政権を事件後約80年を経たアリストテレスの記述から再検討、再解釈を試みる。
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 英文要旨

 序 章 問題の所在

第1部 前411年の寡頭派政変
 第1章 前411年の寡頭派政変の概要
 第2章 前411年の寡頭派政変についての史料の検討~トゥキュディデス『歴史』とアリストテレス『アテナイ人の国制』
  第1節 前411年アテナイのシュングラペイスについて
  第2節 Aristoteles, Ath. 30-31と五千人政権の国制
 第3章 前411年の四百人の寡頭派政変の原因について
  第1節 アテナイ民主政に内在する問題
  第2節 前411年の寡頭派政変の性質

第2部 五千人政権の時代とテラメネス
 第4章 四百人処罰とアテナイ内政動向
  第1節 四百人政権直後の四百人処罰
  第2節 デモパントスの条令以後の四百人処罰
  第3節 四百人処罰とテラメネス
 第5章 五千人政権の国制
  第1節 暫定の国制とテラメネス
  第2節 将来の国制
  第3節 五千人の国制

第3部 いわゆる「パトリオス=ポリテイア」問題とテラメネスの政治思想
 第6章 ニコマコスのいわゆる「法典編纂」作業について
  第1節 ニコマコスの前期の「法典編纂」碑文について
  第2節 ニコマコスの前期の「法典編纂」作業について
  第3節 ニコマコスの後期の「法典編纂」碑文について
  第4節 ニコマコスの後期の「法典編纂」作業について
 第7章 パトリオス=ポリテイアとテラメネス派の政治思想
  第1節 民主政期アテナイにおけるパトリオス=ポリテイア
  第2節 クレイトポン動議とパトリオス=ポリテイア
  第3節 アリストテレス『アテナイ人の国制』におけるテラメネス評価
 第8章 前4世紀のギリシア人ポリスの危機とアテナイ民主政
  第1節 ポリスの危機と反民主制の声
  第2節 前4世紀のアテナイ民主制におけるポリスの危機を回避させた要因

 終 章 結論

 文献目録
 後 書 き
 初出一覧
 索  引
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人文学へのいざない 

著者
広島大学大学院文学研究科 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6変形 
ページ
304 
定価
880円 (本体800円 )
発行日
2008年3月3日 
ISBN
ISBN978-4-86327-014-5 
Cコード
C3000 
ジャンル
哲学・宗教 一般書/歴史読み物
 
内容
広島大学大学院文学研究科における各分野の最前線に立つ教員60名の、研究に進んだきっかけ、原点を告白。人文学に関心がある高校生、大学生に贈る熱いメッセージ。
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【品切】
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まえがき 広島大学大学院文学研究科長 富永一登

学部生の頃……赤井清晃
らんこんとる・あれこれ……安嶋紀昭
いつもポケットに文学を……有元伸子
杭州西湖の手こぎ船に揺られて……市來津由彦
モノが語る思い……伊藤奈保子
「ロンドンに飽きた? それは人生に飽きたってことさ。」……井内太郎
外国語を知らない者は自分の言語についても何も知らない ――ゲーテ――……稲葉治郎
「森の中の旅人」の話 ――言語学へのいざない――……今田良信
教師と英語と文学……今林 修
西洋古代史の楽しみ ――驚くこと――……岩井経男
「第九」から始まったドイツ語研究……植田康成
インドネシア近代社会経済史との出会い……植村泰夫
みずからを〈問い〉、みずからの〈意思〉で歩んだ倫理学の道……衛藤吉則
文学を研究するということ……大地真介
中国を歩く ――現地調査の楽しさ――……岡 元司
フィールドワークへのいざない ――インドとの出会いから――……岡橋秀典
人生識字憂患始……小川恒男
清浄なる場所……小川英世
カリフォルニア、黄金の夏……奥村晃史
ワクワク、ゾクゾク、文学体験……奥村真理子
落穂拾いの倫理学……越智 貢
座右の銘「なぜ歴史学を学ぶのかは、一生考え続けなさい」 ――後藤陽一先生の言葉――……勝部眞人
一教員の赤裸々なる告白……狩野充徳
人文学 ――じんぶんがく――じぶんがく――自分学……河西英通
飢餓と憧憬……久保田啓一
鳥の目で大地の動きを探る ――本格的に研究を始めた頃――……後藤秀昭
出藍の誉れ ――学不可以己――……佐藤利行
生きる喜び ――古典文学研究の楽しさ――……妹尾好信
中華民国の誕生と「お雇い外国人」たち……曽田三郎
「知」の広がりは出会いから……高永 茂
考古学との出会い ――小学校のある日の朝礼から――……竹広文明
同じ阿呆なら、知らなきゃソンソン……田中久男
英語の歴史との出会い……地村彰之
爛柯……富永一登
おでんが修論でなくてよかったな ――修士論文作成の頃――……友澤和夫
私の英文学事始め……中村裕英
今からみると何とも無駄な……中山富廣
「混乱」のなかで芽生えたこと……西別府元日
セントラルパークのあひるを気遣って ――私の文学研究姿勢を決定付けた出来事――……新田玲子
井手寺跡の発掘調査……野島 永
書物を鑑定する ――広島大学蔵旧鈔本『周易正義』――……野間文史
返信 ――鵬の翼にのせて――……橋本敬司
文学は嘘の世界か……古川昌文
考古学と私……古瀬清秀
学問の継承……本多博之
カーヴィヤの魅力……本田義央
「文学」に魅せられて ――三つ子の魂――……前野弘志
私の原点 ――自己自身との出会い――……松井富美男
訓点資料研究の第一歩 ――「医心方」との出会い――……松本光隆
「アザミ嬢のララバイ」……松本陽正
建築は美術なり ――文化財学の古建築――……三浦正幸
「い」と「あ」……水田英実
大海に釣り糸を垂れる ――ヴェトナムの「史料革命」に直面して――……八尾隆生
私の研究と「わたし」……山内廣隆
異文化体験が私をつくる……山代宏道
星を求める蛾の願い……吉中孝志
比較研究の有効性……李 国棟
文学研究と国際的学問のすすめ……Vallins, David
言語ゲームと多文化性 ――私の文学研究の歩み――……Federmair, Leopold
外来語を楽しむ……Santoni, Jean-Gabriel



【講座・構成員一覧】


総合人間学教授
 植村泰夫(うえむら やすお)
 河西英通(かわにし ひでみち)
 佐藤利行(さとう としゆき)
 田中久男(たなか ひさお)
 水田英実(みずた ひでみ)
総合人間学准教授
 高永 茂(たかなが しげる)
 竹広文明(たけひろ ふみあき)
応用哲学・古典学教授
 市來津由彦(いちき つゆひこ)
 越智 貢(おち みつぐ)
 野間文史(のま ふみちか)
 松井富美男(まつい ふみお)
 山内廣隆(やまうち ひろたか)
応用哲学・古典学准教授
 赤井清晃(あかい きよあき)
 衛藤吉則(えとう よしのり)
 小川英世(おがわ ひでよ)
 橋本敬司(はしもと けいじ)
応用哲学・古典学助教
 本田義央(ほんだ よしちか)
歴史文化学教授
 井内太郎(いない たろう)
 岩井経男(いわい つねお)
 勝部眞人(かつべ まこと)
 曽田三郎(そだ さぶろう)
 中山富廣(なかやま とみひろ)
 西別府元日(にしべっぷ もとか)
 山代宏道(やましろ ひろみち)
歴史文化学准教授
 岡 元司(おか もとし)
 本多博之(ほんだ ひろゆき)
 八尾隆生(やお たかお)
歴史文化学助教
 前野弘志(まえの ひろし)
日本・中国文学語学教授
 有元伸子(ありもと のぶこ)
 狩野充徳(かのう みつのり)
 久保田啓一(くぼた けいいち)
 妹尾好信(せのお よしのぶ)
 富永一登(とみなが かずと)
 松本光隆(まつもと みつたか)
日本・中国文学語学准教授
 小川恒男(おがわ つねお)
欧米文学語学・言語学教授
 今田良信(いまだ よしのぶ)
 植田康成(うえだ やすなり)
 地村彰之(ぢむら あきゆき)
 中村裕英(なかむら ひろひで)
 新田玲子(にった れいこ)
 松本陽正(まつもと ようせい)
 吉中孝志(よしなか たかし)
欧米文学語学・言語学准教授
 稲葉治朗(いなば じろう)
 今林 修(いまはやし おさむ)
 大地真介(おおち しんすけ)
欧米文学語学・言語学助教
 奥村真理子(おくむら まりこ)
 吉川昌文(ふるかわ まさふみ)
地表圏システム学教授
 安嶋紀昭(あじま のりあき)
 岡橋秀典(おかはし ひでのり)
 奥村晃史(おくむら こうじ)
 友澤和夫(ともざわ かずお)
 古瀬清秀(ふるせ きよひで)
 三浦正幸(みうら まさゆき)
地表圏システム学准教授
 伊藤奈保子(いとう なほこ)
 後藤秀昭(ごとう ひであき)
 野島 永(のじま ひさし)
外国語教育研究センター教授
 李 国棟(LI Guodong)
 Vallins, David(ヴァリンズ・デイヴィッド)
 Federmair, Leopold(フェーダーマイアー・レオポルト)
 Santoni, Jean-Gabriel(サントニ ジャン・ガブリエル)
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枕草子と漢籍 

著者
李 暁梅 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
224 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2008年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-993-0 
Cコード
C3095 
ジャンル
文学・語学/日本 国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
枕草子を『白氏文集』「李キョウ百詠」及び『和漢朗詠集』などの漢籍に基づき和漢の比較文学的考察を行い、清少納言がいかに宮廷生活に即して美的に対象を捉えているかに迫る。
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序文
はじめに

     第一部 木・草・鳥・虫

 第一章 「木・草・鳥・虫」と漢詩文――「木の花は」段の「梨の花」条を中心にして――
   はじめに
 一 「木の花は」段の「梨の花」条
 二 「草は」段の「蓮葉」条
 三 「花の木ならぬは」段の「檜の木」条
 四 「鳥は」段の「鶯」条
   おわりに

 第二章 「木の花は」段における「桐の木の花」条――李キョウの『桐』詩などぶかかわって――
   はじめに
 一 「木の花は」段における「桐の木の花」条
 二 李キョウの『桐』詩にかかわって
 三 鳳凰が桐に棲むこと
 四 桐を琴に作ること
   おわりに

 第三章 「ほととぎす」を通してみた清少納言の情――『古今和歌集』における「ほととぎす」の歌と比較して――
   はじめに
 一 実生活に基づくほととぎす像
 二 ほととぎす登場条件の設定
 三 表現上における作者の工夫
   おわりに

 第四章 「ほととぎす」を通してみた清少納言の情――漢詩文における「杜鵑」と比較して――
   はじめに
 一 和歌伝統の継承
 二 年中行事との融合
 三 ほととぎすの鳴き声への賞美
 四 漢詩文における「杜鵑」の詠み方
   おわりに

     第二部 平安時代の夜の音の風景

 第一章 「夜まさりするもの」段における「琴の声」――白居易の『清夜琴興』詩などを通して――
   はじめに
 一 「夜まさりするもの」段における「琴の声」
 二 夜の琴の音色の特徴
 三 日本漢詩、和歌、物語における「夜の琴の声」
 四 清少納言の独自な方向への展開
   おわりに

 第二章 清少納言の音・声への美意識――「しのびやか(に・なる)」をめぐって――
   はじめに
 一 「しのびやか(に)」について
 二 しのびやかに門をたたく
 三 女性がしのびやかに古歌を誦じる
 四 物隔てて聴く
   おわりに

 第三章 「末摘花」巻における琴を「ほのかに掻き鳴らし」――『うつほ物語』の「俊蔭」巻と比較して――
   はじめに
 一 「ほのかに掻き鳴らし」と女主人公の心象
 二 「ほのかに掻き鳴らし」と物語の展開
 三 「ほのかに掻き鳴らし」と月などの自然風物
   おわりに

 第四章 漢籍における「かすか(な)」音・声――白居易の『琵琶湖』を中心として――
   はじめに
 一 辞書類における「かすか(な)」音・声
 二 白居易の『琵琶湖』における「かすか(な)」音・声
   おわりに

     第三部 定子サロンと漢詩文

 第一章 清少納言の「答」――「自讃談」にかかわる章段を中心にして――
   はじめに
 一 「自讃談」にかかわる章段の構成
 二 「草の庵を誰かたずねむ」(第78段)
 三 「早く落ちにけり」(101段)
 四 「空寒み花にまがへて散る雪に」(102段)
   おわりに

 第二章 漢詩文を「誦じる」朗詠の場面
   はじめに
 一 朗詠に関する場面の確認
 二 漢詩文の引用とその表現効果
   おわりに
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浜本純逸先生退任記念論文集 国語教育を国際社会へひらく 

編者
浜本純逸先生退任記念論文集編集委員会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
374 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
2008年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-012-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
25名による論文集。国際化における国語科教育の可能性を様々な視点から探究。国際化の中の国語力/ひらかれる教師教育/これからの古典教育/学力論の未来/世界に通じる教材、他8部構成。
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序………【浜本純逸先生退官記念論文集編集委員会代表 熊谷芳郎・近藤 聡】

  世界認識の履歴を学ぶ古典教育………【浜本純逸】

1、国際化の中の国語力
  言語生活主義教育の再構築―グローバリゼーションと国語教育のアイデンティティー………【田近洵一】
  国際化の中で求められる国語力とは何か―PISA型読解力から対話能力の育成へ―………【鶴田清司】
  批判的思考とコミュニケーション活動の実践………【草野十四郎】

2、思考力の創造と展開
  思考力を育てる表現指導―型の習得と想の形成とを有機的に繋ぐ―………【田中宏幸】
  国語の授業で育てる創造的思考力………【鹿内信善】

3、言語教育とメディアリテラシー
  言語発達研究から学ぶ国語教育への示唆………【難波博孝】
  カナダにおけるメディアリテラシーの発祥―マクルーハンのアイデンティティー形成思想―………【近藤 聡】
  マルチリテラシーズ育成への試み―オーストラリア連邦・Qld州ニューベーシックスプロジェクトのとり組み―………【奥泉 香】

4、コミュニケーションを耕す
  多文化共生を切り拓く「ことばの学力」論………【村上呂里】
  インターナショナル校におけるコミュニケーションの回復………【山本直子】
  柳田国男のコミュニケーション観とその特質―「あたらしい国語」を中心に―………【渡辺通子】

5、ひらかれる教師教育
  大学の国語科教師教育を考える―「国語科教育法」の効果的な扱い方―………【町田守弘】
  カリキュラムづくりの力量形成の過程―高等学校国語科教師の成長過程の事例研究―………【松崎正治】
  教師としての言語の教育―小学校教員養成課程における実践「インタビュー作文『ひと』」を中心に―………【坂口京子】
  国語科教員養成における到達目標の設定―NBPTS(プロ教員検定)英語科検定基準の分析―………【榎本隆之】

6、これからの古典教育
  これからの古典文学教育………【杉山英昭】
  古典教育再生のグランドデザイン………【幸田国広】

7、学力論の未来
  「桜田プラン」の「第六次案」における言葉の学力観―教科の枠組みを越えて育成する国語学力―………【小原 俊】
  国語学力調査を活用した授業改善の取組に関する考察―調査の活用方法に見られる学力観の変遷―………【本橋幸康】

8、世界に通じる教材
  見る・読む・考えるを通して言葉を育てる―『たのしか』と「ここが家だ』を教材に―………【遠藤瑛子】
  未来に通じる教材―「構造主義」と「唯物論弁証法」を学ぶために、中等教育段階における教材とは―………【寺崎賢一】
  コミュニケーションによる「説得」のレトリックの教材化………【熊谷芳郎】
  「赤い繭」(阿部公房)を読む―現実を超えた世界から自己を照射する―………【高山実佐】
  芥川龍之介「雛」の庶民感覚………【武藤清吾】
  ことばから心を読み解く国際的劇教材―シェイクスピア『リヤ王』の教材史から―………【黒川孝広】

浜本先生略年譜
跋文
執筆者所属一覧
論文題目(英文)



《執筆者所属一覧》

浜本純逸 早稲田大学教育・総合科学学術院教授
田辺洵一 東京学芸大学名誉教授・前早稲田大学教授・ことば文化研究室主宰
鶴田清司 都留文科大学文学部教授
草野十四郎 活水高等学校教諭
田中宏幸 ノートルダム清心女子大学文学部教授
鹿内信善 北海道教育大学教育学部 岩見沢校教授
難波博孝 広島大学大学院教育学研究科教授
近藤 聡 東京都立三田高等学校教諭/早稲田大学大学院教育学研究科博士後期過程
奥泉 香 日本体育大学女子短期大学部教授/早稲田大学大学院教育学研究科博士後期過程
村上呂里 琉球大学教育学部教授
山本直子 埼玉県所沢市立南小学校教諭
渡辺通子 茨城県教育研修センター指導主事/早稲田大学大学院教育学研究科研究生
町田守弘 早稲田大学教育・総合科学学術院教授
松崎正治 同志社女子大学現代社会学部教授
坂口京子 常葉学園大学教育学部講師
榎本隆之 早稲田大学高等学院教諭
杉山英昭 國学院大学文学部准教授
幸田国広 法政大学第二中学・高等学校教諭/早稲田大学大学院教育学研究科博士後期過程
小原 俊 文部科学省初等中等教育局教科書調査官
本橋幸康 国立教育政策研究所・教育課程研究センター研究開発部学力調査官/早稲田大学大学院教育学研究科博士後期過程
遠藤瑛子 同志社大学文学部嘱託講師
寺崎賢一 富山県滑川市立早月中学校教諭/早稲田大学大学院教育学研究科博士後期過程
熊谷芳郎 聖学院大学人文学部講師/早稲田大学大学院教育学研究科博士課程後期
高山実佐 東京都立広尾高等学校教諭/早稲田大学大学院教育学研究科博士課程後期
武藤清吾 広島経済大学准教授/早稲田大学大学院教育学研究科博士課程後期
黒川孝広 吉祥女子中学・高等学校教諭/早稲田大学大学院教育学研究科研究生
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大正期における読み方教授論の研究 ――友納友次郎の場合を中心に――

著者
益地憲一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
260 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
2008年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-010-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
大正期に活躍しわが国の新たな国語教育実践理論構築に貢献した友納友次郎の先導的試行、提唱を精査考究。友納の唱えた読み方授業論の全体像と、その今日的意義を見出す。
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 まえがき(野地潤家)

1 大正期における読み方教授論の研究――友納友次郎の場合を中心に――

 序 章
  第一節 研究の動機と目的
  第二節 研究の方法
 第一章 大正期における読み方教授研究の概況
  第一節 芦田恵之助における読み方教授研究の概略
  第二節 秋田喜三郎における読み方教授研究の概略
  第三節 友納友次郎における読み方教授研究の概略
  第四節 ま と め
 第二章 友納友次郎の読み方教授論の成立――『読方教授法要義』を中心に――
  第一節 読み方教授論の成立
  第二節 読本教材論
   第一項 文学的材料と非文学的材料
   第二項 文学的材料に対する態度
   第三項 非文学的材料に対する態度
   第四項 ま と め
  第三節 文章教授論
   第一項 文章の構造とその取扱
   第二項 文旨の性質と種類
   第三項 形態の内容とその取扱
   第四項 文章教授上の留意点
   第五項 ま と め
  第四節 読み方教授論
   第一項 三つの教授論からの示唆
   第二項 教授方法の生命と構成要件
   第三項 教授規範とその適用
   第四項 読み方教授上の諸問題
   第五項 ま と め
  第五節 ま と め
 第三章 友納友次郎の読み方教授論の発展――『読方教授の主張と実際』を中心に――
  第一節 読み方教授論の発展
  第二節 文旨論の展開
  第三節 教師論の展開
  第四節 方法論の展開
  第五節 ま と め
 結 章
  第一節 友納友次郎の読み方教授論の特質
  第二節 大正期における読み方教授論からの摂取

   参考文献

2 友納友次郎の読み方教授論の考察 補遺
 1 友納友次郎の読み方教授論の考察――文旨論を中心に――
 2 友納友次郎の読み方教授論の考察――教授規範を中心に――〔口頭発表〕
 3 友納友次郎の読み方教授論の考察――人格的教育学からの摂取を中心に――〔口頭発表〕

3 友納友次郎年譜・年表

 あとがき
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豊かな「ことば」を求めて ―学びながら、教えながら―

著者
中谷雅彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2008年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-001-5 
Cコード
C0095 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
高校、大学、小学校、幼稚園などで約40年間教育に携わってきた著者の随想集。遠くを見て/ふたりの恩師/国語教育への思い/中国を訪ねて
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はしがき
     1 遠くを見て


一 一人一人を大切に
 1 一人一人を大切に
 2 楽しい園生活のスタートを
 3 安全な幼稚園に
 4 豊かな自然体験を
 5 グーンと成長、二学期へ
 6 心に残る秋季大運動会に
 7 遠くを見て今をしっかりと
 8 読み聞かせをしっかりと
 9 楽しい冬休みに
 10 明るく伸びやかな一年に
 11 冬から春へ

二 「遠くを見る」目を
 1 「遠くを見る」目を
 2 教育とは夢を語り夢を育てること
 3 豊かな表現力の育成をめざして
 4 「生きる力」の育成をめざして
 5 夢を、学ぶ喜びを――教育の新世紀に向かって――
 6 「ふじ」芽吹く三月に
 7 さわやかなあいさつを
 8 二十一世紀が求める学力を見すえて――伝統的な学校行事を大切に――
 9 灯火親しむべし――豊かな読書生活をめざして――
 10 夢を語り夢を育もう――二〇〇二年 年末所感――
 11 防災意識を育てよう
 12 藤のつぼみもふくらんで
 13 若竹の伸びゆくごとく……
 14 豊かでたくましい心身の育成を――学校行事での活動を通して――
 15 「ことば」を大切に――「読書の秋」によせて――
 16 行く年を振り返って
 17 心身ともにたくましく
 18 附属福岡小の一層の発展を願って

三 豊かな出会い
 1 豊かな出会い
 2 教育の原点に立ち返って――附属小学校就任二ヶ月――
 3 たくましく豊かに
 4 凛として
 5 自らを磨き輝かそう
 6 たくましく豊かな子どもの育成をめざして
 7 『二〇〇一年附属福岡小の教育』刊行にあたって
 8 自立への支援を
 9 新世紀、大きな変革を前に
 10 土・日の過ごし方を意図的・計画的に
 11 本とのすばらしい出会いを
 12 遠くを、見えないものを見る目を
 13 遠くを見て今を大切に生きよ
 14 新学習指導要領全面実施から一年
 15 自分探しへの旅立ち――出会いを大切に――
 16 Hand in Hand
 17 希望と誇りを大切に

四 「仏様の指」のような技術を――「ことば」でつづる子育て(教育)論――
   はじめに
 1 教育とは、夢を語り夢を育てること
 2 子育てとは、裏切られていく歴史、自立への道程
 3 偉大な教師は子どもの心に火をつける
 4 「仏様の指」のような技術を
 5 「耳を傾けて聞くということは……偉大な愛のあかしである」
   おわりに

     2 ふたりの恩師

一 清水文雄先生のこと
 1 うちわびて呼ばはむ声に山彦の……
二 野地潤家先生のこと
 1 「分かれてのち、心は通う」――心に残ることば――
 2 研究の足場固めを――最近のご指導から――

     3 国語教育への思い

一 「読書」が位置づく授業改善を――中学・高校での読書指導――
 1 読書指導に対する意識改革を
 2 「読書」が位置づく授業改善を

二 言語活動、基礎・基本の位置づけを明確に
   はじめに
 1 高等学校国語科科目編成上の位置 
   (一)「現代国語」から「現代文」へ/(二)「国語Ⅰ」(「国語総合」)から「現代文」へ
 2 新「現代文」の内容上の特質
 3 新「現代文」実践上の課題

三 「生きる力」を育てる豊かな言語活動の創出を

四 学習者の現実認識をゆさぶる詩教材を
 1 詩学習指導の現況――アンケート調査から――
 2 「国語Ⅰ」の詩教材採録状況
 3 詩教材化の方向
  (一)現代詩の難解性について/(二)学習者の現実認識をゆさぶる詩教材を/(三)詩との豊かな出会いの場を

五 感動、発見のある授業の構築を
 1 感動、発見のある授業とは
 2 感動、発見を生み出す授業力とは

     4 中国を訪ねて

一 中国四川省を訪ねて
   はじめに
 1 プロローグ 大阪空港から上海へ
 2 上海散策――成都へ
 3 成都
 4 成都から北京へ
 5 エピローグ 北京から大阪空港へ

二 中国古典の史跡・詩情を訪ねて
   はじめに
 1 旅程
 2 漢詩の世界――変わらざる詩情――
 3 現代中国の種々相――忘れ得ぬこと――
   おわりに

あとがき
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金子彦二郎の作文教育 ――中等教育における発想力・着想力の指導――

著者
田中宏幸 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
294 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2008年2月18日 
ISBN
ISBN978-4-86327-004-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
金子の編集した作文教科書や多くの文話・授業記録を取り上げ、その「暗示的指導」について考察、発想力・着想力を育てる方法に迫るとともに、現代的意義を考察。
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まえがき


序 章 金子彦二郎の人となり
一、学界における金子彦二郎の評価
二、刻苦精励の人――金子彦二郎の経歴と業績

第一章 『女子作文の考へ方作り方及び文例』と「我が作文教授」
 一、『女子作文の考へ方作り方及び文例』(1916年)の序文と反響
 二、『女子作文の考へ方作り方及び文例』の内容
 三、「我が作文教授」における指導内容と指導方法
 四 金子彦次郎に学ぶインベンション指導の方法
 資料『女子作文の考へ方作り方及び文例』における文題と文例

第二章 『現代女子作文』(初版)に見られる「暗示的指導」
 一、『現代女子作文』(初版、1925年)の特徴
 二、単元校正と「文話」の内容
 三、作文課題の特徴と内容
 四、「暗示的指導」の特徴
 資料『現代女子作文』(初版)における各課の作文課題と文例の題〈及び文種〉

第三章 『現代女子作文』(修正再版)の内容と特徴
 一、『現代女子作文』(修正再版、1930年)の特徴
 二、創作の事例
 三、「改作」の事例
 四、創作指導のカリキュラム
 五、説明を文で書く
 六、二百字作文
 資料『現代女子作文』(修正再販)における各課の作文課題と文例の題

第四章 『新文話と文の教育』に見る作文教育理論
 一、『新文話と文の教育』(1929年)刊行の目的と構成
 二、「幼き者への新文話」の構成と内容
 三、金子彦二郎の文章観
 四、文章評価の基準
 五、文章作成手順の解説と文体の工夫
 六、金子彦二郎の作文指導理念

第五章 文章批正指導の実際
 一、授業「作文科の成績処理」(1929年)の概要
 二、授業の実際
 三、金子彦二郎の自己批評
 四、金子彦二郎の作文教授の特徴

第六章 昭和前期高等女学校における生徒作文の実際
 一、生徒作文の傾向
 二、生徒作文の実際
 三、金子彦二郎の作文評価と暗示的指導

第七章 『新進女子作文』における指導内容の変化
 一、主な改訂内容
 二、金子彦二郎の文章構想論
 三、金子彦二郎の意見文・議論文指導
 四、時局の変化と指導内容への影響
 資料1『新進女子作文』における各課の作文課題と文例の題
 資料2「入学試験作文問題」及び「受験作文と本書との連繋」(巻四附録)

第八章 『明るい中学作文』における再生と新生
 一、『明るい中学作文』(1949年)の概要
 二、『明るい中学作文』著作の趣意
 三、第一学年の教材構成
 四、第二学年の教材構成
 五、第三学年の教材構成
 六、「研究問題」の検討
 七、作品批評の観点
 八、『明るい中学作文』における再生と新生

第九章 『女子現代文学新鈔』と『教授参考』の内容と特質
 一、読本と作文の関連指導
 二、『女子現代文学新鈔』(1927年)の内容
 三、『女子現代文学新鈔』の特質
 四、特徴的な教材例
 五、作文との関連
 六、試験問題と生徒解答例
 資料1『女子現代文学新鈔』「緒言」
 資料2『女子現代文学新鈔教授参考』巻一「著者より教授者諸賢へ」
 資料3 試験問題例と答案例の実際

終 章 金子彦二郎の作文教育の現代的意義
 一、作文教育におけるインベンション指導の必要性
 二、金子彦二郎の「暗示的指導」の特質

あとがき
初出一覧
主要参考文献・引用文献
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羅英対訳・詳註 『変身物語』を読む[4] 

著者
鈴木利久 
シリーズ
 
助成
新潟大学経済学会出版助成 
判型
B5 
ページ
246 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2008年2月16日 
ISBN
ISBN978-4-86327-007-7 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
オウィディウス(43B.C.-17?A.D.)のMetamorphosesはシェイクスピア他多くの英文学作品に影響を与えた。Loeb版をテキストとして詳細な語釈をつけ、原本理解の一助とする。
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【品切】
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国語教育文献総合目録 ―1958(昭和33)年~2007(平成19)年―

編者
浜本純逸/早稲田大学国語教育研究室 
シリーズ
 
助成
 
判型
A4 
ページ
288 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2008年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-86327-008-4 
Cコード
C3080 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
国語教育の理論と実践に関する文献と関連領域(言語学・日本語教育学・教育学)の文献計7292件を50年間の時系列で記載した総合目録。
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【品切】
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まえがき
文献採録等協力者一覧
凡例
国語教育文献総合目録

1958(昭和33)年
1959(昭和34)年
1960(昭和35)年
1961(昭和36)年
1962(昭和37)年
1963(昭和38)年
1964(昭和39)年
1965(昭和40)年
1966(昭和41)年
1967(昭和42)年
1968(昭和43)年
1969(昭和44)年
1970(昭和45)年
1971(昭和46)年
1972(昭和47)年
1973(昭和48)年
1974(昭和49)年
1975(昭和50)年
1976(昭和51)年
1977(昭和52)年
1978(昭和53)年
1979(昭和54)年
1980(昭和55)年
1981(昭和56)年
1982(昭和57)年
1983(昭和58)年
1984(昭和59)年
1985(昭和60)年
1986(昭和61)年
1987(昭和62)年
1988(昭和63)年
1989(平成1)年
1990(平成2)年
1991(平成3)年
1992(平成4)年
1993(平成5)年
1994(平成6)年
1995(平成7)年
1996(平成8)年
1997(平成9)年
1998(平成10)年
1999(平成11)年
2000(平成12)年
2001(平成13)年
2002(平成14)年
2003(平成15)年
2004(平成16)年
2005(平成17)年
2006(平成18)年
2007(平成19)年

索引
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キャリア教育推進のための研修マネジメント ―福山市立網引小学校における実践研究の展開―

編者
朝倉 淳・新谷士朗・中瀬古 哲 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
207 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2008年1月18日 
ISBN
ISBN978-4-86327-005-3 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
キャリア教育推進という視点に基づく取り組みを一つの事例として、学校における校内研修のマネジメントサイクルをどのように構築し機能させていくかを提案する。
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まえがき

第1章 キャリア教育推進上の諸課題

  第1節 キャリア教育の構想と推進上の諸課題
   1キャリア教育の概念/2キャリア教育の背景/3キャリア教育で育成する諸能力
   4小学校におけるキャリア教育/5キャリア教育推進上の諸課題
  第2節 キャリア教育と生活科・総合的な学習の時間
   1生活科におけるキャリア教育と推進上の課題/2総合的な学習におけるキャリア教育と推進上の課題
  第3節 キャリア教育と道徳教育
   1道徳教育におけるキャリア教育/2道徳教育におけるキャリア教育の可能性と課題
  第4節 キャリア教育と体育科教育
   1体育科教育におけるキャリア教育の位置づけ/2バスケットボールスリーオンスリーの単元における「めあて」の修正
   3体育科教育のこれからの役割
  第5節 キャリア教育と特別支援教育―発達障害を中心に―
   1特別支援教育の目指すもの/2キャリアパスの形成過程における発達障害児童生徒の課題
   3キャリア教育としての特別支援教育の課題
  第6節 キャリア教育と学習集団
   1学習集団とキャリア教育/2学習集団づくりにおけるキャリア教育の可能性と課題

第2章 授業研究推進体制づくりと研修マネジメント

  第1節 教育研究の概要と授業づくり
   1教育研究の概要/2研究テーマの設定と捉え方/3授業づくりについて
  第2節 校内研究(研修)推進体制づくり
   1研究(研修)推進体制づくりについて/2これまでの研究(研修)推進体制づくり(カリキュラムマネジメント)
   3マネジメントサイクルという発想
  第3節 校内研究(研修)体制づくりへの調査と評価
   1調査の目的/2アンケートの概要/3アンケートの結果/4校内研究(研修)体制づくりとしての考察
   5カリキュラムマネジメントに向けて
  第4節 キャリア教育推進の視点に立った研究体制づくり
   1本校におけるキャリア教育の捉え/2研究推進体制とキャリア教育の位置づけ
   3これまでの取り組み/42007年度へ向けての課題
  第5節 キャリア教育の全体計画と諸能力の育成
   1キャリア教育の全体計画/2キャリア能力育成と授業づくり

第3章 キャリア教育推進の視点に立った授業研究

  第1節 生活科および総合的な学習の授業の実践研究
   1研究の構想/2実践例 生活科1学年「こんなことできるよ」
   3実践例 総合4学年 命を支える網引の水「ひと・くらし・水」
   4取り組みの結果と考察/5成果と課題
  第2節 体育科授業の実践研究
   1研究の構想/2実践例 体育科6学年「表現運動」/3成果と課題
  第3節 道徳授業の実践研究
   1研究の構想/2実践例(実践授業の概要)/3成果と課題

第4章 キャリア教育の視点に立った教科外活動と指導

  第1節 キャリア教育の視点に立った児童活動「表現の集い」
   1「表現の集い」を始めたいきさつ/2「表現の集い」の実際
   3学年発表の取り組み/4「聞くこと」への取り組み/5保護者の参加/6まとめ
  第2節 キャリア教育の視点に立った生徒指導
   1研究の構想/2取り組みの経過/3結果と考察/4成果と課題

あとがき
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原爆の少女たち〈CDブック〉 

編著
今石元久・森下峯子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六変形 
ページ
70 
定価
990円 (本体900円 )
発行日
2008年1月10日 
ISBN
ISBN978-4-86327-000-8 
Cコード
C0036 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
「悲しき別れ-茶毘」の絵の作者松添博さん(長崎)、と広島に平和の灯をもたらした森木葉子さん(広島)の肉声をCDと活字とで記録。
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【品切】
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松添 博さんの肉声(ナガサキ)
 はじめ
 福留美奈子ちゃんのお墓
 史子ちゃんだ!
 お母さん、死なないで!
 少女桜
 銅像の建立
 ふりそでの着物
 人間愛の培養

森木葉子さんの肉声(ヒロシマ)
 はじめ
 平和の種
 爆弾が落ちる
 臨死状態
 冷たいトマト
 カタパン
 ビクトリー?
 バラックの教室
 友愛の精神
 平和の灯
 わたしの好きなことば
 苦しみの中のビクトリー

補記
 1 死体の野焼き
 2 松添博さんの絵
 3 森木葉子さんの証言と平和活動

備忘録
 1 被爆者〔広島在住森木葉子さん〕のDAT収録の概要
 2 被爆者〔長崎在住松添博さん〕のDAT収録の概要
 3 私(今石元久)の提唱 

あとがき
索  引
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広島を元気にした男たち ――明治・大正期の財界人群像――

著者
田辺良平 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
390 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2007年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-995-4 
Cコード
C0021 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
金融・商業・産業に限らず政治・教育・社会事業等各方面で活躍、時代を生きぬいて広島の基礎を打ち立てた人物20人の記録。
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発刊によせて《広島大学名誉教授 経済学博士 高橋 衞》

はじめに
 「財界人物群像」執筆のねらい
 明治期の広島実業界の状況
 日清・日露戦争による発展

慈善事業に利益をつぎ込んだ 井東幸七
 猫屋町と井東家の由来
 井東家の存在
 地域への奉仕活動
 広島商業銀行の設立

広島の渋沢栄一と言われた 海塚新八
 新八の経歴
 広島貯蓄銀行の経営
 電気会社・紡績会社に関与
 金融恐慌の鎮静に奔走

広島商業会議所の設立育成に奔走 桐原 恒三郎
 広島商業会議所の設立
 桐原家の家業
 商業会議所会頭としての活躍
 市議会議長に就任

日清・日露戦争時に活躍 熊谷 栄次郎
 栄次郎の家系
 熊谷組の設立
 「栄橋」架橋の経緯
 電灯会社社長に就任

マッチ製造の先駆者・商業会議所会頭 高坂 萬兵衛
 マッチ製造の経緯
 商業会議所会頭に就任

学校・銀行・鉄道など多方面で活躍 高木幹吾
 安村における高木家
 崇徳教社・闡教部に関与
 広島県農工銀行の設立
 八田貯蓄銀行の整理に関与
 可部軌道の社長に就任
 「移民県広島」の推進
 広島県地主会の設立
 幹吾の子孫

税務官吏から財界・政界に転身 高束康一
 税務官吏から銀行役員に
 広島市長に就任
 電灯会社の常務に
 芸備鉄道の専務に就任

備北財界の重鎮、広島でも活躍 田部香蔵
 庄原における田部家
 農工銀行設立に関与
 田部銀行を経営
 芸備鉄道の設立
 衆議院議員に
 農工銀行頭取に就任
 香蔵以後の田部家

陸・海軍のご用達として成功 谷 口 節
 下級武士の出身
 軍のご用商人に
 中国商業銀行頭取に

広島株式界の先駆者 永井 幸兵衛
 十六歳で米問屋開業
 米綿取引所の会員に
 銀行合併を陰で推進

神機隊参謀から実業界に転身 長沼鷺蔵
 神主家の出身から武士へ
 神機隊の重鎮として活躍
 長沼旅館開業
 米綿取引所の設立に関与
 電気工事の設立

広島財界に融合できなかった大物 野 口 遵
 大阪から広島への移住
 カーバイトの製造
 化学肥料会社の設立
 芸備銀行の大株主に
 広島から宮崎県延岡へ
 株主総会紛糾の原因
 県知事による斡旋
 大番頭金田の弁
 広島における野口の存在

わが国古来の製鉄技法を守りとおした 野島 国次郎
 中国山地のたたらの歴史
 たたら吹き製鉄技法の改良
 たたら製鉄技法による鉄の生産
 次々と製鉄会社設立
 野島国次郎の人物評
 帝国製鉄の設立
 帝国製鉄の盛衰
 子息福太郎の活躍
 安浦工場の建設
 国次郎の一族

広島ガスなどの設立に参画 松浦 泰次郎
 泰次郎の経歴
 瓦斯会社の設立
 商業会議所会頭に就任
 芸備銀行の大株主に
 銀行合併を巡っての紛争
 愛媛県三銀行合併の経緯
 県知事らの斡旋で円満解決
 愛媛県三銀行合併のその後
 
広島における電力事業の生みの親  松本清助
 広島における電気事業の沿革
 広島水力電気の発足
 闡教部を通じての地域奉仕

広島高等師範学校誘致などに尽力 森川脩蔵
 森川家の由来
 脩蔵の生き方
 高等師範学校の誘致

広島財界の大御所的存在 保田 八十吉
 銀行への援助要請
 保田家の経歴
 貯蓄銀行設立の経緯
 米綿取引所の設立
 新聞記事に見る義挙の一部

広島米綿取引所の設立し育成した  山 科 幹 三
 米綿取引所の設立
 取引所理事長に就任
 株式取引所設置への執念

広島に新しい風を吹き込んだ  山田 吉左衛門
 山田家の由緒
 新しいものへの挑戦
 市議会議員としての活動
 吉左衛門の子孫

産業組合誕生の産婆役・芸備鉄道の初代社長  和田 彦次郎
 産業組合法の制定
 彦次郎の経歴
 芸備鉄道社長に就任

あとがき
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アメリカ合衆国におけるインクルージョンの支援システムと教育的対応 

著者
吉利宗久 
シリーズ
 
助成
07年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
350 
定価
6,380円 (本体5,800円 )
発行日
2007年12月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-998-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈特別支援教育〉
 
内容
障害児教育におけるインクルージョンに取組む米国各州の法制と、特に通常学級における支援システムの特徴と実態を究明。障害のある子とない子の共同教育の実情と将来像に迫る。
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序 文 【藤井聰尚】

序 章 研究課題の設定と分析方法

第1節 問題への視座と研究課題
第2節 先行研究と分析方法・視点
第3節 論文の構成

第1章 インクルージョンをめぐる法制の整備と運用状況

第1節 特別教育に関する連邦法の生成と発展過程
  1.障害のある人に対する連邦補助の開始と公民権運動
  2.障害のある人に対する施策の進展と全障害児教育法
  3.障害者教育法(IDEA)とリハビリテ―ション法504条項
  4.障害者教育改善法(IDEIA)の成立と財政
第2節 障害のある子どもの教育措置とインクルージョン
  1.「特別教育および関連サービス」対象児の推移
  2.障害のある子どもの教育措置とその特徴
  3.「関連サービス」と職員雇用
  4.まとめ
第3節 インクルージョンの法的問題と判例動向――医療的ケアを中心に―
  1.「関連サービス」規定の用語と定義
  2.「関連サービス」認定基準の動向
  3.Garret訴訟最高裁判決における法解釈
  4.まとめと今後の課題

第2章 インクルージョンへの転換に関する背景と議論

第1節 リソースルーム方式の展開とインクルージョン
  1.リソースルーム方式の発展
  2.リソースルーム方式の形態と機能
  3.リソースルーム方式とインクルージョンの教育的成果
第2節 特別教育諸団体におけるインクルージョン論争の展開
  1.通常教育団体の主張と立場
  2.特別教育および障害者団体の主張と立場
  3.主張の背景要因
  4.インクルージョン論争の今後
第3節 インクルージョンに対する教育関係者の意識と態度
  1.教員養成系学生の意識と態度
  2.校長及およ行政担当者の意識と態度
  3.教員の意識と態度

第3章 インクルージョン実践における教授ストラテジーの導入

第1節 ピア・チュータリング(peer tutoring)の理論と実践
  1.ピア・チュータリングの開発とその経緯
  2.ピア・チュータリングの教授モデル
  3.ピア・チュータリングの教育的成果
  4.今後の課題
第2節 協同学習(cooperative learning)の理論と実践
  1.協同学習の開発とその経緯
  2.協同学習の教授モデル
  3.協同学習の教育的成果
  4.今後の課題

第4章 インクルージョンに関する教育的支援の実情
    ―ハワイ州公立初等学校の実態を通して―

第1節 障害のある子どもの支援システムとインクルージョン
  1.ハワイ州における特別教育の現況
  2.「包括的生徒サポートシステム」(CSSS)の運用
  3.まとめ
第2節 通常学級における教育的対応の状況
  1.学校職員の意識(調査1)
  2.通常教育教員の教育的支援(調査2)
  3.まとめ

結 語 インクルージョンの条件整備と実践的課題

  1.知見の整理
  2.今後の課題

補 章 インクルージョンの成功要因に関する事例的検討
    ――障害のある子どもの親に対する面接調査からの考察――
  1.問題と目的
  2.方法
  3.結果と考察
  4.まとめ

 資  料
 あとがき
 索  引
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国語科授業原論 

著者
野地潤家 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
516 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2007年12月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-997-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
独創性に富む国語科授業を構築し自ら充実感を覚える国語科授業の研究を遂行するにはどうしたらよいか、60余年を打ち込んできた著者の心から成る考究の集積。
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まえがき

1 国語教育への視野と方法
 一 国語教育への視野
 二 国語教育探究の根本
 三 話し手としての修練
 四 読み手としての修練
 五 “実践即研究”
 六 実践過程・実践様式の確立
 七 国語科教育・国語教育の自己確立
 八 実践者・研究者としての道程
 九 学び方が身につく国語の学習活動を求めて――それへの六つの視点――
 一〇 国語科授業の創造――提言――
 一一 愛護力・陶冶力・基礎力・規範力の育成
 一二 国語力(=授業力)の習得・精練を

2 国語科授業への態度と方法――創意への工夫を軸に――
 一 評論教材の授業の成立と展開
 二 全文暗誦の体験
 三 O・F・ボルノウ博士の言葉から
 四 蒲池美鶴さんが育てられたこと
 五 服部四郎先生のご挨拶
 六 “言語の保育二十か条”
 七 招かれたことへの感謝
 八 国語科授業力の精練を

3 国語教育研究の集積と深化――出会いに恵まれ、支えられて――
 一 資料との出会い その一――芦田恵之助先生の場合――
 二 資料との出会い その二
 三 高校生との出会い
 四 「ことば」との出会い
 五 鳴門との出会い

4 国語教育の創造性――話しことば教育史研究から見た――
 一 徳川夢声氏の『話術』から――間の問題――
 二 山本安英氏のことばから
 三 湯川秀樹博士の体験されたこと
 四 福沢諭吉翁の『会議辯』
 五 謡曲「隅田川」――人間うれひの花ざかり――
 六 創造性を志向して
 七 掘秀成翁のこと

5 読誦体験のもたらすもの――「おくのほそ道」(芭蕉)の場合――
 一 野崎アサヱ先生のこと
 二 武田祐吉博士のこと
 三 「暗夜行路」の暗誦
 四 朗読時間のこと
 五 「おくのほそ道」の全文暗誦から

6 授業・授業者に求められるもの――学習者の発見――
 一~六

7 国語教室の拠点と方法
 一~九

8 創造性豊かな国語学習指導を
 一 平田篤胤先生の奥津城にて
 二 「修学旅行」の記録(報告)から
 三 個の尊厳に着目を
 四 優れた作品との出会いは人間成長のバロメーター
 五 日常性に即し日常性を超えるところに創造がある
 六 言語文化の中に一人旅をさせよ
 七 創造性豊かな学習指導について――研究授業に即して――
 八 可能態としての国語学習のあり方をみつめよ

9 国語教師としての道
 一 その生き方を求めて
 二 ことばの勉強(修練)を
 三 “自分図書館”の工夫を
 四 熟読・探読、摂取を
 五 “語録”という道標を
 六 教材研究への精励を
 七 「書くこと」不在の克服を
 八 “集積”への歩みを
 九 一〇〇という努力目標を
 一〇 ユーモアのすすめ
 一一 「事典」類の活用を
 一二 学習記録の集積と活用を

10 国語科授業力の習得と精練――国語科授業力をどう身につけるか――
 一 まず、国語科授業力をとらえつつ、国語科授業者としての抱負を確かに
 二 国語科授業力の習得と修練をめざして
 三 国語科授業者の願望――書写力の習得と活用――
 四 国語科授業力の認証と自己検証
 五 国語科授業力を伸ばすために――一冊の本から――
 六 研究(研修)授業への参加と活用を
 七 習得・会得・修行への工夫
 八 国語科授業力の確かさ、豊かさを――話表力の習得と活用――
 九 学習者からのメッセージを大切に――ある研究授業(六年三組)の場合――
 一〇 “国語科授業力”探究への熱い思いを
 一一 国語科授業力形成の軌跡――明治初期の場合――
 一二 “本物の教師(→授業力)”をめざして

11 学ぶこと、教えられるということ――自らの歩みをかえりみて――
 一 わが胸にきざした夢
 二 国語教育への夢をはぐくんで
 三 教育実習をすませ、やがて大学へ、仙台陸軍飛行学校へ
 四 松山城北高女から広島高師・広島大学教育学部へ
 五 昭和二〇年代後半より昭和三〇年代前半における研究報告
 六 長男のことばの採録と学位論文への取組み
 七 文集・歌集・随想等
 八 独創的なものを生み出すために――湯川秀樹博士の著述などに学んで――
 九 かつてのメモのこと

12 授業探究者としての芦田恵之助――教壇行脚期を中心に――
 一~四

13 芦田恵之助の授業「釈迦」について
 一~五

14 大村はまの人とその業績
<一> 独自の実践様式とその成果
 一 大村はまの“国語教室”実践歴
 二 信州時代の大村はま“国語教室”
 三 “国語学習記録”の作成と集積
 四 大村はま文庫の発足と活用
<二> 国語科授業の核心――個別指導――
 一 一人ひとりを育てるために
 二 大村はまの学習者把握の工夫
 三 国語学力を伸ばしていく工夫
 四 大村はま「国語教室」の宿願
<三> 大村はまの真心と苦悩と
 一 同僚だった方の話から その一
 二 同僚だった方の話から その二
 三 同僚だった方の話から その三
 四 同僚だった方の話から その四
 五 微笑裡の悲しみ――苦悩――
<四> 創造的努力の集積と学的特性
 一 指導実践者としての境涯
 二 大村はま国語教室の創造性 その一
 三 大村はま国語教室の創造性 その二
 四 大村はま国語教室の学的特性
<五> 名授業(大村はまの国語教室)に学ぶ
 一 真の指導力を生み出していく心がまえ
 二 確信に裏うちされたスケールの大きさ
 三 数えきれない示唆に富む提案

15 国語科授業力に培うために――習作(五七五七七)メモを積み上げる試み――
 一 仙台陸軍飛行学校へ
 二 習作(五七五七七)メモの試み
 三 習作(五七五七七)メモ――七月二九日から八月二九日――
 四 OKさんの選ばれた一〇首
 五 SMさん、SKさん、SAさん、井内慶次郎様の選ばれた習作
 六 野宗睦夫氏の寄せられた考察

16 高等教育に求められる足下の課題――授業の充実、創造を――

17 野地文庫の発足と念願

あとがき
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ギッシングを通して見る後期ヴィクトリア朝の社会と文化 ―生誕百五十年記念―

著者
小池滋・富山太佳夫 他[松岡光治編] 
シリーズ
 
助成
07年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
540 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2007年11月22日 
ISBN
ISBN978-4-87440-983-1 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
社会、時代、ジェンダー、作家、思想5大項目25章25人の執筆者で検証する時代精神と社会思潮。科学がもたらす戦争と混沌を予告し警告を発したギッシングの全貌と時代。
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まえがき

序 章 ギッシング小伝――ピエール・クスティヤス――【松岡光治/訳】

第1部 社会

第1章 教育――そのタテ前と本音【小池 滋】
 第1節 教育がオブセッションとなる時
 第2節 教育をめぐる諸問題
 第3節 精神成長をテーマとする小説
 第4節 教育が大衆化した時
第2章 宗教――なぜ書かなかったか【富山太佳夫】
 第1節 冒険小説と貧困小説
 第2節 職探し、引越し
 第3節 遺産相続
 第4節 中心なき宗教
第3章 階級――新しい「ミドル・クラス」【新井潤美】
 第1節 後期ヴィクトリア朝におけるロウワー・ミドル・クラス
 第2節 「ロウワー・ミドル・クラス小説」への転向
 第3節 郊外という舞台
 第4節 ヘンリー・ライクロフトの階級
第4章 貧困――貧民とその救済【石塚裕子】
 第1節 二人のブース
 第2節 慈善ブームと慈善団体の組織化
 第3節 貧者の天使とその実態
 第4節 ギッシングと社会主義、そして福祉国家への道程
第5章 都市――自分のいない場所がパラダイス【松岡光治】
 第1節 階級の壁と都市の街路
 第2節 人間を疎外する近代都市
 第3節 都市と郊外の同一化
 第4節 現実の都会と虚構の田舎

第2部 時代

第6章 科学――進化に背いて【村山敏勝】
 第1節 科学嫌い
 第2節 実証主義
 第3節 キリスト教ダーウィニズム
 第4節 遺伝学と生物社会学
第7章 犯罪――越境する犯罪と暴力【玉井史絵】
 第1節 「うまれながらの犯罪者」
 第2節 貧困と犯罪
 第3節 階級を越える犯罪
 第4節 国境を越える犯罪
第8章 出版――ギッシングと定期刊行物【グレアム・ロー(野々村咲子/訳)】
 第1節 定期刊行物市場の変貌
 第2節 連載出版へのギッシングの反応
 第3節 出版形態と文学形式
 第4節 変貌する文学市場への両価感情
第9章 影響――白鳥は悲しからずや【金山亮太】
 第1節 ディケンズへの片思い
 第2節 影法師に怯えて
 第3節 哲人と隠者のはざまで
 第4節 教養主義の終焉
第10章 イングリッシュネス――「南」へのノスタルジアの諸相【石田美穂子】
 第1節 失われた「イギリス」を求めて
 第2節 「南の異界」への関心
 第3節 架空の田園、イングランド幻想
 第4節 イングランドから/への二重のまなざし

第3部 ジェンダー

第11章 フェミニズム――ギッシングと「新しい女」の連鎖【太田良子】
 第1節 メアリとファニー
 第2節 心から体へ
 第3節 「解放された女」
 第4節 余計者の男たち
第12章 セクシュアリティ――「性のアナーキー」の時代に【中田元子】
 第1節 知性とセクシュアリティ
 第2節 男であることの困難
 第3節 母親のセクシュアリティ
 第4節 読書する売春婦
第13章 身体――「退化」としての世紀末身体【武田美保子】
 第1節 都市記号と身体意識
 第2節 優生学的な男性的身体の構築
 第3節 時代を映す鏡としての女性身体
 第4節 世紀末身体の魅惑と嫌悪
第14章 結婚――結婚という矛盾に満ちた関係【木村晶子】
 第1節 ギッシングの女性問題小説の背景
 第2節 結婚という不公平な関係
 第3節 結婚という金銭関係
 第4節 結婚という理想的関係
第15章 女性嫌悪――男たちの戸惑いと抗い【田中孝信】
 第1節 流動化するジェンダーの境界
 第2節 夢追い人ヴァラード
 第3節 心を閉ざす人ハーヴェイ
 第4節 ギッシングの脆き虚勢

第4部 作家

第16章 自己――「書く」自己/「読む」自己【新野 緑】
 第1節 自伝の諸相
 第2節 「書くこと」と自己抑圧
 第3節 「読むこと」と自己充足
 第4節 「自己」の本質
第17章 流謫――失われたホームを求めて【小宮彩加】
 第1節 生まれながらのエグザイル
 第2節 無階級の人々
 第3節 ホーム、スウィート・ホーム
 第4節 「これが私の望みだった」
第18章 紀行――エグザイルの帰郷【バウア・ポストマス(光沢隆/訳)】
 第1節 光かがやく古典文学の世界
 第2節 憧れの故郷、イタリア
 第3節 イタリアにおけるギッシング
 第4節 想像の世界と現実の世界
第19章 小説技法――語りの方法と人物造型【廣野由美子】
 第1節 自然主義的点描
 第2節 心理の流れ
 第3節 疎外の構造
 第4節 伝統と実験
第20章 自伝的要素――分裂する書く自分と書かれる自分【宮丸裕二】
 第1節 自伝の世紀末
 第2節 小説と自伝、混交する手法
 第3節 書く自分と書かれる自分
 第4節 自分のための文学の登場

第5部 思想

第21章 リアリズム――自然主義であることの不自然さ【梶山秀雄】
 第1節 リアリズムという病
 第2節 リアリストとは誰か
 第3節 そして「私」だけが残った
 第4節 メランコリー、そして終わりのない悲しみ
第22章 ヒューマニズム――時代からの亡命【ジェイコブ・コールグ(矢次綾/訳)】
 第1節 荒廃した時代を証言する
 第2節 教育はあるが金のない若者
 第3節 ジョージ・エリオットの影響
 第4節 ペシミズムの希望
第23章 審美主義――美を通じた理想の追求【吉田朱美】
 第1節 見ればわかる?
 第2節 「美の宗教」
 第3節 画家の使命
 第4節 歌声と道徳性
第24章 古典主義――ある古典主義者の肖像【並木幸充】
 第1節 古典主義者ギッシング
 第2節 古典・古代の追究
 第3節 歴史小説というジャンル
 第4節 『ヴェラニルダ』の生成
第25章 平和主義――その気質の歴史的考察【ピエール・クスティヤス(田村真奈美/訳)】
 第1節 私的・歴史的枠組
 第2節 子ども時代から世紀転換期へ
 第3節 反帝国主義と反軍国主義
 第4節 人間主義と人道主義

あとがき
年表
文献一覧
図版一覧
執筆者一覧
索引

《執筆者一覧》
新井潤美(あらい めぐみ)東京都出身 中央大学法学部教授
石田美穂子(いしだ みほこ)東京都出身 青山学院女子短期大学准教授
石塚裕子(いしづか ひろこ)北海道出身 神戸大学国際文化学研究科教授
太田良子(おおた りょうこ)東京都出身 東洋英和女学院大学国際社会学部教授
梶山秀雄(かじやま ひでお)大分県出身 島根大学外国語教育センター准教授
金山亮太(かなやま りょうた)兵庫県出身 新潟大学人文学部准教授
木村晶子(きむら あきこ)東京都出身 早稲田大学教育・総合科学学術院教授
クスティヤス,ピエール(Pierre Coustillas)フランス・ロレア県出身 リール大学名誉教授
小池 滋(こいけ しげる)東京都出身 東京都立大学名誉教授
光沢 隆(こうざわ たかし)愛知県出身 名古屋大学非常勤講師
コールグ,ジェイコブ(Jacob Korg)ニューヨーク出身 ワシントン大学名誉教授
小宮彩加(こみや あやか)埼玉県出身 明治大学商学部准教授
武井暁子(たけい あきこ)茨城県出身 山口大学教育学部准教授
武田美保子(たけだ みほこ)広島県出身 京都女子大学文学部教授
田中孝信(たなか たかのぶ)大阪府出身 大阪市立大学大学院文学研究科教授
玉井史絵(たまい ふみえ)奈良県出身 同志社大学言語文化教育研究センター准教授
田村真奈美(たむら まなみ)神奈川県出身 豊橋技術科学大学語学センター准教授
富山太佳夫(とみやま たかお)鳥取県出身 青山学院大学文学部教授
中田元子(なかた もとこ)静岡県出身 筑波大学大学院人文社会科学研究科准教授
並木幸充(なみき ゆきみつ)東京都出身 東京理科大学理学部准教授
新野 緑(にいの みどり)兵庫県出身 神戸市外国語大学外国語学部教授
野々村咲子(ののむら さきこ)岐阜県出身 岐阜工業高等専門学校専任講師
廣野由美子(ひろの ゆみこ)大阪府出身 京都大学大学院人間・環境学研究科准教授
ポストマス,バウア(Bouwe Postmus)オランダ・フローニンゲン州出身 アムステルダム大学人文学部教授
松岡光治(まつおか みつはる)福岡県出身 名古屋大学大学院国際言語文化研究科教授
宮丸裕二(みやまる ゆうじ)神奈川県出身 中央大学法学部准教授
村山敏勝(むらやま としかつ)新潟県出身 元成蹊大学文学部助教授
矢次 綾(やつぎ あや)福岡県出身 宇部工業高等専門学校准教授
吉田朱美(よしだ あけみ)広島県出身 北里大学一般教育部専任講師
ロー,グレアム(Graham Law)マンチェスター出身 早稲田大学国際教養学部教授

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島の贈物 

著者
藤本 仁 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
247 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2007年11月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-994-7 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
中1で被爆した下級生の故郷を訪ねた主人公の、心の変化を描いた表題作品のほか、14編を収録した短篇集。
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逝く
室蘭市葬
宮島ふたたび

刎頚の交わり
まんず
けんちん汁
白菜

スペイン
アルハンブラ宮殿
プラド美術館

大和ミュージアム開館
詫びる

島の贈物
倉橋島

跋にかえて(松原三和子)
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高校対象 クリティカルな思考を育む国語科学習指導 

著者
濱田秀行 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
170 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2007年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-992-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
クリティカル・リーディングの意義、その成立と効果的指導法を「トゥールミンモデル」や「言語論理教育」等を踏まえて考察。自身の指導の実際とその考察を加える。
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【品切】
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はじめに

第1章 国語科学習指導におけるクリティカル・リーディングの導入

 1 クリティカル・リーディングとは何か
 2 「読解力向上に関する指導資料」におけるクリティカル・リーディング
 3 「読解力」にかかわる学習指導の現状
 4 クリティカル・リーディングと論理的思考力
 5 言語テキストの論理性の検討と相対化
 6 意見とその資料となるものとの関連性
 7 「論拠」にかかわる指導内容

第2章 高等学校国語科学習指導におけるクリティカル・リーディングの実際

 はじめに

 実践A・Bの報告の前に
 1 実践A・B事前の実態調査の概要
 2 実態調査の結果分析と考察
 3 実態調査のまとめ
 4 実践A・Bの位置付け

 実践A 小説に登場する人物のせりふをリライトする活動を通して議論の論理的構造について理解を深めさせる
 はじめに
 1 実践の実際
 2 成果と課題

 実践B 評論の一段落を説明文にリライトする活動を通して主張と根拠の関連性(「論拠(理由付け)」)について理解を深めさせる
 はじめに
 1 実践の実際
 2 成果と課題

 実践A・Bのまとめ
 1 研究の成果
 2 今後の課題

 実践C ディベートマッチの判定を行う活動を通して議論を理解・評価する能力を身に付けさせる
 はじめに
 1 実践の実際
 2 成果と課題

 実践D ディベート立論に反論を考える活動を通して議論の論理性を検討する能力を身に付けさせる
 はじめに
 1 実践の実際
 2 成果と課題

 実践E スピーチを客体化し検討する活動を通して言葉の伝え合いの機能について理解を深めさせる
 はじめに
 1 実践の実際
 2 成果と課題

第3章 クリティカルな思考を育む国語科学習指導

 はじめに
 1 生涯学習社会とPDCAサイクル
 2 クリティカルに考えることと評価活動
 3 クリティカルに考える生徒を育てる教材

参考文献
あとがき
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L2学習者のスペリング能力とリーディング能力の関係 

著者
森 千鶴 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
122 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2007年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-990-9 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
両能力の間に極端な不均衡を生じている学習者の実相を明らかにし、両能力の関係を考察。さらにリーディングとスペリングの能力を統合的に測るテストの妥当性を検証する。
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謝 辞

第1章 序論
 第1節 研究の目的
 第2節 本研究における問題の所在
 第3節 本論文の構成

第2章 スペリング能力とリーディング能力の関係についての概説
 第1節 L1におけるスペリングとリーディングの発達
 第2節 L2におけるスペリングとリーディングの発達

第3章 L2のスペリングとリーディングにおける文字と音の連関規則の役割
 第1節 本章の研究課題
 第2節 研究方法
 第3節 結果と考察

第4章 L2におけるGood Reader Poor Speller の音読速度とスペリングの特徴について
 第1節 本章の研究課題
 第2節 実験1の研究内容
 第3節 実験2の研究内容
 第4節 実験2に付随する調査の内容
 第5節 総合的考察

第5章 L2におけるGood Reader Poor Speller の形態素の習得について
 第1節 本章の研究課題
 第2節 研究方法
 第3節 結果と考察

第6章 L2のリーディング能力、スペリング能力を測る指標としての書き写しスパンについて
 第1節 本章の研究課題
 第2節 研究方法
 第3節 結果と考察

第7章 結論と論考
 第1節 結論
 第2節 教育的示唆
 第3節 今後の研究課題

Appendix 1
Appendix 2
Appendix 3
Appendix 4
References
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日本語の空間〈中〉 ―紫式部は男嫌い?―

著者
文沢隆一 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
264 
定価
2,095円 (本体1,905円 )
発行日
2007年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-988-6 
Cコード
C0081 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉 一般書/文芸評論
 
内容
平安から鎌倉に至る文学作品と作者たちの背景――ことばのうつり変わり/平安時代中期/平安時代後期/鎌倉時代
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序 章 ことばのうつり変わり

第七章 平安時代中期
 一、物語のはじめ
 二、女流文学の発生
 三、源氏物語と女流文学
 四、その時代

第八章 平安時代後期
 一、紫式部の虚実
 二、王朝文学からの変遷
 三、新興階級の擡頭
 四、『今昔物語集』
 五、王朝文学の残映
 六、西 行

第九章 鎌倉時代
 一、武士の社会
 二、公家の生活
 三、文芸の変質
 四、『方丈記』と『徒然草』
 五、『平家物語』

 引用・参考文献
 初出掲載誌
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日本古代鉄器生産の考古学的研究 

著者
安間拓巳 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
296 
定価
7,150円 (本体6,500円 )
発行日
2007年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-985-5 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
鍛冶遺構を網羅的に収集・分析、文献史料からの検証と金属学的な化学分析の成果を援用して古代の鉄器生産の実相を把握。鉄・鉄器の流通と鍛冶技術の伝播・専業化を検証。
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はじめに

序 章 古代鉄器生産研究の目的と方法

第一章 鉄器生産研究の展開と課題
 1.弥生・古墳時代における鉄器研究の展開
 2.鍛冶関連遺物研究の展開と課題
 3.弥生・古墳時代における鍛冶遺構研究の展開
 4.鍛冶の復元実験による研究
 5.古代における鍛冶遺構・遺物研究の展開と課題
 6.小結

第二章 古代の鍛冶遺跡と鉄器生産の諸相
 第一節 古代の鍛冶遺跡の類型と特質
 1.古代の鍛冶遺跡研究の意義
 2.鍛冶遺跡の分類
 3.古代における鍛冶遺跡の特徴
 4.小結
 第二節 官営鍛冶工房の様相と官衙における鉄器生産
 1.官営鍛冶工房研究の目的
 2.官営鍛冶工房の様相
 3.官営鍛冶工房の分類
 4.官営鍛冶工房の機能
 5.地方官衙における鉄器生産
 6.小結
 第三節 鍛冶集落遺跡の構造から見た古代の鉄器生産
 1.鍛冶集落遺跡研究の現状と問題点
 2.鍛冶集落遺跡の類型
 3.各類型の特徴と性格
 4.鍛冶専業集落の構造とその特質
 5.集落形態に見る鉄器生産の様相
 6.小結

第三章 古代の鍛冶遺構の構造
 第一節 鍛冶炉の構造と機能
 1.鍛冶遺構研究の現状と問題点
 2.鍛冶炉の基礎的検討
 3.鍛冶炉の分類
 4.鍛冶炉の形態・構造と鍛冶工程
 5.鍛冶炉の変遷
 6.小結
 第二節 板屋型鍛冶炉の諸問題
 1.問題の所在
 2.板屋型鍛冶炉の諸例
 3.板屋型鍛冶炉の構造
 4.板屋型鍛冶炉の問題点
 5.小結
 第三節 鍛冶工房の形態から見た古代の鉄器生産
 1.鍛冶工房研究の視点と意義
 2.鍛冶工房の空間構造
 3.鍛冶工房の分類と性格
 4.鍛冶工房の時期的様相
 5.鍛冶工房から見た古代の鉄器生産
 6.小結

第四章 古代の鍛冶具と鉄器生産技術
 第一節 鍛冶具研究の現状と課題
 1.問題の所在
 2.鉄製鍛冶具の概要
 3.古代・中世の鍛冶具
 4.古代・中世の鉄製鍛冶具の様相と問題点
 5.小結
 第二節 古代の羽口の基礎的検討
 1.羽口研究の目的
 2.古墳時代の羽口の様相
 3.古代の羽口の様相
 4.羽口の形態差と古代の鞴
 5.板屋型羽口について
 6.小結
 第三節 金床石と古代の鍛冶
 1.金床石研究の意義
 2.資料の抽出
 3.金床石の基本的特徴
 4.鉄製金床
 5.金床石に見る古代の鍛冶
 6.小結

第五章 古代における鍛冶技術の伝播と専業化
 第一節 古代における鉄・鉄器の流通と鍛冶の技術
 1.問題の所在
 2.古代における鉄・鉄器の流通
 3.文献史料からみた古代の鉄器製作
 4.遺構・遺物からみた古代の鉄器製作技術の復元と諸問題
 5.小結
 第二節 鍛冶技術の拡散とその様相
 1.問題の所在
 2.鍛冶遺跡・遺構の動向
 3.鉄器の出土状況
 4.鍛冶技術拡散の諸段階とその背景
 5.鍛冶技術拡散の様相
 6.小結
 第三節 古代における鍛冶工人の操業形態
 1.問題の所在
 2.「専業」と「定住」の定義
 3.文献史料に見える鍛冶工人の操業形態
 4.考古学資料から見た鍛冶工人の操業形態
 5.小結

終 章 まとめと展望

補論一 備後北部地域の製鉄鍛冶遺跡――古墳時代後期を中心として――
 1.問題の所在
 2.製鉄・鍛冶遺跡の概要
 3.製鉄・鍛冶遺構の特徴
 4.備後北部における製鉄・鍛冶活動の様相
 5.備後北部地域における鉄・鉄器生産と特質
 6.おわりに

補論二 中国地方の木炭窯
 1.問題の所在
 2.古墳時代後期~古代の木炭窯
 3.長方形石積み型木炭窯
 4.中世および近世以降の木炭窯
 5.中国地方の木炭窯に関する二、三の問題
 6.まとめと展望

おわりに
参考・引用文献一覧
図表出典一覧
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多民族混住地域における民族意識の再創造 ―モンゴル族と漢族の族際婚姻に関する社会学的研究―

著者
温都日娜 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
338 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
2007年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-989-3 
Cコード
C3039 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア 労働・福祉・生活
 
内容
内モンゴル自治区赤峰市における事例をもとに民族意識の変化の実態を明らかにし、次世代による複合的かつ可変的な民族意識の再創造によって多民族共生社会の可能性を示唆。
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刊行に寄せて……宇野重昭
はしがき……井上 治

序 章
 第1節 問題提起と研究目的
 第2節 先行研究の検討
 第3節 族際婚姻にかかわるエスニシティ理論
 第4節 本書の手法と構成
第1章 調査地と調査の概況
 第1節 調査地域の設定
 第2節 赤峰地域の行政区分の変化
 第3節 多民族混住形態
 第4節 多様な生業形態
 第5節 フィールドワークの概観
第2章 族際婚姻の実態(1995-2004年)
 第1節 族際婚姻率の民族差
 第2節 族際婚姻の地域差
 第3節 族際婚姻の実態
 第4節 小結
第3章 族際婚姻の文化的背景
 第1節 家庭言語
 第2節 飲食生活
 第3節 婚礼衣装と慣習
 第4節 小結
第4章 族際婚姻の政策的背景
 第1節 国家政策
 第2節 地方政策、方針
 第3節 族際婚姻と政策的背景
 第4節 小結
第5章 族際婚姻の意識的背景
 第1節 婚姻条件に関する意識
 第2節 婚姻と民族の接点
 第3節 族際婚姻に関する意識
 第4節 小結
第6章 族際婚姻の結果と影響(1) 家族文化と親族関係の変化
 第1節 家族祭祀
 第2節 室内装飾
 第3節 親族関係の伸縮
 第4節 小結
第7章 族際婚姻の結果と影響(2) 民族構成の多様化と民族意識の変化
 第1節 民族構成の多様化
 第2節 異文化にいきる人々
 第3節 族際婚姻家族の各世代
 第4節 小結
終 章 民族意識の再創造

附1
一部のアンケート調査項目と回答の単純集計
附2
参考文献・資料一覧

あとがき
索  引
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ビジネスに活かす占いの知恵 

著者
森田繁昌 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
226 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2007年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-982-4 
Cコード
C0034 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
ビジネスでの意思決定―後継者問題―製品開発―新規事業進出―場面での占いの活用例と様々な占いの種類や特性を紹介。ビジネスに占いを取り入れるヒントを提供する一冊。
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序 章
 はじめに
 1、占いブーム
 2、ある疑問
 3、この本の構成

第1章 ビジネスにおける意思決定とは
 1、企業とは
 2、経営者
 3、経営理念
 4、経営戦略
 5、意思決定
 6、経営者の意思決定=戦略的意思決定

第2章 意思決定の事例
 1、「大地を守る会」の事例
   1.「大地を守る会」とは/2.ある事件/3.PPM理論/4.エリート農家との契約を解除
 2、ホンダの事例
   1.国内制覇/2.どこに海外進出するか/3.AHP法/
   4.PLCモデル/5.世界戦略への第一歩/6.理念やビジョン先行の意思決定/
   7.理念と経営計画の関係/8.意識構造/9.非合理的意思決定/
   10.絶えない企業不祥事/11.合理的な判断だけでは解決つかない悩み

第3章 占いの基礎理論
 1、占いの種類
 2、陰陽論
 3、五行説
 4、十干
 5、十二支~1
 6、十二支~2
 7、暦の成立
 8、六十花甲子
 9、生剋比論

第4章 占いの各論
 1、九星気学
   1.九星気学とは/2.五行との関係/3.定位盤/
   4.方位の利用/5.十大凶方位/6.五黄殺と暗剣殺
 2、風水
   1.風水とは/2.九星気学と風水の関係/3.風水と方位~宅心の求め方/
   4.風水と方位~方位の求め方/5.風水と方位~方位と吉凶/6.風水と土地~理想の土地/
   7.風水と土地~さまざまな土地~1/8.風水と土地~さまざまな土地~2/
   9.風水と建物~敷地の張り・欠けや宅心との関係/10.風水と建物~三合相の家/
   11.風水と建物~家を建てるとき/12.風水いろいろ~誰を中心に方位や時期を決めるか/
   13.風水いろいろ~土用には注意/14.風水いろいろ~凶位の絶ち方
 3、周易
   1.易の歴史/2.易経/3.運命学の総本家としての易/4.易学の原理と構成~1/
   5.易学の原理と構成~2/6.立筮法/7.略筮法~1/8.略筮法~2/
   9.六十四卦表
 4、姓名判断
   1.姓名判断の方法/2.字画の出し方/3.姓名の五大運格/
   4.さまざまなタイプの姓名の運格の取り方/5.81の数/6.五行

第5章 事例
 事例1 後継者問題
 事例2 新製品開発
 事例3 新規業種進出
 事例4 従業員モチベーション・アップ
 事例5 支店設置
 事例6 土地取得
 事例7 新社屋建設
 事例8 社名変更

あとがき
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仮面 ―小学校教師の教材探訪―

著者
石川律子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
310 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2007年9月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-986-2 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈教育エッセイ・記録〉
 
内容
「仮面」を教材として社会科学習の授業開発に取り組んだ過程での折々の考察。仮面をかぶることで自己を自覚し自分の多様性が引き出されて友達同士の理解につながる、と著者。
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刊行に寄せて~ヘッドライト・テールライト~【小原友行】
はしがき

   1 仮面と学習

喜の章 仮面とであう
    子ども時代を映し出す仮面/ウイーンの「なまはげ」/仮面をかぶる/
    仮面を生きる/社会化と仮面/ぼくは何人なの?/シューローラーで遊ぶ子どもたち

怒の章 民俗行事と仮面
    子供神楽/ベッチャー祭り/ナマハゲに会いに/鬼/アンガマを訪ねて/
    ニコロ・シュピーレ

哀の章 文化と生活の中の仮面
    仮面と芸術/「笑点」の司会者/ぼくは鼻毛じゃない/『およげなかったカバ「モモ」』/
    聞き取り調査の子ども/姪とおば/後ろ姿/背中が語る/自然のままで/
    子どもの表情を読む(その一)/子どもの表情を読む(その二)

楽の章 学校生活と仮面
    学校生活と子ども/学習の中の仮面/演じることと仮面/子どもたちの仮面/
    公民的資質をはぐくむ/トラをネコに/お母さんになって/自由と規律/
    子どもの危機管理/喜怒哀楽の仮面

   2 台湾紀行

台北のひとびと
    台湾紀行/台 北/歓迎ディナー/曹さんのお宅を訪ねて/
    林さん夫妻の招待を受ける

台湾の民族と文化
    タイペイアイ(台北戯棚)/雨の淡水/二二八紀念館/林安泰/
    順益台湾原住民博物館

台北の学校と学習
    台北日本人学校/有名進学校/日本語補習校の話/安親班

自分の仮面を獲得する


引用・参照文献
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近代日本と帰化制度 

著者
浅川晃広 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
274 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2007年9月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-980-0 
Cコード
C3036 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本 政治・経済・法律
 
内容
帰化制度成立前の「特別の詮議」による帰化、明治国籍法の成立と帰化制度の誕生、近代日本の帰化許可者、近代日本の帰化行政と帰化手続、他全8章による発達の歴史と実態。
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【品切】
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     序 章 近代国民国家体制における「人の移動」と「帰化制度」

第一節 問題設定と先行研究
(一)国民国家の発達における「人の移動」と「帰化」の出現
(二)近代の出入国管理政策における「帰化」の位置
(三)近世的「鎖国体制」から近代的「人の移動」へ
(四)近代的な「人の移動」における「帰化」の意味
(五)「人の移動」と法制度史的研究の本質的限界
第二節 近代日本における「人の移動」と帰化制度――本書の構成――
(一)「鎖国体制」から「居留地体制」へ――特別措置による帰化のみの存在――
(二)「居留地体制」から「内地雑居」へ――国籍法と帰化制度の創設――
(三)「内地雑居」以降の出入国管理制度の構築と帰化制度
(四)戦前の外国人の在留実態
(五)戦後における「人の移動」の大転換と帰化制度の実質的転換

     第一章 帰化制度成立前の「特別の詮議」による帰化

第一節 小笠原諸島在住外国人の帰化
(一)小笠原島回収と在住外国人の帰化
(二)小笠原島在住帰化人の内地移住禁止措置の意味
第二節 開拓使雇用清国人の帰化
(一)移住奨励策の一環としての清国人の導入と帰化
(二)清国人二名の帰化後
第三節 長崎在住清国人の帰化
第四節 日清戦争に協力した清国人の帰化
(一)日清戦争協力清国人の帰化許可の経緯
(二)日清戦争協力清国人の帰化・移住事例
第五節 内地在住外国人の帰化出願と不許可事例
小 括

     第二章 明治国籍法の成立と帰化制度の誕生

第一節 明治二十年代の国籍法立案における帰化
(一)井上毅の公私権認識
(二)井上起草の「国民身分法」
(三)国籍諸法案への発展と不成立
第二節 帝国議会審議における帰化
(一)帝国議会審議の概要
(二)帰化者の妻の自動的国籍取得をめぐる論争
(三)帰化者の就任制限規定をめぐる論争
小 括

     第三章 近代日本の帰化許可者 華人・宣教師・欧米系移民

第一節 帰化許可者の統計的概要
第二節 華僑華人型
(一)神戸華僑
(二)横浜華僑
(三)その他の地域の華僑
(四)中国人の帰化と内地雑居及び中国人「労働者」流入規制政策
第三節 宣教師型
第四節 通常の移住型
第五節 外地における帰化
(一)台湾における帰化
(二)朝鮮における帰化
小 括

     第四章 「特別の功労」による帰化

第一節 葉子衡の帰化
第二節 葉鐡郷の帰化
第三節 日露戦争協力清国人の帰化
小 括

第五章 近代日本の帰化行政と帰化手続

第一節 帰化行政の概要
第二節 帰化許可申請の事例
第三節 中国人労働者と帰化制度
第四節 就任制限規定解除の請願
小 括

第六章 明治国籍法から昭和国籍法へ――旧植民地出身者の国籍処理を中心に――

第一節 国会審議に見る昭和国籍法の成立
第二節 内務省の国籍法改正案
第三節 司法省の国籍法改正案
第四節 法務庁民事局の国籍法改正案
第五節 旧植民地出身者の国籍処理
(一)韓国政府との合意
(二)日本政府による激変緩和措置
小 括

     終 章 近代日本、「人の移動」と帰化制度

第一節 問題の総括
(一)近代日本国家の確立と帰化制度の関連
(二)敗戦に伴う帰化制度の本質的転換
第二節 課題と展望
(一)課題
(二)展望


初出一覧
参考文献一覧
あとがき
索 引
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中世ヨーロッパにおける女と男 

共著
水田英実・山代宏道・中尾佳行・地村彰之・原野 昇 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
186 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2007年9月5日 
ISBN
ISBN978-4-87440-984-8 
Cコード
C3098 
ジャンル
哲学・宗教 歴史・考古・民族/欧米 文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
トマス・アクィナスによる幻の『雅歌注解』/アングロ=ノルマン期イングランドにおける女と男/チョーサーの作品における女と男/フランス中世文学にみる女と男
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まえがき

トマス・アクィナスによる幻の『雅歌注解』―『聖書』の中の男女の愛―【水田英実】

アングロ=ノルマン期イングランドにおける女と男【山代宏道】

チョーサーの『善女伝』に見る女と男―女性像の曖昧性について―【中尾佳行】

チョーサーの作品における男を支配する女たち―グリセルダとバースの女房の場合―【地村彰之】

フランス中世文学にみる女と男【原野 昇】

あとがき
Contents
著者紹介
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河野頼人句集 紙魚の宿 昭和編

著者
河野頼人 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
228 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2007年8月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-987-9 
Cコード
C0091 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
虚子の添削指導を受け、「木の実」主宰を継承する著者が、昭和30年から63年までの作句のなかから選んだ1368句。
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昭和30~41年(29句)
昭和42年(11句)
昭和43年(60句)
昭和44年(46句)
昭和45年(48句)
昭和46年(41句)
昭和47年(31句)
昭和48年(51句)
昭和49年(58句)
昭和50年(50句)
昭和51年(74句)
昭和52年(81句)
昭和53年(75句)
昭和54年(94句)
昭和55年(78句)
昭和56年(81句)
昭和57年(82句)
昭和58年(73句)
昭和59年(84句)
昭和60年(54句)
昭和61年(55句)
昭和62年(55句)
昭和63年(55句)
あとがき
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続・終章 石川啄木 

著者
井上信興 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
250 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2007年8月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-981-7 
Cコード
C3093 
ジャンル
一般書/文芸評論
 
内容
「東海の歌」についての諸説と反論、「大森浜説」を定説とすべく論述する。啄木が残した日記、書簡からみた人物評、著者の執筆時の心がけや啄木研究の始まり秘話を収録。
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「はしがき」にかえて 「論考解説」

「東海の歌」の定説をめぐって
「東海の歌」に関する諸説
「終章 石川啄木」の書評について
啄木の第二歌集「悲しき玩具」
啄木の文学関係者達とその雅号
啄木とその家族

書評
 新井満著「石川啄木 ふるさとの山に向かひて」
 西脇巽著「石川啄木 東海歌二重歌格論」
 内田ミサホ「東海歌の原風景」(再考)
 小林芳弘「石川啄木・梅川操・佐藤衣川をめぐりて」
随想
 本に関する私の四か条
 戦時下の函館病院と阿部先生
資料
 石川啄木の人物評
 三浦光子「兄啄木のことども」(九州日日新聞連載記事)

あとがき
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ルーシー・テンプル 

訳者
山本典子[スザンナ・ローソン著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
308 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
2007年5月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-968-8 
Cコード
C0097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/小説・童話
 
内容
シャーロット・テンプルの遺児ルーシーの奇しき因縁に翻弄される愛と悲しき宿命――夢見がちなメアリー、思慮深いオーラ、慈善活動に身を捧げるルーシー、3人の運命は…
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 前編『シャーロット・テンプル』のあらすじ
 登場人物
 作品に登場する地名略図
第1章 高慢と純真
第2章 若き女相続人と後見人
第3章 三人の孤児たち
第4章 ロマンス ・ 信仰 ・ 感受性
第5章 教訓――転地
第6章 巡り合い――舞踏会――一目惚れ
第7章 愚行――清廉――ブランドフォード軍曹を訪ねる
第8章 暴かれた事実――苦い後悔
第9章 手紙――誕生日
第10章 悪巧み――結婚――転落
第11章 因果応報
第12章 発  覚
第13章 到  着
第14章 慈善への献身――癒される苦悩
第15章 岐路――官僚と聖職
第16章 婚  約
第17章 テーブルでの会話――エドワードの決意
第18章 冒  険
第19章 無分別の報い
第20章 昔ながらの結婚式
第21章 結  び
 ローソン夫人の思い出〈サミュエル・ロレンゾ・ナップ〉
 スザンナ・ローソン年譜
 ボストン旅行覚書「ローソン夫人の跡をたずねて」
 訳者あとがき
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小学校対象 続・書きたいもん 

著者
池田雅治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
216 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2007年4月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-977-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉 一般書/随筆
 
内容
生活つづり方教育と同和教育に取り組んだ実践記録。大人と子どものつづり方教育指導、著者と子どもたちが授業で触れた被差別部落の人との出会い、人と人との考え合う大事さを提唱する。
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「続 書きたいもん」の発刊に寄せて〈吉田正彦〉
まえがき

1 わたしのだいじな人
2 「けりがつくまでつづる」ということ
3 じんぞう
4 出会う
5 Nさんに出会う 人権・同和教育 六学年学習指導案

あとがき――「思い出す」ことについて――
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ポケット教育小六法〈2007年度版〉 

編者
21世紀教職研究会 
シリーズ
 
助成
 
判型
新書変形 
ページ
312 
定価
880円 (本体800円 )
発行日
2007年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-975-6 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
大学・短大で教育学や教職科目を学ぶ学生、または現在、教育・保育・社会福祉で活躍する関係者のための、現場で必要な憲法や各法令の重要文をまとめた実用書。
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【品切】
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作品集 寺を訪ねてラーメンに出逢った 

著者
藤本 仁 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
276 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2007年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-972-5 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
コンクリート・ジャングルの一隅で、ふと出逢った、やや古風な人情。金でしかつながりがなくなってしまった現代砂漠の痛烈な戯画を描く小品・短編集。
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沖縄からの先生
落日
裏通り
跼天蹐地
従姉の場合



帽子
梅が好き
寺を訪ねてラーメンに出逢った
特牛



運勢判断
にがり
他人の靴



作品に触れて (清原和子)
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中学校対象 言葉を考える ―中学生の日本語探索―

著者
石川直美 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
270 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2007年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-958-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
日本語を正しく話せる力をつけ、言葉を増やすことで新しい世界を広がることを実感させ、日本語の響きの美しさ、生活や歴史とのつながり、言葉の仕組みなどを学ばせる実践記録。書評
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序文(浜本純逸)
まえがき


1 言葉について考える


一 言葉について考えよう――外来語・流行語・言葉の使い方を考える(中学二年生)――
  1 単元設定の理由と目的
  2 授業展開 (1)学習指導計画/(2)取材/(3)話し合い/(4)主題
  3 生徒作品 (1)「外来語について」/(2)「流行語について」/(3)「言葉の使い方」
  4 今後の課題

二 敬語について考えよう――「言語事項」への取り組み(中学二年生)――
  1 学習指導要領における「敬語」
  2 教科書における敬語の学習
  3 生徒の敬語に関する知識
  4 単元設定の理由と目的
  5 授業展開 (1)学習指導計画/(2)導入―敬語とは何かを考える/(3)展開①②―敬語の知識を整理する/(4)展開③――敬称「さん」について考える/(5)展開④――課題1 敬語に関する意見を読む/(6)展開⑤――課題2 敬語について考えさせる番組をつくる/(7)まとめ――相互評価
  6 考察と今後の課題

三 課題研究「わたしの言葉の学習」――(中学二年生)――
  1 単元ができるまで
  2 単元の構成 (1)単元のねらい/(2)この単元で育てたい力
  3 指導の過程 (1)単元への導入/(2)指導の展開 
  4 指導の実際 (1)テーマの設定について/(2)生徒の取り組み 
  5 評   価 (1)テーマの設定に関して/(2)学習の収穫に関して
  6 今後の課題


2 日本語について考える


一 この言葉 おもしろい――日本語の特質を考える(中学二年生)――
  1 「言語事項」の指導について
  2 単元設定の理由と目的
  3 授業展開 (1)学習指導計画/(2)資料収集――導入/(3)資料を分類する活動――展開①/(4)日本語の特質を考える活動――展開②~④
  4 考察と今後の課題

二 「若者言葉も正しい日本語である」――ディベートの試み(中学二年生)――
  はじめに
  1 単元ができるまで (1)ディベートへの取り組みの背景/(2)論題の決定/(3)班編成とディベートのフォーマット
  2 単元の構成 (1)単元のねらい/(2)この単元で育てたい力
  3 指導の実際 (1)事前学習/(2)ディベートに向けての準備/(3)ディベートの実際
  4 評価と今後の課題

三 日本語は今……日本語の現状を探る――中学二年生のとらえた日本語の現状――
  1 単元設定の理由
  2 単元の構成 (1)単元のねらい/(2)この単元で育てたい力
  3 学習材と学習活動
  4 指導の手立て (1)資料の収集の仕方を知る/(2)効果的な論の展開を考えさせる
  5 指導の過程 (1)全体計画/(2)学習活動の実際/(3)相互交流、相互啓発の面からみた生徒の様子/(4)学習のまとめとしての日本語の現状のとらえかた
  6 評価と今後の課題

四 私の日本語発見――「言語事項」への取り組み(中学三年生)――
  1 教科書における「言語事項」の扱い方について
  2 単元設定の理由と目的
  3 授業展開 (1)学習指導計画/(2)導入/(3)展開①②/(4)展開③/(5)展開④/(6)作文「私の日本語発見」
  4 考察と今後の課題


3 言葉を交わす楽しさを味わう


インタビュー(中学二年生)
  1 「伝え合う力」を高めるための「聞くこと」の学習
  2 教科書における「インタビュー」の扱い
  3 生徒の実態
  4 インタビューの実践 (1)指導のねらい/(2)実践の準備/(3)インタビューの形式/(4)一時間の展開/(5)学習活動の実際/(6)インタビュー後の生徒の変容
  5 実践の成果と今後の課題


4 声に出して言葉を楽しむ


音読・朗読を楽しむ生徒を育てる(中学二年生)
  はじめに
  1 教科書における音読・朗読の扱い
  2 単元設定の理由
  3 単元のねらい
  4 指導の実際 (1)声を出そう/(2)朗読テープを作ろう
  5 実践の成果と今後の課題

跋文 学びの成り立つ場(宮腰 賢)
あとがき
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国語科教師の専門的力量の形成 ―授業の質を高めるために―

著者
鶴田清司 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
432 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2007年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-963-3 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
日本の教育の発展を目指すために教師に求められるものとは何か。大学での著者自身の教師教育への取り組みも紹介しながら、教師の専門的な力量形成に係わる問題を検討する。
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まえがき

 序 章 国語科教育学と国語科教師教育
  第1節 国語科教師としての力量形成
    1 人間としての知識や教養を深める
    2 自分の国語力を高める
    3 授業研究を通して専門的力量を高める
    4 教師としての視野を広げる
  第2節 国語科教育学はどんな教師像の実現をめざすべきか
    1 国語科教師教育をめぐる基本的な問題―教職志望学生と現職教師の両面から―
    2 国語科教師教育の目標
    3 大学での私の実践―「国語科教育学」教育の事例―

第1部 国語科教師教育論

 第1章 国語科教師教育は専門的力量の形成にどう取り組むべきか
       ―「学び続ける・学び合う」教師を育てる―
  第1節 問題の前提
    1 「教師の専門的力量」研究の困難さ
    2 「実践的な学」として国語科教育学はこの問題を避けては通れないこと
    3 一般論の提示でなく具体的な取り組みが問われること
  第2節 国語科教師の専門的力量とは何か
  第3節 国語科教師の専門的力量をどう高めるか
    1 養成教育での力量形成
    2 現職教育での力量形成―フォーマルな場で―
    3 自己研修による力量形成―インフォーマルな場で―
    4 オープンエンドな問いかけと絶えざる追求

 第2章 教師の授業力を高める
  第1節 教材研究の力量を高める―文学教材を中心に―
    1 〈解釈〉と〈分析〉の概要
    2 〈解釈〉と〈分析〉の実際
    3 〈解釈〉と〈分析〉を生かした教材研究―「かさこじぞう」を例に―
  第2節 授業展開の力量を高める
    1 教科書を教える基礎技術
    2 全員参加のための授業技術
    3 読みを深める発問づくりの技術
    4 子どもの思考を活性化する板書の技術
  第3節 教育評価の力量を高める
    1 教育評価とは何か
    2 絶対評価の規準(基準)としての言語技術
    3 絶対評価の限界とその補充
    4 「教育鑑識眼」による評価の方法
    5 まとめ

 第3章 現職教育における専門的力量の形成
  第1節 大学院における現職研修
    1 都留文科大学大学院臨床教育実践学専攻の趣旨
    2 修論構想検討会を中心とした研究交流
    3 共通科目「教育実践学演習1」の計画と実際
  第2節 民間教育研究団体のあり方
    1 民間レベルの教育研究
    2 文芸研・読み研合同研究会における「学び合い」
  第3節 自主的な教育研究サークルのあり方
    1 「都留ことばの会」の歩み
    2 「都留ことばの会」の成果と課題

第2部 国語科授業研究論

 第4章 国語科授業研究の新しい方法
  第1節 授業を研究することの意味
    1 授業における教師の技量
    2 教師の専門的力量を高める
  第2節 授業のカンファレンス―多様な見方の交流―
    1 「授業のカンファレンス」の提唱
    2 「授業のカンファレンス」の事例
    3 「授業のカンファレンス」の可能性
  第3節 ストップモーション方式による授業研究―VTRの新しい利用法―
    1 「ストップモーション方式」の提唱
    2 「ストップモーション方式」の展開
  第4節 これからの授業研究の課題
    1 授業研究における理論と実践の関係
    2 教師の自己形成史という観点

 第5章 授業記録と教師の成長
  第1節 授業記録をどう書くか―教師の力量を高めるために―
    1 授業記録のタイプ
    2 記録方法の比較・検討
    3 授業記録のあり方―「教師の資質としての表現力」を高めるために―
  第2節 武田常夫の授業記録の特徴と意義―「一人称で語ること」の意味―
    1 「反省的実践」としての授業記録
    2 武田常夫が授業を語る言葉
    3 授業における〈沈黙〉をどう記録するか
    4 武田常夫の授業記録の意義
    5 今後の課題

 第6章 教師教育における「介入授業」の意義と問題
       ―斎藤喜博の事例から―
  第1節 「介入授業」とは何か
    1 斎藤喜博の存在と功績
    2 「介入授業」に着目する理由
  第2節 「介入授業」の意味
    1 すぐれた授業のための「手入れ」
    2 教師教育における実地訓練
  第3節 「介入」における「たとえばなし」の検討
    1 「たとえばなし」の目的と方法
    2 〈解釈〉を促す「たとえばなし」の実際

 第7章 「教育技術法則化運動」の検証
       ―「追試」という方法論を中心に―
  第1節 授業研究の方法論としての「教育技術法則化運動」
    1 「教育技術法則化運動」とは何であったか
    2 「追試」の意義と問題
  第2節 「向山型国語」の授業の検討
    1 「春」(安西冬衛)の授業
    2 「やまなし」(宮沢賢治)の授業
  第3節 教師の専門的力量としての教育技術
    1 「技術主義」「マニュアル主義」という批判
    2 「追試が力量形成につながらない」という批判
    3 斎藤喜博の教育技術論
    4 「教育技術法則化運動」の成果と課題

第3部 大学教育論

 第8章 養成教育における卒業論文の指導
       ―研究方法論の教育という視点から―
  第1節 卒業論文の意義と指導方法
    1 なぜ卒業論文に注目するか
    2 基本的な立場と方法
    3 論文指導のための手引きの例
  第2節 卒業論文指導の実態―他大学の事例を中心に―
    1 卒論指導の運営と形態
    2 卒論指導の内容と方法
  第3節 卒業論文指導の改善
    1 アンケートの結果に基づく考察
    2 個人的な体験に基づく考察
    3 卒論指導の原点は平素の授業にある

 第9章 大学における授業改革の試み
  第1節 研究的立ち会い講義の試み
    1 研究のねらい
    2 授業の概要
    3 研究の中間まとめと今後の課題
  第2節 研究的模擬授業の試み
    1 研究のねらい
    2 須貝の模擬授業
    3 鶴田の模擬授業
    4 総括と課題
  第3節 研究的立ち会い講義と研究的模擬授業の教師教育的な意味
    1 教えること・学ぶことの捉え直し
    2 討論に参加するという体験型学習
    3 大学教員としての専門的力量の形成

あとがき
初出一覧
事項索引
人名索引
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新・国語科教育学の基礎 

共著
森田信義・山元隆春・山元悦子・千々岩弘一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
280 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2007年4月1日8刷 
ISBN
ISBN978-4-87440-590-1/ISBN4-87440-590-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
意義と目標、表現教育の研究、文学教育の研究、読書教育の研究、説明的文章教育の研究、音声言語教育の研究、言語事項の指導の研究の7章で、各章末に「論文作成の手引き」を付す。
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【品切】
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はじめに
一 国語科教育の意義・目標と構造
1 国語科教育の意義・目標
(1)国語科教育と国語教育
(2)国語科教育の意義・目標
2 戦後国語科教育の構造―『学習指導要領』の歴史と課題
(1)昭和22(1974)年版『学習指導要領 試案』
(2)昭和26(1951)年版『学習指導要領 試案』
(3)昭和33(1958)年版『学習指導要領』
(4)昭和43(1968)年版『学習指導要領』
(5)昭和52(1977)年版『学習指導要領』
(6)平成元(1989)年版『学習指導要領』
(7)平成10(1998)年版『学習指導要領』
二 表現教育の研究
1 概観
(1)明治期の作文教育
(2)大正期の作文教育
(3)昭和初期の作文教育
(4)昭和後期の作文教育
2 表現教育の目標
(1)表現の意義
(2)表現教育の目標
3 表現教育の内容
(1)表現能力
(2)文種
4 表現の指導過程
(1)表現の過程
(2)表現の指導過程
5 表現の指導方法
(1)記述前指導
(2)記述中指導
(3)記述後指導
6 表現教育の研究を深めるために―論文作成の手引き
(1)研究の対象と研究の方法
(2)基本資料一覧
三 文学教育の研究
1 概観
2 文学教育の目標
(1)世界認識の方法と現実世界を生きるためのモデルを求めて
(2)教師自身の「読みの理論」の反映としての目標
3 文学教育の内容
(1)学習指導要領において求められている文学を読む能力
(2)文学作品を読む力の発達―あまんきみこ「おにたのぼうし」の場合―
4 文学教材研究法
(1)教材研究の観点
5 文学教育の方法
(1)文学の指導過程
(2)文学教材の指導方法
6 文学教育の研究を深めるために―論文作成の手引き―
(1)研究の対象と研究の方法
(2)論文題目例
(3)基本資料一覧
四 説明的文章教育の研究
1 概観
(1)説明的文章の定義
(2)説明的文章教育の歴史と現状
(3)説明的文章を読むとはどのような行為か
2 説明的文章教育の目標
3 説明的文章教育の内容
(1)三つの段階における目標からみた説明的文章の読みの能力
(2)「指導事項」からみた説明的文章の読みの能力
(3)説明的文章の教材
4 説明的文章教材の研究法
(1)教材研究の観点
(2)教材研究の実際
5 説明的文章教育の方法
(1)説明的文章の指導過程
(2)説明的文章の指導方法
6 説明的文章教育の研究を深めるために―論文作成の手引き―
(1)研究の対象と研究の方法
(2)論文題目例
(3)基本資料一覧
五 読書教育の研究
1 概観
2 読書教育の目標
3 読書教育の内容
(1)読書能力論
(2)読書教材論
4 読書教育の方法
5 読書教育の研究を深めるために―論文作成の手引き―
(1)研究の対象と研究の方法
(2)論文題目例
(3)基本資料一覧
六 音声言語教育の研究
1 概観
(1)音声言語教育の定義
(2)これまで何が教えられてきたか―音声言語教育小史―
2 音声言語教育の内容及び方法
(1)基盤領域(聞く姿勢作り)
(2)音読
(3)独話(スピーチ)
(4)対話
(5)会話(話し合い)
3 音声言語指導のための教材
4 音声言語教育の研究を深めるために―論文作成の手引き―
(1)研究の対象と研究の方法
(2)基本資料一覧
七 言語事項指導の研究
1 概観
(1)言語事項の定義
(2)言語事項指導の歴史と現状
(3)言語事項指導の基本的性格
2 言語事項指導の目標
3 言語事項指導の内容
4 言語事項教材研究法
(1)教材研究の観点
(2)教材研究の方法
5 言語事項指導の方法―書写指導のばあい―
(1)書写指導における指導過程
(2)書写指導の実際
6 言語事項指導の研究を深めるために―論文作成の手引き―
(1)研究の対象と研究の方法
(2)論文題目例
(3)基本資料一覧

・平成10年版 小学校学習指導要領〔国語〕
・平成10年版 中学校学習指導要領〔国語〕
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十八世紀イギリス小説と結婚 

共著
能美龍雄・河上敏博・雲島悦郎・近藤勝志 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
256 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2007年3月26日 
ISBN
ISBN978-4-87440-978-7 
Cコード
C1097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
デフォー、リチャードソン、フィールディング、スモレット、スターンの作品による恋と愛と結婚と子女教育の諸相。行儀作法書、結婚市場、家父長的結婚観の生きている世界。
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【品切】
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序 章――結婚とイギリス十八世紀………【能美龍雄】

第一章 デフォーとコンダクト・ブック――子女教育と結婚――………【近藤勝志】
 はじめに
 一 『家庭教育者』
 二 『信仰深い求愛』
 三 『夫婦生活功罪論』
 結論

第二章 男女(マン・ウーマン)と結婚――デフォーのロクサーナについて――………【近藤勝志】
 はじめに
 一 男遍歴
 二 男女(マン・ウーマン)宣言
 三 スーザン
 結論

第三章 デフォーのモル・フランダーズ――繰り返される結婚をめぐって――………【近藤勝志】
 はじめに
 一 生い立ち
 二 結婚遍歴
 三 駆け引き
 結論

第四章 『パミラ』と結婚………【能美龍雄】
 はじめに
 一 プライド
 二 感謝と愛
 三 『高慢と偏見』の場合
 四 パミラの勝利
 五 従順

第五章 『トム・ジョウンズ』に於ける多様な愛と結婚のかたち………【雲島悦郎】
 はじめに
 一 愛―心と体
 二 財産・地位・家柄
 三 駆け落ち結婚―利己主義と盗み
 おわりに

第六章 トムとソフィアの恋と結婚………【雲島悦郎】
 はじめに
 一 田舎で起こる小さな出来事
 二 ロンドンでの主人公の苦境と幸福な結末
 おわりに

第七章 愛と結婚――『アミーリア』について――………【雲島悦郎】
 はじめに
 一 恋愛について
 二 結婚生活について
 おわりに

第八章 『ロデリック・ランダム』と結婚………【河上敏博】
 はじめに
 一 出会い
 二 フォーチュン・ハンティング
 三 婚約への道程
 四 大団円

第九章 『トリストラム・シャンディ』と結婚………【能美龍雄】
 はじめに
 一 スターンの結婚とシャンディ氏の結婚
 二 マリジ・セツルメント
 三 シャンディ夫妻の結婚生活
 四 愛と結婚

あとがき
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生徒の読んだ「羅生門」 ――新しい解釈を求めて――

著者
高橋良久 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
164 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2007年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-974-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
教科書教材への理解を深めるため、ことばを一語一語吟味しながら、作品を丁寧に読み進め、生徒とともにたどりついた「羅生門」の独自の解釈。高校国語科授業実践のまとめ。
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 ことばにこだわりながら読む

1 下人について
 1.育っていくにきび
 2.下人は下人ではない
 3.下人のうそ
 4.死人と過ごす
 5.失望しない答えとは

2 老婆について
 1.猿のような
 2.鴉のあとに
 3.形容の順序

3 羅生門について
 1.羅生門のかたちと構造
 2.羅生門の誇張
 3.羅生門の梯子

4 情景描写
 1.時刻と天候
 2.下人を追いつめるもの
 3.夕闇の持つ意味

5 いくつかの表現から
 1.男女か女男か
 2.光によってわかること
 3.これも伏線?
 4.段落について
 5.一文で意味すること
 6.「も」の表す意味
 7.過去形と現在形
 8.聖柄の太刀と藁草履
 9.二種の「そこで」
 10.直接話法と間接話法
 11.「抜け毛」のこと
 12.下人のことば・老婆のことば

6 教科書本文について
 1.本文の異同
 2.相違点

 あとがき
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価値哲学〈増補改訂版〉 ――「私」の解体と再構成にむけて――

著者
和佐谷維昭 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
284 
定価
1,760円 (本体1,600円 )
発行日
2007年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-966-4 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
生きることと考えること/人間と価値(人間存在の層的構造・他)/言語と価値(脳死論議におけることばの問題・他)/教育と価値(教科主義教育と知の再構成)/死刑と生命倫理
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序論 生きることと考えること
1 生きること
2 人・人間として生きること
(1)人間の本質についての議論
(2)考えること

第一章 人間と価値
第一節 人間と価値
 1 人間生活と価値
(1)日常生活での価値実践
(2)価値について
 2 価値哲学
(1)価値哲学――わたくしの立場――
(2)層理論について
(3)価値界における法則性
第二節 人間存在の層的構造――世界における人間の位置――
 1 人間存在の層的構造について
(1)無生物的存在層
(2)有機的存在層
(3)動物あるいは心的なもの
(4)人間あるいは制と―心的存在
(5)人間よりもいっそう尊いもの
 2 層構造間の相互関係について
(1)範疇的層法則
(2)範疇的依存の法則

第二章 言語と価値
第一章 言語と価値(その一)――ことばの作用について――
 1 はじめに
 2 言語というメガネ
(1)ことばの固定化作用
(2)ことばの異化作用
(3)万物は流転する
 3 ことばの定義から言語の用法へ
第二節 言語と価値(その二)――言語と実在との関係について――
 1 注意すべきいくつかの問題点
(1)判断の真偽の意味と真偽の基準について
(2)定義について
(3)ことばと実在
 2 躓きの石
(1)文章について
(2)言語の用法の吟味へ
第三節 脳死論議におけることばの問題――「脳死臨調報告」について――
 1 脳死に関する諸問題
 2 「人の死」について
(1)「しかし」の用法――文章の論理性――(2)「人の死」」の認識とことば
 3 脳死論議におけるリアリズムとノミナリズム
第四節 「人の死」は実在するか
 1 問題の所在
(1)realismとrelativism
(2)「人の死」について
 2「人の死」は実在するか
(1)「人の死」から「人」および「死」へ
(2)「人の死」は実在するか、またそのことを問うことについて
 3 今後の課題――結論にかえて――
(1)個体としての死
(2)「個」の解体

第三章 教育と価値
第1節 教科主義教育と知の再構成
 1 教科主義教育の批判的評価
 2 知の再構成
(1)知のありよう
(2)知のはたらく場
 3 決断
第二節 人は自らの身体を処分できるか――現代的課題としての自由について――
 1 自由の諸相
(1)語源
(2)自由の諸相
 2 自由の根拠
(1)理性的人間における自由
(2)カレン事件
 3 自由を制限しうるもの
(1)カレン事件の再構成
(2)「人格の社会的概念ないしは人格の社会的役割」という考え方について
 4 人は自分の身体を処分できるか
(1)「人」・「自らの身体」・「処分できる」について
(2)人は自分の身体を処分できるか――「私」の解体と再構成
第三節 ゴミと人間――人間の存在論的規範――
 1 ゴミ問題――ゴミは人間の生活を映し出す――
(1)生活スタイル
(2)モラル
 2 人間と自然
(1)自然に対する人間の態度
(2)自然の回復の試み――結語にかえて――

補論 死刑と生命倫理
 1 問題提起
 2 法と倫理
(1)法と倫理
(2)近代国家の理念
 3 死刑と生命倫理
(1)主体性の理論
(2)生命価値・人格価値・死刑
(3)生命倫理の可能性


資料1 患者の権利宣言(案)
資料2 脳死及び臓器移植に関する重要事項について
資料3 臓器の移植に関する法律
あとがき
増補改訂版あとがき
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戦後における中学校古典学習指導の考究 

著者
渡辺春美 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
352 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2007年3月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-973-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
戦後の中学校古典学習指導の試行と軌跡を、実践報告・論文等の資料に即してとらえる。1947-1998年の学習指導要領の変遷、諸指導者の実践、作品ごとに捉えた指導の展開など。
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まえがき(野地潤家)

序 章
 一 研究の目的と意義
 二 研究の方法
 三 本書の構成

第一章 戦後中学校学習指導要領の展開――古典の取扱いを中心に――
 はじめに
 一 先行研究
 二 新たな古典教育の始発
 三 古典教育の模索
 四 古典教育の重視
 五 古典教育の拡充
 六 古典教育の適正化
 七 文化・伝統を志向する古典教育
 八 文化・伝統を志向する古典教育の持続

第二章 戦後中学校古典学習指導の展開
 一 大村はま氏の昭和20年代の実践――「古典入門」――
  はじめに
  一学習指導の実際
  二学習指導の基盤
  三「古典に親しむ」学習の成立要件――生き生きとした学習成立の要件――
  おわりに
 二 大村はま氏の昭和30年代の実践――「古典へのとびら―古典に親しむ―」――
  はじめに
  一授業の概要
  二先行研究
  三単元「古典へのとびら」の構造と展開
  おわりに――考察のまとめ――
 三 規工川佑輔氏の昭和40年代の実践――「古典教育における読書指導―芭蕉の場合―」――
  はじめに
  一規工川佑輔氏の紹介
  二規工川佑輔氏の古典教育の背景
  三規工川佑輔氏の古典教育観
  四「古典教育における読書指導―芭蕉の場合―」の考察
  おわりに――考察のまとめ――
 四 大村はま氏の昭和40年代の実践――「日本語の改良のために―古典に学ぶ―」――  はじめに
  一「日本語の改良のために―古典に学ぶ―」の学習指導の実際
  二学習指導の考察――授業生成の構造
  おわりに
 五 昭和40年代の実践――長谷川孝士氏編著『中学校 古典の授業―全国実践事例―』の場合――
  はじめに
  一『中学校 古典の授業―全国実践事例―』編纂のねらい
  二古文学習指導実践事例の概要
  三古典学習指導の実際
  おわりに――考察のまとめ――

 六 大村はま氏の昭和50年代の実践
  はじめに
  一朗読による古典に親しむ学習指導の展開
  二朗読による古典に親しむ学習指導の展開――単元「古典のなかに見つけた子ども」
  三朗読による古典に親しむ学習指導の発展
  おわりに

 七 小山清氏の古典学習指導――平成年代を中心に――
  はじめに
  一小山清氏の紹介
  二小山清氏の古典学習指導観
  三小山清氏の中学校古典教育実践関係論文一覧
  四小山清氏の古典学習指導の実際
  おわりに――考察のまとめ――

 八 中学校における古典単元学習の実際――森谷留美子・遠藤瑛子・後藤弘子の三氏の場合――
  はじめに
  一森谷留美子氏の古典単元学習
  二遠藤瑛子氏の古典単元学習
  三後藤弘子氏の古典単元学習
  おわりに

第三章 中学校古典作品別学習指導の展開
 一 中学校における『枕草子』の学習指導
  はじめに
  一『枕草子』学習指導の問題意識と中心目標
  二『枕草子』学習指導実践事例の考察
  おわりに――考察のまとめと課題――

 二 中学校における『平家物語』の学習指導
  はじめに
  一『平家物語』学習指導論
  二『平家物語』学習指導の考察
  おわりに

 三 中学校における『奥の細道』の学習指導
  はじめに
  一先行研究
  二中学校における『奥の細道』実践論考一覧
  三中学校における『奥の細道』の学習指導の考察
  おわりに――考察のまとめ――

 四 中学校における『万葉集』・『古今和歌集』・『新古今和歌集』の学習指導
  はじめに
  一1947~1969年
  二1969~1977年
  三1977~1989年
  四1989~1998年
  おわりに――考察のまとめ――

結 章
 一 研究のまとめ
 二 研究の課題

あとがき
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結びのはなし〈改訂版〉 

著者
平本昭南 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
156 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2007年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-971-8 
Cコード
C0076 
ジャンル
一般書/実用・趣味
 
内容
基礎篇・研究篇・文献篇の3部構成で「結び」の全てを網羅。結節法・結合法・結輪法・結着法・結縮法・装飾法の諸法を解説。桜結び・角結びを追補。
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まえがき
まえがき(2)


第1部 結びの基本編

 結索法の基礎知識
  結索法…ロープの構成/ロープ各部の名称/結びの用途別分類/結びの要点/ロープの取り扱い
 結び方
  ロープの整理…1コイル/2八の字/3棒結び/4えび結び/5かいの口/早解き縄
  結節法…1止め結び/2八の字結び/3仲仕結び/4かため止め結び(内掛)/5かため止め結び(外掛)/
   6オイスターマンズ・ノット/7投げ結び/8にぎりこずし結び
  結合法…1本結び/2片はな結び/3蝶結び(はな結び)/4外科結び/5てぐす継ぎ(てぐす結び)/
   6二重てぐす継ぎ(内掛)/7二重てぐす継ぎ(外掛)/8リーダー・ノット/9ブラット・ノット/10バインダーターン/
   11むち結び/12真の宝珠結び/13二重の八の字結び/14みなお結び/15ひとえ継ぎ/16ふたえ継ぎ/17もやい継ぎ/
   18ばか結び
  結輪法(固定)…1もやい結び/2ふたえ止め結び/3二重の八の字結び/4二重のかため止め結び/
   5片二重引き解け結び/6ジャグ・スリング(瓶つり結び)/7フィッシャーマン/8早結び/
   9二重引き解け結び(イングリッシュマンズノット)
  結輪法(輪が移動)…1引き解け結び/2なげ縄結び(ラリアット・ループ)/3首吊り結び/4二重ひきとけ/
   5わなもやい結び/6馬つなぎ結び
  結輪法(中間ループ)…1よろい結び/2バタフライ・ノット/3ブラッド・ドロッパー・ループ
  結輪法(二輪か三輪)…1こしかけ結び/2スペインのもやい結び/3二重結び/三重のもやい結び
  結着法…1ひと結び/2ふた結び/3トートラインヒッチ/4ねじ結び(ねじり結び)/5ひき綱結び(丸太結び)/
   6巻き結び/7ほあし取り/8ビレイ・ピン/9ひばり結び/10イカリ結び
  結縮法…1縮め結び/2くさり結び/3二重くさり結び/4ショートニング・パッシング・スルー・ノット/
   5アメリカ結び/6引き締め結び
  結束法…1垣根結び/2包装結び/3かます結び/4結び掛け/5粉袋結び/6柳行李掛け
  装飾法…1あげまき結び/2袋の紐結び/3とんぼ結び/4あわび結び/5荘厳結び/6叶結び/7二重叶結び/
   8掌帆結び/9たが結び/10捩梅結び/11菊結び/12藤結び/13羽織紐結び/14丸打ち羽織紐結び/
   15二重丸打ち紐結び/16女性のま結び/17袴の紐結び/18シングル・ノット/19セミ・ウィンザー/
   20ウィンザー・ノット/21蝶ネクタイ
  索端止め…1ウォール・ノット/2クラウン・ノット/3シングル・マシュ・ウォーカー・ノット/
   4ダブル・マシュ・ウォーカー・ノット/5ダイヤモンド・ノット/6バック・スプライス/7アイ・スプライス/
   8からみ止め
  釣針と釣糸の結び方…1漁師結び/2縄船結び/3外掛け結び/4本結び/5小魚結び

〈付録〉とめ結びと人命救助


第2部 結びの研究編

 ロープの結び方
  その1 民話「結び」へび神様のお話
  その2 結びの名称
  その3 結びのかたち103種
 ロープ結びの体系化について
  1結び目のグループ…結びの構成要素/結び目のグループ
  2結びの用途別分類
  3結び目の構成要素…結び目の分解/結び目の構成要素/結びと結び目の構成要素
  4結び目の切断…ロープの切断荷重(破断力)/結び目の切断荷重量(強度効率)/安全率(使用力)/
   基本結び目11種と強度効率の関係
 結びのはなし
  1結びの名人
  2垣根結びとたて結び…名前について/本結びとたて結びの結びの強さ/
   たて結びと垣根結びの目/垣根結びとたて結びの用途の違い/ロープの回転方向を考える

〈付録〉垣根結びの結び方

  3男結びの目と用途別分類…結び目を構成する要素/結び目の用途/結びの用途別分類

〈付録〉外国で生まれなかった垣根結び

  4結び方の変化…止め結びからの発達/[止め結び]との出会い/結び方の基準/結びの変化の実例/
   止め結びからの発展図(関連図)/マシュー・ウォーカー・ノットとの出会い
  5ねじ結びを考える…ほんとうに正しいねじ結びとは/よくない結び方/ねじ結びの正しい結び方/
   ねじ結びという名称/
   丸太結び(引き綱結び)/丸太結びの用途
〈あとがき〉

 ロープ・マジック
  本結びのマジック
  ちょうちょ結びのマジック
  本結びの輪ぬき
  ちぢめ結びのマジック
  ハサミ抜きのマジック
  腰掛結びの輪ぬき
 結びのルーツと使い方
  鍵結び…えび結びの名称/えび結びの結び方/えび結びの歴史と使い道
  早解き結び…早解き結びの名称/早解き結びの使い道/早解き結びの結び方
  棒結び…棒結びの名称/棒結びの使い道
  棒結びのまとめ…著者からのお願い
  結紮(外科結び)…外科手術に使われる結び/医聖 華岡青洲/結紮の結び方/結紮の結び方の発展順序/
   二重止め結びの考案条件/まとめ
  ショートスプライス…ショートスプライス(三つ撚り)の名称/ショートスプライスのルーツ/ショートスプライスの用途/
   ショートスプライスの結び方
  逆サツマ(ケニヨン・ロープのスプライス)…ケニヨン・ロープ(三つ打・巻刺し)の結び方/ケニヨン・ロープ本結び
  安 全…結び「目」の切断要因/軽荷重でも切れる/ロープの事故/まとめ
 結びの街道
  [その1]アメリカ結び…結びの名称/結びの構成要素/結び「目」の構成要素/アメリカ結びの結び方/アメリカ結びの特徴/アメリカ結びの欠点/荷台のフックに止める/4倍の力で引き締める方法/天秤棒掛け/最後に
  [その2]引き締め結び…もやい引き締め結び/二重もやい引き締め結び/引き締め結び/よろい引き締め結び/スパイキ利用アメリカ結び/紐利用アメリカ結び/巻き引き締め結び/てこ引き締め結び/引き締め結びの用途の考案/「アメリカ結び」と「引き締め結び」のまとめ
  [その3]鞭結び…結びの名称/結びの構成要素/結び方/結びの用途/特徴と欠点/鞭結びの歴史
  [その4]二重止め結びのグループ…結節法/結合法/結輪法1(結着)/結輪法2(輪結び)/結輪法3(輪結び)/結輪法(枝釣結び)/結束法/装飾法/その他
  [その5]馬防柵の結び…ボーイスカウトの縛材法/「割」のない結び/割のある結び/箱襷縛り/箱縛りの用途/まとめ
  [最終回]仮説足場の結び
  [補 遺]桜結び/角結び


第3部 結びの文献編

  結びの文献
  マジック
  理 論
  紐の文献
  手 芸
  マクラメ
  捕縄術
  結 縄
  その他

参考文献・資料提供・写真提供
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Factors in Determining English Speaking Ability :With a Focus on Japanese EFL Learners

著者
上西幸治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
176 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2007年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-967-1 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
History for Exploration of Speaking Factors/Japanese EFL Learners’ Factors/Comparison between Speaking Tests/Comparison between High School and University Students/others
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ACKNOWLEDGEMENTS
TABLE OF CONTENTS
LIST OF FIGURES AND TABLES

CHAPTER 1 INTRODUCTION
1.1 Purpose of the Present Study
1.2 Definition of Speaking Ability
1.3 Summary of the Present Study

CHAPTER 2 LITERATURE REVIEW
2.1 History for Exploration of Speaking Factors
2.1.1 Communicative Competence
2.1.2 Literature on Speaking
2.2 Japanese EFL Learners' Factors
2.3 Affective Factors
2.3.1 Language Learning Anxiety
2.3.2 Motivation
2.4 Metacognitive Factors

CHAPTER 3 OVERALL RESEARCH DESIGN
3.1 Experiment 1 Comparison between Speaking Tests (Factor Analysis & Mulutiple Regression Analysis)
3.1.1 Research Objectives
3.1.2 Research Design
3.2 Experiment 2 Comparison between High School & University Students
3.2.1 Research Objectives
3.2.2 Research Design
3.3 Experiment 3 Analysis, Adding Motivation & Anxiety (Factor Analysis, Multiple Regression Analysis & Structural Equation Modeling)
3.3.1 Research Objectives
3.3.2 Research Design

CHAPTER 4 EXPERIMENT 1 COMPARISON BETWEEN SPEAKING TESTS
4.1 Introduction
4.2 Research Objectives
4.3 Research Design
4.4 Results and Implications
4.4.1 Factor Analysis
4.4.2 Multiple Regression Analysis
4.5 Summary

CHAPTER 5 EXPERIMENT 2 COMPARISON BETWEEN HIGH SCHOOL & UNIVERSITY STUDENTS
5.1 Introduction
5.2 Research Objectives
5.3 Research Design
5.3.1 Subjects
5.3.2 Method for High School Students
5.3.3 Method for University Students
5.4 Results and Implications
5.4.1 Factor Analysis
5.4.2 Multiple Regression Analysis
5.5 Summary

CHAPTER 6 EXPERIMENT 3 ANALYSIS, ADDING MOTIVATION & ANXIETY
6.1 Introduction
6.2 Research Objectives
6.3 Research Design
6.3.1 Subjects
6.3.2 Method
6.4 Results and Implications
6.4.1 Factor Analysis
6.4.2 Multiple Regression Analysis
6.4.3 Structural Equation Modeling
6.5 Summary

CHAPTER 7 CONCLUSION
7.1 Major Findings
7.2 Pedagogical Implications
7.3 Remaining Issues for Future Research

REFERENCES

APPENDICES
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古典文の表現構造 

著者
小林正治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
370 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2007年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-960-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈古文・古典教育〉
 
内容
作中の表現を、叙述全体の流れのひとつとしてとらえることによって、話し手の心情に迫ることができる。古典文の解釈に必要な構文(表現構造の類型)を体系化する試み。
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はじめに

序章 文を構成する成分
 第一節 成分の種々相
 第二節 成分の係り受け
 第三節 従属成分・統括成分の構造
 第四節 連用成分
   1 連用成分の種々相
   2 格助詞・副助詞・係助詞の標示
   3 係助詞「は」「も」
   4 係り結び
 第五節 連体成分
   1 連体形による連体成分
   2 「体言(体言相当語)+の(が)」による連体成分
   3 連体詞による連体成分
   4 体言相当語
 第六節 接続成分
   1 順接条件成分
   2 逆接条件成分
   3 平接条件成分
   4 接続詞

第一章 文の表現構造
 第一節 用言構文・は―用言構文
 第二節 形容詞構文
 第三節 連体形止め構文
 第四節 は―なり構文
 第五節 体言構文

第二章 成分の転換構文
 第一節 係り受け成分の転換構文
 第二節 文統括成分の転換構文
   1 連用成分への転換構文
   2 連体成分への転換構文
 第三節 掛詞による成分の転換構文
 第四節 飛躍構文
   1 飛躍構文の表現構造
   2 慣用的飛躍構文

第三章 心の文・話の文
 第一節 心の文
   1 心の文の表現構造
   2 心の文・地の文の流れ込み構文
 第二節 話の文
   1 話の文の表現構造
   2 話の文・地の文の流れ込み構文

第四章 語りの視点
 第一節 語りの視点の表現構造
 第二節 視点の転換構文
 第三節 古歌の引用構文
 第四節 語り手のことばの構文

第五章 言いさし構文
 第一節 言いさし構文の表現構造
 第二節 言いさし構文の種々相
   1 係助詞による言いさし構文
   2 疑問・反語表現による言いさし構文
   3 接続助詞による言いさし構文
   4 連用形による言いさし構文
   5 呼応表現による言いさし構文
   6 その他の言いさし構文

第六章 取り立て構文
 第一節 取り立て構文の表現構造
 第二節 倒置取り立て構文
 第三節 徳立否定構文
 第四節 同格取り立て構文

第七章 対比構文
 第一節 対比構文の表現構造
 第二節 「……は……は……」対比構文
 第三節 「……こそ……已然形」対比構文
 第四章 「……も……も……」対比構文
 第五節 無標示対比構文
 第六節 対句対比構文

第八章 追叙構文
 第一節 追叙構文の表現構造
 第二節 はさみこみ追叙構文
   1 文の叙述全体に対する追叙構文
   2 文中の一部分に対する追叙構文
 第三節 評価追叙構文
 第四節 留保条件構文
 第五節 繰り返し構文
 第六節 漸層構文
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中学校対象 学ぶよろこびを国語教室に 中学校国語科教育の活性化と創成を求めて

著者
谷木由利 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
434 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2007年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-959-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
教室が学習者中心の学びの場となることを願い、生徒の実態に即した緻密な学習計画のもと、段階的に言語能力・学力を育てていくことを目指した中学校国語科授業実践実例。
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まえがき(橋本暢夫)

1 国語科教育の活性化を求めて
 1 国語科授業の活性化をいかに図るか――入門単元学習指導の試み――
  一 入門単元指導のくふう
  二 入門単元指導の実際
  三 今後の課題
 2 成就感に支えられた国語教室を
  一 はじめに
  二 一学期の実践から
  三 二学期の実践から
  四 おわりに
 3 学習者把握からの出発――学習記録と音声表現を核として――
  一 はじめに
  二 単元「シンポジウムをしよう」(中学三年)の場合
  三 おわりに
 4 伝え合い、高め合う国語教室を求めて――中学校入門期の場合――
  一 はじめに
  二 単元「わたしの神話的時間」(中学一年)の場合
  三 おわりに
 5 「国語教室」における現状と課題――一九九八年度を振り返って――
  一 現状と課題
  二 三年生の学習指導を通して――単元学習の精神を生かして
 6 「伝え合う力を高める」国語教室を求めて――研究の内容と方法――
 7 「伝え合う力を高める」国語科学習指導の展開
  一 「伝え合う力」をいかに育てるか
  二 「伝え合う力を高める」国語教室とは
  三 「伝え合う力を高める」ための方策
  四 「伝え合う」よろこびに培う国語科学習指導の展開――単元「○○○の神様について考える」(中学一年)の場合
  五 「総合的な学習の時間」と教科学習との関連
 8 「未来総合科」から「総合的な学習の時間」へ――新教育課程開発の意図するもの――
  一 本校(鳴門教育大学学校教育学部附属中学校)の教育課程
  二 「総合的学習」のカリキュラム評価と新教育課程の開発
  三 今後の課題――教科教育との連携
 9 特別活動の指導を求めて――第二学年の取り組み――
  一 これまでの取り組み
  二 今年度(一九九四年度)の実践
  三 関連する教科の学習:国際理解学習――国語科二年生の場合
 10 個を生かし、意欲的に学習に参加させるために
  一 はじめに
  二 学習指導および評価の実際――単元「吉中の環境を考える」(中学一年)の場合

2 国語科授業の創成を求めて
 1 一つの単元をめぐって――「世界子どもフォーラム」(中学二年)の場合――
  一 はじめに
  二 単元「世界子どもフォーラム」
  三 おわりに
 2 話し合う楽しさを教室に――中学校三年間における話し合いの学習指導を中心に――
  一 はじめに
  二 話し合いの学習指導を進める力
  三 三年間の学習指導の概略
  四 話し合いの学習指導の進め方に関する省察
  五 単元「『出会い』について考える」(中学三年)の場合
  六 おわりに
 3 「野原はうたう」朗読発表会
  一 単元「『のはらうた』の朗読発表会をしよう」
  二 学習者の実態――新鮮な気持ちで
  三 学習指導目標――学習力の育成をめざして
  四 学習指導計画
  五 導入時・指導の実際
  六 「のはらうた」朗読発表会――学習の実際
  七 学習指導の評価と考察
 4 「総合的な学習の時間」に生きる国語科の展開
  一 はじめに
  二 「総合的な学習の時間」に生きる国語科の展開
  三 単元「人は言葉で生きている」(中学三年)の場合
 5 学習者の主体性に培う説明的文章の学習指導――単元「異文化交流を考える」(中学三年)の場合――
  一 はじめに
  二 単元「異文化交流を考える」(中学三年)の場合
  三 学習指導の成果と今後の課題
 6 古典単元学習の試み――単元「旅と私」(中学三年)の場合――
  一 はじめに
  二 単元「旅と私」(中学三年)の場合
  三 おわりに
 7 国語科学習指導案 その一――単元「人は言葉で生きている」――
 8 国語科学習指導案 その二――単元「ことば=わたしの心」――

3 読書指導への取り組み
 1 読書のひらめきをカードに その一
  一 はじめに
  二 単元「二一世紀へのメッセージ」(中学三年)の場合
  三 おわりに
 2 読書のひらめきをカードに その二
  一 情報カードを導入して
  二 カード指導の実際――実践事例その1 単元「二一世紀へのメッセージ」(中学三年)
  三 カード指導の実際――実践事例その2 入門単元におけるカード指導
  四 おわりに
 3 読書生活に培う国語科単元学習の展開――中学二年の場合を中心に――
  一 はじめに
  二 読書指導の目標および実践計画
  三 読書指導の実際――実践事例その1 単元「世界子どもフォーラム」
  四 読書指導の実際――実践事例その2 単元「古典新聞を作ろう」
  五 おわりに
 4 教科書の周辺を読む――二つの単元を中心に――
  一 はじめに
  二 単元「世界子どもフォーラム」(中学二年)の場合
  三 単元「戦争の加害について考える」(中学三年)の場合
 5 学校図書館に調べ読む楽しさを
  一 はじめに
  二 図書館利用の実際
  三 おわりに
 6 NIEで意見を育てる――中学一年の場合――
  一 はじめに
  二 単元「徳島の自然を守る」(中学一年)の場合
  三 おわりに――NIEの実践を通して
 7 新聞で育てたい情報活用能力
 8 読書生活指導と新聞

4 国語科指導へのくふうを求めて
 1 二年古典学習指導のくふう――朗読と古典新聞づくりを通して古典に親しむ――
 2 発表会を目標として
 3 今、中学生と
 4 朗読を求めるよろこび――生徒とともに――
 5 阿波方言の分布と特徴
 6 一人一人が課題を胸に
 7 学ぶよろこびを教室に――学習記録を核として――
  一 国語を学ぶよろこびとは?
  二 学ぶよろこびを支える学習記録
  三 年間を見通した単元学習を
  四 二年間を振り返って
 8 生活的に語彙を学ばせるくふう――中学一年の場合――
 9 『教育話法入門』の示唆するもの
 10 謝恩のことば――退官される野地潤家先生へ――

あとがき
跋  文(野地潤家)
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小学校対象 物語の確かな読みの力を育てる ―感性を育てる指導―

著者
神谷キヨ子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
270 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2007年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-969-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉 国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
かさこ地ぞう・つり橋わたれ・三年とうげ・モチモチの木・白いぼうし・やまなし・ごんきつね・わらぐつの中の神様・海の命の学習指導と俳句作りを通して基本力と感性を養う。
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序 (位藤紀美子)
はじめに

第一章 物語の確かな読みの力
 第一節 物語の読みの基礎・基本
 第二節 三つの基本の力
  一 想像する(イメージする)力
  二 内容を理解する力
  三 感想・意見を持つ力
 第三節 感性を生かす読みを育てる

第二章 一つの学級における物語の読みの力についての実践――二年生から三年生にかけて――
 第一節 二年生における実践――内容を理解する力――
  一「かさこ地ぞう」 1教材について/2単元の目標/3児童について/4指導に当たり重点化していきたいこと/5学習計画/6授業後の考察/7授業の成果と課題/8子どもの学習後の様子/参考文献
 第二節 三年生における実践――想像する力――
  一「つり橋わたれ」 1教材について/2単元の目標/3学習計画/4学習の経過/5学習後の感想/6「つり橋わたれ」成果と課題
  二「三年とうげ」(二学期)――感想・意見を持つ力―― 1教材について/2指導目標/3児童について/4指導の重点/5学習計画/6授業実践/7学習後の考察/8成果と課題/9学習後の取り組み/参考文献
  三「モチモチの木」(三学期)――内容を理解する力―― 1教材について/2児童について/3教材の目標/4学習計画/5指導の重点/6学習の課題/7学習後の感想/8学習の経過と課題/参考文献
 第三節 読みにおける児童の成長と変容
 ○内容を読み取ることに抵抗が見られる児童
 ○内容を読み取る力が大体ついている児童
 ○本を読むことが好きで、内容を読み取る力が十分ついている児童
 ※考察

第三章 物語の読みの基本の力1――想像する力――
 第一節 「白いぼうし」四年 1教材について/2単元の目標/3児童について/4単元の評価基準/5学習計画/6指導の手立て/7学習の経過/8成果と課題/9学習のまとめ・感想/参考文献
 第二節 「やまなし」六年――場面の様子や人物の様子を想像豊かに読む―― 1教材について/2単元の目標/3児童について/4指導の重点/5学習計画/6学習の経過/7「やまなし」発表の取り組み後の考察/8「やまなし」学習後の成果と課題/9学習後の児童の感想/参考文献

第四章 物語の読みの基本の力2――内容を理解する力――
 第一節 「ごんきつね」四年――場面の様子や人物の気持ちを想像して内容を理解する―― 1教材「ごんぎつね」について/2単元の目標と評価基準/3児童について/4指導について/5学習計画/6学習の経過/7学習の指導より/8児童の感想――「ごんぎつねを学習して」/9成果と課題/10学習後、俳句で思いや考えを表現/参考文献
 第二節 「わらぐつの中の神様」五年 1教材について/2児童について/3単元の目標/4単元の評価基準/5学習計画/6学習の経過/7学習後思いや考えを俳句で発表/8俳句での表現を他学年に発表/9成果と課題/参考文献

第五章 物語の読みの基本の力3――感想・意見を持つ力――
 第一節 「海の命」六年――生き方や考え方を読み取ろう―― 1教材について/2指導の重点/3単元の目標/4児童について/5学習計画/6学習の経過/7学習後、俳句形式で自分の思いや考えを表現/8成果と課題/9学習の成果/参考文献


第六章 ことばの感性を育てる俳句づくり
 第一節 「俳句づくり」のねらい
 第二節 各学年の俳句づくりの取り組み
  一 四年生「ごんぎつね」 1四年生の俳句づくりの学習/2「ごんぎつね」の学習から「俳句づくり」/3学習の成果
  二 五年生「わらぐつの中の神様」 1五年生の俳句づくりの学習/2「わらぐつの中の神様」の学習から「俳句づくり」/3学習の成果
  三 六年生「海の命」 1「海の命」の学習から「俳句づくり」/2六年生の俳句づくり/3/他校児童との俳句交流
 第三節 俳句づくりの成果と課題

初出一覧
あとがき
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羅英対訳・詳註 『変身物語』を読む[3] 

著者
鈴木利久 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
226 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2007年2月16日 
ISBN
ISBN978-4-87440-964-0 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
オウィディウス(43B.C.-17?A.D.)のMetamorphosesはシェイクスピア他多くの英文学作品に影響を与えた。Loeb版をテキストとして詳細な語釈をつけ、原本理解の一助とする。
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日韓主要産業の推移とFTA 日・韓物的工業労働生産性の国際比較のデータに基づく統計分析

著者
西手満昭 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
186 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2007年2月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-965-7 
Cコード
C3033 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
物的労働生産性の国際比較の手法を用いて、97~99年の韓国経済危機と回復・再生の状況を品目・産業別に算定し、その一端を明らかにする。
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第1章 労働生産性の国際比較の足跡
 第1節 先駆者について
 第2節 行沢健三教授の労働生産性国際比較の基本概念
 第3節 リカードウ・モデルの実証水準における検証

第2章 日・韓両国の物的工業労働生産性の算定の具体的手順
 第1節 原資料および算定年度について
 第2節 日・韓コード照合
 第3節 算定の基本方式
 第4節 比較方式の細目(韓国編)
 第5節 比較方式の細目(日本編)

第3章 日・韓国際個別生産性指数と日・韓国際総合生産性指数の算定結果と比較優位・比較劣位構造の検出
 第1節 日・韓国際個別生産性指数の概念と算定結果
 第2節 日・韓国際個別生産性指数の算定結果とその課題
 第3節 日・韓国際個別生産性指数に基づく比較優位・劣位構造の検出―JMPによるクラスター分析―
 第4節 日・韓国際総合生産性指数の概念と算定結果
 第5節 日・韓国際総合生産性指数に基づく比較優位・劣位構造の検出―JMPによるクラスター分析―
 本章の総括

第4章 日・韓国際個別生産性指数と日・韓国際総合生産性指数のデータ分析―相関分析・分散分析―
 第1節 日・韓国際個別生産性指数の順位相関分析
 第2節 日・韓国際個別生産性指数の分散分析
 第3節 日・韓国際総合生産性指数の相関分析
 第4節 日・韓国際総合生産性指数の分散分析
 本章の総括

第5章 日・韓国際個別生産性指数の因子分析
 第1節 日・韓国際個別生産性指数の因子分析―回転前
 第2節 日・韓国際個別生産性指数の因子分析―バリマックス法
 本章の総括

第6章 日・韓国際総合生産性指数の因子分析
 第1節 日・韓国際総合生産性指数の因子分析―回転前
 第2節 日・韓国際総合生産性指数と因子分析―バリマックス法
 本章の総括

第7章 リカードウ・モデルの実証研究―B.バラッサ方式による検証―
 第1節 B.バラッサの業績
 第2節 日・韓比較生産性と相対輸出
 第3節 1999年の日・韓比較生産性と相対輸出
 本章の総括

第8章 日韓FTAと物的工業労働生産性の国際比較の視点から見た若干の提言
 第1節 FTAとは
 第2節 日本と韓国のFTAの状況
 第3節 日韓FTAに対する若干の提言
 本章の総括

主要参考文献
索引
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ペイシェンス 

訳者
上村盛人・上岡サト子・山本薫[W・S・ギルバート著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
150 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
2007年2月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-962-6 
Cコード
C0097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/小説・童話
 
内容
W・S・ギルバートが台詞を書いたサヴォイ・オペラ『ペイシェンス』の台本翻訳。愛し合う男女の愛をテーマに軍人、詩人、恋に悩む20人の乙女らが繰り広げるドタバタ喜劇。
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第一幕(バンソーン城の外)
第二幕(林の中の空き地)
解 説―『ペイシェンス』について
あとがき
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明治初期国語教育の研究 

著者
望月久貴 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
592 
定価
13,200円 (本体12,000円 )
発行日
2007年2月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-956-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
近代国語教育の発足と成立を明らかにするとともに、明治初期国語教育の全体像を総合的歴史的に探究。初等国語教育の研究に新しい成果をもたらす基本書。
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刊行に寄せて(野地潤家)
凡例

序論 研究の目的と方法
  第1節 国語教育史研究の意義
  第2節 明治初期国語教育の先行研究
  第3節 本稿の近代国語科教育史時期区分

本論
 第1章 学制以前における国語科目
  第1節 維新前後諸機関の国語科目
  第2節 学制直前諸学校の国語科目
 第2章 学制小学国語科目の制定
  第1節 学制国語科目
  第2節 文部省小学教則国語科目
  第3節 師範学校附属小学教則国語科目
 第3章 学制期における国語教授法の開発
  第1節 入門期国語教授法
  第2節 入門期国語教授の資料
 第4章 国語科各種目の教授法と教授資料
  第1節 国語科教授の取り扱い
  第2節 国語関連科目の教授資料
 第5章 国語学力の評価(試験)とその方法
  第1節 学制前の国語学力試験
  第2節 諸府県制定国語学力試験法
  第3節 大学区議定学力試験法
 第6章 学制期の国語教授実施に伴う諸問題
  第1節 国語教師(小学)の問題
  第2節 府県小学教則編成と簡易化の問題
  第3節 地方巡視実情の問題
  第4節 教授法研究発足の問題
 第7章 小学校教則綱領期
  第1節 学制教則期の後退
  第2節 小学校教則綱領期への転換
  〔補説〕 府県小学教則と東京師範学校小学教則改正
 結語

国語教育参照文献資料
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縮景園 1945年

著者
田端 展 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-954-1/ISBN4-87440-954-7 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
原爆投下直後の光景を今に重ねて遡及する縮景園にまつわる幻想小説集。穏やかな夕景を人生に重ね凄惨と平穏を往還する回想の佳編4作。
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【品切】
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歩数計
午後の陽荘の女
縮景園幽色
被爆美

あとがき
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朝鮮戦争と中国 建国初期中国の軍事戦略と安全保障問題の研究

著者
服部隆行 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
380 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2007年2月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-950-3 
Cコード
C3031 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア 政治・経済・法律
 
内容
建国期中国の台湾、朝鮮戦争、ベトナムに対する軍事戦略の内的連関性を明らかにしつつ、国内の「抗米援朝」運動、国連戦略をふまえた中国の安全保障戦略を歴史的に検証する。
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序論――課題の設定と先行研究の検討――
  一、課題の設定
  二、朝鮮戦争と中国
   (一)「第一次戦役」
   (二)「第二次戦役」
   (三)「第三次戦役」
   (四)「第四次戦役」
   (五)「第五次戦役」
  三、先行研究と資料

       第一部 台湾「解放」戦略をめぐる中国の安全保障戦略と周辺環境

 第一章 中国人民空軍建設援助に関する中ソ交渉について
     ――中華人民共和国成立前夜の交渉――
   はじめに
  一、劉亜楼らのモスクワ訪問の決定
  二、中国の空軍建設援助要請
  三、協議の全容
   おわりに
 第二章 中国の台湾「解放」作戦と朝鮮戦争参戦問題
   はじめに
  一、国共内戦の最終段階に対する中共の認識
  二、台湾「解放」計画と東南沿海島嶼「解放」作戦
   (一)台湾「解放」計画の決定過程
   (二)第三野戦軍の「渡海作戦」計画と東南沿海島嶼「解放」作戦
  三、東南沿海島嶼「解放」作戦の失敗と中ソ会談における台湾問題
   (一)東南沿海島嶼「解放」作戦の失敗と台湾「解放」作戦計画の変更
   (二)台湾「解放」作戦の早期実現とソ連の軍事援助問題
  四、舟山群島への再攻撃と海南島攻撃作戦
  五、朝鮮戦争の勃発と台湾「解放」作戦の延期
   (一)金門島への再攻撃の準備と台湾「解放」作戦実施への決意
   (二)朝鮮戦争の勃発と台湾「解放」作戦の延期の決定
   おわりに
 第三章 建国初期中国のベトナム支援の決定について
     ――中国の台湾「解放」とその周辺環境の安定をめぐって――
   はじめに
  一、中国南部の軍事情勢と台湾「解放」をめぐる現実
  二、ベトナム支援の決定過程
  三、中ソ会談と毛沢東のベトナム支援の最終決断
   おわりに

       第二部 朝鮮戦争の開戦と中国の国家防衛をめぐる国内外戦略

 第四章 朝鮮戦争と中国の東南沿海地区防衛戦略(一九五〇―一九五二)
   はじめに
  一、朝鮮戦争勃発直後の東南沿海地区における中国軍の動向
  二、防衛戦略への転換と東南沿海地区の中国軍の対応
   (一)アメリカ・国府両軍の連合軍による大規模な攻撃を想定した防衛戦略
   (二)マッカーサーの解任と防衛戦略の確定
  三、防空態勢の整備――高射砲部隊の配備
  四、東南沿海地区の防衛戦略の変化と「積極防御」態勢の確立
   おわりに
 第五章 中国の朝鮮戦争参戦と「抗美援朝」運動
   はじめに
  一、抗米援朝運動前史
   (一)世界平和署名運動の展開
   (二)「中国人民反対美国侵略台湾朝鮮運動委員会」の成立から「抗美援朝総会」の設立まで
  二、抗米援朝運動の時期区分と運動の展開
   (一)第一期
   (二)第二期
   (三)第三期
   (四)第四期
  三、朝鮮戦争をめぐる時事宣伝と国内世論の反応
   おわりに
 第六章 中華人民共和国初期の国連戦略と中ソ関係
     ――台湾「解放」と朝鮮戦争の遂行をめぐるジレンマ――
   はじめに
  一、国連代表権問題の出現と台湾「解放」作戦をめぐる中ソ関係
   (一)国連代表権問題の出現とその政治過程
   (二)台湾「解放」作戦と劉少奇、毛沢東のモスクワ訪問
  二、安保理への代表権問題をめぐる声明と中ソ間の位相
   (一)安保理への声明の発表と中ソ間の相互認識
   (二)中国の国連代表権問題に対する認識の変化
  三、朝鮮戦争の勃発と中国の国連戦略をめぐる新たな展開
   (一)朝鮮戦争の勃発と国連代表権問題をめぐる中ソの思惑
   (二)国連代表権問題からアメリカの「武力侵略」批判へ
  四、朝鮮戦争の遂行と停戦をめぐる中ソ関係
   (一)伍修権の国連演説と停戦のための条件
   (二)台湾海峡情勢と国連停戦案の受諾をめぐる中国のジレンマ
   おわりに

       第三部 朝鮮戦争の停戦と中国の安全保障戦略の変容

 第七章 朝鮮戦争の停戦交渉と中国
     ――軍事境界線問題をめぐる中国の交渉戦略――
   はじめに
  一、停戦交渉の前史
  二、軍事境界線問題の交渉と「第六次戦役」の策定
  三、「第六次戦役」の延期と中国側の譲歩
  四、交渉の中断
  五、国連軍の「秋季攻勢」と中国の交渉戦略の転換
   おわりに
 第八章 朝鮮戦争の停戦交渉と中国の対ベトナム戦略の位相
     ――朝鮮戦争後の中国の軍事戦略と安全保障問題をめぐって――
   はじめに
  一、一九五一年末以降の停戦交渉の動向と中国の認識
  二、中国のベトナムに対する軍事戦略の動向とその強化
  三、停戦交渉の膠着化と中国のベトナムに対する軍事戦略の位相
   おわりに

結論

引用・参照文献一覧
あとがき
人名索引
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日本語の空間〈上〉 日本人はどこから来たのか?

著者
文沢隆一 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
280 
定価
2,095円 (本体1,905円 )
発行日
2007年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-961-9 
Cコード
C0081 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉 一般書/文芸評論
 
内容
日本語と日本人の形成過程を古代文献から推察――わたしの日本語/日本人の起源/大和朝廷の成立/古事記撰録/日本書紀/万葉集/平安時代初期
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序 章 わたしの日本語

第一章 日本人の起源
 一、モンゴロイドの系譜
 二、縄文人から弥生人へ
 三、文字化のはじまり
 四、日本語への変身

第二章 大和朝廷の成立
 一、倭国のあけぼの
 二、ヤマタイ国からヤマト王権へ
 三、第一次王朝の交代
 四、記紀の表裏

第三章 古事記撰録
 一、古事記のこころ
 二、古事記の物語性
 三、悲恋の歌がき

第四章 日本書紀
 一、日本書紀の世界
 二、史実と物語性
 三、倭習と外来語

第五章 万葉集
 一、万葉集への道
 二、万葉の心
 三、多彩な歌びとたち
 四、万葉時代とその背景

六章 平安時代初期
 一、現代日本語の芽生え
 二、律令制の変革と官人たち
 三、和文脈の成立
 四、紀貫之

 引用・参考文献
 初出掲載誌
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中国人留学生・研修生の異文化適応 

著者
葛 文綺 
シリーズ
 
助成
06年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
154 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
2007年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-957-2 
Cコード
C3011 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
在日中国人留学生・研修生の対日イメージおよび適応と、日中留学生の対ホスト国イメージおよび適応を紙面とインタビューで調査・研究。異文化適応の特徴と課題を明らかにする。
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はじめに

第1章 序 論 ――研究の理論的背景――
 問題と目的
 1-1 異文化適応の定義
  1-1-1 異文化適応
  1-1-2 カルチャー・ショック
 1-2 留学生の異文化適応問題
  1-2-1 日本の留学生受け入れ実態
  1-2-2 留学生の異文化適応
  1-2-3 留学生の異文化適応に関する先行研究
 1-3 中国人研修生の異文化適応
  1-3-1 研修生制度
  1-3-2 研修生の実態
 1-4 本研究の問題と目的

第2章 中国人留学生の異文化適応
 問題と目的
 2-1 研究1 中国人留学生の適応に影響を与える個人属性
  2-1-1 目 的
  2-1-2 方 法
  2-1-3 結 果
  2-1-4 考 察
 2-2 研究2 中国人留学生を対象とした半構造化面接
  2-2-1 問題と目的
  2-2-2 予備調査
  2-2-3 方 法
  2-2-4 面接記録のまとめ
  2-2-5 考 察
  2-2-6 残された課題

第3章 留学前後における対ホスト国イメージの変化に関する研究
――中国人留学生と日本人留学生との比較を通して――
 問題と目的
 3-1 研究1 質問紙調査
  3-1-1 目 的
  3-1-2 方 法
  3-1-3 結果および考察
 3-2 研究2 インタビュー
  3-2-1 目 的
  3-2-2 方 法
  3-2-3 総合的考察と今後の課題

第4章 中国人研修生の対日イメージおよび適応に影響を与える個人属性
 問題と目的
 4-1 方 法
  4-1-1 調査協力者と方法
  4-1-2 質問紙の構成
  4-1-3 調査協力者の実態 
 4-2 結 果
  4-2-1 イメージに関する尺度の因子分析
  4-2-2 研修生の対日イメージに影響を与える個人属性の比較
  4-2-3 適応に関する尺度の因子分析
  4-2-4 研修生の適応に影響を与える個人属性
  4-2-5 来日1ヶ月時点と3ヶ月時点での対日イメージおよび適応の比較
  4-2-6 研修生の対日イメージと適応との相関
  4-2-7 中国人留学生と研修生の対日イメージおよび適応の比較
  4-2-8 自由記述のまとめ
 4-3 考察と今後の課題
  4-3-1 中国人研修生の対日イメージおよび適応に影響を与える個人属性
  4-3-2 中国人研修生の対日イメージと適応の関係
  4-3-3 中国人研修生と留学生の対日イメージおよび適応の比較
  4-3-4 中国人研修生が日本で直面した困難およびその改善
  4-3-5 今後の課題

第5章 総合的考察
 5-1 本研究を通じて得られた結果の整理
  5-1-1 中国人留学生の適応に影響を与える個人属性
  5-1-2 留学前後における対ホスト国イメージの変化に関する研究
  5-1-3 中国人研修生の対日イメージおよび適応に影響を与える個人属性
 5-2 中国人留学生・研修生の異文化適応に関する総合考察
  5-2-1 中国人留学生の特徴
  5-2-2 中国人研修生の特徴
 5-3 今後の課題

引用文献
おわりに
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業績測定による地域経営戦略 

著者
吉川富夫 
シリーズ
 
助成
06年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
546 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2007年1月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-949-7 
Cコード
C3033 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
1960年代以降、米国各州で州政府、地方政府、企業、NPO、学会を巻き込み展開されてきた「成長管理」(Growth Management) を、理論的かつ実証的に分析・研究。
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序 章

(1)成長管理と日本の都市政策との関わり
(2)成長管理の意義と社会システム
(3)成長管理とスマートグロースとの異同
(4)本書(第1章と第2章)の構成
(5)成長管理の発展段階と業績測定
(6)本書(第3章、第4章、第5章)の構成
(7)成長管理の制度設計とガバナンス構造の変化および本書(第6章)の構成
(8)基本モチーフと日本の地域経営へのインプリケーション


   第1章 成長管理のための業績測定――その変遷と論理展開――
第1節 業績基準による土地利用規制
 1.成長管理における伝統的手法の限界
 2.成長管理における業績基準
 3.業績基準の適用手法と法的効力
 4.業績基準と総合計画
第2節 土地利用規制のプロセス
 1.立法的決定
 2.行政的決定
 3.準司法的決定と司法的決定
 4.土地利用規制プロセスにおける業績基準の役割
第3節 米国における土地利用規制プログラム
 1.ユークリッド型土地利用規制
 2.非ユークリッド型土地利用規制における業績基準
 3.開発利益還元型土地利用規制における業績基準
 4.都市成長境界線による土地利用規制
第4節 業績基準の展開パターン
 1.工業業績基準
 2.環境業績基準
 3.公共施設整備業績基準
 4.住宅建設業績基準
 5.限界基準
第5節 成長管理の広域的展開
第6節 統合計画と業績基準・業績測定
 1.統合計画による計画調整
 2.総合計画における業績基準・業績測定の活用
 3.州政府の戦略計画におけるベンチマークスの活用
 4.業績基準から業績測定へ
第7節 土地利用規制にかかる規則(ルール)と基準(スタンダード)
 1.裁量権の濫用
 2.規則(ルール)と基準(スタンダード)の違い
 3.規則か基準かをめぐる論争
 4.実際の土地利用規制における規則と基準
第8節 業績基準と市場経済
 1.市場指向型計画
 2.市場指向型計画の行動原則
 3.業績基準の市場経済との親和性とその課題
 4.市場指向型計画と規制指向型計画の調和
第9節 業績基準の成否
 1.適切な定量的基準を設定できるか
 2.業績基準に内在する人為的バイアスを排除できるか
 3.因果関係を立証できるか
 4.業績基準は収用事項にはならないか
 5.規制への不適合状態への対応力はあるか
 6.業績基準を強制できるか
第10節 業績基準の今度の活用の方向


   第2章 業績測定の理論と実際
第1節 業績測定の方法と実際
 1.業績測定とは何か
 2.業績測定の6つのステップ
 3.ベンチマーキング
 4.業績測定の実際例(ポーランド市開発サービス局)
 5.成長管理の効率的執行
第2節 業績測定の理論的系譜
 1.テーラーイズムと市政改革運動
 2.政策科学とプログラム評価
 3.GPRAとNPM
 4.プログラム評価と業績測定
 5.ポーランド市監査人室によるプログラム評価
第3節 米国の地方政府における戦略計画の必要性と戦略計画モデル
 1.米国地方政府における総合計画の生成
 2.地方政府における戦略計画
 3.外部環境の変化と戦略計画
 4.戦略計画と総合計画
 5.成長管理の戦略計画
      (シャーロット・メッケルンバーグ2005年計画)
 6.公共部門の戦略計画モデル
第4節 業績測定の利用状況
 1.GASBの業績測定に関する調査
 2.業績測定の利用状況
 3.業績測定の比較対象
 4.業績測定の効果
 5.業績測定システムが成功する条件
 6.業績測定の将来的利用
      (戦略計画、予算配分、プログラム監視)
第5節 業績測定とアカウンタビリティ
 1.アカウンタビリティ概念の歴史と民主主義
 2.アカウンタビリティ概念と業績測定
 3.アカウンタビリティの4つの類型
 4.アカウンタビリティの4類型の具体的展開パターン
 5.アカウンタビリティの4類型と公共サービス生産プロセス
 6.ベンチマークスによる利害調整・価値の統合
 7.NPMとアカウンタビリティ
 8 アカウンタビリティと生産性
 9.経済モデルと経営モデルによる生産性向上の意義
 10.NPMにおける生産性向上の経済学的意義


   第3章 州政府の成長管理戦略計画と業績測定
   ――オレゴン州及びフロリダ州のコミュニティ型業績測定と部局経営型業績測定――

第1節 オレゴン州土地利用計画プログラムの特徴と背景
 1.オレゴン州の成長管理の特徴と背景
 2.コミュニティの戦略計画とオレゴン・ベンチマークス
 3.オレゴン・ベンチマークスにおける成長管理分野
第2節 戦略計画と業績測定の発展過程
 1.コミュニティ型業績測定と部局経営型業績測定
 2.オレゴン州戦略計画とベンチマークスの開発過程
第3節 コミュニティ型業績測定と部局経営型業績測定の統合
 1.オレゴン州土地利用計画プログラムの目的とその運営
 2.土地保全開発部の戦略計画の策定
第4節 部局の業績測定と予算編成のための業績測定ガイドライン
 1.外部評価指標の重視
 2.ベンチマークスと結びつく業績測定システム
 3.予算編成・決定プロセスにおける業績測定システム
 4.業績報告の内容
第5節 アカウンタビリティによるオレゴン州成長管理の評価
 (1)政治的アカウンタビリティ
 (2)法的アカウンタビリティ
 (3)専門的アカウンタビリティ
 (4)階層的アカウンタビリティ
第6節 フロリダ・ベンチマークスによる成長管理
 1.フロリダ・ベンチマークス
 2.GAP委員会の設立
 3.ベンチマークス策定への市民参加と州民へのアカウンタビリティ
 4.目的値の設定による業績の改善と目的の共有
 5.部局の業績監査
 6.業績ベース予算システムの導入と部局の業績測定の指導
 7.GAP委員会の廃止
 8.オレゴン・ベンチマークスとの異同
第7節 OPPAGAと業績ベース予算
 1.OPPAGAの設立
 2.業績ベース予算の仕組み
第8節 フロリダ州総合計画の体系と業績測定
 1.総合計画の体系
 2.州のコミュニティ部による成長管理の運営
 3.州総合計画への批判
第9節 成長管理のための長期プログラム計画と業績ベース予算
 1.部局の計画
 2.コミュニティ部の業績ベース予算システム
第10節 アカウンタビリティによるフロリダ州成長管理の評価
 (1)政治的アカウンタビリティ
 (2)法的アカウンタビリティ
 (3)専門的アカウンタビリティ
 (4)階層的アカウンタビリティ


   第4章 地方政府による成長管理の業績測定の連携
   ――メトロ政府、ムルトノマ郡政府、ポートランド市の業績測定システム――

第1節 ポーランド大都市圏政府「メトロ」の業績測定システム
 1.メトロ政府の成り立ちと「地域2040」
 2.メトロの業績測定
 3.基本的価値の分析
 4.メトロ業績測定報告の特徴と今後への課題
第2節 ポーランド・ムルトノマ・ベンチマークスにおける成長管理の評価
 1.ムルトノマ郡およびポーランド市の概要
 2.ポーランド・ムルトノマ・ベンチマークス開発史
 3.州のベンチマークスと地方政府のベンチマークスとの対比
 4.ポーランド・ムルトノマ・ベンチマークスとオレゴン・ベンチマークスの共通点
 5.ポーランド・ムルトノマ・ベンチマークスとオレゴン・ベンチマークスとの相違点
第3節 ポーランド市における業績測定の連携と成長管理
 1.ポーランド市をとりまく成長管理の計画体系と業績測定システム
 2.ポーランド市の成長管理に関する業績測定とアカウンタビリティのネットワーク
 3.ポーランド市における業績測定の歴史
 4.ポーランド市における総合計画とコミュニティ・ビジョン
 5.ポーランド市における成長管理プログラムの体系
第4節 成長管理のための計画局の予算過程
 1.ポーランド市の政治・行政体制
 2.予算の編成と決定過程
 3.予算の編成と決定過程への市民参加
 4.計画局の予算における重点の置き方と業績測定
 5.計画局予算の問題点
第5節 SEA報告と成長管理
 1.SEA報告の構造と特徴
 2.SEA報告における計画局の業績測定
第6節 業績/成果による管理とアカウンタビリティ
 1.政治・行政システムの問題点とアカウンタビリティ
 2.業績/成果による管理にむけての改革


   第5章 郡と市の成長管理の計画調整と業績測定
   ――ワシントン州キング郡計画指針およびシアトル市総合計画の業績測定――

第1節 ワシントン州成長管理とキング郡及びシアトル市の概況
 1.ワシントン州成長管理法と地域的調整
 2.キング郡及びシアトル市の概況
第2節 キング郡計画指針
 1.キング郡計画指針の策定過程
 2.キング郡計画指針の土地利用に関する概念とビジョン
 3.郡計画指針の2012年目標設定
 4.ベンチマーク・プログラム
 5.キング郡総合計画
 6.年次成長報告
第3節 キング郡ベンチマーク報告
 1.成長管理プログラムのベスト・プラクティス
 2.キング郡ベンチマークスの策定主体
 3.ベンチマーク・プログラムの目的
 4.ベンチマーク報告の構造
 5.ベンチマーク報告の分析
第4節 シアトル市総合計画とモニタリング報告
 1.シアトル市の総合計画の性格
 2.キング郡計画指針との関係
 3.総合計画のビジョン「アーバンビリッジ戦略」
 4.「アーバンビリッジ戦略」の目的と達成プロセス
 5.総合計画のモニタリング報告
 6.成長の業績測定
第5節 シアトル市の近隣計画と業績測定
 1.近隣計画策定の仕組み
 2.近隣計画実施状況の情報提供
 3.近隣計画の業績測定
第6節 アカウンタビリティによるワシントン州成長管理の評価
 (1)政治的アカウンタビリティ
 (2)法的アカウンタビリティ
 (3)専門的アカウンタビリティ
 (4)アカウンタビリティとコスト


   第6章 成長管理ガバナンスと各州のガバナンス構造の変化
第1節 成長管理のガバナンスとアカウンタビリティ
 1.ガバナンスの概念
 2.ガバナンスとアカウンタビリティ
第2節 ガバナンス構造改革の諸局面
 1.ガバナンス構造変化の方向
 2.ガバナンス構造とNPMによる政府の行動原理
第3節 成長管理の制度設計
 1.制度主体と政策プログラム
 2.成長管理の制度設計(制度主体)からみたガバナンス構造
 3.成長管理の制度設計(政策プログラム)からみたガバナンス構造
第4節 オレゴン州の成長管理ガバナンス
 1.オレゴン州成長管理の制度設計からみたガバナンス構造
 2.オレゴン州成長管理の課題と制度設計の改革
 3.オレゴン州成長管理の制度設計と業績測定
第5節 フロリダ州の成長管理ガバナンス
 1.フロリダ州成長管理の制度設計からみたガバナンス構造
 2.フロリダ州成長管理の課題と制度設計の改革
 3.成長管理検討委員会報告と「新しい成長管理」の方向
 4.「新しい成長管理」の制度設計と業績測定
第6節 ワシントン州の成長管理ガバナンス
 1.ワシントン州成長管理の制度設計からみたガバナンス構造
 2.ワシントン州成長管理の課題と制度設計の改革
 3.ワシントン州成長管理の制度設計と業績測定
第7節 まとめ
 (1)成長管理と業績基準
 (2)業績測定とアカウンタビリティ
 (3)業績測定と地域経営
 (4)成長管理ガバナンスとアカウンタビリティ
 (5)米国の成長管理の含意

索 引
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A Study on the Acquisition of English Function-chains 

著者
藤原陽子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
156 
定価
2,640円 (本体2,400円 )
発行日
2007年1月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-946-6 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
This book focuses on the process by which EFL learners acquire the pragmatic competence to recognize the appropriateness of function-chains (the sequence of functions).(英文)
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List of Figures and Tables
Acknowledgements
Preface


Chapter1 Introduction
1.1 Background and purpose of the present study
1.2 Thesis outline
Notes
Chapter2 Literature review
2.1 Historical perspective
2.1.1 Interlanguage pragmatics in SLA
2.1.2 Level of proficiency and pragmatic competence
2.1.3 Types of function-chains and pragmatic competence
2.2 Sociolinguistic perspective
2.3 Conclusions from the literature review and overall research design
Notes
Chapter3 Study 1:Junior high students’ recognition of the appropriateness of function-chain structures
3.1 Objectives
3.2 Method
3.2.1 Participants
3.2.2 Materials
3.2.3 Procedure
3.3 Results
3.3.1 Results of factor analysis
3.3.2 Results of Hayashi’s quantification model 3
3.4 Discussion
Notes
Chapter4 Study 2:The recognition of the appropriateness of actual utterances by junior high students at two proficiency levels
4.1 Objectives
4.2 Method
4.2.1 Participants and determination of their level of proficiency in English
4.2.2 Materials
4.2.3 Procedure
4.2.4 Scoring
4.2.5 Means of analysis
4.3 Results
4.4 Discussion
Notes
Chapter5 Study 3 (Analysis 1 ):The recognition of the appropriateness of actual utterances by junior high students, university students, and native speakers of English
5.1 Objectives
5.2 Method
5.2.1 Participants
5.2.2 Materials
5.2.3 Procedure
5.2.4 Scoring
5.2.5 Means of analysis
5.3 Results
5.4 Discussion
Notes
Chapter6 Study 3 (Analysis 2 ):The acquisition of English function-chains viewed qualitatively
6.1 Objectives
6.2 Method
6.2.1 Participants, materials, procedure, and scoring
6.2.2 Means of analysis
6.3 Results
6.4 Discussion
Notes
Chapter7 Conclusions and remaining problems
7.1 Conclusions and pedagogical implications
7.2 The remaining problems and implications for future research

References
Appendices
Name index
Subject index
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源氏物語の端役たち 

著者
加藤宏文 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
372 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2006年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-953-4/ISBN4-87440-953-9 
Cコード
C3093 
ジャンル
文学・語学/日本 国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
全54帖から各帖ひとりの端役に着目。端役が果たす物語のリアリティーの推進と深化、具体的なことばを通して見える役割を探究。「ことば」を通して物語を読み深めてゆく。
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【品切】
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まえがき(野地潤家)
はじめに

第一部
 桐壺巻 「つたはりぬる」内侍のすけ――老い人の起爆力――
 帚木巻 「なよびかなる」交野の少将――ドンファンを超えるもくろみ――
 空蝉巻 「ひだり右に苦しき」小君――処世の原点――
 夕顔巻 「まじらひつく」右近――秘密の原点――
 若紫巻 「たばかる」王命婦――「せめありか」れて――
 末摘花巻 「はしたなる大きさの女」――貧窮のリアリティー――
 紅葉賀巻 「心なき」犬君――「いじめ」の役割――
 花宴巻 「突きしろふ」女房たち――世渡りの洞察力――
 葵巻 「口ごはき」供人たち――笠に着るペーソス――
 賢木巻 「うちしはぶく」神官の者ども――情念沈黙の条件――
 花散里巻 「おぼめく」郭公の女方の女房たち――哀しい打算――
 須磨巻 「たゆたふ」筑紫の五節――「日陰の霜」への始発――
 明石巻 「しほたれ言ひあへる」供人たち――省かれた歌の力――
 澪標巻 「なに心もなき」宣旨のむすめ――序列を超えた「あはれ」――
 蓬生巻 「くづし出で」ぬ老女房――物語る潜在力――
 関屋巻 「まかり過ぎし」衛門の佐――右顧左眄の痛み――
 絵合巻 「死にかへる」「浅はかなるわか人ども」――熱中のスタンス――
 松風巻 「はちぶく」預り――弱者の幕引き――
 薄雲巻 「心ぎたなき」を恐れる夜居僧――禁断の告白――
 朝顔巻 「うすゝき出で来」た御門守――「蓬が門」の剥落ぶり――
 乙女巻 「ひがもの」大内記――清貧の師への評価――
 玉鬘巻 「ずゐぶん」を念じた三条――初瀬観音の大慈大悲――
 初音巻 「ふるめき人」・醍醐の阿闍梨の君――学識・修行・兄弟愛――
 胡蝶巻 「物めでしぬべき」若き女房たち――詠歌の処遇――
 蛍巻 「おとろへ残りたる」宰相の君――光源氏の情報網――
 常夏巻 「そばそば」見る中納言の君――読みの出発――
 篝火巻 「ともしつくる」右近の大夫――絶妙の装置作り――
 野分巻 「うちさゝめく」右馬助――もう一通の行方――
 行幸巻 「消えかへる」若き御達――我を忘れる潜在力――
 藤袴巻 「かじけたる下折れ」の「御つかひ」――主人との共同作業――
 真木柱巻 「口おほふ」木工の君――哀しい嫉妬――
 梅枝巻 香を「ほる」兵衛の尉――親子の昇進情報――
 藤裏葉巻 「つぶやきし」大夫の乳母――誤算の原点――

第二部
 若菜上巻 「ざればめる」女房たち――「かくろへごと」への温床――
 若菜下巻 「物深からぬわか人」小侍従――「はやりかなる口ごはさ」の果て――
 柏木巻 「片耳」に聞く女三宮――「老いしらへる」女房の起爆力――
 横笛巻 「ねおびれる」若君――封じ込められた真相――
 鈴虫巻 「きしろふ」女房たち――光源氏道心の相対化――
 夕霧巻 「なまけやけき」内侍のすけ(藤典侍)――恋敵に捉えられた女心――
 御法巻 「まろび落つる」女房たち――葬送の悲しみ――
 幻巻 「ふくだみたる」髪の中将の君――光源氏の「ほだし」――
 匂宮巻 「まゐりあつまる」女房たち――「はかなき契り」を頼む――
 紅梅巻 「めし放」たれた若君――取り巻きたちの思惑――
 竹河巻 「くちはやき」宰相の君――場をとりもつ即興――

第三部
 橋姫巻 「深山がくれの朽木」弁御許――物語を切り拓く方途――
 椎本巻 「ほのめき参る」阿闍梨――離合集散の彼方へ――
 総角巻 「しそしつる」老人ども――真実への視点――
 早蕨巻 「思ひあらたむる」大輔の君たち――したゝかな生き方――
 宿木巻 「ほろほろと食ふ」女房たち――受領一家の生活感――
 東屋巻 「警策(かうざく)」を売り込む仲立――仲人口の論法――
 浮舟巻 「ふつゝかなる」内舎人――武勇(ぶよう)の者の影響力――
 蜻蛉巻 「しめやかなる」ときの小宰相の君――「数ならぬ身」の思い――
 手習巻 「臥し転ぶ」妹尼君――悲嘆の表現――
 夢浮橋巻 「慌てたる心地」の小君――「甚深微妙」への文使い――

参考文献

おわりに

語彙索引
人物索引
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ジョン・ロック『寛容論』の研究 

著者
山田園子 
シリーズ
 
助成
06年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
254 
定価
7,150円 (本体6,500円 )
発行日
2006年11月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-947-3/ISBN4-87440-947-4 
Cコード
C3014 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
ロックの出発点として『寛容論』を位置づけその中身をテキストクリティークと歴史的背景の検討をふまえて解明。著者による『寛容論』手稿の日本語版を資料編として付す。
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序 章 本書の課題と構成
第1章 『寛容論』四手稿の特質
  1 本章のねらい
  2 『寛容論』四手稿の特質と執筆経過
  3 ヘンリー・E・ハンティントン図書館所蔵手稿の構造的特質
  4 四手稿から読み取れるロックの寛容論の展開過程
  5 小括
第2章 『寛容論』四手稿の課題と背景
  1 本章のねらい
  2 歴史的背景と問題の所在
  3 『寛容論』執筆に至るまで
  4 『寛容論』の課題
第3章 『寛容論』における非国教徒観
  1 本章のねらい
  2 非国教徒論の視点
  3 非国教徒観の推移
  4 非国教徒の処遇
  5 小括
第4章 『寛容論』の包容・寛容策
  1 本章のねらい
  2 現行国教会護持
  3 包容的国教会
  4 主教制国教会と非国教徒寛容
  5 非国教徒の信仰の自由
  6 包容・寛容策
  7 ロックの包容・寛容策
結 び

補 章 ロックとキリスト教
  1 研究史の整理
  2 展望
資料編 『寛容論』日本語版
  1 日本語版テキストの編集方針
  2 凡例
  3 日本語版テキスト

あとがき
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道徳教育実践力を育てる校内研修 「横断的な道徳学習」の創造

編著
朝倉淳・鈴木由美子・宮里智恵/竹原市立竹原小学校 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
178 
定価
1,562円 (本体1,420円 )
発行日
2006年11月6日 
ISBN
ISBN978-4-87440-952-7/ISBN4-87440-952-0 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈道徳教育〉
 
内容
道徳教育をテーマにした場合の校内研修のあり方や進め方について、校内の環境・体制作り、人との良好な関係作りの提案など多角的に考察。授業研修の実践事例とともに示す。
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はじめに

第1章 道徳教育・校内研修の課題と展望
 第1節 道徳教育・校内研修の意義と課題
   1校内研修の意義/2道徳教育をテーマとした校内研修/3道徳教育をテーマとした校内研修の課題
 第2節 実践力が育つ校内研修
   1実践力が育つ校内研修の要件/2学校における道徳教育の環境整備/3校内研修の体制づくり/4実効性のある授業研究を柱とする校内研修

第2章 学校における道徳教育の環境整備
 第1節 認め合い支え合う学習集団の育成
   1学習集団とは/2望ましい学習集団とは/3「道徳の時間」における学習集団の役割とは/4認め合い支え合う学習集団の育成
 第2節 心を育む環境整備
   1道徳的な心情を培う環境づくりの工夫/2道徳的実践意欲を喚起する環境整備の工夫
 第3節 家庭や地域との連携
   1広報活動(発信)/2地域人材(ゲストティーチャー)の活用
コラム 心のドア

第3章 道徳教育の校内研修体制づくりとその実際
 第1節 校内研修の体制づくり
   1校内研修の組織づくり/2研究主題・副題の設定
 第2節 実効性のある年次計画と年間計画
   1全体計画/2研修の年次計画と年間計画
 第3節 各文書や資料の整理とファイル
   1道徳の時間指導記録や教材教具等のファイリングと共有化/2先進校実践のファイリングと共有化/3研究成果の普及

第4章 道徳の時間・校内授業研究の理論と実際
 第1節 研究テーマの設定
   1校内授業研究における研究テーマ/2研究テーマ設定にあたっての留意事項/3研究テーマから研究仮説へ/4道徳の時間の研究テーマの設定
 第2節 校内授業研究のポイントと展開
   1道徳の時間の校内授業研究のポイント/2道徳の時間の校内授業研究の展開
 第3節 校内授業研究の実際―竹原市立竹原小学校の場合―
   1研究テーマについて/2研究仮説の設定/3研究の検証
 第4節 公開研究会の開催とまとめ方
   1公開研究会の型/2公開研究会開催までの手順/3参加者の立場に立った公開研究会に/4公開研究会のまとめ方
コラム 事務室

第5章 道徳の時間・実践事例
 第1節 本校の研究テーマ その特色
   1本校の研究テーマ/2研究テーマの設定の根拠/3本校の研究テーマの特色/4研究テーマの妥当性の検証/5本校の研究テーマ設定の成果と課題
 第2節 横断的な道徳学習の授業構想とその展開
   1学級活動との関連を重視した道徳の時間―第1学年「けんこうにくらそう」―/2国語科との関連を重視した道徳の時間―第6学年「自然環境の大切さ」―
 第3節 横断的な道徳学習 実践事例
   1第1学年「きまりをまもって」/2第2学年「あいさつであかるいせいかつ」/3第2学年「さあ、がんばって」/4第3学年「相手の気持ちを考えて」/5第3学年あきらめずやりぬく心」/6第4学年「みんなでいっしょに」/7第4学年「いきいきと働く気持ち」/8第5学年「許すということ」/9第6学年「目標を持ち、くじけず歩む」/障害児学級「サツマイモを育てよう」「礼儀正しく」

おわりに


〈編著〉
朝倉 淳(あさくら あつし)はじめに 第1章 広島大学大学院教育学研究科助教授

〈著〉
井出 香(いで かおり)第5章第3節 竹原市立竹原小学校教諭
伊藤賀世(いとう かよ)第5章第3節 竹原市立竹原小学校教諭
岩井 幸(いわい ゆき)第5章第3節 竹原市立竹原小学校教諭
神笠雅司(かみかさ まさし)第5章第2節 竹原市立竹原小学校教諭
古坂和子(こさか かずこ)第5章第3節 元竹原市立竹原小学校教諭
鈴木由美子(すずき ゆみこ)第4章第1節、第5章第1節 広島大学大学院教育学研究科助教授 
高橋倫子(たかはし みちこ)第2章第3節、第5章第3節 竹原市立竹原小学校教諭
竹下昌憲(たけした まさかず)おわりに 竹原市立竹原小学校校長
田坂久美子(たさか くみこ)コラム 竹原市立竹原小学校事務主任
寺地里美(てらち さとみ)第4章第3節、第5章第2節 竹原市立竹原小学校教諭
土居奈津子(どい なつこ)第5章第3節 竹原市立竹原小学校教諭
長木照美(ながき てるみ)コラム 竹原市立竹原小学校養護教諭
中島桂子(なかしま けいこ)第5章第3節 竹原市立竹原小学校教諭
野々村陽子(ののむら ようこ)第4章第4節 竹原市立竹原小学校教頭
羽田幸司(はだ こうじ)第5章第3節 竹原市立竹原小学校教諭
桝野八代伊(ますの やよい)第5章第3節 竹原市立竹原小学校教諭
簑田 薫(みのだ かおる)第5章第2節 竹原市立竹原小学校教諭
宮里智恵(みやさと ともえ)第2章第1節、第4章第2節 広島大学附属三原小学校教諭
大和文彦(やまと ふみひこ)第3章 三原市立三原小学校教諭
山根久恵(やまね ひさえ)第2章第2節 竹原市立竹原西小学校教諭
吉岡秀喜(よしおか ひでき)第5章第3節 竹原市立竹原小学校教諭
淀川晃司(よどかわ こうじ)第5章第3節 竹原市立吉名小学校教諭
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国語・日本語教育基礎論研究 

著者
村井万里子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
304 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2006年11月5日 
ISBN
ISBN978-4-87440-939-8/ISBN4-87440-939-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
国語教育基礎論の構築を目指し、「読むこと(読書)の教育」、「日本語教育」の分野で、それぞれ原論的探究を行った芦田恵之助、山口喜一郎等の業績を取り上げ考察する。
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まえがき(野地潤家)
はじめに

第1部 読むことの教育の基礎的研究
 一 読むことの教育における基礎的実践課題――「読む」とはどういうことか――
 二 主題読書法を頂点とする読書技術の体系――アドラー『本を読む本』を拠点に――
 三 対話としての読み――「分析読書」の技術――
 四 「虚構読み」の仕組みと作用の意義づけ
 五 読書生活個体史の一例――『戦争と平和』との出会いと恩沢――
 六 「読書個体史」記述の意義と機能の考察
 七 読みに働く二つの信頼
 八 国語科音読指導の意義と可能性――伊藤経子氏の実践を通して――
 九 読み方教授の考察――芦田恵之助「松阪の一夜」を手がかりに――

第2部 日本語教育の原論的・歴史的考察――山口喜一郎の日本語教授研究――
 一 山口喜一郎の日本語教授法――その体系と展開――
 二 山口式直接法のカリキュラムと指導案
 三 山口式直接法の原理・教材・授業の実際
 四 明治期台湾日本語教育の生成過程――「グアン法」から「新公学校規則」まで――
 五 明治期台湾における山口喜一郎の日本語教授――『国民読本参照国語科話方教材』を手がかりに――
 六 開かれた言語活動機構の形成――「読本」と生活に関連させた「話方教材」の組織――

おわりに

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索  引
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リットの人間学と教育学 人間と自然の関係をめぐって

著者
宮野安治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
246 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2006年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-935-0/ISBN4-87440-935-0 
Cコード
C3037 
ジャンル
哲学・宗教 教育〈教育学〉
 
内容
リットの晩年において展開される哲学的人間学およびそれに基づいた人間陶冶論の内容を「人間と自然の関係」を軸に研究。人間形成と教育のつながりと問題点を検討する。
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はじめに
凡例

序 論 リット研究の視座

     第1部 哲学的人間学の構想と展開

第1章 リット哲学的人間学の成立過程
 第1節 「人間の自己問題性」と哲学的人間学の成立
 第2節 人間の自己認識
 第3節 ペスタロッチの人間学
 第4節 生物界における人間の特殊地位

第2章 「人間の世界意義」への問い
 第1節 人間学をめぐる知の状況
 第2節 人間の非全体性
 第3節 人間と世界の相互性
 第4節 「精神」概念とゲーレン人間学批判

第3章 自然との関係における人間の自己生成
 第1節 人間と自然の関係
 第2節 対象としての自然と自己生成
 第3節 印象としての自然と自己生成
 第4節 意味の担い手としての自然と自己生成

第4章 人間存在の両義性
 第1節 人間世界における両義性
 第2節 自然との関係における両義性
 第3節 両義性と自由
 第4節 両義性の克服

第5章 人間と思考
 第1節 「人間と世界」と「思考と存在」
 第2節 科学的思考の段階構造
 第3節 形成力としての思考――思考照明説批判
 第4節 思考の自立――思考存在様態説批判

第6章 人間学としての科学論
 第1節 自己認識と哲学的人間学
 第2節 認識論と科学論
 第3節 精神論的省察
 第4節 科学論の陶冶論的意義

     第2部 人間陶冶論の新構築

第1章 フマニテート理念と近代世界
 第1節 ドイツ運動とフマニテート理念
 第2節 フマニテート思想家たちの文化批判
 第3節 ゲーテにおける人間と世界の関係
 第4節 フンボルトにおける人間と世界の関係

第2章 人間陶冶の二律背反
 第1節 リットと弁証法
 第2節 調和 vs 二律背反
 第3節 「二律背反」概念の特徴
 第4節 二律背反の自覚――リットと田辺元

第3章 自然科学と人間陶冶
 第1節 現代文化における自然科学
 第2節 自然科学批判の諸相
 第3節 方法と陶冶価値
 第4節 ラサーンのリット批判をめぐって

第4章 技術と人間陶冶
 第1節 技術の光と影
 第2節 自然科学と技術
 第3節 技術の陶冶価値と手段の魔力
 第4節 技術時代における「注意深さへの教育」

第5章 職業・専門陶冶と「合理化」の問題
 第1節 職業陶冶と一般陶冶
 第2節 専門陶冶と人間陶冶
 第3節 合理化とラティオの監視
 第4節 「合理化」「理性」論議にかかわって

あとがき
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コンピュータが支援する日本語の学習と教育 日本語CALL教材・システムの開発と利用

著者
水町伊佐男 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
360 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2006年10月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-951-0/ISBN4-87440-951-2 
Cコード
C3037 
ジャンル
日本語教育
 
内容
現代の情報化社会における日本語教育の背景から、日本語CALLの開発・利用に関する実践的な事例、多面的な課題を具体的に検討。日本語CALLの全体像と方向性を捉える。
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まえがき

第1章 日本語教育における電子メディアの利用
    ―学習者と教師から見た日本語CALL研究の位置づけ―
 1節 電子メディア利用の教育・学習とe-Learning
 2節 情報社会の中の日本語教師
 3節 日本語学習者のメディア利用
 4節 メディア利用に関わる研究分野
 5節 本章のまとめ

第2章 コンピュータ支援による日本語の学習
    ―CALLに関わる用語と課題の整理―
 1節 言語学習とコンピュータ利用
 2節 日本語CALLの取り組み方
 3節 マルチメディア日本語教材の現状
 4節 日本語CALLの課題
 5節 本章のまとめ

第3章 文字情報の提示機能を用いた言語学習の支援
    ―英語CALLからの示唆と検索機能を用いた日本語CALL―
 1節 英語CALLの開発・実践からの示唆
 2節 「IPAL動詞」を用いた日本語検索・表示機能の利用
 3節 本章のまとめ

第4章 入力文字を限定した解答によるドリル型日本語CALL
    ―日本語動詞活用練習のプログラム開発―
 1節 コースウェアの概要
 2節 コースウェアの詳細
 3節 試行と調査
 4節 本章のまとめ

第5章 日本語CALLにおける解答時の文字入力方法の検討
    ―解答入力方式の検討と「ひらがな転記方式」の開発―
 1節 ローマ字入力・ローマ字解答方式の検討
 2節 日本語入力による解答方法の検討
 3節 マウス方式とキーボード方式の比較
 4節 本章のまとめ

第6章 解答内容の正誤判定と学習促進のためのフィードバック
    ―「誤字」検出機能の開発と解答支援―
 1節 英語教育におけるスペリングエラーの研究
 2節 スペリングエラー検出機能の有効性
 3節 日本語CALLの「誤字」検出機能の有効性
 4節 本章のまとめ

第7章 音声の入・出力機能を利用した日本語の指導
    ―音声分析装置による日本語韻律の指導―
 1節 言語音声の研究と指導
 2節 日本語韻律の知覚の指導
 3節 日本語韻律の発話の指導
 4節 本章のまとめ

第8章 日本語の学習・教育と画像・映像の利用
    ―日本語動詞の絵カードの作成とVOD教材の開発―
 1節 ホームページで利用する日本語動詞の「絵カード」の作成
 2節 ビデオ教材作成の視点
 3節 VOD教材の開発と学習者の印象
 4節 本章のまとめ

第9章 マルチメディア日本語CALL教材開発の検討
    ―「動詞の勉強」と「作成支援・学習管理」のソフト試作を通して―
 1節 Visual Basicによる「動詞の勉強」の試作開発
 2節 言語素材作成支援と学習管理の検討と試作
 3節 本章のまとめ

第10章 高度なマルチメディア日本語CALL教材の開発と評価
    ―『聴解:日本の生活「アパートに住む」』(CD-ROM)―
 1節 理論に基づく日本語CALL教材の開発
 2節 試行クラスでの実践に基づく教材の評価
 3節 本章のまとめ

第11章 ネットワーク利用の日本語CALL教材の開発
    ―『聴解:日本の生活「私の年中行事」』―
 1節 コースウェアの概要
 2節 コースウェアのデザイン
 3節 タスクの内容
 4節 学習支援の内容
 5節 本章のまとめ

第12章 ネットワーク利用の日本語CALL教材の実践と評価
    ―韓国の大学での「私の年中行事」の授業利用と個別利用―
 1節 システムの利用
 2節 学習活動の要点
 3節 授業や個別利用による実践事例
 4節 CALL教材の利用に関する学習者の評価
 5節 本章のまとめ

第13章 CALLコースウェアの開発と日本語教師
    ―「私の年中行事」の開発における教師の役割―
 1節 CALL教材開発の過程と具体例
 2節 言語素材の原稿の記述
 3節 コンテンツ開発の意義と課題
 4節 本章のまとめ

第14章 ネットワークを利用した授業の担当教師への支援
    ―言語素材DBの活用と同期/非同期両型の運用―
 1節 教材の事前閲覧・視聴・入手・試行の支援
 2節 学習履歴に基づく学習指導の支援
 3節 テスト問題作成の支援
 4節 テレビ会議システムによる支援
 5節 電子掲示板による支援
 6節 本章のまとめ

第15章 日本語CALLの開発・利用に関する総合的な考察
    ―ネットワーク利用の日本語教育支援モデルの提案―
 1節 各章の要点
 2節 総合的な考察
 3節 本書のまとめ

参考文献
参考資料(URL)
あとがき
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佐久間艇長の遺書と現代 

著者
藤本 仁 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
168 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2006年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-945-9/ISBN4-87440-945-8 
Cコード
C0023 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
佐久間勉艇長の生涯と時代による遺書の扱いの変遷を振り返り、彼の人間像・感性・精神に迫りつつ現代が捉えるべき意味を模索する。「特攻隊」の精神を表現する小説を収録。
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【品切】
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佐久間艇長の遺書と現代
佐久間勉――その愛と死
錨の帽子
よみがえる心の音――跋にかえて《文沢隆一》

引用・参考文献
初出一覧
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国語科教師の実践的知識へのライフヒストリー・アプローチ 遠藤瑛子実践の事例研究

共著
藤原 顕・遠藤瑛子・松崎正治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
242 
定価
2,640円 (本体2,400円 )
発行日
2006年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-942-8/ISBN4-87440-942-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
遠藤瑛子の授業実践を対象に、その教師としての力量形成の軌跡を実践的知識の形成と変容という観点から探究。教師と研究者の共同研究により新たな力量形成研究を提示する。
渓水社で購入する
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序 ……【浜本純逸】

序 章 教師の実践的知識とライフヒストリー――研究の目的と方法……【藤原 顕】
  一 問題設定
  二 教師の実践的知識へのライフヒストリー・アプローチ
  (一)研究対象としての教師の実践的知識
  (二)実践的知識に迫るためのライフヒストリー・アプローチ
  三 研究の手続きと本書の構成

第一章 ライフヒストリーを観点とした遠藤瑛子実践の把握
  一 遠藤瑛子のライフヒストリーと授業実践……【松崎正治・藤原 顕】
  (一)研究の対象と方法
  (二)ライフヒストリーの記述・解釈
  (三)結び――実践的知識を特徴づける基本的カテゴリー
  二 解釈へのコメント……【遠藤瑛子】

第二章 遠藤瑛子実践における単元生成の文脈
  一 五回の三年間継続担当回生において実践された諸単元の関連……【藤原 顕】
  (一)研究の対象と方法
  (二)単元生成の文脈の記述・解釈
  (三)結び――国語科総合単元学習の授業にかかわった実践的知識を特徴づけるカテゴリー
  二 解釈へのコメント……【遠藤瑛子】

第三章 カリキュラム経験を通した授業スタイルの変容……【藤原 顕】
  一 本章の概要
  二 単元「風―自然とともに生きる」・「あれから一年 強く生きる」における授業スタイルの変容……【松崎正治・藤原 顕】
  (一)研究の対象と方法
  (二)単元「風―自然とともに生きる」の場合
  (三)単元「あれから一年 強く生きる」の場合
  (四)結び――二つの単元にかかわった授業スタイル変容の共通点
  三 単元「現代を読む」の生成と授業スタイルの変容……【藤原 顕】
  (一)研究の対象と方法
  (二)単元「現代を読む」における遠藤のカリキュラム経験(その1)―単元構想
  (三)単元「現代を読む」における遠藤のカリキュラム経験(その2)―授業実践
  (四)結び――国語科総合単元学習の授業にかかわる実践的知識変容の契機
  四 解釈へのコメント……【遠藤瑛子】

第四章 結論……【藤原 顕】


文  献
資  料 遠藤瑛子授業実践関係年譜【松崎正治】
あとがき
索  引
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からだとこころの健康科学 

共著
木村達志・亀井 文・瀬戸正弘 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
156 
定価
2,310円 (本体2,100円 )
発行日
2006年9月20日2刷 
ISBN
ISBN978-4-87440-781-3/ISBN4-87440-781-1 
Cコード
C3040 
ジャンル
生命・環境・自然
 
内容
健康に暮らすための要素として「栄養」「運動」「心理学」をあげ、それぞれの健康に対する役割をわかりやすく解説。健康問題の解決や生活習慣病の見直しをはかる。
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【品切】
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1部 栄養と健康

  第1章 栄養素の種類
    1.マクロの栄養素
    2.マイクロの栄養素
    3.水
    4.平成12年度国民栄養調査における日本人の栄養素等摂取状況

  第2章 健康的な食事の基本とは
    1.はじめに
    2.毎日の食事の取り方
    3.献立例

  第3章 人生を通して豊かな食生活を送るには
    1.私たちの食生活は何に影響されるのか
    2.孤食について

  第4章 摂食障害
    1.はじめに
    2.拒食症とは
    3.拒食症の診断基準
    4.過食症とは
    5.過食症――どんなものを・どのくらい食べるの?
    6.過食症の診断基準
    7.まとめ

  第5章 女子大学生のダイエット
    1.はじめに
    2.調査対象
    3.減量行動等の実態
    4.減量行動と生活習慣との関係
    5.減量行動と体脂肪率との関係
    6.体脂肪率と自己の体型認識との関係
    7.減量行動と運動習慣との関係
    8.まとめ

 第6章 ダイエットによる弊害,女性の貧血とは
    1.貧血とは
    2.血液の成分
    3.血液の働き
    4.貧血の基準
    5.貧血の成因的分類
    6.貧血の症状
    7.なぜ,貧血はよくないのでしょうか?
    8.鉄欠乏性貧血
    9.起立性調節障害(OD)および起立性低血圧とは

 第7章 アルコールとの付き合い方
    1.はじめに
    2.アルコールの吸収と代謝
    3.アルデヒド脱水素酵素(ALDH)
    4.アルコールと日本人の体質
    5.だんだん「強く」なる人がいる理由
    6.酒が肝臓を傷めるメカニズム
    7.アルコールに対する感受性の判定
    8.アルコールの適量とは
    9.女性とアルコール
   10.女性ホルモンとアルコール耐性
   11.アルコールハラスメント

第2部 運動と健康

 第1章 体力(Physical fitness)とは
    1.防衛体力 fitness for protection と行動体力 fitness for performance
    2.運動能力と加齢現象 ageing
    3.体力運動能力と男女差

 第2章 基礎代謝とエネルギー代謝
    1.エネルギー代謝
    2.基礎代謝 basal metabolism
    3.基礎代謝率 basal metabolism rate
    4.食物の特異動的作用 specific dynamic action,SDA
    5.エネルギー代謝率 relative metabolic rate,RMR
    6.エネルギー所要量の算出
    7.基礎代謝を増やすには

 第3章 運動と体脂肪の減量
    1.肥満症とは
    2.体脂肪減少のプログラム
    3.エネルギーバランス
    4.アメリカスポーツ医学会の減量プログラム
    5.運動とダイエットに関する先行研究
    6.体脂肪減量のためのシュミレーション

 第4章 ダイエットは本当に必要か? 肥満の判定,評価基準
    1.肥満の成因と代謝異常
    2.肥満の臨床学的分類
    3.肥満の背景
    4.肥満の判定と評価
    5.体脂肪量の推定

 第5章 運動と生活習慣病(成人病)
    1.はじめに
    2.現代における健康阻害要因
    3.運動と疾病との関係
    4.BMI と死亡率との関係
    5.生活習慣病(成人病)とは
    6.高脂血症とは
    7.高血圧症とは
    8.動脈硬化症とは
    9.糖尿病とは
   10.脳血管疾患とは
   11.虚血性心疾患とは
   12.生活習慣病の予防
   13.体力づくりと運動

  第6章 女性とスポーツ
    1.スポーツの両性化現象
    2.女性とスポーツ実施
    3.女性のスポーツ実施上の問題点
    4.妊娠と運動

 第3部 心理学的アプローチと健康
   ――健康に貢献する心理学的アプローチ――

 第1章 健康心理学とは何か
    1.健康心理学の定義
    2.伝統的生物医学モデルと比較した健康心理学の特徴
    3.健康心理学の研究領域・研究テーマと現況・課題

 第2章 ストレスと健康
    1.はじめに
    2.ストレスの本質・メカニズムを知る――ストレスとは何か
    3.自分自身のストレスを知る
    4.ストレスの緩和要因・マネジメント法を知る
    5.ストレスと睡眠

 第3章 パーソナリティと健康
    1.はじめに
    2.タイプAと虚血性心疾患・抑うつとの関係
    3.タイプCとガンとの関係

  参考・引用文献
  索引
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愛を失ったとき 

著者
武谷田鶴子 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
208 
定価
1,047円 (本体952円 )
発行日
2006年9月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-943-5/ISBN4-87440-943-1 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
切々と語られる被爆体験とアメリカ人ホストファミリーとのふれあい。様々な心の傷を受けながらも「世界平和」を強く願う。
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【品切】
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ゲンバク
アメリカへ行く
ジィーンとモー
平和であるよう
ショックだった話
INORI
白いようふく
あとがき
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中世ヨーロッパにおける死と生 

共著
水田英実・山代宏道・中尾佳行・地村彰之・四反田 想・原野 昇 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
202 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2006年9月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-941-1/ISBN4-87440-941-5 
Cコード
C3022 
ジャンル
哲学・宗教 歴史・考古・民族/欧米 文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
中世イングランドにおける生と死/『新約聖書』とその注解に描かれた人間の生死/チョーサーの死生観/トリスタン物語における死と生/フランス中世文学にみる死の表現
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まえがき

中世イングランドにおける生と死
 ―聖人・治癒・救済― ………山代宏道

『新約聖書』とその注解に描かれた人間の生死
 ―ラザロの復活の奇跡― ………水田英実

「尼僧院長の話」に見るチョーサーの生死観
 ―〈少年殉教〉と感覚に訴える表現― ………中尾佳之

チョーサーの『公爵夫人の書』における死と生
 ―“herte”(=heart)を通して― ………地村彰之

トリスタン物語における死と生 ………四反田想

フランス中世文学にみる死の表現
 ―エリナン・ド・フロワモン『死の詩』再読― ………原野 昇

あとがき
Contents
著者紹介
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日本語会話におけるターン交替と相づちに関する研究 

著者
大浜るい子 
シリーズ
 
助成
06年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
298 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2006年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-937-4/ISBN4-87440-937-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
言語学〈日本語〉 日本語教育
 
内容
日本語の会話にはなぜ相槌が多用されるのか。世代や性別、会話での役割により使用される相槌の種類や頻度を調査分析。また日英の相槌を比較し、その原因を解明する。
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【品切】
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序章
 0-1 本研究の目的
 0-2 本論文の構成
 0-3 会話資料に使用される記号

第1部

1章 バックチャンネルの研究史
 1-1 はじめに
 1-2 バックチャンネルの研究概観
2章 バックチャンネルあるいは相づちの機能についての記述から見えてくるもの
 2-1 はじめに
 2-2 機能の種類
 2-3 考察とまとめ
3章 日本語会話におけるターン交替形式
 3-1 はじめに
 3-2 ターン交替形式の7タイプ
 3-3 会話中に見られるターン交替形式に関する調査
 3-4 本章のまとめ
4章 ターンの取得放棄と取得再放棄が意味するもの
 4-1 はじめに
 4-2 会話資料の概要
 4-3 仮説
 4-4 調査結果
 4-5 まとめに代えて―ターン取得回避傾向と会話展開―

第2部

5章 接続助詞「けど」の会話における機能
 5-1 はじめに
 5-2 接続助詞「けど」の意味論
 5-3 調査と分析
 5-4 本章のまとめ
6章 終助詞「ね」の会話における機能
 6-1 はじめに
 6-2 調査結果の概要
 6-3 終助詞「ね/よ」の基本的機能
 6-4 分析と考察
 6-5 本章のまとめ

第3部

7章 本研究における相づちの定義
 7-1 はじめに
 7-2 相づちの出現位置と使用者による定義の問題点
 7-3 「繰り返し」と「言い換え」について
 7-4 肯定の応答詞「うん」について
 7-5 本研究における相づちの定義と認定基準
8章 日本語会話における相づち使用の実態
 8-1 はじめに
 8-2 相づち使用の概略
 8-3 相づち頻度の役割差、対人差、そして個人差
 8-4 相づちの表現種類数と相づちの使用回数の関係
 8-5 相づちの表現種類の役割差、対人差、そして個人差
 8-6 ターン交替形式と相づち頻度そして相づち表現との関係
 8-7 本章のまとめ
9章 日本語の相づちはなぜ高頻度なのか
 9-1 はじめに
 9-2 相づち使用の日本/ニュージーランド比較調査
 9-3 相づち使用の日本語母語話者/外国人留学生比較調査
 9-4 日本語の相づち頻度が高くなる理由の考察
 9-5 本章のまとめ
10章 「うん系」の相づちの機能
 10-1 はじめに
 10-2 取得再放棄の「うん系」
 10-3 再保持の「うん系」
 10-4 応答時あるいは重なり時の「うん系」
 10-5 ターン途中の「うん系」
 10-6 本章のまとめ

終章
 11-1 本研究のまとめ
 11-2 本研究の意義と日本語教育への示唆
 11-3 今後の課題

参考文献
資  料

謝 辞

事項索引
人名索引
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英作文推敲活動を促すフィードバックに関する研究 ―推敲過程認知処理モデルからの有効性の検証―

著者
青木信之 
シリーズ
 
助成
06年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
288 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2006年8月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-948-0/ISBN4-87440-948-2 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
教師や学習者同士のフィードバックを中心に、それらの有効性や限界を推敲過程の認知処理モデルに照らし合わせながら、実験や調査を用い理論的・実証的に解明する。
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【品切】
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序 章 本研究の意義と構成
 第1節 研究主題
 第2節 研究の背景と課題設定
 第3節 論文の構成
 第4節 本論での用語について

第1章 文章産出過程と下位過程としての推敲過程
 第1節 文章産出過程全体モデル
 第2節 L2での文章産出過程モデル
 第3節 推敲過程モデル

第2章 Skilled revisers と unskilled revisers
 第1節 L1でのskilled revisers と unskilled revisers
 第2節 Skilled revisers と unskilled revisers の task definition と推敲過程
 第3節 L2での skilled revisers と unskilled revisers
 第4節 英作文力、英文法力、日本語作文力と、英作文推敲との関係

第3章 推敲活動を促す補助とフィードバック――フィードバック研究における問題の所在――
 第1節 推敲活動を促す教育的介入及び補助ツールの分類
 第2節 推敲補助――書き手の推敲を支援するもの――
 第3節 フィードバック――読み手からの支援――
 第4節 フィードバック研究における問題の所在

第4章 フィードバックの具体性と推敲過程
 第1節 実験の狙い
 第2節 実験方法
 第3節 基礎調査結果
 第4節 実験結果
 第5節 総合考察

第5章 推敲能力を向上させるフィードバックのあり方
 第1節 フィードバックの具体性と推敲
 第2節 適切な推敲過程の学習に結びつくフィードバック
 第3節 推敲活動の動的側面の学習
 第4節 今後の課題

参考文献
Appendixes
謝辞
索引
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作品集 まぐろの目玉 ――ユーモアの周辺――

著者
藤本 仁 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
298 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2006年8月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-936-7/ISBN4-87440-936-9 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
ユーモアを中心とした掌編・短編29の小作品集。花のある手紙、鉛筆と消しゴム、再会、猫のいる界隈、ほか。
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【品切】
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掌篇
 すずめのお宿
 美術館のモップ
 上天気
 八十三歳
 花のある手紙
 海苔巻
 千二百度
 燃えどき
 自転車
 よしずとたたみ
 鉛筆と消しゴム
 花は嵐に散る
 人命救助
 再会
 ブーゲンビリア
 緑陰
 河原
 書留郵便

落しもの
階段ばなし
まぐろの目玉
猫のいる界隈

壊すもの壊さないもの
バティック
ば、ば、ばの合唱
魔女
たばこはやめられる

ユーモアの周辺


 跋に代えて《戎 栄一》
 初出一覧
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STUDIES IN ENGLISH PHILOLOGY 

共著
菅野政彦・松浦加寿子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
142 
定価
2,640円 (本体2,400円 )
発行日
2006年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-940-4/ISBN4-87440-940-7 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
Character Sketch by Metaphor in Oliver Twist/"Black" and "White" in Jane Eyre/"Kinde"and Related Terms in John Gower's Confessio Amantis etc.(英文)
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Acknowledgements

Nicholas Grimald the Humanist Archaist【Masahiko Agari(上利政彦)】
Sidney's Animification and Personification in Certain Sonnets: In Comparison with Those in Spenser's Amoretti【Kazuko Matsuura(松浦加寿子)】
Notes on Salinger's Word-formation【Motoko Sando(山東資子)】
Character Sketch by Metaphor in Oliver Twist【Saoko Tomita(富田佐央子)】
"Black" and "White" in Jane Eyre【Koichi Totani(戸谷鉱一)】
"Kinde" and Related Terms in John Gower's Confessio Amantis【Masahiko Kanno(菅野正彦)】

Contributors
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CHARLES DICKENS AND LITERARY DIALECT 

著者
今林 修 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
210 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
2006年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-938-1/ISBN4-87440-938-5 
Cコード
C3082 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
The present study on Dickens's use of literary dialect. The scope of this book will focus on his use of regional dialects described in Nicholas Nickleby, David Copperfield, American Notes and Martin Chuzzlewit, Hard Times, and Great Expectations.
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Preface
Table of abbreviations
List of tables


INTRODUCTION

CHAPTER1 PROVENANCE AND SOURCE
1.1 Nicholas Nickleby
1.2 David Copperfield
1.3 Hard Times
1.4 American Notes and Martin Chuzzlewit
1.5 Great Expectations

CHAPTER2 SPOKEN AND WRITTEN
2.1 Phonetic Spelling
2.2 Paraarer, parearer, or paroarer?
2.3 Nighbut, nighbout, or nighb't?

CHAPTER3 CHARACTERISATION AND EXPERIMENT
3.1 Conventional use of phonetic spellings
3.2 Conventional use of apostrophes
3.3 Experimental use of capital letters
3.4 Experimental use of italics
3.5 Experimental use of hyphens
3.6 Experimental use of diacritic marks
3.7 Dickens's linguistic experiments
3.8 Dickens's linguistic characterisation

CHAPTER4 REALISM AND VERISIMILITUDE
4.1 Dickens’s natural gift and pursuit for dialect materials
4.2 Heroic speech and dialect suppression
4.3 Linguistic stigmatisation in Hard Times

CHAPTER5 STYLISTICS AND SOCIOLINGUISTICS
5.1 Ommiscient narrator as a dialect glossarist
5.2 Visual effect and the point of view
5.3 Regional dialect and class dialect
5.4 American English and British English

CHAPTER6 PROVINCIALISMS AND AMERICANISMS
6.1 Yorkshire provincialisms in Nicholas Nickleby
6.2 Lancashire provincialisms in Hard Times
6.3 East Anglia provincialisms in David Copperfield
6.4 Kentish provincialisms in Great Expectations
6.5 Americanisms in American Notes and Martin Chuzzlewit

CONCLUSION
Select Bibliography
Index
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人類の危機に立ち会った人たちの声 

著者
今石元久 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
172 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2006年7月11日 
ISBN
ISBN978-4-87440-933-6/ISBN4-87440-933-4 
Cコード
C0036 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
広島・長崎の被爆者の証言をテキストと音声とで書き残す。肉声CDにより文字や絵には換えがたい、リアルな惨状を感じ取ることができる。(一部英訳)より詳しくご紹介
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地獄の絵

原爆の声
(1)声の迫真力
(2)声のデジタル化
(3)負の遺産
(4)原爆ネットワークの構築

原爆60年の声
(1)ヒロシマの声
 1 事実の中のリアリティー
 2 保田証言
(2)ナガサキの声
 1 万物破壊の思想
 2 和田証言
(3)母と子で読む証言
 1 感情の喪失
 2 悲惨
 3 暗黒の時代

ヒロシマの証言
(1)私たちの原爆(肉声のCD付)
(2)村上手記

原爆タワーと肉声のデジタル化
(1)「原爆タワー」を!
(2)被爆の肉声のデジタル化

◆特別寄稿
教え子(広島第二県女生)の被爆死を悼む  野地潤家

◆備忘録
1 CD「私たちの原爆」の聴取のしかた
2 学徒動員の被爆
(1)学徒の被爆
(2)女専と原爆
(3)暁部隊のことなど
(4)「被爆アンケート」の結果について
3 原爆被害に関する基礎
(1)爆 風
(2)熱 線
(3)放射線
(4)原子爆弾症
(5)後遺症など
(6)心身の苦しみ
(7)不 安

あとがき
索  引
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中国の対外経済論と戦略政策 

著者
片岡幸雄/2007年度日本貿易学会奨励賞受賞 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
458 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2006年7月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-931-2/ISBN4-87440-931-8 
Cコード
C3033 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
建国後の世界政治経済に対する歴史認識と経済基本枠組の変化と検証。新資料分析をもとにグローバリゼーションを伴う経済の展望と貿易戦略政策を考察する。
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まえがき


序 章 本書の構成

第一章 建国期における世界政治経済に対する歴史認識構造と対外経済関係論
 第1節 建国期における世界政治経済認識
 第2節 国民経済構築戦略の基本論理構造とを対外経済関係の地位

第二章 世界政治経済の変革主体認識構造と対外経済関係論
 第1節 「戦争と革命」の時代認識
 第2節 世界政治経済における米ソの姿勢と中国の対外戦略
 第3節 対外経済関係の地位――対外経済関係の理論認識

第三章 世界政治経済に対する認識の変化
 第1節 「戦争と革命」の時代認識との訣別
 第2節 資本主義の再評価と現代資本主義論

第四章 新しい中国社会主義経済論と対外経済論
 第1節 「平和と発展」の時代認識下における新たな対外経済論構築への始動
 第2節 中国社会主義経済論の新展開
 第3節 社会主義市場経済理論の形成
 第4節 対外経済論

第五章 中国における外資系企業と民族経済論
 第1節 旧中国――半植民地半封建経済下における外資系企業に対する評価
 第2節 史的認識構造からみた民族経済概念のコントラスト
 第3節 新民族経済論
 第4節 協調と対立――協調的管理政策を求めて

第六章 改革・開放と外資直接投資導入の動態――成果と問題――
 第1節 対外開放の歩み
 第2節 外資導入の概況
 第3節 外資直接投資の発展と外資直接投資導入政策内容の変化
 第4節 外資系企業の地位と基本的特徴
 第5節 外資系企業の進出戦略と中国のディレンマ

第七章 貿易体制改革、外資系企業の貿易参入と対外貿易の発展――成果と問題――
 第1節 貿易体制改革と外資系企業の貿易における地位と躍進
 第2節 新たな貿易体制の構築過程
 第3節 貿易形態と構造的特質
 第4節 貿易の産業構造的特質と輸出競争力
 第5節 内在するいくつかの問題

第八章 経済のグローバリゼーションと対外経済関係論
 第1節 経済理論にみる二つのグローバリズム
 第2節 マルクス主義グローバリズムの問題点――マルクス主義グローバリズムにおける民族問題と国民国家――
 第3節 中国におけるマルクス主義グローバリズムと社会主義民族国家論
 第4節 経済のグローバリゼーションに対する中国の対外経済関係認識
 第5節 経済のグローバリゼーションに臨む中国経済の位置と発展への結合

第九章 WTO加盟後の貿易戦略政策
 第1節 グローバル競争への一体化戦略論
 第2節 管理的貿易自由化戦略論
 第3節 両見解の主要論点の整理
 第4節 両見解に対する評価

第十章 WTO加盟後製造業における外資直接投資導入戦略
 第1節 WTO加盟後の外資導入戦略の前提としての国民待遇と超国民待遇
 第2節 WTO加盟後の外資直接投資導入総体戦略
 第3節 WTO加盟後製造業の外資導入戦略


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終章 石川啄木 

著者
井上信興 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
214 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2006年6月26日 
ISBN
ISBN978-4-87440-930-5/ISBN4-87440-930-X 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/文芸評論
 
内容
生涯を通じて啄木を支えた人物に焦点をあて論述するほか、直筆ノートに関する筆跡の疑惑、啄木碑、郁雨との関係について述べる、歌と生活を追い続けてきた著者渾身の書。
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「はしがき」にかえて 「論考解説」

啄木を支えた人々
啄木と大森浜と砂丘
「東海の歌」に関する疑問の三論
啄木の筆跡について
古木巌宛の葉書の真偽
文学碑雑感
「晩節問題」と「覚書」について
梅川操と釧路新聞
西脇巽著「石川啄木東海歌の謎」
西脇巽著「啄木と郁雨・友情は不滅」
生活者としての啄木

あとがき
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昭和地区の縄文時代を考える 

著者
國僧智昌 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
146 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2006年6月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-929-9/ISBN4-87440-929-6 
Cコード
C0036 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
呉市昭和地区とその周辺地区の遺跡・遺物、方言や地名などのことばを各地域の郷土史をもとに整理。縄文時代の昭和地区における人々のくらしを探る。
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イレギュラー教員と言われて 

著者
池本光博 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
350 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2006年6月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-927-5/ISBN4-87440-927-X 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
「坊ちゃん」の痛快さと「金八先生」の慈愛を一緒にしたような型破りな先生の奮戦記。北海道は足寄高校に初任、望んで奥尻中学校へ。そして郷里広島に戻って荒れる学校に渾身奮闘。
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まえがき

1 えかったよのお! せんせいで!

一 どうして、北海道なんじゃあ?
二 新任地「北海道立足寄高等学校」への出発
三 下宿の思い出
四 学校の状況と高校生の雰囲気など
五 勤務について
六 休日(日曜・祭日)の過ごし方
七 演奏会を聴きに札幌へ・転勤への思い
八 僻地四級の中学校へ転勤
九 奥尻島について
十 下宿Fさん宅
十一 中学校勤務
十二 帰省と再度大学への思い
十三 最後の勤務 O高等学校へ
十四 教員五十一人との出会い
十五 学校変革への発信概要
十六 「イレギュラー音楽教員」と言われて

2 今じゃけん、先生がんばって!

一 私なりの教育現場の把握
二 教員の意識・資質について
 1採用されたら、こっちのもん的意識
 2諦め的な自己防衛本能
 3認識不足と自意識過剰
 4指示や注意にむくれ、反省の余地・悔しさ等皆無
 5希薄な学ぶ姿勢
 6管理職への敵対
三 子ども(生徒)観について
 1教員の一言が起因しての退学生徒(高等学校)の事例
 2子どもたち・教員の呼名のあり方
 3乏しい子どもたちへのかかわり
 4大切な環境美化への思い
 5授業での無機能さ
四 職務怠慢
 1出勤薄捺印・事前の欠勤手続きなどのずさんさ
 2車・旅行・ファッション・グルメなどの会話
 3さぼり横行
五 教育委員会・管理職の責務
 1教育委員会の採用及び指導等の責任・あって欲しい校長像
 2主任性・評価制度(自己申告書)などの課題
 3校長の資質と責務
 4教員の相互指摘・点検・連携などの実態
 5経費の無駄
 6国旗・国歌へのこだわりと持論の欠落
 7保護者等との繋がりへの手だて
六 計画性・持続性の欠落
 1乏しい創意工夫の心
 2遠足・修学旅行・行事などについて
 3進路保証への視点及び日常的取組みについて
 4パソコンなどの機器導入による功罪
 5乏しい精神的かかわり
七 生徒指導面
 1退学生徒・他校生・部外者の校内徘徊への対応
 2生徒指導における現状維持と計画・継続性
 3時間厳守ができない教員

3 先生!……先生!……聞こえてるの?

  はじめに
一 子どもたちのサインや叫び声は聞こえますか?
二 教育現場への文明の利器導入の功罪について
三 心から現状の職務に満足されていますか?
四 変遷する教育行政の施策について
五 いま何を中心に据えますか?
六 研修の在り方や生活権保持など、組合の必要性を感じませんか?
七 教育の少子化現象に及ぼす視点について
  おわりに――どうしても言いたいこと!

あとがき
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文集 本の森 出会いの森 

著者
下田和子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
278 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2006年6月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-928-2/ISBN4-87440-928-8 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
30年間保育者として歩み、その間大学で経済学も学んだ著者の、記録と創作と感想をまとめた独創的文集。
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 まえがき【野地潤家】

1 有縁(うえん)
 1母の思い出
 2卒業式へ
 3帰ってきた犬
 4クーの生い立ち
 5伯母への手紙
 6伯母への手紙―スペイン紀行―

2 本の森
 1子どもの本の深い森で
 2本の中の老人
 3古典のススメ―「クマのプーさん」A・A・ミルン作 石井桃子訳 岩波少年文庫―
 4本の中から見つかるもの
 5ジェイムズ・クリュスも今こそ旬
 6『生きる』をテーマにブックトーク
 7賢治さがしの旅

3 紀行
 1ヨーロッパ紀行―夫の勤続30年を記念して―
 2北欧四カ国をたずねて
 3ニュージーランドの旅

4 随想
 1大変だったあの日
 2鴉(カラス)
 3有田焼の湯のみ
 4イラスケ川流域水辺教室に参加して
 52005年の夏休み―生きることに夏休みは無いのに―
 6蘭鋳
 7蟷螂
 8金木犀三話

5 まほろば
 1戦争の残したもの、残されたもの―「新日曜美術館」をみて―
 2犬馬難鬼魅易
 3皇帝の画家ダヴィット
 4自然とのかしこい付き合い方―最近気づいたこと―
 5今日の一曲―モーツァルト生誕250年を迎えて―
 6世界最大級の穴が語る謎

6 童話
 1きえたネコ
 2ありがとうって大好き

7 詠草「花筏」

8 目録

 あとがき
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小学校対象 中学校対象 「国際的な読解力」を育てるための「相互交流のコミュニケーション」の授業改革 ―どうしたらPISAに対応できるか―

著者
有元秀文 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
160 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
2006年6月5日 
ISBN
ISBN978-4-87440-921-3/ISBN4-87440-921-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
国際社会に通用する読解力と論理的表現力を身につけさせるために必要となる、親・教師・友達との相互交流のコミュニケーションの重要性とその方法について考察した論文集。
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 序  文

1 「対話と相互交流」のある学校をめざして
2 「相互交流のコミュニケーション」を学ぶための国語教育のありかた
3 コミュニケーション活動としての論理的な表現指導のありかた
    ――小中学生のスピーチ原稿の分析――
4 未来を切り拓く、スピーチコミュニケーションの学習
5 目立つ「読む力、書く力の不足」をどう補うか
6 読書とコミュニケーションが学校を変える
7 コミュニケーションに必要なカウンセリング・スキル
8 メディアの暴力を批判するためのメディアリテラシー教育
9 スペインで行われた「読書へのアニマシオン」セミナー
10 「読書とコミュニケーション」が確かな国語学力を育てる
11 「コミュニケーション・スキル」をどう育むか
    ――国際化と子ども受難の時代に――
12 コミュニケーション・スキルを学ぶための学習モデルの開発
13 相互交流の輪が広がる新しい読書指導のありかた
14 気持ちが伝えられる子を育てるには
    ――子どもの意識調査から――
15 多読と討論が国際的な子どもを育てる
16 OECD調査によるわが国の高校生の読解力とその背景
17 国際的な読解力を育てるための指導方法の改善

 初出一覧
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仲間と読み深める 読書会のすすめ 

著者
深川賢郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
204 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2006年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-926-8/ISBN4-87440-926-1 
Cコード
C0090 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉 一般書/随筆
 
内容
JPIC読書アドバイザーの読書会立ち上げから10年にわたる活動の記録と実践。「読むことは根を育て、書くことは実を育てる」の意識を基に、豊かで充実した読書を追及する。
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PFIの意思決定理論 

著者
山口直也 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
168 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2006年5月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-924-4/ISBN4-87440-924-5 
Cコード
C3034 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
公共サービスの提供を民間主導で行う手法の一つであるPFI事業。その意思決定理論を公的機関の政策運営に与える影響を重視し、意義と限界について学術的な視点から論じる。
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はしがき

第1章 PFIの概要
 1.PFIの特徴と事業形態
 2.英国におけるPFI
 3.我が国におけるPFIの現状
 4.結 び

第2章 PFIにおける意思決定プロセス
 1.ROAMEFサイクルとPFIの意思決定プロセス
 2.PFI事業のプロセス
 3.PFIにおけるVFM(Value For Money)
 4.結 び

第3章 PFIにおける意思決定支援情報
 1.PFIの事業スキーム
 2.事業方式の決定における事業条件の仮定
 3.PFIにおける意思決定支援情報
 4.結 び

第4章 PFIにおける意思決定問題(1)―意思決定要因とリスク評価―
 1.PFI事業における意思決定要因
 2.リスク配分の意義とその問題点
 3.結 び

第5章 PFIにおける意思決定問題(2)―VFMと割引率―
 1.VFM評価にあたっての問題点
 2.割引率の設定に関する問題
 3.結 び

第6章 PFI事業におけるコンストラクション・マネジメント
 1.PFIによるコスト低減の可能性
 2.PFI方式が設計・建設に与える効果
 3.『地方政府における建設の再検討』
 4.PFI事業におけるコスト・マネジメント・プロセス
 5.結 び

第7章 PFIにおけるマネジメント・コントロール
 1.Anthony=Govindarajan(2000) によるマネジメント・コントロールの定義
 2.Hofstede(1981) によるマネジメント・コントロールの枠組み
 3.PFI事業のマネジメント・コントロール
 4.PFIが公的機関の予算管理に与える影響
 5.結 び

参考文献
あとがき―残された課題
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国語科教育論〈改訂版〉 

著者
浜本純逸 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
248 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2006年5月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-925-1/ISBN4-87440-925-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
作文教育、語彙指導、新単元学習論など国語科教育の原論に関する論考を集成。改訂に際して「話し言葉の学習指導」と「読解リテラシーを育てる」の2章を追加。
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 まえがき

第一章 国語科教育の目標
  一 学習の道具としての母語
  二 国民の紐帯としての母国語
  三 読み書き能力と智徳の啓発
  四 言語活動の経験
  五 言語の教育

第二章 国語科教育の学習材
  一 学習材の機能
  二 学習材の条件
  三 学習材体系
  四 学習材研究

第三章 国語科で育てる学力
  一 言語化能力の教育
  二 学力問題としての「つまずき」
  三 学力の構造
  四 自己学習力とその育成

第四章 話し言葉の学習指導
  一 「話すこと・聞くこと」学習指導の意義
  二 話し言葉の特質
  三 話し言葉学習指導の内容
  四 話し言葉学習指導の方法

第五章 読解リテラシーを育てる
  一 子ども時代の読書体験
  二 読むことの種類
  三 読むことの学習指導

第六章 説明的文章の構造と文学作品の構造
  一 説明的文章の構造
  二 文学作品の構造
  三 説明的文章の構造と文学作品の構造の差異

第七章 作文の学習指導
  一 書き表すことと認識力
  二 文章表現の種類
  三 表現力の発達
  四 作文指導の方法

第八章 教育基本語彙の選定
  一 教育基本語彙選定の四方向
  二 論理語彙の選定
  三 感情語彙の選定
  四 教育基本語彙表

第九章 新単元学習
  一 学校再生への願い
  二 新単元学習とは
  三 経験学習批判の学力観
  四 自己学習力を育てる場としての新単元学習
  五 年間指導計画と評価

第十章 国語科教師

第十一章 国語科教育の歴史
  一 近代以前の言葉の教育
  二 第一期 国語科成立以前 一八六八年~一八九九年
  三 第二期 国語科の成立 一九〇〇年~一九四〇年
  四 第三期 国民科国語の時代 一九四一年~一九四五年
  五 第四期 言語活動の時代 一九四六年~一九七六年
  六 第五期 言語能力主義の時代 一九七七年~二〇〇三年
  七 第六期 言語力を育てる時代 二〇〇三年~

 付録
  一 国語科教育の課題と新しい一つの方向
  二 新しい入門期教科書『にほんご1・2』について

 所収論考の初出誌一覧
 あとがき
 索引
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オセアニアのことば・歴史 

著者
岡村 徹 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
220 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2006年5月8日 
ISBN
ISBN978-4-87440-923-7/ISBN4-87440-923-7 
Cコード
C0087 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア 文学・語学/アジア〈語学〉
 
内容
各地域で使われている言語を、歴史的・社会的背景からの考察と現地調査より研究。ナウル島・ノーフォーク島・ニューギニア・オーストラリアの言語をエッセイ風に解説する。
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まえがき
凡例
本書で使われている地図および写真一覧

一、ナウル島のことば・歴史
  世界最小の共和国の教育事情―ナウル共和国からの報告
  ナウル島のニホンゴに見る歴史
  燐鉱石の島に残る戦跡―ナウル
  豪州軍と日本人捕虜
  私がナウル部隊のことを語り継ぎます
  言語接触の神秘
二、ノーフォーク島のことば・歴史
  キングストンを歩く
  ノーフォーク語の行方
  ノーフォーク島の英語
  上の写真の紳士は……
  島嶼の言語と社会
三、ニューギニアのことば・歴史
  ポートモレスビーを歩く
  パプアニューギアで出会ったピジン英語
  ピジン語を話そう―パプアニューギニアのことば―
四、オーストラリアのことば・歴史―島から大陸へ渡った人びと
  砂糖の町を歩く
  移民の思い
  カナカ英語から英語へ
  オーストラリアの言語と社会
五、島への恩返し
  恩返しの計画
  刊行物等の交換およびニューズレターの発行
  図書の出版


参考文献
あとがき
言語名および人名索引[厳選]
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生命科学 脳と行動、生体調節

著者
小林 惇 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
146 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2006年4月10日3刷 
ISBN
ISBN978-4-87440-614-4/ISBN4-87440-614-9 
Cコード
C1045 
ジャンル
生命・環境・自然
 
内容
記憶と学習、生体リズム、循環調節ほか、わかりやすく解説。前著に引き続き、環境ホルモンなど、生命科学の最新情報も盛りこむ。
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     第1編 脳と行動
第1章 序論
第2章 動物の生得的行動
第3章 本能行動の解発機構
第4章 動物の学習行動
第5章 慣れと鋭敏化の神経機構
第6章 動物の性行動にみられる雌雄差
第7章 人間の神経系と行動
第8章 脳内化学物質と行動
第9章 記憶と学習 (1)シナプスの可塑性
第10章 記憶と学習 (2)長期増強と長期抑圧
第11章 生体リズム (1)日周リズム
第12章 生体リズム (2)人間にみられるいろいろなリズム
第13章 脳と心

     第2編 生体調節
第14章 調節の概念
第15章 循環調節 (1)体液の循環
第15章 循環調節 (2)血液の機能
第17章 循環調節 (3)血圧調節
第18章 呼吸調節
第19章 体液調節
第20章 体温調節
第21章 運動調節 (1)骨格筋とその収縮
第22章 運動調節 (2)運動とその制御
第23章 代謝調節 (1)エネルギー産生機構
第24章 代謝調節 (2)エネルギー代謝
第25章 体重調節
第26章 生命の維持―生体防御機構とその攪乱―
参考図書
索引
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草の根の日韓21世紀共同体 文化・経済・環境からのアプローチ

編著
尹 光鳳・権 俸基・李 東碩・羅 星仁 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
270 
定価
2,090円 (本体1,900円 )
発行日
2006年4月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-917-6/ISBN4-87440-917-2 
Cコード
C1031 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア 政治・経済・法律 労働・福祉・生活 一般書/歴史読み物
 
内容
国際平和都市・ヒロシマという視点から、文化交流、経済、環境問題への取り組みなど日韓交流の促進のための現状と課題を検討し、新しい歴史共同体構築を総合的に提案する。
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まえがき


     第1部 文化・教育・歴史分野における日韓交流

第1章 韓流でみた日韓文化交流《尹 光鳳》
 1 はじめに
 2 日韓文化交流の歩み
 3 マスコミでみた韓流の現在
 4 韓国における日本文化
 5 日本における韓国文化
 6 「冬のソナタ」と韓流ブーム
 7 おわりに
第2章 日韓の大学における第二外国語教育《朴 大王》
 1 はじめに
 2 第二外国語教育の現状
 3 第二外国語教育をめぐる状況の変化
 4 第二外国語教育の問題点と課題
 5 まとめ
第3章 日韓の姉妹大学間の国際交流《藤井正一》
 1 はじめに
 2 日韓民間交流の必要性と課題
 3 日韓の大学改革の現状と課題
 4 広島修道大学と大邱啓明大学間の国際交流
 5 おわりに
第4章 日韓共通の歴史教材制作からみた日韓交流《児玉戒三》
 1 はじめに
 2 制作に携わった日韓の執筆者の思い
 3 日韓の学生の歴史認識の違い
 4 日本の中学校歴史教科書に対する韓国からの指摘
 5 共通歴史教材のテーマ
 6 親日派と親韓派
 7 原稿執筆と討論
 8 本の完成と今後の課題
第5章 東アジア人の文化共同体構築のための日韓交流《李 東碩》
 1 はじめに
 2 人間同士の対立構図の過去・現在・未来
 3 世界「反平和」を断ち切るための実践課題
 4 東アジア青少年のための「超国籍人」教育の課題
 5 おわりに


     第2部 政治・経済・環境分野における日韓協力

第6章 韓国と北朝鮮の政治・経済協力―日韓協力への示唆―《金 聖哲》
 1 はじめに
 2 「太陽政策」の政治経済学的性格
 3 「太陽政策」と政府と企業の提携
 4 南北韓経済交流の制度化過程
 5 結びにかえて:日韓協力への示唆
第7章 日韓における自治体間国際交流の現状とその特徴《権 俸基》
 1 はじめに
 2 日本における地域の国際化の現状
 3 日韓の自治体間交流と情報化利用における特徴と傾向
 4 まとめ
第8章 東アジア地域における貿易パターンの変化と日韓協力《権 俸基》
 1 はじめに
 2 東アジア地域の経済成長と貿易パターンの変化
 3 アジア地域の経済統合の推進
 4 日韓の産業構造の変化と経済協力
 5 おわりに
第9章 地球温暖化防止のための日韓協力―クリーン開発メカニズム(CDM)を介して―《羅 星仁》
 1 はじめに
 2 地球温暖化をめぐる国際交渉の経緯:先進国と発展途上国の対立を中心に
 3 クリーン開発メカニズム(Clean Development Mechanism=CDM)とは
 4 日韓のCDMプロジェクト:ウルサン化学HFC23熱分解事業を事例に
 5 ウルサンCDMプロジェクトの評価
 6 結びにかえて
第10章 東アジア人の経済・環境共同体構築のための日韓協力《李 東碩》
 1 はじめに
 2 世界経済・環境管理体制の現状と課題
 3 東アジア人経済・環境共同体構築の課題
 4 日韓経済・環境協力の最優先課題
 5 おわりに

索 引
執筆者紹介
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ポケット教育小六法〈2006年度版〉 

編者
21世紀教職研究会 
シリーズ
 
助成
 
判型
新書変形 
ページ
308 
定価
770円 (本体700円 )
発行日
2006年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-922-0/ISBN4-87440-922-9 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
大学・短大で教育学や教職科目を学ぶ学生、または現在、教育・保育・社会福祉で活躍する関係者のための、現場で必要な憲法や各法令の重要文をまとめた実用書。
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西洋近代における個と共同性 

編者
友田卓爾(代表) 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
286 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2006年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-916-9/ISBN4-87440-916-4 
Cコード
C3022 
ジャンル
哲学・宗教 歴史・考古・民族/欧米
 
内容
国家にみる強制的な共同性と中間領域・中間諸団体にみる選択的な共同性との相互関係のもとを生きる個人の共同性・アイデンティティの変容を歴史的・多角的に考察。
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序  西洋近代における個と共同性

     1部 個の解放と社会化
第1章 近世イギリスにおける議会課税の政治学
    ―10分1税・15分1税の問題を中心として―(井内太郎・広島大学大学院文学研究科)

第2章 イギリス革命期の「大衆請願」にみる革新的共同性(友田卓爾・広島大学総合科学部)

第3章 ジョン・ロック『寛容論』における「個」と「共同性」(山田園子・広島大学大学院社会科学研究科)

第4章 アメリカ独立革命とタヴァン
    ―共同性を育む市民社会の空間―(岡本 勝・広島大学総合科学部)


     2部 社会の分節化と個
第5章 ヴィクトリア朝女性のpublic sphere
    ―女たちの「個」と「共同性」―(東田雅博・金沢大学文学部)

第6章 初期チュートリアル・クラス労働者成人学生のオックスフォード進学と奨学金問題
    ―個人の上昇か集団としての向上か―(安原義仁・広島大学大学院教育学研究科)

第7章 1911年カーディフ港湾争議
    ―「中国人問題」をめぐる共同性―(久木尚志・北九州市立大学外国語学部)


     3部 個の揺らぎと国民化
第8章 フランス革命の共同性と公共性
    ―宗教・教会史を軸に―(岡本 明・広島大学大学院文学研究科)

第9章 19世紀フランス・ユダヤ人の「個」と「共同性」(加藤克夫・島根大学法文学部)

第10章 ビスマルク帝国期の共同性と労働者保護
    ―職業協同組合を中心にして―(田中 優・岡山大学教育学部)

第11章 ヴァイマル共和国とナチス時代における自然治癒医療の一側面
    ―「個」の揺らぎから「民族の共同体」を求めてナチズムへ―(田村栄子・佐賀大学文化教育学部)

あとがき
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「自分さがし」からはじまる 人間学的国語教育の探究 

著者
小川雅子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
222 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2006年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-913-8/ISBN4-87440-913-X 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
脳科学的知見、古典教材などから、学習者の内在価値観から乖離しない国語教育の実際を探究。日常生活に根ざした人間の本質的な国語力展開を目指す。
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「国語力」観の変遷 ―戦後国語教育を通して―

著者
桝井英人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
530 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2006年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-914-5/ISBN4-87440-914-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
戦後日本における、小・中・高等学校「学習指導要領」国語科編の改訂を軸とした国語教育関係論者の言説を社会動向を含めて分析。各時代における「国語力」観の実像に迫る。

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序  文 (広島大学大学院教育学研究科助教授 山元隆春)
はじめに
凡  例

     序  論

1主題/2対象/3方法/4概念図式/5先行研究/6意義/7構成


     第一部 敗戦と試案の時代

第一章 国語科単元学習の受容(昭和22~26年版)
 第一節 昭和22年版の目標観
  1「学習指導要領」概観/2昭和22年版の目標分析/3昭和22年版、その他の特徴/4昭和22年版をめぐる議論
 第二節 昭和前期、敗戦までの国語教育
  1結果責任にたいする態度/2日本語教育と国民科国語
 第三節 戦後教育改革
  1改革の経緯と『新教育指針』/2新教育と単元学習
 第四節 米国の単元学習
  1単元学習とは/2四つの系譜
 第五節 新教科書と学習指導要領作成
  1原理の混交/2作成過程/3昭和22年版に内在する問題/4単元の再構成/5昭和26年版へ
 第六節 単元学習実践の諸相
  1先進的な試み/2単元学習の浸透をはばんだもの
 第七節 単元学習思想の線状
  1「思想」としての大村はま/2倉澤栄吉の「方法」

第二章 言語生活という考え方(昭和26年版)
 第一節 「言語生活」の登場
  1昭和26年版の目標観/2昭和26年版をめぐる議論/3学習指導要領のことば/4「言語生活」と「経験主義」の接続
 第二節 「言語生活」の基底
  1「生活」概念の変遷/2言語生活の拡張性/3桑原の「言語生活」理解/4言語生活主義の批判性/5言語生活の底
 第三節 西尾と時枝――伝達の可能性
  1「ことばの実態」論争/2時枝と「国語」/3ことばは通じない
 第四節 時枝の「言語生活」
  1反転の根底/2言語生活に関する科学的調査研究/3時枝にとっての言語生活/4言語感覚と国語規範論

第三章 文学教育の意味(昭和31年版高校)
 第一節 文学という戦略
  1言語か文学か/2文学の力/3現場からの点火
 第二節 文学教育を支えるもの
  1連帯という名の国語力/2「国民文学論」と国語教育/昭和31年版高校の目標観


     第二部 経済総力戦と「国語力」

第一章 能力主義の実像(昭和33年版)
 第一節 昭和33・35年版の概観
  1昭和33・35年版の目標/2昭和33・35年版の目標分析―理解と表現/3昭和33・35年版をめぐる議論
 第二節 経験主義からの離脱
  1経験主義の否定/2「能力」への点火
 第三節 能力主義の確立
  1昭和33年版成立の経緯/2能力観の形成/3読解力という名の能力―沖山光/4経験主義の終わり――昭和35年版高校/5能力への賛同と抵抗
 第四節 能力主義概念の転換
  1経済成長と能力/2国語力の「技術革新」/3スキル学習とテスト学力/4受験学力としての国語力

第二章 能力から人間へ――主体・思考・表現(昭和43年版)
 第一節 能力主義の完成と反省
  1昭和43・44・45年版における「能力」/2目標の中心化/3国民性の育成/4学習指導要領の言語的疎外/5国語の愛護と国民性/6言語生活の消滅/7主体性と創造/8能力主義の否定
 第二節 表現と評価
  1思考の評価と表現/2高校生の実像/3高校紛争とことば
 第三節 人間主義への志向
  1経済界の人間化提言/2国語教育における人間主義

第三章 表現による思考/言語感覚(昭和52年版)―覚醒と浸潤―
 第一節 表現による思考
  1昭和52・53年版目標の分析/2改訂の震源/3「国語表現」の意義/4学習指導要領の立っている場所/5自己構成力と自己把握力/6表現と主体性
 第二節 言語感覚
  1言語感覚の概観/2覚醒か浸潤か


     第三部 社会と「国語力」の危機

第一章 生活概念のゆらぎと言語(平成元年版)
 第一節 主体性の変質
  1参加と非参加/2改訂の経緯――臨教審/3平成元年版の目標観/4対応という名の主体性
 第二節 論理と心
  1二種類の生活概念/2豊かな心/3言語技術教育の提唱/4高校新設科目「現代語」

第二章 伝え合うことの危機(平成10年版)
 第一節 「心」という力
  1平成10年版の目標観/2夢の断念と生きる力/3「心」の参戦/4臨床心理学と国語
 第二節 主題化する「他者」
  1他者の受容/2他者と非参加
 第三節 声の力
  1音声への期待/2発信から受信へ/3声と場/4声と人格


     結  論
1「国語力」観の変遷の概観/2変遷のダイナミズム/3「国語力」の課題のために


付録
 参考資料一覧
 国語科学習指導要領関連年表
 学習指導要領目標一覧(高等学校国語科)
 主要人物略歴一覧

おわりに
索  引
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第二言語コミュニケーション力に関する理論的考察 ―英語教育内容への指針―

著者
柳瀬陽介 
シリーズ
 
助成
05年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
360 
定価
7,150円 (本体6,500円 )
発行日
2006年2月28日 
ISBN
ISBN978-4-87440-912-1/ISBN4-87440-912-1 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
哲学的言語論と自然科学的言語論とを連関させることによって従来のコミュニケーション能力論を批判的に検討・分析。結果と図式化によって新しい概念の検討を試みる。
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     第一部 コミュニケーション能力論の検討

第一章 英語教育内容としての第二言語コミュニケーション力
 第一節 問題設定と基本用語の定義
 第二節 論文の構成

第二章 コミュニケーション能力概念の誕生
 第一節 チョムスキーによる心理言語学的問題設定
 第二節 ハイムズによる社会言語学的・心理言語学的拡張

第三章 コミュニケーション能力概念の応用言語学的展開
 第一節 カナルとスウェインによる応用言語学的展開
 第二節 ウィドウソンによる教育学的展開
 第三節 テイラーによる言語学的批判

第四章 コミュニケーション能力概念の応用言語学的整理
 第一節 バックマンとパーマーによるテスティングからの整理
 第二節 セルセ・マーシアらによる教育学的整理
 第三節 ライオンズとマクナマラによる三分法

第五章 コミュニケーション能力概念の問題点
 第一節 メタ理論的自覚の不徹底
 第二節 慣習一致の前提
 第三節 過程論の欠如
 第四節 チョムスキー言語論との不整合
 第五節 方略的能力の二分化


     第二部 第二言語コミュニケーション力論の展開

第六章 言語コミュニケーション力論のあり方
 第一節 自然科学的モデル
 第二節 哲学的モデル
 第三節 応用言語学の実際

第七章 慣習の相対化
 第一節 第二言語コミュニケーションの実態
 第二節 デイヴィドソンの言語コミュニケーション力論

第八章 理解過程の解明
 第一節 把握と解釈
 第二節 関連性理論による解釈過程の解明

第九章 チョムスキー言語論との整合化
 第一節 チョムスキー言語論における「言語」
 第二節 能力と慣習

第十章 第二言語コミュニケーション力の構造的図式化

第十一章 第二言語コミュニケーション力論に基づく実践的チェックリスト
 第一節 チェックリスト
 第二節 まとめ


参考文献
謝  辞
事項索引
人名索引
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江戸出訴への領主の対応 ――交代寄合高木家役人出府中御用日記――

著者
伊藤孝幸 
シリーズ
愛知学院大学文学会叢書2 
助成
 
判型
A5 
ページ
198 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2006年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-908-4/ISBN4-87440-908-3 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
明和元年に発生した交代寄合旗本高木家(西高木家)の領民による、江戸出訴に対する領主高木家の江戸表での具体的な対応策を書き留めた御用日記(全六巻)を翻刻。
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凡  例

一 御用日記 一番(明和元年11月20日~12月16日)
二 御用日記 二番(明和元年12月17日~閏12月11日)
三 御用日記 三番(明和元年閏12月12日~同月大晦日)
四 御用日記 四番(明和2年正月朔日~4月20日)
五 御用日記 五番(明和2年4月21日~6月8日)
六 御用日記 六番(明和2年6月9日~10月17日)

あとがき
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羅英対訳・詳註 『変身物語』を読む[2] 

著者
鈴木利久 
シリーズ
 
助成
新潟大学経済学会出版助成 
判型
B5 
ページ
296 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2006年2月16日 
ISBN
ISBN978-4-87440-906-0/ISBN4-87440-906-7 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
オウィディウス(43B.C.-17?A.D.)のMetamorphosesはシェイクスピア他多くの英文学作品に影響を与えた。Loeb版をテキストとして詳細な語釈をつけ、原本理解の一助とする。
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教育実習個体史 ―私の教育実習録から―

著者
清水 茂 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
236 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2006年1月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-904-6/ISBN4-87440-904-0 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
昭和43年、当時大学生であった著者がいずれも特色ある3つの小・中学校において行った教育実習の記録。実習への意欲的な取り組みと教育にかける情熱が丹念に綴られている。
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中学校対象 中学校国語科教育の実践像 

著者
加留部謹一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
324 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2006年1月19日 
ISBN
ISBN978-4-87440-897-1/ISBN4-87440-897-4 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
国語科教師の使命である「言語の教育」に力点をおいた実践研究報告30編をジャンル別に分類・収録。生徒の疑問や関心を反映させ、学習者が学びの主体となる授業を展開する。
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 序(浜本純逸)
 前書き

1 国語科教師の仕事――国語の学習を学習する
    対話

2 話し言葉の練磨――音声言語
  1 音読・朗読で話し言葉のリズムとイメージと論理を磨く
  2 「聞く」態度と能力を育てる――中学生の「聞くこと」に関する意識調査から――

3 文脈の中で生きてはたらく言葉――言語事項
  1 語のはたらきに関すること
  2 意味を文脈の中で正しくとらえる(報道・記録)

4 学習反応を生かす――説明的文章
  1 説明文教材の読みの学習反応のとらえ方――「1たす1は2にならない」(三浦つとむ)――
  2 生活記録教材「『うつ』の経験」(国分一太郎)
  3 読解学習の場を生かす課題と発問と作業――「説得ということ」(渡辺実)の場合――

5 見えないものの世界にふれる――文学的文章
  1 見えないものの世界にふれる授業――授業改善の方向を探る――
  2 授業展開のくふう「問いを生み、問いを残す文学教育」
  3 「少年の日の思い出」(ヘルマン・ヘッセ)の授業の「まとめ」方の工夫
  4 悲しみから憤りへの体験――戦争文学「川とノリオ」(いぬいとみこ)の場合――
  5 「問い」を軸に理解と表現を関連づけた文学教育――武田泰淳の「信念」を中心に――
  6 「夕鶴」(木下順二)の授業
  7 現実を見るモデルとしての「坊っちゃん」(夏目漱石)との出会い
  8 「サーカスの馬」(安岡章太郎)を読む――「団長の親方」の意味を求めて――
  9 作家を読むしるべ

6 人間を考えさせてくれる――古典の価値と学習材化
  1 古典教材における子どもの学習反応・感想
  2 「徒然草」(吉田兼好)――知識人を裁く兼好の筆――
  3 「枕草子」(清少納言)――「いと」を読む「をかし」の文学――
  4 「おくのほそ道」(松尾芭蕉)――テーマを探る――

7 認識力を育てる――作文教育
  1 詩に表れた中学校一年生の心模様――一つの発想指導と作品――
  2 認識力を育てる作文教育
  3 作文に表れた「ケンカの諸相」――中学校一年生の場合――
  4 文のつなぎ――「接続詞」の使用状況――をさぐる〈教科書と児童生徒作文〉

8 進んで学習に取り組ませる――授業技術
  1 問題解決の見通しを持たせる板書
  2 知的好奇心と授業技術の工夫
  3 生きぬく力をつける学習活動

9 自ら学ぶ力を育てる――評価
  1 形成的評価(テスト)の活用〈同一問題の個別的な学習〉
  2 鑑賞の評価法――生の実体としての享受の診断――

 後書き
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百年との邂逅 ―ある北米移民―

著者
加耶野 寧 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
252 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2005年12月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-910-7/ISBN4-87440-910-5 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
今からおよそ百年前、19歳の祖父は単身アメリカに渡った。祖父母とその家族の足跡をたどるため、私はシアトルへと旅立つ。激動の時代を生き抜いた、ある日本人移民の物語。
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プロローグ

二〇〇三年二月十九日、水曜日。シアトル一日目。

     二月二十日、木曜日。シアトル二日目。

     二月二十一日、金曜日。シアトル三日目。

     二月二十二日、土曜日。シアトル四日目。

     二月二十三日、日曜日。帰国。
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話しことばの教育 

著者
野地潤家 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
468 
定価
8,250円 (本体7,500円 )
発行日
2005年12月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-902-2/ISBN4-87440-902-4 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈話し言葉教育〉
 
内容
昭和27年の謄写印刷私家版を翻刻。話しことばの生態・自覚・育成・教育の4部構成で、昭和17年から23年までの自身の実践記録と考察・研究の論考をまとめる。
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まえがき
1 話しことばの生態
  1 感動詞の生態――夜祭りのことば――
  2 児童語の生態――何も何も小さきものはいとうつくし。枕草子、第一三二段――
  3 農村語の生態
  4 おとめのことば感覚
  5 女生徒のことばあそび
  6 女学生の声を聴く――街頭録音の反省――
  7 女教師のことばの生態
  8 ある夏期大学から
  9 切符を買う人々
  10 世相の生態――片輪のユーモア――
  11 路上の挨拶

2 話しことばの自覚
  1 はらとことば
  2 寡黙――蔵王のもとにて――
  3 ことばを磨くには
  4 音声への情熱
  5 口癖の一考察
  6 会話の貧困性――口不調法の問題――
  7 新緑のように――幸福の問題――
  8 会話における美の問題
  9 言語衛生の問題
  10 話法破綻の問題
  11 感情生活と言語表現
  12 話しことばの問題

3 話しことばの育成
  1 国語教育の出発点――名について――
  2 成就の教育
  3 国語教育の道程
  4 国語教育の明朗化
  5 ことばしつけにおける役割
  6 生活語教育のありかた
  7 国語教育者の生活の問題
  8 放心状態の問題
  9 教室の精神――学級経営の根本問題――
  10 話風の建設
  11 音声教育の問題
  12 夢の中の国語教育
  13 話風育成の問題――問題の群落――

4 話しことばの教育―美しき話しことばを求めて―
  出発に際して
  1 まおとめことばの自覚
  2 ことばのふるさと
  3 話題の問題
  4 姉と弟との対話
  5 飽和の浄化
  6 花よりも美しく(1)―音声論―
  7 花よりも美しく(2)―抑揚論―
  8 花よりも美しく(3)―呼吸論―
  9 花よりも美しく(4)―澄耳論―
  10 過失―一つの反省―
  11 信賴―生涯の対話―
  12 描写ということ
  13 花ざかり
  14 考査――「ことば」に関してわたくしの抱くゆめ――

あとがき
索引/1 人名索引 2 事項索引
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中世城館跡の考古学的研究 

著者
小都 隆 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
356 
定価
7,150円 (本体6,500円 )
発行日
2005年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-905-3/ISBN4-87440-905-9 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
中世における西日本を中心とした防御施設を持った軍事・住居施設跡を「城館跡」とし、考古学的方法で改めて分類・編年を行い中世社会研究のための有力な歴史資料化を試みる。
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はじめに
例言

序 章 中世城館跡分類研究の現状と課題
  1 中世城館跡研究のあゆみ
  2 型式分類研究の現状

第1章 西日本の中世城館跡
 第1節 中世城館跡の分類と編年―広島県を例として―
  1 広島県の中世城館跡の概要
  2 分類の方法と内容
  3 中世城館跡の型式分類
  4 中世城館跡の編年
  5 広島県の中世城館跡
 第2節 中国地方の中世城館跡
  1 分布と立地・規模
  2 中国地方の発掘資料
  3 中国地方の分類と編年
  4 中国地方の中世城館跡
 第3節 四国地方の中世城館跡
  1 分布と立地・規模
  2 四国地方の発掘資料
  3 四国地方の分類と編年
  4 四国地方の中世城館跡
 第4節 近畿地方西部の
  1 分布と立地・規模
  2 近畿地方西部の発掘資料
  3 近畿地方西部の分類と編年
  4 近畿地方西部の中世城館跡

第2章 中世城館跡の機能と実態
 第1節 中世城館跡の分類と編年
  1 中世城館跡の型式分類
  2 中世城館跡の編年
 第2節 中世城館跡の地域性
  1 分布調査に見る地域性
  2 発掘調査に見る地域性
 第3節 中世城館跡の機能と実態
  1 政治的状況と中世城館跡
  2 地域社会と中世城館跡
  3 中世城館跡の機能と実態

第3章 中世城館跡の考古学的個別研究
 第1節 郡山城跡の構造的研究
  1 郡山城跡の位置
  2 文献史料から見た郡山城跡
  3 郡山城跡の遺構
  4 郡山城跡の構造と性格
 第2節 毛利氏とその本拠城
  1 毛利氏の歴史
  2 毛利氏(総領家)の城
  3 家臣団の城
  4 毛利氏の支配と城の変遷
 第3節 高杉城跡の再検討
  1 高杉城跡の位置
  2 高杉城跡の記録
  3 高杉城跡の遺構
  4 高杉城跡の検討
 第4節 吉川元春館の構造
  1 吉川元春館跡の概要
  2 遺構の検討
  3 文献史料との比較
  4 吉川元春館の構造
  5 他遺跡との比較
 第5節 小倉山城跡の鍛冶遺構
  1 小倉山城跡の概要
  2 小倉山城跡の鍛冶遺構
  3 鍛冶遺構の検出例
  4 文書に現れた鍛冶
 第6節 芸備地方の砦
  1 村落・民衆と城との関わり
  2 芸備地方の砦の実態

終 章 中世城館跡研究の課題と展望
  1 中世城館跡研究の現状
  2 中世城館跡研究の課題
  3 中世城館跡研究の展望

あとがき
図版・挿図出典一覧
遺跡索引
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STUDIES IN CHAUCER'S WORDS AND HIS NARRATIVES 

著者
地村彰之 
シリーズ
 
助成
05年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
272 
定価
7,150円 (本体6,500円 )
発行日
2005年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-903-9/ISBN4-87440-903-2 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
This consists of four chapters:Chapter1 Analysis of Textual Structure, Chapter2 Dialects, Chapter3 Collocations, and Chapter4 Grammar. Conclusion has been attached to these chapters as concluding remarks of this book.
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Preface
Contents
Introduction

Chapter1 Analysis of Textual Structure
   1.0 Introduction
   1.1 The Book of the Duchess
   1.2 The House of Fame
   1.3 The Canterbury Talesand Troilus and Criseyde
   1.4 Hypocritical vocabulary

Chapter2 Dialects
   2.0 Introduction
   2.1 Northern dialect
   2.2 Women's speech

Chapter3 Collocations
   3.0 Introduction
   3.1 Troilus and Criseyde
   3.2 Courtly manners and customs
   3.3 Nature
   3.4 God and pagan gods

Chapter4 Grammar
   4.0 Introduction
   4.1 "Un"-words
   4.2 Impersonal constructions
   4.3 Negative expressions

Summary
Conclusion
Select Bibliography
Index
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アメリカの話し言葉教育 

著者
西本喜久子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
352 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2005年11月23日 
ISBN
ISBN978-4-87440-896-4/ISBN4-87440-896-6 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈話し言葉教育〉
 
内容
アメリカの話し言葉教育の歴史を「コミュニケーション」概念の確立と学校教育への適応化の歴史と捉えて、経験主義国語教育とその改革を歴史的に精査、今日的課題に迫る。
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   まえがき(森田信義)

第1部 アメリカの話し言葉教育概観
  1 アメリカにおける話し言葉教育
      はじめに
    1 目標
    2 指導理論
    3 教育課程
    4 教科書
    5 授業、指導方法
      まとめ

第2部 アメリカの話し言葉教育の現状
  2 小学校1年生の話し言葉教育 その1
     ――ノーフォーク市の場合――
  3 小学校1年生の話し言葉教育 その2
     ――ノーフォーク市の場合――
  4 機能的コミュニケーション能力の開発研究
  5 話し言葉教育の現状
     ――アメリカの小学校教師へのアンケート調査をもとに――
      はじめに
    1 全体的特徴と話し言葉教育の位置づけ
    2 調査の目的、方法、項目
    3 調査の分析と考察
      おわりに

第3部 アメリカの国語教育の歴史的研究
  6 19世紀における話し言葉教育の形成過程
      はじめに
    1 先行研究について
    2 『アメリカの話し言葉教育の歴史―基礎研究』の史的意義
    3 『アメリカの話し言葉教育の歴史―基礎研究』の構成
    4 アメリカの話し言葉教育の定義と研究について
    5 19世紀を中心としたアメリカの教育環境の発達と国語科について
    6 アメリカの話し言葉教育の基本理念
    7 19世紀におけるアメリカの初等・中等学校の話し言葉教育の形成過程
      おわりに
  7 経験主義国語教育における話し言葉教育 その1
     ――『国語の経験カリキュラム』(1935)を中心に――
      はじめに
    1 『国語の経験カリキュラム』の研究経緯と全体的特徴
    2 『国語の経験カリキュラム』の位置づけと基本概念:「経験」と「統合」
    3 『国語の経験カリキュラム』における話し言葉教育
    4 昭和22年版学習指導要領と『国語の経験カリキュラム』の比較
      おわりに
  8 経験主義国語教育における話し言葉教育 その2
     ――アメリカの経験主義国語教育とわが国の戦後国語教育との関係――
      はじめに
    1 昭和22年版「学習指導要領」以前の「話シ方」教育
    2 昭和22年版「学習指導要領」における「話しかた」教育
    3 昭和26年版「学習指導要領」における「聞くこと」「話すこと」の教育
      おわりに
  9 アメリカにおける国語教育改革の試み その1
     ――『国語の経験カリキュラム』(1935)と『初等教育に関する15人委員会報告書』(1895)の比較考察を通して――
      はじめに
    1 1930年代までの代表的研究報告における『国語の経験カリキュラム』の位置
    2 『国語の経験カリキュラム』の成立と史的背景
    3 『国語の経験カリキュラム』における国語教育
    4 わが国の国語教育と『国語の経験カリキュラム』
      おわりに
  10 アメリカにおける国語教育改革の試み その2
     ――教育の現代化運動時代の国語教育と話し言葉教育――
      はじめに
    1 『国語のカリキュラム』開発にいたる史的展開
    2 『国語のカリキュラム』
      おわりに

   あとがき
   初出一覧
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この頃宇宙・真白にぞ 

著者
望月雅子(北川加奈子) 
シリーズ
 
助成
 
判型
菊 
ページ
総346 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2005年11月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-901-5/ISBN4-87440-901-6 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
「収録された文章のすべては、過去に眼を注いでおり、世情の騒ぎや危うい異変に萎縮せざるを得ない日常をこえている。」(岩崎清一郎)「よろこびとかなしみが満開! 病と向き合うことで複眼のまなざしと透明なまなざしを体現されました。」(立野竹久)2冊函入り。
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【品切】
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戦後国語(科)単元学習の出発とその去就 ―山口県における実践営為を中心に―

著者
加藤宏文 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
3冊合本994 
定価
16,500円 (本体15,000円 )
発行日
2005年10月11日 
ISBN
ISBN978-4-87440-894-0/ISBN4-87440-894-X 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
昭和20年代からの、山口県下での国語(科)教育実践の足跡をたどり、先人たちが取り組んだ「新教育」の実態・実質を究明。これからの国語(科)教育がとるべき指針を提示する。
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          【本 文 編】
 序文
 まえがき
 凡例

序章 研究の課題・目的・方法・意義
 第1節 課題――今日の国語(科)教育には、何が求められているのか――
 第2節 目的――何を明らかにすることが、できるのか――
 第3節 方法――何を対象として、どのような視点で分析・探究するのか――
 第4節 意義――今日、どのような問題点を解決するのに、質するのか――

第1章 「新教育」の受容
 第1節 出発における課題
   はじめに
   1.生きたことばに培っているか
   2.教科書を捨てよ
   3.読み方は、個性をどう伸張するか
   4.「生活」指導即表現教育
   おわりに
 第2節 実践の動向
   はじめに
   1.各校の課題意識
   2.生活綜合と基礎学力
   3.「中核」と「補助」
   4.「地域」における「創意工夫」
   おわりに
 第3節 県下の営為
   はじめに
   1.「新教育」思潮のうねり
   2.「新教育」思潮の国語(科)教育における受容
   3.国語(科)教育における単元学習の模索
   4.「新教育」下の営為に学ぶ
   おわりに
 第4節 「修正」への傾斜
   はじめに
   1.「修正」への理念とその構造
   2.「生活拡充課程」「修正」の実際とその問題点
   3.「基礎学習課程(基礎学習)」「修正」とその問題点
   4.「国語(科)教育」の課題
   おわりに

第2章 「教科」か「経験」か
 第1節 『光プラン』の中の国語(科)教育
   はじめに
   1.『光プラン』の記述体系
   2.言語活動の位置づけ
   3.課題から単元計画へ
   4.『光プラン』の実践へ
   おわりに
 第2節 『桜山プラン』の構造
   はじめに
   1.記述体系
   2.「国語(科)教育」の位置
   3.「改善」と「修正」と
   4.「国語(科)教育」の実際
   おわりに
 第3節 「阿武郡国語同人会」の営為
   はじめに
   1.受容の実態
   2.構成と展開
   3.実践計画
   4.「国語(科)単元学習」の展開
   5.状況認識
   おわりに
 第4節 手嶋倫典氏の「表現学習」指導
   はじめに
   1.単元「手紙」の場合
   2.「題材」の学習
   3.長文の学習
   4.単元「日記」
   おわりに

第3章 「個性尊重」の実際
 第1節 「生野教育」の「学習誘導案」
   はじめに
   1.『生野教育の建設』の基盤
   2.教育課程の研究と学習目標
   3.「関連課程」の「誘導案」
   4.「教科課程」の「誘導案」
   おわりに
 第2節 高水小学校の「国語指導計画」
   はじめに
   1.考え方と努力点
   2.「国語学習指導目標」
   3.単元計画
   4.単元「学級新聞を作ろう」
   おわりに
 第3節 小郡小学校の個性尊重の教育の実際
   はじめに
   1.「個性尊重の原理」と「綜合課題」
   2.「綜合課題をめざして」
   3.「読みの能力別指導」の実際
   4.「個別指導」の実際
   おわりに
 第4節 もう1つの「光プラン」
   はじめに
   1.基底単元「ゆうびんやさん」
   2.「学力」評価法
   3.展開例
   4.「目標」と評価
   おわりに

第4章 「基礎学力」の探究
 第1節 福賀小学校の「読解力伸張の方法」
   はじめに
   1.認識体系
   2.指導法の探究
   3.個人差に応じた指導
   4.考える学習
   おわりに
 第2節 本郷中学校の「基礎学力の指導」
   はじめに
   1.基礎学力の構造
   2.国語科における「基礎学力」
   3.実態把握の方法と内容
   4.基礎学力の養成
   おわりに
 第3節 高等学校の「基礎学力の実態と対策」
   はじめに
   1.短絡的な発想
   2.要素的能力の処理
   3.「新教育」理念の崩壊
   4.実践の「反省」
   おわりに
 第4節 附属防府中学校国語科における「基礎学力」の探究
   はじめに
   1.「国語科における 基礎学力とその指導の一断面」
   2.「仕事学習」における「国語教育の徹底」
   3.「国語科における仕事(単元)学習の実際」
   4.「国語科『仕事学習』における問題把握の指導の実際」
   おわりに

第5章 「修正」営為
 第1節 教育研究会著『観察・参加・実習の手引き』
   はじめに
   1.「観察・参加・実習の手引き」の理念の受容と記述体系
   2.「修正教科カリキュラム」の立場
   3.国語科学習指導の理念
   4.「教案例」に見られる国語科学習指導の実際
   おわりに
 第2節 附属山口小学校の「生活カリキュラム」
   はじめに
   1.「コア・カリキュラムの立場」
   2.「本校生活カリキュラム構成の手続」
   3.「生活カリキュラム計画案」
   4.「単元展開の実践記録」
   おわりに
 第3節 附属山口小学校の「修正教科カリキュラム」
   はじめに
   1.「修正教科カリキュラム」の理論と方法
   2.「修正教科カリキュラム」構成の手続と展開
   3.「修正教科カリキュラム」における「国語科単元」の位置
   4.「修正教科カリキュラム」の反省と課題
   おわりに
 第4節 『光プラン』の推移
   はじめに
   1.本著の体系
   2.「生活課程生活科単元」の実際
   3.「研究課程各科教材単元発展一覧表」
   4.「国語科の実際指導上の諸注意」
   おわりに

第6章 「新教育」の去就
 第1節 尾崎家連氏の場合
   はじめに
   1.読解力・作文力の学習指導法
   2.研究課程の学習指導
   3.国語科「新教育」の反省
   4.『中学 作文の力』への発展
   おわりに
 第2節 小河正介氏主担『小・中学校 国語科 学習指導上の問題点とその指導』
   はじめに
   1.問題点解決の「かぎ」
   2.「基礎学力」観
   3.「基礎学力」の「抽出」例
   4.「基礎学力の養成」の「留意」点
   おわりに
 第3節 附属防府中学校の「自主的仕事学習」の推移
   はじめに
   1.「自主的仕事学習をめざして」
   2.「国語科における仕事(単元)学習の実際」
   3.「問題解決学習としての『仕事学習』(単元学習)における問題把握の指導」
   4.「国語科『仕事学習』における問題把握の指導の実際 特に文法の学習指導を中心として」
   おわりに
 第4節 附属防府中学校の「自主的仕事学習」の去就
   はじめに
   1.集団思考による学習指導
   2.国語科における「集団思考」の意義
   3.「集団思考」の「機会・方法・留意点」
   4.「集団思考」を中心とした詩の指導の実際
   おわりに

終章 「新教育」に学ぶ
 第1節 桜山小学校著『単元展開の資料と手引』
   はじめに
   1.単元設定の理由と目標
   2.「展開案」の構造
   3.「資料」の詳述
   4.「改善」「修正」の行方
   おわりに
 第2節 附属防府中学校の「自主的仕事学習」の変質
   はじめに
   1.「仕事学習」の概念と構造
   2.「仕事学習」の展開
   3.「仕事学習」の到達段階
   4.国語科における「仕事学習」
   おわりに
 第3節 全国諸「プラン」との比較
   はじめに
   1.軸としての『光プラン』
   2.奈良女高師附属小学校「学習研究会」の場合
   3.「山形女附小プラン」の場合
   4.長野師範女子部附属小学校「指導の実践記録」の場合
   5.千葉北条小学校「コア・カリキュラム」の場合
   6.「明石附属プラン」の学習構造
   おわりに
 第4節 「新教育」における「国語(科)単元学習」の評価
   はじめに
   1.教科と経験との狭間で
   2.「個性尊重」の実際
   3.「基礎学力」観
   4.「修正」営為
   おわりに

 初出誌一覧
 あとがき
 事項索引
 人名索引


          【資 料 編】

第1章 「新教育」の受容
 第1節 出発における課題
 第2節 実践の動向
 第3節 県下の営為
 第4節 「修正」への傾斜

第2章 「教科」か「経験」か
 第1節 『光プラン』の中の国語(科)教育
 第2節 『桜山プラン』の構造
 第3節 「阿武郡国語同人会」の営為
 第4節 手嶋倫典氏の「表現学習」指導

第3章 「個性尊重」の実際
 第1節 「生野教育」の「学習誘導案」
 第2節 高水小学校の「国語指導計画」
 第3節 小郡小学校の個性尊重の教育の実際
 第4節 もう1つの「光プラン」

第4章 「基礎学力」の探究
 第1節 福賀小学校の「読解力伸張の方法」
 第2節 本郷中学校の「基礎学力の指導」
 第3節 高等学校の「基礎学力の実態と対策」
 第4節 附属防府中学校国語科における「基礎学力」の探究

第5章 「修正」営為
 第1節 教育研究会著『観察・参加・実習の手引き』
 第2節 附属山口小学校の「生活カリキュラム」
 第3節 附属山口小学校の「修正教科カリキュラム」
 第4節 『光プラン』の推移

第6章 「新教育」の去就
 第1節 尾崎家連氏の場合
 第2節 小河正介氏主担『小・中学校 国語科 学習指導上の問題点とその指導』
 第3節 附属防府中学校の「自主的仕事学習」の推移
 第4節 附属防府中学校の「自主的仕事学習」の去就

終章 「新教育」に学ぶ
 第1節 桜山小学校著『単元展開の資料と手引』
 第2節 附属防府中学校の「自主的仕事学習」の変質
 第3節 全国諸「プラン」との比較
 第4節 「新教育」における「国語(科)単元学習」の評価

 関係資料年表


          【説 述 編】

 まえがき

序章 私は、何を求めつゞけているのか
 序節
   はじめに
   1.学力観の集団吟味を
   2.学習(指導)目標の確認を
   3.発問体系の確立を
   4.「平等」から「対等」へ
 第1節 ことばにとって、「沈黙」とは、何か
   はじめに
   1.ことばには、4つの機能がある
   2.「沈黙」は、生きて働いている
   3.「沈黙」に極めて近いことばを、「きく」
   4.「沈黙」を、共有する
   おわりに
 第2節 価値ある主題(学習指導目標)で、単元を統合する
   はじめに
   1.「ことば」にもぐりこんで、落ちる
   2.ことばが学習(教)材となるとき
   3.「価値」において、学習(教)材を透視する
   4.主題文を、創る
   おわりに
 第3節 1つことばを「価値」において捉え、語彙を豊かにする
   はじめに
   1.私たちは、何を「きい」ているのか
   2.ことばを「きく」
   3.「きゝ」合う
   4.1つことばの「価値」に「きく」
   おわりに
 第4節 「きく」からこそ、問える
   はじめに
   1.「たまらなさ」の持続
   2.発問体系への拠点
   3.問いを重ねる
   4.確かで豊かな発問の生成へ
   おわりに
 結語

第1章 「新教育」は、どのように出発したのか
 第1節 何が、問い直されようとしたのか
   はじめに
   1.ある学習指導の場面から
   2.4つの課題
   3.今日への教訓
   4.私の実践例
   おわりに
 第2節 「カリキュラム」の創造には、どのような問題があったのか
   はじめに
   1.「またぐ」から「あるく」へ
   2.「生活綜合」と「基礎学力」
   3.今日の「学力重視」論
   4.「生きる力」とは、何か
   おわりに
 第3節 「児童生徒の側に立つ」
   はじめに
   1.「相互依存の社会性」
   2.個性と社会性
   3.知の一極集中
   4.「児童生徒の側に立つ」
   おわりに
 第4節 「問題解決学習」は、どのような壁にぶつかったのか
   はじめに
   1.何が「問題」なのか
   2.「個性化、個別化」との落差
   3.「総合的な学習の時間」のために
   4.私の確認
   おわりに
 結語

第2章 「経験」は、なぜ「教科」と対立したのか
 第1節 「経験の組織化」か、「組織の経験化」か
   はじめに
   1.表現への昇華
   2.「生活課程」と「研究課程」
   3.「総合」を求めて
   4.「価値」ある指導目標を
   おわりに
 第2節 国語(科)教育の独自性は、どこにあったのか
   はじめに
   1.ことば「道具」観
   2.「中心」にとっての「周域」
   3.「生きる力」への展望
   4.学習指導目標と焦点のことば
   おわりに
 第3節 「国語単元学習」は、どのように展開されたのか
   はじめに
   1.非連続の連続
   2.教科書を生かす
   3.学習(教)材開発自在
   4.主題単元の展開
   おわりに
 第4節 「表現学習」は、手段か目的か
   はじめに
   1.手持ちの観念
   2.「まとまりの急所をつく」
   3.随所に「緊張関係」を
   4.さゝやかな存在の中に
   おわりに
 結語

第3章 「個性」は、どのように尊重されようとしたのか
 第1節 「個性」を「誘導」する
   はじめに
   1.「理解」することと「納得」することと
   2.「経験の伸張と拡充」
   3.「個性」の2極化
   4.違いを生かす
   おわりに
 第2節 「機能的主題」を、設定する
   はじめに
   1.「心の奥深くに」
   2.「言語要素」を考慮する
   3.統合力としての「価値」ある「主題」
   4.主題単元学習と「個性」
   おわりに
 第3節 創作活動に、「個性」をきく
   はじめに
   1.学習者の「内的経験」を知る
   2.「表現」多彩
   3.揺さぶり合う
   4.多彩な「創作活動」
   おわりに
 第4節 「個性」を「評価」する
   はじめに
   1.「連発」されることば
   2.「評価」の方法
   3.「評定」との峻別
   4.1歩先を
   おわりに
 結語

第4章 「学力低下」の批判に、どう対応したのか
 第1節 「基礎学力」とは、何か
   はじめに
   1.「根」っこにある力
   2.「批判」の矛先
   3.「国語」学力の構造
   4.「基本」に生きる「基礎」
   おわりに
 第2節 「基礎学力」は、どのように養成されたか
   はじめに
   1.異質の「楽しさ」
   2.「能力別学習指導」への傾斜
   3.「能力」の多様性
   4.「価値」としての拠点
   おわりに
 第3節 「ドリル」に、なぜ傾斜したのか
   はじめに
   1.絶えず始まる
   2.「用具」としての「練習」
   3.開かれた「練習」
   4.「ドリル」を生かす
   おわりに
 第4節 力が、なぜつかないのか
   はじめに
   1.「意味が意味にならない世界」
   2.「新しい人間像」
   3.「全国学力テスト」案
   4.「目標」としての学力
   おわりに
 結語

第5章 「修正」に追い込まれたのは、なぜか
 第1節 どこが、「修正」されねばならなかったのか
   はじめに
   1.「コア・カリキュラム」の実際
   2.「修正」の構造
   3.問題意識の組織化力
   4.「組織化力」を求めて
   おわりに
 第2節 「生活カリキュラム」を、創造する
   はじめに
   1.「課題」と「実践」と
   2.「内容」と「方法」と
   3.「実践目標」への視点
   4.「実態」からの「目標」創造
   おわりに
 第3節 「綜合的学習」か「教科的学習」か
   はじめに
   1.「手づくりの授業」
   2.無理のない「教科の統合」
   3.「総合的な学習の時間」
   4.「動的把握」の「総合」
 第4節 「用具的使命」か、「文化価値追求の使命」か
   はじめに
   1.事実、歴史的事実・個性、愛情
   2.「国語教育本来の姿」
   3.「ゆとり」と「学力向上」と
   4.「ことばを通す」
   おわりに
 結語

第6章 「新教育」は、どのように変質していったのか
 第1節 「実践」が、理念を突き動かした
   はじめに
   1.「言葉のひとり歩き」
   2.「教育的交渉」
   3.実践側の力量
   4.実践の拠点
   おわりに
 第2節 「評価」は、どう揺れ動いたのか
   はじめに
   1.「理解」の彼方に
   2.「評価」の理念と方法
   3.存在と可能性
   4.心・ことば・関係・行方
   おわりに
 第3節 「自主的仕事学習」は、何を求めたのか
   はじめに
   1.「事実」と「問題」
   2.「問題解決」とその「展開」
   3.「体験的な学習」、「問題解決的な学習」
   4.国語科における「問題解決的な学習」
   おわりに
 第4節 「集団思考」は、どのように求められたか
   はじめに
   1.「もっとたくさんのことを」
   2.「集団思考力養成の立場」
   3.「思考していく型と流れ」
   4.「論述」への「集団思考」
   おわりに
 結語

終章 「新教育」は、捨て石だったのか
 第1節 壁は、どこにあったのか
   はじめに
   1.「雪崩のとき」
   2.「僅かばかりの新しい建設」
   3.「言語」・「総合」・「集団」
   4.「読み取る」と「察する」と
   おわりに
 第2節 「統合」の精神は、なぜ貫かれなかったのか
   はじめに
   1.「私の受けた国語教育」
   2.「思想がない」
   3.「機能的作文」指導
   4.1語を通して
   おわりに
 第3節 「分化」の弊に、「綜合」の糸口をつかむ
   はじめに
   1.2つの「分化」
   2.「分岐的全体者」
   3.「留保の言葉」
   4.「学校生活三分割案」
   おわりに
 第4節 内発的な探究の精神に、学ぶ
   はじめに
   1.「感化」と「模倣」との区別
   2.内発的な学習指導の場
   3.「専門知とは違う切り口」
   4.私の実践
   おわりに
 結語
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シュプランガー教育学の研究 ―継承・発展過程と本質理論をたずねて―

著者
山崎英則 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
450 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2005年10月11日 
ISBN
ISBN978-4-87440-885-8/ISBN4-87440-885-0 
Cコード
C3037 
ジャンル
哲学・宗教 教育〈教育学〉
 
内容
わが国の教育に影響を与えたシュプランガーの思想を、教育学はもとより宗教論、安心立命論、人間教育論など幅広い視点から分析。シュプランガー思想の全体像を究明する。
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【品切】
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カント倫理学の研究 ―義務論体系としての『道徳形而上学』の再解釈―

著者
松井富美男 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
312 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
2005年9月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-893-3/ISBN4-87440-893-1 
Cコード
C3012 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
「私は何をなすべきか」という実践哲学の問題を道徳分野と法分野から論究するとともに、義務の報酬という観点から権利と幸福を取り上げ、カント義務論の全容を明らかにする。
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【品切】
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序 説
 第1節 先行研究――形式主義と実質をめぐる解釈――
 第2節 「道徳の形而上学」の構想
 第3節 本研究の目的


   第1部 批判的倫理学の立場

 序
第1章 形式主義の方法
 第1節 善意志
 第2節 実践的原則
 第3節 形式と実績
 第4節 形式主義の拡張
第2章 定言命法と仮言命法
 第1節 区別の規準
 第2節 アプリオリな総合的命題
 第3節 批判的検討
 第4節 概念の変容
第3章 自律の構造
 第1節 客観的目的
 第2節 目的自体の原理
 第3節 道徳的経験
 第4節 人間性の二面性
第4章 世界の合目的性――道徳的目的論への準備――
 第1節 自然の体系的統一
 第2節 反省的判断力
 第3節 自然の合目的性
 第4節 歴史の合目的性


   第2部 法と倫理の世界

 序
第1章 法の義務
 第1節 法の原理
 第2節 外的自由
 第3節 正義の区分
 第4節 規範的正義
 第5節 法則的正義
 第6節 国家と権力
 第7節 刑罰の正義
第2章 帰責の根拠――超越論的自由の解釈――
 第1節 責任の本質
 第2節 超越論的自由
 第3節 経験的性格と叡智的性格
 第4節 ショーペンハウアーの解釈
 第5節 行為主体
 第6節 道義的責任
第3章 徳の義務
 第1節 義務の区分
 第2節 徳論の原理
 第3節 自己の完全性
 第4節 他人の幸福
 第5節 他人の存在
 第6節 傾向性からみた徳


   第3部 幸福実現への道

 序
第1章 幸福追求の権利
 第1節 「権利」の概念
 第2節 権利の諸相
 第3節 法的占有と物権
 第4節 債権の根拠
 第5節 人間性の権利
第2章 世俗的幸福の獲得
 第1節 実践理性と幸福
 第2節 幸福に値すること
 第3節 ガルヴェ批判
 第4節 倫理的義務の報償
 第5節 幸福の相互保証
第3章 最高善における幸福
 第1節 正義の神
 第2節 最高善の構想
 第3節 「要請」の意味
 第4節 理念の客観的実在性
 第5節 神と幸福

結 語

付 論 カントと生命倫理
 序
 第1節 問題の所在
 第2節 構成的モデルとしての権利
 第3節 「相互性」の変容
 第4節 カント義務論の地平
 第5節 人間中心主義の自明性


参考文献
あとがき
索  引
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ヒッタイト語における指示詞の研究 ―指示詞体系におけるa-の統語論的記述を中心として―

著者
松川陽平 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
224 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2005年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-895-7/ISBN4-87440-895-8 
Cコード
C3087 
ジャンル
言語学〈英語・その他〉
 
内容
ヒッタイト語の指示詞a-を全ヒッタイトテキストから歴史的、共時的に記述・機能分析し、apa-、ka-との間の統語論的相関関係を明らかにする。
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序 論
第1章 ヒッタイト語、指示詞および研究目的
 1.1 ヒッタイト語
 1.2 ヒッタイト語の研究史
 1.3 直示・指示詞・照応形の概念
 1.4 直示の概念
 1.5 指示詞の機能
 1.6 照応形の機能
 1.7 指示詞と定冠詞の類似点・相違点
 1.8 直示的無漂指示詞
 1.9 インド・ヨーロッパ語の指示詞
 1.10 ヒッタイト語の指示詞
 1.11 a-の先行研究と機能
 1.12 先行研究の問題点と論文の目的
 1.13 方法論・資料体・用語の定義

本 論
第2章 a-のテキスト内照応と外界照応に関する歴史的・共時的記述
 2.1 a-の歴史的出現分布に関する先行研究と検討
 2.2 a-の歴史的出現分布
 2.3 a-の指示形容詞用法と指示代名詞用法
 2.4 a-の共時的分析:テキスト内照応と外界照応
 2.5 a-の外界照応用法
 2.6 a-の外界照応と限定表現の特徴
 2.7 a-、apa-、ka-と関係節限定、同格節限定
 2.8 テキスト内照応と外界照応における先行詞とa-との結束性

第3章 a-、ka-、apa-の外界照応における直示性について
 3.1 apa-、ka-の外界照応における直示機能
 3.2 外界照応・テキスト内照応におけるa-、apa-、ka-と直示述語
 3.3 時間の直示性に関するa-、apa-、ka-の相関関係
 3.4 人称の直示性に関するa-、apa-、ka-の相関関係

第4章 インド・ヨーロッパ語の指示詞体系とヒッタイト語の指示詞体系の相関関係と問題点
 4.1 インド・ヨーロッパ語、ラテン語、ヒッタイト語の指示詞体系
 4.2 ラテン語とヒッタイト語の指示詞体系の相関関係
 4.3 まとめ

結 論

ヒッタイト語の指示詞a-の統語論的機能

 補遺1――a-の語源、定冠詞形成過程と音韻論・形態論における問題点
 補遺2――ヒッタイト語の指示詞とシュメール語、アッカド語の指示詞との対応関係と問題点

参考文献
あとがき
索  引
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中世ヨーロッパにおける排除と寛容 

共著
原野 昇・水田英実・山代宏道・中尾佳行・地村彰之・四反田 想 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
184 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2005年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-892-6/ISBN4-87440-892-3 
Cコード
C3022 
ジャンル
哲学・宗教 歴史・考古・民族/欧米 文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
中世キリスト教における排除と寛容/中世イングランドにおける…/フランス中世文学にみる…/中世ドイツ文学における…/クリセイデ像の変容にみる…/チョーサーの作品における写本とテクスト
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 まえがき

中世キリスト教における排除と寛容
 ―対異教徒・対ユダヤ教徒・対異端者―…(水田英実)
中世イングラントにおける排除と寛容
 ―教会改革運動とノリッジ―…(山代宏道)
フランス中世文学にみる排除と寛容
 ―『ポンチュー伯の息女』再読―…(原野 昇)
中世ドイツ文学における排除と寛容
 ―ヴァルターとヴォルフラムの場合―…(四反田 想)
クリセイデ像の変容にみる排除と寛容…(中尾佳行)
チョーサーの作品における写本とテクスト
 ―テクストに対する排除と寛容―…(地村彰之)

 あとがき
 Contents
 著者紹介
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広島県議の半世紀 

共著
大山広司・大平泰記 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
206 
定価
1,045円 (本体950円 )
発行日
2005年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-891-9/ISBN4-87440-891-5 
Cコード
C0031 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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確かな国語力を育てる国語科授業の探究 

著者
山本名嘉子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
202 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2005年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-883-4/ISBN4-87440-883-4 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
一人一人に確かな国語力を身につけさせるために教育者としてどのように取り組めばよいか、様々な研究・実践成果から考察。授業の有り方、学校の教育改革まで広く提案する。
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まえがき

第一章 確かな国語力を育てる国語科授業の課題
 1 確かな国語力を育てるために
  (1)育てるべき学力を明確に
  (2)国語力を育てる指導計画の作成と評価
 2 主体的な国語の学習を育てるために
  (1)子どもの側に立って授業を発想する―子どもをとらえる視点
  (2)言語活動の必然の場に立たせる
 3 確かな国語力の定着を図る単元の構成と展開
  (1)単元検討の視点
  (2)国語力の定着を図る単元の構成
  (3)個に対応する手だての具体化
  (4)一時間の授業の充実のために
 4 豊かなことば学びの場を―家庭・地域を結んで
  (1)生きたことば学びの場としての総合的学習
  (2)生きた伝え合いの場―ゲストティーチャーの活用
  (3)豊かな読書を育てる
 5 授業力を高める授業研究のすすめ

第二章 主体的に学ぶ子どもを育てる国語科の授業を創る
 1 主体的に学ぶ国語科の授業をつくるために
 2 主体的に学ぶ子どもを育てる国語科単元学習の実践―福山市立山野小学校―
  (1)教師を変えた子どものことば
  (2)子どもが主体的に学ぶ授業づくりの基本
  (3)国語科単元学習の実践へ
 3 多様な読み方を学ばせて主体的な学びを育てる実践―安芸高田市立船佐小学校―
  (1)多様な読み方を取り入れた単元構成の工夫
  (2)「読むこと」、「書くこと」、「話すこと・聞くこと」を関連させた授業の実際

第三章 個に応じ、個を生かして確かな国語力を育てる授業実践
 1 小学校における個に応じた指導の基本的な考え
 2 個に応じる指導の目的
 3 個をとらえる視点
 4 個に応じる方法
 5 個に応じる多様な授業形態
 6 個に応じる指導の配慮点
 7 興味・関心と習熟度に応じた指導によって書く力を伸ばした授業の実際―廿日市市立平良小学校―
   1単元構成と個に応じる取り組み/2ステップアップ短作文指導計画(5年)/3単元「いろいろな方法で調べて伝えよう」の授業計画と展開/4授業結果について
 8 平良小学校の実践に学んで

第四章 評価を生かして基礎・基本の国語力を育てる授業実践
 1 評価の目的を明確にして授業に生かす
 2 評価を生かして授業を変える実践研究の実際―東広島市立寺西小学校―
  (1)授業を変える評価についての構想
  (2)診断的評価を生かした授業の事例―単元「教えてあげるたからもの」2年―
  (3)形成的評価を座席表に記入して授業に生かす―単元「ヤドカリとイソギンチャク」4年―
  (4)自己評価を育てる
  (5)自己評価を生かして課題別学習を―単元「イースター島にはなぜ森林がないか」6年―
  (6)第6学年の授業研究のまとめ(『平成16年度研究紀要』から)

第五章 確かな国語力を育てる単元の計画
 1 確かな国語力を育てる授業の視点
 2 国語科の単元を創る
  (1)単元づくりの基本構想を持つ
  (2)単元の構想を確かめる
  (3)単元の全体計画を作成する
  (4)言語活動を具体化する
 3 授業の目的を明確にした学習指導計画案を作成する
  (1)実践課題の明確化を図った学習指導計画案
  (2)研究主題についての取り組みの具体化を図った学習指導計画案
 4 単元の展開計画を作成する

第六章 確かなことば学びの場を創る
 1 生き生きとしたことばによる伝え合いの場に
 2 意欲を高める言語活動を組織する
 3 教えることを大切に―指導者の意識と言語技術の指導―
 4 伝え合い・学び合いの技術の指導
 5 学習過程における一人一人の学びの支援

第七章 学校を変える 教師を変える 授業研究の取り組み
 1 教師の意識を変える授業研究
 2 廿日市市立宮園小学校の授業研究
  (1)三年単元「もしもの国へ行ってみよう―ぼくもわたしも小説家『世界でたった一つの本』を作ろう」
  (2)参観した教師から子どもたちへ
  (3)この授業までの授業者の取り組み
  (4)授業後の授業についての話し合い
  (5)授業研究の態勢づくり
  (6)取り組みの成果
  (7)共に学び合うための学校づくり―校長のリーダーシップ―
  (8)宮園小学校の授業研究について
 3 尾道市立久保小学校の授業研究
  (1)授業観の見直し、授業研究の意識を耕す
  (2)目指す授業作りのための具体的な取り組み
  (3)授業の評価を取り入れ、授業研究の質を高める
  (4)授業研究の実際
 4 授業研究の課題
  (1)改めて授業研究の意義を
  (2)授業研究の目的を明確にして
  (3)授業研究を主体的に
  (4)授業後の話し合いを充実させる手だてを
  (5)授業についてのまとめの重要性

まほろば講話 二十一世紀を生きる力―コミュニケーション能力を高めよう

あとがき
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小学校対象 初等国語科教育実践の探究 

著者
岡山末男 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
552 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2005年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-890-2/ISBN4-87440-890-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
「子どもたちのことばを育てる教育」に一貫して取り組んできた著者の33年間の実践・研究の成果を集成。言語能力の育成、読むことの学習指導、詩の学習指導、ほか。
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まえがき

1 言語能力の育成
 1 話しことばが育つ学級
 2 授業のイメージ
 3 価格破壊―ある出来事―
 4 子どもと楽しい国語教室を―大橋冨貴子先生のことばから―
 5 新年の目標―話すこと で―
 6 印象に残った授業―アンケートから―
 7 あるがままの自分でいい―話すこと―
 8 個性・能力に応じた教育を
 9 大切なのは先生の熱意
 10 思い出の学校―へき地・複式学級―
 11 ことばのキャッチボール
 12 「総合的な学習」に生きる言語能力―木を見て森を見ず―
 13 教材研究と指導計画―分科会指導助言―
 14 「話すこと・聞くこと」の指導―指導助言―
 15 「教材研究」部会の指導助言―野地先生とともに―
 16 書くことの学習指導―子どもは元来、表現好きだ―
 17 作文教育のあり方―分科会指導助言―
 18 十分間の効果的な活用法
 19 「愛の精神」を残して
 20 生きる道しるべ
 21 子どもの心に届くことば
 22 発問について考える
 23 先生の通信簿―子どもたちの評価―
 24 心を結ぶことば
 25 ことばを育てる教師
 26 心のつながり
 27 心を耕すことばを
 28 (講演)子どもの意欲を育てる

2 読むことの学習指導
 1 理解学習の効果的な方法
 2 読むことの学習指導―意欲的に取り組む学習課題―
 3 子どもが生きる授業をめざして―「太郎こおろぎ」「つり橋わたれ」「手ぶくろを買いに」―
 4 豊かな読みを育てる文学の指導―「一つの花」の実践―
 5 問い続ける子どもを育てる―「ヒロシマのうた」(六下)の実践から―

3 詩の学習指導
 1 席についた直樹くん―詩の学習について―
 2 詩を味わう
 3 詩の学習指導を通して―「ことばに目を向け、確かに学習していく子」―
 4 詩の指導について
 5 子どもの詩の指導―分科会指導助言―
 6 詩の実践から学ぶ―分科会指導助言―
 7 選択を取り入れた詩の授業
 8 想像力を育てる詩の授業
 9 鑑賞から詩作へつなぐ授業

4 学級便り
 1 学級便り―三年B組 一九八六年四月(1)―
 2 学級便り―三年B組 一九八六年四月(2)―
 3 学級便り―三年B組 一九八六年五月―
 4 学級便り―三年B組 一九八六年六月(1)―
 5 学級便り―三年B組 一九八六年六月(2)―
 6 学級便り―三年B組 一九八六年九月―
 7 学級便り―三年B組 一九八六年十月―
 8 学級便り―三年B組 一九八六年十一月―

5 週報 ふくしま その一
 1 週報 ふくしま(平成九年度)
 2 週報 ふくしま(平成十年度)

6 週報 ふくしま その二
 1 後ろ姿で子は育つ
 2 食の楽しさ、難しさ
 3 基礎基本の徹底
 4 楽しみのある学級
 5 具体的な言葉かけ
 6 弾むコミュニケーション
 7 読む楽しみ
 8 教師の言葉で子どもは育つ

7 研修体験
 1 企業研修は教育に通ずる―企業研修体験―
 2 野ぎくの会のこと―確かなことばの力を育てるために―
 3 文献紹介―『国語科教育・授業の探究』に学ぶ
 4 研修アンケートから学ぶ
 5 ヨーロッパ研修

8 大学生は書くことが嫌い?―「初等国語科教育法」から―
 1 平成十二(二〇〇〇)年度 初等国語科教育法B―受講者アンケート集計―
 2 平成十三(二〇〇一)年度 初等国語科教育法―小学校国語科の思い出―

9 研修講座挨拶
 1 平成十二(二〇〇〇)年度 小学校国語教育研修講座
 2 平成十三(二〇〇一)年度 小学校国語教育研修講座
 3 平成十三(二〇〇一)年度 中学校国語教育研修講座
 4 平成十三(二〇〇一)年度 高等学校国語教育研修講座
 5 平成十一(一九九九)年度 中学校・高等学校英語教育研修講座
 6 平成十一(一九九九)年度 高等学校英語教育研修講座
 7 平成十二(二〇〇〇)年度 教職経験者研修

あとがき
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国語教育個体史研究の考察 

著者
小西寿津実 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
672 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2005年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-854-4/ISBN4-87440-854-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
野地潤家博士の個体史研究の理論を芦田恵之助氏、大村はま氏らの実践とあわせて考察し、「国語教育個体史」の考え方の生成・発展・展開をとらえ、「個体史」の解明を試みる。
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まえがき

 序 章 研究の目的と方法
  第一節 研究の目的
  第二節 研究の方法


第一部 国語教育個体史研究の理論と主張

 第一章 国語教育個体史研究とは何か
  第一節 国語教育個体史の定義
   1国語教育個体史とは何か
   2国語教育実践史
   3国語教育生活史
   4国語教育者成長史
   5国語学習個体史
  第二節 国語教育個体史記述の意義
  第三節 国語教育個体史の記述方法
   1国語教育実践史の記述方法
   2国語教育生活史の記述方法
   3国語教育者成長史の記述方法
   4ことば自覚の問題―国語教育者成長史の具体例―
  第四節 国語教育個体史研究の意義
   1国語教育の時間的構造の問題
   2国語教育実践の基本問題
   3国語教育個体史記述の困難と問題点
   4国語教育個体史の研究方法
   5国語教育個体史の先行研究

 第二章 個体史の先行実践としての自分史
  第一節 自分史とは何か
   1自分史の理念と実際
   2自分史の意義
   3自分史の限界と動機
  第二節 「自分史」と「個体史」とのちがい
   1足立倫行氏の考える自分史
   2色川大吉氏の考える自分史

 
第二部 国語教育個体史的方法(研究)の生成と深化

 第一章 「個体史」思想の発生―芦田恵之助の随意選題との関わり―

 第二章 個体史的方法の展開・発展―大村はまの言語生活指導・学習記録―
  第一節 芦田国語教育の展開としての大村はま実践
   1大村はま「国語筆記帖に就いて」の考察
   2小阪安都子さんの「国語筆記帖」の考察
   3大村はま実践の歩みの略史
   4大村はまの実践の意義
   5大村はま単元学習の生成
   6大村はま「国語教育実践史」一部 やさしいことばで
   7大村はま「国語教育実践史」二部 クラーク先生
   8大村はま「国語教育実践史」三部 古典に親しむ 読書の技術
   9大村はま「国語教育実践史」四部 研究発表 実用的な手紙の書き方
   10大村はま「国語教育個体史」
   11大村はまの言語生活

 第三章 「個体史」学の成立―野地潤家博士の国語教育学―
  第一節 特別授業 作品を読む
  第二節 国語教育実習個体史
  第三節 国語教育個体史 実践編
   1赴任まで―野地潤家博士とわたくしの共通点―
   2新任の辞―同じ思い―
   3言葉の扉―このように生きたい―
   4「春夫の詩」

 結 章 研究のまとめと今後の課題
  第一節 研究のまとめ
  第二節 今後の課題

あとがき

引用・参考文献・参考資料
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VOCABULAIRE DE L'ANCIEN FRANCAIS 

著者
原野 昇 
シリーズ
 
助成
05年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
192 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2005年7月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-888-9/ISBN4-87440-888-5 
Cコード
C3085 
ジャンル
文学・語学/欧米〈語学〉
 
内容
Actes du Colloque de Hiroshima du 26 au 27 mars 2004 a l’Universite de Hiroshima./≪Et Gieffroy le suit l’espee traicte≫--constructions predicatives adjointes avec participe parfait en francais medieval/Sur le mot plait//Sur le mot croerre/etc.(仏文)
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Michel ZINK
Denaturer

≪Et Gieffroy le suit l’espee traicte≫:constructions predicatives adjointes avec participe parfait en francais medieval [YI Yeong-Houn]

Le verbe≪veoir≫chez Robert de Boron ―le temoignage oculaire et la creation liturgique du roman― [YOKOYAMA Ayumi]

La voix evoquant Dieu:≪Dieu, le fils Marie≫ ―Une etude informatique des textes medievaux― [TAKIGUCHI Hideto]

Sur le mot plait [SUZUKI Satoru]

Li vus que Nicodemus fist:saint Vout et saint Genet [SETO Naohiko]

La Somme des offices de Jean Beleth:notes lexicographiques [MATSUMURA Takeshi]

Sur le choix du manuscrit de base―le cas du Lai de l'Oiselet― [MATSUBARA Hideichi]

Remarques surl’expression ≪Tant conme hante li dura≫ [FUKUMOTO Naoyuki]

Sur le mot croerre [HARANO Noboru]

Programme du Colloque de Hiroshima
Liste des auteurs
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小学校対象 初等国語科授業を求めつづけて ―創出、試行、考究―

著者
安宗和子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
448 
定価
6,380円 (本体5,800円 )
発行日
2005年7月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-887-2/ISBN4-87440-887-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
「ごんぎつね」「スーホの白い馬」などの文学教材での学習や、書く喜びを引き出す作文指導など授業の実践記録と考究、ならびに創作作品、随想、紀行文、講義感想なども収める。
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冬のあさがお 

著者
中西柚香 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
276 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2005年7月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-884-1/ISBN4-87440-884-2 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
大切な人と過ごしたわずかな時間。けなげなあさがおの姿に辛さも悲しみも、自己の生き方さえも見出していく、深い愛を綴る小説集。
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【品切】
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さくらもち
寄せかえせ波さすらわず
蓑の下の小さな田
冬のあさがお
ハナミズキの咲いた日
残影
赤トンボ
天国の空を見た日
増穂の小貝
山の向こう
街角の木立の中に
 「冬のあさがお」に寄せて……石川耕三
 あとがき
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わたしのヒロシマ俳句2 

著者
重本泰彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6変形 
ページ
114 
定価
942円 (本体857円 )
発行日
2005年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-886-5/ISBN4-87440-886-9 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
ロンドン大学での講演を含む全和英併記の俳句集。原爆ドームと原爆樹を中心に綴る。
渓水社で購入する
【品切】
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たのしいお手玉 

共著
森下恵子・山下美佐子・橋本恵子 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
80 
定価
1,430円 (本体1,300円 )
発行日
2005年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-882-7/ISBN4-87440-882-6 
Cコード
C0076 
ジャンル
一般書/実用・趣味
 
内容
お手玉の由来から作り方、遊び方の基本と応用、さらに感覚と運動の協応心理からみた全身運動としてのお手玉遊びを論理的、科学的に考究するまでに及ぶ、お手玉遊びの入門書。
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【品切】
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  はじめに

お手玉遊びの由来

お手玉を作りましょう
 1 おてだまの材料
 2 お手玉の形状と作り方
  1)巴型お手玉の作り方(座ぶとん型)
  2)俵型お手玉の作り方
  3)かます型お手玉の作り方
  4)枕型のお手玉の作り方
  5)丸いお手玉の作り方(サッカーボール)
  6)ネットのお手玉の作り方

お手玉であそぼ
 1 幼児編 みんなで仲良く
 2 児童編 リズムにあわせて
 3 一般編 お手玉しましょ
  1)ウォーミングアップ
  2)ゆり(繰り)技のいろいろ
  3)ゆり技からボール操作への応用
  4)寄せ玉遊び(取り技・拾い技)
  5)簡単なお手玉演舞

お手玉を考える
 1 お手玉運動から得られるもの
 2 お手玉操作の能力と調整力
 3 お手玉運動と科学

  参考文献
  おわりに
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「東アジア」の時代性 

編著
貴志俊彦・荒野泰典・小風秀雅 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
244 
定価
2,079円 (本体1,890円 )
発行日
2005年6月13日 
ISBN
ISBN978-4-87440-878-0/ISBN4-87440-878-8 
Cコード
C1021 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア 政治・経済・法律
 
内容
時代によって異にしてきた「東アジア」認識を、歴史・民族・経済・文学と多角的に分析、多くの課題を抱えながらも将来にむけて共生の可能性をさぐる論考23編。
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【品切】
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序【貴志俊彦・荒野泰典・小風秀雅】


     第1部 「東アジア」の時代性

近世日本における「東アジア」の「発見」【荒野泰典】
   はじめに――「東アジア」という概念をめぐって――
 一 「亜細亜」と「東洋」――加藤祐三氏の整理から――
 二 「東アジア」の発見――地球的世界との出会いと日本人のアイデンティティ――
 三 近代における「東アジア」の登場――アイデンティティから「生命線」へ――

近代朝鮮と東アジア認識【金 鳳珍】
   はじめに
 一 連帯意識の芽生えと漂流
 二 東アジア連帯意識・論の新たな潮流
 三 日本の朝鮮保護国化への抵抗言説としての連帯論の漂流と失踪
   おわりに――連帯意識・論の失踪の意味

「東亜新秩序」構想の変容と抵抗【貴志俊彦】
   はじめに
 一 「東亜新秩序」構想をめぐる国内外の反響
 二 「東亜新秩序」の拡大と変質
   おわりに


     第2部 「東アジア」の相対化

琉球の自己認識【豊見山和行】

アイヌモシリ・蝦夷地と東アジア【及川将基】
 一 蝦夷地と東アジア
 二 アイヌモシリと東アジア

『民俗台湾』と大東亜共栄圏【三尾裕子】
   はじめに
 一 『民俗台湾』の概要
 二 台湾の民俗から大東亜の民俗へ
 三 「大東亜民俗学」の基礎としての「民俗台湾」というレトリック
   おわりに

「南洋」と「東洋」【弘末雅士】

「西アジア」の地域とアイデンティティ【羽田 正】


     第3部 「東アジア」論の位相と射程

〈 歴史学の立場から 〉
古代の「東アジア」という場【深津行徳】
   プロローグ
 一 「治天下大王」――倭の場合――
 二 「太聖王」――高句麗の場合――
 三 「寐錦」と「麻立干」――新羅の場合――
 四 「大干」と「大王」――伽耶の場合――
 五 古代「東アジア」における大王号
   エピローグ

册封体制と不平等条約体制【小風秀雅】
   はじめに
 一 地域システムとしての不平等条約体制
 二 不平等条約体制について
 三 册封体制の崩壊と「東洋」アイデンティティ
 四 二十世紀への展望

歴史の変奏としての東アジアの現在【本野英一】

〈 文学の立場から 〉
東アジアという視座【小峯和明】
   はじめに
 一 「東アジア」という呼称
 二 「漢字文化圏」から――政治論と文化論、近代論と前近代論の交差

歴史のトポスと文学のトポス【石ざき 等】
 一 夏目漱石の『門』
 二 太宰治の『地球図』
 三 いくつかの質問
 四 湯浅克衛『カンナニ』


収録図版一覧
あとがき【貴志俊彦・荒野泰典・小風秀雅】
執筆者一覧
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サンフランシスコ平和条約の盲点 ―アジア太平洋地域の冷戦と「戦後未解決の諸問題」―

著者
原 貴美恵 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
320 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2005年6月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-873-5/ISBN4-87440-873-7 
Cコード
C3031 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア 政治・経済・法律
 
内容
北方領土、竹島、尖閣列島等の主権帰属や海峡問題などが、なぜ未解決なのか。サンフランシスコ平和条約で未処理におかれた経緯を詳細に検討、その体制の現代的意味と日本の未来を考察。
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【品切】
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はじめに

序 章 アジア太平洋地域の「冷戦」再考

    アジア太平洋地域における「冷戦の終焉」?/アジア太平洋における冷戦の出現と展開-ヤルタ構想からサンフランシスコ体制へ/欧米における「冷戦の終焉」とアジア太平洋の「デタント」?/サンフランシスコ平和条約と地域紛争

第一章 「朝鮮」処理―朝鮮半島問題と竹島

 ヤルタ構想からサンフランシスコ体制へ
    戦時国際合意/ヤルタ構想/ポツダム/一般命令第一号/モスクワ外相会議/二つの朝鮮政府設立/朝鮮戦争
 「未解決の諸問題」へ―対日平和条約における「朝鮮」と竹島(独島)処理
    米国による対日領土処理初期検討/平和条約初期草案/条約の起草再開とシーボルド意見書/ダレスと平和条約草案/英国草案/英米共同草案/朝鮮の地位/大韓民国政府による草案修正要請/サンフランシスコ講和会議/「李ライン」宣言
 サンフランシスコ講和後
    朝鮮の地位/竹島―資源開発、国際法、問題の複雑性
 総括

第二章 「台湾」処理―台湾海峡問題

 ヤルタ構想からサンフランシスコ体制へ
    戦時国際合意/ヤルタ構想/二つの中国/「非介入」から「封じ込め」へ/英国の中国政策
 「未解決の諸問題」へ―対日平和条約における「台湾」処理
    米国による初期検討/平和条約初期草案/条約の起草再開とシーボルド意見書/ダレスと平和条約草案/英国草案/米英共同草案/サンフランシスコ講和会議
 サンフランシスコ講和後
    台湾の地位/尖閣列島問題
 総括

第三章 「千島」処理―北方領土問題

    二国間国境線画定の歴史的変遷
 ヤルタ構想からサンフランシスコ体制へ
    ヤルタ構想―強調と代償/ポツダム/一般命令第一号―占領を巡る駆け引き/降伏文書/モスクワ外相会談/サンフランシスコ平和条約
 「未解決の諸問題」へ―対日平和条約における「千島列島」処理
    日本の講和準備/米国による初期検討/千島列島とミクロネシアの信託統治/平和条約初期草案/条約の起草再開とシーボルド意見書/ダレスと平和条約草案/英国草案/米英共同草案/サンフランシスコ講和会議
 サンフランシスコ講和後
 総括

第四章 ミクロネシア処理―「アメリカの湖」へ

 ヤルタ構想からサンフランシスコ体制へ―冷戦とミクロネシア
    ヤルタ構想―国連信託統治/サンフランシスコ体制の中のミクロネシア―戦略的信託統治
 「未解決の諸問題」へ―対日平和条約におけるミクロネシア処理
    米国による初期検討―ヤルタ構想の舞台裏/国連発足の舞台裏で/「アメリカの湖」へ―関係国の反応と米国の対応/平和条約草案準備とミクロネシア処理
 サンフランシスコ講和後―信託統治の終焉
 総括

第五章 南極

    日本と南極大陸―探査、捕鯨及び領土的関心
 ヤルタ構想からサンフランシスコ体制へ―冷戦と南極
    ヤルタ構想と南極/サンフランシスコ体制と南極
 「未解決の諸問題」―対日平和条約における南極処理
    米国による初期検討/平和条約初期草案/条約の起草再開/ダレスと平和条約草案/英国草案/オーストラリアとニュージーランド/米英共同草案
 サンフランシスコ講和後
 総括

第六章 「南沙及び西沙諸島」処理―南海諸島係争

    第二次大戦前と後での南海諸島係争の違い
 ヤルタ構想からサンフランシスコ体制へ
    戦時国際合意/ヤルタ構想と南海諸島/終戦と東南アジア/終戦後の南海諸島
 「未解決の諸問題」へ―対日平和条約における南沙及び西沙諸島処理
    米国による初期検討/平和条約初期草案/条約の起草再開/ダレスと平和条約草案/一九五一年四月英案、五月英米草案/フランスによる南沙及び西沙諸島条項の掲載要請/インドシナ連合三国の国際承認/サンフランシスコ講和会議
 サンフランシスコ講和後
 総括

第七章 「琉球」処理―沖縄と尖閣列島問題

    ヤルタ構想からサンフランシスコ体制へ―冷戦と沖縄・尖閣
 「未解決の諸問題」へ―対日平和条約における沖縄・尖閣処理
    米国による初期検討/平和条約初期草案/条約の起草再開/ダレスと平和条約草案/英国草案/英米共同草案/サンフランシスコ講和会議―ダレスの「潜在主権」発言
 サンフランシスコ講和後
    「ダレスの脅し」/沖縄返還と基地問題/日中の領土係争―沖縄から尖閣列島問題へ/米国と尖閣列島問題/国連海洋法と尖閣―「沖縄問題」の再燃
 総括

終 章 サンフランシスコ体制と地域紛争

    地域冷戦/リンケージ/多国間枠組み・国際化/歴史と未来

あとがき
参考文献
索  引
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大槻和夫著作集 全九巻 

著者
大槻和夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
総3524 
定価
88,000円 (本体80,000円 )
発行日
2005年6月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-790-5/ISBN4-87440-790-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
国語教育の理念・歴史・方法・課題に半生をかけて考察した渾身の論考を集成。文学・論説・評論の教材ほか、さらにはドイツ国語教育との比較、平和教育の課題と幅広く論及。
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    ___第一巻 国語教育学への探究道程―その軌跡―___

 著作集刊行に寄せて(広島大学名誉教授・鳴門教育大学名誉教授 野地潤家)
 著作集刊行にあたって

1 国語教育研究の過去・現在・未来 ――広島大学最終講義――

2 大槻和夫著述目録

3 大槻和夫年譜

4 大槻「国語教育学」の輪郭と真髄 ――解題 大槻和夫先生――
  一 総  論(広島大学 山元隆春)
  二 授 業 論(愛媛大学 三浦和尚)
  三 ドイツ国語教育論 ――根源的探求と体系的アプローチ――(大坂教育大学 土山和久)
  四 文学教育論(島根大学 足立悦男)
  五 説明的文章教育論 ――研究と成果――(広島大学 森田信義)
  六 作文教育論(兵庫教育大学 中洌正堯)
  七 言語教育論 ――特に話し言葉を含む――(佐賀大学 白石寿文)
  八 古典文学教育論(鳴門教育大学 世羅博昭)
  九 大学教育・教師教育論(三重大学 藤原和好)
  十 平和教育論および活動(広島市立安佐中学校 杉本麗次)

5 これまでとこれから
  一 子どもに未来への理想を ――十代半ばにして人生をあきらめている子どもたち――
  二 子どもにとって魅力ある授業とは
  三 教師教育研究の課題
  四 教育学部の改組 ――東千田地区を中心に――
  五 言葉の豊かな子が伸びる ――すべての子どもに国語の力を――
  六 宮城教育大学における改革の理念と方法
  七 生徒一人ひとりを生かす授業
  八 「老化の兆候測定」に思う
  九 教育学部の改組 ――沖原豊先生、教育学部長の一年間――
  十 これからの教科教育 ――近未来社会に生きる能力を育てるために――
 十一 学会活動の新たな展開を念じつつ ――理事長就任のご挨拶――
 十二 学会の更なる発展を期待して ――理事長退任のご挨拶――
 十三 学会運営にかかわって ――回想と期待――
 十四 国語科教師における国語教育学の目的と体系
 十五 日本における国語教育の動向
 十六 教科教育学研究パラダイムの検討 ――教科教育学の反省と課題――
 十七 教科教育学の課題と展望
 十八 感謝と期待 ――退官にあたって――

4 大槻和夫先生に学びて
 (浜本純逸・古川和子・築地道江・足立悦男・三浦和尚・西村佳子・
  宮平政知・小桝雅典・松友一雄・林 陽子)

7 紙 風 船 ――明日への希望を求めて――

  あ と が き
  初出一覧


    ___第二巻 国語科授業の課題と創成___

1 国語科教育授業改革の課題
  一 問題の発見 ――何を改革するのか――
  二 「授業の地獄」からの脱出
  三 生き生きとした学習を創り出すために
  四 授業過程改革の基本
  五 主体的・能動的な学習に立ち上がらせるために その一
  六 主体的・能動的な学習に立ち上がらせるために その二
  七 子どもたちの目を醒ます語りかけを
  八 「学習の手引き」に工夫を
  九 関わり合う教室を創り出すために
  十 指導的評価活動の見直し
 十一 指導事項の重点化を
 十二 授業改善のすじみち

2 国語科授業改善の方法
  一 授業改善の出発点 ――問題をとらえる――
  二 授業の成立をめざして
  三 「おもしろくない授業」を「おもしろい授業」へ
  四 「学習のてびき」の工夫を中心とした授業改善
  五 学習者相互のかかわりあいの組織化を
  六 個人的、集団的な授業改善の進め方

3 「わかる授業」をどうつくるか
  一 「わかる授業」 ――その基本――
  二 教材研究について
  三 発問について
  四 学習集団の指導
  五 教師の話し方
  六 教育評価について
  七 条件整備を求めて

4 国語科授業の検討
  一 子どもの読みがどう変わったか
      ――梶矢文昭先生「とびこめ」(四年)の授業について――
  二 単元構成の原理を考える
      ――竹之内裕章先生の授業について――
  三 指導的評価のあり方を探る
      ――西英喜先生「かわいそうなぞう」(二年)の授業について――
  四 言語に着目した読みの指導を発展させるために
      ――石田秀孝先生「最後の授業」(六年)の授業について――
  五 読み深めの過程を考える
      ――西英喜先生「とびこめ」(四年)の授業について――
  六 学習者とともに創る授業
      ――荻原輝久先生「ちからたろう」(二年)の授業について――
  七 何に関わらせるか
      ――平田健三先生「石うすの歌」(六年)の授業について――
  八 対話としての読み
      ――平田健三先生「重さのない世界」(六年)の授業について――
  九 説明文教材の読みの指導 提案の意義と課題
      ――西英喜先生「記号のなぞ解き」(自作教材・六年)の授業――
  十 説明文の授業について
      ――平田健三先生「合図としるし」(三年)の授業から――
 十一 説明文指導の創意・工夫
      ――石田秀孝先生「どうぶつのあかちゃん」(一年)の授業について――
 十二 何をどのように読み取らせるか
      ――石田秀孝先生の授業について――
 十三 「何を読みとらせるのか」を求めて
      ――平田健三先生「生きている土」(六年)の授業について――
 十四 学習課題を深くとらえて
      ――石田秀孝先生「ヒロシマのうた」(六年)の授業について――
 十五 文学の授業における共体験の成立と意味づけ
      ――平田健三先生「アレクサンダとぜんまいねずみ」(二年)の授業について――
 十六 子どもの読みを生かす授業の工夫
      ――石田秀孝先生「アレクサンダとぜんまいねずみ」(二年)の授業について――
 十七 主体的な学習活動をつくりだし、「読み方」を身につけさせるために
      ――吉岡克弥先生「わらぐつの中の神様」(五年)の授業について――
 十八 何のために、何を、どうイメージ化させるか
      ――神野正喜先生「きりかぶの赤ちゃん」(一年)の授業について――
 十九 語り方(文体)をふまえた読みの指導
      ――本家太先生「大造じいさんとガン」(五年)の授業について――
 二十 反復・対比の構造をふまえた読みの試み
      ――吉岡克弥先生「きりかぶの赤ちゃん」(一年)の授業について――
 二十一 「意味づけ・価値づけ」の読みの授業への提案
      ――吉岡克弥先生「おにたのぼうし」(三年)の授業について――
 二十二 説明文の読みにおける表象化
      ――河野順子先生「どうぶつのあかちゃん」(一年)の授業について――
 二十三 対決(批判)読みの授業を発展させるために
      ――原正寛先生「一秒が一年をこわす」(五年)の授業について――
 二十四 「だれにでも作文は書ける」を実感させる工夫
      ――神野正喜先生「せかいにたった一つのアルバムを作ろう」(一年)の授業について――

5 国語科授業研究の視点と方法

  あ と が き
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    ___第三巻 国語科授業の創成に培う(一)___

1 国語科授業の創成を求めて その一
  一 読書指導と教科学習指導との関連
  二 国語科教育研究の構想 ――課題と方法――
  三 「学習集団の組織化」論の基本的前提について
  四 探究・表現する学習内容の開発 ――その教授学的国語教育学的試論――
  五 探究・表現する学習の成立条件 ――授業展開の面について――
  六 学習集団づくりと学習内容 ――真の学習の成立をめざして――
  七 「集団的学習」から「学習集団の形成」へ ――教師の指導性について――
  八 授業の組織化と発問 ――武田常夫氏の実践に学ぶ――
  九 教育内容の創造 ――どう発想するか――
  十 集団を必要とする授業 ――坂本泰造氏の実践に学ぶ――
 十一 教材研究から授業設計への条件 ――文学教材の場合――
 十二 学習集団の形成と言語活動の指導
 十三 「励まし合いの教育」をつくり出すために ――授業を中心に――
 十四 発達論の視点からの教育の見直し ――教育の再生を求めて――
 十五 ひとりひとりを生かす授業の基礎 ――読みの指導の場合――
 十六 個に応じる教材化の工夫
 十七 「自己学習力」と個性の伸張 ――内発的動機づけの問題を中心に――
 十八 物語文の系統的読み方指導 ――読者への働きかけの装置に着目して――
 十九 「苦役」から「喜び」へ ――授業改善の方向を考える――
 二十 個が生きる教育の今後の課題
 二十一 学びの転換
 
2 国語科授業の創成を求めて その二
  一 一次感想発表はなぜ必要か ――授業研究にもとづく一つの試論――
  二 説明的文章の教材論
  三 文学作品の読みとりの本質をふまえて
  四 知識の媒介・確信の形成・諸能力の発達の統一と系統化を
  五 国語科の本質をふまえた実践研究を
  六 読みを生かす授業の条件
  七 「よい授業の条件」とは何か ――授業の二側面をふまえて――
  八 目標構造からみた「国語に対する関心・態度」
  九 主体的な学習活動を成立させる授業を ――到達目標と学習目標の関連を考える――
  十 学習者の内面に対立・矛盾を生み出す授業 ――そのためのいくつかの視点と方法――
 十一 国語学力論の方向と実践課題
 十二 ヤマ場を創出するための三つの条件 ――「授業の成立」をめざして――
 十三 基礎学力の研究動向
 十四 認識能力を育てる指導をこそ ――「情報読み」の授業――
 十五 形式的言語操作主義からの脱却を
 十六 学習者の読みの予測に立った教材研究
 十七 読者論を導入した授業の具現化をめざして
 十八 自問自答としての読み ――説明文指導をどう改善するか――
 十九 基礎学力論争から学ぶ
 二十 国分・石田論争を正当に位置づけよ ――「言語教育と文学教育」論争が国語教育に示唆するもの――
 二十一 教科書教材の活用と欠落の補充を ――認識力と表現力がどう結びつけられているか――
 二十二 コミュニケーション技術 ――気になる「実践用語」を解明する――
 二十三 国語科指導過程論 ――解説――
 二十四 戦後の「国語単元学習」の問題点と授業への示唆
 二十五 基礎学力擁護論
 二十六 国語科の構造と「内容」の再編
 二十七 先行実践・研究との関わりを明確に

  あ と が き
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    ___第四巻 国語科授業の創成に培う(二)___

3 国語科授業の創成を求めて その三
  一 国語の基礎能力と授業構造
  二 考えさせる授業と学習集団の問題
  三 小国=わかる授業と教材精選の視点
  四 国語科授業の創造のために
  五 言語教育の今日的課題 ――シンポジウム提案――
  六 国語の授業蘇生へのみち ――「荒れない」部分への着目を――
  七 基調提案 ――子どものゆがみ・くずれに取り組む国語教育――
  八 根底からの国語教育の問い直しを
  九 授業の成立をめざして
  十 確かで豊かな国語力の育成
      ――シンポジウム提案 活動主義的国語科授業の問題点とその克服――
 十一 国語の授業を魅力あるものに
 十二 言語コミュニケーションの力と授業 ――シンポジウム提案――
 十三 学習者が意欲的に取り組む国語教室の創造 ――国語科教育改革の実践的課題――
 十四 中学・高校における言語指導の課題 ――シンポジウム提案――
 十五 「ことばを育て、心を育てる」国語教育を ――今後の課題――
 十六 文学作品の読みの授業における「感動」と「意味づけ」
      ――高等学校のお二人の報告を聞いて考えたこと――
 十七 個と集団の弁証法的、力動的関係の展開を ――シンポジウム提案――
 十八 「明日へつながる授業」をつくるために ――シンポジウム提案――
 十九 学ぶ喜びを生み出す国語教室 ――シンポジウム提案――
 二十 「関わり合う力」を育てる ――シンポジウム提案――
 二十一 言葉と事実
 二十二 音声言語の指導 ――今、何が重要か――
 二十三 「学び」の成立 ――藤森裕治氏の実践から学ぶ――

4 国語科授業の創成を求めて その四
  一 授業分析 授業展開の一般方式にしばられるな
      ――国語科指導過程の研究/「最後の授業」の学習――
  二 『国語科の授業研究』No.6~8
  三 現代課題に対処する視点からの研究を
      ――教材研究・教材解釈/どこに問題があるか――
  四 授業研究の基本的な問題について ――授業研究の方法論――
  五 板書・ノートの方法と研究課題 ――可能性を引き出す授業技術の分析――
  六 みる側にたっての改善を ――通信簿のどこを改善すべきか――
  七 国語科における授業研究の方法
  八 授業における主権者の形成
  九 わかる授業 ――その基本――
  十 わかる授業と教育内容の精選
 十一 書評『よい授業の条件』(現代授業論双書・1、井上弘著、明治図書刊)
 十二 国語科授業と学習リーダーの問題
 十三 「情報化社会」適応の国語能力観 ――新指導要領の能力・学力観の検討――
 十四 子どもの変容を書く ――実践記録に何を望むか――
 十五 達成基準を明確化した国語科授業の改善
 十六 基礎学力のとらえ方とその形成 ――単元学習の何を生かすか――
 十七 教科書攻撃の意味するもの
 十八 構想論(西郷文芸学の検討) ――認識・伝達・創造論として――
 十九 人間として、人間らしく ――文学作品をとおして子どもに今、何を教えるか――
 二十 文学作品の特殊性をふまえた読みを ――司会者としての感想――
 二十一 戦後の学力論争からみた新指導要録の学力観
 二十二 通知表の目的に合致した方向への改善を ――相対評価の功罪――
 二十三 「問題解決学習」の今後の課題 ――実践提案を読んでの感想――
 二十四 「評価基準」をみる二つの立場 ――なる場合、ならない場合――
 二十五 国語科教育改革の理念としての「新学力観」の検討
      ――若干の疑問点・問題点を中心に――
 二十六 教育観全体のなかで「支援」観を検討する
      ――『小学校 国語 指導資料』を中心に――
 二十七 昭和五十二年版学習指導要領の問題点
 二十八 国語科教育の改善をめざして「教科内容」を考える
 二十九 「人間認識の力を育てる」文芸教育論の学力論的体系とその意義
 三十  文学の授業では何を教えるのか ――西郷提案の教授学的意義――
 三十一 「総合単元学習」を発展させるための具体的課題
 三十二 教育課程全体のなかに位置づけた改善を
      ――二十一世紀にふさわしい学習指導要領「国語」とは――
 三十三 段落分け指導・人物の気持ちの読み取りの問題点とその改善

  あ と が き
  初出一覧


    ___第五巻 国語科授業の創成に培う(三)___

5 国語科授業の創成を求めて その五
  一 「能力・発達と評価」研究を全教師のものにするために ――問題提起――
  二 国語科授業の成立・展開
  三 国語教育の立場から ――教育課程改訂への提言――
  四 発言しない子と学習集団づくり
  五 発問の工夫
  六 到達目標の設定と評価法改善の意義
  七 国語科教育の課題 ――学力問題――
  八 「ゆとりの時間」の民主的計画・実践のための視点、原則
  九 国語科授業の成立と展開
  十 教科構造論 ――国語科の構造――
 十一 国語科の授業構成と授業観察
 十二 授業の指導と知的発達
 十三 学力論と国語科教育
 十四 言語事項の指導内容論
 十五 教材研究
 十六 なぜ今、学力を問題にするのか
 十七 国語教育と学習集団
 十八 国語科の授業改善
 十九 国語能力形成と教科
 二十 戦後の研究と実践を踏まえた改訂を ――教育課程審議会「中間まとめ」に――
 二十一 近代教育史の中で芦田実践をとらえたい
 二十二 高等学校教科課程の改善について ――国語科――
 二十三 国語科における学力保障 その一

6 国語科授業の創成を求めて その六
  一 教育課程(国語科)改訂のポイントと問題点
  二 国語科における学力保障 その二
  三 国語科の仕事
  四 国語科教育のあゆみ
  五 国語科教育の課題
  六 国語科の課題 ――二十一世紀に向けて――
  七 国語の学力と単元学習
  八 国語科の指導内容をどう精選するか
  九 「新学力観」にもとづく学習指導
  十 キーワードでみる国語科実践研究の最前線 ――「関心・意欲・態度」の評価――
 十一 戦後高校国語教育の歩みとこれからの課題
 十二 転換期における国語学力論の課題
 十三 国語科の目標と内容
 十四 『国語教室の機微と創造』(古田拡著、明治図書、一九七〇年)
       ――国語教育基本文献解題――
 十五 古田拡先生の国語教育論
 十六 国語教育個体史研究の意義 ――国語教育実践・研究の確かな拠点の構築――
 十七 「教科内容厳選」の検討と実践の課題 ――小学校「国語」の場合――
 十八 教育課程における自治活動の位置づけと指導内容
 十九 新学習指導要領をどう受けとめるか ――理解の観点と検討の課題――
 二十  音声言語による思考と説明の在り方
 二十一 国語科と総合学習の区別と関連
 二十二 これからの教科教育学研究の課題
 二十三 学びの共同体としての学校の再生と教育課程再編の課題
 二十四 これからの国語科教育
 二十五 子どもの「学び」を見抜き価値づけ方向づける評価力を
       ――到達目標と達成度を授業でどう実現するか――
 二十六 国語教育者への道

  あ と が き
  初出一覧


    ___第六巻 文学・古典文学の授業___

1 文学の授業を求めて
  一 授業の効率と組織化の検証 ――「最後の授業」(小学校六年)――
  二 「くもの糸」(芥川龍之介) ――八幡中学校一年国語の分析――
  三 教材の扱い方と実践授業の展開 ――「馬盗人」(『今昔物語集』)――
  四 教材解釈力の訓練 ――文学の授業の場合――
  五 「故郷」(魯迅)取り扱い上の二、三の問題
  六 表現・理解の関連指導のあり方 ――なにを軸にすえるか――
  七 教材研究と指導 ――「ネギを植えた人」(金素雲)――
  八 「文学の方法」に即し、学習者の読みを予測して ――文学の教材研究――
  九 文学教育の充実・発展をめざして ――国語教育改革会議に参加して――
  十 子どもの読書生活 ――その方法――
 十一 文学の授業 ――「わらぐつの中の神様」(杉みき子)――
 十二 文学の授業提案に対する二、三の私見
 十三 「現代文」の学習指導

2 文学・古典文学の授業を求めて
  一 生き生きとした古典の学習を求めて(講演記録)
  二 古典の授業を魅力あるものに ――古典教育の課題――
  三 万葉の旅から その一
  四 万葉の旅から その二
  五 文学の教材研究 ――「まどさんのうた」(阪田寛夫)――
  六 文学作品の読みの過程とその指導
  七 音読・朗読による文学作品の読み深めの指導
  八 文学教材を表現教材として生かす
      ――思考力・表現力を育てるための「文学教材」の授業 ここを改善したい――
  九 西郷文芸学とそれに基づく文芸の授業の今日的意義
  十 「野火」(大岡昇平)の教材化、教材価値
 十一 国語科教育とことば・文学の学び
 十二 「文学教育」再構築の可能性
 十三 「荒れる子」の背景と授業改革の課題 ――教育方法学の立場から――
 十四 読者への働きかけの装置と予想される読者の反応
      ――「わすれられないおくりもの」(スーザン・バーレイ)の教材分析――
 十五 作品研究を教材研究に生かす ――小林論文から学んだこと――
 十六 体系的な文学教育 ――ドイツ民主共和国の国語教育(1)――
 十七  長編小説の取り扱い ――ドイツ民主共和国の国語教育(2)――
 十八 古典を学ぶ ――「古典を読む会」から――

  あ と が き
  初出一覧


    ___第七巻 説明・論説・評論・作文の授業___

1 説明・論説・評論の授業を求めて
  一 説明文教材の性格・分析と指導方法
  二 低学年教材「さけが大きくなるまで」(教育出版・二年下)
  三 論説・評論の指導と教材分析
  四 説明的文章の授業の現状と問題点
  五 説明的文章の読みの指導研究三点
  六 教師の指導性の確立を ――説明文の授業改善をめざして――

2 作文の指導・授業を求めて
  一 なぜ書かせるのか ――技術主義の克服――
  二 作文意欲を育てる基本
  三 「ほめて育てる」ための基本
  四 作文指導の現状と課題
  五 作文の授業
  六 調査活動から情報発信へ
  七 論理的作文の指導のポイントは何か
  八 国民学校時代の綴り方教育 ――昭和前期――
  九 体系的系統的な作文指導 ――ドイツ民主共和国――
  十 示唆に富む議論文指導 ――ドイツ民主共和国――
 十一 ドイツ民主共和国(東独)の作文教育 その一
 十二 ドイツ民主共和国(東独)の作文教育 その二
 十三 文章表現の年輪

  あ と が き
  初出一覧


    ___第八巻 ドイツ国語教育の考究___

1 ドイツ国語教育移入史の考察
  一 保科孝一氏のドイツ国語教育摂取の態度 ――日独国語教育交渉史研究(中間報告)――
  二 ディルタイ解釈学移入史の予備的考察 その一 ――「解釈学の成立」を中心に――
  三 ディルタイ解釈学移入史の予備的考察 その二 ――「歴史的理性批判」を中心に――
  四 ディルタイ解釈学の摂取について ――勝部謙造博士の場合――

2 近代ドイツ国語教育の成立
  一 近代ドイツ国語教育の成立・展開に関する一考察 ――ギムナジウムの教則を中心に――
  二 近代ドイツ国語教育論の一源流 ――ヒルデブラントの国語教育論――
  三 マティアスの『ドイツ語教授史』について ――ドイツ国語教育史研究――
  四 ヒルデブラントについての一考察 ――東独におけるその評価――
  五 ラースの国語教育論 ――近代ドイツ国語教育史研究――
  六 十九世紀末のドイツの作文教育論 ――中等学校作文教育を中心に――
  七 十九世紀末のドイツの読み方教育論 ――中等学校読み方教育を中心に――
  八 十九世紀ドイツにおける文法教育論の展開 ――中等学校文法教育論を中心に――
  九 十九世紀ドイツの国語教育 ――古ドイツ語の教授――
  十 ドイツにおける小学読本の歴史的展開
 十一 一九七〇年代以降のドイツにおける国語教育改革 ――プロジェクト法的ブロック授業を中心に――

3 ドイツ民主共和国の国語教育
  一 『補習教育要項』
  二 文学の授業の原理
  三 文学教育の独自性
  四 文学教育における陶冶と訓育の目標
  五  文学教育の目標と課題
  六 文学教育カリキュラムの構造
  七 「寓話」の取り扱い
  八 「メルヘン」の取り扱い
  九 シュトルム「白馬の騎者」の取り扱い
  十 詩 教 育
 十一 文学教育改革の動向
 十二 外国文学の取り扱い
 十三 国語学力の発達の問題
 十四 言語教育の目標と課題
 十五 言語教育における「コミュニケーションの原理」
 十六 表現指導
 十七 文法指導
 十八 語彙指導
 十九 正書法の指導
 二十 議論文作文の指導
 二十一 読み方の指導
 二十二 言語教育課程の改革
 二十三 言語教育改革の事例
 二十四 ドイツの方言指導

  あ と が き
  初出一覧


    ___第九巻 平和教育への宿願___

1 文学教育と平和教育 その一
  一 戦争児童文学による平和教育を進めるために
  二 基地の中の沖縄 ――沖縄返還とはなんであったか――
  三 平和教育の視点にたつ文学教育 ――国語科のカリキュラム試案をめぐって――
  四 家庭や子どもの状況と平和教育
  五 〝状況と人間〟を読みとらせることのたいせつさ ――作品「雲」の教材解釈をめぐって――
  六 文学教育と平和教育 ――なぜ戦争児童文学を読ませるのか――

2 広島における平和教育 ――歩みと課題――
  一 《座談会》教育基本法と広島の教育の歩み
  二 原爆と広島大学〈平和教育関係〉
  三 広島における平和教育の歩みと今日の課題
  四 いまこそ平和教育の全国化・世界化を ――NGO被爆問題国際シンポジウム参加記――
  五 戦争をどう教えるか
  六 家庭・学校の平和教育と子どもの核意識
  七 平和教育関係文献紹介
  八 子どもと教育 ――子どもの権利保障確立の第一歩として――
  九 どこがおかしいのか ――平和と民主主義のとらえかえしを――

3 文学教育と平和教育 その二
  一 原爆児童文学紹介 ――中・長編を中心に――
  二 『原爆詩集』(峠 三吉) ――民族の怒りと未来への警告――
  三 文学教育と平和教育
  四 文学教育がひらくもの 状況認識の力を ――平和教育の視点から――
  五 核未来戦争に関する本(図書紹介)
  六 読書によって子どもの平和への認識をどう育てるか
  七 平和の問題を考える力を育てよう
  八 国語科教育と人権・平和の教育

4 読み方・文学教育と平和教育
  一 私の本棚『ひろしま―年戦争と広島(試案)』
  二 私の本棚『現代民話考』第二期 1 銃後 ほか
  三 私の本棚『風が吹くとき』ほか
  四 私の本棚『石棺 チェルノブイリの黙示録』ほか
  五 私の本棚『戦争―血と涙で綴った証言(上・下)』ほか
  六 私の本棚『ぼくたちの軍隊―武装した日本を考える―』ほか
  七 読み方・文学教育と平和教育の課題
  八 国語・文学教育と平和教育
  九 子どもたちの学力を豊かに育てるために ――教課審「中間まとめ」をどう読むか――

  あ と が き
  初出一覧

  刊行を終えるにあたって
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Peace and Conflict Studies A Theoretical Introduction 

著者
松尾雅嗣 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
204 
定価
2,068円 (本体1,880円 )
発行日
2005年5月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-881-0/ISBN4-87440-881-8 
Cコード
C3031 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
広島大学平和科学研究センターでの成果。Development of Peace Studies / Studies on War and Conflict / Conflict and Cooperation in International Society / Theoretical Postscript etc.(英文)
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List of tables
List of figures

1 Introduction-- What Is Peace Studies ?
  1.1 What Is Peace Studies ?
  1.2 What Is Peace ?
2 Development of Peace Studies
  2.1 Birth of Peace Studies
  2.2 Development of Peace Studies
3 Studies on War and Conflict-- General
  3.1 War and Peace Studies-- Pioneering Works
  3.2 Collection of the Empirical Data on War
  3.3 Understandings of War
  3.4 A Case of A Systemic Factor-- Polarity
4 Studies on Great Wars
  4.1 General Introduction
  4.2 Lateral Pressure
  4.3 Cycles of Great Wars
5 Arms Race
  5.1 Introduction-- Significance of Arms Race
  5.2 Security Dilemma
  5.3 Richardson Model
  5.4 Unilateral Model
  5.5 Arms Race and War Revisited
  5.6 Disarmament Efforts
6 Internal Conflict
  6.1 General Introduction-- What Is Internal Conflict ?
  6.2 Realities of the “Local Wars” in the Postwar World
  6.3 Local Conflicts in the Post-Cold War Era
  6.4 New Trends in the Post-Cold War Era
  6.5 Nature of Internal Conflict
  6.6 Causes of Internal Conflict
7 Conflict and Cooperation in International Society
  7.1 Collective Action Dilemmas
  7.2 Game Theory
  7.3 Prisoner's Dilemma
  7.4 Solving Prisoner's Dilemma
  7.5 Cooperation under Anarchy
8 Theoretical Postscript-- Whither Peace Studies ?
  8.1 Peace Studies and War
  8.2 Peace and Security

References
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ポケット教育小六法〈2005年度版〉 

編者
21世紀教職研究会 
シリーズ
 
助成
 
判型
新書変形 
ページ
266 
定価
770円 (本体700円 )
発行日
2005年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-874-2/ISBN4-87440-874-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
大学・短大で教育学や教職科目を学ぶ学生、または現在、教育・保育・社会福祉で活躍する関係者のための、現場で必要な憲法や各法令の重要文をまとめた実用書。
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【品切】
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薄命の歌人 石川啄木小論集 

著者
井上信興 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
220 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2005年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-871-1/ISBN4-87440-871-0 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/文芸評論
 
内容
「一握の砂」の巻頭歌にある“東海”についての解釈を、諸説をもとに検討するほか、啄木の生活や思考、足跡記録を独自の私解を含めて論述。
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 「はしがき」にかえて「初出及び解説」

「東海の歌」についての私解
「東海歌」の原風景―大間説について
「東海歌」の原風景―八戸蕪嶋説について
「東海歌」の原風景―三陸海岸説について
「不愉快な事件」についての私解
「あこがれ」の発刊について―小田島尚三の評価
詩への転換とその前後
啄木釧路からの脱出―その主因となったもの
啄木敗残の帰郷―岩城説への疑問
石川啄木生涯の足跡について
辞世の歌
啄木の教育論
歌集「一握の砂」のモデルについて
啄木の秀歌
啄木短歌の虚構とその解釈

 「あとがき」にかえて「啄木と私」
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大村はま国語教室の実際 

著者
大村はま 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
740 
定価
8,360円 (本体7,600円 )
発行日
2005年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-880-3/ISBN4-87440-880-X 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
1989年から2001年まで、広島・大下学園祇園高等学校で行われた大村はま先生の講演記録と、大村はま国語教室の会第19回から30回までの提案資料を収録。
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 ま え が き

1 単元 「赤い鳥 小鳥」の実際
  講演資料

2 単元 ユーモア優等生――笑いのセンスを育てる――
  講演資料
  大槻和夫「大村先生のご提案をどう受けとめるか――ひとりの聞き手として考えたこと――」

3 単元 一基の顕彰碑
  講演資料

4 「ことばの海で ことばの森で」の学習
  講演資料

5 単元 ことばの感覚をみがき合う
  講演資料

6 単元 談話室
  講演資料

7 国語教室の実際――学習のてびきについて――
  講演資料

8 私の学習指導の歩み
  講演資料

9 単元学習のためのわたしの勉強法と単元の実際
  講演資料

 あ と が き
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文学教育基礎論の構築 ―読者反応を核としたリテラシー実践に向けて―

著者
山元隆春 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
752 
定価
9,350円 (本体8,500円 )
発行日
2005年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-875-9/ISBN4-87440-875-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
学習者とテクストの相互作用に働く要因を、論理的・実証的に論究。学習者の文学を読み解く力の発達をうながす、文学教育のあり方を探究する。
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イギリス医療と社会サービス制度の研究 

著者
渡辺 満 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
264 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
2005年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-872-8/ISBN4-87440-872-9 
Cコード
C3036 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
イギリス保守党・労働党による医療制度と社会サービス制度の改革の歴史、現状、課題を資料をもとに論究。財政問題のみならず患者の立場にたつ両党の改革実態に迫る。
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【品切】
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はしがき
年  表

     第1章 保守党1990年代改革

 第1節 NHS改革
  1 財政の動向
  2 旧方式の問題点
  3 改革の主な内容
  4 内部市場構想をめぐって
  5 改革の評価

 第2節 ファンドホールディング制度
  1 ファンドホールディングの概要
  2 ファンドホールディング制度の問題点
  3 二階層サービスをめぐって

 第3節 患者憲章
  1 新患者憲章の概略
  2 成績一覧表(リーグ表)をめぐって
  3 患者憲章の評価

 第4節 コミュニティケア改革
  1 コミュニティケア改革の背景
  2 新制度の問題点
  3 利用者からみた新制度の特徴
  4 コミュニティケア改革の成果

     第2章 労働党改革第1期

 第1節 1997年白書“New NHS”
  1 内部市場の廃止、プライマリケアグループの創設
  2 プライマリケアグループの概略
  3 保健局、NHSトラスト
  4 品質のコントロール
  5 白書への反応

 第2節 医療の品質向上対策
  1 医療スキャンダルの表面化
  2 諮問文書「ファースト・クラス・サービス」
  3 英国医師会の意見

 第3節 プライマリケアの役割変化
  1 プライマリケアと病院の役割分担
  2 GPの地位の改善(1950-60年代)
  3 1990年代の改革
  4 1997年白書“New NHS”

     第3章 労働党改革第2期

 第1節 NHSプラン
  1 労働党改革の中間総括
  2 第2期改革の課題

 第2節 患者参加機構改革
  1 患者の声強化策に関する新提案
  2 NHSプラン以降の経過と法案の概要
  3 庶民院保健医療委員会における審議
  4 貴族院特別委員会修正案
  5 保健医療ソーシャルケア2001年法成立

 第3節 専門医契約の問題点
  1 問題設定と経過
  2 専門医契約の現状
  3 専門医契約に関する諸問題
  4 BMAの原案提示

 第4節 ファンデーショントラストの創設
  1 ファンデーショントラストとは何か
  2 各界の反応
  3 ファンデーショントラスト創設の意味

     第4章 医療と社会サービスの関係

 第1節 福祉改革とロングタームケア
  1 福祉改革
  2 ロングタームケア
  3 王立委員会報告書

 第2節 NHS(医療)と地方自治体(社会サービス)の関係
  1 遅らされた退院の現状と原因
  2 法案への各界の対応
  3 保健省の追加提案
  4 法案の修正
  5 中間ケアをめぐる諸問題

あとがき
索  引
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敬語の常識 

著者
長尾高明 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
220 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2005年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-868-1/ISBN4-87440-868-0 
Cコード
C1081 
ジャンル
国語・漢文教育〈話し言葉教育〉 一般書/歴史読み物
 
内容
敬語意識として相手との距離をどのように測っているかという考えを元に、実用的な活用方法を様々な場面を想定して解りやすく紹介。敬語を使いこなすための認識を明確にする。
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【品切】
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     一 敬語とはどんな言葉か

1 敬語とは
   社会人教育は敬語
   基礎の確認
   主語なしの文
   主語なしの文(補足)
   生活と敬語

2 敬語は封建時代の産物か?
   中国語の敬語
   お名前は?
   買い物の場合
   中国でも敬語がふえた?

3 学校では敬語は身につかない
   学校に何でも期待するな
   敬語の訓練は?
   学校は等質な人間の集まり
   学校での学習は知識のみ
   言葉は体験
   学校での敬語の指導例
   学校の外では
   スラングのような敬語

4 日本の敬語は複雑か?
   英語の敬語
   さまざまな言い方

5 敬語の難しさ
   「距離」を測る

     二 敬語はどのように使われているか

1 敬語の現代風定義
   敬語とは?
   敬語意識のもと

2 実際の例いくつか
  1久しぶりのクラス会
  2子供を叱る
  3議論や喧嘩
  4留学生の悩み
  5客と同僚
  6電話の対応

3 敬語の使い分け
   基本的な使い分け
   相手を確認する
   ウチかソトか
   ウチとソトの変形?
   学校内スラング
   携帯電話の用語
   祖父はソトか?

4 敬語の種類

5 「美化語」と呼ばれる言葉
   お椅子・お住まい
   「お」のつく言葉について

6 敬語を使えないとこんなに困る
   人格判断の基準

7 現代敬語の使い方の基準
   「これからの敬語」
   慇懃無礼
   言葉以外の要素

     三 敬語を使いこなす(敬語アラカルト)

1 尊敬語の用法
   基本的な形
   簡単な規則
   複合動詞・可能動詞の敬語
   慣用句の尊敬表現
   「お……だ」の形

2 謙譲語の用法
   謙譲語その1
   謙譲語その2
   丁寧語に近い用法

3 典型的なまちがいの例
   敬語の誤りとは?
   尊敬語と謙譲語との混同
   謙譲語の誤用
   「お……する」の使い誤り
   「お……する」の変形
   謙譲語+れる
   似た言葉の混同

4 これは敬語か?
  1お疲れ様
   そのほかの「……様」
  2ございます
   とんでもございません
   そのほかの「ございます」
  3「れる・られる」は誤解を招く
   出られる?
   なさる?

5 「……せていただく」という言葉
   「……せていただく」は敬語(謙譲)表現
   「……させていただく」の誤り
   さまざまな意味
   依頼の表現
   子供を死なせた
   子供に死なれた

6 マニュアル敬語は耳ざわり
   コンビにが発祥地?
   「ほう」と「から」
   「……になっている」
   「とか」「みたい」「じゃないですか」
   思わない?
   バランスが肝心
   私は人?
   「すごい」
   寒かんべ

7 丁寧語の表現がふえた
   参る・申す
   いただく
   あげる
   いたす

8 上品にみせる言葉

9 「寒かったです」はおかしくないか
   古語では一定
   「ない」は特別
   「静かでした」は自然
   「行ったです」はタラちゃん?

10 「あなた」は使いにくい
   「あなた」の下落
   「あなた」では喧嘩にならない
   二人称の呼び方
   家族の呼び方
   人の呼び方(補足)

11 敬語を使いすぎるな
   二重敬語
   なるべく簡素に
   途中の「ます」「です」

12 あちらを立ててこちらも立てる(二方面への敬語)
   現代語は不便?
   古語の場合
   「ください」は丁寧語
   敬語で困る場面

13 相手への配慮が敬語の基本

14 相手の行動を重く自分の行動は軽く

15 挨拶・手紙
   こんにちは
   ごめんください・すみません
   さようなら
   気配り・礼儀後
   手 紙
   礼 状

16 敬語の変化

17 まとめ-敬語の基本
   敬語は心
   思いやり・察し合い
   不快な敬語
   茶席の会話
   声の表情
   敬語はゆとり

あとがき
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佐藤眞典先生御退職記念論集 歴史家のパレット 

著者
佐藤眞典先生御退職記念論集刊行会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
230 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
2005年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-866-7/ISBN4-87440-866-4 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
古典期アテナイから第三帝国下のユダヤ人まで、11人の研究者による論文集。執筆者:前野弘志・豊田浩志・森竹弘喜・大宅明美・佐藤眞典・工藤達彦・中平希・井内太郎・原田昌博・長田浩彰・前野やよい
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【品切】
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佐藤眞典教授年譜・業績目録
緒 言

冠の共同体―古典期アテナイにおける碑文建立と民主政―【前野弘志・まえのひろし】

紀元後3世紀初頭のM. Aurelius Prosenes の石棺を見、銘文を読む【豊田浩志・とよたこうじ】

エルサレム王国像再考【森竹弘喜・もりたけひろき】

13世紀ポワチエにおける王権・都市民・在地領主【大宅明美・おおやあけみ】

中世イタリアの都市条例にみる市民像【佐藤眞典・さとうしんすけ】

16世紀教会国家の統治官と匪賊【工藤達彦・くどうたつひこ】

税関連上訴に見る16世紀ヴェネツィア共和国の中央政府・地方都市・農村地域【中平 希・なかひらめぐみ】

近世イギリスにおける国家と社会―10分1税・15分1税の課税問題の分析を中心として―【井内太郎・いないたろう】

「赤いベルリン」とナチズム【原田昌博・はらだまさひろ】

第三帝国下のユダヤ人「混血者」家族の事例【長田浩彰・ながたひろあき】

あとがき―佐藤先生とレオナルド=ブルーニと私―【前野やよい・まえのやよい】
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フーコーの投機体験 『これはパイプでない』探求

著者
鈴木繁夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
448 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2005年3月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-864-3/ISBN4-87440-864-8 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教 文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
『これはパイプでない』にあらわれるミシェル・フーコーの思考を綿密にたどり、その言説空間への自己の投企を経て、フーコーとともに投機体験することへと読者を導く。
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序章 迷走感覚と宙づり

1章 増殖する「不確かさ」
 1 皮肉な学習空間
 2 習得と自習

2章 「不確かさ」の宙づり
 1 閉塞する論理学
 2 解体するカリグラム空間
 3 闖入の空白
 4 崩れゆく〈共通の場〉

3章 「不確かさ」への触知
 1 分離撤廃するクレー
 2 依存離脱するカンディンスキー
 3 分離破綻するマグリット

4章 マグリット戦略の表象・再現前化
 1 言葉と物の力動的戯れ
 2 戯れから空へ

5章 類似の確定肯定と似非の全面肯定
 1 類似生成のメカニズム
 2 似非への覚醒
 3 似非の罠

6章 再・表象・再現前化と持続的跳躍
 1 マグリットの皮膜
 2 皮肉の似非作成法

終章 投機体験への序説

 注

 文献案内
 図版一覧
 参考文献
 索引
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中国のエネルギー産業の地域的分析 ―山西省の石炭産業を中心に―

共著
時 臨雲・張 宏武 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2005年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-820-9/ISBN4-87440-820-6 
Cコード
C3060 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
中国のエネルギー供給の70%を占める石炭の、その3割前後を産出する山西省をモデルに分析、国家の政策と地域経済の関連を研究する。
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まえがき

序 章 研究の目的と方法
  一 研究の課題
  二 研究の目的と方法
  三 従来の研究
  四 研究の対象地域
  五 若干の用語について

第一章 中国のエネルギー政策とエネルギー産業の歴史的研究
 第一節 建国前のエネルギー開発概況
 第二節 建国から「文化大革命」前までのエネルギー政策とエネルギー産業
  一 建国後各経済時期の画定について
  二 国民経済の回復期
  三 「第一次五ヵ年計画」期
  四 「第二次五ヵ年計画」期と「調整」期
 第三節 「文化大革命」期のエネルギー政策とエネルギー産業
  一 エネルギー産業に関わった背景と方針・政策及びその影響
  二 経済とエネルギー産業の展開
 第四節 改革・開放以後のエネルギー政策とエネルギー産業
  一 エネルギー産業に関わった背景と方針・政策及びその影響
  二 エネルギー産業の展開

第二章 中国の石炭産業における山西省の位置づけ
 第一節 中国のエネルギー産業における石炭の地位
  一 エネルギー構成から見た石炭の地位
  二 エネルギー資源の賦存状況から見た石炭の地位
 第二節 中国の石炭産業における山西省の位置づけ
  一 概 観
  二 石炭産業の位置づけ
  三 「山西石炭・エネルギー・重化学工業基地」建設の意義

第三章 山西省の石炭産業とその地域的展開
 第一節 山西省の石炭資源
  一 主要炭田の概況
  二 石炭の質量とその利用
  三 石炭資源についての分析
 第二節 改革・開放前の石炭産業とその地域的展開
  一 建国前の石炭開発
  二 国民経済回復期の石炭産業
  三 「第一次五ヵ年計画」期の石炭産業
  四 「第二次五ヵ年計画」期と三年「調整」期の石炭産業
  五 「文化大革命」期の石炭産業
 第三節 改革・開放後の石炭産業とその地域的展開
  一 「第五次五ヵ年計画」期の石炭産業
  二 「第六次五ヵ年計画」期以後の石炭産業

第四章 山西省における石炭の主要関連産業と石炭の運送
 第一節 石炭関連産業の成長
  一 石炭関連産業
  二 関連産業の成長
 第二節 コークス産業
  一 改革・開放前のコークス産業
  二 改革・開放後のコークス産業
 第三節 電力業
  一 発展概況
  二 発電所の建設
 第四節 省外への石炭運輸
  一 交通ルートの概況
  二 省外への石炭運送

第五章 山西省における石炭産業と地域経済との関連
 第一節 地域経済構造(工業を中心に)
  一 産業構造とその変化
  二 大・中規模企業から見た工業の地域的構造
 第二節 石炭産業と地域経済
  一 石炭生産と産業構造
  二 石炭産業と産業配置
 第三節 石炭開発と地域経済の成長(県・市別から)
  一 石炭生産概況
  二 国内総生産額と工業生産額
  三 石炭産業と地域経済との関連
  四 一人当たり国内総生産額から見た石炭産業の影響

終 章 むすび
  一 中国におけるエネルギー産業と国から出された政策の関係
  二 山西省の石炭産業
  三 石炭産業と地域経済の関連

付  録
参考文献
索  引
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カント超越論的論理学の研究 

著者
山口修二 
シリーズ
 
助成
04年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
260 
定価
8,250円 (本体7,500円 )
発行日
2005年2月28日 
ISBN
ISBN978-4-87440-861-2/ISBN4-87440-861-3 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
「超越論的論理学」の学の理念が十分な「根拠」を持ち、この理念が「形而上学的演繹」から「原則論」に至る「分析論」の多様な議論を一貫する内的な問題連関を形成することを確証。
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序 〔隈元忠敬〕
凡 例
序 論


第一章 超越論的論理学の理念
 第一節 1762-64年における<内包的論理学>
  1 判断論
  2 学問の方法―「分析」と「総合」
  3 真理の根拠
  4 思考の対象の可能性
  5 <内包的論理学>の限界
 第二節 1770年の「就任論文」における「外延的論理学」
  1 形而上学の革新
  2 知性の消極的規定―知性の感性からの区別
  3 純粋直観としての時空―感性の知性からの区別
  4 感性と知性の関係―外延的論理学の方法
  5 『純粋理性批判』へ―オルガノンからカノンへ―
 第三節 『純粋理性批判』における「論理学の限界」
  1 「一般論理学」と真理問題
  2 「一般論理学」の役割―論理的形式と内容
  3 「超越論的論理学」の構想

第二章 超越論的論理学の着手―形而上学的演繹
 第一節 形而上学的演繹の「問題」
 第二節 問題解決のプログラム
 第三節 思考一般の機能としての判断
 第四節 「判断表」の掲示
 第五節 カテゴリーの導出
 第六節 形而上学的演繹の成果

第三章 超越論的論理学の正当化―超越論的演繹
 第一節 超越論的演繹の問題
 第二節 第二版演繹の論証構造
  1 演繹の第一段階
  2 第二段階への移行
  3 演繹の第二段階
 第三節 超越論的演繹の成果

第四章 超越論的論理学の展開―図式論の問題
 第一節 「判断力」の規則
 第二節 カテゴリーへの「包摂」の問題
 第三節 総合と図式
 第四節 図式と諸原則

第五章 超越論的論理学の体系
 第一節 感覚的経験の客観性
  1 問題の所在―感覚の主観性と客観性―
  2 感覚と直観形式
  3 感覚とその対象―「知覚の予科」―
  4 結び
 第二節 時間経験の客観性―「経験の類推」―
  1 時間的経験の主観性と客観性
  2 実体の持続性
  3 継起と因果性
  4 同時性と交互作用

結 び


文 献
索 引
あとがき
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第二言語不安の理論と実態 

著者
元田 静 
シリーズ
 
助成
04年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
252 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2005年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-867-4/ISBN4-87440-867-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
言語学〈日本語〉 日本語教育
 
内容
日本における日本語学習者の第二言語不安を理論的・実証的に検討。理論的基盤形成をめざすとともに、実態調査で用いた全尺度を掲載、教育現場での情意要因の扱いに資する。
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まえがき

第1章 序論
第1節 研究の目的
第2節 研究の方法
 2-1 本研究の構成
 2-2 基本概念の定義

第2章 心理学における不安との接点
第1節 はじめに
第2節 臨床心理学における不安
 2-1 不安の概念
 2-2 自己成長と不安
第3節 実験心理学における不安
 3-1 不安動因説
 3-2 認知的妨害説
第4節 社会心理学における不安
 4-1 対人不安
 4-2 他者との比較
第5節 第2章のまとめ

第3章 第二言語不安研究の動向と課題
第1節 はじめに
第2節 第二言語不安の概念
 2-1 言語自我の観点
 2-2 認知的妨害作用の観点
 2-3 状況特定的不安の観点
 2-4 対人不安の観点
 2-5 第二言語不安の定義
第3節 第二言語不安の実証的研究
 3-1 模索期
 3-2 展開期
 3-3 分化期
第4節 第二言語不安研究の課題
第5節 第3章のまとめ

第4章 目標言語使用環境における第二言語不安の実態
第1節 はじめに
第2節 目標言語使用環境の観点
 2-1 教室内と教室外
 2-2 発話と聴解
 2-3 第二言語能力および学習者要因
第3節 初級日本語学習者の第二言語不安 ―調査―
 3-1 目的
 3-2 方法
 3-3 結果
 3-4 考察
第4節 第4章のまとめ

第5章 目標言語使用環境における第二言語不安尺度の作成とその検討
第1節 はじめに
第2節 項目の選定 ―予備調査―
 2-1 目的
 2-2 方法
 2-3 結果
第3節 日本語不安尺度の作成 ―調査1―
 3-1 目的
 3-2 方法
 3-3 結果
 3-4 考察
第4節 構成概念妥当性の検討 ―調査2―
 4-1 仮説の設定
 4-2 目的
 4-3 方法
 4-4 結果
 4-5 考察
第5節 第5章のまとめ

第6章 第二言語不安と自尊感情との関係
第1節 はじめに
第2節 自尊感情の概念規定
 2-1 自己概念と自尊感情,および自己評価
 2-2 自尊感情の特徴
第3節 第二言語教育・習得研究における自尊感情
 3-1 1970年代の理論
 3-2 実証的研究
第4節 第二言語不安研究における自尊感情
 4-1 理論的関係
 4-2 本研究の仮説
第5節 日本語不安と自尊感情との関係 ―調査―
第6節 第6章のまとめ

第7章 第二言語不安と動機づけとの関係
第1節 はじめに
第2節 心理学における動機づけ
 2-1 動機づけ
 2-2 内発的動機づけ
第3節 第二言語教育・習得研究における動機づけ
 3-1 Gardnerらの研究
 3-2 Gardnerら以降の研究
第4節 本研究における動機づけの枠組みと仮説
 4-1 動機づけの枠組み
 4-2 可能性予期の概念の導入
 4-3 本研究の仮説
第5節 日本語不安と動機づけとの関係 ―調査―

第8章 第二言語不安の軽減に対する教育的示唆
第1節 はじめに
第2節 不安軽減の意義
 2-1 不安の作用
 2-2 哲学的見解
 2-3 本研究の立場
第3節 不安軽減の基本理念
第4節 不安軽減の方策
 4-1 環境の観点
 4-2 自尊感情の観点
 4-3 動機づけの観点
第5節 第8章のまとめ

第9章 結論
第1節 本研究のまとめ
第2節 本研究の意義と課題
 2-1 本研究の意義
 2-2 本研究の課題

引用文献

資料
 1.第二言語不安尺度
 2.日本語能力の自己評定(4技能)尺度
 3.クローズテスト
 4.日本語不安(教室内・教室外)項目 ―調査1―
 5.日本語不安(教室内・教室内)尺度 ―JLAS―
 6.対人不安(相互作用不安・聴衆不安)尺度
 7.曖昧さを対する耐性尺度
 8.日本語の自信尺度
 9.日本語能力の自己評定(Can-do)尺度
 10.全体的な自尊感情尺度
 11.日本語での自尊感情(教室内・教室外)尺度
 12.可能性予期(日本語の上達見込み感)尺度
 13.動機づけの強さ(日本語の学習欲求・習得要求)尺度
 14.動機づけの内容(日本語や日本語学習に対する興味)尺度

謝辞
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備後の浄土 明王院 明王院開創千二百年記念

著者
安嶋紀昭 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
156 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2005年2月11日 
ISBN
ISBN978-4-87440-865-0/ISBN4-87440-865-6 
Cコード
C0015 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
備後福山市の古刹・明王院の国宝五重塔内部に描かれた荘厳画をカラー図版で掲載、図像学的・宗教史的に解説。文化財としての意義付けとともに密教の側面をも理解できるようにした。
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【品切】
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はじめに

原色図版

第一章 国宝明王院五重塔初層内部荘厳画
  一 明王院の歴史と五重塔
  二 金剛界三十七尊像
  三 真言八祖行状図
  四 龍猛行状図の場面選択
  五 重複のイマージュ

第二章 空海時代の密教絵画
  一 密教における絵画の意味
  二 空海の両部曼荼羅
  三 東寺の真言七祖像
  四 高野山の五大力菩薩像

第三章 五大明王の図像学
  一 概説五大明王
  二 東寺本の現状と形相
  三 東寺本の制作事情
  四 五大明王の図像学
     主要経軌等所説図像一覧表1 不動明王篇
     主要経軌等所説図像一覧表2 降三世明王篇
     主要経軌等所説図像一覧表3 軍茶利明王篇
     主要経軌等所説図像一覧表4 大威徳明王篇
     主要経軌等所説図像一覧表5 烏蒭渋摩明王・金剛薬叉明王篇

おわりに
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Product and Process in the L1 and L2 Writing of Japanese Students of English 

著者
広瀬恵子 
シリーズ
 
助成
04年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
254 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
2005年2月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-862-9/ISBN4-87440-862-1 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
同一学習者及び英語力上下二群の日本人学習者の日・英作文とその文章産出過程を多角的に比較分析。分析結果を基に実際の英文構成、ライティング方略指導の効果を探る。(英文)
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【品切】
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A Sociolinguistic Analysis of English Loanwords in Japanese Television Commercials :A Case Study

著者
ガブリエリ, Richard R. P. 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
168 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2005年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-863-6/ISBN4-87440-863-X 
Cコード
C3082 
ジャンル
文学・語学/欧米〈語学〉 言語学〈英語・その他〉 英語教育
 
内容
Sociolinguistics and Sociolinguistic Enquiry / Case Study Research / The Acculturation of English to Japanese Language and Society / The World of Advertising / The Study(英文)
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Acknowledgements
Table of Contents
List of Figures
List of Tables

1 Introduction
 1.1 Preamble
 1.2 Aims and Purpose of the Study
 1.3 Research Questions

2 Sociolinguistics and Sociolinguistic Enquiry
 2.1 Sociolinguistics Defined
  2.1.1 The Wonder of Language
 2.2 The Birth of Sociolinguistics
 2.3 Sociolinguistic Enquiry
  2.3.1 Sociolinguistics and the Sociology of Language

3 Case Study Research
 3.1 Introduction
  3.1.1 Multiple Methods of Data Collection
 3.2 Case Study Research
  3.2.1 Towards a Definition of Case Study
  3.2.2 The Nature of Case Study Research
  3.2.3 Case Study Research-Advantages and Disadvantages
  3.2.4 Case Study and Ethnography

4 The Acculturation of English to Japanese Language and Society
 4.1 Overview
  4.1.1 Grammatical Features of Nativized English
 4.2 The Nativization of English
  4.2.1 The Key Issues

5 English Loanwords in Japanese
 5.1 The Borrowing of Words
 5.2 Loanwords in Japanese
  5.2.1 Overview
  5.2.2 English Loanwords in Japanese

6 The World of Advertising
 6.1 Overview
 6.2 The Nature of Advertising
  6.2.1 Advertising and the Target Audience
 6.3 English in Japanese Advertising
  6.3.1 Introduction
  6.3.2 English Loanwords in Japanese Television Commercials

7 The Study
 7.1 Research Questions
 7.2 Procedure
  7.2.1 Working Framework
  7.2.2 Sampling
 7.3 Display of the Data and Analysis
  7.3.1 Loanwords and the Target Audience
  7.3.2 Wordplay

Notes

8 Conclusion
 8.1 Concluding Remarks
  8.1.1 Significance of the Study
  8.1.2 Directions for Further Research

Appendix 1 - The Television Commercials
Appendix 2 - The Questionnaire
References
Index
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日英外来語の発音 

著者
小林泰秀 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
186 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2005年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-850-6/ISBN4-87440-850-8 
Cコード
C3082 
ジャンル
文学・語学/欧米〈語学〉 言語学〈英語・その他〉
 
内容
日本にとけこんだ英語、英語圏の中の日本語と、両言語間にみられる言語現象を発音の面で捉える。資料は外来語辞典の英語、英和辞典の日本語と英語圏辞典の日本語からの借用語。
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はしがき

第1章 外来語の促音
 1.1 はじめに
 1.2 促音とは
 1.3 閉鎖音の促音
 1.4 摩擦音の促音
 1.5 おわりに

第2章 外来語の音体系
 2.1 はじめに
 2.2 外来語の子音
 2.3 母音挿入
  2.3.1「イ」の挿入/2.3.2「オ」の挿入/2.3.3「ウ」の挿入
 2.4 音声への対応
 2.5 スペリングへの対応
 2.6 外来語のアクセント
  2.6.1長母音と二重母音/2.6.2撥音/2.6.3促音/2.6.4母音の無声化とアクセント/2.6.5複合語のアクセント/2.6.6英語と同一のアクセント/2.6.7短縮語のアクセント
 2.7 おわりに

第3章 『研究社新英和大辞典』にある日本語の発音
 3.1 はじめに
 3.2 音節区分
  3.2.1第5版の音節区分/3.2.2第5版と第6版の音節区分
 3.3 アクセント付与
  3.3.1第5版のアクセント付与/3.3.2第5版と第6版のアクセント付与
 3.4 発音
  3.4.1アクセントと発音/3.4.2米音と英音/3.4.3アクセントのある母音の発音/3.4.4アクセントのない母音の発音
 3.5 おわりに
 発音記号一覧表

第4章 The Oxford Dictionary of Pronunciation for Current English にある日本語の発音
 4.1 はじめに
 4.2 ODPの発音記号
 4.3 アクセント付与
 4.4 発音
  4.4.1嵌入のr/4.4.2米音と英音の強勢母音/4.4.3米音と英音の非強勢母音/4.4.4<Vr>の発音
 4.5 おわりに
 発音記号一覧表

あとがき

 使用辞典
 参考文献
 索  引
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まちづくりNPOの理論と課題 

著者
澤村 明 
シリーズ
新潟大学マネジメントスクール研究叢書2 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2005年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-847-6/ISBN4-87440-847-8 
Cコード
C1030 
ジャンル
政治・経済・法律 労働・福祉・生活
 
内容
漠然とした「まちづくり」概念を再定義し、都市計画法令制度にもとづいた制度論的アプローチによるまちづくり研究の検討、提示。事例と知見をもとに、理論的考察を行なう。
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序 章 本書の目的と方法・構成
序-1 本書の目的
序-2 制度とは何か―本書の視座
序-3 本書の概要

第1章 わが国におけるまちづくりとNPOの今日的概念
1-1 「まちづくり」とは何か
 1-1-1 従来の「まちづくり」の定義
 1-1-2 「まちづくり」の語源
 1-1-3 本書における「まちづくり」の定義
1-2 「NPO」とは何か
 1-2-1 混乱する概念
 1-2-2 NPOの源泉
 1-2-3 サラモンによるNPOの共通定義
1-3 日本のNPO
 1-3-1 NPO法成立以前の法人形態と現在の概要
 1-3-2 NPO法(特定非営利活動促進法)の概要
1-4 本書で取り上げるNPOの範囲
1-5 まちづくりNPOの定義と先行研究
 1-5-1 まちづくりNPOの定義
 1-5-2 まちづくりNPOについての先行研究
 補論 NPO類似概念の整理―ボランティア、NGOなど

第2章 産業化以降の日本社会に見るNPOの存在理由
2-1 NPOの存在理由についての定説の検討
 2-1-1 市場の失敗説
 2-1-2 政府の失敗
 2-1-3 市場の失敗・政府の失敗説の限界
 2-1-4 マズローの欲求5段階説に依拠する説
2-2 市民型NPOの存在理由
 2-2-1 NPOに期待される「公益」の問題性
 2-2-2 日本の「公」と「私」の特徴
 2-2-3 NPOの出現以前の非市場的な財・サービスの供給者
 2-2-4 家計部門の縮退と非市場的取引の担い手の交替
 2-2-5 家計部門の縮退とコミュニティの変容
 2-2-6 都市型コミュニティ内のアソシエーションとしての市民型NPO
 2-2-7 日本の「公」「私」と「共」概念
 2-2-8 家計組織としての市民型NPO
2-3 市民型NPO以外のNPOの存在理由

第3章 制度としてのまちづくり・組織としてのまちづくりNPO
3-1 制度と組織
3-2 民間まちづくりの系譜
 3-2-1 「まちづくり」と都市計画-国家高権から住民参加へ
 3-2-2 民間まちづくりの主な流れ
3-3 運動としてのまちづくり
 3-3-1 社会学系と都市計画学系の活動形態による類型化
 3-3-2 社会学的な分類概念の限界
 3-3-3 志向性による類型化
 3-3-4 まちづくり運動の6タイプ
3-4 提案・自助型まちづくり運動の事例―建築紛争を中心に
3-5 制度としての「まちづくり」の条件
3-6 制度に沿わなかったケース
 3-6-1 駒沢超高層ワンルームマンション事件
 3-6-2 世田谷の欠陥住宅問題
3-7 まちづくりNPOと専門家
 3-7-1 専門家が関与する理由
 3-7-2 NPOとする理由
3-8 運動から組織へ―まちづくりNPOの生成過程
 3-8-1 組織としてのNPO
 3-8-2 組織化のパターン
 3-8-3 まちづくりNPOの組織文化
3-9 まちづくりプレーヤーとしてのNPO

第4章 まちづくりNPOの抱える課題
4-1 まちづくり運動が抱える問題
4-2 まちづくりNPOの課題
 4-2-1 まちづくりNPOの安定化戦略
 4-2-2 地域密着型まちづくりNPOの課題
 4-2-3 インターミディアリ型まちづくりNPOの課題
 4-2-4 組織としての課題―キーパーソン型
 4-2-5 組織としての課題―ネットワーク型
4-3 まちづくりNPOセクター全体としての課題
 4-3-1 専門家の関与
 4-3-2 悪質なNPOへの対処
 4-3-3 財源としての都市計画税の可能性
 4-3-4 大同団結すべき課題への対応
4-4 まちづくりNPOと建築紛争
 4-4-1 なぜNPOが建築紛争に立ち向かうのか
 4-4-2 建築紛争に対処するまちづくりNPOの課題
4-5 「建てる側」のNPOの可能性

終 章 本書の知見と残された課題
終-1 本書の知見
終-2 残された課題
 終-2-1 理論から実証による補完
 終-2-2 制度としての「まちづくり」の詳細分析
 終-2-3 本書の知見についての分野的拡大

参考文献
あとがき
索  引
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台湾漢民族のネットワーク構築の原理 ―台湾の都市人類学的研究―

著者
上水流久彦 
シリーズ
 
助成
04年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
248 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2005年1月31日 
ISBN
ISBN978-4-87440-857-5/ISBN4-87440-857-5 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア 労働・福祉・生活
 
内容
急激な都市発展をとげる台湾の中で、新たな環境への瓔譁人の適応における「会」組織の調査・分析を通じ、台湾漢人社会の人間関係の構築・維持の仕組みを論究する。
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序 章 問題の所在
 第一節 調査地にみる瓔譁人の社会的問題
 第二節 漢人社会にみる「会」組織の機能
 第三節 アソシエーションの機能にみる「統合」と「分化」
 第四節 「会」組織の「統合と分化」と漢人の統合原理
 第五節 研究課題と対象組織

第一章 調査としての玉山
 第一節 玉山の人口構成とその形式
 第二節 瓔譁人と新住民

第二章 扶助組織の分析――金銭的互助会
 第一節 調査地の互助会
 第二節 互助会選択の過程
 第三節 「人情」と互助会の人間関係
 第四節 「信用」という成員の選出基準
 第五節 結 語

第三章 血縁組織の分析――劉姓の同姓団体
 第一節 宗親会設立の契機と組織形態
 第二節 劉姓宗親会活動の実態とその限界
 第三節 劉姓大祖堂の成員獲得方法
 第四節 台北市劉姓宗親会の役割
 第五節 結 語

第四章 地縁組織の分析――寺廟管理組織
 第一節 蓮莱寺と地域性
 第二節 蓮莱寺における「瓔譁」の意味
 第三節 活動にみる蓮莱寺の新たな展開
 第四節 幹部成員の選出方法
 第五節 寺廟関与者の構成原理
 第六節 結 語

終 章 都市化に対する瓔譁人の適応
 第一節 異質な者を取り込み同類化する仕組み
 第二節 取り込み同類化した者を差異化する仕組み
 第三節 同類化しつつ差異化する「会」組織


参考文献
あとがき
索  引
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馬琴読本と中国古代小説 

著者
崔 香蘭 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
330 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2005年1月5日 
ISBN
ISBN978-4-87440-851-3/ISBN4-87440-851-6 
Cコード
C3093 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
馬琴読本における中国古代小説の摂取方法の様相について段階的に研究。中国古代小説の誤読誤解を正し新見を提示するとともに馬琴の奇抜な手法や読本創作の巧みさを論究。
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  序……(粕谷宏紀)

   序 章 馬琴読本における中国古代小説受容の方法

  一 中国古代小説と中国白話小説とは何か
  二 馬琴読本と中国古代小説との関係

   第一章 馬琴の中国古代小説受容の源流

第一節 読本処女作『高尾船字文』の趣向
   はじめに
  一 『船字文』と『焚淑録』
  二 『船字文』と『水滸伝』『捜神記』
  三 『船字文』と『今古奇観』
  四 『船字文』と『水滸伝』
   おわりに
第二節 『刈萱後伝玉櫛笥』における『開元天宝遺事』『逸史』『石点頭』の趣向
   はじめに
  一 『玉櫛笥』と『開元天宝遺事』
  二 『玉櫛笥』と『逸史』
  三 『玉櫛笥』と『石点頭』
   おわりに

   第二章 馬琴の中国古代小説受容の展開

第一節 馬琴読本における『水滸伝』虎退治説話の受容
   はじめに
  一 趣向取りの初期
  二 趣向取りの進展期
   おわりに
第二節 馬琴読本における「しびれ薬」の受容
  一 『杜騙新書』と『水滸伝』
  二 『高尾船字文』
  三 『椿説弓張月』
  四 『傾城水滸伝』
  五 『開巻驚奇(にんべんに)夾客伝』
  六 『南総里見八犬伝』
   おわりに

   第三章 馬琴中編読本における中国古代小説受容の様相

第一節 馬琴読本における幻術譚の一斑
   はじめに
  一 『船文字』と『水滸伝』
  二 『四天王剿盗異録』と『五雑俎』
  三 『四天王剿盗異録』と『古今説海』
   おわりに
第二節 『四天王剿盗異録』における『水滸伝』の影響
   はじめに
  一 狼退治の場
  二 喧嘩仲裁の場
   おわりに

   第四章 馬琴長編読本における中国古代小説受容の様相

第一節 『開巻驚奇(にんべんに)夾客伝』における馬琴の構想力―第一集の騙術譚をめぐって―
   はじめに
  一 『(にんべんに)夾客伝』における騙術譚の枠組
  二 『(にんべんに)夾客伝』における騙術譚の舞台設定
   おわりに
第二節 『開巻驚奇(にんべんに)夾客伝』における『女仙外史』『水滸伝』などの趣向
   はじめに
  一 変容を伴う平行的な摂取法
  二 重層的な摂取法
   おわりに
第三節 『南総里見八犬伝』(「館山城合戦」)における『平妖伝』(「貝州城合戦」)の趣向
   はじめに
  一 妖術による「発跡」について
  二 妖術による魅惑
  三 魔風による敗退
  四 妖術による「禁人法」
   おわりに
第四節 『近世説美少年録』と続編『新局玉石童子訓』における『平妖伝』『女仙外史』の趣向
   はじめに
  一 阿蘇神社縁起説話
  二 犬掛合戦
   おわりに
第五節 『新局玉石童子訓』における『水滸伝』『快心編』の武芸比べの趣向
   はじめに
  一 槍術比べの場
  二 射芸比べの場
   おわりに
第六節 『新局玉石童子訓』における「奇対」という冤罪譚の手法
   はじめに
  一 「かかる奇對」について
  二 「奇対」に至る趣向摂取の軌跡
   おわりに―「奇対」という手法―

   終 章 馬琴読本における中国古代小説受容研究の課題

   あとがき
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保健体育科教育における肥満羸痩概念の基礎的検討 

著者
吉川和利 
シリーズ
 
助成
04年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
256 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2004年12月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-856-8/ISBN4-87440-856-7 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈保健・体育〉
 
内容
肥満や羸痩度に関する基礎的研究として多様な情報量基準を導入し概念の再構築を図り、体内総水分量を予測する統計モデルを作成。保健体育科教育における位置づけを検討する。
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序 章

 第1節 研究の目的

 第2節 健康事象の現代的課題と肥満

  1) 人口統計学的にみた有病率の変遷
  2) 現代病の危険因子の構造化

第1章 肥満羸痩の概念規定と保健体育科教育における課題
 第1節 一般モデルによる生体エネルギー源と肥満羸痩の関連
  1) 栄養障害の指標としての体格の意義
  2) 肥満羸痩に関わる体格指標の有効性と限界
 第2節 肥満羸痩概念ならびにその指標の批判と更新
  1) 羸痩から肥満への問題転換
  2) 肥満羸痩指標の批判と体組成への更新
  3) わが国における肥満羸痩指標の問題点
 第3節 肥満羸痩度に関連する保健体育科教育的課題と概念モデル
  1) 保健体育科教育の教育課程における肥満羸痩概念の反映
  2) 身体活動からみた体組成の概念化
 第4節 全体モデルの仮定

第2章 研究の理論的枠組み
 第1節 体組成の成分要素の理論
  1) 直接法による体組成分画化の理論段階
  2) 間接法による体組成の理論段階
  3) 多成分モデルへの進展
 第2節 間接的な推定方法の進展とその信頼性
  1) 総水分量法の定量による体組成推定
  2) 総カリウムの定量値による体組成推定
  3) クレアチニン法による体組成推定
  4) 体密度法測定法による体組成推定
  5) 皮脂厚など身体計測法による体組成推定
  6) 電気工学の援用による体組成推定の信頼性
 第3節 体組成定量方法の妥当性の検討
  1) 体水分量定量値による体組成推定の妥当性
  2) 総カリウム測定法による体組成推定の妥当性
  3) 尿中クレアチニン法による体組成推定の妥当性
  4) 体密度法による体組成推定の妥当性検討
  5) 皮脂厚法など身体計測法による体組成推定の妥当性
  6) 電気工学援用法の妥当性
 第4節 総合的な有用性の評価
 第5節 体組成予測モデルの研究系譜
  1) 体組成予測モデルへの帰着必然性
  2) 体組成予測モデルの研究系譜
  3) 予測モデルの互換性と相補性
  4) 独立変数採択からみた体組成予測モデルの限界
  5) 標本の属性からみた予測モデルの限界
  6) モデルの妥当性・信頼性の限界
 第6節 体水分モデルの意義
  1) 多成分的モデルでの必要性
  2) 電気抵抗的方法への応用可能性
  3) 関数式での係数確認の意義
 第7節 重回帰分析に関する最近の課題
  1) 資料の分析手法の選択
  2) 重回帰分析の定義
  3) 最良回帰式の選定と統計的基準
  4) 情報量規準の導入
  5) 多重共線性への対処
  6) 残差分析

第3章 研究主題ならびに仮定の設定
 第1節 作業課題と仮定
 第2節 被験者
 第3節 研究の実施
 第4節 研究の限界

第4章 青年期から壮年期までの体内総水分量予測式の作成
 第1節 重回帰式での変数選択と予測モデル最適化の必要性
 第2節 資料と方法
  1) 被験者の選定
  2) 体水分の定量方法
  3) 身体計測の手続き
  4) 統計解析の理論的枠組み
 第3節 研究結果
  1) 基本統計量の算出
  2) 相関係数行列の検討
  3) 重回帰分析の実際
 第4節 考察
  1) 予測モデルでの独立変数の検討
  2) 残差分析
  3) 体脂肪率の算出
  4) モデルの適用範囲の限界
  5) 計測値の正規性検定について
 第5節 青壮年期男子の予測モデル作成に関する資料と方法
  1) 被験者の特性と身体計測
  2) 体水分量の定量方法
 第6節 男子に関する予測モデルの研究結果
  1) 基本統計量の算出
  2) 相関係数行列と多重共線性の検出
  3) 重回帰モデルの作成
 第7節 予測モデルの評価とモデルの再構築
  1) 2、3の基準統計量による評価
  2) 残差分析
  3) 異常値除去後の重回帰分析
  4) モデルの多重共線性について
  5) 体脂肪率の換算
 第8節 提示モデル全般の考察ならびに小括

第5章 周径値を独立変数とした体内総水分量(TBW) 予測式作成の試み
 第1節 周径値モデルの意義
 第2節 資料と方法
  1) 被験者
  2) 体内水分量の定量
  3) 身体計測
  4) データ解析
 第3節 結果と考察
  1) 基本統計量と相関行列
  2) 重回帰モデルの作成方式
  3) 最適モデルの選択
 第4節 考察
  1) 重回帰式の妥当性検討
  2) モデルの信頼性の確認
  3) 体脂肪率の推定
 第5節 小括

第6章 リッジ回帰分析による最適モデルの選択
 第1節 リッジ回帰分析の定義と体組成研究上の意義
 第2節 資料と方法
 第3節 結果と考察
  1) 多重共線性の探索
  2) リッジ推定量の軌跡
  3) ステップワイズモデルとの比較による妥当性検討
  4) 予測モデルからの体脂肪率推定
 第4節 小括

第7章 結論と討論
 第1節 研究結果の要約
 第2節 体水分モデルの成果と体組成研究に関わる意義
  1) 独立変数に示されるモデルの有効性
  2) 肥満度評定と関数式係数を巡る論議
  3) 体組成に関した応用的研究への発展可能性
 第3節 保健体育科教育における課題への成果
  1) 保健体育科教育の外的・客観的意義からみた体水分モデル
  2) 保健体育科教育の内的・主観的側面からみた体水分モデルの意義
  3) 肥満羸痩に関する全体(holistic) モデルへの発展
 第4節 今後の課題

文 献
謝 辞
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マルティン・ブーバー研究 

著者
稲村秀一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
296 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
2004年12月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-845-2/ISBN4-87440-845-1 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
ヘブライズムを思想的背景とする教育論・共同体論を分析、「現代の精神状況における神の蝕」の現象をブーバーの人間学的視座から解明して真の宗教的実存の可能性を探求。
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【品切】
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 序
 凡例
 略記号

第一章 教育思想の人間学的基礎
 第一節 ブーバーの教育思想成立の歴史的背景
 第二節 『教育的なるものについて』の教育思想
    一 教育の現実
    二 創造者本能の開発としての教育
    三 結びつきの本能の実現としての教育
    四 教育思想の二つの基本的な立場と第三の立場
    五 自由についての教育論の二つの視点
    六 権力意志とエロースを教育の原理とすることの批判
    七 教育の原理としての抱擁
    八 教育の原理と目的
 第三節 『育成と世界観』の教育思想
    一 『育成と世界観』成立の歴史的背景
    二 世界「観」の意義と限界
    三 根源的実在性と力としての「世界」
    四 育成の基礎はどこにおくべきか
    五 世界へ向けての教育と真の共同性の開発
    六 民族教育論の問題
 第四節 『性格教育について』の教育思想
    一 教育観の二類型
    二 普遍妥当的価値の崩壊の彼方に開かれる展望
    三 混沌における第三の立場
    四 性格教育における教師の役割
    五 性格教育の目標としての「偉大な性格」

第二章 共同体論の基礎構造
 第一章 人間存在の共同性
    一 共同的存在としての人間
    二 共同性をめぐる基礎経験と著作
 第二節 人間の間柄
    一 「人間の間柄」と「社会的なるもの」
    二 「人間の間柄」を破壊するもの
    三 「人間の間柄」を育成するもの
    四 「人間の間柄」の成就としての「真の対話」
 第三節 「社会的なるもの」の理解と展開
    一 『我と汝』における共同体論
    二 『単独者への問い』における共同体論
    三 『人間の問題』における共同体論
    四 『ユートピアへの道』における共同体論
    五 『社会と国家の間』『政治的原理の妥当性と限界』における共同体論
 まとめ

第三章 現代の精神状況における「神の蝕」
 第一節 隠れた神と現代の思想状況
 第二節 神の蝕の人間学的構造
    一 神の蝕と「神」という言葉
    二 ブーバーの人間学と宗教的世界
    三 真の現実としての立体的間の領域
    四 「神の蝕」としての「我―それ」関係の肥大化現象
 第三節 立体的間の崩壊から生まれる諸現象
    一 近世以降における哲学的思惟の主観化
    二 永遠の汝の対象化(理念化)
    三 宗教的現実と人為的宗教性
 第四節 理念としての神と人格としての神
    一 理念としての神と「アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神」
    二 スピノザの実体的神論批判
    三 神の絶対的人格性
 第五節 宗教的現実と人間の危機
    一 神の蝕における倫理と宗教
    二 宗教的現実と経験
 第六節 対話的思惟の欠如と神の蝕
    一 宗教における非対話的諸形態と神の蝕
    二 「永遠の我―汝」関係の表現
    三 対話的思惟の欠如と神の蝕

第四章 宗教的実存の二形態
 はじめに
 第一節 信仰の二様式
    一 『信仰の二様式』の構成と意図
    二 エムーナーとピスティス
 第二節 『新約聖書』における信仰の多様性
    一 イエスの信仰
    二 弟子達の信仰
    三 パウロの信仰
 第三節 律法の問題
    一 トーラーの訳語と意味について
    二 イエスとパウロのトーラー理解の相違
    三 律法からの解放とトーラーへの復帰
 第四節 宗教的実存の構造
    一 「信じる者にはすべての事が可能である」の意味
    二 悔い改めの二様式
    三 魂の転向と実存の悔い改め
 まとめ

 後記
 初出誌一覧
 資料・参考文献
 事項索引
 人名索引
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ENGLISH PHILOLOGY AND STYLISTICS A Festschrift for Professor Toshiro Tanaka

編者
今林修・福元広二 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
232 
定価
4,000円 (本体4,400円 )
発行日
2004年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-860-5/ISBN4-87440-860-5 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉 文学・語学/欧米〈語学〉
 
内容
Contributed by: A.Jimura, Y.shinoda, M.Kanno, Y.Nakao, H.Ohno, H.Matsumoto, N.Hirayama, K.Matsuura, M.Kosako, S.Fuami, H.Fukumoto, A.Sasaki, S.Ikadatsu, E.Tatsumoto, M.Nishio, O.Imahayashi, S.Tomita, K.Nakagawa, E.Yoshida, H.Sakauchi.(英文)
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Professor Tanaka the Philologist(Akiyuki Jimura [地村彰之])
Acknowledgements
List of Contributors

A Case of Lexical Convergence specially referring to the relations between words and their etymological meanings with the appendix of the “D” Entries “A Glossary of the Cursor Mundi”(Yoshihiro Shinoda [篠田義博])

A Note on Gower's Narrative Art(Masahiko Kanno [菅野正彦])

Chaucer's Semely and Its Related Words from an Optical Point of View(Yoshiyuki Nakao[中尾佳行])

Lexicological Multiplicity in Chaucer― With Special Reference to Words Related to “Heart”(Hideshi Ohno [大野英志])

“Pendragon” and “Tyntagill” in The Destruction of Troy― A Conjecture(Hiroyuki Matsumoto [松本博之])

Epistemic Adverbs in the Paston Letters(Naoki Hirayama [平山直樹])

The Subjunctive in Deloney(Kazuko Matsuura [松浦加寿子])

A Cognitive Observation on Metaphors in E.Spenser's Amoretti(Masaru Kosako [小迫 勝])

Well as a discourse marker in The Taming of the Shrew ― A preliminary sketch(Shigenobu Fuami [浮網茂信])

The Grammaticalization of I tell you in Shakespeare(Hiroji Fukumoto [福元広二])

Be-perfect and Have-perfect in John Evelyn's Diary(Akemi Sasaki [佐々木朱美])

The Burns Text of Tam Lin Revisited(Seiichi Ikadatsu [筏津成一])

Free Indirect Discourse in Emma(Eiko Tatsumoto [辰本英子])

The Reporting Clause in Oliver Twist― With Special Reference to the Reporting Clause of Sikes(Miyuki Nishio [西尾美由紀])

Dialectal Features of Stephen Blackpool's Pronunciation(Osamu Imahayashi [今林 修])

Pip's Point of View in Great Expectations in Terms of Humanisation and Dehumanisation(Saoko Tomita [冨田佐央子])

Katherine Mansfield's “The Fly” Revisited:With Special Reference to Its Expressions of <Desire>(Ken Nakagawa [中川 憲])

Centering and Dialogue― A Preliminary Analysis of Referring Expressions in a Parallel Corpus of English and Japanese Map Task Dialogues(Etsuko Yoshida [吉田悦子])

Critical Linguistic Approaches to the British Press Reports on a Criminal Trial (Hiroyuki Sakauchi [坂内宏行])
戻る

ENGLISH PHILOLOGY AND STYLISTICS :A Festschrift for Professor Toshiro Tanaka

編者
今林修・福元広二 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
232 
定価
4,840円 (本体4,400円 )
発行日
2004年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-860-5/ISBN4-87440-860-5 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉 文学・語学/欧米〈語学〉
 
内容
Contributed by: A.Jimura, Y.shinoda, M.Kanno, Y.Nakao, H.Ohno, H.Matsumoto, N.Hirayama, K.Matsuura, M.Kosako, S.Fuami, H.Fukumoto, A.Sasaki, S.Ikadatsu, E.Tatsumoto, M.Nishio, O.Imahayashi, S.Tomita, K.Nakagawa, E.Yoshida, H.Sakauchi.(英文)
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Professor Tanaka the Philologist(Akiyuki Jimura [地村彰之])
Acknowledgements
List of Contributors

A Case of Lexical Convergence specially referring to the relations between words and their etymological meanings with the appendix of the “D” Entries “A Glossary of the Cursor Mundi”(Yoshihiro Shinoda [篠田義博])

A Note on Gower's Narrative Art(Masahiko Kanno [菅野正彦])

Chaucer's Semely and Its Related Words from an Optical Point of View(Yoshiyuki Nakao[中尾佳行])

Lexicological Multiplicity in Chaucer― With Special Reference to Words Related to “Heart”(Hideshi Ohno [大野英志])

“Pendragon” and “Tyntagill” in The Destruction of Troy― A Conjecture(Hiroyuki Matsumoto [松本博之])

Epistemic Adverbs in the Paston Letters(Naoki Hirayama [平山直樹])

The Subjunctive in Deloney(Kazuko Matsuura [松浦加寿子])

A Cognitive Observation on Metaphors in E.Spenser's Amoretti(Masaru Kosako [小迫 勝])

Well as a discourse marker in The Taming of the Shrew ― A preliminary sketch(Shigenobu Fuami [浮網茂信])

The Grammaticalization of I tell you in Shakespeare(Hiroji Fukumoto [福元広二])

Be-perfect and Have-perfect in John Evelyn's Diary(Akemi Sasaki [佐々木朱美])

The Burns Text of Tam Lin Revisited(Seiichi Ikadatsu [筏津成一])

Free Indirect Discourse in Emma(Eiko Tatsumoto [辰本英子])

The Reporting Clause in Oliver Twist― With Special Reference to the Reporting Clause of Sikes(Miyuki Nishio [西尾美由紀])

Dialectal Features of Stephen Blackpool's Pronunciation(Osamu Imahayashi [今林 修])

Pip's Point of View in Great Expectations in Terms of Humanisation and Dehumanisation(Saoko Tomita [冨田佐央子])

Katherine Mansfield's “The Fly” Revisited:With Special Reference to Its Expressions of <Desire>(Ken Nakagawa [中川 憲])

Centering and Dialogue― A Preliminary Analysis of Referring Expressions in a Parallel Corpus of English and Japanese Map Task Dialogues(Etsuko Yoshida [吉田悦子])

Critical Linguistic Approaches to the British Press Reports on a Criminal Trial (Hiroyuki Sakauchi [坂内宏行])
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君よ知るや五月の森 

著者
古谷清刀 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
896 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
2004年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-843-8/ISBN4-87440-843-5 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
「最高の友達で兄弟で恋人」を求めて全てを捧げ合う日々の幸福を、二世代の少年たちの初恋を通して描く学園版『源氏物語』。
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上巻
1緑樹の章
  ・Prologue〈黒枠の葉書〉
  ・自己紹介
  ・出会い
  ・一学期
2濤聲の章
  ・夏休み
  ・Intermezzo〈飛行機雲〉


下巻
3爽籟の章
  ・二学期

4雪花の章
  ・冬休み
  ・三学期
  ・卒業式
  ・Epilogue〈告別式〉
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ことば・文・文章を求め合って2 ―じゅんや博士 読書、文章作法の会で学んだこと―

著者
白川朝子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
368 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2004年11月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-839-1/ISBN4-87440-839-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
野地潤家博士の文章講座記録第2弾。平成14年12月から平成15年11月までの例会内容を再現。生きること・書くこと・読むことの密なつながりを考えさせられる講話記録。
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まえがき

1 じゅんや博士 読書、文章作法の会 2年目第1回 感想
          (平成14〈2002〉年12月11日〈水〉)
 1 日本語を習得するために
 2 「やっと言えた」――新聞から
 3 受講感想から
 4 名詩集案内
 5 私の愛読詩――保育科に学んだ人たち
 6 「救われたこと」(野地潤家先生稿)
 7 「敬意と感謝をこめて」(古谷満利さん稿)
 8 Nさんの文章「読書・文章作法の会1周年を迎えて」について
 9 代表のあり方
 10 「虹」の文章について
 11 愛誦詩を見つける
 12 「まとめのしかた」について

2 じゅんや博士 読書、文章作法の会 2年目第2回 感想
          (平成15〈2003〉年1月8日〈水〉)
 1 年賀状(2003年)から
 2 (資料)「恭賀浄福」の年賀状から
 3 訓辞のありようについて
 4 「雪が面白い」(中国新聞夕刊“でるた”欄 平成15年1月7日〈火〉)について
 5 題材探し(「日本の遺産」・「神社紀行」)から
 6 書き出し文(大雪のことを書くとして)
 7 題材ノート

3 じゅんや博士 読書、文章作法の会 2年目第3回 感想
          (平成15〈2003〉年2月19日〈水〉)
 1 F氏の年賀状から
 2 中国新聞「緑地帯」(F氏稿)から
 3 こわれたまねきねこ(F氏稿)
 4 「バレンタイン前は引っ張りだこの畑博之さん」(朝日新聞“ひと”欄 平成15年2月13日〈木〉)
 5 徒然草関係文献目録の中から
 6 「徒然草」第60段
 7 『徒然草私感』
 8 「菓子三昧」

4 じゅんや博士 読書、文章作法の会 2年目第4回 感想
          (平成15〈2003〉年3月12日〈水〉)
 1 桜の詩集「文芸春秋 特別版 3月臨時増刊号」によって
 2 CD「ふるさと」を聴く

5 じゅんや博士 読書、文章作法の会 2年目第5回 感想
          (平成15〈2003〉年4月9日〈水〉)
 1 新聞を読むために
 2 読売新聞「選抜高校野球決勝」の記事から(4月4日)
 3 4月4日(金)毎日新聞の記事から
 4 春色の山(福島県裏磐梯)の写真
 5 広島大学生協ベストセラー
 6 「ある読書生活像」(野地潤家先生稿)
 7 Kさんの被爆体験記にかかわって
 8 和歌山県の小学校の先生の実践記録(回覧)
 9 「早春賦」日本の名歌のCDを聴く
 10 ハワイからの美しい虹の絵はがき(回覧)
 11 各区の図書館の蔵書数
 12 「暮らしの手帖 特別号 保存版2 叱る!!」より

6 じゅんや博士 読書、文章作法の会 2年目第6回 感想
          (平成15〈2003〉年5月14日〈水〉)
 1 中国新聞「記者手帳」から
 2 新聞の見出しから
 3 「SARS」について
 4 宇野千代生家への御案内
 5 週間朝日「大人の挨拶」から
 6 歩き方を知らない
 7 自分の漢字力を確かめるための一方法
 8 日本の名歌並びに、さだまさし「虹の木」のCDを聴く
 9 グリーンフェスティバルの展示に関して
 10 むすび
   (後日譚)

7 じゅんや博士 読書、文章作法の会 2年目第7回 感想
          (平成15〈2003〉年6月11日〈水〉)
 1 気をつけて話し方の修練を
 2 「捧霊前 原爆25回忌」について
 3 Sさんの文章「雪の庭」について
 4 『中高年のための文章読本』
 5 『国語科授業の構築と考究』(野地潤家先生のご著書)
 6 再び『中高年のための文章読本』から
 7 野地先生の教え子のお嬢さんからの手紙文
 8 「さだまさしさん」の記事の紹介
 9 グリーンフェスティバルの展示について文章を書く
 10 グリーンフェスティバル(平成15〈2003〉年6月1日〈日〉)

8 じゅんや博士 読書、文章作法の会 2年目第8回 感想
          (平成15〈2003〉年7月9日〈水〉)
 1 朗吟・朗詠・朗読関係文献のご紹介
 2 『蓮根日記――昭和20年を青春と生きて――』(村石昭三著)から
 3 『昭和年表』の紹介
 4 「国語教育を求めつづけて」(野地潤家先生稿)
 5 「岩波ジュニア新書」から読みたい本を
 6 Kさんの文章「学生がいた街」とNさんの文章「桜」について
 7 次回につなげて

9 じゅんや博士 読書、文章作法の会 2年目第9回 感想
          (平成15〈2003〉年8月13日〈水〉)
 1 会話・あいさつ・司会のむずかしさ
 2 宇野千代随筆集『百歳 ゆきゆきて』から
 3 朝日新聞文化欄「夕陽妄語」から
 4 説話的な世界
 5 『徒然草』第234段
 6 独創的な読み方

10 じゅんや博士 読書、文章作法の会 2年目第10回 感想
          (平成15〈2003〉年9月10日〈水〉)
 1 ねむの花の写真に詩の添えられたはがき
 2 「ねむの花樹」の朗読
 3 「個展」の朗読
 4 人生の岐路に立った時は
 5 文集『源平桃』の誕生
 6 「夏の花」の朗読
 7 『源平桃』の中から会員の希望により朗読
 8 「作文指導における叙述の基礎的研究――野地潤家先生著『源平桃』を対象に――」(中洌正蕘氏稿)
 9 質問力あれこれ
 10 Hさんの文章「破れかぶれの作文」について

11 じゅんや博士 読書、文章作法の会 2年目第11回 感想
          (平成15〈2003〉年10月8日〈水〉)
 1 本多顕彰氏『徒然草入門』から
 2 正岡子規
 3 『源平桃』に関して
 4 授業記録『国語教育個体史研究』から
 5 むすび

12 じゅんや博士 読書、文章作法の会 2年目第12回 感想
          (平成15〈2003〉年11月12日〈水〉)
 1 中島子玉の漢詩「河内路上」の文学碑に関して
 2 須賀良夫氏の「高師の思い出――その学・人・生活――」
 3 「かけがえのない場所――あの講堂の壇上――」(野地潤家先生稿)
 4 「10年ごとの軌跡」(野地潤家先生稿)
 5 Kさんの文章「2人で散歩」について

まとめに代えて
その1 この1年間を振り返って
その2 学んだこと・感動したこと103か条

あとがき
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ヘンリー・ジェイムズ小説研究 

著者
甲斐二六生 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
288 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2004年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-840-7/ISBN4-87440-840-0 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
「カサマシマ公爵夫人」「悲劇の美神」「メイジーの知ったこと」「鳩の翼」「使者たち」「黄金の盃」の5作品における、各小説の人物像と展開・社会的背景の解釈と作者研究。
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第1章 『カサマシマ公爵夫人』――ハイアシンス・ロビンソン:生と死のドラマ
 1.父母の顔を求めて――ハイアシンスの自己像形成
 2.ハイアシンスの選択――何故ホッフェンダールに命を預けるか
 3.ハイアシンスの分裂と転向――死と生
 4.ホッフェンダール――神,それとも?
 5.作品の二重性――リアリズムかロマンスか

第2章 『悲劇の美神』――人生と芸術
 1.ジェイムズと人物研究――性格描写
 2.『ロデリック・ハドソン』から『悲劇の美神』へ――芸術家の闘い
 3.選 択――政治か芸術か
 4.ニックとジューリア――自由の問題
 5.ミリアム――演技的人間
 6.ピーター――世俗と芸術の狭間で

第3章 『メイジーの知ったこと』――夢と現実
 1.意味の探究
 2.経験とイニシエーション
 3.メイジーの意味
 4.現実と道徳原理
 5.メイジーの選択

第4章 『鳩の翼』――霊的世界と肉体的世界
 1.人物素描(1) ケイト・クロイ
 2.人物素描(2) ミリー・シール
 3.デンシャーの内省――その意識・視点と状況
 4.贖罪,受苦,放棄
 5.デンシャーの変容――二つの経験

第5章 『使者たち』――ストレザーのヨーロッパ
 1.ストレザーとヨーロッパ
 2.ストレザーの使命
 3.探究のテーマ

第6章 『黄金の盃』(1) 上巻――アメリーゴとアダム
 1.概 観
 2.アメリーゴの存在――追い迫る過去
 3.審美主義者の不安――未決の現在
 4.ヨーロッパとアメリカ――融和の試み
 5.ア ダ ム――本来的自己を求めて
 6.人間関係のドラマ――網に囚われた人々
 7.愛人たちとコロス――物語発展の端緒と解釈の枠組
 8.アメリーゴとシャーロット(1)――自由の喪失
 9.アメリーゴとシャーロット(2)――自由の追求と共謀
 10.アメリーゴの不安――内的世界
 11.アシンガム夫妻――コロスの二人
 12.マギーの開花――ローマの妻・母
 13.マギーの目覚め――生き始める
 14.シャーロットの意識――危機とナルシシズム

第7章 『黄金の盃』(2) 下巻――マギーの思惟世界
 1.変化への志向――意識の深化
 2.生きる主題――行動へ
 3.拮抗する力――マギーと愛人たち
 4.関係の組み直しと均衡――鬩ぎあう力
 5.父 と 子――誠実な人々
 6.運動のエネルギー――物理的な力への暗喩的転換
 7.無明の闇から光明へ――悪の世界を知る
 8.秩序と均衡へ――夫婦関係の建て直し
 9.罪と罰と赦し――マギーの心の営み
 10.盃の象徴――隠れた罅と修復

 参考文献

 あ と が き
 初出一覧
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「説得するために書く」作文指導のあり方 

著者
摺田誉美 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
216 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2004年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-838-4/ISBN4-87440-838-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
「説得」と「対話」との関係、カウンセリングの理論と技法、インベンション指導の実践・考察を通して、「説得」能力の基礎を築くための「書くこと」の学習活動を構想する。
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まえがき

序 章 「説得するために書く」作文指導研究の目的と方法
  第1節 研究の目的
  第2節 研究の方法

第一章 「対話」的コミュニケーションにおける「説得」と「書くこと」指導
  第1節 わが国の国語科教育における「対話」の教育の重要性
  第2節 「対話」の持つ一機能としての「説得」
  第3節 「説得」と「書くこと」の関係

第二章 「一般意味論」指導の意義と作文指導
  第1節 「一般意味論」の原理とカウンセリング理論との関係
  第2節 「一般意味論」と国語科教育の関係
  第3節 「トゥルミンモデル」と学習者の論理構造の発達

第三章 インベンション指導と「説得するために書く」作文指導との関連
  第1節 これまでのインベンション指導の成果と課題
  第2節 インベンションにおける「配置」
  第3節 インベンション指導の基本原理の検討

第四章 「説得するために書く」「悩みごと相談の手紙」の特徴とその指導
  第1節 「悩みごと相談の手紙」作文指導の先行実践と、その問題点
    (1) 貝田桃子「説得する文章を書く―「私たちが答える同世代の悩み」」
    (2) 西鳥羽裕「社交的な手紙の作文技術―悩み事相談―」
    (3) 森下幸子「クラスの悩み相談室」
    (4) 先行諸実践に学ぶこと
  第2節 「説得」のためのカウンセリング理論・技法と「トゥルミンモデル」及び「文章構成」との関係

第五章 「説得するために書く」作文指導の実践的研究
  第1節 授業構想及び授業計画
    1 授業構想
    2 授業計画
  第2節 授業実践と考察
   授業の実施状況と調査結果・考察
    (1) 第1時
    (2) 第2時
    (3) 第3時
    (4) 第4時
    (5) 特に「書けない生徒」への配慮
    (6) 「授業後のアンケート」の結果から
    (7) 授業後の改善策

終 章 研究の結論
  第1節 結論

あとがき
引用・参考文献
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現代日本語の接尾辞研究 

著者
黄 其 正 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
274 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2004年10月31日 
ISBN
ISBN978-4-87440-859-9/ISBN4-87440-859-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
言語学〈日本語〉
 
内容
現代日本語の動詞性・形容詞性・名詞性の各接尾辞についての総合的な研究・分析をすることで、日本語の言語体系の中における接尾辞の特徴および位置づけを明らかにする。
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【品切】
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話しことば教育実践学の構築 

著者
前田真証 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
594 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2004年10月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-836-0/ISBN4-87440-836-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈話し言葉教育〉
 
内容
話しことば学力論の分析と構造化、年間指導計画論、教育話法の研究・育成など、学校教育現場における「話しことば」学力を身につけるための教育実践の提言・考察。
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まえがき
はじめに

第1部 話しことば学力論・年間指導計画論
 第一章 話しことば学力論・年間指導計画論の課題
   はじめに
   (一) 望ましい対話の蒐集を通して対話の生産性の内実について一層の掘り下げを
        ――対話本質論の問題に関して――
   (二) 育てるべき対話能力の段階と観点を学習者の自覚と結びつけたものに
        ――対話の学力構造論に関して――
   (三) 対話カリキュラムの作成手順を鮮明に
        ――対話指導計画論の課題――
   (四) 対話能力育成への実践事例の持つ可能性
   おわりに
 第二章 小・中学校の話しことば実践事例の考察と課題
  第一節 話表力の根底を耕す指導実践の検討
   第一項 入門期において心から話そうとする意欲の湧くものに(小学校)
   第二項 実践「よい聞き手になろう」の意義(中学校)
   第三項 国語科以外で取り組む対話への基礎訓練(中学校)
  第二節 話表力そのものを育てる指導実践の検討
   第一項 単元「お勧めの場所について対話しよう」の考察(中学校)
   第二項 話しことば教育実践の評価のために(その一)(小学校)
   第三項 話しことば教育実践の評価のために(その二)(中学校)
  第三節 話表力を活用する指導実践の検討
   第一項 体験したことが生きる対話活動をめざして
        ――福岡市立簀子小学校の研究テーマの考察――
   第二項 話しことばを活用した単元の考察

第2部 対話を基底とした話しことば教育
 第一章 問答・討議能力と司会能力の育成指導(小学校)
 第二章 対話能力の育成を中核にした国語教室経営の研究(中学校)
   (一) 対話を話しことばの基底に据える
   (二) 対話能力を育成する指導の組織化
   (三) 対話能力の育成を中核に据えた国語教室経営に向けて
   (四) 実践事例の考察
   (五) 研究の成果と課題
 第三章 伝え合う力を育てる国語科学習指導法の創造(中学校)
   (一) 伝え合う力に着目した国語科学習指導改善の指針
   (二) 伝え合う中学生の姿と学力進展の筋道
   (三) 伝え合う力を育てる年間指導計画の原案
   (四) 実の場を設定した国語科学習指導法創出のために
   (五) 実践事例の意義
   (六) 本研究の成果と課題

第3部 話しことば学力の構造化と問題点
 第一章 話しことば学力論
   はじめに
   (一) 伝え合う力の基底
   (二) 伝え合う力の意味と役割
   (三) 西尾実氏の「通じ合い」との比較
   (四) 話しことば教育実践への志向
   おわりに
 第二章 話しことば学力試案の問題点(小学校)
   はじめに
   (一) 望ましい聞き手・話し手の想定
   (二) 話しことば領域において指導すべき内容
   おわりに
 第三章 話しことば学力試案の問題点(中・高等学校)
   (一) 望ましい聞き手・話し手の想定の問題点
   (二) 話しことば領域において考案した指導内容の問題点
   おわりに

第4部 話しことば年間指導計画の構想
 第一章 中学校話しことば教育の構想
  一 研究の経緯・目的・方法
  二 話しことば年間指導計画への構想
   (一) 話表力の根底を耕す指導
   (二) 話表力自体を伸ばす指導
   おわりに
 第二章 応答力・質疑力を育てる年間指導計画の作成
  一 対話(応答力・質疑力)の根底を耕す学習指導
   (一) 学習者に対話の価値を身にしみて感じさせる
   (二) 談話生活の基盤となる正しく深い聞く力を養う
   (三) 自他ともに尊重される学級に
  二 対話の力そのもの(応答力・質疑力)を育てる学習指導
   (一) 対話の力(応答力・質疑力)を伸長させる階梯
   (二) 基礎訓練・日々の国語学習において
   (三) 単元学習において
  三 培った対話の力を活用する学習指導
 第三章 発表力の育成をめざす年間指導計画の作成
  一 発表力の根底を耕す学習指導
  二 発表力そのものを育てる学習指導
   (一) 発表力を伸長させる階梯
   (二) 発表の基礎訓練において
   (三) 日々の国語学習において
   (四) 単元学習において
  三 発表力を活用する学習指導
 第四章 討議力の伸長をはかる年間指導計画の作成
   はじめに
  一 討議力の根底を耕す指導
     ――話し合うことの価値を身にしみて感じさせることを中心に――
   (一) 実際の国語学習の中で話し合いの威力に気づかせる
   (二) おりおりに話し合うことの価値・必要性を理解させる
   (三) 話し合うことの究極的目的に目を開かせる
  二 討議力そのものを伸ばす指導
   (一) 討議力を養う階梯
   (二) 基礎訓練における討議力の育成
   (三) 日々の国語学習における討議力の練成
   (四) 単元学習における討議力の養成
   おわりに
 第五章 司会力を養う年間指導計画の作成
   はじめに
  一 司会力の根底を耕す指導
   (一) 司会の価値・必要性を感じさせる
   (二) 司会者としての確かな聞く力をつける
  二 司会力そのものを育てる学習指導
   (一) 司会力を伸ばす階梯
   (二) 基礎訓練において
   (三) 話し合いの学習の中で
   おわりに

第5部 教育話法・話しことば授業力のために
 第一章 教育話法の修練
      ――教師のコミュニケーション能力を求めて――
  一 現代におけるコミュニケーション上の課題
  二 教師に必要なコミュニケーション能力の育成(一)
     ――教育話法の習得・熟達を中心に――
   (一) 教育話法の種類と位置
   (二) 教育話法を向上させるために
  三 教師に必要なコミュニケーション能力の育成(二)
     ――学習話法の自覚と練成を中心に――
  四 教師に必要なコミュニケーション能力の育成(三)
     ――生活話法の凝視を中心に――
   おわりに
 第二章 話しことば授業力の修得と練成
   はじめに
  一 生徒自ら話しことば学力への展望をし得るものに
  二 学習者自身の話しことばの努力目標が自覚できるものに
   (一) 話表力の根底を自覚する
   (二) 話表力そのものの伸長
   (三) 蓄積された話表力の活用
  三 授業を教師の話しことば授業力の鍛えられる場に
   おわりに

あとがき
索引
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論理的思考力を育む国語教育 「ディベート」と「図解思考」の拓く地平

著者
浅井靖生 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
184 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2004年10月22日 
ISBN
ISBN978-4-87440-835-3/ISBN4-87440-835-4 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
情報や思考を図解、整理しことばを媒介にした論理的な思考能力の育成の指導法並びに展開性を備えた方略を提案・検証。主に国語教育を中心にした実践研究をもとに論述。
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【品切】
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 はじめに

1 アプローチ
 1 図解思考
  A 収束的思考/B 拡散的思考
 2 ディベート
  A ニ値論理から「問題発見」へ/B 文学的教材とディベート/C アプローチからの「問題発見」/D 自己認識の変容/E 授業改革とディベートの役割
 3 「図解思考」と「ディベート」

2 授業実践・提案とその考察
 1 「ロジカル・シンキング」が創造する国語教室
  A ロジカル・シンキングと国語科教育/B 「トゥールミン・モデル」の意識化/C 図解思考/D 目標としての「ログロール」
 2 「ピラミッド・ストラクチャー」を利用した作文・小論文指導
  A 文章構成案出のハードル/B ピラミッド・ストラクチャーとは/C 作文・小論文指導への応用/D まとめと課題
 3 「1分間スピーチ」の帯単元化(指導案)
     ─ワード・ハンティングとの複合的学習─
 4 「ペア・インタビュー」からの立論構成・反駁予想
     ─『羅生門』(芥川龍之介)を単元教材として─
 5 「ローテーション・バズ・セッション」から論題考案までの実践例
     ─『こころ』(夏目漱石)を単元教材として─
 6 「マイクロ・ディベート」からの反駁準備(指導案)
     ─『水の東西』(山崎正和)を単元教材として─
 7 文学的文章教材から「観念的・情動的論題ディベート」に展開する授業例
     ─「絵仏師 良秀」(『今昔物語集』)を単元教材として─
 8 教科書教材から「政策論題ディベート」に展開する授業例
     ─『風の学校』(沢木耕太郎)を単元教材として─
 9 「政策論題ディベート」を導入した国語科教育について
  A 教材から論題を見出す/B 「政策論題ディベート」授業のもたらすもの
 10 アフター・ディベート
  A フロー・シートの再検証/B 「録音・録画」からの検証/C 「セルフ・ディベート」の習慣化/D 学習の整理と蓄積(ポートフォリオの活用)

3 「話す」「聞く」とディベート
 1 ディベートの中の「話す」「聞く」
  A 論題提示からグループ協議の段階/B ディベート・ゲームの段階
 2 ディベートにおける「話す」「聞く」と評価
 3 ディベートにおける「話す」「聞く」に関わる課題と展望

4 課題と考察
 1 意識化
 2 組織化
 3 体系化(アルゴリズムの構築)
 4 目的の明確化
 5 ディベートの抱える課題

5 展 望
 1 文学的文章教材と論理的思考
 2 「総合的な学習の時間」との連関
 3 「時代」への対応
 4 ディベートのこれから

 引用文献・参考文献
 おわりに
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中等国語教育の展開 明治期・大正期・昭和期

著者
野地潤家 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
562 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2004年10月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-842-1/ISBN4-87440-842-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
昭37年11月から昭61年8月までによる24年間の研究・論考の集成。明治・大正・昭和における中等国語教育の研究、中等国語教材史に関する考察、作文教育史研究の計13編。
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まえがき

1 明治期における中等国語教育
 1 明治後期の中等国語教育の実情―明治三〇年代から末年まで―
 2 中等国語教材論の一源流―上田万年編「国文学」(巻之一)の場合―
 3 明治期における文学史教育

2 大正期における中等国語教育
 4 広島高師附属中学校の国語教育―大正中期を中心に―
 5 大正後期の中等国語教育―第五回中等教育研究会(広島高師附中)を中心に―
 6 大正後期における「現代文」教授
 7 大正期における近代詩教授

3 昭和期における中等国語教育
 8 広島高師附属中学校の国語教育―昭和初期を中心に―
 9 広島高師附属中学校の国語教育―入学考査問題の検討―
 10 高等女学校国語学習事例の考察―大村はま先生の指導による―

4 中等国語教材史の考察
 11 国語教材史の問題―寺田寅彦の場合―
 12 国語教材史の一考察―「父帰る」(菊池寛作)について―

5 文章教育の史的展開
 (一)明治前期の文章教育(文章学習)
 (二)明治後期の文章教育
 (三)大正期の文章教育
 (四)昭和前期の文章教育
 (五)昭和後期の文章教育
    おわりに

あとがき
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作文教育における文章化過程指導の研究 

著者
大西道雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
300 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
2004年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-834-6/ISBN4-87440-834-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
文章化過程に焦点をあて、歴史的先行研究の調査・考察から実践的検討をし、創構過程から文章作成活動へいたる展開の模索・解明を試みる。意見文研究の第3冊目。
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まえがき(野地潤家)
はしがき


序 章 問題の所在と研究の目的及び方法
 第一節 問題の所在
   第一項「文章化過程指導」とは何か
   第二項 創構過程指導に関する研究の概要
 第二節 研究の目的
   第一項 生成的文章指導観
   第二項「場」と叙述様式の形成要因
   第三項 支援・援助の方法
 第三節 研究の方法

第一章 作文の構想過程指導に関する基礎的研究
 第一節 昭和初期における作文の構想研究の討究(1)
     ――垣内松三・金原省吾の場合――
   第一項 問題の所在
   第二項 垣内松三の「構想論」と実証研究の検討
   第三項 金原省吾の「構想論」と実証研究の検討
   第四項 検討の集約
 第二節 昭和初期における作文の構想研究の討究(2)
     ――西尾実の場合――
   第一項 西尾実の「構想論」の成立過程の検討
   第二項 西尾実の綴方作品の縦断的研究の検討
   第三項 西尾実の構想研究の現代的意義
 第三節 作文の構想過程モデル作成の試み
   第一項 作文の構想過程に関する先行研究の整理と考察
   第二項 作文の構想過程モデル作成の試み

第二章 作文の叙述過程指導に関する基礎的研究
 第一節 文章の叙述様式成立に関する先行諸説の整理と考察
   第一項 修辞学の場合――武島又次郎・五十嵐力・佐々政一について――
   第二項 表現学の場合――松永信一・土部弘について――
   第三項 文章論の場合――相原林司・長田久男について――
 第二節 作文の叙述過程モデル作成の試み
   第一項 作文の叙述過程モデル作成のための理論的仮説
   第二項 作文の叙述過程モデル作成の試み
 第三節 作文の叙述過程モデルの実践的展開に備えた授業の思考実験的検討
   第一項 書く場の設定と創構活動
   第二項 創構活動を発動させ、展開させる「境遇」の意識化と構想活動
   第三項 実験的検証のための課題

第三章 作文教育における条件作文法の考究
 第一節 作文教育における条件作文法の問題史的考察
   第一項 上田萬年の課題・条件作文論
   第二項 友納友次郎の練習目的論
   第三項 和多史雄の条件作文論
   第四項 巳野欣一の課題条件作文論
   第五項 藤原与一の短作文論
   第六項 大西道雄の短作文論
   第七項 問題史的考察のまとめ
 第二節 条件作文法に関する基礎理論的考察
   第一項 条件作文法の基礎理論的考察
   第二項 作文力形成の促進要因としての作文条件の体系的整理
   第三項 考察の集約と課題

第四章 作文における文章化過程指導の実践的検討
 第一節 小学校の場合
   第一項 広島市立己斐東小学校の事例
   第二項 福岡市立青葉小学校の事例
   第三項 安田学園安田小学校の事例
 第二節 広島市立安佐中学校の事例
 第三節 鹿児島県鹿児島実業高等学校の事例
   第一項 実践研究成果の整理
   第二項 授業実践の分析と考察
 第四節 実践的検討結果の集約

第五章 作文における文章化過程指導の臨床的実験的解明
    ――高等学校1年の場合――
 第一節 臨床的実験的解明のための実験的調査仮説
 第二節 検証のための授業形式による実験的調査の構成と実施
   第一項 実験的調査の協力校及び協力者
   第二項 調査のための作文単元の構成
   第三項 作文活動の展開計画
   第四項 実験的調査の経過の概略
 第三節 実験的調査結果の分析と考察
   第一項 分析の観点と方法
   第二項 分析と整理
   第三項 標本事例の抽出
   第四項 抽出した標本事例の分析と考察
 第四節 分析・考察の集約と課題

終 章 研究の総括と課題
 第一節 研究の総括
   第一項 文章化過程における構想過程指導の基礎的研究(第一章)の集約
   第二項 文章化過程における叙述過程指導の基礎的研究(第二章)の集約
   第三項 作文教育における条件作文法に関する基礎的考察(第三章)の集約
   第四項 作文の文章化過程指導の実践的検討(第四章)の集約
   第五項 作文の文章化過程指導の臨床的実験的解明(第五章)の集約
 第二節 残された研究課題


引用・参考文献
あとがき
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回想余滴 

著者
井手勝美 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
288 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2004年9月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-841-4/ISBN4-87440-841-9 
Cコード
C0016 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
キリシタン史研究38年間の摘録と追懐。キリシタン思想研究、ヴァリニァーノ研究、英国史家トインビーについての考察、機関誌掲載文、恩師を偲んだ追悼文など収録。
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金田道和先生退官記念論文集 英語教育学研究 

著者
金田道和先生退官記念事業会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
272 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2004年9月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-837-7/ISBN4-87440-837-0 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育学・英語学・英米文学・文化人類学の各研究分野に携わる山口大学教育学部出身者17名による論文集。
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中世ヨーロッパの時空間移動 

共著
原野 昇・水田英実・山代宏道・中尾佳行・地村彰之・四反田 想 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
216 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2004年9月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-833-9/ISBN4-87440-833-8 
Cコード
C3022 
ジャンル
哲学・宗教 歴史・考古・民族/欧米 文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
中世ヨーロッパの旅/旅と巡礼の表象/中世ドイツ文学にみる旅/『カンタベリー物語』にみる旅/チョーサーとマンデヴィルの旅/中世の〈旅する人〉
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 まえがき

中世ヨーロッパの旅―騎士と巡礼―(山代宏道)
旅と巡礼の表象―フランス中世文学にみる―(原野 昇)
中世ドイツ文学にみる旅―騎士宮廷叙事詩と<冒険>―(四反田 想)
『カンタベリー物語』にみる旅―構造と意味―(中尾佳行)
チョーサーとマンデヴィルの旅―中世の旅と楽しみ―(地村彰之)
中世の<旅する人>―天のエルサレムと地のエルサレム―(水田英実)

 あとがき
 Contents
 著者紹介
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小学校対象 小学校国語科教育の実践・研究 

著者
神田和正 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
562 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2004年8月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-831-5/ISBN4-87440-831-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
国語科教育の改善・新生を追求し続けた37年間の実践と論考。「子どもを引きつける導入の方法」「作文の時間をどうするか」「生き生きと読ませるために」ほか。
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   序  文(野地潤家)
   まえがき

         第一章 国語科教育の改善・新生を求めて

 第一節 国語科教育の改善・新生を求めて
   1 子どもの姿を直視しよう
   2 教科書の教材・その活用
   3 子どもを引きつける導入の方法
   4 国語科における評価─あいまいさの克服─
   5 国語科との関連で効果を上げる
   6 「表現」と「理解」の関連指導―関連単元のあり方とその指導―
   7 関心・態度を養う国語科授業
   8 今後に生きる言語能力を目指して
   9 中学年における年間指導計画づくり
   10 「全国特色ある国語教育研究校」のここを学ぶ
   11 小学三年の「言語事項」指導計画作成の重点
   12 楽しい国語教室の創造─単元学習の見直しと建て直し─

 第二節 国語科学習活動の改善・新生を求めて
   1 「聞くこと・話すこと」の指導をするに当たって心がけたいこと
   2 話の内容を正しく聞き取れない子
   3 作文の時間をどうするか─わたしの実践から─
   4 作品例について―広島県作文集を読んで―
   5 子どもを伸ばす授業―詩の学習を通して―
   6 「表現」における基礎指導─視写・聴写によって─
   7 一つの作文を前にして―この子の表現力をどう伸ばすか―
   9 小学校・読むこと B文学的視点から
   10 『ことば』をたいせつにする
   11 「読むこと」を子どものものに
   12 学ぶ喜びのある文学教材の試み─「おいの森とざる森、ぬすと森」の場合─
   13 「説明的文章を読む」指導(その一)
   14 「説明的文章を読む」指導(その二)
   15 国語科における読書指導(その一)
   16 国語科における読書指導(その二)
   17 「読書する子」の学習システム

         第二章 国語科教育の実践・研究

 第一節 文学教材の読解指導
   1 読みを深めるために─一つの試み、感想のメモを使って─
   2 物語文読解指導の方法を求めて
   3 効を奏した「詩のページ」
   4 国語科学習における「てびき」の活用─低学年における文学教材による読解学習─
   5 広島へ行って─広島の子どもの反応─
   6 言語能力の高める学習課題
   7 語句の意味をつかませる─いきいきと読みを深める物語文の指導─

 第二節 説明文教材の読解指導
   1 読解学習指導におけるつまずき
   2 説明文の読解指導
   3 思考力をたかめる国語科の授業―説明文の読解指導を中心として―
   4 生き生きと読ませるために
   5 調べ読みへの導き
   6 知識・情報を得る読解(読書)指導―説明的文章における読みの取り組みについて―
   7 言語の教育と「日本のことば」
   8 表現に即して読み取る・読みの姿勢を大事にする
   9 表現の豊かさ・確かさを高める国語科の指導―作文指導の場合―

 第三節 初等国語科教育における試み・展望
   1 漢字指導の一考察(その一)
   2 漢字指導の一考察(その二)
   3 初等国語科教育の展望─大学における「初等国語科教育」の改善のために─


         第三章 国語教育個体史から─回想・随想─

   1 ひなのたわごと
   2 『いとなみ』の中から─考える子を目指して─
   3 松永信一先生からいただいたもの─松永先生の思い出─
   4 国語教室の創造
   5 養護学級と共に
   6 複式学級指導を通して得たもの
   7 読書三到
   8 小学校教師三十年
   9 新聞の切り抜き
   10 本校の教育目標の変遷
   11 図書欠乏症とつんどく
   12 国語教育における実践理論の必要性
   13 広島大学附属東雲小学校退任の挨拶
   14 心に生きる本田先生
   15 切り抜く楽しみ
   16 広島市の国語教育の歩みに支えられて
   17 教師の基礎的・基本的言語能力の充実・向上を─私の大学の授業をもとに─


   付録
    小学校国語教育執筆目録/共著・部分執筆の概要/神田和正 履歴

   あとがき
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エッセイ集 ここにいるよ 

著者
はらみちを 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
218 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2004年8月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-828-5/ISBN4-87440-828-1 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
これまでに得た愛すべき出会いを独特の文体と優しいイラストで綴るエッセイ集。日常の生命のきらめきがあふれる。
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まえがき【ここにいるよ】

魂の表現者達
郵便局はセピア色
それからのクッピー
古時計
ヒロミと生きてる
ボディメッセンジャー
お婆ちゃんの愉しみ
アイゲイズシステム
あいさつおっちゃん
コーチン
哲ちゃん
カオルさんの白い手
トンボも泳ぐよ
音色心情
救え植物!人と樹の会
母の笑顔
臍から手へ
手話は芸術だ
ぬくもり繁華譚
生きる子よ
一日郵便局長記
初めてのチューッ!
わが武道館 暴走記
橋と月
和ちゃんのファン達
風の中の美術館
ここにいるよ
マンガ天国知ってるかい
やしきわらし
やすらぎ音楽祭
洋平くんのこと
家 族
人よ樹から降りなされ
ピンクと黒とまっか
車椅子笑笑譚
百一才の時間
野 菊
ななかまど

半 胴
アート天才塾
生き残りじゃ
妖と神秘とナマナマしさと
ミュージカル顛末記
ヤメロ!ヒガミッポー!
吉原さん
ニューヨークに行く
元気!
母子の糸
ヨーコ心配
観音さま

あとがき【燦めくスピリット達に囲まれてきた】
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生きる力を左右する 子どもたちの言語環境 

著者
小川雅子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
178 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2004年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-830-8/ISBN4-87440-830-3 
Cコード
C2081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
子どもたちの言語環境と教師の言動意識、子どもの言語活動の問題と対処などの調査結果をもとに、誰もが豊かな言語生活をおくるための自己意識のありかたを究明する。
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まえがき
第一章 家庭言語環境の実態と課題
 一 家庭言語環境の特徴
 二 家族に言われて嬉しかったことば
 三 子どもにとって嫌だったことば
 四 否定のことばの影響力と解決
 五 認識のレベルを止揚する

第二章 学校言語環境の独自性と教育力
 一 教室方言社会の教育力
 二 先生に言われて嬉しかったことば
 三 先生に言われて嫌だったことば
 四 同僚から見た教師のことば
 五 叱り方は方法ではない

第三章 友だち・メディアの言語環境
 一 友だちに言われて嬉しかったことば
 二 友だちに言われて嫌だったことば
 三 メディアのことば
 四 学校教育を超える影響力

第四章 周囲への要望と自己の発話意識
 一 周りの人にお願いしたいこと
 二 自分の話し方について気をつけていること
 三 好きなことば
 四 具体的な人間の知識として

第五章 子どもの味方になる見方による問題の解決
 一 子どもの発話行為の問題
 二 内言領域を主体とした指導事例
 三 方法の模倣ではなく「理」をつかむ
 四 国語教育の課題

引用・参考文献
あとがき
調査項目(質問用紙)
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芦田恵之助の綴り方教師修養論に関する研究 

著者
桑原哲朗 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
402 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2004年7月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-814-8/ISBN4-87440-814-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
固有の価値観と理念を持ち、随意選題という指導法を用いて優れた実践を生み出した芦田恵之助の、教師の重要性を強く認識した修養論の研究と実践的教育過程の基本原理を解釈・提示。
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【品切】
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  凡  例

 序論 研究の目的
  1節 文章表現教育研究の現状と課題
   1 技能
   2 認識
   3 言語生活
   4 教師の価値観
  2節 本研究の目的

1部 問題の所在と解釈の枠組
 1章 先行研究と研究方法
  1節 明治後期・大正初期における綴り方教師研究
   1 作文・綴り方教授書にみる教師像
   2 芦田恵之助の実践理論
  2節 芦田恵之助研究における問題の所在
   1 修養論について
   2 随意選題・文章観について
  3節 研究方法
   1 調査範囲
   2 資料の確定
   3 分析法
    (1) 内容の分析
    (2) 価値判断の分析
 2章 解釈の枠組

2部 芦田恵之助の教育者的堪能の形成と成立
 1章 教育者的堪能の形成と成立――綴り方教師修養論の変容――
  1節 日用文教授の重視
  2節 制限的綴り方の重視
  3節 実作と推敲の重視
  4節 教師の内面への着目
  5節 実践の根拠の定立
  6節 実践の再構築
  7節 実践の安定から随選案へ
 2章 教育者的堪能の本質――綴り方教師修養論の内容――
  1節 教育者的堪能のモデル
  2節 教育者的堪能の構成要素
   1 教授法
   2 系統
   3 技能
   4 専門的学問知
    (1) 実践的文法
    (2) 実践的修辞法
    (3) 実践的表記諸法
   5 価値観の体系
  3節 教育者的堪能における価値判断の変容
   1 価値判断の分析
   2 教育者的堪能のモデルにみる変容
  4節 教育者的堪能のシステム
   1 内的交渉
   2 外的交渉
   3 システムの中核としての綴り方教授文章観
 3章 綴り方教授文章観
  1節 綴り方教授文章観の形成と構成要素
  2節 文題選択
   1 書くべき対象
   2 随意選題と課題
   3 随選案の指標
  3節 主観的によい文

 結論 成果と展望
  1節 教師から賢師へ――教育者的堪能の習得――
  2節 実践学的教育課程の開発
   1 実践学的教育課程としての随意選題
   2 実践学的教育課程開発の方向
  3節 今後の課題

  註
  資  料
  参考文献目録

  あとがき

  事項索引
  人名索引
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国語教育学研究 国語教育を求めて

著者
野地潤家 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
602 
定価
9,350円 (本体8,500円 )
発行日
2004年7月12日 
ISBN
ISBN978-4-87440-825-4/ISBN4-87440-825-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
昭和36年に刊行された限定私家版の復刻改訂版。国語教育学の確立を目指しての研究・実践における諸問題の論稿集成。
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まえがき

1 国語教育研究の諸問題
 1 国語教育理論の成立過程―国語教育学の理論的性格―
 2 国語教育科学の問題
 3 国語教育研究の基本問題
 4 国語教育研究の組織化の問題
 5 国語教育研究の問題
 6 「文法教育」の共同研究の基本問題
 7 語い学習史の基本問題―付、学習語い関係文系目録―
 8 「現場研究」体制の問題
 9 国語教育研究のために その一
 10 国語教育研究のために その二
 11 国語教育研究への姿勢の問題
 12 国語教育の深化のために―国語教育の史的研究を中心に―
―付、近代国語教育史研究文献目録―

2 国語教育実践の諸問題
 1 国語教育の実践心理の問題―みずからの国語教育を育てるために―
 2 近代国語教育史における内省派の伝統
 3 文芸教育の基本問題―鑑賞観の混乱について―
 4 読解指導の基本問題
 5 国語教育の系統化の問題―歴史的性格と問題点―
―付、戦後系統学習関係文系目録―
 6 国語教育経験課程の事例
 7 国語科教育法の「経験課程」の構成と方法―教育実習の問題点―
 8 国語教育事実の把握―実践記録のありかた―
 9 「国語教育実践」解釈の問題
 10 国語教育を深めるために

3 作文教育〔研究・実践〕の諸問題
 1 学校教育実践史の問題
 2 中学校作文教育の問題―組織化の問題を中心に―
 3 「作文教育論」史上の二つの論説
 4 「作文教育」研究の基本問題―国語学習個体史の立場を中心に―
 5 「作文」研究の基本的方法―個体史的立場を中心に―
 6 系統学習の歴史的性格―芦屋恵之助先生の「綴り方教授」のばあい―
―付、戦前綴方系統関係文献目録―
 7 高校作文教育の問題
 8 田上新吉先生のこと
 9 ちいさきものもほこりかに―三重県名張小学校六年生文集「桔梗」によせて―
 10 書くことをたいせつに―広島市矢賀小学校六年生文集「汽笛」によせて―

4 国語教育〔研究・実践〕の諸問題
 1 松山大会に臨んで―第二回全国大学国語教育学に出席して―
 2 十 年―私の国語教育史―
 3 国語教育への旅愁
 4 アンケート二つ
 5 喜びの国語教育―浜松への抒情―
 6 「国語教育の基礎能力と能力別指導」をいただいて
 7 国語教育研究における時間の問題
 8 「地方国語教育史」研究と「比較国語教育学」研究
 9 現場研究法―研修を深めるために―
 10 「小・中国語教育課程」改訂方針について
 11 凝 視―自己凝視と自己深化―
 12 新春のことば 1959
 13 年頭の自戒―国民言語生活史研究のことなど―
 14 教育相談室から
 15 巣立つみなさんへ
 16 しごとの継続と集積と
 17 「国語教育研究」発刊によせて
 18 国語教科書の歩み
 19 新春のことば 1960
 20 共同思考と共同研究

付 1発表目録
  2執筆目録

あとがき
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学校教育の認識論的転回 

著者
中井孝章 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
294 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2004年7月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-823-0/ISBN4-87440-823-0 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
学校教育の日常性に焦点をあて、理科・社会科・国語科・外国語・道徳を主題とした授業実践や教育活動に見られる認識のあり方を例示し、根本的な学校教育の変革を論述。
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1「学校知」変革への視座――わざとしての知識――
 1.「学校知」の特徴
 2.「学校知」のパラドックス――アウグスティヌスのパラドックスと「受験知のスキル」――
 3.暗黙知理論に基づく知識観の転換
 4.暗黙知理論に基づく学習観の転換
 5.暗黙知理論に基づく授業実践
  5.1食育における「暗黙知=わざ」/5.2食育における理論と実践

2「自然認識」変革への視座としての「多重概念」――極地方式の科学教育に学ぶ――
 1.素朴理論への視座
 2.経験学習の再評価と仮説的推論
 3.自然認識における仮説的推論――ルール学習の再評価――
  3.1自成的学習とルール学習/3.2常識的モデルと科学的モデル――多重概念という視座――/3.3学習援助のストラテジー――「ドヒャー型」と「じわじわ型」――
 4.日常経験と学校経験を結ぶもの
 〔間奏1〕記号学習における推論的範型の系譜――世界の徴候学的解読――

3「社会認識」変革への視座としての「思考の往復運動」――社会科授業論としての中間項理論に学ぶ――
 1.授業実践のタイポロジー――知識論と思考論の交差――
 2.問題解決的思考の批判的検討
  2.1「受け身の授業実践」の批判的検討/2.2問題解決的思考の批判的検討――反省的思考を超えて――
 3.問題発見的思考の可能性
 4.有田和正の「新しい授業モデル」
 5.問題思考と再思考の展開――中間項理論の射程――
  5.1問題思考と「問いかけ主導型」の授業構成――思考の往復運動(1)――/5.2再思考と「対象受容型」の授業構成――思考の往復運動(2)
 6.問題解決学習から問題思考・学習への転換に向けて

4「文学教育」変革への視座としての「虚構としての文学」――新しい解釈学とマニエリスム文学論に学ぶ――
 1.「虚構としての文学」と文学言語の自律
 2.文学教育における解釈と分析
 3.文学教育における「前理解」とそのタイプ
 4.「持参された前理解」と「先取り的前理解」
 5.文学教育におけるマニエリスムの技法――教材化の技法――
 〔間奏2〕「電脳文学」教育の可能性

5「学校英語」変革への視座としての歴史精神分析――「多元的散開的外国語」の理念に学ぶ――
 1.英語教育変革の動向と「生活英語」の視座
 2.英語に対する日本人の歴史心理の構造――近代日本の精神分析を介して――
  2.1「人工言語」としての「学校英語」――その歴史的意味の検討――/2.2「英会話症候群」における「引き裂かれた自己」/2.3教育的コミュニケーション関係と「国際理解教育」
 3.多元的散開的外国語学習と国際理解教育に向けて

6「学校道徳」変革への視座としての「モラルジレンマ」――「決疑論としての道徳教育」の理念に学ぶ――
 1.「ゴルディオスの結び目」
 2.「学校道徳」という“推量ゲーム”――徳目主義の陥穽――
  2.1徳目主義の思想的背景/2.2「学校道徳」の言語ゲーム
 3.「学校道徳」改革の現在と新しい道徳授業の認識論――モラルジレンマという視座――
  3.1マル道の道徳授業とその認識論/3.2環境プロジェクトの授業とその認識論
 4.功利性原理と最低限の倫理学――稀少性の制約と道徳問題――
 5.功利性原理の効用と道徳教育の革新――社会的ジレンマという思考実験――
  5.1社会的ジレンマの理念と利得構造/5.2教育効果の不均衡と利他主義教育のアポリア/5.3行動結果に基づく人間類型/5.4社会的ジレンマの解決に向けての思考回路
 6.道徳授業の改革の端緒としての「命の授業」
 7.功利性原理に基づく道徳授業と「脳死・臓器移植」問題――思考実験としてのサバイバル・ロッタリー――
  7.1授業戦略としての功利主義擁護/7.2サバイバル・ロッタリーの思考回路と功利主義のパラドックス/7.3パーソン論と免疫学的思考/7.4「脳死・臓器移植」問題の道徳授業の展開
 8.道徳授業改革の視座としてのモラルジレンマ――「学校道徳」を越えて――
  8.1コールバーグの道徳教育の理論と実践/8.2モラルジレンマに基づく授業実践とジレンマくだき/8.3真正のモラルジレンマとしての生命問題――決疑論としての道徳教育論の構築に向けて――
 〔間奏3〕トゥールミンモデルの効用と限界――「脳死」概念の議論分析を中心に――

文献リスト
あとがき
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えつこ15歳のとき、8月6日・ヒロシマ 

文
武谷田鶴子[佐古美智子 キルト] 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5変形 
ページ
40 
定価
1,047円 (本体952円 )
発行日
2004年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-827-8/ISBN4-87440-827-3 
Cコード
C0023 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
被爆し、アメリカで手術を受けた二人によるキルトと文。鎮魂と平和への思いをこめる。
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国語科教育実践の探究 

著者
清水 茂 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
392 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2004年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-824-7/ISBN4-87440-824-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
藤原与一博士の実践理論に学んで自らが実践・研究を重ねた論考37編。感傷主義からの脱却、意欲のある子に育てる、わかったことを進んで表現できる子どもを育てる指導、ほか。
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国語科教育実践学への探究 

著者
堀 泰樹 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
664 
定価
9,350円 (本体8,500円 )
発行日
2004年6月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-822-3/ISBN4-87440-822-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
昭和53年から25年間の国語教育の論考と報告。中・高校での「聞くこと」の教育と、作文・読解・読書指導の指導実践と論考。大分県の場合を中心に近代国語教育史の考察をそえる。
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 まえがき(広島大学名誉教授 鳴門教育大学名誉教授 野地 潤家)

1 古田拡先生に学ぶ――「聞くこと」の教育を中心に――
 1 国語教育における「聞くこと」の発見
 2 「聞くこと」の教育論の研究
 3 「聞くこと」の教育についての一考察――宇佐美よし子氏のばあい――
 4 「聞くこと」の教育の検討
 5 国語教育実践理論の研究
 6 文法教育論の考察
 7 国語教材論の考察
 8 作文の「鑑賞」の指導についての考察

2 作文の指導を求めて
 1 作文指導の研究
 2 作文指導の隘路――ホール・ランゲージの立場を視点にして――
 3 「作文」指導における人間関係――高校の国語教室づくりのために――
 4 構成指導の実践的研究――中学二年生、Y・Sさんの「学習記録」から――
 5 題材指導の実践的研究――高等学校「国語1」のばあいを中心に――

3 読解・読書指導を求めて
 1 読書生活の指導
 2 文体の読みの指導――小説のばあいを中心に――
 3 文学的文章(小説)におけるつまずきの原因と克服
 4 国語科基本教材の地線的研究を進めるにあって――小説のばあい――
 5 アメリカにおける文学教育の考察――主題単元の展開例を中心に――
 6 主題単元における古典教育――単元「自我」のばあい――
 7 アメリカにおける小説指導――読者の反応を中心としたアプローチ――

4 中学校国語科指導を求めて
 1 中学生の読書意識についての一考察
 2 ことば自覚を高める指導の試み――単元「はやりことばを考える」(中一)――
 3 表現(スピーチ)の学習指導の実際――中学二年生のばあい――
 4 「走れメロス」(太宰治)の教材史

5 高等学校国語科指導を求めて
 1 「国語1・2」の実践的研究(一)――単元「自然観の断絶」――
 2 「国語1・2」の実践的研究(二)――単元「愛―出会いと別離と―」――
 3 「国語1・2」の実践的研究(三)――単元「自我―少女たちの心―」――
 4 「国語1・2」の実践的研究(四)――1年三組のばあい――
 5 「国語1・2」の実践的研究(五)――単元「青春」のばあい――
 6 「国語1・2」の実践的研究(六)――五か年の共同研究の歩みを中心に――
 7 「アルプスの少女」(石川淳)におけるつまずき――高校2年のばあい――
 8 高等学校における論説・評論指導
 9 六年制教育課程の実証的研究
 10 六年制教育課程の成果と課題

6 国語科授業の創成を求めて
 1 “安き位”を求めるということ
 2 ことばの学び手が育つ国語教室の創造のために――「ことばの学び手」の〈現実〉をとらえることから――
 3 「現代語」の授業のあり方――生きたことば事例の教材化――
 4 津久見大会にみる中国研の成果と課題

 5 国語科学習指導の深化――「聞くこと」による国語学習者の発見
 6 言語感覚の育成――ことばの母胎への働きかけを――
 7 国語科授業展開の確かさを求めて――小山清先生に学んだこと――
 8 国語科授業のヴィジョン形成についての一考察――教員養成系学部における課題――
 9 教育実習指導の実際(一)――今江祥智「龍」(民話)――
 10 教育実習指導の実際(二)――島崎藤村「桜の実の熟する時」(小説)――
 11 慈しみのことばの源がはぐくむもの

7 近代国語教育史を求めて――大分県のばあいを中心に――
 1 大正期師範学校の作文資料――「作文草稿集」(佐賀県師範学校 内山吉作稿)のばあい――
 2 読むことの“学習の手引き”についての考察――昭和初期における大分県大分郡東稙田尋常高等小学校の実践を中心に――
 3 大分県における昭和初期の綴り方実践の考察(一)――中尾六助氏のばあい(1)――
 4 大分県における昭和初期の綴り方実践の考察(二)――中尾六助氏のばあい(2)――
 5 大分県における昭和初期の綴り方実践の考察(三)――荒金進氏のばあい――
 6 大分県国語教育関係文献目録(一)――『大分県教育』・大正篇
 7 大分県国語教育関係文献目録(二)――『大分県教育』・昭和篇

あとがき/初出一覧
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われらの青春のうた ロシア民謡翻訳歌詞考

著者
山碕雄一 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
220 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2004年6月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-821-6/ISBN4-87440-821-4 
Cコード
C1073 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
日本でも親しまれ愛唱した原語版の直訳と対照する比較文化論的ロシア民謡考。「うたごえ」の記憶と共に淡い青春の日々が今よみがえる。
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 少し長いまえがき

第一章 ロシア民謡原語版へのあこがれ
    ―『カチューシャ』と『トロイカ』と『郵便馬車の馭者だった頃』『鐘の音は単調になりひびく』『果てしなき荒野原』など―

第二章 『仕事の歌』をめぐって
    ―『流刑人』『とらわれ人』『どん底の歌』『ポルシュカ・ポーレ』など―

第三章 ヴォルガの風土
    ―『ヴォルガの舟歌』『ステンカ・ラージン』『ヴォルガ下り』『なつかしきヴォルガ』―

第四章 圧政の中の叙情
    ―『うぐいす』と『蚤の歌』と『バイカル湖のほとり』『聖なる湖バイカル』―

第五章 独唱に適した民謡
    ―『黒い瞳の』『行商人』『赤いサラファン』―

第六章 現代ソヴィエトの歌曲
    ―『道』『バルカンの星の下で』『ともしび』『モスクワ郊外の夕べ』と『スリコ』など―

第七章 可憐な恋
    ―『カリンカ』『白樺は野に立てり』『小さいぐみの木』『リラの花』―

第八章 ウクライナの嘆き
    ―『雪白く』『コザックは口笛を吹いて』と『バンドゥーラに寄せて』―

 少し長いあとがき

 主要参考文献目録
 収録したロシア民謡・題名(日本語訳) 索引

 刊行にあたって〈木村逸司〉
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高校対象 国語科学習指導の深化を求めて 

著者
安宗伸郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
170 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2004年6月6日 
ISBN
ISBN978-4-87440-818-6/ISBN4-87440-818-4 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
高等学校における「主体的な読みとりをさせるための試み」「漱石を読む」と題した二つの授業指導と実践。教育実習生の受け入れ記録と教育に関する随想11篇を収録。
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漱石文学の研究 

著者
安宗伸郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
396 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
2004年6月6日 
ISBN
ISBN978-4-87440-817-9/ISBN4-87440-817-6 
Cコード
C3095  
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
書簡や日記、記録から漱石の心象の経年変化と人間像を探り、漱石の作品や文献から作品への考究を行う。日付と行動を記した夏目漱石年譜を収録。漱石文学研究の進展をはかる。
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清水文雄先生に導かれて 王朝文学の会の軌跡

著者
安宗伸郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
202 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2004年6月6日 
ISBN
ISBN978-4-87440-816-2/ISBN4-87440-816-8 
Cコード
C1095 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
清水文雄先生指導による王朝文学会の歩みと機関誌「河」への随想、恩師槇岡先生、義兄門田宏氏に関る編集関係を記載。縁あって携わったこれまでの編集記録をおさめる。
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  まえがき

1 王朝文学の会の軌跡

  一 王朝文学の会の歩み(昭三一・四?~平七・一二)――年代記風に――
  二 王朝文学の会二十年の思い出(昭三一・四?~昭五四・五)
  三 王朝文学の会(昭五四・六~五八・五)――このごろの歩み――
  四 王朝文学の会(昭五八・六~平三・六)――この八年間の歩み――
  五 清水文雄先生古稀記念――「河」五号 編集後記――
  六 清水文雄先生喜寿記念――「河」十三号――
  七 清水文雄先生傘寿記念――「河」十七号――
  八 清水文雄先生米寿記念――「河」二十四号――
  九 清水文雄先生卒寿記念――「河」二十六号――
 一〇 「河」終刊の辞
 一一 「続『河』」創刊の辞
 一二 「続河」二号 巻頭言・編集後記
 一三 「続河」三号 はじめに・編集後記
 一四 「続河」四号 はじめに・編集後記
 一五 「続河」五号 はじめに・編集後記
 一六 「続河」六号 はじめに・編集後記
 一七 「続河」七号 はじめに・編集後記
 一八 「続河」八号 はじめに・編集後記

2 随  想

  一 ひとり立ちの日に
  二 夢について
  三 Kさんのこと
  四 伯父の話
  五 叔父のこと
  六 「家長制度」について
  七 思い出
  八 福永武彦のこと
  九 雑記帳より
 一〇 我が心の中の短歌
 一一 ご出席の皆様へのお礼の言葉――長男直樹の結婚式での挨拶――

3 編集に携わって

  一 槇岡永惣先生へ――喜寿記念「アメーバ」――
  二 傘寿記念「アメーバ」
  三 門田宏遺稿集までのこと
  四 門田京子詩文集「旅」
  五 門田宏遺稿集「道」(句歌集)
  六 門田宏遺稿集「歩いてきた道」
  七 教え子からの手紙
  八 妻の目から見た門田宏と原爆

  あとがき
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本居宣長の国語教育 「もののあはれをしる」心を育てる

著者
浜本純逸 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2004年4月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-787-5/ISBN4-87440-787-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
近世国語教育史における宣長の思想成立過程・人間観・教育観と、教育法を考察することによって、現在の国語教育形成の探究・今後の展望を模索する。
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【品切】
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英語の語彙指導 あの手この手 

著者
毛利公也 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
196 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2004年4月8日 
ISBN
ISBN978-4-87440-811-7/ISBN4-87440-811-7 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
高校における英語の語彙習得のための様々な指導法と問題点を考察。実践記録と指導のための自己研修を紹介し、国際化時代を迎えるこれからの英語指導のあり方を模索する。
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現代日本文学のポエジー 虹の聖母子

著者
横山昭正 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
244 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2004年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-815-5/ISBN4-87440-815-X 
Cコード
C1095 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉 一般書/文芸評論
 
内容
まどみちお・村野四郎・堀辰雄・志賀直哉の作品における比較文学的アプローチ。1虹の聖母子・2共感覚の詩・3村野四郎の詩法・4『風立ちぬ』小論・5志賀直哉小論。
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  まえがき

1 虹の聖母子―まど・みちおの詩のイコノロジー―
    はじめに
 一 「ぞうさん」のこと
 二 「にじ」の解釈1
 三 「にじ」の解釈2
 四 まどと虹
 五 虹とデンデンムシ
 六 虹とテントウムシ―共感覚 synesthesia―
 七 虹とスイミツトウ―カナンの地―
 八 音楽
 九 虹の音楽
 十 聖母子図―授乳の聖母 Maria Lactans―
    おわりに

2 共感覚の詩
    はじめに
 一 ボードレール「照応」Correspondances
 二 響きと花
 三 声と色、香りと色
    おわりに―「精神と感覚との熱狂」―

3 村野四郎の詩法―「鹿」をめぐって―
    はじめに
 一 時間から空間へ
 二 平易な語法
 三 「すんなり立って」
 四 比喩の冒険
 五 ハイデッガー「終末への存在」 Sein zu Ende
 六 「大きい森の夜」
    おわりに

4 『風立ちぬ』小論―「生と死との絨毯」―
    はじめに
 一 幻影
 二 死への接近
 三 演劇性
 四 振り向くオルペウス
 五 リルケ「わたしのいのちはどこへまで届くか」
    おわりに

5 志賀直哉小論―冥界からの帰還―
    はじめに
 一 『城の崎にて』
   1都市から田舎へ/2町から自然、自然から町へ/3幽明境
 二 『暗夜行路』
   1反響と反映―尾道―/2火と水の結婚/3天と地の結婚―大山―
    おわりに―「弧」をめぐって―

  あとがき
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戦後作文・綴り方教育の研究 

著者
菅原 稔 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
818 
定価
22,000円 (本体20,000円 )
発行日
2004年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-803-2/ISBN4-87440-803-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
戦後(昭和21年~40年代)の兵庫県を中心に作文・綴り方教育の組織的な生成と展開、実践および理論の成立と発展、文集の意義と成果から、地方的展開の姿を解明する。
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まえがき――野地潤家

序 章 研究の目的と課題、および方法

 第1節 研究の目的と課題
 第2節 研究の方法
   1 先行研究の検討
   2 研究の方法

第1章 作文・綴り方教育における機関誌の刊行とその展開

 第1節 戦後同人誌の刊行とその後の展開
   1 戦後同人誌の刊行
   2 戦後同人誌の展開
 第2節 兵庫県国語教育連盟機関誌「国語兵庫」の刊行とその後の展開
   1 「国語兵庫」の創刊とその刊行経過
   2 昭和20年代の「国語兵庫」所収の実践記録の検討
   3 昭和30年代の「国語兵庫」所収の実践記録の検討
   4 昭和40年代の「国語兵庫」所収の実践記録の検討
   5 「国語兵庫」の意義と役割
 第3節 兵庫作文の会機関誌「作文運動」の刊行とその後の展開
   1 「作文運動」の創刊とその刊行経過
   2 昭和20年代の「作文運動」所収の実践記録の検討
   3 昭和30年代の「作文運動」所収の実践記録の検討
   4 昭和40年代の「作文運動」所収の実践記録の検討
   5 「作文運動」の意義と役割
 第4節 神崎作文の会機関誌「むぎのめ」の刊行とその後の展開
   1 神崎作文の会の結成と「むぎのめ」の刊行経過
   2 昭和30年代の「むぎのめ」所収の実践記録の検討
   3 昭和40年代の「むぎのめ」所収の実践記録の検討
   4 「むぎのめ」の意義と役割

第2章 作文・綴り方教育における典型的実践の成立と展開

 第1節 村の地域性に基づく作文・綴り方教育実践――東井義雄のばあい――
   1 実践記録『学童の臣民感覚』と転向論の検討
   2 学校文集「土生が丘」の検討
   3 実践報告「培其根」の検討
   4 東井義雄の実践・理論の内容と意義
 第2節 都市の地域性に基づく作文・綴り方教育実践――戸田唯巳のばあい――
   1 学級文集「星の子のひろっぱ」と実践記録『学級というなかま』の検討
   2 瓦木小学校の教師集団に見られる学級文集活動
   3 戸田唯巳の実践・理論の内容と意義
 第3節 学級集団作りにはたらく作文・綴り方教育実践――小西健二郎のばあい――
   1 学級文集「たけのこの兄」と実践記録『学級革命』の検討
   2 学級文集「たんばのこ」と実践記録『たんばの子』の検討
   3 小西健二郎の実践・理論の内容と意義
 第4節 社会認識の形成にはたらく作文・綴り方教育実践――黒藪次男・黒藪豊子のばあい――
   1 学級文集「神部の子」と実践記録『ありがとう小さいなかま』の検討
   2 学校文集「せんちょう」とへき地における作文・綴り方教育実践の検討
   3 黒藪次男の実践・理論の内容と意義
   4 黒藪豊子の実践・理論の内容と意義

第3章 作文・綴り方教育における文集活動の様相とその展開

 第1節 兵庫県下における戦後文集刊行の動向
 第2節 学校文集の分析と考察
   1 兵庫県東部の学校文集「雲」(伊丹市伊丹小学校)
   2 兵庫県中部の学校文集「じねんじょ」(加西市西在田小学校)
   3 兵庫県西部の学校文集「香島の土」(揖保郡香島小学校)
 第3節 学級文集の分析と考察
   1 低学年文集の分析と考察
   2 中学年文集の分析と考察
   3 高学年文集の分析と考察
 第4節 個人文集・職員文集の分析と考察

終 章 研究の総括と結論

 第1節 研究の総括
 第2節 研究の結論

あとがき
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戦後古典教育論の研究 時枝誠記・荒木繁・益田勝実三氏を中心に

著者
渡辺春美 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
404 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2004年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-813-1/ISBN4-87440-813-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈古文・古典教育〉
 
内容
古典観、目的観、方法論など全般にわたって隔たりが見られる、時枝誠記・荒木繁・益田勝実3氏の古典教育に関する論考を中心に考察。古典教育論の問題・課題を明確にする。
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【品切】
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 ま え が き(鳴門教育大学教授 世羅博昭)


序 章 研究の目的と方法
  一 研究の目的
  二 研究の方法

第一章 時枝誠記氏の古典教育論
 第一節 時枝誠記氏の古典教育論 ――古典観・古典教育の目的を中心に――
  一 戦後古典教育論批判
   1 戦後古典教育論/2 時枝誠記氏の戦後の古典教育論批判
  二 時枝誠記氏の古典教育論
   1 古典観/2 古典教育の目的
  三 考察のまとめ
 第二節 時枝誠記氏の古典教育論の展開
       ――古典読解能力の重視から民族精神理解の重視へ――
  一 古典教育論を把握する観点
  二 古典教育論の展開
   1 時期区分/2 前期の国語教育論/3 後期の古典教育論
  三 古典教育論の基礎――言語生活実態の認識
  四 考察のまとめ
 第三節 古典教育論の基底 ――言語過程説との関連を中心に――
  一 時枝誠記氏の古典教育論
  二 古典教育論の基底
   1 歴史観と古典教育観/2 言語過程説と古典教育論
  三 考察のまとめ
 第四節 古典教育における「読み」の方法
  一 言語に対する二つの立場と読みの方法
   1 言語に対する二つの立場/2 読みの方法――「主体的読み」と「観察的読み」
  二 古典の読みの方法の検討
   1 「主体的読み」/2 「観察的読み」
  三 考察のまとめ

第二章 荒木繁氏の古典教育論
 第一節 「民族教育としての古典教育―『万葉集』を中心として―」の考察
  一 「民族教育としての古典教育」の発表
  二 「民族教育としての古典教育」の学習指導の実際
   1 授業の「関心と目標」/2 対象ならびに時期/3 教  材/4 授業展開
  三 「民族教育としての古典教育」の考察
   1 「関心と目標」(1)の考察/2 「関心と目標」(2)の考察/3 「関心と目標」(3)の考察/4 考察のまとめ
 第二節 「民族教育としての古典教育―『万葉集』を中心に―」の成立
  一 「民族教育としての古典教育」の成立に関する先行研究
  二 「民族教育としての古典教育」の成立
   1 「成立」考察の観点/2 「民族教育としての古典教育」の成立
  三 考察のまとめ
 第三節 荒木繁氏の授業実践に対する評価
  一 荒木繁氏の実践への批判――広末保・西郷信綱氏の批判
   1 広末保氏の批判/2 西郷信綱氏の批判
  二 西尾実氏による荒木繁氏の実践の意義づけ
 第四節 荒木繁氏の古典文学鑑賞指導の構造
  一 荒木繁氏の古典観
   1 文学観/2 古典観/3 歴史社会学派の古典観/4 荒木繁氏の古典観とソビエト文学理論
  二 古典文学鑑賞指導の構造
   1 文学鑑賞指導の構造――問題意識喚起の文学教育/2 古典文学鑑賞指導の構造
  三 考察のまとめ
 第五節 荒木繁氏の古典教育論の達成
  一 荒木繁氏の文学教育論の展開
   1 「文学経験」の成立を目指す文学教育/2 教材論/3 主体論/4 方法論/5 考察のまとめ
  二 荒木繁氏の古典教育論の展開
   1 「民族教育としての古典教育」の再検討――三つの観点から/2 民族教育を巡る状況/3 民族教育の方法/4 考察のまとめ
  三 荒木繁氏の古典教育論の達成
   1 古典教育の理論/2 古典教育の目的/3 古典教育の方法/4 考察のまとめ

第三章 益田勝実氏の古典教育論
 第一節 古典教育論 ――「内言」を豊かにする古典教育――
  一 古 典 観
  二 古典教育観
  三 「内言」を豊かにする古典教育
   1 「内言」を豊かにする古典教育論/2 「内言」を豊かにする古典教育の基本的方法/3 考察のまとめ
 第二節 古典教材観
  一 古典教材化の基本
   1 古典教材化の観点/2 古典の解釈例の教材化/3 教材の構成
  二 教材開発の実際
   1 「おあん物語」の出典/2 指導の構想から見た教材化のねらい
  三 考察のまとめ
 第三節 「倭建命」(『古事記』)の学習指導構想
  一 「倭建命」教材化の意義
  二 「倭建命」の学習目標
  三 「倭建命」の授業構想分析
  四 考察のまとめ――益田勝実氏の古典教育の方法
 第四節 『平家物語』の学習指導構想
  一 『平家物語』の指導構想
   1 指導目標/2 指導構想
  二 『平家物語』に見られる学習指導の方法
   1 指導過程/2 理解・認識の深化に関する指導方法/3 ことばに関する指導方法
  三 考察のまとめ
 第五節 「船長日記」の学習指導構想
  一 「こぶとりの話」の学習指導構想
   1 教材化のねらい/2 「学習の手引き」と古典教育の方法
  二 「船長日記」の学習指導構想
   1 教材化のねらい/2 「船長日記」の指導構想と古典教育の方法
  三 考察のまとめ

第四章 時枝誠記・荒木繁・益田勝実三氏の古典教育論の特質と課題
  一 時枝誠記・荒木繁・益田勝実三氏の基本姿勢
   1 時枝誠記・荒木繁・益田勝実三氏の基本姿勢/2 時枝誠記・荒木繁・益田勝実三氏の基本姿勢の比較考察
  二 古 典 観
   1 時枝誠記・荒木繁・益田勝実三氏の古典観/2 時枝誠記・荒木繁・益田勝実三氏の古典観の比較考察
  三 古典教育の目的
   1 時枝誠記・荒木繁・益田勝実三氏の古典教育の目的/2 時枝誠記・荒木繁・益田勝実三氏の古典教育の目的に関する比較考察
  四 古典教育の方法
   1 時枝誠記・荒木繁・益田勝実三氏の古典教育の方法/2 時枝誠記・荒木繁・益田勝実三氏の古典教育の方法に関する比較考察

結 章 研究のまとめと課題
  一 時枝誠記・荒木繁・益田勝実三氏の古典教育論研究の経過
   1 第一章の研究の経過/2 第二章の研究の経過/3 第三章の研究の経過/4 第四章の研究の経過
  二 時枝誠記・荒木繁・益田勝実三氏の古典教育論の特質と課題
   1 時枝誠記・荒木繁・益田勝実三氏の古典教育論の特質/2 時枝誠記・荒木繁・益田勝実三氏の古典教育論の意義/3 時枝誠記・荒木繁・益田勝実三氏の古典教育論の課題
  三 戦後古典教育研究の課題

 参考文献
 文献目録

 あ と が き
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国語科教育学への道 

著者
大内善一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
608 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2004年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-810-0/ISBN4-87440-810-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
「表現教育史論・表現教育論」「理解教育論―教材論・教材化論・教材分析論」「国語科授業研究論―授業構想論・授業展開論・授業記録論」の3部構成で形式・内容の二元対立を止揚。
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  ま え が き

第1部 表現教育史論・表現教育論
 第一章 昭和戦前期綴り方教育の到達点と課題
    一 本研究の目的
    二 戦後期における国分一太郎の問題提起
    三 国民学校国民科綴り方における「生活」観を巡る問題
    四 戦前期生活主義綴り方教育への反省
    五 戦前期綴り方教育の到達点――平野婦美子著『綴る生活の指導法』の登場――
    六 戦前期綴り方教育から戦後作文教育への橋渡し
    七 生活綴り方教育の復興の中で亡失された戦前綴り方教育の到達点
    八 考察のまとめ
 第二章 田中豊太郎の綴り方教育論における「表現」概念に関する考察
    一 本研究の目的
    二 「表現」概念を巡る問題の所在
    三 「表現」における「観照作用」への着眼と「生活」概念の限定
    四 「生活」と「表現」の一元化への試み
    五 「表現」概念の広がり
    六 考察のまとめ
 第三章 綴り方教育史における文章表現指導論の系譜
         ――菊池知勇の初期綴り方教育論を中心に――
    一 本研究の目的
    二 菊池知勇という人物
    三 菊池知勇の綴り方教育論・綴り方教育運動に関する先行研究
    四 旧修辞学に基づいた作文教授法批判
    五 旧修辞学的作文教授法批判の意義
    六 菊池知勇綴り方教育論の展開と成熟
    七 考察のまとめ
 第四章 秋田の『赤い鳥』綴り方教育
        ――高橋忠一編『落した銭』『夏みかん』の考察を中心に――
    一 本研究の目的
    二 秋田県における『赤い鳥』綴り方教育の概況
    三 『赤い鳥』綴り方教育の前期から後期への発展の位相
    四 高橋忠一の綴り方教育観の一端
    五 『落した銭』『夏みかん』所収の全作品と題材の傾向
    六 表現上の特色に関する考察
    七 高橋忠一の綴り方教育観と三重吉の選評姿勢――考察のまとめに代えて――
 第五章 波多野完治「文章心理学」の研究
        ――作文教育の理論的基礎――
    一 本研究の目的
    二 「文章心理学」の生成
    三 「文章心理学」の展開
    四 「文章心理学」の中核的理論としての「緊張体系」論に関する考察
    五 作文教育の理論的基礎としての「文章心理学」の意義と今後の課題
 第六章 波多野完治の綴り方・作文教育論
    一 本研究の目的
    二 昭和戦前期の展開
    三 昭和戦後期の展開
    四 考察のまとめ
 第七章 時枝誠記の作文教育論
    一 本研究の目的
    二 言語過程説に基づく国語教育観
    三 言語過程説に基づく作文教育論
    四 時枝誠記の作文教育論の意義
 第八章 新しいレトリック理論の作文教育への受容
    一 本研究の目的
    二 構想力の論理としてのレトリック――三木清の場合――
    三 「コミュニケーション」の科学としてのレトリック――波多野完治の場合――
    四 思想創造力に培うレトリック理論――輿水実の場合――
    五 行動精神としてのレトリック理論――山口正の場合――
    六 「説得の論法」論・「構想」論としてのレトリック理論――西郷竹彦の場合――
    七 作文教育への適用に際して
    八 考察のまとめ
 第九章 作文教育における「描写」の問題
    一 本研究の目的
    二 「描写」指導の位置
    三 「描写」表現の機構とその意義
    四 「描写」表現指導の観点
 第十章 作文教育の理論的基礎としての文章論
    一 本研究の目的
    二 「文法論的文章論」の生成
    三 作文指導における「文法論的文章論」の適用
    四 「文法論的文章論」の発展
    五 作文教育の理論的基礎としての意義
 第十一章 文章表現教育の向かう道
    一 文章表現教育の〈目的〉の見直し
    二 文章表現教育の〈目的〉を子どもの側に立って見直す
    三 「教科内容」と「教育内容」との統一止揚
    四 〈想像〉という「教育内容」の再認識
    五 空想・想像的題材の新生面の開拓
 第十二章 「語りことば」論序説
         ――「語りことば」の発見――
    一 本研究の目的
    二 「語り」の語義の淵源
    三 「語り」の機能
    四 「語りことば」の意義と定義
    五 「語りことば」の創造
    六 「語りことば」の機会と場
 第十三章 話し合いの内容・形態と人数との相関に関する一考察
         ――「三人寄れば文殊の知恵」――
    一 本研究の動機と目的
    二 「総合的な学習」を支えている主要な言語活動・技能
    三 「総合的な学習」における〈話し合い〉の実態的考察――〈話し合い〉の内容と人数との関係から――
    四 〈話し合い〉の一般的形態・性格と人数との関係

第2部 理解教育論 ――教材論・教材化論・教材分析論――
 第一章 国語科教育への文体論の受容
        ――国語科教材分析の理論的基礎の構築――
    一 本研究の目的
    二 文体論の立場と方法
    三 心理学的文体論――波多野完治著『文章心理学』を中心に――
    四 美学的文体論――小林英夫著『文体論の建設』を中心に――
    五 語学的文体論――山本忠雄著『文体論』を中心に――
    六 計量的文体論――安本美典・樺島忠夫の文体論を中心に――
    七 文学的文体論――寺田透・江藤淳らの文体論を中心に――
    八 文体論研究の意義と問題点
    九 国語科教育への文体論の受容
    十 考察のまとめ
 第二章 山本周五郎「鼓くらべ」教材化研究
        ――文体論的考察を中心に――
    一 本研究の目的
    二 作品の構造――筋立て、人物像・人物関係の設定――
    三 文体上の特質
    四 学習者の実態と教材価値
    五 考察のまとめ
 第三章 宮澤賢治童話における〈わらい〉の意味
        ――クラムボンはなぜ〈わらった〉のか――
    一 問題の所在
    二 クラムボンの〈わらい〉と〈死〉
    三 クラムボンの〈わらい〉と〈笑い〉
    四 クラムボンの〈わらい〉の意味
 第四章 木下順二民話劇「聴耳頭巾」の表現論的考察
        ――戯曲教材の意義を再認識するために――
    一 木下順二民話劇の生成
    二 戯曲の文章の表現構造
    三 民話劇「聴耳頭巾」の表現構造
 第五章 柳田国男『遠野物語』の表現構造
        ――教材化のための基礎作業――
    一 本研究の動機・目的
    二 『遠野物語』創作の動機――「事実」観を巡って――
    三 発想・着想
    四 構成・配置
    五 表現・修辞
    六 『遠野物語』の表現価値
 第六章 杉みき子作品の表現研究
        ――教材化のための基礎作業――
    一 本研究の動機・目的
    二 発想・着想に関して
    三 杉みき子作品における創作の原点としての発想・着想の源
    四 表現過程おける発想・着想
    五 杉みき子作品の教材価値

第3部 国語科授業研究論 ――授業構想論・授業展開論・授業記録論――
 第一章 読みの指導目標設定の手順・方法に関する一考察
        ――〈教材の核〉の抽出から指導目標へ――
    一 本研究の目的
    二 指導目標設定の手順・方法に関する実態とその考察――教材「やまなし」を事例として――
    三 指導目標設定までの手順と方法(試案)
 第二章 説明的文章教材指導の問題点と授業構想論
        ――「ビーバーの大工事」を実例として――
    一 説明的文章教材指導の問題点に関する考察――「表現」概念と「情報」概念の交通整理を通して――
    二 説明的文章教材の指導において「筆者」を想定する必然性
    三 説明的文章教材において指導すべき教科内容
    四 説明的文章教材から教科内容を取り出す方法――教材「ビーバーの大工事」を用いて――
 第三章 文学的文章教材の教材分析から授業の構想へ
        ――「白いぼうし」(あまんきみこ作)を事例として――
    一 「白いぼうし」の書誌
    二 「白いぼうし」の教材分析
    三 「白いぼうし」の授業の構想
 第四章 読みの教材研究に関する実態的研究
        ――「わらぐつの中の神様」(杉みき子作)の教材研究史研究を通して――
    一 本研究の目的
    二 教材研究史研究の方法
    三 教材「わらぐつの中の神様」の分析に関する考察
    四 分析データの整理――教材構造の把握――
    五 学習者の読みの予想
    六 教材価値(叙述内容価値・叙述形式価値)の抽出
    七 到達点と今後の課題
 第五章 読みの授業の構想及び展開に関する実態的研究
        ――「わらぐつの中の神様」(杉みき子作)の授業実践史研究を通して――
    一 本研究の目的
    二 「わらぐつの中の神様」の授業の構想に関する分析・考察
    三 「わらぐつの中の神様」の授業展開に関する分析・考察
    四 到達点と今後の課題
 第六章 国語科教師の専門的力量の形成に資する授業記録
    一 本研究の目的
    二 「授業記録」とは何か
    三 「授業記録」の記述方法に関する問題
    四 教師の専門的力量形成に資する授業記録を目指して――武田常夫の「授業記録」事例の検討――
    五 〈授業批評〉としての授業記録へ

  あ と が き
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中国対外経済論 

共著
片岡幸雄・鄭海東 
シリーズ
広島経済大学研究双書第25冊 
助成
 
判型
A5 
ページ
496 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2004年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-806-3/ISBN4-87440-806-0 
Cコード
C3033 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
中国ははたして真の経済大国への諸条件を有するのか。世界政治経済に対する中国の歴史認識の変化と民族経済の動向を解析。外交・経済関係の特徴と実態を明確にする。
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まえがき

序 章 本書の構成
第一章 建国期における世界政治経済に対する歴史認識構造と対外経済関係論
 第1節 建国期における世界政治経済認識
  1中国の世界政治経済状況に対する基本姿勢
  2アメリカを中心とした資本主義諸国の対中経済包囲網の形成
 第2節 国民経済構築戦略の基本論理構造と対外経済関係の地位
  1反帝国主義―独立自主政治主導型国民経済構築論理
  2世界的な社会主義革命への歴史的体制転換過程にある中国国民経済の構築論理
  3社会主義計画経済の優越性を前提とした国民経済の構築論理
  4国際市場経済関係捨象―封鎖型自己完結的国民経済構築論理

第二章 世界政治経済の変革主体認識構造と対外経済関係論
 第1節 「戦争と革命」の時代認識
 第2節 世界政治経済における米ソの姿勢と中国の対外戦略
 第3節 対外経済関係の地位―対外経済関係の理論認識

第三章 世界政治経済に対する認識の変化
 第1節 「戦争と革命」の時代認識との訣別
  1認識の変化の底流
  2「戦争と革命」の時代認識との訣別
 第2節 資本主義の再評価と現代資本主義論
  1資本主義再評価論の登場―鄭励志氏の問題提起
  2「現代資本主義論」―「帝国主義」は変わったか

第四章 新しい中国社会主義経済論と対外経済論
 第1節 「平和と発展」の時代認識下における新たな対外経済論構築への始動―旧来の認識下における国民経済構築論理から新たな国民経済構築論理への転換―
  1反帝国主義―独立自主政治主導型国民経済構築論理の基礎前提の転換
  2世界的な社会主義革命への歴史的体制転換過程認識の抽象時間化と国民経済構築の新編成論理
  3社会主義計画経済の優越性を前提とした経済建設理念と政策展開の相対化
  4国際市場経済関係捨像―封鎖型自己完結的国民経済構築論理の基軸転換
 第2節 中国社会主義経済論の新展開
  1三大挑戦課題
  2中国社会主義市場経済論への道程
 第3節 社会主義市場経済理論の形成
  1商品経済と市場経済の区別
  2社会主義市場経済論
 第4節 対外経済論
  1中国の対外貿易の地位と役割
  2併存する二つの世界市場論
  3中国対外経済貿易発展理論の基礎構造
  4対外経済貿易発展戦略
  5外資直接投資の導入と貿易及び経済発展
  6APECと中国
  7WTOと中国
  8中国対外経済貿易の総体政策

第五章 中国における外資系企業と民族経済論
 第1節 旧中国―半植民地半封建経済下における外資系企業に対する評価
 第2節 史的認識構造からみた民族経済概念のコントラスト
  1民族経済概念捨像論
  2伝統的民族経済擁護論
 第3節 新民族経済論
  1新しい民族経済概念
  2民族経済保護論
 第4節 協調と対立―協調的管理政策を求めて

第六章 改革・開放と外資直接投資導入の動態―成果と問題―
 第1節 対外開放の歩み
 第2節 外資導入の概況
 第3節 外資直接投資の発展と外資直接投資導入政策内容の変化
  1第一段階(1979~83年)―対外開放の試験的準備期
  1第二段階(1984~91年)―発展段階期
  1第三段階(1992~93年)―高度発展段階期
  1第四段階(1994~99年)―調整・安定的発展期
  1第五段階(2000年~)―WTO加盟と新段階
 第4節 外資系企業の地位と基本的特徴
  1中国国民経済における地位概況
  2製造業部門における外資系企業の地位と特質
 第5節 外資系企業の進出戦略と中国のディレンマ

第七章 貿易体制改革、外資系企業の貿易参入と対外貿易の発展―成果と問題
 第1節 貿易体制改革と外資系企業の貿易における地位の躍進
  1第一段階(1979年~83年)―貿易体制改革開始期
  2第二段階(1984年~87年)―本格的体制改革突入期
  3第三段階(1988年~90年)―旧体制脱皮への試走期
  4第四段階(1991年~93年)―旧体制脱皮期
 第2節 新たな貿易体制の構築過程と現行貿易体制
  1外国為替管理の刷新
  2新しい枠組の貿易体制の構築
 第3節 貿易形態と構造的特質
  1貿易形態
  2貿易形態の構造的特質
 第4節 貿易の産業構造的特質と輸出競争力
  1貿易の産業構造的特質と形成要因
  2輸出競争力の現状
 第5節 内在するいくつかの問題

第八章 中国のGATT加盟問題の由来
 第1節 加盟申請の経緯
  1台湾のGATT脱退と中国の加盟申請
  2「地位回復三原則」
 第2節 GATT加盟の経済的背景
  1加盟のメリット
  2貿易依存度の増大
 第3節 GATT加盟の複眼的視点

第九章 遠のくGATT
 第1節 交渉の難航
 第2節 遠ざかるGATT
 第3節 加盟条件の整理
  1客観基準のない加盟条件
  2関税と非関税措置
 第4節 ルールの再検討
  1発展途上国資格の問題
  2GATT35条問題
  3選択的セーフガード

第十章 朱鎔基首相の訪米と米中合意
 第1節 1995年後の加盟交渉
  1GATT加盟からWTO加盟へ
  2強硬態度を崩さぬ米国
  3二国間交渉の進展
  4成果なしのクリントン訪中
 第2節 朱鎔基訪米と米中合意
  1中国の動揺
  2波乱の朱鎔基訪米
  3米中交渉の合意
 第3節 米中合意の評価
  1二つの譲歩案の内容と意味
  2合意内容の意味

第十一章 WTO正式加盟と中国経済への影響
 第1節 米中合意後の加盟交渉
  1EUの豹変
  2対中PNTR供与問題の決着
 第2節 加盟議定書と正式加盟
  1多国間交渉の難航
  2正式加盟の実現
  3台湾のWTO加盟
 第3節 加盟条件と中国経済の将来

第十二章 努力代替型工業化の行方
 第1節 中国GATT/WTO加盟問題の再整理
  1政治問題としての加盟問題
  2米国主導の加盟交渉
  3苛酷な加盟条件
 第2節 外資依存型経済と加盟交渉
  1米国市場依存の高まり
  2加工貿易と経済成長
  3外資依存型経済下の中国産業
 第3節 努力代替型工業化の行き詰まり
  1技術進歩の幻覚
  2技術開発メカニズムの不在
  3「捷径主義」と市場経済主義
 第4節 結びに代えて

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ポケット教育小六法〈2004年度版〉 

編者
21世紀教職研究会 
シリーズ
 
助成
 
判型
新書変形 
ページ
256 
定価
770円 (本体700円 )
発行日
2004年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-774-5/ISBN4-87440-774-9 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
大学・短大で教育学や教職科目を学ぶ学生、または現在、教育・保育・社会福祉で活躍する関係者のための、現場で必要な憲法や各法令の重要文をまとめた実用書。
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徂徠学の教育思想史的研究 日本近世教育思想史における「ヴェーバー的問題」

著者
河原国男 
シリーズ
 
助成
03年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
572 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2004年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-808-7/ISBN4-87440-808-7 
Cコード
C3012 
ジャンル
哲学・宗教 教育〈教育史〉
 
内容
問題の設定/人間形成における理念的超越性と現実的所与性の志向/理念的超越性の立場からの徂徠学の構想/日本近世教育思想史における「ヴェーバー的問題」の思考構造/ほか
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本研究の課題と方法
――丸山眞男徂徠学研究の教育史における有効性の問題――

第1章 問題の設定
    ――日本近世教育思想史における「ヴェーバー的問題」――


 第1節 M.ヴェーバー「考量」》Erwagung《概念の教育思想史的考察―「問題」の予備的考察―
 第2節 日本近世教育思想史における「ヴェーバー的問題」―M.ヴェーバー儒教論における「合理主義」》Rationalismus《の2類型と教育史的問題の構成―

第2章 人間形成における理念的超越性と現実的所与性の志向
    ――仁斎学における陶冶論的教授の思想――


 第1節 課題と方法―「師道」への問い―
 第2節 人間形成思想における両極志向性
 第3節 「活物」としての生に対する「学」の方向づけ―「公」の理念―
 第4節 陶冶論的教授の思想―教授の構想・問答の実践・師説の展開―
 第5節 歴史的意義―両極志向性の分離へ―

第3章 理念的超越性の立場からの徂徠学の構想
    ――秩序構成主体に関する種々の人間形成思想の展開――


 第1節 本章の課題―ウェーバー「考量」概念と測定術的思考様式への問い―
 第2節 主体形成の方法―「気質」「長養」「自得」の思惟とその展開を中心に―
 第3節 「学」の基本的様式―「道」を志向する媒介的師弟関係の思想―
 第4節 公共善にむけての「人材」の育成―「気質」と「職分」の関係の問題をめぐる発達の観念―
 第5節 「礼・楽」制度をつうじての人間形成諸機能―両極的な人間形成課題とSachlichkeit の原理の展開―

第4章 公的領域における現実的所与の立場
    ――「正学」派朱子学者頼春水の「学政」論の一特質――


 第1節 課題と方法
 第2節 徂徠学の公概念―教育思想としての「職分」の論理―
 第3節 頼春水「学政」論における「師弟分け」観念―教育機構の家産官僚制的組織化の主張と「人間関係優先主義」(Personalismus)―
 第4節 春水「師弟分け」思想の歴史的意義

第5章 私的領域における現実的所与の立場 
    ――宣長学における一元論的思惟傾向と教育認識の問題性――


 第1節 課題と方法
 第2節 徂徠学の二元論的立場―“生と形式”の関係にかかわる人間形成的意義の認識―
 第3節 「作り事」の主張
 第4節 直接的所与としての<生>の立場
 第5節 「自然」の教育認識―人格主体の意図的形成についての否定―
 第6節 むすび

第6章 日本近世教育思想史における「ヴェーバー的問題」の思想構造
    ――人間形成思想における理念的超越性の契機の後退――


引用書目
初出一覧
あとがき
Zusammenfassung
基本概念解説
事項索引
人名索引
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近世瀬戸内海地域の労働社会 

著者
森下 徹 
シリーズ
 
助成
03年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
330 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2004年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-801-8/ISBN4-87440-801-X 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
萩藩における直属奉公人のあり方や島嶼部の労働の特殊性を考察し、地域の所有や労働組織のあり方を浮き彫りにすることで瀬戸内海地域の特性を究明する。
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 序 章 身分的周縁論と労働史研究
  一 近世身分論の確立
  二 身分制の変容説と身分的周縁論
  三 異端論としての身分的周縁論
  四 近世労働史研究の課題

     第一編 武家奉公人論

 第一章 武家奉公人の身分意識
   はじめに
  一 萩藩直属奉公人の概要
  二 直属奉公人の労働観と身分意識
  三 藩との対抗
   おわりに
 第二章 萩藩庁の手子と中間
   はじめに
  一 藩庁機構における手子の位置
  二 手子を勤めるもの
  三 手子の利害
  四 中間の地位
   おわりに
 第三章 萩藩の江戸奉公人確保
   はじめに
  一 代役の発生
  二 代役の性格
   おわりに
 第四章 武家奉公人の徴発と雇用労働
   はじめに
  一 地下夫徴発の開始
  二 地下夫徴発の変容
  三 地下夫徴発の廃止
   おわりに
 補 論 萩藩の奉公人徴発
   はじめに
  一 出人徴発の開始と変容
  二 出人の性格
   おわりに

     第二編 出稼ぎ職人論

 第五章 出稼ぎ大工と地域社会
   はじめに
  一 岡山藩領への出稼ぎ大工
  二 萩藩領の出稼ぎ大工
   おわりに
 第六章 萩藩の大工編成と出稼ぎ大工
   はじめに
  一 近世前期の大工編成
  二 近世中期の動向
  三 田舎大工と町大工
   おわりに
 第七章 防長地域の新田開発と石工
   はじめに
  一 石材産出地の動向
  二 石材需要地の動向
   おわりに
 補 論 福田新田開発と瀬戸内の石工
   はじめに
  一 石船勘定帳の分析―その1
  二 石船勘定帳の分析―その2
   おわりに
 第八章 倉橋島の造船業と船市
   はじめに
  一 一八世紀半ばの衰微
  二 衰微の理由と振興策
  三 船市の開催要求
  四 地域的な需要への対応
   おわりに

あとがき
初出一覧
索  引
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モード 

訳者
上村盛人[クリスティーナ・ロセッティ著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
120 
定価
1,100円 (本体1,000円 )
発行日
2004年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-807-0/ISBN4-87440-807-9 
Cコード
C0097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/小説・童話
 
内容
作者自身の少女時代の経験をもとに描かれた「うら若き女性たちのための物語」。女性詩人ロセッティの初めて書いた小説を邦訳。
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第一部
第二部
第三部

あとがき
 ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティによるクリスティーナの肖像画
 ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ「受胎告知」
 ジョン・ブレットによるクリスティーナの肖像画

年  譜
参考文献
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国際交流の諸相 

編著
鈴木利久 
シリーズ
新潟大学マネジメントスクール研究叢書1 
助成
 
判型
四六 
ページ
232 
定価
2,090円 (本体1,900円 )
発行日
2004年2月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-789-9/ISBN4-87440-789-7 
Cコード
C1030 
ジャンル
政治・経済・法律 労働・福祉・生活
 
内容
アジア諸国との経済文化交流を進め活動している経験豊かな講師を招き、行われた新潟大学経済学部・連続集中講義『国際交流の諸相』の内容を元に編集。国際交流の営みを映し出す。
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まえがき

   一、国際交流とは何か

国際交流のキー・ワーズ
  国際交流、コンピュータ・リテラシィ、グローカライゼイション………鈴木利久
言語は国際交流の核となるだろうか
  フランコフォニーの形成と多国間国際交流の試み………西山教行

   二、経済交流の実際

韓国とのつき合い方………前田勝男
中国とのコミュニケーション基礎知識………星 博人
混迷するロシアでの厳しいビジネス………山田芳正

   三、NGOと国際協力

新潟県の国際交流………高橋和己
ロシア市民との草の根交流………宇田昭知
「公」を担うNGO………多賀秀敏
援助の現在………矢部義夫
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歴史と瞬間 ―ジョルジュ・バタイユにおける時間思想の研究―

著者
和田 康 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
312 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2004年1月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-802-5/ISBN4-87440-802-8 
Cコード
C1097 
ジャンル
哲学・宗教 文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
瞬間と概念(ヘーゲル・コジェーヴの時間論・他)/瞬間と未来(ヘーゲル的未来とニーチェ的未来・他)/瞬間と過去(人間性の起源・他)/瞬間とポエジー(サルトルと文学・他)/ほか
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学校教育の時間論的転回 

著者
中井孝章 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
264 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2003年12月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-804-9/ISBN4-87440-804-4 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
生徒同士による学校時間の間主観的構成を中心に論述。生徒の様々な時間意識を分類し、教師と生徒間の間主観的時間意識の創出プロセスを生徒指導実践と学習指導実践から見出す。
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        第1部 学校の時間論的構成

 1. 「学校時間」の構造
 2. 陶冶的時間意識の構造――現在の超越――
 3. 現在志向的時間意識の構造――現在の充実――
 4. 学びの時間意識――現在の完結――
  4. 1 「出会い」と「学び」
  4. 1 「学び」と暗黙知
 5. 学校における儀式と祝祭――間主観的時間の創出(1)――
  5. 1 非日常的時間意識の構造――永遠の現在――
  5. 2 非日常的時間意識としての儀式――入学式・卒業式を中心にして――
  5. 3 反日常的時間意識としての祝祭(狭義)――運動会を中心にして――
 6. 教師の指導意識の変革と生成としての教育実践
   ――間主観的時間の創出(2)――
  6. 1 指導意識の諸段階――計画的思惟を超えて――
  6. 2 フロー経験と間主観的状況の創出
   6. 2. 1フロー状態における内的意識の構造/6. 2. 2忘却としての教育実践/6. 2. 3生成としての教育実践――言葉の生成への立ちあい――
 7. 学校における時間意識の全体構造

        第2部 教育関係の時間論的転回

1. 教育関係の日常的契機
 1. 教育的出会いの契機
   1. 1 目が合うことの意味――「見る―見られる」の相互志向性――
   1. 2 教育関係における対象認識の理論
    1. 2. 1パノプティコン的まなざしの陥穽/1. 2. 2「してあげる」という自意識の陥穽
 2. 教育関係の継続的契機
   2. 1 生きられた〈声〉と対象化された〈声〉
   2. 2 相互シンクロニーとタイミング
 3. 教育的実践のリアリティー
 4. 教育関係の成立条件
2. 教育関係の非日常的契機――教育的対話――
 1. 教師と生徒の間――間主観性の領域――
 2. 「教師―生徒」関係における対話の構造――対話のパトスとロゴス――
   2. 1 対話のパトス的次元
   2. 2 対話のロゴス的次元
 3. 生徒の語りかけと教師の応答行為――呼びかけとしての教師の「聴く」行為――
   3. 1 語ることの本質
   3. 2 対話の成熟する時間性――異他性の内化の過程――
   3. 3 教育的イロニーとしての「応答=問い」
   3. 4 教師の共感的理解と批判的な問い
 4. 対話による、対話への教育
3. 教育関係の反日常的契機――遊びとしてのコミュニケーション――
 1. 伝えるコミュニケーションと伝えないコミュニケーション
 2. パラドックスとしての教育的コミュニケーション――学校におけるダブル・バインド状況――
 3. 教育におけるダブル・バインドの解法――遊びとしてのコミュニケーション――
 4. 「フレーム」変形としての言葉遊びの可能性

        第3部 教育実践の時間論的転回

1. 言葉の教育実践の日常的契機
 1. 読書行為の変容――近代読者の誕生――
 2. 身体の縮小・化としての「意味へと急ぐ読み=黙読」
 3. 近代読者に向けての教育――その効用と限界――
 4. 身体の拡大化としての「味わう読み=音読・朗読」
   4. 1 音読・朗読の本質
   4. 2 音読・朗読のリズムと余白の動態
 5. 音読・朗読の深層へ――有文字文明の呪縛を超えて――
2. 言葉の学習の非日常的契機――素読の復権――
 1. 言葉の儀式化としての素読
 2. 素読とは何か――現代的観点から――
 3. 素読から見た学校教育の問題点
 4. 人格知としての言葉――國弘正雄による「只管朗読」の方法――
3. 言葉の教育実践の反日常的契機
 1. 学校の言語観としての大分水嶺理論
 2. 言語の対話モデルの基礎と展開
   2. 1 言語交通の内容から形式へ
   2. 2 言語の対話的定位――言語のモノローグ形態を超えて――
   2. 3 引用行為としての言語表現
 3. 視点論による文学教育実践の読解――『スイミー』の授業分析を手がかりにして――
   3. 1 ドラマとしての教育実践
   3. 2 暗黙知としての視点と〈見え〉戦略
   3. 3 句読点の有意味性と声の再生
 4. 多声体の作品としての教育実践
4. 言葉の教育実践の反日常的契機としての共同制作――「学びの共同体」の生成――
 1. 学校教育における読み書き観の検討
 2. 共同制作による「学び共同体」の創造――「読み手→←聞き手(書き手)」の相互変換――
   2. 1 共同制作の場の組織化と編集――場のモデルと連句モデル――
   2. 2 新聞作りと群読――場のモデル――
 3. 連句の授業実践と共生の作法――連句モデル――
   3. 1 連句の構造と言葉遊び
   3. 2 付け句でつながる連句の授業実践――近藤真のリテラシー革命――
 4. 共同制作の教育実践が描く新たな学校像

付論 言葉の原初としての音への立ちあい――「音の教育」の構築に向けて――
 1. 西欧音楽における「楽音=記号」主義と「学校音楽」のパラドックス
 2. 聴取空間の構造とそのタイポロジー――聴取態勢の現象学――
 3. 音風景の構成法と聴取のエコロジー――「モノとしての音」から「コトとしての音」へ――
   3. 1 子どもの音風景の生態――相貌的思考の豊かさ――
   3. 2 環境音楽の異日常性と身体性――音楽認識の転換――
 4. 「音の教育」の展開――「音による教育」から「音の教育」へ――
 5. 身体感覚の覚醒契機としての「音の教育」

文献リスト(著者)
あとがき
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日中比較による異文化適応の実際 

著者
吉 沅洪 
シリーズ
 
助成
03年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
200 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
2003年12月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-805-6/ISBN4-87440-805-2 
Cコード
C3011 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
ビリーフ・システムと異文化適応の関連性、在日・中留学生を対象にした心理学的特徴、日中の言葉から捉えた文化の違いなど、5つの研究からみる論理療法の観点を取り入れた異文化適応の研究と考察。
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狐物語2 

訳者
鈴木覺・福本直之・原野昇 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
280 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2003年12月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-800-1/ISBN4-87440-800-1 
Cコード
C0098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/小説・童話
 
内容
中世フランスの古典文学『狐物語』のうちから12篇を完全翻訳。主人公・悪狐ルナールの行状、天敵イザングランとの「飽くなき闘いの話」を中心に描く動物叙事詩。
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第一話 ルナールとプリモーが鷲鳥の若鳥と引き替えに坊さんに僧衣を売った話
第二話 山猫ティベールと二人連れの坊さんの話
第三話 イザングランが二匹の羊に土地を分配した話
第四話 お尻の見せっこをした熊と狼と百姓の話
第五話 マルタン坊主とイザングランの話
第六話 牝馬とイザングランの話
第七話 ルナールがイザングランに殴り倒される夢を見た話
第八話 ルナールが告解聴聞僧を食べたこと
第九話 ルナールがどのようにしてローマへ行ったか、ルナールの巡礼ここに始まる
第十話 ルナールがどのようにしてコンを作り上げたかの枝篇
第十一話 ルナールがいかにして皇帝になったかという枝篇
第十二話 ルナールがライオンのノーブル王に結婚の仲人役を買って出た話

『狐物語2』枝篇対照一覧表
翻訳担当者一覧
全枝篇対照表
あとがき
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世界諸言語の地理的・系統的語順分布とその変遷 

著者
山本秀樹 
シリーズ
 
助成
03年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
570 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2003年12月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-763-9/ISBN4-87440-763-3 
Cコード
C3087 
ジャンル
文学・語学/欧米〈語学〉 言語学〈英語・その他〉
 
内容
約3000におよぶ世界諸言語の基本言語データを抽出・収集し、各地域の語順分布表を作成。地理的および系統的分布から世界の基本語順類型を提示、考察を試みる。
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はしがき

第1章 序 論
 1.0 序
 1.1 基本語順および語順データ
 1.2 節の基本語順
 1.3 語順類型と語順の整合性
 1.4 従来の研究と本研究の位置づけ
 1.5 まとめ
【注】

第2章 地域別に見た世界諸言語の語順の地理的分布 
 2.0 序
 2.1 印欧諸語地域
 2.2 ウラル諸語地域
 2.3 アルタイ諸語地域
 2.4 南アジア
 2.5 東アジア
 2.6 東南アジア
 2.7 オセアニア
 2.8 アフリカ大陸
 2.9 アメリカ大陸
 2.10 その他の地域
 2.11 まとめ
【注】

第3章 過去における語順分布
 3.0 序
 3.1 地域別の検証
  3.1.1 印欧、ウラル諸語地域から西アジア
  3.1.2 アルタイ、旧シベリア諸語地域および南アジア
  3.1.3 東アジアおよび東南アジアからオセアニア
  3.1.4 アフリカ大陸
  3.1.5 アメリカ大陸
 3.2 語順の地理的分布の変遷
 3.3 言語蝟集の可能性および言語斉一説
 3.4 過去におけるSOV型語順の優勢に対する理由づけ
 3.5 まとめ
【注】

第4章 結論および展望

【参考文献】
【言語別語順データ】
【系統別語順分布表】
【世界語順分布図】
【言語・言語グループ名索引】
【人名索引】
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廿日市の歴史探訪(五) 

著者
石田米孝 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
138 
定価
1,430円 (本体1,300円 )
発行日
2003年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-788-2/ISBN4-87440-788-9 
Cコード
C0021 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
歴史探訪シリーズ最終巻。連綿と伝わる行事・習慣。忘れられ消え行く地名や行事。ふるさとに生きた古老の方の話をもとに郷土の歴史と風景を後世につたえる。
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まえがき
古老談 序
古老談(1)廿日市町役場
古老談(2)桜尾古城山
古老談(3)佐伯郡立工業徒弟学校
古老談(4)電話
古老談(5)市場
古老談(6)運送
古老談(7)芸陽醤油株式会社
古老談(8)桜尾館
古老談(9)寒行
古老談(10)株式会社廿日市パラダイス
古老談(11)廿日市の源水
古老談(12)上平良の正月
古老談(13)虫送り
古老談(14)年越
古老談(15)大田植
古老談(16)夏行事
古老談(17)トロトロ
古老談(18)大林の伝承
古老談(19)上平良小学校
古老談(20)農業
古老談(21)生活用具の変貌
古老談(22)乗合馬車
古老談(23)農家の生活
古老談(24)苗作りから田の荒起しへ
古老談(25)田植えから収穫へ
古老談(26)結の存在
古老談(27)明石の食材
古老談(28)保存食
古老談(29)後畑の村域
古老談(30)米と麦
古老談(31)御飯
古老談(32)生活の中の米と麦
古老談(33)餅と割り木
古老談(34)囲炉裏と竈
古老談(35)若連中
古老談(36)方言・伊勢参り
古老談(37)佐方の正月
古老談(38)お寺
古老談(39)田植え
古老談(40)講の存在
古老談(41)管絃祭
古老談(42)住吉神社の祭り
古老談(43)村名「原」
古老談(44)七夕
古老談(45)秋祭り
古老談(46)山陽道
古老談(47)廿日市の街道
古老談(48)寺と宿場
山田氏系図のなぞ(1)
山田氏系図のなぞ(2)
折敷畑の合戦(1)
折敷畑の合戦(2)
移民(1)
移民(2)
スポーツ
桜尾城
漁業
新開地
道(1)
道(2)
堀田 仁助
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国語表現力の構造と育成 内的言語活動を主体とする理論と実践

著者
小川雅子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
188 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2003年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-782-0/ISBN4-87440-782-X 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
学習者の感性と認識を研き、自ら表現を吟味し工夫する態度の育成を目指した指導の理論と実践。感性と表現力の言語化に及ぼす影響の実証、実用的な表現力の実践と提案、ほか。
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まえがき

        第1部 表現活動の源泉を耕す

第一章 国語表現を豊かにする「感じる力」と「見る力」
   1 月の美しさを探す
   2 仏像の見方と仏師の心
   3 描くことを通して見る
   4 本物と修復部分の違い
   5 気韻生動を見る
   6 自然を見る目と学習者を見る力
   7 内的言語活動を主体とする創造的観点
第二章 「見る力」の深化と言語表現
   1 言語変換テスト
   2 「書く」ことを豊かにする「描く」行為
   3 スケッチをして言葉を添える
   4 価値的方向性を取り出す評価
   5 きれいな紅葉と汚い落ち葉
   6 言語化の習慣と見る力の深化

        第2部 言語表現を左右する認識のレベル

第三章 交流分析による内的言語活動の考察
   1 内的言語活動の多様さを説明する交流分析
   2 自我状態の構造モデル
   3 交流分析
   4 心理ゲーム
   5 人生脚本
   6 交流分析の再構成
   7 内的言語活動の読み取りと指導の観点
第四章 言語表現にあらわれる内的言語活動
   1 言語化と解釈をめぐる問題
   2 方言社会で形成される言語認識の問題
   3 生涯に生きる教室方言
   4 表現内容を自己の内に求める
   5 認識のレベルによる言語表現の変化

        第3部 内的言語活動を主体とする表現指導

第五章 モデルを示す方法の問題と学習者の表現
   1 導入と表現の関連性を見る一行詩の調査
   2 作品にあらわれた導入の違い
   3 モデルを示して外言を主体とする表現学習の問題
   4 是非善悪で判断できない教師の発話
   5 脳のはたらきから考える主体的表現活動
第六章 学習者を主体とする表現指導の観点
   1 教師の実践意識の吟味
   2 学習者の課題意識を喚起する
   3 学習者の主体的活動と教師の驚き
   4 一体化の実現
   5 個人指導と個別指導の違い
   6 基礎・基本・発展的内容の関係
第七章 国語表現法における指導と評価
   1 やってみて感じ取って整理する(音声言語と文字言語)
   2 気付かせて意識させる(語彙の種類・文種)
   3 岡目八目を活用する(他者の文章を検討する)
   4 多様な意見を想定する(論理的文章)
   5 現実の問題と結びつけて考える(指示・インタビュー・朗読・公用文)
   6 立場を代えてみる(模擬面接)
   7 歌心を尋ねる(短歌の創作)
   8 「心のうちなる歌碑」を刻む
   9 推敲の重要性と評価意識の吟味

あとがき
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北アイルランド小説の可能性 融和と普遍性の模索

著者
八幡雅彦 
シリーズ
 
助成
03年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
264 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
2003年10月31日 
ISBN
ISBN978-4-87440-786-8/ISBN4-87440-786-2 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
7人の小説家についての論考を中心に、作品からみた世界中の対立問題に通じる普遍性と多様性、融和の可能性を模索し、北アイルランド小説の意義と価値を明らかにする。
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 序にかえて――北アイルランド問題と小説――

   第一章 ジョージ・A・バーミンガムの政治小説とユーモア小説
          ――プロテスタント・ナショナリズム、そして融和の追求へ――

バーミンガムのナショナリズムへの傾倒
『煮えたぎる鍋』(1905)と『ハイヤシンス』(1906)
  ――アイルランド歴史修正論をめぐる論争への発展――
『北の鉄人たち』(1907)と1798年蜂起
  ――過去が教える現在の北アイルランドの姿――
バーミンガムのユーモア小説の普遍的意義
  ――『ジョン・リーガン将軍』(1913)と『ウィッティー医師の冒険』(同)を中心に――

   第二章 シャン・F・ブロックの「タイタニック伝」と短編小説
          ――北アイルランドが映し出す人間世界の縮図――

タイタニック号とトマス・アンドリュース
  ――北アイルランドの融和のシンボル――
『新兵たち』(1893)と『雑踏の輪』(1896)におけるブロックの人間描写
  ――イギリスの小説家ジョージ・ギッシングとの比較において――

   第三章 リン・C・ドイルからバーナード・マクラヴァティーへ
          ――「成熟した、未知の融和」を希求して――

リン・C・ドイル「バリグリオン物語」の中の人間像
  ――北アイルランド、そして世界のミクロコズム――
バーナード・マクラヴァティー『装飾音』(1997)が奏でる「融和」の調べ
  ――キャサリン・アン・マッキーナの人生が示す可能性――

   第四章 ブライアン・ムーアの描く北アイルランド
          ――カトリシズムとナショナリズムに対する見解を中心に――

『アイスクリーム皇帝』(1965)におけるナショナリズム批判
  ――ムーアの生い立ちとの関連において――
『ジュディス・ハーン』(1955)におけるカトリシズム批判
  ――ジェイムズ・ジョイスとの比較において――
『沈黙の偽り』(1990)に描かれた北アイルランド紛争
  ――ナショナリズムとユニオニズムの正当性を巡って――

   第五章 グレン・パタソンのベルファースト小説
          ――北アイルランドの多様性と可能性――

『我が身を燃やす』(1988)とサバーバニズム
  ――「ボーダー崩壊」に向けての旅立ち――
『Fat Lad』(1992)から『ビッグ・サンダー・マウンテンの闇夜』(1995)へ
  ――国際的視野から描く、北アイルランドのアイデンティティー模索――
『インターナショナル・ホテル』(1999)における人間ドラマ
  ――紛争以前のベルファーストが呈示するものは――

   第六章 ロバート・マックリアム・ウィルソンのレトリック
          ――北アイルランドに対する憎悪から「愛」へ――

『リプリィ・ボウグル』(1989)のアイルランド批判は正当か
  ――環境の犠牲者と愛の冒涜――
『マンフレッドの痛み』(1992)における愛の謎
  ――『ユリーカ・ストリート』を生み出したレトリック――
『ユリーカ・ストリート』(1996)に描かれた愛が意味するもの
  ――紛争を超越した、ベルファーストの多様性と普遍性――

   第七章 北アイルランドの新たなアイデンティティーを模索して
          ――グレン・パタソンとのインタビュー――


 あとがきにかえて――北アイルランド社会と北アイルランド小説の今後を展望する――
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夏行く 

著者
中西柚香 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
258 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2003年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-784-4/ISBN4-87440-784-6 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
精一杯走った夏をふりかえる表題「夏行く」や「茄子の花」「緑の波がうねる」他、13編を収録。自らの体験・思いを描く自伝的短編集。
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 夏行く
 とくさ
 茄子の花
 夏の雲流れて
 再 会
 合歓の花の咲く道
 雛の家
 ホタルの里
 キルトに綴る
 キルト模様
 暗い波の底を見たか
 セイタカアワダチソウ
 緑の波がうねる

「夏行く」に寄せて  末宗克之
あとがき
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高校古典教育の論究 

著者
伊東武雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
400 
定価
8,250円 (本体7,500円 )
発行日
2003年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-777-6/ISBN4-87440-777-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈古文・古典教育〉
 
内容
実践記録と考察。“読解の三段階法”の紹介、古典教材を生かすとりくみ、七例をあげての比較読みの試み、万葉歌59首・伊勢物語“梓弓”・王朝日記の学習指導実践、ほか。
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まえがき

第一章 古文表現読みのために――藤原与一先生“読解の三段階法”紹介――
   はじめに
 一、読解の三段階法の提唱――『毎日の国語教育』
 二、読解の三段階法の深化――『国語教育の技術と精神』
 三、読解の三段階法の指導――『私の国語教育学』
 四、古文教材による例説
   おわりに

第二章 古典学習指導の方法――古典教材を生かすとりくみ――
   はじめに
 一、学習プリントによる指導
 二、三段階法による読解
 三、音読朗読の重視
 四、教材を生かす学習作業
 五、古典を文学として読む
   おわりに
   資料1~10

第三章 古文の読解指導――土佐日記をとりあげて――
   はじめに
 一、藤原与一先生の読解の三段階法――『私たちと日本語』のばあい――
 二、指導の実際
 三、指導の反省
 四、今後の課題
   おわりに

第四章 冊子法の実践――高校一年のばあい――
   はじめに
 一、冊子法の実際
 二、冊子法の基盤
 三、冊子法の内容
 四、冊子法の確認
 五、冊子法の効用
 六、冊子法の徹底――今後の課題――
   資料1~13

第五章 比較読みの試み――七例のとりくみ――
   はじめに
 一、英雄の最期――項羽最期と木曽最期の比較読み
 二、柳宗元“捕蛇者説”と山上憶良“貧窮問答歌”
 三、長恨歌(前半)と源氏物語桐壺
 四、“高行くや”――古事記と日本書紀の比較読み
 五、二つの門出――更級日記冒頭と奥の細道冒頭の比較
 六、近代詩四編
   “レモン哀歌”と“永訣の朝”/“一つのメルヘン”と“はじめてのものに”
 七、堀辰雄“曠野”の比較読み

第六章 万葉歌59首を読む――受容の実態を中心に――
   はじめに
 一、学習の実際
  (1)万葉歌59首の理解/(2)万葉歌59首の輪読/(3)学習の整理
 二、受容の実態
  (1)興味関心・難易・効用/(2)万葉歌への評価/(3)わたしの好きな万葉歌/(4)すきな万葉歌人/(5)わが万葉観――万葉集を学習して思うこと
   おわりに

第七章 伊勢物語二四段“梓弓”を読む――古典学習指導の一つの実践――
   はじめに
 一、梓弓の鑑賞
 二、梓弓の指導
 三、梓弓の受容
   おわりに――今後の問題

第八章 王朝日記を読む――土佐日記・蜻蛉日記・更級日記を中心に――
   はじめに
 一、読みとりのポイント(留意点)と目標――人生の真実が描かれていることを理解させる――
 二、とりくみの概要
 三、受容の実態
   1 '95年小冊子“王朝日記を読む”/2 '97年アンケート“王朝日記の学習を終えて”/3 '95 '97年アンケート“古典1の学習を終えて”
 四、反省と課題

第九章 わたくしの国語教育実践史――実践の報告を中心に――
   はじめに
 一、実践の基盤
 二、実践の立場と方法
 三、実践の内容
 四、実践の報告
   おわりに
   追加資料1~3

 あとがき
 索  引
  作品索引/事項索引/人名索引
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教育基本法の世界 教育基本法の精神と改正論批判

著者
中谷 彪 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
128 
定価
1,430円 (本体1,300円 )
発行日
2003年10月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-783-7/ISBN4-87440-783-8 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
教育基本法の歴史的位置と制定意義、解釈に焦点をあて理解を深めるとともに、教育基本法改正論を歴史的に概観し「教育基本法改正の方向」を分析、問題点を批判する。
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はしがき

第1章 教育基本法の成立過程

 1 近代日本教育史における三大教育宣言の位相
  (1)学制布告書の精神
  (2)教育勅語の精神
  (3)日本国憲法と教育基本法の精神
 2 教育基本法の成立過程
  (1)「ポツダム宣言」と「国体護持」
  (2)教育改革の示唆と諸指令
  (3)田中文相と教育根本法構想
  1憲法改正議会と教育根本法構想/2教育根本法制定への措置
  (4)教育刷新委員会と教育根本法
  1教育刷新委員会の任務と特徴/2教育刷新委員会と教育根本法審議
  (5)第一特別委員会と教育の基本理念
  1第一特別委員会の委員と任務/2第一特別委員会と教育勅語/3第一特別委員会と教育基本法案要綱案の審議
  (6)教育基本法案の作成と帝国議会での審議
  1「教育の理念及び教育基本法に関すること」/2教育基本法案の帝国議会での審議
 3 教育基本法の公布
 4 教育基本法制定の意義

第2章 教育基本法の精神――逐条解釈――

 1 教育基本法解釈の前提
 2 教育基本法の逐条解釈
  (1)前 文
  (2)第1条 (教育の目的)
  (3)第2条 (教育の方針)
  (4)第3条 (教育の機会均等)
  (5)第4条 (義務教育)
  (6)第5条 (男女共学)
  (7)第6条 (学校教育)
  (8)第7条 (社会教育)
  (9)第8条 (政治教育)
  (10)第9条 (宗教教育)
  (11)第10条 (教育行政)
  (12)第11条 (補則)
 3 教育基本法を活かすために

第3章 教育基本法改正論批判――中教審答申の「教育基本法改正の方向」批判――

 はじめに
 1 教育基本法改正論の歴史
  (1)教育基本法の制定と改正論
  (2)教育基本法改正論の歴史的流れ
  (3)教育基本法改正論の内容的まとめ
 2  (03・3・20)中教審答申の教育基本法改正論の方向
  (1)答申における教育基本法改正論の構造と問題点
  1教育基本法の改正理由の構造/2教育基本法「改正の方向」
  (2)教育基本法「改正の方向」の問題点
  1教育基本法改正理由の批判/2教育基本法「改正の方向」の問題点
  (3)教育基本法「改正の方向」論の総括
  (4)答申の教育基本法改正論をめぐる政府と国民の対応
 3 教育基本法の精神の再認識
  (1)教育基本法の今日的意義
  (2)教育基本法を擁護するとは
 おわりに

付録1 教育基本法関係資料
 資料1 学制布告書 (学事奨励に関する被仰出書)
 資料2 教育ニ関スル勅語
 資料3 教育基本法
 資料4 教育基本法制定の要旨
 資料5 衆議院・教育勅語等排除に関する決議
 資料6 参議院・教育勅語等の失効確認に関する決議
 資料7 The Fundamental Law of Education (英訳・教育基本法)
 資料8 日本国憲法第26条 (日本文・英文)
 資料9 新・教育基本法私案 (新・教育基本法検討プロジェクト)
 資料10 教育基本法各条文に関する主な意見について (経済同友会)

付録2 教育基本法に関する主要参考文献
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Cyber Election Campaigning :U.S.Presidential Election 2000

著者
井上泰浩 
シリーズ
 
助成
03年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
240 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2003年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-780-6/ISBN4-87440-780-3 
Cコード
C3031 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
examines factors that determine voters' use of candidates' online campaigning and the Web' s possible effects on voting behavior in the Presidential Election 2000 by applying selective exposure and uses and gratifications theories.
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PREFACE
 Abstract
 Acknowledgements

CHAPTER 1
CYBER ELECTION CAMPAIGNING
 Purpose
 Cyber Election Campaigning
  Candidate Web Sites and Descriptions

CHAPTER 2
HISTORY OF THE INTERNET
 The Internet
 The World Wide Web

CHAPTER 3
PRESIDENTIAL ELECTION CAMPAIGNS
 The First President
 Campaign 1792
 Campaign 1796
 Campaign 1800
 Campaign 1804
 Campaign 1932
 Campaign 1936
 Campaign 1940
 Campaign 1948
 Campaign 1952
 Campaign 1956
 Campaign 1960
  Television Debate
 Campaign 1964
 Campaign 1968
 Campaign 1972
 Campaign 1976
 Campaign 1980
 Campaign 1984
 Campaign 1988
 Campaign 1992
 Campaign 1996

CHAPTER 4
THEORETICAL FRAMEWORKS
 Selective Exposure
  Partisan/Reinforcement Perspective
  Schemata Perspective
  Cognitive Consistency (Dissonance)Perspective
 Voting Behavior
 Third Party Supporters
 Uses and Gratifications

CHAPTER 5
METHOD
 Research Design
 Questionnaire and Variables
  Voter Preference/Partisanship Variables
  Media Exposure Variables
  Gratifications Variables
  Control Variables
 Analysis Methods

CHAPTER 6
RESULTS
 Participants
  Information Media Use
  Voting
 Selective Exposure
 Voting Behavior
 Third Party Supporters
 Uses and Gratifications
 Summary of Results

CHAPTER 7
DISCUSSION
 Possible Impact on Voting Behavior
  Cyber Motivation Hypothesis
 Selective Exposure to Candidate Web Sites
 Third Party Supporters ’Web Use
 Media Specific Uses and Gratifications

CHAPTER 8
CONCLUSION
 Contributions and Appropriateness
 Implications on Presidential Election Campaigning
 Limitations and Recommendations

APPENDIX A
APPENDIX B
APPENDIX C
REFERENCES
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中国の経済発展に伴うエネルギーと環境問題 部門別・地域別の経済分析

著者
張 宏武 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
336 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2003年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-779-0/ISBN4-87440-779-X 
Cコード
C3036 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
経済成長を続ける中国が直面しているエネルギー問題と環境問題。独自のデータベースに基づきエネルギー消費と環境の実態を部門別・地域別に明らかにし、解決方法を探る。
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まえがき

序 章 研究の目的と課題

第1章 中国のエネルギー消費と経済成長及び環境汚染

 第1節 マクロ的に見たエネルギー消費・経済成長と環境汚染
    1 エネルギー消費と経済成長
    2 エネルギー消費・環境汚染の経済成長への要因分析
 第2節 産業部門別に見たエネルギー消費・経済成長と環境汚染
    1 エネルギー消費構造
    2 製造業のエネルギー消費原単位
    3 製造業部門別エネルギー消費の要因分析
    4 部門別エネルギー消費・汚染排出の経済成長への要因分析

第2章 中国におけるエネルギー消費と大気汚染物質排出の部門別分析

 第1節 エネルギー起源の部門別大気汚染物質排出量の推計方法
    1 中国の大気汚染物質排出推計の必要性
    2 部門別大気汚染物質推計の方法
    3 部門別大気汚染物質推計の利用データ
 第2節 部門別大気汚染物質排出量の推計結果
    1 産業部門と転換部門を中心とする総排出構造
    2 重化学工業を中心とする工業部門排出構造
    3 石炭を中心とする発生源別排出構造
 第3節 大気汚染物質排出量変化と経済成長との関連
 第4節 部門別大気汚染物質排出原単位変化の要因分析
    1 部門別付加価値あたり大気汚染物質排出量変化の要因分析
    2 工業業種別付加価値あたり大気汚染物質排出量変化の要因分析
 第5節 部門別大気汚染物質排出原単位変化の主成分分析
    1 主成分の抽出
    2 主成分の意味付け
    3 主成分分析の結果
 第6節 部門別環境クズネッツ曲線による分析

第3章 中国におけるエネルギー消費と大気汚染物質排出の省別分析

 第1節 省別大気汚染物質排出量の推計
    1 利用データと推計方法
    2 大気汚染物質排出量の推計結果及び地域性考察
 第2節 省別大気汚染物質排出量の格差を生ずる原因について
    1 要因の分解
    2 要因相乗効果の分析方法
    3 結果の考察
 第3節 省別大気汚染物質排出量変化の要因分析
    1 要因分析の方法
    2 要因分析の結果

第4章 中国における大気汚染物質排出の省別・部門別の考察

 第1節 各省の部門別大気汚染物質排出量の計測
    1 各省の部門別CO2排出量の変化
    2 各省の部門別NOx排出量の変化
    3 各省の部門別SO2排出量の変化
 第2節 各省における部門別大気汚染物質排出量の要因分析
    1 要因の分解方法
    2 各省における部門別クロスセクション要因分解
    3 省別・部門別大気汚染物質排出量変化の要因分析
    4 中国の省別汚染排出パターンの類型化

第5章 中国における大気汚染物質排出の地域別・部門別の考察

 第1節 中国の地域別概況
 第2節 中国における大気汚染物質排出の地域別構造と動態
    1 大気汚染物質排出の地域別構造と動態
    2 各地域の特徴の比較
    3 各地域の特徴付け
    4 各地域の部門別汚染排出構造
 第3節 各地域における部門別大気汚染物質排出量の要因分析
    1 部門別に見た汚染排出の地域格差の要因分析
    2 地域別・部門別大気汚染物質排出量の時系列的変化の要因分析
    3 中国の地域別汚染排出パターンの類型化

第6章 中国と日本のエネルギー消費・経済成長・環境汚染の動態比較

 第1節 エネルギー消費の比較
    1 一次エネルギー消費量
    2 一次エネルギー消費の構成
    3 最終エネルギー消費における部門構成
    4 産業部門のエネルギー消費
 第2節 エネルギーと経済・環境の関連指標の比較
    1 エネルギー消費とGDPとの相関
    2 エネルギー消費弾性値
    3 エネルギー消費原単位
    4 エネルギーと環境の関連指標の比較
 第3節 中国と日本における製造業エネルギー消費変動の部門別分析
    1 中国における製造業のエネルギー消費原単位の推移
    2 日本における製造業のエネルギー消費原単位の推移
 第4節 中国と日本におけるエネルギー消費・汚染の経済成長への寄与度分析
    1 製造業業種別エネルギー消費の比較
    2 経済成長への寄与度の計測

第7章 中国と日本のCO2排出の部門別比較分析

 第1節 中国と日本のCO2排出構造の比較
    1 排出量及び排出動態比較
    2 部門排出構造の比較
    3 部門別GDPあたりCO2排出量の比較
    4 発生源別排出構造の比較
 第2節 中国と日本のGDPあたり部門別CO2排出量要因分解の比較分析
    1 要因の分解
    2 各部門で見た両国の要因分解の比較
    3 各要因で見た両国の比較
 第3節 中国と日本の部門別GDPあたりCO2排出量変化の主成分分析比較
    1 主成分の抽出
    2 主成分の意味付け
    3 主成分分析の結果
 第4節 中国と日本の環境クズネッツ曲線による比較分析

第8章 中国のエネルギー消費と大気汚染対策について

 第1節 エネルギー源の転換
    1 中国の一次エネルギー供給能力の展望
    2 エネルギー源転換に関する大気汚染対策
 第2節 エネルギー利用効率の向上
    1 中国のエネルギー利用効果の現状
    2 エネルギー利用効率の向上に関する大気汚染対策
 第3節 その他の対策
    1 経済効率の向上
    2 産業構造の高度化
    3 人口増加の抑制
    4 日本の技術協力

終 章 まとめ

補 論 汚染物質排出変動の要因分析の諸方法

 第1節 複数要因の同時変化を分解しない場合の要因分析法
    1 要因分析の方法
    2 要因分解の応用例
 第2節 複数要因の同時変化を分解する場合の要因分析法
    1 要因分析の方法
    2 要因分析の持つ意味
 第3節 要因分析の構造変化要因について
    1 部門の分け方で見た構造変化要因
    2 グループに分けて見た構造変化要因

 参考文献
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ヘンリー・ジェイムズ短篇集 

著者
金子桂子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
258 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
2003年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-778-3/ISBN4-87440-778-1 
Cコード
C0097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
その難解な文章ゆえに「言葉の魔術師」「文学的怪物」と呼ばれるヘンリー・ジェイムズの初期短編作品のうち3編を収録。パンドラ・ヴァレリオ家最後の人・大先輩の教訓。
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 パンドラ

 ヴァレリオ家最後の人

 大先輩の教訓

 あとがき
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国際化・情報化社会に対応する国語科教育 論証能力の育成指導を中心として

著者
光野公司郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
136 
定価
1,430円 (本体1,300円 )
発行日
2003年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-772-1/ISBN4-87440-772-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
国語科教育における論理的思考力育成のための指導の方向性を、具体的事例をもとに研究した理論と実践を集約。論証能力育成の必要性から実践の指導法までを提示。
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まえがき

1 国際化・情報化社会に対応する能力
 (1)現代の学校教育における対応策
   1国際化社会と英語教育/2情報化社会とコンピュータ教育
 (2)対応していくために根本となる能力

2 論証能力育成の必要性
 (1)論理的思考力育成の必要性と問題点
 (2)論理的思考力と論証の能力

3 論証能力育成のための指導の方向性
 (1)史的展開と考察
   1学習指導要領に見られる考え方/2研究者による実践
 (2)国語科教育において指導する論証――日常言語レベルの論証――
   1日常言語レベルの論証の特色/2日常言語レベルの論証の構造/3科学や社会の発達から検証する構造
 (3)論証能力育成のための指導の系統性
   1論証することの発達段階/2発達段階に応じた指導の系統性

4 論証能力育成のための指導【1】――複雑な構造の理解のために――
 (1)文(命題)相互の関連レベルの指導――「論証能力育成ドリル」の構想――
 (2)文章レベルの指導――「説明的文章との関連指導」の構想――
   1論証の構造をもとにした新しい説明的文章の文種分け/2具体的な指導の方向性(リライト教材による指導)

5 論証能力育成のための指導【2】――社会の変容に対応していくために――
 (1)情報化社会に対応するための具体的な指導
   1情報化社会と批判的思考力/2発展的な説明的文章との関連指導/3実践と分析(中学校第二学年による実践)
 (2)国際化社会に対応するための具体的な指導
   1国際化社会と論理的・効果的表現力/2発展的な説明的文章との関連指導/3実践と分析(小学校第五学年による実践)

6 まとめと今後の課題

注(引用文献)
あとがき
索引
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中世ヨーロッパと多文化共生 

共著
原野昇・水田英実・山代宏道・地村彰之・四反田想・大野英志 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
212 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2003年9月5日 
ISBN
ISBN978-4-87440-776-9/ISBN4-87440-776-5 
Cコード
C3022 
ジャンル
哲学・宗教 歴史・考古・民族/欧米 文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
文化的共生はいかにして実現したのか? 多様な価値システムの共存を多文化共生としてとらえ、現代社会が抱えつつある画一化傾向への対処法をヨーロッパ文化から探る。
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 まえがき

中世イングランドの多文化共生 ――「グローバリズム」と「ローカリズム」――(山代宏道)
チョーサーにおける語彙論的多元性――「心」に関する語彙に限定して――(大野英志)
チョーサーと格言的表現――複眼的思考の一考察――(地村彰之)
古高ドイツ語の宗教的語彙における多文化共生――古高ドイツ語へのゴート語・古アイルランド語・アングロ=サクソン語の影響関係――(四反田 想)
フランス中世文学にみる騎士像――多文化共生の視点から――(原野 昇)
多文化共生の観点からみた西欧中世の宗教理解――ノリッジのジュリアンの場合――(水田英実)

 あとがき
 Contents
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中学校国語科教育実践の探究 

著者
後藤弘子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
382 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2003年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-770-7/ISBN4-87440-770-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
宮澤賢治作品や文章表現力に関する学習指導、随筆・古典を教材とした読み深め、話し合いやディベートを通しての豊かな表現力の育成など、三十三年間の授業実践と考察。
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国語科授業研究の方法と課題 

著者
山本名嘉子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
224 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2003年9月10日2刷 
ISBN
ISBN978-4-87440-605-2/ISBN4-87440-605-X 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
求められる国語科授業研究、学習者の側に立つ国語科授業研究、国語科授業研究の目的と方法、自己学習力を育てる国語科授業の探究、授業における対話を育てる、ほか。
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はじめに

1 国語科授業研究の改善

 第一章 求められる国語科授業研究
  1求められる教師の専門的力量
  2学校を変える―授業を変える―
  3授業研究によって育つ教師
  4国語科授業実践力の形成
  5国語科授業研究の内容・方法の視点
 第二章 学習者の側に立つ国語科授業研究
  1学習者の視点に立つ国語科授業づくりの研究
  2国語科授業研究の視点
 第三章 国語科授業研究の目的と方法
  1国語科授業研究力の育成
  2「仮説・検証」の方法による授業研究
  3「授業のカンファレンス」
  4授業研究会への参加による授業研究
 第四章 学校における授業研究の方法と課題
  1学校における授業研究の方法と課題
  2学校の授業研究の実際
  3学校における授業研究を充実するために

2 主体的な学びを育てる国語科授業の創造

 第一章 自己学習力を育てる国語科授業の探究
  はじめに
  1自己学習力育成の現状と課題
  2自己学習力育成の実践・研究の歩み
  3自己学習力を育てる国語科授業の四類型の考察
  4自己学習力を育成する国語科授業の構想と実践上の課題
  おわりに
 第二章 個を生かす国語科授業の展開と課題
  1個を生かす国語科授業への期待
  2「個を生かす授業」についての基本的な考え方
  3個を生かす国語科の授業の構想と実際
  4個を生かす国語科の授業における実践上の課題
 第三章 「学習者の選択・自己決定」を取り入れた国語科授業の考察
  はじめに
  1「学習者の選択」を取り入れる目的の推移
  2「学習者の選択・自己決定」を取り入れた国語科授業実践の考察
  3「学習者の選択・自己決定」を取り入れた国語科の授業の成果
  4国語科における「学習者の選択・自己決定」の授業の実践的課題
  おわりに
 第四章 授業における対話を育てる(1)―対話能力を育てる国語科授業の考察―
  1対話による教育への期待
  2対話能力及び対話の教育的機能
  3学ぶことと対話
  4対話能力を育てる国語科授業の考察
  5充実した対話活動を成立させるために
  おわりに
 第五章 授業における対話を育てる(2)―対話指導カリキュラムの基本構想―
  1対話指導の現状と課題
  2対話指導の実際からカリキュラムへ
  3対話を育てるカリキュラムの構想
  4今後の課題
 第六章 文学の授業における「話し合い」活動の改善
  1国語科の授業における「話し合い」の問題
  2「話し合い」の定義と国語教室における「話し合い」
  3「話し合い」によって学ぶことの意味
  4文学教材に見る「話し合い」の取り上げ方
  5文学教材の指導における「話し合い」活動の問題点
  6「話し合い」活動改善への提言

授業研究に関する参考文献
おわりに
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GROWTH AND SYSTEM OF THE LANGUAGE OF DICKENS :An Introduction to A Dickens Lexicon

著者
山本忠雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
596 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2003年 
ISBN
ISBN978-4-87440-775-2/ISBN4-87440-775-7 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
The 3rd revised edition. The author won the Japan Academy Prize for this study in 1953./1 The Growth and Structure of Dickens's Language/2 Idiom and Idioms(英文)
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PREFACE
CONTENTS
ABBREVIATIONS
BIBLIOGRAPHY
INTRODUCTION

PART1 The Growth and Structure of Dickens's Language
 Chapter 1 The Historical Background
       2 Early Childhood
       3 Late Childhood
       4 Lessons at Home and at School
       5 School-Days
       6 A Start in Life―The Attorney's Office and the Gallery in the House of Commons
       7 The Stage
       8 Sports and Games
       9 Ships and Voyages
      10 The Counting-House
      11 The First Published Work
      12 Journeys
      13 Literature
      14 The Bible
      15 Rhetorical Expressions
      16 Word-Making
      17 Proverbs and Proverbial Phrases
      18 Utterances
      19 Sentences
      20 Conclusion

PART2 Idiom and Idioms
 Introductory
    1 Idiomatic Units
    2 A Lexicon as Distinguished from Dictionaries and Grammars
    3 The Idiomatic Nature of Dickens's Language
    4 Technicalities in Compiling the Lexicon
  Chapter 1 Idioms in the Form of the Sentence
         2 Verb-Idioms
          1. Verb-Idioms
          2. Adverb-Idioms
         3 Noun-Idioms
          1. Noun-Idioms
          2. Adjective-Idioms
         4 Conclusion

FINAL REMARKS
SUPPLEMENTARY NOTES
INDEX OF NAMES AND SUBJECTS
INDEX OF WORDS AND PHRASES
POSTSCRIPT of The Third Revised Edition
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脱欧入近代 

著者
外村直彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
234 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2003年8月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-761-5/ISBN4-87440-761-7 
Cコード
C1000 
ジャンル
哲学・宗教 一般書/随筆
 
内容
西洋の物まねから脱して、わが国の伝統と文化に根ざした近代化を考えようと主張――日本アルプスを改名しよう・日本再見・帰属心と近代、ほか。
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序 文

第1章 「日本アルプス」を改名しよう
    はじめに
    「日本アルプス」はガウランドが命名した
    小島烏水とウェストンが「日本アルプス」を喧伝した
    ウェストンとは何者か
    近代的登山と宗教的登山
    日本の登山史
    江戸時代における近代的登山のはじまり
    ヨーロッパの山岳観と登山史
    日本登山界の体質
    幸福な錯覚がえられる?
    おわりに

第2章 近代洋風建築の保存をやめよう
    はじめに
    なぜ保存するのか
    珍妙なとりあわせ
    洋風建築の種類と歴史
    いくつかの具体例
    日本建築学界の不見識
    新しい保存基準を
    現代建築を賞揚する
    建築家への要望
    おわりに

第3章 英文学科への疑問
    英文学科への疑問
    イギリス英語でなくアメリカ英語を
    日本人は聞き、話すことが苦手
    英語教育をどう変えていくか
    フランクルの意見
    滑稽な英語公用語論
    文化の崩壊を招く
    小学校からの英語教育
    英文学科を発展的に解体する
    地域学への期待

第4章 脱欧入近代
    近代化と西欧化
    西欧文明普遍主義
    上滑りに滑る
    「近代の超克」会議
    振子運動
    永井荷風の悩み
    別物ではないか
    近代認識のおくれ
    近代を分析する
    近代科学
    近代資本主義
    近代官僚制
    都  市
    読み書き能力
    個人主義、自由主義、民主主義
    一つの運動
    近代の本質
    伝統的社会と近代社会
    文明の同心円
    有機文明と無機文明
    和魂近代才でいこう
    ある海外企業リーダーの悩み
    近代の超克
    脱欧入近代

第5章 日本再見
    真似上手の国
    アメリカ日本史学者の評価
    世界史教科書の比較
    文化要素の借用について
    砂漠の文化
    まちがいではないか
    独創の文明

第6章 帰属心と近代
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国民高等学校運動の研究 一つの近代日本農村青年教育運動史

著者
宇野 豪 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
438 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2003年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-764-6/ISBN4-87440-764-1 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
第一部で、運動の起源となったデンマーク国民高等学校の思想と発展、日本における運動の胎動と成立過程を、第二部で運動に携わった人々の系譜と運動の創出・展開を詳述する。
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古文指導から古典教育へ 

著者
小林正治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
240 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2003年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-756-1/ISBN4-87440-756-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈古文・古典教育〉
 
内容
高等学校の古文学習において、生徒自身の考える力を引き伸ばす適切な学習指導を求め、表現過程を総合的に解釈できるような文法体系を提起し、古典教育のあり方を探っていく。
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まえがき

1 古文指導から古典教育へ
  1 国語学習の根幹
  2 自分の読み
  3 古文指導から古典教育へ
2 読みの過程
  1 表現構造
  2 創作の過程
  3 解釈の過程
3 「発想文法」の体系
  1 解釈のための古典文法
  2 発想文法
  3 表現素の分類
4 素材の表現
  1 素材の表現・第一類の自立語
  2 第一類の助詞
  3 第一類の助動詞
5 素材判断の表現
  1 素材判断の表現
  2 第二類の助動詞
  3 第一類の活用形
  4 素材敬語
6 発話態度の表現
  1 発話態度の表現
  2 第二類の助詞
  3 第二類の自立語
  4 第二類の活用形
  5 対話敬語
  6 特殊構文
7 古文の読み
  1 線条読み
  2 構造読み
  3 原文の音読・暗唱
8 古典作品の読みの実際
  1 古典作品に慣れる時期の読み
  2 読みを深めていく時期の読み
  3 独力で読み進めていく時期の読み

あとがき
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八つぁんの俳諧詩 

著者
松井博文 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
81 
定価
1,100円 (本体1,000円 )
発行日
2003年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-732-5/ISBN4-87440-732-3 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
長屋の八つぁんと大家のご隠居との会話をまとめた、おもしろおかしな俳諧集。季節ごとの句30篇を収録。
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小学校対象 書きたいもん 

著者
池田雅治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
152 
定価
1,760円 (本体1,600円 )
発行日
2003年7月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-751-6/ISBN4-87440-751-X 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉 一般書/随筆
 
内容
つづり方教育を通して、子どもと保護者と教師の心をつなぐことを目標にした5年間の実践と成果。この間に出会った子ども達のことを7編に収め、つづり方教育の発展を望む。
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発刊に寄せて 〈吉田正彦〉

まえがき

1、 お母さんからの手紙
2、「人」にふれる
3、 きずあと
4、 気持ちを表明することの大切さを願って
5、心の痛み
6、「お父さん」を語る
7、聞き取る

参考図書
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心の二重性 文学的エッセー

著者
松本陽正 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
124 
定価
1,100円 (本体1,000円 )
発行日
2003年7月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-766-0/ISBN4-87440-766-8 
Cコード
C3090 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉 一般書/文芸評論
 
内容
日本と外国文学12作品を例に挙げ、物語中における心の二面性を「顔あるいは仮面」「偽善」「分身」の3つの項目から提示し、自己と他者の存在認識の理解を試みる。
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序  章 心の二分化――ヴェルコール『二人のカミーユ』
第一章 顔あるいは仮面
   一、神吉拓郎『私生活』
   二、芥川龍之介『ひょっとこ』
   三、三島由紀夫『仮面の告白』
   四、安部公房『他人の顔』
第二章 偽 善
   一、モリエール『タルチュフ』
   二、スタンダール『赤と黒』
   三、ジッド『田園交響楽』
   四、志賀直哉『小僧の神様』
第三章 分 身
   一、スティーヴンソン『ジーキル博士とハイド氏』
   二、ドストエフスキー『二重人格』
   三、遠藤周作『スキャンダル』
   四、カミュ『転落』
終  章 もう一人の自分

注と参考文献
あとがき
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シャーロット・テンプル 

訳者
山本典子[スザンナ・ローソン著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
242 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
2003年7月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-757-8/ISBN4-87440-757-9 
Cコード
C0097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/小説・童話
 
内容
親切ごかしの罠にはまり、結婚の約束に翻弄されたあげく、身重のまま捨てられた美少女の悲哀にみちた運命。
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まえがき(スザンナ・ローソン)
〔第1部〕
第1章 寄宿学校
第2章 家庭の事情
第3章 思いもよらぬ不幸
第4章 運命の逆転
第5章 世の中は分からない
第6章 女教師の悪巧み
第7章 女性の胸に宿る節度
第8章 家庭の楽しい計画
第9章 何が起こるか分からない
第10章 好奇心に釣られて行動するのは、お人好しに過ぎない
第11章 愛と義務の狭間で
第12章  造物主の最後で最高の贈り物
      姿も心も
      清らかで、神々しく、善良で、感じがよく、そして愛らしい!
      呼びうる限りすべてに優れていた女!
      なんと汝は堕落したことか!
第13章 絶たれた望み
第14章 母の悲しみ
第15章 出 国
第16章 余談も必要
第17章 結 婚
〔第2部〕
第18章 反 省
第19章 思い違いだった!
第20章  堕落した娘に救いの手を差し伸べる時
      美徳の女神は美しく輝く
            偶然の出来事の章
第21章  人の悲しみを我がことのように思い
      人の過ちを見逃す心を教えて下さい
      その慈悲を私が他人に施すように
      私にも施して下さい     ポープ
第22章 心の悲しみ
第23章 悪党こそにこやかな笑顔の下に本心を隠す
第24章 明かされる謎
第25章 手紙の到着
第26章 予期されること
第27章  悲しみに沈む乙女は 露に濡れそぼる
      百合のごと 力なくうなだれた
第28章 放埓の跡を辿って
第29章 再び前へ
第30章  名ばかりの友情とは
      まやかしの子守歌
      富や名声にへつらい
      哀れな人を泣かす影
第31章 ヒロインはいかに
第32章 なぜ、何のために
第33章 人の心の分からぬ者は読まなくてよし
第34章 天 罰
第35章 結 び

 解 説(パトリシア・パーカー)/スザンナ・ローソン年譜/訳者あとがき
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源氏物語の姫君 遊ぶ少女期

著者
中西紀子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
344 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2003年7月7日 
ISBN
ISBN978-4-87440-769-1/ISBN4-87440-769-2 
Cコード
C3093 
ジャンル
文学・語学/日本 国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
『源氏物語』に登場する紫上・雲居雁・近江君・女三宮、4人の姫君たちに焦点をあて、少女時代の遊びを中心に、彼女たちの生き方をポジティブにとらえた珠玉の論考。
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言語政策としての英語教育 

著者
山田雄一郎 
シリーズ
広島修道大学学術選書22 
助成
 
判型
A5 
ページ
274 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2003年6月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-760-8/ISBN4-87440-760-9 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
外国語教育の世界的趨勢、JETプログラム、小学校英語教育、英語公用語論などの諸問題を取り上げて、日本の英語教育の矛盾を指摘、その改善策や必要性を提言する。
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序 章 言語政策確立の必要性について

第1章 動き出した世界の英語
 第1節 「文化」としての英語から「道具」としての英語へ
 第2節 EUの多言語主義とイギリスの不安
 第3節 「英語たち」の世界
 第4節 世界の期待と不安――多言語主義とグローバリゼーション

第2章 JETプログラムと英語教育
 第1節 ネイティブ・スピーカー幻想
 第2節 JETプログラムの実態とその思想
 第3節 ネイティブ・スピーカーにとってのJETプログラム
 第4節 反省と改善に向けて

第3章 小学校における英語教育
 第1節 問題の所在
 第2節 目的に関する議論
 第3節 手段に関する議論
 第4節 反対論を超えて

第4章 英語公用語論の思想
 第1節 英語公用語論の登場
 第2節 言語政策と公用語の問題
 第3節 バイリンガル育成とイマージョン教育の問題
 第4節 言語政策の確立のために

第5章 日本人に求められる英語
 第1節 新しい動き――「英語が使える日本人」の育成のための戦略構想
 第2節 「戦略構想」誕生の背景
 第3節 「戦略構想」の批判的検討

終 章 日本における多言語使用の可能性

資 料/1JETプログラム 2「英語が使える日本人」の育成のための戦略構想

参考文献
あとがき
索  引
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国語科授業の構築と考究 

著者
野地潤家 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
416 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2003年6月18日 
ISBN
ISBN978-4-87440-752-3/ISBN4-87440-752-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
独創性に富む国語科授業の構築を目指し、充実感を覚える国語科授業の実践・指導・研究の各段階での論考と提言。既刊『国語科授業論』『国語科教育・授業の探究』に続く第3冊目。
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まえがき

1 国語科授業構築をめざして その一
 1 国語科指導過程論から国語科授業構想論へ
 2 国語学習の磁場の発見と生成を
 3 国語教育への大道を求めて ――実践を深めていく視点――
 4 事上練磨の国語教育を
 5 教科指導の個性的創造を求めて
 6 国語教室の実践営為に徹するということ
 7 導入の授業を見直す ――導入の授業で学習課題を明確化させる問題――
 8 国語科実践記録の価値と役割
 9 授業者として努めたいこと
 10 生涯を見すえた国語科授業を
 11 子どもの自主性に根ざす授業を
 12 国語科授業力の練磨
 13 本格的な学力を生む授業計画を
 14 学ぶ主体を育てるための教師の働きかけ
 15 授業力としての発問を求めて
 16 国語学力を精練する場の発見
 17 学習主体を育てるために ――授業者として心がけたいこと――
 18 豊かな授業を生みだす指導秘策
 19 指導者に求められている「教師の耳」
 20 本格的な学習記録を求めて
 21 国語科授業者に求められるもの
 22 表現愛をはぐくむ音読・朗読の授業を
 23 国語科指導と人間形成 ――国語科指導者への提言七つ――
 24 個別指導に徹するということ
 25 探究者・誘導者としての創意と工夫
 26 「聞き方」の技能の演練を求めて
 27 すぐれた授業の源泉 ――学ぶ醍醐味を――
 28 国語科授業記録を求めて

2 国語科授業構築をめざして その二
 1 国語科授業創造への提言三つ
 2 “実践即研究”から得られる識見と力量
 3 生きた授業参観にするために
 4 授業創造への模索と課題
 5 国語科授業の実践的開拓への課題
 6 授業者として会得する“生きた呼吸”
 7 “授業の重さ”ということ ――私と国語教育――
 8 国語科授業の創造をめざして
 9 国語科授業への苦闘と沈潜を
 10 私の〈授業研究〉への提言 授業構想力と授業文脈の研究を
 11 授業者への指針 ――偉業とともに――
 12 清新な実践研究の集積を
 13 国語科授業の真の創造を
 14 学習指導案と授業構想力
 15 授業力の精練 ――足元から――
 16 授業者としての自己確立
 17 学習者の自立へ ――自らをかえりみて――
 18 学習者のことばの行為への対応 ――その工夫と精練と――
 19 授業・授業者を真に支えるもの ――研修・研究による実践的指導の精練を――
 20 国語学習活動の成立と展開 ――“言語活動例”を軸として――
 21 実践・研究者としての境涯を大切に

3 国語科授業研究の集積と課題
 1 国語科授業研究の総括と研究課題 その一
 2 国語科授業研究の総括と研究課題 その二
 3 国語科授業研究の動向と課題
 4 説明的教材で行う授業研究の視点と方法
 5 国語科授業研究を求めて
 6 児童が意欲的に学ぶ授業を求めて ――個性溢れる実践報告九編――
 7 国語科授業研究への熱い思い ――国語科授業研究の軌跡――

4 国語科授業探究者に学ぶ
 1 国語科における授業技術の発想 ――芦田恵之助から学ぶ――
 2 授業探究者としての芦田恵之助 ――教壇行脚期を中心に――
 3 国語科授業探究者 古田拡先生
 4 出雲路の日々 ――授業研究のこと――

あとがき
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小学校対象 ~国語科単元学習・総合的な学習を通して~ 学びを創る 動き出した子どもたち

編者
広島県福山市立山野小学校[山本名嘉子監修] 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
188 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2003年6月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-746-2/ISBN4-87440-746-3 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
福山市立山野小学校における国語科単元学習での総合的な学習の実践研究とその成果、課題。子どもたちの「自ら学び、自ら考える」力の育成を目指す。
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序章 生き生きと学ぶ国語科授業の創造  山本名嘉子
  -山野小学校国語科単元学習への歩み-

第1章 子どもの活動を中心に据えた授業づくり
  1. 教師主導,知識の詰め込み授業からの脱却
     (1)子どもたちが変わってきた
     (2)単元学習(山本先生)との出会い
     (3)教師の意識を変えていった単元学習
  2. 子どもが生き生きと学ぶ授業づくりの展開

第2章 子どもが主体的に学ぶ授業づくりの視点と方法
  1. 子どもが主体的に学ぶ授業づくり
     (1)「生き生きと活動する場」を創り出す工夫
         ~必然のある場~
     (2)学びたくなる学習内容と方法の工夫
     (3)自ら学ぶ力を育てる自己評価力の育成
  2. 単元学習の授業づくりのポイント

第3章 子どもが主体的に学ぶ授業の実際
  ふしぎがいっぱい山野の自然 ~生き物探検パート2~(3・4年)
  むかしむかしやまのでね ~かみしばいやさんになろう~(1年)
  地球の環境を新聞に書こう(5年)

第4章 子どもと共につくり出す授業の実際
  わたしたちのくすの木物語(3・4年)
  カイコ日記をつくろう(3・4年)
  おもちゃハウスであそぼう(2年)

第5章 地球と共に生きる「総合的な学習」の実際
  地球の人口減から考える ~みんな山野にカムバック~(5年)
  ふるさと山野再発見 ~山野の紹介番組を作ろう~(5年)
  21世紀の環境を考える ~ディベートをしよう~(5・6年)

第6章 読書の楽しさを伝え合う授業の実際
  本とともだちになろう
   ~ブック・コマーシャルたいかいパート2~(1年)
  お話,大すき ~絵本を作り紹介しよう~(2年)
  読書の楽しさを伝え合おう ~読書発表会を開こう~(5年)

資料
  全教科で育てる「自ら学ぶ力」
  実践した単元一覧表
  「話すこと・聞くこと」に関する年間指導計画
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ことば・文・文章を求め合って じゅんや博士 読書、文章作法の会で学んだこと

著者
白川朝子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
238 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2003年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-749-3/ISBN4-87440-749-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
平成13年12月から14年11月までの野地潤家先生による公民館成人教養教室での講話記録。読むこと・書くことについての丁寧な講義内容のほか、配付資料・雑談などを収める。
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【品切】
この本の目次を見る
  まえがき


1 じゅんや博士 読書、文章作法の会(第1回)感想
  1 充実感でいっぱいの2時間/2 読書生活の設計、文章の書き方への助言/3 文章例

2 じゅんや博士 読書、文章作法の会(第2回)感想
  1 年賀状(平成14〈2002〉年1月)から/2 新聞コラム、「新宮愛子さま」について/3 「徒然草」への道など/4 徒然草関係文献目録(野地潤家先生編)

3 じゅんや博士 読書、文章作法の会(第3回)感想
  1 新聞の投書欄の“提唱”について/2 新聞の投書欄の文章から(その1)/3 新聞の投書欄の文章から(その2)/4 作文「卒業」(旧制中学校2年)/5 「言葉の力を信じた人」について/6 「鵯の死」について/7 手紙の書き方

4 じゅんや博士 読書、文章作法の会(第4回)感想
  1 新聞の投書欄の文章から/2 『手紙が書ける』にかかわって/3 序文について/4 「初節句までの道のり」について/5 新聞記事2つ/6 ベストセラーに関して

5 じゅんや博士 読書、文章作法の会(第5回)感想
  1 新聞のコラムについて/2 ウィークリー誌の文章について/3 文章例「校長式辞」について/4 「右足骨折」について/5 「遅ればせの自己紹介」について/6 「虹」のアンソロジーを

6 じゅんや博士 読書、文章作法の会(第6回)感想
  1 ある会報の「巻頭言」について/2 「ある夜の善意」(前田嘉明博士稿)/3 「銀いろの風の中で」(野地潤家先生稿)/4 「くつした」について/5 「不思議な親子」について/6 「ある思い出話」について/7 学びえたこと

7 じゅんや博士 読書、文章作法の会(第7回)感想
  1 新聞の記事について/2 「虹」について/3 「被爆体験」について/4 グリーンフェスティバル

8 じゅんや博士 読書、文章作法の会(第8回)感想
  1 タクシーの運転手さんあれこれ/2 「徒然草」への案内/3 小話2つ/4 「被爆体験について」への気づき/5 『山のあなたの空遠く』から(その1)/6 自分史のこと/7 『山のあなたの空遠く』から(その2)

9 じゅんや博士 読書、文章作法の会(第9回)感想
  1 はがきの書き方から/2 『昭和前期中学校国語学習個体史』について/3 「とうかさんの思い出」「泰明ちゃんの想い出」について/4 「徒然草」第194段、第130段

10 じゅんや博士 読書、文章作法の会(第10回)感想
  1 「最も苦痛の少ない外国語学習」について/2 「タマちゃんのこと」その1~その6/3 「タマちゃん」日記(Nさん)/4 アザラシ(アゴヒゲアザラシ)日記(Hさん)/5 ある回想について/6 文章を学ぶということ/7 随想について/8 「お祝いの言葉」/9 防災訓練をどう文章化するか

11 じゅんや博士 読書、文章作法の会(第11回)感想
  1 ある新聞記事から/2 「徒然草」について 第32段、第53段など/3 「梅干し」について/4 院生たちの文章について/5 『十菊随筆』への序文について

12 じゅんや博士 読書、文章作法の会(第12回)感想
  1 「根源のもの」(「風ぐるま」)から/2 高等師範卒業生からの寄書き/3 「図書新聞」のコラム欄から/4 公民館文学講座目録/5 エッセイ集『雨休窩・断簡』から/6 1年間のまとめ


  まとめに代えて
  あとがき
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ダリアの庭へ 

著者
仲 青治 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
276 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2003年4月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-742-4/ISBN4-87440-742-0 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
戦後瀬戸内の小島に生きる豪気母さんと息子の葛藤物語。三十代、女の人生とは。めくるめく旅の幻想。
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【品切】
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情報産業論 

著者
阿部耕一朗 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
180 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2003年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-748-6/ISBN4-87440-748-X 
Cコード
C3065 
ジャンル
政治・経済・法律 労働・福祉・生活
 
内容
第1章 電子メディア/第2章 データベース化技術/第3章 文字メディア/第4章 仮想空間。各種研究情報の現状と問題点、さらに将来像を探る。
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はじめに

第1章 電子メディア
 情報社会学への道
 通信産業
 インターネット

第2章 データベース化技術
 学術情報処理体制の現状
 情報需要ということ
 情報の生起頻度から見た技術予測
 情報発生が示す法則性

第3章 文字メディア
 ネットワーク時代の出版物

第4章 仮想空間
 芸能と宗教
 文化という仮想空間現象
 観念世界構築のステップ

おわりに
参考文献
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新たな世界観の探求 哲学・環境・倫理

著者
三村泰臣 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
130 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2003年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-745-5/ISBN4-87440-745-5 
Cコード
C1012 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
考えること・学ぶこと/人間中心主義/人間とは何か/環境倫理学/新たな世界観の創造。現代社会の環境問題を通し新たな世界観を創造する。
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【品切】
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古典教育の探究 

著者
菅原敬三 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
208 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2003年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-753-0/ISBN4-87440-753-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈古文・古典教育〉
 
内容
理論と実践の結びつきを目指した古典教材の分析と扱い方。 「板書の構造化 」に取り組んできた著者自らの板書案を併録。大和物語・枕草子・更級日記・平家物語・論語、ほか。
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【品切】
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はじめに

1 古典教育の意義・目標
 一 古典教育の課題
 二 古典教育の意義・目標
 三 古典教材の特質

2 古典授業の成立と古典教材の「教材研究と教材の扱い方」
 一 作品研究と教材研究
 二 古典授業を成立させるために
 三 教材研究と教材の扱い方
  1 『大和物語』第百五十六段「姨捨」
  2 『枕草子』第一段「春はあけぼの」(その一)
  3 『枕草子』第一段「春はあけぼの」(その二)
  4 『枕草子』第一〇一段「御かたがた、君たち」(その一)
  5 『枕草子』第一〇一段「御かたがた、君たち」(その二)
  6 『更級日記』冒頭部「道の果て」
  7 『平家物語』巻十一「先帝身投げ」
  8 『柴門の辞』(松尾芭蕉)
  9 『桃花源記』(陶潜)
  10 『論語』(為政)「吾十有五而志于学……」

初出一覧

おわりに
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人を育てることばの力 国語科総合単元学習

著者
遠藤瑛子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
352 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2003年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-735-6/ISBN4-87440-735-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
中学1~3年の3回生6年間の実践と論考集。調べ学習、生きることの意味、対話能力の向上などから考察し、生徒とともに歩んだ探求学習の記録。
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【品切】
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 序 (鳥取大学教育地域科学部教授 浜本 純逸)
1 単元「夢を開く」;「開かれた学習」をめざして(第一学年・15時間)
 はじめに
 一、単元の構成
  1使用した教材/2単元の意義/3生徒の実態/4指導のてだて
  5この単元でつけたい情報力と言語能力/6単元のねらい/7単元の展開と評価
 二、指導の実際
  1生徒の作文を学習材に/2「○年後の計画書」を作成するための推敲の方法/3「○年後の計画書を語り合う
 おわりに
2 単元「宮沢賢治の世界へ」;「調べ学習」をこう組織する(第一学年・17時間)
 一、単元の設定とねらい
 二、使用した学習材と育てたい情報活用能力
  1使用した学習材/2この単元で育てたい情報活用能力
 三、単元の展開
 四、指導の実際
  1指導の手だて/2設定された学習課題/3生徒の研究レポート「賢治と風」から
 五、実践のまとめ
3 単元「ことばをみつける―絵本による創作」;想像力・創作力を育てる(第一学年・15時間)
 はじめに
 一、単元の意義
  1使用した学習材/2単元の意義/3生徒の実態/4この単元で育てたい主たる言語能力
  5指導の手だて/6単元のねらい/7単元の展開と評価
 二、指導の実際
  1ことばのスケッチ/2絵本の創作 おわりに
4 単元「生きることの意味」;往復感想で伝え合う力を育てる(第一学年・13時間)
 はじめに
 一、使用した学習材
 二、単元の構成
  1単元設定の理由/2生徒の実態/3指導の手だて
  4単元のねらいと育てたい主たる言語能力/5単元の展開と評価
 三、指導の実際
  1往復感想の練習―「大人になれなかった弟たちに…」/2高まっていった考え―『テレジンの小さな画家たち』
 おわりに

参考
 一 「生命」の尊さと「生きることの意味」を考える
  はじめに/実際の学習で/まとめ
 二 私の読書指導
  1読書指導のきっかけは「読書ノート」/2読書案内「読んでごらん」をつくる
  3朝の十分間読書を始める/4国語の時間の読書と読書日記
  5史上最大の読書クイズ合戦

5 単元「『少年H』の時代」;生きる力と対話能力を育てる(第二学年・14時間)
 はじめに
 一、単元の構成
  1使用した学習材/2単元の意義/3生徒の実態/4指導の手だて
  5個の単元でつけたい情報力と対話能力/6単元のねらい/7単元の展開と評価
 二、指導の実際
  1夏休みの読書感想文から二編/2「少年Hの見た戦争」/3妹尾河童氏の生き方について
  4『少年H』の読書会/5父から子へ伝えたい思い
 おわりに

参考
 一 フィールドワークを取り入れた総合学習―わが街の文学Watching―
  1国語の学習を生かした単元づくり/2生徒は何を希望したか
  3生きた学習Watching/4生きた教材づくり(教師の事前研究)
  5生きている街への思い/6まとめと今年の取り組み
 二 単元「『少年H』の時代」の背景―わけわからんを乗り越えよう―
  1わけわからん/2Yの自己変革/3生徒の心の扉を開ける鍵

6 単元「夢を支える人々」;総合的な学習と関連した単元づくり(第二学年・12時間)
 一、総合単元「夢を支える人々」ができるまで
 二、単元の構成
  1使用した学習材/2単元の意義/3生徒の実態/4指導の手だて
  5この単元で育てたい言語能力や見る力など/6単元のねらい/7単元の展開
 三、指導の実際
  1『鉄、千年のいのち』を読む/2「にんげんドキュメント 千年の釘に挑む」を見る
  3シンポジウムのためのテーマ決定/4シンポジウムの草稿作り
  5シンポジウムの準備/6シンポジウム
 おわりに
7 単元「現代を読む」;メディア・リテラシー教育の実践(第三学年・15時間)
 はじめに
 一、単元の構成
  1使用した学習材/2単元の意義とねらい/3生徒の実態/4指導の手だて
  4この単元で育てたい言語能力や見る力など
 二、指導の実際
  1資生堂のポスターと学習者の反応/2公共広告機構の広告を読む
  3全面広告のプレゼンテーション/4学校紹介の広告
 三、単元末の事後調査とふり返りにみる生徒の変容
  1単元末の事後調査/ふり返りから 四、成果

参考 一 説明力を他教科で生かす
  1上手に伝えるために/2ことばだけで説明する
  3学習訓練として説明力を育てる/4学習者に説明力の意義を自覚させる
 二 中学校の国語教科書のどこを補うか
  はじめに/1教科書をもとにした単元づくり
  2単元と学習材との関係/3学習者の実態を調べる/おわりに

あとがき/初出一覧
参考資料
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紛争の法社会学 

著者
小谷朋弘 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
264 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2003年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-747-9/ISBN4-87440-747-1 
Cコード
C3032 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
法社会学の立場から弁護士問題と離婚問題にアプローチする。弁護士問題ではクライアント間の関係、弁護士の意識の問題等を。離婚問題では熟年離婚や離婚給付の問題等を挙げる。
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はしがき
序  説

          1部 弁護士職の法社会学

第1章 弁護士アクセスの構造
 1.問題の所在
 2.弁護士職の可視性
 3.紛争処理における弁護士の地位
 4.弁護士アクセスと社会的距離
 5.総括と課題
第2章 弁護士職の現代的性格
 1.はじめに
 2.紛争処理における弁護士の地位
 3.弁護士業務の特質
 4.弁護士の生活意識
 5.おわりに
第3章 日常生活の中の紛争処理
 1.はじめに
 2.紛争の態様と処理過程の問題
 3.紛争処理の構造
 4.まとめ
第4章 医療事故と被害者救済――裁判と弁護士に焦点をあてて――
 1.はじめに
 2.医療事故の発生原因
 3.医療裁判の問題構造
 4.医療裁判と弁護士
 5.医療裁判を超えて

          2部 離婚紛争の法社会学

第5章 離婚紛争の諸過程
 1.はじめに
 2.離婚紛争の発生基盤
 3.離婚紛争の処理方式
 4.離婚紛争にともなう諸問題
 5.おわりに
第6章 離婚紛争の処理過程――第三者機関の援助役割――
 1.問題の所在
 2.市民意識にみる離婚相談の相手
 3.行政機関相談窓口の援助役割
 4.家庭裁判所相談窓口の援助役割
 5.女性センター相談室の援助役割
 6.離婚紛争の処理における弁護士の援助役割
 7.むすび
第7章 DV離婚と緊急保護施設
 1.はじめに
 2.離婚にみる暴力の実相
 3.緊急保護施設としての母子寮
 4.民間女性シェルターの援助役割
 5.おわりに
第8章 高齢社会と離婚紛争
 1.増加する中高年離婚
 2.人生80年時代の家族のライフサイクル
 3.ジェンダー差別の構造
 4.中高年離婚の2つのタイプ
 5.中高年離婚のゆくえ
補 論 法化論の射程
 1.法化論の焦点
 2.法化の概念
 3.法化の問題と対策
 4.法化論の地平

あとがき
索  引
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エコハウスブック 自然となかよくする住まい12章

著者
灰山彰好 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5変形 
ページ
184 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2003年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-754-7/ISBN4-87440-754-4 
Cコード
C3052 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
機械設備に頼ることを控えた環境工学設計の方法と、太陽・風・樹木など自然との共生を実証的な方法論によって提言。多角的に環境エコデザインを解説する。日射量計算ソフト付。
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日本統計調査の進化 20世紀における調査の変貌

著者
溝口敏行 
シリーズ
広島経済大学研究叢書第24冊 
助成
 
判型
A5 
ページ
154 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2003年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-744-8/ISBN4-87440-744-7 
Cコード
C3033 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
経済・社会の歴史と関連づけてみる統計調査史。世帯ベース統計調査の進化/生産活動関連統計での課題/国民経済計算と消費者物価指数ほか。
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ばあちゃんまるくなる 

著者
風間友子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
232 
定価
1,100円 (本体1,000円 )
発行日
2003年3月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-743-1/ISBN4-87440-743-9 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
剛毅なばあちゃんも黄昏時を迎えて…。3冊目。「思い込み」「黄昏どき」他。
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明治三十一年から始まる『鴎外史伝』 

著者
目野由希 
シリーズ
 
助成
02年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
264 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2003年2月28日 
ISBN
ISBN978-4-87440-736-3/ISBN4-87440-736-6 
Cコード
C3091 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
外「史伝」の理念構成時期を論究しその文化史的な要素を論述――外「史伝」におけるジャンルと様式/『西周伝』と『明治三十一年日記』からの出発/未完の史伝群と『堺事件』異本/ほか
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 はじめに
 凡  例
     序 論
第一章 既成イメージ ―先行研究の傾向―
 1 『渋江抽斎』のジャンル問題を中心とする史伝小説についての先行研究の傾向
 2 構成について
第二章 本論の目的と構成
 1 本論の目的と構成
 2 ジャンルと様式
     第1部 史伝・その理論としての美学と美術史
第一章 『日本芸術史資料』
 1 藤岡作太郎『近世絵画史』
 2 『日本芸術史資料』
 3 日記と考証的記述
 4 奇妙な告白
第二章 鴎外「史伝」におけるジャンルと様式 ―「史伝」というホロスコープ―
 1 問題提起
 2 方法と準備
 3 東京美術学校における鴎外の美学講義
 4 同時代的状況――社会進化論
 5 まとめ
第三章 夢の日本近世美術史料館
 1 「我をして九州の富人たらしめば」の形成過程
 2 鴎外・永井荷風・藤岡作太郎の浮世絵観
 3 鴎外への浮世絵の影響経路
 4 夢の日本近世美術史料館
第四章 明治三十一年の鴎外と美学
 1 明治三十年代初頭の日本の美学と鴎外
 2 「英雄は公衆の奴隷」
 3 「美術史」講義ノートのラスキン
 4 まとめ
第五章 史伝・画人伝・風俗史
 1 死なず、消え去るのみ
 2 からくり人形
 3 史伝と画人伝
 4 風俗史と芸術史
     第2部 史伝・同時代と歴史記述
第一章 『西周伝』と『明治三十一年日記』からの出発
 1 『西周伝』のエクリチュール
 2 日記作家鴎外
 3 まとめ
第二章 雑誌史伝欄とは何か
 1 問題の所在
 2 雑文・雑録、また史伝
 3 『美術評論』の「史伝」欄
 4 『山口古菴』
 5 まとめ
第三章 未完の史伝群と『堺事件』異本
 1 未完をめぐって
 2 未完のテキストをめぐって
第四章 未完と予定調和
 1 先行研究の指摘について
 2 『即非年譜』のスタイル
 3 手を入れられる私信
 4 第三者の声の参与のしかた
第五章 失われた時の探求
 1 新聞に投書する文学少年
 2 作家は処女作に回帰する
第六章 史伝のバリエーション
 1 「史伝の数割合に多きこと」
 2 蒙古のモチーフ
 3 渋柿園との類似と相異
 4 『福翁自伝』と『松雲公小伝』
 5 まとめ
第七章 能久親王の死
 1 『能久親王事蹟』の末期描写
 2 『北白川宮』の場合
 3 流布する墓碑銘
 4 ジャーナリズムによる伝記
 5 まとめ
     総 論
 1 ここまでの論旨と『渋江抽斎』との関係
 2 まとめ
 3 総 論
 おわりに
 初出一覧/索引
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国際協力による自動車部品相互補完システム 

編著
平木秀作 
シリーズ
 
助成
02年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
296 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2003年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-741-7/ISBN4-87440-741-2 
Cコード
C3034 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
ASEAN諸国で構築された相互補完生産の実態、管理技術開発、物流ネットワークの設計を、現地調査から得られた知見をもとに研究、考察する。
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幕末維新期漢学塾の研究 

編者
幕末維新期漢学塾研究会・生馬寛信 
シリーズ
 
助成
02年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
794 
定価
13,200円 (本体12,000円 )
発行日
2003年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-739-4/ISBN4-87440-739-0 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本 教育〈教育史〉
 
内容
幕末維新期における漢学塾の教育活動と教育形態の実態を多面的に、具体的事例をふまえながら実証、解明する。研究会メンバー18名による共著。
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【品切】
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はじめに/生馬寛信
序  論 本書の研究課題と概要/生馬寛信

       第一部 漢学塾教育の特質

 第一章 幕末維新期における漢学塾――漢学者の教育活動――/神辺靖光
 第二章 明治前期「漢学塾」の基本的性格/入江 宏
 第三章 官学への転換期における林家塾昌平庚の実態――関係史料についての一考察――/橋本昭彦
 第四章 洋学学習と漢学教養――幕末維新期の学問動向のなかで――/蔵原三雪
 第五章 金沢における西洋流砲術の導入と壮猶館――洋学の受容と伝統の対応の一事例――/蔵原清人
 第六章 漢学私塾と寺子屋の区別化をめぐって――山口県『教育沿革史草稿』による実態比較――/生馬寛信

       第二部 江戸・東京、京都、大坂の漢学塾

 第一章 江戸の漢学者とその塾/関山邦宏
 第二章 幕末江戸の漢学塾/名倉英三郎
 第三章 明治初年の東京府の漢学塾――「明治五年・開業願書」を中心に――/神辺靖光
 第四章 明治一〇年代の東京府の漢学塾――「明治一六年・東京府管内私立諸学校表」を中心に――/神辺靖光
 第五章 幕末の京儒と漢学塾/竹下喜久男
 第六章 幕末期の懐徳堂とその廃絶について/山中浩之

       第三部 城下及び郷村の漢学塾

 第一章 漢学私塾自南学舎考――郷村私塾の一例――/吉岡 栄
 第二章 埼玉県域における幕末維新期の漢学塾/川本亨二
 第三章 在村知識人の学問と私塾――新潟県柏崎、藍澤南城の事例――/川村 肇
 第四章 漢学塾の普及と地域学習環境の形成/高木靖文
 第五章 在村学芸結社の形成と展開――白鴎吟社から立教館へ――/山中浩之
 第六章 観善舎とその門弟の動向/竹下喜久男
 第七章 幕末維新期美作の漢学塾――休嫌学舎と知本館――/安部崇慶
 第八章 山田方谷と備中の漢学塾――長瀬塾と小阪部塾――/安部崇慶
 第九章 明治前期山口県玖珂郡の漢学塾――玖珂郡の教育環境と東沢瀉塾――生馬寛信
 第一〇章 『継志堂由来略記』考/新谷恭明
 第一一章 唐津藩庄屋の学習と教養形式――峯平蔵日記の分析を通して――/木村政伸
 第一二章 鹿児島藩における朱子学の興隆と学派の動向/井原政純
 第一三章 鹿児島薩摩地方にみる漢学学習の「場」の基礎的研究――塾の形態と共立・共同体の形態を中心に――/井原政純
 第一四章 維新前後、沖永良部島における私塾状況の基礎的研究/井原政純

あとがき
文部省科学研究費補助金基盤研究(A)(1)報告書
 『幕末維新期における漢学塾の総合的研究123』目次
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サヌカイトと先史社会 

著者
竹広文明 
シリーズ
 
助成
02年度学術振興会助成 
判型
B5 
ページ
350 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2003年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-740-0/ISBN4-87440-740-4 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
旧石器時代、縄文時代、弥生時代のサヌカイト利用状況と石材原産地、その採取および入手、石器製作、先史社会の諸段階を多くの図表を駆使して通史的に検討する。
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序文――川越哲志
はじめに
例言

           序 章 先史社会におけるサヌカイト利用をめぐって
第1節 先史社会におけるサヌカイト利用をめぐって
 1 旧石器時代のサヌカイト利用
 2 縄文時代のサヌカイト利用
 3 弥生時代のサヌカイト利用
 4 先史社会におけるサヌカイト利用をめぐって
第2節 サヌカイトとその原産地
   付 記

           第1章 旧石器時代におけるサヌカイト利用
第1節 サヌカイト利用の開始
 1 瀬戸内を中心とした西日本における旧石器時代の変遷
 2 瀬戸内を中心とした地域のサヌカイト・安山岩利用の開始
 3 小結
第2節 旧石器時代のサヌカイト原産地における石材採取と石器製作
 1 坂出市金山奥池遺跡
 2 五色台と国分台遺跡群
 3 小結
第3節 旧石器時代におけるサヌカイトの獲得と石器製作
 1 サヌカイト原産地を取り巻く環境
 2 サヌカイト原産地周辺の遺跡群におけるサヌカイトの獲得と石器製作
 3 サヌカイト原産地から離れた地域におけるサヌカイトの獲得と石器製作
 4 小結

           第2章 縄文時代におけるサヌカイト利用
第1節 縄文時代のサヌカイト原産地における石材採取と石器製作
 1 金山原産地
 2 五色台原産地
 3 小結
第2節 縄文時代における石器製作技術の二者
 1 早稲田山遺跡と洗谷貝塚における石器製作
 2 縄文時代打製石器の様相
 3 縄文時代打製石器製作の二者
 4 小結
第3節 縄文時代のサヌカイト石器原材
 1 洗谷貝塚出土の板状石材と集積遺構
 2 縄文時代のサヌカイト石器原材
 3 縄文時代におけるサヌカイト石器原材の特徴
 4 小結
第4節 縄文時代におけるサヌカイト利用と石器製作
 1 サヌカイト原産地を取り巻く環境――瀬戸内海の形成――
 2 瀬戸内沿岸におけるサヌカイト利用と石器製作
 3 中国山地帝釈峡遺跡群におけるサヌカイト利用と石器製作
 4 日本海側地域におけるサヌカイト利用と石器製作
 5 小結

           第3章 弥生時代におけるサヌカイト利用
第1節 弥生時代のサヌカイト原産地における石材採取と石器製作
 1 金山東麓における石材採取と石器製作
 2 サヌカイト原産地および原産地周辺遺跡群をめぐって
 3 小結
第2節 弥生時代のサヌカイト石器原材をめぐって
 1 弥生時代のサヌカイト石器原材
 2 弥生時代のサヌカイト石器原材類をめぐって
 3 小結
第3節 弥生時代におけるサヌカイト利用と石器製作
 1 瀬戸内沿岸におけるサヌカイト利用と石器製作
 2 中国山地津山盆地におけるサヌカイト利用と石器製作
 3 日本海側地域におけるサヌカイト利用
 4 弥生時代におけるサヌカイト利用と石器製作をめぐって
 5 小結

           終 章 サヌカイトと先史社会の諸段階
第1節 旧石器時代
 1 後期旧石器時代ナイフ形石器文化期
 2 旧石器時代終末から縄文時代初頭にいたる各段階
第2節 縄文時代
第3節 弥生時代
第4節 サヌカイトと先史社会

おわりに
参考文献
図版・挿図・挿表・資料出典一覧
資 料
索 引
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六朝楽府文学史研究 

著者
佐藤大志 
シリーズ
 
助成
02年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
414 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2003年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-738-7/ISBN4-87440-738-2 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/アジア〈文学〉
 
内容
古曲を主題とする擬古楽府の展開を中心に研究。総論で六朝楽府文学史を、各論で鮑照の楽府の特徴を、附論で東晋・劉宋期の「雪」を考察する。
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序文

総論 六朝楽府文学史考
 第一章 六朝楽府詩の展開と楽府題 ――東晋楽府断絶後の楽府文学――
  第一節  楽府題と楽府詩制作
  第二節  東晋楽府断絶以後の擬古楽府
  第三節  劉宋中期の楽府詩
  第四節  鮑照の楽府詩と楽府題
  第五節  南斉以後の楽府題の作とその制作
  第六節  結語
 第二章 梁陳の文学集団と楽府題
  第一節  「擬」から唱和・賦得へ
  第二節  梁陳の文学集団における楽府題のイメージの形成
  第三節  梁陳における楽府題のイメージの利用
  第四節  結語
 第三章 楽府題変遷考 ――楽府題「陌上桑」を中心として――
  第一節 楽府題の変遷と六朝楽府文学の展開
  第二節 東晋以前の「羅敷古辞」とその呼称
  第三節 「日出東南隅行」と「艶歌行」の変遷
  第四節 「陌上桑」の変遷
  第五節 李白「陌上桑」
  第六節 「羅敷古辞」と楽府題「陌上桑」
  第七節 李白徒詩中の「陌上桑」 ――悲愁の曲「陌上桑」――
  第八節 憂愁する羅敷 ――憂愁する採桑女と羅敷――
  第九節 結語

各論 六朝楽府文学をめぐる諸問題 ――鮑照を中心として――
 第一章 鮑照楽府詩論
  第一節 鮑照楽府詩の物語性
  第二節 魏晋楽府詩の表現様式
  第三節 劉宋楽府詩の表現様式
  第四節 鮑照楽府詩の特質
  第五節 結語
 第二章 鮑照と「俗」文学 ――六朝における鮑照評価をめぐって――
   はじめに
  第一節 六朝期における鮑照評価とその問題点
  第二節 楽府文学の展開と鮑照
  第三節 貴族から寒門へ ――楽府文学の担い手の変化――
  第四節 結語
 第三章 鮑照の文学とその制作の場
  第一節 文学と制作の場
  第二節 王族貴族の文学サロン・讌集 ――「競作」「座興」「言志」――
   一、「競作」/二、「座興」/三、「言志」
  第三節 「詠懐」の制作の場
  第四節 結語
 第四章 何承天「鼓吹鐃歌」について ――その六朝楽府文学史上に占める位置――
   はじめに
  第一節 何承天「鼓吹鐃歌」十五曲の制作時期
  第二節 何承天「鼓吹鐃歌」十五曲の制作意図
  第三節 東晋期以後の鼓吹曲の現状と何承天「鼓吹鐃歌」
  第四節 六朝楽府文学史上における何承天「鼓吹鐃歌」十五曲の位置
 第五章 崔豹『古今注』音楽篇について ――楽府解題書と擬古楽府制作――
   はじめに
  第一節 作者崔豹と『古今注』音楽篇について
  第二節 「崔豹解題」と擬古楽府制作
  第三節 結語

 附論 中国古典文学に於ける「雪」 ――東晋・劉宋期を中心として――
   はじめに
   第一節 西晋以前の文学における「雪」
   一、『時経』における雪/二、「害悪・寒苦をもたらすもの」としての「雪」/三、「豊穣をもたらすもの」としての「雪」/四、「鮮潔な白色を有するもの」としての「雪」/五、小結
  第二節 東晋期の新しい傾向 ――「雪」「雪景色」自体の美を描く作品の登場――
  第三節 東晋末・劉宋初期の「雪」
  第四節 結語 ――東晋期から劉宋初期に至る文学の展開――

後記
初出一覧

漢魏晋南北朝楽府関係論著目録《中文篇》
漢魏晋南北朝楽府関係論著目録《和文篇》

書名・作品名索引
人名索引
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古期ドイツ語作品集成 

著者
高橋輝和 
シリーズ
 
助成
02年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
438 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2003年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-731-8/ISBN4-87440-731-5 
Cコード
C3084 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
西暦500~1100年頃までの低地高地両ドイツ語諸方言の全作品を収録解説。古期ドイツ語時代における言語文化の諸相と特色を明らかにする。
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序文/凡例

1.古期ドイツ語の作品
A.ザクセン語の作品
 1.ヴェーゼル川の獣骨のルーネ文字銘
 2.ゾーストの円形留金のルーネ文字銘
 3.ノルマン人のAbc
 4.『ヘーリアント』序文
  a.散文の序文/b.韻文の序文
 5.『ヘーリアント』M写本より
  a.キリストの誕生/b.主の祈り
 6.『ヘーリアント』P写本断片より
 7.『ヘーリアント』S写本断片より
 8.『ヘーリアント』V写本抜粋より
 9.ザクセン語の創世記より
  a.アダムの嘆き/b.ソドムの運命の予告
 10.エッセンの月名
 11.ルブリンの詩篇断片より
 12.ヴィーンの呪文
  a.馬の呪文/b.寄生虫の呪文
 13.ヴェールデンの徴税簿断片
 14.ヴェストファーレン語の懺悔より
 15.ザクセン法より
 16.パーデルボルンの詩篇断片
 17.ゲルンローデの詩篇注解より
 18.トリールの血の呪文
 19.『ヘーリアント』C写本より
  a.序/b.主の祈り
 20.エッセンの徴税簿より
 21.ヴェストファーレン語の受洗の誓いA写本
 22.ザクセン語の受洗の誓い
 23.エッセンの万聖節の説教
 24.ギッテルデの貨幣銘
 25.レーオ・ヴェルチェリ司教の金言
 26.フレッケンホルストの徴税簿より

B.低部フランク語の作品
 1.ベルリーンの詩篇断片より
 2.アインハルトの『カルル大帝伝』A5写本より
 3.西フラマン語の恋愛句
 4.ヴィリラムの雅歌注解A写本より
 5.ミュンステルビルゼンの称賛句

C.テューリンゲン語の作品
 1.ヴァイマルの尾錠のルーネ文字銘
 2.テューリンゲン法より

D.中部フランク語の作品
 1.トリールの護符のルーネ文字銘
 2.ビューラハの円形留金のルーネ文字銘
 3.リブアーリ法より
 4.ケルンの受洗の誓い断片
 5.ケルンの碑文
 6.トリールの悪魔払いの宣言
 7.レーワルデンの詩篇断片より
 8.トリールの勅令
 9.チューリヒの血の呪文
 10.ハインリヒの歌

E.西フランク語の作品
 1.サリ法協約A類本文より
 2.ルートヴィヒの歌
 3.パリの会話より

F.ラインフランク語の作品
 1.フライラウベルスハイムの弓形留金のルーネ文字銘
 2.オストホーフェンの円形留金のルーネ文字銘
 3.フランク語の祈り
 4.シュトラースブルクの誓い
 5.アウクスブルクの祈り
 6.メルゼブルクの呪文
  a.身内生還の呪文/b.馬の呪文
 7.ロルシュの蜜蜂の呪文
 8.マインツの懺悔より
 9.ライヒェナウの懺悔より
 10.トリールの馬の呪文
 11.ラインフランク語の旧約賛歌より
  a.申命記32,1-4/b.サムエル記上2,1-2
 12.トリールのグレゴーリウス句
 13.ビンゲンの墓碑銘
 14.尼僧への求愛
 15.シュレットシュタットの呪文
  a.寄生虫の呪文/b.血の呪文
 16.パリの馬の呪文
 17.アプディングホーフの血の呪文
 18.ベルンの痛風の処方箋

G.南ラインフランク語の作品
 1.イージドールの『公教信仰』より
 2.ヴァイセンブルクの公教要理より
  a.主の祈り/b.信仰告白
 3.オットフリートの『聖福音集』V写本より
  a.リウトベルト・マインツ大司教への請願状/b.序/c.受胎告知
  d.キリストとサマリア女/e.主の祈り/f.郷愁
  g.ルートヴィヒ・ドイツ王への献詩/h.サロモン司教への献詩
  i.ハルトムートとヴェーリンベルトへの献詩より
 4.ロルシュの懺悔より
 5.メルゼブルクの祈り断片
 6.プファルツの懺悔

H.東フランク語の作品
 1.バーゼルの処方箋
  a.発熱の処方箋/b.癌腫の処方箋
 2.サリ法断片
 3.ヒルデブラントの歌
 4.ハンメルブルクの荘園の境界表示
 5.タツィアーンの『総合福音書』G写本より
  a.放蕩息子の話/b.天国の喩え/c.主の祈り
 6.アインハルトの『カルル大帝伝』C1写本より
 7.フランク語の受洗の誓いA写本
 8.ヴュルツブルクの懺悔より
 9.フルダの懺悔A写本より
 10.ヴュルツブルクの共有地の境界表示
 11.ヴィリラムの雅歌注解B写本より
  a.序文/b.本文59

I.バイエルン語の作品
 1.シューレルロッホの岩壁のルーネ文字銘
 2.バイエルン法A写本より
 3.モーン(ト)ゼーの写本断片より
  a.マタイ福音書より/b.イージドールの『異教徒らの召出しに関する説教』より
  c.イージドールの『公教信仰』より/d.アウグスティーヌスの説教より
 4.キリスト教徒に対する奨励A写本
 5.ヴェッソブルンの祈り
 6.フライジングの主の祈り注解A写本より
 7.バイエルン語の懺悔1
 8.ザンクト・エメラムの祈りA写本より
 9.神への賛歌
 10.フルダの覚え書き
 11.カッセルの会話より
 12.ザンクト・エメラムの主の祈り注解より
 13.ムースピリ
 14.オットフリートの『聖福音書』F写本より
 15.ジギハルトの祈り
 16.ペテロの歌
 17.司祭の誓いA写本
 18.フォーラウの懺悔断片より
 19.詩篇138
 20.ヴィーンの犬の呪文
 21.テーゲルンゼーの寄生虫の呪文
 22.バイエルン語の懺悔2より
 23.ルーオトリープより
  a.捕えられた魚/b.愛の伝言
 24.オットローの祈りより
 25.クローステルノイブルクの祈り
 26.ザンクト・エメラムの癲癇の呪文
 27.ミュンヒェンの痛風の処方箋
 28.ザンクト・エメラムの目の呪文
 29.ヴィーンのノートケル写本より
 30.ヴェッソブルンの信仰告白と懺悔1より
 31.ヴェッソブルンの宗教的助言より
 32.ヴェッソブルンの説教より
 33.マリーアラーハの潰瘍の呪文
 34.ベネディクトボイレンの信仰告白と懺悔2より

J.アレマン語の作品
 1.ノルデンドルフの弓形留金1のルーネ文字銘
 2.アイヒシュテッテンの鞘口銀板のルーネ文字銘
 3.ノイディンゲンの木材のルーネ文字銘
 4.ヴァインガルテンのS形留金1のルーネ文字銘
 5.プフォルツェンの尾錠のルーネ文字銘
 6.シュレッツハイムの青銅カプセルのルーネ文字銘
 7.シュレッツハイムの円形留金のルーネ文字銘
 8.プフォルツェンの象牙環のルーネ文字銘
 9.ヴルムリンゲンの槍先のルーネ文字銘
 10.アレマン法A類写本より
 11.ザンクト・ガレンの語彙集より
 12.アブロガンスK写本より
 13.ザンクト・ガレンの主の祈り
 14.ザンクト・ガレンの信仰告白
 15.ライヒェナウの主の祈り
 16.ベネディクト修道会会則より
 17.ムールバッハの賛歌より
  a.真夜中/b.主の祈り
 18.アレマン語の詩篇断片より
 19.ウルリヒ句
 20.ザンクト・ガレンの写字生の句
 21.ザンクト・ガレンの風刺句1
 22.キリストとサマリア女
 23.牡鹿と牝鹿
 24.ザンクト・ガレンの風刺句2
 25.チューリヒの家の呪文
 26.ノートケルの訳著より
  a.フーゴ・ジッテン司教への書状/b.ボエーティウスの『哲学の慰め』より
  c.マルティアーヌス・カペッラの『フィロロギアの結婚』より
  d.アリストテレース/ボエーティウスの『範疇論』より
  e.アリストテレース/ボエーティウスの『解釈論』より
  f.三段論法賛歌より/g.修辞学より/h.音楽論より/i.詩篇より
  j.旧約賛歌より/k.主の祈り/l.信仰告白
  m.格言/n.処世訓
 27.ザンクト・ガレンの格言
 28.ザンクト・ガレンの課業
 29.ノートケルの詩篇への注解より
  a.詩篇92より/b.詩篇98より
 30.ガルスの歌
 31.ヴァインガルテンの本の後書き
 32.ギーゼラ句
 33.ザンクト・ガレンの風刺句3
 34.シュトラースブルクの血の呪文
 35.古フュジオログスより
 36.ゲオルクの歌
 37.ザンクト・ガレンの信仰告白と懺悔1より
 38.ザンクト・ガレンの信仰告白と懺悔3より

K.ランゴバルド語の作品
 1.ベゼンイェの弓形留金AとBのルーネ文字銘
 2.ブレザの大理石半円柱のルーネ文字銘
 3.ランゴバルド語の『ヒルデブラントの歌』
 4.ロータリ王の布告より
 5.パウルス・ディアーコヌスの『ランゴバルド史』より

2.出典,解説,注釈

参考文献/作品分類/作品索引

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日本の教育学の祖・日高真實伝 

著者
平田宗史 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
180 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2003年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-734-9/ISBN4-87440-734-X 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
ひだかまざね。幕末から明治時代を生きた教育学の先駆的人物。日高真實の人間形成から教育学をいかに形成したかを考察しながら、教育学史上の意義を明らかにする。
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 グラビア
 はじめに

第一章 訃報と弔辞
 第一節 雑誌にみる訃報
 第二節 外山正一の弔辞
第二章 高鍋藩と日高家
 第一節 高鍋藩とその教育
 第二節 日高家とその教育
第三章 一家の上京と真實
 第一節 近代日本の発足と教育
 第二節 一家の上京
 第三節 同人社・東京英語学校・東京大学予備門時代の真實
 第四節 東京大学・帝国大学時代の真實
第四章 ドイツ留学時代
 第一節 留学時代のドイツの社会と教育
 第二節 ベルリン大学留学時代の真實
 第三節 ベルリンからの便り
第五章 帰国後の日高真實の活動と友人達
 第一節 帰国後の日高真實の活動
 第二節 友人達
第六章 日高真實の教育論の形成と教員養成論
 第一節 教育論の形成
 第二節 『日本教育論』の内容と意義
 第三節 教員養成論

 おわりに
 附録 日高文庫について
 年譜
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筑前神楽考 遠賀御殿神楽

著者
波多野 學 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
346 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
2003年1月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-728-8/ISBN4-87440-728-5 
Cコード
C0021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本 一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
旧遠賀郡の筑前御殿神楽は社家神楽で日本最古の里神楽の1つといわれる。その歴史を先祖伝来の貴重な古書類、参考文献をもとに紐解き、神主達の次代継承の願いを伝える。
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グラビア
 豊山八幡神社春日神社 波多野家文書
 狩尾神社 波多野文書写――文政6年遠賀郡祭禮神楽執行社書上
 狩尾神社波多野家『神楽記』
 同倉野憲司博士校訂施訓『神楽記 全』
 宇美八幡宮 御神楽記(直方多賀神社『御神楽記』写本)
 熊野神社伊藤家文書写『御館大神楽要録 全』
 波多野家系譜
概  要
自  序

第一章 遠賀の由来と社家のいきざま

第二章 筑前御殿神楽史資料
 第一項 筑前御殿神楽史資料と研究文献
 第二項 筑前神楽年表
 第三項 権力者奉納の神楽
 第四項 御館大神楽
 第五項 遠賀郡の中・近世歴史背景
 第六項 氏子奉納の神楽

第三章 筑前神楽流布背景
 第一項 『神楽記 全』『御神楽記』比較考証
 第二項 宮中「御神楽歌」と筑前神楽「神楽歌」比較

第四章 現在の旧遠賀郡筑前御殿神楽
 第一項 遠賀郡水巻町猪熊、鷹見神社の神楽
 第二項 現状継承の神楽
 第三項 昭和筑前御殿神楽記
 第四項 神楽譜面
 第五項 筑前御殿神楽神面

むすび

 参考古文書・文献類
 篆刻『無窮』
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科学の森の猿 

著者
木村奎五 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
84 
定価
660円 (本体600円 )
発行日
2002年12月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-733-2/ISBN4-87440-733-1 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
子どもにも大人にも楽しめるショートストーリー3篇収録。表題作ほか「じろうくんの天国」「ごんぞのなみだ」。
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じろうくんの天国
ごんぞのなみだ
科学の森の猿
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実地教育・教育実習の実践的研究 

著者
清水 茂 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
246 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
2002年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-721-9/ISBN4-87440-721-8 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
鳴教大学校教育実践センター実地教育担当として取り組んできた、教師像の形成、意欲高揚、養護学校・介護等体験実習ほか独自の事前指導カリキュラムの開発編成と実践考察。
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寧夏回族自治区における古代の民族と青銅器文化の考古学的研究 

共著
横田禎昭・韓小忙[犬塚優司 翻訳] 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
286 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2002年12月14日 
ISBN
ISBN978-4-87440-730-1/ISBN4-87440-730-7 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア
 
内容
現地調査に基づき北方系青銅器を含む青銅器文化の実態を明らかにし、紀元前1100年の気候変化と人類活動の関連を推理。(中日両語併記)
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巻頭図版
まえがき

研究に至る経過

第一部
 寧夏回族自治区における青銅器文化(横田禎昭)
第二部
 寧夏の斎家文化(青銅器文化)と沙井文化の影響(横田禎昭)
第三部
 寧夏北方系青銅器文化研究(韓小忙)

あとがき
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英語の語彙指導 理論と実践の統合をめざして

著者
林 洋和 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
408 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
2002年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-716-5/ISBN4-87440-716-1 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
「語を知っている」とは?、どうすれば語彙力はアップするかを訳語、同意語・反意語、パラフレイズ、コロケーション、文化等の視点から考える。豊富な用例文でより具体的に。
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【品切】
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マトリクス人間生活学 

著者
藤女子大学人間生活学研究会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
276 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2002年11月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-726-4/ISBN4-87440-726-9 
Cコード
C1036 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
人間・発達・生活・環境・福祉・教育など、それぞれの結びつきを体系化し、変動する社会での人間生活を多面的に考えるための視野を提示する。
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住田和子/E.H.S.リチャーズの生活環境思想とその時代
       ――女子高等教育と科学――
北川誠二/循環型社会形成を目指して
       ――生活資源のリサイクルとエコビジネス――
石井よう子/食生活と環境問題
佐藤 祝/ホームプロジェクトと学校家庭クラブ活動
中村 涼/人間の発達
       ――発達観を顧みるためのヒント――
木村晶子/エコロジカルな生き方と宗教
阿部 包/共生と共同体をもとめて
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大学英語教育における教授手段としてのポートフォリオに関する研究 

著者
峯石 緑 
シリーズ
 
助成
02年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
172 
定価
3,520円 (本体3,200円 )
発行日
2002年11月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-724-0/ISBN4-87440-724-2 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
大学生を対象に、ポートフォリオ作成を組み込んだリーディング授業とリーディング・ライティング統合授業を実施、分析。教授ツールとしての展望を理論的、実証的に論究。
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ライラックは生きていた 

訳者
上野信子・池田チヅ子[キャサリン・ジョンソン著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
264 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2002年11月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-727-1/ISBN4-87440-727-7 
Cコード
C0037 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
著者は第二次世界大戦前後に宣教師として広島女学院大学に在職。原爆投下前の大学、広島の人々の人生や日常生活と後の広島の再生をアメリカ人宣教師の目を通して描く。
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 謝辞
 まえがき(ヘレン・D・ウィーゲル)
 序(ジョン・F・ラッシィ)
 主要登場人物
第1章 広島のある朝
第2章 三人の友
第3章 牛田への道のり
第4章 パルチコフ家の人々
第5章 泉邸
第6章 本通りでの買い物
第7章 柳邸
第8章 世良先生の思い出
第9章 広島女学院の生徒
第10章 八時十五分
第11章 新しい現実
第12章 希望を持って前進

解説


 第二次世界大戦中の出来事
 広島女学院の戦後
 原書出版時(1994年当時)の広島女学院
 広島女学院戦前史
 ゲーンス先生についての補足情報
 第二次世界大戦中の著者
第二次世界大戦後の著者

訳者あとがき

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縄文時代の植物採集活動 野生根茎類食料化の民俗考古学的研究

著者
山本直人 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
248 
定価
7,150円 (本体6,500円 )
発行日
2002年11月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-723-3/ISBN4-87440-723-4 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
民俗・民具調査を行い、根茎類や堅果類を食料化するときの敲打製石製品が出現する技術的背景を明らかにし、生業や経済基盤との関連において社会組織と精神文化を考察する。
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 まえがき

     第1部 生態考古学の方法と研究史
第1章 生態考古学の方法
第2章 生態学的方法論による縄文文化研究史
 第1節 研究史
 第2節 生態考古学の現状と課題

     第2部 縄文時代の植物採集活動の民俗考古学的研究

     序論 植物採集活動研究の目的と方法
第1章 植物採集活動の研究史
 第1節 研究史
 第2節 研究の所在
第2章 研究の方法と目的
 第1節 研究の目的
 第2節 研究の方法
     本論 根茎類食料化に関する民俗調査と事例研究
第3章 根茎類の植物遺体と食料化が想定される根茎類
 第1節 遺跡出土の根茎類植物遺体
 第2節 食料化が想定される根茎類
第4章 クズ食料化に関する民俗調査
 第1節 クズ粉生産地の地理的分布
 第2節 調査事例の報告
 第3節 調査事例の分析
 第4節 まとめ
第5章 ワラビ食料化に関する民俗調査
 第1節 ワラビ粉生産地の地理的分布
 第2節 調査事例の報告
 第3節 調査事例の分析
 第4節 まとめ
第6章 ヤマノイモ食料化に関する民俗調査
 第1節 調査事例の報告
 第2節 調査事例の分析
 第3節 まとめ
第7章 その他の根茎類食料化に関する民俗調査
 第1節 調査事例の報告
 第2節 調査事例の分析
 第3節 まとめ
     結論 根茎類食料化の民俗考古学的研究
第8章 クズ・ワラビ食料化に関する民俗モデルの構築と比較
 第1節 民俗調査の留意点と問題点
 第2節 クズ・ワラビ食料化に関する共通点と相違点
 第3節 クズ・ワラビ食料化の工程と関連用具
 第4節 クズ・ワラビ食料化における民具資料と考古資料の比較
 第5節 考察
 第9章 根茎類食料化の地域性と季節性
 第1節 民俗モデルの構築
 第2節 縄文時代の遺物の検討
 第3節 考察
第10章 敲打製石製品出現の技術的背景
 第1節 研究の目的と方法
 第2節 敲打製石製品の製作技術
 第3節 野生植物の食料化技術
第4節 考察
第11章 今後の課題
 あとがき/引用文献/索引
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日本近代女性運動史 広島県を中心にして

著者
今中保子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
282 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2002年11月11日 
ISBN
ISBN978-4-87440-725-7/ISBN4-87440-725-0 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本 政治・経済・法律
 
内容
大正デモクラシー昭和初期の社会民主化の波涛の中、県内女性運動がどのように起こり成長し、政府・地方庁当局にどう統合され、女性たちが15年戦争に翼賛したかを明かに。
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 まえがき
第一章 新婦人協会広島支部と女性教師
 はじめに
 一 大正期広島県女性教師の地位
  1女性教師受難時代/2職場における男女教師の差別待遇
 二 全国小学校女教員大会と新婦人協会
  1全国小学校女教員大会/2新婦人協会と女性教師
 三 三原女子師範事件
  1新婦人協会広島支部の設置/2広島県当局の圧迫/3県当局の圧迫に対する女性教師の抗議
4県当局の圧迫に対する世論
 四 新婦人協会広島支部その後の活動
 おわりに
第二章 女性教師と女性解放思想の発展
 はじめに
 一 女性教師の自主組織・全国小学校連合女教員会
 二 女性教師と母性保護
  1産前産後の休養/2「部分勤務」問題
 三 女性教師と男女平等の要求
 四 女性教師と勤労権
 五 女性教師と政治的覚醒
 おわりに
第三章 婦人参政権運動の発展
 はじめに
 一 広島県婦人参政権運動の社会的背景
  1県内無産政党結成と無産「婦人同盟」/2県内女性労働者の争議/3女人芸術連盟広島支部結成
 二 婦選獲得同盟広島支部結成と活動
 三 婦人参政権の世論と運動の不統一
 おわりに
第四章 母子保護法制定運動
 はじめに
 一 大正後期の既婚女性労働問題
  1既婚女性労働者の割合/2女性労働者の母子保護問題/3保育所問題<BR> 二 市民的女性運動と母子扶助法
  1母子保護要求の高まり/2婦女新聞社の母子扶助法制定促進会
 三 無産女性運動と母子扶助法
  1無産女性諸団体と母子保護問題/2社会民衆婦人同盟と母子扶助法制定運動
 おわりに
第五章 広島県女給同盟と生活擁護運動
 はじめに
 一 勤労女性としての女給
  1昭和恐慌と女給の増加/2女給の労働実情
 二 広島県女給同盟の結成と活動
  1女給同盟と無産女性団体/2広島県女給同盟と女給税反対運動
 おわりに
第六章 広島娼運動
 はじめに
 一 広島県における公娼制度の特質
 二 娼妓の抵抗と女性・子供の保護問題
 三 広島県廃娼期成同盟会結成と婦人参政権
 おわりに
第七章 地域女性団体の形成、発展と屈折
 はじめに
一 1920年代女性政策と地域女性団体の形成と発展
  1広島県農村女子青年団の育成と再編成/2広島県農村婦人会の組織づくり/3広島県全関西婦人連合会の活動
 二 1930年代官製女性団体のファッショ化
  1広島県連合婦人会と選挙粛正運動/2広島県国防婦人会と愛国婦人会広島県支部/3広島社会事業婦人会の活動
 おわりに
 あとがき/索引
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小学校・幼稚園 教育実習の手引き 

編著
山本名嘉子・吉原邦明 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
210 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2002年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-719-6/ISBN4-87440-719-6 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈幼児・児童教育〉
 
内容
新学習指導要領施行下の教育実習の内容・方法の検討に加え、実習の事前・事後指導、展開の実際や各教科の授業ほか、教育実習・教育活動についての基本事項をより具体的に。
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まえがき

1 教育実習の目的と方法

 1 教育実習の意義
 2 教育実習の目的と心構え
   1)子どもの理解/2)教職専門性のための実践的基礎能力の習得/3)学校の構造や機能の理解/4)教育者としての適性の吟味
 3 望まれる教師を目指して
   1)教師の基本的な技量/2)新しく求められる資質・能力
 4 教育実習の計画と期間
 5 教育実習の事前学習
   1)準備と事前学習/2)授業への準備/3)実習の評価と単位/4)学校要覧やホームページの活用
 6 教育実習の事後学習
   1)大学に戻ってからの事後学習/2)教育実習の自己評価/3)教員採用試験に備えて/4)よき社会人になるために
 7 教育実習に参加するために

2 小学校教育実習の内容と展開

 1 教育実習の内容
 2 教育実習の三形態
   1)観察実習/2)参加実習/3)総合実習
 3 教育実習の要点
 4 授業の観察・実地指導における留意点
   1)観察・実地指導のポイント/2)目標・内容・方法の一体化/3)指導形態/4)指導技術/5)発問/6)子ども相互のかかわり合いの指導/7)評価活動
 5 実習ノートの作成
   1)記録の内容/2)実習記録の活用
 6 教育実習の具体的活動
 7 実習中の健康管理
   1)自分の健康/2)児童・幼児の健康/3)学校伝染病

3 小学校教育の理解と実践

 1 小学校の目標と教育課程
 2 学校経営計画と校内組織
 3 子どもの発達と教育
   1)低・中・高学年の児童/2)生きる力の基礎/3)発達の原理
 4 小学校教育における実践課題
   1)生きる力を育てる/2)豊かな心の教育/3)基礎・基本の定着を図る学習指導/4)一人一人の個性を育む生徒指導/5)総合的な学習の実践
 5 充実した教育活動のために
   1)個に対応する指導/2)体験的活動/3)多様な学習集団/4)教育機器の活用
 6 授業づくりと指導技術
   1)「生きる力」を育む授業づくり/2)基礎・基本の徹底を目指したわかる授業づくり/3)授業づくりの手順と配慮事項/4)授業実践に学ぶ/5)授業を支える指導技術

4 各教科等の指導

 1 学習指導案の作成と授業の展開
   1)授業実習の目的/2)授業の構想/3)学習指導計画案の作成/4)授業の展開にあたって配慮すべきこと/5)授業を終えて/6)進んで研究授業を
 2 各教科等の指導
   国語科/社会科/算数科/理科/生活科/音楽科/図画工作科/家庭科/体育科/道徳/特別活動

5 幼稚園教育の理解と実践

 1 幼稚園教育の目標と課題
 2 幼稚園の機能と教育計画
 3 幼稚園教育の基本と重視事項
   1)環境構成の意味/2)指導の改善/3)教師の役割/4)家庭・地域・小学校との連携と子育て支援
 4 幼児の発達特性と指導・援助
   1)幼児の発達と幼稚園教育/2)実習場面における幼児の発達特性の理解と指導・援助/3)3歳児、4歳児、5・6歳児の発達特性

6 幼稚園教育実習の実際

 1 実習前の準備
 2 指導案の作成
   1)指導案例(部分案)/2)指導案例(日案)
 3 実習記録のとり方
 4 実習の評価
 5 安全に関する配慮
 6 行事への参加
 7 幼稚園におけるT・T

7 幼児の理解と援助の実際

 1 幼児の理解
 2 幼児の集中
 3 幼児のケンカや争いごと
 4 幼児をひきつける

8 実習園の実際

 1 安田女子大学付属幼稚園
   1)幼稚園の概要/2)園舎配置図/3)年間行事一覧表/4)幼稚園の一日/5)教育課程
 2 安田女子短期大学付属幼稚園
   1)幼稚園の概要/2)白島キャンパスへの交通及び園舎配置図/3)年間行事一覧表/4)幼稚園の一日/5)教育課程

〈資料〉
 1)小学校教諭普通免許状取得にかかわる実施計画
 2)教育実習評価(例)
 3)電話のかけ方・受け方
 4)礼状の書き方
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文章を作る過程の指導 

著者
浦上博文 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
178 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2002年10月28日 
ISBN
ISBN978-4-87440-720-2/ISBN4-87440-720-X 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
文章を作る過程を指導する教科書教材の実例と教材の条件ほか、著者が開発した教材とそれを用いた説明、論説、読書案内、読書感想、紀行の文章を作る過程の指導の実際を詳述。
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ヤスパースと三人の神学者たち  キリスト教教育哲学の断片

著者
深谷 潤 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
228 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2002年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-701-1/ISBN4-87440-701-3 
Cコード
C1010 
ジャンル
哲学・宗教 教育〈教育学〉
 
内容
ヤスパース哲学の独自性や科学・宗教との関係の探究、彼の教育哲学を習得理論として再構築するほか、ブルトマン、ティリッヒ、バルトの神学と対比し、教育の問題に論及。
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 序―本書の目的と構成―

     第1部 開かれた哲学―ヤスパース哲学の特徴―
第1章 ヤスパース哲学と科学
 1.ヤスパース哲学と科学
 2.ヤスパース哲学の独自性
 3.ヤスパース哲学と宗教
第2章 ヤスパースの教育哲学
 1.実存哲学に基づく教育学の課題
 2.ヤスパースの交わり論が残した課題
 3.理性による教育
 4.ヤスパースの習得理論

     第2部 ヤスパースと三人の神学者たち―基督教教育哲学の断片―
第3章 ブルトマンとヤスパース―聖書理解をめぐる対話―
 1.学問の対象としての聖書
 2.ヤスパースのイエス論―暗号としてのイエス―
 3.ブルトマンのイエス論―人間観と神観を通して―
 4.聖書理解と教育
第4章 ティリッヒとヤスパース―信仰をめぐる対話―
 1.信仰と不信仰の転換点
 2.神と自己の連関形成の方法論
 3.宗教的特徴と教育の神学
 4.問題点
第5章 バルトとヤスパース―啓示をめぐる対話―
 1.バルトの啓示信仰
 2.ヤスパースの哲学的信仰
 3.暗号から啓示への契機

終 章 個人と共同体の関わり―今後の日本のキリスト教教育を考える―
 1.ヤスパースの教会批判
 2.キリストが忘れ去られた教会
 3.霊的共同体と教会
 4.個人と共同体をつなぐ祈り

<附録1>ヤスパースと三人の神学者たちの生涯と接点
 1.ヤスパースと三人の神学者たちの出会い
 2.家庭環境
 3.結婚
 4.職歴
<附録2>略年譜
あとがき
ヤスパースの参考文献/索引
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国語科指導と評価の探究 

著者
益地憲一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
260 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2002年10月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-717-2/ISBN4-87440-717-X 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
今日的課題「指導と評価の一体化」の考究。評価の意義と内実、基底と課題、指導と評価の一体化、指導の探究・授業改善案、授業実践記録、と一体化への筋道を明確に提示。
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人この素晴らしき出会い 国語教師として生きて来て

著者
ひろしま国語教育太河の会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
228 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2002年10月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-714-1/ISBN4-87440-714-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
一生をかけて教職を全うした先生方による子どもたち、保護者、恩師、先輩、同志との出会いと実体験の記録。互いが認め合い、学び合いながら成長していく姿がここにある。
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 まえがき(安田平一)

 第一章 子どもが私を変えた
一、私の歌を聞いてください(土屋隆夫)/二、なせばなる(大上勝三)
三、子どもの思いに(細井 迪)/四、忘れ得ぬもの(宮崎 定)
五、教室の冷や汗(梶矢文昭)/六、あの日あの時(藤井秀昭)
七、似島小学校での出会い(寺元 鎮)/八、作文「平和は明るい仲間から」を書く(吉永正憲)
九、第三学年「みんな漢字博士」(生信勇荘)/十、作文指導での先輩との出会い(佐藤陽祐)
十一、素直さの文箱(白石 藏)/十二、卒業文集を通して(畑本龍三)
十三、青の時代(平山 威)/十四、Tさんのメール(水登安子)
十五、素晴らしき出会い(井西敏惠)

 第二章 今こうして私があるのも
一、忘れ得ぬ言葉(高田 亘)/二、二人の大先達に(芳賀 淳)
三、出会いの不思議(中村誠延)/四、凛として(野路みちえ)
五、回顧―国語人との出会い(阿川淳信)/六、愚直の歩み(増田義法)
七、大村はま先生の人間性に魅せられて(三上寿磨子)/八、図書館に関わる出会い(山縣哲明)
九、このよき出会い(若藤貞夫)十、山県から安佐へ(石橋正明)
十一、私は育てられていた(平岡豊惠)/十二、経験豊富必ずしもベテランならず(古川宏丞)
十三、すばらしき出会い(田村弘子)/十四、ひょいと あなたに(大上勝三)
十五、時代背景と指導者、諸先輩の面影(片桐豊彦)

 第三章 歩んできた道
一、あかあかと一本の道とおりたり(向井信之)二、四十年の回顧(綿崎英之)
三、お助けを得て(安田平一)/四、だれにでもできる作文指導を(細井 迪)
五、国語教師としての思い出(近藤禮子)/六、県小国研事務局メモ(平山 威)
七、集う(安田平一)/八、広島市の国語教育の歩みに支えられて(神田和正)

 あとがき(藤井秀昭)
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ヒロシマから、ヒロシマへ 大牟田稔遺稿集

著者
「大牟田稔遺稿集」刊行委員会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
212 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2002年10月7日 
ISBN
ISBN978-4-87440-715-8/ISBN4-87440-715-3 
Cコード
C0036 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
元広島平和文化センター理事長、大牟田稔氏の手記をまとめた遺稿集。新聞や機関誌に掲載された31篇。反核兵器の思想から世界平和への祈りを今に残す。
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序・共有したい思い/平岡 敬

「きのこ会」とともに
  〈反原爆思想〉を求めて――胎内被爆小頭症と歩いた10年
  八月の沈黙
  二十六人の原爆被害者たち――放射線に傷つけられた人生
  大牟田さんと「きのこ会」――解説に代えて/秋信利彦

「ヒロシマ」と歩む
  築きたい「共通の平和観」――平和文化センター理事長就任挨拶
  志は継がれているか――私記 ヒロシマ50年を生きた人々
  不遇な被爆歌人への思い入れ――水田九八二郎著「目をあけば修羅」を読む――
  文集「ブラジル・南米被爆者の歩み」の刊行に寄せて――日本政府の戦後責任を問う
  継承へ新たな方法論を――「自分史」充実のために――
  巨視と微視と――ヒロシマからの報告――
  原爆記者とのつき合い――梶山氏は、郷里ヒロシマを訪れては、原爆問題への関心を抱きつづけた
  『頼山陽』――梶山季之作品論
  被爆者援護法と森滝市郎
  折り鶴焼却処分問題――別の解決策「碑」で実践
  「没後50年 原民喜回顧展」に寄せて

若き友へのメッセージ
  私にとっての原爆報道
  平和への課題
  平和のとりでを築く
  大牟田稔さんに聞く

新聞記者として
  沖縄の被爆者たち
  今こそ『平和』を見詰め直そう
  『核なき世界』へ世論高めよう
  『ヒロシマの志』を貫くために
  『ヒロシマの決意』を生かす道
  東西和解と『ヒロシマの役割』
  『ヒロシマ』生かす国際貢献を

ヒロシマから、ヒロシマへ
  『民』の思想・『官』の思想――第二回国連軍縮広島会議を顧みる
  米国は原爆被害を直視せよ――スミソニアン〝原爆資料展示〟中止の余震
  アメリカ人と『原爆展』
  『核兵器違法』を明言した意義――ICJ陳述をめぐる被爆地と外務省の落差
  『爆発なき核実験』に危機感
  ヒロシマ発の平和活動――その歴史と課題

インタビュー・古希の記憶
  大牟田稔・古希の記憶(抜粋)
   あとがき
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半歩の文化論 主にイギリス・アイルランドを中心に

著者
風呂本武敏 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
192 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2002年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-713-4/ISBN4-87440-713-7 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
文学研究から文化論へ。イギリス・アイルランドを中心とした文化論ほか、アメリカ化や日本英文学研究の回顧と展望などの講演記録および論考10篇を収める。
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 まえがき
1.文学から文化論へ
2.仮想現実と媒体解読力
(1)拡散か収斂か
(2)映像化の弊害
(3)仮想現実に現実変革の活力を
3.日本英文学研究の回顧と展望
4.アングロ・アイリッシュ文学の教訓
5.ケルト・アイルランド文化の映像性
6.分析的精神の規定性―イェイツ詩を読む悦び―
7.イェイツの政治性を考える
(1)少数者であることの栄光
(2)詩の政治性理解のために
(3)民主主義の成熟のために
8.Richrad Hoggart論
 補足 リチャード・ホガート雑感
9.幸・不幸の感覚は消し去ってはならない―アングロ・アイリッシュの文学の教訓―
10.アメリカ文化論覚え書ノート―アメリカニズム、アメリカ化をめぐって―
 あとがき
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古フランス語における語順研究 13世紀散文を資料体とした言語の体系と変化

著者
今田良信 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
514 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2002年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-712-7/ISBN4-87440-712-9 
Cコード
C3085 
ジャンル
文学・語学/欧米〈語学〉 言語学〈英語・その他〉
 
内容
Cが文頭に立つ場合のCVS、CVS~SV、CSV語順が生じる違い、CVSからCSV語順の移行の過程と要因、肯定文とCVS語順、否定文とCSV語順の対応の現象と理由を解明。
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はしがき
凡例・略語表

1 序  論

 第1章 「語順」という文法用語について
  1.1.「語順」の定義
  1.2.文を構成する主要構成要素
  1.3.基本語順について
  1.4.「有標/無標」という用語について
  1.5.語順類型論から見た世界の諸言語における基本語順の種類と頻度
  1.6.基本語順の指定に関する問題点について
 第2章 古フランス語の語順の形成
  2.1.「古フランス語」という用語について
  2.2.語順類型論から見た古フランス語の基本語順の通時的背景
  2.3.語順類型論から見た古フランス語の基本語順
 第3章 用語の定義と資料
  3.1.用語の定義
  3.2.資 料

2 本  論

第1部
 第4章 問題の所在
  4.1.古フランス語における語順の特徴
  4.2.従来の研究の問題点と本研究の特徴
  4.3.問題の所在についてのまとめ
 第5章 方法論
  5.1.用例分析の枠組み
  5.2.用例収集の基本的取捨条件
  5.3.用例に関する注意事項
  5.4.付録の資料体について

第2部
 第6章 La Mort le Roi Artu の分析
  6.1.同一のCによる語順のゆれを考慮しない異なり項目数と用例総数の分布
  6.2.Cの位階と機能の組み合わせに基づく下位区分別の分析
  6.3.同一のCによる語順のゆれを含む異なり項目数に基づく分析
 第7章 La Queste del Saint Graalの分析
  7.1.同一のCによる語順のゆれを考慮しない異なり項目数と用例総数の分布
  7.2.Cの位階と機能の組み合わせに基づく下位区分別の分析
  7.3.同一のCによる語順のゆれを含む異なり項目数に基づく分析
 第8章 La Vie de Saint Eustaceの分析
  8.1.同一のCによる語順のゆれを考慮しない異なり項目数と用例総数の分布
  8.2.Cの位階と機能の組み合わせに基づく下位区分別の分析
  8.3.同一のCによる語順のゆれを含む異なり項目数に基づく分析
 第9章 資料体全体の分析
  9.1.同一のCによる語順のゆれを考慮しない異なり項目数と用例総数の分布
  9.2.Cの位階と機能の組み合わせに基づく下位区分別の分析
  9.3.同一のCによる語順のゆれを含む異なり項目数に基づく分析
 第10章 13世紀前半を中心とした語順変化の実相とメカニズム
  10.1.言語の体系と変化に関する基本的考え方
  10.2.資料体全体の分析結果に基づく考察
  10.3.文頭に立つまったく同一のCCの後続語順のゆれ

第3部
 第11章 文の肯定/否定とCVS/CSV語順
  11.1.文の肯定・否定ないし否定のみに関わるCC
  11.2.現象のメカニズムの分析
  11.3.一般言語学的考察
  11.4.「無標/有標」によって説明されるその他の事例

3 結  論__13世紀前半を中心とした古フランス語の語順の体系と変化__

  参考文献
  あとがき

付録:資料体
  La Mort le Roi Artu
  La Queste del Saint Graal
  La Vie de Saint Eustace
  文の肯定・否定ないし否定のみに関わるCC
索 引
  言語・語族名索引
  人名索引
  事項索引
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小学校対象 読むことの学習指導の探究 

著者
素水光子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
494 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2002年9月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-708-0/ISBN4-87440-708-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
低学年児童を対象に、個に添った、生涯へわたることばへの関心を育てる授業の実践記録・研究。学習者が主体的に取り組む文学教材の学習指導、音声表現と結ぶ学習指導ほか。
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 まえがき(広島大学名誉教授・鳴門教育大学名誉教授 野地潤家)
1 読むことの学習指導の構想
 一 読むことの指導の歴史とその方向
  1 学習指導要領のめざしてきたもの
  2 読むことの指導においてめざすもの
  3 読むことの指導において踏まえるもの
  4 相手理解・自己把握としての読むこと
 二 豊かな読みを創造するための視点
  1 認識主体の確立をめざす読みの指導
  2 認識力を育てるための単元構想試案
  3 読むことの指導の目標と評価の生活化
 三 読むことの授業の構想
  1 二年生教材「たんぽぽのちえ」(説明文)における授業の構想
   (一)単元設定の理由/(二)教材研究/(三)指導の構想
  2 三年生教材「ちいちゃんのかげおくり」(物語文)における授業の構想
   (一)単元設定の理由/(二)教材研究/(三)指導の構想
 四 指導者としての成長とともに
2 学習者が主体的に取り組む文学教材の読みの学習指導
 一 研究主題について
  1 長期的な見通しに立つ体系的・系統的な国語科学習の構想
  2 一単元の学習指導上の工夫
  3 絵本を完成させる物語教材の読みの指導
 二 単元〈お月さまってきれいね「たぬきの糸車」(一年生)〉の実際
  (一)単元設定の理由/(二)単元の目標/(三)単元の評価
  (四)単元の指導計画/(五)指導の実際/(六)考察
  (七)発展としての学習活動
 三 研究のまとめ
  1 研究からみえてきたもの
  2 研究の成果と課題
 資料 学習者が主体的に取り組む文学教材の読みの指導
3 音声表現と結ぶ読むことの学習指導
 一 はじめに――指導の立場――
 二 実践記録――学習の位置――
  1 一年生における指導計画
  2 実践記録1――学習の経過――
  3 実践記録2――「かくれんぼ」における実践――
  4 実践記録3――「たぬきの糸車」における実践――
 三 おわりに
 資料 音声表現と結ぶ読むことの指導
4 読むことの学習指導の充実を求めて
 一 私たち実践者に求められるもの
  (一)言語・国語科教育の構造/(二)国語科教育の土台
 二 重ね読みと書く活動を通した読みの学習――「かくれんぼ」(一年生)における実践――
  (一)児童の実態/(二)国語科学習指導として何を大切にしたいか
  (三)授業の構想/(四)研究協議
 三 国語科授業の有機的な構築を求めて――「たぬきの糸車」(一年生)における実践――
   はじめに/(一) 国語科学習の構造
  (二)「たぬきの糸車」における実際/おわりに
 四 国語科の主体的な学習を求めて
   はじめに/(一) 自他が生き合う授業を創造する
  (二)学習者が進める読みの学習をめざす/おわりに
 五 絵本作りを通して書くことの力と結んだ読みの学習を――「たぬきの糸車」(一年生)における実践――
   はじめに
  (一)第一学年〈お月さまってきれいね「たぬきの糸車」〉の単元構想のあらまし
  (二)国語科学習指導案/(三)研究授業記録/(四)授業研究会記録
  (五)考 察
   おわりに
 六 想像する力を確かに育てる読みの指導を
  (一)長期的な見通しに立つ体系的・系統的な学習構想
  (二)学習者の想像をより豊かなものに
  (三)学習者の想像力を確かなものに
5 読むことの学習指導のために
 一 学習指導を見い出す土台
  (一)読書生活指導を志向して
  (二)ことばで思索する生活をめざして
  (三)人間形成に向かう読むことの学習
 二 豊かに想像する読みの学習の自立に関して――「ちいちゃんのかげおくり」(三年生)における実践
   はじめに
  (一)単元〈心をみつめて「ちいちゃんのかげおくり」〉設定の理由
  (二)単元の目標/(三)単元構想のあらまし/(四)単元の評価
  (五)本時の学習/(六)実践の反省/(七)今後の課題
 三 小学校におけるアンソロジー作りの構想
   はじめに
  (一)一年生における実践/(二)三年生における実践
  (三)高学年における展望/(四)アンソロジー作りの中で
  おわりに
あとがき/初出一覧
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中国における民営大学の発展と政府の政策 

著者
夏 立憲 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
256 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2002年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-711-0/ISBN4-87440-711-0 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育史〉
 
内容
中華人民共和国成立後、全私立大学は接収され消滅したが、民営大学として復活・発展する。この過程を左右した政府の政策を分析、民営大学と政策上の問題の因果関係を解明。
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 はしがき
序章
第1節 研究の背景と視点
第2節 先行研究の概況と本研究の意義
第3節 本書の考察範囲と構成
 1考察範囲/2本書の構成
第1章 「民営大学」とは何か
第1節 「民営」とは何か
 1「民営」の一般的な意味/2日本語の訳語としての「民営」/3教育の分野における「民営」
第2節 「民営」と「社会諸勢力営」
 1「社会諸勢力営」の由来/2「社会諸勢力営」と「民営」の相違点/3「社会諸勢力営」に関する問題点
第3節 私立大学から民営大学への転換
 1建国初期における私立大学の接収と再編成/2私立大学接収と中断の原因/3「民営大学」の登場
第4節 民営大学の定義
第2章 民営大学の誕生
第1節 民営大学誕生の背景
 1共産党指導部の政策転換/2改革解放によってもたらされた人材需要/3高等教育に対する需要の急増/4公立高等教育の実状に関する諸問題
第2節 初期民営大学の創立者とその建学目的
 1創立者について/2建学の目的について
第3節 初期民営大学の運営状況
 1学校の管理運営機構(指導部)/2学生の募集と就職/3資金と校舎・設備/4専攻・カリキュラム・教員
第4節 初期民営大学の「名義借り」
第3章 「1982年憲法」公布以降の民営大学に対する政策の展開
第1節 「1982年憲法」と民営大学設立の第一次ブーム
 1「1982年憲法」とその意義/2民営大学設立の第一次ブーム
第2節 規制緩和から統制へ――1983~1991年の民営大学に対する政策
 1民営大学に関する法規/2民営大学に対する点検・整理/3民営大学の政策に関する若干の問題
第3節 民営高等教育セミナーと「八老上書」
 1民営高等教育セミナー/2民営高等教育研究会の発足準備/3「八老上書」
第4章 とう小平「南巡講話」と民営大学に対する方針の定着
第1節 とう小平「南巡講話」と民営大学設立の第二次ブーム
 1「南巡講話」から「中国教育改革と発展綱要」へ/2民営大学設立の第二次ブーム
第2節 「民営高等教育機関の設置に関する暫定規定」と学歴証書試験制度
 1「民営高等教育機関の設置に関する暫定規定」の主要点/2 学歴証書試験制度の展開
第3節 民営高等教育委員会の設立事情
 1民営高等教育委員会の成立過程/2民営高等教育委員会の組織と役割
第4節 「社会諸勢力による学校運営に関する条例」とその意義
 1「社会諸勢力による学校運営に関する条例」の主要点/2「社会諸勢力による学校運営に関する条例」の意義
第5節 21世紀に向けての民営大学に対する政策
 1民営大学に対する政策の新展開/2有力な民営大学の成長
第5章 地方政府の民営大学に対する施策
第1節 地方政府の民営大学政策の展開
 1地方政府の民営大学政策の形成条件/2地方政府による民営大学政策の展開過程/3民営大学に対する管理機関の設置
第2節 地方政府の民営大学に対する役割
 1民営高等教育の計画/2民営大学設置の審査/3民営大学に対する点検と評価/4援助と指導
第3節 地方政府の民営大学政策に関する問題
 1地方政府の政策と中央政府の政策との関係/2民営大学の権益を侵す問題/3民営大学分布の地域間不均衡
第6章 民営大学の役割・特徴と政府の政策
第1節 民営大学の役割と政府政策の目標
 1人材養成/2公的高等教育経費不足の緩和/3高等教育の多様化・活性化の実現
第2節 民営大学の特徴
 1多様性/2民営大学と市場との密接な関係/3公立大学への依存/4内発性と土着性
第3節 民営大学の特徴形成と政府の影響
 1公的教育経費の不足/2公立大学が民営大学に便宜を図ること/4民主党派と海外華僑の力を借りること/5市場経済形成の影響/6私立大学接収の影響
第7章 民営大学に対する政府政策の問題点
第1節 「民営教育法」の欠如
 1教育関係法体系中の「民営教育法」/2遅れている「民営教育法」制定の背景/3「民営教育法」欠如の結果
第2節 民営大学に対する政府援助の問題
 1民営大学の運営基盤脆弱の実状/2政府の援助に関する問題点
第3節 民営大学に対する規制の問題
 1民営大学に対して規制強化すべき点
2民営大学に対して規制緩和すべき点
第4節 民営大学の位置づけ
 1民営大学の位置づけに関する政府の見解/2高等教育拡大の安上がり政策と民営大学の位置づけ
終章
第1節 民営大学の発展に対する政府政策の影響
第2節 民営大学の歴史的使命と政府の政策選択
第3節 民営大学今後20年間の展望(2001年~2020年)
 付録 現地調査訪問機関一覧/民営高等教育関連年表
 主要参考文献
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ひろしま人物伝 

共著
落合功・腮尾尚子・池田明子 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
154 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
2002年8月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-710-3/ISBN4-87440-710-2 
Cコード
C0023 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
浅野家三代、福島正則、平清盛、頼山陽と平田玉蘊、三浦仙三郎――広島に政治、文化、思想、産業をのこした人物を三者三様の視点から取り上げ、ひもとく。
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山本一義の一球談義 

著者
山本一義 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
234 
定価
1,045円 (本体950円 )
発行日
2002年8月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-709-7/ISBN4-87440-709-9 
Cコード
C0075 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
広島カープの中心打者としてリーグ初優勝に貢献。現在日刊スポーツ野球評論家。温情豊かな恩師・監督、名選手たち、厳しくも優しい両親。野球を生きた男の懸命の心と応援歌。
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中世ヨーロッパ文化における多元性 

共著
原野昇・水田英実・山代宏道・地村彰之・四反田想 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
178 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2002年8月5日 
ISBN
ISBN978-4-87440-706-6/ISBN4-87440-706-4 
Cコード
C3098 
ジャンル
哲学・宗教 歴史・考古・民族/欧米 文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
バイユー=タペストリーにみる文化的多元性/フランス中世文学にみる多元性/チョーサーの英語における多元性/古代北欧文学と中世ドイツ文学におけるゲルマン的要素とキリスト教的要素 ほか
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【品切】
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 まえがき
バイユー=タペストリーにみる文化的多元性(山代宏道)
フランス中世文学にみる多元性――『オーカッサンとニコレット』再読(原野 昇)
チョーサーの英語における多元性(地村彰之)
古代北欧文学と中世ドイツ文学におけるゲルマン的要素とキリスト教的要素(四反田 想)
中世ヨーロッパの多元的理解は可能か――宗教多元論の成立可能性(水田英実)
 あとがき
 Contents
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英語観を問う 英語は「シンデレラ」か「養子」か「ゴジラ」か?

著者
堀部秀雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
160 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
2002年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-707-3/ISBN4-87440-707-2 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
いまや最有力の世界共通語となった英語。拡大の過程や使用実態、付随する英語観、英語教育観を見ながら、日本の英語教育に警鐘を鳴らすとともに、今後のあり方を模索する。
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第1章 さまざまな英語観
1.シンデレラとしての英語
 1.1英語の興隆――成功物語
 1.2英語の話者数――王国の版図
 1.3英語の使用領域――王国の財産
 1.4英語の未来――英語は地球王国の女王か?
 1.5英語興隆の理由――英語は美しい言語か?
2.誘拐された子供、あるいは養子としての英語
 2.1英語の多様化――親元から離れて
 2.2誘拐された子供としての英語――生みの親の嘆き
 2.3標準英語の重視――親権の主張
 2.4養子としての英語――新しい養育権の発生
 2.5変種の正当化――養育権の主張
 2.6変種の実態――養子たちの実生活
 2.7さまざまな英語話者の葛藤――英語は誰のもの?
3.ゴジラとしての英語
 3.1英語の強大化――ブリテン島で暴れた怪獣
 3.2英語の海外進出――大洋を渡る怪獣
 3.3英語の文化侵略――怪獣の底力
 3.4英語支配の深層――怪獣の正体?
 3.5英語支配と日本――われわれも怪獣の犠牲者か?
 3.6もう一つの英語の未来――ユートピアかディストピアか?
第2章 さまざまな英語教育観
1.英語観と英語教育観
2.「シンデレラ崇拝」としての英語教育
3.「新段階のシンデレラ崇拝」としての英語教育?
4.「養子」をめぐる問題
 4.1ESL,EFLからEILへ
 4.2モデルの問題
 4.3言語と文化の結びつきをめぐる問題
5.「ゴジラ」が突き付ける問題
 5.1新しい問題
 5.2英語一極集中批判
 5.3「英会話」批判
 5.4英語教育目的論再考
第3章 今後の英語教育の方向を求めて
1.わが葛藤
2.英語教育社会学の方向へ
3.外国語教育の多様化の方向へ
4.EILの方向へ
5.必修と選択の差異化の方向へ
 References
 参考文献
 あとがき
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ロシア連邦議会 制度化の検証;1994-2001

著者
皆川修吾 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
194 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2002年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-702-8/ISBN4-87440-702-1 
Cコード
C3031 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
政治歴史的背景と市民社会の育成を視野にいれ、法治国家としてのロシア議会制の発展を考察、検証。前著『移行期のロシア政治』に下院選挙結果や実例研究を大幅に加える。
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 まえがき/図表一覧表
 序論
1.はじめに
2.制度化過程のパラダイム
3.ペレストロイカ期からプーチン政権までの政治改革の推移と社会経済環境
4.プーチン政権下の権力機構
5.機能研究
(1)機能分析の視点/(2)憲法下のロシア連邦議会

第1部 維持・統合機能(System Maintenance Function)

 第1章 組織機構整備
(1)選挙法と議会運営規則/(2)上下両院合同会議/(3)会期/(4)定足数/(5)議決必要数/(6)連邦議会サービス機関/(7)議会経費
 第2章 議員構成と院内勢力図
1.上院議員
2.下院議員
(1)第1期(1994年1月-1995年12月)/(2)第2期(1996年1月-1999年12月)/(3)第3期(2000年1月-2003年12月)
3.上院幹部
(1)第1期上院議長・副議長/(2)第2期上院議長・副議長/(3)上院評議会/(4)上院委員会構成
4.下院幹部
(1)第1期下院議長・副議長/(2)第2期下院議長・副議長/(3)第3期下院議長・副議長/(4)下院常任委員会構成
 第3章 活動環境整備
1.社会的合意協定
2.連邦議会における全権代表
3.リーダー間直接会談
第2部 応答性機能(Response Maintenance Function)

 第4章 立法活動
1.予算法案
2.下院選挙法
3.国際条約法案
(1)戦利文化財返還拒否法案
(2)STATR2批准法案
4.国家の象徴法案
5.土地法典
 第5章 監督活動
1.政府不信任案
2.大統領弾劾案
3.閣僚人事
4.議会専管の人事事項
 結語
1.リーダーシップ
2.下院での政党政治の意味付け
3.政治文化
 あとがき/索引
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中等学校国語科教材史研究 

著者
橋本暢夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
560 
定価
11,000円 (本体10,000円 )
発行日
2002年7月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-695-3/ISBN4-87440-695-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
坪内逍遥・徳富蘆花・島崎藤村・夏目漱石・森外・芥川龍之介・寺田寅彦および垣内松三編「国文新選」「国文鑑」の教材化の状況とそれぞれの史的役割を調査・研究。
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小学校対象 自覚的な表現者を育てる 小学校国語科の授業

編者
雲石「国語」の会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
184 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2002年7月27日 
ISBN
ISBN978-4-87440-705-9/ISBN4-87440-705-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
「確かな言葉の力をつけ」、「言葉を楽しみ、言葉をみがく」国語の授業をめざして研鑽を積むメンバーによる、書くことの指導をテーマにした授業の実践実例と論考2編。
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 序章 自覚的な表現者を育てる

子ども観の成熟と授業観の成熟と――自覚的な表現者への道――(田中瑩一)
 一 はじめに
 二 「異文化としての子ども」論のあとに――E・J・キーツが提示したもの
 三 授業観の成熟のために――検証・「なかよしクイズであそぼう」(一年)の授業

 第一部 自覚的な表現者を育てる国語科授業の提案

1 提案授業 単元 物語のおもしろさを――「三年とうげ」(三年)(授業者 瀧 哲朗)
 一 学習活動案
  1はじめに 2単元の構想 3活動計画 4本時の学習活動
 二 学習活動の実際(第二次、第一時・第二時)

2 授業カンファレンス 物語のおもしろさをどうとらえるか――「三年とうげ」の授業をめぐって
 一 提案授業の趣旨(授業者 瀧 哲朗)
  1自覚的な表現者を育てる授業の構想 2「三年とうげ」の授業のねらいとめあて
 二 鼎談と討議(鼎談 足立悦男・田中瑩一/司会 間瀬茂夫)

 第二部 自覚的な表現者を育てる国語科授業の実践

1 単元 「かたちづくりゲーム」をしよう(一年)(瀧 哲朗)
  1単元の構想 2単元の目標 3単元の計画 4授業の実際 5考察

2 単元 ぼくたち・わたしたちの『ことばずかん』をつくろう(一、二年複式学級)(昌子佳広)
  1はじめに 2単元の構想 3学習活動の実際 4おわりに

3 単元 せかいでひとつだけのえほんをつくろう(一、二年複式学級)(金山剛志)
  1単元の目標 2単元の構想 3単元展開計画 4授業の実際 5 学習を通して

4 単元 名前のひみつを調べよう(四年)(松田武彦)
  1はじめに 2単元の目標 3単元の計画 4第二次の実際 5第三次の実際 6 おわりに

5 単元 慣用句クイズ大会を開こう(五年)(森脇紀浩)
  1はじめに 2単元設定の意図 3単元の目標 4単元の計画 5授業の実際 6おわりに
 コラム ある日の授業から…宝さがしをしよう(二年)(山内由佳)/「ほかほか」「ふんわり」あたたかい(二年)(藤原さり)/台本作りと役割演技で学ぶ、場面に合った言葉遣い(四年)(池渕昌志)

 第三部 自覚的な表現者を育てる国語科授業の研究

1 表現と関連した説明的文章指導の検討――「どうぶつの赤ちゃん」(小一)の場合― ―(間瀬茂夫)
 一 問題設定
 二 授業記録検討の視点
  (一)教材から導かれる視点 (二)実践史的な課題 (三)取り上げる授業記録と国語学力観
 三 授業記録の比較検討
  (一)A実践の検討 (二)B実践の検討 (三)C実践の検討
 四 表現と関連した説明的文章指導の成果と課題
  (一)認識方法の指導の定着 (二)実践史的課題の視点から (三)書くことと結びついた学力育成の視点から

2 明治・大正期における日記文指導の研究――自覚的な書き手を育てる指導を求めて― ―(岡 利道)
 一 研究の目的
 二 研究の方法
 三 研究の結果
  (一)高橋省三の所論 (二)吉村九作の所論
 四 考察

 あとがき(橋本祐治)
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日本語教育への道程 日本語・日本事情の授業の軌跡

著者
橋本澄子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
152 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2002年7月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-698-4/ISBN4-87440-698-X 
Cコード
C3081 
ジャンル
日本語教育
 
内容
中国天津市南開大学・鳴門教育大学・徳島大学などで実施した日本語・日本事情の教育の授業記録。スピーチコンクール指導、作文指導ほか本格的で創意に溢れた実例集。
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【品切】
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 まえがき(広島大学名誉教授・鳴門教育大学名誉教授 野地潤家)
 はじめに
 1 話しことば教育、作文教育との出会い
1 話しことば教育との出会い――野地潤家先生に学びて――
2 作文教育との出会い――蒲池文雄先生に学びて――
 2 日本事情・日本文化の授業
3 「日本文化・時事問題」の授業
4 「日本語スピーチコンクール」指導の経過と考察
5 俳句授業の試み――留学生は俳句をどのように受けとめたか――
6 日本人と宗教――「日本事情 1」の授業
7 日本の文化・俳句の授業――「日本文化」教材としての俳句
8 日本における平和教育――「日本事情 1」の授業
 3 日本語・日本事情の授業の実際
9 「日本語」・「日本事情」の実際とその問題点(その1)
10 「日本語」・「日本事情」の実施とその問題点(その2)
 4 留学生への作文指導と文集作り
11 習熟度別作文指導の実際と文集作り
12 留学生の作文にみる日本及び日本人――「日本事情1・2」の授業を通して――
 日本人の宗教心/日本的経営/教育/日本の歴史[憲法]/俳句
 おわりに
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「封じ込め」構想と米国世界戦略 ジョージ・F・ケナンの思想と行動、1931年~1952年

著者
鈴木健人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
366 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2002年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-703-5/ISBN4-87440-703-X 
Cコード
C3031 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
対ソ政策を触媒とした世界戦略構想は「封じ込め政策の軍事化」の方向へ。なぜ提唱者の構想は外交政策として実現しなくなっていくのか?冷戦期の米国外交の問題を解明。
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【品切】
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 序論
第1部 「封じ込め」構想の成立と展開
 第1章 ジョージ・ケナンのソ連観 1931-1947年
はじめに
第1節 ソ連観の形成とその背景
第2節 ソ連観の構成要素
第3節 米ソ関係の構造
第4節 「冷戦」への道
まとめ
 第2章 「封じ込め」構想とマーシャル・プラン
はじめに
第1節 「封じ込め」の構想
第2節 ソ連の戦後構想
第3節 連合国とドイツ占領
第4節 マーシャル・プラン立案とドイツ
第5節 ドイツをめぐる米欧間の亀裂
第6節 ドイツ分割の確保
まとめ
第2部 「封じ込め」構想の軍事的側面
 第3章 「封じ込め」構想における軍事力の意義 1947-1952年
はじめに
第1節 従来の研究とその問題点
第2節 ケナンの軍事力観
第3節 「封じ込め」と北大西洋条約
第4節 「封じ込め」と軍事力
まとめ
第4章 「封じ込め」構想と対ソ戦争目的の設定
はじめに
第1節 対ソ戦争計画の立案
第2節 ケナンの構想と二つの戦争観
第3節 対ソ戦争目的の設定
第4節 対ソ戦争目的における限定性とケナン構想の挫折
まとめ
第3部 「封じ込め」と核兵器 1945-1950年
 第5章 冷戦初期米国の核政策
第1節 戦後軍事計画と原爆
第2節 米国核政策の転機
第3節 ケナンの初期的原爆観
 第6章 ソ連の原爆実験と米国の対応
第1節 群の原爆備蓄増加要求
第2節 ソ連の原爆実験とその影響
第3節 水爆開発への動き
 第7章 国務省内の検討作業
第1節 ケナンの軍部批判
第2節 危機の評価
第3節 政策企画本部内の作業
第4節 アチソン国務長官の態度
第5節 二つの選択
 第8章 ケナンの長文覚書「原子力国際管理」
第1節 核兵器に関する本質的諸問題の検討
第2節 冷戦状況と核
 第9章 水爆開発の決定とNSC-68
第1節 国務省内のケナン批判
第2節 水爆開発の決定
第3節 NSC-68とその論理
まとめ
 結論
注/あとがき/主用参考文献一覧/索引
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雨休窩・断簡 

著者
久替せい治 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
164 
定価
1,760円 (本体1,600円 )
発行日
2002年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-700-4/ISBN4-87440-700-5 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
――うきゅうか・だんかん―― 日常のふとした添景と古人の言に思いを馳せた折折の随想集。
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昭和前期中学校国語学習個体史 旧制大洲中学校(愛媛県)に学びて

著者
野地潤家 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
698 
定価
13,200円 (本体12,000円 )
発行日
2002年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-697-7/ISBN4-87440-697-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
大いなる国語教育学者の少年期学習と国語教育の実際。恩師の薫陶、生き生きとした教育現場と真剣に学ぶ生徒の姿。著者の記録をもととした教育史、学習史。
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記憶の断片 

著者
武谷田鶴子 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
238 
定価
1,100円 (本体1,000円 )
発行日
2002年6月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-699-1/ISBN4-87440-699-8 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
1955年、25人の女性が原爆による火傷の形成手術を受けるべく米軍機でアメリカへ。平和への祈りをこめ記憶を辿って描く。
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 小説
十五歳だったのに
由加
 エッセイ
私のふるさとはアメリカ
 ノンフィクション
記憶の断片
1955年のアメリカから――癒された日々――
 あとがき
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国語科教育の基礎構築 

著者
白井 宏 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
234 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2002年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-693-9/ISBN4-87440-693-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
教材を生かしきった授業構築のため魯迅作品をはじめとする作品研究ほか文学、戯曲作品分析や教材化の問題点を提起。ほかに文学教材の意義と役割、教材周辺についての随感。
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まえがき(広島大学名誉教授・鳴門教育大学名誉教授 野地潤家)
1 文学教育基礎論
 一 文学教育の意義と役割――文学教育と生涯学習――
2 文学教材の考究 その一 魯迅の場合
 二 魯迅『藤野先生』の執筆意図
 三 『阿Q正伝』を生み出したもの
 四 魯迅『狂人日記』――作品分析の試み――
3 文学教材の考究 その二
 五 文学教材『トロッコ』(芥川龍之介)について
 六 戯曲教材『夕鶴』(木下順二)について
 七 文学教材『ぼくの伯父さん』(長谷川四郎)について
 八 文学教材『ひかりごけ』(武田泰淳)について――教材化とその問題点――
4 国語教育の領野に咲く花々
 九 比喩
 十 おはなし
 十一 宿題
 十二 降る雪が父子に言を齎しぬ
 あとがき/初出一覧
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石の夢 ボードレール、シュペルヴィエル、モーリヤック

著者
横山昭正 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
236 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2002年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-691-5/ISBN4-87440-691-2 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉 一般書/文芸評論
 
内容
かれらがことばを用いて形象化しようとした世界と苦闘の軌跡をたどり、その方向性を示す試論9篇を収録。
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まえがき


「ぼくは忘れていない 街のはずれの…」評訳
ボードレールにおける動物
ボードレールと秘境思想
ボードレールにおける眼の風景


シュペルヴィエルにおける詩人
シュペルヴィエルにおける詩と生命把握
シュペルヴィエルの詩と身体感覚
『沖の小娘』における円環


モーリヤック『愛の砂漠』における動物

あとがき

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現代社会と超越的世界 

著者
大里 巖 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
174 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2002年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-690-8/ISBN4-87440-690-4 
Cコード
C1016 
ジャンル
哲学・宗教 労働・福祉・生活
 
内容
人間関係の歪や個人の精神的荒廃の進行、精神的に満たされがたい現代社会。その諸相を分析しつつ、宗教社会学的に現代社会における超越的世界の意義と両者の融合を追究。
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 はじめに
 現代における神の湯
一 世俗外禁欲主義/二 手段になった神/三 社会システムと合理化/四 保険のような宗教/五 信仰の危機と宗教観の見直し/六 神の国は到来するか
 日常的世界の極限
一 死の臨場性/二 余生を考える時代/三 現世志向の優越/四 無限を遮断する「社会」/五 聖なる世界の挑戦
 「神の支配」の現実性
一 宗教に対する無関心/二 進歩の歴史と受難の歴史/三 人間の究極的限界/四 イエスの説いた「神の国」/五 信仰者の弁明/六 み国が来ますように
 創造的人間と日常性
一 さながら蜉蝣のごとく/二 現実主義の矛盾/三 目的を問う生き方/四 進化と創造/五 未知への飛躍/六 運命の受容
 消費社会の構造的不安
/一 欠乏からの自由/二 不安の必然性/三 便法としての宗教心/四 日々の糧/五 至高経験による新展開/六 不安の中の平安
 社会の組織化と個人の能力
一 組織社会のつけ/二 受動的な能力主義/三 ムラ社会の他律性/四 ホールデン・コールフィールドの場合/五 パーソナル・アイディアル
 地域社会と時代の転換
一 危機としての客観的現実/二 工業化社会の日常的幸福感/三 複雑化した社会システムと個人の無力感/四 組織と人間の受動性/五 失われた言葉の解説/六 大衆化社会の大衆人間/七 他者のための共同体の形成
「静かな社会」の倦怠(アンニュイ)
一 人生観の変化/二 ゆとりある生活を脅かす忙しさ/三 「人並みに」という生活規範/四 自分の時間を失う/五 集団のなかから自分のなかへ/六 家族のなかに交わりを
「消費」に見る豊さの虚構
一 欲しいから買うのか/二 消費者主権の真相/三 欲望の性質/四 ショッピングの楽しみ/五 人間性の回復を求めて/六 覚醒の兆し
 まず「見ること」を学ばねば
一 広島の暑い夏/二 核兵器のもたらしたもの/三 「場」の証言する力/四 教育の目的は「進歩」か/五 境界を越えて/六 瞑想が育む平和
 世界社会の視野における平和
一 日本の平和を支えるもの/二 フィリピンのバナナと日本/三 平和を装った構造的暴力/四 開発援助と累積債務/五 認識の転換と世界社会構想/六 個人的課題
 近代社会の合理的精神と『モモ』に描かれた時間
一 モモに体現されたM・エンデの時間概念/二 時間意識の変化とその誘因としての「灰色の男たち」/三 近代化を支えた時間意識とその束縛/四 時間の救済
 ナチス政権下における教会の対応とグラフ・フォン・ガレン司教の抵抗運動
一 ナチス体制下の抵抗運動/二 キリスト教教会の抵抗運動/三 ヒットラーの政府声明とカトリック教会の対応/四 政教条約の成立/五 グラフ・フォン・ガレン司教の場合/六 回勅『切実なる憂慮をもって』の波紋/七 人種妄想とユダヤ人の迫害/八 戦勝にともなうナチスの教会弾圧の強化/九 ヨーロッパを揺るがした三つの説教/十 説教の反響/十一 ナチスの反応とガレンの立場
 おわりに
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高校対象 高校国語科授業を求めて 

著者
山下明子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
352 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2002年3月28日 
ISBN
ISBN978-4-87440-688-5/ISBN4-87440-688-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
論説・評論文、読書、音声言語の指導、3年間を見通した指導計画ほか、つねに「ことばの力をつける」ことを根底において取り組んだ著者の実践研究、授業の実際。
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寡占・日本の新聞産業 形成・構造・行動

著者
林 立雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
228 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2002年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-704-2/ISBN4-87440-704-8 
Cコード
C3036 
ジャンル
政治・経済・法律 労働・福祉・生活
 
内容
同調的価格改定行動、「再販売価格維持制度」、記者クラブの情報カルテル化やそれらの存廃議論の考察により新聞産業の形成過程、構造、市場行動の特性と問題点を浮き彫りに。
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 まえがき
1.新聞・商品特性
 1.大量生産・生鮮食品
 2.新聞界「護送船団方式」
 3.輸出入限定商品
 4.ヤヌスの貌「ブロック紙」
 5.新規参入・退出
2.官制二重構造市場形成
 1.戦時統合「一県一紙」
 2.「全国紙」整理
 3.統制極め付け「持分合同」
 4.新興紙の参入・脱落
 5.自由競争開始
2.「共同・地方紙連合」対「全国紙枢軸」
 1.長崎(地方紙)の敵を江戸(同盟)で討つ
 2.全国紙3社、共同脱退
 3.全国紙4紙、共同離れ
4.当面措置「再販制度」
 1.縦・横のカルテル
 2.例外なき規制緩和
 3.中間報告「再販廃止へ」
 4.再販論争国会
 5.議員連盟、新聞労連が支援
 6.公取委、新聞協会と対話
 7.パブリックコメント「再販維持」
 8.再販制度「当面存置」
 9.解禁「景品付き」・「割引き」販売
 10.旬の野菜に「無代紙」
 11.サンパチルール
 12.パンドラの匣
5.新聞購読料
 1.同調的値上げ・追随改定
 2.プライス・リーダー
 3.値上げ理由、異紙同句
 4.新聞代内外価格差
 5.簪
 6.即売5%だけ
 7.同調的休刊日
 8.揺らぐ協調的寡占体制
6.情報カルテル・記者クラブ
 1.「クラブ」八百有余・「記者」1万人有余
 2.週刊誌、クラブ加盟試行・拒否
 3.省庁縦割り・クラブも縦割り
 4.「関係者以外入室禁止」
 5.記者室備品無償供与
 6.記者倶楽部誕生
 7.大本営発表
 8.変身、倶楽部がクラブに
7.脱・記者クラブ
 1.「『脱・記者クラブ』宣言」黙殺
 2.異例・県主催記者会見
 3.開かれた「表現道場」
 4.知事・市長主導でクラブ改革
 5.「記者クラブ」と「記者室」
 あとがき
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倫理と宗教の間 カントとキェルケゴールに関連して

著者
宮地たか 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
260 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2002年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-685-4/ISBN4-87440-685-8 
Cコード
C1012 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
21世紀に求められる平和理念とは? カントとキェルケゴールの比較研究から模索する、斬新な平和構想。今日の深刻な課題、倫理と宗教の本質的諸問題を問う。
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まえがき
第一章 カント哲学の体系性
1 批判哲学以前/2 認識の限界/3 善意志の概念
第二章 知の限界と宗教性について
1 カントとキェルケゴール/2 著作家の二面性/3 人間の罪と自由/4 カントの宗教論
第三章 美と善の関係をめぐって
1 問題の方向性/2 感情の観察/3 美的判断と直観/4 美の分析論/5 崇高の分析論/6 宗教性と崇高の感情
第四章 キェルケゴールの実存弁証法
1 美的から倫理的へ/2 野の百合と空の鳥/3 信仰への飛躍と同時性の概念
第五章 カントの純粋宗教信仰
1 道徳と宗教/2 善原理と悪原理の共在/3 善原理と悪原理の対立/4 宗教と不可視的教会/5 宗教における理性と愛/補足:ヨブ記の二つの解釈
第六章 教育に関連するもの
1 義務と愛について――ルソーとカント――/2 ローレンツ『鏡の背面』からのノート/3 言語表現についての一試論――ファサールとアダム・シャフとの対立――
注/引用・参考文献/あとがき――永久平和への祈願をこめて――/索引
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国語科授業活性化の探究3 表現指導を中心に

著者
渡辺春美 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
394 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2002年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-689-2/ISBN4-87440-689-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
表現力の高低が授業の質を左右するとの観点から理解と表現を関連づけた指導実践と論考。文章表現の学習指導、音声表現の学習指導、古文・現代文と関連づけた表現指導、ほか。
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まえがき(広島大学名誉教授・鳴門教育大学名誉教授 野地 潤家)
序章 国語科授業の活性化を求めて――表現指導を中心に――
第一章 文章表現の学習指導
一 短歌の学習指導
はじめに/(一)短歌学習指導の概略/(二)短歌鑑賞指導の実際/(三)短歌創作指導の実際/(四)冊子「短歌を学ぶ―鑑賞と創作―」作り/おわりに―考察のまとめと課題―
二 論理的文章表現の学習指導――小論文指導の場合――
はじめに/(一)小論文指導の概要/(二)小論文の学習指導の実際―「考えるヒント―発想を耕す―」の場合―/(三)小論文指導の実際/(四)小論文作成の実際/おわりに―考察のまとめと課題―
第二章 音声表現の学習指導
一 「三分間スピーチ」の試み(1)――相互理解を深める表現指導――
はじめに/(一)活性化の試み/(二)「三分間スピーチ」の実践/(三)三分間スピーチに対する生徒の反応/おわりに
二「三分間スピーチ」の試み(2)――メモからのスピーチ――
はじめに/(一)学習指導の概略/(二)学習指導の実際/(三)学習指導の考察/おわりに
三 群読の学習指導――漢詩「白頭を悲しむ翁に代わりて」の場合――
はじめに/(一)群読の学習指導の概要/(二)群読の学習指導の実際/(三)群読の学習指導の考察/おわりに―考察のまとめ―<BR>四 ディベートの学習指導の実際――「外国語(英語)教育を考える」の場合――
はじめに/(一)指導計画/(二)指導の実際と評価/(三)考察のまとめ―反省と今後の課題―/おわりに―指導の改善を求めて―
五 音声表現力の評価問題
(一)宮沢賢治「英訣の朝」―朗読の評価問題―/(二)「木曽の最期」(『平家物語』)―群読の評価問題―
六 音声表現力育成の構想
はじめに―国語科授業活性化と音声表現力―/(一)音声表現力の構造/(二)音声表現力を育成する授業の試み/おわりに―音声表現力を育成する授業のために―
第三章 古文・現代文に関連づけた表現指導
一 古文との関連指導
(一)表現を開く『枕草子』の学習指導/(二)表現を軸とした『徒然草』の学習指導/(三)アメリカにおける古典と関連づけた表現指導―連句の学習指導「Basho and Linked Poems」の場合―/(付)芭蕉と連句〈訳〉
二 現代文との関連指導
(一)『羅生門』の授業改善の試み―小説の読みにおける「書くこと」の実践/(二)「ことばについて考える」の場合―関連指導としての小論文指導―
終章 表現指導の活性化を求めて――まとめと課題――
(一)表現意欲を大切にした表現指導/(二)表現方法の学習指導―小論文の指導―/(三)表現力をとらえた学習指導/(四)達成感・充実感をもたらす表現指導/(五)授業活性化の方法としての表現指導/(六)授業者の表現力の修練/(七)豊な表現指導を求めて
あとがき
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Le Mariage 

著者
中山幸一郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
新書 
ページ
134 
定価
1,048円 (本体953円 )
発行日
2002年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-686-1/ISBN4-87440-686-6 
Cコード
C0077 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
牧師さんによる、教会で挙式するカップルのための、式と結婚生活へのいざない書。一般の関係者にも大いに参考になる。
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【品切】
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前口上
Part 1
ヴァージン・ロード/誓約/指輪の交換/左手薬指のロマンス/ヴェール/ブーケ&ブートニア/ブライドメイド&ベストマン/サムシング・フォー/カウンセリング
Part 2
セレモニーからパーティへ 1/セレモニーからパーティへ
Part 3
Sermon from Reverend Kevin Soileau/指輪のエピソード
Part 4
花々に包まれて
Part 5
家族の風景/いさかい/誕生日/幸せの見える場所/夫婦の色彩/夫婦の相補性/夫婦の年輪/自由は愛のなかに
Part 6
三つの愛をギリシャ語で/大切な重荷/LOVE AFFAIR
あとがき1/あとがき2
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東晋の詩文 

著者
長谷川滋成 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
494 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2002年3月5日 
ISBN
ISBN978-4-87440-684-7/ISBN4-87440-684-X 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/アジア〈文学〉
 
内容
ら闡、湛方生、王羲之父子、郭璞、支遁、陶淵明など代表的詩人や主要作品についての論文・講話ほか「遊仙詩七首」「天台山遊賦并序」の詳解、郭璞、支遁の伝記の訳注。
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【論文】
 ゆ闡の詩
はじめに/採薬の場所/採薬の詩/神薬の効/採薬の詩の考察/採薬の詩と遊仙の詩/採薬の詩の妙気/ゆ闡の山水観/ゆ闡詩の評価/おわりに
 湛方生の詩
はじめに/神仙詩を中心として/玄言詩を中心として/田園詩を中心として/山水詩を中心として/おわりに
 王羲子父子の「蘭亭の詩」
羲之父子の「蘭亭の詩」は一四篇/子の「蘭亭の詩」―蘭亭の風景と俗念の解放/子の蘭亭の詩―老荘の哲学賛美/羲之の「蘭亭の詩」―子と類似の詩/羲之の「蘭亭の詩」―時間の推移/羲之の「蘭亭の詩」―人間の寿命/羲之の生死に対する考え方/羲之父子の「蘭亭の詩」の意味するもの
 季節の詩
はじめに/夏の詩/冬の詩/春の詩/秋の詩/おわりに
 登山の詩の背景
山―仁者の楽しむ所/名山―仙人の居所/道士―真人・仙人・沙門/泰山―封禅・仙界/天台山―仙人・沙門/山に登る詩―玄言詩
 「蘭亭の詩」の対句
はじめに/風景/思想/おわりに
 郭璞「遊仙の詩」の対句
はじめに/仙人の登場/仙界への飛翔/仙人の居所/仙界の風景/仙人の飲食/仙界と俗界/おわりに
 東晋詩における郭璞の位置
はじめに/郭璞と李充の関係/郭璞と李充の経歴/郭璞と李充の思想/郭璞の道家の詩/郭璞と李充の接点/文学史家の郭璞評/おわりに
【詳解】
 郭璞「遊仙の詩七首」
 孫綽「天台山に遊ぶ賦并びに序」
【訳註】
 郭璞の伝記
 支遁の伝記
【講話】
 陶淵明の日日
 東晋の詩
 「遊」の意味するもの―先秦・東晋の間―
 あとがき/拙著等一覧
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中国の工業化と清末の産業行政 商部・農工商部の産業振興を中心に

著者
劉 世龍 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
322 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2002年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-687-8/ISBN4-87440-687-4 
Cコード
C3022 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
関連史料をもとに中国史上初の中央産業行政機関=商部・農工商部の成立や機構、その産業振興政策を分析、清末新政期の政策が中国の工業化に与えた影響と評価・課題を検証。
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古浦敏生先生御退官記念 言語学論集 

編者
古浦敏生先生退官記念論文集編集委員会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
480 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2002年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-683-0/ISBN4-87440-683-1 
Cコード
C3087 
ジャンル
文学・語学/欧米〈語学〉
 
内容
英、仏、伊、独、ポルトガル、ノルウェー、ギリシア、ヒッタイト、ヘブライ、アラビア、マリラ、モンゴル、中国、朝鮮、日本語ほか多彩な分野で活躍する32名による論考。
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トーマス・マン 神話とイロニー

著者
洲崎惠三 
シリーズ
 
助成
01年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
398 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2002年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-681-6/ISBN4-87440-681-5 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
内外の研究成果をふまえ、アドルノの同一性=非同一性の相互限定否定弁証法とマンのイロニーの関連づけ、ハイデガーの根拠律によるヨセフ神話考察などで、新たなマン像を提示。
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凡例

序 論 神話とイロニー
第一節 テーマ――神話とイロニー、ミュトスとロゴス
1 ミュトスとロゴス/2 シンボルと神話/3 モデルとしての神話、神話と心理学/4 イロニー
第二節 構成、各章概要
1 構成/2 各章概要
第三節 日本におけるトーマス・マン受容――自然とフマニスムス
1 闘うフマニスト/2 三島由紀夫、辻邦生、北杜夫のトーマス・マン受容/3 深層心理学と神話/4 自然/5 自然とフマニスムス
第四節 現代ドイツ文学とトーマス・マン――ドイツ二〇世紀前半小説の諸相
1 価値真空時代の叙事詩/2 ドイツ二〇世前半の小説の六特性/3 モデルネの神話

 第1部 神話(ミュトスMythos)
第一章 nunc stans(静止セル現在)と神話
第一節 サント=ヴィクトアール山、ペーター・ハントケのnunc stans
第二節 『魔の山』の時間と無時間
第三節 ショーペンハウアーのnunc stans
第四節 祖型、祝祭、心理学としての神話
第五節 『パリ始末記』のアルフレート・ボイムラー批判
第六節 黄昏から曙光へ
第七節 自然科学となったロマン主義(ジークムント・フロイト)
第八節 希望の原理としての神話(エルンスト・ブロッホ)
第九節 大地(闇)の母から太陽(光)の父へ(J・J・バハオーフェン)
第一〇節 始源母胎への意識の光
第二章 『魔の山』(意志と表象としての世界)――ロマン主義か啓蒙主義か――
第一節 冥府〈魔の山〉への昇降、水平と垂直
第二節 意志と表象としての世界、永劫回帰と時計時間
第三節 意志、無形式、ロマン主義の勝利(B・クレスディアーンセン)
第四節 表象、形式、啓蒙へのイニシエーション(H・コープマン)
第五節 魔の山にかかる想像力の虹(イロニー)
第三章 八つ裂き、エロス襲撃、ヘルメース――『ヨセフ』四部作三つのモチーフと根拠律――

第一節 八つ裂きのモチーフ(死と再生)
1 ディオニューソス=ザグレウス(ニーチェ)、象徴としての神話(E・カシラー)/2 イーシスとオシーリス/3 バビロニアとエジプト、超越と内在、アポカリプスと輪廻
第二節 エロス襲撃モチーフ、ムト=エム=エネトとヨセフ
1 白い月の尼とエロスの鵞鳥/2 母権性と父権性(バハオーフェン)、自然と精神、エジプトとヘブライ/3 汚泥の白鳥/4 エロスの火と精神の氷
第三節 ヘルメース=モチーフ、月
1 八つ裂きのタムズ=アドーニス(Tammuz=Adonis)からヘルメースとしてのヨセフ像へ/2 ヘルメースと月/3 神々の子供(ケレーニイ、ユング)、男女両性具有者ヘルマプロディートス/4 祖型としての神話
第四節 根拠としての自然とロゴス/1 根拠律、根拠は深淵、矛盾律/2 ratio、ロゴス、principium/3 存在は遊戯、人間存在の啓示としての神話、神話との同一化(unio mystica)
第五節 「初めにロゴスありき」
1 神の息吹き=言葉(ロゴス)/2 物語の精神
第四章 メフィストーフェレスとしてのアドルノ――現代のファウストゥス博士――
第一節 実現されたユートピア
第二節 自然・非同一的なるもの
第三節 銀蠅糞塊と麝香の匂い、死と人間性(『欺かれた女』)
第四節 『カルメン幻想曲』(Fantasia sopra Carmen)
第五節 共作の感情移入
第六節 亀裂――フィエスコのムーア人、ハサン
第七節 絶えず否定する精神
第八節 同一性への抵抗としての個、自己否定による自己実現
第九節 聖画像破壊(Ikonoklasmus)と再構築、ペーネロペーの織物
第一〇節 イロニー――非同一の同一化、同一の非同一化

 第2部 イロニー(Ironie)
第五章 正負の自己意識(アイデンティティー)とイロニー――マルティーン・ヴァルザーの論をめぐって――
第一節 イロニーとは何か
第二節 自己意識とイロニー、正負のアイデンティティー
第三節 マルティーン・ヴァルザー文学の四基音――欠如
第四節 古典的イロニー(偽装)――ソクラテス
第五節 ロマン主義的イロニー(自己同化)――F・シュレーゲルとフィヒテ
1 ソクラテス的イロニーの市民的イロニーへの機能替え(F・シュレーゲル)/2 自我と非我、有限と無限間に浮遊する想像力(フィヒテ)/3 意識の累乗、超越論的ポエジー
第六節 イロニーの弁証法――ペーター・ソンディ、ヘーゲル
第七節 正負の自己意識とイロニー
1 対立両極間に浮遊する精神的自由、正の自己意識(F・シュレーゲル、トーマス・マン)/2 負の自己意識(カフカ、ローベルト・ヴァルザー)/3 否定弁証法/4 内面の逆説的表現、匿名としてのイロニー(キルケゴール)
第八節 マルティーン・ヴァルザーのトーマス・マン批判
第六章 イロニーと言語再生、モンタージュ、表現主義論争、仮象と現実
序 連続と非連続の転回点
第一節 日本のトーマス・マン受容三態
第二節 イロニー三態(中間性、批評距離、遊戯性)
第三節 イロニーの表現構造・落差(差異)信号
第四節 ニヒリズム
第五節 風景からレンズへ、所記から能記へ、芸術の自律化
第六節 反文法的言語再生(ハイセンビュテル)
第七節 象徴から再生へ、主観の内面告白から外的略語的人間把握へ
第八節 表現主義論争、小説の理論、全体性とイロニー(ルカーチ)
第九節 表現主義、リアリズム、単語の独立、モンタージュ(エルンスト・ブロッホ)
第一〇節 引用、伝統と革新
第十一節 強制された宥和、芸術的仮象と経験的現実の差異(アドルノ)
第七章 イロニーの相におけるトーマス・マンのニーチェ受容――『ある非政治的人間の考察』――
第一節 ヴァーグナー、ドイツ性批評家としてのニーチェ
第二節 心理学者としてのニーチェ
第三節 自己磔刑の悲劇的倫理家としてのニーチェ
第四節 〈生〉の概念定立者としてのニーチェ
第五節 イロニーと市民化
第六節 非政治的人間と芸術的フマニスムス
第七節 ドイツ性、ロマン主義、音楽(ヴァーグナー)への惑溺とその克服
第八章 パレストリーナ、性と知の悪魔――イタリアへのマンのアムビヴァレンツ――
第一節 火と氷地獄
第二節 Homophilie(火)
第三節 エロスの襲撃
第四節 仮面と素面、舞台と楽屋、小説と日記
第五節 プレネステの悪魔(ケレーニイ)
第六節 ダンテのインフェルノ、氷地獄
第七節 知の悪魔・イロニー
第八節 ドン・ファン、ファウスト
第九節 フィオレンツァ、美とアスケーゼ(禁欲)
第一〇節 アムビヴァレンツのイロニー

結 論 ミュトスとイロニーの織物――トーマス・マンの文学――
第一節 神話(ミュトス)
1 ウェヌス・アナディオメネ/2 アプロディーテー=ウェヌス/3 マーヤのヴェール、物語の織物/4 デーメーテール=ペルセポネー/5 ディオニューソス、イェーズス・クリストゥス
第二節 神話、モデル、シンボル、ロゴス、心理学、イロニー
1 神話と祖型、自我の遠心と求心/2 新しき神話(F・シュレーゲル)、古代とモデルネ、神話と心理学/3 八つ裂きの神の再生への希望、永遠と瞬間(ハーバマース)/4 神話と象徴(W・エムリヒ)、心理学と神話(ヴァーグナー)/5 形象と意味――象徴、古典、ロマン芸術三形式(ヘーゲル美学)
第三節 神話と啓蒙
1 ファウストゥス博士、自然と理性/2 啓蒙の弁証法(アドルノ、ホルクハイマー、ハーバマース)
第四節 偽装、自己同化、留保としてのイロニー(ウーヴェ・ヤプ)
第五節 対立原理の弁証法的宥和としてのイロニー
1 弁証法的宥和/2 同一性と非同一性、否定弁証法(アドルノ)、イロニー/3 自然、エロスの襲撃――同一性の非同一化、非同一性の同一化としてのイロニー

主要参考文献/あとがき/初出一覧/索引/ドイツ語レジュメ
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中世アーサー王物語群におけるアリマタヤのヨセフ像の形成 

著者
横山安由美 
シリーズ
 
助成
01年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
306 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2002年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-680-9/ISBN4-87440-680-7 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
世俗・宗教論争などを反映するアリマタヤのヨセフ像を取りこみ、民話から文学創造と社会思想・神学思想の統合した広大な作品群へと変貌した過程を解明、新たな視野を提示。
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凡例

第一章 聖書正典―欠落の人―
第二章 聖書外典―復活の商人―
第1節 『ペテロの福音書』/第2節 『ニコデモの福音書』/第3節 『アリマタヤのヨセフの物語』/第4節 『バルトロマイの復活の書』/第5節 『ピラトの死』/第6節 『ティベリウス帝の回復』/第7節 『フランク史』
第三章 『主の復讐』―混同の始まり―
第1節 『主の復讐(ラテン語版)』/第2節 『主の復讐(ラテン語変異型)』/第3節 『主の復讐(古仏語武勲詩版)』/第4節 『主の復讐(古仏語散文版)』
第四章 聖書注解の伝統―義人ヨセフと典礼―
第1節 アンブロシウス(4世紀)/第2節 ヒエロニムス(4-5世紀)/第3節 ベータ・ヴェネラビリス(8世紀)/第4節 アマラリウス(9世紀)/第5節 ホノリウス・アウグストドゥネンシス(12世紀)/第6節 ペストル・コメストル(12世紀)
第五章 ロベール・ド・ボロン―騎士ヨセフ―
第1節 『聖杯由来の物語』/第2節 『メルラン』/第3節 『ディド・ペルスヴァル』
第六章 『ランスロ聖杯』―騎士の祖先ヨセフと「息子」の誕生―
第1節 『聖杯の物語』/第2節 『ランスロ本伝』と『聖杯の探索』
第七章 『ペルレスヴォー』―「良い騎士」ヨセフと記録者ジョセフェ―
第1節 ヨセフ像の象徴的利用/第2節 語り手の問題
第八章 『続編』―ヨセフ像の定着―
第1節 『第一続編』/第2節 『第二続編』/第3節 『第三続編』/第4節 『第四続編』
第九章 非聖杯物語系統―騎士の鑑(かがみ)ヨセフ―
第1節 聖史劇/第2節 宮廷風騎士道物語/第3節 武勲詩
第十章 グラストンベリー修道院と英国の政治背景―国際的な聖人の誕生―
 アリマタヤのヨセフ像の相関図
補遺
補遺1 聖杯物語と時間
第1節 宮廷風騎士道物語の時間/第2節 聖杯物語の時間/第3節 「遷移」
第4節 「運命の輪」
補遺2 聖杯物語と空間
第1節 宮廷風騎士道物語の空間/第2節 聖杯物語の空間/第3節 終末/第4節 ローマとエルサレム
後書/書誌/図版/索引
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自然が語る ヘルマン・ヘッセの世界

著者
丹治信義 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
252 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2002年2月22日 
ISBN
ISBN978-4-87440-674-8/ISBN4-87440-674-2 
Cコード
C1098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
視覚的に魅力あるモチーフが見事に主題と結びついたヘッセ文学。ヘッセ作品を彩るいくつかの自然現象を取り上げ、「物言えぬ自然」を語る意義とその魅力に迫る。
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序章 ヘルマン・ヘッセの自然観
 自然描写/物言えぬ自然/ヘッセの生い立ち/その時代
第一章 雲と小舟と風
 雲のイメージ/似姿/雲の予兆/フェーン
第二章 水
 水のイメージ/挫折/帰一/再生と転生
第三章 魚
 魚のイメージ/魚釣り/無関心/瀕死の魚
第四章 鳥
 鳥のイメージ/自由への憧れ/ハイタカの誕生/黒い鳥/古き善きもの
第五章 花
 花のイメージ/生命の輝き/高嶺の花/創造の神秘/弔いの花
第七章 樹木
 樹木のイメージ/生命の木/ひこばえ/カスターニエ
第八章 火
 火のイメージ/花火/暖炉の火/錬金術
第九章 狼
 狼のイメージ/荒野の狼/魔術劇場/二人のヴォルフガング
終章 形象と比喩 自然が語る
 あとがき/ヘルマン・ヘッセ年譜/動植物日独対照表
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高等学校における文学の単元構想の研究 『こゝろ』(夏目漱石)の教材解釈と実践事例の検討を通して

著者
井上孝志 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
226 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2002年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-682-3/ISBN4-87440-682-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
20余年間実績をあげつつもより確かなものを求め続けた著者が、過去の実践研究の成果・課題をふまえて再度全篇の教材研究を行い、新たな文学読解・鑑賞の授業構想を提案。
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イランの口承文芸 現地調査と研究

著者
竹原 新 
シリーズ
 
助成
01年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
944 
定価
22,000円 (本体20,000円 )
発行日
2001年12月27日 
ISBN
ISBN978-4-87440-677-9/ISBN4-87440-677-7 
Cコード
C3039 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア  芸術・文化 文学・語学/アジア〈文学〉
 
内容
伝説、歌謡を含む口承文芸ほか、伝承遊戯、民間信仰におよぶ202例を分類、採録。ペルシア語、ローマ字の翻字と日本語訳を付す。イラン地域文化研究にも貢献する貴重な資料。
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【品切】
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はじめに
序 論
  研究目的
  先行研究
  研究の現状
  調査の必要性
  本研究の意義/口承文芸研究における意義/イラン地域文化研究における意義
  本研究の特色
調査について
  予備調査
  本調査の経緯
  調査地について
  資料について
分 析
  AT番号による分類
  伝承状態/話者の年齢層/伝承経路の傾向
解 説
  動物寓話
  本格昔話
  笑話と小話
  形式譚
  伝 説
  現代伝説
  歌 謡
  伝承遊戯
  民間信仰
まとめ
資 料
  凡 例
  採録資料一覧
 動物寓話 001-010
 本格昔話 011-050
 笑話と小話 051-085
 形式譚 086-088
 伝 説 089-134
 現代伝説 135-158
 歌 謡 159-171
 伝承遊戯 172-174
 民間信仰 175-202
参考文献
要 旨/要 旨(ペルシア語)
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様々なる結婚のディスコースと女性主体 シェイクスピア・エリザベス・ケアリ、ミドルトン

著者
中村裕英 
シリーズ
 
助成
01年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
242 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2001年12月21日 
ISBN
ISBN978-4-87440-676-2/ISBN4-87440-676-9 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
結婚や夫婦関係を扱った劇を取り上げ、女性主体を構成するディスコースや社会的背景に着目、ルネサンス期の女性の発する「声」、結婚している「女性」とはいかなる存在かに迫る。
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序 章
第1章 『尺には尺を』――権力・セクシュアリティ・結婚のディスコース――
セクシュアリティの統制の必然性/「置換」の所在/反権力的な声/教会法の改正と若者たち/若者にとって不利な1604年の教会法/結婚に対する親の権威の強化/夫婦のセクシュアリティの価値づけ/若者たちの結婚への強い関心/逸脱したセクシュアリティの結婚による包摂
第2章 『終わりよければすべてよし』――ヘレナの主体表象と"All's well that ends well"の意味――
劇の「現代性」/結婚のディスコースとは/ヘレナの主体/女性にとっての教育/ヘレナの台詞の矛盾/ヘレナの即興演技/商業主義のディスコース/結婚後のヘレナ/"merit"を信じる精神/結婚ディスコースを逆手に取るヘレナ/浪費する夫への対処法/劇のタイトルの意味すること/人生のパラドックス
第3章 『オセロー』――結婚のディスコースとデズデモーナの主体――
『オセロー』批判の変化/夫婦の愛/私的問題の重視/「自然な」結婚/"Mutual love"/過激な女性主体としてのデズデモーナ/プロテスタンティズムにおける夫婦のセクシュアリティ/デズデモーナの主体構成/エミリアの主体構成/イアーゴーの主体構成/結婚のディスコースとオセロー/オセローの主体と付焼き刃的進歩思想/夫婦破綻の過程/妻の殺人とプロテスタンティズムのディスコース
第4章 『冬物語』――ポーリーナという主体とベッドフォード伯爵夫人――
『冬物語』と『パンドスト』との比較/ポーリーナという主体/ポーリーナのシュリュー的性格の正当化/宮廷マスクの歴史におけるベッドフォード伯爵夫人/家父長制度への subversion としての宮廷マスク/ポーリーナとベッドフォード伯爵夫人/『冬物語』の自己再生法
第5章 『メアリアムの悲劇』1――エリザベス・ケアリの主体とコーラスにおける家父長制社会との交渉――
エリザベス・ケアリ/コーラスに見られるフェミニスト的戦略/エリザベス・ケアリの戦略/文学創造者としてのエリザベス・ケアリの主体
第6章 『メアリアムの悲劇』2――三人の妻の主体構成――
『メアリアムの悲劇』のプロット/ヘロデの妻ドーリス/メアリアムの主体構成/サロメの主体構成
第7章 『チープサイドの貞淑な乙女』――夫婦のセクシュアリティとドゥーブル・アンターンドゥル――
『チープサイドの貞淑な乙女』のプロット/卑猥な言葉選び/イエローハンマー夫妻/オールウィット夫妻/ドゥーブル・アンターンドゥルを言わないサー・ウォーター/サー・オリヴァー・キックス夫妻/サー・ウォーター/夫婦愛/タッチウッド・ジュニア/ウェールズの娘とティム/個人主義的恋愛観と豊饒性/セクシュアリティと多産/四旬節における豊饒性
 参考文献
 あとがき
 初出一覧
 索  引
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明治・大正・昭和初期の英語教科書に関する研究 

共著
小篠敏明・中村愛人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
196 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2001年12月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-679-3/ISBN4-87440-679-3 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
文学、説明文、日常会話の視点から分類、さらに文体の分析、題材内容の分析、文法編成の原理から考察。日本の教科書の展開を実証的に明らかにし、今後のあり方を模索する。
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まえがき
第1部 英語教科書の質的分析と概観
 第1章 英語教科書の質的分析
 第2章 英語教科書の概観
第2部 英語教科書の解題
 第3章 National Readers の解題
 第4章 正則文部省英語読本の解題
 第5章 The Globe Readers の解題
 第6章 New English Drill Books の解題
 第7章 The International Readers の解題
 第8章 Kanda's Crown Readers の解題
 第9章 The Standard English Readers (P) の解題
 第10章 The Standard English Readers (T) の解題
 終章
 参考文献
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English Teaching Methodology in Japan :A Historical Perspective

著者
小篠敏明 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
156 
定価
1,870円 (本体1,700円 )
発行日
2001年11月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-678-6/ISBN4-87440-678-5 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
Palmer, Fries, Communication-Oriented Methodology in Junior and Senior High School, Kumaravadivelu’s “Postmethod”, Brown’s ‘Enlightened, Eclectic Approach” (英文)
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Chapter1 English Teaching Methodology in Japan---A Historical Overview
 1,History of English Teaching Methodology in Japan
 2,Quest for an Optimal Methodology for the Japanese Context
 3,Implications of the Methodological History
Chapter2 Palmer's Methodology as Developed in Japan
 1,Palmer's Life and Work
 2,Demonstrations at the Annual Conferences of English Teachers and Conventions of the Institute for Research in English Teaching
 3,The Fukushima Plan
 4,Evaluation of the Fukushima Plan
Chapter3 Fries' Methodology as Developed in Japan
 1,Fries' Life and Work
 2,Features of Fries' Methodology
 3,Fries' Methodology as Developed in the Japanese Context
 4,Implication of the Development of the Oral Approach
Chapter4 Communication-Oriented Methodology in Junior High School
 1,Criteria for Evaluating Techniques
 2,Communication-Oriented English Teaching in Junior High School
 3,Cultural Differences in Communication
Chapter5 Communication-Oriented Methodology in Senior High School
 1,Communication-Oriented English Teaching in Senior High School
 2,Communicative Activities in Text-Based English Class
Chapter6 From Method to Postmethod:A Shift of Paradigm
 1,Kumaravadivelu's“Postmethod”
2,Brown's “Enlightened, Eclectic Approach”
 3,The Feasibility of the New Paradigm
Appendix1 Chronology of Harold E. Palmer(1877-1949)
Appendix2 Chronology of Charles C. Fries(1887-1967)
Selected Bibliography
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どの子もみんなすばらしい 

著者
原良枝 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
194 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
2001年11月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-673-1/ISBN4-87440-673-4 
Cコード
C0037 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
教員、教育者教育研究所推進委員として、すべてをかけて生徒とともに歩み、教育原理・人間教育の探究に身をそそいできた半生録。
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インターネット時代に生きる 英語の読解指導 

著者
児玉光雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
258 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2001年11月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-670-0/ISBN4-87440-670-X 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
E-mailでの交信やホームページの閲覧に必須の精読力。文法・語彙力、文脈による理解力、ソーシャルスキルを培う指導法の探究により、精読力の獲得と逐語訳からの脱皮を図る。
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はじめに
1 文法事項の教材研究(その1)
A はじめに
B 文と文のつながり
C ‘and'などの等位接続詞構文
D 時などを表す副詞節
2 文法事項の教材研究(その2)
A はじめに
B 無生物主語・名詞構文など
C 後置名詞修飾文型
3 文法事項の指導法(その1)
A はじめに
B 文と文のつながりを読む
C 共通構文
D 時などを表す副詞節
4 文法事項の指導法(その2)
A はじめに
B 無生物主語・名詞構文
C 後置名詞修飾文型
D 文法用語全般
E 副詞
F 「5文型」
G S+V+Oについて
H 不定詞
I ネクサス(Nexsus)について
J 受動態
K HAVE (HAS) TO と MUST
L BE GOING TO と WILL ('LL)
M THATの総合的学習
N Grammar in a Wider Perspectiveによる指導
5 語彙の教材研究 及び 指導法
A はじめに
B 日英両語の意味のずれ
C 多義語
D 文法面からのアプローチ
E 文脈や関連語句からの雑推
F 総合的に判断するもの
G Collocation(語の語の相性)
H 基本動詞
I 前詞・副詞
J 多語動詞 (Multi-word verbs)
K 相関語句など(関連する他の語を見失わないように)
L 語彙をマスターさせる
M 語彙指導から見た英語教育の課題
6 文の指導法
A はじめに
B フレーズ・リーディングの各種指導法
C 内容読み
D スキーマの扱い
E テスト問題について
7 ソーシャル・スキルの養成
A はじめに
B 英文法研究・外国語教育の潮流
C 機能別の表現
D ポライトネス度の尺度
E ポライトネス諸表現と教材研究
F ポライトネスに関しての指導事例
G ソーシャル・スキルの養成を前提とした読解指導
8 補足しておきたいこと
A はじめに
B 「読む」ことの意義の再確認C 逐語訳からの脱皮を目指して
D 「読む」ことと他の3技能とのかかわり
E 教材研究用資料集成
おわりに/《参考文献》/《索引》
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詩集 青のページ 

著者
山本あさ子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
80 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2001年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-661-8/ISBN4-87440-661-0 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
地縁、血縁、戦争…かなわぬ抵抗と知りつつ、何度も何度も這い出ようとした日々。みずからの来歴を凝縮する情感溢れる詩集。
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【品切】
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1 もう一人
峠/棘/老/あそぶ/眠り/古い靴/体重計/もう一人/小数点/バランス/御使者殿/度忘れ/球/おつかれさま/悔 い/ある夜半に/青のページ/枠/ド ジ
 山本さんの声  横山 昭
2 だんだん
レール/結 構/観音まいり/縛 る/兵馬俑/骨/呉越峠/ティッシュペーパー/ザック ザック/だんだん/おまつり着/小 舟
あとがき
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万葉の動物たち 

著者
宮地たか 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
320 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2001年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-658-8/ISBN4-87440-658-0 
Cコード
C1092 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉 一般書/文芸評論
 
内容
代表的万葉歌から鳥類49首、哺乳類21首、魚介類17首、昆虫類11首、その他2首の100首を詳解。万葉の人びとと動物たちの綾なすいきいきとした世界が目前に迫る。
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まえがき
鳥類
1うぐいす/2よぶこどり/3いかるが/4つばめ/5きぎし/6ほととぎす/7ぬえどり/8ぬえこどり/9うづら/10はつかり/11かりがね/12かり/13かりがね/14あきさ/15すがどり/16すどり/17しながどり/18みさご/19あとり/20をし・をしどり/21しらたづ/22しらさぎ/23にほどり/24やまどり/25せにゐるとり/26たづ/27たづ/28ちどり/29ちどり/30ももちどり/31みやこどり/32しらとり/33かまめ/34さかどり/35かも/36あぢむら/37たか/38たづがね/39みづとり/40とり/41とり/42とり/43おほとり/44かも/45もちどり/46う/47からす/48かけ/49わし
哺乳類
50あかごま/51いぬ/52いぬ/53うし/55うまのつめ/56きさ/57きつ/58くま・あらくま/59くろうし/60さる/61しか/62しか/63しし/64ししじもの/65たつのま/66とら/67まかみ/68むささび/69をさぎ/70いさな
魚介類
71あはび/72あはびたま/73あゆ/74いそがい/75うつせがい/76かつを/77かひ/78かに/79しじみ/80しだたみ/81しび/82すずき/83たひ/84ひを/85ふな/86むなぎ/87わうぎょ
昆虫類
88あきづ/89か/90くも/91こ・くはこ/92こほろぎ/93すがる/94つつがむし/95てふ/96なつむし/97ほたる/98ひぐらし
その他
99かはず/100かめ
参考文献・あとがき・索引
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刑務所母親物語 

著者
一色鈴子 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
176 
定価
1,048円 (本体953円 )
発行日
2001年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-671-7/ISBN4-87440-671-8 
Cコード
C0076 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
多くの縫製工場を経営する傍ら、ある男子刑務所で6年間指導員として縫製作業の指導にあたった。その間の受刑収容者との交流録。
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まえがき
1 指導員として
1 タクシーの運転手
2 名古屋でのタクシー
3 アロハシャツ
4 化粧品の香り
5 指導員として
6 とうきび焼きの夜店
7 朝の挨拶
8 キザラの付いたアメ玉
9 自作の仮装大会
10 刑務所の移転
11 麻薬(ヤク)
2 母親として
12 保護家庭の子
13 ある子
14 家出少女を売る子
15 悪い子
16 外車で恐喝
17 ドイツ語の訳せる子
18 務所の食堂
19 一番に思い出した顔
20 喧嘩で懲罰
21 終身刑の子
3 十年目の再会
22 やっぱり務所がええ
23 悲しい知らせ
24 選挙の票を買う
25 ヤク(麻薬)の売り方
26 十年目に親子で来た子
27 塀のない刑務所
28 脱走者
29 東レのサニーセブン
30 河川敷のいもだき
31 だまされたと思うて
32 一人の子をつれて
33 大衆演劇と姫路の子
34 近江飛龍劇団
4 折にふれて――子らを思う歌――
5 折にふれて――ある子の詠んだ歌――
6 ある子の手記
あとがき
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つれづれの部室 

著者
中田輝義 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
100 
定価
1,100円 (本体1,000円 )
発行日
2001年10月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-669-4/ISBN4-87440-669-6 
Cコード
C0078 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
「自分たちの思いを語りあい、表現し、社会参加するいい機会になると思うのです」。重症筋無力症で、CGに夢をかける著者がメール、チャット仲間との交信をまとめた散文集。
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【品切】
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数と図形 

著者
石橋康徳 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
98 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2001年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-668-7/ISBN4-87440-668-8 
Cコード
C3014 
ジャンル
教育〈理科 算数・数学〉
 
内容
小学校教員養成課程用テキスト。算数科の教材開発に繋がるものと、数学的背景に関するものを交互に配し、演習や雑談により、数学に興味をもつ学生の自発的学習に供する。
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【品切】
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ホーソーンの作品における女性像 

著者
山本典子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
210 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
2001年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-665-6/ISBN4-87440-665-3 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
ホーソーンはもっとも多く女性を描いた作家である。その作品ごとにそれぞれの女性像を分析。作品における位置・役割とともに、アメリカ社会での意義・人生の意味を考察する。
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まえがき
第1章 序論―ホーソーンと女性たち
第2章 「ウェークフィールド」―宇宙の放浪者
第3章 「大望ある客」―運命の皮肉
第4章 「あざ」―永遠の女性
第5章 「ラパチーニの娘」―破滅の女性
第6章 「美の芸術家」―芸術家の代償
第7章 「雪人形―子供の奇跡」―想像力の世界
第8章 「優しい少年」―狂信者の非情
第9章 「若いグッドマン・ブラウン」―闇の世界
第10章 『緋文字』―女性の自立
第11章 『七破風の屋敷』―愛の太陽
第12章 『ブライズデイル・ロマンス』―女性権利運動家の苦悩
第13章 『大理石の牧羊神』―伝統的女性へ
第14章 ホーソーンの女性像の多様性
第15章 ホーソーンの女性像の意義
Bibliography/邦文参考文献/索引
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移住と言語変容 北海道方言の形成と変容

著者
小野米一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
290 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2001年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-664-9/ISBN4-87440-664-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
言語学〈日本語〉
 
内容
東北方言を中心に全国の方言が集まって、やがて海岸部方言と内陸部方言とに変容、さらに北海道“共通語”ができる過程を、社会言語学的視点から文化変容の姿として捉える。
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【品切】
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小野米一君と北海道と北海道方言・柴田武
序 章 移住と言語変容
第1節 本研究の目的と方法
第2節 北海道への移住と言語変容
第3節 「変化」と「変容」
第4節 本書の構成
第1章 北海道方言前史――『松前方言考』についての考察――
第1節 著者及び成立
第2節 諸写本について
第3節 著作の意図
第4節 所載語彙の特徴
第5節 語彙の残存率
第2章 北海道におけることばの伝播
第1節 北海道海岸部方言と内陸部方言
第2節 東北方言の特色
第3節 北海道南部地方に持ち込まれた東北方言語彙
第4節 北海道南部地方からの語彙の広がり
第5節 北海道全域へのことばの伝播
第6節 伝播の経路
第3章 北海道1世の生活語――富山県からの移住者について――
第1節 士別市川西町の事例
第2節 上川郡鷹栖町の事例
第4章 北海道方言の形成と変容――富山県砺波地方からの移住入植地――
第1節 北海道方言とその母体
第2節 北海道方言の母体
1 自然会話の例
2 音韻面の特徴 (1)モーラ体系/(2)特色音節/(3)音変化/(4)語アクセント/(5)イントネーション
3 文法面の特徴 (1)敬語法/(2)用言/(3)助動詞/(4)助詞/(5)文末詞/(6)接続詞/(7)連語
第3節 北海道方言の形成
1 自然会話の例
2 音韻面の特徴 (1)モーラ体系/(2)特色音節/(3)音変化/(4)語アクセント/(5)イントネーション
3 文法面の特徴 (1)敬語法/(2)用言/(3)助動詞/(4)助詞/(5)文末詞/(6)接続詞/(7)連語
4 語彙面の特徴
第4節 北海道方言の成立
第5節 北海道方言の変容
第5章 団体入植地における言語変容――福島県相馬地方からの移住入植地――
第1節 相馬弁・二宮弁・北海道弁
第2節 二宮弁の自然会話 1見送り/2迎 え/3お詫び
第3節 音韻上の特色
(1)母音の「イ」と「エ」/(2)連母音の同化/(3)長呼化傾向/(4)短呼化傾向/(5)「シ」「ス」、「チ」「ツ」などの発音
(6)「キ」の発音/(7)ガ行音/(8)子音の有声化/(9)子音の無声化/(10)サ・ハ行音/(11)ラ行音の弱まり
(12)鼻音挿入/(13)ヤ行音/(14)拍の観念/(15)語アクセント/(16)まとめ
第4節 文法上の特色
(1)文末詞/(2)断定表現/(3)打ち消し表現/(4)完了・過去表現/(5)推量表現
(6)可能表現/(7)受け身表現/(8)接続表現/(9)活用形/(10)助詞/(11)文終止法
(12) まとめ
第5節 語彙上の特色
(1) 相馬弁からの移入語彙/(2) 北海道弁からの移入語彙/(3) まとめ
第6節 世代による変化
第7節 むすび
第6章 屯田入植地における言語変容
第1節 旭川市東旭川町旭川屯田兵村の場合
1はじめに/2音声面について/3アクセント面について/4文法面について/5語詞面について/6まとめ
第2節 旭川市永山町永山屯田兵村の場合
1はじめに/2音声面について/3アクセント面について/4文法面について/5語詞面について/6まとめ
第3節 深川市納内町納内屯田兵村の場合
1はじめに/2音声面について/3アクセント面について/4文法面について/5語詞面について/6まとめ
第4節 上川郡当麻町当麻屯田兵村の場合
1はじめに/2音声面について/3アクセント面について/4文法面について/5語詞面について/6まとめ
第5節 屯田兵村と言語変容
14つの屯田兵村/2第1軸に関して/3第2軸に関して/4第3軸に関して/5世代差と地点差/6まとめ
第7章 北海道方言の現在
第1節 札幌市における自然会話
1 高年者の会話例
2 若年者の会話例
第2節 北海道方言の均質化
1 北海道内の方言アクセント
2 札幌市の語アクセント
結 章 移住と言語変容研究の射程
第1節 言語変容に関する研究
1 言語の変化
2 「新方言」の研究など
3 言語変容の研究
第2節 移住と言語変容についてのモデル
第3節 北海道のことばと北海道の文化
第4節 北海道方言研究の射程
付 論 国内外における移住と言語変容
第1節 日本語話者の移住と言語変容
1 国内への移住
2 国外への移住
第2節 諸外国における移住と言語変容
第3節 移住と言語生活
注/主要参考文献/本書のもととなった既発表論文等/あとがき/事項索引
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小学校対象 表現に拓く国語の授業 

著者
尾川佳己 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
184 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2001年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-663-2/ISBN4-87440-663-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
小学生の理解で培った力をもとに絵本作り、作詩・作文、音声表現・対話と、積極的で創造的な表現の力を育むための授業の実践とその考察。
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第1章 理解で培った力を表現に生かす
第1節 理解で培った力を表現に生かすための枠組み
1 理解で培った力を表現に生かすために/(1)理解から表現への段階/(2)単元化の視点
2 理解で培った力を表現に生かす実践例/(1)読み取ったことを表現する――石うすの歌(6年)――/(2)読み取った文章や構成にならって表現する/(3)創造的に表現する――夢のお話を書こう(4年)
3 書く力に培う単元づくりのために
第2節 読み取ったことを表現する
1 絵本をつくろう【「たんぽぽのちえ」(2年)】/(1)絵本づくりで読みを活性化する/(2)授業の実際
2 子育て日記をつくろう【「一つの花」(4年)】/(1)授業づくりについて/(2)単元の目標/(3)単元計画/(4)授業の実際
第3節 読み取った文章や構成にならって表現する
1 みんなで楽しむ詩のリズム【「食べもの」他(3年)】/(1)授業づくりについて/(2)単元の目標/(3)単元計画/(4)授業の実際
2 キョウリュウの本を出版しよう【「キョウリュウの話】他(4年)】/(1)子どもが主体的に取り組む授業過程を/(2)自己の読みを再構成して表現する/(3)自己の論理を形成するために情報探索の読書をする/(4)再構成と論理形成を重視する
第4節 創造的に表現する
1 「ひらがな虫」のお話をつくろう【「ひらがな虫」他(1年)】/(1)教材について/(2)読み取りからお話づくりまでの段階/(3)お話づくりにおける授業の実際/(4)実践をふり返って
2 挿入話を書く【「たぬきの糸車」(1年)】/(1)「たぬきの糸車」の読解から作文へ/(2)授業の実際/(3)「視点を移動してイメージする力」を

第2章 表現力を育む
第1節 作文力を育む
1 ことばのへや(2年)/(1)授業づくりについて/(2)単元の目標/(3)単元計画/(4)授業の実際
2 四こま漫画のお話をつくろう(2年)/(1)授業づくりについて/(2)単元の目標/(3)単元計画/(4)授業の実際/(5)四こま漫画による低学年の作文指導
3 クラスメートおもしろ事典をつくろう(4年)/(1)授業づくりについて/(2)単元の目標/(3)単元計画/(4)授業の実際/(5)まとめ
4 ハーブティーのパンフレットをつくろう(2年)/(1)授業づくりについて/(2)単元の目標/(3)単元計画/(4)授業の実際/(5)まとめ
第2節 音声表現力を育む
1 音読力を育む/(1)音読劇で読みを活性化する【「力太郎」(2年)】/(2)音読と吹き出しを授業の中核にすえる【「アナトール、工場へ行く」(4年)】
2 対話力を育む/(1)くらげやいせえびになって【「スイミー」(2年)】/(2)いろりを囲んで語り合おう【「ごんぎつね」(4年)】/(3)トークを授業の表舞台に
 「表現に拓く国語の授業」の創造――「あとがき」にかえて――
 初出誌一覧
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中・高・大学生スポーツテストの30年の変遷 ―1964年~1993年―

共著
瀬戸進・水間惠美子 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
236 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2001年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-660-1/ISBN4-87440-660-2 
Cコード
C3075 
ジャンル
教育〈保健・体育〉
 
内容
文部省体育局編「体力・運動能力調査報告」の1964年から1993年までの通巻資料によって、体格2、体力8、運動能力6の16項目について発育発達学的視点から検討する。
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【品切】
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はしがき
第1章 我が国のスポーツテストの歴史的経緯
第2章 スポーツテストの実施要項
第3章 中・高・大学生の体格・体力・運動能力の1964年~1993年に至る30年間の測定成績/1体格の男女別、平均値・標準偏差/2体力診断テストの男女別、平均値・標準偏差/3運動能力テストの男女別、平均値・標準偏差
第4章 中・高・大学生の体格・体力・運動能力の30年間の年次傾向
第5章 中・高・大学生の体格・体力・運動能力10年毎3期の縦断的学年推移
第6章 中・高・大学生の体格・体力・運動能力の回帰勾配による10年毎3期の学年推移
第7章 我が国のスポーツテストの将来展望/1体格・体力・運動能力のピーク年齢/2中2、高2、大学生の体力・運動能力の標準化勾配による10年毎の1期と3期の比較
索引
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国語科教育の理論と実践 

著者
小山 清 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
376 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2001年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-659-5/ISBN4-87440-659-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
高校教師を37年間務め、昭和55年には第7回石井賞を受賞。そのもととなった論考に別稿を加えて復刻。教材への切り込み方、教材の扱い方、授業展開のあり方などを詳述。
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【品切】
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羅英対訳・詳註 『変身物語』を読む[1] 

著者
鈴木利久 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
260 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2001年8月6日 
ISBN
ISBN978-4-87440-666-3/ISBN4-87440-666-1 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
オウィディウス(43B.C.-17?A.D.)のMetamorphosesはシェイクスピア他多くの英文学作品に影響を与えた。Loeb版をテキストとして詳細な語釈をつけ、原本理解の一助とする。
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【品切】
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THE AGE OF CREOLIZATION IN THE PACIFIC :In Search of Emerging cultures and Shared Values in the Japan-America Borderlands

編者
松田 武 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
404 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2001年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-662-5/ISBN4-87440-662-9 
Cコード
C3030 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
――In Search of Emerging Cultures and Shared Values in the Japan-America Borderlands. 日米間で共有または相違する価値観について日米8研究者による論考。(英文)
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Preface (Takeshi Matsuda)
Chapter 1 Creole Time--Notes on Understanding Creolization for Transnational Japan-America (David Blake Willis)
Chapter 2 Institutionalizing Postwar U.S.-Japan Cultural Interchange--The making of Pro-America, Liberals, 1945-1955 (Takeshi Matsuda)
Chapter 3 The Religious Occupation in Postwar Japan--The Christian Community and Educational Institutions (Julie Higashi)
Chapter 4 Japan, Jazz, and Creolization (Joe B. Moore)
Chapter 5 The Power of Hybridity in Japanese-American Relations (David Blake Willis)
Chapter 6 Beyond the Politics of Japanese Language Education--Reconsidering Its History through Japan's Contact with the United States as a Rival and a Master (Akie Tomozawa)
Chapert 7 Toward a Solid Civic Triangle--Emerging Relationships between Citizens, Civil Society, and Local Governance (Chieko Kitagawa Otsuru)
Chapter 8 U.S.-Japan Nonprofit Exchange as Cultural Interaction--The Emerging Role of Nonprofit Organizations as Agents of Cultural Transmission and Transformation (Yutaka Sasaki)
Chapter 9 Creolization in Business Management--The Internet and Responses of Japanese Companies (Yuzo Murayama)
INDEX
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廿日市の歴史探訪(四) 

著者
石田米孝 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
150 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2001年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-657-1/ISBN4-87440-657-2 
Cコード
C0021 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
厳島神主宗親、戦う厳島神主家、神領の争奪、桜尾の攻防、神主家の滅亡、桜尾城と毛利秀元、産生の神、農民と米、廿日市の町屋の発生・仮屋のこと、ほか年中行事22件。
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【品切】
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まえがき
厳島神主・宗親(1)
厳島神主・宗親(2)
戦う厳島神主家(1)
戦う厳島神主家(2)
神主家相続争い(1)
神主家相続争い(2)
神領の争奪(1)
神領の争奪(2)
神領の争奪(3)
神領の争奪(4)
神領の争奪(5)
神領の争奪(6)
桜尾の攻防(1)
桜尾の攻防(2)
桜尾城の変貌
桜尾の攻防(3)
神主家の滅亡
興藤の墓
父と子の墓
桜尾城と毛利秀元
上不見山浄土王院
宮内の「コズミガ谷」
産生の神(1)
産生の神(2)
宗高尾城(1)
宗高尾城(2)
産生の神(3)
廿日市の稲作
農民と米
原村人口の停滞と変化
宮内村の人口増加
人口増加の原因
地御前村の人口増
どこにあったか元澄の墓
廿日市の町屋の発生・仮屋のこと(1)
廿日市の町屋の発生・仮屋のこと(2)
廿日市の町屋の発生(3)
宗高尾城址から見える海
さんばいさま(田の神)のこと
祖霊と墓
動く神社
原村の牛馬
年中行事(1)盆
年中行事(2)七夕
年中行事(3)中元
年中行事(4)八朔
年中行事(5)秋祭
年中行事(6)祭の食事
年中行事(7)亥の子祭
年中行事(8)胡講
年中行事(9)オタイヤ
年中行事(10)煤払い
年中行事(11)正月
年中行事(12)トビ
年中行事(13)人日
年中行事(14)帳開き
年中行事(15)左義長
年中行事(16)小正月
年中行事(17)節分
年中行事(18)雛節句
年中行事(19)御霊会
年中行事(20)田植え
年中行事(21)泥おとし
年中行事(22)管絃祭
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中学校対象 中学校国語科表現指導の探究 

著者
宝代地まり子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
270 
定価
3,520円 (本体3,200円 )
発行日
2001年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-655-7/ISBN4-87440-655-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
文学・古典・韻文の各教材をもとに、課題条件法をはじめとする表現指導法により、特別教育活動とも連携し、理解と表現の一体化をめざして学習指導を行った実践記録と考察。
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まえがき(広島大学名誉教授 鳴門教育大学名誉教授 野地 潤家)
はじめに
第1章 表現力を育てる国語科学習指導をめざして
一 表現力を育てる学習指導の領域と指導法――先達の理論に学ぶ――
(一)「中学校作文指導の組織化」野地潤家氏――整理と統合
(二)『表現学序説―作文教育の改造』輿水実氏――再生作文による表現指導の可能性
(三)「体系をふまえ見通しをもった指導を」巳野欣一氏――多様な作文指導法と作文学習構成法
二 学習者を中心に据えた学習指導の展開――先達の理論に学ぶ――
(一)『国語学習学入門』増田信一氏――学習者中心の「学習」成立のための条件
(二)『ひとり学びを育てる』斎藤喜門氏――「二類四層の国語学力」
(三)『現代学習団づくり講話』吉本均氏――表現できる国語教室の基盤~応答的な関係の組織化
第2章 理解と表現の一体化をめざした学習指導――文学
一 「僕の防空壕」(野坂昭如)の学習指導――作品の呼び掛け構造と文学言語に着目して作品と対話する学習――
(一)学習指導の意図
(二)教材選定の観点と教材化の工夫
1 教材選定の観点/2 教材化の工夫/3 単元の学習過程と、学習過程に沿って必要と教える学び方技能
(三)学習指導の研究
1 学習者の実態/2 学習指導目標/3 学習指導計画/4 指導者が行った支援の内容
(四)学習指導の展開――手引き①~⑪
(五)学習活動の状況および反応の実際
1 班一枚のレポートの型/2 悲しみの比喩表現の例/3 鑑賞文――詩と散文の例
(六)学習作品の相互評価例――創りあげた作品群に振れて再発信する
(七)学習指導の評価と考察
1 学習指導の評価/2 考察
二 「想う」(五木寛之)の学習指導――テーマそのものについて作者と対話する学習――
(一)学習指導の意図
(二)教材観と教材化の工夫
1 教材観/2教材化の工夫
(三)学習指導の研究
1 学習者の実態/2 学習指導目標/3 学習指導計画/4 評価の基準と方法
(四)学習指導の展開
1 学習指導の展開(第一時)/2 第一時以降の学習指導の展開
(五)学習活動の状況および反応の実際
1 生徒の学習反応(1)/2 生徒の学習反応(2)
(六)学習指導の評価と考察
1 学習指導の評価/2 考察
第3章 理解と表現の一体化をめざした学習指導――古典
一 「徒然草」(吉田兼好)の学習指導――自主編成した教材群をもとに作者と対話する学習――
(一)自主編成の意図
1 単元名/2 学習指導の意図
(二)教材選定の観点・教材の編成と教材化の工夫
1 教材選定の観点/2 今回設定したテーマと教材の編成/3教材化の工夫――「作業プリント」の内容
(三)学習指導の研究
1 学習者の実態/2 学習指導目標/3 学習指導計画
(四)学習指導の展開――理解学習から表現学習へのいざない
1 「テーマ(2) 友人観、人間観をさぐる」の例――「共とするにわろき者…」の指導の展開/2 学習の展開
(五)学習活動の状況および反応の実際――「作業プリント」記入の実例
1 学習活動の状況――「作業プリント」の実例/2 反応の実際――「作業プリント」記入の実例
(六)学習指導の評価と考察
1 学習指導の評価――学習の達成度から/2 考察
二 「平家物語」(扇の的)の学習指導――古典のリズムを群読と短歌で表現する学習――
(一)学習指導の意図
(二)学習指導の研究
1 学習指導計画・評価計画の手順とポイント/2 文章構造図の作成/3 学習指導計画
(三)学習指導の展開
1 学習指導案例/2 展開
(四)学習活動の状況および反応の実際
1 学習活動の状況/2 反応の実際
(五)学習指導の評価と考察
1 学習指導の評価/2 考察
三 「万葉集」の学習指導――地域単元の学習資料群をもとに自分だけの再表現作品を作る学習――
(一)自主編成の意図
1 教材の概観/2 教材しての可能性――古典単元から表現への可能性/3 教材編成の柱として立てた四つのテーマ/4 教材の編成と教材化の工夫
(二)学習指導の研究
1 学習者の実態/2 学習指導目標/3 学習指導計画/4 指導者が行った支援の内容
(三)学習指導の展開
1 理解学習の実際/2 表現学習の実際
(四)学習活動の状況および反応の実際
1 発表学習/2 反応の実際
(五)学習指導の評価と考察
1 学習指導の評価/2 考察
第4章 理解と表現の一体化をめざした学習指導――韻文
一 俳句の学習指導(一)――学習者の読みを起点とした理解学習――
(一)はじめに――俳句楽し有指導の五点の柱
(二)教材としての俳句の価値――一行構造のダイナミックな緊張体系
1 緊張体系を生み出す構造/2 調べを生み出す構造――『日本語のリズム・四拍子文化論』別宮貞彦氏による/3 内容価値、言表価値、能力から洗い出した俳句の教材としての価値――理解および表現
(三)教材の編成と教材化の工夫
1 反応の予想と方法化への見通し/2 教材の編成――観点と編成
(四)学習指導の研究
1 学習指導目標/2 学習指導計画
(五)学習指導の展開
1 理解学習の実際――「あをあをと…」大野林火/2 表現学習の実際――発展学習としての実作指導
(六)学習活動の状況および反応の実際
1 学習者の感想/2 学習者の作品
(七)学習指導の評価と考察
1 学習指導の評価――理解指導の観点から/2 考察
二 俳句の学習指導(二)――自主編成資料を起点とした導入学習――
(一)TTによる自主編成資料と学習指導の概要
1 TTで自主編成した一〇句と価値的観点/2 私の推薦句
(二)学習指導の評価と考察
1 学習指導の評価/2 考察
三 短歌の学習指導――一人ひとりの心を解き放たせる短歌の表現をめざして――
(一)教材としての短歌の価値
1 短歌と言葉の力――「詩歌」の創作指導の価値/2 教材研究の視点――短歌学習の四点の柱/3 教材研究の実際――「短歌創作のための手引き」/4 発展教材五〇首の実際
(二)学習指導の研究
1 学習指導目標/2 学習指導計画/3 指導者が行った支援の内容
(三)学習活動の状況および反応の実際
1 鑑賞文「小説の一情景のように表現する」の実例/2 創作短歌の実例/3 記述式による相互評価とフィードバックの実例
(四)学習指導の評価と考察
1 学習指導の評価/2 考察
四 はがき歌の学習指導――韻文指導の前段階に位置づける試案――
(一)教材化の視点
1 先達に学ぶ/2 内容価値の観点から/3 国語科表現指導の観点から
(二)教材の編成と教材化の工夫
1 教材の編成の観点/2 教材の編成/3 教材化の工夫
(三)学習指導の研究
1 学習指導目標/2 学習指導計画/3 教材開発の実際――生徒に示した代表の一〇作
(四)学習活動の状況および反応の実際
1 理解学習――「私が選んだはがき歌」とその理由/2 表現学習――「私の僕のはがき歌――一年一組編」/3 互選された作品とその理由――「私が選んだはがき歌」
(五)学習指導の評価と考察
1 学習指導の評価/2 考察
第5章 特別教育活動との連携による実践展開――機能的な場を支える国語科表現技術の習得――
一 意見文の学習指導
(一)機能的な場を支える国語科表現技術の習得
(二)中学生の思考を育てることと意見文指導――ニューレトリックが示唆する意見文指導の今日的意義「協力のためのレトリック」の成立する社会への思考と意見文指導
1 教材化の視点/2 解決型の意見文指導と社会認識を育てる題材設定の必要性
(三)意見文の技能系統表試案
(四)機能的な場の表現指導――長崎方面の修学旅行に取材する意見文指導の学習構成の例
1 生徒の表現学習の高まりをもたらす学習指導の組み方/2 長崎平和学習のカリキュラムと各教科・領域のクロスおよび支援を戴いた方々/3 表現指導の実際
(五)学習活動の状況および反応の実際
1 学習指導の実際――課題条件法による表現指導/2 推敲学習/3 反応の実際(1)――意見文記述例/4 反応の実際(2)――意見文に添えたお礼の手紙文記述例/5 反応の実際(3)――他校との交信例/6 反応の実際(4)――地域を越えた場への交信例
(六)学習指導の評価と考察
1 学習指導の評価/2 考察
二 本作り、パンフレット作りの学習指導――一年生転地学習・三年生修学旅行との連携――
(一)生徒の表現学習の高まりをもたらす学習指導の組み方
1 行事と表現の基礎的学習/2 内燃力――行事の成功を生かす
(二)教材化の視点
1 イメージ化のための学習資料の準備/2 同心円上に広がる教室文化の力を生かす/3 楽しさの加味/4 学年行事の報告の場を生かす処理
(三)表現指導の実際
1 学習材/2 学習指導のねらい
(四)学習活動の状況および反応の実際
1 本作り設計図から導く手順と方法/2 反応の実際
(五)学習指導の評価と考察
1 学習指導の評価/2 考察
(六)パンフレット作りへの発展指導
1 先達に学ぶ/2 教材化の手順/3 学習指導の評価と考察
三 書く環境の整えの工夫
(一)心の風景を共有できる教室と表現学習
(二)出会い時の指導――日常の喜怒哀楽を短作文で綴る継続学習
1 先達に学ぶ/2 日常の喜怒哀楽を短作文で綴る継続学習
(三)学年だより、学級だよりと文集作成によるフィードバック
1 特活との連携による書き、読み合う環境の設定/2 学年便りに掲載した短作文の実際/3 学年便りの中の言葉がけの一節
おわりに
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大村はま「国語教室」に学ぶ 新しい創造のために

著者
橋本暢夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
501 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2001年7月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-654-0/ISBN4-87440-654-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
大村提案39項目を採録・検討、その国語教室の営みと合わせて考察。鳴門教育大学所蔵の「大村はま文庫」目録を付す。
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小学校対象 中学校対象 教師のための 表現分析の手引 

監修
長田久男[国語授業学研究会編] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
244 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2001年7月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-656-4/ISBN4-87440-656-4 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
小・中学校国語教材をもとに、着目することば・表現を取り上げて、それらの構造と働きとを整理、解釈の要領を示す。さらに多くの教材を例にした表現分析の実践例をあげる。
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監修者のことば
はじめに
本書のねらいと特色
一 名詞(モノ・コトを示すことば)
二 動詞(動作を示すことば)
三 形容詞(評価を示すことば)
四 こ・そ・あ・(ど)ことば
五 情態を示すことば
六 接続のことば
七 並列を示すことば
八 程度を示すことば
九 解説することば
十 注釈することば
十一 態度を予告することば
十二 相手との関係をつくることば
十三 接続表現
十四 並列表現
十五 自問自答表現
十六 文末表現「のだ」
おわりに
索引
監修者及び執筆者紹介
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酒蔵覗き語り 

著者
大山広司 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
262 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
2001年6月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-653-3/ISBN4-87440-653-X 
Cコード
C0039 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
杜氏の里・安芸津町に生まれ育った著者が酒と酒造りに関する薀蓄を傾ける。集中酒造りは貴重な記録でもある。
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まえがき
1 酒との縁
幼少のころからの酒との縁
酒呑み
酒道
三浦仙三郎翁の銅像
天下の芳醇望広島の酒
軟水醸造の大先覚者・三浦仙三郎
三津杜氏から広島杜氏へ
七夕の酒(一九九一、七、三)
2 広島の酒
広島の酒
広島県産酒の全国的な評価
有名な杜氏さんたち
酒造講習会から蔵入りへ
お神酒あがらぬ神はなし
「昔の酒」と「今の酒」
地酒ブームから吟醸酒へ
純米酒党
きき酒(その一)
きき酒(その二)
きき酒と酒匠
酒のおいしさ
3 酒造り歌
鏡開き
広島杜氏酒造り歌保存会
酒造り作業と酒造り歌
私の酒造り歌
いろは順にならべられた酒造り歌
4 古酒
NHKモーニング・ワイドの酒
祥酒と清酒の古酒の里を訪ねる
清酒の古々酒と胡麻祥酎の里を再び訪ねる
泡盛の古酒とウォッカの古酒
中国の酒
酒泉
ビールを飲んだら小便したくなるのは何故
ジャパ・ナマ JAPANAMA
『夏子の酒』と『蔵』を読んで
女性の酒
土佐の酒
酒の表示の移り変り
5 「広島杜氏」寄稿
伝統に広島杜氏
酒の遍歴
小説『亀甲鶴』より
新潟県の杜氏について
勤続ということについて
ソ連訪問と越後の酒男
酒造に対する疑問 その一
酒造に対する疑問 その二
酒造に対する疑問 その三
酒造従事者の確保
池田酒相の逝去と酒造業界
ある杜氏さんへの手紙
欧米の旅から帰って
杜氏Yさんへ
構造改革を迫られている酒造業界
七〇年から七一年へ
Iさんへの便りに託して
最近の世相
愛知県知多半島の酒蔵訪問
水について考える
飲める酒
酒造りの魂
酒の講釈
日本酒の日
酒造りの心
地方の時代と広島の酒
広島酒譚
ご苦労さんです
ヨーロッパを再び訪れて
丹波の「山の芋」
神の酒
転換期にある酒造業界
酒造好適米のこと
酒米についての私見
変わりゆく酒造業界
酒の世界はどんどん変わってゆく
吟醸酒と酒の個展
『杜氏物語』を読む
異常な年――酒米
酒の世界はどんどん変る
平成七年は画期的な年だった
元気をだせ 酒造業界
変転に忙しい酒造業界
飲める酒が欲しい
歴史の転換期にある酒造業界
酒が分からなくなった話
あとがき
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かたくなにみやびたるひと 蓮田善明と清水文雄

著者
金本正孝 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
48 
定価
550円 (本体500円 )
発行日
2001年4月29日 
ISBN
ISBN978-4-87440-650-2/ISBN4-87440-650-5 
Cコード
C3010 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
通敵行為の隊長を射殺後自決した蓮田善明の足跡と、清水文雄ほか『文芸文化』の同人との交流の一端、死友に対する友情の軌跡。
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その後のハックルベリー・フィン マーク・トゥエインと19世紀アメリカ社会

著者
辻 和彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
360 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2001年4月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-651-9/ISBN4-87440-651-3 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
『トム・ソーヤ』『ハックルベリー・フィン』の続編群を分析、解読し、それらがいかにマーク・トウェインの中の人種・階級・ジェンダーに関する社会意識を反映していか、また、19世紀アメリカ社会がどのように、マーク・トウェインの言説の中に濃縮されているかを探る。
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異文化コミュニケーション教育 他者とのコミュニケーションを考える教育

著者
青木順子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
370 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2001年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-648-9/ISBN4-87440-648-3 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
個々人が文化の限界を超えてコミュニケーションを深めるための教育カリキュラム研究。文化、知覚、自己概念、言語、非言語コミュニケーション、価値観、異文化教育、ほか。
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はじめに
第1章 文 化
 文化とは何か/自文化と異文化の比較/視点の変換/文化の重層性/ほか
第2章 コミュニケーション
 ―とは何か/―の分析/―の理由・諸相/―の問題/―と異文化コミュニケーション
第3章 知 覚
 ―とは何か/自己と知覚/異文化コミュニケーションと知覚
第4章 自己概念
 ―とは何か/自己実現/ジョハリの窓/アイデンティティ/異文化コミュニケーションと自己
第5章 言 語
 ―とは何か/―の問題/異文化コミュニケオションと言語/―と文化/翻訳/ほか
第6章 非言語コミュニケーション
 非言語コミュニケーション/言語コミュニケーションと非言語コミュニケーション/異文化と非言語コミュニケーション
第7章 価値観
 ―とは何か/異文化コミュニケーションと価値観/価値分類システム/価値志向/ほか
第8章 ステレオタイプ
 ―とは何か/―の小話/―の調査/日本人・アラブ人・黒人・女性のステレオタイプ/―と科学調査/ほか
第9章 偏 見
 ―とは何か/―の理由/―の表出/ステレオタイプ・偏見・戦争・敵のイメージ・教育
第10章 異文化トレーニング
 ―とは何か/ロールプレイ・シミュレーション・ゲーム/異文化能力
第11章 異文化教育
 ―とは何か/―の目標/―における発達モデル/―のリスク/未来志向の教育/大学生の異文化教育の問題点/最終目標としての人間像
第12章 大学生の異文化教育カリキュラム――実践・評価・課題
  あとがき/参考文献
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わが心の内なる歌碑4 

著者
野地潤家 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
220 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2001年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-647-2/ISBN4-87440-647-5 
Cコード
C1092 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
心に残る36人の各一首とその周辺。鹿持雅澄、飛田志げ子、小島吉雄、坂本素子、久野保心、内藤 濯、斎藤喜博、服部嘉香、石川武美、杉敏介、室生犀星ほか。
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【品切】
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1 あきかぜの福井の里にいもをおきて (鹿持 雅澄)
2 幅広く厚みありたる一生(ひとよ)かも (飛田志げ子)
3 新しく軸かけかへてわがををれば (小島 吉雄)
4 夕焼の空は不思議にきらめきて (坂本 素子)
5 ゆふ立はあとなくはれし梢より (久野 保心)
6 教え子に教えられること多かりと (内藤 濯)
7 傷つくことのみ多き職と思ひ (斎藤 吉博)
8 耐へ耐へし涙と涙見合ひつつ (服部 嘉香)
9 うどんげの花は咲くとも育たじと(石川 武美)
10 嬉しくもなしとは云はじ負ふ責の (杉 敏介)
11 人めきなき折をうががひ思ふまゝ (杉 敏介)
12 子三たりゆきて十とせに妻ゆきぬ (杉 敏介)
13 いつさいのものみな生けり生けることの (室生 犀星)
14 憩ふべく紅葉見るべくおみやげの (菊池 寿人)
15 紅葉々を酒にうかべて雨の音に (菊池 寿人)
16 水垂れのかそけき音のなつかしき (弘津 正二)
17 貢太郎・桂月・龍馬のならび立つ (岡林 清水)
18 しんしんと雪降る夜はさびしさの (久松 潜一)
19 徳島の街見おろせば流れたる (藤原 明美)
20 学校にあがりたる時、机並べし (松田 常憲)
21 新しき時代の中に極小の (栗原 一登)
22 人々のせむすべ知らに渡り行く (高田 浪吉)
23 天の陽は白くかゞよひ四方はいま (尾山篤二郎)
24 われを顧み父出でゆきぬすでに亡き (森下 弘)
25 秋の色ただよふ空にたけ高く (栗林三千雄)
26 山のみどりをうつしてふかきしづけさよ (安田 章生)
27 四十年よくも馴れしとながめけり (金子 元臣)
28 かなかなの澄み透る声ひと筋に (長谷川孝士)
29 連勝の早稲田健児がうたふなる (相馬 御風)
30 ときわかずきこゆるものか汝が声は (仲河 与一)
31 あめつちの大瀑音のなかいて (岡本かの子)
32 飛行士もさる事ながらヒューストンゆ (高橋 浅子)
33 鮭のぼる石狩川の早き瀬に (三橋 仲雄)
34 わが耳の遠くなりしを憐れむ如く (柳川 清)
35 はらはらと黄の冬ばらの崩れ去る (窪田 空穂)
36 病室の夜は更けゆくに寝ねがてつ (宮崎 市定)
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生と死のおきて 

著者
難波紘二 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
324 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2001年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-646-5/ISBN4-87440-646-7 
Cコード
C0012 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
生命はいつにはじまり、いつ終わるのか? 出生前診断、中絶、慈悲殺、脳死、戦争、死刑ほか、医学・科学の進歩、IT革命と激動する現代の生命倫理の諸問題を考える。
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はじめに
第一章 どうしていま生命倫理がやかましいのか?
崩れ行く日本社会の倫理
なぜ倫理は崩壊したのか
人類史に生じた三大革命
第三の波
日本社会の特殊性と第三の波
知のフォッサマグナ
第三の波と倫理・道徳の変化
過渡期の倫理変動
第二章 日本における生命倫理のあゆみ
生物学と倫理学の結びつきの始まり
バイオエシックスの誕生
日本での生命倫理
第三章 脳死は人の死か
脳死と植物状態はどう違うか
脳死と尊厳死
脳死と移植医療
脳死の社会的受容とはどういうことか
欧米における死の扱い方
第四章 なぜ人を殺してはいけないか
生命は尊いのか
「なんじ殺すなかれ」の範囲はどこまでか
サルも仲間を殺す
意外に多い、思いこみによる間違い
悪と攻撃性の起源
人間への長い道のり
普遍的ヒューマニズムの成立
なぜ人を殺してはいけないのか
少年法の罰則強化で犯罪は防げるか
許される殺人はあるのか
第五章 親の子殺しは認められるか
子殺しのいろいろ
サルの子殺し
子殺しを正当化する西欧文明
現代の子殺し
子殺しを生み出す背景
第六章 自分の生命や身体をどうしようと勝手か
自殺は認められるか
自然淘汰と自然選択
臓器は売買できるか
売春は個人の自由か
去勢と纏足の自由はあるか
ピアスや入れ墨は自由か
第七章 出生前診断により胎児に重篤な障害があった場合、中絶できるか
問題の所在
選択的妊娠中絶は許されるのか
遺伝子の選択は、進化の原則
着床前受精卵診断をどう評価するか
選択は個人の自由か
優生学に対する歴史的誤解
なぜ反対があるのか
差別はなぜ生まれたかダウン症の子をもつ親のホンネ
過剰な身勝手主義を排す
私ならこう考える
出生前診断で障害者に対する差別は強まるか?
この章の終わりに
第八章 患者の生命は誰のものか
医師は本人の意思に反して、患者の生命を救うべきか
安楽死は認められるべきか
高瀬舟の意義
ライシャワーの最後
自立した市民
HeLa細胞の問題
第九章 動物の生命は誰のためにあるか
人間と動物
鯨は食ってはいけないのか
動物に意識はあるのか
動物実験はどこまで許されるのか
慈悲殺という概念
第十章 国家による殺人は正しいか
死刑制度は許されるか
個人的殺人に対する刑罰としての死刑
予防教育としての死刑
死刑は誰がやるのか
死刑の本質
大量殺人と死刑
生命刑に誤審はあってはならない
戦争による殺人はなぜ許されるのか
国民国家と戦争
戦争の廃絶は可能か
第十一章 フェミニズムの悪夢
未来予測
自己と結婚する可能性
クローン人間をどう受けとめるか
倫理学者へのメッセージ
第十二章 情報化社会と研究者の倫理
新しい社会の出現が要請する倫理
産業社会が生み出した科学者倫理
情報化社会が必要とする新しい倫理
頻発する科学者の不正
科学者警察(ORI)の誕生
インターネット空間の倫理
健全な情報化社会を築く資料
参考文献/索引
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『ラセラス』受容史の研究 

著者
泉谷 寛 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
110 
定価
1,100円 (本体1,000円 )
発行日
2001年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-643-4/ISBN4-87440-643-2 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
サミュエル・ジョンソンの東洋物語『アビシニアの王子・ラセラスの物語』(1759)について、その版本を中心に時代と国境を超え愛読されてきた軌跡をたどる。
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『ラセラス』受容史の研究
1.はじめに
2.1759(宝歴9)年~1784(天明4)年
3.1785(天明5)年~1800(寛政12)年
4.1801(享和1)年~1850(嘉永3)年
5.1851(嘉永4)年~1900(明治33)年
6.N.D.版
『ラセラス』受容史の研究(2)
1.はじめに
2.明治期『ラセラス』の片影(補遺)
3.『ラセラス』版(補遺)
4.普及版
5.合本版,訳本版
4.著作集・選集
7.SJ書誌
『ラセラス』受容史の研究(3)
1.はじめに
2.明治期(1868,明元~1911,明44)
3.大正期(1912,大1~1925,大14)
4.昭和期(1926,昭1~1988,昭63)
5.おわりに
『ラセラス』受容史の研究(4)
1.Gwin J. Kolb Collection of Rasselas
2.1759(宝歴9)年~1994(平成6)年
3.明治期(1868,明元~1911,明44)
『ラセラス』受容史の研究(5)
1.E.ホジキン作『「ラセラス」の続編』について
2.〈幸福の谷〉について
3.『ラセラス』の家
4.アジソン編『道徳雑纂集』について
5.〈選択〉(Choice)について
6.『ラセラス』以前以後
7.ホークスワス作『アルモランハメト』
8.釈迦伝と『ラセラス』
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1930年代のアジア国際秩序 

著者
秋田 茂 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
334 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2001年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-556-7/ISBN4-87440-556-8 
Cコード
C3033 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア 政治・経済・法律
 
内容
経済的支配と政治的抵抗という二項対立的な従来の見方にとらわれず、アジア植民地と本国の相互依存・相互補完の関係について議論し、アジア間の地域的な構造連関に言及する。
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総論 秋田 茂・籠谷直人
1.アジア国際関係史研究の視角――国際秩序・経済的対応・相互依存――
2.アジアの工業化をめぐる三つの視点――経済ナショナリズム・帝国内分業・相互補完――
3.帝国主義的国際秩序の「解放」性とアジア
4.東アジア間競争への対応と戦後アジア国際秩序
第1章 綿業通商摩擦問題と日本の経済外交――日印会商(第一次:1933-34年、第二次:36-37年)・日蘭会商(1934-37年)を中心に―― 籠谷直人
1.日本は「孤立」したか?
2.英・蘭の帝国主義的アジア秩序
3.日本の経済的協調外交
4.日本政府と綿業との距離
5.日本の協調的経済外交と東アジア支配
6.経済外交の終焉
第2章 東アジアにおける工業化型通貨秩序の成立 杉原 薫
1.東アジア工業化の国際的条件
2.国際通貨体制と東アジア「切り下げ圏」
(1)世界貿易の破壊と「近隣窮乏化」政策/(2)スターリング圏と東アジア/(3)特恵関税ブロックと東アジア/(4)東アジア「切り下げ」圏の成立
3.「切り下げ圏」と輸入代替工業化
(1)世界経済における東アジアの位置/(2)日中貿易と実質為替レート/(3)構造的権力と日本の通貨戦略の限界/(4)東アジアの工業化と欧米の追認
4.工業化型通貨秩序の成立
第3章 日本帝国の膨張と植民地工業化――東アジアの国際関係―― 堀 和生
1.工業化の起点
2.「アジア間貿易」論と日本
3.日本植民地における貿易構造
4.日本定刻経済圏と工業化
5.日本帝国破壊の後に
第4章 日本植民地期台湾の対満州貿易促進とその社会的意義(1932-1941年) 林 滿紅(河原林直人訳)
1.台湾人にとっての対満州貿易経験
2.台湾人商人の国際的貿易経験の強化
(1)満州での日商に対する台商の地位/(2)日本政府の関与/(3)台湾人商人の進出/(4)台湾中南部地方商人の対外貿易活動への参入
3.対中国貿易と台湾人の日本人化
(1)満州と華南の経験の差異/(2)台湾人と大陸人の対立
4.対満州貿易の経験と抗日史観
第5章 戦間期中国の対外経済政策と経済発展 久保 亨
1.主体的な存在としての中国
2.工業化戦略と関税政策の展開過程
3.関税収入と輸入貿易の推移
4.保護関税下の産業発展と経済構造の変容
(1)中国資本が主力だった産業分野/(2)中国資本・外国資本双方が有力だった産業分野/(3)国内産業が未発達だった分野/(4)まとめ
5.国際秩序への衝撃
6.中国と1930年代国際秩序
第6章 「帝国」秩序と検疫――20世紀初期、東アジア・東南アジアにおける「衛生」の政治学―― 飯島 渉
1.「帝国」秩序と経済要因
2.検疫制度の展開
3.「帝国」秩序と検疫
(1)日本の「帝国」秩序の展開/(2)国際連盟とシンガポール伝染病情報局/(3)中国の条約改正と検疫賢の回収
4.日本の「帝国」秩序と「衛生」
第7章 1930年代東南アジアの貿易と経済 池本幸生
1.はじめに
2.東南アジアの貿易構造
(1)世界恐慌と30年代の回復/(2)東南アジアの貿易構造
3.1930年代のタイ
(1)タイの貿易構造と日本の参入/(2)東南アジアのナショナリズム(3)保守的経済政策から積極政策へ
第8章 英印経済関係とインド工業化の一側面――第二次日印会商(1936~37年)を中心に―― 柳沢 悠
1.イギリスは「インドの輸出品への市場確保」をどの程度重視したか
2.第二次日印商会と日本・ビルマ会商にみるイギリスの利害関心
(1)第二次日印会商におけるインド政庁と本国政府/(2)日本・ビルマ会商/(3)ケインとホプキンズの見解の検討
3.インド工業発展の背景:いくつかの論点
第9章 イギリス帝国の変容と東アジア 木畑洋一
1.「十五年戦争」論とイギリス
2.1930年代初頭のイギリス帝国
(1)帝国変容の兆候/(2)帝国の経済的意味
3.満州事変とイギリス
(1)満州事変への対応/(2)民族運動への対処と日本要因
4.日本との協調模索とその背景
(1)対日接近策の論理/(2)日中戦争への道
5.イギリス帝国の落日
第10章 ヘゲモニー移行期の米国と東南アジア――英国との関係で―― 石井 修
1.政治的「空位」の20年?
(1)アジア貿易の伸長/(2)先進工業国間の中国市場における対立と協調
2.「パクス・アングロ・アメリカーナ」か?
3.米国の中国観
日本の対米依存の構造
米国にアジア政策の見取り図はあったか?
第11章 ジェントルマン資本主義と東アジア――日本・中国の工業化に対するイギリスの認識 1890~1930年代―― 秋田 茂
1.イギリスの海外膨張と東アジアの工業化
2.世紀転換期の日本の工業化をめぐるイギリス側の認識
(1) 日本の綿糸輸出とイギリス製機会の輸入の相互補完成/(2)日本のアジア向け輸出の加速/(3)日露戦争期の外積発行とロンドン金融市場/(4)「通商国家」日本の台頭に対する好意的姿勢
3.戦間期の世界システムと日本
(1)イギリス本国経済利害との相互補完性の弱体化/(2)日本の輸入貿易の性格変化/(3)強力な日本の輸出競争力/(4)日本の経済ナショナリズムに対する積極的評価
4.戦間期中国の工業化に対するイギリスの認識
5.経済利害の補完性と世界経済
あとがき
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価値哲学 「私」の解体と再構成にむけて

著者
和佐谷維昭 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
224 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
2001年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-635-9/ISBN4-87440-635-1 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
ことばを手がかりに、存在・意識としての「私」は「個体」に収斂できないこと、個体としての「個人」を解体し、多様な視点・関係性について想像力を働かせる必要性を明示。
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【品切】
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古詩唐詩講義 

著者
小尾郊一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
510 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2001年3月31日 
ISBN
ISBN978-4-87440-645-8/ISBN4-87440-645-9 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/アジア〈文学〉
 
内容
一般教養として、より広範な人々が漢詩に親しめるよう平易に解説。古詩十九首、古学府、魏、晋、陶淵明、宋、斉、梁、陳、北朝、隋、初唐、盛唐、岑参、中唐、晩唐の名選。
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 まえがき
 中国の詩の流れ
 古体詩と近体詩のちがい
一 漢 代
垓下歌(項羽)/大風歌(劉邦)/秋風辞(劉徹)/詩(蘇武)/与蘇武詩其一・三(李陵)古詩十九首(其一・二・七・十・十四・十五・十七)悲愁歌(烏孫公主)ほか
二 三国六朝時代
【魏】
短歌行/苦寒行(曹操)
燕歌行/雑詩(曹丕)
七歩詩/白馬篇/ほか(曹植)
七哀詩 其一・二(王粲)
飲馬長城窟行(陳林)
贈従弟詩
贈秀才入軍詩
詠懐詩 其一・三・十一・十五(阮籍)
【晋】
猛虎行/赴洛道中作(陸機)
悼亡詩 其一・二(潘岳)
詠史詩/招隠詩(左思)
遊仙詩 其一・二(郭璞)
帰園田居 其一・三/飲酒 其五・七/責子/擬古詩 其七・九/ほか(陶淵明)
【宋】
登池上楼/遊南亭/ほか(謝霊運)/擬行路難 其四・六(鮑照)
【斉】
玉階怨/遊東田/ほか
【陵】
詠湖中雁/別范安成(沈約)
擬陶徴君潜田居(江淹)
相送(何遜)
詔問山中何所有、賦詩以答(陶弘景)
【陳】
玉樹後庭花(陳叔宝)/別毛永嘉(徐陵)
【北朝】
木蘭詩/勅勒歌/企喩歌辞/擬詠懐
【隋】
飲食長城窟行 示従征群臣(煬広)/人日思帰(薛道衡)
三 唐代
【初唐】
述懐(魏徴)
於易水送人/在獄詠蝉(駱賓王)
和晋陵陸丞早春遊望(杜審言)
送杜少府之任蜀州(王勃)
従軍行(楊炯)
代悲白頭翁(劉希夷)
古意 呈補闕喬知之
登幽州台歌(陳子昇)
【盛唐】
照鏡見白髪 聯句(張九齢)
涼州詩(王翰)
宿建徳江/望洞庭(孟浩然)
登鸛雀楼/涼州詩(王之渙)
出塞(王昌齢)
鹿紫/酌酒与裴迪/ほか(王維)
独坐敬亭山/黄鶴楼送孟浩然之広陵/ほか(李白)
人日寄杜二拾遺(高適)
春望/登岳陽楼/ほか(杜補)
胡茄歌 送顔真卿使赴河隴/経隴頭分水/ほか(岑参)
【中唐】
楓橋夜泊(張継)
帰雁(銭起)
連州吟(孟郊)
左遷至藍関、示姪孫湘(韓愈)
秋思(張籍)
水夫謡(王建)
新豊折臂翁/ほか(白居易)
竹枝詞(劉禹錫)
江雪/ほか(柳宗元)
三遣悲懐
渡桑乾(賈島)
神絃曲(李賀)
【晩唐】
咸陽城東楼(許渾)
江南春/ほか(杜牧)
商山早行
無題/ほか(李商隠)
湖中(李群玉)
長安秋望(陸亀蒙)
橡媼歎(皮日休)
曲江春感(羅隠)
詠田家(聶夷中)
送別(魚玄機)
隴西行(陳陶)
自沙県抵尤渓県、値泉州軍過後、村落皆空、因有一絶
山中寡婦(杜筍鶴)
小尾郊外一博士 年譜・著述目録/後記
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学ぶ喜びを育む教師の教育 

著者
徳本達夫 
シリーズ
広島文教女子大学研究双書5 
助成
 
判型
A5 
ページ
246 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2001年3月31日 
ISBN
ISBN978-4-87440-547-5/ISBN4-87440-547-9 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
保育者養成に主眼を置き、教師養成教育の現状と課題を考察。学生の学習主体性を培い、みずからも学びの共同体の一員となる養成教育課程をめざした実践と改革への提言。
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はじめに
序章 現代教育の病理と教師教育
1.気になる子どもたちと大人たち
2.日本社会における人間形成の論理
3.子どもと大人の解放のために
4.教師教育への問い
第1章 教師養成教育の現状と課題―短大における保育者を中心に―
1.問題の発端と本稿の性格
2.養成教育の問題状況
1.制度レベルの問題
2.教師・学生レベルの問題
3.実習に現れた養成教育の問題点―学生の提起する問題―
1.学生に意識化されている問題点
2.学生に意識されていない問題点
4.授業「実習講義」を中核におく養成教育課程の構想
第2章 養成教育課程の構造化・総合化―養成教育課程構造・編成論―
はじめに
1.養成教育課程の問題点
2.教育課程改正と養成教育
3.養成教育の総合化
4.教育課程の構造と編成
5.課程と展望
おわりに
第3章 養成教育改革例―授業「児童文化」の実践―
1.養成教育論議における共通基盤
2.授業「児童文化」の概要
3.1989年度実践例の概要
第4章 教師教育と国連「子どもの権利条約」
1.問題の所在
2.子どもの権利条約と幼児保育
3.紙芝居化の作業過程
4.実践の総括
第5章 教師教育と環境教育(1)
1.はじめに―問題の所在と限定―
2.教師教育と環境教育―基本的視点―
3.環境教育と保育者の役割
4.環境教育の実践例―授業「児童文化」のなかでの試み―
5.おわりに―総括と課題―
第6章 教師教育と環境教育(2)
1.問題の所在
2.共同研究「「こども・いのち・しぜん」への序説」
3.環境教育のための劇の創作
4.結果と考察
5.おわりに―課題に代えて―
第7章 教師教育における表現活動
1.学生の現在―高等教育の大衆化と授業―
2.教員養成教育のなかでの授業実践
3.劇の創作による卒業研究
4.実践の成果と課題
5.おわりに―教師教育の課題―
第8章 教育実践における教師の自己理解
1.はじめに
2.子どもの理解の基本原則
3.子どもの理解の実際
4.教師養成教育の課題―主体形成の教育―
5.おわりに
第9章 自分探しの卒業論文
1.問題の所在と対象
2.大学教育における卒業論文の位置
3.卒論ゼミの概要と主な柱
4.ゼミのじっさいとの運営と卒論のテーマ
5.学びと癒しの関係作りへ―成果と課題―
6.今後の課題
7.おわりに
終章 学びの基盤としての存在肯定
1.「透明な存在」を生きる子ども
2.「心の教育」と存在肯定
3.学びの基盤としての感性教育
4.感性教育の実践
あとがき
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陰陽路の歴史と風景 

編者
広島文教女子同大学人間科学研究所 
シリーズ
広島文教女子大学地域文化研究叢刊2 
助成
 
判型
A5 
ページ
166 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2001年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-652-6/ISBN4-87440-652-1 
Cコード
C1025 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
中世経済の発展と広島湾頭・『篁山竹林寺縁起』の世界・芸備地方における俳諧の石碑と奉納額・中国山地の『明星』詩歌人・河野翠瀲・中国山地が育む広島の特産品。
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中世地域経済の発展と広島湾頭――“祇園”を中心として――(角重 始)
『篁山竹林縁起』の世界(森下 要治)
芸備地方における俳諧の石碑と奉納額(下垣内 和人)
中国山地の『明星』詩歌人・河野翠瀲――略伝・作品年譜・資料――(寺本 喜徳)
中国山地が育む広島の特産品――太田川のめぐみ――(三次 康之)

あとがき
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現代知のネットワーク 尾道短期大学公開講座論集

著者
尾道短期大学図書委員会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
204 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2001年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-636-6/ISBN4-87440-636-X 
Cコード
C1000 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
比較ビジネス制度論、医療経済学、人間・経営工学、日本経済史、日・英文学、経済学史、英語コミュニケーション、日本語音韻論、健康スポーツ学、法学。知的連携の成果を結集。
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【品切】
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話し合う力を育てる授業の実際 系統性を意識した三年間

著者
若木常佳 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
240 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2001年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-641-0/ISBN4-87440-641-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈話し言葉教育〉
 
内容
中学1年生では話し合いの基礎として対話指導を細やかに行い、2、3年生では話し合いの段階へステップアップ。学ぶ意欲を引き出す工夫と細やかな配慮に溢れた実践記録。
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『源氏物語』教材化の調査研究 

著者
一色恵里 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
666 
定価
11,000円 (本体10,000円 )
発行日
2001年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-634-2/ISBN4-87440-634-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
明治、大正から新制高等学校、昭和20、30年代の教科書採録状況を調査、時代ごとの特色を考察。ほかに「宇治十帖」の教材化、「夕顔」「桐壺」巻の学習指導の実践事例。
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国語教育実習個体史 

著者
野地潤家 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
260 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2001年3月10日2刷 
ISBN
ISBN978-4-87440-644-1/ISBN4-87440-644-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
実地授業での教材研究、指導計画、配付資料、指導教官の師範授業、合同批評授業ほか、自らの教育実習の綿密な実践記録をもとに、国語科授業成立の過程と淵源を追究。
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まえがき
1 わたくしの国語教育実習個体史
一 はじめに
二 「教生心得」
三 「昭和十七年度附属中学校概要」
四 教育実習日程
五 瀬群敦先生の示範授業 「海と山」
六 瀬群敦先生との出会い
七 小谷等先生の示範授業 「豫譲報仇」
八 藤原与一先生の「文法」のご授業
九 山根安太郎先生の「国語教授法」
一〇 教育実習に備えて
一一 最初の実地授業 「日本海海戦」
一二 実地授業二 「東郷元師と乃木大将」
一三 実地授業三 作文「表現」
一四 実地授業四 「心の小径」
一五 実地授業五 漢文「張儀連衡」
一六 実地授業六 「平家の都落」
一七 実地授業七 「習字」
一八 合同批評授業 その一
一九 教生授業(漢文)参観
二〇 合同批評授業 その二
二一 教育実習配布資料 その一
二二 教育実習配布資料 その二
二三 教育実習配布資料 その三
二四 おわりに
2 国語科授業成立の過程と淵源――「平家の都落」を中心に――
一 「平家の都落」の教材研究及び指導計画
二 「平家の都落」の授業のあらましと批評
三 林実教授の「平家物語」講読と試問
四 林実教授の夏期休暇レポート――「平家物語の文学的性格と其の文学精神」――
五 林実教授との出会い
六 自主研究「戦記文学と我が国民性」序説
七 原文解釈における藤原与一先生の感化
八 小学校での「平家物語」のとの出会い
九 旧制中学校で学んだ戦記物教材
一〇 高木市之助の「戦記物と国語教育」
一一 川端康成氏の「平家物語」文章観
一二 おわりに
3 国語教育経験課程の事例
一 教育実習への準備
二 教育実習日程
三 最初の授業の教材「一寸ぼふし」
四 「一寸ぼふし」の教材研究
五 「一寸ぼふし」の授業
六 「一寸ぼふし」の授業への批評
七 「一寸ぼふし」の二回目の授業
八 実地授業をささえていたもの
九 国語教育への旅立ち
一〇 芦田恵之助先生との出会い
一一 みずからの国語教育実践の源流
一二 みずからの国語教育実践の課題
あとがき
戻る

教員養成史の二重構造的特質に関する実証的研究 戦前日本における地方実践例の解明

編者
野村新・佐藤尚子・神崎英紀 
シリーズ
 
助成
00年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
390 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2001年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-642-7/ISBN4-87440-642-4 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
明治期から第二次世界大戦後新教育制度発足までの大分県における官立とそれ以外の義務教育教員養成機関の二重構造の実態を明らかにする。
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中国経済の産業連関 

著者
滕  鑑 
シリーズ
 
助成
00年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
612 
定価
16,500円 (本体15,000円 )
発行日
2001年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-640-3/ISBN4-87440-640-8 
Cコード
C3033 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
独自の産業連関表の再構築により、改革・解放後の中国経済の構造、発展諸問題を数量分析。国際比較、国際間相互依存も視野に入れ経済理論を現実問題にフィードバック。
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はしがき
第1章 序論
1 本書の課題と方法
2 経済発展と産業構造の理論的展開
2-1 産業構造の経験法則
2-2 産業構造変化の要因分析
3 産業連関分析のエッセンス
3-1 産業連関論と他の諸分野との関連
3-2 産業連関分析の基本モデル
3-3 産業連関分析の応用
4 本書の構成
     第1部 中国経済の産業連関分析
第2章 現代中国の経済発展
はじめに
1 中国の景気循環―経済成長の概観―
2 建国初期から文化大革命終結まで
2-1 建国初期~1961年:「大躍進」の狂熱と挫折
2-2 1962~1976年:経済調整期と文化大革命の混乱
2-3 1977~1981年:改革・開放への始動
2-4 1982~1990年:改革・開放以来最高の「峰」から最悪の「谷」
2-5 1990年代:21世紀へのソフトランブィング
3 産業構造の変化
3-1 1949年前と復興期:初期条件
3-2 1953~1961年:第2次産業の膨張と第1次産業の萎縮
3-3 1962~1976年:労働の農業還流
3-4 1977~1990年:景気変動と構造変化
3-5 1991年以降:第3次産業の成長
むすび
第3章 中国の経済循環と産業連関の構造
はじめに
1 国内生産、中間投入、総供給と総需要
1-1 国内生産額と成長率
1-2 中間投入・付加価値
1-3 総供給と総需要
1-4 最終需要
2 需要の生産波及効果
2-1 逆行列係数
2-2 後方連関効果
2-3 前方連関効果
2-4 総合連関効果
3 均衡産出高モデルによる構造分析
3-1 最終需要の生産誘発効果
3-2 最終需要の輸入誘発効果
3-3 最終需要の付加価値誘発効果
むすび
第4章 経済成長と産業構造変化の要因
はじめに
1 本章のフレームワーク
1-1 成長と構造変化の要因分析モデル
1-2 中国経済への適用
1-3 シルキン・モデル適用上の諸問題
2 対象期間における中国経済の動向
2-1 1985~1987年「景気好況期」
2-2 1988~1990年「景気収縮期」
3 全体の経済成長と産業構造変化の要因分析
3-1 中国経済の成長要因別寄与度
3-2 各成長要因に対する産業の貢献度
3-3 3産業の成長要因別寄与度
4 製造業の成長と構造変化の要因分析―移行期中国の重化学工業化の要因仮説とその検証
4-1 重化学工業化の要因―仮説の提起
4-2 製造業の分類
4-3 製造業各産業の成長貢献度
4-4 製造業各産業の成長要因の寄与度
4-5 各成長要因の製造業への影響
むすび
第5章 農業・食糧部門の成長と産業連関
はじめに
1 中国農業の成長
1-1 農業の成長
1-2 食糧生産の推移
2 世界農業中の中国
3 農業の需給構造と貿易構造の変化
3-1 生産構造の変化
3-2 消費構造の変化
3-3 食糧貿易の構造変化
4 食糧価格の変動とその要因
4-1 食糧価格の推移
4-2 食糧価格変動の要因(1994~1995年)
5 農業・食糧の産業連関の構造
5-1 需給バランスと需要構造
5-2 投入構造
6 農業・食糧の波及効果分析
むすび
第6章 農業部門内及び非農業部門との相互依存
はじめに
1 本章のフレームワーク
1-1 アグリビジネスの概念とその限界
1-2 本章の方法
1-3 農業内各部門、農業と非農業部門との基本関連
2 乗数分解モデルの概要
2-1 モデルの構造
2-2 農業・非農業部門間の波及経路
3 農業部門の波及効果分解
3-1 農業部門内波及―内部乗数
3-2 農業と非農業部門との波及効果―外部乗数
3-3 農業部門の総誘発効果
4 製造業・サービス業への誘発効果
4-1 製造業・サービス業投入誘発係数
4-2 製造業・サービス業等への内部波及
むすび
第7章 中国と日本の自給構造の国際比較
はじめに
1 本章のフレームワーク
1-1 経済発展と生産の迂回化
1-2 スカイライン分析の方法
2 中日経済の概観
2-1 1985年における中日経済
2-2 中国経済の発展:1985~1987~1990年
3 中日経済のスカイライン分析:1985年
3-1 中国、日本のスカイラインの概観
3-2 産業別自給率の比較
3-3 輸出率・輸入率の比較
4 中国経済のスカイラインの変貌:1985~1987~1990年
4-1 1987、1990年における中国経済のスカイライン
4-2 産業別自給率の変化
4-3 輸出率・輸入率の変化
むすび
第8章 中国と日本との経済相互依存
はじめに
1 国際産業連関モデルの構造
1-1 国際産業連関表の仕組み―「中日表」を例に
1-2 国際産業連関モデルの構造
2 中日間の経済関係の展開
2-1 中日貿易の拡大
2-2 中日貿易の構造変化
3 中日両国の経済相互の依存の分析
3-1 「中日表」でみた経済相互依存
3-2 中日経済におけるリンケージ効果
4 中日両国の相互依存関係の構造分析
4-1 中国産業の最終需要による生産誘発
4-2 日本産業の最終需要による生産誘発
むすび
第9章 21世紀における中国経済の展望と課題
1 農業・食糧問題
1-1 中国の食糧需給の見通し
1-2 中国農業の困難と課題
2 インフラ部門の整備
2-1 国民経済におけるインフラ部門の地位
2-2 運輸部門の現状と展望
3 WTO加盟と経済の国際化
3-1 WTO加盟の経済的パフォーマンス
3-2 WTO加盟と貿易体制の改革
3-3 WTO加盟と中西部地域開発戦略
補論 将来における中国食糧需給の見通し
     第2部 中国産業連関表についての研究
第10章 産業連関表作成事業の中国での展開
はじめに
1 1987年産業連関表以前の展開過程
2 期を画す1987年産業連関表
2-1 作成経緯
2-2 従来の中国産業連関表との相違点と共通点
2-3 SNA方式による産業連関表との相違点と共通点
3 最近における新しい展開
3-1 1987年に表以降の改定
3-2 延長表の推計
3-3 接続表の作成
4 産業連関表の拡張―「都市・農村経済投入占用産出表」
4-1 「占用」の概念
4-2 部門分類の特徴
4-3 「都市・農村経済投入占用産出表」の意義
5 中国産業連関表の成果と問題点
5-1 中国産業連関表の成果
5-2 中国産業連関表の問題点
補論1 投入占用産出モデルの基本構造
補論2 中国の産業連関表体系と1993年SNAの産業連関表体系
第11章 中国産業連関表における「純輸出」の分割
はじめに
1 推計用資料と推計方法
1-1 中国産業連関表における輸出、輸入の概念
1-2 推計資料および推計方法
1-3 1987年表における輸出・輸入額の推計方法と推計結果の問題点
2 通関輸出入額の価格評価替え
2-1 輸出価格・輸入価格
2-2 現行輸入品価格の評価変替え方法
3 中国産業連関表における「純輸出」ベクトルの分割
3-1 部門分類の統合と調整
3-2 通関輸出入額の組替えと価格評価替え
1-3 1990年表における輸出・輸入ベクトルの作成
むすび
補論 中国の貿易統計
第12章 産業連関表における国産品表と輸入表の推計
はじめに
1 RAS法
2 国産品表および輸入表の推計方法
3 推計作業の経過
3-1 基準年次の輸入表の作成と価額表示の扱い
3-2 国際運賃・保険料、関税・輸入商品税の扱い
3-3 分類部門の統合と調整
3-4 1987、1990年国産品表、輸入表の推計
むすび
第13章 産業連関表のデフレーターと実質化
はじめに
1 デフレーター作成のための資料と方法
1-1 中国の物価指数
1-2 デフレーターの作成方法
2 中国産業連関表におけるデフレーターの作成経緯
2-1 国産品
2-2 輸入品
2-3 デフレーター作成上の問題点
3 産業連関表の実質化
3-1 行部門別の実質化
3-2 付加価値部門の評価替え
4 実質化の結果への評価―結びに代えて
第14章 農林水産業・食糧分析用産業連関表の推計
はじめに
1 利用可能なデータソース
1-1 中国国家統計局による公式産業連関表
1-2 中国科学院による産業連関表
2 共通分類部門の設定
2-1 内生部門
2-2 外生部門
3 1987年農業・食糧分析用表の推計
3-1 1987年公式表の修正と組替集計
3-2 時価評価表の実質化
4 1992年農業・食糧分析用表の推計
4-1 国内生産額
4-2 耕種農業部門の投入係数、最終需要構成比の推計
むすび
     第3部 中国産業連関表
中国1985―1987―1990年接続産業連関表
表1 1985年産業連関表(名目)
表1-1 1985年競争輸入型産業連関表(名目)
表1-2 1985年競争輸入型投入係数表(名目)
表1-3 1985年競争輸入型逆行列係数表(名目)
表1-4 1985年非競争輸入型産業連関表(名目)
表1-5 1985年非競争輸入型投入係数表(名目)
表1-6 1985年国産品逆行列係数表(名目)
表1-7 1985年輸入表(名目)
表2 1985年産業連関表(実質)
表2-1 1985年競争輸入型投入係数表(実質)
表2-2 1985年競争輸入型投入係数表(実質)
表2-3 1985年競争輸入型逆行列係数表(実質)
表2-4 1985年非競争輸入型産業連関表(実質)
表2-5 1985年非競争輸入型投入係数表(実質)
表2-6 1985年国産品逆行列係数表(実質)
表2-7 1985年輸入表(実質)
表3 1987年産業連関表(名目)
表3-1 1987年競争輸入型産業連関表(名目)
表3-2 1987年競争輸入型投入係数表(名目)
表3-3 1987年競争輸入型逆行列係数表(名目)
表3-4 1987年非競争輸入型産業連関表(名目)
表3-5 1987年非競争輸入型投入係数表(名目)
表3-6 1987年国産品逆行列係数表(名目)
表3-7 1987年輸入表(名目)
表4 1987年産業連関表(実質)
表4-1 1987年競争輸入型産業連関表(実質)
表4-2 1987年競争輸入型投入係数表(実質)
表4-3 1987年競争輸入型逆行列係数表(実質)
表4-4 1987年非競争輸入型産業連関表(実質)
表4-5 1987年非競争輸入型投入係数表(実質)
表4-6 1987年国産品逆行列係数表(実質)
表4-7 1987年輸入表(実質)
表5 1990年産業連関表(名目)
表5-1 1990年競争輸入型産業連関表(名目)
表5-2 1990年競争輸入型投入係数表(名目)
表5-3 1990年競争輸入型逆行列係数表(名目)
表5-4 1990年非競争型産業連関表(名目)
表5-5 1990年非競争輸入型投入係数表(名目)
表5-6 1990年国産品逆行列係数表(名目)
表5-7 1990年輸入表(名目)
中国1987-1992年農林水産業・食糧分析用産業連関表
表6 1987年農林水産業・食糧分析用産業連関表
表6-1 1987年農林水産業・食糧分析用産業連関表(実質)
表6-2 1987年投入係数表(実質)
表6-3 1987年逆行列係数表(実質)
表7 1992年農林水産業・食糧分析用産業連関表
表7-1 1992年農林水産業・食糧分析用産業連関表(名目)
表7-2 1992年投入係数表(名目)
表7-3 1992年逆行列係数表(名目)
共通分類部門対照表
表8-1 1985-1987-1990年接続産業連関表の共通分類部門
表8-2 1987-1992年農林水産業・食糧分析用産業連関表の共通分類部門
参考文献一覧
索引
あとがき
初出一覧
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古代東大寺庄園の研究 

著者
丸山幸彦 
シリーズ
 
助成
00年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
620 
定価
13,200円 (本体12,000円 )
発行日
2001年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-639-7/ISBN4-87440-639-4 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
北陸、畿内・中国地域、古代の東大寺庄園、阿波国新島庄に関し、本来存在していた関係文書群のあり方を復元・整理。8~10世紀大土地所有の特質を多面的に探究。
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序論

     第一部 北陸における東大寺庄園群の展開
第一章 越前・越中・伊賀における東大寺庄園の展開
はじめに
一 越前国の庄園
二 越中・伊賀両国の庄園
三 東大寺庄園群全体のなかでの三国の庄園
まとめ
第二章 越前平野の村と道守庄
はじめに
道守庄関係文書
道守庄成立以前の越前平野
庄設置以後から一円化に至る間の動向
まとめ
第三章 越前諸庄園の経営
はじめに
一 桑原庄券の特質
二 足羽郡諸庄と広耳墾田の経営
三 桑原庄の経営
まとめ
     第二部 畿内・中国地域における東大寺庄園群
第一章 天平勝宝八年六月勅施入庄・所群の性格と機能
はじめに
一 勘渡状について
二 八世紀中期の山崎地域の東大寺庄園
三 大阪湾沿いの庄・所とその構成
四 大和国の庄・所について
五 造東大寺司の二大庄・所群の成立
第二章 水上交通路沿いの東大寺庄園
はじめに
一 庄面積の変動
二 庄域の景観復元
三 津および市と庄園
まとめ
第三章 山野河海の世界における東大寺庄園と村里刀禰
はじめに
一 七五〇年代の赤穂
二 七八〇・九〇年代の赤穂郡と島上郡

三 大同元年の占点地規制
四 民要地体制
まとめ
     第三部 阿波国新島庄の成立とその変遷
第一章 大河川下流域における開発と交易の進展
はじめに
一 関連史料批判
二 三地区の位置比定
三 低湿地開発の進展
まとめ
第二章 水上交通路としての南海道支道と東大寺庄園

はじめに
一 南海道支道をめぐって
二 勝浦地の位置および経営
三 瀬戸内海庄園群と新島庄
まとめ
第三章 九世紀における低湿地開発の進展と庄園返還運動
はじめに
一 承和七年の庄域調査
二 庄域の変遷
三 庄園回復運動の第二段階
四 開発化多雨道の展開と庄園回復運動
まとめ
付 章 新島庄関係文献解題
     第四部 一〇世紀の東大寺庄園
第一章 延喜庄園整理令と庄園
はじめに
一 延喜庄園整理令の内容
二 延喜庄園整理令の史的位置
延喜庄園整理令と官省符庄

まとめ
第二章 板蝿杣の形成と展開
はじめに
一 山の世界と盆地の世界
二 板蝿杣の第1期
三 板蝿杣の第2期
まとめ
余 論 篠山盆地における大山庄
はじめに
一 庄預・庄子と堪百姓
二 庄域内開発と庄預・庄子
三 開発・経営の担い手としての庄預・庄子
まとめ
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マルチメディア語学学習教材の開発と評価 ――理論と実証と――

著者
宮本節子 
シリーズ
 
助成
00年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
316 
定価
7,150円 (本体6,500円 )
発行日
2001年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-637-3/ISBN4-87440-637-8 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育 日本語教育
 
内容
マルチメディア型リーディング教材「電子ブック」を開発。授業、実験、調査、多面的評価により、マルチメディア学習の過程と成果を認知面・情意面の両方向から探る。
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第1章 序論
1.1 メディア学習の変遷
1.2 マルチメディアの定義と特質
1.3 研究の動機
1.4 マルチメディア研究の問題点と利点
1.5 研究目的
第2章 メディア研究の基礎
2.1 メディアと記憶の関わり
2.2 複合メディアの効果
2.3 リーディング支援ツール
第3章 実験用教材の開発
3.1 電子ブックとは何か
3.2 素材の選定
3.3 マルチメディア教材の制作
第4章 実験研究の方法
4.1 実験計画
4.2 実験参加者
4.3 実験手続き
4.4 実験課題
4.5 パイロット実験
赤と青・白と黒
第5章 学習結果の調査:語彙情報の効果
5.1 目的、実験計画、実験教材、手順
5.2 アンケート結果と考察
5.3 要点把握課題の結果と考察
5.4 結果と考察:単語テスト
5.5 結論
第6章 学習結果の調査:文法情報の効果
6.1 目的、実験計画、実験教材、手順 
6.2 アンケート結果と考察
6.3 要点把握課題の結果と考察
6.4 結果と考察:和訳テスト
6.5 結論
第7章 学習結果の考察:映像情報の効果
7.1 目的、実験計画、実験教材、手順 
7.2 アンケート結果と考察
7.3 要点把握課題の結果と考察
7.4 結果と考察:和訳テスト
7.5 結論
第8章 学習結果の調査:音声情報の効果
8.1 目的、実験計画、実験教材、手順
8.2 アンケート結果と考察
8.3 要点把握課題の結果と考察
8.4 結果と考察:単語テスト
8.5 結論
第9章 学習の情意的側面の調査
9.1 学習ヘルプとツールの有用感
9.2 学習満足度と学習者特性の関係
第10章 学習過程の調査
10.1 自由記述アンケートによる学習過程調査
10.2 インタビューによる学習過程調査
第11章 総合的考察
11.1 本研究の知見の考察
11.2 教育への示唆
11.3 今後の課題
11.4 CALL研究の現在~インターネットの世界
あとがき/参考文献
付録/資料
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自立した老後 

著者
佐野敏行 
シリーズ
 
助成
00年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
380 
定価
9,130円 (本体8,300円 )
発行日
2001年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-632-8/ISBN4-87440-632-7 
Cコード
C3036 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
――アメリカ中西部小都市と周辺地域の歴史人類学的研究。1850~1986年までの資料から親子の扶養関係の変化や文化的背景との関連を調査、自立した老後の在り方を検証。
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 はじめに
 図・表リスト

第1章 序
本書の課題と意義
第2章 人口動態
 人口推移/年齢分布/男女別年齢分布/出生地別年齢分布と、文化的背景別年齢分布/出生地の変化/文化的背景の変化/職業タイプの変化
第3章 高齢者の扶養パターンの変遷
 ハウスとファミリ/ファミリの類型化/ハウス数とハウス内人数、ファミリ数とファミリ構成員数/高齢者のいるハウスの割合とハウス当たりの平均人数の変化/高齢者の自立性の指標/高齢者夫婦間の年齢差、及び、最終出産時年齢/同居人
第4章 高齢者の生活パターンの編成と文化的背景
 ハウス所有者関係と文化的背景/ファミリ・ヘッドの変化/ハウス内人数の歴史的変化/ファミリ・タイプとその歴史的変化
第5章 ファミリ・ヒストリーの分析
 リヴァー・フロント市/クラーク郡区/レイクランド郡区/まとめ
第6章 フォーカル・ファミリの分析
第7章 結 論
 付表
 参考文献/索引
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周縁からの挑発 

著者
河野賢司 
シリーズ
 
助成
00年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
410 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2001年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-630-4/ISBN4-87440-630-0 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
紛争演劇/映画の挑発(S.フィネガン、R.グレンディニングほか)演劇の抵抗と反逆(J.ケニー、D.ブーシコーほか)越境する地平(英米、日本作家とアイルランド文学)。
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まえがき

     第1部 紛争演劇/映画の挑発
第1章 シェイマス・フィネガン―反カトリックのエグザイル
はじめに
1 第1戯曲集『北」
2 第2戯曲集『ヨーロッパの墓場』
3 第3戯曲集『まったくのたわごと』
おわりに
第2章 ロビン・グレンディニング―マイノリティからの視点
1 『マンボ・ジャンボ』
2 『ダニー・ボーイ』
第3章 マイケル・ハーディング―『ヒューバート・マリーの未亡人』論
はじめに
1 作品の梗概
2 作品の主題と特徴
おわりに
第4章 ポール・マルドューン―IRA批判劇『6人の誠実な義勇兵』
はじめに
1 作品の梗概
2 謎解きの試み
おわりに
第5章 ケン・ロウチ―『隠された議題』と<撃ち殺し>
はじめに
1 映画『隠された議題』の梗概
2 モデルとされる実在の事件や人物
3 映画作品としての『隠された議題』の批判的評価
4 監督インタビューにみる政策意図や反響
おわりに
     第2部 アイルランド演劇の抵抗と反逆
第1章 ジェイムス・ケニー『人騒がせ』
はじめに
1 『人騒がせ』の時代背景
2 『人騒がせ』のアイルランド人・マクラリ中尉
おわりに
第2章 ディオン・ブーシコー―エメット伝説の創出と流布

はじめに
1 エメット伝説の誕生
2 ブーシコーの『ロバート・エメット』
3 エメットの最終弁論の真偽論争
4 ブーシコー劇にみる「エメット最終陳述」の取扱い
おわりに
第3章 レノックス・ロビンソン―英雄復活願望
はじめに
1 レノックス・ロビンソン『失われた指導者』
2 パーネルを主題とする他の演劇作品
おわりに
第4章 ジャック・イェイツ―不条理演劇の早すぎた先駆者
はじめに
1 主要戯曲作品の梗概と寸評
おわりに
     第3部 アイルランド文学の越境する地平
第1章 アメリカ作家とアイルランド
1 ウォルト・ホイットマン―アイルランドでの高い評価
2 ヘンリー・ミラー―主要長編のアイルランド人像
3 アナイス・ニン―アイルランド作家との接点
4 ポールオースター―若き日のダブリン経験
第2章 イギリス作家とアイルランド
1 エドワード・リア―『ナンセンスの絵本』のアイルランド人
2 ウォルター・スコット
3 ラドヤード・キプリング―変節のロイヤリストの年代記
4 ロレンス・ダレル―詩劇『アイルランドのファウスタス』
5 アイリス・マードック―『赤と緑』のアングロ・アイリッシュ性
第3章 日本作家とアイルランド
1 菊池 寛
2 丸山 薫
第4章 その他の影響
1 『ヴィッドゲンシュタイン
2 『フィネガンズ・ウェイク』のなかのマザーグース
3 子どもたちのアイリッシュ・ジョーク
あとがき/人名索引/Summary
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ルターとメランヒトンの教育思想研究序説 

著者
菱刈晃夫 
シリーズ
 
助成
00年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
346 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2001年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-628-1/ISBN4-87440-628-9 
Cコード
C3037 
ジャンル
哲学・宗教 教育〈教育学〉
 
内容
原典に即し、ルターとメランヒトンの教育思想が「罪」の問題からいかにして教育責任論、「キリスト教的-フマニタス」の教育論へと開花していったかを明らかにする。
渓水社で購入する
【品切】
この本の目次を見る
序論
1節 ルターとメランヒトンの生涯
1.ルターの生涯/2.メランヒトンの生涯
2節 教育史のなかのルターとメランヒトン
3節 問題の所在 -宗教改革とフマニスムス-     1部 ルター -宗教改革の精神と教育-
1章 罪と教育
1節 「罪人」としての人間
2節 自己から他者へ―愛の実践
3節 自己から神へ―信仰の鍛錬
結び
2章 キリスト教的人間の生
1節 「罪」の自覚
2節 ソーラ・フィデ
3節 「キリスト」の形成
1.人間とキリストとの「合一」/2.「キリストのまねび」(imitatio Christi)へ向けて
結び
3章 キリスト教的社会における人間の責任
1節 この世の三つの秩序と職務そして職業
2節 キリスト者とこの世の人
3節 神の協働者としての人間
結び
4章 神への自発的応答としての教育責任
1節 「説教者」の教育責任
2節 「両親」の教育責任
3節 「政府」の教育責任
結び
補章 タウラーにおける「底」への還帰とキリスト教的人間の責任
1節 「底」への還帰
2節 業において果たされる責任
3節 「高貴なる人間」の陶冶
結び
     2部 メランヒトン -フマニスムスと教育-
1章 理性と教育
1節 認識論
1.確実性の三規範/2.確実性の第四の規範
2節 「神の像」の破壊と再生
1.「神の像」としての人間/2.「神の像」の破壊と再生
3節 「理性」に対するメランヒトンの態度
1.メランヒトンにおける「理性」と「哲学」/2.「哲学」の領域と「理性」の有効範囲
補節 ルターとの比較
結び
2章 「キリスト教的-フマニタス」と人間の責任性
1節 「罪」とキリスト者の「自由」
1.メランヒトンの「罪」理解の変化/2.キリスト者の「自由」
2節 「自由意志」について
1.「自由意志」をめぐる論争/2.メランヒトンにおける「自由意志」
3節 「キリスト教的-フマニタス」と人間の責任性
結び
3章 教育の本質と目的
1節 信仰と教育
1.信仰と行い/2.教育の位置と領域と役割/3.「律法」と「教育」
2節 「キリスト教的-フマニタス」と言葉
1.「フマニタス」と言葉/2.メランヒトンと雄弁家キケロー
3節 「キリスト教的-フマニタス」の形成へ向けて
結び
4章 「キリスト教的-フマニタス」の形成
1節 教育(学)上の根本概念
1.「雄弁」・「教養」・「叡智」/2.その他の根本概念
2節 教育の場としての「学校」
1.メランヒトンの学校観/2.ルターとの比較
3節 学校規則と教育内容
1.「ザクセン学校規則」と「ヘルツベルク学校規則」/2.「ニュルンベルク上級学校規則」と「アイスレーベン学校規則」/3.ヴィッテンベルク大学の学制改革
結び
結語

文献一覧
人名索引/後記
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国際金融問題 アフリカ、アジア、ヨーロッパの抱える問題

著者
二村英夫 
シリーズ
 
助成
00年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
242 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2001年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-623-6/ISBN4-87440-623-8 
Cコード
C3033 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
サブサハラ・アフリカの金融経済問題、アジア通貨危機とIMFの経済調整策、EU通貨統合の課題。日本銀行、IMFアフリカ局での実地経験を踏まえ、問題点を分析。
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第1章 サブサハラ・アフリカの金融経済問題
第1節 サブサハラ・アフリカ諸国の現状
第2節 サブサハラ・アフリカの歴史的条件
第3節 IMF、世界銀行の構造調整策
第4節 サブサハラ・アフリカの発展に必要なこと
第5節 サブサハラ・アフリカ諸国の問題の理論的な説明
第6節 開発政策の改善提案
第7節 IMF、世界銀行の新しい貧困救済プログラム
第8節 重債務国に対するわが国の対応策
補 論 調整プログラムの作成方法
第2章 アジア通貨危機と国際通貨基金の経済調整策
序 論
第1節 アジア通貨危機の分析
第2節 アジア通貨危機の発生と危機の連鎖的波及
第3節 IMFの構造調整策
第4節 IMF体制の修正と改革
第5節 アジア通貨危機に対するわが国の対応
第3章 欧州通貨統合の課題
はじめに
第1節 最適通貨地域の理論のEU金融経済への適応
第2節 金融面の課題
第3節 財政面の課題
終わりに
参考文献/索引
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マス・コミュニケーション理論と社会的現実 

著者
大里 巖 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
126 
定価
2,860円 (本体2,600円 )
発行日
2001年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-633-5/ISBN4-87440-633-5 
Cコード
C3036 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
マス・コミ理論はそのまま現実に適応しうるか? マスコミ効果の再評価と沈黙の螺旋的進展仮説、システム理論と世論の機能、宗教の受容過程とコミュニケーション、他。
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【品切】
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強齋先生語録 

編者
金本正孝 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
374 
定価
11,000円 (本体10,000円 )
発行日
2001年2月18日 
ISBN
ISBN978-4-87440-629-8/ISBN4-87440-629-7 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
崎門学派、若林強齋の語録を岡彪村翻刻『強齋先生雑話筆記』以外の写本とも照校、より原本に近い形で翻刻。『望楠所聞』、『雑記』『貫川記聞』『乙巳録』と各成立考。
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序……近藤啓吾
本 論
望楠所聞 乾
 望楠所聞 三輪御傳授箚記
 望楠語録
 望楠所聞 中
 望楠所聞
望楠所聞 坤
 望楠別録
 字義仮名遣
 望楠所聞
 望楠所聞
 望楠所聞続
雜 記
貫川記聞
乙巳録

附 論
『望楠所聞』成立考
『貫川記聞』『乙巳録』成立考―その筆録者坂弘毅について―

あとがき
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Concordance du Roman de Renart d'apres l'edition γ 

著者
原野 昇 
シリーズ
 
助成
00年度学術振興会助成 
判型
A4 
ページ
1362 
定価
16,500円 (本体15,000円 )
発行日
2001年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-638-0/ISBN4-87440-638-6 
Cコード
C3085 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
Concordance / Frequence d'apparition(dans l'ordre alphabetique / dans l'ordre numerique decroissant)(仏文)
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Sur le logiciel……………SHIGEMI Shinya
Concordance

Frequence d'apparition (dans l'ordre alphabetique)
Frequence d'apparition (dans l'ordre numerique decroissant)
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話しことば教育の研究 討議指導を中心に

著者
楢原理恵子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
236 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2001年1月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-622-9/ISBN4-87440-622-X 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈話し言葉教育〉
 
内容
小中高各段階での話し合い、討議指導の実践と考察。――討議指導の推移と問題点、成立と機構、討議能力と指導の意義、討議指導実践の考察、討議指導の構想と課題。
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まえがき(広島大学名誉教授 鳴門教育大学名誉教授 野地潤家)
はじめに
第一章 討議指導の推移と問題点
第一節 討議指導の推移と現状
第二節 討議指導のかかえる問題点
第二章 討議行為の成立と機構
第一節 討議行為成立の基盤
第二節 討議の機構
第三節 討議行為の価値
第三章 討議能力の発達と指導の意義
第一節 討議能力の発達
第二節 討議指導の意義
第四章 討議指導実践の考察
第一節 児童言語研究会による話し合い指導――小学校のばあい――
第二節 大村はま氏による討議指導――中学校のばあい――
第三節 梅下敏之による討議指導――高等学校のばあい――
第五章 討議指導の構想と課題
第一節 討議指導の構想
第二節 討議指導の課題
おわりに その一――1983(昭和58)年春
おわりに その二――2000(平成12)年秋
あとがき/参考文献
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六朝都督制研究 

著者
小尾孟夫 
シリーズ
 
助成
00年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
354 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2001年1月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-620-5/ISBN4-87440-620-3 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア
 
内容
第1部では将軍号に注目し、曹魏・晋代・東晋・劉宋における常置の州都督制、第2部では西晋・東晋・劉宋・南斉・梁・陳における臨置の征討都督の制度的展開過程を追究。
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【品切】
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序 章 六朝時代における軍制史研究の現状と課題

第一部 州都督制の展開
第一章 曹魏における「四征」将軍と州都督
はじめに/第一節 州都督の起源/第二節 「四征」将軍と州都督/おわりに
第二章 晋代における将軍号と州都督
はじめに/第一節「四征」将軍、州都督に関する諸問題/第二節 「四征」将軍と州都督/第三節 将軍号と州都督/おわりに
第三章 東晋における多州都督制
はじめに/魏晋における州と督制の展開/多州都督制の成立/多州都督制の構造と役割/おわりに
第四章 劉宋における州都督と軍事
はじめに/将軍号/将軍号と州都督支配関係/対北魏戦における州都督支配関係/おわりに

第二部 征討都督と征討体制
第五章 西晋における「大都督」
はじめに/第一節 西晋における大都督/第二節 西晋「大都督」任用例/おわりに
第六章 東晋における征討都督
はじめに/第一節 征討都督と州都督/その他の征討都督と前鋒都督/おわりに
第七章 劉宋における征討都督
はじめに/征討都督任用例/征討都督の任用形態/征討都督の役割/第四節 前鋒都督/おわりに
第八章 南斉における征討都督
はじめに/第一節 征討都督任用例/第二節 征討都督任用例〔1〕の分析/第三節 征討都督任用例〔2〕の分析/おわりに
第九章 梁における征討都督
はじめに/第一節 征討都督任用例/第二節 征討都督の役割/第三節 武帝期における「都督衆軍」等事例/第四節 梁末における「都討衆軍」等事例/おわりに
第十章 陳における征討都督
はじめに/第一節 征討都督任用例/第二節 征討都督任用状況概況/第三節 征討都督任用例の分析/おわりに
終 章 結 語

あとがき/人名索引/Contents/Summary
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雇用問題の所在と対応 

著者
狭田喜義 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
198 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
2001年1月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-625-0/ISBN4-87440-625-4 
Cコード
C3033 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
資本主義市場経済の成立と資源利用の合理性、失業の発生と資本主義経済体制の不合理性、新労資制経済の構築、新労資制経済推進の具体策――日本の雇用問題の解決策を探る。
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【品切】
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まえがき
第1章 資本主義市場経済の成立と資源利用の合理性
第1節 資本主義経済と市場経済の成立
1 社会体制と経済体制
 1)社会体制の成立/2)社会耐性の類型/3)経済体制の成立―管理経済と計画経済の場合
2 資本主義自由市場経済の成立
 1)自由労働者と労働市場の成立/2)社会的分業制と商品経済および商品市場の成立/3)商品市場の多様化/4)混合経済の体制の成立
3 貨幣経済と資本および金融市場の成立
 1)貨幣経済の成立/2)貨幣の機能と貨幣経済の拡大/3)貨幣の本質的機能と派生的機能/4)貨幣の資本への転化/5)貨幣の種類/6)金融の商品化
第2節 資本主義経済の合理性
1 資源利用の有効性
 1)市場経済の合理性の構造/2)古典学派経済学の予定調和説/3)新古典学派経済学の「価格分析」と市場経済の機構/4)限界効用学説の所得配分と最大満足の原理/5)「価格分析」の選択の理論/6)財の需要の変化/7)需要に即応する供給の変化―資源の有効利用
2 資源利用の効率性
 1)古典学派経済学の作業分業論/2)古典学派経済学の社会分業論/3)新古典学派経済学の「価格分析」と費用の構成/4)費用の構造/5)生産量の決定と利潤原理/6)生産費の切り下げと大規模生産の法則/7)可動費の押下げと新資源の発掘・活用
3 市場経済の総括的把握と一般均衡理論
 1)ワルラスの一般均衡理論の成立/2)一般均衡理論の方程式組織
4 市場経済の合理性維持の市場条件
 1) 資源利用の合理性の市場条件/2)個別市場の市場独占と資源利用の不合理性/3)金融機関による間接的独占支配の発生/4)金融資本の巨大化と金融資本自体の独占化による不合理性の発生/5)独占市場の諸形態と独占企業の行動
5 資本蓄積と経済発展
 1)マルクス学派経済学の「価値分析」と資本の運動/2)資本の運動の3過程と剰余価値の源泉/3)労働による商品価値の生産/4)労働力の価値の構成と剰余価値の生産/5)商品の価値構成と譲与価値率および利潤率/6)付加価値の分解/7)資本蓄積と経済発展
6 イノヴェーションと経済発展
 1)シュンペーター経済学のイノヴェーション理論/2)資本主義経済の発展性/3)イノヴェーションの遂行者=企業者/4)経済発展の諸側面
第2章 失業の発生と資本主義経済体制の不合理性
第1節 資本主義経済と雇用問題
1 未調整失業の諸形態とその解消
 1)資本主義経済と失業問題の意義/2)摩擦的失業の発生とその解消/3)労働ミスマッチ失業の発生とその解消/4)人間関係ミスマッチ失業とその解消/5)自発的失業とその解消/6)フリーター失業とその解消/7)失業形態の原因別の諸類型
2 投資起因失業とその解消
 1)初期資本主義経済と資本不足失業/2)景気循環失業とその解消/3)資本主義経済の発展と保守的投資失業/4)広告宣伝費の膨張と資源利用の不合理性
第2節 資本主義経済と構造的失業
1 労働分配率抑圧失業と課題
 1)資本主義経済の進展と購買力不足失業/2)資本主義経済の企業経営と低賃金方策/3)企業別労働市場と低賃金カルテル/4)低賃金方策としての格差賃金/5)低賃金方策の二律背反性/6)資本主義経済の進展と労働者の3種類の生活状態/7)物質的貧困化としての低賃金
2 高度資本主義経済と開発不発失業
 1)高度資本主義経済への到達/2)高度資本主義経済と労働力供給の転換/3)高度資本主義経済と開発不発失業/4)生産財生産部門優位の投資構造と高度資本主義経済の破綻/5)開発不発失業の解消と高度労働能力の育成/6)資本主義経済の発展と失業発生構造の総括
3 市場経済の脱落要因と雇用機会
 1)市場経済の成立と生活条件/2)利用の非競合性と非排除性/3)公共財の供給の脱落/4)準公共財/5)外部経済の問題/6)資源の効率的利用と外部費用/7)資源の有効利用と外部収益の問題/8)公共財の供給と雇用増加/9)外部経済の内部経済化と雇用増加
第3節 構造的失業についての雇用諸学説
1 雇用諸学説の大要とその現実との乖離
 1)古典学派経済学の絶対的過剰人口説/2)マルクス学派経済学の資本の有機的構成の高度化説/3)新古典学派経済学の賃金硬直説/4)ケインズ学派経済学の有効需要不足説の場合/5)シュンペーター経済学の失業不関与説の場合/6)高度資本主義経済における開発不発失業の課題
第3章 新労資制経済の構築
第1節 新成長経済と新労働力共同集団の形成
1 新成長経済の確立
 1)停滞経済からの脱出/2)経営労働力の自立化と新資本主義経済の成立/3)新労働力共同集団の形成
3 新労資制経済の構造
 1) 経営労働力の流動化と多様化/2)担当労働力の流動化/3)資本の流動化
第2節 新労資制経済の推進
1 新労資制経済の構成要因とその流動化の推進
 1)経営労働力の流動化策/2)担当労働力の流動化策/3)新労働力の育成/4)新労働力の流動化の促進施設の設置/5)資本の流動化策
2 新労働力共同集団の活動条件の整備
 1)完全費用の条件と市民運動/2)外部収益と市民運動/3)新労働力共同集団の活動と経営者団体/4)新労働力共同集団の活動と労働組合
3 新労資制経済と政府活動
 1)資本主義経済と政府の関与/2)公共財の供給と政府活動/3)市場経済と政府規制/4)公共投資政策の雇用対策としての有効化
第4章 新労資制経済の推進の具体策―日本経済の場合―
第1節 新労資制経済と雇用対策の推進
1 雇用対策の基本的対応
 1)サービス労働の排除/2)残業労働の規則/3)公共事業の綜合的判断の必要
2 多角的低賃金方策の克服
 1)分社化の場合/2)派遣労働者の場合/3)裁量労働の場合/4)パートタイマーの場合/5)終身雇用制の場合
第2節 新労資制経済と雇用対策の基礎造り
1 企業内能力主義人事管理の構築
 1)昇進コースの複数化/2)昇進段階の統一と資格制度の設定/3)労働能力育成制度の整備/4)教育内容の組織化
2 賃金形態の能力主義及び成果主義への転換
 1)賃金形態の種類と属人給/2)年功給の性格とその功績/3)職務給の実施条件/4)職務給への移行/5)成果給としての年俸給の登場/6)年俸給の実施
3 人事考課制度の整備
 1)人事考課制度の導入/2)人事考課の客観化/3)人事考課制度の構成/4)人事考課要素の構成/5)人事考課の客観性の維持/6)人事考課の公平性の維持/7)人事考課の評定の組織化
4 能力主義人事管理の社会的対応
 1)教育施策の整備/2)経営者団体の高い見識の育成/3)労働組合の強く賢い組織形態への転換/4)労働組合の組織率の確保5)労働組合の判断力の確立/6)大学教育の課題
5 少子化と労働力減少問題への対応
 1)高齢労働力の活用/2)女子労働力の活用/3)男女雇用均等化問題/4)外国人労働者の雇用
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憧れ力を育む授業の構想 とびだせ生活科! 地域へ! 未来へ! 総合的な学習へ!

著者
伊藤裕康 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
198 
定価
2,090円 (本体1,900円 )
発行日
2001年1月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-631-1/ISBN4-87440-631-9 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈社会〉
 
内容
「飽学」「小子化」の今こそ、夢を見、抱き、背負える子どもを育む授業を。文化発信型生活科授業の構想・展開・実践、総合的な学習の時間の構想・活動・実践ほか。
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小学校対象 中学校対象 作文教材の開発に関する研究 

著者
貝田桃子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
330 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2000年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-610-6/ISBN4-87440-610-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
教材によって生徒の反応は確実に変化する。(小・中)教科書作文教材の検討、教材開発の観点からの先行実践の見なおしをふまえた、自らの実業高校国語教室における実践実例。
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もう一つの「地理」 総合的な学習登場下の社会科教室

共著
伊藤裕康・高田準一郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
224 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
2000年11月3日 
ISBN
ISBN978-4-87440-624-3/ISBN4-87440-624-6 
Cコード
C1025 
ジャンル
教育〈社会〉
 
内容
地理的センスに溢れ、自らも知る楽しみを味わえる教師、「地名物産の地理」から国際理解、「生きる力」を培う地理へ。学校、社会、生活と地理、教材開発の周辺。
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高等学校作文教育の創成 

著者
堀江マサ子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
476 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2000年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-617-5/ISBN4-87440-617-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
実際に使用した予習・学習プリントや生徒の作文、ディベートなどをふんだんに盛り込み、1~3年次の体系的指導実践上の創意工夫を報告。『実際』『探究』に続く第3弾。
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まえがき (広島大学名誉教授 鳴門教育大学名誉教授 野地潤家)
序章 高校国語科指導への取り組み――高1~高3の年間指導計画を中心に――
はじめに
1 一年時における年間指導計画表
2 二年時における年間指導計画表
3 三年時における年間指導計画表
1 1年時の高校作文教育指導実践上の工夫
1 予習プリント活用による古典作品をイメージ化、内存化させる工夫――入門期「児のそら寝(宇治拾遺物語)」「かぐや姫のおひたち(竹取物語)」の場合――
2 音声言語活動を活かした工夫――特に現代文「羅生門(芥川龍之介)」のディベートと古典の音読の工夫を通して――
【関連実践例その1】教材のまとめの段階における音声言語活動の活用
【関連実践例その2】平成八年一学期のディベートの概要
 ①小説「蠅(横光利一)」の読みの後のディベート 論題「人生は偶然によって変わる。」
 ②小説「舞姫(森鴎外)」の読みの後のディベート 論題「太田豊太郎の生き方は是である。」
3 具体例の重要さを自覚させる工夫――漢文「宋有狙公」「刻船求剣」「漁父之利」の具体例の的確さへの納得から――
4 文章スタイルを気づかせる工夫――現代文、評論「水の東西(山崎正和)」「河童の血筋(中野孝次)」・古文、歌物語の文体に着目して――
5 ミニ小論文を書かせる工夫――現代文「城の崎にて」・古文「土佐日記」・漢文「何前倨而後恭也『史記』「不入虎穴、不得虎子『後漢書』」「死諸葛走生仲達『資治通鑑』」の場合――
2 二年時の高校作文教育指導実践上の工夫
1 イメージを膨らませて作文させる工夫――漢文の故事・寓話の世界を物語りに――
2 グループ学習を活用した作文の工夫――「山月記(中島敦)」の実践から――
3 生徒各自の読みの確立目指した小論文作成――現代文「こころ」古文「万葉集・古今集・新古今集」を使って――
4 総合的見方を育てる作文の工夫――古文「更級日記」「蜻蛉日記」「紫式部日記」「大鏡」の合わせ読みから――
5 ものの見方・考え方を漢文の中から探らせる作文の工夫――陶潜「責子」「桃花源記」、韓愈「雑説」、屈原「漁父辞」の比較から――
3 三年時の高校作文教育指導実践上の工夫
1 小説を自分のものとさせて書かせた作文の工夫――「舞姫(森鴎外)」の実践から――
2 一つのテーマを多角的視点から捉えることを試みた作文の工夫――「旅ついて(三木清)」「時間の科学(村上陽一郎)」「人間の時間(中村雄二郎)」の実践から――
3 インタビューを取り入れて自分のものとさせてから作文させる工夫――「無常ということ(小林秀雄)」の実践から――
4 古典講読「源氏物語」における作文の工夫――「桐壺」「若紫」「薄雲」「若菜上」「柏木」「御法」「浮舟」の巻きの実践から――
5 古典講読「史記」の人物論を欠かせる工夫――「完璧帰趙」「べん池之会」「刎頸之交」「 軻入奏」の実践から
終章 単元ごとに作文を書かせる指導を終えて
1 三年の最後の授業「国語と私」の作文より
2 実践を通して気づいたこと
3 三年生最後の授業での私のメッセージから
あとがき
発表・論文
戻る

『文選』陶淵明詩詳解 

著者
長谷川滋成 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
204 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2000年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-618-2/ISBN4-87440-618-1 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/アジア〈文学〉
 
内容
始作鎮軍参軍経曲阿作一首/辛丑歳七月赴仮還江陵夜行塗口一首/挽歌詩一首/雑詩二首/詠貧士詩一首/読山海経詩一首/擬古詩一首/帰去来一首/五柳先生伝/陶徴士何誄一首并序
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 まえがき
 凡  例

始作鎮軍参軍経曲阿作一首
辛丑歳七月赴仮還江陵夜行塗口一首
挽歌詩一首
雑詩二首 其一、其二
詠貧士詩一首
読山海経詩一首
擬古詩一首
帰去来一首

付録
五柳先生伝
陶徴士何誄一首并序

陶淵明略年譜
 あとがき
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小論文の書き方入門 

著者
森田信義 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
74 
定価
770円 (本体700円 )
発行日
2000年10月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-616-8/ISBN4-87440-616-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
減点されることの少ない文章、確実に平均点の取れる文章を書くには? 学生の書く文章に共通する問題を、文章作成過程に即して解明、具体的改善方法を探る。
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ふだん着の園長 

著者
黒長 澳 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
182 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
2000年10月2日 
ISBN
ISBN978-4-87440-619-9/ISBN4-87440-619-X 
Cコード
C0095 
ジャンル
教育〈教育エッセイ・記録〉 一般書/随筆
 
内容
園児との生活の中で感じたこと、保護者や地域の人々と考えたいことを綴った毎月の園だより。人と触れ合う喜び、自然と戯れる楽しさを体験させる幼児教育の理論と実践の記録。
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はしがき
1 自然の教育力と生きる力――心の荒廃は遊びの変質にある
一 遊ぶ子どもは心も育つ
 新入園児/泥んこ遊び/けんかの中で
二 子どもの遊びに指示はやぼ
 ごっこ遊び/自然との触れ合い
三 好奇心は子どもの宝
 自然は遊びの宝庫/カラタチ/保育の真髄/『ダメ』と『イケナイ』は禁句
四 自然でしか味わえない体験がある
 「小鳥の森」が大好き/くりのいが/知的好奇心を刺激する
五 子どもと一緒に夜空を眺める
 仮性近視が治った/感動が新しいものを生み出す
六 子どものやる気をつぶしていないか
 手を出せば自分ですると三歳児/『待つ』と『励ます』/小鳥の森で
七 直接体験にまさるものなし
 ある朝/おはようの笑顔がうれし秋の朝/「シシ座流星群」/「地球は青かった」 秋ぐもりロマンと終わる流星群
八 四季それぞれを体験させる
 冬を楽しむ/雪降ろし
九 自然の中でからだと心を癒す
 巣箱づくり/校舎の穴/巣立ち
十 自然からエネルギーをもらう
 「見て見て!」/土と水に触れる/生きる力
2 子どもの自立と大人の役割――人と触れ合う機械をふやす
一 親子の触れ合いと家族の絆を
 餅つき/だっこを迫る幼児/しっかり抱きしめる
二 人は支え合って生きることを実感させる
 阪神大震災/今も仮説住宅で/神戸の子どもたち
三 自ら進んでお手伝いをする子どもに
 食器洗い/道徳感・正義感が充実/洗たく/体験ができる環境を
四 子どもにことばかけを
 絵は考えて描くもの?/獅子舞/「これ見て!」
五 しつけとおしつけ
 便所の履物/ちり一つない学校/月曜日の朝/社会生活に適応する力を/子どもは水遊びが好き/夏季プール遊びで/「親離れ」は「子離れ」から/過ぎたるはなお及ばざるがごとし
七 目標あっての努力
 園長室で/皆勤賞は?/「太陽の塔」
八 子どものよさを見つけよう
 兄と弟/よさはどこで見つける?
九 子育ての基本は毎日の食卓にあり
 朝食は?/おにぎりに救われた弟/甘いものの食べすぎ?/バランスのよい食事を!
十 意思を貫くようにしむける
 肺ガンの標本/意思力が弱い?/喫煙コーナーで
3 幼児期と心の形成――「子育て」に対する考え方を見直してみよう
一 感性を刺激する
 一人一人が持っている/感性豊かな子どもに/淡雪に幼児の手形くっきりと
二 子どもの言いなりにならない
 喧そうの四月/溺愛とは?/自分をコントロールする力を
三 異年齢児と遊ばせよう
 ブロック遊び/グローブジャングル/脳内物質セロトニン
四 賢治の作品を読んで聞かせる
 ゴーシュ先生/イーハトーブのこと/なめとこ山の熊/人と動物の触れ合い 21世紀を生きる幼児に
五 お年寄りとの触れ合いを
 エイジズム/やさしい眼差しとぬくもりの中で/心と心の結びつき
六 家庭は自己表現の場
 自己主張する園児/タイガーウッズ選手は早期教育?/青春期内科の患者がふえる
七 音楽は生きる糧となる
 幼児は音楽が好き/ある出会い/ピアノの前で/音楽に親しむ
八 絵本は心の栄養
 講演会で/シュタイナー教育とテレビ
九 あいさつすれば心が開かれる
 朝のあいさつ/強制しない
十 国際理解は幼児から
 インターナショナルスクールの幼児と遊ぶ/ヘザーさん夫妻を迎えて/受験英語では話せない/外国語に親しめる環境づくりを 国際理解の原点
十一 幼児期は生涯でもっとも大切なとき
 「そつ琢同時」/安心は安定につながる
引用文・参考文献
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エネアス物語 

訳者
原野昇・村上勝也・太古隆治・中川正弘・前田弘隆・今田良信 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
258 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
2000年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-611-3/ISBN4-87440-611-4 
Cコード
C0098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈翻訳〉 一般書/小説・童話
 
内容
12世紀中頃のフランス語版の初訳。ウェルギリウスの『アエネーイス』と比べ、舞台・人物は古代のままだが、行動様式や感情・城塞・武具・戦闘方法などは中世のものである。
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エネアス物語
訳注
あとがき
固有名詞一覧
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中学校対象 ことばと心を育てる 

著者
遠藤瑛子/大村はま奨励賞受賞 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
312 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2000年10月20日2刷 
ISBN
ISBN978-4-87440-266-5/ISBN4-87440-266-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
中学校での著者10年間の実践記録。私のまわりで、自然とことば、ことばを考える、古典に親しむ、など身近な話題で子どもの関心を深める。
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一 わたしのまわりで
1 単元 私の住んでいる町――「自己学習力」を育てる指導――
二 自然とことば
1 単元 風――自然とともに生きる――
2 単元を春を待つ――俳句の心を――
3 単元 写真絵本『なつのかわ』との出会い――短歌に挑戦――
三 ことばを考える
1 単元 ことばを楽しむ
2 単元 写真からことばへ――見る・感じる・考える――
3 単元 私たちの話ことばは乱れているか
四 古典に楽しむ
1 単元 今昔物語の世界へ――群読「保昌と袴垂」――
2 単元 旅に生きる――松尾芭蕉と宇野重吉――
五 世界へ目を
1 単元 世界の中野日本人――目を世界へ
2 単元 「遠い国・近い国」
六 平和を考える
1 単元 平和への願い
初出誌一覧
あとがき
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日本語CALLコースウェアのアイデア 

編著
水町伊佐男 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
164 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
2000年9月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-621-2/ISBN4-87440-621-1 
Cコード
C3037 
ジャンル
日本語教育
 
内容
前著『コンピュータ活用』での基礎知識をもとに日本語コースウェアを各自が購入したソフトウェアを使って作成。作品中のテキストデータやプログラム(コード)も掲載。
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 はじめに
第1章 絵を用いた基本的な動詞の学習(山本真澄)
1.コースウェアの概要
2.材料の選定
3.コースウェアの詳細
4.テキストデータ
第2章 災害に関する語彙学習(川添 智)
1.コースウェアの概要
2.材料の選定
3.教材内容
4.テキストデータ
第3章 初級漢字の学習(木原扶史子)
1.コースウェアの概要
2.コースウェアの詳細
3.コースウェアの作成手順
第4章 日本語動詞のデータベース検索(田中久晴)
1.コースウェアの概要
2.IPA動詞について
3.検索プログラムの作成
4.データ
第5章 日本語動詞の活用練習(水町伊佐男)
1.コースウェアの概要
2.コースウェアの詳細
3.全動詞のグループ別文字データの内容
 おわりに
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高等学校 小論文指導ノート 

著者
葛原昌子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
172 
定価
2,090円 (本体1,900円 )
発行日
2000年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-615-1/ISBN4-87440-615-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
あらゆる学部・学科で出題頻度の高い「環境問題」を取り上げ、小論文作成に理論・実践の両面からアプローチ。大学入試過去問題、個別添削例付きでわかりやすく解説。
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中世ヨーロッパに見る異文化接触 

共著
原野昇・水田英実・山代宏道・地村彰之・四反田想 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
220 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2000年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-613-7/ISBN4-87440-613-0 
Cコード
C3022 
ジャンル
哲学・宗教 歴史・考古・民族/欧米 文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
『ロランの歌』に見る異文化/十字軍のもたらしたもの/ノルマン征服と異文化接触/チョーサーの英語に見る異文化/ドイツ中世に見られる世界のイメージ
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まえがき

『ロランの歌』に見る異文化(原野 昇)
十字軍のもたらしたもの(水田 英実)
ノルマン征服と異文化接触(山代 宏道)
チョーサーの英語に見る異文化(地村 彰之)
ドイツ中世に見られる世界のイメージ――『博物学者』と『世界年代記』を中心に――(四反田 想)

あとがき
執筆者紹介
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ポップスで学ぶ英語 

著者
光原百合 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
60 
定価
1,100円 (本体1,000円 )
発行日
2000年8月22日 
ISBN
ISBN978-4-87440-608-3/ISBN4-87440-608-4 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
習うより慣れろ、で英語の反復練習を楽しくさせるためにポップスを利用。PUFF, TAKE ME HOME, TOP OF THE WORLD, YOUR SONG, LAST CHRISTMAS, ほか。
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広島市小学校国語教育のあゆみ・戦後 

編者
ひろしま国語教育太河の会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
236 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2000年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-607-6/ISBN4-87440-607-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
戦後50年、国語教育に力を注ぎ、校長として退職された先生方が結集して纏めた国語教育研究の実践史。研究会・大会のほか出版活動・国語教育研究活動などの詳細な記録。
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射程 たとえば晩夏、たそがれに放つ射手座

著者
久替せい治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5変形 
ページ
94 
定価
1,870円 (本体1,700円 )
発行日
2000年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-600-7/ISBN4-87440-600-9 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
過ぎ去った物語は、夢幻のはてに、未来を映しだしている――60余年の生涯を凝縮する詩と、詩をやさしく支える挿し絵。
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山本忠雄博士遺稿集 滞英日記・英語英文学論稿

編者
黒瀬 保・伊藤弘之 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
238 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2000年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-604-5/ISBN4-87440-604-1 
Cコード
C0095 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
広島高師・広島文理大・神戸大ほかの教授を歴任、平成3年86歳で亡くなった山本忠雄博士の滞英日記、英語英文学論、シェィクスピアの英語論と随筆「英文学と社会」
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次世代予約販売〈特約付〉 

作
山根よしみ[土肥賢治 画] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A6 
ページ
144 
定価
628円 (本体571円 )
発行日
2000年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-603-8/ISBN4-87440-603-3 
Cコード
C1095 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
“チャンスの神様というのはね、前髪が一つまみしかなくて、ものすごく恐ろしい形相で突進してくるんですって”――「やりなおしの人生」「色別犯罪刑」「一夫多妻」ほか、SFショートショート20篇。
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句集・食ふ 犬猫大臣句集

著者
徳広順一(犬猫大臣) 
シリーズ
 
助成
 
判型
A6 
ページ
96 
定価
990円 (本体900円 )
発行日
2000年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-601-4/ISBN4-87440-601-7 
Cコード
C0192 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
ワンルームワンルームごとの春燈/猫の尾を障子にはさんでしまいにけり――軽妙な作風にも鋭い視線が光る。
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多文化主義と共生 新しい歴史教育の道標

著者
冨所隆治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
162 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2000年5月11日 
ISBN
ISBN978-4-87440-602-1/ISBN4-87440-602-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
米英の歴史教科書には過去を積極的に肯定する記述はあっても、反省し否定するものはほとんどない。今日の歴史教育に求められるものは何かを英米の教育課程の分析から。
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近世藩領社会の展開 

著者
高橋 啓 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
380 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
2000年5月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-597-0/ISBN4-87440-597-5 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
西南外様の徳島県を取り上げ、藩領社会の独自な形成過程や農民をはじめとする地域民衆の具体的なありようを検討、社会構造や幕藩国家における歴史的位置を見定める。
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はじめに
     第一部 藩領社会の形成
第一章 徳島藩の成立と領国経営
一、蜂須賀氏の入国と徳島藩の成立
二、領国経営の諸課題
三、藩政の展開
四、農民夫役と勧農普請役の成立
むすびにかえて
付論 徳島藩成立期の村落
第二章 身分制支配の展開
はじめに
一、蜂須賀氏の「かわた」支配
二、「穢多」身分の成立とその背景
三、「掃除」身分の成立について
四、身分的隔離と差別の強化
五、「部落」の生活
むすびにかえて
付論一 徳島藩の非人支配
付論二 近世後期阿波における皮革流通
付論三 「あるき」考
     第二部 藩領社会における領主と農民
第一章 棟付改めと夫役
はじめに
一、蜂須賀氏の農民支配をめぐって
二、農民夫役と軍役
三、「人定」と初期棟付帳
四、農民夫役の変質
第二章 淡路の棒役負担
はじめに
一、淡路加封と棒役
二、徳島藩の夫役
三、棟付帳の作成と棒役負担
四、棒役負担から請棒制へ
第三章 近世後期の村落と「諸割賦」
はじめに
一、村方諸割賦について
二、郡中諸割賦とその周辺
三、諸割賦の負担と農民生活
付論 「追立夫」考
     第三部 藩領社会の展開
第一章 商品生産の展開
はじめに
一、藍作の展開
二、藩権力の生産・流通支配
三、売場株の設定と藍師経営
第二章 近世後期藍作地帯の社会変動
はじめに
一、藍作の展開と村落
二、天保の飢饉と藍作経営
三、危機への領主的対応
第三章 宝暦・明和期の藩政改革
一、領主的危機の進行
二、明和の改革と国産政策
三、安永・天明期の政治状況
四、寛政の改革について
付論一 蜂須賀重喜と「新法」
付論二 徳島城下の「盆踊」考
あとがき
索引
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家族ラプソディー 

著者
松原三和子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
305 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
2000年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-592-5/ISBN4-87440-592-4 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
因習と伝統に取り込まれた夫と自由闊達をめざす妻と、都会と田舎と、その葛藤の中から自立に目覚める妻にとまどう夫をコミカルに描く。
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まえがき
     1.序論篇
1 『文選音決』という研究資料
2 『文選音決』のテキスト
3 『文選音決』の諸注
3.1 反切・直音・声調注
3.2 諸家音
3.3 如字
3.4 避声・避諱 
3.5 作者注
3.6 古典引用
3.7 案語
3.8 下同
3.9 教韻・方言
3.10 左思「三都賦」諸家注について
3.10.1 左思「三都賦」諸家注についての諸説
3.10.1.1
3.10.1.2
3.10.1.3
3.10.1.4
3.10.2 諸説の検討
3.10.2.1 説(一)の検討
3.10.2.1 説(二)の検討
3.10.2.3 説(二)の検討
3.10.2.4 説(四)の検討
3.10.3 左思「三都賦」諸家注についての結論
4 『文選音決』の選者
4.1 選者についての従来の説
4.2 公孫羅説の手がかり
4.3 『音決』の文字の相違を指摘する体例
4.4 斯波説の検討
4.4.1 斯波の疑問の第一点――『鈔』と『音決』との正文の文字の相違
4.4.1.1 斯波の疑問の第一点の(1)
4.4.1.2 斯波の疑問の第一点の(2)
4.4.1.3 斯波の疑問の第一点の(3)
4.4.2 斯波の疑問の第二点――『鈔』と『音決』との篇章の食い違い
4.4.3 斯波の疑問の第三点――『鈔』の選者は「察」なる人物でもある
4.5 「今案」の疑問四点
4.5.1 「今案」の疑問の第一点
4.5.2 「今案」の疑問の第二点
4.5.3 「今案」の疑問の第三点
4.5.4 「今案」の疑問の第四点
4.6 『鈔』中の手がかり
4.7 選者についての結論
5 公孫羅という人物
6 『文選音決』の価値
7 研究の目的
8 研究の方法
9 『切韻』の音韻体系
     2.本論篇
1 声類
1.1 唇音
1.1.1 軽唇音
1.1.2 重唇音
1.1.2.1 〈幇〉〈滂〉両母の混同を示す例がある
1.1.2.2 〈幇〉〈滂〉両母の混同を示す例がある
1.1.2.3 〈滂〉〈並〉両母の混同を示す例がある
1.2 舌音
1.2.1 舌頭音
1.2.1.1 〈端〉〈知〉両母の混同を示す例がある
1.2.2 舌頭音・舌上音
1.2.2.1 〈端〉〈知〉両母の混同を示す例がある
1.2.2.2. 〈透〉〈徹〉両母の混同を示す例がある
1.2.2.3 〈定〉〈澄〉両母の混同を示す例がある
1.2.2.4 〈泥〉〈娘〉両母の混同を示す例がある
1.3 歯音
1.3.1 歯頭音(精組)
1.3.1.1 〈精〉〈心〉両母の混同を示す例がある
1.3.1.2 〈心〉〈精〉両母の混同を示す例がある
1.3.1.3 〈精〉〈従〉両母の混同を示す例がある
1.3.1.4 〈心〉〈邪〉両母の混同を示す例がある
1.3.1.5 〈従〉〈邪〉両母の混同を示す例がある
1.3.2 正歯音二等(荘組)
1.3.2.1 正歯音二等(荘組)と三等(章組)とは、各々独立していて、混同は見られない
1.3.2.2 〈荘〉〈崇〉両母の混同を示す例がある
1.3.2.3 〈荘〉〈初〉両母の混同を示す例がある
1.3.2.4 〈荘〉〈生〉両母の混同を示す例がある
1.3.2.5 〈崇〉〈俟〉両母の混同を示す例がある
1.3.2.6 〈生〉〈心〉両母の混同を示す例がある
1.3.3 正歯音三等(章組)
1.3.3.1 〈船〉〈常〉両母の混同を示す例がある
1.3.3.2 〈書〉〈常〉両母の混同を示す例がある
1.4 牙喉音
1.4.1. 〈見〉〈群〉両母の混同を示す例がある
1.4.2 〈疑〉〈影〉両母の混同を示す例がある
1.4.3 〈見〉〈渓〉両母の混同を示す例がある
1.4.4 〈影〉〈暁〉両母の混同を示す例がある
1.4.5 〈匣〉母と〈于〉母とは『音決』では分かれている
2 韻類
2.1 1類
2.1.1 〈東一〉〈冬〉両韻通用の例がある
2.1.2 〈泰〉〈灰〉両韻通用の例がある
2.1.3 〈覃〉〈談〉両韻通用の例がある
2.2 1/2類
2.2.1 〈肴〉〈侯〉両韻通用の例がある
2.2.2 〈覃〉〈咸〉両韻通用の例がある
2.2.3 〈咸〉〈銜〉両韻通用の例がある
2.3 1/B類
2.3.1 〈候〉〈幽B〉両韻通用の例がある
2.4 1/C類
2.4.1 〈東一〉〈東三〉両韻通用の例がある
2.4.2 〈魂〉〈文〉両韻通用の例がある
2.4.3 〈唐〉〈陽〉両韻通用の例がある
2.4.4 〈候〉〈尤〉両韻通用の例がある
2.5 2類
2.5.1 〈皆〉〈夬〉両韻通用の例がある
2.5.2 〈刪〉〈山〉両韻通用の例がある
2.5.3 〈耕〉(開口)〈庚二〉(開口)両韻通用の例がある
2.6 2/A・B・AB類
2.6.1 〈肴〉〈宵〉両韻通用の例がある
2.7 4/A・B・AB類
2.7.1 〈蕭〉〈宵〉両韻通用の例がある
2.7.2 〈青〉〈清〉両韻通用の例がある
2.8 A・B・AB類
2.8.1 〈庚三〉〈清〉両韻通用の例がある
2.9 A・B・AB/C類
2.9.1 〈脂〉〈之〉両韻通用の例がある 重紐A・Bの対立に混乱はない
2.9.2 〈脂合〉〈微合〉両韻通用の例がある
2.9.3 〈祭〉〈廃〉両韻通用の例がある
2.9.4 〈真開B〉〈欣〉両韻通用の例がある 重紐A・Bの対立に混乱はない
2.9.5 〈幽B〉〈尤〉両韻通用の例がある 重紐A・Bの対立に混乱はない
2.9.6 〈塩B〉〈厳〉両韻通用の例がある
2.10 声調
2.10.1 上声全濁音声母字の去声化
2.10.2 平声と上声との混同
2.10.3 平声と去声との混同
2.10.4 上声と去声との混同
3 『音決』固有の音
4 『音決』の音韻体系のまとめ
5 反切論
5.1 反切上字
5.1.1 陽声上字・入声上字
5.1.2 陰声字
2.5.2 反切下字
5.3 反切上字・下字の相関関係
5.3.1 声母
5.3.2 清濁
5.3.3 開合
5.3.4 等位
5.3.5 慧琳型反切
6 反切論のまとめ
     3.結論篇
資料篇
資料(1)音注総表
資料(2)反切上字表
『音選音決』被注字索引
あとがき
《〈文選音決〉研究》的要旨
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英文読解のプロセスの指導 談話の結束性と読解

著者
田鍋 薫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
216 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2000年3月21日 
ISBN
ISBN978-4-87440-596-3/ISBN4-87440-596-7 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
中学・高校のリーディング指導で直面する問題を扱う。何を重要課題としたか、それにどのように取り組んだかを、日本のEFL学習者を念頭に、国内外の文献を渉猟してまとめた。
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ディベートガイド 基礎からのディベート

訳者
渡辺春美・木下哲朗[J.M.エリクソン、J.J.マーフィー、R.B.ゼウシュナー共著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
164 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
2000年3月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-586-4/ISBN4-87440-586-X 
Cコード
C1037 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
国際人として生きる上に必須の話法・ディベートの基本と方法を解説。――意義、過程と理解、組み立て方、調査及び論証、立論と否定立論の組み立て、反駁、反対尋問、論者の義務、話術ほか。
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続々・わたしの韓国・中国 

著者
石田米孝 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
306 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2000年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-593-2/ISBN4-87440-593-2 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
なぜ渡来があったのかということ/吉林省の朝鮮族のこと/王仁博士の不思議なこと/その後の好太王碑改竄説のこと、ほか。
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文選音決の研究 

著者
狩野充徳 
シリーズ
 
助成
99年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
750 
定価
19,800円 (本体18,000円 )
発行日
2000年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-595-6/ISBN4-87440-595-9 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/アジア〈文学〉
 
内容
反切・直音・声調注などの音注を整理・分析してその音韻体系の特色を解明し、次に反切を分析してその構造を明らかにする。音注以外の種々の注釈にも考察を加えて注釈の全貌を明かす。
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まえがき
     1.序論篇
1 『文選音決』という研究資料
2 『文選音決』のテキスト
3 『文選音決』の諸注
3.1 反切・直音・声調注
3.2 諸家音
3.3 如字
3.4 避声・避諱 
3.5 作者注
3.6 古典引用
3.7 案語
3.8 下同
3.9 教韻・方言
3.10 左思「三都賦」諸家注について
3.10.1 左思「三都賦」諸家注についての諸説
3.10.1.1
3.10.1.2
3.10.1.3
3.10.1.4
3.10.2 諸説の検討
3.10.2.1 説(一)の検討
3.10.2.1 説(二)の検討
3.10.2.3 説(二)の検討
3.10.2.4 説(四)の検討
3.10.3 左思「三都賦」諸家注についての結論
4 『文選音決』の選者
4.1 選者についての従来の説
4.2 公孫羅説の手がかり
4.3 『音決』の文字の相違を指摘する体例
4.4 斯波説の検討
4.4.1 斯波の疑問の第一点――『鈔』と『音決』との正文の文字の相違
4.4.1.1 斯波の疑問の第一点の(1)
4.4.1.2 斯波の疑問の第一点の(2)
4.4.1.3 斯波の疑問の第一点の(3)
4.4.2 斯波の疑問の第二点――『鈔』と『音決』との篇章の食い違い
4.4.3 斯波の疑問の第三点――『鈔』の選者は「察」なる人物でもある
4.5 「今案」の疑問四点
4.5.1 「今案」の疑問の第一点
4.5.2 「今案」の疑問の第二点
4.5.3 「今案」の疑問の第三点
4.5.4 「今案」の疑問の第四点
4.6 『鈔』中の手がかり
4.7 選者についての結論
5 公孫羅という人物
6 『文選音決』の価値
7 研究の目的
8 研究の方法
9 『切韻』の音韻体系
     2.本論篇
1 声類
1.1 唇音
1.1.1 軽唇音
1.1.2 重唇音
1.1.2.1 〈幇〉〈滂〉両母の混同を示す例がある
1.1.2.2 〈幇〉〈滂〉両母の混同を示す例がある
1.1.2.3 〈滂〉〈並〉両母の混同を示す例がある
1.2 舌音
1.2.1 舌頭音
1.2.1.1 〈端〉〈知〉両母の混同を示す例がある
1.2.2 舌頭音・舌上音
1.2.2.1 〈端〉〈知〉両母の混同を示す例がある
1.2.2.2. 〈透〉〈徹〉両母の混同を示す例がある
1.2.2.3 〈定〉〈澄〉両母の混同を示す例がある
1.2.2.4 〈泥〉〈娘〉両母の混同を示す例がある
1.3 歯音
1.3.1 歯頭音(精組)
1.3.1.1 〈精〉〈心〉両母の混同を示す例がある
1.3.1.2 〈心〉〈精〉両母の混同を示す例がある
1.3.1.3 〈精〉〈従〉両母の混同を示す例がある
1.3.1.4 〈心〉〈邪〉両母の混同を示す例がある
1.3.1.5 〈従〉〈邪〉両母の混同を示す例がある
1.3.2 正歯音二等(荘組)
1.3.2.1 正歯音二等(荘組)と三等(章組)とは、各々独立していて、混同は見られない
1.3.2.2 〈荘〉〈崇〉両母の混同を示す例がある
1.3.2.3 〈荘〉〈初〉両母の混同を示す例がある
1.3.2.4 〈荘〉〈生〉両母の混同を示す例がある
1.3.2.5 〈崇〉〈俟〉両母の混同を示す例がある
1.3.2.6 〈生〉〈心〉両母の混同を示す例がある
1.3.3 正歯音三等(章組)
1.3.3.1 〈船〉〈常〉両母の混同を示す例がある
1.3.3.2 〈書〉〈常〉両母の混同を示す例がある
1.4 牙喉音
1.4.1. 〈見〉〈群〉両母の混同を示す例がある
1.4.2 〈疑〉〈影〉両母の混同を示す例がある
1.4.3 〈見〉〈渓〉両母の混同を示す例がある
1.4.4 〈影〉〈暁〉両母の混同を示す例がある
1.4.5 〈匣〉母と〈于〉母とは『音決』では分かれている
2 韻類
2.1 1類
2.1.1 〈東一〉〈冬〉両韻通用の例がある
2.1.2 〈泰〉〈灰〉両韻通用の例がある
2.1.3 〈覃〉〈談〉両韻通用の例がある
2.2 1/2類
2.2.1 〈肴〉〈侯〉両韻通用の例がある
2.2.2 〈覃〉〈咸〉両韻通用の例がある
2.2.3 〈咸〉〈銜〉両韻通用の例がある
2.3 1/B類
2.3.1 〈候〉〈幽B〉両韻通用の例がある
2.4 1/C類
2.4.1 〈東一〉〈東三〉両韻通用の例がある
2.4.2 〈魂〉〈文〉両韻通用の例がある
2.4.3 〈唐〉〈陽〉両韻通用の例がある
2.4.4 〈候〉〈尤〉両韻通用の例がある
2.5 2類
2.5.1 〈皆〉〈夬〉両韻通用の例がある
2.5.2 〈刪〉〈山〉両韻通用の例がある
2.5.3 〈耕〉(開口)〈庚二〉(開口)両韻通用の例がある
2.6 2/A・B・AB類
2.6.1 〈肴〉〈宵〉両韻通用の例がある
2.7 4/A・B・AB類
2.7.1 〈蕭〉〈宵〉両韻通用の例がある
2.7.2 〈青〉〈清〉両韻通用の例がある
2.8 A・B・AB類
2.8.1 〈庚三〉〈清〉両韻通用の例がある
2.9 A・B・AB/C類
2.9.1 〈脂〉〈之〉両韻通用の例がある 重紐A・Bの対立に混乱はない
2.9.2 〈脂合〉〈微合〉両韻通用の例がある
2.9.3 〈祭〉〈廃〉両韻通用の例がある
2.9.4 〈真開B〉〈欣〉両韻通用の例がある 重紐A・Bの対立に混乱はない
2.9.5 〈幽B〉〈尤〉両韻通用の例がある 重紐A・Bの対立に混乱はない
2.9.6 〈塩B〉〈厳〉両韻通用の例がある
2.10 声調
2.10.1 上声全濁音声母字の去声化
2.10.2 平声と上声との混同
2.10.3 平声と去声との混同
2.10.4 上声と去声との混同
3 『音決』固有の音
4 『音決』の音韻体系のまとめ
5 反切論
5.1 反切上字
5.1.1 陽声上字・入声上字
5.1.2 陰声字
2.5.2 反切下字
5.3 反切上字・下字の相関関係
5.3.1 声母
5.3.2 清濁
5.3.3 開合
5.3.4 等位
5.3.5 慧琳型反切
6 反切論のまとめ
     3.結論篇
資料篇
資料(1)音注総表
資料(2)反切上字表
『音選音決』被注字索引
あとがき
《〈文選音決〉研究》的要旨
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レベラー運動の研究 

著者
友田卓爾 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
480 
定価
10,450円 (本体9,500円 )
発行日
2000年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-594-9/ISBN4-87440-594-0 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
1部 革命議会の成立とロンドン民衆、2部 ロンドン民衆とレベラーズ、3部 レベラー運動の構造と展開、4部 レベラー運動の思想、レベラー運動詳細年表及び文献目録。
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序――問題の所在と本書の課題
     第1部 革命議会の成立とロンドン民衆
第一章 ロード=ストラフォード体制の崩壊とロンドン民衆
はじめに
一 群衆のデモンストレーションと『根と枝』請願
二 怒れる群衆とストラフォード伯の処刑
三 セクトの集会と討論
四 分離主義への恐怖
第二章 『大抗告』とロンドン群衆
はじめに
一 「軍隊陰謀」・「出来事(インシデント)」・アイルランド叛乱
二 『大抗告』の出版
三 国王反対派によるロンドン群衆の動員
四 「カトリック陰謀」への警鐘
第三章 内戦への序曲
はじめに
一 徒弟・「若者たち」の反主教でもと騒擾
二 「キャバリアー」対「ラウンドヘッド」
三 五議員逮捕未遂事件
四 経済不況と地方の決起
     第2部 ロンドン民衆および新型軍兵士の政治化とレベラーズ
第四章 「ロンドン大闘争」とレベラーズ
はじめに
一 ウェストミンスター宗教会議の動向とロンドン民衆
二 保守的市民の大衆請願
三 急進的市民の対抗大衆請願
四 「ロンドン大闘争」とレベラーズ
第五章 新型軍の政治化とレベラーズ
はじめに
一 「軍隊の危機」と『三月請願』
二 新型軍の政治化
三 政治化の推進者たち
四 オルガナイザーたち
第六章 新型軍の叛乱とレベラーズ
はじめに
一 『三月請願』を乗り越える地平
二 チレンデン中尉とアジテーター組織
三 兵士の叛乱
四 新型軍の政治化から急進化へ
     第3部 レベラーズの政治運動と革命思想
第七章 パトニー選挙権論争における自然権のレトリック
はじめに
一 People観
二 Representative観
三 Constitution観
四 「絶対的自然権」の意味
第八章 レベラーズの社会的抗議と自然権のレトリック
一 反独占闘争の経済的・社会的背景
二 僧職者批判と「真の宗教」
三 法曹批判と「真の法」
四 領主・ジェントルマン批判
第九章 レベラー運動の組織化とアジテーション
はじめに
一 活字と民衆
二 政治綱領トプロパガンダ
三 自然・理性への訴え
四 プロパガンダから組織化へ
五 「大衆請願」による政治的結合――集会・署名・デモ
第十章 レベラ―運動の戦略と戦術
はじめに
一 反国王闘争から反長老派闘争へ
二 『大請願』から第一『人民協定』へ――議会長老派との闘争
三 『一月請願』から最後の『人民協定』へ――軍隊独立派との闘争
四 シー・グリーン色の記章を付けた男性市民・女性・若者の「大衆請願」
五 「軍事専制」へのプロテスト
終章 レベラー民主主義のオリジナリティ
はじめに
一 『人民協定』の権力規定
二 権力の非中央集権化構想
三 自然権思想における権力観
四 世俗的基盤にたつ「大衆請願」
五 レベラー運動の意義
結び
あとがき
レベラー運動関連年表/レベラーズ関連文献目録/人名索引
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宮澤賢治《春と修羅 第二集》研究 

著者
木村東吉/H12年度岩手日報賢治賞受賞 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
1092 
定価
26,400円 (本体24,000円 )
発行日
2000年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-591-8/ISBN4-87440-591-6 
Cコード
C3092 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
作品番号と創作日時に関する一考察、構想・試論、最終構想の輪郭/日付と番号に関わる作品論、詩群構成に関わる作品論と詩群論/創作日付の日の気象状況/翻刻本文稿。
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【品切】
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第1分冊

凡例
     第一部 研究編
総論編
第一章《春と修羅 第二集》における作品番号と創作日付に関する一考察――日付と番号のずれの原因を中心に――
第二章《春と修羅 第二集》の構想・試論――詩集の編集段階に沿った詩稿の再整理と詩群構成を中心に――
第三章《春と修羅 第二集》最終構想の輪郭――黒クロース表紙のメモと《遺稿整理時番号》の再検討穂法
各論編(一)日付と番号に関わる作品論
第四章 九〇〔祠の前のちしゃのいろした草はらに〕考――作品差し替えに関わる番号重複について――
第五章 九三「曠原淑女」考――詩群構成と改稿との関連を中心に――
第六章 三一三「命令」とその背景――「産業組合青年会」との番号重複が意味するもの――
第七章 三三一「孤独と風童」とその背景――「凍雨」との番号重複が意味するもの――
第八章 四〇三「岩手軽便鉄道の一月」考――巻末作品としての意味に注目して――
各論編(二)詩群構成に関わる作品論と詩群論
第九章 《五輪峠紀行詩群》と「岩手軽便鉄道の一月」考――『春と修羅』(第一集)との対称性に注目して――
第一〇章 二七「鳥の遷移」考――詩群構成と作品番号の意味に注目して――
第一一章 三〇五〔その洋傘(かさ)だけでどうかなあ〕考――作品番号の変更と作品改稿との関連に注目して――
第一二章 《外山紀行詩群》考――詩群の変容と心象スケッチの意味について――
第一三章 《一九二四年春詩群》考――作品の融合と創作日付の役割について――
第一四章 《修学旅行詩群》考――詩群構成と作品の差し替えについて――
第一五章 《岩手山麓晩秋紀行詩群》考――詩群変容の背景――
第一六章 《三陸旅行詩群》考――詩群の有機的構成とその変容――
第一七章 四一五〔暮れちかい 吹雪の底の店さきに〕考――詩稿成立家庭の再検討と詩群破壊の内実――
第一八章 《岩根橋紀行詩群》考――詩群構成の変容と詩群排列との関連について――
     第二部 資料と考察編
《春と修羅 第二集》創作日付の日の気象状況
結語
第2分冊
     第三部 動態詩集《春と修羅 第二集》翻刻本文稿
作品細目次
翻刻本文作成方針
凡例
一次清書稿第一手入形段階
一次清書稿最終手入形段階
二次清書稿第一手入形段階
二次清書稿最終手入形段階
定稿段階
付録
3番稿資料編
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ISLAM IN SOUTHEAST ASIA 

著者
今永清二 
シリーズ
 
助成
99年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
290 
定価
7,150円 (本体6,500円 )
発行日
2000年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-588-8/ISBN4-87440-588-6 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア
 
内容
Islamization of Java, Islamization of Sumatra, The Islamic Society in Budug Village, East Java, The Muslim in Thailand, The Chinese Muslim Community in Northern Thailand, etc.(英文)
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【品切】
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The Emerging Local Governments in Eastern Europe and Russia :Historical and Post-Communist Developments

著者
家田 修 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
400 
定価
11,000円 (本体10,000円 )
発行日
2000年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-584-0/ISBN4-87440-584-3 
Cコード
C3031 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
Local Reforms in Ukraine, Local Governments in Poland, Hungary, Czech Republic, Slovakia, Romania, Croatia, Serbia, Montenegro, Slovenia, Macedonia, Bulgaria, Post-Soviet Russia(英文)
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Introduction to the Emerging Local Governments in Eastern Europe and Russia(Osamu IEDA)
Chapter 1. Local Reforms in Ukraine 1990-1998:Elite and Institutions(Kimitaka MATSUZATO)
Chapter 2. Local Government and the State:Change and Continuity of the Local System in Poland(Manabu SENGOKU)
Chapter 3. Local Government in Hungary(Osamu IEDA)
Chapter 4. The Local System of the Czech Republic(Yukino SATO)
Chapter 5. The System of Local Administration Slovakia(Susumu NAGAYO)
Chapter 6. Local Government in Romania(Takafumi NAKAJIMA)
Chapter 7. Local Governments in Croatia, Serbia, Montenegro and Slovenia(Shinichi ISHIDA)
Chapter 8.Local Government in the Former Yugoslav Republic of Macedonia since 1995(Chieko OBA)
Chapter 9.An Analysis of Local Government in Bulgaria(Makoto KIMURA)
Chapter 10.The Foundation of Local Self-government in Post-Soviet Russia――from Soviet-type to Mayorship-type Local Democracy――(Kengo NAGATSUNA)
Index/Contributors
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近・現代的想像力に見られるアイルランド気質 

編著
風呂本武敏 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
210 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
2000年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-582-6/ISBN4-87440-582-7 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
アイルランドの短編小説作家とG・ラッセル、B・マクナマラ、F・オコナー、S・ベケット、D・マーフィー、J・マクガハーン、N・ジョーダン、C・トビーン、D・マッドンの作品を通して。
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1)アイルランド短編小説の魅力(井勢 健三)
2)アイルランドにおける神智学運動〈A.E.(George Russell)〉(赤井 敏夫)
3)寓話作家による写実小説〈Brinsley MacNamara〉Richard Kelly(三宅 伸枝訳)
4)理想と現実の狭間で〈Frank O'Connor〉(吉田 文美)
5)ベケットの〈内なる他者〉の系譜〈Samuel Beckett〉(森 尚也)
6)ダヴラ・マーフィの『離れた場所』に見られる北アイルランドのカトリックとプロテスタント〈Dervla Murphy〉Ralph Bosman(池田 寛子訳)
7)ジョン・マックガハーン『ポルノ作家』を巡って〈John McGahern〉(風呂本 武敏)
8)父と子と――ニール・ジョーダンの作品から〈Neil Jordan〉(佐野 哲郎)
9)二つの世界の間で:コルム・トビーン〈Colm Toibin〉(伊藤 範子)
10)創られた「過去」との葛藤――デァドラ・マッドンの小説〈Deirdre Madden〉(虎岩 直子)
書誌
あとがき/執筆者一覧
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アメリカ文学と絵画 文学におけるピクトリアリズム

他著
早瀬博範 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
244 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
2000年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-580-2/ISBN4-87440-580-0 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
メルヴィル、ホーソーン、ストレザー、スタイン、カーロス・ウィリアムズ、ヘミングウェイ、フォークナー、ケルアック、ボロックなどにおける文学と絵画の関係。
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序文
第1章 メルヴィルの反アメリカン・ピクチャレスク――「リップ・ヴァン・ウィンクルのライラック」論――(大島 由起子)
第2章 ホーソーンの『大理石の牧神』における二枚の絵画をめぐって(向井 久美子)
第3章 ストレザーの見る絵――『使者たち』におけるジェイムズの絵画的手法――(後川 知美)
第4章 キュービズムとガートルード・スタインの「緑色のゲーム」に見られる視覚と技法の相関関係 デボラ・シュニッツァー(翻訳 早瀬博範)
第5章 カーロス・ウィリアムズにおける絵画的手法(樋渡 真理子)
第6章 ヘミングウェイの散文におけるキュービズム的構造(光富 省吾)
第7章 キュービストとしてのフォークナー(早瀬 博範)
第8章 ジャック・ケルアックとジャクソン・ポロックの即興的手法と作品構造について(光富 省吾)
索引/執筆者一覧
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ヘラクレイトスにおける「プシューケー」論への展開 

著者
後藤 淳 
シリーズ
 
助成
99年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
196 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
2000年2月21日 
ISBN
ISBN978-4-87440-577-2/ISBN4-87440-577-0 
Cコード
C3011 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
第1章 ヘラクレイトスの宇宙論、第2章「対立の一致」と「不可視なるハールモニエー」、第3章「ロゴス」、第4章 ヘラクレイトスにおける人間の「知」、第5章 人間の「プシューケー」
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凡例
引用したヘラクレイトス断片番号一覧
緒言
第1章 ヘラクレイトスの宇宙論
第1節 「永遠に生きる火」
第2節 「火」と万物の「交換」
第2章 「対立の一致」と「不可視なるハールモニエー」
第1節 ひとつの主体に対して、相反する述語づけがなされることによって成立する対立関係とその結合
第2節 人間全体に共通する経験的事物における対立関係とその解消
第3節 断片10における対立関係の解消
第4節 「不可視なるハールモニエー」
第3章 「ロゴス」
第1節 oratioとしての「ロゴス」
第2節 ratioとしての「ロゴス」
第4章 ヘラクレイトスにおける人間の「知」
第1節 ヘラクレイトスにおける人間批判
第2節 ヘラクレイトス断片に現れる「神」の概念
(1)複数形で表現される「神々」
(2)単数形で表現される「神」
(3)クセノファネスの「神」と対比
(4)断片32における「ゼウス」の意味
第3節 「ト・ソフォン」と「ソフィエー」
第4節 「ソフィエー」を妨げるもの
(1)人間の個人的性質に起因する要因
(2)人間に共通する要因
第5章 人間の「プシューケー」
第1節 人間の行動様式に対応する「プシューケー」の位相
(1)日常的な「プシューケー」
(2)深化する「プシューケー」
第2節 「プシューケー」と「火」との類似
第3節 ヘラクレイトスにおける「自己探求」の意味
結語
あとがき/参考文献/人名索引/事項索引
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ニュージーランドの保育と子育ての支え合い 

著者
松川由紀子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
190 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2000年2月14日 
ISBN
ISBN978-4-87440-578-9/ISBN4-87440-578-9 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈幼児・児童教育〉
 
内容
無償幼稚園を中心に発達してきた多様な保育機関とともに、親の子育てを支援する姿勢が同国の基本的性格である。その歴史と現状分析を通してわが国の保育へ問題提議する。
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【品切】
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時令説の基礎的研究 

著者
久保田 剛 
シリーズ
 
助成
99年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
400 
定価
11,000円 (本体10,000円 )
発行日
2000年2月4日 
ISBN
ISBN978-4-87440-576-5/ISBN4-87440-576-2 
Cコード
C3011 
ジャンル
哲学・宗教 歴史・考古・民族/アジア
 
内容
戦国から秦・漢にかけての時令説個別の篇章の本文校訂に重点をおきながら、時令説の核心をなす天人相関思想、陰陽五行思想についての基本的側面、事実の究明を行う。
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序文
     前篇
第一章 夏小生について
一、欠落の所在と補填への試み
(一)経文の構成をめぐって(検討事象の模索)
(二)時候記事と七十二候
(三)七十二候的項目をめぐって
結語
二、経文についての問題個所の検討
(一)経、伝の識別
(二)経文の句読
(三)箸冰(十月)について
第二章 ひん風七月について
一、構成上の問題点――いわゆる「つきにかけて」を中心に――
二、七月流火について
はじめに
(一)流火について
(二)流火と七月
第三章 呂氏春秋十二紀と礼記月令篇
一、飭死事(月令篇、仲冬の月)をめぐって
二、時令の遵守と恩恵の記述
三、其性禮、其事視(十二紀、孟夏の月)をめぐって
(一)問題点の概略、検討の前に
(二)十二紀における五性、五事
(三)十二紀と月令篇との同一性と相違点
結語
第四章 管子幼官篇について
一、幼官篇と陰陽五行説
はじめに
(一)幼官篇の高世について
(二)幼官篇と陰陽五行説
二、本文の再検討
(一)本文の確定(その経過)
(二)時令記事の性格をめぐって
結語素へ―素
第五章 管子四時篇について
一、五行的校正とその特色
(二)五行的構成とその特色
二、五行的構成と陰陽
(一)「標準的な」陰陽について
(二)時令の段階における陰陽
(三)五行的構成と陰陽
結語
第六章 管子五行篇について
一、序論について
はじめに
(一)五行篇の概観
(二)序論の概要
(三)序論における問題個所について
結語
二、本論の構成上の特色
(一)本論の構成と五行
(二)五行的構成の性格
結語
     後編
第一章 時令の篇章における五行の色彩
はじめに
一、五行の色彩(表一・二・三を通して)
(一)表一・二・三について
(二)五行の色彩による文飾
二、五行の色彩・文飾の由来
第二章 時令の篇章における年間区分と五行――礼記月令篇の場合――
はじめに
一、五行の数をめぐって
二、五音をめぐって
三、十二律をめぐって
結語
第三章 礼記月令篇における四立の儀礼と五行――色彩と鸞をめぐって――
一、四立の儀礼
(一)四時~四郊~五行
(二)親帥、親迎
二、四立の儀礼と五行記事
三、四立における色彩・鸞
第四章 礼記月令篇における気について(1)――陰陽(陰気・陽気)をめぐって――
はじめに
陰陽、陰気・陽気
(一)二至、二分をめぐって
(二)四時、暖・暑・涼・寒をめぐって
1 全体の概観
2 四立
3 二至
4 霜降
5 難(災厄の祓除)
(三)2、3、4、5のまとめ
第五章 礼記月令篇における気について(2)――天地(天気・地気)をめぐって――
はじめに
天地、天気・地気
(一)A2・I1をめぐって
(二)生・長・殺・死をめぐって
初出一覧
あとがき
索引
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山のあなたの空遠く わが生の軌跡

著者
村上久美子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
280 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2000年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-585-7/ISBN4-87440-585-1 
Cコード
C0023 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
四国の山里に5人の兄弟の末っ子として生まれ、次兄がレイテ島で戦死、長兄も出征。結婚後も父母と家を守って生きぬいた半生記。
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【品切】
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カント解釈の問題 

著者
黒積俊夫 
シリーズ
 
助成
99年度学術振興会助成 
判型
A5 
ページ
312 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
2000年1月28日 
ISBN
ISBN978-4-87440-571-0/ISBN4-87440-571-1 
Cコード
C3014 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
カント哲学の新解釈。理論哲学では経験理論を内在論と、実践哲学に関しては倫理学を実質的価値倫理学と解して、その新解釈の意味、必然性、意義を全11章にわたって説く。
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序言
各章の内容概要
凡例
1 解釈の形成
第一章 経験の成立――ロックからカントへ――
第二章 表象としての現象
第三章 カント解釈の問題
第四章 「カント解釈の問題」をめぐって
2 解釈の展開(理論哲学面)
確実性の問題――デカルト―カント―ヴィトゲンシュタイン――
第六章 内在論としてのカント先験哲学
第七章 超越論から内在論へ――真のカント理解のために――
第八章 ヘーゲルの経験理論とその挫折――『意識経験学』から『精神現象学』へ――
3 解釈の展開(実践哲学面)
第九章 「心身問題」をめぐって
第十章 嘘の容認――『嘘』論文の根本問題――
第十一章 カント論理学の成立
あとがき
初出一覧
人名索引
Summary
Contents
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第二言語使用におけるコミュニケーション方略 

著者
岩井千秋 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
260 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
2000年1月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-587-1/ISBN4-87440-587-8 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
第二言語使用とコミュニケーション方略、コミュニケーション方略研究の理論背景、理論的問題点、実証研究、研究事例、コミュニケーション方略と第二言語教育、将来的展望と課題
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超越と内在 トーマス・マンの世界

著者
田中 暁 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
204 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
2000年1月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-583-3/ISBN4-87440-583-5 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
第一章 唯美主義とその克服、第二章 生と死と、第三章 生の一回性と反復性、第四章 デモーニッシュなもの、第五章 二つの自然発生――超越者の内在化の過程と問題提議。
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リチャード3世研究 

著者
尾野比左夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
280 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
1999年12月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-589-5/ISBN4-87440-589-4 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
一章 リチャード三世の伝説と実像、二章 グロスター公リチャードと北部イングランド、三章 グロスター公のクーデター、四章 リチャード三世の治世、五章 リチャード三世の統治、ほか。
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前文
はしがき
序論
第一章 リチャード三世の伝説と実像
第一節 テューダー朝伝説の形成
第二節 テューダー朝伝説の修正と論争
第三節 20世紀のリチャード三世像
むすび
第二章 グロスター公リチャードと北部イングランド
第一節 エドワード四世治世前半期のグロスター公
第二節 政治的基盤の確立
第三節 北部支配領域の拡大
第四節 北部支配の基盤とその特質
むすび
第三章 グロスター公のクーデター
第一節 王位簒奪の源泉
第二節 クーデターへの道
第三節 クーデター成功の背景
むすび
第四節 リチャード三世の治世
第一節 政権の確立
第二節 1483年10月の反乱
第三節 支配体制の実体
第四節 政権の崩壊過程
むすび
第五章 リチャード三世の統治
第一節 貴族統治
第二節 中央統治
第三節 経済政策
むすび
結論
付録
1、リチャード三世関係年表
2、リチャード三世協会
文献目録
人名・事項索引
Summary:Richard 3
Preface to the First Publication of Richard 3 in Japan by R.A. Griffiths
Contents
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紀行随筆集 えんそく 

著者
五藤俊弘 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
224 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1999年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-579-6/ISBN4-87440-579-7 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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われら人生の同行者 日韓文化交流の21世紀を見据えて

著者
チョウ サンヒュン 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
240 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1999年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-573-4/ISBN4-87440-573-8 
Cコード
C1073 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
著者は韓国音楽会の重鎮、元国会議員。大戦中日本軍二等兵、戦後北朝鮮に捕らえられて脱走。親日家が語る日韓21世紀の文化交流。
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自然詩人ウィリアム・ワーズワース 自然と神と人間の霊の交わり

著者
奥田喜八郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
350 
定価
4,620円 (本体4,200円 )
発行日
1999年11月11日 
ISBN
ISBN978-4-87440-572-7/ISBN4-87440-572-X 
Cコード
C0097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
ワーズワースの少年時代、詩篇の観賞、「自然の敬虔の務め」について、「自然」観について、「虹」の再考察、「或る蝶に寄せて」について、「ラッパ水仙」について、「郭公に寄せて」を味読する、ほか。
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まえがき
第1章 ウィリアム・ワーズワースの少年時代
第2章 ワーズワース詩篇の鑑賞
第3章 「自然の敬虔の務め」について
第4章 ワーズワースの「自然」観について
第5章 ワーズワース作「虹」の再考察
第6章 ワーズワース作「或る蝶に寄せて」について
第7章 ワーズワース作「ラッパ水仙」について――人の自然保護者として――
第8章 「郭公に寄せて」を味読する
第9章 自然詩人ウィリアム・ワーズワース――「われは一方の雲の如く独りさびしくさまよった」を読む――
第10章 ワーズワース初期の作品群
索引
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長崎遊学者事典 

著者
平松勘治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
462 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
1999年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-566-6/ISBN4-87440-566-5 
Cコード
C1021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
江戸時代長崎に遊学し爾後の事績の判明した者1,052名を出身地により都道府県別に50音順に配列。生没年・遊学時の年齢・事績を詳細に記録。出身地別・目的別等の統計を付す。
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なぞの昭和地区古代 

著者
國僧智昌 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
120 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1999年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-513-0/ISBN4-87440-513-4 
Cコード
C0039 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
呉市昭和地区の歴史。神社と古代/仏教と古代/遺跡・遺物・石器・土器・その他/伝承と古代/風俗・習慣と古代/地史と古代/異論・雑感の7部にわけて地区の歴史をさぐる。
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日本縄文文化の研究 

著者
中谷治宇二郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
248 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
1999年10月11日 
ISBN
ISBN978-4-87440-567-3/ISBN4-87440-567-3 
Cコード
C1021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
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音楽的成長と発達 誕生から6歳まで

訳者
神原雅之・難波正明・里村生英・渡邊 均・吉永早苗[ドロシー・T・マクドナルド&ジェーン・サイモンズ共著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
256 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1999年10月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-574-1/ISBN4-87440-574-6 
Cコード
C3073 
ジャンル
教育〈音楽・美術〉
 
内容
発達・学習理論と乳幼児期の音楽、音楽を教えること、障害のある子どもを音楽的活動に溶け込ませること、幼児のための音楽的アプローチと方法、幼児の音楽教育における評価、ほか。
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【品切】
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第1章 乳幼児期の音楽:過去と現在
ヨーロッパにおける揺籃期
アメリカにおける揺籃期
20世紀前半
現在
議論のための問題・示唆される活動/文献
第2章 発達・学習理論と乳幼児期の音楽
諸理論へのアプローチ
ピアジェの発達段階
ブルーナーの教授理論
モンテッソーリーの設定環境
目的へのアプローチ
議論のための問題・示唆される活動/文献
第3章 乳幼児期の音楽的発達:基礎的なリサーチ
遺伝と環境
初期の音楽行動
スキルの発達
情緒的発達
創造性
議論のための問題・示唆される活動/文献
第4章 環境の構成
学習環境
物的環境
音楽的設備
社会的環境:教師
議論のための問題・示唆される活動/文献
第5章 音楽を教えること:基礎的なリサーチ
指導へのアプローチ
概念的理解
聴取技能の指導
歌唱技能
リズム運動
楽器を演奏すること
音楽を創ること
要約
議論のための問題・示唆される活動/文献
第6章 障害のある子どもを音楽的活動にとけ込ませること ケイト・ガフェラー
認知の限界
聴取スキルの限界
歌唱の限界
運動機能とリズムの限界
社会性の限界
推薦参考書:音楽教育と特殊学習者/議論のための問題・示唆される活動/文献
第7章 幼児のための音楽的アプローチと方法
モンテッソーリと整えられた環境
ダルクローズ・メソード
オルフ・アプローチ
コダーイ・メソード
マンハッタンビル・ミュージック・カリキュラム・プログラム
鈴木才能教育
結論
議論のための問題・示唆される活動/文献
第8章 幼児の音楽教育における評価
評価の定義
評価方法の計画
子どもの音楽的成長の評価
その他の音楽的評価方法
議論のための問題・示唆される活動/文献
事項索引/人名索引/楽曲索引/訳者あとがき
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ひろしまべん100話 

著者
町 博光 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
184 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
1999年10月8日 
ISBN
ISBN978-4-87440-568-0/ISBN4-87440-568-1 
Cコード
C0070 
ジャンル
言語学〈日本語〉
 
内容
広島方言の特徴と用語例――広島弁の概説(名詞・動詞・形容詞・形容動詞・副詞・助詞・助動詞・成句)、広島弁の発想(方言のなかの人・動物・植物・色・数・味・漢語・方言の語源)
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この本の目次を見る
一 広島弁の特徴
二 広島弁の概説
名詞―マンマンサン・ノークリ・キントト・ゴザネブリなど
動詞―ミテル・オドロク・ハブテル・サゲルなど
形容詞・形容動詞―ミヤスイ・モテン・イタシー・イビセーなど
副詞―エット・イジリイッカ・エータイ・テレーグレなど
助詞・助動詞―ガンス・ワシャー・ト抜け・ノーなど
成句―ナンジャワイノー・カマートーサギニカーテモなど
三 広島弁の発想
方言の中の人―カバチタレ・ハブ・ヨメノナミダ・ジンバラーガーカクなど
方言の中の動物―ウシコロシ・トラヤンマ・ツキッポ・カラスノヘなど
方言のなかの植物―トーガキ・キンカイモ・イモヒキ・ホーソバリなど
方言のなかの色―アカチョコベー・アオゴチなど
方言のなかの数―イジリイッカ・ナナバケなど
方言のなかの味―ミソオケ・スイキョシなど
方言のなかの漢語―ネンダーホリ・ムサンコーニなど
方言の語源解釈―オコトイー・アジモスッポモナイなど
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廿日市の歴史探訪(三) 

著者
石田米孝 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
210 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1999年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-570-3/ISBN4-87440-570-3 
Cコード
C0021 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
天満宮の祭礼と氏神、廿日市の町通りの形成、古代山陽道についての諸説、行基にかかわる伝説、江戸時代の産物、鋳物師のわび状、享保の飢饉、天明の飢饉、明治の不登校、ほか。
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人間と愛 

編者
河野 眞 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
242 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1999年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-565-9/ISBN4-87440-565-7 
Cコード
C3012 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
東西の哲学・倫理の研究者15人による、愛の形と本質論。第一章 東洋における愛の思想、第二章 西洋における愛の思想、第三章 現代における愛の問題。
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歌集 藍青のそら 

著者
橋本豊子 
シリーズ
 
助成
 
判型
菊 
ページ
210 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
1999年7月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-564-2/ISBN4-87440-564-9 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
第二歌集。『月魄』以後、昭和60年から平成9年までの533首。――夜のそらの藍青に喉をひらきおりおのれを漱ぐおこないとして
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歌集 月魄 

著者
橋本豊子 
シリーズ
 
助成
 
判型
菊 
ページ
222 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
1999年7月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-563-5/ISBN4-87440-563-0 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
夫逝き嫁きて戸籍簿に一つ残りしわが名見つむる――教師をつとめながら農家を守る生活の中から生んだ佳作493首。
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中学校対象 思考力を高める国語教室 

著者
原藤芳明 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
202 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1999年5月28日 
ISBN
ISBN978-4-87440-539-0/ISBN4-87440-539-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
反復表現に着目して読み深めを行う授業の実践と考察。――文学教材の読み深めとその教材化の基本/反復表現に着目しての読み深め/一語一語が持つ役割とその関連、ほか。
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雷峡 

著者
豊永 徳 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
380 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1999年5月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-561-1/ISBN4-87440-561-4 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
関ヶ原合戦の後、西の要所平戸松浦の領主鎮信は、策略家の徳川家康を相手にお家安堵の策を練る。史料を駆使して描く歴史ロマン。
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大衆観光の生態史 日本とイギリス

共著
今井誠則・山内義治 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
224 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
1999年5月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-554-3/ISBN4-87440-554-1 
Cコード
C0033 
ジャンル
労働・福祉・生活 一般書/実用・趣味
 
内容
世界で最も早く大衆文化の育った日本とイギリスではまた大衆観光が盛んであった。その歴史をひもとき、産業としての観光のあり方、観光の文化交流に果たす役割を考える。
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まえがき
1 観光
1 旅と観光
2 国際観光
2 アジア経済圏からの自立―日本
1 日本の中世
2 中華帝国
3 貨幣
4 工業
5 生活
3無アジア経済圏からの自立―イギリス
1 イギリスの中世
2 東インド会社
3 東インド
4 マニュファクチャー
5 生活
4 木綿
1 鎖国
2 日本の木綿
3 イギリスの木綿
4 産業革命
5 経済文明の確立
6 文明と文化
1 工業化文明と日本
2 文化とアイデンティティ
7 大衆観光
1 豊かさ
2 富
3 旅
4 日本の大衆観光
5 イギリスの大衆観光
エピローグ――平和を求めて――
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椎の葉の鳴る里 

著者
豊永 徳 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
280 
定価
1,562円 (本体1,420円 )
発行日
1999年5月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-553-6/ISBN4-87440-553-3 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
西海の小島に育つ子どもたちの天衣無縫の姿を詩情豊かに描く学校小説。生き生きした九州の島ことばに彩られる痛快な悪童物語。
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考古学から見た地域文化 瀬戸内の歴史復元

編著
脇坂光彦・小都 隆 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
340 
定価
4,070円 (本体3,700円 )
発行日
1999年5月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-552-9/ISBN4-87440-552-5 
Cコード
C1021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
瀬戸内の考古学/旧石器時代の広島/帝釈峡遺跡群/瀬戸内の弥生時代/古墳時代の青銅器/帆立貝形古墳と群集墳/古代の役所と寺院/古代の木簡/古代・中世の製鉄/ほか。
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序章 考古学から見た地域文化
一 広島県における旧石器時代石器群
二 神戸平野の環濠集落
三 広島県前期古墳出土の特徴ある青銅鏡について
四 古式古墳群について――三次地域における様相――
五 吉備西部の横穴式石質と首長墓
六 広島の古瓦
七 「物」としてみた広島の古代木簡
八 古代・中世の製鉄
九 古代の塩づくり
十 草戸千軒町遺跡と瀬戸内の港
十一 瀬戸内の中瀬土器――吉備地域の土師質土器を中心に――
十二 芸備の小規模城
十三 広島県内における石造物研究の現状と課題
十四 近世の製鉄
十五 近世街道・石畳遺跡の調査と保存・活用
十六 原爆ドームと被爆建物群

コラム
1 帝釈狭遺跡群
2 宮脇遺跡と細石器
3 サヌカイト、安山岩と黒曜石
4 中小田古墳群
5 三ツ城古墳
6 製鉄用の木炭窯
7 沖浦遺跡
8 万徳院跡の庭園
9 広島城跡
あとがき
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コリンズ短編小説集 

訳者
松本憲尚[W・コリンズ著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
290 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1999年4月23日 
ISBN
ISBN978-4-87440-555-0/ISBN4-87440-555-X 
Cコード
C0097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
数多くの作品の中から現代性を持つと思われる8編を収録。――黒い小屋・死者の手・狂人の結婚・運命のゆりかご・悪漢フォントラロイの話・夢の魔女・船長とニンフ・家庭の秘密。
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備後国の誕生 

著者
久替せい治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
264 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
1999年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-549-9/ISBN4-87440-549-5 
Cコード
C1021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
記紀における備後伝承について/備後地域における部民制と吉備政権/備後地域における国造制・屯倉制と大和政権/備後国の誕生/飛鳥・白鳳文化と備後における造形文化。
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まえがき
     1 記紀における備後伝承について
はじめに
一、吉備品遅君と吉備品遅部雄セキ 
1 吉備品遅君の始祖伝承
2 備後地域における御名代(子代)
3 息長氏と吉備品治国造
4 吉備品遅雄セキの動向
二、婀娜国の屯倉設置
1 婀娜国の位置比定
2 吉備穴国造と和珥(春日)氏
三、「備後国司」と吉備の分割――備後国の誕生
1 「備後国司」設定の史実性
2 白雉献上と備後国の成立
小結(要約)
     2 備後地域における部民制と吉備政権(五・六世紀)
はじめに
一、備後地域における部民の分布状況
二、備後地域の御名代(子代)について
三、刑部および春日部と雄略朝
四、吉備の古墳と部民制
1 巨大古墳の衰退と部民配置
2 吉備の古墳と部民制
五、備後の御名代(刑部・春日部)と古墳群
1 庄原盆地における前方後円墳群
2 馬洗川流域における帆立貝形古墳群
六、品遅部と吉備品治・穴国造の始祖伝承――政治的備後圏の形成――
小結(要約)
     3 備後地域における国造制・屯倉制と大和政権(六世紀)
はじめに
一、大和王権と吉備の分氏伝承
二、吉備における国造と屯倉
三、吉備穴・品治国造成立の前段階と展開
1 芦田川流域における前半期古墳
2 婀娜国の屯倉設置と吉備穴国造
3 服部川流域の後期古墳と吉備品治国造
四、波久岐国造について
小結(要約)
     4 備後国の誕生――終末期古墳と白鳳期寺院(七世紀)
はじめに
一、「備後国司」と「三谷郡大領」
二、備後国の誕生と終末期古墳
1 亀石郡の白 貢上と天武期
2 芦田川流域における終末期古墳
3 常城築造と備後国の誕生
三、地域首長(評督層)と白鳳期寺院
小結(要約)
     5 飛鳥・白鳳文化と備後における造形文化
はじめに
一、飛鳥・白鳳文化の形成に関して
1 飛鳥・白鳳文化の時代区分
2 様式論における今後の課題
二、備後における造形文化の受容と形成
1 国造制の成立と大形横穴式石室墳の造営――朝鮮文化への憧憬と導入(飛鳥文化)――
2 終末期古墳と中央官人の派遣――渡来文化の移植(飛鳥文化か白鳳文化へ)――
3 備後国の誕生と地方寺院の創建――渡来文化の結実と日本文化の画期(白鳳文化)――
小結(要約)
結びに代えて
あとがき
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Closed Captions for Language Teaching and Learning 

著者
角山照彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
180 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1999年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-559-8/ISBN4-87440-559-2 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
An Overview of Closed Captions Research in the United States and its Implications for EFL Classrooms in Japan / Can Closed Captions Be Useful to Lower-Level Learners, too? and others.
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Preface
Chapter 1 An Overview of Closed Captions Research in the United States and its Implications for EFL Classrooms in Japan
1.1 Introduction
1.2 Closed Captions--An Introduction
1.3 Research on Closed Captions in the United States
1.4 Implications for EFL Classrooms in Japan
1.5 Conclusion
Chapter 2 Can Closed Captions Be Useful to Lower-Level Learners, too?
2.1 Introduction
2.2 Method
2.3 Results and Discussion
2.4 Conclusion
Chapter 3 Vocabulary Teaching with the Use of Captions in Brackets
3.1 Introduction
3.2 Use of Film Videos for Vocabulary Learning
3.3 Closed Captioning Technology
3.4 display of Sound Effects
3.5 Potential of a Multimedia Dictionary
3.6 Conclusion
Chapter 4 Combined Use of English and Japanese Subtitles in Film Videos
4.1 Introduction
4.2 Problems with the Use of Film Videos in the Classroom
4.3 Justification for the Use of Japanese Subtitles
4.4 Combined Use of English and Japanese Subtitles
4.5 Actual Class Procedures
4.6 Opinion Survey and Analysis--Student's View
4.7 Conclusion
Chapter 5 Simulated Movie Translation with the Use of Closed Captions
5.1 Introduction
5.2 Movie Translation
5.3 Closed Captions and Movie Translation
5.4 In-class Simulated Movie Translation
5.5 Opinion Survey and Analysis--Students' View
5.6 Conclusion
Bibliography/Index
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おもしろ教育放談 

著者
井上正明 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
208 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
1999年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-550-5/ISBN4-87440-550-9 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
前著『おもしろ教育評価』の第二弾。いま現在学校教育に包含されている諸問題について、その「虚像」と「実像」といった視点から勝手気ままに面白おかしく叙述する。
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William Shakespeare :A Survey of His Plays and Poems

著者
湯浅信之 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
264 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
1999年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-548-2/ISBN4-87440-548-7 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
Plot Synopses, Selected Passages, Famous Words, Critical Comments, ――Life of William Shakespeare / Histories / Comedies / Tragedies / Romances / Poems / Appendices / Notes(英文)
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Life of William Shakespeare
Histories
The Third Part of Henry the Sixth
The Tragedy of Richard the Third
The The Tragedy of kind Richard The Second
The First of Henry the Fourth
The Life of king Henry the Fifth
Comedies
The Taming of the Shrew
A Midsummer Night's Dream
The Merchant of Venice
The Merry Wives of Windsor
As You Like it
Twelfth Night, or What You Will
Measure for Measure
Tragedies
An Excellent Conceited Tragedy of Romeo and Juliet
The Tragedy of Julius Caesar
The Tragedy of Hamlet, Prince of Denmark
The Tragedy of Othello, the Moor of Venice
The Tragedy of king Lear
The Tragedy of Macbeth
The Tragedy of Antony and Cleopatra
Romances
Cymbeline
The Tempest
Poems
The Sonnets and A Lover's Complaint
Songs From the Plays
Appendices
A Chronology of British History 1066~1660
Bitosh kings and Queens From Henry 2 to Charles l2
Notes
Explanatory Notes
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二十世紀の洗礼者T.S.エリオット 詩と思想の創造的分析の試み

著者
小川聖子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1999年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-542-0/ISBN4-87440-542-8 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
今なお多くの読者と研究者を引きつけてやまないエリオットの、その文学者としての在り方を追究。二十世紀の洗礼、感情の発見、永遠性を求めて、の3部で構成する論考9編。
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まえがき
1.二十世紀の洗礼――『荒地』への道・『荒地』からの道――
1.『荒地』の成立過程を追って
2.『荒地』における儀式化の諸相について
3.書記の詩における社会性
2.感情の発見
4.『荒地』とワーグナー:『荒地』の叙情性についての一考察
5.エリオットの詩における感情への回帰
6『四つの四十奏』の成立過程を追って
3.永遠性を求めて
7.Bornt NortonにおけるふたつのLogos
8.時間と非時間
9.不安と二十世紀の洗礼者

あとがき
文献
索引
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教師のための読者反応理論入門 

訳者
山元隆春[リチャード・ビーチ著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
350 
定価
3,630円 (本体3,300円 )
発行日
1999年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-515-4/ISBN4-87440-515-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
――読むことの学習を活性化するために。テクスト志向、経験志向、心理学的、社会的、文化的研究の5つの反応理論によって教室での反応を引き出すための提言を行なう。
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日本語版への序文
謝辞
シリーズ編者まえがき
第1章 序論
理論がどのように実践を形成するか
役割、目標、テクスト、コンテクストという諸概念
反応に関する五つの理論的パースペクティヴ
「茸」に対する生徒の反応
「茸」に対する私自身の反応
第2章 テクスト志向の反応理論
反応に関する現象学の諸理論
語りのさまざまな約束事についての読者の知識に関する理論
注目の規則/意義づけの規則/構成の規則/結合の規則
ジャンルの習慣についての知識
反応の修辞理論/形式に対して反応すること
反応に関する記号論
間テクスト性と反応
テクスト理論に関するポスト構造主義者の批判
ポストモダンの文学に反応すること
テクスト志向のパースペクティヴの限界
第3章 経験志向の反応理論
経験的反応の諸過程
参入すること
「情動の言葉」を経験すること
想像された世界を構築すること
同化すること/共感すること
映像化すること
関係づけること
テクストに伴う経験の質を判断すること
テクストに対する自分自身の反応を内省すること
自らの経験について物語ること/自分たちの経験についての感情に傾注すること/自分たちの経験を評価すること
経験志向の諸理論の限界
第4章 心理学的反応理論
発達心理学の諸理論
演じ手としての読者/ヒーロー・ヒロインとしての読者/思考者としての読者/解釈者としての読者/テクストの実用的使用者としての読者/認知発達の諸レベル/道徳的推論及び反応の諸水準/知的発達の諸水準<BR>反応の認知―処理モデル<BR>仮説形成/問題発見/因果関係の明確化/予測推論行為/習性/信念/目標/プランの諸関係/読者のスキーマ使用/認知方略し様における個人差
反応に関する認知言語学理論
反応に関する精神分析学理論
心理学的諸理論の限界
第5章 社会的反応理論
社会的構成主義理論
「解釈共同体」/社会的役割
対話理論
発話行為論と社会学的理論
発話行為の約束事について知識
社会共同体としての教室
社会的理論の限界
第6章 文化研究的反応理論
ポスト構造主義理論
読みの編成体を獲得すること/反応の制度的な社会化/反応することと集団のメンバーシップ/歴史的コンテクストにおける「読みの編成体」
ジェンダーの役割と態度
教師の読みの編成体
さまざまな文化世界のエスノグラフィー的探究としての反応行為
文化研究的パースペクティヴの限界
第7章 実践に対する理論の適用
さまざまな反応活動の計画に対する五つの理論的パースペクティヴの適用
テクスト志向/経験志向/心理学的/社会的/文化研究的/教師の内容/調査
用語解説
文献一覧
訳者解説
あとがき
人名索引/事項索引/書名・作品名索引
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大航海時代における異文化理解と他者認識 スペイン語文書を読む

著者
染田秀藤 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
280 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
1999年4月10日2刷 
ISBN
ISBN978-4-87440-352-5/ISBN4-87440-352-2 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
16-7世紀の記録文書の中から代表的作品8篇を選び、ヨーロッパ近代思想の原点として分析、支配者・被支配者の異文化理解や他者認識の在り様を解明する。
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日本語の教育とコンピュータ活用 

編著
水町伊佐男 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
216 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1999年3月31日 
ISBN
ISBN978-4-87440-551-2/ISBN4-87440-551-7 
Cコード
C3037 
ジャンル
日本語教育
 
内容
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学ぶよろこびに迫る社会科授業づくりと教員の力量形成 

著者
伊藤裕康 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
250 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1999年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-557-4/ISBN4-87440-557-6 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈社会〉
 
内容
「答えがない授業」を考案し「生き方を問う社会科」授業を実践。――学ぶよろこびに迫る授業づくりを求めて・学ぶよろこびに迫る社会科授業の創造・ほか。
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地域社会教育と生涯学習 

著者
国生 寿 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
1999年3月23日 
ISBN
ISBN978-4-87440-518-5/ISBN4-87440-518-5 
Cコード
C3036 
ジャンル
教育〈社会〉
 
内容
地域社会教育の理念、戦後社会教育の展開、生涯学習推進の体勢と構想、社会教育法制のゆくえの4部構成。学校・地域社会・家庭での教育、公民館・社会教育団体の活動を考察した好著。
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まえがき
第1章 地域社会教育の理念
第1節 社会教育の意義と概念
1.近代学校制度の創設
2.社会教育の誕生と発展
3.地域社会教育の意義
4.自己向上と環境醸成
第2節 地域の生活と教育
1.地域社会と学校
2.地域と集団活動
3.家族と家庭教育
4.地域連帯感と社会参加
第2章 戦後社会教育の展開
第1節 戦後社会教育のあゆみ
はじめに
1.社会教育の再出発と寺中構想
2.社会教育法の制定と定着
3.経済成長と社会教育
4.行政改革と社会教育
5.生涯学習法と社会教育法制
第2節 初期公民館と公民館委員会
1.問題の所在
2.公民館委員会の意義と役割
3.公民館委員会の実態
4.公民館委員会の可能性
資料「公民館の造り方在り方」
第3節 社会教育団体の育成と補助金問題
はじめに
1.社会教育法制と社会教育関係団体
2.戦後初期の団体育成策
4.PTAの育成と補助金禁止
5.社会教育法改正と補助金再開
第3章 生涯学習推進の体制と構想
第1節 生涯学習推進体制の現状――京都府――
1.研究の意図
2.生涯各州都市宣言とモデル市町村
3.生涯学習推進組識
4.生涯学習に関する答申・構想
むすび
第2節 自治体におけ生涯学習の計画と体制――京都府京田辺市――
はじめに
1.京田辺市の概要
2.社会教育と生涯学習の行政
3.生涯学習の構想と計画
4.生涯学習の組織と体制
むすび
第3節 学校週5日制と社会教育――京都府山城地方――
はじめに
1.社会的背景
2.京都府の動向
3.山城地方の実態
むすび
第4節 公的社会教育民間の連携――福岡県宗像市――
1.問題の所在
2.宗像市の概要と社会教育の特徴
3.市民学習ネットワーク事業
4.連携の可能性――むすびに代えて――
終章 社会教育法制のゆくえ
第1節 職員養成の問題点
1.検討課題
2.社会教育職員養成の現状
3.生涯学習審議会に見る職員養成
4.課題と展望
第2節 規制緩和と社会教育
1.問題の所在
2.生涯学習審議会「中間まとめ」の概要
3.地域分権と規制緩和の方向性
4.社会教育法制のゆくえ――むすびに代えて――
あとがき
索引
初出一覧
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忙中閑話 

著者
真下一策 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
124 
定価
880円 (本体800円 )
発行日
1999年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-546-8/ISBN4-87440-546-0 
Cコード
C1076 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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詩集 雪模様 

著者
望月雅子 
シリーズ
 
助成
 
判型
菊 
ページ
126 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1999年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-528-4/ISBN4-87440-528-2 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
「深さをたたえた色彩感といい、きよらかな水の感触といい、行間から聞こえる詩情が、ひたすらあたたかく包容しています」。(立野竹久)
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小説集 白き花ばな 

著者
望月雅子 
シリーズ
 
助成
 
判型
菊 
ページ
210 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
1999年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-527-7/ISBN4-87440-527-4 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
「亡きひとに対するレクイエムで、とりわけ姉なる人に向ける嘆きと賛美の声は異様なまでに美しい響きを伝える」。(岩崎清一郎)
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汎用ポリマーの改質による機能性付与 

著者
児玉恒雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
130 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1999年3月5日 
ISBN
ISBN978-4-87440-569-7/ISBN4-87440-569-X 
Cコード
C3043 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
一般的なポリマー、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの汎用ポリマーとポリメタクリル酸メチルなどについて改質による機能性付与を追求。
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戦後作文教育文献解題 

著者
野地潤家 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
444 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
1999年3月3日 
ISBN
ISBN978-4-87440-545-1/ISBN4-87440-545-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
昭和22年から39年までの文献計 226冊を内容紹介・意義・対象等にわたって解説。「戦後作文・綴り方教育史資料年表」「戦後作文教育文献目録」を付し利用者の便をはかった。
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序文
凡例
     本編
昭和22年(1947)『綴方実践への道』
『綴る生活』
昭和23年(1948)
新教育叢書13『作文指導の出発』
季刊『作文教育』第一集
『想像の詩教育』
昭和24年(1949)
『作文』(銀の鈴文庫・学習篇4)
綴方集『風の子』
『作文十二講』
昭和25年(1950)
『国語表現学習の研究』
『童詩の研究』
『国語教育講座』(全6巻・補遺1巻)
『小学生・詩の導き方』
『生活教育の作文指導』
『現代文章心理学』
昭和26年(1951)
『子どもの分の見方・導き方』
大関松三郎詩集『山芋』
『山びこ学校』
『親と教師への子どもの講義』
生活する教室『北方の教師の記録』
『新しい作文教育 低学年の指導』
『原爆の子』
『魂あいふれて』
『新しい綴り方教室』
『山びこ学校から何を学ぶか』
『家のこと』『私の名前』
昭和27年(1952)
『こどもの詩』
『みつばちの子』
『新しい綴方教室』
『これからの国語教育のためにⅥ・作文の教育』
中学生全集79『中学生の作文』
『生活綴方と作文教育』
『綴方の中の子ども』
『恵那の子ども』
『私の作文教育帳』
『私たちの綴方曾議』
『新しい作文教育 高学年の指導』
『日本こども詩集』
『綴方と児童生活』
『作文の話 文例による実際指導』
『日本児童文章史』
『表現能力をのばす』
『作文教育の大系』
『綴方風土記』(全8冊別冊1巻)
昭和28年(1953)
『作文生活の設計展開』(全)
『文章心理学入門』
『作文教育新論』
『この子らもかく――おくれた子どもと綴方――』
『生活綴方の伝統』
少年少女『新しい作文の事典』
『よい作文のかき方』(全7巻)
生活綴方代表作品『ぼくの夜しごと』
『母と教師のための作文教室』
『作文・書きかたの学習指導』
『こどもの綴方・詩』
『作文教育の方法』
『子どもの詩をみちびく』(教育実践文庫3)
『わが作文教育』
『創作する子どもたち』(教育実践文庫18)
『綴る力を生かす』(教育実践文庫30)
『作文の時間』―指導の実際―
『児童生活詩の理論し実践』
『ひさ子ちゃんのこと』『母と大雨の中を』『生きている兄』(1953年 全国小・中学校つゞり方コンクール入選作品集)
『綴方教師の手記』
昭和29年(1954)
『どんな文がよいか』(教育実践文庫44)
『文集の作り方』(教育実践文庫28)
『教師の作文――一隅を照らす人びと――』
『作文はこうして指導する』(全4冊)
『作文の教室』
『文章読本』
『新文章読本』
『子どもの詩の指導』
『精神薄弱児の国語指導』
『作文教育講座』
昭和30年(1955)
『読みと作文の心理』
『文集 ひろしま』
『生活文の学習指導』
『子どもの創作の指導』
『生活綴方ノート1』
『作文の教師』
『詩の数え方・中小学の詩教育』
『作文指導法』(国語科教育研究叢書第1集)
『母と子の作文読本』(全4巻)
『生活綴方の実践と作品』
『国語教育 第5巻 作文教育』
『児童詩の作らせ方』
『日本の生活綴方』
昭和31年(1956)
『小学生の詩』
『教師の実践記録』―作文教育―
『作文指導の問題点』
『教師のための児童詩教育』
『生活綴方的教育方法』
『日本児童詩集成』
『小学校低学年の読み書き能力』
『教師のための作文教育方』
『話し・作文・話し合い教育』
昭和32年(1957)
『抵抗する作文教育』
『生活綴方的教育方法の発展』
『作文指導の実際』
『おかあさんと生活綴方』
『作文教育入門』
『生活綴方読本』
『子どもをのばす生活綴方』
国語指導方体系4『作文指導法』
『表現指導――作文の基礎能力――』
『作文教育――学習指導のあゆみ』
昭和33年(1958)
『小学校中学年の読み書き能力』
『つづり方兄妹』
『学級文集』(教室の手帳11集)
『文集活動99の相談』(教師のための相談叢書20)
『綴方連盟事件』
『生活綴方事典』
『作文教育変遷史』
『生活作文の壁』
『生活綴方の探究』
昭和34年(1959)
『文章読本』
『生活綴方の認識と表現』
『論文の書き方』
『私の歩んだ生活綴方の道』
『作文指導の技術』
『楽しい作文の授業』
『少年少女のつづり方 作文全集』(全10巻)
『らくがき黒板』
『作文の系統的指導』
『作文二十話』
『入門期の作文指導』
『文章採点――よい文章をかくための条件』
昭和35年(1960)
『小学校高学年の読み書き能力』
『学校の詩』初・中級篇1
『これからの作文指導』
国語教育実践講座7『作文指導』
『村のつづり方教育入門』
『悪文』
『文章研究序説』
『文章研究序説』
『集団思考による作文指導――先生とともに生徒とともに――』
昭和36年(1961)
『作文教育』
『集団作文法による学級指導』
『作文指導の展開』
『作文の授業入門』
『作文の見かた 育てかた』
『新しい作文指導の実践』
『思考力を育てる作文指導の系統的実践』
『講座・生活綴方』(全5巻)
昭和37年(1962)
『北方教育の遺産』
『作文に強くなる――作文指導について父母のみなさんへの手紙』
『新しい作文教育の探究』
『作文処理の方法』
『実用文の書き方――文章心理学的発想法』
昭和38年(1963)
『文章入門』
『機能的作文指導』(全3冊)
『表現論 ことばと言語行動』
『低学年の表現指導』
『作文の練習学習』
『生きる力の作文学級』
『書くことの学習指導1』(小学校国語指導資料2)
『詩でそだつ子ども』
『子どもの詩の画廊』
『文章構成法』
昭和39年(1964)
『詩と作文』
『児童詩教育の方法』
『作文指導系統案集成』
『書くことの学習指導2』(小学校国語指導資料3)
『人格形成と児童詩の心理』
『児童文の見方と表現指導』――低学年――
『小学生の言語能力の発達』
『生活綴方文例事典』
『児童詩の授業』
『作文の指導過程』(全3巻)
付録
戦後作文・綴り方教育史年表
戦後作文教育文献目録(昭和20年~39年)
あとがき
索引
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日本語に於ける不定語の構文的機能に関する歴史的研究 副詞的不定語を中心に

著者
于  康 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
600 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1999年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-524-6/ISBN4-87440-524-X 
Cコード
C3081 
ジャンル
言語学〈日本語〉
 
内容
不定語と共起する推量の助動詞の機能、終助詞「ぞ」の機能、不定語が共起する希望表現の史的研究、「いかに」の述語用法、副詞的不定語の意味用法と構文的機能の史的変遷、ほか。
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廿日市の歴史探訪(二) 

著者
石田米孝 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
260 
定価
2,134円 (本体1,940円 )
発行日
1999年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-523-9/ISBN4-87440-523-1 
Cコード
C0021 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
佐西の浦と廿日市、桜尾城主の墓、廿日市の町屋、鋳工山田氏、廿日市の本陣、津和野藩御船屋敷、大内義隆のこと、吉見正頼のこと、折敷畠の戦、厳島の合戦、宮内の条理制、ほか。
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小学校対象 小学校国語科学習指導の探究 

著者
佐田壽子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
304 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1999年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-522-2/ISBN4-87440-522-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
低学年・中学年での実践にもとづく研究発表と実践の論稿27編。作文・音声言語による表現学習の指導、音読・朗読指導、読みの学習から文集活動への展開と、活発な取り組みが窺える。
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小学校対象 生き生きと学ぶ国語科授業の探究 

著者
津田修吾 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
282 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1999年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-521-5/ISBN4-87440-521-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
小学校低学年・中学年・高学年を対象として読むことを中心に実践・研究した事例と考察。小規模校、小人数学級、複式学級での先導的実践として注目される。
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タイ文学の土壌 思想と社会

著者
吉岡みね子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
280 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
1999年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-538-3/ISBN4-87440-538-X 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/アジア〈文学〉
 
内容
韻文伝統のタイに散文が導入されて100年。第二次世界大戦をはさんで大きく変貌した価値観と文学。本書は「国家と文学」という観点からタイの近・現代文学を考察する。
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はじめに
     第一部 政治と文学
第一章 国家建設と文学
「田楽勝利記念塔」
『ワンナカディー・サーン(文学ジャーナル)』
『ワンナカディー・サーン(文学ジャーナル)』その後の展開
ラッタニヨム(愛国信条)と作家たち
第二章 権力と思想
カウィー・カーンムアン(政治の詩人)
『アクソーンサーン』
「赤い幽鬼」
第三章 政治文学
政治小説
シーブーラパー
刑務所の中での自由な精神――『幻想の国』ニミットモンコン・ナワラット(M・R)――
『パッタヤー』ダーオハーン
第四章 戦争と文学
自由タイ運動と大東亜戦争
小説に見る自由タイ運動
     第二部 社会と文学
第一章 伝統社会の中で
タイ女性作家の存在とその系譜
タイ社会と女性
階級社会
第二章 現代に生きる古典
第三章 文芸思潮、テーマの変遷
第四章 現代社会の歪み
「土」を求めるワット・ワンラヤーンクーン
『虎の道』シラー・コームチャーイ
タイ社会の現実
     第三部 研究ノート――タイ文学の動向
註釈
文献
作家リスト
資料集
タイ文学概史
あとがき
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広島臨戦地日誌 

著者
広島県庁/復刻 
シリーズ
 
助成
 
判型
菊 
ページ
800 
定価
16,500円 (本体15,000円 )
発行日
1999年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-124-8/ISBN4-87440-124-4 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
明治27・28年日清戦争時の天皇・各界要人・軍・国県市の状況のほか、各地域からの協力献納、戦争犠牲者への見舞いなど詳細に記す。戦争の原点を知る一級史料。
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金輸出再禁止後の日本経済の躍進と高成長商品 

著者
富永憲生 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
220 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
1999年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-537-6/ISBN4-87440-537-1 
Cコード
C3033 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
1930年代前半のめざましい経済成長を従来の需要サイドからではなく、供給サイドの変化、特に商品開発や製造技術の革新に重点を置いて、この期の成長産業を網羅的に分析する。
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はじめに
第1章 1929-36年間の日本経済と高成長商品
1.1930年代前半の日本経済
1-1 戦間期日本経済の概観
1-2 1932年以降の日本経済の回復・成長過程-マクロ的側面
2.1929-36年間の高成長商品
2-1 高成長商品分析の方法
2-2 重要高成長商品について
3. 1920年代との比較
4.まとめにかえて
第2章 輸出と高成長商品
1.商品別の輸出動向
 重要輸出高成長商品
 綿織物輸出
2.地位機別輸出の動向
 満州への輸出
 移出の動向
3.輸出を主とする重要高成長商品
 人絹産業
 鰮トマト漬缶詰
4.まとめ
第3章 国産化の進展と高成長商品
1.戦間期国産化の概観
2.産業の保護育成制作
 関税政策
 補助金政策
 国際カルテル
3.外国技術の九州と技術の向上
 国産化が不十分な分野
4.まとめにかえて
第4章 設備投資と労働市場
1.設備投資と高成長商品
1-1 設備投資の動向
1-2 設備投資拡大のメカニズム
1-3 軍需と設備投資
2.労働市場
2-1 雇用動向
2-2 賃金動向
 就業年数別就業者数の変動と平均賃金(男女別総計)
 就業年数による産業別標準化賃金の動向
 初任給および昇給率の変動
2-3 機械器具製造業(男子)の雇用・賃金動向
2-4 消費の増大
3.まとめ
第5章 高成長商品と企業
1.高成長商品の生産企業規模による区分
2.高成長商品と大企業
3.高成長商品と中小企業
 遠州―綿広幅ポプリン
 尾西毛織物業の成立―洋服用サージ(セル、セルジス)
 機械部品
 自動車部分品及び付属品
 ラジオ
 中堅企業
4.高成長商品と企業家精神
4-1 国産化と企業家精神
4-2 輸出と企業か精神
終わりに
補足1 重要高成長商品について
補足2 八幡製鉄所の精算額を考慮した工業統計データの修正について
あとがき
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移行期のロシア政治 

著者
皆川修吾 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
470 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1999年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-536-9/ISBN4-87440-536-3 
Cコード
C3031 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
二部立てで、廣岡正久・塩川伸明・袴田茂樹・森下敏男・下斗米伸夫・松里公孝・中村 裕・宇多文雄・上野俊彦・皆川修吾の精鋭10人による共同執筆。
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まえがき
凡例
     第1部 国家指向と政治(法)文化
第1章 現代ロシアと「ユーラシア主義」――ロシアにおける「脱欧入亜」の心理と論理――(廣岡 正久)
第2章 言語と政治――ペレストロイカ期の言語法問題――(塩川 伸明)
第3章 ロシアにおける社会・経済的危機とマックス・ウェーバーの再評価(袴田 茂樹)
第4章 ロシアの法文化(森下 敏男)
     第2部 政治機構の制度化
第5章 ロシア政治の制度化――タタールスタン共和国を例として――(下斗米伸夫)
第6章 The Meso-Elite and Meso-Government in Post Communist Countries――A Comparative Analysis――(脱共産主義諸国における中位エリートと注意政府――比較分析――)(松里 公孝)
第7章 変動期ロシアの政治再編(中村 裕)
第8章 ロシアにおけるマスメディアの機能の変化(宇多 文雄)
第9章 ロシアの選挙民主主義――ペレストロイカ期における競争選挙の導入――(上野 俊彦)
第10章 移行期ロシア議会(皆川 修吾)
あとがき
索引
執筆者一覧
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多段階生産・在庫・運搬システム 

著者
渡辺展男 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
204 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
1999年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-535-2/ISBN4-87440-535-5 
Cコード
C3034 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
――数理計画法によるモデリング。カンバン方式の概念に基づいた引っ張り型生産指示方式の数理計画モデルを提案、定式化された問題を数理計画法を用いて解くためのアプローチを例示。
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第1章 多段階生産・在庫・運搬システム
1.1 多段階生産・在庫・運搬システムの生産指示方式
1.2 数理計画法によるモデリング
第2章 カンバン方式の数理計画モデル
2.1 はじめに
2.2 カンバン方式
2.3 Bitran-Chang のモデル
2.4 Bard-Golany のモデル
2.5 洪―福川のモデル
2.6 数理計画法によるモデリングの課題
2.7 まとめ
第3章 引っ張り型生産指示方式の基本モデル
3.1 はじめに
3.2 モデルの条件
3.3 定式化
3.4 生産指示のロジック
3.5 計算手続き
3.6 凡用数理計画ソフトウェアを用いた解法システムの枠組み
3.7 応用例
3.7.1. 自動車部品製造工程の概要
3.7.2 数値計算の条件
3.7.3 計算結果および考察
3.8 まとめ
第4章 発注点を用いた場合の数理計画モデル
4.1 はじめに
4.2 モデルの条件
4.3 定式化
4.4 解法
4.5 応用例
4.5.1 数値計算の条件
4.5.2 計算結果および考察
4.6 近似計算手続きの特徴
4.7 まとめ
第5章 モデル記述言語を用いた解法システムの設計
5.1 はじめに
5.2 モデル記述言語
5.3 基本モデルの記述
5.3.1 解くべき整数計画問題
5.3.2 モデル記述言語による記述
5.3.3 マトリックスファイルの生成
5.4 計算手続き
5.4.1 標準手続き
5.4.2 近似計算手続きの計算戦略
5.4.3 近似手続き1
5.4.4 近似手続き2
5.5 解法システムの枠組み
5.6 応用例
5.6.1 数値計算の条件
5.6.2 計算結果および考察
5.7 まとめ
補論 使用した数理計画ソフトウェアの機能評価
第6章 段取り回数を考慮した場合の数理計画モデル
6.1 はじめに
6.2 モデルの条件
6.3 定式化
6.4 モデル記述言語を用いた解法
6.4.1 モデルの最低式化
6.4.2 標準手続き
6.4.3 近似計算手続き
6.5 応用例
6.5.1 数値計算の条件
6.5.2 計算結果および考察
6.6 近似計算手続きの特徴
6.7 まとめ
第7章 多目標モデルと解法システムの設計
7.1 はじめに
7.2 モデルの条件
7.3 定式化
7.3.1 記号
7.3.2 目標制約条件
7.3.3 システムの制約条件
7.3.4 達成関数
7.4 多目標モデルに対する解法
7.4.1 モデルの再定式化
7.4.2 計算手続き
7.5 解法システムの枠組み
7.6 応用例
7.6.1 数値計算の条件
7.6.2 計算結果
7.6.3 考察
7.7 まとめ
第8章 結び
付録A MSPフォーマット
A.1 生産計画問題
A.2 定式化
A.3 マトリックス
A.4 MSPフォーマット
付録B 凡用数理計画ソフトウェアを用いた解法システムの記述
B.1 ジョブ制御言語
B.2 MSP手続き制御言語
付録C モデル記述言語を用いた解法システムの記述
C.1 近似手続き1
C.2 近似手続き2
参考文献
URL
索引
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ケルトの名残とアイルランド文化 

編著
風呂本武敏 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
390 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
1999年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-534-5/ISBN4-87440-534-7 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
アイランド本国の二人の論考を皮切りに、イェイツ、ジョイス、現在活躍中の詩人たちと映像文化、ケルトの写本、ケルトの十字架、ドルイド信仰と、アイルランド文化の基層に迫る。
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古代東アジアの鉄と倭 

著者
東  潮 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
490 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1999年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-533-8/ISBN4-87440-533-9 
Cコード
C3020 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
第一編 韓と倭の鉄――無文土器時代の鉄/東北アジア諸地域の鉄/東アジアにおける鉄斧の系譜関係/弥生時代の鉄製武器の系譜、第二編三国・加耶と倭の鉄――鉄ていの基礎的考察・他
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幕末・明治期の日仏交流 中国・四国地方編(一)松江

著者
田中隆二 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
370 
定価
7,150円 (本体6,500円 )
発行日
1999年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-532-1/ISBN4-87440-532-0 
Cコード
C3085 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本 文学・語学/欧米〈語学〉
 
内容
松江藩フランス学先覚者入江文郎、松江藩お雇いフランス人教師アレクサンドルとヴァレット、二人のフランス人の教え子達、松江フランス学列士で、先覚者の事績をたどる。
渓水社で購入する
【品切】
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第一章 松江藩フランス学先覚者入江文郎
事績
生い立ち
漢学の素養と蘭学修行
フランス語学習と教授
明治初年日本人フランス留学生総代
パリで客死
資料
資料の概要
入江家所蔵資料
その他の資料
本章掲載資料と説明
写真
名刺
文書
辞令 留学生に対する帰国命令書など
留学生名簿
西航備志録
その他
資料(一)
資料(二)
第二章 松江藩緒お雇いフランス人教師アレクサンドルとヴァレット
フランス人アレクサンドルとワレット
アレクサンドル及びワレット雇い入れれの背景
アレクサンドル
ワレット
ワレットはヴァレットか
ヴァレット
第三章 二人のフランス人(アレクサンドルとヴァレット)の教え子達
教え子達の概要
教え子列伝
瀧野多三郎
澁川忠二郎
塩野門之助 (一)
塩野門之助 (二)
玉木十之助
山口 半六
梅 謙次郎
野津武一郎
落合豊三郎
竹内平太郎
第四章 松江フランス学列士
松江フランス学列士
蘆田 元之助
飯塚 納
小田均一郎
神谷浩之助
酒井秀之丞
庄司金太郎
外山金作
竹内平六
あとがき
索引
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理性と認識衝動 初期フォイエルバッハ研究

著者
半田秀男 
シリーズ
 
助成
98年度文部省助成 
判型
A5 
ページ
1460 
定価
33,000円 (本体30,000円 )
発行日
1999年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-531-4/ISBN4-87440-531-2 
Cコード
C3011 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
最初期のラテン語論文『理性論』と重要一次資料によりフォイエルバッハと旧思想の断絶面のみならず連続面も詳細に解明する本格的研究。下巻に『理性論』原文の本邦初訳を収める。
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第一部 『理性論』論考
緒 論
第一篇 『理性論』の成立とその後
第一章 『理性論』の成立
第二章 『理性論』と『死と不死についての諸思想』
―両者の執筆順序について-
第三章 『理性論』その後
第四章 ボーリン/ヨードル版『全集』(SW)の欠陥性・不完全性
第二篇 『理性論』の内容
第一章 「主観性哲学」批判-『理性論』の根本モティーフ-
第二章 ヘーゲル的「思弁哲学」-『理性論』の理論的枠組み
第三章 『理性論』における人間性
第四章 『理性論』における「人間論」と「思弁哲学」
第五章 フォイエルバッハ理論の体系上の問題
[付論一]哲学史の方法に関する若干の理論的考察
-哲学思想の構造と力-
[付論二]哲学史の方法に関する若干の理論的考察
-「継承哲学」の特質規定の試み-
[付論三]エラルゲン講義『論理学および形而上学への序説』
第三篇 『理性論』の諸解釈
序章 『理性論』の諸解釈を検討するに当たって
第一章 『理性論』を「人間学」的作品として読もうとする立場
第二章 『理性論』を「思弁哲学」的作品として読もうとする立場
第三章 『理性論』の「思弁哲学」的枠組みと「人間論」との関係
終 章 纏めと補足
[付論]宗教の問題をめぐるフォイエルバッハとヘーゲル
第四篇 『理性論』の歴史的な位置と意味
第一章 『理性論』は古臭い?
第二章 『理性論』の歴史的背景を考える
第三章 「歴史的汎神論」としてのヘーゲル哲学
第四章 『理性論』の歴史的な位置と意味を考える
結び 文献目録
第二部 『理性論』訳・註
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日本社会の近代化と宗教倫理 

著者
河村 望 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
390 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1999年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-512-3/ISBN4-87440-512-6 
Cコード
C3012 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
近代資本主義の精神、日本人および日本文化の形成、開かれた共同体と宗教倫理、日本文化の再構成、近代日本の文化的ルーツ、伝統と近代化、日本資本主義の精神と宗教倫理、ほか。
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今田滋子先生退官記念論文集 日本語教育の交差点で 

編者
今田滋子先生退官記念論文集刊行委員会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
330 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1999年2月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-526-0/ISBN4-87440-526-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
日本語教育
 
内容
研究論文編(学校教育における日本語教育ほか)応用・実践報告編(コミュニケーション障害とリハビリテーションほか)、教材分析(初級日本語ビデオ教材の場面リストほか)の3部構成。
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はじめに/今田滋子先生略年譜/今田滋子先生著作一覧
第1部 研究論文編
母国語話者と日本語学習者の談話内疑問表現とそのイントネーションについて(大浜るい子・岡田英子・杉本 巧・熊野七恵)
松山方言話者による疑問文末詞「か」のイントネーション(大浜るい子・長岡順子・山中康子)
広島方言の疑問文末詞「か」のイントネーション(岡田英子・山中康子・町 博光)
現代日本語の接尾辞「げ」の一考察(黄 其正)
日本語初級教科書付属会話テープの疑問文末イントネーション(迫田久美子・長岡順子・山中康子・熊野七恵)
存在動詞「いる」のもう一つの用法(南 督鉉)
日本語の詫びの手紙の書き方―中級日本語学習者への指導を目指して(西村史子)
学校教育における日本語教育(縫部義憲)
一般性傾向性の「ものだ」から事態認識・評価の「ものだ」(いわゆる感慨の「ものだ」)への文法化(藤井ゆき)
日本語母語話者と韓国人日本語学習者における不満表明行為の特徴(松島弘枝・伊藤かんな)
判決文と新聞コラム記事における漢字使用の比較―法律系日本語教育のための実態調査(村上 恵)
日本語の名詞修飾節の構造と第2言語学習者(山中恵美)
第2部 応用・実践報告編
大学院進学希望者に対する日本語教育への試み(安藤淑子)
スリランカのAレベル(中等教育)(家村伸子)
日本語学習者のための広島方言教材(黒田裕三子・元田 静・松浦和美)
企業の海外技術研究生のための日本語研修の一事例(後藤美知子)
コミュニケーション生涯とリハビリテーション(武島 章)
ビデオ教材を用いたポライトネス学習(夛田美有紀)
企業研修生の日本語教育実践報告(西尾節子)
中国における日本語会話授業の一つの試み(橋本典子)
直接法による教師の説明行動―初級と中級の比較より―(古別府ひづる)
タイの高校における日本語ボランティアについての体験報告(三原嘉子)
第3部教材分析――資料編
初級日本語ビデオ教材の場面リスト(呉 佳・岡田英子・島崎ゆうこ)
初級日本語教室活動教材の文型・表現型リスト(衛藤優香・舒斌)
初級日本語絵教材の語句リスト(国実久美子・織田倫子・山口周子)
執筆者一覧/刊行委員/あとがき
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奥田邦男先生退官記念論文集  日本語教育学の展開 

編者
奥田邦男先生退官記念論文集刊行委員会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
324 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
1999年2月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-525-3/ISBN4-87440-525-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
言語学〈日本語〉 日本語教育
 
内容
日本語教育学、対照言語学、日本語学、実践報告の4部構成。4か国24人の執筆者で教育の舞台も各地に及び、多様な視点から日本語教育の諸問題に迫る。
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アメリカ・交通・経済史 

共著
村山裕三・近江健吉・石田信博・畠平徹・加藤一誠 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
130 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1999年2月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-529-1/ISBN4-87440-529-0 
Cコード
C3033 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
ネットワークと標準化/南北戦争前の西部交易と交通の役割/国際貨物輸送ネットワークの再編成/資源利用の効率化における「温故知新」の模索/空港アクセスの選択要因の分析。
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榊原胖夫先生古稀記念論文集の刊行によせて
榊原胖夫先生年譜

     論集
ネットワークと標準化――19世紀から展望したアメリカの情報通信革命――(村山 裕三)
南北戦争前の西部交易と交通の役割<(近江 健吉)
国際貨物輸送ネットワークの再編成――東アジア・東南アジアのコンテナ輸送と航空貨物輸送――(石田 信博)
資源利用の効率化における「温故知新」の模索(畠平 徹)
空港アクセスの選択要因の分析――国際線旅客と国内線旅客の比較を中心に――(加藤 一誠)

あとがき
執筆者紹介
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木坂基先生退官記念論文集  日本語表現法論攷 

編者
木坂基先生退官記念論文集編集委員会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
320 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
1999年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-541-3/ISBN4-87440-541-X 
Cコード
C3081 
ジャンル
文学・語学/日本
 
内容
文章史(近代日本語文章成立の研究・ほか)、文体(翻訳体としての『伊蘇普物語』の文体・ほか)、文章表現(冒頭段落に位置する提題文・ほか)および表記、方言について。
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はじめに
1 文章史
近代日本語文章成立の研究 (木坂 基)
近代文章の成立について (木坂 基)
欧文脈と手紙 (木坂 基)
近代語の成立における西欧語の影響 (尹 鎬淑)
2 文体
『浅草紅団』の文体 (木坂 基)
島崎藤村の随筆の表現 (木坂 基)
翻訳体としての『伊蘇普物語』の文体 (木坂 基)
『通俗伊蘇普物語』の文体成立の一側面 (木坂 基)
畳語「しばしば」「たびたび」「とぎどき」「をりをり」についての一考察 (安光 裕子)
3 文表現
冒頭段落に位置する提題文 (木坂 基)
文末詞を伴わない質問表現の文百的意味について (木坂 基)
今昔物語集における授受動詞について (古川 俊雄)
江戸時代に於ける副詞的不定語の表現性について (于 康)
接尾辞「がる」考 (黄 其正)
4 表記
近代文章の成立とカタカナ (木坂 基)
片仮名表記体系の形成史論 (沼本 克明)
『あひゞき』における振仮名表現 (浅田健太朗)
振り仮名の12の機能とその分化 (内山 和也)
5 方言
消えゆくカツカン (木坂 基)
日本語俗語の意味特徴 (町 博光)
近畿方言における〈めんどうくさい〉を表す形容詞「オトロシ」の意味の記述 (井上 博文)
文中遊離成文化の諸相 (友定 賢治)
「ジャン」の現代史 (江端 義夫)
あとがき
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中島敦研究 

著者
藤村 猛 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
296 
定価
4,620円 (本体4,200円 )
発行日
1998年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-516-1/ISBN4-87440-516-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
わが西遊記、悟浄歎異、山月記、弟子、南島譚、名人伝、李陵の各作品論、および「中島敦の谷崎文学受容について」「中島敦論ノート」6章からなる作家論。
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第一章 「わが西遊記」
第二章 「悟浄歎異」
第三章 「山月記」――その問題点と構造および位置――
第四章 「山月記」再説
第五章 「弟子」
第六章 「南島譚」――「幸福」を中心にして――
第七章 「名人伝」――その意味するもの――
第八章 「李陵」――その本質と成立について――
第九章 「李陵」再説
第十章 中島敦の谷埼文学受容について――「谷埼潤一郎論」から弟子」の場合――
第十一章 中島敦論ノート(一)――昭和十年前後の中島――
第十二章 中島敦論ノート(二)――「過去帳」から「わが西遊記」へ――
第十三章 中島敦論ノート(三)――昭和十五年前後の中島(1)――
第十四章 中島敦論ノート(四)――昭和十五年前後の中島(2)――
第十五章 中島敦論ノート(五)――「南洋行」から「弟子」へ(1)――
第十六章 中島敦論ノート(六)――「南洋行」から「弟子」へ(2)――
あとがき
初出一覧
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教育関係論の研究 

著者
宮野安治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
230 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
1998年11月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-427-0/ISBN4-87440-427-8 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
教育と教育関係、ヘルバルトと教育関係、ノールの教育関係論、ブーバーの教育関係論、ボルノーの教育的雰囲気論、「教育関係」から「教育的相互作用」へ、ほか。
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はじめに
     第1部 概念と前史
第1章 「教育関係」概念について
第1節 教育と教育関係
第2節 「教育関係」概念の成立と展開
第3節 用語の問題
第2章 ヘルバルトと教育関係
第1節 ヘルバルトの過程教師体験
第2節 概念論批判と教育的因果関係
第3節 訓育論における教育関係
     第2部 ノ―ルの教育関係論第1章 理論構築の源泉
第1節 ディルタイからの影響
第2節 ノ―ルと青年運動
第3節 ペスタロッチの教育関係論
第2章 学的背景
第1節 普遍妥当的教育学の出発点としての教育現実
第2節 教育学の自律と教育関係
第3節 クリーク教育学と教育関係論
第3章 弁証法的性格
第1節 ノ―ル教育学における「両極性」概念
第2節 教育関係の弁証法的構造
第3節 両極性原理と改革教育運動
     第3部 展開と批判
第1章 ブーバーの教育関係論
第1節 対話的思想家としてのブーバー
第2節 「対話的関係」としての教育関係
第3節 教育関係における「相互性」と「それ」の問題
第2章 精神科学的教育学と教育関係論
第1節 精神科学的教育学本質特徴
第2節 フリットナーによる展開
第3節 リットの批判
第3章 批判の諸相
第1節 ノ―ル晩年の理論的修正
第2節 クルーゲの批判
第3節 ギーゼッケの批判
     第4部 新たな方向づけ
第1章 ボルノーの教育的雰囲気論
第1節 ボルノーのノ―ル評価
第2節 人間学的問題としての「気分」
第3節 教育的雰囲気論の展開
第4節 「第3の可能性」をめぐって
第2章 教育的相互作用理論の構想
第1節 「教育関係」から「教育的相互作用」へ
第2節 モレンハウアーの理論
第3節 ウーリッヒの理論
第4節 ヨッピエンの理論
第5節 批判的総括
付論 篠原助市の教育関係論
索引
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文章を読む行為の研究 

著者
長田久男 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
350 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
1998年10月31日 
ISBN
ISBN978-4-87440-511-6/ISBN4-87440-511-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
読む行為の方法である自覚的なだどり読み、品詞に着目した自覚的な分析読みの方法、文章に着目した自覚的な総合読みの方法、読む行為の主体である読み手の「問」の4部よりなる。
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川と人間 吉野川流域史

著者
東  潮 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
360 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
1998年8月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-509-3/ISBN4-87440-509-6 
Cコード
C1021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
旧石器時代から近現代にいたる吉野川流域の人間と自然のかかわりを歴史学、歴史地理学、民俗学、考古学、生物学の面からとらえる。平成10年度四国地区大学放送公開講座テキスト。
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はしがき
序章 吉野川の河川環境と流域史
河川の自然環境と開発史・四国の河川環境・吉野川流域の地形環境・吉野川の利水と治水
一 吉野川流域の自然と歴史概観―石と人間のかかわり――
旧石器人と石器・縄文と石器・弥生人と石器
コラム1 吉野川流域を掘る
二 人間活動と自然環境の変遷
生物的自然環境と人間・植生・四国の植生
三 稲作のはじまり――吉野川下流を中心に――
縄文から弥生・縄文時代晩期の文化・吉野川下流域の縄文時代後晩期弥生時代がはじまったころ・吉野川下流域の弥生時代前期・弥生文化伝播の時期と前期社会の特色・イヌとのつきあい・戦いのはじまり
阿波の銅鐸と朱
弥生人の宗教観・銅鐸の変遷と分布・銅鐸に描かれた農耕神話・地中への埋納と終焉・朱とはなにか・日本列島における朱の使用・四国東部における弥生時代の朱・まとめ
コラム2 若杉遺蹟における辰砂の採掘
五 前方後円墳の誕生
はじめに・弥生墳丘墓と前方後円墳・讃岐型前方後円墳の支配する世界・使譯通じる所三十くに・堅穴式石槨(室)の提供・極少規模の前方後円墳が営まれる世界・宮谷古墳の登場と讃岐潟前方後円墳の衰退
六 古墳群の形成と地域政権
はじめに・古墳群展開の諸段階・古墳展開の諸段階と地域首長権・徳島の古墳の特質――古墳時代中期――四国における古墳分布と徳島・まとめ
七 巨石墳の出現――六・七世紀の阿波――
巨石墳の発掘――大里二号墳――・阿波の横穴式石室の構築法・横穴式石室墳をめぐる諸問題
コラム3 吉野川流域における横穴式石室の変遷
八 川と古代地方豪族――阿波国造碑と栗凡直氏――
阿波国造碑について――弟臣・麻呂・救夫――・「クニ」と凡直国造・令制國栗の成立・八世紀の阿波
コラム4 徳島市観音寺遺跡の調査成果
九 信仰に見る中世の世界
はじめに・板碑の立つ風景・くらしのなかの呪術・霊山信仰の諸相・山伏と中世社会
十 阿波藩における走り百姓について
はじめに・阿波入国と走り百姓対策・おわりに
十一 江戸時代の城下町を発掘で探る――近世都市徳島の考古学的研究――
はじめに・近世都市徳島城下町の形成・城下町の発掘調査――常三島――・おわりに
十二 絵図にみる吉野川
絵図と河川・国絵図にみる吉野川・地誌図としての河川絵図・治水絵図としての河川絵図・その他の河川絵図
十三 川と民俗――吉野川流域を中心として――
はじめに・川と水神信仰・川戸年中行事・川と水運と信仰・川をさまよう神々・雨乞いと流域の文化・おわりに
執筆者一覧
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石田米壯文集 

著者
石田米壯 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
282 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1998年8月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-507-9/ISBN4-87440-507-X 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
遺文集。東大入学後学徒出陣、敗戦で帰還、復学、卒業と同時に学園の理事長となったがやがて解任された著者の波乱を秘めた短篇小説集。
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芸備両国の条里遺構 

著者
佐々木卓也 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
114 
定価
2,619円 (本体2,381円 )
発行日
1998年8月8日 
ISBN
ISBN978-4-87440-413-3/ISBN4-87440-413-8 
Cコード
C3025 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
古代芸備両国における地域開発方法――条里遺構の地域分布と施行年代――/安芸国の条里遺構/備後国の条里遺構/<資料>古代芸備両国における地域構造・社寺分布。
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日本儒教の精神 ――朱子学・仁斎学・徂徠学――

著者
西晋一郎講義/木南卓一校合増補 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
290 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
1998年8月2日 
ISBN
ISBN978-4-87440-503-1/ISBN4-87440-503-7 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
儒教の伝来、宋学について、朱子学について、仁斎学について、徂徠学について、「朱子学・仁斎学・徂徠学」の序言と結語、西洋思想史大意で日本人の精神のあり方を説く。
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口絵写真 六葉

一 儒教の伝来
二 宋学について
三 朱子学について
四 仁斎学について
五 徂徠学について
六 「朱子学・仁斎学・徂徠学」の序言と結語
七 西洋思想史大意

後記
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国語科授業活性化の探究2 古典(古文)教材を中心に

著者
渡辺春美 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
360 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
1998年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-504-8/ISBN4-87440-504-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈古文・古典教育〉
 
内容
古典(古文)の授業活性化の試みとして、日本永代蔵・伊勢物語・枕草子・源氏物語・大鏡・徒然草等の学習指導を行い、古典教育の意義と古典を読む力を考察する。
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まえがき(広島大学名誉教授 鳴門教育大学名誉教授 野地潤家)
序章 国語科授業の活性化を求めて
第一章 古典入門期指導の試み――学ぶ意味にふれる授業を目指して――
はじめに――古典入門期しどうのあり方
一 古典学習への高校生の疑問
二 「古典入門――私達はなぜ古典を学ぶのか――」の学習計画
三 授業展開の実際
四 生徒の感想
おわりに――反省と課題
第二章 古典の授業活性化の試み(一)
1 『日本永代蔵』学習指導の試み――教材の配列による理解の深化――
はじめに
一 教材と授業のねらい
二 授業のねらい達成のための工夫――仮説として――
三 学習計画
四 授業の実際
五 生徒の感想とその考察
おわりに――反省と課題
2 『伊勢物語』学習指導の試み――『みやびの世界を歩く』の場合――
はじめに――古典の授業活性化のために
一 「『伊勢物語』――みやびの世界を歩く――」の授業計画
二 授業の実際
三 生徒の感想――『伊勢物語』を学んで――
おわりに――反省と課題
第三章 古典の授業活性化の試み(二)
1『枕草子』の授業構想
はじめに
一 古典の学習指導の改善
二 古典の授業活性化のための授業構想――『枕草子』の場合――
おわりに
2 『枕草子』の授業の実際
はじめに
一 古典の学習指導の改善
二 『枕草子』学習指導の概要
三 学習指導の実際
おわりに――『枕草子』学習指導の考察と課題
第四章 古典の授業活性化の試み(三)
1 『源氏物語』学習指導の試み(1)――古典に親しむ態度の育成を目指して――
はじめに――「古典」の目標について――
一 学習テーマの設定
二 『源氏物語』の指導内容
三 「世の中のしくみと愛」の試み
おわりに――反省と課題――
2 『源氏物語』学習指導の試み(2)――班別学習による『愛と誇り』の学習――
はじめに
一 『源氏物語』の指導内容
二 班別学習による「愛と誇り」の試み
三 「愛と誇り」の感想例
おわりに――班別学習による「愛と誇り」の試みの反省と課題――
3 『源氏物語』学習指導の試み(3)――古典の学び手を育てる単元学習の試み――
はじめに
一 「『源氏物語』――様々な愛の姿――」の学習指導の概要
二 「愛と不信――紫の上の物語――」の学習指導
三 古典の学び手を育てる単元学習の創造のために
おわりに
第五章 古典の授業活性化の試み(四)
『大鏡』学習指導の試み――『歴史を生きた人々』の場合――
はじめに――授業活性化の基本的観点
一 古典の授業活性化の工夫
二 『大鏡』の授業計画
三 授業展開の実際
四 生徒の学習の実態とその考察
終わりに――反省と課題――
第六章 古典の授業活性化の試み(五)
『徒然草』学習指導の試み――表現を軸として――
はじめに
一 学習指導計画
二 『徒然草』学習指導の実際
三 生徒の表現とその考察
おわりに――『徒然草』学習指導の反省と課題――
第七章 古典の教材開発と教材研究
1 教材開発の視点――教材開発の視点とその活用――
はじめに
一 「『大鏡』――歴史を生きた人々――」の授業の実際
二 学習材開発の視点
三 生徒に育った能力・態度
おわりに
2 教材開発の実際――『万葉種』・『古今和歌集』・『新古今和歌集』の共催研究――
はじめに
一 教材研究の方法
二 教材化と指導計画
三 教材研究の実際
おわりに――今後の課題――
第八章 古典受容の実態と古典の読み
1 古典教育の意義――生徒の感想を中心に――
はじめに
一 古典教育の意義――生徒の考える古典教育の意義を通して――
二 古典教育の可能性――生徒の感想を中心に――
おわりに
2 古典を読む力の考察――生徒の実態を中心に――
はじめに
一 研究の目的
二 実態調査の方法
三 調査結果と考察
おわりに――まとめと課題――
結章 豊かな古典教育を求めて――まとめと課題――
一 古典教育の基本
二 古典教育の意義と可能性
三 古典教育の方法――授業活性化のために――
四 古典を読む力の明確化
五 古典教育年間計画の立案
六 豊かな古典教育を求めて
あとがき
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21世紀の平和と創造 

編者
嶋矢志郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
1998年7月7日 
ISBN
ISBN978-4-87440-506-2/ISBN4-87440-506-1 
Cコード
C2031 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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同和教育の実践・研究 

著者
清水 茂 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
220 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1998年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-500-0/ISBN4-87440-500-2 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
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漢文の教材研究 別冊 

著者
森野繁夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
175 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1998年5月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-505-5/ISBN4-87440-505-3 
Cコード
C3098 
ジャンル
国語・漢文教育〈漢文教育〉
 
内容
漢文学の基礎知識(漢字・訓読・思想・史書・漢詩・文章・書籍)、参考(単元教材・参考論文)
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総目次
漢文学の基礎知識
一、漢字についての基礎知識
二、訓読についての基礎知識
三、思想についての基礎知識
四、史書についての基礎知識
五、漢詩についての基礎知識
六、文章についての基礎知識
七、書籍についての基礎知識
参考
1、単元教材「唐詩」――李白と杜甫――
2、参考論文
①「漢詩の教材研究――李白と杜甫――」
②「漢詩の対句――唐詩を中心にして――」
③「『論語』の教材研究」
補遺
「古詩篇」口語訳
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漢文の教材研究3 史伝篇(二)秦漢以後

共著
山本 昭・森野知子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
203 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
1998年5月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-502-4/ISBN4-87440-502-9 
Cコード
C3098 
ジャンル
国語・漢文教育〈漢文教育〉
 
内容
彼取りて代はるべし、先んずれば即ち人を制す、項羽大いに怒る、鴻門の会、四面楚歌、剣を抜きて蛇を切る、始皇帝狙撃、背水の陣、蘇武漢節を持す、他。
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『漢文の教材研究』について
『史記』の教材研究(森野繁夫)
【史記】
1、彼 取りて代はるべし(項羽本紀)
2、先んずれば即ち人を制す(項羽本紀)
3、項羽 大いに怒る(項羽本紀)
4、鴻門の会[その一](項羽本紀)
5、鴻門の会[その二](項羽本紀)
6、四面楚歌(項羽本紀)
7、項羽の最期(項羽本紀)
8、剣を抜きて蛇を斬る(高祖本紀)
9、天下を有する所似(高祖本紀)
10、大風の歌(高祖本紀)
11、秦の律令・図書を収る(蕭相国世家)
12、功狗と功人(蕭相国世家)
13、始皇帝狙撃(留侯世家)
14、孺子 教ふべし(留侯世家)
15、忠言は耳に逆ふも行ひに利あり(留侯世家)
16、俛して袴下り出づ(淮陰侯列伝)
17、背水の陣(淮陰侯列伝)
【十八史略】
18、蘇武 漢節を持す(前漢)
19、死せる諸葛、生ける仲達を走らす(三国)
20、創業守成(唐)
【付録】
一、楚漢年表
二、楚漢地図
三、三国地図
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教材開発の理論と実際 

著者
福岡教育大学授業研究会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
242 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
1998年4月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-491-1/ISBN4-87440-491-X 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
国語・社会・英語・算数・数学・理科・音楽・図画美術・書道・技術・家庭・体育・生活・道徳・特別活動各科の教材開発の理論と実際、さらに教材と人格発達の論考を掲載。
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まえがき
第1章 教材開発の理論
1.教材の概念
2.教材論に関する先行研究
3.雑論の素材,題材としての subject matter
4.経験と教材
(1)経験を与える手段としての教材/(2)ヘルバルト教育学と経験/(3)デューイ教育学と経験
5.教育において教材とは何か
6.教材開発の理論
第2章 教材と人格発達
1.学校教育と人格の発達
(1)何が人格を発達させるのか/(2)学校と人格発達とのかかわり
2.自己のとらえ方と教材
(1)自己概念の発達/(2)自尊感情とは/(3)自信のない日本の子ども
3.教材と人格発達の関係
(1)学力と人格形成/(2)教材と人格形成/(3)教材とは何か
第3章 国語科における教材開発の理論と方法
1.国語科における教材とは何か
2.国語科における教材開発の視点
3.国語科における教材開発の方法
4.国語科における教材開発の実践例
(1)教材化しようとする言語文化材の発掘/(2)「技術の中に」の教材化と加工
5.国語科教材開発にあたっての留意点
第4章 フィールドワークのすすめ――社会科教材開発の理論と方法をめぐって――
1.社会科の教材開発とフィールドワーク
2.クリーク地帯の農業
3.大川市における伝統的食文化の教材開発
(1)伝統的食文化を中心とする地域調査/(2)子どもたちの食生活と食意識の調査
4.授業づくりと評価
5.終わりに
第5章 英語科教材開発の理論と方法
1.教材とは
2.英語教育の目標と教材
3.聞くことの教材研究
4.聞くことと語彙
5.コミュニケーションの教材
6.題材についての教材研究
第6章 算数・数学科教材開発の理論と方法
1.素材と教材
2.教材の良否と学習指導
3.教材研究の仕方
(1)数学の立場から/(2)数学史の立場から/(3)教科書研究の立場から/(4)学習心理学的な立場から/(5)社会的立場から
4.子どもの実態からの教材研究
(1)分数の事例
(2)平行四辺形の求積の事例/(3)特殊一般と任意一般
5.結び
第7章 理科教材開発の理論と方法
1.はじめに
2.教材の定義
3.教材と教具
4.教材化とその構成要素
5.教材研究の定義
6.教材研究の種類とその内容
7.教材・教具の改善の視点
8.おわりに
第8章 音楽科教材開発の理論と実際
1.教材開発について
(1)教材の条件/(2)教材開発の視点/2.小学校音楽科における教材開発の事例
(1)低学年(鑑賞)/(2)中学年(歌唱)/(3)高学年(即興的表現)
3.中学校音楽科における教材開発の事例
(1)「見えないもの」を「見えるもの」として提示する場合(2)「教師が教えたいもの」を「子どもが学びたいもの」として提示する場合
第9章 図画工作・美術科教材開発の理論と方法
1.研究開発の視点
(1)はじめに―教材の自主的な編成に向けて/(2)教材とは何か/(3)造形活動における表現の特質/(4)人間的表現の基盤を考える(5)近代~現代美術の変遷と造形遊び(6)おわりに―地域の教育力の活用
2.図工・美術における,これからの教材づくりの方向と展望
(1)はじめに/(2)子どもの生きる環境と生命の輝き/(3)生命の表現としてのプリミティズム/(4)おわりに
第10章 書道科教材開発の理論と実際
1.はじめに
2.書道科における教材とは
(1)学習の流れの上から見た教材/(2)表現及び鑑賞学習の上から見た教材/(3)機能や形態の上から見た教材
3.新学力観から見た教材開発
4.教材の選択・吟味
(1)指導理念上からの選択・吟味/(2)学習指導の理念と学習指導計画
5.教材開発の視点
(1)鑑賞/(2)臨書における発見学習の重要性(3)臨書から創作へ
6.教材開発の具体例(学習指導案)
7.おわりに
第11章 技術科の教材開発の理論と実際
1.教材とその価値
2.教材解釈と教材開発
3.教材開発の方法
4.教材研究の具体例――のこぎりを主要素とする技術での切断能力(技能)形成――
5.教材開発の具体例――電気回路の基本構成を判断する能力形成――
第12章 教材開発の理論と方法:家庭科
1.はじめに
2.子どもの状況を用いる上で陥りやすい問題点
(1)既成ビデオを教材として授業に取り入れる場合の問題/(2)実験教材を授業に取り入れる場合の問題
第13章 体育科教材開発の理論と実際
1.授業と教材
2.教材と教具
3.教材開発(新しい運動の創造)
4.教材開発の実際
(1)バスケットボールとバレーボールの運動生成過程にみる教材開発/(2)低学年のゲーム領域における教材開発
第14章 生活科教材開発の理論と実際
1.生活科における教材開発についての考え方
(1)生活科における教材開発とは活動開発である/(2)素材や事象が持つ活動展開の可能性を探る/(3)学習の基本過程を考える/(4)学習の総合性に配慮する/(5)学習の生活科を考える
2.生活科における活動開発の実際
(1)探検や採集活動/(2)飼育や栽培活動/(3)遊び物づくりの活動/(4)交流活動/(5)学習のまとめの表現物づくりの活動
第15章 教材開発の理論と実際:道徳
1.はじめに
2.道徳教育における教材開発の理論
(1)道徳の時間の性格と役割/(2)道徳の内容とその構成/(3)道徳教育における「教材」とは何か/(4)資料の選択と開発
3.道徳教育における教材開発の実際
(1)道徳教育における教材開発/(2)資料分析の手順/(3)資料類型と資料活用類型/(4)読み物資料「足袋の季節」の分析事例
第16章 特別活動の教材開発の理論と方法
1.特別活動における「教材」
2.特別活動の活動内容
3.特別活動の指導の原則
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説明的文章教育の目標と内容 何を、なぜ教えるのか

著者
森田信義 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
130 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1998年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-492-8/ISBN4-87440-492-8 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈説明文〉
 
内容
実践現場での活用をめざした簡潔な目標論・内容論。論理的認識力を育てる、読みの水準と読みの場、能力の系統性をどう考えるか、論理的構造をとらえる教材研究方法、ほか。
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まえがき
第一章 説明的文章教育の現状と課題
1 国語科における説明的文章の位置
2 説明的文章学習に対する児童・生徒の意識の実態
第二章 論理的認識力を育てる
1 論理的思考、論理的認識ができるということ
2 「論理」を読む ―「論理」体験―
(1)「論理」を読み取る必然性 ―説明的文章教育の存在理由―/(2)「論理」を読むことの実際
第三章 説明的文章を読むとはどういうことか
1 はじめての出会い ―筆者は、「何を」書いているか―
2 改めて教材に出会う ―どのように書いているか(論理と表現の読み)を読む―
(1)全体の論理構造に出会う/(2)教材各部(意味段落)の構造
3 複数教材の比較による個性の発見とその問題
4 自己の既有認識との比較 ―「実の場」の原理を生かした読み・単元の再検討―
5 説明的文章の評価
第四章 読みの水準と読みの場―「実の場」原理を生かす―
1 読みの水準・読みの様相
2 「実の場」原理に立つ読みとは何か ―「実の場」の長所と短所―
3 「実の場」の読みを教室に生かすために
(1)教材との偶然の出会いを必然にする工夫/(2)実態としての読みの尊重/(3)学習課題づくり/(4)教材への働きかけ ―表現活動―
4 国語科説明的文章教育としての読みを「実の場」に
5 教室における読みも「実の場」の読み
第五章 説明的文章の読みの能力とは何か
1 二つの系列 ―確認読みの能力と評価読みの能力―
(1)確認読みの能力/(2)評価読みの能力
2 「学習」能力、「対情報」能力
3 問題解決能力
(1)問題発掘能力/(2)問題解決の方法を構想する能力/(3)問題解決実践力/(4)評価能力
第六章 能力の系統性をどう考えるか
1 評価のできる六年生はどこに行ったか?
2 「系統性」とは何か
3 何を系統的に教えるのか
4 認識能力をどのように指導するのか
第七章 教科書教材に関する一考察 ―改訂と教材の質―
1 教科書の実態と改訂の内容
2 改訂の結果と教材の質
第八章 説明的文章の教材研究に関する提案 ―「論理指標表現」に着目する―
1 「論理指標表現」の性格と位置
2 「論理」を読む手がかりの発見
(1)学習の方法化/(2)大きな単位(段落)からの出発/(3)論理指標表現の把握
第九章 論理構造をとらえる教材研究法
1 教材の全体構造の把握
2 「おこす」、「とく」、「まとめる」各段階の内部構造
(1)「おこす」段落の構造/(2)「とく」段落の構造/(3)「まとめる」段落の構造
あとがき
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おもしろ教育評価 

著者
井上正明 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
220 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
1998年4月6日 
ISBN
ISBN978-4-87440-494-2/ISBN4-87440-494-4 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
とかく分かりにくい評価の問題を、教育現場への批判的考察も入れて、落語風に分かりやすく解説。一人ひとりの個性をいかに把握し学力とともにどう評価するか、が本書の主題となっている。
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アメリカ教育行政学 

著者
中谷 彪 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
284 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1998年4月5日 
ISBN
ISBN978-4-87440-484-3/ISBN4-87440-484-7 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
――ニューロンとカウンツ。19世紀中期以降の展開を踏まえて1920~30年代のアメリカ教育行政に新風を吹き込んだ2人の理論を分析、その特質と影響を検証し、その位置づけを行う。
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はしがき
序 本書の課題――アメリカ教育行政学におけるニューロンとカウンツ――
     第1部 アメリカ教育行政学の歴史と特質
第1章 19世紀末までの教育行政学
第2章 19世紀末から20世紀初頭の教育行政学
第3章 20世紀初期の教育行政学
第4章 テイラーの科学的管理法と教育行政学
第5章 20世紀前半の指導的教育行政学者たち
第1節 スポウルディングの教育行政学
第2節 ホビットの教育行政学
第3節 カバリーの教育行政学
第4節 ストレイヤーの教育行政学
第6章 管理教育行政学の批判と反省
第1節 管理行政学の批判と反省
第2節 アメリカ行政学の批判と反省
第3節 1930年初頭までの教育行政学
第4節 アメリカ教育行政学の転換
     第2部 J.H.ニューロンの教育行政学
第1章 J.H.ニューロンの生涯と教育研究活動
第1節 転換期の教育行政学者ニューロン
第2節 ニューロンの経歴と著作
(1)ニューロンの経歴/(2)名教育長としてのニューロン/(3)ティーチャーズ・カレッジのニューロン/(4)ニューロンの社会的活動/(5)ニューロンの著作
第2章 応用社会科学としての教育行政学
第1節 アメリカ社会の転換と教育行政学の変革
第2節 応用社会科学としての教育行政学
第3節 ニューロンの教育行政学の構造
(1)新しい社会創造のための教育行政学/(2)アメリカ教育行政学の批判的分析/(3)教育委員・教育長・教員の教育思想の検討
第3章 J.H.ニューロンの教育行政理論
第1節 デモクラシーのための教育
第2節 教育の機能論
第3節 教育の機会均等論
第4節 教育行政への住民参加
第5節 教育委員会論
第6節 教育長論
第7節 教育の中央統制と地方統制
第8節 教育と政治の分離論
第9節 教師の教育の自由論
第4章 J.H.ニューロンの教育行政理論の評価と影響
第1節 ニューロンの教育行政理論の特質
第2節 ニューロンの教育行政理論の問題点
第3節 ニューロンの教育行政理論の影響
     第3部 G.S.カウンツの教育行政学
第1章 G.S.カウンツの生涯と教育研究活動
第1節 教育行政学者としてのカウンツ
第2節 カウンツの経歴と著作
(1)カウンツの経歴/(2)カウンツの著作
第2章 G.S.カウンツの教育行政学の分析
第1節 アメリカの教育委員会の実態分析
(1)アメリカ教育行政における教育委員会の位置/(2)教育委員会の制度的構成/(3)教育委員会の社会的構成
第2節 政治の中の教育―シカゴにおける政治と教育―
(1)シカゴにおける大人たちの教育的愚行/(2)社会的諸勢力の葛藤の中の教育行政/(3)教育の民衆統制原理の幻想と克服
第3節 学校教育と社会改造――『学校は新しい社会秩序を建設しうるか』の分析
(1)進歩主義教育とその運動/(2)カウンツの進歩主義教育批判
第3章 社会改造のための教育
第1節 集産主義への移行と教育の役割
第2節 社会改造の推進者としての教師
第4章 G.S.カウンツの教育行政論の評価と影響
第1節 カウンツの教育行政論の特質
第2節 カウンツの教育行政理論の問題点
第3節 カウンツの教育行政論の影響
結 アメリカ教育行政学におけるニューロンとカウンツ
第1節 20世紀初頭のアメリカ教育と管理教育行政学
第2節 アメリカ教育行政学におけるニューロンとカウンツ
(1)ニューロンの位置/(2)カウンツの位置
第3節 ニューロンとカウンツの学的遺産を継承するもの
資料1 アメリカ教育行政学文献一覧
資料2 アメリカ行政学文献一覧
人名索引
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生体情報 

著者
小林 惇 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
150 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1998年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-489-8/ISBN4-87440-489-8 
Cコード
C1045 
ジャンル
生命・環境・自然
 
内容
――遺伝情報の発現と生理情報の伝達――大学教養課程の学生を対象に書き下ろした生体への案内書。生命科学の最新の情報をも取り入れて、一般読者にも興味ある読み物となっている。
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アメリカ演劇を楽しむ 

著者
勝 健一郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
180 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1998年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-496-6/ISBN4-87440-496-0 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
――オニールの女性を主人公にした四大作の特質。Anna Christie, Strange Interlude, Mourning Becomes Electra, Long Day's Journey into Nightの四大作をもとに、言語の特質、作品の悲劇性をさぐる。
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心をはぐくむ幼児教育 

編著
神原雅之・秋山幹男・有馬比呂志 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
228 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1998年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-495-9/ISBN4-87440-495-2 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈幼児・児童教育〉
 
内容
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魂の彷徨 

著者
篠田昭夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
160 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1998年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-493-5/ISBN4-87440-493-6 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
―ディケンズ文学の一面―A Tale of Two Cities, A Message from the Sea, Great Expectations, Tom Tiddler's Ground, George Silverman's Explanationsと1859-60年にかけてのエッセイ群。
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まえがき
第一章 A Tale of Two Cities ――主人公Sydney Cartonの生と死――
第二章 1859年から60年にかけてのエッセイ群――作家の自己表白との関わり――
第三章 A Massage from the Sea――1860年のクリスマス作品――
第四章 Great Expectations――主人公Pipの生の軌跡――
第五章 Tom Tiddler's Ground――1861年のクリスマス作品――
第六章 George Siverman's Expectation――最後の完成作品――
あとがき
主要参考文献
索引
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日本英学発達史の基礎研究 

著者
寺田芳徳 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
800 
定価
16,500円 (本体15,000円 )
発行日
1998年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-499-7/ISBN4-87440-499-5 
Cコード
 
ジャンル
英語教育
 
内容
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【品切】
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ガルベールの日記 

訳者
守山記生[ガルベール・ド・ブリュージュ著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
232 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1998年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-478-2/ISBN4-87440-478-2 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
――中世の領域君主と都市民――Galbert de Brugesの日記の全訳。1127年から28年にかけてフランドル伯シャルル善良侯の暗殺とその後の危機についての正確な記述で史料価値が高い。
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廿日市の歴史探訪(一) 

著者
石田米孝 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1998年3月2日 
ISBN
ISBN978-4-87440-487-4/ISBN4-87440-487-1 
Cコード
C0021 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
神話の時代から昭和まで、故事来歴・神社仏閣・地名人名・風土と文化・芸術芸能など、故郷の奥深さ、あたたかさが伝わる。
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漢文の教材研究9  思想篇(三)孟子

著者
森野繁夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
137 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1998年2月28日 
ISBN
ISBN978-4-87440-481-2/ISBN4-87440-481-2 
Cコード
C3098 
ジャンル
国語・漢文教育〈漢文教育〉
 
内容
何必日利、五十歩百歩、民之父母、猶縁木而求魚也、恒産恒心、顧而言他、惻隠之心、性善、牛山之木、仁人心也、魚我所欲也、良知良能、民為貴
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『漢文の教材研究』について
『孟子』の教材研究
1 「何必日利」章(梁恵王篇・上)
2 「五十歩百歩」章(梁恵王篇・上)
3 「民之父母」章(梁恵王篇・上)
4 「猶縁木而求魚也」章(梁恵王篇・下)
5 「恒産恒心」章(梁恵王篇・上)
6 「顧而言他」章(梁恵王篇・下)
7 「惻隠之心」章(公孫丑篇・上)
8 「性善」章(告子篇・上)
9 「牛山之木」章(告子篇・上)
10 「仁人心也」章(告子篇・上)
11 「魚我所欲也」章(告子篇・上)
12 「良知良能」章(尽心篇・上)
13 「民為貴」章(尽心篇・下)
[付録] 単元教材例「諸子の思想」
戦国時代地図
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中間言語研究 日本語学習者による指示詞コ・ソ・アの習得

著者
迫田久美子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
490 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1998年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-497-3/ISBN4-87440-497-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
日本語教育
 
内容
韓国・中国の男女及び日本人児童を対象に学習指導をし、その習得状況を分析。第一言語と第二言語の習得過程、教室学習と自然習得など、習得の実状と問題が明るみに。
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土居光知 工藤好美氏宛書簡集 

著者
風呂本武敏 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
320 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
1998年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-490-4/ISBN4-87440-490-1 
Cコード
C3095 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
土居光知氏から工藤好美氏にあてた書簡147通。昭和2年8月27日から54年3月23日までで、文学理論の補足、関心の所在、文学研究への助言のほか、友人としての人生についての助言など。
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 はじめに

 土居光知先生と父 (大原千代子)

1.佐倉・牛込・高田雑司ヶ谷時代
2.富山・岩瀬村時代
3.台北時代
4.終戦~(東京・名古屋・奈良・京都)
5.東京(調布・立川)時代

 土居光知先生年譜・著作目録・論文
 工藤好美先生年譜・著作目録・論文

 あとがき
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PERCEPTIONS OF THE JET PROGRAMME 

著者
足立和美 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1998年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-488-1/ISBN4-87440-488-X 
Cコード
C3087 
ジャンル
英語教育
 
内容
わが国独自の英語教育法であるJETプログラムの実施状況と問題点を、学習者・日本人英語教師・外国人青年英語指導助手を対象に調査。英語教育の問題点と今後の課題を提示する。
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沖縄語漢字資料の研究 

著者
多和田眞一郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
594 
定価
19,800円 (本体18,000円 )
発行日
1998年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-486-7/ISBN4-87440-486-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
言語学〈日本語〉
 
内容
現在知られている沖縄語に関する漢字資料(中国語資料)の分析研究により沖縄語の変化を考察。「琉球館訳語」『使琉球録』『音韻字海』『中山伝語録』『琉球入学見聞録』等の資料を使用。
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1 「琉球館訳語」の研究
1.本文翻刻・対応日本古語・通し番号
2.音訳字索引
3.音訳字一覧
4.音訳字の音価推定
5.本文の音声表記
6.考察
2 『使琉球録』(陳侃)「夷語附」の研究研究
1.本文翻刻・対応日本古語・通し番号
2.音訳字索引
3.音訳字一覧
4.音訳字の音価推定
3 『使琉球録』(郭汝霖)「夷語附」の研究
1.本文翻刻・対応日本古語通し番号
2.音訳字索引
3.音訳字一覧
4.音訳字の音価推定
4 『音韻字宇』(周鐘)「附録夷語音釋」の研究
1.本文翻刻・対応日本古語・通し番号
2.音訳字索引
3.音訳字一覧
4.音訳字の音価推定
5 『使琉球録』(蕭崇業)「夷語附」の研究
1.本文翻刻・対応日本古語・通し番号
2.音訳字索引
3.音訳字一覧
4.音訳字の音価推定
6 『使琉球録』(夏子陽)「夷語附」の研究
1.本文翻刻・対応日本古語・通し番号
2.音訳字索引
3.音訳字一覧
4.音訳字の音価推定
7 『中山伝信録』(除葆光)「琉球語」の研究
1.本文翻刻・対応日本古語・通し番号
2.音訳字索引
3.音訳字一覧
4.音訳字の音価推定
8 『琉球入学見聞録』(潘相)「土音」の研究
1.本文翻刻・対応日本古語・通し番号
2.音訳字索引
3.音訳字一覧
4.音訳字の音価推定
9 漢字資料を通して見た沖縄語
10 音訳字総覧
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ドイツ中世博物誌・世界年代記の異類像 

著者
四反田 想 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
494 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
1998年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-485-0/ISBN4-87440-485-5 
Cコード
C3099 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
ヨーロッパ中世と日本中世における「世界像」、ドイツ中世の語源学、ドイツ中世の自然科学的態度と中世博物誌における初期キリスト教的迷信との対立、『フイジオログス』コンコーダンス。(全独語)
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カント理論哲学形成の研究 

著者
桧垣良成 
シリーズ
 
助成
97年度文部省助成 
判型
A5 
ページ
420 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1998年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-483-6/ISBN4-87440-483-9 
Cコード
C3014 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
デカルト、ヴォルフ、バウムガルテンの理性主義の流れにカントの前批判期を位置づけ、そこからカント研究のある部分が全くの誤認であると指摘、従来の通説に対立する見解を示す。
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序論
     第一部 「実在性」の概念
第一章 カント以前における「実在性」と「存在」
第一節 「実在性」概念の源流
第二節 バウムガルテンにおける「実在性」と「存在」
第二章 前批判期カントにおける「実在性」と「存在」
第一節 「真に肯定的な規定」としての「実在性」と「存在」
第二節 実在的対立
第三節 空間の実在性
第三章 『純粋理性批判』における「実在性」と「存在」
第一節 「真に肯定的な規定」としての「実在性」
第二節 「超越面的演繹」の課題を担う「実在性」
第三節 「認識」の客観的実在性」とコペルニクス的転回――ライプニッツおよびロックとの対比――
第四節 metakategorialな概念としての「客観的実在性」
第四章 「実在的」の二義性――「概念」と「実在」との関係の転回――
第一節 「二義性」の再検討
第二節 理性主義における「実在的」
第三節 前批判期カントにおける理性主義的な「実在的」
第四節 「二義性」の成立
第五章 「実在的け」と「綜合的」――「存在判断」と「綜合的判断」――
第一節 「実在的」の二義性と「綜合的」の二義性
第二節 「存在判断」と「総合的判断」
     第二部 カントの理論哲学形式における諸論点と「実在性」の問題
第一章 「根拠」の概念
第一節 『新解明』における「根拠けの概念
第二節 従来の解釈の批判
第三節 理論哲学形式における『新解明』の意義
第二章 「神の存在のオントローギッシュな証明」に対する批判の展開
第一節 『新解明』における異論
第二節 『証明根拠』における異論
第三節 弁証論的対立
第四章 思考法の変革
第一節 『懸賞論文』の「方法」論
第二節 先学に対する独自性――ホッブズ、ライプニッツ、ヴォルフ、クルージウスとの対比――
第三節 『純粋理性批判』との比較
第五章 「質料」と「形式」との関係
第一節 ヴォルフにおけるforma dat esse reiという命題
第二節 「反省概念の多義性」の章における「質料」と「形式」
第三節 転回の事情
第四節 「経験的実在論」としての批判哲学
第六章 可能性の制約
第一節 神の現存在の論証のための唯一可能な証明根拠
第二節 カントの証明根拠の特徴
第三節 証明根拠に対する自己批判
第四節 純粋理性の理想
第五節 超越論的証明
第六節 「可能性の根拠」と「可能性の制約」
第七節 「可能性の制約」の転回
終章 モナド論から批判哲学へ
第一節 前批判期カントの「理性主義」
第二節 前批判期諸著作における「理性主義」の諸相
第三節 パウムガルテンのモナド論
第五節 批判哲学の萌芽再考
     付論
第一章 神の存在のオントローギッシュな証明と認識論的立場の問題――トマス、デカルト、カント――
第一節 トマスとデカルト
第二節 カント
第二章 存在と本質との区別の問題――トマスとカント――
第一節 Seinに関するカントのテーゼと神における存在と本質との同一性
第二節 神のオントローギッシュな証明に対するトマスの批判の眼目
第三節 トマスにおける存在と本質との「概念的」区別
第四節 「概念」と「実在」との区別
第三章 「超越論的感性論」の再構成
第一節 空間および時間の「超越論的観念性」
第二節 「感性的直感」としての空間および時間
第三節 「純粋形式」としての空間および時間
第四節 カントの理論哲学形式における空間時間論の位置づけ
あとがき
資料 バウムガルテン『形而上学』訳注
文献表
索引 事項索引
    人名索引
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資源の科学的理解 

著者
藤谷 健 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
170 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1998年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-476-8/ISBN4-87440-476-6 
Cコード
C1040 
ジャンル
生命・環境・自然
 
内容
文系理系を問わず資源を科学的に理解し今日の問題を客観的かつ冷静に判断するための材料を提供。資源一般から水、大気、有機化合物、化石燃料、金属、繊維、ゴム、その他広範囲に展望。
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萩原朔太郎 

著者
坂根俊英 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
282 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1997年12月22日 
ISBN
ISBN978-4-87440-472-0/ISBN4-87440-472-3 
Cコード
C3095 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
朔太郎文学の出発、短歌と社会性、「愛憐詩篇」論、「ノート」の分析、「手」と詩精神、『月に』吠える論、『青猫』論、『蝶を夢む』論、『氷島』論、アフォリズムについて。
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朝日綿布貿易と綿業の展開 

著者
金 永徽 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
230 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1997年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-479-9/ISBN4-87440-479-0 
Cコード
C3025 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
李朝前期の綿作と綿布の貨幣機能、朝日綿布貿易の展開、綿布貿易の行き詰まりと日本綿作の開始、日本綿作の展開、李朝後期の綿作の展開、朝日の綿作技術。
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子どもの死と再生 

共著
田畑元春・水野善親 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
228 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1997年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-477-5/ISBN4-87440-477-4 
Cコード
C0011 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
いじめ・不登校・子どもの暴力__小・中・高校教師と保護者・地域関係者10年間の実践成果。子どもと暴力、思春期を生きる子ども、不登校を生きる、いじめをなくす、ほか。
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作文教育における創構指導の研究 

著者
大西道雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
586 
定価
7,150円 (本体6,500円 )
発行日
1997年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-475-1/ISBN4-87440-475-8 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
歴史・理論と実践の研究。レトリックと創構受容と問題点を明治・大正・昭和とたどり、指導の理論的基礎、系統的指導の構想、臨床的実践的研究を進める。学位論文。
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序文(野地潤家)
まえがき
序章 研究の目的と方法
第1節 研究の目的
第2節 研究の方法
第一章 受容史的観点から見た創構指導研究の到達点と課題
第1節 明治期におけるレトリック、創構の受容と問題点
1 翻訳紹介による受容期(明治10年代)の問題点
2 翻案による受容期(明治20年代)の問題点
3 学的体系化を志向した受容期(明治30年代)の問題点
4 文章作法に力点をおいた受容期(明治40年代)の問題点
第2節 大正期におけるレトリック、創構の受容と問題点
1 作文教育への適用期(大正初期)の問題点
2 作文教育への組織化期(大正中期)の問題点
3 創構に着眼した読み方教育への志向期(大正中・後期)の問題点
第3節 昭和期におけるレトリック、創構の受容と問題点
1 創構力に関する理論および実態探求期(昭和戦前期)の問題点
2 レトリック、創構の再評価気(昭和戦後期)の問題点
第4節 創構指導研究の到達点と課題
1 史的観点から見た創構指導研究の到達点と課課題
2 作文教育の観点から見た成果と課題
第二章 創構指導の理論的基礎
第1節 創構指導の基礎理論
1 主体形成と「場=トポス」
2 文章想生成における「全体」優先説
3 キーワードの機能
4 生成的文章産出論
第2節 創構の生成モデル――意見・論説聞の場合――
1 意見とは
2  意見の三類型
3 意見の生成原理
4 意見の創構の生成モデル
第3節 創構スキルの発見と組織化
1 短作文と創構スキル
2 アイデア(思想)の発見、創出と記録(メモ)のスキル
3 アイデア組織化のスキル
4 創構スキルの組織化
第4節 創構指導の原理
1 創構力の措定――意見・論説文の場合――
2 創構指導の原理
3 「場」を軸とする作文指導過程
第三章 創構の系統的指導の構想
第1節 創構指導の目標の系統的設定の試み
1 系統的目標設定のための基礎調査
2 系統的目標設定の基本的原則
3 目標の系統的設定の試み
第2節 系統的目標にもとづく授業構成のための課題・条件
第四章 意見文・論説文の創構指導の臨床的実践的研究
第1節 小学校における創構指導の授業研究
1 授業研究の仮説
2 授業計画
3 授業の経過
4 授業の分析と考察
5 授業研究の集約
第2節 中学校における創構指導の授業研究
1 授業研究の仮説
2 授業計画
3 授業の経過
4 授業の分析と考察
5 授業研究の集約
第3節 高等学校における創構指導の授業研究
1 授業研究の仮説
2 授業計画
3 授業の経過
4 授業の分析と考察
5 授業研究の集約
結章 研究の総括と結論
第1節 研究の総括
第2節 結論
あとがき
引用・参考文献
索引
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霧の墓 

著者
福永タミ子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
336 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1997年11月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-473-7/ISBN4-87440-473-1 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
毛利家中宍戸元続と織田信長の妹蘭を中心に、戦国末期を生きた者たちの死生と愛憎を描く。
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現代学校教育論 

著者
中谷 彪 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
180 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1997年10月6日 
ISBN
ISBN978-4-87440-470-6/ISBN4-87440-470-7 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
――人格の完成と生き甲斐の追求。「子どもの権利条約」と情報公開・開示問題/教育基本法の現代的意義/中高一貫教育構想の本質/附属学校の存在意義と現代的課題、ほか。
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はしがき
     第1部 子どもの権利と学校教育
第1章 「子どもの権利条約」と情報公開・開示問題
はじめに
1.情報公開・開示制度
2.教育情報の公開・開示制度
3.「権利条約」における教育情報への権利
4.西欧諸国における教育情報への権利
(1)アメリカ/(2)イギリス/(3)ドイツ
5.日本における教育情報への権利―高槻市における調査書開示請求―
(1)調査書開示請求の経緯/(2)調査書開示訴訟の争点
6.教育情報の公開・開示と親の教育情報への権利
(1)子どもの学習賢と親の教育権/(2)学校教育を知る権利/(3)親の学校教育への発言権/(4)親の学校選択権
7.「総合所見」欄非開示への疑問
第2章 教育基本法の現代的意義
はじめに
1.「ポッダム宣言」と日本国憲法の公布
(1)「ポツダム宣言」と日本国憲法の公布/(2)教育改革の示唆と諸指令
2.田中文相と教育基本法構想
(1)憲法改正議会と教育根本法構想/(2)教育根本法制定への措置
3.教育刷新委員会と教育根本法
(1)教育刷新委員会の任務と特徴/(2)教育刷新委員と教育根本法審議
4.第一特別委員会の委員と基本理念
(1)第一特別委員会の委員と任務/(2)第一特別委員会と教育勅語/(3)第一特別委員会と教育基本法案要綱案の審議
5.教育基本法案の作成と帝国議会での審議
(1)「教育の理念及び教育基本法に関すること」/(2)教育基本法案の帝國会議での審議
6.教育基本法の公布
7.教育基本法制定の意義
第3章 人格の完成と生き甲斐の追求―卒業式式辞―
1.中学校校長の式辞
(1)自己を磨けば、未来が開ける/(2)逞しく生きるとは/(3)基礎基本を大切に/(4)人格完成の中核的要素は愛の心
2.校舎主任の式辞
(1)厳粛で意義ある卒業式を/(2)学問と生き甲斐の追求/(3)学問と研究は人格の完成のために
     第2部 現代学校考
第4章 中高一貫教育構想の本質―6年制中等学校の批判的分析―
はじめに
1.中高一貫教育論議の経緯
(1)中等教育の多様化/(2)6年制中等学校の初出/(3)6年生中等学校のメリットとデメリット/(4)中等学校の類型/(5)中等学校の弾力的な性格/(6)公立6年生中等学校とその後の議論/(7)都道府県等の動向/(8)都立大学附属高等学校の計画
2.中高一貫教育の本質
(1)受験から解放されるか/(2)カリキュラムの重複を避け、ゆとりの時間はあるか/(3)受験エリート校になるか
3.6年制中等学校推進の狙い
4.6年制中等学校を乗り越える視点―真の中高一貫教育の創造への提言―
おわりに
第5章 附属学校の存在意義と現代的課題
1.教員就職比率の低下現象と教育大学・学部の再編
2.教育大学・学部の再編と附属学校
3.特別委員会「報告」の基本的視点
4.「報告」における附属学校のあり方の諸提案
5.附属学校の諸課題と改革の視座
(1)入学者の選抜について/(2)連絡進学について/(3)附属学校の校長・教頭の選任について/(4)附属教官の人事交流について
6.附属教官の待遇の改善について
(1)勤務体制/(2)給与格差/(3)昇任
7.附属学校の整備について
8.附属学校の課題と展望―まとめにかえて―
     第3部 現代子育て論
第6章 いじめの風土的考察―稲作農耕民族の人間観と教育観の視点から―
はじめに―重要教育課題としてのいじめ問題―
1.いじめ問題の風土的視点
2.稲作農耕民族の文化といじめ問題
(1)稲作農耕民族の文化的特質/(2)稲作農耕民族の人間観と教育観/(3)稲作農耕民族の人間観・教育観といじめ問題
3.いじめ帽子と克服の基本的視点
4.いじめ防止と克服の教育制度改革
5.いじめ防止と克服の心構えと具体的方策
(1)いじめ防止と克服の心構え/(2)いじめ防止と克服の具体的方策
おわりに
第7章 現代の子育て論
はじめに
1.現代子ども文化と教育
(1)子どもとは/(2)文化とは/(3)子ども文化とは
2.歴史のなかの子どもと教育―昔―
(1)児童労働と教育/(2)親は最高の教育権者/(3)地域社会と子育て/(4)家族の中の子育て
3.現代社会の子どもの状況と教育
(1)現代社会の子ども―子どもの環境―/(2)現代における子どもの教育―親の対応―
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音節数別・終声順索引 上代語(倭語)名詞2500語一覧 

編著
片柳 寛・村上珠樹 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
176 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1997年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-469-0/ISBN4-87440-469-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
文学・語学/日本
 
内容
三省堂『時代別国語大辞典』に準拠。単音節語、二音節語、三音節語の各名詞を頭語順「あいうえお」配列と終声順「あかさたな」配列に表記、比較言語学の基礎資料とした。
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【品切】
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はじめに
集計各種
表1 語頭音順/音節数別
表2 語頭音分布 ⅰ)行別 ⅱ)列別
表3 終声順/音節数別
表4 濁音分布
第1編 頭語順「あいうえお」配列
1 単音節語
2 二音節語
3 三音節語
第2編 終声音「あかさたな」配列
1 単音節語
2 二音節語
3 三音節語
おわりに
付録
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ヒロシマ・アメリカ 原爆展をめぐって

著者
直野章子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
176 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
1997年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-467-6/ISBN4-87440-467-7 
Cコード
C0033 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
スミソニアン航空宇宙博物館での中止を受けてアメリカン大学で開催実現にこぎつけた一留学生の奮闘の記録。外から見たヒロシマが示唆的。
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カナダのバイリンガル教育 イマーション・プログラムと日本の英語教育の接点を求めて

著者
伊東治己 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
218 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1997年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-468-3/ISBN4-87440-468-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
英語教育
 
内容
カナダの言語政策・教育制度、イマーション・プログラムの概要、21世紀の日本の英語教育、ほか。
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漢文の教材研究2 史伝篇(一)春秋・戦国時代

共著
佐藤利行・森野知子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
187 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
1997年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-465-2/ISBN4-87440-465-0 
Cコード
C3098 
ジャンル
国語・漢文教育〈漢文教育〉
 
内容
陶朱公范蠡、餓死於首陽山、管鮑之交、晏子之御、孫嬪名顕天下、鼓腹撃壌、臥薪嘗胆、鶏鳴狗盗、合従連衡、完璧、刎頸之交、他。
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『漢文の教材研究』について
史伝教材について――『史記』と『十八史略』
『史記』の編纂について
【史記】
1、陶朱公范蠡(越王句踐世家)
2、餓死於首陽山(伯夷列伝)
3、管鮑之交(管晏列伝)
4、晏子之御(管晏列伝)
5、孫ヒン、名顕天下(孫子呉起列伝)
6、視吾舌、尚在不(張儀列伝)
7、蘇君之時、儀何敢言(張儀列伝)
【十八史略】
8、鼓腹撃壌(帝堯)
9、臥薪嘗胆(呉)
10、鶏鳴狗盗(斉)
11、合従連衡(趙)
12、完壁(趙)
13、ベン池之会(趙)
14、刎頸之交(趙)
15、毛遂自薦(趙)
参考文献
春秋・戦国年表
春秋時代地図
戦国時代地図
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天孫降臨の原義 

著者
友田吉之助 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
246 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
1997年9月12日 
ISBN
ISBN978-4-87440-466-9/ISBN4-87440-466-9 
Cコード
C0021 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
文化人類学を基礎に、民俗・言語・考古・神話・地理など、とりわけ天文学・地理学・暦学を協働させて日本神話を解釈、「天孫は福井県三方郡に降臨した」と説く。
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はしがき
第一章 天孫降臨神話の矛盾点
第一節 国譲り神話の矛盾点
第二節 日向降臨神話の矛盾点
第二章 天孫は福井県三方郡に降臨した
第一節 日向国とは福井県三方郡である
第二節 王の舞の意義
第三節 天孫は梅丈岳に降臨した
第三章 天孫はトンボの化身である
第一節 天孫はトンボの化身である
第二節 天孫は四月一日に降臨した
第三節 天孫は万物の根源者である
第四節 天皇はトンボの化身である
第五節 天皇は日月合壁の化身である
第六節 天孫は射手座の箕星の化身である
第七節 日本民族の祖霊はトンボの化身である
第四章 海幸山幸神話は福井県三方郡の神話である
第一節 海幸山幸神話と星座
第二節 海宮は福井県三方郡にあった
第三節 福井県三方郡は箕星と尾星との合体者である
第四節 隼人の現住地は福井県三方郡である
第五章 日本国家の原形
第一節 豊葦国の原形は福井県三方郡である
第六章 天孫は西暦前十二世紀末に降臨した
第一節 黄帝暦の性格と克殷の年
第二節 わが国で黄帝暦が施行された証拠
第三節 天孫は西暦前十二世紀末に降臨した
結語

著者の略歴と業績
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自学システムと教師の支援 

著者
井上正明 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
212 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1997年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-463-8/ISBN4-87440-463-4 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
「生きる力」を学習してゆくための「自学システム」。自己および他者評価の有効的な活用を提言する。新学力観から生きる力の養成へ、生きる力の育成と教師の支援活動、ほか。
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西中国山地 復刊版 

著者
桑原良敏 
シリーズ
 
助成
 
判型
A4変形 
ページ
242 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
1997年8月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-459-1/ISBN4-87440-459-6 
Cコード
C0025 
ジャンル
生命・環境・自然
 
内容
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【品切】
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高等学校小説教材の読みの試み 

著者
西辻正副 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
360 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
1997年8月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-453-9/ISBN4-87440-453-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
小説教材の分析と学習指導――状況を読む、精読の試み、ほか。教材分析の試み――作者の工夫の発見、小説はどのように書かれているか、作者の心的状態を読みとく。
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易・近思録講義 

著者
西 晋一郎/木南卓一校訂 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
330 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
1997年8月8日 
ISBN
ISBN978-4-87440-454-6/ISBN4-87440-454-5 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
東洋思想、とくに儒教の哲学思想をすぐれて説いた宋学の本質を理解し東洋的世界観人生観を体認長養させる。近思録筆記(道体篇)と西銘講義を加える。
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【品切】
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口絵写真 七葉

一、易の組立
二、乾坤の二 
三、繋辞伝 六章
近思録
一、道体類 大極図説 誠無為章 以下四十六章
二、為学類 聖希天章 以下二十九章
三、致知類 心通乎道章 以下六章
近思録 道体類 <講義
西銘講義
後記
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東広島の歴史事典 

著者
東広島郷土史研究会 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
416 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
1997年7月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-461-4/ISBN4-87440-461-8 
Cコード
C0001 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
東広島市は古い歴史をもっているが広島大学の移入によって急速に変貌している。歴史保存と文化の伝承を目的に収録編纂した1439項目を50音順に配列。
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【品切】
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グラビア

刊行にあたって

本編
 ア 愛染明王像…
 イ 飯田研究団地…
 ウ 上原古墳…
 エ 永沢寺…
 オ 応永の国人衆…
 カ 解剖碑…
 キ 城井小三郎の墓…
 ク 久善田八幡神社…
 ケ 慶安の御触書…
 コ 幸熊丸…
 サ 才ガ迫第一号古墳…
 シ 地祝い…
 ス 隨泉寺…
 セ 青雲保育所…
 ソ 僧一峯…
 タ 代官…
 チ 築地神社…
 ツ 塚土古墳群…
 テ 手洗鉢への盃状穴…
 ト 土井次作…
 ナ 内藤四郎右衛門…
 ニ 西ガガラ遺跡…
 ヌ 温井川…
 ネ 涅槃会…
 ノ 農業会…
 ハ 廃寺…
 ヒ 日垣良美…
 フ ふいご祭…
 ヘ 兵器補給支廠…
 ホ 報恩講…
 マ 前倉勘右衛門…
 ミ 三浦元清…
 ム 向原古墳群…
 メ 明治12年橋梁調…
 モ 毛利父子小倉神社への願書目代依宗…
 ヤ 灸の日…
 ユ 有舌尖頭器…
 ヨ 養鶏組合…
 ラ ライオンズクラブ…
 リ 力善の観音堂…
 ル ルーテル幼稚園…
 レ 蓮華寺…
 ロ ロータリークラブ…
 ワ 若草園…

資料編
 1、歴代村役
 2、広島県議会加茂郡選出議員

主要参考文献
あとがき
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ポストモダンの消費と観光 

著者
山内義治 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
148 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1997年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-460-7/ISBN4-87440-460-X 
Cコード
C0033 
ジャンル
労働・福祉・生活 一般書/実用・趣味
 
内容
成熟社会に提言する新感覚の消費・観光論。1成熟社会・2ポストモダンの消費・3観光へのいざない・4観光の時代(1)・5観光の時代(2)・6旅行のゆくえ・7観光事業のマーケティング
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子どもの読みを育てる文学の授業 

著者
広瀬節夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
220 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1997年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-456-0/ISBN4-87440-456-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
虚構性にねざす読みの開拓を、子どもの読みをひらく、文学教材をとらえる視点、学習価値をとらえる作品研究、学習指導への教材研究、授業分析からの教材研究、ほか。
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奥の細道行脚 

著者
横山邦治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
500 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1997年4月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-449-2/ISBN4-87440-449-9 
Cコード
C1095 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
芭蕉の足跡の歴史的検証と文学的洞察の行脚記。奥の細道の全行程を踏破、350年前の面影をたしかめ句文の心のひだを探る。付・中国語訳「奥之細路」。
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老爺戯作集 

訳者
織田禎造[G・K・チェスタトン著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5変形 
ページ
96 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1997年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-448-5/ISBN4-87440-448-0 
Cコード
C0098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
風刺とアイロニー、人生の哀感をにじませる老人向けの絵本、あるいはノンセンス詩集。チェスタトン27歳のときの詩とスケッチで読後のカタルシスは一服の清涼剤。
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高等学校文章表現の授業 

著者
児玉 忠 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
410 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
1997年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-447-8/ISBN4-87440-447-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
短詩型文学にねざす授業――短歌、俳句、詩をてがかりにする指導、さまざまな題材をとらえる指導――批評文、紹介文、聞き書き文の指導、それぞれの実践と考察。
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中世伝承文学とその周辺 

他著
友久武文 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
350 
定価
11,000円 (本体10,000円 )
発行日
1997年3月31日 
ISBN
ISBN978-4-87440-452-2/ISBN4-87440-452-9 
Cコード
C3095 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
看聞御記の戦記語りと当道座/「寄合風流」考/伊野町大内の風流踊り歌/中野有久本田植歌集校訂試論/『続日本書記』童謡の表現と識者/田植草紙の解釈、ほか。
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【品切】
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まえがき (横山 邦治)

ハヤシている風景―『源平盛衰記』において― (真鍋 昌弘)
梁塵秘抄四二一番歌「われらが住処(すみか)は花の園…」解釈試論 (馬場 光子)
『続日本記』童謡の表現と識者―「桜井に白壁沈くや」を中心に― (宮岡 薫)
平康頼と検非違使―宝物集序説― (山口 眞琴)
『明恵上人行状』の資料性と〈間〉の位置 (古田 雅憲)
看聞御記の戦記語りと当道座 (渡邊 昭五)
広島大学蔵『横笛草子』に関する考察 (西本 寮子)
「寄合(よりあい)の風流(ふりゅう)」孝―「小歌の心」を中心に― (小野 恭靖)
酒盛孝―宴の中世的形態と室町小歌― (永池 健二)
「聟入り物」の狂言をめぐって―天正本を中心に― (須田 悦生)
幸若舞曲百合若大臣覚書 (白石 一美)
巡礼歌謡の問題点―特に語彙・類型句に着目して― (下仲 一功)
荘園鎮守社の芸能伝承とその周辺 (藤井 昭)
田植草紙の解釈 (友久 武文)
「こがね作りを買はいの」(田植草紙)をめぐって―敬意の「―い」「―さい」― (山内 洋一郎)
弥山の腰の朝霧孝 (浅野 日出男)
中野有久本田植歌集校訂試論(一) (田中 瑩一)
田植歌「我が恋」ナガレの考察―「羽織の紐の玉結」・「羽織の襟と思はれる」・「住吉山の景色かや」・「下着の褄とも思はれる」の歌謡について― (竹本 宏夫)
風流踊歌の語法―和泉地方の事例から― (佐々木 聖佳)
伊野町大内の風流踊り歌 (井手 幸男)
芸備地方風流踊り歌素描 (西 和子)
『鄙廼一曲』の唄一首「ひけや夜客(ヤカク)も」―伝承過程と採録本文について― (森山 弘毅)

あとがき
執筆者一覧
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漢文の教材研究7 思想篇(一)論語

著者
森野繁夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
173 
定価
2,640円 (本体2,400円 )
発行日
1997年3月31日 
ISBN
ISBN978-4-87440-434-8/ISBN4-87440-434-0 
Cコード
C3098 
ジャンル
国語・漢文教育〈漢文教育〉
 
内容
学而時習之・三人行必有我師焉・君子去仁・悪乎成仁・君子之徳風也・割鶏焉用牛刀・吾十有五而志于学ほか。
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【品切】
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『漢文の教材研究』について
『論語』の教材研究
【学習】
1 「学而時習之」章(学而篇)
2 「学而不思、則罔」章(為政篇)
3 「吾嘗終日不食」章(衛霊公篇)
4 「不憤不啓」章(述而篇)
5 「弟子入則孝」章(学而篇)
6 「三人行必有我師焉」章(述而篇)
【仁・恕】
7 「君子去仁・悪乎成仁」章(里仁篇)
8 「其為仁之本与」章(学而篇)
9 「吾道一似貫之」章(学而篇)
10 「仁者己欲立而立人」章(雍也篇)
【政治】
11 「民無信不立」章(顔淵篇)
12 「道之似政」章(為政篇)
13 「君子之徳、風也」章(顔淵篇)
【其の他】
14 「割鶏焉用牛刀」章(陽貨篇)
15 「長沮桀溺」章(微子篇)
16 「子畏於匡」章(子罕篇)
17 「飯疏食飲水」章(述而篇)
18 「不敬何似別乎」章(為政篇)
19 「己矣乎」章(公冶長篇)
20 「盍各言爾志」章(公冶長篇)
21 「吾十有五而志于学」章(為政篇)
【付録】
孔子と『論語』(単元例)
中国の思想
春秋時代要図
孔子略年譜
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ポストモダンの倫理学 

著者
青木克仁 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
438 
定価
7,150円 (本体6,500円 )
発行日
1997年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-455-3/ISBN4-87440-455-3 
Cコード
C3012 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
言語的意味の一義性という課題、安楽死について、日本的「和」の構造、相対主義について、ハイデガーと政治、友愛についての考察、自由について、民主主義について、ほか。
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序 章 啓蒙主義的近代の約した解放はどこへ行ったのか?
第1章 言語的意味の一義性という課題
第2章 人生について
トルストイの見解
ワルター・ステイスの見解
カミュの見解
カート・バイヤーの見解
ポール・エドワードの見解
トマス・ナーゲルの見解
リチャード・テイラーの見解
ジョン・ラッチスの見解
第3章 安楽死(Euthanasia)について
第4章 日本的「和」の構造
第5章 三島由紀夫――日本的近代
第6章 相対主義について
第7章 ハイデガーと政治
第8章 友愛についての考察
第9章 自由について
第10章 民主主義について
第11章 議論への手引き
あとがき
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藤原尚教授広島大学定年祝賀記念 中国学論集 

編者
藤原尚教授広島大学定年祝賀記念事業会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
516 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1997年3月21日 
ISBN
ISBN978-4-87440-441-6/ISBN4-87440-441-3 
Cコード
C3037 
ジャンル
文学・語学/アジア〈語学〉
 
内容
曹植集語彙研究/阮籍「詠懐詩」の典故表現/成晃墓誌について/東晋詩の対句/陶淵明と従弟敬遠/鮑照の連作楽府に関する一考察/幽玄と隠秀/『文選』李善注前史、ほか。
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君たちおはよう 

著者
広瀬節夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
210 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1997年3月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-444-7/ISBN4-87440-444-8 
Cコード
C0037 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
大学付属中学校の校長として毎週の全校集会のとき、入学式・卒業式のときに行なった挨拶を収録。
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言葉を読む 

著者
河野頼人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
310 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1997年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-439-3/ISBN4-87440-439-1 
Cコード
C3095 
ジャンル
文学・語学/日本
 
内容
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ジークフリート・レンツの世界 

著者
水内 透 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
246 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
1997年3月3日 
ISBN
ISBN978-4-87440-433-1/ISBN4-87440-433-2 
Cコード
C1097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
レンツとヘミングウェイ、或る自己確立の短編、『ドイツ語の時間』、記憶と忘却、読者への穏やかな挑発、郷土像の変貌、三編のドラマ、狂気の法廷、ほか。
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第一章 レンツとヘミングウエイ
第二章 初期の長編小説
第三章 或る自己確立期の短編――『後払い請求』
第四章 『ドイツ語の時間』
第五章 記憶と忘却――『郷土博物館』
第六章 読者への穏やかな挑発――『模範像』
第七章 マズール――郷土像の変貌
第八章 三編のドラマ
第九章 狂気の法廷?――『或る戦争の終結』
あとがき
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続・わたしの韓国・中国 

著者
石田米孝 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
290 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
1997年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-445-4/ISBN4-87440-445-6 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
日韓の古代人はなぜ言葉が通じたのかということ、南宋官窯から思いついた良渚文化のこと、ほか40篇。
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1960年代の初等国語科教育素描 

著者
中西一弘 
シリーズ
フランスの国語教育1 
助成
 
判型
A5 
ページ
290 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
1997年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-442-3/ISBN4-87440-442-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
国語(母語としてのフランス語)科教育の構造、読み方教育、暗唱教育、語彙教育、文法教育、話し方教育、作文教育、国語(フランス語)教育の実際。
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古事記と日本国家の成立 

著者
大久保一郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
382 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
1997年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-438-6/ISBN4-87440-438-3 
Cコード
C1021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
記紀に基づいて神話が作られた意味をさぐり、2・3世紀に始まる日本国家の成立事情を明らかにし、古事記の系図をもとに古代氏族の出自を追う。
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朝鮮の開国と近代化 

著者
原田 環 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
390 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1997年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-450-8/ISBN4-87440-450-2 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア
 
内容
近代朝鮮がウエスタン・インパクトの下でどのように開国近代化していったかを明らかにする。清と朝鮮の宗属関係、朴珪寿の対日開国論、朝鮮の鎖国攘夷論、ほか。
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イェイツ アングロ・アイリッシュのディレンマ

著者
藤本黎時 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
316 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
1997年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-446-1/ISBN4-87440-446-4 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
イェイツの民族意識の多面性と矛盾面を検証。作品の詳細な分析を通してその人間像に肉迫、民族的・宗教的・言語的に二極化した社会の言語文化の特質を明らかにする。
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【品切】
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はじめに
第1章 アングロ・アイリッシュの詩人の出発
第2章 アイルランドの文芸復興運動と神秘思想――薔薇の象徴をめぐって――
第3章 大衆と農民――アングロ・アイリッシュの社会的ディレンマ――
第4章 夢と責任――アングロ・アイリッシュの社会的応答――
第5章 「恐ろしい美」の誕生――ロマンティック・アイルランドの復活――
第6章 詩における神話化――復活祭蜂起の英雄像の完成――
第7章 史実と神話の間――劇『クフーリンの死』をめぐって――
第8章 歴史と啓示の幻想――「1919年」――
第9章 荒れ果てた心――「内乱時の暝想」――
第10章 ルネッサンス的人間像――グレゴリー・エレジ――
第11章 黄昏の栄光――クール・パーク哀歌――
第12章 愛と青春への悔恨――「若くまた老いた男」――
第13章 愛の逆説――「超自然の歌」

主要参考文献
索引
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エドワード・トマスとイングリッシュネス 

著者
飯田 操 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
476 
定価
7,262円 (本体6,602円 )
発行日
1997年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-443-0/ISBN4-87440-443-X 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
19世紀から20世紀にかけて意識化されたイングリッシュネスの概念を社会・文化的背景から検討。美しい田園の描写を通して見える真摯な自己追求とイギリス探求。
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はしがき(マヴァンウィ・トマス)

     序論 トマスの詩
イギリスのかがみ/自然への傾斜/詩作への道程/自然な言葉/複雑な意味

     総論 トマスの自己発見と真のイギリスの希求
1 イングリッシュネスの概念とトマス
単純な意味でのイングリッシュネス/強要されるイングリッシュネス/もう一つのイングリッシュネス/イングリッシュネスの矛盾とその統一の試み/トマスの存在点/トマスの同時代人
2 「イギリス」の多層な意味とトマスの愛国心
「わがイギリス」/エドワード・イースタウェイ/トマスの愛国心/「つまらない正邪の問題ではない」/美しきイギリス/不変のイギリス
3 トマスにおける「ホーム」の意味
「ホームの」の多義性・重層性/トマスのホーム/ホームの希求/ホームの発見/ホームの分裂/ホームと自己探求
4 トマスにおける「自然」の意味
自然への愛着/産業主義への疑問/トマスの自然観/パストラルの伝統とトマスの自然観/自然との同化/再生的不変の希求/自然の歌

     各論(A)トマスの自然
1 土
「土」の多義性/愛国心と田園/自然と現実/土のオクシモロン性/土の総合性
2 森
死の象徴としての森/生の象徴としての森/自己喪失と自己発見/森の変化と大きな自然
3 風
風の歌/時代と風/風と白馬の象徴的意味/風の受容/風とメランコリー/風と想像力
4 鳥
鳥と詩的想像力/鳥の飛翔/鳥の歌声/鳥の再生的意味/鳥にみる不変の希求
5 水
水の象徴さまざま/美しきイギリスの川/川の再生的意味/荒れる水と自己/水車場の過去/海の欠落
6 雨
雨への愛着/雨の二面性/内化する雨/醒めた眼で眺められる雨/詩作と現実
7 火
火の二面性/破壊の火/安らぎの火/再生の火/火にみる不変の希求
8 太陽
冬の陽/再生と太陽/太陽と理想郷/陽ざしの風景/太陽と現実/太陽のおきて

     各論(B)トマスの感覚表現
1 色彩と陰影
トマスの色彩語/有彩色/無彩色/光と闇/陰影の詩人トマス
2 騒音と静寂
時代の物音/雑音とトマスの歌/騒音と沈黙/静寂と安らぎ/沈黙と再生
3 匂いと記憶
トマスの匂いの範囲/イギリス的景観のなかの匂いと再生的意味/匂いと記憶
4 味覚と共感覚
トマスの味覚表現/共感覚の概念/共感覚批評/トマスの共感覚/味覚表現と曖昧さ/味覚と再生的意味/諦念と焦燥

結論 トマスのイングリッシュネス

あとがき
参考文献
索引
エドワード・トマスの詩作品にあらわれる語彙およびその頻度数
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Learning and Information Processing of Kanji and Kana 

著者
山田 純 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
232 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1997年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-437-9/ISBN4-87440-437-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
日本語教育
 
内容
日本語の書記体系の特異性の問題点に着目、書き言葉という枠組みの中で視覚言語の学習と情報処理のメカニズムを大局的に研究するための基礎的論考。(英文)
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Chapter 1 Introductory Remarks
Chapter 2 The Learning of Logographic Kanji and Syllabic Kana
2.1 Whole Word Kanji are Easier to Learn than Syllable Kana
2.2 Meaning and the Learning of Kanji and Kana
2.3 Asymmetries of Reading and Writing Kanji
2.4 Developmental Dyslexia in Japanese
2.5 Developmental Deep dyslexia in Japanese:A Case Study
Chapter 3 Perception and Naming of Kanji and Kana
3.1 The Use of the Orthographic Lexicon in Reading Kana Words
3.2 Kanji Words are Easier to Identify than Kana Words
3.3 Why are Kana Words Named Faster than Kanji Words?
3.4 Naming Bound Morpheme Kanji and Word Kanji
Chapter 4 Conclusions
Bibliography
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スペイン・中南米関係文献目録 

著者
坂東省次 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
354 
定価
9,398円 (本体8,544円 )
発行日
1997年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-436-2/ISBN4-87440-436-7 
Cコード
C3000 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
7305点の文献を総記、思想・哲学、宗教、歴史、政治・法律、経済・経営、民族・文化、芸術、文学、語学、自然科学の11大分野274項目に分けて集録。
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はじめに
目次
凡例
引用・参考・掲載・文献目録・略号
年号対照表
主題別分類目録
01.00.総記
01.01.スペイン一般
01.02.書誌
02.00.思想・哲学
02.01.一般
02.02.ルシアス・セネカ
02.03.聖イシドルス
02.04.ファン・ヒネス・デ・セプルベダ
02.05.ファン・ルイス・ビーベス
02.06.フランシスコ・スアレス
02.07.フランシスコ・スアレス
02.08.ハイメ・バルメス
02.09.ドノソ・コルテス
02.10.マルセリーノ・メネンデス・イ・ペラヨ
02.11.ミゲル・デ・ウナムーノ
02.12.アンヘル・ガニベー
02.13.ラモン・メネンデス・ピダル
02.14.ラミーロ・デ・マエストゥ
02.15.ホセ・オルテガ・イ・ガセット
02.16.アメリコ・カストロ
02.17.サルバドール・デ・マダリアガ
02.18.グレゴリオ・マラニョン
02.19.ディエス・デル・コラール
02.20.ハビエル・スビリ
03.00.宗教
03.01.一般
03.02.イグナシオ・デ・ロヨラ
03.03フランシスコ・ザビエル
03.04.サンタ・テレサ・デ・ヘスス
03.05.サン・ファン・デ・ラ・クルス
03.06.ホセ・マリア・エスクリバー
04.00.歴史
04.01.一般
04.02.古代・中世
04.03.近代
04.04.大航海・植民地時代
04.05.コロンブス
04.06.内戦
04.07.現代史
04.08.スペイン系ユダヤ人
04.09.交渉史
05.00.政治・法律
06.00.経済・経営
07.00.民族・文化
07.01.一般
07.02.アンダルシア
07.03カタルーニャ
07.04.バスク
07.05.ガリシア
07.06.ジプシー
07.07.闘牛
07.08.スポーツ
07.09.観光
07.10.料理
08.00.芸術
08.01.美術
08.01.01.一般
08.01.02.エル・グレコ
08.01.03.ディエゴ・ベラスケス
08.01.04.ホセ・デ・リベラ
08.01.05.フランシスコ・スルバラン
08.01.06.サルバドール・ダリ
08.01.07.ジョアン・ミロ
08.01.08.フランシスコ・デ・ゴヤ・イ・ルシエテス
08.01.09.パブロ・ピカソ
08.02.音楽
08.03.映画
08.04.建築
08.05.写真
08.06.陶器
09.00.文学
09.01.文学史・文学一般
09.02.小説
09.02.01.フェルナンド・デ・ロハス
09.02.02.マテオ・アレマン
09.02.03.ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯
09.02.04.フランシスコ・ケベード
09.02.05.バルタサール・グラシアン
09.02.06.ホセ・カダルソ
09.02.07.フェルナン・カバリェロ
09.02.08.ホセ・デ・エスプロンセーダ
09.02.09.ホセ・マリアーノ・デ・ラーラ
09.02.10.ファン・バレラ
09.02.11.ペドロ・アントニオ・デ・アラルコン
09.02.12.ガスパール・ヌニェス・デ・アルセ
09.02.13.グスタボ・アドルフォ・ベッケル
09.02.14.ベニート・ペレス・ガルドス
09.02.15.エミリア・パルド・バサン
09.02.16.クラリン(レオポルド・アラス)
09.02.17.アルマンド・パラシオ・バルデス
09.02.18.ミゲル・デ・ウナムーノ
09.02.19.ラモン・マリア・デル・バジェ=インクラン
09.02.20.ビセンテ・ブラスコ・イバーニェス
09.02.21.ビオ・バローハ
09.02.22.アソリン(ホセ・マルティネス・ルイス)
09.02.23.ラミロ・デ・マエストゥ
09.02.24.ベンセステオ・フェルナンデス・フローレス
09.02.25.ファン・ラモン・ヒメネス
09.02.26.ラモン・ペレス・デ・アヤーラ
09.02.27.グレゴリオ・マルチネス・シエラ
09.02.28.ペドロ・ムニョス・セカ
09.02.29.アルトゥロ・バレア
09.02.30.ホセ・マリア・ペマン
09.02.31.ラモン・センデール
09.02.32.フェリペ・アルファウ
09.02.33.マックス・アウブ
09.02.34.カミーロ・ホセ・セラ
09.02.35.ホセ・マルティネス・マルティン・ビヒル
09.02.36.ミゲル・デリーベス
09.02.37.カルメン・ラフォーレ
09.02.38.ホルヘ・センプルン
09.02.39.ルイス・マルティン・サントス
09.02.40.アナ・マリア・マトゥーテ
09.02.41.ファン・ゴイティソーロ
09.02.42.マヌエル・バスケス・モンタルバン
09.02.43.ルイス・ランデーロ
09.02.44.ペドロ・アルモドバル
09.02.45.ルイス・アントニオ・デ・ビリェナ
09.02.46.ファン=ラモン・サラゴサ
09.02.47.アルトゥーロ・ペレス・レベルテ
09.03.ミゲル・デ・セルバンテス
09.04.詩
09.04.01.一般
09.04.02.『わがシッドの歌』
09.04.03.ゴンサーロ・デ・ベルセオ
09.04.04.ドン・ファン・マヌエル
09.04.05.ファン・ルイス
09.04.06.サンティリャーナ侯爵
09.04.07.ホルヘ・マンリーケ
09.04.08.ガルシラーソ・デ・ラ・ベガ
09.04.09.ルイス・デ・レオン
09.04.10.サン・ファン・デ・ラ・クルス
09.04.11.ルイス・デ・ゴンゴラ
09.04.12.ホセ・デ・エスプロンセダ
09.04.13.ホセ・ソリャーリャ
09.04.14.ラモン・デ・カンポアモール
09.04.15.ペドロ・アントニオ・デ・アラルコン
09.04.16.グスタボ・アドルフォ・ベッケル
09.04.17.ロサリア・デ・カストロ
09.04.18.ラモン・マリア・デメ・バリェ=インクラン
09.04.19.マヌエル・マチャード
09.04.20.アントニオ・マチャード
09.04.21.ファン・ラモン・ヒメネス
09.04.22.フェデリコ・ガルシア・ロルカ
09.04.23.ビセンテ・アレイクサンドレ
09.04.24.ラファエル・アルベルティ
09.04.25.ルイス・セルヌーダ
09.04.26.ホセ・イエロ
09.05.演劇
09.05.01.一般
09.05.02.バルトロメ・デ・トーレス・ナアロ
09.05.03.ロペ・デ・ベガ
09.05.04.ギリェン・デ・カストロ
09.05.05.ティルソ・デ・モリーナ
09.05.06.カルデロン・デ・ラ・バルカ
09.05.07.トマス・デ・イリアルテ
09.05.08.レアンドロ・フェルナンデス・デ・モラティン
09.05.09.フランシスコ・マルティネス・デ・ラ・ロサ
09.05.10.ホセ・ソリーリャ
09.05.11.ホセ・エチェガライ
09.05.12.ハシント・ベナベンテ
09.05.13.ラモン・マリア・デル・バリェ=インクラン
09.05.14.アルバレス・キンテーロ兄弟
09.05.15.ハシント・グラウ
09.05.16.ペドロ・ムニョス・セカ
09.05.17.グレゴリオ・マルティーネス・シエルラ
09.05.18.フェデリコ・ガルシア・ロルカ
09.05.19.アレハンドロ・カソーナ
09.05.20.ミゲール・ミウラ
09.05.21.ビクトル・ルイス・イリアルテ
09.05.22.アントニオ・ブエロ・バリェホ
09.05.23.アルフォンソ・サストレ
09.06.比較文学
09.07.民話・昔話
09.08.児童文学
09.09.地方文学
09.09.01.ガリシア文学
09.09.02.バスク文学
09.09.03.カタールニャ文学
09.10.ラテンアメリカ文学
09.10.01.一般
09.10.02.イサベル・アジェンデ
09.10.03.マリアノ・アスエラ
09.10.04.ミゲル・アンヘル・アストゥリアス
09.10.05.アントニオ・オメロ・アタナシウス
09.10.06.エミリオ・アブレウ・ゴメス
09.10.07.ロペス・アルブーハル
09.10.08.ブラウリオ・アレナス
09.10.09.レイナルド・アレナス
09.10.10.マリア=デル=カルメン・アブラム・R
09.10.11.ホセ・マリア・アルゲーダス
09.10.12.グスタボ・アルフレード・ハコメ
09.10.13.J・J・アレオラ
09.10.14.エンリケ・アンデルソン=インベル
09.10.15.ホルヘ・イカサ
09.10.16.パコ・イグナシオ・タイボ二世
09.10.17.ホルヘ・イサーク
09.10.18.ホルヘ・イバルグエン・ゴイティア
09.10.19.ギリェルモ・カブレラ・インファンテ
09.10.20.ビセンテ・ウイドブロ
09.10.21.アルトゥロ・ウスラル・ビエトリ
09.10.22.マリア・エステル・バスケス
09.10.23.ラウル・エスキーベル
09.10.24.ホルヘ・エドワーズ
09.10.25.サルバドール・エリソンド
09.10.26.フェリスベルト・エルナンデス
09.10.27.ホセ・エルナンデス
09.10.28.マリア・エルビラ・ベルムデス
09.10.29.シルビナ・オカンボ
09.10.30.ミゲル・オテロ=シルバ
09.10.31.ファン・カルロス・オネッティ
09.10.32.アンドレス・オメロ=アタナシウス
09.10.33.ロムロ・ガジェーゴス
09.10.34.ロサリオ・カステリャーノス
09.10.35.ギリェルモ・カブレラ=インファンテ
09.10.36.オマル・カベサス
09.10.37.ガブリエル・ガルシア=マルケス
09.10.38.エルネスト・カルデナル
09.10.39.オネリオ=ホルヘ・カルドーソ
09.10.40.アレホ・カルペンティエル
09.10.41.エレナ・ガロ
09.10.42.ニコラス・ギリェン
09.10.43.オラシオ・キローガ
09.10.44.リカルド・グイラルデス
09.10.45.フリオ・コルタサル
09.10.46.グスタボ・サインス
09.10.47.エルネスト・サバト
09.10.48.セベロ・サルドゥイ
09.10.49.アントニオ・シスネロス
09.10.50.アントニオ・スカルメタ
09.10.51.ホセ・ソレル・プイグ
09.10.52.ホセ・ファン・タブラーダ
09.10.53.ルベン・ダリオ
09.10.54.エドムンド・デスノエス
09.10.55.ホセ・ドノソ
09.10.56.マルタ・トラーバ
09.10.57.マヌエル・ドルフマン
09.10.58.パブロ・ネルーダ
09.10.59.セサル・バジェーホ
09.10.60.オクタビオ・パス
09.10.61.セネル・パス
09.10.62.ホセ・エミリオ・パチェーコ
09.10.63.マリオ・バルガス=リョサ
09.10.64.ミゲル・バルネー
09.10.65.ルイサ・バレンスエラ
09.10.66.アドルフォ・ビオイ=カサレス
09.10.67.マヌエル・プイグ
09.10.68.ファニー・ブイトゥラゴ
09.10.69.ホセ・ホアキン・フェルナンデス・デ・リサルディ
09.10.70.カルロス・フェンテス
09.10.71.アルフレード・ブライス=エチェニケ
09.10.72.ルフィーノ・ブランコ・フォンボナ
09.10.73.マルタ・ブルネー
09.10.74.マヌエル・ペイロウ
09.10.75.マリオ・ベネデッティ
09.10.76.フェデリコ・ペルツァー
09.10.77.アベル・ポッセ
09.10.78.エレーナ・ポニアトブスカ
09.10.79.ホルヘ=ルイス・ボルヘス
09.10.80.ホセ・マルティ
09.10.81.ガブリエラ・ミストラル
09.10.82.マヌエル・ムヒカ=ライネス
09.10.83.エクトル・アドルフォ・ムレーナ
09.10.84.カルロス・マルティネス・モレノ
09.10.85.アウグスト・モンテローソ
09.10.86.アタウアルパ・ユパンキ
09.10.87.フリオ・ラモン・リベイロ
09.10.88.レオポルド・ルゴーネス
09.10.89.ホセ・ルベン・ロメロ
09.10.90.ファン・ルルフォ
09.10.91.アルフォンソ・レイエス
09.10.92.ホセ・レサマ=リマ
09.10.93.ホセ・レブエルタス
09.10.94.アウグスト・ロア=バストス
09.10.95.マヌエル・ロハス
09.10.96.ゴンサロ・ロハス
09.10.97.グレゴリオ・ロペス・イ・フェンテス
10.00.語学
10.01.音声学・音韻論
10.02.文法論
10.03.語彙
10.04.歴史・方言
10.05.教育・概論
10.06.比較・対照言語
10.07.辞書・語彙集
10.08.学習参考書
10.09.教科書
10.10.地方語
10.10.01.ガリシア語
10.10.02.バスク語
10.10.03.カタールニャ語
10.11.ラテンアメリカのスペイン語
11.00.自然科学
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表現研究と国語教育 

著者
田中瑩一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
290 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1997年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-411-9/ISBN4-87440-411-1 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
物語絵本の文章表現と幼児の反応、児童の話し合いの言葉、一児童の日記に見られる使用語彙の発達と語彙指導、明治期の地方における国語教育の実際、ほか。
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【品切】
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命見つめて六十年 

著者
原田東岷 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
244 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1997年 
ISBN
ISBN978-4-87440-440-9/ISBN4-87440-440-5 
Cコード
C1004 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
渓水社で購入する
【品切】
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都市化する地域社会の社会言語学的研究 

著者
高永 茂 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
286 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
1996年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-435-5/ISBN4-87440-435-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
文学・語学/日本
 
内容
都市化する言語社会の研究方法、都市化する地域社会、言語使用に影響を及ぼす社会的諸要因、農村における言語使用、性・年令と言語変化、地域社会のなかの言語、ほか。
渓水社で購入する
【品切】
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大村はま「国語単元学習」から何を学ぶか 

著者
萬屋秀雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
220 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1996年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-432-4/ISBN4-87440-432-4 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
――大村はま「国語単元学習」の徹底分析――言語教育「国語単元学習」から何を学ぶか、ほか作文教育・文学の鑑賞指導・読書教育の国語単元学習について。
渓水社で購入する
【品切】
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揺れる境界線 

著者
中野弘恵 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
180 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1996年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-422-5/ISBN4-87440-422-7 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
病理検査室で出会った彩子には不思議な陰影と囁きが……。「揺れる境界線」ほかに「弔いの日」、「再会」。
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自由労働社会の構築 

著者
狭田喜義 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
234 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1996年11月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-431-7/ISBN4-87440-431-6 
Cコード
C3033 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
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身辺小説集 

著者
中野真琴 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
174 
定価
1,100円 (本体1,000円 )
発行日
1996年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-429-4/ISBN4-87440-429-4 
Cコード
C0076 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
山頭火にまつわる話など、身辺に触れた人々の運命を静かなタッチでつづるドキュメンタリー風小説3篇。
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現代言語教育の改革 

著者
萬屋秀雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
2,970円 (本体2,700円 )
発行日
1996年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-426-3/ISBN4-87440-426-X 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
――言語指導と文体・表現指導の統合をめざして。「ことば遊び」を通しての言語教育の改革、大村はま「国語単元学習」から何を学ぶか、文体・表現指導の探究、ほか。
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1 「ことば遊び」を通しての言語教育の改革
  
 一 村田栄一『ことばのびっくり箱』実践研究
  (一) はじめに―遊びを教育に
  (二) 「遊び」を取り入れた国語教育実践研究
     1 「あたまに注意」(アクロステック)の方法
     2 「名まえのなかになにがある」(アナグラム)の方法
     3 「ヘンシン―変身」(ファンタジーの二項式)の方法
  (三) おわりに―今後の研究課題

 二 鈴木清隆『ことば遊び、五十の授業』伊東信夫『ひらがなあそびの授業』実践研究
  (一) はじめに―国語教育の中の異変
  (二) 『ことば遊び、五十の授業』(鈴木清隆)の分析検討
     1 動きと音で遊ぶ―かっぱの輪唱―
     2 ナンセンス遊び―笑いの五七五―
     3 ファンタジー遊び―異質なことばが火花を散らす―
     4 ファンタジー遊び―全世界が変身する―
  (三) 『ひらがなあそびの授業』(伊東信夫)の分析検討
     1 文字かき歌を「読み」の教材に―おとぼけの精神<たぬきのきんどけい>―
     2 UFO、変身の術―五ひきの怪獣、おおあばれ―
  (四) おわりに―言語教育はおもしろい

 三 大村はま「ことば遊び・言語教育」の実践研究
  (一) はじめに―「ことば遊び」を取り入れた言語教育
  (二) 大村はま氏の「ことば遊び」を取り入れた国語教育実践記録の分析検討
     1 「私たちの作ったことば遊び」の場合
     2 「作文遊び」の場合
     3 「正月のゲーム」の場合
  (三) 結び―子どもの心理と響き合う「ことば遊び」言語教育

2 大村はま「国語単元学習」から何を学ぶか―大村はま「国語単元学習」の徹底的分析
  
 一 『大村はま国語教室』の実践研究―「ことばの指導」(中学一年)の分析検討―
  (一) はじめに―「大村はま国語教室」と「ことばの指導」
  (二) 『ことばの指導の実際』の実践研究
     1 「単元 表現くらべ」実践研究
     2 「単元 ことばとことばの生活について考える」実践研究
  (三) 結び―大村はま「ことばの指導」の評価と課題

 二 大村はま『ことばの指導の実際』実践研究―「このことばこそ」の実践(中学一年)から何を学ぶか―
  (一) はじめに―生活の中で活かされる言語教育
  (二) 「ことわざ」の実践の分析
  (三) 類義語「驚く」の実践の場合
  (四) おわりに―大村はま実践「国語単元学習」の問題点・課題

3 文体・表現指導の探究

 一 文体指導―井伏鱒二「山椒魚」の場合―
  (一) はじめに―文体指導の重要性
  (二) 文体指導論の比較検討
     1 増淵恒吉氏の文体指導論―教室用文体論の提言―
     2 井上敏夫氏の文体指導論―文体論的考察の導入の提言―
     3 熊谷孝氏の文体指導論―文体づくりの国語教育の提唱
     4 西郷竹彦氏の文体指導論―芸術教育としての文芸教育の提言―
     5 文体指導論まとめ―文体指導の重要性―
  (三) 文体指導の実践記録(「山椒魚」)の比較検討
     1 村井義昭氏の実践より―中学三年―
     2 武田政市氏の実践より―中学三年―
     3 前野昭人氏の実践より―中学三年―
     4 文体指導実践の総括
  (四) 結び―今後の課題

 二 千葉省三童話の表現の探究―「虎ちゃんの日記」を中心に―
  (一) はじめに―千葉省三の童話
  (二) 「虎ちゃんの日記」の表現の探究―生き生きとした躍動的な子ども像はいかなる表現から生まれるのか、それはなぜか―
     1 表現形式―日記体―
     2 日記形式の視点―虎ちゃんの目と心―
     3 虎ちゃん像の造型―省三の理想の子ども像―
     4 子どもの綴方の影響―綴方の方言に学ぶ―
  (三) おわりに―今後の課題

 三 オー・ヘンリ「最後の一葉」の表現・技法の探究
  (一) はじめに―表現・技法からのアプローチ
  (二) 筋・構成につてい―事件の筋とイメージ・意味の筋―
  (三) 部分の表現・技法―擬人法、会話法、即時的・即物的表現・伏線の効果―
  (四) 象徴性・虚構性―多様な解釈の成立―
  (五) 結び―作品の魅力・本質解明

あとがき
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イギリス文学の世界とその魅力 

著者
西前美巳 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
160 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
1996年10月21日 
ISBN
ISBN978-4-87440-415-7/ISBN4-87440-415-4 
Cコード
C1098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
__時代の流れに沿って__それぞれの時代層で生み出された文学世界の特質と魅力を作家と作品によって語る。ベーオウルフから現代まで俯瞰する好著。
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生いたちの記 

著者
野地潤家 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
240 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1996年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-423-2/ISBN4-87440-423-5 
Cコード
C0081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
昭和24年1月から25年5月まで、長男澄晴氏の生いたちの様子を記録。幼児の言語発達と家庭教育の実際を記した貴重な資料となっている。
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老子講義 

著者
西 晋一郎/木南卓一校訂 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
318 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
1996年10月8日 
ISBN
ISBN978-4-87440-419-5/ISBN4-87440-419-7 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
西は西田幾太郎と並び称された。広島文理科大学でのその講義を本間日出男氏が記録、晋一郎が補筆、これを木南卓一先生の校訂・増補により翻刻出版。
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西遊記繪圖 

編者
森野繁夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
110 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
1996年9月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-420-1/ISBN4-87440-420-0 
Cコード
C3098 
ジャンル
国語・漢文教育〈古典・漢文教育〉
 
内容
漢文講読用サブテキスト。呉承恩『西遊記』の絵図100葉(内二葉は他本より補足)を影印。江戸時代訳本『通俗西遊記』講読の際に参照すると理解しやすい。
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漢文の教材研究10 古詩篇

著者
森野繁夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
177 
定価
2,640円 (本体2,400円 )
発行日
1996年9月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-416-4/ISBN4-87440-416-2 
Cコード
C3098 
ジャンル
国語・漢文教育〈漢文教育〉
 
内容
詩経、楚辞、項羽、漢・武帝、古楽府、古詩、曹植、王粲、阮籍、陶潜、王籍より抜粋。
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『漢文の教材研究』について
古詩の流れ
1、詩経「桃夭」(国風・周南)
2、詩経「凱風」(国風・ハイ風)
3、詩経「陟コ」(国風・魏風)
4、楚辞「九歌――東皇太一――」
5、項羽「垓下歌」
6、漢・高祖「大風歌」
7、漢・武帝「秋風辞」
8、古楽府「戦城南」
9、古楽府「長歌行」
10、古詩「行行重行行」
11、古詩「去者日以疎」
12、古詩「生年不満百」
13、曹植「七歩詩」
14、曹植「野田黄雀行」
15、王粲「七哀詩」(其の一)
16、阮籍「詠壊詩」(其の一)
17、陶潜「帰園田居」(其の一)
18、陶潜「飲酒」(其の五)
19、陶潜「雑詩」(其の一)
20、陶潜「責子」
21、王籍「入若耶渓」
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国語科教育論(第二刷) 

著者
浜本純逸 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
240 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
1996年8月5日 
ISBN
ISBN978-4-87440-414-0/ISBN4-87440-414-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
国語科教育の目標、学習材、国語科で育てる学力、説明的文章の構造と文学作品の構造、説明的文章の学習指導、文学作品との対話、新単元学習、国語科教師、ほか。
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高校対象 わが国語科実践・研究への軌跡 

著者
宇根聰子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
320 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
1996年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-410-2/ISBN4-87440-410-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
高校37年の実践の中から摘録。意見を育てるための作文指導、小論文添削指導、読書感想文への取り組み、高校生の質問心理、ことば・文章を求めて、ほか。
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わが旅情・郷愁の軌跡 

著者
宇根聰子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
240 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1996年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-401-0/ISBN4-87440-401-4 
Cコード
C0026 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
高校での国語教育のかたわら、ヨーロッパ、アジア各地を旅行した折々の感想をつづる好エッセイ。
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世直し福祉計画 

著者
宮野鼻治彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
260 
定価
1,760円 (本体1,600円 )
発行日
1996年6月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-412-6/ISBN4-87440-412-X 
Cコード
C0036 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
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アメリカン・ドリーマーの末裔たち ヴァンダービルト一族の栄光と没落

訳者
上村麻子[A・T・ヴァンダービルト著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
420 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
1996年6月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-402-7/ISBN4-87440-402-2 
Cコード
C0022 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
一介の農民の子から一代で鉄道王となり世界一の富豪となったヴァンダービルトとその子孫たちの栄華と没落の過程を、ゴールドラッシュの世相とともに綴る。
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国語科教育・授業の探究 

著者
野地潤家 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
370 
定価
4,730円 (本体4,300円 )
発行日
1996年6月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-398-3/ISBN4-87440-398-0 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
講演記録。驚異的な読書量をもとに綿密な準備の上になされた感動的で密度の高い講演は、教材研究、授業構築、学習力育成、教育課題と広範囲におよぶ。
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まえがき
1 国語科教材研究を求めて
一 国語科における創造性(一九六八)
二 読書指導のあり方を求めて(一九七三)
三 人間教育をめざす教材研究(一九七五)
四 詩教材によって育てるもの(一九七六)
2 国語科教育の創造を求めて
五 新指導要領実施上の諸問題(一九七七)――特に表現と理解の関連指導について――
六 国語科教育の新しい課題(一九七九)
七 国語教育実践の創造(一九八〇)
八 豊な国語学力を育てるために(一九八一)
九 言語感覚を育てるために(一九八二)
3 国語科授業の構築を求めて
一〇 主体的に取り組む国語学習過程を求めて(一九八四)
一一 国語科単元の実践的展開(一九八五)
一二 国語科授業の多角的展開(一九八七)
一三 国語科授業の構築を求めて(一九八八)
4 国語学習力の育成を求めて
一四 国語学習力の育成を求めて(一九八九)
一五 国語科授業における充実感と成就感(一九九〇)
一六 学習者の国語学力把握の方法(一九九一)
あとがき
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続・ばあちゃんまかり通る 

著者
風間友子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
302 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1996年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-406-5/ISBN4-87440-406-5 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
あっけらかんとして悪戯をし、孫の失敗を大笑いし、娘を派手な口論でやりこめて……。自由闊達なばあちゃんの日々。
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流れ藻遥か 

著者
竹本宏夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
218 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1996年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-405-8/ISBN4-87440-405-7 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
「つかの間の月日を地に燃え尽きて行くなり嵯峨の紅葉もわれも」。短歌と歌文集。
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啄木断章 

著者
井上信興 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
300 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1996年5月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-404-1/ISBN4-87440-404-9 
Cコード
C1095 
ジャンル
一般書/文芸評論
 
内容
医業のかたわら啄木研究に没頭してきた著者の第四作。啄木の借金記録表なども加えて生活と心情に迫る。
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古文指導の探究 

著者
野地潤家 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
210 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1996年5月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-397-6/ISBN4-87440-397-2 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈古文・古典教育〉
 
内容
古文指導の内容と方法についての研究・実践と教材としての古文の研究。――古文指導における基本問題、古文解釈と古文暗誦の問題、古文指導における教材研究、ほか。
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まえがき
1 古文指導における基本問題
一 古典文芸教材化の基本問題
二 古文指導の基本問題 その一 ――「古典乙1」の場合――
三 古文指導の基本問題 その二 ――「古典乙2」の場合――
2 古文解釈と古文暗誦の問題
四 土井忠生先生の「源氏物語」演習――国語解釈学の極北――
五 「おくのほそ道」の前全文暗誦 その一
六 「おくのほそ道」の全文暗誦 その二
3 古文指導における教材研究
七 芭蕉の修辞意識――「おくのほそ道」を中心に――
八 芭蕉における表現深化――炭俵「門しめてだまつてねたる面白さ」の場合――
九 「猿衰」所収の「はつしぐれの巻」の三四の句について――その生活史的背景など――
一〇 「日乗上人日記」考――元禄期言語生活の一面――
付 古典教育の研究(口述)――本居宣長を中心に――
あとがき
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開発と環境 

著者
中島正博 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
280 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1996年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-396-9/ISBN4-87440-396-4 
Cコード
C1036 
ジャンル
生命・環境・自然
 
内容
――共生の原理を求めて。インドネシア、タイ、マレーシアの事例調査をもとに、近代化と自然資源の利用、環境問題と地域住民、開発の方法論について問題提示。
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まえがき――
第1章 世界の開発・環境・平和 ――地球的問いかけ――
第1節 第三世界について
第2節 環境と開発に関するリオ宣言
第3節 リオ宣言の解説と検討
第4節 「平和,開発,環境保護」の相互依存性
付録 環境と開発に関するリオデジャネイロ宣言
第2章 近代化と自然資源 ――総論――
第1節 近代化と自然資源の劣化
第2節 酸い資源の開発と利用
第3章 森林資源の利用と地域住民 ――インドネシアの焼畑耕作と自然資源管理――
第1節 焼畑耕作の現状
第2節 東カリマンタンの非伝統的な焼畑の事例
第3節 非伝統的な焼畑農業による自然環境への影響
第4節 焼畑の抑制と持続可能な農業
第5節 焼畑は森林破壊の元凶か
第4章 水資源の利用と地域住民 ――タイの潅漑開発と水資源管理――
第1節 チャオプラヤー・デルタの水利開発
第2節 農業水利秩序形成の現状
第3節 水配分と農民の対応
第4節 水利秩序発展の動向
第5節 水利秩序発展の可能性
第5章 環境保護と地域住民 ――マレーシアの環境問題解決事例――
第1節 環境行政の関係機関
第2節 事例分析の着眼点
第3節 環境紛争事例における紛争解決過程
第4節 環境紛争解決過程の分析
第6章 開発と環境 ――新たなパラダイムへ向けて――
第1節 迫られる軌道修正
第2節 生命系の世界観
第3節 人間と自然の関係
第4節 これからの開発パラダイム
第7章 地域・開発・環境 ――開発の方法論――
第1節 持続可能な開発の条件
第2節 自然資源管理と地域社会
第3節 適性技術と住民参加
あとがき
参考文献
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内在価値を感じさせる 国語教育の根幹 

著者
小川雅子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
220 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
1996年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-395-2/ISBN4-87440-395-6 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
生活ことば、とくに方言と国語教育に焦点をあてた実践と研究。就学期の国語教育の問題、国語教育と作文コンクール、方言社会の教育力、ほか。
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中学校国語科授業の展開と集積 

著者
大分県中学校国語教育研究会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
260 
定価
3,075円 (本体2,796円 )
発行日
1996年4月8日 
ISBN
ISBN978-4-87440-378-5/ISBN4-87440-378-6 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
故中西昇先生、前鳴門教育大学長野地潤家先生のご指導のもと30年の実践研究を通して得た成果と実践の記録。国語科授業の成立と構築、展開と集積、生成と深化、ほか。
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史記評林〈影印〉 

編者
森野繁夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
100 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
1996年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-393-8/ISBN4-87440-393-X 
Cコード
C3098 
ジャンル
国語・漢文教育〈古典・漢文教育〉
 
内容
越王勾践世家、伯夷列伝、管晏列伝、孫呉列伝、伍子胥列伝、孟嘗君列伝、廉頗藺相如列伝、刺客列伝。
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教養の宗教学 

著者
熊谷 啓 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
192 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
1996年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-386-0/ISBN4-87440-386-7 
Cコード
C1014 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
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高等学校における詩学習指導の軌跡 

著者
中谷雅彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
178 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1996年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-403-4/ISBN4-87440-403-0 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
高校生を対象とした詩教材の学習指導方法の実践と課題。詩との出会い・認識力・読解力など、さまざまな視点から豊かな詩の鑑賞指導を追究する。
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女子大学生の体力と運動能力 

著者
水間惠美子 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
148 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1996年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-400-3/ISBN4-87440-400-6 
Cコード
C3075 
ジャンル
教育〈保健・体育〉
 
内容
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【品切】
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異文化コミュニケーションと教育 

著者
青木順子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
230 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1996年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-394-5/ISBN4-87440-394-8 
Cコード
C1037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
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【品切】
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学ぶよろこびに迫る教育の創造 

著者
倉田侃司 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
212 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1996年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-392-1/ISBN4-87440-392-1 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
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【品切】
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漢文の教材研究8 思想篇(二)諸子

著者
小松英生 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
169 
定価
2,530円 (本体2,300円 )
発行日
1996年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-380-8/ISBN4-87440-380-8 
Cコード
C3098 
ジャンル
国語・漢文教育〈漢文教育〉
 
内容
人之性悪・星隊木鳴(荀況)、侵官之害・処知則難(韓非)、不尚賢・江海為百谷王・小国寡民(老子)、北冥有魚・荘子妻死(荘周)他。
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『漢文の教材研究』について
「諸子」の教材研究
一、「人之性悪」(荀況)
二、「星隊木鳴」(荀況)
三、「侵官之害」(韓非)
四、「処知則難」(韓非)
五、「不尚賢」(老子)
六、「江海為百谷王」(老子)
七、「小国寡民」(老子)
八、「北冥有魚」(荘周)
九、「荘子妻死」(荘子)
十、「兼愛」(墨テキ)
十一、「尚賢」(墨テキ)
「参考文献」
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中国眩暈 

著者
浅井俊介 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
210 
定価
1,922円 (本体1,748円 )
発行日
1996年2月26日 
ISBN
ISBN978-4-87440-387-7/ISBN4-87440-387-5 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
占領下大連での少年時代と敗戦引き揚げの苦海。回想の中に蘇る緊迫の人間模様。他に「ミネルヴァの梟たち」など。
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ノルマン征服と中世イングランド教会 

著者
山代宏道 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
500 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1996年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-391-4/ISBN4-87440-391-3 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
異民族間での征服・定着・同化・統合の諸問題を教会分野中心に検討。序章 イングランドノルマンディー、1 各国王と教会政策、2 司教と司教座教会、3 教会と社会。
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アメリカ社会の批評家としてのホーソーン 

著者
山本 雅 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
436 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1996年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-390-7/ISBN4-87440-390-5 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
――アメリカ社会とロマンス。人間の内面に肉薄せんとするホーソーンが同時に時代・社会への批判と風刺を行なっている点に着目。研究に新たな一石を投じる。
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まえがき
第一章 着目と方法
第二章 19世紀前半のアメリカ社会
第三章 ホーソーンのロマンスについて
第四章 「朴の親戚モリヌー少佐」
第五章 「ラパチーニの娘」
第六章 「美の芸術家」
第七章 「若きグッドマン・ブラウン」
第八章 「イーサン・ブランド」
第九章 「あざ」
第十章 「地上の大たき火」
第十一章 「天国行き鉄道」
第十二章 「ハイデッガー博士の実験」
第十三章 「人生の行列」
第十四章 「メリーマウントの五月柱」
第十五章 『緋文字』
第十六章 『七破風の屋敷』
第十七章 『ブライズデイル ロマンス』
第十八章 『大理石の牧羊神』
第十九章 『懐かしき我が故郷』
NOTES
文献
索引
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自動車の現地生産と部品調達 

著者
平木秀作 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
212 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
1996年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-389-1/ISBN4-87440-389-1 
Cコード
C3063 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
国際協力で製品を市場に供給する場合の部品流通のリードタイムが全システムに及ぼす影響を解明、関係諸国の生産管理技術の向上を図り合理的な設計方法を提案。
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中国地方における鉄穴流しによる地形環境変貌 

著者
貞方 昇 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
450 
定価
19,223円 (本体17,476円 )
発行日
1996年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-388-4/ISBN4-87440-388-3 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
大正期まで長く行なわれたタタラ製鉄のための鉄穴流しによって生じた地形環境の変貌を実証的に調査・究明。各種図版・地図により具体的な全体像を描き出す。
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宋代礼説研究 

著者
山根三芳 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
468 
定価
11,000円 (本体10,000円 )
発行日
1996年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-385-3/ISBN4-87440-385-9 
Cコード
C3012 
ジャンル
哲学・宗教 歴史・考古・民族/アジア
 
内容
張横渠の礼説、司馬光の礼説、二程子の礼説、および朱子関係文献訳注、張子正蒙訳注よりなり、それぞれの礼思想・礼説のほか冠儀考、婚礼説などについて詳考。
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はじめに
第一章 張横渠の礼説
第一節 張子の礼思想
第二節 張子の礼説
第二章 司馬光の礼説
第一節 司馬光の礼説
第二節 司馬光の「冠儀」説
第三節 司馬光の「婚儀」説
第四節 司馬光の「居家雑儀」考
第三章 ニ程子の礼説
第一節 ニ程子の礼説
第四章 朱子礼関連文献訳注
第一節 『朱子語類』巻八十四
第二節 『朱子語類』巻八十五
第五章 張横渠の思想
第一節 張子思想研究序説
第二節 張子の思想考
第三節 張子の天人合一思想
第六章 張載『正蒙』訳注
第一節 「作者」篇
第二節 「三十」篇
第三節 「有徳」篇
附記(関連研究文献増補)
所収論文目録
おわりに
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シェイクスピアの新語、新語義の研究 

著者
岡村俊明 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
458 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1996年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-384-6/ISBN4-87440-384-0 
Cコード
C3082 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
作品の中の出所・廃語・臨時造語などの情報を新たに提示して改訂した新語のリストと、数量的観点からの研究。凝縮した斬新な表現としての意義を追跡する。
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序章 新語、新語義論
第一章 シェイクスピアの新語、新語義論
1)シェイクスピアの新語論
2)シェイクスピアの新語義論
第二章 シェイクスピアの新語についてのSchaferのリストとOED諸版の編集について――シェイクスピアの新語、新語義の新しいリスト作成へ――
第三章 シェイクスピアの新語、新語義の全リスト
0)シェイクスピアの新語、新語義のリストを読むための注
1)シェイクスピアの新語全リスト
2)シェイクスピアの新語義の全リスト
第四章 シェイクスピアの新語、新語義の全リストの読み方
1)シェイクスピアの創作年代に関するODEとE.K.Chambers の比較検討
2)数量的観点から見た、シェイクスピアの作品の、各創作時期及び各ジャンルにおける新語、新語義の特色
第五章 シェイクスピアの新語、新語義各論、主に文体との関連において
1)シェイクスピアの複合新語
2)シェイクスピアの最初期の作品The First Part of Hemri the Sixth 文体について
3)Richard 3 The Tempest へ――新語と新語義を中心に――
4)シェイクスピアの笑いの新語
主要参考文献
後記
INDEX
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住空間のコンセプトとバリエーション 

著者
灰山彰好 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
140 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1996年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-399-0/ISBN4-87440-399-9 
Cコード
C3090 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
インテリア記号論の試み。郊外住宅団地の戸建て住宅を対象に、今日の見かけの多様さの奥に潜む「文化の相」を解読。住宅デザインの試論的研究書である。
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学びのファンタジア 

著者
庄井良信 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
300 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
1995年12月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-379-2/ISBN4-87440-379-4 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
学校で多大な緊張を強いられ自閉や学習障害に陥る子どもたちにファンタジーを与え、希望と積極性をもたせる臨床教育の実践。
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序文
第1章 魔法のとびらがひらくとき――「子ども文庫」からはじまる21世紀・教育支援ネットワーク
1 ころぼっくる文庫の誕生
2 ファンタジーがこころを癒すとき
3 「情熱の詩人」が歩みはじめる
第2章 ファンタジアの賢人たち――「読みとる」学びから「読みひらく」学びへ
1 さまよえる賢人たち
2 発達の最近接領域(ZPD)――その虚像と実像
3 学習集団に「個性」が輝くとき
第3章 こころ癒されるとき――教育セラピーとは何か
1 精神医学と教育学
2 セラピーとは何か
3 やすらぎからときめきへ
4 ファンタジアの主人公
5 臨床心理学から臨床教育学へ
第4章 セラピーネットワーク――「学校五日制」時代に生きる教師達
1 教室から地域へ――小さな子どもの大きな苦悩から
2 学びをひらく
3 セラピー感覚のある教師へ
第5章 ヴィゴツキー・ルネサンス――学びあいの秘宝をさぐる
1 活動のトライアングル
2 "neo-Vygotskian"の学習パラダイム
3 学びがこころを癒すとき
第6章 ことばの息吹がきこえるとき――学びのバフチン・パラダイム
1 揺らぐ自立像と活動理論
2 対話しながら自己問答する
3 発話に「声」がやどるとき
第7章 ファンタジーの教授学――「あそび」が潜在能力をひらくとき
1 教育学とファンタジー
2 意味世界への"Sociocultural"なアプローチ
3 権利としてのファンタジー
第8章 芸術としての学び――21世紀の「学力保障」とは何か
1 孤独なアンドロイドの群像
2 学びと芸術 ―― ヴィゴツキーの原点思想に帰る
3 学力保障パラダイム再考
第9章 学習・芸術・人形劇セラピー――人形(marionette)とともに生きる喜び
1 人形劇と教育学
2 芸術としての学び
3 "anthropmorphe"による芸術体験
4 学びをひらく人形劇
5 あきちゃんのほほ笑み―― 保育のなかの人形劇セラピー
第10章 メタファーの光と影――人形劇とセラピー国際会議(フランス)随想
1 虚構と現実のあいだの「雲」
2 治療から社会参加へ
3 異文化葛藤と人形劇
第11章 教室にファンタジーを――「いじめ」をのりこえる抒情のしらべ
1 抒情とファンタジーの生活指導
2 心の奥にある願い ――それをどう意味づけるか
3 がんばれ冒険宝島
第12章 思春期相談のアンソロジー――春をよぶ青年教師たちへ
1 揺れる思春期 ――その「こころ」を読む
2 あきらめるな思春期!
3 自我形成のゆがみ ――その源泉を探る
4 青年教師よ、あつく未来を語れ
文献
索引
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わたしの韓国・中国 

著者
石田米孝 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
310 
定価
2,669円 (本体2,427円 )
発行日
1995年11月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-381-5/ISBN4-87440-381-6 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
綿密な現地調査と鋭い批評眼でつづる韓国・中国の歴史・考古・風俗・習慣・国民性についての好エッセイ。
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続紆曲の記 

著者
藤井千之助  
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-627-4/ISBN4-87440-627-0 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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冬の影 

著者
小林哲也 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-464-5/ISBN4-87440-464-2 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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明日の日のために 

著者
八木佐和子 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-462-1/ISBN4-87440-462-6 
Cコード
 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
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学ぶよろこびを育む国語科の授業 

著者
岡 利道  
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-451-5/ISBN4-87440-451-0 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
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上田宗箇とその時代 

著者
渡 好美 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-341-9/ISBN4-87440-341-7 
Cコード
 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
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中華経済圏の胎動 

著者
陳 文泉 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
210 
定価
2,456円 (本体2,233円 )
発行日
1995年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-377-8/ISBN4-87440-377-8 
Cコード
 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
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英語教育実践学の視点 

著者
渡辺一保 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
340 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
1995年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-375-4/ISBN4-87440-375-1 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
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Theatre of the Mind 

著者
P. Timothy Ervin 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
310 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
1995年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-374-7/ISBN4-87440-374-3 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
Script, Dialogue, Stage, Character, Conflict / Character List, Gestures and Costumes, Theatres, Setting, Sound Effects, Silence, Dialogue / King Lear etc.(英文)
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教育現場のカウンセリング 

共著
小谷等・神谷ゆかり 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
172 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1995年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-373-0/ISBN4-87440-373-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
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宇品築港物語 

著者
竹島浅吉 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
116 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
1995年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-371-6/ISBN4-87440-371-9 
Cコード
C0021 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
日清・日露から太平洋戦争終結まで重要な軍港となった宇品の築港の内実を、財政面を中心に記述。実際は黒字完了であったのに大きな赤字だったという誤解を解く。
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【品切】
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まえがき

一 宇品築港前史
 (一)黒船来航から維新の夜明け――品川弥二郎のトコトン節――
 (二)明治維新で、武士は士族と改められ、生活には困窮する
 (三)士族の反乱、各地に起こる
 (四)明治新政府の、士族授産政策
 (五)広島県の士族授産と、旧広島藩主浅野長勲の士族授産助成金

二 千田広島県令の登場
 (六)東京府大書記官千田貞暁、広島県令に任命
 (七)宇品築港事業案(宇品築港、新田築調事業)の申請
 (八)宇品築港事業案の審査と難行と暫定対策としての、広島県士族授産所
 (九)同進者(旧広島藩士族の友誼団体)の動き
 (十)野呂山開墾事業の中止と、その従業員および開墾資金残額を宇品築港事業へ転用

三 ムルデルの宇品築港計画から起工式―服部長七とその人造石
 (十一)内務省御雇水理工師ムルデル来広と宇品築港計画書の呈示
 (十二)農商務大輔、品川弥二郎―宇品築港で苦悩する千田県令 土木業界の偉才、服部長七
 (十三)服部長七とその考案になる人造石
 (十四)宇品築港建設費の決定と請負人服部長七
 (十五)宇品築港事業(築港及び新田築調事業)建設費の調達
 (十六)宇品築港事業具体化への動きと、その反対運動
 (十七)宇品築港事業、許可への申請
 (十八)宇品築港事業の許可と、その起工式

四 宇品築港工事開始と設計変更―第一回国庫補助の申請
 (十九)宇品築港工事の開始と、新道築調の急務
 (二十)宇品築港工事の設計変更
 (二一)宇品築港工事の進捗と潮止め工事
 (二二)第一回国庫補助の申請と内務省からの実査の通知

五 未曾有の暴風、築港工事を大破
 (二三)内務省の実査の直前、未曾有の暴風、宇品築港工事を大破
 (二四)内務省田部技師の来広と宇品築港実査復命書(本文要点)
 (二五)広島県は内務省の改修意見を受入れ

六 宇品築港工事は終期を迎え保有資産の再検討を行う
 (二六)千田知事は、不足する宇品築港事業費として、市街宅地その他の不要資産の処分を検討する
 (二七)市街宅地の売却(宇品築港事業による築調地)
 (二八)宇品島北岸の工場跡地の売却と、これを買った大倉喜八郎という人物像
 (二九)安芸郡吉浦村(現在の呉市吉浦町)地先に造成した宅地の処分

七 海岸物揚場、桟橋施設の処分難行と第二回国庫補助の申請と決定
 (三〇)海岸物揚場及び桟橋の処分
 (三一)桟橋会社設立の難行と第二回国庫補助への申請
 (三二)既応の第一回国庫補助の概要と今回の第二回国庫補助の申請と決定

八 千田知事の進退伺―罰俸と左遷
 (三三)第二回国庫補助の最終段階に秘めた千田知事の進退伺と罰俸
 (三四)千田知事の進退伺提出前後から、転任にかけての回顧と点描
 (三五)千田知事の転任と、県民の送別

九 千田広島県知事、在広九年九ヵ月 その全期間心血を注いだ宇品築港、新田築調事業の総決算
 (三六)宇品築港、新田築調の事業は完成し築調土地の帰属は、次のように決定する
 (三七)明治二十二年十一月三十日、築港の事業は大成し、次の精算書を作る

引用文献について
宇品築港史略年表
あとがき
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新しい私との出会い 

著者
久替せい治 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
136 
定価
1,281円 (本体1,165円 )
発行日
1995年8月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-369-3/ISBN4-87440-369-7 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
――脳血管障害と共に生きる日々。脳卒中で半身麻痺となってから社会復帰し生きる希望を見出して行く体験記。
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ヒロシマ・こどもたちの夏 

作
村上啓子[堀口忠彦 画] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
104 
定価
1,281円 (本体1,165円 )
発行日
1995年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-370-9/ISBN4-87440-370-0 
Cコード
C8793 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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昭和地区ものがたり 

著者
國僧智昌 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
288 
定価
2,989円 (本体2,718円 )
発行日
1995年7月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-366-2/ISBN4-87440-366-2 
Cコード
C0039 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
呉市焼山地区の郷土史。生活と文化、方言、伝承、うたの各項目の調査収録のほか、資料として記録、古文書、人口、教育、遺跡・遺物、人物・民具、ほか。
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縄文人はパン食だった 

著者
山内義治 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
200 
定価
1,601円 (本体1,456円 )
発行日
1995年7月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-367-9/ISBN4-87440-367-0 
Cコード
C0020 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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古代ギリシアの原子論 

著者
西川 亮 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
546 
定価
10,450円 (本体9,500円 )
発行日
1995年7月5日 
ISBN
ISBN978-4-87440-368-6/ISBN4-87440-368-9 
Cコード
C1010 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
デモクリトスを中心として、万物は原子と空虚からなるとの認識から、全存在に一貫する合理性を追求して科学から精神世界へとつながった道筋の理論的解明を試みる。
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はしがき
凡例
     第一部 無限なるもの
アナクシマンドロスの《ト・アペイロン》
はじめに
一 アナクシマンドロスの『断片』
二 アリストテレスによる解釈
三 アリストテレスとテオブラストスとの接点
四 原子論への示唆
     第二部 原子の世界と神々
第一章 デモクリトスのミークロス・ディアコスモス
第一節 ミークロス・ディアコスモスとメガス・ディアコスモス
(一)著作『ミークロス・ディアコスモス』
(二)ミークロス・ディアコスモスとメガス・ディアコスモスの意味
(三)「ト・パン」と「ゾーオン」
第二節 ディオドロスの『歴史叢書』第一巻
(一)ディオドロスとアブデラのヘカタイオス
(二)ディオドロスとデモクリトス
(三)『歴史叢書』第一巻
(四)『歴史叢書』第一巻第七・八章の特色
第三節 デモクリトスの生命体説
(一)生命体の発生
(二)生殖
(三)生理現象
(四)生命体の分化と分類
第四節 デモクリトスの文化史説
(一)ツェツェスと『歴史叢書』第一巻第八章
(二)ルクレティウスの『物の本性について』第五巻と文化史の側面
第五節 四つの構成要素
第二章 デモクリトスにおける神々
第一節 デモクリトスの神観の問題点
第二節 セクストスの証言
第三節 キケロの証言
第四節 テミスティオスの証言
第五節 神々のエイドーラ
第六節 エイドーラの付与するもの
     第三部 デモクリトスの後継者たち
第一章 キオスのメトロドロス
第一節 デモクリトスの後継者の系譜
第二節 メトロドロスについての資料
第三節 ブルタルコスとストバ゜イオスの証言
第四節 トロドロスの天体説
第五節 メトロドロスの『断片』
第二章 アブデラのアナクサルコス
第一節 アナクサルコスについての伝承
第二節 系譜上の一
第三節 アレクサンドロス大王との関係
第四節 アナクサルコスの『断片』
第五節 アナクサルコスの思想傾向
第三章 テオスのナウシプァネス
第一節 ナウシプァネスについての伝承
第二節 エピクロスとの関係
第三節 ナウシプァネスの『断片』
第四節 デモクリトスの思想と関係
第五節 エピクロスの思想との関係     第四部 エピクロスの自然観
第一章 プロレープシス
第一節 規準論
第二節 「プロレープシス」の語の用法
第三節 感覚からの派生
第四節 エピボレー
第二章 アトモス・プュシスとアナプェース・プュシス
第一節 《不可分なもの》の語の用法
第二節 アトモス・ブュシス
第三節 アナプェース・プュシス
第四節 エピクロスにおける原子と空虚
第三章 パレンクリシスからパルモスへ
第一節 パレンクリシスとエピクロスの『書翰』
第三節 原子の衝突
第四節 パルモス
第四章 魂の動き
第一節 魂の要素説
第二節 魂の動き
第三節 感覚と流出物
第四節 ルクレティウスの解釈
第五章 エピクロスの神々
第一節 エピクロスの『書翰』における神々
第二節 キケロの証言
第三節 神々のプロノイア
第四節 メタコスミオンの神々
結語
出典
参考文献
索引
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被爆舞踏曲 

著者
田端 展 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
260 
定価
1,601円 (本体1,456円 )
発行日
1995年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-365-5/ISBN4-87440-365-4 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
戦後50年。被爆博覧会で被爆者仕立ての人体ロボットをポータブル原子力発電機で作動させたところが……。
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フミさんのこと 

著者
深川賢郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
210 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1995年6月28日 
ISBN
ISBN978-4-87440-349-5/ISBN4-87440-349-2 
Cコード
C1095 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
――林芙美子の尾道時代。小学校・女学校時代の級友・恩師と夫が語る芙美子の実像。これに著者自身による芙美子の家庭・環境と文学についてのエッセイを載せる。
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まえがき

小学校時代
 チクバの友?
 明るい子じゃった
 現代っ子みたいな人

女学校時代
 背は低かった
 もう学校へ行けない
 乱読
 丸ぽちゃの女の子
 可愛らしいS子様―木曽季野氏への便り―

小学校時代の恩師
 本当は孤独な子
 思うさま春の歌を―小林正雄氏への便り―
 林芙美子を語る

女学校時代の恩師
 今井篤三郎氏のこと
 どん底の苦しさを―今井篤三郎氏への便り―
 追憶

夫の語る林芙美子
 工房の生活

林芙美子の尾道時代
 林芙美子の尾道時代

あとがき
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中国の国語教育 

著者
南本義一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
164 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1995年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-372-3/ISBN4-87440-372-7 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
文革後急速な変革を遂げる中国とその国語教育。1980年代の国語科教育研究、国語科教科書について、読むことの教育、書くことの教育、指導の実際、補説。
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わたしのヒロシマ俳句 

著者
重本泰彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6変形 
ページ
118 
定価
961円 (本体874円 )
発行日
1995年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-364-8/ISBN4-87440-364-6 
Cコード
C0092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
少年時代に広島で被爆。成人して帰郷のたびに見て感じるヒロシマの姿心を俳句に。全和英併記。
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高校国語科学習指導の探究 

著者
山本伸子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
314 
定価
4,218円 (本体3,835円 )
発行日
1995年4月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-357-0/ISBN4-87440-357-3 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
――表現指導を中心に。国語1・2の学習指導と国語表現、読書、漢字の学習指導の実践研究報告。香川県土庄、小豆島両高校での15年間の記録を中心とする。
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官能検査、意識・実態調査と調理実験 

共著
横山紘子・近藤悦子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
140 
定価
1,922円 (本体1,748円 )
発行日
1995年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-356-3/ISBN4-87440-356-5 
Cコード
C3077 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
味つけの基本となる官能テストを女子大生を対象に実施__炊飯、煮物の味付け、卵・食塩・りんご等による実験、汁ものの塩味の官能テスト、その他各種実験データ。
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人間形成の宗教学 

著者
熊谷 啓 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
172 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1995年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-353-2/ISBN4-87440-353-0 
Cコード
C1014 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
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高校作文教育の探究 

著者
堀江マサ子 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
250 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
1995年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-348-8/ISBN4-87440-348-4 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
目標を、深い内容のある独自の文章スタイルの体得と、書き深め省察し、生涯文章を書き続けていく持続力の習得において研究を重ねた過程と成果の報告。
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KEY ASPECTS OF PALMER'S METHODOLOGY 

著者
小篠敏明 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
150 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1995年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-362-4/ISBN4-87440-362-X 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
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地域づくりと生涯学習 

著者
吉富啓一郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
300 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
1995年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-355-6/ISBN4-87440-355-7 
Cコード
C3036 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
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諸芸術の共生 

編者
齋藤稔先生退官記念論文集編集委員会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
430 
定価
13,200円 (本体12,000円 )
発行日
1995年3月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-360-0/ISBN4-87440-360-3 
Cコード
C3070 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
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世直し住宅論 

著者
宮野鼻治彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
220 
定価
1,760円 (本体1,600円 )
発行日
1995年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-359-4/ISBN4-87440-359-X 
Cコード
C0036 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
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吉川守先生御退官記念論文集 言語学論文集 

編者
吉川守先生御退官記念論文集編集委員会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
380 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1995年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-354-9/ISBN4-87440-354-9 
Cコード
C3087 
ジャンル
言語学〈英語・その他〉 文学・語学/欧米〈語学〉
 
内容
広島大学言語学研究室出身者29名による論文集。シュメール、ヒッタイト、ヘブライ、アラビア、ギリシア、ラテン、英、独、仏、モンゴル、朝鮮ほかの言語研究。
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痩骨先生手習帳 

著者
田中正四 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
170 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
1995年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-351-8/ISBN4-87440-351-4 
Cコード
C1047 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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学問生産の研究 

著者
相原総一郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
220 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
1995年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-361-7/ISBN4-87440-361-1 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
――研究活動の高等教育研究。教育学研究者の特性と業績を統計学的に分析。パブリケーション、組織特性と学問生産性、研究大学の特性など諸問題を明らかにする。
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はしがき
序章
第1章 教育学の構造 ―教育学研究者の特性―
はじめに
第1節 教育学の場 ―専門分野・学会・勤務大学―
1 専門分野
2 学会
3 勤務大学
第2節 教育学研究者の属性 ―年齢・性別・国際性―
1 年齢
2 女性
3 国際教員
第3節 教育学研究者の市場 ―占拠率・自給率・系列率―
1 占拠率
2 自給率と系列率
まとめ
第2章 高等教育研究の特質 ―専攻領域の構造―
はじめに
第1節 高等教育研究者の特性
1 学歴 ―出身大学・出身大学院・取得学位―
2 勤務大学 ―所属機関・階級―
3 専門分野
4 所属学会と研究課題
第2節 高等教育研究の構造
まとめ
第3章 教育学研究のパブリケーション ―教育学博士と著書―
はじめに
第1節 教育学博士
1 学位授与の状況 ―学位授与大学・性別・国際性―
2 教育学研究者の学位取得 ―年齢・勤務大学・学校歴―
3 博士論文の題目分析 ―国際性・学際性・時代性―
第2節 教育学研究の著書
1 著書刊行の機会構造(1) ―年齢・性別・階級―
2 著書刊行の機会構造(2) ―勤務大学・出身大学・勤務地域―
3 著書刊行の規定要因
まとめ
第4章 学科の組織特性と学問的生産性 ―質問紙調査より―
はじめに
     第1部 学究生活の規定要因 ―研究志向と研究費について―
目的と方法
第1節 大学人の研究志向
1 大学人の年齢
2 大学人の職階
3 大学人の専門分野
4 高等教育機関の設置者
5 高等教育機関の機関種
6 大学院の有無
7 勤務大学類型
第2節 大学人の研究費
1 経常研究費
2 科学研究費補助金
3 民間研究資金
まとめ ―大学人の研究志向と研究費―

     第2部 学科の組織特性と学問的生産性 ―学問的生産性の高い学科の特性―
問題の所在
第1節 分析の枠組
1 学問的生産性
2 高等教育システム
3 学科の諸条件
4 学科の規範
第2節 学科の特性と学問的生産性
1 学科の平均的教員の学術論文発表数
2 高等教育システムと学科の学問的生産性
3 学科の諸条件と学問的生産性
4 学科の規範と学問的生産性
第3節 学科の学問的生産性の規定要因
まとめと展望 ―学問的生産性の高い学科―
補章 研究大学の特性
はじめに
第1節 『大学評価の研究』より
第2節 『東京大学 現状と課題1 1990―1991』より
まとめ
資料1 『大学評価の研究』で指摘された「研究大学」の特性
資料2 東京大学と広島大学:おもな公開資料の比較
引用文献一覧
初出一覧
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たたら吹製鉄の技術と構造の考古学的研究 

著者
河瀬正利 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
296 
定価
9,680円 (本体8,800円 )
発行日
1995年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-358-7/ISBN4-87440-358-1 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
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西晋一郎の哲学 

著者
隈元忠敬 
シリーズ
 
助成
94年度文部省助成 
判型
A5 
ページ
270 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
1995年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-346-4/ISBN4-87440-346-8 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
東洋的精神と西洋的知性の会合を世界的深底の場で成就することを課題として西田哲学と並ぶ高峰と称された西哲学の形成発展と精神を総括、現代への位置づけを図る。
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序論
1 西晋一郎の学徳/2 西哲学の衰頽/3 西哲学復興のために
第一章 西晋一郎の哲学の形成と発展
一 人と学
1 修身の学/2 至誠の人
二 知と実在
3 普遍即特殊/4 反四の知
三 自知と自在
5 実在即意識/6 意識の三重構造/7 主客一
四 全と自覚
8 全/9 自覚
五 真理と自由
10 虚と現象/11 自由意志/12 絶対的自由/
第二章 「一」の生成
序論
一 「即」と「一」
1 普遍即特殊/2 「即」と「一」
二 「考」と「一」
3 普遍への「復帰」/4 対立の一致
三 主客「一」
5 主客「一」/6 道徳的統一
四 「全」と「一」
7 一一皆全/8 「全」と「一」
五 「虚」と「一」
9 「虚」と「一」/10 「自覚」と「一」
第三章 フィヒテ受容
序論
一 知の体系
1 反始の知/2 根本知/3照明の知
二 フィヒテの受容
4 体系形成/5 体系の原理
三 フィヒテの超克
6 即今性/7 一箇性/8 至誠の人
第四章 自覚論
序論
一 実在と自覚
1 実在の統一/2 実在の発展/3 自覚の由来
二 意識と自覚
4 意識の統一/5 意識の発展/6 精神の構造/7 自覚の基底
第五章 自由論
序論
一 実在と意識
1 実在即意識/2 神即愛/3 意識の基底
二 意識と道徳
4 意識の構造/5 自然と道徳/6 道徳の実現
三 自由の体系
7 絶対的自由/8 自由の体系/9 天人の合
第六章 徳論
序論
一 「全」の体系
1 「全」の生成/2 「全」の構造
二 「全」の論理
3 自然と道徳/4 自由意志
三 徳の体系
5 徳の体系/6 徳の展開
第七章 藤樹学への親近
序論
一 藤樹学への接近
1 西哲学の原理/2 「考」の理法/3 「考」と「感謝」
二 藤樹学の徹見/4 西哲学体系の確立/5 藤樹学の精神/6 「考」の原理
三 藤樹学の発揚
7 藤樹学の発揚/8 東洋論理の確立
西晋一郎略年譜
文献
あとがき
索引
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いのちの水源を守る 

著者
小田 襄 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
250 
定価
1,922円 (本体1,748円 )
発行日
1995年2月18日 
ISBN
ISBN978-4-87440-350-1/ISBN4-87440-350-6 
Cコード
C0051 
ジャンル
生命・環境・自然
 
内容
平成6年2月広島県北のスキー場から突如重油が流れ出した。その汚染を食い止めるために新しい防除法が考案され、雪中に苛酷な作業が続けられた。その貴重な記録。
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ヴァレンシュタイン 

訳者
海老澤君夫[シラー著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
300 
定価
4,070円 (本体3,700円 )
発行日
1994年12月24日 
ISBN
ISBN978-4-87440-345-7/ISBN4-87440-345-X 
Cコード
C1097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
シラーの代表作の完訳。既訳のものがいずれも散文訳であるのに対し原文に極力忠実に行分けをし、リズムと読みやすさに配慮して訳出した。テクストは国民版第8巻。
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新しい授業学への展望 

著者
奈良教育大学教科教育学会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
210 
定価
2,136円 (本体1,942円 )
発行日
1994年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-338-9/ISBN4-87440-338-7 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
授業全般・学級運営と国語・社会・算数・理科・音楽・図工・体育・技術・家庭・英語・生活・幼児教育各教科ごとの特徴・授業設計・実際・評価についての実践研究。
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続・わたしの東アジア 

著者
石田米孝 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
350 
定価
2,883円 (本体2,621円 )
発行日
1994年10月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-337-2/ISBN4-87440-337-9 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
中国・韓国・朝鮮の人々と社会を直視――新羅の王冠は蛮風だということ/金日成の水晶の棺でわかったこと、ほか。
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歴史のなかの性 

著者
難波紘二 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
186 
定価
2,669円 (本体2,427円 )
発行日
1994年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-333-4/ISBN4-87440-333-6 
Cコード
 
ジャンル
生命・環境・自然
 
内容
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ファンタジーの方法 

著者
小比賀香苗 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
230 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1994年8月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-332-7/ISBN4-87440-332-8 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
E・M・フォースターのファンタジー論を中心として、文学的・深層心理学的の両面からファンタジーの定義を試み、方法としてのファンタジーを考察する。
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知恵の教え 

著者
ペトルス・アルフォンシ 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
440 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
1994年7月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-321-1/ISBN4-87440-321-2 
Cコード
C1039 
ジャンル
哲学・宗教 歴史・考古・民族/欧米 文学・語学/アジア〈文学〉
 
内容
古代インド・ペルシャに発し東西世界で生活の基本的な知恵として『ゲスタ・ロマノールム』ほか西洋古典に示唆し引用された古典中の古典。ラテン語原本より初訳。
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はしがき
引用文 『ジャータカ』、「シラ書」、『ミリンダ王の問い』

神への畏れについて
偽善について
蟻と雄鶏と犬について
例話一 半人前の友だち
例話二 非の打ちどころのない友だち
助言について
媚び諂う者について
思慮分別について
沈黙について
例話三 三人の詩人
例話四 騾馬と狐
ほんとうの気高さについて
七つの学科、七つの技能、七つの教え
嘘について
例話五 男と蛇
例話六 詩人とせむし男 
例話七 大酒飲みの家に足を踏み入れた学生
例話八 鷲木莵(わしみみずく)の泣き声
邪まな女について
例話九 葡萄摘み
例話一〇 亜麻布
例話一一 剣
例話一二 王と物語師
例話一三 涙を流す犬
例話一四 井戸
良き女性について
例話一五 十箱の櫃
例話一六 十本の油樽
例話一七 黄金の蛇
見知らぬ道連れについて
広いほうの道を選ぶべきことについて
例話一八 (a)間道
(b)浅瀬
例話一九 二人の市民と農夫
例話二〇 王作の仕立屋の徒弟ネドゥイ
例話二一 二人の旅芸人
気前のいい人とけちん坊と浪費家について
豊かさについて
例話二二 農夫と小鳥
信じてはいけない書物もあることについて
例話二三 農夫が狼にやると約束した牛と狐の裁決
受け入れてもよい助言と吟味しなければならない助言について
例話二四 盗賊と月の光
恩恵について
良い王と悪い王について
例話二五 マリアーヌス
例話二六 二人の兄弟と王の歳出額
王との親交について
食卓の作法(テーブル・マナー)について
例話二七 奴隷のマイムンドゥス
この世のものの移ろいやすさについて
例話二八 ソクラテス(=ディオゲネス)と王
人生の終わりについて
例話二九 王の顧問の聡明な息子
来世について
例話三〇 あまりにも多くのものを選び出そうとした盗賊
例話三一 羊飼いと商人
死について
例話三二 墓地を歩く賢者
ある死者の言葉
例話三三 アレクサンドロス大王の黄金の墓
例話三四 己が魂を戒める隠者
隠者たちの様々な言葉について
神への畏れについて
結び
訳註
説話の比較のための註
解説
一 著者とその時代
二 『知恵の教え(デイスキプリーナ・クレーリカーリス)』――タイトル、構成、内容、影響――
三 シュタインヘーヴェルの『イソップ集』
四 造形美術について
あとがき
索引
Aes, ATh, TMI 一覧
書誌
1 テキスト、近代語訳、研究書
2 引用文献、参考文献
1 邦語文献・漢籍・仏典
2 欧文文献
3 比較註に「以上のほかに」として記した文献
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研究開発の経済学 

著者
江 新喜 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
240 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1994年6月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-329-7/ISBN4-87440-329-8 
Cコード
 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
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HUMOURISTS IN THE ARENA 

著者
高瀬ふみ子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
170 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1994年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-325-9/ISBN4-87440-325-5 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
Essays on Thomas Malory, Thomas Nashe, George, Chapman, Ben Jonson, Herman Melville and Samuel Beckett(英文)
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結びのはなし 

著者
平本昭南 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
140 
定価
2,136円 (本体1,942円 )
発行日
1994年4月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-327-3/ISBN4-87440-327-1 
Cコード
C0076 
ジャンル
一般書/実用・趣味
 
内容
基礎篇・研究篇・文献篇の3部構成で「結び」の全てを網羅。結節法・結合法・結輪法・結着法・結縮法・装飾法の諸法を解説。
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人間形成の倫理学 

著者
熊谷 啓 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
172 
定価
1,922円 (本体1,748円 )
発行日
1994年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-313-6/ISBN4-87440-313-1 
Cコード
 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
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核絶対否定への歩み 

著者
森瀧市郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
304 
定価
1,815円 (本体1,650円 )
発行日
1994年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-320-4/ISBN4-87440-320-4 
Cコード
C1095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
精神的原子の連鎖反応が物質的原子の連鎖反応に勝たねばならぬ、と続けた反核平和運動の理念と行動の記録。
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三次盆地の霧の研究 

著者
宮田賢二 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
255 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
1994年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-340-2/ISBN4-87440-340-9 
Cコード
C3044 
ジャンル
生命・環境・自然
 
内容
霧の発生から消滅まで、霧発生時の気象状態、霧の変動性、霧の機構、霧と地域生活など、三次盆地の霧の実態について10年の歳月をかけ精察・研究した貴重な記録。
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アジアの風の手紙 

著者
今永清二 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
280 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1994年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-318-1/ISBN4-87440-318-2 
Cコード
C1095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
アジア史研究のかたわらにまとめた随筆集。1964年から93年までのアジアおよび日本の世相を写す。
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堀辰雄文芸考 

著者
松原 勉 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
126 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
1994年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-316-7/ISBN4-87440-316-6 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
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時代精神のなかの文学 

著者
吉村昭男 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
312 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
1994年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-314-3/ISBN4-87440-314-X 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
――M.アーノルド、T.S.エリオット、H.リードをめぐって。歴史的思想的背景と、社会的・風土的環境との面から時代精神を解明し、作家活動と想像力を考察する。
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はじめに――時代精神と文学――
     1
1.自然観の変遷――アーノルドとワーズワス――
2.想像力の盛衰――アーノルドとキーツ――
3.時代の流れと評論家――批評家アーノルドの全体像――
     2
1.文学史改革の理論と実践――文芸批評家エリオットの誕生とその背景――
2.不毛世界の詩と豊饒世界の詩――エリオットの回心――
3.劇詩から詩劇へ――エリオットの批評家意識――
     3
1.想像力と環境――リードの戦争詩――
2.ユートピア文学の系譜――リードの幻想――
3.時代精神とヒューマニズム――アーノルドとリード――
主要参考文献
あとがき
INDEX
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現代教育行政学研究 

編著
上原貞雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
350 
定価
6,835円 (本体6,214円 )
発行日
1994年2月17日 
ISBN
ISBN978-4-87440-317-4/ISBN4-87440-317-4 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
教育制度・教育行財政・教育経営・教育法・教育政策・教育計画・教師教育および教職員組織などほとんどの領域を国内外の資料に基づいて論究。
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チャールズ・ディケンズとクリスマス物の作品群 

著者
篠田昭夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
140 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
1994年1月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-312-9/ISBN4-87440-312-3 
Cコード
C3097 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
The Holly-Tree, The Perils of Certain English Prisoners, The Haunted House, Doctor Marigold, Mugby Junction, No Thoroughfare について。
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Shakespeare's Creative Art of Stratification 

著者
加島康彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
210 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
1994年 
ISBN
ISBN978-4-87440-347-1/ISBN4-87440-347-6 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
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日本の動物文学 

共著
阿部真人・雅子 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
350 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1994年 
ISBN
ISBN978-4-87440-339-6/ISBN4-87440-339-5 
Cコード
C1095 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
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読本研究文献目録 

監修
横山邦治  
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
325 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
1993年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-305-1/ISBN4-87440-305-0 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
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中世牧歌の楽園とアジール 

著者
石井正人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
400 
定価
7,604円 (本体6,913円 )
発行日
1993年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-284-9/ISBN4-87440-284-4 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
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考古学研究の道 科学的研究方法を求めて

著者
中谷治宇二郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
270 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
1993年11月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-303-7/ISBN4-87440-303-4 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
日本考古学草創期に大きな業績を残した治宇二郎の遺稿集。学術論文・調査報告・書評の3部から成り、いずれも今日なお示唆に富むところが多い。
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会議法の移入と発展 

著者
村上幸子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
270 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1993年11月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-308-2/ISBN4-87440-308-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
国語表現法の基礎的研究。福沢諭吉『会議辯』、大島貞益『会議便法』、小幡篤次郎『議事必携』、鳩山和夫『会議法』、望月小太郎『議会法』の検証と今日的意義。
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室町末期馬医書『秘伝集』の国語学的研究 

著者
蔵野嗣久 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
155 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
1993年10月31日 
ISBN
ISBN978-4-87440-319-8/ISBN4-87440-319-0 
Cコード
C3095 
ジャンル
文学・語学/日本
 
内容
翻字篇(『秘伝集』上・下)、書誌、内容と類似書、馬薬方の項目について、針灸法の項目について、言語について、索引。
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現代アメリカ演劇 オニールの実験期の作品について

著者
勝 健一郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
186 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1993年10月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-324-2/ISBN4-87440-324-7 
Cコード
C1098 
ジャンル
芸術・文化 文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
『限りなきいのち』ほか7作の成立・内容・特徴を紹介。現代アメリカ演劇の基礎をつくりノーベル文学賞受賞者となったオニールの心の軌跡を作品を通してうかがう。
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国語科教育学の基礎 

他著
森田信義 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
224 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1993年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-307-5/ISBN4-87440-307-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
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古代東アジアの文化交流 

著者
井上秀雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
540 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1993年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-304-4/ISBN4-87440-304-2 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア
 
内容
神話、祭祀儀礼、仏教受容、律令体制、文字、金石文字、城郭遺跡、都城遺跡を比較、交流の実像に迫るとともに、日本の天皇像と古代朝鮮の王者像から支配形態の相違を。
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中世日本語論考 

著者
蔵野嗣久 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
250 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
1993年9月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-315-0/ISBN4-87440-315-8 
Cコード
C3095 
ジャンル
文学・語学/日本
 
内容
『内閣文庫本庭訓往来』『雑筆抄』『北野目代日記』『天正狂言本』『日用月用能毒之捷径』『古今著聞集』『沙石集』『愚管抄』の仮名表記と音韻、係結びの法則等。
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ジェイン・オースティン 

著者
松原光彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
100 
定価
1,601円 (本体1,456円 )
発行日
1993年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-299-3/ISBN4-87440-299-2 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
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山頭火研究 

著者
植山正胤 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
390 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
1993年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-297-9/ISBN4-87440-297-6 
Cコード
C3092 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
生い立ち、放浪の歳月と山野、その文学を、遍歴の年月を縦に、交友の広がりを横にして余すところなく語り尽くす、山頭火の編年体評伝の決定版。
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まえがき (鳴門教育大学学長 野地 潤家)
自序
序章
第一節 山頭火と南国の雑木山
第二節 文学史的考察について
第一章 放浪初期までの山頭火
第一節 誕生から明治中期まで
第二節 明治中期から同末期まで
第三節 大正初期から大正末期まで
第二章 山頭火と同時代の俳句作家
阿東碧梧桐
高浜 虎子
中塚一碧楼
萩原井泉水
尾崎 放哉
飯田 蛇笏
木原 秋桜子
山口 誓子
第三章 山頭火「しぐれ」の系譜
第一節 『山頭火全集第二巻』 (春陽堂)から
第二節 「しぐれ」と放哉と山頭火と
第三節 「うしろ姿のしぐれてゆくか」への流れ
第四節 「しぐれ」と芭蕉と山頭火と
第五節 「しぐれ」と良寛と山頭火と
第六節 鉄鉢の句について
第四章 山頭火観音の旅
第一番 英彦山霊泉寺
第二番 大久山長谷寺
第三番 補蛇落山清水寺
第四番 医王山大楽寺
第五番 長岩屋山天然寺
第六番 足曵山両子寺
第七番 宝龍山宝満寺
第八番 飛来山霊山寺
第九番 高城山吉祥院・観音院
第十番 九六位山円通寺
第五章 山頭火俳諧における文学性の考察
はじめに
1、「巡拝」にいたるまでの生涯
2、「巡拝」を中心として句作行
3、行乞放浪の要件と「巡拝」
おわりに
あとがき
主な参考文献
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近代世界システムの歴史的構図 

編者
松田 武・阿河雄二郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
240 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
1993年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-292-4/ISBN4-87440-292-5 
Cコード
 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
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国語科評価の実践的探究 

著者
益地憲一  
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
280 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1993年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-295-5/ISBN4-87440-295-X 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
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広島県の祭り 

著者
真下三郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5変形 
ページ
180 
定価
2,114円 (本体1,922円 )
発行日
1993年6月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-298-6/ISBN4-87440-298-4 
Cコード
C1033 
ジャンル
芸術・文化 一般書/歴史読み物
 
内容
県内の神社・寺院の祭りや縁日、祭り的諸行事の主なものを収録。縁起と祭礼など歴史と様式解説するほか、都市の祭り、故郷の祭りなど年中行事と月別表を添付。
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ジョンソン研究 

著者
泉谷 寛 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
244 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1993年6月3日 
ISBN
ISBN978-4-87440-294-8/ISBN4-87440-294-1 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
平凡な日常生活を生き、喜び、悩み、苦しみ、忍耐し、忠告を与え続けたジョンソンは今また読み直されている。代表的な作品の特徴と作者の人柄を。
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午後の旅立ち 

著者
松井博文 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
86 
定価
1,068円 (本体971円 )
発行日
1993年4月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-289-4/ISBN4-87440-289-5 
Cコード
C1092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
人生を1日にたとえれば、私はいま、午後3時あたりに佇んでいるでしょうか。その旅立ちの詩。
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李先生の中国語 

著者
李 国棟他 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
112 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1993年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-288-7 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/アジア〈語学〉
 
内容
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国語科授業活性化の探究 文学教材を中心に

著者
渡辺春美 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
310 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1993年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-285-6/ISBN4-87440-285-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
高等学校で20年近く実践に取り組んできた著者の授業研究、授業改善の軌跡の集成。さまざまな教材を教室でどのように活用したかがいきいきと記録されている。
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古代中国における結婚のカテゴリーと近親関係 

訳者
谷田孝之[M・グラネ著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
310 
定価
13,200円 (本体12,000円 )
発行日
1993年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-283-2/ISBN4-87440-283-6 
Cコード
C3011 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア
 
内容
内親・外親、兄弟関係と男系王朝、言辞上の近親関係の制度、名(姓)の間の競争、世代間および隣人間における均等の制度、単一方向における結婚契約、ほか。
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訳者序
凡例

1 結論
2 近親関係の伝統的組織
(1)内親(Proches inertnes)
「名」(性)の共有と祭祀の共有――結婚禁止に関する規則の二面――近親関係の測定、喪のカテゴリーの組織――近親関係のカテゴリー表――祭祀手段の近親関係の原理――親等と世代
(2)外親(Proches externes)
内親と外親――呼称組織――世代相互間の等価値の制度はいかなる条件において機能することができるか――世代傾斜の恐怖と呼称の永続の原理
3 近親関係の組織の古代形式
(1)兄弟関係と男系王朝
父権の革新――近親関係の範囲――カズン関係と兄弟関係――共同的規律の衰退――王朝原理による侵略
(2)言辞上の近親関係の制度
身分、階級および呼称――個人的呼称と世代の指定標――世代指定標と婚姻上の送り先定標――外婚の義務と結婚の宿命的行先
(3)「名」(姓)の間の競争
「名」(姓)と結婚契約の組織の理論的永続――名の発揚と顧客の微集――群の精神、ゲームの奇想と協約――補整的実施策の不謹慎な利用
(4)世代間および隣人間における均等の制度
徳と出生地――性の分離――四つのカテゴリー分割および交錯した送り出しの組織
4 別々の再帰の組織
(1)単一方向における結婚契約
(2)「巡回における配置」と「操作の自由」
中国の解決策とオーストラリアの解決策――結束の組織の複雑性
本論要旨(訳者補)
訳者後記
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七巻本『拾玉集』(架蔵本)翻刻 

共著
石川 一・五條小枝子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
234 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
1993年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-287-0/ISBN4-87440-287-9 
Cコード
C3095 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
「文禄三年幽斎奥書」と「仁科保慶」の書写奥書があり、「歌合百首」「北山百首」の勝負付等の脱落を補填している。本書では『続国歌大観』との異同を記す。
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中国地方製鉄遺跡の研究 

編者
広島大学文学部考古学研究室 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
 
定価
10,120円 (本体9,200円 )
発行日
1993年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-286-3/ISBN4-87440-286-0 
Cコード
 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
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中学校対象 音読・朗読指導の実践的研究 

著者
谷木由利 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
224 
定価
3,737円 (本体3,398円 )
発行日
1993年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-279-5/ISBN4-87440-279-8 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
――中学校国語科における。大村はま先生の精神に基づいて実践を深めた研究報告。音読・朗読指導の動向と課題、創意と工夫などによって位置と意義を明確に。
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女子青年の人格および価値観の形成 

著者
神谷ゆかり 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
180 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1993年 
ISBN
ISBN978-4-87440-281-8/ISBN4-87440-281-X 
Cコード
 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
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高校古典教育の考究 

著者
伊東武雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
362 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
1992年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-267-2/ISBN4-87440-267-4 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈古文・古典教育〉
 
内容
実践記録と考察。文法読みから表現読みへ、古典学習指導のいくつかの方法、公開授業での実践、古典学習指導における短作文学習の試み、比較読みの試み、ほか。
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労働の機械化史論 

著者
中峯照悦 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
260 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
1992年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-278-8/ISBN4-87440-278-X 
Cコード
C3033 
ジャンル
哲学・宗教 政治・経済・法律
 
内容
人類史における生産力の画期、発達したマシネリの構造、『資本論』における機械の把握、田辺振太郎『技術論』における機械論の検討、協業論、“機械”以後の機械の発達。
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シェリー詩集 

著者
高橋規矩  
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
232 
定価
9,900円 (本体9,000円 )
発行日
1992年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-273-3/ISBN4-87440-273-9 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
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中国の近代化と政治的統合 

著者
横山 英 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
300 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
1992年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-271-9/ISBN4-87440-271-2 
Cコード
C0022 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア 政治・経済・法律
 
内容
孫文における国民統合の論理構造、国民革命期における中国共産党の政治的統合構想、路線転換期における中国共産党の根拠地構想、中華民国の成立と臨時参議院、ほか。
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まえがき(横山 英)

     第1部 統合構想の研究
孫文における国民統合の論理構造(中山 義弘)
はじめに
1 国民統合の論理
2 国民統合の象徴――三民主義と五権憲法
おわりに
国民革命期における中国共産党の政治的統合構想(横山 英)
まえがき
1 民主連合政府論の採用
2 国民会議の提唱
3 国民会議促成会の展開
4 地域民主化闘争と国民の政治的統合
5 北伐戦争と政治的統合構想
あとがき
路線転換期における中国共産党の根拠地構想(田中 仁)
はじめに
1 東征と統一戦線工作
2 三方面軍の合流と西安の新情勢
3 西安事変と陜甘寧辺区の成立
おわりに
1940年代後半期における中国民主派知識人の国家統合をめぐる論調(水羽 信男)
問題の所在
1 民主派知識人の政権構想
2 民主派知識人の民主主義観と“国民”像
結びにかえて――民主派知識人の国家統合論の限界と可能性

     第2部 統合政策の研究
清末の産業行政をめぐる分権化と集権化(曽田 三郎)
はじめに
1 商部の設置と産業行政の方針
2 商部設置前の地方産業行政機関の活動
3 集権的産業行政の試み
4 集権的産業行政の挫折
おわりに
「北洋新政」体制下における地方自治性の形成――天津県における各級議会の成立とその限界――(貴志 俊彦)
はじめに
1 地方有力者による公共組織の再編と地方自治制の導入
2 天津県議事会・董事会の活動とその意義
3 地方自治制改正による各級議会の成立
おわりに
中華民国の成立と臨時参議院(楠瀬 正明)
はじめに
1 南京臨時参議院改造事件の経過と背景
2 臨時省議会改革の動向
3 北京臨時参議院の政治的統合機能
おわりに
張作霖による在地懸案解決策と吉林省督軍孟恩遠の駆逐(松重 充浩)
はじめに
1 孟恩遠の吉林省支配と在地有力諸団体の対応
2 張作霖の吉林省進出の要因
おわりに
1920年代前半,北京政府の「地方自治」政策と省自治風潮問題の所在(金子 肇)
1 北京政府「勢力圏」諸省の省自治風潮
2 北京政府内務部の「地方自治」政策構想
3 地方行政会議をめぐる〈中央〉と〈地方〉
結語
南京国民政府成立期の農村土地政策と地主層――浙江省の「二五減租」と「土地陳報」――(笹川 裕史)
はじめに
1 浙江省農村社会と地主層
2 浙江省「二五減租」の実施と計骸化
3 浙江省「土地陳報」の実施と失敗
おわりに
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北方民族文化誌〈下巻〉 

訳者
谷口幸男[オラウス・マグヌス著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
680 
定価
13,200円 (本体12,000円 )
発行日
1992年11月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-242-9/ISBN4-87440-242-9 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
1555年版ラテン語原本よりの初訳。ウプサラの司教オラウスが北欧の地理・文化の全般を図説したもので、481枚の木版画と解説より成る。博物自然・生活・教育・信仰・軍事・法律等、自身の経験と観察にもとづいて描述した北欧民族の生活文化誌。
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わたしの中国 

著者
石田米孝 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
286 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
1992年10月31日 
ISBN
ISBN978-4-87440-274-0/ISBN4-87440-274-7 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
10余年にわたって中国を見つづけて、その文化社会を描いた深層の中国現代史であり、民衆の生活実録。
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健闘の文豪ジョンソン 明治期『ラセラス』の片影

著者
泉谷 寛 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
208 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1992年9月18日 
ISBN
ISBN978-4-87440-270-2/ISBN4-87440-270-4 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
学士戎孫からドクター・ジョンジョンへ、『ラセラス』冒頭の‘exhortation’について、明治期『ラセラス』の翻訳、『ラセラス』を読んだ文人たち、ほか。
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高等学校国語科学習指導研究 

著者
三浦和尚 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
270 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1992年7月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-264-1/ISBN4-87440-264-X 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
__小説教材の取り扱いを中心に。学習指導記録と導入教材の考察。羅生門、薮の中、気の弱い男、舞姫、新聞記事、アゲハチョウ、蜜柑、沈黙、山月記、ほか。
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漢文の指導法 

著者
長谷川滋成 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
290 
定価
1,975円 (本体1,796円 )
発行日
1992年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-262-7/ISBN4-87440-262-3 
Cコード
C3087 
ジャンル
国語・漢文教育〈古典・漢文教育〉
 
内容
技能的な面を中心にした指導書。言語(返り点、送りがな、漢字、漢文の構造、他)/理解(聞く、視る、解釈、読み解く)/表現(書き下し文、白文、読む、書く)
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中世備後の宗教・在地武士 

著者
堤 勝義  
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
258 
定価
2,456円 (本体2,233円 )
発行日
1992年5月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-263-4/ISBN4-87440-263-1 
Cコード
 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
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遡行 

著者
福谷昭二 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
94 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1992年4月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-118-7/ISBN4-87440-118-X 
Cコード
C1092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
詩誌火皿・中国新聞等に掲載したものの中から精選。昏る地球、街のかお、アラスカの空から、指標喪失、ほか。
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生命科学 ―人間誕生とその生命現象―

著者
新川英明 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
192 
定価
2,420円 (本体2,200円 )
発行日
1992年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-9 
Cコード
 
ジャンル
生命・環境・自然
 
内容
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【品切】
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続・校本田植草紙 

著者
友久武文 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
458 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1992年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-300-6/ISBN4-87440-300-X 
Cコード
C3095 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
前巻同様東京大学国語研究室蔵の影写本を使用。第一部では前巻と同様朝歌一番~晩歌四番、苗取歌に至る172首、それ以外の290余首を第二・第三部に編成した。
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凡例
第一部
朝歌一番
朝歌二番
朝歌三番
朝歌四番
昼歌一番
昼歌二番
酒来時之歌
酒飲呑て後
昼歌三番
昼歌四番
晩歌一番
晩歌二番
晩歌三番
晩歌四番
あがり歌
時儀歌
苗取歌
第二部
第三部
句索引
諸本解題
後記
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現代アメリカ教育行政の研究 

監修
名和弘彦[上原貞雄編集] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
284 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
1992年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-302-0/ISBN4-87440-302-6 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
教育に一段と期待をし始めたアメリカ教育行政の多面的研究。現代のアメリカ教育行政の動向を初等教育に関する教育指導、教師教育課程延長化を通して。
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【品切】
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Various Subjects on Eighteenth-Century English Literature 

著者
高瀬ふみ子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
254 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
1992年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-265-8/ISBN4-87440-265-8 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
――Swift, Pope, Richardson, Fielding and Johnson. The Fool-Knave Dichotomy in A TALE OF A TUB ほか10篇の英文評論で18世紀文学の特徴を。(英文)
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商君書研究 

著者
好並隆司 
シリーズ
 
助成
91年度文部省助成 
判型
A5 
ページ
596 
定価
16,500円 (本体15,000円 )
発行日
1992年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-260-3/ISBN4-87440-260-7 
Cコード
C3011 
ジャンル
哲学・宗教 歴史・考古・民族/アジア
 
内容
秦の商鞅の書、いわゆる商君書各篇の成立期を明らかにし校訂・和訳を付す。中国古代の家父長的家内奴隷制、商鞅「分異の法」と秦朝権力、戦国魏政権の派閥構造、ほか。
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【品切】
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     第一部
第一章 秦の建国から帝国成立までの政治史概観
第二章 中国古代の家父長敵家内奴隷制――在地首長・豪族との関連において――
はじめに
一 生活実態としての郷
二 郷の変動とその性格
三 斉国における家父長制的官僚制の発展
四 秦漢期の基本矛盾と主要な矛盾
五 在地首長・家父長敵家内奴隷所有者の発展と国家
結語
第三章 秦漢帝国の構造について
一 秦漢の什伍制度について
二 秦の什伍制と商鞅変法
三 閭左の人
四 漢代の主客体制
五 漢代の賦と租
結語
第四章 商鞅「分異の法」と秦朝権力
はじめに
一 田斉権力をめぐる問題
二 商鞅第一次変法の視角
三 第二次変法中の「分異の法」的規定について
結語
第五章 商君書徠民、算地両篇よりみた秦朝権力の形成過程

一 徠民篇についての問題点
二 算地篇の位置
三 徠民、算地両篇の具象化
四 應侯范雎と蔡澤
五 秦朝権力の性格変化
結語
     第一部 補篇
第一章 鼎のゆくえ――周から漢へ――
一 宣帝の宝鼎
二 副葬品による封建時代の鼎制
三 文献による封建時代の鼎制
四 鼎制をめぐる戦国期の政治
五 九鼎消滅の説話
六 帝璽の時代における鼎
結語
第二章 轅田再考

一 「制轅田」
二 轅田解釈検討
第三章 戦国魏政権の派閥構造

一 文侯政権の二重構成
二 文侯期の師友集団
三 文侯期の臣僚集団
四 恵王朝の政権構造
結語
第四章 中国古代山沢の再検討
はじめに
一 増淵説の問題点
二 共同体と専制権力
1 塩業
2 治鉄業
結語
     第二部
第一章 鄭氏による諸篇の編年と批判
第一段階
(1)更法編/(2)墾令編/(3)境内編/(4)戦法、立本両篇/(5)兵守篇
第二段階
(1)算地篇/(2)修権篇
第三段階
(1)去彊篇/(2)徠民篇/(3)弱民篇、説民篇/(4)外内篇
第四段階
(1)キン令篇/(2)壹言篇、畫策篇/(3)開塞篇/(4)錯法篇/(5)賞刑篇/(6)慎法篇
第五段階
(1)君臣篇/(2)禁使篇、定分篇
商君書各篇作成時期順序についての基準
(1)軍事/(2)商業活動、商売買/(3)権/(4)韓非の思想
第二章 商君書について
一 商君書の著作と編成年代
二 宋淑萍「論商君書之成書時代」
三 私見による商君書各篇の編年
第三章 商君書の考訂と和訳
一 戦法・立本・兵守編釈読
1 三篇の由来
2 兵守篇の解釈
3 三篇の『商君書』における位置
4 校訂と注釈
(1)戦法篇/(2)立本篇/(3)兵守篇
5 釈読にあたっての問題点
(1)戦法篇の趣旨と孫子計篇/(2)立本篇と孫子/(3)兵守篇と孫子
6 和訳
(1)戦法/(2)立本篇/(3)兵守篇
二 農戦・開塞・壹言篇の位置
2 釈読にあたっての問題点
(1)農戦篇の官爵/(2)農戦篇の商業/(3)農戦篇の思想/(4)開塞篇の「今世」と史論/(5)壹言篇の開塞
3 校訂と注釈
(1)農戦篇/(2)開塞篇/(3)壹言篇
4 和訳
(1)農戦篇/(2)開塞篇/(3)壹言篇
三 境内篇釈読
1 境内篇の位置
2 釈読
3 和訳
四 外内篇釈読
1 外内篇の位置
2 釈読
3 和訳
五 錯法篇の位置
1 錯法篇の位置
2 校訂と注釈
3 和訳
六 君臣・慎法両篇釈読
1 君臣篇の位置
2 君臣篇の歴史論からみた成立時期
3 慎法篇の位置
(1)名王・忠臣について/(2)現状批判と採るべき政策/(3)本篇の作成された時/(4)鄭良樹説「壱」の演変からみた慎法篇成立時点の批判
4 校訂と注釈
(1)君臣篇/(2)慎法篇
5 和訳
(1)君臣篇/(2)慎法篇
七 算地篇釈読
1 算地篇の位置
2 校訂と注釈
3 和訳
八 徠民篇釈読
1 徠民篇の位置
2 校訂と注釈
3 釈読にあたっての問題点
(1)陳啓天『商君書校釈』の徠民篇/(2)「其寡萠賈息、民上無通名、下無田宅」について/(3)「復」について/(4)華軍之勝について
4 和訳
九 修権篇釈読
1 修権篇の位置
2 校訂と注釈
3 和訳
十 去彊・説民・弱民三篇釈読
1 三篇の商君書における位置
2 去彊篇における常官と爵
3 校訂と注釈
(1)去彊篇/(2)説民篇/(3)弱民篇
4 和訳
(1)去彊篇/(2)説民篇/(3)弱民篇
十一 賞刑・画策両篇釈読
1 賞刑・画策二篇の位置
(1)秦疏と論著/(2)教化/(3)蝨/(4)賢
2 校訂と注釈
(1)賞刑篇/(2)画策篇
3 和訳
(1)賞刑篇/(2)画策篇
十二 墾令篇釈読
1 墾令篇の位置と釈読にあたっての問題点
(1)草必墾矣について/(2)墾令篇の製作時期/(3)墾令篇二十ヶ条の問題点
2 校訂と注釈
3 和訳
十三 キン令篇釈読
1 キン令篇の位置
(1)キン令篇成立に関する諸説/(2)鄭良樹の本篇についての考察/(3)本篇と商君書他篇との関係及び製作者/(4)本篇に関する私見
2 校訂
3 和訳
十四 禁使篇釈読
1 禁使篇の位置
2 校訂と注釈
3 和訳
十五 更法・定分両篇釈読
1 更法篇についての諸見解
2 鄭良樹説の吟味
3 平畫と平晝
4 商鞅の呼称
5 更法篇と趙策・列傅
6 更法篇についての小結
7 定分篇の諸見解と批判
8 校訂と注釈
(1)更法篇/(2)定分篇
9 和訳
(1)更法篇
(2)定分篇
あとがき
索引
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青年・成人期障害者の自立・発達・協同 

著者
鈴木 勉 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
276 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
1992年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-259-7/ISBN4-87440-259-3 
Cコード
C3036 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
歴史的に見ても新たな実践分野である青年・成人期障害者の福祉実践の現実と課題をライフステージ上と、福祉協同の思想と実践、障害者の生活と地域福祉協同の場面で。
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はしがき
     第1部 青年・成人期障害者のライフステージ上の課題としての自立・発達・協同
第1章 青年期の発達課題と生涯青年の生活現実――同時代を生き抜く知的発達障害者の青年たちに視点をあわせて――
第2章 青年・成人期障害者の自立と協同
第3章 障害者の人間としての尊厳性の根拠をめぐって――人間存在の「絶対的価値」と「関係的価値」――
第4章 「第三世代の人権」と「発達への権利」

     第2部 福祉協同の思想と実践 ――協同作業所運動の意義とその展開――
第1章 「もろい社会」の再設計と協同作業所運動
第2章 副詞協同運動としての協同作業所運動
第3章 障害者協同作業所と生活協同組合との提携の発展
第4章 広島県域における協同作業所の設立経過と現状
第5章 協同作業所の事例的研究 ――きつつき協同作業所を対象に――
第6章 共同作業所所者の母親の心身の疲労度自覚症状について ――親の会のサポート効果の側面より――

     第3部 青年・成人期障害者の生活課題と地域福祉協同
第1章 知的発達障害者のサポートネットワークづくり――就労やくらしを軸に,比較的「軽い」といわれる知的発達障害者の青年・成人期を支える棒
第2章 在宅精神障害者の「支援―安定・発達型」生活関係づくりの実践
第3章 在宅重度障害者の援助活動と福祉のまちづくり
第4章 障害を有する森永ひ素ミルク被害者の自立と労働保障にむけた取り組み
第5章 知的障害者の障害基礎年金支給を求めて
第6章 胎内被爆小頭児の戦後――「きのこ会」のあゆみと相談事例から――
補論 島根県隠岐島における障害者福祉活動の展開
はじめに
1 隠岐における障害者施設づくり
2 隠岐島後地区における障害者ネットワーク
3 20年間の歩みの中から学ぶもの
4 障害者の福祉ニーズ
5 おわりに――隠岐島障害者自立支援システムづくり
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日本移民史研究序説 

著者
児玉正昭  
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1992年 
ISBN
ISBN978-4-87440-261-0/ISBN4-87440-261-5 
Cコード
 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
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英語英米文学点描 

著者
熊川良治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
220 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1991年12月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-258-0/ISBN4-87440-258-5 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
アメリカ英語における規則性指向の傾向、受動態の用法、『序曲』における through' の意味、David Copperfield の言語、聴解力の特徴、混沌からの脱出、ほか。
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広島の文学 

著者
岩崎文人 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
150 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1991年10月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-255-9/ISBN4-87440-255-0 
Cコード
C1099 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉 一般書/文芸評論
 
内容
正岡子規、鈴木三重吉、志賀直哉、中村憲吉、倉田百三、大木惇夫、井伏鱒二、大田洋子、林芙美子、原民喜、山代巴、近藤芳美、木下夕爾、大庭みな子、大江健三郎、ほか。
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正岡 子規 ●広島・呉・尾道
鈴木 三重吉 ●広島・能美島・加計
志賀 直哉 ●尾道
中村 憲吉 ●布野・三次・尾道
倉田 百三 ●庄原・三次・尾道
大木 惇夫 ●広島
井伏 鱒二 ●福山・広島・三和
大田 洋子 ●広島・江田島
林 芙美子 ●尾道
原 民喜 ●広島
山代 巴 ●府中・三次
近藤 芳美 ●広島
木下 夕爾 ●福山
峠 三吉 ●広島
村井 志摩子 ●広島
竹西 寛子 ●広島・宮島
大庭 みな子 ●西条・広島
大野 允子 ●広島
大江 健三郎 ●広島
参考文献
あとがき
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デュルケーム教育理論の研究 

著者
原田 彰 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
280 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
1991年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-253-5/ISBN4-87440-253-4 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
公教育としての学校教育の確立に努め、その基礎理論をつくったデュルケームの人間観・社会観・教育観と理論形成への影響の研究と訳註。
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【品切】
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薔薇・栽培と楽しみ 

著者
亀山 寧 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
340 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
1991年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-248-1/ISBN4-87440-248-8 
Cコード
C0076 
ジャンル
一般書/実用・趣味
 
内容
つくり方・手入れの仕方を1月から12月までの月ごとに詳説。バラの歴史・文化・鑑賞法から賞味法までを入れたバラの総合誌。
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 序文… 野地潤家

 はじめに

薔 薇
 ばらの原産地は何処か
 ばらと文化
 ナポレオンの后ジョセフィーヌとばら
 日本のばらと文化

季節のばらの手入れ
 12月~1月のばらの手入れ
       ◆元肥の適量は五月の花が教えてくれる◆
 2月のばらの手入れ ◆心はずむ剪定の季節◆
 3月のばらの手入れ ◆虫もそろそろ出はじめます◆
 4月のばらの手入れ ◆ばらの新芽は赤ちゃんの手◆
 5月のばらの手入れ ◆咲き薫る五月のばらを楽しもう◆
 6月のばらの手入れ ◆病虫害のシーズンです◆
 7月のばらの手入れ ◆秋ばらへの心くばりは今からです◆
 8月のばらの手入れ ◆風立ちぬ いざ!◆
 9月のばらの手入れ ◆ひそやかなばらの息づかいをわが心に◆
 10月のばらの手入れ ◆スリップスと雨に気をつけよう◆
 11月のばらの手入れ ◆越冬準備もお忘れなく◆

わたしのおすすめするばら ◆カタログとの楽しいニラメッコ◆

ばらと楽しむ
 1年じゅうばらを咲かせて楽しむ
 人にばらを贈る
 ばらを生ける
 コサージュやブーケで生活に色どりを
 ポプリやドライ・フラワーを作る
 ばらを賞味して楽しむ
 ばらを表現して楽しむ
 交流を楽しむ
 「ばら色の人生」

《日本のばら園案内/ばら会案内/日本ばら会推薦業者名簿》

あとがき
参考文献
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形象と比喩 ―ヘルマンヘッセ研究―

著者
丹治信義 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
209 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1991年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-254-2/ISBN4-87440-254-2 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/欧米〈語学〉
 
内容
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小学校対象 確かで豊かな国語学習を求めて 

著者
素水光子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
240 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1991年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-252-8/ISBN4-87440-252-6 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
小学校低学年を中心に20年におよぶ実践の記録。1年生の国語学習の基礎づくりに関して、授業をどう組織するか、遅進児に学ぶ学習の定着、ほか。
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説明的文章教材の実践研究文献目録2 

著者
森田信義 
シリーズ
説明的文章教材の実践研究文献目録 
助成
 
判型
A5 
ページ
318 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1991年7月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-251-1/ISBN4-87440-251-8 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
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フィヒテ『全知識学の基礎』の研究 

著者
隈元忠敬 
シリーズ
 
助成
85年度文部省助成 
判型
A5 
ページ
340 
定価
6,160円 (本体5,600円 )
発行日
1991年7月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-151-4/ISBN4-87440-151-1 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
難解ゆえに適切な研究書を欠いてきたとされる『全知識学の基礎』に哲学的思索の典型を認め、フィヒテの真理愛と確信に満ちた立論の核心を突く嚆矢の書。
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まえがき
序論
第一章 フィヒテ知識学の基礎構造
第一節 先験哲学
一 フィヒテとカント
二 フィヒテとラインホールト
三 フィヒテとヤコービ
第二章 弁証法的自我
一 フィヒテ弁証法の問題 1 ヘーゲルとその学派によるフィヒテ弁証法の批判 2 現代におけるフィヒテ弁証法の顕揚 3 「対立の統一」としてのフィヒテ弁証法
二 三原則における「対立の統一」 4 第一原則 5第二・第三原則
三 理論的知識学における「対立の統一」 6 観念的・実在論・批判的観念論 7 質的と量的 8 限定と交互限定 9自覚
四 実践的知識学における「対立の統一」 10 努力 11 三つの自我の統一点
第三節 絶対我と絶対者
一 絶対我の二面 1 自覚としての絶対我 2 絶対者の超越面
二 絶対者の二面 3絶対者の内在面 4絶対者の超越面
三 絶対者の映像 5 絶対者 6 映像
第二章 三原則の構造
第一節 第一原則 1 導入 2 事項 3 第一原則 4 同一律と実在性のカテゴリー 5 カント、デカルト、ラインホールと及びスピノザ
第二節 第二原則 1 導入 2 反立の形式と質料 3 第二原則 4 反立の命題と否定性のカテゴリー 5 考察
第三節 題三原則
1 導入 2 課題の設定 3 課題の解決 4 検証 5 第三原則 6 根拠の命題 7 反立的と綜合的 8 正立と正立判断 9 批判哲学の性質 10限定のカテゴリー
第三章 理論的知識学
第一節 カテゴリーの演繹 1 反省の道 2 理論的知識学の原則 3 交互限定 4 作用性 5 実態性
第二節 構想力の演繹 1 作用性と実体性との総合 2 交互的能動受動の質料的根拠 3 交互的能動受動の形式的根拠 4 交互的能動事湯どうと独立的能動性との相互限定 5 総括 6 考察
第三節 表象の演繹 1 直感 2 悟性、判断力、理性
第四章 実践的知識学
第一節 努力の演繹 1 導入 2 第一課題 自我の非我に対する因果性 3 第二課題 非我の反立の真相 4 第二原則の再検討 5 努力 6 努力の検証 7 努力の難点とその解決(一) 8 努力の難点とその解決(二) 9 考察
第二節 三つの自我の合一点 1 導入 2 自我の外出の根拠 3 三つの自我の合一点 4 批判的観念論、実在・観念論、観念・実在論 5 物自体
第三節 衝動の演繹 1 導入 2 第三定理 3 第四定理 4 第五定理 5 第六定理 6 考察
第四節 憧憬と道徳的衝動 1 第七定理 2 第八定理 3 考察
第五章 フィヒテ後期への展望
第一節 光の形而上学
一 知の光 1 光の形而上学 2 絶対知の光 3 光の源泉
二 存在の光 4 真理と現象 5 根源的光 三 光の体系 6 現象論の展開 7 光の体系
第二節 存在の意識
一 存在の意識との対立 1 存在と意識の問題 2 意識の否定 3 存在の定立
二 存在と意識との統一 4 存在の自知 5 映像の自知 6 存在の意識
文献
索引
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哲学の慰め 

訳者
樋口昌幸[チョーサー著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
240 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
1991年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-250-4/ISBN4-87440-250-X 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
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哲学と宗教 ―三渡幸雄先生喜寿記念論集―

編者
隈元忠敬 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
250 
定価
4,805円 (本体4,369円 )
発行日
1991年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-246-7/ISBN4-87440-246-1 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
三渡幸雄先生喜寿記念論集。フィヒテの宗教論における愛、カントの批判主義と批判的動機、モンテーニュとカトリック、シェリングの同一哲学における宗教観、ほか。
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はじめに(隈元 忠敬)

哲学研究の思い出(三渡 幸雄)
フィヒテの宗教論における愛について(隈元 忠敬)
カントの批判主義と批判的動機――汎通的規定の原則Grundsatz der durchgngign Bestmmungと二律背反の問題について――(中橋 健二)
思惟と認識――『純粋理性批判』第二版の改訂部の問題――(小澤 照彦)
『判断力批判』の「美の分析論」をめぐって(熊谷 教子)
欲求・自己と他者・不幸な意識――『ヘーゲル精神現象学』の「自己意識」について――(片山 弘基)
計算的思考――苦痛の前奏――(栗栖 照雄)
ヤスパース哲学の思惟方法(高柳 央雄)
一遍智真(米田 成夫)
モンテーニュとカトリック(家永 道生)
シェリングの同一哲学期における宗教観(三上 誓徹)
シェリング『自由論』における人間学の特質(稲村 秀一)
価値明証性について――M・シェーラーを中心に――(熊谷 正憲)

三渡先生の経歴と業績
あとがき(隈元 忠敬)
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シェリー散文集 

著者
高橋規矩 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
158 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1991年5月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-247-4/ISBN4-87440-247-X 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
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情報化社会への戦略 

共著
阿部耕一朗・舟場正富 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
208 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1991年4月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-244-3/ISBN4-87440-244-5 
Cコード
 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
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広島県の囃し田 

著者
真下三郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5変形 
ページ
148 
定価
1,601円 (本体1,456円 )
発行日
1991年4月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-249-8/ISBN4-87440-249-6 
Cコード
 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
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北方民族文化誌〈上巻〉 

訳者
谷口幸男[オラウス・マグヌス著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
640 
定価
10,450円 (本体9,500円 )
発行日
1991年4月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-241-2/ISBN4-87440-241-0 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
1555年版ラテン語原本よりの初訳。ウプサラの司教オラウスが北欧の地理・文化の全般を図説したもので、481枚の木版画と解説より成る。自然・風習・迷信・信仰・戦争・鉱山と金属、ほか。
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仕事学原論 

著者
村上哲大 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
350 
定価
3,204円 (本体2,913円 )
発行日
1991年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-245-0/ISBN4-87440-245-3 
Cコード
C3033 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
「仕事」の普遍的方法・技術を初めて科学として体系化した労作。仕事学とは何か、仕事学の方法論と研究対象、心と形の法則、ワークプロセス、目的と手段、など。
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社会構造と教育 

著者
石田 剛 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
300 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1991年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-240-5/ISBN4-87440-240-2 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈社会〉
 
内容
アメリカと日本の比較研究。日本の経済発展を契機として両国教育に対する関心が深まっている。20名の米人研究生と2名の日本人研究者によるシンポジウム。
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ふるさとの文化財 

著者
海田管内文化財保護審議委員会 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
200 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1991年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-243-6/ISBN4-87440-243-7 
Cコード
C3021 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
呉市・東広島市・安芸郡・賀茂郡2市14町に所在する市町村指定文化財と、それに準ずる文化財の写真と解説を収録。所在地を示す地図で便を図る。
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英語科教育法の理論と実際 

著者
栗栖英雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
261 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
1991年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-237-5/ISBN4-87440-237-2 
Cコード
 
ジャンル
英語教育
 
内容
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N・ハルトマン自由論の研究 

著者
熊谷正憲 
シリーズ
 
助成
90年度文部省助成 
判型
A5 
ページ
700 
定価
11,000円 (本体10,000円 )
発行日
1991年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-239-9/ISBN4-87440-239-9 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
現象学と問題学と批判学の各方法を見事に統合、自分の哲学的方法として駆使するハルトマンの特長を徹底的に研究することによって、その現代的意義を明らかにする。
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序文(三渡幸雄)
序章
     第一部 N・ハルトマンの自由論
第一章 ハルトマン自由論の基礎
第一節 存在論的基礎
一 存在論的態度と認識論的態度
第二節 認識論的基礎
一 超越的動き
二 認識形而上学
三 理念的なものの認識
第二章 価値感情論と自由意志論序説
第一節 価値感情論
一 価値感情・価値応答
二 価値感情と価値界
三 価値感情と価値総合
四 価値感情の先天性と無誤謬性
五 価値評価と価値判断
六 価値感情論と存在論的態度
第二節 自由意志論序説
日 価値感情と意志の自由
二 実在的状況と意志の自由
三 自由の実現としての目的的行為
第三節 自由の可能性
一 自由のカテゴリー法則的可能性
二 自由の相論的可能性
第三章 精神論
第一節 精神論一 ―心的なものと精神―
一 価値認識と決断の情緒性
二 価値認識と決断の主体
三 心的なものの独自性
四 精神の独自性
第二節 精神論二 ―客観的精神と被客体化精神―
一 客観的精神
二 客観的精神と個人的精神との関係
三 被客体化精神
四 被客体化精神と生きた精神との関係
第三節 精神論三 ―精神の自由と自己認識―
一 個人的精神の生
二 客観的精神の生
三 精神の自由
四 精神の有限性
五 精神の自己認識
六 客観的精神の自己認識
第四節 人格論 ―自由を担うもの―
一 人格と人格性
二 個的人格性と個的人格性価値
     第二部 自由論の展開と批判
第四章 価値感情論の批判的検討
第一節 価値感情論の批判的検討一 ―根源的直感としての価値感情―
一 価値の感情規定
二 価値所与性
三 根源的体験としての価値感情
四 根源的価値直感
第二節 価値感情論の批判的検討二 ―実在経験と価値直感―
一 実在経験と価値直感との同一性
二 実在経験と価値感情・価値直感
第五章 価値実現論とその批判的検討
第一節 価値実現論一 ―倫理的価値と事態価値―
一 価値実現と価値
二 価値実現と意志
三 倫理的価値と事態価値の実現
第二節 勝ち実現論二 ―価値実現と財価値―
一 価値実現の価値
二 価値実現のアンチノミー
三 価値質料の実現
四 価値実現と財価値
第三節 価値実現論三 ―理念的なものの実現―
一 倫理的価値と事態価値・財価値
二 価値実現における価値の理念性と実在性
三 倫理的現実における価値の理念性と実在性
四 実在的なものと理念的なもの
五 価値の絶対性
第四節 価値実現論の批判的検討
一 人格における一時的決定と二次的決定
二 原理と具体的なものとの関係
三 価値性格と価値質料
四 価値存在論の弱点
五 価値の実現
第六章 価値論の批判的検討
第一節 価値論の批判的検討一 ―価値そのもの―
一 価値の実在性
二 価値の理念性
三 価値実現の価値の理念性
四 価値あること或いは価値あるもの
五 無価値或いは反価値
第二節 価値論の批判的検討二 ―価値と意味―
一 事態価値・財価値の価値性
二 美的価値の価値性
三 意味と価値の弁証法
四 価値論・意味論の批判的検討
第七章 自由論の批判的検討
第一節 自由意志論
一 意志の自由
二 自由の倫理的必然性
三 自由の存在論的可能性
四 自由の主体としての精神・人格
五 自由の根拠の問題
第二節 自由論批判 ―ハルトマンへの誤解と批判―
一 自由論への誤解
二 自由論批判一 ―自由意志の根拠―
三 自由論批判二 ―自由意志の依存性―
四 自由論批判三 ―価値の無制約性と人格の無制約との矛盾―
第三節 自由論の批判的検討
一 ハルトマンの基本的態度の限界一 ―自由意志の根拠―
二 ハルトマン基本的態度の限界二 ―自由と自己意識―
     第三部 自由の根拠に関して―宗教と現象の問題―
第八章 ハルトマンのキリスト教(宗教)観
第一節 キリスト教倫理観
一 キリスト教倫理の特徴と意義
二 キリスト教倫理批判
三 隣人愛論批判
第二節 ハルトマンの反神論
一 絶対的なものの否定
二 神の実在的存在の否定
三 倫理学と宗教とのアンチノミー
四 反神論
第九章 キリスト教観の批判的検討
第一節 キリスト教観への批判
一 宗教的体験と人格の問題
二 人間と神との関係
三 ハルトマン基本的態度と宗教
四 神の原理的排除
五 キリスト教観批判の総括
第二節 キリスト教観の批判的検討一 ―人間と神―
一 人間と神との階層関係
二 人間の意志と神の意志
三 宗教における 此岸と彼岸
四 自立的価値と神の掟
五 人格的愛と隣人愛
第三節 キリスト教観の批判的検討二 ―罪と人格―
一 罪と赦し
二 赦しと神
三 悪と自由
第四節 キリスト教観の批判的検討三 ―自由論と宗教観―
一 自由の根拠
二 ハルトマンと宗教
三 キリスト教観の批判的検討の総括
第十章 現象の哲学・現象学とその批判的検討
第一節 現象の哲学と現象学
一 現象と存在
二 現象の自己超越性
三 現出と現象の存在
四 理念的存在の現象
五 現象学の評価と批判
第二節 現象の哲学・現象学への批判と評価
一 現象の哲学・現象学への批判
二 仮象論の批判
三 現象の哲学・現象学への積極的評価
第三節 現象の哲学・現象学の意義と限界
一 自然的態度
二 自然的態度の意義と限界
三 問題学の立場と理論の立場
四 宗教現象への閉鎖的態度
終章
あとがき
文献
索引
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蒙古語訳「宝徳蔵般若経」の研究 

著者
樋口康一 
シリーズ
 
助成
90年度文部省助成 
判型
A5 
ページ
390 
定価
16,500円 (本体15,000円 )
発行日
1991年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-238-2/ISBN4-87440-238-0 
Cコード
C3098 
ジャンル
哲学・宗教 言語学〈英語・その他〉
 
内容
蒙古語の古形を多く保存し「玉」とも言える仏典『宝徳蔵般若経』の言語資料としての位置づけを明確にした上で、校訂テキスト、訳・註を紹介。
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はしがき

凡例
     第一部
1 解題
2 『宝徳蔵般若経』の蒙古語訳
3 『宝徳蔵般若経』旧訳の言語特徴
4 『宝徳蔵般若経』新訳の言語特徴
5 結語
第一部 注
     第二部
訳注
参考文献
あとがき
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古代ローマのイタリア支配 

著者
石川勝二 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
400 
定価
6,380円 (本体5,800円 )
発行日
1991年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-236-8/ISBN4-87440-236-4 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
王政時代からラテン戦争終結の前338年まで、338年からハンニバル戦争の終わる前3世紀の末まで、そして最後を前2世紀の3期に区分して詳述。
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南島鉄器文化の研究 

著者
朝岡康二 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
340 
定価
7,700円 (本体7,000円 )
発行日
1991年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-234-4/ISBN4-87440-234-8 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア
 
内容
村落社会と職人文化の関係を鍛冶技術とその類型を通して見る。沖縄の鍛冶、南島鉄器文化の技術的特色、南島、インドネシア、韓国の鞴、鳴り物製作技術とその装置、ほか。
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はじめに
1 沖縄の鍛治―技術と存在形態
はじめに
1 南島鍛冶の技術系譜
2 技術系譜論の問題点
3 沖縄本島の鍛冶の存在形態
(1)首里,那覇の鍛冶
(2)「ミンダカリカンジャー」の出自
(3)沖縄の鍬型
(4)「ヒツ付き鍬」の系譜
(5)「アカグエー」と「ナーレイラグエー」
4 宮平鍛冶と阿嘉鍛冶
(1)鉄氏宮平亨要
(2)那覇鍛冶と村方鍛冶
(3)先掛けと刃金入れ技術
5 先島の寄留鍛冶と在村鍛冶
(1)「ヤンバルカンジャー」の寄留
(2)在村鍛冶とヒ祭
(3)波照間島の鞴祭
2 竹富島の鞴祭
1 竹富島の鍛冶伝承
2 鍛冶屋,真栄里憲一
3 竹富島の鞴祭
3 南島鉄器文化の技術的特色
1 沖縄の鍛冶技術の装置体系
(1)送風装置
(2)金床と木台
4 南島鍛冶職人の修行過程
1 職と技術伝承
2 南島の鍛冶職人
3 鍛冶材料
4 鍛冶の修行過程
(1)本土の場合
(2)沖縄の場合
5 鍛冶伝承と鍛冶小屋跡
1 沖縄の鍛冶屋の概要
(1)戦後の鍛冶屋の概要
(2)町の鍛冶
(3)回村の鍛冶
(4)寄留鍛冶
(5)在村鍛冶
(6)所遣座の鍛冶
2 鍛冶小屋の種類
(1)町の鍛冶小屋
2 番所などに近い鍛冶小屋
(3)村の鍛冶小屋
4 鍛冶場跡
3 鍛冶屋と鍛冶跡の関わり
(1)最近まで営業しており,実際の鍛冶屋の活動が記憶されているもの
(2)信仰的なものに結びついて記憶されているもの
6 『東北院職人歌合』における鍛冶図
1 『東北院(建保)職人歌合』の挿画の系譜
2 鍛冶の姿勢
3 鍛冶鞴の位置と向き
4「12番本」の異本
付記
7 南島,インドネシア,韓国の鞴
1沖縄の鍛冶技術の南方的特色
2 大和鞴の移入
3 インドネシア諸島の鞴
(1)皮袋の鞴
(2)芯を抜いた丸木二本の筒鞴
(3)車輪を利用した回転式の鞴
(4)長尺型の箱鞴
4 踏み鞴と箱鞴―韓国における変遷―
(1)4弁式の箱鞴
(2)3弁式の鞴
(3)踏み鞴
5 沖縄の鞴差し
8 鳴り物製作技術とその装置
1 過酷の鉦作り
(1)熔解炉
(2)型
(3)加熱炉
2 バリ島,クルンクンのゴング作り
(1)鞴
(2)坩堝
(3)火炉
(4)石型
(5)鍛造用具
3 ジャワ島,ウォノソボの銅器作り
(1)加熱炉
(2)鞴
4 まとめ
9 ジャワ島の鍛冶の村を訪ねて
ジャワ島への憧れ
1 西ジャワ州の高原の町スカブミへ
(1)ジャカルタからバンドンへ
(2)スカミブの点描
(3)早朝のバザール
(4)古鉄と再生のジャワ島の鉄文化
2 スカミブの鍛冶屋の村
(1)鍛冶の先進地チサト村へ
(2)チバトの鍛冶屋の刃金入れ技術
(3)中国式の鞴と動力ファン
3 スカラジャ郡ジャラン・ガナソリ村の鍛冶屋
(1)竹棹の関所や養魚池
(2)ガナソリ村の鍛冶屋の組織
(3)ガナソリ村の古風なププタン(鞴)
(4)金床と火炉をめぐって
4 ボロス郡クボンぺデス村の鍛冶屋
(1)道を間違えてクボンペデス村へ
(2)鉄の台を持つ風呂鍬の鍛造を見る
(3)鍛冶用の炭をめぐって
5 チアンジュール盆地の水田で
(1)西部ジャワの穀倉チアンジュール付近
(2)チヘア村の稲刈り風景
(3)米の品種の変化と稲刈り道具
(4)山羊,牛,水牛の飼育と草刈機
6 中部ジャワ島への旅
(1)中部ジャワ海沿岸の水田と稲
(2)ブレベスの畑用の鍬に見る中国鍛冶技術
(3)中部ジャワ島の棚田と鍬
(4)旅の終わり
10 インドネシア諸島の鍛冶――装置と作業様式の変容をめぐって――
1 マレー系鍛冶在来技術研究の意義
2 タナ・トラジャの鍛冶
3 西スマトラ・ブキティンギの鍛冶
4 東スマトラ・メダン周辺の鍛冶
5 結論
11 山刀考――インドネシア,タナ,トラジャの鍛冶の技術を中心に――
1 鉈と山刀
2 山刀を作る鍛冶
(1)親方と先手の役割
(2)火炉・金床・木台
3 山刀作りの技術
4 まとめ
Ⅹ2 インドネシア西ジャワ州スカブミ鉄製農具発達小史
1 西ジャワ州スカブミ県の概要
2 スカブミ近郊の鍛冶業の諸形態
(1)スカブミ県チサト(Cisaat)郡チバト(Cibat)村の鍛冶
(2)スカブミ県バロス(Baros)郡クボンプデス(Kubon Pedes)村,ジャランガナソリ(JL.Ganasori)村の鍛冶
3 インドネシアにおけるふたつの鍬型の形式分類
4 スカブミ地方の「U字型鍬」と「ヒツ付き鍬」
5 鍬台を持つ「U字型鍬」
6 エステイト農業と鍛冶技術
7 中国系鉄器の伝来
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子どもの自立と授業の科学 

共著
庄井良信・中瀬古 哲 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
240 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
1991年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-235-1/ISBN4-87440-235-6 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
授業における「自立」と主体形成、学力形成や、優等生の人格破壊や学習意欲の疎外などといった現代の問題に、理論と実践の両面から取り組む。
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【品切】
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有島武郎試論 

著者
田辺健二 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
216 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1991年1月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-233-7/ISBN4-87440-233-X 
Cコード
C3099 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
日本人としてある種の異質さを持ちながら根強く読みつがれ時代の局面に来ると表に表れる有島文学の特質。明治43年の有島武郎・有島武郎の内部生命観、ほか。
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人と組織の活性化研究 

著者
村上哲大 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
330 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1990年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-232-0/ISBN4-87440-232-1 
Cコード
C1033 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
社員に、いかにして意欲を持たせ、能力の向上をはかり、創造性を開発するか。企業内企業とも言うべき一人会社制の提案など、日本社会の将来を見透しての労作。
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昭和国語教育個体史 

著者
輿水 実 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
630 
定価
14,951円 (本体13,592円 )
発行日
1990年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-229-0/ISBN4-87440-229-1 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
戦前の近代国語教育、戦時中の国民的思考を経て戦後アメリカ言語学・言語教育の受入れ、33年間の指導要領につなげられた歴史を著者の体験に基づいて記録する。
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はじめに (鳴門教育大学副学長 野地潤家)
序章 昭和国語教育個体史
一 現場の昭和国語教育個体史総括
二 昭和国語教育史のまったく新しいとらえ方
三 過去六〇年間の国語科教育の歩み
     第1部 昭和戦前期
第一章 国語科教育研究五〇年
一 機能的国語教育ということ
二 教育理論とシステムとモデル
三 国語教育研究五〇年
第二章 国語科の思潮はなぜ変わるか
一 歴史の本質
二 教育実践と理論史
三 国語教育研究問題の歴史
四 一九三〇年代、四〇年代の国語教育研究問題
五 一九五〇年代から現在までの国語教育研究問題
六 国語教育思潮は何によって変わるか
七 教育の現実問題研究の姿勢
第三章 形象理論の頃
一 それはどういうものであったか、なぜそれが出てきたか
二 わたしはそれにどんな関与をしているか
三 それは現場ではどのように受取られていたか
第四章 解釈学的国語教育の頃
一 それはどういうものであったか、なぜそれが出てきたか
二 わたしはそれにどんな関与をしているか
第五章 言語教育の頃
一 昭和一〇年頃の客観的状勢
二 わたしの『国語教育理論』
三 『言語教育概論』の頃
第六章 戦時中の国語科教育
一 国民科国語のあり方
二 国民科国語の実践
三 「決戦国語教育・戦ふ綴方」
     第2部 昭和銭後期 (一)
第一章 占領下の国語科教育 その一
一 無事を確かめ合う
二 教職適格審査
三 「みんないいこ教科書」の編集
四 昭和二二年度指導要領の編集
第二章 占領下の国語科教育 その二
一 『国語のコース・オブ・スタディ』
二 単位と単元
三 雑誌『コトバ』の再興
第三章 占領下の国語科教育 その三
一 教員再教育講習
二 戦後国語科教育の三段跳び
三 昭和二六年度指導要領の「まえがき」
四 この頃の学習指導案
第四章 講和後の国語科教育
一 二十世紀前半における国語教育法の進歩
二 学力低下と学力調査
三 戦前・戦後を一貫した原理
四 経験主義対能力主義
第五章 国語科学習の系統化 その一
一 国語教育連盟と日本国語教育学会
二 系統学習オリエンテーション座談会
第六章 国語科学習の系統化 その二
一 「国語の系統学習」のまとめ
二 東部地区で話したこと
三 西部地区で話したこと
     第3部 昭和戦後期 (二)
第一章 小学校用国語教科書の編集
一 『週刊朝日』の教科書批判
二 小学校用「国語」編集の趣意
三 全一三巻の各巻についている能力表
四 教材の系列と能力の発達
五 文法学習指導と学習の手引きの系列
六 教師用書(学習指導書)
第二章 文法教育ブーム
一 系統化と文法教育
二 小学校の文法指導
三 文法指導と言語への関心・意識
第三章 昭和三三年度学習指導要領の編集
一 編集委員会の成立
二 国語学習指導のバランス
三 基礎学力・系統化・思考力
四 改訂指導要領の学力観
第四章 戦後の国語教育の講座
一 刀江書院の『国語教育講座』
二 全日本国語教育協議会の明治図書講座『国語教育』
三 『国語指導法体系』の編集
第五章 国語教育の実態調査
一 実態調査の流行
二 国語教育と基本語の問題
三 学習指導の実態についての質問紙調査
四 国語学習能力の発達
第六章 わたしの研究発表
一 国立国語研究所の講演会・研究発表会
二 国語学力の水準
三 作文能力の学年的発達
     第4部 昭和戦後期 (三)
第一章 教材研究の復興
一 教材とは何か
二 国語の教材性、特に、言語と思考との連関
三 国語科における教材と単元の編成
四 国語科教材の範囲と内容
五 国語科における教材研究の方法
六 国語教材の価値的観点十か条について
第二章 スキル学習時代
一 スキル学習ということ
二 基礎学力の養成
三 グレーのスキル学習
四 国語科スキル学習の意義
五 スキルのプログラム学習
第三章 国語科教育の正常化 その一
一 授業中心主義の復活
第四章 国語科教育の正常化 その二
一 「聞く・話す・読む・書く」から「言語・作文・読解」へ
二 言語教育・国語教育・国語科教育
三 国語科学習の本質特性
第五章 国語科教育の正常化 その三
一 国語科学習の構造化とスキル学習
二 新しい国語学力指導法
     第5部 国語科研究個体史――まとめ――
第一章 わたしの国語教育の研究の成果 その一
一 国語教育の統一的研究
二 人間形成
三 漢字の読み書き分離学習
第二章 わたしの国語教育の研究の成果 その二
四 基本的指導家庭
五 国語学力
第三章 わたしの国語教育の研究の成果 その三
六 スキル学習
輿水實年譜
輿水實著作目録
あとがき (青山学院大学講師 風間彰典)
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漢文の教材研究5 漢詩篇(二)

著者
森野繁夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
170 
定価
2,530円 (本体2,300円 )
発行日
1990年9月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-231-3/ISBN4-87440-231-3 
Cコード
C3098 
ジャンル
国語・漢文教育〈漢文教育〉
 
内容
孟浩善「春暁」・劉禹錫「秋風引」・高適「除夜作」・岑参「磧中作」・王維「九月九日憶山東兄弟」・張継「楓橋夜泊」ほか。
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『漢文の教材研究』について
「漢詩」の教材研究
1 孟浩然「春暁」
2 劉禹錫「秋風引」
3 王昌齢「芙蓉桜送辛漸」
4 王翰「涼州詞」
5 王之渙「登鸛鵲桜」
6 王之渙「涼州詞」
7 高適「除夜作」
8 岑参「磧中作」
9 王維「九月九日憶山東兄弟」
10 王維「送元二使安西」
11 王維「鹿柴」
12 王維「竹里館」
13 張継「楓橋夜泊」
14 白居易「八月十五日夜禁中独宿対月憶元九」
15 白居易「香炉峰下新ト山居草堂初成偶題東壁」
16 元槇「聞白楽天左降江州司馬」
17 柳宗元「江雪」
18 杜牧「江南春」
19 杜牧「山行」
20 于業「勧酒」
〈附録〉
一、漢詩のきまり
二、唐代詩人の生没年
三、唐代職官表
四、唐代要図
あとがき
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時代の課題と哲学者 

著者
西川 亮 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
218 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1990年9月17日 
ISBN
ISBN978-4-87440-230-6/ISBN4-87440-230-5 
Cコード
 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
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心に培う文学教育の構造 

著者
山下 宏 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
236 
定価
2,970円 (本体2,700円 )
発行日
1990年9月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-228-3/ISBN4-87440-228-3 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
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一つの水脈 

著者
岩崎文人 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
236 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1990年9月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-227-6/ISBN4-87440-227-5 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
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【品切】
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中国近世文学評論史 

著者
横田輝俊 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
400 
定価
13,200円 (本体12,000円 )
発行日
1990年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-224-5/ISBN4-87440-224-0 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/アジア〈文学〉
 
内容
清代文人結社の形態と文学論の実態を究明。明代詩文社の展開で華北・中・南の各詩社を、明代文学論の展開で詩文論を、清代文学論の展開で古文論と詩論を。
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     第一部 明代詩文社の展開
序章
第一章 華北の詩社
(一) 李東陽の詩社
(二) 前七子の詩社
(三) 後七子の詩社
(四) 三袁の詩社
(五) 海岱詩社
第二章 華中の詩社
一 江蘇地方
(一) 北郭の十友
(二) 杜瓊の詩社
(三) 沈周らの詩社
(四) 碧山吟社
(五) 歸有光の文社
(六) 明末の文社
二 南京地方
(一) 清恬雅会
(二) 芳園雅会
(三) 林下同会
(四) 南都吟社
(五) 秣陵吟社
(六) 三餘雅会
(七) 西臺雅集
(八) 李宗城の詩社
(九) 李登の詩社
(一〇)長干社
(一一) 詩畫社
(一二) 羅縣閣文社
(一三) 青渓社
三 浙江地方
(一) 烏トンの九老会
(二) 小瀛洲十老社
(三) スイ李耆英会
(四) 西湖八社
(五) 武林怡老会
(六) 湖南崇雅社
(七) ケン山逸老社
第三章 華南の詩社
一 福建地方
(一) ビン中の十子
(二) 徐トンらの詩社
二 廣東地方
(一) 前五先生の詩社
(二) 後五先生の詩社
結章
     第二部 明代文学論の展開
序章
第一章 明初の詩文論
(一) 高啓
(二) 楊基
(三) 張羽
(四) 彝王 
(五) 王行
(六) 唐粛
(七) 宋濂
(八) 劉基
(九) 蘇伯衡
(一〇) 王イ
(一一) 方考孺
(一二) 会瓊
(一三) 朱右
(一四) 林鴻
(一五) 高柄
第二章 三楊らの詩文論
(一) 楊士奇
(二) 榮楊 
(三) 永楽大典と詩文論
第三章 成化・弘治・正徳の詩文論
(一) 李東陽
(二) 楊守陳
(三) 李夢陽
(四) 何景明
(五) 王延相
(六) 康海
(七) 徐禎卿
(八) 文微明
(九) 唐寅
(一〇) 楊循吉
第四章 嘉靖・隆慶・萬暦の詩文論
一 李・王の派
(一) 李攀龍
(二) 王世貞
(三) 謝榛
(四) 徐中行
(五) 宗臣
(六) 呉国倫
(七) 汪道昆
(八) 胡応麟
(九) 屠隆
二 公安派
(一) 袁宗道
(二) 袁宏道
三 陶望齢の詩と詩文論

一 ある文学論
二 意象と表現
三 明代の古文と八股文
(一) 明初の八股文
(二) 唐・帰・袁の古文と股法
(三) 唐・帰・袁の八股文についての見解
(四) 試題と時勢
(五) 古文と八股文との境界
     第三部 清代文学論の展開
第一章 桐城派出現以前の古文論――倭禧を中心として――
一 学道・積理
二 法
三 考據
第二章 桐城派の古文論
一 方苞(一六六八-一七四九)
二 劉大 (一六九八-一七八〇)
三 姚 (一七三一-一八一五)
第三章 曽国藩の古文論>
一 陰陽剛柔
二 義理、詞章、考據
三 「鳴原堂論文」と「求闕齋讀書録」等
附 方苞と八股文
第四章 清代の詩論
一 銭謙益
二 袁枚
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わが心のうちなる歌碑2 

著者
野地潤家 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1990年8月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-225-2/ISBN4-87440-225-9 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
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個を伸ばす国語教育 

著者
松野脩輔 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
1990年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-226-9/ISBN4-87440-226-7 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈読みの指導〉
 
内容
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スパルタ史 〈紀元前950-192年〉

訳者
丹藤浩二[W.G.フォレスト著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
294 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1990年3月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-221-4/ISBN4-87440-221-6 
Cコード
 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
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校本田植草紙 

著者
友久武文 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
358 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
1990年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-223-8/ISBN4-87440-223-2 
Cコード
C3095 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
東京大学国語研究室本を底本として、近年発見の「草紙」系歌謡の歌詞や配置構成の全容を有効且つ正確に把握でき、その位置・特色をも再認識できる(真鍋昌弘)。
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凡例
朝歌一番
朝歌二番
朝歌三番
朝歌四番
昼歌一番
昼歌二番
酒来時之歌
酒呑て後
昼歌三番
昼歌四番
晩歌一番
晩歌二番
晩歌三番
晩歌四番
あがり歌
時儀歌
一ツ歌
苗取歌
補遺編
諸本解題
後記
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戦後地域民主主義の歩み 

著者
天野卓郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
264 
定価
1,922円 (本体1,748円 )
発行日
1990年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-222-1/ISBN4-87440-222-4 
Cコード
 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
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意見文指導の研究 

著者
大西道雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
360 
定価
4,805円 (本体4,369円 )
発行日
1990年3月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-220-7/ISBN4-87440-220-8 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
意見を論理的に構築し的確に伝えるための認識と表現の指導研究。意見文における創構指導の系統的目標設定、中学生・高校生の課題意見文の指導など。
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戦後社会福祉の展開 

著者
田代国次郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
270 
定価
5,126円 (本体4,660円 )
発行日
1990年2月26日 
ISBN
ISBN978-4-87440-219-1/ISBN4-87440-219-4 
Cコード
C3036 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
戦後から高度経済成長期を経て現在に至る広島県を中心にした寡婦・母子・父子・孤老等の問題とそれに対する社会福祉の展開と問題点。
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第1編 広島県母子寡婦父子福祉の展開
1 戦後母子福祉問題の出現
2 経済成長期の母子寡婦福祉問題
3 低経済成長期の母子寡婦父子福祉問題
4 広島県母子寡婦福祉の現状と課題
第2編 広島県更年期福祉の展開
1 戦後広島県の高年期福祉問題
2 経済成長期の高年期福祉問題
3 広島県高年期福祉問題の現状と課題
あとがき
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古英詩韻律研究 

著者
藤原保明 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
380 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1990年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-217-7/ISBN4-87440-217-8 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
古英詩の韻律と構造を決定するのは強弱という型であることに着目して、百年以上も的確に捉えられなかったさまざまな韻律現象を明らかにする。
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はしがき
序章 古英詩と韻律
第1節 古英詩の成立と韻律の特徴
第2節 古英詩韻律研究の問題点
第3節 新しい韻律の枠組みの設定
第1章 古英語の語強勢
まえがき
第1節 単純語の強勢
第2節 接頭辞付加語の強勢
第3節 複合語の強勢
第4節 接尾辞付加語の強勢
まとめ
第2章 古英詩の押韻
まえがき
第1節 頭韻の原則
第2節 頭韻の位置
第3節 頭韻の形式と分布
第4節 頭韻と語彙範疇
第5節 頭韻の機能
第6節 頭韻詩の中の脚韻
まとめ
第3章 古英詩のリズム
まえがき
第1節 Sievers(1893)におけるリズム
第2節 Bliss(1962,1967)におけるリズム
第3節 Halle & Keyser(1971)におけるリズム
第4節 Russom(1987)におけるリズム
第4章 頭韻詩のための新韻律論
まえがき
第1節 頭韻詩の成立と韻律構造に関する仮説
第2節 強勢と頭韻
第3節 頭韻の原則
第4節 頭韻階級の原則
第5節 副詞の範疇と機能および頭韻
第6節 韻律解釈再考
第7節 古英詩以外の頭韻詩と韻律
終章
参考文献
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さまよえるユダヤ人 ―翻訳と研究―

訳者
高橋規矩[シェリー著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
180 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1990年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-216-0/ISBN4-87440-216-X 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
詩人18歳のときの作品で総行数1451行の長編詩。ユダヤ人文学の中でも異彩を放つこの詩と関係ある他の詩人の詩をも翻訳掲載する。
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三世代同居の家族関係 

共著
横山紘子・神谷ゆかり 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
220 
定価
2,989円 (本体2,718円 )
発行日
1990年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-215-3/ISBN4-87440-215-1 
Cコード
C3037 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
「もしも人生を始めからやり直すことができるとしたら、あなたはどんな人生を歩みたいと思うか」をテーマにした計105項目845問のアンケートをもとに分析。
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はじめに
第一章 総論
第一節 しつけと祖父母同居および母親就業との関係
第二節 しつけの目標と祖父母同居および母親就業との関係
第三節 しつけの方法と祖父母同居および母親就業との関係
第四節 夫の家事分担と親との同居および妻就業との関係
第五節 同居意識と同居の有無との関係
第六節 同居の苦労の認識と祖父母同居および母親就業との関係
引用文献
第二章 調査,研究
第一節 しつけに及ぼす祖父母の同居および母親就業の影響について
第二節 しつけの目標に及ぼす祖父母との同居および母親就業の影響について
第三節 しつけの方法に及ぼす祖父母との同居および母親就業の影響について
第四節 夫の家事分担に与える親との同居および妻就業の影響について
第五節 同居の有無要因が同居に関する意識に及ぼす影響について
第六節 同居の苦労の認識に及ぼす祖父母との同居および母親就業の影響について
引用文献
資料 アンケート
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東アジアの経済発展 

編者
金子敬生・安元泰 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
340 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
1990年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-213-9/ISBN4-87440-213-5 
Cコード
C3021 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
躍進しつづける東アジアの経済を、儒教・社会経済構造・歴史の各面から、日本・韓国・中国の研究者が共同執筆。東アジアNIESの経済発展と日本の役割、ほか。
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大越史略索引 

著者
片倉 穣 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
240 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1990年1月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-218-4/ISBN4-87440-218-6 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア
 
内容
陳荊和氏編『校合本大越史略』に記載の年代・人名・地名・官職名をはじめベトナム前近代史研究に必要な全ての名辞・語彙を収集摘録。巻末にはさらに検字表を付した。
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遅い朝食 

著者
川本洋子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
100 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1990年1月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-137-8/ISBN4-87440-137-6 
Cコード
C1092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
大阪文学学校で小野十三郎氏に学んだ作詩法が光る好詩集。1979年から1988年までの詩。
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THE RESEARCH OF THE CHINESE MUSLIM SOCIETY IN NORTHERN THAILAND 

著者
今永清二 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
240 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
1990年 
ISBN
ISBN978-4-87440-153-8/ISBN4-87440-153-8 
Cコード
C3022 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア
 
内容
The General Situation of Nan Ho Muslim Community / Sanpakhoi Muslim Community / Chang Klan Muslim Community / Chang Puak(英文)
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 INTRODUCTION

THE GENERAL SITUATION OF BAN HO MUSLIM COMMUNITY
THE GENERAL SITUATION OF SANPAKHOI MUSLIM COMMUNITY
THE GENERAL SITUATION OF CHANG KLAN MUSLIM COMMUNITY
THE GENERAL SITUATION OF CHANG KLAN MUSLIM COMMUNITY
THE GENERAL SITUATION OF HUO FAI MUSLIM COMMUNITY
THE GENERAL SITUATION OF THA TON MUSLIM COMMUNITY
THE GENERAL SITUATION OF FANG MUSLIM COMMUNITY
THE GENERAL SITUATION OF BAN YANG MUSLIM COMMUNITY
THE GENERAL SITUATION OF MAESAI MUSLIM COMMUNITY
THE GENERAL SITUATION OF MAEASALONG (BAN SANTIKIRI) MUSLIM COMMUNITY
THE GENERAL SITUATION OF THE CHINESE MUSLIM COMMUNITY IN CHIANG RAI
THE GENERAL SITUATION OF PAKISTANI MUSLIM COMMUNITY IN CHIANG RAI
THE GENERAL SITUATION OF BAN TAM MUSLIM COMMUNITY
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わたしのシルクロード 

著者
石田米孝 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
280 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1989年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-096-8/ISBN4-87440-096-5 
Cコード
C0095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
シルクロードに沿う国の人々の経済的な貧しさと心の不思議なのびやかさに触れて語る鋭い文明批評。
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広島県の獅子舞 

著者
真下三郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
114 
定価
1,601円 (本体1,456円 )
発行日
1989年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-212-2/ISBN4-87440-212-7 
Cコード
 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
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表現教育の研究 

著者
森田信義 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
140 
定価
1,430円 (本体1,300円 )
発行日
1989年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-211-5/ISBN4-87440-211-9 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
言葉と人間のものの見方、考え方、感じ方とを関連づけて言語表現技能の向上を図る。表現と認識、表現教育の目標、表現の過程と指導過程、表現指導の方法、ほか。
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集中豪雨を追う 

著者
中国新聞社 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
136 
定価
1,922円 (本体1,748円 )
発行日
1989年8月5日 
ISBN
ISBN978-4-87440-210-8/ISBN4-87440-210-0 
Cコード
 
ジャンル
生命・環境・自然
 
内容
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『源氏物語』学習指導の探究 

著者
世羅博昭 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
412 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
1989年7月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-207-8/ISBN4-87440-207-0 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
著者自ら源氏物語の教材化をはかり授業に試みた実践の記録。特に敬語表現の考究、語句・語彙・文法についての指導法の報告は卓抜で示唆するところが大きい。
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英語教育 ―研究と資料―

著者
森山善美 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
176 
定価
2,073円 (本体1,885円 )
発行日
1989年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-209-2/ISBN4-87440-209-7 
Cコード
 
ジャンル
英語教育
 
内容
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小学校対象 みがき合う授業の創造 

著者
山中克彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
266 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1989年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-206-1/ISBN4-87440-206-2 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈話し言葉教育〉
 
内容
小学校教育において聞くこと・話すこと・話し合いの重要性に着目、話すことの指導を中心に豊かな言語環境づくりを目指した30年の実践と論考。
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春秋正義の世界 

著者
野間文史 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
232 
定価
3,097円 (本体2,816円 )
発行日
1989年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-205-4/ISBN4-87440-205-4 
Cコード
C3098 
ジャンル
国語・漢文教育〈古典・漢文教育〉
 
内容
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バッハ・インヴェンションとシンフォニア 

著者
石川正司 
シリーズ
 
助成
 
判型
A4 
ページ
132 
定価
2,492円 (本体2,266円 )
発行日
1989年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-025-8/ISBN4-87440-025-6 
Cコード
 
ジャンル
教育〈音楽・美術〉
 
内容
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広島・中国路 水紀行 

著者
佐々木健  
シリーズ
 
助成
 
判型
四六変形 
ページ
219 
定価
1,281円 (本体1,165円 )
発行日
1989年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-5 
Cコード
 
ジャンル
生命・環境・自然 一般書/随筆
 
内容
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国語科教育実践理論の研究 

著者
清水 茂 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
326 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
1989年5月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-201-6/ISBN4-87440-201-1 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
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ギリシア散策 

著者
関本 至 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
170 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1989年5月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-101-9/ISBN4-87440-101-5 
Cコード
C3088 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
ギリシアの言語・文学・歴史に対する造詣をもとに、随筆風につづった現代ギリシア論。現代ギリシアの方言に見る諺の修辞法/アリ・パシャについて、ほか。
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現代ギリシア方言に見る諺の修辞法
アリ・パシャについて
マクリヤーニス将軍とその二つの遺稿
カヴァーフィス覚書
知られざる文学――現代ギリシア詩――

ギリシアの言語問題
辞書にないギリシア語
一冊の本
アテネより
アテネ大学とセサロニーキ大学
ギリシア行漫筆
ペメポーニソスの旅
ギリシア再訪
ギリシアと私
私の歩んだ道――言語の森の小径――
文学と私――わが読書遍歴――
二人の学者の訃
ウォピンとドーチェスタ
英国旅行の思い出
あとがき
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REFLECTIONS ON THE NATURE AND STYLE OF THE LIBERAL ARTS 

著者
Miles. M. Shishido/斯林三枝子注 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
100 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1989年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-280-1/ISBN4-87440-280-1 
Cコード
C3082 
ジャンル
言語学〈英語・その他〉
 
内容
大学生用テキスト。著者は日系二世でシカゴ大学Ph. D.現在パシフィック大学宗教・哲学教授。原文の他に詳細な注を付ける。
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人体についての科学〈第2刷〉 

他著
銭場武彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
180 
定価
2,492円 (本体2,266円 )
発行日
1989年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-200-9/ISBN4-87440-200-3 
Cコード
 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
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漢文の教材研究6 文章篇

著者
山本 昭 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
177 
定価
2,456円 (本体2,233円 )
発行日
1989年3月31日 
ISBN
ISBN978-4-87440-202-3/ISBN4-87440-202-X 
Cコード
C3098 
ジャンル
国語・漢文教育〈漢文教育〉
 
内容
漁父之辞・桃花源記・五柳先生傳・春夜宴従弟桃花園序・雑説・師説・蛇捕者説・賣油翁・愛蓮説・讀孟嘗君傳。
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『漢文の教材研究』について
漢文の「文章」の教材教育
一、「漁父之辭」(屈原)
二、「五柳先生傳」(陶淵明)
三、「桃花源記」(陶淵明)
四、「春夜宴從弟桃花園序」(李白)
五、「雜説」(韓愈)
六、「師説」(韓愈)
七、「捕蛇者説」(柳宗元)
八、「讀孟嘗君傳」(王安石)
九、「賣油翁」(歐陽脩)
十、「愛蓮説」(周敦頤)
参考文献
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漁業社会の食生活語彙 

著者
町 博光 
シリーズ
広島女子大学国語国文学叢書 
助成
 
判型
B6 
ページ
274 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1989年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-204-7/ISBN4-87440-204-6 
Cコード
 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
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大和の恋は終わりたるらし 

著者
真木ひろこ 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
274 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1989年3月3日 
ISBN
ISBN978-4-87440-090-6/ISBN4-87440-090-6 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
乙女の彷徨と死の近辺。大学進学で上京し梶山季之氏らとも交流をもち、ある日突然鉄道死した若き女性の追証。
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日本児童詩教育の歴史的研究 

著者
弥吉菅一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
全3巻3,240 
定価
74,800円 (本体68,000円 )
発行日
1989年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-199-6/ISBN4-87440-199-6 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
明治維新から昭和敗戦にいたるまでの間の児童詩教育の変遷史。時代と、それが子どもの詩と心の教育に与えた影響、教育現場と社会の受容の実態など。
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〈第一巻〉
まえがき
序章
はじめに
一、研究の契機
(一) 学的立場からの契機
(二) 私的立場からの契機
二、研究の課題・目的・意義
(一) 研究の課題
(二) 研究の目的
(三) 研究の意義
三、研究の視点・構想・方法
(一) 研究の視点
(二) 研究の構想
(三) 研究の方法
第一章 投稿詩歌とわらべ唄の時代
一、時代の区分と傾向
(一) 時代の区分(明治初年~同一三年)
(二) 時代の傾向
二、投稿誌『頴才新誌』所収詩歌の検討
(一) 投稿誌『頴才新誌』の創刊
(二) 投稿誌『頴才新誌』の時代区分とその傾向
(三) 投稿誌『頴才新誌』所収詩歌の分析
(四) 投稿誌『頴才新誌』所収詩歌の位置
三、伝承童謡わらべ唄作品の検討
(一) 伝承童謡わらべ唄の分類と立場
(二) 子守唄の作品分析
(三) 遊戯唄の作品分析
(四) 天体気象の作品分析
(五) 動物植物の作品分析
(六) 年中行事の作品分析
(七) 大阪のわらべ唄の分析
四、投稿詩歌・わらべ唄の脱皮現象の検討
(一) はじめに
(二) 『頴才新誌』所収詩歌の傾向と分析
(三) わらべ唄の改作傾向とその分析
(四) 学校唱歌の創作過程の傾向とその分析
(五) おわりに
五、投稿詩歌・わらべ唄時代の意義と位置
(一) はじめに
(二) 当時における意義と位置
(三) 現代における意義と位置
(四) おわりに
第二章 学校唱歌と投稿詩歌の時代
一、時代の区分と傾向と問題点
(一) 時代の区分(明治十四年~同二十五・六年)
(二) 時代の傾向
(三) 当代児童詩教育の問題点と分析企画
二、学校唱歌の作品に対する検討
(一) はじめに
(二) 『小學唱歌集』とその作品分析
(三) 『幼稚園唱歌集』とその作品分析
(四) 『小學歌唱』とその作品分析
(五) 「君が代」の制定過程の分析
(六) おわりに
三、国語教科書の詩教材の検討
(一) はじめに
(二) 自由編纂時代の諸本の分析
(三) 検定初期時代の諸本の分析
(四) おわりに
四、投稿誌『頴才新誌』所収の詩歌作品の検討(一) はじめに
(二) 韻文中心時代の概観(傾向と区分)
(三) 韻文中心時代の投稿作品の分析(一)
(四) 韻文中心時代の投稿作品の分析(二)
(五) 韻文中心時代の投稿作品の分析(三)
(六) おわりに
五、少年雑誌『少年園』所収の投稿新体詩の検討
(一) はじめに
(二) 『少年園』投稿新体詩の分析(一)
(三) 『少年園』投稿新体詩の分析(二)
(四) おわりに
六、学校唱歌と投稿詩歌の時代の意義と位置
(一) はじめに
(二) 当代における意義と位置
(三) 現代からみた意義と位置
(四) おわりに
第三章 軍歌流行と少年詩萌芽の時代
一、時代の区分と傾向と問題点
(一) 時代の区分(明治二十五・六年~同三十九・四十年)
(二) 時代の傾向
(三) 当代児童詩教育の問題点と分析企画
二、軍歌と唱歌の作品検討
(一) はじめに
(二) 日清戦争中の軍歌の分析
(三) 戦時体制下の学校唱歌の分析
(四) 日露戦争中の軍歌の分析
(五) おわりに
三、国語教科書の詩教材の検討
(一) はじめに――対象と分類法――
(二) 検定本の詩教材の分析
(三) 国定本の詩教材の分析
(四) 「作文」から「綴り方」への分析
(五) おわりに
四、少年誌『日本之少年』投稿作品の検討
(一) はじめに――創刊と傾向――
(二) 投稿新体詩(日清以前)の作品分析
(三) 懸賞詩歌(日清前後)の作品分析
(四) 投稿新体詩(日清戦時下)の作品分析
(五) おわりに(位置)
五、少年誌『少年世界』投稿作品の検討
(一) はじめに
(二) 少年誌『少年世界』の日清戦時下投稿作品分析――自由投稿(明治27年~32年)の時代――
(三) 少年誌『少年世界』の戦時体制下投稿作品分析――懸賞課題応募(明治33年~35年)の時代――
(四) 少年誌『少年世界』の日露戦時下投稿作品分析――韻文作品空白(明治36年~41年)の時代――
(五) おわりに
六、新体詩創作指導書の検討
(一) はじめに(趣旨)
(二) 序
(三) 内容
(四) おわりに(意義)
七、軍歌流行と少年詩萌芽の批判と位置
(一) はじめに
(二) 時代的意義
(三) 現代的意義
(四) おわりに

〈第二巻〉
第四章、少年詩ブームと新童謡試作の時代
一、時代の区分と傾向と問題点
(一) 時代の区分(明治三十八・九年~大正五・六年)
(二) 時代の傾向
(三) 当代児童詩教育の問題点と分析企画
二、少年誌『少年世界』投稿作品の検討
(一) はじめに
(二) 第一期――再び、和歌・俳句・新体詩の時代――『少年世界』明治四十二年(第十五巻)~大正二年(第十九巻)――
(三) 第二期=小唄・新口語詩などへの志向時代――『少年世界』大正三年(第二十巻)~大正七年(第二十四巻)――
(四) おわりに
三、少年詩ブーム現象に対する検討
(一) はじめに
(二) 少年詩と『日本少年』詩の分析
(三) 少年誌と『芳水詩集』の分析
(四) 終わりに
四、新童謡の試作現象に対する検討
(一) はじめに――新童謡の胎動――
(二) 新童謡の試作品の分析(一)
(三) 新童謡の試作品の分析(二)
(四) 新童謡の試作品の分析(三)
(五) おわりに――新童謡の方向――
五、学校唱歌の新現象に対する検討
(一) はじめに――民間から文部省へ――
(二) 民間編・唱歌集作品の分析
(三) 文部省編・唱歌集作品の分析
(四) おわりに――新現象の視点から――
六、第二期国定国語教科書の詩教材の検討
(一) はじめに――第二期国定教科書とその傾向――
(二) 第二期国定国語教科書詩教材の抽出と分類一覧
(三) 第二期国定国語教科書詩教材の作品分析
(四) おわりに――第二期国定国語教科書詩教材の位置――
七、少年詩ブームと新童謡試作時代の意義と位置
(一) はじめに
(二) 当時における意義と位置
(三) 現代からみた意義と位置
(四) おわりに
第五章 創作同様開花の時代
一、時代の区分と傾向と問題点
(一) 時代の区分(大正六・七年~同十一・二年)
(二) 時代の傾向
(三) 当代児童詩教育の問題点と分析企画
二、詩人の創作童謡に対する検討
(一) はじめに
(二) 北原白秋とその童謡の分析
(三) 西条八十とその童謡の分析
(四) 野口雨情とその童謡の分析
(五) 三木露風とその童謡の分析
(六) おわりに
三、児童の創作童謡に対する検証
(一) はじめに
(二) 『赤い鳥』における童謡の創作指導
(三) 『金の船』『金の星』における童謡の創作指導
(四) 『童話』における童謡の創作指導
(五) おわりに

四、第三期国定国語教科書の詩教材の検討
(一) はじめに――第三期国定教科書とその傾向――
(二) 第三期国定国語教科書詩教材の抽出と分類一覧
(三) 第三期国定国語教科書詩教材の作品分析
(四) おわりに――第三期国定国語教科書詩教材の位置――
五、創作童謡開花の時代の意義と位置
(一) はじめに
(二) 当代のなかでの意義と位置
(三) 現代からみた意義と位置
(四) おわりに
第六章 児童自由詩の時代
一、時代の区分と傾向と問題点
(一) 時代の区分(大正十・十一年~昭和四・五年)
(二) 時代の傾向
(三) 当代児童詩教育の問題点と分析企画
二、児童自由詩の提唱と指導に対する検討
(一) 白秋の「兒童自由詩」発見とその分析企画
(二) 白秋の「兒童自由詩」発見過程の分析
(三) 白秋の「兒童自由詩」命名提唱の分析
>三、児童自由詩の指導と展開に対する検討
(一) はじめに――提唱以降の展開の分析企画――
(二) 白秋「兒童自由詩」展開第一期の分析
(三) 白秋の「兒童自由詩」展開第二期の分析
(四) おわりに――提唱以降の展開の総括――
四、児童自由詩の選出評語からの検討
(一) はじめに――白秋の選出評語からの検討企画――
(二) 文珠論文「『赤い鳥』児童自由詩における白秋選評の研究」に対する解説と批評(一)
(三) 文珠論文「『赤い鳥』児童自由詩における白秋選評の研究」に対する解説と批評(二)
(四) おわりに――文珠論文の意義とその展開――
五、児童自由詩時代の意義と位置
(一) 今までの分析過程に対する再確認
(二) 意義と欠点に対する証言と諸説

(三) 意義と欠点に関する総括

〈第三巻〉
第七章 児童生活詩初期の時代
一、時代の区分と傾向と問題点
(一) 時代の区分(昭和四・五年~同九・十年)
(二) 時代の傾向
(三) 当代児童詩教育の問題点と分析企画
二、児童生活詩の提唱と作品の検討
(一) はじめに
(二) 児童生活詩の提唱に対する分析
(三) 児童生活詩の作品に対する分析
(四) おわりに
三、児童生活詩からの派生問題の検討
(一) はじめに
(二) 素材性の問題
(三) 長詩的叙事的方法の問題
(四) 主観性と芸術性の問題
(五) おわりに
四、第四期国定国語教科書の詩教材の検討
(一) はじめに――第四期国定教科書とその傾向――
(二) 第四期国定国語教科書詩教材の中止湯津と分類一覧
(三) 第四期国定国語教科書詩教材の作品分析
(四) おわりに――第四期国定国語教科書詩教材の位置――
五、児童生活詩初期の意義と位置
(一) 今まで述べてきたことの再確認
(二) 当代における意義と位置
(三) 現代からみた意義と位置
第八章 生活行動詩への志向時代
一、時代の区分と傾向と問題点
(一) 時代の区分(昭和十年頃~昭和十五年頃まで)
(二) 時代の傾向
(三) 当代児童詩教育の問題点と分析企画
二、児童生活行動詩の提唱と指導の検討
(一) はじめに
(二) 生活行動詩への提唱に関する分岐
(三) 生活行動詩を支持した詩誌の分析
(四) 生活行動詩の実践指導に関する分析
(五) おわりに
三、児童生活行動詩の作品に対する検討
(一) はじめに
(二) 自然現象に取材した作品の分析
(三) 児童生活に関連の深い作品の分析
(四) 家庭労働に関連のある作品の分析
(五) 家庭経済に関連のある作品の分析
(六) 社会現象を批判し抵抗する作品の分析
(七) おわりに
四、白秋の「提言」とその批判に関する検討
(一) はじめに
(二) 白秋の「提言」における内容の検討
(三) 白秋の「提言」に対する批判の検討
(四) 白秋の「提言」とその批判の意義
(五) おわりに
五、児童生活行動詩の意義と位置
(一) 今まで述べてきたことの再確認
(二) 当時における意義と位置
(三) 現代からみた意義と位置
第九章 戦時下の皇国主義生活詩の時代
一、時代の区分と傾向と問題点
(一) 時代の区分(昭和十五・六年~二十年)
(二) 時代の傾向
(三) 当代児童詩教育の問題点と分析企画
二、皇国主義生活詩に対する検討
(一) はじめに
(二) 児童の創作した生活詩に関する分析
(三) 青年の創作した詩作品に関する分析
(四) おわりに
三、成人の創作した少国民戦争詩に対する検討
(一) はじめに
(二) 北原白秋著『大東亞戦争少國民詩集』を中心にして
(三) 与田準一編『少國民のための大東亞戦争詩』を中心にして
(四) おわりに
四、第五期国定国語教科書の詩教材の検討
(一) はじめに――第五期国定国語教科書とその傾向――
(二) 第五期国定国語教科書詩教材の抽出と分類一覧
(三) 第五期国定国語教科書詩教材の作品分析
(四) おわりに――第五期国定国語教科書詩教材の位置――
五、皇国主義生活詩の意義と位置
(一) はじめに――意義と位置づけに対する企画――
(二) 当時における意義と位置
(三) 現代における意義と位置
(四) おわりに――この時代の意義と位置の総括
結章

参考文献
あとがき
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過剰都市化社会の移動世代 

著者
谷 富夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
306 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
1989年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-196-5/ISBN4-87440-196-1 
Cコード
C3036 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
――沖縄生活史研究。那覇都市圏に大量に見られる人口還流現象(Uターン)の社会・文化的特性を生活史法を用いて解明。戦前から今日までの世代的特徴が見える。
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岑参の辺塞詩 

著者
森野繁夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
200 
定価
2,669円 (本体2,427円 )
発行日
1988年12月26日 
ISBN
ISBN978-4-87440-195-8/ISBN4-87440-195-3 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/アジア〈語学〉
 
内容
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小学校対象 心にひびきあう国語教育の創造 

著者
岡屋昭雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
436 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1988年11月21日 
ISBN
ISBN978-4-87440-194-1/ISBN4-87440-194-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
小学校国語教室で人生のドラマを創造するロマンを、という発想から重ねた実践の記録。国語教室の授業の営み、教育実践史の研究、作品研究事例、ほか。
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高校対象 国語科学習指導の探究 

著者
山本義美 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
248 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1988年10月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-193-4/ISBN4-87440-193-7 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
五公立高校での授業実践の記録と考察。「現代国語」指導の一方法、古典(古文)の学習指導、国語科学習指導の過程と方法、文章・文体の学習指導、ほか。
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中国と私、そしてヒロシマ 

著者
今堀誠二 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
186 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
1988年9月26日 
ISBN
ISBN978-4-87440-191-0/ISBN4-87440-191-0 
Cコード
 
ジャンル
一般書/歴史読み物
 
内容
現代中国研究の第一人者で女子大の学長も務めた著者の、ヒロシマの平和運動・中国研究・大学・教育と人々の出会いについての警鐘的エッセイ。
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モーツアルト・ピアノ・ソナタにおける装飾音の実際 

著者
石川正司 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
192 
定価
2,669円 (本体2,427円 )
発行日
1988年7月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-189-7/ISBN4-87440-189-9 
Cコード
 
ジャンル
教育〈音楽・美術〉
 
内容
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これからの衣と食 

著者
広島文教女子大学 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
500 
定価
6,407円 (本体5,825円 )
発行日
1988年5月2日 
ISBN
ISBN978-4-87440-188-0/ISBN4-87440-188-0 
Cコード
 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
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人体についての科学 

他著
銭場武彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
164 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1988年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-187-3/ISBN4-87440-187-2 
Cコード
 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
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『尼僧の戒律』の言語と表現 

著者
貝原洋二 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
336 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
1988年3月5日 
ISBN
ISBN978-4-87440-190-3/ISBN4-87440-190-2 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
イェスペルセン、クルイシンハー、フリーズなどの文法を参考に動詞を中心として文章構成と作者の意図言語感覚を包摂した形での言語的特徴を分析。
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いま、食を考える 

著者
山内義治 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
178 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
1988年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-186-6/ISBN4-87440-186-4 
Cコード
C1095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
飽食から豊食へ、食と健康、農業の行方、料理を考える、など、農と食を中心とした文明批評。健康な農業への提言。
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広島の橋の上 

著者
中井正文 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
218 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1988年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-091-3/ISBN4-87440-091-4 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
八月六日の朝一瞬の閃光で石の階段に影を遺しただけで消え去った無名の人物の、その死後の霊魂を追跡。
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南宋初期政治史研究 

著者
寺地 遵  
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
518 
定価
14,300円 (本体13,000円 )
発行日
1988年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-182-8/ISBN4-87440-182-1 
Cコード
 
ジャンル
歴史・考古・民族/アジア
 
内容
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老年期の衣生活 

著者
水野上与志子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
170 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1988年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-185-9/ISBN4-87440-185-6 
Cコード
C3077 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
老年期の衣服の機能や衣生活についての実態調査・実験を行い、改良点と対策を科学的に考察。快適で身体機能に適切な日常着、寝衣、寝具、おむつ、衣服管理ほか。
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近世瀬戸内農村の研究 

著者
有元正雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
510 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1988年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-183-5/ISBN4-87440-183-X 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
畿内につぐ先進地瀬戸内農村の歴史的特質を、村落の形成・支配の推移・商品生産と流通・農民層の分解と地主制の形成・豪農文化の成立・近代産業の成立の観点から。
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はしがき
芸備両国における慶長検地と貢租制 (土井 作治)
はじめに
一 毛利氏の慶長検地と貢租制
二 福島検地と石高制
三 貢租制と小農自立策
近世前期の村落と役家――備中国浅口郡乙嶋村の事例―― (原田 誠司)
はじめに
一 乙嶋村の概況
 「本役」の政治的性格
三 「本役」・「内子」・「下人」の実態
むすび
宝暦・明和期における備中農村の動向――松山領下道郡山田村を中心に―― (上原 兼善)
はじめに
一 宝暦期の山田村
二 備中騒動
むすび
近世後期阿波における「諸割賦」をめぐって (高橋 啓)
はじめに
一 村方諸割賦について
二 郡中諸割賦とその周辺
三 諸割賦の負担と農民生活
近世後期東播五郡惣代床屋集会の性格 (谷山 正道)
はじめに
一 加古川筋の社会経済情勢――一九世紀前半――
二 東播五郡惣代床屋集会(活動)の展開
むすびにかえて――残された課題――
讃岐高松播領坂出村と商品生産 (木原 溥幸)
はじめに
一 砂糖生産の発展
二 坂出塩田の築造
おわりに
幕末・明治前期讃岐在来糖業の動向とその特質 (岡 俊二)
一 問題の所在と本稿の課題
二 分析対象の概観
三 幕末~明治期讃岐糖業の動向と特質
四 大山家製糖業の推移
五 明治前期讃岐糖業の収益性の再検討
六 初製糖生産の技術的特質と労賃水準
七 初製糖生産における労働慣行
八 結論
長州播撫育方と妻崎新開作 (小川 国治)
はじめに
一 中野・妻崎開作と撫育方
二 妻崎新開作と石炭
結語にかえて
醤油醸造業における生産と労働――幕末・明治期の瀬戸内東部地域を中心に―― (中山 正太郎)
はじめに
一 生産形態
二 醤油醸造家の経営収支
三 生産工程と精製
四 低賃金労働と労働請負制
まとめ
幕末期農業生産力と地主富農の経営動向――備後国深津郡市村土屋家を中心として―― (濱田 敏彦)
はじめに
一 対象地域の概況と土屋家
二 幕末期土屋家の手作地経営
三 幕末期土屋家の全体経営動向
おわりに
近世後期における商人地主の存在形態――備後府中・延藤家の事例―― (中山 富広)
はじめに
一 土地集積の過程と特質
二 小作料収取の形態
三 地主経営の推移
おわりに
地主制形成期の諸問題 (有元 正雄)――備後南部を中心として――
はじめに
一 商品生産の発展
二 富農・豪農の成立
三 生産力上昇とその基盤
四 農民層の分解
五 地主制の形成
むすびにかえて
播磨における尊王思想家の存在形態 (柴田 一)――林田藩儒河野鉄兜の場合――
はじめに
一 鉄兜論の検討
二 鉄兜の思想展開
結語
あとがき
執筆者紹介
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漢文の教材研究4 漢詩篇(一)李白・杜甫

著者
森野繁夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
233 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1988年1月11日 
ISBN
ISBN978-4-87440-184-2/ISBN4-87440-184-8 
Cコード
C3098 
ジャンル
国語・漢文教育〈漢文教育〉
 
内容
李白――峨眉山月歌・子夜呉歌・早発白帝城・他。/杜甫――兵車行・月夜・春望・江村・絶句・登高・登岳陽楼・他。
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『漢文の教材研究』について
「漢詩」の教材研究
李白の作品
李白について
峨眉山月歌
望天門山
丸夜洛城聞笛
静夜思
送友人
黄鶴桜送孟浩然之広陵
子夜呉歌
清平調詞
月下独酌
独坐敬亭山
早発白帝城
杜甫の作品
杜甫について
兵車行
月夜
春望
きょう村
石壕吏
江村
絶句
旅夜書懷
登高
登岳陽桜
李白略年譜
杜甫略年譜
附録
漢詩のきまり
唐代詩人の生没年
あとがき
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緑の中の廃墟 

著者
杉山 毅 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
210 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1987年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-181-1/ISBN4-87440-181-3 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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広島の金融復興記 ―ある銀行の8月6日以後―

著者
田辺良平 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
178 
定価
1,100円 (本体1,000円 )
発行日
1987年11月2日 
ISBN
ISBN978-4-87440-180-4 
Cコード
 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
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芸備俳諧資料集2 

著者
下垣内和人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
300 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
1987年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-175-0/ISBN4-87440-175-9 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
野坡門の俳書の内、広島多賀庵、三原合歓庵関係の俳書を翻刻。歳旦、十二日行、ひさこ笛、とこしへのうめ、庚申春帖、其袋集、たままつり、ほか。
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漢文表現論考 

著者
長谷川滋成 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
240 
定価
2,669円 (本体2,427円 )
発行日
1987年10月7日 
ISBN
ISBN978-4-87440-178-1/ISBN4-87440-178-3 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈古典・漢文教育〉
 
内容
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英語教科書使用語彙 高校編1987年版

編者
三浦省五 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
240 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1987年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-179-8/ISBN4-87440-179-1 
Cコード
C3082 
ジャンル
英語教育
 
内容
英語1・英語2・英語2Bの文部省検定済高等学校用教科書74種類76冊に出てくる単語を網羅(総数13,236語)、アルファベット順・頻度順に配列。大学入試問題作成の基本資料として活用。
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1.調査研究の意図
2.調査の材料
3.調査の方法および表の見方
4.本書の利用方法
5.英語教科書使用語彙一覧表(アルファベット順)
6.英語教科書使用語彙一覧表(頻度順)
7.英語教育関係の語彙選定研究
付録 文部省必修指定語彙および中学校英語教科書使用語彙一覧表(頻度順)
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英語教科書使用語彙総攬 〈中学校編1987年〉

著者
三浦省五 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
238 
定価
2,136円 (本体1,942円 )
発行日
1987年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-177-4/ISBN4-87440-177-5 
Cコード
 
ジャンル
英語教育
 
内容
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ゲルマンの民俗 

著者
谷口幸男 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
360 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1987年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-176-7/ISBN4-87440-176-7 
Cコード
C3039 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
ゲルマン人の葬制と死の観念・ヴァイキングの一般教養など、キリスト教に改宗する前のヴァイキングを主とした北欧民族の、あまり知られていなかった風俗・習慣。
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国語教育実践技術の開発 

著者
小川利雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
262 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
1987年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-174-3/ISBN4-87440-174-0 
Cコード
C3098 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
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日本の倫理・アメリカの倫理 

訳者
斯林三枝子[マイルズ・宍戸著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
172 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1987年8月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-173-6 
Cコード
 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
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沖縄農業へのこれからのシナリオ 

著者
近藤久男 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
208 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
1987年7月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-172-9/ISBN4-87440-172-4 
Cコード
C3098 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
光合成アップのための私案、宮古島は地下水涵養にアクティブになれ、海洋牧場への提言、海の生態系と汚濁、大型海藻栽培への緊急度、赤土流亡阻止への対策、ほか。
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広島県の盆踊 

著者
真下三郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5変形 
ページ
180 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1987年7月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-171-2/ISBN4-87440-171-6 
Cコード
C3098 
ジャンル
芸術・文化 一般書/歴史読み物
 
内容
盆と盆踊りの歴史、現在広島県で行われている盆踊りの由来、形態、曲調、歌詞と踊りの時期を詳述する。盂蘭盆、精霊祭など各地の盆の行事が興味深い。
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購入冊数

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神々の息子たち 

著者
斎木寿夫  
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
260 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1987年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-169-9/ISBN4-87440-169-4 
Cコード
C3098 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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シュプランガー教育学 重要用語小辞典 

著者
山崎英則 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
256 
定価
1,760円 (本体1,600円 )
発行日
1987年6月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-166-8/ISBN4-87440-166-X 
Cコード
C3098 
ジャンル
哲学・宗教 教育〈教育学〉
 
内容
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日ぐれの街 

著者
岩崎清一郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
250 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1987年5月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-170-5/ISBN4-87440-170-8 
Cコード
C3098 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
オムニバス風に描かれる昭和10年代の広島の下町。やがて切迫する時間とともに8月6日にむかう。
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マシュー・アーノルドの文芸批評 ―詩ち批評のあいだで―

著者
吉村昭男 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
240 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
1987年5月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-167-5/ISBN4-87440-167-8 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
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国語科授業構築の原理と方法 

著者
広瀬節夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
430 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
1987年5月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-165-1/ISBN4-87440-165-1 
Cコード
C3098 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
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現代ギリシアの言語と文学 

著者
関本 至 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
260 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
1987年3月31日 
ISBN
ISBN978-4-87440-168-2/ISBN4-87440-168-6 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
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芸備接境域方言の方言地理学的研究 

著者
町 博光 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
250 
定価
2,750円 (本体2,500円 )
発行日
1987年3月31日 
ISBN
ISBN978-4-87440-083-8/ISBN4-87440-083-3 
Cコード
C3088 
ジャンル
言語学〈日本語〉
 
内容
広島県中・東部の方言調査と研究。芸備接境域方言の分布傾向、方言の動態、分派認定などの考察のほか、東西対立型分布図、四域対立型分布図ほか各種分布図を示す。
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漢文の教材研究1  故事成語篇

著者
森野繁夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
182 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1987年3月16日 
ISBN
ISBN978-4-87440-164-4/ISBN4-87440-164-3 
Cコード
C3098 
ジャンル
国語・漢文教育〈漢文教育〉
 
内容
五十歩百歩・助長・矛盾・守株・仮虎威狐・蛇足・漁夫の利・鶏口牛後・刻舟求剣・知音・杞憂・朝三暮四・他。
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『漢文の教材研究』について
「故事成語」の教材研究
虎の威を仮る狐
蛇足
助長
五十歩百歩
漁夫の利
矛盾
守株
先ず隗より始めよ
舟に刻みて剣を求む
塞翁が馬
虎穴に入らずんば、虎子を得ず
出藍の誉れ
杞憂
病 膏盲に入る
胡蝶の夢
朝三暮四
無用の用
鶏口牛後
知音
推敲
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人をつくり技を生かす 

著者
宮原 斉 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
224 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
1987年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-162-0/ISBN4-87440-162-7 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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鳥たちの行方 

著者
山田夏樹 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
246 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1987年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-161-3/ISBN4-87440-161-9 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
受験勉強に疲れた高校生の心象小説。男に別れを告げに行く女と高校生の幻想的な出会いの「鳥たちの行方」ほか。
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イェール大学における学問開発システム 

著者
石田 剛 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
624 
定価
24,200円 (本体22,000円 )
発行日
1987年2月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-163-7/ISBN4-87440-163-5 
Cコード
 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
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ママだーいすき 

著者
相戸絢子 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
206 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
1986年11月4日 
ISBN
ISBN978-4-87440-159-0/ISBN4-87440-159-7 
Cコード
C1095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
二歳で発病、十一歳で脊髄ガンで逝ったひろ君は、息を引き取る直前まで周囲を気遣い夢を語っていた。
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芸備俳諧資料集1 

著者
下垣内和人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
300 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
1986年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-158-3/ISBN4-87440-158-9 
Cコード
C3095 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
芸備地方に残存する近世俳諧資料の内、芸備俳壇の主流となった野坡門の俳書を中心に翻刻。俳諧の流れとともに当時の庶民文人の交流の様を伺い知ることができる。
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高校国語科教育の実践課題 

著者
野宗睦夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
360 
定価
4,950円 (本体4,500円 )
発行日
1986年10月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-160-6/ISBN4-87440-160-0 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
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イェール大学の教育システム 

著者
石田 剛 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
670 
定価
26,400円 (本体24,000円 )
発行日
1986年6月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-157-6/ISBN4-87440-157-0 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈学校教育〉
 
内容
アメリカでも有数の大学で280年以上の歴史をもつイェール大学の思想・慣習・制度の徹底調査研究。組織と管理体制、学部教育の管理、学部教育の現状等。
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フィヒテ全知識学の基礎・知識学梗概 

訳者
隈元忠敬[フィヒテ著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
380 
定価
6,050円 (本体5,500円 )
発行日
1986年5月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-156-9/ISBN4-87440-156-2 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
西洋哲学の3大難解書のひとつ「知識学の基礎」に訳者自身の研究に基づく挿入と訳注を付す。「梗概」はフィヒテ会心の作で、後期知識学理解に欠かせない。
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目的発想法 

著者
村上哲大 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
284 
定価
1,430円 (本体1,300円 )
発行日
1986年4月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-154-5/ISBN4-87440-154-6 
Cコード
 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
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広島合併 その回顧と明日へのねがい

著者
村田清逸  
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
224 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
1986年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-6 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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国語科表現指導の研究 

著者
中洌正堯 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
340 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1986年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-152-1/ISBN4-87440-152-X 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
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近世後期朱子学派の研究 

著者
頼 祺一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
600 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1986年2月27日 
ISBN
ISBN978-4-87440-150-7/ISBN4-87440-150-3 
Cコード
 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
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白池庵木居延命録 

著者
宮尾敬三 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
316 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
1986年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-084-5/ISBN4-87440-084-1 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
安芸国沼田郡大塚村の豪農で村方役人の小谷雄右衛門の日記。万延元年1月から明治2年10月までで、再度の長州征伐、飢饉・疫病の流行、村落の動静など詳細に記す。
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国語科漢文教育論 

著者
南本義一 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
182 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1986年2月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-155-2/ISBN4-87440-155-4 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈古典・漢文教育〉
 
内容
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「平中物語」研究と索引 

著者
曽田文雄  
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
206 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
1985年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-148-4/ISBN4-87440-148-1 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
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近代語教授法 

訳者
大野敏男・田中正道[W・フィエトル著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
106 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1985年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-3 
Cコード
C3037 
ジャンル
言語学〈英語・その他〉
 
内容
文法規則を暗記し、その規則をもとに辞書を用いて文献解読を行なうという学習法に生徒があえいでいたのを厳しく批判、新しい教授法を提唱。
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ローマから中世へ 

編者
竹内正三・坂田正二 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
350 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
1985年10月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-149-1/ISBN4-87440-149-X 
Cコード
 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
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書簡用語の研究 

著者
真下三郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
530 
定価
13,200円 (本体12,000円 )
発行日
1985年6月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-147-7/ISBN4-87440-147-3 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/日本
 
内容
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加東郡播州針の歴史 

著者
勝部直達 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
114 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1985年6月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-032-6/ISBN4-87440-032-9 
Cコード
C1077 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
西脇市とならんで古来釣針の産地として知られていた兵庫県加東郡の釣針産業史。近代化への道――機械化への目覚め、草分けの人々、再生から近代化へ、産地の変遷、ほか。
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集落の社会地理 

著者
提 正信 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
240 
定価
4,180円 (本体3,800円 )
発行日
1985年3月31日 
ISBN
ISBN978-4-87440-146-0/ISBN4-87440-146-5 
Cコード
C3025 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
都市と村落をつらぬく視角をもとめ、方法・フィールドをかえて試みた調査報告を収録。中心地体系の基礎的研究、広域中心都市広島、中国山地の社会地理学的研究。
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THE SENTENCE STRUCTURE IN JOHN DRYDEN'S :An Essay of Dramatic Poesy

著者
入江啓太郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
220 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
1985年3月27日 
ISBN
ISBN978-4-87440-144-6/ISBN4-87440-144-9 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
1 Diagrammatic Representation of the Sentence Structure in An Essay of Dramatic Poesy / 2 Computer Analysis(英文)
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幕藩制国家の展開 

著者
土井作治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
660 
定価
7,480円 (本体6,800円 )
発行日
1985年2月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-145-3/ISBN4-87440-145-7 
Cコード
 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
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佐伯万葉史の研究 

著者
永尾幹三郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
260 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1984年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-143-9/ISBN4-87440-143-0 
Cコード
C3095 
ジャンル
文学・語学/日本 一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
大伴君熊凝の終焉の地の定説に疑問を持ったところから自ら実地調査、別に推定するとともに、古代の地名解明により柿本人丸の朝霧扁舟の地を芸州明石とする。
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行乞日記抄 

著者
吉田文五 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
250 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1984年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-142-2/ISBN4-87440-142-2 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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認識主体を育てる 説明的文章の指導 

著者
森田信義 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
160 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
1984年10月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-155-2/ISBN4-87440-155-4 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
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説明的文章教材の実践研究文献目録1 

著者
森田信義 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
192 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1984年10月15日 
ISBN
ISBN978-4-87440-141-5/ISBN4-87440-141-4 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
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音楽の資質と発達 ―音楽能力の心理学的研究―

著者
峰田信雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
166 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1984年9月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-138-5/ISBN4-87440-138-4 
Cコード
 
ジャンル
教育〈音楽・美術〉
 
内容
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ミダス王の耳 

著者
仁田昭子 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5変形 
ページ
82 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1984年8月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-119-4/ISBN4-87440-119-8 
Cコード
C1092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
ミダス王の髪結人が地面の穴に秘密をささやいたようにわたしはこの詩集にわたしの秘密をこめよう……。
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井伏鱒二研究 

著者
磯貝英夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
580 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
1984年7月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-134-7/ISBN4-87440-134-1 
Cコード
C3092 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
井伏鱒二の文学を多面的に論究。井伏鱒二の位置・井伏文学の方法序説、井伏文学の展開、作品論、井伏鱒二とその郷土、研究史・資料その他で井伏文学の全容に迫る。
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まえがき (磯貝 英夫)
1 総論
井伏鱒二の位置 (磯貝 英夫)
井伏文学における自己回復の道 (江後 寛士)
井伏文学の方法・序説――「言葉について」の話法構造とメタ言語の濫用と―(塩崎 文雄)
2 井伏文学の展開
井伏鱒二の初期―『夜ふけと梅の花』について―― (坂根 俊英)
井伏鱒二と常民―「朽助のいる谷間」「川」を中心に― (横山 信幸)
井伏作品における社会と個の問題―昭和十年第前半の作品を中心に― (秋枝 美保)
井伏鱒二の戦時下抵抗のかたち―「花の町」を軸にして― (前田 貞昭)
井伏鱒二の戦後―その視点構造と情念― (相原 和邦)
井伏鱒二・戦後の歴史小説の警鐘―松川事件との関連にふれて― (藤本千鶴子)
井伏文学における旅―昭和三十年代前品の作品を中心に― (赤井 恵子)
「武州鉢形城」から「黒い雨」へ (田辺 健二)
最近の井伏鱒二―放下と固執について― (槇林 滉二)
井伏文学の総集成―『海揚り』と『萩窪風土記』をめぐって― (磯貝 英夫)
3 作品論
「山椒魚」 (槇林 滉二)
「丹下氏邸」考 (伊藤眞一郎)
「青ヶ島大概記」論―史料と虚構をめぐって― (宇野 憲治)
「さざなみ軍記」論 (横山 信幸)
「さざなま軍記」文体考―その写実性人間愛― (木村 東吉)
「漂民宇三郎」論―庶民文学の方法について― (江後 寛士)
「黒い雨」注解 (寺横 武夫)
4 特論
井伏鱒二の随筆 (岩崎 文人)
井伏鱒二の方言表現―「朽助のいる谷間」の場合― (藤本千鶴子)
井伏の歴史ものの翻訳について (アントニー・V・リーマン)
井伏鱒二とその郷土 (岩崎 文人)
5 研究史・史料
井伏鱒二研究略史 (寺横 武夫)
井伏鱒二参考文献年表 (寺横 武夫)
井伏鱒二著作年表 (前田貞昭・綾目広治・他)
執筆者紹介
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漢語漢文の世界2 

著者
広島文教女子大学 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
270 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1984年5月30日 
ISBN
ISBN978-4-87440-135-4/ISBN4-87440-135-X 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/アジア〈語学〉
 
内容
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こんにゃくの科学 

編著
沖増哲 
シリーズ
広島女子大学地域研究叢書 
助成
 
判型
A5 
ページ
312 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1984年5月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-136-1/ISBN4-87440-136-8 
Cコード
 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
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広島民俗論集 ―広島民俗学会発会10周年記念誌―

著者
広島民俗学会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
280 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1984年4月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-127-9/ISBN4-87440-127-9 
Cコード
C0039 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
神楽能における金剛童子、中国山地からの出稼ぎ坑夫、太田川の木材運送、太田川にみる文化・災害そして民俗、備後神楽の能舞、村づくりと安芸門徒、ほか。
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近代の詩歌 

他著
岩崎文人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
 
定価
1,078円 (本体980円 )
発行日
1984年4月13日 
ISBN
ISBN978-4-87440-132-3/ISBN4-87440-132-5 
Cコード
C1092 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
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経営組織体と秘書 

編著
白沢恵一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
178 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1984年4月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-131-6/ISBN4-87440-131-7 
Cコード
C1034 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
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生活経済論 

著者
白沢恵一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
210 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
1984年4月2日 
ISBN
ISBN978-4-87440-130-9/ISBN4-87440-130-9 
Cコード
C1033 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
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明治期地方啓蒙思想家の研究 

編者
甲斐英男・青野春水 
シリーズ
 
助成
80年度文部省助成 
判型
A5 
ページ
720 
定価
7,920円 (本体7,200円 )
発行日
1984年3月26日 
ISBN
ISBN978-4-87440-059-3/ISBN4-87440-059-0 
Cコード
C3010 
ジャンル
哲学・宗教 歴史・考古・民族/日本
 
内容
福山の藩医窪田次郎はいちはやく「下議員結構の議案」を提示、先駆的な社会・政治思想を示すとともに、バセドウ氏病を発見、片山病の研究など医績をのこした。
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序 (後藤陽一)
     第一部 研究編
第一章 啓蒙思想形成の歴史的前提
はじめに
一 社会的背景
二 文化的背景
おわりに
第二章 政治思想
はじめに
一 福山藩議院と粟根村代議人制度
二 小田県議事所と「下議員結構ノ議案」
三 官選議院と臨時民選議員
四 蛙鳴群の結成と地方官会議
おわりに
第三章 民政思想
はじめに
一 啓蒙と民政
二 報告両替社の設立
三 租税改革論
第四章 教育・医療衛生活動と思想
はじめに
一 教育・教化活動
二 医療・衛生活動
おわりに
     第二部 資料編
凡例
目次
1 民政・租税
2 民会・学習社
3 諸建白
4 教育
5 細謹社
6 医療・衛生
7 文稿
8 窪田家・窪田次郎
あとがき
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国語教育の根源と課題 

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

著者
野地潤家 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
276 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1984年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-129-3/ISBN4-87440-129-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
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白氏文集訓点の研究 

著者
宇都宮睦男 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
520 
定価
13,200円 (本体12,000円 )
発行日
1984年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-126-2/ISBN4-87440-126-0 
Cコード
C3091 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉 文学・語学/アジア〈文学〉
 
内容
中古より江戸時代に至るまでに行われた訓点の歴史的変遷と、日本古典文学作品にその訓点がどのように摂取されているかを調査し特質を裏づける訓点の系統的研究。
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杜氏物語 

著者
植野瞭三 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
294 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1984年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-125-5/ISBN4-87440-125-2 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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高校文章表現指導の探究 

著者
加藤宏文 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
354 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
1983年8月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-043-2/ISBN4-87440-043-4 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
実践記録と考察。書き出し文の分析と考察、詩教材における価値学習とその表現、随筆教材における「理解」と「表現」、評論教材における「範例」理解と表現、ほか。
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はじめに

1 書き出し文指導の実際─理解と表現の関連指導から─

 一 書き出し文の分析と考察─「わたしにとっての『タンス』」─
 二 詩教材における価値学習とその表現
 三 『羅生門』学習における相互批評とその表現─第一次感想文の書き出し─
 四 随想教材における「理解」と「表現」─200字作文の構想─
 五 『赤い岩』学習における構造理解とその表現─400字作文の書き出し─

2 文章表現指導の実際─さまざまな試み─

 六 『人間の土地』学習におけるカード法とその表現─一語作文からの積み重ね─
 七 評論教材における「範例」理解と表現─書き出す意欲のために─
 八 課題学習の持続と表現力─「ひといき作文」指導の試み─
 九 近代俳句の理解と表現─200字批評の試み─
一〇 短歌教材における解釈とその「表現」─「理解」の順序と書き出し─

3 文章表現指導の持続

一一 「現代国語」学習において指導をどうつづけたか─「近代小説論」の展開─
一二 「古典」学習において「表現」をどう指導したか─源氏物語の端役たちに学ぶ─
一三 「小論文」の学習指導をどうすすめたか─Dさんの場合─

初出誌一覧
おわりに
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クロダイ釣りの研究 

著者
勝部直達 
シリーズ
 
助成
 
判型
菊 
ページ
1000 
定価
22,000円 (本体20,000円 )
発行日
1983年7月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-077-7/ISBN4-87440-077-9 
Cコード
C0076 
ジャンル
一般書/実用・趣味
 
内容
クロダイ(チヌ)の総合的研究。生態、釣季、釣況、年の釣況、釣場の釣況、釣況予察、ほかクロダイについて余すところなく調査研究。
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献 評

はじめに

序 章 生態
 第一節 釣りのための生態観察
 第二節 釣りのための胃内容物調査若干例
 第三節 生態の諸相

第一章 食性
 第一節 消化系
 第二節 感覚系
 第三節 食物
 第四節 哺食
 第五節 索餌

第二章 釣季
 第一節 釣季の定義
 第二節 釣季周年化への試算
 第三節 釣季周年化へのコンサルタント

第三章 釣況
 第一節 釣況概要
 第二節 永年の釣況
 第三節 釣場の釣況
 第四節 日々の釣況
 第五節 クロダイの釣況予察

終 章 雑抄一括
 第一節 クロダイの呼称名
 第二節 クロダイ釣り雑抄
 第三節 チヌ雑抄

付録 古典集覧

あとがき
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芸州三田 

著者
永井弥六 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
240 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1983年7月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-071-5/ISBN4-87440-071-X 
Cコード
C3021 
ジャンル
一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
かつて安芸国三田村の村長を勤め、郷土史家である著者が村の歴史民俗を随筆風に記した。二・二六事件や原爆のことのほか、山焼き、村祭りなど農山村の行事が情感豊かに。
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風の十字路 

著者
小久保均 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
293 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1983年7月9日 
ISBN
ISBN978-4-87440-113-2/ISBN4-87440-113-9 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
平穏な日常生活にある日不意に訪れる小さな亀裂をさぐりながら、その向こうに幻想を描き見る。
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言語学論叢 ―関本至先生古希記念―

著者
広島文教女子大学英文学会 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
450 
定価
6,600円 (本体6,000円 )
発行日
1983年6月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-139-2/ISBN4-87440-139-2 
Cコード
C3088 
ジャンル
文学・語学/欧米〈語学〉
 
内容
「エステル記」の文法的特徴について/現代ギリシア語の統語構造の一考察/アナトリア諸語における前置詞の発達について/古典ギリシア語の構造についての一考察、ほか。
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戦後広島保守王国史 

本商品はオンライン書店のプリントオンデマンドサービスで購入可能です。 ご注文はネット書店:Amazon、三省堂書店*(楽天市場店・PayPayモール店)、楽天ブックスへ直接お願いいたします。なお、価格は希望小売価格です。販売価格が変動する場合がございます。*要送料・PayPayモール店は製本形態が異なります。

著者
林 立雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
382 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1983年3月22日 
ISBN
ISBN978-4-87440-068-5/ISBN4-87440-068-X 
Cコード
C3031 
ジャンル
一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
1945年~1938年「戦後黄金の時代」、保守王国体制を築き上げた日本政治の縮図といわれる広島県政界38年間の軌跡をたどる。衆参・県議選全結果付き。
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高校古典教育の探究 

著者
伊東武雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
280 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1983年3月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-049-4/ISBN4-87440-049-3 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈古文・古典教育〉
 
内容
実践記録と考察。素材読みとその深化の方法、徒然草学習指導の実際、更級日記学習指導の実際、源氏物語指導の実際、古典学習指導の読み、文法指導の実際、ほか。
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天草版平家物語の基礎的研究 

著者
清瀬良一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
260 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
1982年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-037-1/ISBN4-87440-037-X 
Cコード
C3095 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
諸流本との比較によって原拠本の年代測定の誤りを正す。天草版平家物語の原拠本、天草版平家物語の編修過程で生じた本文理解上の問題点、ほか。
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創作絵本指導の実際 

著者
土屋美智代 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
228 
定価
2,860円 (本体2,600円 )
発行日
1982年11月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-048-7/ISBN4-87440-048-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈幼児・児童教育〉
 
内容
保育園長として子供の想像力を伸ばすとともに園児同士の友達意識を育てることに心を砕いた結果、絵本を作らせる試みとなった。その記録。
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近世村落の社会史的研究 

著者
後藤陽一 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
440 
定価
6,380円 (本体5,800円 )
発行日
1982年11月2日 
ISBN
ISBN978-4-87440-069-2/ISBN4-87440-069-8 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
主として中国・瀬戸内地方の史料をもとに近世村落の成立、村落共同体と農業経営、近世の身分制、近世の思想に分けて論究。社会制度と身分制の関係に焦点を当てる。
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はしがき
     1 近世村落の成立
一 封建権力と村落構成
1 封建的土地所有の成立について
2 戦国大名権力下の農村構成
3 近世村落の形成
補1 (報告要旨)
補2 (大会報告)
補3 宮川満著『太閤検地論』第2部 書評
二 瀬戸内海地域における近世村落の形成
はじめに
1 島嶼部村落構成の類型
2 非島嶼型村落構造
3 島嶼型村落構造
結びにかえて
三 近世初期検地帳と名寄帳
はじめに
1 享保期詩鹿川村の村落構成
2 寛永十五年「鹿川村地結帳」
3 「名寄帳」にみる小農の共同関係
4 鹿川村にみる家父長的「家」の構造
四 役家体制
1 役家制に関する所論
2 「役家体制」の歴史的意義
     2 村落共同体と農業経営
一 近世村落と共同体規制
はじめに
1 近世検地と「村」把握
2 村の共同体的性格
3 村の身分構成
4 本役家と村落構成
5 共同体規制の歴史的形態
二 内海島嶼の社会史
1 現存史料
2 惣高覚帳から
3 「受組」の機能
4 港町の成立へ向けて
三 山陽筋農村における富農経営の性格
はじめに
1 「作帳」の内容
2 土井家の経営の性格
     3 近世の身分制
一 近世の身分制と社会
はじめに
1 近世的身分制の形成
2 家制度と身分階層制
3 近世の賤民制度
結びにかえて
二 近世村落の身分制
はじめに
1 本役家・浮過と下人層
2 身分的編成
三 芸備両国の近世賤民制
1 戦国・近世初頭の身分把握
2 芸備における部落の概括
3 部落民の身分と生業
〈補論〉同和問題を歴史的に考える
     4 近世の思想
〈前提〉室町・戦国期の歴史思想
はじめに
1 「応仁広記」について
2 古典的な心
3 例(ためし)と時
4 「難太平記」の場合
5 非理法権天
一 近世思想史上における実学的思惟――熊沢蕃山の時処位論について――
1 歴史の転換と天道思想
2 実学的思惟の展開
3 蕃山における実学的思惟
4 時処位論の展開
5 蕃山の政治・社会思想
6 蕃山の尚古思想
二 熊沢蕃山の生涯と思想の形成
1 生い立ちと修学
2 岡山藩復仕と治績
3 番山の致仕
4 京都時代
5 明石時代
6 郡山時代
7 古河幽居
三 封建教学の史書『読史余論』
あとがき
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園児のつくった創作絵本 

編者
土屋美智代 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
3冊セット 
定価
2,640円 (本体2,400円 )
発行日
1982年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-095-1/ISBN4-87440-095-7 
Cコード
C3037 
ジャンル
教育〈幼児・児童教育〉
 
内容
土屋園長先生たちの指導のもとに園児たちが作った絵本。すべてカラー印刷、上製本。たんじょうかいへいこう、じゃんぼたちのぼうけん、ロージーかぞくのサンポ。
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言語学・言語教育の転換 

訳者
大野敏男・田中正道[W・フィエトル著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
140 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1982年10月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-003-6/ISBN4-87440-003-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
言語学〈英語・その他〉
 
内容
フィエトルは19世紀末、外国語教育改革の急先鋒となり、やがて近代化の基礎を作った。外国語教育史研究に意義あるのみならず、今日なお示唆するものが大きい。
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広島県の海陸風 

編者
宮田賢二 
シリーズ
広島女子大学地域研究叢書Ⅲ 
助成
 
判型
A5 
ページ
396 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
1982年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-053-1/ISBN4-87440-053-1 
Cコード
C3033 
ジャンル
生命・環境・自然
 
内容
広島県沿岸地域の海陸風について、広域調査の結果とデータをもとに研究。変動の要因や大気汚染とのかかわりを追究する。
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英独比較語学 

著者
古川尚雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
400 
定価
5,500円 (本体5,000円 )
発行日
1982年3月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-008-1/ISBN4-87440-008-6 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈語学〉 言語学〈英語・その他〉
 
内容
古ドイツ語・古英語から現代英・独語まで、その語形・語法・発音の変遷と相互の影響関係を比較検討し民族移動の歴史にまで迫る比較言語学・言語民族学。
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献辞

略語表
序章
第一節 英・独語の関係
第二節 印欧祖語の分化
第三節 西ゲルマン語の分化
第四節 母音の問題
第五節 英・独語成立前史
第六節 英・独語の時代区分とその意義
1. 英語の時代区分とその特徴
2. ドイツ語の時代区分とその特徴
3. 時代区分の歴史的意味の検討
第七節 英・独語の文字,表記法
第一章 古代英語と古代ドイツ語
第一節 古代英語の背景
第二節 古代ドイツ語の背景
第三節 古代英語と古代高地ドイツ語との比較
1. 屈折
2. 古代英語とドイツ語,現代英語
3. 名詞型変化(1)
古代英語と古代高地ドイツ語の名詞変化の比較
1) 強変化/2) 弱変化
4. 名詞型変化(2)
古代英語と古代高地ドイツ語の形容詞変化の比較
5. 名詞型変化(3)
1) 人称代名詞/2) 再帰代名詞/3) 所有代名詞/4) 指示代名詞/5) 関係代名詞/6) 疑問代名詞/7) 不定代名詞
6. 古代英語及び古代高地ドイツ語の同士変化の概括
7. 古代英語の動詞変化の大要
1) 強変化動詞
2) 弱変化動詞
3) 過去現在動詞(強弱変化動詞)
4) 不規則変化動詞
8. 古代高地ドイツ語の動詞変化の大要
1) 強変化動詞
2) 弱変化動詞
3) 過去現在動詞
4) 不規則変化動詞
9. 古代英語と古代高地ドイツ語とにおける副詞,前置詞,接続詞について
1) 副詞
2) 前置詞
3) 接続詞
10. 結語
第二章 中世英・独語
第一節 中世英語の背景
第二節 中世高地ドイツ語の背景
第三節 中世英語と中世高地ドイツ語との比較
1. 中世英語及び中世高地ドイツ語の表記法,発音
2. 中世英語と中世高地ドイツ語の全体的傾向
3. 名詞屈折の変化
4. その他の名詞型変化
1) 形容詞
2) 代名詞
3) 指示代名詞
4) 関係代名詞
5) 疑問代名詞
6) 不定代名詞
5. 中世英語の動詞の変化
1) 強変化動詞
2) 弱変化動詞
3) 過去現在動詞
4) 不規則変化動詞
6. 中世高地ドイツ語の動詞の変化
1) 強変化動詞
2) 弱変化動詞
3) 過去現在動詞
4) 不規則変化動詞
7. 不変化詞の発達
第三章 近,現代英・独語
第一節 近代英語標準語の成立
第二節 現代ドイツ文章語の成立
第三節 現代英語と現代ドイツ語
第四節 英・独語の方言について
第四章 現代英・独語比較文章論
第一節 文章論概要
第二節 造語法について
第三節 語群
1) 前置詞句における前置詞の位置
2) 物主代名詞,または冠詞と名詞
3) 形容詞の位置
4) 副詞または副詞句(状況語)と名詞
5) 名詞または名詞句の形容詞,副詞規定
6) 名詞による名詞の規定
第四節 語順の歴史的展開
1) 配語法固定化一般について
2) 名詞の附加語の位置
3) 動詞の位置
4) 分離現象
5) 前置詞の位置
6) むすび
第五節 現代英・独語の語順
第六節 文の種類
1) 単項分と二項分
2) 単文,重文,複文
3) 発言の動機による分類
4) 肯定文と否定文
第七節 単文
1. 主部の研究
1) 主部の位置
2) 主語のない文
3) 非人称のitとes
4) 論理的主語
5) 名詞,代名詞以外の主語
6) 主格以外の格の主語
2. 述部の研究
1) 述部のない,また不完全な文
2) 述部の構成
第八節 重文(対結文)
1. 完全並列(接合語なき重文)
2. 接合重文
3. 重文の意味関係
1) 並置関係
2) 相反関係
3) 因由的,結果的関係
第九節 複文(附結文)
1. 従文の起源
1) 接合語を有しない従文
2) 主文の文成分から従文の接続詞となったもの(従属接続詞)を持つ複文
3) 関係代名詞や関係福詞によって接続されている複文
4) 疑問詞に導かれる従文を持つ複文
5) 分詞構文について
2. 従文の性格
1) 主語従文(subject clause, Subjektsatz)
2) 客語従文(predicative clause, Pradikatssatz)
3) 補足語(目的語)従文(object clause,Erganzungssatz, Objektsatz)
4) 附加語従文(attributive clause, Attributsatz)
5) 状況語(副詞語)従文(adverbial clause, Asverbialsatz)
あとがき
著者略歴
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産業の発達と地域社会 瀬戸内産業史の研究

編者
渡辺則文 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
500 
定価
8,800円 (本体8,000円 )
発行日
1982年2月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-060-9/ISBN4-87440-060-4 
Cコード
C3021 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
近世から昭和初期までの、主に瀬戸内諸地域の産業・地域社会の変遷と発達。阿波藍・長州綿織物・泉南製糖業・広島鉄山・宇和島製蝋・各地の塩などの生産と流通機構。
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はしがき (渡辺 則文)
1 生産と流通
近世後期吉野川流域の葉藍生産 (高橋 啓)
瀬戸内海水運による阿波藍の流通 (泉 康弘)
幕末期長州藩における綿織物の生産形態 (三宅 紹宣)
幕末・維新期泉南地方における一製糖業経営の動向 (岡 俊二)
近代における塩の流通機構 (相良 英輔)
2 産業の発達と権力
戦国大名毛利氏の流通支配の性格 (秋山 伸隆)
広島藩営鉄山の成立とその構造 (土井 作治)
長州藩経済政策と山代請紙制 (小川 国治)
化政期大和の「国訴」とその背景 (谷山 正道)
讃岐高松藩における砂糖為替金 (木原 溥幸)
宇和島藩における製ロウ業と専売制 (三好 昌文)
幕末・維新期の鉱山政策と広島鉄山 (井上 洋)
3 産業と地域社会
長州藩における貞享検地 (日野 綏彦)
近世山陽筋における林野の所持・利用の変化と村落 (道重 哲男)
在郷町と周辺村落 (堤 正信)
瀬戸内における三菱の鉱山業進出と地域社会 (川崎 茂)
昭和恐慌期の科学繊維工業と工業立地 (千田 武志)
編者・執筆者紹介
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無常 

著者
津田輝夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
126 
定価
1,100円 (本体1,000円 )
発行日
1981年11月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-203-0/ISBN4-87440-203-8 
Cコード
C1092 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
よどんで臭いどぶ川にそう/道の突きあたり/矛盾の果実が燃えている、ほか平明で豊かな情感の詩集。
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医学と人間 

著者
飯島宗一 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
172 
定価
1,760円 (本体1,600円 )
発行日
1981年10月8日 
ISBN
ISBN978-4-87440-121-7/ISBN4-87440-121-X 
Cコード
C1095 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
広島大学・名古屋大学の各学長などを歴任した著者の医学者・教育者としての随感。鋭い教育批評。
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高校作文教育の実際 

著者
堀江マサ子 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
220 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1981年8月10日 
ISBN
ISBN978-4-87440-046-3/ISBN4-87440-046-9 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
内容
「読むこと」と「書くこと」の関連をふまえた作文教育の実践実例。日々の授業ノートでの生徒と教師の書き合いや、卒業学年の卒業記念論文など、自身の国語教室の記録。
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明治地方自治制の成立 

著者
甲斐英男 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
192 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1981年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-055-5/ISBN4-87440-055-8 
Cコード
C3033 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本 政治・経済・法律
 
内容
――広島県の事例を通して。戦前の地方自治制度・地方自治の実態の分析により、「地方自治の本旨」なる理念、戦後地方自治の理念を実現するため克服すべき課題を明らかにする。
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「広島女子大学地域研究叢書」の発刊によせて (広島女子大学長 今堀誠二)
まえがき
一 府県の創出
1 広島県と深津県の成立
2 備後六郡の広島県移管
3 県治機構の整備と初期の県政
二 区戸長制と町村
1 戸籍法の試行と大区小区制 補論 福山藩の「戸籍表」
2 大区小区制下の町村と総代人制度
三 三新法体制
1 三新法体制と府県
2 三新法体制と町村
四 市制・町村制と郡制・府県制
1 市制・町村制と町村合併
2 市制・町村制の施行
3 郡制・府県制の施行
あとがき
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歌文集 幾山河 

著者
土井寿夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
194 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1981年3月20日 
ISBN
ISBN978-4-2 
Cコード
 
ジャンル
一般書/歌集・詩集・句集
 
内容
中村憲吉、土井文明、斎藤茂吉等を知り、扇畑忠雄、近藤芳美氏らと交わった著者の交友録で歌論集。
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現代日本文学の旗手たち 

著者
足立悦男 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
246 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
1980年12月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-108-8/ISBN4-87440-108-2 
Cコード
C1095 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉 一般書/文芸評論
 
内容
戦後登場の作家、詩人、歌人の作風を社会との関連で解説。高橋和巳、倉橋由美子、吉本隆明、大岡信、富岡多恵子、鈴木志郎康、塚本邦雄ほか。
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愛の文学選 

著者
森本 穫 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
209 
定価
1,320円 (本体1,200円 )
発行日
1980年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-033-3/ISBN4-87440-033-7 
Cコード
C1095 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉 一般書/文芸評論
 
内容
男女の愛をテーマにした作品と作家を紹介する文入門書。森鴎外、谷崎潤一郎、太宰治、田山花袋、井伏鱒二他。
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高校対象 高校言語教育の実際 話すことを主にして

著者
梅下敏之 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
282 
定価
3,850円 (本体3,500円 )
発行日
1980年9月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-034-0/ISBN4-87440-034-5 
Cコード
C3081 
ジャンル
国語・漢文教育〈話し言葉教育〉
 
内容
高校における話すことの教育/スピーチの学習指導/対談・インタビュー・問答の学習指導/会議・討議の学習指導/座談会の学習指導/朗読の学習指導。聞くこと・話すことの実践記録。
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中等国語教育論攷 

著者
山根安太郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
260 
定価
3,080円 (本体2,800円 )
発行日
1980年5月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-051-7/ISBN4-87440-051-5 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
広島高師附属中学校時代15年間の実践研究の論考9篇に戦後執筆の1篇を入れる。文と語の相関性と解釈、富士谷御杖の思惟とその態度、国語講読指導の方法、ほか。
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福岡県国語教育史研究 

著者
浜本純逸 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
286 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1980年3月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-027-2/ISBN4-87440-027-2 
Cコード
C3037 
ジャンル
国語・漢文教育〈国語教育史〉
 
内容
東の長野に西の福岡と知られた福岡県の国語教育史。明治40年代の作文教育、堤政俊の文芸的綴り方教育、角虎夫の思想と実践、ほか今日に繋がる教育の実像。
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南山の雨 

著者
藤井素臣 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
1979年12月8日 
ISBN
ISBN978-4-87440-458-4/ISBN4-87440-458-8 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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釣針史料集成 

著者
勝部直達 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
334 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1979年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-074-6/ISBN4-87440-074-4 
Cコード
C0076 
ジャンル
一般書/実用・趣味
 
内容
古代から明治時代までの史料。釣針史資料(釈名、基本型釣針、擬餌針)、釣針史年表、釣針師人名録。
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一、釈 明

二、基本型釣針
(一)呼称名及び種類
(二)各部名称
(三)釣針師及び釣道具屋
(四)製法・材料
(五)性能及び評語
(六)価格及び生産高

三、疑餌針
(一)蚊針
(二)角(つの)
(三)餌木
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外国語教育の原点 調査と論考

編著
片柳 寛 
シリーズ
 
助成
 
判型
B5 
ページ
214 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
1979年11月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-001-2/ISBN4-87440-001-9 
Cコード
C3082 
ジャンル
言語学〈英語・その他〉
 
内容
「外国語言語学」への提言、外国語とのかかわりについて、外国語学習の諸要件、外国語教育としての英語のカリキュラム、英語科カリキュラムのためのプログラミング、ほか。
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IN SEARCH OF DRYDEN'S LANGUAGE 

著者
入江啓太郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
118 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
1979年7月31日 
ISBN
ISBN978-4-87440-002-9/ISBN4-87440-002-7 
Cコード
C3098 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
DRAMATIC ENGLISH/SENTENCE STRUCTURE IN JOHN DRYDEN'S EARLIER PROSE/NEWER METHOD FOR DESCRIPTION OF SENTENCE(英文)
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ヒロシマに、なぜ 

著者
小倉 薫 
シリーズ
 
助成
 
判型
A6 
ページ
238 
定価
1,078円 (本体980円 )
発行日
1979年7月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-079-1/ISBN4-87440-079-5 
Cコード
C1095 
ジャンル
一般書/紀行・歴史読み物
 
内容
広島市長室次長として来訪の外国要人の案内をつとめたその印象と人物評。ニクソンほか19人。
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半月に頬を寄せて 

著者
石井三郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-335-8/ISBN4-87440-335-2 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
渓水社で購入する
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食が人を支配する 

著者
山内義治 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-306-8/ISBN4-87440-306-9 
Cコード
 
ジャンル
労働・福祉・生活 一般書/随筆
 
内容
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児童の学習動機の規定因 

著者
神谷ゆかり 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
136 
定価
1,650円 (本体1,500円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-301-3/ISBN4-87440-301-8 
Cコード
 
ジャンル
教育〈幼児・児童教育〉
 
内容
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日本文学語学論考 

著者
蔵野嗣久  
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
124 
定価
3,300円 (本体3,000円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-293-1/ISBN4-87440-293-3 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉 国語・漢文教育〈文学教育〉
 
内容
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原始の川 

著者
穐山 護  
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-282-5/ISBN4-87440-282-8 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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価値哲学試論 

著者
和佐谷維昭 
シリーズ
 
助成
 
判型
B6 
ページ
200 
定価
1,760円 (本体1,600円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-277-1/ISBN4-87440-277-1 
Cコード
 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
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頭の中の休憩室 

著者
河野昌之 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-272-6/ISBN4-87440-272-0 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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文学教材の実践研究文献目録1巻 

著者
関村亮一他 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
300 
定価
3,630円 (本体3,300円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-257-3 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
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アメリカの国語教育 

著者
森田信義 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-256-6/ISBN4-87440-256-9 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
内容
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芸備俳諧資料集3 

著者
下垣内和人 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
300 
定価
5,280円 (本体4,800円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-192-7/ISBN4-87440-192-9 
Cコード
C3095 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
内容
芸備地方俳諧資料一般を翻刻。解説。歳旦(享和三年、文化十年)やまかづら(文化十四年、文政十一年、十二年)、郡山集、五月雨集、ゆふかほ集、おきな集、ほか。
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落葉樹 第二部 ―医科大学の二つの時代―

著者
大野俊三 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-123-1 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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落葉樹 第一部 ―医科大学の二つの時代―

著者
大野俊三 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-122-4 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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図解要説 教育原理 

著者
山崎英則 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-120-0 
Cコード
 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
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砂漠の中の涸れた河 

著者
斎木寿夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-116-3/ISBN4-87440-116-3 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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十菊新抄 

著者
頼 桃三郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
A6 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-115-6/ISBN4-87440-115-5 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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沙漠都市 

著者
斎木寿夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-114-9/ISBN4-87440-114-7 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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流れてやまず 

著者
小久保均 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-112-5/ISBN4-87440-112-0 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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太田川は流れる 

著者
中井正文 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-111-8/ISBN4-87440-111-2 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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ゲヘナの火 

著者
斎木寿夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-110-1/ISBN4-87440-110-4 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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釣針図譜 

著者
中村利吉/復刻 
シリーズ
 
助成
 
判型
美濃六七丁和綴本 
ページ
 
定価
22,000円 (本体20,000円 )
発行日
1978年10月20日 
ISBN
ISBN978-4-87440-075-3/ISBN4-87440-075-2 
Cコード
C0076 
ジャンル
一般書/実用・趣味
 
内容
旧藩時代から明治初期にかけて使用されていた釣針を原寸大で正確に彩色図に描いたもので、収録は71種879図。
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附属

『釣針図譜』解題
 一、原本の体裁
 二、『釣針図譜』の類書
 三、著作年代および著作者考
 四、内容について 
 五、価値

中村利吉人物評語及び年譜

釣針図補遺
 柳楢悦「鯣ノ説」
 中村利吉「漁釣具の図及其説明」
 農務局編『水産博覧会第一区第一類』
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権力の本質 

訳者
丹藤浩二[A.G.ウッドヘッド著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
214 
定価
1,980円 (本体1,800円 )
発行日
1975年12月1日 
ISBN
ISBN978-4-87440-016-6 
Cコード
 
ジャンル
歴史・考古・民族/欧米
 
内容
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黒雨 

著者
斎木寿夫 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-106-4/ISBN4-87440-106-6 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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資料'82反核 

著者
ひろしまをよむ会 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
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発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-105-7/ISBN4-87440-105-8 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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水薦苅 

著者
飯島宗一 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-104-0/ISBN4-87440-104-X 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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おかめはちもく 

著者
藤井成之 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-103-3/ISBN4-87440-103-1 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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奥出雲のことば 

共著
糸原正徳・友定賢治 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
164 
定価
4,400円 (本体4,000円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-093-7/ISBN4-87440-093-0 
Cコード
C3088 
ジャンル
言語学〈日本語〉
 
内容
奥出雲地方の方言を収録。アクセント、共通語訳、品詞、分布、例文を示した方言辞書。『島根県方言辞典』(島根方言学会)を補うものとして重宝される。
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道化の断章 

著者
金尾博行 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-089-0/ISBN4-87440-089-2 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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教育に燃えて 

著者
西本 巌  
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
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発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-087-6/ISBN4-87440-087-6 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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リラックス分析 

著者
金本和孝 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
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発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-086-9/ISBN4-87440-086-8 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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性格の病 

著者
金本和孝 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
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発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-085-2/ISBN4-87440-085-X 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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うすきいのちの記録 

共著
山崎敦子・義治 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
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発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-082-1/ISBN4-87440-082-5 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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なないろの村から 

著者
中野幸男 
シリーズ
 
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判型
 
ページ
 
定価
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発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-081-4/ISBN4-87440-081-7 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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ひとりひとりの教育 

著者
安田正夫  
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
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発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-080-7/ISBN4-87440-080-9 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈総論〉
 
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広島文学ノート 

著者
川村盛明 
シリーズ
 
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ページ
 
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発行日
\ 
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ISBN978-4-87440-078-4/ISBN4-87440-078-7 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
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広島県上下町昔話集 

著者
広島女子大学国文学科 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
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発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-072-2/ISBN4-87440-072-8 
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歴史・考古・民族/日本
 
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近世の身分制 

著者
 
シリーズ
 
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\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-070-8/ISBN4-87440-070-1 
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ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
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影印 田植草子集 

著者
 
シリーズ
 
助成
 
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\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-067-8/ISBN4-87440-067-2 
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ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
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幸若舞曲集(二) 

著者
広島女子大学国文学科 
シリーズ
 
助成
 
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\ 
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ISBN978-4-87440-066-1/ISBN4-87440-066-3 
Cコード
 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
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幸若舞曲集(一) 

著者
広島女子大学国文学科 
シリーズ
 
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\ 
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ISBN978-4-87440-065-4/ISBN4-87440-065-5 
Cコード
 
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芸備わらべうた歌詞集 

著者
広島女子大学国文学科 
シリーズ
 
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発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-064-7/ISBN4-87440-064-7 
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ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
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農業社会の食生活語彙 

著者
町 博光 
シリーズ
 
助成
 
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発行日
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ISBN978-4-87440-063-0/ISBN4-87440-063-9 
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歴史・考古・民族/日本
 
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芸備風流踊り歌集 

著者
広島女子大学国文学科 
シリーズ
 
助成
 
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ページ
 
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\ 
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ISBN978-4-87440-062-3/ISBN4-87440-062-0 
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歴史・考古・民族/日本
 
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芸備口説音頭集 

著者
広島女子大学国文学科 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
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発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-061-6/ISBN4-87440-061-2 
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歴史・考古・民族/日本
 
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ゲルマン社会史の研究 

著者
坂田正二 
シリーズ
 
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判型
 
ページ
 
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発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-058-6/ISBN4-87440-058-2 
Cコード
 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
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広島県の少年非行とその対策 

他著
松本真一  
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
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発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-057-9/ISBN4-87440-057-4 
Cコード
 
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一般書/随筆
 
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近代真宗の展開と安芸門徒 

著者
熊田重邦 
シリーズ
 
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判型
A5 
ページ
 
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\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-056-2/ISBN4-87440-056-6 
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ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
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感潮河川の貝類 

著者
新川英明 
シリーズ
 
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判型
 
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発行日
\ 
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ISBN978-4-87440-054-8/ISBN4-87440-054-X 
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生命・環境・自然
 
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話しことば入門 

著者
村上幸子 
シリーズ
 
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ページ
 
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発行日
\ 
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ISBN978-4-87440-052-4/ISBN4-87440-052-3 
Cコード
 
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国語・漢文教育〈話し言葉教育〉
 
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児童文化の理論と実際 

著者
 
シリーズ
 
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判型
 
ページ
 
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発行日
\ 
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ISBN978-4-87440-047-0/ISBN4-87440-047-7 
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教育〈幼児・児童教育〉
 
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話しことば教育史研究 

著者
 
シリーズ
 
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ページ
 
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発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-045-6/ISBN4-87440-045-0 
Cコード
 
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国語・漢文教育〈話し言葉教育〉
 
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文学教材指導法の研究 

著者
萬屋秀雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
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発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-041-8/ISBN4-87440-041-8 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
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近代日本文学 

他著
田辺健二 
シリーズ
 
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判型
 
ページ
 
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発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-039-5/ISBN4-87440-039-6 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
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現代ギリシア短編小説選集 

著者
関本 至 
シリーズ
 
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判型
 
ページ
 
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発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-038-8/ISBN4-87440-038-8 
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文学・語学/欧米〈文学〉
 
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日記指導の実際 

著者
金城勝代 
シリーズ
 
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判型
 
ページ
 
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発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-035-7/ISBN4-87440-035-3 
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国語・漢文教育〈作文・表現教育〉
 
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漢詩解釈試論 

著者
 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
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発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-031-9/ISBN4-87440-031-1 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈古典・漢文教育〉
 
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漢文教育序説 

著者
 
シリーズ
 
助成
 
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ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-030-2/ISBN4-87440-030-2 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈古典・漢文教育〉
 
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漢語漢文の世界1 

著者
三迫初男 
シリーズ
 
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A5 
ページ
 
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発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-029-6/ISBN4-87440-029-9 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/アジア〈語学〉
 
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相対の文学 

著者
山碕雄一 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
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-円 (本体-円 )
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\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-028-9/ISBN4-87440-028-0 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/日本〈文学〉
 
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国譲り神話の周辺 

著者
畠山兼人 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-026-5/ISBN4-87440-026-4 
Cコード
 
ジャンル
歴史・考古・民族/日本
 
内容
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ピアノの勉強、その心得 

著者
石川正司  
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-024-1/ISBN4-87440-024-8 
Cコード
 
ジャンル
教育〈音楽・美術〉
 
内容
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青年期の性教育 

著者
小笠原延  
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-023-4/ISBN4-87440-023-X 
Cコード
 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
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教育汚職 

著者
平田宗史 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-022-7/ISBN4-87440-022-1 
Cコード
 
ジャンル
教育〈教育学〉
 
内容
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行政人事管理論 

著者
板垣 綬 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-021-0/ISBN4-87440-021-3 
Cコード
 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
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民宿立地論 

著者
白沢恵一 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-020-3 
Cコード
 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
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地域経済と小売商業 

著者
白沢恵一 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-019-7 
Cコード
 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
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消費経済の展望 

著者
白沢恵一 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-018-0 
Cコード
 
ジャンル
政治・経済・法律
 
内容
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価値哲学序説 

著者
和佐谷維昭 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-015-9 
Cコード
 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
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平和の原理 

著者
宇野正三 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-014-2/ISBN4-87440-014-X 
Cコード
 
ジャンル
哲学・宗教
 
内容
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シェイクスピア 

著者
松元 寛 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-013-5/ISBN4-87440-013-2 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
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フランス鉄道時代の作家たち 

著者
壇上文雄  
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-012-8/ISBN4-87440-012-4 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
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アルフレッド・ド・ヴィニー研究 

著者
田中隆二 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-011-1/ISBN4-87440-011-6 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
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黒い森での死 

訳者
余川文彦[R・ゲング著] 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-010-4/ISBN4-87440-010-8 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
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象牙とチョーク 

著者
松元 寛 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-87440-009-8/ISBN4-87440-009-4 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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モダニズム文学と現代イギリス文化 

著者
大石俊一 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-86327-007-4 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
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漢文の教材研究11冊セット 

著者
 
シリーズ
 
助成
 
判型
A5 
ページ
 
定価
0円 (本体0円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-1 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈漢文教育〉
 
内容
11冊セット。生き生きした漢文教育のための座右の書としてぜひお備えください。
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残酷な場所 

著者
小久保均 
シリーズ
 
助成
 
判型
四六 
ページ
228 
定価
2,200円 (本体2,000円 )
発行日
1975年9月25日 
ISBN
ISBN978-4-87440-107-1/ISBN4-87440-107-4 
Cコード
C0093 
ジャンル
一般書/小説・童話
 
内容
敗戦後の混迷期をへて少年から大人にいたるまでの心象風景を描く13篇。
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わたしの東アジア 

著者
石田米孝 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-17 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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かげろう 

著者
吉野光彦 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-16 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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文学教材の実践研究文献目録3巻 

著者
浜本純逸他 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-15 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
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文学教材の実践研究文献目録2巻 

著者
関村亮一他 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-14 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
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文学教材の実践研究文献目録FD版 

著者
関村亮一他 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-13 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈文学・教材研究〉
 
内容
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播州針 

著者
勝部直達 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-12 
Cコード
 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
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テグス文化史 

著者
勝部直達 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-11 
Cコード
 
ジャンル
労働・福祉・生活
 
内容
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RCSアプローチ・英語・日本語の分析 

著者
安仁屋宗正 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-10 
Cコード
 
ジャンル
文学・語学/欧米〈文学〉
 
内容
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国語科授業論叙説 

著者
大西道雄 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-8 
Cコード
 
ジャンル
国語・漢文教育〈実践史・実践研究〉
 
内容
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潮騒に紡ぐ 

著者
野上久人 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円 )
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-7 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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折々の言葉 校長から生徒へ

著者
田中一郎 
シリーズ
 
助成
 
判型
 
ページ
 
定価
-円 (本体-円)
発行日
\ 
ISBN
ISBN978-4-4 
Cコード
 
ジャンル
一般書/随筆
 
内容
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